12月からスタートする松尾スズキ作・演出舞台「キレイ-神様と待ち合わせした女-」より、出演者8名の撮り下ろしビジュアルとメインビジュアルが公開された。本作は、「大人計画」主宰の松尾さんが2000年に初の本格的ミュージカルとして、Bunkamuraシアターコクーンにて初演し、2005年に再演、2014年に再再演。そして4度目となる今回は松尾さんは出演せず、演出に集中し、濃密で重層的な作品世界を構築する。松尾スズキ作品初出演の生田絵梨花を主人公・ケガレ役に迎えたほか、神木隆之介、小池徹平、鈴木杏、橋本じゅん、皆川猿時、阿部サダヲ、麻生久美子が出演。こちらに向ける眼差しが印象的なビジュアルも到着した。ほかにも、本作には「大人計画」の村杉蝉之介や荒川良々、伊勢志摩、猫背椿、宮崎吐夢、近藤公園に加え、乾直樹、香月彩里、伊藤ヨタロウ、片岡正二郎、家納ジュンコ、岩井秀人らも参加する。併せて公開されたメインビジュアルは、2005年の再演、2014年の再再演に引き続き、寺田克也が本作のために描き下ろしたイラストを使用している。なお、チケットは東京公演が10月5日(土)10時から、福岡公演は11月9日(土)10時から(※博多座チケット売り場は10日から)、大阪公演は10月27日(日)10時から発売スタートする。詳しい日程はぜひ公式サイトでチェックしてほしい。<あらすじ>三つの国に分かれ、100年もの間、民族紛争が続く“もう一つの日本”。その争いのさなか、民族解放軍を名乗るグループに誘拐され、監禁されていた少女が、10年ぶりにソトの世界に脱出する。全ての過去を忘れた少女(生田絵梨花)は自ら“ケガレ”と名乗り、ダイズでできている兵士“ダイズ兵”の死体回収業で生計を立てているキネコ(皆川猿時)、頭は弱いが枯れ木に花を咲かせる能力を持つ少年ハリコナ(神木隆之介)たち“カネコ組”と出会い仲間に加わる。回収されたダイズ兵を食用として加工するダイダイ食品の社長令嬢・カスミ(鈴木杏)と奇妙な友情で結ばれていくケガレ。戦場をうろつき、死体を拾って小銭を稼ぐ、そんな健気なケガレを見守るのは成人したケガレ=ミソギ(麻生久美子)だった。その後、ケガレはカスミの身代わりで背中に銃弾を受け5年間昏睡状態に陥っていたが、目覚めたと同時に、同じく頭に銃弾を受け、頭脳明晰なゲイに変貌した青年ハリコナ(小池徹平)と結婚する。死ぬことに憧れつつもなかなか死ねないダイズ兵のダイズ丸(橋本じゅん)、誘拐・監禁することでしか女性と一緒にいられないマジシャン(阿部サダヲ)らと出会い、過去、現在、未来が交錯する時間のなかで、ケガレは忘れたはずの忌まわしい過去と対決することになる。Bunkamura30周年記念シアターコクーン・オンレパートリー2019+大人計画「キレイ-神様と待ち合わせした女-」は2019年12月4日(水)~Bunkamuraシアターコクーン(東京公演)、2020年1月13日(月・祝)~博多座(福岡公演)、2020年1月25日(土)~フェスティバルホール(大阪公演)にて上演。(cinemacafe.net)
2019年07月03日星野源が歌う「夜のボート」が、松尾スズキが監督・脚本・主演する映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』の主題歌に決定した。今回明らかになった主題歌「夜のボート」は、松尾さんが作詞、星野さんが作曲を手掛けた楽曲で、2008年上演の松尾さん作・演出舞台「女教師は二度抱かれた」で、星野さんと市川実和子が歌った劇中歌だ。今回、星野さんが新たにレコーディングし、主題歌として使用される。星野さんは「松尾さんから、11年前に上演された舞台で僕が作った歌を『映画の主題歌にしたい』と連絡を頂きました。このとんでもない『108』という作品の主題歌にこの哀しい歌を選ぶあたり、松尾スズキ!って感じがしてとても好きです」とコメントしている。また、脚本を書き始めたときからこの「夜のボート」を使用したいと思っていたという松尾さん。特に、主題歌が使われている“衝撃的なあるシーン“には力を入れており、楽曲が流れる様子を想像しながら脚本を書いたそう。なお、「夜のボート」はリリースの予定はなく、本作でしか聞くことができない貴重な楽曲となっている。『108~海馬五郎の復讐と冒険~』は10月25日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:108~海馬五郎の復讐と冒険~ 2019年10月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2019「108~海馬五郎の復讐と冒険~」製作委員会
2019年07月02日松尾スズキをはじめ「大人計画」の全員が出演する特番「朝まで『大人計画テレビ』~松尾スズキと25人の仲間たち~」の収録が先日行われ、その模様を写した写真が到着。番組内容も明らかになった。30周年を迎えた超人気集団「大人計画」の魅力を、6時間10分のノンストップで放送する本番組では、「平成を貫いた“劇薬”~笑いに懸けた30年の歩み~」と題し、全6章に渡り、大人計画30年のレアな映像を交えながら、各メンバーが笑いと共に当時を述懐していく。NHKアーカイブスより彼らの貴重な番組を届ける「大人計画 名作選」では、「トップランナー」や2006年に行われた「大人計画フェスティバル」の模様などを含む当時話題になった番組を放送。加えて、メンバーが「松尾スズキ・ランキング」や「お互いに聞きたいこと」をゆるやかに発表するミニコーナーや、全メンバーによる事前アンケートをもとにした「朗読コーナー」、大人計画の魅力を様々な角度から探る「大人計画データ」のコーナーなど濃厚なラインアップとなっている。先日行われた「大人計画」の全員が初めて一堂に会したこの特番の収録では、貴重なトークが展開され、スタジオは彼らならではの空気、そして穏やかな笑いに包まれていたという。「大人計画」主宰・松尾さんは「みんなが集まる機会なんて、本当に滅多にないのに、(舞台本番後の収録で)こんなにくたびれていて、感動もままならなくて、でもそれが大人計画らしいなっていうか、いつもなんかこう、形が完璧じゃないんですよ」と収録を終えた感想を語る。また30年をふり返る昔の映像を見て、「ひたすら恥ずかしかった」と話す松尾さん。「やっぱり、自意識がギラギラ見えちゃって。でも、それを見返す機会は多分もう無いだろうから、そういうのも含めて、肝に銘じました。自分のなりふりというのが、永遠に残るんだって」といい機会だったとコメント。そして「トークでテレビに出たいとかいう欲は、もうそれほど無いんですけど、それが縁じゃないともはや集まれないし。本当に、次は法事かなって、思いますけど」と冗談を言いつつ、「節目にこの機会、ありがとうございました」と特番放送に感謝した。なお、番組のタイムテーブルなどが後日公開予定だ。「朝まで『大人計画テレビ』~松尾スズキと25人の仲間たち~」は3月31日(日)22時50分~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2019年03月13日松尾スズキ、松たか子、瑛太をはじめとする豪華キャストが、岸田國士戯曲賞受賞の作家・岩井秀人が1年ほどかけて書き上げた台本に挑むことで注目を集める音楽劇『世界は一人』が2月24日、幕を開けた。なお、本作の音楽・演奏はミュージシャンの前野健太が手がけ、実際に舞台上に前野が登場・演奏することも話題だ。環境汚染が進んだ海のそばの街で生まれ育った、小学生からの幼馴染である森吾郎(松尾)、田辺美子(松)、佐々木良平(瑛太)を中心に、吾郎のどうしようもない「運命」を描くという本作。舞台冒頭では、彼らの小学生時代を垣間見ることができる場面も。本作について、自身も岸田國士戯曲賞を受賞している劇作家としての一面を持つ松尾が、「この芝居のオリジナリティに、身を捧げたい」とコメントを寄せて期待を煽ると、松も、「また新しい芝居が生まれる、その世界にいられることを、とっても幸せに思っています」とアピール。瑛太も「岩井秀人は天才だ!」と続き、「この作品に対する皆様の期待と想像をいい意味で裏切っていくと思います」(瑛太)と、作品の出来栄えに自信をのぞかせた。作・演出を手がける岩井自身も「なんだか相当なものができたようなので、楽しみにしててください」と太鼓判を押す音楽劇『世界は一人』。公演は3月17日(日)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて。チケット好評発売中。東京公演の当日券は、各公演前日16時~18時まで専用ダイヤル(0570-55‐0252)にて受付。
2019年02月25日松尾スズキ率いる超人気集団「大人計画」の特番、『朝まで「大人計画テレビ」~松尾スズキと25人の仲間たち~』が3月31日(日)に放送されることが決定した。1988年に松尾さん作・演出の舞台「絶妙な関係」で旗揚げされ、30周年を迎えた「大人計画」。放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で脚本を務める宮藤官九郎をはじめ、阿部サダヲ、皆川猿時、荒川良々、平岩紙、三宅弘城、星野源など、映画や舞台、CMで活躍する多くの才能が所属している。今回放送決定した6時間10分の特番では、そんな超豪華メンバー全員が大集結!「大人計画」の歴史と魅力を、貴重な映像とトークを交えて放送。「大人計画」が愛されるワケがきっと分かる、そんな内容になっている。『朝まで「大人計画テレビ」~松尾スズキと25人の仲間たち~』は3月31日(日)22時50分~NHKBSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2019年01月25日平成30年の今年は、松尾スズキさんがその名を名乗り大人計画を旗揚げして30周年のメモリアルイヤー。それを記念し、「30祭(SANJUSSAI)」なるイベントが開催される。このイベントの見どころ、そして、いまや多方面で大活躍する劇団員の方々の推薦コメントを、旗揚げ3年目から27年間を共に歩んできた社長の長坂まき子さんに伺ってきました。「口火を切ったのは、松尾さんの、30周年を記念したゴージャスでダンディなコンサートがやりたい、との言葉。そこから劇団員にやりたいことを募り、面白そうな企画を考えていたら、こんなお祭りになりました。そもそも大人計画は、松尾さんを筆頭に、演劇だけで生きてきた人たちの集団じゃないし、それも“らしい”のかな、と(笑)。我々が面白がって考えた企画の数々、一緒に楽しんでいただけたら幸いです」大人計画大博覧会12月18日(火)~ 27日(木)入場料2500円音声ガイド付入場券3000円大人計画と松尾さんの軌跡を展示で振り返る。舞台写真や、所属メンバーの歴代アーティスト写真などの展示で30年の歴史を振り返るほか、突如、劇団員が登場して行われる出し物も。「目玉は松尾さんの原画展。初期作から描き下ろしまで見応えあります」松尾スズキ30周年記念ファミリーコンサート“なんとかここまで起訴されず”12月25日(火)・26日(水)指定席9000円立見8500円上手いのに、松尾さんが歌うと途端に面白い。「わちゃわちゃしていない…結局するんでしょうけれど(笑)、ドリンク片手に、ゆったりと歌とトークを楽しんでいただきます。6人編成の生バンドをバックに、松尾さんがミュージカルナンバーなどを披露予定」名作上映会と愉快なトーク12月28日(金)・29日(土)全席指定3500円大人計画のエポック的舞台、全5作品を映像で。社長自ら「これを観せずして何を観せるというくらいの初期の代表作」と語る『愛の罰』をはじめ、松尾さんセレクトの『サッちゃんの明日』など過去作品5作を上映。上映後には出演者たちのトークも。「いまのお客さんにお見せしたい作品ばかり。臨場感のある大きいスクリーンで、若い松尾さんや劇団員をご堪能ください」宮藤官九郎と伊勢志摩の感動ドキュメント“伝説の先輩を訪ねて”12月29日(土)・30日(日)全席指定5500円意外に感動!? 大人計画版「あの人は今」。宮藤さんと伊勢さんが、大人計画を辞めたメンバーに会いに行く様子を映像で上映。「会いに行った側も来られた側も、嬉しくなっちゃってる感じが最高です」エンディングセレモニー“また逢う日まで、生きてたら”12月30日(日)全席指定5800円大人計画の天才ふたりがトークする貴重な機会。松尾さんと宮藤さんのふたりを中心に、思い出話などで繰り広げるトークイベント。「詳細はまだ秘密。劇団員もそこそこ登場しての企画も用意しています」「30祭」12月18日(火)~30日(日)表参道・スパイラル大人計画 社長長坂まき子さん1964年生まれ。’91年より大人計画に携わる。現在、所属俳優のマネジメントと舞台制作の両輪で活躍する。※『anan』2018年12月19日号より。写真・土佐麻理子(長坂さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年12月18日テレビ朝日の松尾由美子アナウンサー(39)が、指揮者の川瀬賢太郎氏と結婚したことが27日、分かった。松尾アナは、司会を務めた「第26回出光音楽賞」の授賞式(2016年7月)で、受賞した川瀬氏が初めて顔を合わせ、17年3月の同局系番組『題名のない音楽会』の2,500回記念の際に再び同じ舞台に立つなどして知り合うように。その後、昨年8月ごろから交際が始まり、今月になって婚姻届を提出した。松尾アナは「いつも応援いただきありがとうございます。一社員の身でありながら大変恐縮なのですが、ご報告させてください。指揮者の川瀬賢太郎さんと結婚しました。音楽に対する真摯(しんし)な姿勢はもちろん、家族の仲の良さなどもあり、笑いが絶えず自然体でいられる日々です。これからはお互い支えあいながら家庭内のハーモニーも大切にしつつ、これまで以上に仕事に精進していければと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします」とコメント。今後も仕事を続け、現在担当する『グッド!モーニング』『林修の今でしょ!講座』『題名のない音楽会』などは引き続き出演する。
2018年09月28日初老に差しかかった個性派俳優・海馬五郎は、フランスの一風変わった文化賞の授賞式に出席するため、パリ行きを決意。それがトホホな道行きになっていく松尾スズキさんの『もう「はい」としか言えない』。同じく海馬五郎の語りで、幼少時より自意識でがんじがらめになっていた自らの生い立ちをたどる「神様ノイローゼ」。松尾ワールドにどっぷり浸る快感!“本人成分たっぷり”の2編を収録。読み進めるうちに、じわじわ気づくはずだ。「これ、かなり私小説的なんじゃ?」。松尾スズキさんも「僕の分身みたいな存在」と認める海馬五郎を主人公に据えた2編をカップリング。最新刊『もう「はい」としか言えない』が面白いのなんの。「『少年水死体事件』と名づけて新聞連載していた随筆にフィクションを加味して書き直したのが『神様ノイローゼ』。自意識と妄想でこんがらがっていた子ども時代の自分の話です。いままでインタビューなどでもしゃべってきたことなんですが、一度体系づけてまとめておこうと思ったんですね。もうこれを読んで、わかってくれと。僕という人間のマニュアルです」末恐ろしいほどシニカルで、冷めた思考の五郎少年。子どもが苦手だという松尾さんだが、作中に見る、あんな記憶があればさもありなん。「あいつらは自由にやってるくせに、いざ攻撃されると子どもという鎧に逃げ込むんですよ。僕もそういうガキでした(笑)」表題作もまた、松尾さんに起きた実際のエピソードや、周囲から聞いたリアルな悩みを投入してできた作品だという。道に迷いやすいという五郎のキャラもご本人と同じらしい。「でも迷ってる時間って自由だなと思うんですね。自分がどこにいるのかもわからずさまよえば、誰にも捕まえられない。究極の自由でしょう。僕が表現をやっているのも、結局は自由になりたいからだと思います。現実に対して感じている違和感を笑いに変えて、既成の価値観から逃れたい。僕の小説はドタバタしていると評されることが多いけれど、僕の中ではそれがリアルなので、そう言われるのは心外なんですよ」息苦しいルールを押し付けられていた五郎は逡巡の末、自由欲しさに、通訳を同行させるならと苦手な外国行きを承諾。しかし通訳となる斎藤聖の紹介者が、彼を〈少し新しいタイプの人間〉と説明していたわけを、五郎は行く先々で味わうことになる。「日仏ハーフの聖君が出てきた途端に、五郎がこの子によってもっと混乱に陥れられることがわかって、話に弾みがついてしまいました(笑)」自由に焦がれに焦がれた先で五郎を待っていた事態を見届けてほしい。『もう「はい」としか言えない』 妻に浮気がバレた海馬五郎。離婚回避のための誓約に汲々としていた彼は、わらにもすがる気持ちで「エドゥアール・クレスト賞」の授賞式へ旅立つ。表題作が3度めの芥川賞ノミネートとなる。文藝春秋1450円まつお・すずき1962年生まれ、福岡県出身。今年、旗揚げから30周年を迎えた「大人計画」主宰。12/18~SPIRALで「30祭」開催。作家、演出家、俳優、映画監督とマルチに活躍。※『anan』2018年9月5日号より。写真・土佐麻理子(松尾さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2018年09月02日アップサイクルとハンドメイドをコンセプトに掲げるブランド、ビームス クチュール(BEAMS COUTURE)と、ジップロック(Ziploc)によるコラボレーションアイテム全9型が発表。あわせて、女優の永野芽郁が出演するウェブムービーが公開された。 コラボレーションアイテムは、ジップロックのバッグシリーズを用いたトートバッグ(1万1,000円)や、サコッシュ(1,800円)、リュックサック(1万3,000円)、エプロン(1万円)、キャップ(9,000円)、傘(9,200円)、ウエストポーチ(8,800円)、サンバイザー(8,400円)、ポーチ(1,200円)、全9型をラインアップ。ジップロックのバッグが持つ魅力をそのままに、ビームス クチュールのデザイナー・水上路美のユニークなアイディアによって、身につけられるアイテムに生まれ変わった。取り扱いは、8月15日より東京・新宿のビームス ジャパン 1階にて展開されるポップアップショップの他、ビームス 名古屋、ビームス ストリート 梅田、ビームス 広島、ビームス 福岡にて。またビームス公式オンラインショップでは、8月20日より展開される。詳しくは、特設サイト()にてチェック。また永野芽郁と松尾諭が出演する、コラボレーションの世界観を表現したウェブムービーも公開。監督は、サカナクションや星野源などの話題のMVを数多く手掛ける映像ディレクター・関和亮。「BEAMS テレビショッピング」と題し、海外通販番組のMCに扮する永野芽郁と松尾諭の2人が、外国人も顔負けのオーバーリアクションとテンポのよい掛け合いで、ユーモアたっぷりにコラボアイテムを紹介する。さらに、目にすると思わずキュンと胸が苦しくなるような、レトロでセクシーな女の子やカップルをシンプルなラインで描き出す人気イラストレーター・たなかみさきが、同コラボレーションのために5作品を描き下ろし。東京・新宿のビームスジャパンにて原画を展示する他、ビームス公式サイト内「ビームス クチュール」のページでも公開される。【イベント情報】たなかみさき イラスト展示会期:8月15日〜9月11日会場:ビームスジャパン 1F住所:東京都新宿区新宿3-32-6
2018年08月15日元フジテレビで現在フリーの松尾翠アナウンサー(34)が8日、自身のブログを更新し、7日に第2子となる女児を出産したことを報告した。松尾アナは「昨日、6月7日17時8分に2994gの女の子を出産しました。母子共に元気です!」と報告。「今回は平日に陣痛がきてくれたので主人の立会いの中命の誕生の瞬間を迎えることが出来た事を大変嬉しく思っています」と喜びをつづった。そして、「私たちが産まれてくるときに、こうして産んでくれた両親への感謝や2人目の子が出来た事で、1人目の子がより愛しく感じる事本当に、出産を通してまたかけがえのない心と体の経験をさせてもらったなぁと噛みしめています」としみじみ。「新米2児の母も誕生これからも笑顔多めの毎日を家族と過ごせるように私もたくさん笑って過ごしていきたいと思います!!」と記し、「不定期更新なブログではありますが…これからもどうぞよろしくお願い致します」と呼びかけた。松尾アナは、2013年8月にJRAの福永祐一騎手(41)と結婚。2014年3月に第1子となる女児を出産した。
2018年06月08日混沌として複雑。だけど心に響く、松尾スズキ流時代劇『ニンゲン御破算』。「初演の印象というと、みんながやたらと水の中に入ってビショビショになっていたとか、荒川(良々)君が黒人の役をやっていたとか、出てくるのはそんなのばっかり(笑)」苦笑か、思い出し笑いか、阿部サダヲさんがおかしそうに話すのは、所属する大人計画の主宰・松尾スズキさんが2003年に手がけた舞台『ニンゲン御破産』のこと。「出演していた僕らも説明できないくらい複雑な脚本だったんです。でも、15年経って読み直してみるとすごいんです。書いた当時の松尾さんは30代。いまの僕より若いのに、こんなに難しくて面白いものを書いていたかと思うと本当にすごいです」物語の舞台は幕末。歌舞伎好きが高じ、侍ながら狂言作者を志す、阿部さんが演じる加瀬実之介と、彼をとりまく人々が描かれる。複雑と評されるだけあって、時空は縦横無尽に行ったり来たり。次々とアクロバティックな展開を見せていく。「実之介の目線で読むと、狂言作者の弟子志願としてしゃべっているところもあれば、自分の語る物語に入っている場面もあったり。物語が多重構造になっていて、面白いけれど、やる側は相当難しい。すごくふざけた話のようにも見えるんだけど、物語が展開していくと、じつは悲しさもあるんですよね。でも、出てくる人たちがみんな狂ってるから、悲劇っぽくはならないし、笑いの要素もたくさん入っているのが、さすが松尾さんだなって思います」曰く、「一回観ただけじゃ、どんな話かわからない」。けれど、そこも松尾作品の面白さだとも。「僕、松尾さんの世界って、全部わかる必要なんてないと思うんです。むしろ、全部わかっているのって…嫌。“なんで?”ってのみ込めないまま観ていると、たまに“わかる”っていうセリフが急に出てきて、それがズシンって残るものがある。正直、演じている僕らが、わからないままやってることも多いです。でも、わかってやっている人のお芝居が面白いのかといったら、そうとも限らないですよね。大人計画の俳優がテレビに出始めた頃、僕らは普通にやってるつもりなのに、世間からは、おかしな人たちの集団だと思われていたのと同じ。計算してやっているより、無意識なのに面白いほうがいいのかなって」15年前の初演で実之介を演じたのは、歌舞伎界でも屈指の人気を誇った故・十八代目中村勘三郎(当時は勘九郎)さん。「歌舞伎っぽい言い回しのセリフも多く、脚本は完全に勘三郎さんへのアテ書きですが、今回もそこは変わりないです。でも考えてみれば、実之介は狂言作者を夢見ている人だから、“歌舞伎っぽく”でいいのかな、と。前回との大きな違いは、稽古で松尾さんがミザンス(舞台での立ち位置)という演劇用語を頻繁に使うこと。最近覚えて、使いたくて仕方がないんだと思います(笑)」あべ・さだを1970年生まれ、千葉県出身。グループ魂のボーカルとして9月にはライブも決定。主演映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が10/12公開。狂言作者を志し、鶴屋南北(松尾スズキ)、河竹黙阿弥(ノゾエ征爾)に弟子入りした加瀬実之介(阿部サダヲ)。成り行きから、南北たちの前で、自らの人生を語り始めた彼は…。6月7日(木)~7月1日(日)渋谷・Bunkamura シアターコクーン作・演出・出演/松尾スズキ出演/阿部サダヲ、岡田将生、多部未華子、荒川良々、皆川猿時、小松和重、村杉蝉之介、平岩紙、菅原永二、ノゾエ征爾、平田敦子ほかS席1万500円A席8500円コクーンシート5500円(すべて税込み)Bunkamuraチケットセンター TEL:03・3477・9999(10:00~17:30)大阪公演あり。初演時の阿部さんの役は、侍を夢見るマタギ・灰次。今回は岡田将生さんが演じる。写真左が、勘三郎さん演じる実之介。©細野晋司※『anan』2018年6月6日号より。写真・岡本 俊(まきうらオフィス)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年06月08日松尾スズキ活動30周年、「大人計画」も30周年を迎えることを記念して、12月18日(火)~30日(日)の期間に「松尾スズキ+大人計画30周年イベント」を開催することが決定した。1988年に松尾さん作・演出の舞台「絶妙な関係」で旗揚げされた「大人計画」。その後、来年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」を手掛けることでも話題の宮藤官九郎や、その主演を務める阿部サダヲ、さらに皆川猿時、荒川良々など、現在も幅広く活躍する多くの才能を輩出してきた。2018年は、松尾さんが“松尾スズキ”の名で活動を開始してからちょうど30年、また「大人計画」が旗揚げして30周年、さらに平成も30年。この“30”が揃った本年に、今回記念の一大イベントを開催!本イベントでは、メンバーの年齢に見合った、年相応の“何か”が起きるのだとか。一体何が…。「目の前の仕事ばかりこなすうち、30年たってしまった」とこれまでをふり返った松尾さんは、「30という数字に思い入れはなかったが、40年目があったとしてもなにかやる元気はとうていなさそうな気がすると、30年でなにかやらねばという気に急になった。松尾スズキ55歳。なんだかまだうっすら元気があるようです」と今回のイベント開催理由を語っている。松尾スズキ+大人計画30周年イベント「タイトル未定」は12月18日(火)~30日(日)SPIRALにて開催。(cinemacafe.net)
2018年06月07日NHK連続テレビ小説『ひよっこ』『わろてんか』をはじめ、ドラマに映画に大活躍中の個性派俳優・松尾諭が、草なぎ剛とともに戯曲家エンダ・ウォルシュによる『バリーターク』の舞台に出演。松尾は草なぎ演じる男1と日常生活を送る男2の役で、バリータークという村の話をひたすら語り続け、奇妙な共同生活を送っているという、ある種特異な物語だ。「もともと端のほうでギャーギャー言っているほうが性に合っている」と自己分析する松尾だが、今回は草なぎとのほぼ二人芝居というメインキャスト。数々の映画や朝ドラ効果について「でも、いまきている感はないですね(笑)」と謙遜するが、引く手あまたとなった人気俳優に、今回の舞台ことや今後の活動のことなど、俳優としての今に迫った。○高橋一生から聞いていた白井晃演出――今回の舞台『バリーターク』ですが、最初の感想はいかがでしたか?最初、わけわからんと思いました(笑)。ただ、演出の白井さんとは一度仕事をしてみたいと思っていて、白井さんの舞台に出てみたいともかねてから思っていました。高橋一生君と仲が良くて、彼がよく白井さんの舞台に出ていて。一生君の舞台を観に行くと白井さんの舞台ということが多く、彼からも白井さんのことはよく聞いていて、そういう意味でも楽しみなことが多かったですね。――具体的には?セリフがすごく多かったり、その意味が難解だということも含めて、楽しみだなということが最初の印象ですかね。いろいろな人に出ることを言いたかったけれど、発表するまで待たなくてはいけなかったので、待っている間誰にも言えなかったことがストレスでした(笑)。人に言いたくてしょうがなかったのですが。――今作も難解そうですが、そういうタイプの作品が好みですか?そうですね。以前出たドイツの劇作家の舞台も難解で、デヴィッド・リンチの映画も難解で、そういう作品が好きなんだと思います。答えはないだろうけれど、余白が多いので、そのスキマをこっちで埋めていくという作業が好き。今回もそれに近そうなイメージです。最初、白井さんに会って話を聞いた時に、デヴィッド・ボウイが原作のエンダ・ウォルシュと親交があったと聞いて、デヴィッド・ボウイはリンチの大ファンで作品にも出ているくらいですから、彼が好きだったと思いながら読み進めると入りやすくなった。確かに世界観などが共通していそうで、最初はわけがわからないと思っていた台本が、興味を持って読めるようになりましたね。――高橋一生さんのアドバイスはありましたか?「白井さんは俳優にとってとてもいいよ」と。「すごく好きだし、体育会系だから松尾君と合うと思う」と。その意味がいまいちよくわからなかったのですが(笑)、稽古が始まってわかったんですけど、白井さんは休憩をまったく取らない。一生君なりにオブラートに包みながら言ったことが、体育会という表現だったのかと。先日、野間口徹さんに会った時にも、「白井さんでしょ? 休憩全然取らないでしょ?」と言われて、そういうことかと。でも、白井さんもよく言われるみたいで、気をつけるようにはしていると言っていました。僕ももともと体育会系なので、楽しみながらやっています(笑)。○新鮮な中心人物を演じてみて――以前の会見で「もともと端のほうでギャーギャー言っているほうが性に合っている」と言われていましたが、こういうメインを務めることで何か思うことはありますか?最初、真ん中に出て行くほどセリフが多くなるので大変だなと思いましたけど、方法論が違うだけで、人様に見せるという意味ではやっていることは同じなんですよね。相手に対してセリフを投げるなど、根本的なことも一緒ですよね。端っこでギャーギャー言っていることも、内側でギャーギャー言っていることも、そうは変わらない。「こんな番手で無理です」ということもなかった。「おっしゃ、やったるで!」という意気込みも、端っこでも思っていることなので同じでしたね。――なるほど。来てみたら同じだったと。まあ何年も前であれば、もうちょっとビビっていたかもしれないですけど、いまはこういう機会を与えていただいて、十分楽しめるようになりましたね。幕が上がってみないとわからないですけど、すごく面白くなるんじゃないかなという期待も多いです。今回、小林勝也さんもいらして、3人で面白いものができればいいなと思っています。ちょっときれいごと言っていますけど(笑)。○朝ドラでの成長と反響――ところで、いまのご活躍ですが、二期連続で朝ドラにも出られて、朝ドラ効果も感じているところでしょうか。それはまったくないです(笑)。大阪で撮影していたので信号待ちなどをしていて、大阪のおばちゃんは見かけるとすぐ声をかけてくれることはありましたが、街中を歩いていてすぐ話しかけられるほどの反響はないですよ。ただ、『わろてんか』では広瀬アリスちゃんとふたりで漫才をやっていたので、今回も草なぎさんとのふたりの会話劇があって。どこか漫才ではないけれど、かけあいみたいなことがあったほうがいいみたいな話になった時に、直前まで『わろてんか』をやっていたので、同じ流れでできそうだなとは思いました。あのテンポ感はやっていてよかったなと思いました。――『シン・ゴジラ』の時は、「まずは君が落ち着け」がブームになりました(笑)。街中でペットボトルを渡されて、いきなり頼まれたことはありましたけど(笑)。だいたい僕のほうが落ち着いていないので、なんなら僕にやってほしいくらいです(笑)。『シン・ゴジラ』の時は現象としても凄かったので、そういう反響はありましたね。でも、今でも多いのは、実は『SP』なんです。10年くらい経っていますけど、『SP』のことを言われることは多いんです。人によってイメージが違うんですよね。――大注目されて、意識も変わったのではないでしょうか?仮に自分が主演ならと思うこともありますが、朝ドラの主演は無理です。負担がすごい。毎日膨大なセリフの量で、それを10カ月続けるなど無理(笑)。ちょっと無責任なほうがいいというか、もちろん責任をもって仕事をしていますが、主演は全然違う。『わろてんか』の葵わかなちゃんを見ていて、19歳なのにすごいですよ。守ってあげたいなとも思いつつ、10カ月も。僕42歳ですが無理ですね(笑)。――また、俳優としての経験値については、朝ドラを経て思うところはありますか?今まできれいな女優さんとの距離が近い役どころがなかったんですけど、仮にあっても「僕みたいなものが見つめてすみません」みたいなコンプレックスがひどくて、でも今回はアリスちゃんで免疫がつきましたね。性格的に合ったということもあって、ついに美人に慣れたなあと。後は大阪の美味い店をさらに知ることができてよかったです(笑)。○草なぎと役柄チェンジで再演希望――『バリーターク』を経て、今後、どういう作品に挑戦したいですか?僕は作っている過程が好きで、ひとつの作品をじっくりと時間をかけて作り込みする作業は舞台ならではで、大好きです。舞台はライブ感ってよく言いますが、作り込みに惹かれます。ただ、舞台をやりたいとは思っていますが、実際時間がかかるし、稽古前にストレッチをよくするので、健康的にやせていくんですよね。あまりやせると不都合というか、イケメンと競合してしまうじゃないですか(笑)。――そんな心配が(笑)。いえ(笑)。作品は、いろいろな喜劇、シェイクスピアなども挑戦してみたい。この舞台を経て好評だったらアイルランドでも公演してみたいですし、草なぎさんの役柄とチェンジして再演もしてみたい。見えている世界が変わるような気がするんです。草なぎさんの視点になると、またセットも作品も違って見えそうで。本当に対照的なふたりなんですよ。機会があれば、僕の役柄を演じている草なぎさんの姿をみてみたいですね。舞台『バリーターク』は、4月14日から5月6日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場、5月12日から6月3日まで東京・シアタートラム、6月16・17日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演。■プロフィール松尾諭1975年生まれ、兵庫県尼崎市出身。2001年、映画『忘れられぬ人々』で俳優デビュー。2007年、フジテレビ系列のテレビドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』で主要SP役の人、山本巡査部長役に抜擢され、大きな注目を集め、以降、映画『テルマエ・ロマエ』(12)、『進撃の巨人』(15)、『シン・ゴジラ』(16)など、多数の映画・ドラマで存在感ある脇役として活躍中。NHKの連続テレビ小説には、2017年前期『ひよっこ』、2017年後期『わろてんか』と二期連続で出演。お茶の間にも強烈な印象を残す。現在、文春オンラインにて、「拾われた男」を好評連載中。■著者プロフィール鴇田崇映画&ディズニー・パークスを追うフリーライター。年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートをひたすら取材しまくる。ジョン・ラセター、アラン・メンケン、キャスリーン・ケネディ、バイロン・ハワード、ティム・バートンなど、ディズニー映画関連人物のインタビュー経験も豊富。世界のディズニー・パークスでは東京だけでなく、アナハイムも偏愛している。instagram→@takashi.tokita_tokyo※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀
2018年04月19日NHK連続テレビ小説『ひよっこ』『わろてんか』をはじめ、ドラマに映画に大活躍中の個性派俳優・松尾諭が、戯曲家エンダ・ウォルシュによる『バリーターク』の舞台で草なぎ剛と共演。松尾は草なぎ演じる男1と日常生活を送る男2の役で、バリータークという村の話をひたすら語り続け、奇妙な共同生活を送っているという、ある種特異な物語だ。「これは男が同棲している話です(笑)」と語るように草なぎとの共同作業がメインの作風で、実際草なぎの存在に「助けられています」と語る松尾。共同作業を経て輪郭がはっきりしてきた作品のこと、そして草なぎとの共演の感想を聞く。○草なぎの声の魅力を発見――まず本作に出ると決まった時、率直に何を思いましたか?僕にとっては5~6年ぶりの舞台だったので、まずそれがうれしかったですね。内容を知る前にテンションが上がりましたが、次に内容を聞いて草なぎさんとほぼ二人芝居だと知って「え!?」って、びっくりしました。僕は端っこのほうでわーわー言っているほうが性に合っていると思っていたので、衝撃は大きかったですね。舞台のチラシを見ていただいてわかるように、ほぼ真ん中にいますので(笑)。――草なぎさんとほぼ二人でメインを務めることについては、いかがでしたか?以前、ちょっとだけ仕事をしたことがあるのですが、それは本当にちょっとだけで、しかも草なぎさんは覚えていなくて、「初めまして」と言っていました(笑)。のちのち「そういえばあの時に(笑)」みたいな話にはなりましたが。以前、草なぎさんの舞台を観に行ったことがあって、すごく魅力があるお芝居をする方だなという印象が強かったですね。ご本人自体に魅力がある人だなという印象も含めて。――実際、今回の稽古などを通じて、それまでのイメージと違う点などありましたか?以前拝見した舞台では、男らしさもありながら、ちょっと中性的な役柄で、その感じがすごく素敵だったんです。でも今回、ご一緒していて、声がすごく印象的だと思いました。だからひとりで活字の台本を読んでいるのと、人の声を通して聞くのとでは全然違いますが、「ああそういうことか」と。草なぎさんも僕としても完全には物語を解釈してはいないですけれど、解釈とかそういうことではなく、男1として草なぎさんがしゃべっている姿を見ているだけで、話の世界にグッと近く入っていけた。それはすごく発見でしたし、びっくりしましたね。――向こうのほうから、歩み寄って来てくれている?どうでしょうか。「僕に歩み寄っていますか?」などと聞いたことないのですが(笑)。ただ、ここをこうしよう、ああしようとか、そういう会話はまったくしていないんです。そもそも、ふたりしてべちゃくちゃしゃべったりもしていないんですけど、立ちだしたら自然ですね。抽象的な台本なのでちょっとした動きの違いで、やっぱりセリフも変わってくるから、試そうと思って違う動きを毎回するのですが、草なぎさんもするんです。僕がすれば草なぎさんもついてきてくれるし、その逆もある。そういうことがスッとできるって、草なぎさんだからなのかなと。もしかすると、歩み寄って来てくれているのかもしれないですね(笑)。○草なぎの独特な感性と柔らかさ――『バリーターク』は、これという答えがないタイプの作品ですよね。ここがこうなってこうみたいなわかりやすい作品が多いなか、それとはまったく逆のタイプの作品で、ここにふたりの男がいて、もう一人男が来ます、あとはご自由に、みたいな感じですよね。観る側の人もちゃんと感じることができる作品なので、漫画よりも小説よりも文芸に近い作品かもしれないです。でも僕はすごく世界観が好き。僕は漫画も好きですが、どこかジョジョっぽかったりもするんです。そこまで小難しい話ではなくて、すごく通っているものが普遍的だったりもするんですけど、頭だけで考えるとわけがわからないかもしれない。ガチガチにならず、草なぎさんと僕が変なことしてしゃべっていると思えば、ラクに観られる。考えるよりは感じたほうがいい感じの作品だと思いますね。――お話をうかがっていると、草なぎさんとは相性が良さそうですね。草なぎさんはどう思っているかわからないですが、いままでに会ったことがないタイプの人ではありますね。感性も普通の人とは違う。僕はけっこうディスカッションなどが好きなので、演出の白井さんにもバカなふりをしていろいろと言うんですけど、草なぎさんは黙って聞いていて、あまり自分から言い出すことはないんです。でも先日、めずらしく、「これって実はこの人とこの人がグルなんじゃないですか?」って。そんなこと誰も考えたことがなかったのに、ああ意外にそうかもと。着眼点がまるで違うんです。考え方も柔軟ですし、芝居の対応もやわらかい。僕のほうが年上の役柄ですけど、草なぎさんのほうが年上でキャリアも上ですから、僕はもう安心して心の中ではお兄ちゃんと(笑)。でも、幕が上がるとギスギスするかもしれないですけどね(笑)。――休憩中など、どういう会話を?「それはどこのお茶なの?」とか「何を読んでいたんですか?」とか、わりと普通ですかね。球を投げたらパッと返ってきてすぐ終わり、みたいな感じで。おいおいもっと話すようにしようかなとは思いますが、かといってどういう話をするかはわからないですけどね。すごく優しいんです。もうちょい、プライベートに食い込んでみたいですね。――そういうほぼ二人だけのお芝居を経て、何か新たな発見はありましたか?これがひとりの芝居であれば、あわあわしていたかもしれないですね。でも逃げの発言じゃないけれど、全部ひとりで背負いこまなくていいんです。共有していける。草なぎさんもスッとそこに立っていて、そこも僕にはありがたい。やってみると、意外に気を使わずにやれているんです。でも始まったら、緊張でぐちゃぐちゃになるかもしれないですけれど(笑)。○「男たちが同棲している話です(笑)」――最後にうかがいますが、『バリーターク』は、どういうお話だと個人的に受け止めていますか?男たちが同棲している話です(笑)。でも、そうなんです。そこで生が死がと言い出すとややこしくなるんですけど、本当にふたりの男が一つの部屋で生活して、毎日を営んでいるところに、ある日波風が立つ。その生活を壊すことが幸せなのか、続けることが幸せなのか、そう考えると難しくなるんですけど。兄弟でもない、他人でもない、血もつながっていない、友情みたいなものは、もちろんあると思いますが。――人生で時に起こる大きな変化を受け入れる、というお話かもしれませんね。二人だけの生活を何十年もやってきたけど、他人ですからいつしか破たんがくる。日々同じように暮らしていることが幸せなのか、変化を求めてたとえば仕事を辞めることが幸せなのか、会社に骨を埋めるか転職するか、みたいなことですかね。そういう意味だと、普遍的なところもあって、難しい話ではない。ちょっと言葉の端々を捕まえて考えると、世界観が広まっていくとは思います。最初はゆるく観始めて、観終わった後に、いろいろと考えてほしい。そのほうが面白いと思う。描写がちょっと変わっているだけで、ごくごくありふれた人たちと、その男たちをとりまく話ですから。舞台『バリーターク』は、4月14日から5月6日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場、5月12日から6月3日まで東京・シアタートラム、6月16・17日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演。■プロフィール松尾諭1975年生まれ、兵庫県尼崎市出身。2001年、映画『忘れられぬ人々』で俳優デビュー。2007年、フジテレビ系列のテレビドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』で主要SP役の人、山本巡査部長役に抜擢され、大きな注目を集め、以降、映画『テルマエ・ロマエ』(12)、『進撃の巨人』(15)、『シン・ゴジラ』(16)など、多数の映画・ドラマで存在感ある脇役として活躍中。NHKの連続テレビ小説には、2017年前期『ひよっこ』、2017年後期『わろてんか』と二期連続で出演。お茶の間にも強烈な印象を残す。現在、文春オンラインにて、「拾われた男」を好評連載中。■著者プロフィール鴇田崇映画&ディズニー・パークスを追うフリーライター。年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートをひたすら取材しまくる。ジョン・ラセター、アラン・メンケン、キャスリーン・ケネディ、バイロン・ハワード、ティム・バートンなど、ディズニー映画関連人物のインタビュー経験も豊富。世界のディズニー・パークスでは東京だけでなく、アナハイムも偏愛している。instagram→@takashi.tokita_tokyo※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀
2018年04月18日肌を乾燥から守る「米ぬか・りんご・はちみつパック」元フジテレビアナウンサーの松尾翠は、2017年12月7日、自身のオフィシャルブログ「京都のお嫁に行きました」の中で、肌の乾燥対策として、米ぬか、りんご、はちみつを使用したナチュラルパックについて紹介。このパックを使用すると、肌の明るさと透明感がアップするという。「米ぬか・りんご・はちみつパック」の作り方自然素材を使ったナチュラルパック1回分の材料は、米ぬか大さじ1杯、りんごのすりおろし大さじ1杯、はちみつ大さじ1杯。敏感肌の人は、はちみつを小瓶に移してから30分湯煎するのがオススメ。これらの材料をボウルなどに全て入れて、混ぜ合わせたら、りんごとはちみつの香りがするナチュラルパックの完成だ。米ぬかが無い場合は、小麦粉でも代用することができる。出来上がった「米ぬか・りんご・はちみつパック」は、肌にのせて3分から5分程度置き、肌がピーンと張ってきたら、洗い流す。松尾は、このパックを自宅で使用。顔と手を同時にケアしているという。松尾翠のプロフィール元フジテレビアナウンサーの松尾翠は、1983年8月11日生まれ。千葉県出身。現在は、京都在住。アスリートフードマイスター3級の資格を保有。料理教室の講師も務める。(画像は松尾翠 オフィシャルブログ「京都のお嫁に行きました」より)【参考】※松尾翠 オフィシャルブログ「京都のお嫁に行きました」※ホリプロ
2017年12月11日京都の陶芸作家・ 松尾直樹(まつおなおき)さんの輪花のうつわたち が自社サイトのみ先行で再入荷します。販売は11/3(金)朝8:00〜アンジェのあきいろ作家市でも大人気だった松尾直樹さんのうつわたち。今回も数が少なめです。気になる方はぜひ早めに手に入れてくださいね。■ 置くだけでテーブルが華やぐ、松尾直樹さんの輪花のうつわこげ茶色を帯びた趣のある黒に、揺らぎが美しい白。松尾さんの輪花のうつわたちがどこかスタイリッシュに瞳に映りこむのは、きっと、そのふたつの色のせい。松尾さんが丁寧に作ってきたその黒と白には特別な存在感が漂います。花びらの一枚一枚に陰影を纏った、松尾直樹さんの輪花のうつわたち。心をこめて作ったものはもちろんのこと、ちょこんとのせるだけで昨夜の残り物や買ってきたお惣菜までとっておきのご馳走にしてくれるうつわは、インスタグラマーのt_ammyさんもご愛用中です。アンジェ自社サイトのみの先行再入荷。置くだけでテーブルが華やぐ 松尾直樹(まつおなおき)さんの輪花のうつわたち をぜひこの機会にどうぞ。=写真:t_ammyさんご提供、宮城文:宮城=【ご紹介したアイテムはこちらから】 松尾直樹(まつおなおき)さんの輪花のうつわたち 食のはなし 器のはなし 新商品・モノのはなし
2017年11月02日せっかく出会ったのに、そこにちょっと気になる男がいるのに!!なぜ私の出会いは、“その次”につながらないの?!その理由はすべて、あなたの行動に!おとなしすぎるのは×。記憶にも残りません…。「改めて言いますが、合コンは出会いの場。相手の心に爪痕を残してナンボな場所です。でも最近の女の子は、相手に気を使うあまり没個性になり、振る舞いが無難に。結果、“その人らしさ”がなくなってしまい、気に入られないどころか、記憶にも残らないという話が、最近は多いです」と言うのは、数々の合コンを開催&見守ってきた、合コンアナリストの松尾知枝さん。「一般的には、好かれたいために“自分の話ばかりする”“アピールが強い”、さらに“泥酔”などが、男性に引かれると思いがち。でもそれは過去の話。最近は“好かれたい”ではなく、“嫌われたくない”という気持ちが強い女性が増えており、そちらが問題。無難な女性は嫌われるリスクは少ないですが、裏を返せば興味を持ってもらえる可能性も低い。その結果、男の人が寄ってこない」男性を引き寄せない女性の多くは、“恋のアクションは男が起こすべき、女性は待つのが正解”という価値観をいまだに強く持っている、と松尾さん。「そういう女性の場合、たとえそこにちょっと気に入った男性がいても、自分から連絡先を聞いたり、誘うといったことを決してしません。もう一歩押せば可能性が拡がるところで、自分で動かないために、みすみすチャンスを逃している。もったいなさすぎます!」実録!合コンで男が疲れる&冷める女たち。【形容詞がわざとらしい】本心から出ていない言葉、好かれようと思って意図的に言っている言葉に、人は敏感に反応するもの。「言われている側からすると過剰な気遣いが透けて見え、むしろ疲れます」【間髪入れずに「分かる~!」と言う】“形容詞がわざとらしい”のいわば亜種。「心から同意したり、驚く場合、一瞬息を呑む…などの間が生まれるもの。食い気味の反応は、“俺の話聞いてないだろ…”と思わせ、むしろ逆効果」【好かれようと思ってサラダを取り分ける】合コンで好かれる術=サラダの取り分け、という方程式は、もはや時代遅れ。「慣れない人がやると、むしろ好かれたい感が出すぎて逆効果。無理してやる必要はないですよ」【男が箸をつけるまで、決して食べない】「誰かを観察するとき、人はその誰かのふとした仕草や表情をよく見るもの。自分と喋ってるときとのギャップがあるほど、相手が疑念&警戒を抱きやすいので、要注意です」【人のバカ話や恋愛トークを、真顔で否定する】お酒が進むと、多少は羽目をはずしたトークになることも。「男性側もリップサービスで話を盛っているのかも。そこに真面目に突っ込まれると、酔いも雰囲気もダダ下がりに」【姿勢良く座ったまま固まり、受け答えに味がない】合コンはリラックスして楽しむ場。「なのに背筋を伸ばして座り、決して背中を背もたれに付けない子がたまにいます。まるで面接のようなその姿、気安く話しかけられません」【連絡先を自分から聞かない】女が連絡先を聞くのがはしたないって、いつの価値観…。「出会いに行っているんだから、連絡先を手に入れないと意味がない。もじもじしている分、出会いを逃しますよ」【誘ってほしいのに、言い方が遠回し】「“私の言葉の行間を読んで!”という“おもてなししてほしいマインド”は、男性にとっては面倒くさいだけ。思うことは素直に口にしたほうが、確実に好感度は上がります」【よくあるモテテクを決して使わない】恥ずかしいのか、プライドが許さないのか…。「モテテクを使うことで自分が低く見られると思うのかもしれませんが、その頑固な空気感こそ、男の人を引き寄せない最大の原因」まつお・ちえ合コンアナリスト、インプレシャス代表取締役。著書に『最高の自分で最高の相手をつかまえる!』(青春出版社)が。テレビ朝日系『ワイド!スクランブル』金曜にレギュラー出演中。※『anan』2017年8月2日号より。イラスト・菜々子(by anan編集部)
2017年07月29日松尾スズキ率いる演劇ユニット、日本総合悲劇協会(ニッソーヒ)が今夏開幕の第6回公演『業音』を発表。2002年に第3回公演として上演された舞台の、実に15年の時を経ての再登場である。初演で荻野目慶子が怪演した主人公の座を、今回は平岩紙に託しての“封印解除”だとか。作品の衝撃度が伝わる物々しい響きに「僕が封印したかったわけじゃない」と苦笑する松尾(作・演出・出演)と、覚悟のバトンを渡された平岩に話を聞いた。日本総合悲劇協会 vol.6『業音』「やりたかったけれど受けてくれる女優さんがいなかった。それで平岩に直談判したんです。“まかせろ!”と半ば強引に(笑)」(松尾)「フフフ。私も初演に出たので、荻野目さんの演技を間近で感じていましたし、カラダを張る、張らないはともかく……いえ、それもありますが(笑)、とにかく尋常な役ではない。自分に務まるだろうかと悩みましたが、まかせろと言っていただいたので胸をお借りしようと思います」(平岩)「『ふくすけ』の再々演(12年)で平岩は目の見えないサカエという役を演じたんですが、それをやり通したことで僕の中で平岩という女優の幹が太くなり、いつか彼女が主役の舞台をやりたいと思った。どうせやるなら生温いものではなくガツンとしたものをと」(松尾)売れない歌手である主人公を中心に、貧困や老人介護、売春、エイズ、交通事故など、まさしく悲劇的なキーワードが縦横無尽に舞台を駆け巡る。醜悪なまでに人間の業がえぐり出される容赦なきドラマに、今回は主宰する劇団、大人計画の面々でほぼキャストを固め、立ち向かう。「僕はこれを平岩たちに、何年もやり続けられる普遍的な作品にしてもらいたい。僕はどうしても貧しさとか弱さに目がいってしまうんですが、当時に描きたかった社会が15年経ってもそんなに変わってなくて、むしろ悪い方向に行っている気がする。だから、その頃はスキャンダラスな気持ちで書いていたけど、意外と普遍的な話を書いたんだなと気づいたんです。大人計画の人たちは“自分の気持ちに残酷になるレッスン”を積んできています。悲しいシーンのすぐ後にギャグを放つといったことを平気でやる。笑いとは残酷なもので、どんなに不幸な現実においても、その人が間抜けなことをしたら笑いになる。それこそが人間の本質だと思うんですね」(松尾)夏から秋にかけての全国公演の後には、あのアヴィニヨン演劇祭と双璧を成すパリの舞台の祭典、フェスティバル・ドートンヌに招かれて上演する。「海外の反応が気になりますが、テーマは共通していると思うんです。悲劇だけど希望はある。結局は“人が生きる”ってことなんだと」(平岩)人間の本質を突く松尾流悲劇、悲惨から沸く笑いに浸ってその真髄を味わいたい。「悲劇と喜劇は表裏一体。僕は“存在していることに対する不幸”が入ってこないと、筆が乗らないんですよね。ただただ幸せだったら芝居なんかやっていませんから」(松尾)8月10日(木)東京芸術劇場 シアターイーストで開幕。その後、名古屋、大阪ほか全国を巡演。取材・文:上野紀子
2017年06月07日あなたは自分に色気があると思いますか?アンアン読者100人に「自分に色気があると思いますか?」とアンケートを行ったところ、自分に色気がないと答えた人が全体の82%を占める結果に。その理由を見てみると、「痩せていて胸がないから」(30歳・営業)、「童顔だから」(34歳・事務)といった、外見をあげる人がほとんどで、逆に自分に色気があると答えた少数派も「体がエロいと言われる」(22歳・学生)といった理由が多数。どうやら大半の読者が、色気は容姿によって作られるものだと考えている様子。けれど、決して完璧なルックスではないのに、なぜか色っぽい人って、いませんか?それは一体何か。合コン、婚活アナリスト・松尾知枝さんと著述家・湯山玲子さんにお話を伺いました。今の時代に必要とされる色気とは、「なぜか気になる…と相手に思わせる“曖昧さ”や“物足りなさ”です。草食化が進み、自分になかなか自信が持てない今の日本人男性にとって、視覚的に圧倒するわかりやすいセックスアピールは逆効果。そういった直接的なものより、相手の想像を掻き立てるような“吸引力”が必要です。例えば、色っぽい女性は、相手を決めつけるようなことを言わなかったり、自分のすべてを語らなかったり、その発言にどこか物足りなさがあります。すると人は、“その先はどうなっているんだろう…”と、その足りない部分を自分の想像で補おうとする。その結果、相手に自分の印象を強く残すことができ、それが結果として色気に繋がるのです」(松尾さん)また、相手の想像力を掻き立てるには、鎧を脱ぎ、素の自分をさらけ出すことも大切。「人は“自分の前ではこんな顔を見せるんだ…”という、一瞬の素のチラリズムに弱い。とくに今どきの女性は、自分が傷つきたくないがゆえに、心のガードが強い。それを外してリラックスしたときに、色気が出るんです」(湯山さん)◇湯山玲子さん著述家、ディレクター。『スッキリ!!』(日本テレビ系)や『バラいろダンディ』(TOKYO MX)のコメンテーターとして活躍中。◇松尾知枝さん合コン、婚活アナリスト。CA、モデル、タレントを経て、現在は婚活支援サービス「Precious 美女塾」を運営。www.inprecious.jp※『anan』2016年10月19日号より。取材、文・菅野綾子(C)bugphai
2016年10月13日松尾スズキ演出のミュージカル『キャバレー』が来年1月より上演。主演にミュージカル初挑戦となる長澤まさみが決定した。同作は、クリストファー・シャーウッドの小説『ベルリン物語』とジョン・ヴァン・ドゥルーンの戯曲『私はカメラ』を原作に、1966年、巨匠ハロルド・プリンスがミュージカル化。ヒトラー政権の台頭へと向かう時代を背景に、ベルリンのキャバレー「キット・カット・クラブ」のデカダンなショーと、歌姫サリーをはじめとする人々の恋物語を、絶妙な構成で描く。日本では1982年の初演以来、様々な演出、キャストで繰り返し上演されている。松尾演出の『キャバレー』は2007年、松雪泰子、阿部サダヲ、森山未來、星野源らの出演で上演。10年ぶりのリニューアル上演となる今回の公演は、歌姫サリーに長澤まさみ、キャバレー、キット・カット・クラブのMCに石丸幹二、サリーの恋のお相手クリフに小池徹平を迎え、新演出でお贈りする。出演決定に際し、長澤は「ミュージカルの出演は今回が初めてなのですが、またひとつ女優として新たな一歩を踏み出してみたく、挑戦することにしました。以前から松尾さんの舞台に出るのが夢だったので、松尾さんの演出を受けられる事が今から楽しみです。経験豊かな共演者の皆さんにも助けをもらって素晴らしい公演になる事を期待して進んでいきたいです。不安やプレッシャーも有りますが、何よりも楽しんでより多くのお客様に松尾キャバレーを見て頂きたいです」とコメントを寄せている。ミュージカル『キャバレー』は2017年1月に東京・EX THEATER ROPPONGI、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場ホールで上演。2月より大阪、宮城、愛知、福岡を周る。
2016年08月08日テレビ朝日の松尾由美子アナウンサーが7日、東京・六本木の同局で行われた新バラエティ番組『橋下×羽鳥の新番組(仮)』(11日スタート、毎週月曜23:15~24:15 ※一部地域を除く)の制作発表会見で、橋下徹と羽鳥慎一からの突っ込みにタジタジとなった。この番組は、早稲田大学の同級生である前大阪市長の橋下とフリーアナウンサーの羽鳥がタッグを組み、3月に放送された特番で実施した3つの"お試し企画"から展開していくもの。初回は、ゲストが"今の日本はここがおかしい!"と思っていることを訴える「橋下さん!日本のこんな所オカしくないですか?」を放送し、尾木直樹、加藤紗里、小島慶子、テリー伊藤、東国原英夫が登場する。会見では羽鳥が「バンバンバンバン本音を橋下さんにぶつけていただいて、良い意味で"キレて"もらおうと思ってます」と見どころを紹介。これに松尾アナが「見たかったです…」と過去形で言うと、橋下が「なんか心が入ってないですね(笑)」とダメ出しし、羽鳥も「ビジネス司会ですね」と突っ込んだ。松尾アナは、これにめげず「本当に楽しみです!」と期待を語るが、橋下は「本当に? (3月の特番)見てないでしょ」と疑いの目。松尾アナは「見ましたよ!」と反論するが、「リアル(タイム)で見てないでしょ?」と問いつめられると、「録画…」と白状し、さらに橋下から「早送りしてポイントだけ見てるんでしょうね」と畳みかけられてしまった。さらに、松尾アナが慌てて進行しようとすると、羽鳥から「松尾さん用事あるんですか?」、橋下から「終わりたいんですかね」と疑われ、羽鳥の「橋下さんに1つでも意見を言ってもらおうと思ってます」という抱負に対し、ワンテンポ置いて「楽しみです!」と感想を言っても、橋下から「本当に心が無いですね」と言われてしまう始末。羽鳥は「私も"表面上のアナウンサー"と言われますけど、それを上回りますね」と、ある種の感心を示した。しかし、このまま引き下がる松尾アナではなかった。橋下が「羽鳥さんの情報番組は、(大阪府政・市政を)厳しく糾弾していましたが、それはそういう役割でやっていたので、(新番組では)同窓生という感じで楽しくやらせてもらってます」と円満なコンビぶりをアピールすると、松尾アナは「本当は(羽鳥に)『この野郎』って思ってるんじゃないですか?」と一撃。まさかの指摘に、橋下は「いやいやいや、思ってないですよ(笑)」と笑顔で否定していた。
2016年04月07日たった一人の運命の人に出会いたい!そして、“the one”に巡り会えたらハッピーエンド!と言いたいところだけれど、彼と親しくなってからじゃないと見えない部分があるのも事実。「ちょっとでも違和感があるなと思ったら、すぐに撤退する勇気を持つことも大切。せっかく出会えた運命の相手だと思って執着すればするほど、辛い恋から抜け出せなくなります」(恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表・清田隆之さん)とくに違和感を感じやすい人の特徴は、いつもスキを見せない人、自己否定感&自己主張が強い人、母親を尊敬していない人の4パターン。その他にも、「男性はプライドが高いので、女性のほうが収入が多かったり、社会的評価が高い格差カップルは、性格的に相性がよくても破綻する確率が高いです」(合コン、婚活アナリスト・松尾知枝さん)では、運命の相手との恋を長続きさせる秘訣とは?「ほとんどの男の人は甘えたがりで、常に女の人に母性を求めています。男性が居心地のよさを感じ、心から安らげるような環境を作ってあげることが、“the one”を手放さない秘訣かもしれません」(松尾さん)こんなところがあったら要注意!? 逆チェックリストをまとめました!■いつもスキを見せない。「常にポジティブなことしか言わず、SNSにもかっこいい内容しか投稿していないような人は、本音が見えづらく、心の距離がなかなか縮まりません」(松尾さん)■自己否定感が強い。「自己否定感が強い人は、一緒にいる女性のことも褒めようとせず、必ずダメなところを探してきます。長く一緒にいたいなら、自己肯定ができる人を」(松尾さん)■自己主張が強い人。「自己主張が強いのは、自分に自信がない証拠。女性の出世などをネガティブに捉えるので、高め合えないどころか、足を引っ張られる可能性があります」(松尾さん)■母親を尊敬していない。「一番身近にいる異性の母親に対してネガティブなイメージを持っていると、結婚後、それがそのままそっくり自分に返ってきます。DVの危険性も大」(松尾さん)◇きよた・たかゆき恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。失恋ホストとして恋の相談を受けたり、恋愛コラムの執筆も。著書は『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)。◇まつお・ちえ合コン、婚活アナリスト。婚活支援サービス「Precious美女塾」運営。著書は『3ヶ月でベストパートナーと結婚する方法』(かんき出版)など多数。※『anan』2016年3月23日号より。イラスト・3rdeye文・菅野綾子
2016年03月18日恋に迷走中のあなたへ。本当に大切なのは、自分とぴったり合う人を探すことです。運命の相手とは、実はもう出会っている可能性も。最高の「たった一人」への道のりを歩み始めましょう。「人は、相手のルックス、スペックのランクが自分より上、と思う人に対して、勝手に運命を感じ、執着してしまう傾向があると思います」(恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表・清田隆之さん)しかし、本当の運命の相手、すなわち“the one”とは、「ずっと一緒にいられるかどうかがポイント。基本的に恋人というのは、食事、買い物、旅行など、日々の行動を誰よりも多く共にするパートナー。つまり、相性が大事なんです」(清田さん)具体的に“相性”とは、「一緒にいて楽かどうか。人は誰かと一緒にいるとき、相手に合わせて間隔やペースなどをチューニングしようとします。つまり、そのチューニングの幅が狭ければ狭いほど、相性がいいということになるんです」(清田さん)そんな相性のいい相手を見つけるためにまずやるべきことは、「自分を知ること。自分はどういう価値観をもっているのか、これだけは譲れないと思うポイントは何なのか、自分の考えを明確にすることが大切です」(合コン、婚活アナリスト・松尾知枝さん)けれど、たとえ相性のいい相手が見つかっても、ゴールはまだ先。「自分が一方的に好きというだけではなく、あなたを心から愛し、幸せにしてくれる相手かどうかを見極めることも大事です」(離婚カウンセラー・岡野あつこさん)相性がよく、あなたを大切にしてくれる男性に出会えたなら、それは間違いなくあなたにとっての“the one”です♪◇きよた・たかゆき恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。失恋ホストとして恋の相談を受けたり、恋愛コラムの執筆も。著書は『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)。◇まつお・ちえ合コン、婚活アナリスト。婚活支援サービス「Precious美女塾」運営。著書は『3ヶ月でベストパートナーと結婚する方法』(かんき出版)など多数。◇おかの・あつこライフアップカウンセラー、夫婦問題研究家。結婚相談所(AZCOブライダルサロン)の運営も行っている。著書に『幸せな結婚がしたいなら年収350万円の男を育てなさい』(牧野出版)など。※『anan』2016年3月23日号より。イラスト・3rdeye文・菅野綾子
2016年03月18日舞台演出家・G2とパフォーマー・松尾貴史の演劇ユニット、AGAPE storeによる新作舞台『七つの秘密』が1月15日より東京・紀伊國屋ホールで上演中。【チケット情報はこちら】AGAPE storeは1998年の結成後、毎回多彩なゲストを迎え、中島らも、後藤ひろひと、倉持裕らの作品を上演。2010年に活動を休止していたが、一昨年活動を再開、同作が活動再開の第2弾公演。放送作家・映画監督としてマルチに活動する細川徹が脚本を務め、シルビア・グラブ、池田純矢、東加奈子、坂田聡、宮崎秋人、大高洋夫のキャストが松尾の脇を固める。物語の舞台はとある小さな会社。明かりの消えたオフィスで、何やら不審な動きをしているのは事務の市川(松尾)。そこに何も知らずにやってきたのは経理の川島(シルビア)。“一体なぜ、こんな時間に!? まさか自分の秘密を知られたのでは?”と互いに焦るふたり。その夜以降、ギクシャクするふたりの様子に、営業の黒木(東)は疑惑の目を向ける。そんな黒木と市川の会話をたまたま耳にしてしまった経理の鈴木(宮崎)。“えっ、あのふたりって…!?”しかし鈴木、そして課長の溝口(大高)や事務の勅使河原(池田)にもそれぞれ別の秘密があり・・・。開幕に際し、松尾は「ご来場、誠にありがとうございます。嬉しゅうございます。今回はまた、いつにも増してご覧いいただき後に何も残らない無農薬、有機農法のデトリックス公演です。もしチャンスがあれば二度、三度ご高覧頂きますと、さらにカタルシスを感じていただけることと信じて止みません。#拡散希望です」とコメントを寄せている。AGAPE store『七つの秘密』は1月24日(日)まで、東京・紀伊國屋ホール、1月29日(金)から31日(日)まで大阪・近鉄アート館で上演。現在、東京公演の当日引換券、大阪公演の前売り券が発売中。
2016年01月20日松尾貴史と演出家のG2が結成した演劇ユニット“AGAPE store”が5年ぶりに活動を再開して1年。復活公演の第2弾が、2016年1月に上演される。多彩な顔ぶれで紡ぎ出すのは、とある会社で繰り広げられる、秘密を抱えた男女7人の物語。その内容を、松尾とともに、キャストの池田純矢、宮崎秋人が稽古場で語ってくれた。題して『七つの秘密』なる舞台は、ちょっと面白いことになりそうだ。AGAPE store『七つの秘密』チケット情報1998年に結成して以来、コメディ、翻訳劇、ホラーもの、時代劇など、あらゆるスタイルで上演を続けてきたAGAPE storeが、今回脚本に迎えたのは、コントユニット「男子はだまってなさいよ!」主宰の細川徹。松尾曰く、「僕もG2も年齢を重ねると知らず知らずのうちに重くなってしまうので、ポップでナンセンスでサブカルの匂いのする作風の方がいいなと」細川に依頼。でき上がったのは、それぞれに抱えている秘密が連鎖して、人間関係に大混乱が生じ、「いい大人がバカな状況に陥って、ただただ大人ってダメだなぁと思う芝居(笑)」(松尾)である。確かに、池田演じる“自分をカッコいいと思っている男”や宮崎の“真面目だが存在感が薄い男”など、キャラクター設定だけでもおかしみが漂う。だが、だから演じるのは難しいと池田と宮崎は声を揃える。「いい意味で何も考えずに表面的に楽しめる作品だからこそ、そこへ到達するまでには迷路がいっぱいあって。でも、お客さんにはその難しさは一切感じさせずにただ笑ってもらいたいので、役者としてはかなり頑張らないといけない」と池田が言えば、宮崎は「笑いというものに向き合うのも、こういう小劇場の芝居をやるのも初めて。これまでは熱くエネルギーを出して伝えるようなお芝居が多かったので、肩の力を抜いてその場にいられるようにならないと」と自らを鼓舞。松尾が「特筆すべきダメさ」と語る役をどう見せるのか楽しみである。AGAPE storeでは、「ゆるく楽しめるものを」と考えている松尾。今回も「社会的なメッセージもなければ、明日から頑張って生きようと思うようこともない(笑)」と強調する。「ただ、くだらないことで笑っていられるというのは、自由で平和な証。どんどん“物言えば唇寒し”になっていくなかで、こんなふうにいろんな価値観がある世の中っていいよねという認識が広がっていくことも、表現の役割のひとつじゃないのかなって、ぼんやりと思ってるんです」。年明けから笑える幸せを、ぜひ噛みしめてほしい。公演は1月15日(金)から24日(日)まで東京・紀伊國屋ホール、1月29日(金)から31日(日)まで大阪・近鉄アート館にて。チケット発売中。取材・文:大内弓子
2015年12月28日モテにはあなたの笑顔は武器になりますが、笑顔と一緒に使いたいのが効果抜群のフレーズです。合コン・婚活アナリストで婚活支援サービス「Precious美女塾」を主宰する松尾知枝さん、「東京中央カウンセリング」代表の心理カウンセラーであり、元銀座No.1 ホステスの塚越友子さん、2012年結成、芸歴4年目にして人気急上昇中のお笑いコンビ・ラフレクランのお2人にそんなキラーフレーズを教えてもらいました。■相手がつまらないギャグを繰り出したとき「つまらないぞ!」男たるもの、常に女性を楽しませたいと思うもの。でも、時には繰り出したギャグがだだスベりして、場に寒~い空気が流れることも。そんなときの、女性側の正解フレーズとは?「私なら素直に『つまらないぞ!』って言っちゃいますね(笑)。笑顔で言うだけで本気度が薄れるので、相手も悪い気はしないはず」(松尾さん)「面白くないのに、無理して笑われたほうがヘコみますよ。それなら、『え、今の笑うところ!?ツボわかんないんだけど!!』って冗談ぽく笑って言ってくれたほうが嬉しいし、ありがたいリアクションだと思いますよね」(西村さん)■慣れない場所で、相手も緊張しているとき「緊張するね~」いつもよりちょっと高級なレストランで食事をするときは、意外と女性より男性のほうが緊張している、なんてケースも多いもの。彼の緊張を先読みして、リラックスさせるワードがこちら。「席についた後に、無邪気な笑顔で『緊張するね~!』。これ、めっちゃ可愛いです(笑)。ちゃんと男性への気づかいが感じられるから、彼女だったら文句なしですね」(西村さん)「こんなふうに、気づかいを笑いに変えてくれる人は理想ですね。例えば、お金がないとき『じゃあ今日は贅沢して“すきや”行こ♪』とか…あ、すみません妄想が止まらなくて(笑)」(きょんさん)■ケンカしたあと「嫌い!」、「許さないから!」ささいな理由で彼と険悪ムードになったり、ちょっとムカつくひとことを言われたとき…。仲直りの言葉はなんと「大嫌い!」「許さない!」。「ただし表情は笑顔で、というのがポイント。人は矛盾したメッセージが発せられたとき、相手の感情を非言語の部分、すなわち表情から受け取ります。つまり、言葉では『許さない!』と言っていても、表情からは『でも、好き♪』が伝わっているので、彼としても仲直りせざるを得ないわけです。ケンカの深刻度にもよりますが、日常のささいなケンカであればこの方法で円満に解決できるはず!」(塚越さん)■相手が失敗して落ち込んでいるとき「私は、いいと思ったんだけどな~」意中の彼が仕事でミスをしたり、精神的に落ち込んでいるとき。「なんとかフォローしてあげたい」と思っても、相手を励ますばかりでは逆効果になることも。「例えば、僕がライブで盛大にスベったとします(笑)。すごく落ち込んでいるときに、『なんか残念だったね…』とか『また次があるよ』なんて、中途半端に励まされると、余計にテンションが下がると思うんです。それなら、『私は、面白いと思ったんだけどな~』とか、『あのツッコミ、超ツボだった!』って、能天気な笑顔で言ってくれたほうが嬉しい。男ってそういうもんです」(西村さん)■待ち合わせで会えたとき「楽しみで早く来ちゃった」相手がかなり鈍い性格だったり、二人の関係がなかなか進展しないときは、“好き”の気持ちを思いっきり表に出してみることも大事。「待ち合わせで彼に会ったときに『楽しみで早く来ちゃった♪』とか、『今日は○○君に会えるから頑張っておしゃれしてきちゃった♪』と、ストレートに笑顔で伝えてみましょう。この場合『好き』とはひとことも言っていないので気まずくもないですし、彼もまんざら悪い気はしないはず」(松尾さん)確かに、相手に好意がバレないように冷静なフリをするほど、自然なふるまいができなくなるもの。それならあえて自分の心の声を外に出してみるのも手。笑顔もずっとナチュラルに出せるはず!◇可愛い笑顔で凍り付いた空気を溶かす!◇ツンデレはもはや定番のモテ要素!?◇まつお・ちえ合コン・婚活アナリスト。婚活支援サービス「Precious美女塾」を主宰。著書に『最高の自分で最高の相手をつかまえる!』(青春出版社)など。◇つかこし・ともこ「東京中央カウンセリング」代表。心理カウンセラーであり、元銀座No.1 ホステス。新刊『3秒で人に好かれる相づちのうち方』(主婦の友社)が近日発売。◇ラフレクラン(左)にしむら・しんじ、(右)きょん2012年結成、芸歴4年目にして人気急上昇中のお笑いコンビ。ツッコミ担当の西村さんは元アナウンサー。現在、月に1回のペースでライブイベント「しゃべれくらん。」を開催中。※『anan』2015年11月18日号より。写真・菅原景子イラスト・長谷川まき取材、文・瀬尾麻美
2015年11月15日これであなたも笑顔美人に!彼のハートを撃ち抜く、5 つの笑いどきをスーパー講師の4人が伝授してくれました。婚活アナリストで婚活支援サービス「Precious美女塾」を主宰する松尾知枝さん、「東京中央カウンセリング」代表の心理カウンセラーであり、元銀座No.1 ホステスの塚越友子さん、2012年結成、芸歴4年目にして人気急上昇中のお笑いコンビ・ラフレクランのお2人に笑顔のタイミングをお聞きしました。■目をそらさずにニッコリ。それだけで男性はイチコロです!気になる彼と目が合ったら、とにかくニッコリと笑う。それが“モテる笑い”の基本のキ!「そもそも男性は“特別扱い”に弱い生き物。女性と目が合った瞬間に笑顔を向けられると、『自分だけに笑いかけてくれた』=『自分に好意があるのかも?』と単純に思ってしまうのです。『本命の彼の前では、恥ずかしくて視線をそらしてしまう』という人もいるかもしれませんが、それでは彼の心は射止められません。目が合ったときは100%の笑顔を向けられるよう、日ごろから意識することが大事。言葉はいりません」(塚越さん)■マイナスの出来事をプラスに変える“ 照れ笑い”。恥ずかしいドジをしてしまったり、予想もしないアクシデントに見舞われた…。そんなときも笑顔でいることを忘れなければ、ピンチが回避できるばかりか、モテ度もアップ♪「例えば、自分でつくった料理の味がイマイチだったときに、素直に『失敗しちゃった♪』とか『これ、まっず~い(笑)』って言ってくれる子のほうが好感を持てますね」(西村さん)「おならをしちゃったとき、『プー出ちゃった!!』って笑う子も素直で可愛いと思う。とにかく女子の照れ笑いが大好物なんです(笑)」(きょんさん)■「おいしい~!」の笑顔こそがオンナの最強の切り札。誰だって、おいしい料理やスイーツを食べると、自然と笑顔がこぼれるもの。そのとっておきのスマイルを、気になる彼の前で使わない手はない!「合コンや飲み会の席でも、笑顔でおいしそうにごはんを食べる女性は、男性からの人気も圧倒的。マズイものを『おいしい』と言う必要はないけれど、『おいしい』と感じたら、素直に笑顔でリアクションする。それだけで、相手のモチベーションもアップします。間違っても、『私が前に来たときよりも味が落ちたわね…』なんて知ったようなことを言ってはいけません」(松尾さん)■「二人だとこんなに笑うんだ」と彼に思わせる。合コンで出会った彼と、ようやくデートにこぎつけた!そんなときも、笑顔が恋を引き寄せる武器に。「一対一になったとき、『こんなによく笑う子なんだ』ってことに気づけたらグッときますね。みんなでいたときは冷静な印象だった子が『あのときは緊張してたんだ』なんて笑ってくれたら好きになるかも(笑)」(西村さん)「“ゲインロス効果”といって、マイナスな印象の後にプラスの印象が加わると、より魅力がアップして見えるのです。これがいわゆる“ギャップ”。大勢でいるときの自分と、彼と一対一でいるときの笑顔を使い分けるのも一つの手かもしれません」(塚越さん)。■別れ際こそ、その日いちばんの笑顔を!「人の印象が最も残りやすいタイミングは、その日最初に会ったときと最後に別れる瞬間。特に別れ際の表情は、いちばん新しい記憶として彼の脳裏にいつまでも残るものです」(松尾さん)だからこそ、彼との別れ際は最後までとびきりの笑顔を忘れずに!「駅の改札でバイバイしたあと、ふと後ろを振り返ると女の子がまだ笑顔で手を振っていた…なんて最高のシチュエーションですね。『なんだ、まだいるんじゃん(笑)』ってツッコみつつも、内心めちゃくちゃ嬉しいと思う。これがもし、振り返ったときに無表情でスマホをいじっている姿だったら、一気に冷めますけど(苦笑)」(西村さん)◇まつお・ちえ合コン・婚活アナリスト。婚活支援サービス「Precious美女塾」を主宰。著書に『最高の自分で最高の相手をつかまえる!』(青春出版社)など。◇つかこし・ともこ「東京中央カウンセリング」代表。心理カウンセラーであり、元銀座No.1 ホステス。新刊『3秒で人に好かれる相づちのうち方』(主婦の友社)が近日発売。◇ラフレクラン(左)にしむら・しんじ、(右)きょん2012年結成、芸歴4年目にして人気急上昇中のお笑いコンビ。ツッコミ担当の西村さんは元アナウンサー。現在、月に1回のペースでライブイベント「しゃべれくらん。」を開催中。※『anan』2015年11月18日号より。写真・菅原景子イラスト・長谷川まき取材、文・瀬尾麻美
2015年11月15日男子は女性の笑顔が大好きだから、“モテる笑顔”のつくり方は覚えておきたいもの。モテ笑顔について、合コン・婚活アナリストの松尾知枝さん、心理カウンセラーで、元銀座No.1 ホステスの塚越友子さん、お笑いコンビ・ラフレクランのお2人にお話を聞きました。「男が女性に求めるもの、それはズバリ“笑い”です。どんなに仕事で疲れていても、彼女に明るい笑顔で『お疲れさま♪』なんて言われたら…もしその日の晩飯が納豆ごはんだけでも大丈夫(笑)。つまり、女性の笑顔は男にとって最高のメインディッシュってこと!」(ラフレクラン・きょんさん)では実際、モテに繋がる笑いとはどんなもの?「男性は、女子の細かい感情やトーンの変化には気づかない生き物。なので、ある程度わかりやすく表現してあげないと楽しさも伝わりません。そのためには、“自分を可愛く見せるための笑い”ではなく、“相手を気持ちよくさせるための笑い”ということを常に意識して。軽く手を叩いたり、顔がくしゃっとなるくらいは許容範囲です」(心理カウンセラー・塚越友子さん)「とはいえ、いつも一定のテンションで笑っていては、“ただの楽しい人”と見なされることも。“モテる笑顔”をつくるには抑揚、メリハリ、そして間のとり方が何より大事。会話の内容に合わせて、笑顔をつくるタイミングもしっかり見極めましょう」(合コンアナリスト・松尾知枝さん)というわけで、ここからはいよいよ実践編。“モテ”と“笑い”のプロたちが、男性を一瞬で虜にする笑いテクを伝授します!■笑い声を、普段話すときより1トーン高めに出す。笑顔をつくるとき、実は表情と同じくらい大切なのが「笑い声」。「人は相手の感情を判断するとき、視覚とともに“聴覚”を使います。目の前にいる相手に心からの楽しさを伝えたいなら、声を出して笑いましょう。一般的に、高いトーンの声は腰が低く丁寧な印象に、声が低くなるほど威圧的な印象を与えるので、普段より1トーン高いくらいの笑い声が理想です。ただし、周囲が振り返るほどのテンションになると、かえって下品に聞こえるので注意!」(塚越さん)■目尻を下げ、目が三日月型になるよう心掛ける。「女性の愛想笑いには、ほぼ100%気づきます(笑)」という男子代表・ラフレクランのお二人。ではその見極めポイントは…?「口角は上がっているのに目が笑っていないのが、愛想笑い。目尻が下がって顔がクシャッとなるくらいの自然な笑顔が最高です!」(ラフレクラン・西村真二さん)「心から笑っているときは、目が“三日月型”になるもの。常に笑顔でいる必要はありませんが、笑うときは目尻を下げるよう意識するといいでしょう」(松尾さん)■体を横あるいは前に動かして笑う。声と表情のコツをマスターしたら、最後に「姿勢」をチェック。「笑うときに体を横に傾けたり、前かがみになってお腹を抱えたり、全身でリアクションすると楽しさがより伝わりやすくなります。もし隣に女友達がいたら、笑いながらその子に抱きつくのも◎。少しあざといけれど、それを見た男子が『デートのときもこんなふうに反応してくれるのかな…♪』と、勝手に妄想してくれるかも(笑)。ただし、後ろにのけぞるほど笑うのはやりすぎ!」(松尾さん)◇まつお・ちえ合コン・婚活アナリスト。婚活支援サービス「Precious美女塾」を主宰。著書に『最高の自分で最高の相手をつかまえる!』(青春出版社)など。◇つかこし・ともこ「東京中央カウンセリング」代表。心理カウンセラーであり、元銀座No.1 ホステス。新刊『3秒で人に好かれる相づちのうち方』(主婦の友社)が近日発売。◇ラフレクラン(左)にしむら・しんじ、(右)きょん2012年結成、芸歴4年目にして人気急上昇中のお笑いコンビ。ツッコミ担当の西村さんは元アナウンサー。現在、月に1回のペースでライブイベント「しゃべれくらん。」を開催中。※『anan』2015年11月18日号より。写真・菅原景子イラスト・長谷川まき取材、文・瀬尾麻美
2015年11月15日出会う異性がいつの間にか年下ばかり…という「振り向けば年下」現象。アラサーを迎えたあたりで唐突に訪れるその瞬間、“取り残された!”なんて思わないで!「年下の男性をゲットして幸せになっている女性はたくさんいます」というのは、コラムニストで、「合コン総研アナリスト」としても知られる松尾知枝さん。しかも結婚まで行き着くカップルが多いとのこと。それはなぜ?「年齢差を乗り越え、共に恋愛レベルがアップするからだと思います。女性は美容により気をつかったり、男性は頼りがいを身につけたり…自ずと努力するんです」成長はしたいけど…そもそも、実はハードルが高い恋なの?「高い恋愛力は必要になりますが、年下との恋は、自分で考え、行動し、関係性を深める喜びをより実感しやすい。そしてそれこそが恋の醍醐味だと思います。年上女性の強みを活かして、堂々と年下市場に飛び込んでみてください」そこで恋愛力を養うべく「5つのオキテ」をチェックしてみましょう。■色気年上女性は憧れを抱かれがち。だからこそ、外見の色気は重要です。大人の色気メイクを再検討しましょう。若い頃のままのナチュラルメイクでは地味としか受け取られないので要注意!■ハッピーオーラ一番NGなのが、「年だから…」という焦りや卑屈さ。婚活疲れによる負のオーラも消しましょう。“年下市場”参入を含め、年を重ねていくことを、いつでも楽しむのが重要です。■知性会話での咄嗟の返しをはじめ、若い頃にはなかったウィットを磨く努力を。「もうオバちゃんだから」などの自虐ネタはその場ではウケるかもしれませんが、本当の大人の女性には禁句!■余裕若い頃なら愛嬌で済んだことでも、メールの連投やSNSチェックなど、せわしない恋愛はもう卒業。情熱と理性とのあわいを楽しむ余裕こそ、大人の女性の何よりの武器になります。■健康体は資本といいますが、それは恋愛においても同じ。美容はもちろん、普段の姿勢にも年齢は如実に反映します。日常的に歩いたり、ジムに通ったり。自分に自信を持つためにも重要です。※『anan』2015年7月8日号より。文・瀬尾麻美、イラスト・小迎裕美子
2015年07月03日5月26日に開催されたNVIDIAの「ディープラーニングフォーラム2015」において、東京大学の松尾豊 准教授が「人工知能の未来-- ディープラーニングの先にあるもの--」と題して講演を行った。人工知能のこれまでの歴史から、最新のディープラーニングの研究状況、そして、その先に来るものについて分かりやすく説明されており、非常に参考になる講演であった。○これまでも2度、ブームが起こっていた人工知能研究脳は電気+化学変化で情報処理を行っているマシンである。とすれば、プログラムで脳の機能を実現できるはずという考えから、研究が始められ、1956年に「人工知能(Artificial Intelligence)」という言葉が作られた。1960年代には第1次AIブームが起こり、推論と探索で人工知能を実現しようとした。このアプローチは、解きたい問題を推論・探索問題として記述できるおもちゃ的な小さな問題は解けるが、大規模な実用的な問題は解けない。例えば、チェスや将棋、碁などはすべての手を探索すれば解けるはずであるが、場合の数が多く、現実には計算できない。このように、実用的な問題が解けないことから1970年代にはAI研究は下火になり、冬の時代に入る。1980年代になると、知識を教えてやれば、それをベースに推論と探索を行うエキスパートシステムが考案され、第2次のAIブームが起こった。わが国では、多額の研究費を投入して第5世代プロジェクトが行われた。知識を記述して教え込めばAIシステムは賢くなり、伝染性の血液疾患の診断を行うMYCINなどのエキスパートシステムが開発された。しかし、知識を記述するルールが数万にもなると、書ききれない、メンテナンスができないなどの問題が明らかになってきた。また、対象が広がると、一般的な常識が必要となり、教える知識が爆発的に多くなってしまうという問題があるという。"He saw a woman in the garden with a telescope."は、文法的には、彼は庭にいる彼女を望遠鏡で見たとも、彼は望遠鏡を持って庭にいる彼女を見たとも訳せる。常識的には前者が正しそうだが、なぜ、それが分かるのか? そして、これをどのようなルールとして記述して人工知能に教えられるのかというような問題が起こる。また、どこまでの因果関係を考えるのかというフレーム問題がある。将棋のゲームならルールの範囲の手だけを考えればよいが、駒を置く音が周囲に与える影響や駒の移動に伴う重力場の変化の影響まで考え始めるとキリがない。しかし、なぜ、これらを無視して良いのか、その知識をどのように記述するかという問題も出てくる。さらに、人間は、縞と馬の知識があれば、動物園で初めてシマウマを見た時にも、これはシマウマと分かるが、シマとウマという言葉とその実体との対応が分かっていない(シンボルグラウンディングング問題)コンピュータには、このようなことはできない。知識を書けば賢くなるが、知識を書くのがとても大変というか、これって本当にできるのか? ということで1995年ころからAI研究は下火になり第2の冬の時代に突入した。これまでの人工知能の壁は、表現の獲得の壁で良い特徴量とそれによって定義される概念を作る作業はコンピュータには出来ず、人間がやるしかなかった。(次回は6月1日に掲載予定です)
2015年05月29日