加山雄三7月21日に放送される歌番組への出演を最後に、それ以降はコンサートなどを行わず、年内で芸能活動をキッパリ終了すると発表した吉田拓郎。それに先立ち、6月19日に《コンサート活動は年内をもってケジメをつけようと思います》と、同じく“引退”を宣言していたのが加山雄三だった。「加山さんは、’20年8月に自宅から救急搬送されて入院した際、軽度の脳内出血を起こして、活動を休止しました。リハビリを経て、’21年に復帰。今年はコンサートを行っていましたが《歳をとることで、さまざまなことを続けていくことの大変さを実感している》として、今回の発表になりました」(スポーツ紙記者)“若大将”の引退発表は芸能界でも波紋を呼んでいるが、彼の地元・茅ケ崎の人々は何を思うのか─。「加山さんは、まさに茅ケ崎を象徴する人ですよ」そう話すのは、茅ケ崎を走るJR『相模線』の乗客のひとり。『相模線』の茅ケ崎駅では、’20年に加山が芸能活動60周年を迎えたことに加え、’21年に『相模線』開業100周年を記念し、加山の曲『海 その愛』を使用した発車メロディーが導入されていた。加山と地元の深いつながりを感じるが、その発車メロディーを聞くことができたのは短期間だったようで……。「今年3月のダイヤ改正でワンマン運転となり、加山さんの発車メロディーを流せなくなりました。今までは車掌がホームにあるボタンを押してメロディーを流していたのですが、ワンマンだと運転士が車内の発車ブザーとホームのボタンも押すことはできませんので……。半年で終了は残念ですが、仕方ないですね」(茅ケ崎駅の駅員)モニュメントの制作費は50万円すでに役割を終えていた加山の“駅メロ”。ただ、茅ケ崎には彼ゆかりのものがほかにも。’21年4月、加山をモチーフにした“モニュメント”が駅前から海岸に延びる『雄三通り』の交差点に完成した。「地元の名産である湘南七宝焼の店に頼んで制作しました。加山さんの事務所から写真を提供していただき、『海 その愛』の歌詞も入れて、かかった制作費は50万円くらい。加山さんご本人も見に来てくださいましたよ。番組ロケのついでに寄ってくれて。数分間でしたが、珍しく加山さんが来ていたので、たくさんの人が集まっていました」(東海岸商店会の青年部会長)七宝焼とは、金属の素地にガラスのうわぐすりを焼き付けて装飾する技法。古くから勲章などに用いられている。制作に携わった湘南七宝焼の店主は、加山についてこう語る。「昔は茅ケ崎にいたこともあったせいか、七宝焼はご存じでした。モニュメントの表面をペタペタ触りながら“へぇ、へぇ”とうなずきながら説明を聞いてくれました。“加山さんの映画の海のシーンみたいにキラキラしているんですよ”と伝えたら“不思議だねー”と言っていました」『加山雄三ミュージアム』は6月末で閉館愛すべき茅ケ崎で気さくな振る舞いを見せていた加山。引退までに残されたコンサートは、9月の『加山雄三ラストショー』と、12月の豪華客船『飛鳥Ⅱ』での船上ライブの2回。だが実は、未発表のライブ計画も控えていた。「8月2日に、茅ヶ崎市民文化会館で加山さんも参加する音楽イベントが行われるんです。これは『茅ヶ崎商工会議所』による主催で、会員だけにチラシが届いています。その協賛金を募って、また新たに記念モニュメントを制作する計画もあります」(商工会議所の会員)ファンはもちろん、地元の人たちも加山のステージを目に焼きつけておきたいに違いない。さらに、ファンが“モニュメント”を目当てに足を運んでくれることも願って……ということだろう。ただ一方で、引退を待たずに“幕引き”となる施設もあった。「西伊豆の堂ヶ島にある『加山雄三ミュージアム』は6月末で閉館することが決まり、展示物は茅ケ崎市が預かることになっているんです」(芸能プロ関係者)当初は8月末での閉館を予定していたという同施設。ただ海水浴シーズンと重なって、周辺の混雑が予想されることから、閉館を2か月早めることにしたという。閉館後はどうなるのか、担当者に話を聞くと、「6月いっぱいで閉館しますが、展示物がどうなるかまではわかりません。施設自体は、そのまま運営グループが引き継ぎます。もともとレストランや土産物売り場が併設されていますので、それらを含めた商業施設になります」とのこと。加山ゆかりの貴重な品は、やはり茅ケ崎へ。市役所の担当者に問い合わせると“立候補”について、こう話す。「加山さんの『ミュージアム』にある展示品は、たしかに市からリクエストしました。茅ケ崎市の象徴みたいな人ですからね。でも、どう使うかは決まっておらず、これから話し合う予定です」展示する場所などは未定だが、茅ケ崎市民の間ではこんな話が広まっている。「郷土資料館を新しく建設中なのですが、そこに加山さんなど茅ケ崎ゆかりの人たちの展示物を置くコーナーができるらしいですよ」(地元商店街の店主)まさに若大将を“文化遺産”にするべく、すでに地元が動き出しているようだ。年内でライブ活動は引退加山の今後について、マネージャーに改めて聞いた。「年内でライブ活動は引退します。テレビなどで歌うこともやめます。人前でのパフォーマンスはしないということです。ただ、未発表の曲もあり、そのレコーディングをする可能性はあるかもしれませんが、今のところ未定です」かつても全国ツアーをやめると宣言したこともあったが、’18年に愛艇『光進丸』が火災で焼失すると“炎の中から声が聞こえた”としてコンサートを再開した。「たしかにツアーをやめたことはありました。でも、やるべきことがあるんじゃないか、まだ歌えるということで、コンサートツアーを復活させたのです。それもコロナ禍で4本が中止になりました」(マネージャー、以下同)実際の体調については、このように語る。「年齢的に、高音が出なくなってきており、本人の意思で、まだ余力があるうちにやめたいということになりました。“単純に年とったんだよ”とも言っています」前出の8月に茅ケ崎で行う未発表のライブについては、「“加山さん、ありがとう”みたいなライブを企画したので出てくれませんか、ということで、その思いに応えるために出演することになりました。でも、協賛金とか新しいモニュメントをつくることについては具体的には知りません」引退した後は?「来年以降のスケジュールは、今のところ未定です」人前には出なくなっても茅ケ崎に来れば、加山の愛した海と、遺されたゆかりの品々が待っている。
2022年06月29日2022年6月19日、歌手や俳優として活躍する加山雄三さんが、年内でコンサート活動から引退することを発表しました。同年12月に開催する、船上ライブが最後の公演になるそうです。同年6月現在、85歳の加山さんは、年齢や体力面を考慮し、「まだ歌えるうちにやめたい」と、コンサート活動からの引退を決意しました。また、コンサート活動は引退しますが、公演以外のアーティスト活動や芸能活動は継続します。家族やスタッフらとも協議し、今後のパフォーマンスや年齢、体力面などを考慮。「歌えなくなってやめるのではなく、まだ歌えるうちにやめたい。最後までいつも通り歌う。それが一番」との思いから、歌手活動の継続を最優先した形となった。サンケイスポーツーより引用加山さんは、同年7月に名誉船長を務める豪華客船『飛鳥Ⅱ』の恒例船上ライブ『若大将クルーズ』に出演予定。また、同年9月には東京国際フォーラムで『加山雄三ラストショー~永遠の若大将~』を開催し、その後同年12月にラストライブである船上ライブ『若大将クルーズ』に出演します。ネットからは、加山さんのコンサート活動引退の理由を称賛する声が多く上がりました。・加山さん、もう85歳なのか。歌えるうちに、元気なうちに引退を決断するのは、本当に素晴らしいしかっこいい。・コンサート活動の引退はとても残念。ラストライブのチケットをなんとか入手して、加山さんの最後の公演を見たい!・この年齢まで、表舞台でやってきた加山さんだからこそ、きちんとピリオドを打ちたかったんだろうね。まさしく『有終の美』だと思う。素敵。・音楽活動からは引退しないのですね。ほっとしました。これからもテレビ番組などで、元気な姿や歌声を聞けるのが楽しみです。1961年に歌手デビューし、2022年現在まで広い世代から愛され続けている、加山さん。コンサートに足を運び、加山さんの姿をその目に焼き付けてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2022年06月20日加山雄三が、年内をもってコンサート活動を終了することを発表した。1960年東宝より映画『男対男』でデビューした加山は、翌年映画『大学の若大将』に主演し、その後「若大将シリーズ」がスタート。劇中で歌った「君といつまでも」「夜空の星」「旅人よ」などが大ヒットし、名実共に日本を代表するアーティストとなった。その後現在まで様々な試練にみまわれるも、その度に奇跡的な復活を遂げコンサートに復帰してきた。しかし今年4月に85歳を迎え、アーティストとして100%満足いくコンサートを提供し続けていくことへの葛藤を経て、「歌えなくなってやめるのではなく、まだ歌えるうちにやめたい。最後までいつも通り歌う。それが一番なんだ」との思いで、今年の12月をもって、長年続けてきたコンサート活動から引退することを決断した。一般のコンサートとしては9月9日東京国際フォーラムホールAでの『加山雄三ラストショー 〜永遠の若大将〜』、12月豪華客船飛鳥Ⅱでの船上ライブ(若大将クルーズ)が最後のコンサートとなる。■加山雄三 コメントみなさん、長きにわたる応援本当にありがとうございます。感謝しております。活動を始めて60年もの間、音楽を作り歌い続けてきました。そしてたくさんの人との出会いと、幸せをいただきました。歳をとることで様々なことを続けていくことの大変さを実感しております。しかしながら、その時々で精一杯目の前のことに真摯に向き合ってきました。コンサート活動は年内をもってケジメをつけようと思いますが、これからも音楽は親友であり大切にしていきたいと思います。最後のライブ、みなさんで楽しみましょう!『加山雄三ラストショー 〜永遠の若大将〜』告知動画<コンサート情報>『加山雄三ラストショー 〜永遠の若大将〜』2022年9月9日(金) 東京国際フォーラム ホールA開場 15:00 / 開演 16:00『加山雄三ラストショー 〜永遠の若大将〜』告知画像【チケット料金】プレミアム席:30,000円(プレミアムチケット付き / VIPゲート入場 /「しあわせだなぁ」NFT付き)記念チケット ※楽天チケットのみ発売S席:12,000円A席:8,000円※枚数制限:お一人様4枚※入場制限:3歳以下入場不可、4歳以上チケット必要一般発売日:2022年7月18日(月・祝) 10:00〜問:キョードー横浜 045-671-9911(日・祭日を除く 11:00〜15:00)加山雄三オフィシャルホームページ
2022年06月20日(左から)石原裕次郎さん、加山雄三、星野仙一さん岡山県倉敷市にある『星野仙一記念館』が今年11月末をもって、静岡県西伊豆町にある『加山雄三ミュージアム』も来年8月末をもって閉館することが報じられた。実はここ数年、全国各地にある有名人の記念館の閉館が相次いでいる。■コロナ禍で有名人記念館を閉館の決断バブル後期の’91年、北海道小樽市にオープンした『石原裕次郎記念館』をきっかけに、有名人の記念館が全国各地につくられた。「地元の偉人の功績を後世に伝えるのが目的のものと、町おこしや営利目的で建てられたエンタメ色の強いものの2つのタイプに分かれますね」(トラベルライター)ファンならずともスターの軌跡を1度は目にしておきたいものだが、643館を訪問した人物記念館マニアで、多摩大学名誉教授の久恒啓一さんは記念館の魅力をこう語る。「その人の歴史を文字だけでなく、音や映像、思い出の品などで振り返ることができるので、伝記を1冊読むより学ぶことが多いです」記念館ならではの、こんなサプライズ体験も。「『星野仙一記念館』に行った際、女性スタッフが細かく説明してくれたのでとても熱心だなと思ったら仙一さんのお姉さんだったということがありました。また『東京目黒美空ひばり記念館』では居間に上げてもらい、お茶などを飲みながらいろいろお話を伺ったことも。神奈川県湯河原町の『西村京太郎記念館』は先生のご自宅が隣にあるので、ご本人が館内にフラッと顔を出してくれることも多いそうです」(久恒さん)現在はネットで簡単に情報を知ることができるが、実際に足を運ぶからこそわかることも多いと久恒さんは続ける。「『坂本九思い出記念館』は出身地でもない北海道夕張郡栗山町の福祉施設の中にあります。坂本さんが生前、札幌テレビ放送の『ふれあい広場サンデー九』に出演していたとき、記念館のある栗山町のバンドが福祉関係のコンサートに出演。そこから交流が続き、事故で亡くなる2週間前にも番組収録でこの地を訪れるなど、地域の方と交流を深めていたことからつくられたという経緯があるんです」最近になってなぜ閉館が続いているのか。残念ながら来年閉館してしまう『加山雄三ミュージアム』は地元紙の記事によると、“ここ数年、体調不良などによりサイン会などのイベントに参加できない状況が続き、十分なファンサービスができなくて心苦しいという本人の思いに沿う形で閉館を決めた”と、報じられている。■管理者の高齢化とコロナの爪痕『星野仙一記念館』は今年で80歳を迎えた館長の健康面に加え、新型コロナウイルスの感染拡大で4度の休館を余儀なくされたことが決め手になったという。「もともと持病があり、コロナ禍で体調を崩したのがいちばんの理由です。緊急事態宣言で4度の休館により来場者がコロナ禍前の7割減に。健康面や資金面でも周りに迷惑をかける前に……と閉館を決意しました」(館長の延原敏朗さん)展示されている1000点以上の思い出の品は、記念館のある倉敷市に寄贈される。「まだ閉館前ということもあり、寄贈された品の展示場所や方法は現在検討中です」(倉敷市スポーツ振興課)新型コロナの影響で再開の見通しが立たない場所も。「『西村京太郎記念館』は今年1月の緊急事態宣言後に休業を発表。解除された現在も休業が延長されたままで、再開の見込みが立っていません。このまま閉館してしまうのでは……と心配の声が挙がっています」(前出・トラベルライター)今年8月には、北海道函館市にある『北島三郎記念館』も地元の一部メディアで閉館が報じられたが……。「建物の老朽化のため9月から休館中ですが、閉館ではございません。施設の点検が終わり次第、再オープン予定です」(記念館担当者)さまざまな要因で閉館や休館が相次ぐ有名人の記念館。閉館してしまうところと続くところの差を、久恒さんはマニアの視点でこう分析する。「いちばんは地域の方に愛されているかどうかでしょう。観光地にある記念館は営利目的のケースも多いので、集客が落ちて赤字になってしまうと閉館してしまいやすい。一方で出身地などにあり、自治体などの理解を得て、町全体で盛り上げているところは存続しやすい印象です。福岡県にある『北九州市立松本清張記念館』は、松本先生の担当編集者だった方が館長をされていることもあり、床もピカピカに磨かれているなど愛情をとても感じます」■生まれ変わる記念館も『坂本九思い出記念館』の担当者もこう語る。「うちは営利を目的にしていた施設ではありません。北海道で社会福祉活動に力を注いでいた坂本さんの功績を紹介するためにつくったこともあり、閉館は考えておりません」一方、北海道小樽市にあった『石原裕次郎記念館』は入場者の減少や建物の老朽化のため’17年に閉館。その後、オンライン記念館として再オープンするなど、新しい試みも始まっている。「小樽や『石原裕次郎の軌跡展』で展示された遺品の一部や出演作品、発売したレコードの年表が無料で見られます。オンラインショップでは新作も随時発売されており、小樽の記念館よりもグッズが充実していて、ファンにはたまらないはず」(前出・トラベルライター)久恒さんもオンライン化など、今後も生き残っていくためにはネットの活用が大事だと語る。「新型コロナの影響もあり、どこの記念館も経営は厳しいのでは。クラウドファンディングで運営資金を集めるなど新しいサービスを活用したり、オンラインに移行するのも生き残っていくためには大事になってくるでしょう。記念館は地方創生にも活用できますし、残すべき価値があるもの。今後も存続させていくために、若い人たちのアイデアなどもどんどん取り入れていってほしいですね」スターたちの軌跡を消さないためにも、ぜひ1度足を運んでみては!?
2021年11月06日加山雄三ここ数年、加山雄三は苦難に見舞われている。「不運の始まりは、’18年に起きた『光進丸』の火災でした。西伊豆の沖合に停泊していた加山さんの愛艇が全焼してしまったんです。ケガ人はいませんでしたが、悪いことは続きます。’19年11月には脳梗塞を発症し、入院しました」(スポーツ紙記者)症状は軽く、すぐに退院。後遺症はなかったものの、年齢を考えて妻とケアハウスで暮らすようになった。「’20年に入って、コロナ禍で身動きが取れなくなります。でも、自粛期間が終わるとさっそく動き始めました。7月に逗子マリーナで無観客ライブを行い、生配信したんです。ラップミュージシャンやアイドルが応援に駆けつけ、活気のあるイベントになりました」(音楽ライター)■所属事務所に今後について聞くと若大将の面目躍如といったところだが、8月29日に再び病魔が襲う。「誤嚥による嘔吐があり、病院に救急搬送されました。水を大量に飲みすぎたようです。そのときにむせて強く咳き込んだことが原因で、軽い小脳出血が起きていました。容体は安定していましたが、大事をとって入院することに」(前出・スポーツ紙記者)経過観察しながらリハビリを行い、11月9日に無事、退院。今後はどうするのか、所属事務所に聞いた。「退院しましたが、2か月以上も入院していたので、かなり筋力が落ちました。歌もストップしていたので、今はトレーニングの日々。普通に歩けるぐらいには回復していますよ。まずは普段の生活を取り戻せるようにトレーニングしている状態ですね。やはり100パーセント元に戻らないと、復帰は難しいと思っています。“健康”とか“若さ”が持ち味ですから、復帰するからには中途半端な形ではできないんです。“若大将は年老いてもやれる”という姿を見たい人も多いでしょうから。本人も復活するからには、きちんと挨拶をしたいと言っています」急がずに自分のペースを守って復帰を目指している。「歩くスピードも上がっていますし、距離も延びています。筋トレもやっていますが、年齢を考えると無理もできません。できる範囲で進めている感じです。本人はやる気満々で、ボイストレーニングにも励んでいますよ。のども筋肉ですからね」(所属事務所)加山には、復帰に向けて成果が上がっていることを知らせたい人がいた。桑田佳祐である。「桑田さんは、地元・茅ヶ崎の先輩である加山さんを昔からリスペクトしています。’06年にステージで共演したこともありますよ。プライベートでも交流を続けています」(前出・音楽ライター)加山も自分を慕ってくれる後輩のことが気にかかるのだろう。「加山が『いとしのエリー』を歌っている姿を動画で撮影して、桑田さんに送ったんです。みんなに心配していただいていますが、特に茅ヶ崎つながりの桑田さんには、少しでも元気な姿を見せたくて。桑田さんはそのことを、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で話してくれました」(所属事務所)復帰の日はまだ決まっていないが、またいつか、2人が同じステージで歌う姿が見られるはずだ。
2021年01月09日直撃取材にも快く対応してくれた加山雄三(’16年2月)実家があったことで名づけられた神奈川・茅ヶ崎の『雄三通り』。それまでは疎遠だった地元の町おこしに、ひと肌脱ごうとしていた矢先だったが……。コロナと病に立ち向かう若大将の胸の内──。■町おこし頓挫で地元が困惑……8月29日、誤嚥による嘔吐で緊急入院した加山雄三(83)だが、その後、軽度の小脳出血を起こしていたことが判明。加山は、昨年11月にも軽い脳梗塞を発症している。「現時点では出血の拡大はなく、容体は安定しておりますが、引き続きの治療と慎重な経過観察が必要であるとのことから、当面の芸能活動を自粛し、治療に専念しております」(所属事務所)今年、デビュー60周年を迎えた加山は、7月5日には逗子マリーナで生配信無観客ライブを盛大に開催。8月23日には日本テレビ系『24時間テレビ』にも出演。83歳とは思えない意欲的な活動を見せていた中での緊急入院だった。その後、11月7日に予定されていたディナーショーの中止が発表された。加山は週刊女性既報のとおり、昨年暮れに住み慣れた成城の豪邸を出て、都心のケアハウスに引っ越している。もともと加山が幼少のころから31歳まで過ごしたのは、神奈川・茅ヶ崎だ。茅ヶ崎といえば、サザンオールスターズ。駅からサザンビーチに続く“サザン通り商店街”はファンの聖地。だが、茅ヶ崎は桑田佳祐が敬愛する加山雄三という大御所が育った地でもある。JR『茅ケ崎』駅南口から海に続いている『雄三通り』は’01年に市民からのネーミング応募によって名づけられた。それ以前は加山の父で俳優の上原謙さんの名前を取り『上原謙通り』と呼ばれていた。もともと実家があった通り沿いの土地には、現在はマンションが立っており、エントランスには加山の描いた海の絵が彫ってある。そんな故郷・茅ヶ崎で、実は加山のデビュー60周年を記念する町おこしイベントの計画が着々と進行していた。デビュー50周年に際しては、市が加山に『茅ヶ崎市民栄誉賞』を贈呈している。「今年は加山さんがデビュー60周年ということで、昨年秋ごろ、加山さんの誕生月の4月に茅ヶ崎でトークショーを開催しようと、加山さんの事務所に連絡をしました。そうしたらスケジュール的に難しいということで、断念しました」と、話すのは茅ヶ崎の商店会の幹事。それならと、今年に入り《加山雄三さんデビュー60周年おめでとう!》と書いたフラッグを作り、電柱に飾りつけた。「その後、加山さんの銅像を建てる話も出ましたが、費用的に難しかった。ならば、“第2の石原裕次郎”ならぬ、“第2の加山雄三コンテスト”をやろうという声も出ていました」(商店会幹事)だが、それもこれもコロナ禍でイベントどころの騒ぎではなくなった。そして苦肉の策をひねりだす。「JR茅ケ崎駅の東海道線ホームでは、発着時にサザンオールスターズの曲『希望の轍』を流しているので、同じ茅ケ崎駅の相模線ホームでは加山さんの曲を流し、さらに駅構内のアナウンスも加山さん本人に録音してもらうのはどうかと。ダメもとで加山さんの事務所に提案したら、予想外にいい返事をいただき、ちょうどこれから動こうとしていたところだったのですが、加山さんが倒れてしまったんです」(前出・商店会幹事)まさに踏んだり蹴ったりの商店会一同。行き詰まりながらも熱い思いで突っ走る商店会の思いを、加山サイドはどう感じているのか。まずは、今の状況を事務所に聞いた。■加山雄三の現在の状況は……「去年、脳梗塞を患いましたから、加山には治療に専念してくださいと伝えています。本人は、中止になったディナーショーやテレビ番組収録に対して、“みんなに悪いな、申し訳ない”としきりに言ってます」’18年に愛船『光進丸』を火災で失い、追い打ちをかけるように2度の緊急入院が続いた。「気持ちを若く持てば若くいられると、世間にアピールしたい気持ちもあり、本人がいちばん悔しい思いをしているはずです」(加山の事務所、以下同)『光進丸』を焼失するまでは、燃料のいらない船“エコシップ”計画の夢を語っていたが、その夢はどうなったのか。「本人の思いはまだあるようですが、お金の面や、光進丸を焼失してしまってひどく落ち込んだ気力の問題もあって、今はボランティアへの思いが強い。基金を作って、コンサート収益などを寄付する活動を続けています。常に“この年だから人の役に立つこともやんなきゃね”と言っております。“老後は船”という考えは変わってきていますね」そうした思いは、長年過ごした故郷・茅ヶ崎にも向き始めているのかもしれない。「トークショーはスケジュールの都合で受けられませんでしたが、加山としては育った街である茅ヶ崎のご要望を断る理由はありませんので、今後も前向きに検討します」商店会が苦労して考案した、茅ケ崎駅の相模線ホームの曲と構内アナウンスの一件にも喜んでいたという。■「音楽は親友だ!」の精神「茅ヶ崎の方たちに計画をしていただいたのですから、加山もぜひやりたいと言っていました」ただし、コロナ禍で入院中の加山とは、家族でさえ会えない状況が続いている。前回の脳梗塞のときはわずか10日ほどの入院治療で退院しているが、今回はどうなるのだろうか。さすがに年齢的にも、もう引退か?という声も聞こえてくるが、本人は治り次第、復帰の意向らしい。「いろんなことにチャレンジする気持ちをずっと持ち続けた人だからこそ、ここまで支持されてきた。以前から“音楽は親友だ”と言っているように、音楽活動は、生涯ずっと続けていくでしょう。退院後は、みなさんがビックリするようなこともやりますよ。詳しくは、まだ内緒ですが」デビュー60周年を迎えた新たな若大将が、令和の時代に故郷・茅ヶ崎へ戻ってくる日が楽しみだ。■加山雄三、激動の直近10年’10年●芸能生活50周年。茅ヶ崎市民栄誉賞を受賞’13年●ロックフェスに初参加’14年●旭日小紋章を受章’15年●ファイナルコンサートツアー(’19年に再開)’18年 ●愛船『光進丸』が炎上し、沈没’19年●脳梗塞のため入院した後、自立型ケアハウスに引っ越し’20年●8月に誤嚥による嘔吐で倒れ小脳出血。現在も入院中
2020年09月18日加山雄三「50年近く住んでいた自宅を出ていったようです。表札もはずされて、雨戸は閉まりっぱなし。普段から近所付き合いはなかったですが、引っ越しされるという挨拶も特になくて……」(近所の住民)東京・世田谷の成城エリア。言わずと知れた高級住宅街に建てた豪邸から姿を消していたという加山雄三。「4月上旬に引っ越し業者が来て、荷物を運び出していました。最近お見かけしたのは昨年11月ごろ。退院されたばかりだったようで、お手伝いさんの女性に支えられながら、やっと歩いている雰囲気でした」(別の近所の住民)加山は昨年11月に軽い脳梗塞で緊急入院したが、10日ほどで退院。その後、自宅で“退院祝い”もしていた。「ご近所にお住まいで、昔からの常連さんになっていただいている司葉子さんから料理の注文があって、加山さんのご自宅にお届けしましたよ」(和食料亭の店員)そんな周囲の励ましもあってか、昨年12月にはステージに復帰していた加山だが、住み慣れた街と家を出て、どこへ行ったのか。「かつての加山さんは、仕事がなければ自宅にいるよりも“愛艇”の『光進丸』で過ごすほうが多かった。船を泊めていた西伊豆の住民からは“船長”と呼ばれていましたが、船で沖へ出るのではなく、停泊させた『光進丸』の中で普段の生活をしていたんです」(音楽業界関係者)加山にとって“身体の一部”といわれた『光進丸』が火災で全焼したのは’18年のこと。かつての加山は週刊女性に船上でこう語っていた。■愛艇“全焼”後、若大将の行方が「俺は歌手になりたかったわけではない。船の設計士か船乗りになるための資金づくりのために歌手になったんだ」ひょっとして新たな船を手に入れて、再び西伊豆の港にいるかもと思ったが……。「加山さんは船が焼失してからは見かけていないよ」といった声しか地元住民からは聞こえてこない。かつて『光進丸』を管理し、加山と親しいはずの造船会社も訪れて聞いてみたが「加山さんが引っ越した?知らないなあ」とのことだった。本来ならば4月11日の83歳になった誕生日にコンサートを開き、デビュー60周年の始まりだった加山。しかし、コロナウイルスの影響で中止に。加山はどこにいるのか?そこで彼の個人事務所に聞いてみると、意外な答えが返ってきた。「昨年の暮れに“自立型ケアハウス”に引っ越したんです。これは脳梗塞になる前から決めていたことです」自立型ケアハウスとは、食事や掃除や洗濯などの生活支援サービス付きの高齢者向け住宅のこと。介護サービスを受けるには別途となっている。「ケアハウスは奥さんも一緒ですよ」(事務所の担当者)ちなみにコロナがおさまればコンサートは再開する気だとも。永遠の若大将は元気に“終活”の真っ最中だった。
2020年04月28日もうすぐ公開となる映画『ジュマンジ/ネクスト・レベル』の日本語吹き替え版声優を発表する緊急記者会見が本日12月4日、新宿パークタワーホールにて行われ、加山雄三の出演が明らかになった。前作でゲームクリアをしてから2年、大学生となった仲間たちが、ゲームに吸い込まれ行方不明になってしまった主人公を探すため再びゲームにログインするが、ゲームにバグが発生し、おじいちゃん2人までゲームに吸い込まれてしまう本作。今回発表となったのが、この巻き込まれてしまうおじいちゃんのひとり、ダニー・グローヴァー演じる物腰柔らかな老紳士・マイロの吹き替えキャスト。この日、舞台上のシークレットカーテンに影が映し出され、「ジュマンジ~~♪」と声がしてカーテンの中から登場した加山さんは「初めてなんですね、吹替をやるのが。だから非常に緊張しまして、何回もやり直しました」と苦戦したと明かす。また、オファーを受けた理由については「この作品に非常に興味を持っていてね。前の時(『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』)もこれは面白いなと思ったんですよ。非常に楽しみにしていたんですね」と語った。本作については「これは楽しい、感動があるな。最後のシーンなんてウルウルしちゃった。人間の深くまで探求されているんだよね」と言い、「ジブリのハリウッド版みたいなものかな。大人も子どももみんなが観られる」と大絶賛。さらにこの会見には、本作の新キャラクターであり、ゲームクリアの鍵を握る超重要人物ミン・フリートフット(オークワフィナ)役の吹き替えを担当したファーストサマーウイカも登壇。幼いころからゲームキャラクターの声優に憧れていたというウイカさんは、今回の抜擢に「ぴったりやん。“私のためにあるんや”ぐらいに思うほどで、本当に至極光栄でした」とふり返った。マスコミから質疑応答では「加山さんとお会いした感想と、劇中で共演された感想は?」との質問に、「声優初挑戦という場で、加山さんとご一緒に作品に参加させて頂けるというのは、ほんとに至極光栄だなと思います」とウイカさん。本作のキャッチコピーにちなんで「ここ最近あった“無理ゲー”だったことは?」という問いには、加山さんは「コマーシャルで『ダンスを踊ってくれ』と言われたんだけど、僕はダンスを踊ったことがないから、全くの“ダンス音痴”。だから無理ゲー」とエピソードを披露し、会場の笑いを誘っていた。『ジュマンジ/ネクスト・レベル』は12月13日(金)より日米同時公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジュマンジ/ネクスト・レベル 2019年12月13日日米同時公開
2019年12月04日歌手の加山雄三(82)が、右の脳に軽い脳梗塞を発症したことが11月12日に公表された。公式サイトによると8日に体調不良を訴え、病院で検査したところ脳梗塞が発覚したという加山。現在も入院中で快方に向かっているというが、大事を取って16日と28日に予定していた公演は中止に。この予期せぬ出来事にTwitterでは加山を心配する声が溢れている。《加山雄三さん、 無事、回復して欲しい!》《え、加山雄三さん 脳梗塞…… 若大将シリーズからの 大ファンなんだけど…… ほんとに無理せずに 早く治って欲しいな……》《加山雄三が軽度の脳梗塞かぁ… まだ82歳!元気でいてくれ!バイオハザードが好きな若大将だけにな》公式サイトでコメントを発表した加山は、《皆さん、ご心配をおかけしてます。今のところ病気による症状は何もなく、自分としてはいたって元気にしていますが、自宅で気づいた時、ただちに病院へ向かった行動が大きな救いだったように思います》と発覚にいたる経緯を明かした。そして、《自分のような年齢で同じような経験をしている方がたくさんいると思いますが、早期に発見することがいかに大事かを、より多くの人が知ってもらえる機会になれれば幸いです。いち早く回復してみなさんの前に元気な姿をお見せできますよう治療して参りたいと思います。しばらく時間をくださいね》とファンに呼びかけた。「テレビゲームが趣味としても知られている加山さんですが、もともと反射神経を鍛える目的でやっていたようです。さらに80歳を超えてもバーベルで筋トレをしていたこともありました。ですが今年4月に反射神経に鈍りを感じ、運転が怖くなったとして運転免許証を自主返納しました。元気に歌い続けるために、健康維持には余念のない加山さん。そんな日頃の心構えが脳梗塞の早期発見につながったのでしょう」(芸能関係者)“若大将”の元気な姿を心待ちにしているファンのためにも回復を祈るばかりだ――。
2019年11月12日加山雄三「幸せだなァ僕は君といるときが一番幸せなんだ」船上の加山雄三はこれまで何度、このセリフを言ったことだろう。4月1日に自身の“愛船”『光進丸』を火災事故によって失った加山。1週間後の9日に予定していたコンサートを延期するほどに、かなりのショックを受けたという。「死傷者が出なかったことが不幸中の幸いでしたが、船は加山さんの代名詞であり生きがい。会見でも“相棒が消えていく”“半身を失ったぐらいつらい”と心情を吐露していました。新造船についても“考えられない”と再度、船上の人となることをためらっているようでしたね」(芸能レポーター)そんな加山が船に乗る。7月7日から2泊3日で催行予定の『若大将クルーズ』に同行するのだ。客船『飛鳥II』によるクルーズツアーは、今年で開催10回目を迎える記念ツアーでもある。「加山雄三さんが名誉船長としてご乗船なられて、2日目の日にスペシャルコンサートを船上でしていただくことになります。ステージの合間にトークもされると思いますが、それ以外には名誉船長による船内放送などがイベントとして行われます」そう話すのは、『若大将クルーズ』を含む『飛鳥クルーズ』を企画・運航する郵船クルーズ株式会社の担当者。『若大将~』は、昨年12月の販売開始時点で客室はほぼ埋まった人気ツアーだそう。加山は名誉船長として乗船し、乗客定員870人を誇る日本最大のクルーズ客船を“預かる”ことになるのだ。とはいえ、もちろん彼が舵を取るわけではない。「加山さんは船員服に身を包んで乗船客を迎えたり、ディナーでは乾杯や挨拶をしたりとエスコート役をこなします。運が良ければ船内で記念写真にも応えてくれますよ。ラウンジでは若大将シリーズの映画が流されるなど、ファンにとってはたまらないクルーズでしょう。そうそう、奥様の松本めぐみさんもいらっしゃることもあるそうです」(旅行代理店関係者)と、楽しみなツアー内容も、ここまでは例年であればのこと。加山は船長として船を沈めてしまったばかりだ。出火原因は特定できておらず、たとえ過失はなかったとしても、乗客にとって縁起がいい出来事ではないかもしれない。影響はないのだろうか。「旅行会社様から頂いた時点での販売データと、(事故が起きた時期と)タイミングがずれていまして(いつ追加予約とキャンセルが入ったのか)詳細は把握できていませんが、若大将を、加山さんを励まそうと新たにご予約された方もいらしたでしょうし、逆にキャンセルした方もいらしたのかもしれません。ですから全体の数、総トータルとしては当初から変化はありません」(前出・郵船クルーズ担当者)多少の増減の波はあったものの、『若大将クルーズ』の航行に支障はないようだ。「もともとリピーターが多いツアーで、加山さんのサービスたっぷりのステージを楽しみに申し込んでいるお客様ばかりなんですよ。でも、毎年軽妙なトークが冴えますが、さすがに今年ばかりは多少しんみりするかもしれませんね。と言っても光進丸の件ではなくて、星由里子さんが亡くなりましたから」(前出・旅行代理店関係者)5月18日に肺がんなどで他界した、若大将シリーズでマドンナ役「澄子」を演じた女優の星由里子さん(享年74歳)。加山はコメントで「僕は君が先に逝ったことを信じたくないけど……澄ちゃんの存在は永遠だよ」と追悼。故人を偲んだのだった。今年、加山が船上で歌う『君といつまでも』は特別なものになりそうだ。
2018年06月01日「光進丸は精神的に疲れたとき癒してくれた。僕の分身みたいなものだった。修復は不可能だし、本当につらい……」 報道陣の前で、愛船に向けて合掌した加山雄三(80)。 「“加山雄三の船”として知られるプレジャーボート・光進丸が、係留されていた静岡県西伊豆町の港で炎上しているのが発見されたのは4月1日夜でした。いまのところ原因は判明していません。実は翌日の2日には、加山さんが光進丸に乗船する予定もあったそうです」(社会部記者) ’60年のデビューから58年、常にスターとして歩んできた加山雄三。スターの宿命というべきなのか、その私生活も常にドラマチックだ。映画関係者は言う。 「バブル期に新潟県のスキー場経営に失敗し、数十億円とも報じられる借金をつくってしまったのです。そのため世田谷区にある200坪の豪邸を’04年には知人に売却。ほぼ同時期に5億円をかけて建造したという光進丸も、親交のある社長が経営する造船会社に所有権は移りました。彼らの好意もあり、家賃を払って成城の豪邸には住み続けていますし、光進丸にも乗り続けることができていたのですが……」 ’15年の週刊誌のインタビューでは、その巨額借金も“ほぼ完済した”と語っていた加山。だが、その3年後に愛船の炎上という悲劇に見舞われるとは……。そんな加山の衰えぬスター性に目をつけたとのが、フィットネスジムを経営するRIZAPグループなのだという。広告代理店関係者は言う。 「先月のRIZAPの新CM発表会で、俳優の梅沢富美男さんが半年かけて約13キロの減量に成功したことを明かして話題を呼びました。RIZAPが梅沢さん以上に話題を呼べる人材として目をつけたのが“永遠の若大将・加山雄三”なのだそうで、すでに出演を打診していると聞いています。加山さんも80歳ですから、減量はかなり過酷なものになるでしょう」 RIZAPにCM起用計画について聞くと、担当者は次のように答えた。 「まず4月17日に新しいCMを発表しますが、それは女優さんになります」 ーー加山雄三さんを起用されると伺ったのですが? 「もちろん加山さんの好感度は、かなり高いと認識しています。しかしCM出演者については、発表前にお答えすることはできません。例えば松村邦洋さんの場合はダイエットに3カ月かかりました。(CM出演候補者に)ジムに通っていただいたとしても、減量に成功していただかなければCMとしては成立しないというハードルもあるからです」 今回の愛船の炎上沈没事件は、加山の“80歳の過酷ダイエット”挑戦へのきっかけとなるのだろうか?
2018年04月13日加山雄三(80)が3月2日、事実上のオーナーである船「光進丸」の炎上について会見を行った。光進丸は自身が設計を勤めた船であり、加山にとって“相棒”のような存在。炎上したことについて、こう胸中を明かした。 「これほど悲しいことはない。長いこと私を支えてくれた。多くの方と楽しい時間を過ごした。思い出は山ほどです。半身を失ったぐらいつらい」 炎上する光進丸の映像を見たときの気持ちについて「ショックで……。夢であってほしい。うそだろうと」と語った加山。修復できる可能性について問われると「まず不可能だと思います」と返答しており、“永遠の別れ”を覚悟しているようだ。そして会見の終盤では“相棒”を「ありがとう、よく頑張ったな」と労い、感謝の気持ちを表した。 「申し訳ないと同時に感謝の気持ち。心で手を合わせた。よく今まで頑張って我々に幸せを与えてくれたなと。そんな気持ちでいっぱいです」 俳優を志した当時、加山は「お金を稼いで、自分の船を造りたい」という一心だったと10年のインタビューで明かしている。ずっと船に思い入れのあったという加山はもともと、俳優を志すつもりはなかった。しかし「(加山の父を倣って)俳優で一稼ぎして、船を作ればいいじゃないか」と友人に助言され、それがキッカケで業界に足を踏み入れたという。 同インタビューでは続けて、14歳のころから船の設計図を書いていたと告白。15歳のとき、海の底を見るためにグラスボートを作ったという。 「結局は人間は遊びたい、楽しみたい、それから興味を持つことによって、発明であったり工夫していくんだと思いますね。『必要は発明の母』と言うじゃないですか。まさにその船は自分にとって必要だったんです」 昨年10月のインタビューで加山は、船上での音楽制作や友だちを呼んでパーティを楽しんでいると明かしていた。光進丸を海に放ち過ごす時間は、加山にとって“安らぎのひととき”でもあるようだ。 「ここにいると心が休まるよ。都会で生活していると、ストレスがたまるだろ。そうすると朝に晴ればれと目覚めることがなくなる。ここは緑がいっぱいでマイナスイオンが出ているから気持ちがいいんだよ」 そして、光進丸との時間は“自分へのご褒美”であると語っていた。 「ここはオレにとって家みたいなもの。若いころは忙しくて年に2回ぐらいしか乗れなかったけど、今はやっと船上生活もできるようになった。これまで一生懸命、働いてきたんだからいいだろ?」 遊びや安らぎを共にした“相棒”を失ったいま、それでも前を努めて向いているという加山。冒頭の会見をこう結んだ。 「とにかく前を向いて、心して……人生は試練がいろいろあると思うんで、こんなことでめげないで、ご迷惑をおかけしたことをお詫びしながら、前を向いて頑張っていきたい……夢は捨てていません」
2018年04月03日1980年に公開された山田洋次監督作『遙かなる山の呼び声』が、38年の年月を経て、この度スーパープレミアム スペシャルドラマ「遙かなる山の呼び声」として、阿部寛主演で今秋放送されることが決定した。あらすじ2018年春の北海道・中標津。夫を亡くした風見民子は、亡夫がこだわり続けた完全放牧酪農を周囲の反対にも負けずに続けている。昨年、風見家は大幅な赤字へ転落。今年は黒字が必達の課題となっている。しかし、民子をとりまく環境は崖っぷち状態。義父は持病が悪化し、主な労働役務は民子ひとりの肩にずっしりと重くのしかかっているのが実態だ。そんな折、嵐の夜にバイクが故障して動かなくなり、風見牧場へ一晩の宿を求めに来た男が民子の前に突然現れた。ぶっきら棒に男は言った…「ここで働かせてください!」『遙かなる山の呼び声』は、『男はつらいよ』シリーズの山田監督が、監督・脚本を担当し、高倉健や倍賞千恵子をはじめ、吉岡秀隆、渥美清、武田鉄矢らが出演した日本映画の名作。夫を失いながらも酪農に夢と生涯を掛ける女性と、悲運な宿命を負った男との出会いと別れを、北海道の大自然を舞台にダイナミックかつ感動的に描く本作。脚本には、山田監督と『メアリと魔女の花』を手掛けた坂口理子を迎える。また、映画『釣りバカ日誌』や『武士の献立』の朝原雄三が演出を担当する。今回のドラマでは、原作映画では高倉さんが演じた田島耕作役を、様々な作品に出演し今後も『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』『北の桜守』『のみとり侍』と出演作の公開が続々と控える阿部寛。そして原作では倍賞さんが演じた、厳しい北海道の地で懸命に酪農を続ける風見民子役には、『だれかの木琴』「ビューティフルライフ」「眉山」の常盤貴子に決定した。なお、撮影は5月~6月、オール北海道ロケで敢行予定。名作映画のテーマを踏襲しながらも、原作には無いキャラクターの登場や要素を加え、4Kの美しい映像で収録し、大作感たっぷりのドラマを作り上げるという。スーパープレミアム スペシャルドラマ「遙かなる山の呼び声」は2018年秋、BSプレミアムにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年02月08日やはり若大将には海が似合う。おしゃれなシャツのデザインは、光進丸の設計図だという永遠の若大将・加山雄三は、80歳を迎えた今も、バイタリティーにあふれている。「近年はヒップホップやラップに挑戦したり、『フジロックフェスティバル』などにも出演しています。かと思えば10月にはBSの番組で演歌を初披露するそう。趣味を超えたライフワークとして自然エネルギー船(エコシップ)の設計も続けているようですね」(スポーツ紙記者)なんと、最近では仕事をしているとき以外は船の上で暮らしているらしいのだ。名実ともに『海の男』になったということなのだろうか?彼の船があるという、静岡県内の入り江に行ってみると、確かに加山が自ら設計した30メートルを超える大きな船がとまっている。船が停泊している場所は岸にピタリとつけてとめておくのではなく、港の岸から70メートルほど離れた海上だ。反対側の岸からも30メートルは離れているだろうか。地元の人に聞いてみても、「この街じゃ、みんな加山さんのことを船長って呼んでますよ。1度来たらしばらくは乗っているから、あながち暮らしているっていうのもウソではないかも」(近所の男性)誰にも知られた存在のようだ。船の周辺で取材を続けていると、デッキから加山本人が現れた。記者がインタビューをしたい旨を伝えると、「そんなところでちょこまかしてないで、船に上がってこい!」どうやら、船の中へ招待してくれるという。お言葉に甘えて乗ってみると、風が強いのにまったく揺れないので、落ち着いて話が聞けそうだ。──船の中で何をなさっているんですか?「ライブのリハーサルをしていたんだよ。ここはいくらでも大きな音を出せるからな。ピアノがあるから作曲もできるしね。あとは休養だ。本を読んだりしている。ここにいると心が休まるよ。都会で生活していると、ストレスがたまるだろ。そうすると朝に晴ればれと目覚めることがなくなる。ここは緑がいっぱいでマイナスイオンが出ているから気持ちがいいんだよ」確かに80歳とは思えないほど元気で、肌ツヤもいい。船の上で暮らし始めたというウワサは本当なのだろうか。「ここはオレにとって家みたいなもの。若いころは忙しくて年に2回ぐらいしか乗れなかったけど、今はやっと船上生活もできるようになった。これまで一生懸命、働いてきたんだからいいだろ?」──なぜこんな立派な船なのに、沖に行かないんですか?「ひと晩ここで寝てみればわかるけど、風が吹いても動かないだろ。入り江をいろいろ調べたけど、ここが世界一!」都会を離れて海上で暮らすことが、今の彼のライフスタイルということなのだろう。設計中だというエコシップについても聞いてみた。「エコシップは風力と太陽光の発電だけで動くから、燃料はいらない。海水を浄化して真水も作れるし、冷蔵庫に食料を蓄えておけるから災害救助船として使える。今はスピード化、軽量化のために設計をやり直しているんだよ」その昔、加山は「幸せだなァ」と歌っていたことがあったが、今も幸せなのだろうか。「人間は幸せのために生きているんだ。それが自分のためだけじゃなくて、大勢のため人のために尽くすということが喜びになってくる。それがいちばん大切なこと。おっ、最後にいいこと言ったな。忘れるんじゃないぞ!(笑)」弾けるような笑顔は、昔と変わらない。船を降りると、ライブの練習をしている歌声が響いてきた。若大将は今も青春まっただ中だ!
2017年10月06日アジアNo.1マルチエンタテインメントグループ「SUPER JUNIOR」のリード・ヴォーカル、イェソンと、「THE LAST COP/ラストコップ」など女優、モデルとしても一層活躍している佐々木希が初共演を果たしたロマンティック・ラブストーリー『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』。このほど、イェソンの劇中シーンの中でも、ファンの間で「必見!」と話題を呼んでいるカラオケシーンのメイキング映像がシネマカフェにて解禁となった。本作は、恋人にフラれ、仕事も失い、韓国語の先生になったヨンウン(イェソン)と、韓国語をマスターしなければ、旅行会社をクビになるシングルマザーのさくら(佐々木希)。の2人が、韓国語学校で出会うことから始まるロマンティック・ストーリー。ヨンウンを演じたイェソンは、映画初主演、しかも日本語での演技に初めて挑戦し、朝原雄三監督からは「あまたいる日本の若手イケメン俳優とは、ひと味違う魅力がある」と絶賛されるほど。アーティストのときとはまた違う、俳優として見せるさまざまな表情が話題を呼んでいる。そんな中、ひょんなことから昭和の名曲、ジュリーこと沢田研二の「勝手にしやがれ」をカラオケで熱唱することになったシーンに臨むイェソンのメイキング映像が到着。撮影現場で朝原監督から演出プランについて説明を受ける中で、「勝手にしやがれ」で歌いながら手を振る、あの独特の振り付けになぜか戸惑いをみせるイェソン。その振りに照れまくりながらも挑戦するイェソンからは、素の表情を垣間見ることができる。「これまでステージで一度もやったことのない、照れくさいことばかりですが、挑戦しなければ」と振りを練習し、撮影に臨む姿は一見の価値あり。実際、本作で歌うことになるまで知らなかったという「勝手にしやがれ」を、日本語でどう熱唱しているかは、ぜひ劇場で確かめてみてほしい。また、劇場では、本編上映後にイェソン演じるヨンウン先生と佐々木さん演じるさくらによる「“今日から使える”いきなりハングル講座」を期間限定で特別上映中。週替わりの内容で、こちらも笑いあり、胸キュンあり、本編とは違った2人の魅力満載のレッスンとなっている。『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした」は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年11月19日公開初日を迎えた映画『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』の舞台あいさつが3日、東京・新宿ピカデリーで行われ、SUPER JUNIORのイェソン、佐々木希、朝原雄三監督が出席した。女性ファンが多数駆け付けた中で行われた本作の舞台あいさつに、映画初主演を果たしたイェソンをはじめ、佐々木希と朝原雄三監督が登壇。観客のお目当ては、もちろんイェソンで、冒頭でイェソンが「こんにちは! お元気ですか?」とあいさつすると、会場から溢れんばかりの黄色い声援が飛び、「この特別な時間を皆さんと過ごせてとても幸せです」と話して観客を喜ばせた。佐々木が演じたシングルマザーのさくらが、韓国語をマスターするためにイェソン扮するヨンウンに個人授業を頼む、というストーリーにちなみ、「最近○できるようになったことは?」という質問に「夢に出てくるほどハンバーガーを食べたいんですけど、今年になって1回も食べていません。でもこちらに来るまでの移動時間にハンバーガーを食べることができました。心から渇望していたことを今日叶えることができました。この映画も公開になりましたし、ハンバーガーも食べられて、今日死んだとしても悔いはありません」と話し始めると客席から悲鳴が起こった。一方の佐々木は、「私は夜中の3時ぐらいに断捨離しました(笑)。仕事の疲れと眠気を通り越して家に帰ってきたのが夜中の3時。休みの時にすればいいのに、お風呂の掃除や夏物を片付けたりしました。何でこのタイミングなのかな?と思いながらいきなりやってしまいました(笑)」と苦笑いを浮かべていた。韓国の男性アイドルグループ、SUPER JUNIORのリード・ヴォーカルを務めるイェソンが初主演を果たし、その相手役に佐々木希が起用された本作。沖縄出張中に会社が潰れたヨンウン(イェソン)が、韓国語をマスターしなければ会社をクビになってしまうシングルマザー・さくら(佐々木希)の先生となり、様々なアクシデントが起きながらも次第に距離が縮まっていく、というストーリーとなっている。
2016年11月04日ロマンティックコメディ『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』の初日舞台挨拶が11月3日(木・祝)、新宿ピカデリーにて行われ、W主演となったイェソン(「SUPER JUNIOR})、佐々木希、そして朝原雄三監督が登壇した。沖縄の手踊りであるカチャーシーを急きょ披露することになったイェソンさんは、頬を赤く染めながらも何とか参加し、踊り終わると「とっても恥ずかしかったです。ステージの上でこんなに恥ずかしかったのは久しぶりです」と照れていた。『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』は、アジアを中心に絶大な人気を誇る韓国のグループ「SUPER JUNIOR」のリードヴォーカルであるイェソンさんと、日本の人気女優・佐々木さんが初共演となった映画。沖縄出張中に会社がつぶれてしまった韓国人青年と、日本のシングルマザーが心を通わせ、恋に落ちていく姿を描く。『いきなり先生になった』というタイトルにかけて、もし先生になったら何を教えたいかと聞かれたイェソンさん。すると、「ふたつあります。ひとつめは音楽。ふたつめは人間性を教える人格教育です」と答えた。意外とも思える「人格教育」については、「学生に教えながら、僕自身も受けたいという思いです。学生時代、僕は授業を受けるばかりで先生との交流がなかったんです。僕自身いろいろなことに渇きを感じていたので、会話をしながら気になることを先生に聞いたりしたい」と真面目に話すと、横から監督が、「教えてほしいですよ。撮影中、本当にストイックで感心しました。たいしたものです」と添えた。イェソンさんは「ありがとうございます」と流暢な日本語でにっこり微笑んだ。実は今年に入ってから小麦粉の食事をとらず、さらには夕食も数えるほどしか食べていない生活をしているというイェソンさん。映画撮影時比較で、8~9キロの減量をしたそうで、「体重が女性より少ないかもしれなくて、母は心配しています」と驚きのエピソードを話した。だが、今回の舞台挨拶が始まる前に、長らく渇望していたハンバーガーをついに食べることができたという。イェソンさんは、「今日、ハンバーガーを食べることを叶えられました。いよいよ映画が公開して、ハンバーガーも食べられて…、今日死んでも後悔しません」と恍惚の表情を浮かべると、佐々木さんが「私も今年はハンバーガーを食べていません。ハンバーガーは本当に好きなんですけどね…」と笑みを浮かべて同意していた。『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)
2016年11月03日女優の佐々木希が25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第29回東京国際映画祭(TIFF)のオープニングレッドカーペットに登場し、セクシーなドレス姿を披露した。「特別招待作品」として上映される『いきなり先生になったボクが先生に恋をした』でイェソン(SUPER JUNIOR)と共にW主演を務める佐々木は、イェソン、朝原雄三監督と共に登場。肌を大胆に露出したシースルー素材のロングドレス姿で観客を魅了し、大歓声に笑顔で手を振って応えた。『いきなり先生になったボクが先生に恋をした』は、イェソン演じる韓国人男性ヨンウンと、佐々木扮するシングルマザーのさくらの物語。恋から遠いところにいた2人が、恋に落ちていくさまを描く。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。29回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。上映本数は204作品で、オープニング作品はメリル・ストリープ主演の『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』、クロージング作品は松山ケンイチ主演の『聖の青春』。出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。
2016年10月25日モデルで女優の佐々木希が11日、都内で行われた映画『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』(11月3日公開)の完成披露舞台あいさつに、共演したSUPER JUNIORのイェソン、朝原雄三監督とともに出席した。韓国のアイドルグループ、SUPER JUNIORでリード・ヴォーカルを務めるイェソンが初主演を果たし、その相手役に佐々木希が起用された本作。沖縄出張中に会社が潰れたヨンウン(イェソン)が、韓国語をマスターしなければ会社をクビになってしまうシングルマザー・さくら(佐々木希)の先生となり、様々なアクシデントが起きながらも次第に距離が縮まっていく、というストーリーとなっている。佐々木は、胸元全開のセクシーワンピース姿で登場。初めての韓国語を「一番大きな挑戦でしたね。現場にも先生がいらしたし、現場に入る前まで準備をして覚えたんですが、現場に入ったら一番の先生(イェソン)がいらっしゃいました(笑)」と明かすと客席から黄色い声援が飛び、「そこは心強かったです。本当に教えていただきましてありがとうございました」とイェソンに感謝の言葉。そんな佐々木に対してイェソンは「佐々木さんは本当に(韓国語の)関心が高かったですよ。もっと勉強して韓国のドラマや映画に出られるようになればいいですよね」と話すと、佐々木は「その時も先生としてよろしくお願いします。一緒に共演できることを願っています」とラブコールを送っていた。また、演じたシングルマザー・さくらを温かく見守るヨンウンのような男性について佐々木は「素敵ですよね! 自分のことを思ってくれるのもうれしいんですけど、自分が大事にしている子どもも愛してくれるし、よく面倒もみてくれる。そういうところにさくらが惹かれたんじゃないかと思います」と分析した。本作は、今月行われる東京国際映画祭のほか、ハワイ国際映画祭やオーストラリア映画祭への出品も決定しており、佐々木は「テンポが良くて軽やかな映画になっていると思うので、日本の方はもちろん海外の方にも笑って泣いて元気になってもらいたいです」と笑顔を見せていた。映画『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』は、11月3日より全国公開。
2016年10月12日「SUPER JUNIOR」のイェソン主演の映画『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』のプレミア上映会が10月11日(火)に開催。イェソン、共演の佐々木希、朝原雄三監督が揃って舞台挨拶に登壇した。沖縄を舞台に、言葉の壁を越えて展開するハプニング連続のラブコメディ。沖縄出張中に彼女にフラれ、仕事も失ったヨンウンはひょんなことから韓国語教師になる。そこで生徒として出会ったさくらは韓国語をマスターしないと仕事をクビになってしまう崖っぷちのシングルマザー。奮闘する彼女にヨンウン協力し、徐々に心惹かれていくが…。大歓声を浴びながら、客席通路を通って登壇したイェソンと佐々木さん。イェソンは劇中でも披露している日本語で「こんにちは!みなさん、元気ですか?」と挨拶し喝采を浴びる。映画ではヨンウンをコミカルに熱演しているが、イェソンは「実は、この撮影のためにあえて太って臨みました」と撮影時、4kgほど体重を増やしていたことを告白。「不細工なヨンウンはいかがでしたか(笑)?」とおどけたが、その後、撮影を終えると8kg痩せたそうで、会場からは驚きの声が上がっていた。佐々木さんは、韓国語での演技に挑戦したが「現場に一番の“先生”がいたので(笑)」とイェソンから直に韓国語の指導を受けたことを明かし「心強かったです!ありがとうございました」と感謝。会場からは「ヒュー!」と羨望交じりの声が上がったがイェソンはすぐに「みなさんの先生にもなりますよ」と返し、客席は笑いに包まれた。本作で、イェソンは主題歌も自ら書き下ろしているが、この「雨のち晴れの空の色」について「もともと、活動していなかった2年間の間に作りました。軍隊に入る前にみなさんと交わした約束を果たすために作った曲です。最初は哀しい曲でしたが、映画のような心温まる曲になったと思います。この曲にもたくさんの愛をお願いします」と呼びかけた。この日、壇上ではイェソンも佐々木さんも、日本語、韓国語を交えながらトークを展開!イェソンさんは、撮影から時間が経っても韓国語を忘れていない佐々木さんを称賛し「のちのち、韓国のドラマや映画に出演してくれたら」と期待を込めて語り、佐々木さんも「そのときはまた“先生”としてお願いします!共演できるのを楽しみにしています」と嬉しそうに語っていた。『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした」は11月3日(木・祝)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月11日宮沢りえが死にゆく母の大きな愛を“熱演”する、主演最新作『湯を沸かすほどの熱い愛』。このほど、本作で宮沢さんの娘役を演じる、NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」でも話題の杉咲花が、はっぴ姿がキュートな銭湯の若女将に扮した劇中画像がシネマカフェにて解禁となった。自主制作映画『チチを撮りに』が、ベルリン国際映画祭をはじめ国内外の映画祭で絶賛された気鋭監督・中野量太の待望の商業デビューとなる本作。“死にゆく母と、残される家族の愛と絆”という普遍的なテーマを、想像もつかない展開とラストで紡ぎだし、涙と生きる力がほとばしる驚きと感動の詰まった物語を生み出した。会う人すべてを包みこむ優しさと強さを持つ“お母ちゃん”幸野双葉を演じる宮沢さんは、彼女以外には考えられないと思わせる熱演を発揮。また、頼りないけどなぜか憎めない“お父ちゃん”にはオダギリジョー、双葉と旅先で出会い、彼女の母性に触れ人生を見つめ直していく青年・拓海役に松坂桃李、さらに篠原ゆき子、駿河太郎、オーディションで選ばれた驚きの新人子役・伊東蒼が新しい家族の物語に集っている。その中での幸野家の娘・安澄を演じているのが、いま最も注目の実力派若手女優・杉咲さん。TBSドラマ「夜行観覧車」などで鮮烈な演技力を発揮して注目を集め、以後多くのドラマ・映画・CMに出演。2015年に出演した『トイレのピエタ』(松永大司監督)、『愛を積むひと』(朝原雄三監督)で「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」新人女優賞、「TAMA映画賞」最優秀新進女優賞、「第37回ヨコハマ映画祭」など国内映画祭で多くの賞を受賞した。現在は、視聴率がウナギ登りのNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」にヒロイン・小橋常子(高畑充希)の妹・美子役として出演しており、末っ子気質のちょっと生意気な可愛らしさと家族思いのいじらしさで話題沸騰中だ。本作では、母・双葉(宮沢さん)のように元気で強くは生きられず、学校でも気弱な態度しか取れないことを悩む安澄だが、ある日突然、「余命わずか」と宣告された母から注がれる大きく熱い愛によって、もがきながらも瑞々しく成長していく様を“熱演”。今回は、そんな杉咲さん演じる安澄が、家業の銭湯「幸の湯」を手伝い、はっぴを着て番台に鎮座するキュートな若女将姿が到着。家業を誇りに思い、笑顔で常連客の相手をする安澄。美人母娘が切り盛りする「幸の湯」が、気にならずにいられない1枚となっている。『湯を沸かすほどの熱い愛』は10月29日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月06日洋菓子ブランド「アンリ・シャルパンティエ」「シーキューブ」を展開するシュゼットは7月1日、スポーツ後のエネルギー補給に適したスイーツ『アスリートフィナンシェ』(1個150円、10個1,500円・税別)を、楽天市場で発売する。7月上旬から順次、兵庫県西宮市内でも販売開始する。同商品は、小麦粉の代わりに米粉を使用したグルテンフリーフィナンシェ。スポーツ振興に取り組む西宮市と、武庫川女子大学の産学官連携プロジェクトとして、北京オリンピック男子400mリレー銅メダリスト・朝原宣治氏らトップアスリートたちの監修のもと開発した。原料の米粉は、朝原氏やシンクロナイズドスイミングの奥野史子氏が協力している京都府南丹市美山町の水田で育てた米から作った。砂糖は、奄美諸島のさとうきびだけを原料とした素焚糖(すだきとう)を使用している。健康サポート面だけではなく、原料やおいしさにもこだわって仕上げたという。武庫川女子大学の生活環境学部食物栄養学科・高橋享子教授によると、同商品には、卵と米粉由来のイソロイシン、ロイシン、バリン、アラニン、グルタミン酸という筋代謝に大切なアミノ酸が含まれているという。抗酸化作用を有するビタミンEを多く含むアーモンドも使用。ビタミンCを含む飲料(緑茶など)と一緒に摂取すると、鉄分の吸収に効果的とのこと。監修を務めた朝原氏は、「子どもたちやアスリート、健康を気づかう人たちに、おいしく安心して食べられるお菓子を作りたい、という願いから開発は始まりました。子どもたちの身体に優しい材料について、また、どんなお菓子なら喜んでいただけるかなどを何度も話し合いながら、アスリートフィナンシェは完成しました」とコメントしている。なお、同製品の製造ラインでは小麦を使用した製品も製造しているとのこと。
2016年07月01日『嫌な女』『カノン』など話題作への出演が続く佐々木希と、韓国が誇るエンターテインメントグループ「SUPER JUNIOR」のリード・ヴォーカル、イェソンが初共演でW主演を果たす『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』がついに完成。2人から喜びのコメントが到着した。人生最大の危機は、いきなりやって来た!恋人にフラれ、沖縄出張中に会社がツブれたヨンウン(イェソン)。一報、韓国語をマスターしなければ、旅行会社をクビになるシングルマザーのさくら(佐々木希)。そんな2人が、さくらの通う韓国語学校で出会い、帰る家もないヨンウンが先生を務めることになったのだ。取引先のVIPが来日するまでに、さくらはヨンウンに個人レッスンを頼む。ヨンウンは幼い息子のために一生懸命なさくらに心を動かされ、とんでもない作戦を計画。さまざまなアクシデントで事態は思わぬほうに転ぶが、気が付けば2人の距離はぐっと近くに。しかし、互いの秘めた事情から、さらに大きなハプニングが2人を襲う――。アジアが誇るスター「SUPER JUNIOR」のイェソンと、韓国語に初挑戦し、シングルマザー役を演じる佐々木さんのW主演で贈るロマンティック・コメディとなる本作。メガホンをとるのは、『釣りバカ日誌』シリーズ7作品や『武士の献立』『愛を積むひと』など、上質なエンターテインメント作品と人間ドラマを撮り続けている朝原雄三監督。沖縄オールロケの爽やかな風景とともに、フレッシュな取り合わせの主演2人の魅力を映し出していく。芸術的な歌声で日本のファンを魅了し続けるイェソンは、プロデューサーが、お芝居だけでなく歌って踊れて、「自分自身が日本語を学習する苦労」を体現できるアーティストということでオファー。ライブを見た監督も「彼なら行ける!」と太鼓判を押して出演が決定した。今回、主題歌「雨のち晴れの空の色」も担当し、描き下ろしのバラードで、甘く切ない気持ちを歌い上げ、その美声を余すところなく披露。今年は初の日本ソロツアーも決定し、活躍の場をさらに広げているところだ。また、人気女性誌の専属モデルをはじめ、女優としてもより一層活躍している佐々木さんは、韓国語に初挑戦!「韓国語を勉強する意思、本気で取り組んでくれる!という前向きな姿勢を強く感じたので、彼女しかいない!」というプロデューサーの言葉のとおり、自宅で録音した韓国語のセリフを何度も聴いたり、撮影の合間にも熱心にイェソン本人や通訳に発音を確認しながら猛特訓。撮影本番では、追加の台詞があったにもかかわらず、ほとんど教科書を見ずに対応し、韓国人スタッフからも拍手を浴びていたという。<以下、キャストコメント>■イェソン(ヨンウン役)初めての主演映画への出演、日本語でのお芝居に挑戦ということで、とてもプレッシャーを感じていたのですが、朝原監督、佐々木さんはじめ、素晴らしいキャストの方々とお芝居をさせていただき、楽しんで撮影に臨むことができました。僕が演じたヨンウンは、頼りないながらも心の優しい青年です。沖縄でさくらに出会った後、なんとか彼女の役に立ちたいという気持ちを持つとともに、自分自身の人生も見つめ直していきます。また、今回は主題歌も担当させていただくことになり、映画の世界観を考えながら、楽曲を制作しました。「雨のち晴れの空の色」は大切な人を思い、思いを伝える歌になっています。僕が映画で演じたヨンウンとも重なる部分が多いと感じています。綺麗なメロディーと歌詞を愛していただけたらうれしいです。この作品には心が温かくなる、たくさんの愛が詰まっています。沖縄の爽やかな風景とともに、多くの方に、楽しんで観てもらえればと思います。■佐々木希(さくら役)普段使っている言語が異なるイェソンさんとの共演が決まり、そして台本でも韓国語を話すシーンが多くありましたので、何度も韓国語のレッスンをしてから撮影に臨みました。イェソンさんも日本語を話すシーンが多くありましたので、お互いに発音の微妙な違いなどをその都度教え合いながら撮影していました。イェソンさんは撮影の合間も、韓国語や日本語を使って積極的にコミュニケーションをとってくださいましたし、私も負けじと、よく使う韓国語を台本に書いて学びながらお話したことはとても楽しかったです。今回の撮影は、沖縄でのオールロケだったのですが、観光地での撮影も多くあり、色々なところへ訪れることができたのは嬉しかったですし、過ごしやすい気候でしたのでお芝居に集中することができました。『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』は11月3日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月21日4月7日(木)・8日(金)に東京・東京国際フォーラム ホールAで行われる音楽フェスティバル「加山雄三 55周年記念 “ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL”」。同フェスの初日、4月7日(木)にケツメイシの出演が決定した。【チケット情報はこちら】同フェスへのケツメイシ出演は、以前加山が彼らの音楽を耳にし、感銘を受けたことがきっかけ。自身の節目となる同フェスに出演を依頼するにあたって、加山は自らケツメイシに宛てた手紙を送り、それを読んだ彼らはオファーを快諾し、出演が決まった。同フェスは加山雄三の芸能活動55周年を記念して行われる。出演者は初日の4月7日(木)に加山がキヨサク(MONGOL800)、佐藤タイジ(シアターブルック)、スチャダラパーらと結成したバンド、THE King ALL STARS、斉藤和義、ももいろクローバーZ。2日目の8日(金)に加山雄三、さだまさし、鈴木雅之、ひめ風(南こうせつ・伊勢正三)、水谷豊が出演する。また、2日間の司会進行はスチャダラパーのBoseとのコンビで加山が務める。チケットの一般発売は3月5日(土)午前10時より。なお、チケットの一般発売に先駆けて、チケットぴあでは先行を実施中。受付は2月25日(木)午後6時まで。■加山雄三 55周年記念 “ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL”日時: 4月7日(木)・8日(金)開場17:30開演18:00会場: 東京国際フォーラム ホールA(東京都)出演:【4月7日(木)】THE King ALL STARS<加山雄三 / キヨサク(MONGOL800) / 佐藤タイジ(シアターブルック) / 名越由貴夫 / 古市コータロー / ウエノコウジ(the HIATUS) / 武藤昭平(勝手にしやがれ) / タブゾンビ(SOIL & "PIMP" SESSIONS) / 高野勲 / 山本健太 / スチャダラパー>ケツメイシ / 斉藤和義 / ももいろクローバーZ【4月8日(金)】加山雄三 / さだまさし / 鈴木雅之 / ひめ風(南こうせつ・伊勢正三) / 水谷豊【両日司会】加山雄三 / Bose(スチャダラパー)
2016年02月22日4月7日(木)・8日(金)に東京・東京国際フォーラム ホールAで音楽フェスティバル「加山雄三 55周年記念 “ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL”」の開催が決定した。同フェスは加山雄三の芸能活動55周年を記念して行われる。出演者は初日の4月7日(木)に加山がキヨサク(MONGOL800)、佐藤タイジ(シアターブルック)、スチャダラパーらと結成したバンド、THE King ALL STARS、斉藤和義、ももいろクローバーZ。2日目の8日(金)に加山雄三、さだまさし、鈴木雅之、ひめ風(南こうせつ・伊勢正三)、水谷豊が出演する。また、2日間の司会進行はスチャダラパーのBoseとのコンビで加山が務める。チケットの一般発売は3月5日(土)午前10時より。なお、チケットの一般発売に先駆けて、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。受付は1月25日(月)午前11時まで。■加山雄三 55周年記念 “ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL”日時: 4月7日(木)・8日(金)開場17:30開演18:00会場: 東京国際フォーラム ホールA(東京都)出演:【4月7日(木)】THE King ALL STARS<加山雄三 / キヨサク(MONGOL800) / 佐藤タイジ(シアターブルック) / 名越由貴夫 / 古市コータロー / ウエノコウジ(the HIATUS) / 武藤昭平(勝手にしやがれ) / タブゾンビ(SOIL & "PIMP" SESSIONS) / 高野勲 / 山本健太 / スチャダラパー>斉藤和義 / ももいろクローバーZ【4月8日(金)】加山雄三 / さだまさし / 鈴木雅之 / ひめ風(南こうせつ・伊勢正三) / 水谷豊【両日司会】加山雄三 / Bose(スチャダラパー)
2016年01月18日女優の樋口可南子(56)が、ベルギーで開催された「第40回ブリュッセル国際映画祭」で、"最優秀女優賞(Prix de la meilleure ACTRICE)"を受賞した。ブリュッセル国際映画祭は1976年に創設された。これまではインディペンデント映画を中心に上映する映画祭として知られたが、40回目となる2015年からはチームやテーマを一新。規模が拡大され、17日のオープニングには、先のパリ同時多発テロの影響を受けて厳戒態勢となっていた中、劇場・Grand Eldoradoに600人以上もの観客が集まった。同映画祭には、樋口が佐藤浩市と夫婦役で共演した映画『愛を積むひと』(公開中)がコンペティション部門に出品された。メガホンを取った朝原雄三監督の作品で同部門に出品されたのは本作が初。さらに、今年唯一のコンペティション部門に選ばれた日本映画ともなった。最優秀女優賞を受けた理由としては、樋口演じる良子の全てを許して包み込む演技が素晴らしかったこと、テーマが人間関係の構成を使って表現されていたこと、監督の演出の繊細さ、希望があるメッセージ性など。なお会期中はテロの余波から、渡航の最高警戒レベル4に引き上げられていたが、上映および授賞式には、日本からプロデューサーの1人が出席した。21日に予定されていたクロージングセレモニーは中止。関係者のみの夕食会の場で、各賞の発表と授与式が行われた。樋口は、「思いがけない受賞に、ただただ驚いています」「この心優しい映画が海外へ渡ってくれたことが本当にうれしい」としながらも、当日を「受賞の喜びと同時に警戒厳しい国からプロデューサーが無事に帰国してくれることを祈った一日でした」とも回顧。「ベルギーからプロデューサーがトロフィーを抱えた写真が届いて初めて知りました」とも明かしつつ、ねぎらいの気持ちも強いようで「今は、スタッフと一緒にお祝いしたい気持ちでいっぱい」と話す。一方の朝原監督は「難しい役をためらいやおじけを振り払って演じてくれた勇気が、結果として演技を超えた存在感をもって登場人物として映画に実を結びました」とし、樋口に対して「これからも時々で構いません、その芯の通った凛とした姿をスクリーンに現してください」と大きな期待を寄せた。また、樋口同様に海を越えて評価されたことにも感動。「ややこしい政治情勢のただ中にあるブリュッセルで寛容をテーマにしたこの映画が上映されたことに深い感慨を覚えます」と語った。『愛を積むひと』は、長年連れ添ってきた夫婦が連れ合いを亡くした時、どのように立ち直り、一歩前に進んでいくのか、お互いを思いやる夫婦の絆を描く。(C)2015「愛を積むひと」製作委員会
2015年11月26日全米感涙のベストセラーであるエドワード・ムーニー・Jr著の「石を積む人」を、朝原雄三監督が映画化した『愛を積むひと』。このほど本作が出品された第40回ブリュッセル国際映画祭のコンペティション部門にて樋口可南子が最優秀女優賞を受賞したことが明らかとなった。東京下町の工場をたたみ、北海道に移住することにした篤史(佐藤浩市)と良子(樋口さん)の夫婦。かつて外国人が住んでいたという瀟洒な家を手に入れたふたりは、良子は野菜やガーデン作り、篤史は良子の長年の憧れでもあった家の周りの石塀を作るなど、ささやかながらも豊かな生活を満喫していた。だが、ある日、心臓に持病を抱えていた良子が倒れてしまう…。突然訪れた良子の最期。 悲しみにくれる篤史のもとに、ある日、良子からの手紙が届いた。自分の死期を悟った良子が、篤史のこれからを案じ、たくさんの篤史宛ての手紙を、ふたりの家に隠していたのだ――。11月17日~21日(現地時間)の期間で開催されたブリュッセル国際映画祭。佐藤浩市と樋口さんが第二の人生を歩む夫婦を演じ、北川景子、野村周平、杉咲花、吉田羊らが豪華俳優陣が出演する本作が出品された外国映画コンペティション部門には、国境のない国際的なセレクション(フランス、日本、フィリピン、アルジェリア、イスラエル、イタリア、モロッコ)と多様性に富み、ベネルクス、或いは欧州でのプレミア上映作品が揃った中での受賞となった。これまで同映画祭で日本映画が上映されたことはなく、『愛を積むひと』はブリュッセル映画祭初、かつ今年唯一のコンペティション部門で選ばれた日本映画となる。11月中旬のパリ同時多発テロの余波を受け、本映画祭会期中に開催地・ブリュッセルでは最高警戒レベル4に引き上げられたが、コンペティション部門への上映並び授賞式には日本からプロデューサー1名が出席した。樋口さん演じる良子の、全てを許し包み込む演技が素晴らしかったことが評価され、見事主演女優賞を受賞した樋口さん。プロデューサーがトロフィーを抱えた写真がベルギーから届き、初めて自身の受賞を知ったそうで「思いがけない大きな受賞に、ただただ驚いています」とコメント。さらに「この心優しい映画が海外へ渡ってくれたことが本当に嬉しいです。いまは、スタッフと一緒にお祝いしたい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。また朝原監督は今回の受賞結果を受け、「むずかしい役をためらいや怖気を振り払って演じてくださった樋口さんの勇気が、結果として演技を超えた存在感を持って登場人物として映画に実を結びました。これからも時々でかまいません、その芯の通った凛とした姿をスクリーンに現わしてください」と最大級の賛辞を送った。『愛を積むひと』Blu-ray&DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛を積むひと 2015年6月20日より全国にて公開(C) 映画「愛を積むひと」製作委員会
2015年11月25日映画『愛を積むひと』が6月20日(土)に公開を迎え、佐藤浩市、樋口可南子、北川景子、野村周平、杉咲花、吉田羊、柄本明、朝原雄三監督が舞台挨拶に登壇。サプライズで佐藤さん宛てに奥さんがしたためた手紙を樋口さんが読み上げ、佐藤さんは涙を見せた。突然の妻の死に悲嘆する男の元に届いた亡き妻からの手紙。それが男と周囲の人々を少しずつ結び付けていくさまを北海道の雄大な自然を背景に描き出す。佐藤さんは初回上映を観終えたばかりの観客に「映画の中にではなく、ご覧いただいたみなさまひとりひとりの中に答えがある映画だと思います。かわいがってやってください」と呼びかける。樋口さんは、この作品に参加して「急に死んでしまうかもしれない、と初めて意識しましたし、夫(※コピーライターの糸井重里氏)がおりますが、どちらかが先に逝ってしまうということを考えさせられました」と語った。夫婦を演じた互いについて尋ねられると、佐藤さんは「撮影中はあまり話さなかったんですが、プロモーションで喋る機会に恵まれ、初めて樋口可南子さんを知る思いでした。同じ思いでお客さんの前に立っているこの日が来て幸せです」と笑顔。樋口さんは、佐藤さんの取材やプロモーションでの様子について「とても一生懸命に宣伝されるんです。私たちもベテランの域に入ってますが(笑)、背中を見ていて初々しいんです。そうさせてくれたのはこの作品のおかげ。佐藤さんが小技ではないお芝居を見せてくれたので、ついていくだけでした」と佐藤さんへの全幅の信頼を口にする。樋口さんはさらに佐藤さんについて「奥様のことをこの人は愛してるんだなと感じました」と語ったが、その奥さんがしたためた佐藤さん宛ての手紙がサプライズで届き、樋口さんが壇上で読み上げた。最初は、樋口さんから手紙を奪おうとしていた佐藤さんだが、観念して妻の言葉に耳を傾ける。結婚当初、体が丈夫でなく「自分が死んだら、保険金で、好きな映画を作ってね」と伝えたエピソード。しかし、いまは「役者の仕事しかできない浩市さん。あなたを残して旅たつ事は、家族は勿論、事務所のマネージャーさん、映画関係者の皆様に、とてつもないご迷惑をおかけする事になり、それを思うととても、先に逝くことなど出来ません」と考えていること。さらに23年前に佐藤さんが奥さん宛てに送った手紙に書かれていた「僕は一生あなたの味方です」という言葉をいまも忘れずにいることなど、奥さんの思いを樋口さんが声を詰まらせながら読み上げると、佐藤さんの目にも涙が…。「浩市さん、私は浩市さんを1人にしないように、浩市さんよりも1日でも長く生きる事を、約束します」という最後の一文が読み上げられると、劇場には温かい拍手がわき起こった。佐藤さんは、目を真っ赤にしつつ「暑いから汗かいちゃって…」と定番すぎる言い訳。樋口さんに対しても「可南子さんが泣くことないでしょ(笑)!」とツッコみつつ「ありがたいものだと思ってます」と照れくさそうに感謝の思いを口にした。人前での涙がよほど恥ずかしかったのか「まさか、こんな姑息なことを宣伝部が考えているとは思いもよらず、不覚でした」とサプライズを企画した宣伝部への恨み節を口にし、会場は笑いに包まれた。『愛を積むひと』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛を積むひと 2015年6月20日より全国にて公開(C) 映画「愛を積むひと」製作委員会
2015年06月20日―大切な人へのこしたいものは何ですか― 日本でも最も美しい村「美瑛」を舞台に夫婦の愛情、そしてそこに集う人々を優しく映し出す感動作『愛を積むひと』の【新婚さん限定試写会トークイベント】に、今月結婚したばかりの新婚ホヤホヤの恋学編集部・ライターYが参加してきました! 結婚3年目までの新婚カップル50組が招待された今回のイベント。上映会後には、主人公の小林篤史を演じた佐藤浩市さん、そして篤史の妻・良子役を演じた樋口可南子さん、篤史の家の石塀作りを手伝う青年・杉本徹を演じた野村周平さん、徹の同級生で恋人の上田紗英を演じた杉咲花さんによるトークイベントが行われました。当たり前の幸せに気づく大切さ劇中では、佐藤浩市さんの妻役を演じる樋口可南子さんの名演、ならびに死後に届く手紙のシーンには涙をこらえきれず、筆者は元より、館内ではハンカチで涙を抑える人やすすり泣く声がチラホラと……。また、四季折々の表情をみせる北海道の雄大な自然を舞台に進む物語にはたいへん魅了するものがあり、移りゆく季節の風景を目にするだけでも心癒される作品です。 トークイベントでは、「大事なのは、生活の中にある当たり前の幸せに気づけること」と佐藤浩市さんがコメント。また、樋口可南子さんは、夫婦生活で大事なのは「相手のことをよく知ること、何をされたら嫌なのか、何をされたら嬉しいのか、そういうことをお互いに知っていくことが仲の良い夫婦生活を続ける秘訣」と語ってくださいました。映画『愛を積むひと』6月20日(土)よりロードショー“本当に大切なものは、失ってから気づくことが多い”と言われますが、筆者は本作品を通して、あらためて当たり前の日常がどれだけ大切なものかということを、とても考えさせられました。 恋学読者のみなさんも、将来そんな後悔をしないために。そして好きな人と、この先どんなふうに添い遂げていきたいのかを考える一つの目安に、ぜひ観ていただきたい作品です。 【映画情報】 <公式サイトはこちら> 『愛を積むひと』 公開日:6月20日(土)ロードショー 出演:佐藤浩市樋口可南子北川景子野村周平杉咲花吉田羊柄本明 監督・脚本:朝原雄三 (c)2015「愛を積むひと」製作委員会
2015年06月19日佐藤浩市と樋口可南子演じる熟年夫婦の愛ときずなを描いた感動作『愛を積むひと』(朝原雄三監督)で、若手実力派の筆頭である野村周平と杉咲花が恋人役に挑んだ。日本を代表する先輩俳優と共演し、その“背中”を見つめた二人が受け取ったものとは?「長年、俳優として現場に立ち続けている浩市さんの“現場での居方”や、周囲への気の配り方はとても勉強になりました。若い頃の思い出話や、『それに比べて、いまはやりづらい世の中になった』なんてことも話してくださった。何より『お前ももっと自由になればいい』という言葉をいただき、胸に残っていますね」(野村さん)「樋口さんはすごく明るい方で、現場では常に笑い声が聞こえていました。周りを気づかい、現場をいい雰囲気にしてくださる姿に、すごいなと圧倒されました。私にも気さくに声をかけてくださり、難しい役柄に悩む私の緊張を解してくれました」(杉咲さん)映画の主人公は有意義な老後を求めて、北海道に移住した熟年夫婦の篤史(佐藤さん)と良子(樋口さん)。いざ新天地での生活が始まると、仕事人間だった篤史は時間を持て余すばかり。そんな夫を見かねて、良子は家の周りの石塀づくりを頼むが、ほどなくして心臓病が悪化し、帰らぬ人となってしまう…。野村さんと杉咲さんは、地元・北海道で生まれ育った中学時代の同級生で、恋人同士の徹と紗英を演じている。一見、若く初々しいカップルだが、胸の内に悩みや葛藤を抱えており、ふたりの存在は少なからず、夫婦の行く末に影響を与えることになる。杉咲さんは「正直、男女の距離感…みたいなものが分からなくて」と恋人役に戸惑いがあったのだとか。そんな杉咲さんに助け舟を出したのが、誰あろう野村さん!「私自身、人見知りで『どうしよう』と思っていたら、野村くんが話しかけてくれて嬉しかったですね。実は野村くんも、あまり自分から話しかけるタイプじゃないそうなので、気を使わせてしまったのかなって。あのときは、ありがとうございました!」(杉咲さん)一方、野村さんは「いやあ、そんな…」と思わず照れ笑い。「やっぱり、お互いに仲が良くないと、抱きしめたり、抱きしめられたりといったシーンは難しいし、ケンカだってやりづらい。まずは自分の“ありったけ”を見せて、自然に会話や食事をしようと。準備や打ち合わせという言葉はイヤですし、普通に接することを心がけていました」(野村さん)。徹と紗英の“恋の躍動”が、主人公の熟年夫婦との絶妙なコントラストを織りなす。物語の舞台となるのは、「日本で最も美しい村」連合第1号に認定された北海道美瑛町。雄大で色鮮やかな情景は、人々のドラマを映し出すキャンバスとなった。四季の移ろいに佇む姿を捉えるため、二人は定期的に現地に足を運び、撮影に臨んだ。出演作が途切れない売れっ子だけに、東京に戻れば、別の作品の撮影が控えているという状況だった。「僕はこの映画と並行して、『若者たち2014』というドラマに出演していました。こちらは毎日電車で通って、スタジオに閉じこもり、家に帰るともう深夜…そんな毎日でした。映画とドラマではペースも違うので、正直疲労はたまります。そんなとき、北海道に“戻る”と癒されましたね。オープンセットの解放感はもちろん、余計な情報も入ってこないし、陽が落ちれば撮影はおしまい。とても贅沢な思いをさせてもらいました」(野村さん)同時期に『トイレのピエタ』(松永大司監督)の撮影に臨んでいた杉咲さん。「撮影が終わっても、(同作で演じた)真衣という女の子を1か月くらい引きずっていて、どう自分を取り戻したらいいのかわからなくなっていたんです。でも、北海道に“戻る”と『あっ、私は大丈夫だ』って自然と思える自分がいて…」。無意識に“戻る”という言葉を選ぶ二人にとって、いかに北海道の大地が癒しになっていたか想像に難くない。そんな二人の目に、主人公である篤史と良子という夫婦像がどのように映っているのだろうか?「台本を読んだときから、とても愛があふれた物語だと思いました。うまく言葉にできませんが、あの夫婦の姿はとってもいいなって感じるんです。人はいろんな出会いを通して、変わっていく。でも、変わらない思いがある…。それは映画を通して、僕ら世代が受け継がなければいけない。ぜひ若い人にも見てもらって、夫婦愛はもちろん、恋愛や友情も含めて大切なものを考えてもらえれば嬉しいです」(野村さん)「オーディションの段階で台本を読み、『絶対に出演したい』と思った作品です。それはきっと、お互いを信じ合える夫婦像に、すごく惹かれたからなんです。良子さんは自分の死期が近いのに、それを篤史さんには伝えないですよね。『私がいなくても大丈夫』と信じなければ、絶対できないですよね。年齢的に夫婦の信頼関係は、想像できないことも多いですが、信じ切れる相手に出会える素晴らしさを感じます」(杉咲さん)。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:愛を積むひと 2015年6月20日より全国にて公開(C) 映画「愛を積むひと」製作委員会
2015年06月18日