朝日新聞出版は9月24日、サッカー日本代表監督、ヴァイッド・ハリルホジッチ氏の単独ロングインタビューを掲載した「アエラスタイルマガジン」(2015年秋号)を発売する。このほど、創刊7周年を迎えた男性ファッション誌「アエラスタイルマガジン」は、リニューアル号である2015年秋号において、ハリルホジッチ監督に単独インタビューを行った。インタビューでは、ワールドカップ予選突破を目指すハリルホジッチ監督がその心中を語っている。「最善の結果を生み出す指導者とは、何を考え、どのように行動すべきか」「ニッポンが"勝つ"ことにこだわったときに求められる、適正な組織形態とはどのようなものなのか」など、注目される指導者の姿と哲学を浮き彫りにしている。6月に行われたワールドカップ2次予選の対シンガポール戦でのスコアレスドローや、8月上旬の東アジアカップでの最下位という結果についても言及。監督の戦術に不満を示すジャーナリストが後を絶たず、自責で眠れない日々が続いたという。身を削りながら戦い続けるハリル監督は、選手たちにどうしても伝えたいことがあるという。名門パリ・サンジェルマンでも活躍した選手時代、戦争ですべてを奪われた日々、数々のチームで結果を残してきた監督時代。波乱万丈な人生を乗り越えてきたからこその、並々ならぬ重みのある言葉がつづられている。定価は税込900円。
2015年09月17日朝日新聞出版発行のニュース週刊誌「AERA」は、2015年8月24日発売の8月31日号で、『エヴァンゲリオン』より「綾波レイ」のイラストを表紙に起用。放送から20年を迎えた『エヴァ』の世界に迫る。表紙イラストは本田雄氏による描き下ろし。放送から20年の時を経ても、いまだに高い人気を誇り、無数に生み出されたキャラクターの商品化はアニメビジネスのロールモデルにさえなっている。8月31日号のAERAでは、「生みの親」である庵野秀明氏へのインタビューも含め、20年目のエヴァはどう見ることができるか、誌面で試みているという。綾波レイが表紙のAERA8月31日号は、2015年8月24日の発売で、定価は390円。
2015年08月22日朝日新聞出版は8月20日、テニスプレーヤーの錦織圭選手の言葉とその背景に迫った書籍『ダウン・ザ・ライン 錦織 圭』を発売する。錦織圭選手は昨年の全米オープンで準優勝し、8月に発表された最新世界ランキングでは、自己最高タイの4位にランクインした。同書は、2008年のウィンブルドンから取材を行ってきた朝日新聞スポーツ部・稲垣康介記者が書き下ろした。8年間にわたる膨大な取材資料とともに、新たに錦織選手本人や、活躍を支える両親・スタッフなどに対して行った取材内容も含まれている。同書では、「恥ずかしくない生き方はしてきたつもりです」「この命 どう使う」といった、錦織選手がこれまで発してきた言葉の本当の意味と背景について解説している。中には、試合後の記者会見で注目を浴びた「勝てない相手も、もういない」、今年の全仏オープンでの「(ベスト8に)慣れました」など、マスコミをにぎわせた発言も入っている。そのほか、コーチ、スタッフとの信頼関係から生まれた言葉や、テニスを愛するゆえに発せられた言葉まで、錦織選手の言葉33の本当の意味と背景を収録。錦織選手の独占ロングインタビュー20ページ分も掲載した。全55点の貴重な写真も収めているため、写真集としても楽しめるとのこと。価格は1,500円(税別)。
2015年08月11日朝日新聞社は8月6日より、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中の「機動戦士ガンダム展」を記念した『朝日新聞 機動戦士ガンダム版』を全国で発売している。紙面は、「ガンダムの世界観のなかで朝日新聞がもし一年戦争が終結した日に新聞を発行したら」という設定のもと、本紙と同じ406mm×545mmのブランケット判サイズで制作。1面とテレビ欄は実際の朝日新聞と同じレイアウトになっており、「ア・バオア・クー陥落」という緊迫感のある見出しとともに一年戦争の終結が報じられるなど、通常の新聞と比べても遜色ない完成度に。1面ではほかにも、ア・バオア・クーを攻略した「星1号作戦」の詳細記事や「私はガンダムに救われた」と題した特派員による現地レポート風の記事、さらに、朝日新聞本紙のコラムとしておなじみの「天声人語」をパロディー化した「宙声人語」を掲載。モビルスーツ開発を行う企業として登場した「アナハイム・エレクトロニクス」が「スプーンから宇宙戦艦まで。」というキャッチフレーズとともに出稿を行うなど、細かなところまでファンにはうれしいネタが用意されている。目次によると、紙面ではさらに一年戦争の全容を追う記事や「ガンダム」全シリーズの解説、『機動戦士ガンダム』の富野由悠季総監督のインタビューなどが全16ページで掲載されているという。価格は400円で、関東・関西・北海道の主要コンビニ、関東・関西の駅即売店(私鉄、地下鉄、JR 西日本駅売店など)、全国のアニメイト各店舗、六本木ヒルズ森タワー3階ショップ、全国の朝日新聞販売所で販売される(一部、取り扱いのないエリア・店舗あり)。9月27日まで六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される「機動戦士ガンダム展」は、富野監督によるガンダムシリーズの記念碑的な第一作『機動戦士ガンダム』の魅力を、かつてない壮大なスケールで紹介する本格的な展覧会で、シリーズの魅力の神髄に迫るために1,000点にもおよぶ制作資料を一挙公開。会場内特設シアターでは、ホワイトベースでブライト・ノアら同艦クルーと大気圏突入をめぐる戦いを体験できる新作映像が特別上映され、ガンダムの魅力を存分に味わう、質・量ともに圧倒的な規模の展覧会となる。昨年の大阪に続く今回の展示では、「原寸大のガンダム・ヘッド」や、大阪展で実施されたイベント「ガンプラ大作戦」で来場者が製作したガンプラ1,000体によるインスタレーションの展示などが追加されている。(C)創通・サンライズ
2015年08月07日『成功の神はネガティブな狩人に降臨する――バラエティ的企画術』(角田陽一郎著、朝日新聞出版)の著者は、TBSの敏腕プロデューサー。「さんまのスーパーからくりTV」「金スマ」「EXILE魂」など、おなじみのバラエティ番組を手がけてきた人物だといえば、ピンとくる人も多いのではないでしょうか?しかし、これだけのヒット番組を生み出してきたにもかかわらず、社内の企画会議で自分の企画が通ったことはほとんどないのだそうです。なのに、なぜ、やりたい企画を次々実現しているのか?理由はいろいろあるでしょうが、いちばん大切な部分、つまりアイデアの出し方にも秘密が隠されていそうです。そこで第2章「整った『カッコよさ』はつまらない——企画の『アイデア』」のなかから、「アイデアが生まれる3つの行動」を見てみましょう。■アイデアのキーワードは「宇宙」アイデアを日常のなかからどう探し出すかは、企画を考えるにあたって重要なポイント。著者は日常で体験するあらゆる出来事がアイデアの源泉だと考えているそうですが、それを企画にまで昇華させるためには、3つの「ちょっとしたポイント」があるのだといいます。それらを、ひとつひとつ見ていきましょう。■アイデアが生まれる3つの行動(1)自分の宇宙を広げる高校時代、自分の知り得た範囲内で「おもしろい」「つまらない」を判断していた著者の視野を広げてくれたのは、読書家の友人の存在だったそうです。いろいろな本を紹介してもらい、それらを読み進めていくことによって、「読書というのは自分の会ったことのない、またはたぶん会うことのない、それこそ世界中のあらゆるところで、あらゆる時代で、いろいろな人生を送ってきた人の考え方と直接コンタクトができる受信機なのだ」と気づいたのだとか。そんな経験があるからこそ、日常での思考のコミュニケーションパターンは、自分の宇宙を広げることにより、何倍にもなるのだと考えているそう。(2)宇宙に独自のルールをつくるルールを決めることが、ものごとをおもしろく展開させるのだと著者は主張しています。つまり、ルールやレギュレーションを決め、その決めごとのギリギリのところに焦点を当てて実行する。すると、それが期せずして予想外のおもしろさ=ハプニングを招いてくれるということ。でも企画を考えるにあたって、最初に意義するルールは独自のものでもよいのだそうです。なぜなら大切なのは、そのルールを厳密に遂行することで、ルールが生む現実との齟齬を楽しむことだから。それが企画の豊かさにつながるわけで、だから「宇宙に独自のルールをつくる」ことが2つ目のポイント。(3)宇宙の細部にこだわるそしてもうひとつ重要なのは、くだらないことをくだらないと認めたうえで、それを本気で楽しむこと。「ツッコマレるのが当たり前」のシチュエーションにもとことんこだわり、楽しみ、真剣になにかを競い合う。だからおもしろいことになるというわけです。*テレビ番組のプロデューサーというと、それだけで「特別な人」というようなイメージがあるかもしれません。けれど本書を読んでみれば、決してそうではないことがわかるはず。また上記の考え方にしても、きっとさまざまな業種で活用することができることでしょう。(文/印南敦史)【参考】※角田陽一郎(2015)『成功の神はネガティブな狩人に降臨する――バラエティ的企画術』朝日新聞出版
2015年08月04日朝日新聞社は5月11日、動画・生放送のキュレーションサービス「eeny (イーニー)」をリリースした。同サイトは、スマートフォンやタブレット、PCにて閲覧することができる。「eeny」は、SHOWROOMやニコニコ動画、ニコニコ生放送、Ustream、YouTubeが提供する番組の情報をもとに、独自のアルゴリズムを用いて、「今、一番盛り上がっている動画・生放送」を横断的に紹介するサービス。ユーザーによる利用料は無料で、「おすすめコーナー」では、自身の行動や属性から嗜好にあった番組をレコメンドしてもらうこともできる。なお、同サービスの提供にあたり、各メディアを運営する企業(ディー・エヌ・エー / ニワンゴ / Ustream Asia / YouTube LLC)との提携を実施。近日中には、アメスタ(AmebaStudio)の参加も見込んでいるという。
2015年05月11日きょうご紹介したいのは、『1分書くだけ 世界一シンプルなこころの整理法』(赤羽雄二著、朝日新聞出版)。ベストセラー『ゼロ秒思考』の著者が、ペン1本とA4の紙だけで実践できる“A4メモ書き”の効能を紹介した書籍です。つまりは“こころの整理法”で、誰でもすぐにはじめられるだけでなく、すぐに効果を実感できるのだとか。第5章「自信のなさを整理する!」から、「自信を持つための7ステップ」を引き出してみます。◼︎1:気になることを全部書き出す気になることがあるなら、かっこつけず、頭に浮かんだまま書き出していく。それが大切。モヤモヤしたことを飾らず、ことばを選ばずに書いていけば、自分がなにを感じてなにを考えているのかがわかる。すると、どうすべきかということも少しずつ浮かび上がってくるといいます。(90ページより)◼︎2:自分がこれからやってみようと思うことを決める次に、「揺れ動く気持ちのなかで、自分はどうしようか」ということを背伸びして考えてみる。そうすれば、現状を打破するためのアクションが浮かんでくるといいます。そのような一歩を踏み出せることは、現実的にとても画期的。(91ページより)◼︎3:簡単なことをやって達成感を味わう最初から全部がうまくいくことはないので、ちょっとしたことからはじめて、達成感を味わうことが大事。(93ページより)◼︎4:もう少しむずかしいことを目標にする現時点で少なからず結果を出せたなら、次は「もう少しむずかしいこと」を目標にしてみる。それは結果的に、自分自身をステップアップしてくれるといいます。(94ページより)◼︎5:人の力を借りてなんとかやり遂げる自分ひとりだけでできることには限界があるもの。そこで、どこかのタイミングで上司や先輩に相談してみる。そうすれば、ひとりではできなかったこともやり遂げることができるといいます。(97ページより)◼︎6:誰かを助けてあげる経験を積むことができると、上司が自分に対してどれほど気をつかって育てようとしていたのかわかるもの。だからこそ、できない部下の気持ちもわかる。だとすれば、次は彼らの成長の後押しをする番だということ。(99ページより)◼︎7:自分の長所をできる限り書いてみる自分の長所を書き出してみると、自分のよさ、素晴らしさを実感できるもの。照れくさいかもしれないけれど、遠慮なく書いてみることが大切だといいます。(100ページより)たしかに、こうしてこころのモヤモヤを吐き出してみれば、悩みは静かに消えていくものなのかもしれません。(文/印南敦史)【参考】※赤羽雄二(2015)『1分書くだけ 世界一シンプルなこころの整理法』朝日新聞出版
2015年04月25日朝日新聞社は3月30日、東京都中央区銀座6丁目の所有地に新ビル「銀座朝日ビル(仮称)」を建設することを発表した。同ビルは、1・2階を商業施設、3~12階をラグジュアリーホテルで構成し、2017年秋に完工する予定。ホテル部分は国際級のラグジュアリーホテルを誘致する予定で、ブランド名など詳細は決まり次第発表するとのこと。同ビルの計画地は、同社が1888(明治21)年に取得し拠点を置いた場所で、東京都における創業の地となる。ブランドショップや老舗が並ぶ並木通りに面しており、東京メトロ銀座駅から徒歩3分の銀座の中心部に位置しているという。建物外観は「『100年の灯』~次代をてらす灯、宿る思い~」をコンセプトとし、銀座の街並みと調和した品格と格調のあるデザインを実現するとのこと。なお、階数は地下2階・地上12階・塔屋1階となる。
2015年04月01日朝日新聞社は25日、クラウドファンディングサイト「A-port(エーポート)」をオープンした。全国紙によるクラウドファンディングサイトの開設は初という。同サイトのクラウドファンディングは、資金を必要とする「プロジェクト」に対し、支援者がWeb決済でワンコイン(500円)から支援でき、金額に応じて起案者が設定したリターン(特典)を受け取る「購入型クラウドファンディング」となる。 プロジェクトの内容については、同社が審査する。なお、決済システムや運営については、クラウドファンディング大手のMotionGallery(モーションギャラリー)のサポートを受ける。まずは映画制作や伝統工芸、地域活性化など8件のプロジェクトから開始。今後は新ビジネス創出や地域活性化などにつなげることも視野に、同社が持つ編集力・情報発信力を生かし、紙面や関連媒体でプロジェクトの魅力を発信していくとともに、クラウドファンディングのしくみ自体の普及も図る。「A-port」は、夢やアイデアを乗せた船が、帆を立てて沖にこぎ出す港(port)のようなサイトにしたいとの思いで名付けたという。また、「A」には、起案者と支援者がつながって一緒に冒険(Adventure)し、行動(Action)を起こすという意味を込めたとしている。
2015年03月25日朝日新聞出版はこのほど、書籍『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(亀山早苗 著/税込1,404円)を発売した。○優しかった妻が"夜叉"に男女関係を中心に、恋愛、結婚、性の問題に取り組む亀山早苗さんが、夫婦が直面した破綻と再生を描く苦く生々しいノンフィクション。「夫の不倫に直面したとき、そこから妻たちは、憎しみ、失望と戦う日々を送ることになる。そうした時に妄想にも近い感情によって、優しかった妻は"夜叉"になっていく。妻の気持ちがわからない男性、そして愛ゆえに苦しむすべての女性へ」。「夫の不倫発覚、揺れ惑う妻の心」「女が夜叉になるとき」「恋をした男たちの本音」「壊れた自分自身を立て直すために」「もう一度心から笑える日は来るのか」の5章構成。夫を信じられるかどうか、怒りの矛先はどこへ向かうか、夫へのどうしようもない失望感、許すとはどういうことか、苦悩は薄れるものなのか、裏切りの夫とどう向き合えばいいのか、離婚する道を選んだふたりのその後などが綴られる。
2015年03月24日朝日新聞社と朝日新聞出版は3月17日、第40回(2014年度)「木村伊兵衛写真賞」の受賞者に、石川竜一氏と川島小鳥氏の2名が選ばれたことを発表した。木村伊兵衛写真賞は1975年に創設され、各年ごとにすぐれた新人写真家を表彰する写真賞だ。石川竜一氏は「絶景のポリフォニー」「okinawan portraits 2010-2012」(赤々舎刊)が評価されての受賞となった。石川氏は1984年沖縄県生まれ。沖縄国際大学社会文化学科卒業。2010年、写真家 勇崎哲史に師事。2011年、東松照明デジタル写真ワークショップに参加。2012年『okinawan portraits』で第35回写真新世紀佳作受賞。川島小鳥氏は「明星」(ナナロク社刊)が評価されての受賞となった。川島氏は1980年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業後、沼田元氣氏に師事。2006年、ひとりの少女を4年間撮り続けた作品で第10回新風舎平間至写真賞大賞受賞、2007年写真集『BABYBABY』を発売。11年『未来ちゃん』(ナナロク社)で第42回講談社出版文化賞写真賞を受賞。木村伊兵衛写真賞は、写真関係者へのアンケートにより候補者が推薦され、選考委員会で受賞者が決定される。今回の選考委員は写真家の岩合光昭氏、瀬戸正人氏、鷹野隆大氏、長島有里枝氏、アサヒカメラ編集長の佐々木広人が務めた。受賞賞金は50万円。また、受賞作品展が4月11日~20日、東京・新宿のコニカミノルタプラザ(ギャラリーC)で開催される。
2015年03月17日朝日新聞社は、クラウドファンディングサイト「A-port(エーポート)」を3月より開設すると発表した。オープンに先駆け、同サイトで資金を募る「起案者」を募集している。「A-port」は、夢の実現を目指して船の帆を立て、沖へこぎだそうとする人を送り出す「port(港)」のようなサイトにしたいという思いから名づけられた名称。同サイトのロゴデザインは、アートディレクター・植原亮輔氏(キギ)が手がけた。映画・アートなどのプロジェクトを扱うクラウドファンディングの大手サイトを運営する「MotionGallery」と提携し、決済システムや運営は同社のサポートを受けて実施する。また、特徴として、「プロジェクト」に関する情報発信を、朝日新聞社の関連媒体を通じて行うことが挙げられている。このサイトは、同社が実施している新事業創出コンテスト「START UP!」2013年度の最優秀提案が事業化されたもので、発案者が社内の実験工房「メディアラボ」へ異動して実現したもの。これを通じて、クラウドファンディングという仕組み自体の普及も目指しているということだ。なお、同サイトのオープンに先駆けて、プロジェクトを立ち上げる「起案者」を募集している。寄せられたプロジェクトは朝日新聞社が審査を行い、採用可否を決定する。個人、団体、企業などの形態不問とのこと。詳細は同サイトにて確認してほしい。
2015年02月04日朝日新聞社は1月16日、社内のPC 17台がマルウェアに感染し、社内外とのやりとりを行ったメールや文書ファイルが流出したと発表した。なお、顧客情報などの流出は確認されていない。同社が事態を確認したのは9日夜で、社内PCが社外のC&Cサーバーと不審な通信をしていることから発覚。情報流出は2014年11月下旬より始まっていた可能性があるという。なお、この不審な通信は週明けの13日に遮断したとしている。流出した情報はメールや文書ファイルなどの一部。新聞読者や朝日新聞デジタルといった顧客情報の流出は現在のところ確認されていないものの、引き続き確認を進めるとしている。同社は不正アクセスの可能性があるとしており、セキュリティ会社と連携して情報の流出状況や感染経路の調査を行い、結果を公表するとしている。朝日新聞社 取締役広報担当の高田 覚氏は「弊社に関係されるみなさまにご心配をおかけしますことをおわびします。速やかに全容を究明し、再発防止に取り組みます」とコメントしている。
2015年01月16日米人気歌手レディー・ガガが資生堂の新年広告に起用され、朝日新聞や毎日新聞、産経新聞など全国紙をはじめ、地方紙など全50紙にセルフィー写真50枚が掲載されることが28日までにわかった。50紙すべてに異なる写真が掲載され、2015年1月1日に“ガガジャック”される。<セルフィーといえば…>入浴シーンから着替えまで! こじはるが“セルフィー”姿披露資生堂は、個々の美の多様性を認め、それぞれの美を応援する方向性へと新たな一歩を踏みだしていくとして、2020年までのあるべき姿を構想した「VISION 2020」を定める。そんな同社の方向性が、“その人がその人らしく生きること”を応援するガガの主張と親和性があるとして、グローバルなコラボレーションが実現した。今回の企画では、卓越した歌唱力だけでなく唯一無二のファッションセンスを持ち、プライベートでも数々の斬新なセルフィー写真を公開しているガガの社会への高い影響力に着目。ガガの協力のもと、そのセルフィー写真の中から50枚をピックアップし、50紙の新聞すべてに異なる写真を掲載する。2015年1月1日に46紙、5日に4紙で掲載し、同社公式サイトでも1月1日を皮切りに段階的に公開するとしている。この新聞広告を皮切りに、資生堂ではガガを起用した広告展開を行う予定。新年早々“ガガジャック”が話題となりそうだ。
2014年12月29日朝日新聞社が運営する、双方向型のニュースサイト「withnews(ウィズニュース)」は、10月に月間600万ページビューを突破したと発表した。7月22日のサービス本格開始から3ケ月を経て、10月の月間ページビューは637万PV、月間ユニークユーザーは357万件を達成。withnewsは、ユーザーの「気になる」にこたえる記事を日々生み出し、ユーザーに話題を提供してきた。ユーザーからの質問(記事リクエスト)を受け付け、取材を行ったうえで記事として配信している。これまで、取材リクエストをもとに「ハワイ出身力士を見かけなくなった理由」「エボラ出血熱、日本で発生したらどうなる?」といった記事を配信し、11月5日現在、累計53件のリクエストに応えている。今後、朝日新聞社では、記事の筆者をより増やし、幅広い分野でのユーザーの「気になる」を呼び起こす解決する記事を増やしていくという。
2014年11月12日朝日新聞出版は12日、朝日新書の新刊『やっぱりサラリーマンは2度破産する』を発売した。著者は生活デザイン代表取締役社長でファイナンシャル・プランナーの藤川太(ふとし)氏。価格は821円。同書は、ロングセラー『サラリーマンは2度破産する』の全面改訂版。大企業が増収する中、一般のサラリーマンは平均年収がなかなか上がらないうえ、老後に備えた貯蓄も難しいなど、マネー環境の改善は進まない。著者の運営する「家計の見直し相談センター」では、これまで2万世帯以上の家計診断を行ってきたが、一見、普通の家計にみえても、詳しく分析すると、5割を超える家計で破産の危機が予測されるという。同書は、このような現状を踏まえ、実力派ファイナンシャル・プランナーである著者が、家計が苦しくなるメカニズムを解き明かし、将来に向けて「ガッチリ貯まるライフプラン設計術」を指南する。著者の藤川太氏は山口県出身。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了後、自動車会社に就職。燃料電池自動車の研究開発に従事した後、ファイナンシャル・プランナーとして独立。金融に関する個人相談の普及を目指し、2001年に「家計の見直し相談センター」を設立した。
2014年09月12日朝日新聞社、朝日新聞出版は、第39回木村伊兵衛写真賞を受賞した森栄喜の作品展「intimacy」を開催する。開催期間は4月15日~24日、会場は東京都・新宿区のコニカミノルタプラザ・ギャラリーC。開館時間は10:30~19:00(最終日のみ15:00まで)。入場無料。同展は、第39回木村伊兵衛写真賞を受賞した森栄喜の個展で、受賞の対象となった写真集「intimacy」から約30点を展示する。「intimacy」は、作者の1年間のプライベートな時間を、特殊な技法は用いずにスナップ写真のように表現しているシリーズ。作者と恋人とのありのままの時間を、時に鋭く、既成概念にとらわれない視点で切り取ってつづられている。なお、森栄喜は1976年石川県金沢市生まれの写真家。2001年、米国・パーソンズ美術大学写真学科卒業。2011年、「tokyo boy alone」を台湾で刊行し、現地では異例の1万部以上を売り上げる。同年、男についてのフォトジン「OSSU」を刊行するとともに、受賞作品「intimacy」の撮影をスタート。2013年、同性婚をテーマに写真で訴えるプロジェクト「Wedding Politics」を恋人とともに開始。オリジナルの服を毎回制作し、街中で2人のセルフポートレートを撮影するというもので、日本で同性婚が法的に整うまで続ける。現在は、エディトリアルを中心に活動中。
2014年03月25日朝日新聞のウェブサイト“朝日新聞デジタル”が、『夢売るふたり』『バイオハザードV:リトリビューション』『デンジャラス・ラン』『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』『最強のふたり』『凍える牙』の6作品の中から、一般の投票数をもとにイチオシの映画を選出する企画“シネマ総選挙2012”を実施している。その他の写真本企画への参加方法は、上記6作品のいずれかを劇場で鑑賞し、鑑賞券半券の実物(コピー不可)を郵便はがきに添付して郵送するか、“朝日新聞デジタル”に会員登録し、ウェブ上で展開されている映画宣伝マンによる各作品の紹介ページを見て投票するというもの。郵送で応募した参加者には、抽選で10名に映画ギフトカード5000円分と5名に本キャンペーンのサポーターである芹那のサイン入り写真が、ウェブから投票した場合は、60名に映画ペアチケットと5名に芹那のサイン入り色紙がプレゼントされるという。なお、期間は9月30日(日)まで。今秋話題となっている洋邦6タイトルの作品に投票して、豪華賞品がもらえるキャンペーンに参加してみてはどうだろうか。シネマ総選挙20128月24日(金)~9月30日(日)まで
2012年09月10日今から約7年前、2005年7月27日の朝日新聞に某所で起きたコンビニ強盗事件の記事が載った。記事によると、ある日の深夜のコンビニで不審な男がレジにいる店員に包丁を突きつけ、現金を奪おうとしたという。しかし、店員が首尾よく防犯ブザーを鳴らしたところ、男は缶ビールを1本奪っただけで逃走し、その後あえなく御用となった。と、ここまではありがちな三面記事なのだが、この事件は後日談のほうが興味深い。犯人は警察の取り調べに対して、いけしゃあしゃあとこんな言い訳をしたというのだ。「レジで千円札と包丁を間違えて出したら、ブザーを鳴らされたんです」。嘘をつけ。いくらなんでも言い訳が苦しすぎるだろう。このように人間が窮地に追い込まれたときに放つ言い訳とは、実に喜劇的でおもしろいものである。裁判傍聴の醍醐味も、被告人の陳述(言い訳)にあるはずだ。かくいう僕は、幼いころから父に「言い訳をするな」と叩き込まれてきた。30代半ばになって、いまだに父に怒られたり説教されたりすることが多い僕だが、その最中の僕は頭の中にどんなに正当な抗弁が浮かんでも、絶対にそれを口にしないようにしている。どうせ何を言っても、「言い訳するな」と封じ込められるに決まっているからだ。そういう父のもとで育ったからか、僕も無意識のうちに言い訳に対して拒否反応を示すようになった。したがって、我が家ではこの言い訳というものが、しばしば夫婦喧嘩の火種になる。妻のチーは、僕が思うに比較的言い訳の多いタイプの女性だからだ。たとえば連載第39回目で書いた着物騒動のとき、チーは着物をなかなか大阪に送らない理由(言い訳)をしばしば口にしていたのだが、僕としてはその言い訳が余計に癇に障った。問題は着物を大阪に送ったかどうかの、結果だけなのだ。先日もそうだ。深夜寝る前になって、キッチンの流しに洗い物がたくさん溜まっていたのを発見した僕は、チーの「それは明日の朝、洗うから」という言葉を聞いた瞬間、眉間に深い皺を寄せた。僕は食器の洗い物を次の日に持ち越すことが好きではないのだ。かくして、僕は深夜の食器洗いを始めた。我が家は共働きのため、家事をすべてチーに任せるつもりは毛頭ない。余裕のあるほうが、率先してやればいいだけのことだ。その後、洗い物を終えた僕はようやく布団に入った。チーは先に布団に入っており、何やら頬を膨らませている。おそらく僕が洗い物をしたという行為が、チーにはなんとなく厭味に映ったのだろう。おまえが洗い物を明日に持ち越すって言うから、俺が洗うはめになったんだぞ――。僕がそう思っていると、勝手に誤解しているに違いない。それを証拠に、チーは突然切り出した。「やっぱり言い訳させて! 」「はあ? 」「色々事情があって、洗い物ができなかったの。それを説明させてほしい」当然、僕は却下した。言い訳を聞くのは大嫌いだ。それに、この時点での僕は別に怒っていないのに、言い訳を聞いているうちにだんだん腹が立ってきたら損だ。しかし、それでもチーはしつこかった。「お願い、言い訳させて! このままだと眠れない! 」と食い下がってくる。だから僕は仕方なく「わかった。今から俺が少し耳を塞ぐから、その間に言い訳を発散したらいいじゃん」と折衷案を出した。果たして折衷案が通り、僕は耳を塞ぐことになった。そしてその間、チーは胸の内に溜まった言い訳という名のマグマを、独り言として発散していく。「●▼■×……」手で耳を塞いでいるだけのため、かすかにチーの声が漏れ聞こえてきた。もっとも、何を言っているかまでは聞きとれず、僕の計画は順調に進んでいく。このままチーのストレスさえ発散させれば、何事もなく就寝できるだろう。言い訳の内容には興味がないのだ。ところが、である。その後1分ほどが経過し、僕がそろそろ言い訳も終わったころだろうと思って耳から手を放すと、思わず目を丸くした。「●▼■×……●▼■×……」まだ続いていたのだ。僕は慌てて耳を塞ぎ直した。たかだか洗い物をしなかったぐらいで、ここまで長い言い訳が出てくるとは、いったいチーの胸の内はどうなっているのだろう。しかも、この後2分が経過してもまだ言い訳は終わっておらず、3分が経過してもまだチーは独り言を続けていた。いやはや、いくらなんでも長すぎる。そして5分が経過したころ、ようやくチーの声が聞こえなくなった。やっと終わったようだ。僕は耳から手を放し、やれやれと胸を撫で下ろした。チーの表情はずいぶんすっきりしていた。溜まったマグマが、綺麗さっぱり発散されたのだろう。しかし、今度は僕が眠れなくなった。5分間も言い訳するとは、いったいチーの身に何があったのだろう。珍しく、他人の言い訳に興味が湧いた夜であった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月29日矢沢永吉が、キャロルデビューから40周年となる節目の今年の秋、大型のライブを実施することを発表した。これは2月6日掲載の朝日新聞のインタビューに答える形で明らかになったもの。詳細は後日発表としており、日程・場所などは一切明らかにされていないが、インタビューの中で矢沢は「大きなサンキューの気持ちを込める」と語り、そのライブが大規模、且つ特別なものになることを示唆している。矢沢永吉の情報を見るまた同日、オフィシャルホームページに「矢沢永吉 40周年、今秋、その幕が上がる―」というコピーと、矢沢のシンボルともいえる白いマイクスタンドがアップされ、何かのはじまりを予感させる内容となっている。インタビューでは大型ライブ計画発表と同時に、2棟目となるリハーサル用スタジオの建設に着手していることに触れている。若いヤツらが練習できる場所、音楽シーンを底上げして元気にしたい、との思いからその計画はすでにはじまっているとのこと。自身の言葉で発表された大型ライブが、いったいどんなものになるのか注目だ。
2012年02月07日がん検診の受診率を上げるため、大阪市は4日、民間の金融機関や保険会社6団体と「がん検診プロジェクト」の協定を結んだ。これは、朝日新聞などが報じている。(絵は、アフラックの関連サイト)6団体共同で早期受診を呼び掛け、ゆるキャラも登場三菱東京UFJ銀行、大阪市信金、大阪商工信金、東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命、アフラックの6団体が計60万円でリーフレット10万部とポスター千枚を作り、市内に約700ある支店や代理店を通じて市民に早期受診を呼び掛けるという。市役所前では同日、アフラックの「まねきねこダック」、東京海上日動火災保険の「東京海ジョー」、東京海上日動あんしん生命の「あんしんセエメエ」、市の健康増進計画・すこやか大阪21の「いっぽくん」のゆるキャラ4体が参加し、通行人にリーフレットを配った。市の2008年度の推計による受診率は、肺がん46%、胃がん41%、子宮頸(けい)がん・大腸がん33%、乳がん28%などで、市としては受診率50%以上を当面の目標としている。厚生労働省の09年人口動態統計によると、死因で一番多かったのは、がんの31%とのこと。
2010年10月07日