杉野遥亮は、人と壁をつくらない。ふらっと取材場所に入ってきて、まるで教室の雑談に加わるみたいな気軽さで話しはじめる。選ぶ言葉も変にかしこまったりせず、正直で、飾りがない。その素直さは、彼のお芝居にもよく表れている。杉野遥亮が演じる役は、もちろんどの役もそれぞれ違う人物なのだけど、どこかで杉野遥亮という器がうまく役に機能しているようなところがある。杉野遥亮が演じるから、すっと観る人の心に入ってくるのだ。『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の熱狂から約4ヶ月。ブレイクのさなかにいる彼は、今、何を考えているのだろうか。何かを選択するとき、あんまりジャンルにとらわれたくない大ヒットとなった『東京リベンジャーズ』以来、少し久しぶりに杉野遥亮がスクリーンに帰ってくる。4月1日公開(金)の映画『やがて海へと届く』は喪失をテーマに、人のささやかな心の動きを丁寧に描いたヒューマンドラマだ。これまでのフィルモグラフィーを振り返ると、どちらかと言えばエンタメ色の強い作品に出演することの多かった杉野遥亮にとっては、今までにない手ざわりの作品だとも言える。「何かを選択するとき、あんまりジャンルにとらわれたくなくて。だから、そこはなるべく意識しないようにしています。ただおっしゃる通り、この作品の持つトーンや手ざわりが今まで自分が参加してきたものと違うなっていうのは理解できます。でも、この作品に入ることにまぎれもなくワクワクしている自分がいたのも事実で。初めて台本を読んだとき、清々しいなって思ったんです。台本を開いたときからぱっと情景が浮かんで、この世界に自分も入りたいなと思った。それが決め手です」©2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会説明的な台詞が入ったり、扇情的な音楽が流れたりしない。ただ目の前で描かれたものを観客1人ひとりが読み取って、咀嚼していく。本作には、そんな豊かさが静かな海のように波打っている。「お芝居をしながら、これだけ間をあけていいんだろうかとか、そういう迷いはありました。けれどそこで思ったのが、自分にとってナチュラルかどうかより、作品の世界観を自分の中に取り込むことがまず必要なんだなと。これが違う作品だったら、こんなに間をとっていたら長いよって詰められただろうけれど。この作品に流れている空気感に自分を染み込ませていくと、これくらいの間がちょうど良かったりする。まだ全然自分でも正解を導き出せていないけれど、そういう発見がちょっとずつあった現場でした」『やがて海へと届く』は、引っ込み思案で人と打ち解けるのが苦手な真奈(岸井ゆきの)と、自由奔放で世渡り上手なすみれ(浜辺美波)という、対照的な2人の女性の物語だ。真奈とすみれは、友情とも憧れとも言えるような、けれど少しずつ違うような、名前のない感情で結ばれている。「確かに名前のない関係だから不思議です。僕からすると友達に憧れを抱くことがないので、それって恋じゃないの?と思ったりしたけれど。2人の関係が恋愛であろうと友情であろうと、2人のことを理解する立場でいたいなと思いながら演じていました」杉野が演じたのは、すみれの恋人・遠野。仲の良い女同士に、男性の恋人が加わると、微妙にバランスが危うくなる。心から通じ合えている同性の友達と、恋愛感情で結ばれた異性の恋人。秤にかけたとき、皿はどちらに傾くのか。3人を見ていると、ついそんなことを考えてしまう。「でも僕から見ると、遠野とすみれがつながっているようにはあまり感じられなくて。たぶん遠野の一方通行だったんだろうなって。そして遠野も一方通行だとわかった上で、それでもすみれとつながろうとしていたのかな、と。たぶん僕が遠野だったら、すみれとは付き合っていないと思います。明らかに自分じゃない人の方を向いているって感じてしまうので。でも、遠野はすみれと一緒にいたいという選択をした。そこが僕との違いです」ひとり旅が大好きだったすみれは、ある日旅に出て、そのままいなくなってしまう。それから5年、すみれの不在を抱きしめたままの真奈と、ひとつの区切りをつけようとする遠野。5年という月日が、2人の選択の違いをあらわにしていく。「本当は遠野もまだちゃんと消化できていないんだと思います。真奈にあれこれ言ったりするのも、まだ自分自身が乗り越えられていないから。真奈に言うことによって、自分の気持ちに整理をつけていたところはあると思います」亡くなった祖父とは流れている空気感が一緒だった作品全体に漂うのは、大切な人を失った喪失感。杉野自身も、その痛みにふれて思い出した人がいた。「祖父が亡くなったときはとても泣きました。忘れもしない高3のときです。ちょうど大学受験の直前で、もう無理無理ってなったのを覚えています。まさに絶望でした」決して湿っぽくならないように、努めて明るい口調で杉野は大切な人のことを振り返った。「たぶん自分の中でいちばんほっとする人だったなと思う。一緒にいると安心できた。それはおじいちゃんが優しいというのもそうだけれど、たぶん自分と流れている空気感が一緒だったのだと思います」いなくなった人には、もう会えない。でも、もう会えないけど、いなくなったわけじゃない。「今でもリアルに思います、見ててくれるかなって。なんか見てくれている気がするって感じる瞬間もあるし。でもだからと言って、いつまでもずっと引きずったりはしないです。おじいちゃんのこともその瞬間は泣いたけれど、時が経って、今こうして前を向いて話せているので。悲しみに引きずられない自分でいたいんです。暗い自分になると、周りが大変だから」そう自分の気持ちよりも先に、周りの人のことを考えるのが杉野遥亮らしい。「暗くなると、とめどなく暗くなってしまいます。でも、そういう自分をプライドが許さないというのはあるかな。暗くなると、精神的に人に寄りかかってしまうので、それが嫌なんです。常に自分の足で立っていたい。だから、悲しいことがあってもなるべくひとつずつ解消しながら生きています」杉野遥亮は決して悲観しない。『やがて海へと届く』に通底する、時が過ぎゆくことへの儚さにもまた杉野は自らのスタンスで向き合っている。「僕は変わっていくことをポジティブに変換するようにしています。だってしょうがないから。時間が止まらない以上、人は進むしかない。だから過去の自分にフォーカスを当てること自体、あんまりしないかもしれない。悲しいことがあっても、その場では思い切り悲しむけれど、次の瞬間には今に照準を向けるようにしている。それは幼い頃からずっとそう。たまに冷たいって言われることもあるけれど、仕方ない、それが自分だから」今の方が気兼ねなくデパートに行っていますそう語る杉野自身が、今まさに変化のときにある。2017年の俳優デビュー以降、着々と耕してきた土が、『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の黒川森生という当たり役を得て見事に開花。今の杉野遥亮は水をあげればあげた分だけ伸びる、瑞々しい草花のようだ。「僕はエゴサーチをしなくなって。『恋です!』も撮影中は作品のことで精一杯でしたけれど、それでもすごく反響がいいということは伝わってきていて。特にいちばん実感したのは終わったあとかな。周りのスタッフさんとか家族とか友達とかが『知り合いが森生がすごくいいって言っていて、自分まで嬉しくなった』というようなことをすごい言ってくれて。そういうのってお世辞もあると思うけれど、そう言ってくれているんだっていうのが実感できて、うれしかったです」若い俳優にとって代表作を掴むということは、1枚のチャンスカードを得たようなものだ。そのカードを切っていくことで、さらに次の道が開けていく。今まで以上に、その名も、その顔も、広く知られるようになった。だけど、知名度が上がれば上がるほど、むしろどんどん自然体になっていると杉野は言う。「それこそもうちょっと前はSNSを気にして、プライベートで外に出るときも誰かに見られていないかいつもヒヤヒヤしていました。けれど、今は逆。普通に気兼ねなくデパートとか行っています。以前より周りを気にしなくなりました。それが森生役をやったおかげかなんなのかはわからないけれど、とっても生きやすくなりました」きっとそれは、もっと若い頃は評価や名声を求めて、周りの目ばかり意識していたからだろう。でも今、そんなところに杉野遥亮はいない。「そうかもしれないです。意識が周りに行っていたのが、自分にフォーカスできるようになった。だからあんまり今の状況を特別に感じていないのかな。作品を認めてもらえたうれしさだけはもらって、不安なものは一切もらっていないという感じです」それでも変わらないのは「正直でいたい」という気持ち伸びざかりの今、杉野遥亮は刻一刻と変化し続けている。変わることを恐れない彼は、前に進んでいくだけ。だから、成長も止まらない。「もう今、『恋です!』とか見られないです。もちろんそのときは良かったなあと思っていました。でも時間が経つと、『あそこはもっとああすれば良かった…』って気になってしまう。でもそれでいいんです。その瞬間にいいと思えるものをできるだけ多く残せたら、それでいいと思う、この仕事は」そういう意味では、ちょうど1年前に撮影したこの『やがて海へと届く』は、2021年の春を生きた杉野遥亮のタイムカプセルみたいな作品かもしれない。「たぶん演技の面で満足することはないと思う。でも今は、自分が目指すべき方向性だったり、こうやっていきたいっていうものがちょっと見えてきて、ここから自分がどう挑んでいくのか楽しみな時期ではあります。今言えるのは、映画というものに以前よりすごく欲が出てきました。2時間の中でその人の人生を生きる経験をもっともっとやっていきたい」そうやって変わり続ける杉野遥亮を定点観測できることが、応援する人たちの喜びでもあるのだ。「この1年、舞台もやって、『恋です!』もやって、役者としても、人間としても、大きくなれたなとは感じています。でも根本の考え方はあんまり変わっていないかな。自分の大事にしたいものは変わっていない気がする」杉野遥亮が変わらず大事にしたいものとは何か。そう尋ねると、彼がいつも決まって口にする言葉が返ってきた。「自分にも相手にも正直でいること。嘘をつかないってことかな」その答えに、なんだか胸がじんわりと温かくなる。変わり続けるところも、変わらないところも、すべて含めて杉野遥亮の魅力なのだ。「でも1年前に自分が同じように『正直でいたい』と言っていたときより、ちょっと理解は変わっている気がします。もちろんそのときも全力で『正直でいたい』と思っていたけれど、当時思っていた正直はまだまだ外側で。今、自分が口にしている正直はもう少し深い意味があるなって思う。その深さもちゃんと受け止めた上で、これからも『正直でいたい』。そう思います」そう笑ってインタビューを終えた彼の笑顔はヤンチャな小学生のようで、いつまでもこのままでいてほしいと願いたくなる無垢な輝きがあった。杉野遥亮、26歳。過去を振り返らない彼の現在地は、常に未来に向かって更新されていく。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント杉野遥亮のサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!『やがて海へと届く』4月1日(金)より、TOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー!©2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明、ヘアメイク/後藤泰(OLTA)、スタイリング/Lim Lean Lee、衣装協力/トップス:UJOH / ウジョー/\39,600 ボトムス:UJOH / ウジョー/\47,300[問い合わせ先]・UJOHM / エム150-0001渋谷区神宮前3-18-2503-6721-0406
2022年03月30日堤真一主演「妻、小学生になる。」の最終回が3月25日スタート。杉野遥亮演じる蓮司の“プロポーズ”に「キュンからのジーン」など感動の声が上がるとともに、「しばらくつましょーロスが続く」など“ロス”に陥る視聴者も続出している模様だ。「週刊漫画TIMES」(芳文社)連載中の村田椰融による同名漫画を原作に、愛する妻を失ってから生きる意味を失った夫とその娘が、妻の記憶を持った小学生の女の子と出会い、生きることに再び向き合おうとしていく。だが生まれ変わった妻だと思っていた女の子は、生まれ変わりなどではなく妻の魂が“憑依”していた状態で、妻の魂は女の子の身体から去っていき…というストーリーが展開してきた。主人公の新島圭介を堤さんが演じるほか、万理華の身体から抜け“成仏”しようとしていたが、万理華の魂に説得される妻の貴恵に石田ゆり子。圭介と貴恵の一人娘の麻衣に蒔田彩珠。貴恵に憑依されていた白石万理華に毎田暖乃。万理華の母・白石千嘉に吉田羊。漫画家を目指す貴恵の弟・古賀友利に神木隆之介。圭介に想いを抱く同僚で上司の守屋好美に森田望智。麻衣の彼氏・愛川蓮司に杉野さん。憑依されている間にベストセラー作家になっていた出雲凜音に當真あみ。魂が“見える”寺カフェのマスターに柳家喬太郎らが共演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。万理華に説得され再び彼女の身体に入り込んだ貴恵は、圭介、麻衣のもとに現れる。その日は圭介と貴恵の結婚記念日で、万理華(貴恵)は圭介と麻衣に“最後の1日”を過ごそうと話す。麻衣の「ママのしたいことしよう」という言葉で万理華(貴恵)は蓮司のもとへ。万理華(貴恵)は自分をママ役にして「実家にご挨拶ごっこ」をしたいと言い出し、応じた蓮司は圭介に「麻衣さんと結婚させてください」と本気“プロポーズ”する…というのが最終回のおはなし。「まっすぐな蓮司くんが良かったです」「『ごっこ』じゃなくて真剣に気持ちを伝えちゃうシーンはキュンからのジーン」「最終回は杉野遥亮のプロポーズがカッコ良すぎ」といった声とともに「個人的には蓮司役の杉野遥亮くんと麻衣ちゃんの続編見たい」「スピンオフ的なので蓮司&麻衣編やりません?」など、杉野さん演じる蓮司と蒔田さん演じる麻衣の“その後”を観たいという視聴者の声も。その後圭介は自宅を急遽レストラン風に模様替え。守屋やマスターらを呼んで、万理華(貴恵)にシェフをしてもらう。そして最後に2人で野菜を育てた農園に再び苗を植え、貴恵は万理華のもとを去る…というラストだった。最終回を見終えた視聴者からは「このドラマ、新島家に出会えてよかったです」「新島家の未来に幸あれと願う」「毎週温かい涙が流れる作品でした。新島家の皆さんが大好きだー!!」など、新島家への感謝の言葉が続々送られる。また「あんな人になりたい あんな家庭を築きたい こりゃしばらくつましょーロスが続くな」「ロスすぎる~~!!ずっと温かい新島家のみんなを見ていたかった…」などの“つましょーロス”になりそうだという投稿も多数アップされている。(笠緒)
2022年03月26日女優の福原遥が出演する、カルビー・ポテトビッツの新CM「ギュ~顔」編が、28日より北海道から順次放送される。新CMでは、福原が様々な“ギュ~顔”で同商品の旨味や食感を表現する。ソファーに座った福原が「じゃん!」というセリフとともに登場。旨味が詰まっていることを「ぎゅ~!」といいながら3段階の表情を披露し、最後にはソファーに寝っ転がってしまう。現場では、本番前の打ち合わせから笑顔を絶やさない福原。撮影の休憩中には「ついつい食べてしまいました!」と照れた様子で話し、現場を和ませていた。
2022年03月25日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年1月スタートのテレビドラマ『妻、小学生になる。』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。人は失くしたものばかり見てしまう。それは、失ってからその大事さに気づくからなのだろうか。しかし本当に見つめるべきものは、すぐそばにあるのだ。最終回前編となる第9話は、再び消えてしまった貴恵(石田ゆり子)と残された人々が選ぶこれからが描かれる。万理華を取り戻した千嘉その一方で…あの日から万理華(毎田暖乃)は、貴恵としての万理華のことをずっと見ていた。明るくて、元気で、皆に人気な万理華。夢の中で、そんな自分が『ママの理想』と思い込んで…。「誰も万理華のこと見えていない」とは、人格が浮遊して周りから見えないということであるが、生きていながらも誰も自分のことを見てくれる人がいないという意味もあると思う。「自分は必要ない」と思い詰めて、消えたいと願ってしまったのだ。でも、今は違う。ずっと素直になれなかった千嘉(吉田羊)だったが、真っ直ぐ、大切な万理華の目を見て謝る。そんな千嘉を見て、万理華はその小さな身体でそっと抱きしめた。一方、貴恵を失った圭介(堤真一)と麻衣(蒔田彩珠)。うちのママは10年前に死んだ。それからお父さんと私は、ゾンビになった。これは第1話で語られた麻衣のモノローグ。そこに、新たな言葉が加わった。10年後、ママは帰ってきた。小学生の姿で。止まったままの10年が再び動き出し、新しく色づき始めた生活。なのに、『ママはまた消えてしまった』。同じ家にいるだけの、心もバラバラのすれ違いの生活に逆戻りした。そんな二人を守屋(森田智望)や蓮司(杉野遥亮)は気にかける。連絡の取れない麻衣を心配し、蓮司は新島家を訪れるも、麻衣は一人になりたいと帰してしまう。友利(神木隆之介)も心にはぽっかりと穴が空いたままだ。遺してきた大切な人達に最後の別れをする貴恵一方の貴恵はまだ成仏できていなかった。声が届かないと分かっていながら、遺してきてしまった大切な人達に最後のお別れをしていた。ある日、貴恵は漫画を描き終えた友利のもとへ来ていた。友利が心配でこちらも成仏できていなかった吉原(かたまり/空気階段)と共に完成した漫画を読む。自信満々で、でもどこか不安気な友利の横で、貴恵は一人、確かな友利の成長を感じていた。自分の力で、逃げ続けた現実に一歩踏み出した、たった一人の大切な弟に、貴恵は別れを告げるのだった。貴恵は千嘉と万理華にも会いにきた。千嘉は、頼りにしていた貴恵に何もしてあげられなかったことを悔やんでいるようだった。しかし貴恵の表情は暖かい。貴恵の望みは見返りなんかではない。今、万理華とこうして向き合っていることが何よりの望みなのだと思う。貴恵の言葉はいつも周りを包んでくれる。周りをポンコツにするなんていわれてしまうのは、そんな貴恵のことをみんなが頼りにしているからなのだ。圭介は家で一人、貴恵の言葉を思い出す。俯いた時には顔をあげてと頬を包んでくれる大切な人の声。「失ったものを見つめて、死ぬまで過ごすの?」夢から覚めた時が一番怖い。どんなにいい夢を見て幸せに浸っていても、また失う。幸せはそう長くは続かないのだ。しかしそれで全てが元通りになるわけではない…。この奇跡がもたらしたもの、貴恵が帰ってきた意味を考える圭介。ここにはもう、貴恵はいない。しかし圭介は、一人で歩み出す。自分一人の力で、そしてほんの少しの貴恵が残してくれた大切な思い出に後押しされ、進んでいく。圭介の10年間分の言葉「10年前、あの時、私、ママと一緒に消えちゃえばよかったんだよ」ご飯も食べず、部屋に引きこもる麻衣に、圭介は10年分の、言葉を。「ママがいなくても、二人で一緒に生きていく道を探さなきゃいけなかったんだ」圭介は貴恵が亡くなってからというもの、麻衣と向き合うことすらずっと逃げ続けてきた。麻衣をゾンビにさせたのは圭介なのだ。時間を止めたのは死ではなく、生きながらにして『生きること』を諦めてしまった圭介だ。でもこれからは違う。「これからは、なくしたものじゃなく、ママがくれたものを見つめて、生きていかないか?」麻衣が大人になりきれなかったのは、ずっと甘えられず、泣きたくても泣けずに、10歳で時は止まっていたからなのだと思う。そして麻衣はドアを開ける。10年間、閉じ切ったままだった心が開く。圭介はやっと貴恵が帰ってきた意味に気づけたのだ。失ったものをいつまでも見つめるだけじゃなく、これから生きていく世界を…。そして周りの人に向き合い、前に進むことの方がずっと大事だということを。貴恵を救った、万理華の言葉貴恵は、あの公園でお迎えの時を待っていた。もう十分わがままして、皆とはお別れしたから、もう思い残すことはない。そんな貴恵の前に、万理華は現れた。「会いたいって思うのは、わがままなんかじゃないよ」真っ直ぐな万理華の言葉に、貴恵の本音が溢れる。「もう一度だけでいいから、会いたいよ。家族に会いたい」万理華の優しい手が、涙で濡れた貴恵の頬を包む。あの時、貴恵がひとりぼっちの万理華を優しく包んだように。もうこの世に未練はない、そう思って別れを告げたが、貴恵は本当のさよならをできていなかった。伝えたいことも言えずに、もう一度会いたいって思う気持ちを殺してまで。そんな貴恵を救うのは、万理華なのだ。この奇跡は万理華にも大きなものをもたらした。会いたいと思う気持ちを一歩踏み出す力を大切にすること…。誰よりも優しい貴恵と万理華が周りを救い、そしてお互いを助け合う。新島家の物語だけじゃない。白石家の物語でもあり、そして見ている私たちへ向けた物語。今話と来週の2回続いての最終章としたことは、この物語が紡がれる意味としても非常に大きかったと思う。次週、ついに『妻、小学生になる。』は注目の最終回を迎える。妻、小学生になる。/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年03月24日「肌はいきもの。」株式会社資生堂はスキンケアブランド「アクアレーベル」の新スキンケアライン「アクアウエルネス」が、新TVCMを3月27日(日)より全国で放送開始する。アクアウエルネスは日本の知恵で私の肌を健やかに導くという新しい価値の提案のもと、2021年8月に発売を開始した新ライン。ブランドメッセージに「肌はいきもの。」を掲げ、生きていれば調子のいい日も悪い日もあるように、自分も、肌も、だんだんとごきげんな日を増やしていこうという想いが込められた。CMソングは『手のひらを太陽に』新CMはブランドメッセージを童謡「手のひらを太陽に」に重ね合わせ、杏さん、杉野遥亮さん、井桁弘恵さんの3人が、歌のリレーをつなげていく微笑ましい内容だ。自然に囲まれた、心地よい縁側のある古民家を舞台に、夕暮れの中ゆったりとした時間が流れている。「ぼくらはみんな生きている」の歌い出しに合わせ、お風呂上がりにスキンケアをしながら心も体も解放されていく様子が描かれた。アクアウエルネスからはアクアローション、アクアミルク、マルチアクアバームの3商品を展開し、2022年3月21日には、「セルフバリア UVミルク」の発売を予定している。(画像はプレスリリースより)【参考】※アクアレーベル ブランドサイト
2022年03月22日4月1日公開の映画『やがて海へと届く』のプレミア試写イベントが20日、都内で行われ、岸井ゆきの、浜辺美波、杉野遥亮、中川龍太郎監督が出席した。彩瀬まるの同名小説を、国内外で注目されている中川龍太郎監督が映画化した本作。突然いなくなった親友・すみれ(浜辺美波)を想い続ける主人公の真奈(岸井ゆきの)が、深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿を描く。公開を間近に控えたこの日はプレミア試写会が行われ、上映後にキャスト陣と中川監督が登壇して舞台あいさつが行われた。主人公の真奈を熱演した岸井は「この映画は"喪失と再生"の物語ですが、生きていたら悲しい気持ちは絶対にありますが、悲しい気持ちのまま悲しみに浸かろうと思えばいくらでも浸かれます。悲しい気持ちでいいから他の感情を探しながら楽しくしていただきたいと思っているので、それを伝えたいと思ってこの映画を作りました。そういう気持ちが届いたらと思っています」とアピール。岸井とドラマで共演したことはあるものの、本格的な共演は本作が初めてだという浜辺は「感性が素敵だから仕草や表情に魅力が溢れる愛おしさがあり、そういう人柄なんだな~と素直に憧れを抱きました」と絶賛すると、岸井は「多分アホなだけだと思います」と照れ笑いを見せた。劇中の内容や3月という卒業シーズンにちなみ、「卒業したこと、したいことは?」という質問に「教習所を卒業しました。もう運転をしています。卒業してから開放的というか、何もかも許された感じですね。先生が助手席にいないで走るのは本当に怖いので、そこから卒業したいです」と岸井。「卒業が羨ましいですね。私も(免許所得が)目標です!」と語った浜辺は「ぐちゃぐちゃで物が散らばっていた生活だったんですが、片づけて机の上がキレイになりました。だから気持ちがまっさらです」と机の上に散らかっていたDVDや手紙の書きかけ、台本などを片付けて気分も晴れやかだという。一方の杉野は「この前まで現場に行く時はジャージやサンダルに貰ったTシャツを着ていく毎日でしたが、それを止めてオシャレをするようになりました」と明かし、その理由を「格好いいから(笑)。(オシャレをしてから)しっかり気持ちが入るようになりましたね」と明かしていた。映画『やがて海へと届く』は、4月1日より全国公開。
2022年03月21日アクアレーベルの昨年誕生した新ライン「アクアウエルネス」の新CM発表会が開催。新CMには杏さん、杉野遥亮さん、井桁弘恵さんが初共演し、「手のひらを太陽に」をワンフレーズごと歌いつないでいく場面も。製品に込められたメッセージにまつわり、三人三様の「ごきげん」な状態で過ごすコツ&製品の魅力を発表会現場よりお届けします!忙しいと立ったまま食事を……そんな自分だから「休むのも仕事のうち」と意識する杏さん新CMは、リラックスした三人の表情と歌うシーンが印象的。MCから「CMのようにリラックスした自然体な自分でいられるように意識していていることはありますか?」と聞かれると、杏さんは「休むのも仕事のうちだと思うこと」と回答。改めて自分で意識しないと、立ったまま食事をするほどやることに追われてしまう日もあるという杏さん。「よし、寝るぞ!」と、自分をきちんと解放するタイミングをつくることを意識して日々過ごしていると話していました。井桁さん「毎日のスキンケアって実験みたい。がんばったらどうなるか?」という楽しみがある。井桁弘恵さんアクアウエルネスは「肌はいきもの」と捉え、“肌も自分と同じように調子の良い日も悪い日もある。だから、肌も自分もなるべくごきげんな日を増やしていこう”というメッセージが製品に込められています。ーーこのメッセージにちなみMCから「ごきげんな肌をキープするコツは?」という質問には、杏さん湯船に浸かった翌日はやはり肌の調子が良いのでなるべく湯船に入るようにしています。井桁さん食べ物で肌の調子が変わるタイプ。ストレスがあると暴飲暴食したくなるけどそうならないように気を付けています(笑)。杉野さん仕事とプライベートどちらもうまくいくとごきげんな状態が続きます。なるべくその状態が続くように心がけています。ーーまた「日頃どんなスキンケアをしていますか?」という質問には次のような回答をいただきました。杏さんスキンケアアイテムで体の外側を潤して、水分を多くとることで内側からも体を潤すことを意識しています。井桁さん毎日のスキンケアタイムを自分を見つめなおす時間にしています。顔をよく見て、調子が悪い日も『ここでちゃんとスキンケアするとどう変わるかな?』って。実験するように続けています。杉野さんお風呂に入って、汗をかいて、そのあとスキンケアしています。汗をかいた後にスキンケアすると良いと聞いたので実践しています。杉野さん「このCMで少しでも癒されてくれたらうれしい」杉野遥亮さん最後に3人初共演の感想を聞かれると、杏さん「3人で同じものを感じられるのが心地よかった」、杉野さん「スキンケア時の指で顔をくるくるさせる動作が自分的にぎこちなかったです(笑)。とても良い映像になっているので少しでも癒されてくれたらうれしい」、井桁さん「歌うシーンは、私が一番最後なので『私が失敗したら台無しになる!』って緊張しました」と回答。井桁さん「好みドンぴしゃ」と絶賛!新製品「セルフバリア UVミルク」左から、アクアローション(さっぱり・しっとり) 各220mL¥1,496(税込)、アクアミルク 145mL ¥1,683(税込)、マルチアクアバーム 100g ¥1,078(税込)※現在発売中、セルフバリア UVミルク SPF50+・PA++++ ¥1,683(税込)2022年3月21日発売3月21日発売の「セルフバリア UVミルク」をいち早く試した井桁さん。感想を聞かれると「好みドンぴしゃの使い心地!」と絶賛。「保湿と紫外線カットが同時にできるタイプだから、お家にいてわざわざ日焼け止めを塗りたくない日にも使えて便利です」と笑顔で話している様子が印象的でした。アクアレーベル アクアウエルネス透明感あふれる3人のように、毎日を健やかにごきげんに過ごすため「アクアレーベル アクアウエルネス」を相棒としていかが?文・玉絵ゆきの
2022年03月17日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年1月スタートのテレビドラマ『妻、小学生になる。』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。人間は生涯の中で沢山の大切なものに出会い、そして失っていく。その絶望に生きる私たちが、大切な人のために今できることは、何なのだろうか。母親に会うのを拒む貴恵その理由は…圭介(堤真一)は、守屋(森田望智)から告白されたところを妻・貴恵(石田ゆり子)の生まれ変わりである万理華(毎田暖乃)に目撃され、行きつけのカフェで落ち込んでいた。すると、想い人の蓮司(杉野遥亮)に留学中の彼女がいると知り、落ち込む娘の麻衣(蒔田彩珠)と友利(神木隆之介)に偶然でくわす。そんな圭介と麻衣に、友利は一緒に実家に帰ってほしいと頼む。夫の入院で一人になってしまった母・礼子(由紀さおり)の面倒を見るためだ。圭介はそのことを貴恵にも伝えるが、母親に会いに行くのを拒んでしまう。そんな中、会話を聞いていた千嘉は、貴恵を夜のお供に誘い、自分の母親との過去を打ち明ける。こんな親にはならないと誓って生きてきたが、結局同じ姿になってしまった自分を悔いていた。貴恵は、そんな千嘉に優しく声をかける。「わかるよ、これまで千嘉さんが頑張ってきたこと」千嘉に必要だった、頼れる誰か。貴恵も千嘉も、お互いが大切な存在になったのだ。「悩むのは、会いたいからでしょ」長すぎる10年という『別れ』圭介、麻衣、友利は、万理華を親戚の子ということにして4人で実家に向かった。出迎えてくれた従姉妹・萌子が話す貴恵との思い出は全て『過去形』。自分の心は今確かにここにあるはずなのに、自分はもうこの世界にはいない存在。仏壇の前で「本当に私死んじゃったのね」とつぶやいた貴恵を思い出す。暫くするとデイサービスから礼子が帰ってくる。現れたのはあの頃とは別人のような母親の姿。礼子は認知症を患っていた。自分の死後の家族の現実。加えて、母親は自分のお葬式にも来なかったことを今初めて知ったのである。10年は、あまりにも長い別れなのだ。友利が抱えていた葛藤姉と弟の10年ぶりのケンカは…それは友利も同じだった。貴恵が亡くなってからというもの、一人息子の友利は圧をかけられ続けたのだろう。今日も、夢を追いかけ定職につかないことを責められる友利。「スマホでググる」とか「ババア!」なんていうコミカルな台詞や、神木さんのお芝居あって、重くならずに済んでいるのだろうが、この独特な親戚の雰囲気は正直鬱陶しくもある。「俺の味方なんて、この世に誰一人いないんだから!」友利は小学生のごとく家を飛び出していく。しかし貴恵には全てお見通し。秘密基地には背中を丸めた友利がいた。貴恵はまた友利に優しく声をかけると思ったのだが、始まる姉弟喧嘩。しかし、友利の中で確かに、目の前にいる小学生と、大好きな姉の記憶が重なっていくのだ。鼻を握られ叱られたあの日のことを、そして勝手にいなくなったあの日のことを…。「生きてる価値なんてない」そんな友利を貴恵はこう叱る。「死んじゃった私よりずっとマシよ!」涙を堪えるように友利が伝える。「なに勝手にいなくなってんだよ」「いなくなりたくなかったわよ…」「なんなんだよ……姉ちゃんじゃん」10年間、抜け殻だったのは友利も同じだった。貴恵は、友利にとって太陽で、そして生きる価値だったのだ。独りを感じたこの場所で、安心して涙を流せる大切な相手、それは貴恵だけなのだ。漫画家の夢と実家の世話…逃げ続けた現実に一歩踏み出すと決めた友利は、笑顔だ。あれほど暗かった実家が一気に明るくなる。貴恵が持っていたものは、確かに友利の中にもあるのだ。万理華として、そして貴恵としての「ごめんなさい」別れ際、万理華は萌子の息子とボール遊びをしていた。そしてそのボールはいたずらにも、万理華を礼子のもとへ導くのだった。「ごめんなさい」きっと万理華として、ボールを拾わせてしまったこと。そんな万理華の目を見つめ、礼子は穏やかに呟く。「元気が一番」「ごめんね」と、手を握る。この「ごめんね」はきっと貴恵として、娘として。「ごめんなさい…本当にごめんね、『お母さん…』」色々な思いが溢れる。先に死んでしまってごめん、一人にしてごめん。涙を流す万理華に、礼子は頭を撫でながら穏やかな顔で言う。「よくきたね、遠い所から」遠い所から会いにきてくれた親戚の万理華への言葉なのか、もう二度と会えない場所から来た『貴恵』への言葉なのか…それは誰にもわからない。でもそれで良い。二人の涙が、笑顔が、その答えだから。『妻、小学生になる。』第7話から伝わるメッセージ麻衣と蓮司の恋も動く。誰かを好きになること、それはとてつもないパワーが生まれるもの、それは奇跡…貴恵に背中を押された麻衣は、蓮司の元へ走り出す。麻衣と無事会えた蓮司は大切な存在について語る。実は、初恋相手の幼なじみが、海の事故で亡くなり遺体も見つからないままだという。だがそんな大切な存在に、「そばにいたい人を見つけた」と伝えに海に来たのだ。麻衣と蓮司は、無事、想いを伝え合った。突然、大切な存在を失う辛さ。失ってからその大切さに気づくこともある。でもその前に、想いを伝えたい相手が、そばにいるのなら今この時伝えたい。それは間違っても良い、失敗してもいい。貴恵も、友利も、麻衣も、蓮司も皆、遠回りしながら『思いを伝える』という答えに辿り着いたのだ。まだ何も始まってないのに、諦める必要はないのである。今この瞬間を、たった一度の奇跡で終わらせない。続く未来の、もっともっと新しい幸せのために、一歩踏み出す力…。『妻、小学生になる。』の第7話から感じたのは『大切な人を幸せにするきっかけを見逃さないこと』というメッセージ。これはこの物語が私たちに伝えてくれるテーマなのではないだろうか。最終回を目前に、物語が大きく動く圭介と麻衣、万理華と千嘉も加え4人で新年を迎える。皆が幸せを感じながらその時を待っていた。しかし新年が明けた瞬間、万理華は、突然意識を失った。すぐ、目を覚ましたものの、最初の一言目は衝撃的なものだった。「ママ?」母を見つめる目も、知らない人間を見つめる目も、貴恵ではない。確かにそこにいるのは『白石万理華』だった。次回はついに、貴恵が生まれ変わった理由がついに明かされる。貴恵はどこへ行ってしまったのか。万理華の記憶は…。物語のはじまりに迫る、重要な回に注目だ。妻、小学生になる。/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年03月10日女優の杏、俳優の杉野遥亮、女優の井桁弘恵が10日、都内で行われた「アクアレーベル新TVCM発表会」に出席した。資生堂のセルフスキンケアブランド「アクアレーベル」は、昨年8月に発売した新ライン「アクアウエルネス」の新TVCMに杏・杉野遥亮・井桁弘恵を起用。3人が歌唱も披露している『ぼくらはみんな生きている』篇が3月27日より公開される。なお、3人は今回が初共演。杏は「撮影した場所がすごく気持ちの良い素敵な場所で、“気持ちがいい”という顔は本当の顔に。3人で笑い合っているのも、自然体の笑顔が出た撮影でした。撮影終わってもそのままいたくなるような気持ちの良い場所でした」と撮影を回顧。井桁も「楽しかったです。CMの中で歌うってすごく緊張していたんですけど、開放的な空間の中で素敵なバトンをいただいたのでリラックスして自然体で楽しく歌えました。柔らかい優しい空間でした」と振り返った。杉野は、事務所の先輩・杏と今回が初対面だったようで「杏さんと事務所一緒で、なかなかお会いしたことがちゃんとなかったので、挨拶ちゃんとしないとなってめちゃくちゃ緊張しました」と告白。また、「井桁さんも初共演だったし、短い時間の中でどういう風にやっていけるのかなって緊張しました」と打ち明けた。
2022年03月10日女優の杏、俳優の杉野遥亮、女優の井桁弘恵が出演する資生堂「アクアレーベル」新テレビCMが、3月27日より公開される。資生堂のセルフスキンケアブランド「アクアレーベル」は、昨年8月に発売した新ライン「アクアウエルネス」の新テレビCMに杏、杉野遥亮、井桁弘恵を起用。『ぼくらはみんな生きている』篇では、3人が自然に囲まれた心地よい縁側のある古民家で、ゆったりとした時間が流れる夕暮れの中、お風呂上がりにスキンケアをしながら心も体も解放されていく様子を描いている。「アクアウエルネス」ラインの新メッセージは「肌はいきもの。」。この言葉には、“みんなも、自分も、そして自分の肌も生きている。調子がいい日ばかりではないけれど、ならば自分も肌も、だんだんとごきげんな日を増やしていこう”という思いが込められている。そんなメッセージを「ぼくらはみんな生きている」から歌い出しが始まる童謡「手のひらを太陽に」で表現。3人で歌のリレーをつなげていく微笑ましい様子も見どころとなっている。3人は今回初共演だったが、リラックスした空気感から、温かい雰囲気で撮影がスタート。冒頭、杏の透き通った歌声が2人の緊張を和ませ、コンビネーション抜群の歌唱パートが完成した。
2022年03月10日「妻、小学生になる。」第7話が3月4日放送。蓮司に対する麻衣の“かぶせ告白”に「めっちゃかわいくていい」などの声多数。2人のスピンオフ制作の要望も寄せられるなか、ラストで見せた毎田暖乃の“演じ分け”に改めて賛辞の言葉が続々と送られている。本作は10年前に妻を亡くし生きる意味を失っていた夫と娘が、妻の記憶を持つ小学生の女の子と出会い、再び生きる希望を取り戻す。一方その小学生は妻の記憶が“蘇った”のと引き換えにそれまでの記憶を失いつつあり、彼女の母親はかつての娘を求める…というちょっと変わったホームドラマ。前回会社の年下上司・好美から告白されてしまい、頬にキスされたのを小学生となった妻に見られた新島圭介を堤真一が演じ、シェフだったが10年前他界した圭介の妻・貴恵に石田ゆり子。ある日貴恵だった頃の記憶が蘇ったが同時に以前の記憶が薄れ、前回のラストで“魂”らしきものが寺カフェに現れた白石万理華に毎田暖乃。万理華の母親で、以前の万理華を恋しがる白石千嘉に吉田羊。圭介と貴恵の一人娘で営業先で出会った蓮司が好きな麻衣に蒔田彩珠。麻衣と親しくなっていく愛川蓮司に杉野遥亮。漫画家を目指している貴恵の弟・古賀友利に神木隆之介。圭介のことが好きな守屋好美に森田望智。新島家の近所にある寺カフェの魂が“見える”マスターに柳家喬太郎といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。圭介と麻衣は友利から一緒に実家に帰ってほしいと頼まれるが、それは母親の面倒を見るためだった。実家には行かないという万理華だったが、圭介は理華を圭介の親戚の子ということにして4人で実家に向かう。実家に帰ると母親は認知症になっていた。一方、麻衣のもとには蓮司から連絡が…というのが7話の展開。麻衣に「海の向こうに大切な人がいる」と話したことが誤解を招いたかもしれないと考え、ちゃんと話したいという蓮司。実は初恋相手でもあった幼なじみが海の事故で亡くなっており、遺体も上がらなかったのだという。幼なじみが亡くなった実感が沸かず、いまだに帰ってくるのではと思うことがあると話す蓮司は、麻衣を誘った理由を、亡くなった幼なじみに「俺もやっとそばにいたい人を見つけた」と伝えたかったからと語り、続けて「俺とつきあってください」と言おうとするが、麻衣は蓮司の言葉にかぶせて「好きです」と告白する…。この“かぶせ告白”に「付き合って下さい…と好きですって被せるとこ、きゅん 良かったね」「麻衣ちゃんと蓮司くん、めっちゃかわいくていいですね」などの声が上がるとともに、「蓮司くんとまいちゃんのいろいろ、スピンオフでお願いします」と2人をフィーチャーした作品を求める投稿も。その後圭介は麻衣、万理華に千嘉も加え4人で初詣へ。新島家と白石家がともに幸せを感じながら新年を迎えたその時、万理華が突然意識を失う。すぐに目覚めたものの、彼女は“万理華に戻っていた”…というのが今回のラスト。「ラストでは一瞬にして声も表情も貴恵が万理華になったのがわかる…」「貴恵が抜けた時の演技ったら‥なんか本当にすごいものを見せられてる気持ちになった」「貴恵としての人格が消えたときは完全に小学生の女の子だった」「まりかちゃんに戻った時の毎田暖乃ちゃんの演技力よ…めちゃくちゃ小学生」など、小学4年生の万理華に戻ったその姿を演じ分ける毎田さんに、改めて賛辞の言葉が送られ続けている。(笠緒)
2022年03月05日公開を控えている映画『やがて海へと届く』では、主人公の真奈(岸井ゆきの)とすみれ(浜辺美波)の、大学時代からの友人・遠野を演じている杉野遥亮さん。真奈が、ある日突然姿を消した親友のすみれの秘密を探りながら進むこの物語。原作の幻想的な世界観を、一部アニメーションで表現し、映像とコラボレーションさせる手法も話題になっている。「完成作を観て、切なくて儚い、そんな感情に胸が締め付けられましたが、アニメと実写を組み合わせた表現は、すごく新しくて、映像もとても美しかったです。中川(龍太郎)監督とは、人の本質を探る話をしたことが印象的で、感情の奥深くにあることの方が、表面にあることよりも現実だったりするという、監督の哲学的な考えにもすごく共感できました。僕にとってとても有意義な現場だったし、新たな経験がまたひとつ増えた気がします」遠野のような、ごく“普通”の青年役から、恋に一途な“ヤンキー君”、時には小学3年生男子まで、幅広い役を柔軟に受け入れて演じるという、役者としてのスキルの高さに注目が集まっている杉野さん。この日の撮影でも、カメラの前に立つと、黙々と、そして軽やかにポーズを変えながら応じていた。時折カメラに送る目線には、クールな色気を含んでいる。杉野さんの考える“色気”とは、どんなものか。「色気とは他人が感じるもので、自分で認識するものではないと思っているし、僕が色気について話すなんておこがましいというか…。ただ、色気とは何かを考えると、見た目の作り込みではなく、懐の深さや視野の広さ、誰かを愛し続ける強さを持つような、精神的部分から生まれるものなのかな。そして日々、相手にも自分にも、嘘をつかずに正直に生きること、そんな積み重ねもいつしか色気になるのかもしれないです。ちなみに僕が色気を感じるのは、漫画『ONE PIECE』に登場する“白ひげ”。自分の身をもって経験してきたことから生まれる包容力は、主人公のルフィをも超える色気となって表れていると思います。たくさん傷つきながらも、怯むことなく新たなチャレンジを続ける者だけが、手にした強さには憧れます。だから僕も、先回りして結論を知るより、経験して失敗したことを自らに刻み込みながら、辛くても人生に立ち向かいたいと思っています」一方で、華やかな色気に心を奪われることも。「映画『マイ・フェア・レディ』の、オードリー・ヘップバーンの美しいオーラにはハッとしました。見た目だけではない美しさを感じ、不思議と気持ちが晴れました。並大抵の精神力では保てないであろう、美しい心から放たれる色気は、最強です」役に色気を求められた時は、どのように演じるのだろう。「まず、監督が求めるものと、自分が考えるものを擦り合わせて、どの類の色気なのかを明確にすることから。精神から生まれる色気や、肉体的な色気など、色気の解釈は人それぞれだし、いろいろな種類がありますから」色気の源は、あくまでも自分の内側にあるとしながら、仕上げに身に纏うなら“香水”だという杉野さん。「一つだけ愛用している香水がありますが、でも色気のためにというよりは、お守り代わり。昔の人は香りを、身を守るものとして使っていたと聞き、すごく納得できて。僕も、心の強さを保てなくなった時や、自分に戻るという意味でその香りを大切にしています」すぎの・ようすけ1995年9月18日生まれ、千葉県出身。出演映画『やがて海へと届く』は4月1日より公開。現在放送中のドラマ『妻、小学生になる。』に出演中。ジャケット¥123,420シャツ¥82,060パンツ¥73,700(以上ナヌーシュカ/ヒラオインク TEL:03・5771・8809)パール×シルバーネックレス¥121,000(シンゴクズノ/シアンPR TEL:03・6662・5525)その他はスタイリスト私物※『anan』2022年3月9日号より。写真・土屋文護(TRON)スタイリスト・Lim Lean Leeヘア&メイク・後藤 泰(OLTA)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2022年03月03日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年1月スタートのテレビドラマ『妻、小学生になる。』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。失敗した時、激しく後悔する時、落ち込む自分に手を差し伸べてくれる存在は、いかに大切か。その存在は、きっと自分の人生に追い風をもたらしてくれる。今回の第6話は、圭介(堤真一)や貴恵(石田ゆり子)が周りに手を差し伸べ、彼らを中心として様々な思いや日常が動き出していく。ついに生まれ変わりを打ち明けた、万理華(貴恵)前話では、圭介と貴恵の二人は、千嘉(吉田羊)に娘の万理華(毎田暖乃)が貴恵の生まれ変わりであるということを伝え、千嘉は今まで万理華に対しての酷い態度を取っていたことに気づき、真実を受け入れたのであった。しかし、千嘉にとって一つ屋根の下で暮らす万理華は赤の他人。故に万理華にどう接して良いかがわからず、何ともよそよそしい千嘉が可愛く思えてくる。まだ千嘉の心の負担や疲れは解決していないが、ご飯も準備して、お互いの顔を見ながら食事して…以前とは大きく変わっている。それには『他所の人間』をもてなす理由もあるだろうが、本当の万理華がいつでも帰ってきていいように変わろうとしているのだと感じる。守屋にフォーカスがあたった『妻、小学生になる』のシーンも一方、圭介の会社では、課長の守屋好美(森田望智)が企画した新商品のPRイベントが開かれた。当日は成功を納めたものの、発売前の商品画像が投稿されたことが発見されてしまう。企画が白紙になると告げられた守屋はひどく落ち込む。そんな守屋を、圭介は寺カフェに呼び出し、マスター(柳家喬太郎)と常連の中村(飯塚悟志)は励まそうとするが、上手くいかず…。「いかにもしっかりしてそうな長女」と言われた守屋であるが、入院していた姉の代わりとして、甘える経験もないまま大人になってきたようだ。「自分はしっかりものではない、人の上に立つ人間じゃない」と話すのも、それが当たり前になってしまったからである。その中で唯一息抜きになる時間が、圭介と過ごすお昼だったと考えれば、守屋が圭介に好意を抱くようになっていったのもわかる。それゆえ、圭介を巻き込んだ責任をより一層感じているのではないか。そんな落ち込む守屋を励ましたい。マスター達も元気づけたい。千嘉とも仲良くなりたい。娘の麻衣(蒔田彩珠)の想い人も気になる…。頭を抱える圭介に、万理華はバーベキュー大会を開くことを提案する。色々問題が山積みになったとき、普通はショートしそうだが、問題を一気に解決しようと前向きになれるのも、圭介達の強みであり、これまでこうして様々な困難に二人で立ち向かってきたのだろう。千嘉に訪れた新しい『日常』ついにバーベキュー当日。最初は乗り気ではなかった千嘉や、貴恵の弟の友利(神木隆之介)、麻衣と蓮司(杉野遥亮)、遅れて守屋らも参加し大賑わい。その中で千嘉は自分の過去を話す。千嘉も自分の親から酷い扱いを受け、そして更に夫や交際相手に裏切られ、心中で何かがプツンと切れてしまったようだ。千嘉は人に頼ることができない性格と第4話で考察したが、頼っても裏切られる経験が幼少期から積み重なってきたのだろう。【妻、小学生になる。第4話感想】明かされた『万理華』としての生活・ネタバレあり万理華との帰り道、千嘉はつぶやく。「あったかいのね、あなたの家族」貴恵に向けた言葉。だが目の前にいるのは、誰よりも会いたい娘。貴恵は、千嘉が自分を見てそんな複雑な想いでいることや記憶を思い出せないことをずっと悩んでいたのだ。今回のバーベキューも、一番は自分が千嘉にしてあげたかったことなのだと思う。「万理華がいなくなっちゃったのは、私があんなこと言ったから…。『消えてくんないかな』」後悔の表情を浮かべる千嘉に、貴恵はそっと手を繋ぐ。万理華なら寂しそうな母の顔を見て、きっと手を握るだろうと考えたのだろうか。記憶が戻らないとしても、万理華として、今、自分にできることを。今作では、万理華から貴恵の姿に戻る演出がよく使われる。蓮司と話すときの麻衣の笑顔を母親として見ていたときはそれこそ貴恵の姿で圭介と微笑むシーンが印象的だった。しかし、対話する相手が貴恵であっても、その姿に戻らないのは、貴恵が千嘉の前では万理華でいようとしてるからだと思う。マシュマロを焼いて一緒に火を囲むときも、手を繋ぐ瞬間も、明らかに貴恵ではなく、万理華だった。千嘉が困惑しながらも、初めて知る家族の暖かさに向き合う様子は、新しい日常の風を感じさせてくれる。『妻、小学生になる。』圭介に対する守屋の恋心にも変化が今話から守屋の圭介に対する恋心もついに動き出した。守屋は、圭介が自ら頭を下げて部長に掛け合ったことを知り、想いが溢れる様子だ。圭介こそ、失礼な部分も沢山あるのだが、些細な一言をちゃんと憶え、こうして他人のことも自分事として一生懸命悩む…圭介は『THE無自覚モテ』の真骨頂なのだ。守屋はついに想いを伝え、別れ際に頬にキスする。おまけにその場面を妻に見られているという、何ともドラマらしい修羅場が訪れる。口では「誰かと一緒になってくれてもよかったのに…」と言ってる貴恵だが、嫉妬する表情も見せてきた。守屋の純粋な想いが二人の愛にどう絡んでいくのだろうか。一方、生まれ変わりの終着点の伏線が徐々につながってきた。友利は突然倒れた小説家の出雲莉音(當眞あみ)が目を覚ます瞬間に立ち会うも、友利のことを全く覚えていないことが判明。さらにラストでは、『みえる』マスターがパジャマ姿の万理華が彷徨っているところを目撃する…。生まれ変わりの真実、理由、新島家が迎える最後とは一体どのようなものなのか。物語は最終章へ向かう。妻、小学生になる。/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年03月03日橋本環奈主演、累計発行部数50万部超え、オンラインアクセス数1,000万PV超えの人気コミックを映画化した『バイオレンスアクション』の第2弾キャストが発表。橋本さん演じる菊野ケイと急接近する天才会計士役に杉野遥亮、ケイに想いを寄せる渡辺役に鈴鹿央士ほか、馬場ふみか、森崎ウィン、大東駿介、太田夢莉が出演する。日商簿記検定2級取得を目指し専門学校に通いながら、アルバイトをする菊野ケイ。バイト先は指名制の殺し屋で、ケイはナンバーワン指名の実力を持つ超凄腕の殺し屋(ヒットガール)だった!!どんな相手にも臆せずバイトとしてターゲット撃破を完遂し、バイトが終われば「おつかれさまー」と颯爽と現場を後にする。この度、ケイ役を務める主演の橋本さんに加え、個性溢れる第2弾キャストが解禁。ヤクザの組の天才会計士で菊野ケイと急接近するテラノ役を、『東京リベンジャーズ』やドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」、現在「妻、小学生になる。」にも出演中の杉野遥亮。菊野ケイが通う専門学校の同級生でケイに想いを寄せる渡辺役を、『蜜蜂と遠雷』や主演映画『星空のむこうの国』が控える鈴鹿央士。菊野ケイがアルバイト先として通う表向きはラーメン屋の店長役を、映画『糸』や『恋は光』が待機する馬場ふみか。ヤクザ組織に所属するスナイパーの殺し屋・金子役を、『レディ・プレイヤー1』に出演し、『HIGH & LOW THE WORST』などに出演する森崎ウィン。コントロール不可能な狂犬ヤクザ・アヤべ役を、映画『37セカンズ』『明日の食卓』の大東駿介。そして菊野ケイと同じバイト仲間で凄腕スナイパーの殺し屋・だりあ役を「NMB48」の元メンバーで俳優の太田夢莉が演じる。第2弾キャストコメント◆杉野遥亮(テラノ役)テラノ役を務めさせていただくことになりました。杉野遥亮です。よろしくお願いします!撮影をしていたのが約一年前くらいだったと思います。やっとお知らせできました。自分が共感できる考え方や価値観がテラノにあったように感じたので、演じながらも、自分自身を振り返ったりするキッカケになった気がしました。作品を楽しみつつ、作品の中にたしかに存在する真実を皆さんに見つけていただき、感じていただければ嬉しいです!◆鈴鹿央士(渡辺役)今回、渡辺を演じました鈴鹿央士です。『バイオレンスアクション』では、「おっさんずラブ-in the sky-」でお世話になり、愛と熱い心で、まるで息子のように接してくれる瑠東(東一郎)さんとまた一緒に作品を作ることができてとても幸せです。原作を読ませていただいて、ケイさんやみちたかくんが繰り広げるアクションが、映像化されるのを想像するとワクワクが止まりませんでした。僕の演じた、渡辺のケイさんへの純粋な好意、可愛らしいキャラクターに僕はとても愛おしさを感じました。実際に渡辺を演じるにあたって、その愛おしさになるべく近づきたくて、人生で初めて髪を染めて、トゥルントゥルンのマッシュルームヘアーにしました。ヅラさんとのコンビネーションや、ケイさんへの想い。そして、こだわりのヘアースタイルにも注目していただきたいです!この作品に関わる全ての人が真っ直ぐ向き合って、愛情を込めて作った作品です。今年の夏に劇場で皆さまに届けられる日が来るのが待ち遠しいくらいです。是非!! お楽しみに!!◆馬場ふみか(店長役)映画『バイオレンスアクション』に店長役で出演いたします。店長は一見冷たくドライにも見えますが、働く女の子たちへの分かりづらいながらも寄り添う優しさが魅力的だなと演じていて思いました。とにかく個性的なキャラクターばかりで、笑いの絶えない現場でした。特に、瑠東監督の笑い声が現場に響き渡っていたのが印象的です。橋本環奈さん演じるケイのド派手なアクションも見どころです。テンポの良い爽快な作品になっていますので、ぜひご覧ください。◆森崎ウィン(金子役)沢田新先生と浅井蓮次先生が生んだ類を見ない面白さとワクワク感が詰まった今作の実写映画にて、キャストの一員になれた事を嬉しく思います。僕が演じた金子は実写のみのオリジナルキャラクターですが、冷静沈着にスナイパーライフルを握りしめる彼を演じる上で僕自身、現場でワクワクが止まりませんでした。猛スピードで駆け抜けて行く最高のアクションシーンと共に映画館でお待ちしております。◆大東駿介(アヤべ役)『バイオレンスアクション』×瑠東東一郎。こりゃ思う存分暴れていいんですよね?色んな意味でド強い濃口キャストの中で、わたくし大東駿介演じるアヤベは、瑠東監督から送り込まれた映画オリジナルの刺客として、ねちっこくド派手に掻き回してやりますので、是非劇場でお楽しみくださいませ。◆太田夢莉(だりあ役)原作を拝読した際に、一目で“だりあ”のファンになりました。この役を演じさせていただけたことを、本当に光栄に思います。だりあは、強さの中に孤独を秘めている女の子です。強がることには理由があり、殺し屋という職業以外は誰よりも人間らしいです。かっこよくもありながら、時に見える弱さに寄り添ってあげたくなる。そんなキャラクターを自分が演じられるのか不安でしたが、沢山の方に支えていただき、無事に撮影を終えることができて本当に安心しました。面白いシーン、アクションシーン、繊細なシーン、様々なシーンがございます。私は、さらっと仕事をこなすかっこいいケイちゃんが、深い言葉を伝えてくれるシーンが個人的に好きです。だりあとしても、自分としても、沁みました。是非、大きなスクリーンで観ていただきたいです!また、今後はさらなるキャストの発表が控えており、原作で特に注目を集めるキャラクターのヅラさん、みちたかくんのキャスト予想キャンペーンがTwitterで開始される予定という。『バイオレンスアクション』は夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バイオレンスアクション 2022年夏、全国にて公開予定©️浅井蓮次・沢田新・小学館/『バイオレンスアクション』製作委員会
2022年03月02日金曜ドラマ「妻、小学生になる。」の5話が2月18日オンエア。杉野遥亮演じる蓮司の優しさに「これは惚れてまうやろ」「好きになる要素しかない」等の反応多数。また万理華が貴恵の生まれ変わりではなく“憑依”したのではとする説も急浮上している。10年前、愛する妻を失ってから生きる意味を失っていた夫と娘が、小学生の女の子に生まれ変わった妻(母)と再会。しかし妻には生まれ変わった小学生としての家族がいて、学校もあって…というちょっと変わったホームドラマが展開する本作。小学生に生まれ変わった妻の母親に「あなたが彼女を大事にしないなら、僕が彼女を引き取ります!」と宣言してしまう新島圭介を堤真一が演じ、10年前に他界した圭介の妻・貴恵に石田ゆり子。貴恵の生まれ変わりで今は小学4年生、貴恵だった頃の記憶が蘇るとともにそれ以前の記憶があいまいになっている白石万理華に毎田暖乃。圭介と貴恵の一人娘・麻衣に蒔田彩珠。万理華に手を上げようとした瞬間、圭介が部屋に現れた万理華の母親・白石千嘉に吉田羊。再び漫画家への道を歩み出した貴恵の弟・古賀友利に神木隆之介。圭介のことが気になっている年下上司の守屋好美に森田望智。麻衣と親しくなる愛川蓮司に杉野さん。生まれ変わりを描いた小説でベストセラー作家になった出雲凜音に當真あみといった顔ぶれも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。万理華を助けようと千嘉の間に割って入った圭介だが、千嘉をさらに怒らせてしまい、万理華は家から追い出されてしまう。その夜は圭介の自宅に泊まることになり、久々に家族3人で眠ることに。翌日、麻衣に蓮司から「新しいパソコンを買うので付き合ってほしい」と連絡が来る。一方、万理華は圭介に「お母さんに本当の事伝えようと思う」と告げ、一緒にいて欲しいと頼む…というのが今回のストーリー。麻衣と蓮司は待ち合わせパソコンを買い、その後若者でにぎわうカフェの前を通りがかる。「ああいうのはインスタやってる人というか、若い人向け…」とおしゃれなカフェに及び腰な麻衣に、蓮司は「飲みたいなら飲めば」と言って2人は列に並ぶ。しかし高齢の女性が果物を落としているのを見かけた蓮司は、列を外れ女性を助けに。麻衣も袋を持って後から駆けつける…。そんな蓮司に「蓮司くん、素敵です これは惚れてまうやろーー」「誠実、優しさ、カッコ良さなどなど、好きになる要素しかない」などの反応が。「もっと二人を見たいから、もういっそのこと、蓮司さんと麻衣ちゃんの恋愛を別ドラマにしてもらえませんか?」とスピンオフを希望する投稿も。一方、万理華に“貴恵”の姿を見て思わず後ずさりし、万理華が作ったオムライスを食べ、彼女が別人になったと確信した千嘉は、圭介に「万理華に会いたい」と懇願する…。その直後のシーンでは小説を書き終わった凜音がいきなり意識を失い、彼女と“同じ癖”を持った男性が街を徘徊。飯塚悟志演じる警官を“すり抜ける”…。貴恵が万理華としての記憶が曖昧になっていることなども含め、SNS上では「本当に生まれ替わりだろうか?と思い始めた。万理華に貴恵が入り込んだパターンかもしれない」「生まれ変わりだと思ってたけど、憑依みたいだね」「死んで女の子の体に入っていた(であろう)小説書きの男の人が、小説を書き終わった、完成させたから女の子の体から出ていったってこと?ママもなにかをし終わったら、やっぱり消えちゃうんだろうな……」といった声も上がっている。(笠緒)
2022年02月19日女優の山本美月、福原遥が18日、都内で行われたAmazon Originalドラマ『星から来たあなた』配信記念プレミアイベントに登壇し、互いの印象を語った。同ドラマは、韓国で人気を博したドラマの日本版リメイクで、400年間自分の正体を隠しながら地球で大学教授に扮し生活する宇宙人・東山満(福士蒼汰)と高飛車で自由奔放な大人気女優・笹原椿(山本美月)の恋愛模様を描いたラブファンタジー。福原は、椿の幼馴染で女優の辻雪乃を演じた。イベントでは、共演者の「実は〇〇」な一面を発表した。山本は福原について「おてんば」と点をハートマークにしたキュートな字で紹介し、「日焼けをしていた時期があって、ほかの現場で焼けたのかなと思って『現場大変なの?』って聞いたら、『川遊びで』って。川遊びってなかなかしないから、おてんばでかわいいなと思ってキュンとしました」とエピソードを披露。福原が「そうなんです。川で石投げを。何回飛ぶかみたいのを競争したりしました。家族で」と話すと、「可愛すぎる」とまたキュンとしていた。一方、福原は山本について「姉御肌!!」と紹介し、「作品に入ったときからいっぱい話しかけてくださって、『相談乗るからね』って言ってくださったり、自分にとって特別なお仕事が決まったときにプライベートでお祝いをしてくださいました。それがすごいうれしくて、ついていきたい」とにっこり。山本は「そんなこと言ってもらえるなんてうれしい」と照れ、「初めて会ったときから大好きになっちゃって勝手にインスタをフォローして追っているんです。小動物みたいでかわいい。一生幸せでいてほしいって思っちゃう」と福原への愛があふれていた。『星から来たあなた』は、2月23日からAmazon Prime Videoで独占配信(全10話)。会見には、福士蒼汰、工藤阿須加、今井翼、光石研も出席した。
2022年02月18日俳優の中村倫也、桐谷美玲、杉野遥亮が、15日より放送されるブルボンの新CM「ブルボンビスケット王朝」編、「サクサク家ティザー」編、「しっとり家ティザー」編、「チョコビス家ティザー」編に出演。あわせてメイキングやインタビュー映像も公開される。本CMでは、ビスケットたちが暮らす架空の世界「ブルボンビスケット王朝〜BOURBON WONDERLAND〜」を舞台に、「サクサク家」「しっとり家」「チョコビス家」の戦いを描く。3人はブルボンビスケット王朝の研究者として各王家の魅力を解説。中村は茶色ベースのジャケットスーツスタイル、桐谷は光沢感のあるペールベージュのワンピース、杉野はブルーグレーのジャケットで研究者役を演じている。3人のインタビュー抜粋は以下の通り。――3人でのCM共演は初となりますが、撮影はいかがでしたか。中村:楽しくやっていました。気付いたら自分だけがしゃべってるときもあって(笑)。杉野はもともと事務所も同じで、入った頃から知っているんですが、仕事で一緒になるのは初めてだもんね。杉野:そうですね、僕、倫也さんとお仕事で一緒になるのは初めてです。中村:年末ぐらいからもう「年が明けたらお願いします」って言われていて。思ったより(杉野が)今日緊張してたので、ちょっと面白かったです。桐谷さんは、去年に引き続きですね。首が細いなと思って。桐谷:すごいそれ言ってくださいますよね。中村:僕のこぶしぐらいしかないですもんね。桐谷:もうちょっとあります(笑)。桐谷:今のように中村さんが盛り上げて、3人の空気を温めてくれていたので、ありがたかったです。杉野:新年あけまして、初めての仕事だったんですけど、緊張しました。カチコチになっちゃった(笑)。中村・桐谷:(笑)。杉野:桐谷さんは初めましてでもちろん緊張したし、倫也さんも初めましてで、仕事場では。緊張しました。中村:なんか、先輩の前だといつもの調子が出ないって。杉野:そうっすね。調子狂っちゃいますね。中村:うん。共演NGみたい。杉野:そうですね(笑)。中村:そうですねじゃない(笑)。杉野:すみません(笑)。――今回はそれぞれの王家で研究者という役でしたが、みなさんが研究したい、または最近没頭しているものは何ですか。中村:年末年始、わりと休みもあったので料理をしていました。ブロッコリーをよく食べるので、ブロッコリーの保存方法、何がベストなのかなっていうのを。今のところ、ちょっとチンしたのを、まだちょっと軽く芯が残ってるぐらいの小分けにして、冷凍して使うときに、またもう1回ちょっと火を通すみたいな感じで帳尻を合わせているんですけど、それ以外にベストな保存方法がブロッコリー王朝さんにはあるんじゃないかと。カリフラワー王家もいますし。そこをちょっとね、ぜひブルボンさんに調べてもらいたい。ブロッコリーブラウニーを作ってもらって(笑)。桐谷:私はこれから研究したいことは、料理です。子供が離乳食を卒業して、普通にいろんなものを食べられるようになったんですよ。大人と子供とが一緒に食べられるようなメニューをまだそんなに知らないので、そこを研究したいなと思ってます。塩分を調整して味が薄いものをあげたりとか、具材がそんなに大きくないもの、という風にして、今は大人と別々で作っているんですけど、だんだん色々食べられるようになってきているので、取り分けレシピとかを研究したいです。杉野:研究したいこととは違うんですけど、最近動物の動画を見るのにハマっていて。特におすすめが、和歌山パンダのフウヒンくんって知っていますか? 僕今ラジオやってるんですけど、番組にお便りがきて「和歌山のフウヒンくんが可愛いから見てください」って言われて、見てみたら、めっちゃ可愛いんですよ! パンダって。パンダがその飼育員さんに抱きついたりしてるのとかを見て、癒されています。……没頭? しています。
2022年02月08日金曜ドラマ「妻、小学生になる。」の3話が2月4日オンエア。杉野遥亮演じる蓮司に「恋が始まるときって、こんな感じ」「もう恋に落ちるしかない」などの声が寄せられる一方、吉田羊演じる千嘉の“気迫”にSNSでは「怖かった」のという声が集まっている。「週刊漫画TIMES」(芳文社)連載の村田椰融による同名漫画をドラマ化。10年前に愛する妻を失い、それから生きる意味を失っていた夫と娘が、小学生の女の子に生まれ変わった妻(母)と再会する…というちょっと変わったホームドラマの本作。キャストは小学生に生まれ変わった妻と買い物にでかけて、同僚とその友人に怪しまれてしまった新島圭介に堤真一。人気洋食屋のシェフだったが10年前、事故で他界した圭介の妻・貴恵に石田ゆり子。圭介と貴恵の一人娘で、貴恵と再会し就活を始め再び前を向き始めた麻衣に蒔田彩珠。貴恵の生まれ変わりで今は小学4年生の白石万理華に毎田暖乃。圭介と万理華の“デート”を目撃した年下上司の守屋好美に森田望智。部屋も散らかし放題で万理華を怒鳴りつける彼女の母親・白石千嘉に吉田さん。漫画家を目指し賞を獲るもデビューできず、アルバイトで食いつなぐ貴恵の弟・古賀友利に神木隆之介。父が経営する「愛川工務店」で働く愛川蓮司に杉野さん。また小椋梨央、飯塚悟志(東京03)、馬場徹、田中俊介、水谷果穂、柳家喬太郎といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。麻衣はホームページ制作会社に就職。先輩社員について初めて取引先へ営業に向かう。営業先は愛川工務店で、麻衣は社長の息子・蓮司にパソコンの操作を説明するが、緊張で上手くできない。だが、マニュアルを読みながらたどたどしい説明しかできないが、一生懸命な麻衣に蓮司は好感を持つ。そして帰りのバスを待つ麻衣を蓮司は食事に誘う。一生懸命説明する麻衣を見て、ほんのりと微笑む蓮司…その表情に「無骨な感じだけどこの笑顔で優しいとか…もう恋に落ちるしかない」「恋が始まるときって、こんな感じなんだろうなー。そんな風に思えた出会いのシーンだった」などの声が上がったほか、その後の食事のシーンでみせた上目遣いには「だからその上目遣い反則なんだって!」といった反応も。万理華になった貴恵との再会に浮かれる圭介は、万理華の親に挨拶をしたいと言い出す。しかし万理華は話を勝手に進めないでと怒る。そんな折、万理華をタクシーで送り届けた圭介と麻衣を千嘉が目撃。2人が乗り込んだタクシーの前に立ちはだかり、停車させると窓ガラスをたたいて…。千嘉の気迫に「吉田羊さんの無表情のあの迫力ある演技にドキドキ」「最後も吉田羊さん怖かったんですけどおおお」「最後の吉田羊さん怖かった…」などの反応が続出中だ。(笠緒)
2022年02月05日話題のドラマや舞台などで活躍中の俳優、杉野遥亮さんが、『ミロ展―日本を夢みて』の展覧会ナビゲーターに就任!今回、音声ガイドの収録を終えた杉野さんに、アート体験やご自身の活動などについて語っていただきました。杉野遥亮さんが展覧会ナビゲーター!【女子的アートナビ】vol. 235東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開かれる『ミロ展―日本を夢みて』では、スペインが生んだ巨匠、ジュアン・ミロ(1893-1983)の初期作品や代表作を展示。さらに、日本好きのミロが所有していた民芸品や、日本と深いつながりを示す資料なども含め、約130点の作品と資料が紹介されます。ミロが生まれたのは、スペイン・カタルーニャ地方にある都市バルセロナ。1888年に当地で開かれた万国博覧会の影響で、ミロの幼少期にもジャポニスム・ブームが続いており、生家近くには日本美術の輸入販売店もありました。日本にあこがれて育ったミロは、美術学校で学んだあと、画家として創作活動を開始。浮世絵をコラージュした作品を制作するなど日本への興味は尽きず、また、第二次世界大戦後は日本でもミロの展覧会が開かれるようになり、彼は二度も来日しています。本展では、相思相愛となったミロと日本の関係を、作品や資料を通して楽しむことができます。杉野遥亮さんにインタビュー!――まず、『ミロ展―日本を夢みて』のナビゲーターに就任されたご感想をお聞かせください。杉野さん光栄です。とってもうれしいし、このような経験ができたことは自分にとって、とてもよかったなと思っています。その“就任”という言葉、なんだかいいですね。――音声ガイドの収録もされたのですよね。いかがでしたか?杉野さん音声ガイドの収録は、はじめての経験でした。良いものをつくりたいという意識で臨みましたが、結果的に、それがどうなっているのか、自分でも気になります。この仕事でインプットできるものがとても多くありましたし、良い経験となりました。――展覧会がはじまったら、ご自身で音声ガイドを聞いてみたいですか?杉野さんそうですね、聞きながら作品を見てみたいです。でも、内容は知っているので、自分の仕事を確認する感じになっちゃいますね。どうして日本を愛してくれたのか…――特に見てみたい作品はありますか?杉野さん全部見てみたいです。(展覧会チラシを見ながら)この絵(《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》)とか、あと新聞など切り貼りしたコラージュ作品も気になります。でも、資料だけではわからないので、ちゃんと展覧会で実物を見てみたいなと思いました。――この展覧会には、誰と行きたいですか?杉野さんひとりがいいです。展覧会で、自分が何かを感じたり思ったりするときに、誰かに対して意識がいくと集中できないので……。じっくり、ひとりで見てみたいです。――ミロは日本好きとのことですが、ミロの作品を通して、日本を感じられそうでしょうか?杉野さん日本を感じる、というところまでいくのかどうかはわからないけど、ミロがなんで日本をリスペクトしてくれたのか、どうしてこんなにも日本を愛してくれていたのか、という点は、自分で調べたり感じたりしてみたいです。それが、改めて日本の文化に目を向けて見る、ということになるかもしれません。相思相愛のお相手とは…――ミロは書道風の絵も描いています。杉野さんも、書がとてもお上手ですよね。杉野さん書道は、今はやっていないです。昔も、特に習っていたわけではありません。――以前ラジオ(『杉野遥亮の今夜もオフトーク』『杉野遥亮の「今度は長ズボン」』)で、小学生のころ何度か書道で金賞をとったと話されていたのを聞きました。ほかにも、英語のコンテストにも選ばれたとか。杉野さんあれっ、僕、ラジオで話しましたか!その話は、僕の「あるある」なのです。不思議なのですが、いつも“やっつけ仕事”みたいに「はい!」と提出したものが、たまたま評価されてしまうんです。英語も、スピーチコンテストに出るということを口実にして、みんなで部活をサボろうとしたのですけど、なぜか僕だけ受かってしまって。結果的に、夏休みは部活のあと、英語の練習もしなければならないという超ハードスケジュールになりました。サボろうとしたので、バチがあたったんです(笑)。――いやいや、書道でも英語でも、賞をもらえるというのは本当にすごいことだと思います。ところで、この展覧会には「ミロと日本は相思相愛」というキャッチフレーズがあるのですが、杉野さんの相思相愛体験について、教えていただけますか?杉野さんえーっ、相思相愛ですか……。人、ですよね?誰かなぁ。あ、でも以前、テレビの仕事でバルセロナに短期滞在していたときに、僕は相思相愛だと思っていましたよ、蝶野正洋さんと(笑)。――なるほど、蝶野さん!お二人で共同生活をするという番組ですよね。確かに、楽しそうでした。バルセロナでは、アート体験もしましたか?杉野さんバルセロナは、芸術のなかに住まわせていただいた感じだったので、それが当たり前になっていました。今となれば、とても貴重な経験だったし、ちゃんと目に焼き付けるべき場所だったと思います。本当に贅沢な環境でしたよ。だって、歩いていたら世界遺産があるのですから。サグラダ・ファミリアをはじめ、いろいろなガウディの建築物が見られますし、町中にアートがあふれていました。『恋です!』出演で味わったこと――2021年は、さまざまなドラマや舞台でご活躍でしたが、印象に残った出来事を教えていただけますか?杉野さん2021年は、全体通して、すごく駆け足でした。いろいろなことを経験させてもらい、どの仕事にも愛着があります。初めて舞台に立つ経験もしましたし、そのあとは『恋です!』に出て、いろいろな人に自分のことを知ってもらえました。初めて小さい子どもに声をかけられたり、おじいちゃんに「見てるよ」といってもらえたり。温かい気持ちになりました。――2022年になったばかりですので(取材時は1月初旬)、今年の抱負も聞かせていただけますか?杉野さん自分のペースで、自分の軸をぶらさずにやっていけたらいいなと思います。忙しかったり、疲れたりしているときは、どうしても自分自身に戻れない時間、自分がわからなくなる瞬間があるので、そういったときに、どうやって自分を保てるのか、というのが目標かなと思っています。――社会貢献にご興味がある、というお話も以前されていましたが、今年やってみたいことはありますか?杉野さん興味はあるのですけど、実際にそれができるのは、まだ自分的にはもう少し先かなと。まだ、自分のなかでも人間的に確立されていない部分があったりとか、ちゃんと整っていないことがあったりするなかで、人のために何か、というのはまだ自分には早い気がしています。時機がきたら、ですね。――杉野さんの言葉には、誠実さがあふれていますね。ラジオを聞いていてもステキな言葉が多いです。実は、心に響いた杉野さんの言葉をリストアップしているのです。杉野さん(リストを見て)へぇ、これ、すごい!でも、こういうのは、自分から出た言葉でも、自分だけでつくった言葉ではないですからね。誰か、例えば番組にメッセージをくれるリスナーさんと心を通わせてわかったこととか、例えば父親からもらった言葉とか、そういうものなので。――今のお話も、とてもステキです。最後に、展覧会を見る読者のみなさんにメッセージをいただけますか?杉野さん『ミロ展』は、展覧会に足を運ぶことが好きな方も、そうでない方も楽しめるようになっていますし、魅力がつまっています。何か気持ちをもらえたり、感じるものがあったり、人それぞれかもしれないけれど、受けとめられるものが何かあると思います。こんな時期だからこそ、芸術に触れることをしていただきたいなと思います。――ありがとうございました!インタビューを終えて…小顔で背が高く、信じられないほどスタイルの良い杉野さん。話し方に誠実なお人柄が表れ、どんな質問にも丁寧に答えてくれました。インタビュー中はクールで落ち着いた雰囲気でしたが、雑談になると表情が少年のような雰囲気に変化。そのギャップがまたステキでした。『ミロ展』では、声も「イケボ」な杉野さんが収録した音声ガイドを聞きながら、ぜひ作品を楽しんでみてください!※展覧会の最新情報など詳細は、公式サイトをご覧ください。Information会期:2月11日(金・祝)~4月17日(日)※2/15(火)、3/22(火)は休館会場:Bunkamura ザ・ミュージアム開室時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)観覧料:一般¥1,800(¥1,600)、大学生・高校生¥1,000(¥800)、中学生・小学生¥700(¥500)※カッコ内は前売り券の価格です。※会期中すべての土日祝および4月11日(月)~4月17日(日)は事前に【オンラインによる入場日時予約】が必要です。※状況により、会期、開館時間、日時指定予約対象日等が変更となる可能性があります。ご来場の際は最新情報を公式サイトにてご確認ください。
2022年02月02日俳優・吉沢亮の2021年を振り返る写真展「吉沢亮 寫眞展 2022」が、14日から開催される。同写真展では、吉沢が主演を務めたNHK大河ドラマ『青天を衝け』のメインポスタービジュアルや、14日に発売する寫眞集『青天の栄一』(ワニブックス 2,860円)の一部写真と未公開カット、2021年&2022年カレンダー写真と未公開カット、さらに昨年から今年1月にかけて表紙を飾った雑誌の写真を展示。大河ドラマ撮影中に吉沢が過ごした楽屋を再現したフォトスポットも設置される。また、会場では寫眞集『青天の栄一』のほか、写真展開催記念グッズも販売予定。同写真展は全6都市のhmv museumで開催され、宮城・仙台会場(「HMV仙台 E BeanS」店内)、愛知・名古屋会場(「HMV 栄」店内)、福岡・博多会場(「HMV&BOOKS HAKATA」店内)は14日から3月13日まで、北海道・札幌会場(「HMV札幌ステラプレイス」店内)は3月5日~4月10日まで、東京会場(「HMV&BOOKS SHIBUYA」6F)、兵庫・西宮会場(「HMV 阪急西宮ガーデンズ」店内)は3月12日~4月10日までとなっている(店舗の営業時間に応じる)。
2022年02月01日俳優の吉沢亮によるカレンダー『吉沢亮 2022.4→2023.3 カレンダー』(アミューズ 2,600円)が3月25日に発売される。昨年は映画『東京リベンジャーズ』(7月)出演や、映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIEワールド ヒーローズ ミッション』(8月)への声優出演、そして約1年4カ月の撮影を通してNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主演・渋沢栄一の生涯を演じきった吉沢。現在は、舞台『マーキュリー・ファーMercury Fur』に出演しており、夏公開の映画『キングダム2 遥かなる大地へ』への出演も発表された。B5サイズの卓上形式で全13枚となる今年のカレンダーのテーマは「吉沢亮の24時間」。とある1日を再現し、1時間ごとに追いかけたものとなっている。舞台挨拶や雑誌撮影など日々の仕事に取り組む姿はもちろん、帰宅後に台本を読んだりゲームをしたりと、家の中でのオフ、そして夢の中の姿までがふんだんに盛りこまれた。カレンダーの表面は午前4時~午後3時、裏面は午後4時~午前3時の吉沢が見られ、両面で楽しめる仕様に。きょう1日19時より、アミューズ公式オンラインショップ「A!SMART(アスマート)」、全国のHMV店舗およびHMV&BOOKS online、全国のローソン店内のLoppi、SHIBUYA TSUTAYAおよびSHIBUYA TSUTAYA ONLINE SHOP – STORESで予約販売が開始される。
2022年02月01日ミレニアム・パレード(millennium parade)の常田俊太郎が、遥海の新曲「Pride (Strings and Piano Reprise)」にプロデュース&アレンジで参加。楽曲は2022年1月26日(水)リリースの遥海1stCDアルバム『My Heartbeat』に収録される。常田俊太郎が遥海「Pride」をアレンジ常田俊太郎は、King Gnu(キングヌー)常田大希の兄であり、ミレニアム・パレードのメンバーでもあるバイオリニストだ。今回は映画『科捜研の女 -劇場版-』&テレビ朝日系木曜ミステリー「科捜研の女」Season21の主題歌などを担当するシンガー遥海のメジャーデビュー曲「Pride」をリアレンジ。自身もバイオリンで参加している。レコーディング映像も公開リアレンジした楽曲「Pride (Strings and Piano Reprise)」のティザー映像も公開。打合せをしながらレコーディングをして楽曲を作り上げていく遥海と常田俊太郎の姿を垣間見ることができる。<常田俊太郎コメント>メジャーデビュー曲「Pride」のアコースティック・アレンジ版を、遥海さんと一緒に創りました。シリアスでありながらチャーミングに、そして強さを纏った素敵な仕上がりになってます。ぜひ、オリジナル版と併せて聴いてみてください。【詳細】■遥海 新曲「Pride (Strings and Piano Reprise)」※2022年1月26日(水)発売 遥海 1st アルバム『My Heartbeat』に収録。■遥海 1st アルバム『My Heartbeat』CD発売日:2022年1月26日(水)・通常盤(CD) 3,300円・初回生産限定盤(CD+BD) 4,400円<収録曲>※共通1. Be Alright2. Dotchi3. Pride4. 声5. Don’t want your love6. WEAK7. ずっと、、、8. Two of Us9. スナビキソウ10. Pride (Strings and Piano Reprise)<Blu-ray「HARUMI LIVE 2021 “FOCUS”」>1.記憶の海2. Don’t Break My Heart3. FLY4. スナビキソウ5. WEAK6. answer7. Pride8. ずっと、、、9. Hearts Don’t Lie10. 声
2022年01月28日TBS新金曜ドラマ「妻、小学生になる。」にて、愛川蓮司役で出演予定だった萩原利久が、急性穿孔性虫垂炎のため撮影への参加が困難となり、代わって同役を杉野遥亮が務めることが決定した。本作は、10年前に愛する妻を亡くし、生きる気力を失った夫とその娘が、生まれ変わって小学生になった姿の妻(母)と再会するところから始まる、ちょっと変わったホームドラマ。堤真一が主人公・新島圭介役、石田ゆり子が他界した妻・貴恵役、蒔田彩珠が娘・麻衣役で出演。近年では、「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」の黒川森生役が話題となり、弟役で出演する「僕の姉ちゃん」が配信中の杉野さん。今回演じる愛川は、父が経営する工務店に勤務しており、麻衣と出会い、深く関わっていく存在だ。今回のキャスト交代に杉野さんは「先日、監督とお会いした際、蒔田彩珠さん演じる麻衣ちゃんが幸せになってほしいと話されていたことが印象的でした。愛が伝わるものがどこかある、そんな愛川蓮司を現場で築き上げていきたいです」と意気込む。そして「台本を読んでいると、涙ぐんじゃうんですよ。いままでにはない夫婦・親子の関係性ですが、とても温かく、しっかりと軸のあるお話に共感ができるし、僕は好きだと思いました。こんな毎日だからこそ、ドラマを見て癒される。その一つのピースになれるように一生懸命、頑張りたいと思っています」とコメントしている。「妻、小学生になる。」は1月21日より毎週金曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2022年01月20日無料で読める電子雑誌を発行する株式会社ブランジスタメディアは、杉野遥亮さんが表紙・巻頭グラビアを飾る、ライフスタイルマガジン「GOODA(グーダ)」Vol.63を公開いたしました。■ ■杉野遥亮さんが登場GOODAVol.63 手にするだけで毎日ちょっとハッピーな気持ちになれる。そんな、とっておきを紹介しているライフスタイルWEBマガジン「GOODA」。冬キャンプを特集した今号の表紙には、話題作への出演が続き、競争の激しい若手俳優陣のなかでも、ひと際存在感を示している俳優・杉野遥亮さんが登場。ひとつのトレンドになっている機能性の高いアウトドアウェアをミックスさせたコーディネイトで、タウンユースを意識したアーバンアウトドアなスタイリングを披露。インタビューでは、興味津々だというソロキャンプへの思いに加え、もしソロキャンプデビューが叶ったら、焚き火をしながらゆっくりオフを満喫したいことなどを話してくれた。また、キャンプでの新しいアクティビティとして人気が高まっているサウナテントにも心惹かれるものがあるといい、“ととのう”も体験済みだとか。「みんなと同じ感覚かどうかはわかりませんが、自分なりの“ととのう”を経験したことがありますよ。一緒に行く友だちがサウナを熟知していて、それに倣って入っていたら、あるとき、ボーッとするような快感が襲ってきて、これが“ととのう”なのかなと思いました」と話してくれた。そのほか、冬キャンプ特集では、寒空のもと体が冷え切る前に素早く設営ができることなど、冬のキャンプに適したテント選び、とにかく寒い夜に備えたシュラフ選びなど、ちょっとした快眠のコツを掲載し、冬キャンプを快適に楽しむための情報盛りだくさんでお届け。ぜひご覧あれ。■ 俳優・杉野遥亮が着こなす アーバンアウトドアな最旬コーデ 管理の行き届いたキャンプ場は、もはや日常の延長だ。しかも、機能性の高いアウトドアウェアをミックスさせたコーディネイトは、ひとつのトレンドになっている。そこで提案したいのがタウンユースを意識したアーバンアウトドアなスタイリング。そんな最旬コーデを杉野遥亮が着こなす。■ スペシャルインタビュー新しいことを始めるなら今でしょ杉野遥亮と語る キャンプとサウナ、そしてアート 静寂のなか、時折、薪が弾ける音が響く。その音をバックに揺れる炎を眺めて、チルアウトする。冬のキャンプは都会や夏のアウトドアでは、経験できない静かな時間が堪能できるのだ。今回は慌ただしいドラマ撮影の日々がひと段落し、ソロキャンプに思いを馳せる杉野遥亮さんを迎えて話を聞いた。杉野遥亮さんのスペシャルムービー: 動画1: ■ 静寂のなか、焚き火を眺めながらチルアウトする贅沢な時間冬だよ!キャンプに行こう!! 日の入りが早い、この季節。足早に去っていく太陽と入れ替わるように星が輝きはじめると、あたりは静寂に包まれる。暖をとるために起こした火が愛おしくてたまらない。揺れる炎を眺めていると、仕事の悩みや煩わしい人間関係がリセットされ、リラックスした気分になれるのだ。いざ、冬キャンプに行こうではないか!!■ ライフスタイルを刺激する厳選アイテム 「ファッション」「インテリア」「ライフ」「アウトドア」「グルメ」「家電」「健康・美容」「ギフト」「キッズ」の9のジャンルに分けて、こだわりアイテムをオススメしています。<電子雑誌「GOODA(グーダ)」 概要>好きなモノに囲まれて暮らしたい。そんなモノにこだわる男のためのライフスタイルマガジン。著名人のこだわりに迫るインタビューをはじめ、インテリア、ファッションなどのさまざまなアイテムのほか、ハウツーなども紹介。楽天市場から読者向きのアイテムをセレクトしているのも魅力のひとつ。パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも最適な形で閲覧可能です。<株式会社ブランジスタメディア 会社概要>URL : 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者 :代表取締役社長 井上秀嗣事業内容 :電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月17日無料で読める電子雑誌を発行する株式会社ブランジスタメディアは、杉野遥亮さんが表紙・巻頭グラビアを飾る、ライフスタイルマガジン「GOODA(グーダ)」Vol.63を公開いたしました。■ 杉野遥亮さんが登場GOODA Vol.63 手にするだけで毎日ちょっとハッピーな気持ちになれる。そんな、とっておきを紹介しているライフスタイルWEBマガジン「GOODA」。冬キャンプを特集した今号の表紙には、話題作への出演が続き、競争の激しい若手俳優陣のなかでも、ひと際存在感を示している俳優・杉野遥亮さんが登場。ひとつのトレンドになっている機能性の高いアウトドアウェアをミックスさせたコーディネイトで、タウンユースを意識したアーバンアウトドアなスタイリングを披露。インタビューでは、興味津々だというソロキャンプへの思いに加え、もしソロキャンプデビューが叶ったら、焚き火をしながらゆっくりオフを満喫したいことなどを話してくれた。また、キャンプでの新しいアクティビティとして人気が高まっているサウナテントにも心惹かれるものがあるといい、“ととのう”も体験済みだとか。「みんなと同じ感覚かどうかはわかりませんが、自分なりの“ととのう”を経験したことがありますよ。一緒に行く友だちがサウナを熟知していて、それに倣って入っていたら、あるとき、ボーッとするような快感が襲ってきて、これが“ととのう”なのかなと思いました」と話してくれた。そのほか、冬キャンプ特集では、寒空のもと体が冷え切る前に素早く設営ができることなど、冬のキャンプに適したテント選び、とにかく寒い夜に備えたシュラフ選びなど、ちょっとした快眠のコツを掲載し、冬キャンプを快適に楽しむための情報盛りだくさんでお届け。ぜひご覧あれ。GOODA Vol.63表紙:杉野遥亮■ 俳優・杉野遥亮が着こなすアーバンアウトドアな最旬コーデ 管理の行き届いたキャンプ場は、もはや日常の延長だ。しかも、機能性の高いアウトドアウェアをミックスさせたコーディネイトは、ひとつのトレンドになっている。そこで提案したいのがタウンユースを意識したアーバンアウトドアなスタイリング。そんな最旬コーデを杉野遥亮が着こなす。GOODA Vol.63巻頭:杉野遥亮GOODA Vol.63グラビア:杉野遥亮■ スペシャルインタビュー:新しいことを始めるなら今でしょ 杉野遥亮と語るキャンプとサウナ、そしてアート 静寂のなか、時折、薪が弾ける音が響く。その音をバックに揺れる炎を眺めて、チルアウトする。冬のキャンプは都会や夏のアウトドアでは、経験できない静かな時間が堪能できるのだ。今回は慌ただしいドラマ撮影の日々がひと段落し、ソロキャンプに思いを馳せる杉野遥亮さんを迎えて話を聞いた。GOODA Vol.63インタビュー:杉野遥亮杉野遥亮さんのスペシャルムービー: ■ 静寂のなか、焚き火を眺めながらチルアウトする贅沢な時間冬だよ!キャンプに行こう!! 日の入りが早い、この季節。足早に去っていく太陽と入れ替わるように星が輝きはじめると、あたりは静寂に包まれる。暖をとるために起こした火が愛おしくてたまらない。揺れる炎を眺めていると、仕事の悩みや煩わしい人間関係がリセットされ、リラックスした気分になれるのだ。いざ、冬キャンプに行こうではないか!!GOODA Vol.63冬キャンプ特集GOODA Vol.63冬キャンプ特集テントサウナ■ ライフスタイルを刺激する厳選アイテム 「ファッション」「インテリア」「ライフ」「アウトドア」「グルメ」「家電」「健康・美容」「ギフト」「キッズ」の9のジャンルに分けて、こだわりアイテムをオススメしています。<電子雑誌「GOODA(グーダ)」 概要>好きなモノに囲まれて暮らしたい。そんなモノにこだわる男のためのライフスタイルマガジン。著名人のこだわりに迫るインタビューをはじめ、インテリア、ファッションなどのさまざまなアイテムのほか、ハウツーなども紹介。楽天市場から読者向きのアイテムをセレクトしているのも魅力のひとつ。パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも最適な形で閲覧可能です。<株式会社ブランジスタメディア会社概要>URL: 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者:代表取締役社長井上秀嗣事業内容:電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月17日存在感抜群のビッグシルエットは、背中を押してくれるエンパワーピース。長らく俳優業を邁進する福原遥が、その力強さを携え、麗しく着こなします。ロングブルゾンでつくる、刺激的なエレガンス。コーデをマニッシュに包み、一気にこなれ感を出してくれるミリタリーアウターは、一着は持っていたいここ近年のトレンド。裾紐の絞り加減によって、好みのディテールをつくることが可能に。ゆとりあるデザインを活かして、インナーのレイヤリングを楽しむのも手。コート¥36,300(ジャーナル スタンダード ラックス/ジャーナル スタンダード ラックス 表参道店 TEL:03・6418・0900)リブカーディガン¥39,600パンツ¥37,400(共にトーガ プルラ/トーガ 原宿 TEL:03・6419・8136)イヤーカフ各¥13,200(チェリーブラウン TEL:03・3409・9227)凛と花開く、ロマンティック・ブラウス。ベビーピンクのブラウスは、柔らかな綿素材とボウタイ、ドレープたっぷりの厚みあるカラーで、とことんスイートなムード。アウターから出してアピールして、顔まわりはしっとりとまとめるのがバランス。上品さも併せ持つ、華やかなフェミニンスタイルに。ブラウス¥134,200(プルーン ゴールドシュミット/メゾン・ディセット TEL:03・3470・2100)コート¥68,200(バウム・ウンド・ヘルガーテン/エスアンドティ TEL:03・4530・3240)イヤリング¥14,300(トーガ プルラ/トーガ 原宿)心まで強くあれる、パワフルな勝負ドレス。思わず背筋が伸びる、アーティスティックなパワーショルダーが特徴のロングワンピース。艶やかでハリ感のある生地が一層のボリュームを演出しつつ、付属のベルトでキュッと締まったウエストとのギャップで、美しいXラインのシルエットが完成。周りの視線をさらうこと間違いなし!小物もダークトーンでまとめ、ディープで大人っぽい、ノワールの世界に酔いしれて。ワンピース¥371,800(プルーン ゴールドシュミット/メゾン・ディセット)イヤリング¥14,300(トーガ プルラ/トーガ 原宿)ニットが描き出す、ソフトエッジーな輪郭。ハンドメイドで編まれたブラウン×ホワイトのチャンキーなニットベストは、羊毛100%で抜群の暖かさ。すっぽり肩が収まるワイドショルダーで、ローゲージなケーブル編みが、こまやかなニュアンスをメイク。ニットベスト¥51,700(マイディ/ジャーナル スタンダード ラックス 表参道店)タイシャツワンピース¥35,200スカート¥35,200(共にバウム・ウンド・ヘルガーテン/エスアンドティ)サボサンダル¥78,100(ロ ゾッコライオ/ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス ロッポンギ TEL:03・5413・3607)靴下はスタイリスト私物ふくはら・はるか1998年8月28日生まれ、埼玉県出身。俳優、声優、アーティスト。今春放送予定のドラマ『今どきの若いモンは』(WOWOW)や、ヒロインに抜擢された2022年度後期のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』などへの出演を控える。※『anan』2022年1月12日号より。写真・トキスタイリスト・岡部美穂ヘア&メイク・岡野瑞恵(by anan編集部)
2022年01月08日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。ついにフィナーレを迎えた『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。最終回のサブタイトルは『ふたりでいれば…!』でした。ふたりでいれば…どうなるのか。自分たちの『カタチ』を見つけたユキコ(杉咲花)と森生(杉野遥亮)、そして2人を取り巻く人々がたどり着いた結末が描かれました。1年後の2人舞台はユキコと森生が別れてから1年後。食品関連会社に就職したユキコは、職場の人の理解を得て、自らの業務をしっかりこなしていました。しかし、希望していた調理の仕事ではないため、どこか物足りない様子でした。そんな中、なんと花男(戸塚純貴)とハチ子(生見愛瑠)が結婚!結婚パーティーではユキコが作ったウェディングケーキが振る舞われ、みんなの「美味しい」という声に嬉しそうに笑うユキコ。やはり、誰かに美味しいと言ってもらうのが嬉しいようです。さらに、仕事帰りに立ち寄った元バイト先の『BBバーガー』では、店長の茶尾(古川雄大)から以前ユキコが考案したメニューが人気だと聞いて喜んでいました。一方、鹿児島県に行っていた森生は、再び無職となって地元に戻って来ていました。別れてまで送り出してくれたユキコに合わせる顔がないと、見つからないように彼女を遠くから眺めていましたが、さすがは森生、ユキコの様子を見ているだけで本心に気が付いたようです。コソコソとユキコの後を付けるも、BBバーガーで見つかってしまった森生。お互いの近況を語りつつ、「今も美味しいって言われるのが、一番好きなんじゃないですか」と見事に核心をつきます。ユキコは「やりたいことと出来ることは違う」と言い、自立するためには働く必要があるのだと割り切っていましたが、その表情はどこか暗く、今の仕事を楽しんでいるようには見えませんでした。離れてからの1年間、それぞれの道を歩んできた2人は、行く末に光を見出せなかったようです。しかし、森生が「自分のやりたいことを見つける」と宣言し動き出したことで、事態は好転していくのでした。世界を広げるには…その後、ユキコは森生の言葉に刺激を受けたのか、調理師専門学校のオープンキャンパスに参加します。しかしその学校に視覚障害のある生徒が通った前例はなく、卒業したとしても就職先はないだろうと言われ、再び調理師への道を諦めようとするユキコ。そんなユキコの道を照らしたのは、父・誠二(岸谷五朗)でした。誠二は、自立は1人でできるものではないとユキコを諭し「誰かと一緒だとできることが増えて、世界が広がるだろ。頼れる人がいればいるほど、できることが多くなる気がする」と話します。この誠二の言葉こそが、本作が描きたかった問題の答えなのではないかと思いました。森生と出会って、様々なことにチャレンジし、できることが増え、世界を広げてきたユキコ。彼女は、以前森生から言われた「ユキコさんはどんどん新しい道を切り開く人」という言葉を思い出し、進むべき道を見つけたようでした。一方、森生も宣言していた『やりたいこと』を見つけていました。それは、ユキコと一緒にいること。1年前と変わっていませんね。つまり「森生はとっくに夢を見つけていた」ということなのかもしれません。どこまでもブレない男・森生に、心底感動した瞬間でした。1年前と変わったのは「ユキコと一緒にいるために、どうすればいいか」に辿り着けたこと。森生が見つけた答えは『キッチンカー』でした。ユキコと一緒にキッチンカーで店をやる。それは調理師というユキコの夢を森生が後押しすることで、ユキコと一緒にいることができるという、2人の夢を同時に叶える方法でした。偶然なのか運命なのか、それとも森生と誠二の策略なのか…ユキコも森生と同じようなことを考えていた様子。2人が出した答えは、誠二が言っていた『世界が広がる』生き方でした。ふたりでいれば…!ユキコと森生だけでなく、他の登場人物たちも『それぞれのカタチ』を見つけたようです。ハチ子は専門学校を卒業後、アパレルの会社で服を作るという夢を持ち、花男はバリバリ働きたいハチ子を支えて家事全般を請け負い、子どもができれば子育ても担当すると2人で決めたようでした。そして獅子王(鈴木伸之)は、ついに森生に告白して想いに区切りをつけ、イズミ(奈緒)と共に歩んでいくことを決めました。2人の関係に名前をつけることはできなくても、お互いを大切だと思えて、一緒にいたいと思える素敵な関係です。障害、生い立ち、人間関係、ジェンダーなど、さまざまな問題に苦しみ、自分は普通ではないと思い、苦しんできた人たち。もしかしたらこの先も「それは普通じゃない」「前例がない」と、誰かに言われるのかもしれません。前例のないことをすれば、困難が伴うかもしれません。しかし、ふたりでいれば…!普通とか普通じゃないとか、比べるために誰かと一緒にいるのではなく、世界を広げるために誰かと一緒にいる。みんな違うからこそ、それぞれにできることがあり、支え合って世界が広がる。この物語の登場人物たちは、これからもそんな風に生きていってくれるのでしょう。みんなが「それぞれのカタチ」にたどり着き、最高のハッピーエンドとなりました。これまで、笑いや感動、気づき、いろんなものを与えてくれたこの作品。最後まで優しく温かい世界を見せてくれたことに、心から感謝します。[文・構成/grape編集部]
2021年12月20日「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」最終話が12月15日オンエア。森生がユキコに伝えた“夢”に「森生らしい選択」などの反応が上がるとともに、獅子王の“告白”への森生の返答にも感動の声が続出。そのアイデアを提案した杉野遥亮にも賞賛が送られている。森生の将来のため別れを選んだ赤座ユキコを杉咲花が演じ、レンタルビデオ屋の社員として鹿児島に行くことになった黒川森生を杉野さんが演じた本作。共演には獅子王への恋が実らないと考え“推す”ことにしたユキコの姉・赤座イズミに奈緒。森生のライバルだったが、実は彼のことが好きな金沢獅子王に鈴木伸之。ユキコとイズミの父・赤座誠二に岸谷五朗。ユキコが通う盲学校の同級生、紫村空に田辺桃子。全盲で空のことが好きな青野陽太に細田佳央太。森生の友人・緑川花男に戸塚純貴。同じく森生の仲間の桃井草介に堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)。橙野ハチ子に生見愛瑠。橙野茜にファーストサマーウイカ。茶尾店長に古川雄大といったキャストも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回では別れを選んでから1年後、ユキコと森生が再会。事務の仕事をしていたユキコだが、森生が口にした言葉がきっかけで調理の仕事がしたいと改めて決意。調理の専門学校に行くことを決意。森生はキッチンカーを買ってユキコと一緒に店をやりたいと想いを伝える。一方、獅子王はイズミを“大事な人”だと思うようになり、森生に「好きだった」と心に貯め込んできた想いを伝えたうえで、イズミに今の気持ちを伝える…という展開だった。ユキコに「見せたいものがある」と購入したキッチンカーの前に連れてくる森生。キッチンカーで店をやりたいからユキコに手伝って欲しいと話し「俺がやりたいことって、ユキコさんと一緒にいることなんで」と1年越しに“再告白”。するとユキコも「黒川に私の夢をかなえるのを手伝って欲しい」と答え、「私は黒川といるときが一番楽しくて、世界が広がる。だから私は黒川と一緒にいたい」と続ける。そんなユキコを黒川が優しく抱きしめる。このラストに「免許取りたいって言ってたもんね!!!全部が全部繋がってるうわぁぁぁ!」「ユキコと目指す新たな夢。優しさと愛情が溢れる森生らしい選択」「マジ良いアイデアすぎない??みんなが納得できる幸せになれる夢…」「最高すぎる、、シアワセってこういうことなんだな」などの声が続々と投稿。「2人がキッチンカーで働いてる姿を観たいから続編かSP熱望」など、続編希望の声も上がる。また最終回では獅子王がついに森生に“告白”する。体調を崩しイズミに助けを求めた獅子王。イズミが獅子王の自宅を訪れ看病しているとそこに森生もやってくる。「大事な人に来てもらってるから」と看病を遠慮する獅子王を見て、森生は喜びの表情を見せ、いつも弱音を吐かず想いを貯め込んでいる獅子王に「頼る人ができたなら安心だよ」と言って帰ろうとする。獅子王はそんな森生を引き留め「俺は…森生のことが好きだった。今までずっと貯め込んでた」と、自分の想いを伝える。すると森生は「照れんじゃねえか」と、自分が獅子王の想いに気付かなったと笑顔を見せ、「俺はユキコさんのことが…だからなんて答えるのが正解なんだ?」と少し悩んだのち「ありがとう」と感謝の言葉で獅子王の想いに応える。獅子王の告白とそれに対する森生の返答にも「ちゃんと獅子王を受け止める森生」「受け止めてくれる森生素敵すぎて泣ける」「拒絶もバカにもしないで、ちゃんと真剣に受け止めた黒川、好きだわー」「大事なことがわかってる。本当に優しいやつだな」「森生の返事が1億満点」など絶賛の声が殺到している。またこの返答が杉野さんのアイデアだったことにも「この素晴らしすぎる返しが、まさか杉野くんのアイデアだったなんて…大好きです杉野くん…」「森生の返し、なんて素敵なんだと感心したのですが、杉野くんのアイデアだったのですね!」「ものすごく温かくて優しい、森生らしい素敵な言葉だな、と観ていて考えていました 杉野くんの人柄が伝わってきます」など、杉野さんへの賞賛の声が続々と届けられている。(笠緒)
2021年12月16日弱視の盲学生・ユキコ(杉咲花)と、不良少年だけど純粋な少年・森生(杉野遥亮)の恋愛模様を描く、日本テレビ系で放送中のテレビドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。ラブコメ作品ではあるものの、主人公のユキコが抱える『弱視』というハンディキャップを通して描かれる現代社会や、周囲の人間との関係性など、社会的な要素でも観る人の心をつかんでいます。1年ぶりに再会を果たした森生とユキコ第9話では、お互いに人生の岐路にたち、別れの道を選んだ森生とユキコ。しかし、そこにはある誤解が生まれていました。前回、偶然にもユキコと緋山が抱き合う姿を目撃してしまった森生。ユキコが別れを切り出したのは、初恋の相手である緋山(小関裕太)と付き合うためだと森生は誤解したまま、就職先の鹿児島へと旅立ちます。つらい別れから1年、ユキコは盲学校を卒業し、食品関係の会社で事務の仕事を始めていました。一方の森生はというと、再び無職になり鹿児島から地元に帰省することに。そんなある日、仲間内の意外な2人が結婚することになり、結婚パーティーでユキコと森生が久しぶりに顔を合わせる機会が訪れます。そこで初めて、ユキコが自分の仕事を応援するために別れを切り出したことを知った森生。しかし、「無職の今、合わせる顔がない」とうしろめたさを覚た森生は、ほかの仲間に裏合わせを頼み、ユキコの前では自分がいないことにしてもらおうとします。森生のひと言が、ユキコの『気持ち』に再び火をつけるパーティーの翌日、森生は社会人になったユキコの姿を見ようと、出会いの場所で待ち伏せます。声はかけないつもりだった森生ですが、『BBバーガ』の店長・茶尾さお(古川雄大)の空気を読まない行動でそばにいることがばれ、ユキコと正面から向き合うことに!1年ぶりの再会を果たした森生とユキコ。森生の何気ないひと言が、封印していたユキコの『ある気持ち』に再び火をつけてしまうのでした…!ついに最終話を迎える『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』は、2021年12月15日放送予定です。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年12月15日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。人生の選択に迫られた時、迷い、悩んで、後ろ髪を引かれるような思いで決断をする。そんな時が誰にでもあると思います。クライマックスを迎えた第9話。ユキコ(杉咲花)と森生(杉野遥亮)の人生のターニングポイントが描かれました。それぞれの想いアルバイトでの働きを評価され、正社員になるチャンスが訪れた森生でしたが、赴任先として告げられたのは鹿児島県。鹿児島県まで、飛行機で2時間。車で17時間。その距離は、ユキコと森生にとってあまりに遠いと感じられました。弱視のユキコが鹿児島県まで行くのは簡単なことではないと、ここまで本作を見てきた視聴者には想像に難くないでしょう。しかし2人ならば、どうにか乗り越えられるのではないかと思ったのですが…。この距離に耐えられなかったのは、森生の方でした。獅子王(鈴木伸之)から正社員登用の話を聞き、考える猶予をもらったにも関わらず、すぐに「行かない」という答えを出してしまいました。理由は、ユキコの側にいたいから。ユキコは、森生の気持ちを嬉しいと思う反面、「いつか後悔するのではないか」「自分が重荷になっているのではないか」と不安を抱えてしまいます。そんな中、ユキコにも転機が。緋山(小関裕太)から連絡が入り、飲食関係の会社に見学に行けることになりました。しかし、会社見学で仕事内容が事務職になると聞き、気を落としてしまいます。「広い意味では食に携われる。必要とされるのは幸せなこと」だと緋山からアドバイス受け、自分を納得させようとするユキコ。そして「誰かに必要とされる幸せを、森生にも味わって欲しい」と考えるようになります。そんな時に、ユキコはアルバイト先の『BBバーガー』で茶尾(古川雄大)がアルバイトから正社員に抜擢されたと聞きます。店長として働いて、この仕事が天職だと思えるようになったという茶尾の話に、ユキコは森生を重ねずにはいれらなかったでしょう。悩んでいる時ほど誰かの何気ない話やアドバイスが、一種のお告げのように聞こえてしまうことはあるもの。緋山と茶尾の言葉が、ユキコには「森生の背中を押せ」と言っているように感じられたのかもしれません。一方、森生から正社員の話を断られた獅子王もまた、悩んでいました。森生が心のどこかで「行きたいと思っているのではないか」と感じていた獅子王でしたが、森生の背中を押してやることができません。何故なら、森生が遠くへ行ってしまうと、側で見守れなくなってしまうから。しかし森生がいつか後悔するのではと、ユキコと同様に複雑な思いの獅子王。それぞれに悩みと不安を抱える中、ユキコと森生はさらにすれ違っていくのでした。ユキコの決断森生の気持ちは終始一貫していました。『ユキコの側にいたい』ただそれだけです。しかし、ユキコの気持ちは複雑でした。どうするのが最善の道なのか、森生の幸せのために多くのことを考え、悩んだに違いありません。そんなユキコに「俺のことなんてどうだっていいんスよ。ユキコさんの人生の方が大事なんで」と話す森生。森生のことを大切に思っているからこそ、ユキコはこの言葉に大きく動揺したようでした。一方の森生が気になっていたのは緋山の存在。調理に携わる仕事を諦めると決めたユキコが、緋山の影響を受けていると感じていました。2人で雪の話をしながら、互いのモノローグが交互に入るシーンが切なかったです。どうしてそれを、ちゃんと言葉にしないのか。お互いが想い合っているのに。そんな、もどかしい気持ちで見ていた視聴者も多かったのではないでしょうか。目が見えても見えなくても、結局人は他人の心の中を見ることは出来ないのだと、痛感させられるシーンでした。互いの気持ちが分からず、心に距離を感じ始めたユキコと森生。そんなある日、森生に最大のピンチが訪れます。緋山がユキコを抱きしめ、好きだと告げたのです。ユキコが緋山に影響されていると感じていた最中、この場面を見てしまった森生。何というタイミング!筆者としては、なぜ森生が昼間のオフィス街をフラついているのかと、口惜しい気持ちでした。そこで「俺のユキコさんに触るな!」とでも言って、2人の間に割って入ってくれればいいものを、森生は目を逸らしてその場を立ち去りました。この行動に、森生の自信のなさと戸惑いが感じられました。「もしかして…」ユキコにそんな疑念を抱いてしまったのかもしれません。ユキコは緋山の告白をすぐに断り、同時に「もし、この先どうなったとしても、私は黒川が好きなんだ」と、不穏な言葉を残しました。この時にはもう決断していたのでしょうか。この直後、ユキコは森生に電話をして2人は会うことに。「私たち、別れよう」ユキコの別れの言葉は虚しいほどにそっけないものでした。緋山との関係を勘繰る森生に、何も語ろうとせず立ち去るユキコ。それは彼女の強い決意の現れだったのか、それとも、話をすれば涙が出てしまいそうだったからなのか。森生と別れたあと、ユキコは泣き崩れました。決断をしたユキコ自身、苦しくて堪らなかったでしょう。後悔も迷いも残っていたかもしれません。様々な人の想いが交錯し、悩み、疑い、思い遣り、そのひとつひとつがパズルのピースのように組み合わさり、ユキコはこの決断に至ったのだと感じました。それがどんな未来につながるのかまだ解らないけれど、必ず意味があると筆者は思っています。そして、森生が彼自身の人生を、自分の足で立って生きるために、必要な何かを得てくれることを期待しています。泣いても笑っても、次が最終回。これまで多くの幸せと笑いを与えてくれた本作だけに、きっと最後は笑顔で終わらせてくれると信じて、希望を胸に待ちたいと思います。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年12月13日