3月29日(金) から31日(日) にかけて、横山拓也の代表作『エダニク』の中国語版が中国・上海戯劇学院の学生たちにより上演され、横山と本作品演出の李旻原(リ・ミンユェン)による対談イベントが行われる。国際交流基金(JF)では、海外での活躍が期待される5名の劇作家(市原佐都子、桑原裕子、前川知大、前田司郎、横山拓也)による戯曲を複数言語(英語、スペイン語、ロシア語、中国語、アラビア語)で翻訳して海外の出版社と共同出版。今回の公演では、この枠組みで翻訳出版された『エダニク』に上海の演劇専攻の学生たちが挑戦する。『エダニク』中国公演ビジュアル<公演情報>『エダニク』(中国公演)3月29日(金)~31日(日) ジャスミン・シアター(中国・上海)※30日は公演前に対談イベント実施作 :横山拓也翻訳:郑世凤演出:李旻原出演:上海戯劇学院学生
2024年03月25日堤真一の次なる挑戦は、不条理劇の第一人者である別役実の『カラカラ天気と五人の紳士』。初演から約30年を経て、今最も注目を集める加藤拓也の演出で上演される。懸賞のハズレくじで、“棺桶”を手に入れた5人の紳士。彼らはせっかくの景品を役立てるため、どう死ぬかについて議論を始める。だがその途方もない話し合いは、結局どこにも辿り着かないまま。そんな中、彼らの前にふたり組の女性が現れて――。稽古開始を数日後に控えたある日、紳士5を演じる堤に作品に対する想い、共演者への期待などを聞かせてもらった。共演者や演出家と共に、稽古を通して手探りで見つけていく――独特の世界観で、今なお多くのファンに愛される別役実さんの戯曲です。初見の印象、感想は?正直わけがわからなかったです(苦笑)。実は最後まで読み切れず、途中で一回脚本を閉じましたから。登場人物たちがへんてこりんなことを言ってはいますが、かといって変なアドリブやキャラ作りみたいなことはしないほうがいいと思いますし、これを舞台に上げるのは相当難しいだろうなと思いました。――登場人物は5人の紳士とふたりの女性のみ。ただそれぞれの人物造形に、明確な違いがあるわけでもないんですよね。そうそう。唯一野間口(徹)くん演じる紳士3が微妙に頭がいいかな、というくらいで。そもそも全員がバカバカしいことをしているわけですからね。棺桶なんて伸びるわけがないのに、「伸ばせ、伸ばせ」と言い続けたり(笑)。女性ふたりの登場でなにか展開があるかと思いきや、またも同じようなバカバカしさが繰り返されていく。ただ、今の世の中、いい大人たちが現実にバカバカしいことをやっていると思うんです。そんなわけないだろうというようなことを、いつまでも真面目にやっている。まぁそういった話などをしながら、稽古場で作っていくことになると思っています。――事前に入念に準備をしていく、そういったタイプの作品ではないということでしょうか。まもなく稽古開始ですが、まだひとつも台詞を覚えていないですからね(笑)。こういう台詞は覚えにくい、ということもありますが、変にいろいろ考えていって、逆に修正出来なくなってしまうほうが怖いかなと。だからやっぱり共演者や演出家と共に、稽古を進めながら、手探りで見つけていきたいなと思っています。いかに飽きさせず、別役さんのメッセージまで辿り着けるか――演出を手がけるのは気鋭の加藤拓也さん。堤さんとは初の顔合わせとなります。何本か作品は拝見していますが、まだどこか謎な人ですね。だからこの戯曲に関しても、僕みたいに難しいとは思っていないのかもしれません。もしかしたら、感覚的に別役さんに近いものを感じているんじゃないかなと。それでいて笑いに振らず、淡々と描いていくのかもしれないですし。ただ役者ってズルいところがあるから、つい笑いを取りにいっちゃうと思うんですよね(笑)。――(笑)。前出の野間口さん以外に、藤井隆さん、溝端淳平さん、小手伸也さん、高田聖子さん、中谷さとみさんと、笑いにも長けた巧者ばかりがそろっていますからね。皆さん共演経験のある方ばかりでしょうか?お会いしたことはありますが、初共演は藤井さんだけですね。劇団☆新感線のふたり(=高田、中谷)は、名前を聞いた瞬間にもうぴったりだなと(笑)。それくらい気心知れた人が多いので、やっぱり安心は安心ですよ。初めての人ばかりだと、「こんなこと聞いてアホだと思われたらどうしよう」なんて思ったりもしますけど(笑)、このメンツならそんなこともない。自分がわからないことでも躊躇せず、いろいろ話し合って進めていけそうです。というのも脚本を読んでいるうちに映像が見えてくる作品もありますが、これに関してはまったく見えてこないんですよね。つまり自分がしゃべっていない時やなにも役割を与えられていない時、どんな居方をすればいいのか画が浮かんでこない、本当に謎だらけです。――そんな謎だらけの作品に挑むことは、役者としては楽しいことですか?怖いことですか?見えてきたら楽しいだろうなと思います。ただ自分の体に馴染み過ぎてもいけないところがありそうですし、その気持ち悪さの中で立たなければいけないこともきっとあるはず。まぁまだその段階にも立てていませんが、なんとかいいものにはしたいですね。なかなか序盤だけでは見えにくいですが、物語全体として捉えると、生きるってなんだろうとか、死ぬってなんだろうとか、そんな死生観にまつわる別役さんからの問いかけに気づかされる。だからこれ、前段でお客さんに飽きられてしまったら、もうおしまいだと思うんです。と言いつつ、自分自身一回脚本を閉じてしまってはいますが……(苦笑)。いかにお客さんを飽きさせず、最後の別役さんのメッセージまで辿り着けるか。それが勝負だと思っています。取材・文:野上瑠美子撮影:藤田亜弓スタイリスト:中川原寛(CaNN)ヘアメイク:奥山信次(B.SUN)★本公演の大阪・岡山公演のぴあアプリ先行は3/6(水)まで受付中! <公演情報>『カラカラ天気と五人の紳士』作:別役実演出:加藤拓也出演:堤真一、溝端淳平、藤井隆野間口徹、小手伸也、中谷さとみ、高田聖子徳高真奈美(ヴィオラ演奏)【東京公演】2024年4月6日(土)~4月26日(金)会場:シアタートラム【岡山公演】2024年5月2日(木)~5月4日(土・祝)会場:岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場【大阪公演】2024年5月7日(火)~5月11日(土)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ【福岡公演】2024年5月15日(水)~5月16日(木)会場:キャナルシティ劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年03月05日神奈川芸術劇場(KAAT)の2024年度ラインアップ発表会が2月14日に行われ、長塚圭史芸術監督らが出席。気鋭の作家・加藤拓也がキッズ・プログラムのために書き下ろす『らんぼうものめ』、日英共同制作で村上春樹の小説を原作とする『品川猿の告白 Confessions of a Shinagawa Monkey』などのラインアップが明らかになった。長塚芸術監督が2024年度メインシーズンのテーマとして掲げたのは「某 -なにがし-」。ものや人の名前をあえてはっきりさせないための代名詞として使用される言葉だが、SNSなど発信者の“匿名性”が高まる中で「その言葉は誰の言葉でどの立場で語っているのか?」といったことなど「社会と個」の関係性について考えていく中で浮かんだとのことで、“某”が指すのは「あなたかもしれないし私かもしれない。“某”というレンズを通して何が見えてくるのか」と問いかける。気になる上演演目だが、プレシーズンでは沖縄返還50年の2022年に上演され、読売演劇大賞の優秀作品賞を受賞した兼島拓也作、田中麻衣子演出の『ライカムで待っとく』を再演。アメリカ統治下の沖縄で1964年に起こった米兵殺傷事件を基に書かれた伊佐千尋によるノンフィクション「逆転」に着想を得た物語で、6月以降、京都、久留米をまわり、さらに6月23日の「沖縄慰霊の日」には沖縄(那覇文化芸術劇場なはーと)でも上演される。『ライカムで待っとく』 2024年公演チラシ7月からのキッズ・プログラムでは、アンディ・マンリー作による、鳥のさえずりや歌をモチーフにしたノンバーバルパフォーマンス『ペック』を上演。同じくキッズ・プログラムとして、多彩な活躍を見せる加藤拓也作・演出による『らんぼうものめ』が上演される。わがままな少年が神々の世界に足を踏み入れる冒険物語とのことで、加藤は「少し不思議でちょっと怖い話になっている」と語る。長塚芸術監督は加藤について、「クールな視点で人間をグロテスクとも思える視点で描く作家ですが、キッズ・プログラムを手掛けたらどうなるのか? 子どもたちにどんなアプローチをしていくのか?」と期待を寄せる。9月のメインシーズンの幕開けを飾るのはシェイクスピアの『リア王の悲劇』。河合祥一郎翻訳によるフォーリオ版をシェイクスピア初挑戦となる藤田俊太郎が演出する。同じく9月のKAAT EXHIBITION 2024では「南条嘉毅展 | 地中の渦」を開催。美術家の南条嘉毅による、横浜に積み重なった地層に着目したインスタレーション作品を展示する。10月には、ダンサーで振付家の山田うんと人工生命の研究者として知られる池上高志による試みの第2弾となる『まだここ通ってない』(仮)を上演。コンテンポラリーダンスと最先端の科学のコラボレーションを通じて、人間とサイエンスの関係を、またアートとサイエンスの関係に光を当てる。そして11月から12月にかけては、日英共同制作として、長塚がイギリス留学中に出会い、感銘を受けたというアーティスト集団「Vanishing Point」とKAATのコラボレーションで村上春樹の短編「品川猿」「品川猿の告白」を舞台化した『品川猿の告白 Confessions of a Shinagawa Monkey』を上演。Vanishing Pointの創設者で芸術監督であるマシュー・レントンが演出を務める。また気鋭のダンスカンパニー「ケダゴロ」を主宰する下島礼紗と韓国国立現代舞踊団の国際共同制作による『黙れ、子宮』(仮)を上演。2021年に発表された同名の作品を再創作した作品で、18歳の思春期に判明したという下島自身の身体にまつわるある出来事を背景にした物語がダンスで表現される。KAAT神奈川芸術劇場 2024年度ラインアップチラシ2025年2月には、長塚が福田転球、大堀こういち、山内圭哉と共に2017年に始めた「新ロイヤル大衆舎」による新作で、これまで幾度も映像化されてきた芥川賞作家・火野葦平の自伝小説を舞台化した『花と龍』(長塚演出)を上演する。さらに『バナナの花は食べられる』で岸田國士戯曲賞を受賞した、「範宙遊泳」の山本卓卓の書き下ろし新作が益山貴司の演出で上演される。長塚芸術監督の下、4シーズン目を迎えるが、新作に国際共同制作、大反響を呼んだ作品の再演など、充実のラインナップとなった。取材・文:黒豆直樹KAAT神奈川芸術劇場 2024年度主なラインアップ<プレシーズン>■KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ライカムで待っとく』誰も読もうとしなかった、読まれなかった沖縄(こっち側)の物語。2022年の話題作が、待望の再演&ツアーを経て沖縄での上演が実現。作:兼島拓也演出:田中麻衣子出演:中山祐一朗前田一世佐久本宝蔵下穂波小川ゲン神田青魏涼子あめくみちこ2024年5月24日(金)~6月2日(日) <中スタジオ><ツアー>【京都公演】6月7日(金)・8日(土) ロームシアター京都<サウスホール>【福岡・久留米公演】6月15日(土) 久留米シティプラザ<久留米座>【那覇公演】6月22日(土)~23日(日) 那覇文化芸術劇場なはーと<小劇場>※この事業は令和6年2月の那覇市議会で予算の議決が延期または否決された場合、事業を延期又は中止する可能性があります。■KAATキッズ・プログラム 2024『ペック』鳥のさえずりや歌をモチーフに、“とりのうたごえ”にさそわれて、見て、聞いて、楽しむ、こどもとおとなのためのノンバーバルパフォーマンス!作:アンディ ・マンリー、イアン・キャメロン、ショナ・レッペ音楽:ウィル・カルダーバンク/サウンドコラボレーター:荒木優光出演:アンディ・マンリー2024年7月上旬<大スタジオ>■KAATキッズ・プログラム 2024『らんぼうものめ』気鋭の劇作家・演出家 加藤拓也が初のキッズ・プログラムで描くのは、神さまたちの世界に迷い込んだ少年の、ちょっと怖くて不思議な物語。作・演出:加藤拓也2024年7月下旬<大スタジオ><ツアー(予定)>【福島県・いわき公演】8月4日(日) いわき芸術文化交流館アリオス【長野県・松本公演】8月17(土)・18日(日) まつもと市民芸術館<小ホール> ほか<メインシーズン「某(なにがし)」>■KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『リア王の悲劇』文学の最高峰に、実力あるキャストと魅力的なスタッフと共に新演出で挑む 。作:W.シェイクスピア翻訳:河合祥一郎演出:藤田俊太郎2024年9月<ホール内特設会場>■KAAT EXHIBITION 2024南条嘉毅展|地中の渦太古から現代にいたる自然と人間の記憶と記録。時間と空間の積層に宿る膨大な世界の軌跡を現代に呼び覚ます。美術家の南条嘉毅によるインスタレーション作品。2024年9月22日(日・祝)~10月20日(日)(予定)<中スタジオ>■KAAT×山田うん×池上高志『まだここ通ってない』(仮)いつも、新しいものや考え、動きを探してる。それはあるソフトウェアかもしれない。散歩の途中か、踊っているときかもしれない。でも未来は、きっとそこから一気に始まる。舞踊家と科学者の未知なる競演。身体とサイエンスは未来に共存できるのか。企画・構成:山田うん池上高志2024年10月中旬<ホール内特設会場>■日英共同制作KAAT × Vanishing Point『品川猿の告白 Confessions of a Shinagawa Monkey』「カイハツ」プロジェクトを経て、国際的に活躍するアーティスト集団ヴァニシング・ポイントと日英共同制作で贈る、村上春樹原作のコミック・ミステリー原作:村上春樹(短編「品川猿」「品川猿の告白」より)演出:マシュー・レントン2024年11月29日(金)~12月8日(日)<大スタジオ>【英国公演】2025年2月下旬~ Tramway, グラスゴー■KAAT x ケダゴロ x 韓国国立現代舞踊団国際共同制作『黙れ、子宮』(仮)気鋭のダンスカンパニー・ケダゴロを率いる下島礼紗による、子宮とキンタマを巡る壮大なダンス作品!振付・演出・構成:下島礼紗2024年12月13日(金)~12月15日(日)<大スタジオ>■新ロイヤル大衆舎×KAAT vol.2『花と龍』新ロイヤル大衆舎とKAATが再びタッグを組んで贈る、激動の時代に繰り広げられる骨太で濃密な人間ドラマ。原作:火野葦平脚本:齋藤雅文演出:長塚圭史音楽:山内圭哉2025年2月中旬~下旬<ホール><ツアー(予定)>【富山公演】2025年3月初旬 オーバード・ホール<中ホール>【兵庫公演】2025年3月8日(土)・9日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急<中ホール>【福岡公演】2025年3月15日(土)・16日(日)J:COM北九州芸術劇場<中劇場>■KAAT神奈川芸術劇場プロデュース新作書き下ろし演劇作品(タイトル未定)岸田國士戯曲賞受賞劇作家・山本卓卓による新作書下ろし戯曲を、益山貴司演出で上演!作:山本卓卓演出:益山貴司2025年2月~3月<中スタジオ>■YPAM ‒ 横浜国際舞台芸術ミーティング 20242024年12月上旬<大スタジオ>等(予定)【提携公演】■Baobab:『DANCE×Scrum!!! 2024』4月27日(土)〜5月6日(月・休)<大スタジオ・アトリウム>■CCCreation:『白蟻』2024年6月 新作公演<大スタジオ>■KUNIO:KUNIO16『(Title未定)』2024年6月<中スタジオ>■横浜夢座:横浜夢座25周年・五大路子舞台生活50周年記念『ヨコハマの夜明け~富貴楼お倉の物語~』(仮)2024年9月13日(金)~16日(月・祝)<大スタジオ>■劇団た組:『ドードーが落下する』2025年1月上旬~<大スタジオ>■Co.山田うん:「新作」2025年1月24日(金)~26日(日)<大スタジオ>※各公演の最新情報は、 劇場公式サイト() にてご確認ください。
2024年02月19日■これまでのあらすじ結婚して子どもを持つことに隔たりがあった美咲と拓也は、幾度もすれ違いを経験し、話し合いを重ねながら、やっと妊活をスタートする。しかしなかなか結果が出ず、やっと1年後に妊娠するも流産してしまう。そして数年後、美咲は赤ちゃんのお世話に明け暮れるが、拓也は赤ちゃんに興味を示さず、子育てにも参加しようとせず悩んでいた。そんなある日、ついに拓也の態度に我慢できなくなった美咲は「もっと私たちに関心を持って」と訴えるが、拓也は「しばらく実家に帰りなよ」と返してくる。そこで「一緒にいたくないの?」と問うと、さらに「今は嫌」と言われてしまい…。■もう期待しない…■夫の心配が的中!?一緒にいることを拒否された美咲の心は、ずたずたに傷ついていました。しかし、だからといって花ちゃんを育てること、拓也との生活をあきらめるわけにはいかず…。「実家には帰らないけど、拓也にも期待しない…」そう誓った美咲は、あることに気づきます。拓也が子どもを作る前に心配していたことが的中したのだと…。「拓也は親になれなかった」そう美咲が告げると、拓也は憤慨して…。次回に続く「僕たちは親になりたい」(全64話)は12時更新!
2024年02月01日2024年4月26日(金)、コニカミノルタプラネタリウム天空(東京・押上)にて『LIVE in the DARK w/三浦拓也(DEPAPEPE) ~Birthday Strings Live~』を開催します。本公演は4月生まれの三浦拓也のバースデーライブとして、渡邊紘率いるKokonQuartet(弦楽四重奏)とのコラボレーションでお届けする特別なプラネタリウムライブです。『LIVE in the DARK w/三浦拓也(DEPAPEPE) ~Birthday Strings Live~』開催決定!三浦拓也(DEPAPEPE)のバースデーを記念した『LIVE in the DARK w/三浦拓也(DEPAPEPE) ~Birthday Strings Live~』の開催が決定しました。本公演は三浦たっての希望によりプラネタリウムを舞台に、渡邊紘率いるKokonQuartetとのコラボレーションが実現。アコースティックギター、2本のヴァイオリン、ヴィオラ、そしてコントラバスによる弦楽五重奏で、バースデーライブにふさわしい特別な一夜をお届けします。弦楽器の持つ心地よく温かいサウンドと共に、プラネタリウムに合わせた特別なセットリストをお楽しみください。▼特設サイト 『LIVE in the DARK』とはプラネタリウムでしか体験できない、音楽と星空、そして暗闇が共鳴する全く新しい音楽エンターテインメント。星々がひしめく暗闇の中、耳を澄ませてみると、日常生活では感じることができなかった、微かな音の“表情”をしっかりと感じることができるはずです。全天周映像演出は数多くのライブ演出を手掛ける、ビジュアルデザインスタジオ“HERE.”が担当し、星空、音楽、そして映像がシンクロする、ここでしか体感できないプラネタリウムライブを実現します。良質な音楽、そしてプラネタリウムという非日常空間で、特別なひと時をぜひ。●チケット販売に関して●■DEPAPEPE オフィシャルファンクラブ「Acoustic Friends」先行受付(抽選)期間:2024年1月22日(月)12時00分~1月28日(日)23時59分 ※ファンクラブ会員の方が対象となります■ticket board先行受付(抽選)期間:2024年2月3日(土)10時00分~2月12日(月・祝)23時59分 ※ticket boardにご登録いただければどなた様でもご応募いただけます■一般販売(先着)期間:2024年2月23日(金・祝)10時00分~ ※予定枚数に達し次第受付を終了します※先行受付、一般販売いずれの場合も『LIVE in the DARK』特設サイトに記載されている注意事項を必ずご確認の上お申込みください※ticket boardをご利用いただくために会員登録(無料)が必要です※ticket boardに記載の応募規定(枚数/席種等)及び、申込に際しての注意事項をご確認の上ご応募下さい●『LIVE in the DARK w/三浦拓也(DEPAPEPE) ~Birthday Strings Live~』東京公演 概要●出演:三浦拓也(DEPAPEPE) / KokonQuartet(1st.Vn.根本理恵、2nd.Vn.若旅菜穂子、Va.松宮茉希、Cb.渡邉紘)日程:2024年4月26日(金)時間:1st Stage 18:30開演(18:00開場) / 2nd Stage 20:30開演(20:00開場)料金:一般シート:7,700円(税込) / 三日月シート:18,000円(税込) ※2名掛け/各公演3席限定会場:コニカミノルタプラネタリウム天空 in東京スカイツリータウン(R)【イベントに関する注意事項】※本イベントはプラネタリウムという会場の特性上、様々な制限を設けさせていただいております。「特設サイト」に記載されている注意事項を必ずご確認の上、チケット購入/来場をして下さい※イベントの延期/中止を除き、感染症を含む個人的な体調不良や周辺環境等の理由による払い戻しは行いませんので、ご了承の 上チケットをお買い求め頂きますようお願い致します※本イベントはプラネタリウム施設で星空、映像、音楽をお楽しみいただくイベントです。演出の都合上又は、ドームの座席配置の関係でステージ(アーティスト)が見えにくい場合がございます※中央後方のお席はプラネタリウム機器の関係でステージが見えにくくなっておりますが、星空・ドーム演出は一番見やすいエリアとなっております※本イベントは時節に応じた感染症防止対策を行い実施いたします※イベントの性質上、小学生以下のお客様はご入場いただけません(中学生以上は要チケット)▼その他詳細は特設サイトをご確認ください ●三浦拓也(ミウラタクヤ) プロフィール●1983年、兵庫県神戸市出身。2002年ギターインストゥルメンタルユニット DEPAPEPE(デパペペ)として活動をスタート。2005年メジャーデビュー。 インストゥルメンタルのアーティストのデ ビュー作品としては、日本音楽史上初の”オリ コンベスト10”にランクイン 、第20回日本 ゴールドディスク大賞にてW受賞に輝く。アジア各国、フランスやアメリカなど国境を超えてコンサートを行ない、タイでは3000人、インドネシアでは10000人以上もの観客を動員するなど海外での強さも感じられる。2021年には、恐竜好きが高じ(恐竜発掘の名所として知られる)福井県観光PRのテーマソングを提供。卓越したギターテクニックに裏打ちされた情緒溢れるメロディセンスとアレンジが高く評価され、楽曲提供やアレンジ、多くのミュージシャンとのセッション参加など幅広く活動中。Instagram@depapepe_miura X(旧Twitter)@DEPAPEPE_miura ●株式会社HERE.(ヒア)●代表土井昌徳。プロジェクションマッピングやVR360°ドームパノラマ映像の制作に特化した少数精鋭のビジュアルデザインスタジオ。プロジェクションマッピングでは、百貨店の常設やホテル、アーティストのライブ等、大規模案件の実績も多数。時代を捉えた演出と高い技術に裏付けられた良質なコンテンツ提供に定評がある。また、次世代のVR ドームシアター向け素材販売サイト「Shout!360」も運営、動画制作に役立つTipsも連載中。【Shout!360詳細 www.shout360.xyz】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月22日声優・木村昴の初冠ラジオ番組『木村昴の聴いてくれないと打ち切り』によるイベント『木村昴の来てくれないと打ち切り』のゲストが発表された。1部の公開収録のゲストは爆笑問題の太田光。人気ラジオパーソナリティでもある太田と打ち切りに怯える木村のフリートークをお届け。2部のフェスでは、朝の子ども番組のレギュラーが一緒で公私ともに仲が良い岡崎体育、そしてメンバー構成が多様な国籍ルーツを持ち、木村と一緒に楽曲リリースもしているALIが出演する。『木村昴の来てくれないと打ち切り』は、2月24日(土) 神奈川・カルッツかわさきにて2部制にて開催。チケットは、現在2次先行(抽選)を受付中だ。<イベント情報>『木村昴の来てくれないと打ち切り』2月24日(土) 神奈川・カルッツかわさき出演:木村昴■1部「スバトモゲスト一緒に聴いてくれないと打ち切り公開収録SP」開場 16:00 / 開演 16:30ゲスト:太田光(爆笑問題)■2部「スバトモアーティストと一緒に聴いてくれないと打ち切りフェス」開場 18:30 / 開演 19:00ゲスト:岡崎体育ALI【チケット料金】(税込・全席指定)1部:5,500円 / U18割 4,500円2部:8,000円 / U18割 6,000円1部2部通し券:12,000円(席は両部とも同じ席となります)■2次先行(抽選)受付期間:1月23日(火) 23:59まで※2次先行はクレジットカードのみとなっております。■一般販売1月27日(土) 12:00~チケットはこちら:()
2024年01月22日『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が20日に都内で行われ、声優を務める江口拓也、種崎敦美、早見沙織、松田健一郎、中村倫也、賀来賢人が登壇した。同作は、TVアニメ『SPY×FAMILY』の劇場版作品。敏腕諜報員・黄昏こと父・ロイド、超能力者の娘・アーニャ、凄腕の殺し屋・いばら姫こと母・ヨル、未来予知犬・ボンドからなる“仮初め”の家族・フォージャー家が、ロイドの任務「オペレーション 梟(ストリクス)」継続とアーニャの「星(ステラ)」獲得のため、初めての全員での家族旅行に行くことから物語が動き出す。○■江口拓也・種崎敦美、早見沙織、松田健一郎、劇場版イベントに“フォージャー家”全員で初登場今回、フォージャー家のキャスト4人が集結。劇場版のイベントでは初となった。公開から約1カ月経過し、興行収入50億円、観客動員370万人を突破したことについて聞かれると、江口は「実感ないです! 聞いたことない数字なので……本当にたくさんの方にご覧いただいた」としみじみ。観客にも「もう2回以上観ているという方はどれくらいいますか?」と投げかけ、多くの反応が返ってくると「こんなに!?」と驚いた表情を見せ、「やっぱり何度も観て頂いているからこその数字なんだなと、今実感しました!」と笑顔を見せていた。また、イベントでは事前にSNSで集められた質問にキャスト陣が回答するコーナーも。「キャラの表の顔と裏の顔を演じ分ける際に意識していることは?」という質問が寄せられると、江口は「ロイドは明確に表と裏がパキッと分かれているので、自分の中でもチェックしないと追いつかない」と話す。特にモノローグのセリフが多いそうで、「表でしゃべっていて、裏でもしゃべっていて、また表でしゃべるみたいな……流れで撮っちゃうので、自分の中で切り替えポイントみたいに味付けしていかないと、感情に置いていかれちゃうことがあります」と演じる難しさを語った。そのために台本に書き込みをしていると話し、「ちょっとしたマークですけど、そのマークがあったら表とか」と工夫を明かすと、これに中村が反応。「表は桃、裏はミカン?」と問いかけられると、江口は「それ書き方によってはミカンと桃どっちかわかんなくなって混乱しそう!!」と返し、笑いを誘った。イベントの最後に行われたフォトセッションでは、巨大なくす玉が登場し、キャスト陣が同作の大ヒットを祝福。勢いよくくす玉が割れると、中に入っていた銀テープが江口の顔にかかってしまうハプニングも見られた。
2024年01月20日TBSラジオで放送中の木村昴の冠番組『木村昴の聴いてくれないと打ち切り』初となる番組イベント『木村昴の来てくれないと打ち切り』が、2月24日(土) に神奈川・カルッツかわさきで開催されることが決定した。イベントは2部構成となっており、1部はキムラー(リスナーの愛称)との公開収録「スバトモゲスト一緒に聴いてくれないと打ち切り公開収録SP」、2部は人気アーティストとの「スバトモアーティストと一緒に聴いてくれないと打ち切りフェス」が実施される。チケットは1次先行を1月18日(木) まで受付中。<イベント情報>『木村昴の来てくれないと打ち切り』2月24日(土) 神奈川・カルッツかわさき1部「スバトモゲスト一緒に聴いてくれないと打ち切り公開収録SP」開場16:00 / 開演16:302部「スバトモアーティストと一緒に聴いてくれないと打ち切りフェス」開場18:30 / 開演19:00出演:木村昴 ほか■チケット1次先行(抽選):1月18日(木) 23:59まで()イベント公式サイト:
2024年01月12日『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』(12月22日公開)の公開初日舞台挨拶が22日に都内で行われ、声優を務める江口拓也、早見沙織、松田健一郎、中村倫也、賀来賢人が登壇した。同作は、TVアニメ『SPY×FAMILY』の劇場版作品。敏腕諜報員・黄昏こと父・ロイド、超能力者の娘・アーニャ、凄腕の殺し屋・いばら姫こと母・ヨル、未来予知犬・ボンドからなる“仮初め”の家族・フォージャー家が、ロイドの任務「オペレーション 梟(ストリクス)」継続とアーニャの「星(ステラ)」獲得のため、初めての全員での家族旅行に行くことから物語が動き出す。○■江口拓也、クリーンなホワイトスーツで登場 胸元には『SPY×FAMILY』ピンバッチも映画を観終えた観客から大きな拍手を送られた江口は「お話を頂いてから結構な時間が経ったので、ついに観ていただいたんだなという実感があります。この映画のすごさや熱を周りの方に伝えていただけたら嬉しいです」と話す。今作で銀河万丈と共演した江口は、「一緒に収録させていただきました!」と声を弾ませ、「銀河さんといえば、もうレジェンドですから! 普段は謙虚な方なんですが、マイク前ではお芝居がとにかく激しい。僕は後ろで収録を観ていたんですが、“自分も将来こういうお芝居にアプローチしたいな”と思いました。かっこよかったです!」熱く語った。また、イベントでは「No.1 スパイ決定戦」と題し、登壇キャスト陣による3本勝負企画を実施。1つ目の瓦割り対決では全員が与えられた8枚全ての瓦を割り、同点に。続くイラスト対決では、事前に描いたアーニャの好きなところをテーマにイラストを披露。それぞれ思い思いのイラストを発表していく中、トリを務めた江口が、「いろんな表情を表現したかったので、表情豊かに描かせていただきました」と渾身のイラストを披露すると、独特なタッチの1枚に会場からは、笑いとともに悲鳴が上がる。観客の反応に不服そうな江口は「悲鳴ってなんですか!」と一歩前に出つつ、観客に語り掛け、笑いを誘っていた。さらに、中村から「これは魔除けかなんかですか?(笑)」といじられてしまい、賀来からも「これ、『地獄のミサワ』ですよね?」とツッコまれてしまう。しかし江口は「やっぱりいろんな表情を描きたかった。すごい楽しそうにしているアーニャですね!」と説明していた。最後に江口は「初日に観ていただいたということは、皆様も『SPY×FAMILY』ガチ勢だと思うので、映画館で公開している期間にまたぜひ足を運んでいただけたら嬉しいなと思っております」と集まった観客にメッセージを送って、舞台挨拶を締めくくった。
2023年12月22日11月24日シアタートラムにて、iakuの新作公演『モモンバのくくり罠』が開幕し、舞台写真と主宰の横山拓也からコメントが到着した。2年ぶりの新作公演となる本作は、親が形成した「家族価値」とそこに縛られた子の生き方を見つめる作品。枝元萌、祷キララ、緒方晋(The Stone Age)、橋爪未萠里、八頭司悠友、永滝元太郎が出演する。■横山拓也(主宰)コメント新作を発表するときはいつも不安ばかりがチラつくものですが、今回、久しぶりに稽古場の段階で自分が心から愛せる作品になりました。そして初日を迎え、自分が「観たい!」と思える演劇作品に仕上がりました。自給自足の山暮らしという、ときどきテレビのドキュメンタリーなどで見かける家族の未来を想像して書きました。「くくり罠」という狩猟、命をいただくこと、家族の価値観、大人になるとは、普通の暮らしとは……様々な要素がいろんな角度から語られます。自分自身が育ってきた環境に抗ってみても、それはどうしようもなく人生につきまとい、逃げても逃げても追いかけてきて、包み込んできたり、しがみついてきたり、もうどうしたらいいかわからなくなるときがあると思います。家族によって培われた価値観について葛藤する登場人物たちの議論に、客席から一緒に参加するような体験をしてもらえたらと思います。<公演情報>iaku『モモンバのくくり罠』『モモンバのくくり罠』ビジュアル東京公演:11月24日(金) ~12月3日(日) シアタートラム大阪公演:12月8日(金) ~10日(日) ABCホール作・演出:横山拓也出演:枝元萌、祷キララ、緒方晋(The Stone Age)、橋爪未萠里、八頭司悠友、永滝元太郎iaku 公式サイト:
2023年11月27日マーベル・スタジオ劇場公開最新作『マーベルズ』の吹き替え版に、江口拓也が参加していることが分かった。江口さんが演じるのは、物語の重要な鍵を握るヤン王子(パク・ソジュン)。惑星アラドナの国民に愛されているチャーミングなカリスマ王子は、MCUにおける前代未聞のキャラクターと言われている。また、キャプテン・マーベル、ミズ・マーベル、モニカ・ランボーという最強チームと共にビジュアルに描かれ、キャプテン・マーベルらと密接に関わることが期待される。今回、念願のマーベル作品初参加に江口さんは、「憧れのマーベル・スタジオ作品に声優として参加できるなんて夢のようです!」と歓喜。未だ謎に包まれた部分も多いものの、現時点でもキーマンになること間違いなしのヤン王子。予告編では軽快なダンスを披露し、これまでMCUにはいなかったような斬新なキャラクターらしい。江口さんも、「ヤン王子は物語の鍵を握るかなり重要な役になるそうです。まだ詳しくは言えないのですが、マーベル・スタジオ作品史上もっとも個性的でチャレンジングなキャラクターと言っても過言ではございません。色々挑戦させていただきました笑 皆様、是非楽しみにしていてください」と意味深に語っている。『マーベルズ』は11月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マーベルズ 11月10日(金)全国劇場公開©Marvel Studios 2023
2023年10月06日映画『若き見知らぬ者たち』が、2024年に公開される。主演は磯村勇斗、監督は内山拓也。監督・内山拓也の商業長編デビュー作映画『若き見知らぬ者たち』は、2020年公開の『佐々木、イン、マイマイン』で注目を集め、新人賞を総なめにした内山拓也が監督を務める商業長編デビュー作品。脚本も内山拓也自ら書き上げたオリジナル作品だ。企画段階から海外からも注目を集めており、『若き見知らぬ者たち』はフランス、韓国、香港、日本の共同製作映画となっている。家族の問題、自分の人生の間でもがく青年の物語物語の主人公は、介護や借金返済といった家族の問題と自身の人生とのはざまでもがき苦しみながらもささやかな幸せをつかもうとする彩人。弟・壮平も同居しささやかな日常を送るが、思いもよらない暴力が彼らの日常を奪ってしまう。主演は磯村勇斗、福山翔大と兄弟役主演を務めるのは、『正欲』『月』『東京リベンジャーズ』シリーズなど話題作への出演が続く磯村勇斗。また、主人公の弟役として、若手実力派の福山翔大が共演する。主人公・風間彩人…磯村勇斗亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働いている。恋人との小さな幸せをつかみたいと考えている。壮平…福山翔大彩人の弟。家族と同居し、彩人同様に借金返済と介護を担いながらも、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として日々練習に明け暮れる。映画『若き見知らぬ者たち』あらすじ風間彩人は、彩人の弟・壮平とともに亡くなった父の借金返済と母の介護をしながら、昼夜働いている。息の詰まるような生活に蝕まれながらも、彩人は恋人との小さな幸せを掴みたいと考えている。しかし、彩人の親友の結婚を祝う、つつましくも幸せな宴会の夜、彼らのささやかな日常は、思いもよらない暴力によって奪われてしまう。【詳細】映画『若き見知らぬ者たち』公開時期:2024年出演:磯村勇斗、福山翔大脚本・監督:内山拓也原案:内山拓也
2023年09月25日2020年公開『佐々木、イン、マイマイン』で若者から圧倒的な支持を得て、新人賞を総なめにした内山拓也監督の商業長編デビュー作となる『若き見知らぬ者たち』が9月14日にクランクイン。2024年に公開される。脚本を内山監督自ら書き上げたオリジナル作品である本作は、企画段階から海外配給会社の注目を集め、フランス、韓国、香港そして日本の4つの国と地域での共同製作映画となった。主演は、クリエイターたちからの信頼も厚く、今年も出演映画がすでに5作品公開と話題作が続く磯村勇斗。父の借金返済、そして難病の母の看病。重くのしかかる家族の問題と自身の人生とのはざまでもがき苦しみながらも、ささやかな幸せを掴もうとする主人公・彩人を演じる。その弟で同じく亡き父の借金返済を担いながら、父の背中を追って始めた総合格闘技の練習に明け暮れる壮平を演じるのは、若手実力派として注目を集める福山翔大。磯村さんと福山さんとともに、若き才能・内山監督が世界へと挑む。【あらすじ】風間彩人は、亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働いている。彩人の弟・壮平も同居し、同じく、借金返済と介護を担いながら、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として日々練習に明け暮れている。息の詰まるような生活に蝕まれながらも、彩人は恋人との小さな幸せを掴みたいと考えている。しかし、彩人の親友の結婚を祝う、つつましくも幸せな宴会の夜、彼らのささやかな日常は思いもよらない暴力によって奪われてしまう――。磯村勇斗コメント今回はタイトルにもあるように、同世代の若いキャスト・スタッフさんたちが多く、みんなで一緒に作品を創り上げていく現場になりそうなので、今から撮影が楽しみです。既に、内山監督のオリジナルな発想と、仲間を大切にする想いを、撮影前からひしひしと感じています。皆さんのお力をお借りしながら、この作品が最後まで完走できるよう自分自身も向き合い、育んでいきます。福山翔大コメント何が何でも、この物語を届けたい。お話をいただいた時に、そう感じました。本作が描く、突きつけられる死生観に何度台本を読んでも、うなだれ、立ち上がりたくなりました。僕が演じる壮平は、総合格闘技の選手ということで昨年から約1年間、様々な方のサポートのもとジムに通い、トレーニングしてきました。日々の食事が変わり、過ごし方が変わり、生活そのものが一変しました。その全てを懸けられる作品に出逢えた喜びと情熱を胸に、最後まで演じ抜きたいと思っています。本作の生みの親である内山拓也監督、兄の彩人役を演じられる磯村勇斗さんをはじめ、素晴らしいキャスト、スタッフのみなさまと世界に届く熱を生み出せればと思います。宜しくお願いいたします。内山拓也(原案・脚本・監督)コメント脚本は、2016年のPFFで『ヴァニタス』の上映が終わった後に描き始めました。この7年間は、ころころと変化する天気のように、灼熱の太陽にさらされ、雨は激しく降り注ぎ、時に嵐が巻き起こる、ついていくだけでもやっとな毎日でした。それでも、どんなに時代が移り変わっても変わることのない核が、この企画にはずっとありました。本作は、わたし自身と同じような、名もなき戦士の物語です。わたしたちはずっと、常に若き見知らぬ者たちです。皆さまにお届けできる日を想像しながら、大切に撮影していきます。『若き見知らぬ者たち』は2024年公開。(シネマカフェ編集部)
2023年09月18日2023年8月14日、お笑いコンビ『ラパルフェ』でツッコミを担当する、都留拓也さんがSNSとYouTubeチャンネルを更新。以前から交際をしていた女性と結婚したことを発表しました。ディズニーの人気映画『トイ・ストーリー』シリーズの主人公である、ウッディ・プライドのモノマネを得意としている、都留さん。この日の発表でも、持ちネタである『ウッディものまね』のビジュアルで、ウエディングドレスを着たお相手とのツーショットを披露しました。お相手の表情は隠されていますが、きっと満面の笑みを浮かべているのでしょう。都留さんを引きずるその姿からは、ノリのよさが伝わってきますね。㊗️結婚しました㊗️この度、私都留拓也はかねてからお付き合いしていた女性と結婚しました。妻は阿部寛さんファンでディズニー好きなので、完全に阿部さんとウッディのお陰です!これからも夢と魔法の国のように楽しい夫婦生活を送れるよう、精進して参ります。ハネムーンは東大に行けぇ! pic.twitter.com/q3iEoxGZMZ — ラパルフェ 都留拓也(つるたくや) (@rlnzThra) August 13, 2023 ものまねのレパートリーが豊富な都留さんは、ウッディのほか、俳優の阿部寛さんのマネも得意。お相手は、『トイ・ストーリー』をはじめとしたディズニー作品のファンであり、阿部さんのファンでもあるのだとか!幸せと笑顔があふれる発表に、ネットからは「写真で吹いた。いいコンビ!」「なんて素敵すぎるウエディングフォト…!」といった声が続々と寄せられました。動画の概要欄では、「これからは2人のための夢と魔法の国を作れるように頑張る!」と意気込みを明かす、都留さん。都留さんがいれば、自宅は千葉県浦安市にある東京ディズニーリゾートに負けないほどの『夢と魔法の国』になるのでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年08月14日横山拓也が代表を務めるiakuの新作公演『モモンバのくくり罠』が、11月24日(金) から12月3日(日) にシアタートラム、12月8日(金) から10日(日) にABCホールで上演されることが決定した。iakuでは2年ぶりの新作公演となる『モモンバのくくり罠』は、親が形成した「家族価値」と、そこに縛られた子の生き方を見つめる作品。山中に住居を構えたある夫婦。猟期には、くくり罠で鹿や猪を捕獲、小さな畑で野菜もつくり、出来るかぎりの自給自足生活を目指した。娘は、幼い頃から当たり前に山で暮らしてきたが、徐々にこの生活に違和感をもち、また周囲から「モモンバ」と呼ばれる母のことも嫌で、ついには山を降りてひとりで生きていくことを選ぶ――。出演者には、枝元萌、祷キララ、緒方晋(The Stone Age)、橋爪未萠里、八頭司悠友、永滝元太郎が名を連ねている。<公演情報>iaku『モモンバのくくり罠』東京公演:11月24日(金) ~12月3日(日) シアタートラム大阪公演:12月8日(金) ~10日(日) ABCホール作・演出:横山拓也出演:枝元萌、祷キララ、緒方晋(The Stone Age)、橋爪未萠里、八頭司悠友、永滝元太郎iaku 公式サイト:
2023年07月19日増元拓也と長谷川芳明による「漫談ライブショー『ピーチクパーチク』Vol.3」が、9月30日(土)に浅草・雷5656会館 ときわホールで開催される。『ピーチクパーチク』は、2人の声優が何にも縛られず「好きにしゃべらせて!」という想いのもと、とにかく、ただひたすら、自分が今しゃべりたいことをしゃべっていくという企画。2021年に「Vol.0」と題した配信イベントから始まり、継続を願うファンからのたくさんの声を受け、今回は11か月ぶり、有観客3回目の開催となる。毎回、ファンから募集したトークテーマや質問をもとに話し始め、気が付くと本人たちがただ話したい内容にどんどんズレていくのも、このイベントの醍醐味。プライベートで撮影した写真や動画も公開されるとのことで、他では聞けない『個人的な話』をたっぷり聞くことができそうだ。今回の「Vol.3」ではゲストに、2人とも親交の深い河本啓佑が登場。3人の軽快な掛け合いトークにも期待したい。■イベント情報2023年9月30日(土)第1部:開場12:15/開演13:00第2部:開場16:15/開演17:00会場:雷5656会館 ときわホール出演:増元拓也、長谷川芳明ゲスト:河本啓佑チケット:全席指定 5,500円(税込)<チケット受付>先行抽選:2023年7月12日(水)10:00~7月31日(月)23:59一般販売:2023年8月19日(土)10:00~9月30日(土)各公演開演1時間前まで
2023年07月12日子どもが生まれてから、育児は妻の美咲に任せっきりで、家庭をかえりみない自分本位な行動が続いていた拓也。ある日の夜、美咲が「朝起きたら、家族3人で公園に行こう」と提案するのですが、即答で拓也に断られてしまうのでした。結局、赤ちゃんと2人で公園にお出かけをすることにした美咲。気持ちを切り替えて家を出たものの、すれ違いざまで家族を見かけると、なんとも言えない寂しさが押し寄せてきたのでした。美咲が公園から戻って帰宅すると、赤ちゃんのお世話をめぐって、拓也と言い合いに発展。自分と娘に全く関心を持たない拓也に対して、美咲の怒りが爆発してしまいます。 「そんなに私と花ちゃんと一緒にいるのが嫌なの!?」拓也にそう問いただすと、「今は……嫌だ……」という答えが返ってきたのでした。 夫の答えを聞いて、絶望した妻は… 「拓也……なんで?前はもっと……!!やさしかったのに……!!」 そう言うと、もう拓也に期待しないことを宣言。 「拓也が心配してたこと的中したってことだね」 「拓也は親になれなかった」 冷たい表情でそう言い放った美咲。 すると、その言葉にカッとしたのか、拓也は勢いよく美咲の胸ぐらを掴んだのでした。 ◇◇◇ 拓也から胸ぐらを掴まれても、表情ひとつ変えなかった美咲。拓也に向かって「親になれなかった」と言い放っていましたが、このひと言には、拓也に対する激しい怒りと悲しみが強く込められているように感じてしまいました。著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2023年05月29日映画『ほつれる』が2023年9月8日(金)より全国公開される。主演は門脇麦、監督は加藤拓也。気鋭の演出家・加藤拓也監督作品映画『ほつれる』は、『もはやしずか』『ザ・ウェルキン』で第30回読売演劇大賞優秀演出家賞に輝いた気鋭の演出家・加藤拓也が監督を務める作品。初の長編映画『わたし達はおとな』を経て、オリジナル脚本・長編監督映画2作目として、周囲の人々と自分自身とゆっくりと向き合っていく女性が主人公の物語を届ける。主演・門脇麦が目の前の現実に揺れる女性に主演は、『あのこは貴族』や『渇水』などに出演している実力派俳優・門脇麦。共演に、田村健太郎、染谷将太、黒木華ら個性豊かなキャストが名を連ねる。主人公・綿子…門脇麦目の前の現実に揺れる女性。夫と通じ合えない中、夫との関係性を忘れさせてくれる唯一の存在だった恋人、木村が目の前で事故死。夫や周囲の人々、そして自分自身とゆっくりと向き合っていく。文則…田村健太郎妻・綿子とのすれ違う関係に苦悶する夫。木村…染谷将太綿子が友人の紹介で知り合う男。綿子と頻繁に会うようになるが、事故死してしまう。彼の存在が綿子にとって大きな転回点となる。英梨…黒木華綿子の親友。音楽を手掛けるのは石橋英子尚、映画『ほつれる』の音楽は、『ドライブ・マイ・カー』で第16回アジア・フィルム・アワード最優秀音楽賞を受賞した石橋英子が担当する。映画『ほつれる』あらすじ主人公・綿子とその夫・文則の関係は冷め切っていた。綿子は友人の紹介で木村と知り合い、頻繁に会うようになる。あるとき綿子と木村の関係を揺るがす決定的な出来事が起こってしまう。平穏に見えた日常の歯車が徐々に狂い始め、過去を振り返る綿子。夫や周囲の人々、そして自分自身と向き合っていくことになる。【作品詳細】映画『ほつれる』公開日:2023年9月8日(金)監督:加藤拓也脚本:加藤拓也出演:門脇麦、田村健太郎、黒木華、染谷将太、古舘寛治、安藤聖、佐藤ケイ、秋元龍太朗、金子岳憲、安川まりⓒ2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINEMAS
2023年05月18日山沢拓也にポジションに対する強烈なこだわりはない。10番か、15番か。SOか、FBか。その選択は埼玉ワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督に委ねている。そもそも、山沢は選手にポジションの選択権はないと考える。「『10番で出る、15番で出る』というのは自分が決めることではないので、『15番で出る』と言われたら、15番としてのプレーをしないといけない。その中で自分ができるプレーをやることを考えています」日本が誇るファンタジスタはSOとしてのプレー経験が長いため、現時点では「やりやすいだけ」だと続けた。「10番の経験の方が長いので、10番の方がやりやすいというのはあります。15番としてのプレー、まだ15番になり切れていないと自分では思っているので、そういう意識はあります10番としてのプレーもそうですが、15番としてのプレーをもっとできるようにしていかないといけないと思っています」SHとともにFWとBKをつなぐSOは司令塔の重責を担う。チームの攻撃をチョイスする洗練されたラグビーセンスとラン、パス、キックの卓越したスキルの両立が求められる。一方、最後尾に位置するFBはディフェンスでは最後の砦としてピンチを防ぎ、アタックではキックで陣地を挽回したり、最後尾からカウンターアタックの起点になることが求められる。山沢は「15番の仕事すべてでまだまだ足りない」と口にした。山沢がポジション観を口にしたゲームがある。3月4日『NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23』第10節・クボタスピアーズ船橋・東京ベイとの首位攻防戦である。今季これまで10番が4回、15番が2回、ベンチスタートが3回の中迎えたS東京ベイ戦で山沢は2試合ぶりに10番を背負った。今季戦線復帰し、10番として5回スタメンに名を連ねてきた松田力也は今季初のメンバー外となった。真価が問われた無敗対決で山沢は躍動。『リーグワン』史上初のフルハウス、2トライ3ゴール2ペナルティゴール1ドロップゴールという離れ業をやってのけて30-15の完勝を収めたのだった。王者埼玉WK、さらには日本代表の司令塔争いは激化かと色めき立つマスコミをよそに、山沢は試合後の興奮を微塵も感じさせずこのようにコメントした。「本当に勝ててまずホッとしたという思いです。10番で出ることについて、みなさんが思っているほどそういう思いはありません。10番で出たら10番の役割を果たしたいし、15番で出たら15番の役割を果たしたいという気持ち。うちにはそれぞれのポジションでいい選手が揃っていて、それぞれに良さがある。そういうことをわかった上で、チームとして選んでもらっているので、自分が出る時は自分ができることをチームのためにやりたいなと思います」ポジションへの執着を見せない山沢は、日本代表への渇望も口にしない。深谷高校3年時の2012年6月に日本代表候補合宿に招集されたが、『ラグビーワールドカップ2015』はおろか、国内で開催された『RWC2019』でも日本代表に山沢の名前はなかった。9月に開幕するフランスでの『RWC2023』では、大会期間中に29歳を迎える。選手としてピークであろう年齢に行われる『RWC』に何が何でも出たいという気持ちは「ないです」。『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメントを前に「今は考えていないです」とあっさり。この発言を桜のジャージをまとう覚悟が足りないと誤解してはいけない。山沢は目の前の一戦に集中しているだけだ。5月13日(土) にはプレーオフトーナメント準決勝・横浜キヤノンイーグルス戦が待っている。翌週の20日(土)・国立競技場では埼玉WKの連覇が懸かっている。試合となればグラウンドの隅々まで見渡す山沢であるが、頭の中では次の次の試合である決勝すら見据えてはいなかった。「一戦一戦です。そんな先のことは考えないです」1位でレギュラーシーズンを終えた埼玉WKは4位の横浜Eと対峙する。第6節の直接対決では沢木敬介監督が用意したスペシャルプレーを決められながら、80分に同点トライを挙げ、逆転CGで21-19と薄氷を踏む逆転勝利を手繰り寄せた。「プレーオフに出てくるチームなので、色んな脅威がチーム全体としてあります。警戒する気持ちもないこともないですけど、スペシャルプレーを気にしてもわからないので、仕方がない。スペシャルプレーは本当にその時初めて見るものなので、それまでに自分たちがどれだけ準備できるかが大事」最後の『トップリーグ』覇者であり、初代『リーグワン』王者でもある埼玉WKは一発勝負のプレーオフの戦い方を熟知している。「もちろんスコアを第一優先でゲームメイクするので、リーグ戦よりもよりスコアを優先した戦い方になります」「逆転のワイルドナイツ」の異名通り、試合終盤の逆転劇はお家芸である。第15節・静岡ブルーレヴズに敗れるまで、不戦敗を除き、47戦無敗、じつに4年間にわたって勝ち続けたのだ。負けそうで負けない、ギリギリで踏みとどまる埼玉WKの強さを山沢はこのように分析する。「『やばいかも』と思う時も正直ありますが、だからと言ってやることは変わらない。そこでテンパったプレーをしてしまったら元も子もないし、どんどん相手のいい流れになってしまうだけ。やばいと思ったとしても思わなかったとしても、チームとしてやるべきことがあるので、それをみんなでやるから最後に何とか勝てたりしたのではと思います」静岡BR戦での敗戦から何かを得ようと考えてはない。試合に勝とうが負けようが、得るものがあると山沢は考えている。「負けから得るものがあると言うより、自分たちに足りないものがあって負けにつながっていると思う。毎週毎週出た課題を次の試合に向けて解消していく中で、負けたからと言って、自分としてはそんなに大きくとらえていない。ただ負けたのでチームとして修正する質がより上がったのかなと思います。自分だけではなく、ほかの人たちもそうだと思うが、負けたからどうという考え方ではなく、勝っても負けてもその試合が終わったら反省して、その反省を次の試合に生かして準備していくだけなので、大きく変わった点はなかったですね」山沢はチームの勝利のために準備を怠らず最優先するが、勝利を追い掛けたりはしない。「結果は後に付いてくるものだと思う。うまくなるためにいろんな課題を修正するという考え。もちろん自分だけではなくチームのことも考え、色んなことを学んで、ちょうど自分の気持ちとチームでの役割、チームに対する気持ちが今いい状態にきていると思います」追い求めるのはラグビー選手としての成長だ。「根本的にうまくなりたいという思いがあるので、それにすべてつながっていくのかなと思います」では、現時点の山沢拓也は理想の選手像の何%まで高まっているのか?「60とか65くらいですかね。理想は高いので」グラウンドを俯瞰して見ているかのような視野の広さと意外なプレーを実行する確かな技術を高いレベルで併せ持つ山沢だが、まだまだ失敗が多いと自己評価は低い。「これまでもなかったように、この先も全く同じシチュエーションで全く同じような見え方がすることはないと思うが、その時にどれだけ見えるか、見たことに対してどれだけ判断できるかにかかっていると思う。みなさんは今までうまくいったプレーばかり覚えていてそういう風に言ってくださるんですけど、たぶん全然うまくいっていないことの方がはるかに多いと思う。そういう失敗をもとに『こういう時はこういう風にしない方がいいな』と少しずつ積み重ねて頭の中でわかってきているかなと思いはあります」前記のS東京ベイ戦で見せた華麗なステップで4人を切り裂いたトライや昨年10月のニュージーランド戦で国立競技場を沸かせたドリブルトライなど、無心でプレーした方がいい結果をもたらす経験則がある。「自分的には無心でやっている方がうまくいくことがあります。考えてやるプレーでは技術的にも判断的にも遅く失敗することがあるので、無心でやった方がうまくいくというのはあると思う」観客を魅了するプレーとチームが勝つためのプレー。山沢は分けて考えたことはないと言う。「やろうと思ってやっているのではないので、そこはコントロールできない。結果的にそういうプレーになったということです。観ている人を喜ばせようと思ってプレーできればいいんですけど、その境地までいっていないので」理想とするラグビー選手に一歩でも近付くために、少しでもうまくなるために、山沢は目の前の試合に臨む。試合のレベルが高ければ高いほど、大きく成長するチャンスだ。国内最強を決める『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメントは絶好の機会と言える。世界最強を決する『RWC2023』は言わずもがなである。プレーオフを戦い終えた後、山沢の視界にはいったい何が映っているだろうか。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)撮影:スエイシナオヨシ<NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 プレーオフトーナメント>■準決勝5月13日(土) 14:35埼玉ワイルドナイツ(D1 1位)×横浜キヤノンイーグルス(D1 4位)■準決勝5月14日(日) 12:05クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(D1 2位)×東京サンゴリアス(D1 3位)>■3位決定戦5月19日(金) 19:00秩父宮ラグビー場■決勝5月20日(土) 14:35国立競技場チケット情報はこちら:リーグワン観戦ガイド 2022-23 特別版ラグビー観戦初心者も安心! はじめてのポストシーズン
2023年05月11日人気アニメ『コードギアス』シリーズで、キャラクターデザインを務めたアニメーターの木村貴宏さんが、指定難病であるアミロイドーシスの闘病の末に、2023年3月5日に亡くなっていたことが分かりました。同月9日に、『コードギアスプロジェクト』のTwitterアカウントが、訃報を伝えています。【訃報】木村貴宏氏 逝去のお知らせ『コードギアス』シリーズでキャラクターデザインを務められたアニメーターの木村貴宏さんが 2023年3月5日に永眠されましたコードギアススタッフ 関係者一同 心よりご冥福をお祈り申し上げます pic.twitter.com/bX7WSoW60e — コードギアスプロジェクト (@GEASSPROJECT) March 9, 2023 『コードギアス』シリーズでキャラクターデザインを務められたアニメーターの木村貴宏さんが難病であるアミロイドーシス闘病の末2023年3月5日に永眠されました尚ご遺族のご希望によりこの場にて病名の公表をさせていただく運びとなりました木村さんはアニメーションやイラストでたくさんのキャラクターを生み出していただき心揺さぶる素晴らしいアニメーション映像を描き出してくださいました感謝の言葉しかございませんコードギアススタッフ関係者一同心よりご冥福をお祈り申し上げます@GEASSPROJECTーより引用木村さんの妻で漫画家のRICCAさんも、同日Twitterを更新。病名を公表した思いをつづっています。【ご報告】3月5日、夏より闘病を続けておりました夫、木村貴宏が原発性全身性アミロイドーシスにより永眠いたしました。 pic.twitter.com/xrpAZgFlHj — RICCA (@ricca_comic) March 9, 2023 また今回訃報を出していただくにあたり、病名を公表させていただきましたのはこの病気が大変希少な難病であり、病名と治療に繋がるまでに時間がかかってしまったことと治療法も常に模索され続けていて主人が受けた治療も先の闘病者様のおかげで去年確立されたばかりのものであり主人の治療の際にも確かな効果があったことそれゆえに早期発見ができなかったことへの悔しさから、まずは病気の周知との考えからです。現在闘病中の方への希望と今後の早期発見につながることを願っております。@ricca_comicーより引用木村さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年03月09日2月に長野・まつもと市民芸術館小ホールと東京・東京芸術劇場シアターウエストで上演される舞台『博士の愛した数式』より、脚本・演出の加藤拓也と「博士」役・串田和美のオフィシャルインタビューが到着した。湖に手を入れたら毒がついていた。そんな美しさがある舞台『博士の愛した数式』が上演される。原作は、第1回本屋大賞を受賞した小川洋子のミリオンセラー小説。脚本・演出は、気鋭の演出家として高い評価を受ける劇団た組の加藤拓也が務め、事故によって80分しか記憶が持続しない「博士」を串田和美が演じる。51歳差の2人の演劇人が名作にどう挑むのか。稽古に入る前の胸の内を語ってもらった。――加藤さんと串田さんは劇団た組の『今日もわからないうちに』(2019年)で初めてご一緒されました。そのときに印象的だったことはなんですか。串田僕にはないものをいっぱい持っていて、それが興味深く感じられましたね。たとえば、加藤くんの作品は、ごく普通に日常にあるものを淡々と描いているようで、そこからだんだんありえない世界が生まれてくる。僕はどちらかと言うと、途方のないものを描いているようで、よく見たらこれって誰もが知っているものだったというタイプなので。自分とまったく違うところがとても面白かったです。加藤串田さんが自分の台詞を全部書かれていて。そうやって覚えるんだっていうのが印象的でした。串田それは作家の書いた言葉を自分のものにしたいからなんですね。自分で書いた台詞は、自分の思考を通って出てきたものだからすっと出てくるんですよ。でも他人が書いた言葉はそうじゃない。自分ではこう言わないというような台詞がたくさんあるわけ。そういうものを、さも自分が思いついた言葉のように思い込もうとするために書くんです。――それで言うと、加藤拓也という作家の言葉はいかがでしたか。串田自分からは距離のあるものでした。でもそれが面白いんですよね。自分から遠い言葉がすっと出る人になろうとする努力が役者の楽しみだから。そういう意味でもとても楽しい公演でした。――そんな加藤さんにとって、小川洋子さんという作家の文体や言葉はどう映りましたか。加藤惚れ惚れしますよね。文章のリズムとか、言葉のチョイスとか、僕にはないものがたくさんあって、そこに非常に魅力を感じながら上演台本にさせていただきました。まるで湖の中にそっと手を入れてみて、水面が揺れないようにゆっくりと手を抜くと、手のあたりに毒がついちゃっていたような、そういう美しさを小川洋子さんの文章には感じます。――湖、というのは今回の演出を語る上でキーになるフレーズでしょうか。加藤なるかもしれないですね。僕は小川洋子さんの小説の美しさを人に説明するとき、常に湖と毒というワードを使っています。そういうイメージが僕の中にはありますね。――では、上演台本にするにあたって、そこに自分のカラーを注入したいという気持ちは。加藤まったくなかったです。結局演劇として構成していくときに、僕が演出をするので僕の主観が入るし、俳優の主観、美術や音響、照明みんなの主観が入ってくるから、やっぱり別の形になるんですね。だから、無理に自分の色を出そうとか、そういうことは一切考えていないです。いかに庭の石のようにそこにいられるか――音楽は、これまで加藤さんが何度も組んできた谷川正憲さんが務めます。谷川さんのギターの生演奏は、加藤さんの演出の特徴の一つです。加藤谷川さんは空気に敏感な人です。今まではずっと俳優から受け取ったものを谷川さんが音にして出すというつくり方をしてきました。でも今回はその逆をやろうと。お芝居をつくる段階から谷川さんに入ってもらって。たとえば、読み合わせからちょっと音を鳴らしてもらったり。そういう遊びを交えてつくりたいなと考えています。――それはなぜそうしたいと思ったんですか。加藤どうなるかわからないからです。俳優の感情がまだ何もできてないときに音が入ると、それに引っ張られることもあると思うんですけど、それが全部ダメなわけではないかなと。今回はもっと自由にアクティングを立ち上げたいなという気持ちがありますね。串田じゃあ稽古だから流す音楽もあるということ?加藤そうですね。本番は流さないということもあります。もちろんぐちゃぐちゃになるかもしれない。でも、俳優だけではなく、みんながこの原作に持っているイメージを1回見てみたいんですよね。『博士の愛した数式』ビジュアル――最後に、お2人はこの作品の中で描かれる「博士」と「私」と「ルート」の関係性についてどんなことをお感じになりますか。加藤すごく不思議な関係ですよね。家族という関係でもなければ、職業的な関係でもないし、非常に美しい関係だなと思います。野生の動物だと、子どもを自立するまで育てる動物もいれば、産んだらぽいってしちゃう動物もいるじゃないですか。じゃあ、どこからが家族なんだろうと考えると、結構不思議で曖昧です。人間のルールだなっていう感じがしますね、家族って。3人は、そこにとらわれてないところが美しいなと思います。串田このお話は、「私」が感じ取らなければ何も起こらなかった。彼女の感性がとても素晴らしいんですよね。特別な人でもなんでもない彼女が、「博士」という人を受け止めたから関係が動いていく。そして、「ルート」はそんな彼女を母親に持ったからこういう子どもになったんだなと頷ける瑞々しい感性の持ち主。逆に言うと、「博士」は何も動かないんです。ただ庭の石のようにじっとしているだけ。そんな「博士」を見て「私」が動くお話です。だから、僕としてはいかに庭の石のようにそこにいられるかが今回のテーマですね。文=横川良明<公演情報>『博士の愛した数式』原作:小川洋子『博士の愛した数式』(新潮文庫刊)脚本・演出:加藤拓也音楽・演奏:谷川正憲(UNCHAIN)出演:串田和美/安藤聖/井上小百合/近藤隼/草光純太/増子倭文江 【松本】日程:2023年2月11日(土)~16日(木)場所:まつもと市民芸術館小ホール【東京】日程:2023年2月19日(日)~26日(日)場所:東京芸術劇場シアターウエスト問合せ:まつもと市民芸術館チケットセンター(10:00~18:00)TEL 0263-33-2200FAX 0263-33-3830公式サイト:
2023年01月28日増元拓也・長谷川芳明 漫談ライブショー「ピーチクパーチク」Vol.2が、10月29日(土)に高田馬場 BSホールで開催される。『アイドルマスター SideM』信玄誠司役や『VAZZROCK THE ANIMATION』大黒岳役などに出演してきた増元、『カードファイト!! ヴァンガードG』江西サトル役や『ハンドレッド』如月ハヤト役などでおなじみの長谷川。「ピーチクパーチク」は、ふたりの人気声優が何にも縛られず「好きにしゃべらせて!」という想いのもと、とにかく、ただひたすら今しゃべりたいことをしゃべっていく企画だ。芝居という手段だけではなく、ファンの皆様の笑顔や笑い声と直接触れ合いたいと立ち上げられたという。過去に行われた「Vol.0」と「Vol.0.5」は配信のみで開催され、普段のイベントや配信番組、ラジオでは話せないこと、プライベートでの話などを秘蔵写真や動画とともに届けた。そして、2021年12月に念願の有観客での開催となった「Vol.1」は坂泰斗がゲストとして登場。ここでしか聞けない話が満載のひと時となった。今回の「Vol.2」では菊池幸利をゲストに迎え、さらにパワーアップした内容が期待されている。約10カ月ぶりの開催にふたりはどんなトークを繰り広げるのだろうか。■イベント情報2022年10月29日(土)第1部:開場13:30/開演14:00第2部:開場17:30/開演18:00会場:高田馬場 BSホール出演:増元拓也・長谷川芳明ゲスト:菊池幸利 ※第1部のみ出演チケット:全席指定 5,500円(税込)<チケット受付>先行抽選:9月11日(日)10:00~9月25日(日)23:59まで一般販売:10月8日(土)10:00~10月29日(土)各公演1時間前まで
2022年09月08日「24時間テレビ45」内にて放送されるスペシャルドラマ「無言館」の新たなキャストが発表された。八木莉可子とジャニーズJr.の影山拓也(IMPACTors)が、切ない恋愛模様を演じる。劇団ひとりが監督・脚本を務める本作は、戦争で亡くなった画学生の絵を集めた美術館「無言館」設立のため、全国を駆け巡ったある男を、実話を基に描くヒューマンストーリー。「無言館」の開館にむけて立ち上がる主人公・窪島役を浅野忠信が、彼と共に全国を訪ねる窪島の良きバディ、洋画家・野見山暁治役を寺尾聰が務めるほか、大地康雄、笹野高史、でんでん、由紀さおり、檀ふみ、皆川猿時、渡辺真起子らが出演。「Seventeen」の専属モデルを務め、『HOMESTAY』「時をかける少女」「チア☆ダン」などに出演した八木さんと、「滝沢歌舞伎」に出演し、これからさらなる活躍が期待される影山さん。2人が演じるのは、戦争に向かう最後の最後まで恋人の姿を描き続けた戦没画学生・日高安典と、そのモデルとなった恋人・雪江。劇団ひとりさんは、八木さんについて「CMに出演しているのを見て、『雪江のイメージにぴったりだなぁ』と思い、すぐに検索して、その場でプロデューサーに連絡した」と衝撃的な出会いをふり返り、「カメラを通してみると、ものすごく絵になる方。将来とんでもない大物になる人の、最初の方を見ているのではないかと思った」とその存在感に圧倒されたさそう。一方、影山さんについては「昭和の好青年を彷彿とさせるルックスも役にぴったりで、初めてのドラマ出演にもかかわらず、そうとは思えないぐらい堂に入ったお芝居をしてくれて、安心感がありました」と語る。また今回の出演にあたって、八木さんは「戦争について描いてある作品であるという事、また実際にいらっしゃった方を演じさせて頂くという事で、しっかりとその責任を感じて向き合いたいなという想いがありました」と話し、「この作品に携わらせて頂いた一人として、当時を生きられた方や、今を生きる多くの皆様の心に届く作品になるといいなとお祈りしています」とコメント。念願のドラマ初出演だという影山さんは、「お話をいただいた時はとにかく嬉しかったです。舞台出演の経験が多い分、映像仕様にお芝居をすることにとても苦戦しましたが、監督の劇団ひとりさんや共演者のみなさんにサポートしていただき無事にクランクアップすることができました」と話している。24時間テレビ45 スペシャルドラマ「無言館」は8月27日(土)21時頃日本テレビにて放送予定。「24時間テレビ45」は8月27日(土)、28日(日)日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2022年08月12日8月4日、iaku『あつい胸さわぎ』が初日を迎え、舞台写真と作・演出の横山拓也の開幕コメントが届いた。本作は、2019年の初演時に東京・大阪全23ステージが満員となり、出演者の枝元萌が第27回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞するなど各所で話題を呼んだ舞台。再演となる今回は、平山咲彩、枝元萌(ハイリンド)、橋爪未萠里、田中亨、瓜生和成(小松台東)が出演する。■横山拓也 コメント横山拓也暑い夏の物語が、大雨の中で開幕しました。コロナにまつわる様々な苦悩が、この雨で洗い流されれば良いのに。どうにか無事に初日を迎えました。3年ぶりの再演。上演時間が約10分伸びました。台本はほぼ変わっていません。セリフの行間の演技が濃密になり、じっくりと見守り続けたい表情、心情が色濃くなったんだと思います。この生き辛く、見通しの悪い時代に、人の優しさや、応援の気持ちに触れていただければと思います。恥かしいくらいにストレートですが、こんなに誰かの心の支えになれる作品は当分つくれる気がしません。たくさんの方に観ていただきたいです。<公演情報>iaku『あつい胸さわぎ』iaku『あつい胸さわぎ』メインビジュアル【日程】東京:8月4日(木)~14日(日) 下北沢 ザ・スズナリ大阪:8月18日(木)~22日(月) インディペンデントシアター2nd作・演出:横山拓也出演:平山咲彩 / 枝元萌(ハイリンド)/ 橋爪未萠里 / 田中亨 / 瓜生和成(小松台東)【アフタートーク】■東京公演8月5日(金) 18時の回上演後出演者全員 / 横山拓也8月10日(水) 18時の回上演後まつむらしんご監督 / 横山拓也■大阪公演8月19日(金) 19時の回上演後まつむらしんご監督 / 横山拓也公式HP
2022年08月05日演劇ユニットiakuを率いる横山拓也の代表作『エダニク』。2009年に発表し、同年に日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞、高い評価を得て再演を重ねている作品だ。食肉加工センターの一室を舞台に、取引先の新入社員と加工センターの職人ふたりが何気ない会話の中で食肉解体の仕事や企業間の駆け引きなど、さまざまな価値観をぶつけ合う三人芝居。今回は、心の機微の丁寧な表現に定評がある演劇集団円の内藤裕子が演出を手掛け、横山と初タッグ。主演は多彩な活躍をみせる、ふぉ~ゆ~の辰巳雄大、そして加藤虎ノ介、小日向星一という組み合わせで。大好きな横山作品に初挑戦が叶った辰巳が、その熱い思いを語った。「エダニク」チケット情報「ついに横山さんの本の世界に飛び込めると、お話をいただいた時は心が躍りました。そして、また役者人生の中でたくさんの挑戦ができる作品に巡り合えたと、うれしく思っています」と喜ぶ辰巳。横山作品の魅力を「登場人物の生活感まで感じる脚本に特に魅力を感じています。僕が一番大切にしているのは、その役としてその場所で生きること。その人の人生や生活感を背負って芝居をやりたいと思っているので」。今回演じるのは食肉加工センターの職員で33歳の沢村。妻子がいる役に初挑戦だ。「仕事に誇りを持ち、人付き合いもこなす。こだわりを強く出さず、軸は家族の生活。妻子がある方の空気感を持ってそこにいることができれば」と、信頼する演出の内藤と役の深化を目指す。役づくりへの準備に観た映画で、ナイフの持ち方や働く人たちの体にも注目し「肩や腕の筋肉の付き方が独特だなと思ったので、ジムに行こうかと。できることはすべてやりたいタイプなので、体も説得力を持ってステージに立ちたい。お客様には演劇というよりドキュメンタリーのような作品に映ったらいいなと思うので、しっかり準備したいです」。共演者の小日向を「柔らかい空気の持ち主」、加藤は「存在感やたたずまいにオーラがある」と言い、「3人で信頼感を持って舞台上で生きていきたい」と話す。作品の魅力は「お客様にも3人の部屋の中で一緒に観ていただいているような臨場感が魅力のひとつかと思います。観終わって食へのありがたみや『いただきます』『ごちそうさまでした』という言葉の意味を、皆さんそれぞれの価値観で改めて考える時間になれば素敵ですね」。今回「役者として確実にステップアップしたという作品にしたい」、ふぉ~ゆ~のメンバーにも「いつもの辰巳じゃない芝居をせたい」と強い思いで臨む。コロナ禍で数本の大阪公演の中止を経験し「大阪で上演できる喜びと責任感を改めて感じています。今回、東京で成熟させて、しっかり作品の魅力を届けに行きます!」。公演は6月4日(土)大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2022年05月24日2022年5月22日、俳優の木村文乃さんがInstagramを更新。写真とともにある報告をし、反響が上がっています。木村文乃「無事に…」大のダイビング好きで知られる、木村さん。『海スタグラム』と題したInstagramアカウントで、主にダイビングの写真を投稿しています。同日、木村さんは、レスキューダイバーのライセンスを取得したことを、海の中の写真とともに発表。「無事レスキューダイバーになれました!」と、喜びをつづっていました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 木村文乃(@uminokimura_official)がシェアした投稿 レスキューダイバーのライセンスは、水中トラブルの予防や対応スキルを身につけた証。学科はもちろん、水面や水中で遭遇しうるトラブルを想定した実習を経て、取得できるものです。木村さんの報告に、ファンからは「おめでとう!」「尊敬する」「素晴らしい」など、祝福のコメントが寄せられています。俳優業にとどまらず、ダイビングにも全力で向き合う木村さんの姿勢は、多くの人を感動させました。[文・構成/grape編集部]
2022年05月22日声優の江口拓也が、オールナイトニッポン55周年記念公演 朗読劇『太陽のかわりに音楽を。2022』に参加することが28日に発表された。朗読劇『太陽のかわりに音楽を。2022』は、2017年に上演された舞台『太陽のかわりに音楽を。』の朗読劇版で、深夜ラジオの代名詞『オールナイトニッポン』の制作現場を舞台にしたオリジナル青春群像劇。今回が8回目の開催となり、オールナイトニッポン55周年記念公演として、5月9日〜17日に銀座・博品館劇場で上演する。そしてこの度、劇中でミュージシャン・トロイがパーソナリティを担当する『トロイのオールナイトニッポン0(ZERO)』のディレクター役として、江口が収録音声で参加することが決定。江口がこの朗読劇シリーズに参加するのは、2017年の第2回公演『朗読劇 シンデレラ裁判〜愛は赤い毒〜』以来5年ぶり3回目となる。なおチケットは4月29日10時から、イープラスで一般発売スタート。○■江口拓也コメントラジオの熱い思いを感じる台本でした。本番で、キャストの皆さんにどのような空気感や盛り上げ方を作ってもらえるか、期待しています。
2022年04月28日演劇ユニット「iaku」を率いる劇作家・演出家の横山拓也の代表作『エダニク』が、演劇集団円の精鋭、内藤裕子の演出で5月、新たにお目見えする。物語の舞台となるのはとある食肉加工センター。屠場で起きたある事件をきっかけに、登場人物たちはそれぞれの価値観をぶつけ合い、白熱の議論を展開する。生と死の狭間を扱った職場で働く人々の葛藤、矜恃から浮かび上がる、生の本質とは……。初顔合わせながらすでに意気投合、横山と内藤の軽快なおしゃべりから『エダニク』を楽しむヒントが続出。人間の体温とその心の揺れを丁寧に描き出し、立ち上げて来た同世代のタッグによる、可笑しくも熱い人間ドラマに期待集中だ。共感し、嫉妬し合ってきたふたり――近年、横山さんの戯曲が次々に、さまざまな演出家によって舞台化されていますね。今回、内藤さん演出によって立ち上がるこの『エダニク』もこれまで幾度も上演され、横山さんにとってはとくに思い入れの深い作品と伺っています。横山そうですね、自分のターニングポイントとなった作品です。これを書いたのは2009年で、10年以上経った今、上演してもらえることは本当に奇跡的だなと。内藤さんの演出作品は何度か拝見していまして、とても自分と近しい感覚があるので楽しみですし、すでに信頼を寄せています。内藤本当ですか!? ありがとうございます。今は書き下ろしの公演が多く、そんなにたくさんの人が観ていないのに一度やったらもうやらない、そういう作品が多いですよね。その中で横山さんの戯曲はいろんなカンパニーによって上演されていて、普遍的で色褪せないテーマ、人物造形の妙が見事で、とくにこの『エダニク』は何回読んでも新鮮で面白く、新たな発見があると感じています。ヒリヒリとクスクスが隣り合わせになっている人物たちの絶妙なやりとりを、どう面白く立ち上げられるか、試行錯誤になるかなと。演出させていただくのが楽しみで、嬉しく思います。私もiakuの舞台は拝見していて、いつもチクショー!と嫉妬心が……。横山ハハハ!それはお互い様です。内藤昨秋の公演『フタマツヅキ』も本当に面白くて、打ちのめされて帰りましたよ。毎回、日常性と演劇性と言いますか、繊細さとダイナミック、その両極端をどうやって成立させているんだろうなって。横山それは、自覚がないかもしれないです。自分では、ダイナミックには出来ていないと思っていて。『エダニク』も、この3、4月に上演された『粛々と運針』(演出:ウォーリー木下)にしても狭い空間でやることを意識して書いたもので、狭い空間でやればどうやっても成立しちゃうんですよ。これが広い空間になった時に、「演出家さん、ごめんなさい!」っていつも思う(笑)。――先ほど横山さんが、内藤さんに「近しい感覚がある」とおっしゃっていましたが、おふたりともに作家であり演出家であることのほか、内藤さんの作品『光射ス森』(演劇集団円で20年に上演)では林業を題材とされていて、横山さんも『目頭を押さえた』(12年)で林業を扱っているなどの共通点が思い浮かびました。横山そう、僕も林業の話を書いています。だから『光射ス森』のように、あそこまできちんと取材をなされているものを観ると、恥ずかしいなって(笑)。内藤いえいえ、そんな(笑)。世代も近いんですよね。これまで観てきたものとか、もしかしたら近いのかも。何の責任感もなく「屠場だ」と――『エダニク』はどのようにして、どんな思いを込めて書かれたのか教えていただけますか。横山これを書いたのは……もう14年前ですね。当時、関西の俳優のユニットが依頼してくれたんですよ。それまでは当時の自分の劇団に書き下ろすことがほとんどで、久々の外部公演、しかも男3人芝居ということで、作品の背景にすごく熱量のある場所を持ち込もうと考えたんです。それで、何の責任感もなく「屠場だ」と思ってしまったんですね。内藤え、すごいなあ!横山途中で、エラいもんに手を出してしまったなと(笑)。でも偶然、中学の同級生が屠場で職員をやっていると知り、連絡したんですね。なんとか見学させてもらえないかと。ただ、かなり警戒されて、単なる見学というのは全然受け付けていないんです。「何に使うのか」とすごく聞かれるんですね。やっぱり誹謗中傷が多くて、まず“誹謗中傷コーナー”に連れて行かれました。内藤誹謗中傷コーナーがあるんですね、へえ〜!横山いろんなクレームのハガキとか、心ない中傷をぶつけて来る人がいるんだ、ってことを知るところからスタートして。実際の屠畜の作業はさすがに見学不可でしたが、作業が終わった後のラインのルートを見せてもらったり、今回の舞台設定である別屠室と研磨室を見せてもらったりして。当時あんなにしっかりと現場を取材して取り組んだことがなかったので、戯曲を一本作ることへの心構えが初めてちゃんと備わった、そんな作品でした。2017年までiakuの常任演出家だった上田一軒さんと出会わせてくれたのもこの作品で、自分が書いた、ちょっと軽妙なリズム感のある台詞が、自分が演出するのとは全然違う形で立ち上がったのを目の当たりにして驚いたんですね。だから『エダニク』初演の時は、自分の演劇人生の中で衝撃的なことが多かったです。そういう意味で特別な作品なんですけど、正直、どんなことを思って書いたのかは覚えてないんですよね(笑)。とにかく必死だった、その時の状況はいろいろ思い出せるんですけど……。これは余談ですが、大阪にOMS戯曲賞というのがあって、ちょうど僕が『エダニク』を書いていた時に別の作品でノミネートされたんですね。内藤え〜すごい!横山それが2008年の12月だったんですけど、ふたりの審査員にボロクソに言われたんです(笑)。だいたいひとりがこき下ろしても、もうひとりはフォローしてくれるものなのに…。(一同笑)内藤ホントそうですよ!横山ふたりともボロクソに!僕、大人なのに涙が出て来ました(笑)。もう筆を折ったほうがいいかな…と思うくらいボロボロになった時に『エダニク』を書いていたので、その時のナニクソ!って気持ちもあったかも(笑)。内藤そんな思いをして(笑)。横山だから、内容やテーマについては、質問していただいたら思い出すかもしれません(笑)。偶然の出会いから出来上がった登場人物3人の関係性内藤不思議なのは、展開の仕方がすごく自然なんですよ。まあ横山さんの世界はいつもそうですが、唐突に人物がいなくなったり、唐突に出て来て何かを言っても、その唐突さがあまりに自然なんですよね。で、グイグイ引き込まれているあいだに、いつの間にこんなヒドいことに!?って展開に(笑)。何でこんなに暴力をふるい合ってるんだ!?とか。でも、やっぱり日常ってそういうことだから。そういう展開を目指して書かれているんですか?横山ある程度のプロットとか構成は考えるんですけど、最終的に、うわ〜わかんない、もう書いちゃえ!ってなるんですね。(一同笑)そこに向かって書いているつもりはなくて、あ〜もう無駄話ばかりしている…って思いながら書いていると、だんだん、ちょっとしたボタンのかけ違いみたいなものが発生していって。ただ、「そこに向かって」というのは推敲の段階でそういうふうにしたかもしれないですけど、書いている時は、「そこにたどり着くまで書く」といった意識でいる気がします。内藤なるほど〜。『エダニク』に出て来る屠場の職員である沢村と玄田、畜産農家の伊舞という3人の人物って、同じ精肉業に関わっているけど価値観がバラバラで、全然違うじゃないですか。それは何か、取材をしていく中で出会った人からヒントを得たとか?横山そうです。まずは屠畜する側の現場から取材したので、初稿はずいぶんそっち側に引っ張られたんですよ。畜産農家のほうの話が疎かになっていたんですけど、たまたま「家が農家」という人に出会えて。「昔、牛を連れていく時に、親にこんなふうに言われた」なんて話を聞いていると、あ、これは伊舞の意識として引っ張っていけるな、と。そんなふうにしてだんだん三角形がうまく出来上がっていったんです。内藤たまたまそういう方に出会えることがすごい!横山ハハハ、伊舞に関しては「このキャラクター、弱いんじゃないか」って指摘があったので、たまたま出会えて本当に良かったです。内藤その指摘は、演出家からですか?横山最初に依頼して来た座組の皆です。俳優もバンバン言う(笑)。内藤恐ろしいですね〜(笑)。横山メチャメチャ恐ろしかったですよ!最初、初稿を現場まで持っていっただけでまず褒めてほしいのに、「さっそくですけど」みたいな感じで。内藤いやだ〜(笑)。横山「ここなんですけど」から始まって、え、こんなに責められる!?って(笑)。役者たちも「もっと面白いものを作りたい!」って意識で立ち上げたユニットだったので、作品への意見も凄くて、皆で切磋琢磨していましたね。僕もそこに揉んでもらえたのはいい経験でした。先日、初演を立ち上げたメンバーで、リモートも含めて皆で会えたんですよ。今回の辰巳雄大さん主演の『エダニク』の話になって。やっぱり、「あの台本はひとつも削るところがない」とか、皆それぞれあの時の熱い思いを喋り出してました(笑)。内藤そうですよね。磨かれているから、これだけ何度も上演されるんだと思う。とてもわかります。横山「いつの間に沢村は、あんな男前がやる役になったんだ?」って文句も出てました(笑)。新たな『エダニク』を立ち上げる魅力的なキャスト陣――3人のキャラクターに扮するキャストも、魅力の面々が揃いました。内藤辰巳さんは前にも一度舞台作りでご一緒したんですが、「横山さんの作品が大好きだ」って聞いて、あ、これはいいなと。ご本人はとても爽やかな方なので、沢村のような、一見好感の持てない感じだけど、すごく人間らしくてチャーミング……という複雑なキャラクターをどう見せてくださるか、楽しみですね。横山そうですね。職場と家族が背中にちゃんと見える……みたいな役って、30代に差し掛かった俳優さんにとっては、やり甲斐があるんじゃないかなと思いますね。伊舞役の小日向星一さんは、先日ちょうど舞台『マーキュリー・ファー』を観て、とてもいい役者さんだなと思ったんです。個性的だし、柔らかさとコミカルさを持ちながら、パッと一瞬、凛としたところが見えた時にゾワッとさせられて、独特な雰囲気を持っていらっしゃいましたね。内藤今回初めてお会いしたんですけど、とても柔らかい雰囲気の方ですよね。でも穏やかそうでいて、独特の芯があるように感じて。伊舞も、一瞬なめられてかかるけど実は……といったキャラクターだから、ぴったりなキャスティングだなと。『エダニク』メインビジュアル。中央)辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、左)小日向星一、右)加藤虎ノ介横山玄田役の加藤虎ノ介さんは、以前、松本祐子さん演出で僕が書き下ろした『ヒトハミナ、ヒトナミノ』(19年)という作品に主演していただいたんです。共に関西小劇場界隈で活動していたのに、意外とニアミスして来て、その時が初めてだったんですよ。チャキチャキの関西人なので、かなり素の部分が玄田に投影できると思います(笑)。内藤加藤さんも私は今回初めてお会いして、たたずまいがもう玄田っぽかった(笑)。もっとシュッとされた方なのかなと思っていたら、わりと日常的な、働いている肉体を感じさせる方ですよね。そういう説得力が必要な役だから、これもぴったりだなと思いました。横山本当に。このお三方のお名前を聞いて、上手いこと当ててくださったなと僕も思いました。――内藤さんの指揮でどんな新しい『エダニク』が立ち上がるのか、とても楽しみです。内藤横山さんはこんなに穏やかないい方なのに、意地悪なくらいに(笑)、“人間の隠したい部分を出さざるを得ない状況”を描いていらっしゃるんですよね。それをちゃんと魅力的に、共感性を持って見せられたらいいなと。隠したいけれど、「そうそう、こんなふうにひよっちゃうんだよな」とか、そういった手触りのある人間たちの物語なので。私たちの日々の暮らしの裏側で、こうした屠畜する人たちや畜産農家の人たちの葛藤があることを感じ、劇場を出る時には価値観が変わるような力を持った作品です。その戯曲の持つエネルギーを伝えられるようにしたいですね。登場人物たちが抱えた恨み辛みを、役者さんたちにも“自分たちの物語”として表現してもらいたい。その悔しい思いを舞台にしっかり乗せたいな、と思っています。横山そうですね、役にどのくらい実感を、温度感を持てるかは、役者さんにとって大変な作業になるでしょうね。楽しみにしています!取材・文:上野紀子撮影:荒川潤舞台『エダニク』2022年5月18日(水)~2022年5月29日(日)会場:東京芸術劇場 シアターウエストほか、6月4日(土)にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて、大阪公演あり
2022年04月20日劇団た組の加藤拓也と、俳優の橋本淳がタッグを組む舞台『もはやしずか』が、4月2日(土)、東京・シアタートラムで幕を開ける。不妊治療の末にやっと子供を授かるも、その子供に障がいがある可能性がわかった康二と麻衣の夫婦。そこからふたりの関係は変化していき……。稽古開始から1週間ほど経過したある日、作演出の加藤と康二役の橋本に、作品にかける想いを訊いた。側だけでなく中身がちゃんと動いている役者――おふたりが組まれるのは今回で3度目ですが(シス・カンパニー公演『たむらさん』を除く)、役者・橋本淳の魅力とは?加藤いろいろな演出家とやられているだけあって、舞台に合わせる能力が高いですし、それこそ演出家が言語化出来ていない段階でも動いてるところを見て言語化のアシストが出来る方だと思います。また側だけでなく、中身の部分で面白い人物像を板の上に乗せることが出来る。僕が書く人物はあまり思っていることを言わず、「察してね」という部分が多いのですが、橋本さんはちゃんと中身の部分が動いているので、お客さんにも絶妙な塩梅で伝わる。そこが僕の作品とマッチしていると思いますし、素敵な役者さんだと思います。――橋本さんが加藤さんの作品に惹かれる理由とは?橋本とても複雑なんですよね、書いているものと求められているものが。脳内と体が乖離していても、伝えたいことと思っていることと言っていることはまた全部違う。だから一瞬でいろんなものが頭の中によぎっていなければ出来ない難しさがあって。演出家としては、僕が知らず知らずのうちに身につけてしまった錆を、きれいにこそぎ落としてくれる人。ちょっとでもわかりやすいリアクションを取ると、「少しトゥーマッチですね」なんて言われるので非常に恥ずかしくて(笑)。本当に信頼していますし、ごまかしが利かない分、とても怖い演出家でもあると思います。演じる康二はすごく愛を求めている人――新作『もはやしずか』ですが、不妊治療や育児を題材に選ばれた経緯は?加藤物語が物語として存在しているだけで、僕としては特に不妊治療や育児を特別な題材にしたつもりはありません。でもひとつ、“答えが出せないこと”という側面はあるのかなと。もしくは“僕たちが普段見ないようにしていることを再確認する”、みたいな作業ではあるのかもしれません。橋本いろんな思いをかき乱してしまう可能性もあり、やることが怖くなるような台本だと思いました。でも最終的には、誰もがいろんな問題を抱えながらも、生きているよねってところに繋がっていく。この作品の持つ力、伝えなきゃいけないものを大事にしつつ、でもあまりビビらず、丁寧にお客さんに投げかけたいなと思います。――稽古が進む中、作品はどんな変化を見せていると思いますか?加藤最初はどの登場人物も僕の主観のみで書かれていたわけですが、稽古が始まり、いろんな人の主観が入ることで、僕の主観からどんどん離れていっている。さらに幕が開き、お客さんそれぞれの主観が入ることで、よりひとりの人間としての存在を感じられるようになるはずで。ひとつの人物像みたいなものに縛られない、もっと多様な面が見えていくと思います。――演じられる康二ですが、橋本さんの主観からは今どういった人物として映っていますか?橋本すごく愛を求めている人ですよね。両親のベクトルが弟ではなく、どうしたら自分に向くかを考えた結果、ある事故を起こしてしまう。それが大きなトラウマになっていて……。親や妻から愛を向けられた時も、それを壊したくないからこそ、逆に相手を傷つけてしまう。そこに気づけない悲しさというのも、彼が愛を求めているがゆえ。康二のそういった部分は大事にしていきたいと思います。複雑なものは複雑なまま咀嚼する大切さ――橋本さん以外にも、黒木華さんや安達祐実さんなど、強力な面々がキャストに名を連ねました。加藤信頼の置ける方ばかりで、複雑なものは複雑なまま咀嚼し、簡単にしない、そういうことが出来る人たちが集まっていると思います。橋本ひとりで考えていた時から、対相手になった瞬間にやっぱり変わるんですよね。しかも加藤くんの台本は、「あっ」というひと言で、思考が二転、三転する。その一瞬での選択が必要になってくるので、本当にチームプレイだなと。とはいえ役者同士で芝居の話もしませんし、逆にそれがとても心地いい。みんな嘘をつきながら、1枚1枚手札を切っていく感じが非常に面白いです。『もはやしずか』メインビジュアル加藤上手な人が集まっているだけに、良くも悪くも物語の生理とは別のところで成立させられちゃう、という危うさはあると思います。それを見逃さないよう、神経を使って注視していくことが大事だなと。橋本演じる僕らはすごい負荷ですけどね(笑)。――非常に注目度の高い作品です。楽しみにされている読者にメッセージをお願いします。橋本コロナ禍でまだまだ予断を許さない状況ではありますが、自分が関わっていなくても、絶対に観るべき作品だと感じています。観た人になにか考えるための種を植えつけられるような作品になると思いますので、ぜひ劇場に足をお運びいただきたいです。加藤とても思い入れのある作品になったので、まずは最後まで公演を全うしたいですね。制作物を僕はメッセージとは捉えていないので、物語は物語であり、それ以上でも以下でもないと思っています。とにかく、複雑なものを複雑な解像度のまま見る。その上で、お客さんには好きなように楽しんでもらいたいと思います。取材・文:野上瑠美子撮影:藤田亜弓『もはやしずか』2022年4月2日(土)~2022年4月17日(日)会場:東京・シアタートラムぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント橋本淳さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2022年03月25日俳優の木村拓哉、段田安則が出演する、日本マクドナルド「ひるまック」の新CM「木村氏、新社長と」編が13日より放送される。険しい表情で社長室を訪ねたビジネスパーソンの木村が「申し上げにくいんですが……」と、スーツの内ポケットから取り出したのは、退職願。それを見た社長(段田)は慌てながらできるだけ話をはぐらかそうとするものの、木村の決意は固く、話を取り下げる様子はない。どうしても木村を引き留めたい社長は窓の外にマクドナルドの店舗を見つけ、一緒にランチを食べようと誘い、自らテイクアウトで2人分の「ひるまック」を購入。重たい空気をどうにか払拭しようと、精一杯明るく振る舞う社長。果たして、木村の心は動くのか――。カメラのセッティングチェンジによる待機中、マクドナルドで好きなメニューについて会話を弾ませていた木村と段田。木村が「ダブルチーズバーガー」の名前を挙げると、段田は「僕はダブルチーズバーガーが好きで……昔は苦手だったピクルスも、いつの間にか好きになった」と、若かりし日を振り返った。また段田は、大森南朋がスパイ役で出演したCM「木村氏、同僚と」編にも興味津々で「スパイの彼は何者なの?」と質問。木村が「彼は同僚です」と説明すると、段田は「同じ会社の社長なのに一度も会ったことないなぁ……」とつぶやき、笑いを誘っていた。
2022年03月07日