東陽町に位置する、ホテルイースト21東京では2017年7月14日(金)から9月10日(日)まで、ホテル5階の屋外プール「ガーデンプール」を営業する。「ガーデンプール」は19世紀ヨーロッパの庭園をイメージしており、都内ホテル最大級の約2,000㎡の広さを誇る。木々の緑と色鮮やかな花、そして輝く太陽の光に包まれ、都会の喧騒を忘れさせてくれる優雅な空間となっている。プールは2種類を用意。リゾート気分に浸れる、ガーデンプールの中央のメインプール、そして運河をイメージしたデザインが特徴的な直線型のラッププールだ。疲れを癒してくれる温水ジャグジーも4箇所に備えられている。またプールの奥にある「ガーデンカフェ」では、軽食やカクテルを提供しているので、一息つくのにぴったり。一般ビジター利用のほか、ガーデンプールに加え屋内プールも利用できる宿泊プランなども用意されている。都会にいながら優雅なリゾート気分に浸ってみてはいかがだろう。【詳細】ホテルイースト21東京 ガーデンプール期間:2017年7月14日(金)〜9月10日(日)住所:東京都江東区東陽6-3-3利用料:・平日 大人 7,560円 / 小人 3,780円・平日(14:00以降) 大人 4,320円 / 小人 2,160円・土日祝及び8月11日(金)〜16日(水) 大人 12,960円 / 小人 6,480円※小人:3歳〜12歳 ※3歳未満の小人は利用不可。※刺青、タトゥー(シール/アートメイクを含む)の利用者は利用不可。【問い合わせ先】ホテル代表TEL:03-5683-5683
2017年06月11日俳優の池松壮亮が、日本映画界の重鎮である東陽一監督の6年ぶりの新作『だれかの木琴』に出演。今年だけで本作をはじめ、8本の出演作が公開される池松は「東監督の作品に出演できるなんて、最初はウソじゃないかと思いましたし、大きな夢が実現してしまった気分です」とオファー時の胸の高鳴りを振り返る。その他の画像初めて東作品に出合ったのは19歳のとき。当時、日本大学藝術学部映画学科に在籍し、講義の一環として代表作『絵の中のぼくの村』を鑑賞したといい「とにかく言葉が見つからないほど、衝撃を受けましたね。こんなに豊かな映画を撮る人がいるんだと驚きましたし、俳優として『いつかこの監督に会わなくてはいけない』と思った」と“伝説”へのあこがれを募らせた。それだけに本作の撮影は「とんでもなく幸せな日々でした。バレないように、喜びを噛みしめていましたけど」と思いは格別だった。井上荒野の小説を原作に、平凡な主婦(常盤貴子)が偶然出会った池松演じる年下の美容師への思いを募らせ、やがて暴走する姿をスリリングに描く。ドロドロの不倫劇、ストーカーの異常心理…そんな安易な枠組みに囚われず、“行き場を失った名もなき感情”を豊かに描く東監督流の男女のサスペンスに仕上がった。「実際に美容師として常盤さんの髪の毛に触れる機会がありましたが、それはイコール人の心に触れることだとわかりましたね。髪の毛を通して、心の変化が敏感に伝わるんです」同世代の俳優の中でも群を抜く演技力。それゆえ“クセが強い”役柄も多く「普段から自分の演技は、自分でコントロールしたいタイプ。人からどうこう言われるのが好きじゃなくて(笑)」。ただ、今回は「東さんが、まるで神様のような視点で現場も作品も見つめているので、僕は東さんが用意してくれた世界を信じて、ただ身を預けていた」のだとか。「東さんから言われたのは『好きにやっていいよ』という言葉くらいで。正直、最初は役者としてラクをしている気分で不安にもなりましたけど(笑)、せっかく東さんの“世界”があるんだから、そこからはみ出なければOKかなと。今は個人的にも現状を壊したい、新しい何かに踏み出したいという気持ちが強いので、東さんとの出会いは大きな刺激になりました」『だれかの木琴』9月10日(土)有楽町スバル座、シネマート新宿ほかにて全国公開取材・文・写真:内田涼
2016年09月06日漫画家の花くまゆうさく氏や伊藤理佐氏らが映画『俳優 亀岡拓次』(1月30日公開)の主人公・亀岡拓次とそれを演じる俳優・安田顕へ向けたイラストコメントが、このほど公開された。原作は、戌井昭人氏が2011年にフォイルより刊行した同名小説。37歳独身で脇役メインの俳優・亀岡のうだつのあがらない仕事風景やプライベートでの出会いを描く。メガホンを取るのは、映画『ウルトラミラクルラブストーリー』(09年)などで知られる横浜聡子監督。不器用ながらも愛すべきキャラクター・亀岡の脇役人生に、ささやかな転機が訪れる様が映される。シンガーソングライター・YUKIのライブDVD『ユキライブ YUKI TOUR "joy" 2005年5月20日 日本武道館』(06年)をはじめ、アーティスト作品のイラストを担当したり、2005年に映画化もされたコミック『東京ゾンビ』(99年)などの"ヘタウマ系"の画風で知られる花くま氏。イラストコメントでは、「今日もどこかで亀岡拓次」という言葉と共に、自身の手によるキャラクター「アフロとハゲ」の2人を本作の世界に送り込んだシュールな絵を贈っている。伊藤氏からは、『週刊文春』(文藝春秋)での連載作『おんなの窓』をセルフオマージュした"亀岡拓次の窓"と題された1コマ漫画が。イラストでは、劇中で重要な場面の一つとなる長野・上諏訪を"地元"と明かしながら、そこで繰り広げられる亀岡の恋模様に、嘆きも込めつつ思いを馳せる伊藤氏自身の姿が描かれている。このほか、河井克夫氏は亀岡と大女優・松村夏子(三田佳子)とのシーンを切り抜き色付きで、東陽氏は亀岡がムロタで睡魔に負けてしまう姿を色濃い絵柄で、それぞれ表現した。(C)2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会
2016年01月20日殺し屋なのに先手を取られて殺される役や防波堤に捨てられた河豚を踏んですっ転んで死ぬ役…。文字通り、体当たりの演技で映画界の荒波(?)を泳ぐ亀岡拓次が帰ってきた!前作から約4年。戌井昭人さんの『のろい男俳優・亀岡拓次』の亀岡はまたも、ロケに出向いた先々で、街をうろつき、酒を飲み、さまざまなエピソードに彩られる。「僕自身、このシリーズを書くときは、文芸誌に書くぞというような力み方にはならなくて。僕自身がたまたま仕事で行った場所で、ぽっかりオフができたときに、『亀岡だったらどう動くかな』とふらふら取材する。それをまんま生かしています」亀岡を待つトホホな出来事のいくつかは戌井さん自身の実体験だが、「実はエピソードのモデルは僕だけでなく、結構たくさんいます。周囲の人が面白おかしく話してくれるので、聞いた体験を、その先の妄想とつなぎ合わせて書くことが多いです。だから最近では『戌井に書かれちゃうから、やめとけ』って警戒されるようになっちゃって(笑)。結局はしゃべってくれるんですけどね」顛末の滑稽さもさることながら、映画俳優という設定ゆえにごまんと登場する架空の作品タイトルの無意味さに、思わず笑いがこみ上げる。ちなみに、亀岡のイメージは、「色っぽくない殿山泰司ですかね。あと、マンガ家で鉄割にも出演してもらっている東陽片岡さん。僕は、東陽さんの傑作エッセイ集『シアワセのレモンサワー』にひどく感化されているところがあって、幸せのハードルを下げるというその精神を亀岡に託している部分があるんです。亀岡って、自分の好きなことに全身全霊を賭けていてブレない。それでいて、意固地になって自分のスタイルを守っているのとも違う。飄々とした感じが逆にカッコイイなと」カタルシスは、「なんでもサウダーデ」の章。亀岡はポルトガルに赴き、サウダーデを感じている飲んだくれ作家を演じるのだが、そこでアドリブでしゃべるセリフが、なんと哲学的で哀愁があることか!実際、亀岡という決してイケメンではない男を知れば知るほど、ねじれた愛しさが湧き上がってくるから不思議。すでにファンの方はもとより、未読の方もぜひ、亀岡ワールドに酔いしれて。◇いぬい・あきと作家、パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」主宰、俳優。2014年に『すっぽん心中』で川端康成文学賞を受賞。1月30日から公開の映画『俳優亀岡拓次』に出演も。※『anan』2016年1月20日号より。写真・岡本あゆみ(戌井さん)森山祐子(本)インタビュー、文・三浦天紗子
2016年01月19日