ミュージカル『CROSS ROAD ~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』の初日前囲み取材が21日に東京・日比谷シャンテで行われ、中川晃教、相葉裕樹、木内健人、山寺宏一、畠中洋、春野寿美礼が登場した。同作は、シアタークリエ・帝国劇場・全国の大劇場で例年上演を続けている音楽朗読劇VOICARIONシリーズで原作・脚本・演出を手掛けている藤沢文翁による朗読劇のミュージカル化作。2022年に初演を迎え、今回が2年ぶりの再演となる。19世紀ヨーロッパの華麗なる音楽黄金期を舞台に、天才ヴァイオリニスト・ニコロ・パガニーニが悪魔・アムドゥスキアスと血の契約を結び、100万曲の名曲の演奏と引き換えに、命をすり減らし世界を熱狂させてゆく姿を描く。○■ミュージカル『CROSS ROAD』初日前囲み取材を実施この日は日比谷シャンテ3Fで開催中の『CROSS ROAD』パネル展特設会場で会見が行われ、一般客も多く見学に集まった。パガニーニ役の2人について聞かれると、中川は「『モーツァルト!』という作品でデビューしてるんですが、井上芳雄さんとWキャストでやらせていただいた時に『例えるならば、白ワインと赤ワイン』と言われんです。そのまま拝借していいでしょうか? 白はですね、おそらく」と木内を指す。「とてもフレッシュな白ワイン。ニコロ・パガニーニって、天才を通り越して悪魔的バイオリニストと称賛された役。重たいもの深めていく内向的な部分も持っている役なんですが、そういったところを今、全力でアプローチしていて、でもどこかフレッシュな爽やかな感じの白ワイン」と表した。そして相葉に対しては「やっぱり、初演から共に作り上げて来ているので、熟成されてきている、赤ワインじゃないでしょうか。どうでしょうか?」と問いかけた。相葉は中川に対し「パガニーニはあっきーさん演じるアムドゥスキアスに翻弄されていく役で、前回も毎回困らせられたなというか。『急に、そんなにチョケるんだ』という」と苦笑する。「今回もきっと本番はさらに爆発するんだろうなということで。でも共演回数も増えてきていますので、対処法というか、それすらも楽しめるようになってきている。どんなものが本番で出てくのか楽しみです」と期待した。対処法について聞かれると、相場は「動揺しないことです。動揺したら負けだなと思います。かなり仕掛けてこられるので、中日あたりが大変なことになります。慣れてきた頃に色々やってくると思いますが、動じず演じられたら」と気合いを入れる。一方、木内は中川について「神出鬼没、奇想天外。引き出しが多い。僕の感情を常に拾ってくれて、そこからどんな球でも投げつけてくれる。時には拾わせるために遠くに投げて僕を走らせる、みたいな。そして僕の演じるパガニーニを苦め、困らせ、時には一緒に喜び、神がかっているアムドゥスキアスだと思います」と表した。中川はパガニーニ役についても興味があるそうで「面白いですよね。パガニーニって。あれだけ超絶技巧のバイオリンを演奏するので有名なのに、文翁さんの描かれたパガニーニは繊細だし、14歳で学ぶことはすべて習得していたという、自分が俳優としてふだんなることのできない存在を演じることの喜びはパガニーニという役に感じています。それはプロデューサーに聞いていただいて、その可能性があるのかも含めて今後の未来にご期待ください」と狙っている様子。また、初共演の春野について中川は「『モーツァルト!』の大阪公演の時に、メンバーみんなでバスをお借りして、なんと春野さんがトートをやられている『エリザベート』を観劇しに行ったんです。その時から大好きで、今回ようやくこうやって共演させてもらうでの、ファンの気持ち」と喜んでいた。再演では盆を使ったセットや、音楽の変化なども。最後に意気込みを求められた中川は「美空ひばりさんの『柔』という曲に例えてもいいのかなと。昨日、たまたまTikTokで流れてきたんです」と自身の携帯電話を取り出しキャストを驚かせる。「『人は人なり のぞみもあるが 捨てて立つ瀬を越えもする』この2番の2行の歌詞の中に、アムドゥスキアス、そして作品への意気込みを込めさせていただきたいと思います。邪心を捨てて挑んでまいります」と語った。東京公演は日比谷・シアタークリエにて4月22日~5月12日、 大阪公演は新歌舞伎座にて5月17日~19日、福岡公演は博多座にて5月24日~26日。
2024年04月21日俳優の中川晃教、相葉裕樹、木内健人が21日、東京・日比谷シャンテで行われたミュージカル『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』の取材会に参加した。藤沢文翁が原作・脚本・演出を手掛けている音楽朗読劇VOICARIONヴォイサリオンシリーズは、「歌わないミュージカル」と評されてきた。藤沢のオリジナル作品の1つで、東宝初の朗読劇として2012年にシアタークリエで上演した『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』。2022年にミュージカル化され、壮大な世界観と、思わず口ずさみたくなる多彩でダイナミックな音楽で観客を魅了し大きな反響を呼んだ。今回は、その再演となる。舞台は、音楽に魅了された19世紀。数多の音楽家が誕生し、人々はその才能を愛で、その美しい調べに酔いしれ、音楽が世界を支配した時代に、突如として音楽史に登場し、音楽の世界を支配した漆黒のヴァイオリニストがいた。ニコロ・パガニーニ。パガニーニには、常にあるうわさがつきまとった。悪魔と契約し、魂と引き換えに音楽を手に入れた…と。街外れの十字路で悪魔・アムドゥスキアスと血の契約を結んだパガニーニは、100万曲の名曲の演奏と引き換えに、命をすり減らしてゆくことになる。音楽の悪魔であるアムドゥスキアスを中川、ニコロ・パガニーニをWキャストで相葉、木内が演じる。2年前も参加している相葉、今作からの参加となる木内。アムドゥスキアスとして接している中川は2人の印象を問われると「僕、『モーツァルト!』という作品でデビューしているんですが、その時に井上芳雄さんとやらせていただいた。その時、演出家の小池(修一郎)先生が『例えるなら赤ワインと白ワイン』とおっしゃった。そのまま、拝借してよろしいでしょうか?」と笑いながらコメントを借りる。白ワインは木内で、赤ワインは相葉だそう。中川は「(木内には)とてもフレッシュな白ワインを感じます。天才のヴァイオリニストを通り越して悪魔的ヴァイオリニストと称賛された役。その内側にある重たいものを深めていくという内向的な部分を持っている役なんですが、そういったところを今全力でアプローチしている。でも、どこかフレッシュなさわやかな風を感じさせてくれる白ワイン。そして(相葉は)初演から共に作り上げてきてるので、熟成されている赤ワインでどうでしょうか」と評した。そんな中川に相葉は「前回もそうですけど、パガニーニは翻弄されていく役なんですけど、本当にアッキーさん演じるアムドゥスキアスに前回も毎回も困らせられた。『急にそんなにチョケるんだ』とか(笑)。なので、今回もきっと本番はさらに爆発するんだろうな、と。でも、もう共演回数も増えてきてますので、その対処法もできて、それすらもう楽しめるようになってきている」と苦笑い。対処法の詳細を問われると「動揺しないことです。動揺したら負けだな、と。でもかなり仕掛けてくるので、中日あたりが大変なことに。たぶん慣れてきたころにいろいろやってくるので」とにやり。木内は「神出鬼没、奇想天外。アッキーさんの引き出しの多さに、けいこ場から今の本番仕様のアムドゥスキアスのアッキーさんの側で感じるとができた。何をしてくるかわからないっていうのはもちろんそうなんですけど、その時の持ってる僕の感情を常に拾ってくれて、そこからどんな弾でも僕に投げつけてくれる。時には拾わせるために遠くに投げて、僕を走らせるみたいなことをしてくれる。僕の演じるパガニーニを苦しめ、困らせ、時には一緒に喜ぶ。神がかってるアムドゥスキアスだなと思います」と“悪魔的な魅力”を熱弁していた。取材会には、山寺宏一、畠中洋、春野寿美礼も参加した。『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』は、あす22日から5月12日までシアタークリエで上演。日比谷シャンテではパネル展を開催している。東京公演後は、大阪公演、福岡公演を行う。
2024年04月21日写真家・笠原秀信がヨーロッパ周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第12弾・フランス・ヴェルサイユ宮殿編をお届けします。第12弾の舞台は、フランス・ヴェルサイユ宮殿ヴェルサイユ宮殿はパリの南西22kmにある1682年にルイ14世が50年もの歳月をかけて建造した宮殿で左右対称のバロック様式となっている。1979年に世界遺産として登録。ヴェルサイユ宮殿の最大の魅力は豪華絢爛な部屋鏡の回廊、王や王妃の広間、礼拝堂など全てに豪華な装飾がされており絶対王政最盛期の太陽王の権威と力の象徴が伝わります。最初に目につくのは大きなルイ14世の騎馬像。ルイ14世の騎馬像黄金の門バロック様式のファサードは400メートルもあります。王室礼拝堂ルイ16世とマリー・アントワネットの結婚式が行われた場所。上層は歴代国王や王族、下層は信者の場所となっている2階建ての礼拝堂。礼拝堂全体は、高い天井によって華麗な印象を受ける空間となっています。王室礼拝堂1階王室礼拝堂1階「王室礼拝堂 2階」祭壇の上方の作品は「キリストの復活」天井画は、ルイ14世の宮廷画家であるシャルル•ル•ブランが新旧約聖書の三位一体(神:父、イエス、精霊)を描かれている作品。王室礼拝堂 2階像が並ぶ回廊ヘラクレスの間ヘラクレスの天井に神格化を描いたこの部屋は主にこの広間は、音楽会や舞踏会、大使の接待などに使用されました。ヘラクレスの間ヘラクレスの間ヘラクレスの間ヘラクレスの間他の部屋にも壁や天井などに沢山の絵画が飾られています。ヴィーナスの間ディアナの間ディアナの間マルスの間アポロン間アポロン間鏡の間最も絢爛豪華な場所と言われる[鏡の間]。17個のアーケードに天井からシャンデリアと357枚貼られた鏡が室内いたるところに敷き詰められ幻想的。華麗な空間は各国の王たちの憧れの的でした。長さは約75m、幅は約10m、高さは約12mもあります。マリー・アントワネットもここで頻繁に踊っていたそうです。鏡の間精巧を極めた24個のシャンデリアが輝いています。シャンデリア「飾り大燭台」はルブランが手掛けたもので、全80体あります。飾り大燭台平和の間温かみが感じられる作品が飾られています。平和の間平和の間楕円のルモワンヌの絵王妃の寝室歴代の王妃が日常の大部分を過ごした場所で、寝室として使われていた一室。歴代王妃で最後に使ったのはマリー・アントワネット。そして、歴代の王子たちをここで公開出産したと言われているので、歴代王子のはじまりの場所といっても過言ではありません。王妃の寝室-天井王妃の寝室-ベッド「王の寝台」宮殿の中央に位置している。太陽王ルイ14世は、寝室を自らの象徴である日の出に面するようにしたのだという。天蓋の上には、豪華な羽飾りがあります。寝御の間寝御の間寝御の間控えの間閣議の間庭園[水なき地に水を引く]セーヌ川に揚水装置を設置し、水道橋によって水のないヴェルサイユまで水を引くことに成功したそうです。庭園他にも沢山の美術品や絵画がありますので是非機会がありましたら、訪問してみてください。道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD 」by Hidenobu Kasahara : Hidenobu KasaharaTHE ROAD 掲載中の写真を下記HPにて販売開始をいたしました。
2024年01月04日大きな話題を集めている『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』より、鬼太郎の父役の関俊彦、水木役の木内秀信、監督の古賀豪、脚本の吉野弘幸から感謝のコメントが到着。さらにキャラクターデザインを担当した谷田部透湖からは鬼太郎の父と水木のイラストも届いた。公開6週目となった12月22日~12月24日は話題作が続々と公開する中、興行収入1億7314万9340円、週末動員は11万4668人。そして、遂に11月17日~12月26日までの39日間で累計動員数が116万1341人、さらに興行収入も16億5851万4430円を記録する大ヒットとなっている本作。鬼太郎の父を演じた関さんは「動員115万人突破!と聞いて、何とも嬉しい驚きと同時に、身が引き締まる思いもしています。静かにゆっくりと始まったこの映画がこれほどの数字を達成できたのは、人から人へと口コミが広く浸透していったことの積み重ねに他なりません」と本作を応援してくれているファンへ向けコメント。水木役の木内さんは「たくさんの皆様が劇場に足を運んでくださっていること、心より御礼申し上げます。僕自身、観るたびに新しい発見や考えさせられる場面があり何度も入村を繰り返していますが、その度にほとんどの客席が埋まっていることに大変驚いております」と、驚きと喜びをみせている。さらに古賀豪監督は「これは観客の皆さんが口コミで伸ばして下さったからであり、監督としてこんなに嬉しく誉なことはありません。昭和の闇を描いたこの映画が令和の観客の皆さんに響く、その意味を改めて噛み締めつつ、ありがとうございました!」と感謝の声を寄せ、脚本の吉野弘幸も「動員100万……いやもう115万人!?ひょっとして僕、都合のいい夢の世界に囚われてます?」と感激のコメント。谷田部氏は「この映画が水木先生世界に触れる入口のひとつとなれたら、大変光栄に思います」と感謝を述べ、「ありがとうございます!!」と感謝の言葉を添えた鬼太郎父と水木が笑顔で談笑しているイラストを寄せている。【コメント全文】■鬼太郎の父役:関俊彦「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が動員115万人突破!と聞いて、何とも嬉しい驚きと同時に、身が引き締まる思いもしています。静かにゆっくりと始まったこの映画がこれほどの数字を達成できたのは、人から人へと口コミが広く浸透していったことの積み重ねに他なりません。素敵なスタッフとキャストに恵まれてこの作品を送り出すことができた事を誇りに思うと共に、映画を観てくださったたくさんの皆さまに、心から感謝申し上げます。これからも「ゲゲゲの鬼太郎」をよろしくお願い致します。■水木役:木内秀信たくさんの皆様が劇場に足を運んでくださっていること、心より御礼申し上げます。僕自身、観るたびに新しい発見や考えさせられる場面があり何度も入村を繰り返していますが、その度にほとんどの客席が埋まっていることに大変驚いております。お陰様で上映期間も延長されたようですので、未だ鑑賞されていない方がいらっしゃいましたらお誘い合わせのうえ、是非お近くの映画館へ!■監督:古賀豪初日の劇場では空席も少なからずあったのですが、そこから百十五万人まで!これは観客の皆さんが口コミで伸ばして下さったからであり、監督としてこんなに嬉しく誉なことはありません。昭和の闇を描いたこの映画が令和の観客の皆さんに響く、その意味を改めて噛み締めつつ、ありがとうございました!■脚本:吉野弘幸動員100万……いやもう115万人!?ひょっとして僕、都合のいい夢の世界に囚われてます?――でもそれでもいいです。いま、最高に幸せなので!応援してくれている皆さんに、全身全霊の感謝を!!■キャラクターデザイン:谷田部透湖ご来場者数115万人突破、ありがとうございます!こんなにも沢山の方々に見て頂けるとは…!とても嬉しいです。この映画が水木先生世界に触れる入口のひとつとなれたら、大変光栄に思います。『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 2023年11月17日より公開©映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会
2023年12月27日第15回小田島雄志翻訳戯曲賞受賞の前作に続く上演プロジェクト第2弾トランスレーション・マターズ(代表:木内宏昌)主催、『エミリア・ガロッティ/折薔薇』が2023年10月14日(土) ~ 10月26日(木)すみだパークシアター倉(東京都墨田区横川1丁目1-10)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて9月9日(土)10:00より発売開始です。カンフェティにて9月9日(土)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ Twitter 昨年上演の『月は夜をゆく子のために』で第15回小田島雄志翻訳戯曲賞作品賞を受賞したトランスレーションマターズ上演プロジェクト、その第2弾として『エミリア・ガロッティ/折薔薇』を上演します。ゲーテ、シラー、カント、メンデルスゾーンにも影響を与えた18世紀ドイツの劇作家レッシングによる、世界で初めての市民悲劇と言われる『エミリア・ガロッティ』に挑みます。台本は、明治時代、ドイツ留学から帰国した森鴎外(当時森林太郎)が訳した『折薔薇』と、現代語訳を駆使した翻案による上演。また、ダンスカンパニーOrganWorks主宰にして東京オリンピック開会・閉会式の振付を担当した平原慎太郎をムーヴィング・ディレクターに迎えます。さらに、美術・衣裳家の大島広子をコーディネーターに、環境負荷を軽減する創造活動(グリーンプロダクション)を目指します。タイトルロールはオーディションで選ばれた上原実矩(うえはらみく)。2022年公開、第22回TAMA NEW WAVEと第15回田辺・弁慶映画祭でグランプリに輝いた映画『ミューズは溺れない』に主演し注目を集め、本作が本格舞台初出演となります。古典戯曲への取り組みを通じて、楽観できない新しい時代のために先人が指さしたものを見つめながら、私たちは何を守り、どう変われるのかを問いかけます。上原実矩高畑こと美斎藤直樹トランスレーション・マターズとはトランスレーション・マターズは、2021年に設立した戯曲翻訳者のグループです。ディレクターとして、現代演劇界の第一線で活躍する小川絵梨子・小田島創志・木内宏昌・小山ゆうな・髙田曜子・常田景子・広田敦郎が参加しています。上演活動以外に、戯曲翻訳者が企画するトークセッション、戯曲翻訳を読む会、ワークショップなどを行っています。過去公演『月は夜を行く子のために』公演概要トランスレーション・マターズ上演プロジェクト第2弾『エミリア・ガロッティ/折薔薇』公演期間:2023年10月14日(土) ~ 10月26日(木)会場:すみだパークシアター倉(東京都墨田区横川1丁目1-10)■出演者上原実矩、菊池夏野、大沼百合子、関根麻帆、森島美玖、高畑こと美斎藤直樹、村岡哲至、古河耕史、荒井正樹、近藤 隼、片岡正二郎■スタッフ作:ゴットホルト・エフライム・レッシング翻訳:森鴎外+トランスレーション・マターズ翻案・演出:木内宏昌ムーヴィングディレクター:平原慎太郎舞台美術・衣裳・グリーンプロダクションコーディネーター:大島広子■公演スケジュール10月 14日(土)19:0010月 15日(日)14:0010月 16日(月)14:0010月 17日(火)19:0010月 18日(水)19:0010月 19日(木)休演日10月 20日(金)19:0010月 21日(土)14:0010月 22日(日)14:0010月 23日(月)14:0010月 24日(火)19:0010月 25日(水)19:0010月 26日(木)14:00※受付は開演の45分前・開場は開演の30分前です■チケット料金前売:一般7,300円当日:一般7,300円その他:すみだ区民割6,800円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月31日写真家・笠原秀信がヨーロッパ周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第11弾・フランス・ルーヴル美術館編をお届けします。第11弾の舞台は、フランス・ルーヴル美術館ルーヴル美術館は1793年に開業し、38万点以上の美術品が現在所蔵され、年間の入場者数は1千万人を超える世界一の美術館です。12世紀にフィリップ2世がパリのセーヌ川右岸に城壁として建設。その後建物の増改築を経て、1989年にはガラスのピラミッドがメインエントランスと目を引く施設となりました。所蔵美術品は古代から19世紀初頭までの絵画・彫刻・工芸品・古代オリエント・古代エジプト・古代ギリシャなどの歴史的文明に関する美術品など幅広い分野の作品が展示されています。ルーヴル美術館ルーヴル美術館の中庭古代エジプト美術部門タニス遺跡の大スフィンクスタニス遺跡の大スフィンクスタニス遺跡の大スフィンクスタニス遺跡の大スフィンクスライオン頭の女神セクメットの像ラムセス2世像家畜の飼育場面ウンスーの墳墓の壁画ラムセス3世の石棺アンテフ王・セケムラー =ヘルウヘルマアトの棺の蓋ジェドルの石棺婦人マジャの棺様々な木棺エジプトのミイラ石棺男性のミイラデル・エル=メディーナ(ディール・アル=マディーナ)の東墓地、クルネト・ムライ丘の墓の再現 古代オリエント美術部門アッシリア帝国の彫刻左:バケツと杉の円錐形を持つ翼のある魔神のアッシリアのレリーフ 真ん中:サルゴン 2 世宮殿での公務員のアッシリアのレリーフ右:サルゴン2世の宮殿からのアッシリアの戦士の救済のレリーフ門番=守り神をラマスのレリーフ/足が5本ある馬車の扉や馬に乗る人等、王様に仕える人々など様々なレリーフレバノンからの杉材の輸送(壁画)ライオンを抱くギルガメッシュハムラビ法古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門ミロのヴィーナスアテナ、通称「ヴェレトリのパラス」刑罰に処せられたマルシュアス絵画部門アポロンのギャラリー天井に美しい絵画があります。チマブーエ「荘厳の聖母(6人の天使に囲まれた玉座の聖母)」フラ・アンジェリコ「磔刑」レオナルド・ダ・ヴィンチ 「モナ・リサ」ジャック・ルイ・ダヴィッド「皇帝ナポレオン 1世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」ヴェロネーゼ 「カナの婚宴」他にも沢山の美術品や絵画がありますので是非機会がありましたら、訪問してみてください。コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD 」by Hidenobu Kasahara : Hidenobu KasaharaTHE ROAD 掲載中の写真を下記HPにて販売開始をいたしました。
2023年06月23日映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2月17日公開)の東京・完成披露試写会が16日、都内で行われ、木内秀信、内田有紀、高橋李依、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)が登壇した。本作は、新たな“アベンジャーズ”に続くマーベル・スタジオ劇場公開最新作。身長わずか1.5cmの“最小ヒーロー”コンビであるアントマン&ワスプが、量子世界(クアントマニア)を舞台に、全人類の時間を支配する“マーベル史上最凶大の敵”カーンに立ち向かう。試写会にはまず、日本語吹替版声優より、前作から続投となる、木内秀信(アントマン/スコット役)、内田有紀(ワスプ/ホープ役)、新キャストの吹替に抜てきされた高橋李依(アントマンの娘・キャシー役)が登場。そして、前作でアントマンの友人・ルイス役を務め、本作では出番がないことが先日発表され話題となった小杉が「ちょっと待ったー! お待たせしました!」とルイスのポスターを持って登場した。小杉は「過去の作品全部出ているのに呼ばへんから勝手に来ましたよ! 呼んでくれへんから!」とぼやき、内田は「ルイスいなかったら寂しいですし、会いたかったですよ!」と歓迎。高橋も「ルイス大好き!」と話した。小杉はキャスト3人と並んでいたが、本作には出演していないのでMCの青木源太アナとともに聞き手役を務めることに。青木アナは「出ていないので」「小杉さんには出演オファーありませんでしたので」といじって笑いを誘った。その後のトークで、木内も小杉が本作には参加していないことを強調。アントマンのつらい状況は「友達としてはつらい」と小杉が言うと、すぐさま「出てないです」とツッコんでニヤリ。小杉は「話しかけるたびに『出てないです』って。親友ですよ!」と嘆いていた。
2023年02月16日写真家・笠原秀信がヨーロッパ周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第10弾・フランス・オンフルール編をお届けします。第10弾の舞台は、フランス・オンフルールセーヌ河口の小さな美しい港町オンフルールは、フランス、ノルマンディー地方の港町である。ノルマンディー地域圏、カルヴァドス県に属し、セーヌ川左岸の河口に位置する。観光の町としても知られ、旧港の風景は印象派の絵画の題材ともなった。画家のウジェーヌ・ブーダンや、作曲家のエリック・サティの生地でもある。「どこを切り取っても絵になるオンフルールの街並み」この旧港の風景。小型船やヨットの背景に、ぎっしり並んだ色とりどりの建物たち。カラフルな木枠のみえた古い家屋、工夫を凝らしたおしゃれな商店、旧港から広がる迷路のような路地、石畳の坂道四季を彩る草花たち。グレーブルーの建物に囲まれた旧港美しい建物が水面へと映し出される。一年を通じて漁船やヨットが停泊しており、周囲にはレストランやカフェなどが軒を連ねる活気溢れるエリアとなっている。夜になるとライトアップされ、旧港全体がロマンチックな雰囲気に包まれる。沢山の飲食店があり賑わっています建物同士が支えあって建っていますレストランは帆立や牡蠣などが名物だそう現在の港は17世紀にルイ14世の下で財務総監を務めた、ジャン=バティスト・コルベールの命によって拡張された姿がそのまま残されている。とりわけ港の西側に位置するサント・カトリーヌ河岸は拡張工事以前の面影も留めており、16~18世紀に建てられた歴史ある建築物が建ち並ぶ。サント・カトリーヌ教会旧港からほど近い旧市街に佇む、サント・カトリーヌ教会はフランスで最も大きな木造建築の教会として知られる。その歴史は12世紀に遡り、当初は石造りの教会だったと言われている。百年戦争の際にイギリス軍によって破壊された後、周辺地域に豊富にあった森林資源と海運によって栄えたことで発展した造船技術を活かして、15世紀に木造建築の教会として再建された。美しいゴシック様式の教会は、16世紀に改築された当時の姿を留めている。教会内部に足を踏み入れると、まるで船底をひっくり返したかのような天井に魅了される。この街の復興を願った船大工たちの、地元への強い思いを感じることが出来るだろう。また火災に備えて、教会とは独立して建てられた15世紀の鐘楼も必見。「サン・カトリーヌ教会の鐘楼」は、大聖堂とは別のところに建築されています。石で作られた建物/レストラン1900年からある壮大で美しいカルーセル。高さ45mの観覧車。海、町、ノルマンディー橋を一望できます。フランス料理のレストラン。美しい街並み。風景のどこを切り取っても絵になる、フォトジェニックな街でした。コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD 」by Hidenobu Kasahara : Hidenobu KasaharaTHE ROAD 掲載中の写真を下記HPにて販売開始をいたしました。
2023年02月12日『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ』(原題)へ繋がる、新たなアベンジャーズの始まりの物語となる『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の日本語吹き替え版声優が発表された。アントマン/スコットは木内秀信、ワスプ/ホープは内田有紀、ピム博士は御友公喜、ジャネットは高島雅羅が続投することが決定。木内さんは「今回もアントマンを演じられてとても嬉しいです、この時を待ち望んでいました!新たな展開が待ち受ける『アントマン&ワスプ:クアントマニア』どうぞ劇場でお確かめください!」と呼びかける。内田さんは「『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の収録に向けて、今までのMCUシリーズを見返しどっぷりマーベルの世界観に浸りました。今作は家族の愛と絆が描かれています。ぜひ劇場でご覧いただけたら嬉しいです」と語っている。さらに、アントマンたちに立ちふさがるマーベル史上最凶の敵、カーンを中村和正、スコットの愛娘であるキャシーを高橋李依が演じることも決定。「ロキ」でも同俳優の声を演じた中村さんは「カーンという大役を任せていただけると聞いた時、緊張と興奮で震えました。大きなプレッシャーの中、収録に臨みましたが、始まってしまうとワクワクドキドキが止まりませんでした」と喜びを明かす。高橋さんは「とても光栄だなと感じつつも、すぐに実感は湧きませんでした。皆さんがどんな表情で新作を待ち望んでいるのか鮮明に浮かび、これは今作も楽しんでもらわなければと気合が入り、作品参加にあたっての決意を固められました」とコメントしている。一方、前作でアントマンの友人ルイスを演じた小杉竜一(ブラックマヨネーズ)と、アントマンが逮捕されたときの捜査官ウーを演じた宮川大輔の吹き替えの出番がないことも判明。この発表に2人は「出番がないことが解禁って、、そんな解禁あります!?普通そっとしとくでしょ!(笑)」(小杉さん)、「一言で言うならア“カーン”!ですよ。今回の敵は、見たら一発でわかりますけど、アカンやつですやん。4年越しの役作りでカンペキに仕上がってたので、発揮できなくて残念です」(宮川さん)とコメントを寄せた。内田さんからは「アントマンが大好きなファンの方々にとってもルイスとウー捜査官は重要なキャラクターですし、私も小杉さんと宮川さんにお会い出来ず寂しいです。せめてイベントにお客さんとしてご来場いただけたらなぁ(笑)」と再会を願った。『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は2月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アントマン&ワスプ:クアントマニア 2023年2月17日より全国にて公開© Marvel Studios 2022
2023年02月01日写真家・笠原秀信がヨーロッパ周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第9弾・フランス・モンサンミッシェル編をお届けします。第9弾の舞台は、世界遺産 モンサンミッシェルモンサンミッシェルの歴史は、はるか昔まで遡ります。ある時、司教・聖オーベルが大天使ミカエルのお告げに従い小さな礼拝堂を建築したのがすべての始まりです。最初は小さな建物でしたが、11世紀にはロマネスク様式の修道院、13世紀にはゴシック様式のラメルベイユが建築されました。モンサンミッシェルがあるサン・マロ湾は潮の干満差が激しく、かつては多くの巡礼者が波に飲まれ命を落としたといわれています。1979年にはモンサンミッシェルとその湾が世界遺産に登録されました。モン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)はサン・マロ湾上に浮かぶ小島、及びその上にそびえる修道院ノルマンディー地方南部・ブルターニュとの境に近いサン・マロ湾はヨーロッパでも潮の干満の差が最も激しい所として知られる。潮の満ち引きの差は15メートル以上ある。このため、湾の南東部に位置する修道院が築かれた岩でできた小島はかつては満ち潮の時には海に浮かび、引き潮の時には自然に現れる陸橋で陸と繋がっていた(タイダル・アイランド)。島の入口には潮の干満時刻を示した表示があり、満潮時には浜に降りないようにと記されている。最も大きい潮が押し寄せるのは満月と新月の28-36時間後といわれており、引き潮により沖合い18kmまで引いた潮が、猛烈な速度で押し寄せる。このためかつては多くの巡礼者が潮に飲まれて命を落としたといい、「モン・サン=ミシェルに行くなら、遺書を置いて行け」という言い伝えがあった。王の門モンサンミッシェル内にある門の中でも特に見どころなのがここ。門の前にある橋を鎖で繋ぎ、敵が押しかけてきた際に橋を釣り上げて侵入を防ぐ役割を果たしていました。グランド・リュモンサンミッシェルのメインストリート。細い道脇にはレストランやお土産ショップがずらりと立ち並んでいます。ラ・メール・プラール1888年に宿屋として創業された長い歴史を持つ名店です。その昔、遠い遠い地から巡礼でやってきた人のお腹を満足させる為に考案された、栄養満点の料理だったそうです。サンピエール教会教会の入り口には、百年戦争で名を残しているジャンヌ・ダルクの像があります。教会内部には大天使ミカエルがまつられており、美しいステンドガラスも見どころです。長い階段が続きます。大階段の途中にある雨水を溜める水槽。昔は井戸があったそうですが、今は枯れたそうです。モンサンミッシェル 干潟この干潟を含めて世界遺産に登録されています。モンサンミッシェル湾(サンマロ湾)はその潮位が15メートルにも変わり、干潮時には広大な干潟を形成します。西のテラスから撮影干潟を歩くツアーもあります大天使ミカエルモン・サン・ミッシェルの歴史を語る上で、大天使ミカエルの存在を無視することはできません。神秘の島の名前にある「サン・ミッシェル」とはフランス語で大天使ミカエルのことを指します。島の至るところに色々な表情で描かれた大天使ミカエルの姿があります。屋根の先端に黄金のミカエル像があります修道院附属の教会存在感のある堅固な佇まいはまるで砦のよう。ゴシック様式だけでなく、様々な建築様式が入り混じった独特の造りになっています。パイプオルガンが高らかに鳴り響く教会のゴシック様式の内陣祭壇脇にある聖ミカエルの像。15世紀に作られたもので、魂の重さを量っているラ・メルヴェイユその装飾の美しさからメルヴェイユ(驚異)と呼ばれる3層構造の居住空間。特にゴシック様式の回廊に囲まれた中庭は圧巻です。礼拝と瞑想の場。修道僧たちの瞑想の場。二重に立つ円柱をわずかにずらすことで、柱が延々と続くような錯覚を起こさせる細工がしてある。聖エティエンヌ礼拝堂死者のための礼拝堂。19世紀まで死者の安置所だったチャペル。祭壇に向かって左手の壁には、キリストの亡骸を抱く聖母マリアの像「ピエタ」が置かれる。祭壇の下の「ΑΩ」の文字は永遠を表している。修道僧の遊歩道11世紀から13世紀に天井の建築様式がロマネスクからゴシックへと移行。19世紀に遊歩道と名付けられたが、何のための部屋だったか解明されていない。修道士たちが、疲れを癒そうと散歩していた部屋だと考えられている。庭園外壁外周外周外周[世界遺産の旅]「Mont Saint Michel」Photography by Hidenobu Kasaharaコロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD 」by Hidenobu Kasahara : Hidenobu KasaharaTHE ROAD 掲載中の写真を下記HPにて販売開始をいたしました。
2022年12月10日スターチャンネルオリジナルドラマプロジェクト『5つの歌詩』#5「スピリラ」のメガホンをとった木内健人監督が語る制作秘話と本編、メイキング映像からなるインサイドストーリー映像が14日、公開された。同プロジェクトでは、脚本家の岡田惠和、渡邉真子、濱田真和がチームを組み、DREAMS COME TRUEの楽曲をドラマ化。「空を読む」、「マスカラまつげ」、「 TRUE, BABY TRUE.」、「何度でも」に加え、このドラマ企画のために書き下ろされた新曲「スピリラ」の計5曲がオリジナルストーリーとして映像化された。「スピリラ」には、土村芳、前田亜季、足立梨花らが出演する。今回公開されたインサイドストーリー映像内のインタビューで、「僕自身ドラマを作る時でもそうなんですけど、押し付けるって言うのがあまり好きではなくて、ドリカムさんの曲って寄り添っているような感じがするんですよね。それがドラマ化されるというところで、そこに関われることが大変光栄だし、ありがたいなと思いました」とオファーがあった際の心境を振り返った木内監督。また、新曲「スピリラ」については「これがドリカムさんの曲なんだと思うぐらい今までと違う曲で、世の中なのか家族なのか友達なのか(何かに)対して何か吐き出したいという思いを代弁してくれているような曲だなと思いました」と語った。同作の脚本を手掛けた岡田惠和氏については、「生活の中にある部分をうまく切り取っていて、誰の心にもスッと入るようなドラマの世界観というか、そういったものがある方だなあと思いました」と印象を述べ、「特別な毎日を描いているというよりは、30代女性のOLさんの内側にある心情的なものとか、無意識に背負ってしまっているものを自然に淡々と描かれているなあって思いました」と脚本を読んで感じたことを明かす。そしてインタビューの最後は、「ドリカムさんの新曲『スピリラ』でドラマを作りましたので、全くの白紙の状態で楽しんでいただけますし、ドラマと曲がどうリンクしているか、色々な楽しみ方で観ていただけたらと思います」と締めくくった。(C)2022 東北新社
2022年10月15日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第8弾・イタリア・ミラノ編をお届けします。第8弾の舞台は、ファッション、インテリア、デザインの発信地ミラノミラノ・コレクションなどで知られるように古くから服飾・繊維産業などファッション関連の産業が盛んな土地柄であり「ファッションの都」と称される。ミラノはパリに次いで欧州連合の中で2番目の経済都市としても有名。ミラノの2大産業とも呼ばれている「ファッション」と「デザイン」。世界中から新鋭クリエータ-が集まる街として知られるミラノでは音楽や絵画などのアーティストに留まらず、あらゆる「ファッション」や「デザイン」を学ぶ若い学生が世界中から集まる芸術学校が多数存在する学園都市としても有名である。1978年から始まった「ミラノ・コレクション」はパリ、ニューヨークと並ぶ世界3大ファッションショーであるが、これはまさにミラノを象徴しているとも言える。ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世1867年に完成した、初代イタリア国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の名を冠する十字型巨大ショッピングアーケード「ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世」。ドーム状の屋根は、イタリアで初めて鉄とガラスを用いて造られていて、今も当時のたたずまいが残っています。ドゥオーモミラノのドゥオーモ大聖堂は聖母マリアに捧げられた世界最大級のゴシック建築です。ゴシック建築の大聖堂としては、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ大きさです。だいたい東京ドームの4分の1ぐらいの大きさといえば想像しやすいと思います。ミラノのドゥオーモは、5つに分かれる身廊、翼廊、後陣から成るラテン十字型の大聖堂です。一度に最大4万人を収容する事ができるそうです。大聖堂の5つの身廊は、1年の週数と同じ52本の柱で隔てられ、天井はゴシック建築特有の交差リブヴォールトと尖頭アーチ(先端が尖ってるアーチ)で支えられています。巨大なパイプオルガン主祭壇の左右には木枠に金メッキが施された2台のパイプオルガンが向い合せに置かれています。このオルガンは1938年に復元されたもので、15,800本のパイプと120のストップ(オルガンの音色選択機構)を持つ、イタリアで最大のものです。世界でもドイツのパッサウにある聖シュテファン大聖堂に次いで2番目の大きさを誇っていますステンドグラスドゥオーモの側廊や後陣の大窓は色鮮やかなステンドグラスで飾られ、旧約聖書や新約聖書、聖母マリアのエピソードなどが描かれています。本大聖堂のステンドグラスは、製作年にバラつきがあるのが特徴で、古いものだと15世紀〜16世紀まで遡ります。この時代のものは予め着色したガラスペーストをパズルの様に組み立てて製作されています。ドゥオーモ広場ヴィットリオエマヌエーレ2世 騎馬像至る所にあるジェラードショップミラノのトラムスフォルツェスコ城1358年から1370年ごろ、中世イタリア・ミラノの名族ヴィスコンティ家の僭主ガレアッツォ2世・ヴィスコンティによって、近くの市壁門の名前から「 Castello di Porta Giova (もしくは Porta Zubia)」と呼ばれる城として建造命令がなされた。居城として子孫たちによって拡張されていったが、1447年にミラノで発足した短命政権「黄金のアンブロジアーナ共和国(英語版)」によって破壊された。1450年にミラノ公爵のフランチェスコ・スフォルツァがヴィスコンティ家の居城を改築して城塞とした。その後、16世紀から17世紀にかけて改装・増築され、ヨーロッパでも有数の規模の城塞となった。1796年この地を征服したナポレオン1世によって一部の施設が破壊されたが、1891年から1905年にかけて、建築家ルカ・ベルトラミらによって修復された。カステッロ広場カステッロ広場カステッロ広場の噴水サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会1296年、アルノルフォ・デ・カンピオの設計により大聖堂を取り壊して着工し、ジョット、フランチェスコ・タランティらが造営主任をつとめる。以降、ミラノ公フランチェスコ・スフォルツァがドミニコ修道院と教会の建設を指示し、建築家ソラーリによって長い年月をかけ1469年に完成した。教会のアプスは1492年以降、ドナト・ブラマンテにより改築されたものとされる(明白な証拠はない、という指摘もある)。当時ブラマンテはミラノに居住しており、教会の歴史書のなかにも一度登場している。レオナルドと8歳年上のブラマンテは同時期にミラノに滞在していた。レオナルドの手記にも理想の教会堂のスケッチが残されており、両者の交流があったことが考えられる。教会は第二次世界大戦中に連合軍の空襲を受け、大きな被害を受けた。『最後の晩餐』の前には土嚢が積み上げてあったため、かろうじて被害を免れたという。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に隣接するドメニコ会修道院の食堂の壁に巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが1495年から1497年にかけて描いた「最後の晩餐」は、芸術史に新しい時代を開いた重要な作品。ライトアップされたドゥオーモコロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD 」by Hidenobu Kasahara : Hidenobu KasaharaTHE ROAD 掲載中の写真を下記HPにて販売開始をいたしました。
2022年09月12日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第7弾・イタリア・バチカン市国編をお届けします。第7弾の舞台は世界で一番小さい国 イタリア・バチカン市国1929年に独立国家となったヨーロッパにある国家で、その領域はローマ市内にあるバチカンはローマ教皇(聖座)によって統治される国家であり、カトリック教会と東方典礼カトリック教会の中心地、いわば「総本山」である。皇居の半分にも満たないたった0.44平方キロメートルのこの小さな国家ですが、日々、世界中から観光客が訪れる人気の観光地なのです。世界最小国家へ観光客が集まる理由は「サン・ピエトロ大聖堂」を訪れるためです。サン・ピエトロ広場広場は楕円形と台形が組み合わさったコロネードに囲まれ、中央には高さ25.5mのオベリスクがあります。サン・ピエトロ大聖堂カトリック教会の伝承によれば、サン・ピエトロ大聖堂はもともと使徒ペトロの墓所を祀る聖堂とされ、キリスト教の教会建築としては世界最大級の大きさを誇ります。床面積2万3,000平方メートル。北に隣接してローマ教皇の住むバチカン宮殿、バチカン美術館などがあり、国全体が『バチカン市国』としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。サンピエトロ大聖堂のファザードの上部には、11使徒の像が並び、近くで見るとかなりの大きさであることが分かります。大聖堂の前にある二体の像が聖ペテロと聖パウロです。サン・ピエトロ大聖堂の衛兵バチカン市国と教皇を警護するスイス衛兵隊は、カラフルで個性的な衣装を身に纏っています。青、黄、赤の縞柄の制服は16世紀のルネッサンス期のデザインを基にしたもの。当初の制服はミケランジェロがデザインしたとも伝えられています。サン・ピエトロ大聖堂のアトリウム/玄関廊ベルニーニの大天蓋6万人を収容できる聖堂内には、11の礼拝堂と45の祭壇があり、主祭壇を覆う 大天蓋は高さ29mにもおよびます。1624年から約10年を費やして完成したバロックの巨匠ベルニーニの手による大天蓋は、 ルネサンスの第一人者ミケランジェロ設計のクーポラの真下に鎮座します。ミケランジェロ設計のクーポラミケランジェロ設計のクーポラを支えている4本の五角形の柱の下には、聖人像が飾られています。16に区切られた窓からは太陽の光が差し込み、高さ132.5mのクーポラの中心部には、天使に囲まれた神の姿が描かれています。天井の巨大絵画巨大な絵画ライトアップされる夜のサン・ピエトロ広場コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD – in Vatican」 : Hidenobu KasaharaTHE ROAD 掲載中の写真を下記HPにて販売開始をいたしました。
2022年06月17日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第6弾・ローマ編(後編)をお届けします。第6弾の舞台はイタリア・ローマ市内イタリアの首都ローマは、古代ローマ帝国の時代から、ルネッサンス、バロック、現代と人類のあゆみをそのまま今に伝える永遠の都。キリスト教の総本山で独立国のヴァティカン市国(Citta’ del Vaticano)もローマ市内にあります。ローマの歴史地区、そしてヴァティカン市国はそれぞれ、世界遺産に登録されています。パンテオン (Pantheon) は、ローマ市内のマルス広場に建造された神殿。元々は、様々なローマ神を奉る万神殿でした。最初は紀元前25~27年頃には建設されたと言われています。その後火事で焼失してしまい、現在の姿は115~118年にかけて再建。建物は、深さ4.5mのローマン・コンクリート基礎の上部に直径43.2m の円堂と半球形のドームが載った構造で、壁面の厚さは6mに達しますが、高さによって材質を使い分けており、ドーム上部は凝灰岩と軽石を素材として用い、その厚さは1.5mに減じる。パンテオンの天井の穴 パンテオンの目(オルクス)と言われています。穴の直径は9m、雨も入ってきます。パンテオンの祭壇パンテオンの横側ローマ市内でも美しい広場として有名な「ナヴォーナ広場」。もともとは1世紀の古代ローマ時代に「ドミティアヌス競技場」としてつくられた経緯があり、フィールドの部分が現在も広場として使われているという、非常に長い歴史があります。中央にはオベリスク(記念碑)がそびえます。ナヴォーナ広場には3つの噴水があるのですが、その中でも強い存在感を放っているのが、中央に鎮座する「四大河の噴水」です。市内を歩くシスタースペイン広場イタリアの首都ローマの旧市街北部にある広場。かつてこの広場の近くにスペイン大使館があったことから、この名でよばれるようになりました。バルカッチャの噴水ローマの中心地では一番のショッピングゾーンとなっていることから、観光客だけでなくローマの人々も日常的に訪れます。なかなか手の届かない高級ブランド店が軒を連ねるコンドッティ通り(Via Condotti)をはじめとして、普通の店がたくさん見つけられるバブイーノ通り(Via del Babuino)やコルソ通り(Via del Corso)が交差していて、ウインドウ・ショッピングだけでも十分楽しめます。スペイン広場エリアは歴史と流行が混在し、昼間は人々の活気があふれ夜は落ち着いた雰囲気となります。スペイン階段映画「ローマの休日」の舞台として有名なスペイン階段。この階段には正式名称があって、Scalinata di Trinità dei Monti(スカリナータ・ディ・トリニタ・デイ・モンティ)といいます。階段は一番上まで135段続いていますが途中に広い踊り場がありますので少し休んで下の景色が眺めてもよいでしょう。登りきった所にももたれて下が見られるような柵があります。これらの場所からの眺めは最高で、特に夕日に染まったローマを眺めれば一生の思い出になるでしょう。移動販売車イタリアの白バイヴェネチア広場ローマの中心にありながら、なぜ「ヴェネツィア広場」と呼ばれているのは15世紀半ばに、ヴェネツィア出身の枢機卿ピエトロ・バルボによって建設されたこの宮殿は、当時は「バルボ宮殿」と呼ばれていました。彼はのちに、法王パウルス二世となります。一時期、ヴェネツィア共和国の大使館として使われていたため、「ヴェネツィア宮殿」が名称に。「ヴェネツィア宮殿」は、建設された当初は現在よりも規模が大きく、カンピドーリオ方面にもう一つ小宮殿がつながっている様式でした。この小宮殿は、「記念堂」の建設の際に広場の南西に移動。しかし、広大な敷地を誇った「ヴェネツィア宮殿」があった場所、としてその名が残ったのです。観光用馬車サンタ・マリア・ディ・ロレート教会ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂現在の「ヴェネツィア広場」は、1885年から1911年にかけて作られました。「国父」と仰がれたイタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世の功績を称えるため、息子のウンベルト一世によって建設。市内の花屋市内の売店サンタンジェロ城イタリアの首都ローマ市内を流れるティベレ川右岸にある円形の要塞。城の頂上に、16世紀のラファエッロ・ダ・モンテルーポ作の大天使ミカエルの大理石像が建っています。ローマ市内唯一の城塞で、バチカンのサンピエトロ大聖堂から徒歩圏内にある。もともとは135年に、ローマ帝国のハドリアヌス帝が自身の霊廟(れいびょう)として建設を開始し、4年後の139年に完成した建物だが、のちに軍事施設に変わり、14世紀ごろになるとローマ教皇の要塞や監獄として使われるようになりました。1527年、神聖ローマ皇帝カール5世のローマ侵攻の際には、教皇クレメンス7世はこの城に立て篭もって抵抗しました。また、地動説を唱えた哲学者・天文学者のジョルダノ・ブルーノ(1548~1600年)は、火刑に処せられる前の7年間、この城塞に幽閉された。現在、この城塞は軍事博物館(国立サンタンジェロ城博物館)になっています。次回はバチカン市国に続きます!バチカン市国 – サン・ピエトロ寺院コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD - in Roma (後編)」 : Hidenobu Kasahara
2022年05月30日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第5弾・ローマ編(前編)をお届けします。第5弾の舞台はイタリア・ローマ – 「コロッセオ & フォロ・ロマーノ」コロッセオは西暦 80 年に建てられたローマ帝国最大の円形劇場。今もその姿から当時の迫力と熱狂が鮮やかに蘇ります。バチカン市国の南東 20 分。有名な剣闘士 (グラディエーター) が死闘を尽くし、野獣狩り、猛獣との戦闘が行われた場所です。広大なアリーナを巡るガイド付きツアーもあり、競技場では、猛獣が運ばれたトンネルや通路を通り、剣闘士の地下房に入ることができます。小さな展示室では、コロッセオの長い歴史と現在進行中の復元作業について知ることができます。コロッセオの構造は、地下、アリーナ、そして全4階の観客席となっています。まずはアリーナから。ここはまさに、見世物としての闘いが行われていた場所。現在この部分はほとんどが壊れていますが、一部半月型に再現されたアリーナを見ることができます。当時のローマ市民にとって一番の娯楽はコロッセオでの刺激的な見世物、つまりそこで起こる「流血や死」でした。数々の映画の題材にも使われていますね。ヴェスパシアヌス帝は、市民をこのような斬新な娯楽に没頭させ続けることで、反乱を抑える効果があると踏んだのです。プログラムは午前中が猛獣と剣闘士との闘い、昼には罪人の処刑が行われ、午後はメインとなる剣闘士同士の闘いとなります。年間数千人もの剣闘士が、ここで命を落としました。アリーナの地面が壊れてしまっているため分かりづらいかもしれませんが、コロッセオの中心部で剥き出しになっている部分が、本来の地下です。地下の詳しい構造は予約制の特別ガイドにて見学することができますが、実はこの地下の仕組みこそがコロッセオの醍醐味。ぜひ見て欲しい部分です。かつて地下には猛獣たちの檻、剣闘士たちの待機場所がありました。そして、人々を楽しませるべく生み出された驚くべき仕掛けは、地下から猛獣や剣闘士をアリーナにせり上げる仕組みです。ゾウやライオンなど巨大な猛獣の入った檻を地上に持ち上げる巻き上げ機、剣闘士を登場させる跳ね上げ式の出入り口など、なんと80機もの大掛かりな機械が仕組まれていました。地下からせり上げられ登場する猛獣や剣闘士の姿に、人々は興奮し熱狂したといいます。現代のスポーツでは、選手たちは通路を通って登場しますが、2000年も前の剣闘士や猛獣たちの登場の方が、もしかするとより洗練された演出だったのかもしれません。そして、コロッセオの観客席は1階から4階に、アリーナをぐるりと囲むように配置されています。アリーナ部分と観客席の長径、短径の比率などには、なんと現代とほぼ同じ技術が使われているのだそうです。我々がコンピューターを使って計算、設計しているものを当時はすべて人力で行っていたこと、既にこのような高度な技術を習得していたことには、ただただ驚かされます。後にローマ帝国の皇帝となるコンスタンティヌス1世が、312年に「ミルウィウス橋の戦い」と呼ばれる戦争に勝利しました。これを記念して315年に作られたのが、「コンスタンティヌスの凱旋門」です。当時のローマは分裂状態(分担統治)にあり、この戦いをもってコンスタンティヌス1世は、以降ローマ帝国の再統一を進めることとなります。凱旋門を彩るレリーフは、実はこの門が建造される前から存在し、後に移設されたものがあるとされています。たとえば、最上層にある8枚のレリーフは、176年に建設されたマルクス・アウレリウス・アントニヌス帝の凱旋門から移設されたそうです。このためなのか、レリーフに描かれている内容「ミルウィウス橋の戦い」に統一されているわけではなく、時代がバラバラ。最上部の8枚は162年~180年の「マルコマンニ戦争」を描いており、中央通路側面の4枚は101年~106年の「ダキア戦争」が描かれている、という具合です。フォロ・ロマーノティトゥスの凱旋門フォロ・ロマーノは、紀元前6世紀から紀元3世紀まで、古代ローマの政治・経済・商業の中心地として栄えました。元老院が置かれたクーリア、セベルス帝の凱旋門、バシリカユリア(ユリウスのバシリカ)、サトゥルヌスの神殿、ウェスタの神殿などなど、修復・再建されたものも含め多数の遺跡があります。1980年、「ローマ歴史地区、教皇領とサンパオロフォーリ‐レ‐ムーラ大聖堂」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。ドムス フラヴィアフォカス帝の記念柱カストルとポルックスの神殿アントニヌス・ピウス帝とファウスティーナの神殿カストルとポルックスの神殿サトゥルヌスの神殿サンティ・ルカ・エ・マルティナ聖堂コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。>後編(ローマ市街編)につづく *近日公開予定「THE ROAD - in Roma (前編)」 : Hidenobu Kasahara
2022年05月13日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第4弾・ポンペイ編をお届けします。第4弾の舞台はイタリア・ポンペイイタリア ナポリ近郊 ヴィスヴィオ山のふもとにあった古代都市。西暦79年、ヴィスヴィオ山の大噴火で発生した火砕流によって地中に埋もれた。その遺跡は「ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域」としてユネスコの世界遺産に登録されている。ネロ帝凱旋門とフォロジュピター神殿市民生活の中心となっていたフォロは公共広場。中心の広場を囲うように裁判所や集会所、神殿が並び、織物の陳列所、ベーカリーの窯や石鍋など、残っておりました。街の目抜き通りは「アッポンダンツァ通り」 と呼ばれ、車道、歩道に分かれ、真ん中の車道にはかつて馬車が走っていたそうです。雨の日に歩行者が横断する際足を濡らさぬよう、飛び石まで設けられていたのです。生活用の泉もここにありました。富裕層は自宅に水道を引いていましたが、一般市民は各所配置された泉に水を汲みにきたのです。また、広場からこの通りまでの間には馬止めの石が置かれていることから、歩行者天国だったことが分かっています。ポンペイの公衆浴場(スタビアーネ浴場)古代ローマ人にとって入浴は非常に重要だった。彼らは1日のうち数時間をそこで過ごしたそうです。 室内は芸術的な彫刻が施されています。ポンペイの売春宿(Lupanare)ポンペイにはいくつも売春宿があったそうですが、この建物だけはそういった行為を行うための専門の場所としてデザインされたため、ポンペイで最も優れた体制の売春宿とされています。この売春宿で働いていた女性たちは主に、ギリシャなどにルーツを持つ奴隷でした。ポンペイ遺跡の遺体ヴィスヴィオ山の噴火で逃げる人々は、火砕流に飲み込まれてしまいます。寄り添う親子や、もがき苦しむもの、手をつなぐ男女など、すべてが火砕流に飲み込まれてしまったのです。コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD - in Pompeii」 : Hidenobu Kasahara
2022年03月06日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第3弾・ヴェネチア編をお届けします。第3弾の舞台は水の都 イタリア・ヴェネチアイタリア北東部、ベネト州の州都ベネチア県の県都で、アドリア海北岸に臨む港湾都市。英語名Venice。16世紀に木造橋を石組みに改造したもので、アーケードがついた形が美しく、観光名所となっている。市内には176の運河が縦横に走り、有名な大運河(カナル・グランデ)が市内を北西から南東にS字形に貫き、「水の都」「潟湖の都市」とよばれる世界屈指の観光都市となっている。1987年にベネチアとその潟は世界遺産の文化遺産として登録されている。主要な交通路は運河で、交通機関はモーター・ランチと、長さ約10メートル、幅1.5メートルほどのゴンドラである。ため息の橋(Ponte dei Sospiri)16世紀に建設された、ドゥカーレ宮殿と牢獄をつなぐ橋でした。そのため、宮殿の尋問室から牢獄へ渡る囚人が、嘆きため息をついたとして、“ため息橋”と呼ばれているとよく耳にしますが、事実ははっきりしていません。本島には150以上の運河本島には150以上の運河がめぐり、そこに架かる橋は400を超える。この水上の迷宮を移動するために誕生したのがゴンドラだ。約1000年の歴史を持つとされるゴンドラは船舶技術の傑作とされ、絶妙なバランスで水路を通行する。全長約11m、幅約1.5mの細長い船体で、オールは片側だけにある。漕ぎ手は船尾に立ち、オールを前後に漕ぐことで各方向に舟を操る。浅瀬も通れるように、船体が水に浸かる部分を最小限にしているのも特徴だ。共和国時代には貴族や富裕な商人の足だったが、今は運河クルーズに利用されている。「ゴンドリエーレ」ゴンドラの漕ぎ手は「ゴンドリエーレ」と呼ばれ、この街で900年以上の歴史を誇る職業だ。サンマルコ寺院イタリアのヴェネト州の州都ヴェネチアで最も有名な大聖堂である。ナポレオンが「世界一の美しい広場」と絶賛したサン・マルコ広場に面して建造され、ヴェネチア共和国の総督邸兼政庁であったドゥカーレ宮殿に隣接し繋がっています。ドゥカーレ宮殿サンマルコ寺院の鐘楼からサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会サン・マルコ広場ヴェネツィアの広場は方言でカンポ(campo)と呼ばれるが、サン・マルコ広場は別格であり、ピアッツァ(piazza)と呼ばれる。世界で最も美しい広場とも言われており、海からの玄関口でもある。イタリア・ベネチアの名産品として有名なベネチアンマスク。年に一度開催されるカーニバルでは、魔女のスタイルやカラフルな衣装に、このマスクを付けたコスチュームで舞台の中心、サンマルコ広場に集まります。カーニバル1162年に始まった、歴史あるお祭りで、観光客も参加できるところも魅力のひとつです。今のような仮面のスタイルが確立されたのは、18世紀の事で、一般市民も貴族も仮面をつける事で、身分や素性を隠して日常を忘れ、開放感に浸ったといいます。コロナの流行で世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD - in Venezia」 : Hidenobu Kasahara
2022年02月26日上白石萌歌が主人公を吹き替える映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』。この度、新たに日本語吹き替え版声優として、高山みなみ、朴ロ美、木内秀信、日笠陽子の参加が明らかになった。4名の豪華声優陣が演じるのは、主人公フィービーを取り巻くキャラクターたち。江戸川コナン、鬼太郎、ムーミントロールなどの声でお馴染みの高山さんが、フィービーの唯一の友達となり、共にゴーストたちに立ち向かう仲間ポッドキャスト。舞台「千と千尋の神隠し」の上演を控える朴さんが、フィービーと兄トレヴァーの母親であり、初代ゴーストバスターズの一員イゴン・スペングラー博士の娘・キャリー。フィービーが通う学校の教師グルーバーソンは、『アントマン』や『思いやりのススメ』など数々の作品でポール・ラッドの声を担当してきた木内さん。フィービーとトレヴァー、ポッドキャストと共に<新生ゴーストバスターズ>の一員となるラッキーを、「けいおん!」「はたらく細胞BLACK」の日笠さんが務める。科学オタクのフィービーと意気投合する重要なキャラクターを演じた高山さんは「『彼が出て来ると、ちょっと和む…』音響監督と相談しながら、ポッドキャストくんの雰囲気を作りました。不可思議なことが大好きで好奇心旺盛。背伸びしつつも、フィービーちゃんの良い相棒なのだと思います」とポッドキャストの魅力を語り、『ゴーストバスターズ』2016年版のホルツマン役でも声優を務めた朴さんは「観終わったあと、とても洗われた気持ちになり、気がつくと温かな涙が頬をつたっていました。初代ゴーストバスターズ監督の息子ジェイソン・ライトマンが今回監督したこともあるのか、まさに『家族の物語』だと思いました」と作品の感想を語る。フィービーとポッドキャストに初代ゴーストバスターズの存在を教える物語のキーマンを演じた木内さんは「演出も時代の変化も感じつつ懐かしい部分もあり思わずニヤけてしまいます。もちろん前作品を知らなくてもお楽しみいただける作品になっています」とメッセージ。シリーズファンだったという日笠さんも「まさか自分が子供の頃見ていたゴーストバスターズの世界に関われる日がくるとは思っていなかったので非常に嬉しいです。当時見ていた方は思わずホロッと涙してしまう胸が熱くなるような展開ですし、親から子へ、子からまた子へ...、今に繋がっていて、さらにきっとこれからも繋がっていくのだと思わせてくれる希望の物語です」とコメントしている。『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は2月4日(金)より全国にて公開。※朴ロ美の「ロ」は、正しくは「王偏に路」(cinemacafe.net)■関連作品:ゴーストバスターズ/アフターライフ 2022年2月4日より全国にて公開
2022年01月18日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第2弾・フィレンツェ編をオンラインにて開催する。第2弾の舞台は芸術とファッションの街 イタリア・フィレンツェ。トスカーナ州の州都であり、15世紀のフィレンツェはルネサンスの文化的な中心地となった。市街中心部は「フィレンツェ歴史地区」としてユネスコの世界遺産に登録されており、1986年には欧州文化首都に選ばれている。ボッティチェリ、ミケランジェロ、レオナルドダヴィンチ、ラファエロなど芸術家によって花開いた街。笠原氏は下記のように振り返る。芸術家やファッションが誕生した街、どこを切り取ってもすばらしい景観。屋根の色は景観を大事にされ統一されている。長い年月をかけて巨大な建造物を造り、隅々まで細かい彫刻技術に圧倒されました。ポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋)はフィレンツェ最古の橋と呼ばれており、橋の上には宝飾品店が立ち並ぶ。コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリーを「THE ROAD」では表現している。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートなフォトグラフィーに注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD - in Firenze」 : Hidenobu Kasahara
2021年12月21日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第1弾・ヴェローナ編をオンラインにて開催する。元々自動車メーカーに勤めていた笠原氏。その後デザインの世界に入りこみ、アートディレクターとしてエディトリアルから広告まで数々の仕事をこなすうち、より明確な絵作りを求め、フォトグラファーとしての才能を開花させる。強くドラマティックでありながらも、被写体の持つしなやかさや繊細さ、柔らかさを同時に表現するフォトグラフィー。そのアートワークは彼自身が体験し、培ってきた経験を生かしながら、日々進化している。アートディレクター兼フォトグラファーとして2足のワラジを履く彼が、昼夜飽きることなく意の赴くままに撮り続けた旅写真を今このタイミングで発表するのは何故なのか。「コロナの影響が大きいですね。今まで旅をしたくても“我慢しなくちゃ”っていう葛藤を持つ人がたくさんいたと思うんです。けれどようやく長い長いトンネルから抜け出せそうな空気感になってきたんじゃないかなと。」「世の中の風潮的に『旅行行くの?!』みたいな、後ろ指刺される風な考えも、まあ否めない。でも『旅をしたい』っていう意欲は捨てなくていいと思うんです。少しでもそんな気分を刺激したかったし、様々な理由で外に出れない方ももちろんいると思うので、今後の楽しみ方の一つとして“癒し”になればと思ったのがきっかけの一つですね。」北から南までイタリアを周遊した笠原の心を鷲掴みにしたのはヴェネト州西部にあるヴェローナだ。ミラノとヴェネチアの中間に存在するその街並みは「ヴェローナ市街」としてユネスコの世界遺産としても登録されている。もはや知らざる者はいないほどに有名な台詞「ああ、ロミオ・・どうしてあなたはロミオなの?」でもおなじみの“ロミオとジュリエット”発祥の地。まさに古き良きイタリアの街並みを歩きながら、がむしゃらに撮り続けた。曲がりくねった道のそのカーブに合わせるかのようにして建造物が立ち並ぶ。建築芸術という言葉がピタリ当てはまる歴史的建物も、人々で賑わうマーケットやレストランも、ただ整然と立ち並んでいるのではなく道の形状を生かしながら存在している。そう、まるで道が主役なんだと言わんばかりに。「建物と道がうまく共存しているんです。撮り漏れたくないくらいにすべてが美しくてファインダー越しに景色を見てたんじゃないかな。このヴェローナの道の魅力に無心で吸い込まれちゃった感じ。とにかくずっとシャッターを押し続けましたね。」コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」である。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD - in Verona」 : Hidenobu Kasaharatext : Tomomi Tanuma
2021年11月14日小説家・山田悠介の長編小説『僕はロボットごしの君に恋をする』の劇場アニメ化が決定。同書のテーマソングを担当するTHE SxPLAY(菅原紗由理)が4月26日(木)に開催した自主企画イベントにて、山田悠介よりサプライズで発表された。原作の『僕はロボットごしの君に恋をする』は、ミリオンセラーを記録したデビュー作『リアル鬼ごっこ』などで知られる山田悠介4年ぶりの長編小説。時は3度目のオリンピック開催が迫る2060年、人に紛れてロボットが安全を守る時代の東京を舞台に、人型ロボットを使った国家的極秘プロジェクトに関わる主人公・健、同僚の陽一郎、そしてその妹の咲が、突如巻き込まれるテロを防ぐために奔走する。2017年10月に発売された原作小説は、発売前の時点で豪華クリエーター陣が集結したアニメーション形式のPVを公開。声優陣は、主人公の大沢健に入野自由、ヒロイン・天野咲に花澤香菜、健の同級生で咲の兄である天野陽一郎に木内秀信、アニメーション制作は、『四月は君の嘘』『ソードアート・オンライン』などの「A-1 Pictures」と、豪華キャスト&スタッフによる異例のアニメーションPVで話題を呼んでいた。なお、劇場版での声優・キャスト陣の詳細は、2018年5月7日(月)時点で明らかにされていない。【原作情報】『僕はロボットごしの君に恋をする』著者名:山田悠介発売日:2017年10月21日本体価格:1000円+税ISBN:9784309026107体裁:46判/256頁■原作アニメーションPVアニメーション制作:A-1Picturesキャラクターデザイン:loundrawテーマソング:THE SxPLAY(菅原紗由理)出演声優:入野自由、花澤香菜、木内秀信<あらすじ>2060年、三度目のオリンピック開催が迫る東京で、人型ロボットを使った国家的極秘プロジェクトが進んでいた。プロジェクトメンバーの健は、幼なじみで同僚の陽一郎、そして彼の妹の咲に助けられながら奮闘する。ところが、咲の勤務先にテロ予告が届き事態は急変した。目的を達するために、はてしなく暴走する研究者の狂気。はたして健は、テロを防ぎ、想いを寄せる咲を守れるのか?そしてラストに待ち受ける衝動と、涙の結末は?男の打った最後の一手が、開けてはいけない扉を開ける。
2018年05月10日「藁の楯」原作者・木内一裕の、クール&スマートな犯罪エンターテインメント小説「アウト&アウト」が、映画化決定。主演に遠藤憲一を迎え、2018年秋より全国公開することが決定している。■ストーリー小学二年生の少女、栞と二人で探偵事務所を営んでいる元ヤクザの矢能の元に、一本の依頼の電話が入る。指定された場所に向かうと依頼人はすでに拳銃で撃たれた死体となっていた。事件の容疑者にされかねない矢能は迅速に対応を始めるが、事態は思いもよらぬ方向へと転がっていく。映画化もされ話題となった「藁の楯」の小説家として知られる木内一裕。「ビー・バップ・ハイスクール」で一世を風靡した漫画家であり、数々の傑作犯罪映画の監督でもある“きうちかずひろ”。一癖も二癖もある魅力的なアウトローたちが織りなす犯罪エンターテイメント小説 「アウト&アウト」(講談社文庫刊)を、原作者自らが監督を務めて完全実写映画化が決定した。主演の矢能を演じるのは、映画、ドラマ、CMに引っ張りだこの 遠藤憲一。元ヤクザの探偵と小学生の女の子、というあり得ない名コンビに思わずクスリとしてしまう微笑ましい掛け合いシーンも。異色のバディムービー感に加え、無愛想だが優しい元ヤクザの探偵を遠藤が男の色気たっぷりに熱演した。 血のつながらない少女との絆と愛情が丁寧に描かれつつ、大どんでん返しが待ち受けるラストまでの痛快な疾走感がたまらない、至極の犯罪エンターテインメントムービーとなっている。■遠藤憲一からのコメントも到着「撮影が始まるといろいろアイディアが浮かんできます。自分の癖で「監督、ここはこうやってみてもいいですか?」とアイディアを形にして見せることも多いのですが、今回は監督の中でイメージが明確にあったようで、途中からはすべて監督の言うとおりに演じました。語尾の変更も許されません。ちゃんと演じきれているのかだんだん不安になったこともあります」と監督が映画に込めた熱量の深さを振り返った。「何といっても登場人物全員が魅力的。監督の言う通りに演じて良かった!皆さんも是非、きうち監督の美学を楽しんで下さい!」と語る。■きうち監督からのコメント「映画『アウト&アウト』は私の7本目の監督作品であり、長編映画としては実に 18年ぶりの監督作品です。ちなみに原作者(きうちかずひろ&木内一裕)としての34本目の映像化作品でもあります。『原作者が自らメガホンを取った』などと言うと、小説家が映画監督に手を出したかのように思われがちですが私の場合は違います。映画監督が小説を書き、その小説が映画化されるに当たってベストの監督を選んだ、ということなのです」。「私は原作者として、脚本家として、監督として、そして製作者の一人として、この映画を作る過程でずっと戦い続けました。プロデューサーとも、俳優とも、予算とも、過酷なスケジュールとも、日本の映画製作の現状とも。幸い優秀なスタッフが結集してくれたお蔭で、その全ての戦いに勝利し、絶対的な自信を持ってお届けできる映画が完成しました」と、本作において原作者である自らがメガホンを取り、この映画を生み出したことへの想いを語った。『アウト&アウト』は2018 年秋より、全国にて公開(text:cinemacafe.net)
2018年04月20日2016年4月1日よりTOKYO MXほかにて放送開始となるTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』。放送直前となる今回は、アフレコ時に語られたメインキャスト陣からのメッセージを紹介しよう。○膝丸燈役:細谷佳正――いよいよTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』の放送が開始となります。改めてご自身の演じているキャラクターの紹介、印象などをお願いします火星から飛来したAEウイルスによって、大切な幼馴染を亡くした青年。テラフォーマーとの戦闘に備えて、モザイクオーガン手術を受け、火星到着に向けての訓練中に出会った、桜人との約束を守る為に、テラフォーマーと戦う。――アフレコが始まってのご感想、どういうところを意識して(気をつけて)演じられているか、をお願いします監督から、一度前作のキャラクターの質感を一度忘れて欲しいと言う演出を受けました。今作の『テラフォーマーズ リベンジ』は、オリジナルな展開も多く、絵も少し質感も違うので、そこにフィットさせる事と、監督の演出と、前作での膝丸燈のキャラクターとの差異をうまく埋めて、視聴者の皆様に違和感無く受け入れて頂ける様に、音声のレベルではありますが、調整しながらやっています。――放送を楽しみにしているファンの皆さまへメッセージをお願いします前回放送時は色々な事がありましたが、今回こうして、また新しく作品を創ることが出来る事を嬉しく思います。皆様に少しでも楽しんで頂けるように、僕も楽しみながらやっていこうと思っています。○小町小吉役:木内秀信――いよいよTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』の放送が開始となります。改めてご自身の演じているキャラクターの紹介、印象などをお願いします小吉は、20年前に一度火星に行って戻ってきています。その時の想像を絶する体験と悲しみを乗り越えて、再びアネックス1号の艦長として火星に向かうことになりました。全クルーの中で唯一バグズ手術だけしか受けておらず、強靭な肉体と精神力でゴキブリに立ち向かいます。手術ベースはオオスズメバチ。普段は厳しい顔をしていますが、実は気さくなおもしろおじさんです。――アフレコが始まってのご感想、どういうところを意識して(気をつけて)演じられているか、をお願いします生と死の狭間に放り込まれたかのようなシチュエーションなので、とにかく緊張感をもって望むようにしています。収録現場には、火星に行くつもりで出かけます。笑――放送を楽しみにしているファンの皆さまへメッセージをお願いしますみなさんの応援のおかげで、第二期を迎えることが出来ました。ありがとうございます! また小吉を演じることが出来て本当に嬉しく思っています。さぁ、リベンジの始まりです! 一緒に戦いましょう!○ミッシェル・K・デイヴス役:伊藤静――いよいよTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』の放送が開始となります。改めてご自身の演じているキャラクターの紹介、印象などをお願いします父から受け継いだパラポネラの能力と、M.O手術で得たバクダンオオアリの能力、そしてテラフォーマーへの憎しみからトレーニングを積みまくり、大変強い女性です。COOLで口は悪いけど、仲間への気づかいや優しさ兼ねそなえたステキ女子!!――アフレコが始まってのご感想、どういうところを意識して(気をつけて)演じられているか、をお願いしますリベンジでは、仲間たちに対する優しさ、自身の出生に関する想いなど、初期よりさらに大きく強く女性らしくなったミッシェルをお届けできればと思って演じています。――放送を楽しみにしているファンの皆さまへメッセージをお願いしますみなさーん!! リベンジです!! ゴキブリ野郎共にリベンジですー!! 火星での闘いはもっともっと激化していきますので、お見逃しのないように!! 楽しんでいただけたら嬉しいです。○マルコス・エリングラッド・ガルシア役:石川界人――いよいよTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』の放送が開始となります。改めてご自身の演じているキャラクターの紹介、印象などをお願いします前作に引き続きマルコス・エリングラッド・ガルシアを演じさせていただきます。もともとは能天気でお調子者のマルコスですが、火星に来て様々な出来事があり少し大人になったような気がします。リベンジでどうなっていくのかも注目です。――アフレコが始まってのご感想、どういうところを意識して(気をつけて)演じられているか、をお願いしますなるべく前作であった出来事を引き継ぎつつ、引きずりすぎないようにしようと思っています。真面目なシーンは真面目に、コメディはコメディというようにメリハリをしっかりしようと思っています。――放送を楽しみにしているファンの皆さまへメッセージをお願いしますテラフォーマーズがパワーアップして帰ってまいりました。虫どもと戦いつつ、人の思惑が交錯していて、奥深い展開になっています! 前にも増して目を見開き、耳を掃除し、脳みそフル回転で見ていただけると嬉しいです。よろしくお願致します!○アレックス・カンドリ・スチュワート役:KENN――いよいよTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』の放送が開始となります。改めてご自身の演じているキャラクターの紹介、印象などをお願いします自分が担当させて頂いているアレックスはグランメキシコ出身。野球が大好きで、幼馴染のマルコスとシーラとはいつも行動を共にしていました。どうにもならない現状が嫌で、人生を変えるためにアネックス計画に志願します。仲間たちとはしゃいでいる事もありますが、実際の年齢よりも大人でしっかりしている印象。我慢強く、相手の事をまず先に考えるということや、兄貴的な部分も含め、自己犠牲精神の高いタイプだと思いました。戦い方は遠距離タイプで、後方支援や、スナイプが主。翼はあるので飛ぶことは出来ますが、あまり得意ではなく、握力が170kgもあるので近接攻撃も強いですが、大勢を近距離で相手にするのはマルコスより苦手かもしれません。――アフレコが始まってのご感想、どういうところを意識して(気をつけて)演じられているか、をお願いします久しぶりにまたテラフォーマーズの世界に帰ってこれて嬉しかったです。意識していることはこれまでと変わらず、距離感や雰囲気を大切に、過酷な環境のなかでシリアスな面と学生みたいなノリ、両方成立するよう心がけています。――放送を楽しみにしているファンの皆さまへメッセージをお願いしますテラフォーマーズファンの皆様、おまたせ致しました! コミックは勿論、アニメも引き続き是非楽しんで頂けたらと思います。自分もいちファンとして毎回台本を頂くのが楽しみです。テラフォーマーズ リベンジどうぞ宜しくお願い致します!!○鬼塚慶次役:小野大輔――いよいよTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』の放送が開始となります。改めてご自身の演じているキャラクターの紹介、印象などをお願いしますストイックで優しい男。家族思いで仲間思い。温かくて熱いハードパンチャー。――アフレコが始まってのご感想、どういうところを意識して(気をつけて)演じられているか、をお願いします個性的な面々の中で存在感をしっかりと出せるように、他のメンバーと一線を画すような芝居を心がけています。――放送を楽しみにしているファンの皆さまへメッセージをお願いしますタイトルは「リベンジ」。一期で培った経験を、この二期に注ぎ込みたいと思っています。応援よろしくお願いします!○三条加奈子役:たかはし智秋――いよいよTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』の放送が開始となります。改めてご自身の演じているキャラクターの紹介、印象などをお願いします三条加奈子は、ハリオアマツバメの能力を持ち、両腕が翼に変化するので、飛行補助や陸上での攻撃が武器。飛行速度も速く、マーズランキング15位を誇ります。この『テラフォーマーズ リベンジ』では、陸上での活躍 はもちろん、加奈子の人間的な部分がほんの少しだけ垣間見られるので、今から楽しみですね!――アフレコが始まってのご感想、どういうところを意識して(気をつけて)演じられているか、をお願いします加奈子は、テラフォーマーズの登場人物の中で、数少ない"貧乳"キャラなので、なんとなく、貧乳声のような雰囲気を意識しております(笑)。実は、貧乳のキャラクターを演じるのが初めてなので、私的には、リベンジというより、チャレンジですね(笑)。――放送を楽しみにしているファンの皆さまへメッセージをお願いします『テラフォーマーズ リベンジ』は、テラフォーマーとの戦いに加え、人間同士の権力争いや陰謀など、ドロドロした社会の闇などが盛り込まれています。そんな世界の中、人としてどう熱く立ち上がるか。そこからどうリベンジを果たすのか。それが大きなテーマだと思います。乞うご期待下さい!!○柳瀬川八恵子役:豊崎愛生――いよいよTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』の放送が開始となります。改めてご自身の演じているキャラクターの紹介、印象などをお願いします強靭なクルー達の中でも、一番『普通』の感覚を持つ女の子です。その感性や性格によって場を和ませることのできるムードメーカーだと思います。過酷な状況下の中でも、唯一ギャグ担当になれるメンバーです。――アフレコが始まってのご感想、どういうところを意識して(気をつけて)演じられているか、をお願いします周りのテンションに引きずられすぎず、八恵子なりのペースを保つこと。他のクルーに比べ冷静じゃなかったり、元気が空回りしてしまったり、テラフォーマーに対して素直に恐怖を感じたり、、、人間らしい純粋な感覚を大切に演じられたらいいなぁと思っています。――放送を楽しみにしているファンの皆さまへメッセージをお願いしますまた黒いヤツらがアニメの世界に帰ってきます。。。私も人類として気合いいれて収録していますので、ぜひご覧ください。じ…じょうじ!○シルヴェスター・アシモフ役:石塚運昇――いよいよTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』の放送が開始となります。改めてご自身の演じているキャラクターの紹介、印象などをお願いしますロシアのキングクラブ、アシモフです。「リベンジ」のサブタイトル通りやられっぱなしじゃない、強いところも大いにあるシリーズです。今回はアシモフのカッコイイところも随所に見せます。――アフレコが始まってのご感想、どういうところを意識して(気をつけて)演じられているか、をお願いしますアクション場面が多いので一生懸命追いかけています。何せ早いので、動きが……。演じていると肉体的にもキツい場面があるので、少し鍛えなきゃ。――放送を楽しみにしているファンの皆さまへメッセージをお願いします今回の「リベンジ」はハッキリ言って面白い! 展開も台詞もアクションも全てがエンターティナーにあふれている。私も毎回のオンエアを楽しみにしています。○ワン・ペレペルキナ役:赤羽根健治――いよいよTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』の放送が開始となります。改めてご自身の演じているキャラクターの紹介、印象などをお願いしますイワンは明るいムードメーカーといった印象です。実は過去に色々あったと原作では少し明るみになりましたが、とにかくイイ奴なイワンです。――アフレコが始まってのご感想、どういうところを意識して(気をつけて)演じられているか、をお願いします普段の間の抜けたイワンと戦闘時のイワンの雰囲気をしっかりと切り替えられるよう、気をつけたいと思ってます。――放送を楽しみにしているファンの皆さまへメッセージをお願いします「テラフォーマーズ リベンジ」前作よりも更にパワーアップしてお届けしたいと思います。中国とロシアの戦いにも是非ご注目ください! イワンが幻覚見せます…!○アレクサンドル役:奈良徹――いよいよTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』の放送が開始となります。改めてご自身の演じているキャラクターの紹介、印象などをお願いしますサングラスにスキンヘッドのちょっと飄々とした人、という印象です。アニメ第一期では戦闘等細かい描写はあまりありませんでしたが、今回のテラフォーマーズ リベンジでは色々ありそうな感じです!――アフレコが始まってのご感想、どういうところを意識して(気をつけて)演じられているか、をお願いします熱く、濃いスタジオです。普段口数が多いタイプのキャラクターではないですが、そんな中でも"らしさ"がでればと思っています。――放送を楽しみにしているファンの皆さまへメッセージをお願いしますいよいよアニメ第二期『テラフォーマーズ リベンジ』がはじまります。テラフォーマーとの戦闘、地球での政治劇、そして対テラフォーマーではない戦闘、見所だらけです。是非、ご覧ください。○ジョセフ役:石田彰――いよいよTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』の放送が開始となります。改めてご自身の演じているキャラクターの紹介、印象などをお願いします彼はマーズランキング1位です。強い人というのは常に余裕があるもので、その余裕を振り向けられる先が女性であるというのも、ローマ連邦出身というイタリアンなイメージにピッタリです。――アフレコが始まってのご感想、どういうところを意識して(気をつけて)演じられているか、をお願いします今回はタイトルにリベンジと付いています。前回まではジョセフの活躍があまり描かれなかったので、その点リベンジできればいいなと思っています。――放送を楽しみにしているファンの皆さまへメッセージをお願いします「テラフォーマーズ リベンジ」は前シリーズに増して、皆さんの想像の上をいく面白い展開になります。ご期待下さい。○蛭間一郎役:杉田智和――いよいよTVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』の放送が開始となります。改めてご自身の演じているキャラクターの紹介、印象などをお願いします一郎は生き様で全てを語ります。お見逃しなく。――アフレコが始まってのご感想、どういうところを意識して(気をつけて)演じられているか、をお願いします言いたいことは芝居に込めました。これを回答とさせて下さい。――放送を楽しみにしているファンの皆さまへメッセージをお願いします地球でのもう一つの戦いは任せろ。死ぬんじゃないぞ?TVアニメ『テラフォーマーズ リベンジ』は2016年4月1日(金)よりTOKYO MXで放送開始になるのを皮切りに、ABC朝日放送、テレビ愛知、BS11、テレ朝チャンネル1、各種配信サイトにて随時放送開始予定。詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)貴家悠・橘賢一/集英社・Project TERRAFORMARS R
2016年04月01日TVアニメ「テラフォーマーズ リベンジ」第1話(4月1日放送開始)の完成披露試写会が3月30日(水)、都内で行われ、主題歌を書き下ろしたロックバンド「聖飢魔II」のデーモン閣下、声優の木内秀信(小町小吉役)、たかはし智秋(三条加奈子役)が出席した。原作はコミックス累計1,500万部を突破する作・貴家悠、画・橘賢一による超人気漫画。もともと原作の貴家氏が「聖飢魔II」の大ファンだといい、デーモン閣下が単行本の帯コメントを寄せるなど親交があった。昨年地球デビュー30周年を機に期間限定で再集結し、先月開催の日本武道館公演をもって魔界に帰還したばかりのバンドにとって、主題歌「荒涼たる新世界/PLANET / THE HELL」は17 年ぶりの小教典(シングル)で、デーモン閣下も「つまり今世紀初めての小教典。しかも活動が終わった後にリリースするのは、極めて珍しく歴史的なこと」と胸を張り、「もともと新曲を作る予定もなかったが、全力を注いでいままで最も作品寄りの楽曲になった」と自信を示した。「とてもカッコいい楽曲。しかも2曲も書き下ろしていただき、とても贅沢」(木内さん)、「これぞ聖飢魔IIという楽曲」(たかはしさん)と声優陣も興奮しきり。木内さんが「いつか(聖飢魔IIとして)この曲を演奏する機会はあるんですか?」とツッコむと、デーモン閣下は「それは…、答えちゃいけないんだよ」と不敵な笑みを浮かべていた。火星生まれの致死率100%の病原体ワクチン製造のため、異常な進化を遂げた人間大のゴキブリ「テラフォーマーズ」のサンプルを確保するため、火星に降り立った隊員たちが極限のサバイバルバトルを繰り広げる。第2期を迎え、木内さんは「アフレコは時間をかけている分、スタッフさんや共演者と話す機会が多く、環境がいい。緊張感をもって臨んでいるので、いい作品になるのは間違いない」と手応え十分。たかはしさんは「人間同士の裏切りがえげつないです」と見どころを語っていた。TV アニメ「テラフォーマーズ リベンジ」は4月1日(金)25:05~TOKYO MX で放送。ABC 朝日放送、TVA、BS11、テレ朝チャンネル1、各種配信サイトにて順次放送される。(text:cinemacafe.net)
2016年03月30日累計発行部数1,300万部を超える伝説のウルトラヒット少女コミック「ピーチガール」が、モデルや女優として幅広く活躍する山本美月と、「Hey! Say! JUMP」メンバーの伊野尾慧のW主演&初共演で実写映画化されることが決定。山本さんにとっては恋愛映画初主演、伊野尾さんは本作が映画初出演にして初主演となる。もも(山本さん)は、日焼けした肌と赤い髪という外見のせいでいつも周囲から「遊んでる」などと誤解されてしまうが、実は誰よりも純粋な女子高生。ももには、とーじという中学時代からずっと想い続けている人がいた。そして、そんな一途なももに興味を持つ、学校一のモテ男・カイリ(伊野尾さん)。そんな中、もものお気に入りを何でも欲しがる最強最悪の小悪魔・沙絵は、とーじを横取りしようと、ももに様々な罠を仕掛ける。沙絵の罠によるピンチから、いつもももを救ってくれたカイリは、いつしかももの一番の理解者となっていく…。お調子者のカイリと硬派なとーじ、全くタイプの違う2人の間で気持ちが揺れるもも。果たしてももは、沙絵の策略に打ち勝ち真実の愛をつかむことができるのか?ももが最後に選ぶのは――?原作は、「Oh! myダーリン」「パピヨン-花と蝶-」などで知られる人気漫画家・上田美和の代表作。1997年より「別冊フレンド」(講談社)にて連載されメガヒットを記録。1999年には第23回講談社漫画賞を受賞し、2001年に台湾でテレビドラマ化、2005年には千葉紗子、鈴村健一、木内秀信らでTVアニメ化されるなど、女子中高生を中心に一大ブームを巻き起こした。今回、実写化に挑むのは、大根仁監督のもとで<a href="">『モテキ』</a><a href="">『バクマン。』</a>のチーフ助監督を務めた実力派監督・神徳幸治。見た目と本当の自分とのギャップに悩むヒロインが自分の気持ちに素直になり、勇気を出して一歩踏み出していく、前向きでパワフルなストーリーを描き出す。主人公の安達ももを演じるのは、「CanCam」専属モデルとしてデビューし、その後、<a href="">『東京PRウーマン』</a><a href="">『女子ーズ』</a><a href="">『小野寺の弟小野寺の姉』</a>「臨床犯罪学者 火村英生の推理」と映画にドラマに引っ張りだこの山本さん。今年は<a href="">『貞子vs伽椰子』</a>『少女』の2本の主演映画が公開されるほどの活躍ぶりだが、恋愛映画の主演は本作が初めて。「以前から少女マンガ原作の作品に、また関わりたいと思っていたので、しかも今回主人公を演じさせていただくという夢が叶って本当に嬉しいです!色黒設定にはビックリしましたが(笑)、原作のようなとっても純粋で可愛らしいももちゃんを演じていけるように頑張りたい」と出演の喜びを語った。そして、学校一のモテ男・岡安浬を、「Hey! Say! JUMP」の伊野尾さんが務める。伊野尾さんは、4月から「めざましテレビ」の木曜日レギュラーと、「メレンゲの気持ち」のMCを務めるなど活躍の場を拡大。「戦う!書店ガール」などで俳優業もこなしてきたが、本作が映画初出演、初主演となる。「初めての映画、しかも主演ということで、不安もありますがそれ以上に嬉しさや楽しみな気持ちが強かったです。高校生の役ということで、久しぶりに制服が着られることが楽しみです。見ている方々をドキドキさせて、カイリを好きになってもらえるように頑張ります!」と意気込みをコメント。原作者の上田氏は「最近少女漫画の映像化ラッシュですが、自分の作品にスポットが当たるとは思っていませんでした。今回、現代風にリメイクして山本美月さんと伊野尾慧くんというとてもステキなお2人が演じて下さるということで、どんなピーチガールになるのかすごく楽しみにしています」と本作へ期待を寄せた。最後の最後までヒロインがどちらを選ぶかが分からない、予測不可能で波乱に満ちたこれまでにないラブストーリーが、2017年の少女コミック原作映画の中でも一際注目を集めそうだ。『ピーチガール』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月29日『花咲くいろは』『SHIROBAKO』など、数々のアニメ作品を世に送り出してきたアニメーション制作会社「P.A.WORKS」が手掛けるTVアニメ『クロムクロ』の追加キャラクターとキャストが発表された。今回、追加されたのは、小西克幸(グラハム役)、Lynn(リタ役)、木村珠莉(ベス役)、巻島康一(荒俣稔役)、手塚ヒロミチ(ジロー役)、佐藤利奈(ポーラ役)、木内秀信(武隈先生役)、後藤哲夫(薬師和尚役)の合計8人。キャラクターのビジュアルや詳細は、順次公式サイトにてアップされる。本作品は「P.A.WORKS」15周年記念アニメとして制作されるメカアクションで、2016年4月7日からTOKYO MX、BS11ほかにて放送を開始。今までも『DARKER THAN BLACK』シリーズや『七つの大罪』といった作品で監督を務めた岡村天斎と「P.A.WORKS」がタッグを組むことや、OPテーマをGLAY、EDテーマを沖縄出身のアニソンシンガーMICHIが担当することなど、さまざまな情報が発表されている。○『クロムクロ』スタッフ(C)クロムクロ製作委員会
2016年03月07日9月に公開になるマーベルの新作『アントマン』の日本語版キャストが発表になり、主人公スコット・ラングを木内秀信が、スコットを指導する女性ホープを内田有紀が、スコットの友人ルイスをブラックマヨネーズの小杉竜一が演じることが発表になった。その他の写真主人公を演じる木内は、『テニスの王子様』の忍足侑士役や、『HUNTER×HUNTER』のフランクリン役などで知られる人気声優。内田と小杉は実写映画のアフレコは初となる。「アフレコのお仕事には以前から憧れていたので、すごくうれしい」という内田は「監督からは、演じる女優の芝居を理解して、彼女に呼吸を合わせるように、とアフレコのアドバイスをもらい、何度も練習しました。次第に彼女の呼吸と合うようになると、とても楽しくなってきました。自分の顔や体を使って表現できない分、普段の演技と、声だけのアフレコの演技は全然違いました」とコメント。小杉は「ルイスは弾丸トークなんですが自分も普段は早口なので、問題ないかなと思って挑みましたが、いざやってみると、すごく難しかった。小杉ではなく、ルイスがしゃべっているように自然な感じを出すのが本当に難しかった」と振り返った。本作は、仕事もうまくいかず、養育費を払えないせいで、愛する娘に会うことすらできない冴えない男スコット・ラングが、体長がわずか1.5センチになるという特殊スーツを着る仕事を引き受けたことから、壮絶な戦いに身を投じる姿を描いた超大作。『アントマン』9月19日(土) ロードショー
2015年07月22日マーベルの最新作であり、わずか1.5cmという、映画史上“最小”のスーパーヒーローを描く『アントマン』。この度、日本語版豪華吹き替えキャストに女優・内田有紀とお笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の小杉竜一が抜擢されたことが明らかになった。仕事も人間関係も空回りばかりの、スコット・ラング(ポール・ラッド)は、仕事をクビになり、別れた妻と暮らす最愛の娘の良き父親でありたいと願うのに、養育費を払えず、娘と会うことすら禁じられてしまう。そんな絶体絶命の彼が、謎の男ハンク・ピムは(マイケル・ダグラス)からオファーされた唯一の“仕事”…それは、体長わずか1.5cmになれる驚異の“スーツ”を着用し、未知なる潜在能力を持つ“アントマン”となることだった――。今回日本語版吹き替えを務めることになった内田さんはアントマンを厳しく指導し、一緒に戦う強さと美しさを兼ね備えた女性・ホープ役。そして、仕事も家庭も失った主人公スコットを支える友人で、楽観的で情熱的な“いいやつ”ルイス役に小杉さんが抜擢。また主人公のアントマンを声優の木内秀信さんが演じことも決定している。アフレコ初挑戦という内田さんは「アフレコのお仕事には以前から憧れていたので、すごくうれしいです!何度も練習しました。次第に彼女の呼吸と合うようになると、とても楽しくなってきました。自分の顔や体を使って表現できない分、普段の演技と、声だけのアフレコの演技は全然違いました」とアフレコの難しさを痛感しながらも楽しんだ様子。小杉さんも「実写映画のアフレコは初めてです。アニメのゲスト声優はやったことがありましたが、チョイ役でしたし、叫ぶだけでセリフもなかった。この仕事の依頼を頂いたときはとてもうれしかったです」とコメント。役柄についても「“太った明るい人”の役と聞いて、自分にぴったりだと思いました!ルイスは弾丸トークなんですが自分も普段は早口なので、問題ないかなと思って挑みましたが、いざやってみると、すごく難しかった。小杉ではなく、ルイスがしゃべっているように自然な感じを出すのが本当に難しかった。時には、面白くしようとしすぎて、監督から『ちょっとやりすぎです』と止められることもありました(笑)」と語った。『アントマン』は9月19日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月22日女優の内田有紀とお笑いコンビ・ブラックマヨネーズの小杉竜一が、身長わずか1.5cmのヒーローが主人公の映画『アントマン』(9月19日公開)で日本語吹き替え声優を務めることがこのほど、明らかになった。内田が演じるのは、アントマンを厳しく指導し、一緒に闘うクールでタフな女性ホープ(エヴァンジェリン・リリー)。声優初挑戦の内田は「アフレコのお仕事には以前から憧れていたので、すごくうれしいです!」と喜び、「監督からは、演じる女優の芝居を理解して、彼女に呼吸を合わせるようにとアドバイスをもらい、何度も練習しました」と明かす。そして、「次第に彼女の呼吸と合うようになると、とても楽しくなってきました。自分の顔や体を使って表現できない分、普段の演技と、声だけのアフレコの演技は全然違いました」と振り返る。実写映画の吹き替え初挑戦の小杉は、主人公スコット(ポール・ラッド)を支える親友で、仲間思いで人懐っこいルイスの声を担当。アニメのゲスト声優は経験しているが、叫ぶだけでセリフのない役だったため、「とてもうれしかったです」と今回の抜擢を喜び、「"太った明るい人"の役と聞いて、自分にぴったりだと思いました!」と語る。そして、弾丸トークのルイスについて「自分も普段は早口なので、問題ないかなと思って挑みましたが、いざやってみると、すごく難しかった」と言い、「時には、面白くしようとしすぎて、監督から『ちょっとやりすぎです』と止められることもありました(笑)」と告白。また、自分が1.5cmのアントマンになったら、「吉田の顔を歩いてみたい」と相方をいじり、「山岳地帯みたいなのかな、お月様みたいなのかな、と興味深いですね(笑)」とコメントしている。本作の主人公は、仕事も家族も失った崖っぷち男スコット・ラング。別れた妻と暮らす娘の良き父親でありたいと願うが、養育費が払えないせいで娘と会うことすら禁じられてしまう。そんなスコットは、謎の男ハンク・ピムにスカウトされ、身長わずか1.5cmになれるスーツを着て最小ヒーロー"アントマン"になることを決意。アリサイズになった男は、人生をやり直すセカンド・チャンスをかけた戦いに挑む。なお、アントマンの声は声優の木内秀信が担当する。(C)Marvel 2015
2015年07月22日