東京・新宿で明治から昭和にかけて活躍した風景画家、吉田博(1876-1950)の展覧会がはじまりました。あのダイアナ妃も愛したという彼の作品は、美しくとてもさわやか!夏デートにもぴったりのアート展を取材してきました!美術館は新宿副都心42階【女子的アートナビ】vol. 75『生誕140年 吉田博展 山と水の風景』が開かれているのは、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館。西新宿の損保ジャパン日本興亜本社ビル42階にあります。展示室前の窓から見えるのは、この景色!都会の上空というロケーションで話題のアートを楽しめます。展示室へ!展示は6つの章に分けられ、初期作品から順に紹介されています。最初の展示室にあるのは、小学生時代の画帳や画壇デビューしたころの作品。やはり、画家になる人は幼いころから絵が上手ですね。中学生のときに描いた船の絵があったのですが、すでにプロの画家レベル。このころから、水彩絵の具も使っていたようです。福岡から上京、さらにアメリカへ展示の途中で、吉田博の略歴が紹介されていました。なかなかドラマチックな人生のようです。旧久留米藩士上田家の次男として福岡で生まれた博は、中学のとき図画教師の吉田嘉三郎に画才を認められ養子となり、その後上京して画塾「不同舎」に入門。「絵の鬼」と呼ばれるほど勉強して実力をつけた彼は、借金して渡航費用などを工面し、画塾の後輩と二人で描きためた作品を持って1899年にアメリカへ渡ります。ここからの話がすごいのです。作品を持ち込んだデトロイト美術館で急きょ作品展が開かれることになり、これが大当たり。吉田の作品の売り上げだけで1000ドルを超えたそうです。その後もアメリカ各地の展覧会で次々と大成功をおさめ、旅費をたっぷり稼いだ後ヨーロッパに渡り、各地を歴訪して帰国。その後も欧米やインド、アジアなど世界各地の風景を取材して作品を発表しました。当時の日本画壇では、黒田清輝らの外光派(印象派などの影響を受けた人たち)の絵画が主流だったため、吉田の絵は日本よりも先に海外で高く評価され、欧米の美術館に所蔵されている作品も多いとのこと。あのダイアナ妃も彼の木版画を自ら購入し、執務室に飾っていました。会場では、ダイアナ妃の執務室を撮った写真パネルなども見ることができます。山に行った気分に!今展では、モンブランやアルプス、マッターホルンなど美しい山の絵もたくさん展示されています。幼いころから野山を駆け回っていた吉田は、日本アルプスをすべて制覇したほどの山好き。毎年夏になると日本アルプスに何か月も籠り、朝焼けや霧の晴れ間など美しい一瞬が訪れるのを待ったそうです。そんな登山愛好家ならではの視点で山の美しい瞬間を描いたのが、《穂高山》(写真左)。作品からは山の大気や光が伝わり、見ていると自分も山の上にいるような気分になってきます。画家は日本アルプスのなかでも特に穂高山を気に入り、次男に「穂高」と名づけたほど。油彩だけでなく、穂高山を描いた木版の作品も多く残しています。美しすぎる木版画は必見!そして、いよいよ第4章では吉田博の代名詞にもなっている木版画が登場します。水彩も油彩もすばらしいのですが、木版画の美しさは格別!彼が本格的に木版をはじめたのは49歳のとき。西洋画の技法を取り入れ、光りの輝きやグラデーションが美しい独自の木版画を生み出しました。これまでネットの画像や印刷物で吉田の木版画を見たことがありますが、本物を見たのは今回がはじめてです。本当に、ウワサ以上の美しさでした。やさしい色彩がとても心地よく、ずっと眺めていたくなります。特に、ダイアナ妃も購入した《瀬戸内海集光る海》(写真左)は水面がキラキラと光り、水彩画のように繊細。吉田は水を描くのが得意だったそうですが、木版画でこれほど柔らかく水の反射も表現できるなんて驚きでした。ちなみに、この展覧会では前期と後期で油彩と木版画の作品約60点の展示替えが行われるとのこと。両方の会期を訪れれば、なんと約240点もの作品を堪能できます。涼しい美術館は夏のデートにぴったりなので、ぜひぜひ何度でも訪れてみてくださいね!Information会期:~8月27日(日)※休館日は月曜日(7月17日は開館、翌18日も開館)時間:10:00 ~ 18:00※入館は30分前まで会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館料金:一般 1,200円/大学生・高校生 800円/65歳以上 1,000円/中学生以下無料(※2回目以降は有料半券提示で一般 800円/大学生・高校生 500円/65歳以上 800円)
2017年07月13日近代日本画の巨匠、吉田博の絵画を展示する「生誕140周年 吉田博展 山と水の風景(YOSHIDA HIROSHI A Retrospective)」が開催される。東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて2017年7月8日(土)から8月27日(日)まで。「絵の鬼」吉田博今回開催される「吉田博展」では、明治から昭和にかけて風景画の第一人者として活躍した吉田博の作品を初期から晩年まで一挙公開。10代から「絵の鬼」と言われるほどの鍛錬を積み、欧米を中心に世界各国で活躍した吉田博の絵画の魅力を存分に楽しむことができる。自ら渡米しデトロイト美術館で個展を開催、名声を確立する吉田の名声を確固たるものにしたのは、確かな絵の腕はもちろんその行動力であるともいえるだろう。仏留学を国費での留学をせず、自費でわずかな生活費を持ち渡米、デトロイト美術館で作品を売り込み1000ドル分もの自らの絵を売り上げた。当時の1000ドルは、小学校教諭の生活費13年分に相当したという。これ以後、吉田は欧米で次々に展覧会を成功させていき、GHQマッカーサーやイギリス王室のダイアナ妃など海外の要人からも高い評価を得ていった。日本アルプスを美しく描く山岳画家としての顔も自然美に強く心惹かれていた吉田博。とりわけ高山への関心は高く、題材として多く起用した。毎年日本アルプスの山々に登っていたという吉田の自然への思いが伝わってきそうな美しい山々の絵画は見どころの一つだ。浮世絵を吉田流に再解釈した「木版画」アメリカで、風俗画としての浮世絵が人気であることに不満を覚えた吉田博は、後半生以降木版画に取り掛かった。洋画のタッチを基調に、高度な伝統技術を組み合わせ鮮やかな色彩表現を可能とした木版画は吉田の代表作となっていく。陽光のきらめきや帆船の影のゆらぎを見事に表現した「瀬戸内海集 帆船 朝」は、水を描かせたら右に出る者はいないといわれた吉田がその真骨頂を示した作品と言えるだろう。【詳細】生誕140周年記念 吉田博展 山と水の風景会期:2017年7月8日(土)~8月27日(日)※月曜日休館 (ただし7月17日・18日は開館)※会期中展示替えあり。記事中に紹介した作品は全会期で展示前期 2017年7月8日(土)~7月30日(日)、後期 2017年8月1日(火)~8月27日(日)会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1丁目26−1開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)観覧料:一般1,200(1,000)円、大学・高校生800(650)円、65歳以上1,000円※かっこ内団体・前売り料金※中学生以下無料※障害者手帳提示で本人と付添の方一名無料※2回目以降は有料半券提示で一般800円、大学・高校生 500円、65歳以上 800円【問い合わせ先】ハローダイアルTEL:03‐5777‐8600
2017年07月01日京都市下京区にあるノスタルジックな喫茶店ソワレ京都府京都市下京区西木屋町にある「喫茶ソワレ」は、ノスタルジックな雰囲気漂う昭和23年創業の喫茶店です。ソワレとはフランス語で「夜の時間」という意味で、その名の通り店内に足を踏み入れると、昼間でも青い照明が幻想的な空間が広がります。創業当時から、店内は一切BGMが流れておらず、食器の擦れる音やおしゃべりの声のみが聞こえる、自然な時間が流れる空間です。喫茶ソワレの名物、宝石のような「ゼリーポンチ」喫茶ソワレの看板メニュー「ゼリーポンチ」。宝石のような色鮮やかな輝きで、食べるのがもったいないくらいほど美しいゼリーです。透明なソーダ水の中に、赤やグリーン、ブルーのキューブ状のゼリーが浮かんでいます。約40年前、2代目の奥様が皆に親しんでもらえるような可愛らしいメニューを考えられた結果、初めに「ゼリーミルク」を発明。そしてその後に誕生したのがこの「ゼリーポンチ」だそう。それが口コミで広がり、人気メニューとなりました。ゼリーポンチは1日限定120個のみのため、売り切れることもあるのでお早めに。東郷青児のコレクションなど多数の美術品が店内を彩る美術品を愛する先代のコレクションが店内を彩る喫茶ソワレ。先代は、昭和を代表する美人画の巨匠、東郷青児さんのコレクターだったそうで、店内には至るところに絵が飾られています。他にもショップカード、タンブラー、グラス、コースターまで、東郷氏のモダンな絵があしらわれています。美しい美術品に囲まれながら、ゆったりした時間が過ごせると評判です。ノスタルジックな雰囲気漂う空間で、ゆったりとしたカフェタイムが過ごせる喫茶ソワレ。多くのお客さんから人気を集める、宝石のような可愛いゼリーポンチをぜひ一度味わってみてください。スポット情報スポット名:喫茶ソワレ住所:京都府京都市下京区西木屋町四条上ル真町95電話番号:075-221-0351
2017年06月09日展覧会「ランス美術館展」が、東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催される。会期は2017年4月22日(土)から6月25日(日)まで。本展は、16世紀のルネサンスから21世紀の現代アートまで幅広い所蔵品を有し、フランス絵画の宝庫として知られるランス美術館のコレクションを紹介する展覧会。時代ごとに4つの章に分けられ、本展を鑑賞すればフランス絵画の歴史を一望して知ることができる。第1章国王たちの時代イタリアやフランドルの影響を受けていたフランス美術が、しだいに独自の様式を確立するようになった時代を紹介。17世紀のルイ14世治で築かれた豪華絢爛なバロック様式と、18世紀のルイ15世治下で発展した優美なロココ様式から、貴族の肖像画などの絵画が展示される。第2章近代の幕開けを告げる革命の中から1789年のフランス革命で没落した貴族の芸術の代わりに、知的な新古典主義が登場する。その後、新古典主義に対抗する形で、自由な表現を求めたロマン主義が出現。ここでは、新古典主義の巨匠ジャック=ルイ・ダヴィッドの作品や、写実主義の画家ギュスターヴ・クールベの作品などが展示される。第3章モデルニテをめぐって―印象派からポスト印象派―鮮やかな色彩と自由なタッチで近代的な主題を新しい技法で表現した、シスレーやピサロなど印象派画家たちのの作品を紹介。さらに、印象派の影響を受けながらより新しい絵画を探究したゴーギャンら、ポスト印象派の作品も並べて鑑賞することができる。第4章フジタ、ランスの特別コレクション晩年にフランスに帰化したレオナール・フジタ(藤田嗣治)は、ランスのノートル=ダム大聖堂で洗礼を受け、自らが眠る礼拝堂をこの地に建立するなど、ランスと縁が深いことで知られている。2013年と2014年にはフジタの遺族が作品をランス美術館に寄贈し、ヨーロッパで最もフジタの作品を有する美術館となった。本展では、フジタを象徴するモチーフである猫を描いた作品や、館外初貸出となるフジタ礼拝堂のフレスコ画やステンドグラスのための素描が出展される。【詳細】「ランス美術館展」期間:2017年4月22日(土)~6月25日(日)※月曜休館会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)観覧料:一般 1,300(1,100)円、大学・高校生 800(650)円、シルバー(65歳以上) 1,100円※中学生以下無料※括弧内は前売り及び20名以上の団体料金※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方とその付添いの 方1名は無料。被爆者健康手帳をお持ちの方はご本人のみ無料。アクセス:新宿西口より徒歩5分【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2016年12月09日展覧会「魔法の美術館 光と影のイリュージョン」が、7月12日から8月28日まで、東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催される。これまでに、全国多数の美術館を巡回し、総計168万人以上を動員している「魔法の美術館」は、見て、参加して、楽しむ全く新しいタイプの展覧会だ。美術ファンだけでなく、ふだん美術館に足を運ばない方も、子供から大人まで、直感的に楽しめる作品が並ぶ。本展では、コンピューターなどを媒体として先端技術を駆使したアート表現作品「メディアアート」をはじめ、自然現象や光と影を活用したアナログ的作品など多彩な作品を公開。中でも、新しいテクノロジーが潜む本展には、作品と観客がお互いに反応し合う双方向性を持った体感型の作品「インタラクティブアート」が多数出品される。会場では、作品の前に立つと、自分の全身が映し出され、近づいたり遠のいたりすると、身体の解像度が変化してドットでできたキャラクターのような姿に変わっていく、インタラクションアーティスト岡田憲一と空間デザイナー冷水久仁江(LENS)による《Pixelman》をはじめ、作品の前で大きく手を振ると、はらはらと桜の花びらが舞い散る、デザインエンジニア緒方壽人(takram design engineering)による《SAKURA》、「浮遊」への興味から「鳥」や「羽根」をテーマとした作品を展開中の小松宏誠によるガチョウの羽根で作られたシャンデリア《Lifelog_ シャンデリア》など、10組のアーティストによる約17点の多様な作品が展示される。【イベント情報】「魔法の美術館 光と影のイリュージョン」会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜ビル42F会期:7月12日から8月28日時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,000円、大学・高校生600円、65歳以上800円、中学生以下無料休館日:月曜日(但し7月18日は開館、翌火曜日も開館)
2016年06月22日「カリエール展」が、東京・新宿にある、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催される。会期は、2016年9月10日(土)から11月20日(日)まで。19世紀のフランス象徴主義を代表する画家、ウジェーヌ・カリエール。セピア色の画面に神秘的に浮かび上がる人物や母子像、身の回りで繰り広げられる日常の光景などが代表的だ。カリエールの没後110年という区切りの年である2016年に開催される本展では、彼のひ孫でカリエールの『カタログ・レゾネ(全作品集)』の編集者である、美術史家ヴェロニク・ノラ=ミランが全面協力。個人の所蔵作品および、油彩画を中心に約80点を紹介する。展示構成は、4つのチャプターに分け、彼の半生を時系列的におったもの。初期から1885年頃までを展示するチャプターでは、普仏戦争が終わった1871年から、1885年に《病気の子ども》などの作品がサロンで3等賞を受賞し、国家買い上げとなった時期までが紐解かれている。「晩年」と名付けられた1900年頃から1906年までの作品を展示するチャプターでは、パリで万国博覧会が開催され、パヴィリオンのためのポスターを手がけ同時開催の「フランス絵画100年展」に出品した作品などで構成。1902年に喉頭がんの最初の手術を受けるなど、治療と制作を両立した時期の、献身的な活動の様子を作品を通して振り返って行く。【概要】カリエール展会期:2016年9月10日(土)〜11月20日(日)※月曜日休館(9/19、10/10は開館、翌火曜日も開館)会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階開館時間:10:00〜18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)観覧料:一般 1,300(1,100)円、大学・高校生 800(650)円、シルバー(65歳以上) 1,100円※括弧内は、前売り及び20名以上の団体料金※中学生以下無料【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2016年06月18日フランス風景画の進展を探る展覧会「樹をめぐる物語」が、6月26日まで東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催されている。同展は、ロマン派からバルビゾン派、印象派、新印象派、ポスト印象派、象徴派、フォーヴまで、フランス近代風景画が展開する過程において「樹木」というモチーフがどのような役割を果たしてきたのか、その変遷をたどる展覧会。フランスのパリ近郊、ポントワーズにあるカミーユ・ピサロ美術館館長のクリストフ・デュヴィヴィエ氏監修のもと、フランスを中心に国内外の美術館、並びに個人所蔵作品から、油彩を中心に、自然や樹木に対する画家たちの想いが込められた作品約110点が公開される。会場には、カミーユ・コローやシャルル=フランソワ・ドービニーらバルビゾン派を代表する画家の作品をはじめ、印象派を代表する画家カミーユ・ピサロやクロード・モネ、印象派画家たちのパトロン的な役割も果たしたギュスターヴ・カイユボットの作品が登場。さらに、刻々と変化する自然の光や大気の動きをありのままに捉えようとした印象派に対し、色彩や形態といった絵画を構成するそれぞれの要素を自立したものと見なしたナビ派のフェリックス・ヴァロットンやモーリス・ドニ、色彩そのものの効果や働きに注目し「フォーヴ」と呼ばれた画家オトン・フリエスなどの作品が展示される。【イベント情報】フランスの風景「樹をめぐる物語」-コローからモネ、ピサロ、マティスまで-会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜ビル42F会期:4月16日から6月26日時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)料金:一般1,200円、大学・高校生800円、65歳以上1,000円、中学生以下無料(要年齢等確認証)休館日:月曜日
2016年05月02日「没後50年“日本のルソー”横井弘三の世界展」が、6月5日まで東京・中村橋の練馬区立美術館で開催されている。1889年に長野県飯田市に生まれ、独学で絵画を学んだ横井弘三は、1916年に東郷青児や石井鶴三らと共に第3回二科展で二科賞を受賞するなど、早くから作品が認められた画家。洋画家の有島生馬から「極上々機嫌」と評された人となりから生まれる横井の作品は、“日本のアンリ・ルソー”と称され、高い評価を受けた。しかし、横井は関東大震災で傷ついた子供たちを元気付けるために行っていた自作の絵画寄贈事業「復興児童に贈る絵」の出品見合わせを二科展に言い渡されたことから、二科会を離れ、「理想展」と呼ぶ無鑑査、自由出品のアンデパンダン展を自ら組織するなど、既成の画壇に抗する活動を展開し、古本屋や露店業を営みながら絵を描き続けた。中央画壇から離れた横井の名は次第に世間に忘れられてしまい、必ずしも恵まれた画業ではなかったが、長野市に移住した晩年の約20年間は地元の支援者に恵まれ、精力的に制作活動を展開したという。「没後50年“日本のルソー”横井弘三の世界展」では、多くの作品が愛好家による個人所蔵であるため、まとまって鑑賞する機会が少ない横井の作品が一堂に集結。油彩画、版画、漆絵、焼き絵など様々な技法を用いた作品や著作、装丁本、創作玩具など約200点が展示され、いまだ明らかでない横井の画業の全貌に迫る。なお、会期中は講演会やワークショップ、ギャラリートークなどのイベントも開催される。イベントのスケジュールや詳細は、練馬区立美術館のオフィシャルサイトで確認出来る。【イベント情報】没後50年“日本のルソー”横井弘三の世界展会場:練馬区立美術館住所:東京都練馬区貫井1-36-16会期:4月17日から6月5日時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)料金:一般800円、高・大学生および65~74歳600円、中学生以下および75歳以上無料(要年齢等確認証)休館日:月曜日
2016年05月01日恋が上手くいかない…付き合ってもすぐに別れてしまう…そんな時は、自分の恋愛傾向をチェックしてみるといいかもしれません。そこで、手相の代表的な4つの線「感情線」「頭脳線」「生命線」「運命線」から恋愛パターンを知る方法をご紹介!そして今はGW!せっかくなので、あなたの恋をグッと後押しすべく、手相占い的に恋に効くおすすめスポットもお届けします。一番下に具体的なおすすめスポット(都内)も記載しました。◆今すぐ手を見て恋愛傾向をチェックまずはご自身や恋人、友達の手を見て該当する項目がないか見てみましょう。以下のイラストを参考に「感情線」「頭脳線」「生命線」「運命線」を探してください。画像提供:開運占館この4つの線を見ると、その人の恋愛パターンを知ることができます。手相は早ければ1~3ヶ月で変化していきますので、日頃から要チェック!◆感情線恋愛・家族愛・友情といった愛や感情全般を表します。◎小指の下あたりで感情線が切れてる!?それは、あなたが感情的でプチッとキレやすい証拠です。今のあなたはとっても強引。彼氏や友達を振り回す存在なのかも。もう少し感情を抑えて大人な対応を学ばないとね。周囲にも感謝しましょう。おすすめスポットは「美術館」。美しい絵が癒してくれますよ。→[1]◎薬指の下あたりの感情線が薄くボヤけてる!?それは、あなたの感情がスーッと冷めやすい証拠です。自分の中で心変わりが起きているのかも。今ある関係を曖昧にしてしまいそう。一時の感情に流されると後悔しますよ。恋愛パターンを見直してくださいね。おすすめスポットは「期間限定ショップ」。思い出を刻むように、その一時を大切に。→[2]◎中指の下あたりで感情線が途切れてる!?それは、あなたの感情をハッキリと示さなければならない証拠です。今のあなたは人生の転換期。何かを求めて何かを諦める時なのかも…。顔で笑って心で泣いて。目的のためには厳しい決断を迫られそうですね。おすすめスポットは「宇宙を感じられる場所」。ただただ宇宙は広く大きいって実感すると◎。→[3]◎感情線が鎖状でグチャグチャ!?それは、あなたの感情がグチャグチャしている証拠です。今のあなたは幼く恋愛体質。飽きっぽくて新しい恋ばかりに関心が…。満足させてくれる相手を探すとキリがないので、あなたが彼を満足させてあげましょう。おすすめスポットは「猫系スポット」。濃密な時間を過ごせますように。→[4]◆頭脳線考え方、適職などを表します。◎頭脳線の始まりが生命線とくっついてる!?それは、あなたが年下にピタッと寄り添う恋を選ぶ証拠です。今のあなたは母性本能が豊か。好きな人に頼まれたら何でもしてあげそう。尽くすのが好きですが尽くされると毛嫌いする面も。バランス感覚を大切に。おすすめスポットは「フリーマーケット」。好きな人と行けば一緒の感覚を養える時間にも。→[5]◎生命線と1cm以上、重なってる頭脳線!?それは、あなたが長くご縁のある人との恋を選ぶ証拠です。今のあなたは過去に縛られている可能性も。未練タラタラな恋に陥った時だけは注意を。誰かに甘えたい、面倒を見てもらいたいと思うなら、生活力のある年上を狙うのが正解。おすすめスポットは「アニメ関連のイベント」。体験型イベントがいいでしょう。→[6]◎生命線と1cm以上離れた場所に頭脳線が!?それは、あなたが年齢差の大きい恋を選ぶ証拠です。今のあなたは正直者。恋した相手を猛烈なアタックで射止めることでしょう。ただし、あなたは常に自己判断。周囲のアドバイスを受けたほうがリスクは軽減します。おすすめスポットは「伝統芸能にまつわるスポット」。古き良きモノを取り入れると心が落ち着きます。→[7]◎頭脳線がカーブを描かずストレート!?それは、あなたが態度をストレートに出す証拠です。今のあなたは言うだけ言って後から後悔するタイプ?正直なのは誰もが認めます。逆に言えば女子力不足。外見を女性っぽく演出すれば恥じらいや色気が出ますよ。おすすめスポットは「お祭り」。風情がある場所は魅力をアップさせてくれます。→[8]◎頭脳線の先端が2本以上に枝分かれ!?それは、あなたが複数の相手に手を出す証拠です。今のあなたは好奇心旺盛。仕事も恋も趣味さえも充実可能です。ただし努力を怠れば一つも手に入りません。サービス精神が吉と出るか凶と出るか…。おすすめスポットは「リアル謎解きゲーム」。賢くて頼りになるあなたを印象つけて。→[9]◆生命線人生のシナリオと健康を表します。◎生命線が手の平の中心に向かって大きく張り出してる!?それは、あなたがよく食べよく遊ぶ証拠です。今のあなたは色気より食い気。彼氏や友達を誘って豪快に楽しむことを好みそう。ただし、誰にでも調子良く、疲れているのに平気と言うなど、気合でコトを済ませるのはNGです。おすすめスポット「食やお酒のイベント」。景色も堪能してください。→[10]◎生命線が薄い、短い、鎖状などなど!?それは、あなたの基本姿勢が面倒くさがりな証拠です。今のあなたは諦めることを選びがち。恋も誘われることを期待しています。諦めずに現実と向き合うことができれば、手相も人生も変わりますよ。おすすめスポットは「肉を食べられる場所」。おいしい体験は勇気をくれます。→[11]◆運命線女性は持っていない方もたくさんいます。◎運命線がよくわからない!?それは、あなたが完璧な運命にまだ至っていない証拠です。今のあなたは楽しいことにまっしぐら。誘えば断らない人の良さそうなタイプかも。風の向くまま気の向くまま。今だけ良ければの人生?生活習慣を正しましょう。おすすめスポットは写真展。人生の迷いをシャットアウトできるかも…。→[12]◎運命線と感情線が交差するところにクロスが!?それは、あなたがダメ男に翻弄されやすい証拠です。今のあなたは見極める力に欠けているかも。ダメ男とわかっても手を引けません。悪い縁を引き寄せやすいと気づいてください。環境を変える方法もありますよ。おすすめスポットは「タワーや展望台」。いつもと違う景色を楽しんでください。→[13]◆あなたにおすすめ!恋に効くスポット今回のGWにおすすめのスポット(都内)をまとめてご紹介します。よかったら参考にしてみてくださいね。[1]美術展で大人の知性や魅力をプラス!「フランスの風景樹をめぐる物語」@東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館「樹木」というモチーフを通して、印象派を中心とするフランス近代風景画の進展を探る展覧会。[2]期間限定ショップで自分のための記念日を作って!「おそ松さんの庭。」@渋谷パルコ人気アニメ「おそ松さん」とパルコがコラボレーション。会場限定の缶バッジやクリアファイル、ノート、ハンカチなど、ここでしか買えない グッズが多数登場。[3]宇宙空間に包まれてワクワク!「サンダーバード ARE GO×TeNQ―未来の宇宙へF.A.B!」@宇宙ミュージアムTENQ舞台は2060年、人類が本格的に宇宙へと進出する姿が描かれています。[4]猫系イベントで癒されて気持ち安らぐ!「ねこがいっぱい!ウィークス」@大宮タカシマヤ全館がかわいい猫でいっぱいになる13日間。館内は猫のBGMも流れ全館猫づくしとか。[5]予想外のシロモノを見つけて興奮!「“どきどき“フリーマーケット2016」@幕張メッセ22回目を迎える日本最大級のフリーマーケット。会場では熊本地震復興支援のチャリティ大綱引きも開催。[6]見本市で二次元の世界を堪能!「アニメがうごく~アニメーション創造の現場~」@ 彩の国ビジュアルプラザアニメーションスタジオの動画制作のプロセスを体感できるオリジナル体験型展示、施設の無料開放、スタンプラーなど。[7]ほっこり、お茶の間が垣間見える!「笑点 放送50周年特別記念展」@日本橋高島屋長寿テレビ番組「笑点」の特別記念展。番組で人気の大喜利座布団に実際に座れる体験コーナーが登場。[8]下町情緒を感じて過ごす一時!「藤まつり」@亀戸天神社境内にある100株以上の藤の花が一斉に咲き始めるころ行われるお祭り。[9]リアル謎解きゲームで同行者と仲良しに!「タロット城からの脱出」@レッドワールド(新宿)実際に謎を解き、仲間と協力してストーリーを進めていく体験参加型リアルゲーム。[10]日本にいながらドイツ旅行気分!ヨコハマフリューリングスフェスト2016@横浜赤レンガ倉庫ドイツの春祭りを再現したイベントが行われる10日間。 今年は北ドイツ・ハンブルクのビールや料理を中心に様々なドリンク、フードを販売。[11]おいしいお肉で美肌もゲット!「肉フェスTOKYO 2016春」@外苑/お台場なかなか予約の取れない有名店、国内外の肉料理が一堂に集う、肉好きにはたまらないお祭り。[12]美しい写真を見てセンスUP「蜷川実花写真展 FASHION EXCLUSIVE」@表参道ヒルズ表参道ヒルズ開業10周年を記念して開催される写真展。ファッションをテーマにした本展では作品約85点を展示。[13]空を泳ぐ鯉のぼりのように恋愛運もUP!「333匹の鯉のぼり」@東京タワー東京の春の風物詩!333匹の「鯉のぼり」と巨大「さんまのぼり」が青空と東京タワーをバックに泳いでいます!(文=はゆき咲くら)【プロフィール】土と陽の独自メソッドで占い。新宿、町田、東京タワーの占い処に不定期で出没中✴略歴:相性研究家・プロ占い師。メディア&雑誌多数連載。昭和レトロな商店街生まれ。お風呂から見上げる宙とタロットと猫と格安ランチが大好き♡
2016年04月30日展覧会「魔法の美術館」が、東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて開催。会期は、2016年7月12日(火)から8月28日(日)まで。「魔法の美術館」は、見て、参加して、楽しむ、体感型の展覧会。来館者の動きに合わせて、色とりどりの光や影のモチーフ、映像、音が変化する作品などで、美しくも不思議な空間を演出する。日本人に親しまれてきた散りゆく桜をコンセプトとした《SAKURA》は、作品の前で大きく手を振ると、はらはらと桜の花びらが舞い散る。咲き誇る姿以上に、その散り際の美しさが、見る人の心に特別な感情を呼び起こす。一方、岡田憲一+冷水久仁江(LENS)による《Pixelman》は、作品の前に立つと自分の全身が映し出され、近づいたり遠のいたりすることで、身体の解像度が変化し、まるで自らが、ドットでできたキャラクターのような姿に。また、ガチョウの羽根でできた《Lifelog_シャンデリア》は、空間の風を受けてシャンデリアが回転し、木漏れ日のような光と影が広がっていく優雅な美しさが、私たちを魅了する。そのほか、世界中の童話をモチーフとしたものや、壁や立体に投影された幾何学的な柄を活かしたものなど、自分自身が参加することで完成する作品の数々が登場。国内外で活躍する注目のアーティストたちが、さまざまな素材やコンピュータを使って “光と影のイリュージョン”を仕掛けていく。【開催概要】魔法の美術館 光と影のイリュージョン会期:2016年7月12日(火)~8月28日(日)休館日:月曜日(ただし7月18日は開館。翌火曜日も開館)開館時間:10:00~18:00※入館は閉館30分前まで。観覧料:一般 1,000(800)円、大学・高校生 600(500)円、シルバー(65歳以上) 800円、中学生以下 無料※()内は前売りおよび20名以上の団体料金。会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2016年04月28日東京都・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館は、「樹木」というモティーフを通して、印象派とその前後の時代に描かれたフランス風景画の変遷をたどる展覧会「フランスの風景樹をめぐる物語-コローからモネ、ピサロ、マティスまで-」を開催する。会期は4月16日~6月26日(月曜休館)。開館時間は10:00~18:00(金曜は20:00まで)。観覧料は一般1,200円、大学・高校生800円、65歳以上1,000円、中学生以下無料。同展は、ロマン派からバルビゾン派、印象派、新印象派、ポスト印象派、象徴派、フォーヴまで、フランス近代風景画が展開する過程において「樹木」というモティーフがどのような役割を果たしてきたのか、その変遷をたどるもの。パリ近郊にあるポントワーズ美術館(カミーユ・ピサロ美術館、タヴェ=ドラクール美術館)館長、クリストフ・デュヴィヴィエの監修のもと、フランスを中心に国内外の美術館、ならびに個人所蔵作品から、油彩を中心に、素描や版画など、自然や樹木に対する画家たちの想いが込められた作品約110点が展示される。同展は、自然に対する関心が次第に高まり風景画を描く画家が登場した、印象派以前のロマン派からバルビゾン派、レアリスムまでを紹介する「第1章」、刻々と変化する自然の形態を画面にとどめるため、屋外で作品を仕上げるようになった印象派と新印象派を紹介する「第2章」、色彩や形態など絵画を構成する要素を、自立したものとして表現しようとした印象派以降を紹介する「第3章」で構成されるとのこと。また、関連企画として、休館日に貸切の美術館で、ボランティアガイドと対話しながら楽しむ参加型の作品鑑賞会「ギャラリー★で★トーク・アート」が開催される。開催日時は6月13日14:00から2時間程度。参加費は1,000円(観覧料不要)、中学生以下無料。参加に際しては5月30日までに同美術館ホームページより申込が必要となる(申込多数の場合は抽選)。そのほか、同美術館学芸員が展示室で作品解説を行うギャラリートークが開催される。開催日時は4月22日17:30および4月23日13:30から、いずれも30分程度。参加費無料、申込不要。
2016年03月01日東京都・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館は、公募コンクール形式の第4回目の展覧会「FACE展2016 損保ジャパン日本興亜美術賞展」を開催する。会期は2月20日~3月27日(月曜休館、ただし3月21日は開館)。開館時間は10:00~18:00(入館は17:30まで)。観覧料は一般600円、大高生400円、中学生以下無料。同展は、2016年「損保ジャパン日本興亜美術賞」の入選作品71点、うち受賞作品9点を展示するもの。同美術賞は、「年齢・所属を問わず、真に力がある作品」を公募したもので、857名の新進作家からの応募より、国際的に通用する可能性を秘めた作品が選出された。審査は、本江邦夫(多摩美術大学教授)、堀元彰(東京オペラシティアートギャラリー チーフ・キュレーター)、坂元暁美(上野の森美術館学芸員)、野口玲一(三菱一号館美術館学芸グループ長)、中島隆太(東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館館長)らによって行われた。なお、グランプリ受賞作品は同館で所蔵(副賞金による買上)し、次回の同展開催時に展示されるということだ。また、グランプリ、優秀賞を受賞した4名の作家は、3年毎に開催予定の12名グループ展に出品予定となっている。また、会期中、入選作品の中から観覧者投票による「オーディエンス賞」の選出も実施される。2016年の入選作品には、時代の感覚を捉えた輝くものが数多くあり、油彩、アクリル、水彩、岩絵具、版画、ミクストメディアなど技法やモチーフは多岐にわたるものの、いずれも見る者の心に潤いと感動をもたらしてくれるということだ。
2016年01月28日東京都・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館は、新進作家の登竜門として知られる公募コンクール「FACE」受賞作家12名の近作・新作約90点を展示する「絵画のゆくえ2016FACE受賞作家展」を開催する。会期は2016年1月9日~2月14日(月曜休館、ただし1月11日は開館)。開館時間は10:00~18:00(入館は17:00まで)。観覧料は一般600円、大・高校生400円、中学生以下無料。同展は、2012年度に創設された公募コンクール「FACE」の3年間の、「グランプリ」および「優秀賞」受賞作家たち12名の、近作・新作約90点を一堂に会し、あわせて過去のグランプリ受賞作3点も展示することで、時代の感覚を捉えた作品の真価を問い、「絵画のゆくえ」を探るもの。「FACE」は、年齢・所属を問わない新進作家の登竜門として毎回数多くの応募があり、出品作品は美術評論家を中心とした審査員による厳正な審査のもと、将来国際的にも通用する可能性を秘めた作品を入選とし、さらに優れた作品には「グランプリ」、「優秀賞」等の各賞を授与しているという。また、同展では、各作家30分のアーティスト・トークが開催される。1月9日は堤康将、永原トミヒロ、近藤オリガ、田中千智、1月16日は川島優、二川和之、眞田勇、西村有、1月23日は宮里紘規、大橋麻里子、和田和子、村上早によるアーティスト・トークが開催される。各日とも開始時間は14:00~。また、休館日に貸切の美術館で、ボランティアガイドと対話をして楽しむ参加型の作品鑑賞会「ギャラリー★で★トーク・アート」が開催される。開催日時は2016年2月8日14:00~約2時間(対話鑑賞と自由鑑賞各1時間程度)。参加費は500円(観覧料不要、中学生以下無料)、参加する際の詳細に関しては同館Webページで確認できる。
2015年12月25日東京都・西新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館は、甘く瀟洒な女性像を描いたことで知られる画家の展覧会「青児とパリの美術 ~東郷青児のコレクションより~」を開催する。会期は11月21日~12月23日(月曜休館、ただし11月23日・11月24日は開館)。開館時間は10:00~18:00。観覧料は一般600円、大高校生400円、中学生以下無料。同展は、青児が現実のパリに対峙して制作した展覧会出品作や、青児が入手した作品を中心に展示されるもの。1921(大正10)年から1928(昭和3)年までフランスに滞在した東郷青児は、当時の日本にパリの香りをもたらした。しかし、青児が洋菓子の包装や雑貨に描いたイメージはお伽噺のように理想化されたものであり、戦後、二科会の海外展のために再び青児が訪れたパリは、経済成長や国際情勢の変化の中で大きく変わっていったという。同展では、青児が現実のパリに対峙して制作した展覧会出品作と、憧れに応えて作り上げた甘美なイメージの世界が比較展示される。会場では、パリ留学中に描かれたパリの女性や、帰国後にモダンボーイとして人気を博した頃の洋装の女性像、戦時の統制から開放された時期に描かれた社交界の淑女と牧歌的な労働者などの作品が展示される。また、1960年に始まった二科会とサロン・ド・コンパレゾン(パリ)との交換展において、青児がパリで発表した作品や、その後同時代の傾向に感化されて厚塗りや抽象化を試みた作品なども展示される。
2015年10月27日東京・六本木の国立新美術館にて9月2日から14日まで、「第100回記念 二科展」が開催される。1914年、文部省美術展の洋画部に対して新進作家たちが“第二科”の新設を働きかけたが実現できなかったことから、有志が日本洋画の革新をめざして集結して始められた「二科展」。“流派にとらわれず、新しい価値を尊重し、創造者の制作上の自由を擁護する”を信条とし、洋画界の黎明期に多くの著名な芸術家を輩出してきた。これまでの参加者は、安井會太郎、熊谷守一、東郷青児、岸田劉生、梅原龍三郎、小出樽重、中川一政、林武、佐伯祐三、宮本三郎、岡田謙三、藤田嗣治、岡本太郎など。海外からもジェレニェフスキー、マチス、ドラン、ピカソ、デュフィ、ブラック、モネ、ボナール、ブールデル、ゴヤ、ルオー、ロダン、モディリアーニなど、数多くの著名作家の作品が出品された。「第100回記念 二科展」では、同展に多大なる功績を遺した洋画家、彫刻家たちの作品を特別展示。歴代理事長の作品や、デザイン部と写真部の会員による同展に向けた作品も展開される。また、国立新美術館2階にある休憩室A、B、C、Dでは、絵画、彫刻、デザイン、写真の4部の会員有志によるコラボ展を実施。メインテーマは“あそび”、サブテーマは“ネコ100態”と設定され、様々な“ネコ”作品が展示される他、講演会やギャラリートーク、ミニコンサートなども予定している。また、二科の100年の歴史を一覧出来る「伝説の洋画家たち 二科100年展」が現在、東京都美術館で開催中。9月12日から11月1日まで大阪市立美術館、11月7日から12月27日まで福岡・石橋美術館でも行われる予定だ。【イベント情報】「第100回記念 二科展」会場:国立新美術館住所:東京都港区六本木7-22-2会期:9月2日~14日時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)※金曜日は20:00まで入場は19:30まで、最終日は14:00までで入場は13:00まで休館日:9月8日料金:一般1,000円、高大学生800円、中学生以下無料
2015年08月24日東京都・西新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館は、20世紀初頭のパリで活躍し、親しみやすく甘美な作品を描いた画家たちの作品を展示する「もうひとつの輝き 最後の印象派 1900-20′s Paris」を開催する。会期は9月5日~11月8日(月曜休館、ただし9月21日・10月12日は開館)。開館時間は10:00~18:00(金曜は20:00まで)。観覧料は一般1,200円、大・高校生800円、65歳以上1,000円、中学生以下無料。同展は、印象主義や新印象主義といった前世紀のスタイルを受け継ぎながら、親しみやすく甘美な作品を描いたカリエール、アマン=ジャン、ル・シダネルら、「画家彫刻家新協会」のメンバーから、約20名の作家による作品約80点を展示し、20世紀初頭のパリで活躍した芸術家たちの作品を紹介するもの。「画家彫刻家新協会(ソシエテ・ヌーヴェル)」は、若い芸術家たちの作品を発表する目的で結成されたグループで、おもにサロン出身の芸術家たちで構成され、1900年から1922年まで、パリのジョ ルジュ・プティ画廊で毎春展覧会を開催していた。彼らはフォーヴィスムやキュビスム等の前衛的な芸術運動に加わらなかったため、モダニズムを主体とする美術史の視点からあまり取り上げられることが無かったという。しかし見たままに描きながらも自然や事物に潜む詩情を表現した彼らの作品は、商業的にも批評的にも成功を得、会員の多くが万国博覧会で賞を獲得するなど、20世紀初頭におけるフランス美術界の一端を担うようになった。また、関連企画として、休館日に貸切の美術館で、ボランティアガイドと対話しながら楽しむ参加型の作品鑑賞会「ギャラリー★で★トーク・アート」が開催される。開催日時は10月19日14:00から2時間程度。参加費は1,000円(観覧料不要)、中学生以下無料。参加に際しては10月5日までに同美術館ホームページより申込が必要となる(申込多数の場合は抽選)。そのほか、同美術館学芸員が展示室で作品解説を行うギャラリートークが開催される。開催日時は9月11日17:30および9月12日13:30から、いずれも30分程度。参加費無料(要観覧料)、申込不要。
2015年08月21日「伝説の洋画家たち二科100年展」が上野公園の東京都美術館で7月18日に開幕、17日には開会式が行われ、本展覧会の音声ナビゲーターを務める石坂浩二(74)らが出席した。「伝説の洋画家たち二科100年展」チケット情報本展覧会は、1914年に結成された二科会主催の美術展覧会である「二科展」が、今年で第100回を迎えたことを記念し、開催される。安井曾太郎、東郷青児、小出楢重、林武、村井正誠、吉原治良、吉井淳二、織田廣喜、鶴岡義雄、佐伯祐三、藤田嗣治、岡本太郎など、名だたる画家たちが研さんを積んだ時期の画壇デビュー作が一堂に会するほか、東北から九州まで70を超える全国の美術館や所蔵家が所蔵する約120点の名品を鑑賞することができる。常に時代を先取りしてきた二科展の100年の歩みを「草創期」、「揺籃期」、「発展そして解散」、「再興期」の4期に分けた本展は、日本近現代美術史における二科会の意義が浮き彫りになるような仕組みとなっている。日本を代表する画家・彫刻家による二科展出品作を紹介、100年続く二科展の気風を体感できる「伝説の洋画家たち二科100年展」は東京都美術館にて、9月6日(日)まで開催。当日券は一般 1,500円、学生 1,200円、高校生 800円、65歳以上1,000円。
2015年07月30日「原宿 東郷記念館」(東京都渋谷区神宮前)を運営する東日は7月23~8月28日の期間限定で、ビアホール「神楽」を営業する。原宿駅から徒歩3分という立地で、一万坪の東郷の杜の緑に囲まれた原宿地区最大級のビアホールとなる。○原宿の優雅でリッチな「大人のビアホール」昨年に引き続き、夏期期間限定でビアホールの営業を実施する。メイン会場は、華やかな和モダンのイメージで大人数でも対応可能な宴会場「饗の庭 - AE NO NIWA」「きざはし」となる。最大で150名までの席を用意できる。接客も、通常は結婚披露宴を取り仕切っているスタッフが対応し、今までのビアホールとは一味違った大人の空間を提供するという。提供する料理は昨年に引き続き、フランス料理の名店「レストラン ランス YANAGIDATE」のオーナーシェフ・柳舘功氏が全面監修。今年のテーマは「肉を美味しく」。フレンチ・テイストでビールに合った本物の味を用意する。また、「原宿 東郷記念館」では2013年から養蜂活動に取り組んでおり、今回のビアホールでは、東郷神社境内地で育まれた100%天然の「東郷はち蜜」を使用したスペシャル・スイーツ「東郷はち蜜クレームブリュレ」を提供。原宿生まれ、原宿育ちのスイーツを楽しめる。なお、会場では「東郷はち蜜」「東郷はち蜜金平糖」の販売も予定している。場所は、原宿 東郷記念館。営業期間は、7月23日~8月28日。定休日は火曜日。営業時間は17時~21時(ラストオーダー20時30分)。収容人数は150名。料金は、コース料理(8品予定)/飲み放題:6,500円(税別)。アラカルトメニューも用意している。
2015年07月15日東京都・上野の東京都美術館は、日本三大公募展の一つ「二科展」の第100回を記念した「伝説の洋画家たち 二科100年展」を開催する。会期は7月18日~9月6日(月曜、7月21日は休み、ただし7月20日は開室)。開室時間は9:30~17:30(金曜は21:00まで)。入場料は、大人1,500円、学生1,200円、高校生800円、65歳以上1,000円、中学生以下無料。同展は、70を超える日本全国の美術館や所蔵家が所蔵する、日本近現代美術史に欠かせない洋画家・彫刻家たちの名品約120点を、時代背景やエピソードを織り交ぜながら紹介するもの。1914(大正3)年に若き画家の研鑽の場として、一部の画家たちによって創設された二科会は、常に新しい傾向の作風を吸収し日本の美術史上に名を残す才能を次々と輩出しており、岸田劉生、佐伯祐三、小出楢重、関根正二、古賀春江、坂本繁二郎、藤田嗣治、松本竣介、東郷青児など、二科展によって名をはせるようになった芸術家は数多く挙げられる。同展では、巨匠たちの画壇デビュー作として、安井曾太郎、東郷青児、小出楢重、林武、村井正誠、吉原治良、吉井淳二、織田廣喜、鶴岡義雄など、名だたる画家たちが、認められるべく研鑽した時期の作品などが紹介される。なお、同展で展示される作品は全て二科展出品作品となっており、100年間続く二科展の歩みを通して、日本近現代美術史を知ることができる内容となっている。また、関連企画として、田中 良(二科会 理事長)、吉野 毅(二科会 常務理事)による記念講演会が開催される。開催日時は7月18日14:00~15:30。また、学芸員又は二科会が展覧会の見どころを解説するイブニングレクチャーも開催される。開催日時は7月24日、7月31日、8月7日、8月14日、8月21日、8月28日、各回とも19:00~約30分。いずれも聴講無料だが、同展観覧券が必要となる。そのほか、音声ガイド(ナビゲーターは俳優・石坂浩二)の貸し出しも行われる。貸出価格は520円。
2015年06月24日「原宿 東郷記念館」を運営する東日は8月11日~21日の期間限定で、ビアホール「神楽」を営業する。○原宿地区最大級のビアホールが登場同店は、原宿駅から徒歩3分という好立地で営業される、1万坪ある東郷の杜の緑に囲まれた、原宿地区最大級のビアホール。「原宿 東郷記念館」における夏季期間限定でのビアホール営業は、今年が初の取り組みとなる。世界中から注目を集めるファッション最先端の街・原宿を代表する"大人が楽しめるビアホール"を目指す、としている。会場は、華やかなイメージで大人数でも対応可能な宴会場「オランジェール」。最大で120名までの席を用意することが可能となる。接客も、通常は結婚披露宴を取り仕切っているスタッフが対応。通常のビアホールとは一味違った"大人の空間"を提供する。提供する料理はフランス料理の名店「レストラン ランス YANAGIDATE」のオーナーシェフ・柳舘功氏が全面監修。フレンチ・テイストのカジュアルなビールに合った「本物の味」を堪能できるという。さらに期間中は、島根県・隠岐島海士町から産地直送の「海の幸」を使用したメニューも用意する。営業日時は、8月11日~21日 16時~22時(ラストオーダー21時30分)。場所は、原宿 東郷記念館 宴会場「オランジェール」(東京都渋谷区神宮前1-5-3)。
2014年06月17日損害保険ジャパンは20日、公式Facebookページを開設した。Facebookにて情報を発信することで顧客とのコミュニケーションを図り、同社の認知度および企業イメージの向上を目指すという。同ページでは、同社のスマートフォン用アプリ「トラブルCh」でも提供している「クルマのバッテリー上がりの対処法」「やけどの応急処置」「パスポート紛失時の連絡先」など、各分野の専門家による日常生活に関するトラブル解決策を掲載。併せて、同社社員によるボランティア活動をはじめとしたCSR(企業の社会的責任)の取り組みや、「損保ジャパン東郷青児美術館」の展覧会情報などを紹介していく。同社は、今回開設したFacebookページをはじめ、ホームページやスマートフォン用アプリなどのインターネットを利用したサービスを強化し、「高品質の商品やサービスの提供を通じて、顧客から選ばれる保険会社を目指す」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月21日