黒柳徹子日本の女性の睡眠時間は世界の中でもっとも短いといわれている。さらに40代を過ぎたあたりから、更年期に起因する不眠が加わり、「睡眠負債」(寝不足や熟睡できない状態が続くこと)を抱えることになる。質の悪い睡眠を続けていると、肌が劣化し、白髪が増えて、体重も増加し、老化に向かってまっしぐら。エイジングケアの専門医でもあり、理事長を務めるグランプロクリニック銀座などで睡眠美容外来を開始した岩本麻奈先生は「エイジングケアはどんな美容施術よりも眠りを味方につけることが王道です」と、睡眠こそが若さを保つ秘訣だと話してくれた。「眠れない」ではなく、「眠るためにどうするか」……。その参考になるのが、いつでも若く美しい、女優や女性タレントたちの睡眠法。良い睡眠をとるために実践しているさまざまな工夫は必見だ。二度寝、プロはどう見る?厚生労働省では、健康に過ごすためには6~8時間の睡眠を推奨している。しかし、睡眠時間は個人差が大きく、最近では「日中に眠気で困っていなければ睡眠時間にこだわる必要はない、と言われはじめている」と岩本先生。つまり、睡眠時間に“正解”はなく、自分にとってベストな睡眠法と睡眠時間を見つけることが大切なのだ。その参考になるのが、黒柳徹子さんの睡眠法。以前は夜型だったそうだが「今は夜11時ごろにはお布団に入って寝るようにしています。そうすると朝5時ごろ1度目が覚めるので、そこで起きてお白湯を飲んで、チョコレートとか甘いものをちょこっと食べて、もう一回寝るんです」と語っている。最初に6時間、二度寝してから4時間でトータル10時間近く寝ているという。「二度寝は睡眠専門医の間でも、意見が分かれるところで、杓子定規に解説するなら、“おすすめできない”派の意見が多いかもしれませんね。でもこの眠り方で黒柳さんは調子がいいのですから、私はこのままでよろしいのではと考えます。むしろ、トータルで9~10時間寝られるのはすごいこと」(岩本先生)60歳以上では、実に3人に1人が睡眠に対して悩みを抱えているとの厚生労働省の調査もある。日中の活動量の低下や、ストレス、身体の病気からくるものなど。その原因はさまざまだが、コロナ禍以降は、さらに増えているともされる。「年齢が上がるにつれて、睡眠力も老化して、眠りの深さや連続性が劣化します。子どもで9時間くらい、20代で7時間前後、40代で6時間半、65歳以上は6時間くらいと、短くなっていきます。しかも途中で何度も目が覚めてしまい、“よく眠れない”と悩みが出てくるんです」(岩本先生)睡眠に関して、必要時間に個人差があるのも事実。朝、スッキリと目覚め、昼間イキイキと活動し、夜は自然と眠る……このサイクルがスムーズであれば、「寝つきをよくしなければ」とか「何時間寝なければ」と、過剰に意識する必要はないということだ。「黒柳さんのように、自分なりの眠りを見つけ、日中を元気に過ごせるのがいちばん。私は人と違うけど大丈夫かしら、と思い悩む必要もないのです」(岩本先生)その悩みがさらに不眠を呼ぶことも。自分の体調をしっかり見極め、不調を感じるようであれば専門医に相談を。ただ、女性が気になる美容に関する睡眠になると少し趣が変わってくる。「二度寝をするなら、深い眠りではなくまどろむ程度で、長くても15分くらいで。目覚めを司るコルチゾールというホルモンは、代謝を促進する働きがあり、二度寝で深い眠りに入ってしまうと、分泌が低下してしまうのです」(岩本先生)十分な眠りをとっていても二度寝してしまう場合は、睡眠の質を疑い、環境を改善してみよう。【解説をしてくださったのは…】岩本麻奈先生東京女子医科大学卒業、パリで抗老化医学、予防医学などを学ぶ。現在は最先端再生医療や美容医療に携わり、2021年より睡眠美容外来を開設。健康や美容のためにいかに睡眠が重要か啓発。主な著書は『睡眠美容のすすめ』など多数。
2022年07月04日「私の持っているものを全部そこに並べて皆様にお目にかけようかな」こう話すのは黒柳徹子(88)。先月配信された黒柳のYouTubeチャンネルでの一幕だ。「黒柳さんの美術館を建設する計画が進行中なんです。黒柳さんがこれまでに集めたコレクションを展示する予定で、ご本人もとても楽しみにしているようです」(テレビ局関係者)美しいものやかわいいものに目がないという黒柳。そのコレクションは着物、食器、工芸品など多岐にわたる。芸能関係者は語る。「現在黒柳さんが住んでいるのは賃貸マンションですが、それとは別のマンションの一室を倉庫用に購入しています」この一室は、2年前に購入したタワーマンションの39階。推定約2億円の物件だ。「この倉庫に黒柳さんのコレクションがしまわれているんです。あまりにも量が多いので、事務所のスタッフがひとつひとつに数字を振って写真を撮り、ファイリングして整理しているそうですよ」(前出・芸能関係者)倉庫に眠るこれらのいとしい“徹子コレクション”に日の目を浴びさせるべく、黒柳は数年がかりで美術館の計画を進めてきたようだ。’18年12月には「一般財団法人黒柳徹子記念財団」を設立し、代表理事にはビーズ刺しゅうデザイナーの田川啓二氏(63)が就任。田川氏は’02年の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)出演を契機に黒柳と親交を深め、現在では黒柳のYouTubeに一緒に出演するなど黒柳が信頼を置く人物だ。美術館計画を主導するのも田川氏だという。「美術館を建設するには多大な資金が必要になりますが、財団はその資金を管理するために設立したと聞いています」(制作関係者)現在の資産総額は10億円とも報じられている黒柳。’17年には不動産を2件売却している。「不動産の売却価格はかなり高額なはず。美術館の建設にお金を回すための売却だったのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)実は黒柳の美術館を作ろうという計画は以前にもあったと、前出のテレビ局関係者は明かす。「’15年に『徹子の部屋』が40周年を迎えたことを記念し、番組で着た衣装やセットなどを展示するミュージアム建設の話が持ち上がったんです。それまでにも番組の周年のたびに『徹子の部屋展』を企画展としてやっていましたが、このときは半永久的なミュージアムを想定していたそうです」しかし計画は頓挫してしまった。「『徹子の部屋』のミュージアムとなると、番組に関連するものしか飾れません。黒柳さんはあくまで“黒柳徹子のコレクションとして、個人で集めたものを展示したい”という考えから、この計画は断ったそうです。ですが、“いずれこの思いを形にしたい”という思いを抱き続けていたといいます」(前出・テレビ局関係者)計画中の美術館が無事オープンすれば、念願の“トットちゃん美術館”となる。ある女性誌編集者は話す。「黒柳さんが集めるものは必ずしも高価なものばかりではありません。値段にかかわらず黒柳さんの審美眼にかなったものを集めているのです。黒柳さんには『素敵なものをみんなにも知ってほしいし、未来にも残したい』という思いがあります。私設美術館を作るのも、後世に素晴らしいものを残していきたいという思いからでしょう」実際、黒柳はこれまでにも展覧会を何度も催している。自分のコレクションを多くの人々に見てもらうことに喜びを感じているようだ。「’17年に開催された『SU・TE・KI!展』では、黒柳さんと田川さんが数十年にわたって国内外で集めたコレクションが展示されました。お客さんからの評判もよく、3年続けて開催されたほどです」(前出・女性誌編集者)今年1月には“器の祭典”と呼ばれる「テーブルウェア・フェスティバル」にもコレクションの一部を出展。老舗磁器ブランドの食器などを用い、テーブルセッティングを披露した。主催する東京ドームの担当者は、その人気ぶりを次のように話す。「黒柳さんは10年以上前から参加されていますが、毎年華やかでお客様の目を引いています。ほかの出展者の方よりも私物を多く使っていらっしゃるので、お客さまも私物の“レア感”を楽しんでいるようです。“黒柳さんの私物なんだ!”という声とともにカメラで撮影する方がたくさんいらっしゃいました」最近はYouTubeやInstagramでもコレクションの紹介を行っている黒柳。そこで登場したものも“トットちゃん美術館”に展示予定だという。「たとえばYouTubeでは、中国の三大刺しゅうのひとつである汕頭刺しゅうが施された真っ白なテーブルクロスを紹介していました。これは博物館で保存されるほど貴重なものなんだとか。汚れないように、ふだんは何重ものビニールで保護して自宅のテーブルにかけているそうですよ。昔は嫁入り道具に使われていたという犬筥や、海外のオークションで買い集めたというガラスのペーパーウエートも黒柳さんのお気に入りなんです」(前出・スポーツ紙記者)ファン垂涎の貴重な品々も見られそうだと前出の女性誌編集者は言う。「黒柳さんが司会を務めた『ザ・ベストテン』(TBS系)の初回放送で着ていた衣装や、パンダ好きになったきっかけのパンダのぬいぐるみを過去の『SU・TE・KI!展』で展示していました。こうした数々の逸品が常設されれば、国内有数の人気美術館となるでしょう」今年4月、『徹子の部屋』で「100歳になったら政治記者になりたい」とも明かしていた黒柳。夢を持ち続けることが、米寿のトットちゃんの輝く秘訣なのかもしれない。
2022年06月23日2022年5月28日、俳優の黒柳徹子さんがInstagramを更新。自身が20代の頃の写真を投稿し、反響が上がっています。黒柳徹子、20代の頃の写真に反響黒柳さんは20代の頃、「カメラマンになろうと思うくらいに、写真に夢中になった時期があった」といいます。写真機を抱える、黒柳さんの姿がこちらです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Tetsuko Kuroyanagi(@tetsukokuroyanagi)がシェアした投稿 帽子をかぶったり、頭にスカーフを巻いたりした姿で、写真に写る黒柳さん。20代の黒柳さんは、自身が『たまねぎ頭』と呼ぶ、トレードマークの髪型ではありません…!ちなみに、3枚目に写るのは、黒柳さんが愛用してきた歴代の一眼レフカメラなのだそうです。黒柳さんの20代の頃の写真に、さまざまなコメントが寄せられました。・今も昔も、黒柳さんはお人形のように美しくて、素敵です。・セクシーでエレガント!貴重な写真をありがとうございます!・どの時代の黒柳さんもかわいい。昔からおしゃれなんだなあ。同月現在、88歳とは思えない美貌と気品ある人柄で、芸能界の第一線で活躍を続ける黒柳さん。司会や作家、趣味など、あらゆる事柄に興味を持ってチャレンジするのが、若さの秘訣なのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2022年05月29日タレントの薬丸裕英が9日に自身のアメブロを更新。女優・黒柳徹子が司会を務めるトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に24年ぶりに出演したことを報告した。この日、薬丸は「24年ぶり」というタイトルでブログを更新。10日に放送された『徹子の部屋』に出演したことを報告し「なんと…24年ぶりの出演です」と明かした。続けて「黒柳さんと久しぶりに色々なお話をさせていただき楽しい時間を過ごせました」と収録を回想。「黒柳さんの記憶力に驚きです!」と黒柳について言及し、ブログを締めくくった。
2022年05月11日2022年4月11日、歌手の小柳ルミ子さんがバラエティ番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演。同日現在、69歳の小柳さんですが、膝上丈のスカート姿で登場し、美しい姿を披露しました。小柳ルミ子、元気の源はペットとサッカー同番組の冒頭から中盤までは、最近の活動や、母についての想いなどを明かしていた、小柳さん。番組終盤で、司会を務める、タレントの黒柳徹子さんから「元気の源は?」と問われると、「愛犬のルルちゃんと、サッカー観賞」と回答しています。この日も、朝の7時までサッカーの試合を見ていたそうです。また、黒柳さんから「あなた、33回も同じ試合を見たんですって?」と聞かれると、「奇跡的な試合で、映画のようなんです」と、熱く語りました。奇跡的な逆転をした試合なんです。映画と一緒で、1回目、2回目を見たら、3回目に発見があるじゃないですか。「あ、こんなシーンがあったんだ」とか。それが、サッカーにもあるんですよ。この人のゴールは、この人(アシストした選手)の頑張りがあったから、ゴールできたんだ…とか。(同じ試合を)33回観て、33回泣きましたから。すっごい感動します、サッカーは。徹子の部屋ーより引用熱く語る小柳さんに、黒柳さんは「観て、喜べるものがあるのはいいわよね」と笑いながらコメント。小柳さんは「いつまでも情熱を燃やせるものがあるのは、ありがたい」と、サッカーに感謝しました。小柳さんがサッカーにはまっていることに対し、ネットからは「嬉しい!」「意外だ」などの声が上がっています。・サッカーファンとして、同じものをこんなに熱意をもって愛してくれるのは、すごく嬉しいな!・『徹子の部屋』で、小柳さんがまさか終盤に、サッカーについて熱く語るとは思わなかった!ガチのファンやん。・小柳さんに、サッカーの解説をしてみてほしい!なんだか面白いことになりそう。・小柳さんのサッカー好きは以前から知っていました。でもまさか、『徹子の部屋』で熱く語ってくれるなんて!小柳さんは2020年にも、同番組に出演。当時、新型コロナウイルス感染症の影響で、活躍の場が狭まり、「一時は引退も考えた」と涙ながらに語っていました。しかし、2022年4月11日現在も、元気に活躍している、小柳さん。愛犬のルルちゃんや、熱くなれるサッカーなどが、心の支えとなっているのでしょうね。[文・構成/grape編集部]
2022年04月11日女優や司会者として活躍する黒柳徹子と俳優の安田顕が、24日より首都圏エリアで放送される東京ガスの新CM「徹子さんの電気の引越し」編でCM初共演を果たす。引越し業者の安田が段ボールを運んでいると、ソファーに腰掛け優雅にお茶を飲む黒柳の姿が。黒柳おなじみの“たまねぎヘア”から、突然電球が出現し激しく点滅。そのままムキムキの引越しスタッフ2人に運ばれていくという新CMとなっている。2人のコミカルな掛け合いに注目だ。2人のコメントは以下の通り。■黒柳徹子――安田さんとCMで初共演となりましたが、共演した感想をお聞かせください。安田さんは、大変長いこと俳優をされている方なのでとても安心して撮影できました。安田さんが叫ぶシーンはびっくりしましたが、とても楽しかったです(笑)。――もし今引越しをするならどんな場所に住みたいですか。トットちゃんの学校があった“自由が丘”です。すっかり街の景色が変わってしまいましたが、道やお店を知ってるので、ふと、昔住んでいた自由が丘にまた住めたら……とても懐かしい気持ちになりますね。――引越しに関するエピソードを教えて下さい。最近、30年くらい暮らしたところから引越しをしました。前は親と一緒に引越し作業をしたのですが、今回初めて自分でやったんです。台本や化粧品などすぐに使うものは別にしてわかるようにして、段取りはちゃんとしなければいけないですね。■安田顕――黒柳さんとCMで初共演となりましたが、共演した感想をお聞かせください。自分が黒柳さんと一緒のフレームに入っているということが、恐れ多く光栄でとても嬉しかったです。黒柳さんの頭の上に電球の灯りがつくんですけど、ご自分の姿をモニターで見ながらすごく喜んでらっしゃるんですよ。「これはやったことが無い!」って少女のように無邪気に喜んでいる姿を拝見して、本当に素敵な方と一緒の時間を過ごせているのが夢のようでした。――引越しに関するエピソードを教えて下さい。大学生のときに地元の室蘭から札幌に引越したのが初めてです。4畳半で押入れもない共同風呂の下宿先で一人暮らしを始めました。4月に引越して、5月に入ると天井で“ガサガサ”と音がするので、一度実家に帰っていいかと父親に相談しゴールデンウイークに帰ってお小遣いを貰ったんですよ。それで戻ったら一切音がしなくなったんですね。なので、五月病と金欠だったんだと思います。精神的なところでしたね(笑)。いたって楽しい下宿生活でした。――これから新生活のシーズンですが、やりたい事や挑戦したい事を教えてください。それなりに過ごしていきたいな〜と。とにかく一日一日、心を燃やして仕事に取り組んでいきたいなと思います。仕事が出来ていればそれでいいんですよ。休みが怖くて……三日休みがあると不安になっちゃいますね。
2022年02月24日マイナンバーカードのCMには黒柳徹子が出演する(総務省HPより)「作っちゃったよ、マイナンバーカード。だってね、今もう3人に1人が持ってるって言うから」(佐々木蔵之介)「そろそろ私もマイナンバーカード……」(田中みな実)総務省は現在、『マイナンバーカード普及促進キャンペーン』として多数のCMを打っている。普及してほしいモノのはずなのに、普及しそうにないネガティブなワードを連想させる『マイナちゃん』なるキャラクターを使い、《え?まだ?》《そろそろ、あなたもマイナンバーカード》と訴求している。■「詐欺と同じやり口では?」CMには、冒頭の佐々木蔵之介や田中みな実、そして黒柳徹子が起用されている。黒柳のテレビCMは、楽屋と見られる部屋で男性(かつて『ザ・ベストテン』で司会として共演していた久米宏ふう)と向き合いマイナンバーカードについて話すというもの。「マイナンバーカード?もちろん作りましたよ」「あなた、デジタル苦手だもんね。そういう人こそ作ったほうがいんじゃない?だって便利なのよ」「(スマホを見せながら、自身もデジタルに疎いことを示すように)あなたこれ、わかる?」同様にラジオCMでは、「私、よくわからないんですけど、これ(マイナンバーカード)作ったら日本のデジタル化に乗り遅れないですむって言われたんで作りました」新聞広告では、「デジタルとか、よくわからないじゃない。そういう人こそ早く作ったほうがいいのよ」そう黒柳はCM中に話している。これらについてネットでは……。《いま、ラジオCMで黒○徹子さんが「よくわからないけど、デジタルの時代が来ているから、私みたいな年寄もマイナンバーカード作ったほうがいい」って内容を言ってたよ。それさあ、完全に詐欺師というか情弱の売り文句と同じなんですよ。。。》《「よくわかってない人ほど作った方がいい」は詐欺の手口にもありがちな文句な気もするから、ちょっと不安になる…(マイナンバーカードのCM)》《黒柳徹子さんのマイナンバーカードのCMが詐欺に騙されている人っぽくなっていてぞわぞわしたり。マイナンバーカードについての詐欺メールとかが乗っかりやすそうでもあり》《ラジオで詐欺への注意喚起CMの後に流れた、マイナンバーカード推進広報がまんま詐欺被害者。還付金と云われてATMに来た人やん…》「わからないけど作ったほうがいい」と、88歳という後期高齢者にあたる黒柳にこのようなセリフを言わせるCMに、不安や疑問、批判の声が寄せられている。■総務省が出した回答’15年より始まったマイナンバー制度。ネットの声にあるように、事実マイナンバー(カード)関連の詐欺は多発しており、被害報告を含め、国民生活センターには数多くの相談が寄せられている。【事例1】行政機関を名乗り、還付金の支払いにマイナンバーカードが必要との不審な電話があった【事例2】漏えいした個人情報を削除するので、マイナンバーを教えるようにという不審な電話があった【事例3】「訴訟履歴がマイナンバーへ登録されます」という内容の不審なメールが届いた【事例4】「マイナンバーのカードは届いているか」と訪問があり1万円を支払ってしまった【事例5】行政機関を名乗り、「マイナンバー制度が始まると手続きが面倒になるので、至急、振込先の口座番号を教えてほしい」との口座番号を取得しようとする不審な電話【事例6】行政機関の職員を名乗り、「マイナンバー制度の導入に伴い、個人情報を調査中である」と、資産などの情報を聞き出そうとする女性の来訪いずれも60代以上の高齢者から国民生活センターに寄せられた相談だ。マイナンバーの通知や利用手続きなどで、国や自治体、公的機関の職員が家族構成、資産や年金・保険の状況、口座番号を電話やメールで聞くことはなく、国民生活センターは注意を呼びかけている。そもそもCMを作っている総務省自体が、ホームページにて《マイナンバー制度に便乗した不正な勧誘や個人情報の取得にご注意ください!》と呼びかけ、特設の窓口も設けている。 このような状況にも関わらず、「よくわからないけど作ったほうがいい」とは、いかがなものか……。黒柳のマイナンバーカードのCMに、このような声があることをどう捉えているか、総務省に問い合わせると、以下の回答があった。「マイナンバーカードは、オンラインでも安全・確実に本人確認を行える、極めて高い認証強度を持ったデジタル社会の基盤となるツールであることから、関係省庁とも連携しながら、その普及に取り組んでいるところです。広報を行うに当たっては、テレビCMに加え、雑誌などさまざまな媒体を活用し、利便性や安全性等について情報発信を行っております。黒柳徹子さんのCMにつきましては、幅広い世代がマイナンバーカードを認知するきっかけとなり、関心持っていただくことで、他の媒体を通じ利便性や安全性等についても知っていただきたいという意図で作成しております。いただきましたご意見を参考にしながら、引き続き、マイナンバーカードの利便性や安全性等について国民の皆様にご理解いただけるよう努力するとともに、丁寧な周知・広報に努めてまいります」(総務省住民制度課マイナンバー制度支援室)くり返された「利便性や安全性」。はたしてこのCMでそれは伝わったのか。“デジタルが苦手”な人に「オンラインでも安全・確実」「極めて高い認証強度」は説明されたのか。そして、そもそもマイナンバーカードは、「よくわからなくても作るべき」ものなのか。確実に、“言われたままに”作るべきものではないだろう……。
2021年10月23日俳優であり、タレントの黒柳徹子さんといえば、自身が『たまねぎ頭』と称する、特徴的なヘアスタイルがチャームポイント。過去に、アメリカで一番有名なヘアドレッサーの須賀勇介さんと一緒に考えたヘアスタイルであることを明かしています。しかし、2021年10月7日に黒柳さんがInstagramで公開した写真では、代名詞ともいえるヘアスタイル…ではない、おでこを出した貴重な姿を披露。さらに、メイク前のすっぴん姿というダブルで貴重な姿を公開し、反響を呼んでいます。 View this post on Instagram Tetsuko Kuroyanagi(@tetsukokuroyanagi)がシェアした投稿 厚い前髪に隠されている眉毛やおでこがあらわに…!サングラスをかけているため、目元は分からないものの、テレビで見る黒柳さんの印象とは大きく異なります。また、ファンが注目したのは肌のきれいさ。ライトアップこそされているものの、2021年で88歳とは思えない若々しさに驚きの声も寄せられました。・お肌が美しすぎます!・徹子さん、素顔でもお肌がきれいですね。・すっぴんでも、お肌がツヤツヤで輝いてる。「私、これから化けます」とユーモアを交えて、貴重な素の姿を披露した黒柳さん。その姿に、改めて魅了されたファンは多いようです。[文・構成/grape編集部]
2021年10月07日女優でタレントの黒柳徹子、フィギュアスケート選手の羽生結弦が出演する、東和薬品の新CM「こころの笑顔、あしたの健康」編が、4日より放送される。新CMでは、同社が創業70年目の節目にスタートさせる新企業コミュニケーションのテーマを「変わらないこと」「変わること」として、黒柳が前者テーマを、羽生が後者テーマを伝える。CM放送に合わせ、黒柳と羽生が「こころの笑顔」にまつわるエピソードを明かすWEBムービー(2タイプ)も特設サイトにて公開されている。今回のCM撮影を振り返り、黒柳は「若い方が多かったので、どんなものが出来上がるのかとても楽しみです」とコメント。羽生は「まずはセリフをちゃんと覚えないといけなかったので、2、3日ぐらい頑張って鏡の前で練習してきました。あとは、アスリートとして何かを突き詰めるという作業はすごく好きなので、何を言えばいいのかとか、そもそも東和薬品さんは何を目指していて、どういう概念や理念を持っていらっしゃるのかとか、すごく勉強して今回の撮影に挑みました。声や表情で表現するのはプロではないですけど、自分としては一生懸命表現したつもりです」と、入念な準備をして撮影に臨んだことを明かした。また、お互いの印象を聞くと、黒柳は「私が紅白歌合戦の司会をした時、羽生結弦さんとたまたま舞台の袖で一緒になって、『僕、 徹子の部屋に出たいんです』と仰っていたんですけど、まだお会いできていませんね(CMは別々に撮影)。今度ぜひ出ていただきたいなと思います」と意気込み、「ああいう天才の方と、何か一緒にやるというのもラッキーなことですし、今回のCMであんなにすごい方と一緒になるなんて思ってもいなかったので、とても楽しみにしていました」と話した。一方の羽生は「一回だけお会いしたことがあって、その時はちゃんとお話はできなくて挨拶ぐらいだったんですけど、本当に普段から輝いていらっしゃるんだなという印象を持ったので、僕もアスリートとして黒柳さんのように、常に輝ける人になれたらいいなと思いました」と、黒柳の印象を語った。
2021年10月04日朗読劇『ハロルドとモード』の公開ゲネプロが30日に東京・EXシアター六本木で行われ、黒柳徹子、藤井流星(ジャニーズWEST)が取材に応じた。同作は1971年にアメリカで公開された映画『ハロルドとモード』の舞台化作で、ストレートプレイからドラマリーディング、ミュージカルと、キャストや上演形態を変え幾度となく上演されている名作。自分らしく生きる破天荒な79歳の女性・モード(黒柳)と、狂言自殺を繰り返す愛に飢えた19歳の少年・ハロルド(藤井)という、真逆の死生観を持つ2人が、共通の趣味である“赤の他人のお葬式への参列”で出会い、愛を深めていく。ほか森川葵、小林大介、石丸謙二郎、高島礼子が出演する。今回2人は恋人同士の役となるが、黒柳が「こんな若い方と……あなたいくつだっけ?」と尋ねると、藤井は「28です」と答え、黒柳は「あらそうなの、10代じゃないの」と驚く。「10代だと思ってたんですか!?」とツッコむ藤井に、黒柳は「10代だと思ってた。でもお若い。ナイーブな役にぴったりだったので嬉しかったです。今回はとても私の人生の中でも嬉しい気持ちのお芝居と申し上げていいと思います」と称賛した。藤井は黒柳について「僕からしたら雲の上の存在やったというか、『ほんまにいるんですか?』レベルなんですよ」としみじみ。「その黒柳徹子さんと同じ舞台で一緒に立てているというのは、未だに信じられない。客観的に見たら自分でもびっくりしますね。朗読劇というのも初挑戦させていただいて、普通のお芝居と違う難しさがあります。でもこれを経験することによってステップアップにつながるというか、貴重な経験になってるなと思いますので、頑張りたいです」と意気込んだ。稽古から今日に至るまで藤井はマスクを外さなかったというが、黒柳は「今日初めて顔を見てね、『うわあハンサムな方』と思ってびっくりしました。こんな顔だったのね」という感想で、「関西弁で、感じがいいんですよ。私大好きなの。思いがけないところで関西のアクセントが出てきてね」と好感を持っている様子。一方、藤井が黒柳に「めちゃくちゃ若い、なんでそんなお若いんですか?」と尋ねると、黒柳は「そんなことおっしゃらないでください。おかしいじゃないですか、あなた」と照れ笑い。藤井が「常におきれいな状態でいるので、びっくりしました。抜く時はないんですか? ジャージとか着る時あるんですか?」とさらにたたみかけると、黒柳は「着たことないですね。あんまり似合わないの、ああいうの」と明かした。また、ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川さんの姉で同社名誉会長のメリー喜多川(藤島メリー泰子)さんが8月14日に亡くなったことに話が及ぶと、黒柳は「本当に長いお付き合いで、最初のジャニーズという4人組が『夢であいましょう』という番組に出てた時以来、60年くらいのお友達でした」と振り返る。「忙しかった時期もあるんですけど、最近では一月にいっぺんくらいは会ってごはを食べたりして、何でもお話できるお友達でした」と語った。黒柳はメリーさんについて「私がパンダが好きだというとパンダのいろんなものを探してくださったり、本当に優しくしてくださって。8月9日が誕生日なんだけど、パンダのリュックサックとポシェットとお財布みたいなのをくださったんですよ」とエピソードを披露。「FAXでやりとりをしているので、すぐありがとうと送ったんだけど、返しがなくて。珍しいことだなと思っていたら亡くなったと。メリーさんでしか集められないようなものでしたから、メリーさんが手配してくれたと思うんです。亡くなる5日前に、そうやってくださったと思うと胸がいっぱいになります。ちょっと皆、怖い人だと思うかもしれないけど、優しい人でした。悲しい気持ちでいっぱいでした」と声を詰まらせる。さらに黒柳は「ジャニーさんは、『(黒柳と)結婚する』という噂が出てたので、ずっと『旦那さん』と呼んでたんですけど、旦那さんも亡くなっちゃうしね。本当に悲しい気持ちでいっぱいでした」と話を続ける。「ジャニーさんも着るものに気をつかわない方ですから、外国に行ったときにセーターとか買っていって。緑色が好きだから買っていったら着てくれて、うれしいなと思ったら『他に着るものないから毎日着てる』って」と明かすと、藤井が「ジャニーさん、恥ずかしがり屋だったんですよ」とフォローし、黒柳は「とてもいいご兄弟だったので、悲しい気持ちです」と故人を偲んだ。藤井も「稽古中もメリーさんのお話をいろいろさせていただいて。僕らも関西だったのであんまり合った回数は少ないかもしれないけど、会う度に『関西でお世話になってる人のことを大事にしなさい。東京で大きなライブをやるときに絶対呼んであげなさい』と。人を大事にする精神というのか」と思い出を話す。「お酒がすごいお好きだったので、誕生日の日にシャンパンをあげたりしたら、シャンパンと自分の写真を僕らに送ってきてくれたり、明るい方だなという印象もめちゃくちゃあります。ほんまやったら見にきてほしいですけど、見てくれてるんちゃいます?」と思いを馳せていた。東京公演はEXシアター六本木にて9月30日~10月14日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて10月16日~18日。撮影:泉山美代子
2021年09月30日比嘉愛未主演「推しの王子様」の第6話が8月19日放送。瀬戸利樹演じる有栖川の“好きな人”に対する考え方に「わかる」「ほんとに泣ける」などの声が殺到。有栖川と航の“共同生活”にも「仲良しになってホントよかった」「和んだ」などの感想が寄せられている。乙女ゲームにハマって起業した主人公が、自身で生み出した乙女ゲームの推しキャラにそっくりな男性と出会ったことから始まる“逆マイ・フェア・レディ”ストーリーが展開する本作。乙女ゲームが好きになり自ら乙女ゲーム「ラブ・マイ・ペガサス」を作り上げた主人公の日高泉美を比嘉さんが演じ、「ラブ・マイ・ペガサス」のキャラで泉美の“理想の推し”ケント様にそっくりな五十嵐航に渡邊圭祐。泉美とともに「ペガサス・インク」を起業、彼女に好意を抱く光井倫久にディーン・フジオカ。航の幼なじみで彼が好きなインターンの古河杏奈に白石聖。光井に想いを抱く有栖川遼に瀬戸さん。渡辺芽衣に徳永えり。小原マリに佐野ひなこ。織野洋一郎に谷恭輔といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。泉美と光井が自分を賭けの対象にしていたことを知り、泉美に対して失望した航は部屋を出て行く。翌日、ペガサス・インクでは新作乙女ゲーム「恋する森の中へ」の新キャラ制作を社内コンペで決定することが発表される。そんななか、仕事を終えた後、忘れ物をしたことに気づいて会社に戻った有栖川は、誰もいないはずの社内に気配を感じる。するとそこには寝袋にくるまる航の姿が。今まで住んでいたところに帰れなくなり、会社に泊まるつもりだと航に聞いた有栖川は、仕方なく彼を自宅に連れ帰る…というのが6話の展開。こうして始まった航と有栖川の共同生活に「入社当時が考えられない程、仲良しになってホントよかった」「今日はアリスと航くんに和んだ(笑)」「アリスと航くんが仲良くなっててかわいい」などの声が上がる。また泉美に失望し、彼女のことをあきらめるべきか迷っている航に、付き合うことだけが大切ではなく、好きな人が存在するだけで素敵なこと。好きな人がこの世にいるってだけで、自分の居場所が見つかった気になると自分の考えを伝えたうえで「だからあきらめなくていいと思うし、好きだって気持ちは大切にしたほうがいいと思う。何より好きだって気持ちは止められないし」とアドバイスする。この有栖川の言葉に「アリス可愛いなぁ わかるよ好きな人を思う気持ち」「アリスのミッチーへの想いがほんとに泣ける」「アリスがとにかく推せますなあ」などの声が続出。一方、航のことで思い悩む泉美の背中を後押しし、航のもとへ駆け出した泉美を見送ってから「一番素直じゃないのは俺か」とつぶやく光井にも「光井さんは好きな人のことを第一に考えて身を引くの優しすぎる」といった感想が寄せられている。(笠緒)
2021年08月20日2021年8月16日放送のトーク番組『徹子の部屋』(朝日テレビ系)に、歌手の郷ひろみさんが出演。黒柳徹子さんとのツーショットと、2人の年齢に驚きの声が上がっています。2人あわせて150歳超え1970年代、西城秀樹さん、野口五郎さんとともに『新御三家』と呼ばれていた郷さん。『男の子女の子』を歌う初々しい郷さんの姿をリアルタイムで見ていた人も多いのではないでしょうか。そんな郷さんも、2021年で65歳に。同年8月にはデビュー50周年を迎え、『大御所』と呼ばれる芸歴に突入しています。しかし、『徹子の部屋』に出演した郷さんは、時の流れをまったく感じさせない若々しさ!郷さんのTwitterで公開された、黒柳さんとのツーショットをご覧ください。✨TV出演情報✨8月16日(月)13:00~テレビ朝日「徹子の部屋」に出演いたします!!なんと12年ぶりの出演!!どうぞお楽しみにっっっ pic.twitter.com/3La8MZjRc2 — 郷ひろみスタッフ公式 (@hiromigostaff) August 3, 2021 88歳の黒柳さんと、65歳の郷さん、2人の年齢をあわせるとなんと150歳を超えています…!しかし、2人からあふれでるオーラは若々しく、視聴者からは年齢に「まったく見えない」「時の流れが止まっている」と驚く声も寄せられていました。・郷ひろみ、これで65歳とかヤバイ。40代に見える。・いい年齢の重ね方をしていらっしゃるのが伝わります。・人生の大先輩!いい意味で若々しいお2人に、憧れます。常に新しいことに挑戦している黒柳さんと、トレーニングを欠かさずスタイルキープに余念がない郷さん。目標を持ち、ストイックに打ち込む姿勢こそが、2人がいつまでも若々しい理由なのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年08月18日女優の黒柳徹子が、朗読劇『ハロルドとモード』の主演を務めることが8日、明らかになった。藤井流星(ジャニーズWEST)が恋人役となる。同作は1971年にアメリカで公開された映画『ハロルドとモード』の舞台化作で、ストレートプレイからドラマリーディング、ミュージカルと、キャストや上演形態を変え幾度となく上演されている名作。自分らしく生きる破天荒な79歳の女性・モード(黒柳)と、狂言自殺を繰り返す愛に飢えた19歳の少年・ハロルド(藤井)という、真逆の死生観を持つ2人が、共通の趣味である“赤の他人のお葬式への参列”で出会い、愛を深めていく。長きにわたり海外コメディ・シリーズで主演を務めた主演の黒柳にとって、同作はかつて観劇して以来出演を熱望していた作品。昨年の公演で長年の夢を実現させ、今後も黒柳自身のライフワークとして定期的に上演される予定だという。第2弾公演では、『正しいロックバンドの作り方 夏』以来1年ぶりの舞台出演となる藤井が、昨年の生田斗真からのバトンを受け継ぎ、モードに恋する19歳のやんちゃな少年・ハロルドを演じ、黒柳と初共演を果たすことになる。さらに、森川葵、花組芝居の小林大介、石丸謙二郎、高島礼子と若手からベテランまで豪華な顔ぶれで、型破りな2人の生き様と恋模様を届けていく。東京公演はEXシアター六本木にて9月30日~10月14日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて10月16日~18日。○G2(上演台本・演出) コメント朗読劇に全く興味はありませんでした。ですが、徹子さんの「どうしても『ハロルドとモード』をやりたい」という熱意に共感し、昨年、この作品を朗読劇として台本も新たに「今までにない朗読劇を」のスローガンのもと上演しました。たくさんのお客さまに喜んで頂きましたが、「朗読劇ではなく、普通の芝居を見ているようだった」という感想が圧倒的に多かったのが印象的でした。また私自身、徹子さんの演じたモードがあまりにもキュートすぎて心を奪われてしまうという事件も起きました。今年、キャストを一新しての再演にあたり、ハロルド役には奇才(と私は勝手に思い込んでますが)藤井流星くんを迎えます。同じ台本・演出でも、作品に必ずや新たな息吹をもたらしてくれることでしょう。私も心を更地にして取り組む所存です。キュートな装置、グラマラスな衣装、ハートフルな音楽、そして何よりも俳優の息の合ったやりとり、ちょっぴりブラックなジョークの連発に多いに笑っていただき、そして最後は……。人間や人生についてピュアに感じることができる舞台、生きている素晴らしさを実感できる時間をお過ごし頂けるはず。○黒柳徹子 コメント昨年の朗読劇は、私にとって初めてと言っていい経験でしたけど、皆さまの想像力をいっぱいにさせる、素晴らしいものだと知りました。装置がなくとも、動きがなくても、皆さまの想像力が、それをはるかに上回る、とわかったのです。好評につき、今年もやらせて頂くことにしました。おもしろいお婆さんモードと、青年ハロルドとのラブストーリーです。ハロルドは、お金持ちの息子ではありますが、孤独で、「人生、死んだ方がまし」と考えているような手のかかる青年です。でも、変わってるモードに対しては、心を許していきます。昨年は、ハロルド役を生田斗真さんにやっていただきましたが、今回は、ジャニーズWESTの藤井流星さんにお願いしました。私が、『ハロルドとモード』の舞台を最初に見たのは、1977年。モードを演じたのは、フランスの名優、ジャン=ルイ・バローの奥さんのマドレーヌ・ルノーでした。その後、文学座の先輩でもあった長岡輝子さんの舞台も見ましたが、笑いと涙が交錯して、とっても印象的でした。芝居が終わっても、私はずっと、泣いてたような気がします。その頃から、私は、モードの役を演じてみたいと思っていました。喜劇でも、最後には、泣く事もあるのです。是非、ご覧ください。お待ちしています。○藤井流星 コメント今回の出演が決まり、とても嬉しかったですし、朗読劇と聞き、驚きと新しい経験が出来る事にワクワクしました。前回は事務所の先輩でもある生田斗真くんがやられていた役なので、同じ役を演じる喜びと同時にプレッシャーもあります。そして、黒柳さんとご一緒できることは凄く驚きました。小さい頃からテレビで拝見していた雲の上の存在というイメージで、まだ共演をする実感が湧いていないのですが、貴重な機会を頂けた事に感謝していますし、色々と学ばせていただきたいです。この作品は、最初は変わり者の少年とファンキーな老婦人に見えますが、その裏には様々な事情もあり、話が進むにつれ見えてくる人間らしさや、モードが発する一言一言がぶっ飛んで聞こえるのですが、実際は凄く考えさせられるもので、そこが魅力だと思います。舞台は、映像と違いリアルタイムでお客さんの反応が返ってくるので、緊張感もありますが逆にそれが楽しくもありますし、毎公演、勉強になります。朗読劇は初挑戦ですが、素敵なキャストの皆さんとご一緒出来る事が光栄ですし、凄く楽しみです。見に来て頂ける方に『ハロルドとモード』を楽しんでもらえる様に頑張ります!
2021年07月08日2021年7月6日、俳優の黒柳徹子さんがInstagramで発表した『挑戦』に驚きの声が上がりました。なんと、87歳にしてYouTuberデビューをするというのです!発表通り、同月7日には初めての動画を投稿。チャンネル名を決めるため、トークを展開するも、時折脱線する自由な内容に反響が寄せられました。芸能人の人気YouTubeチャンネルを参考に、チャンネル名を決めようとする黒柳さん。しかし、オペラの話題やYouTubeでやりたいことなど、話題がつきません!トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)以上に自由な展開は、まさに黒柳さんらしさ全開。また、87歳ながら新たなことに挑戦しようとする姿勢に、視聴者からはさまざまなコメントが寄せられました。・徹子さんがYouTubeを始めてくださるなんて本当に嬉しいです!・年齢を重ねても新しいことに挑戦されるのって、すごく素晴らしいですね。・すごい時代だ…。2016年には、Instagramを開設し、その際も大きな話題を呼んだ黒柳さん。コメントにもあるように、挑戦するのに年齢なんて関係ないことを実際に証明し続ける黒柳さんに、多くの人が勇気をもらっているようです。今後、どのような動画を配信していくのか、期待が高まりますね![文・構成/grape編集部]
2021年07月07日黒柳徹子「まだ公になっていない話ですが、黒柳さんが以前住んでいた、西麻布の“豪邸”が22億円でひそかに売りに出されているんです」(不動産関係者)今年で御年88歳を迎える黒柳徹子。6月5日に放送された『徹子の部屋45周年スペシャル』(テレビ朝日系)では、明石家さんまを相手に徹子節を炸裂させて笑いを誘った。「会話は脱線しっぱなし。さんまさんがスタッフが出すカンペについて触れると“カンペが出始めたのはここ4~5年ですよ”と黒柳さん。さんまさんは“僕は48年前にデビューしましたけど、そのときからありました!!”と反論するも“それはあなたがダメだから”と黒柳さんに一蹴されていましたよ(笑)」(テレビ誌ライター)とはいえ黒柳は、テレビ草創期から活躍している、いわば歴史の生き証人。’81年刊行の自著『窓ぎわのトットちゃん』は、日本での累計発行部数は800万部を超えるベストセラーに。世界30か国で翻訳され、今も多くの人に読まれ続けている。「爆発的に売れたこの本の印税を、すべて寄付しています。この本をきっかけにユニセフの親善大使に就任し、世界各地を訪問するなど、多方面で活躍。テレビにも引っ張りだこで、’81年から5年連続で高額納税者として長者番付の上位に名を連ねていました」(同・テレビ誌ライター)■一時は借金13億の“不動産好き”’86年には西麻布にある587平米の土地に冒頭の“トットちゃん豪邸”を建てた。「黒柳さんが母親の朝さんと住むために建てた地下1階、地上2階建ての邸宅で、トレーニングルームにプールまでついている。2階に黒柳さんが住み、1階にはフジテレビ系の人気番組『料理の鉄人』に出演していた石鍋裕シェフが経営するフランス料理店がテナントとして入っていました。当時は土地と建物を合わせて10億円とウワサされた物件です」(ワイドショーデスク)’06年に他界した母親と暮らした思い出深い家なのだが、’97年には石鍋シェフに売却している。「六本木や南青山の不動産だけでなく、’94年には中央区佃の高級マンションを約3億円で購入。徹子さんは不動産好きで、その借金は一時13億円とも報じられました。その支払いに首が回らなくなり、売却を決めたようです」(同・前)その後の経緯はというと、「’19年に石鍋シェフが資産運用のコンサル会社に売却。今回、内々で売り出されることになったようです」(前出・不動関係者)時は流れて、所有者も移り代わり、黒柳もともに年月を重ねた。「コロナ自粛を機に少しずつ身辺の整理を始めているそうですよ。遺言状を作成するんだと話していました。その資産総額は10億円ともいわれています」(テレビ局関係者)押し入れから出てきた古い写真を手に取って、豪邸の窓際に佇むトットちゃんの姿を、懐かしんでいるのかも。
2021年06月15日長寿番組を牽引する2人(左から)黒柳徹子、タモリ「テレビの時代は終わった」と言われますが、永遠に続いているような気がするおなじみの番組も多いものです。出演者も、やっていることも変わらないのに、時代の波を飄々と乗り越えてきたそれらの番組。いったいなぜ?多角的な視点から検証してみました。1953年にNHK・民放各局で本放送が開始された“テレビ”。この数年でこそネットの波に押されているが、約70年ものあいだお茶の間をにぎわす娯楽として親しまれている。■長寿番組のナゾを分析!生き馬の目を抜くテレビ業界で、四半世紀以上も続く“長寿番組”は伝説の存在といってもいい。なかでも、『笑点』(日本テレビ系)は放送開始から55周年を迎えたキングオブご長寿番組。バラエティー番組としては最長を記録している。落語界の名人たちがズラッと並んで大喜利をする姿に、元気をもらった人も多いだろう。「長く続いている番組の特徴のひとつが“おなじみ感”です。『笑点』は、前半は演芸で後半は大喜利という構成をずっと続けている。司会者やメンバーが変わっていてもコンテンツが同じなので、安心して見ていられるんですよね」そう語るのは、放送作家の野呂エイシロウさん。おなじみ感に加えて、名人たちの安定した笑いも楽しめる『笑点』は、長く続く条件を満たしているという。そして、元テレビ局勤務のコラムニスト・逢瀬辰五郎さんも『笑点』の魅力をこう分析する。「長寿番組は、誰が司会者でも成立するフォーマットができています。『笑点』も最初の司会者は故・立川談志師匠でスタートして、その後も何度か代替わりしながら続いているのが強みだと思います。それに、もしも個性が強すぎる談志師匠の降板がなかったら、内容にエッジが効きすぎて長く続かなかったかもしれません。長続きのコツは“面白すぎないこと”でもあると思います」総合司会の児玉清さんが放つ「アタックチャ〜ンス!」の声が耳から離れないクイズ番組『パネルクイズアタック25』(テレビ朝日系)も、46年選手の番組だ。児玉さんの引退後、朝日放送の浦川泰幸アナウンサーを経て2015年以降は俳優の谷原章介が司会を務めている。「『アタック25』は児玉さんのイメージが強かったけど、今では谷原さんの司会に違和感がないですよね。『笑点』と同じく、番組のフォーマットがしっかりできあがっているので、司会者が変わっても成立している典型例です」(逢瀬さん)■替えのきかない司会者2人一方で、司会者の替えがきかない長寿番組も少なくない。その筆頭株が『徹子の部屋』(テレビ朝日系)だ。説明するまでもないが、タレント・黒柳徹子の“部屋”にゲストが訪れるトーク番組。45年の長い歴史の中には、神回と称される徹子とゲストの名勝負(?)も数多く存在する。「彼女の司会は“しゃべり芸”と言ってもいいほど特徴的。一方で、画面上にはゲストと徹子さんしかいないし、徹子さんの衣装を確認したあとは、テレビを真剣に見なくても聞き慣れた徹子トークが楽しめる。視聴者を楽しませる秀でた話芸と、安心感がある『徹子の部屋』は、長寿になるべくしてなった番組かもしれません。番組名にMCの名前が入っているので、徹子さんがお元気なうちは続くはずです」(野呂さん)“タモさん”こと森田一義も、長寿番組との相性がいい。最長で38年間放送しているのが、毎度おなじみ流浪の番組『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)だ。「タモリさんの場合も、徹子さんと同じく名人芸を魅せてくれる司会者です。彼が持つ幅広い知識とユーモアで、その日のテーマをどう料理するかが見どころですよね」(野呂さん)だが、そんなタモさんがお昼の顔として32年間司会を務めていた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)は2014年に幕を閉じた。その終焉については「番組のコストが影響しているのでは、という話も聞いたことがあります」と野呂さん。「近年の傾向ですが『いいとも』のように、出演者が多かったり、大御所に見合ったギャラを支払い続けると予算がかさむため番組はやめざるをえない。特に司会者の名前が大きすぎると、番組そのものを終わらせるしかないんですよ」(野呂さん)テレビ業界の現状がうかがえる、なかなかシビアな話だ。さらに野呂さんは「今後、メインの司会者を据える長寿番組は生まれにくくなる」と予想する。「徹子さんやタモリさん、ビートたけしさんやダウンタウン……今、司会者の名前を冠した25年超えの番組は、テレビ創世記からバブル期に始まっています。司会をする彼らも20代後半から30代前半にブレイクした人々です。しかし現代は、前の世代が詰まっているので、タレントやお笑い芸人たちのブレイクも40代になりつつある。そうなると、これから30年、40年も番組を続けるには体力的に難しいでしょうね」■道具として機能している番組番組長生きの秘訣はほかにも。野呂さんは「道具として使われる番組」は、長続きしやすいと話す。「テレビの娯楽以外の部分を担っている番組です。例えば『おかあさんといっしょ』なんて、自宅にある保育所のような番組だから、なくなったら大勢の親子が困りますよね。同じくNHKの『テレビ体操』や『きょうの料理』も、実生活に即した内容を放送しているのが特徴です」NHK以外でも、競馬の結果を報じる『ウイニング競馬』(テレビ東京系)やスポーツ番組全般も“道具”的な要素が強いという。「『ウイニング競馬』そのものが楽しみなのではなく、レースの結果を知るのが目的になっている。『ワールドプロレスリング』(テレビ朝日系)も同様に番組の内容ではなくて、視聴者の目的は試合の結果ですよね」(野呂さん)一方で、ワイドショーは世間の流れを知る道具的番組ながら「“司会者”が大きなポイントになる」と、逢瀬さんは分析する。「20年前は、みのもんたさんや、先日22年の歴史に幕を閉じた『とくダネ!』の小倉智昭さんのように、視聴者の目を引く“アクの強い司会者”をあえて起用していました。最近でいえば『ミヤネ屋』(日本テレビ系)の宮根誠司さんに該当しますが、視聴率でいえば裏番組の『ゴゴスマ』(TBS系)に押されています。ゴゴスマの石井亮次アナウンサーは、宮根さんとは正反対の司会者。アクの強い司会者は、宮根さんが最後になるかもしれませんね」今後は“出しゃばらない司会者”が好まれるのでは、と逢瀬さん。司会者にもトレンドがあるようだ。■ついつい結果が気になるそして、長寿の中の長寿番組が、NHKの『のど自慢』だ。「『のど自慢』といえば、一般の人が歌声を披露する一般参加型の番組。一般の人が出るので親しみやすさもあるのが特徴です。その点では27年間放送している『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)にも共通するものがありますね。身近にいそうな人たちが主役になると、つい結果が気になってしまうのが、一般参加型番組の魅力です」(野呂さん)たしかに、惰性で見始めたのに鑑定団の査定結果が気になっていつの間にか1時間たっていた……という経験をした人も多いはず。また、長年テレビの現場に携わっている野呂さんは「長寿番組の存在が当たり前になりすぎて、危うく内容がかぶりそうになったことがある」と、振り返る。「あるバラエティー番組の企画会議で、プロが価値をつけるというコーナーをみんなで考えていたんです。そのときに僕が『プロの鑑定士が骨董品に、みんなが見ている前で値段をつけるなんてどう?』と提案して、いいね!なんて盛り上がっていると、若いスタッフに『野呂さん、それはなんでも鑑定団です』と言われて大爆笑(笑)。長寿番組は、それだけ自分たちの中に溶け込んでいるのかもしれません」無意識のうちに、私たちには長寿番組のDNAが刷り込まれているのかもしれない。また、51年続いている『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)には、さまざまな長寿の理由が。「『新婚さん〜』は、一般人が参加するうえに、桂文枝師匠が新婚夫婦をどう料理するのか、名人芸も見ものです。ノロケ話を聞いてイスからズッコケたり、真っ昼間からキワドい話をしたり、文枝師匠の独壇場。長寿番組の条件がそろっています」(野呂さん)長寿番組という観点ではずせないのがアニメだ。中でも『サザエさん』は51年続く定番中の定番。「アニメに関しては、絶対にキャラクターが年を取らないですよね。『サザエさん』はコンテンツ的にもかなり強くて、子どもからお年寄りまで楽しめるという作品は、なかなか生まれません。また、子ども向けというよりは、テレビが娯楽だった中高年以上の視聴者が“古きよき昭和”を懐かしむ要素が強い。『水戸黄門』ばりの時代劇になっているからこそ、今も続いていると考えられます」(野呂さん)■番組が生き残る方法とはテレビの全盛期から、放送作家として業界を牽引してきた野呂さんは「今後、テレビは古典になっていくのでは」と予想する。「僕が若いころに、当時のお年寄りが楽しんでいた『落語』や『歌舞伎』はなくなると思っていました。でも、それらは今でも古典芸能として脈々と受け継がれています。YouTubeやスマホの登場によって、テレビがかつてのような娯楽の中心になるのは難しいかもしれませんが、古典として生き残る可能性がある。中でも、ひとつの型が決まっている長寿番組は、古典芸能として長く愛される存在になるかもしれませんね」昨年から続くコロナ禍で、久々にテレビを見て「まだこの番組やってるんだ!」と、懐かしさを感じた読者も多いだろう。目まぐるしく変化する社会情勢の中で私たちに安心感を与えてくれる存在が、長寿番組なのだ。コメントしてくれたのは……●野呂エイシロウさん●1967年生まれ。出版社を経て、26歳のとき日本テレビ『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の放送作家予備校の公募にて放送作家に転身。数々の番組をヒットに導いたノウハウを企業広報に生かす戦略的PRコンサルタントとしても活動中。●逢瀬辰五郎さん●テレビ局勤務を経て、芸能プロダクションでマネージメントの仕事に携わった後、大手WEBサイトでテレビコラムを中心に執筆。
2021年06月13日広末涼子広末涼子(40)が『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演。長男が海外留学している話を披露した。現地まで見送りに行き、別れた直後に雨のなか、号泣してしまったという。■広末の発言で思い出す過去「わーって泣きながら、これがもう、もし日本だったら、私が号泣しながら道を歩いてたら、また週刊誌に撮られて、変なこと書かれるから、雨でよかった、海外でよかったって(苦笑)」この発言には、思わず納得(?)した人もいるだろう。最近もネットニュースで「テイストがちぐはぐでごちゃごちゃ」な私服姿をネタにされていたが、20年くらい前には数々の“奇行”が報じられた。CM撮影のドタキャン、ドラマ撮影中の携帯電話依存、さらには「150km、乗車賃4万円のタクシー無賃乗車」という具合だ。とはいえ、14歳でCMデビューしたときのイメージは完全無欠の清純派アイドル。その後、歌手としても女優としても成功した。そんな彼女にとって、転機となったのが1999年の早稲田大学入学。必ずしも祝福一色ではなかった。進学校にいたわけでも、特に仕事をセーブするでもなく、面接と論文だけの「自己推薦入試」で合格したことから、出来レース説もささやかれたものだ。しかも、彼女はなかなか登校しなかった。初登校は入学式から3か月近くたった6月26日。所属事務所が各メディアに告知していたため、取材陣が殺到して、パフォーマンスではと批判もされた。また、その直前には新恋人・伊勢谷友介との同棲も発覚。学生たちにもみくちゃにされた広末は「ふざけるなって思った」と語ったが、世間の彼女への反応も「ふざけるな」だったのだ。ちなみに、合格したのは教育学部の国語国文学科。その国語力がどうだったかというと、この年の2月、彼女の文章が世に出ていた。林真理子の小説『東京デザート物語』の解説だ。しかし「結末まで一気に読んでしまいました」とか「林真理子さんの小説を、もっと読んでみたいと思いました」といった素直すぎる文章が、解説というより読書感想文みたいだと揶揄されるハメに。実際、本人も解説のなかで自分の語彙の乏しさを「バカっぽい」と自虐していた。■同年生まれの竹内結子さんの文章芸能人だからしかたないかといえば、そうでもない。同じ日に発行された桜井亜美の小説『サーフ・スプラッシュ』の解説では別の芸能人がこんな文章を書いていたのだ。《そんな思いに耽っていると、ふと高校の教室にいた私が見えた。(略)まるでスーパーの棚に陳列されている缶詰みたいに、外の空気と別の世界を夢見ていた》広末と同年生まれの故・竹内結子さんの文章だ。ただ、これほど繊細な感性や表現力は女優にとって諸刃の剣だろう。このふたつの文章と両者のその後を考えたとき、あまり繊細すぎないほうがいろいろと乗り越えていけるのかもしれない。広末は大学を5年で中退。その2か月後、モデルとできちゃった婚をした。以後、離婚とキャンドルアーティストとのできちゃった婚を経て、現在3児の母となっている。大学を目指したのは「仕事以外の場所を持ちたかったから」だそうで、多忙な芸能活動からの避難という意味もあったわけだ。イメージダウンにもなったが、おかげで清純派からの脱却もできた。前出の解説のなかでも「私自身、とてもプラス思考なので」と自己分析している。だからこそ、どんな「変なこと」もプラスにかえてしまえるのだろう。PROFILE●宝泉 薫(ほうせん・かおる)●作家・芸能評論家。テレビ、映画、ダイエットなどをテーマに執筆。近著に『平成の死』(ベストセラーズ)、『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『あのアイドルがなぜヌードに』(文藝春秋)などがある。
2021年06月07日1976年より、なんと45年も続く、ギネスにも載った長寿番組。黒柳徹子さんしかできない切り返しぶりに、マニアも多く、その「試合」を毎日楽しみにしているとか……。そんな『徹子の部屋』の近年の名勝負と、トリビアをご紹介。読めばますます面白くなります!黒柳徹子1976年2月2日にスタートした国民的番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)が、今年で45年目に突入!同一の司会者による最多放送記録としてギネス世界記録に認定されたこの長寿番組。これまでいろんなゲストが登場し、さまざまな名場面を残してきた。ゴージャスながら緊張感ただようあの部屋で繰り広げられる黒柳徹子(87)とゲストのやりとりは、“勝負”にもたとえられ、多くのマニアたちが手に汗握って“観戦”しているという。そんな『徹子の部屋』の近年の名勝負を振り返り、名将・黒柳徹子の功績をたたえようではないか!!■『徹子の部屋』の魅力「『徹子の部屋』って人間力の勝負の場なんです。徹子と対峙するとゲストの器がはっきりと出てしまう」こう語るのは、当日の『徹子の部屋』の内容を毎日Twitterにアップするなど“徹子ウォッチャー”として名高い、ミュージシャンでコラムニストのイライザ・ロイヤルさんだ。興味深いのは、過去の番組映像を見ると石原裕次郎や松田優作といった名だたるスターたちが徹子を前にどこか緊張しているのが伝わってくることだ。なぜこれほどの大物たちが、徹子を前にすると萎縮してしまうのだろうか?「まだ男尊女卑が色濃かった昭和の時代、物おじせずに鋭い質問で切り込んでくる徹子さんは女性として特異な存在でした。彼女のような存在を前に、大スターたちも困ってしまったのかもしれません」(テレビ誌ライター)そもそも、『徹子の部屋』は現在のような“旬の人”を招くトーク番組ではなかった。めったにバラエティーに出ない大物が登場し、素顔を垣間見せてくれる貴重な場所だったのだ。だからこそ、最近のゲストの顔ぶれにイライザさんは不満を漏らす。「徹子さんも今年8月で88歳になります。はっきり言って彼女に残された時間は有限。徹子の時間を無駄遣いしてほしくないからゲストの人選は大事にしてほしいのです」イライザさんは『徹子の部屋』が人間品評会の場として機能することを期待している。その意味合いが特に際立つのは高齢の女性がゲストの回だ。「ご老人の茶飲み話のような内容こそ面白いんです。例えば、先日お亡くなりになった橋田壽賀子先生や、瀬戸内寂聴さんがゲストの回にハズレはありませんでした。彼女たちは『面白い話をしてやろう』と意気込むわけでもなく、『朝食に毎日肉を食べている』という日常を披露したり、その直後に『GHQに家をとられた』といきなり時代が飛んだ話題を話しだしたり。年齢を重ねた人でないと出せない“攻撃”です。あと、岸恵子さんがゲストの回も毎回最高ですね。私が彼女に求めているのは“パリに住んでいることがアイデンティティーのお高くとまったマダム”としての一面です。むしろパリにずっと住んでいるから価値観がズレまくって、とんちんかんなことばかり言い続ける。女優としての実力も本当は疑問符がつくけど、本人はあくまで大女優として迷いなく振る舞っている。こんな女性たちならではの言動が『徹子の部屋』では如実に出ます。一方、男の人って徹子さんに合わせがちだから、なんだか普通の人になってしまうんですよね」監督と女優の夫婦ペアが出演する際にも、名勝負になりがちだ。「岡田茉莉子さんと吉田喜重監督、岩下志麻さんと篠田正浩監督などが出た際、家庭に収まらない女優さんのことを徹子さんは絶対に責めません。だって、女優って世間のことを知らなくていいし、しみったれた家事なんてしない人たちですから。そもそも、徹子さん本人が家事はお手伝いさんに任せっきりですしね」(イライザさん)■相性抜群の「ジャニーズ」さらに、イライザさんが言及するのは徹子とジャニーズタレントのマッチングのよさだ。「ジャニーズのタレントがよく出演しますが、彼らは粗相がないし、決して徹子さんを困らせません。徹子さんってゲストにむちゃ振りするじゃないですか。急に『ちょっと踊ってみてよ』と言われても、彼らはBGMなしに見事にダンスを披露します。場数を踏んでいるから何を振られても完璧なんです」つまり、ジャニーズが相手だと徹子は気持ちよく仕事ができるということ。そして、ジャニーズ側にとっても『徹子の部屋』出演にはメリットがある。「ジャニー喜多川さんの教育の賜物か、ジャニーズタレントは礼儀正しいので大物の女性に気に入られやすく、徹子さんもご多聞にもれず喜んで話を聞き出そうとする。徹子さんの覚えもめでたくなるわけですから、ジャニーズタレントにとって『徹子の部屋』は特別な番組なんです」(芸能レポーター)イライザさんには特に印象に残る回があるという。「V6の長野博さんが出演したときが素敵だったんです。徹子が『人生の最後に食べたいものは何?』って質問すると彼は『おにぎりです』と答え、徹子が満足げに『ご飯て、おいしいわよねえ』と言うと、エンディングテーマが流れ出した。おにぎりほど誰も傷つけない回答ってないじゃないですか?本当に返しがうまいなと思いました」ジャニーズのタレントのそつのなさに目を見張る。このあたりはジャニーさんからの薫陶の賜物だろう。■お笑い芸人ならではの空回りも『アメトーーク!』が特集を組んで以来、お笑い芸人の出演が話題になることが増えた。しかし、『徹子の部屋』をディープに見るマニアはこの風潮を決して歓迎していない。「芸人さんってどうでもいいエピソードをナチュラルに話すのではなく、『面白いことを言わなきゃ』と力んで空回りすることが多いじゃないですか。それって、この番組の雰囲気に合っていないんです」(イライザさん)思い出されるのは、2020年に放送されたフワちゃんのゲスト回だ。パワープレーを繰り返すフワちゃんと、それをいなす徹子のトークにSNSは沸いたが、あのやりとりにイライザさんは苦言を呈す。「フワちゃんファンはTwitterで『徹子さんが食いついてる!』ってポジティブに捉えてたけど、そんなことはなかったですね。徹子さんを無理に力でねじ伏せようとしてるし、明らかに徹子さんは“勝負にならない”とばかりにドン引きしていました。事実、フワちゃんが『徹子ちゃん、また来ていい?』って聞いたら、徹子さんは真顔で『2度と来ないでください』って言っていましたから」最近の芸人の出方にマンネリを感じるという声もある。「ネタをやっても徹子が笑わずにつらい空気が流れたり、スベったところを笑いにする流れが芸人回ではお決まりになっています。でも、『徹子の部屋』のマニアは、その方向性を決して望んでいません。いいところを見せられない芸人にとってもマイナスだし、この方向性に食傷ぎみの視聴者が増えているんです。もしかしたら、お互いに得をしないコラボかもしれないですね」(テレビウォッチャー)では、今後望まれるゲストはどういう人になるだろう?「思想的に偏りのある人や論客と呼ばれる人を呼んでみたら面白いかもしれません。徹子さんがすごいのは、世の中をよくしようと行動し続け、なおかつあの年齢でいながら思想的な偏りがほとんどないところです。あれは天才ですね。あと、徹子さんて、思い切った発言を引き出せる聞き手でもあるんですね」(イライザさん)「『徹子の部屋』が終わったら政治記者になりたい」なんて発言を残している徹子だけに、論客との相性のよさは必然だろう。「あと、年末恒例だったタモリさんのゲスト出演も復活してほしいです。『徹子の部屋』のトークって、端的に言えばイニシアチブの取り合いなのですが、タモリさんはスタイル的に引き出すタイプの人。だから、間合いの取り方とか攻め方とか、師範同士の居合の勝負を見ているようですよ」(イライザさん)別枠のコラムでは、『徹子の部屋』における近年の“名勝負”もご紹介しているので、それらを通じ、番組の底深い魅力をぜひとも再認識していただきたい。この人間力の試合結果、ぜひ後世にも伝えたいもの!■思い出の名勝負たち徹子とゲストのやりとりのことをマニアは「勝負」と呼ぶ。そこで、イライザさんに近年、印象深かった“対決”を挙げてもらった。■草笛光子〜徹子が飼い主・草笛の目の前で愛犬をバカ呼ばわり〜(2012年6月22日放送)「草笛さんが愛犬を連れてきて『毎朝、私に新聞を運んでくれる』と再現しようとしたのですが、犬は新聞をバリバリに噛みちぎり徹子さんがマジギレしたんです。飼い主の前で犬を『バカ!』と怒鳴っている姿は衝撃でした」(イライザさん、以下同)■片岡愛之助〜紀香から贈られた“LOVE柄”の着物を自慢〜(2017年4月24日放送)「妻の藤原紀香さんからプレゼントされた着物を着てきたんですが、『LOVE』の文字が柄として全身に入ってるんです。『LOVE LOVE LOVE』と入っている着物を、贈る側も『ありがとう』と受け取る側もすごいですよね。さすがの徹子さんも引き気味でした」■千昌夫〜肩にインコを乗せながら名曲を熱唱!〜(2012年11月1日・2018年4月2日ほか放送)「定期的に出演する千さんは、ペットの鳥をよく連れてきます。徹子さんが烏骨鶏をひざに乗せるだけの不毛な時間が流れたり、千さんが肩にインコを乗せて『北国の春』を歌ったり。徹子さんが烏骨鶏に寄せた衣装を着てきたことも」■いしだあゆみ&和田アキ子〜先輩2人に囲まれたアッコがいじらしい!〜(2020年4月3日放送)「アッコさんが出演すると徹子さんに気を使って借りてきた猫になるのが常ですが、いしだあゆみさんと出た回はすごかった。あゆみさんはとんちんかんな発言ばかりだし、徹子さんもズレたことばかり言う。会話をまとめようとする健気なアッコさんが見られるというレアな場面でした」■平野レミ〜亡き夫の思い出を泣き崩れずに語ったレミをいたわる徹子〜(2020年8月12日放送)「夫の和田誠さんが亡くなってから初めてのゲスト出演でした。いまだ和田さんへの思いが断ちきれないと語るレミさんに、徹子さんは『愛し、愛されたことを胸に抱いていけば大丈夫』と。こういう感動できる回もあるんです」■故・弘田三枝子さん超熟女の2人が呼吸するだけの無音世界(2016年3月25日放送)「ヨガにハマっているというミコちゃん(弘田さん)が呼吸法を披露したのですが、『フゥー』と息を吸ってから1分近く沈黙のままなんですよ。徹子さんもそれをまねするだけ。2人の超熟女が呼吸しているだけの1分弱は、テレビ的に異常事態でした」■故・浅香光代さん江戸っ子ならではの数の数え方に噴き出す徹子(2018年8月1日放送)「毎日ストレッチをしているという浅香さんが徹子さんに実践講習を行ったんですが、江戸っ子だから数の数え方が『しち、はち、きゅう、とお』なんです。何度目かの『とお』の瞬間に、さすがにこらえきれなくなった徹子さんが噴き出してしまいました」■天童よしみ普段のメイクをフェイスシールドに描いて登場(2020年9月9日放送)「コロナ対策でフェイスシールドを使用しているという話から、天童さんが装着したのは、つけまつげなどの化粧が最初から施された、すっぴんでもOKの自作シールドでした。徹子さんたら『あら、私も作ろうかな』ですって」■冨士眞奈美さんが語る『徹子の部屋』の魅力「なんといっても照明が素晴らしいの!(笑)」黒柳徹子とはもう60年以上の付き合いだという、女優の冨士眞奈美さん。常連出演者として、番組の魅力をこう語る。「あの番組がスタートしてから、20回近く呼ばれているんじゃないかしら。正確な回数を覚えてないわ(笑)。担当しているプロデューサーさんがとてもいい方で、楽しくて気が合うんです。徹子さんとは長い付き合いだから、全然、緊張なんかしない。近況報告と昔話をしていると、いつもウキウキして『あら、もう終わり?』って感じ。『徹子の部屋』のいいところは……、なんといっても照明が素晴らしいのよ。ものすごく美人にしてくれるの。シワなんか全部飛ばしてくれる(笑)。あと、飾られているお花が、ゲストに合わせて生けてくださるそうで、とても素敵よね。褒めると帰り際にくださるの。徹子さんはほんとにまじめで努力家。いつも机に、びっしり書き込んだメモを置いているんです。ゲストの方のことをよく下調べなさるんですってね。機転が利くし、物覚えがよくていつも感心しています。100歳くらいまで続けていただきたいわ。徹子さんだったらできるでしょう」ふじ・まなみ静岡県生まれ。県立三島北高校卒。1956年NHKテレビドラマ『この瞳』で主演デビュー。1957年にはNHKの専属第1号に。俳優座付属養成所卒。俳人、作家としても知られ、句集をはじめ著書多数。■『徹子の部屋』トリビアギネスに載るほどの長寿番組だけに今までいろんなことがあった『徹子の部屋』は、トリビアも盛りだくさん!●昔の『徹子の部屋』はタバコOKだった過去の番組映像を見ると、石原裕次郎や西田敏行、松田優作など喫煙しながらトークしているゲストが少なくない。徹子を前に緊張する自分をカムフラージュする目的でタバコをくゆらせていた可能性もある。●ビスケットに生クリームの“徹子ケーキ”は不動の人気いまやInstagramでもおなじみの通称“黒柳徹子ケーキ”。牛乳に浸したマリービスケットに生クリームを挟んで冷やすだけ。『徹子の部屋』でもゲストに振る舞ったことがある。家事はすべてお手伝いさん任せの徹子が唯一作ることができるスイーツだ。●ジャニーズは髪色をトーンダウンしてゲスト出演するジャニーズの所属タレントは髪の毛の色をトーンダウンさせてから『徹子の部屋』に出演する。そして、毛先は決して遊ばせない。普段はやんちゃキャラのアイドルも徹子の前では好青年キャラになるのだ。●マッチョは質問攻め&やたらボイパをやりたがる若いゲストがボイスパーカッションを披露すると、必ず徹子は「私もやる」と参加したがる。マッチョ男性の肉体改造に質問を浴びせまくるのも恒例だが、今はボイパにも興味津々。ただ、口で「ズンチャ」と言ったりリズムはズレまくりだ。●徹子が使うティッシュケースは五月みどり作徹子のソファの横にあるティッシュケースを作ったのは五月みどりで、ゲストに来るたび新しいケースを作ってきてくれた。五月は熱海でセレクトショップを営んでおり、彼女がデザインした美しいティッシュケースが人気。●故・ジャイアント馬場さん直伝スクワットの話をしがちゲスト出演した故・馬場さん直伝のヒンズースクワットを日課にしている徹子。「スクワットが長生きの秘訣」と教わって以来、やたらと徹子は“馬場直伝”をアピールするようになるが、当の馬場さんは出演回放映の翌月に他界した。●攻略法「動物を連れてくる」が広まりつつある最近は“徹子対策法”がバレ始めており、ペットを連れてくるゲストが増えた。そうすると徹子のターゲットが動物にずれ、本人が会話でロックオンされずにすむのだ。ペット同伴のゲストは逃げの姿勢でいることが多い。●学者が好き、外見はなんと〇〇好き!?徹子はうんちくのある人やエキスパートに話を聞くのが好きで、特に山中伸弥教授のゲスト回は前のめりだった。ただ、この食いつきにはもうひとつ理由がある。過去に徹子は「髪の薄い男性がタイプ。山中伸弥先生なんて素敵ですね」と明かしているのだ。さすが徹子。好みもなかなか一筋縄ではいかない……。イライザ・ロイヤル●コラムニスト、パンクバンド「イライザ・ロイヤル&ザ・総括リンチ」ボーカル&代表。感想を毎日Twitterに上げるなど、『徹子の部屋』ウォッチャーとしても知られている。(取材・文/寺西ジャジューカ)
2021年05月06日2021年4月29日に放送された、トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、元フィギュアスケート選手の浅田真央さんがゲスト出演。浅田さんは、同月現在30歳です。プライベートでは、色鉛筆でぬり絵をしたり、土いじりをして野菜を育てたりしながら過ごしているといいます。浅田真央が外出自粛中に投稿した写真ネットで「人柄が出てる」と話題に番組で「いずれは自分のスケートリンクを作りたい」という夢を語った浅田さん。もっと年齢を重ねてからの展望としては、畑を耕すなど、いずれは自給自足の生活をしたいと考えているようです。将来にまつわる話題が上がったタイミングで、MCを務める黒柳徹子さんが「年齢的に『結婚についてはいかがですか』とみんなに聞かれない?」と尋ねると、浅田さんはこう答えました。そうですね…。やっぱり、結構聞かれることも多いですね。タイミングが合えばという…。まずはお相手いれば、ですよね。お相手がいなければちょっと先に進まない話なんですけど。いつかは…。自分のいろんなタイミングが合えばですかね。徹子の部屋ーより引用「相手がいて、自分のタイミングが合えば」と心境を明かす浅田さん。すると、黒柳さんはこう言葉を送りました。でも、もったいないから、いつかちゃんとよい方がいらっしゃればね。だって、あの…1人で生きてたって、生きていられるんですからね。結婚しなきゃいけないなんてことはないんですから。徹子の部屋ーより引用黒柳さんは、浅田さんの気持ちをおもんぱかり、エールを送ったのでしょう。その言葉を受けて、浅田さんは「どちらの道を選ぶのか楽しみですね」と笑顔を見せました。番組の視聴者からは、さまざまなコメントが寄せられています。・徹子さんの、こういう柔軟なところが好き。・さすが。年頃の女性の心を、ふっと楽にする言葉をかけてくれたね。・本当にそう。まずは相手ができてから結婚を意識するぐらいでいいと思う。・別の選択肢もあることを伝える徹子さんも、「どちらになるか楽しみ」と答える浅田さんも素敵。人生で何を優先し、何を選択するかは人それぞれです。ほかの誰でもなく自分の意思で決断したことは、長い人生を支える道しるべにもなるでしょう。黒柳さんの言葉は、多くの人の心に刺さりました。[文・構成/grape編集部]
2021年04月30日2021年4月9日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、俳優の二階堂ふみさんがゲスト出演。二階堂さんといえば、『第71回NHK紅白歌合戦』の紅組司会を務めるなど、俳優業だけでなく、幅広い活躍を見せていますよね。二階堂ふみに関する記事はこちら同番組では、MCを務める黒柳徹子さんと仕事やプライベートにまつわるトークを展開。その中で話題に上がった、恋愛や結婚についての2人の会話が、注目を集めています。二階堂ふみの問いかけに、黒柳徹子が『深いひと言』作品の中で、夫婦役を演じる機会の多い二階堂さんに対し、黒柳さんが「自分の結婚について考えることはある?」と尋ねた時のこと。同月現在、26歳の二階堂さんは「まだ結婚に関しては現実味がない」と答えた上で、次のような素直な気持ちを明かしました。最近、母にも聞かれるようになったんですけれども、私も全然現実味がないといいますか。まだまだしたいことがたくさんあって。そうですね。でも今は、いろんな家族の在り方があると思うので、結婚してもしなくても、いつか素敵なパートナーの方と、明るい世界を作っていくために、一緒に活動できる方と一緒になれたらなあと。徹子の部屋ーより引用「いろんな家族の在り方があるから、どんな形であれ素敵なパートナーと一緒になれたら」と理想を述べた二階堂さん。続けて「黒柳さんはどうですか?」と聞き返します。すると、黒柳さんは「3回ぐらいお見合いはしたけど、恋愛が先に来たほうがいいと思って、結局断った」と、自身の過去を振り返りました。そのエピソードを聞いた二階堂さんが「恋愛は糧になりますか?」と問いかけると、黒柳さんは…。もうそれは絶対です。やっぱり本当に、愛したとか、愛されたっていう経験があるとすると、後、独身でいたとしても、別にさびしいことはないと思いますよ、私は。徹子の部屋ーより引用黒柳さんは「結婚という形に限らず、誰かを愛したり愛されたりした思い出があれば、それは自分の糧になる」とキッパリ。自身の体験をもとに語られた言葉に、視聴者からはさまざまなコメントが寄せられました。・徹子さんのコメントにグッときて、涙が出そうになる…。・素敵な考え方だなあ。徹子さんがいうと、説得力があるし言葉の重みが違うと思う。・さすがカリスマ。このアドバイスは深い…。聞いていて目頭が熱くなった。さまざまな選択肢がある中で、どの道を選ぶかは個人の自由です。しかし、時には周囲と比べて迷ったり悩んだりすることもあるでしょう。黒柳さんが二階堂さんに送った言葉は、多くの人の心に響きました。[文・構成/grape編集部]
2021年04月10日女優やタレント、司会者などマルチに活躍している黒柳徹子(くろやなぎ・てつこ)さん。自身の幼少期を描いた小説『窓際のトットちゃん』は、発刊から40年目を迎えてもなお、世界中の人に読み継がれています。そんな黒柳徹子さんが、トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)が終わった後の活動について語り、「すごい!」と称賛の声が上がりました。黒柳徹子が明かした今後の目標とは?黒柳徹子さんは2021年3月30日にオンラインを通じて、著書『窓ぎわのトットちゃん』の刊行40周年記念会見を開催。同月31日より、自らが朗読する同書のオーディオブックを配信すると発表し、「子供たちに聞いてもらいたい」と呼びかけています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Tetsuko Kuroyanagi(@tetsukokuroyanagi)がシェアした投稿 同会見で、将来の目標を明かした黒柳徹子さん。長年、司会を務めている『徹子の部屋』が最終回を迎えた後は、「政治を勉強して政治記者になりたい」と力強く語りました。また、今後の目標に政治記者を挙げ「91歳ぐらいで(司会を務めるテレビ朝日系)『徹子の部屋』が50年を迎え、終わると思うので、それから政治を勉強して政治記者になりたい」と意欲を見せた。サンケイスポーツーより引用数年後、国会議事堂を舞台に、バシバシ質問を投げかける黒柳徹子さんの姿が目に浮かびますね。黒柳徹子さんの願望を知った人は「80代とは思えないパワー」「エネルギーがすごすぎる」と驚嘆。「私も負けていられない!」「徹子さんみたいに充実した人生を送りたい」といったコメントも寄せています。常に物事に興味や関心を示す心を忘れず、何ごとにも果敢に挑戦し続ける黒柳徹子さんから今後も目が離せません![文・構成/grape編集部]
2021年03月31日2020年12月31日で活動休止をする、アイドルグループ『嵐』。バラエティ番組『嵐にしやがれ』(日テレ系)は、同月26日に最終回を迎えました。ゲストとして、タレントの黒柳徹子さんが登場。すべて自身が考えたという質問を嵐に投げかけ、その内容に反響が上がりました。黒柳徹子から嵐への質問に反響が上がったワケとはまず、「お母さんの味はなんですか」という質問を投げかけた黒柳さん。最終回らしからぬ質問に、思わずメンバーも動揺してしまいます。さらに、「自分の顔で好きなところはありますか」と、徹子節が止まらない様子にメンバーの松本潤さんも「すごい球が飛んできた」とコメント。興奮気味に黒柳さんがメンバーの顔の好きな角度を1人ずつ決めていくと、ネット上では「黒柳さんが暴走してる」など大きな反響が上がりました。しかし、「最近、涙したことはありますか」という質問に多くの視聴者と嵐が感動することとなるのです。メンバーから「映画を見た時」「メンバー間で深い話をした時」などの声が上がった一方、黒柳さんはしばらく泣いたことがなかったというのですが…。私は泣いたことないんですよ、ずっとね。もう、ずいぶん長いこと泣いてないんですよ。それでね、この話をする時に「『最近私は涙流してないんだ』って私はいうんだな」って思ってたら、昨日、あなた方のツアーに行く時のリハーサルの模様が入っているフィルムみたいなものが私のところに来たの。それ見たら、どういうわけだか涙が出て。本当よ。あなた方があんまりに仲よく、できないことがあっても誰かのせいにしないで全部一緒に、踊りなんかうまくいかなくても誰かが教えてあげたりとか。そういうのがずーっと見てたらなんて嵐っていいんだろうって思って。そしたらどういうわけか、涙がツーっと。嵐にしやがれーより引用黒柳さんの話に櫻井翔さんは「その話に感動した」とコメント。多くの人が心を打たれたようです。また、視聴者から「攻めた質問!」といった声が上がったのが、「活動休止っていうことは嵐でまた戻ってくるの?」という誰もが思っていた素朴な疑問。ファンの気持ちを代弁したような質問に、回答が気になる人も多かったのでしょう。櫻井さんは「そういう話はしているけど、決めていることは何もない」とコメントし、元旦に嵐としての仕事がないことを聞くと黒柳さんは「遊びに行こうかな」とおちゃめな一面を見せていました。最後に黒柳さんは、「あなた方に出会えていい人生だった」とメッセージを送り、番組のコーナーを締めくくりました。『徹子さん』がTwitterのトレンドに入るほど反響が上がった、今回の対談。ネット上にはさまざまな声が寄せられていました。・徹子さん攻めるなー。笑いすぎてお腹が痛い!・ちょっと徹子さん暴走してる!最後に「お幸せに」っていってたのが印象的。・最後に徹子さんが質問してくれて本当によかった。黒柳さんとの対談は、ファンにとっても貴重なものとなったでしょう。一夜限りのCMにファン以外からも「すごい」の声また、同日の放送ではCMも特別仕様になっていました。嵐がこれまでCMキャラクターを務めてきた13の企業が協力して嵐へ贈る1つのCMを作成。これには、ファン以外からも「これはすごい」「思わず泣いた」などの声がネット上にたくさん上がっていました。76万回以上再生されている、こちらのサプライズCMをご覧ください。多くの人が、気にしていなくてもCMで嵐の姿を見る機会は多かったはず。それだけに、「見たことがある」と思い出すCMもあったかもしれません。嵐の活躍はきっと多くの人に感動を残したことでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年12月28日2020年12月18日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、実業家のROLANDさんがゲスト出演。ROLANDさんといえば、さりげない気遣いやウィットに富むトーク力が人気を博しています。ROLANDが『3つの暴力』について持論番組では、これまでにROLANDさんが口にしてきた名言の数々を取り上げました。MCを務める黒柳徹子さんは、『待ち時間を退屈させない名言』として、ROLANDさんが述べた「これ全員、俺が雇ったエキストラ。きみと長く一緒にいたいからさ」という言葉を紹介。その名言に対し、ROLANDさんは次のように説明しました。僕が車の運転してる時に、ドライブで女性の方とデートしてたんですよ。助手席に座っていて、渋滞だったんですね。大渋滞で。渋滞だと、男の人って結構舌打ちしたりだとか、運転中にマナーの悪い男の人っているじゃないですか。結構、空気って凍りませんか。徹子の部屋ーより引用ROLANDさんの言葉に、黒柳さんは大きくうなずき「そうよそうね。せっかく楽しいんだから、一緒にいるだけでいいじゃないのと思いますよね」と相づちを打ちます。続けて、ROLANDさんはこんな持論を展開しました。そう、だから僕、暴力って3種類あると思っていて。言葉の暴力と、物理的な、殴ったりけったりの暴力と、プラスアルファ空気の暴力って、僕はあると思っていて。舌打ちしたりとか、イライラしてたら空気の暴力を与えてしまうじゃないですか。だからそういう時に和むひと言をいいたいなっていうのが、あのひと言だったんです。徹子の部屋ーより引用ROLANDさんの考えに対し、黒柳さんは「感じいいわね、和むひと言。絶対いいと思う」と絶賛しました。「空気の暴力っていうのを相手に与えてはいけないと、常に意識している」と口にするROLANDさん。ネット上では、さまざまな反響が上がっています。・そうそう…『空気の暴力』は、意外にダメージが大きい。・こういう気遣いができるのが、プロだわ。・『空気の暴力』って、確かに。これに気付ける人は案外少ないと思う。・3つの暴力についての話が印象的だった。礼儀正しくて素敵な人。ここまで成功したのも分かる。自分の何気ない振る舞いが、相手にどんな印象を与えるのかを考えた上で行動できる人は、多くはありません。どんな振る舞いであれ、他者を思いやる視点が大切なのだと考えさせられますね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月19日黒柳徹子芸能界の新型コロナ感染が止まらない。8月25日に感染が判明したのは、タレント・山口もえ。直後から“濃厚接触者”と認定されていた夫の爆笑問題・田中裕二も大事をとって自宅待機していたが、PCR検査の結果、翌26日に「陽性」と判明した。「田中さんだけではありません。3人のお子さんも含め家族全員が入院している、と。田中さんは、抱えている10本のレギュラー番組すべての出演をキャンセルしています。最近増えているという“家庭内クラスター”が発生しちゃったのは間違いありませんね。相方の太田光さんが陰性だったのが、不幸中の幸いですが」(スポーツ紙記者)だが、話はそれだけで終わらなかった。「田中さんがMCをやっているTBS系の『サンデージャポン』でアシスタントを務めている山本里菜アナもコロナに感染したことがわかったんです。山口さん側からなのかそれとも『サンジャポ』側からなのか、どこから感染が始まったのか経路は不明だそうですが、そうとうな感染力。このまま“大規模クラスター”なんてことにならないといいんですがね……」(前出・スポーツ紙記者)止まらない連鎖─その発端だったかもしれない山口がコロナ判明前に収録していたのが、“トットちゃん”こと黒柳徹子がMCを務めている長寿番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)だった。「もえさんは9月4日オンエア分のゲストとしてスタジオ収録に参加していたんです。その収録分を“予定どおり放送するか検討中”とのことですが、このまま“お蔵入り”の可能性が高そうです。収録時には問題なかったとはいえ、直後にコロナの感染がわかった方の映像を流すのは、やっぱりちょっとためらわれます」(テレビ朝日関係者)■収録そのものがリスクだらけ新型コロナに詳しい『KARADA内科クリニック』の佐藤昭裕院長によれば、「コロナは発症する48時間前から、他人を感染させるリスクが急激に上がります。山口さんは8月24日に症状が出始めたということですから、2日前の22日以降に収録があったとしたら、黒柳さんは“濃厚接触者”として、かなり感染リスクが高かったと思います。逆に、48時間より前であれば、他人を感染させる可能性はほとんどないと言っていいでしょう」件の収録は48時間よりも前だったようで、テレビ朝日は「番組内で濃厚接触者はいない」とすぐさまコメント。ひとまずは安心といったところだが、局内では「それだけではすみそうもない」という声も出始めているという。「『徹子の部屋』自体の収録をしばらく休止にする検討もされ始めている、というんです。『徹子の部屋』は今年3月末から6月上旬まで2か月半もの間、コロナで収録を中断していましたから、もしそうなれば今年2度目の中断、休止ということになります」(別のテレビ朝日関係者)なぜ再休止なのか?いうまでもなく、今年8月で87歳になった黒柳の身体を心配しているからだ。そもそも局側、そして『徹子の部屋』スタッフは、コロナが急拡大し始めた当初から黒柳の感染リスクを考えて、いち早い対応をとっていた。「緊急事態宣言に先駆けて、3月末には“収録中断”の決断をしました。“ゲストとおしゃべりする”番組ですから、飛沫感染のリスクが常につきまといます。来年“米寿”を迎えるとは思えないほどお元気な黒柳さんですが、年齢を考えれば、収録そのものが感染リスクだらけでしたから」(前出・テレビ朝日関係者)前出の佐藤院長も「高齢者のコロナ感染は重症化しやすい」と断言する。「いちばん怖いのは、やはり死亡率です。春の第1波のころと比べて現在の第2波は“死亡率が低い”といわれていますが、75歳以上ではそんなことはありません。25%と依然高いままなんです」コロナ感染拡大が落ち着きを見せたことで、番組収録は6月8日に再開したが、それにあたっても“黒柳さんを守る”ことが最優先事項だった。■「このままじゃ徹子さんを守りきれない」「黒柳さん専用のフェイスガードを特注。番組独自に感染防止のマニュアルを作って、収録前にはスタジオや楽屋、徹子さんが座られるイスも消毒を念入りにしていました。スタッフはもちろん、ゲスト出演者にも体調のヒアリングと体温測定を必ずしてから収録に臨んでもらって。黒柳さんご自身も中断中はご自宅から1歩も出ず、接触するのはお手伝いさんだけにしてウイルスを持ち込まないよう一生懸命だったと聞いています。“万が一が絶対にないように”と徹底的に対策したうえでの再開でした」(前出・テレビ朝日関係者)だが─。「でも、そこまでやっても、今回のようなことは起きるわけです。現場からは“このままじゃ徹子さんを守り切れない”“この機に状況がもう1度落ち着くまで収録を再休止するのも手では”という声が出るのもわかります」(前出・テレビ朝日関係者)ここ数年、何度も健康不安説が囁かれてきた。「特に’17年の夏に大腿骨を骨折して以降は、めっきり筋力が落ちたそうです。収録やイベント出演時には“立っているのではなく腰かけに座りっぱなし”とか“移動は車イス”ともまことしやかに囁かれていますからね。ご本人は“元気で歩いています”と否定されていますけど……」(前出・テレビ朝日関係者)かつては黒柳の代名詞だったマシンガントークも、「最近は滑舌がだいぶ悪くなってしまって“何を言っているのか聞き取れない”という視聴者からの声も多くなっていると聞きますし。いくら気持ちがお若いとはいえ、身体の衰えには抗えません」(前出・テレビ朝日関係者)この番組で“同一司会者トーク番組の最多放送”世界記録を持つ黒柳。記録を伸ばしてほしいが─。
2020年09月02日2020年8月12日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、料理愛好家の平野レミさんがゲスト出演しました。平野さんは、2019年10月に、夫でイラストレーターの和田誠さんを亡くしています。故・和田誠さんへの想いがあふれる平野レミ番組のMCを務める黒柳徹子さんと、夫婦ともに旧知の仲だという平野さん。番組の冒頭から、夫の逝去について「どんだけ泣いても泉のように涙がわき出てくる」と、涙目で語り始めます。平野さんは夫がこの世を去ってからもなお、ずっと毎朝2人分のお茶をいれたり、和田さんの著作を読み返したりしているそうです。さらに、和田さんに会いたくなった時は、夫が使っていた帽子の匂いをかぐことで、気持ちを落ち着かせているエピソードを明かしました。和田さんに帽子被らせて、天国行っちゃったの。もう1つ(帽子)はもったいないから持っててね。ビニール袋に入れて、空気全部抜いてね、こうきゅーっと抜いて。それでずっととってて。和田さんに会いたくなるとね、ちょっとビニール袋開けて、「スーッ」ってやる(匂いをかぐ)の。「あっ、お父さんだ」「和田さんだ」「もったいないもったいない」っていって、またギューッとやってキュッとしまって。そうやってね、和田さんに会うんですよ、たまに。徹子の部屋ーより引用番組で、和田さんの映像が流れると、平野さんは「会いたいなぁ…」と涙声でつぶやきます。その様子を、黒柳さんは見守るように見つめていました。平野レミの「心の支えがない」という相談に、黒柳徹子は…2020年現在の自分を『第3の人生』に来たととらえているという平野さん。その理由について、こう語りました。独身が『第1』、結婚が『第2』、『第3』が独身!また独身になっちゃった。心の支えがね。心の支えがなんかふっと考えると誰もいなくて。息子じゃ支えになんないし、ましてや孫は支えになんないし、お父さんやお母さんもいなくなっちゃって。徹子の部屋ーより引用平野さんは夫の逝去により、心の支えを失ったように感じているそうです。「黒柳さんはどうしてます?心の支え」と平野さんが質問すると、黒柳さんは…。仕方がないわね。でも、あなたさ、愛してもらったでしょ。和田さんに。だからそれがあれば、一生涯、和田さんに愛してもらったっていうつもりで、生きていけばいいじゃない。徹子の部屋ーより引用黒柳さんは「愛し、愛されたことを胸に抱いていけば大丈夫」とキッパリ。その言葉に、平野さんは表情を明るくして「いい、それってすごくいい」と喜び、うなずいていました。【ネットの声】・平野さんの想いがあふれるほど伝わってきて、泣いてしまった。・さすが黒柳さん。つらそうな平野さんに対する、思いやりのあるアドバイスにグッときた。・人を愛することって素敵だなと思わされた。こんな風に誰かと想い合いたいな。家族や友人など、近しい人を失う悲しみやつらさは、到底言葉で表せるものではありません。最愛の人を亡くした平野さんは、いいようのない想いを胸に抱きながら日々を過ごしているのでしょう。黒柳さんが送った「一生涯愛してもらったことを胸に生きていけばいい」という言葉は、平野さんのこれからの人生を優しく支える、1つの教えになったに違いありませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月13日女優の黒柳徹子が、朗読劇『ハロルドとモード』の主演を務めることが4日、明らかになった。生田斗真が恋人役となる。同作は1971年にアメリカで公開された映画『ハロルドとモード』の舞台化作で、ストレートプレイからドラマリーディング、ミュージカルと、キャストや上演形態を変え幾度となく上演されている名作。自分らしく生きる破天荒な79歳の女性・モード(黒柳)と、狂言自殺を繰り返す愛に飢えた19歳の少年・ハロルド(生田)という、真逆の死生観を持つ2人が、共通の趣味である“赤の他人のお葬式への参列”で出会い、愛を深めていく。今回は、これまでに数多くの舞台作品の脚本・翻訳・演出を手掛けてきたG2が新たに脚本を書き下ろし、朗読劇として上演する。長きにわたり海外コメディ・シリーズで主演を務めてきた黒柳が、朗読劇『ラヴ・レターズ』から1年ぶりの朗読劇に挑み、モードに恋する19歳のやんちゃな少年ハロルドを生田が演じる。黒柳と生田の2人は舞台初共演で、さらに趣里、浜田信也、相島一之、秋本奈緒美と豪華な顔ぶれで、型破りな2人の生き様と恋模様を描く。東京公演はEXシアター六本木にて9月28日~10月3日。大阪公演はシアター・ドラマシティにて10月14日〜15日。○上演台本・演出:G2 コメント原作を拝見してまず思ったことは「これはむしろ朗読劇のほうが面白く表現できる」ということです。ですから今回は「戯曲」というよりも「朗読劇の台本」を強く意識して書きました。コロナのこともあって「手軽に表現できる」オンライン朗読会が数多く発表されていますが、この作品に関してはプロフェッショナル達がガチで朗読劇に取り組む熱い姿勢で臨みたいと考えています。朗読劇の枠を越え、ビジュアル演出や生の音楽演奏などを駆使し、上質のエンターティンメントに仕上げます。本作は人間や人生についてピュアに感じることができる作品。そういう意味でも黒柳徹子さんと生田斗真くんは最高の顔合わせです。今の時代に失われがちな人間性や人と人との絆の大切さを、しっかりと表現して下さるでしょう。また、黒柳徹子さんの舞台と言えばやはり喜劇。やもすれば日本人にはとっつきにくいブラックな笑いを含む原作ですが、そこはあの手この手で、劇場にいらしたお客様に大いに笑って頂くべく数々の作戦をご用意しています。コロナでたまった鬱憤を晴らし、人間の素晴らしさを実感できる時間をお過ごし下さい。○黒柳徹子 コメント昨年は私にとって初めての経験となった朗読劇『ラヴ・レターズ』で、皆さまの想像力をいっぱいにさせる、素晴らしさを知りました。今年は、『ハロルドとモード』を朗読劇でやらせて頂きます。おもしろいお婆さんモードと、青年ハロルドとのラヴストーリーです。お相手のハロルド役を生田斗真さんがやってくださいます。今回の舞台での初共演を私はものすごく楽しみにしています。私が、『ハロルドとモード』の舞台を最初に見たのは1977年。モードを演じたのは、フランスの名優、ジャン=ルイ・バローの奥さんマドレーヌ・ルノーでした。その後、文学座の先輩でもあった長岡輝子さんの舞台も見ましたが、笑いと涙が交錯しとっても印象的でした。芝居が終わっても、私はずっと、泣いてたような気がします。その頃から、私は、モードの役を演じてみたいと思っていました。喜劇でも、最後には、泣く事もあるのです。ぜひ、いらして下さい、お待ちしています。○生田斗真 コメントこのエキセントリックな芝居を黒柳徹子さんと共に出来る事、とても楽しみにしております。しかも! 恋人役だなんて! 夢にも思わなかった出来事です。人生、本当に何が起きるか分からない楽しみがあります。黒柳さんは日本のエンターテイメントの基盤を作り上げてこられたお一人です。その人間力、人を惹きつける魅力の根底にあるものに少しでも触れられたら幸せです。僕自身、今年の春に新型コロナウィルス感染症の影響で出演中の舞台が中止を余儀なくされ、悔しい思いと楽しみにしていた皆さんへの申し訳なさでいっぱいになりました。なんとも言い難い気持ちで、この自粛期間を過ごしていた矢先に今回のお話を頂きました。ある意味リベンジだと思っています。使命感を持って精一杯努めます。皆さんもそろそろお芝居観たいですよね。僕も同じです。観たい!舞台に立ちたい!劇場でお客様と共に今まで溜め込んできた思いを共有出来れば嬉しく思います。皆様どうか呉々も健康には気をつけて。この秋、お互い元気で会いましょう。
2020年08月04日2020年7月15日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、音楽家のつんく♂さんが出演しました。2014年10月に喉頭がんのため声帯を全摘出したつんく♂さんのために、スタジオには筆談によるトーク画面を用意。番組のMCを務める黒柳徹子さんは普段通り声を使って、つんく♂さんはパソコンを使った筆談という形でトークを繰り広げました。つんく♂が筆談ならではの『ツッコミ』を披露番組内で黒柳さんから「喉頭がんの手術を受けてから6年が経ちましたが、今はどうですか」と問われ、つんく♂さんはこう答えます。きっと100年前の人間ならあの病気を治すことも出来ず、死んでいたんじゃないかと思うので、声を自由に使えないのは不便だけど、今もこうやって生きて作品を作ったり仕事したり出来てるわけだし。今を第二の人生として、不自由さを不憫と思わず、現状が「ベスト」だと考えて、毎日を楽しく生きようって心がけています。徹子の部屋ーより引用黒柳さんは、トーク画面に映し出された言葉を一つひとつ丁寧に代読。それに対し、つんく♂さんも嬉しそうな笑顔を見せ、相づちを打つなどジェスチャーを交えていました。トークは盛り上がり、つんく♂さんが「ベストテンに出たかった」と本音をポツリとこぼす場面も。『ザ・ベストテン』(TBS系)とは、1989年まで放送された、黒柳さんが司会を務める音楽番組です。どうやらつんく♂さんは、『ザ・ベストテン』の放送時期と、自身がロックバンド『シャ乱Q』で活動していた時期がずれたことを悔やんでいるようです。つんく♂さんは「残念です」とパソコンで打ち込んだ後、こんな心境を続けて明かしました。残念です。でも、こうやって徹子の部屋に何度もよんでいただき、それだけでも光栄です!徹子の部屋ーより引用つんく♂さんのコメントに対し「でもこうやって声を使わない形でお話できるなんて思いもしなかった」と嬉しそうに答えた黒柳さん。すると、つんく♂さんは…。声で喋ってる時より、パソコン会話の時の方がたくさん言いたいことを言えている気がします。徹子さんも聞いてくれるので。徹子の部屋ーより引用つんく♂さんは、「この形式のほうが徹子さんは話を聞いてくれる」とズバリ!笑いをこらえきれない様子のつんく♂さんに対して、黒柳さんも「そうね、声だったら私が中断してパッといっちゃうからね」とうなずいていました。【ネットの声】・さりげなく黒柳さんにぶっこむつんく♂さんはさすがだな。・こんな『徹子の部屋』は初めて見た。普通に会話しているみたいにテンポがよくて素晴らしい!・斬新な番組の作りだなぁ。つんく♂さんの打った文章を、黒柳さんが丁寧に読み上げていて感動した。新しい形でのトークを繰り広げる番組の在り方に、感心した人は多かったようです。声で言葉を交わさずとも、表情やジェスチャー、そしてパソコンによる文章で意思の疎通を行った2人。つんく♂さんと黒柳さんの間に、確かな信頼感と相手を思いやる気持ちが存在しているからこそ、実現できたといえますね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月16日山下智久が、明日7月17日(金)放送の「徹子の部屋」に初登場することが分かった。収録を終え、山下さんが出演の感想を語るコメントも到着した。11歳でジャニーズ事務所に入所し、今年で24年という長い芸歴を誇る山下さん。「コード・ブルー」シリーズや「ボク、運命の人です。」、「インハンド」などに出演し、中でも近年では配信ドラマ「THE HEAD」への出演が大きな注目を集めた。今回スタジオには、Tシャツに黒のスーツをまとい登場。山下さんが“美しきジャニーズ”として評判という話題を持ち出し、「カメラに向かって、いちばんキレイだなと思える顔をしてみせて!」と言ったり、活躍の場を世界に広げていることから、「ハリウッドのオーディションだと思って、ご自分のことを英語で紹介していただける?」と言ったりと、黒柳徹子の無茶ぶりが放出。また、ジャニーズJr.時代のコンサートで生田斗真と共に「KinKi Kids」の「ジェットコースター・ロマンス」を歌って踊る貴重な映像(当時13歳)も紹介。山下さんは「記憶にはあるのですが、映像を見たのは初めてかも。うれしいのは、隣で踊っていた彼(=生田斗真)と、ずっと友人として、いい関係でいられていることですね」と話し、「KinKi Kids」のバックダンサーが初仕事だったと当時をふり返ると、黒柳さんが「(『ジェットコースター・ロマンス』の踊りを)ちょっとやってみて!」とおねだりする場面も。ほかにも、大学進学エピソードや作詞&MV撮影秘話、“感動のサプライズ”も展開。収録を終え、山下さんは「『徹子の部屋』は日本で知らない人がいない、とても歴史のある番組。そういう場に呼んでいただいて…なんというか、感慨深かったですね。そしてやっぱり…緊張しました」と感想を述べ、「やっぱりスゴイ方だなと思いました。何十年もずっと同じ番組の司会を続けられているなんて、想像もつかない領域です。こんどまた出演させていただく機会があったら、そういう深いお話も聞かせていただきたいですね」と黒柳さんとの対面をふり返る。実は出演直前、番組に2度出演経験を持つ生田さんからアドバイスがあったそうで「『無茶ぶりされる可能性はあるけど、楽しんでこい!』という話をされていたのですが…それにしても想像を超える無茶ぶりをいただいたなと思います(笑)。でも、それもすべて楽しかったです」と心から楽しんだことを笑顔で語った。さらに視聴者へ向けて「徹子さんとお話しさせていただくのも初めてだったので、緊張している様子も含めて、なかなか普段は見られない僕の姿が出ているんじゃないかなと思います。ぜひ、オンエアを楽しんでいただけたらうれしいです」とメッセージを送っている。ゲスト・山下智久「徹子の部屋」は7月17日(金)13時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2020年07月16日「有栖川プロテイン」がパワーアップ医師監修の高品質ソイプロテイン「有栖川プロテイン」(税別12,000円)が、パワーアップして再登場。2020年7月7日(火)、“免疫力アップ”の効果が高まったリニューアルアイテムが、オンラインショップにて発売された。医師が開発した高品質プロテイン「有栖川プロテイン」は、有栖川整形外科の医師で、アンチエイジング医療に精通する日比野 佐和子医師と、漢方を取り入れた統合医療のスペシャリスト川嶋 朗医師が共同開発。低カロリーかつアミノ酸スコアに優れた大豆プロテインをべースに、食物繊維やカルシウム、ビタミン、ミネラル、オリゴ糖など、女性に嬉しい美肌成分を贅沢にブレンドしている。日々体内に取り入れる物だからこそ、着色料、保存料、人工甘味料などの添加物は不使用。また京都の宇治抹茶を使用したスッキリとした味わいで、子どもからお年寄りまで家族みんなで安心して楽しむことができる。キーワードは免疫力アップ今回のリニューアルのポイントは“免疫力アップ”。従来品の高品質な成分はそのままに、免疫力アップに欠かせないビタミンDや亜鉛、乳酸菌などを新配合している。乳酸菌は加熱済みの乳酸菌末死菌と生のガセリ菌の2種類を使用。免疫力を高めると共に腸内環境を整えてくれる。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社Factory Jのプレスリリース※有栖川プロテイン
2020年07月10日新型コロナウイルス感染症のまん延により外出自粛が呼び掛けられ、大半の人は自宅で過ごす時間が増えています。芸能人も例外ではなく、その中には家での過ごし方を発信している人たちも。タレントやユニセフ親善大使などマルチに活躍している黒柳徹子さんも、自宅で過ごしている姿をInstagramで公開。2020年5月11日には、驚きの著名人との思い出話を投稿して人々を驚かせました。森茉莉の自宅に寄った黒柳徹子自粛生活の間、自宅で運動や動画観賞、読書などをしているという黒柳さん。今は森茉莉(もり・まり)さんの著書『贅沢貧乏』を読んでいるといい、書籍を手にしながら、森さんの印象を動画で語りました。森さんといえば、文豪・森鴎外の長女で、日本の『ボーイズラブ小説』の先駆者!「森さんと仲がよかった」という黒柳さんは、動画の投稿とともに、コメントで森さんとの思い出の詳細をつづりました。 View this post on Instagram A post shared by Tetsuko Kuroyanagi (@tetsukokuroyanagi) on May 11, 2020 at 2:29am PDT森茉莉との出会い森さんのことを繊細でインテリ風な女性かと思っていた黒柳さんは、あるパーティーで対面して親しみやすさに驚いたそうです。パーティー会場を出た後は2人でレストランへ。その後、黒柳さんが運転する車で森さんを家まで送ったところ、「2分だけ」と誘われて森さんの自宅に入ることに。そこには、予想外な光景が広がっていました。部屋に入り電気をつけると、ゴキブリが2~3匹ササーッて逃げた!茉莉さんは、まだ玄関にいる私に向かって「徹子さん、コーラ、お飲みになる?」と、、、、、。ドラマで、もし、あの部屋を再現するとしたら、どのくらいの新聞紙と、雑誌と紙屑が必要だろうか?と考えながら、私は、部屋の中を見回しながら「コーラ頂きます」と答えた。冷蔵庫は、小さい台所の茉莉さんの座ってる横長の椅子の後ろにあった。冷蔵庫の扉は、椅子の背で塞がれていた。茉莉さんは、凄い力で椅子を動かし、冷蔵庫の扉を開けた。冷蔵庫の中には、何もなくコーラが1本だけが入っていた。tetsukokuroyanagiーより引用雑然とした部屋に踏み入った黒柳さんは、部屋を埋め尽くす新聞紙や雑誌などの量に驚きます。一方の森さんは、コーラを冷蔵庫から取り出してくれたのですが…。「栓抜き」と私が言うと、茉莉さんが「どっかにあるはず」とおっしゃって、私は流し台だの、テーブルの上の何も入っていない食器戸棚など、あらゆる所に頭を突っ込んで探した。やっと見つけて「あった、あった」と私たちは大喜び。「半分ずつ飲みましょうね」と茉莉さんがおっしゃったので、私は流し台にあったお湯呑茶碗を持って行き、茉莉さんは襖を開けて、なんかベッドの方から「あった、あった」とグラスを持ってきて、私たちは半分ずつにして乾杯をした。あんな素敵な乾杯を、それ以後あまりした事が無いように思う。「2分だけ!」が、お話ししながら、4時間経っていた。tetsukokuroyanagiーより引用楽しいひと時を過ごし、黒柳さんにとって忘れられない思い出となったようです。三島由紀夫も認める森茉莉の作品また、黒柳さんは文豪・三島由紀夫さんと食事した時のこともつづっています。話題に森さんが登場し、三島さんは作品を絶賛していたとか。昔、私達(渥美清さんや杉浦直樹さんや、永六輔さんなど)が、毎晩行ってた、六本木のお寿司屋さん『鮨長』で、ある時、三島由紀夫さんとご一緒になりました。私の隣にお座りになった三島由紀夫さんが「この時代に、あの小説『枯葉の寝床』『恋人たちの森』を書いた森茉莉はスゴイ!」と大絶賛していらした。そして、「もし、映画化するのならば、主役は、岡田真澄(ハーフの美青年)、相手役の少年は太田博之(当時、誰もが認める美少年)がいいんじゃないかな」っておしゃっていたのが印象的でした。tetsukokuroyanagiーより引用黒柳さんの明かしたエピソードに、仰天する人が続出。「ものすごく貴重な話」「思い出話にさらっと史上の人物が出てくる凄さ」などのコメントが多数寄せられたほか、「森さんの書籍を読んでみたくなりました」という声も。外出自粛の間、普段読めない本を読んだり、思い出を振り返ったりするのもいいものだと思えますね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月12日