天然エッセンシャルオイルが誕生山田オリーブ園から、国産有機農産物100%から成るオーガニック化粧品が届きました。天然オリーブをベースとしたスキンケアオイルに注目です。オリーブ、バラ、ネロリを素材に素材に用いた有機農産物は、いずれも有機栽培が困難とされる、小豆島産有機オリーブ、蓼科高原産有機バラ、熊本県産有機甘夏ネロリの3つ。保存料などを一切使わず、加熱処理も行っていないため、天然由来のポリフェノールが生きています。オーガニックオリーブスキンケアオイルの特徴発売された商品は、「小豆島産オーガニックオリーブスキンケアオイル」、「国産オーガニックオリーブ&ローズスキンケアオイル」、「国産オーガニックオリーブ&ネロリスキンケアオイル」。皮脂成分に近いといわれるオリーブオイル成分は、肌に浸透し乾燥などから長時間守ってくれます。顔全体に馴染ませれば、肌の潤いに変化が。安心のオーガニックオイルなので、ベビーオイルとしても最適です。(画像はプレスリリースより)【参考】※山田オリーブ園 公式Shop
2018年03月10日昔と比べれば観ることは少なくなったとはいえ、やはりリビングの主役といえばテレビ。スマホにPCと、「映像」を視聴できるモノは他にもあるだけに、どうせ買うなら「気になる映画はリビングのテレビで」と、こだわる価値のあるテレビを選びたいところ。ここ数年、テレビの解像度はフル・HDから4倍の4Kが当たり前となり、パネルも液晶から有機ELへと、進化した製品が登場しています。▲ビックカメラ有楽町店 能勢友貴さんとはいえ、有機ELはまだまだ高級品、購入するにはちょっとした「覚悟」が必要になります。そんなわけで、有機ELテレビと液晶4Kテレビ、それぞれのオススメ商品を、ビックカメラ・有楽町店のビジュアルコーナー主任、能勢友貴氏にうかがいました。有機ELおすすめランキングパナソニックTH-55EZ95036万2,440円ソニーKJ-55A141万9,880円LG OELD C7P25万8,880円液晶テレビおすすめランキングシャープLC-60US4523万7,340円ソニーX9000E22万3,020円東芝50Z810X18万3,930円※価格は税抜き――「有機ELテレビ」全般の反響は如何ですか4Kテレビが登場したときよりも、いい反応があります。大型テレビをお求めになる方は、画質を重視する向きが強いのですが、一目見て「キレイだね」というお声を多くいただいています。液晶テレビは、パネルに裏から白いバックライトを当てる方式で、有機ELは一つ一つのドットが発光する方式と、構造がまったく違うので、同じ液晶で解像度が上がったときよりも、違いが分かりやすいですバックライトがない分、有機ELテレビは液晶テレビよりも、本体が薄くなっているので、厚みを触っていただくと、「確かに違うね」と実感できるようです。――有機ELと液晶、お値段の相場は?有機ELは40万円程度、液晶はスピーカーが大きい製品だと値段が上がるものの、基本的には有機ELの半分くらいです。――有機ELのメーカーごとでの違いと、オススメは?パネルはどれも韓国LGのものを使用していますが、画面作りや音響で各社「味付け」をしている形です。いちばんのオススメは、パナソニックTH-55EZ950(税抜36万2,440円)です。色合いをクッキリ濃く出す仕様で、とくに映画を観るのに向いています。もともと液晶テレビではなく、どちらかと言えば有機ELに近い方式のプラズマテレビを作っていたメーカーなので、そのこだわりを継承しています。ソニーKJ-55A1(税抜41万9,880円)は、ツイーターを震わせて、画面全体から音を出すのが面白いので、これもオススメです。――有機EL「元祖」のLGは?これといったオススメできる特徴はありませんが、「LGがベーシック」とも言えます。LG・OELD C7Pは税抜25万8,880円ですが、この価格で有機ELテレビが買えるのならば、十分「お値打ち」だと思います。コスパの良さから、売れています。――あと、東芝も出していましたよね東芝は、「ここが東芝ならではの味付け」と言える部分が少ないです。東芝ファンの指名買いが多いですね。専用のハードディスクを追加すれば、一定期間の全番組を自動録画する、「タイムシフトマシン」が最大の特徴ですね。有機ELまとめ今年から、シャープを除く国内各社が参入した有機ELテレビ。色合いで選ぶならパナソニック、音響で選ぶならソニー、低価格のベーシックモデルならLG、という選び方がいいでしょう。――液晶テレビのオススメは?シャープLC-60US45(税抜23万7,340円)がイチオシです。60型の大画面で、税抜き23万7,340円はお値打ちですよ。画面への反射・映り込みを抑えるパネルを使っているので、明るい部屋でも、電灯の映り込みを気にせずに観られます。それと、細かいところですが、画面の向きを変える「首振り」に対応しているのは、今ではシャープだけになっています。ソニーは、横の速い動きを滑らかに表現するのが得意です。とくに、サッカーなどのスポーツを観るのに向いています。ただ残念ながらサッカーのデモ映像はありません。ソニーの最上位モデルは、両サイドにスピーカーがついているものと、ないものが出ていますが、スピーカーなしのX9000E(22万3,020円)の方が売れています。スピーカーは後付けでどうとでもなるので、それに6~7万円もかけることもない、というところですね。――液晶だと、東芝は定評がありますよねはい、東芝のZシリーズは輪郭をクッキリと出す、独自の画像エンジンを使っているので、昔から評判がいいです。――東芝のテレビ事業は、中国・ハイセンス(海信)に買収されるようですがシャープが鴻海に買われたときよりも、衝撃は少ないです。シャープのテレビも、今となってはむしろ以前より評判がよくなったくらいなので、「親会社が変わっても問題ないでしょ」、という実績ができたと思います。「有機ELは高すぎる」というなら、「画面がデカいわりに値段が安い、質も大丈夫」なシャープが第一候補。スポーツが観たいならソニー、メリハリのある画面がいいのなら東芝も選択肢に入ります。東芝は中国メーカーの傘下に入りますが、「毎年テレビ事業から撤退するのでは」とささやかれ、決算報告の監査で揉めに揉めるような企業ではなくなると考えると、むしろ信頼性は上がる?※価格や紹介した商品は取材した2017年12月時点の情報です。
2018年01月02日北海道産の新鮮なオーガニック野菜がメインのカフェ札幌にある「Organic diner N(オーガニックダイナーエヌ)」は北海道内のオーガニック食材にこだわっているカフェです。黒のシックな壁に装飾された「N」の文字が目印です。店内へ入るとそこは白を基調とした明るく開放的な空間が広がります。有機無農薬の野菜をメインにしたこだわりのメニューを取り揃えているお店です。安心・安全な有機野菜でお客さんに満足感を!このお店では生産者の顔が分かるオーガニック食材を厳選しており、安心・安全な食材にこだわっています。店名の「N」にはNecessary(必要な)Natural(自然の)Neutral(中性の)という意味が込められています。地元北海道でとれた新鮮な野菜を中心に、お客さんにたっぷりの野菜で満足してもらうことをコンセプトにしているお店です。ソースはテイクアウトOK! 人気のパスタランチ「パスタランチ」はシェフ渾身の8~10種類もの前菜と、サラダブッフェがついたセットです。厳選された有機野菜をたっぷりと味わえるのが魅力!オーガニック野菜の素材の味を活かしたトマトソースは、野菜本来の深みが感じられます。パスタに使用されているソースはテイクアウトもできるので、お店の味を自宅でも味わうことができます。野菜の旨みがたっぷり入った優しい味のラザニアランチ「ラザニアランチ」は旬の野菜を閉じ込めた季節を感じるメニュー。じっくりとオーブンで焼かれたラザニアは優しい味わいなのでしつこくなく、野菜の旨みや甘みを味わうことができます。「パスタランチ」と同様に8~10種類の前菜とサラダブッフェもついているので、コストパフォーマンスにも長けています。オーガニックの野菜を直接買うことができるのも魅力お店の1階では雑貨をはじめ北海道産のオーガニックの野菜を販売。2階の「Organic diner N」では1階で購入した野菜を食べることができるので、見て手に取って良いと感じたものを実際にすぐ味わえるのが魅力です。料理を食べて気に入ったら、1階で食材を買って帰るのもいいでしょう。野菜を見て味わってその魅力を存分に知ることができるのも、このお店ならではの特徴です。札幌市営地下鉄東西線「円山公園駅」からタクシーで10分ほど、旭ヶ丘の山麓通り沿いにお店はあります。オーガニックの新鮮野菜をたっぷり食べて、身体の内側から美しくなりましょう!スポット情報スポット名:Organic Diner N住所:北海道札幌市中央区旭ヶ丘5-1-1電話番号:011-520-1133
2017年12月05日みんなの想いが満たされる場所を目指して南青山にある「Bistro plein(ビストロ プラン)」は、産地直送の有機野菜にこだわったフレンチのお店。若干25歳の若手オーナーをはじめ、”若い力”で飲食業界を盛り上げていこうという理念のもと、オープン。店内は、大人の隠れ家的な雰囲気が漂う、落ち着いた空間。カウンター席もあるので、1人の時間を楽しむことも出来ます。店名になっている「plein」はフランス語で、いっぱい、溢れる、充実した、などの意味を持つ形容詞。お客さんを含む、このお店に関わる全ての人の想いが満たされる場所になりたいという願いがこめられています。見た目にも色鮮やかなフードメニューは、新鮮野菜をふんだんに楽しめるサラダ、トマトとアサリの出汁で煮込んで海の香りを楽しめるアクアパッツァ、厳選肉の盛り合わせ、若手パティシエが腕を振るうデザートなど。気分や予算に応じて選ぶことが出来るのは嬉しいですね。ソムリエがセレクトしたワインと一緒に、極上の味を楽しみましょう。とっておきのオヤサイ(1,300円)長野県と茨城県の農園から直送された有機野菜の盛り合わせ。野菜が不足しがちになる現代人にピッタリです。ヴィネガードレッシングはジョウロに入っており、土に見立てたほうじ茶とオリーブのマヨネーズも相まって、見た目にも楽しいメニューです。フランス産の塩もあわせて、3種類の味を楽しむことが出来ますよ。厳選肉三種盛り合わせ(200g/2,900円)和牛やブランド豚、鶏肉など、その日に仕入れた再考のお肉を盛り合わせています。量は200gより多くすることも可能ですので、たっぷり食べたい人にもオススメです。季節のヴェリーヌ(900円)若手対象のコンクールでグランプリに輝いたパティシエによる本格的なデザートは、その完成度の高さに圧倒されます。インスタ映えするのは勿論ですが、その味も抜群。見た目、香り、味など、五感で楽しめるデザートです。「Bistro plein」の最寄り駅は東京メトロ各線「表参道駅」です。B3出口から骨董通りを直進して南青山6丁目の交差点の左、サーラ南青山の地下1階。予約をしてから行くと安心です。思わず「ただいま」と言いたくなるほどアットホームな「Bistro plein」は、お気に入りの場所になるはず。1人の時間も、大切な人との時間も「ちょっといい日」にしたい時にピッタリのお店です。スポット情報スポット名:Bistro plein住所:東京都港区 南青山6丁目3番13号 サーラ南青山B1電話番号:03-6452-0077
2017年11月10日NECライティングから、光源に有機ELパネルを搭載したインテリア照明「LIFEELCuel(ライフィールキュエル)」が7月21日に発売されます。有機EL照明の優しいひかりLIFEELCuelは、面発光で薄型軽量、眩しさのない優しいひかりを特長とする有機ELインテリア照明です。電球および蛍光ランプなどの従来光源やLED光源とは異なる特長を有する、有機ELパネルが光源に採用されています。名前の「Cuel」には、有機ELの眩しさのない優しいひかりに触れる“きっかけ”「Cue(キュー)」の存在になる、という意味が込められています。<有機ELパネルの特長>●面発光:パネル全面が均一に発光するため、LEDや電球のような眩しさがありません。●高演色性:有機材料特有の幅広い発光スペクトルで、色の見え方も自然です。●紫外線レス:紫外線を含まない光で、被照射物の劣化を抑制します。●環境負荷低減:水銀や鉛などの有害物質を使用していません。●薄型軽量:厚さ1.2mm、質量18gと薄さと軽さを兼ね備えた光源です。軽く触れるだけのタッチスイッチ、本体カラーは2色展開【タッチスイッチ】スイッチ部に軽く触れるだけで、有機ELパネルが点灯/消灯できます。触れるたびに「全灯(両面)→調光1(正面点灯)→調光2(背面点灯)→消灯」と点灯状態を変えることができます。調光2(背面パネルのみ点灯)時は、間接照明として利用できます。【上質なあかり空間を生むLIFEELCuel】有機ELのひかりが、洗練された立方体の透明シェードをすり抜け、空間に優しいあかりを届けます。器具本体カラーは、落ち着いた雰囲気の「ダークブラウン」と「ホワイト」の2通りが用意されています。【有機ELパネルと電源は3年保証(※1)】有機ELパネルは、寿命40,000時間(光束維持率70%)(※2)を実現しています。さらに安心して使用できるよう、有機ELパネルと電源の保証は3年保証(※1)になっています。※1製品の保証期間は1年間です。(有機ELパネルと電源を除く)※2有機ELパネルおよび製品の寿命を保証するものではありません。製品仕様品名:ELS2801DBL-D24(本体カラー:ダークブラウン)品名:ELS2801WL-D24(本体カラー:ホワイト)<共通仕様>有機ELパネル2枚(光色:電球色3,000K)パネル寿命:40,000時間(光束維持率70%)定格消費電力:4.5W(両面点灯時)器具光束:100lm(両面点灯時)点灯切替:タッチスイッチ両面点灯→調光1(正面点灯)→調光2(背面点灯)→消灯電源:AC100V(ACアダプター付属)器具本体質量:0.6kg国内専用問い合わせ先NECライティングお客さま相談室電話:(0120)52-3205
2017年07月20日成城石井が、オリジナル商品シリーズ「desica(デシカ)」から「有機キヌアのマクロビクッキー」と「有機イチジクと有機アプリコットのマクロビクッキー」を5月27日(土)より、全国151の成城石井店舗およびオンラインショップ「成城石井.com」にて販売しました。「desica」新商品は、食感が楽しいマクロビクッキー2種今回登場したのは、自社輸入の原材料をふんだんに使ったマクロビクッキー2種類。「マクロビ」というコンセプトの下、マーガリンや動物性原料、白砂糖は使わずに小麦全粒粉や有機原料などの素材を生かして作られています。以前から自家製商品として販売しているマクロビクッキーのレシピを元に新たに開発され、自社輸入したバイヤーこだわりの原材料を惜しみなく使われていることで、罪悪感を感じることなく味も食感もしっかりと満足できるクッキーが完成しました。「成城石井 desica 有機キヌアのマクロビクッキー」(90g/450円)一番のポイントは、スーパーフードの中でも注目を集めたキヌアを全体量の10%以上も配合していること。南米ペルーから自社で輸入した有機栽培のキヌアを生地にたっぷりと練り込むことで、胡麻やケシの実のような香ばしさを際立たせています。ひと口噛むとキヌアのザクザク・プチプチとした食感が楽しめ、ついつい手が伸びてしまうおいしさです。また、小麦をまるごと粉にした全粒粉は北海道産。ビタミン類をはじめ、ミネラル・タンパク質・食物繊維などの豊富な栄養が一般の小麦粉よりも多く含まれています。白砂糖の代わりに有機ココナッツシュガーと自社輸入したアカシア蜂蜜が使われていることで、白砂糖に比べてコクのある優しい味わいに仕上がっています。「成城石井 desica 有機イチジクと有機アプリコットのマクロビクッキー」(90g/450円)美容や健康に気遣うユーザーに根強い支持を集めるドライフルーツの中でも、特に人気が高いイチジクとアプリコットが全体量の25%以上も練り込まれています。有機栽培のイチジクとアプリコットを自社で輸入することで、これだけの配合量を実現。ドライフルーツの自然な甘さとねっとりとした食感を楽しむことができ、全粒粉とココナッツシュガーの香ばしさとも相性ぴったり。食べ応えがあり満足感が高いので、小腹が空いたときにおすすめです。「成城石井 desica リコッタとマスカルポーネのブルーベリーチーズケーキ」(1 個/699円)5月25日(木)からは、ふわふわのチーズケーキも発売されています。リコッタチーズやマスカルポーネチーズが使われ、ムースのように軽い口当たりのチーズケーキの下には、ブルーベリーフリィリングが層になっています。ブルーベリーにはオレゴン産のデューク種を使用。酸味が少ない品種で果肉の色合いが美しいのが特長です。チーズケーキのまっさらな白と、ブルーベリーフィリングの青紫のコントラストが見た目にも美しいスクエア形のケーキです。爽やかな甘酸っぱさと軽やかな口当たりが楽しめる、これからの季節におすすめの一品です。※価格は全て税抜きです。成城石井.com
2017年05月31日有機野菜が良いのは知ってるけど、手軽に買えるスーパーが近くにない…っこと、よくありますよね。そこで、旬の野菜・フルーツを宅配してくれるサービス『らでぃっしゅぼーや』を利用して、有機野菜などを使った料理を作ってみました♪旬の食材を宅配してくれる、らでぃっしゅぼーや♡4月限定で、4,756円相当のこだわりの食材、計11品を1,980円で家まで届けてもらえるという『らでぃっしゅぼーや』のお試しサービス。家族がいる方はもちろん、一人暮らしでも、"農薬"や"添加物"を使っていない、できるだけオーガニックな食材を使うようにしたいですよね。有機野菜の宅配サービスは多くありますが、その中でも1988年創業の老舗で有名な『らでぃっしゅぼーや』。お試しセットを見てみると、旬の果物が魅力的&価格がとってもおトクだったので、使ってみることにしました♪3月限定のお試しセットを注文!早速注文して、配達指定時間に届いたものがこちら。お試しセットのラインアップは下記の通り♡【お試しセットの内容】・宝石いちご180g・はるか400g(2~4個)・ポップコーン用とうもろこし150g・7種の有機野菜スティックミニ野菜7種類・ミニトマト150g・こだわりアボカド1個・ほうれん草200g・人参270g・平飼いたまご6個・お試しまるゆき信州味噌300g・らでぃっしゅのミニとうふ120g×2(3月限定のお試しセットの内容物です。4月限定のものとは内容が少し異なります。)普段よく使う食材に加えて、とんでもなくフレッシュでおいしいフルーツが付いてくるので、それだけでも1回は頼んでみる価値アリ!だと思いました。らでぃっしゅぼーや 1,980円の限定セットを見てみる♡子どもと食べられる、"有機野菜の食卓""イタリアンシェフのオリジナルレシピ"という、非常にオシャレなおまけも付いてきました♪我が家には子どもがいるので、"子どもが喜ぶ献立"を作ってみましたよ。【有機野菜を使った献立】・野菜たっぷりスパニッシュオムレツ・有機野菜とアボガドのディップ・ヘルシーな豆腐のチキンナゲット・イチゴのカップケーキ・キャラメルポップコーン・カットフルーツはるか・パン屋さんのクロワッサン「子どもと一緒に美味しく食べる!」というテーマで考えた献立がこちら。中でも、特においしかった3品をご紹介します♡子どもも喜ぶ♡おすすめメニュー3選!■栄養満点の"スパニッシュオムレツ"フォトジェニックに仕上がるスパニッシュオムレツ♪そのうえ、野菜たっぷりで栄養満点でおいしい!と良いこと尽くしでした♡子どももお代わりしていた、大人気メニューです!■甘さたっぷりの"はるか"個人的に1番おいしかったのは、日向夏から生まれた品種の"はるか"。レモンのような見た目ながら、想像されるような酸っぱさは一切無し。甘さたっぷりで、子どもたちも「おいしい!」と食べていました♪■有機野菜のスティック有機野菜をカットして、そのまま食べるスティック。シャキシャキとした食感と新鮮な野菜本来の甘みが感じられ、とっても絶品でした♪今回はアボカドに味噌とこしょうを混ぜ合わせた、アボカドのディップを手作り♡野菜にたっぷりつけて食べ始めたら、止まらないおいしさでした。ちなみに豆腐を使ったヘルシーナゲットも子どもに大人気だったので、オススメですよ♡らでぃっしゅぼーやで届いた食材に、追加で使った食材がこちら。【追加で使用した食材】・バター50g・ホットケーキミックス100g・牛乳100cc・にんにく2かけ程度・キャベツ6分の1・玉ねぎ2分の1・じゃがいも小2個・ウィンナー小6~8本・鶏ひき肉70gご紹介したメニューは、1時間半くらいでカンタンに全部作れます♪ちょっとしたお祝いの日や、おもてなし料理として、是非作ってみてくださいね♡限定お試しセットは4月26日(水) 朝8時までらでぃっしゅぼーやのフレッシュ食材お試し11品セットは、初回限定で4月末まで。有機野菜や旬の果物4,756円相当が1,980円で手に入るなんて、ここでしか見たことありません。是非この機会に、良い食材を使う生活を始めてみてはいかがですか♡?1,980円!フレッシュでおいしい食材をゲットしちゃおう♡
2017年04月13日ブラウンシュガーファーストが、栄養価・抗酸化力の高いドライフルーツやナッツを相性よく詰め合わせた、有機トレイルミックスシリーズ(全6種)を全国のナチュラルローソン全店で11月15日(火)より限定先行発売開始します。アメリカではおやつの定番でおなじみ「トレイルミックス(★)」をブラウンシュガーファーストオリジナルの日本人好みのおいしい&カラダに嬉しい組み合わせで作りました。近年、美と健康を意識する人の定番おやつとして注目の高いフルーツ・ナッツをバランスよくミックスしています。●(★)トレイルミックスとは?アメリカで親しまれている、ナッツやドライフルーツを組み合わせたおやつのこと。近年、日本でもヘルスコンシャスな海外セレブやモデル等の影響もありナッツやドライフルーツをおやつ習慣に食べることが人気です。そんな中、おいしい組み合わせで手軽に小腹を満たすヘルシーおやつナッツ・ドライフルーツが摂れる「トレイルミックス」は今若いOLなどを中心に“美人が食べるオシャレな間食=美人おやつ”として注目が集まっています。◆オーガニックゴールデンベリー&アーモンド◆ 40g480円ゴールデンベリーの豊富なビタミン。生アーモンドのオレイン酸でアンチエイジングにも期待!食塩・オイルコーティング不使用の甘酸っぱいゴールデンベリーと食感が楽しい生アーモンドです。◆オーガニックサルタナレーズン&カシューナッツ◆50g390円レーズンの鉄分はプルーンの2倍。カシューナッツの亜鉛・鉄分でパワーチャージ。食塩・オイルコーティング不使用のほどよい甘さのサルタナレーズンと柔らかさとコクがおいしい生カシューナッツ。◆オーガニックバナナチップ&チョコドロップ◆ 40g390円いつもはがまんしがちな甘いものもオーガニックチョコとバナナでガマン不要。有機ココナッツオイルでフライした塩・砂糖不使用の大きなバナナチップと甘さがアクセントになる有機チョコレート。◆オーガニックホワイトチアシード◆ 45g390円ペットボトルにスプーン1杯。デスクに潜ませるお腹のおともに。食物繊維を手軽に!お好きな飲み物・ヨーグルトに混ぜるだけ。小腹対策にもオススメです。◆オーガニッククランベリー&タイガーナッツ◆ 40g480円タイガーナッツの食物繊維とクランベリーのポリフェノールでスッキリ美人。佐藤不使用の有機クランベリーを有機りんご果汁で程よい甘さに凝縮!食物繊維豊富なタイガーナッツと一緒に。◆オーガニックジンジャー&ゴジベリー◆ 40g480円生姜でポカポカジンジャー&ゴジベリー。ボイルした有機生姜を有機砂糖に漬け込み甘さと爽やかな辛味を凝縮。ゴジベリーと一緒に紅茶のお供にもピッタリ。食べ方はいろいろ!・バッグやデスクに入れて“そのまま”でも・ヨーグルトやシリアルに“混ぜて”・“お菓子づくりの材料”としても・“サラダのトッピング”としても・同社の“ココナッツオイルやアップルソースとも相性抜群!公式HP
2016年11月08日「ZAO(ザオ)」フランスで誕生した、竹に含まれる「有機シリカ」をベースにしたオーガニックスキンケアコスメ「ZAO(ザオ)」がオンラインストアにて先行発売される。2016AW新商品の販売となっており、2016年10月24日より販売開始だ。すべての人に安全をザオのコンセプトは“すべての人にとって安全であること“。「有機シリカ」を使用することでトラブル肌を持つ人にもメイクを楽しむことができる商品を作り上げている。定期的にクリニカルテストを実施、パラベン・フェノキシエタノール・ミネラルオイル・パラフィン・ポリソルベートなどは使用していない。新発売となる商品今回、新発売となる2016AW新商品は、「コンパクトファンデーション」「ペンシル」「シャインアップパウダー」「アイプライマー」「アイシャドー」「コンパクトパウダー」など、10アイテム32カラーだ。「ZAOコンパクトファンデーション」は、全6色。ZAO製品の中でカバー力が一番高いファンデーションで、汗や水にも強い。「ZAOペンシル」は全14色。アイラインや、アイブロウ、リップラインなどマルチに使うことができる発色が美しいペンシルだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※全ての製品に有機シリカを配合したオーガニックスキンケアコスメ「ZAO」 2016AW新商品 10月24日オンラインストア先行発売開始
2016年10月22日楽天トラベルはこのほど、「オーガニック(有機)にこだわったプランがある宿ランキング」を発表した。同調査は2015年7月1日~2016年6月30日の期間、「オーガニック」「有機」のキーワードの入っている宿泊プラン(商品名やブランド名を除く)の販売実績(50人泊以上)のある宿を対象に、宿泊者の声の総合評価点数をもとに算出したもの。1位は、新鮮な野菜を使ったオーガニック朝食が人気の「由布院温泉 オーベルゼ レ・ボー」(大分県)だった。朝食は和食か洋食を選択することができ、部屋のコタツか屋外のテラスで食べることができるという。宿泊者からは「オーガニックな野菜たっぷりの食事もとってもおいしかったし、温泉もとても気持ち良かった」などのコメントが寄せられた。2位は、「浪漫の館 月下美人」(長野県)がランクインした。夕食時には、手摘みで収穫したぶどうを使用した宿オリジナルのオーガニックワインを提供する。ワインは、赤・白・ロゼの3種を用意するとのこと。3位は、部屋から中禅湖のレイクビューが楽しめる「中禅寺ペンション」(栃木県)だった。有機栽培ワインを1組に1本提供するプランでは、ワインとともに食材にこだわった創作フルコースディナーが楽しめるという。4位は「テラスガーデン美浜リゾート」(沖縄県)、5位は「美食と癒しの宿 湖畔荘<千葉県>」(千葉県)、6位は「ガストホフリュミエール」(山梨県)、7位は「宮ノ下温泉 真奈邸 箱根」(神奈川県)だった。8位の「HOTEL&RESIDENCE 南洲館」(鹿児島県)の部屋には、オーガニックの材木を使用。9位の「アクアイグニス 片岡温泉」(三重県)では、自然乾燥国産木材を使用した離れの部屋(4棟)に宿泊できるという。10位には「スーパーホテル南彦根駅前」(滋賀県)がランクインしている。
2016年08月09日ビーンズは6月下旬、スーパーフードを使用したグルテンフリー生パスタ「soico・SOY PASTA 有機マカ&ビーツ スパゲティ」「soico・SOY PASTA 有機マカ&ビーツ フェットチーネ」(各500円・税別)を発売する。「soico」シリーズは、大豆粉にこだわった小麦抜きのグルテンフリー食品ブランド。大豆粉は小麦粉と比べると低糖質で、食物繊維も豊富だという。血糖値の上昇値(GI値)も低いため、身体への負担も少ないとのこと。このほど発売する両商品は、スーパーフードの「マカ」と「ビーツ」を使用した生パスタ。マカは「冷え性・生理不順・不眠症(睡眠障害)・不妊症」の改善や疲労回復の効果が期待できるという。スパゲティ・フェットチーネとも、有機マカを1日分(2,000mg)配合した。ビーツは熊本県産のものを使用。ビーツには「葉酸」と「NO(エヌオー)」が豊富に含まれており、アンチエイジングや美肌効果、腸内環境を整えることが期待できるとされている。麺には、北海道産大豆(品種=ゆきほまれ)の大豆粉を使用。美容成分イソフラボン・食物繊維が豊富に入っており、1食で食物繊維はレタスの約6倍、イソフラボンはとうふ約2丁分を摂取可能となっている。
2016年06月01日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneに有機ELディスプレイは使われないの?』という質問に答えます。***現行のiPhone 6s/6s Plusに至るまで、iPhoneのディスプレイには液晶パネルが採用されています。有機ELディスプレイ(OLED)は採用されたことがありませんが、エネルギー消費量が少ないなどメリットが大きいこともあり、将来的には採用に踏み切るのではと噂されています。有機ELパネルはバックライトが必要ないため(自発光型)、液晶パネルと比べると軽くて薄い構造を実現できるうえ、消費電力も少なくなります。画像も黒は黒らしく表示されてコントラストが高く、視野角の広さと応答性の高さについても液晶パネルより有利です。明るい場所では映り込みが気になることがある、焼き付きが発生しやすい、液晶パネルと比べ寿命が短いというデメリットはあるものの、技術の進展により改善されつつあります。あくまで噂ですが、iPhoneにOLEDが採用されるという話があります。大量生産となるため、かなり早い段階からOLEDの製造が可能なメーカーと生産設備計画を練らねばならないことを考慮すると、実現は早くても次々期の2018年モデル以降となるのではないでしょうか。ところで、AppleはiPhoneに使う部品を複数のメーカーから調達する方針で知られています。液晶パネルでいえば、iPhone 6s/6s Plus向けにはジャパンディスプレイとシャープ、LGの3社が供給しているとされています。スマートデバイス向けOLEDはサムスンとLGの2社が量産化に乗り出していますが、生産技術が複雑で歩留まりに難があるうえ、iPhone向けに供給するとはかぎりません。iPhoneでOLEDを採用するにしても、しっかりとした生産体制を敷けるサプライヤーの参入は必須といえそうです。
2016年03月09日九州大学(九大)は2月25日、第三世代有機EL発光材料(TADF材料)の実用化を担うスタートアップ企業 Kyuluxが、総額15億円の資金を調達したことを発表した。今回、Kyuluxは、QBキャピタル、ユーグレナSMBC日興リバネスキャピタルなどのベンチャーキャピタルや事業会社、および科学技術振興機構(JST)の「出資型新事業創出支援プログラム:SUCCESS」からの出資を含む総額15億円の資金を調達。また実用化に伴う技術の特許に関して権利者である九州大学らと許諾などを締結した。TADF材料は、同大学 安達千波矢 主幹教授が、内閣府最先端研究開発支援プログラム(FIRST)において開発に成功したもの。レアメタルを使わずに、発光の励起子発生メカニズムにかかわる一重項と三重項励起状態のエネルギーギャップを小さくする分子設計により、電子を光へほぼ100%の効率で変換できる新しい有機発光材料で、低コスト・高効率発光を可能としている。また、蛍光材料を発光材料とする有機EL素子の発光層中に、TADF材料をアシストドーパントとしてドーピングすることにより、蛍光分子からのEL発光効率を100%まで向上させることに成功。これにより、高効率、低コストに加え、高純度の発色を実現する発光技術「Hyperfluorescence」が実現可能となった。Kyuluxは今回、同大学からの基本特許の実施許諾などによってTADFの製造・販売を独占的に行うことが可能となったため、今後は同大学が論文等で公表している材料を中心に、大学などの研究機関へTADF材料を販売していく予定。また、第二世代のリン光材料で実用化できていない青色のTADF、Hyperfluorescenceの実用化を進めていくとしている。
2016年02月25日セイコーエプソンは2月23日、スマートグラス「MOVERIO(モベリオ)」の第3世代プラットフォーム「BT-300」を開発したと発表した。BT-300は、同シリーズとして初めて、光学エンジンに高輝度、高コントラストが特徴の独自開発による0.43型シリコンOLED(有機EL)ディスプレイを採用。これにより、従来品のコントラストでは難しかったスクリーン感を意識させない映像表現を実現したとする。この有機ELディスプレイの解像度はHD(1280×720画素)、コントラストは100000:1以上を実現。スマートグラスとしては、CPUにIntel Atom 5(1.44GHz、4コア)、OSにAndroid 5.1、5Mピクセルカメラを採用しているほか、GPS、地磁気、加速度、ジャイロの各センサを搭載。無線規格としては、Bluetooth Smart Readyのほか、無線LANとして802.11a/b/g/n/ac(5GHz)に対応している。また、有機ELディスプレイをスマートグラス専用に開発したことで、光学レンズの小型化や軽量化を実現。ヘッドセット部の重量を、前モデル比で約20%削減することに成功したという。なお、製品としては2016年秋ころをめどに商品化する予定。また、前モデルと同様に、開発者向けにアプリ開発に必要なSDK(Software Development Kit)を入手できる「MOVERIO Developer Site」が提供されるほか、ユーザー向けにアプリを提供する専用ダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」も用意される予定だという。
2016年02月23日関西学院大学はこのほど、高い発光効率と色純度を持つ有機ELディスプレイ用青色発光材料を開発したと発表した。同成果は関西学院大学の畠山琢次 准教授らと、JNC石油化学 市原研究所の共同研究によるもので、2月12日(英国時間)に独科学誌「Advanced Materials」オンライン版で公開された。スマートフォンなどの小型ディスプレイで実用化が進む有機ELディスプレイでは、発光材料として蛍光材料、りん光材料、熱活性化遅延蛍光(TADF)材料の3種類が利用されているが、蛍光材料は、発光効率が25~37.5%程度と低い。一方、りん光材料とTADF材料は、発光効率が100%に達する場合もありますが、いずれも色純度が低い(発光スペクトルの幅が広い)という問題がある。ディスプレイでは、光の三原色である赤・緑・青色の発光を混合することによりさまざまな色を表現しているが、それぞれの色純度が低いと、再現できない色ができてしまい、画質が大きく低下してしまう。そこで、市販のディスプレイでは、発光スペクトルから不必要な色を光学フィルターで除去することで、色純度を高めてから(スペクトル幅を狭くしてから)使用している。そのため、元々のスペクトル幅が広いと除去する割合が増えるために、発光効率が高い場合でも、実質的な効率は大きく低下する。今回、同研究グループは発光分子の適切な位置にホウ素と窒素を導入し、共鳴効果を重ね合わせることで、発光スペクトルの半値幅が28nmという世界最高レベルの色純度を持ちながら発光効率が最大で100%に達するTADF材料「DABNA」の開発に成功。「DABNA」はホウ素、窒素、炭素、水素というありふれた元素のみからなることや市販の原材料から短工程で合成できることから、有機ELディスプレイの高効率化と低コスト化が期待できるとしている。同研究グループは、DABNAの開発を通じて有効性が証明された多重共鳴効果を利用した分子デザインによって、今後、さらに優れた特性を持つ発光材料を開発することも可能だとしている。
2016年02月15日AppleがiPhoneでの有機ELディスプレイ(OLED)採用に向けた動きを強めるなか、関連各社の奔走が続いている。Reutersによれば、ジャパンディスプレイ(JDI)は2018年春を目標にOLEDパネルの大量生産をスタートさせる意向で、同年中にリリースと噂されるiPhoneのOLED搭載モデルへのパネル供給に向けた体制を整えつつある。同件は、もともと日刊工業新聞が昨年2015年11月30日に報じていたもので、2016年春に石川工場内に試作ラインを整備し、国内での量産計画を推し進めていく計画とされている。複数の情報筋によれば、実際にJDI関係者が12月中にApple本社まで出向いて量産計画を伝えたとのことで、先行する2社に急ピッチで追いつこうとしているようだ。今回は、1月後半のタイミングでJDIの滝本昭雄センター長が報道陣に対してOLEDパネル製造への参入を表明したもので、2018年に向けた動きが活発化してきた印象を受ける。以前にもレポートしたように、AppleがiPhoneでのOLED採用に興味を示している一方で、現状ではiPhoneの年間2億台を超える製品ラインを満たすだけのOLEDパネル供給力が存在しておらず、さらに小型向けではSamsungのAMOLED方式がシェアのほとんどを握っている独占供給状態にあり、サプライヤのマルチソース化を推進するAppleにとっては大きな問題だったといえる。供給が1社に偏るのは価格決定面で不利なだけでなく、過去にAppleが何度も経験した「部品供給トラブルにより生産ラインそのものが停止する」というボトルネック状態を生み出す。現状で2018年に確実に供給可能なのはSamsungのみだが、LG Displayも急遽、需要に応じられるよう対策を進めているといわれ、すでにAppleに液晶パネルを提供しているサプライヤである日本国内勢の動向に注目が集まっていた。AppleのOLED採用決定とSamsungの動向を伝えた日本経済新聞の報道は2015年の11月26日だったが、日刊工業新聞が報じるようにJDIの動きは素早く、このトレンドの変化にいち早く対応すべくAppleへのアピールを行ったことになる。現状でパネル・サプライヤの1社であるシャープの動向は不明だが、当面はこのSamsung、LG、JDIの3社体制でのOLED供給になるとみられる。この状況について、各社では引き続き情報収集に追われているものの、2018年のタイミングで確実にパネルを供給できると確約できるのはSamsungのみで、LG DisplayとJDIについてはまだ未知数の部分が大きい。またSamsung自身も、今後2年でどれだけOLEDの供給キャパシティを上げられるかは不明な部分があり、最悪のケースでは3社合わせてもiPhoneの年間販売台数の1~2割程度、場合によっては2018年中の出荷分はSamsungのみに頼り切りといった状況が生まれる可能性もある。このため、2018年のタイミングではiPhone製品ライン全体にOLEDが展開される可能性は低いと筆者は分析しており、各社の動向を見極めつつAppleが2018年春のタイミングまでに最終判断を行うことになるだろう。
2016年01月27日産業技術総合研究所(産総研)は1月26日、有機デバイスに特有のばらつきを利用して偽造を困難にするセキュリティタグ回路を開発したと発表した。同成果は産総研フレキシブルエレクトロニクス研究センター印刷デバイスチームの吉田学 研究チーム長、栗原一徳 研究員、ナノエレクトロニクス研究部門エレクトロインフォマティクスグループの堀洋平 主任研究員、小笠原泰弘 研究員、片下敏宏 主任研究員によるもの。特許庁の報告によれば、2013年度の模倣品による国内総被害額は1100億円にも上る。一部の製品では、個々の製品に固有の番号を付加して、トレーサービリティーを向上させ真贋判定に役立てているが、バーコードやQRコードなどの印刷された情報や、集積回路に電気的に記録された情報は複製が可能であるため、偽造品や海賊版が正規品として流通してしまうリスクがある。そのため、偽造困難なIDタグなどを利用した、真贋を区別できる製品の需要増加が予想されている。研究グループが開発したセキュリティタグは、作製時に有機デバイスに生じるわずかな素子間のばらつきを利用して、同じ設計の回路それぞれが異なった固有の番号を生成する。今回、大気中での安定性が高い有機半導体と、有機材料と無機材料を用いたハイブリット絶縁膜を用いて、わずか2Vで動作するエラー率の低い回路の開発に成功した。この回路はフレキシブル基板上に作成でき、商品パッケージなどにIDタグとして張り付けることで偽造品などの流通防止や回路自体の改ざん困難性の向上への貢献が期待される。なお、同技術の詳細は1月27日~29日に東京ビッグサイトで開催される「プリンタブルエレクトロニクス2016」で発表される。
2016年01月27日新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は1月25日、印刷で製造可能な有機半導体デジタル回路の高速化に成功し、商用ICカード規格で動作する温度センシングデジタル回路の開発に成功したと発表した。同成果は、NEDOプロジェクトとして、トッパン・フォームズ、富士フイルム、大阪府産業技術総合研究所、JNC、デンソー、田中貴金属工業、日本エレクトロプレイティング・エンジニヤース、パイクリスタルなどの研究グループによるもの。同プロジェクトチームはこれまでにも塗布により半導体回路を形成できる有機半導体製造技術を開発して、13.56MHzの商用周波数による電波でのデジタル信号の伝送を実現していたが、今回は新たに商用ICカード規格に対応し、かつNFCの処理が可能な26.5kHzの動作周波数で駆動するフィルム上の温度センシング電子回路を開発することに成功したという。具体的には、従来、ガラス基板上でしかできなかった塗布結晶化法をフイルム上で実現したほか、プロセスの最適化を図ることで、チャネル長5μmの有機CMOS回路を集積することに成功。これによりこれまでのキャリア移動度10cm2/Vsよりも高速な16cm2/Vsを実現。これにより、26.5kHzの3ビットDFF(D-Flip-Flap)回路を構成することを可能とし、NFCへの対応を果たしたという。また、同DFFを3段構成とすることで8ビットの演算処理を実現したほか、温度センサの回路構成を見直し、2ビットの逐次型A/Dコンバータ(ADC)も開発し、高分子伝導体の抵抗温度センサと組み合わせることで、1℃刻みでの温度測定を実現した。開発を進めてきた東京大学 新領域創成科学研究所の竹谷純一 教授は、「トッパン・フォームズの事業家の目標が物流の温度管理ということで、薄いフィルム上に製造された温度センサは応答性が早いことから、そうしたニーズへの適用が可能」とし、HF帯の読み取り機を用いて、表示機にその情報を転送するデモを実現してみせた。なおトッパン・フォームズでは、今後、事業化に向けた取り組みを進めていくとしており、現状、シリコンベースの半導体を用いたトレースタグの生産コスト100円の半分となる50円での量産を2018年2月ころまでには実現したいとしており、引き続き、大面積プラスチック基盤プロセスの構築、めっき配線や低コスト化技術の開発などを進めていくとしている。
2016年01月25日開催中のCES 2016会場で米Dellが製品発表会を開催した。"世界最小"や"世界最軽量"をうたう「Latitude」シリーズのモバイルPCや、同社初の有機ELパネル採用となる「UltraSharp」シリーズのPC向けディスプレイなどが登場している。特に注目したい製品をレポートしよう。「Latitude 12 7000」シリーズは、12.5型で世界最軽量をうたう2in1。タッチにも対応する液晶ディスプレイが、4K UHD(3,840×2,160ドット)の高解像度であることも特長となっている。詳細な仕様は現時点で非公開で、肝心の重量も不明だが、見た目は同社XPSシリーズの最新2in1「XPS 12」に非常に似ている。強度を保ちながら軽量化するため、ディスプレイ表面のGorillaガラスと、一体成型のマグネシウムボディで挟み込んだ本体構造を採用している。ほかプラットフォームは第6世代のIntel Core mがベース。OSはWindows 10。オプションでマグネット接続式キーボードユニットを用意し、フルサイズのスリムキーボードと、タッチパッド付きプレミアムキーボードの2種類を選べる。デジタイザペンにも対応。価格は1,049ドルから。「Latitude 13 7000」シリーズは、13.3型のクラムシェルで世界最小をうたうビジネスノート。聞きなれない世界最小とする理由は、液晶ベゼルが5mm前後しかない超狭額であるため、1インチ以上小さなノートPCと同等のサイズを実現しているためだ。天板にカーボンファイバを採用しており、軽さと堅牢性を両立しているという。これも詳細な仕様は非公開だが、超狭額ベゼルなど、こちらは「XPS 13」に似た製品となっている。ほか通所の丸型AC電源を廃止して、Thunderbolt 3サポートのUSB Type-Cコネクタを装備したことで、電源と外部ディスプレイ出力を1本のケーブルでできるようになっている。プラットフォームは第6世代のIntel Core i vProがベース。OSがWindows 10。価格は1,299ドルから。「UltraSharp 30」は、同社のPC向けディスプレイで初めて有機EL(OLED)パネルを採用した製品。解像度は4K UHD(3,840×2,160ドット)。パネルの仕組み上バックライトが不要なため、黒の表示に優れ、コントラスト比は400,000対1に達する。応答速度も0.1msと高速。最大表示色数は10.7億色。ディスプレイ入力はHDMIとUSB Type-C×2の3系統。価格は4,999ドルから。ディスプレイではほかにも、24型の「UltraSharp 24 Wireless」と、23型の「UltraSharp 23 Wireless」も発表していた。ともにMiracastによる無線接続で外部映像を表示できる液晶ディスプレイだ。WindowsとAndroidという組み合わせであれば2台までのデバイスを同時接続でき、その際はWindowsの画面上にAndroidの画面がウィンドウのように重なって表示する。細かな仕様は非公開だが、価格は前者が469ドル台中盤、後者が429ドル台前半。
2016年01月07日韓国LG Displayは、1月6日(米国時間)から米ラスベガスで開催される「2016 International CES」(CES 2016)のLG Displayブースにて、有機ELディスプレイと液晶ディスプレイ、スマートデバイスなどの新製品を多数発表する。有機ELディスプレイに関しては、新聞紙のように丸められる18型有機ELディスプレイのほか、紙のような薄さの55型ディスプレイや、65型と77型のHDR対応ディスプレイを発表。また、凹タイプと凸タイプの65型湾曲ディスプレイを公開する。液晶ディスプレイの展示ゾーンでは、明るさを維持しつつ消費電力を35%抑える「M+ technology」を発表。M+ technologyを搭載した65型の8Kテレビを出展する。車載向け製品としては、手袋をはめたままタッチ操作できる「Advanced In-Cell Touch」を搭載した10.3型ディスプレイを発表する。このほか、11.6型の2in1デバイス、Advanced In-Cell Touch技術を搭載したスマートフォンやタブレット用の23型ディスプレイ、M+ technology採用の15.6型UHDディスプレイ、31.5型の8Kディスプレイなどを公開する。
2016年01月05日Lenovoは3日、米国ラスベガスで開催される2016 International CES(CES 2016)で公開する新製品として、14型2in1ノートPC「ThinkPad X1 Yoga」を発表した。フルHDあるいはWQHD解像度のIPS液晶のほか、WQHD解像度の有機ELディスプレイが選択可能で、IPS液晶搭載モデルは1月発売で価格は1,449ドルから、有機ELディスプレイ搭載モデルは4月発売予定で、価格は後日発表するという。特殊なヒンジにより、ディスプレイが360度回転する2in1ノートPC。素材にカーボンを採用することで既存の14型モデル「ThinkPad YOGA 460」から薄型軽量化を実現。「X1」のブランド名が冠した。Yogaシリーズでは「ラップトップ」「スタンド」「テント」「タブレット」の4モードで利用可能で、有機ELディスプレイ搭載モデルやフルHDのIPS液晶搭載モデルではタッチ操作に対応する。また、スタイラスペンによるペン入力もサポートする。主な仕様は、CPUが第6世代Intel Core i7 vPro、メモリが最大16GB、ストレージが最大1TB PCIe NVMe SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)、ディスプレイが14型フルHD(1,920×1,080ドット)もしくはWQHD(2,560×1,440ドット)IPS液晶 / 14型WQHD(2,560×1,440ドット)有機EL、OSがWindows 10 Pro 64bit。通信機能はWi-Fi、Bluetooth 4.1、WiGig、4G+LTE。インタフェースはUSB 3.0×3、OneLink、HDMI×1、miniDisplayPort×1、microSD、Webカメラなど。バッテリ駆動時間は最大11時間。本体サイズはIPS液晶モデルがW333×D229×H16.8mm、有機EL搭載モデルがW333×D229×H17mm。重量はいずれも1.27kgから。
2016年01月04日住友化学は12月28日、情報電子化学部門の韓国拠点である東友ファインケムで有機ELパネル向けタッチセンサーパネルの生産能力を現行の1.4倍に増強すると発表した。同社にとって有機ELパネル向け製品の能力増強は今回で3度目で、新ラインによる量産開始は2016年10月の予定。有機ELパネルは液晶パネルと比べ、バックライトが不要なため、省電力で薄くて軽い上に、画像の明暗において高コントラストで応答速度にも優れることから、スマートフォンに有機ELパネルを採用しているセットメーカーが増加している。また、パネルメーカーは次世代のフレキシブルディスプレイの開発を進めており、住友化学は、今回のタッチセンサーパネルの生産能力増強に加えて、同製品のフレキシブル化など高機能化と製品ラインアップ拡充に取り組むとしている。
2015年12月28日京都大学は12月11日、独自に設計した座布団型構造をもつ有機半導体材料を開発し、これをp型バッファ層に用いることでペロブスカイト太陽電池の光電変換効率を向上させることに成功したと発表した。同成果は、同大学 化学研究所 若宮淳志 准教授、工学研究科博士後期課程 西村秀隆 氏、化学研究所 嶋崎愛 研究員、村田靖次郎 教授、佐伯昭紀 大阪大学准教授らおよび米ボストンカレッジ ローレンス・スコット 名誉教授の研究グループによるもので、12月10日付けの米科学誌「Journal of the American Chemical Society」オンライン速報版に掲載された。ペロブスカイト太陽電池は、材料を基板やフィルムに塗る印刷技術により作製でき、従来の太陽電池に比べて製造コストを大幅に下げることが可能な太陽電池として注目を集めている。これまでは、主に光吸収材料であるペロブスカイト層の作製法の改良により光電変換効率が向上してきたが、光により生成した電荷をペロブスカイト層から取り出すためのバッファ層材料については、優れた特性を示す材料は限られており、製造コストが極めて高い有機半導体材料が用いられている状況だった。今回の研究では、二次元のシート状に骨格を拡張して「座布団型構造」をもたせるという独自の分子設計に基づいて、塗布型の有機半導体材料を新たに開発。これをペロブスカイト太陽電池のp型バッファ層に用いることで、従来の球状の分子である標準材料を用いた場合に比べて、最大で1.2倍の光電変換効率の向上を実現し、16.5%の光電変換効率を得ることに成功した。同材料は、独自の合成ルートにより、簡便かつ安価に製造することが可能で、すでに製造・販売について国内企業との共同研究を開始しており、1年以内に販売を開始する予定だという。若宮准教授は、「本研究で、ペロブスカイト太陽電池の高効率化につなげるための、有機半導体材料の分子設計指針を明確に示すことができました。これに基づいて、今後、安価で優れた特性を示す材料の開発が国内外で活発化し、ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた研究が加速するものと期待されます」とコメントしている。
2015年12月11日Blue-Skyはこのほど、新鮮な有機野菜とフレンチごはんのお店「gina」を東京都・西麻布にオープンした。同店は、深夜27時(土曜日は23時)まで営業しているフレンチレストラン。ホテル「ミラコスタ」でフレンチとイタリアンの経験を積んだ末棟孝シェフが腕をふるう。「午前0時のフレンチごはん」をコンセプトに、夕食をとれず深夜になってしまった人にも、健康を気遣った料理を提供するとしている。21時からは「オーダーメイドタイム」となっていて、有機野菜を使ったサラダなど、季節ごとの食材を希望の調理法で楽しめる。12月はかに、ふぐ、白子、キャビア、うになどの食材が用意されているという。「ディナータイム」とされる18~21時は、和の食材をベースにしたフレンチを月替わりのコースを提供。料金は6,800円(税・サービス料別)となっている。
2015年12月08日科学技術振興機構(JST)と理化学研究所(理研)および京都大学(京大)は12月2日、新たに開発した半導体ポリマーを用いることで、有機薄膜太陽電池の光エネルギー損失を無機太陽電池並みまで低減することに成功したと発表した。同成果は、理化学研究所 創発物性科学研究センター 尾坂格 上級研究員、瀧宮和男 グループディレクターと京都大学大学院 工学研究科 大北英生准教授らの研究チームによるもので、12月2日付けの英科学誌「Nature Communications」オンライン版に掲載される。半導体ポリマーをp型半導体材料注として用いる有機薄膜太陽電池(OPV)は、次世代の太陽電池として注目されている。しかし、吸収した太陽光エネルギーを電力に変換する際に失うエネルギー(光エネルギー損失)が0.7~1.0eVと、市販のシリコン太陽電池などの無機太陽電池が0.5eV以下であるのに対して非常に大きい値を示すため、高効率化に向けて課題があった。今回、同研究チームは「PNOz4T」という半導体ポリマーを新たに開発。PNOz4Tを用いて作製したOPVは1.0Vの電圧を出力し、従来のものよりもはるかに高い値となった。この結果、PNOz4T素子の光エネルギー損失は約0.5eVと無機太陽電池並みに小さい値となり、またエネルギー変換効率は約9%と、光エネルギー損失が小さい系においては最高レベルのエネルギー変換効率を示した。PNOz4Tの性質を最大限に引き出すことができれば、実用化レベルのエネルギー変換効率15%も実現可能なため、同研究チームは2016年度中での12%達成を目指すという。
2015年12月03日米Appleが2018年にも同社iPhoneに有機ELディスプレイ(OLED)技術を採用すべく、複数の部品メーカーらに通達を出したというニュースが話題になっている。実際にiPhoneは既存の液晶ディスプレイ(LCD)からOLEDへと置き換えられていくのだろうか。同件は日本経済新聞が報じている。また、同じ内容で英語版にあたるNikkei Asian Reviewで全文が公開されているので興味ある方は確認してほしい。それによれば、Appleは2018年にも登場するiPhoneにOLEDを採用する計画で、同技術への適合や増産に向けた投資を打診しているという。実際、すでにサプライヤの1社であるLG DisplayがOLED増産に向けた設備投資を表明している。ただし、スマートフォン等で利用される中小型のOLEDパネルは、AMOLED方式を採用するSamsungが圧倒的シェアを獲得しており、同社Galaxyシリーズに全面採用している。一方でLG DisplayのOLED増産はTV向けの大型パネルも含んでいるが、iPhoneを含む世界のスマートフォンでの採用を見込んだ中小型パネルの外販を目指しているとも考えられ、OLED開発競争が加速する可能性がある。現行iPhone向けのLCDパネルサプライヤとしては、上記2社のほか、日本のシャープとジャパンディスプレイ(JDI)の2社がいる。日経新聞の同報道を受け、日本時間で11月26日は売上損失懸念から両社ともに株価が急落している。JDIは、産業革新機構(INCJ)、ソニー、パナソニックの3社とともにJOLED(ジェイオーレッド)というジョイントベンチャーを設立し、2017年以降をめどにOLED製品の開発と量産を発表しているが、現時点ではモニター向けの中型パネルやサイネージなど、すでにスマートフォン向けで大きなシェアを握るSamsungらとは直接競合しにくい領域を選択している。もし今回の報道が事実であり、Apple側の要請を受けてiPhone向けの量産計画を立てるのであれば、その動向が注目される。このiPhoneでのOLED採用については、興味深いレポートをKGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏が、つい2週間ほど前に発表している。Mac Rumorsによれば、同氏はiPhoneでLCD向けバックライトを提供しているミネベアをはじめとするサプライチェーンらの情報を総合し、少なくとも今後3年間はAppleがiPhoneでOLEDを採用することはないと結論付けている。また、iPhone組み立ての主力企業であるFoxconnことHon Hai Precision IndustryがTFT LCDの製造ラインの大規模投資を行っており、この大量生産が2018年にスタートする見込みであることから、3年という期間を超えてもなお、既存のLCD技術をiPhoneで採用し続ける可能性があるとも分析している。2018年という部分が偶然にも一致した2つのレポートだが、その後の展開を巡っては両者の意見は完全に異なっていることになる。実際、2018年というのは年1回新製品がリリースされるiPhoneにおいて3世代先の話であり、どのディスプレイ技術が採用されるかは完全に未知数の世界だ。ただ、Appleの会計年度で2015年度時点ですでにiPhoneの世界販売台数は2億台を突破しており、もし今後も順調に7~10%程度の年率成長を果たしていくのであれば、2018年には2.45~2.66億台の年間販売台数に達する。仮に横ばいで推移したとしても、2億枚のパネル需要をOLEDで満たさねばならず、サプライヤの限られるOLED 1本にディスプレイ技術を絞るのは3年先の話とはいえAppleにとって大きなリスクになると筆者は考える。Appleは「Apple Watch」でOLED技術を採用しているが、未公表ながら必要パネル枚数は数百程度とiPhoneのボリュームに比べても著しく低く、その意味でのリスクはなかった。そのため、仮にOLEDを採用するのであっても、iPhoneのラインナップに応じて同じ世代でディスプレイ技術を使い分ける可能性もあるのではないかと予想する。
2015年11月26日LGエレクトロニクス・ジャパンは11月20日、有機ELテレビ「LG OLED TV(エルジー・オーレッド・テレビ)」の新製品として、55V型の「55EG9100」を発表した。発売は11月26日。価格はオープンで、推定市場価格は348,000円前後(税別)。同社では、4Kに対応した「EG9600」と、2K(フルHD)モデルの「EC9310」の2つの有機ELテレビのシリーズを展開しているが、今回発表された55EG9100は2K対応のモデルだ。パネルは緩やかな弧を描いた「カーブドスクリーン」。RGBにW(ホワイト)をプラスした「WRGB」方式を採用している。3波チューナーを2基内蔵しており、USB HDDへの番組録画も可能だ。OSは、webOS 2.0。Wi-Fiを標準装備している。インタフェースは、HDMI入力が3基、USBポートが3基など。本体サイズはW1225×D208×H760mmで、質量は15kg(スタンド込み)。消費電力は320W、年間消費電力量は122kWh/年。
2015年11月20日LGエレクトロニクス・ジャパンは11月17日、有機ELテレビ「EG9600」シリーズと液晶テレビ「UF9500」シリーズのソフトウェアアップデートを行い、HDRコンテンツの視聴に対応すると発表した。ソフトウェアアップデートを行うのは、有機ELテレビ「65EG9600」「55EG9600」と液晶テレビ「65UF9500」「55UF9500」の4製品。11月30日より、ネットワークやUSB経由でのHDRコンテンツ視聴に順次対応する。また、液晶テレビ「42LF5800」「32LF5800」「28LF4930」「22LF4930」が11月からソフトウェアアップデートを開始し、Netflixに対応している。これにより、同社が2015年3月以降に発売した有機ELテレビと液晶テレビは、すべてNetflixを利用できるようになった。
2015年11月17日東北大学は11月5日、短い工程でほぼ理論限界となる発光効率を実現する有機ELが出来上がる分子材料を開発したと発表した。同成果は同大学の磯部寛之 教授(JST ERATO 磯部縮退π集積プロジェクト研究総括)の研究グループによるもので、11月4日に英国王立化学会誌「Chemical Science」に掲載された。有機ELを材料とする発光デバイスでは、デバイスに電場を印加して電流を流し、負の電荷を帯びた電子と正の電荷を帯びた正孔をデバイスの材料中で出合わせ、出合った際に生じるエネルギーを光として取り出している。これまで、リン光発光材料を活用することで、量子効率100%という理論限界値が達成されているが、理論限界値の実現するためには「有機ELデバイスを多層構造にする」ことが最良と考えられていた。今回の研究では、炭素と水素からなる「トルエン」を環状に連ねた新しい大環状分子材料を開発し、これにより単一層という単純・簡潔なデバイス構造をもちながら、ほぼ理論限界となる高い効率で光を発する有機ELを実現できることを発見した。研究では同材料を赤・緑・青という光の三原色すべてのリン光発光材料に適用できることが実証されており、白色発光を行うデバイスの作製に成功。「さっとひと吹き」するだけで照明ができあがるという。同研究グループは今回の成果について、「『単純化された分子材料で、単純化された有機 EL をつくりだす』。そんな、近未来の有機 EL 照明の姿を想像させる重要な成果となります。」とコメントしている。
2015年11月05日京都大学(京大)は10月21日、100%の変換効率で電気を光に変換する有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)材料を高性能化することに成功したと発表した。同成果は、同大の梶弘典 化学研究所教授、福島達也 助教、志津功將 助教、鈴木克明 研究員らと、九州大学 最先端有機光エレクトロニクス研究センターの安達千波矢 センター長らで構成される研究グループによるもの。詳細は国際学術雑誌「Nature Communications」(オンライン版)に掲載された。電気を光に変える素子であり、次世代のディスプレイや照明として期待される有機ELだが、従来は電気から外部に取り出せる光への変換効率(外部量子効率)を高めるためにIrやPtといった希少元素が必要となっていた。そのため、近年、そうした希少元素を用いなくても高い外部量子効率を得られる熱活性化型遅延蛍光(TADF)材料の研究が進められてきており、2012年には外部量子効率19.3%を達成した発光材料「4CzIPN」が開発されるなど、高性能化に向けた研究が各地で進められている。今回、研究グループでは、コンピュータを用いた理論化学計算を活用することで、材料の分子構造と発光特性の相関を解明。その知見を活用し、炭素、水素、窒素のみで構成される新たな分子「DACT-II」を設計し、幅広い温度領域、輝度領域において、高効率で電気を光に変換することに成功したとする。実際に同材料を用いた有機ELでは、電気から光への変換効率は最大で100%、外部量子効率も29.6%を達成したとする。また、簡単なマイクロレンズから構成される光取り出しシートを用いた場合、外部量子効率は最大41.5%を達成したとするほか、3000cd/m2下で外部量子効率30.7%を達成したとしており、この特性により、素子の寿命も長くなることが期待されるとしている。また、低温から高温まで幅広い領域で高い発光特性を維持できるほか、薄膜状態におけるガラス転移温度も192~197℃と、高い耐熱性も確認されており、広い温度範囲での利用も可能だという。なお研究グループでは今後、長寿命化の実証や高特性・高付加価値を有する発光材料の設計・開発などを進めていきたいとしているほか、生体プローブなどの新たな有機デバイスへの展開なども進めていきたいとコメントしている。
2015年10月22日