「クローズド・ノート」「検察側の罪人」と映像化作品が相次ぐ雫井脩介が執筆時、最も悩み苦しみ抜いたという渾身のサスペンス小説を日本を代表する名優・堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶らで映画化した『望み』。この度、本作で初共演を果たした主演の堤さんと石田さんの姿をとらえた新場面写真が解禁、原作の雫井氏からコメントも到着した。成功した建築家である石川一登を演じた堤さんは、本作では思春期の息子を持つ父親という難しい役柄に挑戦。堤幸彦監督は、そんな堤さんの演技を「実力派ならではの大胆な演技と神経質な演技の両方を兼ね揃え、まるで役を生きているようだった」と絶賛している。一方、石田さんは、在宅で校正の仕事をする優しい母・貴代美を繊細に演じる。息子の規士(岡田健史)が同級生の殺人事件への関与を疑われ、世間から憶測と中傷が飛び交う中、ひたすらに息子が生きて帰ってくることを願い、殺人犯の母として生きる覚悟を決める強さを兼ね備えた母親を見事に演じた。そんな石田さんの演じる貴代美に対し、「もらい泣きしたところが何度もあった。石田さんの品の良さが100%発揮された」と堤監督も語る。刻一刻と感情が揺れ動く複雑な家族関係を表現できる理想的なキャスティングが揃った本作。そんな実力派俳優たちが全身全霊を込めて臨んだ演技によって完成された作品を観た原作者の雫井氏は、「自分の作品の原作映画でこんなに何度も泣かされるなんて!」と絶賛のコメントを贈っている。『望み』は10月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:望み 2020年10月9日より全国にて公開© 2020「望み」製作委員会
2020年09月03日2010年4月に連続ドラマとしてスタートした東野圭吾原作の「新参者」シリーズ、その完結作である映画『祈りの幕が下りる時』がBlu-ray&DVDで8月2日(木)に発売になることが決定したことを受け、主演・加賀恭一郎役の阿部寛、溝端淳平、そして福澤克雄監督のコメントが解禁となった。本作は加賀恭一郎がなぜ「新参者」になったのかを描いた完結編で、シリーズ最高の<泣ける>感動巨編として涙を誘い、週末興行ランキングでは2週連続1位を記録。満足度ランキングでも1位を席巻したヒット作だ。主人公の刑事・加賀恭一郎を続投した阿部さんは、「映画を観た人からは、泣けたという感想を沢山聞きました。「新参者」シリーズ開始から7年、加賀恭一郎が、今作をもって日本橋署を去り、シリーズファイナルを迎えました」と万感の想いをコメント。そして「断ち切れない親子関係、父との確執、母親のこと、様々な謎が解けます。誰もが何かのきっかけで犯罪に走ってしまう。そんな人間の弱さをテーマにしていて、加賀がその人の悲しみも背負いながら紐解いていく。ただ犯人を捕まえて終わるのではなく、犯人の心も解決していく。観終わった後も前向きな気持ちが残り、後味のいい作品です。是非多くの方に観て頂きたいと思います」と語った。また、シリーズお馴染みの加賀の従兄弟にあたる松宮脩平役の溝端さんは、「劇場公開を経て、ありがたいことに反響は僕のまわりでも大きかったです。シリーズを通して観てくれていた方、はじめてシリーズを観られる方からも共通して、親子の愛に心を揺さぶられたという感想が多かったです」とフィナーレについてコメント。そして「劇場には劇場で観る良さがあり、Blu-rayやDVDで観る良さもまたあると思います。皆さんの好きな時に好きなだけこの作品を堪能して貰えれば幸いです」と本作をアピール。そして福澤監督は、「今回、一番気をつけたのが、“泣ける”や“感動する”の前に“2時間を飽きさせないこと”でした。映画はテレビと違って逃げられない。お金を払って、劇場の空間に入れられて、目の前にスクリーンしかないわけですから。つまらないものを観せられたら苦痛でしかない。それは観客の一人としていつも思うことです。それが、少しはうまくいったかなと思います。是非、 DVDで確かめて頂ければと思います」とコメント。豪華版ではメイキングやイベント集を収録した特典ディスクが付属するほか、封入特典としてシリーズを総まとめできる情報満載のブックレットも封入予定。まさしくメモリアルな一枚で、シリーズの集大成を堪能して。『祈りの幕が下りる時』Blu-ray&DVDは8月2日(木)より発売開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:祈りの幕が下りる時 2018年1月27日より全国にて公開© 2018 映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会
2018年05月15日ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)は、9 月1 日まで銀座本店(東京都中央区銀座7-8-5)にて、現代アーティスト・松宮硝子とコラボレーションしたスペシャルウィンドウディスプレイを展示中。松宮硝子は1981年生まれ、ガラス細工を使った作品で知られる若きアーティスト。ディスプレイのテーマは、『新しく生まれる何か』。銀座の目抜き通りから差し込む光を受けて、繊細なガラスの泡がリフレクションし、幻想的な世界を奏でる。松宮硝子が巧みにガラス素材を操り、新たな息吹を吹き込み創り上げる世界は、ピュアでフェミニン。松宮の作品は神秘性と力強い美しさを併せ持ち、その様はまるで未知の生物のようだ。連なりあった透明な球が“新しい何か”を生み出す生命力を思わせ、時間とともに移ろう光が、厳選された石がセットされたウエディングリングのエレガンスを魅惑的に輝かせる。また、全国のヴァンクリーフ&アーペルで、8 月23 日までブライダルフェアも開催している。期間中、厳しい基準で選定されたダイヤモンドだけを使ったブライダルコレクションがフルラインでブティックに並ぶ。ブライダルリング購入者にはオリジナルギフトのプレゼントも用意されている。
2015年08月11日東野圭吾の作品群の中でも高い人気を誇る「加賀恭一郎」シリーズの最新刊「麒麟の翼」(講談社刊)が、阿部寛主演でTVドラマ化された「新参者」、「赤い指」(共にTBS)に続いて、映画『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』(仮題)として公開されることが決定。阿部さんに加え、溝端淳平、黒木メイサらドラマ版でおなじみのキャストが続投し、5月12日(木)より東京・日本橋、人形町でのロケを中心に撮影に入ったことが明らかになった。「卒業」に始まり、「どちらかが彼女を殺した」、「悪意」(3作とも講談社刊)など刊行の度に話題を呼び、東野作品の中でもひと際高い人気を誇る「加賀恭一郎」シリーズ。鋭い洞察力、人間観察力を持つ加賀刑事(※現在は日本橋署配属)が、事件の真相と共にその裏にある人々の感情のもつれや愛情…いわば人の心の謎までをも解き明かしていく、というものでこれまでの9作品累計で820万部を超える販売部数を記録している。8作目にあたる「新参者」は昨年、連続ドラマ化されて初回視聴率で同クール1位の21%を記録し、“泣けるヒューマンドラマ”として話題に。続いてスペシャルドラマとして「赤い指」も映像化され、こちらも高視聴率を記録。阿部さんにとっては『チーム・バチスタ』シリーズの破天荒な厚生官僚・白鳥圭介役と並んで、この加賀役はハマり役となった。今回の映画版の原作となる「麒麟の翼」は、今年3月に発売されたばかりだが、東野さん自身がシリーズにおける“最高傑作”と認めており、2か月で早くも30万部を突破している。始まりは日本橋で起きた殺人事件。被害者の男性は胸を刺された状態で8分間も歩き続け、翼のある麒麟像の下で果てる。一方、容疑者の男は逃亡中に車にひかれ、意識不明の重体となる。だが、彼は事件の直前にある不可解な行動をとっていた。それを聞いた男の恋人は、彼の無実を訴えるのだが…。加賀が捜査にあたるが、そこから徐々にそれぞれの家族や恋人の知られざる面が明らかになっていく。被害者は愛する人に何を遺そうとしたのか?その願いは届くのか――?阿部さんは「あの『新参者』が映画化。タイトルは『麒麟の翼』。本作は、加賀シリーズの「赤い指」の続編として書かれました。映画は2時間というサイズ。スピード感ある加賀の洞察捜査を楽しみにしてほしいと思います」と意気込みを語る。『涙そうそう』、『ハナミズキ』などの感動作を世に送り出してきた土井裕泰がメガホンを握るが、監督は「ミステリーとしても超一級の作品の映像化。刑事・加賀恭一郎が、事件によって心に傷を負った人々をどのように救い、希望に導いてゆくのか。希薄になりつつある“家族の絆”とは何なのかを改めて問い直すような、家族そして親子の『再生』の物語として描いていきたいと思っています」と“泣けるヒューマンミステリー”への挑戦を語る。そして、原作者の東野さんは「『新参者』、『赤い指』に続いて映像化の申し出をいただいたことを光栄に思います。特に今回は映画ということで、阿部寛さんの加賀恭一郎を大きなスクリーンで観られると思うと、作者としても非常に楽しみです。震災の影響等で、まだまだ娯楽どころではないという方々がたくさんいらっしゃると思いますが、いつの日かそんな人々がこの映画を観たとき、心から楽しんでいただけるような作品になることを心から祈っております」と期待を寄せる。阿部さんに加えて、加賀の大学の後輩で雑誌記者・青山亜美役の黒木メイサ、加賀のいとこで警視庁捜査一課の刑事・松宮脩平役の溝端淳平、さらに看護師・金森役の田中麗奈、病死した加賀の父・隆正役の山崎務らはドラマ版に続いて続投!本作からの参加となる新キャストは今後、発表される。犯人、被害者、その恋人を誰が演じるのか、楽しみなところ。原作の帯には「加賀さん、あなた、何もわかってない」というセリフがプリントされているが、その言葉が意味するところは――?加賀恭一郎のスクリーンでの活躍に期待したい。『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』(仮題)は2012年1月、全国東宝系にて公開。■関連作品:麒麟の翼〜劇場版・新参者〜 (仮題) 2012年1月、全国東宝系にて公開© 2012映画「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(仮題)」製作委員会
2011年05月26日