俳優の山田孝之(34)が9月27日、『植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之』(NHK Eテレ)に出演。Twiiterでは「シュールすぎる」「今年見た中で一番おもしろい!」などの反響を呼び、拡散されている。『植物に学ぶ生存戦略話す人・山田孝之』は種の繁栄のためありとあらゆる生存戦略を編み出してきた植物たちの、したたかでたくましい生存戦略を読み解く番組。山田が植物のありとあらゆる生存戦略を説明しており、今回は3種の植物を紹介した。ツユクサの戦略では、ザ・ドリフターズやキャバ嬢を例えに説明。またセイヨウタンポポの紹介では、名前の可愛さに侮ってはいけないとプーチン大統領を引き合いに出すなど予測不能な展開に。最後のヘクソカズラの生態では、山田の胸毛の写真をフリップに出すなど自由すぎる発送と驚きの番組運びとなった。山田は終始、真顔でゆったりとしたトーンで解説。番組のエンディングには「※すべては山田孝之の見解です」と注意書きが出るなどユニークな内容となった。視聴者からは「山田孝之さんがEテレとな?と思ったけどブレませんでした。見事」「今年見た中で一番おもしろい!」「山田孝之の使い方が正しすぎる」「Eテレ攻めすぎ、山田孝之は仕事選ばなさすぎ」「山田孝之がシュール過ぎた。天才かな」など大絶賛。また、「想定外の面白さ…Eテレすごいぜ シリーズ放送希望」とシリーズ化を切望する声も上がっている。
2018年09月28日これまで数々の話題作を生み出してきた山田孝之と山下敦弘監督の盟友コンビが、キャストに佐藤健と荒川良々を加え、伝説的コミックを映画化した『ハード・コア』。この度、どこかおかしくて切ない予告編が公開となった。■ロボットが空を飛ぶ? 待望の本予告が到着この度解禁された予告映像では、山田さん演じる、世間に馴染めず純粋すぎる男・右近と、荒川さん演じる右近の唯一の友人・牛山のうだつの上がらない生活が映し出され、そこに佐藤さん演じる、右近の弟・左近が現れる。しかし偶然見つけた謎のロボットとの出会いによって、右近と牛山の生活は一変。左近が不審そうに見つめるロボットに「ロボオ」と名付けた右近は、ロボオと共に生活すると、左近もロボオの隠れた機能に気づくかのような描写も見て取れる。ロボオとの間に芽生えた友情をユーモアも交えながら描くと同時に、左近に殴りかかる右近の姿や、爆弾を持って「もう、後戻りできないところまで来てるんだよ」という意味深な台詞、そして警察に囲まれる右近、牛山。そんな2人をロボオが抱えて空へと飛び立つ姿など、物語の結末が全く読めない内容となっている。■ゴッチことアジカン後藤が主題歌を歌いあげる!さらに予告内では、「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のボーカル、ギター、Gotchこと後藤正文が、トラックメーカーやプロデューサーとしても活動するベーシスト、Shingo Suzukiによるバンドプロジェクト「Ovall」の楽曲に参加した「なだらかな夜」を聴くことができる。この曲はコラボレーションと同時に、本作のための描きおろしとなっており、山下敦弘監督と山田孝之が作り出す世界観を、切なくも優しく彩ってくれる。平成の末期に満を持して公開となる、男たちの人生活劇をぜひスクリーンで確かめてみて。『ハード・コア』は11月23日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハード・コア 2018年11月23日より全国にて公開©2018「ハード・コア」製作委員会
2018年09月20日人気ベストセラー作家の本多孝好が山田孝之と菅田将暉の2人にあてがきしたキャラクターを軸に“デジタル遺品”を巡る人間ドラマを描いた「dele」。本作のファイナルを飾る第8話が9月14日に放送され、SNSではそのラストに感動した視聴者の声が溢れている。「ストレイヤーズ・クロニクル」「真夜中の五分前」「at Home」などで知られる本多さんによるオリジナルストーリーとなる本作。依頼人の死後に遺留データを内密に消す会社「dele. LIFE」を立ち上げた坂上圭司を山田さんが、彼の仕事を手伝うようになる真柴祐太郎を菅田さんが、2人を引き合わせた坂上の姉の弁護士・舞を麻生久美子がそれぞれ演じるほか、毎話出演した豪華ゲストも話題となった。これまでの物語で祐太郎の妹が亡くなったことは明かされていたが、最終回ではその“真実”に迫ることに。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。死亡確認を取ろうとした依頼者が辰巳仁志(大塚明夫)だと知った祐太郎は突然表情を変える。祐太郎の妹は9年前、新薬の治験で亡くなり、その真実を突き止めようとした家族はネットで誹謗中傷にさらされたのだが、その際の入院先の弁護士が辰巳だったのだ。遺された音声データには辰巳が大物政治家・仲村毅(麿赤兒)と、祐太郎の妹の死の真相に関する会話が録音されていた。さらに「dele. LIFE」にクラッキングが仕掛けられる。真実を暴こうとする祐太郎は無謀にもクラッキング先の会社に乗り込み、わざと警察沙汰にするが相手にされない。さらに「dele. LIFE」に仲村の手の者が現れ圭司は気絶、パソコンなども破壊されてしまう。ここまでかと思われたが、実は圭司の父も仲村の依頼で“黒い仕事”に手を染めており、圭司は父の死後そのデータを保管していた。そして辰巳の葬式に乗り込んだ2人は仲村の悪行を暴く…というのが最終回のストーリー。これまで決してハッピーエンドばかりではなかった本作だけに、視聴者からは「ほんわりハッピーエンドがとてつもなく嬉しい」「とにかくハッピーエンドで良かった」「考え得る中で最高のハッピーエンドありがとう」などの声が殺到中。また「山田孝之と菅田将暉の演技合戦がとにかく最高だった」「菅田くんの自由な演技と山田くんの抑えた演技のハマり具合が素晴らしいドラマだった」「演技力に目ん玉飛び出るかと思った」など、改めて主演の2人への賛辞もSNSに続々投稿され続けている。(笠緒)
2018年09月15日缶コーヒーの新商品「ジョージア グラン 微糖」の発表会に俳優の山田孝之さんと大関・栃ノ心関が出席。ジョージアが大好きなお二人がステージで初トークされました!ジョージアの顔、山田孝之さん登場!9月3日、都内で行われた日本コカ・コーラ株式会社の新製品発表会に、ジョージアのCMに出演されている俳優の山田孝之さんが出席しました。ジョージアといえば、“働く男たち” シリーズのコマーシャルが人気。今回の新CMでは、山田さんが企業のマーケティング担当に扮し、リスクを恐れず行動するかっこいい大人の男を熱演されています。この役について、山田さんは「今回のキャラクターには共感できました。僕も常々リスクを恐れて行動しないことは、マイナスまではいかないけれど意味のないことで、何でも挑戦してみなければいけないという気持ちで生きているので…」とコメント。また、大人の味わいが特徴の新製品にちなみ、これまでに出会った人の中で「大人だな」と思った人について問われると、「僕は自分がこんな感じなので、だいたい満15歳以上はみんな大人だなぁと思います。僕は精神年齢が小学生ぐらいから変わっていない。いまだに毎日落とし穴を掘りたいし…」と笑っていました。大関・栃ノ心関も登場!続いて、ジョージア出身の力士、栃ノ心関も登場!“角界のニコラス・ケイジ” とも称されるイケメン大関、やはり生で見てもカッコイイです♡「ジョージア大好き」と公言されている栃ノ心関は、「日本に来てもう13年になりますけど、最初ジョージアの缶コーヒーを見たときにちょっとびっくりしましたね。私の国と同じ名前で。飲んでみたらおいしくて、それで好きになりました」と笑顔でコメント。また、初対面の山田さんについては「いつもコマーシャルとかテレビで見ているので、初めて会った気がしない。男前ですね」とはにかみながら答えていました。お二人でプレゼント交換イベントでは、お二人でプレゼント交換することに。まずはジョージアが大好きな栃ノ心関に、山田さんからタワーのように積まれた新製品「ジョージア グラン 微糖」が贈呈されました。そして、大関からは手形の色紙がプレゼントされるとのこと。しかも目の前で “手形押し” を披露してくれるそうで、山田さんも興味津々!まず、左の手のひらに墨をたっぷり塗りつけて……色紙の上にまっすぐ手を置き……右手でしっかりと押さえつけます。近くで見ていた山田さんは「これを見るのは、はじめてです」といい、「でかいです。手がすごい!」と興奮気味。自分の手を重ねてみたりしながら、「これでアイアンクローされたらたまらないですね。とても痛いでしょうね」と驚いていました。ちなみに、力士の手形を家に飾っておくと魔除けになるとのこと。栃ノ心関の手形なら、力強く守ってくれそうですね。最後はジョージアで乾杯。男前なお二人の笑顔がステキでした!栃ノ心関の囲み取材では…イベント後には栃ノ心関の囲み取材が行われました。 ジョージアの缶コーヒーについては、「(春日野部屋で)師匠も若い衆も飲んでいますよ。特にこれ(新製品)おいしい。味がすごく濃い」と気に入っている様子。でも大関には小さいのでは?と問われると「ふたつぐらいまとめてジョッキに入れて飲みたいね」とにっこり。さらに、こういうイベントに慣れたかと聞かれると、「少しずつね。まだ勉強中だけどね。まあ慣れないとね。けっこう緊張するタイプですからね」と意外な一面を見せてくれました。5月の夏場所後に大関昇進を果たした栃ノ心関、まもなくはじまる秋場所でも活躍してほしいですね!以上、「ジョージア グラン 微糖」発表会レポートでした!
2018年09月06日作家の村上春樹氏がラジオDJを務める、『村上RADIO』の第2弾と第3弾が放送されることが決定した。第2弾は『村上RADIO~秋の夜長は村上ソングズで~』というタイトルで、10月21日(TOKYO FM/19:00~ ※各局放送時間が異なる)に放送される。8月5日に第1弾が放送され、反響が多かったことから今回の放送が決定。『村上RADIO~秋の夜長は村上ソングズで~』では、「秋の夜長は村上ソングズで」をテーマに自ら選曲を担当する。また番組では、9月9日まで「村上さん、素朴な質問なんですが…」ではじまる「素朴な質問」も募集中。前回同様に、村上氏が選んだ質問を番組内で紹介しながら答えていく。村上氏は「1回目の放送が思いのほか好評で、是非もっと続けてほしいという要望がたくさん寄せられました。ありがとうございます。僕もなかなか楽しかったので、とりあえず2回目をやろうということになりました」と今回の経緯を明かす。また、「今回はとくにこれというテーマはありません。秋の夜長を、村上の選んだ曲で楽しく過ごしてください……というのがテーマです」と言い、「うちから持ってきたレコードやCDをかけます。他の番組ではなかなか(ほとんど)かからない素敵な曲をどんどんかけちゃおうというのが、僕の選曲の基本的ポリシーであります」と語った。そして「それからいろいろとお話ししなくてはならないこともあります。といっても、なにも深刻な話じゃありません。どちらかといえば、どうでもいいような話です。どうか気楽に耳を傾けてください。お楽しみに」と呼びかけていた。
2018年09月03日「関ジャニ∞」村上信五が、「FNS27時間テレビ ~にほん人は何を食べてきたのか?~」内にて放送される国民的アニメ「サザエさん」に出演することが決定。今回“本人役”で出演となる村上さんは、アフレコを終え「手応えしかないですね、笑」と自信を見せている。今年の「FNS27時間テレビ」は、総合司会・ビートたけし、キャプテン・村上信五を迎え、楽しくも奥深い“にほんの食”にたっぷり向き合う。来年50周年を迎える「サザエさん」。今回番組内で放送されるのは、「わが家のみそ汁紀行」「姉さんと花沢さん」「ボクたち起こし隊」の3エピソード。村上さんが登場するのは、その中のひとつ「わが家のみそ汁紀行」。日本の伝統食品“味噌”に詳しい関西弁の青年・村上信五役で、磯野家メンバーとの会話を通して味噌のおいしさや効用を伝えるのだという。アフレコに挑戦した村上さんは、「自分の役をやるというのは不思議な感覚でしたが、アフレコは“楽しい”しかなかったです。素晴らしいストーリーに、自分でも驚くほど溶け込めたなと」と自信満々の感想。また画になった自身を見て、「新鮮でしたね!ディテールの部分までこだわって下さって、よく見ていただいているなと。磯野家の食卓まで一緒に囲ませていただいて、初めてとは思えないなじみ方でしたね」と喜び、「この話を見ていただければ“みそ汁”が飲みたくなる、そんな内容になっていると思います。時間帯的にもこの話をきっかけに夕食にもう1品“みそ汁”を足していただけたらうれしいです。ぜひご家族で楽しんでご覧ください」とメッセージを寄せている。◆「わが家のみそ汁紀行」ストーリー朝、マスオが財布を無くしたと騒いでいる。どうやら昨夜、波平と飲みに行ったとき落としたらしい。マスオと波平は泥酔していて、どこで落としたのか記憶がない。そんなとき、村上という青年がマスオの財布を届けに来る。マスオがどこで拾ったのか聞くが、村上は磯野家の朝食のみそ汁のいい匂いのほうが気になってしまい――。「FNS27時間テレビ ~にほん人は何を食べてきたのか?~」は9月8日(土)18時30分~フジテレビにて放送。※「サザエさん」は9日(日)18時30分~(cinemacafe.net)■関連作品:リズと青い鳥 2018年4月21日より全国にて公開© 武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
2018年09月02日山田孝之(34)が8月26日、「ボクらの時代」(フジテレビ)に出演。そこで山田は20代について「ずっと楽しくなかったです」と語った。その理由について「ネットの時代でSNSも出てくるなかで、芝居ひとつでも普段の行いの悪さでも批判されたりするじゃないですか。でも自分にはそこしか居場所がないんだと思い込んでいた」と告白。「俳優として芝居はしたいんだけど、人には見られたくない」と矛盾した状態であったと明かした。さらに自身の気持ちを封じ込めるあまり、「ずっと閉鎖的だった」と回想している。今でこそ自由で大胆な印象の強い山田だが、当時は批判を恐れていたようだ。15年4月に出演した「オトナの!」(TBS系)でも、「自分らしさというものがあってはいけないと思って生きてきました」と発言している。「こういった話を山田さんができるようになったのは、ここ数年のこと。20代当時の悩みは相当なもので、心酔していたミュージシャンのカート・コバーンにならって自殺を考えるほどだったそうです。カートはステージに立つとき『タイムカードを押してるような気分になる』と話していたようですが、その話を知った山田さんはひどくカートに共感してしまったようです」(映画関係者)精神的に追い詰められていた山田だが、「ボクらの時代」ではその打開策についても語っている。「閉鎖的」な状態から抜け出そうともがいた結果、「自分をもっと開放して人のことを好きになる、興味を持つというか、どんどん人に会ってみよう」という気持ちになったという。すると次第に「面白い出来事があったり仕事につながってったりして……。真逆にひっくり返った」と語った。30代に突入すると、これまではできなかったような仕事にも挑戦。役柄の幅を広げるとともに、交友関係も広くなっていった山田。そうした変化は、仕事観にも影響を及ぼしたという。「以前は職人みたいな自分のことに専念する俳優になりたいと考えていたようですが、今は違います。たとえば『後輩が自由に演技できる環境を作るにはどうしたらいいか』ということや、日本映画の未来についても考えるようになったそうです。俳優としての苦しみを経験したことで、より広い視野で仕事を捉えるようになったのでしょうね」(前出・映画関係者)苦難を乗り越えた山田。その挑戦は続くようだ。
2018年08月26日村上虹郎(21)が8月10日放送の「A-Studio」(TBS系)に出演。母であるUA(46)からの深すぎる愛について明かした。俳優デビューが決まった当時、カナダに住んでいた村上。村上を日本へ送り出す際、空港でUAは心配のあまり泣きながら説教したという。UAの思いが次々と溢れた結果、予約していた飛行機に乗り遅れるというハプニングも。さらに村上は「親子じゃなかったら結婚してるのに」とUAから言われたとも明かした。「村上さんのデビュー作『2つ目の窓』を手がけたのはカンヌ国際映画祭の常連・河瀬直美監督(49)。それまで演技経験のなかった村上さんですが、河瀬監督は主演に大抜擢。村上さんの唯一無二の存在感を大絶賛しています」(映画関係者)様々な人々を魅了してやまない村上は、今年に入ってからもウェス・アンダーソン監督(49)の「犬ヶ島」や現在放送中のドラマ「この世界の片隅に」(TBS系)といった話題作に出演。評価は右肩上がりだ。小泉今日子(52)も村上に魅了されたうちの1人。小泉は16年12月の舞台「シブヤから遠く離れて」にちなんだ本誌のインタビューで、共演者である村上について「すてきな声」と絶賛。またその魅力について、役柄も踏まえてこう語っている「ベテランの人たちの中で、ちゃんとそこに立つ男らしさや男気のようなものを感じますし、すごくまじめなんじゃないかな。いろいろなことを考えてその場に立っているというか。思春期の少年が持っている揺れや、実在感のない、触ろうとしたら透けてしまうような危うさを持つナオヤという役を、一生懸命表現しようとしている姿がすてきです」これからも魅了してほしい!
2018年08月13日俳優・山田孝之が一切出演せず、プロデューサーとして裏方に徹する映画『デイアンドナイト』。この度、追加キャストとして安藤政信、清原果耶、田中哲司、小西真奈美らの出演が決定。併せてポスタービジュアルと特報映像が到着した。■あらすじ父が自殺し、実家へ帰った明石幸次(阿部進之介)。父は大手企業の不正を内部告発したことで死に追いやられ、家族もまた、崩壊寸前であった。そんな明石に児童養護施設のオーナーを務める男、北村(安藤政信)が手を差し伸べる。孤児を父親同然に養う傍ら、「子どもたちを生かすためなら犯罪をも厭わない」という道徳観を持ち、正義と犯罪を共存させる北村に魅せられていく明石と、そんな明石を案じる児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)。しかし明石は次第に復讐心に駆られ、善悪の境を見失っていく――。数々の映画やドラマへの出演、俳優だけでなく様々な活動を展開中の山田さん。一切出演せずに裏方へ徹した初の全面プロデュースに挑戦する本作は、山田さんとは旧知の仲である俳優・阿部進之介を主演に迎え、完全オリジナル作品で「人間の善と悪」を問いかける物語を描く。家族のいのちが奪われ、自らの善悪に翻弄される者たちの物語は、混沌とした現代で強く生きることの厳しさをも描き出す。■安藤政信、昼と夜の顔を持つ重要人物に父を亡くし、実家に戻った阿部さん演じる明石幸次に救いの手を差しのべる児童養護施設勤務の北村健一役には、『スティルライフオブメモリーズ』『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』『きらきら眼鏡』と続々と出演作の公開が続く安藤政信。今作では昼と夜の顔を持ち、正義と犯罪を共存させながら主人公・明石幸次に不確実な善悪の境界線を突きつける重要な役どころとなっている。かねてより山田さんとは深い信頼関係にあった安藤さん。「孝之が初めて挑戦する作品に俺を誘ってくれた事藤井さんの若く、才能溢れてる監督に会えた事幸せです」とコメントを寄せている。■いま注目の女優・清原果耶も参加! 「私自身と重なる部分が…」北村がオーナーを務める児童養護施設で、物心つく前から生活をしている少女・大野奈々役には、オーディションで選ばれた清原果耶。『3月のライオン』『ちはやふる -結び-』に出演し、主演作「透明なゆりかご」が放送中と、いま注目を集めている彼女。「オーディション当時、初めはなかなか掴めなかった」と話す清原さんだが、「彼女の揺らめきが私自身と重なる部分があり、彼女の理解者でありたいという想いがどんどん膨らんでいったのを覚えています。思うがままに、時には荒削りに演じた奈々を受け止めてくださった阿部さん、山田さん、藤井監督をはじめキャスト・スタッフの皆さんには感謝でいっぱいです」と当時をふり返った。■田中哲司、「とても心地良く素敵な現場」明石の父を死に追い込むきっかけとなる大手企業の社員・三宅良平役には、名バイプレイヤー田中哲司。明石家と相対する傍ら、自らの家族を支える良き夫であり父である三宅の存在が、作品テーマをより強固に体現する。撮影に参加してみて、田中さんは「どの日の撮影現場も思い出深く、ケータリングで振る舞われる、きりたんぽや、じゅん菜を美味しく頂きながらも、どこか胸の中にチリチリした焦燥感の様なものがあり、それは、この現場のせいか、脚本のせいか、役のせいなのかは分からないですが。そういうのもひっくるめて、とても心地良く素敵な現場でした」とふり返り、「秋田の、気候とか自然、寒さだったり、風だったり、雨とか雪、そして人々、土地のスケールが確実に演技と共鳴して映画に刻まれてると思います」とコメントしている。■脇を固めるのも実力派俳優たち!さらには、北村の犯罪行為に手を貸す寡黙な女性役に小西真奈美。児童養護施設で働くスタッフ役に佐津川愛美。幸次の両親役に渡辺裕之と室井滋。そのほか、深水元基、藤本涼、笠松将、池端レイナ、山中崇、淵上泰史が脇を固める。■「役者とは誇れる仕事だと再確認」山田孝之プロデューサーよりコメント俳優として生きていて自信を失ってしまったとき、不安から救い出してくれるのは自分の芝居ではなく、それに対する評価でもなく、仲間たちの芝居だった。この世に実在しない状況や感情を、自分の記憶を捻じ曲げ、ありもしなかった気持ちを爆発させ、実在するかのように生きる。その姿は実に美しく、実に哀れだ。阿部進之介、安藤政信、田中哲司、皆さんの芝居を一番近くで客観的に見ていて、何度も涙を堪えた。でもそれは悲しいからではなく、役と真っ直ぐ向き合い、本当にその瞬間を生きている姿を見た感動からだ。そして今回初めてお会いした清原果耶という役者。オーデションで会ったその日から、僕はほとんど彼女の素顔を見ていない。彼女はずっと「奈々」だった。僕が生み出したとても複雑な役にも関わらず、清原果耶は「奈々」と一つになり、全てを翻弄させた。デイアンドナイトで皆さんの芝居を見て、役者とは誇れる仕事だと再確認することができた。役者として、役者を守る者として、これからも強く生きようと思う。■特報公開!併せて公開された特報映像では、ほぼ声は入らず「家族を殺された。あなたなら、どうしますか」と問いかけるコピーとともに、安藤さんが涙するシーンや何かを見つめる清原さんなどが映し出されている。『デイアンドナイト』は2019年1月26日(土)より全国にて公開。※1月19日(土)秋田県先行公開(cinemacafe.net)
2018年08月02日俳優・山田孝之がプロデュースする映画『デイアンドナイト』(2019年1月26日公開)の追加出演者が2日、明らかになった。また合わせてポスタービジュアル、特報映像が公開された。同作は山田が一切出演せずに裏方へ徹した初の全面プロデュース作。大手企業の不正を内部告発したことで父が自殺し、実家へ帰った明石幸次(阿部進之介)。彼に手を差し伸べた児童養護施設のオーナーを務める男・北村(安藤政信)は、「子供たちを生かすためなら犯罪をも厭わない」という道徳観を持っていた。正義と犯罪を共存させる北村に魅せられていく明石は、児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)から案じられつつ、次第に復讐心に駆られ善悪の境を見失っていく。「人間の善と悪」をテーマにした同作では、混沌とした現代で強く生きることの厳しさをも描き出していく。山田プロデューサーは、ロケ地の交渉やロケハン、オーディション審査、スポンサーとの交渉、また映画、ドラマ、CMの撮影の合間を縫って、脚本開発会議を定期的に主催。脚本やキャスティングに関して積極的にスタッフと意見を交わしながら製作へ挑んだ。監督を務めるのは、ドラマ『100万円の女たち』や映画『7s/セブンス』『光と血』などを手掛け活躍する藤井道人。山田、阿部と共に同世代のメンバーが熱い思いをぶつけ合いながら、2017年11月3日にクランクインし、秋田市、鹿角市、三種町で11月末まで撮影が行われ、現在は仕上げ作業中だという。今回、児童養護施設で働く男・北村健一役の安藤、児童養護施設で物心つく前から生活をしている少女・大野奈々役として、オーディションで山田プロデューサーが惚れ込んだ清原、さらに明石の父を死に追い込むきっかけとなる大手企業の社員・三宅良平役の田中哲司の出演が明らかに。明石家と相対する傍ら、自らの家族を支える良き夫であり父である三宅の存在が、作品テーマをより強固に体現していく。さらに北村の犯罪行為に手を貸す寡黙な女性を小西真奈美、児童養護施設で働くスタッフを佐津川愛美、幸次の両親を渡辺裕之、室井滋が演じ、深水元基、藤本涼、笠松将、池端レイナ、山中崇、淵上泰史ら実力派俳優が集結した。藤井監督は「『デイアンドナイト』は、私たちが生きる上で『善い』と思っていることに疑問を投げかけ、その裏側に潜む『悪』にフォーカスした映画です。是非劇場で体感してください。宜しくお願い致します」と作品について語った。○安藤政信コメント孝之が初めて挑戦する作品に俺を誘ってくれた事藤井さんの若く、才能溢れてる監督に会えた事幸せです。○清原果耶コメントこの度、大野奈々役で出演させていただくことになりました。清原果耶です。オーディション当時、初めはなかなか掴めなかった彼女の揺らめきが 私自身と重なる部分があり 、彼女の理解者でありたいという想いがどんどん膨らんでいったのを覚えています。思うがままに、時には荒削りに演じた奈々を受け止めてくださった阿部さん、山田さん、藤井監督をはじめキャスト・スタッフの皆さんには感謝でいっぱいです。この映画が「善と悪の根源」について観てくださった方に問いかけます。宜しくお願い致します。○田中哲司コメントなんか、藤井監督、阿部君、孝之君達が温めてきた作品に、この三宅という役で声かけてもらって、本当に嬉しかったし、頑張らねばと思いました。この映画は、どの日の撮影現場も思い出深く、ケータリングで振る舞われる、きりたんぽや、じゅん菜を美味しく頂きながらも、どこか胸の中にチリチリした焦燥感の様なものがあり、それは、この現場のせいか、脚本のせいか、役のせいなのかは分からないですが。そういうのもひっくるめて、とても心地良く素敵な現場でした。秋田の、気候とか自然、寒さだったり、風だったり、雨とか雪、そして人々、土地のスケールが確実に演技と共鳴して映画に刻まれてると思います。最後に一言、いや~寒かった!○山田孝之(プロデューサー)コメント俳優として生きていて自信を失ってしまったとき、不安から救い出してくれるのは自分の芝居ではなく、それに対する評価でもなく、仲間たちの芝居だった。この世に実在しない状況や感情を、自分の記憶を捻じ曲げ、ありもしなかった気持ちを爆発させ、実在するかのように生きる。その姿は実に美しく、実に哀れだ。阿部進之介、安藤政信、田中哲司、皆さんの芝居を一番近くで客観的に見ていて、何度も涙を堪えた。でもそれは悲しいからではなく、役と真っ直ぐ向き合い、本当にその瞬間を生きている姿を見た感動からだ。そして今回初めてお会いした清原果耶という役者。オーディションで会ったその日から、僕はほとんど彼女の素顔を見ていない。彼女はずっと「奈々」だった。僕が生み出したとても複雑な役にも関わらず、清原果耶は「奈々」と一つになり、全てを翻弄させた。デイアンドナイトで皆さんの芝居を見て、役者とは誇れる仕事だと再確認することができた。役者として、役者を守る者として、これからも強く生きようと思う。
2018年08月02日ドラマ『dele』は、山田孝之さん演じる坂上圭司と、菅田将暉さん演じる真柴祐太郎のバディもの。彼らの任務は、依頼人の死後に、パソコンやスマートフォンなどに遺されたデジタル記録をすべて“内密に”抹消すること。フリープログラマーの圭司が携わっていたこの仕事を、何でも屋として生計を立てていた祐太郎が手伝うことに。いきなりタッグを組むことになった圭司と祐太郎の相性、そしてW主演で密度の濃い撮影を進めている山田さんと菅田さんの相性はいかに?言葉のやり取りからも、ふたりの相性を垣間見ることができる対談となりました!――圭司と祐太郎は真逆なタイプという印象を受けますが、バディとしての相性を、おふたりはどんなふうに捉えていますか?菅田:僕が演じる祐太郎と、(山田さん演じる)圭司が初めて会ったとき、圭司が今まで組んだ人たちとはうまくいかなかったことを知るんですけど、その後のふたりの様子から察するに、相性はいいんじゃないですかね。圭司はいろんな人とうまく付き合えるタイプではないだろうし、はたから見ると怖かったりもする。どう関わるべきかわからないところがあるんですけど、祐太郎はそういう人にもガツガツ行けるから、圭司のことをいじったりするんです。この人はきっといじられたことがないんだろうなと思いつつ、それによって新しいコミュニケーションが生まれている気がします。山田:圭司と祐太郎は真逆に見えるかもしれないけれど、内面はわりと近いところがあると思うんです。圭司は意外と情に厚くて、感傷的になりやすいからこそ、情に流されないように切ってきた人なんじゃないかな。過去に一緒に仕事をした人たちのなかにも、祐太郎みたいに単純に物事に興味があって、いろんなことを聞いてくるようなタイプはいたはずだろうし。菅田:たしかに祐太郎は、圭司に対してドラえもん的な感じで何でも聞いちゃうところがあるよね。山田圭司はうざったそうにするわけでもなく、意外と饒舌にしゃべってる。自分の豊富な知識を、誰かに聞いてほしかったのかも。菅田:圭司の難しい話が祐太郎にはよくわかっていなかったりもするんだけど、その熱意はちゃんと伝わってる感じがしますしね。山田:そう思うと、今まで圭司と一緒に仕事をした人たちとは、何が合わなかったんだろう。菅田:自分がやるべきことと任せられることのイメージが、単に違っていたのかもしれない。山田:圭司は当たりが強めだから、「明日からもう来なくていいよ」みたいなことをはっきり言っちゃってるとは思うけど、本気で拒絶しているわけではなかったんじゃないかな。もし相手がその言葉にムカついて、本当に来なくなったとしても、それはそれでいいかなってくらいの気持ちで。圭司と祐太郎の関係性も劇的に変わっていくわけではないので、祐太郎に限らず誰かと接するときは基本的にこういうスタンスなのだと思います。だけどまあ、圭司だけでなく祐太郎も他人に深入りするタイプではない気がするけどね。菅田:そう言われると、祐太郎のほうがプライベートが謎だなあ。仕事以外の時間にいろんなことをしてそうな感じはするけど、何をしているのかが見えてこない。――おふたりご自身は、仕事をする上での相性とプライベートの相性は別ものだと思いますか?山田:そもそも求めるものが違いますからね。友だちには一緒に楽しめたり、何かを共有できたり、相談できるような関係を求めていると思うんですけど…。菅田:別ものとして考えたことがなかったけど、言われてみると全然違うかもしれない。山田さんの言う通り、求めるものが違うっていうことに尽きるのかな。山田:そんなにきっちり区別しているわけでもないけどね。一緒に仕事をしている人とカラオケに行っても、友だちみたいに「イエーイ!」って楽しんだりするし。菅田:そういう人もいつつ、仕事場でしか会わない人もいますね。仲が悪いわけではないし、一緒に気持ちよく仕事をしているけれども、連絡先を知らないような人もたくさんいます。――俳優の仕事をしている中で、相性の良さを感じられるのは、どういう存在の人ですか?山田:役によって現場でのあり方が毎回変わるので難しいですね。菅田:…朝イチでめっちゃ元気な人はどうですか?山田:ああ俺ダメだなあ、それ!菅田:俺もダメなんですよね。山田:朝から元気なのはいいことかもしれないし、元気を出していきたい気持ちもわかるけど、そうじゃない人もいるから、全員にそれを求めないでくれっていうね。菅田:ほんとにそう(笑)。山田:そこはプライベートでも一緒だな。具体的に言いますと、玉山鉄二という人がいてですね…。菅田:わはは!山田:昔から仲が良くて、男6人とかで旅行したこともあるくらいなんですけど。そういうとき、僕なんかは明け方までお酒を飲んで、鉄さんは大体早く寝ちゃうんですよ。当然僕は起きるのが遅くなるんだけど、彼はそれをわかっていて朝早くから「はい起きて!起きるよ!!」って手を叩いて大声でやってくるんだよね。「あなたは自分のタイミングで早く寝たんだから、無理やり起こすのは違うだろ!」って何度も言ってるんですけどね。だから、あえてやめようとしないんだろうけど(笑)。菅田:いい関係ですね。山田:そのぶん僕は夜のほうが元気なんだけど、だからといって人に絡んだりはしないです。菅田:絡みが上手い人と下手な人っていますよね。絡まれても全然嫌じゃない人もいるし、ほんとにほっといてくれって思うこともあるし(笑)。同じことをされているのに、こっちの感じ方が違うのもやっぱり相性なんでしょうね。山田孝之さん1983年10月20日生まれ、鹿児島県出身。1999年にドラマ『サイコメトラーEIJI2』で俳優デビュー。主演映画『50回目のファーストキス』が公開中。また、同じく主演を務める映画『ハード・コア』が2018年公開予定。菅田将暉さん1993年2月21日生まれ、大阪府出身。2009年にドラマ『仮面ライダーW』で俳優デビュー。現在はミュージシャンとしても活躍。8月17日公開の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』では、前作に引き続き志村新八役を務める。金曜ナイトドラマ『dele(ディーリー)』デジタルデバイスに遺された“不都合な記録”をめぐる、1話完結型の人間ドラマ。小説家の本多孝好が、完全オリジナルドラマの原案&脚本に初挑戦していることでも話題に。ほかにも金城一紀、瀧本智行、青島武、渡辺雄介、徳永富彦などが各話の脚本を担当。コムアイ(水曜日のカンパネラ)、野田洋次郎など多彩なゲストにも注目。7月27日(金)スタート。テレビ朝日系、毎週金曜23:15~※一部地域を除く※『anan』2018年8月1日号より。写真・吉田 崇(まきうらオフィス)スタイリスト・澤田石和寛(SEPT/山田さん)二宮ちえ(菅田さん)ヘア&メイク・灯(山田さん)HORI(BE NATURAL/菅田さん)取材、文・兵藤育子若山あや(by anan編集部)
2018年07月29日映画にドラマに歌にプロデュース業に、多方面すぎるほどの活躍を見せる山田孝之さんと菅田将暉さん。この夏注目のドラマ『dele』で、俳優としてW主演を果たすふたりの相性とは。山田さん&菅田さんに、“相性” をテーマにした共通の質問にお答えいただきました。同じQだからこそ見えてくる考え方の違いや、意外なところで通じ合っているふたりの姿が浮き彫りに…!?山田さん×菅田さんの相性を分析すると、どんな関係ですか?山田孝之:ちょうどよい距離感を保てる関係。共演者としての相性は、いいと思いますよ。僕は自分のペースでしか動かないような人が苦手なんですけど、彼はほどよく気をつかってくれるので。かまってほしいときと、そっとしておいてほしいときを何となくわかっている気がします。菅田将暉:僕からすれば、山田さんは刺激的な存在。何度か共演して飲んだり話すうちに、山田さんはどうかわからないけど、僕は刺激的な関係だと思った。いつも何かしらのヒントをくれるんです。ちなみに、初対面での山田さんの印象は、何を考えてるかわからないでっかい塊でした(笑)。今回のドラマ収録中に相手との相性を意識した場面は?山田孝之:「そば、そうめん、冷やし中華」の三択。暑い日のロケ中に、僕が「そば、そうめん、冷やし中華」って言ったら、菅田くんは「そうめん」って答えたんです。ちなみに僕は「冷やし中華」の気分だったんですけどね(笑)。そののち、彼は前日に冷やし中華を食べてたことがわかりました。菅田将暉:待ち時間の山田さんの話が面白すぎる!待ち時間の会話で意識するかも。今日も撮影現場に蟻がいっぱいいてふたりで見てたら、山田さんが「こいつらこのスピードで周りを見て判断してるって、動体視力すごくない?」と言い出して。山田さんの話が面白くて、僕はいつも大爆笑!ドラマ「dele」内での、ご自分と役柄との相性はどうですか?山田孝之:感覚的に近いところはあるのかな。セリフのリズムをつかむのが難しかったりするのですが、圭司の考えや振る舞いは、感覚的に近いところがあるかもしれません。といっても「なんでこういう考え方になっちゃうんだろう?」って疑問に思うことももちろんありますけど。菅田将暉:演じていて否定するところがないですね。僕と真柴祐太郎の家庭環境が違うので理解しにくいですが、彼には、動物や植物など、生き物の“あたたかみ”みたいなものを大事にできるところがある。演じていても否定するところがないということは、相性はいいんじゃないかな。山田孝之さん1983年10月20日生まれ、鹿児島県出身。1999年にドラマ『サイコメトラーEIJI2』で俳優デビュー。主演映画『50回目のファーストキス』が公開中。また、同じく主演を務める映画『ハード・コア』が2018年公開予定。菅田将暉さん1993年2月21日生まれ、大阪府出身。2009年にドラマ『仮面ライダーW』で俳優デビュー。現在はミュージシャンとしても活躍。8月17日公開の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』では、前作に引き続き志村新八役を務める。金曜ナイトドラマ『dele(ディーリー)』デジタルデバイスに遺された“不都合な記録”をめぐる、1話完結型の人間ドラマ。小説家の本多孝好が、完全オリジナルドラマの原案&脚本に初挑戦していることでも話題に。ほかにも金城一紀、瀧本智行、青島武、渡辺雄介、徳永富彦などが各話の脚本を担当。コムアイ(水曜日のカンパネラ)、野田洋次郎など多彩なゲストにも注目。7月27日(金)スタート。テレビ朝日系、毎週金曜23:15~※一部地域を除く※『anan』2018年8月1日号より。写真・吉田 崇(まきうらオフィス)スタイリスト・澤田石和寛(SEPT/山田さん)二宮ちえ(菅田さん)ヘア&メイク・灯(山田さん)HORI(BE NATURAL/菅田さん)取材、文・兵藤育子若山あや(by anan編集部)
2018年07月29日山田孝之は大いなる矛盾を孕んだ俳優である。俳優を評価する言葉はかなりざっくり分けてふたつある。「何を演じても本人でしかない」という批判と、「役によって全然違った人物になる」という褒め言葉だ。山田は当然賞賛される俳優で、役によって全然違った人物になるのだが、それだけでないところが山田であって、勇者ヨシヒコをやっても、闇金ウシジマくんをやっても、『荒川アンダーザブリッジ』の星(かぶりもので)をやっても、『凶悪』で犯人を追っていくジャーナリストをやっても、『銀魂』のエリザベスの声(のみ)をやっても、『山田孝之のカンヌ映画祭』の本人をやっても、どれもまったく違うのだが、そこに歴然と“山田孝之”の印が彫刻刀で深く刻まれている印象で、何を演じても山田孝之にもかかわらず、多彩な表情をもっているというトリッキーな俳優だ。○仕事を選ばずにやる脚本家・古沢良太が月9『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ 4〜6月)で「あんたは仕事を選んだほうがいい」という台詞を5話にゲスト出演した山田孝之に向けて書いていた(台詞を発したのは東出昌大)が、それが言い得て妙で、仕事を選ばずなんでもやるうえ、それがすべて違うのだからすごいということだ。『コンフィデンスマンJP』では後半数分に出るだけではあるが、その回のオチを担うような重要な役だった。ざっと説明すると、嘘の手術を行うために雇ったハリウッドの腕利き特殊造型作家の役。山田は、いかにも技術屋という感じのぶっきらぼうな素振りでその役を演じていて、観察力と再現力の確かさをわずか数分で示してみせた。でもやっぱりこれ誰? とはおそらくほぼ誰も思わず、おお、さすが山田孝之! と誰もが嘆息してしまうのである。台本に書かれたことを丁寧に読み解き、自分の体に染み込ませ、脚本家や監督のイメージに確実に沿うことのできる優秀な俳優だから、その能力を思う存分駆使できる大作に、それも主役クラスで出るだけで十分ではないかと思うが、まさに仕事を選ばないかのように『コンフィデンスマンJP』のようにちょっとだけ出る仕事も楽しそうにやっているように見える。いやむしろ、そういうほうが楽しそうな気がしないでもない。『コンフィデンスマンJP』も本人の希望らしく、映画『50回目のファーストキス』で共演した長澤まさみが主演している縁で、“「どこかでちょっと出たい」ということになったらしく”と古沢は自身のウェブコラムで書いている。山田孝之自身の虚実皮膜のドキュメンタリー(モキュメンタリー)をやることといい、何にでもなる俳優という存在の可能性を拡大して遊んでいるようで、まさに“player”という言葉がピッタリだ。○物語にあらゆる面をもたらす山田孝之さてその『50回目のファーストキス』は、コメディ作家・福田雄一が珍しくピュアなラブストーリーを描いたことで注目されている作品。洋画のリメイクで、舞台はハワイ。ハワイで旅行添乗員をやっている山田演じる男が一目惚れした相手(長澤)は事故で短期記憶が一日しか保たない病を抱えていた。そのため、せっかくいい感じになっても翌日にはその記憶がなくなっていて毎日ゼロからのスタート。それでも男は毎日毎日熱心にアプローチを続ける。ラブストーリーだけに、ところどころキュンキュンするところがあり、クライマックスは胸いっぱいになる。てっきり福田雄一作品だけに、ラブストーリーを笑う話と思って見たら、泣かされるというサプライズに満ち溢れた映画だ。福田雄一は山田の演技に泣かされたと言うが、山田はほんとうに達者だ。最初に登場したとき、ピュアなラブストーリーにもかかわらず、少し顔つきが濁って見えて、ああ、この人もどんなに名優といえども、もうドラマ『世界の中心で、愛を叫ぶ』(04年)のようなピュアさを出すことはできないのかとややがっかりしていたら、とんでもない、そこにはワケがあった。添乗員をやりながら旅行客をナンパしているちょい悪だったのだ。そんな主人公には実は別の顔もあって、さらに長澤まさみ演じる女性に恋することで一途な面が現れてきて……と徐々に濁った顔が変わっていくところが今回の山田孝之の演技の見せどころなのである。彼の演じる、混じりっけない善人もしくは悪人ではなくいろいろ混じった人間は、まるでモネの睡蓮のように比類ない。『50回目のファーストキス』に、単なるラブストーリーでなく、喜劇と悲劇と祝祭劇……とあらゆる面をもたらした山田孝之。彼の俳優としての成熟を見せつけられる映画である。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP 』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2018年06月21日旅とグルメをテーマにしたロケバラエティ「火曜サプライズ」の6月5日(火)今夜放送回に俳優の山田孝之と女優の長澤まさみがゲストで登場。映画『50回目のファーストキス』で共演している2人が、今回“アポなし旅”に繰り出すのは八王子市。果たしてどうなる!?「闇金ウシジマくん」シリーズでみせたハードな姿とは対照的に、「勇者ヨシヒコ」シリーズや『銀魂』(声の出演)ではコメディの才能も発揮し、「山田孝之の東京都北区赤羽」「山田孝之のカンヌ映画祭」など実験的なスタイルの作品にも果敢に挑むなど自身の俳優としての可能性を追求し続ける山田さん。『世界の中心で、愛をさけぶ』や『涙そうそう』『モテキ』などの作品で幾度にもわたり日本アカデミー賞に輝くなど日本を代表する女優として知られ、最近も『海街diary』や『散歩する侵略者』『嘘を愛する女』など意欲的に出演を続け「コンフィデンスマンJP」も大好評の長澤さん。番組初登場となる2人は今回、東京の“八王子市・山田”でアポなし旅を繰り広げる。自由すぎる山田さんと長澤さんにMCのウエンツ瑛士が振り回されまくり、爆笑ハプニングを連発。さらに穴場グルメも続々発見。山田さんと長澤さんが繰り広げる“斬新食リポ”にも注目。さらに広大な牧場へと予測不能の珍道中ロケをお見逃しなく。いまも熱狂的なファンをもつロマンティック・コメディの傑作『50回目のファースト・キス』(2004/ピーター・シーガル監督)を原案に、「勇者ヨシヒコ」『銀魂』シリーズの福田雄一監督が初めて王道ラブストーリーに挑む『50回目のファーストキス』は現在全国公開中。ハワイのオアフ島でツアーガイドのバイトをしているプレイボーイの大輔は、ある日、カフェで瑠依という明るくて魅力的な地元の女性と出会う。2人はたちまち意気投合し、次の日も会うことに。でも、翌朝会った瑠依は、大輔のことをまるで覚えていない。瑠依はかつて事故に遭い、新しい記憶がひと晩でリセットされてしまうという後遺症を抱えていた。そんな彼女に本気になった大輔は、毎日、“初対面”の瑠依をあの手この手で口説き落とす。2人は毎日恋に落ち、毎日ファーストキスをくりかえすことになるのだが…というストーリー。山田さん、長澤さんのほか、ムロツヨシ、勝矢、太賀、山崎紘菜、大和田伸也、佐藤二朗らも共演。平井堅が書き下ろした主題歌「トドカナイカラ」も感動的に作品を盛り上げる。「火曜サプライズ」は6月5日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:50回目のファーストキス 2018年6月1日より全国にて公開© 2018 『50回目のファーストキス』製作委員会
2018年06月05日昨年の映画『銀魂』邦画No.1ヒットの記憶も新しい、コメディの旗手・福田雄一監督が、初めて本格的ラブストーリーに挑む……驚きを持って迎えられた『50回目のファーストキス』が6月1日に公開される。『勇者ヨシヒコ』シリーズでがっつりタッグを組んでいる山田孝之と、『銀魂』出演も話題になった長澤まさみがW主演を務める。2004年に全米No.1を記録した作品の日本版リメイクとなる。ハワイ・オアフ島のツアーガイドで天文学者になる夢をもつ、プレイボーイの弓削大輔(山田)が、交通事故の後遺症により記憶が全て一晩でリセットされてしまう女性・藤島瑠衣(長澤)に惹かれ、2人は毎日恋に落ちる。新たな挑戦となる同作について、福田監督にインタビューした。○「何でラブストーリー?」と言われたかった――福田監督がラブストーリーということで、最初びっくりしました。予告を見ても、何かの前フリなのかな? と疑っていました。今回、オチとかないですよ(笑)。惑星が落ちてきて地球が全滅するというような展開はないですし、ちゃんといい感じで主題歌の平井堅に入ります(笑)。みんな、「なんでラブストーリーをやったんだろうな」と思ってるでしょうね。でも、僕も山田くんも「何でやったんだろう」と思われることをやりたくて仕方がない人なんです。僕がコメディ原作に手を出したところで「やるだろうな」と思われる。でも「今度こっち!?」と思われるようなことをすることが刺激にもなります。今まで『勇者ヨシヒコ』でラブストーリーもやってきたけど、あくまでオチに向かっての振りでしかなかったわけだから、「ラブストーリーのまま終わるのかい!」というのが、1番の衝撃だったんじゃないかな。僕と山田くんの中には、自分たちにとって新しいものをやりたいという欲がある。そうじゃないと、面白い関係を築けていけないじゃないですか。――山田さんの新たな一面も見えましたか?……うまかったですね、芝居が(笑)。小栗旬が『クローズZERO』の時に、「山田孝之と初めて芝居した時に、もう役者をやめようかと思った」と言っていたのを覚えてて、「山田孝之って、そんなにうまいのかよ」と思っていました。僕が初めて山田くんとやったのは初監督作の『大洗にも星はふるなり』でしたが、年末まである撮影スケジュールにうちの嫁が激怒していたんですよ。でも、プロデューサーから「山田孝之くんがのってくれている」と言われたことを報告したら、「やりなよ」と態度が変わりました。うちの奥さんは上手な役者さんが好きで、山田くんのこともだいぶ前から見ていたらしいんです。ただ、入りが『大洗~』で、その後が『勇者ヨシヒコ』なので、山田孝之の上手なところをあまり想像したところがない(笑)。きっと出来ている作品はいっぱいあるんですけど、目の前で見せつけられた時に、「山田孝之、うまいんだ!」と、初体験でした。――逆に、山田さんから「新しい面を見た」というようなことを言われたりとかは。何もなかったです。僕が笑い以外のことで何か言うのを好きじゃないのもわかってるし、お互い、あ・うんの呼吸なんですよ。――お二人で恋愛観を話し合ったりされるんですか?まったくないです! まったくないし、2人ともろくな恋愛観を持ってないから! むしろムロくんとの方が話してますからね!○男性にもオススメのラブストーリーに――キュンとする恋愛物語を作るのに、新たな苦労はあったのでしょうか?女性が何にキュンとするのかが、もうわからないですから、手探りでしかないですよ。多分、廣木(隆一)監督とかには「ここキュンとするんだろう」というツボがあるんでしょうね(笑)。――山田さんが試行錯誤して努力する姿が素敵でした。やっぱそうなんだよね。僕の嫁も「なんで結婚記念日の時くらい努力しないんだよ」っと言います。少年ジャンプがベースになっているから、努力は描けるんですよ。これからは「狙ってる」と言います(笑)。――長澤まさみさんも、こんな女性がいたら好きになっちゃうのかなと思いましたが、どういうところがポイントでしたか?あれだけ天真爛漫で魅力的な女性が、とんでもなく大変な病気を抱えている、というのが映画の核になっています。『銀魂』の時は短期決戦でしたが、今回は最初から最後までがっつりでしたし、毎日リセットされるから、他の映画とは違う感情の起伏を描かなければいけない。毎回同じ気持ちだけど、ある意味違う気持ちで臨まなきゃいけなくて、すごく難しかったと思います。――お二人の恋の様子を見ていると、一流の二人のラブストーリーという、贅沢な印象で。役者がうまいと、楽なんだなと思いました(笑)。キスシーンも、僕は段取りしか言ってないのに、その時点で出来上がってるので、カメラに収めるだけ。2人とも本当にうまくて、すごいんですよ! 山田くんも、最近は勇者とか、百獣の王とか、金貸しとか、強面の役が多かったから新鮮でした。――女性も好きかもしれないですが、男性が見ても楽しめる恋愛映画になっているのかなと思いました。それは、非常に強く訴えたいです。男の人が見て笑える作品になっているし、瑠衣という女性は、男性がかまいたくてしょうがないキャラクターなんです。たまらなくて、ほっとけません! みたいな感じの女性で、僕も本当に好きなキャラクターですし、キュンキュンします。会社で辛い思いをしているような男性諸氏にも、むしろ観て欲しいです。■福田雄一 プロフィール1968年生まれ。栃木県出身。90年に旗揚げした劇団ブラボーカンパニーで座長を務める傍ら、フリーの放送作家として数多くの人気バラエティ番組の構成を手掛ける。09年には自身の舞台を映画化した『大洗にも星はふるなり』で監督デビュー。テレビ東京系の深夜のドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズ(11~16)の大ヒットで人気を不動のものに。2017年には、映画『銀魂』が年間実写邦画ナンバー1を獲得した。18年には、映画『銀魂2(仮)』や、「聖☆おにいさん」の実写版ドラマなどが控える。
2018年05月31日取材部屋に山田孝之にムロツヨシ、そして佐藤二朗(※パンチパーマ)が入ってきただけで、その場の空気に「笑」という色が帯びる――。「勇者ヨシヒコ」シリーズなど、おなじみ福田雄一監督作において、安定の笑いをもたらしてくれる3人。もちろん、今回の映画『50回目のファーストキス』でも、映画館が爆笑の渦に包まれることは言うまでもないが、ひとつ、大きく違うのは、本作が正真正銘、感動のラブストーリーであるということ。天文学者になる夢を抱えるプレイボーイと短期記憶障害を負ったヒロインの恋に、ハンカチが必要となること請け合いなのだが、これら熱い涙のシーンに3人はどのように向き合ったのか?アダム・サンドラー&ドリュー・バリモア主演のハリウッド映画『50回目のファースト・キス』の日本版リメイクとなる本作。事故の後遺症で新しい記憶が1日でリセットされてしまう短期記憶障害を負っている瑠衣(長澤まさみ)に恋する主人公で、天文学者になる夢を抱え、ハワイで働く大輔を山田さんが演じ、その親友をムロさん、そして瑠衣を傷つけまいと事故の日と全く同じ出来事を毎日繰り返す父親を佐藤さんが演じている。――「あの福田雄一監督がラブストーリーを」、「福田雄一に泣かされる!」と話題の本作ですが、みなさんはいつもとひと味違う福田作品をどのように受け止めたんでしょうか?山田:最初に話をいただいて、オリジナル版の映画を観たら、すごく面白かったし福田さんっぽいなと思ったんですよね。福田さんに合ってるなと。どこがって聞かれるとわかんないけど、テンポとかコメディ色とかですかね?これを日本でやるなら、福田さんだろうって思えたんです。実際、脚本を読んでも日本版としてうまいなと思いました。これは面白くなるなと。ムロ:僕は、福田さんとは一緒に舞台もやってて、福田さんが実は“いい話”も書けるってことは知ってたんでね。佐藤:実はね(笑)。ムロ:だから、すんなりと入れたんですけど。まあ、まさかこのメンバーでこういうラブストーリーをやれるとは思ってなかったんで。主人公とその親友、ヒロインの父親ってポジションで…。――完成した映画を観て、特に「泣けた!」というシーンは?ムロ:まあ、本人の前では絶対に言わないけど、佐藤二朗の涙には弱いので、そこかなぁ…?佐藤:目の前にいるよ(笑)!いや、僕もムロと同じなんですけどね。以前、福田の演出で「THE 39 STEPS」という舞台に出させてもらったんです。そのとき、渡部篤郎さんを撃つシリアスなシーンで、どうしようかと思ってたら、福田に「上手まで歩いてきて」と言われたんです。そうすると渡部さんを見ないで撃つことになるんだけど、そのひと言の演出で、シリアスなシーンがグッと良くなったの。――その経験もあって、福田監督が笑いだけでなく、シリアスな作品やラブストーリーでもいい演出をするであろうことはわかっていた?佐藤:WOWOWのシリアスなドラマ(「同期」)を書いたりもしてるしね。ネタとして「福田がラブストーリー…体調でも悪いのか?」とか言ってますけど、世間で言うほど実際は意外でもなくて。今回も、テーマは結構、重いものをはらんでいるけど、不思議なほど悲壮感なく描かれているところが福田らしいなと。老若にゃんにょ…(苦笑)。ムロ:わかりますよ。大丈夫です(笑)。佐藤:老いも若きも男性も女性も楽しんでもらえるんじゃないかと(笑)。――佐藤さんのお気に入りのシーンは?佐藤:僕は孝之が勤めてる旅行会社での、同僚の勝矢と山崎紘菜と一緒の3人のシーンが好きだね。テンポがよくて面白くて。山田:ホントですか(笑)?佐藤:ホント、山崎がね。映画の中で大輔が、瑠衣を元気づけるために作るビデオがあって、それを父親も見てグッとくるシーンがあるんだけど、芝居の中でビデオを見たとき、(ほかの共演者と比べて若い)山崎はまだ委縮して、ちょっと緊張してるのかな? と思ったの。でも、完成した映画で改めて見たら、すごく良くなってて、福田に「いい演出だね」ってメールしたもん。――福田監督によるラブストーリー自体に3人とも意外性は感じなかったようですが、実際の現場でもいつもとの違いや変化はなかったんですか?ムロ:僕はそんなに感じなかったけど…ただ、みなさんがよく想像するであろういつもの作品と比べて、コメディしなくていいシーンが多かったのは事実ですね。みなさん、お気づきかとは思いますが、僕らももちろん“役者”ですから…(笑)。山田:そうですね(笑)佐藤:あははは。うん、そこちゃんと言っとこうな(笑)!――決してコメディアンや芸人ではなく…。ムロ:役者です! そこで役者に集中できる時間がいつもよりは長かったです。いつもは、そういう時間に加えて「このシーン、成立させてくれるよね?」「何かちょっと足してくれるよね?」という無言の圧力との戦いがあるから(笑)。――恋と夢とどちらを選ぶべきか悩む大輔との2人の砂浜でのシーンも感動的です。ムロ:山田孝之とそういうシーンをやることはもうないのかな? とあきらめかけていた頃に巡ってきたんでね(笑)。肩の力を入れずに、ずっとやりたいと思っていたことがやれるんだなぁって。山田:楽しかったですね。もちろん大輔は悩んでるし、決断しなきゃいけないシーンなんだけど、真剣にやればやるほど「え?ムロさんと何やってるんだろう?」「ハワイのこんないいロケーションで、なんで泣きそうになってんだ?」って(笑)。佐藤:僕も、これは決して楽をしようと思って言うんじゃないけど(笑)、ムロが言ったのと全く同じです。ムロの発言を僕の意見として書いてほしい(笑)。いつも「なんか面白いことやってくれよ」という無言の圧力を感じてるのも同じ。だから今回、肩の力を抜いて、孝之や長澤と芝居ができるのは嬉しかったね。いつもは雲の上から孝之を見てたけど(※「ヨシヒコ」シリーズの仏)、やっと孝之と同じ目線で芝居ができると(笑)。――瑠衣を傷つけまいと、事故の日の新聞とニュース映像を用意し、毎日、同じ1日を繰り返そうとする父親の姿に涙する観客も多いかと思います。佐藤:すごくつらい境遇にいる娘を持った父親なので、そこは土台としてしっかりと持っていようと思っていました。そこに大輔が現れて「なんだこいつ?」って感じなんだけど、おそらくはそういう状況にいる父親って、誰かに助けてほしいという、藁(わら)をもすがる想いを抱いてると思うんですよ。その藁がこいつなのかも?と思い、頼りつつも、でもこいつはいずれハワイを出て行くんじゃないか? という思いもあって。そういう感情の変化を計算しつつの芝居を孝之とやれたというのは、この映画での一番の収穫というか、すごく嬉しいことでしたね。ムロ:(瑠衣の弟役の)太賀の存在が大きかったですよね。佐藤:そうなの。大きかったね。ムロ:太賀がいることで、この苦しい状況を笑いにしていいんだなって。「ボケ」と「ツッコミ」という言い方はあまりしたくないんだけど、僕らって実はボケ側の人間じゃないんですよ。どっちかというと受け身で「それ違うだろ」と言う側。太賀がいたことで、お父さんのいい部分がすごく出てたし。佐藤:太賀がいてよかったのは、まず僕自身にとって、同じシーンにいるときに彼が笑いを担ってくれたから、力を抜いて芝居に集中できたってこと。もうひとつ、物語にとってもそうで、全体として結構、悲惨なお話ですけど、そんな状況でも人は毎日、飯を食うし笑うし、そんな悲壮になってばかりいられないんです。彼の存在でそれが観客にも伝わるんだよね。ムロ:あのシーン、良かったね!車で病院に向かうところ!――自身の障害を知らされた瑠衣と父親、弟、大輔が、瑠衣が治療を受けていた病院に向かう車中のやり取りですね?ムロ:あのシーン、シリアスなはずが途中からコメディになっていくの。あれが福田さんの凄さですね。普通ならあそこはずっとシリアスなままでしょ。あそこにコメディ要素を入れるって、いま、他の監督にはない部分だなと思いますね。――山田さんは、いつもの福田組との違いは現場で感じられましたか?山田:いや僕自身、普段からこの監督だからこういうストーリーで…というスタンスがあるわけでもないので、あんまり「福田さんだから」とか関係ないんですけどね。まあとはいえ、ふとした瞬間に「なんで福田組で…」という思いはよぎるんですけど(笑)。佐藤:ふとした瞬間にな(笑)。山田:なんで福田さんとこんな真剣な話をしてるんだ? と(笑)。――久々のラブストーリーという点に関してはいかがでしたか?山田:楽しかったですね。正直、不安もすごくあったんですよ。10年近くやってなかったので、24~25歳の時と34~35歳じゃ感覚は全然違うし、あの当時みたいに素直に目の前の状況に笑ったり、泣いたりできるのかな?って。でもやってみたら、逆にいまのほうが素直にできましたね。無駄にあれこれ考えず、「見え方」とかを気にせずに自然とできたなと思います。――ここまでも十分に語っていただきましたが、改めて福田監督の凄さ、福田作品の魅力についてお聞かせください。ムロ:改めて言うと…(真剣なまなざしで佐藤さんのほうを向き直り)ふざけた“フリ”をできる人、普通のことをするのが実は難しいと知ってる人は、どうやったら普通のことをできるのか?とすごく考えてると思うんですよね。普通の状況がないと、逸脱した面白さって作れないんです。それは、福田さんもそうだし、僕の大好きな佐藤二朗という役者にも言えることだと思います。「普通」ということができるってことは、「ふざけたこと」をできるということ。そのバランスを福田雄一と佐藤二朗は持ってるんじゃないかと。佐藤:(こらえきれず)うはははは(笑)!ムロ:すごいでしょ?いまのやりとりの面白さ、文章にしたら絶対に伝わらないでしょ?佐藤:これ伝わらないよ(笑)。どういう顔でムロが言ってたのか…文章だけで読むとめっちゃ気持ち悪いわっ!ムロ:僕は面白いこととして言ったけど、文章で読んだらクソ真面目ですからね。山田:もったいないな。「ボクらの時代」であってほしかった…。ムロ:いや、「冗談」と言いつつ、それはホントです。普通ができることの難しさを知ってるんですよね。――山田さんは?山田:やっぱり笑いですよね。ジャンルで言うところのコメディとかそういうのはわかんないけど、笑いって全ての要素が詰まっていて、そうじゃないとできないと思うので。これだけずっと笑いをやり続け、求められるって、それだけですごいことだと思います。佐藤:僕の意見は、ムロと全く同じなので(笑)、インタビューの「ムロ」というのをそのまま「佐藤」にしてもらえたら大丈夫(笑)。(text:Naoki Kurozu/photo:EMI)■関連作品:50回目のファーストキス 2018年6月1日より全国にて公開© 2018 『50回目のファーストキス』製作委員会
2018年05月29日TwitterとInstagramの共同アカウントを4月に開設した菅田将暉(25)と山田孝之(34)。その開設理由が7月スタートのW主演ドラマ「dele」(テレビ朝日系)だと明らかになった。 同アカウントのフォロワー数は現在Twitterが10万人超えで、Instagramでも8万人に迫っている。脚本を手がけるのは「ストレイヤーズ・クロニクル」や「真夜中の五分前」など、著作が次々と映画化されている作家・本多孝好(47)。原案も務めており、初めて“完全オリジナルドラマ”に挑戦しているという。 パソコンやスマホに残された「デジタル遺品」をテーマにした同作。意図的に残した“誰に見られても構わない記録”だけでなく、密かなコレクションやこっそりとアクセスしたサイトの記録といった“人に見られては不都合な記録”までがデジタルデバイスに「残ってしまう」現代が舞台。そういったものを“遺品”として残し、この世を去ったものたちのストーリーだ。 山田はオファーを受けた理由について「デジタル遺品を題材にするということ。そして、菅田くんとの共演」とし、菅田とは「いつかガッツリ共演してみたいと思っていた」と告白。菅田も「リハーサルをやってみて『ここはどうしようかな』と考えているとき、山田さんと話をすると、腑に落ちることがよくあります」と信頼を置いているようだ。 実は同作で、2人との共演が期待されているアーティストがいる。それは、RADWIMPSの野田洋次郎(32)だ。 野田は5月24日、2人のTwitterアカウントに登場。2人と談笑する様子がアップされているが、撮影場所はどうやら野外のよう。そのことから野田について「『dele』に出演するのでは?」といった声がネットで上がっている。 《菅田山田がW主演のドラマ告知アカウントだったんならこの前野田洋次郎が写ってたのは主題歌やるから来てたとか…?(だったら嬉しい)それか普通に出演してんのかな》《野田の洋次郎さんが映り込んでだって事はもしやこれドラマ出るパターン》《えっ、、最高でしかない、、菅田山田がダブル主演の連ドラで野田さんも出るんでしょ?普通に考えて最高でしかない》 野田はミュージシャンでありながら、17年のドラマ「100万円の女たち」(テレビ東京系)で初主演。その功績が認められ、同年の「GQ MEN OF THE YEAR」を受賞。今年秋に公開予定の映画「泣き虫しょったんの奇跡」では、松田龍平(35)と共演を果たしている。
2018年05月25日俳優だけでなく多方面で活躍する2人、山田孝之と菅田将暉が7月スタートの金曜ナイトドラマ「dele」(ディーリー)で主演することが明らかになった。本作は、気鋭のベストセラー作家・本多孝好が2人にあてがきしたキャラクターを軸に、「デジタル遺品」から生まれる、誰も描いたことのない人間ドラマを、1話完結型形式で描いていく。■「デジタル遺品」をめぐる物語に初めてスポットが当たる!「ストレイヤーズ・クロニクル」「真夜中の五分前」「at Home」など、著作が次々と映画化されている気鋭のベストセラー作家・本多氏。クリエイター・サイドから映像化を渇望される本多氏が、今回はなんと“完全オリジナルドラマの原案と脚本”に初挑戦する!本作のタイトル「dele」は、“削除”を意味する校正用語。そんな本作のテーマは、PCやスマホに残された「デジタル遺品」だ。様々な記録がデジタルデバイスに詳細に残ってしまう現代において、「自分が突然死んでしまったとき、誰にも見られたくないデータは一体どう処理したらいいのか」という疑問は多くの人が考えること。今回はそんな“黒もしくはグレーな人知れぬデータ”に着目し、「デジタル遺品」に初めて光を当てていく。本作の主人公、坂上圭司と真柴祐太郎が生業とするのは、依頼人の依頼を受け、死後に不都合なデジタル記録をすべて“内密に”抹消する仕事。しかし、2人は任務を遂行しようとするたび、様々な問題に巻き込まれ、依頼人の人生とそこに隠された真相をひも解かねばならぬ状況へと追い込まれていくことに…というあらすじ。■山田孝之&菅田将暉、SNS開設はこれだった!?4月に突如、「菅田山田」というTwitter、「山田菅田」というInstagramを開設していた2人。「菅田山田、なんかやるみたいよ」というツイートから、画像と共に様々な謎の投稿をし、話題となっていたが、そんな共同SNSを開設した理由こそがこの新ドラマだったようだ。『闇金ウシジマくん Part2』や『何者』などで共演経験のある2人。山田さんが今作で演じるのは、会社「dele. LIFE」を立ち上げ、依頼人の死後に遺留データを内密に消す仕事をしている坂上圭司役。原因不明の難病で下半身の麻痺が進行し、車椅子生活を送っている。そして、ひょんなことから、彼の仕事を手伝うようになる真柴祐太郎役を菅田さんが演じる。山田孝之「しっかりと心で受け止めて」菅田さんとの共演について、「いつかガッツリ共演してみたいと思っていたので、今回の設定はとても嬉しく思いました。まさか連続ドラマで実現するとは予想外でしたが」と喜んだ山田さん。「まあ、性格はよくないかなと思います」と自身のキャラクターについてこう明かしつつ、「“他人から見たらムカつく人”を演じるのは面白くもあり、難しくもあります。セリフは少し大変です」とコメント。さらに、「撮影では日々、“残るもの”を作ってきている、という感覚があります」と山田さん。「皆さんには、耳から入ってきたセリフをしっかりと心で受け止めてほしいです。というのも、劇中でごく普通に話している言葉の中に、伝えたいことがたくさんあると感じたからです。『この人はそうなんだ』ではなく、自分だったら、自分の周りだったら…と考えてほしいです」と呼びかけた。菅田将暉「山田さんから受ける刺激も大きい」本作において、衣装などのビジュアルにこだわったという菅田さん。「特殊にしたいわけではないですけど、何か記憶に残るものにしたくて…。髪型など、祐太郎の長所である“自由な感じ”を意識しています。また、彼が抱く素朴な疑問は、視聴者目線に近い感覚。そういう素直な感じは、大切にして演じています」と明かし、また「山田さんから受ける刺激も大きいです。山田さんはお芝居の最中はもちろん、意外と撮影合間に話す内容にヒントがたくさんある方。リハーサルをやってみて『ここはどうしようかな』と考えているとき、山田さんと話をすると、腑に落ちることがよくあります」と山田さんとの共演について語っている。■スタッフも注目陣!そして、本作には映像界で活躍する最高のスタッフが集結。原案の本多氏と共に、各話の脚本を直木賞作家・金城一紀(「SP」「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」)をはじめ、瀧本智行、青島武、渡辺雄介、徳永富彦ら業界の第一線で話題作を放出し続けてきたメンバーが担当するほか、瀧本氏は監督としても常廣丈太と共にメガホンを取る。また音楽、撮影もこのプロジェクトでなければ実現不可能なチーム編成になっている。なお、本多氏による圭司と祐太郎のキャラクターはそのままに、ドラマとは異なるオリジナルストーリーが展開される小説「dele」は、5月25日より発売。続編小説「dele2」が6月15日に発売することも決定した。金曜ナイトドラマ「dele」は7月より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送(※一部地域を除く)。(cinemacafe.net)
2018年05月25日6月1日公開の映画『50回目のファーストキス』のレッドカーペットセレモニーが22日、東京・表参道ヒルズで行われ、山田孝之、長澤まさみ、ムロツヨシ、勝矢、太賀、山崎紘菜、佐藤二朗が出席した。本作はハワイのオアフ島を舞台に、事故による後遺症で新しい記憶が1日で消えてしまう短期記憶障害を抱える瑠衣(長澤まさみ)と、そんな彼女に一目惚れした元プレイボーイのツアーコーディネイター大輔(山田孝之)との一生に一度の恋を描いた大人のラブストーリー。山田孝之と長澤まさみが10年ぶりの共演となる本作のメガフォンを執ったのが福田雄一監督で、福田監督にとっては初めての本格的なラブストーリーとなる。公開まで2週間を切ったこの日は、表参道ヒルズでレッドカーペットセレモニー。多くの観客が詰めかけた中でトークセッションが行われ、長澤が「福田組にちゃんと入るのは今回が初めてだったんですが、現場は穏やかで楽しい感じなんです。でも、一発本番が多いので、気が抜けないんですよね。ピリッとした現場というか、そういうところが意外でした。福田さんは柔らかいイメージでヌルいと思ったらそうでもなく、ビシバシ動いてました」とイメージとは異なる現場だった様子。一方、これまで何度か福田と仕事をしたことがある山田は「いつも通り楽しかったですよ。みんな仲良く楽しく真面目に頑張っていました」と振り返った。ゴールデンウイーク中に行われた完成披露試写会で、観覧者の感想として「泣ける」と「笑える」の感想が二分したという。それにちなみ、MCから「一番笑えた、泣けたシーンは?」と問われた長澤は「山田くんが演じた大輔が毎日どうにかして瑠衣を口説こうとするシーンの一つで、車のバッテリーがあがり、私が助けに行こうとしたら、山田くんが感電しちゃうんです。本当に面白すぎて負けると思いました。悲鳴を上げて怖がるシーンなんですが、笑わず何とか持ちこたえました」と回答。その回答に男性陣から「負けなかった!」と褒めれた長澤は「それは福田監督の演出だったんですけど」と答えると、ムロツヨシが「福田さんの演出にちゃんと応え、それをしっかりと演じきったあなたはすごいと言っている!」と長澤を褒め称えた。映画『50回目のファーストキス』は、6月1日より全国公開。
2018年05月23日山田孝之(34)が5月19日、東京・SHIBUYA109で行われた「ふんわりルームブラ バスト測定」受付イベントに登場。山田は、10時半から17時までの5時間半にわたり「ただひたすら」来場者のバスト(アンダー)サイズを計測した。 前代未聞とも言えるこのイベント。登場時、「バスト測定の経験はないので、いいのかなっていうのはありますね」と緊張ぶりを告白した山田。まずは練習として、4人のモデルのバストを測定。さらにモデルに似合うブラ色のアドバイスも行い、「(バスト測定をされた相手が)楽しそうで良かったです。ずっといいにおいがします」と語った。 同イベントは今年2月に「me&stars」でオークション出品された「山田孝之の1日受付」を、「ふんわりルームブラ」を発売するシーオーメディカルが2708万3052円で落札したことで実現。山田はオークション時には何も知らなかったといい、「バストを測定するということに落ち着いて良かった。おもしろい方向に向かっていったなと思います」と前向きな気持ちを語った。 定員300名のところ、整理券を獲得するため朝5時から3000人が集まったという。山田はただ測定するだけでなく、積極的に話し掛けるなどファンと密な交流を行った。参加者はTwitterに喜びをこう綴っている。 《正面で向き合って測ってもらうんだけど、腕後ろに回るし、前に戻ってきて図られるし 終始目みてくれるし》《計測(前から!)も色選びも真剣にやってくれたし、握手も会話も出来ました》《アンダーだけじゃなくて 頭にもメジャー巻かれました 肌が黒い悩みも え?そんなに黒い?って言ってくれて 話す時間がたっぷりで 目を見て話してくれる孝之様で》 イベントを終えた山田は、「me&stars」のTwitterアカウントでこうコメントしている。 「今回多くの方々と“触れ合える”貴重な場を設けて頂きシーオーメディカルさんには大変感謝しております。300人弱のバストを測定した私は今、瞬時に女性を脳内で下着姿にする力を手に入れました」
2018年05月20日小説家・村上春樹の短編小説「ハナレイ・ベイ」が実写映画化。2018年10月19日(金)に全国の劇場で公開される。村上春樹の短編集『東京奇譚集』所収の一篇が実写化原作の「ハナレイ・ベイ」は、2005年に発表された、単行本と文庫で累計70万部を超えるベストセラー短編集『東京奇譚集』所収の一篇。ハワイのハナレイ・ベイで一人息子のタカシをサーフィン中の事故で亡くしたシングルマザーのサチを主人公に、普遍的な親子愛を描く人間ドラマだ。あらすじピアノバーのオーナーでシングルマザーのサチは、息子タカシが、ハワイのカウアイ島にあるハナレイ・ベイで亡くなったことを電話で知る。サーフィン中の事故で、大きな鮫に襲われて死んだという。サチはハナレイ・ベイに向かい、もの言わぬ息子と対面を果たした。息子の遺骨と共に日本へ帰ろうとした矢先、彼女はふと足をとめ、息子が命をおとしたハナレイ・ベイへと向かう。サチはチェアを持って海岸に行き、時折じっと海を見つめながら、本を読んで時間を過ごすこの「行為」は、10年もの間続いた。タカシの命日の時期にハナレイ・ベイを訪れ、同じ場所にチェアを置き、数週間過ごす彼女だが、決して海には近づかない。ある時、偶然出会った2人の若い日本人サーファーに息子の姿をダブらせるサチ。そんな時、2人からある話を耳にする。「赤いサーフボードを持った“右脚のない日本人サーファー”がいる」と…。主人公サチ役に吉田羊、その息子タカシ役に佐野玲於主演は近年多くの映画・ドラマに出演し、主演から脇役まで幅広い活躍を見せる女優・吉田羊。その息子で、サーフィン中の事故で早世してまうタカシ役には、佐野玲於。所属する音楽グループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」での活動だけに留まらず、『虹色デイズ』などの演技面でも注目を集める彼が、本作でも役者として鮮烈な印象を残している。また、サチがハナレイ・ベイで出会う日本人サーファー・高橋役を村上虹郎が務める。『トイレのピエタ』の松永大司が監督&脚本監督&脚本を務めるのは、RADWIMPSの野田洋次郎が主演を務めた映画『トイレのピエタ』や、THE YELLOW MONKEYのドキュメンタリー映画『オトトキ』を手がけた松永大司。ハワイはカウアイ島の神秘的に美しいハナレイ・ベイを舞台に、一筋の希望を探し求める女性の10年を感動的に描き出した。「私の代表作」吉田羊にとって転機となった『ハナレイ・ベイ』吉田は、『ハナレイ・ベイ』について「私の代表作になった」と話している。彼女にとって女優人生のターニングポイントと言える作品となったようだ。なぜなら、サチを演じるにあたって幾つもの大きな挑戦があったという。10年間をわずか1ヵ月の撮影期間で演じなければいかなかったことに加え、演じるにあたって撮影前に英語のセリフ、ピアノ演奏といった修得すべき技術が多かったこと。さらに、吉田に対する松永監督の演出は非常に厳しく、撮影は、「その感じは嫌いです」「そのアプローチはやめて欲しいです」など、サチを引き出すため、吉田のこれまで武器にしてきたものやアプローチを否定するところから始まった。厳しさのあまり、吉田は「この撮影が終わったら女優を辞めようかと思いました。」という言葉をこぼしている。しかし、吉田にとって松永監督の作品は念願だったこともあり、追い詰められながらもサチの10年を演じきった。そのため、カウアイ島のハナレイ・ベイでの撮影では、24時間サチとして生きるため、敢えて孤独な環境に身を置き過ごすことも厭わなかったそうだ。撮影後には「吉田さんにサチを演じてもらえて本当によかった。彼女はサチそのものだった」と松永監督もプロデューサーも絶賛の言葉を贈っている。これまで見たことのない新たな魅力を放つ吉田羊の姿にぜひ注目したい。作品情報映画『ハナレイ・ベイ』公開日:2018年10月19日(金)原作:「ハナレイ・ベイ」(新潮文庫刊『東京奇譚集』)村上春樹著脚本・監督・編集:松永大司出演:吉田羊、佐野玲於、村上虹郎、佐藤魁、栗原類音楽:半野喜弘©2018 『ハナレイ・ベイ』製作委員会
2018年05月13日俳優の山田孝之と長澤まさみが出演する映画『50回目のファーストキス』(2018年6月1日公開)の場面写真が12日、公開された。同作はハワイのオアフ島を舞台に、ツアーガイドのバイトをしているプレイボーイの大輔(山田)は、事故の後遺症で新しい記憶が一晩でリセットされてしまう女性・瑠衣(長澤)に恋をする。大輔は、毎日初対面の瑠衣をあの手この手で口説き落とし、毎日ファーストキスを繰り返すことになる。福田雄一監督が初めて王道ラブストーリーのメガホンを取る。今回公開された場面写真に写されたのは、長澤演じる瑠依が美しい涙を流す姿。事故の後遺症で朝には記憶がリセットされてしまう瑠衣に対して、山田演じる大輔は、毎日様々な方法で献身的にアプローチを続ける。そんな彼のある行動によって、瑠衣は一途な想いに感極まり、涙する。長澤はこの難役について「毎日記憶がなくなってしまうという役柄だったので、つながりというものがあるようでなくて、いつもとちょっと役への取り組み方は違ったのかな、と思います。同じ人であるというつながりは大切だと思いますし、時間というものが大切な役柄でした」と振り返った。
2018年05月12日関ジャニ∞の村上信五(36)がテレビ朝日「2018FIFA ワールドカップロシア」のプレゼンターに就任すると5月9日、わかった。 村上は「テレビ朝日サッカー中継プレゼンターというお役目をいただき、今から胸がワクワクしております!」とコメントし、喜びが隠せない様子。さらに、こう意気込んでいる。 「ロシアW杯をきっかけに、サッカーの魅力と楽しさを視聴者の皆さんが発見でき、W杯が終わっても、サッカーという世界規模のスポーツに興味を持っていただけるよう、プレゼンターという役割を僕なりに努めさせていただきます!」 「趣味はサッカーとフットサルしかない」と語るほど、サッカーを愛する村上。周囲の誰もが認めるほどのサッカー好きであり、過去にもEURO2012や14年のワールドカップブラジル大会のキャスターを務めている。 そうした村上の思いを知っているだけに、ファンからは祝福の声が上がっている。 《サッカーが大好きでDVDの特典映像でも企画無視でひたすらサッカーボールを蹴っていた村上くんが、初めて出演する野外フェスの会場でも待ち時間にサッカーしてた村上くんが!》《わーん!村上くん、おめでとう!!! SAMURAIキャスター!!!》《頑張ってね!応援するよ〜!ほんとにおめでとう!!》 プレゼンター・村上としての初仕事は、今月30日の「キリンチャレンジカップ 2018 日本代表×ガーナ代表」の生中継。さらにワールドカップの開催時期には、現地入りした日本代表への取材も行うという。
2018年05月10日記憶が1日で消えてしまう女性を長澤まさみが、そんな彼女に一目惚れする元プレイボーイを山田孝之が演じ、ハワイのオアフ島を舞台に、一生に一度の恋を描く大人のラブストーリー『50回目のファーストキス』。この度、平井堅による本作の主題歌「トドカナイカラ」の映画版MVが公開された。平井さんが本作のために書き下ろした新曲「トドカナイカラ」は、「愛とは継続するものだけれど、実は日々忘れて思い出しての繰り返しの中で構築され、磨かれていくものなのかもしれない」という思いが込められており、どんなに好きな気持ちを伝えても次の日には相手の記憶が1日で消えてしまう、本作の切なさに寄り添った渾身のラブソング。今回公開されたのは、映画の映像を使用した「トドカナイカラ」のMV。「毎朝、君をとても愛してることに気づく」「私も、あなたを愛してる」というナレーションとともに、2人の偶然の出会いのシーンからスタートし、何度も“ファーストキス”を交わす様子を収録。1日で記憶が消えてしまう瑠衣(長澤さん)に必死にアプローチする大輔(山田さん)と、毎日初対面として大輔に出会いながら何度も恋に落ちる瑠衣。2人の幸せな瞬間の数々が映し出されるも、そんな日々から一転、愛する人を想いながら涙する姿も…。なお、5月9日よりフルサイズ音源の先行配信も開始される。『50回目のファーストキス』は6月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:50回目のファーストキス 2018年6月1日より全国にて公開© 2018 『50回目のファーストキス』製作委員会
2018年05月09日俳優の山田孝之(34)が、5月7日放送のフジテレビ系連続ドラマ『コンフィデンスマンJP』に出演。ドラマ終了後にはYahoo!トレンドランキングにランクインするなど反響を呼んでいる。 山田は6月1日公開の映画『50回目のファーストキス』で長澤まさみ(30)と共演しており、その縁でカメオ出演(ほんの短い時間での出演)が決まったという。 コンフィデンスマンJPの公式Twitterでは「仕事は選ばないジョージ松原、衝撃の登場 撮影時間は短かったですが、お二人ともとっても楽しそうでした〜」とコメント。山田と長澤の2ショットも公開された。 山田は物語の鍵を握るジョージ松原として、放送終了の約5分前に出演。「僕は仕事は選ばない主義だから」とにっこり笑顔で登場し、1分間ほどの登場ながら大きなインパクトを与えた。 東出昌大(30)演じるボクちゃんとのやりとりでは「あんたは絶対に仕事を選んだほうがいい」、小手伸也(44)演じる五十嵐からも「こいつは、ジョージさんにしかできねぇ仕事だ」と言ったセリフにも、ジョージ松原ではなく山田に向けたセリフなのではと注目が集まった。 これに対し視聴者は「まさかの山田孝之くんw『僕は仕事を選ばない主義だから』からの『あんたは絶対仕事選んだ方がいい』ww」「昨日のコンフィデンスマン見た!最後に出てきた山田孝之が全部持ってったwww」「おもろすぎ! 山田孝之の使い方贅沢w」「月9の山田孝之の無駄遣い。笑、 仕事を選んでない感じがまた好感度上がる」などコメントが相次いでいる。
2018年05月08日6月1日公開の映画『50回目のファーストキス』の完成披露試写会舞台あいさつが30日、都内で行われ、山田孝之、長澤まさみ、佐藤二朗、勝矢、太賀、山崎紘菜、福田雄一監督、主題歌を担当した平井堅が出席した。映画『50回目のファーストキス』の完成披露試写会舞台あいさつに出席した長澤まさみ、山田孝之(左から)本作はハワイのオアフ島を舞台に、事故による後遺症で新しい記憶が1日で消えてしまう短期記憶障害を抱える瑠衣(長澤まさみ)と、そんな彼女に一目惚れした元プレイボーイのツアーコーディネイター大輔(山田孝之)との一生に一度の恋を描いた大人のラブストーリー。山田孝之と長澤まさみが10年ぶりに共演した本作のメガフォンを執ったのが福田雄一監督で、福田監督にとっては本格的なラブストーリーは初めてとなる。本作で久しぶりとなるラブストーリーのオファーに山田が「18年ぐらい俳優をやっていた時でしたが、やっとご褒美が来たなと思いました」と満足げで、撮影時は「結構仕事していて大変なことが色々ありましたが、そんな中、福田組で長澤さんとご一緒してチューがいっぱい(笑)」とニンマリしていた。一方の長澤は「山田さんとは11年前に映画でご一緒させてもらい久しぶりの共演です。数年前にドラマでナレーションと出演でご一緒しましたが、ちゃんとお芝居をやっていなかったので、これは楽しそうだなという気持ちで二つ返事で答えました」と撮影前は山田との共演に期待していたそうで、その山田たちと作り上げた本作は「笑って泣いて感動するラブストーリーができました。世代を問わず楽しんでもらえる作品になったと思います」と自信を見せた。舞台あいさつの途中からは、主題歌「トドカナイカラ」を手掛けた平井堅がサプライズで登壇。かつてスペイン料理店で偶然会ったという山田は「僕も顔が濃いと言われますが、濃い顔の2人がスペイン料理屋で会いました(笑)」と笑いを誘うと、平井は「山田さんはお一人で飲んでましたよね。僕の友だちが酔っ払って声をかけちゃって失礼をお掛けしました」と山田に詫びる場面も。また、主題歌を作った平井に山田は「普通だったら素直に喜べるんですが、福田組なので……。この題材で書いてもらったのは1回分損した気分ですよ。平井堅さんに書いてもらうなら、ちゃんとした場で書いてもらいたかったです」と申し訳なさそうに話すと、平井は「いやいやいや! 毎回書きます」と恐縮しきりだった。映画『50回目のファーストキス』は、6月1日より全国公開。
2018年05月01日俳優・山田孝之が製作総指揮を執り、監督&脚本を福田雄一が、そして松山ケンイチと染谷将太が出演し実写化する「聖☆おにいさん」の配信先が、株式会社カカオジャパンが手がける新たな動画配信サービス「ピッコマTV」に決定。そしてこの度、山田製作総指揮と福田監督のコメント動画が公開された。累計発行部数1,600万部を誇る中村光の大人気ギャグ漫画「聖☆おにいさん」を原作に、主人公・イエス役を松山さん、ブッダ役を染谷さんが演じ実写化する本作。今回公開された動画では、中村氏直筆だと言うTシャツに“せいさくそうしき”“かんとく”と書かれた山田さんと福田監督が登場。配信先である「ピッコマTV」を選んだ理由について山田さんは、「原作者やものを作ってる方に対してのリスペクトがすごく感じられて…」とコメント。本作については「1話1話が短い、観やすい作り」「電車でみてもらいたい」と気軽に楽しめる作品になるとも。さらに、山田さんが「中村さんが言っていたのは、トイレで読んでもらうくらいな」と明かすと、福田監督は「ちょうどひとトイレ分」と同意。また、ピッコマのCMには福田監督作品に多く出演するムロツヨシが出演。山田さんは「選んだ理由としてムロツヨシは全く関係ありません!」と強調し、福田監督も「なんか腹立つ!ムロくんに誘致されたみたい」と悔しがる様子も。なお、「ピッコマTV」は今夏のβ版スタートを予定。そして本作は秋に配信予定となっている。「聖☆おにいさん」は2018年秋、ピッコマTVにて配信予定。(cinemacafe.net)
2018年04月18日4月15日、菅田将暉(25)と山田孝之(34)が共同のTwitterアカウントを開設した。同時にInstagramも始動したと報告。菅田は同日、こうツイートしている。 《菅田山田、なんかやるみたいよ》 今回のタッグの詳細は明らかにされていないが、ファンからは期待を寄せる声が上がっている。 《“何か”の文字面だけで日本中を席巻しそうですね(笑)》《すごい組み合わせ!楽しみ!!》《凄いことになりそうな、、楽しみに待ってますぅ》 “菅田山田”は、たびたび映画で共演を果たしている。近年では14年の「闇金ウシジマくん Part2」や16年の「何者」が記憶に新しい。プライベートでも仲が良いようで、菅田がパーソナリティを務めるラジオ「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)に山田がゲストとして参加したことも。昨年6月にも出演したが、番組をかき乱す山田に菅田は始終笑いっぱなし。山田の出番が終わったあとも「(山田を)もう、オールナイトニッポンには呼びません!」と嬉しそうにコメントしていた。 また山田は15年に行われた映画「バクマン。」の舞台挨拶で、スタッフパスを身に着けて登場し話題となった。これを受けてか菅田も昨年7月、山田との共演を果たした映画「銀魂」の舞台挨拶でスタッフパスを首から下げて登壇。着ぐるみ姿で登場した山田をからかう一幕もあり、仲睦まじい様子を見せていた。 さらに2人は「歌手」という側面も持つ。山田は02年にCDデビュー。16年には赤西仁(33)とのユニット“JINTAKA”で作品を発表した。いっぽうで菅田も「グリーンボーイズ」として昨年1月にデビューし、同年6月にはソロデビューを果たしている。 山田は昨年6月、Instagramで“菅田山田”の2ショットを公開。《二人に漂う親戚感》《兄弟にしか見えない》《実は身内ですって言われても疑わないレベル》といった声が上がり、「顔が似てる」と話題を呼んだ2人。驚異のシンクロ率を誇る2人に、これからも注目したい!
2018年04月16日ユニクロのTシャツブランド「UT」は、世界中で愛されているキャラクター「ドラえもん」がデザインされた「ドラえもんUT 」15アイテムを、5月25日から全国のユニクロ店舗とオンラインストアで発売する。現代アートの巨匠、村上隆が展覧会「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」に出展した作品の柄と、まんがのドラえもんがデザインされた柄の大きく2つのデザインで展開。Tシャツのほかに、村上隆作品が描かれたドラえもんのぬいぐるみも登場する。©2017 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co.,Ltd.All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro村上隆が描いたドラえもんのアート作品が、UTとなって初めて登場。村上隆が展覧会のために描き本展覧会のメインビジュアルにもなったアート作品『あんなこといいな 出来たらいいな』のアートワークを取り入れたTシャツとぬいぐるみが発売される。ドラえもん、のび太といったキャラクターをはじめ、ひみつ道具や村上隆氏の代表作「お花」がカラフルに描かれた作品がUTを舞台に表現され、のび太がドラえもんに助けを求めるシーンを集めたユーモア溢れるTシャツや、タケコプターやスモールライトなどお馴染みのひみつ道具がプリントされたTシャツなど、ドラえもんの世界観を表現したアイテムがラインアップする。展開は、メンズ Tシャツ(XS-4XL、1,500円)、キッズ Tシャツ(100-160、990円)、ぬいぐるみ(2,990円)。キッズ商品は、キッズ商品取り扱い店舗のみでの販売。ぬいぐるみは、一部のマーケットのみ、Tシャツの取り扱いサイズは、店舗によって異なる。
2018年04月06日「PlayStation4」(以下「PS4」)のCMシリーズでお馴染みの俳優・山田孝之が、「北斗の拳」のケンシロウならぬ“タカシロウ”になりきる「山田孝之、俺はもう死んでいる篇」が3月3日(土)よりオンエア。それに先駆け、WEB特別映像が本日1日(木)より解禁された。今回、山田さんが演じるのは、大人気シリーズ「龍が如く」の開発チームによって完全オリジナルストーリーで描かれた、「北斗の拳」の新たな世界が舞台となる新ソフトウェア「北斗が如く」にハマりすぎた男。とあるスポーツジム、周囲が手を止めてしまうほど、サンドバッグに「ア~タタタタタ」と“北斗百裂拳”をきめる山田さん。声を掛けてきた女性トレーナーの名札に目をやると、「友利愛」の文字を発見。ケンシロウの婚約者「ユリア」と読み違えた山田さんは雄叫びを上げると、筋肉隆々の姿に変身!だが、ユリアならぬ友利愛(ともり あい)さんに愛の告白をするも、無情にもビンタをくらってしまった山田さん。悲しげな表情で北斗の拳の名台詞をもじって、「俺はもう死んでいる」とつぶやくのだった…。■タカシロウ渾身の高速パンチ炸裂!サンドバックにパンチをするシーンで山田さんは、まるでケンシロウが憑依したかのような高速パンチを披露!周囲を圧倒するほどサンドバックを叩き続け、最後は、渾身の表情で力強く右ストレートを振り抜いていた。また、「友利愛」役の中村ゆりかから振られてしまうシーンでは、「イタァ」と平手打ちを受ける表情にこだわり、中村さんが平手打ちをするその瞬間に合わせて、一瞬で顔を作り込む演技を披露。撮影前に平手打ちの動きに合わせて顔を変化させていくイメージを何度も確認するほどなりきっていたという。■山田孝之「ケンシロウっぽくなっていたらいいな」まるでケンシロウの“北斗百裂拳”のごとく高速パンチを披露していた山田さん。「声がやっぱり難しいです。低く、重く、裏声は思い切って出しました」とコメント、「記憶のままに聞いたことのあるあのケンシロウらしい声を再現しました。表情や雰囲気、動くスピードとかもケンシロウっぽくなっていたらいいなと思っています」と語る。また、「『北斗の拳』は全巻家にあります」という山田さん。「北斗が如く」でのバトルは「ケンシロウが圧倒的に強くて気持ちいい」とお気に入りだそうで、もし「北斗の拳」で現実世界にあったら面白いと思うものは?との問いには「秘孔とか奥義ですかね。小さいころ、みんな絶対真似しますから」とファンらしさを覗かせていた。「PlayStation4」用ソフトウェア「北斗が如く」新CM「山田孝之、俺はもう死んでいる篇」は3月3日(土)よりオンエア。(text:cinemacafe.net)
2018年03月01日