俳優の木村拓哉が出演する日本マクドナルドの新CM「スパビー&スパチキ『木村氏、同僚と』篇」が、6日より全国で放送される(一部地域を除く)。今作では、木村の同僚役として大森南朋も出演している。マクドナルドでは、「ちょいマック」の200円バーガーの新商品「スパビー(スパイシービーフバーガー)」を新レギュラー商品として、7月7日より全国のマクドナルド店舗にて販売。また、「スパビー」の登場と合わせて、「スパチキ(スパイシーチキンバーガー)」もさらに“旨辛”にパワーアップし、リニューアルする。「マック、みっっけ。」シリーズ最新作となる新CM「スパビー&スパチキ『木村氏、同僚と』篇」では、木村演じるビジネスマンと同僚役の大森南朋が、社内の不穏な動きを察知し、シリアスな面持ちで会話している最中に、「場所(と気分)を変えよう」と向かったマクドナルドで、気持ちが満たされて笑顔になっていく様子を描いた。窓の外に高層ビル群を望む大きな会議室が今作のロケ現場。「常務が進めている例のプロジェクト、どう思う?」という木村のセリフからスタートする一連の流れは、巨大企業の中でうごめく不穏な空気を感じさせる社会派ドラマ然としたストーリー。「場所を変えよう」と木村が大森を社外へ連れ出すところで監督から「カット!」の声がかかりファーストテイクを終えると、そのあまりにシリアスな展開に、木村からも思わず「これ、マックのCMじゃないよ!(笑)」という声が上がった。2人の会話のやりとりで、「スパビー」と「スパチキ」のスパイシーな旨さを表現する今作。大森の「・・・スパイ」と、続く木村の「シーッ!」で「スパイシー」となるのだが、シリアスな状況表現の効果を狙って、細かなカット割りと、精細なカメラアングル設定、監督からの微妙なセリフ回しのタイミング指示により、合計32テイク(テストを含めるとのべ35テイク)の「スパイ」「シーッ!」が撮影された。監督のこだわりの演出に真摯に応じる木村と大森が表現する迫真の「スパイ」「シーッ!」に注目だ。
2021年07月06日KinKi Kids・堂本光一の最新アルバム『PLAYFUL』が、8日発表の「オリコン週間アルバムランキング」で初週売上10.6万枚を売り上げ、1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間5月31日~6月6日)。ソロ名義作品でのアルバム1位獲得は4年1カ月ぶりで、前作『KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2』(2017年4月19日発売)に続き、2作連続通算5作目の1位となった。「Tik Tik Tik」、「V」など多彩な全13曲(「Loving You Slowly」は通常盤のみ収録)が収録された同作は、堂本が今考える、遊び心あふれる音楽・映像を詰め込んだエンターテイメント・アルバム。SQUARE ENIXとのコラボレーションにより、最新技術でCG化された堂本と実写の共演が実現した映像やジャケットも見どころとなっている。
2021年06月08日KinKi Kidsの堂本光一が24日、都内で行われた「堂本光一×SQUARE ENIX V Short Movie 完全版発表会」に出席した。6月2日に6年ぶり5枚目となるソロアルバム『PLAYFUL』をリリースする光一。同作では、ジャケットそして初回盤Aの特典映像であるV Short Movie(「V」読み方:ファイブ)を、「ファイナルファンタジー」シリーズなどを手がけるSQUARE ENIXとタッグを組み制作した。「ファイナルファンタジー」シリーズの大ファンだという光一は、SQUARE ENIXとのコラボに「盛大な職権乱用」と大喜び。「小さい頃から『ファイナルファンタジー』シリーズをずっとやってきて、その中でも『ファイナルファンタジー11』は廃人のようにやっていた。7年くらいやっていて、(総プレイ日数は)900日間。7年間のうち3年間はずっとゲームをやっていたというくらい好きだった」と明かした。さらに、「ゲームの中でスキルを上げていく。自分は食事を作るスキルをずっと上げていた。ゲームの中で食事を食べると命中率が上がる。ゲームの中で飯を食べているのにリアルで食わない。それくらいやっていました」と話し、そんな大好きなゲームを手がけるSQUARE ENIXの世界観に入ることに「緊張もしました。生半可な気持ちではできないと思いました」と打ち明けた。V Short Movieは、SQUARE ENIXの最新技術を用いることにより、実写とCG、2人の光一を楽しむことができる。2人の役は、王と影武者(狂王)。人間と物の怪との争いを圧巻のCG技術で描くハイスピード剣劇となっている。光一は「これ俺撮ったかな、これCGだっけなとか、自分でも区別つかない。それくらいすごい」と映像に感嘆。主演ミュージカルを思わせるフライングや階段落ちのシーンも登場するが、「CGでいいんじゃないかと。痛い思いしなくていいんですもん」と笑った。そして、「子供の頃から好きだった世界観に自分が入っていけるのはありがたかった。それをファンの方やゲームが好きな方…自分もゲーム俳人だったので、勝手ながら“同志”と思っているところがある。そういった方にも見ていただけたらうれしい」とメッセージ。「ここからいろんな展開になればいいなと。展開させないといけないなと思っています」とも話した。発表会には、映像を手がけたSQUARE ENIXの野末武志氏も出席。「舞台を拝見したときに、本当にすごい人だなと。歌いながら踊りながら殺陣もやって息が切れてない。この人はCGなんじゃないかと思った」と舞台での光一のパフォーマンスに衝撃を受けたようで、今回のV Short Movieについても「光一さんの存在感がすごいなと。映像になってもすごいなと思いました」と絶賛した。
2021年04月25日アイウエアブランド「Ray-Ban」(レイバン)が、歌手で俳優の木村拓哉とコラボレーション。かねてよりRay-Banを愛用していることで知られる木村とのタッグによる「RAY-BAN X TAKUYA KIMURA」は、Ray-Banとして日本初のコラボレーションとなる。このコラボレーションを記念するリミテッドエディションとして木村が選択したのは、自身の愛用スタイルであり、Ray-Banの原点であるアイコニックなモデル「アビエーター」。このリミテッドエディションは、日本の職人が手掛けるチタン製で、日本限定モデルとしてRay-Ban Store SHIBUYAおよび、Ray-Ban公式オンラインストアのみで200本の数量限定で、4月24日より販売される。木村は「今回、Ray-Banとのコラボレーションが形になってお届けできることに、とてもわくわくしています」とコメント。「僕にとってRay-Banとの出会いは、10代の頃に見た映画“トップガン”のトム・クルーズが掛けていたティアドロップ型のアビエーターで、その姿に憧れて以来ずっと愛用しています。初のコラボレーションには思い入れのあるアビエーターを指名して、日本製のチタンフレームとレンズのカラーを選びました。紫外線に反応するライトカラーの調光レンズなので室内でも屋外でもいろんな場面で、スタイルを表現するファッションアイテムとして使ってもらいたいです」と語っている。「RAY-BAN X TAKUYA KIMURA」のキャンペーンは、Ray-Banのスピリットを表現するグローバルキャンペーンコンセプト“YOU’RE ON”に基づいて制作され、自分に正直にいられる瞬間、本当の自分らしさが現れる瞬間を切り取ったビジュアルが展開される。同キャンペーンの撮影は、日本を代表するフォトグラファーの操上和美氏が担当。木村氏の長年の友人でもある操上氏によって、木村氏らしさが現れる瞬間が引き出され、ありのままの表情、動きが写し出されている。Ray-Ban公式YouTubeチャンネルではキャンペーン動画が本日より公開されるほか、コラボレーション開発と撮影現場のメイキング動画がリミテッドエディションの発売前日4月23日21時(日本時間)より公開される。「RAY-BAN X TAKUYA KIMURA」チタン製アビエーターのリミテッドエディションは、4月24日より、Ray-Ban Store SHIBUYAおよび、Ray-Ban公式オンラインストアのみで販売される。■木村拓哉コメント全文――Ray-Banについて印象や思い出は?自分の中ではサングラスとレイバンはイコールで結びつくようなブランドで、自分が見てきた映画の登場人物や好きなミュージシャンなど、憧れていた人たちが掛けていたサングラスのブランドなので、必然的に自分も同じものを好きになっていたように思います。――「RAY-BAN x TAKUYA KIMURA」のコラボレーションで凝ったポイントは?まず自分が掛けたいもの、自分が欲しいものというのがひとつ。もうひとつは、目上の方の前でサングラスを掛けていると、日本の文化の中では失礼にあたるような感覚が少し気になっていて、掛けていても目の表情が相手に伝わる薄さにしてみました。――限定モデルのAviatorでこだわった点は?調光レンズという、UVをレンズが感じるとそれに反応して色が濃くなるレンズを使っています。室内でコミュニケーションを取る時にも掛けていられるし、そのまま外に出ても紫外線を感じ取ってレンズが濃くなり目を守ってくれる、願ったり叶ったりのものを作っていただきました。――映画などでサングラスをかっこいいと感じたシーンはありますか?僕が中学生くらいの時にレイバンのティアドロップのサングラスをアメリカの映画『トップガン』で掛けていたり、好きなハードロックのバンドメンバーがティアドロップのサングラスを掛けてCDやレコードのジャケットに写っていたり演奏している姿を見て、憧れを持っていました。
2021年04月14日KinKi Kids・堂本光一主演のミュージカル『Endless SHOCK -Eternal-』が12日、東京・帝国劇場で上演され、通算1800回公演を達成。公演後に行われた記者会見に、光一、上田竜也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、寺西拓人、高田翔、椿泰我、松井奏、石川直、前田美波里が出席した。2000年11月の初演『Millennium SHOCK』以来、光一が代役なしで全公演に出演。国内ミュージカル単独主演記録を更新し続け、前人未到のミュージカル単独主演1800回を迎えた。光一は「こうやって皆さんが祝ってくださるからこそ、『ちゃんとしなきゃいけないな』と改めて気が引き締まる思いです」と心境を告白。「1800回という数字は、支えてくださった皆さんが作ってくださった数字。その一つ一つの客席、一人ひとりの皆さんの思いをしっかり受け止めて、その思いに応えるべく努力していきたいと思いますので、これからも『SHOCK』という作品を愛していただければうれしいです。ぜひこれからもよろしくお願いします」とあいさつした。共演の上田も「去年20周年のときに何かお祝いが形としてできるかなと思っていた矢先、中止となってしまった。今年しっかりと1800回をお祝いすることができて、とてもうれしく思っています」と喜んだ。越岡は「カンパニーの中で最も節目をともに経験している男、越岡裕貴です。“節目本光一(ふしめもとこういち)”を身近で見てきた男」と自己紹介して笑いを誘い、「年齢と反比例して、すごい若返っているなといつも思う。この勢いで2000回いってほしいなという後輩の思いです。おめでとうざいます! 光一くん」とメッセージ。報道陣から「越岡くんが足を怪我したのもありましたよね」と言われると、「うるさいですね。引きずっているんですよ、僕も」とさらに笑わせ、光一は「そのときはマツ(松崎)が代わりに。何かあったときも経験のあるメンバーがやってくれるというのも『SHOCK』の歴史として素晴らしいものだなと。だからこそ自分も安心して演じられる」と話した。松崎は「1800回公演、一緒に携われていることをうれしく思います。光一さん、おめでとうございます! あと200足せば2000回ですから。『SHOCK』という作品は素晴らしいので、それに携われていて僕もうれしいですし、帝国劇場に立たせてもらっているのも当たり前ではない。来てくださるお客様のためにもパフォーマンスで恩返しを…」と饒舌トーク。越岡が「しゃべれる雰囲気出すなよ!」とツッコんだ。寺西は「僕は今年5年目。『SHOCK』の歴史に携わることができているのを幸せに感じながら、光一くんには体がしんどくてもずっとこの記録を伸ばし続けていただきたいなと後輩としては思います。本当におめでとうございます」とメッセージ。高田は「コロナ禍ということもありながらこういう日を迎えられたということが本当にすごいことだなと思いますし、これからも光一くんには健康でいてほしいです」と話した。松井は「僕は2000年生まれなので、『SHOCK』と同い年。僕が生まれたときに『SHOCK』を光一くんがやっていたと思うと、とんでもない長い時間だなと…」とコメント。光一が「あなたが生まれたときからこの景色を見ていたんです」と言うと、松井は「信じられないです。僕、ここまで大きくなりました!」と返し、光一は「僕よりよっぽど大きくなっちゃった」と笑った。そして、椿は「1800回というこのステージに一緒に立てているのが本当にうれしい。毎日かっこいいな光一くんと思いながら背中を追いかけさせてもらっている。これからもずっと追いかけていきたいです」と語った。また、前田は「1800回を迎えることができて素晴らしいなと思います。1人のエンターテイナーが1800回も演じて、演出して、この作品を進化させてきた。おめでとうございます」と称え、石川も「すさまじい数字だなと思います。公演の内容の濃さからすると、普通の公演から考えると3000回くらいやっている。濃い1800回、すさまじいなと思います」と感嘆。梅田も「1800回本当にすごいなと思いました。おめでとうございます」と祝福した。『Endless SHOCK -Eternal-』は2月4日から3月31日まで東京・帝国劇場にて上演。
2021年02月13日KinKi Kids・堂本光一主演のミュージカル『Endless SHOCK -Eternal-』が12日、東京・帝国劇場で上演され、通算1800回公演を達成。公演後に行われた記者会見で、光一が感謝の思いを語った。2000年11月の初演『Millennium SHOCK』以来、光一が代役なしで全公演に出演。国内ミュージカル単独主演記録を更新し続け、前人未到のミュージカル単独主演1800回を迎えた。光一は「こうやって皆さんが祝ってくださるからこそ、『ちゃんとしなきゃいけないな』と改めて気が引き締まる思いです」と心境を告白。「1800回という数字は、支えてくださった皆さんが作ってくださった数字。その一つ一つの客席、一人ひとりの皆さんの思いをしっかり受け止めて、その思いに応えるべく努力していきたいと思いますので、これからも『SHOCK』という作品を愛していただければうれしいです。ぜひこれからもよろしくお願いします」とあいさつした。初演当時21歳だった光一。「それなりに成長してきたかなと思う。逆に思うのは、21歳だった、ただの若造だった僕を、歴史ある帝劇という場所に立たせてくださった。ジャニーさんがいて、東宝の関係者の方々、皆さんが後押ししてくださったことがすごいことだなと思います」としみじみ。「きっと何があったとしても、ジャニーさんがフォローしてくれたと思う。だからこそ自分が立てた」とジャニー喜多川さんへの感謝を述べ、「クレジット的にもともとジャニーさんがいた場所に自分が入ったりする。そうすると責任が全部自分に降りかかってきますから、これだけの責任や重圧をジャニーさんはずっと背負ってきてくれていたんだなと改めて感じます」と語った。1800回公演を達成し、ジャニーさんはどんな言葉をかけると思うか聞かれると、「YOUにカレーうどん食べさせようと思ったんだけど、『しなの路』なくなっちゃったんだよ」とジャニーさんのモノマネを披露して笑いを誘い、帝国劇場が入るビルにあった「帝劇 しなの路」に言及。「お世話になったうどん屋さん。作品とは関係ないかもしれないですけど、たくさんつながりがあって。そういった意味でも歴史を感じる」と述べた。この日、お祝いとしてバラ180本が贈られた光一。「すごく重みを感じました。バラって1本だと軽い。だけど180本そろうとこんなにも重みがある。じゃあ公演1800回ってどんな重みなんだろうって考えちゃいましたね。1日1回帝劇でやっていると5年分。おそろしいですね」と重みを実感し、「きっかけをくれたジャニーさん、東宝さん、ずっと支えてくださったスタッフの皆さんや共演者、何よりお客様、毎回のように来てくださる取材陣の皆さん、すべての方に感謝しかないですね」と語った。「今日はバラ風呂に?」と言われると、「入ろっかな!」と前向き。「これから入ります。帝劇の楽屋のお風呂でバラ風呂しますね」と予告し、インスタグラムへのアップをリクエストされると「インスタにあげます」と返した。会見には、上田竜也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、寺西拓人、高田翔、椿泰我、松井奏、石川直、前田美波里も出席した。なお、『Endless SHOCK -Eternal-』は2月4日から3月31日まで東京・帝国劇場にて上演。
2021年02月13日現在上演中の『Endless SHOCK-Eternal-』で、約1年ぶりに帝国劇場の舞台に立った堂本光一(42)。本編の3年後を描いたスピンオフで、コロナ対策のガイドラインを遵守しながらも、『SHOCK』シリーズの魅力がぎゅっとつまった作品に仕上がっている。しかし、ひと足先に華麗なパフォーマンスを披露したゲネプロでは、ダンス中に光一のズボンが裂けてしまうという珍事件が!終演後の挨拶で「実はいま体重が60キロくらいあって、最大に重いんですよ。だからズボンも裂けたんでしょうね……。すみません(笑)」と明かし、取材陣の笑いを誘った。「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月12日歌舞伎俳優の市川猿之助主演のPARCO劇場オープニング・シリーズ 『藪原検校』が10日に初日を迎える。同作は話題作を送り出してきたPARCO劇場(西武劇場)の「西武劇場オープニング記念・井上ひさしシリーズ」として1973年に初演を迎え、今回新生PARCO劇場のオープニング・シリーズの一作として上演される。とある按摩・盲太夫が語る、稀代の悪党の一代記で、江戸時代の中頃、松島・塩釜の漁港に生まれた一人の盲目の男児・杉の市(猿之助)が、父ゆずりの曲がった性根と母ゆずりの醜さで殺しと欲にまみれた栄華への道を上り始める。これまで木村光一、蜷川幸雄、栗山民也といった演劇界の巨匠たちが演出してきた本作を、気鋭の若手演出家・杉原邦生が手掛け、劇中歌もすべて刷新し、猿之助をはじめとする豪華キャスト陣と共に、新生PARCO劇場で新たに蘇らせる。猿之助、三宅健、松雪泰子、川平慈英、高橋洋、佐藤誓、宮地雅子、松永玲子、みのすけらが出演している。今回は初日に先駆けてゲネプロを行い、その際の舞台写真と、出演者代表からのコメントが到着した。○市川猿之助 コメント新しいPARCO劇場での藪原検校ということですが、この情勢の中なんとか初日を迎えられるようなので、あとはひたすら、無事に千秋楽を迎えられることをいまはただただ祈るばかりです。東京はもちろん、地方にも行きますので、最後はみんなで手を取り合って笑って、いい公演ができたねといえる芝居になることを祈っております。念には念を入れて、準備万端で、その場その場で燃えていきたいです。健ちゃん(三宅健)には遊んでもらって、みなさんにも楽しくしていただいて、稽古も楽しく一か月乗り切れました(笑)。井上(ひさし)さんは稀代の悪人を描いてはいますが、必ずしも生まれたときからの悪ではないんです。悪人でも赤ちゃんの時の笑顔はあっただろうし、家庭環境もあっただろうし、悪人の様々な面を描いています。今回のラストは杉原くんなりの解釈で、杉の市の悲しさがでていると思います。スタッフさんも、照明さんもスーパー歌舞伎のときと一緒で、ツーカーの仲なので杉原くんがやりたいことの飲み込みが早く、みんなが同じ方向を向いていて、とてもやりやすかったです。いろんなジャンルの俳優が、異種格闘技のような、舞台の上での演技のいい意味での戦い、それが良いほうに化学反応を起こして、従来の藪原検校をご覧になった方々には驚きだろうし、初めて観るかたにも驚きだろうと思います。この時代にしかできない、杉原邦生が、やりたいことを我々を使ってやった芝居ですので、若さと若いアイデアにあふれた古典作品と言っていいこの『藪原検校』を隅から隅まで味わい尽くしていただきたいです。○三宅健 コメント猿之助さんとの共演は本当に楽しいです。今は猫を被っていますが、チャーミングな方で毎日毎日笑顔が絶えない現場です。健ちゃん、猿ちゃんと呼び合い、健猿の仲です(笑)。僕が小学4年生なら、猿之助さんは小学2年生です。歌舞伎の技術、技がふんだんにこの舞台に活かされていて、そういった意味でも、これまで上演されてきた『藪原検校』とは違うと思いますし、渋谷の街と猿之助さんの技と、いろんなものが融合して、まったく新しいものが渋谷で生まれるんだなと感じています。猿之助さんのファンの方々も楽しくて楽しくて仕方がないのではないかと、そして観に来てくださった皆さんが猿之助さんの虜になって帰っていくんだろうなと思います。手放しでぜひ観に来てくださいといえる状況ではないですが、僕たちは粛々と芝居をやっていくしかありません。キャスト、スタッフはじめ、観に来てくださる方々も感染対策をしっかりしていらっしゃると思いますので、千秋楽の日まで無事に終えられるように努めたいと思います。○松雪泰子 コメント三宅さんもおっしゃったように、皆さん同じ気持ちだと思いますが、最後まで無事に千穐楽まで完走できることを祈っております。今回のカンパニーならではの『藪原検校』になっていると思います。今回は杉の市の愛人ということで、精いっぱい杉の市に絡みついていきたいと思っております。稽古場で生まれ積み上げてきたものを信じて演じていきたいです。約20年ぶりに三宅さんとも共演させていただいて、映像と舞台の現場では環境も全然違いますから、稽古場では三宅さんの新たな魅力をたくさん拝見しながら、お稽古をしておりました。三宅さんの魅力はぜひ作品を観ていただければ感じていただけると思います。○川平慈英 コメント演出の杉原さんが大変エキセントリックで、猿之助さんバージョンの今作はポップな『藪原検校』です。僕は語り部なので一回舞台に上がったら一秒たりともはけない。役者になってはじめてくらいのセリフ量の多さで、今さらながら何で引き受けたんだろうと……(笑)。すごくチャレンジングなお仕事をいただいて感謝しています。僕は歌舞伎のカルチャーと舞台の上で組ませてもらうのは初めてなので、お稽古場では本当に目からうろこなことばかりでした。すごくセンセーショナルで稽古が楽しかったです。これをこうやってやるんだ!と発見が多く、すごく勉強になり、いろんなアイデアをいただけました。このご時勢、エンターテイメントを観に来るのは本当に難しいと思います。コロナ渦で、なかなか人に優しくなれない、寛容になれない毎日だと思いますが、観に来てくださったお客様には楽しんで、笑顔になって、寛容になれるような作品になっていると思います。この素敵なメンバーで完走できたら、こんな幸せなことはないです。○杉原邦生(演出) コメント約1年前のラインナップ発表会見で舞台に立った時には、考えもしなかった社会状況になっているなと、いま改めて感じています。今回は素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんが、僕のアイデアの種を稽古場でふくらませ、育ててくれて、現代の人に伝わる『藪原検校』になっていると思います。稽古中も稽古が終わってからも、猿之助さんにLINEでここはこうしようかとか、こうしたらいいんじゃないかとアイデアをいただいて、僕のほうで噛み砕いて演出に反映させた場面もありますし、猿之助さんが歌舞伎の演出を丸ごと持ち込んでいるような演技をなさっているところもあります。歌舞伎俳優の猿之助さんが主演で、周りにいろんな出自の俳優さんがいて、作品の芯に井上ひさしさんの本がある世界観で、いいバランスですべてが融合しているなと感じながら稽古をしていました。そして、劇場に来て、実際に舞台美術が立って、いい意味で我ながらこれは「やっちまったな」という気がしています。井上ひさしさんは地方と都市をテーマにずっと作品を描いてきた方で、今作も杉の市が東北から江戸に出てきて成りあがっていく話です。都市の象徴である渋谷の街の一角で上演したらおもしろいのではないかというアイデアから、このような現代的なセットになっていて、でも衣裳は江戸中期のもので、普通では融合しない二つが皆さんの力で融合しています。今までにない『藪原検校』だし、井上ひさしさんの作品がこんなふうになるとはだれも想像しなかった世界観になっているので、いろんな批判も出てくるのではとドキドキしていますが、ぜひ楽しんでいただきたいです。
2021年02月10日堂本光一が作・構成・演出・主演を務めるミュージカル『Endless SHOCK』が映画館で上映されている。コロナ禍による昨年2月の帝国劇場での公演中止後、無観客の劇場に16台ものカメラ、さらにはドローンも使用し撮影された。改めて堂本に本作への思いを聞いた。「突然、自分たちの武器を奪われたような気持ちでした」。堂本は、昨年の2月26日の公演を最後に、以降の『Endless SHOCK』上演中止が決まった時の心情をそう表現する。「落差が激しかったです。(普段のように)千秋楽を迎えてやり切った達成感の中で終わったとしても“ロス”感はありますけど、達成感も感じられずに急に奪われてしまったわけですから…」それでも堂本は、下を向くことなく、本作のテーマでもある“SHOW MUST GO ON”の精神で駆け続けた。帝国劇場での無観客での撮影を行なうと、さらに感染対策を施しつつ、限られた舞台装置での演出方法を模索し、各登場人物の物語を深く掘り下げていくという形で、『Endless SHOCK』のスピンオフ版となる『Endless SHOCK -Eternal-』を考案。9月から10月にかけて、大阪・梅田芸術劇場での公演を成功させた。このスピンオフ版『Eternal』は映画と並行して2月4日より帝国劇場で上演されている。「スピンオフも、コロナ禍がなかったら作ろうと思ってもなかったもの。自分としては『こういう状況だから、もうしょうがないよね…』とか『こういう状況だからこうなっちゃった』というのはすごく嫌で、こんな状況だからこそ生まれるもの、生むものがあるだろうと思いつつ、やっています」故・ジャニー喜多川が作・演出・構成、堂本が主演を務め、ショウビジネスの世界に生きる若者たちの姿を描いたミュージカル『MILLENNIUM SHOCK』が初めて上演されたのは2000年。変遷を経て2005年からは、堂本が演出、脚本にも携わり『Endless SHOCK』として上演を続けてきた。“演出家・堂本光一”の強みを尋ねると「やっぱり、ジャニーさんに育ててもらったということじゃないかと思います」と師の存在の大きさを口にしつつ「でも…」と続ける。「どこかでジャニーさんを反面教師にしている部分もあると思います。いや、そう言っちゃうと偉そうですけど…(笑)。反面教師という部分を持ちつつ、でもやはりジャニーさんをリスペクトしていて、『一生あの人を超えることはできないんだろうなぁ』という思いも持っています」そんな、愛弟子なりの強い思いは、演出を引き継いだ2005年当初から現在に至るまで、作品の中に随所に散りばめられている。クライマックスで堂本が披露する「夜の海」というナンバーもそのひとつ。既にトーク番組などでも語られている、ファンの間では知られたエピソードだが、堂本が自身の作曲による同曲の使用を決めた当初、ジャニー氏は曲調の暗さゆえに大反対したという。それでも堂本は自身の思いを曲げることなくこの曲を起用。もちろん、今回の映画でも堂本の熱唱を見ることができる。そこまで反対されても、折れなかったのはなぜなのか?「なんででしょうねぇ…? 当時は25か26歳かな? 根拠のない自信ですね(笑)。『なぜ?』とかじゃなく、直感です。ジャニーさんが嫌がるのはわかってました。基本的に暗いのはあまり好きじゃないんですよね、根っこが日本じゃないので(※ジャニー氏の生まれは米ロサンゼルス)。でも日本人って案外、暗いのが好きじゃないですか。僕も根っこが暗いんです(笑)。曲自体も直感で作ったんですよね。ありふれた言い方で恥ずかしいんですけど、『降りてきた』という感覚で作ったんですよ。時には、自分を信じて突き進んだ方がいい――そんな感覚でした」20年にわたって積み上げてきた確かな経験と直感を糧に、作品も、堂本自身もタイトルさながら終わりなき進化を続けていく。『Endless SHOCK』公開中取材・文:黒豆直樹
2021年02月05日KinKi Kidsの堂本光一が作・構成・演出・主演・監督を務める『Endless SHOCK』スクリーン版(2月1日〜18日)が現在全国で上映されている。同作はジャニー喜多川作・構成・演出、堂本主演のミュージカル『MILLENNIUM SHOCK』として2000年に開幕したシリーズで、2005年より堂本自身が脚本や演出にも参加し、内容を刷新しながら上演している。ニューヨーク・ブロードウェイを舞台に、ショーへの信念を持ち続けるコウイチ(堂本光一)とカンパニーの姿を描き、主演の堂本のほか、上田竜也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、石川直、寺西拓人、高田翔、椿泰我、松井奏、前田美波里が出演する。開幕時よりチケット全日程即日完売を続け、日本演劇界におけるミュージカル単独主演記録1位を更新していた同作だが、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年の上演は2月26日をもって公演中断を余儀なくされ、ニューノーマルな状況下で新たな『SHOCK』を構想していた堂本は、9・10月に梅田芸術劇場にて『Endless SHOCK』の3年後の世界を描いたスピンオフ作品『Endless SHOCK -Eternal-』の初上演を成功させ、7月には『SHOCK』シリーズを20年にわたって牽引してきた功績で堂本が第四十五回菊田一夫 演劇大賞を受賞した。『Endless SHOCK-Eternal-』は本年の2月4日から帝国劇場でも上演され、映画では本編、舞台ではスピンオフを楽しめるという新しい試みとなっている。今回は映画『Endless SHOCK』で作・構成・演出・主演・監督を務めた堂本にインタビュー。新たな試みについての意図や、コロナ禍でエンターテインメントを届けることについての思いなどの話を聞いた。○■てピンチから生まれてくることも多い——今回『Endless SHOCK』を映画館で上映しようと思ったきっかけをお聞かせください。去年大阪で公演をやっている時に、来年帝国劇場でまた2~3月の公演があるけど、本編をやることはできないだろうなと思ってて。大阪公演は『Endless SHOCK -Eternal-』という感染対策を施した公演をやってたんですけど、本編はできないだろうなと思っていました。何かもう一つ面白いことができないかなと考えた時に、『Endless SHOCK -Eternal-』はスピンオフなので、本編をご覧になってない方がどうやって楽しめるかなという時に、同じ時期に映画館で上映していただくと、相互に楽しめるかなと思ったのがきかっけですね。——『SHOCK』で「Show must go on」というテーマを体現されてきた堂本さんにとって、昨年の上演の中断や、『Endless SHOCK -Eternal-』の上演などこの1年の歩みを振り返り、改めて感じたこと、気づいたことなどはありましたか?色々な打撃を受けたのはエンタメ業界だけではなく、世界中みんなが同じです。自分としては『Endless SHOCK -Eternal-』も、コロナがなかったら作ろうとも思っていなかったもの。「こういう状況だからこうなっちゃった」というのはすごく嫌で、この状況だからこそ生まれるものがあるだろうとやっている感覚です。アクセルばっかり踏んでても危ないので、周りをよく見て、その時の状況に対応しながら動いていく必要があると思います。——コロナ禍に見舞われた演劇界について、思うことはありましたか? たとえば自分が盛り上げていきたいという思いなどは?自分が盛り上げたいというよりは、やっぱり、今、何ができるかということを考えます。それはある意味、今までになかったことが生まれる瞬間だと思うんですよ。歴史を振り返ると、エンターテインメントでもダンスにしても、何にしたってピンチから生まれてくることも多いんだと思います。今まで考えもしなかったようなことが生まれるチャンスに変えていかないといけないよな、と。演劇に関して言えば、海外作品は契約上厳しいものがあるのかもしれないし、舞台も劇場へ足を運んでいただいてなんぼというものですが、特に配信という形は、コロナが収束しても残ってもいいコンテンツなんじゃないのかなと思ったりします。もちろん作品によるかもしれないし、それによって劇場に足を運ぶ人が少なくなるというご意見もあるでしょうけど、今だからこそ生まれたものが後々続いていったり、それがさらに進化して残っていったりということも、十分あり得ることだと思うので、自分としてはあまり後ろ向きにならず、今この状況をしっかり捉えていきたいなと思います。——そんな今、もしジャニーさんが生きていたら、どんな言葉をかけてほしいと感じますか?特にないので……ゆっくりお休みください、と思います(笑)。散々働いてきた人だし、誰よりも責任を負って生きてきた人なので、「もう、黙っててくれるかな?」と(笑)。——実際、何かご意見があるとは思いますか……?常々、俺に対しては褒める人じゃなかったので……良くても、「ああ、良かったよ!」(ものまねしながら)って言うだけ! 以上! 逆に光栄だ、みたいな(笑)。一時期は本当に「このコロナ禍で、ジャニーさんだったら、どうしていたかな」と思った時もありましたけど、逆に考えると、この世の中を見なかったのは、ジャニーさんにとって幸せなことだったかもしれないなと考えるようになりました。やっぱり、エンターテインメントが大好きな人だったので……今は、それが思い通りにならない形で進んでいくことの方が多いじゃないですか。本当にファンを大事にする人だったから、ライブを通してファンの皆が喜んでる姿が見られないというのが、ジャニーさんにとって1番つらいことだと思うんです。今、この世の中を見ずに天国にいったのは、ジャニーさんにとっては良かったことなんじゃないかという気持ちがあるからこそ、「静かに寝ててくれ」と思います(笑)。○■それぞれ感じる「○○ must go on」ができれば——普段は満員の中での公演ですが、今回無観客の帝劇で、16台のカメラとドローンを使っての撮影でした。普段とは違う環境だったと思いますが、その時の堂本さんや共演者の皆さんはどのような気持ちで挑まれたのでしょうか?2月26日で舞台がストップしたんです。撮影したのはその後でした。20周年だったので、このまま何事もなく終わるのかと思っていた時に、無観客であれば可能ではないかという話にもなったので、「何に使われるかわからんけども、映像を作っとこう」という方向になりました。あの時は皆、突然自分たちの武器を奪われるという気持ちだったんです。千秋楽を迎えて終わると、ロス感はあってもそれ以上に達成感も得られる。でも途中で終わると、急に奪われた感じになってしまう。演者にしてもスタッフの皆さんにしても「撮影するから来て」という強要はできないと思っていました。本当にお願いベースで撮影を行ったんですが、皆、むしろ喜んでやってくれました。ただ撮影に関しては、当時はコロナに関して今よりもさらにわからないことだらけだったので、時間の制約も厳しくて。本当はもっともっと別カットも撮っていきたかったんですけど、それは難しかったので、制約の中で皆が協力してくれたという思い出があります。——今回は監督としてもクレジットされていますが、編集で意識したことはありましたか?過去にBlu-rayを出した時は、編集するにあたって、いかに劇場で見ているかを意識していましたが、今回は1つの映像作品としてどう残そうかというのを意識しました。映像的に嘘をついてる部分も結構あるんですけど、それができるのがいいですよね。ただやっぱり映画館で上映するつもりで撮影していたわけではないので、心残りもたくさんあります。編集中も「あ~、別のカットないかなあ」と思っても、「ないなあ!」ということが多々ありました(笑)。——最後に、映画を待ち望んでいる人にメッセージをいただければ。映画館で上映されることで、今まで見てなかった方も気軽に観られる機会になるのかなとも思います。そもそもミュージカルというもの自体が、まだまだ世の中的には敷居が高くて、言ってみればいい値段ですし、「敷居の高い感じがなくなるといいよね」なんて、井上芳雄くんと話してたりもします。『SHOCK』本編で言えば、劇場の構造的にも東京・大阪・博多でしか上演は不可能なので、そういった意味では映画という形で、舞台を観に行くよりも値段は安く、敷居の高さを感じないで観にきていただけるのは、とても良いことです。このコロナ禍で、「映画館に行ってね」と言いにくいという感覚はありますが、同時期に帝国劇場ではスピンオフを上演していますので、今までご覧になったことがない方も、この映画を見て、ストーリーの先がどうなっているんだろうと気になってもらえたら嬉しいです。「Show must go on」という言葉はどんな時代にも当てはまるので、皆さんがそれぞれ感じる「○○ must go on」のようなものができて、伝わるものがあるといいなと思います。■堂本光一1979年1月1日生まれ、兵庫県出身。堂本剛とともにKinKi Kidsとして活動し、1997年にCDデビュー。主な出演作としてドラマ『銀狼怪奇ファイル ~2つの頭脳を持つ少年~』(96年)、『ハルモニア この愛の涯て』(98年)、『リモート』(02年)、舞台『SHOCK』シリーズ(00年~)、『ナイツ・テイル-騎士物語-』(18年~)など。ドラマ『リモート』(02年)にて第6回日刊スポーツ・ドラマグランプリ 助演男優賞、第35回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演男優賞、舞台『Endless SHOCK』にて第45回菊田一夫演劇賞 大賞(20年)を受賞している。
2021年02月04日堂本光一が演出、脚本、主演を務める人気ミュージカルを映画館で上映する『Endless SHOCK』が2月1日に公開を迎え、東京・日比谷の帝国劇場にて堂本をはじめ、共演の上田竜也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、前田美波里が舞台挨拶に登壇した。堂本主演、故・ジャニー喜多川の演出で2000年に『MILLENNIUM SHOCK』というタイトルで初演され、2005年からは堂本が脚本、演出にも携わり『Endless SHOCK』として上演されてきた人気ミュージカルで、ショウビジネスの世界に生きる若者たちの葛藤や覚悟を描き出す。昨年の緊急事態宣言を受け、無観客の帝国劇場に複数のカメラやドローンを運び込んで撮影された映像を堂本自ら編集して映画として公開することに。この日の舞台挨拶は全国の劇場に生中継されたが、堂本は「スクリーンの大画面に堪えられているか心配なので、手短かに…(苦笑)」と語りつつも、この状況下で劇場まで足を運んでくれた観客への感謝の思いを口にした。もともと、撮影された映像は「僕の老後の楽しみにしようかと…(笑)」と堂本が語るように、映画として上映するために撮られたものではなかった。この『Endless SHOCK』の3年後を描いたスピンオフ版『Endless SHOCK -Eternal-』が昨秋、大阪で上演され、この2月4日より帝国劇場でも上演されるが、そのスピンオフに合わせて本編も楽しめるようにと堂本が映画館での上映を提案し実現した。前田は堂本のこのアイディアを「光一くんは商売人!」と絶賛。上田は「(アイディアを)聞かされた時、すっげーおもしれぇな!と興奮しました。光一くんってジャニーさんの申し子。後ろにジャニーさんの発想力があって、普通じゃ思いつかない発想をしてくれる」と語る。梅田はこの上田の「ジャニーさんの申し子」という言葉に鋭く反応!現在、同劇場での4日からの『Eternal』に向けての稽古中だが「こないだ、稽古場で光一さんが『Youたち』ってさらっと言って、興奮しちゃいました!めっちゃジャニーさんみたいだなって」と明かしていた。『Endless SHOCK』は演出の都合上、帝国劇場、大阪の梅田・芸術劇場、福岡の博多座の3劇場でしか上演ができないとされているが、今回の映画上映で、全国のファンが本作を楽しむことが可能に。堂本は本作が掲げてきた「SHOW MUST GO ON」というテーマと現在のコロナ禍の状況を踏まえつつ「決して我々も、こういう状況下で『何があっても幕を開ける』という意味ではなく、つまづいたときに後ろを振り向いてみたり、そこから少しずつ歩き出す勇気――そっちのほうが大事なんじゃないかというメッセージがあると思う。今の世の中に重ね合わせてみていただけたら」と呼びかけた。取材・文・写真=黒豆直樹『Endless SHOCK』2月1日(月)から2週間限定全国ロードショー
2021年02月01日ミュージカル映画『Endless SHOCK』(2月1日公開)初日舞台挨拶が1日に東京・帝国劇場で行われ、堂本光一、上田⻯也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、前田美波里が登場した。同作はジャニー喜多川作・構成・演出、堂本光一主演『MILLENNIUM SHOCK』として2000年に開幕した『SHOCK』シリーズを、2005年より堂本自身が脚本や演出にも参加し、内容を刷新しながら上演しているミュージカル。ニューヨーク・ブロードウェイを舞台に、ショーへの信念を持ち続けるコウイチ(堂本光一)とカンパニーの姿を描く。主演の堂本のほか、上田竜也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、石川直、寺西拓人、高田翔、椿泰我、松井奏、前田美波里が出演する。朝から全国で上映されているが、堂本自身は「朝8時くらいに寝ましたよ。そういう生活なの、私! 舞台本番が始まったらちょっと人間らしくなってくる」と周囲を驚かせる。上田は今回の映画館上映を思いついた堂本について「光一さんって、ジャニーさんの申し子というか。後ろにジャニーさんの影があって、普通の人じゃ思いつかない発想をしてくれるので興奮しました」と絶賛。梅田が「こないだ稽古場でさらっと『YOU達さあ』と言ったんですよ。私、すっごい興奮して。『めっちゃジャニーさんみたいじゃない!?』と興奮しちゃった」と明かすと、光一は「とてもジャニーさんにはなれないですけどね」と苦笑していた。前田は「ステージがストップしてしまったけど、20周年の記念の公演。録画すると言うことは記念にトッと雲のだろうと思って『老後の楽しみにしよう』なんてことを言ってたんですよ。そしたら大阪で映画館上映をするという話を聞いたので、光一さんって商売人でもあるなという感じも持ちました」と振り返る。無観客でドローンも含めた16台のカメラを使用し、普段は見られないカットも満載となっているが、「ジャパネスクの殺陣のシーンは本当はもっとたくさん撮りたかったんですけど、何よりも俺の体力が持たなかった。あの衣装、着てるだけで疲れちゃうんですよ」と苦労も告白した。改めて同作について、堂本は「2005年からストーリーを変えてスタートしたんですが、何か今の時代へのメッセージも通ずる部分はあると思います。『Show must go on』は絶対に何があっても幕を開けるという意味ではなく、何か躓いた時でも振り向いてそこから歩き出す勇気が大事なんじゃないか、というメッセージがある。今という世の中に重ね合わせて受け取ってもらえたら」とメッセージを送る。映画館ではあるが「拍手はぜひしていただきたい。編集で一番難しかったんですよ。"拍手間"も想定して作ってる部分ってあるんですね。そこがないから、シーン……うわこの間どうしよう、切るに切られへんわ、まあええか」と編集時の様子を再現しつつ、「(野太い声で)『松崎〜!!』というの(応援)はやめて」と感染対策について触れた。2月4日からは帝国劇場で『Endless SHOCK -Eternal-』も上演される。堂本は「舞台では、映画の3年後を描いた世界を演じております。ストーリー的に悲しすぎるとも言われるけど……」と紹介すると、前田は「ちょっと悲しいです。でも絆というのは本当に出ています。全てをひっくるめて、素晴らしくいい作品になってると思います」と太鼓判。堂本は「あまり自分を褒めたりするの嫌なタイプなんですけど、『-Eternal-』は我ながら感染対策も施した上で、よくできたなって。たまには自分を褒めてあげようと思います」と自信を見せた。
2021年02月01日アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本光一が作・構成・演出・主演を務めるミュージカル『Endless SHOCK』映画館上映(2月1日公開)の、初日舞台挨拶ライブビューイング付上映が決定した。同作はジャニー喜多川作・構成・演出、堂本光一主演『MILLENNIUM SHOCK』として2000年に開幕した『SHOCK』シリーズを、2005年より堂本自身が脚本や演出にも参加し、内容を刷新しながら上演しているミュージカル。ニューヨーク・ブロードウェイを舞台に、ショーへの信念を持ち続けるコウイチ(堂本光一)とカンパニーの姿を描く。主演の堂本のほか、上田竜也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、石川直、寺西拓人、高田翔、椿泰我、松井奏、前田美波里が出演する。初日舞台挨拶には堂本光一をはじめ、堂本演じるコウイチのライバル役・タツヤを演じたKAT-TUNの上田竜也、ヒロイン・リカ役の梅田彩佳、オーナー役の前田美波里、越岡裕貴、松崎祐介が登壇。2月4日開幕の『Endless SHOCK-Eternal-』を上演する帝国劇場から全国の上映劇場へライブビューイングという形で、初日を迎えた喜びを語る。感染症対策のため、無観客での舞台挨拶となる。
2021年01月25日アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本光一が作・構成・演出・主演を務めるミュージカル『Endless SHOCK』映画館上映(2月1日公開)のポスタービジュアル、及び特典付きムビチケカードの発売情報が15日に明らかになった。同作はジャニー喜多川作・構成・演出、堂本光一主演『MILLENNIUM SHOCK』として2000年に開幕した『SHOCK』シリーズを、2005年より堂本自身が脚本や演出にも参加し、内容を刷新しながら上演しているミュージカル。ニューヨーク・ブロードウェイを舞台に、ショーへの信念を持ち続けるコウイチ(堂本光一)とカンパニーの姿を描く。主演の堂本のほか、上田竜也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、石川直、寺西拓人、高田翔、椿泰我、松井奏、前田美波里が出演する。開幕時よりチケット全日程即日完売を続け、日本演劇界におけるミュージカル単独主演記録1位を更新中となっている同作。初演から20年、2020年2月3月の上演を予定していた帝国劇場での『Endless SHOCK』公演は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2月26日の上演をもって公演中断を余儀なくされた。ニューノーマルな状況下で新たな『SHOCK』を構想していた堂本は、9・10月に梅田芸術劇場にて『Endless SHOCK』の3年後の世界を描いたスピンオフ作品『Endless SHOCK-Eternal-』の初上演を成功させ、7月には『SHOCK』シリーズを20年にわたって牽引してきた功績で第四十五回菊田一夫 演劇大賞を受賞。2021年は、映画公開3日後の2月4日から帝国劇場での『Endless SHOCK -Eternal-』の上演も決定している。初の劇場公開となった今作では、2020年2月の公演中止後に無観客の帝国劇場にクレーンカメラ3台を含む16台のカメラを持ち込み様々なポジションに設置、さらに1台のドローンを飛ばし、通常客席からは観ることのできない新しい『Endless SHOCK』を撮影した。監督は堂本が自ら務め、映像・音楽・編集にもこだわり抜き、ドローンカメラでの迫力フライングや、複数のカメラで撮影した実力派キャストのダイナミックなパフォーマンスが、スクリーンに登場する。ポスタービジュアルは、主演・堂本光一が舞台上でみせる全身全霊の演技の一瞬を切り取ったものに。1月22日より前売券(ムビチケ)も発売し、劇場での前売特典として、ポスターと同ビジュアルを使用したオリジナルポストカード(数量限定)が決定した。
2021年01月15日俳優の木村拓哉が、マクドナルドの新CMでスーツ姿のビジネスマンとして登場。12日よりカフェラテ「木村氏、どなたかと」篇(30秒)、19日よりヤッキー「木村氏、後輩と」篇(30秒)が全国で放送される(一部地域を除く)。マクドナルドは、2020年に引き続き今年も木村を起用し、マクドナルドのバリューを再発見する喜びの瞬間を伝える、「マック、みっっけ。」をテーマとしたキャンペーンやテレビCMを発信していく。今年は、スーツを身に着けたビジネスマンの木村が、マクドナルドを見つけ、楽しむ姿が見られる。カフェラテ「木村氏、どなたかと」篇では、ビルのエントランスに立つスーツ姿の木村が、見覚えのないビジネスマン(塚地武雅)から「木村さんですか?」と声をかけられ、「リモート会議では何度かお見かけしたんですけど、直接は初めましてですよね」と言われて面識があることを思い出す。そして、話が続かず気まずい空気が流れるなか、マクドナルドの看板が目に入った木村は「コーヒー飲みます?」と誘い、2人は「カフェラテ」を飲みながら会話を続ける。ヤッキー「木村氏、後輩と」篇では、会社の後輩(仲野太賀)が「明日でよくないすか?」「今から無理でしょ」と無理な仕事のスケジュールを先延ばしにしようとし、木村が「今日中にって話だったろ」「諦めんなって、急いで資料作れば」と説得するも、仲野は「時代錯誤だと思います」などと意見する。その後、突然仲野は「マックありますよ」と食事に誘い、木村が「わかった。マック行ってからやろう」と言うと、「やるかどうかも行ってから決めません?」と仲野。木村は限定復活の「ヤッキー」(しょうが焼きバーガー)を2人分注文し、2人でヤッキーをほおばる。カフェラテ「木村氏、どなたかと」篇の撮影では、寒空の下での演技が続く中、本番でカメラが止まるトラブルが発生。木村が心配してカメラを覗き込むと、デジタル記録メディアの容量不足が原因と判明。すかさず木村が「(演技の)間を取りすぎたオレのせいです!」とフォロー。それを受けて塚地も「オレのせいです!」と続くと、木村は「あ、コイツのせいです」と返し、塚地の「え!?」と驚く表情で現場に笑いが起こった。最後に監督が「確認しないでスタートしたオレのせいです」と話すと、木村が「そうだね(笑)」と締めて、撮影チームの団結力が高まったことで、その後の撮影もスムーズに進んだ。ヤッキー「木村氏、後輩と」篇の食事シーンの撮影では、仲野は「しょうが焼きの香りですね~」と話しながらも、木村の手元が気になるのか、チラチラと横目で確認。木村は“ダブチ”のCMでも話題になった独特のバーガーの持ち方“キムタク持ち”を今回も披露している。
2021年01月12日PARCO劇場オープニング・シリーズ『藪原検校(やぶはらけんぎょう)』が2021年2月10日(水)に開幕する。主演の市川猿之助に話を聞いた。井上ひさしの戯曲である本作は、『西武劇場(PARCO劇場のオープニング当時の名称)オープニング記念・井上ひさしシリーズ』として1973年に初演され、これまで木村光一、蜷川幸雄、栗山民也といった演劇界の巨匠たちが演出してきた傑作舞台。今回は演出・杉原邦生、主演・市川猿之助というタッグで上演されることになるが、スーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』でも杉原とタッグを組んだ猿之助は「『新版 オグリ』は一緒に演出を手掛けたので、僕の色になりましたが、今回は杉原の色を出してほしいし、料理されてみようと思います」と語る。井上ひさし作品は『雨』(’11)に出演経験がある猿之助。「井上ひさしさんの作品は日本人の心を打ち、日本人でなければできない精神が描かれているように思います。日本のいい面も悪い面も見ておられて、それをお書きになって、さらに言葉の持つ怖さ、大事さ、重要さを大切にされている」と印象を語り、今作では稀代の悪党‘杉の市’を演じるが、「井上作品に出てくるほどの悪党はなかなかいませんから。だからこそ演じるのが面白いなと思います」と楽しみにしているそう。猿之助に加え、三宅健や松雪泰子、川平慈英ら豪華キャストが出演する本作。猿之助は「画面の向こうにいる人たちですからね。皆さんと、例えば食事はできるかもしれないけど、お芝居はなかなかできないわけで。でも、役者って“芝居での会話”ってあるんですよ。それができるのが嬉しいです」。三宅とは顔も合わせたそうだが「三宅さんは歌舞伎をお好きだと聞きましたし、何度か劇場でもお見かけしたことがあります。その時も熱心に観ていらっしゃった。そして第一線で活躍し続けるスターですからね。そういう方とのお芝居は、歌舞伎ではできないことですから。こういう機会をいただいたことは感謝です」。今作でこだわりたいことを問うと「上演時間」というこれまでにない答え。「お客様の安全が第一だし、僕らの安全も第一だから。この状況の中で公演を無事に続けるために考えたい。お客様も演者も安心して過ごせるように上演時間にはこだわりたいです」。公演は2021年2月10日(水)から3月7日(日)まで東京・PARCO劇場にて上演後、名古屋、石川、京都を巡演。文:中川實穗
2020年12月23日演出・杉原邦生、主演・市川猿之助の舞台 『藪原検校(やぶはらけんぎょう)』が2021年2月10日(水)~3月7日(日)、PARCO劇場で上演される。それに先駆けて、出演者のビジュアルが公開された。1973年のオープン以来、渋谷PARCO建替えまでの43年間プロデュース公演の先駆けとして、様々な名作や話題作を送り出してきたPARCO劇場(オープン当時の名称は西武劇場)。本作『藪原検校』は、PARCO劇場のオープン当初の名称・西武劇場での「オープニング記念・井上ひさしシリーズ」として1973年に初演された、当劇場とも大変ゆかりの深い傑作舞台である。ストーリーは生まれつき盲目で性根の曲がった男が殺しに殺しを重ね、藪原検校にまで上りつめる悪党一代記だ。初演の演出は木村光一、その後、蜷川幸雄、栗山民也といった演劇界の巨匠たちが演出してきた。そして今回手がけるのは、スーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』や、木ノ下歌舞伎『勧進帳』などの演出を務めてきた気鋭の若手演出家・杉原邦生。劇中歌もすべて刷新して、稀代の悪党・杉の市を演じる市川猿之助をはじめ、三宅健、松雪泰子、川平慈英ほか、異彩を放つ豪華キャスト陣と共に『藪原検校』が新たによみがえる。リリースされたビジュアルは各人各様に放つオーラが、本作の圧倒的な雰囲気を醸し出す出来栄えだ。また12月12日(土)から、いよいよ東京公演のチケットが発売となる。■公演情報PARCO劇場オープニング・シリーズ 『藪原検校(やぶはらけんぎょう)』作:井上ひさし演出:杉原邦生音楽・演奏:益田トッシュ出演:市川猿之助、三宅健、松雪泰子、髙橋洋、佐藤誓宮地雅子、松永玲子、立花香織、みのすけ / 川平慈英東京公演:PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)2021年2月10日(水)~3月7日(日)チケット料金:13,000円(全席指定・税込)U-25チケット=6,000円(観劇時25歳以下対象、要身分証明証、当日指定席券引換 / チケットぴあにて前売販売のみの取扱い)※未就学児入場不可チケット発売日:2020年12月12日(土)<チケット取扱>ローソンチケット: (Lコード:34699)チケットぴあ: (Pコード:503-763)イープラス: ※各プレイガイドでのチケット取扱いは先行販売、一般発売ともWebのみとなります。<地方公演>名古屋:日本特殊陶業市民会館・ビレッジホール2021年3月9日(火)・10日(水)石川:こまつ芸術劇場・うらら2021年3月13日(土)・14日(日)京都:京都芸術劇場春秋座2021年3月18日(木)~3月21日(日)
2020年12月10日歌舞伎俳優の市川猿之助主演のPARCO劇場オープニング・シリーズ 『藪原検校』の全キャストと公演日程が26日、公開された。同作は話題作を送り出してきたPARCO劇場(西武劇場)の「西武劇場オープニング記念・井上ひさしシリーズ」として1973年に初演を迎え、今回新生PARCO劇場のオープニング・シリーズの一作として上演される。とある按摩・盲太夫が語る、稀代の悪党の一代記で、江戸時代の中頃、松島・塩釜の漁港に生まれた一人の盲目の男児・杉の市(猿之助)が、父ゆずりの曲がった性根と母ゆずりの醜さで殺しと欲にまみれた栄華への道を上り始める。これまで木村光一、蜷川幸雄、栗山民也といった演劇界の巨匠たちが演出してきた本作を、気鋭の若手演出家・杉原邦生が手掛け、劇中歌もすべて刷新し、猿之助をはじめとする豪華キャスト陣と共に、新生PARCO劇場で新たに蘇らせることとなる。主演を務めるのは、スーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』でも演出の杉原とタッグを組んだ猿之助。さらに、三宅健が杉の市の処刑を進言する塙保己一ほか数役を演じ分け、松雪泰子が杉の市の愛人・お市を、川平慈英が物語の語り部となる盲太夫を演じる。ほかにも高橋洋、佐藤誓、宮地雅子、松永玲子、みのすけほか、舞台・ドラマ・映画と様々なジャンルで活躍する俳優陣が、それぞれ一人複数役で江戸の人物たちを演じ分けていく。公演はPARCO劇場にて2021年2月10日~3月7日。○杉原邦生 コメント都合の悪い歴史や事実がうやむやにされ、汚いものが排除される一方、見せかけの新しさとクリーンさで豊かな国家/都市をアピールする。そんな現代社会では、僕たち皆が〈盲人〉扱いされているように錯覚することがあります。何も見なくていい、分からなくていい、黙っていろ。そう言われている気がしてくるのです。井上ひさしさんの『藪原検校』は「盲人」たちの物語です。ひとりの座頭が社会の逆風に抗い、貪欲に、手段を選ばず金・地位・権力を手に入れていく。僕には、この座頭がただの悪人とはどうしても思えません。見えない瞳の奥に、深い憤り、苦悩、孤独と哀しみ、そして未来への切なる希望を見てしまうからです。その希望は、すべての「盲人」の希望でもあるように思います。素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんとともに、サイコーにエネルギッシュな『藪原検校』をお届けしたいと思っています!○市川猿之助 コメントPARCO劇場オープニング・シリーズの一作に出演させていただくことになり、非常に光栄です。伯父の猿翁とも所縁あるこの劇場で、これまた所縁ある井上ひさし作品を上演できますこと、深いご縁を感じます。気鋭の若き演出家に加え、豪華な共演者の皆様が決まったとのことで、共に素晴らしい作品を創り上げてまいる所存です。演出家杉原氏曰く、「猿之助の一字と私杉原の一字を持ったお役”杉の市”」、を演じることになったこともご縁を感じております。まだまだ不安な状況ではございますが、精いっぱい務めますのでよろしくお願いいたします。○三宅健 コメント自身が初舞台を踏んだ劇場が旧PARCO劇場だったので、20年ぶりにPARCO劇場に立たせて頂けることを大変光栄に思います。歌舞伎を観劇するのが好きなので、今回、猿之助さんとご一緒させて頂けて嬉しいです。自分にとって6役を演じさせて頂くというのは、初めての経験なので新境地を開くことが出来たらと思っております。井上ひさしさんの描く魅力的な言葉の世界に染まり、同じ人物が6役を演じなければいけない配役の意味を戯曲から紐解いていければと思っております。井上ひさしさんが生前に繰り返し言っていたという「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」この素敵な言葉を胸にしっかり演じきりたいです。○松雪泰子 コメントPARCO劇場オープニング・シリーズ『藪原検校』に参加させて頂く事、大変光栄に思っております。初舞台で立たせて頂きましたのが旧パルコ劇場。今こうして新たに生まれ変わった劇場のオープニング・シリーズに携われる喜びに溢れております。劇場に足をお運び頂くお客様にも劇場での感動をお届けできますよう、新たな「藪原検校」を生み出す一員として、励みたいと思っております。○川平慈英 コメント井上ひさしさんの作品は『私はだれでしょう』(2007年)以来なので、久しぶりに井上さんにお会いできるような気持ちです。今回は“語り部”役なので当然“語る”のですが、語り過ぎているのではないかと恐縮するほどずっと語っています(笑)。お客様を気持ちよく物語に誘えるよう力強く丁寧に語りたいですね。かなりドロドロしたお話ですが、このメンバーなので笑いやエンターテインメントの要素も盛り込まれるような予感がして、今から胸が弾んでおります。初共演の方達も多く、どんな化学反応が起こるのか今から楽しみなんです!
2020年10月26日木村拓哉が出演する無料動画配信サービスGYAO!のバラエティ番組『木村さ~~ん!』(毎週日曜12:00更新)が3年目に突入。木村がさまざまなリクエストに挑戦する姿が毎回話題を呼んでいる。GYAO メディアカンパニー事業推進室『木村さ~~ん!』番組担当の大林史絵氏にインタビューし、番組の裏話を聞いた。2018年8月にスタートした同番組は、木村がパーソナリティを務めるラジオ番組『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』(TOKYO FMをキーステーションにJFN38局で 毎週日曜11:30~11:55で放送)と連動し、木村がリスナーやスタッフからのリクエストに全力で応えていくバラエティ。これまでTシャツ作りや伝統芸能、けん玉検定などに挑戦したほか、街歩きロケやゲストを招いたトーク企画なども展開し、木村の素顔を届けている。大林氏は「長年のお付き合いから木村さんと大きな信頼関係を築かれ、多くの面を知られているTOKYO FMさんとタッグを組んで、『木村さ~~ん!』は実現しました。番組制作においてはラジオスタッフの皆さんに主体的に関わっていただき、それによって最初から信頼関係が築かれた環境の中で番組がスタートできました。テレビや映画などにご出演されている木村さんとはまた違った一面が観られる番組になっていると思います」と説明。ラジオとネット番組の連動が大きな魅力だが、「ラジオ番組と動画番組が連動していることによって、一方の番組が投げかけたことをもう一方の番組が受け取ることもでき、双方の番組の幅も広がり、リスナー・視聴者の皆さんにも両番組を行き来して楽しんでいただける仕組みになっています。この強力タッグの大切さをすごく実感しています」と語る。100回、そして2年が経ったが、いつもSNSで反響を感じているという。「普段はネット番組の良さとして、いつでもどこでも見られるというのがありますが、6月末に100回記念を迎えたときは、ラジオが始まる11時半からみなさんにSNS上で感想やお祝いコメントをつぶやいてね、とお願いしてリアルタイムで一緒にお祝いしました。そのときもたくさんの方が投稿してくださってトレンド入りし、今までの感想や、こんなことをやってほしいというリクエストもいただき、反響をとても身近に感じることができました」と100回記念の盛り上がりを振り返った。特に印象的だったのはビリヤードのトリックショットに挑戦した回だという。「木村さんはビリヤードのご経験はありましたが、トリックショットは初挑戦でした。難易度の高いミッションが先生から与えられ、『できない』と言いつつも、すごい集中力でお手本を見てコツをつかみ、成功したんです。我々スタッフの歓声も映像に入っていますが、その回だけでも観察力や集中力がわかる、木村さんのすごさが詰まっている回だと思います」また、「配信当初からずっと応援してくださっている方がいるので、そういう方でも毎回新鮮に感じてもらえるように、というのは心がけています。同時に、初めて番組に訪れてくださる方でも、この番組のいい意味でのゆるさや、番組のテイストを楽しんでもらえるように心がけています」と語る。新型コロナウイルスによって制限される部分もあるそうで、「現場の人数を減らしたり、企画も制限されるというのは今でも続いています」と説明。「特に緊急事態宣言でステイホームと言われていたときは、木村さんおすすめの映画、漫画、本の5選を紹介していただいたり、お子さんがいらっしゃる方も多く視聴して頂いているので、レンジで簡単に一緒にできる料理に挑戦していただいたり、おうちにいる時間を楽しんでもらえる企画を配信しました」と工夫を明かした。最後に、「みなさんからのリクエストがあるからこそ、この番組が成立できています」とリスナーと視聴者に感謝。「二人三脚というように、拓哉キャプテンと一緒にみなさんと寄り添いながら番組を展開していきたいと思っているので、引き続き、本当に些細なリクエストでも声を聞かせてもらえるとありがたいです。これからもよろしくお願いします!」とメッセージを送った。(C)GYAO!
2020年10月24日女優として活躍している木村文乃(きむら・ふみの)さん。その美貌と高い演技力で、多くの人から支持されています。そんな木村文乃さんのかわいさが分かる画像や、話題になったドラマなどをご紹介します!木村文乃のかわいい画像を集めてみた!木村文乃さんはツイッターを頻繁に更新しており、魅力的な画像を多く投稿しています。そいや、カレンダーもうちょっと待ってて下さい。来年用にはしたいなって頑張ってまーす! pic.twitter.com/8lCwe60kBG — 木村文乃official (@FUMINOKIMURA23) August 18, 2020 あと一週間後位ですかね。お知らせお楽しみに!初めましてもお久しぶりですもあぁ楽しみだなぁ。 pic.twitter.com/yOJqYrEpPU — 木村文乃official (@FUMINOKIMURA23) August 21, 2020 たまに性別が行方不明になります。 pic.twitter.com/CycBOThSVY — 木村文乃official (@FUMINOKIMURA23) July 10, 2020 今日もありがとう!おやすみなさい。 pic.twitter.com/WBQBaMoXBQ — 木村文乃official (@FUMINOKIMURA23) April 13, 2020 美味しいご飯はこちらまで。 pic.twitter.com/eROGnPuJZt — 木村文乃official (@FUMINOKIMURA23) March 18, 2020 ちなみに、中にはこんなにかわいらしい動画も。木村は小篭包に目がない説 pic.twitter.com/ezCO9KJ4zs — 木村文乃official (@FUMINOKIMURA23) March 24, 2020 予約してね❤️ pic.twitter.com/0Bx15pkpZ2 — 木村文乃official (@FUMINOKIMURA23) January 24, 2020 木村文乃さんのかわいい画像や動画を見たファンからは、こんなコメントが寄せられています。・超絶かわいい!・何度見てもきれい。・いつも、かわいいと癒しをありがとう!また、インスタグラムのアカウントも開設している、木村文乃さん。メインはご飯の写真ですが、たびたび自身の画像を投稿しており、更新を楽しみにしているファンも多いようです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 木村文乃(@fuminokimura_official)がシェアした投稿 - 2019年11月月7日午前6時10分PST この投稿をInstagramで見る 木村文乃(@fuminokimura_official)がシェアした投稿 - 2019年 3月月11日午前7時05分PDT この投稿をInstagramで見る 木村文乃(@fuminokimura_official)がシェアした投稿 - 2018年10月月18日午前7時53分PDT木村文乃が「かわいい!」と話題になったドラマは?『サイレーン』でのコスプレが話題に『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』2015年10~12月にかけて放送されたドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(フジテレビ系)。同作は、山崎紗也夏さんの漫画『サイレーン』が原作で、主演を松坂桃李(まつざか・とおり)さんが務めました。カウントダウンラスト、今日はお二人です!今夜9時から、初回は2時間スペシャル!まだまだ生放送の出演も続きます!色々お見逃しなく♪ #サイレーン pic.twitter.com/sJIQhhU8UO — 【公式】火10『サイレーン』 (@Siren_ktv) October 19, 2015 木村文乃さんは同作で、ミニスカート警官やロリータファッションのコスプレを披露し、話題に。 #サイレーン ハッシュタグおさらい【猪熊役木村文乃さんver②】 #文乃後ろ後ろ ! #だから言うたやん文乃 #生きるんだ文乃まだ8話やで そして今夜のハッシュタグはコチラ!↓ #文乃が黒幕かもってどゆことやねん pic.twitter.com/yL86gcmZh7 — 【公式】火10『サイレーン』 (@Siren_ktv) December 15, 2015 ドラマを見ていた視聴者からは、次のようなコメントが寄せられました。・木村文乃、かわいい!『サイレーン』を見てファンになった。・『サイレーン』の木村文乃ちゃんは最高にかわいい。・今日の『サイレーン』は、ファンにとってはたまらない!『ボク、運命の人です。』2017年4~6月にかけて放送されたドラマ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)。同作で、木村文乃さんは湖月晴子役を演じました。countdown☝️ #ボク運 #土10 #木村文乃 #ポスター前で撮ってみた pic.twitter.com/IgYPjOdckp — 【公式】「ボク、運命の人です。」 (@bokuun2017) April 14, 2017 『ボク、運命の人です。』 第1話 ストーリーこの4月、都内の会社に異動してくることとなった正木誠(亀梨和也)。彼は女運がなく、なぜか付き合う女性たちには大きな難があり、挙句に別れを告げられるような恋愛を重ねていた。そんなある日、誠の目の前に自らを“神”と名乗る謎の男(山下智久)が現れる。彼は突然、誠が“運命の人”と信じる現在交際中の女性について「残念ながら君は騙されている」と言い放つ。怒る誠だったが、謎の男がテレビを点けると、そこには美人局の容疑者として今正に逮捕されている彼女の姿が。愕然とする誠。なぜ自分はこんなにも不運なのかと嘆く誠に、神様は言う。「それは君に『本当の運命の人』がいるからだよ」と。そして差し出す1枚の写真。それは湖月晴子(木村文乃)の写真だった。だが、誠は晴子のことを知らない――。自称神の男が言う『本当の運命の人』:湖月晴子。彼女とは顔見知りではないが、実は5歳の頃の海水浴場で、大学受験の時の試験会場で、今年の初詣の神社で、何度も「運命」のすれ違いを重ねていた女性だという。そして今、彼女は誠が異動してきた会社の壁を挟んで向こう側、背中合わせで仕事する「運命」の距離にいるという…。晴子は今年30という年齢を迎えながら、男運に恵まれず、「次こそが最後の恋愛にしよう」と堅実で地に足の着いた人と恋愛することを願っていた。謎の男から不思議な運命を告げられた誠は、会社のビルで晴子と同じエレベーターに乗り合わせる。焦る誠。だが、勇気を振り絞って声をかける。「あの…ボク、運命の人です…」と。が、勿論突然のそんな発言を晴子は気味悪く感じてしまい――。最悪の出会いから始まる最大の運命の物語。振り返れば「運命」だったのかもしれない、あの「偶然」の数々。運命を武器にした一人の男が、運命なんて信じぬ難攻不落の現代女性に立ち向かう、恋の冒険が今始まる!ボク、運命の人です。ーより引用同作の主題歌に起用されたのは、亀梨和也さんと山下智久さんによるユニット『亀と山P』の楽曲『背中越しのチャンス』。エンディングでは、木村文乃さんが亀梨和也さんと山下智久さんと共に、『背中越しのチャンス』に合わせて『ボク運ダンス』と呼ばれる踊りを披露し、「かわいい!」と話題になりました。木村文乃さんはほかにも、数多くのドラマや映画に出演しています。気になる人は、チェックしてみてください!木村文乃さんの今後の活躍も応援しています!木村文乃 プロフィール生年月日:1987年10月19日出身地:東京都血液型:AB型身長:164cm所属事務所:トライストーン・エンタテイメント2005年に映画『アダン』のヒロインオーディションで、応募者約3000人の中から選ばれ、女優デビュー。以降、大河ドラマ『功名が辻』(NHK)や連続テレビ小説『だんだん』(NHK)、『梅ちゃん先生』(NHK)、ドラマ『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』(TBS系)、『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)、映画『今日、恋をはじめます』、『伊藤くん A to E』など数多くの映画やドラマに出演している。木村文乃が離婚していた!その理由は?[文・構成/grape編集部]
2020年09月03日ジャニー喜多川さん(享年87)一周忌のタイミングで、ジャニーさんへの“追悼歌”ともいえる曲を発表したユニットがいる。KinKi Kidsの堂本光一(41)と堂本剛(41)だ。「ジャニーさんはキンキの2人を特にかわいがっていました。ジャニーさんの話をメディアで言えるようになったのは、剛さんが『LOVE LOVEあいしてる』(フジテレビ系)で『YOUやっちゃいなよ!』とジャニーさんの口癖をまねしてから。あれは“秘蔵っ子”のキンキでなければ許されなかったこと。昨年末、2年ぶりにキンキのドームコンサートが開かれたのですが、ある曲の最後に光一さんがジャニーさんにして登場。こんなことができるのは光一さんならではです」(テレビ局関係者)その曲こそ、6月17日に発売された最新シングル『KANZAI BOYA』。「今作もオリコン1位となり、『デビューからのシングル連続1位獲得作品数』を42作連続に、’97年から続く自己の『シングル1位獲得連続年数』記録を24年連続に更新しました。実は『KANZAI BOYA』は、ジャニーさんが2人に最初に提案したグループ名。でも当初2人はこの名前がイヤだったそうで、1年後にようやくキンキに改名してもらった経緯が。原点でもあるユニット名をタイトルにして、ジャニーさんへの感謝を込めて、剛さんが作詞作曲を手がけたのです。本来なら5月発売の予定でしたが、やはりコロナの影響で延期になったのです」(前出・音楽関係者)光一は6月17日の発売日に「運命を感じた」と公式サイト『Show must go on』につづっている。「ジャニーさんは倒れる前日まで仕事現場に足を運んでいて、“最後の仕事日”が6月17日だったんです。『こんな偶然ある?』と感慨深げでした」(前出・音楽関係者)最近では後進の演出指導にもあたっている光一。それもジャニーさんの背中を見ていたからこそだ。今年初めのインタビューで光一はこう断言している。《僕が常に念頭に置いているのは、「ジャニーさんだったらどう考えるかな?」ということです。ジャニーさんの思いを一番に考えてから、じゃあ僕はどうすればいいかと考える。ジャニーさんにはなれないんだから、自分なりに考えながらやるしかない》(『婦人公論』’20年2月10日号)その光一が、ジャニーさんから直接受けた“遺訓”が、サイトのタイトルにもなっている『Show must go on』なのだ。「“何が起きてもショーは続けなければならない”という、生前のジャニーさんのモットーでした。ジャニーさんが手がけ、20年続く光一さんの主演舞台『SHOCK』シリーズは2月28日に公演を中止。再開されることなく、20周年の記念舞台は幕を閉じました。現在もジャニーズ事務所の全舞台、ライブはお客さんの前で公演できない状態です。“このままではいけない”と強く感じた光一さんは、3月22日、真っ先に無観客の帝国劇場から公演を無料生配信。スマートフォンを駆使して、通常観客席からは見られない光一さん目線のフライングや階段落ちなど迫力ある映像を撮影。40万人の閲覧者を記録しました」と、舞台関係者は語る。だが、完璧主義の光一は納得していなかったようだ。最近の取材で、彼はこう“懺悔”している。《無観客パフォーマンスを配信しましたけど――あんなのじゃ生の舞台の1%も伝えられないってこと。舞台というのはその場の空気と振動と、アナログ感に良さがありますが、それに代替するものは、今のところ見つかりません。舞台とかライブといった生もののコンテンツが復興するのは多分、一番最後になるでしょうし。こればっかりは抜け道がない》(『日経エンタテインメント!』’20年7月号)前出の舞台関係者が語る。「ジャニーさんがテレビではなく、なにより舞台やコンサートを特別視していたのは、タレントと観客が同じ空間で同じ空気を吸って時間を共有することができるから。それが、双方、一生心に残る原体験になると確信していたからです。それにもかかわらず、現在のコロナ禍では、ジャニーさんの“遺訓”に応えられないことに光一さんは悩んでいました」6月末、光一は8月10日からミュージカル『ナイツ・テール』に出演すると発表。約50人の東京フィルハーモニー交響楽団との共演となるが、感染防止対策のため、シンプルな演出となるという。「お客さんの安全第一のため、観客を多く入れない客席にはなりますが、『生のライブこそエンタメの命』という判断です。厳しい状況下で、少しでも前に進むため、今できる限りのパフォーマンスを見せようと光一さんは試行錯誤しながら全力で取り組んでいます。まさに光一さん流の『Show must go on』精神なのでしょう」(前出・舞台関係者)一周忌となるジャニーさんの遺訓を胸に、光一は再び舞台に立つ。「女性自身」2020年7月21日号 掲載
2020年07月09日動画配信サービス・GYAO!で配信している木村拓哉の番組『木村さ~~ん!』が、きょう28日の配信で100回目となる。同番組は、TOKYO FMのラジオ番組『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』と連動し、木村がリスナーやスタッフから与えられる“お題”に挑戦していくバラエティ。100回目の配信では、 番組からのお祝いで、木村がマクドナルドのテレビCMに出演しているということもあり、スタッフの分も含めて木村がマクドナルドのデリバリーを頼むことに。届くのを待っている間、過去に番組に出演したゲスト合計7人よりビデオ会議ツール「Zoom」を通じて100回目のお祝いコメントをもらうことになり、木村はZoom初体験となった。以前番組で木村の誕生日のお祝いとして「デコ巻きずし」を作ってくれた日本デコずし協会の人や、ビリヤードのトリックショットに挑戦した際の講師など、番組に出た後の反響やその後の近況などそれぞれ思いの丈を木村へ伝えていく。木村は、初Zoomの感想として「リモートは歯がゆさがいい」と率直な感想を述べ、お祝いコメントをくれたゲストに対して「『木村さ~~ん!』はまだ続いていくと思いますので、またぜひ遊びに来ていただけたらと思いますのでその時はまたよろしくお願いします」と呼びかけた。そのほか、テレビCM撮影の裏話や話題になったハンバーガ―の持ち方について語る。(C)Johnny&Associates
2020年06月28日2020年5月23日に22歳という若さで亡くなった、女子プロレスラーの木村花さん。木村さんは逝去が報じられるおよそ10時間前にInstagramのストーリーズ機能で「さようなら」というメッセージを残していました。また、以前からSNSで不特定多数から誹謗中傷を受けており、「誹謗中傷に傷付いたのは否定できない。お母さんや支えてくれたみんな、ありがとう。弱い私でごめんなさい」などの投稿をしていました。【訃報】女子プロレスの木村花さん22歳が逝去インスタで「さようなら」と投稿事務所によると亡くなった経緯は調査中とのことですが、投稿を見るに多くの誹謗中傷が木村さんの心を深く傷付けたのは明らかでしょう。今回の件を受け、ネットでは世間で多発している中傷行為について非難の声が続出しています。木村花の母・木村響子が娘の逝去にコメント同月24日、木村さんの母親であり、元女子プロレスラーである木村響子さんがTwitterを更新。娘の訃報について、多くの人に向けたコメントを公開しました。木村花 を応援してくれたかた仲良くしてくれたかた愛してくれたかた守ってあげれなくて ごめんなさい辛い想いをさせて ごめんなさいあなたが辛いと 花も辛いからどうか楽しく元気な花を心に置いてあげてください花が伝えたかったことをカタチにするためにもっと 強くなります— 木村響子 (@kimurarock) May 24, 2020 多くの親にとって、我が子に先立たれるのは想像を絶する苦しみでしょう。「守ってあげられなくてごめんなさい。つらい思いをさせてごめんなさい」という投稿からは、響子さんの深い悲しみや苦しみが伝わってきます。続けて、響子さんは一部のマスコミに対しこのように『お願い』をしています。マスコミの皆様へ警察や スターダム事務所に詳細を問い合わせるのは おやめください お仕事に詳細がでてしまいます死者のプライバシーをどうか尊重してあげてくださいギリギリのところで 闘っているひとたちの背中をおさないでくださいもう誰ひとりも傷つけないでください— 木村響子 (@kimurarock) May 24, 2020 訃報に対し、多くの人から「木村さんは間違いなく愛されていた選手だった」「テレビで見てとても好きだった」といったコメントが寄せられた、木村さん。木村さんは生前に「愛されたかった人生でした」と投稿していましたが、実際は多くの人から愛されていたのでしょう。しかし、好意的な言葉よりも一部の否定的な言葉のほうが印象に残りやすいのは、残念ながら事実です。木村さんのように傷付けられる人をこれ以上増やさないため、今一度『言葉』の正しい使い方について多くの人が再認識する必要があります。[文・構成/grape編集部]
2020年05月25日4月13日、KinKi Kidsの堂本光一(41)がジャニーズ事務所公式YouTubeチャンネルで“窓ふき動画”を投稿した。『~硝子のお掃除~』と題された動画は、光一が自宅ベランダの窓を拭くという内容。ジャニーズ事務所による、新型コロナウイルス感染拡大を受けての社会貢献プロジェクトの一環だ。光一は「自宅で過ごすとですね、いろいろ思うところもあると思いますよね。(中略)矛盾しているところも感じながら、こう、家で過ごす機会も多いかと思います」と、視聴者らを気遣うコメントで撮影を開始。「正直これから私がお送りする動画は、えー、ほぼためにならないと思ます」と前置きしたうえで、光一のソロツアーグッズだった、使い込んだタオルを使って窓を拭くことにしたと説明した。自宅のベランダの窓が汚いことを説明した後、自らベランダに出て掃除を開始した光一。しかし、この動画に対してSNS上では視聴者からの“ツッコミ”が。《タイトルから連想したのは光一流のお掃除方法の紹介だったけど、ほとんど光一の顔のドアップしか映ってない(笑)》《こういう撮影がド下手でもはや愛おしい》《掃除のことはなにもわからなかったけど、ベランダが汚いことと顔が美しいことは分かった》《顔しか印象に残ってないけど、貴重な動画をありがとう》上記活動の一環の動画は、光一以外にも、木村拓哉(47)やV6の岡田准一(39)もアップしている。
2020年04月13日俳優の木村拓哉が手洗い方法をレクチャーする動画「Smile Up ! Project ~Wash Your Hands~ 木村拓哉」が、6日にジャニーズ事務所の公式YouTubeチャンネルで公開された。木村は洗面台の前に立ち、「皆さん、今すごく大変な時期を過ごされていると思いますが、まず自分に何ができるか考えて、誰にでもできる手洗い。よーく手を湿らせて、しっかり石けんを使って、手のひら、手首、手の甲、指先指の間、洗いましょう」と、実演しながら説明。「自分を守る=大切な人を守ることにもつながると思うので、ぜひこれはやってください」と呼びかけた。この動画に、「キムタクがYouTubeになんて…そんなん言われたら洗うしかない」「き、木村くんがYouTubeに……!信じられない!」「木村拓哉さんがYouTube出てくれるなんて!すごい時代になったね!」「なんで手洗ってるだけなのにこんなにかっこいいんや…キムタクマジック…」などと驚きや歓喜の声が寄せられている。
2020年04月07日3月22日、KinKi Kidsの堂本光一(41)が東京・帝国劇場から生配信を行なった。配信は、主演舞台「Endless SHOCK」のインスタグラム公式アカウントから。光一やKAT-TUNの上田竜也(36)、前田美波里(71)ほか出演者総出で本公演さながらのパフォーマンスを披露。途中休憩を挟みながら約2時間の配信に、6万人の視聴者が集まった。冒頭、光一は「色々混乱を招いたこと、本当に申し訳ございません。今日はインスタライブでSHOCKを少し、楽しんでいただければと思っております。本日はみなさんどうかよろしくお願い致します」と挨拶。歌やダンスのほか、階段落ちやフライングなど“SHOCKならでは”のパフォーマンスを披露した。途中のトークでは、空の客席を映しながら「やっぱりお客さんがいないっていうのはね、本当に寂しいですよ。(略)やっぱりお客さんが入ってこそ、舞台っていうものは完成するのだなっていうふうにね、つくづくね、感じております」と心境を吐露した。配信の内容を受けて、SNSでは感動の声が上がっている。《なんて贅沢な配信!泣けてしまう…》《光一さん、カンパニーの皆さん、スタッフさん、夢のような時間をありがとうございます》《まるで劇場にいるかのような配信が見れるなんて、本当にすごい!》2月28日に始まった休演から、全ての公演が中止となった「Endless SHOCK」の“千秋楽”ともいえる今回の配信。なかなか見ることができない豪華なパフォーマンスに、多くの人が魅了されたようだ。
2020年03月23日3月20日、KinKi Kids・堂本光一(41)主演舞台「Endless SHOCK」の公演中止が発表された。再開予定から一転、全公演が中止となる。「Endless SHOCK」は2月28日から新型コロナウイルス感染症の流行を受け、公演をストップ。その後は中止期間の延長を重ね、3月20日からの公演再開を発表していた。しかし3月19日の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の発表により、20日当日に公演中止を発表。千秋楽までの全公演中止が決定した。公演中止を受け、光一は「Endless SHOCK」のインスタグラム公式アカウントでコメントを発表。自身の言葉で今回の経緯を説明した。《今回の中止は自分の意向が強いです》とした上で、《自分の意見としてはSHOCKは全国から多くのお客様が集まります(略)そしてキャストだけでも50人作品の特性として終始息を切らしながら地面も這いつくばり演者同士近距離で発声し続けますフライングもお客様の近くに行く事になります》と他作品と比べて感染のリスクが高いことを指摘。さらに《(前略)今はまず何よりも第一に考えなくてはならないのは(略)感染を広げてはならないという事ですそして愛するファンの方や愛する共演者にリスクを負わせて舞台に立たせる事は今の状況で自分にはできません》と訴えた。座長として責任を背負う光一の真摯な説明。この投稿に、SNSでは理解や賛同の声が上がっている。《演出のこととか考えると光一くんの判断は正しいと思う》《一生懸命考えてくれた光一くんの思いを尊重したい!冷静に判断してくれたことがありがたい…》《光一さんも演者さんもつらいよね…しっかり説明してくれてありがとう》座長自ら言葉を尽くした説明に、ファンの称賛が集まっている。
2020年03月20日風間俊介がナレーションを務める連続ドキュメンタリー「RIDE ON TIME」。昨年10月に再スタートしたその放送が今月で最後となるが、トリを飾るのは堂本光一特集。前編後編、2週にわたって放送する。エンターテインメントのバックステージを長期密着取材し、そこに生きる人々のリアルな姿を描き出す本番組。今回は“堂本光一~「Endless SHOCK」追求し続けた20年間~”をテーマに特集する。舞台「Endless SHOCK」は、歌やダンス、フライング、22段にも及ぶ大階段落ちなどを盛り込んだミュージカルで、ニューヨークの小劇場でショーに出演する若者たちが、ブロードウェイでの成功を夢見る姿を描いた物語。堂本さんが演じるのは、カンパニーの中心となってショー作りに邁進する主人公。これまで主演として21歳から帝国劇場のステージに立ち、40歳を超えたいまなお身体を張った演出でその作品を守り続けている。2000年11月に「MILLENNIUM SHOCK」として初演を迎え、2005年に「Endless SHOCK」にタイトルを変え、堂本さん自身も演出・脚本に参加するようになり、進化を重ねてきたこの作品は今年で上演20周年。新型コロナウイルスに関する情勢に鑑み、現在公演中止(3月12日現在)となってしまっているが、このメモリアルイヤーのライバル役キャストには、「KAT-TUN」の上田竜也が指名されたほか、共演者も半数以上が一新。昨年の制作発表で堂本さんは「後ほど、おそらく質疑応答で、新しい演出は考えていますか?という質問があると思います。先に言います、考えていません」と笑いを取ったが、毎年新たな演出を加え、より良いものを作ろうと目指してきた。また作品の進化について「音楽を変えましたとかはわかりやすいですよね。そんなことよりもっと細かいところをどうしようかなって。あそこの照明のタイミングを0.5秒早くしたんですっていう変更の方が大事だったりする。長くやるってそういうことなんですよね。自分の中ではそういう無駄と思える時間も絶対的に無駄じゃないと思える信念があるんですよね」とコメント。そして「作品を愛してほしいんですよ。全員が『Endless SHOCK』を好きになってほしいんです。それが一番ですね。俺を見てくれって思ったことないです」と語る堂本さん。演者としてだけでなく、作り手としても関わり続けた彼がこのステージにかける思いとは?「カメラを向けられるのが嫌い」とドキュメンタリーに苦手意識があるという堂本さんを、番組では本作を通して徹底的に紐解いていく。連続ドキュメンタリー「RIDE ON TIME」は毎週金曜日24時55分~フジテレビにて放送中(関東ローカル)。※3月13・20日は25時15分~(cinemacafe.net)
2020年03月13日3月10日、堂本光一(41)が初のインスタライブを行った。舞台「Endless SHOCK」のインスタグラム公式アカウントでの生配信には光一のほか、上田竜也(36)や前田美波里(71)などの共演者が出演。帝国劇場から配信した。舞台「Endless SHOCK」は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、2月28日から公演が中止に。3月16日から再開の予定だが、今後の状況によっては変更の可能性もある。冒頭で光一は「こんな世の中ですけども、(略)楽しくゆるーくできればいいかなと思ってます」と語り、舞台の裏話や視聴者の質問に答えるなどした。「世の中がこういう状況なので、本当だったらステージに我々も立っているはずなんですけど(略)我々演者としては、ステージに立てないというのはやっぱりつらいですよね」と心境を語った光一。ほかにも、普段は聞けない共演者たちとの関係についても言及した。視聴者から上田の印象について問われると、「本当に真面目に取り組んでいるし、もしかしたら中止になって1番寂しい思いをしているのは(熱心に稽古をしていた)上田かもしれない」と絶賛。上田も「(中止になり思いを)どこにぶつけていいかも分からない。だからこそ今の内に(やれることを)やっておこうかなって」と熱意を見せた。また追加公演の可能性は無いとしながらも、「何かできることないかなって模索はしている」と話した。舞台の映像化についても「皆さんあまり期待しないでいただきたい」としながらも、検討していることを明かした。様々な質問に真摯に答える光一達に、ネットでは感謝の声が上がっている。《SHOCKできない代わりにインスタライブできるようにしてくれてありがたすぎる!》《光一さんはいつもちゃんと正直に話してくれるから嬉しいな》《SHOCK再開できるといいなー、カンパニーのみんなに会いたい!》空の客席を背景に、約1時間インスタライブを行った光一率いる出演者達。事態の収束と公演再開が望まれる。
2020年03月11日俳優・木村拓哉(47)が1月15日、マクドナルドのテレビCMに出演すると発表された。年間を通して出演するという木村。ネットで大きな話題となっている。同日、マクドナルドの公式YouTubeアカウントにアップされた新CM「ちょいマック 登場『迷う』篇」で木村は「俺はすっごい好きなんだけど、いっつも悩ませるよね」「ま、それがすごい楽しいんですけど」と笑いを交えながらマクドナルド愛を告白。また「ちょ待てよ!」と木村節も披露!動画は投稿6時間で、すでに2万回もの再生回数を記録している。さらに各メディアによると今月17日から「プレミアムローストコーヒー『葛藤する男』」篇、そして22日から「ちょいマック 登場『言い訳』」篇が続々とオンエアされるという。Twitterでは「マックのCM」という関連ワードがトレンド入りを果たし、さらに木村の出演を喜ぶ声が上がっている。《こんな楽しそうなCM見ちゃったらちょいマックしたくなるね いつものマクドナルドがぐんとスペシャルな場所になった気分》《1年間マックのCMで木村さん見れると思うとワクワクする!「ちょいマックしてくるわ」の所めちゃくちゃかっこ良くてお気に入り》《よし!!マック行こう》昨年9月には、マクドナルドのCMに嵐・大野智(39)が起用され大反響となった。その後に木村がCM出演するという先輩後輩のバトンリレーに、同社への賛辞もこう上がっている。《マックのCM大野さんからの木村さんとか豪華リレーすぎるだろ…!》《同じ事務所の木村先輩がやって下さるなんてこれまた嬉しいね!》《大野くんから木村くんへのマックリレーえげついわ、、ナイス起用です》
2020年01月15日