「マジで最高だわ」男性に自信を与える【最高彼女】の特徴男性が「彼女がいるから頑張ろう」「離れたくない、彼女と一緒にいたい」という感情を抱く女性には特徴があります。今回は、男性が自己肯定感が上がったと感じたエピソードとともに、そのような女性の特徴を明らかにします。男性を労わり、励まし、褒める「会社で部署が変わり、新しい環境での仕事にプレッシャーを感じていましたが、彼女は僕の頑張りを毎回ほめてくれるんです。『逃げ出さずに立ち向かっているのはすばらしい』『細かいことにこだわるあなたはこの仕事にピッタリだと思う』といった言葉をかけてくれます。自分のことをほめてくれる彼女と一緒にいると、どんどん自己肯定感が増してきますね」(28歳/男性)男性は、仕事に自信をもちたいと思っていることが多いです。そのため、頑張りを認めてほめてくれる女性は、男性にとって癒やしの存在となるでしょう。男性を信頼し、たまにはワガママを言う「彼女はときどきワガママを言うことがありますが、私はそれをかわいいと思っています。ワガママを言えるのは、彼女が私を信頼しているからだと思うのです。だから、私は彼女のワガママを叶えて彼女を幸せにするために頑張りたいと思います」(27歳/男性)相手を信頼していることが伝わっていると、ワガママを言ったときに男性はかわいいと感じてくれるかもしれません。そして自分を信頼している女性の望みをかなえられると、男性の自己肯定感も上がるかもしれませんね。常に笑顔を絶やさず肯定する「常に笑顔で話を聞いて肯定してくれる女性は、理想的なパートナーだと思います。彼女がいつも笑顔で肯定してくれると安心でき、自信もつくからです」(31歳/男性)いつも笑顔で肯定してもらえると、男性は自信をもつことができます。相手の話を笑顔で聞いて、自信をもってもらえるような言葉をかけられるといいですね。相手を高められる女性に自己肯定感を高めてくれるような人と一緒にいられたらうれしいですよね。男性が自信をもてるような言動を心がけてみるのもいいかもしれません。(愛カツ編集部)
2024年03月09日皆さんは、良かれと思ってやったことが裏目に出てしまったことはありますか?今回はおせっかいの範疇を越えてしまった『義母のせいで結婚式を中止にした話』を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!義母のせいで結婚式を中止にした話主人公は、いとこが花婿として挙げる結婚式に参列していました。すると、指輪を用意していないはずの花婿が、サプライズで花嫁に指輪を渡したのです。しかし、その指輪は花婿が義母と一緒に用意したものでした。そのことを知ると、花嫁は指輪を投げ捨て泣きだし、控室に戻ってしまいます。花嫁の行動を疑問に思った主人公は、花嫁のところへ。誰も話を聞いてくれず…出典:エトラちゃんは見た!出典:エトラちゃんは見た!花嫁は泣きながら、結婚式のすべてを決めてしまった義母に嫌悪感をもっていると話し始めました。しかし、周りに相談しても誰も話を聞いてくれず…。せめて指輪だけは2人で決めようと話をしていたのに、約束を破られ、耐えられなくなった花嫁は結婚式を中止し、離婚してしまったのでした。度が過ぎるおせっかい義母のおせっかいを受けた花嫁を、不憫に思ってしまいますね。思わず、花嫁の幸せを祈ってしまうエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年05月14日余命半年の花婿とそのパートナーが互いへの愛を尽くし、日々を懸命に生きる姿が心を打つ感動ラブストーリー『オール・マイ・ライフ』。この度、本作が12月4日(金)よりTOHOシネマズ日比谷にて期間限定上映されることが決定した。ジェンとソルは、スウィートで楽しいことが大好きな婚約したてのカップル。しかし、ソルが末期の肝臓がんと診断され、余命半年を宣告されたことから、来年夏に計画していた結婚式は実現不可能となってしまう。刻一刻と迫りくる時間との戦いの中、友人や家族はあきらめていた結婚式を2週間で実現するためにクラウドファンディングを開始。世界中の感動を呼んで注目を集めることとなり、彼らを一緒に祝おうと心優しい支援が集まることになる。誰よりも今日を大切に、1日1日を人生最高の日にしようと残された日々を生きる2人――。本作は、奇跡の実話を基にした心温まる感動のラブストーリーだ。予告編では、2人の幸せそうな日々やプロポーズといった笑顔あふれるシーンが前半で描かれるが、一転、後半では病院で検査を受け、病気が見つかったと知らせるシーンが映し出されている。今回の公開にあたり、物語のモデルとなったジェン・カーターは「プロポーズされた年に、ソルは肝臓がんと診断されました。私たちはごく普通の人間で、とても異常な状況に置かれてしまいました。私たちは、ソルの癌が私たちにもたらした恐怖に屈するか、残された時間を最大限に活用して、与えられた愛情と援助を惜しみなく受けながら前に進むかの選択を迫られました」とふり返り、「人生に与えられた試練を受け止め生かす方法を見つけた彼はいつも世界に全力を尽くした人であり、彼が必要としている時には、世界がそれにきちんと応えてくれたのです。この映画を通して、私たちの物語を世界と共有できることを光栄に思います」とコメントしている。ジェン役は『ハッピー・デス・デイ』『ハッピー・デス・デイ 2U』でヒロインを演じたジェシカ・ロース。余命半年を宣告されたソル役は「glee/グリー」のハリー・シャムJr。監督は、『ヒューマン・キャピタル』のマーク・マイヤーズが務めた。『オール・マイ・ライフ』は12月4日(金)~10日(木)TOHOシネマズ日比谷にて限定上映。(cinemacafe.net)
2020年11月06日多様な人種や文化が混在するいまのフランスを、4人の娘たちの国際結婚を通じて描いた『最高の花婿』の続編『最高の花婿 アンコール』。この度、新たな騒動が巻き起こる予告編とポスタービジュアルがシネマカフェに到着した。2019年フランス映画興収NO.1となった本作は、カトリックで保守的なヴェルヌイユ夫妻の4人の娘たちが、アラブ系、ユダヤ系、中国系、そしてコートジボワール系とそれぞれ結婚した“多国籍ファミリー”のその後を描く4年ぶりの最新作。この度解禁された予告編では、なんとかまとまりを見せていたヴェルヌイユ家の異文化家族に新たな問題が勃発。それは、4人の娘たちのカップル全員が海外移住を計画していることだった。「アラブ系は、コートを着ていると爆弾犯と思われる」「中国系は襲われるターゲットとされやすい」など、婿たちはそれぞれにフランスでの居場所について、悩みを抱えていたのだ。孫たちと離れ離れになることに耐えられないヴェルヌイユ夫妻は、家族離散を阻止するための“フランス引き留め大作戦”を開始。世界遺産であるロワールの古城ツアーや、洞窟ワイナリー巡りを敢行。その一方で、孫たちに「帰りたいというんだよ」とこっそりと吹き込み、ハイタッチする様子などがテンポよく楽しく描かれる。移民に対する差別や偏見など異文化問題を背景に、世界共通の「孫に会いたい」「家族と一緒に過ごしたい」という夫妻の思いが浮かび上がる、何とも微笑ましい予告編だ。また、ポスタービジュアルではロワール地方の豪華な古城を背景に、笑顔を見せる4人の娘たちカップルと、不安げな表情のヴェルヌイユ夫妻、そして4女ロールの夫シャルルの両親が険しい表情を浮かべる姿があり、家族が直面していく様々なドラマを予感させるものとなっている。『最高の花婿 アンコール』は3月27日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:最高の花婿 アンコール 2020年3月27日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開© 2018 LES FILMS DU PREMIER - LES FILMS DU 24 - TF1 FILMS PRODUCTION
2020年01月20日フランスで大ヒットし、日本でも話題を呼んだ『最高の花婿』の続編『最高の花婿 アンコール』が、2020年3月27日(金)より全国順次公開されることが決定した。世界145か国で公開され大ヒットした『最高の花婿』の続編となる本作は、人種や文化の違いから巻き起こる騒動を笑いと涙を織り交ぜて描く多国籍ファミリーの最新作。カトリックで保守的なヴェルヌイユ夫妻の4人の娘たちがそれぞれ、アラブ系、ユダヤ系、中国系、そしてコートジボワール系と結婚したことから巻き起こる異文化・異宗教の家族問題を、たっぷりの笑いとユーモアで描いた、愛のパワーがぎっしり詰まった物語。本作では、移民であることでパリでの生活や仕事に悩みを抱える婿たちが全員、海外へ移住を計画!家族が世界中に離れ離れになることに耐えられないヴェルヌイユ夫妻は、婿たちを引き留める作戦に出るのだが…。来年2020年にオリンピック開催を控える日本では、2019年度の訪日外国人数は9月時点で2000万人以上を記録し、在留外国人数も昨年度は約273万人と過去最高を記録(※法務局調べ)。先日のラグビーワールドカップでも多様なルーツを持つ選手たちが「ONE TEAM」となって活躍する姿は記憶に新しく、私たちがいま大切にすべき、人生が豊かになるヒントがたくさん詰まっているといえそうだ。前作に続き、フランスで大ヒットした本作には、「続編は2014年の前作よりもさらに良い出来。展開も面白い」(フィガロ)「フィリップ・ドゥ・ショーヴロン監督がさらに上質な続編を撮った」(ル・モンド)と海外での評判も好調。フランスを代表する名優クリスチャン・クラヴィエやシャンタル・ロビーが演じるヴェルヌイユ夫妻の軽快なかけあいは本作でも健在で、かわいい孫たちと離れ離れになるのに耐えられず、子どもたちをフランスに引き留める作戦を立てる姿は笑いを誘う。そして『最高の花婿』の大ヒット以後、出演者の活躍も華々しく、『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』でヒロインを務める注目株のエロディー・フォンタン(4女ロール役)、『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』にも出演するフレデリック・チョウ(3女の夫、シャオ役)など話題作にひっぱりだこ。前作から続投するフルキャストによる再競演も楽しめる。『最高の花婿 アンコール』は2020年3月27日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月11日突然ですが、彼氏に「自分史上、最高の彼女だ!」と思われたくないですか?けど、どうすれば史上最高になれるか……謎ですよね。そこで今回は、彼史上最高の彼女になるためのコツをご紹介します。■ 彼の“好き”を提供自分の好きなモノを提供してくれる相手というのは好感もあるし、離れたくないもの。そう、彼の最高の彼女になりたいのなら、彼の“好き”をたくさん知って要所要所で提供しましょう。例えば、彼が甘党ならたまに手作りのお菓子をあげるとか、アニメが好きなら誕生日や記念日に関連グッズ、ゴルフ好きならボールをプレゼントするとかね。他にもマッサージ好きの彼にマッサージしてあげるのも彼からしたら最高でしょう。“好き”を提供してくれる彼女はやっぱり大事だし最高ですよ。■ 多くを期待しない、見返りを求めない彼氏に「なんでLINEの返信くれないの?」「忙しい忙しいって、いつ会えるの?」と責めるように言ってしまう子もいるでしょう。ですが、それでは彼の中に罪悪感が増え、徐々に気持ちが冷めていったり……。最高の彼女を目指すのなら、多くを期待せず、彼のために何かしてあげても見返りを求めないことです。なんでしょう、母親のように無償の愛を自然に注げる彼女になってください。多くを期待しない、見返りを求めない、もそうですが基本的には彼の味方で、辛い時もはそっと支えるのも大事です。聖母マリアのようになれば、彼だってあなたの元から離れないですから。まぁ……期待せず無償の愛を注ぐって結構難しいですが、彼よりも恋愛温度を下げて少し冷静でいればきっと多くを期待しないし見返りも求めないかと。だいたい多くを期待して、見返りを求める子は、彼よりも恋愛温度が高く、暴走している状態なのでね。■ 一緒に思い出をたくさん作るあとは一緒の思い出をたくさん作るのも大事です。「もう2年付き合っているけど、思い出という思い出がない……」って、結構寂しくないですか?思い出が全然ないって、相手に対する情はあっても、愛情とか執着とか、そういう感情は薄いですよね。筆者の知人夫婦が共働きで、ふたりとも忙しい人なのですが、結婚3年目で「思い出がない」と気づき、すれ違いもあってか離婚しました。やっぱり関係を続けるうえで思い出って大事なんだなぁと……。忙しい彼を持つとなかなか出かけられず、思い出も作りにくいかと思いますが、記憶に残る思い出が作れるようなデートを心がけたほうが、きっと彼の脳内にもあなたの存在が深く刻まれるかと。■ できる限り最善を尽くす!史上最高の彼女に近づきたいのなら、『彼はどういう時に喜んでくれるか』などを考えて行動してみましょう。身を削る必要はないですが、できる限り最善は尽くしたほうがいいですね。で、もし仮にお別れになったとしても、あなたに後悔はないだろうし、彼も彼であなたのことを忘れられず戻ってきたりしますから。(美佳/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年09月25日2014年にフランスで公開され興行収入No.1大ヒットを記録、日本でも話題を呼んだホーム・コメディー『最高の花婿』が1月8日(月)今夜、日本テレビ系「映画天国」枠で放送されることになった。本作は“異人種間結婚”が世界有数というフランスならではのテーマを扱ったこともあって、公開されるや口コミで火が付きフランス映画歴代動員記録ベスト10入りも果たす大ヒットに。日本をはじめ世界じゅうで公開された話題作。フランスのロワール地方に暮らすヴェルヌイユ夫妻には、他人に相談できない悩みがあった。3人の娘が次々とアラブ人、ユダヤ人、中国人と婚約し、各国の宗教儀式や食事のルールに疲れ果てていた。そんなとき、最後の望みだった末娘がカトリック教徒の男性と婚約。大喜びもつかの間、現れたのはコートジボワール出身の青年だった。しかもフランス人嫌いの彼の父親は大反対!異文化だらけの家族に愛と平和は訪れるのか…というストーリー。出演はクリスチャン・クラヴィエ、シャンタル・ロビー、サリマタ・カマテ、エミリー・カーン、フレデリック・チョウほか。監督のフィリップ・ドゥ・ショーヴロンは自身もアフリカ出身の女性と結婚、実兄もアフリカ北部マグレブ系の女性と結婚しており、監督の実体験も本作に盛り込まれているそう。日本公開当時、シネマカフェのインタビューでフィリップ監督は「そもそも、フランス映画でイスラム、ユダヤ、中華系の移民コミュニティが肯定的に描かれることはあまりない。だから、僕が肯定的に描いて行こうと思ったんだよ」と本作を手がけた背景を語り、「この映画を通して伝えたかったことは、何があっても負けずに、障害や問題を乗り越える人間の強さ」と作品に込めたメッセージを語っていた。様々な問題を乗り越え多様な人々が共に歩もうとするフランスのいまを、誰もが楽しめるコメディタッチで描いた本作を、この機会に改めて楽しんでみてはいかが?映画天国『最高の花婿』は、1月8日(月)25時59分~日本テレビで放送。(笠緒)
2018年01月08日「ぴあ」調査による2016年3月18日、19日のぴあ映画初日満足度ランキングは、フランスで大ヒットを記録した結婚にまつわるコメディ・ドラマ『最高の花婿』がトップに輝いた。2位に総勢44人のプリキュアがバトルを繰り広げる劇場版第20作『映画プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!』、3位に頑固な和紙職人と韓国人女性の心の交流を描いた石倉三郎の初主演映画『つむぐもの』が入った。その他の画像1位の『最高の花婿』は、様々な人種や宗教が混在するフランスを舞台に、娘の国際結婚をめぐる騒動を描いた作品。ロワール地方に暮らすヴェルヌイユ夫妻には4人の娘がいるが、そのうち3人がそれぞれアラブ人、ユダヤ人、中国人と結婚をしており、異文化交流に疲れ果てていた。夫妻は末娘に最後の希望を託していたが、末娘がコートジボワール出身の黒人青年と婚約したことから、家族にさらなる混乱が巻き起こる様を描く。出口調査では「人種の難しい問題もユーモアたっぷりに描かれている」「移民問題というヨーロッパにとっては現代的な問題が、明るいトーンで解決に向かっていくところがよかった」「後味もよく、すっきりと明るい映画」と好評を集めた。国際結婚や異文化交流などの難しいテーマを扱いながらも、明るい作風で観客を魅了した本作。もちろん、家族や結婚といった普遍的な人間ドラマも感動的だったようで、「子供や姉妹の幸せを願う姿に共感」「親の世代から子の世代にかけて、宗教や結婚への思想の変化が興味深い」「深いところで人間は理解し合えるという作り手の思いが伝わってきた」といった感想も寄せられた。そのほかにも「ブルジョワ階級の暮らしぶりが興味深かった」「料理やフランスの景色も素晴らしく、女性たちも美しかった」などの声も寄せられ、様々な魅力が詰まった作品だったことが伺える。(本ランキングは、3/18(金)、19(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『最高の花婿』公開中
2016年03月22日本国フランスで、5人に1人が観たという大ヒット映画『最高の花婿』。フランスのロワール地方に暮らす、典型的なブルジョワ階級のヴェルヌイユ夫妻は、3人の娘たちがアラブ系、ユダヤ系、中国系の移民2世と結婚し、ちょっとした異文化摩擦に直面していて混乱中。末娘くらいはカトリック教徒と結婚して欲しいと望みを託していたものの、連れてきた相手は…。タブーぎりぎりの人種&異文化ネタ、そして笑いと涙を盛り込んで描かれるのは、いま、混迷を深める世界が知りたい、全人類が平和的に共存するための大きなヒント。ここには、違いを知り、尊重することで、人生が喜びに満ちていく様がコメディタッチで描かれているのです。久々に大笑いした本作の秘密を探ろうと、来日したフィリップ・ドゥ・ショーヴロン監督を直撃してきました。本作のきっかけとなったのは、あるフランスの統計を知ったことだったと言います。「僕が見た統計資料によると、フランスは人種間混合結婚で世界一だというんだ。別の調査資料では、20%近くが異なった民族・人種・宗教間での結婚という数字が出ている。ほかのヨーロッパ諸国では、わずか3%に過ぎないというんだ」では、この作品はフランス社会の縮図なのでしょうか。「喜劇だから誇張したところはある。ただ、夫婦は地方のブルジョワ保守主義者たちの典型だ。でも、花婿たちは移民たちの代表でもない。社会的には成功しているからね。今回は、ブルジョワ家庭出身の娘たちと移民二世の息子たちが結婚するストーリーなので、社会的な階層もそれほど離れていない者たちを描くことになったんだ。ひょっとすると、階層が違えばもっと難しい問題が出てくるかもしれない。そもそも、フランス映画でイスラム、ユダヤ、中華系の移民コミュニティが肯定的に描かれることはあまりない。だから、僕が肯定的に描いて行こうと思ったんだよ」劇中には、婿たちが互いの文化をからかい合い喧嘩になるというシーンも。タブーぎりぎりの表現が多いものの、人々がなかなか口にできない本音を代弁しているようで、かえって誠実な作品という印象を抱きます。ただ、制作側としては、どこまで描いていいものか、判断は難しかったはず。「確かに、シナリオを書いている段階から、これはタブーなのかなと考えるシーンもあったんだ。最初はおそるおそる卵の上を歩く様な感じだったな。ただ、共同脚本家とは、この段階で自己検閲してしまったら映画は面白くならないだろうと話したんだ。根底に善意があり、キャラクターが魅力的で、役者におかしみがあれば、きっと上手くいくはずだと一種の賭けに出た。すると、ふたを開けてみたら大成功というわけだよ」監督の意図したところを、観客はしっかり汲み取ったというわけです。「白人の知識階級から、ちょっとクレームがあったくらいかな(笑)。移民のコミュニティからのクレームはなかった。伝えようとしているメッセージそのものはポジティブだからね」白人の知識階級からあったクレームとは?「保守層からは、まるで人種を混成させることがすべていいかのように描いていて短絡的すぎる、左派からは差別的だと言われたよ。それぞれ気に入らないところがあったんだろうけど、少数派だね。聞く耳を持たない人たちに特に反論はしないよ。大方のフランス人たちは、きちんとメッセージを受け取ってくれた。嬉しいよ」4人の婿には、フランス人でありながら、文化背景が違う俳優たちが集まりましたが、撮影中の雰囲気はどうだったのでしょう。「花婿役には、初めて仕事を一緒にする俳優ばかりがキャスティングされた。でも、タブーぎりぎりのちょっと差別的な発言を交わす仲間として、あっという間に共犯者意識を共有することができたんだ。これはすごい驚きだったよ。花婿には、ユーモアがあって男性的にも魅力的な人物であってほしかったから、それを念頭に置いてキャスティングしたんだ。父親が、人種も文化も違うけれど、これだけ魅力的ならばしょうがないか、と思うようにね。ユーモアがあって、魅力的な俳優たちが出演すれば、女性のお客さんも来るかな…なんて下心もあったけれどね(笑)」確かに、4人の花婿たちは、それぞれが個性的でチャーミング。まるで、各文化圏のイケメン代表といった様子です。自分なら誰を選ぶかな…と、つい意味不明な空想に浸ってしまったりして。そんな楽しみ方も本作の魅力のひとつです。そんな本作を観ていると、違いがあってもそれを乗り越えて人は共存できるのだという希望が見えてきます。カトリックを信仰する伝統的なフランス系中流家庭の出身で、アフリカ系女性との結婚を経験している監督に、異文化間結婚のコツを聞いてみると。「コツは……あまりないかな。愛があれば!まあ、結婚というのは、異文化間でなくても難しいからね(笑)」それにしても、他国に比べて、異文化間カップルが多いなんて、フランスは何が違うのでしょう。「理由の一つとして、フランスが移民を多く受け入れてきた背景があると思う。植民地も多かったからね。イギリスにも植民地政策があったけれど、フランスは同化政策をとっていたから、移民が国に溶け込みやすかったんじゃないかな。だから、異文化間結婚も多いんだと思う」アムール(愛)の国だから、愛に寛容だというところも理由でしょうか?「本質的には、それもあるよ。昔と違って、いまでは気軽に離婚もできるし (笑)。僕たちは、相手を自由に選べる権利を勝ち取っているんだ。だからといって、異文化間結婚を特に奨励しているわけではないんだよ(笑)」つまりは、“愛する人と幸せになろう、誰にでも、その権利がある!”ということ。「そう、それがメッセージなんだ!」映画は観る人や時代によって違った意味が生まれるもの。本作は、2014年に作られた作品ですが、2015年11月13日に起きたパリ同時多発テロ後に公開される日本では、よりパワフルなメッセージを受け取る観客も多いはず。「ほんとうにそうだね。この映画を通して伝えたかったことは、何があっても負けずに、障害や問題を乗り越える人間の強さ。テロのせいで、生き方を変える必要はない。そんなこともこの映画を観て感じ取ってもらえたら嬉しい。テロ後、日本人観光客は激減しているけれど、ぜひフランスに来て、サン・ジェルマン・デ・プレあたりでワインを飲み、ロアール城を訪ねてほしい。それを期待しているよ」(text:June Makiguchi)
2016年03月21日本国フランスでは5人に1人が観たという、2014年の興行収入No.1の国民的大ヒット作『最高の花婿』の予告編がひと足先にシネマカフェに到着した。ロワール地方で暮らすブルジョワのヴェルヌイユ夫妻。3人の娘がユダヤ人、アラブ人、中国人と結婚し、娘たちのために祝福はしたもの、教会で挙式もできずに内心はがっかり。せめて末娘だけは“フランス人”と結婚してほしいと願った夫婦は、パリで暮らす末娘の恋人がカトリック教徒と聞いてほっとする。ところが、末娘が連れて来たのは、コートジボワール出身の黒人青年だったから、家族は結婚に大反対!あげく、相手の父もどうやら結婚に反対のようで――!?本作は、“異人種間結婚”が世界1位というフランスならではのテーマが受け、フランス映画歴代動員記録ベスト10入りも果たした、笑いと涙に溢れた感動作。公開されるや口コミで火が付き1,300万人動員の大ヒットを記録し、既に世界でも145か国で公開となった話題作だ。今回監督と務めたフィリップ・ドゥ・ショーヴロンは、代々続く貴族の家柄のようで、自身もアフリカ出身の女性と結婚。実兄もアフリカ北部マグレブ系の女性と結婚するなど、自身の実体験も本作に盛り込まれているという。そして今回解禁された予告編は、ヴェルヌイユ家の3人の姉たちが中国人、アラブ人、ユダヤ人と相次いで異人種間結婚!「せめて末娘だけはカトリックの婿をとって、教会で結婚を!」と嘆く両親のもとに訪れた末娘のフィアンセとは…?なお、本予告編のナレーションは、ニュージーランド人の夫を持つ坂上みきが担当。外国人に対するステレオタイプな見方や、ちょっとした誤解が生み出すディスコミュニケーションを乗り越えて、ヴェルヌイユ家にハッピーウェディングは訪れるのか!? まずはこちらの映像から、人種や文化の違いを笑いと涙を織り交ぜて描く本作の世界を覗いてみて。『最高の花婿』は2016年3月、恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2015年12月25日結婚式では「花嫁の引き立て役」なんて言われることもある花婿さんですが、礼装で決めた姿はりりりしく、かっこよく見えるものです。ウエディングドレスに比較すると選ぶ形は少なめですが、それでもタキシードやフロックコート、和装であれば紋付き袴など個性に合わせた物を選ぶことができます。ということで、前回の「日本のウエディングドレスのデザイン」に関する質問に引き続き、日本在住の外国人20名に「日本の結婚式における花婿の定番衣装、タキシードのデザインはかっこいいと思いますか?」と質問してみました。■かっこいいです。(タイ/30代後半/女性)■かっこいいと思います。(ドイツ/40代前半/女性)■かっこいいです。(中国/20代後半/女性)■すごくかっこいいです。(フィリピン/40代前半/女性)■かっこいいと思います。(台湾/40代前半/男性)■はい!(ロシア/20代前半/女性)■はい。(韓国/40代後半/男性)■はい、かっこいいと思います。(スペイン/30代後半/男性)■かっこいいと思います。(アメリカ/20代後半/男性)■はい。(ブラジル/20代後半/男性)■かっこいいです。(マレーシア/30代前半/男性)■かっこいいと思います。(ペルー/30代前半/男性)■かっこいいと思います。(イスラエル/30代後半/女性)■はい。(オーストラリア/40代前半/男性)■かわいいと思う。(チュニジア/40代後半/男性)■悪くないと思う。スタイリッシュで好き。(イギリス/20代前半/女性)■まあまあかっこいいかな。(スウェーデン/40代後半/女性)■外国の物とあまり変わりなく、ふつうだと思います。(トルコ/30代前半/女性)中庸まで含めると9割が好意的の回答。本企画ではかなり珍しい結果となりましたが、海外でもおなじみの礼服ということが大きいのかもしれませんね。タキシードは本来、夜間のみ着用するもの。イギリスではディナージャケットとも呼び、燕尾服よりはやや略式でブラック・タイと合わせる形が基本です。1876年にイギリス皇太子エドワード7世がカジノで着られる喫煙服(スモーキング)を取り入れ、パーティーなどで着用するようになったのが始まりとされています。イギリス以外ではスモーキングと呼ばれ、この名称ではフランスではクリスチャン・ディオールがデザインした物が有名です。日本の結婚式では、新郎が着用できるのはタキシードのほか、フロックコートやモーニングコート、カジュアルな場合はセレモニースーツなどの選択肢もあります。ただ女性のウエディングドレスに比べると、ごくオーソドックスで控えめな印象がありますね。■かっこよくないと思う。(アルゼンチン/30代前半/男性)■思いません。(ベトナム/30代前半/女性)和装の場合は紋付袴という選択肢もありますので、そちらのほうが素敵という回答かもしれません。また洋服は着物と違って体型には沿ってくれないため、規格以外の体型の人には厳しい部分がありますよね。(多くは)一度しか着ない衣装でありレンタルになる場合も多いですから、なんだか借り物のようで決まらない……ということもあるそうです。好意的な回答が多かった今回のアンケート。ウエディングドレスに「かわいすぎる」という評価が多く各国の好みが出やすい一方、タキシードは好みが出にくい衣装であること、また世界共通の形のため認知度も高く、国内外を問わず受け入れられやすいものであること、などの発見ができた気がします。
2014年12月24日