TVアニメ「うる星やつら」展が、10月2日に東京・松屋銀座8階イベントスクエアで開幕した。本展のストーリーコンセプトは「あたると一緒にガールハント!!」で、昭和×令和の懐かしさと新しさが混在した本作の魅力を紹介。個性豊かなキャラクターの紹介を中心に、TVアニメの設定資料のほか、ラムの立体フィギュアも展示される。往年のファンにとっては懐かしく、Z世代には新しい令和レトロな会場演出も楽しむことができる。開幕前夜、10月1日のオープニングセレモニーには、本展公式サポーターに就任したお笑いコンビ・よゐこの有野晋哉と、ヒロイン・ラム役の声優・上坂すみれが来場。本展の魅力や見どころが語られた。――展覧会をご覧になった感想有野すごくおもしろかったです。入ってすぐのところに「うる星やつら」のヒストリーがあるんですが、あたるの紹介が「無類の女好き高校生」、今なかなか言わへんなと思って、こういう肉食男子、欲しいよなと思って見始めました。黒電話の音もなって、40以上の人なら、ああ懐かしい音やなあというところから入ってくるんで、没入感がすごいですね。それと、設定資料やスタッフの裏話を読めるのも面白いですね。上坂とにかく豪華な展示ですね。設定資料では、視聴者の皆さんには見られないような表情とか、監督の皆さんのこだわりポイントとか、キャストのコメントとかも含めて分かるんです。そして一番の見どころは展示を進んでいくと等身大のラムちゃんがお出迎えしてくれるんです。もう本当にドキッとする可愛さで、これを早くたくさんの方に見ていただきたいなと思いました。TVアニメ「うる星やつら」展 入口――来場するお客様へのお薦めポイント有野キャラ設定のところにスタッフのこぼれ話がいっぱい書いてあるのが面白いです。例えばおユキは氷の頭なので固いところをどう表現するのかを動かさないでいく難しさを書いてはるんで、あーそうなんだというところが面白いですね。上坂キャラクターごとの部屋が楽しいです。情報量もたくさんあって。「うる星やつら」と言えば「ちゅどーん」とか、「バリバリバリ」とかの擬音が見どころなんですが、展示にもこれがいっぱいちりばめられていて、アニメだとこれを声優さんが声でやるんですが、この展覧会ではこの擬音を見ることができるんです。TVアニメ「うる星やつら」展 キャラクター紹介――世代を超えて愛される『うる星やつら』の魅力、高橋留美子先生とのエピソード有野僕が小学生の頃、見てたんです。それを新しく作り直すというから、「どうするの?」と思ったんです。スマホを持ってるラムちゃんが電撃やったらスマホ、どうなるんだろうと思って見に来たら電話は昔のままだし、昭和を楽しめてよかったです。一方で演出では美しい絵やネオン管など、令和の新しさを取り入れているところが魅力ですね。上坂高橋先生とは収録が始まるとき、お食事会を開いて頂きお目にかかりました。本当に緊張してワイン1本半くらい飲んじゃって、酔ったらうまくしゃべれるかなと思ったんですけど、飲んでも飲んでも緊張したままでした。でも、先生は優しくて「うる星やつら、たのしみにしてます」って、仰ってくださったので、「よし!がんばるぞ!」って思いました。高橋留美子先生より展覧会によせて――会場ではラムの等身大立体フィギュアが特別展示されていますが、もし、ラムに会えたら一緒にしてみたいことは?ラムの等身大立体フィギュア有野電撃を食らわして欲しい!骨になりたい!どのくらいのビリビリ感か知りたいな。上坂ラムちゃんの故郷の国の食べ物が激辛という設定なので、あれを食べさせてもらいたいです。あたるはそれを食べると口がタラコみたいになるんですけど、どのくらいの辛さなのか知りたいです。――おふたりのお気に入りおすすめ展覧会オリジナルグッズは?そして、コラボカフェの気になるメニューは?有野「ラム ワイヤレス携帯充電器」です。ブルーのライトが点いて光るんです。ラムちゃんに充電してもらえるんです。もうひとつがスタジアムジャンパーです。色がグリーンでラムちゃんぽいし、タグにラムって書いてあって可愛らしいです。上坂ラムちゃんになりきれる「ラム カチューシャ」です。めちゃくちゃ可愛いです。ハロウィンも近いので、これみんな着けて遊んで欲しいですね。コラボカフェの気になるメニューは「ラムとあたるの鬼ごっこフレンチトースト」です。これ、すごく感動的なシーンが再現されているんです。「ボーイ ミーツ ガール」の思い出とともに味わっていただきたいメニューです。――この展覧会を楽しみにしている皆様へのメッセージ有野見ると元気が出る展覧会です。テレビアニメの裏側も見られるので楽しみにしてください。上坂TVアニメ『うる星やつら』シリーズの魅力が、これでもかというくらい詰まった展覧会です。ぜひ多くの皆様に観て頂きたいです。また展覧会の開催を記念して、松屋銀座8階レストランシティ内「MGカフェ」でコラボメニューを販売中。コラボメニュー注文ごとにもらえる特典コースターや、一部テイクアウト可能なメニューも用意されている。<開催情報>TVアニメ「うる星やつら」展会期:2024年10月2日(水)~10月14日(月・祝)会場:松屋銀座8階イベントスクエア時間:11:00~20:00※10月4日(金)、5日(土) は20:30まで※最終日は17:00閉場※入場は閉場の30分前まで【巡回情報】■京都会場会期:2024年11月28日(木)~12月21日(土)会場:大丸ミュージアム<京都>(大丸京都店6階)■新潟会場会期:2025年4月5日(土)~5月6日(火・祝)コラボカフェの詳細はこちら:チケット情報:()公式サイト:高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会
2024年10月03日令和版『うる星やつら』でラムの声を担当する声優の上坂すみれ、お笑いコンビ・よゐこの有野晋哉が1日、銀座松屋で行われたテレビアニメ『うる星やつら』展のオープニングセレモニーに登壇した。令和版『うる星やつら』でラムの声を務める。ラムちゃん風の黄色と黒の衣装で登場した上坂は『うる星やつら』の魅力を問われると「リアルタイム世代ではないんですけど学生のころに再放送で見ました。なんてカワイイキャラクターなんだろうと夢中になりました。あのときめきをそのまま新しい技術と原作愛を詰め込んでアニメ化されているな、と。原作の『ボーイ・ミーツ・ガール』ですとか、アニメで見たかったエピソードをしっかりやってくれている。視聴者としてもうれしいですし、キャストとしても身が引き締まる作品だったなと思います」としみじみ口にした。さらに高橋留美子とのエピソードも。「高橋留美子先生が収録の始まる時にお食事会を開いていただいた。緊張して、緊張して…。ワイン1本半ぐらい飲んじゃった」と照れ笑いで上坂が明かすと、有野は「え?緊張したら飲むの?」とびっくり。上坂は「酔ったらうまくしゃべれるかなって!でも、緊張したままでした」と苦笑いで振り返りながらも「スゴく優しくて!『うる星やつら、楽しみにしています』とおっしゃってくださった」と感謝していた。また、有野が大好きなせりふ「ダーリン、浮気は許さないっちゃ!」も生披露され、有野は「電撃を食らわされました」とにんまり。追加で「有野、浮気は許さないっちゃ!」も言ってもらい、有野は「浮気は絶対にしません!よかった、来て!」とご満悦だった。『うる星やつら』は、漫画家・高橋留実子が原作。1978年に週刊少年サンデーで連載開始され、 1981年からはフジテレビ系でアニメシリーズとなり、日本を代表するSFラブコメディとして世代を超えて人気を得た。そんなテレビアニメ『うる星やつら』の世界を余すところなく立体的に紹介する展覧会となる。会期は、あす2日から14日まで同所で。
2024年10月01日令和版『うる星やつら』でラムの声を担当する声優の上坂すみれ、お笑いコンビ・よゐこの有野晋哉が1日、銀座松屋で行われたテレビアニメ『うる星やつら』展のオープニングセレモニーに登壇した。『うる星やつら』の大ファンの有野は公式サポーターを務める。一足早く内覧した有野は「スゴく面白かったです!入ってすぐに『うる星やつら』のストーリーがあるんですけど、あたるの紹介が『無類の女好きの高校生』だった。今じゃなかなか言えない(笑)。こういう肉食男子ほしいよね、と見始められる」とアピールし、笑わせていた。また、有野が大好きなせりふ「ダーリン、浮気は許さないっちゃ!」も生披露され、有野は「電撃を食らわされました」とにんまり。追加で「有野、浮気は許さないっちゃ!」も言ってもらい、有野は「浮気は絶対にしません!よかった、来て!」とご満悦だった。『うる星やつら』は、漫画家・高橋留実子が原作。1978年に週刊少年サンデーで連載開始され、 1981年からはフジテレビ系でアニメシリーズとなり、日本を代表するSFラブコメディとして世代を超えて人気を得た。そんなテレビアニメ『うる星やつら』の世界を余すところなく立体的に紹介する展覧会となる。会期は、あす2日から14日まで同所で。
2024年10月01日令和版『うる星やつら』でラムの声を担当する声優の上坂すみれ、お笑いコンビ・よゐこの有野晋哉が1日、銀座松屋で行われたテレビアニメ『うる星やつら』展のオープニングセレモニーに登壇した。フジテレビの新人、上垣皓太朗アナウンサー(23)が司会を務めた。ベテランの風格が漂うことで話題となっている上垣アナは白いトレーナー姿で登場したが「決して私服で来たわけではありません」と背中にラムちゃんがプリントされていることをアピールし「背中までラムちゃんがあしらわれています。世界観を体感できる服装になっています」とほほえんだ。イベントで上垣アナは「私は世代としては、もともとの原作は存じ上げなくて。名前が聞いたことある程度だったんですけど今回の令和版アニメで初めて触れて、絵柄もかわいくてステキな作品だなと思いました」とすると、有野が「あれ?同世代じゃないんですか?」と返す。上垣アナは「違います。私、2001年生まれなので」と苦笑いで否定すると、上坂&有野は「えっ?」と絶句。上垣アナから「ほぼ同世代」と話題を振られた上坂は「あまりにも貫禄があったのでリアルタイム世代かと…。私、91年生まれなので…」とギャップに感情が追いついていない様子で語っていた。『うる星やつら』は、漫画家・高橋留実子氏が原作。1978年に週刊少年サンデーで連載開始され、 1981年からはフジテレビ系でアニメシリーズとなり、日本を代表するSFラブコメディとして世代を超えて人気を得た。そんなテレビアニメ『うる星やつら』の世界を余すところなく立体的に紹介する展覧会となる。会期は、あす2日から14日まで同所で。
2024年10月01日「針の穴に糸を通すような作業でした」トンネルを抜けたかのような表情で、高橋文哉は撮影の日々を振り返った。主演作が相次ぎ、今や「U-25の顔」と形容しても過言ではない活躍を見せる23歳。その最新主演映画が『あの人が消えた』だ。監督は、『ブラッシュアップライフ』の水野格。本作もまた伏線回収とどんでん返しが散りばめられた、リピート必至のミステリー・エンタテインメントとなっている。だが、趣向を凝らしたトリックの数々を成立させるには、俳優には役にのめり込むのとはまた別の技量が問われる。「針の穴に糸を通す」ような精緻な作業と向き合った高橋の模索と挑戦の日々を追った。感情と技術のはざまで本作で高橋が演じたのは、配達員の丸子。コロナ禍で職を失った丸子は、人の役に立とうと運送会社に転職。膨大な仕事量に追われ、休む間もない日々を送っていた。そんな丸子の唯一の癒しが、愛読しているWEB小説。しかも、その作者が自分の担当しているマンションの住人らしい。だが、そのマンションには憧れの作者をつけ狙っているストーカーらしき男が…。他にも怪しい住人が続々と顔を出し、事態は不穏な方向に。平凡な配達員だったはずの丸子は、思いもよらぬ事件へと巻き込まれていく。「テクニカルな部分がたくさんある作品だ、というのが僕と監督の共通認識でした」本作の難しさを、高橋はそう表現する。本作のような展開が二転三転する作品では、観客を引っ掛けるためにもあえてミスリードを誘引するような芝居を求められることがある。主人公である丸子もまたシーンによっては何を考えているのか読めない表情を見せている。「ここは別のシーンの引っかけになるところだから、申し訳ないんですけど、あえてこういう表情をしてください、と監督からオーダーをいただくことが何度かありました。たとえばですけど、本当なら笑っているはずなのに、あえて沈んだ顔をするような表現をしなくてはいけない、という場面がこの作品の中ではよくあるんです。そうすると、俳優はその表情をするための感情を自分の中から持ってこないといけない。自分の中で違和感なくそのシーンに合った表情をするための感情の筋道を見つけることが、とても難しかったです」観客を欺くための嘘。けれど、俳優はカメラの前で役として生きる以上、嘘はつけない。嘘を真実に変えるのもまた俳優の重要な技術の一つだ。「丸子としてはこう思っている。だけど、観客のみなさんから見ると別の意味に受け取れる、というふうにしたくて。そのバランスについては結構気をつけました。監督が感情の面でも技術の面でもアドバイスをくださる方だったので、いろいろと助けていただきながら、なんとか乗り越えたという感じです」それが、高橋の言う「針の穴に糸を通すような作業」だ。役の感情と、芝居としての見え方。その両方がぴたりとハマる落としどころを探っていく。「サッカーでよく針の穴に糸を通すパスだって言うじゃないですか。あれと同じ感覚だと思います。ずっと心地が良くなかったはずなのに、ぷちっとハマった瞬間、するすると逃げ道ができたような気がして、気持ちが晴れるんです。今回の撮影は、その逃げ道を見つけるためにひたすら模索し続けた毎日でした。でも、その試行錯誤も含めてすごく楽しかったです」俳優にとって、感情こそが表現の源泉。だが、その感情を自在に操るには職人的な技術が求められる。照明部や音響部と同じように、俳優部もまた専門的な技術職だ。高橋は、ギミックのつまった本作に挑戦することで、また一つ俳優としての技術を身につけた。「デビューしたばかりの頃は、感情が正義だと思ってやっていました」がむしゃらだった10代の自分を、懐かしそうに笑って回想する。「今でも感情と技術を10:0でやれたらそれが一番。でも10:0をやるには、その感情を見せるための技術が必要なんだって、経験を積んでわかるようになりました。いくら感情を全開にしても、演者が気持ちよくなっているだけの芝居はよくない。ちゃんと観ている人に伝わらないと意味がないと思うんです。そのことに気づいてからは、とにかく現場でご一緒する先輩方の芝居を見て、盗めるものはなんでも盗もうというつもりでやってきました。今、あの人があそこでああいう動きをしたから役としてこう見えたな、という発見は全部インプットして、自分のシーンで使えそうだったら、どんどん真似をする。今、僕が持っている技術は、全部いろいろな先輩たちから得たものなんです」田中圭から教わった一番の教訓その先輩の一人が、今回の“相棒”である田中圭だ。2020年、ドラマ『先生を消す方程式。』で初共演。4年ぶり2度目の共演となる本作では、同じ運送会社で働く先輩後輩として息のあった掛け合いを披露している。「あそこで笑ったと感想を言っていただけることが多くてありがたいのですが、僕としては笑わせようとか、このタイミングでツッコもうとか一切考えていなかったんです。もちろん考えることも大事ですが、自分のやりたいようにやって、どう受け取るかは受け手の自由でいいのかなと。何より圭さんに対しては、以前お世話になって、何をどうやっても拾ってくださるという安心と信頼がありました。なので、僕はもう好きにやらせていただきました(笑)。一寸の狂いも許されない超絶技巧が求められる本作で、田中とのやりとりは高橋が自由になれる唯一の場だったのかもしれない。観客にとっても、一筋縄ではいかないストーリーテリングに翻弄されっぱなしの本作で、丸子と田中演じる荒川のシーンは、ほっとひと息つける癒しタイムとなっている。「荒川とのやりとりで丸子として意識していたのは、居心地の悪さでした。二人のやりとりはちょっとズレていて、きっと丸子も荒川との間に多少の気持ち悪さを感じていたと思うんですよ。それが、丸子の素に見えたらいいなと。ある種の緊張感がずっと続く本作で、丸子にとっても荒川は自分の素を出せる場所。だからこそ、僕もできる限り素直に演じようとしていたのかもしれません」2度目の共演で、先輩・田中圭から学んだことは、初共演の頃から変わらない人間としての基礎だった。「圭さんって、いつもすごく声が大きいんです。今回、衣装合わせや本読みでお会いする機会がなくて、圭さんのインの日が久しぶりの再会になったのですが、僕が先に現場に入って、バスの中でメイクをしてもらっていたら、圭さんが以前と変わらない明るい声で『おはようございます』って入ってきて、思わず背筋がピクッと伸びました(笑)」『先生を消す方程式。』では教師と生徒という間柄での共演だった。高橋にとっては、『仮面ライダーゼロワン』が終わって初めての連ドラ。まだ見る者すべてが新鮮な中、田中圭の現場の居方は、まさしく“師”となった。「圭さんの明るい挨拶を聞いて、当時の記憶がばーっと甦ってきました。そうだ、圭さんはいつもこのテンションで現場に来ていたなと。圭さんはいつも明るくてパワフル。僕はどちらかというと朝が弱いので、もっと現場では元気でいなくてはと思わされました。どんなお仕事も、まずは元気な挨拶から。それが、圭さんから教えてもらった一番の教訓です」まだ見ぬ誰かに届けるためにハードな仕事に追われる丸子にとって、好きな作家の書くWEB小説が生きがいだった。エンタメは、時に誰かの人生の活力となる。高橋にもかつてエンタメに励まされた日々があった。「中学のときにバレーボールをやっていたのですが、ちょうど『ハイキュー!!』の連載が始まった時期で。よく『ハイキュー!!』の真似をして技の練習をしていました。部長もやっていたので、部長とはどういうものかも『ハイキュー!!』で学びました。『ハイキュー!!』で描かれている精神は、中学生の自分にはあまりにも大きかったけれど、それを自分の中で一生懸命咀嚼することで頑張るきっかけにしていたところはあったんじゃないかなと思います」ピュアなティーンエイジャーだった頃に摂取したエンタメは、今も高橋の血肉となっている。「この間、映画(『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』)も観に行きました。ずっとバレーボールを楽しいと言わなかった研磨が初めて楽しいって言うんです。僕はそこに感動して。楽しいっていう感情がどれだけ素晴らしいものなのか。改めて気づかされましたね」人の役に立ちたい。その一心で配達員になった丸子。何のために、誰のために、働くのか。それは、すべての社会人にとっての永遠のテーマだ。もちろん高橋も例外ではない。「僕もこの仕事を始めた最初のきっかけは、誰かの役に立ちたいという思いでした。人に感動を与えたり、人を笑顔にできることがこの仕事の喜びだって思っていました」たとえば、初主演作である『仮面ライダーゼロワン』はまさにコロナ禍での撮影だった。緊急事態宣言により撮影も中断。その間、特別編を放送するなど変則的な編成となった。「そのときも、こういう状況の中で自分たちに何かできることはないかとスタッフさんと話をして。単にこれまで放送したものを編集するのではなく、声だけ新しく録ってもらったんです。先の見えない中、自分の肉声が誰かの背中を押す力になればいいと思いましたし、それが、エンターテインメントにできることだと信じていました」その想いは今でも変わらない。多忙なスケジュールに追われる中、応援してくれる人たちの存在が、高橋を支える原動力となっている。「応援の力は、昔より今の方がより強く感じています。それこそ、デビューして間もない頃はもっとお芝居がしたいとか、自分のことでいっぱいだったんですよ。でも経験を積んでくると、自分のために頑張るだけでは限度がある。そのときに、代わりにエンジンになってくれたのが、応援してくださる人たちの言葉でした」噛みしめるように、高橋は続ける。「『この作品が面白かった』『次はこういう役が見たい』。そんな一つ一つの声が、明日も頑張ろうという力になりました。なので今でもお仕事と向き合うときは、応援してくださるみなさんがどう思うかを一つの基準にしています。『今までにない新しい役だ』でもいいし、『自分が好きだったあの役と似てる役だ』でもいい。応援してくださる方たちがワクワクするような仕事がしたい。見守ることが楽しいと思ってもらえる俳優でありたいです」配達員が、一軒一軒に商品を届けていくように、高橋文哉は作品を通して夢や勇気を届けていく。「ラジオのお仕事をさせてもらっているのですが、リスナーさんから『高橋文哉が出ている作品を見て俳優になりたいと思った。どうやったら俳優になれますか』というメールをもらったことがありました。それがすごくうれしかったんです。俳優は、名乗ればその日からだでも俳優になれる。必要なのは、覚悟と自信です。もし自分を見て本気でなりたいと思ってくれたなら本望だなと。自分のやってきたことが誰かに届いた気がして、僕が勇気づけられました」映画にドラマにバラエティにCMに、高橋文哉を見ない日はない。今、最も忙しい俳優の一人と言えるだろう。それでも、高橋は音を上げたりしない。待っている人が、そこにいるから。立ち上がる元気を失った誰かのために、高橋文哉はエンタメを届け続ける。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント高橋さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!『あの人が消えた』9月20日(金)より全国公開取材・文/横川良明、撮影/映美、ヘアメイク/KATO(TRON)、スタイリスト/Shinya Tokita、衣装協力/カーディガン ¥49,500、パンツ ¥46,200 ともにチノ(モールド)その他スタイリスト私物(問い合わせ先)モールド 03-6805-1449
2024年09月18日俳優の高橋文哉に密着した日本テレビ系『news zero×「あの人が消えた」その素顔が知りたい。俳優・高橋文哉』が、12日の25時35分から放送される。高橋は『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日、2019年)で鮮烈なデビューを果たし、今年は映画だけでも『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』『からかい上手の高木さん』『ブルーピリオド』など、数々の話題作に出演している。しかし、華やかな舞台の裏で「悔しかった」と語る瞬間が。その言葉の裏には“俳優”という仕事への揺るぎない信念があった。『news zero』のカルチャー取材班は、最新主演作『あの人が消えた』(20日)公開までの高橋に8ヶ月にわたって密着。映画の撮影現場・公開前イベント舞台あいさつの裏側や、テレビ番組の打ち合わせ、ラジオ収録現場、ファンミーティング、取材現場まで密着し、インタビューを交えながら“俳優・高橋文哉”の素顔に迫る。さらに、プライベートでも親交のある俳優が「圧倒的主人公エネルギーを持つ人物」と語る一幕や、撮影終了後に得意な料理でスタッフ・キャスト全員に牛丼をふるまい、撮影現場の空気を明るくするエピソードも紹介される。映画『あの人が消えた』で共演した田中圭は、約4年ぶりの再共演となる高橋に対し「好青年で、明るくて、いい子でという印象は全然変わっていない。お芝居に対する向き合い方や接し方が、もっといろいろこうしたいんだなという思いがパワーアップしているように感じました」と語る。田中をはじめ、共演者である染谷将太や北香那が語る高橋の素顔が明かされる。デビュー5周年を迎えた今、高橋は「早く大人になりたい」と率直に語る。数々の経験を経た今、その言葉に込められた真意とは。
2024年09月11日俳優の高橋文哉がイメージキャラクターを務める、「2024 文春文庫 秋100ベストセレクション」のティザーサイトがオープン。ビジュアルが公開された。○高橋文哉×写真家・澁谷征司氏による「2024 文春文庫 秋100ベストセレクション」ビジュアル公開同キャンペーンは、読書の秋にあわせて、文春文庫のラインナップからおすすめの銘柄をピックアップして例年行っている文庫フェア。今年は、高橋と西野七瀬がW主演を務める映画『少年と犬』(2025年春公開)とコラボし、「この気持ち、離さない。」というコンセプトのもと、イメージキャラクターの高橋×写真家・澁谷征司氏によるビジュアルを展開する。ビジュアルには、同キャンペーンのコンセプトとともに本を片手に視線を送る高橋の姿が写し出されている。特設サイトの本オープンは9月4日だが、きょう31日よりティザーサイトにてビジュアルが先行公開されている。【編集部MEMO】映画『少年と犬』は、馳星周氏が2020年に発表し「第163回 直木賞」を受賞した同名小説の実写化作。飼い主を亡くし岩手県釜石からさまよってきた1匹の犬・多聞(たもん)が、南の方角を目指して日本を縦断する旅路で傷つき、悩み、惑う人々と出会う物語を、原作の複数のエピソードにオリジナル要素を加えて映画化し、初共演となる高橋と西野がW主演を務める。
2024年07月31日俳優の高橋文哉と女優の西野七瀬が、映画『少年と犬』(2025年春公開)でW主演を務めることが、わかった。同作は、馳星周氏が2020年に発表し「第163回 直木賞」を受賞した同名小説の実写化作。飼い主を亡くし岩手県釜石からさまよってきた1匹の犬・多聞(たもん)が、南の方角を目指して日本を縦断する旅路で傷つき、悩み、惑う人々と出会う物語を、原作の複数のエピソードにオリジナル要素を加えて映画化し、初共演となる高橋と西野がW主演を務める。高橋が演じるのは、多聞と共に旅をする青年・和正。東日本大震災後の貧困に苦しむ生活の中、家族のために被災地で窃盗団のドライバーをしており、多聞に出会い、共に生きる中で、多聞が南の方角を見つめ続けていることに気づく。一方、西野は多聞に命を救われる女性・美羽を演じる。とある秘密を抱えながら、デートクラブで働いており、多聞と出会ったことで、本当の自分を取り戻してゆく。『ラーゲリより愛を込めて』(22)、『護られなかった者たちへ』(21)、『糸』(20)、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)、『64-ロクヨン-前編/後編』(16)などを手掛けた人間ドラマの名手・瀬々敬久監督がメガホンを取り、企画&プロデュース・平野隆氏、脚本・林民夫氏と感動の名作を生み出してきたチームが復活し、同作を手掛ける。コメントは以下の通り。○高橋文哉この作品のお話を頂けたことを本当に嬉しく思いました。僕自身生まれた時から実家に犬がいて、犬と共に生きてきたと言っても過言では無いほど犬が大好きで、人生を一緒に過ごしてきた犬と映画を撮影できることを本当に嬉しく思いました。多聞役のさくらと撮影前にコミュニケーションを取って撮影に挑んだのですが、わんちゃんにしか出せない生のお芝居、そこに中垣和正としてリアルに向き合う楽しさを感じることが出来ました。瀬々組には初参加でしたが、瀬々監督のこだわりを持って繊細に描く人間模様に惚れ惚れしながら、ドキドキとワクワクを持ってお芝居することが出来ました。西野七瀬さんとは初共演でしたが、お芝居にすごく真っ直ぐな方で美羽と和正として共に向き合えたことを光栄に思います。多聞と出会い自分を見つめ直し自分の正義と向き合い、人生を模索する二人と1匹の織り成す掴みきれない空気を楽しみに公開までお待ち頂けたら嬉しく思います!!○西野七瀬今まで経験したことがない感情になる場面が多く、想像しながら考え抜いたものを体現していくことに、日々楽しんで向き合っていました。瀬々敬久監督や高橋文哉さん、スタッフの皆さんと意見を交わしてパターンを試しながら撮影することもできました。ぜひ楽しみに待っていていただけたらと思います。○瀬々敬久監督犬の名前は多聞です。仏法の守護神の一つ、多聞天から来ています。馳星周さんが描いたこの不思議な物語を、「こんな悲しい話があります」とお坊さんが語る法話や、辻々で流浪の民が語った説教節のように、生きることの悲惨と喜びを伝える映画に出来ないか、そう思い挑みました。主演の高橋文哉さんと西野七瀬さんが、そのしなやかな感受性で物語を全身で受け止め、今を生きる私たちの映画にしてくれました。○原作者・馳星周氏多聞は多くを聞くと書く。犬は人の言葉に耳を傾け、寄り添ってくれるのだ。犬に語りかけることで心を救われた者がどれほどいることだろう。犬は無条件の愛の手本として、神様が人間に遣わしてくれた生き物だと心から信じている。この映画を通じて多くの人がそのことに共感してくれることを切に願う。○企画・プロデュース:平野隆氏『ラーゲリより愛を込めて』のスタッフを再結集して、前作と同様、観客の皆さまの魂に訴える作品を作りたいと思っていました。高橋文哉さん、西野七瀬さんにお願いしたのは2人が“愛おしさ”を多くの人々の印象に残せる役者さんだと思ったからです。そしてこの映画にはもう1つの愛おしいものがあります。現在編集中ですが、スクリーンの上にお二人と多聞という名の犬が映る時、私は思わずスクリーンを抱きしめたくなります。何故タイトルが『少年と犬』なのか? それがこの原作の魅力であり、この映画の魅力であると思います。(C)2025 映画「少年と犬」製作委員会【編集部MEMO】映画『少年と犬』は、馳星周氏同名小説の実写化作。震災から半年後の宮城県仙台。職を失った青年・和正(高橋文哉)は、同じく震災で飼い主を亡くした一匹の犬・多聞(たもん)と出会う。聡明な多聞は、和正とその家族に瞬く間に懐き、一家にとって無くてはならない存在となるが、多聞は常に南の方角を気にしていた。そんな中、家族を助けるため、危険な仕事に手を染めてしまった和正は、やがて事件に巻き込まれ、その混乱の最中に多聞は姿を消してしまう。時は流れ、多聞は滋賀で悲しい秘密を抱えた女性・美羽(西野七瀬)の下で過ごしていた。多聞と過ごすことで、徐々に平和な日常を取り戻してく美羽の前に、多聞の後を追ってきた和正が現われる。こうして2人と1匹の新たな生活が始まるが、痩せ細った体で傷ついた人々に寄り添いながらも、たった一匹で南の方角に向かって歩いていく多聞には、一人の少年と誓った約束があった。
2024年07月16日くりぃむしちゅーの上田晋也(54)が、女性陣らとディープなトークを繰り広げる『上田と女がDEEPに吠える夜』(日本テレビ系)。6月18日放送回では、上田がデート場所について持論を展開する一幕があった。この日のテーマは「白黒つけたい男女のギモン」。ゲストのなにわ男子・大西流星(22)と共に大久保佳代子(53)、朝日奈央(30)、川島海荷(30)、瀧波ユカリ(44)、いとうあさこ(54)が、街の人たちが不思議に思った“異性に対する様々な疑問点”について意見を交わし合った。そのなかに「なぜ男性は高級な店に連れて行こうとするの?」という女性からの疑問があった。朝日が「『(女性は)ファミレスとか居酒屋でいいって口では言ってるけど、本当は高級店がいいんじゃないか』って男性側が思っちゃってる」と推測すると、大西は「NG行動みたいなのってありません?女性は『ファミレス行きたい!』ってずっと言ってるけど、それで本当にファミレスばっか行ってたら『私ってファミレス程度の女なんだ』って思われてるかもっていうから」とコミュニケーションのすれ違いについて指摘。続けて「たまに高級料理も挟んで、みたいな」と話した。すると上田は「むしろ俺、高級な料理店に行って喜ばないんだっていうのがちょっと意外。それだけ君との時間を大切に思ってる証拠じゃんとかって、思うんだけど」とコメント。さらに大久保が高級料理店では食事をする際には高い靴を履くなどきちんとした身なりをする必要があり、「慣れてきたら『このメリハリでいい』っていうのはあるんじゃないですか」というと、上田は「それも、年齢にもよるわな」と言い、こう述べた。「54のおっさんがさ、『ご飯でも行こうか!』って言ってファミレスだったら、『ファミレス!?』『上田ファミレスかよ!?』って言われるじゃん。俺は悪いけど、ファミレスに連れていくわけにはいかないなぁ。30代くらいなら『ちょっとご飯でもいく?ここでもいい?』なんて言ってファミレスとかにね。別にオッケーかもしれないけどさ」すると瀧波は「でも、女の子も言いたいことは言うべきだと思って。『今日はちょっといいファミレスでサーロインステーキが食べたい!』って指定してしまえばいいと思うんですよね」といい、川島は「ファミレスでいい、って言うからだと思うんですよね。ファミレスがいい、だったら」と提案した。すると上田は「正解だね。海荷ちゃん100点だよ。そう言って欲しい、女性には。『ここがいい』って。そしたら、こっちだって『君がいい!』って言うから」と発言したものの、女性陣からは失笑が漏れていた。上田の“ファミレスデート年齢制限論”に、共感する男性は多いかもしれない。
2024年06月19日俳優の高橋文哉と齋藤潤が、31日に都内で行われた映画『からかい上手の高木さん』(公開中)の初日舞台挨拶に永野芽郁、江口洋介、白鳥玉季、今泉力哉監督とともに登場した。同作は月刊漫画雑誌『ゲッサン』(小学館)で連載された山本崇一朗氏によるコミックの実写化作。原作の中学時代から10年後を舞台に、教育実習生として母校へ帰ってきた高木さん(永野芽郁)と、母校で体育教師となった西片(高橋文哉)の新たなからかいの物語を描いている。○■齋藤潤、10年後の目標は高橋文哉「デビュー作から……」イベントでは作品の内容にちなみ「10年後どうなっていたい?」をテーマにキャスト陣がトークを展開。現役高校生16歳の齋藤は「僕は文哉さんみたいになりたいです!」と回答する。この答えに永野から「フゥ~~!」とからかわれた高橋は、「たまたまでしょ? たまたま目線に入っちゃったんでしょ?」と照れたように返し、まんざらでもない表情を見せた。MCが齋藤に理由を聞くと、高橋は「たくさん聞きましょう! 理由なんていくらあってもいいですから!」とノリノリ。齋藤も「文哉さんのデビュー作から観させていただいて、一緒にお芝居がしたいと思ったときに今回のお話をいただいた。お芝居を一緒にするシーンは多くなかったんですけど、誘ってもらって一緒にお風呂に入ったときに、お芝居の話やモチベーションについての話を聞いて、もっと好きになりました」と愛を伝えた。高橋も「齋藤潤くんは芸能界で唯一、僕のことを崇拝してくれているんです! 作品が公開されたり、事あるごとに連絡をくれて。ずっと自分がいちばん(年が)下であまりこういうことがなかったんです。先輩方に自分もそういう風に言っていたので、少し前の自分を見ているようで、すごく重なる部分がある。僕も大好きなんです」と返事をした。真剣に高橋の話を聞いていた齋藤だったが、高橋からのまさかの告白に本気で照れてしまい、顔を腕で隠しながら「はい……」と話し、笑いを誘っていた。
2024年05月31日俳優の高橋文哉が、31日に都内で行われた映画『からかい上手の高木さん』(公開中)の初日舞台挨拶に永野芽郁、江口洋介、白鳥玉季、齋藤潤、今泉力哉監督とともに登場した。同作は月刊漫画雑誌『ゲッサン』(小学館)で連載された山本崇一朗氏によるコミックの実写化作。原作の中学時代から10年後を舞台に、教育実習生として母校へ帰ってきた高木さん(永野芽郁)と、母校で体育教師となった西片(高橋文哉)の新たなからかいの物語を描いている。○■高橋文哉、生徒役 白鳥玉季から“先生”と呼ばれニッコリ「先生で~す」グレーのスーツに金髪姿で登場した高橋は、「こんばんは~」と会場と中継先の劇場に集まったファンに挨拶。自身の役柄について聞かれると「ちょっと歳の近い親しみやすい体育の先生っていたじゃないですか? 自分の学生時代を思い返して、そこに西片の愛くるしさと純粋さを入れて、先生の中に自分らしく西片という新しいジャンルを作りました」と話す。そんな高橋と共演シーンが多かったという白鳥は「私が指揮をするシーンがあって、撮影の休憩時間中にもずっと練習していたんですが、できるのか不安になっていたときに、『メトロノームの音を聞いていると覚えられるからいいよ』と西片先生が教えてくださった」と高橋とのエピソードを披露。「撮影中も本物の先生みたいに生徒と関わってくださったので、西片“先生”という印象が強いです」と話す。先生と呼ばれた高橋も「ありがとうございます! 先生って呼んでくれるの1人だけです……先生で~す!」と笑みをこぼした。また、イベントでは、作品の内容にちなみ「10年後はどうなっていたい?」をテーマにキャスト陣がトーク。高橋は「34歳ですね……(10年後は)わっかりません!」とコメントするも、永野から「わからない中で聞いているんだよ!」とツッコまれてしまう。改めて高橋は「生きていたい!」と絞り出し、「プライベートの面では全くなくて、家族とみんな元気で仲良くできたらいいなと思います。お仕事の面では、10年後もカメラの前にいたいなと思います」と語った。
2024年05月31日俳優の高橋文哉が24日、東京・大井競馬場で行われた「羽田盃」に表彰式プレゼンターとして登場。レース後にメディア向けのトークセッションを行った。2024年度の東京シティ競馬キャンペーンキャラクターを務める高橋文哉。この日の大井競馬場で開催された3歳ダート3冠競争の初戦となる羽田盃(JpnI)の表彰式プレゼンターとして登場し、ファンに向けたミニトークショーのほか、レース後にはメディア向けのトークセッションを行った。この日初めて競馬場に訪れたという高橋。レースを目の前で見た感想として「最高でしたね。ライブ感もあって、自分も一緒に走っているかのような感覚になるぐらいのめり込むものだと思いました。走っている馬を見て格好良いと思ったし、気持ち良いなと。ワクワクとドキドキとゾクゾクでしたね」とすっかり気に入ったようで、「イメージだと友人とワイワイしたいと思ったんですが、今日初めて大井競馬場に来てイルミネーションと言いますかレース以外の部分ですごく輝きが溢れていたのでデートとしても盛り上がるだろうなと思いました」と今後はプライベートで大井競馬場に訪れたいという。また、表彰式のプレゼンターを務めた羽田盃は、優勝した川田将雅騎乗のアマンテビアンコの単勝を購入して見事に的中した。「見事でございました(笑)」と自画自賛して「競馬にハマると思います。昨日からものすごい勉強しました。自前のお芝居ノートに6ページぐらいパンパンと羽田盃のレースの考察が書いてあります」と研究の成果にニッコリ。また、競馬関連の質問としてもし仮に自身が馬主で馬に名前を付けるとしたら「レッツゴーフミヤ! 何でも良いですよね? レッツゴーできるように」と笑いを誘った。プライベートの質問となり、ボウリングが趣味だという高橋。「ここにいる人の中で一番ガチだと思います。10ゲーム15ゲームをマイボールで5~6㎏の球を投げ続けるので、右腕が次の日使えなくなります。(次の日に)身体を動かすお芝居とかに支障が出るので、それを考えると最近行けてないですね」と明かした。続けて、休日の過ごし方については「今は寝てます。次の日休みってなると、(休みの)当日の予定を作るより前日仕事が終わった後に家で映画をみたりお酒を飲んだり美味しいご飯を食べに行って、帰ってきてまた映画を見て夜更かししたりとか、結構前日を濃密に使って次の日の夕方ぐらいまで寝るぐらいアラームをかけずに寝ることに幸せを感じています」と話していた。
2024年04月25日森山直太朗が、新曲「ロマンティーク feat. 内田也哉子, ハナレグミ, OLAibi」のMusic Videoを公開した。「ロマンティーク feat. 内田也哉子, ハナレグミ, OLAibi」は、NHK総合テレビで放送中のアニメ『オチビサン』の主題歌。公開されたMVには、森山のみならず、楽曲に参加した内田也哉子、ハナレグミ、OLAibiも含めた4人全員が出演している。8ミリフィルムの映像とアニメーションが融合した内容で、4人それぞれを幻想的な映像美で映し出し、まさに歌詞のフレーズにもある“あたらしくて、なつかしい”感覚にさせるような仕上がりとなっている。森山パートの撮影は、新潟県南魚沼市で積雪・極寒の早朝に行われ、スタッフからの「寒いでしょう」という声かけに、本人から思わず「寒くない、痛い」という発言が出るほど、凍てつく寒さの中の撮影だったとのこと。誰もいない幻想的な雪原の世界で、森山がたったひとりで踊る印象的なシーンも見どころだ。森山直太朗「ロマンティーク」MV<リリース情報>森山直太朗「ロマンティーク feat. 内田也哉子, ハナレグミ, OLAibi」配信中森山直太朗「ロマンティーク feat. 内田也哉子, ハナレグミ, OLAibi」ジャケット作詞:内田也哉子 / 作曲・編曲:森山直太朗参加アーティスト:内田也哉子、ハナレグミ、OLAibi配信リンク:森山直太朗『ロマンティーク feat. 内田也哉子, ハナレグミ, OLAibi』12インチ・アナログ・レコード盤2月28日(水) リリース価格:2,970円(税込)【収録内容】■SIDE A1. ロマンティーク feat. 内田也哉子, ハナレグミ, OLAibi■SIDE B1. ロマンティーク(Takuro Okada Remix)2. ロマンティーク(弾き語り)予約リンク:<ライブ情報>森山直太朗 20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』<番外篇> in 両国国技館3月16日(土) 東京・両国国技館開場17:00 / 開演18:00チケット情報:()ツアー特設サイト:<番組情報>アニメ『オチビサン』NHK総合 土曜深夜に随時放送中番組公式サイト:森山直太朗 オフィシャルサイト:
2024年02月16日ダンスは見ている人がいるから成立するもの。パフォーマンスで“届ける”ことを大切にするINI・木村柾哉さんが掲げる理想のダンスとカラダ。憧れはブライアン・パスポス。“音が見える”ダンスが理想!踊るためのカラダをキープするために心がけていることは、日々の運動。「最近は忙しくてなかなかできてないんですが、以前はほとんど毎日プランクをやっていました。肘とつま先を床につけて、その姿勢をキープするだけなんですけど、体幹が鍛えられるのでカラダに一本芯が通るんです。それと、踊るためのカラダづくりで意識しているのはアイソレーション。カラダを部分的に動かすアイソレができるようになったら、全体の動かし方もわかってくると思います。あとは柔軟性ですね。僕はもともとカラダがすごく硬かったんですが、それだとケガしやすいですし、ダンスをするのに、柔軟性はすごく大事です」憧れは、BTSのJUNG KOOKのソロ曲「Seven」の振り付けで話題になったブライアン・パスポス。「ブライアン・パスポスさんは僕が影響を受けたダンサーの一人でもあります。彼のダンスは“音が見える”んですよ!僕は踊る時に音ハメ(音にピッタリ合わせてカラダを動かすこと)が気持ちいいと感じるタイプなので、ブライアンさんのように音を可視化するようなダンスが理想です。カラダのラインもきれいなんですよね。ダンディで憧れます。日本のダンサーで言うとs**t kingzのNOPPOさん。高い身長を活かしまくったダンスをされていて、動きがシャープで、本当にかっこいいんです!」実は今回の撮影中、シャツがはだけるたびに丁寧にお腹を隠していた木村さん。「僕、インナーマッスルはあるけど腹筋は割れてなくて(笑)」と恥ずかしそうに告白してくれたのだが、そんな木村さんの今年の目標は、SEVENTEENのMINGYUさんや大谷翔平選手のような筋肉を育てること。「ダンスにあれほどの筋肉が必要かといったらいらないとは思うんですけど、見栄え的にかっこいいじゃないですか。僕が筋肉をつけたらファンの方たちも驚いてくれると思うんですよね。でも、意外と筋トレに反対する声も多くて…。美しい筋肉を育てて、腹筋を割って、脱げるカラダになったら、その時はまたananさんに撮影していただきたいです(笑)」ダンスが好きというより、誰かと一緒に踊るのが好き。INIが誕生したオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』に参加した当時から、トップレベルのダンススキルで注目を集めた木村さんだが、ダンスを始めたのは意外にも高校入学後だという。「もともと兄がダンスをしていて、僕も興味を持ったのが始まりです。同時期にK‐POPにもハマり、高校では友人につられてダンス部に入部しました。そこには子どもの頃からダンスをやってきた子もいて、最初の頃は、実はちょっと怖かったんです。僕が道端で花の蜜を吸ったりのびのび遊んでいた間も、その子はずっとダンスを習ってきたわけなので(笑)。でも結局、高校で一番打ち込んだのはダンスでした」未経験で飛び込んだその世界は新鮮で、あっという間に夢中になった。「ただ踊るのが楽しいという段階から、だんだんカラダの動かし方がわかるようになって、音ハメの気持ちよさを知って、さらにダンスが好きになりました。でもダンスが好きな一番の理由はやっぱり、誰かと一緒に踊るのが楽しくて仕方ないこと。高校のダンス部のみんなとも、上京して一緒にダンスをした人とも、いま一緒に活動しているINIのメンバーたちとも、『この人たちと一緒に踊るから楽しいんだ』という気持ちが一番。だからこそ今までダンスを続けてこられたんだと思います。一人では無理でした」本人は「地道にコツコツやってきただけ」と謙遜するが、ダンスを心から楽しみ、上達に必要なものを一つひとつ身につけ、ダンスを職業にするという夢を叶えた。ここに至る道を振り返って、「流れに身を任せていたらこうなってました」と静かに微笑む。ダンスへのひたむきさとは裏腹に、素顔はすこぶる自然体。そのギャップが、人を惹きつけてやまないのかもしれない。きむら・まさや1997年10月10日生まれ、愛知県出身。2021年にSINGLE『A』でデビューしたINIのリーダー。2月14日に2ND ALBUM『MATCH UP』をリリース。シャツ¥41,800(エルカルテット/ティーニーランチ TEL:03・6812・9341)パンツ¥47,300(ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760)チョーカー¥99,000イヤリング¥19,800(共にガルニトウキョウ TEL:03・3770・4554)※『anan』2024年2月14日号より。写真・RYO SATOスタイリスト・ダヨシヘア&メイク・髙徳洋史いたつ(MASTER LIGHTS)取材、文・尹 秀姫(by anan編集部)
2024年02月13日「踊るカラダ」企画にご登場いただいた西洸人さんと同じINIのメンバーであり、リーダーでもある木村柾哉さん。西さんが「自分がパワー系だとしたら、柾哉のダンスはしなやか」と語ったように、二人の持ち味は対極。けれど踊ることが何より楽しくて、それが見ている人にもまっすぐ伝わるところはよく似ている。そんな二人が牽引するINIだからこそ、彼らのダンスは気持ちが届くエンターテインメントになっているのだろう。ダンスで何を届けたいのか、想像する力を大事に踊る。「ステージ上で楽しそうに見えるのは、単純に、踊ってて本当に楽しいからです(笑)。僕が楽しんでいることが見ている人にも伝わって、その人が少しでも笑顔になってくれたら、そんな幸せなことってないですよね。それに、僕の中では誰と一緒に踊るのかというのもすごく重要で、INIのみんなと踊るのが幸せ。メンバーとアイコンタクトすると、一つのステージをみんなで作り上げているんだという実感が湧いて、自然に笑顔が出てしまいます。そういうステージは、僕一人だけでは作り上げることができないので。それと、ダンスパフォーマンスをする上で、“何を届けるのか”ということは常に意識しています。その曲で何を感じ、何を伝えたいと思いながら踊るのか、そういう想像力を大事にしたいと考えています。今でこそガツガツ踊る振り付けが多いですが、僕がもともと習っていたジャズダンスは、しなやかさが重視されるジャンル。その分、踊り手の気持ちがすごく大事になってくるんです。だから僕にはそういう感覚が強く残ってるんだと思います」“届ける”ことを大事にする一方で、それがどう届くかは相手次第、とも。「ダンスって、見ている人がいるから成立するものだと思うんです。だから、僕が届けたいと思った形とはまったく違う受け取り方をされても、それも一つの形だと思います。僕が届けたいものは僕の中に明確にあって、でもそれをどう受け止められるかは見ている人に委ねるべきこと。いずれにしろ、僕たちのパフォーマンスを心から楽しんでくれたり、涙を流してくれる人がいるんだとしたら、本当にうれしいです。それは僕たちのパフォーマンスがその人に“届いた”ということだから」普段は“ゆるふわリーダー”と呼ばれるほど柔らかい印象の木村さん。しかし、ステージではメンバー全員のパフォーマンスを引き上げるようなダンスでINIを引っ張る覇気を見せる。センターで踊っている時はもちろん、全体の後ろや端で踊っている時でもつい目で追ってしまう不思議な吸引力も魅力だ。「力強さの中にしなやかさがある」と評されるダンスはジャズダンスで培った柔軟性と体幹のたまもの。それに加えて、本人いわく「細すぎず太すぎず、ちょうどいい」スタイルもステージでよく映える。「ジャズダンスは回転が多いので、体幹が必須なんです。僕、外側の筋肉はそんなにないんですけど、インナーマッスルは意外とあるんですよ。インナーマッスルのおかげで動作を素早く止めることができるし、ダンスにキレが増します。カラダのシルエットもダンス向きで気に入ってます。ステージに立った時にちょうど収まりがいい感じがして(笑)」きむら・まさや1997年10月10日生まれ、愛知県出身。2021年にSINGLE『A』でデビューしたINIのリーダー。2月14日に2ND ALBUM『MATCH UP』をリリース。シャツ¥41,800(エルカルテット/ティーニーランチ TEL:03・6812・9341)パンツ¥47,300(ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760)チョーカー¥99,000イヤリング¥19,800(共にガルニトウキョウ TEL:03・3770・4554)※『anan』2024年2月14日号より。写真・RYO SATOスタイリスト・ダヨシヘア&メイク・髙徳洋史いたつ(MASTER LIGHTS)取材、文・尹 秀姫(by anan編集部)
2024年02月13日アイドルグループ『SKE48』の元メンバーで、現在はタレントとして活躍する須田亜香里さんが、2024年2月7日に自身の公式Instagramを更新。『ある人物』とのツーショット写真を公開し、ファンから「偶然!」「楽しそう」などの声が寄せられています。須田亜香里が新幹線で居合わせたのは…ある日、すっぴんで新幹線に乗車したという、須田さん。同じ車両に、須田さんが「私の東京のお父さん」と慕う、ある芸能人に遭遇したようです。須田さんが遭遇した人物とは…。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 須田亜香里(@akarisuda)がシェアした投稿 須田さんと隣り合って写るのは、人気お笑いコンビ『よゐこ』の、有野晋哉さん!須田さんの満面の笑みと、ピースサインを作る有野さんの様子から、楽しそうな雰囲気が伝わってきますね。2人は、ラジオ番組『オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~』(MBSラジオ)で共演中で、普段から親交が深いようです。まるで実の親子のように見えるツーショット写真を見ると、須田さんが有野さんを「私の東京のお父さん」と呼ぶのも、うなずけますね。投稿を見て、仲がよさそうな2人に心を和ませたファンから、多数のコメントが寄せられました。・すごい偶然!楽しそうですね!・グリーン車の券をペアで買ったのかと思えるような奇跡。・あかりんのすっぴんを間近で見られる、有野さんがうらやましい…。投稿内で「今日も宝物のような言葉をボソッとくれました」と、有野さんを心から慕う様子を表した須田さん。偶然同じ車両に乗る奇跡を通じて、2人の仲がより深まったのではないでしょうか![文・構成/grape編集部]
2024年02月08日33歳にしてシングルからアイスダンスに転向という異例の挑戦をした高橋大輔さんと、そのパートナー・村元哉中さん。“かなだい”の愛称で親しまれたふたりは3シーズンにわたる活動の中、四大陸選手権で日本史上最高の銀メダル、世界選手権で日本史上最高タイの11位を記録し、得点でも日本歴代史上最高をマーク。数々の好成績を残すとともに、傑出した表現力で魅了し続け、日本でのアイスダンスの認知度を飛躍的に高めたあと、昨年5月に引退した。“かなだい”のきっかけは村元さんのオファーに始まった。承諾したときのことを高橋さんは思い出す。村元哉中×高橋大輔高橋大輔:考えたところで答えが出るわけじゃないし、興味もありました。ただ新しいことをやるのは怖いじゃないですか。評価も怖い。でも哉中ちゃんが誘ったんだから、失敗したら哉中ちゃんのせいにしようと(笑)。それくらいの気持ちじゃないと決断はでかすぎると。成功してもしなくてもこの経験は絶対プラスになるという思いも間違いなくありました。村元哉中:2020年から始まって3年、全シーズン大変だったよね。高橋:なかでも1年目はコロナ禍で。村元:アメリカでコーチに教えてもらうはずが帰国して、いちばん基礎を習う時間がリモートになって。高橋:アメリカに戻ったあともお互いに怪我をして、なかなかふたりで練習できなくて。でも試合は迫ってくる中で、最初にNHK杯に出て。村元:次の全日本選手権で私が怪我して、ほんとうにバタバタ。高橋:ぎゅっと大変なことが起こって、それが最終的によかったのかな。村元:あれだけいろいろあると、お互い助け合い、サポートし合わないとアイスダンスはできないということをすごい実感しました。――短期間で解散するカップルも少なくない中、ふたりが抜群の相性を誇った理由は何だったのだろうか。村元:もちろんスーパーリスペクトしてるから。いいところ・嫌なところは誰にでも絶対にあるじゃないですか。それでもリスペクトして、いいところを見られるか見られないか。1シーズン目こそ大ちゃんを人として知らなかったけれど、2年3年と過ごして、本人を目の前に褒めるけど(笑)、人間性が本当に素敵で。本当に素直に信頼できる相手で、そこが大きかったかな。高橋:僕は基本、頑張らない派なんですよ。ちょっと自分に甘い。だけど哉中ちゃんは自分に厳しくて、それができる人って尊敬に値するじゃないですか。スケートに対する情熱もたぶん僕よりある。村元:ないよ(笑)。高橋:ある!引っ張ってもらった部分が大きいし、それにプラスして、日本人の中でここまで魅せられるスケーターは本当にいないと思うから。――引退後も、個々での活動に加え、アイスショーやイベントなどふたりでも行動を共にしてきた。年が明けて、これからの夢は。高橋:僕はエンターテインメントに関わっていければ、どんなことでもやっていきたいという気持ちです。そして初プロデュースするアイスショー「滑走屋」が2月にあります。劇団四季じゃないですけど、そういう集団に育てて、競技会のトップを目指す道もあれば、「魅せる」というところで目指していく道もあるのを示したい。日本にもアイスショーはあるんですが、新しい形のものを作って、広がっていけばいいな、と。村元:大ちゃんを見ていて、自分も動ける限りは滑り続けたいなと思いますし、私も何人かに振付してみてその楽しさを感じているので、世界でも活躍する振付師になれたらと思います。もちろん大ちゃんとも一緒にいろいろなものを創りたいです。今回の「滑走屋」では私もソロナンバーがありますが、そこで大ちゃんに振付してもらうという目標が叶ったんですよ。あとは大ちゃんとタンゴを滑りたいです。大ちゃん、タンゴ滑ってください!高橋:(笑)。これからもよろしくお願いします。村元:こんな私をお願いします。むらもと・かな1993年3月3日生まれ、兵庫県出身。5歳のときスケートを始める。2014年にアイスダンスへ転向。’18年平昌五輪にクリス・リードと組んで出場。’20年から高橋大輔をパートナーに活動。’23年5月現役引退。ジャケット¥73,700Tシャツ¥18,700パンツ¥33,000靴58,300(以上ディーゼル/ディーゼル ジャパン TEL:0120・55・1978)たかはし・だいすけ1986年3月16日生まれ、岡山県出身。2010年、バンクーバー五輪銅メダル、世界選手権金メダル。’14年に引退したが’18年復帰。’20年より村元哉中とアイスダンスペアを結成。’23年5月現役引退。ジャケット¥60,500Tシャツ¥15,400パンツ¥41,800靴¥105,600(以上ディーゼル/ディーゼル ジャパン)村元哉中・高橋大輔2020‐21シーズンに活動を開始。2021‐22シーズンの四大陸選手権で日本初の銀メダル。2022‐23シーズンは全日本選手権初優勝、世界選手権で日本史上最高タイの11位。’23年5月に引退、現在はプロスケーターとして活躍。高橋大輔さんがプロデュースするアイスショー「滑走屋」は2月10~12日にオーヴィジョンアイスアリーナ福岡にて開催。出演は高橋さん、村元さんのほかメインスケーターとして村上佳菜子、友野一希、山本草太、島田高志郎、三宅星南、青木祐奈。またアンサンブルスケーターとして学生を中心に14名が出演。※『anan』2024年1月24日号より。写真・SASU TEI(RETUNE Rep)スタイリスト・井田正明ヘア&メイク・金原萌香(Jari/村元さん)Nori(Jari/高橋さん)取材、文・松原孝臣(by anan編集部)
2024年01月20日最新作『ほかげ』の公開を記念し、塚本晋也監督の長編中編全作品が一挙上映される特集上映が決定した。『鉄男』(89)でのセンセーショナルな劇場デビュー以後、世界中に熱狂的ファンを持ち、多くのクリエイターに影響を与えてきた塚本晋也。製作、監督、脚本、撮影、照明、美術、編集など全てに関与して作りあげる作品は国内、海外で数多くの賞を受賞、長年に渡り自主制作でオリジナリティ溢れる作品を発表し続ける功績を認められ、2019年にはドイツで開催される世界最大の日本映画祭「第19回ニッポン・コネクション」にてニッポン名誉賞、ニューヨークで開催される北米最大の日本映画祭「第13回 Japan Cuts~ジャパン・カッツ!」にて、第8回 CUT AVOVE(カット・アバブ)賞を受賞した。現在、上映中の最新作『ほかげ』は、戦場の極限状況で変貌する人間を描いた『野火』(14)、太平の世が揺らぎ始めた幕末を舞台に生と暴力の本質に迫った『斬、』(18)、本作ではその流れを汲み、戦争を民衆の目線で描き、戦争に近づく現代の世相に問う内容となっている。この度、『ほかげ』の公開を記念して、塚本晋也監督の長編中編16作品を全網羅する特集上映が1月6日(土)~26日(金)に渡り、ユーロスペースで開催される。塚本監督が、「今は少なくなったフィルムによる上映で、生まれた時のままの生の姿で見ていただく映画もたくさん」と語る通り、多くの作品はフィルムで上映される。中でも『鉄男 THE BULLET MAN』は【8Kリマスター2K特別版】の高精細・高解像リマスターによる特別版で劇場初上映となる。鉄の質感・重量感が増し、映像における攻撃性をより強調、没入感・臨場感が増した、新たな体験を提供。劇場の大きなスクリーンで生の塚本映画を体感いただける貴重な機会となる。また、塚本監督は「ものすごくせっかちな性格と、ものすごくのんびりな性格が合わさってこういう作品数になりました。その変遷を見ていただけたら、と思います」と観客へメッセージを寄せた。塚本晋也監督 コメント全文『ほかげ』に至るまで、自分の作品の短編、テレビ用のドラマを除く全ての長編、中編を上映します。今は少なくなったフィルムによる上映で、生まれた時のままの生の姿で見ていただく映画もたくさん。この上映のために新しく素材を作り直した映画、特別に作ってまだ劇場では上映していなかった作品など、力をこめて特集上映します。ものすごくせっかちな性格と、ものすごくのんびりな性格が合わさってこういう作品数になりました。その変遷を見ていただけたら、と思います。上映作品一覧:『電柱小僧の冒険』『電柱小僧の冒険』(87)背中に電柱の生えた少年が近未来で鉄の吸血鬼軍団と戦う、異色ヒーロー・ファンタジー。88年度のぴあフィルムフェスティバルアワードでグランプリを獲得。出演:仙波成明 叶岡伸 タグチトモロヲ 藤原京 塚本晋也上映日:1月6日(土)17:00/1月7日(日)21:00『鉄男』『鉄男』(89)ひとりのサラリーマンが、ある朝目覚めてから急速に鋼鉄化していく。ローマ国際ファンタスティック映画祭’89グランプリ受賞。出演:田口トモロヲ 藤原京 叶岡伸 六平直政 石橋蓮司 塚本晋也上映日:1月8日(月)17:00/1月9日(火)21:00/1月10日(水)17:00『ヒルコ妖怪ハンター』『ヒルコ妖怪ハンター』(90)諸星大二郎原作。シリーズ〈妖怪ハンター〉の中から「黒い探究者」「赤い唇」を映画化。変わり者の考古学者と、彼の甥である中学生の少年が、古墳から蘇った妖怪ヒルコと呪われた土地で対決するホラー冒険少年活劇。出演:沢田研二 工藤正貴 上野めぐみ 竹中直人 室田日出男上映日:1月11日(木)21:00/1月12日(金)17:00/1月13日(土)21:00『鉄男 II BODY HAMMER』『鉄男 II BODY HAMMER』(92)『鉄男』の続編ではない新しいバージョンの鉄男。『鉄男』と『鉄男II』は、世界中に熱狂的に広がり、日本の自主映画が海外へ進出するきっかけとなった。出演:田口トモロヲ 叶岡伸 塚本晋也 金守珍上映日:1月14日(日)17:00/1月15日(月)21:00/1月16日(火)17:00『東京フィスト』『東京フィスト』(95)保険会社のセールスマン義春は、かつての友人拓司と再会する。義春の恋人ひずるは、ボクサーの拓司に急接近し、血と汗のバトルトライアングルが始まる。サンダンス・フィルム・フェスティバル・イン東京グランプリ受賞。出演:塚本晋也 藤井かほり 塚本耕司 輪島功一 竹中直人上映日:1月17日(水)21:00/1月18日(木)17:00/1月19日(金)21:00『バレット・バレエ』『バレット・バレエ』(98)拳銃自殺で恋人をなくした合田は、不良グループの千里と出会う。死に傾斜する千里に不思議なシンパシーを感じながら、青白い戦争の渦に入っていく。塚本作品がヴェネチア映画祭に招かれた最初の作品。出演:塚本晋也 真野きりな 中村達也 井筒和幸 鈴木京香 井川比佐志上映日:1月20日(土)17:00/1月21日(日)21:00/1月22日(月)17:00『双生児』『双生児』(99)江戸川乱歩原作。明治末期。医師の地位も名誉も手にした大雪雄の目の前に、自分と全く同じ顔をした男、捨吉が現れ、雪雄はその存在を脅かされていく。衣装の北村道子など先鋭的なデザインで明治時代をパンキッシュに描く。出演:本木雅弘 りょう 藤村志保 筒井康隆 麿赤兒 浅野忠信上映日:1月23日(火)21:00/1月24日(水)17:00『六月の蛇』『六月の蛇』(02)電話相談室で働くりん子は、自殺を思いとどまらせた道郎に自慰行為を盗撮され、赤裸々な姿で町を歩くよう強要される。雨に濡れる都会の片隅で孤独な慟哭が響く。ヴェネチア映画祭’02コントロコレンテ部門審査員特別大賞受賞。出演:黒沢あすか 神足裕司 塚本晋也 寺島進 鈴木一功 不和万作上映日:1月25日(木)21:00/1月26日(金)17:00/1月26日(金)21:00『ヴィタール』『ヴィタール』(04)大学の医学部で解剖実習をする博史は、自分の前にいる遺体が、かつての恋人と知って愕然とする。博史は入学前に交通事故で記憶をなくしていた。肉体と記憶の壮大な物語。出演:浅野忠信 柄本奈美 KIKI 串田和美 りりィ 國村隼 岸辺一徳上映日:1月24日(水)21:00/1月25日(木)17:00『HAZE』『HAZE』(05)男が目覚めると、体を動かすこともできないコンクリートの密室に閉じ込められていた。どうしてこんな所に。様々な閉所地獄を潜り抜けるうち、都会で生きる孤独が浮かび上がる。壮絶な脱獄劇。出演:塚本晋也 藤井かほり上映日:1月22日(月)21:00/1月23日(火)17:00『悪夢探偵』『悪夢探偵』(06)被害者はいずれもベッドの上で眠ったまま、自らを切り刻み血まみれの姿をしていた。他人の夢に入ることのできる青年・影沼京一が、重い腰を上げ事件解決に挑む。シリーズ第一弾。出演:松田龍平 hitomi 大杉漣 原田芳雄 安藤政信上映日:1月18日(木)21:00/1月19日(金)17:00『悪夢探偵 2』(08)シリーズ2作目。なぜ影沼京一が悪夢探偵となったのか、その秘密に迫る“序章”ともいうべき物語。自分を取り囲む世界全てを恐れていた母の思いに触れるため、やがて、重い腰を上げる悪夢探偵の活躍を描く。出演:松田龍平 三浦由衣 韓英恵 光石研 市川実和子上映日:1月20日(土)21:00/1月21日(日)17:00『鉄男 THE BULLET MAN【8K リマスター2K 特別版】』『鉄男 THE BULLET MAN【8K リマスター2K 特別版】』(09)『鉄男』から20年。主役にアメリカ人俳優を据え、大都市・東京を舞台に、男の体が新たな謎を秘め鋼鉄と化す。高精細・高解像リマスターによる特別版、劇場初上映。出演:エリック・ボシック 桃生亜希子 中村優子 ステファン・サラザン 塚本晋也上映日:1月15日(月)17:00/1月16日(火)21:00/1月17日(水)17:00『KOTOKO』『KOTOKO』(11)全てのものが2つに見える琴子は、不穏な世から一人息子を守ろうとするあまり、精神のバランスを崩していく。第68回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門グランプリ受賞。出演:Cocco 塚本晋也上映日:1月12日(金)21:00/1月13日(土)17:00/1月14日(日)21:00『野火』『野火』(14)大岡昇平原作。第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなった中、田村一等兵は結核を患い、部隊を追い出されて彷徨う。第70回毎日映画コンクールで監督賞、男優主演賞W受賞。第89回キネマ旬報ベスト・テン2位。出演:塚本晋也 リリー・フランキー 中村達也 森優作上映日:1月9日(火)17:00/1月10日(水)21:00/1月11日(木)17:00『斬、』『斬、』(18)一本の刀を過剰に見つめる若い浪人の話。長い間温めてきた塚本監督の初時代劇。様式的な殺陣でなく、恐ろしい痛みを感じさせる刀の力を追求し、現代という時代を照射させた。出演:池松壮亮 蒼井優 中村達也 前田隆成 塚本晋也上映日:1月6日(土)21:00/1月7日(日)17:00/1月8日(月)21:00塚本晋也監督特集上映は、2024年1月6日(土)~1月26日(金)ユーロスペースにて開催。『ほかげ』はユーロスペースほか全国にて順次公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ほかげ 2023年11月25日よりユーロスペースほか全国にて順次公開©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
2023年12月21日YEBISU GARDEN CINEMAで開催中の今泉力哉監督作品リバイバル上映にて、9月23日の『愛がなんだ』(2019年)リバイバル上映後に今泉力哉監督が登壇し、今泉力哉映画祭り(通称:RIFF)トークイベントを実施した。自身の名を一躍知らしめた『愛がなんだ』について今泉監督は「潤沢な予算や撮影日数があったわけではなかったけれど、キャスティングを含めて理想的な人材が集まって、想像以上の人に観てもらえた作品にもなった。ヒットした時は喜び以上に、これで自分の過去作品も観てもらえるぞと思った」と回想。司会を務めたライターの門間雄介も「それまで撮ってきた今泉映画の完成形が『愛がなんだ』なのだと思う」と評していた。SNSで「#今泉推し映画」を募集したところ、『街の上で』(2001年) が推し映画第1位になった。本作の主演で、かつ今泉映画に多数出演している若葉竜也の魅力について聞かれた今泉監督は「ほかの人とは別格で、俳優としての能力値が飛びぬけている。キャラクターの捉え方の層がほかの人とは違っていて、自分の想像の2個ぐらい上でくる」と絶賛し「ほかの俳優に『彼くらいできるだろう』と求めてしまうけれど、そんな人はいない。これは若葉に出会った功罪の一つだと思う」とジョークを交えつつも、若葉の飛びぬけたセンスに舌を巻いていた。今泉力哉監督漫画家・豊田徹也氏による伝説的長編コミックを実写映画化した『アンダーカレント』をすでに鑑賞した門間は「これまでの今泉さんらしい恋愛劇とはまるで違う。軽やかで瑞々しい恋愛映画のイメージとは正反対で、重くて影があり、陰の部分を深く突き詰めている素晴らしい作品」と賞嘆。今泉監督は「原作漫画があまりにも素晴らしいので、どのように映画化するべきか悩んだ。いつどこでどのシーンの本直しをしたのか明確に覚えているくらい、絶対に面白くしたいと思った。群像劇的な作品だけれど、人が人と向き合うことを描いている映画。自分の作品でいうと『退屈な日々にさようならを』(2017年) とある種の類似がある」と自己分析した。門間雄介(ライター・編集者)主演の真木よう子とは初タッグ。今泉監督は「細かい話をして衝突したこともあるけれど、とても面白かった。真木さんは器用ではないし、役にのめりこんでいくタイプ」と評し「真木さんをどう演出するか考えたのと同時に、真木さんと対峙する人をどう演出するべきか考えた。真木さんが追い込まれていく役であることは見えていたので、キャスティングについても事前に真木さんに相談。真木さんのことを助けてくれそうな、真木さんと昔からの関係がある人を中心に固めた」とキャスティング秘話を口にしていた。また今泉監督は、自身の演出術についても言及。「常に意識しているのは、演出せず否定もしないということ。その役者さんを魅力的だと思ってキャスティングしたわけだから、その役者のアイデアを閉ざすことなく開く場を作る。撮影でもまずは役者本人から出るアイデアをやってもらう。それが自分のイメージと大きくずれていない限り、そのままやってもらう。もし自分とイメージが違っていた場合、なぜそうなるのか理由を聞いて、それが自分よりも脚本を理解してのものだったら否定はしない」。オリジナルではない、原作のある作品を作る際は「ファーストシーンとラストシーンは大事。原作がどんなに素晴らしいラストであっても、原作とそのまま同じように終わることはなく何かを足す。ラストは区切りでしかなく、映画を観た観客がその後も物語が続いていると思ってくれるよう気を配っている」とこだわりを口にしていた。<作品情報>『アンダーカレント』10月6日(金) 全国公開原作:豊田徹也『アンダーカレント』(講談社『アフタヌーン KC』刊)監督:今泉力哉脚本:澤井香織、今泉力哉音楽:細野晴臣■出演真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央公式HP:
2023年09月25日塚本晋也監督最新作『ほかげ』から、ポスタービジュアルと予告編が解禁された。本作は主演に趣里、共演に森山未來らを迎えた『野火』塚本晋也監督の最新作。第80回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門への正式出品が決定している。この度解禁となった予告編は、盗んだ食べ物を持って居酒屋にやってきた孤児に「ここは、あんたの来る所じゃないんだよ」と吐き捨てる女のセリフから始まる。次第に心を寄せていくふたりの様子が窺えるが…。また、ポスタービジュアルでは、半焼けの居酒屋で暮らす女と、片腕が動かない謎の男の姿が配され、空襲で家族を失った子どものまっすぐな眼差しが印象的。予告編とともに印象的なのは、浮かび上がる『ほかげ』のタイトルと、「戦争が、終わったんだ」というキャッチコピー。塚本監督は本作について、「火と、その揺れに合わせて姿を変える影。その影の中に生きる人々を見つめ、耳をすませます。終戦企画と銘打って準備撮影を進めた『ほかげ』。世界の動きが怪しくなってきた今、どうしても作らずにはおれなかった、祈りの映画になります」とコメントを寄せている。人間の中に潜む暴力、分かち難く絡む死と生を描いてきた塚本監督が終戦直後の闇市を舞台に、絶望と闇を抱えたまま混沌の中で生きる人々の姿をどのように描くのか。関心が高まるところだ。『ほかげ』は11月25日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ほかげ 2023年11月25日よりユーロスペースほか全国にて順次公開©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
2023年08月09日京都の最古の禅寺として知られる建仁寺の塔頭・両足院にて、山田晋也の展覧会「あってない なくてある - A shifting presence -」を2023年7月16日から7月24日まで開催します。2020年、2022年に続いて、両足院で三度目の作品発表となる今展では、ライフワークとして伝統的な染織品の制作にとりくむ山田が、古来から続いてきた「織り」という営みを、インスタレーションに導入します。展示風景1【作品について】夕闇の静寂の中、山田が抽象画を描いた黒い絹本の囲いの中で、織り手が手機のゆかしい音を響かせ、シルエットで浮かび上がります。その気配と動きは、知らないのに懐かしいもの、「遠くて近い、近くて遠い」、「あってない、なくてある」という、相反する感覚として感得されることでしょう。期間中、会場で絶え間なく織りつづけられるのは、純白の紙布。かつて織物用の金銀箔の支えとして用いられてきた素材を再利用し、織り上げた布は両足院に奉納されます。ものが作られる過程を、美として提示する試み。それは、人間が技とともに生きてきた長い時間を荘厳することでもあります。通常非公開の両足院で、夜に公開される本展は、特別な空間と時間を提供します。夜の禅寺で展示される作品とともに、自身を顧みる機会となればと願っています。展示風景4■「あってない なくてある - A shifting presence -」開催概要会期 :2023年7月16日(日)~7月24日(月)開場時間 :17:30~21:30(受付終了 21:00)会場 :両足院(建仁寺山内)京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591入場料 :1,000円 学生無料(学生証の提示をお願いします)主催 :Pulse of Silence実行委員会共催 :両足院会場施工 :Antiques & Art Masa、京表具井上光雅堂制作協力 :川嶋啓子、稲あゆ美、松村綾子、株式会社辻商店、豊和堂株式会社、CANVAS Inc.問い合わせ:075-468-6301(豊和堂株式会社)【アーティストについて】山田晋也1974年京都生まれ。豊和堂(京都市上京区)アートディレクターとして、国宝をはじめ数々の歴史的な重要染織品の復元、奉納をおこなう。『ぼくらが日本を継いでいく(琳派.若冲.アニメ)』展(2017~2008年京都高島屋、新宿高島屋)『ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展』(2019比叡山延暦寺)では、染織工芸技術とポップカルチャーを融合させた。2019年 神戸アートマルシェ2019参加2020年 「胎内衆会 『ぼくらは何処にかえるのだろう?』」建仁寺塔頭、両足院2021年 『the silence as connection 静寂につなぐ』古美術瀬戸2021年 ACK連携プログラム『Pulse of Silence』COCON KARASUMA2022年 ACK連携プログラム『うちにあるもの -Representation-』有斐斎弘道館 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月18日塚本晋也監督最新作『ほかげ』が、11月25日(土)より全国公開することが決定した。『鉄男』(89)でのセンセーショナルな劇場デビュー以後、世界中に熱狂的ファンを持ち、多くのクリエイターに影響を与えてきた塚本晋也監督。戦場の極限状況で変貌する人間を描いた『野火』(14)、太平の世が揺らぎ始めた幕末を舞台に生と暴力の本質に迫った『斬、』(18)。本作ではその流れを汲み、戦争を民衆の目線で描き、戦争に近づく現代の世相に問う。本作について塚本監督は、「終戦企画と銘打って準備撮影を進めた『ほかげ』。世界の動きが怪しくなってきた今、どうしても作らずにはおれなかった、祈りの映画になります」とコメントを寄せている。趣里主演は、2023年後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインに抜擢され、活躍が期待されている俳優、趣里。孤独と喪失を纏いながらも、期せずして出会った戦争孤児との関係にほのかな光を見出す様を繊細かつ大胆に演じ、戦争に翻弄されたひとりの女を見事に表現した。森山未來片腕が動かない謎の男を演じるのは、映像、舞台、ダンスとジャンルにとらわれない表現者である森山未來。飄々としながらも奥底に蠢く怒りや悲しみを、唯一無二の存在感で体現している。■塚本晋也監督 コメント『ほかげ』は、『野火』『斬、』の流れを汲む作品になります。研ぎ澄まされた感性の趣里さんと森山未來さん、そして新しい才能と魅力的な俳優さんたちが、終戦直後の火と影の世界を生きてくださったー。終戦企画と銘打って準備撮影を進めた「ほかげ」。世界の動きが怪しくなってきた今、どうしても作らずにはおれなかった、祈りの映画になります。■趣里 コメント憧れの塚本組。一生忘れられない経験をさせていただきました。最高のキャスト、スタッフさん、そして塚本監督と映画作りが出来たことが本当に幸せです。たくさんの心に留めておかなければならないことを教えていただきました。一瞬一瞬の感覚が愛おしく、悲しく、今でも忘れられません。「ほかげ」どうか皆さまに届きますように。■森山未来 コメント戦後の騒乱をさまよう報われない魂たち。そんな生きた亡霊たちを執拗に追い続けるまなざし。荒廃した世界で必死に生き延びようともがく主人公の無垢な瞳を通して見える世界は、塚本監督のまなざしそのものであり、あるいは、あなたの目に映る、私たちが生きるこの世界に対する視座でもあるのかもしれません。このような素晴らしい作品に関わらせていただけたことを、心から嬉しく思っております。『ほかげ』は11月25日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月12日俳優の高橋文哉が27日、7月1日に東京・原宿にオープンする「UGG TOKYO FLAGSHIP STORE」で行われた同店のオープン記念イベントに出席した。南カリフォルニアを拠点とするグローバルライフスタイルブランド・UGGのアジア初の旗艦店となる同店。ブランドのルーツであるカリフォルニアらしさが反映された世界観で、べビー、キッズ、レディース、メンズ、オールジェンダー対応商品が揃い、ライフスタイルブランドとしてのUGGの幅広いラインナップの商品を購入できる日本最大級の店舗となる。高橋はUGGの黒のジャケットと黒のスニーカーを取り入れたモノトーンコーデを披露。「普段モノトーンを着ることも多いので黒のジャケットを選択させていただいて、軽くて暖かくて、スタイリングもかわいく見えますし、防寒性も優れているなと思います」と語った。金髪にイメチェンした高橋。「この髪色だと明るいので黒いお洋服がすごく映えるし、トーンの違いが明確に出るのが、きりっとエッジが効いたスタイリングになって、この髪色だからこそ選ばせていただいたスタイリングだなと思います」と話していた。イベントには、アレン 明亜莉 クレア、池田美優、磯村勇斗、板垣李光人、片寄涼太、佐野勇斗、冨永愛、柊木陽太、本田翼、百田夏菜子、山崎天(櫻坂46)も出席した。
2023年06月27日俳優の高橋文哉が主演を務める、映画『交換ウソ日記』(7月7日公開)の予告映像が26日、公開された。同作は櫻いいよによる同名青春小説の実写化作。高校2年生の希美(桜田ひより)は、ある日移動教室の机の中で「好きだ。」と書かれた手紙を見つける。送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山(高橋文哉)。イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れたところから、ふたりのヒミツの交換日記が始まる。そんな中、実はその手紙や交換日記が親友宛てのものだったことが判明。勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことが言い出せないまま、ついやり取りを続けてしまう。この度公開された予告映像は、さえない女子高生・希美が学校イチのモテ男子・瀬戸山からラブレターをもらったが、それが実は希美の親友宛てだったことに気づくシーンから始まる。勘違いであることを瀬戸山に言えないまま、2人の交換日記はスタート。希美は日記の中では「江里乃」としてやり取りを重ねる一方で、日記の外でも瀬戸山との距離が近づいていく。さらに映像は、瀬戸山が希美のほっぺをぷにゅっとつまんで笑わせる、通称“むにゅキュン”や、バックハグ寸前のバスケ練習での“ハグシュート”、缶をほっぺに押し当てる“ほっぺ缶”、ふとしたメガネ姿からのまっすぐな眼差し、お団子にした髪を撫でる“お団子ぽふぽふ”と、胸キュンシーンのオンパレード。好きになってはいけないと分かりつつも、次第に瀬戸山に惹かれていく希美だが、ついに瀬戸山から届いた日記には「お前、誰?」という一言が書かれてしまう。大粒の涙を流しながら日記と向き合う希美の切ない表情が映し出され、 映像は2人きりの教室で希美を見つめる瀬戸山が顔を近づけていくラストカットで締めくくられる。第2弾ポスタービジュアルも公開され、まっすぐにこちらを見つめる瀬戸山のド直球な目線と、交換日記に想いを馳せる希美の表情が印象的なビジュアルとなっている。江里乃役の茅島みずき、米田役の曽田陵介、優子役の齊藤なぎさ、矢野役の板垣瑞生といった面々も登場している。(C)2023「交換ウソ日記」製作委員会
2023年04月26日俳優の高橋文哉が19日、東京・表参道で行われた「フェンディ ハンド・イン・ハンド~卓越した職人技への称賛」展のレセプションに登場した。高橋はフェンディのセットアップに身を包み、「セットアップってカチッとしたフォーマルな印象があると思いますが、サンダルとか質感でリラックスした親しみやすい感じにし、カバンで締めるコーディネートにしました。フォーマルさを保ちながらリラックスできます」と説明。同展について「すごく素敵で美術館に来たような満足感がありました」と語った。ゴールデンウィークの予定を聞かれると、「仕事がちょこちょこあるんですけど、今年22歳になって一人旅行に今年中に行きたいなと思っているので、GWもいいなと思いますし、少し都心から離れて自然に触れられたらいいなと思います」と答え、「北海道。海外でいうとパリとか、かっこいい街に行きたいです。かっこいい服で」と話した。イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランド・フェンディ(FENDI)は、4月20日~5月8日に東京・表参道で同展を開催。フェンディのアイコンバッグ「バゲット」をはじめ、 世界各地から選ばれたアーティストや文化人がフェンディのもうひとつのアイコンバッグ「ピーカブー」をキャンバスに見立ててカスタマイズする「アーティスト ピーカブー プロジェクト」の作品の数々も展示する。
2023年04月19日俳優の高橋文哉が主演を務める、映画『交換ウソ日記』(7月7日公開)の場面写真が19日、公開された。同作は櫻いいよによる同名青春小説の実写化作。高校2年生の希美(桜田ひより)は、ある日移動教室の机の中で「好きだ。」と書かれた手紙を見つける。送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山(高橋文哉)。イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れたところから、ふたりのヒミツの交換日記が始まる。そんな中、実はその手紙や交換日記が親友宛てのものだったことが判明。勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことが言い出せないまま、ついやり取りを続けてしまう。公開されたのは、学校の階段でひとり交換日記を手にペンを走らせる瀬戸山と、部屋で自分宛に届いていると思った日記に心を弾ませつつ筆を取る希美の場面写真。交換日記を軸に繰り広げられる本作ならではの場面を捉えた印象的なカットで、日記が親友宛てのものだったと知ってから、その後どうストーリーが展開していくのか気になる写真となっている。そんなシーンを描き下ろした、コラボイラストも解禁された。描き下ろしたのは、音楽アーティストのジャケットイラストや書籍などのカバーイラストなどを手掛け、今注目を集めているイラストレーター・MUCHI。女の子のイラストを得意とするMUCHIは、2021年よりイラストレーターとして活動を始めると、そのフェミニンでどこかセンチメンタルな独特な世界観で話題を呼び、SNSを中心にファンを獲得。今回、“交換日記“というアイテムがキーになる本作で、かねてよりファンだった制作陣のラブコールによりコラボが実現した。(C)2023「交換ウソ日記」製作委員会
2023年04月19日俳優の高橋文哉と當真あみが出演する、ブルボン「濃厚チョコブラウニー」の新CMが30日に公開された。高橋は今回から新CMキャラクターに起用され、當真は前回のCMから引き続き出演。とある高校を舞台に、新入生役の當真とイケメンすぎる先輩の高橋の恋模様を描く。「濃厚な、春が来た! 第1話」では當真が持っていた濃厚チョコブラウニーのキーホルダーをきっかけとした2人の出会いを描き、見る人全員をキュンとさせる先輩役・高橋の濃厚すぎる笑顔と、當真の心情表現が見どころに。屋上で2人そろって濃厚チョコブラウニーを食べる様子は、青春そのものとなっている。「濃厚な、春が来た! 第2話」では、写真部に入部した新入生の當真が登校すると、写真部の先輩である高橋から「ブラウニーちゃん!」という2人にしか分からないあだ名で声をかけられる。一度立ち去ろうとし、濃厚チョコブラウニーを渡しに戻ってくる高橋の優しさに、當真の妄想の世界ではキュンキュンが止まらない。CMを彩る音楽は、女性目線の恋心を捉えた歌詞でSNSで若者から人気を集める「もさを。」がCMのイメージに合わせて書き下ろしたオリジナル楽曲「ブラウニー」。ブルボン濃厚チョコブラウニーシリーズの公式ブランドサイトでは、新CMの他、新ラジオCM、CM撮影の模様や、高橋、當真へのスペシャルインタビューを収録したメイキングムービーなどを公開している。30日からは濃厚チョコブラウニー「濃厚な、春が来た! プレゼントキャンペーン」も実施する。○高橋文哉&當真あみ・ご自身がキュンとした青春エピソードを教えてください。高橋:バレーボールをやっていた頃に、先輩と後輩の今回のCMの設定のように、ふいにキュンとしたりとか、青春だなと感じることが多くあったなと思います。當真:中学校の時の体育祭で、沖縄だったんですけど、エイサーという踊りをやっていて、その時に楽器を演奏している子がいたんですけど、ふだんはいつもはじけている友達がその時すっごいかっこよくて、不覚にもキュンとしたというか、いいなと思った思い出があります。・今回のでCMは写真部という設定のお2人。ふだんカメラで撮影はしますか?高橋:僕はカメラの連載をさせていただいていて、毎月10枚〜30枚くらい提出しているのですが、ロケ地に行った時の風景だったりとか、たとえば学校で撮影の時とかはいろいろな教室をまわって、撮ったりしてますね。當真:本格的なカメラで撮るっていうことはしたことないんですけど、こういう撮影現場で自分の役柄で身につけていたものとか、今回もブルボン(の濃厚チョコブラウニー)のキーホルダーが出てきたんですけど、そういった自分が身につけていたものをスマホで撮ったりとかはよくします。・濃厚チョコブラウニーのどんなところが好きですか?高橋:チョコチップが中に入っているので、カリッという食感があるんです。濃厚さももちろんですが、そういう食感の楽しさもあってとても好きです。當真:私も同じで、チョコチップが入っているのが本当に好きで、濃厚なしっとりとした中に別の食感が入ってくると、またそこで気分も変わったりとか。あとやっぱり1本でしっかりお腹いっぱいになれるっていう、この満足感がすごく好きです。・濃厚チョコブラウニーは発売10周年。10年前から変わらず好きなものは何ですか?高橋:実家にワンちゃんがいるのですが、買ってもらったのが僕の10歳の誕生日の時なんです。今、僕が22歳なので、約10年前から変わらずずっとそばにいてくれて、本当に家族のような愛くるしい大事な存在ですね。當真:10年前からずっと甘いものが好きで、このブラウニーも好きで食べていて、とにかく甘い食べもの、お菓子が好きです。・この春新生活を迎えるすべての方にメッセージをお願いします!高橋:このCMのタイトルにもありました「濃厚な春が来る」という言葉がすごく素敵だなと思って、皆さんの新生活を濃厚チョコブラウニーで彩れたらなとも思いますし、濃厚な春になるように僕もがんばっているので、一緒にがんばれたらなと思います!當真:新しく環境が変わったりして、もしかしたら何かドキドキして緊張しちゃうなと思うこともあると思いますが、私も高校1年生になった時、そう思ってて。友達とかつくる時に、ブラウニーをおすそ分けして、幸せを広げて、また友達もできると思うので、ぜひ食べてください!
2023年03月30日Amazon Original番組『風雲!たけし城』(4月下旬より全世界順次配信)に、バナナマン、上田晋也(くりぃむしちゅー)、渡辺直美、市川猿之助が出演することが10日、発表された。さらに、ビートたけしをはじめとするキャストのキャラクタービジュアルも公開された。80年代に空前のブームを巻き起こし、海外でも熱狂的なファンを生んだ視聴者参加型アトラクションバラエティ番組『風雲!たけし城』が34年ぶりにPrime Videoで復活する。水に浮かんだ偽石を見分けながら対岸まで渡る“竜神池”や、回転しながら進む大きなキノコにしがみ付きゴールを目指す“キノコでポン!”など、お馴染みのゲームがさらにスケールアップして登場。さらに豪華新ゲームも加わり、挑戦者たちが攻撃軍として、果敢に数々の”無理ゲー”に体当たりで挑む。総勢300人以上の挑戦者たちを迎え撃つ“たけし城”城主ビートたけしの家老・家臣としてバナナマンの設楽統と日村勇紀が出演。たけし城を守る配下の3つ城の城主に、くりぃむしちゅーの上田晋也、渡辺直美、市川猿之助が決定した。公開されたキャラクタービジュアルでは、復活を遂げた伝説の“殿”ビートたけしに加え、たけし軍の設楽、日村、上田、渡辺、猿之助、攻撃隊長の谷隼人、木村昴の闘争心溢れる姿が映し出されている。数々の伝説的なお笑い番組を生み出し、お笑い界のトップに君臨するビートたけしは「『風雲!たけし城』はバラエティの基本が詰まっている。人間のやることで一番面白いのは、かなり高度なことに挑戦して失敗すること。あまり深く考えずに楽しんでほしいです」と番組の面白さについて語る。“新たなたけし城の名参謀”として難攻不落のゲームを支配する家老を務めた設楽は「昔から『風雲!たけし城』を見ていたので、出演が決まってうれしかったですね。“おさむ城”をやりたいって言っていたくらい好きでしたから。復活するだけでも嬉しいのですが、それに出られるという。いいのかな?と思いました」、“たけし城のマスコットキャラクター”の家臣を務めた日村は「他の番組の復活とは違いますよね。学生の頃は見ていて『楽しそうで羨ましいな』と思っていました。皆の憧れの番組だったので復活が信じられないですし、そこに出演できるというのも不思議な感じでした」と心境を語った。各エピソード約100人にわたる挑戦者たちを迎え撃つのは、たけし城の配下である城主たち。第一の城の城主で“チェーンソーをぶん回す狂気の城主”を務めた上田は以前から「本作に出演したい」と公言しており、「出演したいと言ってみるものですね。言った次の日にはオファーが来ましたから(笑) 高校時代に家に帰って見ていた番組なので、令和版の一部に参加させていただくことができて一つ念願が叶った気持ちになりました」とコメント。第二の城の城主“バイブス高めのゴージャス姫”の渡辺も「『たけし城』復活の噂は聞いていましたが、まさか自分が城主に選ばれるとは思いませんでした。他の城主メンバーもいかついじゃないですか(笑)そんな中で、私でいいんですか?と、びっくりしました。『風雲!たけし城』は歴史のある番組で、ずっと世界中で愛されている番組なので、そんな作品に出演できるのはうれしいです」と喜ぶ。第三の城の城主で、“白の甲冑の二刀流城主”の猿之助は「SASUKEの元になった凄い番組です。昔を知っている方には懐かしいし、ある種スポーツ番組としても見れるし、一番大事なのはお笑いとして見られることが大きいと思います。偶然から生まれる仕込みのないお笑いです。是非ご覧下さい」と番組を楽しみにしている人たちへメッセージを送った。たけし城陥落を目指し、挑戦者たちと共に攻め入る攻撃隊長には、谷隼人と木村昴が出演。昭和版に続き“34年ぶりの攻撃隊長”となった谷は「『風雲!たけし城』は特別な作品なので、何役でもいいから番組に関わりたいと思っていました。攻撃隊長は挑戦者たちの士気を上げる役割があるので、この年では厳しいかなと思っていたのですが、再び隊長役に選ばれて気合いが入りましたね」、“平成生まれの新・攻撃隊長”を務めた木村は「作品を見直して攻撃隊長がいかに大事な役割か分かりました。だからこそ選ばれて光栄でしたし、プレッシャーも感じました。当時を知る視聴者の方には谷さんの姿を見て熱くなっていただき、若い世代には新隊長として私が『たけし城』を広めていきたいです」と語った。(c)2023 Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved
2023年03月10日渡辺音楽文化フォーラムは創設者・渡辺晋生誕の日である3月2日に「第18回渡辺晋賞」の授賞式を開催。漫画家で映画『ONE PIECE FILM RED』プロデューサーの尾田栄一郎氏が受賞した。受賞理由としては、映画『ONE PIECE FILM RED』の総合プロデューサーとして、観客動員1,427万人・興行収入197億円という、2022年度国内興行成績1位・国内の映画興行収入ランキング歴代8位という結果に導き、さらには、全米初登場2位など国際市場をも圧倒する作品を作り上げたことなどが評価された。企画から製作、戦略的な宣伝までを総合的にプロデュースされ、公開前から作品への注目度が高く、公開されるやいなや瞬く間に大ヒットとなり、これまで海外でも120以上の国と地域で公開されるなど、FILM RED旋風は世界にまで拡がっている。プロデュースチームを先導し密な連携を取りながら、監督、脚本家、演者を決定、そして、今回生み出された物語のヒロイン「ウタ」の歌唱パートへの“Ado”の起用、使用楽曲については現在第一線で活躍する多数のアーティストからの楽曲提供をプロデュースチームや監督と共に厳選するなど手腕を発揮し、音楽とアニメのコラボレーションをより高め、アニメのヒットだけでなく音楽のヒットにも繋げたことも評価された。尾田氏は「錚々たる名前の並ぶ栄えある賞をいただき、光栄かつ、恐縮です。25年前に小さな部屋で、一枚の紙から始めたONE PIECEという1つの作品が、一体どこまで人を楽しませられるのか。25年目に発表した映画『RED』も、全てを見てきた自分としては、今、でき得る全力の挑戦と過去の様々な要因、人因の抱合だったと感じています」とコメント。「だったら、エンターテイメントも先人達の功績の先に出来る事があるのでしょう。賞に甘んじる事なく、更なる巨大な“ひま潰し”の製作を目指したいと思います。今回、一漫画家をプロデューサーという角度から認めてくださった事を、とても嬉しく思います。この賞に関わる全ての皆様と、OP(ワンピース)を支えてくださっている全ての皆様に深く感謝致します。ありがとうございます!!」と喜んでいる。「渡辺晋賞」は、2005年の渡辺プロダクション創業50周年にあたり、エンターテインメント業界における新しい感性のプロデューサーを顕彰し、大衆文化のさらなる発展向上を目的とするプロデューサー賞として創設。毎年3月2日渡辺晋の誕生日に「渡辺晋賞授賞式」を執り行い、大衆性、将来性を兼ね備えた独創的なソフト(作品、アーチスト)を生み出し、また才能ある人材を登用、組織し新しいビジネスモデルを構築し、大衆文化の発展に多大の貢献をしたエンターテイメント業界のプロデューサーを選考対象とし、年1回、顕彰している。
2023年03月03日【前編】トラベルドクター・伊藤玲哉さん「人生最期の旅、ご案内します」より続く伊藤玲哉さん(33)は研修医時代、回診した末期がんの患者から、「旅行に行きたい」と呼び止められたことがあった。ほかの重病患者と話していても、その人のルーツをたどりたいといった願いも聞こえてきた。人はやりたいことを後回しにして生きているんだと気づいた伊藤さん。医師の自分なら旅行に付き添える。患者が人生の最期まで願いをかなえる手助けができる。そうしてトラベルドクターに転身し、今までにない終末期医療を作る決意をした。「それまでは、父のクリニックを継ぐつもりだったんですよ」人なつこい笑顔でそう話す伊藤さんは、’89年2月27日、東京都大田区の羽田空港近くで、代々医者の家系の4代目として生まれた。2歳年上の姉がいる4人家族の長男だ。「いつか父親のクリニックを継いで、父のような、患者さんから頼りにされる医者になるのが、当時の僕の大きなゴールでしたね。卒業後の研修先には、総合診療が学べる病院として全国一、二を争う京都市山科区にある洛和会音羽病院を選びました」ここで伊藤さんの医師としての最初の転機が訪れた。「いわゆるご高齢の方とか、終末期の患者さんを診ていて、生きていることって何なのかと違和感を持ち始めたんです。その方が歩きたいと言っても、転倒のリスクがあるから許可しない。むせこみのある方がお水を飲みたいといっても、誤嚥したら危ないからやめておきましょうとなる。結果、患者さんたちは、病室の天井を見ているしかない。『早く死にたい』と口にする方もいました……」リスクを避けることを優先するあまり、患者にしっかり向き合えないのが日本の医療全般の常識だった。ベッドでの身体抑制を受けたり、水分は点滴でしか与えられない患者も少なくない。本人が望んでいなくても延命を家族が主張すればやらざるをえない。「自分は何のために医者になったんだろう」と違和感ばかりが膨らんでいったという。そんなある日の回診で、病室を出ようとしたときだった。ふだんは無口な、がんの終末期の男性から、「旅行に行きたい」と呼び止められた。「えっ!?」と驚いて聞き返すと「行きたい」という。「僕にはそれが“生きたい”に聞こえたんです。そうか、行くことは生きることなんだよな、と。いま自分ができることは、1秒でも長く生きるための管を(体に)入れることだけではなく、こういう人の願いをかなえることじゃないかって考えるようになったんですね。でも、医療関係者に相談しても『何かあったら危ないから』と言われ、旅行会社に片っ端から問い合わせても、丁重に断られ続けた」そうこうしているうちに彼は亡くなってしまった。研修医1年目の25歳の秋口のことである。「温泉に行きたいという彼の願いを知っていながら、かなえられずにすごく悔しくて」怒りにも似た悔恨を胸に、黄昏の鴨川沿いを歩いていたときだ。天啓のように閃いたという。「病気であってもその人らしく生きる。そのための選択肢の一つが旅行だ。医療と旅行を結びつければいい。病院や在宅で医療を行う医師はたくさんいる。医師である自分は、旅行をかなえるスペシャリストになればいい。錯綜していた思いがカチッとハマった感じでした。いまの医療には自分のやりたいことがない。だったら作るぞという反骨精神もあったかもしれません」もともと伊藤さん自身が旅行好きだった。学生時代は一人旅で47都道府県を制覇し、中国やアメリカ、ブラジルにも旅をした。「患者さんたちと話していると、お墓参りに帰郷したいとか、娘の結婚式に出たい、最期に思い出の地に行きたいなど、その人のルーツが垣間見える言葉が出てくる。その願いをどうやったら実現できるのか、ひたすら考えるようになりました」■旅行に付き添うために介護士の資格を取り、写真学校にも通って準備を進める父の跡を継ぐことから、伊藤さんは大きく人生の舵を切ったのだ。「ロールモデルのないなかで、研修医の2年目には、いずれ麻酔科医の道に進むことを決めました。外科医のサポートをする麻酔科医なら、日程の自由がきくし、旅行中の痛みの緩和や全身管理にも役立つから」京都での3年間を終え、28歳で母校の麻酔科の医局に入った。その後の2年間は大学病院に勤務するかたわら、旅行業をはじめ、パソコン操作や動画編集を勉強。介護士の資格も取った。写真学校にも通ったのは、旅行中の写真を撮るカメラマンも務めるためだ。’19年3月に大学病院を退職。フリーの麻酔科医として週1回、病院に通うスタイルだ。その後、都内のグロービス経営大学院に入学。それまでビジネスには興味がなかったんです。でも授業を受けてみて、思考法やプレゼンテーションの訓練、世の中の仕組みを作るための学びができました」クラスには、大手旅行会社や航空会社、保険会社などの人もいて、異業種との交流は刺激になった。その年の12月には、東京都主催の若き起業家輩出のためのビジネスプラン・コンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY」決勝大会に「トラベルドクター」として出場。数百人の前でスピーチをし、見事に最優秀賞を受賞し、壇上で小池都知事の祝福も受けた。「公に認めていただいたことで、少しずつ自信になっていきました。大会には父も呼んだんです。『いつ(クリニックを)継ぐの?』が口癖のようだった父が、応援してくれるようになりました」翌’20年12月、トラベルドクター株式会社を設立。コロナ禍で活動が制限されるなか、まずは広く事業内容を知ってもらうために、ボランティアで行うプロジェクト「たびかな(旅叶)」を同時に立ち上げた。医療、介護、旅行関係などの有志が集まり、旅行資金はクラウドファンディングで調達した386万円。こうして数々の患者の願いをかなえるための活動がスタートした。■16年ぶりに海を見て喜んだ次の瞬間、ボロボロ泣きだして、「ありがとうございます」と「最後に海に行ったのが16年前で、とにかく海が見たいんです。元気なころに行った奄美大島のような、きれいな海で泳ぎたい」パーキンソン病や脳梗塞を患い、車いすでの一人暮らしのため、十数年もマンションのベランダにも出られずにいた形部由紀江さん(65)が、伊藤さんに語った願いだ。「『たびかな』へは、形部さんの訪問歯科医からの紹介でした。旅行先を愛知県の南知多に決めたのは、篠島というビーチの美しい離島に観光船で行けるからです」旅行をかなえる前に、伊藤さんは本人と会って体調を確認し、旅先にも必ず下見に行って綿密なプランを組み立てるという。パーキンソン病は体温調節がしにくいので、熱中症予防のために浜に立てるテントも準備した。「形部さんはおちゃめで笑ってばかりいる方だったんですけど、印象的なことがありました。離島で介護タクシーの中から海を見たらもったいないので、タオルで目を隠してもらったんです。本人もウキウキして、車いすでビーチに着いたときに『じゃ、外してください』と言ったら、16年ぶりに海を見て『わあ』と喜ばれた次の瞬間、声を上げてボロボロ泣きだしたんです。そして僕にしみじみと『ありがとうございます』と言ってくださった。その姿を見て、僕もよかったなあって、すごくうれしかったですね」旅行ではないが、ときには現在の医学では説明しようがないことも起きた。「がんの末期で余命1週間と診断され、水も飲めなかった父親に、自分の花嫁姿を見せたいという娘さんが、相談してくれたんです。入院中のお父さんに僕がお会いしたときはもう意識もなかったけど、なんとか願いをかなえましょうと」大急ぎで式場が押さえられ、わずか1週間で結婚式が準備されたが、「この依頼はキャンセルになるかも」と心配していたときだ。「意識が戻りました。いま父はコーラを飲んでます」と連絡がきたのだ。「お父さんに尋ねると、『娘の声が聞こえたんです。もうすぐ私の結婚式だよ。お父さんも一緒にねって。行きたくて、だから水も飲もうと思った』とおっしゃる。耳は最期まで聞こえているって本当なんだなと思いましたね」最高のコンディションで当日を迎え、式場まで無事に移動した父親は、ウエディングドレスの娘と車いすでバージンロードを進むことができたのである。■会社を作ってから、自分には一度も給料を払ったことがない、とあきれるように笑う’22年5月から、ボランティアプロジェクトの「たびかな」とは別に、トラベルドクター社としての事業を本格的に開始した。代表取締役の伊藤さん以下、社員は看護師1人、理学療法士1人。これまで50件の相談を受け、15組の旅行をかなえてきた。伊藤さんは、トラベルドクターに依頼したときの旅行代金をどう抑えるかも課題になると語る。「いまはコストがすごくかかっています。事前にご自宅にうかがって旅先の調査をして、主治医や現地の病院とも連携します。たとえば4人家族で1泊3万~4万円の宿に泊まるとして、医師や看護師、介護士が24時間同行、移動に介護タクシーや新幹線とか飛行機を使うと、80万~100万円近くです。それでもほぼ赤字。会社を作ってから、自分には一度も給料を払ったことがないんですよ」それどころか自分の貯金を使い果たし、銀行からも多額の借り入れがあると、伊藤さんはわれながらあきれるというように笑った。しかし悲愴感は少しもない。「アメリカみたいに1億円払ってくれたらかなえるなんてことはしたくなくて、普通の家庭でも手が届く価格設定でいきたいんです。旅行代金100万円を出せる方ってそんなに多くないけど、100万円以内でできる親孝行というのが一般的になることを願っています。もっとお金を出せるよという人なら、宿のランクを上げてもいいし、そうやって回っていくといいなと思いますね。トラベルドクター社を全国の方に知ってもらい、チームの仲間を増やしていく。そこで出た利益で、難病の方や小さなお子さんのためにボランティアで『たびかな』をやるシステムを作ることが、今後の目標です」
2023年01月29日