第81回ゴールデングローブ賞で作品賞&主演女優賞2部門受賞の『哀れなるものたち』が全世界興収1億ドル突破目前の大ヒットを記録している。『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーンが再集結した本作は、主人公・ベラが辿る数奇な運命と冒険の旅を描く物語。1月26日から劇場公開され、公開3日間(特別先行含む)の興行収入成績でFOX/Disney配給サーチライト作品として、『ブラック・スワン』(最終興収3.8億)、『シェイプ・オブ・ウォーター』(最終興収8.9億)に次ぐ、史上第3位という輝かしい大ヒットスタートを切った。5週目となった2月23日~25日週末も都心劇場で満席が続出する盛況ぶりで、ついに今週中にもアカデミー賞作品賞受賞作『ノマドランド』(最終興収4.3億)を抜いて、最終興収でも第3位となる見込みとなった。全世界での興行収入も2月25日時点で9,960万ドルにまで数字を伸ばし、コロナ後では『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』しか達成していない、限定公開作品全世界興収1億ドル超えも目前。エマ・ストーンの2度目の主演女優賞受賞への期待も高まり、作品賞でもゴールデングローブ賞で作品賞を分け合った『オッペンハイマー』との一騎打ちに注目が集まっている、来たる3月11日(月)発表の第96回アカデミー賞を待たずして、快挙の達成となった。オスカーの最有力候補として躍進中の本作に、引き続き注目が集まる。『哀れなるものたち』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年02月26日『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーンが再集結して描く映画『哀れなるものたち』が日本公開され、興収1億円を突破。アカデミー賞に絡んだ『ブラック・スワン』、『シェイプ・オブ・ウォーター』に次ぐサーチライト・ピクチャーズ史上第3位の大ヒットスタートとなった。昨年行われた第36回東京国際映画祭以外、一切の一般試写を実施せず、1月19日に1回限りの“有料試写”となる先行上映を全国200館で実施。1月26日の公開日目前、1月23日にはアカデミー賞11部門にノミネートと期待の高まりの中、待望の劇場公開となった本作は、公開3日間(特別先行含む)で公開中洋画1位となる興行収入9,615万800円、動員6万5,445人を記録(355スクリーン。18Dolby Atmos含む)。1月19日の先行上映を加えると公開初週成績は興行収入1億189万4,860円、動員6万9,168人とすでに1億円を突破。アカデミー賞受賞の『ノマドランド』や『ジョジョ・ラビット』(ともに最終興収4.3億円)を大きく上回り、『ブラック・スワン』(最終興収23.9億)、『シェイプ・オブ・ウォーター』(最終興収8.9億円)に次ぐ数字となった。SNS上でも「問答無用の大傑作!!」「映画館で観て良かったなあと心底思った」「間違いなくエマ・ストーンの代表作になる」「美しく、痛快。」「生涯ベスト級!」「いろいろ話したくなる作品!」「エマ・ストーンがかっこよかった。序盤の演技と終盤の演技の振り幅に痺れます」「衣裳、美術、ストーリー何をとっても最高!」「既に2024年の1位が決まってしまった」といった絶賛と熱狂の声が上がっている。なお、北米では公開8週目となる今週末に一気に2,300スクリーンに拡大公開され、興収ランキング7位に浮上。同週末公開のスペイン、イタリア、メキシコも大ヒットを記録、公開中のイギリス、フランス、ドイツ、オーストラリアなどでも驚異的な支持で客足が衰えず、このヒットは世界的な現象となっている。<生まれたての女性>という前代未聞の設定を持つ主人公ベラ。「世界を自分の目で見たい」という強い欲望に駆られ、身を投じたベラのヨーロッパ横断の旅は激動の果てにどんな結末をもたらすのか。鑑賞者からは日本時間3月11日(月)発表の第96回アカデミー賞でも、ベラを演じたエマ・ストーンの2度目の主演女優賞受賞を有力視する声が高まっており、作品賞も、ゴールデン・グローブ賞で作品賞を分け合った『オッペンハイマー』との一騎打ちに注目が集まっている。『哀れなるものたち』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年01月29日世界累計興収がワーナー・ブラザース映画史上No.1を記録し話題を呼ぶ映画『バービー』。この度、本作を手掛けたグレタ・ガーウィグの監督作2本が期間限定上映されることになった。現地時間8月29日(火)には、全世界興収13.4億ドル(約1,960億円)を突破し、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を超えワーナー・ブラザース映画史上、最高記録を更新している本作。『バービー』日本でも引き続き大ヒット中で、首都圏及び大阪・福岡などの地域では先週対比100%以上の劇場が続出、口コミ効果によりトレンドに敏感な若年層の支持を集め、興行成績は順調に推移しているという。今回、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下では、グレタ・ガーウィグにとって初の単独監督作となった青春映画の金字塔『レディ・バード』。『レディ・バード』名作小説「若草物語」を原作に『レディ・バード』につづきシアーシャ・ローナンとティモシー・シャラメを迎えメガホンを取った『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の上映が決定。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』珠玉の2本をスクリーンで楽しめる機会となっている。『バービー』は全国にて公開中。『レディ・バード』は9月1日(金)~7日(木)『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は9月8日(金)~14日(木)劇場:Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下料金:1,300円均一(税込)※特別興行のため、その他各種割引は適用(シネマカフェ編集部)■関連作品:レディ・バード 2018年6月1日より全国にて公開© Universal Picturesストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2023年08月31日『バービー』の北米興収が5億3,700万ドルに達した。これは、100年に及ぶワーナー・ブラザースの歴史で最高記録。これまでの記録は『ダークナイト』の5億3,490万ドルだった。また、『バービー』は、わずか22日で5億ドルの壁を超えている。昨年の『トップガン マーヴェリック』は30日、この春の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は31日かかった。この映画は、マーゴット・ロビーとライアン・ゴズリングのキャリアにおいても最大ヒット作。『バービー』は北米で公開以来ずっと首位を死守してきたが、この週末は、やはりワーナーが配給するスーパーヒーロー映画『ブルー・ビートル』に奪回される可能性がある。映画『バービー』公開中(C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2023年08月17日幼い子供たちにできるだけ多くの本に親しんでほしいと思った時、利用したいのが図書館です。とはいえ、子供が借りた大量の本を、自宅の本と混ざらないように管理するのは簡単ではありません。本の収納・管理方法で悩んでいる人は、こちらの方法を試してみてください。返却日間近でバタバタしなくて済む、おすすめ方法を紹介します。「図書館の本」専用の収納場所を確保しようInstagram上で図書館の本の収納アイディアを発信しているのは、整理収納アドバイザーとして活躍中のゆっか(_yucca.home)さんです。ゆっかさんのお宅では、図書館で借りてきた本をついリビングの床に置いてしまいがち。そのうち迷子になり、返却間際で探し回るのが日常になっていたそうです。そうした状況を改善するため、Instagram上で紹介されていた方法を参考に取り入れたのがこちら。使用するのは、無印良品の「やわらかポリエチレンケース・深」と100均で購入できる「ミニキャスター」です。ケースの価格は税込み1つ1千90円。キャスターは、テープで貼り付けられるタイプを選びましょう。ケースを裏返して、4隅にキャスターをぺたり。ひっくり返したら完成です。無印良品の「やわらかポリエチレンケース・深」は、約幅25.5×奥行36×高さ32cmと、余裕のあるサイズが魅力。大きめサイズの子供の絵本も、すっぽり簡単に納められます。「入れるだけ」「移動できる」から簡単管理ゆっかさんが導入した方法で優れているのは、とにかくお片付けが簡単なこと。「入れるだけ」なので、子供自身で管理できます。読み終わった本が床に放置される可能性も低くなるでしょう。またキャスター付きで楽に移動できるという点も、ママにとっては嬉しいポイント。たくさん本が入っていても、移動に手間がかかりません。床を掃除したい時も、簡単に退けられるでしょう。返却日が近付いてきたら、キャスターごと玄関近くに移動させておくのもおすすめです。うっかりして返却日を忘れてしまうようなトラブルも、避けられるのではないでしょうか。図書館で借りてきた本は、常に自宅にあるわけではありません。だからこそ、専用の収納場所を確保することを、ためらってしまう人も多いのではないでしょうか。ゆっかさんいわく、この方法なら「本以外にも使えそう」とのこと。状況に合わせて使い回せる点も、魅力の1つといえそうです。シンプルなポリエチレンケースは、リビングに置いてもしっくり馴染みます。カラフルな絵本もすっぽり収納できるので、リビングをすっきり見せる効果も期待できそうです。図書館の本の収納方法で悩んだら、ぜひ参考にしてみてください。 この投稿をInstagramで見る ゆっか 整理収納アドバイザー (@_yucca.home)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2023年06月07日イルミネーションと任天堂が共同製作した「スーパーマリオ」のアニメーション映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が、累計569万2,081人を動員、興行収入80億4,679万210円を記録した。4月28日より公開中の本作。3週目となる5月12日~14日の3日間では、10億6,826万3,970円を記録し、週末興行の3週連続No.1を達成。この度の公開17日目での80億円突破は、今年公開作品の中で最速。またこの成績は、イルミネーション作品の日本、及び全世界での興行成績の累計値を上回り、歴代新記録だ(これまでの日本での記録は『怪盗グルーのミニオン大脱走』の73.12億円)。6週目に入った全米Box Officeにおいては、週末3日の興行収入は130万ドル(約18億円 ※1ドル/135.94円換算)を上げ、アメリカ国内での累計で5億3,595万9,015ドル(約729億円)。『ダークナイト』の5億3,498万7,076ドルを抜き、歴代興行成績15位となった(Box Office Mojo調べ5/15現在暫定数値)。またインターナショナル(北米を除く海外)でも6億7,449万1,000ドル(約913億円)を上げ、全世界興行成績での累計は、12億1045万15ドル(約1,645億円)。『ミニオンズ』(11億5,944万4,662ドル)を抜いて、歴代興行成績では24位、歴代アニメ作品の興行成績(全世界興行成績)トップ10においては、第4位(先週は第5位)に浮上した。キャストには、クリス・プラット(マリオ役)、アニャ・テイラー=ジョイ(ピーチ姫役)、チャーリー・デイ(ルイージ役)。吹き替え版には、宮野真守(マリオ役)、志田有彩(ピーチ姫役)、畠中祐(ルイージ役)が名を連ねており、今回、字幕版と吹き替え版の比較映像も公開された。『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 2023年4月28日より全国にて公開(C) 2023 Nintendo and Universal Studios
2023年05月15日興収20億円突破のヒットとなっている『シン・仮面ライダー』。4月28日(金)より『シン・エヴァンゲリオン劇場版』Blu-ray&DVDの特典映像『EVANGELION:3.0(-46h)劇場版』が同時上映されることが決定。さらなるコラボレーションが展開されることが分かった。4月23日までの興行収入が20億2000万円を突破、歴代の「仮面ライダー」映画史上最高記録かつ、初の興行収入20億円突破となった本作。4月28日(金)~5月11日(木)にはGW特別企画として、14日間限定で全ての上映回の冒頭に、現在発売中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』Blu-ray&DVDに収録されている特典映像『EVANGELION:3.0(-46h)劇場版』が上映される。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の前日譚を描いた10分40秒の物語だ。本作のメガホンをとった庵野秀明監督が企画・原作・脚本・総監督を務めた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。『シン・』の冠をもつ作品群が集合したプロジェクト「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」でもともに活動しており、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は3月8日にBlu-ray&DVD発売、『シン・仮面ライダー』は3月17日より全国最速公開と、同時期に節目を迎えたことから、今回のコラボレーションが実現した。発売記念イベントにて映画館での上映が一度行われたが、全国的な公開は初となる。Blu-rayやDVDで鑑賞済みの方も、映画館ならではの上映環境で、本作とともに楽しんでほしい。さらに、4月28日(金)から配布の第7弾入場者プレゼントが「シン・仮面ライダーカード劇場版 エヴァンゲリオンコラボ ver.」となることが発表された。全国合計100万パック限定で、『エヴァンゲリオン』シリーズのキャラクターと『シン・仮面ライダー』のキャラクターがコラボした描き下ろし絵柄のスペシャルカードとなっている。・碇シンジ×本郷猛・綾波レイ×緑川ルリ子・渚カヲル×一文字隼人・式波・アスカ・ラングレー×ハチオーグ/ヒロミ・真希波・マリ・イラストリアス×チョウオーグ/仮面ライダー第0号以上、全5種、1パック1枚入り、ランダム配布。※レアカードはございません。また、アメリカにて『シン・仮面ライダー』の1日限りのイベント上映が決定。現地時間5月31日に500館(予定)で開催される。アメリカにて500館規模でのイベント上映が行われるのは「仮面ライダー」映画史上初の取り組み。本作における海外展開も注目が集まる。『シン・仮面ライダー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シン・エヴァンゲリオン劇場版 2021年公開予定シン・仮面ライダー 2023年3月18日より全国にて公開©石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会
2023年04月24日『トップガン マーヴェリック』が、公開からたった1週間で1作目の興行成績をすでに抜いた。1作目の北米興収は1億8,000万ドル。『〜マーヴェリック』は現地時間木曜の段階で1億9,100万ドル。この日のうちには2億ドルに達する見込みだ。今週末はメジャースタジオの新作がないことから、さらに成績を伸ばし、ランキングでも再び首位を獲得することが期待されている。北米興収において、トム・クルーズの自己ベストは『宇宙戦争』の2億3,400万ドルだが、『〜マーヴェリック』が新記録を確立することはほぼ確実だ。文=猿渡由紀『トップガン マーヴェリック』全国公開中
2022年06月03日幾度もの公開延期を経てついに封切りを迎えた『ブラック・ウィドウ』が、コロナ禍で公開された映画の中で最高額となる北米オープニング興収をたたき出した。北米興収は8000万ドル(約88億円)、海外地域での興収は7880万ドル(約87億円)で、合計すると世界興収は1億5880万ドル(約175億円)だった。さらに、今作は劇場公開と同時(アメリカでは)にDisney+でも配信を開始しており、会員が「プレミア アクセス」料金の30ドルを支払うことで鑑賞が可能に。ディズニーは、『ブラック・ウィドウ』のオープニング期間中の配信による収入が6000万ドル(約66億円)だったことを発表した。これまでにディズニーが映画作品のオープニング配信収入を発表したことはなく、異例のこと。ディズニーの重役アラン・バーグマンは、「映画ファンが2年ぶりの新しいマーベル映画『ブラック・ウィドウ』を楽しむ姿が見られるのは、素晴らしいことです。この見事なオープニング興収の成績も、愛されしアベンジャーを彼女の物語の中で見たいとファンが熱望した結果によるものでしょう」と語っている。映画ファンは、『ブラック・ウィドウ』の大ヒットに「今日、IMAXで観る!何回も観たいと思ったら、Disney+でも観るつもり」「Disney+だけで6000万ドルってすごくない?」「30ドルを払って家族みんなで何回も観た」などと反応を見せている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年07月12日中国で再上映中の『アバター』が絶好調だ。今月12日より再上映されてからわずか数日で、世界歴代興収2位から1位に返り咲くほどの興収を稼ぎ出した。再上映より10日経ったいまも客足は途絶えず、昨年公開された『ムーラン』の国内興収を抜かしたことが明らかになった。「Box Office Mojo」の調べによると、『アバター』は現在までに4400万ドル(約48億円)を稼ぎ出したといい、『ムーラン』の4100万ドル(約45億円)をあっけなく超えてしまった。『ムーラン』はアメリカでは、1998年のアニメ版『ムーラン』のファンからは歓迎されなかったものの、批評家からはおおむね前向きな評価を受けた。一方、中国では映画のベースとなっている同国に古くから伝わる「花木蘭」(ファ・ムーラン)の物語を、「正しく伝えていない」「アメリカナイズドしすぎ」として批判が殺到していた。キャストにリウ・イーフェイやコン・リーといった中国出身の俳優を集め、中国での大ヒットを期待していたディズニーにとっては痛手となった。中国では、コロナ禍で再上映された映画は『アバター』のほか、3D版『ハリー・ポッターと賢者の石』がある。昨年8月に再上映された同作の興収は、3000万ドル(約33億円)だった。(Hiromi Kaku)■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedムーラン(2020) 2020年9月4日よりディズニープラス会員、プレミアアクセスにて独占配信© 2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年03月22日2019年7月、長らく世界興収歴代1位の座をキープしてきた『アバター』が、『アベンジャーズ/エンドゲーム』にその座を明け渡した。しかし、2021年のいま、先週末に『アバター』が中国で再公開されたことで状況は変わる。「Box Office Mojo」によると『アバター』は再公開後の中国で、週末だけで約2100万ドル(約22億9000万円)の興収を稼ぎ出し、これが世界興収にプラスされて1位に返り咲いた。『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2年経たずして2位に陥落したのだった。“敗れた方”のマーベル・スタジオは、ツイッターで「おめでとう!ジェームズ・キャメロン(監督)、ジョン・ランドー(プロデューサー)、それにナヴィ族のみなさん。世界興収の王座を取り戻しましたね!3000回愛しています@アバター」と称賛を贈った。『アベンジャーズ/エンドゲーム』で最も印象的なセリフの1つ「3000回愛してる」を用いているところが粋だ。キャメロン監督も青いハートの絵文字で応えた。ファンは「『アベンジャーズ/エンドゲーム』も再公開したらどうなるかな?」「中国だけでなく、世界中で『アバター』を再公開してほしい。続編公開も近付いていることだし」などとコメントしている。(Hiromi Kaku)■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedアベンジャーズ/エンドゲーム 2019年4月26日より全国にて公開©Marvel Studios 2019
2021年03月15日先週アメリカで公開開始となった実写版『トムとジェリー』が、好調なスタートを切った。「Variety」誌によると、北米でのオープニング興収が1370万ドル(約14億6000万円)で、コロナ禍においては12月に公開された『ワンダーウーマン 1984』の1670万ドル(約17億8000万円)に次ぐ記録。アメリカより早く公開されている国もあり、現在の世界興収は製作費が7900万ドル(約84億2000万円)のところ、その約半分の3880万ドル(約41億3800万円)を稼ぎ出しているという。北米では42%の映画館が営業再開しており、同作は2475の映画館で上映中。また、『ワンダーウーマン 1984』と同じく、同作は劇場公開と当時にHBO Maxでも配信開始となっていることを考えれば、オープニング興収は上々の結果とのこと。映画の興行収入などの分析を行っている「Box Office」のアナリシストは、「新型コロナウイルスの感染者数が減り、ワクチン接種が本格的に展開され、もっと多くの映画が公開されるようになれば、映画館に行くということに臆することがなくなり、観客が戻ってくるでしょう。マスクを着用したり、ソーシャルディスタンスを守るという安全・健康対策を取ることは必要ですが」と語っている。『トムとジェリー』は、日本では今月19日に公開。(Hiromi Kaku)■関連作品:トムとジェリー 2021年3月19日より全国にて公開©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
2021年03月01日『アナと雪の女王2』が、アニメーション映画の世界興収新記録を達成した。現在までの数字は13億2,500万ドル。これまでの歴代1位だった『アナと雪の女王』の成績は12億8,100万ドルだ。現在もまだ全世界にて大ヒット上映中で、これからまだ数字を伸ばしそうである。現段階での北米興収トータルは4億5,000ドル。北米外の1位は中国で1億1,800万ドル。2位は日本の1億380万ドル、3位は韓国の9,600万ドル。4位はイギリス、5位はドイツ。1作目のトップ5は、日本、韓国、イギリス、ドイツ、中国の順だった。文=猿渡由紀『アナと雪の女王2』全国公開中
2020年01月06日『ジョーカー』の世界興収が、9億3,400万ドルに達した。ヨーロッパでは公開以来の5回の週末、ずっと1位をキープしており、北米でも、今週は『ターミネーター/ニュー・フェイト』に首位を譲ったものの、まだ2位に、君臨している。この調子で行けば、10億ドル突破も夢ではない。今年の作品で世界興収10億ドルを達成したのは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』『ライオン・キング』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』『キャプテン・マーベル』『トイ・ストーリー4』『アラジン』の6本。これらと違い、『ジョーカー』は、世界第二の映画市場、中国で公開されていないことも、特筆すべきだ。文=猿渡由紀『ジョーカー』全国公開中
2019年11月05日『アベンジャーズ/エンドゲーム』が7月21日、『アバター』を超え全世界歴代興収1位を達成したことが分かった。2012年に「日本よ、これが映画だ。」というキャッチコピーのもと『アベンジャーズ』1作目が公開。その後も破格のメガヒットによって世界の映画史を塗り替え続けてきたマーベル・スタジオ製作の「アベンジャーズ」シリーズ。その完結となる本作は4月26日に公開されると、初日で世界興収12億2,360万ドルに達し、5日間で20億ドルを突破。さらに、わずか10日という驚異的な記録で、かつて社会現象を巻き起こした『タイタニック』(1997)を超え、全世界歴代興行収入ランキング2位に躍り出た。そして、ついに13週目でこれまで1位に君臨してきた『アバター』(2009)をも超えて10年間破られることのなかった映画史を塗り替え、累計27億9,020万ドル(約3007億8,356万円)を達成した(Box Office Mojo調べ/7月21日時点、1$=107.8円換算)。また、歴代興収トップ10のうち、5位に『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(20億4,840万ドル)、10位に『ブラックパンサー』(13億4,690万ドル)がランクインするなど、半分の5本がマーベル・スタジオ作品。さらに、「アベンジャーズ」シリーズは全4作が世界興行収入ランキングトップ10にランクインしている。日本でも興収60億円超!本作をきっかけに“アベンジャーズデビューする”ファンも続出日本でもアベンジャーズの“最後の戦い”を観ようと大勢のファンが劇場に殺到し、ディズニー史上最速となる7日間で興収30億円を突破。最終的な興行収入は61.2億円、動員は420万人を記録!豪華すぎるキャストの集結と、興奮と感動の“エンターテインメントの頂点”とも呼べる魅力が満載で、この盛り上がりが話題となり、これまでマーベル作品を観たことない人が“アベンジャーズデビュー”を果たすなど、本作をきっかけにマーベルシリーズ全作をイッキ見するファンも続出。日本でも”アベンジャーズ旋風“を巻き起こしている。『アベンジャーズ/エンドゲーム』は9月4日(水)よりMovieNEX発売、8月7日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アベンジャーズ/エンドゲーム 2019年4月26日より全国にて公開©Marvel Studios 2019
2019年07月23日映画『空飛ぶタイヤ』(公開中)が、公開から3日間で累計興収約3.4億円の大ヒットスタートを切った。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。平日の金曜初日にも関わらず、初日は約7,000万円の大入りに。土日も好調に数字を重ね、3日間の累計興収で約3.4億円(3億3,534万8,800円)、動員26万6,810名の大ヒットスタートを切った。週末興行ランキングでは新作の1位を記録しており、最終興収20億円超となる見込みのペースとなっている。主題歌のサザンオールスターズ「闘う戦士(もの)たちに愛をこめて」も、 15日に配信開始されると、各配信サイトのリアルタイム・デイリーランキング1位を席巻した。また原作も映画化発表前が120万部のところ、映画化発表後から65万部増刷、累計発行部数185万部を突破するなど、大きな話題を呼んでいる。観客の男女比は6:4、メインターゲットである40代以上のカップルをボリュームゾーンに20代後半~シニアまで幅広い層が来場。内容も高評価となっており、Yahoo!映画レビューで4.13点、ぴあ映画初日満足度92.1点を記録した。SNSでは「組織と闘う一人の男の葛藤、勇姿が描かれていた。痺れました。 久しぶりに飽きない2時間だった」「高い技術と誇りを持って立ち向かっていくプロのおっさん達の姿は、本当にかっこよくて惚れる」等とクチコミが波及している。○3日間の動き6月15日:動員 5万8,179名、興収 6,963万4,000円6月16日:動員 11万1,358名、興収 1億4,106万1,000円6月17日:動員 9万7,273名、興収 1億2,465万3,800円
2018年06月18日米BOX OFFICE MOJOは6月2日~6月4日の全米週末興業成績を発表した。週末興収1億50万5,000ドルを稼ぎ、『ワンダーウーマン』が初登場1位。DCコミックスの同名コミックを『モンスター』のパティ・ジェンキンス監督が映画化した作品で、第一次世界大戦当時を舞台に、女性戦士"ワンダーウーマン"の活躍を描く。主役のワンダーウーマン役を『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の劇中でも同役を演じたガル・ガドットが務める他、"スター・トレック"シリーズのクリス・パインがアメリカ陸軍航空部の隊長役で出演している。2位『Captain Underpants: The First Epic Movie(原題)』も初登場。アメリカの同名児童書を原作とする、ドリームワークスの新作映画で、スーパーヒーロー"パンツマン"の活躍を描く。前週トップの『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は3位に転落。累計興行収入は1億1,462万1,771ドルと公開2週目で1億ドルに到達した。4位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』も2位から順位を落とした他、前週3位の『Baywatch(原題)』が5位、同4位の『エイリアン:コヴェナント』が6位となるなど、以下のラインナップも1~3ランクダウンした。北米週末興行成績TOP 10(6月2日~6月4日)
2017年06月05日米BOX OFFICE MOJOは3月24日~3月26日の全米週末興業成績を発表した。前週週末興収1億7,000万ドルを稼いで初登場堂々首位の『美女と野獣 (2017)』が2週連続でトップ。累計興行収入は3億1,695万2,887ドルと公開から1週間あまりで早くも3億ドルを超える驚異のヒット作となった。2位は初登場の『パワーレンジャー』。日本の特撮作品"スーパー戦隊シリーズ"の英語ローカライズ版として制作されたテレビドラマ『パワーレンジャー』シリーズの第1作を原作に、キャストを一新して20年ぶりに制作された。『プロジェクト・アルマナック』のディーン・イズラライトが監督、『ドラキュラZERO』のバーク・シャープレスとマット・サザマが脚本を担当している。前週2位の『キングコング: 髑髏島の巨神』は3位にランクダウン。『LOGAN/ローガン』も前週3位から5位へと順位を下げた。4位の『ライフ (2017) 』も初登場。ジェイク・ギレンホール主演のSF映画で、『デンジャラス・ラン』、『チャイルド44 森に消えた子供たち』のダニエル・エスピノーサ監督がメガホンを取る。火星で採取したサンプルが"地球外生命体"の細胞であったことがわかり、歓喜に沸く宇宙飛行士たち。しかし、細胞は知性を持つまでに急成長、宇宙ステーションの中で地球人を襲い始める。その他今週初登場作品は7位の『CHiPs(原題)』。日本でも放送された70~80年代の人気米ドラマ・シリーズ『白バイ野郎ジョン&パンチ』を映画化したアクション・コメディだ。
2017年03月27日米BOX OFFICE MOJOは3月17日~3月19日の全米週末興業成績を発表した。オープニング週末興収1億7,000万ドルを稼ぎ、『美女と野獣 (2017)』が堂々初登場首位にランクイン。1991年に製作され、アニメーション映画史上初のアカデミー作品賞ノミネートをはじめ、作曲賞と歌曲賞を受賞した名作を実写版でリメイク。主人公・ベルを"ハリー・ポッター"シリーズのハーマイオニー役で一躍有名になったエマ・ワトソン、野獣・王子役をテレビドラマ『ダウントン・アビー』でブレイクしたダン・スティーヴンス、野獣の恋敵・ガストン役を『ワイルド・スピード』や『ホビット』の出演で知られるルーク・エヴァンスが演じている。『ドリームガールズ』や『シカゴ』、『トワイライト』シリーズなどで数々の映画賞の受賞歴を持つビル・コンドン監督がメガホンを取り、脇役陣にもユアン・マクレガーやイアン・マッケラン、エマ・トンプソンら豪華俳優が名を連ねる。前週1位の『キングコング: 髑髏島の巨神』は2位。公開2週目で首位陥落となったものの、累計興収1億1,012万5,294ドルと1億ドルを突破した。3位『LOGAN/ローガン』も前週2位からワンランクダウン。以下のラインナップも、4位『Get Out(原題)』、5位『The Shack(原題)』、6位『レゴバットマン ザ・ムービー』とそれぞれ1位ずつ順位を下げた。その他今週初登場は7位の『The Belko Experiment(原題)』。『マンイーター』のグレッグ・マクリーンが監督、ガーディアン・オブ・ギャラクシー』で監督・脚本を務めたジェームズ・ガンが脚本を担当し、コロンビアの首都ボガタにある企業に務める80人のアメリカ人が殺し合いの実験を会社から命じられる様子を描いたバイオレンススリラーだ。
2017年03月21日米BOX OFFICE MOJOは7月8日~7月10日の全米週末興業成績を発表した。『ミニオンズ』の制作スタッフが手掛ける新作アニメ『ペット』が週末興収1億317万ドルを稼いで初登場首位にランクイン。飼い主が外出中の家におけるペットの知られざる様子にスポットを当てた作品。監督は『怪盗グルーのミニオン危機一発』のクリス・ルノー監督と、同作のプロダクションデザインを手がけたヤロウ・チェニーが共同で担当し、『アメリカン・ハッスル』のルイスC.K.、TVシリーズ『モダン・ファミリー』のエリック・ストーンストリート、『ゲット・ハード』のケヴィン・ハートらが声優を担当している。2位は前週と同じ『ターザン:REBORN』。前週まで3週連続トップに独占していた『ファインディング・ドリー』は3位に転落したものの、累計興行収入は4億2,258万243ドルと4億ドルの大台に突入し、大ヒット作として名を刻んだ。4位に初登場の『Mike and Dave Need Wedding Dates(原題)』は、『ハイスクール・ミュージカル』シリーズでブレイクしたザック・エフロン主演のコメディ。『ピッチ・パーフェクト』シリーズのアダム・ディヴァインとともに兄弟役を演じ、2人を利用しようとする悪女コンビに翻弄される物語だ。5位は前週3位の『The Purge: Election Year(原題)』、6位は前週と変わらず『Central Intelligence(原題)』がランクイン。以下は7位『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』、8位『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』、9位『The Shallows(原題)』と前週と同じラインナップが続く。10位はインドの映画の『Sultan(原題)』が初登場。インドの映画スター・サルマーン・カーン主演の最新作で、レスリングを題材にしたスポーツ恋愛ドラマだ。
2016年07月11日米BOX OFFICE MOJOは5月20日~5月22日の全米週末興業成績を発表した。累計興収3億4,739万153ドルと3億ドルを突破した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を抑え、『アングリーバード』が初登場首位。全世界で30億ダウンロードを記録したの大ヒットゲームアプリを3Dアニメーションで映画化した作品だ。主役の3羽の鳥が盗まれた卵を取り返すための大冒険を繰り広げるストーリー。『怪盗グルーの月泥棒3D』のジョン・コーエンが製作を担当している。3位は『Neighbors 2: Sorority Rising(原題)』が初登場。2014年に公開された、セス・ローゲン&ザック・エフロン主演のコメディ『ネイバーズ』の続編で、ハチャメチャな女子大生役でクロエ・グレース・モレッツが加わり、前作から数年後、2人目を授かった夫婦とパーティー三昧の大学生とのバトルを描く。4位に初登場の『The Nice Guys(原題)』は、ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングが共演するコメディ・スリラー。1970年のロサンゼルスで落ち目のポルノスターの自殺の調査に乗り出し、陰謀に巻き込まれていく、不運な私立探偵の男と暴れん坊の示談屋の凸凹コンビを描く。5位『ジャングル・ブック』は前週2位からランクダウン。以下も『マネーモンスター』が3位から6位となるなど揃って順位を下げている北米週末興行成績TOP 10(5月20日~5月22日)
2016年05月23日米BOX OFFICE MOJOは1月1日~1月3日の全米週末興業成績を発表した。3週連続『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がトップ。公開から2週間での累計興行収入が7億4,026万5,583ドルとなり、歴代1位の『アバター』(2009年)の7億6050万ドルに迫り、次週にも記録を塗り替える勢いを見せている。2位も前週に引き続き『Daddy’s Home(原題)』。驚異的なヒットを続ける1位に圧倒されて印象は薄いものの、2週間での累計興収は9,368万4,495ドルと1億ドルを目前に控える。3位はクエンティン・タランティーノ監督最新作の『ヘイトフル・エイト』が前週10位から急浮上。吹雪で立ち往生した8人の男女が居合わせた雪山のロッジで密室殺人事件が発生。嘘つきだらけの8人が探り合いを繰り広げるミステリー。タランティーノ作品常連のサミュエル・L・ジャクソンをはじめ、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リーらが出演している。4位『Sisters(原題)』、5位『Alvin and the Chipmunks: The Road Chip(原題)』は前週と変わらず。前週3位の『Joy(原題)』は6位に転落した他、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』も6位から7位、『Concussion (2015) (原題)』も7位から8位へと以下の作品もワンランクずつ順位を落とした。
2016年01月05日世界中で大ヒットしている『ジュラシック・ワールド』が、月曜日にも世界興収10億ドルを達成する見込みだ。公開13日目で10億ドルに達するのは、史上最速。『ワイルド・スピード SKY MISSION』が公開17日目という記録を打ち立てたばかりだが、早くも破られることになった。その他の写真『ジュラシック・ワールド』は、初公開週末にすでに世界興収5億ドルを上げるという記録も打ち立てている。2015年最大のヒット作になれる可能性もあるが、この冬公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がどこまでヒットするかにかかっていると言える。『ジュラシック・ワールド』には、クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードが出演。監督は、今作で初めて娯楽大作を手がけたコリン・トレボロウ。『ジュラシック・ワールド』8月5日(水)より全国公開文:猿渡由紀
2015年06月22日本年度最高の全米オープニング成績を記録した、『ハンガー・ゲーム』シリーズ第3弾『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイ Part1』(原題)の日本公開が2015年6月に決定し、新場面写真が25日、公開された。過去2作品で全米8.3億ドル(978億円)、全世界で15.58億ドル(1,556億円)を超える大ヒットを記録しているアクション超大作『ハンガー・ゲーム』シリーズ。最終章となる『モッキングジェイ』は2部構成で、その前編『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイ Part1』が11月21日に全米で公開され、週末興行収入1億2,300万ドル(144億円)を記録し、本年度最高の全米オープニング成績となった。また他世界85カ国にて同時公開され、全世界で推定約2億7,500万ドル(322億円)を突破する見込みとなっている。本作で主演を務めるジェニファー・ローレンスは、本シリーズで主人公カットニス役を演じたことで、"最も興行成績を上げたアクション映画のヒロイン"としてギネス世界記録に認定され、最新作でさらに数字を伸ばすことが期待されている。ローレンスは「作品を見たわ。すごく気に入った。映画は間違いなく最高よ。予想をはるかに超えてたわ」と絶賛し、「カットニスのストーリーの続きで、第13地区とキャピトルとの間で戦争が始まって、もうゲームはないの。存在すら知らなかった地区で目覚めるから、自分を取り戻さないといけないのよ」と明かしている。そしてこのたび、本作の日本公開が2015年6月に決定した。あわせて、主演のジェニファー・ローレンスの姿が映し出された新場面写真が公開された。TM&(C)2014 LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED.
2014年11月25日現在北米公開中の『ゴーン・ガール』の興収が、先週末に1億3600万ドルに達し、デヴィッド・フィンチャー監督のキャリアで最高記録を築き上げた。これまでの週末興収記録でのフィンチャー監督の最大ヒット作は、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の1億2750万ドルだった。『ゴーン・ガール』は北米公開から5週間たつが、今もトップ5内に君臨しており、これからもまだ数字が伸びることが予測される。同作品はまた、フィンチャー監督のキャリアで最高の公開初週末記録(3750万ドル)も記録。2位は『パニック・ルーム』の3000万ドル。本作は一般受けだけでなく、批評家受けも良く、rottentomatoes.comによると、88%の批評家が褒めており、これからのアワードシーズンでの健闘も期待される。日本では12月12日(金)より公開される。文:猿渡由紀
2014年11月04日公開中の3D大作『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』の全世界の興行収入が累計で10億ドルを突破し、先ごろ世界興収が10億ドルを超えて話題を呼んだ『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』と並んで世界的な大ヒットを記録していることが配給元から発表された。その他の写真『トランスフォーマー』は、謎の金属生命体“トランスフォーマー”の戦いを描いた作品。第3作目では、これまで人間がひた隠しにしてきた人間とトランスフォーマーたちの間にある“秘密”や、人間が月の裏側(ダークサイド・ムーン)であるものを発見したことにより招いた人類最大の危機を描いている。豪快なアクション、アメリカ史を織り込んだサスペンス、人類滅亡の危機に挑むキャラクターたちのドラマなど本作の世界規模の成功の要因は数々あるが、その最大のポイントは本格的な3D映像にあるといっていいだろう。これまで多くのハリウッド大作が“3D”を宣伝文句にしてきたが、それらの多くがこれまでと変わらないカメラで2Dで撮影されたものを事後に3D処理したものだった。しかし、本作は『アバター』で“3D映画の新時代”を切り拓いたジェームズ・キャメロン氏の熱心な説得により“3D化”が実現した作品だけあり、撮影には『アバター』を手がけたスタッフが参加。そのほとんどを3Dカメラで撮影し、『アバター』で得たノウハウとさらなる技術進歩により“大画面で観たい最新3D映像”を実現。事後処理した3D映画とのクオリティの差を見せつけた。その結果、アメリカでは3D映画史上最高のオープニング成績をたたき出しし、イギリス、フランスなど各国で大ヒットを記録。7月29日から公開開始した日本でも好調で、3D稼動率は史上最高値83.3%を記録し、興収は早くも10億円を突破した。当初の予想よりカップル客や家族連れ、女性客の動員も多く、配給元は“今夏最高の3D映画”として、さらなる動員に期待を寄せている。『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』公開中
2011年08月03日