2月12日、東出昌大(36)が思わぬハプニングに見舞われていることがわかった。唐田えりか(26)との不倫や杏(37)との離婚を経て、現在は山奥で狩猟生活を送っている東出。ほぼ自給自足という生活ぶりがメディアでたびたび取り上げられており、さらに1月に放送された『めざまし8』(フジテレビ系)では松本花林、さいとうなり、烏森まどという3人の女優達とともに共同生活を送っていると明かし注目を集めていた。そんななか2月12日、東出の近影がXにアップされた。投稿したのは映像ディレクターで、『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京)や『世界の果てに、ひろゆき置いてき』(ABEMA)などの代表作のある高橋弘樹氏。写真のなかで東出はツバの広い帽子を被り、ひげを生やし、髪も首元まで伸びているというワイルドな風貌。そして東京タワーをバックにカメラから目線をそらしながらピースしている。さらに高橋氏は、こう綴っている。《オフィスまで山奥に住む知人が来てくれたのですが、ここへの道中、財布もクレジットカードも携帯も免許証も、ワケあって全部失くしてしまったとのことで、しばらくどうやって暮らすんだろうと思いながら、赤羽橋駅まで見送りました。まぁこの人ならなんとかなるんだろうな、と本人もわたしもなんとなく感じてたので、そのまま解散しました》なんと東出は所持品を全て失くしていたのだ!しかし、高橋氏によってそのまま“放置”されたとのこと――。Xでは驚きとともに、心配する声がこう上がっている。《え゛ぇ゛~っ、免許証はヤバい》《ま…まずは警察に》《え?全部無くす…?どんな訳?》《ワケありすぎる!!》
2024年02月14日東出昌大(35)の現在の生活が、物議を醸している。東出といえば、20年に女優の唐田えりか(26)と不倫が報じられた。当時の妻で女優の杏(37)は妊娠中だったこともあり、東出は大きな批判に晒されることに。その後、2人は離婚したものの、「養育費は1人1万円」といった報道も独り歩きし、東出の好感度はさらに低下することに。そこから約4年。東出は山奥で狩猟をしつつ、自給自足に近い生活を送っている。その飾らない姿やワイルドな生活が注目を集め、ここ最近はバラエティを中心に再ブレイクしていた。今回、物議を醸したのは、1月9日・12日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に出演したときのことだ。もともと山奥生活を始めた動機を「一人になりたい」と語っていた東出だが、番組には傍らに3人の女性の姿があったのだ。女性は、松本花林さん、さいとうなりさん、烏森まどさん。共に女優であり、東出のファンだという。現在、3人と東出は共同生活にあると番組では放送。何かと女性問題で炎上する東出の奔放さがまたもや露呈し、大きな反響を呼んでいる。視聴者からの声の多くは批判的なものが多数を占めるが、中には《羨ましい》《今が幸せなのは素晴らしい》といった我が道をいく生き方への称賛も。彼の生き方はなぜここまで物議を醸し、人を惹きつけるのか。コラムニストのおおしまりえさんは「本人は逃げたと言っていますが、炎上に屈せず自分の道を突き進む。そんなブレない姿がビジュアルの良さと相まって、今の時代に輝いて見えるのではないか」と語る。以下、解説してもらった。■ウェルカムな態度と人柄は常に人を引き付ける東出さんの最大の魅力は、ビジュアルの良さよりも人柄の良さではないでしょうか(良い夫という意味ではない)。1人での山奥生活も気づけば周りには人が溢れ、支援する人が現れ、彼を慕って女性もやってくる。それを彼も拒まない。取材すらも拒まない。一貫してウェルカムな姿勢は、彼の良さであり最大の危うさとも言えるかもしれません。こうしたオープンマインドな生き方は、ビジネスシーンでは“人たらし”なんて表現されます。いい働きをすればデキる人にもなりますし、振り回されると優柔不断と言われることも。東出さんもこうした性格が過去の不倫騒動、そして今の生活や人間関係を築くことに繋がったのかもしれません。■我が道をいくことは強さであり魅力東出さんは不倫炎上後、一時は仕事もゼロとなりました。そこから自分の生活を変え、現在は俳優としての活動を続けながらプライベートを自分らしく創り上げています。こうした人生の切り開き方は、しがらみの中で生きる我々現代人にとって、とてつもなく魅力的に映ることでしょう。同時にしがらみを受け入れ、社会的な責任を果たし生きることを選択した人にとっては、彼は嫌悪感を抱く存在なのも間違いありません。彼のあり方は、多くの人が感じる“不自由感”を超えた先にあるように思います。番組内で、東出さんは自分自身を「弱い人間」と表現しましたが、こんな強い人は芸能人にはそういないような……。すでに《荒れろ!荒れろ!》と再びの炎上を揶揄する素振りもあるほどに余裕を取り戻している彼は、まさに無敵。そりゃあ女性が数人身を寄せたくなるものも、分からなくもありません。多くの人の心をざわつかせ、また羨望の眼差しを集める彼の生き方は、2月にはドキュメンタリー映画にもなるようです。テレビ復帰は今後も難しいことは変わらないでしょうが、ある意味で唯一無二の存在になった東出昌大は、もう怖いものはないのかもしれません。(文:おおしまりえ)
2024年01月22日2024年の始まりに、山口祐一郎の歌とトークを堪能する。これまで山口ともたびたび共演してきた人気・実力共に折り紙つきの俳優たちによるトーク&コンサートは、まさに新年を祝うにふさわしいひと時となるに違いない。今回山口のもとに集まったのは、石川禅、浦井健治、大塚千弘、今拓哉、涼風真世、中川晃教、平方元基、平野綾、保坂知寿、吉野圭吾(以上、50音順)という顔ぶれ。山口と日替わりキャスト4名、計5名でどのようなステージを繰り広げるのか。そして、どのようなナンバーを歌う予定なのか。取材に応じてくれた山口と平方・平野に尋ねてみたのだが……「それは言えない」と口をそろえる。どうやら想像を超えた驚きが待っているらしい!?3人の公演についての思いや、お互いをどうとらえているのかなど、和気あいあいとしたトークを聞きながら探ってみた。日本演劇界、とりわけミュージカルにおいて、山口祐一郎がずっと最前線に立ち続けていることは言うまでもない。その長いキャリアの中で、『エリザベート』や『レディ・ベス』、『レベッカ』などで共にステージに立ってきた平方・平野を、彼は「息子」「娘」と呼ぶ。ふたりとハグして「息子と娘がこんなに立派になって。お父さんは嬉しい」と話す山口……そう、彼の目線は“父”なのだ。泰然と構え、おおらかに人を受け入れる懐の深さと、多分に漂わせている茶目っ気と。自然と周りの人に敬愛されている父親像を感じさせる。それを裏づけるかのように、平方も「祐さん(山口)がいると安心感が全然違うんですよね。もちろん舞台上の祐さんも好きですけど、舞台裏での優しさやチャーミングさが大好きなんです。すごく憧れるし、自分もそういうふうになりたいと思うけど、自分じゃ絶対無理だなとも思う。本当に素敵なんですよね」と語った。ふたりの初共演は、2012年の『エリザベート』。当時の稽古場での山口の姿を、平方は「ほかの人が(トートを)演じている間も、祐さんは柱の向こう側でずっと演じていた。当たり前のことかもしれませんけど、当時の僕はその姿を見て『こういう芸事に携わって稽古をする時には、こんな気持ちでいないといけないんだ』と思いました。今でも、どこの稽古場に行っても祐さんのあの姿を思い出す」のだという。そして、その後舞台袖などで交わすようになった何げない会話が嬉しい、とも。「『どうやって緊張をといてますか?』とか、自分が思っていることを素直に話すことができる。誰も見ていない、秘密の時間です」。さて、今回ふたりは舞台裏でどんな会話を交わすのだろう。そして、平野と山口の初共演は2014年の『レディ・ベス』。初対面だった製作発表の際、声優でもある平野の声は山口にとって非常にインパクトのあるものだったようだ。当時の映像を見ると「二度見されている」のだと、平野は笑った。帝国劇場初主演だった平野は公演中も緊張しっぱなしだったそうだが、そんななかでも頼りになったのがロジャー・アスカムを演じた山口の存在だったという。「私が舞台に登場する前、アスカム先生が最初に出ていくんですよね。だから舞台袖で祐一郎さんの背中を見て『よし!』と思ってから出て行くことを習慣づけていました。そうすると、すごく安心感があるので」その後ふたりが共演した作品の中では、特に印象的だったものとして2016年『エドウィン・ドルードの謎』、2019年『レベッカ』の話題に。『エドウィン・ドルードの謎』でヒロインのローザ・バッドを演じた平野には、終盤に観客の度肝を抜くようなシーンがあった。「ローザ・バッド」ならぬ「パッド」だと、貴婦人の衣裳の中からパッドを外して投げつけるのだ。その際の思い切りの良さが、山口には印象的だったのだろう。「こんな女優さん見たことありません!自分はまだまだ世の中を知らないな、世の中にはいろいろな人、いろいろな考え方があるんだと深く学んだコメディーでした」と笑みを浮かべた。そこからの『レベッカ』での夫婦役。平野は「真面目な作品(『レディ・ベス』)や愉快で楽しいコメディー(『エドウィン・ドルードの謎』)をやらせていただいてからの夫婦役」だったので、なおさら思い入れが強いようだ。中でも、カーテンコールで「宇宙人」と山口に紹介されたことが印象に残っているという。『レディ・ベス』の際にも二度見された声質のユニークさに加え、保坂知寿が演じたダンヴァース夫人との激しい対決シーンを「宇宙人VSゴジラ」と、東宝作品ならでは(?)の表現で称えたようだ。こうしたエピソードを挙げるふたりを見つめ「優しくて思いやりのある娘や息子に囲まれて、お父さん、本当に幸せです」と話す山口は、既に一人称が「お父さん」。お父さんとその弟妹、そして子どもたちによるファミリー・コンサートという側面もある……のかもしれない。劇場という空間に、その時・その場だけの“何か”を求めて今回の『Yuichiro & Friends』については、既に「傑作ミュージカルの数々のナンバーは勿論、これまでに聴いたことのないジャンルも登場予定」と明かされている。セットリストは初日までシークレットのお楽しみとしても、ヒントくらいはもらえないものかと聞いてみたのだが、「教えてあげないよ!」と山口はにっこり。ただ、構成・演出を担う山田和也は数々の作品で山口とタッグを組んでいるだけに、彼の魅力を知り尽くしている。それだけに、選曲にも大いなる仕掛けが施されていそうだ。実際、平方・平野もラインナップを見て「『えっ!? 』ってなった」と口をそろえた。「そういう発想も、考え方もあるんだ。それを聴いてみる、または歌わせてみる、そしてそういう歌っている現場に自分も参加してみる。それが楽しい、または特別な時間になるかもしれない。そんな山田さんのアイディアにびっくりですよ。ひとつの曲も、アレンジや楽器の編成、テンポなどによってまるで変わるじゃないですか。だから(用意されている曲も)ジャンル分けはできません」と山口が語るナンバーとは、いったい何なのだろうか。平方が明かす。「聴きたいけど、でもないだろうなと思っていた曲がリストの1曲目に来ていたので『えぇっ!?』と驚きました。きっとお客様はびっくりするだろうし、僕も傍で聴けるのが本当に嬉しい。祐さんが自分では選ばない曲をどういうふうに歌ってくれるのか、本当に想像つかないです」。平野も「その曲名を見た時の衝撃がすごすぎて、自分が歌いたい候補曲を出す時に迷ってしまって。これまでの共演作品で祐一郎さんとデュエットさせていただいた曲はたくさんあるし、すごく歌いたいんだけど、今回のコンサートの方向性を考えるとそういうことじゃないな、『これをやったら面白いだろうな』というふうに考えないといけないんだな、と思って。だからどんな曲が来ても『どんとこい!』と思ってなきゃ」という。3人にそこまで言われてしまうと、これは楽しみにせざるを得ないだろう。一方で、コンサートとなると従来の舞台公演のようにひとつの世界観・ストーリーがあり、それに即したキャラクターを演じるわけではない。1曲ごとにそれぞれの作品の世界を背負うことになる。その難しさ・面白さも、経験豊富なメンバーだけに重々承知のことのようだ。実際、平野は「歌い出した瞬間に、その作品・その場面を想像していただくことを常に心がけて歌っています。ただ、今回はゲストの組み合わせによっていろいろ変わってくるだろうし、『このふたりでこれを歌うんだ』という意外な組み合わせもあると思います。その時、その瞬間に歌える曲を歌えたらいいですね」、平方も「作品の中ではその曲・その場面の感情を吐露しますけど、コンサートではその1曲だけを切り取るのでやっぱり難しい。だから役柄だけでなく、その場面に通じるようなことでの自分の経験やそこからくる気持ちものせて、お客様に届けたいし、共鳴できたらいいですね。そういう意味では、普段の舞台とは別の楽しみ方を心がけている部分はあります。でもあまり素の平方元基感が出てきてしまうとそれもどうかと思うので、きちんとやりたい」と話す。そうしたふたりの声を受けつつ山口が語ったのは、コロナ禍に著名なチェロ奏者が自宅での演奏をインターネットで配信した時のこと。偶然だったのか、それとも演出だったのか、演奏中にキッチンでやかんのお湯が沸いた音が鳴ったのだそう。「彼は最初から最後までずっと弾き続けた。そして終わった時にゆっくりと湯気を出しているやかんを見て、にっこりした。それが何を表しているのかは、観た方によって全部(解釈が)違う。コロナ禍や戦争の影響で現実の方がリアリティーがなくなって、演劇やミュージカルの表現は『こういうものだ』と思われていたものがあっさり取り払われてしまいました。でもそこで言えるのは、例え舞台装置などを何も使わなかったとしても、劇場という空間は本当に魅力的で、その時間と空間に参加した人たちしか理解できない、経験できない“何か”がある」その“何か”を見出す、必見の公演は1月6日(土)~26日(金)、シアタークリエにて。2月に大阪公演あり。取材・文:金井まゆみ撮影:藤田亜弓<公演情報>『Yuichiro & Friends-Singing! Talking! Not Dancing!-』演出:山田和也出演:山口祐一郎石川禅 浦井健治 大塚千弘 今拓哉 涼風真世 中川晃教 平方元基 平野綾 保坂知寿 吉野圭吾(50音順/日替出演)※公演期間中の1月18日(木)から、一部セットリストが変更になります。【東京公演】2024年1月6日(土)~26日(金)会場:シアタークリエ【大阪公演】2024年2月3日(土)・4日(日)会場:大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティチケット情報:()公式サイト:
2023年12月22日11月19日、千鳥の大悟(43)とノブ(43)がMCを務めるバラエティ番組『チャンスの時間』(ABEMA SPECIALチャンネル)に俳優の東出昌大(35)が出演。人気企画「ノブの好感度を下げておこう」の中で、東出が見せた新たな一面がSNSで話題となっている。久々の共演となったノブが「これからはバラエティにも出ていく感じ?」と尋ねると、東出は「いや、そんなには出ないと思います。苦手だから。取り繕っちゃうんですよね、色々」と発言。バラエティの何が難しいかを聞かれた東出は「素でいるとかって難しいですよね。今もこれ素なのか分からんけど、普段がヤバいから。ちゃんとクズだし、ちゃんとズボラだし」と答え、ノブの笑いを誘った。このシーンを見た視聴者からは驚きの声が。《なんか凄いぞ、東出が》《チャンスの時間の東出やばいなちゃんとクズって本人談は間違い無さそう TVはともかくネット番組だと需要はありそう》《どうなるかと思った東出回が想像してた100倍面白いw》大悟の指示で「女いってる?」とノブから質問された東出が「まぁいってます、いってます」と正直に答え、「ヤバい。俺、だから今日来たくなかったんだよ」と後悔する場面も。さらに、3年前のスキャンダルを振り返り、今の考えを明かす一幕もあった。「一番最初にスキャンダル出た時とかはめちゃくちゃ見ました。元々SNSやってなかったんですけど、ヤフコメとか見まくって。(今は)気にならない。もし僕のスキャンダルのこととかで3年経ってグチグチ言ってる人達がいたら、自分の幸せ考えた方がいいだろと思うんすよ。だからいいや、もう好き勝手生きれば」SNS上では、この東出の持論を評価する声もあがっていた。《東出、開き直っててもはや清々しい。愛されるクズ。周りを気にせず、このキャラで突き進んでほしい》《これは今の東出しか言えないかっこいい》《東出、流石や!!特別人間すぎる》
2023年11月20日不倫報道によって離婚、その後も所属事務所から“解雇”されるなど、苦境に立たされるも、新たな境地にたどり着きつつある俳優の東出昌大(35)。最近も“ワイルドすぎる”愛車が話題を呼んでいる。東出は、10月28日に大相撲・二子山部屋のYouTubeチャンネル「二子山部屋 sumo food」にアップされた動画に出演。東出が二子山部屋を訪れ、猪料理を振る舞うという内容で、東出の山小屋の撮影を担当するスタッフが二子山部屋のチャンネルも撮影している縁もあって実現した形だ。動画中、料理を作りにきたはずの東出がまわしを付けて、力士と相撲を取るという衝撃的な場面もあったが、それよりも視聴者の目を引いたのが東出の愛車だ。動画開始から5分ごろ、青いプリウスに乗って部屋前に到着した東出。しかし、車を見ると、フロントバンパーはボコボコとへこんでおり、ドアは擦り傷だらけ、後方は黒いガムテームで補強されており、あまりにもボロボロだった。動画公開後、この東出のボコボコすぎる愛車はたちまち話題を呼び、ネット上では様々な反応が。《外国の田舎ではこれぐらいの状態は当たり前。まさに移動手段として機能すれば問題無しと言う感じ。》《車をぶつけるのはまあ目を瞑るとしてさ、ぶつけたなら修理しようや。見た目だけの問題じゃなくぶつけてるからと精神的に危ない運転になることは必至。擦り傷もタッチペンすらしてない人は危険》《山で生活してて何度修理しても無駄だからそのままにしてるんだと思う別にいーんじゃない?でも見かけたら車間距離は離すかもしれないな笑》思わぬ形で愛車を“披露”した東出だが、実は本誌はいち早く目撃していた。事務所から“解雇”される直前の昨年2月上旬、都内の劇場で主演舞台を控えていた東出。東京・下北沢にある劇場の地下駐車場に件の愛車でやってきたのだが、セダンの左前方側面には大きなへこみや擦り傷があり、まるで事故車のようだった。離婚後は、携帯の電波も入らないような山小屋で自給自足の生活を送っているという東出。数々のトラブルを乗り越え、ワイルドな生活に慣れた東出にとって、車の傷なんて大したことないのかも?
2023年11月05日舞台『家族モドキ』の公開ゲネプロが25日に東京・日比谷シアタークリエにて行われ、山口祐一郎、浦井健治、大塚千弘、保坂知寿が取材に応じた。同作は田渕久美子(脚本)×山田和也(演出)のコンビによるオリジナル作。大学で教鞭を執る高梨次郎(山口祐一郎)は、窓から家を覗いてきた若者・木下渉(浦井健治)に気づく。次郎の一人娘・民子(大塚千弘)の大学時代の同窓生だと名乗る渉を家に引き入れ、数年ぶりに家に帰ってくる娘の民子と再会を果たすことになったが、予期せぬ事実が発覚。混乱する次郎の前に、渉の妻・木下園江(保坂知寿)が現れ……。2020年12月にシアタークリエ他にて上演した『オトコ・フタリ』以来、脚本・演出・キャストと同じメンバーが約3年ぶりにそろったという同作。山口は「コロナのこともあって大変だったんですけど、その期間もみんなで力を合わせて、今年また会えて素敵な劇場で楽しい作品をお客様にも楽しんでいただけるということで、初日を今から楽しみにしています」と喜ぶ。同作に込められたメッセージについて聞かれると、「家族じゃないですかね。思いやる気持ち」(保坂)、「生きてたらいろんなことがある」(大塚)、「笑った後に泣くような人生だよなと。一寸先は闇じゃないですけど、みんなに起こりうる。今の日本で生活していたら必ず起きることかもしれない、だから学べるところが魅力」(浦井)とそれぞれに表す。最後に山口は「みんな違っていいんですよ~、あなたはあなたでいいんですよ~」と優しい言葉でまとめていた。また家族観について話が及ぶと、山口は「がんもどきも、雁のお肉に似てるということで、『家族モドキ』も“家族のような”というんですかね。いろんな形で『家族はこういうものです』と教育され、気がついた時にはしがらみの中で生きていくようなことがあるかもしれないんですけど、そんな中でカチッとした家族じゃなくて『今までと違ってこんなことがあるんじゃないでしょうか』という提案につながっていく」と同作について語る。「楽にみなさん頑張って生きていきましょう、というメッセージを自分ももらっているつもりです」と明かした。浦井は「ミュージカル界といいますか、演劇界って家族だなと痛感すると言いますか。『目線の先に未来がある』じゃないですけど、プロディーサーさんの眼差しとか、祐さんとか知寿さんのやってきたものの大きさも含めて、一緒に同じ時代を家族として生きていられることは醍醐味だなという気がします」と演劇界の“家族感”について話す。大塚は「“家族”と聞くと、あったかくなれる。それは血の繋がりがあろうとなかろうと関係ないんだなというのを、この作品を通じて痛感しましたし、この3年間、コロナでマスクで顔が見えなかったりという中での、人とのつながりを経験したからこそ感じるあったかさだったり、そういうものって家族なんじゃないかなって思います」、保坂は「血のつながりもあるけれど、そうでないつながりで、お互いを受け入れて寄り添って生きていく集合体というか、それはいろんな形があるよねというのが、『家族モドキ』という作品なのかなと思っています」と語った。公演は東京・日比谷シアタークリエにて7月26日〜8月13日。
2023年07月25日“現代における家族の形”を描いた新作舞台『家族モドキ』。山口祐一郎、浦井健治、大塚千弘、保坂知寿という実力派俳優4人が『オトコ・フタリ』(2020)以来、約3年ぶりに集結した。脚本・田渕久美子、演出・山田和也のタッグのもと、お互いを思いやる優しい心であふれた温かい物語を紡ぐ。共演の山口、浦井に話を聞いた。家族とは? 大事な人たちともう一度巡り合う作品ーーまずは今回『家族モドキ』という作品での共演になります。おふたりが演じられる役について、それぞれどのようなところに魅力を感じていらっしゃいますか?山口2020年から始まったコロナ禍。特に田舎から上京してきた学生さんにとっては辛い時期でしたよね。学校に行こうにもアルバイトに行こうにも、はたまた劇場に行こうにもどこも開いていない。家に帰ろうものなら「あなたが東京へ行ったことはみんな知っているから、絶対に帰ってこないように」と突っぱねられるというね。この間、『キングダム』の公演で札幌に行ったんです。そうしたら、この3年間で初めてじゃないかな。飛行機の座席も満席だったし、空港から駅に行く電車の中も混んでいて、マスクはしていましたけど、みなさん楽しくお話しされていたんですよ。ああ、コロナ禍以前の世界に、完全ではないにしても戻ってきているのかなと思いました。そんな今の時期に、この『家族モドキ』です。みんなが忘れかけていた、〈家族〉や〈仲間〉や〈恋人〉や〈同窓生〉といった大事な人たちともう一度巡り合える作品。今だからこそ上演する意味があるのかなと思います。僕が演じるのは父・高梨次郎。この多様性が尊重される時代でも『家族とはこういうものだ! 父親とはこういうものだ!』とひとりで言い張っているような親父です。本当は、父としての思いやりや温かい心ももっているのかもしれませんが……そんな父親を演じます。浦井僕は、その祐さん(山口祐一郎)が演じる父・高梨次郎と、大塚(千弘)さんが演じる娘・民子との間に入っていく役柄。渉は民子の大学時代の先輩になります。作品の中ではいろいろなことが起きて、いろいろな関わり方をしていくので、『家族とはなんだろう?』とお客様と一緒に考えていけるような役割を担うんじゃないかなと、現時点では思っています。ーー浦井さんは保坂さんと夫婦役ですね!浦井はい。最初は驚きましたし、『え、浦井でいいんでしょうか……』とも思いましたが、夫婦役ができることを光栄に思っています。人生の縮図が詰まっている脚本ですが、その中でこの夫婦が担うものも大きいと思うので、誠実に向き合っていけたらと思います。ーー一方の山口さんは、大塚さんが娘役です。何度か共演もされています。山口はい。最初に大塚さんにお会いしたのは、彼女が高校生のときかな。ご両親がいらっしゃって「娘をよろしくお願いします」とご挨拶いただきました。なので、僕も冗談で「え、僕でいいんですか?」と返したら、お母様が「はっ?」と(笑)。お父様が笑ってくださって冗談が成立したからよかったですけどね(笑)。そんな思い出が蘇りましたが、あれから二十数年経ちました。それから保坂さんは、彼女が劇団に来たときから知っていますので、そういう意味だと40年ほど。浦井さんとも、彼がデビューしたときからご一緒させていただいています。この『家族モドキ』の「モドキ」というのは、「家族のような」というね。ただただこのお仕事のために集まって、お互いのこともあまり知らずに、仕事が終わったらさようなら……というのではなくて。お互いが同じ場所でいろいろなことを経験して、またそれぞれ離れたところで経験を重ねて、また集まってきて……まさに「家族モドキ」。ご縁ですよね。浦井お話を聞いて改めて感じましたが、ミュージカル界のキングである山口祐一郎さんは、ずーっと見守ってくださっているんですよ。第一線を走っていらっしゃる先輩なのに、こんなにフレンドリーと言いますか、みんなのことをいつも見守りながら、引っ張ってくださる。またこうしてご一緒できること、嬉しいし、幸せだなぁと思います。より魅力的な一瞬一瞬をーー浦井さんは『キングアーサー』、山口さんは『キングダム』という“歴史もの”に出演されて、今回は現代劇です。何か違いを感じる部分はございますか? 意外と違いはないものですか?浦井うーん……何かありますかね?山口ついつい芝居中に、そのようなタッチになってしまったりしてね(笑)。浦井あはは、突然、刀を振り回さないでくださいね(笑)。山口『キングダム』を振り返ると、殺陣がとにかく大変で、みんなギリギリのところでやっていたんですよ。。でも、回を重ねるごとに、その殺陣がリアルになっていって、呼吸のタイミングまで合わせられるようになっていって……。毎年人口が減っている、この小さい島国ですが、ただただ衰退するわけではなくてね、そこにいる一人ひとりは自分の仕事に矜持を持って、真摯に真面目に向き合っている。素敵な若者がいっぱいいるんだと証明してくれた気がするんですよ。『キングダム』でたくさんのエネルギーをいただいたので、この『家族モドキ』では、古典とか現代劇とか映像とか舞台とか、そういう区別に拘束されずに、より魅力的な一瞬一瞬を作っていきたいと思います。今回出演する俳優は、その創作ができるメンバーだと思っていますから。ーータイトルにちなみ、おふたりにとっての「家族」とは? もしくは「家族モドキ」で連想されるものがあればぜひ教えていただきたいです。浦井ミュージカル界ってちょっと家族的なところがあるような気がするんですよね。山口さんを始めとした諸先輩方、我々の世代、そしてその下の若い世代がいて、互いを意識したり、見守ってくれたりしている。プロデューサーさんも含めて、これからの日本のミュージカルのあり方を考えている意味でも『家族モドキ』だなと感じます。山口『家族モドキ』って、とてもチャーミングなネーミングですよね。作家の田渕先生は本当に予言能力があるかのようだなと思うんです。戦後、核家族というものが理想とされてきたけれど、その〈あるべき姿〉がだんだん崩れていき、現代はまさに不確実で、多様性を尊重する時代になっている……。この作品を通して、改めて「家族とは何か」を考えてみようよと言われている気がします。4人が織りなす楽しいお話です。劇場でお待ちしています!取材・文:五月女菜穂撮影:源賀津己<公演情報>『家族モドキ』2023年7月26日(水)~2023年8月13日(日)会場:東京・シアタークリエ東京公演終了後、大阪(8/18~20・サンケイホールブリーゼ)、愛知(8/24・刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール)にて上演《あらすじ》その日、高梨次郎(山口祐一郎)はリビングで立ったり座ったり、落ち着きがなかった。おまけに、ひとりの若者が、何度も窓から室内を覗いてくる。次郎はその若者を呼び止め、人の家を覗く無礼をたしなめる。彼は木下渉(浦井健治)と名乗り、次郎の一人娘・民子(大塚千弘)の大学時代の先輩だという。渉を家の中に引き入れる次郎。実はその日、民子が久しぶりに家に帰ってくることになっていたのだ。数年ぶりに父と娘は再会を果たすも、予期せぬ事実が発覚し、次郎は混乱。そして渉の妻・木下園江(保坂知寿)が現れて――。チケット情報
2023年06月29日幅広いジャンルで活躍するピアニストの大貫祐一郎と扇谷研人による2台ピアノコンサート「Mysig Music」が4月8日に開催される。ゲストとして中川晃教も参加するこちらのコンサート。どんな楽曲で楽しませてくれるのか? 2人に話を聞いた。この日、2人は1台のピアノを連弾する形で、初セッションを実施。さらに帰り道には、ストリートピアノで「情熱大陸」(葉加瀬太郎)を披露し、道行く人の喝采を浴びた!(こちらの模様はグランアーツYouTubeチャンネルにて配信中)大貫は「気持ちよかったです!2人でやるのが楽しくて、このままずっと弾いていたいなって思いました」と満面の笑み。扇谷も「2台ピアノって、“VS”感がありがちだけど、僕らに関してはバチバチした感じが全くない。何も言わなくても合うんですよね。対話感が心地よかったです」とうなずく。大貫は扇谷について「白いキャンバスに絵を描くようなピアノ」と語り、その多彩で自由な音色を称賛する。一方、扇谷は「とにかく大貫さんのピアノはタッチがきれい。きちんとしたクラシックの技術をお持ちで音の粒立ちが素晴らしい」と羨望を口にする。タイプが異なる2人からどんな化学変化が生まれるのか、楽しみだ。気になる楽曲だが、先日亡くなったバート・バカラックの手による楽曲で、カーペンターズでおなじみの「Close to you/遥かなる影」や2人の共作によるオリジナル楽曲も披露されるとのこと! 1日限りとするにはもったいないほど盛りだくさんな内容になりそうだ。ゲストの中川晃教については、大貫が「2台ピアノという特殊なことをやるなら、何にでも対応できる方を呼ぼうと(笑)。2台ピアノ×アッキーさんって何が起こるか誰にもわからないワクワクがある」と語れば、扇谷も「我々も想像もしえない方向に行くかもしれない(笑)。すごく楽しみです」と期待を口にする。ファンも熱望する中川のこれまでの出演ミュージカルからの選曲、加えて「クラシカルな楽曲を生歌と生ピアノで届けたい」(大貫)との思いから、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」、さらにマイケル・ジャクソンの楽曲からもある名曲を披露する予定だという。「今日、初めて合わせて、成功を確信しました!」(大貫)。「僕ら3人だけでなく会場のお客さん、配信で見てくださる方も含め、音の会話を楽しみたい!」(扇谷)と開演が待ちきれないといった表情で意気込みを語ってくれた。「Mysig Music」は4月8日、浜離宮朝日ホールにて開催。取材・文:黒豆直樹
2023年03月13日まさかこの歳になって、こういう役柄を演じることになるとは帝国劇場で、山口祐一郎は数々のミュージカルに出演してきた。『レ・ミゼラブル』『エリザベート』『モーツァルト!』『ダンス オブ ヴァンパイア』『王家の紋章』『笑う男』といった作品で、唯一無二の存在感によって観客を魅了。名実ともに、日本ミュージカル界を代表する俳優のひとりと言って間違いないだろう。帝劇初出演の頃のエピソードを尋ねると、「ゆうに3泊4日は要りますよ」と冗談めかして答える山口。それほどに、彼の俳優としての歩みにおいて帝劇は大きなものなのだと察せられる。そして、劇場を問わずこれまで出演してきた作品を振り返ってみると、『ローマの休日』『風と共に去りぬ』『ダンス オブ ヴァンパイア』『レベッカ』『ヘアスプレー』など、たびたび演出家・山田和也と組んでいることがわかる。演出家として俳優として、深い信頼で結ばれているのだろう。そんなふたりが、帝劇において『キングダム』で動乱の古代中国を描き出す。大将軍となる大望を抱く信(三浦宏規・高野 洸のダブルキャスト)と、天下統一を目指す嬴政(小関裕太・牧島 輝)、ふたりの少年をめぐる物語のなか、山口は六大将軍のひとり・王騎を演じるのだ。“秦の怪鳥”の異名をもち、女性的な口調で慇懃無礼に話しながらも、武勇と知略を兼ね備えた最強の武将。これまでにはなかったタイプの役柄に、新たに挑むことになる。「『ヘアスプレー』では、母親役を演じていますからね。まさかこの歳になって、こういう役柄を演じることになるとは思わなかった」と異色の役どころが続くことに対して、彼は飄々としているように感じられる。そして、『ヘアスプレー』で共演した三浦を「長年舞台に立っていて、踊り・歌・芝居がこれほどのびのびとしている役者さんを目の当たりにしたことはない」と絶賛。特に彼の踊りは「重力がない」と、まるで我が子を愛おしむかのように目を細めた。きっと、三浦と高野、小関と牧島、そして嬴政の弟・成蟜を演じる鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズ Jr.)と神里優希、若い俳優たちの奮闘を大先輩として側で見守りつつ、同時に刺激を受けながら、自分も「がんばらなきゃいけないな」と王騎に向き合っていくことだろう。彼が帝劇に出演してきた四半世紀の間、何人もの若手俳優と共演し、彼らが舞台俳優としてその才能を花開かせていく姿を見守ってきた。それを『キングダム』になぞらえ、「出会った時はみんな少年でした。その時僕はおじさんでした。その少年が今は大将軍になって、それぞれの現場を引っ張っています」と語る山口。その姿は、“日本演劇界の慈父”とでも言えそうだ。「そして時々スタッフに言われるんです。『ということは祐一郎さん、どういうことかわかりますね』」と、自分の年齢を引き合いに出して皆の笑いを誘う。共演者から「祐様」と慕われる所以は、こうした包容力の大きさにあるのだろう。リニューアルした帝国劇場で、若手キャストと再び共演できたら山口は既に原作コミックをすべて読み、アニメも実写映画2作にも目を通したという。実写版で大沢たかおが演じる王騎も「好きだなあ」と感じたそうだ。と同時に、「若い頃はキャラクターの役割というものにとても忠実になるというか、言葉は悪いですけど縛られてこだわっていた部分があります」ともいう。しかしその思いは年月を経るなかで、観劇後に寄せられる感想の手紙を読むうち次第に変化していったと打ち明ける。「テーマや狙い、キャラクターの役割といったものも、もちろんカンパニー全体を通じて必要なこと。しかしそれを受けとめる皆様方は一人ひとりこんなに違う人生を送っていて、役柄や演じる人それぞれの印象についても、まったく違う感想を寄せてくださる。同じように自分の場合も、この先に王騎を演じたことを振り返った時『王騎はこういう人だったんだな』『あの時の自分はこうだったんだな』と初めて気づく」だろう、という。王騎役に山口がキャスティングされたことについて、山田は彼のミステリアスなオーラや存在感に言及。スケールの大きな王騎に「ぴったりだ」とした。山口にとっても「与えられた役柄を生きることが、僕の人生になっている。自分のことは自分が一番知っているようで、一番知らない人なんですよ。山田さんとは四半世紀一緒にやってきているので、そういう意味では、僕自身が自分は王騎に合っているか分析するよりも、山田さんが『山口さん、大丈夫ですよ』とおっしゃってくださったことに対して『なるほど僕ってそういう人なんですね。では、私はどうしましょうか』と考える。そして原作者の原泰久さんが描いている王騎はどういう人か、それを表現するためにあらゆる努力をして、あらゆるものを見て、読んで、話を聞いて、あらゆる方法をトライする。そして最後は何もせずに舞台にぽんと立ってみる。そのくらいまっしぐらに、役と求められるものに対して全力でやっていきたい」と、全身全霊での挑戦を誓う。新型コロナウイルス感染症の流行によって、演劇界はいつ、どの公演が公演中止になってもおかしくない状況が続いている。山口は粛々と感染症予防を徹底しつつ、役柄と、作品と向き合い続けている。そして『キングダム』という大きな戦いを終えた果てには何が見えるのだろうか。『ヘアスプレー』公演中、山口は三浦と言葉を交わすと「宏規さんは未来の話をする。僕はいつも、過去の話をする。その中で唯一、ふたりが一致したことは『リニューアルした帝国劇場で共演できたらいいね』」という話題だったそうだ。2025年に建て替えのため休館すると発表された帝国劇場。その数年後、新しくなった帝劇のこけら落としには「一体どの作品がリストされるのか。そこに登場している人たちは誰なんだろう。それは本当にたまたまそこに生まれたというか、運のなせる業。でも新しい劇場ができるのなら、ちょっと覗いてみたい」と語る山口。その時、三浦をはじめ『キングダム』で共演した若手キャストと再びともに舞台に立っている。そんな日がやって来るならば、なんて素敵なことだろう。この作品は山口にとっても彼らにとっても、未来へとつながる道標となってほしい。『キングダム』はそれだけの可能性をもった作品であり、その中で、山口は王騎として観る者を圧倒してくれるに違いない。取材・文:金井まゆみ撮影:源賀津己<公演情報>舞台『キングダム』2023年2月5日(日)~2023年2月27日(月)会場:東京・帝国劇場2023年3月~5月に大阪(梅田芸術劇場メインホール)・福岡(博多座)・北海道(札幌文化芸術劇場 hikaru)にて上演★11月25日(金) 19:00より、一般発売直前先行販売あり
2022年11月25日9月27日、山小屋で“狩猟生活”を送っていると報じられた俳優の東出昌大(34)。そのライフスタイルが、思わぬ方向に飛び火している。東出は’15年1月に杏(36)と結婚したものの、唐田えりか(25)との不倫が’20年1月に発覚。そして、同年7月に離婚を発表した。オファーは激減したものの仕事を続け、’21年10月には主演映画『草の響き』も公開。ところが、その直後に“新恋人”がいることを『週刊文春』に報じられ、大きな波紋を呼んだ。「報道によると、東出さんは新たな恋にのめり込むあまり、地方ロケの際、宿泊先のホテルに交際相手を呼び寄せていたといいます。このことが引き金となり、東出さんは事務所を“解雇”されました。当時、事務所は声明を発表し、東出さんがホテルに恋人を呼び寄せたことについて《配慮に欠ける行動》《私たちが感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした》と綴っていました。そのため、事務所に同情する声も少なくありませんでした」(芸能関係者)これまで周囲を振り回してきた東出だが、実は現在“狩猟生活”を送っているのだ。「週刊女性Prime」が9月27日に公開した記事によると、東出が暮らすのは携帯電話の電波が繋がらず、ガスと水道もないという山小屋。さらに自分で獣を狩ったり山菜を採ったりして、食料にしているという。また記事の中で、東出は「不便な部分もあります」と現在の暮らしぶりについて話しつつ、こう語っている。「役者でいるときは常に緊張の連続なので、ロケ弁も味がしないくらい追い込まれている状態のことも多い。でもここに来ると、食べ物もひとつひとつ美味しさを感じながら食べることができるので、僕にとってはここでの生活のほうが居心地がいいんです」そんな東出に対して、Twitterでは《東出さんかっこいいやん 俺も山小屋で暮らしたい》《東出くんの山小屋狩人生活がカッコ良すぎる》と讃える声が。それだけでなく、東出は周囲の俳優たちからもその暮らしぶりが絶賛されているようだ。今年8月6日、本誌も東出の狩猟生活について報じている。記事内で、ある映画関係者は東出が自らさばいたジビエ料理を若手俳優らに振る舞っていると明かし、こう続けている。「世間の評判は相変わらずですが、少なくとも若手俳優たちの間で東出さんは“憧れの兄貴”的な存在となっています。人気女優と結婚して、複数の女性と浮名を流しながらも、自分の好きなことに興じている。そんなある意味でブレない生き様をみて、みんな東出さんの虜になってしまうそうです。実際、招かれた俳優たちは口々に『あの生き様がカッコよすぎるから女性が放っておかないんだ!』といった声が上がっているといいます。なかには『東出さんがかわいそう』といった意見まであるそうです」しかし、身勝手な振る舞いを続けた東出が若手俳優たちから慕われているということに拒否感を示す人たちもーー。ネットでは、“東出会”の俳優らに厳しい声が上がっている。《東出昌大の記事さあ、結婚→不倫→離婚→自分の好きな生活。この生きざまが格好いいと思う若手俳優は絶対応援したくないから教えてよ》《東出さん本人よりまわりの若手俳優が気持ち悪い。価値観が昭和のおじさんすぎる》《ほんとにきめぇ 色んな女と遊ぶことの何がカッコいいの?モテるけど浮気しない、のが一番カッコいいから》《周りも終わってる》
2022年09月28日9月27日、俳優の東出昌大(34)が山小屋で“狩猟生活”を送っていることが報じられた。そのライフスタイルが、SNSで物議を醸している。さかのぼること’15年1月、杏(36)と結婚した東出。しかし’20年1月に、唐田えりか(25)との不倫が発覚し、同年7月に離婚を発表した。「東出さんと杏さんの間には3人のお子さんがいます。離婚をきっかけに親権は杏さんが持つこととなり、離婚を発表した当時、2人は《親として成長し、協力しあう関係を築いていきたいと思います》と連名でコメントを出していました。ところが’21年10月、東出さんが杏さんに『養育費は子供1人あたり1万円』と提示していたと一部メディアによって報じられました。記事によると、杏さんは金額の低さよりも『父親としての誠意が感じられない』と落胆していたといいます」(芸能関係者)離婚後、CMやテレビドラマのオファーが皆無となった東出。しかし『スパイの妻』(20年10月公開)や『BLUE』(21年4月公開)といった話題映画への出演は続き、’21年10月には主演映画『草の響き』も公開された。しかし、その直後に新恋人がいると報じられたが……。『週刊文春』によると、東出は交際相手に入れ込むがあまり、仕事で行われた地方ロケの際、宿泊先のホテルにお相手を呼び寄せていたというのだ。その結果、東出は今年2月に事務所を“解雇”されることにーー。当時、事務所側は“異例の声明”を発表していた。《2020年1月の東出昌大の不祥事以来2年間にわたって、弊社はさまざまな問題に全力で対処してまいりました。そして、また、彼の俳優としての再生への道も模索してまいりました》《しかし昨年秋、東出の配慮に欠ける行動でその再生への道は頓挫いたしました。その時 私たちが感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした。そして熟慮の末に、これ以上共に歩くことはできないという結論に達しました》■“狩猟生活”告白に「かっこいい」の声。そのいっぽうで……自身の行動で、多くの人たちを振り回してきた東出。実は現在、山小屋で“狩猟生活”を送っているのだ。9月27日に「週刊女性Prime」が公開した記事によると住居である山小屋は携帯電話の電波が繋がらず、ガスと水道もなし。また食料は自分で仕留めた獣や近くで採れた山菜などであるため、「食費は0円に近い」と明かしたという。また記事の中で、東出は現在の生活について「不便な部分もあります」と述べつつ、こう語っている。「役者でいるときは常に緊張の連続なので、ロケ弁も味がしないくらい追い込まれている状態のことも多い。でもここに来ると、食べ物もひとつひとつ美味しさを感じながら食べることができるので、僕にとってはここでの生活のほうが居心地がいいんです」東出の新たなライフスタイルに、Twitterでは《東出さんかっこいいやん 俺も山小屋で暮らしたい》《東出昌大の山小屋生活素直に楽しそうで羨ましいな》《東出くんの山小屋狩人生活がカッコ良すぎる》と憧れる声が。また《YouTubeでハンターライフやればバズりそう》《youtubeやってほしい》とYouTuberデビューを期待する声も上がっている。いっぽうで東出の“新生活”に反発する意見も少なくない。ネットには、厳しい声がこう上がっている。《狩猟して野菜ももらって食費0円で〜ってインタビュー受けてるの見るとさ〜 そんなことどうでもいいから仕事して養育費入れろよって思うよね》《東出さん悠々自適でいいですね。節約できてるなら養育費もっと払えるんじゃないの》《子供3人見ながら1人で子育てして仏移住してる杏ちゃんの方がよっぽどかっこいい》
2022年09月28日9月15日、東出昌大(34)の近況を『SmartFLASH』が報じた。記事によると東出は、ドキュメンタリー作家の森達也氏が初めて劇映画の監督を務める作品の出演のため、8月から関西方面に長期滞在しているという。20年8月に離婚した元妻・杏(36)との間には3人の子供がいる東出。撮影後には共演者に名を連ねる永山瑛太(39)ら役者仲間と飲み会を行うこともあったというが、そこで東出は「じつは子供とほとんど会えず、寂しいんだ」と悲痛な胸の内を明かすこともあったと報じられている。「昨秋、東出さんは地方ロケの際に宿泊先のホテルに女性を呼び寄せていたと『週刊文春』に報じられ、それを受けて今年2月には当時所属していた事務所から専属契約を解消されました。唐田えりかさん(24)との不倫報道後も東出さんを懸命に守ってきた事務所でしたが、そこからも見放されたことで完全に寄る辺のなくなった東出さんにとって、子供はより一層恋しい存在となっていったのでしょう」(芸能関係者)さらに追い討ちをかけるように、東出と子供たちとの間には距離がーー。「8月29日に杏さんは、子供たちを連れてフランスへ移住したことを発表したのです。離婚後、東出さんは月に1回ほどのペースで子供たちと面会してきたとのことですが、今後は直接顔を合わせるのは難しくなるでしょう」(前出・芸能関係者)しかし、すべての発端は東出の不倫。「子供と会えなくて寂しい」という東出の胸中にも、ネット上では厳しい声が相次いでいる。《自業自得だと思います。あれだけの事をして、傷付けて、更に反省もなく女性問題で注目されるって、いくら父親でも会って欲しくないと思う。それでも子供は状況を知らないから会っても嬉しい気持ちはあるかもしれませんが、理由を知れば一線引かれてしまうとは思います。杏さんも、全く接点を持たせてないわけでもないし、口に出すほど会いたいと思ってるのかなとは思います》《それが自分が今までした事の罰ではないですかね。不倫も何もなければ今頃一緒に子供とフランス移住してたかもしれないのに。自分がやってきた事棚に上げて子供に会いたいは都合良い話だと思います》《寂しい状態を作ったのは自分の行いですよね、同情できません。妻子に嫌な思いや寂しい思いをさせたのが今己に返ってきてると思い今後胸を張って子供と会えるお父さんになって下さい》子供たちが会いたくなるかどうかは、今後の東出の生き方次第だろう。
2022年09月15日「ミュージカルの帝王」山口祐一郎が縁のあるゲストを招いてトークと歌を披露する『My Story, My Song ~and YOU~』千穐楽公演が、ライブ配信されることが決定した。『My Story, My Song ~and YOU~』は、5月19日から22日にわたって日比谷シアタークリエにて開催され、それぞれ石川禅、上口耕平、大塚千弘、平方元基、保坂知寿、吉野圭吾がゲストとして出演。4月17日に一般発売されたチケットは即日完売となっている。併せて、山口が帝国劇場の屋上から下界を見下ろす壮大なビジュアルも公開。撮影は篠山紀信が担当した。山口と篠山は今回が初のコラボとなるが、実は芝中学・高等学校の先輩後輩ということが判明し意気投合。山口が「先輩!」と声をかけたり、撮影の合間には学生時代の思い出話に花を咲かせるなど楽しい撮影となった。さらに、帝国劇場の内観・外観や、一般人の目には触れることのない舞台の奈落の底や屋上での大空の下のショットなど、篠山独自の視点で撮影された写真群を「ビジュアルブックプログラム」として発売することが決定した。本プログラムは、帝劇の壁面に飾られる「喜怒哀楽」カットや舞台上での神々しいカットに加え、構成を務める山田和也との対談やゲストからのメッセージが掲載されるなど盛りだくさんの内容となっている。山口祐一郎 コメント■5月22日 千穐楽ライブ配信について『My Story, My Song ~and YOU~』がお陰様で即日完売となりました。どうも有難うございました。でも「私も行きたかったのに!」という皆さまのために5月22日千穐楽がライブ配信となりました。それからもう一つ、1幕はみなさんと楽しいトークを2幕は私が4曲歌うことになっていましたが、5曲となったようです。どんな曲になるのかそれは秘密!■ビジュアルブックプログラムについて篠山紀信さんに『My Story, My Song ~and YOU~』ビジュアルブックプログラムをここ帝劇で撮影していただきました。篠山さんは実は私の中学高校時代の先輩です。殆ど撮影というよりは、男子校の同窓会であったようなそんなひと時を皆さんと楽しく過ごさせて頂きました。これは普段ありえないビジュアルブックになると思います。<配信情報>『My Story, My Song ~and YOU~』千穐楽公演販売中価格:4,400円配信チケットリンク:■uP!!!■TELASA<ビジュアルブック情報>『My Story, My Song ~and YOU~』ビジュアルブックプログラム撮影:篠山紀信価格:3,500円(全52ページ)A:フォトブック+ビジュアルブック内カットのポストカード【先行予約受注生産分】※確実にお求めいただけますB:フォトブック+未公開カットポストカード【公演期間販売分】※各公演部数限定販売■販売期間A:4月29日(金) 10:00~5月6日(金) 12:00(5月19日以降自宅にお届け)B:5月19日(木) 劇場開場時間(東宝モールは17:00~)~23日(日)■販売場所A:東宝モールB:劇場売店及び東宝モール■公演日程 ※敬称略5月19日(木) 夜の部 18:00ゲスト:石川 禅 / 保坂知寿5月20日(金) 昼の部 13:00ゲスト:石川 禅 / 保坂知寿5月20日(金) 夜の部 18:00ゲスト:上口耕平 / 吉野圭吾5月21日(土) 昼の部 13:00ゲスト:大塚千弘 / 保坂知寿5月21日(土) 夜の部 18:00ゲスト:上口耕平 / 吉野圭吾5月22日(日) 昼の部 13:00(ライブ配信決定)ゲスト: 大塚千弘 / 吉野圭吾
2022年05月13日《東出昌大についてお知らせいたします。弊社は2022年2月14日をもって東出昌大との専属契約を解消いたします》俳優・東出昌大(34)の所属していた事務所「ユマニテ」。同社は公式サイトで冒頭のように発表した。さかのぼること’20年1月、唐田えりか(24)との不倫が報じられた東出。その後、同年7月に杏(35)との離婚を発表した。「不倫発覚の当時、東出さんは4社のCMに出演していました。しかし各社ともにCM動画を削除し、2社がすぐさま“契約打ち切り”を公言。いっぽうマネージメント側は稼ぎ頭である彼を再起させようと奔走していました」(舞台関係者)事務所が奮闘した甲斐もあり、東出は不倫報道後も『スパイの妻』(’20年10月公開)や『BLUE』(’21年4月公開)といった話題作への出演が続いた。さらに、昨年10月には主演映画『草の響き』も公開された。ところが、その直後に新恋人がいると報じられることに。それも、ただの熱愛報道ではなかった。『週刊文春』によると、東出は交際相手に入れ込むあまり、仕事で行われた地方ロケの際、宿泊先のホテルにお相手を呼び寄せていたという。同誌に対して、ユマニテ側は「すべて事実のようです」「ロケ先でのことが事実だとすれば、現在の東出の状況を考えるとまことに不見識な行動であると言わざるを得ません」と厳しくコメントしていた。そして、今回の契約解除にあたりユマニテは《2020年1月の東出昌大の不祥事以来2年間にわたって、弊社はさまざまな問題に全力で対処してまいりました。そして、また、彼の俳優としての再生への道も模索してまいりました》とし、こう綴っている。《真摯に1つ1つの作品を重ねてゆくことで東出昌大の俳優としての再生の可能性をいつか見つけられるかもしれないという思いでした。当然それは彼自身も同じ思いで進んでいるはずだと思っておりました》《しかし昨年秋、東出の配慮に欠ける行動でその再生への道は頓挫いたしました。その時 私たちが感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした。そして熟慮の末に、これ以上共に歩くことはできないという結論に達しました》最後には《東出昌大が大切なものは何かということを捉え直して再生への道を歩き出してほしいと思います》と結ばれている。異例ともいえる長文で、東出への複雑な思いをつづったユマニテ。同社と東出は12年春から約10年間におよび専属契約をしていた。そのためネットでは、こんな声が上がっている。《東出昌大の事務所、ブチ切れ通り越してる声明で草めちゃくちゃ丁寧に言葉を選んで「あいつマジでどうしようもない」って書いてる》《事務所辞めるとか移籍するとか文章出すとき当たり障り無い事を言うけど、こんなあからさまに共に歩くことはできないって言われてるのホント東出昌大ってすげーな》《東出昌大の事務所のコメントがすごい。こんだけ書かれるって》《ここまで書かれるなんて相当だ》杏だけでなく、事務所からも「共に歩くことはできない」と三行半を突きつけられた東出。公私ともに“絶縁通告”されてしまった。再生の道へと歩き出すことはできるのだろうか。
2022年02月15日俳優の東出昌大が所属事務所・ユマニテとの専属契約を14日付で解消したことが15日、同社公式サイトにて発表された。同社サイトでは「東出昌大についてお知らせいたします」との書き出しから、「弊社は2022年2月14日をもって東出昌大との専属契約を解消いたします」と報告。「2020年1月の東出昌大の不祥事以来2年間にわたって、弊社はさまざまな問題に全力で対処してまいりました。そして、また、彼の俳優としての再生への道も模索してまいりました」と、これまでの経緯に言及する。続けて「真摯に1つ1つの作品を重ねてゆくことで東出昌大の俳優としての再生の可能性をいつか見つけられるかもしれないという思いでした。当然それは彼自身も同じ思いで進んでいるはずだと思っておりました」とサポートを続けるなかでの思いを吐露しながら、「しかし昨年秋、東出の配慮に欠ける行動でその再生への道は頓挫いたしました。その時私たちが感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした。そして熟慮の末に、これ以上共に歩くことはできないという結論に達しました」と説明した。そして「改めて東出昌大の作品の1つ1つを思い返しました。それらは東出にとっての宝であると同時に我々にとっても大切な足跡であります。それだけに今回の決断は苦渋の選択でありました」 とつづり、「本日専属契約は終了いたしますがいくつかの未公開の作品もございます。東出昌大が大切なものは何かということを捉え直して再生への道を歩き出してほしいと思います」と締めくくった。
2022年02月15日東京・下北沢にある劇場の地下駐車場に止まったセダンからひっそり現れたのは東出昌大(34)。横にマネージャーの姿はなく、セダンの前方側面には大きなへこみや擦り傷があり、まるで事故車のようだが……。2月上旬、東出は主演舞台『悪魔と永遠』のリハーサルを行っていた。「今回の舞台は、東出さん演じる罪を犯した主人公が更生していく“再起”を描いた作品です。脚本家が不倫騒動で批判を浴びた東出さんを見て、当て書きした内容だけに、劇中で東出さんが『(人生を)やり直したい!』と懺悔するようなシーンもありました」(舞台関係者)それだけに東出の気合の入れようも相当なものだったという。「稽古開始時間の前に来て稽古場を掃除し、共演者に手作りのカレーを差し入れするなど、よい作品にするために積極的にコミュニケーションを取っていたといいます。共演者も東出さんを“でっくん”と呼び慕っていたようです」(演劇関係者)座長として主演舞台をひたむきにもり立てた東出だが、結果は“惨敗”だったようで……。「以前は出演舞台で高い集客力を誇っていた東出さんですが、今回は約400人の会場で週末でもあまり観客が入らず、3分の1ほど空席になる日もあったといいます。不倫のイメージが根強く、メディアで告知もほとんどできなかったですからね」(前出・舞台関係者)肝いりの主演舞台が大コケしてしまった東出。そんな東出に救いの手を差し伸べているのが伯父だという。「不倫騒動後、東出さんは実家やマンスリーマンションを転々としていましたが、一昨年の秋ごろからお母さんの兄にあたる伯父さんの自宅に居候しているそうです。最近は実家から車も借りているそうです」(映画関係者)冒頭の車は家族の持ち物だったようだ。親族の助けを受け、再起に向けて励む東出だが、状況がよくなる兆しは依然見えなさそうだ。「先日、一部週刊誌が1月31日をもって東出さんが所属事務所を退所すると報じましたが、いまだに所属はしています。ただ、事務所は不倫騒動で発生した違約金を肩代わりして必死で守ってきたのに、昨年10月に地方ロケ中にホテルへ恋人を呼び寄せていたことが報じられるなど、自覚のない東出さんにほとほとあきれ返っているようです。稽古に送迎もせず、マネージャーが同席をしないのもそうした事務所の“意志”ではないでしょうか」(前出・映画関係者)頼みの綱の事務所に匙を投げられた東出。人生の凸凹道から抜け出すことができるのだろうか――。
2022年02月14日1月31日をもって所属事務所を退所すると、「SmartFLASH」で報じられた俳優の東出昌大(33)。さかのぼること’20年1月、女優・唐田えりか(24)との約3年にわたる不倫が発覚。同年3月に謝罪会見を開いたのち、7月に当時の妻・杏(35)との離婚を発表した。「不倫発覚の当時、東出さんは4社のCMに出演していました。しかし、各社ともにCM動画を削除。さらに2社がすぐさま“契約打ち切り”を公言しました。事務所の稼ぎ頭でもあったため、マネージメント側も再起させようと奔走していました」(舞台関係者)CMやテレビドラマのオファーは激減したものの、事務所が奮闘した甲斐もあって、不倫報道後も『スパイの妻』(20年10月公開)や『BLUE』(21年4月公開)といった話題映画への出演が続いていた東出。昨年10月には主演映画『草の響き』も公開された。しかし、その直後に新恋人がいると報じられることに。それも、ただの熱愛報道ではなかった。『週刊文春』によると東出は交際相手に入れ込むあまり、仕事で行われた地方ロケの際、宿泊先のホテルにお相手を呼び寄せていたという。同誌に対して、東出の所属事務所は「すべて事実のようです」「ロケ先でのことが事実だとすれば、現在の東出の状況を考えるとまことに不見識な行動であると言わざるを得ません」と厳しくコメントしていた。そんななか伝えられた、東出の退所報道。「SmartFLASH」によると、これまで東出を守ってきた事務所側も「今度ばかりは堪忍袋の緒が切れた」とのこと。東出は当面、「マネージャーもつけず、すべて一人でやる予定」だという。■長澤まさみの心中は?2月以降は名実ともに1人で俳優業を続けていくと見られる東出。そんな彼の“命綱”となる作品が『コンフィデンスマンJP』シリーズだ。「18年4月クールにフジテレビ系列で連続ドラマが放送され、高視聴率を記録。映画化もされ、1作目の『ロマンス編』(19年5月公開)は29.7億円、2作目の『プリンセス編』は38.4億円の興行収入を記録し、屈指の人気シリーズとして定着しました。東出さんは同シリーズで“ボクちゃん”という長澤まさみさん演じる主人公・ダー子に振り回される気弱な詐欺師を演じており、コミカルな演技が評判を呼び、新たな代表作に。不倫報道によってシリーズからの降板も囁かれましたが、“東出さん以外のボクちゃんは考えられない!”と考えるファンが多く、公開されたばかりの映画3作目『英雄編』にも変わらずメインキャストとして出演しています」(映画関係者)しかし、事務所退所が現実となれば『コンフィデンスマンJP』続投にも“黄色信号”が灯ると前出の映画関係者は指摘する。「不倫報道後、東出さんは『コンフィデンスマンJP』シリーズのテレビでのプロモーション活動にほとんど参加できていません。不倫報道のイメージもあるので仕方ないとはいえ、メインキャストがメディアでのプロモーション活動に協力するのは業界内では常識です。それでも東出さんが『コンフィデンスマンJP』に出演し続けられたのは、ボクちゃんがファンに愛されていたことと、事務所のサポートがあったからでしょう。独立した場合、演じることだけでなく映画会社との交渉などもすべて自分1人でやらなくてはなりません。また新恋人報道や事務所から“事実上のクビ”と報じられたことで回復しかけていたイメージもまた悪化する形に。『コンフィデンスマンJP』シリーズが今後も続くかは明らかにされていませんが、事務所の後ろ盾を失った東出さんが厳しい立場に置かれる可能性はあると思います」「日刊ゲンダイデジタル」も1月16日、“ボクちゃん”の後継候補として業界内で間宮祥太朗(28)や中川大志(23)といった若手俳優の名前が囁かれていることを報じている。果たして、東出は退所しても“代表作”を守り続けることができるのだろうか――。
2022年01月18日「杏さんは東出さんの恋人の存在については、もちろん何も知らされておらず、『養育費もあまり払っていないのに……』と漏らしていました」(芸能関係者)現在放送中の高視聴率ドラマ『日本沈没-希望のひと-』(TBS系)に出演している杏(35)。番宣のためテレビ番組に多数出演するなか、元夫・東出昌大(33)の新恋人の存在が10月14日発売の『週刊文春』で報じられた。「東出さんは20代ハーフ美女のマンションへ通っている姿をスクープされました。さらに東出さんは出演作のロケ先である広島にまで、その恋人を呼び寄せていました」(前出・芸能関係者)杏が現在、東出から受け取っている養育費は“1人1万円で、計3万円”だという。「養育費はもともと東出さんが、“何があっても一生払い続けていける額”ということで、3万円を提示したそうです。不倫が発覚した少し後、東出さんは俳優仲間に、『コンビニのものが全て高く感じる』とも語っていましたし、不倫の影響で役者の仕事がなくなることを考えていたのでしょう」(映像制作関係者)しかし現状は東出の“想定外”だったと、映像制作関係者は続ける。「東出さんは10月にも主演映画が公開になりましたし、俳優業を続けられています。そのため、杏さんの事務所の先輩女優は、『0が足りないんじゃない?』などと言って呆れかえっていたそうです。そんななかで今回の報道ですから、“養育費を増やすよりデート代”ということなのでしょうか」■東出の新恋人報道で杏は子供たちを心配杏は今回の恋人報道で、ついに“ブチ切れた”という。「杏さんは『子供たちがまたショックを受けてしまう……』ととても心配していました。あまりに身勝手すぎる東出さんの行動に『いまは父子面会なんて考えられない……』とも漏らしていましたね。離婚時の取り決めでは、面会は月に1度だったものの、いまは東出さんのこうした姿勢が変わらない限り、“子供と一生、会わせたくない”くらいの気持ちなのでしょう」(前出・芸能関係者)10月20日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に出演した際、杏はこんな夢を語っている。「いつか海外で暮らしてみたい。フランス語をやっているから、フランスとか行きたいなって、パリとか」元夫が“沈没”していく一方で、杏の“希望の地”行きは近そうだーー。
2021年10月28日《渡部より、東出の方が罪深い》《東出よりも渡部の方がマシですね》《渡部のほうがマシに見える》現在このように、俳優の東出昌大(33)とアンジャッシュ・渡部建(49)を比較する声がネットで上がっている。ことの発端は10月13日、東出に新たな交際相手がいると『文春オンライン』が報じたことだった。同サイトによるとお相手のAさんは都内に勤めるOL。さらに今月上旬、撮影で広島県呉市に滞在した東出はAさんをホテルに呼び寄せていたという。昨年1月に映画『寝ても覚めても』で共演した唐田えりか(24)との不倫が発覚した東出。そして同年8月に杏(35)との離婚を発表した。「不倫騒動で非難轟々となった東出さんは、昨年3月に謝罪会見を開催。しかし、それを済ませると、同年7月に公開された映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』のPRを兼ねてバラエティ番組に次々と出演。大ヒット御礼の舞台挨拶にも登壇しました。また今月、主演映画『草の響き』が公開されたばかりです」(テレビ局関係者)カムバックは順調だが、そのいっぽう今年5月には東出の提示した養育費が“子供1人当たり1万円の計3万円だった”と『女性セブン』が報じている。そして“新恋人”の存在ーー。同件について事務所は「ロケ先でのことが事実だとすれば、現在の東出の状況を考えるとまことに不見識な行動であると言わざるを得ません」とのコメントを発表しており、東出への風当たりの強さが伺える。「“養育費3万円疑惑”のあとの新恋人報道。それも唐田さんでなく別の女性です。次々と報じられる奔放な姿に、『復帰は早すぎたのでは……』と呆れる声も業界では上がっています」(前出・テレビ局関係者)■“女遊び感”と活動自粛……。東出と渡部の違いそんななか、冒頭のように「渡部のほうがマシ」といった声が上がっているのだ。一体、どういうことだろうか。そもそも渡部はさかのぼること昨年6月、多目的トイレで女性と肉体関係を持ったことなどが『週刊文春』によって報じられた。「東出さんは、唐田さんと3年にわたり逢瀬を重ねるなど、妻がいながら真剣に恋愛をしていた。いっぽう渡部さんは、複数の女性と関係を持つなど、女遊びの側面が強かった。どちらも不倫していることにかわりなく、擁護できる点はありませんが、『本気で恋愛していたより遊びのほうがマシ』という声もあります」(芸能関係者)また“禊の仕方”も大きく影響しているようだ。「東出さんと違い、渡部さんはメディア露出を控えています。活動を自粛しながら豊洲市場で働いたことも、妻である佐々木希さん(33)への誠意を見せたと捉えられることに。渡部さんの禊は、早々とメディア復帰した上に新しい女性に乗り換えた東出さんと大きな違いがあります」(前出・芸能関係者)禊の効果がじわじわと発揮されている渡部。世論の信用を取り戻す日も近いかもしれない。
2021年10月24日東出昌大(33)が20代女性と交際中であると、10月14日発売の週刊文春が報じた。東出といえば自身の不倫が原因で、杏(35)と離婚。20年8月の発表からまだ1年と、日が浅い状況。いっぽう、今年5月には東出の提示している養育費が「1人あたり1万円」という衝撃の報道も浮上していた。そんななかで新恋人との熱愛が報じられた結果、東出のイメージはさらに低下。世間からも「あきれた」といった批判が多数上がっている。しかしいっぽうで聞こえてくるのは、「なぜ東出はこれほどモテるのか」「顔がイケメンだとしても、こうもすぐに次の恋愛相手が見つかるものか」といった疑問の声だ。「それはおそらく、男性の醸し出す“どうしようもない感”に惹かれる女性が一定数いるからです」そう語るのは、恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんだ。その言葉の意味とはーー。■どうしようもない感が批判の声を大きくさせる「恋愛の前に父親としてやることあるでしょ」「この人はもう、こういう人なんだな」「どうしようもない、事務所もそれ込みなんだろうか」などなど、今回の東出昌大さんの熱愛には疑問の声が上がっています。父親や傷つけた者としての役割をきちんと果たした上での新たな恋愛なのかという反応です。また熱愛記事では東出さんが地方ロケの最中、恋人を現地に呼びよせていたことも明らかになっていました。そうした“公私の区切りのだらしなさ”についても、批判が上がっているようです。もし単なる不倫離婚後の恋愛ということであれば、批判の声はここまでの大きさにはなっていなかったでしょう。しかし東出さんは不倫発覚時に謝罪会見などの十分な説明をせず、奥さんともきちんと話し合わなかった。そして適切な金銭的対応をしていないと報じられるなど、一貫して「どうしようもない」と感じさせてきた。今回の報道への批判の根底には、そうした空気があるようです。正直、「どんなにイケメンだろうとも、こんな人を恋人や夫にはしたくない」と思う女性は多いのではないでしょうか。しかしこうした“どうしようもない感じの男性”は、特定の女性からとてもモテます。それは女性側の様々な部分を、恋愛を通して刺激するからかもしれません。■女性の心をくすぐる3つの要素・「分かるのは私だけ」という特別感世間一般的に「どうしようもないな」と感じさせる男性というのは、当然ながらそんなにはモテません。ただしそういった男性に惹かれる女性からすれば、「この人を分かるのは私だけ」「この人を支えてあげたい」といった献身的な心をくすぐられるそうです。誰にも分からないけれど、私だけにはわかる魅力。相手にとっての1番の理解者にすんなりなれる。そうした点に、特別感を覚えるというのです。だからといって問題のありそうな相手を選ぶなんて、普通に見れば“物好き”でしかないのですが……。・理解者が少ないから“より密な関係”になりがちまた世間一般的に批判されるような男性というのは当然ながら、周りに心からの理解者が少ない傾向にあります。しかしだからこそ恋人などの親密な相手とは、一般的な関係よりもさらに密な関係性になりやすかったりします。独占欲が強い女性の中には、“親密な繋がりを持つことができると、より満足感を覚える”という人もいます。ただこれは本質的に共依存の関係に似ているので、健全とはちょっと言えないのかもしれません。・“どうしようもない男性”は支えがいがある「支えがい」なんてものは本来、恋愛に必要ない要素です。しかし“どうしようもない要素の強い男性”というのは、見方を変えれば“してあげられることの多い人”ともいえます。心情を理解してあげる、物理的に支えてあげる、励ましてチャレンジさせてあげるなどなど……。普通に生活している人よりも甲斐甲斐しくケアしなければならないシーンがあり、またそれによる良い変化も見えやすいかもしれません。献身的な素養があることは、優しいということでもあります。しかしそれをあえて発揮しがいのある男性に向けるというのは、少し本質的なズレがあるかもしれません。一般的には“だめんず”好きと言われることが多いですが、そうした支えることを生きがいにする女性は一定数存在するのです。■「父親」より「男」を優先する人は意外と多い今回の東出さんの報道の中で「父親より男性を優先している」という批判もたびたび目にすることがありました。しかし彼がプライベートで子どもたちにどんなケアをしているか分からない以上、父親の役割を果たしているか否かを断定することはできません。むしろ不倫こそしていないにせよ、子どもが生まれてからも「父親」より「男」としての生活を優先している。そんな自分の今までのスタンスを崩さない男性は、けっこう多いような気がします(もちろん、そういう女性もいます)。と最後に東出さんを擁護するようなことを書いてしまいましたが、筆者も「どうしようもない男」につい手を差し伸べてしまいがちなタイプなのかもしれません。しかしながらせっかくつかんだ復活の道をまた険しいものにする彼は、まったくもっておバカだなとしか言えません。(文:おおしまりえ)
2021年10月16日映画『草の響き』の公開記念舞台あいさつが9日、都内で行われ、東出昌大、奈緒、斎藤久志監督が出席した。1990年に死去した佐藤泰志の小説『きみの鳥はうたえる』に所収されている『草の響き』を、『なにもこわいことはない』(2013年)、『空の瞳とカタツムリ』(2019年)の斎藤久志監督がメガホンを執った本作。函館の街を黙々と走り続ける男の生の輝きを描き出す。この日は主人公の和雄を演じた東出昌大、その妻・純子役の奈緒、そして斎藤監督が登壇して舞台あいさつ。東出は「原作では独身の設定ですが、脚本では奥さんと夫婦生活を営んで奥さんが身ごもっています。映画的に成立している印象を受け、原作をそのまま映画にするのは難しいと思いました。素晴らしい脚本だったので撮影を楽しみにしていました」とクランクインを待ち望んでいたといい、撮影で3週間滞在した函館について「すごく空が広くて路面電車が走っていて、海にも近い街だったので商店街のシャッターが海風で錆びていて一種の寂しさはありましたが、西陽が柔らかくてすごく良い街でした」と振り返った。奈緒は「函館の印象はすごく広くて遠くまで来た感覚になりました。空気も空も違うし景色もガラリと変わり、(奈緒の出身地である)九州とは海が違うなと思いました。神々しさの恐ろしさを感じ、純子が函館に来たのはこんな気持なんだと思いました。波の音も激しくて人がすごく優しいからこそ1人でいる時は心細い気持ちになりましたね」と故郷の福岡とは異なる印象だったという。本作は東出と奈緒、そして東出扮する和雄の友人・研二を演じた大東駿介の3人が織りなすシーンが見どころ。ディスカッションを重ねて本番に臨んだという東出は「東出昌大と和雄が一緒になった時がありました。奈緒さんは奈緒さんでありながら純子でいてくれたので、純子として横にいてくれた時間が長かったと思います。奈緒さんは強くあろうとずっと心掛けている方だなと思いました」と奈緒を称賛。一方の奈緒は「大東さんがいてくれたことはすごく大きかったですね。第三者が入ったことで嫉妬や生活しているとこういう感情が生まれるんだと思いました」と大東の存在に感謝するも、「東出さんは最初はすごく怖かったんですよ。最初すれ違っただけでご挨拶程度だったんですが、話もしてないですし自分自身のお芝居の不安や色んなことの恐怖があったので、東出さんも恐怖でした」と告白。続けて「監督から『そんな怖い奴じゃないよ』と言っていただいて私も単純なのでそうだなと(笑)。すこしお話をして一緒にお昼を食べたりできてうれしかったです」と東出を安堵させた。
2021年10月10日「じつは今年5月にある映画の主演を東出昌大さんにオファーしたのですが……」そう告白するのは、ある映画関係者だ。東出昌大(33)といえば、唐田えりか(23)との不倫が昨年1月に報じられ、ちょうど1年前に杏(35)と離婚した。「不倫の影響はいまだにあります。東出さんはCMオファーが途絶えており、年間4千万円だったCM出演料を3千万円に下げても、いまだ手を挙げるクライアントはない状態です」(広告代理店関係者)しかし、役者の仕事は意外と順調なのだという。「主演映画『草の響き』が10月8日、出演するNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』も11月5日に公開されます。人気映画『コンフィデンスマンJP』第3弾“英雄編”も来年公開が決まりました」(前出・映画関係者)本誌も今年4月、都内で長澤まさみ(34)らと『コンフィデンスマンJP』のロケに臨む東出の姿を目撃している。手錠をかけられるシーンがあるからか、東出は長澤と離れた場所で一人、物憂げな表情をしていた。ちょうどこの時期、東出に主演映画のオファーがあったというのだ。■小日向文世、内野聖陽など大物俳優にもオファー前出の映画関係者は続ける。「育児を任せきりにしていた妻が事故で意識不明になった後、児童養護施設に子供を預けてしまう“ダメ夫”が主人公。その後、その子供を取り返そうとするコミックが原作のストーリーで、長らくテレビドラマの監督を務めてきたA氏の映画監督デビュー作となる作品です」原作を読んだ映画関係者は「主演は東出さんしかいない」と直感したという。「当初、主人公は年上の奥さんと離婚し、子供を育てられず施設に預けるという設定だったんです。東出さんと重なるじゃないですか。そこでオファーしたのですが、返事がもらえず…」(前出・映画関係者)東出のほか、小日向文世(67)、松下由樹(53)、内野聖陽(52)など実力派俳優にも出演を依頼していたという。「皆さん、作品に興味を示していただき、特に『コンフィデンスマンJP』で共演する小日向さんは『東出くんが主演するなら出るよ!』とまで言ってくださいました。ですが、東出さんが断ったことで、小日向さんもお断りされました」(前出・映画関係者)最終的に東出が断った理由は何だったのか。「私生活とかぶるような脚本が気に入らなかったのでしょうか。ギャラが問題だったのでしょうか……。明確な理由は今もわからず、少しでも彼が役者として再起できる一助になれればと思っていただけに、ただただ残念です」前出の映画関係者は嘆き節だが、東出の仕事関係者はこう主張する。「オファーをいただいた早い段階でお断りしたそうです。今回のオファーは東出さん本人が“気に入らない”から断ったわけでは決してなく、所属事務所が総合的に判断した結果、受けなかったようです」最終的に、主演は某ライダー出身俳優に決まったという。「当初予定していた配給会社は降りてしまいました。内野さんだけはA監督との長年の付き合いもあり『彼のためなら出るよ』と言っていただいたのですが……」(前出・映画関係者)■不倫によるCM違約金は3億円とも…東出にはほかにも出演オファーがあるようだ。別の映画関係者はこう語る。「私生活はともかく、東出さんの役者としての才能を高く評価している監督は少なくない。その一人である、東出さんが唐田さんと共演した映画『寝ても覚めても』の濱口竜介監督が先月、『ドライブ・マイ・カー』で日本人初となるカンヌ映画祭脚本賞を受賞。彼の次回作に東出さんが再登板する可能性もあると思います」今年5月、杏へ子供3人の養育費として、東出が「月1人1万円」を提示したとの一部報道があった。「杏さんは金額以上に“父親としての誠意が感じられなかった”ことにショックを受けたそうです。不倫に伴う東出さんのCM違約金は3億円ともいわれています。離婚後も子供3人の父親として、本来なら今はまだ“仕事を選ぶ”立場ではないように思えます。杏さんにとっても『何様!?』との思いはあるでしょう」(前出・広告代理店関係者)数々の批判を一蹴するような作品に出合う日は来るのだろうか。
2021年08月19日東出昌大(33)が元妻の杏(35)と子供3人の養育費を巡ってトラブルになっていると、5月26日に『NEWSポストセブン』が報じた。記事によれば、昨年7月に離婚して約10カ月経つが、東出からの養育費は未払い状態。さらに東出が提示した養育費の額は、子供1人につき月1万円。その金額の低さよりも、「父親としての誠意が感じられない」と杏はショックを受けているという。ネット上では、《これは絶句だわ……》や《信じられない》と東出に批判が殺到している。本誌は今年4月初旬、長澤まさみ(33)主演の映画『コンフィデンスマンJP英雄編』の収録現場をキャッチ。長澤ら共演者が談笑しながら休憩時間を過ごすなか、東出は浮かない表情で1人離れた場所に佇んでいた。「騒動後、東出さんは4本のCMを降板。その違約金は数億円にのぼったといいます。『英雄編』の収録以降、新たなオファーはなく経済的にも厳しいようです。そんな状況を打開すべく、以前よりもCM出演料を値引きするなど模索しているといいます」(芸能関係者)東出と杏の間に授かった双子の女児は、5歳になったばかり。長男もまだ3歳で、目が離せない年頃だ。それでも杏は一家を支えるため、仕事に励んでいる。本誌は昨年11月下旬、今秋放送予定の連続ドラマ『日本沈没ー希望のひとー』(TBS系)の撮影に臨む杏を目撃している。小雨がちらつく寒空の下、杏と主演の小栗旬(38)が監督と何度も確認を繰り返す姿が印象的だった。■子供のため、東出に“情け”をかけてきた離婚する前の昨年6月、『news zero』(日本テレビ系)にリモート出演した杏。「手が2本で子供が3人。子供と手がつなげない」と、1人で育児をする苦悩ぶりを明かす一幕があった。いっぽうで、「子育てもあと15年くらい。のびのびとさせてあげられるような環境を作っていきたい」とも語っていた。そんな苦労が垣間見える杏だが、東出には“情け”をかけてきたという。しかし東出に「父親としての誠意が感じられない」ことは、いっそう心労を抱えることになりそうだ。「杏さんは離婚の発表を、東出さんが出演する映画『コンフィデンスマンJPプリンセス編』が公開されるまで待ったのです。東出さんは夫、父親としては失格だけど、“役者として応援する”という気持ちがあったようです。また、『子育ては夫婦協働で』というのが杏さんの考え。そのため『子供たちから父親を取り上げてはいけない』と、子供たちに東出さんとビデオ電話をさせるなどしていました。譲歩してきた部分も多いだけに、元夫に育児の気概が感じられないのは辛いことでしょう」(スポーツ紙記者)子育てもあと15年くらいーー。東出は責任感ある父親として、子供たちと向き合っていけるのだろうか。
2021年05月27日「今秋公開予定の映画『草の響き』で3年ぶりに主演を務める東出さんですが、公開規模が小さいことからも、騒動後のオファーだったそうです。しかし、業界内での評価は依然厳しいままです」(映画関係者)昨年1月に一部週刊誌で唐田えりか(23)との不倫が報じられてから1年4カ月。東出昌大(33)の試練の日々は続いている。「来春に舞台出演を予定しているそうですが、いまだ民放の連ドラや大手映画会社からのオファーは来ていないといいます。今年4月公開の映画『BLUE』は騒動前の撮影でしたし、撮影中の映画『コンフィデンスマンJP英雄編』も人気シリーズの主要キャストということで“特例”での出演です」(前出・映画関係者)本誌は4月上旬、都内で『コンフィデンスマンJP』の撮影に臨む東出の姿を目撃。長澤まさみ(33)ら共演者が談笑しながら休憩時間を楽しむなか、東出は離れた場所で一人、物憂げな表情をしていた。そんな東出の頭を悩ませているのが、大きな収入源となっていたCMだ。「騒動前の東出さんは4本のCMに出演し、1本あたりの年間出演料が4千万円ほどとトップクラス。朝ドラで共演した人気女優の杏さん(35)と結婚し、3人の子供を育てる“イクメン”としてのイメージを評価されたことが大きい。しかし不倫で契約をすべて失い、数億円ともいわれる違約金も背負うことになったそうです。東出さんとしては、金額の大きいCM契約を何としても獲得したいところでしょう」(広告代理店関係者)■唯一の“心の支え”である3人の子供も…この窮状に、東出サイドも打開策を提案しているというが……。「騒動後のCM出演料を1千万円ダウンの3千万円ほどに設定したそうです。案件によっては、さらに安い金額で交渉することも検討しているそうです。それでも、起用したいというクライアントはいまだ現れていないといいます。不倫の内容を考えると、この金額でも危機感が薄いとは思いますが……」(前出・代理店関係者)四面楚歌の東出だが、“心の支え”にも見放されているようだ。「離婚した杏さんとは没交渉ですが、3人の子供たちと連絡を取ることが騒動後の東出さんの数少ない癒し。しかし、杏さんが10月からの連ドラ撮影中ということもあって、最近は電話もままならないそうです。東出さんは『子供とゆっくり話せない……』と愚痴をこぼしていたといいます」(テレビ局関係者)終わりなき“不倫の代償”からはまだ逃れられなさそうだ――。「女性自身」2021年6月1日号 掲載
2021年05月20日山口祐一郎、浦井健治、保坂知寿が出演する舞台『オトコ・フタリ』が12月12日、シアタークリエで開幕した。初日に先駆け11日には最終舞台稽古が報道陣に公開されるとともに、会見も行われた。「オトコ・フタリ」公演情報はこちら山口祐一郎と、浦井健治。ミュージカル界を牽引する帝王と大スターが共演する本作は、NHK大河ドラマ『篤姫』『江~姫たちの戦国~』の脚本家である田渕久美子が書き下ろした三人芝居だ。抽象画家の大家でありながらなぜか“愛”をテーマにした作品だけは描けない禅定寺恭一郎(山口)の屋敷に、須藤冬馬(浦井)と名乗る青年が「母を出せ」と踏み込んでくる……という物語。なぜ恭一郎は“愛”が描けないのか? 冬馬の真意は? ……と、次の展開が気になる物語がテンポよく進む。一方で、飄々とした大物画家感を出しながらも冬馬をおちょくる一面やムキになる顔がチャーミングな山口、思い込んだら一直線という冬馬の熱血漢っぷりと情にほだされやすそうな素直さが可愛らしい浦井と、田渕が俳優たち自身の魅力をキャラクターに落とし込んだような脚本がなんとも愉快で、その世界の中を泳ぐ俳優たち自身も心なしかテンションが高く楽しそう。さらにここに有能家政婦・中村好子役として保坂が加わる。保坂の小気味よい芝居とコメディエンヌっぷりも存分に発揮され、クスリとした笑いから爆笑まで、さまざまなグラデーションの可笑しさが次々と押し寄せる作品に。そして2幕では少しシリアスな展開もあり、それぞれのキャラクターの人生に思いを馳せるような妙味もブレンドされ、奥行きのあるものになっていた。会見では山口が「それぞれの役者のキャラクター、チャーミングなポイントをこれほど温かく書いていただいた本はない。それを、僕たちの色々な芝居を一緒に作ってきた演出の山田和也さんが、それぞれの個性をさらに伸ばしてくださるディレクションをしてくださった。めったにない素敵な作品」とアピール。浦井は「山口さんと保坂さんはミュージカル界をずっと牽引してきたレジェンドであり憧れ。稽古場で話してくださる過去のエピソードなどもすごく勉強になる」と共演を喜び、保坂は「軽いタッチのお話なのですが、実はけっこう深い。それぞれが人生で背負ってきたものが出ないと薄くなる作品ですが、そこを山田さんも丁寧に作っておられました」と話した。なおこの会見の場で、声の出演として大塚千弘が参加することも発表に。会見に出席した大塚は「親戚の集まりかな、と思うくらい居心地の良い稽古場だった」と話し、浦井も「演出家に『3人が仲が良すぎて、それが舞台上に出ちゃうのは作品的にちょっと…』と注意された」と明かしていた。なお、このミュージカル界の大スター3人を揃えて歌はナシ!? と残念に思うファンの方はご安心を。中島みゆきの『糸』、米津玄師の『Lemon』といった歌が劇中、意味をもって登場しているのでお楽しみに。東京公演は12月30日(水)まで同劇場にて。1月上演の大阪・愛知公演のチケットも発売中。(取材・文:平野祥恵)
2020年12月14日アンジャッシュの渡部建(48)が12月3日、謝罪会見を開いた。すると、東出昌大(32)の“評価が再降下”という事態が発生している。6月に不倫が発覚した渡部は、会見で「不適切な場所での不貞行為。大変、申し訳ございませんでした」「最低な行為でした」と謝罪。ときに涙をこらえながら、1時間半にわたり質疑応答を続けた。ネットで「会見を開くのが遅すぎる」など非難の声が殺到し、依然として苦境に立たされている渡部。そのいっぽう、意外な方向にも飛び火している。というのも、ネット上では「遊びだった渡部よりも本気だった東出のほうが嫌だ」とする声も相次いでいるのだ。《渡部は金で割りきった遊びの関係だから、純粋な不倫してた東出より100000倍はマシ》《3年とかだっけ?そんな長い間ひとりの人と不倫するってそこに確実に愛情あったでしょ……ってなる許せない》《3年も本気の恋愛してた東出のほう嫌だけどなー》金銭を渡すなどして女性と肉体関係を持った渡部に対し、唐田えりか(23)との交際を3年間し続けたと報じられている東出。杏(34)との夫婦関係も終了しており、そのことも心証がよくないようだ。《1人の女と恋愛感情になり、不倫をした東出の方が嫌だし、現に東出は離婚で渡部は離婚せずだもんね》《杏に捨てられた東出と違って、渡部は佐々木希に捨てられていない》思わぬ形で評価の下がった東出だが――。巻き返しを図れるだろうか?
2020年12月04日公開中の映画『スパイの妻<劇場版>』における東出昌大(32)の演技が話題だ。太平洋戦争前夜を舞台にした本作。東出が演じるのは蒼井優(35)演じる主人公の福原聡子の幼なじみで憲兵の津森泰治だ。津森は貿易会社を営む福原優作(高橋一生・39)とその妻・聡子夫婦と懇意にしていたが、国家機密を正義のため世に知らしめようとする優作たちを追い詰めていく。東出の冷徹な演技に対し《馴染みの好青年から冷徹な仮面を被った軍人へ変貌する東出さんの演技が素晴らしい》《怖い雰囲気がよく出ている》《東出の不気味さが良い》とネット上では称賛の声が上がっている。本作で第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を獲得した、監督の黒沢清(65)も、東出を評価。『スパイの妻』の舞台あいさつで、東出について「僕は大好きなんです。ご本人嫌がるかもしれないんですけど、“怪しい”んです。妖の“妖しさ”もあって。あらゆる面の“あやしさ”を持っている」と語った。今年1月に唐田えりか(23)との不倫が報じられ、8月には杏(34)との離婚を連名で発表した東出。本作のほかにも、出演作の公開を控えるが、スキャンダル発覚からそれほど時間をおかず多くの作品に出演する姿勢には、まだなお疑問の声も多い。《こんなに出てこられるのは、ちょっとまだ無理》《東出昌大が復帰してるのほんと謎》《渡部は、奥さんが許しているからいいけど、普通に出ている東出は不快極まりない》「元妻の杏さんも、8月の離婚後、来秋のTBS系日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』へ出演が決定するなど徐々に活動を増やしています。しかし、杏さんは3歳の双子の女児、2歳の長男を一人で育てており、育児と芸能活動を両立していくには苦労も多いでしょう」(芸能レポーター)加えて不倫相手であった唐田もメディアには姿を見せていない。今年7月、本誌は唐田の姉に取材。「女優復帰は厳しいのではないか、という声もあります」という記者の問いに、「このまま引退ということはないはずです。それでは本人はもちろん、家族も悔しすぎます」と答えている。しかし、復帰の目途ははまだたっていなさそうだ。これについても《唐田は復帰できないのに東出は仕事がある意味が分からない、不祥事があると女性は干されるのに男性は仕事があるのか》と、当事者二人の露出の差に疑問の声が上がる。二人の女性を裏切った東出に対する世間の目はまだまだ厳しいようだ。
2020年11月27日12月12~30日に東京・シアタークリエで上演される『オトコ・フタリ』は山口祐一郎、浦井健治、保坂知寿による3人芝居。脚本は、NHK大河ドラマ『篤姫』『江~姫たちの戦国~』の脚本家としても知られる田渕久美子の書き下ろしで、3人へのあて書きとなる。抽象画家役の山口に役づくりについて聞くと、脚本との関係をこう説明する。「田渕さんの脚本にはしっかりしたルールがあるので、何度観ても面白いと思います。というのも、たとえば人気のあるスポーツはルールがしっかりできていて、毎回なにが起こるのかわからない。そこではルールに基づきながらもプレイヤーが懸命に汗を流している。もしルールが弱いと、プレイヤーは自分でルールをつくらないといけないから動きはぎこちなくなってしまいます。でも田渕さんの脚本は隙がなく、どんなに僕たちがのびのび暴れまわっても大丈夫。崩れない脚本だからこそ、僕たちは自由に羽ばたけます」。それを受け、「オトコ・フタリ」のうちもうひとりのオトコである浦井は、演出の山田和也のすさまじさに触れた。「僕たちは羽ばたいているんだけど、山田さんの手腕のなかに埋め込まれていて、鉄骨みたいに絶対に崩れないんですよ。すごい方だなぁと、山田さんのすさまじさや、微笑んでいるけれども目の奥にある深さを感じます」。その言葉にまた山口も「山田さんは僕たちの動きに合わせて、あらかじめ作ったプランを調整してくれる。スーパースターです」と頷く。また保坂は脚本について「私たちがただ棒読みしても面白いと思う」と信頼を寄せる。「自由にやらせていただくなかで、そもそも面白い脚本をもっと面白く、より鮮明に見えるように山田さんがうまく私たちを調教してくださっていると思います(笑)」。今作には、“傍目には微笑ましいほどに仲良く喧嘩する”2人のオトコとそれを見守る一人のオンナが登場する。では山口と浦井のオトコフタリの関係は?と尋ねると、浦井の「(山口について)僕の目標とする方であり、どこか兄のような感じ。父とは言わないです」という答えに、山口がすぐに「息子とは言いませんが、弟のような気持ちです」と返す。保坂は隣で「持っている空気が似ている。2人とも柔らかい。だからご兄弟のような雰囲気です」と微笑んだ。東京公演後は1月15~17日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、23・24日に愛知・刈谷市総合文化センター アイリスにて。文・河野桃子
2020年11月16日ミュージカルファンに激震が走った企画『My Story ~素敵な仲間たち~』。9月17日(木)・18日(金)の2日間、ミュージカルの帝王・山口祐一郎がコロナ後初めて帝国劇場に立つ。しかも自身初のトークショーだ。【チケット情報はこちら】毎回新たなゲストを迎えるが、初日は山口と共演経験も多い保坂知寿が、浦井健治とともに登壇する。企画を聞いた時の保坂は「びっくり。「おお!」と声が出ました(笑)」。しかも打ち合わせもないようで、いったいなにがでてくるのか……!保坂は山口と劇団四季時代から何度も共演しており、お互いのエピソードを引き出すのでは?と期待が高まる。先んじてなにか思い出深い話を伺うと、2009年のミュージカル『パイレート・クィーン』を振り返った。「2人ともすごく若い役でした。海賊だし、激しく動いて、走ったり、飛び降りたり、殺陣もある。だから、何度か稽古場で横になられて……休憩していました。限界が訪れたのかな、大丈夫かな、と思っていました(笑)そんな姿、なかなか見られないですよね」また、この機会だからこそミュージカルの“帝王”と呼ばれる山口に聞いてみたいことがあるという。「今は声優さんや歌手さんなどいろんな入り口があるけど、山口さんはミュージカルだけをやってこられた方。パイオニア世代。たくさんの人が憧れていると思う。それをご自身はどう思っているのかを聞きたいです。ミュージカルが広まったことや、コロナで上演できなくなったことなど、今のポジションにい続ける大変さがあるからこその思いを伺いたいです」今回、共に登壇する山口と浦井とは、12月の3人芝居『オトコ・フタリ』で共演する。浦井については「明るくて自由人。大変なことをされているのに大変そうに見えない。それが魅力かな」という印象だそう。3人でのトークにあたり、話題にしてみたいことは……?「世代が離れているので、浦井さんから見えている景色が違うのかなぁ、と気になります。今はミュージカルを目指す人も多いし、競争も激しいし、大変だと思うんです。映像やSNSでなにか発信したり、多才じゃないといけない。きっと苦しんでいる人もいるだろうから」。コロナ禍だからこそ、様々なことに思いを馳せる。観客へも「演劇を続けていく方法を一緒に探りましょう」と声をかける。「人が集まるところには、文化は必ずうまれる。期待通りではないことも起こるかもしれないけど、お客様も一緒にトライしていただきたいです」。取材・河野桃子
2020年09月11日むせ返るような暑さに見舞われた8月中旬の昼過ぎ。涼しげな表情で都内にある自宅のガレージに愛車を入れたのは、杏(34)。8月1日に東出昌大(32)との離婚を発表したばかりの杏だが、この日は心なしか晴れやかな表情をしているようだった――。「杏さんはマスコミからの取材を避けるため、離婚発表後に子供たちを連れて避暑地にある別荘に身を移していました。1週間ほど滞在して、最近また自宅に戻ってきたそうです」(杏の知人)いっぽう、元夫の東出昌大は8月13日、都内で行われた映画『コンフィデンスマンJPプリンセス編』の舞台挨拶に登場。離婚後初の公の場となったが、短髪を逆立てた若々しい姿にイメージチェンジ!離婚について触れることなく、終始にこやかな表情を浮かべていた。「東出さんはしばらく実家に身を寄せていましたが、離婚発表前後から都内のウイークリーマンションに移って1人で暮らしているそうです。定期的に母親が様子を見にいっているといいます」(映画関係者)1月下旬に東出と唐田えりか(22)との不倫が報じられてから約7カ月。ともに吹っ切れたように見える2人だが、離婚を決断するまでの道のりは平たんではなかった。「東出さんは関係修復を望んでいましたが、杏さんは弁護士を立て、直接話し合うことはほとんどなかったそうです。なんとかして離婚を避けたい東出さんは交渉を遅らせるためにギリギリまで弁護士を立てず、交渉を引き伸ばそうとしました。しかし、杏さんの意思は固く、最終的に東出さんも折れました」(芸能関係者)離婚の意思を貫き通した杏だが、東出への“温情”もあった。「杏さんには東出さんを必要以上に罰したいという気持ちはありません。養育費は東出さんが支払う形で決着しましたが、慰謝料は求めなかったそうです」(前出・知人)曲折を経て“円満離婚”となった2人。しかし、そんななか杏にはどうしても譲れなかったものがあるという。「離婚交渉のなかで、3人の子供の親権と自宅の権利は杏さんが持つことになったそうです。この2つだけは離婚するうえで、杏さんとしては絶対に譲れない条件だったといいます」(前出・知人)’16年9月末に購入した自宅はこだわりのつまった思い出の“愛の巣”だった。「自宅があるエリアは芸能人も多く住む閑静な高級住宅地で、坪単価は200万円ほど。地下1階、地上2階建ての豪邸ですが、新築ではなくリフォームした中古物件。インテリアにも造詣の深い杏さんのこだわりがいたるところに込められているといいます。土地建物合わせて2億円ほどで、ローンは組まず、2人で折半してキャッシュで購入。権利も半分ずつ持っていたので、東出さんは1億円を手放したことになりますね」(地元の不動産業者)杏が自宅を手放したくなかったいちばんの理由。それは、愛する3人のわが子のためだった。「杏さんは落ち着いて子供を育てることを最優先に考えています。このエリアに決めたのも、緑豊かで近くに公園や学校も多く子育てに適しているから。また、子供たちが通っている保育園は藤井聡太棋聖(18)も受けたモンテッソーリ教育を取り入れている話題の園。感性をのびのび伸ばす教育法で知られ、杏さん自ら探して決めたそうです。友達もたくさんできて、子供たちもとても気に入っているといいます。杏さんとしては子供たちの将来のためにもこの環境だけは絶対に手放したくないという気持ちなのでしょう」(前出・知人)「女性自身」2020年9月1日号 掲載
2020年08月18日