スリー(THREE)は、2020年春メイクアップコレクション「EMOTIONAL LANDSCAPES」を1月1日より発売。アイスランドの景色にインスパイアされた、美しいランドスケープ(景色)のような色彩をイメージしたアイライナー、アイパレット、リップ、ネイルポリッシュが登場する。「インディストラクティブルアイライナー」05 RAW AND WILD(3,500円)新商品「インディストラクティブルアイライナー」(各3,500円)は、色の表情を「彩度」で鮮やかに表現すると同時に、ラインとしての存在感を「陰影」という深みで極めた全8色で登場。一色を作るために「複数の赤を組み合わせる」「暖色にあえて寒色を効かせる」「補色を用いる」など、独特なブレンドとバランスを追及することで、エモーショナルで唯一無二な色彩が誕生した。筆元にはブレのない強さを、筆先には繊細な柔軟さを保つフェルトタイプの先端部は、筆で絵を描くようにどんなラインも簡単に引けると同時に、美しい発色を保つ。まぶたに軽やかにフィットしてロングラストする、ウォータープルーフ&スマッジプルーフ処方で、水や汗、まぶたの動きにも強く、美しさをキープしながら一日の終わりにはお湯で簡単に落とすことができる。「ディメンショナルビジョンアイパレット」07 HIDDEN PLACE(6,500円)「ディメンショナルビジョンアイパレット」(各6,500円)には、微笑みを宿すサンライト・ブルームパレット「06 REVEAL YOUR BEAUTY」や、神秘的に変化するオーロラリー・ブロンズパレット「07 HIDDEN PLACE」など、4種の新色が登場。重ねるほどに繊細さを増しながら、眼差しにアブストラクト(抽象画)を広げる新コレクションのパレットは、徐々に変化する景色や感情のグラデーションを4つの色・質感・輝きで表現する。肌感を透過させる色づきと質感は、自分らしさを覆い隠さず、まぶたに景色が映り込んだような仕上がりに。「マジックタッチリップライター」X04 PAGAN POETRY(3,200円)限定リップクレヨン「マジックタッチリップライター」(各3,200円)も、赤みを帯びたスプリングピーチ「X01 BECOMING ME」や洗練のストロベリーレッド「X03 INNER REFLECTIONS」など、全5色で登場する。明るい光に照らされて鮮やかな景色の中に透明感が増すように、唇にクリアな彩りとつややかな質感を宿らせる繰り出しタイプのリップクレヨン。丸みを感じられる芯の太さとやわらかさで、唇へモダンな輪郭と生き生きした表情を与える。植物性スクワランを含み、オイルリッチでバームのようになめらかな塗り心地で、塗り重ねるたび色の存在感を発揮すると同時に、みずみずしさと透明感を保つ。「ネイルポリッシュ」106 SOOTHE EVERY NERVE(1,800円)「ネイルポリッシュ」(各1,800円)からは、春の大地のベイビーグレイッシュピンク「104 TRANSLUCENT YOU」や、やすらぎのインヴィジブル・ネイチャー「106 SOOTHE EVERY NERVE」など、春へ続くノルディックなエモーショナルカラーの新7色がラインアップ。アイスランドの景色で出会った一瞬を水彩に溶いたような、フォギーに透けるカラーで、感情が描く景色を指先に投影して。
2019年12月01日ユニクロ(UNIQLO)は、クリストフ・ルメール率いるパリR&Dセンターから展開する「ユニクロ ユー(Uniqlo U)」の2020年春夏コレクションを発表。ユニクロ ユーの2020年春夏コレクションユニクロ ユーの2020年春夏レディースコレクションは、フレッシュなカラーパレットが1番の魅力。カジュアルながらも洗練されたヨーロッパのエッセンスを盛り込んだアイテムは、メンズライクなシルエットやディテールを取り入れることで、新鮮な雰囲気に仕上げた。本記事では、2020年春夏コレクションのなかから、レディースのおすすめアイテムをピックアップ。トップスユニクロ ユーでは、これまであまり登場することのなかったシースルーアイテムがラインナップ。爽やかなシャツは、サラっと羽織るにも便利。シースルーで女性らしさを引き立てながらも、ボタンダウンなのでほんのりマニッシュに決まる1着。ボトムスボトムスのおすすめは、ユニクロの新定番として認知されつつあるカーブパンツ。ユニクロ ユーでは、少し幅を狭めてすっきりとしたシルエットで提案。カラーは、爽やかなグリーンやベージュなどで展開する。ワンピースまるでルームウェアのような感覚で着られるワンピースが豊富にラインナップする今季。特におすすめしたいのが、サラっとした肌ざわりのポロワンピース。その他、春夏らしい爽やかな素材感のコットンワンピースなどにも注目を。デニムレトロなデニムスタイルの提案も、今までのユニクロ ユーではあまりなかった試み。今季は、ワンピースのほか、ショートパンツやトップスなどを用意している。ダブルステッチの効いたキュロット風のシルエットのショートパンツは、リゾートシーンでも大活躍の予感。【詳細】ユニクロ ユー 2020年春夏コレクション※2019/11/27現在発売日など詳細は未定。
2019年11月30日エマリーエ(EMarie)の2020年春夏コレクションが、2019年11月25日(月)、みなとみらいの横浜ランドマークホールにて発表された。人工知能×感性──イメージの生成過程2019年秋冬コレクションから続いて、理化学研究所とのコラボレーションのもと、AI(人工知能)と協働したコレクションを発表したエマリーエ。AIが捉える“自然の美”から生まれたイメージを、現実の衣服へと移しかえる“生成過程”をダイナミカルに提示するドレスを披露した。制作は、AIとエマ理永の“協働”によるものだ。AIはエマリーエの過去の作品約500点から“エマ理永の世界観”を学習し、それを画像データとして作りだす。そうして得られた画像を着想源に、エマ理永が具体的に素材の決定や立体化を行う。その意味で、AIは制作プロセスでインスピレーションを与えるいち段階を担う。イメージがどう立体化され、ドレスがどう動くかは、あくまでエマ理永のクリエイティビティによるのだ。色彩─グリッドそうしたAIによる画像生成のステップを印象づけるのは、色彩がグリッド状に散りばめられたドレスだろう。ややウエストを絞り、直線的なラインを描くフォルムのシンプルさと相まり、まさに生成過程にあるようなイメージの揺らぎを強調している。裾もグリッド状に処理され、イメージが布地へと移り変わるその瞬間を切り取ったかのようである。貝殻をモチーフにAIに学習させたのは、エマリーエの作品だけではない。そのひとつが“貝殻”だ。理永が「自然でもっとも美しいもの」と語る“貝殻”を合わせて学習させて生み出したドレスは、ウエストを絞ったボディには丸みを帯びたモチーフが幾多と連なり、ドレスの上で波打つよう。裾には貝殻を連ねたような布がアシンメトリーに配され、螺旋を描くかのようにダイナミカルに揺れる。貝殻とアシンメトリーは、引き続き変奏される。クリノリンよろしく、しかし左右非対称に広がったドレスは、ラバー風の光沢を帯びた表面に数多と突起物が配され、それ自体がひとつの大きな貝殻のようである。また、スカート部分の布地をたっぷり持ち上げ丸めることで、不定形で立体的なフォルムを生み出したドレスも登場。ブラックやグレーのストライプは、ゆったり形成される貝殻の模様を彷彿とさせる。静けさを打ち破る“薔薇の花”そして“貝殻”のモチーフに続くのは“薔薇”である。ウエストを絞り、光を帯びた布地が裾にかけて華やかに広がるウエディングドレス。普通は下に向かって落ちてゆく布地の一部は大胆に持ち上げられ、渦巻き、華麗な薔薇の花をかたちづくる。もともとAIが生み出すのは平面的なイメージである。しかし、薔薇がダイナミックに花開くように、AIが生み出したイメージはエマ理永の“感性”を通して現実のものとなるのである。
2019年11月28日エンダースキーマ(Hender Scheme)は、2020年春夏コレクション「DIVERSE」を、11月30日より直営店のスキマと全国の取り扱い店舗にて順次発売する。2020年春夏のコレクションタイトル「DIVERSE」は、多様性を意味する言葉。一つのテーマに縛られることなく製作されるコレクションの多様性を表す他、ファッションやクラフト、工業、アートなど、様々な枠組みを横断することをアイデンティティーとして、多様なクリエイションへと拡がりを続ける同ブランドの姿勢を体現している。シューズはもちろん、ウエアにバッグ、ブランド初となるiPhoneケースが登場する。「maze」(5万4,000円)ボリュームのあるフォルムが特徴の「maze」(5万4,000円)は、バケッタ、スエードをはじめとした仕上げの異なるレザーを組み合わせることで立体感を出した1足。クッション性のあるVibram社製のカップソールと着脱が容易なfidlockを採用した、機能性の高い現代的なレザーシューズとなっている。シューレースの代わりとなるゴムコードが、ループ状にデザインしたウイングチップの先端と飾り穴を通るフルブローグの「code tip」(5万6,000円)や、柔らかなシープスキンにゴムコードでドレープを施した「dumple」(3万3,000円)も登場。この他、発色の美しいベジタブルタンニンレザーを使用したサンダル「Eric」(3万6,000円)など、春夏らしいシューズも数多くそろう。「manual industrial products 22」(5万6,000円)オマージュラインには、新作となる「manual industrial products 22」(5万6,000円)が登場。シリーズを重ねるごとにアップデートされてきた製法や職人技が可視化される最新モデルは、本ラインのファーストモデルである「manual industrial products 01」のローカットモデルとなり、原点回帰とも言えるプロダクトとなっている。「piano bag」green/natural(3万2,000円)新作バッグも豊富にラインアップ。丸みのあるボディに大きなポケットを擁した「pocket tote」(3万2,000円)、さらりとした光沢感のあるナイロンをベースに、3mm厚のベジタブルタンニンレザーのベルトをあしらったバックパック「tape sack」(2万8,000円)、素材が春夏らしいリネンになった「origami bag」(small 1万4,000円、big 2万2,000円)の他、「piano bag」(3万2,000円)には新色の“blue/natural”と“green/natural”が登場する。ブランド初となる「iphone case」(1万2,000円)は、使用するごとに艶が増す、ロウを含ませたベジタブルタンニンレザーを使用。蛇腹構造のボディにお札入れが一体となった2つ折り財布「bellows wallet」(3万5,000円)は、ベジタブルタンニン鞣しのカーフを染料で仕上げた明るい発色とツヤが魅力。矢印型のレザーパーツをつなぎ合わせ、パーツの数量により、長さ調節が可能な「construct strap」(1万2,000円)なども登場する。さらに、今シーズンは、定番小物にパイソンレザーを使用した「python」シリーズの他、裁断したレザーを、ステッチを用いずにリベットで留め、プラモデルを組み立てるように形づくる「assemble」シリーズを展開。バッグ、ウォレット、キーケース、ドキュメントケースに至るまで、豊富にそろう。しなやかなピッグスエードを用いたアパレルには、ショートパンツの「not swim pants」(5万6,000円)が新たに登場する。販売は11月30日より、直営店のスキマ 恵比寿、スキマ 合羽橋の他、全国の取り扱い店舗にて。
2019年11月18日アールエムケー(RMK)から2020年春夏コレクション「カラー ユア ルック」が登場。リップ、アイシャドウ、ブラッシュ、ネイルポリッシュ全4種26アイテムが、1月3日より発売する。まるでグロスをそのままかためたようなツヤとうるおいで唇を彩る「リップスティック コンフォート エアリーシャイン」(3,500円)は、つけた瞬間、唇の温度でとろけるようにオイルがはじけ、グロッシーな輝きとしたたるような濡れ感のある仕上がりに。するするとなめらかにのびて心地よくフィットし、厚みのあるツヤが持続する。「リップスティック コンフォート エアリーシャイン」06 スパークリングブルー(3,500円)カラーは、全15色がラインアップ。中でも、透け感のあるブルーに大粒のブルーパールでアクアニュアンスの唇を叶える「06 スパークリングブルー」や、リッチなゴールドパールの輝きを放つ「15 アーバンゴールド」は、他のカラーとの重ね使いがおすすめ。「カラーユアルックアイズ」01 シルバー(3,200円)印象的なまなざしを生み出す数量限定のパウダーアイシャドウ「カラーユアルックアイズ」(3,200円)は、シンボリックに輝くメタリックなカラーがラインアップ。洗練されたクールな目もとを演出する「01 シルバー」、大粒のゴールドパールが大胆にきらめく「02 ゴールド」、肌になじみながらつやめいたまなざしを叶える「03 ブロンズ」の限定3色。しっとりときめ細かなパウダーがまぶたの上にすっととけ込むようになじんで、あっという間に洗練されたまなざしが完成する。「カラーユアルックブラッシュ」03 グラウンド(3,500円)いきいきとした表情を演出する数量限定の「カラーユアルックブラッシュ」(3,500円)は、どこまでもやわらかくきめ細かいパウダーが、ふわっと肌にとけ込んでクリアに発色。カラーはほどよい抜け感を演出する「01 リフレッシュ」、ハッピーなニュアンスの「02 ピンキッシュオレンジ」、骨格までも美しく見せる「03 グラウンド」の3色がラインアップ。にじみ出るような血色感とナチュラルな立体感を叶え、春らしい躍動感あふれる表情が完成する。「ネイルポリッシュ」EX-28 ファイヤー(1,500円)クリアな発色とツヤが持続する「ネイルポリッシュ」(1,500円)には、あえてパールを入れず、色の強さ、美しさを追求した限定色が登場。ヴィヴィッドなブルー「EX-26 ウォーター」、モードな指先を叶えるブラック「EX-27 ユニバース」、セクシーなレッド「EX-28 ファイヤー」、洗練されたイエロー「EX-29 ボーダー」、個性的なグリーン「EX-30 フォレストリーフ」の5色がラインアップ。純度の高いヴィヴィッドな5色は、まとうだけで装いのアクセントに。アールエムケーの春夏コレクションで、あなただけの色を見つけてみては。
2019年11月15日国内最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2020」が、東京・新宿で開催。会期は、2020年1月27日(月)から2月2日(日)まで。一般会期チケットのオンライン販売は2020年1月11日(土)11:00よりスタートする。加えて丸井今井札幌本店・名古屋栄三越・ジェイアール京都伊勢丹・岩田屋本店・仙台三越でも開催される。112のチョコレートブランドが一堂に集結東京では第18回目、パリでは25周年を迎える「サロン・デュ・ショコラ」2020年のテーマは“出会い”。チョコレートの作り手の創造力を刺激するような素材や人との“出会い”から生み出した、個性豊かなチョコレートが勢揃いする。東京・新宿NS ビルに出展するのは、世界中の名だたる112のチョコレートブランドを予定。その内20ブランドが「サロン・デュ・ショコラ」初出展となる。サロン・デュ・ショコラでしか出会えない!注目スイーツブランドリリアン・ボンヌフォア世界各国からセレブリティが集まるリゾートホテル「オテル・デュ・キャップ・エデン=ロック」のシェフパティシエのリリアン・ボンヌフォアが自身のブティック名義で初登場。用意するアソートボックス「コフレ・スフェール」は、フランボワーズとライチのジュレなどを組み合わせた、美しい光沢と色彩を持つショコラをセットした。フランク・ハースヌート&トム・ファンデフェーン世界中を飛び回るコンサルタントとして活躍するフランク・ハースヌートと、5つ星ホテルやオランダ王室の特注チョコレートを手掛けるトム・ファンデフェーンのタッグ。今回「サロン・デュ・ショコラ」で展開するのは、クレープを混ぜ込んだヘーゼルナッツのプラリネや、スモークしたカルダモンや、野菜感たっぷりのレッドキャベツといったユニークなフレーバーのガナッシュだ。トゥルビヨン バイ ヤン・ブリスダロワイヨや有名ホテルで経験を積んだショコラティエ、ヤン・ブリスによる「トゥルビヨン バイ ヤン ブリス」が初上陸。2018年にパリ郊外にブティックをオープンしたばかりの気鋭のショコラティエが作るチョコレートは、甘みを抑え、素材そのものの味を活かしている点がポイント。プラリネなどのショコラ以外にも、メレンゲやサブレをホワイトチョコレートソースでコーティングしたスイーツ「シュセット」を販売する。ル ブリストル パリ1925年に創業したフランス・パリ8区の5ツ星ホテル「ル ブリストル パリ」も初登場。ライム風味のガナッシュや、塩キャラメルのガナッシュなど、珠玉のボンボンショコラボンボンショコラのアソートを展開する。また、シンプルなナチュールガナッシュやヘーゼルナッツのプラリネといったクラシックなショコラにも注目だ。海外実力派ショコラティエの注目作も続々登場ショコ・オ・キャレピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)やパトリック・ロジェなどの名店で働いたのち、2017年にブティックをオープンしたショコラティエが手掛ける「ショコ・オ・キャレ」。かぼちゃやヒマワリの種、アーモンド、松の実、とんか豆などバラエティ豊かな素材を使用したプラリネのボックスは、カラフルな見た目も楽しい。パトリック・ロジェショコラティエでありながらアーティストとしての独創的なクリエイションが光る「パトリック・ロジェ」。宇宙を閉じ込めたようなドーム型ショコラは、中にライム風味のセミリキッドキャラメルや、柔らかいヘーゼルナッツを詰めた。フランク・ケストナー代々続くパティスリーを継承する3代目、フランク・ケストナーが贈るショコラはフルーツのミラベルを使ったタブレット。生産者から直接仕入れたミラベルのフルーツ果汁で作ったジュレとヘーゼルナッツのプラリネを合わせた。フランソワ・ジメネーズローカルな素材を使用したこだわりのショコラを販売している「フランソワ・ジメネーズ」。グリオットチェリーのアルコール漬けをフランボワーズでコーティングした「ペルル ダムール」は、ひと口頬張った瞬間に広がるフルーティーな風味が堪らない一品。ショコラの裏にハートを忍ばせた、遊び心溢れるポイントにも注目。サロン・デュ・ショコラでしか食べられないスイーツたちフレデリック・アヴェッカー会場には「サロン・デュ・ショコラ」でしか食べることが出来ないショコラスイーツも数多く揃う。「ミスターアンドミセスルヌー」「キャラメル・パリ」「二コラ・ベルナルデ」といった名だたるパティスリーからスイーツが登場する。「フレデリック・アヴェッカー」の「ケーク ショコラ オランジェ」は、チョコレートのサブレとオレンジマーマレード、カカオパウダー、オリーブオイルの奏でる独特なハーモニーを楽しめる一品だ。2019年に大阪・新町にオープンしたアジアンスイーツカフェ「アジアン ラッド アフターズ」からは、温かいカカオワッフル生地に濃厚なチョコレートと甘酸っぱいベリーソースが絡む看板スイーツ「バブルワッフルベリーベリーチョコレート」が登場。また、ジェイアール京都伊勢丹限定では、タピオカとボンボンパフェを同時に味わえる「バブルティーボンボン」が、各日100点限りで提供される。イートインで味わえるカカオメニューフロリレージュ会場のイートインスペースで味わえる限定メニューも必見。チョコレート好きにはたまらないこだわりカカオスイーツが揃っている。東京・外苑前にあるフレンチレストラン「フロリレージュ」は、アマゾンカカオを使用したかき氷を販売。黒トリュフのアイスを組み合わせて、ミシュラン二つ星獲得レストランならではのラグジュアリーなスイーツに仕上げている。エル・ブジイタリアの星つきレストラン、スペインの「エル・ブジ」で経験を積んだ太田哲雄によるカカオブランド「LA CASA DI Tetsuo Ota」は、サロン・デュ・ショコラでカカオを使った「ショコラビビン麺」を限定発売。唐辛子ペーストで和えた冷たい麺に野菜、ゆで卵などをトッピングしたユニークなカカオメニューだ。毎年恒例のスペシャルボックスもさらに、毎年恒例の「サロン・デュ・ショコラ」限定のセレクションボックスが今回も登場。実力、人気ともに世界トップクラスのシェフたちがコラボレーションした、「Rencontre~素材との出会い~」「Hommage~人との出会い~」「Harmonie~絶妙な出会い~」の3種類のボックスを用意する。「ランコントル~素材との出会い~」セレクションボックスには、16人のトップショコラティエが参加し、「素材との出会い」をキーワードにしたこだわりのショコラを詰め込んでいる。【詳細】サロン・デュ・ショコラ 2020<東京会場>会期:2020年1月27日(月)~2月2日(日)会場:新宿NSビル 地階=イベントホール(東京都庁庁舎隣り)住所:東京都新宿区西新宿2-4-1出展ブランド:112ブランド※予定※一般会期チケットのオンライン販売は1月11日(土)11:00よりスタート<札幌会場>場所:丸井今井札幌本店住所:北海道札幌市中央区南1条西2丁目会期:2020年1月29日(水)~2月14日(金)<名古屋会場>場所:名古屋栄三越住所:愛知県名古屋市中区栄3-5-1会期:2020年1月29日(水)~2月14日(金)<京都会場>場所:ジェイアール京都伊勢丹住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町会期:2020年1月22日(水)~2月16日(日)<福岡会場>場所:岩田屋本店住所:福岡県福岡市中央区天神2丁目5番35号会期:2020年1月29日(水)~2月4日(火)<仙台会場>場所:仙台三越住所:宮城県仙台市青葉区一番町四丁目8-15会期:2020年1月30日(木)~2月14日(金)詳細URL:
2019年11月15日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の2020年春夏コレクションが、2019年11月9日(土)、東京・上野恩賜公園で発表された。リトゥンアフターワーズがランウェイ形式のショーを行うのは2年振り。今回は国立博物館を正面に臨む上野恩賜公園・噴水広場を舞台に、一般客も観覧自由のオープンなショーを披露した。“フローティングノマド”浮遊感を表現した洋服たち今季のテーマは“フローティングノマド”。“浮遊”と“遊牧民”を意味するワードを掛け合わせたユニークなテーマを表す、アーティスティックなピースを展開した。浮遊感を表現すべく使用した特徴的な素材が“綿”。衣服には普段あまり使われることのない素材を服作りに取り入れることで洋服の新しい表現方法を提示した。常に前衛的な服作りを続けるリトゥンアフターワーズらしい試みだ。また、通常のパターニングに使用する何倍もの生地量からスタートし、徐々に削り出していったボリューミーなシルエットも目を惹く。何かに縛られたり、囚われたりしない、ゆらゆらと自由に“浮遊”する物体の様相がそこには表れていた。“チェック”を大体的に用いて登場するルックの中で多く見られたのがチェックのパターン。「日本人が潜在的に好むチェックというパターンをいつか大々的に使ってみたかった。」と語るデザイナー・山縣本人も好きな、オーセンティックな柄をアイテムの随所に取り入れている。格子の大きさ、チェックの柄の構成の仕方は様々。山縣が今季のコレクションを制作するにあたり考えたという“ダイバーシティ”のマインドを反映した。常に新しい“カタチ”をリトゥンアフターワーズの作るプロダクトの特徴として常に存在するのが、“着る”という目的に留まらない洋服であるということ。今季のコレクションで最もその特徴が顕著に表れていたのが、モデルと並んでランウェイを闊歩した“着ぐるみ”だ。“もくもくさん”“藁人形”“パッチワーク”と名付けられたそれらの着ぐるみは、今季の特徴的な素材を用いて模った。そのほかにも、モデルたちの頭上にはアートピースのようなモチーフを乗せたりと、新しいカタチのファッションを随所で表現。ショーの後「今後も新しい事をやっていきたい」と気概を覗かせた山縣の今後のクリエイションに期待したい。
2019年11月12日シュエ ジェン ファン(Shueh Jen-Fang)によるジェニー ファックス(JennyFax)が、東京で2020年春夏コレクションを発表した。
2019年11月09日バレンシアガ(BALENCIAGA)が2020年スプリングコレクションのルックを公開。Courtesy of BALENCIAGA
2019年11月05日「オンリーミネラル」春の限定コレクションヤーマン株式会社が展開するミネラルコスメブランド「オンリーミネラル」より、2020年春のメイクアップコレクション「MINERALS & ROSES(ミネラル アンド ローズ)」が発表された。2020年2月1日(土)、全国の取扱店およびオンラインストアにて発売される。ミネラル×ローズで透明感スプリングコレクション「MINERALS & ROSES」は、春らしい”満開の透明感”を演出するメイクアップアイテムが登場する。まずはミネラルと天然由来成分100%でできたマルチカラーパウダー「ミネラルブルーミングカラー」(税抜3,200円)。パウダーにはエジプト産のバラの花びらを粉砕した”ローズパウダー”を配合。トーンの異なるマーブルカラーで、肌に立体感と透明感をプラスしてくれる。全4色展開だ。春の華やぎメイクはおまかせ春のぱっちり目元を作るのが「ミネラルマルチマスカラ」(税抜2,700円)。ブラックとブラウン系の全3色で、まつげだけでなくまゆげにも使えるマルチアイテムだ。速乾性のあるクレイフィルムタイプで、メイク落とし無しでもお湯と石けんでオフできるのが嬉しい。またミネラルと天然由来成分100%のリップ美容液「ミネラルカラーセラム」(税抜2,500円)には春の新色が登場。コーラルベースにくすみニュアンスとほんのり赤みをプラスした絶妙カラーで、春のメイクを楽しめるだろう。(画像はプレスリリースより)【参考】※ヤーマン株式会社のプレスリリース※スプリングコレクション・プレスキット
2019年11月05日イクミ(IKUMI)は、2020年春夏コレクションを2019年10月28日(月)に、代官山スペースオッド(SPACE ODD)にて発表。ショーにおいて水曜日のカンパネラのコムアイがパフォーマンスを行い、ランウェイには、剛力彩芽がモデルとして登場した。イクミ×コムアイによる“きもだめし”イクミが東京でショーを開催するのは約3年ぶり。「暗黒の館」と題したコレクションは、コムアイのパフォーマンスとともに“きもだめし”形式で披露された。場内に足を踏み入れると、「暗黒の館」の名前通り、至るところに逆さ吊りにされた人形がぶら下がっていたり、棚の上に顔の見えない幽霊が腰かけていたり、お化け屋敷さながらのおどろおどろしい空間演出が施されている。また、薄暗いショー会場のフロアには、通常よりも明らかに丈の長い断ち切りのロングドレスや、フリルを幾重にも重ねたロングスカートなどが天井に吊るされており、時折光るフラッシュのような照明を受けては人影のようにゆらゆらと漂っていた。コムアイが登場ショーがスタートすると、極端にオーバーな仕立ての、ブラックのフードガウンに身を包んだコムアイが登場。オーバーシルエットのガウンは身体のシルエットを変容させ、コムアイが持つオーラをより一層ファンタジックに見せる。機械音に寄り添うような浮遊感のある歌声によって、フロアの緊張感を高めた。“幽霊”を思わせる華奢なキャミソールドレス今季のテーマは「幽霊」。ストリートの雰囲気を感じさせながら、モード感も併せ持った白/黒のウェアで、あの世とこの世を行き来するゴーストを表現した。中でも象徴的だったのは、ジェンダーレスに着用された、華奢なキャミソールドレスだ。レースを装飾したピースや、可憐な小花をあしらったドレス、生地をたっぷりと使い、ギャザーをよせてふわりと仕上げたロングドレスなど、細やかでフェミニンなデザインが登場したかと思えば、金属のリングやスタッズを配したものや、ハーネスを思わせるようなデザインなど、繊細な雰囲気の中にもエッジを効かせたドレスも展開された。イノセント/エッジのコントラストキャミソールドレスの他にも、対照的な表現が見て取れた。セーラーカラーのワンピースや、身頃やスカート部分をフリルで飾ったミニドレス、白のサテンジャカードを用いたセットアップなど、イノセントな華やかさを強調したピースと、ハトメを並べた金属質なロングドレス、無骨な光沢感のトラックジャケットといったハードなウェアのコントラストが印象的だ。レントゲンプリントやスカルモチーフまた、身頃にあばら骨のレントゲンプリントを施したTシャツやパーカー、少しチャーミングな表情の、片目の無いスカルをダイナミックにプリントしたカットソーなど、ストレートな“幽霊”モチーフのウェアも登場。スカルプリントのカットソーは、ゆったりとしたオーバーサイズに仕立てられることで、カジュアルなポップさを強める。中には手に赤ちゃんの人形を抱えたモデルも登場し、とらえどころのない不気味さを演出した。
2019年10月31日オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)は、2020年春夏ウィメンズ&メンズコレクションを新豊洲Brilliaランニングスタジアムにて、2019年10月23日(水)に発表した。会場には、渡辺直美や小嶋陽菜、剛力彩芽、Matt、けみお(kemio)などが来場した。アクロバティックなパフォーマンスからスタート青いライティングに照らされた場内で突如始まったのは、鉄の輪を使った体操「ラート」やアクロバット、マーチングバンドのパフォーマンス。それぞれのジャージやユニフォームに身を包んだプレイヤー達は、身体全体を使いながら、躍動感あふれるパフォーマンスを繰り広げる。緊張感と清々しいほどのアクティブさが入り混じる中、ショーが幕を開けた。多様性を表すジェンダーレスなウェア“Global Diversity”=「国際的な多様性」をテーマに掲げ、ジェンダーレスなウェアを提案するオニツカタイガー。ショーを通して見えてくるのは、モダンなユニフォームだ。スポーツへの賞賛はそのままに、男女の境界なく着られる、洗練された配色や素材使い、端正なシルエットが、現代性やファッション性を形作っていく。キャッチーな配色ネオンイエローやオレンジといった蛍光色のキルティングジャケットやフーデッドコートには、袖や見頃にリフレクターを配し、現代の気分を取り入れたデザインに。タイトなニットにはジオメトリックな模様をあしらうことでユニークさを表現し、ベーシックなカットソーは、オレンジ、ピンク、ブルー、ブラック、グレーといったポップな配色で、キャッチーに仕上げている。アクティブ×エレガントな素材使い透け感のある素材で仕立てたトラックジャケットやパンツは、エネルギッシュなイエローのロゴテープを配し、質感のコントラストを見せる。たっぷりとした分量のブラックのドレスやロングコートは、薄く軽やかな素材で仕立てられており、歩を進める度に軽快に揺れ動く。こうした意外性のあるファブリックとアイテムの組み合わせは、活動的なムードとエレガントさを共存させ、都会的な雰囲気を演出する。日の丸を思わせるロゴ散見されたのは、日の丸を想起させる「TOKYO ONITSUKA」のロゴ。真っ白なスウェットパーカーやメッシュTシャツ、ブラックのフーデッドジャケット、シースルーのコートなどにプリントされ、印象的に用いられている。王道かつシンプルながら、モダンさも感じられるロゴは、2020年の東京五輪を連想させる。象徴的なバッグまた、モデルが手に持っていたバッグも目を引いた。ホワイト、グリーン、イエロー、ライトブルー、レッド、イエローといったカラーに彩られたエナメルのボストンバッグやバニティバッグには、オニツカタイガー創業年を示す「1949」や「ONITSUKA TIGER 2020」の文字、“虎”を描いたシンボリックなマーク、頭文字の“T”を模ったグラフィックなどがあしらわれている。さらに、虎を模ったぬいぐるみリュックも登場。いずれも象徴的なアイテムとして、スタイリングにアクセントをもたらしている。厚底ロゴスニーカーシューズは、ホワイトやブラックのシンプルな厚底スニーカーを展開。レースアップタイプとベルクロの2種を揃え、いずれもアッパー部分にはオニツカタイガーのロゴが大胆にあしらわれている。
2019年10月26日リト(Rito)の2020年春夏コレクションが、2019年10月18日(金)、東京・渋谷のトランク(ホテル)にてプレゼンテーション形式で発表された。自然への優しげなまなざし本質への回帰、“Hyper Natrure”をテーマとした今季のリト。自然がもつありのままの色合いや質感を、優しくまた儚いスタイルへと落とし込んだ。ジャケットやブラウス、ニットといったベーシックなウェアには、リトのベースであるこだわりぬいたファブリックが使われた。柔らかな質感のサマーウールから作られたスーツは、ほどよい落ち感がリラックスした雰囲気。リトのアイコンでもあるストライプシャツには、リネンの生成りを織り込み、涼しげにナチュラル感を演出した。また光沢感あるビスコースのニットはカーディガンやパンツなど、多様な素材が起用されている。コレクション全体を包む儚い雰囲気は、柔らかな生地の織りなすドレープやギャザーで表現された。ホワイトのブラウスは、ギャザーがふわりと体を包み込むよう。スリーブの先に寄せられたひだは、手首にかけてまた豊かに膨らんでゆく。またショートトレンチも、肩はゆるやかに落ち、裾は豊かなギャザーがふんわりとした空気感をはらんでいる。花のモチーフもところどころに取り入れられた。キュプラビスコースが上品なジャカードは、生地の上に優しく花を咲かせる。また光沢感あるワンピースの裾や、カットソーの切り替えには、繊細なレースをあしらった。バックはどこか、名残を残してゆくような儚さを漂わせる。ワンピースはバックには布地をたっぷりと使い、ゆるやかに垂れてはひだをつくる。ギャザーの豊かなブラウスも、背中には大きくスリットが開き、それを橋渡しするリボンは長く、優しく垂れ下がる。あるいは、ショートトレンチのヨークも大きく仕立てられ、歩みに合わせて優美に、また物憂げに揺らめく。カラーもひじょうに穏やか。どこかくすみを帯びたアイボリー、グレーやベージュなど、岩石がもつカラーをファブリックにのせた。自然にごくありふれている、しかしたしかに美しい色合いへとまなざしを注ぐ“優しさ”が、そこには満ちていた。
2019年10月24日ガッツダイナマイトキャバレーズ(GUT’S DYNAMITE CABARETS)が、2019年10月19日(土)に2020年春夏コレクションを発表した。2013-14年秋冬シーズン以来の東京コレクションカムバックとなった、ガッツダイナマイトキャバレーズ。今回は、4つストーリーを空想してコレクションを展開した。ブランドのコア部分であるロックの精神まず、ひとつ目にインスピレーションの元となったのは、アメリカのシンガーでありフリートウッド・マックのボーカルであるスティービー・ニックス。彼女の音楽を聴いているときにこういうものを作れたら、という考えからロック&ポップなスタイルを提案したという。また、自身の憧れでもあるジュリーこと沢田研二の要素も交えてパンキッシュなムードも取り入れた。春夏らしさ溢れるハッピーオーラ2つ目に考えたのは、春夏らしさ溢れるハッピーなムード。そのために用いたのは、シースルーのガウンやフラワーモチーフのワンピースだ。デニムのスキニーやティアードスカードなど、着飾らないフェミニンなデイリーワードローブを繰り出した。武藤敬司らも登場、新スポーツライン「GCGX」3つ目にはデザイナーAKIも今季の肝だと話す、新たなスポーツライン「GCGX(ジーシージーエックス)」。ブランド名は「GAIN CHAMPION WITH GOODESS’S XX」の略。今後は、オンラインで老若男女問わず着られる、フーディーやTシャツ、ハーフパンツなどスポーティを提案していくという。今季は、ブランドロゴをカラフル、あるいはモノトーンでコラージュしてテキスタイルを採用している。スポーティな服ともあり、ショーにはプロレスラーの武藤敬司のほか、神取忍、清宮海斗が登場した。終盤はエレガントなスタイルで終盤にかけては、女優の美保純が、ドラァグクイーンの枝豆順子ら“SM嬢”を想わせる様相で登場。そして4つ目のストーリーであるエレガントなドレスルックへと繋がる。しかしテキスタイルは、今季のストーリーを交えたグラフィカルなものだ。最後はあえてシンプルなロングドレスを連ねて、ランウェイの幕を閉じた。
2019年10月22日ミツル オカザキ(MITSURU OKAZAKI)の2020年春夏コレクションが、2019年10月19日(土)、渋谷ヒカリエで発表された。“不格好”なロックスタイル今季は「ロック スター(ROCK STAR)」をテーマに、1970年代後半の音楽カルチャーやシルエットにインスピレーションを得たピースを生み出している。コレクションに特徴的に用いられていたのは、アイキャッチーなモチーフだ。独自のカッティングやパターンはさることながら、ロックを象徴するアイコンを多用することで、あえて“アナログ”で、どこか“不格好”なスタイルを提示しているように感じられた。ロックミュージックを連想させるモチーフこのロックミュージックを連想させるモチーフは、ブラックのセットアップを味付けするのに一役買っている。今季のシグネチャーとなったスターはパンツの裾やジャケットのバックスタイルに大胆に、エレキギターはセットアップ全体に散りばめるようにしてあしらった。ユニオンジャックを彷彿とさせるグラフィックはアシンメトリーに配して、漆黒のピースをパンクなムードに導いている。ブラックのセットアップ以外にも、イエローのシャツやブルーのトートバックにカラフルなレコードを並べるなどして、予定調和的な“正統派”のロックスタイルではない、独自の世界観を創造した。メタリックなパーツを駆使ミツル オカザキが好んで起用するメタリックな装飾は、今シーズンも存在感を放つ。たとえばノーカラーのジャケットは、ハトメ金具を使って生地を寄せ、表面に立体感を生み出している。またジッパーをホワイトシャツに張り巡らせてハーネス風のジャケットに、格子状に組み合わせてジャケットの下から垂らしクリノリン風のスカートに仕上げた。ヴィヴィッドピンクをアクセントにカラーパレットはモノトーンが主流。ブラックとホワイトをベースにする姿勢は今までと変わらないが、今季のアイコンとして起用されたのがヴィヴィッドなピンクだ。ハッとするほど鮮やかなピンクが、アームにパステルピンクのネット状ディテールをあしらったロングシャツや、サイドラインを走らせたクロップドパンツに採用され、コレクション全体にアクセントを加えていた。
2019年10月22日ザ ファクトリー(THE FACTORY)は、2020年春夏コレクションを「Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/S」5日目の2019年10月18日(金)にTENOHA代官山・&NEXTにて発表した。南仏プロヴァンスのラベンダー畑に流れる日常ラベンダー畑がどこまでも広がる、19世紀から20世紀にかけての南仏プロヴァンスへと思いを馳せる本コレクション。ランウェイに登場したのは、自然の中で暮らす日常の作業着をイメージソースに、モダンに再構築したウェアの数々だ。空気を含むような仕立て天然素材にこだわり、着心地の良いコットンやコットンリネンで仕立てたドレスやブラウス、ワイドパンツは、プロヴァンスの風を含んでいるかのように柔らかく軽やか。ギャザーやプリーツを多用し、優しくリラクシングな雰囲気に仕上げたピースが散見された。ふんわりとしたバルーンスリーブのドレスは、バックに細かいギャザーを寄せ、分量感のあるギャザードレスの背面にはリボンがたっぷりとあしらわれている。頭に被ったつばの広いハットが、眩しい陽の光を連想させる。ほのかにセンシュアルさを加えたウェアも体をすっぽりと覆うようなスモックドレスや、シャツをそのままロング丈に仕立てたようなワンピースなど、ワークウェアのイメージをストレートに反映したウェアが登場する一方で、後ろのみウエスト部分をセパレートさせ、わずかに肌を見せるようなノースリーブドレスや、深めのVネックブラウス、スリットを斜めに配したコットンドレスなど、繊細なセンシュアリティを添えたピースも展開された。細やかな色彩表現ラベンダーカラーをはじめとする、きめ細やかな染めの色味にも注目だ。キーカラーとなるラベンダーの色調は淡い色にはじまり、ショーが進んでいくにつれて、熟したようにスモーキーな色味へと変化していった。成熟したラベンダー色のドレスは、ウエストに曲線を描くように優雅なひねりを加え、しっとり落ち着いた表情に仕上げている。また、若草色のニットや、深みのあるカーキのセットアップ、温もりのある生成りのサスペンダーパンツ、光を通す真っ白なシャツワンピースなど、自然の風景に馴染む色彩は身体にもすっと溶け込んでいくようだ。陽光が混ざった空のようなブルーのギャザードレスは、快活な白のタンクトップに重ねて、清涼感あふれるムードを演出する。ヴィンテージライクなムードやけたような色合いのドットスカートや、表情豊かなシワ感のストライプスカート、キルティングを配したブルゾンとスカートのセットアップなど、どことなく漂うヴィンテージ感も魅力。エンベロープ型のポシェットや、ばさっと物を入れられそうな大きなバッグなどの小物からは、“生活”の気配や重ねていく“時”の存在が感じられるようだ。
2019年10月21日ダイエットブッチャースリムスキン(DIET BUTCHER SLIM SKIN)の2020年春夏コレクションが、2019年10月18日(金)、渋谷ヒカリエにて発表された。ファッションとアートの“共存”一時期は画家を目指していたというデザイナーの深民尚が今季目指したのは「アートと洋服の共存」だ。そうした関心のもと、深民自身の好奇心を駆り立てる2人のアーティスト、河村康輔とGUCCIMAZEの作品を、ストリート感あるウェアのなかへと住み込ませた。2人のアートワークは、ジャケット、シャツ、パンツ、シューズや小物まで、さまざまなアイテムに取り入れられた。その中で深民が気を遣ったのは、「着られるものである」ということ。洋服自体が「アート」となってしまうのではなく、気張らずに着てどこへでも出かけることができること。あくまで問題は両者の「共存」なのだ。だからこそ、ウェアのシルエット自体は軽やかでゆったりと。テロっとした質感のセットアップ、ノーカラーのブルゾンなど、どれもリラックス感あふれるシルエットだ。グラフィックが鮮烈でハードなぶん、それを支えるウェアには柔らかい雰囲気があふれ、両者のバランスを取っている。ヴィヴィッドなアートワークの取り入れ方はさまざま。クルーネックのニットには大胆にも一面に描かれるし、スポーティなブルゾンやロングコートのバックにも配される。プルオーバーやパンツに大胆な切り替えとしてあしらわれる。また、シンプルなシャツのショルダーにアクセントを添える。あるいは、コーディネートのポイントとして、落ち着いたスタイルの中にシューズやスカーフなどを通しても使われている。アートを身にまとって街へと出るという意識のゆえ、軽やかさの演出も随所に見られた。ブラックのシャツやスリムなショートパンツには、サイドにコードが垂れ下がり、歩みに合わせて軽快に揺れる。リズミカルにランウェイを進むモデルが手にするバッグにも注目。小型のクラッチバッグには、アートワークをプリント。また、ストラップの先に束ねられたポーチは、三角形や円形、四角形とかたちはさまざま。カラーもブラックのみならずブルーやイエロー、ピンクをポップに使い、軽やかでアクティブな雰囲気を高めている。
2019年10月21日リト(Rito)が、東京で2020年春夏コレクションを発表した。© JFWO/INFAS.com/Rito
2019年10月21日タエ アシダ(TAE ASHIDA)の2020年春夏コレクションが、2019年10月18日(金)、東京・六本木のグランド ハイアット 東京にて発表された。今シーズンも2019-20年秋冬にデビューしたメンズコレクションを織り交ぜての新作披露となる。アーティスティックなモチーフ時代の変化や流れに目を向けたという今季は、グラフィカルなモチーフや、軽やかな色遣いが印象的。ファーストルックは、コンテンポラリーアートのようなイラストをあしらったトップスに、カラフルなペイントを施した優美なシルエットのロングスカートをスタイリングしたもの。続いて現れるメンズルックのジャージトップスにも、目や唇などを模したグラフィックが描かれている。アーティスティックなピースは今シーズンのシグネチャーであり、バックスタイルにフェイスモチーフをあしらったメンズブルゾン、色とりどりの幾何学模様を敷き詰めたオフショルダードレス、日本の浮世絵を連想させるジオメトリックなホルターネックワンピースやメンズシャツなどが続々と顔を出し、ランウェイを色鮮やかに染め上げていく。金魚を散りばめたワンピースや、鯉をあしらったドレス、とかげの刺繍を施したジャケットなど、生物モチーフを取り入れた遊び心溢れるピースも揃った。ディテールで軽やかさを加速春夏らしい軽やかなムードを演出しているのは、グラフィカルなパターンや、華やかなカラーリングだけではない。プリーツやラッフル、フリンジといったディテールも、軽快でリズミカルな印象を生み出すのに一役買っている。細やかなプリーツを入れたパステルカラーのマルチボーダードレスや、チュールを幾重にも重ねたシルクドレスは、モデルが歩くたびにゆらゆらと揺れて、可憐な表情を見せる。メタリックな輝きを放つプリーツドレスは、袖にもたっぷりのフリルをあしらって。どこかエキゾチックな魅力を纏ったジグザグ模様のポリエステルジャカードドレスにも、胸元や袖にフリンジを配して、動きのあるルックへと導いた。バッグ&シューズもカラフル小物類で目を惹いたのは、カラーコントラストを効かせたバッグ。パープルにイエローのラインを走らせたトートバッグや、ホワイトにネイビーのラインを配したチェーンバッグなどが現れた。足元にもパープルにオレンジや水色を組み合わせたポップなストラップサンダルが登場し、全身で鮮やかな色彩を楽しむシーズンとなっている。
2019年10月21日ディーベック(D-VEC)の2020年春夏コレクションが、2019年10月18日(金)に表参道ヒルズで発表された。「光と影」をテーマにフィッシングブランドの「ダイワ(DAIWA)」が手掛けるディーベック。海、風、そして雨。とりわけ“水”との親和性の高いこのブランドが、今回テーマに掲げたのは「ヒカリ ト カゲ(HIKARI TO KAGE)」だ。まるで表参道の風景を想わせる、横断歩道と石畳が描かれたフロアでモデルたちは歩いた。風・水との高い親和性、光と影のファブリック軽やかな素材は、アノラックパーカーやオーバーコートなどに採用され、風を孕んで大きく揺れる。防水・防風の機能をもったそれらは、実用的なデイリーワードローブに適しているが、ただ実用性を重視したものに仕立てるのではなく、モードにいかにして転換するかという視点が組み込まれている。今回は、表面にはコットンなどのマットな自然素材、裏面には光沢のあるテクニカル素材を用いてテーマを再現し、モード感を纏わせている。また、今季はライニングをある一種のデザインとして捉えているのも面白い。コートでは、裏地によくあるパイピングやメッシュ素材を装飾にシフトし、スカートではライナーのメッシュを長めに設定し、外にあえて見せることでレイヤードを完成させた。テーマを如実に表すカラーパレットテーマを顕著に表すカラーパレットも見どころだ。スモーキーなカラーをベースに置きつつ、時折ネオンカラーを織り交ぜて光を表現している。透明感のあるシースルー素材やメッシュ素材を用いてアウターがある一方、まるでタフタのように硬質的なパーカーも登場し、テーマを如実に表す両極の表現が組み合わせられている。フィッシャーマンたちの日常をモードへそして、最後に釣り具メーカーの名残を残すデザインにも注目しておきたい。コートにはまるでバッグほどもある大きなポケットを配置して、バッグいらずの1枚として提案。フィッシャーマンベストにプリーツスカートをあわせる斬新なスタイルも目にとまった。そして時折、手元には、ディ―ベッグ定番の釣り具入れを、まるで新感覚バッグのようにコーディネートさせている。
2019年10月21日ショーヘイ(SHOHEI)の2020年春夏コレクションが、2019年10月18日(金)、東京・表参道のITH GALLERY Omotesandoにて発表された。静かに狂える心表参道の中、閑静な白い空間で発表された今季のコレクション。高機能ファブリックを得意とするショーヘイらしく、スポーティな素材を上品かつモードなスタイルへと仕上げるも、しかしそこにある種の“狂い”を含ませた。スポーティなファブリックは、もちろんアウトドアジャケットなどアクティブなウェアとして登場する。そこにエレガンスを加えるのは、薄いグリーンのロングシャツ。シースルーのファブリックが雨に濡れたように繊細であり、1本1本の繊維が光に揺らめき上品な光沢感を帯びる。しかしそこにあるのは洗練だけではない。ブラウスの袖先や胸元には帯のような布地が垂れ下がり、歩みに合わせて不穏に揺らめく。その後ろ姿を締め上げるコルセットは、そうした“狂い”を押し留めんとしているのだろうか。またスリムシルエットのパンツには、膝上にシャープなスリットが開けられ、ミニマルに“狂い”が姿を現している。非均一な染め模様ホワイトやネイビー、薄いベージュなど、カラーが概して控えめであったなか、非均一に染料で染められたウェアはひときわ鮮烈に現れた。シャツ全体を大胆に覆うことがあれば、袖先などのディテールにアクセントを加えもする。あるいは、ややリラックス感あるネイビーのセットアップスタイルのインナーで密かに主張する、ニットとしても使われた。上品さに添える非対称また、左右のアシンメトリーでも“狂い”が、あくまで静かに表現された。仕立ての上品なホワイトブラウスには、その片側だけに非均一な染めが配される。深いネイビーが上品なジャケットスタイルも、片方の肩を露出するよう荒く着こなしている。
2019年10月21日ジェニー ファックス(Jenny Fax) 2020年春夏コレクションが、2019年10月18日(金)高田馬場・ゲーセンミカドで開催された。テーマは、“トレジャー”。ノルウェイの街で見つけた“宝物”会場となったのは、デザイナーのシュエ ジェン ファンが携わるもう1つのブランドミキオサカベ(MIKIO SAKABE)のショーにも使用されたゲームセンター。今季は、シュエ ジェン ファンがノルウェイの小さな街で見つけたショーウィンドウのデコレーションを着想源に、ブランドらしい“とびきり”ガーリーなワードローブを提案する。フォーマルだってガーリーに!ショーの始まりを飾ったのは、漆黒で染まったセットアップ。“ブランドらしくない”そのシックな佇まいに一瞬目を疑ったが、ランウェイでモデルが近づく度にその仕掛けは明らかになっていく。膝丈のパンツはドロワーズのように“キュッ”と裾を絞ってガーリーに。会場を横切るモデルの後ろ姿は、ぱっくりと背中が露わになっており、おまけに足元はたっぷりのフリル付きのソックスでキュートに仕上げている。フォーマルをもとにしながらも可愛く。そんなデザイナーの遊び心が反映されていくかのように、セットアップの色や柄も次々にチェンジ。ブルー地にたっぷりの薔薇を散りばめた、ロマンティックなムードの一着も登場した。ディテールを強調“日常の洋服”を基にしたワードローブは、ガーリーなディテールを強調して。赤いミニスカートに合わせたブラウスは、バスト下から大胆にラッフルをプラス。大きな丸襟をあしらったダンガリーブラウスや、胸元にフリルをたっぷりとあしらった小花模様のカットソーなども登場する。PVCをドレッシーに着こなすレースやチュールなど、ガーリーな要素を掛け合わせたレイヤードスタイルも散見された。ショーの中盤に差し掛かると、そこに加わるのはモデルの肌を透かせるPVC素材。ケープのように立体的なフォルムを描くPVCは、レースのリボンを裾にあしらうことで、ドレッシーなムードに。下に差し込んだドレスの小花模様も相まって、可憐なムードに仕上げている。デコラティブな“ギブス”洋服とコーディネートされたキッチュなアクセサリーにも注目したい。モデルたちが、腕や首にこぞってはめた“ギブス”は、バラやテディベア、リボン、“キラキラ”パーツをあしらってデコラティブにアレンジ。それはまるで、怪我をしたときだって“女の子”であることを楽しんでいるかのようだ。また貴婦人のようにボリューミーにスタイリングしたヘアには、フリルとフラワーモチーフを重ねた髪飾りで、エレガントなムードをプラスしていた。
2019年10月21日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE) 2020春夏コレクションが、2019年10月18日(金)高田馬場・ゲーセンミカドで開催された。レトロな雰囲気漂うゲームセンターを舞台に久しぶりのショー開催となるミキオサカベが、会場に選んだのは高田馬場駅から徒歩五分圏内に位置するゲームセンター。ひっそりと佇む店舗に一歩足を踏み入れると、そこには昭和の空気漂うレトロなゲーム機がずらりと並んでいる。懐かしさ溢れるその空間には、ショーを一目見ようと駆け付けたファッショニスタたちでひしめき合う、なんとも不思議な光景が広がっていた。“シューズ”が主役ショーの合図と共に、その古びたゲームセンターは、たちまちランウェイへと姿を変えた。「今季はシューズを主役にした」とデザイナーの坂部三樹郎が語るように、まず観客たちの目に飛び込んでくるのは、超厚底ソールのスニーカーやスポーツサンダル。クリア素材で仕上げたソールは、落ち着いたトーンのアッパーとは異なる、ピンクやブルーといったブライトカラーを採用したことで、よりその存在感が引き立てられている。淡いトーンで染まったコレクション視線を足元から上へとずらしてみる。コレクション全体は、ホワイトカラーを中心に、シアーなテクニカル素材で仕上げた、ドレスやアウター、パンツなどが登場する。服の色味を押さえた分、そこに“かわいい”要素として取り入れられたのは小花模様。ブルーやオレンジ、イエローといった、あくまで淡い色彩の花々が、パンツやビスチェの上で可憐に咲き誇っている。ディテールで作るユニークなフォルム洋服1つ1つのシルエットは、無駄のないすっきりとしたラインが多い。一見ボリューミーに見えるジップ付きブルゾンも、よく目を凝らしてみると、その独特なフォルムのほとんどが“ジップ付きポケット”であることに気付かされる。前身頃、スリーブなど至るところにあしらわれたそのポケットは、ジップを開いてみたり、あえて袖をまくって潰すことで、より自由な姿へと変形していく。こだわりのディテール無駄な装飾を押さえたシンプルなワードローブも、ディテールに一捻り。白のドレスは、まるでランジェリーを纏って見えるかのようなカッティングを施しているのが面白い。またシャツ地でふんわりと仕上げたプルオーバーは、蛍光色のピンクやグリーンのドローコードをアクセントにあしらって、スポーティーなテイストをプラスしていた。
2019年10月21日タイのブランド「ウィシャラウィッシュ(WISHARAWISH)」が再びランウェイショーを東京で開催。2019年3月に続き、2019年10月18日(金)に2020年春夏コレクションを発表した。12人のタイの職人とコラボテーマは、社会というフレームの中でも、個人の自由な発想に対して皆が尊敬していける世界と表現する「Post-Wore Delicacies」。また、タイの伝統や文化を発信したいとの思いから、テキスタイルは12人のタイの職人とコラボレーションして仕上げたものだ。内8割は一から作り上げたオリジナルのファブリックだという。シルクの名産地タイ・スリン県の光沢感のあるシルクや、上糸・下糸で色を変えて織った高級なコットン、ろうけつ染めで作られたパテック、木の彫刻とロウを使って染め上げるインディゴ地など、クラフトマンシップを感じられるこだわりの素材が並ぶ。印象的に差し込まれた菊の花やシダ植物の柄を落とし込んだファブリックは、女性職人がハンドペイントで仕上げたものだ。黒や白、灰、茶など落ち着きのあるカラーを選んで、ラグジュアリーなムードを纏わせた。ベーシックを追求「美しいテキスタイルが出来上がったので、その美しさを全面に出したい」と願って作り出したのは、ベーシックなスタイル。男性は、ジャケットとスラックスを基本スタイルとし、女性は1枚布で仕上げたドレスが主流だ。メンズのジャケットはボクシーなシルエットに整えられ、身幅は広く、肩周りも大きい。ビッグサイズに仕上げることでテキスタイルの色柄は、より印象的に観客のもとへ届けられる。シングルジャケット、ダブルジャケットといったスタンダードなデザインとならんで、ボディを途中で断ち切ったようなクロップド丈や、コートのように羽織れるロング丈、くるみボタンやフラップポケットでデザインアクセントを効かせたものもある。ボトムスはショートパンツやレギンス、前にスリットを入れたスラックスなど、遊びを効かせたものが多く選ばれた。ウィメンズは男性と比較すると、自由で開放感のあるスタイルだ。背中を大きくV字にカットしたロングドレスや、タイトなIラインドレス、またミニ丈のベアドレスやキャミソールドレスなど、様々なシルエットでドレスが展開された。対峙させた個性豊かなアクセサリースタイルに個性をもたらしたのは、個性豊かな小物たちだ。顔を覆うようにつばの伸びたボンネットや、たすき掛けしたビーズアクセサリー、布地で仕上げたスリッパシューズなどがコーディネートされている。
2019年10月21日アクオド バイ チャヌ(ACUOD by CHANU)は、2020年春夏コレクションを、表参道・SIDEにて、2019年10月14日(月・祝)に発表した。“愛と許し”を表現今季のクリエーションにあたり、デザイナー・李燦雨の念頭にあったのは“愛と許し”の概念だ。ブランドを続けていく中で幾度となく困難に直面してきたと話す李燦雨。その中でも都度リカバリーしながら、前進することができたことを振り返り、自身の中で大きな心境の変化もあったという。コレクションを通して、良くないことが降りかかっても呪ったり恨んだりするのではなく、ポジティブな姿勢を貫く、自身の前向きな意思表示を表現。強い気持ちを込めたコレクションピースは、全てショーのためだけに作られた1点物となっている。前シーズンとは異なり、ゲリラ的に開催された今回のコレクションでは、アクオド バイ チャヌと元々縁のあったモデルを起用。ランウェイには、EXILEのネスミス、モデルの西山茉希、松井愛莉などが登場した。キリストのアートワークや聖書から引用した言葉今回散見されたのは、グラフィティのように描かれたメッセージやアートワーク。レザーのライダースジャケットの背中には、イエス・キリストの絵が象徴的に描かれている。また、クロスモチーフや聖書から引用した言葉を描いたブラウスやジャケットなど、“愛と許し”の概念を強く打ち出したピースが散見された。アクションペイントのような荒々しさがありながらも、叫び出すような強さを思わせる筆致が印象的だ。絆を表すチェーンや丸く削ったスタッズなどアクオド バイ チャヌの得意とするファスナー、ハトメ、チェーンといった金属的な装飾使いは、今回も全ピースに登場。特に、敢えて生地を裂くようにしてカットされたジャケットの背面には、空間を埋めるようにしてチェーンがあしらわれている。破れた心、メンタルを表す生地の端と端を繋ぐようにして、ダイナミックに配されたチェーンは太い絆を表すものだ。また、一見エッジの効いた表現に見えるスタッズも、よく見ると表面が丸く削られているのが見て取れ、ディテールにもしっかりとテーマを落とし込んでいる。肩を大きくドロップさせ、オーバーシルエットに仕立てたジャケットや、ブラウスの襟に、整然と並ぶハトメやスタッズは、ペイントと呼応して主張を強めているかのように見える。ブーツの装飾として整然と並べられたスタッズに場内のカラフルな照明が伝う様子は、まるで電飾のよう。ソリッドな金属の表情だけでなく、ポジティブさや明るさも感じられる表現を見せた。
2019年10月21日ユキ トリヰ インターナショナル(YUKI TORII INTERNATIONAL)の2020年春夏コレクションが、2019年10月17日(木)に発表された。「マーガレット」をアイコンに女性たちのライフスタイルに繋がる、着心地のよい洋服を提案しながらも、毎シーズン新しいスパイスを加え、フレッシュな装いを作るユキ トリヰ。特に春夏シーズンは、花や色からインスピレーションを得てコレクションを仕上げるという。今季は「マーガレット」をシーズンテーマに選んだ。そして、今季はマーガレットをアクティブなムードのストライプパターンと組み合わせているのがユニーク。エレガントなワンピースやカーディガンには、下地に縦縞模様をあしらい上からフラワーモチーフ散りばめ、花柄ワンピースにはインナーにストライブ柄を差し込むことで、楽しく着れるフラワールックを作り上げた。また、マーガレットそのものも、ホワイト×イエローのイノセントな配色から脱して、褪せたブラウンやレッド、グレー、ブルーなどで描き出した。スカートやワンピースの上で花咲くフラワーたちは、ヴィンテージアロハシャツのような味のある表情をみせている。マーガレット柄と肩を並べて登場させたのは、パステルカラーで仕上げた幾何学模様。ワイドパンツやハーフスリーブドレスに落とし込み、スカーフとコーディネートすることで、フレンチシックに着こなした。新しい季節の到来を告げるのは、花々やカラフルなパレットばかりではない。今季は、薄くて軽い素材を多用し、軽やかに仕上げている。特に、リネンとガーゼの組み合わせはプッシュ。ドレスはもちろん、トレンチコートやシングルジャケットなどのアウターにも取り入れた。クロップドパンツは、透明感のあるオーガンザを上から一枚かませることで、動きのあるシルエット仕上げている。気品を纏ったカジュアルウェアグレイッシュピンク、ライトブルー、フレッシュなシトラスカラー。自然の中からインスピレーションを得たやさしい色彩で仕上げたカーディガンやTシャツは、キラキラ輝くストーンやスパンコール、レースの装飾を施すことで、ドレスアップしている。また、カジュアルウェアの代表格といえるデニムもブラッシュアップ。ワイドシルエットの側章パンツも、センタープレス加工を施すことで上品にみせ、ノーカラージャケットはレースとコンビネーションさせることで可憐さを纏っている。
2019年10月20日メルシーボークー、(mercibeaucoup,)が約4年ぶりのランウェイショーを開催。2020年春夏コレクションを2019年10月17日(木)に発表した。4年ぶりのショー、テーマは「山」“人に見せることに注力をしていて、どんな人が着てくれているのかに意識を向けていなかった”、ショー開催をストップしてからの4年間を振り返ったデザイナーの宇津木えり。時代に合わせた服作りと「清く・楽しく・美しく。」というブランドコンセプトに再び向き合った宇津木えりが決めたテーマは「山」。新しいメルシーボークー、を見て欲しいという願いと、新たに挑戦していくという意思を込めたという。情熱的なテーマ設定ではあるが、出来上がったコレクションは、メルシーボークー、らしい楽し気な仕上がり。山からインスピレーションを得たというシルエットは、八の字にキレイに広がったと思えば、くるんと丸まったり、アシンメトリーに流れたり…と山の天気のように表情をコロコロと変える。山そのものもモチーフとして取り入れ、世界各国の山や日本の象徴・富士山を額縁に収めたモチーフなどをテキスタイルに落とし込んだ。草木染めで仕上げたこだわりウェア山で生きる草花の力を借りて作った洋服もある。ファーストルックに登場したピンクのシャツワンピースや、メンズモデルが着用したブラックの羽織風コート、ドレスの下に忍ばせたタートルネックトップスなどは、すべて草木染めで仕上げたものである。スポーツMIXスタイル時代に合ったものづくりが導いたのは、程よいスポーツミックススタイル。サーモンカラーのプリーツワンピースにはリブネックを合わせ、シャツワンピースにはロゴベルトやボディバッグで、ウエストマークした。さらには登山のときにも役立ちそうな切り替えのナイロンジャンパーも用意している。ただただスポーティーを追い求めるだけでなく、テイストミックスで遊びを効かせるのがメルシーボークー、流。ボウタイブラウスやカシュクールドレス、マーメイドスカートなど、女性らしいエレガントなピースを心地よく交えている。また、久しぶりのランウェイショーは音楽・演出も印象的。ラッパーJUAとサウンドデザイナーSHIMON HOSHINOとコラボレーションし、彼らが仕上げた5曲のサウンドとともに、ライブ感あふれるランウェイショーを完成させた。
2019年10月20日シンヤ コヅカ(SHINYA KOZUKA)2020年春夏コレクションが、Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/S4日目の2019年10月17日(木)に、インスタレーション形式で発表された。“平凡な生活”をテーマに今季のインスピレーション源になったのは、イギリスのアート集団・ヤンファミリーによる、身近な生活用品を使用したユーモラスな写真集。そこからイマジネーションを膨らませたコレクションは、“平凡な生活(ORDINARY LIFE)”をテーマに、どこか一捻りを効かせたリアルクローズを展開する。平凡という言葉の“曖昧さ”“そもそも、平凡とは何なのか?”。服作りの上でデザイナーが探求した“平凡”の概念とは、一言に明確な基準がないのが事実だ。人の数だけ異なる価値観や物事の視点。平凡にも非凡にもなりうる、物事の“曖昧さ”を表現するかのように、会場に現れたモデル達は全員顔が覆われており、性別も人種も隠されている。違和感をまとったリアルクローズ彼らが纏うのは、横縞のトップスや縦縞のシャツ、単色のセットアップなど、一見“平凡”に見えるリアルクローズ。しかしよく目を凝らしてみると、どこか“違和感”を感じさせる生地が使用されているのが特徴だ。生活に密着したファブリックを使用例えば膝丈のスカートに合わせたブラックのトップスは、玄関マットやコースターを彷彿させる和製ニットのよう。またクールな印象をもたらすブラックのセットアップに差し込まれたインナーはキッチンクロス、ゆったりとしたアウターは厚みのあるラグのようにもみえる。これらの日常に密着したファブリックは、ボンディングや特殊加工を施して、本来とは異なる質感に仕上げたことで、より“違和感”のある存在へと変化している。“ひねくれた”パターンパターンワークにも一捻り。ゆったりとしたボトムスや、ロングTシャツにレイヤードしたTシャツのボーダー柄は、よく見ると途中から柄の流れが切り替わっていることに気付かされる。真っ直ぐに伸びていたと思い込んでいた縦縞や横縞が、途中から屈折していている姿からも、“本来の正解とは一体何なのか?"という、デザイナーの平凡に対する探求心が感じられる。ディッキーズとのコラボも前季に続き、ディッキーズ(Dickies)とのコラボレーションも登場。パンツとジャケットのグリーンのセットアップで、ディッキーズお馴染みのブランドタグをポイントにあしらっている。
2019年10月20日「第39回さっぽろホワイトイルミネーション」が2019年11月22日(金)より、「第70回さっぽろ雪まつり」が2020年1月31日(金)より、北海道札幌市にて開催される。さっぽろホワイトイルミネーション札幌の冬の風物詩である「さっぽろホワイトイルミネーション」が2019年も開催。2019年11月22日(金)より札幌市内の6会場でスタートし、大通会場および第18回ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporoでは12月25日(水)まで、駅前通会場では2020年2月11日(火・祝)まで、南一条通会場、札幌市北3条広場(アカプラ)会場、および札幌駅南口駅前広場会場では2020年3月15日(日)まで開催される。大通会場では、クリスマス雑貨やドイツ料理の屋台が並ぶ「ミュンヘン・クリスマス市」とともに、彩り豊かにまばゆく光るオブジェや演出を展開。光と雪とが織りなす幻想的な夜の雪景色を楽しめる。また札幌市北3条広場(アカプラ)会場では、イチョウ並木を光で装飾。スポットライトなども設置し、赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)をのぞむ景観を鮮やかに演出する。さっぽろ雪まつり70回目を迎える「さっぽろ雪まつり」。2018年に引き続き「大通会場」「すすきの会場」「つどーむ会場」の3箇所にて開催する。会期は、大通会場およびすすきの会場は2020年2月4日(火)から2月11日(火・祝)まで、つどーむ会場は1月31日(金)から2月11日(火・祝)まで。大通会場札幌の都心部・大通公園に広がる「大通会場」。迫力ある大雪像をはじめ、雪と氷の世界が出現するほか、色鮮やかなライトアップやプロジェクションマッピングも行う。すすきの会場「すすきの会場」では、「氷を楽しむ」をテーマに幻想的な氷像が立ち並ぶ。また、氷像に触れたり乗ったりできる「ふれあい広場」、イルミネーションロードも展開する。つどーむ会場自然の中で雪とふれあうことができる「つどーむ会場」では、すべり台やスノーラフトなどをアクティブに楽しめるのが魅力。屋内スペースには休憩所や飲食ブース、子供も安心して遊べるアトラクションなども用意する。詳細■第39回さっぽろホワイトイルミネーション期間:2019年11月22日(金)〜2020年3月15日(日)※期間は会場により異なる会場:・大通会場期間:2019年11月22日(金)~12月25日(水)場所:大通公園 西1丁目~西12丁目・第18回ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo期間:2019年11月22日(金)~12月25日(水)場所:大通公園2丁目・駅前通会場期間:2019年11月22日(金)~2020年2月11日(火・祝)・南一条通会場期間:2019年11月22日(金)~2020年3月15日(日)・札幌市北3条広場(アカプラ)会場期間:2019年11月22日(金)~2020年3月15日(日)・札幌駅南口駅前広場会場期間:2019年11月22日(金)~2020年3月15日(日)■第70回さっぽろ雪まつり期間:2020年1月31日(金)〜2020年2月11日(火・祝)※期間は会場により異なる会場:・大通会場期間:2020年2月4日(火)〜2月11日(火・祝)時間:ライトアップは~22:00場所:大通公園 西1丁目~西12丁目・すすきの会場期間:2020年2月4日(火)〜2月11日(火・祝)時間:ライトアップは~23:00、最終日のみ〜22:00場所:南4条通りから南7条通りまでの西4丁目線市道・つどーむ会場期間:2020年1月31日(金)~2月11日(火・祝)時間:9:00~17:00場所:札幌市スポーツ交流施設コミュニティドーム住所:札幌市東区栄町885番地1■「夜ふかし札幌」キャンペーン開催期間:2019年10月1日(火)~2020年1月31日(金)公式サイトにて札幌の夜間観光モデルコース紹介するほか「夜景観光スポット」「グルメスポット」「夜遊びスポット」の3つのカテゴリーで分類された札幌市内のおすすめスポット70施設を対象に、スマートフォンで参加できる「夜ふかし札 幌 スマホスタンプラリー」を実施。必要なスタンプがたまったら抽選に参加でき、ルタオのショコラなどが当たるチャンス。
2019年10月20日