その佇まいは淡々としていながら、ときにクスッとした笑いを引き起こしたり、びっくりするような豹変を見せたり。画面の中で視聴者を翻弄する野間口徹さんって一体…?昨年の大河ドラマ『どうする家康』に眼鏡なしで出演し話題を呼んだ(!?)野間口徹さん。「親族代表」というユニークな名前の3人組のコントユニットとして小劇場界でじわじわ存在感を発揮し、2007年にレギュラー出演したドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』で注目された。そこから気づけば前述の話題でSNSのトレンドワードに上がるほどに。で、ちなみに野間口さん自身はどんな人?――まずは間近に控えている舞台『カラカラ天気と五人の紳士』ですが、日本の不条理劇を確立した劇作家・別役実さんの作品です。別役さんの作品って、作り方でいろいろな方向にできると思うんです。不条理に特化して、お客さんを困惑させるような芝居にもできるし、笑いどころを粒立てていけばコメディにもできますし。まだ稽古でどうなるかわからないんですけど、僕としてはコメディとしてやりたいと思っています。――コメディが好きなんですか?好きですね。笑い声って、お客さんの反応として一番わかりやすいし、やっている側もアドレナリンが出やすい。コロナ禍になってから全然聞いてない気がするので聞きたい気持ちもあります。――不条理劇の面白さを読者に向けて教えていただけますか。基本的に何も起きません。お芝居というと起承転結があるのが一般的ですけど、そもそも今回の作品は、登場人物たちの存在自体、よくわからないですからね。でもそこに疑問を持たずに受け入れる姿勢で観ていただければ、なんだかよくわからなかったけど面白かった、という着地点にたどり着くと思っています。――いわゆる客席がドッカンと沸く笑いとは違いますが、演じる側としての面白さというと?今回のような作品って、芝居の始まりからずっと積み上げてきた空気感みたいなものがあって、そのニュアンスがわかっているからこそ、今、このセリフをこういう言い方をして笑える、というものなわけです。そこまで見せ続けてきたものがあるから、ここで笑いが起こるというのって、やってる側としてはやり甲斐があります。演劇サークルに入って褒められたのが嬉しかった。――もともと笑いをやりたいと思われていたんですか?いえ、全然です。「親族代表」はコントユニットとはいえ自分たちでネタを書くわけではなく、いろんな劇作家の方々に書いていただくスタイル。役者という意識で笑いをやっている感じなんです。――「親族代表」の公演は、複数の劇作家の方の短編をオムニバスで上演する形式でした。1回の公演でケラリーノ・サンドロヴィッチさんやブルー&スカイさん、岩井秀人さんなど、笑いのテイストの違う作家の作品を同時上演するのは大変だったと思いますが…。そうなんです。結構すごいことをやってるんだけれど、それがあまり伝わってない(笑)。あの稽古って、台本をいただいたら自分たちである程度稽古を進めておいて、作家さんが稽古場に来てくれたときにそれを披露して、ダメ出しをもらい修正していく流れで作っていたんです。その段階で、ときにはもう一回イチから稽古し直すこともあって大変でしたけど、いろんな方の演出をいっぺんに受けられるってすごく贅沢だし、単純に楽しかったですよね。メンバー3人で舞台を観て、この人が書いてくれたら面白いだろうなという人に声をかけていましたから、その人の舞台に出してもらえなくても、書いてもらえばやれるわけです。毎回、どの作品がどうお客さんに刺さるのか楽しみでした。――昔から面白いことをするのがお好きな人だったんですか?人前では全然です。大学生のときに演劇サークルに入ってからです。それまで人に褒められたことがなかったので、褒められて嬉しかったんでしょうね。今思うと、初めてにしては、って意味で言ってくれたと思うんですけど。――教師を目指して大学に入ったそうですが、演劇を始めたのは?先輩にめちゃくちゃかっこいい…それは見た目とかじゃなく、舞台上でものすごく輝いている方がいて、その方のお手伝いをしたいと思ったのがきっかけです。当初は裏方のつもりだったんですけど、人数が少なかったので、部員はもれなく出る側も裏方も両方やらなきゃいけなくて、それでです。――とはいえ、大学卒業後上京して俳優を目指すわけですよね。ちょうど就職氷河期で周りも内定が取れないと言っている中、演劇ばっかりやっていて教員免許が取れなくて。どうせ就職できないし、30歳までにドラマなりCMなり、メディアの仕事ができないようであれば辞めるからと親に言って上京させてもらったんです。だから、俳優でやっていこうと決めたというより、執行猶予をもらったみたいな感じで。――注目度が増したといえばドラマ『SP』ですが、放送中から手応えのようなものはありました?全然ないです。子供が生まれてすぐくらいの頃で、最初は1話のワンシーンという話だったんです。それが徐々に出番が増えていったので、「バイトに行けないや」ってことばっかり考えてました。でもそういう意味で言うと、手応えを感じたものは、これまでにひとつもないです。やっていて面白いですけど、これはやりきったぞみたいなことは一切ないです。――それでもここまで続けてこられた理由は何だったんでしょう?それまでみんなで何かをするってことを全然してこなかったんです。小中の頃はずっと水泳をやっていましたし、高校でも、入部したラグビー部が肌に合わずに辞めてからは漫画研究会とか美術部とかで、それもまたひとり。だから演劇を始めるまで、みんなでひとつの目標に向かうみたいなことをやっていなくて。楽しかったんでしょうね。今も楽しいですけど。野間口さんが出演する舞台『カラカラ天気と五人の紳士』は、4月6日(土)~26日(金)三軒茶屋・シアタートラムにて上演されるほか、岡山、大阪、福岡公演もあり。演出を、ドラマ『きれいのくに』の脚本などでその斬新な視点と鋭い感性に注目が集まっている加藤拓也さんが手掛けることも話題。シス・カンパニー TEL:03・5423・5906(平日11:00~19:00)のまぐち・とおる1973年10月11日生まれ、福岡県出身。’99年に嶋村太一、竹井亮介と共にコントユニット「親族代表」を結成し、舞台を中心に活躍。2007年のドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』で注目される。3月24日に出演ドラマ『万博の太陽』(テレビ朝日系)が放送予定。主演ドラマ『VRおじさんの初恋』がNHK夜ドラ枠にて4月放送スタート。ジャケット¥72,600シャツ¥44,000Tシャツ¥16,500パンツ¥41,800(以上suzuki Takayuki TEL:03・6821・6701)※『anan』2024年3月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・増井芳江ヘア&メイク・村中サチエインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2024年03月16日村上春樹の小説「一人称単数」が2月26日(月)本日、Amazon オーディブルにて配信スタートした。現在Audibleでは、村上春樹作品を多数配信中。19作目のオーディオブック化となった「一人称単数」は、2020年に刊行された8作からなる最新短篇小説集。今回、朗読を担当したのは、『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『宮本から君へ』『シン・仮面ライダー』などに出演している俳優・池松壮亮。「初めての挑戦で難しかったですが、とてもやりがいのある作業でした」と収録をふり返った池松さんは、「読む人の記憶や感覚に触れ、独り言のような記憶にならない曖昧な記憶、形容し難い個の体験や感情を、言葉を丁寧に紡ぎ、巧みに操つり、魔法のように浮かび上がらせる素晴らしい作品」と本作について語る。さらに「声と音によって、小説とはまた少し違う届き方を試せたのではないかと思います。寝る前に聴いていただくのも、ラジオのように聞いていただくのも、好きなように楽しんで頂けたらと思います」とコメントしている。「一人称単数」あらすじ人生にあるいくつかの大事な分岐点。そして私はいまここにいる。ビートルズのLPを抱えて高校の廊下を歩いていた少女。同じバイト先だった女性から送られてきた歌集の、いまも記憶にあるいくつかの短歌。鄙びた温泉宿で背中を流してくれた、年老いた猿の告白。スーツを身に纏いネクタイを結んだ姿を鏡で映したときの違和感――。そこで何が起こり、何が起こらなかったのか?驚きと謎を秘めた8篇。「一人称単数」はAudibleにて配信中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月26日ジュエリーブランド「リキュエム(Liquem)」と、アーティスト・村上隆によるコラボレーションジュエリーが登場。2024年2月3日(土)から9月1日(日)まで、京都市京セラ美術館にて開催される「村上隆 もののけ 京都」で先行発売される。リキュエム×村上隆のコラボジュエリー「リキュエム」は、液体を留めたような樹脂製のジュエリーが人気のブランド。イメージソースは“宝石を溶かしたカクテル”で、大ぶりでカラフルなデザインが特徴だ。両者にとって2回目のコラボレーションとなる今回は、イヤリング/ピアスやリング、ネックレスなどがラインナップする。「チェリーブロッサム」シリーズ桜をモチーフにした「チェリーブロッサム」は、イヤリング/ピアス、ネックレスの2型を用意。歩くたびにゴールドのチェーンでつないだ桜の花びらがゆらゆらと揺れる、春の訪れにぴったりなデザインだ。また、チェーンにはクリスタルが配されているので、光によって豊かな煌めきを見せてくれる。「フラワー」シリーズ村上隆の代表作《お花》をモチーフにした「フラワー」は、イヤリング/ピアスのほかリングとピンズの3型を展開。デザインは2種類で、1つは、《お花》の周りに小ぶりなビジューと、大振りなパールをあしらったものだ。もう1つは、キラキラのビジューを大胆に配したデザインで、重ね付けを楽しめる全4色を揃える。「チェリー」シリーズさらに、「リキュエム」のシグネチャーアイテムである「チェリー」も用意。イヤリング/ピアスのみ、全5色展開だ。カラフルなクリア素材のフェイスモチーフに、カラーの異なる目・口を描いた、遊び心あふれる見た目に仕上がっている。【詳細】リキュエム×村上隆発売日:2024年2月3日(土)販売店舗:京都市京セラ美術館「村上隆 もののけ 京都」特設ショップ、Tonari no Zingaro、リキュエムオンラインサイト※Tonari no Zingaro、リキュエムオンラインサイトでの発売日は時期未定※2024年1月30日(火)現在。価格:・「チェリーブロッサム」イヤリング/ピアス 8,580円、ネックレス 8,140円・「パールフラワー」イヤリング/ピアス 8,580円、リング 6,820円、ピンズ 7,150円・「フラワー」イヤリング/ピアス 7,150円、リング 5,720円、ピンズ 6,050円・「チェリー」イヤリング/ピアス 6,600円、ピンク×グリーンのみ 7,700円※「チェリーブロッサム」シリーズ以外は発売日未定。※全て箱入り。
2024年02月03日2024年1月21日、情報番組『シューイチ』(日本テレビ系)にVTRで出演した、フィギュアスケートの元日本代表である村上佳菜子さん。「結婚することになりました。イェーイ!」と笑顔で報告し、婚約相手がいることを明かしました。現役引退後、タレントやスポーツの解説者としてマルチに活躍している村上さんの『新たな1歩』に、多くの人から祝福の声が上がっています。村上佳菜子、『婚約相手』とのツーショット写真を公開婚約を発表した翌22日、村上さんは自身のInstagramアカウントを更新。著名人がいわゆる『一般の人』と結婚する場合、プライバシー保護の観念から、相手の顔は非公表にするケースがほとんどです。しかし、村上さんとお相手は、あえてツーショット写真を公開することにした模様。白いドレスとタキシード姿の幸せあふれる写真を投稿しました。村上さんはお相手とのツーショット写真とともに、改めて今の心境や今後について述べています。大好きなかき氷を通じて出会い、交際に発展し、人生のパートナーになりました。今では、2人でかき氷を食べに行く時間も大好きな時間の1つです。お互いを支え合い、そして友達のようにふざけ合える存在です。そんな私たちらしいハッピーすぎる楽しい家庭を築いて行きたいと思っております!!1番の味方がそばにいてくれる安心を抱きながら、今後とも元気よく私らしく明るく!お仕事頑張って行きますので、みなさま!!応援よろしくお願いします♡kanako_m_officialーより引用※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 村上佳菜子(おかな)(@kanako_m_official)がシェアした投稿 村上さんによると、なんと出会いはかき氷。以前から、村上さんは『大のかき氷好き』で知られており、テレビ番組などでも、かき氷に対する熱意をあらわにしていました。大好きなかき氷が、大好きな人との出会いのきっかけになる…という、ロマンを感じる展開。男性は『かき氷を削るのが得意な人』だそうで、まさに運命の相手といえるでしょう。村上さんのおめでたい報告と、幸せあふれる写真に、多くの人から「自分まで笑顔になれた!」「おめでとうございます!」といった祝福の声がよせられています!婚約を明かした現在は冬ですが、2024年の夏が来たら、きっと2人でかき氷店巡りをするのでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年01月22日外見は、人と接する際に入ってくる情報の1つ。視覚的に得ることのできる情報のため、重要なポイントといってもいいでしょう。しかし、外見が人のすべてではありません。いわずもがな、人というものは内面もあってこそでしょう。外見にとらわれすぎてしまうと、無理なダイエットや醜形恐怖症につながってしまい、心身の調子が崩れてしまう危険があります。13kg増加の村上佳菜子、正直な想いを明かす2023年10月25日、フィギュアスケートの元日本代表である、村上佳菜子さんがInstagramを更新しました。プロ引退後、タレントやスポーツの解説者として、幅広く活躍している村上さん。引退したことで、内面だけでなく、外見にも大きな変化が現れたといいます。それは、体重の増加。フィギュアスケートをする上で、どうしても痩身である必要があり、現役時代は厳しく食を制限していたのだとか。子供の頃から、食べることに罪悪感すら覚えていたという村上さんですが、引退後は体重が13kg増加。そのため、周囲の人から「太った」といわれることもあるといいます。多くの人の悩みといえる体重の増加について、村上さんはこのように自身の考えをつづりました。引退してから解放されて、沢山食べて13キロぐらい太っちゃって…ありがたい事にテレビのお仕事でたくさんの人に見てもらうんだけど、多くの人に太ったね〜って言われる事も増えて、笑って誤魔化していたけど昔の感覚から、その言葉に敏感に反応してしまってかなり自信をなくしていました。特に日本では細いことが、『美しくて綺麗で可愛い』みたいなのが、感覚的に植え込まれているような気がしていて、自分の身体が恥ずかしかった。だけど、私は、足は太くて短いし、お尻は下がっているし、お腹も細くないし、胸も綺麗な訳でもないし、顔も小さくないし、可愛い訳でもないけど…どんな自分でも自分らしさを大切にして『コレが私なのよ!!!』って力強く思っていけばそれはもう輝いて輝いて仕方ないと思うんです。(まだ私も全然出来てないけど)そりゃ足長くて細くて顔ちっちゃい人に生まれ変われまーす!って言われたら瞬発力活かして1番に手を上げて変わりたいけど、無理なので…でもただ、何もしないんじゃなくて、諦めてダラダラするんじゃなくて、自分なりに少しずつ努力して楽しんで自分らしさを手に入れて自信をつけて行こうよっていうのを伝えたかった!kanako_m_officialーより引用スタイルに自信がなく、引退後の体重の増加も恥ずかしく思っていたという、村上さん。若い世代を中心に根付いてしまっている『ルッキズム(外見至上主義)』の影響もあり、「細くなくてはならない」というあせりを感じていたといいます。しかし、村上さんは考えた末、ありのままの自分を受け入れ、無理のない程度の努力をした上で、楽しく生きることが重要と認識。投稿を通して、同じ悩みを持つ人たちに「私も自分の太ももを愛したいと思います。『見て!私の太ももを!』ってね!」と呼びかけました。村上佳菜子の『体型論』に共感の声村上さんの明かした想いに対し、多くの人から「1回の『いいね』じゃ足りないくらいに同意!」「心が軽くなりました」といった共感の声が続出。どうやら、自分の体形にコンプレックスを抱いていたり、必要以上にダイエットを意識してしまったりする人は少なくないようです。反響を受け、村上さんは同月29日にInstagramを更新し、「同じ悩みを持つ人たちと想いをシェアできて、とても嬉しかった!」とコメントをしました。きっと、村上さんの投稿によって、苦しみから解放され、ありのままの自分を受け入れられるようになった人もいるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年10月30日村上春樹原作の長編アニメーション映画『めくらやなぎと眠る女』が、2024年7月26日(金)にユーロスペース他にて劇場公開される。村上春樹原作の長編アニメ映画『めくらやなぎと眠る女』音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデスが手掛ける映画『めくらやなぎと眠る女』は、村上春樹による6つの短編(「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」)を原作に、1本の長編作品としてまとめた作品。村上作品を原作にした映画は、近年では濱口竜介監督による『ドライブ・マイ・カー』や、イ・チャンドン監督による『バーニング』などが知られるが、アニメーション映画化されるのは今回が初となる。6本の短編小説を1本の長編アニメーションに監督のピエール・フォルデスが脚本と音楽も同時に手がけた本作では、上述した6本の物語とキャラクターたちを絡み合わせつつ、長編アニメーションに翻案。アニメーションは実写撮影をベースにした「ライブ・アニメーション」と呼ばれる制作技法で作られており、2Dと3Dが融合した独特のタッチで、村上作品の摩訶不思議かつ生々しいリアリティを表現している。映画『めくらやなぎと眠る女』あらすじ2011年の東京。東日本大震災から5日後、刻々と被害を伝えるテレビのニュースを見続けたキョウコは、置き手紙をのこして小村の元から姿を消した。妻の突然の失踪に呆然とする小村は、図らずも中身の知れない小箱を女性に届けるために北海道へと向かうことになる。同じ頃のある晩、小村の同僚の片桐が家に帰ると、そこには2メートルもの巨大な「かえるくん」が彼を待ち受けていた。かえるくんは迫りくる次の地震から東京を救うため、こともあろうに控えめで臆病な片桐に助けを求めるのだった。めくらやなぎ、巨大なミミズ、謎の小箱、どこまでも続く暗い廊下。大地震の余波は遠い記憶や夢へと姿を変えて、小村とキョウコ、そして片桐の心に忍び込む。人生に行き詰まった彼らは本当の自分を取り戻すことができるのだろうか...。【作品詳細】映画『めくらやなぎと眠る女』日本公開時期:2024年7月26日(金)監督・脚本:ピエール・フォルデス原作:村上春樹(「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」)声の出演:ライアン・ボンマリート、ショシャーナ・ビルダー、マルセロ・アロヨ、スコット・ハンフリー、アーサー・ホールデン、ピエール・フォルデス2022/109分/フランス、ルクセンブルク、カナダ、オランダ合作原題:「Saules Aveugles, Femme Endormie」/英語題:「Blind Willow, Sleeping Woman」
2023年10月19日オーディオエンターテインメントサービス「Audible」では、村上春樹の著書「レキシントンの幽霊」を本日9月22日(金)より配信開始した。すでに、多くの村上作品が配信中だが、今回配信がスタートしたのは、7つの物語を収録した作品集「レキシントンの幽霊」。「レキシントンの幽霊」、「沈黙」、「トニー滝谷」、「七番目の男」、「めくらやなぎと、眠る女」を朗読した滝藤賢一は、「僕の声は朗読向きではないと思ってましたが、素敵な仕上がりでしたね(笑)」と出来栄えに自信を見せる。そして「作品の中に、“自分の手で獲得したものを愛する人“という言葉がありますが、自分と重なり強く共鳴しました。僕は真っ暗なお風呂にキャンドルを灯し、植物に囲まれながらAudibleを聴いて、至福のひとときを過ごしています。是非皆様も自分だけの特別な時間をお楽しみください」とメッセージを寄せている。「緑色の獣」、「氷男」を朗読した門脇麦は、「子供の頃から国語の授業で教科書を朗読する時間が好きで、今でも朗読が大好きです」と話し、「『レキシントンの幽霊』という作品では男性と女性の主人公が作品ごとに変わりますが、女性が主人公になると雰囲気がぐっと柔らかく魅力的になるのが特に印象的でした。ぜひ一度聴いてみてください」とコメントしている。「レキシントンの幽霊」あらすじ古い屋敷で留守番をする「僕」がある夜見た、いや見なかったものは何だったのか?椎の木の根元から突然現れた緑色の獣とそのかわいそうな運命とは。「氷男」と結婚した女は、なぜ南極に行こうとしたのか…。次々に繰り広げられる不思議で、楽しく、そして底なしの怖さを秘めた7つの物語。村上春樹「レキシントンの幽霊」はAmazonオーディブルにて配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年09月24日ラグビーワールドカップ2023フランス大会を目前に、ラグビージャーナリスト・村上晃一氏にインタビューした記事を公開しました。URL: ラグビージャーナリスト・村上晃一ラグビージャーナリストの村上晃一さんに「日本代表の勝敗予想、日本代表の注目選手、日本代表チームの強み、日本代表がプールDで対戦するチリ、イングランド、サモア、アルゼンチンチームの分析」などをお聞きし、盛りだくさんの内容になっております。■ラグビージャーナリスト・村上晃一京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。10歳からラグビーを始めて、現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社に入社し、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで編集長を務めた。現在は、J SPORTSでラグビー解説を務める傍ら、フリーランスの編集者、記者として活動している。■聞き手はフリーアナウンサー・有働文子大学卒業後、JCOMに正社員として入社。バラエティ番組のアシスタントから、情報コーナーのキャスター・イベント司会等の経験を積む。退職後は、茨城放送の「スクーピーレポート」のレポーターとして、県内各地からの中継レポートを担当。その傍ら、お昼の情報番組「ハッピー・パンチ」では、アシスタントMCを務める。フリー転身後は、関東を中心に、テレビ・ラジオの仕事を幅広く担当。また、大学時代にラグビー部のマネージャーをしていたことから、2010年よりラグビーイベントMCや執筆活動も積極的に行っている。ラグビーワールドカップ2019日本大会では、各地PVのMCや試合後のインタビューを担当。調布FM「ラグビーカフェオンレディオ」インタビュアー。ラグビージャーナリスト・村上晃一とフリーアナウンサー・有働文子ラグビージャーナリスト・村上晃一とフリーアナウンサー・有働文子(2) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月25日ウブロ(HUBLOT)から、村上隆のアイコン「お花」に着想を得た2023年新作腕時計「MP-15 タカシムラカミ トゥールビヨン オンリーウォッチ」が登場。村上隆「お花」着想の腕時計世界で人気を博す日本人アーティストの一人、村上隆。2020年からウブロフレンズになった村上隆は、これまでも本数限定でスペシャルなコラボレーションウォッチを発表してきた。そんな村上隆とウブロによる新作腕時計は、村上隆のアイコンである作品「お花」から着想を得た「MP-15 タカシムラカミ トゥールビヨン オンリーウォッチ」。ムーブメントの中心に向かって傾斜した、まるで本物の花のような12枚の花びらがあしらわれている。444個のカラフルなジェムストーン花びらには、444個のカラフルなジェムストーンをセットし、虹色のグラデーションを表現。ドーム型サファイアクリスタルの裏には、レーザー彫刻によって満面の笑みを浮かべた2つの目を描き、村上隆の世界観を強調した。ウブロ初のセンター・トゥールビヨン「MP-15 タカシムラカミ トゥールビヨン オンリーウォッチ」は、ウブロ初のセンター・トゥールビヨンを採用しているのもポイント。同じくセンターポジションを占める時分表示が非常に複雑になる中、村上隆の強い希望によって、時計の心臓部であるトゥールビヨンを中央に配置するという大きな挑戦に臨んだ。約150時間のパワーリザーブを実現また、香箱を2つ搭載することで、手巻きムーブメントは約150時間のパワーリザーブを実現。サファイアクリスタル製ケースバックからは、直列に並べられた香箱の均整の取れた様子を確認することができる。【詳細】ウブロ「MP-15 タカシムラカミ トゥールビヨン オンリーウォッチ」素材:ケース:ポリッシュ仕上げのサファイアクリスタルベゼル:ポリッシュ仕上げのステンレスチール、444個のカラージェムストーンストラップ:タカシムラカミのお花モチーフ付きトランスペアレントラバー、サファイアクリスタルとチタニウム製フォールディングバックルムーブメント: HUB9015 手巻きセンター・トゥールビヨン【問い合わせ先】LVMH ウォッチ・ジュエリ-ジャパン株式会社 ウブロTEL:03-5635-7055
2023年07月09日「同居している母や、渡辺(徹)のお父さん、夫婦共通の知人から主人の夢を見たと聞くと“よかった、よかった、いろんなところに行っているんですね”って思うんですが、残念ながら、私のところにはまだ来てくれなくて。この前、雰囲気が絶対に主人だという男の人がようやく夢に出たんですが……、顔から下しか見えなかったんです。なかなか配偶者の元には来てくれないものなんでしょうか」少し残念そうに語るのは、榊原郁恵さん(64)だ。渡辺徹さん(享年61)とは、芸能界でもおしどり夫婦として有名だったが、昨年11月28日に、渡辺さんが突然の逝去。あれから約半年、現在の心境を、少しずつ語り始めた。「もう半年、まだ半年ですねえ。主人を亡くしてからも、あまり休みがなく、舞台(『ハリー・ポッターと呪いの子』)など、いろんな仕事に追われている毎日です。だから主人の部屋の整理もできないままだし、生活用品にも手をつけていません。舞台が終わって仕事が一段落したときに、落ち着いてこの事態と向き合うことになるのだと思います」いまでもお線香をあげたいという来客があることから、玄関近くの客間に遺影と位牌、一周忌に納骨する予定のお骨を安置。郁恵さんが出かけるとき、帰宅したとき、声をかけるが、返事が返ってくることはない。「ずっと一緒に住んでいたので、生活する中で、寂しさを感じることは多々あります。たとえば主人の携帯電話のパスワードがわからず、開けられなくて困っていると、結婚してすぐのことを思い出してしまったり。わりと自分の持ち物などもオープンにする人だったので、カバンの中を、私が整理しようとしたんです。すると『夫婦になっても、プライバシーは守っていこうよ』と言われ、お互い、持ち物や携帯電話なども個人で管理していました。そのわりにはゴルフや地方公演のときは、私が荷造りしてあげていたんですけどね(笑)」渡辺さんは、夫婦の会話を大事にする夫だったため、仕事から家に帰ると、お互い、仕事現場や共通の知人のことなど、毎日のたわいのない出来事を話して、一日が終わっていた。「話をすることは、ストレス発散にもなっていました。でも、いまはそんな夫婦の時間がないので、ケジメがつかず、いつ一日を終えたらいいのかわからなくなってしまったんです。眠らずに、深夜の2〜3時くらいまで起きてしまうことも……」一緒の寝室でベッドを2つ並べていたが、誰もいない隣のベッドを見て“これが共に生活をしてきた人が欠けてしまうということなのか”と実感することもある。「あまりに急に訪れた死だったために、なかなか受け止められないんですね」■渡辺さんは体調を崩し、あっという間にICUに。郁恵さんとの最期の“会話”を渡辺さんの最後の仕事となったのは、昨年11月19日、秋田県で行われた心臓病をテーマにしたフォーラムでの講演会だった。「18日から現地入りしたのですが『ちょっと熱があるようなんです』と、主人のマネージャーから連絡はもらっていました。時期が時期なので、コロナの抗原検査を2回受けたそうですが、2回とも陰性だったので、予定どおり仕事をすることに。ただ、みなさんにご迷惑をおかけしたくないと、念には念を入れ、別室からのリモート出演となったんです」無事に仕事を終え、東京の自宅に帰ってきてからも、体調がすぐれなかったようだ。「私は舞台の仕事をしていたので、主人は『うつしてはいけない』と考えてくれて、実家に帰ってきていた次男経由で『今日は別室で先に寝るから』と知らせてくれました。そんな夫の気づかいに“ありがとう”と思っていたんですが、夜も遅く、自分のことで精いっぱいだったため、あまり気にかけることもしなかったんです」翌朝、渡辺さんが起きてこないので、郁恵さんは熱が下がらないのだと思って《氷枕を持っていきますか?》とLINEを送ったというが、既読にならない。心配した次男が渡辺さんの部屋に入ると、様子がおかしいという。これまでも体調を崩し、入院するということが何回かあったため、いつものように入院の準備をして、病院に向かった。「私が車を運転するとき、主人はいつも助手席に座るんですが、体調が悪いので後部座席に乗って、ぐったりとしていました。だから、車内でも会話することもなかったんです」病院に到着したとき、救急車の搬入口に入ってしまったようで、そのまま車を止めることもできなかった。「私は『申し訳ないけど、歩いて行って』と主人を降ろしてしまったんですね。次男につきそわれ、主人が病院に入るのを見守ってから、私は駐車場に車を止めて、病室に行きました。いま振り返ると、このとき、主人の意識は朦朧としていたのかもしれません」コロナ禍だったこともあって、待合室に次男とマネージャーが待機して、郁恵さんだけが病室に入った。「主人は眠っていました。『携帯とパソコン、老眼鏡をここにおいときますからね』と話しかけても、反応はありません。看護師さんは、点滴を入れようとしていますが、うまく入らず苦労していました。私が長居するのも悪いなと思い『私、行きますよー』と軽い感じで声をかけて、病室から出たんです。このとき、主人に私の声が聞こえていたのかわかりませんが、もしかしたら最後の“会話”だったのかもしれません」その日のうちに、渡辺さんの容体が悪化し病室をICU(集中治療室)に移した。コロナ禍で、重篤患者が入院するICUともなれば、家族でも面会は難しいはずだが、担当医からは「いつでも大丈夫ですから、いらしてください」と連絡があった。入院当初は細菌性胃腸炎という診断だったが、悪化して命に関わる敗血症に進んだという。「お医者さんからはあまりいいお話はありませんでした。でも、これまでも主人は、不死鳥のように復活してきたので、なかなか深刻に受け止められませんでした。いや、あえて受け止めたくなかったのかもしれません。この数年、主人の体調は万全ではなかったけど、死を近くに感じることはなかったんです」タレントの長男・渡辺裕太さん(34)も仕事先から病院に駆けつけることができた。「私は何本もの管につながれた主人を見ても、“万が一”という考え方をしたら主人の最期を受け入れることになってしまう。それは考えないようにしようと思っていたんですが……」手袋やマスクをしていたため、手を握ることもできない。郁恵さんの言葉にも反応を示さなかった。郁恵さんは、徐々に現実を受け入れていったのかもしれない。もうこれ以上は徹さんがかわいそうに見えて、“最期の時”を迎えることとなった。「ドラマのようにふっと息を吹き返す状況ではないということでした。私たち一家と同居している私の母も『お父さんは精いっぱい、頑張ったのよ』と声をかけてくれました。私もこれ以上、主人に『頑張って』とは言えませんでした。もう、これまで十分に頑張りましたから」■渡辺さんが好きだった赤いウインナーを家族で食べて。思っていたよりずっとおいしくて「じつは主人を荼毘に伏す前に、盟友の中村雅俊さんや角野卓造さんに連絡をとって、お別れに来ていただいたんです。皆さん、『徹の顔を見たら、どうなっちゃうんだろうな』と考えていたようですが、穏やかに眠っているような主人を見て、つい昔の楽しい日々が思い出されたみたいです」3月28日に行われたお別れの会でも、その人柄を感じさせる場面に遭遇した。郁恵さんや裕太さんが参列者に挨拶をしていたときだった。「目の前には俳優さんばかりでなく、裏方のスタッフさんが長蛇の列を作って……。レギュラー番組でお世話になった人ばかりでなく、年1回出演する地方の特番のスタッフさんなどが、主人との思い出を私たちに伝えたいと思ってくださったんです。それを見て、本当にみなさんから愛されていたし、主人が誰に対しても同じように接していたのだと実感しました。主人が築いてきた縁を大事にして、またその生きざまを私や裕太が受け継ぎ、仕事をしていきたいと思っています」こう決意を語ったところで「そうそう」と、郁恵さんが渡辺さんとのことを思い出し、いつもの笑顔を取り戻した。「先日、主人の誕生日にはプレゼントを送ったんです。結婚当初、主人が『ウインナーが好きだ』と言っていたので、ちょっと高価な粗びきウインナーを買ってきたんですね。すると『そうじゃなくて、赤いウインナーがいいのに』ともめて、主人が家出したのが渡辺家の“ウインナー事件”です」郁恵さんがスーパーに買い物に行くと“事件”の発端になった赤いウインナーが目に入って、はじめて買ってみたという。「徳用サイズですごく量が多かったんですが、5月12日の主人のお誕生日にお供えして、私たち家族も食べたんです。これが思っていたよりもずっとおいしくて。ちょっと得意げで、楽しそうな笑みを浮かべる主人の声が聞こえてくるようでした。『だろ!気づくのが遅いんだよ〜』って(笑)」【後編】榊原郁恵急逝した夫・渡辺徹さんとの“闘病の日々”を初告白へ続く
2023年06月25日榊原郁恵さん(64)。太陽のような明るさで家族や周囲を照らしてくれた渡辺徹さん(享年61)。だが、笑顔の陰には、病魔との闘いがあった。ときには無理なほどの節制を渡辺さんに求めたこともある。それは郁恵さんにとっても、つらいことだったに違いない。いま、渡辺さんは天国から「おれたち、頑張ったよな」と郁恵さんにほほ笑みかけているだろう。■郁恵さんが23歳のとき渡辺さんと初対面。2人は交際を重ね、結婚。家族に恵まれて2人の出会いは、郁恵さんが『ザ・トップテン』の司会をしているとき。渡辺さんは『約束』(82年)が大ヒットして、番組に登場したのだった。雑誌のインタビューなどで渡辺さんは、郁恵さんとの第一印象を『挨拶したのに、無視された』と、冗談交じりに回想している。「『適当にあしらわれた』なんて(笑)。でも、私は全然、そんなつもりがなくて、挨拶をされた記憶がないんです。司会進行の確認などをしていたので、気づかなかっただけなんだと思います。向こうは向こうで私の印象が悪かったようですが、反対に、私のほうも主人のことを“軽い人だな”って思っていました。歌がヒットしてたびたび番組にも来ましたが、そのたびに太ったりしていたので、最大限の嫌みとして『ずいぶん、丸くなりましたね』なんて言ってみたり」“軽い人”のイメージは、84年、ドラマ『風の中のあいつ』で共演したことで、プラスのイメージに反転した。「俳優仲間やスタッフにも分け隔てなく明るく接する様子を、私は一歩引いたところから見て“居心地のいい空間を作る人だな”って思うようになったんです」劇団出身の渡辺さんには現場マネージャーがついておらず、スタッフとも直接、スケジュールのやりとりをしているし、ファンとも気軽に交流を持ち、受け取ったお弁当をその場で食べていた。「これまで接したことがないタイプだったので、驚きもあり、惹かれていったんでしょうね」渡辺さんも、郁恵さんのことを気になり始めたのだろう。「ドラマ撮影の途中、私は舞台『ピーター・パン』の出演のために1カ月ほどお休みしたんです。そのときも『近くで撮影があったから、顔を出しに来たんだ』って、楽屋まで来てくれたりしました」渡辺さんからは電話番号を渡されていたため、郁恵さんはお礼の電話をしたかった。「でも、ホリプロは厳しく、都内で寮生活をしていたころから『親、きょうだい以外には自分の電話番号を伝えてはいけない』と言われていて(笑)。悩みながら、電話したんですが、ドラマの収録が終わるころには、毎日のように電話をするようになったと思います」有名人カップルであったが、隠れてデートすることはなかったという。「母と住む私の家に主人が来て、近場の公園や、レストランに行ったり。遠出といっても横浜ですが、主人が出演した映画のロケ地があって『おれはこういう芝居をしたんだ』という説明をされたことも。お付き合いしたてのころは、なんでも楽しいですからね。人間関係などを含め、私の世界を広げてくれるいい男友達という感覚だったんです。でも、私のほうが年上だし、25歳と、当時の結婚適齢期だったため、主人は最初から結婚を視野に入れて、覚悟してお付き合いを始めたそうです」結婚後、長男で俳優の渡辺裕太さん、次男と2人の子供に恵まれた。「主人はとっても優しい人なので、子供を猫っかわいがりすると思ったんですが、お父さんとしての出番はあまりなかったんです。私も主人も仕事が忙しく、同居している私の母が、子供たちの親代わりのように接してくれたんです。渡辺家にとっても、裕太は初孫。渡辺のお父さんはかちんこちんに緊張しながら、抱っこして、かわいがってくれて。あとになって主人に聞くと『おれがいろいろ子育てしたら、おじいちゃんとおばあちゃんの楽しみを奪っちゃうだろ』と話してくれました。『なにを都合のいいことを』なんて笑いましたが、きっと本心だったんでしょうね」幸せな家族の時間が流れたが、一方で渡辺さんが病気と向き合い、郁恵さんが伴走する日々でもあった。■病室で還暦を迎えた渡辺さんは息子たちから贈られた赤いブリーフに大喜び「主人が糖尿病になったのは、30歳くらいのとき。もともと太りやすい体質で、普通の量を食べても太ってしまうのに、お料理番組にレギュラー出演していたから、食べる量も多かったんですね。休みなく仕事をしていたから、本人は意識してなくてもかなりストレスがあっただろうし、周囲からの『痩せろ』という声に、いらだつこともあったと思います」「とにかく運動」と医師から指導されても、運動する時間がないし、時間があれば眠りたい。頑張って痩せても、地方公演で2〜3カ月巡業すると、後援会との夜のお付き合いがあるため、リバウンドしてしまう。「いまの私でも無理なほど、ぎりぎりのカロリー制限をした時期もありました。調味料に関しても、ほんのちょっとでも我慢。空腹をしのぐために、私がキャベツの千切りを山盛り出して『このまま食べて』と言ったときは、さすがに主人も怒って……。『そんな味気ないものを食べる悲しさがわかるのか』って。本当にそのとおりですよね」12年には虚血性心疾患、13年には膵炎、コロナ禍の21年には大動脈弁 狭窄症の手術を受けている。郁恵さんも万全な体調ではない渡辺さんを支えた。「21年に倒れたときは、病室で還暦を迎えました。コロナ禍ということもあり、私だけ許可をもらってお見舞いすることができたんです」その日、病院の最寄りの駅まできてくれた裕太さんから、子供たち2人のプレゼントを受け取った。「それを主人に渡して、包みを開けたら赤いブリーフが3枚入っていたんですね。すごい気の利いたプレゼントで、主人は大喜び。私は“私が顔を出すのがいちばんのプレゼント”だなんて、手ぶらで行ってしまっているのに(笑)」郁恵さんは渡辺さんの入院を、適切な治療で回復をし、仕事に復帰するための期間だと、前向きに捉えていた。「でも、主人にとっては、病院という特別な空間で、寂しいし、つらいと思うこともあったはず。時間があるので考え込んでしまい、仕事への不安を感じる瞬間もあったかもしれません。そんなときに、元気が出る赤いブリーフがすごくうれしかったはずです。主人の健康には気を使っていましたが、そうした心のケアの部分で、子供たちがフォローしてくれたんですね」何度も大病を乗り越えた渡辺さんだったが、近年は、長年の糖尿病が起因となって人工透析を受けていたという。「肉体的にも、心情的にもつらい治療です。お仕事によっては、スケジュール的にご迷惑をおかけすることも多々ありました。人工透析のことは、あえて公表することはしませんでした。仕事にも影響するし、どう受け止められるのかわからなかったためです。“だらしない生活をしていたから”と誤解されることもあるかもしれません。でも、主人は頑張っていたし、さまざまな病気に見舞われても現実を受け止め、最大限、ふんばって、治療に、仕事に意欲的でした」長期間、地方に行くときは、滞在先の医療機関で透析を受けることもあったという。「たぶん主人のことだから、行く先々で、気軽に患者の方ともお話ししたかもしれません。大勢の方が受けている人工透析の励みにもなったのではと思います」満身創痍でも、妻を愛し、家族を愛し、そして仲間や仕事を愛した渡辺さんは、11月28日、家族や親族に見守られ逝去した。棺の中には、山盛りのごはん、お気に入りのスーツや家族や親戚が書いた手紙をおさめた。「みんな、どんな手紙を書いたのかはわかりません。私は──。主人からは、よく『おれのことを愛しているのか』『本当に好きなのか』なんて言われることがありました。夫婦でベタベタする恥ずかしさもあって、私はそっけなかったのかもしれません。思い返してみれば、感謝の言葉をかけてくれるのはいつも主人で、照れもあった私からはなかなか口にすることはなかったんですね。でも……、主人と最期のお別れをするとき、思い浮かぶのは感謝の言葉以外、ありませんでした。『これまで、本当にありがとうね』と──」
2023年06月25日2023年度の「武満徹作曲賞」の本選演奏会が先月28日に東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアルで開催され、受賞者が決定した。「武満徹作曲賞」は、東京オペラシティ文化財団が世界の次代を担う若い世代に新しい音楽作品の創造を呼びかけるもの。ひとりの作曲家が審査員を務める方式で、受賞者の多くが世界で活躍している。今年の審査員は近藤譲で、世界31カ国 (出身国・地域) 107作品から2022年11月の譜面審査(作曲者名等の情報は伏せ、作品タイトルのみ記載されたスコアを使用)で4作品が選ばれ、本選演奏会で受賞者が決定した。総評で近藤は「こうしたコンクールというのは若い作曲家にとっては自分の大きなオーケストラ曲が音になる非常に稀な機会のひとつ、稀な機会であるのは残念なのですけれども、しかしこういう機会があるということによって若い世代の作曲家が学ぶことができて、しかも育っていくことができるということで、その意味でこうしたコンクールをですね、たとえパンデミックのなかでも続けてくださったということは、本当にありがたいと思っております」とコメント。各作曲家の作品について短く講評を述べた後、「音楽は競争でも競技でもないので、順位をつけるということは、私には非常に不本意なのですけれども、こういう場なので、しょうがないので順位をつけます」と語った上で順位を発表した。結果、第1位はイギリスのマイケル・タプリンに、第2位はスペインのギジェルモ・コボ・ガルシアと日本の山邊光二に、第3位は中国のユーヘン・チェンに決まった。本選演奏会の模様はNHK-FMにより収録されており、7月16日(日)と23日(日)朝8時10分からの「現代の音楽」で放送される予定。なお、2024年度の審査員はイギリスのマーク=アンソニー・ターネジが務める。2024年度武満徹作曲賞作品および応募に関する詳細年度武満徹作曲賞本選演奏会2024年5月26日(日) 15 時開演東京オペラシティ コンサートホール
2023年06月06日東京ヤクルトスワローズ所属の村上宗隆選手(23)といえば、WBC初戦から打撃不振に陥るものの、準決勝の9回で放ったサヨナラ二塁打で侍ジャパンを決勝の舞台へ導いたことが記憶に新しいですね。先日、自身のインスタグラムに山田哲人選手との肩車ショットを投稿し反響を呼んでいるようです。早速チェックしてみましょう!山田哲人選手と肩車しながら両手広げて歓喜のYTポーズショット この投稿をInstagramで見る 村上宗隆(@ys_munetaka55)がシェアした投稿 「肩車ー!!!実はこれY.Tを作ってました笑笑僕がちょっと上にあげすぎてYYに見えてますが。M. Mの写真もあるはずなんだが。持ってる人くださーい!」と、WBC優勝後に山田哲人選手と肩車ショットを投稿した村上選手。村上選手が山田選手を肩車し、2人とも両手を広げ山田哲人のイニシャル“Y”と“T”を作ったようです。以前東京五輪で金メダルを獲得した際にも村上選手が山田選手をお姫様抱っこした写真を投稿し話題に。ヤクルトの先輩後輩である2人の恒例となるペア写真のようです。コメント欄には「最高オブ最高のペア。2人の活躍カッコ良かったです」「かわいい!!!ぜひMMも見たい笑」「2人でイニシャル作ろってなってるの可愛いすぎるよwwてつむね最高です」と仲良しペアへの称賛のコメントが相次いで寄せられておりました。WBCでの余韻が残る中、3月31日に開幕戦がスタートしました。侍ジャパンで大活躍した村上選手の活躍が楽しみですね!あわせて読みたい🌈「美男美女」「キレイな奥さん!」吉田正尚選手が妻との2ツーショット公開に大反響
2023年04月05日東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が出演する、ヤクルト・Yakult1000の新CM「村上宗隆」編が、23日より放送される。第一線で活躍するプロフェッショナルが出演する同CMシリーズ。第9弾となる今回は、村上が登場。明治神宮野球場での個人練習、チームの沖縄キャンプに密着した映像とともに、「周りに流されずに、自分ならできると信じて前に進むだけ」と野球への思いを真摯に語っている。神宮球場で行われた個人練習のシーンは、バッティングの邪魔にならないギリギリまでカメラを至近距離に寄せて撮影し、あまりに速いスイングにカメラのフォーカスが合わない場面も。様々なアングルから撮影を行なったため、村上にとっても自身のフォームを確認できるいい機会になったようで、食い入るようにプレイバックをチェックしていた。また、沖縄キャンプの密着撮影では、守備練習と打撃練習の様子を収録。打撃練習の撮影中には、すでに順番を終えた村上だったが、チームキャプテンの山田哲人から「最後はお前が締めろ」「ファンの声援に応えろ」と声をかけられ、ファンの前に再び現れると、もう一度バットを構えて球場を盛り上げた。■村上宗隆インタビュー――CMの見どころをお聞かせください。自分のスイングやリアルな練習姿を、実際に試合で使っている道具も使いながら、いろんな表情を撮っていただいたので、そういったところに注目して見ていただきたいと思います。――「Yakul1000」を飲んだ感想を聞かせてください。普段から飲んでいるので、すごくなじみのある、甘くておいしい味でしたが、それだけでなく、ストレス緩和や睡眠の質の向上とか、いろんな機能が期待できるので、すごくいい飲み物だなと改めて実感しました。――大活躍された昨シーズンの中で、特にストレスを感じた場面は?あんまりないんですけど、打てなかった日の夜とか、負けた日の夜は、帰りの車の中でストレスを感じることがあったので、寝る前に「Yakult1000」を飲んで、落ち着かせるようにしていました。**――村上流のストレスケア方法は?まずは寝ること、ご飯を食べることがいちばんかなと思います。毎日のことで、そこに変なストレスやプレッシャーを感じたくないので、とにかくおいしいご飯を食べて、よく寝るということをすごく意識しています。――睡眠の質の向上のために工夫されていることは?寝る時のマットレスだったり、湯船に浸かって体を温めたり、もちろん「Yakult1000」を飲むことだったり、いろんなところに気を使いながら、少しでも何かいい方法はないかと思って探しています。――卒業シーズンということで、学生生活をやり直せるとしたらやりたいことは?高校野球をもう1回、やり直したいですね。甲子園に出るまでやりたいです。――今シーズンに向けての抱負をお聞かせください。チームとしては3連覇を目標に、そして、僕個人としてはキャリアハイを目指して、たくさんの方に喜んでもらえるようにがんばりたいと思います。
2023年03月22日『侍ジャパン』が快進撃を見せている、野球の世界大会『ワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)』。日本時間2023年3月21日に行われた準決勝で、日本代表は強敵であるメキシコ相手に6対5で勝利し、決勝への進出を果たしました。名だたる顔ぶれがそろう中、準決勝で注目されたのは、日本代表の一員であり、球団『東京ヤクルトスワローズ』所属の村上宗隆選手。これまでの試合で不振が続いていた村上選手ですが、準決勝ではサヨナラタイムリーで見事な逆転勝利をつかんだのです。準決勝後の『村上宗隆選手のLINE』画面が話題に準決勝の試合終了後、Twitterを更新したのは球団『東京ヤクルトスワローズ』所属の田口麗斗(たぐち・かずと)選手。投稿されたスクリーンショットは、なんと同じチームに所属する仲間であり、今まさに『WBC』に出場している村上選手とのやり取りでした!村上選手の準決勝での活躍を見て、連絡をせずにはいられなかったのでしょう。田口選手は、「マジでかっこよかった!みんな叫んだわ」といったメッセージを、メッセージアプリ『LINE』で送信した模様。『仲間』からの応援を受けた村上選手は、このような返事をしました。みんな喜んでくれてました?@taguchi90ーより引用嬉しい^^@taguchi90ーより引用みんな同じ気持ち帰りを待ってます!世界一奪ってこい pic.twitter.com/F0jMsIzNIg — 田口 麗斗 (@taguchi90) March 21, 2023 勝利を誇ったり、自身の活躍をアピールしたりするのではなく、試合を観ていた人たちの気持ちを受け止めて喜んだ村上選手。「嬉しい」というひと言に付属したシンプルな顔文字からは、村上選手の気持ちや人柄が伝わってきますね。田口選手と村上選手のやり取りは拡散され、多くの人から「あの村上選手もまだ23歳の若者なんだよね。かわいい」「応援してる人の気持ちを一番に考えるところが素敵!」といった声が上がっています。翌22日10時半現在、14年ぶりとなる『WBC』優勝をかけて、アメリカを相手に熱い試合を繰り広げている日本代表。試合を通して、日本だけでなく、全世界の人の心を熱くしてくれるに違いありません![文・構成/grape編集部]
2023年03月22日日本時間2023年3月21日に行われた、野球の世界大会『ワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)』の準決勝にて、日本はメキシコ相手に6対5で勝利。14年ぶりの『WBC』優勝をかけて、『侍ジャパン』が決勝へと進むことが決まりました。WBCで日本がメキシコに勝利!アメリカとの決勝進出に「涙が止まらない」「魅せてくれましたね!」試合を決定付けたのは、ファンに『村神様』の愛称で呼ばれる村上宗隆選手です。『WBC』での活躍に期待が高まる一方、不振が続いたことで一部の人から「戦力外の村上を外せ」「使っていたら負ける」など、批判的な声も上がっていた様子。相当なプレッシャーを受けながらも、村上選手は準決勝の九回無死一、二塁という場面で二塁打を放ち、逆転サヨナラ勝ちへとチームを導きました。村上宗隆選手を信じ抜いた、栗山英樹監督厳しい状況の中でも勝利をつかんだ『侍ジャパン』。試合後の会見で、栗山英樹監督は「最後まで諦めない」ということを、選手だけでなく自分も胸に刻んでいることを語りました。また、村上選手のことを最後まで信じた、栗山監督自身の想いについて報道陣から聞かれると、このように胸中を明かしています。最後に打ちましたけど、本人の中ではまだ「チームに迷惑をかけている」という感じしかないんじゃないかな。あんなバッターではないので。本当に世界がびっくりするようなバッターなので。それを僕は、この『WBC』で証明したいというふうに思ってやってきたんで。彼を信じる気持ちには、揺るぎないものがある。ただ、打つきっかけを作るためには、いろんなことをしなければいけないんでね。能力を引き出す手伝いができればいい。「『最後お前で勝つんだ』っていうことは、ずっと本人にいってきた」という、栗山監督。その言葉があったからこそ、村上選手は重圧に耐えて、勝利へのチャンスをつかむことができたのでしょう。栗山監督の想いに胸を打たれた人は多く、称賛の声が相次いでいます。・名将じゃないですか!・アンチも手の平を返す逆転劇でした。村上選手が報われてよかった!・試合後、村上選手を抱きしめに行く栗山監督の姿に泣いた。・栗山監督って、教員免許をお持ちなんですね。だから指導者として安定しているのでしょうか。・不調が続いても最後まで信じて起用、そしてこんな言葉をかけてくれるなんて…心が熱い監督さんですね!選手の一人ひとりにドラマがある『WBC』。決勝戦ではどのような試合となるのか、期待が高まりますね。[文・構成/grape編集部]
2023年03月21日プロ野球球団『東京ヤクルトスワローズ』に所属している村上宗隆選手。王貞治さんが1964年に記録したシーズン本塁打数55本を抜く、56本を2022年に放ち、大活躍しました。村上選手は、2023年3月8日に開幕した野球の世界大会『ワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)』に出場しています。大谷翔平をライバル視する村上宗隆日本球界で屈指の強打者である村上選手には、ライバル視している選手がいます。メジャーリーグで、投手と打者の『二刀流』として活躍している、大谷翔平選手です。2021年シーズンには歴代日本人メジャーリーガー最多となる46本塁打を打ち、国内外のファンから応援されています。同じく『WBC』に出場しているダルビッシュ有選手は、村上選手が大谷選手をライバル視している様子を目撃。その時の様子について、元プロ野球選手である高木豊さんのYouTubeチャンネルで話しました。『WBC』の開幕前、日本代表が『バンテリンドーム ナゴヤ』で『中日ドラゴンズ』と練習試合を行った時のこと。大谷選手が打撃練習をしている様子に、村上選手は激しく心を燃やしていたといいます。この前大谷くんが名古屋で凄いバッティング練習したじゃないですか。その時他の選手たちは「すげぇ!すげぇ!」ってなってるわけですよ。僕村上くんの表情だけずっと見てたんですよ。1人だけハァ~じゃないですよ、怒ってるんですよ。でその前に野手会行ってたんですよ。その時に皆に「村上、お前大谷には勝てねぇよ」「レベルが違ぇよ」と言われてたけど、(村上選手が)「でもわかんないですよ」「負けたくねぇ」とかずっと言ってたんですよ。勝てるんじゃないか…56本打ってるしというところがあって、(でも練習を見ていた)その時自分では今では勝てないと思ったんでしょうね。すごくイライラしてるのがわかってでもこれいいなと思ったんですよ、村上くんは56本で三冠王取ってまだその気持ちがあるっているのは。高木 豊 Takagi Yutakaーより引用村上選手は2022年に56本塁打を打っただけでなく、打率と打点でもトップの成績を収め、いわゆる『三冠王』のタイトルを獲得しました。日本球界では名だたる打者でも、大谷選手と自分の差を痛感していたのです。その後、村上選手はダルビッシュ選手にトレーニングや栄養摂取などについて熱心に聞いてきたとのこと。ダルビッシュ選手は、「『三冠王』のタイトルを取った選手でも、これから新しいことに挑戦していく姿は、ほかの選手たちを引っ張っていくからいいと思う」と述べます。結果に満足せず、向上心を持ってさらなる活躍に向けて努力しようとしている村上選手の姿に、ダルビッシュ選手は「球界の中でもとても少ない存在」と感銘を受けたようです。ダルビッシュ選手と村上選手の出来事に、多くの人がハッとさせられています。・飽くなき向上心が必要なのだと、実感しました!・野球界全体のことも考えていて、とてもいい話だと思う。・野球に興味はないけど、選手が選手のファンで、選手が選手同士尊敬し合っていることが伝わってくる。・見習うべきところがあるし、なんだか泣けてきた。村上選手が現状に満足せず、努力を重ねてさらなる活躍をしようとする姿から、学ぶことは多いでしょう。仕事や学業などでいい結果を残すと、その後慢心してしまい、努力を辞めたことはありませんか。結果を残した後だからこそ、ひたむきに頑張ることが大切なのだと、考えさせられますね。[文・構成/grape編集部]
2023年03月17日2022年シーズンに、打率3割1分8厘、56本塁打、134打点を記録した、『東京ヤクルトスワローズ』に所属する村上宗隆選手。上記のタイトルでシーズン中、すべて1位となったため、『三冠王』と呼ばれる栄位も獲得しました。2023年3月8日から開幕した、野球の世界大会『ワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)』に村上選手は出場しており、活躍に多くの期待が集まっています。WBCで低迷する村上宗隆に、鈴木誠也が動画でエールしかし同月12日のオーストラリア戦を終えた4試合時点で、村上選手は打率が1割台と低迷。思うように打てず落ち込んでいる村上選手に、ファンから心配の声が上がっていました。同月13日にInstagramを更新した村上選手は、ハッシュタグで自ら「そろそろ打てや村上っていってください」と投稿。さらに、左わき腹を痛めたことで今回の大会出場を辞退した、鈴木誠也選手から元気をもらえる動画が届いたといいます。 この投稿をInstagramで見る 村上宗隆(@ys_munetaka55)がシェアした投稿 鈴木選手は、村上選手の打撃フォームなどを、愛あるいじりとともにマネしたのです!最後は、「顔を上げて頑張れ」とエールを送っている鈴木選手。きっと、村上選手が少しでも笑顔になり、気持ちを切り替えて試合に臨んでほしいという意味を込めて、マネした様子を動画に収めたのでしょう。Twitterでは、「そろそろ打てや村上」がトレンド入りし、ファンから多くの応援の言葉が寄せられています。鈴木選手の動画に対しても、「愛にあふれていて泣けてくる」「誠也さんがいうように、こういう時だからこそ顔を上げていつもの明るい素敵な笑顔でバットを振ってください!」「最高の応援メッセージ!」といった反響が上がりました。日本代表は、同月16日にはイタリア代表と準々決勝に挑みます。12日のオーストラリア戦では1安打を放ち、復調の兆しを見せている村上選手。鈴木選手の動画やファンからの声援を受け、活躍を見せてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年03月13日タレントで俳優の榊原郁恵さんが、2023年2月9日にInstagramを更新。2022年11月に亡くなった、夫であり俳優の渡辺徹さんとの『思い出の味』にまつわるエピソードを投稿しました。亡き夫・渡辺徹の遺影に供えられたのは?榊原さんにとって『思い出の味』になった食べ物は、ルームウェアなどを展開するブランド『ジェラートピケ』が運営するカフェのクレープ。渡辺さんが亡くなる前に2人で食べたことがあるそうで、これまでにも何度か写真をInstagramに投稿しています。同年12月21日の投稿では、クレープを持った榊原さんと渡辺さんが嬉しそうな表情を見せている、ツーショット写真を公開していました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 榊原郁恵(@sakakibara.ikue)がシェアした投稿 2023年1月31日には、クレープの味が無性に恋しくなって1人で買いに行ったことを報告。クレープの写真を載せるとともに「おいしいから好きなのに、なんか『思い出のクレープ』になっちゃった」と語っていました。 この投稿をInstagramで見る 榊原郁恵(@sakakibara.ikue)がシェアした投稿 そして2023年2月、この『思い出の味』の投稿をきっかけに『ジェラートピケ』は、榊原さんにルームウェアをプレゼント。榊原さんは、もらったルームウェアを着た写真を投稿しました。 この投稿をInstagramで見る 榊原郁恵(@sakakibara.ikue)がシェアした投稿 《思い出の味》としてクレープをインスタにアップしてたらな・なんと…そのお店『ジェラートピケ』さんからお家で温かくゆっくりカラダを休めて下さいとあたたかルームウェア頂きましたsakakibara.ikueーより引用さらに、渡辺さんとの『思い出の味』であるクレープのディスプレイもプレゼントされたそうです。榊原さんは、ディスプレイを渡辺さんの遺影の横に供えた写真も公開。「温かい優しさに感謝です」とつづっていました。『ジェラートピケ』の粋な計らいに「素敵」といった声が寄せられています。・素敵な贈り物ですね。徹さんも喜んでいると思います。・ルームウェアとてもお似合いです!笑顔がかわいい!・温かくて優しいプレゼントに、涙が出そうです。ルームウェアをもらった榊原さんはきっと、身体も心も温まったことでしょう。渡辺さんも、素敵なプレゼントにほほえんでいるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月10日東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が出演する、Lark Japan「Lark」の新CM「かっ飛ばせ、あたらしい時代へ」編が25日より、関東地方にて放送されている。新CMは、朝焼けの空に向かい合う村上のシーンからスタート。バッティングシーンや練習時の躍動感ある動きなど、普段は見ることができないアングルで映し出される村上の姿に注目だ。また、ナレーションは声優の細谷佳正が担当している。今回のCM撮影を振り返り、村上は「はじめてのことなのでワクワクしながらやってきました。そのぶん疲れましたね(笑)」と率直な感想。野球の練習による疲れと比べてどうかを聞かれると、「慣れてないことなのと、周りの方々に見られながらなので緊張や恥ずかしさもありました(笑)」と笑った。また、今回が演技初挑戦となった村上。自身の演技に点数をつけるなら「100点ですね。持っている力の全てを出しました(笑)」と自信をのぞかせた。
2023年01月26日1995年1月17日に発生した、兵庫県淡路島北部を震源とする、『阪神・淡路大震災』。最大震度7の大きな揺れにより、街のいたるところで建物の倒壊や火災などが発生し、人々の生活に大きな影響をおよぼしました。多くの尊い命が失われた災害は、2023年現在になっても語り継がれています。震災から28年が経過した2023年1月17日、タレントの榊原郁恵さんがInstagramにつづったのは、夫で俳優の渡辺徹さんが震災時に体験した出来事。震災発生当時、渡辺さんは仕事のため、兵庫県神戸市のホテルに滞在していたといいます。早朝、渡辺さんから1本の電話が自宅にかかってきました。「今、大きな地震があってさ…」「え?気が付かなかった…!」「窓から外見えるんだけど、あちらこちら煙が見える、もしかして火事かも…」「え!大丈夫?」「うん、又電話する」数分後「いやー…これ…大変なことになったのかも…」「えー⁈」それから連絡が取れず、5〜6日して足に血まめ、ボロボロになって東京に帰って来た。sakakibara.ikueーより引用目の前で起きた災害の惨状を榊原さんに語った渡辺さん。当時、通信などにも大きな影響が出たことで、連絡がつながりづらくなったのでしょう。連絡が途絶えて6日程度が経過した頃、動いている電車の駅まで歩き続けていたという渡辺さんは、命からがら戻ってきたそうです。そんな大変な思いをしたあの日から28年後。家族が、愛犬であるコーンちゃんを長年大切に世話をし続けたことが、愛犬家の模範として表彰されたことを榊原さんは明かしました。※写真は複数枚あります。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 榊原郁恵(@sakakibara.ikue)がシェアした投稿 渡辺さんは2022年12月、病気のため逝去。生前、大震災に見舞われた渡辺さんの出来事に、多くのファンが想いを寄せています。・「なんとかして家族のもとに戻りたい」という一心があったのだろうと思うと、泣けてきますね。・慣れない場所で被災をして、帰るのに渡辺さんは大変だったろうと思います。・渡辺さんは疲労困ぱいで、榊原さんも心配でたまらなかったのではないでしょうか…。『阪神・淡路大震災』以降も、『東日本大震災』など各地で大きな地震が起きています。災害が起きても、家族や自分の身を守れるようにしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年01月18日東京ヤクルトスワローズ所属の村上宗隆選手(22)といえば「村上様」をもじった「村神様」という愛称で親しまれ、2022年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞を獲得。日本選手歴代最多となる56本塁打を放ち、史上最年少で令和初の3冠王に輝きました。今絶好調の村上選手のインスタグラムが「食ベスタグラム」と呼ばれ、わんぱくに食べる姿が反響を呼んでいるようです。早速チェックしてみましょう!食べて食べて食べまくり!村上選手の食べっぷりを堪能できると注目集まる この投稿をInstagramで見る 村上宗隆(@ys_munetaka55)がシェアした投稿 「とりあえず1発目ステーキ」と、ステーキをおいしそうに食べる村上選手。セ・リーグ連覇を達成したヤクルトは、13日に監督、コーチ、選手、関係者ら約170人が優勝旅行先のハワイへ出発。5泊7日の日程で、ゴルフやショッピング、マリンスポーツや家族サービスなど、それぞれの時間を過ごしたようです。中でも村上選手はハワイで食べた食事をインスタグラムに投稿し注目を集めていました。大きな口を開けて「がぶっ」とかぶりつく姿がとても愛嬌たっぷりで可愛いですよね♡フォロワーからは「サングラスの宗君も素敵ですね〜」「おおおおいしししそそそそそそう!!!!」「男らしい〜」「牛1頭食べそうな勢い」「むらかみさま、かわいい」とオフショット写真に注目が集まっておりました。ハワイでかぶりつき写真投稿に火がついたのか、帰国してからも続いているようです。次はどんな食事にかぶりつく村上選手が見られるのか楽しみですね!あわせて読みたい🌈「胸が!谷間がエロい!」足立梨花さんの大胆水着ショットに生駒里奈さんも「あらあらっ」と反応
2022年12月27日桃太郎の人生の行き先は鬼ヶ島だけではないはず!エステやテレビのロケ、宇宙に行ったり、オンラインで鬼退治をしちゃったり。五月女ケイ子さん・細川徹さんが妄想を爆発させて作った『桃太郎、エステへ行く』。気が抜けて平和に笑えること必至。脱力の名手のご夫妻に本作の創作の裏側を語ってもらいました。楽しくて平和。思わず笑みが溢れる脱力の、妄想桃太郎ストーリー。五月女ケイ子:連載していた「テレビ昔ばなし」を書籍化することになり、桃太郎をモチーフにバカっぽい昔話を加えようということになって。細川徹:最初、「続・桃太郎」みたいなのを少し書いたんだよね。五月女:まず細川さんが文章を書いて、物語に合わせて私が絵を描くんですけど、『ロッキー2』みたいな真面目な熱いお話になって、私の描きたいテイストじゃなかった(笑)。細川:すごく堅くなっちゃって。そうしたら、「桃太郎がエステに行くとかさー、そんなんでいいんじゃん」と五月女さんが思いつきで言って、「それいいじゃん!」ということになりました。五月女:施術を受けて、うっとりしている桃太郎の絵が浮かんだんです。細川:あの時点で浮かんでたの?すごいね。この絵いいよね。受付の犬もかわいいし。五月女:猿がマッサージをして、雉が桃太郎のすね毛を優しく抜いていて、愛に満ちあふれている(笑)。細川:基本的に夫婦の仕事は「自由にやってください」とオファーされることが多くて、「やりたいことやらなきゃ」と僕は逆に力が入っちゃうんです。休みの日に、寝てればいいのに、はりきって予定を詰め込んで疲れちゃうみたいな(笑)。そういうとき、(五月女さんが)いつも力を抜いてくれるので、助かってます。五月女:私の好きな細川さんの作る世界というのが明確にあるんですよね。大学時代に見せてもらった脚本が衝撃的に面白くて、あれを追い求めている気がします。力が抜けていて、のどかで暢気で、いい人しか出てこないみたいな世界。細川:最初の俺の原稿では、桃太郎たちがバリバリに戦っていたもんね。五月女:戦いはハリウッドでやればいいことで、夫婦で作るものは平和がいいと思う。1話の「エステへ行く」では、桃太郎の美しさに惹かれて、鬼が自分もキレイになりたいと言い出すところが好きです。細川:絵にするのは難しいだろうなと思いながら書いた話もけっこうありました。「オンライン鬼退治」とか、絵的に地味になるだろうなと思ったら、すごくダイナミックな絵が上がってきてびっくりしました。五月女:細川さんとの仕事は必ずと言っていいほど、現実にはありえない状況を絵にしなきゃいけなくなるんですよ。見本がないんです。動物園の動物が全部、家に来ちゃうとか。細川:たしかに、資料はどこにもないね(笑)。妄想で描くしかない。五月女:毎回、新しい扉を開けてもらっています。私も昔からおかしなことは考えていたけれど、人を笑わせるなんて畏れ多いと思っていたから、面白の作り方は細川さんの背中を見て学びました。どうやって考えているのか何回も聞いたけれど、言葉では説明できないらしいんです。細川:理屈はわからない。キミは面白い理由を翻訳できるよね?五月女:うん。私は言葉を探したいほう。「脱力」って、自分をよく見せようとするとできないと思うんですよね。これはそういうのが詰まった本じゃない?細川:そうだね。全然背伸びしてない(笑)。桃太郎っていろんな話を考えやすいと思うんです。もし、会社に桃太郎がいたら?とか、『anan』の取材を受けたら…とか。五月女:それ、楽しいね!描いてみたい。これを読んで、気楽に力を抜いてもらえたらいいなと思います。絵/五月女ケイ子作/細川 徹『桃太郎、エステへ行く』書き下ろし11作とテレビ番組と昔話を掛け合わせた「テレビ昔ばなし」を収録。松平健の読み聞かせ動画がYouTubeのTV Bros.公式チャンネルで配信中。そおとめ・けいこイラストレーター。2002年、細川徹と組んだ『新しい単位』(扶桑社)で独自の世界観を獲得。LINEスタンプは海外でも人気に。ほそかわ・とおる映画監督、脚本家、演出家。2023年3月4日~、明治座創業150周年記念前月祭『大逆転!大江戸桜誉賑』の脚本と演出を担当。※『anan』2022年12月14日号より。写真・小笠原真紀中島慶子(本)取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年12月13日11月28日に亡くなった俳優・渡辺徹さん(享年61)の死因は「敗血症」と発表された。細菌やウイルスの感染症がきっかけで免疫の制御ができなくなり、最悪の場合は死に至るという恐ろしい病気だ。また、新型コロナ感染症の重症者で、呼吸障害から多臓器不全となり死亡する症例の多くも、この敗血症によるものである。「何らかの感染症にかかると、体内では免疫反応として炎症が起き、病原体を攻撃したり、障害を受けた部位を修復しようとします。これらの制御がうまくいかなくなると臓器障害につながり、血圧や心拍出量の低下から循環不全を起こし“敗血症性ショック”に進行していきます。循環不全により心臓や肺などの臓器に十分な血液を届けられなくなることで、多臓器不全となってしまうのです。渡辺さんは糖尿病や腎不全などの持病があり、人工透析をしていたというので、感染症と闘い切るだけの体力が持たなかったのかもしれません」そう話すのは、救急科専門医で薬師寺慈恵病院の薬師寺泰匡院長。健康な人でも、思わぬことから突然、死の危機に瀕することがあるという。たとえば、海岸で貝殻を踏みつけて足をけがして、そこから細菌が入り、症状が悪化して敗血症で亡くなるといったケースが報告されている。「日本敗血症連盟」が’21年9月に公表した調査によると、国内での敗血症患者数は、’10年に11万人だったのが、’17年には36万人に急増。’20年以降は新型コロナの感染拡大で死亡者数はさらなる増加が懸念されている。「医師が診療の中で保険請求をするときに、おそらく元の感染症の病名をつけることが一般的で、敗血症とか敗血症性ショックという病名をつけられていないというケースも多く、正確な患者数・死亡者数ははっきりとはわかっていません。海外の報告などを参考にすると、日本では最低でも年間10万人程度が敗血症で亡くなっていると考えられています。きっかけとなる感染症は肺炎や尿路感染症、腹腔内の感染症が多いのですが、最近では新型コロナやインフルエンザ、ノロウイルスのほか、手足の傷口から敗血症になることもあります。動物にかまれることも原因になります」(薬師寺院長)■血圧を正常に保てなくなると死亡率が約4割に…敗血症自体での死亡率は10%程度といわれている。しかし、血圧を正常に保つことができなくなり血圧を上げる昇圧剤の投与が必要な状態になると、死亡率は40%程度にまで急激に上がってしまうという。「感染症から敗血症になる段階を線引きするのは難しいため、呼吸が速くなる、脈が速くなり始めたなど、体が必要以上の反応をしていることに早く気づくことが大切です」(薬師寺院長)発熱しても「ただのかぜ」と考え、市販の薬を飲んで寝ていれば治ると思う人も多いため注意が必要だ。発熱のほかに、動悸や息切れがする、手足や体が震える、強い筋肉痛がある、尿の量が減ってくる乏尿、皮膚の色が悪くなる、意識がもうろうとするなどといった異変も体のSOSである可能性が。気になる症状が現れたら、早めに医療機関にかかるようにしたい。「糖尿病の人は特に血糖値のコントロールが必要となって治療が複雑になるほか、糖尿病以外にも脂質異常症、高血圧などの生活習慣病はいずれも敗血症のリスク因子です。男性、女性を問わず生活習慣病を抱えている人は感染症にかからないよう注意し、いざというときは早めに受診してください。このほか、免疫が低下している妊婦さんや新生児、高齢者、慢性疾患を抱えている人、入院中の患者さんなどもハイリスクと考えられますので、十分に気をつけましょう」(薬師寺院長)ふだんから免疫力を高めるために睡眠をしっかり取り、暴飲暴食は控えるなど、規則正しい生活を心がけよう。冬は細菌やウイルスなどの感染症が流行するが、たかが感染症と甘く見ないこと。思わぬ症状の悪化を招くことのないよう、自分や家族の健康を守ろう。
2022年12月13日2022年12月2日に、所属事務所より発表された、俳優の渡辺徹さんの逝去。俳優の渡辺徹さん、敗血症のため逝去ファンからは悲しみの声訃報を受けて同月5日には、妻で俳優の榊原郁恵さんと、息子の渡辺裕太さんが会見を開きました。榊原さんと裕太さんは会見中、終始涙を見せず、笑い話を交えながら、徹さんとの楽しい思い出を振り返っていたといいます。渡辺徹さん逝去に、妻・榊原郁恵が会見内容に「胸がギュってなった」の声渡辺徹さん逝去後、Instagramを更新した榊原郁恵会見を終えた同日、榊原さんは自身のInstagramを更新。投稿では、徹さん、裕太さんと3人で撮影した家族写真を添え、同月現在、話題を呼んでいるサッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』についてつづりました。19日からブログの更新も無く子供の頃からサッカー少年だった渡辺徹がこんな盛り上がってるW杯にも触れる事も無く…何かあったのか……と心配して下さった方もいらっしゃったと思います。渡辺の文章のファンの方々もいらっしゃった事でしょう。彼の最後をどういう言葉で表現したら良いのか…渡辺にききたいくらいです。渡辺自身が表現する事はもう出来ませんが…コレからも渡辺の事、話題にして頂けたら、嬉しいなぁ。sakakibara.ikueーより引用 この投稿をInstagramで見る 榊原郁恵(@sakakibara.ikue)がシェアした投稿 徹さん自身、子供の頃にサッカーをしていたこともあり、「彼だったら、日本代表の活躍をどう表現していただろうか」と榊原さんは思いを馳せています。榊原さんの言葉に、多くのファンが心を打たれました。・「徹さんだったら、日本代表の活躍をどう表現したんだろうか」の言葉に、涙が流れました…。・日本代表はきっと、徹さんのエールも受けて活躍できたに違いありませんよ!・愛情にあふれた家族だということが伝わってくる文章ですね。無理をせずに、これからも頑張ってください!応援しています。「さぁ頑張ろう」と、投稿を締めくくった榊原さん。きっと、空から徹さんの応援を受けながら、榊原さんと裕太さんは今後も仕事に励んでいくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年12月06日《文学座所属渡辺徹(わたなべとおる/本名同じ)が、11月28日21時01分敗血症のため逝去いたしました》俳優の渡辺徹さんが亡くなったと12月2日、所属事務所の「文学座」が公式サイトで発表した。61歳だった。渡辺さんは11月20日に発熱や腹痛等の症状が出たため、都内の病院で受診したところ細菌性胃腸炎の診断を受けて入院。その後に敗血症と診断され、回復することは叶わなかったという。‘81年にドラマ『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)の新人刑事・ラガー役でデビューを果たした渡辺さん。大柄な体型と大らかなキャラクターで親しまれ、役者業だけでなく、バラエティ番組でも活躍した。いっぽうで、その半生は病との闘いでもあった。30歳の頃に糖尿病と診断され、’12年4月には虚血性心疾患と判明。その際には、6時間に及ぶ手術を受けている。’16年からは腎機能の低下で人工透析を受け、昨年4月には大動脈弁狭窄症と診断され、出演予定の舞台が全公演中止となっていた。そんな渡辺さんの闘病生活を支えたのが、妻の榊原郁恵(63)だ。食べることが大好きでヘビースモーカーでもあった渡辺さんのために、榊原は徹底した健康管理を行い気遣っていた。■渡辺さんはもともと榊原ファン。結婚以降は、おしどり夫婦に榊原と渡辺さんが結婚したのは’87年10月のこと。「もともと渡辺さんは“アイドル・榊原郁恵”のファンで、初めて買ったレコードも郁恵さんのLP。部屋に郁恵さんのポスターを貼るほどだったので、『ザ・トップテン』で初めて共演したときは緊張したそうです。そして、ドラマでの再共演を機に本音で語れる“戦友”のような仲となり、やがて交際に発展していったといいます。ただ当時、アイドル同士の結婚は今以上にハードルが高かった。そこで渡辺さんは3年かけて周囲を説得。そして一人でも多くのひとに祝福してもらえるような環境を作っていったそうです。2人の結婚披露宴の様子はテレビで生放送され、視聴率は40.1%を記録。’89年3月には長男で俳優の渡辺裕太さん(33)が誕生しました」(テレビ局関係者)結婚以降、おしどり夫婦として広く知られることとなった2人。結婚30周年を迎えた’17年には朗読ライブ『いまさらふたりで』で夫婦共演を果たしている。「渡辺さん夫婦は、結婚してから2度しか共演していませんでした。それは結婚直後にドラマ共演した際、『公私はわけよう』と2人で相談して決めたためだそうです。しかし、『いまさらふたりで』は渡辺さんが郁恵さんに『やってみないか』と提案したといいます。それまで郁恵さんは10年もの間、朗読劇をしたいと考えており、その熱意に気づいていた渡辺さんは、どうしても実現させてあげたかったそうです。久々に夫婦そろって演技することになりましたが、郁恵さんは『説明しなくても伝わるからありがたい』と語っていました。結婚30周年を記念して結婚式のシーンでは、郁恵さんは実際に結婚式で使用したウエディングドレスを着て演じていました。また2人は’21年、渡辺さんが大動脈弁狭窄症から仕事復帰した際にも朗読劇を開いています」(前出・テレビ局関係者)■榊原は「彼の存在は偉大」渡辺さんも「いないと困る」‘19年に榊原が、’21年に渡辺さんが還暦を迎えても2人の愛は冷めなかった。’21年2月、榊原は『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系)で“戦隊シリーズ最年長ヒロイン”になった際、本誌のインタビューで「主人はスーパー戦隊シリーズが好きなので、『いいね~よかったね』と」「戦隊好きな夫に見せるためにも、“ババレンジャー”として変身したいですね!」と楽しそうに語っていた。また渡辺さんは同年11月、『いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー 2021』に選ばれた際、会見で榊原について「好きとか嫌いじゃなく、いないと困るっていう存在になっています」と語っていた。「渡辺さんの生活をサポートしてきた郁恵さんですが、いっぽうで『主人は精神的な支えなんです』とも話していました。郁恵さんは明るいキャラクターの反面、仕事のことで思い悩みがちだといいます。しかし、渡辺さんが『後悔した経験を次に活かしたらいい』と教えてくれたそうです。結婚によって性格がポジティブになったといい、郁恵さんは『彼の存在は偉大』とも話していました」(スポーツ紙記者)今年10月8日、渡辺さんはブログで舞台『今度は愛妻家』の初日に榊原が赤飯を炊いてくれたと報告。また渡辺さんが亡くなる約2週間前の11月13日、榊原は夫婦で裕太の参加する落語会を観に行ったとInstagramに綴っている。‘20年11月、「婦人公論」で渡辺さんは《俺自身は自分のやりたいことをやってきたし、これからはパートナーのやりたいことに力を貸し、それを形にしていくことに重きを置いてもいいかなと思ってる》と語っている。“人生の支柱”を失った榊原の心痛は計り知れない。
2022年12月03日2022年12月2日、俳優の渡辺徹さんが敗血症のため亡くなったと、所属劇団の文学座が明らかにしました。61歳でした。渡辺さんが亡くなったのは、同年11月28日。同月20日から、体調を崩していました。11月20日(日)に発熱、腹痛等の症状が出たため都内の病院に受診したところ、細菌性胃腸炎の診断を受け直ちに入院いたしました。その後に敗血症と診断され、加療いたしましたが回復が叶いませんでした。生前に賜りましたご厚誼に深く感謝するとともに、ここに謹んでお知らせ申し上げます。文学座ーより引用葬儀は家族葬にて行い、後日『お別れの会』も予定しているといいます。1980年に文学座附属演劇研究所に入所し、1985年には座員となった渡辺さん。テレビドラマ『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)や大河ドラマ『いのち』(NHK)など数多くの作品に出演してきました。作品を通じて渡辺さんのファンになった人から、悲しみのコメントが相次いでいます。・渡辺さん、亡くなってしまったんですね…。舞台やドラマでよく見ていただけに、ショックです。・いつも作品で渡辺さんを見るのが好きでした。・自分は、舞台で渡辺さんをお目にすることが多かったです。とても幸せでした。渡辺さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年12月02日東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆選手の愛称“村神様”が「『現代用語の基礎知識』選 2022ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞を受賞し、村上が1日、都内で行われた表彰式に登壇した。偉業を称えての愛称“村神様”に対し、以前「神様じゃないです、人です」と答えていた村上。流行語大賞を受賞した今、改めてどう思っているかと聞かれたが、再び「いや、人間です(笑)」とはにかむ。続けて「年間大賞を受賞した“今日の夢”はどんな夢でしょう」との質問には、「ん? 今日の夢ですか?」と首をかしげた後、「海に落ちる夢を見ました」と今朝見た夢を回答。司会者に、「“今日この場から見る夢”という意味で……」と訂正されると照れ笑いを浮かべた。そんな村上が自分へのご褒美をあげるとしたら“睡眠”。「ちょっと忙しい」とあまり眠れていないようで、「森の中で1人、鳥のさえずりと共に起きたいですね」と理想のシチュエーションを挙げる。目が覚めたあとについては「来シーズンまたいい成績を残せるようにしっかりと練習したい」と真摯な一面を見せた。村上は今年を「自分の目標を達成できて、チームとしても連覇できたんですけど、最後日本一を逃したので、最終的にはすごく悔しい思いで終わりました。でもオフシーズンはたくさん表彰されることもあってすごくいい1年だったなと思います」と振り返り、来年の目標を「シーズンが終わったばかりでまだ考えるのは難しいのですが、オフシーズンしっかりと身体を作り直して戦う準備ができたときに、目標を立ててやっていけると思いますし、3月にWBCもあるのでそこで世界一になれるように頑張りたい」と意気込んだ。講評では「10月3日、東京ヤクルトスワローズ対横浜DeNAベイスターズ戦、村上宗隆選手が王貞治さんの記録を超える日本選手シーズン最多の56本ホームランを放った。今季最終戦の最終打席に生まれたミラクル弾。この劇的瞬間は記録とともに人々の記録に強く刻まれた。プロ5年目の22歳、村上選手の記録を挙げるときりがない。三冠王、史上初5打席連続ホームラン、通算150本塁打、2試合連続満塁ホームラン……。そのすべてに『史上最年少』の冠がつく。序盤、中盤、終盤そしてサヨナラ。右に左にセンターに。特大アーチを量産する彼をファンは『神』とよび熱狂し、東京ヤクルトスワローズをリーグ優勝に導いた。打った瞬間打球を見上げ、しゃがみこんでから1塁へ走り出す『確信しゃがみ』に、そしてくじらの飛びこみを彷彿とさせる迫力のヘッドスライディングも大きな魅力。動画ですべてを見た気になっている今、球場のリアルで見たいビッグヒーローだ」とコメントされている。トップテンには、「キーウ」(受賞者:東京外国語大学 名誉教授 中澤英彦氏)、「きつねダンス」(受賞者:株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント)、「国葬儀」(受賞者:中央大学文学部教授 宮間純一氏)、「宗教2世」(受賞者:一般社団法人 社会調査支援機構チキラボ)、「知らんけど」(受賞者:知らんけどを使用している皆さん)、「スマホショルダー」(受賞者:スマホショルダーを使用している皆さん)、「てまえどり」(受賞者:生活協同組合コープこうべ・神戸市、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会、消費者庁・環境庁・農林水産省・農林水産省(BUZZ MAFF撮影メンバー))、「Yakult(ヤクルト)1000」(受賞者:株式会社ヤクルト本社)、「悪い円安」(受賞者:日本経済新聞 編集委員 小栗太氏)が選ばれた。今年の選考委員は、姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、俵万智氏(歌人)、室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、『現代用語の基礎知識』編集長の大塚陽子氏。ノミネート30語は、以下の通り。「インティマシー・コーディネーター」、「インボイス制度」、「大谷ルール」、「オーディオブック」、「OBN(オールド・ボーイズ・ネットワーク)」、「オミクロン株」、「顔パンツ」、「ガチ中華」、「キーウ」、「きつねダンス」、「国葬儀」、「こども家庭庁」、「宗教2世」、「知らんけど」、「SPY×FAMILY」、「スマホショルダー」、「7青春って、すごく密なので」、「#ちむどんどん反省会」、「丁寧な説明」、「てまえどり」、「ヌン活」、「BIGBOSS」、「村神様」、「メタバース」、「ヤー! パワー!」、「Yakult(ヤクルト)1000」、「リスキリング」、「ルッキズム」、「令和の怪物」、「悪い円安」
2022年12月01日プロ野球選手の村上宗隆、お笑いコンビ・和牛の水田信二、川西賢志郎らが17日、都内で行われた「SUITS OF THE YEAR 2022(スーツオブザイヤー)」授賞式に出席した。WEBサイト「NIKKEI STYLE Men’s Fashion」とファッション誌『MEN’S EX』が共催して2018年からスタートした同アワード。ビジネスや自分のフィールドで情熱を持ってチャレンジし、時代を変えていく才能や志を持つ人を表彰するというもので、今年で5回目を迎える。3年ぶりに観客を招いて行われた今年は、スポーツ部門で18年ぶりとなる3冠王を史上最年少で獲得し、チームのリーグ優勝に⼤きく貢献した東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が受賞した。「このような賞を受賞できて光栄に思います」と受賞を喜び、「これからスーツを着る機会が沢山あると思いますので、格好良いスーツを着てたくさんテレビに出たいと思います」とコメント。イベントではグリーン系のスーツを着用したが、「ラッキーカラーではないんですが、グリーンが好きでグリーンのスーツを着るとテンションが上がってキリっと締まるのでグリーンのスーツを選ばせてもらいました」とその理由を説明した。また、同アワードのテーマでもある"チャレンジ"にちなみ、自身のチャレンジ哲学に言及。「チャレンジするにあたっては目標が大事だと思います。その目標が高ければ高いほど良いと思っていて、自分に期待しなかったら終わりですし高い目標を持って挑戦することが一番大事だと思います」と話した。今後については「次のステージに立てるようにしっかりともう一度土台から作って色んな目標を立てながら自分自身に期待してもっともっと頑張りたいと思います」と意欲を見せた。イベントの後半には各部門の受賞者と昨年副音声ゲストとして出演した和牛の水田信二、川西賢志郎が登壇。登場するなりMCの枡田絵理奈から「ご結婚おめでとうございます」と祝福された川西は「どの流れで言ってんねん!」とツッコミを入れて笑いを誘う場面も。また、隣にいた村上に川西が「3億円の家、どうされるんですか? 計画は進んでいます?」と問い掛けると、村上が「今進んでいるんですけど色んな問題があって難しいんです。助けてください(笑)」と苦笑い。村上が最近サウナにハマっているとあって川西から「3億円のサウナにしてもいいですよね」と提案された村上は「良いサウナができそうですね(笑)」と満更でもない様子だった。スポーツ部門以外の受賞は以下の通り。ビジネス部門/AGC株式会社 代表取締役兼社長執行役員 CEO 平井良典氏、ビジネス部門/公益社団法人 日本プロサッカーリーグ チェアマン 野々村芳和氏、イノベーション部門/シナモン AI 代表取締役 Co-CEO 平野未来氏、アート&カルチャー部門/山崎育三郎(この日は欠席)がそれぞれ受賞した。
2022年11月18日東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手が、17日に開催される「SUITS OF THE YEAR 2022」でスポーツ部門の受賞者に選ばれたことが11日、わかった。日本経済新聞 Nブランドスタジオ「NIKKEI STYLE Men’s Fashion」とファッション誌『MEN’S EX』が共同開催する、ビジネスや自分のフィールドで情熱を持ってチャレンジし、時代を変えていく才能や志を持つ人を表彰する同イベント。今年はオンライン配信に加え、約3年ぶりに有観客でも開催される。メインMCを枡田絵理奈、ゲストMCは第1回から「SUITS OF THE YEAR」に参加し、雑誌『MEN’S EX』でモデルを務める前川泰之が担当する。今回、同イベントの受賞者が発表。「チャレンジ精神、フェアプレー精神で結果を残し、世界中から称賛されている人」にフォーカスするスポーツ部門からは、今年、史上最年少で三冠王に輝き、王貞治氏を抜くシーズン56本塁打を記録した村上が選ばれた。そのほか、アート&カルチャー部門で俳優の山崎育三郎、ビジネス部門で平井良典氏と日本プロサッカーリーグ チェアマンの野々村芳和氏、イノベーション部門で平野未来氏の受賞が決定した。
2022年11月11日