2022年6月3日、元テレビ静岡のアナウンサーであり、現在はフリーで活躍している伊藤弘美アナウンサーが、第2子の妊娠を発表しました。2018年に結婚し、2021年に第1子である男児を出産した伊藤アナ。Instagramアカウントで、自身の体調と第2子についてこのように明かしています。現在安定期に入り、おかげさまで母子ともに順調な経過です。出産は秋を予定しております。皆さまには引き続き温かく見守っていただけましたら幸いです。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。いつもありがとうございます。hiromi_ito831ーより引用 この投稿をInstagramで見る 伊藤弘美(@hiromi_ito831)がシェアした投稿 あふれんばかりの幸せが伝わってくる投稿に、ファンからは多くの祝福の声と『いいね』が寄せられました。ファンからは「以前テレビで見た時に、伊藤さんがとても優しい表情をしていたので『いいことがあったのかな?』と思っていました!」という声も。多くの人が、伊藤さんのアナウンサーとしての活躍だけでなく、1人の親としての活躍も祈っているようです![文・構成/grape編集部]
2022年06月03日フリーアナウンサーの伊藤弘美(29)が2日、自身のインスタグラムを更新し、1日に結婚したことを報告した。伊藤弘美アナ伊藤アナは「みなさまへ日頃は大変お世話になり、誠にありがとうございます」と書き出し、「私事で大変恐縮ではございますが、このたび4月1日に私、伊藤弘美は結婚いたしましたことをご報告させていただきます」と結婚を報告。「結婚後も引き続き感謝の気持ちを忘れず、お仕事に励む所存です」と仕事は続けるとのことで、「まだまだ未熟な私ではございますが、皆さまに成長した姿をお見せできるようにより一層努力して参ります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます」と決意を新たにした。伊藤アナは、3月末で終了したフジテレビ系『めざましテレビアクア』で、火・水曜のメインキャスターを担当。4月からは同局系『めざましテレビ』のフィールドキャスターを務めている。
2018年04月02日気分転換に美術館!というと、知的でカッコイイ響きがします。しかし実際に芸術作品を目の前にして、作品とどう向き合えばいいのかわからない……という人もいるのでは?一体どんな見方をすれば芸術作品を楽しめるのでしょうか。清泉女子大学文学部文化史学科講師の木川弘美先生にお話を伺いました。■作品の背景を知って物語を観る――芸術作品を感覚で「いい!」と思う以外に、どのような見方がありますか?木川先生「作品が制作された時代や、その国における政治や文化などの背景を知ることで作品を見る方法があります。例えば、ヨーロッパで生まれた作品を例に見てみましょう。ほとんどの絵は、宗教に関連したテーマや物語が描かれています。何も知らなくてもマリアと幼児イエスが描かれていれば『聖母子像だ』、十字架を背負っている男性がいれば『イエスだ』、ということは分かるでしょう。しかしそれ以外の絵は、何を意味しているのかさっぱり分からないということが多いのではないでしょうか。作品の背景を理解するには、絵の題材となっている聖書やギリシア・ローマ神話を読むことが役立ちます。『聖書』、『ギリシャ神話』というと難しく聞こえますが、読んでみると意外と親しみが持てる内容で面白いものです。特に旧約聖書の創世記や、新約聖書冒頭の4つの福音書を読んでおくと、作品の背景にどんな物語があるのかを知ることができるのでお薦めです」――それでは風景画や人物が描かれている絵画については、どのような解釈ができますか?木川先生「例えば17世紀のオランダ絵画で少女が読んでいる手紙は、ラブレターであったと考えられています。このように描かれているものの動作やしぐさが象徴するものを読み取ることで、作品を理解する方法もあります。図像学を扱った本を見ながら作品を解釈するのもいいかもしれません」――絵の横に書かれているキャプションや解説書を読むことも重要でしょうか?木川先生「もちろんそれである程度のことは理解できます。ただし注意したいのは、その解釈が本当に正しいとは限らないということです。あまり解釈にこだわりすぎると、美術館へ行っても、その作品が持つ本来の力を感じることなく、解説だけ追っているということになりかねません。むしろ事前の知識や先入観がない方が、研究者とは異なる斬新な視点で作品を見ることができる場合もあるので、固定概念を持ち過ぎないほうがいいですね。個人的には率直な感想を参考にしたいので、美術館で人の会話に耳をそばだてているくらいですよ」■鑑賞とは、自分の内面と向き合うこと――規模が大きい美術館には、ぼう大な数の作品があります。美術の知識がない人はどうしたらいいのでしょうか?木川先生「芸術の本質とは知識を持って答えを探すことではなく、人の心を動かすことだと思います。この作品の意味は絶対に「こうだ」という決まりはありません。例えば、日本でも根強い人気のある印象派ですが、最初はアバンギャルドな芸術として批判されていました。モネもルノワールも、当時は軽べつする意味で「印象派」という呼ばれ方をされたのです。ところが、今では、モネもルノワールも美術作品の定番として認識されています。このように芸術作品も時代によって評価が変化することがあり、今現在高額で取引されるような人気作家の作品も、100年後どのように扱われるのかわからないのです。ですから『いい作品だ!』と心が動かされたとき、なぜ自分はこの作品がいいと思ったのか、どんなところに魅せられたのか、考えてみてください。『好き』なのには理由があります。しかし、普段の生活で断片的に生じる『好き』という感情は、感覚だけで終わってしまいがちです。『なぜ自分はこれが好きなのか』と自分に問いかけることで、自分の内面とじっくり向き合う機会にもなります。嫌いだと思う作品も漠然と拒絶するだけでなく、何が気に入らないのか、批評家になったつもりで自分の心に問いかけてみてください。理由を考えることが、芸術を理解する第一歩でもあるのです」――絵の前に立っても、何も感じないという人はどうしたらよいのでしょうか?木川先生「そういう方には、イベント性の強い展覧会をお勧めします。例えば今年は横浜でトリエンナーレが行われ、世界中から現代アートが集まります。現代アートというとますます理解しがたいのでは、と思われるかもしれませんが、同じ時代に生きている作家の作品は、実は一番身近なものなのです。生きている時代が近いからこそ、メッセージが伝わりやすいのです。変わった作品も多いですが、なぜこういうものを作りたくなるのか、実験的な作品の中から自分の好みを探していくのがオススメです。ちなみに、現代の作家なら、実際に個人で購入することも夢ではありません」――先生がお勧めする美術館の楽しみ方は?木川先生「お気に入りの作品が常設されている美術館を探すことです。海外の美術館から作品が来る特別展は、わずかな期間しか開催されません。そのため大混雑の展示場へ行くと人に酔ってしまい、ゆっくりと作品を吟味する時間もなく終わってしまうことがあります。しかし、皆さんの生活圏にある美術館にお気に入りが所蔵されていたり、常に展示されていたりすれば、何度でも見に行くことができます。疲れたときにその作品を見に行くことで安らぎを得られるような、息抜きできる美術館が見つかるといいですね。繰り返し同じ作品を鑑賞することで、新たな発見をすることもありますよ」――この作品は好き、これは嫌い、など、作品に対する感情が変わることがあります。木川先生「良い作品も、嫌いな作品も、鑑賞にあたっては『今のわたしにとって』と思うことが大切だと思います。作品に対する思いは常に変化するものだからです。以前好きだったものが嫌いになったり、あまり興味がなかったものに強く引かれたり……。自分自身の環境や心情によって、好みが変わることはよくあります。ですから作品を『好き』、『嫌い』と決め付けたり、この作品はこういう意味だ、と結論付けたりせずに、作品に対する自分の感情に余裕を持たせておくことが大切だと思います」このような方法で芸術作品と向きあっていけば、自分が好きなジャンルではよりいっそうと、また、それ以外の作品にも興味がわいてきて、芸術を楽しむ心が養われていくように思います。あわただしい毎日を送っているからこそ、静かな美術館でお気に入りの作品に接し、自分と向きあう時間をつくりたいものです。(蘭景×ユンブル)【関連リンク】【コラム】多様な作品が満載!「万華鏡の視覚」展へ行ってきた【コラム】妄想で工作する時代!?工作美女乙幡啓子さんに聞く【コラム】蛍光灯を演奏するアート、「オプトロン」とは何か?
2011年07月09日