映画『パラサイト 半地下の家族』のイ・ソンギュンをはじめとする俳優や映画監督4人が東南アジアを旅する「勝手気ままなアジョシ旅」が、6月よりCSのMnetにて初放送される。全員異なる目的を持ったアジョシ(=おじさん)たちが東南アジア旅行に出発。個人主義者の4人が繰り広げる、勝手気ままな旅行バラエティを繰り広げる。旅をするのは、映画『パラサイト 半地下の家族』や『最後まで行く』出演のイ・ソンギュンや、「ストーブリーグ」のキム・ドヒョン、「財閥家の末息子」のキム・ナムヒ、バラエティで大活躍中の映画監督チャン・ハンジュンの4人。大人気バラエティ「テントの外はヨーロッパ」シリーズの演出家が手掛ける、一風変わった旅行バラエティとなっている。「勝手気ままなアジョシ旅」は6月4日(日)10時~CS放送 「Mnet」にて1話先行放送、6月9日(金)20時~「Mnet」にて放送・「Mnet Smart+」にて配信。Mnet Smart+では本放送後すぐにVOD配信開始。(text:cinemacafe.net)
2023年04月16日ベトナム・タイを中心にアジアのアイテムを展開するショップ「333(バーバーバー)」が手がける、東南アジアのヴィンテージ民芸品やジュエリーなどを集めた新セレクトショップ「テイ(tay)」が東京・初台に2022年1月28日(金)にオープンする。東南アジアのヴィンテージアイテムや民芸品をセレクトショップ名の「テイ(tay)」は、ベトナム語で“手”を意味する言葉。「手から手へ、手を取り合って、受け継がれる - From Hand to Hand, Hand in Hand, Handed Down」をコンセプトに、東南アジアを中心に集めた希少なヴィンテージの古道具や民芸品を、今の気分とミックスしたモダンなスタイルで提案。山岳民族たちのヴィンテージ・ジュエリー、刺繍を施した衣装なども販売する。ベトナムのヴィンテージ陶器や竹細工のランタンベトナムからは、“幻の民芸皿”と言われる50~70年代のソンべ焼きや、ビエンホア花器、ライティウ焼きの食器といったヴィンテージ陶器、職人が作る花器や竹細工のランタンなどをセレクト。タイなど山岳民族のヴィンテージジュエリーや民族衣装もまた、タイ・ミャンマー・ベトナムなどの山岳地帯で生活を営む、カレン族、ルア族、ヤオ族、モン族など山岳民族のヴィンテージ・ジュエリーやテキスタイル、実際に山岳民族たちが身にまとう希少な民族衣装も登場。さらに、セレクトアイテムに加え、「テイ」オリジナルアイテムとして、日本の縫製職人とタッグを組み、ヴィンテージテキスタイルを用いて作った様々なリメイクアイテムも展開する。尚、オープン日の1月28日(金)から2月13日(日)にかけては、学芸大学のヨーロピアンヴィンテージショップ「ユーワー(EWER)」のアイテムを期間限定で展開。フランスやイギリスの古着を販売する。【詳細】テイオープン日:2022年1月28日(金)住所:東京都渋谷区初台1-39-14TEL:03-6455-1589営業時間:木曜日~日曜日 11:00~19:00■ユーワー 期間限定イベント開催期間:2022年1月28日(金)~2月13日(日) 11:00~19:00 ※営業日:木曜日~日曜日開催場所:テイ
2022年01月21日新型コロナウイルスの蔓延は今や世界中で広がっています。日本ではあまり報道されていませんが、東南アジア諸国でも感染は広がり、さまざまな対策が取られています。現地で暮らす日本人女性にインタビューしました。文・小田原みみ新型コロナウイルスは東南アジア諸国でも広がっています。今回は、マレーシアとフィリピンで生活するふたりの日本人女性に現在の生活について聞きました。マレーシアの場合マレーシアの首都クアラルンプールで生活するIさんは、現在、夫と子どもの3人で暮らしています。-新型コロナウイルスが流行して、生活が変わりましたか?活動制限令(movement control order)が出て、自宅に引きこもりの生活になりました。-マレーシアはどのような感染対策が取られていますか?大規模な集団感染で患者数が急増し、その2日後に活動制限令が発令されました。とにかく感染拡大を一刻も早く止めようというマレーシア政府の意気込みはすごく、第一段階としてすぐに、ある程度の活動制限のルールが決められました。生活はどうなるのだろうと不安でしたが、食料など生活に必要なものは変わらず購入できると強く伝えてくれたので、パニックは最初だけで最小限で済みました。-具体的にはどのようなことが制限されているんですか?一番はやっぱり、買い物についての制限です。食料と医薬品のみ可能で、一家族一人のみが購入できることになっています。また、自宅から10km以内の店舗限定で、マスク着用は必須、時間は午前8時から午後8時まで、というようにかなり細かいです。-移動可能距離まで決められているんですねそうなんです。なので、すっかり引きこもり生活ですが、おかげで家族と向き合う時間ができ、子どもとも遊ぶ時間が増えました。でも、もう2年半住んでいるとはいえやっぱり海外。心細く感じることも多く、頑張りすぎると疲れるのでデリバリーを利用することが増えました。-気をつけていることはありますか?夫が在宅勤務になり、WEBや電話での会議が多いので、子どもが騒がないように気を遣います。マレーシアでは、スーパーの購入品やデリバリーしたものから感染した事例があるらしいので、商品全てをできるだけ消毒しています。-早く日常生活が戻ってほしいですね。お話ありがとうございました。フィリピンの場合フィリピンの首都マニラで通訳として活躍するEさんにフィリピンでの様子を聞きました。-フィリピンではどのような新型コロナウイルス対策をしていますか?早くから議院や閣僚に危機感があり、あっという間にロックダウンが決まりました。ロックダウンするとさまざまな問題が起こってきましたが、それに対しては国の対策本部が柔軟に対応し、必要に応じて緩和されています。例えば、当初外国人の出国は72時間以内までと決められたのですが、そのため空港が大混雑し、また、多くの外国人が国内に取り残されることからも、その規制は緩和され、外国人で出国したい人は封鎖期間中もいつでも出国できるように変更になりました。-新型コロナウイルスが流行して、生活が変わりましたか?仕事がほとんど無くなってしまい、ずっと家で過ごすようになりました。オンラインで毎週定例会議をされるお客さまがいるので、今のところ仕事は週に1度だけです。現在、食品はオンラインで購入しています。ただ、通常なら翌日届くところが、5~7日後ということもあります。毎日オンラインで購入できそうなものをチェックして発注し、配達があれば受け取って、料理を作りながら冷凍できるものはどんどん冷凍するのが日課になっています。営業している店舗やデリバリーの情報、政策変更のお知らせなどをフェイスブックなどで友達と情報交換をするのも日課になりました。-ロックダウン中の首都の様子はいかがですか?生活必需品の店は開いていますが入店規制があり、また店の外で人と人との距離を保って並ばなければならず、2~3時間待つのが普通だと言われています。その間に感染するのも怖いので、私は3週間以上外に買い物に行っていません。また、フィリピンにはその日暮らしをしている人たちが多いのですが、彼らは政府からの配給を待つしかない状況です。病院は、通常の診療はほとんど行われていないので、救急で受診するか、かかりつけの医師に電話で連絡をしてからでないと診察を受けられません。救急でも10時間以上待つことも少なくないそうです。こうなると簡単に病院にはいけないので、封鎖期間中にけがや急病にならないように祈るしかないです。封鎖から1か月が過ぎて、やっと感染者数の伸びが小さくなり、効果が少しずつ見えてきました。-大変なご状況のなか、お話をありがとうございました!©lechatnoir/Gettyimages©Dean Mitchell/Gettyimages
2020年04月24日フランフラン(Francfranc)の2019年秋冬コレクションが、2019年9月6日(金)に全国の店舗及び公式オンラインショップにて発売される。“東南アジアのナイトクラブ”の雰囲気を落とし込んで2019年秋冬コレクションは、「グラマラスナイトクラブ」をテーマに、香港やマカオなど東南アジアに潜む“隠れ家”的なナイトクラブを表現。19年春夏で提案されたデザインに、オリエンタルな世界観や、グラマラスなムードをプラスした新作アイテムが展開される。クッションカバークッションカバーの注目は、オリエンタルなフラワーモチーフが目を惹くシリーズ。グリーン、ネイビー、ピンクといった艶やかなカラーリングで彩られたクッションは、ソファに1つ置くだけでも部屋の印象を簡単にチェンジできる。他にもニットやベルベット素材を取り入れた温もり溢れるデザインを揃える。アートプランツ&フラワーベースアートプランツは、秋冬らしいスモ―キーなカラーリングで彩って。ゴールドのユニークな縁取りがアクセントになるフラワーベースと合わせて、部屋のコーディネートを楽しんでみてはいかがだろう。テーブルウェアテーブルアイテムも豊富に用意。シノワズリ柄のティーセットを揃えるほか、オーロラのような光沢を纏ったグラスシリーズ、ダリアやピオニーといった花々を立体的に表現した華やかなランチマットなど、存在感溢れるアイテムが登場する。布団カバーやランプなどそのほか掛け布団カバーや、“貼って剥がせる”ウォールペーパーにも、今季のムードを落とし込んだシノワズリ柄が登場。照明には、幻想的な玉虫色のペンダントランプや、ゴールドの支柱にフリンジ付き傘を組み合わせたオリエンタルなフロアランプなどがラインナップする。【詳細】フランフラン2019年秋冬コレクション発売日:2019年9月6日(金)販売店舗:全国のフランフラン店舗及び公式オンラインショップアイテム例:・クッションカバー グリーン 4,000円、ネイビー×ゴールド 3,500円、ピンク 3,500円・アートプランツ ユッカ 全3色 各1,400円・ミナ フラワーベース S ホワイト 1,500、M ピンク 2,000円、L グリーン 2,500円・シノワ シリーズ ホワイト/グリーン マグ 900円、プレート 1,200円、カップ&ソーサー 1,400円、ティーポット 2,200円・リムーバブルウォールペーパー柄 2,800円(W45×H250cm)※価格はすべて税込※商品名、価格、仕様、発売時期等は変更される可能性あり
2019年07月21日寺⽥倉庫が運営する建築倉庫ミュージアムでは、企画展「- Green, Green and Tropical - 木質時代の東南アジア建築展」を2019年2月6日から5月6日まで開催する。Eleena Jamil「Bamboo Playhouse」2015年 © Eleena Jamil Architect同企画展は、東南アジア諸国で注目を集める新世代の建築家やデザイナーによる木質デザインおよび建築空間の新潮流に焦点を当て、建築や家具デザイン、さらには調査研究を通して俯瞰するもの。紫檀、黒檀、チーク、マホガニーといった高品質の木材だけでなく、竹や籐などの植物材料も揃う東南アジア圏。古くから地元住民の間で共有されてきたノウハウの蓄積によって、多種多様な木質建築に富んでいる。同展では、伝統的あるいは慣習的に展開されてきたスローテクノロジーとも分類されるような建築群を紹介すると共に、「科学的に再現できない素材と技術」に注目し、隠されたシステムを明らかにしていく。坂茂「Paper Temporary Shelter - Philippines」2014年 ©Voluntary Architects Network素材は、時間と環境の流れの中でそれ自体が少しずつ変化していく。本来、自然由来の生の素材は、加工されて“地域の土着材料”による製品として日々の生活に取り入れられていく。また、たとえ製品として完成されたものでも“再生材料”として再構築され活かされ続ける可能性を持ち、そして予期せぬ災害が発生した場合、人々は従来の材料や技術による“緊急対応”によって、自身の知恵を活かそうとする。会場では、東南アジア圏におけるこれらの素材活用方法に関する3つのテーマセクション「<Vernacular / Conventional>地域性と土着材料」、「<Recycled Materials>再生材料の可能性」、「<Emergency Response>緊急対応の建築」に加え、同地域で実施されてきた調査研究やフィールドサーベイの成果、未来を見据えたレジリエントな建築技術の展望が紹介される。Adi Purnomo「Tanah Teduh #4」2013年 ©Adi Purnomo,Riichi Miyake参加作家は、建築家のAhmad Djuhara、Adi Purnomo、Andry Widyowijatnoko、Eleena Jamil、Ling Hao、Eriksson Furunes&Leandro V. Locsin Partners+Boase、坂茂、芦澤竜一、柄沢祐輔、デザイナーのAlvin Tjitrowirjo、Kenneth Cobonpue、研究者の岡部明子、畑聰一+清水郁郎、Joseph Yumi Espina+サンカルロス大学など。2019年2月23日の14時からは、Eleena Jamilを始めとしたゲストによる記念対談も開催。参加費は無料、事前申し込みが必要となる。【展覧会情報】- Green, Green and Tropical – 木質時代の東南アジア建築展会期:2019年2月6日〜5月6日会場:建築倉庫ミュージアム 展示室B住所:東京都品川区東品川2-6-10時間:11:00〜19:00(最終入館18:00)入場料:一般3,000円、大学生・専門学校生2,000円、高校生以下1,000円(展示室Aの企画展示「新素材研究所」の観覧料含む)※障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名無料休館日:月曜(祝日の場合、翌火曜休館)、2019年3月4日~3月26日の期間
2018年12月21日国立新美術館と森美術館にて10月23日(月)まで開催中の東南アジア現代美術展「サンシャワー:東南アジアの現代美術展1980年代から現在まで」の関連企画として、8月10日(木)から4日間ジャンル別に、東南アジア映画を特集上映する「FUN!FUN!ASIAN CINEMA@サンシャワー」が実施される。国立新美術館と森美術館、国際交流基金アジアセンターが主催する同展覧会では、今年ASEAN(東南アジア諸国連合)50周年を記念し、東南アジアの現代美術を史上最大規模で展示。時代の潮流と変動を背景とした1980年代以降の東南アジアの現代アートの「発展」を9つの視点から掘り下げ、そのアートが持つダイナミズムと多様性を紹介している。同展の関連企画として実施される本イベントでは「ドキュメンタリーの日」、「アクションの日」、「オムニバスの日」、「愛&友情の日」とジャンル別に違ったテーマで全4日間、映画が上映される。8月10日(木)実施の「ドキュメンタリーの日」では、2つのプロジェクトから作品を上映する。1つは、毎年異なるテーマで日本と東南アジアの若手映像作家を対象に短編ドキュメンタリー作品を募集する「Visual Documentary Project」から、2015年(テーマ「越境する東南アジア」)と2016年(テーマ「日常生活のポリティクス」)にセレクトされた作品を上映。映像を通して東南アジアの現状を捉え、諸問題の解決へとつなげたいという想いが込められている。もう1つは、ドキュメンタリーの国際共同制作を支援する「Tokyo Docs」で誕生したプロジェクト「Colors of Asia」から「アジアのいまを生きる女性たち」をテーマにした2作品を上映。■「Visual Documentary Project」2015セレクション<12:10開場/12:30開映>・『2人のマイケル』(タイ、29分)・『ジウおじいちゃんへ捧ぐ』(ベトナム、23分)・『儚さ』(マレーシア、9分)・『私の足』(ミャンマー、16分)『我が政治人生』(ミャンマー、20分)■「Visual Documentary Project」2016セレクション<14:20開場/14:40開映>・『森に生きる女たち』(マレーシア、15分)・『60日』(ミャンマー、31分)・『鉱脈』(ミャンマー、31分)■Tokyo Docs「Colors of Asia」<16:10開場/16:30開映>・『日曜日のシンデレラ』(2015,日本、フィリピン,29分)・『ラグビーと女のわたし』(2016,日本、ラオス,25分)8月11日(金・祝)実施の「アクションの日」ではベトナム、インドネシア、ブルネイの3作品『超人X.』(2014,ベトナム,81分)、『レボリューション・ティガ』(2015,インドネシア,125分)、『ドラゴン・ガール』(2014,ブルネイ,110分)を上映。映像を通して各国の伝統武術を取り入れたものや、社会や文化を垣間見ることが出来る。■『超人X.』<12:40開場/13:00開映>■『レボリューション・ティガ』<14:30開場/14:50開映>■『ドラゴン・ガール』<17:100開場/17:30開映>8月12日(土)実施の「オムニバスの日」ではシンガポールの監督7人がラブレターをテーマに制作した『セブンレターズ』(2015,シンガポール、マレーシア,116分)、東南アジアの画家が描いた作品からインスピレーションを得た5人の監督による『Art Through Our Eyes』(2016,シンガポール,30分)、「アジアでともに生きる」というテーマでフィリピン、日本、カンボジアの気鋭監督がメガホンをとった『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』(2016,日本,118分)を上映。特に『Art Through Our Eyes』は、「サンシャワー展」でも注目のタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督、フィリピンのブリランテ・メンドーサ監督らの独特の世界観が並ぶ珠玉の作品だ。■『セブンレターズ』<12:40開場/13:00開映>■『Art Through Our Eyes』<15:10開場/15:30開映>■『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』<17:10開場/17:30開映>8月13日(日)実施の「愛&友情の日」では、愛と友情をテーマにした『SHIFT~恋よりも強いミカタ』(2013,フィリピン,81分)『グッバイ・ボーイズ』(2005,マレーシア,88分)『イロイロぬくもりの記憶』(2013,シンガポール,99分)の3作品を上映。■『SHIFT~恋よりも強いミカタ』<11:40開場/12:00開映>■『グッバイ・ボーイズ』<13:30開場/13:50開映>■『イロイロぬくもりの記憶』<15:30開場/15:50開映>また、本イベントのほかにも、東南アジアの歴史やファッション、食など8テーマから成るレクチャーシリーズ「寺子屋サンシャワー」、日本と東南アジアの若手上映専門家の共同プログラミングによる映画上映会「ワーキングタイトル」など、9月にかけてイベントが目白押し。こちらも併せてチェックしてみて。「FUN!FUN!ASIAN CINEMA@サンシャワー」は8月10日(金)~13日(日)、国立新美術館3階講堂にて開催、参加費は無料。※定員は各回260名。(予約不要、各回入替制・先着順)※鑑賞には「サンシャワー展」の国立新美術館単館券もしくは二館共通券[半券可]が必要。※作品の解説・あらすじは国際交流基金アジアセンター公式サイトをチェック。(text:cinemacafe.net)
2017年07月28日国立新美術館と森美術館では、2017年7月5日(水)から10月23日(月)まで、「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」が開催されます。 ASEAN(東南アジア諸国連合)設立50周年にあたる2017年、東南アジアの現代美術を紹介する、史上最大規模の展覧会です。今回の展覧会は、国立新美術館と森美術館の両館長が発案し、国際交流基金の賛同により実現したもの。3者が総力を挙げ、2年半にわたる現地調査を経てASEAN10カ国より85組(予定)のアーティストを選定、計約180点の作品を2館の会場に展示する、初の共同企画展となります。時代の潮流と変動を背景とした東南アジアにおける1980年代以降の現代アートの発展を9つの視点から掘り下げ、そのダイナミズムと多様性に迫りましょう。ASEAN(東南アジア諸国連合って何?インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス(50音順)東南アジア10か国から成るASEAN(東南アジア諸国連合)は1967年のバンコク宣言によって設立されました。原加盟国は、タイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシアの5か国で、1984年にブルネイが加盟後、加盟国が順次増加し、現在は10か国で構成されています。2015年に共同体となったASEANは、過去10年間に高い経済成長をみせており、今後、世界の「開かれた成長センター」となる潜在力が世界各国から注目されています。※出典:外務省ホームページ(セクション構成と主な作品を、美術館ごとにご紹介!●国立新美術館 企画展示室2E国立新美術館の展示は5つのセクションにわかれています。地図からみるアジアの成り立ち、厳しい戦争下での芸術作品、そして日常の生活に至るまでを数々の作品でたどりましょう。●■うつろう世界イー・イラン《うつろう世界》(「偉人」シリーズより)2010年Courtesy: Silverlens Galleries, Makati, The Philippines世界のいかなる地域や時代においても、地図には政治的、経済的に多様な価値観や視点が織り込まれています。アーティストが描き出す地図は、単に地理的な特徴を記すのではなく、東南アジアの複雑な歴史と空間を表しています。このセクションでは、異なる視点から土地とその意味を見つめる複層的な地図、人々の移動を記録することで記憶を呼び起こす地図、理想的な社会を求めた想像上の地図などをとおして、東南アジアという空間を考えます。●■情熱と革命ホー・ルイ・アン《ソーラー:メルトダウン》2014年~Courtesy: Maezawa Hideto; TPAM Performing Arts Meeting in Yokohama, 2016東南アジア諸国の多くは、第二次世界大戦後の1940年代から80年代まで、植民地支配からの独立が続きました。その間、独立戦争、インドシナ戦争、ベトナム戦争、カンボジア内戦などが起こり、一方では芸術表現への抑圧や弾圧が続いた国も見られました。そうした環境のなかで、多くのアーティストは民主化や表現の自由、言論の自由に向けた活動を行ってきました。このセクションでは、こうした時代をリアルタイムで体験したアーティストの作品を中心に紹介します。●■アーカイブコウ・グワンハウ《シュ・ティエシェン――アーカイブから見る作家の100年》2014年撮影:Koh Nguang How近年、インターネットの発達によって、それまで発見や入手が困難だった情報へのアクセスが容易になり、それを起点にした調査研究をもとに、美術資料をアーカイブ化しようとする動きが見られます。東南アジアでも、各地で蓄積されてきた資料が公開されつつあり、その一方で、美術資料そのものを素材として作品化するアーティストも増えてきました。このセクションでは、そのうちシンガポールのザ・アーティスト・ビレッジ(TAV)の活動を総覧できるコウ・グワンハウの「シンガポール・アート・アーカイブ・プロジェクト」(2007年)をはじめ、いくつかの例を紹介します。●■さまざまなアイデンティティーアラヤー・ラートチャムルンスック《私たちが若かったころ》(「女性像」シリーズより)1990年所蔵:森美術館、東京脱植民地主義の時代に入り、独立や民主化が人々にもたらしたのは、新しい国家としてのアイデンティティー、民族としてのアイデンティティー、個人としてのアイデンティティーなど、自らを成り立たせているアイデンティティーとは何か、という問いでした。この複雑な問いは、冷戦構造が終焉を迎えた1989年以降、それまでのイデオロギーに替わる新しい価値の基軸を求める世界各地で共有されたものでもありました。この時期に制作された現代美術の作品には、さまざまなレベルでアイデンティティーを問うものが多く見られましたが、これは今日もなお複雑な課題として継承されています。●■日々の生活スラシー・クソンウォン《黄金の亡霊(現実に呼ばれて、私は目覚めた)》2014年パフォーマンス風景:台北ビエンナーレ20141990年代以降、多くのアーティストが毎日の暮らしや日常に目を向け始めました。国際的にもグローバル化や多文化主義が拡がり、世界各地それぞれの平凡な日常のなかに文化的、社会的、歴史的文脈を見出し作品化することが、新しい世代の表現として注目されたのです。そこでは、家族との思い出、毎日の食事や遊び、路上での多様な営みが、絵画、写真、映像、インスタレーションなどのメディアをとおして現代美術の文脈に持ち込まれました。同時期、世界各地で急速に拡張した国際展では、新しい世代のアーティストが注目され、東南アジアのアーティストも世界へ活躍の場をひろげていきました。●森美術館森美術館では4つのセクションから、急激な経済発展に隠された闇や多様に発展した宗教や文化、そしてアートを通して世代をこえた対話を試みます。●■発展とその影ジョンペット・クスウィダナント《言葉と動きの可能性》2013年所蔵:森美術館、東京総人口6億人を超えるASEANは、世界的にも今後の成長が期待されており、自由貿易によって生まれる巨大市場に海外資本も注目しています。成長率は国によって異なりますが、高度経済成長とそれに伴う開発は、都市部の景観を急速に変え、人々の生活にも劇的な変化を及ぼしています。その影で社会には格差が生まれ、伝統的な文化が喪失されることへの懸念もあります。アーティストは、しばしばそうした変化を批評的に見つめています。●■アートとは何か?なぜやるのか?公的な美術館など現代美術のための制度が発展途上にある東南アジアでは、創造活動の目的も現代美術を取り囲む制度内での成功に限定されていません。むしろ、若い世代のアーティストのなかには、環境問題や離散する地域社会などコミュニティーのさまざまな課題へ向けてアートに何ができるのかを問う姿勢が顕著に見られます。コミュニティーに介入し、一般の人たちの参加を求めるソーシャリー・エンゲイジド・アートの実践や、コレクティブ(集団)としての活動は、日本よりも色濃く見られる特徴のひとつと言えるでしょう。●■瞑想としてのメディアコラクリット・アルナーノンチャイ 《おかしな名前の人たちが集まった部屋の中で歴史で絵画を描く3》 2015年Courtesy: Carlos/Ishikawa,London; Clearing,Brussels/New York東南アジア諸国では多様な民族、言語、文化、宗教が共存しており、そこで継承されている年中行事や祭祀は、成長や開発が進む今日においても日々の暮らしに密接に関係し、現世だけでなく死後の世界や超自然界に向けられた関心などにも繋がっています。このセクションでは、古来の自然信仰から特定の宗教まで、より幅広い神秘的で崇高な世界を、伝統的な工芸のテクニックや思想をとおして作品化しているアーティストを紹介します。●■歴史との対話東南アジアの新しい世代のなかには、さまざまな政治的、経済的、社会的な変化を繰り返してきた地域の歴史、とりわけ戦争や抑圧の歴史を訪ね、記憶を継承しようとする動きが見られます。また、現代アートの発展に大きな貢献をしてきた先の世代のアーティストの実践を、現代に継承しようとする意識も見られます。このセクションでは、歴史の再訪や、世代を超えた対話をとおして、今日の社会や現代美術をより大きな歴史のなかに位置づけようとしている作品を紹介します。六本木エリアの2つの美術館での開催となる今回の展覧会。ぜひ足を運んで、東南アジアの今までとこれからをアートをとおして感じてみましょう。【イベント概要】名称:ASEAN設立50周年記念「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」会期 : 2017年7月5日(水)〜10月23日(月)会場 : 国立新美術館 企画展示室2E、森美術館主催 : 国立新美術館、森美術館、国際交流基金アジアセンター一般問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600展覧会HP:観覧料:【2館共通】(一般)当日1,800円、前売り1,600円(大学生)当日800円、前売り600円【単館】(一般)当日1,000円、団体800円(大学生)当日500円、団体300円※高校生及び18歳未満の方(学生証または年齢のわかるものが必要)は無料。※障がい者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は無料。※学生は身分証等をご提示ください。※団体券は各館で販売(国立新美術館は20名以上、森美術館は15名以上で団体料金を適用)します。※前売券(2館共通のみ販売)は、展覧会ホームページでお求めください。(販売期間については、後日、展覧会ホームページにてお知らせします。)※サントリー美術館、森美術館、国立新美術館で開催中の展覧会チケット(半券可)を提示された方は、相互割引「あとろ割」(200円引)が適用されます。※森美術館併設の展望台 東京シティビュー、屋上 スカイデッキ、森アーツセンターギャラリーへの入館は別料金になります。■各会場案内【国立新美術館 企画展示室2E】住所〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2開館時間10:00〜18:00(毎週金曜日・土曜日は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで休館日毎週火曜日美術館ホームページアクセス東京メトロ千代田線 乃木坂駅青山霊園方面改札6出口(美術館直結)【森美術館】住所〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階開館時間10:00〜22:00(毎週火曜日は17:00まで)※入場は閉館の30分前まで休館日会期中無休美術館ホームページwww.mori.art.museumアクセス東京メトロ千代田線 六本木駅 1C出口徒歩0分(コンコースにて直結)
2017年03月23日東南アジア最大級のファッションの祭典「Jakarta Fashion Week 2017(ジャカルタ・ファッション・ウィーク2017)」が2016年10月22日から10月28日、ジャカルタのスナヤン・シティにて開催される。 東南アジア最大級のファッションイベント©Jakarta Fashion Week Documentation 東南アジアで最も影響力のあるファッションイベントの一つ「ジャカルタ・ファッション・ウィーク2017」が今年も開催される。会場は昨年に引き続きジャカルタ市内の高級モールSenayan City(スナヤン・シティ)。2008年に始まったこのイベントは、インドネシアを拠点として活動するデザイナー達が来年のトレンドを表現するという、東南アジアファッション界で最も刺激的な一週間。デザイナーにとっては世界で活躍するためのきっかけとなる登竜門的なイベントであり、バイヤーやスタイリストを始め、モデルやジャーナリスト、カメラマンなど世界中からの注目も集めている。 新鋭ブランドが一堂に集結©Jakarta Fashion Week Documentation 今回、「The Face of Jakarta Fashion Week(ファッショウィークの顔)」に選ばれたモデルのJuwita Rahmawatiさんは、身長177cm、1988年生まれの現在28歳。国内で開かれた数々の大会で精力的に活動し、ファンからはWitaの愛称で親しまれている。 ©Jakarta Fashion Week Documentation イベントには、インドネシアの伝統工芸品やアートから影響を受けた服をつくる新鋭デザイナーToton Januar氏(ブランド名TOTON the label)」や、「ヒジャブ」などのイスラムの伝統衣装と欧米的な洋服を融合させた全く新しいファッションを提唱するRestu Anggraini氏(ETU)など、既に海外からも注目を集め始めている60を超える実力派デザイナー達が集結。日本人デザイナーのスズキタカユキ氏(Takayuki Suzuki)も参加する。 ©Jakarta Fashion Week Documentation 一週間の期間中、参加ブランドは、イギリスや韓国、日本などのファッション業界と連携し、世界的なコラボレーションショーを開催。先述の新鋭ブランドTONTONは、韓国人デザイナーLie Sang Bong氏とともにステージを創り上げる。インドネシア若手実力派デザイナーI.K.Y.は韓国のファッションブランドTwee x Hwangsung Parkとのコラボレーションを予定。 ©Jakarta Fashion Week Documentation 年に2度世界のファッション都市で開かれるファッションウィークの中でも、最も影響力が大きいとされる5大ファッション都市の一つ、東京でのファッションウィーク(Amazon東京ファッション・ウィーク)とも連携をはかり、その活動の一部として、インドネシア人デザイナーBateeq氏と日本人デザイナーYutaka Suzuki氏との合作展示会も予定している。 その他、詳しいスケジュールはこちら> JAKARTA FASHION WEEK 2017公式:
2016年10月16日写真提供:ユニクロユニクロは東南アジア初となる旗艦店を9月2日、シンガポールにオープンした。 東南アジア初の旗艦店写真提供:ユニクロ旗艦店がオープンしたのは、シンガポール随一のショッピング通りオーチャードロード沿い、サマセット駅直結の「Orchard Central(オーチャード・セントラル)」。3フロア、2,700平方メートルの売り場には、ウィメンズ、メンズ、キッズ、べビー各商品を幅広く展開する。写真提供:ユニクロ2009年にシンガポール1号店を開き、東南アジアに進出を開始したユニクロ。以来、価格以上のクオリティの高さで、シンガポールを始めとする東南アジア諸国でも根強い人気を獲得してきた。シンガポール旗艦店誕生に際し、ユニクロ東南アジアのCEO(最高経営責任者)守川卓氏は、「この国の成長と未来に欠かせない存在になっていきたい。今後もLifeWearのコンセプトに基づき、生活をより豊かにする革新的な服の創造を目指していく」と話す。写真提供:ユニクロ旗艦店オープンにあたり、現地では300人以上のスタッフを新たに採用。ニューヨーク5番街店、ロンドン311オックスフォードストリート店、東京の銀座店などと同様、ユニクロブランドの東南アジアにおける情報発信拠点として、重要な役割を担っていく。 UNIQLO ORCHARD CENTRAL STORE (GLOBAL FLAGSHIP)・住所:#01-01 to 04/23 to 25, #02-01 to 06/26 to 32/K1 to K5, #03-01 to 05/27 to 33/K1/K2,181 Orchard Road, Orchard Central, Singapore 238896・営業時間:11:00~22:00
2016年09月16日イスラム教最大級のお祭り「ハリラヤ・ハジ」。シンガポールやマレーシア、インドネシアなど、イスラム教の文化が根付く東南アジアの国々ではこの日が国民の祝日に定められ、各地で祭典やバザーが開催される。2016年は9月12日。 イスラム教最大級の祝祭©Singapore Tourism Board ラマダン(断食月)を終えた70日後、イスラム暦12月10日に催されるイスラム教最大級のお祭り「Hari Raya Haji(ハリラヤ・ハジ)」。巡礼のため、数千人にも上る敬虔なイスラム教徒たちが世界中からメッカ(聖地)を目指すことから、別名「巡礼祭」とも呼ばれる。この日、シンガポールやマレーシア、インドネシアなどのイスラムコミュニティでも祝祭を開催。男性教徒たちは、それぞれの地域のモスクに集まり、祈りを捧げ、訓戒の朗読とともに内省するのが習わしだ。 ©Singapore Tourism Board 祈りの後に行われるのは、羊や山羊、牛などを生贄として神に捧げる儀式。これは、神の仰せに従いイブラーヒームが自身の息子を神に捧げようとしたという言い伝えに基づく。信仰心に感動した神は、息子の命の代わりに羊や山羊、牛などを犠牲にすることで息子を救う。現在でも、犠牲となった家畜の肉は梱包され、イスラムコミュニティでも特に貧しい家庭へ配られるそう。アラーの神への忠誠を象徴する儀式であると同時に、富を分かち合うというイスラム教の教訓を再認識するための儀式。こうしたハリラヤ・ハジは、イスラム教徒にとって非常に大きな意味を持つ祭典とされている。 お祭りムードに華やぐ街©Singapore Tourism Board イスラム教徒に限らず誰でもその雰囲気を体感することが許される「ハリラヤ・ハジ」。シンガポールやマレーシア、インドネシアではこの日を国民の祝日に制定し、その信仰心を尊重する。街には、きらびやかな装飾や電飾が施され、この時期限定のセールを行う店舗や、イスラム伝統料理を振る舞う屋台も出現。シンガポールでは、Sultan Mosque(サルタン・モスク)やHajjah Fatimah Mosque(ハジャ・ファティマ・モスク)のあるカンポン・グラム地区や、チャイナタウンのJamae Mosque(ジャマエ・モスク)、ゲイラン地区などで賑わいを見せる。この時期だからこそ味わえる異文化体験も、旅の醍醐味の一つだ。
2016年08月24日ミシュランガイドシンガポール2016表彰式 ©Singapore Tourism Board美食ガイドの代表格「ミシュランガイド」から、東南アジア版としては初となるシンガポール版「ミシュランガイドシンガポール2016」が発表された。 3つ星獲得はあの有名店ジョエル・ロブション ©Singapore Tourism Board言わずと知れた美食家のためのグルメガイド「ミシュランガイド」から、この度ついに東南アジア初となるシンガポール版「ミシュランガイドシンガポール2016」が発表された。国内で唯一3つ星を獲得したのは、フレンチコンテンポラリーを提供する世界の「ジョエル・ロブション」。2つ星には「アンドレ」「レ・ザミ」「四川飯店」などの有名店6軒が名前を連ねた。さらに「ワク ギン」や「クリスタル・ジェイド・ゴールデンパレス」などの人気店に加え、「ヒルストリート・タイ・ホァ・ポークヌードル」、「香港ソヤソース・チキンライス&ヌードル」の2軒の屋台を含む22軒が1つ星を獲得。屋台料理店が星を獲得するのは貴重で 「世界で唯一、ミシュランの星を獲得した店で5シンガポールドル(約390円)で料理が食べられる国」として話題に。 屋台のレベルの高さを証明!大注目のビブグルマンティエン・ティエン・ハイナニーズ・チキン・ライス ©Singapore Tourism Board1つ星に輝いた2店をはじめとして、「ミシュランシンガポール2016」では、掲載店200軒のうちなんと55軒が屋台だというから驚き。星の評価から外れるものの、コストパフォーマンスに優れるお店に与えられる「ビブグルマン」の称号は、34店が獲得した。ソンファ肉骨茶(バクテー) ©TRIPPING!観光客にもお馴染みの「ソンファ肉骨茶(バクテー)」や、「328 カトン・ラクサ」「トゥルー・ブルー・キュイジーヌ」など、有名ローカル料理店に並んで、マックスウェル・フードセンター内の「ティエン・ティエン・ハイナニーズ・チキン・ライス」やゴールデン・マイル・フードセンター内の「フィッシュボール・ストーリー」、ティオン・バル・マーケット内の「ティオン・バル・ハイナニーズ・ボーンレス・チキンライス」など、ホーカーセンター(屋台村)内の小さな店舗がビブグルマンに選出されている。昼間はビジネスマンで賑わうアモイ・ストリート・フードセンターからは、「ヌードル・ストーリー」「フェイマス・クリスピー・カリー・パフ」を始めとする計4店舗が選出された。シンガポールが「美食のハブとして世界的な注目を浴びていることが証明された」と話すのは、シンガポール政府観光局 北アジア局長 マーカス・タン氏。世界的なお墨付きをもらったシンガポールの多様なグルメを「近い将来、日本の皆さまにも現地で本場の味を体験してほしい」と加える。
2016年08月08日コン・フォン選手 ©Dentsu Media Vietnam2016年シーズンのJリーグでは、東南アジア出身の2選手がプレーする。水戸ホーリーホックに加入したグエン・コン・フォン選手と、横浜FCが獲得したグエン・トゥアン・アイン選手で、ともにベトナム出身の期待の若手だ。母国ではそれぞれ「ベトナムのメッシ」、「ベトナムのピルロ」と呼ばれて大変な人気を誇る。両選手のJリーグ入りは、ベトナムでも大きな注目を集めている。アイン選手©YOKOHAMA FC残念ながら移籍は実現しなかったものの、彼ら以外にもこのオフは複数の東南アジア人選手がJリーグクラブの練習に参加した。タイで最も才能ある若手の一人であるウォラーチット・カニッシーバンペーン選手はFC東京、シンガポールの守護神としてワールドカップ予選で日本を苦しめたイズワン・マフムド選手は松本山雅FCのトレーニングに加わった。また、カンボジアやインドネシアの選手らにJリーグチームが興味を示しているという情報も流れ、Jリーグと東南アジア人選手を巡る動きは激しかった。FC東京の練習に参加したタイのウォラーチット選手 著者撮影Jリーグの「アジア戦略」Jリーグは2012年頃から、アジア諸国との関係を深めようとする「アジア戦略」を進めてきた。短期間で日本サッカーをアジアのトップに導いたJリーグのノウハウをアジアの国々に還元し、アジア全体の底上げをはかることで、日本サッカーをさらなる高みに押し上げようという試みだ。なかでも成長著しい東南アジアとの関係は、特に重点的に取り組まれてきた。2012年2月のタイリーグを皮切りに、Jリーグは東南アジア各国のリーグとの間でパートナーシップ提携を締結。Jリーグクラブと東南アジアのクラブとの間で個別にパートナー関係が築かれるケースも生まれて、人的な交流を行う努力もされてきた。現地のファンの関心をJリーグに集め、さまざまな経済効果につなげるためにも、特に東南アジア出身Jリーガーの誕生は「アジア戦略」に欠かせない要素として力が注がれている。2013年シーズンには「ベトナムの英雄」と呼ばれるレ・コン・ビン選手がコンサドーレ札幌に加入し、東南アジアの選手として初めてJリーグでプレー。その後も、インドネシア出身のJリーガーも誕生した。とはいえ、これまでのところは実力と人気を兼ね備えた旬のスター選手がJリーグで活躍し、現地で大きく注目されるという状況はつくられておらず、Jリーグ側が望む効果を十分に得られていないのが現状だ。Jリーグ移籍の難しさ。その意外な理由とは….なぜ東南アジアのスター選手たちのJリーグ移籍は、なかなか実現しないのか。それは、経済とリーグの成長によって東南アジア人選手のサラリーが急上昇していることが一因だ。Jリーグクラブが興味を示しても、最終的に金銭面で折り合いがつかないケースが多く見られる。特に著しい成長で東南アジアをリードするタイでは、トップ選手であれば数千万円の年俸も珍しくなくなった。ところが、その金額を支払うJリーグクラブは容易には現れないため、未だに東南アジア最強国であるタイからのJリーガーは誕生していない。そんな状況のなか、草の根の活動も続けられている。Jリーグアジアアンバサダーを務める木場昌雄氏による、東南アジアから未来のJリーガーを発掘するための活動もその一つだ。現役時代はガンバ大阪のキャプテンとして長く活躍し、タイでのプレー経験もある木場氏は、引退後に一般社団法人JDFA(Japan Dream Football Association)を設立。東南アジアで現地の少年たちを対象にしたクリニックなどを継続的に行っており、一昨年からはU-14世代の大会をバンコクで開催。同大会の優秀選手をJリーグクラブに短期留学させてチャンスを与える、という画期的なプロジェクトもスタートさせている。木場昌雄氏(中央)と日本に短期留学する優秀選手2名 著者撮影さまざまな角度で加速する日本と東南アジアのサッカー界における交流。東南アジアのスター選手をJリーグでプレーさせるための動きにも年々、熱が入ってきた。その結果として今シーズン誕生したのが、ベトナム出身の2選手といえる。ベトナム国内で「黄金世代」と呼ばれ期待されたチームの中心選手として知名度の高い彼らがJリーグで結果を残せば、日本と東南アジアの間でまた新しい何かが生まれることになるだろう。( text : 本多 辰成 )スポーツコラム「スポーツが繋ぐ! 東南アジアと日本の新時代」>その他の記事はこちら
2016年01月13日2015年11月27日から29日の3日間、シンガポールのサンテック国際会議展示場において、東南アジア最大級のアニメイベント「Anime Festival Asia 2015 in Singapore」が開催された。2008年よりスタートした本イベントには、開催地のシンガポールだけでなく、マレーシアやインドネシアといった周辺国に加え、香港や中国、フィリピンなどのアジア諸地域から多くの来場者が訪れ、参加者数はおよそ10万近くに達する一大イベントとなっている。日本からもポニーキャニオンやアニプレックス、ブシロードといったコンテンツホルダーも多数参加し、ブースにてアジアマーケットに向けた作品のアピールを行っていたほか、『ガラスの花と壊す世界』や『ゆるゆり』、『Charlotte』といったアニメ作品、声優、アーティストによるステージイベントも多数開催され、大きな盛り上がりを見せていた。○コスプレイヤーもイベントに花を添える現地で行われたイベントの一部については、あらためて紹介する予定。
2016年01月02日©Singapore Tourism Board シンガポール「マックスウェル・フード・センター」毎月東南アジアを訪れているTRIPPING!編集部が、持参すべきか否か悩むグッズの中から「いやいや、これは本当に持って行って良かった!」と思う品々をランキング形式でご紹介。5位もこもこソックス©TRIPPING!「南国に行くのに、もこもこソックス?」と思われがちだが、あると嬉しいグッズのひとつ。特に移動中の機内でおすすめしたい。もこもこソックスは、締め付けがないので足が疲れないうえに、機内が寒い時にも足を温かく包んでくれる。編集部は、東南アジア各国間の移動でLCCを利用することが多いのだが、どの機内も冷房が強く寒い……。ブランケットのサービスも有料なので、座席についたらすぐにもこもこソックスを履くようにしている。更に、東南アジアのホテルの部屋はキンキンに冷えている場合が多くあるので、実は宿泊場所でも重宝していたりするのだ。羽織りものに加えて持参したい一品だ。4位マスクやうがい薬などの喉ケア商品©TRIPPING!これも迷うところではあるが、持参して間違いない。マスクは、移動中の機内で使用したい一品。乾燥を防ぐことはもちろん、狭い機内に数時間いると風邪などが移りやすいので、予防にも。更に、急速に発展している東南アジアの数カ国は、渋滞が社会問題になるほど車やバイクの走行量が多い。ゆえに、排気ガスなどで空気が汚れていることもあるので、宿泊場所に戻ったらうがいをしておくと安心。3位除菌ウェットシート&除菌ジェル©TRIPPING!飲食店に入ると、日本では当たり前のように出されるおしぼりだが、東南アジアでは、高級店以外は基本的に出てこない。出て来たとしても有料のこともしばしば。そんな時に便利なのが、日本から持参した除菌ウェットシート。もちろん現地で調達することもできなくはないが、香りが必要以上にきつかったりするので注意。また、除菌ジェルも合わせて持っていればゴミも出なくて便利。特に子連れ旅行の場合は、重宝するはず。ちなみにシンガポールでは、ホーカーズ(屋台村)や食堂での席確保に、ウェットティッシュを使うのがローカル式。ランチタイムには、各テーブルにウェットティッシュを見ることができる。2位iPadなどのタブレット©TRIPPING!持って行くか行かまいか悩むグッズの定番。でも、やっぱりあると便利なものだったりする。パソコンより軽量で薄いので持ち運びがしやすい上に、スマートフォンより画面が大きく、現地で調べものをする際にスムーズ。更に、事前にダウンロードをしておけばオフラインでも書籍や動画、音楽を楽しむことも可能!旅中に読んでおきたい本を事前にダウンロードしてしまえば、重い本を何冊も持参しなくとも、ビーチでのんびり読書なんてことも叶う。更に、乗継ぎ便を利用する際は、乗継ぎ時間の暇つぶしにも役立つ。1位レンタルWi-Fiルーター©TRIPPING!海外旅行の定番アイテムになりつつあるレンタルWi-Fiルーターだが、持って行くかどうか、やっぱり迷うグッズのひとつ。しかし、編集部にとっては、「これなしでは渡航できない。」と言える一品だ。東南アジア主要都市は、日本と同等もしくはそれ以上のWi-Fi環境が整備されているので※、宿泊場所ではWi-Fiを利用できることが多いが、Wi-Fiルーターが力を発揮するのは移動中。調べごとが終らず、宿泊場所から中々出かけられない……なんてこととも無縁。インターネットで地図を確認しながら目的地まで向かうこともできるので安心。リアルタイムにSNSで旅の思い出をシェアすることもできるのも嬉しい。※都市によっては、この限りではありません。編集部が気に入って利用しているのが、「海外用格安WiFiレンタル『Wi-Ho!®(ワイホー)』」。注目は、業界最安値クラスの価格。1日390円~で、携帯電話会社の海外パケット定額プランより最大86%OFFほど。更に、1台で最大5~10台までWiFi対応機器を接続できるので、家族や友人とコストをシェアすれば、かなりお得に利用することができる。更に、高速データ通信の4G商品もあり、現地回線を優先して利用することで、海外でもスピーディー&安定のインターネット環境を叶えてくれる。※場所によっては、この限りではありません。受け取り&返却がラクであることも、嬉しいポイントの一つ。全国の空港内で受け取り&返却ができることはもちろん、24時間営業のカウンターもあるので、深夜便を利用する時にも安心。当日空港内で受け取る時間がない場合は、前日に自宅で受け取ることも可能。しかも配送料は無料だ。ちなみに、レンタルセットの中には、世界対応のマルチ変換プラグも入っているので、充電のために変換プラグを持参する必要もない。海外用格安WiFiレンタル『Wi-Ho!®(ワイホー)』詳しくはこちら>海外旅行の前の荷造りは、要るものと要らない物を上手に判断して効率よく進めて行きたいもの。現地で楽しい時間を過ごすためにも、あると便利なグッズを持参することをおすすめしたい。
2015年12月24日©TRIPPING! マレーシア国産車のタクシーシンガポール、タイ、インドネシアなど東南アジアの国々を旅行するときに欠かせない移動手段がタクシーだ。多くの場合、トヨタやホンダなどの日本ブランドの自動車がタクシー車両として導入されている。旅行先でトヨタやホンダが走っている姿を見て日本人として誇らしい気持ちになったひとは多いのではないだろうか。©TRIPPING! バンコク市内のタクシー東南アジアのほとんどの国では国内自動車メーカーを有しておらず、トヨタ、ホンダ、ベンツ、ヒュンダイなどの海外ブランドに頼るしかないのだが、東南アジアで1カ国だけ国内自動車メーカーを有している国がある。マレーシアだ。マレーシアで人気の車種は国産車マレーシアの国産車主要メーカーは2社ある。「Proton(プロトン)」と「Perodua(プロドゥア)」だ。©TRIPPING! プロトンプロトンは、マレーシアのマハティール元首相が1980年頃から三菱系の支援を受けて立ち上げた国産車メーカー。マレーシア国産車第1号は、プロトンが三菱の「ミラージュ」をベースに開発した「SAGA」。SAGAの生産は1985年頃から開始。その後、業績が上がるにつれフランスのシトロエンやイギリスのローバーとも提携し、自動車開発のノウハウを蓄積してきた。近年ではほとんどを自社開発している。©ASEAN-Japan Centreプロトンの自動車一方、プロドゥアはダイハツとの合弁で1993年に設立された国産車メーカーだ。プロドゥアは当初プロトンとの産別化を図り小型車専門で生産を行っていたが、プロトンが2005年に小型車「IRIZ(アイリズ)」を市場に投入したことから、競合することになった。プロドゥアの主力は小型モデル「MyVi(マイヴィ)」。プロトンとプロドゥアがマレーシア市場でどれほど人気なのか、マレーシア自動車協会による最新統計(2015年10月のメーカー別乗用車の新車販売)で確認しておこう。当月最大の販売数を計上したのは1万7305台を販売したプロドゥアだ。52カ月連続のトップとなった。2位は8504台販売したホンダ。そして、プロトンが8026台を販売し3位だった。ちなみに4位は6325台販売したトヨタ、5位は3216台販売した日産だった。プロドゥアの販売台数が最も多いのは、マイヴィ人気が大きく寄与している。マイヴィは価格が150万円ほどと手頃なだけでなく、地元金融機関で特別ローンが組めるということもあり、マレーシアの若者に人気が高い。マレーシアに旅行した際はぜひ走っている車を確認してみてほしい。MyVi人気が実感できるはずだ。マレーシアの国産車メーカーが参画するASEANカー構想写真提供:マレーシア政府観光局マレーシアの人口は3000万人弱と市場としてそれほど大きくない。このため、プロトンなどはASEAN全体を一つの市場と捉え、将来的に域内で増える中間層を狙って競争力の高いモデルを投入する計画だ。実際プロトンは、マレーシアとインドネシアが共同で自動車を開発する「ASEANカー」構想に参画。中国の自動車会社との提携などを通じて、ASEAN市場向けに競争力の高い自動車を開発していく計画だ。今後、競合が増えていくASEAN自動車市場で日本車メーカーが生き残るには、プロトンが巨大市場インドネシアを狙ってASEANカー構想に参画したように、地元政府やメーカーとの連携が重要になってくるだろう。雇用創出や技術移転などなんらかの形で地元市場に恩恵をもたらすスキームを組むことができれば、日本車メーカーもASEAN市場で広く受け入れられシェアを維持・拡大することができるかもしれない。©TRIPPING! バンコク市内の渋滞の様子これまで東南アジアでは日本車を見かけることが多かったが、その様子は大きく変わろうとしている。旅行や出張で東南アジアを訪れる機会があれば、どのような自動車が走っているのか少しだけ意識して見てみることで、東南アジアの急速な変化を実感できるのではないだろうか。(text : 細谷 元)ビジネスコラム「アジBiz ~1分で読める東南アジアのビジネス情報」>その他の記事はこちら
2015年12月22日©TRIPPING!少し前の情報だが、米航空機・防衛大手ボーイングが2013年に発表した推計によると、中国や東南アジアを中心に旅客需要が急速に拡大し、向こう20年間でアジア・太平洋地域で新たに商用機のパイロット約19万人が必要になるという。このうち、東南アジアではパイロット約4万8000人が新たに必要になる。最大は中国で、パイロット約7万7000人が必要になる。フルサービス航空会社から格安航空会社(LCC)への航空機の払い下げ数増加も、パイロット需要増の要因という。東南アジア旅行という視点で見ると、この数字からLCCの路線が増え、旅行がしやすくなることが予想できる。実際、東南アジアのLCCは去年、今年と顧客獲得のために新規の路線就航を増やしており、東南アジア旅行がこれまでより手軽になってきている。最近の例でいうと、マレーシアのLCCエアアジアの系列会社で長距離国際線を運航するエアアジアXが、クアラルンプールと札幌の新千歳を結ぶ路線の運航を開始したばかりだ。日本での就航先は、東京、大阪に続く3カ所目。さらにシンガポール航空が100%出資するLCC、スクートは今年7月からシンガポール-大阪便を就航した。大阪はユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどの観光スポットが多いだけでなく、京都へのアクセスもよいことから注目されていた。©Scoot™ Pte Ltd スクートビザ緩和やプロモーションの影響で、東南アジアにおける日本旅行需要が高まっていることが、東南アジアLCCの日本就航の背景にあると思われる。日本政府観光局が発表した7月の訪日外国人客数(推計値)では、インドネシア、ベトナム、マレーシアなど東南アジア諸国からが前年同月比21~52%増と7月として過去最高を記録するなど、東南アジアからの旅行需要を顕著に反映している。こうした東南アジアLCCの日本への新規就航で、日本から東南アジアへ手軽に旅行する機会も増えてくるだろう。東南アジア域内の路線も拡充され、移動しやすく©TRIPPING! エアアジア東南アジアLCCは域内の路線拡充にも注力しており、今後さらに域内の旅行がしやすくなる見込みだ。エアアジアの直近の新規就航先を見ると、ペナン-ホーチミン路線、クアラルンプール-タイ・ウタパオ路線、ジョホールバル-バンコク路線、クアラルンプール-パタヤ路線など、マレーシアから人気都市への路線を拡充している。ジェットスターは、ベトナム国内でハノイ-ダラット路線、ハノイ-フーコック路線、またホーチミン-バンコク路線などを就航している。©Jetstar ジェットスター筆者の住むシンガポールでも、ちょっとした連休にタイやベトナムに出かけるひとは多い。特に人気なのは、タイのサムイ島やクラビなどビーチリゾートへの旅行だ。シンガポールからだと、LCCを使えば1万~2万円の範囲で移動できるのがうれしい。©Tourism Authority of Thailand クラビ(タイ)東南アジアではASEANオープンスカイという航空市場自由化が実施される予定だ。課題が多いとされる取り組みだが、市場競争を促す政策であることには間違いなく、今後LCCの新規参入、新規路線就航、増便など、サービスの向上と低価格化が見込める。そうなると、少し前までは日本から東南アジアに旅行するには、フルサービス・フライトを利用するしかなかったが、今後は日本と東南アジア間のLCC路線が増える可能性があり、より手軽に東南アジア旅行を楽しめるようになる。また、東南アジア域内のLCC路線が増えており、域内1カ国だけではなく、2カ国以上への旅行がより一層手軽になるだろう。活発な動きを見せる東南アジア域内の航空市場、特にLCCの動きに引き続き注目していきたい。(text : 細谷 元)ビジネスコラム「アジBiz ~1分で読める東南アジアのビジネス情報」>その他の記事はこちら
2015年11月17日リクルートライフスタイルとチャプターエイトは11月4日、東南アジア向け越境ECの取り組みを開始した。これにより、ポンパレモールに出店する店舗は、チャプターエイトが運営する海外向けECサイト「Jselection」を通じて、新たに手数料や商品登録の手間などが不要で、東南アジア向けに商品を販売できるようになる。対象国は、中国・タイ・インドネシア・シンガポール・マレーシア・フィリピン。英語と中国語に加え、タイ語・インドネシア語もカバーし、カスタマーサポートや通貨表示も各国のものに対応する。また、国ごとの購買状況を分析し最適な商品をサイト内に表示させることで、どの国のユーザーであっても探している商品をスムーズに購入することが可能。これにより、ポンパレモール出店店舗への販売機会の拡大を目指す考えだ。
2015年11月05日©PIXTA東南アジアの鉄道建設の需要が増大東南アジアの新興国では、鉄道建設に対する需要が高まっている。人口や車両の増大に対して交通インフラのキャパシティーが追いつかず、道路の渋滞が発生し、人やモノの輸送に支障をきたしている状況は、シンガポールをのぞくほぼすべての国に共通している。さらなる経済成長のため旅行客や外資系企業を誘致しようとする動きはどの国でも盛んで、また今後はアセアン経済共同体の発足などにより、さらに人やモノがこの地域を行き交うようになるだろう。すると、鉄道建設に対する需要はますます高まるものと思われる。©ASEAN Japan-Centre バンコク市内の渋滞つい先日も、ベトナムで南北を縦断する高速鉄道も建設を含む15年計画の鉄道開発マスタープランが、同政府によって承認された。2020年までに首都ハノイとホーチミンを結ぶ既存の鉄道網を改修。それに加え、2030年までには新たな高速鉄道の建設が始まる。陸続きの国々では国境をまたぐ大規模な計画も。同じくベトナムではあるシンクタンクの所長が、同国のバリアブンタウ省のカイメップ・チーバイ港と隣国ミャンマーのダウェイ港とを結ぶ鉄道の建設を提唱。地元メディアに取り上げられ、機運が高まっているようだ。なぜならこの鉄道が建設されれば2カ国のみならず、タイ、カンボジア、ラオスなど周辺国の物流市場も恩恵を受けることになる。そして、各国の結びつきが強くなれば、ここが東南アジアの新たな戦略拠点として機能し始める可能性を秘めているからだ。©ASEAN Japan-Centre 既存のベトナムの南北統一鉄道安倍首相のトップセールスが結実し始めた先述のとおり鉄道建設に対する需要は高い一方で、それを実現するための技術や経験は十分ではないため、先進国に頼りたいと考える国は少なくない。国内の雇用を生み出すと同時に、先進国のノウハウを体得できる機会でもあるのだ。東南アジアの鉄道建設に積極的な姿勢を示しているのが、日本だ。安倍首相は8月14日、この日独立70周年を迎えたインドネシアの地元紙に祝賀メッセージを掲載。そこで、新幹線方式の高速鉄道を含むインフラ整備推進に大統領とともに取り組むと述べた。これは、同国の首都ジャカルタとバンドン間を結ぶ高速鉄道計画への日本の新幹線方式を採用を促すためのメッセージでもある。安倍首相はそれまで過去に4度、同国を訪れている。鉄道建設を視野に入れた上での同国との関係構築をいかに重視しているかが見て取れる。マレーシアについても同様。日本政府は5月、マレーシアのナジブ首相を日本に招待。首脳会談の議題にはマレーシアとシンガポールとを結ぶ高速鉄道の計画も盛り込まれ、安倍首相は新幹線方式をトップセールス。ナジブ首相は共同声明で技術と信頼性を評価した。そしてその成果は着実に表れ始めている。7月、住友商事と日立製作所、三菱重工業の3社は連合で、タイの首都バンコクの高架鉄道新路線の建設を受注した。受注金額は320億バーツ、約1160億円。この金額は、日本勢がアジアで手がけるものとしては最大級だ。この案件と関わるところで、日立製作所は昨年シンガポールのアジア地域統括会社内に、東南アジア向けの鉄道信号事業の専門組織を新設していた。このように鉄道建設の裾野は非常に大きく、今後も成長が期待できるのだ。©TRIPPING! 既存のバンコク高架鉄道豊富な資金をバックに食い込む中国勢こうした安倍首相、日本勢の攻勢の対抗馬が中国だ。先述の安倍首相が独立記念日を祝うメッセージの中で触れた、インドネシアの首都ジャカルタとバンドン間を結ぶ高速鉄道計画も、中国と争っている最中。中国はインドネシアの独立記念日があった8月、ジャカルタで自国の高速鉄道の展示会を開催。そこで中国大使は、日本の新幹線方式を名指しこそしなかったものの、国際規格ではなく、部品代やメンテナンスが高くつくと批判した。6月には中国の鉄道車両製造会社や研究機関らは、鉄道の研究開発拠点を設立。地元にあたる中国西部の市場、そして東南アジア市場を開拓することを念頭に鉄道に関わる技術の研究や開発を行っていく。勝つのは、海外で高く評価される技術と経験を持つ日本勢か、それとも同国の豊富な資金をバックに食い込もうとする中国勢か。いま、旅行客も多く集まる東南アジアは、実は鉄道市場の主戦場でもあるのだ。(text : 岡 徳之 )ビジネスコラム「アジBiz ~1分で読める東南アジアのビジネス情報」>その他の記事はこちら
2015年09月14日©Singapore Tourism Board円滑なビジネスコミニュケーションに「おみやげ」が効く!?近年、東南アジアへの観光が活況になるとともに、多くの日本人ビジネスマンが東南アジアを訪れるようになりました。東南アジア諸国は世界的にみても高い経済成長率を誇っており、今後も日本人の訪問者数は増えていくと予想されます。そうした背景から、日本人ビジネスマンが東南アジア諸国で商談したり、海外展開を目的に現地に支社をおいたり、現地を訪れることも珍しくなくなりました。ただ、言語が異なることや習慣の違いからアジアでのビジネスの難しさを感じることもあるでしょう。そのようなときに、ビジネスやコミュニケーションを円滑にするコツは、日本でも身近な習慣「おみやげ」かもしれません。UBS銀行※のシンガポール支社で、日本も含むアジア、主に東南アジアの企業間の関係を強化する「Relationship Manager」として働いた経験のあるGabriel Tan氏(以下、Tanさん)によると、おみやげは円滑なビジネスコミュニケーションの助けになると言います。成長著しい東南アジアでは、シンガポールなどのハブ空港を経由地点にし、複数の国をハシゴすることもしばしば。それら全部の国々に、日本のおみやげをもっていくのも大変です。東南アジアで調達ができる、現地で喜ばれる東南アジア諸国のおみやげをTanさんに選んでもらいました。1. シンガポール「蘭」©Singapore Tourism Board東南アジアのハブ国でもあるシンガポール。東南アジア出張が多い日本人ビジネスマンの中でこの国を訪れないことは稀ではないでしょうか。そのシンガポールからお土産としては国花でもある蘭がおすすめ。蘭はシンガポール国民にも非常に大切に扱われており、空港や政府系の建物、ホテルでも装飾としてよく利用されています。蘭の花びらを金箔に漬け込んで固め、ネックレスにして大切にしている人も多いようです。日本では白い蘭をよく見かけますが、シンガポールではさまざまな色にブリードされており、珍しがってくれるお客様も多いのだとか。空港でも売られているようなので、空港でできた空き時間に調達できるのも便利です。2. フィリピン「マンゴー」マンゴーの生産量で首位のインドに次ぐ2位のフィリピンのマンゴーは、日本のスーパーやコンビニでもよくみられるようになりました。東南アジアのビジネスマンが小腹が空いたときに食欲を満たす食べ物としてドライマンゴーを持ち歩いている方々もいるそうです。東南アジアではフルーツを食べる習慣は共通してあり、美味しく、身近なものは万国共通で喜ばれるようです。とはいうものの、どこの国でもフィリピンのマンゴーは手に入るので、日本でもよく売られている、砂糖が多く添加されているものではなく、、シュガーフリーのものもあるのでそちらのほうが望ましいかもしれません。3. タイ「ツバメの巣」©PIXTA中華料理食材のツバメの巣は、東南アジアに生息するアナツバメの巣です。タイでは、プーケットで採れることがよく知られています。アナツバメの巣はアナツバメの唾液腺の分泌物で出来ているので食すことが可能で、さらに血流がよくなる効果など非常に栄養価が高いことでも知られています。中華系のお客様は健康志向であることが多く、特に喜ばれるかもしれません。4. ミャンマー「ルビー」ミャンマーの宝石と言えば、ルビーです。ミャンマーで採掘されるルビーは、周辺国で産出されたものが暗闇では色が燻んで見えてしまうのに対し、ミャンマーで産出されたものは美しい赤色を保つこともあって、世界で最高品質ともいわれています。最も安価なものは数万円から、最高級のピジョンブラッドは1カラットで数百万円するものもあるそうです。5. ベトナム「麦わら帽子」©TRIPPING!「ノンラー」とよばれる、ベトナム特有の麦わらの三角帽子です。ベトナム全土で広く利用される、元々はキン族がかぶっていた伝統的な帽子です。ベトナムは非常に暑いうえにスコールも非常に多いため、日よけと多少の雨しのぎに、外国人観光客がしているのをたまに見かけます。Tan氏のクライアントの家に飾られているのを何度も見たことがあるそうです。6. インドネシア「コーヒー」「コピ・ルアク」とよばれる、ジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆です。ジャコウネコが実の表面を好んで食べた後、酵素と酸で独特な香りが形成され、評判が高いコーヒーです。その希少性から1kg500ドルほどで売れるようになり、ブルーマウンテンやコナコーヒーをしのぐ高価な豆となりました。元々コーヒー栽培でも有名なインドネシアですが、同じコーヒー豆でもジャコウネコが食べる前と後では、価格が2倍近く違うそうです。7. マレーシア「ビューター」©ASEAN-Japan Centreピューターとは錫(すず)に少量の銅とアンチモンを混ぜ合わせた合金のことです。錆びにくく長く使えるのと、保冷効果が高いという特徴があり、キッチン雑貨として実用的に利用できることもあり特に暑い国では喜ばれます。イギリス統治下の19世紀半ばに、クアラルンプールの周辺に位置するセランゴール州に錫が大量に発見されてから、マレーシアはピューターの主要産出国だった歴史があります。ミャンマーのルビーのように高価でなかなか手の届かないおみやげもあれば、フィリピンのマンゴーや、ベトナムの帽子など、ビジネスマン、特に富裕層にあげるものとしては庶民的なものだと意外に感じられたかもしれません。富裕層には一番高価なものを喜ぶ方もいるそうですが、彼にとって喜ばしいのは本人が一番好きなものやその企業・個人の原点をが知ることができるようなものとのことでした。彼が子どもの頃よく食べたお菓子やインスタント食品を渡し、それが会話をはずませることもあるのだそうです。では、東南アジアで喜ばれる日本の土産はどんなものがあるのでしょうか。東南アジアの方々は親日であることが多いのですが、遠い島国でもあるため日本が謎めいて見えていることも多いようです。そんな日本からなにをおみやげにすると、日本をより好意的に捉えてくれるのでしょうか。日本人からもらった日本のおみやげで嬉しかったものも聞いてみました。8. 日本「升」日本人からTan氏がもらったお土産で嬉しかったのはお酒の升だったそうです。家に大切に保管してあり、毎年来日してはその升で飲むための日本酒を買って帰国するそうです。9. 生い立ちや人となりがわかるもの・社風が垣間見れるもの単一民族ともいわれる日本人にとって、他国のビジネスマンと接することにドキドキしてしまう方も多いのではないでしょうか。ただ、それは対峙するひとにとっても同じ。独特な文化や習慣をもつ日本のビジネスマンとどう接していいか分からないことも多いそうです。そんなときには、相手のことをより深く知れるものが会話の促進につながります。自分の故郷や、会社が本社を置く土地の様子がわかる、例えば、地酒や伝統品、写真なども効果的のようです。Tanさんは、それらのお土産に助けられながらお互いの共通点や相違点を理解し尊重することで、信頼関係構築の入り口に立てると言います。いかがでしたか。Tan氏は、初対面での第一印象を重要視しています。はじめにお土産を渡す際に、簡潔にその解説をすることで自分のことをよりよく理解してもらえるのだそうです。その話は、最近行ってきた周辺国だったり、自分のルーツからくるものであったり。少しその話を挟んでおくことで、対峙する相手にとっても緊張をほどく、ちょっとしたアイスブレイキングになるでしょう。(text : 赤江龍介 編集協力:岡徳之)※UBS銀行:(正式名称:UBS AG)本店をスイスのバーゼルおよびチューリッヒに置き、世界の主要な金融センターを含む50カ国余で質の高い金融サービスを提供する、世界最大級の金融グループ。その年で最も優れたプライベートバンキングを選ぶ「GlobalPrivate Banking Awards」で、2014年のBest Global Private Bank部門、Best Private Bank in Asia部門でも1位を受賞。ビジネスコラム「アジBiz ~1分で読める東南アジアのビジネス情報」>その他の記事はこちら
2015年09月02日「ハリラヤ」と名の付くイスラム教の2大祭りの一つ「Hari Raya Haji(ハリラヤ・ハジ)」。その意味から別名、巡礼祭や犠牲祭とも呼ばれる。東南アジアからも敬虔なムスリム(イスラム教徒)がメッカに巡礼に訪れるイスラム歴の12月10日は、シンガポールやマレーシア、インドネシアでも国民の休日に定められている。2015年は9月24日。「巡礼祭」としてのハリラヤ・ハジ「ハリラヤ」とは、日本語で「偉大な日」。「ハジ」は、メッカ巡礼を達成した男性や、この大巡礼自体を指す言葉。このハリラヤ・ハジという祭りはイスラム教徒にとって2つの意味を持つ。その一つは、メッカへの巡礼の祭りという意味。イスラム教の聖地、サウジアラビア王国にあるメッカ。そこを目指して世界中のムスリムが集まり巡礼をする月の最終日が、ヒジュラ歴(イスラム歴)の12月10日、2015年は9月24日に当たる。巡礼を終えた男性は「ハジ」、女性は「ハジャ」と呼ばれ、その時だけ白い帽子を被る事ができる。夢でお告げを受けた者だけが、一生のうちに1度はメッカを訪れなければならないイスラム教の教え。お告げがなかった者や、行けない環境にある者は、各々の国にて祈りを捧げる。当日は、夜明け前に起き、身体を清め、新しい服を着て、日の出から正午までモスクで礼拝する。その後は家に帰って家族でご馳走を食べるのが習わし。「犠牲祭」としてのハリラヤ・ハジこの祭りの2つ目の意味は、犠牲祭。あるイスラムの故事が元になる犠牲祭。神の預言者が、息子を犠牲にするように命じられる夢を見た。苦悩の末、息子をアラーの神の犠牲にすることを決めた親子に対し、その信仰心に感動した神が、息子の命の代わりにヤギやヒツジ、牛などの家畜を犠牲にすることで息子を救った。この言い伝えから、各国では、家畜の解体が行われる。この家畜は、祭りの後梱包され、貧しい家に配られるそう。富はみんなで分かち合おうとするイスラムの考え方の象徴的な場面だ。東南アジアからも多くのムスリムが巡礼へこの時期は、世界中の敬虔なイスラム教徒がメッカに集合する。その数は数千人と言われ、東南アジアからも多くのイスラム教徒が旅立つ。メッカで巡礼の最終日に行われるヒツジなどの解体による犠牲祭は、東南アジアの国々でも行われる。イスラム教徒の子供たちは、この生贄の様子を見ると言うが、子連れの旅行者は、子供への配慮が必要。この日はシンガポールやマレーシア、インドネシアでも国民の休日。互いの宗教的儀式を尊重する東南アジアの多様性と、イスラム教徒にとってのこのお祭りの意味深さを感じさせられる。華やかな街の装飾やバザーなどで盛り上がりを見せる、モスクのあるようなイスラムの文化が色濃い地域では、祝祭の雰囲気を味わうことができる。©All Photos to Singapore Tourism Board
2015年09月01日大手旅行代理店 エイチ・アイ・エスは、夏そして、一ヶ月後にせまるシルバーウィークに向けて、インドネシア・バリ島やフィリピン・セブ島をはじめとした東南アジアビーチ18ヶ所を厳選。「行ってみたい!東南アジアビーチ投票キャンペーン」を集計しランキングを発表。1位に輝いたのは注目度急上昇中のベトナム・ダナンが選ばれた。2015年行ってみたい!東南アジアビーチランキング TOP101位 ダナン(ベトナム)2位 バリ島(インドネシア)3位 セブ島(フィリピン)4位 プーケット島(タイ)5位 フーコック島(ベトナム)6位 ボラカイ島(フィリピン)7位 ボルネオ島(マレーシア)8位 コンダオ島(ベトナム)9位 セントーサ島(シンガポール)10位 サムイ島(タイ)そこで、上位5カ所のビーチリゾートをご紹介!1位 ダナン(ベトナム)写真提供:株式会社エイチ・アイ・エス成⽥から直⾏便で約5時間半。近年リゾート開発が進み注目を集めているダナン。ビーチ沿いには高級ホテルが建ち並び、充実したリゾートを満喫できる一方、まだまだ素朴でのんびりとした秘境リゾートの雰囲気も楽しむ事ができる。また、他リゾートより比較的リーズナブルな価格で豪華ホテルや食事が出来るといった物価の低さも人気の理由。世界遺産ホイアンの街やミーソン遺跡、フエの町などビーチ以外に歴史深い世界遺産散策も味わえるのも魅力!>>ダナンの最新情報はこちら2位 バリ島(インドネシア)写真提供:株式会社エイチ・アイ・エス成田から直行便で約 7 時間。豊富な自然とスパやヨガ、美しいビーチから、独自に発展した豊かな文化や遺産観光など、エリアにより好みにあった滞在が楽しめるアジアンリゾート代表格のバリ島。バリ島に続き開発の進むロンボク島も新たなビーチリゾートとして注目を集めている。>>バリ島の最新情報はこちら3位 セブ島(フィリピン)写真提供:株式会社エイチ・アイ・エス成田から直行便で約5時間の距離にあるセブ島。青い海と澄んだ空、真っ白な砂浜が続くリゾートパラダイスが魅力。シュノーケルやダイビングでのジンベイザメウォッチングツアーも人気で、マリンスポーツ以外にもカジノなど、色々な楽しみ方の出来るリゾートアイランド。>>セブ島の最新情報はこちら4位 プーケット島(タイ)写真提供:株式会社エイチ・アイ・エス成田からバンコクまで約7時間、そこから国内線で約1時間半でプーケット島へ。エメラルドの海と真っ白な砂浜の美しさから「アンダマン海の真珠」とたとえられ、年間を通して、ビーチリゾートやマリンスポーツを堪能できるほか、熱帯モンスーン気候のうっそうとしたジャングルを体験する事も出来る。>>プーケット島の最新情報はこちら5位 フーコック島(ベトナム)写真提供:株式会社エイチ・アイ・エス成田からホーチミン、またはハノイまで約6時間半、そこから国内線でフーコック島へ。ホーチミンからは約1時間、ハノイから約2時間で到着。まだ、開発のあまり進んでいない秘境リゾートなので、のんびりビーチを眺めながらゆったり過ごすのがおすすめ。他のリゾートに比べラグジュアリーホテルでもリーズナブルな価格で利用できるのも魅力。参照元:株式会社エイチ・アイ・エス
2015年08月27日電通国際情報サービスは8月24日、子会社であるISI-Dentsu South East Asia(以下、ISIDシンガポール)が東南アジア諸国のマーケティングに特化したデータサイエンス専門組織「データインテリジェンスセンター」を新設したと発表した。新組織は、シンガポール、タイ、インドネシアに専任メンバーを配置し、ISIDグループ拠点と連携して、グローバルなデジタルマーケティングサービスを提供する。具体的には、経済成長が著しい東南アジア諸国に進出する企業を対象に、各国の市場環境を熟知したデータサイエンティストが、地域の特性に基づいたビッグデータ収集・解析作業を行い、その結果を企業のマーケティングに利活用するためのコンサルティングサービスを提供する。新組織のメンバーは、各国の教育機関でデータサイエンスやマーケティング分野の修士・博士号を取得し、政府系IT企業等での豊富な経験を持つデータサイエンティストを中心に構成されている。ISIDシンガポールは東南アジア諸国におけるデータサイエンス分野の人材育成にも積極的に取り組んでいるが、今後は、企業がクラウド上でVOC(Voice Of Customer)マーケティングを短期間で簡易的にスタートできるサービスを提供するなど、顧客のニーズに適したサービスを展開していく予定。
2015年08月24日シェラトン・ニャチャンホテル&スパオーダーメイドの旅を提供する旅行会社「旅工房」が、「世界の絶景ホテル20選の人気ランキング」※1を発表。東南アジアからは、4つのホテルがランクインした。1位には、世界遺産カッパドキアに位置する、トルコの洞窟ホテル「カッパドキア・ケーブ・リゾート&スパ」、2位には、南イタリアのアマルフィ海岸の世界遺産の街並みを望むホテル「レ・シレヌーセ」と、絶景ホテルに相応しいホテルがランクインする中で、3位には、現在人気上昇中のリゾート、ベトナム・ニャチャンの「シェラトン・ニャチャンホテル&スパ」が選ばれた。世界で最も美しい湾のひとつに選ばれた※2ニャチャン湾の輝くビーチを1日中眺めることができる。世界の絶景ホテルランキング(順位/ホテル名/国・地域)1位カッパドキア・ケーブ・リゾート(トルコ)2位レ・シレヌーセ(イタリア)3位シェラトン・ニャチャン(ベトナム)4位キアオラ・リッゾート(タヒチ)5位フラトン・ベイ・ホテル(シンガポール)6位パラディドウベア(ニューカレドニア)7位ル・ブラン(カンクン)8位アマラ・リゾート(セドナ)9位バンヤンツリーウンガサン(バリ)10位バンヤンツリー・バンコク(タイ)3位:シェラトン・ニャチャン(ベトナム)ベトナム南部中央に位置するニャチャンは、世界で最も美しい湾のひとつに選ばれたビーチリゾート。どこまでも青く透き通ったナトラン湾は、正に絶景だ。5位:フラトン・ベイ・ホテル(シンガポール)5位にはシンガポールの「フラトン・ベイ・ホテル」がランクイン。マリーナベイの目の前という恵まれたロケーションから望む夜景は、まさにラグジュアリーな絶景そのもの。9位:バンヤンツリーウンガサン(バリ)9位の「バンヤンツリーウンガサン」はバリ島最南端の海抜70mの絶壁が連なる地「ウンガサン」にロケーション。絶壁から眺めるインド洋に沈みゆく夕日に心動かされること間違いない。10位:バンヤンツリー・バンコク(タイ)10位にランクインしたのは「バンヤンツリー・バンコク」。61階建ての超高層ビルから望むパノラマは、想像を絶する程。ロマンティックな夜景も、想像に難くないだろう。※1「忘れられない体験。世界の絶景ホテル20選(旅工房)」のクリック数(2013年11月29日~2015年6月30日)※2「World’s Most Beautiful Bays Club」より写真提供:旅工房
2015年07月24日ソーシャルエージェントは7月21日、越境EC支援サービス「EC-PORT」の新サービスとして、東南アジアオンラインショッピングモールへの「EC出店支援サービス」を開始した。同サービスでは、日本のEC事業者が東南アジアのショッピングモール上に自社のECショップを構築する上でのサポートを行う。同社によると、東南アジアは独特な現地決済手段やSMSを利用した迅速なサポート/問合せ対応が求められる市場。同サービスでは、商材に応じた適切なオンラインショッピングモールの選定・出店手続きの代行や、モール運営企業とのコミュニケーション、ストアのセットアップ、初回の商品登録を提供するため、スピーディーに東南アジア市場で自社製品の販売とブランディングを実現するという。同サービスを含む越境EC導入パッケージの価格は、5万9,800円(税別)で、「現地のオンラインモール(1マーケット)への出店登録代行」のほか、「製品情報(20製品まで)を英語・中国語・マレー語のいずれかの現地言語に翻訳するサービス」や「ネット販売における返品や免責事項などポリシーの策定コンサルティングの実施」「製品販売に関連する輸出規制や関税の調査」「稼働後 1ヶ月間のカスタマーサポートとEC物流サービスの利用」「現地での販売価格や競合製品の市場調査」などが提供される。
2015年07月22日ソーシャルエージェントは6月23日、東南アジア向け越境EC支援に特化した物流アウトソーシング&多言語販売支援サービス「EC-PORT」を発表した。同サービスは、日本企業がマレーシアを拠点に運用する、東南アジア向け越境EC事業をサポートするもの。東南アジアのハブとなるクアラルンプールに物流拠点を持ち、在庫管理からマレーシア国内や近隣諸国への発送代行までをワンストップでアウトソーシングすることが可能だ。また、多民族国家となるマレーシアの特性を活かし、東南アジアの言語や文化に精通したスタッフが製品情報の多言語翻訳・ECサイト構築・カスタマーサポートに対応する。
2015年06月24日Palo Alto Networksは6月16日、東南アジア各国の政府や軍事機関を標的としたとみられる一連の国家的サイバー攻撃に関する調査結果を公開した。同社の脅威インテリジェンス調査チーム「Unit 42」によって発見された「オペレーション・ロータス・ブロッサム(Operation Lotus Blossom)」と呼ばれるこの攻撃は、3年前にまで遡り、国家的なオペレーションに関する内部情報の取得を試みていると想定され、香港、台湾、ベトナム、フィリピン、インドネシアが標的とされている。この攻撃には、50回以上の個別攻撃が確認されており、すべて「エリーゼ(Elise)」と呼ばれるカスタマイズされたトロイの木馬を使用している。このマルウェアは標的を絞ったスピアフィッシングメールを配信して、標的システム上で最初の足場を生成するが、Unit 42は、攻撃と無関係なところでも使われていると考えている。Unit 42は、同攻撃に、特注ツールの使用、豊富なリソース、複数年にわたる継続性が確認されていることから、背後に潤沢な資金を持つ組織的な団体が存在すると考え、これらの要素と標的の性質を考慮し、サイバースパイ行為が攻撃の動機であり、背後には東南アジアの地域情勢に強い関心を持つ国家の関与、あるいは資金提供があると推測している。Unit 42チームは、最近発表された同社のサイバー脅威インテリジェンスサービス「AutoFocus」を使用してこの一連の攻撃を発見。AutoFocusにより組織のセキュリティ担当者は、6,000以上の脅威インテリジェンスクラウドWildFire加入者やその他の情報源経由でセキュリティ脅威を相関して検索できるという。Palo Alto Netoworksは、同社の脅威防御およびWildFireのサブスクリプションを持つすべての顧客は、これらの攻撃から自動的に防御されるとしている。サブスクリプションサービスに加入していない場合は、自社ネットワークで侵入の兆候を確認し、関連する指標を自社のセキュリティ制御へ追加することを勧めている。
2015年06月18日東南アジアでもブームとなりつつある、肉厚なパテを使用した本格アメリカンなハンバーガー。そこで今回は、本場アメリカの味が楽しめるお店やこだわりの自然派バーガーが食べられるお店など、現地レポーターから届いたおすすめ店を紹介!ローカルご飯の合間にぜひ利用してみて!ボリューム満点!「Tracy’s Damn Good Burger」in ハノイジューシーで肉厚なパテとベーコンに濃厚なチーズ、そしてピクルスとトマトの酸味が絡み合ってもう最高!記事を読む>行列のできる大人気バーガー店「JIM’s Burgers & Beers」in バンコクオーナーが本場アメリカで食べたハンバーガーをそのまま再現した本格派。店内もアメリカンな雰囲気が漂っていておしゃれ!記事を読む>病みつきジューシーハンバーガー「BANGKOK BURGER CO.」in バンコクハンバーガーブームの先駆けともいえる当店。ほとばしる肉汁ととろけるチーズは正にハンバーガーの王道!記事を読む>こだわり満点の自然派ハンバーガー「Three Buns」in ジャカルタ化学調味料や添加物不使用のこだわりのハンバーガーが味わえる。カクテルも充実してるので、是非お試しを!記事を読む><番外>もち米でできたライスバーガー「MIXOLOGY」in チェンマイもち米のバンズに豚肉のパティを挟んだバーガー「カオニャオ」お洒落なBARで楽しもう!記事を読む>
2015年06月09日働く女性たちの間で、人気上昇中の東南アジア。国内と比べて女性の社会進出が進んでいることもあり、働く女性を受け入れる体制が整っている国が多いようです。「頑張っているのに、なんだか報われない」と嘆いているなら、東南アジアでの就職を選択肢に入れてみるのもアリかもしれません。私の実体験をもとに南国のリアルライフをご紹介します。メイドさんや運転手さん付きの生活も、夢ではありませんよ!プライベート・プールは常識!Photo by sweetsholic仕事を頑張ったら、それなりのご褒美が欲しいものです。洋服やアクセサリーを購入したり、デートをしたりするのもいいけれど、常夏の東南アジアなら帰宅後はプールサイドでリラックスできちゃいます。東南アジアの一般的なコンドミニアムには、プール付きのところが多いんですよ。デッキチェアに寝そべって読書したり、ビールを飲んだり……。泳いで1日の疲れを癒したら、お腹を満たしに屋台へレッツゴー!300円以下で食べられる外食ディナーPhoto by sweetsholic屋台文化の発達しているシンガポールやタイ、マレーシア、香港などでは、夕食は屋台でさくっと済ませて帰るという人が多いものです。地元の人たちに混じって、屋台料理を楽しみましょう。東南アジアのお料理は、日本人の私たちの口に合う味付けのものがたくさんあります。激辛料理も外せませんよ!家事はやらなくてOK!メイドさんのいる生活就業先企業によっては、現地就職(※駐在ではなく、現地で就業)であっても福利厚生の一貫としてメイドさんや運転手をつけてもらえることがあります。ちなみにメイドさんの相場は、住み込みで1カ月1万円前後、お抱え運転手は3万円程度です(※2015年6月現在の概算・フィリピンのマニラ周辺地域)。わたし自身は、フィリピンの日系企業に転職(現地就職)したときに、このような待遇がありました。家賃を含め、すべて会社負担というありがたさ!ちなみにフィリピンの日系・外資系企業では、こういった待遇も少なくないようですよ。Photo by sweetsholic 海老のコロッケ、イカの詰め物、小鉢、サラダ(ある日の夕食/メイドのジョシーさん作)疲れて帰宅した日に、メイドさんお手製の温かくて美味しい家庭料理が待っている幸せといったら……!おまけに散らかった部屋はきっちり片付いて、隅々までピッカピカ。服はアイロンがピシッとかかっているという、この上ない素晴らしさ。女性として尊敬すべきメイドさんとは今でも仲良しです。Photo by sweetsholic共働きの多い東南アジアでは、メイドさんのいる家庭も少なくありません。安価で雇うことができることもあり、中華圏では特に普及しているようです。でも夫婦の場合だと「旦那さんがメイドさんと浮気してしまった」というケースもあるため、共働きカップルの場合は注意が必要かもしれませんね。気になるお給料は・・・?ここまで、東南アジアで仕事するのは素晴らしい!と話してきましたが、注意点がひとつ。現地で就職する場合は、現地の物価から報酬が決まるため、国内と比べると給与が下がるケースもあります。わたしの例を挙げると、1カ月の収入は15~20万円程度(※5年ほど前)でした。ただ、ここ数年は東南アジア各地の通貨価値が上がっています。改めて調べてみたら、お給料は格段によくなっている印象を受けました。国内で稼ぐのとそれほど変わらないポジションもあるようです。Photo by sweetsholicキャリアアップを目指している人にとって、「性別や年齢は関係なし」という考え方は、魅力的ではないでしょうか。結婚してからも、女性がしっかり働ける環境が整っているのは素晴らしいと思います。ずっと住み続けるのに不安があるという人は、まずは1~2年過ごしてみるのはいかがでしょう?リクルートのグローバル転職サイト「RGF」や、「アジアdeオシゴト」、「英語・外資系の転職JAC Recruitment」などで海外の求人情報を探すことができますよ。大変なこともたくさんあるでしょうけれど、リッチな暮らしぶりが待っているはずです!
2015年06月08日写真提供:マレーシア政府観光局自然が豊富で古くから薬草やハーブが人々に親しまれてきた東南アジアでは、天然素材の美容アイテムも充実していて、リーズナブルな価格で手に入るのも魅力。世界中のホテルで愛用される上質ブランドやおしゃれなパッケージのアイテムも多いので、ぜひ女性へのお土産の参考にしてみて!自然に優しい無添加スパブランド「TANAMERA 」from マレーシアジャングルの恵みをそのままに、独自の製法でつくられたという無添加のスパ製品は世界中のホテルやスパで愛されており高級感溢れるパッケージも魅力!記事を読む>上質なハーブを贅沢使用のメディカルハーバルスキンケア「Abhaibhubate」from タイ徹底管理された上質のハーブをふんだんに使用したスキンケアアイテム。現地価格でリーズナブルに手に入るのも嬉しい。記事を読む>国産有機ハーブを使ったスパグッズが並ぶ「kru khmer」from カンボジア100%ナチュラルな完全無添加のナチュラルソープや、オーガニックハーブと天然塩のバスソルトなど女性が喜ぶアイテムが揃う。お友達の特別なお土産にもぴったり!記事を読む>ミツバチファームのスローコスメ「Ilog Maria honeybee Farm」from フィリピン蜂蜜を使ったコスメ以外にも、蜂蜜やプロポリスも手に入る。マニラ中心部から離れているのでちょっと足をのばして避暑地の散策も楽しめそう!記事を読む>こちらも合わせてCheck!旅行中のお土産探しをサポートする「ローカル土産手帖」
2015年06月06日大日本印刷(DNP)は6月2日、ASEAN地域で広告事業を行う中央宣興(タイランド)と業務提携を行い、東南アジア市場に進出する日本企業や現地企業向けに、ブランド戦略やマーケティング施策の立案・運用などをトータルに支援する事業を開始すると発表した。同サービスでは、東南アジア市場に進出する日本企業に対し、ブランド戦略立案や店舗開発、広告・媒体・イベント等のリアルなマーケティング・プロモーション施策、Webキャンペーン等のデジタルマーケティング・プロモーション施策の立案などを提供。一方、東南アジアの現地企業に対しては、近隣諸国や日本で事業展開する際の企業イメージ向上のためのブランディング施策や、CSR(企業の社会的責任)活動支援、ショールームや工場見学ツアーの企画開発・施工などの支援を行う。両社は今後、中央宣興(タイランド)の拠点を活用し、両社のソリューションやノウハウの共有、人材交流によって相乗効果を高め、東南アジア市場での事業を拡大していきたい考えだ。
2015年06月03日