日向坂46が11/8(水)に約3年振りとなる2ndアルバム『脈打つ感情』をリリースする。MUSIC ON! TV(エムオン!)では、これを記念して、一期生から東村芽依、二期生から富田鈴花、三期生から山口陽世を迎え、アルバムの魅力をたっぷりとお届けするオリジナルコンテンツを放送!ライブで幾度となくパフォーマンスしてきた楽曲への想いやライブでの思い出を語るほか、収録楽曲にちなんだ企画では自分以外のメンバーの「君しか勝たん!」と思うことを発表したり、”刺せるナイフは一本だけ”の黒ひげ危機一髪チャレンジ「One choiceで飛ばせ!」などにも挑戦。盛りだくさんのラインナップをお楽しみに!■■番組情報■■<番組名>M-ON! SPECIAL 「日向坂46」~脈打つ感情~<放送日時>2023/11/19(日)19:30~20:30<出演>東村芽依、富田鈴花、山口陽世\ミュージックビデオ特集もお届け!/<番組名>日向坂46特集<放送日時>2023/11/19(日)20:30~21:30\プレゼントキャンペーンも実施決定!/この放送を記念して、期間中にスカパー!サービスでエムオン!単チャンネルを新規ご契約いただき、キャンペーンにご応募いただいたお客様の中から抽選で3名様に、出演メンバー直筆サイン入りチェキをプレゼント!▼本キャンペーンに関する詳細は、こちらをご覧ください 以上MUSIC ON! TV(エムオン!)は、スカパー!、ケーブルテレビ、ひかりTVなどでご覧いただける音楽チャンネルです。詳しくは、MUSIC ON! TV(エムオン!)公式サイト( )まで。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月01日【前編】日本人唯一のマルタ騎士・武田秀太郎さんはIQ160のギフテッド京大、予備自衛官、ハーバードの華麗なる経歴より続く“転生したら魔法使いに”“転生したら騎士に”……、そんな「異世界転生モノ」があふれる現代の日本で本物の騎士になった武田秀太郎さん(34)。武田さんはIQ160のいわゆる“ギフテッド”。不公平な世界に憤りを抱いていた天才少年が、予備自衛官、青年海外協力隊員、国連職員などを経て、ついには1千年の歴史を誇る「マルタ騎士団」のメンバーに!そこには“神の恩寵”としか言いようがない、数奇な物語があったーー。「今日は武田の取材のために、遠くからおいでいただき、ありがとうございます」取材の場所を研究室から自宅に移動すると、九州大学准教授・武田秀太郎さんの妻・美都里さん(31)が笑顔で出迎えてくれた。2LDKのマンションのリビングは、壁にも書棚にも騎士に関する額装や書籍であふれ、ちょっとした騎士博物館といった趣きだ。「インテリアは、すべて彼の美的感覚で統一されています。ギフテッド(※武田さんはIQ160)ならではのこだわりなのでしょうか、天井の照明も、最初に私が選んだのは一般的な丸いライトでしたが、彼はそれが気に入らなかったようで、いつのまにか取り替えられていました(笑)。かと思えば、大雑把なところもあります。つまり自分でコントロールしたいことと、そうでないことがはっきりしているんです。たとえば持っている服はスーツだけで、着古したスーツを寝間着にしているんですよ(笑)」2人が出会ったのは武田さんがまだ大学生のころ。入籍したのは’16年春だった。「お話ししてきたとおり、私は次々にやりたいことが出てきては、のめり込みがちですが、そんなとき、彼女は私を日常に引き戻す役目をしてくれます。私にとっては、糟糠の妻です」(武田さん)「結婚してから、さらに彼といっしょに成長していくには私も博士号を取ったほうがいいと思い、京大に入り直して、ずっと興味があった社会健康医学で博士号を取りました。いまは私も九州大の彼の研究室の隣の棟で特任助教として勤務しています。朝、いっしょに大学へ行くこともあるんです」(美都里さん)マイホームを得た武田さんはさらにさまざまな分野で才能を発揮していく。’19年には京大の仲間たちと京都フュージョニアリング株式会社を立ち上げ、共同創業者に。「核融合により“地球上に太陽を作って”、世界中のすべてのエネルギー問題を解決しようという会社です」続いて’20年には国連職員としてウィーンの国際原子力機関(IAEA)で働かないかとの声がかかった。さらに同じ年には武田さんが編訳を務めた『騎士道』(中央公論新社)が出版された。彼が騎士という存在に興味を持ったのは大学院時代だという。「さまざまな国際的な活動に関わっていくなかで、緒方貞子さんら先達のみなさんは、その支えになる哲学を持っていらっしゃると感じました。それは何だろうと考えたとき、幼いころから接してきた“弱きを助ける”というキリスト教的な精神をはじめ、自己研鑽や誇りある生活ぶりなどに強く惹かれている自分に気づいたのです。ちょうどハーバード大学の図書館にも入り浸っていたころで、多くの騎士に関する書籍と出合い、原書から日本のマンガまでほぼすべて読み尽くしました。騎士道って……素敵なんですよね。ストイックで、人のために役立つことをする。その価値観がしっくりきて、さらに調べていたら、この現代にいまだ騎士団が存在していることを知ったのです。活動はやはりヨーロッパがメインなのかと考えていたところ、そのタイミングでなんとウィーンへ行くことに。これぞ“神のご計画”と思いました」そして国連職員として働き始めて1年ほどしたとき、ランチの席で、同僚職員から突然、こんな問いかけをされたのだった。「マルタ騎士団に興味ありますか?」武田さんの返事は、もちろん「イエス」だった。■忘れられなかった「教育の不公平が許せない」という思い「さっそく数週間後、現地の騎士とのランチが設定されました。大衆車に乗り、フリース姿で現れたおじさんを見て、最初は正直この人が騎士なのか?と思ってしまいました。これまでにしてきた支援活動などについて会話をし、帰宅後にいただいた名刺をネット検索したら、7世紀も続く由緒ある名家の侯爵閣下でした。彼ら本物の貴族はふだんの生活は実に質素なのですね。その後も、5~6人の貴族から次々と自宅に招かれて会食をしました。振り返ってみると、すべてが私への入団テストだったのです」武田さんがスカウトされたのは、バングラデシュでの青年海外協力隊での活動や、騎士道に関する本の翻訳などが評価されたからだった。やがて“面接試験”をクリアした武田さんは、すべての騎士候補に課せられる「修練期間」を迎える。12カ月にわたり、祈禱会に参加したり、慈善活動に従事したりする、いわば現場審査。そして現場での活動に選んだのは、いかにも武田さんらしい分野だった。「中高時代の経験もあってすぐに頭に浮かんだのが、教育の不公平が許せないということでした。特に騎士団の支部もある香港ではコロナ禍のなかのリモート授業が行われているのに、スマホさえ用意できない子供がおり、そこにこそ騎士団は介入すべきだと思ったのです」彼は本部にかけあい、ノートパソコン20台を貧困家庭の生徒に無償貸与した。「しかし大事なのはモノの貸与で終わらせないこと。それで7歳から中学生までを対象に週末に無償でリモート授業を行いました」教育の平等へのこだわりの背景には、「病者と貧者に貢献」するという騎士団の基本理念とともに、武田さんがギフテッドとして育った過去もあった。一般に、彼らは高IQであるがゆえに繊細で感じやすいという。「ずっと生きづらさを抱えてきました。一時は病院にかかるべきではないかと考えたほどです。小学5年生の自由研究で、二足歩行ロボットを自作して、うれしくて先生に見せたら、『小学生が1人で作れるわけがない』と、完全否定されてしまい、深く傷つきました。そういった話をすると生意気と批判されるでしょうが、私が言いたいのは、“落ちこぼれ”と同じように、“浮きこぼれ”もあるのだということです。ですから貧しい子はもちろん、学校や社会で浮いてしまいがちな子とも、どんな悩みにも真剣に平等に向き合おうと思うんです」’22年3月、武田さんの騎士への叙任が認められた。ちなみに必要な条件は、慈善活動に尽力していること、カトリック教徒であること、2人以上の騎士の推薦。「貴族のイメージが強い騎士ですが、現在は職業や国籍もさまざまで、約3割が女性です。騎士団も時代と共に変わっているのです。なんといっても、日本人の“一般人”の私が選ばれたのですから」同じく5月に現職の九州大准教授となり、翌6月、オーストラリアの大聖堂での叙任式に臨んだ。「ローブを身にまとった瞬間……、実に多くの人たちに支えられてきましたから、深く安堵するとともに、騎士団唯一の日本人としての矜持ある生活をすることを心に誓いました」叙任式には、妻の美都里さんも同席した。「大聖堂での式典は、みなさんが正装なさっていて、独特な歌も流れて実に荘厳なものでした。本当にこんな世界があったのだと驚き、感動しました。私自身は、騎士となった彼の奥さんとして、これまで同様に話に耳を傾けたり、疲れているならば安心して眠れるようにしたりなど、そんなふだんどおりの家庭を保つことを心がけねばとあらためて思いました」ギフテッドの苦悩を乗り越え、“主の恩寵の騎士”となった武田さん。強い覚悟とともに始まったナイトとしての生活、そして美都里さんの存在は、まさに神からのギフト(恩寵)なのだ。■ウクライナ戦争でもマルタ騎士団は活動中。「私も戦争や貧困、飢餓をなくすため貢献を」「日本では、騎士という存在が陰謀論にからめて語られたりと、怪しいイメージを持たれているようにも感じます。それはわれわれがきちんとした情報を発信していないことも一因ではないかとも思うので、今後は私も前に出て、真の騎士の姿について話していきたいと思っています」今年6月に『マルタ騎士団知られざる領土なき独立国』(中央公論新社)を出版した理由の一つについてこう語った武田さん。1年ほど前からは地元テレビ局の情報番組『バリはやッ!ZIP!』(FBS福岡放送)で水曜日のコメンテーターを務めている。「放送が早朝5時台からなので、水曜日は2時半起きでテレビ局に向かいます。眠いですが(笑)、未知の世界を楽しんでいます」さらに、彼らしい新たな取り組みも動きだした。「福岡の私立高校でアカデミックアドバイザーを務めています。学生が1人で悩まずに、本人のチョイスを実現するにはどうしたらいいかを共に考えていきたいです。また世界に目を向ければ、まだまだ病者や貧者の問題は根深いものがあります。ロシア・ウクライナ戦争でもマルタ騎士団は、ボランティア活動や物資支援を行っています。私も、これからも騎士として技術者として、戦争や貧困、飢餓をなくすための貢献をしていきたいと思います」写真撮影のとき、スーツと騎士の祭服しか入っていないクローゼットも見せてもらった。ダメ元で寝間着用のスーツを着た姿をリクエストすると、「わかりました。少しでもみなさんに騎士の私について興味を持ってもらえるのなら、いっそベッドに入っている姿のほうがいいですよね……。誰もが不思議がるのですが、私にはこのヨレヨレのスーツがいちばんラクなのです」そう言って、照れながらもスーツ姿のままベッドに横たわってくれたのだった。やさしさは、きっと強さに通じる。騎士・武田秀太郎さんの冒険は始まったばかりだーー。
2023年09月10日“転生したら魔法使いに”“転生したら騎士に”……、そんな「異世界転生モノ」があふれる現代の日本で本物の騎士になった武田秀太郎さん(34)。武田さんはIQ160のいわゆる“ギフテッド”。不公平な世界に憤りを抱いていた天才少年が、予備自衛官、青年海外協力隊員、国連職員などを経て、ついには1千年の歴史を誇る「マルタ騎士団」のメンバーに!そこには“神の恩寵”としか言いようがない、数奇な物語があったーー。「窓の外に広がる大自然を初めて見た瞬間に感動して、この景色を室内にも取り込みたいと思い、イケアで観葉植物から床材まで買い求めて自ら研究室をコーディネートしました」福岡市内の広大な丘陵地帯にある九州大学都市研究センター。10階の研究室から窓の外を眺めながら、こだわりのインテリアについて説明してくれたのは准教授の武田秀太郎さん。武田さんはここを拠点に、核融合工学や自ら立ち上げた「計量サステナビリティ学」などに取り組んでいる。サステナビリティ(持続可能性)をデータで捉える最先端の学問なのだという。複雑な数式がびっしり書き込まれたホワイトボードの前で名刺交換をしていると、部屋の隅からガタゴトという音が聞こえてきた。研究室の女性秘書が、給水機の重い水タンクの入れ替えに手こずっている様子。すると、「私がやりましょう」、そう言うや、さっと給水機まで歩み寄った武田さんが作業をすみやかに終わらせたのだった。「武田先生は、いつも、おやさしいんです」、秘書がそう言えば、武田さん、「いえいえ、当たり前のことをしただけです……そうそう、こちらの名刺もお渡ししましょうね」准教授の名刺に続いて新たに差し出された名刺には、《KNIGHT OF MAGISTRAL GRACE》とある。「主の恩寵の騎士」という意味だが、武田さんは、現在の日本でただ一人の騎士(ナイト)なのだ。彼がマルタ騎士団から騎士に叙任されたのは昨年6月のこと。東郷平八郎の副官を務めた旧帝国海軍軍人・山本信次郎以来、実に約90年ぶりの日本人の叙任だった。マルタ騎士団の正式名称は「エルサレム、ロードス及びマルタにおける聖ヨハネ主権軍事病院騎士修道会」。11世紀にエルサレムで巡礼者に宿泊と医療で奉仕するために建設された病院が起源。「病者と貧者」に献身をすることで主に近づいていく……という教えをもとに活動を続けていくなか、十字軍運動の影響を受けて、戦闘にも参加するようになった。当時いくつもの騎士団が誕生したが、現存するのはマルタ騎士団のみ。1千年という歳月を経てもその献身の精神は健在で、現在は世界中で医療支援や食料配布といった人道活動を行っている。日本でも’11年3月の東日本大震災の際に、岩手県の児童養護施設などが支援を受けていた。ローマの本部を中心におよそ1万3千500人の騎士が所属し、独自の政府や憲法を持つ、“領土なき国家”である。武田さんは京都大学やハーバード大学大学院を経て、国連職員も務めたという経歴の持ち主で、起業家としての顔も持つ。またIQ160で過去にはギフテッド(生まれつき突出した知的能力や芸術的な才能を持っている人)としてテレビ出演もあった。驚くようなプロフィールだが、武田さんは常に穏やかで、“やさしい学校の先生”という印象だった。記者たちが都市研究センターに到着したときも、「迷子になるといけないので」と、気温35度の猛暑のなか、スーツ姿で汗をかきながら、数百メートル離れた駐車場までわざわざ出迎えてくれていた。そんな武田さんが、どうして騎士になったのか?取材はその生い立ちを聞くところから始まった。■「税金で勉強しているのに、社会貢献できていない……」、京都大学で生まれた葛藤「父が技術畑の人間で、全国を転々としたものですから、私も埼玉県の幼稚園に通い、小中高時代は名古屋市で過ごしました」’89年5月6日、三重県で生まれた武田さん。情報工学者で名古屋大学の副総長を務める父親(62)、専業主婦の母親(60)と8つ年下の弟という4人家族で育った。「自分の将来をテーマにした小学1年生のときの作文で『発明家になりたい』と書いていますから、技術者への道を自然に受け入れていました。これは間違いなく父の影響です。実は、わが家は祖父、曽祖父も技術者で、『われわれ技術者や科学者の研究は世の中のために役立つものでなければならない』という教えが、いわば家訓のように受け継がれていました」いっぽうで母親からの影響も大きかったと話す。「母はいつも、障害者支援などの福祉について、熱心に話して聞かせてくれました。ですから幼稚園でキリスト教の隣人愛という言葉を知ると、幼いながらボランティア活動にも参加しましたし、自分の意思で教会にも通うようになり、洗礼も受けたのです」東海中学校・高等学校では、活動はより精力的になっていた。「私立の学校でしたから、学費を払えずに退学する仲間が出てくるわけです。経済的な理由で学ぶことを中断される不公平に私は強い憤りを感じ、『教育に平等を』をスローガンに掲げて運動を始めました。放課後や休日には生徒たちをデモに誘ったり……。学校内では浮いていた、というか浮き倒していたと思います(笑)。中高一貫校でしたが、そんな生活ぶりでしたから当然、成績は下から数えたほうが早かった。進路相談で担任に『第一志望は京大』と言ったら、鼻で笑われました」生活を勉強中心に切り替えてから1年後、見事に京都大学工学部に合格。ところが武田さんは入学直後から、ある葛藤を抱えるようになる。「国立大で1人数百万円の税金を使わせてもらって勉強しているのに、いまの自分は何の社会貢献もできていない、と。悶々としながら過ごしていた大学3年生の3月、東日本大震災が起きたのです。かつての仲間たちはすぐに被災地入りしたと聞いて、自分は何をやっているのだと、居ても立ってもいられなかった。気がついたら、休学届を出していました」直後に陸上自衛隊予備自衛官として任官を果たした。「新たに軍事英語も勉強して、被災地で活動する米軍の支援などを担当し、予備自衛官として2年間働きました」大学に復学すると、今度は青年海外協力隊員としてバングラデシュなどへ赴き、現地の人たちといっしょに農村でインフラ整備のための基礎作りを行った。そうした生活のなかで、進むべき道がおのずと開けていく。「エネルギー問題を解決すること、常に社会との関わりを持って生活・研究をしていくこと、という2つの大きなテーマがより鮮明になってきました」そして京都大学大学院エネルギー科学研究科に合格、続いて同科では史上初で博士号を1年の飛び級で取得、さらにハーバード大学大学院でサステナビリティ学の修士号を得るなど、国際的にも注目される研究者となっていくーー。【後編】日本人唯一のマルタ騎士・武田秀太郎さんIQ160の天才が抱えてきた“生きづらさ”へ続く
2023年09月10日岸田政権の防衛費倍増に、抗議の声をあげた東村アキコさん。詳しい説明がなされないまま強引に進む国の政策には不安を感じると、その心境を語ってくれた。「防衛費を増額するというニュースを聞いたとき“防衛に関わるものに使うんだろうな”と、あまり深く考えていなかったんです。ところが、私たちの税金が“敵を攻撃する”ためのミサイルに使われるのだと知って、すごく驚きました。本当にそれで戦争を抑止できるのか、生活を犠牲にしてまで軍拡すべきなのか、わからないことだらけ。だからこそ、思い切って声をあげてみたんです」こう口を開いたのは、漫画家の東村アキコさん(47)。『海月姫』や『東京タラレバ娘』など数々の人気漫画を世に送り出してきた東村さんが、「そこはかとない恐怖」を抱いているのは、防衛費の増額によって進む日本の軍拡だ。岸田内閣は敵基地攻撃能力の保有や新規装備の購入などを打ち出し、5年間の防衛費総額を43兆円に増額。これまで対GDP比で約1%としてきた防衛費を’27年度には2%まで倍増させる方針だ。2月3日には、防衛費増額の財源を確保するための特別措置法案が閣議決定された。東村さんが、こうした“異変”に気づいたきっかけは、漫画の取材中だった。「着物漫画を描いているため、京都に取材旅行に行ったときのことです。ある着物屋さんの女将さんと、舞妓さんが身につける“ぽっちり”という帯留めの話になりました。“ぽっちり”は芸術的な意匠を凝らしたものが多く、家で代々受け継がれたりするもの。だからすごく高価なんですが、その女将さんから『先生も一つ、買いはったら、どうですやろ?お金残しても、税金でミサイルを買わされるのやから』って言われて『え!ミサイルって、何それ!』となってしまったんです」驚いた東村さんは防衛費に関する情報を探すためテレビを見てみたが……。「防衛費を増額して、どんな目的で、どんなものを買おうとしているのか知りたくなって、朝から晩までつけっぱなしにしている仕事場のテレビを見たんです。けれど、ほとんどこの話題に触れていないんですね。知らないうちに、軍拡が進められたら怖いなって思うようになりました。そんなとき、漫画のモデルにもなっている実業家の奥谷禮子さんから『平和を求め軍拡を許さない女たちの会』を一緒にやろうというお誘いをいただいたんです」メンバーに東大名誉教授の上野千鶴子氏、法政大学前総長の田中優子氏、経済学者の浜矩子氏らが名を連ねた同会。防衛費の対GDP比2%への引き上げを撤回し、女性や子供の視点に立った政策を進めるよう、署名活動をしている。■武器購入が平和につながるのか、疑問でならないとはいえ、これまであまり漫画や自身のSNSなどでも政治について発信してこなかった東村さん。参加に迷いはなかったのだろうか。「エンタメの世界で生きてきたクリエーターとして、純粋に作品を楽しんでもらうために、あえて政治的な発言は控えてきました。でも、エンタメは、平和あってこそのもの。もう黙っていられなくなったんです。もちろん『わざわざ、東村さんが言う必要はないじゃないですか』と止める人もいたし、ネットとかでたたかれることもあるかもしれません。でも、私が発信することで、1人でも多くの人にこの問題を考えてほしいと思ったんです」ネットニュースのコメント欄やSNSでは、軍拡反対を訴える人に対して、厳しい言葉を投げかける人も少なくない。しかし、それでも東村さんは決して引かない。「なかでも私がいちばん疑問に思ったのは、トマホークを500発も買うことです」トマホークとは、敵基地攻撃を想定して、日本がアメリカから購入する巡航ミサイル。政府は、’23年度に約500発を一括購入する契約を米国と結ぶ方針。同年度の予算案には、トマホーク取得費として2113億円が計上された。「“何をそんなに甘いことを”“平和ボケだ”と言う人もいるでしょう。でも、ウクライナにロシアが侵攻してから1年がたちます。当初、圧倒的な軍事力があるロシアが、数日以内に制圧すると報じられていたし、私もそうなんだと思っていました。しかし、戦いはまったく終わりません。毎日のように何発ものミサイルを撃ち合って、犠牲者が出ても、戦争は続いています。仮に日本がトマホークを500発購入したところで、本当に平和につながるのでしょうか。戦争の抑止につながるのでしょうか。ウクライナの状況を見ると、とてもそうは思えないんです」たしかに増税や歳出カットなどで“何が何でも防衛費を作る”という今の政府のスタンスには、恐怖を覚える人も多いだろう。■周辺国との緊張が高まることへの懸念「コロナ禍以降続く物価の上昇で、この3年ほど、生活が厳しくなっています。ガス代も電気代も高くなったし、各家庭では教育費などでも大変な思いをしています。もっと日常生活のために税金を使うという選択肢はないのでしょうか。もちろん、反対の意見もあると思います。もっと賛否を含めた議論を聞きたいのです」防衛費増税をはじめ、自民党は憲法9条に自衛隊を明記する改憲案を打ち出すなど、政府は軍拡の動きを加速させている。考えたくないことだが、今を生きる若者たちが戦地に送り出されてしまう可能性もゼロとは言い切れない。エッセイ漫画『ママはテンパリスト』では、息子“ごっちゃん”の幼少期を描いた東村さん。一人の母親としても、決して人ごとではないのだ。「防衛費と言いながら、敵基地を攻撃する武器を購入することで、周辺国との緊張が高まることも不安の一つです。いま、ウクライナでは、18歳から60歳までの男性が出国を禁止されたと報じられています。“ごっちゃん”も、いまは高校生。軍事的な衝突が起これば、どうなるのか……」ウクライナでは侵攻開始当日の’22年2月24日に発令された総動員令が今も発令されたまま。自分の子供を戦地に立たせるのは、どんな親でも避けたいだろう。「外交などを通じて、どんな話し合いをするのか、防衛費を増やす以外の道筋も、もっと見える形で示してほしいです。ほんとうに、私にはわからないことばかり。だからこそ、納得できる説明や議論をしてほしいんです」東村さんが訴えるような、子を持つ母の思いは、岸田政権に届くのだろうか。
2023年02月23日9月13日に発売される『日向坂46 東村芽依1st写真集 見つけた』より、初ランジェリーカットが12日、先行公開された。今回先行公開されたのは、脱ぎかけの猫柄パジャマとのギャップが衝撃的な黒のランジェリー姿の1枚。普段は無邪気な印象が強い東村が黒のランジェリーを身にまとい、今まで見せたことのない大人っぽい表情を見せている。同写真集は、猫のように可愛らしさとミステリアスな雰囲気を併せ持つ“めいめい”ならではの世界観「めいわーるど」をテーマに、彼女の出身地である奈良をはじめ、東京と九州でも撮影を敢行。大好きないちごを食べたり、川や高原など自然の中でやんちゃにはしゃぎ回ったり、ピンク一色のメルヘンな空間でカワイイものに囲まれたりと、“めいめい”だからこそのシチュエーションが盛りだくさんの内容となっている。さらに、犬かきならぬ“猫かき”でプールを縦横無尽に泳ぐ“めいめい”らしい姿から、初めて見せる無防備な姿まで、水着やランジェリーでの撮影にも初挑戦。「猫キャラ」や「泣き虫キャラ」など、豊富なキャラクターを持ち合わせながら、人見知りで口下手な“めいめい”の謎に包まれた生態を覗き見ることができる一冊となっている。東村は「写真集を出すことが夢だったので、最初にお話を聞いた時は嬉しすぎて泣いてしまいました(笑)。私の地元の奈良県や、大好きなピンク一色の世界観、ずっと行ってみたかった場所でも撮影したり、シチュエーションごとに髪型にもたくさんこだわったので、いろんな私を見ていただける写真集になっているんじゃないかなと思います。たくさんのおひさまの皆さんに『めいわーるど』を楽しんでいただけたらうれしいです」とコメントしている。(C)藤本和典/白夜書房
2022年08月12日白洲迅と堀田茜が、「ABEMA」の恋愛モキュメンタリー番組「私たち結婚しました」に出演することが決定。人気漫画家・東村アキコが本作に参加することも分かった。同番組は、韓国で約9年間レギュラー放送された番組を日本版にリメイクしたもの。与えられた設定の中で、俳優たちが新居見学から家具選び、家具の組み立てなどを行っていく、芸能人ペアの結婚生活のような様子を垣間見ることができる。すでに、野村周平と「ゲスの極み乙女。」さとうほなみペアの出演が明らかになっているが、今回2組目のペアとして、「刑事7人」「私の夫は冷凍庫に眠っている」「リコカツ」などに出演する白洲さんと、「世界の果てまでイッテQ!」でも話題のモデルの堀田さんが決定。2人の7日間の結婚生活は、東京ドームシティで出会い、結婚指輪を買いにいくところからスタート。その後、ロンドンバスでのウェディングパーティーを楽しみながら夜景を眺め、夫婦の距離を近づけていく。白洲さんは「“どこまでが設定”で、どこまでがリアルなのか?”、そして今のは設定なのかな?とか素顔なのかな?など想像をしながら、ぜひ楽しんでもらえたら」と呼びかけ、「心の底から楽しむことを忘れず、常にドキドキと隣り合わせで撮影に挑んでいます」と明かした堀田さんは「見てくださっている方が次週も楽しみになるような、真新しい"モキュメンタリー"を届けられるよう頑張ります」と意気込んだ。さらに、結婚生活の中で夫婦仲をより深めるために、2人で協力して行うミッションの提案=“ラブミッション”を、「海月姫」「東京タラレバ娘」「美食探偵 明智五郎」の東村氏が監修。「指輪を交換し相手の目を見て誓いの言葉を交わして下さい」「夫婦で向かい合って一緒に暮らすためのルールを決めてください」などといったラブミッションが登場する。東村氏は「少女漫画家として2組のときめきが生まれる瞬間を見届けたいです!」とコメントを寄せている。「私たち結婚しました」は7月9日(金)23時~ABEMAにて配信。※初回45分拡大(cinemacafe.net)
2021年07月05日現代を生きる等身大の女性たちの悲喜こもごもをリアルに描いてきた東村アキコさん。『私のことを憶えていますか』で選んだテーマは、初恋だ。誰しもが甘酸っぱく、あるいはほろ苦く思い出すその記憶が、いまの自分の人生とつながったら…。主人公の遥はそんな偶然に直面する。遥は、ゴシップサイト編集部のライターとして仕事三昧な日々を送っている30歳のシングル女性。ある日、人気俳優SORAが初恋相手の少年〈こうちゃん〉に似ていることに気づくのだが……。「作中の設定は、ほとんど私の実体験を重ねています。たとえば、私はアイドルグループ『2PM』のチャンソンの大ファンなんですが、K‐POP好きな友人たちからも『あなたが好きだって言うアイドルはいつも同じ系統の顔をしているよね。パフォーマンスとか関係ないよね』と指摘されてすごく納得しました。私自身の初恋も小学6年生で、相手はよく遊んでいた3歳年下の男の子。記憶では、『ターミネーター2』に出ていた少年時代のエドワード・ファーロングみたいでした!臆して好きだと言い出せなかったことや、バレてはいけないとひた隠しにしていたことも同じ。『初恋の相手こそがその人の恋愛のベースになる』というのが私の恋愛持論のひとつで、実際、周囲に聞いてみても共感してくれる人が結構いたんです。ならば、そうした気持ちを織り込んで描いてみようと思いました」〈こうちゃん〉は家庭の事情で引っ越してしまい、その後の消息がわからない。遥にすれば、初恋相手が芸能人になって目の前に現れたのかもしれないわけだ。SORAは〈こうちゃん〉なのか否か。もしそうだとしても、自分はどうしようというのか。遥の気持ちは揺れる。「イケメン俳優さんたちの小中学生時代には、きっと彼らに恋していた女の子たちがたくさんいたはずで、自分の初恋相手がいま芸能界にいる女性って1万人くらいはいそうだなと(笑)。わりと現実味のあるストーリーではないかと思うんです」一方、遥には猫作という腐れ縁の幼なじみがいる。恋愛の機微に乏しい遥は、猫作が密かに遥のことを思っていることにも気づいていない。この奇妙な三角関係の行方も物語の牽引力。なにせ、猫作はイケメンでワイナリーの跡取りという高スペック男子なのだ。「猫作がマンガ用語でいうところの『スパダリ』、つまりパーフェクトな男の人ではあるんですが、まだ完璧なスパダリになるためのエピソードが見えていなくて思案中です。リアルな恋愛で考えれば、SORAは芸能人なので、遥とくっつくのはなかなか難しい。猫作とハッピーになるという展開も可能性としてはあるけれど、実際、マンガは描いてみないとわからない部分が多くて。寡黙で魅力的なハンサムと、憎まれ口を叩く気心の知れたハンサムに挟まれて悩む感じが、オーソドックスな少女マンガのようでもあり、懐かしくないですか?」ちなみに、本作は日本と韓国で同時連載。マンガ界初の試みも話題だ。「なので、たとえば町の風景や看板の文字などは日本版・韓国版で変えているんですね。身近な物語として感じてもらいたいし、と同時に、どこの国の人が読んでも違和感なく読んでもらいたいので、細部まで工夫しています」3巻では、いよいよSORAの正体を遥が知ることになるのか…。首を長くして続刊を待ちたい!『私のことを憶えていますか』3仕事でSORAにインタビューする機会がめぐってきた遥。しかし、問い詰めることもできず、もやもやした気持ちは高まるばかり…。電子マンガサービス「ピッコマ」にて連載中。4/7発売。文藝春秋1045円©2021,Higashimura Akiko,neostory,All rights reserved.ひがしむら・あきこ1975年、宮崎県生まれ。’99年『ぶ~けデラックス』増刊にてデビュー。『海月姫』で講談社漫画賞少女部門を、『かくかくしかじか』でマンガ大賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。「東京タラレバ娘」シリーズ、『雪花の虎』など著書多数。衣装協力(ジャケット)・LOVELESS(LOVELESS青山 TEL:03・3401・2301)※『anan』2021年4月7日号より。写真・土佐麻理子(東村さん)スタイリスト・藤原わこヘア&メイク・後藤るみインタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2021年04月05日『東京タラレバ娘』『偽装不倫』など、数々の人気漫画を生み、多くの作品が実写化されている東村アキコさん(44)。そんな彼女が新作で挑んだテーマは「お稲荷さんと商売人」!「はじめに『漫画の原作になるような、お稲荷さんについての本を書いている人がいる』というお話を聞いたときには、新人漫画家さんやアシスタントさんを紹介するつもりでした。でも、原作を読んでいくうちに“ん?これは人に渡すのはもったいない”って思って、『私が描いちゃおう』と(笑)」笑顔でそう語るのは、3月25日発売の描き下ろし漫画『稲荷神社のキツネさん』(光文社・町田真知子原作)を作画した、東村アキコさん。物語の主人公は、仕事にやりがいを見つけられない旅行代理店勤務のサラリーマン・井上正助。ある日、稲荷神社にお参りに行くと、不思議な“キツネさん”に声をかけられる。そのキツネさんからお参りの心構えや、お金儲けの方法を指南してもらい、自身の“才能”に目覚めていくーー。東村さんが、今回なぜ『お稲荷さん』を描くことになったのか。「3年ほど前から習っている茶道がきっかけなんです。一緒にお着物や歌舞伎を見に行ったりするような、和の文化に詳しい知り合いがいっぱいできると、不思議と“お稲荷さん”という言葉を聞くようになって」その茶道仲間から紹介されたのが、今作の原作を務めた神託コンサルタントの町田真知子さんだ。東京に出てきて、神棚や仏壇のない生活を送っていたという東村さんだが、原作を読んで気づかされたことは多かった。「ふと自分を見つめ直したり、手を合わせて感謝をしたり、不安を和らげてくれたり……そういう心のよりどころって、やっぱり必要だな、と思って。“そんなの関係ない”っていう強い人間は、ホリエモンぐらいですよ(笑)。『儲かりますように』って神社にお願いするのも、バチあたりじゃないかと思っていましたが、そもそもお稲荷さんは商売人のためにある。だから、“全然アリ”ということもはじめて知ったんです」自分で描く、と決意した当初はアシスタントに内緒で、空いた時間に描き進めたという。「これまで神社やお稲荷さんとは無縁だったから、“先生がスピリチュアルにハマっちゃった!”と思われたくなかった(苦笑)。でも、みんな“何か面白そうなのを描いているな”と勘づいてきて……。説明をしたら、アシスタントのみんなも興味が湧いて、稲荷神社に行きはじめるようになったんです」今作は、キツネさんの助言をもとにお金儲けの方法を探る、「商売」をテーマにした漫画。「女性にも読んでほしい」と東村さんは語る。「お金儲けに、自分の才能を使うことは大事。この漫画には、『才能とは、頑張らなくてもできること』とあるんです。いまはすごいスキルを持っている主婦の方、いっぱいいますよね。料理が上手で料理教室を開いていたり、絵を描くのが得意で、SNSに育児のことを漫画にしてアップしたら出版の話がきたり。自分が好きなことが、お金を稼ぐ方法になる、というヒントが今作には隠されていると思います」キツネさんが、あなたが隠し持つ“商売の才能”に気づかせてくれるかも!「女性自身」2020年4月7日号 掲載
2020年03月25日若手女優の富田望生が、春放送予定の中村倫也主演新日曜ドラマ「美食探偵 明智五郎」に出演することが決定。超大食いの苺の親友・桃子を演じる。東村アキコの初サスペンス漫画「美食探偵―明智五郎―」を原作に、GP帯初主演の中村さんが探偵・明智五郎を演じ、類まれなグルメの知識を使って殺人事件を解決しながら、殺人鬼へと変貌する主婦と対決する“恋する毒殺サスペンス”。今回新たに出演が決定したのは、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』『SUNNY 強い気持ち・強い愛』「3年A組-今から皆さんは、人質です-」「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」など話題作への出演が続く富田さん。本作で演じるのは、小芝風花扮する明智の相棒・苺の幼なじみで親友の桃子。ピーチ不動産社長の一人娘で、家は超お金持ち。大食いで食べることが何より好きで、明智に負けず劣らず食に詳しい。また、苺と明智の関係に興味津々で、何かと世話を焼こうとするキャラクターだ。そんな桃子役について富田さんは「存在感があるような……ないような……(笑)良い意味でどちらにも当てはまるスピード感を持ち合わせた彼女を生きる時間は、様々なギャップを楽しみながら、新しい価値観を開拓している感覚です」とコメント。「苺のそばに生まれたからには、皆さんに面白がってもらえるよう、とことん真面目に走ろうと思います。お楽しみに!」と意気込みをみせている。また、原作では番外編に登場する桃子。プロデューサーは「お金には困らないので働かず食べてばかりなのに、やたら洞察力の鋭い桃子のキャラクターに魅了され、ドラマでは毎回登場していただくことに。イメージキャストは最初から富田望生さんでした」と明かし、「当初は苺の話し相手という役割を想定していましたが、富田さんが演じて下さる喜びで、親友・苺の危機には颯爽と登場するという、原作にはない役割も入れ込ませていただいています」と新たな要素を盛り込んだと語っている。「美食探偵 明智五郎」は日本テレビ系4月期日曜ドラマにて放送予定。(レギュラー放送枠毎週日曜22時30分~)(cinemacafe.net)
2020年02月25日女優の杏が、「東京タラレバ娘」「海月姫」などで知られる東村アキコの新作漫画「偽装不倫」の連続ドラマ化で4年ぶりに主演を務めることが明らかになった。主人公は、32歳、独身の派遣社員・濱 鐘子。両親と姉夫婦が住む二世帯住宅に同居する「パラサイトシングル」。恋愛には不器用で、いつも「思い込みの激しい重めの女」と思われてしまうため、恋愛らしい恋愛をしたことがない。それでも幸せな結婚を夢見て2年間婚活に励んできたが一向に成果が出ず、自分は「絶望的に男にモテない」ことに気づいてしまった。最近ではひとり焼肉、ひとりカラオケと、「おひとり様」ライフが板についてきた。唯一の趣味は旅行。ある日、1年間の派遣契約を終え、ひとりで「婚活サヨナラパーティー」をするために向かった旅行の機内で、年下のイケメンと出会い、なぜか咄嗟に「既婚」だと嘘をついてしまう。そんな自分を「痛い」「寒い」女だとわかりつつも、嘘をつくことで、ずっとがんじがらめだった心が解放されていくのを感じる鐘子。そして、彼と過ごすうち、初めて恋の楽しさを知っていく――。「海月姫」「主に泣いてます」など数々のヒットを連発し、「東京タラレバ娘」ではアラサー女性を共感の嵐に巻き込んだ東村さんの新作漫画を早くもドラマ化。幸せになりたい! と願いながらも、不器用にもがき続ける主人公の姿が心を打つ、ハラハラドキドキのラブストーリーとなっている。連続ドラマ出演は4年ぶりとなる鐘子役の杏さんは、「色々と迷う部分もありましたが、その中で大好きな東村アキコ先生原作の『偽装不倫』を出してもらい、これを全力でやってみたいという思いがふつふつと湧いてきました」と告白。「東村さんの作品はほとんど全部読んでいて、実写化のニュースを耳にするたびに、私も演じたかったなと思ってきたので、今回出演が決まって、とても嬉しく思っています。原作者の東村さんにも、原作ファンの方にも楽しんでいただけるドラマにしたいです」と意気込みをコメント。さらに、「不倫モノは、私はなかなか共感できない」という杏さん。「この話は、実は不倫ではありません。タイトルにはドキっとさせられますが、フタを開けてみると、主人公を応援したくなる、もどかしいラブストーリーだったりします。主人公とミステリアスな青年が出会い、この先、どうなるんだろうと、毎話待ちきれない、いままでになかった作品になると思います」と、自身でも楽しみにしている様子だ。また、原作の東村さんは、「新しいチャレンジで始めたこの連載がこんなに早くドラマ化されるとは、本当に嬉しい」と言い、「しかも主人公の鐘子役を私の大好きな杏ちゃんがやってくれると聞いてびっくりしました。鐘子のイメージにぴったりです! 」と太鼓判。なお、プロデューサーを務めるのは、東村さん原作の「東京タラレバ娘」と杏さんが2015年に主演した「花咲舞が黙ってない」を担当した加藤正俊氏。「私が手がけた大好きなドラマのお2人の融合が実現しました。きっと、爆発的な化学反応を起こして、面白いドラマになると確信しています」と、大きな期待を寄せている。新水曜ドラマ「偽装不倫」は7月期、日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年04月11日月9ドラマ『好きな人がいること』もついに最終回。早くもスキコトレスになっている人も多いのではないでしょうか? 本企画のラストを飾るのは、吉田鋼太郎さん! ドラマの感想やご自身の恋愛観についてもお話をうかがいました。吉田鋼太郎さん演じる東村了は、全国に何店舗も店を持つ飲食業界のカリスマ的存在。柴崎家の3兄弟と美咲が働くレストランを買収しようと執拗に彼らの前に現れる。いったんは諦めたかにみえたが、夏向の前にまた姿を現し…■今回のドラマは、キラキラとした若い男女のラブストーリーでしたが、大人の男性である吉田さんご自身はどんな風にご覧になりましたか?「今回演じた東村は地位も名誉もお金もあって、若い人たちの邪魔をするという役どころだったんですが、僕自身は若い人たちの恋愛ストーリーが本当にうらやましくて。撮影中はずっと、そっちの中に入りたかったですね。僕も柴崎家の4人目の男として、恋愛に1枚噛ませていただきたかった(笑)。男女が海辺の生活で恋愛を繰り広げるなんてのは、まさに夢のような世界で。僕自身も22歳のころはよく湘南の海に泳ぎに行ってたんですよ。結局は叶わなかったんですが、男3~4人で来ては、女の子と来たいという話はよくしていました。海っていうのは特別な場所で、恋愛的な気分にさせてくれる場所。海辺と恋愛って直結してますよね。主人公の美咲ちゃんとなにか起こることを期待してたんですが、結局なかったですね。例え脅してる台詞だとしても、海辺を2人で歩きたかった(笑)。菜々緒さんとのシーンも一度もなかったので、どこかで火花を散らしつつ恋愛に発展するシーンを期待してたんですが、残念ながらなかったです」 ■そんなキラキラした世界の中で、東村はかなり刺激を与えるような役でしたが、演じてみていかがでしたか?「前半は千秋をどう喝し、後半は夏向をどう喝し、終始どう喝に徹するという役柄。ドキドキするような彼らの恋愛シーンに唯一水を差すというとても大事な役柄だったので、それまで流れていたドラマの空気を一瞬でグッと変えなければならないという難しさはありました。でもそこは思い切りやらせていただこうと最初から決めてましたので、意識して演じてみたつもりです。今回は出演者の平均年齢が若かったので、現場がすごく若者たちの雰囲気で。みんなでわいわい盛り上がっている感じがすごく新鮮で、心の底からうらやましいと思いましたね。入りたいと思っても入れなかったのが残念(笑)。20代の彼らが屈託なくフランクに話をしている姿は、本当に素敵なんですよ。その姿を見ているだけで元気をもらえました」■それぞれタイプのまったく違う柴崎家の3兄弟でしたが、吉田さんご自身はどのタイプが近いですか?「僕は千秋ではないな~。かといって夏向でも冬真でもないんですが。でもどっちかといえば、22歳くらいのころは突っ張って、仕事はちゃんとやってやるぞと、恋愛は二の次だと考えている硬派なところがあったので、夏向に近いのかなとは思いますね。中身はめっちゃ軟派なんですけど(笑)、それをなるべく出さないように、そしらぬクールな感じを装ってました」■恋に不器用な美咲のような女性はいかがですか?「自分の恋人にするなら、ああいう女性がいいですね。自分がやるべきことや目標をきっちり持っていて、まずはそれに向かって邁進している女性。そこから偶発的に生まれてきてしまう恋愛というのも理想的ですよね。仕事にずっと一生懸命だったけど、気がついたらこの人好きかもしれないというような状況は、本人にとってすごくうれしいことだと思うんです。そういう風に生きている女性はすごく魅力的だと思います」■最後に、読者へのメッセージをお願いします!僕もいろいろな恋愛をして、失敗もしてきましたが。そのときそのときで一生懸命でしたね。恋愛をすると、その人のいいところも悪いところも全部知りたくなるわけですよ。そうなるとどうしてもぶつかり合ってしまう。それでも、自分のことも知ってもらうためにも誠心誠意ぶつかっていってほしいですね。ですけど、これだけはやってはいけないっていう最後の一線があると思う。非常に難しいですが、そこの節度のバランスをうまくとりながら、身も心も捧げつくすような。そんな命がけの恋愛をしていってほしいと思います。ドラマのタイトルでもある『好きな人がいること』は、僕にとっては一番大切なこと。好きな人がいなければ仕事にも身が入らないでしょうし、今日あったことを家内に話すことはとても楽しみなんです。トラブルのない人生はありませんから、そこを2人でどう乗り切っていくか、楽しんで経験していけたらと思います」『好きな人がいること』毎週月曜よる9時放送出演:桐谷美玲、山﨑賢人、三浦翔平、野村周平、菜々緒、吉田鋼太郎 他公式ホームページ 公式Twitter 文:Sayaka Seko 撮影:Shun Yokoi(t.h.i.d.a)提供:TOPLOG
2016年09月19日「ママはテンパリスト」「かくかくしかじか」「海月姫」などを描く人気漫画家・東村アキコの「東京タラレバ娘」が日本テレビでドラマ化されることが決定。この度、本作の主演に吉高由里子が抜擢されたことが明らかになった。鎌田倫子30歳、独身、売れない脚本家。彼氏もおらず、親友の香・小雪と3人で居酒屋で女子会ばかり繰り返す日々。「キレイになっ“たら”もっといい男が現れる!」「好きになれ“れば”ケッコンできる!」そんな話ばかりしていると、突然、金髪イケメン男子(年下)に「このタラレバ女!」と言い放たれてしまい、ハタと厳しい現実にブチ当たる。「あれ?あたしたちってもう女の子じゃないの?」オトナになりきれないまま30代に突入したヒロインが、幸せを求めて、恋に仕事に悪戦苦闘、右往左往する――。現在講談社「Kiss」にて連載中の「東京タラレバ娘」。作品に登場するセリフが女性読者の心に突き刺さると、一巻発売直後から話題を集め、累計発行部数180万部を突破している。そんな人気作の実写化で主演を演じるのは、連続テレビ小説「花子とアン」や『僕等がいた』などテレビやドラマ、CMなどで活躍する吉高さん。自身が“タラレバ女”を演じることについては「私が演じる主人公・倫子は“独身、彼氏ナシ、仕事もイマイチ”というアラサー女子。私は28歳ですが、同級生が結婚したりママになったりしていて『あ、そんな歳になったんだなぁ』と思う一方、ずっと仲の良い友人たちと一緒に歳を重ねているので、あまりピンと来なかったりもして…。そういった意味では、『タラレバ言いながら、女子会ばかりやってたらこんな歳になってしまった』という倫子と似ている部分もあるのかも、と思います」と語り、「幸せ求めてもがく倫子と一緒に、私も泣いたり笑ったりジタバタしながら、楽しんで演じられたらと思います。来年1月まで、楽しみに待っていてください!」とメッセージを贈った。実写化について東村氏は「と、東京タラレバ娘が…私の大大大好きな吉高さん主演でド、ドドドドドドラマ化だとお~っ!?全国のタラレバ娘のみなさん、水曜夜10時の女子会は禁止だァァ!!!」とコメントを寄せている。「花咲舞が黙ってない」「ごくせん」シリーズの加藤正俊プロデューサーと脚本家・松田裕子氏のコンビが手掛ける本作。吉高さんがどのように倫子を演じるのかはもちろん“女子会”に集まる香、小雪の配役にも注目したい。本作は2017年、1月より毎週水曜日22時~日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年09月08日TVアニメ『とんかつDJ アゲ太郎』が、4月10日よりTOKYO MXほかにて放送が開始されることを受け、東村アキコや石野卓球らが応援コメントを発表した。本作は、漫画雑誌アプリ『少年ジャンプ+』(集英社)で連載中の同名コミックを原作としたアニメーション作品。とんかつ屋の三代目の勝又揚太郎が、とんかつ屋とクラブDJに共通点を見いだし、一人前のとんかつ屋とDJを目指すというユニークな設定が話題を呼んでいる。音楽業界や芸能界にもファンが多く、さまざまなアーティストが応援のメッセージを寄せている。○東村アキコ コメントこの群雄割拠の漫画戦国時代にフッと現れたアゲ太郎。小学校のとき教室にいきなり犬が入ってきた時みたいな あの時の気持ちみたいな そんな漫画です。○石野卓球(電気グルーヴ) コメントおトイレでいつも読んでいます。アニメ化楽しみにしてオンエアまで息をしないで待ってまーす。P.S. まばたきもしませーん。○ANI(スチャラダパー) コメントアニメもアゲアゲでお願いします!○DJ JIN(RHYMESTER) コメント絶妙なギャグ・センスとリアルなDJの姿を、お見事というべきバランスで織り込んだ傑作なり。プロのDJとして活動する自分からしても、この内容は間違いない!○K ダブシャイン コメントアゲ太郎がフロアやとんかつをアゲてる様子を眺めてると、いつのまにかこっちの集中力もアゲられてしまうが、同時に腹も減ってきて、揚げ物が欲しくなるのが不思議だ。○やついいちろう(エレキコミック) コメントアニメ化おめでとうございます! 漫画を読んだ時にこれはアニメ化するんじゃないか?とにらんでました。今度するであろう実写化の際はよろしくお願いしますよ!○DJみそしるとMCごはん コメントとんかつはとんかつ屋に限る。家の火力じゃあの高揚感は出せやしないのさ。TDA、みそしるとごはんが要る時はいつでも駆けつけるよ! アニメ化おめでとう!(C)イーピャオ・小山ゆうじろう/集英社・とんかつDJ製作委員会
2016年03月11日