朝井リョウさんの新作『発注いただきました!』は作家生活10周年記念のお祭り本。企業等から依頼を受けて書いた小説やエッセイ20編と、書き下ろし短編を収録。受注作は依頼内容実際に書いた作品感想戦の順に掲載。感想戦では工夫した箇所等がユーモアたっぷりに語られる。企業からの依頼にどう応えた?工夫が楽しいタイアップ作品集。「発注の内容をオープンにしていいと言ってくださった企業の方々に感謝しています。感想戦は、ここを頑張りました、褒めてください、と自分から言っていくスタイルです」たとえばゾンビ漫画『アイアムアヒーロー』の映画化記念のアンソロジーに書いた青春短編は、注文されてないのに原作のキャラクターや台詞を登場させ、かなり苦労したのだとか。「でも、私の短編に対しては驚くくらい読者の感想がなくて。もとからの私の読者に届けたら面白がってくれるのではと思い、そのためにこの本の企画が始まったんです」難しかったのはキャラメルの箱に載せた、文字数の少ない掌編。「数百字のなかに登場人物の情報を入れなくちゃいけない。文字数が極限まで削られている俳句のすごさを思い知りながら書きました」一方、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』と『チア男子!!』のコラボ小説では、思わぬ初体験が。「両さんを登場させたら、もう勝手に行動して事件を解決してくれるんですよ。作家がよく言う“登場人物が勝手に動く”というのを初めて体験しました。しかも自分じゃない人が作り出したキャラクターで」思わぬ仕掛けとしては、「基本的には、登場人物の名前にその会社の会長や社長の名前を使っています。社内ウケが欲しくて」と、読者、商品、クライアント全方向にサービス精神を発揮。「タイアップは“やりまっせ!”という意識に変わって、つい“全力下僕”をやっちゃうんですよね」ただし最後の書き下ろし「贋作」は、まったく異なる読み心地。「頭にあったけれど出しどころがなかった話を書きました。自戒を込めて書いています」昔から「怒り」が執筆の原動力と語っていた朝井さんらしい一編だ。「今後は“怒り”がマイルドな名前に変わりそうな気がします。でも“読んで幸せな気持ちになれた~”という小説を書けるようになるまではまだ時間がかかりそうです」あさい・りょう1989年生まれ。2009年に『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。’13年に『何者』で直木賞、翌年『世界地図の下書き』で坪田譲治文学賞受賞。『発注いただきました!』キャラメルが登場する掌編、aikoの楽曲を題材にした小説、“20”にまつわる短編…さまざまな発注にどう応えたのか?タイアップ作品集。集英社1600円※『anan』2020年4月8日号より。写真・土佐麻理子(朝井さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2020年04月02日ふいに聞こえてきたセリフから妄想を展開する、劇作家の根本宗子さん。今回の妄想主役は「今まで登場した、全ての妄想主役たち、と根本宗子」です。行きつけの中華料理屋の看板店員おばちゃんから、会話が気になりすぎるカップル、テーマパークで見つけた謎おじさん、などなど、日常の中でふと出会った人々の言動から、時に鋭く、時に優しく、時に斜めの方向に妄想を広げる根本宗子さんの連載「妄想スイッチ」。今回は、過去の連載を振り返るインタビューをお届けします。まずは、根本さんにとって“妄想が広がってしまう可愛い人”とは?「私が可愛いと思ってしまうのは、どこか抜けている人。昔から、食べている途中で食べ物がお箸やスプーンからこぼれてしまう人を見るのが好きなんです。“かわいそう”と“可愛い”が入り交じった感情を抱くというか。あと、ケーキを知り合いと食べに行って切り分けた時、お皿の上のケーキが倒れちゃってる人、好きですね!わりと私も倒れがちで、自分だと悲しいんですが…。不幸までいかない、ちょっとしたアクシデントに遭遇しがちな人は、つい見てしまいます」“妄想主役”で特に印象に残っているのは?「すぐ思い浮かぶのは、マキ・コニクソンさんですね(第30回に登場した高橋みなみさんと朝井リョウさんのラジオで知ったハワイ在住のコーディネーターさん)。掲載直後に朝井さんから“イジりすぎ!”と注意を受けました(笑)。(過去の連載ファイルを見ながら)あ、この行きつけのマッサージ店ののざきさん、やめちゃったんですよね…。このベローチェのピンクのおじさん4人組は、映画が撮れそうなくらいのインパクトがありました。広いベローチェって、ソファ席があって大体年配の方で埋まっているのですが、そこに逸材がいるんですよ。でも、ロンドン滞在時期が、一番この連載向けのネタがあったかもしれない。言葉がわからないから妄想せざるを得なくて」そんな根本さんの妄想主役を見つける力は、生まれながらに持つ、ある能力が関係しているとか。「子供の頃から、人が喋ってる内容がすごく耳に入ってきちゃうんですよ。ファミレスにいる時も、どの席の人が何を話していたか、けっこう覚えています。小学生の時のあだ名は『聖徳太子』。授業中友達とベラベラ話していても、先生に今何を言っていたか質問されると全部答えられるという。先生からするとイヤな子ですよね(笑)」連載を始めた当初は、ちょっと斜めから人を見て、“こういうイヤなところがあるんじゃないか”という視点で妄想を広げていたと話す根本さん。でも、ある時から書き方が変わったという。「いろんな雑誌などを読んでいて、他人のことをバカにして笑いをとる人が多いなと感じて。それを自分でやるのはイヤだなと。そこから、書き方が変わったかもしれないですね」最後に、可愛らしく生きていきたいと思っているanan読者にメッセージを送るなら?「『“行きたい!”とか、“いいなー!”を素直に言えたほうがいいと思います』ということでしょうか。私は言えないんです…。きっとそういう人のほうが友達も多くて、楽しく毎日を過ごせるんじゃないかな(妄想)。私は、ほんとに“いい!”とか“面白い!”とか思っている時ほど、相手に“こいつ、ほんとは思っていないのに言ってるんじゃないか?”と思われているんじゃないかと妄想しちゃって、結局何も言えない…。楽屋挨拶でも、感想をボソボソ喋ってコソコソして見えるのか、『楽屋泥棒』ってあだ名をつけられました(笑)。友達の持ち物を可愛いと思って同じものを買っても、“真似したな”と思われるのがイヤで一度も使えなかったり。でも、その性格が、この連載に役立っているのかもしれないですね。50周年以降も、どうぞよろしくお願いいたします!」ねもと・しゅうこ1989年、東京都生まれの劇作家。2009年に劇団、月刊「根本宗子」を旗揚げし、すべての公演の作・演出を手がける。女優としても活躍。※『anan』2020年3月11日号より。写真・中島慶子スタイリスト・東 佳苗ヘア&メイク・Masayo衣装協力・rurumu:(by anan編集部)
2020年03月05日作家の朝井リョウさんが早稲田大学在学中に、実在する男子チアリーディングチーム「SHOCKERS」に触発されて書いた『チア男子!!』が映画化。演技力はもちろんのこと、極真空手の国際大会で優勝するなど、その身体能力の高さが見込まれた横浜流星さんが、中尾暢樹さんと共にW主演を務める。「これはハルだけではなく、7人全員の物語です」「空手を通して精神力は鍛えられたので、チアリーディングの過酷な特訓も不安はなく、“よし、やってやろう!”という感じでした」こうして、撮影の約3か月前からチアリーディングの特訓がスタート。「最初は週に2~3回の練習だったので、7人の息を合わせるのが大変だったんです。でも、撮影1か月くらい前に毎日8時間の集中合宿をしたことで、ようやく形が見えてきて。撮影後にみんなでごはんに行って、そこでいろいろ話をしたり、少しずつ団結力も高まって、これはいいものができそうだなと思えました。チアリーディングは、人に応援されるのではなく、人を応援するスポーツ。クライマックスのパフォーマンスの撮影時も、たくさんのエキストラの方が僕たちを応援してくれていたんですけど、僕は逆に皆さんの背中を押せたらいいなという気持ちでやっていました。だから待ち時間が長くて大変だった皆さんが、僕たちのパフォーマンスで笑顔になってくれた時はすごく嬉しかったです」横浜さんが演じるのは、幼い頃から続けてきた柔道をやめ、いちからチアリーディングに挑戦するハル。「僕も大学へ進学せず、この仕事一本で生きていこうと決めた時はかなりの覚悟が必要だったので、ハルが“柔道をやめてチアをやる”と決意したところはとても共感できました。この映画はハルだけじゃなくて、7人全員が葛藤を抱えているんです。ちゃんとそれを言葉にして前に進んでいく姿に僕自身もグッときて。これは7人の物語だと思っています」劇中でのチーム名“BREAKERS”には、7人の悩みや葛藤を壊したいとの思いが。ちなみに、横浜さん自身が壊したいものとは…?「自分へのイメージ(笑)。ドラマ『初めて恋をした日に読む話』の影響で、今まで以上に気にかけてくださる方が増えたのはとても嬉しいんです。でも、由利匡平のイメージが強いみたいで、役が変わって黒髪になったらどう思うのか、この先も皆さんがついてきてくれるのかを考えると怖くて…。だからこそ、ここからが勝負。いろんな役をやって“実際はどういう人なの!?”と思ってもらえるようになりたいです」才能に限界を感じ、柔道を続けるか悩むハル(横浜)。そんな時、親友のカズ(中尾)が男子チア部の創設を提案し…。監督/風間太樹出演/横浜流星、中尾暢樹、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智、浅香航大ほか公開中。よこはま・りゅうせい1996年9月16日生まれ、神奈川県出身。俳優。前クールのドラマ『初めて恋をした日に読む話』の“ゆりゆり”こと由利匡平役で一躍大ブレイク。主演映画『いなくなれ、群青』は9月公開予定。©朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECTジャケット¥18,000(ワイルド ライフ テイラー/ジュンカスタマーセンター TEL:0120・298・133)その他はスタイリスト私物※『anan』2019年5月22日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・永瀬多壱(ヴァニテ)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年05月20日●『チア男子!!』で、初めての本格的な映像作品に小説家・朝井リョウによる累計17万部の青春小説『チア男子!!』が実写映画化され、5月10日から公開中だ。朝井が早稲田大学在学中に、男子チアリーディングチームの“SHOCKERS”をモデルに執筆し、漫画化、テレビアニメ化、舞台化など様々な分野で話題を集めてきた同作。幼い頃から柔道を続けてきた大学1年のハル(横浜流星)と、親友のカズ(中尾暢樹)がメンバーを集め、男子チアチームを作り上げていく。今回、実際に作中のチーム「BREAKERS」としてチアリーディングに挑戦する7名の中に選ばれたのが、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのパフォーマーである岩谷翔吾だ。大学で男子チアを始めるが、いつもそばには「敵わない」と思う存在の幼馴染がいる……という役どころ。普段もボーイズメンバーで活動し、さらに横浜とは高校の同級生だという岩谷に、役に挑んだ際の思いを聞いた。○■挫折を乗り越えて、人として強くなれた――岩谷さんが演じた弦は、個性的なメンバーの中でも、ある種普通の観客が感情移入できる役なのかなと思い、とても印象に残りました。役に共感できたところや、逆に自分と違ったところなどありましたら、ぜひ教えてください。僕が演じた弦は、すごく負けず嫌い。イチロー(総一郎 / 菅原健)という相方的存在がいるんですけど、自分が努力してても超えられない存在が身近にいて、挫折を経験している役柄です。イチローとは1対1で思いをぶつけあうシーンがあり、僕も役作りではTHE RAMPAGEとしての挫折といった実体験をベースにしました。悔しい気持ちや葛藤、自分の中にしかないモヤモヤを弦に落とし込んで、うまく役とリンクさせて、感情を爆発させることができました。――具体的にはどんな実体験がベースになったんですか?デビュー前に、グループが一時期、活動休止になってしまったことがありまして……。自分たちの未熟さや至らなさのせいだったんですが、その期間のおかげで、人として大切なことを学ぶことができました。弦も、挫折を乗り越えて、人一倍気配りをしたり、周りに優しく接したりするようになります。自分の弱さを理解して「自分はこうやって生きるんだ」と、成長していった。コンプレックスを乗り越え、自分にできないことがあるからこそ、周囲に優しくできるところが、人として強いなと感じました。――今回はオーディションで役を射止められたんですよね。撮影の1年前にオーディションがあり、なかなか合否が出ず、半年くらいドキドキしました(笑)。オーディションでは、最初全部の役を一通りやって、弦に決まりました。監督にも「なぜ自分だったのか」と聞いたら、「THE RAMPAGEとしての挫折のことを話している時に『弦だ』と思った」言っていただき、初めての本格的な映像作品が『チア男子!!』で、本当によかったと思っています。――本格的な映像作品が初でありながら、そこまで役のことを深く考えていたんですね。初めてだからこそ、「全力でやるしかない」と思っていました。変に背伸びしたりせず、体一つでぶつかっていく、失敗してもいいから挑戦してやる、という気持ちで。「食らいついた」という言葉が、1番合っていたのかなと思います。●横浜流星とは、高校時代にダンスバトルも…!?――高校の同級生である横浜さんも、岩谷さんに「ぜひ演技を続けてほしい」と。うれしいです。流星は、会うたびに「演技を続けなよ」と言ってくれるんです。高校でも本当に仲が良かったので、こうやって映画で一緒に演技をするのは不思議な感じでしたが、流星がいてくれたことが心強かったです。学生時代に同じ授業を受けていて、お互いに何者でもないところから違うフィールドに進み、縁があって一緒に作品に携わることになって……すごく刺激を受けました。「同い年で、こんなに頑張ってるんだな」と、心からリスペクトできましたし、友情が深まりました。――熱いですね! 演技の面では横浜さんが先輩ですが、ダンスなどのパフォーマンスの面では岩谷さんが先輩なのかな、と思いまして。教え合ったりはしていたんですか?ダンスのシーンでは、流星に教えることもありました。流星は高校の時からダンスが好きで、昼休みには僕と2人でダンスバトルをしてたんです(笑)。彼はKRUMPダンスがすきなので、曲をかけながら教えたりすることもありました。流星も音を持ってきて「ダンスバトルだ!」と言ってきて(笑)。自由な感じでした。――それは、すごく見たいです。言えば、やってくれると思います(笑)。――そんな高校生活から、映画で共演…というのは、改めてすごいですね。本当に、考えられないですよね。最初は、お互い照れ臭さがありました。でも、クランクインする頃には、自分も「ハル」と呼ぶようにして、「高校の友達の流星」ではなく、「ハル」として接していたので、照れはなくなりました。――横浜さん演じるハルと、岩谷さん演じる弦は、パフォーマンスでも一番高いところに立つ「トップ」というポジションでもありましたが、そこについてもお話はされていたんですか?トップならではの悩みは2人で共有して、相談していましたし、刺激し合っていました。たとえばジャンプして足を広げる「トータッチ」は先に僕ができたので、流星が少し悔しそうにしてたんですが、僕がスランプになった時には流星がめっちゃきれいにできるようになっていて、切磋琢磨しあってる感じでした。トップ同士ならでは、かつ同級生ならではの肌で伝わるものがあって、練習も楽しかったです。――逆に、先輩やメンバーなどに演技の相談はされたんですか?相方のイチローと感情をぶつけ合うシーンが難関だったので、メンバーの藤原樹にイチロー役をお願いして、練習に付き合ってもらいました。EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBEの佐藤大樹さんにも、クランクインの報告をして、撮影現場の用語や、台本の読み方なども、一から教えていただきました。―― THE RAMPAGE、FANTASTICSさんも試写に来られてたんですよね。感想などは聞きましたか?THE RAMPAGEメンバーのRIKUさん、(武知)海青、やましょーさん(山本彰吾)は目を真っ赤にして試写室から出てきて、「感動しました」と。メンバーからそういう感想をもらえたのが、1番嬉しかったですね。身近な存在だからこそ、メッセージが伝わったということが、本当に嬉しかったです。今後も機会をいただけたら、役者としてもまた挑戦できればと思っています。■岩谷翔吾1997年、大阪府出身。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメンバー。2016年公開『HiGH&LOW THE MOVIE』(久保茂昭監督)、2017年公開『HiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY』にて山王連合ケン役で出演。そのほか、舞台『あたっくNo.1』(17)、朗読舞台『逢いたくて』(17)に出演するなど個人での活動も注目されている。
2019年05月14日映画『チア男子!!』の初日舞台挨拶がTOHOシネマズ日比谷にて行われ、W主演の横浜流星・中尾暢樹、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智、浅香航大、主題歌を歌う阿部真央、風間太樹監督が登壇した。この日、大勢の観客の熱気に包まれた会場はライブビューイングで全国103の劇場に生中継されている中、キャスト陣と監督が登壇。まず、横浜さんが「劇場にお越しいただいた皆さん、ライブビューイングをご覧の皆さん、今日はありがとうございます。無事公開できたことを嬉しく思います」と挨拶。岩谷さんは「ちょっと景気づけに、いいですか? ここの会場にお集まりの皆さん盛り上がってますか~?」と声がけをし、劇中同様に会場を盛り上げた。「今日はすごい沢山の方に見てもらえるということで嬉しいです」と小平さんが挨拶すると会場からは「可愛い」という声が飛び交った。「俺は流星、彗星のごとく現れた流星~」照れながらラップを披露初日を迎えた気持ちを聞かれた横浜さんは「誰一人かけることなく公開を迎えられて幸せです。あと、すごく気持ちいいです!」と劇中、アドリブで言ったセリフを発すると、会場いっぱいに歓声が響き渡ることに。続いて中尾さんは「去年の9月から撮影を始めて、ようやく皆さんのもとにお届けできてとても嬉しいです」と話し、風間監督は「BREAKERSのメンバーがそれを乗り越えていく姿を見て、自分も一緒になって頑張りました」とコメント、「『チア男子!!』が初の監督作品になるんですけど、ご縁をいただけて大変嬉しく思っています」と本作への熱い思いを明かした。これから映画を見る方々に向け、「洋服へのこだわりがとてもあって、(演じた)トンは映画が進むにつれて雰囲気が変わっていくので、楽しんでもらいたいです」と小平さん。菅原さんは「岩谷が演じた弦とのキスシーンかなぁ」とジョークを飛ばして笑いを誘った。さらに瀬戸さんが、撮影の日々を振り返り「みんなで一緒に泊まり込んだり風呂に入ったり、現場ではラップが流行りました」と話すと、会場も興味津々!すると横浜さんは「俺は流星、彗星のごとく現れた流星、今日の空は快晴、みんなに『チア男子!!』見てもらいたいぜい」と照れながらも渾身のラップを披露。まさかの展開に会場は大いに盛り上がった。横浜流星、浅香航大と熱くハグ!「みんなにとって心強い存在」続いて、最年長である浅香さんが「本当にみんな頑張りました。昨日撮影の時を振り返ったんですけど、流星は責任感が多くて、まじめで熱い男なんです。そんな彼に怪我というアクシデントがあって。流星が悔しさで涙を目にためていている姿は忘れもしません。それでも最後まで自分の力でやりきった流星を見て流石だなと思いました。『チア男子!!』は特別な仲間に出会えた作品です」と激白。その言葉に「浅香さんは僕だけじゃなくてみんなにとって心強い存在でした。喝を入れてくれたり。本当にありがとうございました」と横浜さんが返し、2人で熱いハグを交わす場面も。そして、主題歌を務めた阿部さんが大歓声の中で登壇。現場の雰囲気を、「私が行ったときは一番の見せ場のチアのシーンで、自分の出番じゃなくても他のメンバーの技が上手くいったらすごく嬉しそうにしていたのを見ていて、一つのチームなんだなと思いました。それが画面を通して分かりますし素敵だな」と証言。主題歌「君の唄(キミノウタ)」のスペシャルLIVEを披露した。生演奏を目の前で聴いた横浜さんは「先日もイベントで聞かせてもらったんですけど、この作品のために作曲してもらって、一生懸命やってきた日々を思い返したりしました」と、改めて撮影時を思い出していた様子。中尾暢樹、『チア男子!!』は「僕の中の青春」トークの最後には、全国103の劇場でのライブビューイングを実施を記念し、舞台上に用意されたくす玉を、横浜さんの「レッツゴー」の掛け声でキャスト陣と風間監督、そして会場による「ブレイカーズ!」に合わせてオープン。風間監督が「本作は応援の魅力を謳っている映画です。映画を見た後、観客の皆さんもチームの一員となって応援してもらえたら嬉しいです。そしていつか観客の皆さんとコール&レスポンスできるような上映会もできたらなと思っています」と“観客参加”上映の可能性に触れると、「続編もやっちゃう監督?」とキャスト陣から声が上がり、仲の良さを見せていた。そして中尾さんは、「本当に僕の中の青春と思っています。青春はいつかと聞かれたら『チア男子!!』のときと言います!」と改めて本作への想いに熱くコメント。横浜さんは「さっきの浅香さんの言葉が嬉しくて、心にグサッと来ています」と打ち明け、感動的な場面や笑顔に溢れたイベントは幕を閉じた。『チア男子!!』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チア男子!! 2019年5月10日より全国にて公開©朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT
2019年05月11日映画『チア男子!!』(5月10日公開)の公開初日舞台挨拶が10日に都内で行われ、横浜流星、中尾暢樹、浅香航大、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智、風間太樹監督が登場した。同作は朝井リョウによる累計17万部の同名青春小説を実写映画化。朝井が大学在学中に、男子チアリーディングの“SHOCKERS”をモデルに執筆し、漫画化、テレビアニメ化、舞台化など様々な分野で話題を集めてきた。幼い頃から柔道を続けてきた大学1年のハル(横浜)が怪我をきっかけに柔道をやめ、親友のカズ(中尾)とともに男子チアチームの結成をめざす。この日は主題歌「君の唄」を手がけた歌手の阿部真央も登場し、その場で熱唱。キャスト陣も客席側で見守った。舞台挨拶では、撮影の思い出について聞かれた瀬戸が「謎にラップがすごくはやった」と告白したために、横浜がその場で披露する事態に。「俺は流星、彗星、のごとく現れた流星、今日の空は快晴、みんなに『チア男子!!』見てもらいたいぜ! Yeah!」と即興でライムを刻む。「もっと違うことなかったの!?」と苦笑する横浜に、瀬戸は「これが僕の中で言える精一杯のことでした」と答えていた。また、本格的な映像作品が初となった岩谷は「至らない所だらけだったと思うんですけど、流星は高校の同級生だったので、撮影前から頼ることができて。本当にこのメンバーで、よかったなと思います」と真摯に語り、横浜は「僕らが最初を奪ったんですよ」とニヤリ。菅原は印象深いシーンについて「僕は弦(岩谷)とのキスシーンと……」とジョークを飛ばし、周囲から「違う違う!」と総ツッコミを受けるなど、和気藹々とした様子を見せた。浅香は「流星に昨日LINEして。彼は本当に責任感が強くて。真面目で熱い男なんですけど、それをあまり表にはふだん出さない」と横浜について語り始める。「いざ撮影の直前に、怪我というアクシデントがあって、撮影が中断となった。それでも彼はどうしても『自分の力でやりきりたい』と言って、怪我したパンパンの手をかばって、痛みのある中、自分の力だけでやりきった姿が、本当にかっこよかったし、さすがだなと思って」と、瞳を潤ませながら横浜を称賛。浅香は改めて「なかなかこんな達成感を味わえることって普段ないから大切にしたいし、自分にとっても熱い思いの入った作品になったし、特別な仲間に出会えた」と同作への思いを表す。横浜は「やりきれてよかったです。すごい大怪我ではなくて、そこだけは本当に、神様にありがとうと言いたいです」と振り返り、2人は熱いハグを交わした。熱い思いが募る出演者陣は、監督にも「"2"やっちゃう?」と迫り、監督も「たくさん観てもらえたら、あるかもしれないじゃん!」と乗り気に。横浜とW主演を務めた中尾は、「本当にこの『チア男子!!』は、僕の中の青春になった映画だと思ってます。『青春はいつだった?』と聞かれたら、『チア男子!!』だったと思います。みなさんに熱い思いが伝われば」と頭を下げた。
2019年05月10日笑福亭鶴瓶がゲストの関係者に自ら事前に徹底取材、サブMCを上白石萌歌が担当するトーク番組「A-Studio」。その5月10日(金)今夜オンエア回に俳優の横浜流星がゲストとして出演。今絶賛大ブレイク中の横浜さんの素顔に今夜、鶴瓶さんと上白石さんが迫る。スカウトされ芸能界入りすると、「ニコプチ」や「ニコラ」のメンズモデルとしてティーンに知られるようになるなかで「烈車戦隊トッキュウジャー」に出演。若手俳優ファンからも熱い視線を浴び、二階堂ふみや山崎賢人らと共演した『オオカミ少女と黒王子』に、松坂桃李、菅田将暉らと共演した『キセキ -あの日のソビト-』などで着実にその人気を高めていった横浜さん。昨年は『honey』『兄友』『虹色デイズ』『青の帰り道』と4作の映画に出演。今年に入るとドラマ「初めて恋をした日に読む話」の放送と『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』の公開で人気爆発。一躍超人気俳優となった。今回もMC2人が家族や幼なじみに極秘取材、横浜さんの知られざる素顔を解き明かしていく。また中学時代に極真空手の世界大会で優勝した経験もある横浜さんが、その力強くも華麗なる形をスタジオで披露。こちらもお見逃しなく。今年前半最ブレイク俳優と言っても過言ではないほど注目を集める横浜さんが、男子チアチームに青春を賭ける青年を演じる映画『チア男子!!』が5月10日(金)より全国にて公開される。同作は「桐島、部活やめるってよ」で旋風を巻き起こした直木賞作家の朝井リョウによる青春小説が原作。道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた大学1年のハルが、けがをきっかけに柔道をやめ、親友のカズとともに男子チアチームの結成を目指すという物語。「動物戦隊ジュウオウジャー」や放送中の「あなたの番です」などで注目される中尾暢樹と横浜さんのW主演で綴られる感動の青春ストーリーをお楽しみに。「A-Studio」は5月10日(金)23時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2019年05月10日横浜流星、中尾暢樹ら最旬キャストで男子チアリーディングチームの発足から成長を描いた青春小説を、映画化した『チア男子!!』。5月10日(金)からの公開を控えた5月7日(火)、“令和初”のイベントがラクーア ガーデンステージにて開催された。横浜流星、熱気に押され「すごく、きもち~!」イベントでは、本作で男子チアチーム“BREAKERS”を結成したメンバー、横浜さん、中尾さんに瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智、そして浅香航大の7人が登場。雨にも関わらず、会場2階までぎっしり集まった約3,000人のファンから大きな歓声が上がり、会場は熱気の渦に!浅香さんから「ハルどうだ!」と役名で声がけされた横浜さんは、劇中のセリフ「すごくきもち~!」と応じ、会場を沸かせた。映画公開に向けて意気込みを聞かれた横浜さんは、「ワクワクしています。身を削りながら全力で作った作品なので、一人でも多くの人に見てほしいです。(会場が遊園地のため)ジェットコースターに乗っている人にも見てほしいです!」と、彼らしいサービス精神溢れるひと言を交えながらコメント。続く中尾さんも「はやくみんなに見てほしいです!」と答えると、ちょうど通ったジェットコースターに乗る人たちからも手を振られ、大きな歓声が。続いて、「心と身体を全力でぶつけた作品です!」と瀬戸さん、「この7人で一夏を過ごし、深まった絆をスクリーンで見てほしいです。皆さんの活力になるような作品になっています!」と岩谷さんがアピール。菅原さんは「気がついたら公開3日前ということで、楽しみでしょうがないです!」と胸の内を明かし、小平さんは「本当にすっごいみんな頑張ったので、たくさんの人に見ていただきたいです!」とコメント、「練習期間、撮影期間。あの時の思いに本当に嘘はありません。たくさんの人に自信を持ってお届けできる作品です!」と浅香さんが締め、それぞれが全力の笑顔で意気込みを述べた。瀬戸利樹、主題歌を「生で聴けることに感激」さらに、本作の主題歌を担当した阿部真央が登場。映画について聞かれると、「全部好きなんですけど、劇中のチアをするシーンが、みんな笑顔で、3ヶ月練習したからこその達成感のある笑顔に勇気をもらいました」と語り、それを踏まえた「楽曲は、映画に寄り添える曲にできるようにと作りました。どんなことを言われても自分で決めた道を進むんだという思いを映画から感じたので、それを込めさせていただきました」と曲に込めた思いをコメント。阿部さんのファンだという中尾さんからは、「練習に来ていただいた時に“ボクノウタ”と思ってがんばります。という話をさせていただいたのですが、それを元に『君の唄(キミノウタ)』になったと聞いて、めちゃくちゃ嬉しかったです」と誇らしそうコメント。同じくファンだという瀬戸さんも「主題歌があってこその『チア男子!!』です。なので、生で聴けることに感激しております!」と喜びを語った。その後、阿部さんは5月8日リリースとなる、本作のために書き下ろした主題歌「君の唄(キミノウタ)」を公の場で初披露。彼女の真骨頂ともいえる弾き語りで披露されたポップでキャッチーなサウンドと、伸びやかな歌声に包まれた会場のボルテージが一気にアップ。横浜さんは「本当に素敵でしたし、撮影の時の記憶を思いだしました。ハルになった気持ちで聴いていました」と、撮影時を思い出した様子だ。横浜流星、“引き”の強さ見せ「大ヒット間違いなし」!?さらに、本作のキャッチコピーでもある「全員で、翔べ!」にちなんだゲームも実施。運び込まれた大きな樽に順番にナイフを刺していき、当たるとヒット祈願のテープが舞うゲームでキャストと集まったファンは一体となり盛り上がった。それぞれが思い思いにナイフを刺し、キャストと阿部さんで一周すると、横浜さんが主演にふさわしい“引き”の強さを見せて見事テープを飛ばし、会場の盛り上がりは最高潮に!最後に、阿部さんが「横浜さんが飛ばしたからには、大ヒット間違いなしですね!」と語り、中尾さんは「公開に向けて自分たちも頑張るので、これからもよろしくお願いします!」と熱くコメント。横浜さんは「本当に本気でチアリーディングのパフォーマンスに挑戦しました。勇気与えられたり、背中を押してあげられる作品になっているかと思います。そして、阿部さんに素敵な主題歌を作っていただけたので、エンディングまでしっかり楽しんでください!」と改めて自信を覗かせ、大盛り上がりのイベントは幕を閉じた。『チア男子!!』は5月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チア男子!! 2019年5月10日より全国にて公開©朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT
2019年05月08日●『チア男子!!』主演でわかった、応援する側の心小説家・朝井リョウによる累計17万部の青春小説『チア男子!!』が実写映画化となり、5月10日から公開される。朝井が早稲田大学在学中に、男子チアリーディングの“SHOCKERS”をモデルに執筆し、漫画化、テレビアニメ化、舞台化など様々な分野で話題を集めてきた同作。幼い頃から柔道を続けてきた大学1年のハル(横浜流星)と、親友のカズ(中尾暢樹)がメンバーを集め、男子チアチームを作り上げていく。W主演を務めた横浜&中尾に加え、浅香航大、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智といった次世代スターが集まり、実際に作中のチーム「BREAKERS」としてチアリーディングに挑戦した。ある種ドキュメンタリーのような趣すらある同作で、今人気沸騰中の横浜が得た実感とはなんだったのか、インタビューした。○■相手を笑顔にさせたいという気持ち――今回はみなさんのパフォーマンスが見どころとなっています。横浜さんも元々スポーツをされていましたが、実際にチアに挑戦してみてどう思いましたか?難しかったです。作品に入る前に見せていただいた、作品のモデルである早稲田大学のSHOCKERSさんのパフォーマンスが素敵すぎたので、「3カ月の練習で足りるのか」と不安があったんですけど、コーチと周りのみなさんの愛のある指導のおかげで、なんとかやりきることができました。チアに挑戦して1番感じたのは、「応援の力」で、日頃自分を応援してくださってる方々への感謝の気持ちが強くなりました。もともと感謝していましたけど、より強くなりましたね。――いろいろな作品の舞台挨拶などでも、歓声がすごいことになっている中で、横浜さんがいつも優しい笑顔でファンの方を見ているのが印象的で。イベントに当たらなかった方もいるし、来てくださった方もすごく大きな歓声をくれるので、みなさんに応えたいという気持ちがあって。たまに調子に乗って、応えすぎてしまうこともあるんですけど(笑)。極力、来てくれた方が良い時間を過ごせるようにと思っています。『チア男子!!』をやってからは特に、ファンの方を大切にしたい気持ちが強くなりました。――応援する側の気持ちがわかったということなんですね。自分が何をしているのかわからなくなってしまったときに、「作品で救われた」という言葉を聞くと、「役者をやっててよかった」と思うんです。僕自身も、この作品で人を応援する機会をいただけて、自分の応援で相手が笑顔になってくれたらどれだけ嬉しいか、気づくことができました。――今回の『チア男子!!』でそれを一番強く実感できたのは……やっぱり、ラストチアですね。長時間の撮影でしたけど、時間なんて忘れるくらいあっという間でした。エキストラの方も長時間大変なのに疲れた顔をしないで、ずっといてくれたから、そのお礼として、「自分たちが笑顔にさせることができたらいいな」という思いで、ラストチアに臨んでいました。――ちなみに『はじこい』(『初めて恋をした日に読む話』)では東大を目指していましたが、東大と早稲田どっちに入りたいですか?難しいですね(笑)。東大はクリアしたので、早稲田! チアを練習します!●チームには戦隊の後輩や、高校の同級生も――7人のチーム感も大事だったと思いますが、撮影の中で信頼関係はできていきましたか?中尾暢樹が、カズとおなじように明るくみんなを照らしてくれました。自分は周りを見渡して、支える立場でいようかと思っていましたし、元々ひっぱっていくタイプの人間じゃないので、先陣を切ってくれたから、すごく助かりました。年は一緒なんですけど、一応彼は戦隊モノの後輩(横浜は『烈車戦隊トッキュウジャー』、中尾は『動物戦隊ジュウオウジャー』)で、最初のチアの練習の時には「流星くん」と近づいてきて、「かわいいな」と思ってたんですよ。でもあいつ、2日目くらいから「流星!」って!(笑) びっくりしたけど、人との距離の詰め方がすごくうまくて、見習いたくなりました。すごいですよね。――せっかくなので、ぜひおひとりずつの印象を伺いたいです。翔役の瀬戸利樹さんは?こんなに整ってる顔してらっしゃるのに、抜けてるというか(笑)。そこは「なんでもできるのに私服がダサい」というキャラクターの翔とも通ずるところがあって、ハマってるなと思いました。現場を和ませてくれる存在だったので、ありがたいです。愛されキャラです。――弦役の、岩谷翔吾さん。翔吾は、もともと高校の同級生なんですよ。彼はアーティスト(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)で、フィールドが違うから、絶対共演することはないだろうなと思っていました。だから今回は嬉しかったですし、ちょっと恥ずかしい気持ちもありました。高校生の頃の自分を知られているし、「まじめにやってる」というところが、照れ臭かったです(笑)。ムードメーカーとして引っ張ってくれました。彼は素直だし、柔軟性があって、いろんな人からの言葉を吸収できる人だから、お芝居を続けてほしいです。感受性のある人は上達が早いし、純粋にその役の気持ちになれると思うんです。今回も本格的に演技するのは初めてと思えないくらいで。本業はアーティストとしてがんばってほしいですけど、また芝居してるところが見たいし、共演したいです。――岩谷さん取材でも、お話聞いてみます! 総一郎(イチロー)役の、菅原健さんの印象は。菅原くんは、ゴリラみたいだった(笑)。彼は自分たちが練習を始めた1カ月間後くらいに合流したんですが、すでにバク転ができる人だったので、僕たちも少し焦って、より気を引き締めてやろうと思えました。一見強面な感じだけど、実はけっこういじられキャラ。僕自身も共感できるんですが、たぶんあまりいじられ慣れてないんだろうなというところもあって、かわいかったです。――浩司(トン)役の、小平大智さん。この人は常にこのまんまです(笑)。かわいいですね。練習も人一倍してたし、すごい努力家だなというのが、伝わってきました。ただ、ごはんをいっぱい食べちゃうんですよね。動いた分だけ、食べちゃう。みんなに「撮影中、太った?」と聞かれると、「そんなことないよ」と言うんですけど、明らかに増えてる(笑)。がんばりやなんですけど、ちょっと自分に甘い面もあって、またそれもかわいいです。――最後に、ミゾグチ役の浅香航大さん。僕らよりちょっと年上なので、一歩引いて見守ってくれる立場で、心強かったです。冷静に見えて、内に秘めているものは熱い人で、そこはすごくギャップを感じました。最後の方は泊まりでの撮影が多かったんですが、浅香さんと瀬戸利樹と3人で「良い作品にしたい」と熱い話をしました。――個性豊かなキャラクターが出てきますが、横浜さんご自身は誰に共感できましたか?10代の頃は、弦だったかな。周りの誰かと比べて、「あいつ、やばいな」と劣等感を持っていたところはありました。役のトーン的には翔に近かったかもしれません。自分の気持ちを抑えこんでしまったりするところが、似ている。もちろん、ハルにも似ています。きっと観た方も誰かに共感できると思うし、この作品のみんなが悩みながらも前に進んでいく姿で、今挑戦してる方とか、何かに挑戦しようと思ってる方の背中を押すことができたら嬉しいです。■横浜流星1996年、神奈川県出身。近年ではGReeeeNのメンバーを演じた映画『キセキ -あの日のソビト-』(17)で「グリーンボーイズ」の一人としてCDデビューも果たした。映画では 主演『虹色デイズ』(18)、1月公開の主演『愛唄 -約束のナクヒト-』(19)や『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』(19)などがある。2019年1月クールのTBSドラマ『初めて恋をした日に読む話』で、髪をピンクに染めた不良高校生・由利匡平役でメイン出演していた。9月6日には主演『いなくなれ、群青』の公開が控えている。
2019年05月08日横浜流星の存在を広く世に知らしめた、まばゆいばかりのピンクの髪色は、この日、透き通るようなアッシュカラーに変わっていた。聞けば、取材日の前日に色を変えてきたばかりだという。スッと伸びた鼻筋、引き締まった口元、物怖じしない瞳によく似合った。伝えると、横浜さんは屈託のない笑みを広げ、「うれしいです!自分でもお気に入りなんですよ!」とサラサラの髪の毛に手をやり、こう付け加えた。「髪色を変えただけでも、ガラッと雰囲気が変わると言われます。毎回“印象が違う”と言われる俳優になりたいんです」と。戦隊は「芝居で生きていこうと思えた」大きな作品強い意志を持つ横浜さんが、中尾暢樹とW主演を務める最新作『チア男子!!』は、『桐島、部活やめるってよ』や『何者』の朝井リョウの同名原作を映画化した作品で、朝井氏の母校である早稲田大学に実在する男子チアリーディングチームより着想を得た物語。道場の長男に生まれたハル(横浜さん)は、怪我をきっかけに柔道から距離を置いていた。そんなハルに、親友のカズ(中尾暢樹)は「男子チアリーディングをやらないか」と声をかけ、BREAKERSを発足することになる。唯一無二の親友役の中尾さんとは、戦隊シリーズ出身という共通点がある。同じ年だが横浜さんのほうが先輩という立場上、最初の頃は「『流星くん~!』と先輩っぽい感じで話しかけてきたんですけど、1週間たたないくらいで『流星!』と呼ばれていました(笑)」と、中尾さんとの仲をふり返る。「向こうから距離をめちゃくちゃ詰めてきてくれたおかげで、早い段階で仲良くなれました!2人の関係性的に、すごくよかったです」と、朗らかに続けた。すぐに打ち解けた2人を中心にした、男子チアリーディング部の「BREAKERS」を演じる全7名の結束力こそ、映画の鍵になってくる。チアの演技は信頼の上に成り立つと劇中で語られるが、実際に役者陣は3か月間の猛特訓を積み、驚くべきパフォーマンスを披露した。努力のあとを見せない横浜さんは、きついこともあったろう練習時間を「楽しかった」と言い切った。「練習はもちろん大変でしたけど、団体競技を疑似体験できた気がしています。7人でワチャワチャしているところは本当に楽しかったので、素の“横浜流星”をあまり出さないようにしていたほどです(笑)」と、健やかな表情。キャリアも年齢もバラバラの6名との共演は、横浜さんにとって大きな刺激となった。「一番びっくりしたのは、(岩谷)翔吾でした。演技経験がないからこそ、色がついていなくて、とてもリアルなんです。自然に役として生きていたから、素敵だなと思いました」。そんな岩谷さんと自分を重ね合わせ、演技を始めたばかりの戦隊時代についても思いおこす。「戦隊は自分の中で本当に大きな作品なので、ずっと心のどこかにあるんです。だから、まだ“懐かしいな”とも思わない。僕にとっては、失敗を恐れずにいろいろ経験していこうと思えた作品でした。戦隊のおかげで、初めてお芝居の楽しさに気づけたし、芝居で生きていこうと思えたから」と、やわらかくも、ブレのない言葉でいまの自分をも奮い立たせていた。観てくれる人がいるから頑張れるところで、チアリーディングとは、競技を応援するためのアクション。普段から、自分も応援されていることを実感していると、横浜さんは熱を込める。「仕事で悩んだり、落ち込んだりしたときに、手紙やInstagramのコメントを読んだりすると、すごく励みになります。『流星くんが頑張っているから、自分も頑張ろうと思う』とか、『観たおかげで活力になりました』とか言われると、本当にうれしいんです。自分のためでもあるけど、観てもらえる方のためにも頑張ろうと思える。応援してくれる人がいなかったら、ここまで頑張れていないと思うから、すごく大きな力になっているんです」。横浜さんが温かいコメントに胸を熱くするというオフィシャルInstagramは、現在79万人という膨大なフォロワー数を誇る。フォロワーがうなぎのぼりに増えたのは、1月クールに放送されたドラマ「初めて恋をした日に読む話」にて、落ちこぼれながら東大合格を目指すピンク頭の“ゆりゆり”を好演したことがきっかけ。放送中に約50万人増えたことについては、おっかなびっくりの気持ちもあったと明かした横浜さん。しかしながら、大ブレイクについて、本人に有頂天、逡巡の気持ちは見えない。「観てくれる人が前より確実に多くなったからこそ、より気を引き締めて、仕事に向き合っていこうと思えています。『はじこい』で知ってくれてから、過去作品を観てくださっている方も多いと聞きます。さかのぼって、いろいろな作品を観ていただいて、『この流星くん、全然違う!』と驚いてくれることは、すごくうれしいんですよ。『この作品で、この役が横浜流星だったの!?』みたいな俳優でいられたらと思うんです。これから、もっと挑戦していきたいです」。真正面からぶつかっていけるのは“変幻自在”という武器があるから俳優として、さらなる活躍が望まれる横浜さんに、22歳、現時点での自分の武器を尋ねてみると、「武器…?武器…!?」と目をパチパチさせる。少し考えこんだ後、決意をみなぎらせた眼差しで答えた。「顔立ちが特徴的ではないからこそ、髪色や髪型を少し変えただけでも『毎回、顔が違うね』と言われるんです。少しずつイメージを変えられるところは、武器なのかなと思います。ほかには…技術がないからこそ、真正面からぶつかっていけるところも武器かもしれないです。例えば、お芝居が上手い人たちは、毎回同じタイミングで涙を流せたりする。“どうやっているの?感情、どうなっているの!?”と驚くこともあるけど、俺はそういうタイプではない。毎回違うようになるからこそ、ぶつかっていけるところもあるかな、と感じています」。軽やかにイメージを変えられる、どんな色にだって染まる、変幻自在の横浜流星が持つ武器は、無限大だ。(text:Kyoko Akayama/photo:You Ishii)■関連作品:チア男子!! 2019年5月10日より全国にて公開©朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT
2019年05月06日話題の青春小説を横浜流星&中尾暢樹のW主演で実写映画化した『チア男子!!』。この度、いま最も勢いのある若手俳優・横浜さんの“破壊力抜群”な劇中画像が一挙公開となった。本作は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた大学1年のハルが、けがをきっかけに柔道をやめ、親友のカズとともに男子チアチームの結成を目指す青春ドラマ。今回到着したのは、ハル役を務める、いま最も勢いのある横浜さんの場面写真5点。今年1月~3月に放送された、TBS火曜ドラマ「初めて恋をした日に読む話」では、ピンク髪の不良高校生、由利匡平(通称ゆりゆり)を演じ、毎週放送の後はドラマの関連キーワードがTwitterのトレンドにランクインするなど、まさに社会現象を生み出した横浜さん。2nd写真集となる「流麗」は発売前から重版が決定し、3月12日の発売から現在まで4刷という大ヒット。3月21日に公開した『L・DK ひとつ屋根の下、『スキ』がふたつ。』や、CMの出演情報が続々と決定になるなど、その人気ぶりを示すように、連日話題が尽きない。そんな横浜さんが本作で演じる好青年のハルは、男子チアチームの一員として、まぶしすぎるチアスマイルや、等身大の大学生として悩んでいる姿などを見せている。この度、そんなハルの様々な姿を捉えた場面写真では、柔道一家に生まれたハルの闘志溢れる柔道着姿や、カズと自転車で2人乗りをする姿、さらには汗がほとばしり感極まった表情をする姿、くしゃっとした笑顔から、クールにチアポーズを決める姿など、いずれも必見のものとなっている。『チア男子』は5月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チア男子!! 2019年5月10日より全国にて公開©朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT
2019年04月28日4月28日(日)放送の日本テレビ系「おしゃれイズム」は俳優の横浜流星が番組初登場。最新作『チア男子!!』の公開も迫る横浜さんがデビュー当時や学生時代のエピソードをトーク。さらに先輩俳優の永山絢斗がプライベートを暴露する。「ニコプチ」や「ニコラ」のメンズモデルを務めながら「烈車戦隊トッキュウジャー」でトッキュウ4号/ヒカリ役で出演し注目を集めると『オオカミ少女と黒王子』や「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」で演技を磨いて、松坂桃李、菅田将暉らと共演した『キセキ -あの日のソビト-』や『honey』でその人気はさらに加速。昨年は『兄友』『虹色デイズ』『愛唄 -約束のナクヒト-』などの映画で主演。今年1月クールの「初めて恋をした日に読む話」は爆発的に話題を呼び、先日公開された『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』も大ヒット。超人気俳優への階段を駆け上がる横浜さん。今回は番組初登場となる横浜さんの12歳でスカウトされデビューした当時の秘蔵写真を公開。さらに中学時代、極真空手の世界大会で優勝したというその美しい蹴りをスタジオで披露。スタジオが騒然となった学生時代のモテエピソードも必見。また両親に恩師などゆかりの人々がその素顔を告白するほか、「はじこい」で共演した先輩の永山さんが横浜さんのプライベートを語る。さらにMC・藤木直人とのロケでは話題のスポーツ・パルクールを体験する。いま各所から大注目を浴びる横浜さんの映画最新作となる『チア男子!!』は、直木賞作家・朝井リョウが、実在する男子チアチームをモデルに大学在学中に書き上げた小説を映画化する作品。道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた大学1年の晴希が、怪我をきっかけに柔道をやめ、親友の一馬と共に男子チアチームの結成をめざす青春物語。主人公の坂東晴希を横浜さんが演じ、中尾暢樹、浅香航大、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智ら注目の若手俳優たちがチアチーム“BREAKERS”のメンバーとして共演する。『チア男子!!』は5月10日(金)より全国にて公開。「おしゃれイズム」は4月28日(日)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年04月28日横浜流星と中尾暢樹のW主演で、「桐島、部活やめるってよ」で旋風を巻き起こした直木賞作家・朝井リョウの青春小説を映画化する『チア男子!!』。4月15日(月)、その完成披露試写会が品川ステラボールにて実施され、大熱狂の中、舞台挨拶が行われた。観客の熱気に包まれた会場には、まず、本作のモデルとなった早稲田大学男子チアリーディングチーム“SHOCKERS”が登場、“リアルチア男子”が本イベントのために準備されたスペシャルパフォーマンスを披露し、会場は熱狂の渦に!その熱も冷めやらぬうちに、劇中で男子チアリーディングチーム“BREAKERS”を結成した横浜さん、中尾さん、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智、そして浅香航大といま注目の豪華若手俳優7人が登場すると、大きな黄色い歓声が上がり、会場のボルテージは最高潮となった。浅香航大、横浜流星の大けが明かす「撮影が飛んでしまうかも…」まるでライブ会場のような熱気に包まれた中、観客のど真ん中に用意された360度を見渡せる特注ステージに横浜さんらキャスト陣が移動すると、さらに満員の観客は大熱狂。いまの気持ちを聞かれた横浜さんは、「キャスト、スタッフ一丸となって、熱量を持って作った作品なので、それが伝われば良いなと思います。見た後、爽快な気分で帰っていただければと思います」と満面の笑みで挨拶。続いて、撮影に入る前に準備されたことを聞かれると「3か月の準備期間をいただいて、チアの練習をしました。“SHOCKERS”のパフォーマンスが素敵すぎて、(自分に)できるか不安だったのですが、なんとか乗り切ることができました。そして、その準備期間があったからこそキャストとも良い関係が築くことができました」と真摯に返答。すると、中尾さんも「そうですね、見ていただいてわかる通り本当に仲が良くて、作品を見ていただけるのが楽しみです」と嬉しそうにコメントした。また、MCから印象的なシーンを聞かれた浅香さんは、「やっぱりチアを披露するシーンです。(横浜)流星がチアの撮影の前日に大怪我してしまい、撮影が飛んでしまうかもしれないと思ったのですが、彼の頑張りもあり、ちゃんとやることができました」とコメントすると、横浜さんは「痛め止めをたくさん飲んで頑張りました!」と驚きの撮影秘話も披露された。新元号スタートに向け、7人の注目俳優が始めたいことは…次にMCから監督のイメージを聞かれた横浜は、「歳も近いこともあり、すごく距離が近かった気がします。監督とディスカッションしながら撮影を進められたのが良かったです。本当にキャストと作品に愛があって、一人ひとりに向き合ってシーンを作ってくれたと思います」と答えると、中尾さんも「本当にどっしり構えてくれて、現場をしきってくれていました」とコメント。すると監督は照れくさそうに、「ありがとう!」と感謝を伝えている姿が印象的だった。さらにMCから、新元号が発表されたこともあり、新たに始めたいor始めたことを聞かれた横浜さん。「健康的な生活を始めたいです。作品にのめり込んでしまうと食を忘れてしまうので、生活習慣を見直したい」と告白。「今は、大好きな激辛や炭酸飲料もやめてサラダチキンを食べてます(笑)」と役柄に入り込んでしまうストイックな一面を披露した。続く中尾さんは「ずっと免許がとりたくて、今年必ずとろうと思ってます!」と語り、瀬戸さんは「もうちょっと賢くみられたいです。自分のイメージをブレイクしたいです!」と宣言。「もう始めている」という岩谷さんは「筋トレを本格的にやっています。劇中の銭湯のシーンも楽しかったです、注目してください」とアピール!また、菅原さんは「今年は、お菓子を作れるようになりたいです。カヌレやシュークリームなど、手のかかるものを作れるようになりたいです」と語る一方、小平さんは「ダイエットをしたいです。毎年言っているんですけど、ランニングとかします」とそれぞれの個性豊かな目標を発表。そして浅香さんが、「もう決めているのですが、“令和”初の映画館で見る映画は『チア男子!!』です」と見事なコメントで締めた。横浜流星「何かに挑戦している人の背中も押せたら」最後に監督は、「役柄以上に個としての挑戦が多かったので、挑戦している彼らの姿に注目して見て下さい」と注目ポイントを語り、中尾さんは「ようやく公開だという気持ちが本当に強いです。納得できるものができたと思いますし、公開できることが嬉しいです。是非楽しんで下さい」と作品に対する愛をコメント。横浜さんは「チアに挑戦して、応援の力の凄さに気づきました。傷だらけになりながら、本気で挑みましたので、それが皆さん一人ひとりの心に届き、何か感じてくれたら嬉しいです。そして、何かに挑戦している人の背中も押せたら良いなと思います」と、会場に向かって期待を込める。監督も含め、全員平成生まれのフレッシュな若手実力派キャスト陣が集結した“BREAKERS”が、平成最後に、観客と一体となってイベントを盛り上げていた。『チア男子!!』は5月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チア男子!! 2019年5月10日より全国にて公開©朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT
2019年04月16日俳優の横浜流星と中尾暢樹がW主演を務める、映画『チア男子!!』(5月10日公開)の完成披露試写会が15日に都内で行われ、横浜、中尾、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智、浅香航大、風間太樹監督、SHOCKERSが登場した。同作は朝井リョウによる累計17万部の同名青春小説を実写映画化。朝井が大学在学中に、男子“SHOCKERS”をモデルに執筆し、漫画化、テレビアニメ化、舞台化など様々な分野で話題を集めてきた。幼い頃から柔道を続けてきた大学1年の晴希(横浜)が怪我をきっかけに柔道をやめ、親友の一馬(中尾)とともに男子チアチームの結成をめざす。実際にSHOCKERSの指導を受け、チアに励んだキャスト陣。中尾は「3カ月ずっとみんなでやってて。年齢近かったんですけど初対面が多くて、今ではめちゃめちゃ仲良くて」と笑顔を見せた。「最後のチアを発表するシーン」が印象深かったという浅香は、「これは言おうか迷ってたけど、言った方がいいじゃん。流星がチアの撮影の予定の前日に大怪我したんですよ」と告白。どよめく観客に、横浜は「たいしたことないです」と苦笑するが、「たいしたことあったわ!」と周囲からはツッコミが入る。浅香は「これ、(作品が)飛んだなって思ったもん。お蔵入りかなって」と振り返り、岩谷も「まじで、焦りましたね」とうなずくと、横浜は「そうだね」としみじみ。浅香は改めて「撮影日はちょっと長くなったけど、ちゃんとやれたチアのシーン」を印象深いシーンとして挙げ、横浜も「3カ月間みんなが一生懸命やったことを無駄にしたくなかったし、痛み止めをめちゃくちゃ飲んで、乗り切りました」と語った。また、令和に入り始めたいこととしては「生活習慣を見直す」(横浜)、「車の免許がとりたい」(中尾)、「もうちょっとみんなに賢く見られたい」(瀬戸)、「筋トレ」(岩谷)、「お菓子を作れるようになりたい」(菅原)、「ダイエットを始めようかと」(小平)と、個性が出る回答に。最終的に浅香が「決めたんですけど、令和になって一発目に、映画館で見る映画は、『チア男子!!』です」とまとめていた。
2019年04月15日朝井リョウさん、伊坂幸太郎さんら8組9人の作家による競作企画「螺旋プロジェクト」。古代から未来にわたるまで、各時代を各作家が受け持ち、“対立”をテーマに長編を執筆。朝井さんが受け持ったのは平成のパートだ。もともとは伊坂さんが編集者と雑談したなかで生まれた企画とのことで、「依頼をいただいた時、私からすると文壇高校の伊坂先輩に呼んでいただいたという感覚で、それはもう応えないわけにはいきませんでした」植物状態で入院する青年、智也と彼を見舞う雄介。二人は幼馴染みだ。しかし幼少の頃から周囲は違和感を抱いていた。自己顕示欲が強く“やりがい”を見つけては実行する雄介と、彼を冷静な目で見つめる控えめな智也。正反対の二人がなぜ友人同士なのか―。「最初、平成を舞台に対立を描くとなっても、何も浮かばなかったんです。連載開始の前に何度か全員で集まって話し合ったんですけれど、僕だけ何も意見が言えなくて。自分を無価値で、無意味に感じました」もともと日常生活でも、原稿が書けない日は美味しいものを食べることができない、などと自分を責めがちな朝井さん。と同時に、頭をよぎることもあった。「僕にとって印象に残る平成の事件というと、秋葉原通り魔事件や、『黒子のバスケ』脅迫事件。犯人の供述書や関連書を読んで感じたのは、どちらも“社会にとって自分は無価値である”という思いから起こした事件だということだったんです」犯人らも自分も、どうして自分を無価値と考えてしまうのか。「平成って、個人間の対立や争いごとをなくしていこうという試みが強かったと思うんです。学校でテストの順位を張り出さず、運動会で順位を決めず、ナンバーワンではなく自分らしいオンリーワンを目指そうという。でも自分らしさを探そうとすると、どうしても私は自分と人を比べることがやめられなかった。自分の価値を測るために“この部分はあいつより下だ”などと自分で自分をジャッジするしかなかった。そうすると小さい自己否定がちょっとずつ積もっていく。それは内側から腐っていく感覚だなと思ったんです」その痛みを、二人の青年を軸に少しずつ描き出したのが本作だ。「条件だけ抽出すれば、二人は立派な大学を出ているし貧困層でもなく友人もいる。何に悩んでいるのか分からない人も多いと思う。それは今の社会全体にも言えること。内側から腐る痛みを書くことによって、逆説的に平成で対立を書くことができるのではないかと思いました」自分は雄介タイプ、と朝井さん。「対立軸が奪われ、自分らしさを探して“自分地獄”に陥り、自滅していく。私のこれまでの小説でもそういうことが書かれたものがありますが、今回はその集大成みたいなもの」後半は何度も書き直したという。「大変でしたが、でも連載中、伊坂さんが毎回すごく褒めてくださったのが嬉しかったです(笑)」各作家の作品に共通するモチーフや共通するシーンも盛り込まれているという。本作はもちろん、今後刊行予定の他の作家の作品も楽しみ。あさい・りょう1989年生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。’13年『何者』で直木賞受賞。著作に『世にも奇妙な君物語』など。『死にがいを求めて生きているの』伊坂幸太郎、天野純希、薬丸岳、乾ルカ、澤田瞳子、大森兄弟、吉田篤弘による「螺旋プロジェクト」の単行本第1弾。平成の暗部を浮き彫りにする。中央公論新社1600円※『anan』2019年4月3日号より。写真・土佐麻理子(朝井さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年03月29日ドラマ「初めて恋をした日に読む話」の“ゆりゆり”役で大ブレイクした横浜流星を主演に、女優・モデルとして人気を誇る飯豊まりえを共演に迎え、河野裕による青春ミステリー小説「いなくなれ、群青」を実写映画化することが分かった。「階段島。僕たちはある日突然、この島にやってきた。どうして島にやってきたのかを知る人はいない。島の秘密なんてものを、解き明かしたいとは思わない。――この物語はどうしようもなく、彼女に出会った時から始まる」原作は、「サクラダリセット」などで知られる河野裕の同名小説。第8回「大学読書人大賞」受賞作にして、「読書メーター読みたい本ランキング」第1位を獲得。4月26日(金)に完結巻が刊行される「階段島」シリーズの記念すべき1作目で、累計80万部を誇る人気青春ミステリー。主演を務めるのは、「初めて恋をした日に読む話」のピンク髪の高校生・由利匡平役が大きな話題となり、『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』が現在公開中、5月10日(金)には朝井リョウ原作の主演映画『チア男子!!』の公開が控えるなど、若手実力派としての実績を重ねる最注目俳優・横浜流星。本作では、ミステリアスな雰囲気を身にまとう主人公・七草というキャラクターを演じる。また、誰よりも真っ直ぐで、正しく、凜々しい少女・真辺由宇を、『暗黒女子』『祈りの幕が下りる時』など多くの映画やテレビドラマで女優としてのキャリアを着実に積み、最近では『劇場版シティーハンター 』や『名探偵ピカチュウ』など声の仕事にも精力的な飯豊まりえが透明感溢れる演技で体現する。監督は、アメリカの高校在学中の2001年に短編映画で「バッカイフィルムフェスティバル」オハイオ州優秀賞を受賞し、帰国後はカメラマン・映像監督として活動をしてきた新鋭・柳明菜が抜擢。併せて、原作小説の書影と横浜さん、飯豊さんが見つめ合う映画の場面写真で構成された1枚が解禁に。原作の持つ繊細な空気感や世界観が、どのように映像で表現されているのか、期待していて。映画『いなくなれ、群青』は9月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年03月22日映画『チア男子!!』が、2019年5月10日(金)に公開。直木賞作家の朝井リョウ作の同名小説を、横浜流星と中尾暢樹をW主演に迎え実写化する。直木賞作家・朝井リョウが描く青春ドラマストーリー小説『チア男子!!』は、『桐島、部活やめるってよ』で旋風を巻き起こした直木賞作家の朝井リョウが、大学在学中に書き上げたという人気作品。実在する男子チアチーム「SHOCKERS」をモデルに、男子チアリーディングチームの発足から成長を描いた青春ストーリーは、浅井ならではのドラマチックな人間模様が描かれているのも魅力の1つ。多くの読者のハートを捉えた同作は、これまでもアニメ化や舞台化を実現してきた。横浜流星×中尾暢樹のW主演映画『チア男子!!』は、小説同様、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた大学1年の晴希が、怪我をきっかけに柔道をやめ、親友の一馬とともに男子チアチームの結成を目指す青春ドラマを描く。主人公・晴希を演じるのは、映画『虹色デイズ』『兄友』で主演を務めた横浜流星。また晴希の親友・一馬を映画『一礼して、キス』で主演を務めた中尾暢樹が演じる。若手実力派俳優も勢ぞろいさらに晴希や一馬率いる男子チアチーム「BREAKERS」に加わることになるメンバーには、浅香航大、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智といった若手実力派俳優の顔ぶれが揃う。3カ月を超える徹底的なトレーニングを積んだ彼らによる、本格パフォーマンスが大スクリーンに映し出される。監督に風間太樹なお監督は、スピンオフドラマ『帝一の國~学生街の喫茶店~』や『恋は雨上がりのように~ポケットの中の願いごと』を手掛けた風間太樹が担当している。【詳細】映画『チア男子!!』公開日:2019年5月10日(金)出演:横浜流星、中尾暢樹、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智、浅香航大、清水くるみ、唐田えりか、山本千尋、伊藤歩原作:朝井リョウ「チア男子!!」(集英社文庫刊)主題歌:阿部真央「君の唄(キミノウタ)」監督:風間太樹脚本:登米裕一音楽:野崎良太&Musilogueあらすじ道場の柔道一家に生まれた晴希は、幼い頃から柔道に打ち込む姉=晴子に憧れて育った。優しすぎる性格から晴子のように強くなれない晴希は、ある日の試合で肩を負傷。以降、柔道を続けるかどうか迷っていた。そんな時同じ柔道仲間で無二の親友である一馬が、突然「やりたいことがあるんだ」と柔道をやめることを宣言。動揺する晴希に「俺はこれをやる。ハルと一緒に!」と笑顔で畳みかけたのは、“男子チアリーディング部”の創設だった。ひとつ間違えると大けがにつながるチアの基本は、「仲間を信頼する こと」。だが、メンバーを集め練習に打ち込んでいくうちに、“BREAKERS”の歯車は少しずつ狂い始め、やがてメンバーの間に決定的な亀裂を生んでしまう。
2019年03月21日ドラマ「初めて恋をした日に読む話」でピンク髪が印象的な“ゆりゆり” として人気沸騰中の横浜流星と、『一礼して、キス』主演などで話題を集める中尾暢樹のW主演、さらに浅香航大、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智といった若手俳優で贈る青春映画『チア男子!!』。この度、彼らの全力のスマイル、全力の涙、そして全力のチアリーディングパフォーマンスを収めた、激アツの本予告編と本ポスタービジュアルがお披露目された。■青春、友情、葛藤…全てがつまった本予告が解禁!次世代を担う若手俳優たちが3か月間みっちり特訓、本気で挑んだチアリーディングシーンが必見となる本作。本予告映像では、柔道一家で育ったハル(横浜流星)が、親友のカズ(中尾暢樹)から「2人で面白いこと始めようぜ!」と男子チアリーディング部の創設に誘われるシーンからスタート。悩みや葛藤を抱えながらも仲間を集め、少しずつ上達し、「高く翔びあがったところから見てみたい。笑顔になっている人たちを」とチアリーディングの楽しさを徐々に覚えながら仲間とともに成長を遂げていくハル。初ステージである学園祭への出場も決まって順風に思われたその時...「ごめん。俺チア辞める」とカズからのひと言。それぞれの悩み、葛藤、想いが一気に溢れ出し、7人の間に亀裂を生んでしまうことに。そんな葛藤や“チアリーディングは女子がやるもの”という固定概念を、7人でぶっ壊したいという想いでできあがった「BREAKERS」。それぞれの想い、ハルの「1人とか言うなよ!」という涙の訴えに心打たれること必至。果たして、7人は信頼と絆を取り戻せるのか?そして、学園祭での初ステージの行方は...?さらに、シンガーソングライター・阿部真央が、彼らの練習や撮影の見学、風間太樹監督との打ち合わせなどを経て、本作のために書き下ろした主題歌「君の唄」も映像を彩っている。■“BREAKERS” の笑顔弾ける本ポスター解禁!「チアをしていなかったら、こんな笑顔に出会うこともなかったー」というコピーとともに、横浜さんや中尾さんら全員20代の若手キャストのとびっきりのビッグチアスマイルが並んだ本ポスターは、感動の青春物語を予感させ、心踊らされる仕上がり。“BREAKERS”のとびっきりの笑顔と全力パフォーマンスは日本中に元気と勇気と笑顔を与え、あなたの明日を踏み出す一歩を与えてくれそうだ。なお、「映画『チア男子!!』オリジナル・サウンドトラック」CDの発売が5月8日(水)に決定。特定のメンバーを持たない自由な音楽プロジェクト「Jazztronik」として活動する野崎良太と、その野崎さんを中心にスタートした音楽カルチャープロジェクト「Musilogue」が手掛けている。また、現在発売中の特典付き前売券は完売した劇場が続出、特典第2弾の発売も予定されている。『チア男子!!』は5月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チア男子!! 2019年5月10日より全国にて公開©朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT
2019年03月11日直木賞作家・朝井リョウが、実在する男子チアチームをモデルに大学在学中に書き上げた小説を映画化した『チア男子!!』。この度、W主演を務める横浜流星&中尾暢樹を中心とした男子チアチーム“BREAKERS”の場面写真が到着した。今回解禁となった場面写真は、男子チアチーム“BREAKERS”のメンバーが写し出されている。晴希(横浜さん)と一馬(中尾さん)が背中合わせにで笑顔を向け、チアリーディングのパフォーマンスをしている様子をはじめ、2人に加え、浅香航大、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智といった“BREAKERS”のメンバーたちがユニフォーム姿で横並びに歩く姿、ガッツポーズをする仲良しな場面、体育館での練習着姿のカットも公開。ドラマ「初めて恋をした日に読む話」では、髪をピンクに染めた不良高校生、“ゆりゆり”こと由利匡平を演じ話題となっている横浜さんだが、そんなピンク髪にも劣らない、黒髪姿で爽やかなチアスマイルを振りまく本作もまた必見だ。道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた大学1年の晴希が、けがをきっかけに柔道を辞め、親友・一馬と共に男子チアチームの結成を目指す物語を描く本作。横浜さんと中尾さんを含む7人は、本作クランクインまで3か月以上の練習を経て、劇中では本格パフォーマンスに挑戦している。そんな彼らの全力パフォーマンスは、私たち観客に元気と勇気、そして笑顔を与えてくれるに違いない。『チア男子!!』は5月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:チア男子!! 2019年5月10日より全国にて公開©朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT
2019年03月01日女優の松井玲奈が、集英社の文芸誌「小説すばる」11月号で小説家デビューを果たすことが分かった。現在放送中のNHK連続テレビ小説「まんぷく」にレギュラー出演するなど、女優として活躍中の松井さん。幼少期からの読書好きが高じて、近年は書評の寄稿や文庫解説の執筆なども行ってきた彼女が、今回満を持して小説家デビューを飾る。掲載されるのは、短編小説「拭っても、拭っても」。過去の恋愛によって心に傷を負ったアラサー女性の主人公が、小さな、しかし確かな希望を持って前を向くまでを綴った、失恋と再生の物語だという。10月17日10時より、同誌公式サイトにて試し読みができる。また、本作執筆に関する松井さんのエッセイが集英社の月刊読書情報誌「青春と読書」11月号に掲載される予定となっており、松井さんは執筆をふり返り「頭の中にある映像を言葉で人に伝えるのは、とてもエネルギーのいる作業でしたが、どこかで物語の続きを考えて遊んでいた子供の頃を思い出して楽しんでいる自分がいました。書き続けることで、自分の新しい感性に出会える予感がしています」とコメントを寄せている。「小説すばる」といえば、村山由佳、萩原浩、堂場瞬一、朝井リョウといったそうそうたる作家たちを輩出したことでも知られ、現在、北方謙三、夢枕獏、冲方丁らの連載が掲載されている。今後も同誌での執筆が予定されており、小説家としてもどんな活躍を見せるのか期待したい。「小説すばる」11月号は10月17日(水)発売。「青春と読書」11月号は10月20日(土)発売。(text:cinemacafe.net)
2018年10月12日横浜流星と中尾暢樹がW主演を務める、直木賞作家・朝井リョウ原作の青春映画『チア男子!!』。この度、本作の主要キャストとして浅香航大や瀬戸利樹らの出演が決定。併せて、メイキング超特報映像が到着した。本作は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた大学1年の晴希(横浜さん)が、怪我をきっかけに柔道をやめ、親友・一馬(中尾さん)と共に“男子チアチーム”の結成を目指す青春物語。■新たにフレッシュなキャスト決定今回出演が決定したのは、『桐島、部活やめるってよ』で注目を集め、連続テレビ小説「マッサン」で一躍名を広めた浅香航大、『ストレイヤーズクロニクル』「仮面ライダーエグゼイド」の瀬戸利樹、「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のパフォーマー・岩谷翔吾、『神様の言うとおり』で俳優デビュー後、『暗殺教室』『ちはやふる』 『帝一の國』などの話題作に出演する菅原健、そして『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』『心が叫びたがってるんだ。』の小平大智。浅香さんは、一匹狼で理屈っぽいが青春の熱を感じさせる秀才・溝口渉役、瀬戸さんはチア経験者だが過去に傷を持つ徳川翔役、岩谷さんが運動神経抜群の長谷川弦役、菅原さんは弦と幼なじみの鈴木総一郎(通称:イチロー)役、小平さんは体重100キロ超のスポーツ未経験者、遠野浩司役(通称:トン)を演じる。■共に青春を駆け抜ける! キャストコメント到着朝井リョウ作品2作目! 浅香航大「本気で青春したい」僕は今まで部活やサークルを経験してこなかったので、時間に限りがある中で何かに向かって一生懸命打ち込むことに、怖いというイメージがありました。青春って、失う怖さや切なさ、虚無感が伴うんじゃないかと。だけど今回、数か月練習をしてきて、僕たちにチアを教えてくださっているSHOCKERSのOBの方たちの、チアについて語っている顔がみなさん輝いていて、素敵な笑顔をされているのが印象的で。僕もこの作品を通して、自分自身がそんなふうに笑えるようになりたい、作品がみなさんに届くまで本気で青春したいなと思います。映画館に観に来てくださった方々が、映画を観た後に、素敵な笑顔になってくれたら嬉しいです。そして個人的には2度目の朝井リョウさん原作作品。今回はどんな青春を送らせてもらえるのか、期待に胸が膨らみます。初心に帰って挑みます。瀬戸利樹、メンバー唯一の経験者役に挑戦最初は何も出来ない状態で不安もありましたが、翔はメンバーの中でも唯一の経験者というところもあるので、他のメンバーよりも美しくパフォーマンスをする事を意識して練習しています。僕達BREAKERSの姿が、これから新しい何かに挑戦しようとしている方への後押しになるよう、そして皆さんを笑顔にできるよう頑張ります。翔を見て、前に進む一歩を感じて頂ければなと思います!演技力に磨きをかける岩谷翔吾、「ただがむしゃらに」スクリーンでのお芝居もチアも何もかも初挑戦なので、自分はただがむしゃらに頑張ることしかできないと思い、練習から気合を入れて参加しています。練習が進むにつれて7人の絆が深まり、役を越えて本当の仲間になれている、きっといい作品になると強く感じています。みんな何もできないところから始めて、全力で練習して、まだまだ形はきれいじゃないけれど、7人でがむしゃらにやっている姿が、感動に繋がると思います。観た人の背中を押すような、自分も何かできるんじゃないかと思ってもらえるような映画にしたいです。全力で挑みます。楽しみにしていてください!菅原健「少しずつチアらしく…」みんなより少し遅れて現場に入ったのですが、温かく迎えてもらって、練習にもどうにか追いついて、少しずつチアらしくなってきました。本番でイチローとしてちゃんと表現するためにも、撮影までもっと頑張ろうと思っています。この映画は、観終わった後、自分も何か新しいことを始めようと思うきっかけになると思うので、ぜひ楽しみにしていてください!小平大智「ちゃんと伝えたい」原作や脚本を読んで、トンちゃんのことをすごく素敵だなと感じました。そして、僕と似ているところもあるけれど、僕よりもずっと強い人だ。トンちゃんのようになりたい。そんなふうに練習を始めてから思うようになりました。トンちゃんや僕みたいに、もっと頑張りたいのにできなかったり、不安や怖いという気持 ちを持ってしまう人はたくさんいると思うんです。そんな人に「この太った人が頑張っているなら私も頑張ろうかな」と思ってもらえるように、精一杯頑張りたいです。映画を通して、僕が練習中にいただいたものをちゃんと返したい、ちゃんと伝えたいと思っています。■メイキング到着そんなフレッシュな顔ぶれで挑む本作。今回は出演者発表と同時に、W主演の横浜さんと中尾さんを含む7人が、クランクインまで3か月以上の練習を行ったメイキング映像が到着。ジャンプからの着地にふらつきはにかむ様子や熱く抱きしめ合う姿、時々覗かせる腹チラ…。また、リフトして転落してしまう少し危険な場面も収録。男子チアチーム「SHOCKERS」のOBらによるコーチングで、一生懸命練習に向き合う7人の姿は必見だ。『チア男子!!』は2019年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:チア男子!! 2019年初夏、全国にて公開予定©朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT
2018年09月15日俳優の横浜流星と中尾暢樹がW主演を務める、映画『チア男子!!』(2019年初夏公開)の追加キャストが15日、明らかになった。同作は朝井リョウによる累計17万部の同名青春小説を実写映画化。朝井が大学在学中に、男子“SHOCKERS”をモデルに執筆し、漫画化、テレビアニメ化、舞台化など様々な分野で話題を集めてきた。幼い頃から柔道を続けてきた大学1年の晴希(横浜)が怪我をきっかけに柔道をやめ、親友の一馬(中尾)とともに男子チアチームの結成をめざす。2012年公開の朝井リョウ原作の映画『桐島、部活やめるってよ』でも注目を集めた浅香航大は、一匹狼で理屈っぽいが青春の熱を感じさせる秀才・溝口渉を演じる。また、『仮面ライダーエグゼイド』でのブレイブ役で人気拡大中の瀬戸利樹は、チア経験者で爽やかなイケメンだが過去に傷を持つ徳川翔を演じる。高校まで野球やサッカーをやっていて運動神経の良い長谷川弦を演じるのは、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活躍する岩谷翔吾。さらに岩谷演じる弦と幼馴染の鈴木総一郎(通称:イチロー)を菅原健、体重100キロ超のスポーツ未経験者、遠野浩司(通称:トン)を小平大智が演じる。キャスト陣は、クランクインまで3カ月を超えるチアの徹底練習を行ったという。今回、そのメイキング映像「チア男子!! メイキング超特報」も公開。男子チアチーム“SHOCKERS”のOBらによるコーチングとともに、7人の体を張ったアクション、歯を食いしばった表情など、ひたむきな姿が収められている。○浅香航大コメント僕は今まで部活やサークルを経験してこなかったので、時間に限りがある中で何かに向かって一生懸命打ち込むことに、怖いというイメージがありました。青春って、失う怖さや切なさ、虚無感が伴うんじゃないかと。だけど今回、数か月練習をしてきて、僕たちにチアを教えてくださっているSHOCKERSのOBの方たちの、チアについて語っている顔がみなさん輝いていて、素敵な笑顔をされているのが印象的で。僕もこの作品を通して、自分自身がそんなふうに笑えるようになりたい、作品がみなさんに届くまで本気で青春したいなと思います。映画館に観に来てくださった方々が、映画を観た後に、素敵な笑顔になってくれたら嬉しいです。そして個人的には2度目の朝井リョウさん原作作品。今回はどんな青春を送らせてもらえるのか、期待に胸が膨らみます。初心に帰って挑みます。○瀬戶利樹コメント最初は何も出来ない状態で不安もありましたが、翔はメンバーの中でも唯一の経験者というところもあるので、他のメンバーよりも美しくパフォーマンスをする事を意識して練習しています。僕達BREAKERSの姿が、これから新しい何かに挑戦しようとしている方への後押しになるよう、そして皆さんを笑顔にできるよう頑張ります。翔を見て、前に進む一歩を感じて頂ければなと思います!○岩谷翔吾コメントスクリーンでのお芝居もチアも何もかも初挑戦なので、自分はただがむしゃらに頑張ることしかできないと思い、練習から気合を入れて参加しています。練習が進むにつれて7人の絆が深まり、役を越えて本当の仲間になれている、きっといい作品になると強く感じています。みんな何もできないところから始めて、全力で練習して、まだまだ形はきれいじゃないけれど、7人でがむしゃらにやっている姿が、感動に繋がると思います。観た人の背中を押すような、自分も何かできるんじゃないかと思ってもらえるような映画にしたいです。全力で挑みます。楽しみにしていてください!○菅原健コメントみんなより少し遅れて現場に入ったのですが、温かく迎えてもらって、練習にもどうにか追いついて、少しずつチアらしくなってきました。本番でイチローとしてちゃんと表現するためにも、撮影までもっと頑張ろうと思っています。この映画は、観終わった後、自分も何か新しいことを始めようと思うきっかけになると思うので、ぜひ楽しみにしていてください!○小平大智コメント原作や脚本を読んで、トンちゃんのことをすごく素敵だなと感じました。そして、僕と似ているところもあるけれど、僕よりもずっと強い人だ。トンちゃんのようになりたい。そんなふうに練習を始めてから思うようになりました。トンちゃんや僕みたいに、もっと頑張りたいのにできなかったり、不安や怖いという気持ちを持ってしまう人はたくさんいると思うんです。そんな人に「この太った人が頑張っているなら私も頑張ろうかな」と思ってもらえるように、精一杯頑張りたいです。映画を通して、僕が練習中にいただいたものをちゃんと返したい、ちゃんと伝えたいと思っています。
2018年09月15日お笑いコンビ・オードリーの若林正恭と春日俊彰がパーソナリティを務める『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送/毎週土曜 25:00~)が、10月で放送10周年を迎える。この連載では、番組に携わる構成作家のチェ・ひろし、奥田泰、藤井青銅、ディレクターの石井玄、そしてパーソナリティのオードリーにインタビューをする他、番組密着やイベントレポートも行う。第1回は、構成作家のチェ・ひろしにインタビューを実施した。チェ・ひろし『アルコ&ピースのオールナイトニッポン』、『ラブレターズのオールナイトニッポン0(ZERO)』などでハガキ職人として活動した後、15年4月から作家見習いに。『朝井リョウと加藤千恵のオールナイトニッポン0(ZERO)』『ミュ~コミ+プラス』などに携わった後、『オードリーのオールナイトニッポン』の構成作家の一員となる。現在は同番組内で自身の名が付いた「ひろしのコーナー」も担当中。ところで、どうして「チェ・ひろし」という呼び名になったのか。元々、ハガキ職人時代は「関口勇斗」というラジオネームで投稿していたが、構成作家として携わる『オードリーのオールナイトニッポン』にて、若林が関口宏とかけて「ひろし」と呼んだことで「関口ひろし」に。その後、チェ・ゲバラと同じ誕生日ということで、「チェ・ひろし」という名前になった。現在は『オードリーのオールナイトニッポン』内で、自身の名が付いたコーナー「ひろしのコーナー」も担当。このコーナーは毎回、ひろしが企画をし、春日が体を張る内容となっている。○初回から聴いていた『オードリーのオールナイトニッポン』――ひろしさんは15年3月、ハガキ職人として数多く投稿されていた『ラブレターズのオールナイトニッポン0(ZERO)』の最終回に出演し、放送の中で作家見習いとして活動していくことが発表されました。そうですね。放送後、翌4月から『朝井リョウと加藤千恵のオールナイトニッポン0(ZERO)』に作家でついて、5月か6月には『ミュ~コミ+プラス』についていたと思います。――それから、『オードリーのオールナイトニッポン』にはどういった流れでつかれたのですか。『朝井リョウと加藤千恵のオールナイトニッポン0(ZERO)』の控室で、 芳樹さん(注:宗岡芳樹。当時の番組ディレクター)と奥田さんが番組の打ち合わせをしていたとき、「お前も聴いてるのか」と言われて、その流れでついたと覚えています。時期的にはIKKOさんがゲストで出演(16年2月)された前くらいだったと記憶してます。――『オードリーのオールナイトニッポン』は元々聴かれていたんですね。単発(『オードリーのオールナイトニッポンR)』)からずっと聴いていました。レギュラー放送も初回から全部聴いてますかね。実は最初に投稿が読まれた番組も『オードリーのオールナイトニッポン』なんですよ。初投稿だったんですが、確か「死んでもやめんじゃねーぞ」で採用されました。元々、オードリーさんがすごい好きだったんですよ。――そうだったんですね! ずっと聴いていた番組に携わることができると決まったときはどんな心境でしたか。訳が分からなかった状態ですね(笑)。責任重大だな、頑張らないといけないなと思いましたね。○放送中は「みんなでラジオを聴いてるような感覚」――リスナーとして長らく聴いていた『オードリーのオールナイトニッポン』に構成作家として携わり、なにか発見はありましたか。オードリーさんのラジオは、ブースにお2人と奥田さんがいらっしゃって、その笑いがリスナーとしては聴けるじゃないですか。でもブースの外にも、石井さんとか青銅さん、ADの船崎(彩乃)さん、ミキサーの大坪(秀嗣)さんがいて、その人たちもめちゃくちゃ笑うんですよね。こんなみんな楽しそうに笑いながらやるんだなと思いました。みんなでラジオを聴いてるような感覚で、ビックリしましたね。――構成作家として携わってから、思い出深い回はありますか。たくさんありますが、「ひろしのコーナー」で『ケツラックアウト』を初めてやったときは、若林さんがすごく楽しくやられていたのが記憶に残っています。あとはトランプ大統領に決まったタイミングでやった内容が、放送後に大坪さんに「めっちゃ面白かったよ」と褒めていただいたのを覚えています。後は、ゲストさんが来た回はやはり毎回、思い出深いですね。――以前ゲストに来られた梅沢富美男さんは、頭に100円玉を乗せた状態でケツバットされていましたよね(笑)。ケツバットされて落ちたお金を春日さんが空中でキャッチできるか、という内容でした。梅沢さんはすごかったですね。CM中もずっと頭に100円玉を乗せて待ってくださって、申し訳なかったです(笑)。――そして、今年のある放送回では若林さんが「ひろしのコーナーが1週間で1番楽しい」とおっしゃっていましたね。そう言っていただけると本当にありがたいです。○「ひろしのコーナー」の裏側「ひろしのコーナー」の企画を書いたノート――「ひろしのコーナー」を考えるとき、どんなことを意識されていますか。怒られると思うんですけど、僕が見たいやつを考えてるだけです(笑)。こんなことをしたら面白そうだなとか、高圧ガスのスプレーがあったからこれ使えそうだなとか(笑)。放送の何時間か前に、ペットボトルを冷凍庫に入れてちゃんとガチガチに固まってるか確かめるなど、準備をしてますね。――ラジオを聴いていて感じることですが、「ひろしのコーナー」は実施する直前まで、オードリーのお2人はなにをするのか知らない状態なんですかね。そうですね。「ひろしのコーナー」の前にCMがあるのですが、その時に若林さんも初めて内容を知ると思います。春日さんは若林さんが内容を読むのを聞いて、初めて知ると思います(笑)。――ところで、「ひろしのコーナー」などでは「~よろしく」というワードがよく使われますが、ひろしさんの口癖なのですか。いや、普段から言っているわけではないです(笑)。ただなんとなく書いたのが、定着したという感じです。「~よろしく」って使いやすいというか、いつもネタ案を書いているのがB5サイズのノートで文字数が限られるので、「~っぽくしてください」と使うときに「~よろしく」と書くと、文章が省略できて楽なんですよね。例えば「ビーチフラッグよろしく」と書けば、詳しく説明をしなくて済むので。そういう理由で最初は使ったと思います。○オードリーのすごさは「本当に面白いところ」――構成作家になる前から、そして構成作家として携わってみて、オードリーさんのどういった点をすごいと思われるかお聞かせください。これ恥ずかしいですね。お2人が見そうだから怖いです(笑)。お話がずれるかもしれないですが、作家になる前からそうなんですが、生きていて1週間でそんなに笑うことってないと思うんですよ。でもリスナーさんもそうだと思いますが、土曜日の1時~3時の時間は、僕の中で腹を抱えて笑える時間が確定しているんです。なので、お2人のすごさは本当に面白いところなのかなと思います。番組に関わらせてもらえているのは、全然力になれているか分からないですけど、本当にありがたいですね。――では最後に、構成作家として今後目指したいものがあればお教えください。直近のことですと、格闘ゲームがものすごく好きなので、格闘ゲームの仕事をしたいなとぼんやり思ってますね。全然好きだというアピールはしてないんですけどね(笑)。『オードリーのオールナイトニッポン』毎週土曜 25:00~27:00。テレビでは決して聴くことのできない限界ギリギリのフリートーク満載の2時間!
2018年09月13日俳優の横浜流星と中尾暢樹が、映画『チア男子!!』(2019年初夏公開)でW主演を務めることが10日、わかった。同作は朝井リョウによる累計17万部の同名青春小説を実写映画化。朝井が大学在学中に、男子“SHOCKERS”をモデルに執筆し、漫画化、テレビアニメ化、舞台化など様々な分野で話題を集めてきた。幼い頃から柔道を続けてきた大学1年の晴希(横浜)が怪我をきっかけに柔道をやめ、親友の一馬(中尾)とともに男子チアチームの結成をめざす。横浜は、2018年『虹色デイズ』『兄友』で主演を務め、12月7日には『青の帰り道』、2019年1月25日にはGReeeeNの楽曲を題材にした『愛唄-約束のナクヒト-』(主演)、3月21日には『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』の公開が控え波に乗っている。また中尾は、人気少女コミックの映画化『一礼して、キス』(2017)で主演を務め、9月よりMBSにて放送のドラマ『文学処女』、10月より関西テレビにて放送のドラマ『今夜、勝手に抱きしめてもいいですか?』の出演を控えている。さらに現在27歳の若き才能・風間太樹がメガホンを取り、原作者・キャスト・監督ともに20代の新世代で挑む映画となった。3カ月以上の徹底的な練習を乗り越え、9月からクランクイン。原作の朝井は「これまで何度か実写化の企画が立ち上がっては『俳優陣がチアリーディングを実演することが難しい』という理由で頓挫し続けてきた作品です」と明かし、「キャストはもちろん監督も20代という若いチームで製作されると聞いたときは、喜びより先にその巨大なチャレンジ精神を見上げる思いでした」と語る。「10年近く前に執筆した作品を次世代の方々がどんな風に生まれ変わらせてくれるのか。その機会に恵まれた幸運に感謝しつつ、完成を楽しみに待ちたいと思います」と期待を寄せた。○横浜流星 コメント初めて台本を読んだとき、仲間と何かに熱中することのすばらしさを感じました。僕は個人競技の空手をやっていたので、今回みんなと一緒に同じ目標に向かってチアに挑戦することができて嬉しいです。また、今回作品のモデルとなっている「ショッカーズ」の方々の演技を観させて頂いたとき、改めて「応援」の力は素晴らしいと感じました。そんなショッカーズの方々に恥じない演技を7人で披露し、僕たちの応援を届けたいと思います。そして悩みながらも、信じた仲間と共に青春を過ごし、目標に向かって仲間と共に一生懸命に取り組む姿を全力で演じるので、何かに挑戦する人の背中を押すことができると嬉しいです1○中尾暢樹 コメント原作を読んだ時、みんなでがむしゃらになって一つの物を作り上げていく事の尊さ。努力する事、諦めない事の大切さ。とともに青春の色んな情景が浮かび上がってとても楽しみになりました。チアを自分がやると知った時は驚きました。最初はバク転も側転もできない状態からのスタートし、数ヶ月間、歳の近い仲間達と部活の様に練習しながらだんだんと形になってきています。練習はまさに映画のワンシーンように仲間たちと熱い夏の青春を過ごしているので、それをこれからの撮影で出していけたら絶対に素敵な作品になると思っています。挑戦する勇気、がむしゃらに努力する事の大切さ、チアの楽しさを感じて欲しいです。僕たちの熱い青春映画、楽しみにしていてください!
2018年09月10日直木賞作家・朝井リョウの「チア男子!!」が、この度横浜流星と中尾暢樹のW主演で来夏、映画化されることが決定。主演に決定した2人からコメントも到着した。■朝井リョウ傑作青春小説が映画化!「桐島、部活やめるってよ」「何者」が映像化された朝井氏。次なる映像化は、彼の第2作目となる、累計17万部の傑作青春小説「チア男子!!」。大学在学中に、これまで女子がやるものとされてきたチアリーディングを、男子がやる男子チアチーム“SHOCKERS”をモデルに執筆した作品だ。これまで漫画化、TVアニメ化、舞台化もされた本作が、今回ついに実写映画化される。朝井リョウ コメントこれまで何度か実写化の企画が立ち上がっては「俳優陣がチアリーディングを実演することが難しい」という理由で頓挫し続けてきた作品です。そのため、キャストはもちろん監督も二十代という若いチームで製作されると聞いたときは、喜びより先にその巨大なチャレンジ精神を見上げる思いでした。十年近く前に執筆した作品を次世代の方々がどんな風に生まれ変わらせてくれるのか。その機会に恵まれた幸運に感謝しつつ、完成を楽しみに待ちたいと思います。■横浜流星&中尾暢樹W主演! 男子チアの世界へ――物語は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた大学1年の晴希が怪我をきっかけに柔道をやめ、親友の一馬と共に男子チアチームの結成を目指す青春物語だ。本作で主演を務めるのは、『虹色デイズ』『兄友』で主演し、来年には『愛唄-約束のナクヒト-』『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』の公開を控える横浜流星と、「動物戦隊ジュウオウジャー」『一礼して、キス』「文学処女」に出演する中尾暢樹。本作で横浜さんは、柔道一家の中でどうしても姉に届かない自分の柔道の才能に苦悩し、男子チアの世界へ飛び込む坂東晴希役、中尾さんは男子チアチーム「BREAKERS」の発起人で晴希の幼なじみ・橋本一馬役を演じる。■横浜流星「僕たちの応援を届けたい」脚本を読み、「仲間と何かに熱中することのすばらしさを感じました」と話す横浜さんは、「僕は個人競技の空手をやっていたので、今回みんなと一緒に同じ目標に向かってチアに挑戦することができて嬉しいです」とコメント。「SHOCKERS」の演技を見て、改めて“応援”の力は素晴らしいと感じたという横浜さんは、「そんなSHOCKERSの方々に恥じない演技を7人で披露し、僕たちの応援を届けたいと思います。そして悩みながらも、信じた仲間と共に青春を過ごし、目標に向かって仲間と共に一生懸命に取り組む姿を全力で演じるので、何かに挑戦する人の背中を押すことができると嬉しいです!」と意気込みを語っている。■中尾暢樹「チアの楽しさを感じて欲しい」3か月以上の練習を経て撮影に挑むという今回。「チアを自分がやると知った時は驚きました。最初はバク転も側転もできない状態からスタートし、数ヶ月間、歳の近い仲間達と部活の様に練習しながらだんだんと形になってきています」と明かし、「練習はまさに映画のワンシーンのように仲間たちと熱い夏の青春を過ごしているので、それをこれからの撮影で出していけたら絶対に素敵な作品になると思っています。挑戦する勇気、がむしゃらに努力する事の大切さ、チアの楽しさを感じて欲しいです。僕たちの熱い青春映画、楽しみにしていてください!」と熱いメッセージを寄せている。なお監督は、弱冠27歳の新星・風間太樹。2013年大学在学中に制作した『Halcyon days』が山形ムービーフェスティバルで注目を浴び、『帝一の國』や 『恋は雨上がりのように』のスピンオフドラマも手掛けた若き才能の持ち主だ。『チア男子!!』は2019年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年09月10日「完全無欠のラジオ宣言!!」 と題してラジオを全力特集した『TVBros. 2018年9月号』(東京ニュース通信社)が、24日に発売される。「テレビブロス」という"テレビ"を冠した雑誌ではあるものの、「良いものは良い、 ということで、 聴いておきたい、 聴かなきゃ損なラジオをご紹介します」とのこと。ラジオ特集で取り上げられるのは、漫才のような掛け合いが魅力の赤江珠緒と山里亮太の『火曜たまむすび』(TBSラジオ)をはじめとした番組の数々。『火曜たまむすび』の他、『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(文化放送)、『土屋礼央レオなるど』(ニッポン放送)、『神田松之丞問わず語りの松之丞』(TBSラジオ)、『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』(ニッポン放送)、『東京ポッド許可局』(TBSラジオ)、『前野健太のラジオ100年後』(ラジオ日本)、『夏休み子ども科学電話相談』(NHKラジオ第1)、『純次と直樹』(文化放送)などが取り上げられる。編集部がセレクトする全国おすすめ番組や、「思い出の青春ラジオ」のコラム、ブロス連載陣の出演ラジオ番組リストも掲載される。また『TVBros. 2018年9月号』では、「『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~』徹底解剖」と題した特集の他、TBS日曜劇場『この世界の片隅に』の主演・松本穂香のインタビューも収録されている。
2018年07月24日小説家の朝井リョウが、10日に放送されたニッポン放送『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』(毎週日曜 22:30~23:00)で、俳優・東出昌大の自宅に招かれたエピソードを披露した。東出昌大番組内で東出について「いい人って芸能界にいるんだなって思うよね」と絶賛する朝井。東出は12年に公開された朝井原作の映画『桐島、部活やめるってよ』にメインキャストの一人として出演しており、その撮影現場で2人は初対面を果たした。原作者の朝井は撮影現場に招かれたものの、キャストの輪に入れず、恐る恐るスタジオセットの隅にいた。そこへ「原作者の方ですよね」と東出が話しかけてくれ、他の共演者に紹介までしてくれたと明かす。その後、打ち上げに参加した朝井は、年齢の近かった東出とかなり深い時間まで飲んでいたという。すると、東出から「ちょっと抜けようか」と一言。その時の心境を朝井は「ドキドキするでしょ?『パーティ抜け出さない?』ですよ(笑)」と振り返り、2人で映画を観に行ったことを明かした。それからも2人の交流は続き、東出・杏夫妻の子供が生まれた際、東出から「来てよ!」と自宅へ招待されたとも話す。そして自宅では、杏の手料理を振る舞ってもらったといい、「あの家にいた時間は夢だったんじゃないか」と感慨深く振り返っていた。
2018年06月12日(イラスト:ちたまロケッツ) 『お笑い』→『海外ドラマ』→『マンガ』→『ラジオ』の4ジャンルを週替わりで、そのスペシャリストが“最推し番組”を指南する『今週の萌えガタリ』。今週は『ラジオ』ということで、『ラジオの時間』編集人の村上謙三久さんが最推し番組を紹介! 【最推し番組】『高橋みなみと朝井リョウヨブンのこと』/ニッポン放送で毎週日曜22時30分〜放送中 元AKB48総監督と平成生まれの直木賞作家。そんな2人のラジオ『高橋みなみと朝井リョウヨブンのこと』は今、まさに最推しの番組です。 朝井さんは『何者』で直木賞を受賞。『桐島、部活やめるってよ』が映画化されて話題に。また、本コーナー「今週の萌えガタリ」のマンガ編を執筆されている加藤千恵さんと一緒にオールナイトニッポンのパーソナリティを1年間務めていました。高橋さんはTOKYO FMでお昼の帯番組『これから、何する?』を担当。毎日、生放送で喋っています。 この番組を簡単に説明するなら、「面倒臭い朝井さんの言動を高橋さんとともに愛でる」といった感じでしょうか。 では、朝井さんがどう面倒臭いのか。例えば女性誌でよく見かける「2週間着回しコーデ」について。朝井さんはこの企画が「破綻している」と指摘し、「あの生活はこの世のものではない」と続けます。家計簿も含め、現実とのギャップを感じたようなんですね。 それだけでは終わらず、いくつか案を出していきます。「旦那が急逝して夫名義の銀行口座が凍結された未亡人の着回しコーデ」「学生が自動車免許を取りに合宿に行った時の着回しコーデ」。高橋さんは「それじゃ着たいと思わない」ともっともな指摘をして、面白おかしくトークは終わるんですが、本作りに関わる身としては、自分の企画でも過剰になって、現実味がなくなることがあるんじゃないかとハッとさせられました。 最近、人気になっているのは「もしたけ」のコーナーです。正式名称は「もし、竹内涼真ではない私たちが、今一番なりたい男ナンバーワンの竹内涼真になったら?」。リスナーが妄想を送るコーナーですが、朝井さんたちも乗っかってきます。 「男子高校生として、昼休みに紙パックの野菜ジュースを飲みたい」という投稿が来ると、朝井さんは「ちっちゃいイスの上で、足を畳んだ状態で飲みたい」「学ランの中はパーカーでいいですか」「女の子に借りた少女漫画をしかめっ面で読んでいてほしい」とあふれ出す妄想を足していきます。高橋さんも「その紙パックになりてぇ!」と“昇天”してました。 このコーナーも面白いだけでは終わりません。別の回では朝井さんが「空虚なイケメン」好きを告白。竹内さんにもそんな役をやってほしいと語っていましたが、そこから予想外の展開に。まず小説のキャラを描く難しさに話題は広がります。さらに、高校教師が覚醒剤使用で逮捕された事件にも触れ、その背景をシビアに考察していました。 聴いててニヤニヤして、噴き出してしまうこともあるけれど、終わった時にちょっと考えさせられる。『ヨブンのこと』で語られたことは、いつも周りの人に「ラジオで聴いたんだけど……」と話したくなるんですよね。まさに最推しの番組です……なんて書くと、ひっそりと番組をやっていたいお2人には閉口されそう。最後に謝っておきます。大変失礼いたしました。
2017年11月27日女優の美山加恋が24日、東京・天王洲銀河劇場で行われた舞台『何者』の公開ゲネプロに、共演の阿部顕嵐(Love-tune)、長妻怜央(Love-tune)、鈴木勝大、宮崎香蓮、小野田龍之介、演出の丸尾丸一郎とともに登場した。同作は作家・朝井リョウによる同名の直木賞受賞作を映画化。就職活動を通して自分が何者かを模索する大学生の姿をヒリヒリと描く。2016年10月には、佐藤健主演で映画化された。舞台版の脚本は黒岩勉、演出は劇団鹿殺しの丸尾丸一郎が務める。美山は意識高い系女子・小早川理香を演じ、主演の阿部と緊迫感のあるシーンを演じきった。作品に合わせて、もしこの職業に就いていなかったらどの仕事がしたいか? という質問に、美山は「物心つく頃からこのお仕事してたので……」と悩みつつ、「『パティシエになりたい』って思った気がします。甘いもの作るのが好きだったので」と明かす。声優を務める『キラキラ☆プリキュアアラモード』でもパティシエに縁がある美山だが、稽古場には手作りの菓子などの差し入れをしていない様子で、阿部は「ケーキ待ってます」と期待を寄せた。また、阿部が「僕たちの仕事は家にいる以外は面接のようなもの。面接には慣れてると自負はしているんですけど……美容師ですかね」と答えると、小野田が「前置きはなんだったんだ!?」と的確なツッコミを入れる。さらに「すごい、いいのありますよ!」と自信を見せた長妻が「お母さんが履歴書を送ってしまったのが事務所に入ったきっかけだったので、最初の雑誌で将来みんなが『デビューしたい』とか書いているのに、俺、『消防士になりたい』って書きました」と明かすと、鈴木から「それとっておきの話だったの?」、小野田から「長妻くんが『いいことあります』と言った時は大概こんな感じ」とつっこまれていた。しかし小野田も「強いて言えば焼き鳥屋さん。串に鳥を刺す時、気持ちよさそうじゃないですか」と答え、周囲から「怖い怖い!」と総ツッコミを受ける。一方宮崎は「普段スーツを着ることないので、なんでもいいからスーツを着る仕事をしたいなと思います」と希望を語った。“高いビルフェチ”で「きれいな女性を見るのと同じ感覚でビルを見ている」という鈴木は、「職業というよりも、高層ビルで働いてみたいなと思います」と願望を明かす。「入構証をもらって、改札機みたいな機械に入って、外から透けて見えるエレベーターに乗りたい」と語り、「エリアでいうと、汐留が好き」と告白していた。
2017年11月24日ジャニーズJr.内のユニット・Love-tuneの阿部顕嵐が24日、東京・天王洲銀河劇場で行われた主演舞台『何者』の公開ゲネプロに、共演の美山加恋、長妻怜央(Love-tune)、鈴木勝大、宮崎香蓮、小野田龍之介、演出の丸尾丸一郎とともに登場した。同作は作家・朝井リョウによる同名の直木賞受賞作を映画化。就職活動を通して自分が何者かを模索する大学生の姿をヒリヒリと描く。2016年10月には、佐藤健主演で映画化された。舞台版の脚本は黒岩勉、演出は劇団鹿殺しの丸尾丸一郎が務める。歌やダンス、映像を駆使して若者たちの苦悩を描いた同作。途中には阿部の生着替えも行われた。着替えシーンに話が及ぶと、小野田は「あれはいいですよ」と太鼓判を押し、阿部は「内心焦ってまして。間に合うか間に合わないかギリギリのところなので、見られていることに対しての恥は一切ないですね」と男らしく語る。阿部が「裸を見られるよりも、内面を見られる方が恥ずかしいです」と言うと、共演者たちは「ごちそうさまです!」と頭を下げた。演出の丸尾は「キャストのいろんな面を楽しめるように」という意図を明かし、ダンスシーンについても「舞台特有の表現方法に落とし込めないかなというのを考えていて、TAKAHIROさんに振付をお願いした」という。阿部は「生着替えは丸尾さんに捧げてます」と驚きの発言で、「すいません、ファンの皆さん」と謝罪した。外部舞台に初挑戦となる長妻は、ジャニーズの公演では「ライブだったり舞台だったり、自分がどれだけ目立てるかが勝負」だったという。しかし「この舞台ではみなさんと協力して、言葉と言葉の対話や、舞台なので大きく動くというのを意識するようにと教えていただいて、意識が変わりましたね」と稽古を振り返り、「人生レベルで得をした」と表すと、小野田も「規模がすげえな」と感心していた。また、阿部と長妻の”保護者”を自称する小野田は「長妻くんとか、阿部ちゃんとか、普段のLove-tuneなキラキラな感じとは違うエネルギーを感じていただけると思いますし、男として非常に熱くエネルギッシュにお芝居をしているので、観に来る方は鼻血ブーですよね」とアピール。一方、鈴木は不慣れなダンスに苦戦したことを告白し、「『そういう振りね』って気付いた時には、他の皆さんは先に行っている。だいたい5日目くらいに気づいたら、みんなが3ステップくらい先にいて、パンク寸前なんです」と苦笑した。しかし「特に顕嵐とかは、ほぼはけずにやりきってて、体力的にしんどいと思うんですよ。頑張ってる姿を近くで見れるので、僕もしっかり最後までやりきらなきゃな、という思いはあります」と語った。公開ゲネプロを終えて「今やっと、スタートラインに立った」という阿部は、「何回観ても考えさせられる舞台でありたいと思います」と改めて意気込む。「一つ一つの体の動きや場面で意味があるので、一回では見切れない」と同作について説明し、「明日から本当に、就活がんばります!」と、就活生を演じることへの意気込みを表した。
2017年11月24日