鬼才・木下半太が書き下ろした4つの密室ミステリーを、木下自身の演出で送る新感覚朗読劇。俳優、声優、アイドル界の豪華キャストが新宿に集結します。小説・舞台・映画・マンガ原作など多方面にわたり活躍するマルチクリエイター・木下半太が今回書き下ろすのは、さまざまな密室(ROOM)で繰り広げられるミステリー短編朗読劇。戦慄が走る恐怖のストーリー、クスっと笑えるオシャレなストーリー、意外な展開にあっと驚くストーリーなど4つの部屋で起こるミステリーを、光と音を駆使した新感覚の朗読劇としてエンターテインメント化。【木下半太プロフィール】木下半太小説家・脚本家・演出家・映画監督CRG(Creative Guardian)所属2006年に「悪夢のエレベーター」で作家デビュー。同作は、テレビドラマ、舞台、映画化され話題に。代表作でもある「悪夢」シリーズは累計80万部の人気シリーズになる。映像化作品も多数あり「サンブンノイチ」は、品川庄司の品川ヒロシが3作目の監督作品として本作を映画化し、2014年に公開されている。「鈴木ごっこ」は、自身も監督を務め主演 斎藤工で映画化。自伝的小説「ロックンロール・ストリップ」もメガホンを取り、2020年に劇場公開となり、翌2021年に、新作小説「ロックンロール・トーキョー」(小学館)が刊行された。同年、仮面ライダー生誕50周年記念作品『仮面ライダーリバイス』のメインライターを務め、自身初の特撮作品へ参加を果たし話題に。小説・舞台・映像・漫画原作など多方面に渡り活躍するクリエイターである。【開催概要】・公演名: ROOM・開催期間:2024年5月16日(木)~5月26日(日)・場所:こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ【CAST】(3/4現在五十音順)5/16(木)19:00~生駒里奈/瀬戸利樹/馬場良馬/古川毅5/18(土)13:00~/18:00~安里勇哉(TOKYO流星群)/岡本聖哉(BUDDiiS) /鈴木達央/富田美憂5/19(日)13:00~/18:00~古賀葵/榊原優希/野島裕史/南圭介5/22(水)19:00~岡田彩夢(虹のコンキスタドール)/清水理子(虹のコンキスタドール)/鶴見萌(虹のコンキスタドール)/中村朱里(虹のコンキスタドール)5/25(土)13:00~/18:00~ 鈴木勝吾/中林登生(ENJIN)/宮本侑芽/安元洋貴5/26(日)13:00~北澤早紀/瀬戸利樹/畠中祐/安元洋貴その他の日にちついては後日発表。【チケット情報】全席指定席 8,800円(税込)ファンクラブ先行販売3月14日(木)ローソンチケット3月20日(水)一般発売4月6日(土)【STAFF】脚本・演出:木下半太音楽:西崎 ゴウシ カルモニカ from Calmera主催:朗読劇「ROOM」製作委員会【本件に関するお問合せ先】朗読劇「ROOM」製作委員会 info@room-bstbs.com ROOMオフィシャルサイト 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月07日ディズニーの不朽の名作を実写化した大ヒット映画『アラジン』が、3月1日(金)の金曜ロードショーで放送されることが決定した。1992年に公開されたディズニー・アニメーション映画『アラジン』は、主題歌の「ホール・ニュー・ワールド」がアカデミー歌曲賞を受賞する大きな話題となり、大ヒットを記録。その『アラジン』が27年の時を経て、完全実写化したのが本作。日本では、その年の実写映画として第1位となる121.6億円の興行収入を記録した。“ランプの魔人”ジーニーをウィル・スミス、アラジンをエジプト出身のメナ・マスード、ジャスミンをナオミ・スコットが演じ、吹き替えには、中村倫也(アラジン役)と木下晴香(ジャスミン役)が参加し、ミュージックシーンで見事な歌唱を披露。さらに、山寺宏一(ジーニー役)、北村一輝(ジャファー役)が参加している。今回、金曜ロードショーでは、20分枠拡大で放送となる。金曜ロードショー『アラジン』は3月1日(金)21時~日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年02月02日1月26日、木下優樹菜(36)がYouTubeにアップした動画で子供に対する愚痴をこぼした。同情する声のいっぽうで、批判も噴出している。動画で「マジで今日ほんっとにイライラしてて、本当しょうがなさすぎるから」と切り出した木下。「ちょっとまじ本当イライラしすぎて、朝からすき家爆食いしてやろうと思って」と言いながら牛丼を取り出し、事情を説明した。交際中のサッカー選手・三幸秀稔選手(30)が韓国のリーグに移籍し、11歳と8歳になる娘たちをワンオペで育児している木下。「みゆたん(三幸選手の愛称)いなくなったらママのお手伝いちゃんとするんだよ、みたいな感じで約束してったわけよ。子供達と。そしたら子供達も『オッケー、任せて』みたいな」と明かした。しかし、娘らは家事にあまり協力的ではないようで、洗濯について「ほぼ平日なんてさ、私はさ、家で仕事したりとかするからさ、そんなカッコつけることもないわけよ。ほぼあの子たちの洗濯物なんだよね」「汚れ物をそのままにしとくこととか無理だから、結構やっぱちゃんと(洗濯機を)回しちゃうの」「で、どんどん(洗濯を終えた服が)山になっていくわけよ」と述べると、こう続けた。「長女に『ママ、そろそろもうこれ畳んで片付けないとね』って言われたの。その時は、『は?』って思ったけど我慢したわけ。だけどさ今日の朝、いろんな状況のイライラが重なりすぎて、『っていうかさ、昨日そんなこと言われたけど、そもそも自分のものあるって分かってんだったら、自分のもの、そこからピックアップして畳んで片付ければ良くない?』って話なわけ!」「じゃない?どの口が言ってんの。『何を言っちゃってるんですか?この人は』って思って」さらにお風呂に入浴剤を入れるのが好きな長女に「お風呂の水を抜いた後、シャワーで浴槽を流してほしい」などと伝えているが、長女はその日の朝に水で流していなかったそうで、「マジでムカついたの。『それぐらいも出来ないの?』って」「本当いい加減にしろよ、って思って」と木下は話した。■「理解できないです。子どもの耳にも入るでしょう」また「こっちのゴムとこっちのゴム、どっちがいいかな」など2人で変わるがわる木下に意見を聞いてくる娘らに「どっちでもいいよ」と呆れる様子を見せた木下。イライラのあまり、この日の朝は「話しかけないで」と娘らに伝え、ため息ばかりついていたため、1時間かけて車で学校に送っていたものの車内は沈黙が続いたという。そして木下は「こっちが自己嫌悪になるわけ。情緒不安定すぎるけど、感情とかぐちゃぐちゃになるの。なんか泣きそうになってきて本当。子供達がうざいとかじゃなくて、そうなってる自分がうざくなってきて」「言いたくないこととか言っちゃうし」と話すと、涙ながらにこう語った。「本当1人になりたいってマジで思うし。でも、1人になりたいって思ったことに対しても、なんか……。なんかダメなママだなって思うし。そんなこと思って。本当に1人になりたいわけじゃないんだけど、そういう風に思っちゃったりとか、するのね。それも超嫌だし。やーだー……」しかし、話したことで気が楽になったのか木下は終盤、「ただの愚痴り動画みたいになっちゃって、本当ごめんなさいね。でも、見てくれてありがとうございます」と笑顔を見せ、「がんばろー!イェーイ!」と言って動画を終わらせた。木下に対して、コメント欄では《分かりみが凄すぎる。。動画見ながら、笑いながら泣きました みんな一緒なんだな、と心が軽くなりました》《わかりすぎます!!1人で全部やるのって、頑張ろうと思うほど溜まっていきますよね。愚痴って、また頑張りましょう》と共感する声も寄せられていた。しかし、ネットでは「YouTubeで子供の愚痴を話すべきではないのでは」といい、その言動を疑問視する指摘も相次いでいる。《子どもの愚痴を世界中に公開発信することは理解できないです。子どもの耳にも入るでしょう。愚痴聞き専門ダイヤルみたいなのもあるんですし。牛丼食べて動画撮る時間をそれに充てるべき》《子どもに対しての愚痴をYouTubeに吐くって何?》《子供が目にするかもしれない、子供の友達や親が目にするかもしれない、見知らぬ多くの人たちの目に晒されるインターネット上で言う必要ないよね》《将来に渡って子供も見る可能性のある動画として記録に残るような投稿はするべきじゃない》
2024年01月30日ミュージカル『ファンレター』が、2024年9月から10月にかけて東京・兵庫で上演されることが決定した。『ファンレター』は韓国創作ミュージカルを代表する人気作で、2016年の初演以降、韓国で度々再演を続け、中国でも14都市で上演。“ファンレター”をきっかけに文人たちの世界に入ることになった、ある孤独な文学青年の成長が描かれる。日本初演となる今回は、作家を志す孤独な青年セフン役で海宝直人、彼に寄り添うもう1人の人物ヒカル役で木下晴香、セフンが憧れる小説家ヘジン役で浦井健治が出演。演出は栗山民也が手がける。<公演情報>ミュージカル『ファンレター』オリジナル・プロデューサー:カン・ビョンウォン台本・歌詞:ハン・ジェウン音楽:パク・ヒョンスク演出:栗山民也ミュージカル『ファンレター』ビジュアル【出演】チョン・セフン:海宝直人ヒカル:木下晴香イ・ユン:木内健人イ・テジュン:斎藤准一郎キム・スナム:常川藍里キム・ファンテ:畑中竜也キム・ヘジン:浦井健治【公演日程】東京公演:2024年9月9日(月)~30日(月) シアタークリエ兵庫公演:2024年10月 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール公式サイト:
2024年01月30日12月19日放送の『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演した木下優樹菜(36)。’19年12月にお笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史(53)と離婚し、現在はシングルマザーとして2人の娘を育てている。’20年7月に芸能界引退を宣言したものの、今年11月10日放送の『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)に続く地上波出演となった。番組後半では、同じくシングルマザーの華原朋美(49)も登場。身辺慌ただしい“お騒がせ”のイメージがある2人だが、占いでも共通点があったようで……。まず番組前半では、優樹菜が長女・莉々菜ちゃん(11)、次女・茉叶菜ちゃん(8)と親子で出演。長女の悩みがクローズアップされる一幕があった。占い師・木下レオン氏は莉々菜ちゃんについて、「思いやりがあり、優しい、面倒見がいいタイプです」と診断。「お母さんに似て熱しやすく冷めやすい」と母親との共通点もあったが、「感性が鋭いタイプ、他人の心にも敏感」といった繊細な一面も。それゆえに“自分の意見が言えずにガマンしている”ようで、親子で夜中の2時半まで話し合いをしたことも。莉々菜ちゃんは、「思った言葉で言えなくて」「これ言ったら怒られる(と思ってしまう)」と吐露。優樹菜も「母親なんですけど、莉々菜の気持ちがわからない」と語っていた。そんな莉々菜ちゃんに、レオン氏は「お母さんの気持ちを敏感に察知して、気を遣って、スゴく溜め込んでいる」「お母さんが大好きすぎて、“お母さんのために”っていう気持ちが強い」と推察。優樹菜も「“こう言った方がママが喜ぶんじゃないか”とかが、すごい感じ取れる」と、明かしていた。■「気持ちが繋がっている」華原にとって長男(4)は“癒し”の存在だというが……私生活や芸能人としての活動環境は異なるが、“子供が気を遣っている”との指摘は華原にもあった。華原を占ったのは、“3000人の社長を占う”という村野弘味氏。番組で「子供がもう一人ほしい」と打ち明けた華原は、一人っ子の長男(4)に「兄弟がいたりとかしたら、もっと楽しいんじゃないかな」と母親ならではの思いを語っていた。そのいっぽうで、「私たちの中には笑いがあるんですよ」「気持ちが繋がっている」と親子の強い絆も感じているようだ。長男の性格は「型にはまらない自由な子」で、華原にとっては“癒し”の存在だという。しかしながら、村野氏からは次のような“注意点”が伝えられた。「“一緒にいるこの子のために”っていうことが華原さんの中でプラスに頑張れるエネルギーを生むけど、華原さんがやりすぎてしまうと、今度は息子さんがお母さんのための人生を生きるようになってしまう」すると華原は思い当たる節があったようで、「“ママ、ベッドまで送っていって”って言うんですよ」と長男のエピソードを披露。だが、ベッドルームは10歩くらいで行けるような距離だという。村野氏が「なんで“送っていって”と息子さんは言うと思います?」と問うと、華原は「何の意味があるんですか?」と不思議そうな表情に。すると村野氏は、「お母さんを喜ばせるため。お母さんに“送っていってよ”って言うと、お母さんは“えぇ?”って言いながら喜んでやってるでしょ?」と指摘。続けて、「なんとなく人の顔色をキャッチしたり、お母さんが喜ぶために、お母さんを察知して全て喜ばせることをしている子なんだよね」と伝えた。その直後には、違う階で待機していた長男も収録場所に登場。村野氏に「パパほしい?」と聞かれると、静かに頷いていた。それぞれに母親の素顔を見せた優樹菜と華原だが、“ママを喜ばせたい”という子供たちの気持ちは同じのようだ。
2023年12月20日12月19日、元タレントの木下優樹菜(36)が『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演。2人の娘とともに出演し、占い師の木下レオンの占いを受ける様子が放送された。優樹菜といえば、姉が勤めるタピオカ店の店主に「事務所総出でやります」など恫喝するようなメッセージを送ったことが発覚し、芸能活動を自粛、その後引退を発表。しかし、’21年に裁判が終了すると、自身のYouTubeで芸能活動再開を宣言したのだった。番組中、過去に起こしてきた炎上やトラブルの話題になると、木下レオンは「優樹菜さんは知恵がない」と指摘。優樹菜は“知恵”の言葉の意味を検索し、読み上げると「たしかに」と深く納得したようで、「家のなかでは大切にしているけど、家から一歩出たことに関する知恵は本当にないです」と振り返っていた。その後、木下レオンにテレビ出演を復活するつもりか問われると、優樹菜はこう口にした。「お世話になったスタッフさん、演者さんにオファーをいただいて、“自分らしく”出れるのであれば、出させてくださいっていう気持ちなんですけど」このように、あくまで“自分らしさ優先”であることを主張。さらに「地上波にこれからバンバン復帰したいです!みたいな、営業に行くのはちょっと違うかなっていう気持ちがあって」と、“オファー待ち”の強気の姿勢をみせた。しかし、この優樹菜の態度に違和感を覚えたのか、木下レオンは「でも引退したって言って(今回番組に)出てきてるってことは、出てるんですよ」と指摘。「引退して戻ってきたことを、筋道立てて見てる方々に伝えた方がいいんじゃないですか。引退のときは宣言できたなら、今回もしっかり言った方がいい」と指南すると、優樹菜も「やります!って気持ちはあります」と殊勝な姿勢を見せていた。続けて「この3年を経て、いっぱい叩かれたり、ずっと週刊誌に追われても出続けるのは使命だと思っている」と語った。裁判でも「脅迫に当たる」と認定された恫喝トラブルを起こし、一時は引退を宣言するもすぐさま撤回した身でありながら出演番組を“選ぶ側”の姿勢を崩さなかった優樹菜。こうした態度が“上から目線”と感じた人も多いようで、SNS上では批判が殺到することに。《この人はありえないような言葉での恫喝事件で特に女性層から致命的な悪印象を未だに抱かれてます。ここまでの3年で回復できるような内容ではないので今のタイミングでの復帰は無理だと思います》《娘さんまで一緒に出演ですか。売り出すつもりでしょうか?引退するって言って表に出るのは使命とは筋が通らない。あの事件以来芸能界に戻って欲しく無い人です》《格好つけて引退とか言ってこれではねー結局もう地道に働くことなんて出来ないし、芸能界にしがみついて行こうってことでしょでもそんなに需要あるかなー》《表に出ても誰も必要とされてない、誰も求めてない、需要がないですメディアも素人を取り上げなくて良いですよ》しかし、オンエア翌日の20日、優樹菜はInstagramのストーリーを更新。《オンエア見てくれてたっくさんのあたたかメッセージいただいてます。本当ありがとう〜》と礼を述べた上で、一連の批判に対して言及。《なんか一部メディアはとにかくやたらと悪口書きたいかもだけど漢字とか間違えたり内容を変えたりするの仕事としてどうなの?って感じでやんす卍笑かつては私の一般の親友を優樹菜として盗撮して載せたり。謝罪もされてないし〜 》
2023年12月20日12月19日に放送される『突然ですが占っていいですか』(フジテレビ系)に、元タレントの木下優樹菜(36)が出演することがわかった。木下に加えて、長女・莉々菜(11)、次女・茉叶菜(8)も、サングラスをかけて素顔がわからない形で出演。「ORICON NEWS」によると、番組で木下は、鑑定する占い師に娘との関係への悩みや自身の繊細な一面について明かしているという。当然、“あの騒動”についても触れるようで……。「木下さんといえば、’19年11月に、実姉が勤めるタピオカ店の店長を恫喝していたことが明らかになり、芸能活動を自粛。その後、’20年7月には芸能界を引退することを発表しました。しかし、’21年10月にタピオカ店店長との裁判の判決が出た翌日に芸能活動を開始。ただ、『こっちも事務所総出でやる』『いい年こいたばばあ』といった騒動での過激な発言で失ったものはあまりにも大きく、テレビからは離れ“インフルエンサー”としての活動がメインとなっていました」(テレビ局関係者)そんな木下だが、今年11月10日放送の『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)で約4年ぶりに地上波復帰。フワちゃんと共演し、自虐するような一幕もあり大きな話題を呼んでいたのだが……。やはり、まだタピオカ騒動が尾を引いているのか、地上波復帰には“早すぎる”“もう見たくない”といった批判的な声が噴出。それから1カ月後の今回の番組出演についても、放送前からこんな声が。《自分からもう「テレビには出ない、芸能界には未練はない」と啖呵切って出て行ったのに、隙あらば出戻ろうとしているのがめちゃくちゃカッコ悪いです》《この人YouTubeでも最近子どもバンバン出してる。子どもを矢面に出すと、批判したり叩かれにくいって事がわかって味をしめているのでは。自分で地に落とした好感度上げるのに子どもを利用しているようにしか見えないのだが》《テレビで予告映像が流れてきて心底見たくないと思っちゃった。やっぱどっかで自分は悪くないって思ってる節が滲み出てるんよね。世間はいつまでも悪口言ってくるって思ってそう》先月11月に『脱力タイムズ』(フジテレビ系)にサプライズ出演した際にも、賛否の声があがっていた。今回の放送の反響はどうなるだろうか……。
2023年12月18日2023年12月31日(日)、東京国際フォーラム ホール A にて、『カウントダウン ミュージカルコンサート 2023-2024』が開催される。甲斐翔真、木下晴香、sara、東啓介、平間壮一、三浦宏規、森崎ウィン、屋比久知奈、そして海宝直人と、次世代のミュージカルスターが集結し、これまで出演した作品から厳選したナンバーや本公演だけのスペシャルコラボを披露する予定だ。構成・演出を手掛けるのは、自身の劇団活動をはじめ、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』『グリース』『ネクスト・トゥ・ノーマル』、ミュージカル『のだめカンタービレ』など、数多くの作品を手掛ける上田一豪。今回、出演する森崎と上田に単独インタビューを実施。コンサートに懸ける思いのほか、2023年の振り返りや2024年の抱負などを語ってもらった。ミュージカルコンサートとして、満足度の高いナンバーをお届けしたいーー今回のカウントダウンコンサートの構想を明かせる範囲で教えてください。上田いやはや、僕も『カウントダウン ミュージカルコンサート』を演出する人生になると思ってなかったので......。森崎初めてですか?上田うん、コンサートはあるけど、カウントダウンコンサートは初めてですね! 1年のお尻にやるコンサートは何がいいのかなといろいろ考えましたが......日本は最近たくさんミュージカルが上演されるようになったけど、1年をまとめるイベントがないじゃないですか。海外だとトニー賞などのショーレースがあるので、この1年にあった出来事を1回振り返る日があるわけですが、日本にはそれがない。せっかくやるのなら、この2023年をわーっと走馬灯のように振り返ることができる作品になったら面白いかなと思って。そんな構成を今考えています。ーーということは、今年上演されたミュージカルが次々と出てくるような......?上田そうそう。今年上演されたミュージカルをぐちゃぐちゃと圧縮して、メドレーでやりたいなと思っています。あとは「この人にこの曲を歌ってもらいたい」と僕が勝手に思っている曲を歌ってもらいます。ミュージカルコンサートとしてきちんと満足度の高いナンバーをお届けしたいと思っているのでね。そのふたつの軸で構成したいなと思ってます。ーー22時開演ですが、年末のカウントダウンの瞬間はどんな演出を?上田メドレーのお尻がちょうどカウントダウンにぴったりハマったらいいなと思っています。まぁ、演奏する人たちと歌う人たちはその何分何秒に合わせないといけないので大変だと思うんですけども(笑)ーー森崎さんはこの構想を聞いてどう思われますか?森崎カウントダウンで、ミュージカルで、 しかも上田一豪さんの演出で。僕にとってはすべてが嬉しいことだし、てんこ盛りなイベントになるのではないかなと思っています。リアルなカウントダウンに合わせるというチャレンジングなこともありますけど、普段の公演でも何分以内に収めなくてはいけないという調整をしてきているわけですから、そこはもう演出家を信じて、僕らはついていくだけ。コンサートなので、何ヶ月もみんなで稽古をするというよりは、自主練も含めて各自が準備する要素も多いと思うんですけども、ミュージカルかどうかに関わらず、カウントダウンライブは一度やってみたかったんです。大晦日にライブのお仕事で、リアルに皆さんと年を跨ぐのは今回が初。本当に嬉しいです。ーー共演者の皆さんについてはいかがですか?森崎三浦宏規くんは1回ご一緒していますし(※2023年『シブヤデマタアイマショウ』)、海宝直人くんとも『恋するブロードウェイ♪ vol.2』(2013)でご一緒してぶり。海宝くんは昔から群を抜いていたけれど、今や大スターですからね。そんな面々とできることも本当に嬉しいです。とはいえ、僕は僕らしくいられることが1番かなとは思っていて。臆することなく今まで通りにやってきたことをやればいいかなと思ってます。ーー「次世代を担う若きミュージカルスター」と言われることについてはどうですか?森崎その一員として見てくださるのは有難いですよ。......でも、どこまでが若手なんですかね?(笑)上田確かに線引きは難しいよね。 もうひとつ上の層があって、彼らではなく、これから真ん中になっていく人たちというぐらいに思っているけれど。森崎なるほど。まぁそれでも嬉しいですよ。本当にいいんですか? と思っています(笑)上田ウィンくんに関しては、グルーヴを持ってミュージカルの世界に飛び込んできてくれたことが、僕としてはめちゃくちゃ嬉しくて! どうしてもミュージカルの世界ってーーみんな歌が上手だし好きなんだけどーー、本当に音楽を味わって歌える人は少ないんですよね。だから、ちゃんと音楽に染まっている人が演じてくれてる姿を観たときに、すごいなと思ったんです。これからウィンくんのような人がいろいろな役をやってくれたら、この日本のミュージカルも変わっていく気がする。だからご一緒できるのは僕としてもすごく楽しいし、嬉しいです。森崎ありがとうございます。僕は正直、上田さんの作品は『星の数ほど夜を数えて』しか観たことないんですけど、その1本がもう良すぎて! 本当に感動しました。いつかご一緒したいなと強く思っていました。芝居の作品ではないから、数ヶ月かけてみんなで作り上げることはないかもしれないけれど、こういうコンサートって、お客さんとしても手軽に楽しめるし、僕ら的にも名刺交換の場みたいな感覚があって......! 自由で楽しくて、初めてお会いする方でも「いつか作品でご一緒したらよろしくお願いします」と言える(笑)上田みんなで一堂に会してね。ちょっとお祭りみたいな感じだよね。いろいろ叶った2023年。「こんな素敵なことがあるんだ」(森崎)ーーおふたりともグローバルに活動をされていますが、これからの日本のミュージカルについてどんな展望を描いていますか?上田僕はずっと自分でミュージカルを書いてきました。お仕事では翻訳ものをやることが多くて、海外のクリエイターの人とお仕事もするようになって思うんですけど、日本と海外を比べると、規模とか予算とか時間とかは全然違うんだけど、作っている人は同じ人間なんですよね。だから同じ材料があれば、多分僕らでも同じようなことができるはず。予算とか時間とかを一気に増やすことは正直難しいと思うんですけど......僕たちにできることは、ただただ良い作品を作り続けること。良い本であったり、良い音楽だったりを作って、ちゃんと発信すること。これに尽きる気がしています。(所属する)東宝も海外で作品を上演することを少しずつ視野に入れ始めていますし、「英語ではないミュージカルはいかがなものか」という時代も変わり始めています。我々もつくる側の人間なのだという意識を持って、これからもいい作品に携わっていきたいですね。森崎僕はミュージカル映像を作ることをずっと目標にしています。というのは、僕は根っからの舞台人でもないですし、映像からこの世界に入っているから。その中間にいる僕にしかできないことって、そういうことなのかなと思っているんです。もちろんナマの舞台の良さもあるんですけども、映像作品は世界中からアクセスできる時代じゃないですか。日本の代表的なミュージカル映像作品をつくって、いろいろな映像のプラットフォームに流していけたら、すごくいいなと思う。そういうプロジェクトに自分がちゃんと携われる人間でありたいなと思っていますし、そういう動きが当たり前になって、日本の普通のドラマだけではなくて、日本のミュージカル作品が並んでいて「あとはみんな好みで観てね!」ぐらい広がれば......もっともっと面白くなると思うんです。ーー2023年を振り返っていきたいと思います。おふたりともいろいろなことをやられてきたので、それぞれの作品というよりは、全体感を伺いたいです。上田私、2022年がめちゃくちゃ忙しかったので、それに比べたら23年は余裕があるな〜と思いながら22年の暮れを迎えたんですね。いや、しかし、振り返るとびっくりするほど忙しかった(笑)森崎隙間なくどんどんお仕事が入ってきたんですね(笑)上田本当に。まぁめちゃくちゃ忙しかったけど、充実はしてましたね。忙しいとなかなか劇団公演ができないんですけど、今年は3回もやれたので。森崎いろいろ飛び込んできたお仕事をちゃんと受けてくださるのがすごいなぁ。自分を追い込んで、追い込んでいくタイプですよね? すごくクリエイター魂を感じますし、格好いいです。一緒にいて興奮します。……僕はいろいろ叶った1年だったなと思います。2、3年前に自分が思い描いていた絵に沿って、ちょっとずつ何かを掴んでいる気がして。大きな作品に俳優として出演できることも、いろいろな役をいただくことも嬉しいんですけど、僕はもっとクリエイティブに作品をつくりたいし、俳優やアーティストという枠にとどまらず、エンターテイナーとしていたい。そういう意味で、去年とは全然いるステージが違うし、見ている景色、考えていることもどんどん変わってきている実感がある。見失うこともたくさんありますけど、とにかく楽しいっす。ほんとに楽しいです。苦しくてもなんとか踏ん張って、なんとか続けていけば、こんな素敵なことがあるんだなと感じます。ーーいろいろと叶った1年。素敵ですね。森崎はい。まだ全然叶いきったとは思ってないですよ? きっと死ぬまで叶わないんじゃないかな。次から次へと出てくるから。その状況が今は楽しいですね。一生のうちでなかなか経験できない、特別な時間ーーでは、2024年の抱負ややりたいことは?上田24年は23年よりも忙しくないと思っていますけど......どこかにまとまったお休みの期間があるといいな。海外に行ったり、ひたすらに本を読んだり、自分にインプットする時間を確保したいです。1週間ぐらいはもらえるかな......(笑)。森崎その1週間、いつですか?上田2月か12月か......。森崎じゃ、そこに合わせてなんかちょっと考えます(笑)。上田分かりました、相談してください。こうやって予定がつまっていく!(笑)森崎僕は来年は国内外問わず、旅をしたいな。よく「グローバルにやっていますよね」と言われるんですけど、僕はその言葉自体もなくなればいいなと思っています。東京から大阪に行くぐらいの感覚で、世界をフィールドに活躍したいと思っているから。自分でできることも増えてきたので、いろいろと紐付けて活動する1年にしたいですね。ーーおふたりにとっての原点となるミュージカル作品はありますか?上田タップから入ったので、幼少期は『雨に歌えば』が本当に好きでした。大人になってからは『next to normal』という作品に出会って、「ミュージカルでもこういうことが表現できるんだ」と思ったんです。それまでもミュージカルが大好きでしたが、人の心に本当の意味で触れる作品に出会ったことはなかった。『next to normal』で「こんなに人の心に触れていいんだ」と思って、だいぶ価値観が変わりましたね。森崎僕の場合は子どもの頃はミュージカルではなく、歌がずっと身近にありました。ミャンマーに住んでいるおばあちゃんが歌が好きで、洋楽をメインに聞きながら育ってきたんです。ミュージカルとの出会いは、『ウエスト・サイド・ストーリー』。日本でのオーディションを受けたときに「あ、歌えない」と思ったんですよね。ミュージカルはピッチが合ってれば、音を取れればいいわけじゃないんだということを知ったという感じかな。『ジェイミー』をやって、次に出会った『ピピン』もある意味原点だと思います。舞台上で表現することを限界まで追い込んだ作品で、演者としてどこまで捧げられるか毎日問われているような感覚で、すごくやりがいを感じたし、これからもミュージカルに携わりたいと思えたから。自分の中では大きな転換だったのかなとは思います。ーーコンサートを楽しみにされている方、またクルー(※森崎さんのファンの愛称)の皆さんに一言お願いします!上田多分日本で初めてやることですし、僕らにとっても皆さんにとっても一生のうちでなかなか経験できない、特別な時間だと思うんです。一緒にワクワクしながら年を越せるように頑張りますので、ぜひお祭りだと思って来ていただければなと思っております!森崎とりあえず、来い(笑)上田あはは、クルーに向けてだからね!(笑)森崎はい(笑)。ナマでカウントダウンライブができる幸せがありますよね。ひとつピリオドを打って、次のスタートラインに立つ瞬間を一緒に迎えるなんて、上田さんの仰る通り、そうそうできることではない。僕らと一緒に、新たなスタートを切るのはどうですか?上田いいね。一緒に始めましょう、2024年を!取材・文:五月女菜穂撮影:石阪大輔<公演情報>『カウントダウン ミュージカルコンサート 2023-2024』構成・演出:上田一豪音楽監督:大貫祐一郎出演:甲斐翔真、木下晴香、sara、東啓介、平間壮一、三浦宏規、森崎ウィン、屋比久知奈(50音順)/海宝直人2023年12月31日(日)会場:東京・東京国際フォーラム ホールA開場21:00 / 開演22:00チケット情報:公式サイト:
2023年11月27日葵わかな、木下晴香が主演するミュージカル『アナスタシア』が9月12日、東京・東急シアターオーブで開幕した。長らく歴史ミステリーとして人々の心を掴んでいた“皇女アナスタシア伝説”を下敷きにした物語で、ベースは第70回アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』。ミュージカル版は2016年のトライアウトを経て2017年にブロードウェイで開幕し、日本では、本国のクリエイティブスタッフと日本キャストがタッグを組み、豪華なブロードウェイ版の演出そのままに2020年3月に初演された。ただ、当時猛威をふるい始めていた新型コロナウイルスの影響に翻弄され、公演の大半が中止に。その作品が、3年の時を経て戻ってきた。キャストは初演のメンバーがほぼ再集結。それぞれダブル、トリプルキャストとなっているキャストの魅力に焦点を絞ったレポートをお届けする。葵わかなと木下晴香それぞれの強さが滲み出たヒロイン、アーニャ物語は、20世紀初頭のサンクトペテルブルクとパリが舞台。1917年、帝政ロシア最後の皇帝ロマノフ2世とその一族はボリシェビキ(後のソ連共産党)に捕えられ、殺害されてしまう。革命から10年後の1927年、レニングラードと改名されようとしているサンクトペテルブルクでは皇帝の末娘アナスタシア生存の噂が囁かれていて、革命前にパリに移り住んでいた皇帝の母マリア皇太后は、孫娘を探すため多額の賞金を懸けている。詐欺師のディミトリとヴラドはその懸賞金を得ようと、記憶喪失の娘アーニャをアナスタシアに仕立て上げパリへ向かおうとするのだが……。ミュージカル『アナスタシア』より、高精細LED映像を使った背景にも注目本題に入る前に、作品の魅力についても触れておこう。『アナスタシア』はミュージカルとして非常に強度の高い作品である。史実に材をとったリアルな時代背景の上に、記憶喪失の少女の正体は皇女なのかという歴史ロマンが展開し、さらにサンクトペテルブルクからパリへの手に汗握る脱出劇、そして魅力的な詐欺師とのロマンスが描かれていく物語がまず、隙のない面白さだ。その物語を『過去への旅』『遠い12月』といった心に残る名曲の数々が盛り上げる。ロシア宮廷での豪華なドレス、ジャズエイジのパリのモードな服など、衣裳も目に楽しい。さらに眼目は、舞台美術の肝である高精細LED。ビビッドで美しい色彩もさることながら、それをまるでそこに実際にあるかのように奥行まで感じられる精密さで映し出す技術は、他で経験したことのないリアリティだ。おそらく未見の方が“LED映像”と聞いて想像するものとは別次元のリアルな質感を持った映像が、次々と場所を変えるシーン転換をなめらかにし、観客を息もつかせず物語の中に没入させていく。ほか、華やかな経歴を持つバレエダンサーによるバレエシーンなども必見で、あらゆる面においてハイレベルであり最先端のミュージカルだ。そして演じるキャストは、若きヒロインを中心に、それぞれの魅力と武器を持つ才能が集結。まず主人公のアーニャは葵わかなと木下晴香というミュージカル界のニュー・ヒロインふたり。葵は意志の強さ、気の強さも爽快な、親しみやすいアーニャ。1幕のナンバー『新たな旅立ち』で、「怖くて逃げだしそう」と不安な内心を明かしながらも「笑顔で行こう!」と気を奮い立たせる姿は誰もが応援したくなる愛らしさだし、明るいポジティブさ全身から発しながら力強く進んでいく姿はまさにヒロインの輝きだ。葵わかな木下晴香一方の木下は無邪気さがありがながらも、劇中で「聡明な」と表現されるのが納得のアーニャで、的確に状況判断をして前に進んでいく印象。一幕ラストのビッグナンバー『過去への旅』の希望に満ちた高らかな歌声も鮮烈だ。ふたりとも、アーニャを夢のようなプリンセスではなく、現実に立ち向かい、ひとりで進む道を切り拓く現代的な、血の通ったヒロインとして演じていて、とても説得力がある。二役を担う海宝直人ほか、トリプルキャスト三者三様のディミトリ役&グレブ役海宝直人ディミトリ役は海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴のトリプルキャスト。近年どんどんその存在感を増している海宝は、まずは何と言っても、劇場空間を圧倒させる力強い歌声が素晴らしい。ソロナンバー『俺のペテルブルク』の意気揚々とした歌声は聴いていて心地が良いだけでなく、ディミトリの自信が伝わってくる。またキャラクターとしては頭の回転の速さが伝わる役作りで、切れ者感充分。混乱の時代、自ら道を切り拓いたアナスタシアと共振していくのがわかるディミトリだ。相葉裕樹相葉ディミトリは爽やかで、ロマンス要素が強め。立ち姿も美しく、舞台がパリに移ってからの衣裳の映えること。原作にあたるアニメ版のディミトリも彷彿とさせる造形であると同時に、数々の大舞台を経験している彼らしい安定感ある歌声で、“頼れるディミトリ”を自然体で演じている。内海啓貴2020年の今作がグランドミュージカル初挑戦だった内海のディミトリは、少年っぽさが魅力。革命前後の混乱の世の中をしたたかに生き抜いてきたリアリティがある。少し生意気そうにも聴こえるクセのある声質もこの人にしかない魅力で、生き生きとしたディミトリだ。ヒロイン目線の理想像も具現化しているような、ある種少女漫画のヒーローにもなり得るのが海宝ディミトリ・相葉ディミトリだとしたら、内海ディミトリは観客目線で共感していく少年漫画のヒーローだな、という感想も抱いた。石川禅(中央)ディミトリの相棒である詐欺師ヴラドは大澄賢也と石川禅。誰もが一目置く大ベテランふたりが、可愛らしさを爆発させている。その中でも大澄からは温もりを、石川からは優しさをより濃く感じた。また、2幕冒頭でパリに到着した際の大ダンスナンバー『パリは鍵を握ってる』では、石川のチャーミングなダンスからはパリに着いた浮かれっぷりが伝わって微笑ましかったのに対し、元来ダンサーである大澄ヴラドは隠しきれないキレの良さが見て取れたのも、ふたりの個性の違いとしてキュートで楽しかったポイントだ。さらにアーニャ、ディミトリ、ヴラドのトリオの組み合わせによりその日の物語のカラーが決まってくる作品だが、筆者が見た組み合わせで言うと、葵アーニャ、海宝ディミトリ、大澄ヴラドだとディミトリが主導権を握る詐欺師コンビとケンカしながらも仲良く進んでいくアーニャという関係性に見え、木下アーニャ、相葉ディミトリ、石川ヴラドだと対等に肩を並べて笑い合いながら進んでいく三人、木下アーニャ、内海ディミトリ、大澄ヴラドだと、じゃれあう若者コンビを一歩引いたところで目を細めて眺めているヴラド、というような色の違いが見てとれた。ちなみに石川は1998年に日本公開されたアニメ映画版ではディミトリの声を吹き替えている。ディミトリ役者が時を超えてヴラドを演じていることもまた、作品のロマンを深めている。堂珍嘉邦田代万里生アナスタシア暗殺の命を受けながら、街角で出会った少女アーニャに心惹かれるボリシェビキの将官・グレブは、堂珍嘉邦、田代万里生、海宝直人がトリプルキャストで演じている。この役もまた三者三様だ。前回から続投する堂珍は将官としての冷酷さを表現しつつも、狂気に走らず理性的で冷静さもある人物像。理性的であるからこそ、過去に囚われている悲劇性が際立つ。メインキャストの中では唯一再演からの参加となる田代は、登場のシーンが圧巻だ。サンクトペテルブルクの街で革命政府に不満を募らせる民衆に演説をする姿が扇動者の迫力で、狂信的な表情を一気に押し出してくる。その後徐々にグレブの人間味を足していく緩急が上手い。また本来とても美しいテノールの田代が、太い声を響かせているのも注目だ。そして初演ではディミトリとして出演した海宝が、再演ではディミトリとグレブの二役に挑戦しているのも話題。海宝グレブは静かな芝居で、職業軍人といった様相で淡々と演じ、それが逆にグレブの油断ならなさをひたひたと客席に浸透させていく。そして最後にアーニャと対峙するシーンで激しく感情を爆発させるのが圧巻だった。アニメにはなかったキャラクターであり、物語のヒール的ポジションであるグレブだが、三者ともファンタジーのヴィランではなく、歴史の中に確かにいたであろう現実味のある人物としてグレブを造形し、物語に深みを出していたことを特筆したい。朝海ひかる、マルシア、堀内敬子それぞれのコミカルさが出た伯爵夫人リリーマリア皇太后に仕える伯爵夫人リリー役はこれまた俳優としてのバックボーンも個性も異なる三人、朝海ひかる、マルシア、堀内敬子。ロシアでの栄光を経験しながらパリで生きる亡命貴族であり、作品にコミカルさとシニカルな視点を注入する役どころでもある。朝海は苦難を潜り抜け「どっこい、生きている」という地に足のついた力強さと、マリア皇太后へ続く道に立ちはだかる門番的厳しさも醸し出す反面、やはりこの人らしい華やかさが魅力。マルシアははっちゃけた中にも皇太后に仕える弁えもしっかり伝わる、バランスの良さがいい。三人のうちもっともコミカルだったのは堀内。抜群の芝居センスで関西のおばちゃん的な愛嬌あるリリーを造形、一方でセクシーさも存分に出し、とてもチャーミングだった。そしてシングルキャストとして作品の要・マリア皇太后を演じるのが麻実れい。圧倒的高貴さと美しさで、ロマノフ王朝の歴史の重みを体現。キーワードとなる印象的な台詞の数々を重厚感たっぷりに発し、物語を締めていた。ストーリーは、プリンセスが自らにふさわしい場所を取り戻す物語である。……と説明したら、ロマンチックな貴種流離譚のように思われるかもしれないが、『アナスタシア』は実は貴種“否定”譚だ。アーニャが掴み取るのは、プリンセスという“立場”ではなく、“ありたい自分”。同時にそれぞれのキャラクターも、自分の人生に立ち向かっていく。豪華だけど夢物語ではない、今を生きる我々にも刺さるテーマがしっかりとあるからこそ、この物語は観客の心を掴んで離さないのだろう。そして登場人物たちの厚みを丁寧に伝えている俳優陣のクレバーな芝居に拍手を贈りたい。なお冒頭でも記したが、ミュージカル『アナスタシア』は日本初演となった2020年3・4月の公演が、全52回公演の予定だったところ、新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響でわずか14回のみの公演となった。脚本のテレンス・マクナリーが新型コロナウイルス感染に伴う合併症で、まさに日本公演上演中の2020年3月24日に亡くなったことも衝撃的だった。観たくても観劇が叶わなかったファン含め、多くの人々がやるせない思いを抱えていた作品の、待望の再演である。9月11日に行われた初演前会見で葵が「前回は前回は不完全燃焼で終わってしまった。ついにリベンジできる」、木下が「この作品に再び挑戦するためにいろいろなことを磨いてきた」と語ったように、3年間技術を磨き、ひと回り力強くなったキャストたちのひたむきな熱演がまぶしい。どの組み合わせで観ても満足できることを保証しよう。そして、2023年公演は無事に完走してほしいと切に願う。東京公演は10月7日(土)まで同劇場にて。その後10月19日(木)から31日(火)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演される。チケットはいずれも発売中。取材・文:平野祥恵撮影:岩村美佳<公演情報>ミュージカル『アナスタシア』脚本:テレンス・マクナリー音楽:ステファン・フラハティ作詞:リン・アレンス振付:ペギー・ヒッキー演出:ダルコ・トレスニャク出演:葵わかな・木下晴香海宝直人 ・相葉裕樹 ・内海啓貴堂珍嘉邦 ・田代万里生大澄賢也 ・石川禅朝海ひかる・マルシア・堀内敬子麻実れいほか【東京公演】2023年9月12日(火)~2023年10月7日(土)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2023年10月19日(木)~2023年10月31日(火)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報公式サイト:
2023年09月19日2023年9月12日(火) に東急シアターオーブで開幕した、ミュージカル『アナスタシア』のプレスコールと初日前会見が、9月11日(月) に行われた。会見に出席したのは、ダブルキャストでアナスタシアを演じる葵わかなと木下晴香。2020年3月の初演時は、新型コロナウイルスの猛威に見舞われ初日が延期。ようやく開幕した後も、大阪公演を含め全52回の公演が予定されていたところ、中止によりわずか14回の上演となった。3年半の時を経た、待ち望まれていた再演だ。葵は「明日からついにリベンジできるというのは本当に嬉しい。不完全燃焼で終わってしまい、すごく心に残っている作品だったので、明日から大千秋楽まで本当に無事に駆け抜けられるように」と、木下は「いろんな思いを抱えながら、挑戦できればいいなと思いながら、いろんなことを磨いてきたつもりなので、明日から届けられると思うと本当に嬉しく幸せ」と共に満面の笑顔で開幕を喜んだ。葵が「再演が決まる前から絶対にやりたいと思って、私の中では半分以上決定事項だった」と明かすと、木下は「そのためになら空けます!」と付け加え、ふたりとも止まってしまったあの時から思いは同じだったよう。葵は「制作の方も、他のキャストの皆さんも、同じ心づもりでいてくれたんだなと感じられて、この作品が不思議な形で私の記憶には残っていたけれど、いいふうに消化できるような新しいチャンスをいただけた。明るい気持ちで希望を持てるようなったのを覚えています」と再演決定時の心境を振り返った。木下は、「もう一回、アーニャとして旅路を届けられるチャンスをもらえることがすごく嬉しくてほっとして。稽古からの再チャレンジというか、初演に出ていた方たちと、何も語りはしないけれどシェアしながら、熱い思いを持って稽古に取り組んできた」と噛み締めた。『ロミオ&ジュリエット』『アナスタシア』で同じ役を演じたふたりには厚い信頼関係が築かれており、今回の再演でもその絆をさらに深めたようだ。「常に共有し合い、気持ちの面でもすごく支えてもらうことが多く、きっと本番が始まってから千秋楽まで続いていくと思う」と葵が言えば、木下は「ちょっと引っかかったことがあったら聞いたり、共有して解決したり。ふたりでアーニャに向き合ってこれた」と感謝の思いを語った。左から)作曲のステファン・フラハティと作詞のリン・アレンス作品の魅力について聞かれると、葵はこの日プレスコールの場面紹介で、作曲のステファン・フラハティと、作詞のリン・アレンスが解説した「有名なアニメーションを舞台化するに当たり、大人のミュージカルにしたかった」という話を振り返った。「『アナスタシア』が持つ夢のある御伽噺の世界はすごく魅力的ですが、歴史的事実や、私達の役作りや振付など現実味のあるエッセンスが含まれていて、夢と現実のバランスが拮抗して常に存在している世界観が特徴なのかなと。すごくきらびやかな反面、みんなが共感できるような泥くさい一面もあって、そういう二面性みたいなものが、観てくださるお客様の背中を押したり、心に寄り添ったりしてくれる。それを大切に演じたいと思います」と思いを込めた。木下は「舞台稽古で改めて、舞台装置と衣装の力をすごく感じました。もちろんミュージカルは総合芸術で、音楽とお芝居とダンスと舞台美術も含めて、ひとつの作品になっていくのは、どの作品も同じだと思いますが、この作品は特に舞台美術や音楽に助けられます。一つひとつの要素が持つ力が大きく、それらが融合されて莫大なエネルギーとなって届けられる作品なんじゃないか」とその魅力を紹介した。 ふたりは初演時の思いを胸に、大阪までの全公演完走を願い、会見は終了した。左から)海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴左から)田代万里生、堂珍嘉邦(CHEMISTRIY)、木下晴香プレスコールでは、葵と木下のほか、ディミトリとグレブを役替わりで演じる海宝直人、ディミトリ役の相葉裕樹と内海啓貴、グレブ役の堂珍嘉邦(CHEMISTRIY)と田代万里生、ヴラド役の大澄賢也と石川禅が出演。全7曲が披露された。取材・文・撮影:岩村美佳<公演情報>ミュージカル『アナスタシア』脚本:テレンス・マクナリー音楽:ステファン・フラハティ作詞:リン・アレンス振付:ペギー・ヒッキー演出:ダルコ・トレスニャク出演:葵わかな・木下晴香海宝直人 ・相葉裕樹 ・内海啓貴堂珍嘉邦 ・田代万里生大澄賢也 ・石川禅朝海ひかる・マルシア・堀内敬子麻実れいほか【東京公演】2023年9月12日(火)~2023年10月7日(土)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2023年10月19日(木)~2023年10月31日(火)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報公式サイト:
2023年09月13日ミュージカル『アナスタシア』のプレスコールが11日に東京・東急シアターオーブで行われ、葵わかな、木下晴香が取材に応じた。同作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカルで、2017年にブロードウェイで初演を迎えた。帝政ロシア時代の最後の皇帝一族が殺害されたが、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」にもとづいた物語で、記憶をなくした主人公アーニャ(葵/木下 ※Wキャスト)が、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描く。他、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴、堂珍嘉邦、田代万里生、大澄賢也、石川禅、朝海ひかる、マルシア、堀内敬子、麻実れいが出演する。○ミュージカル『アナスタシア』2020年の公演は大半が中止、待望の再演プレスコールでは「パリは鍵を握っている」(葵、相葉、大澄)、「すべてを勝ち取るために」(海宝、石川)、「ネヴァ川の流れ」(田代、木下)、「俺のペテルブルク」(内海、木下)、「遠い12月」(木下、内海)、「それでもまだ」(堂珍)、「過去への旅」(葵)が披露され、フォトセッションにはステファン・フラハティ(音楽)、リン・アレンス(作詞)も登場した。2020年の公演はコロナ禍で大半が中止となり、今回が待望の再演に。葵は「決まる前から絶対やりたいと思っていたというか、もう私の中でも半分以上決定事項だったというか。絶対に自分の人生の中でもう1度この演目をやるぞと決めていたので、再演のお話をいただいた時は、制作の方も他のキャストの皆さんも同じ心づもりでいてくれたんだなということが感じられて、作品をいい風に消化できるようなチャンスをいただけたと、希望を持てるような気持ちになったのを覚えています」と心境を明かす。木下も「作品との巡り合わせとタイミングが大事だったりするから、連絡をいただいた時はほっとした感覚があったというか。『よかった、もう1回アーニャとして旅路を届けられるチャンスをもらえる』とすごく嬉しく、稽古場からみんなとそういう思いをシェアしながら取り組んでこれたなと思っています」と振り返った。2人は稽古中から助け合っていたそうで「これまでに全て同じ役を演じていて、もともと信頼関係がある私たちだと思うので、図らずとも常に共有し合うことは多かったですし、気持ちの面でも支えてもらうことが多くて、きっとこれは本番が始まってからも千秋楽まで続いていくことかなと思うので、いつも頼りにしています」と感謝。木下も「やっぱり普段からなんでも話せる仲であることが大きくて、役のこと、お芝居のこと、ちょっとしたことでも(話せる)。昨日もセリフのことを聞いたくらい、引っかかったことがあったら共有して解決したり、2人でアーニャに向き合ってこれた実感があるので、感謝しています」と返していた。同作の見どころについては、葵が「アニメーションがすごく有名で、それを具体化するにあたって、大人のミュージカルにしないといけないと思っていたと聞いて。『アナスタシア』が持つ夢のある世界はすごく魅力的だなと思うんですけど、大人が演じて大人も観に来て下さるような作品になっている。歴史的事実や役作りも含めて、夢と現実のバランスが常に存在している世界観が、特徴なのかなと思うんです」と表す。「きらびやかな反面、みんなが共感できるような泥臭い一面もあって、そういう二面性がお客様の背中を押したり、心に寄り添ったりしてくれると思うので、自分もそれを大切に生きたいなと思います」と熱く意気込んだ。また木下は「舞台稽古になったときに、改めて舞台装置と衣装というものの力を感じて。もちろんミュージカルって総合芸術で、音楽お芝居とダンスと含めて作品だと思うんですけど、いつもより助けられて、一つ一つの要素が持つ力が大きくて、莫大なエネルギーを届けられる作品だと思います」と見どころについて語った。東京公演は東急シアターオーブにて9月12日〜10月7日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて10月19日〜31日。
2023年09月11日アイドルグループ「Bety」の百川晴香さんが、自身のInstagramにハイレグ水着姿のセクシー画像を公開しました。メンバーセレクトの水着姿を披露 この投稿をInstagramで見る 百川晴香(@momokawaharuka)がシェアした投稿 百川さんは、先日、「TOKYO GRAVURE IDOL FESTIVAL 2023」(TGIF)に初参加。「西永彩奈セレクトの水着最強すぎん?」と、水着をメンバーから借りたことを明かし、「競泳水着」「ハイレグ」などのハッシュタグをつけて、その姿を公開しました。際どい角度のハイレグで紫のラインが特徴的な黒の水着は、太ももが大胆に露出したセクシーな1枚となっています。投稿を見たファンからは、「水着良いね」「競泳ハイレグ最高最高」「永久保存」「めちゃ可愛い」「セクシー」と熱いメッセージが寄せられています。童顔制服グラビアから一転、最強のエチエチ画像を投稿した百川さん。かわいいい表情とセクシーさのギャップに、これからもドキドキさせられそうですね!
2023年08月30日9月から10月にかけて東京・大阪で上演されるミュージカル『アナスタシア』の稽古場レポートが到着した。2020年の“幻の上演”から3年。メインキャストもほぼそのままに、ミュージカル『アナスタシア』が帰ってくる!期待に胸を膨らませながら広い稽古場に足を踏み入れると、そこには30名ほどの出演者と、同じくらいの人数のスタッフが。ここ数年の状況下ではめっきり珍しくなった大所帯の稽古場に、ブロードウェイ発の大作ミュージカルならではのスケール感が漂う。8月中旬に訪れたこの日は、歌の抜き稽古からスタート。第一幕から、記憶喪失のアーニャ(葵わかな/木下晴香とWキャスト)が、ディミトリ(内海啓貴/海宝直人・相葉裕樹とトリプルキャスト)からもらったオルゴールの音色を聴いて歌う「Once Upon A December(遠い12月)」。幻想のように舞踏会の男女が現れて踊る中、必死に記憶を辿ろうとする葵アーニャを、内海ディミトリがじっと見つめる。複雑な心情をにじませるナイーブな表情が印象的だ。続いて、両親を亡くし、ペテルブルクの街が俺を育てたというディミトリ(海宝)が、アーニャ(葵)に語って聞かせる「My Petersburg(俺のペテルブルク)」。つらい過去にも負けず力強く歌い上げる海宝ディミトリに、初めは軽く流しながらも次第に聞き入っていく葵アーニャ。寒い公園で過ごす夜、それでも未来を信じて顔を輝かせる2人に目を奪われた。次は、懸賞金を目当てに、ディミトリ(相葉)が小悪党のヴラド(大澄賢也/石川禅とWキャスト)と共に、アーニャ(木下)を“皇女アナスタシア”に仕立て上げようとするシーン。ブロードウェイらしい明るく前向きな「Learn To Do It(やればできるさ)」に乗って、本を読み、ダンスを習うアーニャ。初めは2人を詐欺師と呼んでうさんくさげに見ていた木下アーニャだが、どこか誠実さを感じさせる相葉ディミトリや、地頭の良さを垣間見せる大澄ヴラドと過ごすうち、だんだん笑顔を見せるようになってゆく。歌の抜き稽古の最後は、政府事務所に呼ばれたアーニャ(木下)に、ボリシェビキの将官グレブ(堂珍嘉邦/田代万里生・海宝直人とトリプルキャスト)が歌う「The Neva Flows(ネヴァ川の流れ)」。夢に惑わされるなとアーニャに助言しつつ、任務と過去の記憶の狭間で揺れ動くグレブ。沈鬱な曲調の中、感情を押し殺すようにして歌う堂珍グレブと、強い意思を瞳に宿す木下アーニャの対峙は、波乱の物語を予感させる。歌の抜き稽古だけなのに、その世界観にすっかり引き込まれてしまった。第二幕の稽古が始まる前に、ヴラド役の大澄と石川、アナスタシアの祖母・マリア皇太后に仕えるリリー役の朝海ひかるとマルシア、堀内敬子(トリプルキャスト)のシーンを、本国ブロードウェイから来日した演出補、サラ・ハートマン氏が細かくアドバイス。“ワケあり”な2人だけに、ソーシャルダンスが盛り込まれたくだりはコミカルな描写もあり、石川の奮闘にマルシアが思わず噴き出してしまうひと幕も。ダンス経験が豊富な大澄と朝海が、石川とマルシアに身体の角度を助言し、それを堀内がチェックするなど抜群のチームワーク。実力派のベテランが揃った和やかな雰囲気に、カンパニーの盤石ぶりが伝わってきた。その後はいよいよ、第二幕の通し稽古がスタート!冒頭は、冬のペテルブルクからやってきたアーニャ(葵)とディミトリ(相葉)、ヴラド(石川)が、明るいパリの春に心浮き立つ場面だ。作家、画家、詩人……たくさんの芸術家が集い、自由に生きている花の都パリ。石川ヴラドはおっとりとした温かい人柄がにじむ役づくりで、新しい未来に挑もうとする葵アーニャを優しく見守っていた。場面は一転して、皇太后マリア(麻実れい)のパリの邸宅。皇太后の財産を狙おうとやってくる貴族を追い払い、ひと息つくリリー(マルシア)とマリアの会話から、寂しげな生活ぶりが伝わってくる。偽のアナスタシアが何人もやってくることに心を乱され、疲れ切っているマリアだが、麻実はそれでも品格を損なわず、現実に対峙する皇太后として表現。ひそかに嘆きながら古い写真を抱きしめる姿に、稽古場の演者たちも思わず見入っていた。終幕まで続けられた第二幕の通し稽古は、他にも見逃せない場面が続く。アーニャたちを追う将官グレブの苦悩や、詐欺のくわだてのつもりが、いつのまにかアーニャの幸せを祈るようになったディミトリの想い――。二幕の中盤、バレエが上演されている劇場で、マリア皇太后とアーニャが初めて目を交わすシーンは圧巻だ。バレエの進行と共に、麻実マリアと葵アーニャは葛藤の中でお互いの存在を認め、見つめながら、膨らんでゆく想いを歌い継いでゆく……。その後の展開は、ぜひ実際に舞台を観て、確かめてほしい。歴史の波に翻弄されたとしても、いつの世も変わらず人は人を想い、勇気をもって行動し、人生を選び取ってゆくのだと、ミュージカル『アナスタシア』は教えてくれるようだ。社会情勢が変化を見せる今、皇太后マリアが口にしたセリフの1つひとつは、3年前よりさらに重い。アーニャと皇太后マリアが、そしてディミトリやグレブが選んだ道を思うとき、本作の持つ力の大きさと最高のキャストで演じられる幸運を、さらに実感する稽古場取材となった。取材・文:藤野さくら併せて、稽古場の模様を収めた映像が到着した。ミュージカル『アナスタシア』稽古場映像<公演情報>ミュージカル『アナスタシア』【東京公演】2023年9月12日(火)~2023年10月7日(土)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2023年10月19日(木)~2023年10月31日(火)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報公式サイト:
2023年08月25日コロナ禍の2020年、52公演中たった14回しか上演されずに幕を下ろしたミュージカル『アナスタシア』が帰ってくる──。記憶を無くした女性が過去を取り戻し、愛する家族と心の帰る場所を見つける旅路を描いた本作。初演に引き続いて主人公アーニャをWキャストで続投する葵わかなと木下晴香に、待望の再演に向けた想いを尋ねた。公演中止後、3年で培った経験を再びアーニャにぶつけたい──初演時を振り返って得た感触を、まずお聞かせいただけますか?葵楽しさを感じられる前に終わっちゃった、というのが正直な実感です。木下そうだよね。幕が開いては(緊急事態宣言で)止まり、再開したと思ったら全公演中止になってしまって。葵まだ14公演しかやっていなかったもんね。私は公演数を重ねて体力の配分がわかってくるタイプなので、楽しいと感じられる部分がこれからもっと増える予定だっただけに残念でなりません。木下そうだよね。私たちを含めて『アナスタシア』にはWキャストやトリプルキャストが多いんですが、一度しかやっていない組み合わせもあるんですよ。私はその楽しさを感じられないまま、終わってしまった印象がありました。──楽しむところまで行かないうちに終わってしまった初演に対して、待望の再演となります。どのように受け止めていらっしゃいますか?葵純粋に嬉しいです! 前回は私たちがアジア初演でしたので、キャストも海外から来日してくださったスタッフを含め、すごく熱量のある稽古場だったんですよ。「なんとしても初演を成功させよう」って気概に満ちていたような気がします。その環境にまた身を置けることが喜ばしいですし、ご縁に恵まれて感謝です。木下私は再演が決まり、またアーニャとして舞台に立てることが本当に嬉しかったです。初演は精一杯やっていましたが、自分の足りない部分が見えてきた時期でもあったんです。実力的に悔しい思いをたくさんした作品でもあったので、その後さまざまな経験を通じて培ったものをしっかり『アナスタシア』にぶつけて、一から向き合ってつくっていきたいと考えています。──初演から3年が経って「当時と比べてこんな点が成長したのでは」とおふたりが感じるポイントを教えてください。木下どこが境目か、私の中でも曖昧なんですけど……『アナスタシア』くらいまでは、自分でない誰かになることによって自信を持って舞台に立っていたんですよね。演じるからこそ人前に出ていける感覚があって。メイクして衣装を身にまとうことでだんだんと違う自分になって、役としてステージに立っているから怖くない、みたいな。葵そうなんだ。木下うん。でもコロナ禍の3年を通じて、やっぱり演じるのってどこまでも「自分でしかない」ってことを痛感しました。自分自身を見せることが次第に怖くなくなっていっている……というんですかね。やっぱり自分を介して届けないと、わかなちゃんみたいにお客さんの心を打つ芝居にならないんだなって。葵(恐縮して首を振りながら)いやいやいやいや!(苦笑)木下……なんだか取ってつけたようになってしまいましたけど(笑)、芯を食った芝居にならない気がしたんです。他者をコーティングしながら演じていたのが、だんだんと自分を通せるようになったのが私の変化かな、と感じています。「感情はお腹から」という言葉が腑に落ちるようになってきました。葵そっか、すごいね! 私はポジティブになったことが変化のひとつかもしれません。コロナ禍が影響している気がするんですが、自分ひとりの力でどうにもできないことってあるじゃないですか。そういう状況に対して20代前半ではまっすぐ向き合って躍起になっていたんですけど、現在ならもっと柔軟でいられる。その時になす術が無かったとしても、この『アナスタシア』のように何年後かに再び挑戦できる機会が巡ってくるって信じられるようになったのかな。人生は繋がっていて、取り組めなかったことも一生できないわけではないんですよね。そうやって少しずつ自分の人生を長い目で捉えられるようになって、肩の力が抜けたような気がしています。木下素敵な考え方だね、それ。葵ありがとう。そう思えたから、この3年で挑戦させてもらったいろんな作品や役が尊くて。ひとつの役にこだわるというより、自分の引き出しが増えていくことを楽しめたんですよね。同時に役への没入感も以前より増している気がして。いい時間を過ごしていると思います。セリフの行間に想いを巡らせたら、初演と異なる解釈をしていた──おふたりの成長を通じて、3年前と今回やるアーニャにどんな変化が生まれるのか気になりました。現時点で何か考えていらっしゃるアイディアはありますか?葵・木下うーん、そうだなぁ。──では3年前、おふたりはアーニャの人物像をどのように受け止めて形にしていかれたのですか?葵とにかく「がむしゃらな女性」という印象でした。なりふり構わず、両腕をワーッと回しながら駆け回っているようなイメージ(笑)。もちろん私も若くて子どもから大人になったばかりの時期だったので、アーニャのように猪突猛進でしたし、そういう部分に共感しながら表現したような気がします。木下本当にそう。3年前はただただ必死で……あの時はすごく視野が狭かったですね。役の向き合い方にしても、アーニャを「演じる」のに精一杯だった記憶が私の体感としてあって。でもその状態がアーニャの必死さに通じていたのかもしれませんけど。葵今回は「経年変化」をお見せしたいです。若輩者の3年なんて大したことないかもしれませんが、「年月が経つってこういうことなんだな」って。アーニャは記憶がないんですけど、当時演じていた自分は「21年分の記憶がない人」というアウトプットしかできませんが、今回はその記憶に3年が加わります。記憶喪失になる期間って長ければ長いほど重みが増すというか、そのキャラクターが孤独に苛まれて生きてきた人間性に関わるんじゃないかなって。木下確かに!葵初演時は記憶がない状態をいたずらに怖がって立ち向かっていたけれど、再演では「記憶喪失の恐怖に葛藤した瞬間はなかったのかな」とか、セリフの行間に何が書かれているのか気になっています。彼女の人生をイメージして「どんな道をひとりで歩いてきたんだろう」と想いを巡らせることによって、役が広がったり深まったり、立体的になるんじゃないかな。もちろん演出があるので、この考えをどこまで活かせるか未知数ではありますが……当時より少しだけ大人になった自分がアーニャを演じるのがおもしろいんじゃないかと思います。木下それでいうと、私は初演と今回でアーニャの「強さ」に解釈の違いが生まれたような気がしていて。前回は強さの源にあるのが、記憶を無くしてもひとりで生きてきたという彼女の「バックボーン」にあると思っていたんです。実際、これを大事に演じようとしていました。一方で再演にあたって久しぶりに台本を読み返した時に、自身の居場所や自分は何者なのか、アーニャが「生き方やアイデンティティを取り戻す旅」が現在進行形で進むからこそ得る強さもあるのかな、と感じまして。そこは初演と捉えるポイントが異なるのかな。その変化を大切にできたら、と思っています。──おふたりは初演時に長い時間を共有しました。ご自分にとってプラスになったと感じられるお互いの魅力やポイントを教えてください。葵晴(はる)ちゃんの柔軟さは私にないところで、すごいなと感じていました。どんな指示を受けても、まず一回は受け入れるんですよ。私は怖いものって跳ね返してしまうし、「受け入れていいのかな」って吟味する時間が必要なので。理解や納得できないと飲み込めないタイプだから、晴ちゃんが物事に対して「わかりました」と素直に受け入れる姿勢はすごく大人だと感じていました。それは流されるってことではなく、すぐ懐に入れてあげられる優しさなんだなって。そこからどうすればいいか、自分で決めればいいわけですし。誰かと一緒にクリエーションする上で大切なスタンスだと思います。木下初めてわかなちゃんと出会ったのが、『ロミオ&ジュリエット』(2019年)なんですよね。で、稽古でわかなちゃんが見せた、とある芝居に「なんだこのエネルギー」って衝撃を受けまして。そこからわかなちゃんが見せる芝居の深みと熱量に魅了されっぱなしです。役に入っていく瞬間の集中力、芯があるのにやわらかい歌声が大好きです!葵お互いに褒め合うの恥ずかしいね(笑)木下まだまだ出てくるよ!(笑)。小さい頃からミュージカルに触れる中で「強い声で歌うのがいいんだ」みたいな勝手な先入観があったんですけど、わかなちゃんから役としての自然な声をお客さんに届けていることが伝わってきたの。この重要なポイントに気づかせてくれた、大切な存在なんですよ。「芝居歌」っていうのかなぁ。私の凝り固まったミュージカル脳をアップデートしてくれた感覚があるんです。葵晴ちゃんは歌についてすごく深く考えているよね。ミュージカル鑑賞で得た知識もあるし。私にはそれがないから「まずやるしかない」って感じなんだよ。培ってきたものを活かす努力をし続けているのも晴ちゃんを尊敬しているポイント。木下ありがとう。やっぱり恥ずかしいね(笑)。──『アナスタシア』はアーニャが魅力的でないと成立しない物語です。そんな役どころに臨むおふたりの意気込みを最後にお聞かせください。葵自分の手で運命を切り拓いていく力強いヒロインに私自身が共感しますし、そのサクセスストーリーに背中を押してもらえると思います。いろんな可能性や魅力を秘めたアーニャを再び演じられるご縁を大切にしながら、誠実に向き合っていきたいです。木下アーニャの「人間としての生き方を取り戻していく旅」に、ご覧になる方も心を寄せていただけるのではないでしょうか。彼女がもがく姿を全力でお見せして、歌も芝居もパワーアップした状態でお届けできるように精一杯がんばります!取材・文:岡山朋代撮影:You Ishii<公演情報>ミュージカル『アナスタシア』【東京公演】2023年9月12日(火)~2023年10月7日(土)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2023年10月19日(木)~2023年10月31日(火)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報
2023年06月30日「もう彼女には呆れました」こう話したのは女子プロレスラー・ジャガー横田(61)とその夫で医師の木下博勝氏(55)の長男・大維志君(16)。4月24日、家族のYouTubeチャンネル「ジャガー横田ファミリーチャンネル」で、友達以上の関係にある女性の存在を明かしていた大維志君。同月28日にアップされた動画ではデートのエピソードを語り、今月4日の動画では“お泊まり”に際し「3発くらいやってもいいでしょ」などと発言。また11日の動画では真偽は定かではないが、観覧車の中で性的な行為を行なったかのような話を冗談めかして語っていた。そんな大維志君は5月17日の動画で、視聴者からの「彼女と上手くいってますか」という質問に対して、「もうほぼブロークアップ」「ブローケンハートです」とコメント。そして、冒頭のように“呆れた”と話し、「自分も悪いっちゃ悪いんですけど」と前置きしつつ、YouTubeなどで話していた内容がお相手の母親に見られて「まずい感じになった」と言い、「ちょっともうアウトですね」「レッドカートです」と話した。その話を横で聞いていた木下氏は「ふざけすぎてダメになった」と大笑い。そして、「わかってほしいよね」というと、大維志君は「自分っていうのがふざけた人間っていうか、ヘラヘラしてるのが楽しいから」などと述べた。すると木下氏は「こういうJJ君(大維志君の愛称)のブラックユーモアっていうのかな。こういうのがもし好きな人がいたらね、もしくは彼女になりたいなっていう人が、もし万が一いたら、こちらまでご応募よろしくお願いします」と笑顔で呼びかけた。破局危機であると告白し、傷心モードの大維志君。しかし、ネットでは同情の声はあまりなく、むしろ父子のやりとりが物議を醸している。大維志君は“彼女に呆れた”というがYouTubeを通して一般人である彼女との関係を一方的に、話してきたのも事実。さらに木下氏も交際女性のプライバシーを考えていないような口ぶりだ。そのため、ネットでは厳しい声がこう上がっている。《いやマジで付き合ってる相手からそう言うプライベートな自分に関する情報出されるなんて有り得んのですけど。黙ってることできんのかね》《まだ未成年の娘との交際について、彼氏側にペラペラ喋られるのを嫌がらない母親なんて稀だと思うよ。しかもYouTubeっていう媒体で。別れられてよかったね、って彼女とその親御さんに同情する》《彼女に呆れるとか言うけど、常識的にズレてるのはこの父親と息子だし、言われたくないと思いますが…》《この家の人間はみんな感覚がおかしいのかな》次の恋では、言動にさらなる慎重さが求められそうだ。
2023年05月19日ミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』のフォトコールが7日に東京・日生劇場で行われ、小瀧望、木下晴香、益岡徹、瀬戸山美咲(演出)が登場した。同作は2000年9月に初演を迎え、日本では2006年にジョーイ・マクニーリー演出、櫻井翔主演によって初演、2014年にも上演された。イギリス領北アイルランドの首都ベルファストのサッカーチームのエース選手でありプロサッカー選手になることを夢見ているジョン(小瀧)だが、街はカトリック派とプロテスタント派の争いが日増しに激しくなり、ジョンやチームにも不穏な空気が忍び始める。逆らうことのできない運命は、ジョンに人生を大きく変える選択をせまることになる。同作にはほか東啓介、豊原江理佳、加藤梨里香、新里宏太、皇希、木暮真一郎らが出演する。初ミュージカルとなった小瀧だが、今作は歌に加えサッカーのシーン、さらには恋愛や社会情勢など表現する要素が詰まっており、「年下のキャストがいるのが初めてで新鮮だったのと、メインキャストやアンサンブル含めてこんなにも同世代が集まる作品がこの先あるのかもわからない。同世代が多いからこそ、今回のチームワークが築けたと思いますし、仲間というのが大事な作品になってると思う」と喜びも。木下も同様に「同世代の方たちと一緒に作品に携わる経験がほぼなくて、稽古場でタメ口で話している感覚がまず不思議だと思い、青春してるなあと感じながら、素敵で大好きで楽しいみんなと一つの作品を作れることが幸せだなと毎日思ってます」と噛み締めていた。作品には「本当に飛び込んだという感じ」という小瀧だが、「やっていないことをやってみたいという思いが強いので、なんでも挑戦してみたい」と意欲は十分。「見どころはとにかく登場人物全員の生命力とエネルギー。明日、命があるかもわからないくらい死と隣り合わせに生きている人たちの作品なので、僕達が1日1日を全力で120%出して生きている、生命力を感じてもらいたいです。僕ら世代の方には馴染みがあまりかもしれないと思うんですけど、今まさに海を挟んでの国では、こういうことが行われていますし、戦争、紛争、分断みたいなことがいかに無意味か伝えられる作品じゃないかなと思います」と伝えたい思いを表した。また、木下は「今回(アンドリュー・)ロイド・ウェバーさんの音楽で、リプライズが多い作品だなと感じています。前半で歌うメロディーと一緒だけど、後半では状況や立場が違っていたりという部分が多いので、その変化を音楽と共に感じていただければ。あとは『決して過去の物語じゃない』というところをしっかり感じて帰っていただけたらいいなと思って全力で頑張りたい」と意気込む。益岡は「若者たちが一生懸命生きて素晴らしい人生を歩もうとしているんだけど、許されない時代。大人として宗教家であり大人なのに、なんともしてやれないという役の無力感があります。本当にみんなキラキラして、必死で少年たちが生きているというのがどれだけ胸を打つか、実感しました」と語った。サッカーシーンについて、経験者の小瀧は「サッカーをやっててよかった。ボールを使わずにエアーで見立ててサッカーをするシーンが結構長くあるんですけど、そこは全員で入り乱れて全員で動いて作っているので、サッカーの見せ場かなと思っています」と注目シーンをピックアップする。稽古中にはちょうどW杯も盛り上がっており、キャストの半分は「ほぼ寝不足で来てました」と苦笑しつつ、「あれだけ希望や勇気や夢を与えてくれて、僕達自身も盛り上がりました」と感謝する。今回、元日本代表の大久保嘉人が監修をしているということで、小瀧は「稽古が始まる前、顔合わせ前に男子だけ集まって、大久保さんにサッカーを見てもらう機会がありまして、本当に感動しました。大久保さんに自分がサッカーしてる姿を見てもらえるなんて、サッカーやってた頃の小さな自分に『お前、いつか見てもらえるぞ』と言ってあげたいくらい」としみじみ。大久保選手はすでにゲネプロ観劇もしており、小瀧は「『面白かった、感動した』と素敵な言葉をいただいて自信になりました。サッカーのシーンが大事なので、大久保さんの顔を思い浮かべながら頑張ります」と誓っていた。東京公演は日生劇場にて1月7日~26日、大阪公演は梅田芸術劇場 メインホールにて2月4日~13日。
2023年01月08日《今夜19時から、YouTube『ほうか道』新配信です。どうぞご覧ください》12月24日、Twitter上にメッセージを公開したのは木下ほうか(58)。同日夜にYouTubeチャンネルでショートドラマ『死に体 Dead body』を配信し、注目を集めている。動画の概要欄では、《大人気ドラマ『ムショぼけ』(現在もネット系で番組配信中)で出会った原作の、今や超売れっ子作家、沖田臥竜氏に話を持ちかけ協力を快諾していただき、なんと3日間という高速でシナリオが完成いたしました。そして、沖田氏に監督まで委ねるというムチャブリまで。 最後まで是非お楽しみください》と紹介。兵庫県・尼崎市を舞台に、木下が主人公の死刑囚・川原玄二を演じている。ドラマ冒頭では、シャッターが下りた商店街で女性から「社会に帰ってきても、もうこれじゃ使い物にならないから大丈夫ね」と言い捨てられるシーンも。オープニングをはさんで場面が切り替わると、死刑囚に扮した木下が登場。刑務官2人から死刑執行を脅される夢で飛び起き、布団の中で「助けて、おかん」と泣きながら怯えるという内容だ。ドラマの続編は12月31日~1月3日まで、毎日1話ずつ更新される予定となっている。さかのぼること3月24日発売の『週刊文春』で、女優2人から性加害を告発された木下。同月28日にTwitter上で声明を発表し、《一部事実と異なる点や10年程度前のことで記憶にないこともございますが、おおむね間違っておりません。(中略)女性から明確に拒否されているにも関わらず関係を持ったことや、薬物を用いて関係を持った記憶はございません》と一部を否定。騒動を謝罪しつつ、無期限で活動休止すると報告していた。「木下さんは同日付で当時の所属事務所からマネジメント契約を解除され、出演予定だったドラマ『正直不動産』(NHK)も降板。翌4月にTwitter上で一部週刊誌と担当記者を提訴したことを報告して以降、表立った動きはありませんでした」(芸能関係者)■説明なき“ステルス復帰”に賛否両論ショートドラマは現在までに2万3000回以上再生されており、様々な反響が上がっている(26日15時現在)。《やっぱり木下ほうかさんはイケオジ俳優ですね》《純粋に応援してます。今までもこれからも!》と好意的な声が寄せられるいっぽう、“ステルス復帰”に厳しい声も……。《会見するなり、謝罪動画をまず出すなり、やり方あんだろ》《いやいきなりドラマか…なんか休んでたんだからコメントみたいな欲しかったね》《ほうが堂好きで観てました。しかし、事件についてほうかさんからの納得行く説明ないままでは素直に楽しめないです。ぜひ視聴者に説明の機会を設けて欲しいです》約8カ月に及ぶ沈黙を破り、突如として俳優活動を再開させた木下。しかし、説明なき活動再開の代償は大きいようだ。「木下さんが公表した謝罪文では、一部を否定しつつも《記憶にございません》と釈明するなど曖昧な部分が目立ちました。ファンや視聴者のなかには、“きちんと説明してほしい”と感じている人も少なくありません。そのため、急な復帰に戸惑いが生じているのではないでしょうか。木下さんが新たな事務所に所属したという情報はありませんが、映画界で相次ぐ性加害の告発はいまや社会問題となっています。後ろ盾がなく疑惑も明らかになっていない現状では、ドラマや映画の製作サイドも起用をためらってしまうのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)16歳のときに井筒和幸監督(70)の作品でデビューした木下。報道当時、井筒監督は本誌のインタビューに、「今後は使うとか一切考えてないよ。これはもう映画業界全体の問題。映画界が“こういう世界”だと思われるのが、いちばん迷惑だね」と突き放していた。再起の手段として俳優を選んだ木下だが、茨の道をどう歩んでいくのだろうか。
2022年12月26日今秋、東京・大阪・金沢・仙台で上演された中村倫也主演ミュージカル「ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~」が、全国11館の映画館で上映されることが決定した。残り少ない人生を前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そして、その手紙が一人の女性の元へ届く。聴力を失い絶望の中、青年ルードヴィヒが死と向き合っていたまさにその夜。吹きすさぶ嵐の音と共に見知らぬ女性マリーが幼い少年ウォルターを連れて現れる。マリーは全てが終わったと思っていた彼に、また別の世界の扉を開けて去っていく。新しい世界で、新たな出会いに向き合おうとするルードヴィヒ。しかしこの全ては、また新たな悲劇の始まりになるが――。本作は、2018年末~2019年にかけて、韓国で初演されたミュージカル。チュ・ジョンファの新作として注目された本作は、天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだベートーベンの生涯を、彼を取り巻く人物たちとの愛と影、喪失そして運命を彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描く。中村倫也が青年期のルードヴィヒを、木下晴香が芯の強いマリーを演じ、実写映画『アラジン』プレミアム吹替版でアラジン&ヒロインのジャスミンを担当した2人が再タッグを組んだ。また、福士誠治が壮年期のルードヴィヒ、カールなど様々な役を演じ、訳詞は森雪之丞、河原雅彦が日本版の上演台本・演出を手掛けた。連日満員御礼となった同舞台が、映像・音声ともにスクリーン用に編集・ミックスし、映画館の大スクリーンで上映が決定。前売券(カード・オンライン)は、12月9日(金)より一般発売が行われる。「MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』ORIGINAL PRODUCTION BY ORCHARD MUSICAL COMPANY MUSIC BY SOO HYUN HUH BOOK BY JUNG HWA CHOO」は2023年2月24日(金)~3月9日(木)新宿ピカデリー、2月24日(金)~3月2日(木)MOVIX さいたま、なんばパークスシネマほかにて上映。(cinemacafe.net)
2022年11月30日中村倫也が主演を務めたMUSICAL『ルードヴィヒ~ Beethoven The Piano~』の模様が、2023年2月24日(金) より全国11館の映画館で上映されることが決定した。本作は、2018年末から2019年にかけて韓国で初演されたミュージカル。日本でもおなじみとなった『SMOKE』『インタビュー』『BLUE RAIN』の作・演出家チュ・ジョンファの新作として注目された。世界中誰もが知る天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだ悲運の人・ベートーベンの生涯を、彼を取り巻く人物たちとの愛と影、喪失そして運命を、彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描く。青年期のルードヴィヒ役は中村倫也、芯の強いマリー役は木下晴香がそれぞれ担当。このふたりは実写映画『アラジン』“プレミアム吹替版”でアラジン&ヒロインのジャスミンを演じて以来の再タッグとなった。そして、舞台のみならずドラマや映像などでも活躍する福士誠治は、壮年期のルードヴィヒやカールなど、様々な役を演じた。また訳詞は森雪之丞が務め、残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』や『八犬伝』などで中村倫也とタッグを組んできた河原雅彦が、日本版の上演台本・演出を手がけた。今年10月から11月にかけて東京・大阪・金沢・仙台で上演されると連日満員御礼となり、高い評価を獲得。今回は映像・音声ともにスクリーン用に編集・ミックスし、洗練されたクオリティと臨場感あふれる映像を映画館の大スクリーンで体感することができる。併せて本作の予告映像が公開された。MUSICAL『ルードヴィヒ~ Beethoven The Piano~』予告映像<作品情報>MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』ORIGINAL PRODUCTION BY ORCHARD MUSICAL COMPANYMUSIC BY SOO HYUN HUHBOOK BY JUNG HWA CHOO【出演】中村倫也木下晴香木暮真一郎高畑遼大・大廣アンナ(Wキャスト)福士誠治上演台本・演出:河原雅彦訳詞:森雪之丞【日程/劇場】■2023年2月24日(金) ~3月9日(木)新宿ピカデリー(東京)■2023年2月24日(金) ~3月2日(木)札幌シネマフロンティア(北海道)ミッドランドスクエアシネマ(愛知)MOVIX仙台(宮城)MOVIXさいたま(埼玉)MOVIX京都(京都)なんばパークスシネマ(大阪)熊本ピカデリー(熊本)kino cinema神戸国際(兵庫)MOVIX清水(静岡)MOVIX倉敷(岡山)【チケット情報】①ムビチケ前売券(カード)※特製オリジナルカード型の前売券を数量限定で販売。価格:3,500円(税込)販売期間:TopCoat 公式サイト「TopCoat Online Shop 通販」にて12月2日(金) より先行販売、12月9日(金) より各上映館(一部上映館は除く)にて一般発売開始※「TopCoat Online Shop通販」での購入は特典(特製ステッカー)付き。12月2日(金) 10:30より先行販売開始。12月15日(木) 23:59までは特典有り。12月16日(金) 以降は特典無し、及び数量限定での販売となります。オンラインでの購入はこちら:②ムビチケ前売券(オンライン)価格:3,500円(税込)販売期間:12月9日(金) より購入はこちら:③当日券価格:3,800円(税込)販売:各映画館公式サイト及び窓口にて。※チケット販売については各映画館の販売スケジュールをご確認ください。※特別興行料金につき、各種割引、招待券や無料鑑賞券等は適用不可。【主催・お問い合わせ】主催:MUSICAL『ルードヴィヒ』製作委員会お問い合わせ:公演事務局 (営業時間:平日 10:00~17:00)関連リンク公式HP::
2022年11月30日2022年12月5日(月)に生誕110年を迎える巨匠・木下惠介監督が残した名作を一挙にスクリーンで上映する特集「生誕110年 信念の人・木下惠介」が東京・池袋の新文芸坐で開催される。今回の特集は、木下監督が生涯で手掛けた49本の映画作品のうち、厳選された10本を上映。人間ドラマ、喜劇、家庭劇、社会派ドラマなど、そのジャンルは多岐にわたっているが、人間を見つめる視点の確かさ、普遍的な人間の感情や人間関係の機微、そして近年、改めて評価が高まっている鮮烈なビジュアルや、モンタージュの巧みさが光る作品群だ。上映作品は『カルメン故郷に帰る』『日本の悲劇』『二十四の瞳』『喜びも悲しみも幾歳月』『楢山節考』『惜春鳥』『春の夢』『永遠の人』『今年の恋』『死闘の伝説』の10本。『カルメン故郷に帰る』と『楢山節考』『二十四の瞳』はデジタルリマスター版でDCP上映。残る7作品はすべて35ミリ上映になる。また、特集初日の12月5日(月)には、映画評論家の秦早穂子氏と日本経済新聞の古賀重樹記者によるトークイベントも開催。長年、映画館に足を運んできたファンだけでなく、新たに木下作品に出会う若いファンも増えそうだ。特集上映「生誕110年 信念の人・木下惠介」12月5日(月)から16日(金)まで※10日、14日は別上映のため本特集上映はなし新文芸坐(豊島区東池袋1-43-5-3F)・上映作品『カルメン故郷に帰る』『日本の悲劇』『二十四の瞳』『喜びも悲しみも幾歳月』『楢山節考』『惜春鳥』『春の夢』『永遠の人』『今年の恋』『死闘の伝説』・トークイベント12月5日(月) 13時30分から14時15分まで登壇:秦早穂子(映画批評家)、古賀重樹(日本経済新聞社)
2022年11月24日来年1月から2月にかけて上演されるミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』の全キャストが発表された。本作は、『オペラ座の怪人』や『キャッツ』、『エビータ』など数々の名作ミュージカルの作曲で知られるロンドン・ミュージカル界の巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーと、『We will Rock You』を手がけた人気作家ベン・エルトンによるミュージカル。北アイルランド紛争のドキュメンタリー番組に胸を打たれたベンが実話をもとに書き上げた作品で、サッカーに青春のすべてを懸け、逆らうことのできない運命に翻弄されながら戦っていく男と、そんな男を愛する女、その仲間たちの鮮烈な人生が描かれる。演出は、気鋭の劇作家・演出家の瀬戸山美咲がミュージカル初演出に挑戦する。主演は、ミュージカル初挑戦となるジャニーズWESTの小瀧 望。小瀧演じるひたむきにプロサッカー選手を目指すジョン・ケリーの恋人メアリー役には、ミュージカル界のトップ女優として数多くのヒット作に出演する木下晴香。ジョンのサッカーのチームメイトとして共に青春時代を過ごすも、内戦によってそれぞれの道へ進んでいくことになるトーマス役には、舞台を中心に活躍し近年は映像作品にも数多く出演する東 啓介。奔放且つ進歩的なクリスティン役には、ミュージカルを中心に活動し話題作に多数出演する豊原江理佳。バーナデット役には、秋に上演された主演ミュージカル『シンデレラストーリー』での演技が話題となった加藤梨里香。また、ダニエル役には、歌手としての活動に加えてミュージカル作品でも存在感を発揮する新里宏太。ジンジャー役には、ダンサー・振付師としての活動に留まらず俳優としても舞台・映像作品に出演する皇希。デル役には、デビュー翌年にミュージカル主演を務めるなど実力派俳優の木暮真一郎。そして、サッカーチームの監督であり若者たちの行く末を常に案じている父親的な存在のオドネル神父役は、ベテラン益岡 徹が演じる。■木下晴香(メアリー)コメント本作の出演が決まった時は、とても惹かれていた作品だったので、すごく嬉しかったです。共演するキャストの方々も同世代の方が多く、役者としても青春を感じられる日々になりそうですし、初めて日生劇場の舞台に立たせていただくのも楽しみです。瀬戸山美咲さんとは、’21年末に瀬戸山さんが脚本を書かれた舞台(『彼女を笑う人がいても』)でご一緒して以来、瀬戸山さんが紡ぐ言葉の力のファンです。また、宣伝用の扮装撮影の際に、"またご一緒できて嬉しい"、"今日ですごくイメージが湧きました"と言っていただけたことは、すごく力になりました。私とサッカーのつながりですが、出身地にJ1リーグのチーム(サガン鳥栖)があり、サッカー場の近くの施設でよくテスト勉強をしていたので、歓声や「ゴール!」という声をよく耳にしていました。この作品は青春のポップな部分もありつつ現実がしっかり描かれていて、物語と楽曲の幅の広さが印象的でした。若いからこそのエネルギーや輝きや繊細さ……色々なものがギュッと詰まっていて力強い作品だなと思います。宗派の違いによる衝突が物語の根底に流れているので、日本のお客様に届ける上で、そこにいかに説得力を持たせられるか……皆さんと一緒にしっかり現実味を持って作っていきたいです。役柄については、多感な時期であることを大切にしながら、メアリーがひとりの女子学生から成長していく姿や、強くならざるを得ない運命を丁寧に描いていきたいです。『ザ・ビューティフル・ゲーム』は、懸命に生きる若者たちのエネルギーと人生が詰まった作品です。魂込めて挑みますので、ぜひ楽しみにしていてください。■東 啓介(トーマス)コメント今回この作品に出演する事が出来て、本当に嬉しいです。素敵なキャストの皆様とお芝居や歌を歌えること、とても楽しみです。台本を読ませていただいた時、とても心に突き刺さる作品だと率直に感じました。宗教や、この時代の環境、今でも誰しもに当てはまるものが詰まっているので、見てくださるお客様一人一人が、誰かに共感するところがあるなと思いました。これからの稽古が楽しみです!僕が演じるトーマスは強い信念を持ち、正義感もある。そんな役柄かなと今は感じています。演じるにあたって、トーマスなりの正義を表現できたらと思っています。そして、それゆえのすれ違い、悲しさなどもしっかり見せることが出来たらなと思っています。観に来て下さる皆様の心に何か残るようなそんな作品だと思っています。稽古の中で、よりこの作品を深めて素敵な作品にしていきたいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください!!■豊原江理佳(クリスティン)コメント出演のお話しをいただき、生きる情熱に溢れた本作に参加できることに感激しました。また日生劇場は私にとって思い出のある場所でしたので、嬉しかったです。瀬戸山さんは、私が今年4月に出演していた作品(ミュージカル『EDGES』)を観に来てくださっていて、「あのパッションがまさに役にぴったりです!」と扮装撮影の際におっしゃってくださり、嬉しかったですね。稽古が始まったら、役や作品についてたくさん瀬戸山さんと話し合いながら素敵な作品にしたいです。作品の最初の印象は、まず「若さ」「情熱」「愛」、そして「本当に大切なもの」というイメージが浮かびました。クリスティンを演じるにあたっても、役と誠実に向き合い、今までやったどの役にも重ねず、自分の役と、自分と、一から向き合いたいです。劇場は、普段なら叶わない、言葉以上のコミュニケーションができる特別な場所だと信じています。この作品を通して、どんなメッセージを共有できるのか、私も今からドキドキしています。劇場でお待ちしています!■加藤梨里香(バーナデット)コメントアンドリュー・ロイド=ウェバー作品に出演できることがとても嬉しく思いました。また、同世代の素敵な俳優の皆さんが揃っているので、お稽古でたくさん刺激をいただけると思いましたし、一緒に作品創りをしていけるのが本当に楽しみです。扮装撮影の時、支度を終えて瀬戸山さんにお見せした時に、「バーナデットだ!」と言っていただけたのが印象的でした。話をさせていただく中で、ひとつひとつ丁寧に向き合ってくださる印象があったので、お稽古ではどんな風に作品創りをしていけるのか、とても楽しみです。この作品は、青春群像劇のような爽やかさもありながら、若さ故の危うさや心の不安定さがずっと漂っている印象を持ちました。この時代の北アイルランドのことを知ることがとても必要なことだと感じました。私とサッカーとの繋がりですが、小さい頃、地元J1チームである川崎フロンターレを応援していてキッズサポーターのメンバーズに入っていました! でも私は球技が苦手なので、今作では応援する側の役で安心しました(苦笑)。バーナデットは争いのない平和で穏やかな日々を心から願っている人という印象を現時点で持っています。彼女の目に映る現実はどんなものなのか、彼女にたくさん寄り添って考えていきたいです。そして、この作品に生きる登場人物たちの激動の日々を、お客様が一緒に心を動かしながら見守っていただけるよう、丁寧に作品と役と向き合っていきたいと思っています。ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。お待ちしております!■新里宏太(ダニエル)コメント僕自身、サッカーが本当に大好きで、学生時代はずっとサッカーをしていました。勝手にこの時期はW杯シーズンで盛り上がっているところに、このお話を頂きご縁を感じました!瀬戸山さんとは今回初めて御一緒するのですが、早く想いを汲み取って自分なりの解釈でキャストの皆さんとスタッフの皆様と力を合わせてこの作品に向き合いたいと思います。サッカー。友情。愛情。そして、紛争。今の世の中にはとてもメッセージの強い作品だと思います。この時期にこの作品に携わらせて頂けることをしっかり噛み締めて挑んでいきたいです。僕は幼少期からずっとサッカーしていました。怪我もあり途中でリタイアしましたが今は友人達とフットサルもしますがサッカー観戦、そして何より休日はサッカーのゲームしかしておりません。笑僕が演じるダニエルは、争いと共存していく役です。彼のとてつもなく重い決断にしっかりと向き合って役作りをしていきたいと思います。今回この作品に携わらせて頂く事、改めて幸せに思います。今のこんな時期だからこそ大切なメッセージが沢山詰まってるこの作品を沢山の方に見て頂きたく思います。■皇希(ジンジャー)コメント出演が決まった時は素直に嬉しい気持ちでした! ただ、今回の作品と向き合えば向き合うほど考えることが多く、不安な気持ちもあります。この今の気持ちとも向き合いながら、初日までの時間を過ごせたらなと思います。作品については、簡単に語れる内容の作品ではないなという印象です。宗教、戦争など、今の自分の日常生活では正直実感できない題材なので、少しずつ自分のペースで勉強しながら、演出の瀬戸山さん、共演者の皆さんとの稽古を経て、作品と役を体に馴染ませていきたいと思っています。僕とサッカーとのつながりですが、小学生の時の休憩時間にグランドでよく走り回ってやっていた記憶があります! でも、凄い下手くそでしたが(笑)。演じる役柄についてですが、扮装撮影の時に瀬戸山さんから、「純粋に、素直にというのが、逆にジンジャーの儚さを際立たせる」というようなニュアンスの言葉をいただきました。役作りのヒントとして、そこは大事にしたいなと思います。あとは「ピュアな恋愛」というキーワードも撮影中の雑談で出てきたので、そこも楽しみですね(笑)。今回の作品への出演は、僕の中では大きな挑戦です。少しの不安と大きなワクワクをもって、作品と向き合おうと思います! 劇場でお待ちしております!■木暮真一郎(デル)コメント本作の出演が決まった時は、私事で恐縮なのですが、少し悩んでいる時期に頂いた、嬉しいニュースだったので喜びも一入(ひとしお)でした。この機会に感謝しつつ、頑張りたいと思います。アンドリュー・ロイド=ウェバーさんの楽曲でサッカーと宗教問題を描くミュージカルということで、楽しみでもありますが、僕にとって、今までにない新たな挑戦になるだろうなとひしひしと感じております。覚悟を持って稽古に臨みたいと思います。僕とサッカーの繋がりについてですが、実は小学生の頃、数年間サッカーをやっていました。当時は周りの友達に感化されて始めましたが、今になってサッカーに触れる機会が訪れて不思議な気持ちです。友達がみんな上手くて、小学生ながら勝手に疎外感を抱いていたので、役柄的にその経験が今回の作品の糧になればいいなと思っています。僕が演じるデルという若者は、チームの中で唯一“プロテスタント”の家庭で育ったという設定で、舞台上でも共演者の皆さんとは、どこか違った存在感で居られる様に稽古場で模索できたらなと思っております。観劇後、お客様の心に何か一つでも残せるように一生懸命頑張りますので、劇場でお待ちしています!■益岡 徹(オドネル神父)ミュージカルは3作品目です。それも、この5年間のことで、今回も稽古場で、舞台で、いろいろ学びたいと思います。演出の瀬戸山さんと、ポスター撮りの時にお目にかかりました。扮装をした姿をご覧になり、「演出のヒントになる」と言ってらっしゃいました。瀬戸山さんと皆さんとの稽古が始まるのが、とても楽しみです。この作品の時代背景となる1969年は、IRAと英国との衝突が激化していった頃で、その歴史をケン・ローチ監督等の映画の助けも借りて、勉強しなければ、と思っています。サッカーで思い出すことですが、自分の中学・高校時代のサッカーボールは革製で、雨で濡れると、とても重くなり、うかつにヘディングすると、衝撃がすごくて、首を痛めた事を覚えています(笑)私の演じるオドネル神父は強い気持ちと言葉で、若者を鼓舞し、自らも一緒に戦っているイメージです。そのイメージを、大切に演じたいと思います。<公演情報>『ザ・ビューティフル・ゲーム』作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー作詞:ベン・エルトン上演台本・演出:瀬戸山美咲出演:小瀧望(ジャニーズWEST)/ 木下晴香 / 東 啓介 / 豊原江理佳 / 加藤梨里香 / 新里宏太 / 皇希 / 木暮真一郎 / 益岡 徹今村洋一 / 江見ひかる / 岡本拓也 / 尾崎 豪 / 後藤裕磨 / 齋藤信吾 / 酒井比那 / 酒井 航 / 鮫島拓馬 / 社家あや乃 / 田川颯眞 / 富田亜希 / 中野太一 / 広瀬斗史輝 / 松田未莉亜 / 宮崎 琴 / 門馬一樹 / 安井 聡 / 吉田萌美 / 渡部光夏【東京公演】公演期間:2023年1月7日(土) ~26日(木)会場:日生劇場【大阪公演】公演期間:2023年2月4日(土) ~13日(月)会場:梅田芸術劇場 メインホール【チケット情報】S席:14,000円A席:9,000円B席:4,500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)一般発売日:2022年11月26日(土) 10:00~購入リンク:【お問い合わせ】東京公演:東宝テレザーブTEL:03-3201-7777大阪公演:梅田芸術劇場メインホールTEL:06-6377-3800(10:00∼18:00)公式サイト:
2022年11月04日俳優の中村倫也が28日、都内で行われたミュージカル『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano』公開ゲネプロ&開幕直前取材会に、木下晴香、福士誠治、上演台本・演出の河原雅彦氏とともに参加した。本作は2018年末~2019年にかけて韓国で初演されたミュージカル。天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだベートーベンの生涯を、彼がつづった音楽とオリジナル楽曲で描く。青年期のルードヴィヒを中村が演じ、マリ―役を木下、もう1人のルードヴィヒなどを福士が演じる。中村は、演じる役について「音楽が大好きで、夢を持って、夢に破れかけて、また夢を持って、波乱に満ちた……魂を注いでいる人なんだなということを日々感じながらやっています」と述べ、「そこまでの情熱は普段僕がリアルに道を歩いているような状態ではとても表現できないエネルギーなので、自分を奮い立たせながら、誰もが知るベートーベンが残した思いやものを、少しでも説得力を持ってできるように頑張ろうかなと思っています」と意気込んだ。また、「歌う曲が15曲あるんですけど、どれも本当に素晴らしい」と言い、さらに「いい意味でも悪い意味でも異常な人しか出てこないので、単純にそれを面白がっていただいてもいいですし、いい部分は刺激を受けていただいて、悪い部分はそういうこともあるかもねってちょっとだけ寄り添って見てもらえる舞台。気が付いたら舞台が終わっていて、ぼーっとしながら帰る舞台になるんじゃないかなと思います。見るぞ! と思って、少しでも何かを浴びていただけたらと思います」と語った。座長ぶりについては、「今回座長らしいことあんましてないんですよね。みんな真面目で、放っておいてもやるタイプの役者が多くて。自分の役がやること多いし疲れる役なので、毎日毎日それを一生懸命やっていただけで、まだ誰にも何もおごってないですし」と謙遜気味。福士は「そんなことないですよ。ちゃんと背中を見ていますよ」と言い、木下も「ものすごく視野が広く、いろんな角度から作品のことを見ていらっしゃるんだろうなと感じる。お芝居を見ていてすごいなって思いますが、すごいなで終わらず、引っ張り上げてくださるような、憧れで終わらない感覚がありました」と刺激を受けているようだった。中村とは7年ぶりのタッグとなった河原氏は、中村について「長い付き合いになりますが、いい意味で変わらないです」と言い、「倫也とやる時は圧倒的にすごいものを作ると決めていて、今回もいい稽古が積めました」と自信をのぞかせた。ゲネプロでは、中村が歌を交えてベートーベンの苦悩や情熱を表現。音楽への情熱あふれるベートーベンを熱演した。同舞台は、10月29日~11月13日に東京芸術劇場プレイハウス、11月16日~21日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、11月25日・26日に金沢・赤羽ホール、11月29日・30日に仙台・電力ホールにて上演。
2022年10月29日ミュージカル『アナスタシア』が、2023年9月から10月にかけて東京・東急シアターオーブ、大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演されることが決定した。『アナスタシア』は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、音楽賞にノミネートされた同名アニメ映画に着想を得て制作されたミュージカル。記憶を無くした主人公アーニャが自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描いた、大人から子供まで楽しめる愛と冒険に満ちた作品となっている。本来は2020年3月1日より上演予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で初日が延期に。大阪公演を含め全52回の公演が予定されていたが、中止によりわずか14回の上演となった。観劇が叶わなかった多くの方々から再演を望む声が寄せられており、この度約3年ぶりに再演される運びとなった。主演のアーニャ役は、葵わかなと木下晴香のふたりがダブルキャストで担当。アーニャと出会いともに旅をする若い詐欺師・ディミトリ役で海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴の3人がトリプルキャストで務める。また皇女アナスタシア殺害の命を受けたボリシェビキの将官グレブ役は、堂珍嘉邦、田代万里生、そして海宝直人がディミトリ役に加えてグレブ役の2役を、トリプルキャストのひとりとして演じる。葵わかな(ミュージカル『アナスタシア』2020年公演より)木下晴香(ミュージカル『アナスタシア』2020年公演より)ディミトリと共にアーニャを皇女アナスタシアに仕立て上げ懸賞金を狙う詐欺師・ヴラド役には、大澄賢也と石川禅がダブルキャストで登場。マリア皇太后に仕える伯爵夫人リリー役は、朝海ひかる、マルシア、堀内敬子がトリプルキャストで出演。そして、孫娘アナスタシアを探し続けるマリア皇太后役は麻実れいが務める。■葵わかな コメント2020年の初演は今でも忘れられないものとなっていますが、当時感じていたやるせなさを吹き飛ばす機会がやってきました!新たなキャストを迎え、チーム一丸となって、また新しい気持ちで作っていきたいと思います。この作品のドラマチックで希望にあふれる世界観を、もっとたくさんの方にお届けできるのが今から楽しみです。不安な情勢はまだまだ続いていますが、この温かい物語を輝かせるために、精一杯頑張りたいと思います。■木下晴香 コメント再び『アナスタシア』の世界に生きられること、本当に本当に嬉しいです。物語・登場人物・楽曲・美術・衣装…どこをとっても大好きで大切で特別な作品。3年越しの想いとエネルギーを胸に、新しいカンパニーの皆さんと送る旅路をぜひ見届けに来てください!■海宝直人 コメントミュージカル『アナスタシア』に再び出演できること心から嬉しく思います。美しい音楽、華やかで見応えのある衣装やセット、そして胸を打つ成長と再生の物語。2019年にドイツ公演を観た際、これは日本でも長く愛される作品になると確信して帰ってきた思い出の作品です。皆様どうぞお楽しみに!■相葉裕樹 コメントミュージカル『アナスタシア』再演。この時が来るのをとても心待ちにしていました。またこの作品に携われる事とても嬉しく思います。ディミトリとしてまた皆様にお会いできる日が楽しみです。劇場でお待ちしております。■内海啓貴 コメント僕にとっては初めてのグランドミュージカル作品で特に思い入れが強かったので、またこうして再演が出来る事を願わずにはいられない思いで待ち望んでいました。再び『アナスタシア』の世界に帰ってこられる喜びと、感謝の気持ちを力に変えて、この作品の煌びやかさや愛の美しさをしっかりと表現して観て下さるお客様に温かい気持ちになって頂けるよう、一生懸命頑張ります。■堂珍嘉邦 コメント先ず、3年ぶりの『アナスタシア』に参加させて頂く事が決まり、待ちに待っていたこの舞台が始まる事に光栄な想いと喜びを感じています。クールな印象の中に熱い想いを持つ“グレブ”を演じさせて頂きますが、今からとてもワクワクしています。素晴らしいキャスト、演出家やスタッフの皆さんと共に、皆様に良いものを届けられる様に精進して行きたいと思います。■田代万里生 コメントあの皇帝フランツ・ヨーゼフが崩御した翌年に起きた、ロシア革命の行く末の物語。海外クリエーターによるオーディションを経て今回演じるのは、ロシアの将官グレブ・ヴァガノフ。任務は皇女アナスタシアの暗殺。国家と正義を信じたその先には…グレブの揺れ動く魂をお届け致します。■大澄賢也 コメントコロナ禍が始まり、14公演で終わってしまった2020年春の初演。たとえ世界は変わっても、変わらない人との繋がり、絆、信じる心、愛を、再びこの作品を通してお客様にお届けできるよう誠心誠意努めてまいります。『アナスタシア』の旅は終わらない。■石川禅 コメント舞台美術のあまりの美しさに何度も溜息をついたあの作品が帰ってきます!緊急事態宣言という、当時は聞き慣れない言葉と入れ違いに、消え去ってしまった初演。今度こそ多くの御客様に御覧頂けることを心から願っています。■朝海ひかる コメント再び、スタッフキャストの皆様と、『アナスタシア』の世界に飛び込める事、とても幸せです!!今回はより多くのお客様にご覧いただける様に、引き続き体調に気を付けて、更にパワーアップした「リリー」を目指したいと思います。劇場でお待ちしております!■マルシア コメント『アナスタシア』の再演、大変嬉しく思います。再演と言うより、初演に近いですね。楽しみにずっと待ってくださっていたお客様に『アナスタシア』の世界を存分に味わって頂きたいと思います。またリリーを生きることができます。本当に感謝です。最高の時間になりますよう、全力を尽くします。■堀内敬子 コメント『アナスタシア』の再演を心待ちにしておりました。オリジナルクリエイティブチーム、キャスト、スタッフの皆さんで作りあげた日々は今も鮮明に思い出します。再び、朝海さんと、マルシアさんと、素敵なリリーを作り上げていきたいと思います。とはいえ、簡単に上演までたどりつけると思ってはいません。みんなで力を合わせて、リスペクトし、更に深い作品になるように、一員として頑張ります。是非、『アナスタシア』の世界へいらしてください。■麻実れい コメント『蜘蛛女のキス』以来のミュージカル・・・でしたが、コロナ禍で初演は途中クローズしてしまいました。さあ改めての再開!!再び仲間たちと力を合わせ暖かな愛と幸福に満ちたひとときを皆様にお届け出来たらと願います。<公演情報>ミュージカル『アナスタシア』東京公演:2023年9・10月 東急シアターオーブ大阪公演:2023年10月 梅田芸術劇場メインホールミュージカル『アナスタシア』メインビジュアル脚本:TERRENCE McNALLY(テレンス・マクナリー)音楽:STEPHEN FLAHERTY(ステファン・フラハティ)作詞:LYNN AHRENS(リン・アレンス)振付:PEGGY HICKEY(ペギー・ヒッキ―)演出:DARKO TRESNJAK(ダルコ・トレスニャク)他【キャスト】アーニャ役:葵わかな・木下晴香ディミトリ / グレブ役:海宝直人ディミトリ役:相葉裕樹・内海啓貴グレブ役:堂珍嘉邦・田代万里生ヴラド役:大澄賢也・石川禅リリー役:朝海ひかる・マルシア・堀内敬子マリア皇太后役:麻実れい五十嵐耕司・伊坂文月・井上花菜・工藤彩・熊澤沙穂・小島亜莉沙・酒井大・杉浦奎介・渡久地真理子・西岡憲吾・武藤寛・村井成仁・山中美奈・山本晴美関連リンク公式HP:::
2022年09月09日「私のADHD、発達障害に関して話したいと思います」7月25日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、「ADHD」であることを公表した木下優樹菜(34)。木下は、「ちゃんと自分を知ろう」と思い立ち、「ブレインクリニック」というクリニックを受診。脳の周波を検査し、専門医に相談したところ、判明したという。「脳の中が混線?こんがらがっちゃってんの。びっくりするくらい」と測定結果をカメラに見せながら、驚いた様子で語った。ADHDとは、注意欠如・多動症ともいわれる発達障害のひとつ。厚生労働省のホームページによると、「発達年齢に比べて、落ち着きがない、待てない(多動性-衝動性)、注意が持続しにくい、作業にミスが多い(不注意)」といった特性があるという。木下自身も、財布や携帯電話を頻繁に無くしていたものの、「自分の個性だと思って生きていた」と説明。一方で、19年に離婚したFUJIWAEA・藤本敏史との結婚生活に触れ「向こうがイライラしたり、イライラさせちゃった」と振り返り、動画の終盤には「あ、じゃあこういう風にしてあげたらいいのかって、寄り添う気持ちを少しでも持っていただけたらなって」とADHDに悩む人たちへの理解を求めた。この告白に、動画のコメント欄には《私もこの事についてずっと悩んでてADHDって優樹菜ちゃんが公表してくれたから、今度安心して検査受けれそうです!ありがとうございます》《とても勇気づけられました!繰り返し見てます》とポジティブな姿勢を称賛する声が相次いで寄せられた。そのいっぽう、疑問を抱く人もいたようだ。ADHDに悩む当事者は言う。「確かに、ADHDは脳の特性上、落ち着きがなかったり、ミスが多かったりと、さまざまな要因から迷惑をかけやすい傾向にあります。周囲や社会の理解度は上がるべきですが、ADHDを理由にすべての迷惑が許容されるわけではありません。迷惑をかけやすいからこそ、ADHD当事者の多くは服薬や工夫を通して自責の元、真っ当な社会生活を送れるように努力をしています。今回の木下さんの動画は、周囲に『寄り添う気持ちを持ってほしい』と理解と許容を求めるだけで、木下さん自身が『相手をイライラさせてしまう』などの現象をどう改善するかは言及されていませんでした。努力しないまま迷惑を許容してほしい、という主張は同じ当事者としては賛同できません」(ADHD当事者)今月にはロンドンブーツ1号2号・田村淳(48)のYouTubeチャンネルへの出演に際してのやり取りを巡り、賛否を巻き起こしていた木下。またもや論争を招く結果となってしまったようだ。
2022年07月27日「ちょっと今日は怒ってる。久しぶりに。あんまり、最近怒ることってないんだけど……」7月15日、自身のYouTubeチャンネルでこう語ったのは木下優樹菜(34)。現在“最強の一般人”として活動する彼女が怒りをあらわにした相手とはーー。ロンドンブーツ1号2号の田村淳(48)だ。「ことの発端は、淳さんがYouTubeで公開している“セカンドチャンス”をテーマにした企画。この企画で淳さんは、逮捕された経験を持つ高知東生さん(57)や後藤真希さん(36)の弟・祐樹さん(36)と対談しています。その企画に木下さんも登場することになっていたそうですが、田村さんによると木下さんがオファーを断ったというのです」(スポーツ紙記者)このことについて淳は7月14日、YouTubeの生配信で詳しく語っている。淳は「木下優樹菜さんは最初出るって言っていたのに、メンバー見て『出ない』って言ってきたんで。ちょっとイヤだなって思っています。人を見てるんだ、みたいな」といい、「なので、僕はもう話しません。木下優樹菜さんとは。向こうも話したくないんでしょうけどね」と明かしている。しかし15日、木下は自身のYouTubeチャンネルで反論。彼女によると、最初にオファーをもらったのは’21年末のこと。当初は「たき火のもとで一緒に話す」という企画だったという。「スタッフを介してやりとりをし、一度企画は保留に。そして3月頃、再びオファーがあったものの、企画は田村さんが“ドロップアウト系の人と対談する”というものに。さらに5月には“セカンドチャンス”というテーマに変わっていたそうです」(前出・スポーツ紙記者)企画が二転三転した上に、木下は「セカンドチャンス」企画で淳が高知と対談する動画を観て違和感を覚えたようだ。タピオカ店経営者に対する恫喝が裁判沙汰になったことに木下は「すごく反省している」としながらも、「私は芸能界を引退してある意味第2章ですけど、刑務所に入るようなことはしていない」と話した(編集部注・高知は執行猶予がついたため刑務所には入っていない)。さらに“セカンドチャンス企画”について「出演者見ました。コンセプトに合いません。でも、これって仕事をする上で大事なことじゃないですか」とコメント。そして、「事の経緯がちゃんとある。『生配信で言うことじゃないんじゃないですか?』というすごく残念な気持ちになりました」と淳に苦言を呈している。■ネットで侃侃諤諤 木下擁護派は「逆恨み」と淳を批判「淳さんはセカンドチャンス企画で’16年に5人の女性との不倫関係が報じられた乙武洋匡さん(46)の動画をアップ。また今後、不倫相手に中絶を要求していたことが問題となった天竺鼠の瀬下豊(42)さんも登場する予定だといいます。広い意味でのセカンドチャンスをテーマにしているそうですが、木下さんにはその意図が伝わらなかったのかもしれません」(前出・スポーツ紙記者)2人の対立は、ネットでも議論を呼ぶことに。例えば、木下に対してこんな声が上がっている。《逮捕に値するかしないかではなく一度の失敗で失ったポジションに戻るチャンスのための企画だと考えれば、同じオファーが薬物だろうと不倫だろうと関係ない。ある意味一つのチャンスを逃したとも受け止めれる》《本当に腹が立ったなら、淳に直接的言うなり、淳にお手紙書くなりラインやメールとかしたらいいのに》《出演者をみて断ったのは事実ですね》いっぽう、淳の行動を疑問視する声もこうあがっている。《いくら最初に一度オファーを受けたからといっても、その後で条件が変れば、また改めて同意を必要とするのは当たり前の話で、これを断られたからと言って相手を悪しざまに言うのは、ほとんど逆恨みに等しい》《淳さんは裏方の仕事もしてるとはいえ表に出る演者なんだから、そのへんの経緯やりとりを公の場で言うのはどうなんでしょう?》《いちいち番組のプロデューサーが「敦が俺んとこの番組断ったんだよねえ」なんてSNSで発信してたら嫌な気持ちになるだろう》誕生日が同じ12月4日という縁を持つ2人だが、果たして亀裂からの“セカンドチャンス”はあるのか?
2022年07月17日2022年7月3日、お笑いコンビ『TKO』の木下隆行さんが、自身のYouTubeチャンネル『TKO木下のキノちゃんねる〜天まで届け〜』に動画を投稿。ベトナムで、なんと総額270万円のスリ被害に遭ったことを明かしました。TKO・木下隆行、総額270万円のスリ被害に遭う転勤した友人に会うため、遠路はるばるベトナムを訪れたという木下さん。事前に「ベトナムはスリが多いから気を付けて」と助言を受けていたため、外出時はできるだけ財布を持ち歩かないように気を付けていたといいます。最悪の事態が起こったのは、旅行の最終日。木下さんはショッピングモールで買い物をするため、財布を持ち歩き、バッグを後ろ向きにして行動をしていました。そこで、スリ集団による盗難被害に遭遇。すぐに警備員に伝えたところ、監視カメラに犯行の決定的な瞬間が映っていたそうです。動画では、スリの実行犯である4人組の姿が。木下さんのバッグを開け、巧妙な手口で財布を抜き取る一連の行動が映っています。財布には、所持金の50万円と、免許や保険証が入っていました。また、盗まれた財布は高級ブランド『エルメス』のものであり、220万円相当の値打ちだそうです。不幸中の幸いか、パスポートは無事だったのだとか。木下さんは沈痛な面持ちで、動画を見る人に向けてこのようにコメントをしました。コロナで(いろいろな影響があり)、正直治安も悪くなってると思います。ベトナムだけじゃなく。どこの国も。だから、今まで以上に、もっとより気を付けなあかんやろうし。今からコロナ明けて、海外に行けるようになって、みんなが浮足立って、今まで溜めてたぶんバーンと開くと思うねんけど、本当にね、「誰がいうてんねん」やけど、本当にみなさんも(気を付けて)。TKO木下のキノちゃんねる〜天まで届け〜ーより引用自身の不注意を悔いた上で、今後海外旅行の予定を立てるであろう人たちに、木下さんは真剣な表情で注意喚起をしました。そして、最後は「まさか自分がこんな目に合うとは」とコメント。きっとスリ被害に遭ったほとんどの人が、同じ気持ちになったことでしょう。動画を見た人からは、木下さんに対する励ましの声や、注意喚起に対する感謝の声などが寄せられました。・絶対つらいはずなのに、こうして発信してくれてありがとう…!・ブランドものの財布を入れて、バッグを後ろに向けるのは確実にアウト。みんなも気を付けよう。・怖っ!決定的瞬間がしっかりと映ってて、すごく貴重な犯行映像だ…。日本でももちろん起こり得ますが、一般的に、海外は日本よりもスリの被害総数が多いといわれています。木下さんのように財布を持ち歩かないように心がけていても、油断をした隙に盗まれてしまうケースもあるでしょう。「自分が被害に遭うはずがない」という過信は捨て、旅行をする際はしっかりと対策をとりたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年07月04日10月より上演されるMUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』の追加キャストが発表された。今作は、ミュージカル『SMOKE』や『BLUE RAIN』などを手掛ける演出家チュ・ジョンファの新作で、誰もが知る天才音楽家であり聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだ悲運の人・ベートーベンの生涯を、彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描いた作品。青年期のルードヴィヒを、舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞した中村倫也が演じ、残酷歌劇『ライチ 光クラブ』や『八犬伝』などで中村とタッグを組んできた河原雅彦が、日本版の上演台本・演出を手掛ける。河原雅彦今回発表されたのは、ルードヴィヒにとって大切な存在として描かれる自立した女性マリー役の木下晴香と、もう一人のルードヴィヒや青年役の福士誠治。また、訳詞を森 雪之丞が務め、よりドラマティックに作品を彩る。木下は、昨年の第11回岩谷時子賞(2020年)受賞に続き、今年第47回菊田一夫演劇賞(2021年)を受賞。類い稀な歌唱力かつ清らかな表現力が魅力の木下が、芯の強いマリーを演じる。また、『アラジン』“プレミアム吹替版”で主人公アラジン&ヒロインのジャスミンを担当した中村倫也と木下晴香の再タッグとなる。木下は「ものすごく濃密で刺激的な日々になるぞと、今から楽しみで仕方ないです。ベートーベンの生きた世界、素敵な皆さまと熱く熱くお届けします!」とコメントしている。舞台のみならず、ドラマや映像などでも活躍する福士は、大河ドラマでも挑戦した“老け役”にも改めて挑戦。「演出の河原雅彦さん、主演の中村倫也さんとご一緒出来ることもワクワクします。この作品が日本の方々に響くことを、僕はなぜか確信しています。」と自信を見せた。訳詞を務める森 雪之丞も「韓国特有の湿度のあるメロディーに中村倫也が福士誠治が木下晴香がどんなアプローチで挑み、河原雅彦の演出で魂がどんな唸り声をあげるのか?書きながら、楽しみでしかありません」と期待を露わにした。併せて公演概要が発表され、10月29日(土)から11月13日(日) まで東京芸術劇場プレイハウスにて上演後、11月17日(木) から21日(月) まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、11月25日(金)・26日(土) 金沢・赤羽ホール、11月29日(火)・30日(水) 仙台・電力ホールにて公演が行われる。■木下晴香 コメント木下晴香韓国ミュージカル!出演者5人のみ!河原さん演出で中村さん主演!!いや〜これはきっとものすごく濃密で刺激的な日々になるぞと、今から楽しみで仕方ないです。と同時に、柔軟な心と頭で飛び込まないと食らいついていけないだろうなと、いい意味で恐ろしさも感じていて…。とにかくこの作品のことを考えるとニヤっとしてしまう今日この頃です。ベートーベンの生きた世界、素敵な皆さまと熱く熱くお届けします!どうぞお楽しみに。■福士誠治 コメント福士誠治ミュージカル『ルードヴィヒ』に参加出来ることとても嬉しく思っています。誰もが1度は聞いたことのある名前ベートーヴェンの物語。この作品を通して僕自身も知らなかったこと、そしてひとりの人間のことをまた改めて考えてみたくなりました。ミュージカルなので、音楽と共に。演出の河原雅彦さん、主演の中村倫也さんとご一緒出来ることもワクワクします。そしてこの作品が日本の方々に響くことを、僕はなぜか確信していますので楽しみにしていてください。■森 雪之丞 コメント森 雪之丞ルードヴィヒが神から賜った『才能』と『苦難』の物語。熾烈な運命に蹂躙される彼の痛々しい感情を、いかに詩的な歌詞で描けるのか?――僕も今、試練の中にいます。韓国特有の湿度のあるメロディーに中村倫也が福士誠治が木下晴香がどんなアプローチで挑み、河原雅彦の演出で魂がどんな唸り声をあげるのか?書きながら、楽しみでしかありません。<公演情報>MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』ロゴ【ストーリー】残り少ない人生を前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そして、その手紙が一人の女性の元へ届く。聴力を失い絶望の中、青年ルードヴィヒが死と向き合っていたまさにその夜。吹きすさぶ嵐の音と共に見知らぬ女性マリーが幼い少年ウォルターを連れて現れる。マリーは全てが終わったと思っていた彼に、また別の世界の扉を開けて去っていく。新しい世界で、新たな出会いに向き合おうとするルードヴィヒ。しかしこの全ては、また新たな悲劇の始まりになるが……。【日時 / 会場】■東京公演10月29日(土) 〜11月13日(日) 東京・東京芸術劇場プレイハウス■大阪公演11月16日(水) 〜11月21日(月) 大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ■金沢公演11月25日(金) ~11月26日(土) 石川・北國新聞赤羽ホール■仙台公演11月29日(火) ~11月30日(水) 宮城・電力ホール【出演】中村倫也木下晴香木暮真一郎高畑遼大・大廣アンナ(Wキャスト)福士誠治【スタッフ】上演台本・演出:河原雅彦訳詞:森 雪之丞ORIGINAL PRODUCTION BY ORCHARD MUSICAL COMPANYMUSIC BY SOO HYUN HUHBOOK BY JUNG HWA CHOO公式HP:公式Twitter:
2022年06月27日「木下さんは業界の飲み会に必ず顔を出すのですが、その場にいる女性によくちょっかいを出していました。女性が絡むと性格が変わるんです」(映画関係者)数々の映画やドラマに引っ張りだこで、’14年からはバラエティ番組『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)での“イヤミ課長”としても人気を博していた俳優・木下ほうか(58)。そんな木下に、“論破できない”醜聞が報じられた。「『週刊文春』で2人の女優が、木下さんから過去に“性加害”を受けたと告発しました。木下さんが演技指導の名目で女性を自宅に呼び出し、性的な行為を強要したそうです。また、誘い文句として『井筒和幸監督(69)に紹介してやる』と語っていたこともあるといいます」(芸能関係者)木下は16歳のときに井筒監督の映画で俳優デビューし、その後も数々の井筒作品に出演していた。にもかかわらず性加害の誘い文句に名前を使われていた井筒監督は、本誌に怒りをぶちまける。「本当にバカ野郎だよ。俺の名前も勝手に使っているし、どうしようもない!(木下の)こういう噂は聞いたこともなかった。独身だから色恋の一つや二つはあったと思うが、まさかこんなことをしていたとはね」恩人にも見せない“危険な素顔”を隠して持っていた木下。ある舞台関係者は木下が性加害報道の前に起こしていた“事件”について証言する。「数十年前、木下さんと私の友人女性のAさんが交際していましたが、精神的に不安定だった木下さんに彼女が疲れて別れることに。すると、木下さんはAさんが住んでいた実家に連日昼夜問わず電話をかけて復縁を迫ったそうです」木下の復縁要求に数カ月もの間耐え続け、ついに新しい交際相手を見つけたAさん。しかし、そこから木下の行為はさらにエスカレートしていく。「電話してきた木下さんにAさんが新恋人のことを報告すると、諦めるどころか『そいつは誰だ!』と逆上。口にするのもはばかられるような言葉でしたそうです。そして怖くなったAさんから相談を受けた恋人が木下さんと直接電話をすることになったんですが、そのときも『お前の仕事をつぶしてやるからな』と脅されたそうです」(前出・舞台関係者)木下の事務所にAさんとの件について尋ねたが、返答はなかった。過去にも女性を傷つけていた木下。井筒監督はこう絶縁状をたたきつける。「次回作に名前?ないない。今後は使うとか一切考えてないよ。これはもう映画業界全体の問題。映画界が“こういう世界”だと思われるのが、いちばん迷惑だね」恩人からも見捨てられた木下。果たして、取り返しのつかない過ちに何を思うのか――。
2022年03月29日複数の女優への“性加害”が『文春オンライン』で報じられた俳優・木下ほうかが28日、自身のツイッターでコメントを発表した。木下は「報道について、事務所と協議していたことでご報告が遅くなり、女性の方々はもとより、関係者の皆様に多くのご迷惑をおかけしてしまい、深くお詫び申し上げます」と謝罪。報道について「一部事実と異なる点や10年程度前のことで記憶にないこともございますが、概ね間違っておりません」と認め、「現在週刊誌から質問されておりますが、女性から明確に拒否されているにも関わらず関係を持ったことや、薬物を用いて関係を持った記憶はございません」とも。その上で「それを前提としたとしても、私の軽率な行動の結果、女性の方々が心に深い傷を負ったことに間違いはございませんので、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「女性の方々に対しては、本来であれば私が直接謝罪すべきところではございますが、そのことでさらに傷つけてしまうこともあると考え、今後の皆様への対応につきましては代理人を立てて誠心誠意行わせていただく所存です」と伝えた。そして、「私の軽率な行動の結果多大なご迷惑をおかけした多くの関係者の皆様に、深くお詫び申し上げます」と改めて謝罪し、「このようなことをした私が、今後、皆様の目に触れる芸能活動を続けることはできませんので、芸能活動については全て無期限に休止させていただきます」と発表した。
2022年03月28日2020年に芸能界を引退した木下優樹菜さんが17日、都内で写真集『CORRECT』出版会見を行った。木下さんは冒頭、「木下優樹菜です。いろいろお騒がせしてすみません。今日はお集まりいただきましてありがとうございます。よろしくお願いします」と挨拶し、「すごいありがたいお話をいただいて、みんなでこうやって1つの本を作れて発売を迎えられたので今日は楽しみにしていました」と話した。写真集を出すと決めた理由については、「このタイミングでありがたいことにオファーをいただいたので、本当にシンプルに『お願いします』っていう気持ちで、34歳の自分として何かできることがあればなと思って受けさせていただきました」と説明した。一般人として発売したことについて、「今まで芸能事務所に所属させていただいて14年間バラエティに出させていただいていましたが、芸能界を引退してどこにも所属せず、一般人の方が使える……SNSやYouTubeを使って今の優樹菜が発信できることあがればしていきたいなという思いでやっている。バラエティに出るっていうことは今の時点では全く考えてないので一般人という言葉を使わせていただいています」と説明し、「芸能事務所に所属していないのと、前みたいにバラエティ番組に出たいという気持ちが今の時点では、引退した時点でないです」と発言。今後の展望を聞かれると、「(写真集を)『あ、やりたい!』と思って思い出作りとして作らせていただいたのも含め、SNSやYouTubeで私を見て何か感じてもらったり、芸能界を引退した優樹菜でも発信できる何かがあればやっていきたいなという思いです」と答えた。芸能界を引退してよかったと感じていることを聞かれると、「辞めたらマスコミの方に追いかけられないと思ったんですけど全然それ関係なくてびっくりしちゃいました。めちゃくちゃびっくりしちゃって。『引退したんですけど』って言っても、『いやいやいや』ってお返しをいただいたので関係ないんだって」と笑いながら話した木下さん。続けて、「未練も全くないっていうのがあるんですけど、あの時代のバラエティ番組に出させてもらってすごくいい経験をさせてもらい、やり切った感しかないので、辞めてよかったなという部分はまだ感じてないですね」と話した。バラエティに戻りたいという思いはないそうで、「やり切ったという思いが本当に強くて、辞めて何カ月後とかにじわじわくるのかなと思ったんですけど、14年間ずっと素晴らしいバラエティ番組のレギュラーにさせてもらったり、紅白歌合戦にまで出させてもらったり、本当にいい思い出になったなと思っているので、自分の中で誇りですね。普通では経験できないことを経験させてもらって本当によかったなと思っています」と晴れやかな表情で語った。
2022年03月17日