累計440万部突破の人気漫画を原作とした「音楽朗読劇 アシガール」の唯と若君役のキャストが発表された。「ごくせん」「デカワンコ」「高台家の人々」などでも知られる森本梢子が描く「アシガール」。足が速いことだけがとりえの女子高生・唯は、弟の尊がつくったタイムマシンをうっかり起動させてしまったことで、戦国時代にタイムスリップ。そこで出会った愛しい若君こと羽木九八郎忠清と恋に落ち、彼を守るために足軽になって奮闘する姿を描く。8月5日(土)の公演には、速川唯役を「家政婦のミタ」の本田望結、羽木九八郎忠清役を「僕のヒーローアカデミア」「ハイキュー!!」などに出演する増田俊樹が演じる。本田さんは「念願の朗読劇!映像や舞台とは違う、朗読劇ならではの絵をお客様に想像していただき完成する仕組みにとてもワクワクしています!」と心境を明かし、増田さんは「朗読では、どこからどこまでが描かれるのか今から楽しみでなりません。唯と若君が苦難を乗り越えた先にある未来は!?腹が決まったら参れ!」とコメント。8月6日(日)の公演には、「サブスク彼女」で地上波連続ドラマ初主演を務めた紺野彩夏が速川唯を昼夜両部で演じ、「BALLISTIK BOYZ」のボーカル・深堀未来が昼の部で、「超特急」の草川拓弥が夜の部でそれぞれ羽木九八郎忠清を務める。紺野さんは「朗読劇は、私自身、初めての試みなのでどのようなモノになっていくのか全くわからない状態ではありますが、キャストの皆様はじめスタッフの皆様のお力をお借りして楽しみたいなと思っています」と意気込み、深堀さんも「全力で頑張り、自分の役をしっかり演じて朗読させていただきたいと思います!」と語る。草川さんは「どんな世界観になるのかとても楽しみです。1回しかない特別な機会を、悔いのないよう精一杯やらせていただきます。皆さんにとっても特別な日になりますように」とメッセージを寄せている。また、脚本・演出は岡本貴也。音楽監督は土屋雄作が務め、生バンドによるライブ演奏で盛り上げる。チケットは、7月5日(水)12時よりオフィシャル先行で販売スタート。一般チケットは7月22日(土)10時より販売開始となる。「音楽朗読劇 アシガール」は8月5日(土)・6日(日)TOYOSU PITにて上演(全3回公演)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月05日ベートーヴェンのソナタ「月光」のピアノ演奏と「ドラマリーディング」がおりなす、 新機軸のライブ・ステージ劇団東演主催『ピアノ・ソナタ「月光」による朗読劇月光の夏』が2023年8月14日 (月) ~2023年8月15日 (火)に北沢タウンホール(東京都世田谷区北沢2-8-18北沢タウンホ-ル2F)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて7月3日(月)10:00より発売開始です。カンフェティにて7月3日(月)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 初演から毎年8月に上演を続けて今年で20周年毎年8月にこだわり、日本の夏を語り継ぐ企画ピアニストと4人の俳優が伝える「平和の尊さ」「命の重さ」ベートーベンのピアノ・ソナタ「月光」の全曲演奏が私たちの思いを伝えます。心の目で見る感動のドラマを(作者:毛利恒之)朗読劇『月光の夏』は、単なる朗読とは違います。ベートーヴェンのソナタ「月光」のピアノ演奏と「ドラマリーディング」がおりなす、 新機軸のライブ・ステージです。かつて、ラジオドラマは「心の劇場」と言われました。 朗読劇もまた、観客の想像の世界をひろげます。のみならず、人間の息吹が伝わる、臨場感のある生の舞台です。名曲の調べとあいまって胸で聴く、心の目で観る、深い味わいの感動のドラマをおとどけします。戦争犠牲者の鎮魂と平和への祈りをこめてーーー 。【あらすじ】佐賀県鳥栖市ーーー 。戦後45年のこの年、鳥栖小学校の古いグランドピアノが廃棄されようとしていた。かつて教師をしていた吉岡公子は、そのピアノに忘れられない思い出を秘めていた 。そしてピアノを平和の願いの証として保存して欲しいという思いから、全校集会で生徒達にその思い出を語る・・・。太平洋戦争末期の昭和20年初夏、音楽学校出身の特攻隊員二人が学校に駆けつけ、今生の別れにベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」を弾き、沖縄の空に出撃していった・・・。公演概要『ピアノ・ソナタ「月光」による朗読劇月光の夏』公演期間:2023年8月14日 (月) ~2023年8月15日 (火)会場:北沢タウンホール(東京都世田谷区北沢2-8-18北沢タウンホ-ル2F)■出演者8月14日(月) 18:30開場/19:00開演南保大樹/奥山浩/岸並万里子/小池友理香ピアノ:仲道祐子8月15日(火) 11:30開場/12:00開演能登剛/奥山浩/和泉れい子/中花子ピアノ:根岸弥生■スタッフ原作/脚本 : 毛利恒之演出 : 鈴木完一郎・原田一樹照明 : 鵜飼守効果 : 高橋巌制作 : 横川功■チケット料金一般:3,000円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月28日『音楽朗読劇 アシガール』が、8月5日(土)・6日(日) に豊洲PITで上演されることが決定した。本作は、『ごくせん』『デカワンコ』『高台家の人々』などで知られる漫画家・森本梢子による同名マンガを原作とした朗読劇。足が速いことだけが得意な女子高生・唯は、弟の尊がつくったタイムマシンをうっかり起動させてしまったことで、戦国時代にタイムスリップしてしまう。そこで出会った愛しい若君こと羽木九八郎忠清と恋に落ち、彼を守るために足軽になって奮闘する姿を描くタイムスリップ・ラブコメディだ。本公演は2日間で全3回上演される予定で、主要キャストなど詳細は後日アナウンスされる。<公演情報>『音楽朗読劇 アシガール』8月5日(土)・6日(日) 豊洲PIT(C)森本梢子/集英社 (C)Culture Entertainment Co.,Ltd.関連リンク公式サイト:公式Twitter:
2023年06月28日リーディング音楽劇『ジャングル大帝』が、6月4日(日) に東京建物 Brillia HALLで初日を迎えた。『ジャングル大帝』は、1950年よりマンガの連載が開始された手塚治虫の初期の名作。今回はジャングルに生きる白いライオンのレオがジャングルの平和と文明化、人間との共存をしていく様子を描いた物語を、世界観、スケール感はそのままに、耳でも目でも楽しめるリーディング音楽劇として上演される。出演は、ふぉ~ゆ~の福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介の4人が、主人公のライオン、レオを成長に合わせて演じるほか、ヒゲオヤジ、ハム・エッグ、ブブ、ライヤも担当。またレオの人間の友だち、ケン一役で太田基裕、人間の少女、メリー/コンガ役で梅田彩佳、エライザ役でダンドイ舞莉花、レオを助けるジャングルの仲間でストーリーテラーにもなる、オウムのココ役で入野自由が出演する。コーラスは小林遼介、ダンサーはホナガヨウコ、池田遼がそれぞれ担当。スペシャルコーラス浦嶋りんこを加え、壮大なアフリカの大地を描き出す。本公演は、キャスト全員で歌うオープニングナンバー「はじまり」、レオとケン一の心情を表現したデュエットソング「一人と一匹」など、キャラクターたちの歌唱ナンバーや、コーラスの歌唱とバンドで届けるミュージックナンバーなど、リーディングだけでなく音楽でもたっぷりと楽しむことができる。舞台上に登場する出演者は、統一性もありつつそれぞれの個性あふれる衣裳を身にまとい、リーディング、コーラス、ダンス、バンドがひとつの楽団のような一体感も見どころとなっている。脚本・作詞は、ミュージカルや舞台の翻訳・訳詞で活躍、若手で注目を集める福田響志が、演出は『東京2020パラリンピック開会式』やミュージカル『ダブル・トラブル』など幅広い作品の演出で注目されるウォーリー木下が務める。音楽はミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』など多くの作品で音楽監督を務める岩崎廉が担当する。■レオ、ヒゲオヤジ役:福田悠太 コメント都会のど真ん中がジャングルになります。きっと皆さまが思ってるジャングルよりスタイリッシュなジャングルです。スタイリッシュジャングルです。カモンです。■レオ、ハム・エッグ役:辰巳雄大 コメントレオの成長をリーディングでふぉ〜ゆ〜4人が演じるからこそ出来る演出でお届けします。音楽と音の持つ力で劇場が雄大なジャングルに変わります。素敵な歌の数々も必聴です。お楽しみに。■レオ、ブブ役:越岡裕貴 コメントリーディング音楽劇なので、LIVE感溢れる『ジャングル大帝』を楽しんで頂けたら嬉しいです。そしてレオの成長を楽しんで下さいー!劇場で待ってますねー!■レオ、ライヤ役:松崎祐介 コメントリーディング音楽劇『ジャングル大帝』生演奏のバンドの中で視覚聴覚と様々な要素で皆様をジャングルの世界に導きます。強くたくましく生きる事を再確認させられる作品になっています。是非劇場でお待ちして松。■ケン一役:太田基裕 コメント見て、聴いて、アフリカの大地を想像しながら楽しんでいただけたら嬉しいです。キャストはもちろん、様々な楽器を駆使して多彩な表現をしているバンドさんたちにも是非注目してください!■ココ役:入野自由 コメント稽古はチャレンジの連続。この挑戦がどんなエンターテイメントの花を咲かせるのか、、、特にダンサーズの動きには注目です!撮影:岡千里<公演情報>リーディング音楽劇『ジャングル大帝』6月4日(日) 18:306月5日(月) 12:00★/16:00会場:東京建物Brillia HALL★はアフタートークありリーディング音楽劇『ジャングル大帝』ロゴ原作:手塚治虫脚本:福田響志演出:ウォーリー木下音楽:岩崎廉【出演】福田悠太辰巳雄大越岡裕貴松崎祐介(ふぉ~ゆ~)太田基裕梅田彩佳ダンドイ舞莉花/浦嶋りんこ小林遼介ホナガヨウコ池田遼入野自由■バンドパーカッション:奥田真広、一丸聡子、朝里奈津美マルチリード:宮崎達也ギター:朝田英之ベース:山口健一郎キーボード:田中葵マニピュレーター:古賀敬一郎楽器:三響社公式サイト:
2023年06月05日高校2年生の「キマリ」こと玉木マリ(堀内まり菜)は、南極に行こうとしている小淵沢報瀬(石井陽菜)と出会う。ふたりはその後出会った三宅日向(岸みゆ)、白石結月(北澤早紀)と共に民間南極観測隊に参加し、南極に向かう。その旅路で彼女たちは何を思うのか……?2018年に放送された同名のテレビアニメを原作とし、南極を目指す4人の少女の物語を描く舞台「宇宙よりも遠い場所」。演出を手がけるのは、劇団MONO代表の土田英生だ。軽快なテンポの会話を通して人間の姿を描くことに定評のある彼、制作側からはアニメの再現ではなく土田流で「2.5次元舞台とそうでない舞台の垣根を壊す」ことを求められたという。しかも土田の叔父はかつて南極越冬隊に参加、土産の南極の石が今でも実家にある。ある意味、出合うべくして出合ったのかもしれない。南極観測隊の隊長・藤堂吟役の桑原裕子は「女子高生たち4人の『どこかに飛び出したい』気持ちは、私自身も若い頃感じていたもの。舞台はより濃密に、悩みを乗り越えていく姿が描かれる」と語る。観測船の船長・迎千秋役の中村まことも「大人の自分だって今ももがいているし、世代を問わず一緒。若い世代はもちろん、大人にもぜひ見てもらいたい作品ですね」と話す。吟は「最後の最後に自分の内面をさらけ出す姿が、普段は割と弱気なのにいざとなると凛としている桑原と重なった」という土田。桑原も「親友の子どもとどう付き合ったら良いかわからない不器用さ、でも同じものを目指しているなら通じ合えるはずだという信念。そういう素敵なところを表現したい」と語った。また迎は「常にニコニコ、なんでも受けとめるお父さん的キャラクター。まことさんの一見変だけれど実はすごく真面目なものを感じさせる芝居や、周りの人のことをよく見て気遣う姿と重なった」と土田。中村も「僕の持ち味を活かして加えてくださった部分も、すごく面白い」とする。物語の中心となる若手キャストへの期待も大きい。土田は彼女たちが積極的に意見を出し合う姿を見て、「これはいける」と感じたそうだ。良い空気の中から生み出される今作を「隣の人への嫉妬や他者との関わり方が、綺麗事ではなく描かれた作品。普遍的な話だから誰もが自分にとっての思春期を感じられるし、それを真っ当に乗り越える素晴らしさを描いています。ぜひ楽しみにしていただきたいですね」と土田は締めくくった。5月17日(水)~21日(日)、渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホールにて。取材・文:金井まゆみ
2023年05月10日セックスレス夫婦の新たな門出を赤裸々に描いた朗読劇『したいとか、したくないとかの話じゃない』。開幕を約10日後に控えたタイミングで、夫婦に扮する篠原涼子と山崎樹範がインタビューに応じた。原作は、10月よりスタートするNHK連続テレビ小説『ブギウギ』を手がける脚本家・足立紳による同タイトルの小説(2022年刊行)。共同脚本・演出として劇団宝船を主宰する新井友香が加わり、コロナ禍を舞台にセックスレスの二人が夫婦や子育てのあり方を問う“ファミリーストーリー”が展開される。ペアが入れ替わるWキャスト制で、篠原×荒木宏文、山崎×佐藤仁美の夫婦ぶりも堪能したいところだ。妻のもとに夫から届いた、「今晩、久しぶりにしたいです。どうですか……?」というLINE。このメッセージをきっかけに冷え切った二人の関係性が転じていく中で、出会った頃の初々しい姿(早川聖来:乃木坂46、ゆうたろう)が映像で挟まれる。その劇効果を尋ねると、篠原は「恋愛初期のキラキラした時期と、口汚く罵り合う私たちの“成れの果て”のギャップを楽しんでいただければ」と笑う。山崎も「若かりし頃の夫婦をビジュアルで見せるからこそ、“成れの果て”の僕たちが陥る言葉だけの物語に厚みが増して説得力が加わりますよね」と頷いた。セックスレスを起点とする普遍的なテーマだからこそ、「彼らと同じ立場だったらどんな行動に出るか」と尋ねてみた。すると篠原は「距離を取って空気を入れ替えることで変化をもたらしたい」とコメント。「劇中の妻も離れたことによって相手を思いやる気持ちを取り戻し、ポジティブな言葉をかけられるようになりました。実生活でも大切な考え方だと思います」と述べる。山崎は「出会った頃の気持ちを思い出し、日ごろから“楽しい”とか“一緒にいて幸せ”という感情を言葉で伝える」と自らの日常を覗かせる一方で、「劇中の相手役である篠原さんに“もう一度、距離を詰めてもいいかな”と感じていただけることが僕の目標になりました!」と宣誓し、一同を和ませた。初挑戦の朗読劇に対して、篠原はYouTubeで動画を観るなど予習に余念がなく「表情や動きが封じられ、言葉だけで世界観を形づくることは映像や舞台に臨む時と心構えが違いますね」と率直な想いを明かす。経験者の山崎も「丁寧に言葉や物語を伝えることが難しくもあり楽しいところ」と続き、「長いこと役者をやって高い武器や防具を買い揃えたのに、ここへ来て初期の“棍棒”で勝負するドキドキ感があります」と例えていた。公演は4月20日(木)〜23日(日)、東京・俳優座劇場にて。チケット販売中。取材・文:岡山朋代ヘアメイク(山崎樹範):浅山ジャスミン莉奈(TUNE)、中間愛梨(TUNE)、眞舘楓
2023年04月19日6月に東京建物Brillia HALLにて、リーディング音楽劇『ジャングル大帝』が上演されることが決定した。1950年よりマンガが連載開始された、手塚治虫の初期の名作『ジャングル大帝』。1965年フジテレビ系でアニメーションも放映され人気を博した。ジャングルに生きる白いライオンのレオがジャングルの平和と文明化、人間と共存していく様子を描いた物語を、世界観、スケール感はそのままに、耳でも目でも楽しめるリーディング音楽劇としてお届けする。本公演はミュージカル化を目指して始動しており、アフリカのジャングルの風景やレオが育つ人間の世界を20曲を超えるオリジナルの音楽を制作して生演奏で表現。ミュージカルになったときに中心となるような、オープニングナンバー、レオとケン一の心情を表現したデュエットソングなど、キャラクターたちの歌唱ナンバーもあり、リーディングだけでなく音楽でも楽しめる作品となっている。ジャングルの景色、動物たち、人間たちの戦いの映像を使用し、世界観に深みを持たせるほか、舞台上にはダンサーも登場し、音楽、リーディングに合わせた視覚的表現も加わり、楽しめる要素をふんだんに盛り込む。脚本は、幼い頃からミュージカルに出演し、最近では『ルーザーヴィル』(翻訳・訳詞)、『ザ・ビューティフル・ゲーム』(訳詞)など、ミュージカルや舞台の翻訳・訳詞で活躍する福田響志が、演出は「東京2020パラリンピック開会式」やミュージカル『ルーザーヴィル』、ミュージカル『ダブル・トラブル』、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』など、数多くの演出で注目されるウォーリー木下が務める。出演は、舞台を中心にドラマ、バラエティー、情報番組、ラジオのパーソナリティーなど様々な場所で活躍するふぉ~ゆ~(福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介)。主人公のライオン、レオを4人で担当するほか、ハム・エッグ、ヒゲオヤジ、ブブ、ライヤをそれぞれ演じる。レオの人間の友だち・ケン一に舞台を中心に多彩なジャンルで活躍する太田基裕、人間の少女・メリー/コンガに梅田彩佳、エライザにダンドイ舞莉花、レオを助けるジャングルの仲間でストーリーテラーにもなるオウムのココは舞台や声優としても活躍する入野自由が務める。また、コーラスに小林遼介、ダンサーにホナガヨウコ、池田遼が出演。スペシャルコーラス浦嶋りんこを加え、壮大なアフリカの大地を描き出す。上段左より)越岡裕貴、福田悠太、松崎祐介 中段左より)太田基裕、辰巳雄大、入野自由下段左より)ダンドイ舞莉花、梅田彩佳、浦嶋りんこ<コメント>■脚本:福田響志原作をお守りのように持ち歩いて、筆を走らせる日々です。手塚先生の描くキャラクターは読めば読むほど愛おしくなる。アフリカの大地を駆けるような疾走感で、生きものたちの葛藤と成長をビビッドに描きたいと思います。演出はウォーリーさん。計り知れないクリエイティビティで、いい意味で型破りなリーディングにしてくれるはずです。ゆくゆくはミュージカルにできたらいいなぁ、なんて話もあったり……。劇場でお待ちしてます!■演出:ウォーリー木下人生初のリーディングです。せっかくやるならリーディングというジャンルの可能性を広げてみたいと思っています。『ジャングル大帝』だからできること、このメンバーだからできること。新しい遊び場の誕生に立ち会ってください。お待ちしています。■福田悠太(ふぉ〜ゆ〜)ふぉ〜ゆ〜の福田悠太です。ふぉ〜ゆ〜4人でリーディング音楽劇に挑みます。これまでの僕達のステージとは一味も二味も違うステージになると思っています。いや、したいと思っています!リーディング劇の独特の雰囲気が、僕達ふぉ〜ゆ〜をまた新しいステージに連れてってくれる事が凄く楽しみです。よろしくお願いします。■辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)今回、初めてリーディングに挑戦します辰巳雄大です。西武ライオンズの本拠地所沢出身の辰巳、実は生まれる前に親が考えてくれていた雄大以外の名前の1つがレオでした。これは確実に何かの巡り合わせです。そして、家にも遊びに行かせて頂くほど好きなウォーリーさんのオーケストラと映像を使った演出のリーディング。想像を超える遊び心のある作品になる事間違いなしです。ジャングル大帝の"雄大"な世界に一緒に飛び込みましょう!■越岡裕貴(ふぉ〜ゆ〜)なんとこの度、ふぉ〜ゆ〜でリーディング音楽劇『ジャングル大帝』にチャレンジさせて頂くことになりましたー! あの手塚治虫作品ですよ……今からわくわくが止まりません。朗読劇の経験は一度だけあって、声で表現する難しさだったり、逆に伝える楽しさだったりを経験出来たのでそれを活かしつつ、リーディング音楽劇というまだ挑戦したことないものに触れることが出来るという楽しみが一番大きいです。演出のウォーリー木下さんとは色んな舞台でふぉ〜ゆ〜はお世話になっていて、ウォーリーさんが作る世界観にふぉ〜ゆ〜がどう融合するのか劇場で楽しんで頂けたらいいなと思っております。待ってまーす!■松崎祐介(ふぉ〜ゆ〜)初めに聞いた時に「ガオ~~~~」と心の中で叫びました。子供の頃に白いライオンだ〜とTVでやっていたのを思い出しました。懐かしくも心温まる作品に音楽劇としてパワーアップして皆様にふぉ〜ゆ〜したいと思っています。皆様!劇場でお待ちして松。■太田基裕ケン一役で出演させていただきます太田基裕です。不朽の名作、ジャングル大帝に関わる事が出来る事嬉しく思います。今の時代に、この作品を上演する事の意義や意図を自分自身で汲み取りながら、向き合いながら演じられたらと思います。どんな作品になるか楽しみです。よろしくお願いいたします。■梅田彩佳メリー役の梅田彩佳です! ジャングル大帝がリーディング音楽劇に?! なんて楽しそう!!! お話をお聞きした時、ワクワクしました。私の役は、とても強い女の子です。言葉も強くて態度も強い。でも、そんなメリーの心の本心は、本当は何を考えているのか? 沢山の愛を持って向き合い、感じ、演じたいと思います。よろしくお願い致します!■浦嶋りんこリーディング音楽劇ジャングル大帝! このタイトルに、私がワクワクしないわけがないでしょう! 笑1965年スタートのアニメ版がすごかったのは、カラーで描かれる世界が美しかったことと、音楽の壮大さ!! そして、人間のなんとダークなこと( ; ; )それをリーディングでどう表現するというのでしょうか?!そして私の役割は??? まだまだ謎だらけですが、どの様な結末が待っているか、ワクワク増し増しです! ぜひ劇場でお会いしましょう!■入野自由日本が世界に誇る手塚治虫先生の『ジャングル大帝』に携われることをとても嬉しく思っています。演出はあのウォーリー木下さん! どんなリーディング音楽劇になるのか想像しただけで、ワクワクが止まりません。きっと我々の想像の先の先、更にその先をゆくエンターテイメントの世界が待っていることでしょう。今回演じさせていただく「ココ」はレオの友人としてだけでなく、この物語のストーリーテラーとしても登場します。さぁ!ジャングル大帝の世界を一緒に旅しましょう! 劇場でお待ちしています!<公演情報>リーディング音楽劇『ジャングル大帝』『ジャングル大帝』ロゴ原作:手塚治虫脚本:福田響志演出:ウォーリー木下音楽:岩崎廉【出演】福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介(ふぉ~ゆ~)太田基裕梅田彩佳、ダンドイ舞莉花/浦嶋りんこ小林遼介、ホナガヨウコ、池田遼入野自由■バンドパーカッション:奥田真広、一丸聡子、朝里奈津美マルチリード:宮崎達也ギター:朝田英之ベース:山口健一郎キーボード:田中葵マニピュレーター:古賀敬一郎楽器:三響社【東京公演】6月4日(日) 18:306月5日(月) 12:00/16:00会場:東京建物Brillia HALL■チケット料金(全席指定・税込)S席:10,000円A席:7,000円※未就学児入場不可一般発売:5月20日(土)チケットはこちら:公式サイト:
2023年04月17日朗読劇『したいとか、したくないとかの話じゃない』が、4月20日(木)に東京・俳優座劇場で開幕する。初日が約10日後に迫ったタイミングで製作発表記者会見が行われ、キャストの篠原涼子、山崎樹範、荒木宏文、佐藤仁美、劇中オリジナルドラマに出演した早川聖来(乃木坂46)、ゆうたろうらが登壇した。原作は、10月よりスタートするNHK連続テレビ小説『ブギウギ』を手がける脚本家・足立紳による同タイトルの小説(2022年刊行)。共同脚本・演出として劇団宝船を主宰する新井友香が加わる。妻のもとに夫から届いた「今晩、久しぶりにしたいです。どうですか?」というLINEメッセージを起点に、セックスレスの二人が夫婦や子育てのあり方を問う“ファミリーストーリー”が展開される。ペアが入れ替わるWキャスト制が敷かれ、組み合わせの妙も期待できそうだ。映画『喜劇 愛妻物語』(2019年)など、もともと足立作品のファンだったという篠原は「衝撃的なセリフに惹きつけられました」と会見の口火を切る。加えて「パートナー関係であれば避けて通れないセクシャルな話題を通じて自分たちを見つめ直す物語。私の年齢でこうしたテーマや人物に取り組むのは、初めての朗読劇と並ぶくらい大きなチャレンジです」とコメントした。劇中には落ち目の映画監督・脚本家で“セックスしたい”夫・孝志に対して、シナリオコンクールで優秀賞を獲得した“したくない”妻・恭子が登場する。佐藤は「人間味たっぷりの二人による攻防戦に、きっと観客の皆さんも共感していただけるんじゃないかな」と見どころを述べ、「恭子のセリフにある『人の時間を奪うな』って、私が常に言っていることでもあるんですよね」と苦笑した。朗読劇の楽しみ方を問われると、経験者の山崎は「表情や動きで見せる映像や舞台の芝居と異なり、“音”に特化した朗読劇はお客さんの想像力を掻き立てるのが魅力」と笑顔を見せる。一方で、今回は朗読の合間に若かりし孝志と恭子による恋路がオリジナルドラマとして映し出される。この演出に対して荒木は「まだ表現の枠が確立されていないからこそ、つくり手のアイディアで演出を自在に変えられるのが朗読劇の可能性」と述べ、「ビジュアルを取り入れながら聴覚で魅せるそのバランスを劇場でご堪能ください」と言って会見を結んだ。公演は4月23日(日)まで。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2023年04月14日定年退職後の家庭を描き、映画化もされた小説『終わった人』。本作を原作としたリーディングドラマ『終わった人』が8月から上演される。50歳で窓際部署に飛ばされ、そのまま定年退職を迎えた主人公・田代壮介を中井貴一、そして愛人にしようとするがどこまでいっても“メシだけオヤジ”を卒業させてくれない久里、すべてを見通している娘・道子、カッコイイバーのマダム・美砂子、さらに妻・千草をすべてキムラ緑子が演じる。この度、本作の取材会が行われ、出演する中井、キムラのほか、原作者の内館牧子が登壇。原作について、内館は「勤めている人なら誰もが経験すると思うが、サラリーマンには定年というのがある。 それまでどんなにいい仕事をして、華々しく最前線にいようとも、外から『もう終わりですよ、次の人に譲ってください』と言われる。本当はもっと仕事がしたかった、もっと人の役に立ちたかったのに、もう世の中的には『終わった人』になってしまう。そこの悲哀を書きたいと思った」と話す。その上で「今回の朗読劇のお話をいただいて、正直嬉しかった。私が向こう見ずに書いたことをお二人がどうやってくれるのか、すごく楽しみ。朗読劇そのものは、力のある俳優さんじゃないとできないと思うし、その意味でも幸せ」と期待を寄せた。現在61歳の中井は「ちょうど同級生たちが定年を迎えたり、『終わった人』と言われたりする時期。時々友人から電話かかってくると、役員になってる人間たちは『ちょっと延長して......』なんて言いつつ『あと2年で俺も終わりだよ』と。『終わり』という言葉を使うような年齢になった」と語りつつ、「僕たちの商売は終わりがない商売だから、 友人たちの気持ちをふまえ、この年代の悲哀を伝えつつ、エールとして、この朗読劇ができたら面白いんじゃないか」と思いを述べた。中井と同い年のキムラは「ちょっとずつ終わっている感じがある。今6割ぐらい終わっているかな。例えば、リハーサルのときも老眼だから台本を持てなかったり、山登りがきつくなってきたり。そういう部分は受け入れていかなくてはどうしようもない。少しずつ受け入れながら、終わりに近づいてる感じ」と自己分析しつつ、本作について「本当に全ての方に観てもらいたいと思うばかり。登場人物のみんなは性別も年齢も違うが、それぞれにドラマがある。どこかに自分が焦点を当てて観ることができる作品だと思うので、みなさんがどこを拾って、何を感じとるのか、皆さんに聞いてみたい。いろいろな方に観てもらいたい」と話した。プレビュー公演は8月23日(水)、亀戸文化センターカメリアホール。東京公演は8月31日(木)〜9月3日(日)草月ホール。そのほか全国7カ所ツアー予定。取材・文:五月女菜穂
2023年04月07日5月3日(水・祝) から5日(金・祝) の3日間にわたって紀伊國屋ホールにて上演される、ラッパ屋リーディング公演の2作品『ショウは終わった』と『七人の墓友』の全キャストが発表された。『ショウは終わった』は第9回ラッパ屋公演として1989年に上演され、岸田戯曲賞候補作にもなったラッパ屋の出世作。『七人の墓友』は、創立70周年記念公演として2014年に鈴木聡が劇団俳優座に書き下ろした作品で、ある家族を軸に、お墓のこと、家族のこと、死ぬこと、生きること……誰もが直面する問題を描いた作品に市毛良枝、柳家喬太郎を迎えてお届けする。併せて、ラッパ屋主宰の鈴木聡よりコメントが到着した。■ラッパ屋 主宰・鈴木聡 コメント昨年はコロナで中止になってしまった2つのリーディング公演。実に面白いものができていたのです。というわけで、今年こそ、やります! 1つは『ショウは終わった』(1989年作)。岸田戯曲賞の候補にもなったラッパ屋の出世作。昭和が終わった年にある家族がそれぞれの昭和史を振り返る趣向です。もう1つは『七人の墓友』(2014年作)。鈴木が俳優座に書き下ろした作品。ツアーも含め10万人の観客動員を記録しました。「墓友」という題材から新しい家族像を考える。見逃していらっしゃる方も多いと思うので、この機会に是非! 劇場でお会いしましょう。<公演情報>ラッパ屋リーディング公演 Vol.2『ショウは終わった』2023年5月3日(水・祝) 紀伊國屋ホール13:30 開演作・演出:鈴木聡【出演】上大迫祐希、熊川隆一、谷川清美(演劇集団円)、大草理乙子、岩橋道子、福本伸一中野順一朗、岩本淳、武藤直樹、宇納佑大森美紀子(演劇集団キャラメルボックス)、磯部莉菜子小林けんいち(動物電気)、生田麻里菜(演劇集団キャラメルボックス)俵木藤汰、ともさと衣、浦川拓海ラッパ屋リーディング公演 Vol.3『七人の墓友』2023年5月4日(木・祝)・5日(金・祝) 紀伊國屋ホール13:30 開演作・演出:鈴木聡【出演】市毛良枝、柳家喬太郎弘中麻紀、俵木藤汰、宇納佑、椎名慧都(劇団俳優座)、福本伸一、中野順一朗岩橋道子、浦川拓海、磯部莉菜子、熊川隆一竹内都子、谷川清美(演劇集団円)、大草理乙子、武藤直樹、朝倉伸二岩本淳、ともさと衣【チケット料金】価格:4,800円(全席指定・税込)U-25:3,000円 ※チケットぴあでのみ販売(引換券・税込・観劇時25歳以下対象・引換時要身分証明書)■前売り開始日2023年4月2日(日) 10:00~チケットはこちら:問合せ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)
2023年03月21日法廷バトルゲーム「大逆転裁判」シリーズの朗読劇「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介と朗読の会-」が、8月12日(土)に上演することが決定。下野紘、花澤香菜、川田紳司、久野美咲といったメインキャストのコメントも到着した。2001年に初の法廷バトルゲームとしてリリースされて以来、20年にわたって多くの人に愛される「逆転裁判」シリーズは、プレイヤーが弁護士となって無実の罪を着せられた依頼人を救うゲーム。また、ゲームの枠に留まらず、宝塚歌劇で舞台化や、実写映画化、TVアニメ化など、数々のメディアミックスも実現。今回の朗読劇は、2015年リリースの、19世紀末の大日本帝国と大英帝国を舞台に、成歩堂龍一のご先祖・成歩堂龍ノ介の活躍を描く「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」と、2017年リリースの「大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-」が原作。ゲーム版のシナリオを基に再構成し、さらにシリーズの生みの親・巧舟が書き下ろした新エピソードも合わせて上演。ゲームの声優を務めた下野さん、花澤さん、川田さん、久野さんが同役で出演予定のほか、特別ゲストとして近藤孝行、竹本英史も参加。ここでしか聞くことのできない、キャストとゲスト陣によるトークコーナーも予定している。本公演は、昼・夜の全2回公演。チケットの1次先行抽選受付もスタートした。メインキャストコメント・下野紘(成歩堂龍ノ介役)今回の『大逆転裁判』の朗読劇の話を初めて聞いたのは、実は『逆転裁判』御剣役の竹本さんから出会い頭に聞かされたので、突然のあまり「この人は何を言ってるんだろう…?」と全然理解出来ませんでした!(笑)しかし、まさかまた龍ノ介を演じられる機会が得られるとは…しかも、朗読劇!!まだ誰が登場するのか、どんな物語になるのか分かりませんが、楽しみで仕方がないです!!ゲームファンでも、そうじゃなくても、皆さまのお越し、お待ちしております!・花澤香菜(御琴羽寿沙都役)こうして朗読劇で寿沙都ちゃんを再び演じる機会をいただけて嬉しいです!以前、逆転裁判シリーズ15周年のイベントの時に披露した、リーディングライブでの生の掛け合いが軽快で楽しかったのをよく覚えています。新作脚本部分も含め、今回も寿沙都ちゃんと一緒にどんな冒険ができるのかわくわくしています。・川田紳司(シャーロック・ホームズ役)今回、この朗読劇公演のお話をいただいたことを心から嬉しく思い、そして大変感謝しております。事務所でオーディション用の音声収録をした時から彼の魅力に惹かれ、決定の知らせを受けた瞬間の興奮は今も覚えています。その後のスタジオでのゲーム用音声や、ドラマCDの収録を通して、仲間たちとたくさんの冒険をする中で益々彼の虜になりました。また彼に会えること、彼になれることを楽しみにしております。皆さんも是非会場にいらしてください。お待ちしております。・久野美咲(アイリス・ワトソン役)『大逆転裁判』朗読劇公演の決定、おめでとうございます!!ゲームが発売されて何年も経ってから、こうして朗読劇ができるのは、この作品を応援してくださってる皆さまのお陰です。本当にありがとうございます。またアイリス・ワトソンを演じられることがとても嬉しいです。このゲームは、世界観もお話も本当に緻密に作られているので、朗読劇ではどんなお話が展開していくのか、今からとても楽しみです。頭脳明晰でありながらもチャーミングな所がたくさんあるアイリスを表現できるよう、精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします!!「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介と朗読の会-」は8月12日(土)J:COMホール八王子にて上演。(cinemacafe.net)
2023年03月01日4月にPARCO劇場にて、劇場開場50周年記念シリーズの一環として朗読劇『ラヴ・レターズ~2023 Spring Special~』が上演されることが決定した。『ラヴ・レターズ』は、近年日本で上演されることが多い朗読劇の先駆けとなった作品で、1989年にニューヨークで初演された本作をPARCO劇場は1990年8月にいち早く日本初演し、以来33年間継続して上演をしてきた。これまで年齢も個性も異なる様々なカップル延べ514組(再演を含む)が、一つの台本を読み続けている。今回の公演では、様々なジャンルで活躍中の豪華な4組が競演。4月12日は、チャラ男キャラでブレイクしたりんたろー。(EXIT)と、2006年にミス・ユニバース世界大会で準グランプリに輝いた知花くらら。4月19日は、『科捜研の女』にレギュラー出演する石井一彰と、昨年真打昇進を果たした注目の落語家の蝶花楼桃花。4月21日には、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』や『アイドルマスター Side M』など話題作に多く出演する人気声優の伊東健人と、無二の存在感でドラマや映画に引っ張りだこの筧美和子。4月23日には、『モダン・ミリー』への出演で第30回読売演劇大賞の優秀男優賞を受賞した廣瀬友祐と、宝塚歌劇団退団後もミュージカルを中心に、ライブや映像作品で活躍中の柚希礼音が出演する。左から)廣瀬友祐、柚希礼音左から)伊東健人、筧美和子左から)石井一彰、蝶花楼桃花幼馴染のアンディーとメリッサ。自由奔放で感覚人間のメリッサ。真面目でいつも何かを書いているアンディー。思春期を迎えて彼らは一番近い異性としてお互い十分相手を意識しはじめる。しかし、ついに決定的に結ばれるチャンスを迎えた夜、二人は友達以上にはなれない自分たちを発見する。大学を出た二人はそれぞれ結婚し、まったく別の道を歩き始める。海軍を経て法曹界に入り上院議員まで登りつめるアンディー。アートの道に進んだものの行き詰まって精神的破綻をきたすメリッサ。久しぶりに再会した二人は別々に過ごした日々を取り戻すかのようだった。しかし……。50年にわたる手紙のやりとりで綴られていく、二人の物語をお届けする。<コメント>■演出家 藤田俊太郎りんたろー。(EXIT)さんと知花くららさん。石井一彰さんと蝶花楼桃花さん。伊東健人さんと筧美和子さん。廣瀬友祐さんと柚希礼音さん。心ときめく魅力的なカップルの誕生をとても嬉しく思います。繊細な手紙の肌触りや優しさ、アンディーとメリッサの魂をリハーサルの時間で大切に創っていきたいと思います。手紙に込められた親愛、ここにいないあなたへ、そしてずっとそばに居続けているあなたへ。アメリカで暮らした男女の50年間に渡る真実の愛と素晴らしい言葉の交歓を、観客の皆様へお届けします。開場50周年を迎えたPARCO劇場でお待ちしております。■りんたろー。(EXIT)このような歴史あるエンターテイメントに携わらせてもらえる事を光栄に思います。SNSやアプリケーション等で容易に繋がれてしまうこのご時世、一方で謎のウイルスが人と人との繋がりを断ち切ってしまったこのご時世。「手紙」というツールを軸にして今、人に何を届けることが出来るだろうか。自分自身もパートナーと出会い結婚というものを経てアンディーという人物とどうやって溶け込んでいくのか今から楽しみであり、大きなチャレンジでもあります。是非お越しください。■知花くらら手紙には、書き手の体温と息遣いが滲んでいるような気がします。その時の心を、直筆で送る美しい贈り物。りんたろー。さんとご一緒させて頂くのは初めてですが、ともにどんなラブストーリーを紡げるのか、とても楽しみにしております。■石井一彰憧れていたこの作品に関わることができ嬉しいです。たくさんの方々が挑戦し作り上げてきた『ラヴ・レターズ』。青井陽治さんをはじめとする多くの方の想いがつまったこの歴史ある作品に誠実に向き合い、演出の藤田さんそして共演させていただく蝶花楼桃花さんと新たな1ページを作れるように頑張ります。よろしくお願いします。■蝶花楼桃花ラヴ・レターズ大好き! 何度、客席から拝見したことか。男女が座って手紙を読む、シンプルな物語。同じ文章だからこそ無限の可能性が生まれる。落語に似てるかも!?高座では何人もの登場人物をひとりで演じる私が、今回はメリッサだけになれるなんて! 私にとっての非日常に、今からワクワクしています。石井一彰さんのアンディとともに、メリッサとして生き抜きます!■伊東健人演劇、朗読好きの多くの方が触れたことのある、または存在を知っているであろう『ラヴ・レターズ』今回出演が叶って本当にワクワクしています。初めましての筧美和子さんと、まさに一期一会の、奇跡のような舞台になるのではないでしょうか。僕も愛というものが何かを知るにはまだまだ青い人間ではありますが、僕なりの精一杯の愛を、観劇される皆様に伝えられるように務めます。よろしくお願いいたします。■筧美和子これまでたくさん上演されてきた『ラヴ・レターズ』に出演できること、とても嬉しいと同時にすごくドキドキしております。手紙はまごころが籠る不思議なものだと思います。伊東健人さんとどんな風に2人の世界を紡ぐことが出来るのかとても楽しみです。アンディーとメリッサ。2人の愛が溢れたりこぼれたりしたらいいなと、わくわくしています。■廣瀬友祐不朽の名作、歴史ある朗読劇『ラヴ・レターズ』に出演させて頂くことへ感謝と喜びを感じています。演出家の藤田俊太郎さんとの新たな出逢いにも感謝します。ご一緒させて頂く柚希礼音さんと共にどんな手紙の向こう側へ行けるのか今からとても楽しみにしてます。足を運んで下さるお客様の心に触れますように。■柚希礼音500回以上の上演を重ねてきた『ラヴ・レターズ』にまさか自分が出演させていただく日がくるとは。非常にドキドキしております。今回、私にとって初めての朗読劇になります。動きに頼らないで物語を伝える、とても大きな挑戦ですが、ずっとご一緒させていただきたかった演出の藤田俊太郎さん、とても頼りにしている廣瀬友祐さん、やっと念願叶ってお芝居で共演ができ、嬉しいです。そして初のPARCO劇場。初めて尽くしです。是非とも今回、思い切って飛び込んでみたいと思っています。1日だけではありますが私も楽しみながら、皆様に素敵な時間をお届けできるよう頑張ります。宜しくお願い致します。<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラヴ・レターズ~2023 Spring Special~』4月12日(水) 19:00 開演出演:りんたろー。(EXIT)&知花くらら4月19日(水) 14:00 開演出演:石井一彰&蝶花楼桃花4月21日(金) 19:00 開演出演:伊東健人&筧美和子4月23日(日) 19:00 開演出演:廣瀬友祐&柚希礼音会場:PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)作:A.R.ガーニー訳:青井陽治演出:藤田俊太郎【チケット料金】(全席指定・税込)一般:7,700円U-25チケット:5,500円 ※観劇時25歳以下対象、要身分証明書(コピー・画像不可、原本のみ有効)、当日指定席券引換 / 「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみの取扱い、指定席との連席購入不可(連席ご希望の場合は指定席をご購入ください)■一般発売:2023年3月11日(土)※本公演は大変静かな作品ですので開演時間までにご入場いただけない場合、第2幕よりご入場いただきます。※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。※公演が中止となる場合を除き、お客様のご事情によるチケットの払い戻しはいたしません。※未就学児の入場はご遠慮ください。※車椅子でご来場予定のお客様は、あらかじめご観劇券(チケット)をご購入の上、座席番号をパルコステージ03-3477-5858(時間短縮営業中)までお早めにご連絡くださいませ(受付はご観劇日前日まで)。ご観劇当日、係員が車椅子スペースまでご案内いたします。また、車椅子スペースには限りがございますため、ご購入のお座席でご観劇いただく場合もございます。なお、車椅子スペースの空き状況につきましては、パルコステージにてご案内しておりますので、チケットご購入前にお問合せくださいませ。問合せ:パルコステージTEL 03-3477-5858(時間短縮営業中)
2023年02月21日音月桂、宝塚以来の男役解禁!阿久津仁愛はフランス式会話劇の激しさに…フランスでロングラン上演された「それを言っちゃお終い」の日本初演ドラマリーディングが六本木トリコロールシアターにて2月24日より始まる。15篇にわたる物語で構成され、何十年も息子のためにケーキを作り続けてきた母親に、嫁の立場で「ママのケーキ、パサパサしてる」と言えるか…? など「それを言っちゃ…」な会話の応酬が繰り広げられる。全篇に出演する音月桂、そして相手役を務める阿久津仁愛に本作の魅力を語ってもらった。――台本を読まれての印象を教えてください。音月:朗読というよりも“会話”を大切にしていて、日常的な会話がテンポよく繰り広げられていく感じで、読むだけでイメージがわいてきました。ただ、フランスの男女のお話なので、日本人との温度差があまりに激しくて…「え? これケンカ?」というくらい、ハードな言葉の掛け合いなんですよね(笑)。阿久津:日本ではあまり見ない形のコミュニケーションというか、お互いが意見を持って議論するさまは、僕も最初「ケンカ?」と感じました(笑)。でも、激しい言葉のやりとりの中で2人の関係性が見えてくるんですよね。音月:激しい言葉の中に愛があるというか、互いを思い合う気持ちが感じられるんですよね。――観客にとっては2人の会話は「わかる!その気持ち」という感じでしょうか?それとも文化の違いに驚かされる感じでしょうか?阿久津:どうでしょうね、驚きはあるんですけど、日本人の僕らがこれをやる面白さも感じてもらえる気がしています。そう言う僕自身、きついこと言われるといつまでも気にしちゃうタイプなんですけど(笑)。音月:私も「議論する文化」というのが自分の中にあまりなくて、どちらかと言うと丸く収めたがる「THE 和!」な人間です(笑)。だから意見を言うってエネルギーをものすごく使います。でも、演じながら信頼があるから言い合えるんだと感じるし、言わないのが優しさではないんだとも思います。観ている方にも「思っていることを伝えよう」と感じてもらえるんじゃないかと。――音月さんは劇中の一篇で、宝塚退団以来、久々に“男役”を演じられるそうですね?音月:宝塚を卒業してから10年も経っているので久々に演じてみたら喉が…(笑)。男性役を演じることはもうないと思っていましたが、女優を経験して、以前の男役とはまた違った成長を見せられたらと思います。――音月さんが男役を演じるということは、相手役の男性キャストが“女性”を演じるということになるんでしょうか?阿久津:そこは観てのお楽しみということで(笑)。音月:体感型というか「演劇を見る」というより私たちの日常に入り込んで、お茶の間で突っ込むような感覚で楽しんでいただけたらと思います!「それを言っちゃお終い」は2月24日より開幕。文:黒豆直樹
2023年02月21日リーディングドラマ『終わった人』が、2023年夏に上演されることが決定した。『終わった人』は、内館牧子による同名小説が原作で、2018年には映画化もされた。今回の舞台版では、50歳で窓際部署に飛ばされ、そのまま定年退職を迎えた主人公・田代壮介を中井貴一、そして愛人にしようとするがどこまでいっても“メシだけオヤジ”を卒業させてくれない久里、すべてを見通している娘・道子、カッコイイバーのマダム・美砂子、さらに妻の千草を全てキムラ緑子が演じる。台本・演出は笹部博司が手がける。本作は8月23日(水) に亀戸文化センター カメリアホールでプレビュー公演を上演。その後、8月31日(木) から9月3日(日) に草月ホールで上演されるほか、全国7カ所でツアー公演が予定されている。■中井貴一 コメント私の同級生たちも、年齢的に「終わった人」の門口にさしかかっています(笑)。それに反し、俳優という仕事は幸か不幸か「終わった人」になるかならないかは自己判断。故に、ここからが、大きな人生へのチャレンジになる様な気もしています。そのチャレンジの初めとして、リタイアというアメリカ的な発想が苦手な同胞たちに、共感と可笑しみを与えられる様、朗読させて頂きます。■キムラ緑子 コメント台本読んで、泣けてきました。どの人も正直で、本音と本音がぶつかってる。それが生で面白いんです。リーディングってあまり生っぽくならない方がいいのかな、と勝手に思っていましたけど、この台本はそうではない気もしています。愛情があるから、ぶつかりあい、なんとかしたいと思う。誰にでも何かしらを思い浮かべて共感できるのではないかしら。この面白い(切ない?)脚本をそのまま、お伝えするために後は稽古でジタバタするのみです(笑)。いろんなことを想像していただくために、届く言葉でしゃべりたいと思っています。■内館牧子 コメント小説『終わった人』を書いた時、どれほど多くの読者から言われたかわからない。「あの主人公は、自分がモデルだろう」友人知人はもとより、全国津々浦々の会ったこともない方々からも言われたのだから驚いた。モデルはまったくいない。私が創り上げた主人公である。ただ、これほど多くの方々が自分に重ねたということは、定年後の男たちの心理、情況がいかに現役時代と違うかを物語っている。どんな職種であれ、第一線で働いてきた男たちが、定年と同時に「終わった人」になる。すでに下の世代が会社を、組織を動かしている。まだまだ能力も技術もあるのに「お引き取り下さい」になるのだ。かけられる言葉も「お元気そう」とか「若々しい」とか「お変わりないなァ」とかジイサン仕様になる。こんな「終わった人」の悲哀とあがきを中井貴一さんが、そしてそんな夫と関係なく自分の人生を組み立てていく妻をキムラ緑子さんが演じる。原作者としてワクワクする。楽しみでたまらない。そして全国津々浦々の「終わった人」たちは観て、「やっぱりモデルは自分だ」と思うだろう。大成功というものである。<公演情報>リーディングドラマ『終わった人』原作:内館牧子『終わった人』(講談社文庫)出演:中井貴一 キムラ緑子台本・演出:笹部博司【プレビュー公演】8月23日(水) 亀戸文化センター カメリアホール【東京公演】8月31日(木) ~9月3日(日) 草月ホール※その他、全国7か所ツアー予定公演HP:
2023年02月01日江戸川乱歩 名作朗読劇『孤島の鬼』が、1月24日(火)に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて開幕した。同タイトルの長編小説をベースに、原作では登場しない乱歩作品の探偵・明智小五郎や小林(芳雄)少年が“狂言回し”として劇世界を支える。恋人と友人を立て続けに殺された主人公・箕浦金之助の回想シーンが多くを占める本作の中で異彩を放つのは、金之助に想いを寄せる先輩・諸戸道雄の存在感だ。構成・演出は、声優による朗読劇シリーズを数多く手がけてきた深作健太が続投している。取材日だった初日のキャスティングは、山口智広・神尾晋一郎・井上和彦・青山なぎさの組み合わせ。山口・神尾・青山は白を、井上は黒を基調とする衣装に身を包み、マイクの前に立つ。その背後にはドライフラワーを思わせる植物を束ねた異形の美術が控え、おどろおどろしく得体の知れない乱歩独特の世界観を立ち上げていた。客入れ時から時計の秒針が鳴り響くなど物語の始まりを予感させる演出のもと、4人はゆっくり台本を開く──。殺人事件の真相に迫り死者に報いようとする<箕浦>を演じたのは、山口。たどり着いた孤島で出会った“片輪”の少女<秀代>との邂逅や、タイトルロールである<孤島の鬼>や<諸戸>に翻弄される様子を瑞々しく体現する。神尾は、事件のキーパーソンとも言える<諸戸>のあらゆる葛藤を知的に造形。苦悶の中における妖しい囁きやうめき声にうっとりした観客も多かったのではなかろうか。紅一点の青山は、箕浦の恋人<初代>と<秀代>、そして<小林少年>役など演じた。声色や口調を自在に使い分け、あらゆる役回りを器用にこなして劇世界に貢献する。<明智>と箕浦の友人で殺人鬼の餌食になってしまう<深山木>に扮した井上は、本作の屋台骨ともいえる安定した朗読で作品を支えていた。声のみ出演だった銀河万丈による<諸戸丈五郎>の雄弁さも特筆しておきたい。上演時間は100分強(休憩なし)。公演は1月29日(日)まで。回替わりキャストスケジュールは以下の通り。1月26日(木)19:00=夏川椎菜、松田岳、笠間淳、牧野由依1月27日(金)19:00=重松千晴、汐谷文康、宮地大介、逢田梨香子1月28日(土)13:00=岡本信彦、堀江瞬、鳥海浩輔、久保田未夢1月28日(土)19:00=岡本信彦、佐藤拓也、畠中祐、久保田未夢1月29日(日)12:30=土田玲央、中澤まさとも、高橋広樹、青山吉能1月29日(日)18:00=市川蒼、葉山翔太、山中真尋、逢田梨香子取材・文:岡山朋代
2023年01月26日アーティストの楽曲をもとにしたオリジナルストーリーを創り、それを豪華声優陣が朗読するという音読stage『Story of Songs』。その第1弾のアーティストとしてORANGE RANGEが選ばれた。あの『以心電信』や『上海ハニー』などの楽曲がどのように表現されるのか、そしてどんな思いを込めているのか。ORANGE RANGEのRYOと、演出を担当する元吉庸泰に話を聞いた。最初に本作の話を聞いたときの印象について、RYOは「僕らとしてはありがたいですし、嬉しい限りです。メンバーはみんな新しいことが好きなので、どうなるんだろうとワクワクしました」と語る。一方、元吉は「アーティスト楽曲を朗読劇にすることはままあるのですが、今回のORANGE RANGEという攻めたチョイスを聞いて、『マジで?』と返したことを覚えています」と笑う。元吉によれば、脚本を担当する3人(三浦香、谷碧仁、福田響志)に、ORANGE RANGEのメッセージ性が強くメジャーな曲で1つ、そしてそれぞれが好きな曲で1つ、計2つずつ脚本を書くように依頼したところ、「奇跡的なバランス」で楽曲と本が決まったという。元吉は「僕としては、『*~アスタリスク~』の楽曲を全体的なテーマとして掲げているのですが、作家が思い思いに書いてくれたことをストレートに空間に投げることができたら、それが正解に近いのではないかなと思っています」と構想を話し、「物語と声優の声と音楽と空間と。まるでプラネタリウムで星を見ているかのような、ラグジュアリーなものになれば」と語った。それに対してRYOは「『papa』や『雨』など、あまりフューチャーされない曲を(劇中曲として)拾ってくれたのが嬉しかったですし、クリエイターの方々が曲を聞いてきてくれたことが感じられて、それも嬉しかったです。続けていてよかったなと思いました」といい、「ORANGE RANGEの曲の可能性みたいなものも見てみたいし、どうなっていくのか純粋にワクワクしています。素晴らしい才能が集結していますから、あとはお客さんと一緒に楽しむだけですね」と期待を寄せていた。全9公演総勢63名の人気声優が登場することも見どころ。元吉は「日本の声優さんは世界に誇るべきものだと思っています。ものすごい量の物語に関わってきているので、それぞれにストックがある。細かい演出をつけるのではなく、思い思いに心を動かしてもらいたいと考えています。心を動かしてもらえれば、その方がたどってきた人生や物語のストックによって変化が生まれて、面白くなると思っています」。【-音読stage-Story of Songs Track1 ORANGE RANGE】は2023年2月8日(水)~12日(日)、ヒューリックホール東京で上演される。取材・文:五月女菜穂
2023年01月13日8日間16公演 豪華キャスト日替わりの2人芝居で贈る音楽朗読劇株式会社フェイス主催、音楽朗読劇『星の王子さま Le Petit Prince ~きみとぼく~』が2023年1月26日(木)~1月29日(日)、2月2日(木)~2月5日(日)にBAROOM (東京都港区南青山6-10-12 フェイス南青山1F)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによる永遠の名作を、豪華日替わりキャストによる音楽朗読劇でお届けします。ラジオドラマを多数手がけている小見山佳典演出で、2023年1月26日(木)より、南青山の円形ホール「BAROOM」での上演が決定しました。朗読×音楽の力を最大に生かした、シンプルな演出と耳馴染みのある音楽、そして演じる役者は2名のみ…円形劇場ならでの臨場感、非日常を感じる空間は、まさに『星の王子さま』の世界に没入できる時間をお約束いたします。豪華キャストが日替わりでお届けする2人芝居は、8日間16公演を予定しており、全日程必見です。演出:小見山 佳典コメント「星の王子さま」の事はよくご存じですよね。もしかしたら、読んだ事のない方も大体のお話は知っているのではないでしょうか。僕には、読んだつもり知ってるつもりの物語が沢山あります。「星の王子さま」もその一つでした。僕の世代は、ウワバミが象を呑み込む「星の王子さま」を教科書で習ったのです。だから読んだつもりになっていました。それ以降も「星の王子さま」を読んだ記憶はあるのですが、教科書で習った以上の事を知ろうとはしませんでした。ずっと後になって読み返し、生きる事についてこんなに真摯に向き合って書かれた物語だったのかと驚き、なんでもっとしっかりと読まなかったんだろうと悔やみました。王子さまが気づいたのは、「この世に一輪しかないと思っていた花が、実はありふれた花に過ぎない薔薇だった」という事でした。でも、王子さまはありふれたその花に、愛した責任があると言います。僕も気づきます。「僕もありふれた人間の一人にすぎない」と。そのありふれた人間だって誰かを愛し、愛した事に責任があるのだと。個性的で魅力的な出演陣で奏でられる音楽朗読劇『星の王子さま』をご覧いただいた後、皆様もまた何かに気づかれるかもしれません。公演概要音楽朗読劇『星の王子さま Le Petit Prince ~きみとぼく~』公演期間:2023年1月26日(木)~1月29日(日)、2023年2月2日(木)~2月5日(日)※各日14:00開演/19:00開演の2公演。■出演者 (王子 × 飛行士)【1月26日(木)】小倉 久寛 × 水 夏希【1月27日(金)】戸田 恵子 × 植木 豪【1月28日(土)】吉本 実憂 × 木戸 大聖【1月29日(日)】新谷 ゆづみ × 阿部 よしつぐ【2月2日(木)】島田 歌穂 × 戸井 勝海【2月3日(金)】佐久間 レイ ×上原 理生【2月4日(土)】平野 綾 × 須藤 理彩【2月5日(日)】彩乃 かなみ × 市毛 良枝■公演スケジュール[昼の部] 13:15開場 / 14:00開演[夜の部] 18:15開場 / 19:00開演■チケット8,500円(全席指定・税込)チケット詳細 ■スタッフ演出:小見山佳典脚本・作詞:樋口ミユ音楽・演奏:滝澤みのりヘアメイク:松元未絵歌唱指導協力:堂ノ脇恭子主催:株式会社フェイス制作協力:株式会社アミューズ協賛:森川健康堂株式会社■会場BAROOM (東京都港区南青山6-10-12 フェイス南青山1F) 南青山のレストラン&ミュージックバー。円形ホールではジャンルを超えた様々な上質なエンターテインメントが繰り広げられ、100名限定の客席は、演者との距離が近く、リアルな感動がホールを包み込みます。ホールを取り囲むのは貴重なアーカイブレコードが陳列するレストランバーエリア。いつ来ても、今までにない新しさと、どこか懐かしい心地よさを感じていただける場所。・レストランバー営業時間 18:00-24:00/定休日:日・月 (営業時間は変更になる場合がございます)・レストラン&バーご利用の場合は、 info@baroom.to kyo までご予約お待ちしております。※ご飲食のお会計は現金の取扱いがございません。クレジットカード・QR決済のみご利用いただけます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月20日「江戸川乱歩名作朗読劇『孤島の鬼』」が2023年1月24日(火)から29日(日)まで東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで開催される。江戸川乱歩のミステリー小説『孤島の鬼』を人気声優が朗読『孤島の鬼』は、日本の近代的な推理小説の礎を築いた江戸川乱歩が手掛けたミステリー小説。今回は、山口智広、神尾晋一郎、井上和彦、青山なぎさなど、第一線で活躍中の声優が回替わりで出演し、声だけにはとどまらない声優の表現力を最大限に生かした朗読劇を届ける。演出に深作健太演出は、映画監督・舞台演出家として活躍する深作健太が担当。「江戸川乱歩名作朗読劇『孤島の鬼』」では、朗読劇ながら、ただ戯曲を読むだけではなく、作品を立体的に浮かび上がらせるような演出を行う。【詳細】「江戸川乱歩名作朗読劇『孤島の鬼』」原作:江戸川乱歩構成・演出:深作健太出演:山口智広、神尾晋一郎、井上和彦、青山なぎさ、吉野裕行、中島ヨシキ、増元拓也、吉武千颯、夏川椎菜、松田岳、笠間淳、牧野由依、重松千晴、汐谷文康、宮地大介、逢田梨香子、岡本信彦、堀江瞬、鳥海浩輔、久保田未夢、佐藤拓也、畠中祐、土田玲央、中澤まさとも、高橋広樹、青山吉能、市川蒼、葉山翔太、山中真尋■公演情報上演期間:2023年1月24日(火)~29日(日)場所:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA住所:東京都渋谷区千駄ケ谷5丁目24−2 タカシマヤタイムズスクエア南館7F公演日時:2023年1月24日(火) 19:00開演 出演:山口智広 神尾晋一郎 井上和彦 青山なぎさ2023年1月25日(水) 19:00開演 出演:吉野裕行 中島ヨシキ 増元拓也 吉武千颯2023年1月26日(木) 19:00開演 出演:夏川椎菜 松田岳 笠間淳 牧野由依2023年1月27日(金) 19:00開演 出演:重松千晴 汐谷文康 宮地大介 逢田梨香子2023年1月28日(土) 13:00開演 出演:岡本信彦 堀江瞬 鳥海浩輔 久保田未夢2023年1月28日(土) 19:00開演 出演:岡本信彦 佐藤拓也 畠中祐 久保田未夢2023年1月29日(日) 12:30開演 出演:土田玲央 中澤まさとも 高橋広樹 青山吉能2023年1月29日(日) 18:00開演 出演:市川蒼 葉山翔太 山中真尋 逢田梨香子※チケット料金、発売日については、後日公式サイトにて告知。
2022年12月04日アイルランドが生んだ名匠ウィリアム・トレヴァー極上の物語を朗読と歌・生演奏で綴るOnpuma主催、アイルランド大使館後援、音楽朗読劇『オン・ザ・ザッテレ』が2022年12月26日 (月) ~2022年12月28日 (水)に新宿文化センター小ホール(東京都新宿区新宿6-14-1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて11月5日(土)10:00より発売開始です。カンフェティにて11月5日(土)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ Twitter(@OntheZattere) アイルランド発・極上の物語世界を、豪華俳優陣日替わりキャストによる朗読、歌、生演奏でお届けします。アイルランドが生んだ短篇の名匠、ウィリアム・トレヴァー。天性のストーリーテラーの手による物語を、父親役に渡辺哲、串田和美、山崎一、娘役に寺崎裕香、内田靖子、長尾純子を日替わりで迎え、色鮮やかに朗読で綴ります。またバンド生演奏とともに物語世界を行き来する存在として、サルーンシンガー役に池田有希子、秋本奈緒美(ダブルキャスト)。他では観られない、唯一無二の化学反応をぜひお見逃しなく!◆Story◆11月初旬のヴェネツィア。心の行き違いを抱えた父と娘が、夜の霧をかき分けるようにザッテレ河岸を歩いていく。父・ミスターアンウィルは海運会社を定年退職し、長年連れ添った妻を11ヶ月前に亡くした。その数ヶ月後、住んでいたフラットを引き払い、父と暮らすために実家に戻ってきた娘・ベリティ。初めて迎えるふたりだけの休暇、アンウィルはベリティを連れて、毎年のように妻と訪れていた思い出の地、ヴェネツィアの定宿へとやって来たのだが・・・公演概要音楽朗読劇『オン・ザ・ザッテレ』公演期間:2022年12月26日 (月) ~2022年12月28日 (水)会場:新宿文化センター小ホール(東京都新宿区新宿6-14-1)■出演者26日:渡辺哲、寺崎裕香27日:串田和美、内田靖子28日:山崎一、長尾純子サルーンシンガー(Wキャスト):池田有希子、秋本奈緒美演奏:奥田祐(ピアノ)、梶谷裕子(ヴァイオリン)、星野敦(チェロ)■スタッフ作:ウィリアム・トレヴァー訳:栩木伸明脚色:香蕉Magnolia音楽・作詞作曲:岡田あゆみ/奥田祐照明:大場正之(lom)音響:佐藤こうじ(Sugar:Sound)/杉田幸弘舞台監督:白石定(STAGEWORKS)制作・運営:小野塚央製作統括:奥田祐後援:アイルランド大使館主催:Onpuma■公演スケジュール12月26日(月) 17:00◆ / 19:45◆12月27日(火) 13:45◆ / 19:45□12月28日(水) 11:00□ / 13:45□※受付開始・開場は開演の30分前【サルーンシンガー(Wキャスト)】◆=池田□=秋本■チケット料金一般:3,500円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月05日朗読劇『青空』が11月1日に博品館劇場で初日を迎えた。『青空』は、戦火を生きる少年と柴犬の麦、野良猫の小太郎の絆を描くことで戦争の悲惨さと馬鹿らしさを訴える朗読劇。樫田正剛(方南ぐみ)作・演出で2018年以来毎年上演されており、「あたっくNo.1」とともに方南ぐみを代表する作品となっている。今回は演技に定評のある実力派から近年活躍の幅を広げる若手、さらにこれまでに出演経験のあるキャストなど、個性豊かなキャストが揃い、9組の組み合わせで上演。初日公演は益岡徹、横山由依、高橋ひとみ、平野良の組み合わせで上演された。朗読劇『青空』は11月13日まで同所で上演される。撮影:丸山尚■益岡徹(語り部) コメント11月1日「青空」の幕が上がります。私は語り部役を演じます。昭和の15年間続いた戦争の時代を生きた、少年と犬、猫の物語です。うちには、猫がいます。私にとって3匹目の猫です。子供時代にも2匹の犬がいました。どの子も、愛おしく、かけがえのない存在であり、私達人間はもちろんのこと、動物たちも、戦争のために命を失うようなことはあってはならないと。そして、昭和20年から、現在まで、日本が戦争をしないと決めて77年間の年月があったことに、改めて、思いを新たにして、いつまでも青い空が続いて欲しいと心から願っています。■渡辺いっけい(語り部) コメント基本的には椅子に座って本を読んでいくのが朗読劇。「青空」も概ね動きません。「普通のお芝居よりも体力使わないしセリフは覚えなくて良いし結構楽なんじゃないの?」と「青空」未経験の俳優仲間に言われ、思わずそいつの胸ぐらを掴んでいました。と言うのは冗談ですが・・「青空」という作品はとにかくもう特別なものです。毎回終演後はヘトヘトになり暫く楽屋の椅子から立ち上がれません。いやこれは冗談ではなく。毎回「その時の自分」を問われる作品であり「その時のお客さん」を感じられる作品でもある・・。とにかく、特別なものです。平田広明さん、飯島直子さんとの再共演、嬉しいです。そして初めましての小宮有紗さん、非常に楽しみでワクワクしております。皆さん、是非劇場でお会いしましょう!<公演情報>朗読劇『青空』11月1日(火)~13日(日) 東京・博品館劇場※11月6日(日) 13:00公演のみアフタートーク実施※11月7日(月) は休演日朗読劇『青空』メインビジュアル作・演出:樫田正剛(方南ぐみ)【出演】11月1日(火) 18:30:益岡徹 / 横山由依 / 高橋ひとみ / 平野良11月2日(水) 14:00:モロ師岡 / 立花裕大 / 湖月わたる / 前川泰之11月3日(木・祝) 13:00:石黒賢 / 校條拳太朗 / 凰稀かなめ / 石倉三郎11月3日(木・祝) 17:00:石黒賢 / 校條拳太朗 / 凰稀かなめ / 石倉三郎11月4日(金) 14:00:柳瀬大輔 / 健人 / 中村米吉 / 良知真次11月5日(土) 13:00:松田悟志 / 丘みどり / 舘形比呂一(THE CONVOY) / 松島勇之介11月5日(土) 17:00:松田悟志 / 丘みどり / 舘形比呂一(THE CONVOY) / 松島勇之介11月6日(日) 13:00:水谷あつし / 加藤大悟 / 佐藤日向 / 蒼木陣11月8日(火) 14:00:益岡徹 / 横山由依 / 高橋ひとみ / 平野良11月9日(水) 14:00:モロ師岡 / 立花裕大 / 湖月わたる / 前川泰之11月10日(木) 14:00:村田雄浩 / 太田将熙 / 大塚寧々 / 東貴博11月11日(金) 14:00:安田顕 / 瀬戸利樹 / 小池栄子 / 梶原善11月11日(金) 18:30:安田顕 / 瀬戸利樹 / 小池栄子 / 梶原善11月12日(土) 13:00:渡辺いっけい / 小宮有紗 / 飯島直子 / 平田広明11月12日(土) 17:00:村田雄浩 / 太田将熙 / 大塚寧々 / 東貴博11月13日(日) 13:00:渡辺いっけい / 小宮有紗 / 飯島直子 / 平田広明※各回の出演キャストは語り部・大和・麦・小太郎の順で記載。【チケット料金】一般:7,000円U-18:4,500円アフタートーク付きチケット:7,500円(11月6日(日) のみ発売)※U-18チケットの方は入り口で身分証明書のご提示をお願いいたします。※未就学児童入場不可購入リンク:関連リンク公式サイト::
2022年11月02日朗読劇『ラヴ・レターズ~2022 Autumn Special~』が、11月23日・29日に東京・PARCO劇場で上演されることが決定した。1989年にアメリカ・ニューヨークで初演されるやいなや、世界中で上演されてきた「ラヴ・レターズ」。PARCO劇場でも1990年8月19日に幕を開けて以来32年間、ひとつの台本を年齢も個性も異なる様々な延べ509組のカップルが読み続けてきた。33年目を迎える今回は「2022 Autumn Special」として上演。11月23日は、NHK「世界はほしいモノにあふれてる」のナレーションや「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」毒島メイソン理鶯などのキャラクターボイスを務める声優・神尾晋一郎と、劇団四季作品で数々のヒロインを演じ、退団後も「メリー・ポピンズ」のタイトルロールや「レ・ミゼラブル」のファンティーヌ役など、その抜群の歌唱力で日本ミュージカル界をけん引し続けている“歌姫”濱田めぐみが登場。そして11月29日は、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」のニーニー役の記憶も新しい竜星涼と、圧倒的なサウンドとビジュアルでミュージックシーンに衝撃を与え続けるバンド「女王蜂」のボーカルであり、ロック・ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」や「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」、劇場アニメーション「犬王」への出演など俳優としても活躍の場を広げるアヴちゃん(女王蜂)が出演する。演出は、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』などで知られる演出家の藤田俊太郎が務める。■演出:藤田俊太郎 コメント多岐にわたって大活躍をされている神尾晋一郎さんと舞台人として尊敬する濱田めぐみさん。大胆で繊細な表現力をお持ちの竜星涼さんと唯一無二の音楽を奏で続けているアヴちゃん(女王蜂)。素晴らしい2組のカップルで2022 Autumn Special「ラヴ・レターズ」を上演できることをとても幸せに思います。人と出会うこと、人を愛すること、人と別れること、そして人と共に生きること。アンディーとメリッサ。手紙を読むふたりが、溢れるたくさんの愛を観客の皆様にお届けします。■神尾晋一郎 コメントまさか自分が朗読劇「ラヴ・レターズ」に出演させて頂くことができるとは!素晴らしい作品に関われる事が本当に嬉しいです。ご一緒させて頂く濱田めぐみさんと共に、素敵な時間をお届けしたいと思います。皆様のご来場、心よりお待ちしております。■濱田めぐみ コメント今回、朗読劇「ラヴ・レターズ」に参加させていただきます。歴代の錚々たるキャストの方々が作り上げてきた沢山の物語。その世界の1つに自分の感性も参加させて頂ける喜びを感じています。お相手の神尾晋一郎さんとは今回初共演で緊張もありますがどんな世界が作り出せるのか楽しみです!どうか素敵な時間が過ごせます様に。皆様どうぞよろしくお願いいたします。■竜星涼 コメントPARCO劇場では、コロナ禍の激化する真っ只中で2年前に立たせてもらった舞台「大地」の本当に奇跡的な公演を覚えています。そしてまだその記憶と興奮が冷めないうちにまたこの場所で、しかも、僕の生まれる前からPARCO劇場で公演しているこの作品に出演できること、とても嬉しく身が引き締まる思いです。20代最後の自分がどのように感じ呼応していくのか今からとても楽しみです。アヴちゃんの作る世界観、声、センス、ファッション性どれもが目に留まり、大好きです。「ラヴ・レターズ」を一緒に作り上げていく過程でどんな刺激があるのか・・・きっと想像を超えた楽しい時間になりそうです!■アヴちゃん(女王蜂) コメント七年前に劇場で「ラヴ・レターズ」を体感した日から、いつか自分が演じるときを夢見、狙っていました。あまりに多くの方々が演じ、これからも演じられてゆく「メリッサ」と「アンディー」。ふたりのことを考えるとあまりに愛おしく、泣けて来てしまいます。わたしは「メリッサ」を、彼女の幼少期から筆を置く最期の一通、そのあとの魂まで思い切り生きてみたい。本番は一度きり。はじめまして、竜星さん。伝説の回にしましょう。ご来場をお待ちしています!<公演情報>朗読劇『ラヴ・レターズ~2022 Autumn Special~』11月23日(水・祝)・29日(火) 東京・PARCO劇場朗読劇『ラヴ・レターズ~2022 Autumn Special~』チラシ画像作:A.R.ガーニー訳:青井陽治演出:藤田俊太郎【出演】11月23日(水・祝) 13:00公演:神尾晋一郎&濱田めぐみ11月29日(火) 14:00公演:竜星涼&アヴちゃん(女王蜂)【チケット情報】(全席指定・税込)料金:7,700円 / U-25チケット:5,500円※U-25チケットは観劇時25歳以下対象、要身分証明書(コピー・画像不可、原本のみ有効)、当日指定席券引換/「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみの取扱い、指定席との連席購入不可(連席ご希望の場合は指定席をご購入ください)※本公演は大変静かな作品ですので開演時間までにご入場いただけない場合、第2幕よりご入場いただきます。一般発売日:11月12日(土)購入リンク:お問い合わせ:パルコステージTEL:03-3477-5858(時間短縮営業中)公式サイト:
2022年10月27日Amazon オーディブルでは、村上春樹の長編小説「海辺のカフカ」のオーディオブック版を、女優・木村佳乃による朗読で10月5日(水)より上下巻を同時に配信した。少年の成長を描いた名作「海辺のカフカ」。「カセットテープで物語を聴くのが大好きでした」と幼少期をふり返った木村さんは、「聴いてくださる方が、村上さんの世界観を想像・空想しやすいよう、取り組んだつもりです」と今回の朗読について語っている。なお、村上さんの数々の名作を音声化するプロジェクトが進行中となっており、現在「ねじまき鳥クロニクル」を藤木直人、「職業としての小説家」を小澤征悦、「螢・納屋を焼く・その他の短編」を松山ケンイチ、「神の子どもたちはみな踊る」を仲野太賀、「東京奇譚集」をイッセー尾形が朗読したオーディオブックが配信中だ。(cinemacafe.net)
2022年10月05日日本古典の名作を、朗読と日本舞踊のコラボレーションで届ける「朗読舞踊劇 Tales of Love『阿国-かぶく恋、夢の果て-』」が、9月28日(水)~10月2日(日)まで、東京・サンシャイン劇場にて上演される。歌舞伎の始祖といわれる出雲阿国、希代の“かぶき者”として知られる名古屋山三、そして阿国を支えた女形・三十郎による恋模様が描かれるシリーズ第二弾。元宝塚歌劇団の瀬戸かずや、綾凰華が、阿国と三十郎をWキャスト・スイッチキャストで演じ、名古屋山三役には人気実力派声優らが出演する今作。初日に先駆けてゲネプロが行われた。ゲネプロでのキャスト組み合わせは、阿国役に綾凰華、三十郎役に瀬戸かずや。名古屋山三役は声優・竹内栄治。また全公演出演する寺内淳志、蓮井佑麻、舞踊を担う花柳幸舞音、藤間涼太朗が出演する。物語は、三十郎が狂言回しとなり、阿国との思い出を語る形で進行。幼い時は物乞いだった三十郎が、阿国と出会ったことでその弟子になり、阿国の踊りに憧れ芸の道に進むことになる。宝塚歌劇団在団時には大人の男を演じることが多かった瀬戸だが、本作では少年時代の菊から、語り部である三十郎になるまでを演じ分け、物語をけん引した。タイトルロールでもある阿国を演じた綾は、芸にまっすぐで、それゆえに気が強い女性を好演。自身の芸にプライドを持った女芸人の姿、そして名古屋山三を前にした一人の女性としての恋心を、綾らしい真っすぐさで演じた。また阿国とは芸の良き同士、恋仲となるも、武士としての運命に巻き込まれ成就しない関係を持つ名古屋山三を演じた竹内(9月28日公演の出演)。声優だからこその二役を見せる、あるシーンは必見だ。また朗読舞踊劇の名にある「舞踊」を担うのは花柳幸舞音、藤間涼太朗。阿国、三十郎、名古屋山三を踊りで演じ分けるが、朗読劇として語り手である役者は大きな動きをしない分、花柳、藤間が舞踊で表現。語りと舞踊が重なる瞬間の面白さは「朗読舞踊劇」ならでは。また阿国一座の演者、町人などを演じた寺内、蓮井の両名も、豊かな演じ分けで、メインキャラクターらを彩った。歌舞伎の始祖と言われる女芸能者「阿国」、その活躍から今の演劇にまで繋がる物語を、ぜひ劇場で体験してほしい。公演は9月28日(水)より東京・サンシャイン劇場にて。チケットぴあでは各公演前日まで購入できる当日引換券が発売中。また各回、阿国・三十郎の配役、及び名古屋山三の出演者が異なるため、公式ホームページ等を確認の上ご来場を。
2022年09月28日朗読劇『Every Day』が、9月22日に東京・ニッショーホールで初日を迎えた。音楽家・haruka nakamuraの楽曲「every day」から着想を得て、冨士原直也がmixiで発表した短編シナリオが原作となる『Every Day』。2016年には手塚悟が監督を務めた映画が公開された。朗読劇として上演される今回は「箱庭円舞曲」の古川貴義が脚本・演出を手がけ、メインキャストとして林遣都×瀧本美織ペア、相葉裕樹×北原里英ペア、赤澤遼太郎×瑞季ペアが日替わりで登場。また共通キャストとして林和義、片山陽加が出演する。音楽はharuka nakamuraが映画の為に書き下ろした楽曲が、西寿菜によるピアノの生演奏で届けられる。初日に先駆けて行われた非公開ゲネプロには、林遣都と瀧本美織が登場。昏睡状態の恋人・咲が現れたことに戸惑いながらも、何気ない日々の幸せを噛みしめ、後悔の念を抱えながら限られた時間の中で咲に向き合う晴之を林遣都が、一週間だけ時間をもらったと言い、いつもと変わらない日常を過ごし穏やかに晴之へ寄り添いながら、優しくも凛とした強さを感じさせる咲を瀧本美織が好演。恋人同士のコミカルなやりとりから、息をのむようなシリアスなシーンを展開し、作品の世界へ会場を引き込んでいった。朗読劇『Every Day』は、9月22日が林遣都×瀧本美織ペア、23日が相葉裕樹×北原里英ペア、24日が赤澤遼太郎×瑞季ペアという組み合わせで、各日2公演ずつ上演される。併せてキャストからのコメントが到着した。■林遣都 コメント今この瞬間を生きていること、人と過ごし触れ合っていることの喜びを感じさせてくれる作品です。一緒に過ごした男女の関係性に説得力が生まれるよう大切に読ませていただきます。瀧本さんとは初めて台詞を交わした瞬間から登場人物たちの過去や現在のイメージを共有できた気がしました。一時間と少し、日常から離れ、ふっと一息つける、劇場がそんな空間になったらいいなと思っています。素敵な物語ですので、観てくださる方にしっかりと届くよう精一杯努めさせていただきます。■瀧本美織 コメント初共演の林遣都さんとは、短い準備時間のなかでも、多くの言葉を交わさずとも役として心を通わせられているような気持ちで向き合えており、本番では、瞬間瞬間を楽しみながら演じていきたいですし、いい化学反応が起きたらいいなと思っています。「Every Day」は、日常のなかでの二人の会話のやりとりがとても素敵ですし、さり気なく、思っているけど言わない、言えない、そういうものが積み重なっていく部分に面白さを感じます。自分にとって初めての朗読劇だからこその空気感、お客さまと一緒に物語を共有できる時間を楽しみにしています。皆さんにとっても、いい時間になれば嬉しいです。■相葉裕樹 コメント晴之役を演じます。相葉裕樹です。当たり前に続くと思っていた日常こそが儚く大切だと感じていただけたら幸いです。大切な人をより大切に、心が優しくなれる作品になっていると思います。是非劇場でお待ちしております。■北原里英 コメントいよいよ朗読劇『Every Day』が開幕します。少ない稽古時間の中で、濃縮された時間を過ごすことができた、ちゃんと咲さんと晴之さんになれたなあ、とゲネプロでは感じました。朗読劇ならではの、静かな空間の中で生まれる緊張感をぜひ感じてください。■赤澤遼太郎 コメント24日に三井晴之を演じさせていただく赤澤遼太郎です。演出の古川さんや、咲役の瑞季さんとの稽古がとても楽しく充実しています。この稽古場の空気感をそのまま皆様に!とすんなりいかないのがこの戯曲。晴之が昏睡状態のはずの咲と向き合い、どう踏み出していくのか。単純な純愛物ではない、演じる人の細かなニュアンスによって大きく変化し、リアルな人間模様が出てきてしまいます。もしかしたらマチソワでも大きく変わってしまうような繊細な朗読劇です。自分の持てる全てを出し切りますので、どうぞご来場お待ちしております!■瑞季 コメント初めての朗読劇、決まった時は不安とプレッシャーが一番大きくありました。作品に触れて、音楽に触れて、脚本に触れていくうちにこの作品を“朗読劇”としてお届け出来ることにワクワク、楽しみな気持ちが増していきました。晴之と咲の日常の尊さ、儚さをしっかり伝えられるよう努めたいと思っています。シンプルな物語だからこそ、言葉と音楽と光で紡ぐ上質な時間を、劇場という素敵な空間で是非お楽しみください。よろしくお願いいたします!<公演情報>朗読劇『Every Day』9月22日(木)~24日(土) 東京・ニッショーホール朗読劇『Every Day』メインビジュアル【出演者】林遣都×瀧本美織 / 相葉裕樹×北原里英 / 赤澤遼太郎×瑞季 / 林和義、片山陽加※「林遣都×瀧本美織」は9月22日(木)、「相葉裕樹×北原里英」は9月23日(金・祝)、「赤澤遼太郎×瑞季」は9月24日(土)のみ出演※9月23日(金・祝) 17:00公演、9月24日(土) 13:00公演 / 17:00公演はメインキャスト2名によるアフタートークあり脚本・演出:古川貴義音楽:haruka nakamura演奏:西寿菜チケット料金:6,700円(税込) / ペアチケット:13,000円(税込・2枚)※全席指定、未就学児入場不可チケット購入リンク:お問い合わせ:サンライズプロモーション東京TEL:0570-00-3337(平日12:00~15:00)関連リンク公式サイト::
2022年09月22日日本古典の名作を、朗読と日本舞踊のコラボレーションで届ける「朗読舞踊劇 Tales of Love『阿国-かぶく恋、夢の果て-』。シリーズ第2弾となる今回は、歌舞伎の始祖といわれる出雲阿国と希代の“かぶき者”として知られる名古屋山三、阿国を支えた女形・三十郎による恋模様が、与田想の上演台本、中屋敷法仁(柿喰う客)の演出によって濃密に描かれる。ぴあアプリ編集部は、主人公・阿国と三十郎を回替わりでスイッチしながらWキャストで演じる元宝塚歌劇団の瀬戸かずやと綾凰華、そしてコラボレーションの要である日本舞踊家の花柳幸舞音(はなやぎ・さちまいね)にインタビューを敢行。稽古に入る前の想いを語ってもらった。スイッチ&Wキャストの朗読劇は宝塚出身者にとって新たな挑戦──瀬戸さんと綾さんは朗読劇に初めての挑戦されるとお聞きしました。宝塚歌劇で培った歌とダンスという武器をあえて封じる作品へのチャレンジをどのように受け止めていらっしゃいますか?瀬戸歌って踊って芝居して、という宝塚の中でキャリアを重ねて来たので、新たな挑戦を楽しみにオファーをお引き受けしました。言葉ひとつでステージ上を取り巻く世界を変え、観客の皆さんを劇世界へいざなうことができる。そんな可能性を秘めた朗読劇で、かぶき踊りを生み出した阿国と弟子の三十郎を演じます。在団中はずっと男役でしたので、女性の阿国を演じることに不安もありましたが、彼女も男装しながら舞い踊っていたんですよね。自分との共通項を感じつつ、チャレンジにもなる演目だと感じています。綾衣装も小道具も舞台美術のセットもないシンプルな朗読劇は、私たち演者のパフォーマンスがお客さまのイメージを掻き立てる重要なファクター。ですので、声と立ち姿だけで表現することに向き合うよい機会を与えていただいたと思っています。演出を手がける中屋敷さん、共演の皆さんと積極的にコミュニケーションを図り、もっと繊細に細かく深くお芝居を追求したいです。宝塚を退団して初めて取り組む作品ですので緊張していますが、新しい挑戦に胸が高鳴っています。──花柳さんはシリーズ第1弾で「八百屋お七」として舞踊を繰り広げていらっしゃいました。大空ゆうひさんの朗読と日本舞踊のコラボレーションを経験することで、花柳さんの芸にどんな影響がありましたか?花柳読み手のゆうひさんと一体化したお七を演じるために、ゆうひさんがどんな風に作品や役に入っていくのか、本読みからお稽古までずっと拝見してました。感情の揺れ動きや山場にしているポイントが自分と重なっているところもあれば、異なる点にフォーカスしていらっしゃるところもあって新鮮でしたね。多様な解釈や切り口で役人物を捉えるきっかけになったと思います。2021年上演の朗読舞踊劇 Tales of Love『お七-最初で最後の恋-』より、主演のお七役の大空ゆうひ(左)、花柳幸舞音(中央)、吉三郎役(日替わり)の福山潤撮影:源賀津己──では今回も瀬戸さんと綾さんがどのように阿国と三十郎を演じるのかご覧になったうえで、ご自身の振付を考えるのでしょうか?花柳ぜひお稽古をじっくりと拝見したいですね! しかも今回はおふたりが回替わりでスイッチしながら、Wキャストで阿国と三十郎になってくださるわけでしょう? お稽古を重ねると、きっと役の捉え方や山三に対する向き合い方が瀬戸さんと綾さんで異なってくると思うので、その違いに合わせた踊りを心がけたいですね。どんな風に入れ替わるのか楽しみにしながら、おふたりを観察させていただきます(笑)瀬戸・綾じっくり見られちゃいますね!(笑)──おふたりがどんな風に人物像を立ち上げていくか、まさにその違いを聞きたいと思っていたところでした!阿国の人物像にどうやって迫るか、三者三様のアプローチ──芸の世界で身を立てていらっしゃる皆さんにとって、伝統芸能や歌舞伎の始祖といわれている阿国はどんな人物に映っていらっしゃいますか?瀬戸生きていくために踊らざるを得なかった側面が阿国にはあると思いますが、同輩の浮かれ女に「踊りの神様が天から降りてきて、うちの踊りを見ててくれてる気がすんねん」と打ち明けるセリフから、ほとばしる情熱が伝わります。強い信念のもと、懸命にまっすぐ踊りに向き合っている人ですよね。綾400年前って、生きることだけで精一杯な厳しい時代だったと思うんです。信長・秀吉・家康が活躍した戦乱の世にあれだけの情熱をもって芸事に打ち込んでいた方がいらっしゃった。同じ舞台人として励まされます。ご覧になるお客さまにも共感していただけるよう、彼女の気持ちを掘り下げながら朗読したいですね。花柳阿国の人物像に迫りたくて、いま芸能史研究家の小笠原恭子さんが書かれた『出雲のおくに その時代と芸能』という本を読んでいます。乱世を巧みに乗り切って、権力者と大衆の両方に愛される新しい踊りを生み出す才覚に惹かれました。阿国を取り巻く時代の空気もお客様に届けられたら。──瀬戸さんも綾さんも、宝塚時代に歴史上の人物を演じたご経験がおありですよね。今回はどうやって阿国にアプローチしていこうと考えていらっしゃいますか?瀬戸私の場合、映画やドラマといった映像からヒントを得ています。そこから受け取ったエッセンスを取捨選択しながら、自分の取り組んでいる役にしのばせていました。ただ今回は台本にしっかり向き合い、「阿国を踊りに突き動かすものって何だったんだろう?」という視点で阿国像を探っていきたいです。綾私も、歴史上に実在した人物を演じるときはリサーチから始めますね。その方が生きた時代・風景・歩んだ道を勉強させてもらいながら、同時に作品としてお客さまに何を伝えたいのか追求する。今回は「阿国をリスペクトする気持ち」をベースに役人物を深掘りできたら、と考えています。──花柳さんは、前作『お七』の関連インタビューで「登場人物の心を重視して踊っています」とおっしゃっていました。今回は阿国のどんな心を踊りに込めようとしていらっしゃいますか?花柳前半は、芸に対してまっすぐに向き合っている心を表現したいと思っています。本作での阿国は容姿端麗なルックスがフォーカスされがちで、若いころは自分の踊りを正当に評価してもらえなかった人だと思うんですね。「自分の踊りを人の心に焼きつけたい」と切実に願い、自分の心の中にいる踊りの神様を支えにしながらも「誰も私のことなんてわかってくれない」と嘆く一面もありますが、のちに名古屋山三と出会い、恋をすることで頑なに閉ざしていた心の殻が破れる。本当の自分を理解してくれた人に出会えたことで優しさやかわいらしさが顔を出すんですよね。後半はその変化を、身体の動きと心の持ち方で表現したいと考えています。綾「瀬戸さんの阿国、すごい芯が強くてカッコいいんだろうなぁ」──瀬戸さんと綾さんが捉える阿国と三十郎には、どんな違いが現れそうですか?綾(瀬戸に向き直って笑顔を見せながら)それが……台本を読んでいると、自分の阿国像よりも瀬戸さんが演じている阿国のイメージがどんどん浮かんでいくんです(笑)瀬戸ホント? なんでだろう?(笑)綾「すごい芯が強くてカッコいい阿国なんだろうなぁ……」って悶えています(笑)。頭の中で瀬戸さんの阿国像が勝手に完成されて、彼女を支える三十郎役を演じるときの「阿国さまにしっかり寄り添わなきゃ!」「人生を一緒に歩んでいきたい!」という思いばかりが募るんです(笑)──瀬戸さんを応援するファンの視線ですね(笑)。綾さんは、ご自身で膨らませた瀬戸さんの阿国像から離れようとするのか寄り添おうとするのか、どちらをお考えですか?綾ふたりで同じ役をさせていただくからこそ、お客さまには異なる阿国像・三十郎像をお楽しみいただきたいですよね。だからこそ、離れようとするのだと思います。キャスト・スタッフの皆さんとたくさん対話を重ねながら、私なりの阿国像を確立していきたいですね。──瀬戸さん、「芯が強くてカッコいい阿国像になりそう」という綾さん予想がなされていますが。瀬戸綾さん予想、あながち離れていないんですよね(笑)。芯が強い女性として演じたいとは思っていたので。加えて阿国ってもっと多面的なのかな、と。自分の踊りに確固たる自信があるけれど、同時に繊細で脆い一面も備えているような気がするんです。山三の身に起きたことを受け止めきれず、うまく理解できない様子も描かれていますよね。だからこそ副題(かぶく恋、夢の果て)にもあるように、夢の中に生きてしまったり。──あのシーンは胸に迫ります。瀬戸これまでそういう境地にたどり着いた人物を演じたことがなかったので、おそらく試行錯誤すると思います。阿国・山三・三十郎それぞれの気持ちに共感しすぎて、初読では涙が出ました。まだ稽古に入っていないにもかかわらず、感情が掻き立てられて。そんな風に湧き上がる想いを一つひとつ大切にしていきたいですね。花柳このインタビューでおふたりの考えていることをお聞きするだけでも期待が膨らみ、どんな振付をしようかとても楽しみです。おふたりが稽古場でキャッチボールするからこそ生まれる違いを目撃しに、お客さまにはぜひ両方のバージョンをご覧いただきたいですね。単なるWキャストでない、互いにスイッチしながら共演するという本作の醍醐味をご堪能ください!取材・文:岡山朋代撮影:AYATO.、源賀津己(舞台写真)<公演情報>朗読舞踊劇 Tales of Love 『阿国-かぶく恋、夢の果て-』2022年9月28日(水)~10月2日(日)会場:東京・サンシャイン劇場朗読舞踊劇 Tales of Love 『阿国-かぶく恋、夢の果て-』ビジュアルチケット情報はこちら:
2022年09月22日兵庫県立芸術文化センターがプロデュースする「詩」をテーマにした「100年の詩(うた)物語」シリーズ。その第1弾『アネト~姉と弟の八十年間の手紙~』が11月23日(水・祝)に開催。MONOの土田英生を脚本・演出に迎え、詩の朗読を織り込んだ新たな形の朗読劇を上演する。「関西発の企画に携われることが純粋にうれしい」と語る土田。作品の構想について話を聞いた。兵庫県立芸術文化センタープロデュース100年の詩物語朗読劇「アネト~姉と弟の八十年間の手紙~」チケット情報今作で取り上げるのは、“神戸の詩人さん”として親しまれた竹中郁の詩。詩からインスパイアされたイメージをもとに、互いを知らずに育った姉と弟、ふたりの人生と情愛を80年にわたる手紙のやり取りで描き出す。「竹中さんの詩は、物語性があるというよりは、日常の情景の中から別の顔を見せる瞬間を切り取った詩が多いなと、僕は思うんです。今回、物語としては姉と弟の手紙のやり取りが中心になるので、その手紙の書き手がふと感じたことに重なる詩を乗せていくことで、詩とドラマのいい相乗効果が生まれるんじゃないかなと」。幼い頃に養子に出され、離ればなれになった姉弟。ある日、姉の存在を知った弟が一通の手紙を出すところから物語が始まる。姉を南野陽子、弟を林田一高が演じるほか、関西で活躍する若手俳優8名が“朗読アンサンブル”として詩を朗読する。「南野さんは、非常に声が綺麗な方。今作ではしっとりとした面を出していただきつつ、新しい魅力を引き出せたらと思っています。林田さんとは初めてご一緒しますが、文学座の方ということもあり、安心感があります。朗読アンサンブルは“バンド”のイメージで、詩の部分になったら、バンドが演奏するように読んでもらうつもりです。この8人の存在も、まだ考えているところですが、ただ詩を読むだけではなく、彼らが登場する背景を作りつつ、笑いの部分も担ってほしいなと思っています」。これまでも数多くの朗読劇を手掛けてきた土田。朗読劇の魅力を「情報が少ないからこそ、お客さんの想像力をかき立てることができる」と語る。「元々、『ラヴ・レターズ』という朗読劇を見たときに衝撃を受けたんですね。フィクションなのに、リアリティを感じるというか。本当に手紙と手紙の間に行われたことを知りたくてしょうがなくなったりして、その人の人生を非常に感じた気がするんです。昨今、朗読劇が増えてきていて、それは、手軽にできる良さはもちろんありますが、僕はそれよりも、朗読劇でしかできない新しい舞台を作ろうと思っているので、期待して観に来ていただきたいです」。公演は11月23日(水・祝)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2022年09月15日武蔵野朗読会主催、『第2回 長谷川葉月朗読会 ~ 名作の夢世界へ ~』が2022年11月5日 (土)に吉祥寺シアター(東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33番22号)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにて9月15日(木)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 【プログラム】二葉亭四迷 作 『浮雲』より 団子坂の観菊太宰治 作『黄金風景』芥川龍之介 作『杜子春』朗読:長谷川葉月二葉亭四迷の『浮雲』は明治20(1887)年作の「日本近代小説の始まり」とされる長編です。──主人公の内海文三は叔父の家に寄宿しているが、従妹のお勢に恋愛感情を抱いている。お勢も文三に惹かれていたが、やがて文三が役所をクビになってしまい、それ以降、お勢がよそよそしくなり、娘の母親・お政の態度も冷たくなる中、元同僚で出世街道を突き進む本田昇が文三を訪ねてくる。お勢が徐々に昇と親しくなっていく事態を理解できない文三は、独り煩悶しつづける。明治時代の男女の恋愛観、とりわけ江戸文芸の洒落や枕詞なども巧みに活かした名作を、みなさまと共に朗読で楽しみましょう。そして、芥川龍之介の『杜子春』、太宰治の『黄金風景』で、大正、昭和へと続く文学の系譜を辿ってみたいと思います。公演概要武蔵野朗読会『第2回 長谷川葉月朗読会 ~ 名作の夢世界へ ~』公演日時:2022年11月5日 (土)13:00 / 18:00※開場は開演の30分前会場:吉祥寺シアター(東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33番22号)■出演者朗読: 長谷川葉月■スタッフ演出: 松永好訓照明:澁谷博史音響:馬上真勝(東京芸術座)舞台監督:八木澤賢グラフィック:こやまゆみこ制作協力:石川秀樹■チケット料金一般:2,500円高校生以下:1,500円(整理番号付き自由席・税込)後援:NPO日本朗読文化協会協力:NPO現代座/久世七曜会/くろす館/興山舎/誰でもできる朗読教室/日野にじの会主催:武蔵野朗読会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月15日朗読ミュージカル『8000mの愛』が2022年9月17日(土)、18日(日)、東京・ニッショーホール(旧ヤクルトホール)で上演される。ときは1991年。エベレスト登頂を目指している登山家2人。頂上まであとわずかというところで、バディであり、親友が目の前で滑落してしまう。残された風間孝は凍傷で現地の病院で治療しながら、彼の妹の樋口杏子に居たたまれない思いで手紙を書く。兄の死にショックを受けながらも、密かに想いを抱いていた孝の無事に安堵した杏子。手紙のやり取りを続け、二人はやがて結婚をしてーー。今回、杏子役を演じるのは、演歌歌手の丘みどり。自身初めての演技となるが、「小さい頃からミュージカルが大好きで、前からお芝居をしてみたいという気持ちがずっとありました。夢が叶いました」と出演を素直に喜ぶ。丘は、歌を歌うときに一度「寝かせる」ことを大切にしているといい、「レコーディング前は、ちょっと期間を置いて、何もしない期間を作っています。そうするとまた新鮮な気持ちで、客観的に物を見ることができる。今回の朗読劇でも、脚本を読み込んだ後に“寝かせる”時間をとってみようかなと思います」と独自の方法論を話していた。本作では17日に坂元健児、18日に原田優一が出演し、相手役が日替わりとなる。丘は「どちらも第一線のプロなので、足を引っ張らないようにしなくては」と話す。それに対して、脚本と演出を手がける友澤晃一(T1project代表)は「一つの役に入り込むと言っても、その本人が生きてきた物の考え方や感じ方がにじみ出てくるもの。丘さん自身でやってもらえれば、スーッと役が生きると思う」とアドバイス。その上で「相手によっていろいろな違う感情が生まれてくる。タイプの違う相手役と芝居をすることは、俳優としていい経験になると思う」とも話した丘は、今後演技の世界にも精力的に挑戦していきたいという。その理由は「ドロドロした感情や怖い役などに興味があります。実生活では経験したくないけど、お芝居の中で、自分がそのときどんな感情になるのかを知ってみたいから」。そのチャレンジの一歩となる本作。丘は「みなさんの心にグッと刺さるような劇が見せられると思うので、ぜひ足を運んでいただきたい」と話す。友澤も「自分の中の愛がもう一度活性化されるような物語。ぜひ生の声、生の音楽の波動を感じて欲しいと思います」と語った。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年09月07日haruka nakamuraの楽曲から着想を得て発表された冨士原直也の短編シナリオが、映画化に続き朗読劇となり今秋上演される。そこで三井晴之役の相葉裕樹と、辻村咲役の北原里英に話を訊いた。物語は晴之が朝目を覚ます場面で始まる。そんな彼に当たり前のように弁当を渡す恋人の咲だが、現実には交通事故で昏睡状態のはず。彼女は「1週間だけ時間をもらった」と言い…。「かなり刺さりましたね」と切り出したのは相葉。「こんなにも日常が儚く、かけがえのないものなんだなって。大切な人がそばにいることは当たり前じゃないからこそ、日々ちゃんと想いを伝えていかなければと思いました」。北原は「あらすじの段階で泣けるのはわかっていましたが、恋愛をする上でのきれいな部分だけを描いているわけではなくて…。そんなひと癖ある作品だからこそ、やりがいを感じられる作品だなと思いました」と、役者としての魅力についても触れる。晴之という人物については、「基本的に自分に自信がなくて、どこにでもいるような青年。そこはリアリティを持って演じられそうですし、カップルの空気感という意味では、北原さんとのかけ合いから生まれていく晴之もいると思います」と相葉。北原も「本当に普通のふたり」と表し、「だからこそ難しいですし、観てくださる方には共感してもらいやすいのかなと思います」と続ける。さらに咲に関して北原が、「彼女のほうが優位というか、『私死ぬけどいいの?』というスタンス(笑)。どちらかと言えば晴之の方に後悔があったから、咲が形となって現れたのかなと思いました」と語ると、相葉も「現実に伝えられなかった想いを、晴之は妄想の中で伝えているのかもしれません」と読み解く。プライベートでの北原は昨年結婚。それだけに咲の言動がよくわかると言い、「今私がいなくなったら、旦那さん生きていけないと思います」と笑う。それに対し「僕は絶対に無理!耐えられないだろうし、やっぱり男の人のほうが弱いと思います」と言う相葉に、「繊細なんですよ、弱くはない」と北原。さらに「大切な人が出来たからこそ、より咲の気持ちがわかるのかもしれません」と続けた。取材当日が初対面というふたりだが、すでに息はぴったり。「北原さんとなら、ふたりのキャラクターを愛してもらえるようなものが届けられるはず」と相葉。北原も「ふたりにしか作れない晴之と咲が出来ると思いますので、ぜひ期待してください!」と目を輝かせた。取材・文:野上瑠美子
2022年09月07日朗読劇『青空』が、11月1日から13日に東京・博品館劇場で上演されることが決定した。2018年から毎年上演されている『青空』は、戦時中の少年が国の命令に逆らってでも、遊び相手の犬と猫の命を守ろうとする姿を描くことで、戦争の悲惨さと馬鹿らしさを訴える方南ぐみの代表作。演出を務めるのは、劇団旗揚げから現在まで方南ぐみ企画公演作品の作・演出を全て手がけてきた樫田正剛。ドラマの脚本や作詞なども担当する樫田がエンタメを通して、戦争の記憶を後世へと繋いでいくと同時に、同じ過ちを今なお繰り返し、同じ悲劇を引き起こしている現代において大事なことは何かを改めて訴えかける。本作は語り部、少年、犬、猫役の4名のみで物語が展開し、9組のキャストが回替わりで出演。キャストには、益岡徹、横山由依、モロ師岡、石黒賢、松島勇之介、村田雄浩、安田顕、小池栄子、梶原善、渡辺いっけい、飯島直子、大塚寧々らが名を連ねている。チケットは、9月23日10時より一般発売がスタートする。■作・演出:樫田正剛(方南ぐみ) コメントあの時代、戦争という悲惨な時間があったことを…そして今も。終戦記念日の八月になると毎年のように耳にするのは「戦争体験者が減ってきています」というニュースコメントです。この言葉の意味が気になりだしたのはこの十数年ぐらいでした。誰かがあの悲惨な時代を伝えなければならないのなら自分もそのひとりになろう…そう考えはじめました。戦後生まれのぼくに当時のリアルは伝えることは出来ないが、それでも、そのひとりになりたいと。今も世界では戦争が起こっている。武器を持たない民間人や動物たちが泣き叫んでいることを伝えたい。一人でも多くの人に戦争はくだらない時間だということを伝えたく、ぼくは舞台や絵本を武器に叫ぶことにしました。■小池栄子 コメントこのお話は戦時中に生きる親子と、共に生きる犬と猫のお話です。お国の為。という理由で幾人もの命が散っていくなか、非国民と罵られても必死に生きる道を探す親子の姿と、彼等の為に寄り添い、守り、共に闘う犬と猫。言葉は通じないが目にしている景色、耳に響く音、鼻に届く匂いは同じなのです。生きてるもの全て命は平等で尊いものだと。彼等の姿を通して、改めて戦争がもたらす惨たらしさに怒りと悲しみを憶え、今この劇をやらなくてはと強く感じました。一言一言に平和への願いと祈りを込めて、大切に演じさせて頂きたいと思います。■渡辺いっけい コメントまた「青空」に参加出来る事、大変嬉しく思います。本番でいつも何かしらの発見があり、新たなる課題も見つかる「青空」・・やる度に緊張し、感動し、ヘトヘトになる「青空」・・自分にとって「青空」は最早単なる朗読劇ではなく、仕事を超えた何かです。現在の厳しい世界線の中で紡ぐ「青空」からは今迄になかった新しい感情が生まれる予感がします。皆様、どうぞお楽しみに。劇場にてお会いしましょう。<公演情報>朗読劇『青空』11月1日(火)~13日(日) 東京・博品館劇場※11月6日(日) 13:00公演のみアフタートーク実施※11月7日(月) は休演日朗読劇『青空』メインビジュアル作・演出:樫田正剛(方南ぐみ)【出演】11月1日(火) 18:30:益岡徹 / 横山由依 / 高橋ひとみ / 平野良11月2日(水) 14:00:モロ師岡 / 立花裕大 / 湖月わたる / 前川泰之11月3日(木・祝) 13:00:石黒賢 / 校條拳太朗 / 凰稀かなめ / 石倉三郎11月3日(木・祝) 17:00:石黒賢 / 校條拳太朗 / 凰稀かなめ / 石倉三郎11月4日(金) 14:00:柳瀬大輔 / 健人 / 中村米吉 / 良知真次11月5日(土) 13:00:松田悟志 / 丘みどり / 舘形比呂一(THE CONVOY) / 松島勇之介11月5日(土) 17:00:松田悟志 / 丘みどり / 舘形比呂一(THE CONVOY) / 松島勇之介11月6日(日) 13:00:水谷あつし / 加藤大悟 / 佐藤日向 / 蒼木陣11月8日(火) 14:00:益岡徹 / 横山由依 / 高橋ひとみ / 平野良11月9日(水) 14:00:モロ師岡 / 立花裕大 / 湖月わたる / 前川泰之11月10日(木) 14:00:村田雄浩 / 太田将熙 / 大塚寧々 / 東貴博11月11日(金) 14:00:安田顕 / 瀬戸利樹 / 小池栄子 / 梶原善11月11日(金) 18:30:安田顕 / 瀬戸利樹 / 小池栄子 / 梶原善11月12日(土) 13:00:渡辺いっけい / 小宮有紗 / 飯島直子 / 平田広明11月12日(土) 17:00:村田雄浩 / 太田将熙 / 大塚寧々 / 東貴博11月13日(日) 13:00:渡辺いっけい / 小宮有紗 / 飯島直子 / 平田広明※各回の出演キャストは語り部・大和・麦・小太郎の順で記載。【チケット料金】一般:7,000円U-18:4,500円アフタートーク付きチケット:7,500円(11月6日(日) のみ発売)※U-18チケットの方は入り口で身分証明書のご提示をお願いいたします。※未就学児童入場不可一般発売:9月23日(金・祝) 10:00~購入リンク:関連リンク公式サイト::
2022年09月01日