松坂桃李が2016年に上演した舞台版に続き、同役を続投した映画『娼年』の公開記念舞台挨拶が4月7日(土)TOHOシネマズ日比谷にて行われ、松坂さん、三浦大輔監督らが登壇した。■松坂桃李「上映前の舞台挨拶がよかった…」R18+指定で性描写の多い作品ともあって、松坂さんは「上映前の舞台挨拶がよかったんですが」と苦笑しながら、おずおずと上映後の舞台挨拶に登場。「この(観客の)目線が一種のプレイだと思っています(笑)。まだ続いている感じ、しますね。いたたまれないですね」と松坂さんが照れると、共演の猪塚健太が「スーツを着ていない状態を、完全に想像できますよね?」と客席に飛びかけた。すると、「できますよ、鮮明に」と松坂さんも同意し、その裸を想像したらしい女性観客の悲鳴に似た黄色い声を浴びていた。石田衣良による同名原作を映画化した『娼年』は、大学生活にも退屈し、バーのアルバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている主人公・森中領(松坂さん)が、会員制ボーイズクラブ「パッション」のオーナーである御堂静香(真飛聖)と出会い、「娼夫」として目覚めていく物語。女性ひとりひとりと接していくうちに、彼女たちの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれていく様子を松坂さんが細やかに、大胆に演じた。■三浦監督、松坂桃李と「共犯関係を結んだ」舞台版からともに歩んできた松坂さんとのタッグを、三浦監督は「共犯関係を結んだ」と表現し、「いまをときめく松坂桃李くんを、ここまでやらせた諸悪の根源は僕にあります。女優さんたちもここまで体を張ってやってくれて、すべての指示は僕です。やっと今日で完結できる。感慨深いものがありました」と清々しい表情を見せた。松坂さんも「本当ですね。ずっと、舞台が終わっても、映画版があるのが頭の片隅にあったので、どの作品をやっても『娼年』の映画が迫ってくる感じだった」と、その心境を伝えた。■真飛聖の注目ポイントは「桃李さんのお尻!」そして、共演した女優陣が次々に松坂さんの劇中での佇まいに賛辞を送り出す。真飛さんは公開初日に劇場に観に行ったと言い、「桃李さんの目は、まっすぐじゃないですか。瞳に引き込まれて涙がぽろりと」と感動したかと思いきや、「あと、桃李さんのお尻ですよね!見どころのひとつです」と思わぬポイントもPR。あわせるように冨手麻妙も「松坂桃李は世界を救うと思う!それくらいいい作品になったと思います!」と太鼓判を押すと、さすがに松坂さんが「ダ~メだよ、そんなこと言ったら(笑)」と優しく諭していた。公開記念舞台挨拶には、そのほか、桜井ユキ、馬渕英里何が出席した。『娼年』はTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:娼年 2018年4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 石田衣良/集英社2017映画『娼年』製作委員会
2018年04月07日番組MCの笑福亭鶴瓶とゲストが自由なトークを繰り広げるトークバラエティ「チマタの噺」。その3月20日深夜の放送回に俳優の松坂桃李がゲスト出演。最新作『娼年』での濡れ場トークから友人の濱田岳の“秘話”まで様々なトークが展開された。トークは『娼年』の撮影に関する話題から。同作で会員制ボーイズクラブの“娼夫”を演じている松坂さん。役が役だけに撮影は「ずっと濡れ場ばっかり」だったといい「ほんとに濡れ場って大変、地獄のようで」と“ラブシーン”の過酷さをふり返った。鶴瓶さんも『後妻業の女』での大竹しのぶとのラブシーンをふり返り「一応さんまにも電話した」と大竹さんの元夫・明石家さんまに報告を入れたことなどを明かし、そこからトークは“前貼り”の話題へ。「大きなの貼られた」と話す鶴瓶さんに松坂さんは「自分で貼ったんじゃないんですか?」と驚きの表情。逆に鶴瓶さんはメイクさんに貼ってもらうものだと思っていたと答える。番組開始早々いきなりの“シモトーク”に視聴者からは「オープニングからすげーわ!」「濡れ場の話してるのに、なんて爽やかなの~」などの反応が寄せられる。そこから濡れ場トークは松坂さんの友人でもある俳優の濱田岳の話題に。濱田さんが『みなさん、さようなら』のラブシーンの撮影で胸を揉んだ瞬間、相手の女優の胸の柔らかさに思わずセリフが飛んでしまったというエピソードを明かす松坂さん。手振りを交え濱田さんの話題を話す松坂さんにSNS上では「濱田岳のエピソードを語る桃李が面白すぎ」「濱田岳ちゃんの話めっちゃ嬉しそうにするね」などの声が。濱田さんのほか、柳楽優弥、岡田将生らと親交が深いという松坂さん。特に柳楽さんは鶴瓶さんとも親交があり「飲みに行こうと電話をくれる」ほどの関係だとか。濱田さん、柳楽さんは結婚しており、柳楽さんから「早くこっちきなよ」と結婚を勧められるそう。鶴瓶さんから結婚願望について問われた松坂さんは「憧れます」と“結婚願望”を口にしていた。終始テンポ良く進んだ2人のトークに、視聴者からは「松坂桃李がトークの腕を上げた気がする」「トークスキルが素晴らしく、もっとたくさん聴きたかった」など俳優としてはもちろん、そのトーク力の進歩にも賞賛の声が集まっていた。松坂さん主演の映画『娼年』は4月6日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(笠緒)
2018年03月21日2016年の舞台と同様、松坂桃李x三浦大輔のコンビで映画化した『娼年』。このほど、松坂さん演じる“娼夫”リョウに客として出会い、欲望を解放していく女性たちの場面写真が公開された。劇中には、女性専用コールクラブ「Le Club Passion」のオーナー・御堂静香(真飛聖)がリョウに、「女性の欲望はあまりにも広くて、予測不能で圧倒されてしまう」と語るシーンがあるが、まさに年代もタイプも違う女性たちがそれぞれの欲望や想いを抱える客として登場。そんな女性たちと、彼女たちを受け入れるリョウとの人間ドラマが繰り広げられていく。今回公開された場面写真にはその女性たち、白崎恵役の『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY - リミット・オブ・スリーピング ビューティ』の桜井ユキ、近年舞台で活躍するイツキ役の馬渕英里何、舞台・ドラマなど出演多数の主婦役の荻野友里に、映画『最低。』で主演を務めた紀子役の佐々木心音、映画『向こうの家』が控えるヒロミ役の大谷麻衣、老女役のベテラン女優・江波杏子の姿が。また、本作では、こうした彼女たちとリョウの物語が展開するたびに東京の主要な都市が映し出されていくのも特徴的。その意図について三浦監督は、風景を描くことはできなかった舞台と比べ、映画ではそれが実現できることから「作品にリアリティを与える意味でも、東京のいろいろな街を切り取りたかった思いがありました。その効果も相まって、最終的には、現実と非現実がちょうど良いバランスで混在している作品になったと思っています」と語っている。新宿、表参道、池袋、渋谷、鶯谷、そして熱海と、街に溶け込みながら待ち合わせに向かうリョウと女性たち。そのときの彼らの心情にも思いを馳せながら風景も楽しんみて。『娼年』は4月6日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月16日俳優の松坂桃李が主演を務める映画『娼年』(2018年4月6日公開)の追加キャストが16日、明らかになった。同作は石田衣良による同名小説を映画化。無気力な大学生・森中領(松坂)は会員制ボーイズクラブ「パッション」で「娼夫」となり、女性の欲望を引き出していく。2016年8月には松坂主演、三浦大輔演出で舞台化され、当日券を求める人々で長蛇の列となった。今回は松坂桃李演じる”娼夫”リョウに、客として出会う女性たちと、その場面写真が公開された。紀子役の佐々木心音、白崎恵役の桜井ユキ、イツキ役の馬渕英里何、主婦役の荻野友里、老女役の江波杏子、ヒロミ役の大谷麻衣。様々な女性がそれぞれの欲望や想いを抱え、客として登場し、彼女たちを受け入れるリョウとの人間ドラマが繰り広げられる。また、同作ではリョウと女性たちが出会うたびに東京の主要な都市が映し出されるが、三浦大輔監督はその意図について、「作品にリアリティを与える意味でも、東京のいろいろな街を切り取りたかった思いがありました。その効果も相まって、最終的には、現実と非現実がちょうど良いバランスで混在している作品になったと思っています」と語る。新宿、表参道、池袋、渋谷、鶯谷、熱海と、様々な街でリョウと女性たちの濃密な時間が描かれることになる。
2018年02月16日松坂桃李主演で舞台化された石田衣良の恋愛小説を、同じく松坂さん主演で映画化する『娼年』。先日の冨手麻妙、真飛聖、猪塚健太らのビジュアルに続き、この度新たに、松坂さん演じる“娼夫”リョウの場面写真が公開された。リョウが“娼夫”の仕事を通じて、娼夫としても人としても成長していく姿を描き出していく本作。そんな変化をときに鮮烈に、ときには繊細に表現する松坂さんの演技も注目ポイント。到着した場面写真では、客の女性に穏やかにやさしく微笑むリョウや、緊張した面持ちで相手の女性の話に聞き入っている姿を切り取っており、どちらも大学生活や女性との関係に退屈し、「女なんてつまんないよ」と言っていた頃の領とは全く違う表情だ。客の女性たちの心の奥底に潜む想いを受け止め、彼女たちの欲望を解放していくことで、少しずつ“娼夫”リョウが洗練されていく様子が垣間見える。なお、本作の特典付きムビチケカードが、2月10日(土)より発売。特典は場面写真2点のほか、スペシャルショット1点をあわせたオリジナルポストカード3枚セットとなっている(数量限定)。『娼年』は4月6日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月08日1月30日(火)今夜放送される日本テレビ系「火曜サプライズ」は2時間スペシャルでのオンエア。ゲストには俳優の松坂桃李とフィギュアスケーターの織田信成が登場。松坂さんは目黒区の松見坂方面に、織田さんは赤羽にそれぞれ“アポなし旅”に向かう。戦隊ヒーローでの鮮烈なデビューから「アスコーマーチ~明日香工業高校物語~」や『ツナグ』『今日、恋をはじめます』などを経て『ガッチャマン』などへの出演で注目を集め、『秘密』や『キセキ -あの日のソビト-』、そして現在放送中の連続テレビ小説「わろてんか」などへの出演でいまや押しも押されぬ人気俳優へと成長を遂げた松坂さん。今回松坂さんが「アポなし旅」に向かうのは目黒区の松見坂。なんと東大駒場キャンパスに潜入…緊張の取材交渉の結果は!?また2005年のNHK杯、四大陸選手権で優勝。翌年もスケートアメリカで優勝するなど輝かしい成績を収め続けて臨んだ2009年のバンクーバー五輪では7位入賞を果たした織田さん。そのキャラクターでバラエティ番組など多方面で活躍している。そんな織田さんは東京の北区・赤羽に「アポなし旅」へ。赤羽のグルメを堪能しながらフィギュア選手の(秘)裏話なども明かすという。今回は2本の「アポなし」ロケに加え、人気の「有名人の豪邸訪問」やモデルで女優の朝比奈彩もスタジオゲストとして出演するなどスペシャルならではの豪華な内容でお届けする。今回松見坂でアポなし旅を繰り広げた松坂さんは主演映画『不能犯』が2月1日(木)より全国にて公開。沢尻エリカ、新田真剣佑、矢田亜希子、間宮祥太朗らを共演に迎え、病死や自殺に事故など立件不可能な方法でターゲットを確実に死に至らしめる「不能犯」宇相吹正と、宇相吹に操られない女性刑事・多田の戦いを描く。また織田さんは初の著書「フィギュアほど泣けるスポーツはない!」を発刊。“氷上のお殿様”こと織田さんが自身の波乱万丈のスケーター時代など体験を交えながら、フィギュアスケートの魅力を伝える書籍になっている。「火曜サプライズ」2時間スペシャルは1月30日(火)19時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2018年01月30日1月26日、フジテレビ系「ダウンタウンなう」に松坂桃李(29)が出演。過去の恋愛経験や、好みの女性のタイプについて赤裸々に語った。 俳優の坂上忍(50)から、誰かと付き合ったときに「オープンなデートはする?」と聞かれ、「向こうの方によります、たとえば有名人だったり……」と、思わず漏らした松坂。松本人志(54)に続けて「有名な方と付き合ったことがあるってこと?」と追及され、「あります」と告白した。 有名人以外にも、一般の人との交際経験もあるという松坂。その場合はマスコミが相手の「仕事や年齢を調べてくる」と、迷惑がかかってしまうことが多いよう。 また好きな女性のタイプは「年下で、おばあちゃんの知恵袋的なのを知ってる人」とのこと。松本や坂上は「お姉さんっぽい、ちゃんとした人、常識的な人がいいのかな?」と推測していた。 松本はさらに「年上と付き合ったことはある?」と質問。松坂は「あります」と正直に答えていた。 ネット上では過去の熱愛報道と結び付け、「ほんとにお付き合いしてたんだ……」「本人の口から本当にお付き合いしていたという事実を突きつけられてめちゃめちゃ心臓重くなった」など、悲鳴を上げるファンも。 親交の深い俳優・岡田将生(28)と「なるべく早く幸せな家庭を築きたい」とよく語り合っているという松坂。番組中で今は「彼女はいない」と話していたが……。今後も目が離せそうにない。
2018年01月27日城島茂、山口達也、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也の「TOKIO」メンバー5人がゲストとトークを繰り広げる「TOKIOカケル」が1月24日(水)放送され、俳優の松坂桃李がゲスト出演する。今回は松坂さんが「TOKIO」の5人と共に街の声を“ジャッジ”するという。モデルから戦隊ヒーローに抜擢され俳優デビュー。その後連続テレビ小説「梅ちゃん先生」などで注目されると映画『ツナグ』ではその演技が評価され数々の賞を受賞。その後『今日、恋をはじめます』『ガッチャマン』など注目作、話題作で主演と務めるように。『日本のいちばん長い日』での若手将校役や『ピース オブ ケイク』のオカマ役、『劇場版 MOZU』でのテロリスト役から『キセキ -あの日のソビト-』では「GReeeeN」の楽曲プロデュースを手掛けるJINまで幅広い役柄をこなす実力派へと成長した松坂さん。今回本番組が松坂さんを迎え行う企画は「男と女の本音リサーチ アノ人のアレが苦手でした!」。彼氏彼女や兄弟姉妹など身近な異性に対して常日頃、どんなことを苦手と感じ、実はムカついているのかを街角で調査し、ゲストである松坂さんが男性代表として、街の声に共感できるかできないかをジャッジしてもらうというもの。果たして松坂さんは街の声に共感できるのか?数々の映画やドラマに出演してきた松坂さんだが、初のダークヒーローを演じるスリラー・エンターテインメント『不能犯』が2月1日(木)より全国にて公開。次々と起きる変死事件の現場で必ず目撃される黒スーツの男。その名は宇相吹正。とある電話ボックスに殺人の依頼を残しておくと彼が現れ、ターゲットを確実に死に至らしめるという。その死因はどれも病死や自殺に事故――それはすべて立件不可能な犯罪、「不能犯」だった。警察はようやく宇相吹の身柄を確保し任意で取り調べを始めるが、刑事たちも宇相吹に翻弄されていく。しかし女性刑事・多田は宇相吹に操られなかった……という物語。宇相吹と対峙する多田役には沢尻エリカ。その部下の刑事役に新田真剣佑、上司役で矢田亜希子、多田に救われた元不良少年役で間宮祥太朗らも共演する。「TOKIOカケル」は1月24日(水)23時~フジテレビにて放送。(笠緒)
2018年01月24日松坂桃李が主演を務め話題を呼んだ舞台を、同じく三浦大輔監督とのコンビで映画化するR18指定作品『娼年』。このたび、松坂さん演じる主人公の娼夫・リョウを誘い入れるボーイズクラブのオーナー・御堂静香や、リョウの客を演じる全キャストが発表された。■あらすじ主人公は、森中領(通称:リョウ)。大学生活にも退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。リョウの中学校の同級生で、ホストクラブで働く田島進也(通称:シンヤ)がある日、ホストクラブの客として訪れた女性を、リョウの勤めるバーに連れてきた。女性の名前は御堂静香。恋愛や女性に「興味がない」という領に、静香は彼女がオーナーを務める秘密の会員制ボーイズクラブ「パッション」に誘い入れる。最初こそ戸惑ったが、「娼夫」として仕事をしていくなかで、女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていくリョウ。「女性は退屈だ」と言っていたかつての姿が嘘のように、どんな女性の欲望も引き出し、彼との時間を過ごすことによって、彼を買った女性たちは自分を解放していく。やがて静香に対しても想いを寄せるようになるのだが…。松坂桃李x三浦大輔が映像表現の限界に挑むR18の衝撃作、キャスト決定性の極限を描いたセンセーショナルな内容が話題を呼び、2001年の直木賞候補にもなった石田衣良の同名恋愛小説が、2016年の舞台に続いて松坂さんと三浦監督の再タッグで映画化。今回、映画版での松坂さん以外のキャスト陣が明らかになった。恋愛や女性に「興味がない」というリョウを見出し、娼夫になるよう誘う会員制ボーイズクラブ「パッション」のオーナー、御堂静香には、元・宝塚花組トップの女優・真飛聖。「パッション」に入るための“情熱の試験”の場でリョウの前に現れる静香の娘・咲良役に、園子温監督の秘蔵っ子として『アンチポルノ』で主演を務めるなど活躍し、三浦監督の『何者』にも出演した冨手麻妙。リョウが「娼夫」として出会う、さまざまな客たちからは、わけありの泉川夫妻の夫役に西岡徳馬、上品な老女役には舞台に引き続き江波杏子。松坂さん演じる領の同級生・田島進也に小柳友、同じクラブで働く平戸東(通称:アズマ)に猪塚健太、そしてリョウによって、その欲望を引き出されていく女性客たちに、『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY - リミット・オブ・スリーピング ビューティ』の桜井ユキほか、馬渕英里何、荻野友里、佐々木心音、大谷麻衣、階戸瑠李という注目女優たちが、各々まさに全身全霊で役にぶつかっていく。真飛聖&冨手麻妙&西岡徳馬&江波杏子、コメント到着御堂静香を務める真飛さんは、「人は大人になるにつれ、心に抱えている思いを吐き出しにくくなるものですが、この『娼年』という作品は、そんな女性たち心の闇、そして生きていくなかで本当は切っても切れない性(さが)を大胆かつかつ繊細に描いています」とコメント。「欲望から生まれる葛藤、心のきびというのはとてもリアルで生々しささえ感じますが、実はその中にある日常ではなかなか理解しがたい様々な愛の形がそこには存在していて、それを通してひとりの男性が人として成長していく姿はとても魅力的」と、人間の“性”について言及。また、静の娘・咲良役を演じる冨手さんは、三浦監督による舞台化の際「オーディションに落選してしまい、物凄く悔しい思いでいっぱいでしたが、今回再び三浦監督が映画化されるということで再チャレンジさせて頂き、原作を読んだときからどうしてもやりたかった咲良役で選んでいただきました」と思いを込める。映画についても「家族やカップル、友達同士で見に行って、あえて別々の席に座って、見終わった後、この映画について色々語り合って欲しい、そんな見方ができる」と期待を込めて語る。そしてベテランの西岡さんは、「三浦監督より熱いラブコールをいただき、原作を読み脚本を読みましたが、『この役は何故に俺なのか??』と不思議に思いました」と明かす。「きっと西岡徳馬がこの役を演じたら面白い!と思われたからでしょう。しかしこの“面白い”というフレーズが曲者で、皆それにのせられるのです。所詮役者は演出家の駒。でも、ただでは転ばないぞ!ともがき遊ぶのが役者。この戦いもたっぷり遊ばせてもらいました!三浦く~ん!ありがとう!!」と、監督に感謝も。さらに、舞台「娼年」と同じ役での出演となった江波さんもまた、「三浦監督の真摯な演出空間に全身を預け、その静謐にて清澄な、そして深く神秘な地熱、どこか怖い甘やかな心地良さに導かれ、年齢を重ねた我、女優は真に演じさせて頂きました」と監督についてコメント、撮影を「幸福な愉悦な時間」とふり返っている。原作に忠実にセックスを真っ向から描いた内容と松坂さんの体当たりの演技で話題騒然、伝説となった舞台同様、「性描写に関しては一切妥協せず、でも、よりポップに描き切ったつもりでいます」と語る三浦監督。「結果、あまり前例がない、新しいエンターテインメントが産まれた予感がしています」と手応え十分。松坂さん自身も、「舞台で表現できなかったこと、映像だからこそ残せるものが、映画『娼年』にはある」と心の内を明かしている本作。今後の続報にも期待していて。『娼年』は2018年4月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月19日宮月新(原作)と神崎裕也(作画)による大人気漫画を、松坂桃李が初めてのダークヒーローに挑み映画化する『不能犯』が来年公開。この度、映画版同様に松坂さんが主演を務めるdTVオリジナルドラマ「不能犯」が12月22日(金)より「dTV」にて配信されることが決定。本作では、原作の衝撃エピソードを映像化するという。憎しみ、ねたみ、恐怖、人間の心の奥底に潜む欲望に囚われ、誰かを殺したいと強く願う殺意を記した紙をとある電話ボックスの下に張り付けると何処からともなく現れる殺し屋・宇相吹正。<思い込み>や<マインドコントロール>で人の心を操り、ターゲットを 死に至らしめる彼は、自らの手を汚すことなく、いとも簡単に命を奪っていく――。自分の過去をひた隠しにしながら幸せを望むOL、ギャンブルによって相手の心が見えなくなってしまったサラリーマン、出会い系サイトで家出少女を物色する教師。ターゲットになった彼らに訪れる悲惨な運命とは…。“不能犯”とは、<思い込み>や<マインドコントロール>で人を殺すなど常識的に考えて犯行を証明できない「立証不可能犯罪」。本作はこの不気味な能力を駆使して、ターゲットを確実に死に至らしめる殺し屋・宇相吹正と彼に翻弄される人々の悲惨な運命を描いたスリラーエンターテインメントだ。宇相吹正役を松坂さんが演じるほか、宇相吹と対峙していく刑事・多田友子役の沢尻エリカも出演。そして、宇相吹のターゲットとして、自らの衝撃的な過去をひた隠しにしながら生きるOL役を永尾まりや、宝くじが当選したことで疑心暗鬼に陥ったサラリーマン役を永井大、出会い系サイトで少女を物色する教師役を平岡祐太。そのほか、MEGUMI、萩原みのり、佐藤仁美。また、映画にも登場する水上剣星らが映画につながる役どころを演じるという。本作の監督を務めるのは、『ライチ☆光クラブ』などを手掛ける、人間の深層心理を描くことに定評がある内藤瑛亮。主題歌は、映画同様に人気ロックユニット「GLIM SPANKY」の「愚か者たち」に決定。なお、脚本は山岡潤平、監修は白石晃士と、映画の脚本・監督をそれぞれ手掛けたスタッフが集結した。dTVオリジナルドラマ「不能犯」は12月22日(金)より「dTV」にて配信(全4話)。※毎週金曜日更新(cinemacafe.net)
2017年11月01日蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊ら豪華俳優陣を迎え、沼田まほかるの人気をミステリー小説を映画化する『彼女がその名を知らない鳥たち』。このほど、演じた松坂さん本人も「共感できたら終わり」と称する不誠実な男・水島の場面写真が、いち早くシネマカフェに到着した。W主演となる蒼井さん、阿部さんの2人に加え、松坂さん、竹野内さんといった、日本映画界の誇る名優たちが集い、“全員最低なのにまぎれもない愛の物語”が描かれる本作。登場するのは、蒼井さん演じるクレーマーで自分勝手な女・十和子や、阿部さん演じる不潔で下劣、そのうえ十和子に異様な執着を見せる男・陣治、竹野内さん演じる十和子の昔の恋人であり、自身の出世や保身のためなら女を道具に使うことも厭わない黒崎と、共感度0なクズなキャラクターたちばかり。そして今回到着した場面写真は、松坂さん演じる“とにかく薄っぺらな男”水島の初出し画像だ。純粋で爽やかなイメージのある松坂さんが演じる水島は、誠実そうなルックスとは裏腹に、薄っぺらな言葉を次々とささやき、妻子があるにもかかわらず十和子と関係を結ぶ最低なキャラクター。今回の場面写真で見せる表情も、まさしくゲスそのもの!?スーツをビシっと決めスマートに装いながら、どこか淫らな目線を送る水島の笑顔はおそろしく不気味な雰囲気に満ちていて、何も知らない女性がこの端正なルックスから甘い言葉を投げかけられたら、コロリと落ちてしまうのも無理はない。松坂さんといえば、誠実で温厚そうな役柄も多く、現在放送中のNHK連続テレビ小説「わろてんか」では、後に主人公の夫となる売れない芸人を演じるなど、多少ダメなことをしても憎めない、“好青年キャラ”で不動の人気を築いているイメージ。だが、9月に行われた本作のジャパンプレミアイベントでは、キャスト一同から、水島に対する非難が巻き起こり、松坂さん自身も「自分の役は、ゲスだ、のひと言。水島真と書いて、ペラペラぺラ男と読む。女性の敵。共感できたら終わりだなと思っていました」と言及するほど。本作で初タッグとなった白石和彌監督は、「何も説明しなくても水島になりきっていた。映画全体の中で自分のポジションや役割が何かをすごく考えて、理解している役者です。そのうえで本当に誠実に、この薄っぺらい役に取り組んでくれました」と太鼓判を押している。今後の出演作に『不能犯』主演を控え、衝撃的な内容で波紋を呼んだ主演舞台『娼年』の映画化が発表されたばかりの松坂さん。本格派俳優として着実にキャリアを重ねる中で、本作で見せる新境地を、ぜひ劇場で堪能してみて。『彼女がその名を知らない鳥たち』は10月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:彼女がその名を知らない鳥たち 2017年10月、全国にて公開(C) 2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
2017年10月18日作家・石田衣良の小説をもとに、昨年8月に三浦大輔演出、主人公を松坂桃李が演じ話題となった舞台「娼年」。この度、舞台と同じ“三浦さん×松坂さん”のコンビで映画化されることが決定。舞台とはまた一味違う映像表現の限界に挑戦する。■あらすじ主人公は、森中領(通称:リョウ)。大学生活にも退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。リョウの中学校の同級生で、ホストクラブで働く田島進也(通称:シンヤ)がある日、ホストクラブの客として訪れた女性を、リョウの勤めるバーに連れてきた。女性の名前は御堂静香。恋愛や女性に「興味がない」という領に静香は“情熱の試験“を受けさせる。それは、静香がオーナーである秘密の会員制ボーイズクラブ、「パッション」に入るための試験であった。最初こそ戸惑ったが、「娼夫」として仕事をしていくなかで、女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていくリョウ。「女性は退屈だ」と言っていたかつての姿が嘘のように、どんな女性の欲望も引き出し、彼との時間を過ごすことによって、彼を買った女性たちは自分を解放していく。やがて静香に対しても想いを寄せるようになるのだが…。■監督・三浦大輔×主演・松坂桃李で完全映画化!本作は、性の極限を描いたセンセーショナルな内容は大きな話題となり、多くの女性から共感を得、2001年の直木賞候補となった石田氏の同名小説が原作。昨年8月に上演された舞台は、原作に忠実にセックスを真っ向からから描いた内容と、松坂さんの文字通りの体当たりの演技が話題騒然となり、幕開けと同時にソールドアウトが続出、伝説の舞台となった。そんな作品が、松坂さん主演、脚本・監督を三浦さんが務め完全映画化!舞台に引き続き、映画でも森中領役を演じる松坂さん。昨年の舞台に出演したことは、自身の中で大きな出来事の一つだったと言う松坂さんは、「この作品の千秋楽の日、二度とできない、そう思えるほど、無の状態になりました。だから映画化の話を聞いたときには、不安しかありませんでした」と胸中を明かす。しかし、「舞台で表現できなかったこと、映像だからこそ残せるものが、映画『娼年』にはあると思いました」と言い、撮影前に三浦監督からも「ようやくこれで石田衣良さんが産み出した『娼年』が完成する」と言われたそうで、「撮影を終えたいま、僕自身もそう感じています。舞台同様、無になりましたが。何より女性の方にこそ観ていただきたい作品です」と熱弁。『愛の渦』『何者』などを手掛け、舞台「娼年」で演出家としての地位を確固たるものとした三浦監督は、「舞台からさらに進化した、また新たな『領』を演じてくれ、やはり、この役は彼でしか成立し得ないと確信しました」と舞台に引き続き主人公の領を演じる松坂さんについて語る。また本作については「映像化は色んな意味で舞台化よりさらに困難な作業になりましたが、原作の石田衣良さんの小説の意思を受け継ぎ、『性描写』に関しては一切妥協せず、でも、よりポップに描き切ったつもりでいます。結果、あまり前例がない、新しいエンターテイメントが産まれた予感がしています」と自信をみせ、「R18作品ですが(こればっかりはしょうがない)、幅広い人たち、特に女性の方々に観て欲しい気持ちでいっぱいです。『娼年』は女性の欲望を全肯定する物語です」とメッセージを寄せている。また本日10月17日(火)は、松坂さんの29歳になる誕生日であり、さらに原作者・石田衣良氏の娼年シリーズ最新作「爽年」が小説すばる11月号にて連載スタートする日でもある。非合法のボーイズクラブを描く、娼年シリーズ待望の最新作にも期待だ。『娼年』は2018年春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年10月17日俳優の松坂桃李が、映画『娼年』(2018年春公開)に主演することが17日、わかった。同作は石田衣良による同名小説を映画化。無気力な大学生・森中領(松坂)は会員制ボーイズクラブ「パッション」で「娼夫」となり、女性の欲望を引き出していく。2016年8月には松坂主演、三浦大輔演出で舞台化され、当日券を求める人々で長蛇の列となった。映画でもメガホンを取ることになった三浦監督は、松坂について「舞台からさらに進化した、また新たな『領』を演じてくれ、やはり、この役は彼でしか成立し得ないと確信しました」と語る。「映像化は色んな意味で舞台化よりさらに困難な作業になりましたが、原作の石田衣良さんの小説の意思を受け継ぎ、『性描写』に関しては一切妥協せず、でも、よりポップに描き切ったつもりでいます」と明かし、「あまり前例がない、新しいエンターテイメントが産まれた予感」と自信を見せた。R18作品となるが「こればっかりはしょうがない」として、「幅広い人たち、特に女性の方々に観て欲しい気持ちでいっぱいです」と希望。「『娼年』は女性の欲望を全肯定する物語です。公開をどうぞご期待ください!」とアピールした。また、情報があきらかになった17日は松坂の29歳の誕生日。さらに、石田の娼年シリーズ最新作『爽年』の連載が、小説すばる11月号(17日発売)でスタートする。○松坂桃李コメント昨年、『娼年』という舞台に出演したことは自分の中で大きな出来事の一つでした。この作品の千秋楽の日、二度とできない、そう思えるほど、無の状態になりました。だから映画化の話を聞いた時には、不安しかありませんでした。でも、舞台で表現できなかったこと、映像だからこそ残せるものが、映画『娼年』にはあると思いました。撮影前に三浦監督に言われた言葉です。“ようやくこれで石田衣良さんが産み出した『娼年』が完成する”と。撮影を終えた今、僕自身もそう感じています。舞台同様、無になりましたが。 何より女性の方にこそ観ていただきたい作品です。(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会
2017年10月17日和と洋が見事に調和したスタイリッシュな店内大阪駅前第4ビルの地下1階にある「ニッポンバル 桜の間」は、ピンクの桜をあしらった白い暖簾が印象的な和食バルです。温かみのあるえんじ色のタイルが印象的な店内は、和と洋が混合したおしゃれな空間が広がります。席は、カウンター席とテーブル席が合わせて44席。店内中央にはライブキッチンがあり、どの席からも中央のキッチンを見ることができます。気軽に立ち寄れる雰囲気を大切にしていますこの店は、美味しい松坂牛と和惣菜がリーズナブルに堪能できると評判になり、地元で愛されています。少人数のお客様でも気軽に立ち寄れるお店を作ろうという思いから、わいわいと大人数で宴会ができる本店の「ニッポンバル 鶴の間」の目の前に、「ニッポンバル 桜の間」をオープン。そのような経緯から、このお店では少人数のお客様や女性が入りやすい雰囲気を大切にしています。贅沢の極み! 「松坂牛 特選霜降り炙り寿司」肉好きなら一度は食べていただきたい「松坂牛 特選霜降り炙り寿司」は、お店一押しの商品です。姉妹店の松坂牛専門店から譲り受けた極上肉は肉厚なのにとても柔らか! 爽やかなワサビの辛みの良いアクセントになっています。極上肉とワサビの絶妙なバランスが楽しめるので、一貫を一口で食べるのがおすすめ。お肉の甘味と爽やかな香りが口いっぱいに広がります。優しい味にホッとする「手作りのおばんざい9種盛り」お店自慢の和惣菜が堪能できる「手作りのおばんざい9種盛り」。優しい味の和惣菜が少しずつ楽しめるので、前菜として人気です。人気枝豆入りのひじき煮や根菜がたっぷり入った五目煮など、手間ひまかけて仕込んだ多彩な味が堪能できます。この商品は9種類の違った小皿で提供されるので、見た目も華やか。目で見て口で味わって楽しむことができます。おすすめコロッケをテイクアウトで楽しむことも可能松坂牛や和惣菜をリーズナブルに堪能できるニッポンバル。店内で堪能できる極上の松坂牛料理や、名物の手作りおばんざいの他にも、テイクアウトの名物が。「ニッポンイチコロッケ」。揚げたてのコロッケは、ホクホクしたじゃがいもの甘さが優しく広がります。冷めたコロッケは、また別格。仕事帰りやお買い物帰りに買い求める人が多く、「ニッポンバル」のおいしさを手軽に楽しめると人気を集めています。大阪市営地下鉄谷町線「東梅田駅」から徒歩3分、地下鉄御堂筋線「梅田駅」からは徒歩8分ほどで大阪駅前第4ビルに着きます。大阪駅前第4ビルの地下1階にニッポンバルがあるので、白い大きな提灯を目印にしてください。極上の松坂牛を堪能できる店ニッポンバル。記念日や女子会などで足を運んでみませんか。スポット情報スポット名:ニッポンバル桜の間住所:大阪府大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第4ビル B1F電話番号:06-6147-9228
2017年09月27日いつも穏やかな空気をまとい、優しい笑みを湛えている。松坂さんの印象は何度お会いしてもブレない。けれども役者としての風格は確実に増していくようだ。そんな松坂桃李さんが新たに出演したのは、沼田まほかるさん原作の映画『ユリゴコロ』。「沼田さんにお会いしたことはないのですが、作品は以前から知っています。とにかく、普通の人物が出てこないんですよ。たとえ普通に見えても実はどこか欠落していて、とてもすんなりとは共感し得ないキャラクターばかり。それなのに、不思議と魅力的に感じてしまうんです。こういう人ってどこかにいそうで、気になってしまう感じというのかなあ…。沼田さんはどういう精神状態でこれを書いているんだろうって考えちゃいますね」それを言うなら、松坂さんもハードな役柄を演じることも少なくないはず。メンタルのコントロールはどうしているのだろうか。そのために、普段は平和的で、ニュートラルな状態に自分を置いているのですか?「そうですね。いつも現場でたくさん刺激をもらえるからというのもあって、私生活はなるべく省エネモードです(笑)。沼田さんも、もしかしたらそうなんですかね」松坂さん演じる亮介の婚約者・千絵(清野菜名)が突然失踪。直後に亮介は実家の押し入れで一冊のノートを発見し、物語は動きだす。それは美紗子と名乗る女(吉高由里子)の手記で、殺人を犯したことを告白していた。一体、誰が何のために書いたのか、ユリゴコロとは何か。そんななか、千絵のかつての同僚だという細谷(木村多江)が亮介を訪ねてくる。「困ったことに、これ以上何か説明しようとするとネタバレしてしまいかねない。それほど緻密に練り上げられた物語なんです。手記の登場人物として、美紗子とその恋人の洋介(松山ケンイチ)がいて、亮介の現実として細谷や千絵がいるんですが、先ほど話したように、登場人物はみんな独特です」亮介は、男手一つで父親に育てられた、父親思いの心優しい青年。しかし物語が進むにつれ、感情の波が激しくなっていき、突然、怒りや憎悪が湧いたりするようになる。そんな二面性を持つ役柄を演じるにあたって、監督からは、「どこの感情にも寄りかからずに演じてくれ、と言われました。優しさにも憎しみにも寄りすぎず、感情のシーソーが大事だと。撮影では、(木村)多江さんと清野さんと一緒の場面が多かったんですが、女性ばかりとはいえ、常に張りつめた空気が漂っていました。でもこの作品にとって、それは必要な緊張感だったと思っています」ミステリー作品でも「ものすごく濃い愛の形がある」と松坂さん。「身近に感じられる話ではないと思いますが、ある意味、誰もが自分の中に通じる部分を見つけるのではないでしょうか。台本を初めて読んだ時、ぐーっとのめり込んでいって、最後はふわっと、あ、終わった!という感覚でした。これはミステリーともいえるけれど、濃度が高い恋愛映画だと思っています」『ユリゴコロ』父は余命宣告をされ、婚約者は失踪。そして実家で見つけた一冊のノートをきっかけに、亮介のありふれた日常は、思いもよらなかった方向に転がりだす…。脚本・監督/熊澤尚人出演/吉高由里子、松坂桃李、松山ケンイチほか9月23日より全国ロードショー。(C)沼田まほかる/双葉社(C)2017「ユリゴコロ」製作委員会まつざか・とおり1988年10月17日生まれ。『侍戦隊シンケンジャー』で俳優デビュー。今後公開の映画に『彼女がその名を知らない鳥たち』(10/28~)、『不能犯』『孤狼の血』が。ジャケット¥56,000(ソーイ/エム アイ ユーTEL:03・5457・2166)シャツ¥22,000(イッティビッティ/ストライプスデザインTEL:03・5768・2401)※『anan』2017年9月27日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・小林 新(UM)ヘア&メイク・HORI(BE NATURAL)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2017年09月25日俳優の松坂桃李が主演する映画『不能犯』(2018年2月1日公開)のティザーポスター、及び特報が9日、公開された。同作は、2013年から宮月新・神崎裕也による同名漫画を実写化。電話ボックスの書き置きを通じて殺人を請け負い、病死や事故死といった"不能犯”としてターゲットの命を奪う男・宇相吹正(うそぶきただし)の驚異的な手口と真の目的を描く。『貞子vs伽椰子』が話題になった白石晃士監督がメガホンをとる。正義感溢れる女刑事・多田を沢尻エリカが演じている他、宇相吹に翻弄される人々に新田真剣佑、間宮祥太朗、テット・ワダ、菅谷哲也、岡崎紗絵、真野恵里菜、忍成修吾、水上剣星 水上京香、今野浩喜、堀田茜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍と豪華キャストが出演する。今回公開されたティザーポスターでは、純白ソファで足を組む宇相吹の、妖しさが際立つビジュアルが明らかに。特報では、「愚かだね、人間は」というドS発言でニヤリと笑う宇相吹が登場する。「視線一つで、すべての人間を死に導く男」というコピーと共に、宇相吹に翻弄され死に導かれる人々の姿や、宇相吹を追う女刑事・多田の葛藤も映し出された。(C)宮月新・神崎裕也/集英社 2018「不能犯」製作委員会
2017年08月09日「やればやるほど、悩みます」今キャンプ、実戦初登板を果たした直後の松坂大輔(36)のコメントだ。初回は三者凡退に抑えるも、続く回は3四球と大荒れ。四球で崩れるのは、ここ最近のパターンだが、いちばん心配したのはその表情だ。明らかに暗い。 これまでは結果がともわなくても、けっして弱気な言動を見せなかった。ただ、この2年の貢献はゼロに等しい。居ても立っても居られず、ソフトバンクがキャンプを張る宮崎へと飛んだ。 2月26日、松坂はランニング中心のメニューをこなし、笑顔さえ見える。暗い表情は思い過ごしだったのか。だが、練習後に2人だけで話すと、悩みは根深いものだと確信した。 ――ここ2年間、ほとんど投げてない不本意なシーズンが続いていますが? 「ご心配かけました(苦笑)。う~ん、高校時代の友人からも『どうしたんだ?』と聞かれたけど、答えられなかった。投げられない原因はわかっているけど、対処法が見つからない」 ――原因はなんだと? 「2011年6月に右肘、2015年8月に右肩と2度手術した。その痛みが昨年まで続き、騙し騙し投げていたんです」 ――酷評されているフォームは、そのためですか? 「そうなんです。痛みが最小限ですむ投げ方を追求したら、このフォームになってしまった。だから、好きでやっている投げ方ではないんです」 ――上下動が激しいから、コントロールが定まらない。たとえば、上原浩治投手のような、動きが少ないフォームを試してみては? 「それは考えましたし、実際、試してもみたんです。でも、理屈ではわかっているんだけどできなかった。染みついたものはなかなか戻せないんです」 ――西武時代のフォームに戻しては? 「そうですね。先ほども言ったけど、染みついたものがあるから、戻すに戻せないんです。もどかしいですよ」 全盛期の自分に戻れないことは、自分がいちばんわかっている。もはや悔しさを通り越し、諦めの境地に達しているのではないか。松坂とは20年近いつき合いになるが、今年ダメなら引退――。そう、覚悟すらしているように思えてならない。 写真&文・ジジ (週刊FLASH 2017年3月21日号)
2017年03月10日現在日本テレビ系にて放送中の日曜ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」。この度、本作で主演を務める松坂桃李が、約3か月の撮影を終え無事オールアップ!直後の松坂さんのコメントが到着した。2015年11月に「金曜ロードSHOW!」枠での放送を経て、連続ドラマ化された本作。ドラマは、山口幸三郎の「探偵・日暮旅人」シリーズを原作に、聴覚・嗅覚・味覚・触覚…五感のうち4つの感覚を喪った男・日暮旅人(松坂桃李)が、唯一残った研ぎ澄まされた視覚を駆使し、物を、人を、そして愛を探すヒューマン・ミステリー。“映像の魔術師”こと堤幸彦がスペシャルドラマに引き続き演出を務め、松坂さんのほか、濱田岳、住田萌乃、多部未華子、木南晴夏らが出演している。クランクアップでは、視覚だけを頼りに演技するという難役をやり遂げた松坂さんに、堤監督から労いの花束が贈呈。すると松坂さんは、ホッとした様子で爽やかな笑顔を見せた。「何かこう、24時間マラソンを完走し終わった後みたいな感じですね(笑)」とクランクアップした感想を話し、「ここまで走り続けられたのは、堤監督はじめ現場の皆様のチームワークと助けがあったおかげで、とてつもなく感謝しています。皆さんと良い時間を過ごせたと思います。本当にありがとうございました!」と感謝の気持ちを語った。3月5日(日)放送の第7話では、旅人は20年前に自分をドラッグ「ロスト」の実験台にした灯果(ともさかりえ)に、両親を殺した犯人の正体を迫る。しかし、灯果もまた黒幕に操られていた一人だったと知り、やり場のない怒りを感じていた。その頃、旅人と雪路(濱田岳)が決裂したことに気を揉んだ灯衣(住田萌乃)は、保育士・陽子(多部未華子)に2人の橋渡しを頼む。旅人の元を訪ねた陽子は、そこで居合せた灯果が実は灯衣の母親だという事実を旅人と共に知るのだった…。20年前の事件の意外な黒幕とは一体誰なのか?最終話に向けて物語は加速していく!「視覚探偵 日暮旅人」は毎週日曜日22時30分~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月01日松坂桃李が、『貞子VS伽椰子』の白石晃士監督のもと主演を果たす人気コミックの実写化『不能犯』。本作で松坂さんが演じる殺しを請け負う主人公・宇相吹正を追いつめる刑事役に、沢尻エリカが決定。初めての刑事役でアクションに挑んでいる。都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件。現場では、必ず黒スーツの男の姿が目撃される。男の名は宇相吹正。彼こそがSNSでうわさの謎の男。“ある電話ボックスに殺してほしい理由と連絡先を書いた紙を貼ると、必ず引き受けてくれる”という殺し屋だった。ターゲットは確実に死に至るが、その死因は病死や自殺に事故──そう、宇相吹の犯行は、すべて“不能犯”。警察の上層部もさじを投げる中、ただ1人、立ち上がったのが、女刑事・多田友子。しかも、何度か宇相吹と“対決”するうちに、多田だけは宇相吹に心を操られないことがわかっていく――。不能犯とは、“呪い”や“洗脳”によって殺人を実行するなど、目的は犯罪だが、常識的に考えて実証が不可能な行為のこと。そのため、たとえ相手が死んでも罪には問われない。本作の主人公・宇相吹正は、赤く光る妖しい瞳から放つ不気味な能力で、人の心を操る不能犯。ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」では、研ぎ澄まされた視覚のみを駆使して事件を解決する探偵を演じている松坂さんが、本作では、妖艶かつ不気味な不能犯・宇相吹に扮している。そして今回、宇相吹がコントロールできない唯一の存在となる女刑事・多田友子役に、沢尻さんが決定。原作では男性だが、宇相吹役が松坂さんに決まったことから、彼の妖艶な魅力を引き立たせるために、女性へと変更された。沢尻さんが初の刑事役に挑む多田友子とは、誰もが振り返る署内一の美女だが、うそと曲がったことが大嫌い、正義感にあふれ、口は悪いが、部下や改心した前科者の面倒見もよく、人望厚い姐御肌の“デキる”刑事。さらに、多田刑事は宇相吹の赤く光る眼と対峙しても、その術が効かない唯一の存在。彼女を演じる女優に最も必要なのは“眼力の強さ”ということで、芝居の熱さと吸い込まれそうな眼力を誇る沢尻さんにオファー。沢尻さんも「いつかアクションをやりたかった」と快諾し、かつてないヒロインが誕生した。沢尻さんは、原作との違いについて「キャラクターのイメージは男性そのままで、正義感や意思が強く、内に秘めた熱いものを持った男っぽい女刑事になっています」とコメント。さらに「松坂さんは、本当に漫画から出てきたんじゃないかと思うほどイメージ通りのミステリアスな宇相吹」と絶賛を贈っている。この美しき刑事VS謎の殺し屋の対決は、新感覚サスペンス・エンターテインメントの大きな見どころとなりそうだ。『不能犯』は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月24日じっと見つめられると、憂いをたたえた瞳の奥に吸いこまれそうになる。若手俳優からスターダムへの道をかけあがり、押しも押されもせぬ人気俳優になった松坂桃李。最新出演作は、10周年を迎えた人気ボーカルグループ「GReeeeN」の名曲「キセキ」誕生までのストーリーを描いた映画『キセキ -あの日のソビト-』で、プロデューサーのジンを演じた。役の上で松坂さんが感じたという孤独について話を進めていくと、胸に宿した熱い信念に行きついた。思えば、2016年は『秘密 THE TOP SECRET』で特別捜査機関の熱血漢メンバーを、ドラマ「ゆとりですがなにか」では童貞かつ内気な生真面目教師を、と思えば、舞台「娼年」では一糸まとわぬ姿で愛を表現する男娼を演じ、キャリアを重ねると同時に役の幅を広げ続けている。そんな松坂さんの2017年劇場公開作1本目が、『キセキ -あの日のソビト-』のジン役だ。メタルバンド「ハイスピード」のボーカリスト、ジンを作り上げるため、タトゥーを施し、髪を緑色に染め上げ、ピアスで飾った。冒頭、挑発するような態度で、1曲丸々メタルを歌い上げる激しいライブハウスのシーンから、すでにジンが息づいていることを感じさせられる。完成披露イベントなどでは、松坂さんの歌唱シーンについて、弟・ヒデ役の菅田将暉が「エロい」とも表現していた。色気に関して、本人は「えっ、本当かよ(笑)、っていう気持ちです、ありがたいですけど」としきりに照れながらも、「ライブでは、これからライブするという空気が流れるんですよ。音を鳴らして練習すると、『さあいよいよだ』みたいな。芝居の本番とは、またちょっと違った緊張感のようなものが、気持ちを作る上で手助けになってくれました。あと、客席の熱気も勇気の後押しになるんです。『このままいけるぞ、イエーイ!』って」と充実感をにじませ、楽し気に話す。こうして、当初「GReeeeN」よりも先にメジャーデビューの切符を手にしていたのはジンだった。華々しい未来が確約されたと夢を見るも、レコード会社が求める路線とのギャップやメンバーとの確執に苦しみ、「ハイスピード」は解散に追い込まれる。そんな折、弟のヒデらが趣味で作ったデモテープを聞き、才能を見出したジンは彼らをメジャーへと導くべく、プロデュース業に徹することになる。つまり、この物語では「GReeeeN」の前身「グリーンボーイズ」の飛躍する様子が描かれる一方で、彼らの夢をかなえるために、ときに複雑な思いを持ちながらも応援し、影で奔走するジンの姿が映し出される。そんなジンの思いを、松坂さんはこう表現した。「自分が歌い手ではなく裏方に回ったのは、正解だと思うんです。そういった意味で、ある種、『グリーンボーイズ』がもうひとつのジンの新しい道を示してくれたところもあるのかな、と。『ハイスピード』を結成していたときは楽しかったはずなのに、デビューとなったときに、やっぱり自分たちの好き勝手にやっていることだけでは壁ができてしまって。うまくかみ合わなくなり、楽しかった感じが、いつの間にか違う色に変わっていってしまう。そんな中、『グリーンボーイズ』が誕生して、楽しい瞬間を目の当たりにしていると、懐かしさと悲しさと羨ましさが…。すごくキラキラしている感じを見ていると、本当にいろいろな感情が入り混じって、僕も何とも言えない気持ちになっていました」。だからか、撮影を終えたときの感想は「孤独だった」という言葉だった。「クランクアップのときにJINさんが来てくださって、『お疲れさまでした、やってどうだった?』って聞かれたので、『孤独でした。JINさんって孤独だったんですね』とポロッと感想を言ったんです。そうしたら、『本当にそんなことを言われたのは、俺を理解している親友の中でも2人だけだ。そこまで理解してくれて本当にありがとう』という感じのことをすごく言われました」。JINからもらった言葉が、松坂さんの胸にしみわたる。「僕自身も、この仕事はどれが正解かは分からないですし、ましてや実在して、現役で活躍されていて、ここまで奇跡的なことをやり遂げた方を体現するのは難しかったので、不安のほうが大きかったりもしたんです。ホッとしました」。メジャーやプロで活躍することは夢を叶えると同時に、信念を曲げることを選択させられる局面に立つこともある。劇中、ジンがメンバーのトシオ(奥野瑛太)に向かい、「ヒットさせなきゃ、やりたいこともできないだろう」と発する言葉が胸を打つ。同じような経験が俳優でもあるかと問うと、松坂さんは、「その台詞は、すごく刺さりました。リンクしますね。俳優も、ときには、好き勝手にできる仕事ではないですから。そういう意味で言えば、自分の中では本意ではないところで動かなければいけない瞬間もありますけど、きっとその先に…それらをやった上で、自分の伝えたかったこと、やりたかったことに行きつくと僕は思っているので。肝に銘じてあります」と、キッパリと言い切った。「きついなってこともあるけど、『自分がこれだけ大変な思いをしたんだよ、こんなにきつい思いをしたんだよ』とかは言う必要がない。特にこういう仕事をしている上では、表に出て形になったものがよければいいと思うんです」とも表現した松坂さんからは、作品や役に対する確固たる責任や信念が伝わる。内に秘めた自分だけが抱える気持ちを孤独と表現するならば、劇中で演じたひとりで思い悩むジンの姿にも重なる。インタビューの最後、松坂さんは「20代最後の2017年は、いろいろチャレンジしていきたいんです」と意気込んだ。まずは『キセキ -あの日のソビト-』で、その雄姿を拝もう。(text/photo:Kyoko Akayama)■関連作品:キセキ -あの日のソビト- 2017年1月28日より全国東宝系にて公開(C) 2017「キセキ -あの日のソビト-」製作委員会
2017年01月27日松坂桃李&菅田将暉のW主演で描く青春物語『キセキ ーあの日のソビトー』。この度、松坂さん演じるジンの歌唱シーンを収めた場面写真が初解禁された。誰もが知る「GReeeeN」の名曲「キセキ」。人々の心を掴んで離さないこの曲の誕生の裏には何があったのか。本作は、 名曲誕生にまつわる本当にあったキセキの物語。松坂さん演じるジンと菅田さん演じるヒデの2人の兄弟を中心に、家族と仲間との間で起こる様々な迷いと衝突の中で、自分の進むべき道を切り開いていく姿を描き出した青春ストーリー。劇中でヒデ役の菅田さん、ナビ役の横浜流星、クニ役の成田凌、ソウ役の杉野遥亮4人が組む音楽ユニット「グリーンボーイズ」が、CDデビューを果たすことでも話題となっている本作だが、今回到着したのは、松坂さん演じるジンがメタルバンド「ハイスピード」のボーカルとしてライブで歌う場面写真。松坂さんは緑髪に口ひげ、タトゥーにピアスのスタイルで夢と現実の間で闘うミュージシャンを見事に体現しており、劇中での歌唱は松坂さんのキャリア史上初めてとなる。歌に苦手意識があり、いままでずっと避けてきたと言う松坂さんは、「初めはプロデューサーの役と聞いていたのですが、台本みたら最初のシーンから歌ってて…騙されました(笑)。CDは出しません」とコメント。しかし、弟・ヒデ役を演じた菅田さんはそんな松坂さんのシーンを見て、「マイクを持つ手がエロい!このシーンは注目です!」と太鼓判を押している。厳しい父の反対を押し切り家を飛び出したミュージシャンの兄・ジンは、メタルバンド「ハイスピード」としてメジャーデビューを果たすも、音楽性の違いで仲間と衝突、バンドは解散状態。一方、「グリーンボーイズ」はキラキラと輝き、どんどん前進。劇中ではそんな対比が残酷なまでに描かれており、映画監督の西川美和は「弟たちが初めて立ったステージを観ると、『そりゃこっちが受けるわ』と哀しいほどに納得をした。自分の信じることに対して懸命な者が時代を掴めるとは限らない。爽やかなパッケージだが、才能というものをめぐる残酷さを逃さずに描いている作品だった」と感想を述べている。しかし、それでもジンは音楽を辞めようとはせず、弟たちの才能に夢を託し、プロデューサーを買って出る。複雑な思いを背負ったジンを見事演じきった松坂さんは、「勇気づけられる作品で、いま自分がやっていること、またこれからやること、自分で選択したからこそ、それが正解だと後押しされる気持ちになった」と語る。また本作を鑑賞した是枝裕和監督は、「自分では諦めた夢を弟に託したジン。彼の哀しみ、喜び、そして覚悟を目だけで表現してみせる松坂桃李。色っぽかった」と称賛の声を寄せている。クランクインの約2か月前からボイストレーニングに励んだという松坂さん。ライブシーンの撮影は緊張したと話すも、それと同時にバンドメンバーの心強さも同じぐらい感じたと言う松坂さんは、「かっこよすぎる3人がバックで演奏してくれているので、彼らの音楽が鳴った瞬間に、心配はなくなりました」とふり返った。CDデビューや「Mステ」出演といま何かと話題の「グリーンボーイズ」はもちろん、松坂さんの渾身の熱唱も必見だ。『キセキ ーあの日のソビトー』は1月28日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年01月18日松坂桃李&菅田将暉によるダブル主演映画『キセキ ーあの日のソビトー』の完成披露舞台あいさつが12月6日(火)、丸の内TOEIにて行われ、松坂さんと菅田さんのほかキャスト陣が登壇した。劇中で歌を披露した松坂さんについて、菅田さんは「手がエロイいっす。歌うときのマイクを持つ手がエロイ!」と繰り返した。意外なところを突っ込まれた松坂さんは、長い指をもてあましながら、「そんなんじゃないから」と苦笑していた。『キセキ ーあの日のソビトー』は、2007年にメジャーデビューした顔出しをしない男性4人組のボーカルグループ「GReeeeN」の結成秘話や、名曲誕生までの歩み、さらには兄弟やその家族までも描いた物語。4人が選択した“歯医者と歌手”という異色のふたつの夢を、全力で追いかける様を描き出す。菅田さん演じるHIDEが組んだグループの才能を見出し、プロデューサーとして売り込む兄のJIN役を演じた松坂さんは、もともとメタルバンド「ハイスピード」のボーカルという設定。松坂さんは、「“歌とホラー作品はちょっと”と言っていて、“プロデューサー役なので大丈夫ですよ”と言われていたのに、台本を見たら1ページ目から歌っていて(笑)。本当にダマされたなって」と言いながらも、色っぽい美声を披露した。菅田さんの「手がエロイ」発言を受けると、兼重淳監督まで「エロイです」と太鼓判を押し、場内の女性ファンをざわつかせていた。作品タイトルにかけ「2016年に起こったキセキ」を尋ねられた登壇陣。菅田さんは、「今ここにいる事」と書いたフリップを掲げた。「16歳のときに東映に来て、『仮面ライダーW』のオーディションを受けて、受かったんです」と、業界デビューについてふり返った菅田さんは、「そのとき(仮面ライダーシリーズを)やっていたのが桃李くんで、その二人の初主演映画がここ(東映)で公開なのが激アツだなって」と熱っぽく話すと、周りも素敵な軌跡に「いい話」としみじみしていた。完成披露舞台あいさつには、そのほか、忽那汐里、横浜流星、成田凌、杉野遥亮が登壇した。(cinamacafe.net)
2016年12月06日女優・松坂慶子が28日、都内で行われた映画『空海―KU-KAI―』(2018年公開)の製作報告会見に登壇した。会見には他に中華人民共和国駐日本国特命全権大使 程永華、内閣官房副長官 萩生田光一、KADOKAWA 取締役会長 角川歴彦、東宝 代表取締役 島谷能成、原作の夢枕獏が出席した。同作は作家・夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川文庫/徳間文庫)を原作に、陳凱歌監督がメガホンを取る。構想5年、総制作費は150億円となり、これまでにない規模の日中共同製作映画として注目を受けていた。7世紀の唐を舞台に、遣唐使として送られた空海(染谷将太)が、詩人・白楽天(黄軒)とともに歴史の謎と対峙する。松坂は日本から唐に渡った女性・白玲を演じ、空海&白楽天が追い求める「楊貴妃の謎」を解く秘密を知る重要な人物となる。長年憧れていたという陳監督作品出演を「夢のよう」と語る松坂は、「オファーを頂いたのが4月1日で、エイプリルフールですし、夢なら醒めないでと思いました」と振り返った。また、主演の染谷については「お若いのに落ち着いていて、天才と言われた空海の若き時代に本当にぴったりだなと思いました」と絶賛。「撮影中も細やかにアドバイスしてくださったり、『”用意スタートは”この言葉でかかりますよ』とか、大変頼りがいがありました」と、異国での撮影で大女優をリードする染谷の姿を伝えた。撮影中の染谷はビデオメッセージで登場。すでに3カ月間中国で撮影を進めているが、陳監督が「6年間かけた」という広大なセットに「毎日ここで撮影しているだけでワクワクします」と興奮を表す。「早くみなさまのところへ届けたいです。大唐の街でお待ちしています」とメッセージを送った。
2016年10月28日俳優の松坂桃李(28)が、映画『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)で死神・ベポの声優を務めていることが26日、発表された。一瞬ではあるが、すでに予告編でその姿を現していたベポ。暗闇の中からうっすらと金色の体が浮かび上がり、開いた左手の指は6本。三島創(東出昌大)率いるデスノート対策本部特別チームとICPOから送り込まれた世界的名探偵・竜崎(池松壮亮)は1冊のノートを入手し、その持ち主であるベポは人間界に6冊のデスノートが存在することを告げる。その声を演じ終えた松坂は、「突然ですがデスノートの世界に参加してきました」と報告し、「原作が元々好きだったので、佐藤信介監督からお話をいただいた時は、嬉しかったです。束の間ながら、あの世界に入れたのはワクワクもしました」とコメント。「死神です。僕の声だと気づかない方もいらっしゃると思います。あまり先入観を抱かずに、楽しんで頂けたら本望です」と呼びかけている。松坂はこれまで、佐藤監督がメガホンをとった『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』(14年)、『図書館戦争 THE LAST MISSION』(15年)に出演。今年4月に公開された『アイアムアヒーロー』ではZQN役を熱望していたが、佐藤監督は本気と知らずに「まさか」と冗談と思ってしまい、その"お返し"として今回の役をオファーしたという。
2016年10月26日伝説的コミック「デスノート」を原作に描く最新作『デスノート Light up the NEW world』。この度、本作にて登場する新たな死神の声優を、俳優の松坂桃李が担当していることが明らかになった。犯罪のない社会を目指し、デスノートで世界を変えようとしたキラこと夜神月。暴走する彼を阻止しようとした世界的名探偵L。天才VS天才の対決から10年経ったある日、世界中のネット回線がジャックされ、キラによるメッセージが発信された「デスノートを手に入れろ――」。死神により地上にもたらされた6冊のデスノート。同時多発的に発生する大量の殺人事件。そんな中、三島(東出昌大)が率いるデスノート対策本部に、Lの後継者・竜崎(池松壮亮)が加わり、無差別殺人事件の現場で1冊のデスノートを手に入れる。一方、その現場には、キラの信奉者・紫苑(菅田将暉)の姿が。いま、それぞれの譲れない“正義”を懸けた、3人の壮絶な頭脳戦が始まる──!伝説となった映画『デスノート』誕生から10年目となる今年、“正統な続編”として放たれる本作。東出昌大、池松壮亮、菅田将暉らメインキャストのほか、死神・リューク役は中村獅童が前作から続投し、死神・アーマ役には「ルパン三世」の峰不二子役などを担当する大人気声優の沢城みゆきがすでに決定しているが、今回新たに死神・ベポの声優として松坂さんが出演していることが判明!今回松坂さんが演じるベポは、金色に6本の指、身長189cmの東出さんも見下ろす巨大な死神。とある事件から、東出さん演じる三島創率いるデスノート対策本部特別チームと、ICPOから送り込まれた世界的名探偵・竜崎は、1冊のデスノートを入手。ベポはそのデスノートの元持ち主で、人間界に6冊のノートがもたらされていることを明らかにする。本作でメガホンをとった佐藤信介監督作品には、これまで『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』『図書館戦争 THE LAST MISSION』に出演してきた松坂さん。今年4月に公開された『アイアムアヒーロー』で、松坂さんは劇中に登場する“ZQN”役を熱望しつつも、佐藤監督に「まさか松坂桃李が出てくれるはずがない!」と思われスルーされてしまったそう。松坂さんが本気だったということを伝え聞いた佐藤監督は、それならば今回こそとお返しの熱烈オファーし、今回の出演が実現した。原作が元々好きだったという松坂さんは「佐藤信介監督からお話をいただいたときは、嬉しかったです。束の間ながら、あの世界に入れたのはワクワクもしました」と喜びを露わに。また、「僕の声だと気づかない方もいらっしゃると思います。あまり先入観を抱かずに、楽しんで頂けたら本望です」とコメントを寄せた。『デスノート Light up the NEW world』は10月29日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月26日一昨年のセックス特集で、女性モデルとの美しくも濃厚なヌードを披露してくれた松坂桃李さん。「あれがなかったら、こういうオファーは来なかったと思います(笑)」と話すのは舞台『娼年』のこと。石田衣良さんの小説が原作で、ボーイズクラブで働く主人公・領が松坂さんの役。「これまで触れてこなかったテイストの作品だけに、興味を惹かれたんです。ある程度先が読めるものじゃ、いつまでたっても自分の壁は越えられないと思うので。どうなるのか想像もつかないものに挑戦することで、また違った見え方が生まれるのを期待しているんですよ」それにしても、よくぞ決心したと思う。領は、娼夫としてさまざまな女性たちの相手を務めていく。体を介して彼女たちの欲望とともに心までも解放してゆく過程は、原作ではかなり赤裸々に描かれている。「観る方によっては最初はかなり衝撃を受けるかもしれません。ただ、石田さんの書くセリフや描写はキレイでイヤらしさを感じさせないんですね。脚本も、そういう原作の世界観そのままという印象で。性的なシーンは何度もありますが、演出の三浦大輔さんがおっしゃっていたのは、性描写に対して感覚が麻痺した先に何を見せられるかということ。この作品の登場人物は皆、愛情に溢れた人ばかりなんですよ。それぞれが自分のなかに弱さやコンプレックスを抱えているんだけれど、体と体で向き合った時に、すごく純粋なところに身を置いて影の感情の部分に明かりを照らすことができて、心を解(ほど)いていく。そういう瞬間を描こうとしているのかなと思います。ただ、その過程が重要なぶん、舞台の上でどこまでやるのか、どう見せるのか気にはなりますけど(笑)」言葉は、時に自分を飾り嘘もつく。しかし体は、人間の本能に直結しているぶんだけ正直だ。「言葉で表現できずに伝わらないことも、接することで感覚的にわかるということってあるんです。一昨年のアンアンの撮影は相手のモデルさんが外国の方でしたけど、言葉が通じないぶん、すごくお互いの感覚的な部分を大事にしていた気がします。そのうち、ふっと言葉じゃない何かが湧き上がって噛み合う瞬間というのが何度もありましたから」穏やかな口調で淡々と話してはいるが、「自分でも、本当にやるんだって思ってますよ」と本音もチラリ。「一人じゃ壁は登らないですけど、周りの人の手を借りながらだったら乗り越えられる気がするんですよ」◇まつざか・とおり1988年生まれ、神奈川県出身。8月に『秘密 THE TOP SECRET』、9月に『真田十勇士』、10月に『湯を沸かすほどの熱い愛』と、出演映画公開が相次ぐ。◇生きる目的を見いだせずにいた領(松坂桃李)はボーイズクラブのオーナー・静香(高岡早紀)と出会い、娼夫として働き始める。次第に仕事にやり甲斐を見つけていくが…。8月26日(金)~9月4日(日)池袋・東京芸術劇場プレイハウス原作/石田衣良脚本・演出/三浦大輔出演/松坂桃李、高岡早紀、佐津川愛美、村岡希美、安藤聖、樋井明日香、良田麻美、遠藤留奈、猪塚健太、米村亮太朗、古澤裕介、須藤理彩、江波杏子全席指定9800円(税込み)ホリプロチケットセンターTEL:03・3490・4949www.shonen.jp/大阪、久留米公演あり。◇シャツ¥20,000(トローヴTEL:03・3476・0787)Tシャツ¥7,500(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿TEL:03・3470・6760)パンツ¥18,000(イルク・アダム エ ロペ/ジュンカスタマーセンターTEL:0120・298・133)※『anan』2016年8月17・24日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・竹井 温(&‘s management)インタビュー、文・望月リサ
2016年08月17日松坂桃李と菅田将暉がW主演で贈る『キセキ ーあの日のソビトー』。この度、松坂さん演じるジンの姿が公開された。歯科医師とアーティストを両立し、顔出し一切なしの異色ボーカル・グループ「GReeeeN」。本作で描かれるのは、彼らの名曲「キセキ」誕生のバックボーンとなる、ある兄弟の物語。家族との衝突を経ながら、仲間と共に自分のやりたいこと、進むべき道を見つけ出し、前へと進んでいく姿を描き出す。「キセキ」を含む「GReeeeN」の楽曲の全てのプロデュースを手掛けるJINとリーダー・HIDE。「GReeeeN」の中核をなすこの2人の青春期の物語。今回初披露となったのは、リーダー・ヒデの兄でもあるジンに扮する松坂さんのグリーンの髪と口髭、ピアス、タトゥーをしたバンド時代の姿。父親との衝突を繰り返し、世の中への反発心さえ感じさせる表情が印象的。なんと髪の色は、松坂さん自らの提案で染められ、劇中ではメタルバンド「ハイスピード」のボーカルとして、松坂さん自身が歌うシーンもあるという。松坂さんは映画化にあたり実際にJINさんと対面。その際の印象について、「人を惹きつけ、運気を上げてくれそうな“パワースポット”のようなJINさん」と魅力を明かしており、「そんな魅力的で、かつ実態が明かされていない実在の人物を演じることに責任を感じます」と重圧を語っていた。本作には、JIN(ジン)を演じる松坂さん、JINの実の弟で「GReeeeN」のリーダー・HIDE(ヒデ)役菅田さんのダブル主演ほか、ヒデの恋人役・理香に忽那汐里、ジンとヒデの両親に小林薫と麻生祐未、そして誠一の患者役に平祐奈。さらに早織、奥野瑛太、野間口徹ら、実力派俳優陣が名を連ねている。『キセキ ーあの日のソビトー』は2017年新春、全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月29日GReeeeNの代表曲『キセキ』が誕生するまでの軌跡を描く映画『キセキ ーあの日のソビトー』が、松坂桃李と菅田将暉のW主演で製作されることが決定した。初の兄弟役を演じるふたりは「これはきっと面白い物語になる」(松坂)、「僕にとって異色の経験になる」(菅田)とコメントを寄せた。その他の情報GReeeeNは、メンバー全員が歯科医師免許を持ち、医療との両立を考え顔を伏せて活動している4人組みのボーカル・グループ。映画は実話を基に、楽曲のプロデュースを手がけるJIN(ジン)と、リーダーのHIDE(ヒデ)の兄弟が、家族、そして仲間との衝突を経て、自分の進むべき道を切り開いていく姿が描かれる。松坂は「最初この映画は名曲『キセキ』に関わる人たち、兄弟や家族・仲間の物語だと伺い、どう映画化するのか上手くイメージができませんでした。ですが、実際にJINさんHIDEさんにお会いしてみたらものすごく魅力的で、おふたりから出てくるエピソードのどれもが本当に興味深くて、感動もあり、なるほどこれはきっと面白い物語になるだろうと理解しました」と話し、自身が演じる兄・JINについて「人を惹きつけ、運気を上げてくれそうな“パワースポット”のよう」と明かす。菅田は「僕と(松坂)桃李君が演じることによって、GReeeeNさんの学生時代や結成当時の様子を世の中に伝える役目を担えるというワクワク感があります」と言い、「この時代に歯医者とミュージシャンを両立させるなんて、本当にあり得るのかなと思っていましたが、なぜ、どうやってその形になっていったのか、そこにはどんな家族や仲間がいて、どんな“キセキ”があって今こうなっているのかという経緯がすごく面白かったので、それを映画で表現するのが楽しみです」とコメント。劇中に登場する歌唱シーンについてふたりは「JINさんはGReeeeNのプロデューサーですが、彼の昔のバンド時代も描かれているので、僕にも歌うシーンがあります。役としてしっかり歌うのは初めてで苦戦していますが、JINさんからも『楽しんでやってください』と言っていただいて、心強く思っています」(松坂)、「GReeeeNさんの曲は決して単純ではないのに歌詞はストレートだったり、かなり入り組んだ構造になっているので歌うのはすごく難しいですが、理論的なところから音楽を勉強させていただき役作りをしています」(菅田)と明かしている。監督は、『海街diary』『そして父になる』など多くの是枝裕和監督作品の助監督を務めた兼重淳が担当する。『キセキ ーあの日のソビトー』2017年新春公開
2016年06月03日ドラマ「ゆとりですがなにか」に出演中の松坂桃李が、ロッテアイス「クーリッシュ」の新CMキャラクターに起用され、最新CMでは「ゴクゴク」「キンキン」「シャキーン」という擬音語を体で表現。コミカルかつクールな表情とポージング、そしてトランポリンを使った大ジャンプを見せている。5月11日(水)よりオンエアされる本CMは、コミカルなリズムとは対照的に、クールな表情と動きをみせる松坂さんのポージングが見どころ。真っ青の背景の前で、「クーリッシュ」を手に持って立つ松坂さん。そこに、アップテンポなリズムに合わせて「マ・ツ・ザ・カ」と松坂さんを呼ぶ声が。その声につられて正面を向く松坂さんは、続く「ゴクゴク」「キンキン」を体で表現。クールな表情で(ときにお茶目に)キレキレのポーズを決めていく。さらに、「シャキーン」という声の後には大ジャンプ、全身を使って冷涼感を感じさせる擬音語を表現している。また、このCMでもう1つの注目のポイントが、コミカルなのにどこか冷涼感を感じさせる音楽。サウンドヒーリングプロデューサーである喜田圭一郎氏が監修して共同で作曲。“体感温度が下がる”音楽を取り入れているという。撮影現場では、真っ白のスーツで、元気よく「よろしくお願いします!」と挨拶をしながらスタジオ入りした松坂さん。まず、「ゴクゴク」や「キンキン」という擬音語を表現する7種類のポーズを撮影。松坂さんは、1つ1つのポーズの撮影ごとに振付師からレクチャーを受けるとすぐにマスター。これには振付師も、「簡単に見えて実は難しいポーズなのに、少し見せただけですぐに覚えて、ポーズをビシッと決めてくるから、本当にすごい!」と太鼓判を押した。特に、“えび反り”になるポーズでは、「もうちょっと後ろまで倒してください」という監督からの要望に、「も、もうちょっとですか?(笑)」と少し苦しそうに笑いながらもすぐに応じて、披露。しかし片足立ちになるポーズではバランスを崩してしまう場面も!すぐにモニターを確認して「これキープするの難しいなぁ(笑)」と言いながらも、撮影の合間に自ら片足立ちの練習を行うなど、プロ意識の高さを垣間見せていたという。次第に、ポーズを決める動きがスムーズになっていく松坂さん。最後にはなんと「キレが良すぎて、カメラが追えていなかったのでもう一度お願いします!」と予想外のNGが出てしまうほどだった。その後は、大きなトランポリンを使って大の字でジャンプをしながら「シャキーン」を全身で表現する撮影に。大きなトランポリンを見た松坂さんは、「ここまで大きいトランポリンは初めてですね!」と驚いた様子。実際にトランポリンの上でジャンプをすると、「お~!!高い! すごいですね!(笑)」と楽しそうに何度も飛び跳ね、ジャンプの練習を行っていた。跳んだときの空中での演技にも、「もっと手を上げてジャンプしたほうがいいですよね?」など積極的に監督とコミュニケーションをとり、モニターで商品を持つ角度などを確認しながら、細かい要望にすぐに応じていた松坂さん。撮影の合間もずっとトランポリンの上でジャンプをしていたため、トランポリンを降りて固い地面を歩いたとき、「うわっ! すごい…! 揺れない…!(笑)」と、まるで宇宙飛行士のように地上の感触を忘れてしまっていたようだ。撮影を無事終え、「足がパンパンです。(笑)でも楽しかったですね」と充実感を見せる松坂さん。「これがどんな感じに仕上がるのか楽しみですね」と感想を明かしてくれた。お気に入りは「肩を“ヒュッ”と上げるポーズ」という松坂さんの、変幻自在のポージングを、ぜひチェックしてみて。ロッテ「クーリッシュ」新CM「クーリズム」篇は5月11日(水)より全国にてオンエア。(text:cinemacafe.net)
2016年05月10日俳優の松阪桃李が3日、都内書店で行われた、写真集『妄想・松坂桃李』(発売中 2,200円税込 ワニブックス刊)の発売記念握手会に登場した。同書は、松坂が2011年から雑誌『プラスアクトミニ』、『プラスアクト』で連載している内容をまとめたもので、松坂が妄想した映画企画のフェイクフライヤーが集まった写真集。1作1作に実在の俳優を当てはめた「妄想キャスティング」、松坂のロングインタビューも掲載されている。握手会には、10,000通の応募が集まり、大阪300人、東京300人の計600人が、抽選により参加した。姉・妹に囲まれ、男子が1人であったため、昔から「妄想」という一人遊びが好きだったという松坂。最近は「朝起きて、(明石家)さんまさんになっていたら」という妄想をしていることを明かした。また、妄想に絡めて「恋愛・結婚の妄想は?」という質問には、「仕事がやっぱり大事だと思うので、30を過ぎてから」と前置きつつ、「まだ27歳なので、36歳くらいになったら、そういう妄想も出てくるんじゃなかろうかと」と回答した。さらに"お友達"と会う時間は取れますか? と、恋愛を匂わせる質問をされると「妄想質問が飛んできた」と苦笑。「この仕事ってたまに、妄想が一人歩きすることもあるんだな」と、タジタジになりながらもかわした。また、実際の芸能界のお友達としては、濱田岳、岡田将生、柳楽優弥の名前を挙げた。今回の写真集で松坂自身が気に入っているページについて、金髪に赤い口紅のロッカーという設定で作った「ブラザー、インTHEロック」と、アフロ姿で撮影に挑んだ「金太、もうすぐ時間ですけど。」の2点をピックアップ。もし本当に映画化、ドラマ化となった場合を妄想し「プロデューサーが『いやでも、桃李くんじゃないと思うんだよね』となる場合もあると思うので、その時は(主役が)僕じゃなくてもいいんで、最後のクレジットで『企画:松坂桃李』としてもらえれば」と、企画方面に対しても意欲を見せた。
2016年04月03日