俳優の高橋一生が主演を務める、TBS系金曜ドラマ『インビジブル』(毎週金曜後10:00)の最終回が、17日に放送される。普段目にする事故や事件には未解決となってしまうものも多々あるが、実はその中には警察すら存在を知らない凶悪犯、通称“クリミナルズ”によって行われている犯罪がある。この物語は、そんなクリミナルズを捕らえるため、刑事・志村貴文(高橋)と犯罪コーディネーター・キリコ(柴咲コウ)という絶対に相容れないはずの2人が異色のバディを組む前代未聞の犯罪エンターテインメント。■最終話あらすじ行動を共にする中で初めて心を通わせたキリコ(柴咲コウ)とキリヒト(永山絢斗)。しかしその中で史上最悪のクリミナルズ「リーパー」の正体がついに明らかとなる。志村(高橋一生)はそんな2人のもとに猿渡(桐谷健太)とともにたどり着く。しかし、キリコを危険視する猿渡は彼女に銃口を向ける。一方、捜査一課では仕掛けられていたEMP爆弾が作動し、ブラックフライデーが動きだした。猿渡は、すべて志村とキリコの仕業だと捜査一課の面々に説明し、志村を捕らえるように指示を出す。さらに、インビジブルのサイトでは志村の身柄に懸賞金がかけられ、警察からもクリミナルズからも追われる志村。絶体絶命のピンチの中、志村とキリコは最後の賭けに出る…
2022年06月17日映画『L.A.コールドケース』が、2022年8月5日(金)より公開される。ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーが共演。監督はブラッド・ファーマン。未解決のラッパー暗殺事件がモチーフ映画『L.A.コールドケース』は、90年代のヒップホップ・シーンを象徴するラッパー“2 パック”と“ノトーリアス・B.I.G.”が射殺された未解決事件をモチーフとするクライム・サスペンス。アメリカ音楽界に大きな衝撃を与えた伝説的な2人のラッパーの死は、「対立する所属レーベル同士の報復合戦が招いた悲劇」とも噂され、メディアでは「ヒップホップ東西抗争」として大々的に取り上げられた。さまざまな憶測を巻き起こしが、現在まで犯人は特定されておらず、その真相は闇に葬られている。なぜ2人は暗殺されたのか?悪の正体に迫る20世紀を代表する2人のラッパーは、なぜ、誰に、暗殺されたのか?“天使の街”とされるロサンゼルスに巣食う、悪の正体とは?事件の真相を追う刑事と記者の2人を通じて、アメリカ史上最も“悪名高い(ノトーリアス)”と称される未解決事件の謎に迫り、巨大な闇を鋭くあぶり出す。ジョニー・デップ×フォレスト・ウィテカーの豪華タッグ映画『L.A.コールドケース』では、ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーが、元刑事・記者役として共演。■主人公・ラッセル・プール...ジョニー・デップ事件の担当刑事だったロサンゼルス市警察署の元刑事。事件から18年が経過してもなお、家族や友人に避けられるようになってまで、未解決事件の真相を追い続けている。実在のキャラクターである主人公を演じたのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』等でアカデミー賞に3度ノミネートしているジョニー・デップ。近年の出演作は、『MINAMATA−ミナマタ−』や『オリエント急行殺人事件』など。■ジャック...フォレスト・ウィテカー当時この事件を報じ、「ピーボディ賞」を受賞した記者。ビギーの回顧特集を執筆するため、この事件を最も深く知るプールとともに再び事件を追うことになる。演じるのは、『ラストキング・オブ・スコットランド』でアカデミー賞男優賞を受賞し、2022年のカンヌ国際映画祭で“名誉パルムドール”を受賞した名優フォレスト・ウィテカー。近年は『リスペクト』、マーベル映画『ブラックパンサー』などに出演。監督はブラッド・ファーマン監督は、『リンカーン弁護士』や『ランナーランナー』などで知られるブラッド・ファーマン。米作家のランドール・サリヴァンが、綿密な取材と膨大なリサーチに基づき、2002年に出版したノンフィクションをベースに映画化した。<映画『L.A.コールドケース』あらすじ>1997年3月。全米に衝撃を与えたノトーリアス・B.I.G.の暗殺事件が勃発。その担当刑事だった元ロサンゼルス市警察署のラッセル・プールは、事件から18年が経過した今も、未解決事件の真相を追い続けていた。ある日、彼のもとに事件の謎を独自に探っていた記者ジャックが訪れる。なぜラッセルが家族や友人に避けられるようになってまでこの事件に執着しているのか、そこから捜査が進まない原因を突き止めようとする。さらに、プールはノトーリアス・B.I.G.の事件に警察官たちの関与を疑い捜査を深めていく。そして、プールとジャクソンは手を組み複雑に絡む事件の真相に迫るが…【詳細】映画『L.A.コールドケース』公開日:2022年8月5日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン池袋 ほか出演:ジョニー・デップ、フォレスト・ウィテカー、トビー・ハス、デイトン・キャリー監督:ブラッド・ファーマン原作:ランドール・サリヴァン「LAbyrinth」脚本:クリスチャン・コントレラス2018年│アメリカ・イギリス│英語・スペイン語│112分│カラー│スコープ│5.1ch│G│原題:CITY OF LIES│字幕翻訳:種市譲二
2022年05月31日伝説的ラッパー“2パック”と“ノトーリアス・B.I.G.”が人気絶頂期に暗殺された未解決事件を、実話に基づき映画化した『CITY OF LIES』が、邦題『L.A.コールドケース』として8月5日(金)より公開されることが決定した。1997年3月。全米に衝撃を与えたノトーリアス・B.I.G.の暗殺事件が勃発。その担当刑事だった元ロサンゼルス市警察署のラッセル・プール(ジョニー・デップ)は、事件から18年が経過したいまも、未解決事件の真相を追い続けていた。ある日、彼のもとに事件の謎を独自に探っていた記者ジャック(フォレスト・ウィテカー)が訪れる。なぜプールが家族や友人に避けられるようになってまでこの事件に執着しているのか、そこから捜査が進まない原因を突き止めようとする。さらに、プールはノトーリアス・B.I.G.の事件に警察官たちの関与を疑い捜査を深めていく。そして、プールとジャクソンは手を組み複雑に絡む事件の真相に迫るが…。90年代にアメリカ音楽界を激震させた、HIPHOP界の大スター“2パック”と“ノトーリアス・B.I.G.”の射殺事件。全米に衝撃を与えた伝説的な2人のラッパーの死は様々な憶測を巻き起こし、対立する所属レーベル同士の報復合戦が招いた悲劇とも噂されたが、現在に至るまで犯人は特定されず、真相はいまだに深い闇に包まれている。本作は、このアメリカ史上最も「悪名高い(ノトーリアス)」と称される未解決事件の謎に肉迫し、底知れない巨大な闇を鋭く抉り出した渾身のクライム・サスペンスだ。実在した主人公の元刑事ラッセル・プールを演じたのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジョニー・デップ。プールとともに事件解明に奔走する記者のジャックには、『ラストキング・オブ・スコットランド』(06)でアカデミー賞男優賞を受賞し、今年のカンヌ国際映画祭で“名誉パルムドール”を受賞した名優フォレスト・ウィテカー。監督は『リンカーン弁護士』(11)や『ランナーランナー』(13)などの鬼才ブラッド・ファーマン。米作家のランドール・サリヴァンが膨大なリサーチと綿密な取材に基づき02年に出版した傑作ノンフィクションをベースに映画化した。一体なぜ、誰に、20世紀を代表する2人のラッパーは闇に葬られたのか?“天使の街”ロサンゼルスに巣食う悪の正体とは?事件を追う刑事と探る記者の2人が、誰も望まない《真実》に辿り着いたとき、明かされるのは…。名優の競演と難事件の結末に注目したい話題作だ。『L.A.コールドケース』は8月5日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:L.A.コールドケース 2022年8月5日よりヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 2018 Good Films Enterprises, LLC.
2022年05月28日『タクシー運転手 約束は海を越えて』で日本でも大きく関心を集めた光州事件・韓国民主化運動に関連した映画『光州5・18』と日本未公開のドキュメンタリー『キム君』2作品が、映画配信サービス「JAIHO」にて配信が決定。第90回アカデミー賞外国語映画賞(当時)韓国代表作品に選出され、本国で動員1200万人を突破したソン・ガンホ主演『タクシー運転手 約束は海を越えて』でも描かれた“光州事件”。今回の特集では、商業作品として初めてこの事件をテーマにした『光州5・18』と、1980年5月に光州の至るところで目撃されていた謎の青年に迫った日本未公開の追跡ドキュメンタリー映画『キム君』がラインアップ。『キム君』の本国版ビジュアルと予告編も併せて解禁された。<光州事件・韓国民主化運動特集>韓国現代史上に残る悲劇“光州事件”(1980年5月18日~27日)から42年。韓国ではしばらく、この事件について語ること自体がタブー視されていたが、近年では書籍や映像などによって情報が少しずつ明らかになり始めた。今回配信が決定した日本未公開作『キム君』もその1つ。本作は北朝鮮軍介入説という新たな視点で事件を取り扱い、「第7回ワイルド・フラワー映画賞」や「第44回ソウル独立映画祭」では大賞を受賞した。対して『光州5・18』は事件を商業作品として初めて映画化した作品で、韓国でも観客動員数730万人を超える大ヒットを記録。ドラマ「悪の華」や映画『王の男』などに出演し日本でも人気の高いイ・ジュンギ、ポン・ジュノ監督『殺人の追憶』のキム・サンギョン、韓国の国民的俳優と呼び声の高いアン・ソンギらの強力なキャスティングで挑んだ本作は、民主化を求める学生と戒厳軍との10日間に渡る衝突が描かれた。当時をリアルに再現し、闇の近代史を初めて真っ向から取り上げた問題作ともいわれている。『光州5・18』(2007年/韓国)1980年、韓国・光州市。タクシー運転手の青年・ミヌ(キム・サンギョン)は、両親を早くに亡くし、高校生の弟・ジヌ(イ・ジュンギ)の親代わりとなって懸命に面倒を見てきた。そんなミヌはジヌと同じ教会に通う看護師のシネ(イ・ヨウォン)に秘かな想いを寄せていた。ミヌは、ジヌを交えた3人で映画を観に行くことになるが、シネと楽しい時間を過ごしていたミヌたちのいる映画館の外で、学生の民主化デモ隊と戒厳軍の衝突が勃発…。そして、ミヌたち3人もこの悲劇に巻き込まれてしまう――。『キム君』(2018年/韓国)※プレミア作品2015年軍事評論家のチ・マンウォンによって北朝鮮特殊軍“第1光殊”(※北朝鮮特殊部部隊の軍人)と呼ばれた、ある青年市民軍の写真1枚が発端となった。彼は“キム君”と呼ばれ、市民軍たちの証言を通じて光州事件の北朝鮮軍介入説に対し、真実が否かを議論する興味深い公開手配を追跡するドキュメンタリー。本特集では、“アメリカの公民権運動”を題材にした、エヴァ・デュヴァネイ監督『グローリー/明日への行進』とラウル・ペック監督『私はあなたのニグロではない』の2作のように、ある歴史に対して描き方も視点も異なる2作品を併せて観ることで知られざる歴史を紐解くことができるだろう。『光州5・18』は5月18日(水)~、『キム君』は5月27日(金)~JAIHOにて配信開始(いずれも※60日間配信)。(text:cinemacafe.net)
2022年05月18日「賢い医師生活」のユ・ヨンソクと世界で活躍するオルガ・キュリレンコが共演した、韓仏合同製作映画『バニシング:未解決事件』。日本公開を控え、挑戦に満ちた新たな刑事像を体現したユ・ヨンソクのインタビュー&メッセージ映像が到着した。ユ・ヨンソクがソウルの刑事ジノを、オルガ・キュリレンコがフランス出身の世界的な法医学者アリスを演じる本作。パク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』でのスクリーンデビュー以降、ドラマや舞台でも主要キャストを演じ、活躍のフィールドを広げ続けてきたユ・ヨンソク。映像では、初のグローバルプロジェクトとなる本作の見どころや、演じるジノや本作ならではの新たな挑戦について語っている。まず、参加のきっかけについては「ドゥニ・デルクール監督、オルガ・キュリレンコ出演の映画だと聞き、面白いプロジェクトだと思いました。当時はコロナの状況が良くありませんでしたが、海外スタッフで韓国での撮影を行うという点にも興味を魅かれました」と語る。演じる刑事ジノについては、「韓国映画での刑事と言えばワイルドなイメージですが、監督はよりスマートな刑事像を求めていました」と言う。「来韓したアリスと共同捜査を行うが、“アリスが関心を抱くような人物にしたい”という考えがあったそうで、外見も含め、従来のイメージとは違った刑事を作り上げました」とのこと。語学に精通し、若くして班を束ねるエリート刑事ジノの誕生エピソードを明かした。この映画ならではのチャレンジについては「韓国語、英語、フランス語、3か国語での演技と、ジノの趣味であるマジックです」とユ・ヨンソク。アリスとは主に英語で、ときには覚えたてのフランス語を介してコミュニケーションをするジノ。「外国語での演技はプレッシャーがあり、たくさん練習しました」と明かす。また、姪のユナを喜ばせるために勉強中の趣味、マジックについては「あまり経験がなかったので、マジシャンの方に習いながら準備しました」と語ってくれた。また、今回が初の来韓になるアリスを演じるオルガについては「以前から好きな俳優でした」と明かし、「韓国のスタッフや我々俳優ともコミュニケーションを取り、韓国料理もおいしそうに食べていたので驚きました。”これがグローバルな俳優なんだ”と感じました」と賛辞を惜しまない。撮影中はミュージカルに出演中だったユ・ヨンソクの舞台をオルガが観劇に訪れ、公演後に一緒にワインを飲んだというとっておきのエピソードも明かしてくれた。最後に日本の観客に向けて「韓国に来たことのある方は、どのように韓国が描かれているかも楽しめると思います。オルガ・キュリレンコ演じるアリスとジノのかけあいも、劇場でご確認ください。お体に気を付けて、映画を楽しんでください」と締めくくる。チャレンジに溢れた本作では、カリスマと抜け感が同居する新たな刑事像を生み出している。『バニシング:未解決事件』は5月13日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バニシング:未解決事件 2022年5月13日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開© 2021 The French Connection
2022年05月13日「金田一少年の事件簿」の第2話が5月8日放送。生田絵梨花演じるあかねにSNSでは「今までいくちゃんが演じてきた役柄とはまた全然違ったお芝居」などの声が上がる一方、次週の“事件解決”に「来週まで待つの辛い!」といった声も多数寄せられている。これまで幾度となくドラマ化されてきた本作、今シーズンは2014年以来約8年ぶりの新作となり、「なにわ男子」の道枝駿佑が5代目・金田一一を演じ、一の幼馴染みで成績優秀な生徒会長の七瀬美雪には上白石萌歌。警視庁捜査一課の警部・剣持勇には沢村一樹。美雪が所属するミステリー研究会の佐木竜太に岩崎大昇(美 少年/ジャニーズJr.)。また今回のエピソードのゲストとして帝王大学病院の医師・寒野美火に高橋ユウ。同じく帝王大学病院の医師・潮小次郎にコサカマサミ。帝王大学医学部教授の影尾風彦に佃典彦。彼らを接待している医療機器メーカー・トーディインテックの営業、伊豆丸険に小市慢太郎。同じく営業の鰐瀬たかしに神尾佑。「アスタニッシュ出版」記者で聖恋島の秘密を調べている右竜あかねに生田絵梨花。心花旅行のツアーガイド・凡田夏見に吉谷彩子。聖恋島唯一の住人でコテージ管理人の霧声昼子に余貴美子といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。剣持警部が趣味にしているフィッシングツアーに一と美雪、佐木も参加する。向かった先の聖恋島は、セイレーンの哭き声だといわれる不気味な音が鳴り響いていた。ギリシャ神話に登場する海の怪物・セイレーンはその声に惑わされた人間を海に引きずり込んで食い殺すという。その夜、ツアー客全員が寒野から呼び出される。この島にいる人間全員が揃う前で寒野は海から飛んできた矢で絶命。翌日には潮が海に引きずり込まれ死亡する…というのが2話の展開。同僚2人が死んだ影尾に不敵な笑みを浮かべながら「お仲間が2人も死んで次はあなたなんじゃない?」と迫ったかと思えば、島唯一の住人である昼子にも「あなた何か隠してることあるでしょ」と睨むような視線を送る…生田さん演じるあかねに対し「人のこと転がすの楽しそう」「生ちゃん狂キャラなのかな…?」「余貴美子さんにバチバチに迫る生田絵梨花さんを見られるとは」「今までいくちゃんが演じてきた役柄とはまた全然違ったお芝居が見れてただただ幸せだった」などの反応が上がる。一方、事件解決が次週に持ち越しとなったことでSNS上には「今回は犯人わからないまま来週まで過ごさなきゃいけないのがさらに怖い」「今日のお話が面白すぎて来週まで待つの辛い!」「犯人候補を数人に絞ったけど、どうなることやら。来週の後編まで待てない~」などの声も多数上がっている。【第3話あらすじ】聖恋島の荒天がおさまり、参加者全員が明日帰れることになったと剣持から知らされる一。その矢先、影尾が行方不明になる。捜索に出た一達は、舟着小屋の明かりに気づいて駆けつけるが開いてるはずのドアには鍵が。反対側の窓から中を覗くと誰かが中で倒れており、突然小屋の明かりが消えると小屋から逃げていく光が…。光を追いかけたその先で影尾の遺体が発見される…。「金田一少年の事件簿」は毎週日曜日22:30~日本テレビにて放送。(笠緒)
2022年05月09日ユ・ヨンソク、オルガ・キュリレンコ共演の『バニシング:未解決事件』より新場面写真が解禁となった。本作はエリート刑事と法医学者がある遺体発見から巨大な陰謀と隠された闇に迫っていくアクション・サスペンス。ユ・ヨンソクがソウルの刑事ジノを、オルガ・キュリレンコがフランス出身の世界的な法医学者アリスを演じる。監督は『譜めくりの女』ドゥニ・デルクール。経験豊かな国際的スタッフとともに、ソウルが舞台となるオール韓国ロケで作り上げた。本編中、オルガ・キュリレンコが代役なしで演じきった医師としてのシーンも要注目だ。この度解禁されたのは、法医学研究所でのシーンや、事件のカギを握るキャストらの新たな場面写真。死因の特定できない遺体の報告結果を険しい表情で見つめる刑事ジノ、法医学研究所の所長とともにアリスに協力を要請し、遺体の状況を確認する姿もとらえられている。そして、アリスの通訳ミスクを演じるのはイェ・ジウォン。フランスとも所縁の深いホン・サンス監督作品でもお馴染みの彼女だが、自身もバラエティー番組でシャンソンを披露するなど、フランス愛を公言。豊かなキャリアと演技力に併せて、韓国では珍しいとされる仏語通訳者を演じる。この上ない適性があったことについて、監督は「彼女ほどの役者が見つかったことは奇跡だった。また、完璧な準備で役に挑んでくれた」と絶賛している。“運び屋”を演じるのは、「恋のスケッチ~応答せよ1988~」ではパク・ボゴム演じるテクの素朴な父親役を演じ、その演技力とギャップに注目が集まったチェ・ムソン。今回は事件の中繋ぎとして残酷な犯罪に手を染める“運び屋”に扮し、予測を上回る不気味な行動で観客を衝撃の渦へと陥れる。緊張感溢れる本編の中で、一時の癒しとして登場するのがジノの愛らしい姪、ユナ。まもなく誕生日を迎える彼女はフランス語を勉強中で、“マダムアリス”を誕生会に誘う。演じるのは『ただ悪より救いたまえ』でファン・ジョンミンの娘役を演じたパク・ソイ。抜群の演技と存在感、そしてかわいらしいフランス語にも注目してほしい。『バニシング:未解決事件』は5月13日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バニシング:未解決事件 2022年5月13日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開© 2021 The French Connection
2022年04月21日ユ・ヨンソク、オルガ・キュリレンコ共演のサスペンス『バニシング:未解決事件』より、日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。本作は、Netflixオリジナルシリーズ「賢い医師生活」『ニューイヤー・ブルース』『スティール・レイン』など話題作への出演が続く、韓国で最も旬な俳優ユ・ヨンソクと、『007/慰めの報酬』、『オブリビオン』ほか、世界で活躍するオルガ・キュリレンコの共演作。ユ・ヨンソクは3か国語を操るソウル警察のエリート刑事パク・ジノを、オルガ・キュリレンコは教授として来韓した法医学者アリス・ロネを演じ、ソウル警察の刑事とフランス出身の法医学者が、大都市ソウルにうごめく巨大な闇に迫っていく姿を描く。この度、予告編と日本版のポスタービジュアルが解禁。「ジャカルタから移植用の肝臓が到着した」という緊張感溢れるセリフとともに幕を開ける予告編では、身元不明の死体が発見され、その真相に迫ろうとするソウル警察の班長、ジノが法医学者アリスの協力の元、身元特定に近づいていく姿をスリリングに映し出していく。真相をたどる彼らが見つけた「臓器売買」という衝撃的な事実。果たして、ジノとアリスに待ち受ける事件の“闇”とは…?本編への期待が膨らむ予告編となっている。ポスタービジュアルでは、ソウルの夜景を背に佇む、銃を構えた刑事ジノ(ユ・ヨンソク)と国際法医学者で教授のアリス(オルガ・キュリレンコ)の姿が切り取られた。きらびやかな街に潜む闇と、残酷な暗部に挑むさまが写し出されている。『バニシング:未解決事件』は、5月13日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バニシング:未解決事件 2022年5月13日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開© 2021 The French Connection
2022年04月08日ドゥニ・デルクール監督最新作でオルガ・キュリレンコとユ・ヨンソクが共演する『バニシング:未解決事件』が、5月13日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開されることが決定した。舞台は韓国・ソウル。怪死事件が発生し、指紋が奪われ、体中傷だらけの状態の身元不明の遺体が発見される。刑事ジンホ(ユ・ヨンソク)は事件解決の手がかりを探るにあたり、シンポジウムのため来韓していた国際法医学者のアリス(オルガ・キュリレンコ)に協力を要請。遺体の身元が容易に特定できず、臓器が違法な手術によって抜き取られていたことを知ったふたりは、背後に蠢く組織を追い詰めるべく捜査に挑んでいくが、アリスは未だに彼女を苦しめ続けているある過去とも対峙することになる。本作は、『007 慰めの報酬』『オブリビオン』など世界で活躍するオルガ・キュリレンコ、「賢い医師生活」『ニューイヤー・ブルース』『スティール・レイン』など話題作への出演が続く、韓国で最も旬な俳優ユ・ヨンソクの共演作。またアリスの通訳ミスク役にホン・サンス監督『へウォンの恋愛日記』『ソニはご機嫌ななめ』や『色男ホ・セク』のイェ・ジウォン、「刑務所のルールブック」のチェ・ムソンと実力派俳優たちが脇を固める。監督は、『譜めくりの女』でセザール賞出品歴のあるドゥニ・デルクールが務めている。韓国では3月30日に公開予定、片時も目が離せない息を呑むアクション・サスペンスが日本上陸を果たす。『バニシング:未解決事件』は5月13日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バニシング:未解決事件 2022年5月13日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開© 2021 The French Connection
2022年03月18日※写真はイメージです大きな事件から、あまり知られていない小さな事件まで。昭和から平成にかけておきた事件を“備忘録”として独自に取材をする『事件備忘録@中の人』による「怖い女」シリーズ、第3弾。今回は不倫相手との間にできた子どもを、生んでは次々と“捨てた”母親の話。あまりにも残忍な行為に、言葉を失う。◆◆◆嬰児(えいじ)とは生まれて間もない赤ちゃんのことを言う。かつては貧しい寒村などで食い扶持(ぶち)を減らす「間引き」として行われることもあった、嬰児殺し。それは、生後間もなければ間もないほど、その罪の意識は軽かったという。時代は変わり、飢えや貧しさからの嬰児殺しは減ったとはいえ、平成・令和となってもその理由は別にして後を絶たない。望まぬ妊娠を誰にも言えず出産してしまった若い未婚女性のみならず、すでに子を持つ母がそれを繰り返す……。■「押入れの秘密」平成17年12月、和歌山のマンションの一室から、ビニールにくるまれた遺体のようなものが発見された。警察で調べたところ、ビニールの中身は嬰児とみられる遺体。さらに、室内を捜索すると押し入れの中の衣装ケースから2体の遺体が出たのだ。見つかった嬰児の遺体は全部で3体。いずれも腐敗、白骨化しており、その大きさから乳児とみられた。そしてそれらの遺体はそれぞれ死亡時期が異なっていた。警察がこの部屋の住人の行方を捜したところ、この部屋は3年前から子持ちの夫婦が契約していることが分かったが、夫は先月交通事故で死亡、妻と幼い子どもはその半年以上前から行方不明だと判明。死体遺棄事件として捜査が始まり、3日後、大阪府内にいた妻の身柄を確保し事情聴取したところ、押し入れの遺体はすべてこの女が生んだ子であると認めた。そして女は、「ほかにも遺体がある」と告白した。女の名は、真梨子(仮名/当時49歳)。逮捕時、8歳になる息子と一緒だった。真梨子は捜査員に対し、過去に暮らしていた大阪府内の民家で、出産間もない嬰児を殺して隠したと話していた。捜索の結果、供述通どおりの家から衣装ケースに入れられた嬰児の白骨化した遺体が発見される。ところが話は終わらなかった。真梨子は、発見された4人以外に、もうあと2人、捨てたと話していたのだ。真梨子はどのような人生を送っていたのか……。■不倫相手の子を「生んでは殺す」昭和32年に和歌山県で生まれた真梨子は、非常につらい幼少期を送っていた。「置屋(※)」で働く母親のもとで育ったが、家にはしょっちゅう、複数の男性が出入りしていた。小学生のときにその男のうちの一人にレイプされ、以降も性的虐待は続いたという。真梨子は自殺未遂も起こしていた。中学3年で妊娠。このときは中絶したものの、卒業と同時にその時の交際相手の男性宅で同棲をはじめ、16歳を過ぎて結婚した。10年間で子どもは4人生まれた。夫の家族は厳しく、日々、真梨子は主婦として、母親としてだけの日々を送っていたが、親切にしてくれた男性と不倫関係に陥ってしまう。そして、真梨子はその不倫相手の子を身ごもってしまった。大阪の自宅で出産したが、この子は殺そう、そう決めていた。遺体を衣装ケースに隠すと、真梨子は何事もなかったかのように日常に戻っていく。こんなことがあったにもかかわらず不倫はやめられず、結果、「妊娠すれば生んで殺して隠す」を、この家で暮らした18年間で3度繰り返した(のちに真梨子はそう自供したが、平成17年の発見時には、大阪の自宅からは3体あるはずの遺体のうち、1体の遺体しか見つかっていない)。平成2年、離婚が決まった真梨子は部屋に遺体を隠したまま、子どもたちを置いてその家を出た。ときは流れて平成8年、和歌山市内でホステスをしていた真梨子は、内縁関係を経て9歳年下の男性と再婚する。2人の間には男児も生まれていた。子煩悩で明るく、仲のいい夫婦と周囲には見えていたというが、真梨子はまたしても夫以外の男性と関係を持つ。そして、不倫相手の子を妊娠してしまった。ひとり自宅で出産した真梨子は、これまでと同じように遺体を家の中に隠し、夫との生活を続けたという。しかし平成17年、真梨子は息子を連れ、突如夫と暮らすマンションから姿を消す。押し入れの秘密はそのままにして。その後、夫が事故死したことで関係者が自宅の整理に訪れ、遺体が発見されたのだった。■家族は気づかなかったのか昭和48年以降、12人を出産し5人を殺害(真梨子の供述によれば6人殺害遺棄であるが冒頭陳述で検察は5人殺害とし、さらに時効成立により実際に罪に問われたのは和歌山で発見された3人の殺害死体遺棄)し遺棄したという恐るべき母親に対し、平成19年4月25日、和歌山地裁は「動機は短絡的で人の親としてあるまじき非道な行為」として懲役8年(求刑懲役9年)の判決を言い渡した。この事件は、未婚の女性が処置に困って、と言ったものではなく、すでに子どもがいる母親によって繰り返された嬰児連続殺人という点、家族らと暮らす家に遺体を隠すなど、さまざまな点で異様な経過をたどった。不可解な点もあった。それぞれの時期、夫をはじめ、家族らは何度も妊娠出産を繰り返す真梨子の異変に気付かなかったのかということである。真梨子はもともと、ふくよかな体型だったというが、それにしても夫も気づかないということなどあり得るのだろうか。真梨子が大阪の家を出たあと、何年にもわたって自宅に隠されていた遺体の存在をまったく知らなかったというのも気にかかる。大阪の元夫と義母は、真梨子が逮捕され遺体が発見される日までその家で暮らしており、これについて、警察ジャーナリストとして知られる故・黒木昭雄氏はルポの中で「最初の結婚が破綻したのは、夫が嬰児殺しに気づいたからではないのか」という指摘をしている。物置の遺体に気づかなかったのではなく、見て見ぬふりだった可能性はなかったのだろうか。それは、事故死した2人目の夫にも言える。マンションという広くない空間の中で、夫は押し入れの秘密を知らなかったのだろうか。前出の黒木氏の取材によれば、夫は真梨子らが失踪したあと、あきらかに様子がおかしくなっていたという。会社ではミスを連発、円形脱毛症にもなり同僚らの手助けやアドバイスを拒むだけでなく、自宅マンションに帰りたくない、と漏らしていた。夫は真梨子の失踪後、一緒に暮らしていたマンションをそのままにして別のマンションへと引っ越している。遺体は一緒に暮らしていたマンションから発見されているため、遺体の存在に気づいていた可能性もある。彼が亡くなったという事故の状況も不自然だった。彼は車を運転中、走行中のトレーラーに、後方からノンブレーキで突っ込んでいたのだ。そこで黒木氏は、夫はもしかすると真梨子が家を出たあとに「押入れの秘密」に気づいてしまい、もうその部屋で暮らし続けることができないと悩んでいたのではないか。マンションの契約を続けながら別のマンションに引っ越すわけだが、そのことに悩んだ挙句の自殺だったのでは、と考察している。夫が事故死したあと、夫が暮らしていたマンションに現れた真梨子。その部屋で何かを探し始めたが、目当てのものが見つからなかったのか、何も持たずに部屋を出たという。これまでの生活でも、真梨子はふらりと家を出ては戻ることがあったという。しかし、このときの家出中の夫の引っ越しと事故死は誤算だったと思われる。裁判では真梨子の精神鑑定を行った医師が、真梨子は自身が体験した虐待的養育を、自身の子どもに対して殺害・遺棄という形で“再演”した、と証言した。加えて、9歳のころから中学まで続いた性的虐待が人格形成に深刻な影響を与えたと裁判所も認めた。子どもを産み、殺し、隠し続けた真梨子。一方で子ども思いの面も垣間見れ、離婚当初は残してきた子どもらに服を届けることもあったという。しかし、裁判で真梨子ははっきりと証言した。「子どもをかわいいと思ったことなど、一度もない」事件備忘録@中の人昭和から平成にかけて起きた事件を「備忘録」として独自に取材。裁判資料や当時の報道などから、事件が起きた経緯やそこに見える人間関係、その人物が過ごしてきた人生に迫る。現在進行形の事件の裁判傍聴も。サイト『事件備忘録』: ツイッター:@jikencase1112【参考文献】読売新聞平成17年12月15日大阪朝刊、平成19年1月25日大阪朝刊毎日新聞平成17年12月15日大阪朝刊、12月17日大阪夕刊、平成18年3月2日大阪朝刊、平成19年4月25日大阪夕刊産経新聞平成17年12月20日大阪朝刊、平成18年1月7日大阪朝刊『和歌山嬰児5人殺害事件 あまりに悲しい女被告の半生』(週刊朝日 2006.2.3 p.30~35、2006.5.5・12 p.34~35)『11人産んで6人を死なせた容疑者の女と不可解な警察発表-追跡 和歌山・嬰児殺害遺棄事件』黒木 昭雄 著※「置屋」とは、芸者や遊女を抱えている家のこと
2022年01月29日河川や湖に潜り、水底の清掃をしたり盗品や遺失物を探し当てる動画を配信するYouTuberのジェレミー・ボー・サイドが、未解決事件に光を当てた。2000年4月、米テネシー州スパルタでエリン・フォスターさん(当時18)と、ジェレミー・ベクテルさん(当時17)が失踪した。スパルタ郡保安官事務所によると、二人一緒にフォスターさんの家から車で出発して以降21年間、行方がわからなくなっているという。チャンネル登録者数約10万7千人の「Exploring with Nug」を運営するサイドが、11月28日にフォスターさんの自宅を訪れ、「ソナー技術を使ったスキューバダイビングで事件を解決したいと思います」と動画で宣言。その後、フォスターさんの母親が、教会で会ったスティーヴ・ペイジ保安官に、「『Exploring with Nug』ってご存じですか?実は……」とサイドからの申し出について相談したという。保安官事務所のFacebookによれば、ペイジ保安官は「Exploring with Nug」の捜索動画を見て、サイドが見当外れの場所を捜索しているように思えたため、サイドに連絡を取り、二人が姿を消した場所を助言したという。30日、サイドが川底に沈むポンティアック・グランダムを発見し、車内には人骨も残っていた。連絡を受けたペイジ保安官が現場に駆けつけ、沈んでいた車がフォスター家が所有していた車両であることを確認。車はクレーンで引き上げられ、21年ぶりにその姿を現した。人骨はDNA解析と歯の治療記録の照会のため検視に送られたと、NBCニュースは報じている。「二人はやっと家に帰れる。20年以上もあんなところで誰かが見つけてくれるのを待っていたんだ。嬉しいけど、いろいろな感情がごちゃ混ぜになってる。言葉もないよ」とサイドは動画の中で語っている。ペイジ保安官はNBCニュースの取材に対して、車が見つかった場所のすぐ近くを捜索したこともあったが、結局見つけることはできなかったという。NBCニュースは、現場はすぐ横を川が流れている道路で、21年前はガードレールが設置されていなかったと伝えている。失踪していた2人は、ハンドル操作を誤り、そのまま川に転落してしまったと捜査当局は見ているという。
2021年12月09日歌手として活躍している倖田來未(こうだ・くみ)さん。その抜群の歌唱力と美しいビジュアルで、多くのファンをとりこにしています。そんな倖田來未さんが「かわいい!」と話題になっているインスタグラムやエピソード、最近の活躍など、さまざまな情報をご紹介します!倖田來未のインスタに「かわいい」「本当に変わらない」の声倖田來未さんはインスタグラムを開設しており、仕事のオフショットやプライベートな写真を投稿しています。2021年4月21日には、愛犬と遊ぶ写真をアップロード。「かわいいものがそろっている」と話題でした。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 倖田來未(@kodakumi_official)がシェアした投稿 2021年11月13日に39歳を迎えた倖田來未さん。当日の投稿では頭にリボンをつけたガーリーな姿を披露し、たくさんのファンや関係者に祝福されていました。 この投稿をInstagramで見る 倖田來未(@kodakumi_official)がシェアした投稿 露出度が高い衣装も難なく着こなしている姿に「デビューの時から変わらない」「いつまでもかわいい…」といったコメントが殺到。多くの人がその美貌に驚いています。・かわいすぎてずっと見ちゃう…。・まったく歳をとっていないように感じる!・くぅちゃんの笑顔には癒しの効果があるな。倖田來未が生放送でやらかしたかわいい失態とは?倖田來未さんが、2020年2月19日放送の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)に生出演し、まさかの失態を犯してしまいました。この日、リアルタイムで行われる視聴者投票で一番票数が多かった楽曲を披露するために登場した倖田來未さん。バラードの名曲『愛のうた』が1位になると予想しますが外してしまい、『Butterfly』を歌うことになります。倖田來未 / Butterflyすると、倖田來未さんは予想外の結果に動揺を抑えきれなかったのか、歌の出だしでつまずいてしまいます。その直後に慌てて演奏をストップさせ「ちょっと待って、もう1回いいですか?」と笑いながらお願い。改めて『Butterfly』を披露しました。このハプニングに倖田來未さん本人だけでなく、スタジオにいた全員が笑顔に。その様子を見ていた視聴者も「慌てた姿がかわいかった」「リアル感が伝わってきた」と癒されたようです。番組放送後、倖田來未さんはインスタグラムを更新し、番組での失敗についてコメントしています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 倖田來未(@kodakumi_official)がシェアした投稿 本日スッキリ!!もーースッキリっていうか、ガッカリスーー朝6時からリハーサルあって本番前も、ストロー使って、声帯動かして、万全にしてたのに!爆笑まさかの緊張で胃が震える。もーーほんまに鉄の心臓が欲しいです。スタジオの皆さんのお陰で、温かいコーナーにしていただきまして、本当に、ありがとうございましたー。是非、これに懲りずまた、呼んで下さい泣次こそ、スッキリスになれますように笑笑kodakumi_officialーより引用この投稿にも「結果オーライ!」「ほほえましかった」といった温かいコメントが寄せられています。・くみさんも人間なんだなって思ってなんかほほえましかった。・倖田來未さんも緊張するんだね。なんかかわいくてますます好きになっちゃいましたよ!・めちゃくちゃかわいかったし、結果オーライじゃないですか?倖田來未の現在・これからは?倖田來未さんは2020年にデビュー20周年を迎えました。12月6日に自身のインスタグラムを更新。20周年を記念した動画を発表しました。 この投稿をInstagramで見る 倖田來未(@kodakumi_official)がシェアした投稿 このことを記念して、2021年12月に『KODA KUMI 20TH→21ST ANNIVERSARY EVENT』を開催すると発表。21周年もファンとともに輝きたいという思いを込めて企画したようです。同年夏には、配信限定シングルを3作連続で発表しました。7月28日にリリースされた第1弾の『We’ll Be OK』はポップでさわやかなメロディーが特徴的なナンバー。発売されるやいなや「神曲!」と話題になりました。倖田來未-KODA KUMI-『We’ll Be OK』(Official Music Video)その翌月には第2弾となる『Doo-Bee-Doo-Bop』をお披露目。こちらは思わずノリノリになってしまうクールなダンスナンバーに仕上がっています。倖田來未-KODA KUMI-『Doo-Bee-Doo-Bop』(Official Music Video)さらに9月には『to be free』をリリース。倖田來未さんの優しい歌声を堪能できる1曲です。倖田來未-KODA KUMI-『to be free』(Official Music Video)そして、2021年11月に最新シングル『4 MORE』を発売。大人の色気を感じさせるセクシーなダンスナンバーで、発売されるやいなや「かっこいい!」と大好評のようです。倖田來未-KODA KUMI-『4 MORE -Dance Ver.-』(Official Music Video)倖田來未さんは同年12月18日に行われるライブイベント『大阪 MUSIC LOVER ~Road to 2025』に出演します。倖田來未さんにはこれからもすばらしい歌声でたくさんの人を笑顔にしてほしいですね!倖田來未が生放送でまさかの大失態?「逆に好感度上がった」と言われた理由は…[文・構成/grape編集部]
2021年12月03日3月に放送された「シグナル 長期未解決事件捜査班 スペシャル」が、「ソウルドラマアワード2021」(SDA)インターナショナル・ドラマ・オブ・ザ・イヤー(非競争部門)、主演の坂口健太郎がアジアスター賞を受賞したことが分かった。本作は、2018年にカンテレ・フジテレビ系で放送された連続ドラマ、謎の無線機が“現在”と“過去”の2人の刑事を繋ぎ、未解決事件を解決していくヒューマンサスペンス「シグナル 長期未解決事件捜査班」の3年ぶりの続編。4月には、オリジナルストーリーで描かれた劇場版も公開された。今回本作は、“今年最も評判になった海外制作ドラマ”との評価を受け、「インターナショナル・ドラマ・オブ・ザ・イヤー(非競争部門)」を受賞。さらに、本作の主演で現在の刑事・三枝健人を演じた坂口さんが、本作品での演技や多方面の活躍により、今年アジアで最も活躍し、多くのファンに愛された俳優に贈られる「アジアスター賞」を受賞することになった。受賞について坂口さんは「“インターナショナル・ドラマ・オブ・ザ・イヤー”というとても名誉のある賞をいただき、ありがとうございました。この作品は、僕が初めて主演を務めさせていただいた、僕の中でとても思い入れのある作品です。連続ドラマをやって、スぺシャルドラマ、映画版を作って。僕の中で意味のある、大きな作品となりました。その作品がこういう名誉のある賞をいただけてとてもうれしいです。本当にありがとうございます」と喜びを示す。アジアスター賞に関しても「名誉のある賞をいただけてすごくうれしいです。俳優という仕事は、孤独な瞬間もあれば、チームワークを求められることもあります。そういった作品を丁寧にやってきた証なのかなと自信になりましたし、自分がそうやってきて良かったなと、改めて再確認できました」とコメントし、「日本を出て、海外の作品に参加したりとか、海外の座組で映画やドラマを撮ったりという経験がまだないので、そんな自分が、日本でいろんな作品を丁寧に撮ってきた中で、そこでの活躍を認められたのがうれしかったです。ただ、この賞をもらったことによって、もう一度(兜の)緒を締め直さないといけないという気持ちになりました」と心境を明かした。「シグナル 長期未解決事件捜査班 スペシャル」Blu-ray&DVDはリリース中。(cinemacafe.net)
2021年10月21日『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』のBlu-ray&DVDが10月6日(水)リリース。この度、主演・坂口健太郎が歩道橋から飛び降りる、アクションシーンの裏側を映した映像をシネマカフェが独占入手した。無線機だけで繋がる“現在”と“過去”の刑事が、未解決事件に挑む「シグナル 長期未解決事件捜査班」。春に公開された映画は、坂口さん演じる刑事・三枝、北村一輝演じる大山、吉瀬美智子演じる桜井を始めドラマ版キャストが再集結し、新たに伊原剛志、鹿賀丈史、田中哲司、杉本哲太、奈緒らも登場。脅威から日本を救うため、陰謀渦巻く深い闇に立ち向かうオリジナルストーリーが描かれる。リリース前に今回シネマカフェに到着したのは、Blu-ray&DVDの豪華版に映像特典として収録されるメイキング映像の一部。謎の無線機で、“過去”に生きる刑事と通信しながら、未解決事件を解き明かそうと奮闘する“現在”の刑事・三枝健人を演じる坂口さんが、歩道橋から飛び降りるシーンの裏側が映し出されている。今作で初の本格アクションに挑戦した坂口さん。映像では、「大変です」「安全にかっこよく撮っていきたい」と話す場面も。『劇場版シグナル』アクション舞台裏なお豪華版にはほかにも、イベント映像や特別番組など、3時間超えの特典映像が収録されている。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班 2021年4月2日より全国東宝系にて公開ⓒ2021「劇場版シグナル」製作委員会
2021年09月22日ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』が9月9日(木)に開幕する。本作は、世界的に有名な未解決事件として恐れられた殺人犯・通称“ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”をモチーフにチェコ共和国で創作されたミュージカルを原作に、韓国独自のアレンジを施し大人気作となったミュージカルの、日本初演。刑事アンダーソン役と殺人鬼ジャック役を回替わりで演じる加藤和樹と、新聞記者モンロー役を演じる田代万里生の対談を前篇・後編でお届けする。こちらは後編。「セクシー」って書かれたTシャツを着ているような役柄です。――稽古場での加藤さんの印象をお聞かせください。田代実は今、作品のSNS企画で、新聞記者モンローとして稽古場でいろんな写真を撮っているんですけど、和樹くんはどこを撮っても絵になるんですよ!加藤いやいや(笑)。田代和樹くんのOKテイクの多さにびっくりしています!――(笑)。わかる気がします。役者としてはいかがですか?田代ジャックは、堂珍(嘉邦)さんとのWキャストですが、現段階の僕の中では、堂珍さんのジャックは空中に浮いているような、ミステリアスな力を持ったイメージ。そして和樹くんのジャックは、地に深く根を張っていて、実存していそうなイメージ。重厚感があります。それに体幹がすごいからアクションもカッコいいし、決めるところはバシッと決めるんですよ。加藤地に根を張ってっていうのは、僕のイメージの中でジャックに重みのようなものをすごく感じているからだと思う。田代うん。それが和樹くんにすごく似合ってるし、堂珍さんのジャックとそれぞれ対照的で面白くなってる。本当にアプローチが各々違うもんね。白井さんもそれぞれの個性を活かしている感じがします。加藤そうですね。田代あと、和樹くんは激しい心情の芝居とか激しいアクションをしても、いたって冷静なんです。いい意味で、役に飲まれちゃうことがなくて、いつもちゃんと加藤和樹が役を支配したうえで役そのものになる。そういうイメージがあります。加藤あまり役に引っ張られることはないかも。ましてや今回は二役だから、よりそうですね。アンダーソンは溜まっていく一方で、ジャックは発散する一方なので、アンダーソンを演じたあとにジャックを演じるとストレス解消になります(笑)。田代そうそう、それと和樹くんは天使(参照: 前編() )なんですけど、セクシー隊長でもあるので!――(笑)田代天使でセクシー隊長。和樹アンダーソンは、もはや「セクシー」って書かれたTシャツをずっと着ているような役柄です。2人はははは!田代アンダーソンとしては辛いシーンもたくさんあるんですけど、きっとお客様には萌えポイントがすごくいっぱいあると思う!以前、仕事で和樹くんのファンの方とお話しする機会があったんですけど、皆さん、「加藤和樹とタバコ」とか「暗闇の中、炎に照らされる加藤和樹」とか……加藤(大笑い)田代そういうのが観たいとおっしゃっていたのですが、ここに全部あります!!――観たいセクシーが全部!田代そう!一同(笑)田代あと、アンダーソンと元彼女であるポリーとのお芝居で、その佇まいや表情だけでいろんな過去をお客さんに想像させなきゃいけないシーンがあるんですけど、それを和樹くんがやると大変リアルで味があって・・・加藤ははは!田代何があったんだろう?って思う。さらにそのシーンではアンダーソンのやさしさが少しだけ滲むんですけど。強がってるし、いきがってるし、アウトローだし、コカイン中毒のダメなヤツなのに、そこでフッと硬派なりの無言のやさしさを感じさせる。そこがすごく素敵なんです。なんかね、滲み出るものがあるんですよ。やさしさとか強さとか葛藤とかで湯気が出ている感じ。――加藤さん的には別に狙っているわけじゃないですよね、きっと。加藤狙ってやってたらヤバいヤツですよ(笑)。田代やっぱ人生経験が豊富じゃないとセクシーにならないと思うので。――田代さんの絶賛が止まらないですね。田代ははは!絶妙なバディ感のあるモンローとアンダーソン――加藤さんは田代さんとお芝居していていかがですか?加藤新鮮ですよ。「やっと一緒にできる」というのもあるけど、『マタ・ハリ』でガッツリ万里生さんのお芝居も観ているから初めてやる感じもあまりないんです。今は毎回稽古が新鮮で面白いです。――田代さんはどんな方ですか?加藤ほんとにいっつも目がキラキラしているんですよ。お芝居でも、捉えたいものに対してのアプローチの仕方に嘘がなくて真っ直ぐだなという印象があります。それは万里生さんならではのもので、モンローも、だから嫌な感じがしないんですよね。僕がモンローと関わるのは、ほとんどアンダーソンの役の時なんですけど、万里生さんの芝居によってモンローとアンダーソンは絶妙な関係性になっていると思います。すごく不思議な関係性なんだけど、傍から見ているといいバディ感がある。なんかそこはやっていて心地いいですね。妙な安心感があって。田代そういうところで僕らの色っていうのが出たら嬉しいです。劇場で一緒にお芝居をするのは初めてですけど、『マタ・ハリ』の稽古の時、僕がひとりでラドゥーを練習していると、いつも突如アルマンとして入って来てくれていたんですよ(加藤は初演でアルマンの役も演じていたので)。加藤やってたね(笑)。田代その時は遊びでやっていた感じもあったけど、今はその延長で本気でやっているような感覚もあります。――楽しさが伝わってきます。では最後に、今、世の中は明るいとは言えない状況ですが、その中でこの作品を観ようかなと思われているお客様に伝えたいことはありますか?田代日常で、なにかに抑制されていたり、言いたいけど言えないことがあったり、やりたいけどやれないことがあるような中で、この作品は、音楽も、物語も、芝居も、全部振り切っているんですよ。落ちるところまで落ちて、やりたいところまでやって、人はバタバタ死んでいくし、加藤(笑)田代みんな好きなこと言ってるしね(笑)。ある意味、カオスを浴びるような作品になると思います。それはひとつのストレス発散でもあるんじゃないかなと思いますね。でもその先に、この作品が一番届けたいメッセージが隠されていると思います。加藤欲を満たすには犠牲が伴うんだよというような大事なことも教えてくれる作品です。ある意味、愛ゆえの物語でもあるので、大切な人がいる方は、その愛の訴え方は本当に正しいのかとか、そういうことも自分に問い直せるんじゃないかなと思います。こういう時代だからこそ、こういう作品を観て考えてみてもらえたら嬉しいです。取材・文:中川實穗撮影:源賀津己ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』公演グッズを3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!★新聞記者モンロー役の田代さんが特ダネ写真を激写!「特ダネ!モンロータイムズ」インスタアカウントは こちら()公演情報ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』【東京公演】2021年9月9日(木)~2021年9月29日(水)会場:日生劇場【大阪公演】2021年10月8日(金)~2021年10月10日(日)会場:フェニーチェ堺 大ホールチケット情報
2021年09月03日ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』が9月9日(木)に開幕する。本作は、世界的に有名な未解決事件として恐れられた殺人犯・通称“ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”をモチーフにチェコ共和国で創作されたミュージカルを原作に、韓国独自のアレンジを施し大人気作となったミュージカルの、日本初演。白井晃が演出を手掛ける本作で、刑事アンダーソン役と殺人鬼ジャック役を回替わりで演じる加藤和樹と、新聞記者モンロー役を演じる田代万里生の対談を前篇・後編でお届けする。今回はその前編。稽古場はカオス?!――現状、全シーンの大枠はできて、細かい部分のブラッシュアップに入っているそうですが(取材時)、どんなお芝居になりつつありますか?加藤カオスです。田代ははは!加藤僕は韓国でこの作品を観たのですが、その時の印象よりもものすごく深い物語になっています。韓国版はショーアップされた楽曲などもありましたが、白井さんのつくり方はそれとは違い、お芝居ありきの音楽というか。ミュージカルよりも音楽劇に近いイメージ。“お芝居をしている”という作品になりつつあるなという感覚です。――音楽劇に近いというのは。加藤もちろんこの作品は楽曲の素晴らしさも魅力なんですけど、その中で白井さんがおっしゃるのは――これは当たり前のことかもしれないですが、“急に曲が流れるのではなくて、役者がそこにいるから音楽が流れ出す”ということです。そういう“心情が伴う流れ”が見えないと、お客様もついてこられないので。そういう意味で、“音楽がここにある”というような芝居だなと感じています。田代和樹くんが韓国で観た時に、ジャックのナンバーはライブみたいだったと言っていたのですが、白井さんの演出はそれとは相反するような、お芝居に音楽が共存しているようなイメージです。ショーアップされて振付も決まっていれば、固まるのは早いんですけど、白井さんは「こういう動きをしてほしい」というよりも「こういう気持ちでいてほしい」という演出で、時間をかけてじっくりと積み重ねているような感じです。――脚本を読ませていただくと、じっくり向き合う稽古は精神的にきつそうだなと感じますが、どうですか?田代和樹くんは2役演じるから、役によるんじゃない?加藤精神的にきついのはアンダーソン(切り裂きジャックの連続殺人事件を追う刑事)ですね。彼は抱えているものが多いんです。それはポリー(アンダーソンと思いが行き違う娼婦)のこともそうですし、ロンドンという街に対しても思うことがありますし、自分の存在意義みたいなものもそう。さらに、ジャックの事件を追う立場ではあるのですが、そこへの自問自答みたいなものがあるんですよ。アンダーソンの歌に「何のために追いかける?」というような歌詞もありますが、そこをすごく迷っている。そういうものが常に心にあるような役ですね。モンローはみんなの不幸がエネルギーになる(田代)こんな万里生さんは見たことない(加藤)――もうひとつの役・ジャック(ロンドンの街を恐怖に陥れる連続殺人鬼)はどうですか?加藤楽しんで演じています(笑)。振り切ったもん勝ちみたいな。ダニエル(純真なエリートだが闇に堕ちていく外科医、木村達成と小野賢章がWキャストで演じる)とは、ある意味表裏一体というか。ジャックの存在が大きければ大きいほど、ダニエルの内面にあるものが膨れ上がっていくような役なので、白井さんからは、自分が想像していたよりも「もっと大きく」とか「もっとダニエルを煽るように」という演出を受けています。思っていたよりやっていいんだなって感じです。――韓国で観たジャックとも違いますか?加藤もちろんぶっ飛んでいるという意味では共通している部分もあるのですが、演出の仕方だったり、ジャックの在り方だったりは別物ですね。“ダニエルに通じている”という部分は白井さんならではのところだと思うので、目指したいです。――田代さんは、ビジュアル撮影のタイミングで取材させていただいた時に、モンロー(スクープのためならどんな手段も厭わず事件を追う新聞記者)を「どんなふうになるのかわからない」というお話をされていました(参照記事: 田代万里生「今までとは違うものをさらけ出す」() )。実際に稽古が始まってどうですか?田代葛藤していたり不安そうな顔のキャラクターが多い中、モンローはずっと狂気的に笑っているんですよ。ある意味ジャックと同じで、好きなことしかやっていない人です。自分がやりたいことをゴリ押しして、全部実現させながら物語が進んでいくので、僕はあまりストレスがないですね。みんなみたいにどんどん病んでいく感じとかないです。楽しいです!加藤(笑)。でもそのぶん動きまくるよね。記者の役だから。田代そうね。だから誰よりも汗をかいてる。特ダネ欲しさに燃えています!――やはり韓国版のモンローとは違う感じですか?田代韓国版のモンローはコミカルな雰囲気もあったようですが、今回のモンローはコミカル要素というよりも、本当に狂気と欲望丸出しという感じ。何に対しても誰に対しても全くひるまない、ものすごい圧と熱量がある役になっています。加藤「特ダネをものにしたい!」「あわよくばそれで…!」というような役ですよね。田代そう、だからみんなの不幸がエネルギーになるんですよ(笑)。みんながダウンしていけばいくほど、モンローはそれを燃料にして高らかに笑っていくっていう。加藤でもこんな万里生さんは見たことないと思いますよ。割とちゃんとした人の役が多い印象がありますけど、こんなに汗かいて、常に笑って……アンダーソンに対してはちょっとうざいし(笑)。田代白井さんには「モンローはハエのようにアンダーソンにまとわりついてくれ」と言われているので。(加藤と田代がWキャストでラドゥーを演じた、’21年6~7月上演のミュージカル『マタ・ハリ』で)ラドゥーを演じている時は「気持ち悪い」って言われてたんですけど、今モンローをやってる時は「うざい」って言われるんですよ(笑)。快感です!2人(爆笑)全く違うキャラクターだからこそ楽しめた『マタ・ハリ』での経験――そのミュージカル『マタ・ハリ』ではWキャストで同じ役でしたので、違う役で一緒に芝居するという意味では初めてですが、そこはいかがですか?加藤僕は今言った通りで、万里生さんにモンローのようなイメージはなかったので、すごく新鮮です。だから新しい面も見られるのですが、それでもやっぱり役に万里生さんらしさが出ている。そこがいいなと思っています。万里生さんが演じることで、モンローがある意味すごくピュアに感じるんです。変な下心というより、「特ダネが欲しい!お金が欲しい!」という純粋な欲求が見える。だから憎めないんだよなって感じです。「言ってることは間違ってないしな」っていう(笑)。そこが面白いし、万里生さんならではのモンローだなと感じます。――加藤さんは、田代さんのお芝居にピュアさを感じているんですね。加藤それはラドゥーを演じた時にも感じました。僕とは全く違うラドゥーでしたしね。これは万里生さんの特性だと思っています。田代僕らはお互いのキャラクターが全然違うので、真似しても同じにならないんですよね。Wキャストの時って、「敢えて相手とは違うことをやってみよう」と考えることもあるのですが、和樹くんとは、純粋に自分がいいと思うものをやって、それがお互い「それ面白いね!」と心の底から思える関係でいられたなと思います。だから『マタ・ハリ』の時、すごく楽しかったです。――田代さんは加藤さんにどんな印象がありますか?田代こういうアウトローな風貌なんですけど、中身は天使です。加藤(笑)田代ほんとに!『マタ・ハリ』カンパニー内でのリーダーシップとか、途中で中止になって大千穐楽ができなくなったときの仲間へのケアとか、本当に素晴らしかった。カンパニーのグループLINEとかでみんなの士気を高めたり、みんながずっと思っていたけど言えなかったことをポーンと言ってくれたりもしました。誰に対しても無償の愛を感じることも多くて、僕も何度も助けられましたね。――田代さん、前回のインタビューでも加藤さんのことを頼りにしてるっておっしゃってましたもんね。田代カンパニー全員が頼りにしてたと思う。だから僕の中では天使です!この作品では、そんな天使さんが切り裂きジャックを演じます!加藤あははは!(手を叩いて笑う)【後編につづく】(後編は、田代さんの加藤さん愛が炸裂します)取材・文:中川實穗撮影:源賀津己「ぴあアプリ」なら【アプリ限定】激レア稽古場ショットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=367a323a-5adc-431f-95c8-562411e07a68&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。公演情報ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』【東京公演】2021年9月9日(木)~2021年9月29日(水)会場:日生劇場【大阪公演】2021年10月8日(金)~2021年10月10日(日)会場:フェニーチェ堺 大ホールチケット情報ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』加藤和樹×田代万里生 対談【後編】は9月3日(金)公開予定です! 公演グッズプレゼントもありますのでお楽しみに!
2021年09月02日世界的に有名な未解決事件を題材にしたミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』が2021年9月9日から日生劇場ほかで上演される。日本版演出・日本人キャストは今回が初めて。初日まで2週間と迫った8月26日、出演者らによる歌唱披露と質疑応答がオンライン上で開催された。演出の白井晃、ダニエル役(Wキャスト)の木村達成、小野賢章、アンダーソン役(Wキャスト)の松下優也、ジャック役(Wキャスト)の堂珍嘉邦、アンダーソン役とジャック役を兼ねる加藤和樹、グロリア役のMay’n、ポリー役のエリアンナ、モンロー役の田代万里生の計9名が登壇。劇中の全6曲を衣装とヘアメイクで披露した。役を演じる中で印象的に残っている部分を尋ねると、ダニエル役の木村は「ある歌詞の中で『もう止められない』と歌う部分があって、それがすごく僕の背中を後押してくれる。もう後戻りできない、突き進むしかないという覚悟をくれる」と話し、「個人的にマント捌きをやってみたいと思っていたら、白井さんの方からその歌の終わりでやってほしいと言われて、自分の気持ちが通じたようで嬉しかった」とも。稽古の中で感じる“変化”について、同じくダニエル役の小野は「稽古を始めた頃は、歌や動きなど、やらないといけないことに必死になっていたが、ようやく体になじんできました。稽古場で役を追い込んでいくと、グロリアに対しても愛情だけでなく怒りなども芽生えてきて、日々の変化を感じている」などと話していた。『ジャック・ザ・リッパー』に絡めて、共演者の“裏の顔”を尋ねた際は、モンロー役の田代が小道具のカメラのほかに、自前のカメラを持ち歩き、共演者の様子を撮影しているというエピソードや、アンダーソン役とジャック役を兼ねる加藤が次作で『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』にする出演することもあって、体がより鍛え上げられている目撃談などが披露され、笑いを誘った。また、演出の白井は「韓国でロングランされている大人気作品。いまの我々が台本と音楽から感じられるものを、自分たちの肉体に即した物語としてお届けしたい。 実際の未解決事件から想起して書かれているが、なぜこんなにも長く、我々の中に記憶が残っているのかをヒントに、描いていこうと思っている」と語った。東京公演は9月29日(水)まで。大阪公演は10月8日(金)~10日(日)、フェニーチェ堺 大ホールで開催される。取材・文:五月女菜穂
2021年08月27日世界的に有名な未解決事件として恐れられた殺人犯・通称“ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”をモチーフにチェコ共和国で創作されたミュージカルを原作に、韓国独自のアレンジを施し、大人気作となったミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』(2009年初演)が、白井晃演出にて日本初演される。新聞記者モンロー役として出演する田代万里生に話を聞いた。今まで演じてきたものとは違うものをさらけ出す──ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』は韓国で大ヒットした作品で、今回が日本初演となりますが、そのオリジナルキャストになることをどう思われていますか?まず、モンロー役(スクープのためならどんな手段も厭わず事件を追う新聞記者)を僕にっていうのが意外でした。僕はどちらかというと誠実な役が多いのですが、それとは真逆の、僕史上最低最悪じゃないですけど(笑)、欲にまみれた誠実さのない役ですからね。──韓国版と同じイメージになるのでしょうか?プロデューサーからヒントを頂いたのですが、韓国版のモンローとはまた違うイメージだそうです。ビックリしたのは、ある意味ちょっとルキーニ(ミュージカル『エリザベート』にも登場する実在の人物。エリザベートの暗殺者と言われている)っぽいかもと。どんなふうになるのか、僕も楽しみにしている感じです。──どんな感じなんだろう……。想像できないでしょう?(笑)真っ当な人間を切り裂いてみたらその中身は……というところを担うのかなって。モンローはまさに、綺麗に装っている内側の部分をたくさん見せるので、すごく重要な役になりそうです。──内側の部分をですか。はい。今まで僕が演じてきたものとは違うものをさらけ出すことになると思います。それもただ剝き出しにするのではなくて、装いながら出すような感じなんじゃないかな。あと、随所でモンローはダニエルやアンダーソンと一緒に行動していくので、その中での立ち位置も見つけていきたいなと思います。一見、ダニエルやアンダーソンのほうが屈折した人間のように思うんですけど、実は「いや、これモンローのほうがやばいやつなんじゃないか?」というところが随所に出てくる。ラストシーンもモンローが重要な流れに持っていきますし。早く白井さんとお話してみたいです。新しい挑戦をたくさんしないと務まらない──白井さんがモンロー役に田代さんをイメージした理由はご自身としてはなんだと思われますか?やっぱり今も話した「一皮むいたら」というところがポイントなのかなと思っています。最近は誠実だけじゃない役もやらせてもらっていますが、一見そうは見えない僕だからこそ、裂いて中から出てきたものがどう見えるのかっていう。そこを多分、白井さんが引き出してくださるんじゃないかなと今は思っています。でも本当になぜ僕にっていうのは僕自身も伺ってみたいです(笑)。──白井さんと田代さんは初タッグですし、その大切な役割を託したのは舞台上の姿を観てのことなのでしょうか。白井さんは、こまつ座『きらめく星座』(’17年)の田代万里生を観てくださっているんです。グランドミュージカルの舞台に立つミュージカル俳優としてではなく、坊主姿の脱走兵で、それこそ剥き出しの役をやっているところを観てくださっていて。いわゆるミュージカルファンの皆さんが抱く僕のイメージとはまた違うものもキャッチしてくださっているのかな? と思います。僕自身も新たな田代万里生に出会えることを楽しみにしています。──これまでとは違った心持ちで挑む役になりそうですね。白井さんはストレートプレイのイメージも強いですが、モンローはどちらかというと特にお芝居で物語をしっかり成立させていく役なので、そういう意味でも今まで僕が演じた役と一味違うんです。新しい挑戦をたくさんしないと務まらないなと思っています。──世界的に有名な未解決事件をベースにしたお話ですが、現時点でストーリーに関してはどう思われていますか?ベースが切り裂きジャックなので、『スウィーニー・トッド』とか『ジキル&ハイド』みたいなちょっと怖いスリラーミュージカルをイメージすると思うのですが、この作品にはその2作とは違うものがあって。なんだろう、ダニエルとアンダーソンなど、比較的同世代の人物たちが色々な人生を生きているというのが、一番違うかもしれませんね。それに、上記2作にモンローのような立ち位置の人物は出てきません。それだけに、とても重要なキャラクターだなと思っています。──音楽はどうですか?ロックナンバーも多く、キャッチーで、日本人にはすごく合うんじゃないかな。それに今回日本語で歌われたら、いくつかの曲はきっとこれからミュージカルコンサートとかでみんなが歌いたがるような曲になりそうです。──田代さんがあまり経験のないような楽曲もあるのでしょうか?モンローのソロナンバーには、アップテンポで大勢を引き連れて歌うものもあります。また、張り上げるだけではなく、切れ味よく芝居の緩急で差し込んでいく感じも。全体的に僕にとっては新しいタイプの楽曲なので、楽しみにしています。初共演の加藤和樹くんは頼りにしています──日本初演のものをつくるってどうですか?楽しみですね。僕は日本初演のものをけっこうやらせていただいてるほうだと思うんです。『スリル・ミー』とか『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』とか『マルグリット』とか『サンセット大通り』とかたくさんやらせていただいてきて。何度も上演されている『レ・ミゼラブル』や『エリザベート』のような作品は「こうじゃなきゃいけない」というような固定観念が役者側にもお客さん側にもあって、そこにはめていくのか敢えてはずしていくのか、というようなところがありますが、新しい作品だと本当にゼロからなので。本作品は既に韓国版がありますが、白井さんや役者たちから提案もたくさん出てくると思いますし、みんなで新たに創っていけたらなと思っています。──ダニエルを演じる木村達成さんとは、『エリザベート』(’19年)では親子でもありましたが。美しい息子でしたね~(笑)。実際には同世代のほうには入るくらいなんですけど(笑)。あと、この作品の直前に『マタ・ハリ』で加藤和樹くんとご一緒するのですが、『マタ・ハリ』はWキャストで同じ舞台には立てないので、これが舞台上では初共演になります。今年は和樹くんとは半年くらい一緒にいることになると思うので、頼りにしています。ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』キービジュアル。男性メインキャスト6名の顔の”パーツ”で構成されている──田代さんは今どんなところに喜びを感じてお芝居をされていますか?僕は去年、ミュージカルへの出演が0本だったんです、コロナの影響で。一方今年は現時点でミュージカル『マリー・アントワネット』や『スリル・ミー』に出演させていただき、今後を含めると1年に5本のミュージカル出演が予定されています。その1公演1公演の中で感じる、「劇場に行って、舞台に立ったら、お客さんがいる」ということへの喜びは、なんとも言えないものがあります。『マリー・アントワネット』を今年の1月2月にやったときは、あの大きな空間にお客様が入っている光景を見るのが1年以上ぶりで。大勢の人が決められた時間に集まって、固唾をのんで見守って、暗転を待って、序曲の1音目を待って……という劇場のあの文化って、やっぱりリモートでは味わえないことだなとすごく実感しました。だから今は、「劇場に立って、お客様が観てくださっている」ということに喜びを感じていますね。──当たり前のようなことが、一変しましたからね。本当は当たり前じゃないですけどね、でもやっぱり公演が続くとそんなふうに感じてしまうこともあって。今は「明日公演がある」「明日も本番がある」ということが、自分にとってはすごく元気が出るものだなと思います。それはやっぱりお客さんが求めてくださるからこそで。そこはより一層感じています。──『ジャック・ザ・リッパー』も楽しみです。今はまだ未知の世界にそわそわしています。きっと今までやってきたことだけだと通用しないと思うので、なにか一歩大きく踏み出すつもりです。記念すべき日本初演の本公演、是非劇場で見届けてください!取材・文:中川實穗撮影:杉映貴子ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』作曲:Vaso Patejdl作詞:Eduard Krecmar脚本:Ivan Hejna演出:白井晃出演ダニエル:木村達成・小野賢章(Wキャスト)アンダーソン:加藤和樹・松下優也(Wキャスト)ジャック:加藤和樹・堂珍嘉邦(Wキャスト)グロリア:May’nポリー:エリアンナモンロー:田代万里生他【東京公演】2021年9月9日(木)~2021年9月29日(水)会場:日生劇場【大阪公演】2021年10月8日(金)~10月10日(日)堺市民芸術文化ホール(フェニーチェ堺) 大ホールチケット情報
2021年06月14日木村拓哉と長澤まさみが、刑事とホテルマンとして再タッグを組んだ東野圭吾原作映画『マスカレード・ナイト』に出演する10名の新キャストが発表された。未解決殺人事件の犯人が、大晦日に行われるカウントダウン仮装パーティー“マスカレード・ナイト”の会場に現れるという密告状が届いたことで、再び新田(木村さん)がホテルマンに扮し、潜入捜査をすることになる本作。容疑者は、仮面を被った参加者500人。彼らを相手に、新田&山岸(長澤さん)の最強バディが、犯人逮捕へと奔走する。今回そんな本作に出演することが明らかになったのは、現在放送中の「着飾る恋には理由があって」で新たな役どころに挑戦した中村アン、「M 愛すべき人がいて」での怪演が話題となった田中みな実、「MIU404」「あのときキスしておけば」の麻生久美子、もうすぐ主演映画『リカ~自称28歳の純愛モンスター~』が公開される高岡早紀。そして、石黒賢、沢村一樹、勝村政信、木村佳乃、凰稀かなめ、博多華丸の10名。詳しい役柄は、まだ明らかにされていない。さらに、「素晴らしい経験をさせていただきました」(中村さん)、「とてもしあわせな現場でした」(勝村さん)、「宝物となりました」(凰稀さん)などと、キャストたちが撮影をふり返るコメントも到着した。新キャストコメント・中村アン私は今回、"アルゼンチンタンゴ " に挑戦しました。初めはどうなることかと不安でしたが、練習を重ね、無事乗り切ることができました。作品を通して素晴らしい経験をさせていただきました。映画公開を楽しみにしています。・田中みな実お声掛けをいただき、驚きました。前作を劇場で観ていたので、本番中も“あの”ホテルのセットでお芝居をさせてもらえていることに終始興奮気味でした。錚々たるキャストの皆さんの中に入れていただき光栄です。無事に公開されることを心待ちにしております。・石黒賢鈴木監督の持つ穏やかな雰囲気が、とても居心地のよい現場を作ってくださったと思います。非常に楽しい撮影でした。僕ら俳優が楽しんで演じているので、それは必ずスクリーンに溢れ出るものでご覧いただいた方には伝わると思います。またホテル・コルテシア東京に遊びに来てください。・沢村一樹木村くん、長澤まさみちゃん、それぞれの個性が各シーン毎に違った色を見せて漂う現場は、楽しく、時には緊張感を持って、これぞ映画作りという醍醐味を感じさせてくれました。観客の皆さんと一体になれる事で映画は完成です。「ようこそ、ホテル・コルテシア東京へ!」・勝村政信セットに入って驚きました。あのホテル・コルテシア東京が稼働していたからです。久しぶりの鈴木組は、相変わらずチームワークが素晴らしく、実家に帰ってきたような気分にさせていただきました。とてもしあわせな現場でした。・木村佳乃初めてホテル・コルテシア東京のセットに入ったとき、そのダイナミックさ、緻密さに圧倒されました。私も宿泊客の1人として怪しく参加させていただきました!是非楽しんでください!・凰稀かなめ前作の大ヒット『マスカレード・ホテル』に続く今作品のオファーにびっくりしました。豪華なセット、キャスト、スタッフの皆さんに圧倒されながらも、東野圭吾さんの世界に関われた事、初の鈴木組の一員になれた事が私の宝物となりました。・麻生久美子東野圭吾さんの作品に出演することができて、とても光栄です。木村拓哉さんとは今回が初めての共演でしたが、座長としてのリーダーシップの素晴らしさに圧倒され、長澤まさみさんとは久々の共演で楽しい時間を過ごせました。みなさん、華やかな仮面舞踏会をどうぞお楽しみください。・高岡早紀前作の『マスカレード・ホテル』をとても楽しく観ていたので、今作に参加させていただけたこと、とても光栄に思います。私が演じた「謎の女」がどのようにしてストーリーに絡んでいくのか、どうぞお楽しみに!・博多華丸ふと気がつくと、凄い俳優さんに囲まれてるのでなるべく我に返らないようにしました。そういう意味では仮面を被ってたかもしれません。ぜひ劇場でご確認下さい!『マスカレード・ナイト』は9月17日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:マスカレード・ナイト 2021年9月17日より全国東宝系にて公開
2021年06月14日きゃりーぱみゅぱみゅが、「大人なLADY」を目指す日々を綴る新連載。おかげさまで、早くも話題沸騰です。第5回は、新しいナイトルーティンの本のお話、と思いきや……!?『枕元には小説が置いてあるわよ』皆さまごきげんよう。きゃりーぱみゅぱみゅです。前回の「大人なLADYになるわよコラム」では、“丁寧な暮らし”に目覚めためっちゃ寝付きの悪い私が、快適な睡眠をするためにマットレスや枕、パジャマ、アロマディフューザー、そしてナイトブラにこだわってみるようになった、という話をご紹介しました。ところが困ったことに、いくら寝具回りを揃えても寝る前にスマホを見てしまって、結局早寝早起きができません。いつもだいたい夜の11時とか、全然眠くなくても布団に入るようにはしているんですが、寝なきゃ!という気持ちで逆に目が冴えてしまって、それでついスマホに手を伸ばしてしまうというパターンばかりなんですよね…。しまいには、スマホで漫画を読みすぎたせいか腱鞘炎になり、手首には小さなコブみたいなのができてしまいました。痛いです。病院に行ったらおじいちゃん先生が、「これはガングリオンだね~」「え、ガングリオン?かっこいい~!なんだそれ~」って思ったんですが、横にスワイプしすぎて機動戦士ガングリオンだなんてもう現代病乙ですね。なんとかスマホを見ずに自然と眠くならないものか?そこで私が最近始めた“丁寧”その2に行っていいですか?小説を買いました。本屋さんでランキングとか見て、文庫本を買ってるんですけど、小説を寝る前に読むと眠くなれるんですよね。やっぱり活字を追うのって頭で想像しないといけないので、30分くらい読んでるとウトウトしてきます。スマホだと眠くならないので、きっと違う脳を使っているのではないかと思います。最近、寝る前に読んでるのはシャネルの創業者の自伝『ココ・シャネルの言葉』です。これが面白い。まずシャネルさんって、私とは真逆の性格のようです。私のモットーは「やりすぎくらいがちょうどいい!」なんですけど、対してシャネルさんは「やりすぎない、シンプルこそ美しい!」。だから、もし私とシャネルさんが同じ時代に生きていたら、ボコボコのケンカをするかもしれないです。わかりあえず、コラボできず。あと、この本を読んですごい素敵だなと思ったのが、シャネルのマークの由来です。シャネルさんには生涯忘れられない恋人がいて、その人がカルロスとか“C”から始まる誰かで、ココ・シャネルの“C”とその彼の“C”で「ɔc」らしいですよ。絶対に別れない鎖みたいな。かっこいい~。さらにシャネルさんは、当時ムチッとした肉付きの良い女性が人気のなか、ガリガリ体型だったのがとても嫌だったので、自分の体型に似合うモードっぽい服装を作っていったら、それがシャネルになったということらしいです。つまり、コンプレックスを武器にしていったというわけなんですね。いや~全然知らなかった。シャネルさんがいなかったら、パリコレのモデルさんもムチムチだったかもしれません。まあ、今はまたその流れも変わりつつあるようですが…。その本を読んで改めて、いろんな経験や意味があってシャネルが作られてきたんだなって、ウトウト白目になりながら感心して読んでます。お目々ぐるぐるのやべー奴です。ちなみに次読む小説ももう買ってあります。『木曜日にはココアを』っていう気になるタイトルの作品で、帯に「ほっこりしました」と書いてあったので、これは寝落ちに良さそうだと即買いしました。本屋さんのランキングのけっこう上位に来てたので、これから読むのが楽しみです。というわけで、私はそういう丁寧な本を読んで安眠できるようになりつつあるのですが、それとは対照的に今まで読んでた漫画といえば、めちゃめちゃグロいのばっかりで、そりゃ寝れるわけないよなという…。だいたい“やべー奴シリーズ”なんですが、最近ハマったのは『ボタボタ』でした。けっこう衝撃的な内容で、主人公の女の子は極度の潔癖症のせいで汚いものを感知すると鼻血が出ちゃう体質だから、人と性行為できないんですよ。それで相手に嫌われて…っていうかわいそうな女の話。“本物の漢たちに贈るエンターテイメント!”こと「週刊漫画ゴラク」で連載していた作品です。私ってそういうグロくてリアルなのばかり見てしまうんですよね。これは自分でも本当に不思議で、私はきゃりーぱみゅぱみゅとしてファンタジーなことをやっているのに、プライベートではそっち系を一切見ないんです。Netflixとかもドキュメンタリーとかノンフィクションばかりというか、最近ついにフィクション自体が観られなくなってきて…。なんなんでしょうね。普段ファンタジーを出している分、リアルを補給してバランスを取っているのでしょうか?こないだも地上波テレビで、平成の未解決事件みたいなスペシャル番組を4時間フルでガッツリ観てしまいました。女の子が消えたり、犯人がまだ見つかってなかったりという未解決事件の数々を紹介していたのですが、でも結局、時が経つとみんな忘れていってしまう…。ほんとHanakoでお話すべきことではないとは思うんですけど、今この瞬間も警察が捜査を何十年も続けてたり、遺族が事件を風化させまいと今でもビラを配ってたりしています。なので、Hanakoの皆さんもぜひ忘れないように。丁寧もいいけど事件もあるからね。
2021年06月02日「今回、私の演じる婦人警官・水野朋子はお色気のあるセクシーなキャラという設定になっているんです。『新・熱海殺人事件』ということで、新しく色付けされた水野朋子になると思います」そう語るのは、2018年に乃木坂46を卒業した能條愛未(26)。『ポーの一族』などいくつかの舞台を経験した後、今回、内田有紀、黒木メイサなど、数々の名女優たちが演じてきた『熱海殺人事件』水野朋子役に挑戦する。しかし、セクシーな役どころには不安もあるという。「今までの人生で、セクシーとか色っぽいなんて言われたことはほとんどないし、そういう役もやったこともないので、本当はめちゃくちゃ恥ずかしいんです。でも、それがわかると見ている方はもっと恥ずかしいと思うので、振り切ってやるしかないですし、いかに色っぽく見せられるか研究しながら演じています。例えば、ボディータッチが多い部長刑事・木村伝兵衛に対しては、いちいちいらないアクションというか、わざわざその動きしなくてもいいんじゃないかという動きをオーバーにセクシーを演じたり、いかに振り切れるかが大事だと思っています」2018年12月に乃木坂46を卒業後、2020年、舞台『グッドバイ』、2021年1月、舞台『ポーの一族』など、舞台経験を積んできた能條だが、つかこうへい作品の膨大なセリフ量には苦戦しているようだ。「部長刑事・木村伝兵衛役の荒井敦史さんだったり、私とは比べ物にならないくらいセリフの量が膨大で、私がこの程度でウジウジ言っていたら、申し訳ないなと思って必死に覚えました。お家に帰って何度も台本を読んだり、自分の声を録音して耳で聞いて覚えたり。歌もそうですけど、目で見てというよりは、耳から入ってきたものをインプットしていくほうが得意だと思います」この4月に長年在籍した事務所を離れ、新たな事務所に移籍。今回は、その移籍一発目の大きな舞台となるだけにかける意気込みも一層だ。「『熱海殺人事件』は、女優さんを目指してる人なら、一度はやってみたい、憧れのお芝居なので、凄く光栄ですし、新しい自分の引き出しが見つかりそうだなと凄くワクワクしています。私自身、移籍してから一作目、本当の意味で自分の力が試されるので、怖いですけど、そこの覚悟も含めて観てほしいと思います」今後は、ドラマや映画にも挑戦したいという能條。「ヒロイン役はもちろん楽しいですが、凄く嫌われ役というか、信じられないくらい悪い女みたいな、そういう役もやってみたいですね」【PROFILE】のうじょうあみ26歳1994年10月18日生まれ神奈川県出身2011年、乃木坂46の1期生オーディションに合格。2018年12月、乃木坂46を卒業。2020年、舞台『グッドバイ』、21年1月、舞台『ポーの一族』などに出演。『新・熱海殺人事件』が2021年6月10日〜21日紀伊國屋ホールで上演(向井地美音とWキャスト)
2021年06月01日元乃木坂46メンバーで、今まで数多くの舞台作品で活躍している能條愛未さんが「新・熱海殺人事件」に出演決定!この公演は紀伊國屋ホール改修後の柿落とし公演として上演されることが決まっており、しかもつかこうへい氏の名作を新しい演出、そしてフレッシュなキャストで見せるというもの。この舞台で能條さんが見せたい新境地とは?「新・熱海殺人事件」のヒロインを演じる能條愛未さん能條愛未さんが出演する舞台「新・熱海殺人事件」の稽古場にお邪魔して、上演前の今の心境や、稽古の様子などを聞かせてもらいました!−−つかこうへい原作の「熱海殺人事件」を新たな演出で蘇らせた「新・熱海殺人事件」でヒロインの水野朋子婦人警官役を演じていらっしゃいます。長い歴史を持つ作品なだけに、チャレンジングなところもあると思いますが、上演を前にした今のお気持ちをお聞かせください。長い歴史のある作品で、しかも紀伊國屋ホールの柿落とし公演という本当にありがたいタイミングでこの公演をやらせていただけるということで、とてもうれしいですし、光栄に思っています。今までもたくさんの女優さんが演じてきた水野という役ですが、今回は私にしかできない新しい水野朋子という人物像をお客様にお見せできたらいいなと思っています。−−能條さんが考えるこの作品の見どころは?「熱海殺人事件」といえば一番有名なアイちゃんと金ちゃんのシーンがあるんですけど、そこは本当にすごくエネルギーのいるシーンというか、あのシーンをやるだけで一気にいろんな感情が自分の中で駆け巡るんですよね。あのシーンだけで一公演丸々やったくらいの感覚になるというか。そのくらいパワーとエネルギーが必要なシーンで。観に来てくださるお客様に、どれだけそのエネルギーとパワーを届けることができるかっていうのが今回、私の中では勝負だなと思っているので。今までも舞台はたくさんやってきたんですけど、感情を表に爆発させるみたいな役はあんまりやったことがないなと思ったので、また新しい私のそういうお芝居を見てもらえるきっかけになるんじゃないかなと思うので、そこはすごく期待してほしいです。−−ご自身が演じられている水野朋子のシーンやセリフとして注目してほしいところは?水野は部長のことが大好きで、でもこの事件の次の日には自分の結婚式があるっていう、すごく複雑なものを抱えているっていう人物なんです。一番好きな人はいるけど、でも結婚するのは二番目に好きな人みたいな、本当に女性にしかわからない感情ってあるじゃないですか。そこをしっかり見て分かるように演じたいですね。女性ってこういうものなんだろうな、というのをちゃんとわかりやすく演じられたらいいなと思ってます。セリフでいうと、水野が部長に「部長、本当は私…」っていうセリフが2回出てくるんですよ。そこは水野が部長に対しての気持ちが一番出てるというか。そこは唯一、自分の本当の感情を出そうとするんですよね。でも、途中で止められちゃうんですけど、2回とも。細かいところではあるんですけど、「これがきっと彼女の本音なんだろうな」っていうのとか、「これはたぶん嘘で言ってるのかな?」っていうのをしっかり伝わるように演じれば、舞台を観てくださるお客様もより物語に入り込めると思うので、そこをしっかり演じれたらいいなと思います。−−内に抱えるものがある人を演じるのは難しそうですね。でも私はちょっとわかる気がするんですよね、女性特有のそういう感情って。でもたしかに、秘めた気持ちを抱えながらお芝居するっていうのは、実は一番難しいんです。発散する芝居って、大変そうに思われるけど実は一番やりやすいし、そこまで難しくはないと思うんですよね。ひとつ壁を乗り越えさえすれば。逆に、内に秘めた感情みたいなのが一番難しくて。それを、自分で思ってるだけじゃなくて、ちゃんと観てる人たちにわかるようにするっていうのが、とても芝居力を試されと思うので。そこは今回、自分の課題かなと思っています。すごく切ない役ですよね。−−「熱海殺人事件」はこれまで何度も上演されてきた作品ですが、過去に他の方が演じられた水野は見ましたか?今年の1月に上演された、新内眞衣が出演した「熱海殺人事件 ラストレジェンド ~旋律のダブルスタンバイ~」は観ました。というのも、台本を読んだだけではどうしても理解しきれない部分があって。「ここってどういう状況なんだろう?」とか、どういう感情でしゃべってるんだろう」とか、台本だけでは読み解けない部分がどうしてもあったので、そこは参考程度に観させてもらったんですけど。しっかり観ちゃうとどうしても役が染みついちゃうし、そうなるとただのマネになってしまうので、あんまり観ないようにはしてました。−−この作品は紀伊國屋ホールこけら落とし公演舞台として上演されますが、それだけに大きな注目を集めています。みなさんの期待は感じていらっしゃいますか?今まで紀伊国屋ホールではたくさんの作品を上演していて、たくさんの素敵な役者さんがそこでお芝居をしていて、そんな長い歴史のある劇場の新装杮落としというのは、偶然が重ならないとないことですよね。しかもそのタイミングで私がこの作品に出られるというのも本当に光栄ですし、劇場の新たなスタートを、杮落とし作品の出演者として責任を持ってよいスタートを切れるように務めたいと思ってます。−−能條さん自身も、これまでたくさんの舞台作品に出演されていますが、今回特に楽しみにしているところ、難しさを感じているところはありますか?私が演じる水野は、色っぽい女性刑事という風に役作りをしているんです。今回は演出家の方がそういう風にやってみてと言ってくださったんですけど。ただ、今まで私は色っぽい女性を演じたことがないし、私自身とも掛け離れていて、今、試行錯誤しながらやっています。自分の中の色っぽくてセクシー、女らしい部分をしゃべり方、仕草とか、そういうところで出すのがちょっと恥ずかしいなって感じてしまう部分があって(苦笑)。でも、せっかくならこれからいろんな役をやりたいので、今回は色っぽい水野に挑戦しています。まだ少し恥ずかしいんですけどね、楽しみながらやってます。−−今、お話していても声とか仕草にそういう色気が少しにじみはじめてますよね。本当はそんなことないですよ!普段はすごく子どもっぽいんです。今はがんばって大人ぶってるんですけど(笑)。今回の役で難しいのが、私が演じる水野は色っぽいから、部長が好きっていうのもボディタッチ多めになったりとか、明らかに好きなだろうなっていうのがわかる感じなんですよね。でも、それだけだとどうしても軽く見えてしまう。ただただ色っぽぶってて、部長が好きなんだろうなというのがあからさまにわかる感じでひたすらベタベタ触って、しゃべり方もくねくねした感じで。それだけだと、そんなに本気で好きなわけじゃないんだろうな、だから明日他の男と結婚するんだろうなと思われて終わりですよね。だけど、水野は本当はそうではなくて、「本当は私…」という水野の本当の根の部分、実は心から愛してるのは部長だけっていうのを、いかにもエロエロな部分と、純粋に部長が好きという乙女心、この2つをちゃんと見せるようにしないといけないなと思ってます。「ああ、こういう女いるわな」程度で終わってしまうのは嫌なので、しっかり深みのある役に作っていきたいな思っています。−−今回は婦人警官役と犯人役がダブルキャストで、チームREDとチームWHITEの交代制になります。もう一方のチームWHITEとは演出や演技プランが異なっていたりするのでしょうか?稽古ではみなさんの演技はご覧になりましたか?稽古はおたがい見てます。交代制みたいな感じでやってますね。演出の部分で言うと、水野というキャラクターが全く違う色づけになってるんですよ。他の演出は基本的に同じなんですけど、私は色っぽいセクシーな水野で、向井地美音ちゃんの方はちょっとロリ系の子で。だから美音ちゃんバージョンの時は部長に「私はロリコンです」というセリフが付け足されてるんですよ(笑)。そこはダブルキャストで全然違いますね。違いすぎて、別のものを見てる気分になります。ここまで違うダブルキャストも珍しいんじゃないかなって。身長も、美音ちゃんはちっちゃくて、私はけっこう大きいし。両方観ても損はない舞台だと思います。−−稽古場での能條さんはどんな感じですか?私はそんなに真面目なタイプじゃなくて(笑)。今も大人ぶってるけど、中身は子どもなので、常に誰かとおしゃべりをしてたいし、仲良くなりたい。けど、人見知りなんですよね。でも人見知りなんて言っても始まらないから、今は一生懸命、まずは自分から素を出そうと思って。私、なぜかミステリアスと言われることが多いんです。たぶん、人見知りだから無意識に壁を作っちゃってるんですよね。そのくせ、時々素が見えるとくだけた部分があるから、どっちなんだ?みたいに思われてしまうのかなと。そういう、無意識に張ってしまってる壁みたいなのを一回取っ払って、他のキャストの方ともおしゃべりできるように、今は積極的にお話してます。−−共演者の方とのコミュニケーションを大事にするタイプですか?今回は人数も少なくて、基本4人しか出ないので、やっぱりちゃんと相手のことをわかりたいんですよね。もちろん、お芝居だけでしっかり成立させることもできなくはないけど、せっかく少人数で舞台やるんだし、そんな機会ってあんまりないから、どうせだったらちゃんとおたがいのことを知った状態で、おたがい信頼を持った状態でお芝居できた方がいいんじゃないかなと思って、がんばってます。−−稽古場で面白かったことはありますか?お稽古が始まる前にいつも体幹を鍛えるプランクを1分3セットやってるんですけど、これは演出の方も含めてスタッフさんも全員でやるんですよ。その時、プロデューサーの岡村さんが誰か1人指名して、指名された人が面白い話をする、ということをやっていて。そういう時間もすごく大切だなと思いました。同じグループに三浦海里という子がいて、私とは二度目の共演なんですけど、海里が大体そういう面白い話する担当みたいな感じになってて、おもしろネタをたくさん持ってるんですよね。でも彼の話が本当に面白くて!そういうひと笑いがあるからこそ、その後の稽古が穏やかに進むというか。だからいつも海里の面白い話を楽しみに稽古場に向かってます。キャストだけでなく、演出家さんもスタッフさんも全員でやるっていうのも珍しいですよね。みなさん、やさしいなって(笑)。でもそのおかげでより一致団結できるというか。稽古が始まってまだ2週間くらいなんですけど、あともう1カ月くらいは稽古があるので、初日までもっと団結力も高められるし、もっと仲良くなれるメンバーなんだろうなっていう感じはしてます。−−能條さんは早くから舞台に立ち、また女優を志すきっかけも舞台だったと伺っています。それだけ舞台に対する想いも人一倍強いと思うのですが、能條さんが考える舞台の醍醐味を、観客として舞台を見る立場から、そして実際に舞台に立つ側としての立場から、それぞれ教えてください。客席から舞台の上ってそんなに距離があるわけではないし、スクリーンを挟んでるわけでもないし、本当に目の前で演者を見てる状態なのに、ものすごく夢の世界に感じるというか、現実なのに夢を見ているような気分になるんですね、私はいつも。小さい時もその不思議な感覚になって、私も見てるこっちじゃなくて、夢のようなあっちの世界に行きたいって言ってたらしいんですよ。今でもたまに他の舞台を観劇しに行くとそう思います。目の前で起きている出来事なのに、不思議な空間というか、夢の中にいるような感覚になるので、そこは舞台ならではの醍醐味だと思います。テレビに出てらっしゃる女優さんって、私がそうだったんですけど、なんとなく遠い存在に感じてしまうというか、本当に実在するのかな?って思ってしまうくらい遠い存在だったんですけど、舞台ならテレビで見ていた女優さんも舞台の上に存在していて、「あ、本当にいるんだな」と思えるし(笑)。それにちょっと近くに感じるんですよね。それも舞台のよさだと思います。同じ空間にいるって、すごいことだと思うんですよね。舞台に立つ側としては、昔と今とでは感覚が変わってきていて。昔は客席をまったく感じないくらい、ただただ舞台が楽しくて、お芝居が楽しくて。集中しようと思って集中してるとかではなくて、ただ楽しいから、好きだから、何も見えない状態という感じでした。でも、グループを卒業して、このお仕事が本職になった時から、失敗しちゃいけないとか、自分はどう評価されるんだろうとか、無駄なことを考えてしまうようになってしまったんですよね。たぶんそれは職業になっちゃったからっていうのもあるんですよ。いい部分もあるんですけど、悪い部分もあるというか。大人になっていろんな現実を知って、考えてしまうようになってしまったのはよくないなと思ってて。何も考えないでただひたすら舞台が楽しいという気持ちだけでやってたあの頃の自分って、自分でいうのもなんですけど、すごくキラキラしてたというか。だから、あの頃の自分にもう一回戻りたいんですよね。ただお芝居を楽しんで、役そのものになって、という風にまた演じたいなって、今、すごく思っていて。それが今の私の中のテーマでもあります。−−女優・能條愛未として今後やりたいことはなんですか?舞台は今までずっと続けてきたことだし、これからも大事にしていきたい場所でもあるんですけど、映像のお仕事ってほとんどやったことがないので、お芝居をやってるからには新しいフィールドでも挑戦してみたいなと思っています。舞台のことで言うと、ミュージカルもやってるので、いつか帝国劇場に立てたらいいなというのはずっと目標としています。あとは、もともと乃木坂46にいたというのもあって、ヒロインだったり可愛い役どころが多いんですよね。もちろんそんな役も楽しいですし、ありがたいんですけど、いつかは視聴者の方に嫌われてしまうくらい性格悪い役にも挑戦してみたいです。いわゆる悪役ですね。元乃木坂のメンバーも、今のメンバーも、悪役はやってるイメージがないので、私がそのきっかけになれたらいいなと思ってます。元アイドルもそういう役ができるというのを見せたいですし、やりたいですね。私、そっちの方が向いてるんじゃないかなって自分では思うんですよね。ヒロインとかよりも悪女のほうが演じていて楽しそうですし(笑)。アクションも、実はすごくやりたくて。舞台で殺陣はやったことがあるんですけど、映画とかでよくあるアクション、蹴ったり殴ったり壁走ったりとか、ああいうのはやっぱり女性でできるのはとてもカッコいいなって思うので、やりたいですね。ある程度、体のバランス力はあるだろうし。一度しっかり習ってみたいくらい、興味はあります。−−最後にファンのみなさまにメッセージをお願いします。この「新・熱海殺人事件」でどれだけ新しい女優・能條愛未を見せることができるか、というのが今回の私のテーマです。私にとっては事務所を移籍して初めてのお仕事になります。今後も女優として本気でやっていきたいという気持ちで移籍させてもらったので、そんな私の気持ちだったり、決意だったり、覚悟をしっかりみなさまに見てもらえるように、真剣にがんばりたいと思っています。杮落としという本当にありがたいタイミングでもあるので、いいスタートを切れるようしっかり務めたいと思っています。よろしくお願いします!公演概要新・熱海殺人事件作つかこうへい演出中江功(フジテレビジョン)出演荒井敦史/多和田任益/能條愛未・向井地美音(AKB48)/三浦海里・松村龍之介/愛原実花会場東京・紀伊國屋ホール公演期間2021年6月10日(木)~21日(月)チケット一般発売2021年5月22日(土)AM10:00~チケット料金7,500円(税込/全席指定)公演パンフレット・クリアファイル付き10,000円(税込/全席指定)公演パンフレット・クリアファイルは、当日劇場にてお渡しいたします。チケットお取り扱いローソンチケット ※PC/スマートフォン共通ローソン、ミニストップ店内端末「Loppi」(直接購入可能)Lコード:32280イープラスファミリーマート店内端末「Famiポート」(直接購入可能)チケットぴあ ※PC/スマートフォン共通チケットぴあ店舗、セブン-イレブン店内端末(直接購入可能)Pコード:506-576紀伊國屋ホールキノチケットカウンター(紀伊國屋書店新宿本店5階/店頭販売のみ10:00~18:30)キノチケオンライン公式HPお問い合わせMitt 03-6265-3201(平日12:00~17:00)提携紀伊國屋書店制作つかこうへい事務所制作協力ゴーチ・ブラザーズ主催・ 企画・製作アール・ユー・ピー写真・中島慶子 文・尹 秀姫
2021年05月25日ムロツヨシが、戸田恵梨香&永野芽郁が交番勤務の警察官ペアを演じる新水曜ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」に出演することが決定。2人の直属の上司にあたる、交番所長を演じる。戸田さんとは2018年「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS)にて夫婦役、永野さんとは2020年「親バカ青春白書」(NTV)にて父娘役で共演しているムロさん。部下からは「ハコ長」と呼ばれている。今回演じる町山交番の交番所長・伊賀崎秀一は、藤聖子(戸田さん)と川合麻依(永野さん)の直属の上司という役柄。いつものらりくらりしていて、とにかく楽に仕事をすることを第一優先に考えているが、藤が悩んでいる時や、川合が失敗したときなど、さりげなくフォロー。実は誰よりも2人のことを考え、見守っている存在。「最小限かつ無難に仕事をこなすため」と、署内の未解決事件は全て頭に入っている、という。そんな役柄を演じるムロさんから、今回の出演にあたり、コメントが到着した。ムロツヨシ(伊賀崎秀一役)コメント「ハコヅメ」の企画書が届きました。2人の女性警察官の上司、交番所長、通称“ハコ長”の役で、2人のことを見守る存在です、と書いてある。次のページをめくると、2人の女性警察官役の役者さんの写真が。「おっと、っと」第一声がそれです。私がここにいるべきか少しばかり考えましたが、私という役者を知ってくれている“元嫁役元娘役”であることは間違いなく、そして何と言っても原作の面白さ、脚本も秀逸であり、これはお引き受けする以外ないと決断しました。“元嫁役元娘役”なんていう6文字を初めて使いましたが、忘れてください。三浦翔平くん、山田裕貴くんともお芝居は初めてでして、それも楽しみたいと。どうかどうか宜しくお願い致します。全力でいきます。まずは見守るべき2人の女性を前にどうするか、もしかしたらどうもしなくて良いのかもしれません。良いオモシ(重し、オモシロイ)になりたいと思いますが、そんなことよりも今回、私は置き物で良いのか、と。2人のどこかになんとなくいる置き物。近からず遠からずそこにある置き物。いつからいた? あった? この置き物?ま、ないよりあったほうがいいか、ね? うん。そんな置き物に私はなりたい。全力でいきます。「ハコヅメ ~たたかう!交番女子~」は7月期、毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2021年05月23日黒木華・柄本佑がW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』のポスタービジュアルと予告編が解禁。金子大地、奈緒ら追加キャストと主題歌が明らかになった。本作は、話題を呼んだ『嘘を愛する女』や『哀愁しんでれら』などを輩出してきたオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018」の準グランプリ作品の映画化。今回発表された追加キャストとして、佐和子(黒木華)が通う自動車教習所の先生役には、主演映画『猿楽町で会いましょう』、『サマーフィルムにのって』など出演作が続き、来年はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も控えている金子大地。佐和子の担当編集者・千佳役に、ドラマ「あなたの番です」以降も「姉ちゃんの恋人」『みをつくし料理帖』『劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班』と多彩な演技が注目を浴びている奈緒。さらに佐和子の母親役に風吹ジュンと、映画、ドラマ、舞台と幅広い分野で活躍する実力派俳優陣が集結。劇中漫画を漫画家・アラタアキと「サターンリターン」(小学館刊)が好評連載中の鳥飼茜が担当している。今回解禁となる予告編は、結婚5年目を迎えた夫婦の穏やかな買い物シーンから始まった直後、「でも彼には別の女がいた」と夫・俊夫(柄本佑)の不倫が明かされるところから始まる。新連載のテーマを「不倫」にするという黒木さん演じる妻・佐和子のセリフに、平然を装う俊夫だったが、佐和子が描き始めた、現実そっくりの不倫漫画を読み進めていくうちに、日に日に追い詰められていく。「漫画だよ、漫画。フィクション!!」と自分に言い聞かせる俊夫だが、漫画には自動車教習所の若い先生(金子大地)と佐和子の笑いあうカットやキスするカットなど、秘めた関係の描写が次第にエスカレート。「佐和子も不倫をしているのか?自分の不倫はバレているのか?」と慌てふためく俊夫の姿からは、コミカルな展開も垣間見ることができる。佐和子の描く新作漫画は、「現実」か「創作」か。夫婦のウソとホンネが交錯する究極の心理戦は、観客を混乱の渦へと巻き込む予想もつかない展開へと向かう。主題歌を担当するのは、今年4月にメジャーデビューしたばかり、1stシングル「ここで息をして」は人気TVアニメ「東京リベンジャーズ」のエンディング主題歌として話題となり、その多彩なソングライティング・センスで多数のアーティストに楽曲提供も行い、2021年ブレイクアーティストとして注目されているシンガーソングライター・eill(エイル)。予告編中盤からは、eillの甘く切ない歌声で歌い上げられる竹内まりやの名曲「プラスティック・ラブ」が「さて、夫はどんな顔をするだろうか?」という佐和子の謎めいたセリフと相まり、深い余韻を残している。同じく解禁となったポスタービジュアルは、冷静な顔でこちらを見つめる黒木さんと柄本さんの表情に加えて、アラタアキによる汗をかき焦った表情の柄本さんのイラストが印象的。「その不倫、ぜんぶ描く。」というキャッチコピーも痛烈だ。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年05月20日マスク未着用がきっかけで暴行事件を起こし逮捕された有田雄大容疑者(カードゲームHPより)またしても、「マスク着用」をめぐって事件がぼっ発した。GW中に友人と福岡市・天神を旅行していた有田雄大(かずひろ)容疑者(27)が5月2日に暴行容疑で逮捕された。「容疑者は友人2人と繁華街を歩いていたところ、路上で酔っぱらいの男性(55)に絡まれ、マスク着用を求められました。それでもみ合いになり、男性の顔を殴り転倒させ、後頭部を切るケガをさせた」(全国紙社会部記者)犯行時には酒に酔っていた有田容疑者。警察の調べに対して「先に手を出されたから暴行した」と容疑を認めているが、相手の男性は逮捕されていない。■緊急事態宣言下に大阪から福岡へ旅行GWで羽を伸ばして休みたいのはわかるが、現在、容疑者の住む大阪は新型コロナウイルスの感染拡大が収まるところを知らない、緊急事態宣言の真っただ中だ。旅先となった福岡も同様で、その繁華街をノーマスクで歩いていたのは軽率だったかもしれない。繁華街の“3密”具合も相当なもののようで、「GWになって一気にお客さんが増えましたね。外を出歩いている人も多いですし、飲食店もかなり混雑しています。みんな一応、マスクはしていますが……」(現場付近の飲食店関係者)マスク着用に関するトラブルといえば、昨年9月に航空機内でマスク着用を拒み問題となったマスパセ(マスク未着用途中降機乗客)こと、奥野淳也容疑者(34)が記憶に新しい。航空機の運航妨害で起訴されていた奥野容疑者だが、4月10日、千葉県内の飲食店にマスクを着用せずに入店してトラブルとなり、その際に客を殴ったとして威力業務妨害と傷害の疑いで5月6日に再度逮捕されている。有田容疑者も同様に、普段からマスクをしていなかったのかと思いきや、送致の際はしっかりマスクを着用していた。その点で、頑なにマスク着用を拒む奥野容疑者とは状況が異なる。■素顔は温厚で静かなカードゲーマー大阪府阪南市で生まれ育った有田容疑者。どんな人物なのかというと、「しっかり挨拶もしてくれるいい子ですよ。よくしゃべる子で、高校のときは彼女を自宅に招いたりしていました。二十歳を過ぎたころから髪を金髪に染めていましたが、グレている様子はなかった」(近隣住民)トレーディングカードゲームが好きだという有田容疑者。過去には上級者向けのカードゲーマーを対象とした大会で入賞を果たした実績もある。「有田さんは府内でカードショップの店員もやっていたこともあります。温厚な性格で、各店舗にある対戦スペースで、仲間と静かに対戦していました。髪の色は金や緑など奇抜な感じで、服装も派手ですが、周りに迷惑をかけているのを見たことは一度もありません」(カードショップ店員)最近は会社員として働き、カードショップに顔を出す機会も減っていたようだが、マスク着用を拒否するようなことはなかったという。そんな容疑者が起こしてしまった今回の暴行事件。なぜ、こんなことになってしまったのだろうか。実家に住む母親のもとを訪れたが、「知りません。失礼します」そう言って車から自宅へ駆け込んだ。母親もマスクはしっかり着用していた。結果的に暴行を加えたことは反省すべきだが、路上でマスクをしていないだけで口論となり、事件化した今回の一件。感染拡大するコロナウイルスへの警戒心は強く、マスクを着用していないだけでトラブルとなるケースは枚挙に暇がない。日本中で誰がいつ、どこで不祥事に巻き込まれるかわからない混沌とした状況だ。
2021年05月12日中学時代(左)と、今年2月に撮影された岡庭容疑者(右)2019年9月、茨城県境町の住宅で会社員の小林光則さん(当時48)と妻・美和さん(同50)が殺害され、子供2人が重軽傷を負った事件で、茨城県警は埼玉県三郷市在住の岡庭由征容疑者(26・無職)を夫妻に対する殺人容疑で逮捕した。岡庭容疑者は自宅で就寝中だった夫妻を包丁のようなもので切りつけ、殺害した疑いがある。昨年11月、埼玉県警は三郷市火災予防条例違反の疑いで岡庭容疑者を逮捕。続けて今年2月には茨城県警が、警察手帳を偽造販売したとして公記号偽造の容疑で逮捕していた。「週刊女性」が当時報じた事件の一報を再公開する。(2021年2月16日公開。年齢・肩書き等は当時のまま)* * *■「第二の酒鬼薔薇聖斗」と呼ばれてその男A(20代)の危険な行動については、近隣住民の間でも知れ渡っていた。「彼が少年時代、猫の首を切り、その死骸を家の周りに埋めていたそうですね。警察犬を連れた捜査員が、捜索に当たっていたと聞きます」「最近では、爆弾の材料を持っていたと近所の人が言っていました」そんな悪い噂は広まる一方、Aの人となりについては、「本人を見かけたことがないからわからないんです」とみな、一様に口にし、謎に包まれたままだ。埼玉県三郷市の川沿いに立つAの家は、周囲がブロック塀で囲われ、敷地の中は二世帯住宅になっている。ここからサバイバルナイフや鉈など計71本の刃物が埼玉県警に押収されたのは、今から10年近く前のこと。Aは当時、通信制高校の2年生で、2011年11月、同市の路上で中学3年の女子生徒のあごを刃物で刺してケガを負わせ、さらにその2週間後には、隣接する松戸市の路上で小学2年の女児の脇腹など数か所を刺し、殺人未遂の疑いで逮捕された。この連続通り魔事件に加え、Aは猫の首を切断したり、放火を繰り返したりした。その行動の奇異性からネット上では、1997年に神戸市で起きた連続殺傷事件の犯人になぞらえて、「第二の酒鬼薔薇聖斗」とも呼ばれている。■昨年11月に元少年は逮捕されたそんなAの家に昨年11月、再び埼玉県警の捜査の手が入った。隣の茨城県警から「殺人のために使えるものを所持している」との情報提供を受け、家宅捜索したところ、硫黄約45キロが見つかったのだ。危険物貯蔵取り扱いの基準に反したとして、埼玉県警は三郷市火災予防条例違反の疑いで、無職のAを逮捕した。現場には早朝から大勢の報道陣が詰めかけ、「通行止めになるほどだった」(近隣住民)という。その理由は、Aがある未解決事件の捜査線上に浮上したためである。その事件は、Aの家から北に約40キロ離れた、茨城県境町の民家で2019年9月に起きた。会社員の小林光則さん(当時48)と妻のパート従業員、美和さん(同50)が何者かに刃物で刺されて死亡し、中学生の長男(同13)と小学6年生の次女(同12)が重軽傷を負った。茨城県警などによると、犯行時間は午前0時38分ごろ。美和さんが「助けて」と110番通報して事件が発覚。犯人は小林さん宅に侵入し、2階の寝室に直行。光則さんの胸や美和さんの首に刃物を突きつけて殺害した後、子ども2人の部屋に押し入り、足や腕などを切りつけた。子ども2人の証言などから、犯人は帽子とマスク姿の知らない男で、ベッドで寝ていた子ども2人に「降りろ」と指示し、次女には催涙スプレーのようなものをかけたという。1階の部屋にいた大学3年生の長女(同21)は無傷だった。現場からは、犯行に使われた刃物は見つかっておらず、部屋が荒らされた形跡もない。この状況から茨城県警は、怨恨による犯行の可能性が高いとみて捜査を続けてきた。地元の有志も、有力な情報提供者に懸賞金100万円をかけたが、犯人は特定されていない。事件は迷宮入りしたかにみえたが、昨年11月に逮捕されたAが突如として捜査線上に浮かび上がり、一部週刊誌がそれを報じた。全国紙の社会部記者が解説する。「Aが茨城の事件と何らかの関係があるかもしれないという情報は最初、警察庁から漏れました。それでメディアが騒ぎ出し、硫黄所持で逮捕されたときには各社が現場に駆けつけました。茨城県警の署員も1人同行しています」埼玉県内の現場になぜ、茨城県警の署員が居合わせたのか。同県警県民安心センターの担当者は、取材に対してこう回答するにとどまった。「(Aに関する)報道は把握しているが、埼玉県警が捜査している案件なので、コメントできない」人口約2万4千人の境町を震え上がらせた事件現場は、うっそうと生い茂る雑木林の中にある。周囲には畑が広がり、近くの民家までは約300メートル離れ、そこだけぽつんと孤立している。2月上旬現在、雑木林の周りには規制線の黄色いテープが張り巡らされていた。雑木林の中へ通じる道が1本だけ開かれているが、規制線が張られたその入り口に立つと、奥には物置の小屋や廃屋が見えるだけで、その先に小林さん一家が住んでいた一軒家があるかどうかまではわからない。雑木林のそばには釣り堀があり、10人ほどの客が談笑しながら釣りを楽しんでいた。この一軒家は、美和さんの実家だった。美和さんの父親が亡くなり、母親が1人になったため、小林夫妻が今から15年ほど前、埼玉県から移り住んだのだ。家の敷地内には当時、鯉の釣り堀があったという。■恨まれるような夫婦ではない小林夫妻と回覧板のやりとりをしていた近所の女性(90代)はこう語る。「美和さんは郵便局でパート従業員として働いていました。役場のチラシを配るなど地域の活動にも参加し、おとなしくてええ人でした」光則さんの実家は、埼玉県でクリーニング店を営んでいた。境町に引っ越して以降も店に通っていたが、場所が遠いため、県内のゴミ処理施設へ転職したという。ケガをした次女と同級生の子どもを持つ別の住民女性は、こう振り返った。「次女は明るく、礼儀正しい子で、きちんと敬語もできる。お兄ちゃんは地域の少年野球チームに所属していました。妻の美和さんとは何度もお会いしていますが、おとなしい方でした」このほかにも現場周辺を聞き込んだが、小林夫妻を知る住民たちは、いまだに信じられないといった様子でこう口をそろえた。「誰かから恨まれるような人ではありません」そんな一家が襲われた日の夜は、激しい雨が降っていた。現場近くの中古車販売店に住み込みで働くパキスタン人男性(42)は、そのときの様子を、説明してくれた。「小林さんは犬を飼っていました。いつもは吠えるのですが、その日は声が聞こえなかった。雨が降っていたし、友人とDVDを見ていたので気づかなかっただけかもしれません。現場周辺にマスク姿の不審人物がいたらしいですね。日本は安全な国だと思っていましたが、事件が起きてからとにかく怖いです」この中古車販売店には防犯カメラが設置されているが、事件発生時はパトカーが映っているだけで、不審人物の姿は確認されなかった。事件は発生から間もなく1年半が経過しようとしているが、今年に入って茨城県警の捜査員が、通学路における不審人物の有無について境町の子どもたちに尋ねていたという。住民への聞き込みは久しぶりのことで、Aの逮捕を受けた動きなのだろうか。はたして、Aは事件と関係があるのか。再び全国紙の社会部記者が語る。「Aは参考人ではありますが、メディアが前のめりに騒いだだけの印象を受けます。Aと小林さん一家のつながりがまったくないんです」辺り一面は暗闇に包まれていた。犯行時間と同じ午前0時38分の現場周辺は、街灯がほとんどなく、遠くから雑木林を眺めると、真っ黒い煙が渦巻いているように見えた。初めてここを訪れた人なら、昼間以上に、その中に一軒家があるなんて想定できない。規制線が張られた入り口から中をのぞいてみても、視線の先は真っ暗で、決して足を踏み入れようとは思わない。つまり犯人は、雑木林の中に家があることを事前に把握していた可能性が高く、行きずりの犯行ではないだろう。もうひとつ気がかりなのは、深夜の時間帯に現場まで足を運ぶ交通手段だ。前述のとおり、現場は畑に囲まれた田舎町で、近くに電車も通っていない。もし犯人が県外の人間だとしたら、自分で車かバイクを用意しなければならない。現場は最寄り駅から約12キロ離れ、そこからタクシーを使って犯行に及ぶのは考えにくい。そもそも、そんな時間帯にタクシーが待機しているのだろうか。10代から20代にかけて長らく塀の中で暮らしていたAが出所したのは数年前。硫黄所持で逮捕されたときには無職だったから、車の免許を持っていないかもしれない。■元少年Aの家を尋ねると三郷市にあるAの家のインターフォンを鳴らすと、母親とみられる中年女性の声がした。メディアの人間だと名乗った瞬間に声色が変わり、「帰ってください」と追い払われた。置き手紙を残して後日、訪問すると口数が少ないながらも、インターフォン越しに重い口を開いた。母親は、茨城の事件については知っていたが、息子の関与をほのめかす報道については把握しておらず、「びっくりしている」と語った。Aの免許の有無に関しては、こうきっぱり言った。「持っていません。息子は車を運転できないです」もちろん、無免許で知人の車を運転した可能性もあるだろう。知人に現場まで車で連れて行ってもらった可能性も否定できない。とはいえ現場の取材から、Aと小林一家をつなぐ接点が見つからない限り、事件との関連性はやはり憶測の域を出ないのではないだろうか。昨年11月に逮捕されたAはその翌月、消防法違反罪で起訴された。初公判は今月半ば、さいたま地裁で開かれる予定だったが、直前になって茨城県警に逮捕されたため、取り消された。容疑は警察手帳を偽造販売した疑い。小林さん一家4人殺傷事件との関連性は依然としてわかっていない。母親が静かに語った。「(息子のことで)家から出たくないんです。周りの目にさらされ、まだ生きていたのかって顔をされるから。(通り魔事件から)もう9年間、ほとんど外出していませんので、変わり者と思われています」その弱々しい声は、「犯罪者の親」という呪縛から逃れられず、ただ生きているだけの日々に疲れ切っているように聞こえた。取材・文/水谷竹秀ノンフィクションライター。1975年三重県生まれ。上智大学外国語学部卒業。カメラマンや新聞記者を経てフリーに。2011年『日本を捨てた男たちフィリピンに生きる「困窮邦人」』で第9回開高健ノンフィクション賞受賞。近著に『だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人』(集英社文庫)など。
2021年05月07日4月24日、25日の全国映画動員ランキングは、『名探偵コナン 緋色の弾丸』が公開2週目も首位をキープした。シリーズ累計の興行収入が125億円を突破し、世界100カ国以上で配給されたアクション大作の最終章であり2部作の第1弾『るろうに剣心最終章 The Final』は初登場2位になった。公開7週目の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、先週2位から3位に。新作では、次世代ガールズバンドプロジェクト『BanG Dream!』に登場する“Roselia”の物語を、前後編で描いた劇場版アニメーション『BanG Dream! Episode of Roselia I:約束』が初登場5位に入った。公開28週目に入った『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、先週5位から6位に。公開13週目の『花束みたいな恋をした』は先週9位から順位をあげている。次週は『海辺の彼女たち』『映画 賭ケグルイ絶体絶命ロシアンルーレット』『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい写真家 森山大道』『くれなずめ』『劇場版 ポリス×戦士 ラブパトリーナ! 〜怪盗からの挑戦! ラブでパパッとタイホせよ!〜』『ビーチ・バム まじめに不真面目』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『名探偵コナン 緋色の弾丸』2位『るろうに剣心最終章 The Final』3位『シン・エヴァンゲリオン劇場版』4位『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』5位『BanG Dream! Episode of Roselia I:約束』6位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』7位『モンスターハンター』8位『花束みたいな恋をした』9位『奥様は、取り扱い注意』10位『騙し絵の牙』
2021年04月26日4月17日、18日の全国映画動員ランキングは、シリーズ第24作目『名探偵コナン 緋色の弾丸』が、初登場で首位に立った。7作連続で興行収入最高記録を更新するという驚異のヒットを続けている劇場版『名探偵コナン』。本作ではコナンたちが、4年に一度開催される世界最大のスポーツイベントを前に起きた、前代未聞の連続拉致事件の真相に迫る様が描かれる。物語のカギを握る人物として、劇場版20作目に登場し、原作でも高い人気を誇る捜査官の赤井秀一が登場する。5週連続トップを走っていた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、公開6週目は2位に。42日間の累計は、動員508万8007人、興収77億9931万4050円を記録している。公開3週目の『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』は先週2位から3位に。公開4週目の『モンスターハンター』は先週3位から4位になった。公開27週目に入った『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、先週5位から4位に。また、公開4週目の『ガールズ&パンツァー 最終章 第3話』が再びTOP10入りしている。次週は『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』『グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告』『BanG Dream! Episode of Roselia I:約束』『ブックセラーズ』『るろうに剣心最終章 The Final』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『名探偵コナン 緋色の弾丸』2位『シン・エヴァンゲリオン劇場版』3位『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』4位『モンスターハンター』5位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』6位『奥様は、取り扱い注意』7位『騙し絵の牙』8位『ガールズ&パンツァー 最終章 第3話』9位『花束みたいな恋をした』10位『トムとジェリー』
2021年04月19日2019年9月21日、家族と一緒に山梨県道志村のキャンプ場を訪れた、当時8歳の女児が行方不明になりました。警察や自衛隊員およそ1700人が捜索しましたが、女児が発見されることはなく、同年10月6日に大規模な捜索は打ち切られています。事件から1年以上経った2021年4月現在も、警察は事件と事故の両面で捜査を続行。女児の家族はビラを配るなどの活動を行っています。『キャンプ場女児行方不明』の家族が誹謗中傷を訴え2021年4月15日、行方不明になった女児の母親が、誹謗中傷の情報開示を求めて東京地裁に提訴したことを明かしました。母親がTwitterで捜索を呼びかける投稿をしたところ、「親が犯人ではないか」といった十数件にも及ぶ中傷を受けたといいます。今回の件について、母親はこのようにコメントをしました。「美咲や長女(11)が投稿を見たら、想像できないくらい傷つくと思う。推測による中傷をゼロにすることはできないが、少しでもなくなってほしい」と話した。産経ニュースーより引用ネットからは「そんな人がいるなんて酷い。どんどんやってほしい」「反撃されないと思ってやってるわけだし、行動するのは大事」と、家族を応援する声が上がっています。2020年には、女児の母親がSNSを通して「お前が犯人だろ」「自首しろ」「殺しに行く」などと11回脅迫されたことを受け、裁判を起こしました。残念なことに、その後も誹謗中傷の被害は続いている様子。我が子がいなくなった上に、いわれのない中傷を受け、家族は深く傷付いているでしょう。止まないネットでの誹謗中傷今回の件に限らず、インターネットでの誹謗中傷は現代社会の深刻な問題となっています。2020年5月には、22歳という若さでプロレスラーの木村花さんが逝去。木村さんが生前に誹謗中傷の被害に遭っていたことから、多くの人が「中傷行為はやめよう」と呼びかけました。画面越しでは相手の顔が見えないため、言葉で他人を傷付けている自覚を持てない人が多いのかもしれません。それゆえ、軽い気持ちで誹謗中傷に及ぶ人がいるのでしょう。しかし文字で発した言葉は刃となり、実在する人の心を深く傷付けます。多くの人がそう認識しない限り、誹謗中傷はなくならないのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年04月15日現在公開中の映画『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』より、冒頭の約9分間に渡る映像が公開された。2018年4月~6月にかけて放送された『シグナル 長期未解決事件捜査班』は、謎の無線機が現在と過去の刑事ふたりを繋ぎ、ともに未解決事件を解決していくという内容のサスペンスドラマ。現在を生きる刑事・三枝健人を坂口健太郎が演じ、過去を生きる熱血刑事・大山剛志役の北村一輝とタッグを組んで、多くの未解決事件を解き明かしてきた。オリジナルストーリーによる劇場版の舞台となるのは、ドラマで描かれた後の世界。坂口は本格アクションに挑戦しながら、さらなる前代未聞の未解決事件に挑む。連続ドラマ版から引き続き主人公・三枝健人を演じるのは、本作で初の本格アクションに挑戦した坂口。脇を固めるのはドラマ版から引き続き北村や吉瀬美智子、木村祐一、池田鉄洋ら、そして劇場版からの新キャストとして伊原剛志や鹿賀丈史、田中哲司、杉本哲太、奈緒といった実力派俳優だ。観客の満足度は92.3%(東宝初日アンケート調べ)。そして4月10日~11日で発表された全国映画動員ランキングでは、公開2週目にして4位から2位へのランクアップを果たすなど、幅広い層から支持を集めている。坂口が初めて本格アクションに挑戦し、ボロボロになりながらも決死に敵に挑んでいく姿が高評価を受けている本作。公開された映像には撮影4カ月前からトレーニングしてきた坂口の背筋が覗くシャワーシーンも含まれている。何者かが車に毒物を仕込むシーンから内閣幹部・三谷(杉本)が死亡するまでの怒涛の展開、その後の記者会見では刑事部長・青木(伊原)に核心をつく質問を投げるジャーナリスト・ミチル(奈緒)の緊迫した場面も必見だ。坂口健太郎・コメント劇場版シグナルご覧になっていただけたでしょうか?今回、特別に本編の冒頭映像が公開されます。事件はどのように起こったのか。臨場感あふれる映像となりますので、是非スクリーンでご覧いただき、楽しんでもらえたら嬉しいです。『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』公開中
2021年04月14日