V6の岡田准一(37)が8月27日、都内で行われた時代劇映画「散り椿」(木村大作監督、9月28日公開)の完成報告会見に出席したと各スポーツ紙が報じている。岡田が演じるのは藩の不正を暴こうとして、藩を追われた武士役。会見で木村監督は岡田の殺陣を「スピードに関しては、三船敏郎、高倉健、仲代達矢、勝新太郎を上回る。殺陣はひとえにスピード。斬新で、斬った後の姿も美しい」と絶賛したという。見事に“名優超え”を果たした岡田だが、次回の主演作は「来る」(12月7日公開、中島哲也監督)。同作は「第22回日本ホラー大賞」(2015年)に輝いた作家・澤村伊智氏による小説「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫刊)が原作で、岡田にとってホラー初挑戦作。演じるのは、フリーライター・野崎役。周囲に不可解な出来事が次々に起こり、“何かに狙われているのでは”と恐怖に陥る夫婦から助けを求められる役どころだ。「夫婦役を演じるのは、妻夫木聡さんと黒木華さん。野崎の恋人で霊感の強い女性役を小松菜奈さん、恋人の姉で国内一の霊媒師役を松たか子さんが演じるなど豪華キャスト。先日、血まみれの岡田さんが床にはいつくばってあまりの恐怖におののくビジュアルが公開されました。直接何かに襲われるのではなく、最大限に恐怖感情を表現しなければならない難しい役どころ。武士役の後にこの役で演じる役の幅の広さを見せているだけに、映画賞への期待が高まります」(映画業界関係者)岡田の演技が劇場の観客たちを恐怖に陥れそうだ。
2018年08月28日木村拓哉と二宮和也が初共演を果たした『検察側の罪人』が封切られ、好調なスタートを切った。見どころは様々だが、何よりも、木村さんが俳優としての覚悟を全身全霊で示した姿が、強烈なインパクトを残す作品だ。これほど“弱い”木村拓哉は見たことない木村さんが演じるのは、東京地検刑事部きってのエリート検事・最上毅。ただし、これまでのHERO然とした役どころとはかけ離れ、自らの正義を暴走させ、冤罪さえいとわぬ“一線を超えた”捜査を強引に進めるというキャラクターだ。木村さんは抑えた演技を基調に、いつになく切れ味鋭い目線、クールだが熱を帯びたセリフ回しを駆使し、有能な検事としての側面に加えて、最上の心の奥底に居座る自責や後悔、そして焦燥を表現してみせた。特に物語の後半で披露する、人間としてのもろさは新境地だ。きっと、これほど“弱い”木村拓哉は見たことないと、うなってしまうはず。そこに40代後半に向かう一俳優の人間味が加わり、木村=最上はさらに奥行きのある人物として、観客に世の中の矛盾を問いかけている。役柄への深い理解と共感があってこその、たたずまいなのだ。共演者を揺さぶる変幻自在のアドリブ本作のプロモーションイベントを取材した際、木村さんが“仕掛けた”アドリブが、たびたび話題にあがっていた。例えば、猛暑の事件現場に駆け付けた最上が、さりげなくジャケットを脱ぐシーン。これは単に「暑いから」ではなく、現場慣れしたベテラン検事の所作を見せるための一種の計算だ。一方、同じシーンで共演する二宮さんは、ジャケットを着たまま。二宮さん演じる沖野啓一郎は、最上を敬愛する後輩検事だからだ。この件をふり返り、二宮さんは「“ずりぃー!”って思いました。そういうの、すぐやるんですよ」と思わず苦笑い(8月20日のイベントでの発言)。共演者を揺さぶる変幻自在のアドリブ。そこに二宮さんに対する確固たる信頼があったのは言うまでもない。シリアスな現場でこそ、遊びを利かせる貫録が、いまの木村さんには備わっているのだ。いつかは「ギットギトの悪役」も?こうして木村さんが、スターの輝きはそのままに、俳優への“真の一歩”を踏み出した『検察側の罪人』が8月24日についに公開。同日には東京・TOHOシネマズ日比谷で初日舞台挨拶が行われ、木村さんは「ようやく皆さんに作品をお届けできる」と安どの表情を浮かべた。メガホンをとった原田眞人監督は「日本のエンターテインメントの歴史における一大事業だった」と木村×二宮の初共演をふり返っていたが、同時に「また、この2人を見たいと思ってもらえれば」と両者の再タッグに意欲を見せ、具体的に「昔やった『KAMIKAZE TAXI』をリメイクするのもいいかな。木村さんに悪役をやってもらって、ニノを追い回すとか。ギトギトの悪役の木村さんを見てみたい」と構想を語る場面も。これに対し、木村さんは「ギットギトにいきたいですね」とすっかり乗り気。二宮さんは「この2人(木村さんと原田監督)と一緒に何かやるなんて、なかなかないこと。今回も最初で最後のつもりだったので、そう言ってもらえるだけでありがたい」と感謝を示した。公開初日のリップサービスを差し引いても、木村さんと二宮さんが再び対峙する姿は、ファンのみならずとも見たくなるはず。『検察側の罪人』を見れば、なおさらそう思えてくる。(text:Ryo Uchida)■関連作品:検察側の罪人 2018年8月24日より全国東宝系にて公開(C)2018 TOHO/JStorm
2018年08月28日岡田准一(37)が8月27日、都内のホテルで行われた主演映画「散り椿」完成報告会見に出席。各スポーツ紙によると会見中、同作の木村大作監督(79)が岡田の殺陣について「スピードに関して言ったら、三船敏郎、高倉健、仲代達矢、勝新太郎を上回るスピード」と絶賛する場面があったという。木村監督といえば黒澤明監督(享年88)の撮影助手として就き、その腕前から絶大な信頼を得ていたという“生ける伝説”。そんな監督に評価された岡田の名演に、早くも期待が高まっている。過去にも14年の大河ドラマ「軍師官兵衛」や17年の映画「関ヶ原」で殺陣を披露している岡田。その殺陣演技は常に大評判だ。「岡田さんの殺陣を支えるのは、何と言っても豊富な歴史の知識量でしょう。小学校低学年のころから歴史本を読みふけり、高学年になれば司馬遼太郎さん(享年72)の作品に触れていたほど。当時から『司馬さんの書かれているものが本当に正しいのか』と自ら仮説を立て、読み進めるほどだったそうです」(映画関係者)殺陣といえば肉体的鍛錬も重要となるが、岡田には格闘技マニアという一面も。「知れば知るほどハマってしまったようで、世界中の格闘技を知っているといいます。さらにインストラクターの資格もいくつか持っており、指導できるほどの腕前。こういった点が『殺陣で岡田准一の右に出る者はいない!』と評されるゆえんなのでしょう」(前出・映画関係者)殺陣の評判もあり時代劇への出演が続く岡田。先輩俳優たちからのアドバイスも、支えになっているようだ。「岡田さんは俳優として活躍し始めたころから『時代劇を演じることのできる俳優になってくれ』と期待をかけられていました。というのも、時代劇には“強さ”を見せる演技が必要だからです。『等身大の演技をするだけだと役柄が狭まってくるぞ』という先輩たちからのアドバイスを、今も大切にしているようです」(前出・映画関係者)今回の作品で、さらに評価が高まりそうだ。
2018年08月27日黒澤明監督に従事した名キャメラマンとして名高い巨匠・木村大作監督にとって3本目の監督作となる『散り椿』の完成報告記者会見が8月27日(月)、都内で行われ、木村監督をはじめ、主演の岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子が出席した。■『散り椿』とは?享保15年。藩の不正を訴え出たために、時の権力に負け藩を追放された男、瓜生新兵衛(岡田さん)は、病に倒れた妻の篠(麻生さん)から死の直前に「藩に戻りて、榊原采女様(西島さん)を助けてほしい」という願いを託される。新兵衛にとって采女は、かつては良き友であり良きライバルであり、また篠を巡る恋敵でもあった。因縁を抱えた二人は再会を果たし…。木村監督にとっては、初めての時代劇演出となる。主演の岡田さんは、木村監督が撮影を手がけた『追憶』以来の再タッグで「伝説…と言うと、大作さんに怒られるんですが、また誘っていただいたのは光栄。日々戦うつもりで、しびれる現場を体験させていただいた」と感無量の面持ち。「自分の代表作になることを願っている」と格別の思いを語っていた。■名俳優と並び称され、「クラクラしています」(岡田さん)「美しい時代劇」を目指し、メガホンをとった木村監督は「美しいというのは、映像や風景だけじゃなく、日本人の心の美しさを撮りたくて言った言葉」と力説。キャスティングも「僕がぴったりだと思うキャスティング。なのに、東宝の人から『ああしろ、こうしろ』といろいろ言われまして。そんなこと言う必要あるんですかね!」と雑音にも耳を傾けず、自らが望む俳優陣の起用を貫いたのだとか。まさに“大作節”ともいえる発言に、岡田さんは感激しきりだ。また、劇中の大きな見せ場については「殺陣師は年寄りで、口だけ(笑)。殺陣は岡田准一さんが全部つけてくださって、それに西島さんが対応してくれた」と明かした。さらに「殺陣のスピードは三船敏郎、高倉健、仲代達矢、勝新太郎を上回る」と絶賛すると、当の岡田さんは「すごいお名前ばかりで、クラクラしています」と恐縮していた。■西島秀俊、岡田准一にまさかのクレーム?西島さんは、岡田さんとの初共演の感想を問われ「一番ひどかったのが、一騎打ちのシーン」とまさかのクレーム?実は3か月稽古を重ねた殺陣のシーンを、本番当日、岡田さんが「変更したい」と言い出したのだとか!「ヒリヒリしましたよね。2回くらい聞き流れて、3回目で『わかったよ!』って」(岡田さん)、「せめて前日に言ってくれたら。移動中、メイク中に変えたいって言われて、『そうかな?そのままでいいと思うよ』って流していたんですけど」(西島さん)。それでも、岡田さんは「西島さんだからできること。(殺陣の変更を)粘って良かったです。とても、気持ちよくお仕事をされる方ですし」と全幅の信頼を寄せていたことを明かした。『散り椿』は9月28日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:散り椿 2018年9月28日より全国東宝系にて公開Ⓒ2018「散り椿」製作委員会
2018年08月27日9月28日公開の映画『散り椿』の完成報告会見が27日、都内で行われ、岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子、木村大作監督が出席した。数々の名作にカメラマンとして日本映画に携わってきた木村大作監督の最新作となる本作は、直木賞受賞作家・葉室麟の同名小説を映画化。木村監督にとって初めてとなる本格時代劇で、藩を追放されるも妻の願いを胸に藩の不正や権力に立ち向かう瓜生新兵衛(岡田准一)の姿を描く。木村監督とは昨年公開された映画『追憶』(木村は撮影を担当)以来となる岡田。「大作さんは監督の時、鬼らしいというのは映画界で有名な話。『追憶』と時はカメラマンでご一緒したので(今回は)鬼の部分が出るんだろうな、と思っていましたが、今回は鬼にならず楽しそうに現場で撮影されていたのが印象的でした」と明かし、木村組初参加となる西島も「ピリピリした現場だと思ったんですが、実際に入ると緊張感はありましたけど、理不尽な厳しさは全くなかったので、素晴らしい現場でしたね」と好印象だった。西島と同じく、木村監督とは初めての仕事となる黒木と麻生。黒木が「撮影中もご自身がムードメーカーで楽しそうに見えました。本当にいやすい現場でしたね」と語れば、麻生も「私は現場で色々と言われたら心が折れるタイプなのでどうしようとドキドキしながら入りましたが、そういうこともなく良い緊張感で良い現場でしたね」と安堵した様子だった。本格的な時代劇ということで、殺陣が見どころの本作。木村監督は「殺陣は岡田さんがつけてくれました。スピードに関しては三船敏郎、高倉健、仲代達矢、勝新太郎を上回るスピードだね」と岡田の殺陣を絶賛するも、岡田の殺陣を受けた西島は「一番ひどかったのは、一騎打ちのところで練習してきた殺陣を当日に変えてきたんです。前日に言ってくれてもよかったのに」と思わず本音も。西島の不満を苦笑いで聞いていた岡田は「大作さんは空気を撮りたい方なので、予定調和にならない方がいいのかと」と西島に詫ながら「西島さんだからできることだったし、本当に先輩として受け止めてくださいました。本当に気持ちよくお仕事をされる方で、見習わせていただいています。こういう風になりたいと思いながら現場にいましたね」と西島に感謝していた。映画『散り椿』は、9月28日より全国公開。
2018年08月27日元SMAPの木村拓哉がパーソナリティを務めるTOKYO FM『木村拓哉 FLOW supported by GYAO!』(毎週日曜11:30~11:55)が26日に放送され、来週9月2日から嵐の二宮和也がゲスト出演することが発表された。8月5日にスタートした同番組。初回ゲストは公私ともに親しい明石家さんまで、きょう26日の放送まで、4回にわたって出演した。木村は「最初のファーストゲストのさんまさん、まさか来てくれると思っていなかったのでうれしいですけど、やっぱりおしゃべり怪獣には勝てないなっていう感想ですね。まだまだですね」とさんまのトークに圧倒された様子。「“死後硬直”であれですからね」とさんまの発言を振り返り、「本当にさんまさん、ありがとうございました」と感謝した。そして番組最後に、「来週9月からのゲストは嵐の二宮和也。果たしてどんなトークになるのかお楽しみに」と、二宮がゲストとして登場することを発表した。
2018年08月26日元SMAPの木村拓哉が、12日に放送されたTOKYO FM『木村拓哉 FLOW supported by GYAO!』(毎週日曜11:30~11:55)で、リスナーからのメールを紹介。今月4日にV6の三宅健、俳優の生田斗真と共に、西日本豪雨で被害を受けた広島県呉市の避難所を訪問したことについて、現地の女性から感謝のメッセージが寄せられた。「拓哉キャプテン、三宅健くん、生田斗真くんが来てくれてドキドキが止まりませんでした。お忙しい中、とても暑い中、来ていただき本当にありがとうございます。感謝です。すごく力になりました。頑張れます。呉のみんなが笑顔になれた1日でした」メッセージを読み上げた木村は「被害が起きてから1カ月以上経つんですけど、何かできねえかなってずっと頭の中でモヤモヤしていて」と打ち明けてから、「僕らももちろんぐしょぐしょになる暑い中でのコミュニケーションだったんですが、並んで待ってくれているみなさん自体もTシャツびしょびしょなんですよ。そういうみなさんが『こんな遠くまで来てくださってありがとうございます』って言ってくれたのがすごく印象的だった」と振り返った。また、「呉の避難所にお邪魔して物資の供給もさせてもらって、1人のおばあちゃんが『わしらはもう心が病んどるじゃけん』ってお会いした直後におっしゃっていたんだけど、サービスをさせていただいたあとにそのおばあちゃんがすごい笑顔になってくれていたのが、本当に来てよかったなって。こういうこと間違いじゃないんじゃないかなと、おばあちゃんの笑顔が自分たちにそう思わせてくれたような感じがする」と語った。続けて、全国FM放送協議会(JFN)加盟38局で行っている、西日本各地を襲った豪雨による被災者を支援するための「JFNアースコンシャス募金」を紹介し、「みなさまからのご支援をお願いいたします」と呼びかけた。
2018年08月12日木村拓哉がパーソナリティを務めるTOKYO FMの新レギュラー番組『木村拓哉 FLOW supported by GYAO!』(毎週日曜11:30~11:55)が5日にスタートし、公私ともに親交の深いお笑いタレントの明石家さんまが初回ゲストとして出演した。冒頭、木村はさんまについて「大先輩ですし、テレビで見ていた人。まさかこうやって同じ番組ができたりラジオに来ていただくというのは、願ったりかなったり」と感慨深げに語り、「正直、スタートするにあたって、いきなり番組をジャックされるんじゃないかなとどこかもう覚悟しています」と話した。そして、さんまが登場すると木村は、TOKYO FMで過去にさんまが番組を担当していた話をし、さんまは「俺らの時代の芸人は、ラジオをおろそかにしちゃいけないというのがあって…」「ラジオがステイタスなポジションだった。そこで細かいネタをためしてテレビで持っていく」とラジオについて語った。さんまは「今の大阪のラジオがなくなるとまたこちらのTOKYO FMさんにお願いするかもわからない。圧力を利用して…」と続け、木村が「本当のこと言うのやめてください。圧力を利用してって、ラジオ前の人は『ご冗談を』って思っているかもしれないですけど、ガチですからね」と言うと、「冗談や、アホ! 冗談に決まってるやろ」とツッコミ。さらに、さんまが「お前、“芸能界のマフィア”って俺をたまに呼ぶときがあるけど…」と話すと、木村は「優しい笑顔のマフィア」と説明し、さんまは爆笑していた。
2018年08月05日元SMAPの木村拓哉が、27日に放送されたTOKYO FMのラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(毎週金曜23:00~23:30)の最終回で、公私共に親交の深い明石家さんまから言われて今でも心の支えになっている言葉を明かした。友情出演したさんまプロデュースのNetflixオリジナルドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』の裏話をリスナーから求められ、木村は「『さんタク』(フジテレビ系)のトークの中では『ジミーやってくれへん?』って言われたんですけど、さすがに僕の技量だと無理なので『違う形でお手伝いできることがあったらさせてください』って」と経緯を説明。毎回出てきて死ぬ役も提案されたが「それはおかしいか」ということになり、「先輩芸人という感じでもええか?」「お任せします」と先輩芸人役になったという。そして、「この番組始まった頃は、まださんまさんとも今のような関係性ではまったくなかった」と1995年1月頃の2人の関係を振り返り、「『空から降る一億の星』(2002年/日本テレビ系)というドラマで共演させていただいて、それでですね」と親しくなったきっかけを明かした。続けて、「今でも自分の支えに間違いなくなっているんですが…」と切り出し、フジテレビのアナウンサーが撮影現場に来て「お互いの思うすごいところを書いてください」とお題を出された時のエピソードを披露。「さんまさんのすごいところなんていっぱいあるし何書けばいいか悩んでいたら、さんまさんがすらすら横で書き始めて、出したのが『父親であること』」と言い、「アクションがどうだ、見た目がどうだとか、そういうテクニックやルックスではなく、父親であることって言ってくれたことが、本当に今でも支えになってますね。間違いない」としみじみと語った。
2018年07月28日TOKYO FMで8月5日にスタートする木村拓哉の新レギュラー番組『木村拓哉 FLOW supported by GYAO!』(毎週日曜11:30~11:55)の初回ゲストとして、お笑いタレントの明石家さんまが出演することがこのほど、明らかになった。同番組は、木村と親交のあるさまざまな人たちをゲストに迎えて、人生をしなやかに生きていく様や、ゲストが持つ内に秘めた魅力や強さに迫る番組。記念すべき初回のゲストは木村と公私共に親交の深い明石家さんま。長きにわたりラジオ番組のパーソナリティを務めている共通点もあることから「二人にとってラジオとは?」、また同じ芸能界で仕事をしていることから「仕事について」、さらに「人生」について語り合う。さんまならではの、脱線トークも…!?放送終了後には無料動画GYAO!にてスピンオフ番組『木村さ~~ん!』(初回放送8月5日12:00~毎週更新)が独占配信される。なお、1995年1月から放送されてきた同局の『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(毎週金曜23:00~23:30)は、27日の放送で23年の歴史に幕。木村はエンディングで新番組に言及し、「どういう感じになるか、どんな企画になっていくのか、どんなゲストが来てくれるのか、正直不安もあるんですがワクワクの方が大きいですね」と語った。
2018年07月28日「V6」岡田准一が主演し、西島秀俊、黒木華、池松壮亮ら豪華俳優陣が集結し、“美しい時代劇”を描く『散り椿』。この度、木村大作監督の映画への“情熱”と“こだわり“が凝縮された予告編と、新ビジュアルが公開された。今回到着した最新予告では、美しい日本の四季折々と武士たちの凛とした生き様が映し出されている。岡田さん演じる瓜生新兵衛のアクションシーンや、新兵衛と妻・篠(麻生久美子)が魅せる儚くも切ない夫婦の愛…。そして、新兵衛のかつての親友であり、一人の同じ女性を想いあう恋敵でもある、西島さん演じる榊原采女との刀を交えるシーンは、短いながらも緊張感溢れる映像に仕上がっている。また同時に公開された新ビジュアルには、予告編にもある「ただ、愛のために――」というコピーと共に、岡田さんや西島さん、麻生久美子、そして映像では涙を見せた篠の妹役の黒木華、その弟役の池松壮亮、それぞれのカットが配置されている。『散り椿』は9月28日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:散り椿 2018年9月28日より全国東宝系にて公開Ⓒ2018「散り椿」製作委員会
2018年07月25日元SMAPの木村拓哉が出演するTOKYO FMのレギュラーラジオ番組が、8月5日から『木村拓哉 FLOW』に改題し、毎週日曜(11:30~11:55、JFN系38局ネット)に時間帯を移動することが20日、明らかになった。これにより、唯一残っていた「SMAP」がタイトルに付く番組が消滅する。新番組は、木村と親交のある人ゲストに迎えながら、人生をしなやかに“FLOW”していく様や、 ゲストが持つ内に秘めた魅力や強さに迫るというもの。「FLOW」とは、木村が愛してやまないサーフィンにまつわる単語で「しなやかに波に乗る」ことを意味する。この番組タイトルには、木村自身がしなやかに、流れるように未来へ向かっていくという意味を込めており、さらに、 リスナーとのコミュニケーション企画も始動。「“今”の木村拓哉をより身近に感じられる企画をお楽しみに」としている。これにより、木村が22年間続けてきた『木村拓哉のWhat’s UP SMAP』(毎週金曜23:00~)が、今月27日で終了。2016年でSMAPが解散して以降、唯一「SMAP」のタイトルが残っていた番組だったため、それが消滅することになる。
2018年07月20日元SMAPで俳優の木村拓哉が、13日に放送されたラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP』(TOKYO FM/毎週金曜23:00~23:30)で、サッカーワールドカップ・ロシア大会における日本代表の試合をすべてテレビで生観戦したことを明かした。リスナーから届いた「ワールドカップが開催中ですが見てますか?」というメールに対して、「日本のイレブンの皆さんが奮闘した試合は、すべて観戦させていただきました、ライブで」と報告した木村。ベスト16で敗退したことには残念な様子を見せつつも、「やっぱりスポーツってものすごいパワーを与えてくれるなっていうのが、今回の日本代表の試合を見て思いましたね」と語った。また木村は、「本田選手もおっしゃっていましたけど…」と、MF本田圭佑がベルギー戦敗退後に残したコメントにも言及。「『ほんとにこのチームが好きだった』っていう。それって、ピッチに立ってなかった選手も含め、スタッフも含めの話なんじゃないかなっていうことがすごく頭の中に出てきて…」と分析した。そして「まぁ、次のワールドカップ、4年後……結果はどういうものになるか分からないけれど」と前置きしたうえで、「また熱く応援したいという気になりましたよね」と日本代表への想いを口にした。
2018年07月16日元SMAPで俳優の木村拓哉が、6日に放送されたラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP』(東京FM/毎週金曜23:00~23:30)で、今まで演じた中で一番難しかった役柄が、1996年に放送されたフジテレビ系の月9ドラマ『ロングバケーション』の主人公・瀬名秀俊であることを明かした。番組ではリスナーから届いた「一番演じることが難しかった役ベスト3」を問う内容のメールを紹介。木村は、まず3位に、『プライド』(04年・フジテレビ系)で演じたアイスホッケー選手・里中ハルをチョイス。代役を担当する予定だったアイスホッケー経験者の俳優が急きょ来られなくなり、スケートリンクでの撮影を全部自分でこなしたというエピソードを披露した。2位には、「テクニカルな手元のシーンが難しかった」という理由から外科医役に挑戦した『A LIFE~愛しき人~』(17年・TBS系)を選択。そして、1位には『ロングバケーション』で演じたピアニスト・瀬名を挙げた。「難しかったです。ピアノということでやったんすけど、やっぱ無理ありますよ」とピアノ未経験者でありながらピアニストの役を演じた苦労を吐露した。ある時、撮影にあたってピアノの先生からレッスンを受けた際などは「『スタートそこですか!?』っていうくらいクラシックの曲を弾くんですよ。『いや、俺『猫踏んじゃった』のみなんですけど…っていう(笑)」と面食らったことを告白。最後に「音楽家は厳しいっす。演奏っていうところはウソつけないっすよ」と改めてその難しさを語った。
2018年07月09日元SMAPで俳優の木村拓哉が、22日に放送されたラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP』(TOKYO FM/毎週金曜 23:00~23:30)で、俳優の故・松田優作さんの魅力について持論を述べた。以前番組内で、松田さんの歌が好きだと発言していた木村。そのことに関連したリスナーからの「一番好きな松田優作の曲は何ですか?」という質問を受けて、「僕世代も、僕よりちょっと下の世代の男子もそうだと思うんですけど、嫌いな人いないんじゃないですかね?」と語った。続けて「俳優さんとしてもそうなんですけど、僕らに感じさせてくれる説得力がある」とし、「お芝居を通じても、歌にしても、ようは表現者としてのブレない感じが、すごく僕は魅力を感じるんです」と憧れの気持ちを口にした。さらに楽曲については「アルバムも非常にたくさんありまして、松田優作さんだから成立している世界観もあったりするんですけど…」と悩んだ末、「Bay City Blues」を選び、番組の中で流していた。
2018年06月26日いよいよ今月29日に「スター・ウォーズ」シリーズ最新作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が公開初日を迎えるが、これから夏にかけて洋画の大作が続々と公開される。作品の完成度が保証されていると言っても過言ではない人気シリーズぞろい。注目の4作品を紹介する。○■『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(6月29日公開)「スター・ウォーズ」シリーズ最新作の中でも、ファンを中心に特に人気の高いキャラクター、ハン・ソロ。彼が銀河最速のパイロットになるまでの知られざる若き日が描かれる。コーエン兄弟の『ヘイル、シーザー!』の出演で人気を博した若手注目株、オールデン・エアエンライクが主人公の若きハン・ソロを熱演。監督は『ダヴィンチ・コード』や『ビューティフル・マインド』などのロン・ハワードが務めた。今月、オールデンとロン・ハワード、そして、ハン・ソロの相棒・チューバッカが来日。ジャパンプレミアには約1000人の観客が駆けつけ、期待の高さをうかがわせた。○■『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(7月13日公開)巨匠スティーヴン・スピルバーグが生み出した「ジュラシック・パーク」シリーズが、2015年に『ジュラシック・ワールド』として新たにスクリーンに登場し大ヒットを記録したが、今夏、最新作が公開される。前作に引き続き、クリス・プラットを主演を務め、崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」が再び舞台に。島にある火山に大噴火の予兆が現れ、オーウェン(クリス・プラット)は、危険を承知の上で恐竜たちを救出するのかどうか、究極の選択を迫られる。2015年に世界No.1の興行収入を記録したメガヒット作の続編として大きな注目を集めている。○■『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(8月3日公開)トム・クルーズの代名詞ともいえる人気シリーズの最新作が再びやってくる。トム演じるイーサン・ハントが、お馴染みのメンバーを含む精鋭チームを率いて、3つの都市を標的にしている核爆弾を食い止めるために奮闘することになるという。御年55歳のトムは、本作でも現役バリバリ。ビルからビルへ飛び移ったり、自らヘリコプターを運転してのカーチェイスならぬヘリチェイスまで危険度マックスのシーンに挑んだ。衰えを知らぬトムの姿と大迫力のアクションは、劇場で見なければもったいない。○■『アントマン&ワスプ』(8月31日公開)主人公スコット・ラングが、身長わずか1.5cmになれるスーツを着て最小ヒーロー"アントマン"として活躍するマーベル・スタジオ映画『アントマン』の最新作。元泥棒でバツイチ、愛娘ともなかなか会えず、現在もFBIの監視下に置かれているスコットの前に、新型スーツの力を手に入れた完璧ヒロイン”ワスプ”ことホープ・ヴァン・ダインと、”アントマン”スーツの開発者ピム博士が表れる。そして、1.5cmになれるという“アントマン”の秘密を狙っているという、謎の敵“ゴースト”が登場。この強敵にアントマンたちはどう立ち向かっていくのか。新感覚のサイズ感とスケール感、そしてコメディセンスにも期待だ。
2018年06月22日元SMAPで俳優の木村拓哉が、15日に放送されたラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM/毎週金曜 23:00~23:30)で、人生を変えた映画の存在を明かした。トム・クルーズリスナーから届いた「人生を変えた映画はなんですか?」という質問に対し、「これは間接的になってしまうかも知れませんけど…」と前置きした上で、1986年に公開されたトム・クルーズ主演の映画『トップガン』をチョイスした。同作を観た木村はすっかり興奮し、劇中でトム・クルーズが着用していたフライトジャケットを購入。浮かれていた木村が親戚から名前を呼ばれ、振り返った際の写真が履歴書に貼られ、ジャニーズ事務所に送られたという。木村は「そういう浮かれた状態を作り上げたのは『トップガン』だと思うので、人生を変えた一本なのかもしれませんけど(笑)」と懐かしく振り返った。さらに映画の話題は続き、LiLiCoから「今年1番優しい映画です」と『ワンダー 君は太陽』を勧められたことを明かす。「拝見したんですけど、優しかったですね、素晴らしい映画でした。ぜひ皆さんにも観ていただけたらなと思う作品でしたね」と語っていた。
2018年06月18日元SMAPで俳優の木村拓哉が、18日に放送されたラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP』(TOKYO FM/毎週金曜 23:00~23:30)にて、お笑い芸人の明石家さんまが放ったある一言でゴルフと麻雀を始めたことを明かした。明石家さんま先日、ゴルフウェアブランド「MARK&LONA」のブランドアンバサダーに就任した木村。そのことを踏まえ、リスナーから「夫から『ゴルフを一緒にやろう』と誘われているので、ゴルフの魅力を私に教えてください」というメールが届いた。この質問に木村は「正直、以前は僕の感覚の中では、『麻雀とゴルフだけは絶対にやらない!』って思ってました」と告白。しかし、さんまから「麻雀とゴルフやったら、おまえに絶対負けへんわ!」と挑発され、その時に「いま、何ておっしゃいました?」と発奮し、どちらも始めたという。実際、麻雀に関しては「やるか!」とさんまから声を掛けられ、一緒に卓を囲んだこともあるという木村。ゴルフについては、始めたばかりの頃に「こんなにできないスポーツって久々だな」と感じ、やる気に火が付いたと語った。さらに木村は、イメージ通りのプレーが頻繁に出来るようになるとゴルフが面白くなってくると話し、「旦那さんが、『やろうよ!』って言ってくれているのは、いいチャンスだと思いますよ」とリスナーを後押ししていた。
2018年05月21日元SMAPで俳優の木村拓哉が、11日に放送されたラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP』(TOKYO FM/毎週金曜23:00~23:30)で、お笑い芸人の明石家さんまについて語った。明石家さんま番組では、リスナーの「さんまさんみたいに好きなこと話してる明るい人を尊敬しています」というメッセージを紹介。これに対して木村は「あの方はすごく自由に好きなことを喋ってるんだろうなって、受け取られるかもしれませんけど」と前置きした上で、「本番を前にしたさんまさんの『いくで!』っていう集中力はそばにいてすごく感じますね」と明かした。木村とさんまは、2003年から続くフジテレビ系のバラエティ番組『さんタク』などで、何回も共演している間柄だ。長年、さんまを間近で見てきた木村は「『明日、あの番組の収録で、ゲストは誰だから、こんなん話したらええんかな』とか、ルーティンがあると思う」と分析。「僕がさんまさんを尊敬するのは集中力ですよね」と話していた。
2018年05月15日アイドルグループ・V6の岡田准一が主演を務める映画『散り椿』(9月28日公開)の特報、およびポスタービジュアルが14日、公開された。同作は葉室麟による同名小説を映画化。カメラマンとして数々のキャリアを持ち、映画監督としても『劔岳 点の記』(2009)で第33回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞している木村大作がメガホンを取る。藩の不正を訴え出たために追放された男・瓜生新兵衛(岡田)が、死を迎える妻・篠(麻生久美子)に頼まれ、かつての親友・榊原采女(西島秀俊)と対峙する。撮影は、富山、彦根、長野にて行われ、時代劇としては前代未聞の全編オールロケに。“美しい自然”と木村カメラマンによる“美しい画”、木村監督の演出と岡田・西島秀俊ら豪華俳優陣による“美しい佇まいと生き様”が描かれ、特報とポスタービジュアルではその本編の美しさを切り取った形となった。特報は18日より全国の東宝系映画館で上映される。
2018年05月14日黒澤明監督に従事し、映画監督としても名高い巨匠・木村大作監督が岡田准一&西島秀俊の共演で描く初の時代劇『散り椿』から、待望の本編映像とポスタービジュアルが到着した。享保15年。藩の不正を訴え出たために、時の権力に負け藩を追放された男、瓜生新兵衛(岡田准一)。追放後、連れ添い続けた妻の篠(麻生久美子)が病に倒れ、死を迎えようとした折、最期の願いを新兵衛に託す。「藩に戻りて、榊原采女様(西島秀俊)を助けてほしい」というものだった。新兵衛にとって采女は、かつては良き友であり良きライバルであり、また篠を巡る恋敵でもあった。そして新兵衛の藩追放に関わる、大きな因縁を持つ二人であった――。藩を追放されるも、妻の最期の願いを胸に藩の不正や権力に立ち向かっていく新兵衛を岡田さんが演じ、新兵衛と共に持ち前の頭脳明晰さで藩主の側用人として頭角を現す人物・榊原采女を西島さんが演じ、因縁を抱えた二人がどのように劇中で関わりあってくるのか、すでにファンの間でも注目の集まる作品だ。この度公開された本編映像は、富山、彦根、長野にてオールロケで撮影された美しい自然と、木村キャメラマンにしか撮れない美しい画が、全編通してみることができる。時代劇が全編オールロケで撮影を敢行することは前代未聞で、木村監督の演出と岡田さん、西島さんら豪華俳優陣による美しい佇まいと生き様に期待が高まる特報と、日本映画界に新たな歴史を刻む予感を感じるポスタービジュアルとなっている。最愛の妻と交わした最期の約束を叶えるため、男たちが迎える運命とは?『散り椿』は9月28日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月14日山口智子(53)が、木村拓哉(45)主演のドラマ「BG〜身辺警護人〜」(テレビ朝日系)に出演する。 木村扮する民間警備会社のボディーガードをつとめる主人公の活躍を描く同ドラマ。山口が演じるのは、主人公と離婚した元妻。 元夫に自身の警護を依頼するという設定で、2月22日放送の第6話と同29日放送の第7話に出演。2人の共演は96年4月期に放送されに大ヒットしたフジテレビ系の月9ドラマ「ロングバケーション(以下ロンバケ)」以来、22年ぶりとなった。 「ロンバケ」で木村は主人公のピアニスト、山口は婚約者だった主人公のルームメイトに逃げられたヒロインを演じたのだが……。 「『ロンバケ』はドラマ界に数々の“伝説”を作った作品です。放送中は『月曜日はOLが街から消える』と言われ、このドラマの影響でピアノを習い始める男性が増えるなど『ロンバケ現象』なる社会現象が巻き起こりました。全話の平均視聴率は29.6%、最高はラストシーンが海外から生中継となった最終回の36.7%。そして久保田利伸 with Naomi Campbellの主題歌『LA・LA・LA LOVE SONG』はミリオンセラーを達成。関連商品も飛ぶように売れました」(芸能記者) そして、何よりもすごいのが脇役の顔触れ。ヒロインの弟役が竹野内豊(47)、ヒロインの後輩モデル役が稲森いずみ(45)、主人公の後輩役が松たか子(40)、主人公の音楽教室の教え子を広末涼子(37)らが演じた。 さらにはヒロインがアシスタントをつとめたカメラマン役を、先ごろ小泉今日子(52)との不倫を公表して話題になった豊原功補(52)が演じていたのだ。 「放送後、幾度となく続編や番外編の話が浮上しました。しかし出演者たちのスケジュールがまったく合わず、これまで実現しなかったのです」(フジテレビ関係者) 1度きりの放送だったことも“伝説”になった理由のようだ。
2018年02月21日「"無限"とは"時間"や"時空"ではなく、"想い"なのだと感じています。限りの無い"想い"。それは"永遠"と呼んでもいいものだと思います」俳優・木村拓哉にとって『武士の一分』(06年)以来、約10年ぶりの時代劇主演となる映画『無限の住人』。沙村広明氏の人気漫画が初の実写化、さらに木村と三池崇史監督の初タッグということもあり、メディアは大々的に取り上げた。SMAP解散騒動で日本中に激震が走った2016年1月、木村は不死身の侍・万次をようやく演じ終える。2015年10月5日、映画化が発表されたあの日から、どれだけの人がこの作品を話題にしてきたのだろうか。冒頭にあるのは、「無限とは?」に対する木村の答えだ。公開初日を迎えた2017年4月29日、舞台あいさつの壇上で「客席の皆さまのものになりました」と引き締まった表情で呼びかけた木村。今回の連載は「∞」になぞらえ、8名のスタッフの証言をもとに、『無限の住人』が「皆さまのもの」になるまでの「無限の想い」をまとめた取材記録である。6人目は、撮影を担当したカメラマン・北信康氏。連載第15回「俳優部」、三池組に共通する職業観とは。そして、カメラマンとして"記録"を更新し続ける生き方とは。○木村拓哉の役作りは「普通」――木村さんは寒い現場で着流し一枚、立ち回りでも雪駄。多くのスタッフさんが口を揃えて「すごい」とおっしゃっています。やっぱりすごいですよね。こちらが気を使うぐらい(笑)。でも、本人がそうしたいと思っていることですから、こちらが気を使うべきじゃないんですよね。余計なお世話になりますから。万次に集中するために必要なのであれば、もちろんやるべき。すごいなとは思いますけど、それもまた「仕事」ですからね。それは僕らや監督も同じ。「そんなところから撮ります?」みたいなこともあるんですが(笑)、それも「仕事」。そこから撮った方がよければやるというだけの話で、大変にさせたいから言ってるわけじゃない。すべては、映画をより面白くするためなんです。――プロデューサー・坂さんの取材時のコメント「私の『仕事』なんです。大変なんて思っていたら、プロデューサーの仕事なんて務まらない」と共通するものがありますね。そうです。どんな仕事でも、みんな大変なんですよ(笑)。木村さんが役作りの一環としてそうされるのは、極論すると「普通」ですよね。――「すべては、映画をより面白くするため」は、これまで一貫していることですか。ええ。当然、そうします。そのほうが効果的であるならそうした方がいい。撮影場所に行けるのに、大変だから行かないという選択肢はない。行って良くなるんだったら、どこでも行きます。スターと言われる役者たちも、みんなこういう考えでやってきたはずです。――高倉健さんや木村大作さんの『八甲田山』(77年)は、過酷な現場エピソードが語り継がれていますが、今も昔も変わらないわけですね。そうですね。要は、俳優部なわけですよ。映画という組織の中で、演出部、撮影部、衣装部と複数に分かれていて、木村さんは俳優部。だから、『無限の住人』というパズルのピースの1つ。ある意味、スタッフとも対等な関係なんです。そういう意識はご本人にもあると思います。だから、「大変じゃない」という感じになる。本人に聞いたわけじゃないですけどね(笑)。○世界で勝負するなら時代劇――木村さんとは初めてですか。初めてです。以前からストイックな方だと思っていたんですが、やっぱりストイックだった。自分の見せ方も案の定、ご存知で。イメージは変わりませんでした。――スチールカメラマンの方からは「この人を撮りたい」みたいなことを聞くんですが、ムービーのカメラマンにもそういう願望はあるんですか?お仕事をしたい役者はたくさんいます。木村さんもその中の一人でしたが、こればっかりは縁ですからね。たまたま、今回ご一緒できました。なかなかない機会です。10年以上前になりますが、吉永小百合さんと『北の零年』(05年)でご一緒した。吉永さんとご一緒できるなんて、想像もしなかったですよ。イメージできるわけがない(笑)。だけど、そういうことが現実として起こるから、この仕事は楽しいんです。――今日は公開前日ですが、どんな心境ですか?(4月28日に取材)僕らの仕事は初号という1回目の完成試写が終わったところまで。そこから先、映画はお客さんのものとなりますので、特別な感慨はありません。ヒットすることがすべてではないんですが、より多くの人に観てもらいたいと思います。――でも、ヒットするといいですね。映画としての完成度、質はかなり良いはず。それが受け入れられるかどうかは、時の流れや運もあります。この映画は今の映画界の流れでは、反体制的な作品です。そこが面白いところだとは思います。カンヌで海外の人がどのように受け止めるのか。それは楽しみですね。やっぱり世界で勝負しようと思ったら、日本の映画は時代劇しかない。三池監督、木村さんがそろってカンヌに持って行くとどうなるのか。楽しみです。――300人斬りのラストシーンも話題になっていますね。あれはね、淡々と。淡々と撮っていくしかないです(笑)。監督が編集で、ものすごくうまくつないでいるので、アクションのすばらしさは監督の編集のうまさも関係していると思います。三池監督とは何本か一緒にやっているので、使いどころがだいたいこのあたりかなというのは何となく分かる(笑)。役者さんのテンションを切らないために、カットをかけないだけで、ある程度は使うところが決まっています。○「『無限の住人』が僕のベスト」――先日三池監督を取材しました。強面な方ですが、笑顔がすごく魅力的で(笑)。監督はすごく愛のある方ですよ(笑)。すべてにおいて。映画に対しても、人に対しても、作品に対しても。――お付き合いも古いんですよね。そうですね。『クローズZERO II』(09年)からです。三池組の魅力は、殻を破っていこうとする勢いがあるところ。「今まで撮った作品で一番は」と聞かれることがあるんですが、「今撮っている作品が一番」と答えています。自己更新をしていきたい。退化するのであれば辞めた方がいい。うまくいかないこともあるんですけど、自己ベストを更新し続けたいんです。監督と一緒にいるとそんなテンションになれる。そういう面白さがあります。――明石家さんまさんも同じようなことをおっしゃっていました。あ、そうですか(笑)。今、聞かれたら迷いなく、『無限の住人』と答えます。これが僕のベストです。そう胸を張って言えるように、現場では常に全力を尽くしています。■プロフィール北信康(きた・のぶやす)1960年生まれ。香川県出身。数多くの三池崇史監督作で撮影を担当し、『十三人の刺客』(10年)で第34回日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞。『阿修羅のごとく』(03年)、『北の零年』(05年)、『一命』(11年)、『エヴェレスト 神々の山嶺』(16年)など。(C)沙村広明/講談社 (C)2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年06月02日映画『散り椿』が2018年9月28日(金)に公開される。愛する女性のため、命を懸けて闘う侍原作は葉室麟による同名小説を実写映画化となる。亡き妻との最期の約束を守るために、追放された故郷に戻る男を描いた時代劇。侍としての凛とした生き様、そして愛する女性の為に命を懸けて闘う、美しいラブストーリーを丁寧に叙情豊かに表現した。岡田准一×西島秀俊、侍の戦い主演は、『追憶』で、明かせない過去を背負った刑事を演じた俳優・岡田准一。今回は、かつて藩を追放されるも妻の最期の願いを胸に藩の不正や権力に立ち向かっていく男・瓜生新兵衛(うりゅうしんべえ)を儚くも強く演じる。道場の四天王の一人という役柄から、約3ヶ月に亘る殺陣の稽古に励み、激しく鋭い剣豪アクションに臨む。そして、共演するのは『MOZU』『クリーピー偽りの隣人』『CRISIS公安機動捜査隊特捜班』など出演してきた俳優・西島秀俊。岡田准一演じる新兵衛と共に道場の四天王の一人で、持ち前の頭脳明晰さで藩主の側用人として頭角を現す榊原采女(さかきばらうねめ)を演じる。かつての親友であり、一人の同じ女性を想いあう恋敵でもあり、藩を追われた新兵衛とは対照的な藩で頭角を現すというキャラクターだ。新兵衛の妻・篠を演じるのは麻生久美子。岡田准一とは、過去に映画『おと・な・り』で共演しており、両者は一度も顔を合わせたことがない中、音によって惹かれ合っていく男女を演じた。今回は夫婦を演じることとなる。そのほか、黒木華、池松壮亮、新井浩文、柳楽優弥、奥田瑛二など日本を代表する俳優陣が集結した。『劒岳 点の記』の木村大作×『蜩ノ記』の小泉堯史監督は、日本アカデミー賞最優秀撮影賞をこれまで5回受賞、映画監督として『劔岳 点の記』(2009)で第33回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した木村大作が務める。脚本は『阿弥陀堂だより』『蜩ノ記』など、黒澤明を彷彿とさせる数々の日本映画を手掛けてきた小泉堯史が担当。全編オールロケによる圧倒的な自然描写撮影は、2017年5月中旬から7月上旬にかけて、長野・富山・彦根と時代劇としては前代未聞の全編オールロケで行われた。剣豪アクションだけでなく、圧倒的な自然描写にも注目したい。なお、映画『散り椿』は第42回モントリール世界映画祭で準グランプリ・審査員特別賞を受賞している。ストーリー享保15年――藩の不正を訴え出たために、時の権力に負け藩を離れた男、瓜生新兵衛(岡田准一)。追放後、連れ添い続けた妻の篠(麻生久美子)が病に倒れ、死を迎えようとした折、最期の願いを新兵衛に託す。『藩に戻りて、榊原采女様(西島秀俊)を助けてほしい』と。新兵衛にとって采女は、かつては良き友であり良きライバルであり、また篠を巡る恋敵でもあった。そして新兵衛の藩追放に関わる、大きな因縁を持つ二人であった。妻の最期の願いを叶えるため、新兵衛は過去の藩の不正事件の真相と、その裏に隠された妻・篠の本当の気持ちを突き止めようと奔走する。篠の妹、坂下里美(黒木華)とその弟・坂下藤吾(池松壮亮)は、戻ってきた新兵衛に戸惑いながらも、亡くなった篠を一筋に想いやる姿や、侍としての不正を正そうとする凛とした生き方にいつしか惹かれていく。そして、ある確証を得た新兵衛は、かつての親友の采女と対峙する。そこで過去の事件の真相や妻が遺した願いの苦しく切なくも愛に溢れた本当の想いを知ることになっていく・・・。しかし、その裏では大きな力を持ったものが新兵衛を襲おうとしていた・・・。【詳細】『散り椿』公開日:2018年9月28日(金)全国東宝系監督・撮影:木村大作脚本:小泉堯史出演:岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子、緒方直人、新井浩文、柳楽優弥、芳根京子、駿河太郎、石橋蓮司、富司純子、奥田瑛二ほか
2017年05月27日『劒岳 点の記』で第33回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞している木村大作が、葉室燐の名作と言われる「散り椿」を映画化することが決定。この度、キャストに数々の時代劇に出演する国民的俳優・岡田准一、映画やTVドラマで活躍中の西島秀俊が出演することが明らかになった。岡田さんと西島さんは本作で初共演となる。享保15年。藩の不正を訴え出たために、時の権力に負け藩を追放された男、瓜生新兵衛(岡田准一)。追放後、連れ添い続けた妻の篠(麻生久美子)が病に倒れ、死を迎えようとした折、最期の願いを新兵衛に託す。「藩に戻りて、榊原采女様(西島秀俊)を助けてほしい」というものだった。新兵衛にとって采女は、かつては良き友であり良きライバルであり、また篠を巡る恋敵でもあった。そして新兵衛の藩追放に関わる、大きな因縁を持つ二人であった――。本作は長野、富山、彦根で全編オールロケを敢行し、圧倒的な自然描写と侍として生きる男の闘い、そして男と女が惹かれ合い、想い合い、労り合っていくラブストーリーを丁寧に叙情豊かに描く。脚本には黒澤明の下で助監督を長年務め、監督デビュー作の『雨あがる』(脚本・黒澤明)では第24回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した小泉堯史が担当し、木村監督と初タッグを組み“美しい時代劇”を誕生させた。主人公・瓜生新兵衛を務めるのは、『蜩ノ記』『関ヶ原』などに出演し、先日公開された『追憶』で撮影を担当した木村監督と再タッグとなる岡田准一。藩を追放されるも妻の最期の願いを胸に藩の不正や権力に立ち向かっていく男を儚くも強く演じる。そして新兵衛と対峙することになる榊原采女役には、「CRICIS公安機動捜査隊特捜班」(フジテレビ)に出演中の西島秀俊が抜擢。かつての親友であり、一人の同じ女性を想いあう恋敵でもあり、藩を追われた新兵衛とは対照的な藩で頭角を現すというキャラクターを好演する。そのほか黒木華、池松壮亮、緒形直人、新井浩文、柳楽優弥、麻生久美子、石橋蓮司、富司純子、奥田瑛二ら錚々たる日本を代表する俳優陣が集結している。以下、スタッフ・キャストからコメントが届いた。■木村大作(監督・撮影)『人は大切に思うものに出会えれば、それだけで幸せだと思っております』葉室燐さんの小説「散り椿」の主人公・新兵衛のセリフです。このセリフに出会ったとき、まさに自分の人生そのものと感じ、映画化にしようと思いました。黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』の撮影助手から映画の仕事を始めました。「美しい物を撮りたい…映画でしか出来ない美しい物を創りたい、それだけです!」と黒澤監督が仰っていたのを聞いて育ってきました。黒澤監督の助監督を長年務めてきた小泉堯史さんに脚本をまとめて頂いたこともあって、黒澤監督には及ばないですが、人の心の美しさを撮る「美しい時代劇」を目指したいと思います。『追憶』で運命的に出会った岡田准一は、こちらの要望に瞬時に応え、いままで見たことのない芝居や殺陣を見せてくれています。こんなに全てが出来る俳優は過去に見たことがないくらい。このまま最後まで撮影が出来たら傑作が生まれると自負しています。昔からそこにあった「ホンモノ」で撮影することで、役者の演技が変わってくるので、長野、富山、彦根と全編オールロケで挑みます。撮影を開始して数日経ちましたが、美しい物が撮れている手応えを感じているので期待していてください。■小泉堯史(脚本)「時代劇を撮りたい。原作を葉室麟さんの「散り椿」に決めました。脚本をお願いしたい」お役に立てればと、木村大作さんからの依頼を受けさせて頂きました。木村さんは、黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』『用心棒』『椿三十郎』に撮影助手として当時の現場を体験されています。『蜩ノ記』でご一緒した岡田准一さんということで縁を感じました。素敵なめぐり合わせで、この作品は生まれます。誰よりも早く『散り椿』の完成を心待ちにしております。■岡田准一(瓜生新兵衛役)木村大作監督が77歳という年齢になって最高傑作を撮りたい。しかも監督が若かりし頃、近くで見てきた黒澤明監督への畏怖と挑戦という気持ちから「美しい時代劇」を撮りたいという、そんな監督の思い描く「美しい時代劇」にお声掛けいただき、こんなに嬉しいことはないです。木村監督とは『追憶』でご一緒させていただき、俳優たちが束になってかかっても、すべてを受け止めてくれる方なので今回も全力で現場に臨めたらと思っています。監督が望んでいるものを感じ取って「探す」というよりは、お互いどういう“音”を奏でていくか?木村監督と「セッション」していく感じで思いきりぶつかっていけたらと思っています。初共演の西島さんは真っ直ぐで素敵な方。そんな西島さんに対峙してどう崩していけるかが自分の中でのポイントだと考えています。時代劇ではありますが、常に新しい物を生み出したいという監督の想いが込められた本作がどういう作品になるのかとても楽しみです。■西島秀俊(榊原采女役)数々の名作を撮影してこられた木村大作監督、そして主演の岡田准一さんと今回初めてご一緒させていたたくことを大変嬉しく思っています。殺陣の稽古でお会いしたときの岡田さんは、正に侍の様な佇まいて凄みがあり、とても心強い存在だと感じました。小泉堯史さんの脚本も素晴らしく、宿命を背負った侍たちの生き様か儚くも力強く描かれています。共演者の皆さんも錚々たる方々ばかりで、非常に楽しみです。采女という役を生き切る覚悟で撮影に臨みたいと思います。『散り椿』は2018年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月24日アイドルグループ・V6の岡田准一が、映画『散り椿』(2018年公開)に主演することが24日、わかった。他、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、緒形直人、新井浩文、柳楽優弥、芳根京子、駿河太郎、渡辺大、麻生久美子、石橋蓮司、富司純子、奥田瑛二が出演する。同作は葉室麟による同名小説を映画化。カメラマンとして数々のキャリアを持ち、映画監督としても『劔岳 点の記』(2009)で第33回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞している木村大作がメガホンを取る。藩の不正を訴え出たために追放された男・瓜生新兵衛(岡田)が、死を迎える妻・篠(麻生)に頼まれ、かつての親友・榊原采女(西島)と対峙する。撮影は長野、富山、彦根と全編オールロケを敢行。岡田と西島は初共演となる。黒澤明監督作品『隠し砦の三悪人』の撮影助手からカメラマンのキャリアをスタートした木村と、黒澤監督の助監督を長年務めてきた脚本の小泉堯史が初タッグを組み、初の時代劇に挑む。木村監督は「小泉堯史さんに脚本をまとめて頂いたこともあって、黒澤監督には及ばないですが、人の心の美しさを撮る「美しい時代劇」を目指したいと思います」と意気込みを語る。また、現在公開中の映画『追憶』で撮影としてタッグを組んだ岡田について「『追憶』で運命的に出会った岡田准一は、こちらの要望に瞬時に応え、今まで見たことのない芝居や殺陣を見せてくれています。こんなに全てが出来る俳優は過去に見たことがないくらい」と絶賛。「撮影を開始して数日経ちましたが、美しい物が撮れている手応えを感じているので期待していてください」とメッセージを送った。○岡田准一コメント木村大作監督が77歳という年齢になって最高傑作を撮りたい。しかも監督が若かりし頃、近くで見てきた黒澤明監督への畏怖と挑戦という気持ちから「美しい時代劇」を撮りたいという、そんな監督の思い描く「美しい時代劇」にお声掛けいただき、こんなに嬉しいことはないです。木村監督とは『追憶』でご一緒させていただき、俳優たちが束になってかかっても、すべてを受け止めてくれる方なので今回も全力で現場に臨めたらと思っています。監督が望んでいるものを感じ取って「探す」というよりは、お互いどういう“音”を奏でていくか? 木村監督と「セッション」していく感じで思いきりぶつかっていけたらと思っています。初共演の西島さんは真っ直ぐで素敵な方。そんな西島さんに対峙してどう崩していけるかが自分の中でのポイントだと考えています。時代劇ではありますが、常に新しい物を生み出したいという監督の想いが込められた本作がどういう作品になるのかとても楽しみです。○西島秀俊コメント数々の名作を撮影してこられた木村大作監督、そして主演の岡田准一さんと今回初めてご一緒させていたたくことを大変嬉しく思っています。殺陣の稽古でお会いした時の岡田さんは、正に侍の様な佇まいて凄みがあり、とても心強い存在だと感じました。小泉堯史さんの脚本も素晴らしく、宿命を背負った侍たちの生き様か儚くも力強く描かれています。共演者の皆さんも錚々たる方々ばかりで、非常に楽しみです。采女という役を生き切る覚悟で撮影に臨みたいと思います。(c)2018「散り椿」製作委員会
2017年05月24日映画『鉄道員(ぽっぽや)』の監督・降旗康男と撮影・木村大作が9年ぶりにタッグを組み、出演も豪華俳優陣がそろう公開中の映画『追憶』。主演の岡田准一(36)と共演の柄本佑(30)は、本作で初共演ながら、すっかり意気投合!撮影の舞台裏を語り合ってくれました。 岡田「富山での撮影中、毎日一緒に食事に行ってたね」 柄本「うん。撮影時間より、サウナに行ったり飲みに行く時間のほうが長くて(笑)。結果、それが役づくりにつながったんですけど」 岡田「たっくん(柄本のこと)は飲んでもあまり変わらないよね」 柄本「いやぁ、岡ピー(岡田のこと)こそ全然変わらない。この前も朝4時まで飲んでたのに」 岡田「小栗(旬)くんと韓国料理を食べに行ったときだね」 柄本「小栗さんはいつものように盛り上げてくれましたね」 岡田「新幹線でみんなで一緒に東京に帰ったときは、座席を向かい合わせにしたりして。初体験だったけど、向かい合わせって修学旅行かマダムのご旅行のイメージだった(笑)」 柄本「どんだけ仲いいんだ、って(笑)。あのときは、岡ピーの撮影が終わるのを、小栗さんと2人で待ってから帰って。楽しかったな。自分でいうのも変ですがこの3人、とってもいいと思います(笑)」 岡田「小栗くんは12年ぶりの共演だけど、役者としての思いを共有できる数少ない仲間の一人だし、たっくんはお芝居がうまくて好きな俳優さんだったので共演できてうれしかった」 柄本「僕も『花よりもなほ』(’06年公開映画)以来、ずっとファンだったので一緒にお仕事ができてうれしかったです。撮影現場でも岡田さんが中心にいてどっしり構えてくれていたので、安心して作品の世界観に入れました」 岡田「たっくんは、セリフ一つでほれさせちゃう腕を持ってるからね」 柄本「それは、屋久杉のように神的な存在の岡田さんがそばにいてくれたからですよ!」 岡田「屋久杉って!からかってるでしょ(笑)」 柄本「本心からです(笑)。小栗さんも賛同してますし」 岡田「たっくんは、芸能一家ってところもすごい。家族が仕事に理解があるっていいよね。うちはふつうの家族だから、仕事の説明するのがややこしくて」 柄本「子どものころから家庭では映画の話しかしてないです」 岡田「そういう環境が、若いのに芸達者なたっくんを作ったんだね」 柄本「いやいや、岡ピー、またどこかで共演したいです!」
2017年05月15日岡田准一(V6)主演の映画『追憶』が5月6日(土)に公開を迎え、都内劇場にて舞台挨拶が開催。岡田さんをはじめ、柄本佑、安藤サクラ、木村大作カメラマン、降旗康男監督が舞台挨拶に登壇した。『駅 STATION』、『鉄道員 ぽっぽや』など、数々の名作を世に送り出した降旗監督×木村カメラマンのコンビ16作目となる本作。兄弟のように育ち、刑事、事件の容疑者、そして加害者と言う立場で再会を果たした3人の男たちの抱えるある“秘密”が解き明かされていく。岡田さんは、降旗監督、木村カメラマンという映画界の生ける“伝説”と仕事をして「言葉は悪いかもしれないけど、日本のおじいちゃんたちが元気だよって感じました。大先輩たちに教えを請い、たくさんのことを学びました」と強い思いを口にしたが、木村カメラマンは「おじいさんではありません!」とマイクを使わずに地声で反論し、会場は笑いに包まれる。岡田さんは「すいません、言い方が…(苦笑)」と謝罪しつつ「今日、こうして降旗監督と大作さんと一緒にいられることが重い。大作さんがスーツを着てこられて(笑)、カッコいいです」と幸せを噛みしめる。柄本さんと安藤さんは、夫婦そろっての舞台挨拶登壇。第一子妊娠中の安藤さんは、ふっくらしたお腹で登場し、岡田さんと同様に降旗監督、木村カメラマンの作品への出演について「小さいときから、歴史の中の人、映画史の中の存在だったので、一緒にこうして並んでいるのが不思議な感覚です。自分も監督たちのようにずっと楽しく映画に携わっていきたいという希望をいただきました」と喜びを口にした。この日は、“追憶”にちなんで、登壇陣が25年前、もしくは25歳前後のころの写真を持参!当時はほかに持っている人がいなかったというディレクターズ・チェアに腰かけた、若き日の木村さん、映画会社に入ったばかりの頃の監督、自転車で顔を擦りむいた直後の柄本さん、お化けのモノマネをしているかのような安藤さん、そして漫画本を読んでいる小学生の頃の岡田さんの写真に、会場からは笑いや歓声が上がっていた。そして、岡田さんらキャスト陣からは、感謝の思いを込めて監督と木村さんに帽子をプレゼント。木村さんは「こういう帽子かぶるの、生まれて初めてだよ。イマドキの若い人、こんな帽子多いじゃない?でもあれより、我々の方が合ってるよね?年輪があるから」とゴキゲン。降旗監督はキャスト陣の気持ちが「重いです」と嬉しそうに笑みを浮かべる。岡田さんは「これからもまだ、何本も撮っていただきたいです!」と語り、会場は温かい拍手に包まれていた。『追憶』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:追憶 2017年5月6日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「追憶」製作委員会
2017年05月06日岡田准一主演の『追憶』の公開を前に5月4日、本作で16本目のタッグとなる降旗康男監督と木村大作カメラマンによる『駅 STATION』、『夜叉』、そして本作の3本連続鑑賞会が開催。上映後には岡田准一、小栗旬を加えた4人による熱いトークが繰り広げられた。ある殺人事件で刑事、被害者、そして容疑者の立場で幼なじみである3人の男たちの運命が交錯。彼らが抱えるある“秘密”が事件の真相と共に解き明かされていく。普段、舞台挨拶などで話の中心にいる岡田さん、小栗さんも、この日ばかりは降旗監督と木村カメラマンという、日本映画界の生き字引とも言える2人を前に、完全に観客モードで、彼らの思い出話に興味津々の様子で耳を傾ける。そして、期待通りに降籏監督と木村さんの口からは驚くべきエピソードが次々と語られる。岡田さんは、降籏監督と木村さんが初めてタッグを組み、高倉健を主演に迎えた『駅 STATION』、続く『居酒屋兆治』、『夜叉』の3作を「50代の健さん――イメージとして僕らの中に染み込んでいる健さんを作られたと思う」と語るが、そもそも、この3人が顔を揃えることになった顛末にも驚くべき事実が!木村さんは、その前に『八甲田山』で初めて健さんと一緒に仕事をしたが、当時、東映の大スターであった健さんについて「最初は『何が高倉健だ』と思ってた」と対抗意識を持っていたと告白。「健さんが現場に入るのが遅くなると『早く出せ!健さんの顔なんてどうでもいいんだ。俺は山が撮りたいんだ!』って。その後、健さんがやっと着いて、キャメラの前に立ったとき、後ろの岩木山をふり返って『やっぱり、俺の顔よりも山だな』って言ったのをいま、思い出しました。最初は『木村さん』と呼んでたのが、『大ちゃん』となって、僕も『健さん』と言うようになった。その次が『駅』だけど、倉本聰さんの脚本で、降旗さんは『冬の華』(※同じく倉本さんが脚本、主演が健さんで、カメラマンは木村さんではなく、仲沢半次郎)のチームでやろうと思ってたけど、『八甲田山』で長く一緒にやってたので、健さんが『木村でやろうか』と言ってくれた。そこで降旗さんに出会って、いまに繋がってる。人生ってそういうもの」としみじみと語る。岡田さんは、『駅』の脚本の倉本氏についても果敢に質問!3人は仲が良いのか?という問いに、木村さんは「倉本さんは『駅 STATION』が頂点」と言い切り、これには質問した岡田さんのほうが大慌て!「TVで使えるネタでお願いします(苦笑)!」と穏当な発言を求めるも、木村さんは動じることなく「倉本さんが聞いても怒んないよ。『しょうがねえなぁ』って」と豪快に笑っていた。岡田さんは、改めて『駅』からの三部作への思いと、健さんへの強い憧れを口にし「自分も50代になったら、こんな雰囲気出せる男になれたらいいなと思います」と語った。小栗さんは、2人の降旗監督と木村さんのコンビ作として『鉄道員 ぽっぽや』を印象深い作品として挙げ「僕らが割と映画を観るようになってから撮られた作品ですけど、いま改めて見るとまた全然違う。ファンタジーなお話でもあるのに、そこに違和感がない。『ファンタジーです』って撮り方をしてなくて、沁みる映画だなって思います」と語る。岡田さんと小栗さんは、降旗&木村コンビと実際に『追憶』で仕事をして、改めてその凄みを実感したよう。岡田さんは「木村さんはカメラを除くと体調がわかるっていうんです。大作さんの前では嘘はつけないって伝え聞いてます」と語り、小栗さんも「最終日に木村さんに『お前、二日酔いだろ』と言われました(笑)」と苦笑交じりに明かしていた。『追憶』は5月6日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:追憶 2017年5月6日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「追憶」製作委員会
2017年05月05日俳優・木村拓哉が、2006年公開の『武士の一分』以来となる時代劇主演に挑んだ。初タッグとなる三池崇史監督が「キャスティングは運命」と語る通り、木村は吸い寄せられるように『無限の住人』(4月29日公開)に身を投じ、百人斬りの異名を持つ不老不死侍・万次を憑依させた。剣客集団・逸刀流に両親を殺され、敵討ちを渇欲する少女・浅野凛の用心棒を請け負いながら、「正義とは何か」「命とは何か」を投げかける。1993年から2012年まで漫画家・沙村広明氏が命を削るように描き続けた万次を、木村はどのように体現したのか。「無限」を「時間や時空ということではなく、想い」と捉えていた木村。今回のインタビューでは全6回・約7000字にわたり、本作に対する木村の「無限の想い」に迫る。第2回は「万次との向き合い方」と「役作り」。○原作画集を胸に――万次は右目に傷を負った独眼の侍です。そのことにもこだわりがあったと聞きました。あの沙村さんの世界観を三池監督のもとで具現化していく上で、「万次をやらせていただく」ということがすべてでした。役を作っていくというよりは、独眼は「条件」。「右目を特殊メイクしよう」ではなくて、1つの条件として当たり前にやったことでした。――撮影の合間も含め、不都合なところもあったのでは?不都合どころじゃなかったです(笑)。撮影がはじまって3~4日は、階段の昇り降りすらやっと。現場にはプレハブの支度小屋があったんですが、そこで衣装を着させていただいて、京都の太秦のスタッフが帯をグッと締めてパンパンとお尻をたたいて送り出してくださる。そこから階段で下りていく時に、クランクインして3日ぐらいは危険を感じました(笑)。アクションの撮影をする頃にその感覚は自分の中に染み込んできていたので問題ありませんでした。――今回の撮影で追い込まれたことは?肉体的にハードだったり、そういう大変なところは本編の中に必要ないものです。作品にいらないものは、現場にもいらない。自分が寒いとか、痛いとか、作品には関係ない。本編に必要なものしか、現場にはないんです。○不器用な男・万次に抱く「哀れみ」――万次をどんな男と捉えていますか?不器用ですよね。なんか、包み込むことができないやつというか。長い間、生きてはいるけども、人を包む優しさというものを持てていない。きっと不器用だから、「必要ない」と思っているんでしょうが、不器用な分、正面から当たって向き合っていく。愛おしさを超え、哀れみを感じます。台本は設計図。だからといって台本とは別に原作を現場に持ち込むとか、(市原)隼人みたいにハイエナの捕食動画を見るとかもなかったんですけど(笑)、温度というか、どこか基準として感じていたかったので、沙村先生の画集は近くに置いておきました。――そんな万次をどのように表現しようと思ったのでしょうか?万次は、決して剣に長けた人間ではありません。実はめっちゃ弱いんですよ。八百比丘尼から無理やり血仙蟲を入れられて無限の命を手にし、あとは彼が判断していく。とんでもない時間を生きながら、剣を手にする身としてはずっと決められずに、答えを探し続けてきたんじゃないかと、台本を読んだ後に思いました。そんな彼の前に、杉咲(花)さんが演じてくださった町・凜が現れたことによって、最終的に理由というか答えが出せたんじゃないかと。そういう自分なりのアプローチの中で、撮影させていただいていました。杉咲さんの凜を感じると、自ずと答えが出てきました。■プロフィール木村拓哉1972年11月13日生まれ。東京都出身。O型。これまで数々の出演ドラマをヒットさせ、映画では『君を忘れない』(95)、『HERO』(07・15)、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(10)などに出演。スタジオジブリ作『ハウルの動く城』(04)ではハウルの声優を好演した。山田洋次監督がメガホンを取った時代劇主演映画『武士の一分』(06)は、興行収入40億円を超えるヒットを記録した。
2017年04月30日