俳優の東山紀之が、きょう10日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』(毎週水曜21:00~21:54)の第5話で、何者かに襲撃されるというシーンを迎える。機動捜査隊に異動した東山演じる天樹悠らが、"別動捜査隊"として凶悪犯罪に挑んでいく同作。前回の第4話で、仲間の刑事・永沢圭太(鈴木浩介)が団地の屋上から転落死したと思われていたが、誰かに呼び出されて殺された可能性が浮上し、天樹らは"弔い合戦"を誓って捜査を開始する。そんな中、天樹は真相究明の鍵を握る証拠品を入手するが、何者かがその証拠品を奪おうとして天樹を襲撃。一緒にいた刑事・青山新(塚本高史)も反撃を試みるが、相手は想像をはるかに超える身のこなしを見せる。
2016年08月10日少年隊の東山紀之が、28日に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『関ジャム 完全燃SHOW』(毎週日曜23:15~24:10 ※一部地域を除く)に出演。関ジャニ∞とダンス共演し、「彼らもジャニーズなんだな」と評価する。関ジャニ∞は、今回が東山と初のダンス共演で、東山のルーツだというマイケル・ジャクソンのメドレーに挑戦。普段あまりダンスをしないメンバーは緊張の様子だったが、東山から「楽しくやろう!」と言葉をかけられ、ノビノビとした踊りを見せる。本番後、東山は「筋もなかなかよくて、彼らもジャニーズなんだな、と思いました(笑)」と冗談を交えながら、関ジャニ∞のダンスを評価。特に渋谷すばるを「あのリズムの中、じっとしていられるなんでスゴい! マイケルに匹敵する」と称賛した。その渋谷は、東山の"公認"を受け、今後、自分たちのライブでマイケルのダンスを披露していこうと意欲。一方、大倉忠義は、大先輩の卓越したダンスに恐縮しきりで、「もっと練習が必要だと思いました。東山さんがやると簡単なダンスのように見えるけど、僕らがやると全然カッコよく決まらないんですよ!」と、苦笑いが止まらなかった。トークコーナーでは、東山がマイケル・ジャクソンの「ココは知ってほしい」というポイントを厳選して講義。クールなイメージの強い東山が熱弁を振るい、実際にマイケルと何度も会ったことがある東山だからこそ知る素顔が、次々に明かされていく。さらに、東山ら少年隊のメンバーが、マイケルの振付師マイケル・ピータースからレッスンを受けた際の映像を公開。ハードなレッスンで、東山が滝のような汗を流す姿に、村上信五は「先輩方があれだけ汗を流して、レッスンされているのを映像で見るのは初めて!」と感動する。
2016年08月10日俳優の東山紀之が、あす13日に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『あいつ今何してる?』(毎週水曜19:00~19:56)に出演し、学生時代に「自分のことを好きだった」という女子の記憶を明かす。ゲストの学生時代の同級生の"今"を調査していく同番組。東山は、13歳でジャニーズ事務所に入所し、明治大学付属中野高校の定時制に通いながら、アイドルグループ・少年隊として芸能活動を行っていたが、当時の同級生には、少年隊の他の2人のメンバーや、シブがき隊、三田寛子、石川秀美、奥居香(現・岸谷香)、中村あゆみ、パパイヤ鈴木というメンバーが存在した。そんな同級生の中に、東山いわく「自分のことを好きだった」と思われる女子がいたとのこと。ラブレターかファンレターをもらった記憶があるそうだが、当時の東山は恋愛が一切禁止だったため、デートは当然、一緒にお茶をすることもなかったという。この記憶を頼りに、番組はその女性を調査。その結果、現在は東京・六本木で働いていることが判明した。同級生は夜の六本木でどんな仕事をしているのか、また、東山に手紙を渡し、心が奪われていたのは本当だったのかが、明らかになる。さらに、東山の同級生からは、当時アクロバティックなアクションで注目を集めていたアイドルグループのメンバーだった女子も登場する。この日の放送には、はるな愛も出演し、初めてのキスをしたという男子の今が判明する。
2016年07月12日東山紀之と松たか子の初共演で贈るドラマ特別企画「ふつうが一番 ―作家・藤沢周平 父の一言―」。去る6月21日、赤坂・TBS放送センターにて本作の会見が行われ、東山さんと松さんが本作への思いや見どころを語った。「たそがれ清兵衛」「蝉しぐれ」など、様々な著書が映画・ドラマ化されてきた直木賞作家・藤沢周平。本作は、そんな藤沢氏とその家族とのふれあいが描かれる。基になっているのは、藤沢氏の娘でエッセイストの遠藤展子による「藤沢周平父の周辺」(文春文庫刊)、「父・藤沢周平との暮らし」(新潮文庫刊)。「渡る世間は鬼ばかり」の石井ふく子がプロデュースを担当し、市川染五郎主演の映画『蝉しぐれ』など、映画監督としても知られている黒土三男が脚本を担当している。ドラマは東山さん演じる藤沢周平が、小菅留治の本名で小説家になることを夢見ながら「食品加工新聞」の記者として勤めていた昭和38年頃、1人娘の展子を残し妻に先立たれ、母・たきゑと慎ましく暮らしていた時代から、松さん演じる後の妻・小菅和子との再婚、そして昭和48年に直木賞を受賞するまでの家族との日々を実娘・展子の目線でとらえたヒューマンタッチの作品。この日の会見で東山さんは「石井ふく子先生にお声をかけていただいて嬉しかった」と喜び、「ご縁あって僕は映画で2回ほど藤沢周平先生の作品に出演させていただいています。美しい文章を書く方がどんな環境でお書きになっているのかという興味を持っていました」と語った。さらに、撮影に入る前に、藤沢氏の娘・遠藤氏に藤沢氏が使っていたものを見せてもらったという東山さんは「整理整頓が行き届き、美しい文章はこういう仕事場から生まれてくるのか…という印象も片隅に置いて演じました」と話した。一方、松さんは「家族のシーンも心温まるところが沢山ありましたが、娘役の子たちが撮影でとても可愛らしかったので、その辺りもぜひご覧いただきたいと思います」とアピールしていた。東山さんや松さんのほかにも、周平の母・たきゑ役に草笛光子、そして角野卓造、佐藤B作、前田吟ら演技派が顔を揃えている。「ふつうが一番 ―作家・藤沢周平 父の一言―」は7月4日(月)21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年06月23日7月4日にTBS系で放送されるドラマ特別企画『ふつうが一番‐作家・藤沢周平 父の一言‐』(21:00~)の記者会見が21日、東京・赤坂のTBSで行われ、東山紀之、松たか子、石井ふく子が出席した。時代小説を数多く残した小説家・藤沢周平の娘でエッセイストの遠藤展子が描いた『藤沢周平 父の周辺』『父・藤沢周平との暮し』を原作に、プロデューサーの石井ふく子が手掛けた同ドラマ。藤沢周平を東山紀之、妻・和子を松たか子が扮し、昭和48年に周平が直木賞を受賞するまでの家族との日々を、実娘・展子の視点で描く。東山は「僕自身も大変尊敬する藤沢周平先生の世界観を非常に楽しみにしていましたし、実際に主演ということで演じるのは非常に運命的なものを感じます。柔らかいドラマは必要だと思いますので、たくさんの方々に見ていただきたいです」とアピール。初共演となった松については「本当に聡明で美しい方なんですが、松さんと一緒だと『アナと雪の女王』を思わず口ずさんでいました」と笑わせ、松も「東山さんだなと思って(笑)。だって大先輩なので。私なんかが何を話していいのか分からなくて、色んな意味で次元が違いますからね。でも東山さんはリラックスする方法をお持ちで、とても自然な方でした。私が知らないロケグッズとかを持っていて、色々教えてもらいました」と好印象の様子だった。同ドラマのサブタイトル『父の一言』に絡め、今年10月に第1子が誕生する後輩の国分太一へのコメントを求められた東山は「子どもができると男ってしっかりすると思います。太一に子どもができるのは、僕にとっても特別なことですよ。弟に(子どもが)できるってこういうことかと。うれしい出来事です」と身内のように嬉しさを表現しながら「子どもができると人生が楽しくなると思いますよ。奥さんも大事な時期だと思うので、奥さんを支えて良い父親になることを期待したいですね」とアドバイス。とはいえ、再三にわたり「あの太一が。あの太一が(笑)」と連呼するなど、信じられない様子だった。
2016年06月22日TOKIOの国分太一(41)が22日、TBS系情報番組『白熱ライブ ビビット』(毎週月~金8:00~9:54)に生出演。ジャニーズ事務所の先輩・東山紀之から妻の第1子妊娠について温かい言葉をもらい喜んだ。番組では、前日に行われた東山紀之主演ドラマ『ふつうが一番-作家・藤沢周平 父の一言-』(同局)の会見の模様を紹介。東山は、国分が10月に父親になることについて「太一に子供ができるというのは僕にとっても特別なこと。弟に子供ができるとこういう気持ちになるんだなって」としみじみ話し、「あの太一が、あの太一が…あの太一が"こんないい父親になった"というのを期待したい」と"あの太一が"を繰り返した。これを受け、国分は「自分が10代のころ、東山さんの家に居候させてもらったことがあり、洋服のたたみ方や掃除の仕方も教えてもらった」と言い、「何もできない僕に対して"あの太一に子供ができたんだ"っていうことだと思う」と照れ笑い。「弟と言ってもらえてうれしい」と喜び、「ちゃんとしたご報告をしたいと思います」と語った。国分は17日の同番組で、「10月下旬に私パパになりそうです」と生報告した。
2016年06月22日俳優の東山紀之が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』の第2シリーズが放送されることが25日、分かった。毎週水曜21時枠で、7月にスタートする。第1シリーズでは、"刑事の墓場"と揶揄(やゆ)される警視庁捜査一課12係に集められた個性あふれる刑事6人と、法医学教授の権威が、難事件を解決してきた同作。今回の第2シリーズでは、東山演じる主人公の天樹悠が機動捜査隊に異動するほか、係長だった片桐正敏(吉田鋼太郎)が刑事総務課長に出世、山下巧(片岡愛之助)が謎の部署・未来犯罪予測センターに異動、そして天樹の養父で法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)が徹底して司法解剖に挑むなど、環境に変化が訪れている。そんな新天地で活躍する彼らが、手を組むことによって"別動捜査隊"として活動。常識や人情では計り知れない凶悪犯罪に挑んでいくことになる。この設定は、東山が「世間ではとても悲しく、ひどい事件が多発しています。そんな中で、事件に対してより高いプロ意識を持って生きる男たちを描きたい」と、スタッフ側に要望したことを受けて実現したものだという。東山は「真剣な人間同士のぶつかり合いとさらなる化学反応を生み出し、数々の凶悪事件や権力に立ち向かっていく"熱さ"を表現していけたら、非常にうれしいです」と期待。「前作以上に"人間の業"に突っ込んでいく物語。毎回毎回、大一番だと肝に銘じながら、真剣かつ熱く撮影に臨んでいきたいです」と意気込みを語っている。北大路は、前作と違ってシリアスでハードに描かれると聞き、「前作よりもはるかに捜査に対するエネルギーが大きくなり、緊張感が増すのではないでしょうか。実は僕自身、撮影前から非常に緊張しています」とコメント。ベテランながら「演じるわれわれも非常に切羽詰まり、緊迫した状況に置かれる予感でいっぱいです」と気を引き締めている。
2016年05月26日俳優の東山紀之が、TBSで今夏放送されるドラマ特別企画『ふつうが一番 -作家・藤沢周平 父の一言-』で、直木賞作家・藤沢周平を演じることが16日、わかった。周平の妻・小菅和子役は女優の松たか子が演じ、2人はドラマ初共演となる。藤沢周平の娘でエッセイスト・遠藤展子の『藤沢周平 父の周辺』(文春文庫刊)、『父・藤沢周平との暮らし』(新潮文庫刊)を原作とする同ドラマ。自らの夢を追い続けるだけでなく、家族への愛を貫いた藤沢周平の半生を描く。藤沢周平役の東山、周平の妻・小菅和子役の松のほか、周平の母・たきゑには草笛光子、さらに角野卓造、佐藤B作、前田吟らが出演する。主演の東山は「蜷川さんは僕の作品を本当によく見ていてくれていて『あれ見たよ、良かったよ』というような言葉をかけてくださいました」と今月12日に亡くなった演出家・蜷川幸雄さんとの思い出を振り返り、「今回松さんと初共演となる『ふつうが一番』で演じる藤沢周平先生の役もきっと喜んでくださっていると思いますし、天国でダメ出ししながら見てくださると思いますので、これからは今まで以上に全てに真摯に向き合い、気を引き締めて邁進していきたいと思います」と誓った。また、「蜷川さんから『ヒガシ、おまえ情緒がないんだよ、情緒が…』と言われたのを強く覚えています。舞台で演じた役柄が死に向かうときの芝居で言われた言葉ですが、それ以降はどんな作品に向き合うときも『情緒とは?』ということを考えて演じるようにしています」と言い、「これからも蜷川さんに残していただいた言葉をヒントにさらに励みたいと思います」と決意。「僕だけでなく、蜷川さんにお世話になった同じ事務所のタレントたちは、ジャニーさんと蜷川さんとの友情の中にいるので、お二人の友情のためにも僕らはますます学んで、どうやったらお客さんに喜んでいただけるか?ということを常に探し続けることが使命だと思っています」と語る。『渡る世間は鬼ばかり』で知られるプロデューサーの石井ふく子は、キャスティングについて「私はどうしても東山紀之さんと松たか子さんにこのドラマに出演していただきたくて3年待ったんです。しつこいですから(笑)」と明かした。(C)TBS
2016年05月17日●"左近の桜"と"右近の橘"から京都一のお花見スポットでしだれ桜を京都で見る桜は、やはりひと味違う。それはなにも有名な寺社の境内の桜だけでなく、舞妓(まいこ)や人力車の行き交う街路や、公園の桜にも特別な"艶(あで)やかさ"を感じる。今回は、京都の中でも特に観光エリアとして人気の高い東山の桜の名所3カ所を巡るモデルコースを紹介しよう。拝観時間も含め、2~3時間もあれば歩けるコースなので、出張で余った時間などを使った花見を楽しむことも可能だ。○平安神宮で"左近の桜"を見る最初に向かうのは、京都駅からバスで30分ほどの「平安神宮」(京都市左京区)。鴨川の東に、社殿と約一万坪の「神苑」(回遊式庭園)が広がる、京都を代表する観光名所のひとつだ。平安神宮の社殿は明治28年(1895)、平安遷都1,100年を記念して、平安京の朝堂院(大内裏の正庁)の一部である応天門と大極殿を原寸の2/3のスケールで再現したもの。縮小サイズとはいえ、そのスケールの大きさには圧倒される。大極殿の前に植えられているのが、いわゆる"左近の桜"と"右近の橘"だ。左近の桜はそれほど大きな木ではないが、この有名な桜の木の前に立つとやはり感慨深い。ちなみに、左近の桜と右近の橘は、現在の京都御所の紫宸殿(ししんでん)前にも植えられている。さて、もし時間に余裕があるなら、社殿を囲むように広がる「神苑」も歩いてみたいところだ。「神苑」は南神苑・西神苑・中神苑・東神苑の4つの庭園から成り、桜の時期は一面に紅枝垂(しだ)れ桜の咲く南神苑が特にオススメだ。●information平安神宮神苑(回遊式庭園)の拝観所要時間約1時間住所: 京都市左京区岡崎西天王町アクセス: JR「京都駅」より市バスで「岡崎公園美術館・平安神宮前」下車、徒歩5分○露店のにぎやかさと古木のしぶさと平安神宮を南へ出ると、京都府立図書館、京都市美術館、国立近代美術館などの建物が両側に建ち並んでいる。その先の大きな鳥居をくぐると琵琶湖疎水(そすい)に架かる橋があり、橋の上からは水の上に枝を伸ばす桜の下を行き過ぎる遊覧船が見える。平安神宮からまっすぐ南へ続く道は"神宮道"といい、この道を15分ほど歩いて行くと、知恩院の巨大な山門の前を通り過ぎる。そして、そのすぐ先に広がるのが、花街・祇園の一角に位置し、京都一のお花見スポットとして名高い「円山(まるやま)公園」(京都市東山区)だ。円山公園と、公園に隣接する"祇園さん"こと八坂神社境内には、桜の季節は露店もたくさん出てとてもにぎやか。公園内にはかなりの数の桜が植えられているが、ひときわ目立つのが"円山の枝垂桜"、または"祇園の夜桜"とも呼ばれる枝垂れ桜の古木。現在の木は、昭和22年(1947)に枯死した初代の後を継ぐ2代目で、昭和のはじめの頃に初代の木から種子を採って育てられた老木だが、見事な枝ぶりは今なお健在。明治から昭和初期にかけて活躍した歌人の与謝野晶子は、妖艶な祇園の夜桜の様子を「清水へ祇園をよぎる桜月夜 今宵遭ふ人みな美しき」と和歌に詠んだ。昼間見る桜ももちろん美しいが、花街・祇園の桜の真骨頂はやはり夜桜だろう。可能であれば、ぜひ夜桜見物をオススメしたい。●information円山公園住所: 京都府京都市東山区円山町アクセス: 京阪電車「祇園四条」駅より徒歩約7分続いては、夜桜にもオススメなあの伝統的建造物群保存地区をそぞろ歩いてみようではないか。●風情ある伝統的建造物群の側でお酒とともに夜桜を○これぞ京都! 祇園新橋の夜桜散歩円山公園を再び北に出て、知恩院山門前まで戻ったら、西に向かって歩いて行こう。150mほど先で「東大路通」を渡ったら、その先へと続く「新橋通」という細い路地を歩いて行く。しばらくは両側にビルの建つふつうの路地が続くが、200mほど歩き「花見小路通」との交差点を越えると、そこには別世界が広がっている。このエリアは「祇園新橋伝統的建造物群保存地区」(京都市東山区)と呼ばれている。石畳の道の両側には、京都の伝統建築である「紅殻格子(べんがらごうし)」の家々が建ち並ぶ。そして白川に架かる巽橋(たつみばし)のたもとには、伎芸の上達にご利益があるとされ、舞妓や芸妓(げいこ)の信仰を集める「辰巳大明神」のお社が。まさに、これぞ京都! という風情だ。白川の流れに寄り沿うようにして桜が植えられているので、このまま桜散歩を楽しむとしよう。この辺りで桜を楽しむなら、やはり夜桜がいい。日暮れ後、お茶屋や宿屋の軒先に明かりが灯りはじめる中、夜風に吹かれて桜の花びらが白川の川面に舞い落ちていく。そんな風情を楽しみながら四条大橋まで歩き、橋の向こうの先斗町(ぽんとちょう)でお酒をちょっと引っかけてみたりすれば、最高にぜいたくな京都の夜になりそうだ。●information祇園新橋伝統的建造物群保存地区住所: 東山区元吉町・末吉町周域アクセス: 京阪電車「祇園四条」駅より徒歩約3分○ちょっと足を伸ばして高台寺へもし時間に余裕があるなら、東山周辺では「高台寺」(京都市東山区)も桜のオススメのスポットなので、立ち寄りなんてどうだろうか。円山公園から南へ200mほど歩を進めると、左手に寺院の塀が見えてくる。高台寺は豊臣秀吉の妻・ねね(北政所)ゆかりの寺であることから"ねねの寺"の通称で知られ、門前道は"ねねの道"と呼ばれる。この付近からは東山のシンボル・八坂塔と桜のコラボが楽しめるので、記念撮影にはもってこいだ。また、高台寺の方丈前庭には大きな枝垂れ桜が植えられており、桜の季節は夜間ライトアップも行われる。●information高台寺住所: 京都市東山区高台寺下河原町アクセス: 京阪電車「祇園四条」駅より徒歩約10分天気予報サイト「ウェザーニュース」が3月15日に発表した予報によると、2016年の桜の開花は3月21日ごろとのこと。京都市周辺では3月26~31日にかけて開花し、4月初めに見頃となるようなので、タイミングを逃すことなく桜のはかない美しさを味わっていただきたい。※記事中の情報は2016年3月時点のもの○筆者プロフィール: 森川 孝郎(もりかわ たかお)旅行コラムニスト。京都・奈良・鎌倉など歴史ある街を中心に撮影・取材を行い、「楽しいだけではなく上質な旅の情報」をメディアにて発信。観光庁が中心となって行っている外国人旅行者の訪日促進活動「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の公式サイトにも寄稿している。鎌倉の観光情報は、自身で運営する「鎌倉紀行」で更新。
2016年03月17日東山紀之がナレーションを務めるTBSの人気ドキュメンタリー「バース・デイ」の500回記念放送で、東山さんと女子レスリングの吉田沙保里、女子サッカーの澤穂希の鼎談が実現!放送を前に東山さんが報道陣の取材に応じ、これまでの番組の軌跡を振り返った。2005年4月に放送を開始した同番組は、アスリートたちの勝利や敗北、引退など決断の瞬間や重大局面に密着。「過去の自分を突き破り、未知なる自分が産声をあげた時、人生という名のカレンダーに新しい誕生日が刻まれる」というコンセプトのもと、多くのアスリートたちの生の反応や思いもよらぬ素顔、意外な一面、人生における重大な決断――“誕生(=バース)”の瞬間の模様を視聴者に届けてきた。東山さんは、同じくナレーションを務めた前身番組「ZONE」と合わせての計15年に「僕にとってはキャリアの半分にあたる年月であり、嬉しくもあり恐ろしくもある」と思いをはせる。200回目の放送では王貞治氏と、400回目では横綱・白鵬関と対談をしてきた東山さん。今回、吉田さんと澤さんという女性アスリートとの時間を持てたことについて「この道を切り拓いてきた方であり、興味深くお話を伺いました」と語る。この番組で密着したアスリートたちの姿の何がここまで視聴者の心に響くのか?東山さんは「成功を知っている人たちでも、必ずしもそこに行く道は真っ直ぐではなくデコボコ。そういう意味での再生能力がみなさん、素晴らしい。どん底からはい上がる意識改革――同じような状況になった時に心に来るのでは?」と語る。特に、毎年秋の定番となった、球団から戦力外通告を受けたプロ野球選手たちを追う「戦力外通告」について「野球選手から見たら、僕は死神に近い…(笑)」と自虐的に語りつつ「人はそういう瞬間にどういう心持ちでいられるのか?そこからどう復活するのか?興味深くもあり、人生の中でとても大事なこと」と語った。500回の中でも思い出深い回やアスリートとして東山さんが挙げたのは、先日、現役引退を発表したボクシングの亀田興毅を筆頭にした亀田一家の存在。「ナレーションで彼らの存在を知り、世界チャンピオンになり、引退し…僕はお会いしたことはないんですが、彼らの人生につねにいるなぁという意識強いです。彼らにとって、僕はどういう存在だったのかを聞いてみたい」とも。先の亀田兄弟然り、番組が10年も続いたとあって、過去に密着したアスリートたちの多くはすでに現役を退いている。東山さんが身を置く「芸能界」は引退は自分で決めない限りはないが、ナレーションで命を吹き込みながら、東山さんはアスリートたちの引退というのを、どのように見つめ、何を考えてきたのか?「スポーツをやっている人には必ず引退がやって来るので、“覚悟”があると思うし、その覚悟がプレイにも出てくるし、それ(=引退の時期)をどう延ばすのか?そのために努力することにもなると思います。僕らは引退はないので、はっきりした線引きがないのですが、それゆえにいつも走ってないといけないつらさもあると思います(苦笑)。芸能はやればやるほど、人として熟成されたものが出てきますが、一方でやめたいと思ってもなかなかやめられるものでもないので、しんどさもあるし、スポーツには潔さがあると思います。白黒ハッキリ付くという意味では羨ましく感じるところもあります」と2つの世界の違いに言及した。一方で、東山さんと同世代でも現役で続けるアスリートたちもいる。東山さんはかねてから交流の深いサッカーの“キングカズ”こと三浦知良、同じくサッカーの中山雅史の存在に触れ「同世代を生きた者として、今後に興味があります」と語った。また、女性アスリートの増加についても「日本の男女平等率が101位という報道がありましたが、もっと女性の内面を描くことが『バース・デイ』でも必要なのかな?と思います。僕自身、知らない世界を知りたいし学びたい。この番組で関わることで、少しでもアスリートを取り巻く環境がよくなることを願っています」とも語っていた。ナレーションをするにあたっては、すでに映像にあるアスリートたちの姿の中に感情が存在することから「自分の感情を入れずにストレートに読むこと」を大切にしているという。低く響く声はすでにお茶の間でもなじみとなっているが、15年前に「ZONE」でナレーションの依頼が来た当時は「それまでナレーションなんてやったことがなかった」という状態。以来、苦労もありつつ続けてきて、いまでは週に1回のナレーション収録は「自分にとっての勉強会であり、図書館に学びに来るような感じ」だと明かした。「バース・デイ」500回記念SPは12月5日(土)16:30より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月25日メ~テレ(名古屋テレビ放送)は、名古屋市・千種区の「東山動植物園」で開催される「第65回東山動植物園秋まつり」において、4K映像コラボ企画「4Kどうぶつ図鑑」を実施する。開催日時は10月3日~10月29日9:00~16:00。会場は東山動植物園内のアジアゾウ舎「ゾージアム」前休憩所。参加費は無料(※入園料は別途必要)。同イベントは、園内の動物たちの生き生きとした表情や、肉眼では気づくことのない意外な特徴を撮影した高精細な4K映像を、180インチの大型4Kモニタで来園者に披露するというもの。「イケメンゴリラ」として話題となったニシローランドゴリラの「シャバーニ」や、"かくれんぼ"が得意なパンサーカメレオンなど、全10種の動物が登場する。また、画面上では、動物たちが自らの特技や特徴をクイズ形式などで語りかける演出が行われ、来園した子どもたちが一緒に楽しめる参加型イベントとなっている。なお、同社は「次世代放送の先進局」を目指し、積極的に4K制作に取り組んでおり、同イベントはその一環として行われるものだということだ。
2015年09月25日現在放送中のテレビ朝日系連続ドラマ「刑事7人」のキャスト・トークイベントが8月11日(火)都内で行われ、主演の東山紀之、共演の倉科カナ、高嶋政宏、鈴木浩介が参加した。「相棒」「警視庁捜査一課9係」などを生み出した、テレビ朝日系“水9枠”で放送中の刑事ドラマ。“時間”に執着する一風変わった刑事・天樹悠(東山さん)が、警視庁捜査一課12係の仲間たちと、犯行時刻やアリバイ時刻などのタイムラインを緻密につなぎ合わせ、難事件解決に奮闘していく。紅一点の倉科さんは、劇中のピリッとしたスーツ姿から一転、涼しげな浴衣姿で色香をばらまいた。倉科さんは、東山さんから「彼女の存在は重要。皆が頼っている部分があって、本当に大人」と満点を与えられると「クランクイン前はベテラン勢に囲まれることに緊張があったけれど、現場で熱い芝居をされる姿とその合間に見せるお茶目な姿のギャップがあって」と笑顔を浮かべた。そんな中、倉科さんに“どこでも寝てしまう”という疑惑が…。倉科さんは「どうでもいいことだけど、どこででも眠れるということです」とはにかみながら「撮影現場ではパイプ椅子を三つ並べて眠っています」と告白。東山さんからは「あと10分くらいしたら、倉科さんは寝はじめると思いますよ」とイジラレていた。一方の東山さんには、VTRで登場した共演の吉田鋼太郎から「靴下を履くときに、足を顔の前に上げる特殊な履き方をして、体の柔らかさと身体能力を見せびらかしている」との暴露があった。高嶋さんからも「靴紐もそういう状態で結んでいた」と一風変わった様子を証言されてしまった東山さんは「パンツを履くときは、逆立ちしていますから。あれ?あまりウケなかったな」と余裕のジョークで返しつつ「吉田さんには負けたくないので、“ジジイ、これは出来ないだろ!?”とわざと見せびらかしています。吉田さんは素敵な女性がいるとすぐに声をかける。僕のできない事をなさっているのが羨ましい」とライバル視していた。テレビ朝日系連続ドラマ「刑事7人」は毎週水曜21:00より放送中。(text:cinemacafe.net)
2015年08月11日名古屋市東山総合公園の東山動植物園では6月4日より、同園本園の食肉小獣舎にて、フェネックを展示している。○3頭のフェネックのうちの1頭を、食肉小獣舎へ移して展示「フェネックギツネ(Vulpes zerda)」は、哺乳綱ネコ目(食肉目)イヌ科キツネ属に分類される食肉類で、単にフェネックとも呼ばれている。今回は、自然動物園で飼育していた3頭のフェネックのうちの1頭を、食肉小獣舎へ移して展示する。食肉小獣舎へ移動したフェネックは、「ミドリ」という愛称のメスで、年齢は4歳。なお、新しいすみかに慣れるまでは、屋内に入ってしまって観覧できないこともあるという。
2015年06月17日少年隊の東山紀之が、WOWOWのドラマに初出演することが16日、明らかになった。6月7日スタートの『連続ドラマW 予告犯-THE PAIN-』(毎週日曜22:00~、第1話無料放送)で、新聞紙の頭巾をかぶった謎のグループのリーダーを演じる。『予告犯』は筒井哲也の原作で、生田斗真主演・中村義洋監督により映画化され、6月6日に公開される。突如ネット動画上に登場し、警察や法律では罰せられない人間への制裁を、予告のもとに実行していく、謎の男(生田斗真)。新聞紙の頭巾で顔を隠した風貌から"シンブンシ"と呼ばれ、警視庁のエリート捜査官・吉野(戸田恵梨香)とスリリングな頭脳戦を繰り広げる。公開翌日の6月7日にWOWOWでスタートする『連続ドラマW 予告犯-THE PAIN-』は、原作の筒井哲也監修のもと、この映画の1年後を描いたオリジナルストーリーとなる。ネットユーザーを巻き込んだ劇場型"裁判"を開き、被告人たちに次々と制裁を加えていく新生シンブンシ。一連の動画投稿は、パニックを起こすためだけに行っていたと思われていたが、驚きの真実が隠されていた。シンブンシたちの真の目的は――衝撃のクライマックスが待ち受ける。シンブンシのリーダーを東山が演じ、そのメンバーを、桐谷健太、市川実日子、橋本さとしが務める。一方、彼らを追う警視庁サイバー犯罪対策課の刑事役は、映画版と同じ戸田恵梨香が続投。シリーズ構成を中村義洋が映画版に引き続き担当し、WOWOWドラマに初登板となる。東山は、脚本を読んだ段階で「一本、筋が入るようなストーリーだったので、いい作品に巡り会えた」と感想を持ち、実際に演じてみると「(表現の幅が)広い気がするので、今まで経験したドラマより、新鮮さがありました」と手応えを感じた様子だ。今作は、ドラマと映画で「予告犯-THE PROJECT-」と題したさまざまなメディアミックスを展開予定。中村監督は「入口と出口が違う物語です。5話全部見た方々が1話と全く違う鑑賞後感にぼうぜんとして、かつ、心に何か刺さってくれたら……そんな風に作ってみました」と、作品の見どころを語っている。(C)WOWOW (C)筒井哲也/集英社
2015年04月16日来年1月11日(土)に公開される『トリック劇場版 ラストステージ』に東山紀之、北村一輝、水原希子らが出演することが発表され、場面写真が公開された。その他の写真『トリック』は、自称・天才マジシャンの山田奈緒子(仲間由紀恵)と天才物理学者の上田次郎(阿部寛)が不思議な超常現象の裏に潜む“トリック”を暴いていく物語。映画は、ドラマからのレギュラーメンバー仲間、阿部、生瀬勝久、野際陽子に加え、東山がジャングルの奥に眠る地下資源開発を進めるため、上田に協力を要請する貿易会社社員の加賀美慎一役を、北村がメンバーに同行する医師・谷岡役を、水原がジャングル奥地に住む謎の呪術師役を演じる。撮影は、シリーズ初となるマレーシアでの海外ロケを敢行。今月5日にクランクインし、約3週間行われた。仲間は「まさか最後の作品が海外になるとは…。寂しい気持ちもありますが、今回、マレーシアに初めて来て、キャスト・スタッフが汗だくで頑張っているという懐かしい“トリック”らしい雰囲気の中で撮影できましたので、是非、みなさん楽しみにしていてくださいね」と話し、阿部は「日本では色々な村や山の中でロケをしたので、もうロケをするところはないんじゃないかと思っています。初めて“トリック”の現場に臨んだ時も夏だったので、第1作のような雰囲気が再現されるんじゃないかと期待しています」と語っている。東山は「シリーズの最後の作品に出演できることは大変嬉しいことなので、頑張って暑さと、監督の撮影スピードと戦い、有終の美を飾りたいと思います」、北村は「みなさんのキャラクターが強いので、それに飲まれることなく、“トリック”の世界にうまく入っていければと思います」。水原は「記念すべき最後の作品で、重要なキーパーソンになるような役柄を演じさせていただくことに少しプレッシャーを感じていました。しかし、現場に入るとすぐに堤監督の世界観に入ることができ、レギュラーのみなさんのおかげで自然に“トリック”の世界に染まることができました」とコメントを寄せている。堤幸彦監督は「今回の完結編には、“トリック”シリーズの原点に帰るというテーマもあり、シリーズ中ずっと引っ張っていた奈緒子の出生の秘密にもスポットライトが当たりますので、“トリック”の集大成を飾るのにふさわしいこの場所で撮影ができたことに運命を感じます」と語っている。なお、8月10日(土)から全国の映画館で仲間と上田が出演する『トリック』スペシャルバージョン・携帯マナー特報が上映される。『トリック劇場版 ラストステージ』2014年1月11日(土)全国公開
2013年07月31日東山紀之とKAT-TUNの田口淳之介、ジャニーズ事務所の先輩後輩がW主演する舞台『NO WORDS,NO TIME~空に落ちた涙~』の製作発表が12月4日に行われた。会見には東山、田口をはじめ、共演の宝塚歌劇団元娘役トップ・花總まり、出演と振付も担当するコンテンポラリーダンスの気鋭・黒田育世、そして作・演出のG2が顔を揃えた。「NO WORDS,NO TIME~空に落ちた涙~」公演情報妻を失い空虚な毎日を送る男が謎の青年との出会いをきっかけに、現実と虚構の間に迷い込んでいく“中年男版不思議の国のアリス”。演出家G2が書き下ろした新作で、G2によると「言葉を使わずにダンスやマイムだけで物語を伝えていく」という野心作だ。今回が初舞台、しかも大先輩とのW主演となる田口は「謎の青年を演じます、入口、出口、田口でーす」と笑わせながら、「得意とするダンスで、精一杯いい舞台に」「ここは下克上精神で先輩を越えていくつもりで頑張りたい」と堂々宣言。東山は「やられないように頑張ります」と受け流しながら、「肉体で表現するのは、日本人が一番不得意としているところ。これに切り込んでいくにはいい機会」と余裕のコメントも。死んだ妻を演じる花總は「セリフのない劇というのは初めて。新たな挑戦と考えて一生懸命頑張りたい」と意気込みを。G2は「サーカスのないシルク・ドゥ・ソレイユ、芸術性の高い舞台にできたら」と意欲を示した。公演は1月18日(金)より東京グローブ座、2月8日(金)より大阪・森ノ宮ピロティホールにて。チケットの一般発売は、ともに12月8日(土)午前10時より。
2012年12月05日手軽に楽しめるハイキングコースや見どころが点在している静岡県御殿場市で、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選定された「東山路」を巡るハイキングツアー「紅葉の東山路を歩く」が11月24日(土)と25日(日)、開催されることになった。「東山路」は、秩父宮記念公園や東山旧岸邸をはじめ数多くの名所が存在し、人気の行楽スポットとなっている。特にこの「紅葉の東山路を歩く」が予定されている時期は、カエデやナラが紅色に染まる紅葉狩りの絶好のシーズン。そんな東山路の絶景ポイントを地元ボランティアガイド団体「みくりやの風」のメンバーが案内してくれるのが今回のハイキングだ。両日ともに、10時00分「秩父宮記念公園正門前」に集合。まず、「秩父宮記念公園」を見学。ここは大正天皇の第二皇子である秩父宮殿下が昭和16年より10年の間御療養生活を送った別邸。園内は1年を通じて花や山野草が咲き誇り、春には樹齢130年を超えるといわれる「しだれ桜」、秋には「紅葉」など、自然豊かな景色が楽しめるスポットだ。次いで、「東山湖」へ。県指定文化財、東山荘の入口、東山湖畔に生育する古木「サイカチ(西海子)」を堪能。そして、東山厳島神社を経て、岸信介元首相の自邸として1969年に建てられた、伝統的な数寄屋建築の美と、現代的な住まいとしての機能の両立を目指したという「東山旧岸邸」を見学。建築家・吉田五十八の晩年の作品、居間から望む庭園が楽しめる。次に向かうのは、刻々と移りゆく富士山の全景を見ながら温泉を楽しめる「ごてんば市温泉会館」。そして昼食をとる「乙女森林公園キャンプ場」。ここは箱根外輪山の麓、豊かな森林にめぐまれ、富士を望む本格的キャンプ場だ。昼食と休憩をとった後は、富士山を正面に御殿場市街が一望でき、四季を通して楽しい自然公園「平和自然公園」へ。インドの故ネール首相寄贈のシャカの分骨を納めた白亜の仏舎利塔から富士山が望めるスポットだ。そして、「二の岡アメリカ村」「二岡神社」を経て、「秩父宮記念公園」に戻るという行程で、約5時間のハイキングとなる。参加者は昼食、水、雨具を持参、ハイキングのできる服装とのこと。なお、各日とも最小催行人数は30名で、参加費は大人700円、小人400円(入館料及び保険料)。申し込み11月18日(日)まで。詳細は、御殿場市観光協会ホームページで確認を。昼食の弁当の注文(1個1,000円・500円)も受け付けている。交通は、JR御殿場駅(富士山口の富士急行バスターミナル7番乗り場)から無料送迎バス(9時40分発・記念公園9時50分)がある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月07日東山紀之主演の舞台『英国王のスピーチ』が、8月24日より東京・世田谷パブリックシアターにて開幕する。前日の8月23日には公開リハーサルが行われ、東山と、共演の安田成美、近藤芳正の3人が囲み取材に応じた。『英国王のスピーチ』チケット情報『英国王のスピーチ』は2010年に映画化され、アカデミー賞での脚本賞をはじめ数々の映画賞を受賞。日本でも累計動員数が150万人を突破するなど話題を集めたヒット作だ。今回の舞台版では、幕が開くとバスタブの中から、いきなり全裸の東山が登場する。その姿から舞台上で衣裳を身に着けていくと、見た目は王になっていくが、王といえども生身の人間であることが強く感じられる。東山が演じるのは、吃音症をもつ英国王バーティ。ラジオの発達により、王室にとって国民へのスピーチは重要な仕事であり、バーティにも信頼感がある声のカリスマ性が求められていた。吃音症を克服するために妻のエリザベス(安田)が依頼したのが言語聴覚士のライオネル・ローグ(近藤)だ。これまでの医者とまったくちがう、型破りな手法に反発するバーティだったが、次第にローグへ信頼を置くようになっていく。本作は、舞台上に舞台が組まれたセットでメタシアター的構造となっており「演じるとは何か」ということが象徴的に描かれている。ローグは実は役者くずれ。王の資質に欠けるバーティと、役者になりそこなったローグが「王にみえるということとは?」を探していく。立場のちがいから傷つけあうこともあるが、いたるところで見つけられる相手を気遣う気持ちに、観ていてはっとさせられる。夫婦の愛情や友との友情とは、無私の精神をもって相手を思いやれることなのだということを思い出させてくれる。また舞台では映画版よりローグ側の事情が細かく描かれているのも特徴だ。今回の役について東山は「吃音症という難役。コンプレックスを抱えたひとりの人間が、どのような人生を歩んできたのかを、ぜひ観ていただきたい」とコメント。王妃役である安田は「東山さん本人が素敵だし、役の王様は本当に大変。いろいろな重圧に耐えている後ろ姿が素敵で、母性本能をくすぐられます」と東山の熱演を称えた。チャーミングな仕草をみせつつも、献身的に夫を思いやる安田の演技は実に印象的だ。ふたりの夫婦役について近藤は「全ての夫婦の見本になるような美しい愛情が流れています」と絶賛。東山は近藤との共演について「近藤さんは素晴らしい友情と男気で守ってくれる。一緒にやらせてもらえて良かった。心からそう思う」と語り、役柄同様の強い絆が感じられた。公演は8月24日(金)から9月9日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて、9月14日(金)から17日(月・祝)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。チケットは発売中。取材・文:大林計隆
2012年08月24日名古屋市東山総合公園/東山動植物園(愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)では、同園で35年ぶりに誕生したライオンの赤ちゃん(2頭)の一般公開を開始した。今回公開する赤ちゃんは、6月18日生まれの2頭で性別は不明。出生時の体の大きさは推定で体長30cm程度、体重は1~2kg程度。現在では体長50cm程度、体重4~5kg程度まで成長している。幼獣期は、体に暗色斑(バラ斑)があり、成長に伴い消失する。2頭とも経過は順調で、最近では寝室内を活発に歩き回るようになったという。公開は、動物園本園「ライオン舎屋内観覧室」にて。動物の体調により公開を中止することがあり、照明、フラッシュ、ストロボ撮影は禁止となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月15日名古屋市東山総合公園/東山動植物園(愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)では、暑い名古屋の夏を涼しくすごさせるために、毎年この時期にホッキョクグマに氷を与えている。飼育員が60リットル程度の容器で、リンゴなどの果物やホッケ(魚)を入れた氷の塊を作り、ホッキョクグマに与える。ホッキョクグマは、氷を抱きかかえたり少しずつかじったりしながら、その冷たさを楽しむように遊ぶ。本年度も、8月の毎週日曜日14:00より、「ホッキョクグマ舎」にて実施。氷は運動場に設置するため、一般来園者も観覧できる。見ることで、来園者も涼を感じられるこの行事、ぜひ足を運んでみては。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日名古屋市東山総合公園/東山動植物園(愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)では7月25日、フタユビナマケモノの赤ちゃんが誕生した。赤ちゃんが生まれたのは、同園の「自然動物館」夜行性動物コーナー。動物園飼育第二係の安藤和典氏は、「とてもかわいい赤ちゃんなので、ぜひ覗きに来てくださいね」と話している。ただし、「お母さんのおなかで隠れてしまっていることもあるので、ご覧いただけないときもあります。その際は残念ですがご了承ください」とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日東山紀之主演の舞台『英国王のスピーチ』の会見が6月19日、東京・駐日英国大使館で行われ、東山と共演の安田成美、近藤芳正、演出を担当する鈴木裕美が登壇した。『英国王のスピーチ』チケット情報『英国王のスピーチ』は、デヴィッド・サイドラーが執筆した戯曲をもとに映画化され、アカデミー賞の脚本賞を受賞。日本でも2011年2月に公開され、累計動員数が150万人を突破するなどメガヒットとなった。この映画の大ヒットを受け、今年2月英国にて舞台版『英国王のスピーチ』が初上演され、今夏日本でも上演されることとなった。物語の舞台は英国王室。先日、在位60年を迎えたエリザベス女王の父にあたるジョージ6世の史実を元に描かれた作品。兄、エドワード8世の思いがけない退位により望まぬ国王の座についたジョージ6世。彼は幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えていが、妻エリザベスの献身的な愛に支えられ、またスピーチ矯正の専門家ライオネル・ローグの独自の療法によりコンプレックスを克服。国民の望む、強く優しい王へと成長していくという真実の物語。ジョージ6世を演じる東山は、早速ロンドンでこの舞台を見てきたと話し、「ある男が全裸でバスタブに入って、そこから立ち上がって舞台がスタートするんです。これ、まさか僕なのかな?と思い、さきほど鈴木さんに『この全裸はこうやって始まるんでしょうか?』と聞いたら『大丈夫、大丈夫、すぐにタオルを持ってくるから』と言われました。どうやら全裸からのスタートになりそうです。(裸が)クセにならないよう頑張ります」とユニークな抱負を語った。妻エリザベス役の安田は「実は、このキャストの方々と演出の鈴木さんを近くで見たくて、今回参加させていただこうと思いました」と一演劇ファンとして興味があった旨を明かし、国王役の東山については「高貴な役がお似合いになるので、今回もまさにぴったりだなと思います」と印象を語った。ライオネル役の近藤は「スピーチ講師という変わった役ですが、オファーが来た時に『大丈夫かな?近藤?』と思って、設定を見直してみると“役者の夢を諦めた人”と書いてありました。この挫折感というのは僕以外に演じられないんじゃないかと」と謙遜。すると東山が「近藤さんとの共演が決まってから注目してました。インタビューを受ける姿とか、正直な方で嘘がないなと。この人となら一緒に死ねるなと思いました」と絶賛。早くもチームワークのよさが垣間見えた。演出の鈴木は「舞台上に舞台があって、そこで演じられている二重の構造をとろうと思ってます」と演出プランを一部明かし、「豪華なセットではなくシンプルにして、俳優の中に何が起こるのかという事をお目にかける芝居にしたい」と自信を見せた。上演台本は若手劇作家の倉持裕が手がける。公演は8月24日(金)から9月9日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演。その後、9月14日(金)から17日(月・祝)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて開催される。チケットは東京・大阪ともに6月23日(土)より一般発売開始。
2012年06月20日スーツ専門店AOKI「BIZ-TECHパンツ」の新CM記者発表会が5月10日、都内にて行われ、東山紀之が登場した。東山紀之の新CM詳細新CMは、東山の軽快なステップと華麗なダンスで、同商品の履き心地の良さと美しいシルエットを表現。撮影について東山は「“踊り”は仕事ではありますけど、ちょっと照れくさいです。でも、(撮影現場が)とってもアットホームでいい雰囲気のなかで表現できました」と振り返った。新商品については「機能性、動きやすさをとても感じました。CMと同じようにいつでも踊れます(笑)。僕のような40代は、仕事で人前に立つことが多いですから、美しさと機能性は非常に必要になってくると思います。AOKIのスーツは画期的なので、自分自身も助けられてます」とアピールした。また、発表会ではファッションショーも行われ、CMさながら華麗な足上げを披露し会場を沸かせた。AOKIは、ビジネスで安心して着用ができる“マナーアップスタイル”、時代に合った“スマートなスタイル”、手入れが簡単な“機能性”を併せ持った「プレミアムクールビズ」キャンペーンを展開。洗濯機で洗える機能性スラックス「BIZ-TECHパンツ」をはじめとした250万点のアイテムが発売される。東山が出演する新CM「スマートウォッシュ」篇は5月10日よりオンエア。
2012年05月11日関西出身のジャニーズグループ、関ジャニ∞のデビュー8周年を記念した主演映画『エイトレンジャー』の新キャストが発表され、エイトレンジャーと対立する悪の総統役を東山紀之、刑事役をタレントのベッキーが演じることがわかった。その他の写真本作は、かつては平和だった近未来都市・八萬市(エイトシティー)を舞台に、テロリストによって支配され荒廃してしまった街の平和と未来を取り戻すために立ち上がったヒーローたちが奮闘する物語。劇場版は『TRICK』『SPEC』の堤幸彦監督がCGを駆使してエイトレンジャーの活躍を描く。ベッキーが演じるのは、腐敗した警察機構に憤りを感じ、エイトレンジャーとともに闘う刑事の鬼頭桃子役で、笑顔を一切見せない正義感の強い女性のため、テレビで普段見せる明るく元気なキャラクターを完全に封印したという。ベッキーは、「自分の中ですごく新鮮でしたし、ずっとそういう役をやりたかったので本当に嬉しかったです。映画を観た方は「ベッキーこわっ!」って思うかもしれないですけど(笑)」と話しており、初めて挑戦したアクションについて「爽快、痛快です」と撮影を楽しんでいる様子。また、関ジャニ∞の先輩でもある東山は、長い俳優人生で初めての悪役に挑戦。八萬市を牛耳るテロリスト集団“ダーククルセイド”の総統を演じ、エイトレンジャーと対峙する役どころだ。東山は、「今回の作品で『レオン』の時のゲイリー・オールドマンの悪の凄み、彼のような雰囲気を出せたらと思います」と意気込みを話し、後輩との共演に「負けてられない」と気合いが入っているようだ。豪華キャストとの共演にも注目したい本作は、エイトレンジャー率いる伝説のヒーロー役を演じる舘ひろしをはじめ、東山、ベッキー、蓮佛美沙子、竹中直人、田山涼成、石橋蓮司、上島竜兵と、個性豊かな面々が参加。関ジャニ∞とどのような絡みを見せるのか、期待が高まる。『エイトレンジャー』7月28日(土)より全国東宝系ロードショー
2012年04月11日映画『小川の辺』が7月2日(土)に公開を迎え、主演の東山紀之をはじめ勝地涼、松原智恵子、藤竜也、篠原哲雄監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇。まもなくやってくる七夕にちなんで願いを書いた短冊を笹に飾った。藤沢周平の「海坂藩大全」(文藝春秋刊)に収められた一篇を原作に、妹の夫で親友である男の討伐を命じられた武士とその奉公人の旅路を中心に武士として生きる苦悩、義と情の思いを描く。山形での撮影に加え、数々のプロモーション活動に精を出し、総移動距離9,000キロにおよぶ全国展開のキャンペーンも行って、ついに全国公開を迎えたとあって東山さんは感無量の面持ち。「やっと初日を迎えました。スタッフ、キャストの思いが小川となり、大河へと向かうことを切に願います」と関係者の思いを代弁した。勝地さんは、藤沢作品への参加に「プレッシャーも感じました」と明かしつつ「人が人を思う気持ち、家族を思う気持ちについて考えさせられました」と晴れ晴れとした表情。松原さんは「現場で階段があれば、東山さんも勝地さんも手を引いてくださって、藤沢作品の登場人物そのままの優しさを感じました」と撮影をふり返り笑顔を浮かべた。ひとりだけ松原さんをエスコートしなかったという藤さんは「その理由は誤解されるからであります!」と照れ笑い。そして「(映画を)封切りの初日に観れば、開運間違いなしという定説があります」とこの日の観客に幸運が訪れることを約束した。この日は、上映前にあらかじめ観客に短冊に願いを書いてもらっており、それらが吊るされた笹が舞台に運び込まれた。様々な願いが書かれた短冊に東山さんは興味津々。「勝地涼がんばれ」と書かれた短冊を見つけると「よっぽど頑張ってないと思われてるんだな」と勝地さんをイジり、先日、入院が伝えられたジャニーズの後輩である「嵐」の相葉雅紀の回復を願う短冊には「僕も本当にそう願います」とポツリ。では、気になる東山さん自身が短冊に書いた願いはというと「世界が平和になりますように」。東山さんは少し照れくさそうに「本当の願いは給料が上がりますように」と明かし、さらに勝地さんの「たくさんの人が笑顔になりますように」という願いに対して「キミはアイドルだね。まだモテたいのか?」とツッコミを入れ、会場の笑いを誘っていた。『小川の辺』は全国にて公開中。■関連作品:小川の辺 2011年7月2日より全国にて公開© 2011「小川の辺」製作委員会■関連記事:勝地涼インタビュー東山紀之と向かい合い「目で語り合った」東山紀之藤沢周平が描く家族の姿から「多くの発見と気づきがあった」菊地凛子が時代劇初挑戦!藤沢周平原作『小川の辺』でヒロインに
2011年07月04日「武士というのは難しいものだな」――。映画の中で東山紀之演じる主人公・朔之助がつぶやく。この映画がなぜこうまで美しいのかがこのセリフに凝縮されている。現代においてもある種の称賛を込めて“武士”や“侍”という言葉が人物を形容するのに頻繁に使われるが、映画『小川の辺』からは、武士という生き方の不条理、そしてその不条理がゆえの美しさがひしひしと伝わってくる。「人を許せる、命を賭けて許せるということ」。朔之助の奉公人・新蔵を演じた勝地涼は、この映画を通じて感じた武士というものをこう表現する。決してセリフが多くなく、感情を露わにすることもない。その中で彼は何を感じ、表現したのか――?「凛とした強さと思いやり」藤沢作品に出演する“覚悟”親友であり、妹の夫でもある男の成敗を命じられた朔之助。朔之助とその妹の田鶴とは兄弟同然に育てられた奉公人の新蔵。2人の旅路を中心に物語は綴られていく。原作は、これまでにもいくつもの作品が映像化されており、多くの俳優が出演を熱望する作家・藤沢周平による「海坂藩大全」に収められた一編。「藤沢さんの作品に出てくる人物は、日本人の凛とした強さを持っていて、物語には人が人を思いやる気持ちがあふれている。“大人”の俳優さんたちが演じているのを見て、いつか映画に出てみたいという気持ちは持っていましたが、一方で自分にはまだ早いという思いもありました。そういう意味で、嬉しさの反面、セリフが少ない分、きちんと表現できなければ中身のない役になってしまうという不安もありましたね」。言葉どころか、表情にさえもなかなか自分の思いを出そうとしない新蔵だが、勝地さん曰く「感情はうごめいている」。田鶴の住まいを見つけたことを新蔵が朔之助に報告するシーンには、互いの心中を汲み取る男2人の複雑な胸中の思いがにじみ出ている。「見つけてからどれくらいになるか?と尋ねられて『5日になります』と答え、朔之助さんが『ご苦労だった』と返す。当初、僕は新蔵の言葉に、どこか後ろめたさや気まずさを出すべきかと思ってました。そうしたら東山さんが『ここはお互いに目と目を見てやりたい』と仰ってくださったんです。だから、あのシーンはほかのシーンと違い、新蔵は最初から顔を上げて話をして、しっかりと自分の中で覚悟を決めているんです。それに対して朔之助さんもあえて大げさに『受け止めた』という思いを出すことなく、ただ『ご苦労だった』と。このシーンは特に、現場で作り上げた感が強いです。いまの人ってすぐに感情を出したがるけど、この映画の登場人物たちは相手の感情が動くのを待って、汲み取る。分かっていてもあえて口や表情に出さない、そうしたこの時代の人間の生き方がよく出てて、やっていてすごく気持ちよかったですね」。朔之助、田鶴と兄弟同然に育てられつつも、彼らに仕える立場にある新蔵。特に田鶴との間には特別な感情が――。親友を斬らねばならぬ朔之助と同様に、新蔵の姿、思いからもまた武士の家に生きる男の儚さが伝わってくる。「ちっちゃな頃から一緒にいたので、おそらく新蔵には田鶴の気持ちが分かっていたと思いますよ。ただ、年を経て身分をわきまえるようになっていく中で、自分のことを想っているのか?と考えることさえもなくなっていったんじゃないかと。自分の気持ちを抑え込むというよりも、そんなことを考えるのはおかしい、発想自体がない。だから、嫁ぐことが決まった田鶴との納屋でのシーンに関しては、僕自身、演じる上でどう受け止めていいか分からなかったです。あの時代の女性としてはあり得ないようなアプローチをしてくる田鶴に対して、目を背けるべきか見つめるべきか――?ただ実際のシーンでは菊地(凜子)さんが目で語りかけてくるようで、それに引きこまれて目と目で会話ができたと思います。菊地さんの目に素直に反応していたというか…正直、いまふり返ってもどんな感情がわき上がって来たのか思い出せないくらいなんです」。年を重ねることが「楽しみ」な25歳10代半ばでのデビューから数えて昨年でちょうど10年を迎え、20代半ばに差し掛かった。「10年経って見えてきたものというのはなかなかないんですが」と前置きしつつ、変化や成長について、こんな言葉を口にする。「10代のときには当然、10代の役が来ていましたが、歳を取るにつれてもちろん、演じる役柄も歳を取っていくんですね。年齢を重ねることでセリフが説得力を持つというのは確かにあるとは思いますが、それだけじゃ足りないなと思ってます。10代の頃は、学生の役であれ、恋愛のシーンであれ、自分の経験から分かる部分が多かったけど、今後、自分の経験に当てはまらない役をやっていかなくちゃいけない。経験を積んで、役やセリフに説得力を持たせられるようにしたいです」。その口ぶりは、年齢を重ねることを心待ちにしているようだ。「ワクワクしてますね。10代の終わり頃は、早く大人になりたかった。背伸びしていた時期もありましたが、背伸びはダメですね(笑)。だからいまは、25歳として25歳の役ができればいいかな、と。焦りはないけど、年を取ることが楽しみです。あえていま、やってみたい役を挙げるなら悪役。10代の頃の悪役って、どうしても少年犯罪の類で動機が単純なんですよ。単なる悪とは違う、悪は悪なんだけど“何か”を抱えて悪に走るような役で葛藤や悪が突きつけるものを表現したいです。25歳じゃまだ説得力ないかな…(笑)?」淡々と、そして貪欲に自らを成長させる要素を取り込んでいく。20代後半、30代とどのように歳を重ね、役柄を変化させていくのか?楽しみに見守りたい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:小川の辺 2011年7月2日より全国にて公開© 2011「小川の辺」製作委員会■関連記事:東山紀之藤沢周平が描く家族の姿から「多くの発見と気づきがあった」菊地凛子が時代劇初挑戦!藤沢周平原作『小川の辺』でヒロインに
2011年06月28日映画『小川の辺』完成記者会見が6月7日(火)、都内で開催され、主演の東山紀之をはじめ、勝地涼、片岡愛之助、松原智恵子、藤竜也、篠原哲雄監督が出席。東山さんは映画の撮影が行われた東北地方への思い、家族への思いなどを明かした。藤沢周平の人気連作をまとめた「海坂藩大全」(文芸春秋社刊)の中の一篇「闇の穴」(新潮文庫刊)を原作に、親友であり妹の夫でもある男を討てと藩命を受けた武士の旅を綴った義と情の物語。東山さんは先月より、本作を携えて山形、仙台、盛岡と東北地方に足を運んできたが「撮影では、山形のみなさんをはじめ、東北の方々のお世話になりました。心をひとつにして、勇気を持っていただけるようにと回ってきました」と真摯な表情で語る。本作の撮影終了後に、女優の木村佳乃と入籍し、先ごろ第一子を授かったことが報じられたが「藤沢先生の作品には、家族の愛が多く含まれていて、発見や気づかされることが多いです。今回の震災で、目が覚めたところもありました。ごくごく普通のことが幸せで、ちょっとの幸せを大切にしていきたいと改めて感じました」と心境を明かした。本作の登場人物について「古き良き日本人の凛とした強さ、清らかな心を感じさせてくれる」と語るのは、藤沢作品初挑戦の勝地さん。東山さんとの二人旅が物語の軸となっているが、東山さんとの共演については「飲みに連れて行ってもらって勉強になるお話をいっぱい伺いました」と笑顔を見せた。この日も、東山さんが突然「勝地くん、(質疑応答を)仕切って」とむちゃぶりするなど、2人は強い絆を感じさせた。舞台公演の合間をぬって駆けつけた愛之助さんは、かつて舞台で藤沢作品の「蝉しぐれ」に出演したこともあり、藤沢さんの小説の大ファンだったという。東山さんとの激しい殺陣を披露しているが「道場に通って四苦八苦しながら勉強しました。東山さんと会わせる時間はあまりなかったんですが、東山さんは運動神経抜群ですぐに入ってきて楽しく務めることができました」と充実した表情を見せた。松原さんは美しい着物で出席。椅子に座ろうとすると隣の東山さんがすかさず手を引いてエスコートしていたが、東山さんについて、現場での芝居への取り組み方を絶賛。「(東山さんは)いつも立っていました。座っているところをほとんど見たことがなかったです」と明かした。すると、東山さんは照れくさそうに椅子から立ち上がり、会見場は笑いに包まれた。藤さんは東山さんの父親役だが「これまで家庭でも立派なお父さんだと言われたことはなかったけど、今回、立派なお父さんをやらせていただき、役者冥利につきます」と感謝。“息子”について「イメージ通りストイック。こんなに月代(さかやき)が似合う俳優はあまりいない」と讃えた。また、東山さんはこの日は残念ながら欠席となった妹役の菊地凜子の印象を聞かれ「『バベル』で強烈な印象を持っていたので、エキセントリックな方かと思っていたらすごくきちんとした自立した素晴らしい女優さんでした」と語り、菊地さん演じる田鶴との重要なシーンの撮影の日の思い出として「(その日は)僕の誕生日だったんですが、菊地さんが『東山さん、誕生日イエーイ!』と言ってくださり、僕も『イエーイ』とちょんまげ姿で返しました(笑)」と意外な“バースデイエピソード”を明かしてくれた。『小川の辺』は6月18日(土)より山形県で先行公開ののち、7月2日(土)より全国にて公開。■関連作品:小川の辺 2011年7月2日より全国にて公開© 2011「小川の辺」製作委員会■関連記事:菊地凛子が時代劇初挑戦!藤沢周平原作『小川の辺』でヒロインに
2011年06月07日TBS系新連続ドラマ「GM〜踊れドクター〜」に主演する東山紀之、共演の椎名桔平らが6月25日(金)、東京・赤坂の同局で行われた制作会見で、FIFAワールドカップで同日早朝に決勝トーナメント進出を決めた日本代表を祝福した。東山さんは、この日の同ドラマのリハーサルに備え、リアルタイム観戦はしなかったものの「日本代表を信じていました。勝って良かった」と喜び「スタジオ撮影の初日が、ちょうどオランダ戦の日で、みんなで試合を見つつやっていて、そこで心がひとつになった気がした」と日本代表のチームワークに触発された様子。共演の大和田伸也が「3時にパッと目が覚めて試合を見た。この日本代表はチームワークがすごくよくて爽やか。それで勝ったと思う。この(ドラマの)チームもチームワークがよくて爽やかですね」と上手く共通項をあげると、同じ共演の八嶋智人も「GMと書いてチームワークと読みます。そういうことを言いたいんですよね、東山さん?」と強引なフリ。東山さんは「まさに、そういうことです。チームワークがあれば、怖いものはないです」とちゃっかり乗っかってPRした。日本代表の次戦、パラグアイ戦は、日本時間で29日午後11時からで、同局で放送される。サッカー好きで知られる椎名さんは「いま、問題になっているのが、その日は夜中の2時まで埼玉でロケの予定になっていまして」と真顔(?)で問題提起。鈴木早苗プロデューサーは「椎名さんのご意見をいただいて、検討しておりますが、いろいろ問題もありまして…検討中です」と苦笑いでなだめた。同ドラマは、アメリカ帰りの総合医療のスーパードクター、後藤英雄(東山さん)を中心に大学付属病院の総合診療科で働く医師、看護師たちの奮闘と成長を描く物語。後藤はかつてのアイドルでダンサーとしての一面を併せ持つ設定。奇しくもこの日は、キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンの命日にあたり、東山さんは「とても寂しいけど、心の中ではいつか会いたいって思いながら僕も頑張ろうと思っています。世界中のマイケルのファンが彼の功績を称えていると思う」とオマージュを口にしていた。「GM〜踊れドクター〜」は7月18日(日)放送開始(日曜21:00〜/初回は15分拡大)。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:君に届け 2010年9月25日より全国東宝系にて公開大奥 (2010) 2010年10月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 男女逆転「大奥」製作委員会■関連記事:三浦春馬仕事飲みデビュー「初めて監督とお酒飲みました」将軍様のおな〜り〜!柴咲コウ、ついにクランクイン『大奥』御鈴廊下で製作会見『大奥』堀北真希、着物で撮影快調前売券も快調、2万枚が即日完売!“男女逆転”に世界も注目よしながふみ「大奥」がSFファンタジー文学賞受賞柴咲コウ、次は写真詩集に挑戦?「葛藤、叫びを伝えたい」写真集発売イベント
2010年06月25日