タレントの中島史恵が26日、東京・新宿のブックファースト新宿店で写真集『Cinqante!(サンカント)』(発売中 3,500円税抜き 双葉社刊)の発売記念イベントを行った。写真集『Cinqante!(サンカント)』の発売記念イベントを行った中島史恵1990年代に健康と美をテーマにする4人グループ"シェイプUPガールズ"のメンバーとして人気を博し、以降はドラマやバラエティー、グラビアにと多方面で活躍中の中島史恵。50歳の誕生日を目前に控えて40代最後の写真をリリースした。今年1月に常夏の島・グァムでロケが行われ、大胆なショットをはじめ、空中ヨガの写真なども掲載されている。ブラックのセクシーなシースルーワンピースで登場した中島は「今までにないモノになりました。自分でも知らない感じをいっぱい引き出してもらいましたし、写真の中でビックリしたものがいっぱいありましたね」と笑顔を見せ「殻は破った感じです。意外と健康的なことをやっているんですが、無防備になると作り込んだ写真より素が出ていて私っぽいと思いました」とアピールした。中島は現在、ブランコを使った空中ヨガのインストラクターもしており、ロケ地であるグァムのビーチでは空中ヨガも披露。「写真集の中で初めて空中ヨガをやらせてもらいました。普段しているヨガを海のビーチで撮らせていただき、どっちにしてもスゴいですね(笑)」と自画自賛した。6月14日で50歳となる中島は「先のことは楽しみでしかありません。これからは健康を意識した時代になる思うので、健康法を伝えていけたらと思っています。それと健康あっての楽しい生活。もっと健康を意識したモノを勉強していきたいですね」と意欲。49歳で写真集をリリースしたが、次回作については「そうですね(笑)。この写真集をたくさんの方に見ていただかないと次がありませんから、順番通りに行きたいですね(笑)」とその気がないわけでもなさそうだった。
2018年05月28日松山ケンイチ(32)と染谷将太(25)が人気漫画を実写化したドラマ「聖☆おにいさん」に出演すると、各メディアで報じられた。 原作は累計発行部数1,600万部を誇る「モーニング・ツー」(講談社刊)に連載中のギャグ漫画。主人公は、ブッダとイエス・キリスト。世紀末を無事越えた2人が、都内でアパートをルームシェアしながら下界のバカンスを満喫するという内容だ。 松山がイエス役、染谷がブッダ役。さらには製作総指揮を俳優の山田孝之(34)がつとめ、監督を「銀魂」「勇者ヨシヒコ」シリーズで知られる福田雄一氏(49)がつとめるという。 「ドラマ化するものの、テレビではなく今年新たに立ち上がる動画配信サービスで配信予定だそうです。新規参入するということは、かなりの資金力を持ち話題になりそうなコンテンツもすでに仕込んでいることでしょう。原作ファンも満足いくような作品になりそうだと注目されています」(芸能記者) 松山といえば、12年のNHK大河ドラマ「平清盛」に主演。大河主演で俳優としての格がアップし、その後の出演作がことごとく注目されていた。そんななか16年には、カルト的な人気を誇ったギャグ漫画「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」の実写化に挑戦し話題を呼んだ。 「松山さんが原作の大ファンということもあり、主人公・山田太郎のリアリティをとことん追求しました。原作ではおなじみの全裸や尻出しにも、果敢に挑戦。ところがあまり周囲の評価は高くなく、松山さんはへこんでいました。そのため今回、『珍遊記』の“リベンジ”だと意気込んでいるようです」(映画業界関係者) キャストのみならずスタッフも話題になる面々が集結しており、完成作品が注目される。
2018年02月20日俳優の松山ケンイチと染谷将太が、ドラマ『聖☆おにいさん』に主演することが20日、わかった。松山がイエス、染谷がブッダを演じる。同作は中村光による人気ギャグ漫画を実写化。世紀末を無事越えたブッダとイエス・キリストが、東京・立川でアパートをルームシェアリングしながら下界のバカンスを満喫している様を描く。2013年には森山未來、星野源を声優に迎え、アニメーション映画が劇場公開された。大人気漫画のドラマ化というだけでも話題だが、今回は俳優の山田孝之が製作総指揮を務め、福田雄一が監督を務めることでも注目を受ける。2018年、新たに立ち上がる動画配信サービスにて配信を予定している。イエス役の松山は「福田さんがキリスト役の事は熟知してるので色々聞いて頑張りたいなと思っています」と一言。ブッダ役の染谷は「いつか実写でみたいなと思っていた聖☆おにいさんにまさか参加するとは思ってもみませんでした。しかも、ブッタ役で」と驚きを表す。「松山さん演じるジーザスとどんな掛け合いになるのか、想像するだけでニヤケてしまうのは俺だけでしょうか? まだ撮影もしていないのに、皆様に届ける日が楽しみでなりません」と期待を語った。製作総指揮の山田は「想像しただけでも失禁しそうです。 (少し出てますが)」と"うれション"。「既に悟りを感じさせるお二方の存在感は正にブッダとイエス。日頃の激務に追われる天界での生活から離れ、下界での生活をごゆるりとお過ごし頂きたく思いますが演出は福田雄一監督ですのでタダでは済まないことは容易に想像できます。アーメン」と祈った。監督・脚本を務める福田は「今まで何度も何度も出演をお願いして叶わなかった松山くんと染谷くんで、連載当初から念願だったこの原作を実写化出来ることが、ただただ幸せです!」と気合十分。原作の中村は「松山さんのアガペー溢れるお顔と、染谷さんのアルカイックスマイルが見られるのを、今から楽しみにしています」と期待を寄せた。
2018年02月20日劇団☆新感線の舞台『髑髏城の七人』で一人二役に挑む松山ケンイチさんが、舞台への思いを明かしました。今年3月にオープンした回転型劇場・IHIステージアラウンド東京。観客席が回る斬新な舞台機構とともに話題なのが、キャスト・脚本・演出を変えながら上演される劇団☆新感線『髑髏城の七人』のロングラン公演だ。第3弾となる今回、小栗旬さんや阿部サダヲさんが演じてきた捨之介に松山ケンイチさんが扮する。「再演とかリメイクって、僕のなかには前作をどうしたって超えられないイメージがあって、普段は腰が引けてしまうんです。でも今回は新感線の舞台にもう一度立たせてもらえる嬉しさの方が強くて、後のことはその時に考えればいいや、と」松山さんを捉えるのは、新感線の舞台の持つポジティブなエネルギー。「僕自身は冷めたところがある人間なんですが、新感線を観ると気分が持ち上げられて、頑張るぞって思える。自分もそっち側になりたいって気持ちにさせられるんです。そのぶん、演じる側にも魂が口から出るくらいのパワーが必要なんですが」『髑髏城の七人』は、天下を手中にしようと暗躍する髑髏党の野望を阻止すべく立ち上がる七人の男女を中心に描く新感線的時代劇。松山さんは、素朴な捨之介役と同時に、冷徹な髑髏党の党首・天魔王という真逆の役の、一人二役に挑む。「自分のなかでそれぞれ役のイメージはできてきているんですが、早替えと同時に、捨之介から天魔王に表現も脳味噌も一瞬にして切り替えないといけないのが難しいです」‘14年の新感線の『蒼の乱』を含め、舞台出演は3作目だが、「一度出てしまったら逃げ場がない」だけに「修行みたいな場」だと語る。「僕は普段カメラに向かって演技していますが、舞台では、お客さんの目ひとつひとつがカメラ代わりなんですよね。こっちに目を向けてもらいたいと思ったら、自分の演技で引き付けるしかない。それだけ技術を必要とする場だと思っています。表情や目線で演技しても、客席からはほとんど見えませんけれど、だからといって細かな芝居をおろそかにすれば空気や佇まいに出てしまうと思うんです。とはいえ、立ち回りのように、映像に比べて大きさを意識しないと伝わらない部分もある。そのさじ加減をどうするかが、いま課されている課題なのかな、と」松山さんは自身を「冷めている」と評するけれど、語る言葉の端々から受けるのは芝居への静かな熱。「仕事において、自分も充実しているという実感を得ることって、すごく大事だと思っているんです。そのためにも真剣にやらないと」まつやま・けんいち1985年生まれ、青森県出身。近作にドラマ『A LIFE~愛しき人~』、映画『聖の青春』。公開中の映画『関ヶ原』のほか9月23日公開の『ユリゴコロ』にも出演。城の絵図面を持っていることから髑髏党に追われていた沙霧(岸井ゆきの)は、通りがかりの浪人・捨之介(松山)に助けられる。傷の手当てのため色街・無界の里を訪れるが…。9月15日(金)~11月3日(金)豊洲・IHIステージアラウンド東京作/中島かずき演出/いのうえひでのり出演/松山ケンイチ、向井理、田中麗奈、橋本じゅん、山内圭哉、岸井ゆきの、生瀬勝久ほかS 席1万3000円サイド席1万2500円(共に税込み)ステージアラウンド 専用ダイヤルTEL:0570・084・617(10:00~20:00)※『anan』2017年9月13日号より。写真・網中健太スタイリスト・五十嵐堂寿ヘア&メイク・勇見勝彦(THYMON Inc.)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年09月09日女優の松山メアリが2日、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『メアリの休日』(発売中 4,104円税込 発売元:イーネット・フロンティア)の発売記念イベントを行った。女優として活躍している松山メアリが、26歳の誕生日でもあるこの日にグラビア作品となるDVDを7ぶ振りにリリース。ロングヘアのイメージがある松山だが、DVD出演のために15cmも髪の毛を切って撮影に臨んだと言い、7年前に出せなかった大人の色気をたっぷりと放出した1枚となっている。好みのカラーだという真っ赤なワンピース姿で登場した松山は「グラビア自体久しぶりだったので、体調管理や身体のケアを気をつけ、初心を思い出しながら楽しみました」と撮影を振り返り、「仕事も忙しいけど、たまにはゆっくりしたいね、という感じで一緒に沖縄旅行に行った気分で見ていただけたらと思います」とDVDを紹介。セクシーなシーンは「黒いワンピースタイプの水着を着たシーン」とあげて「自分が着ている時はまとっている部分が多いので感じませんでしたが、客観的に見てみるとセクシーだと思いました。10代では出せなかったであろう私を見て欲しいし、結構ドキっとすると思います」と自信を見せた。この日で26歳となった松山。「26歳なのでアラサーなんて言われますが、20代半ばを楽しみたいと思います。女性としてのオンナ磨きじゃないですけど、私生活もお仕事も充実させていければいいですね」と目標を掲げつつ、結婚の話題を向けられると「20代の間にとは思いますが、意外と結婚願望がないので、いい出会いがあればという感じですね。タイプは一緒に晩酌を楽しめる人」とコメント。最近になってお酒に目覚めたらしく「家で飲むのが好きなんですけど、飲んでも変わらないんです(笑)。最近は日本酒が1番好きで、私は兵庫出身ですから『百黙』という兵庫の日本酒にハマっています」とにこやかに語っていた。松山メアリ(まつやま めあり)1991年9月2日生まれ。兵庫県出身。A型。身長160cm。スリーサイズはB80・W56・H80。中学3年生の時、部活帰りにスカウトされて芸能界デビュー。2009年から2014年まで、bump.yのメンバーとして活動する。女優としても活躍中で、過去には『ハンマーセッション!』(TBS系)、『アスコーマーチ』(テレビ朝日系)、『牙狼』(テレビ東京系)などに出演して話題を集めた。現在は『すもももももも!ピーチCAFE』(読売テレビ)、『みんなのニュース 報道ランナー』(関西テレビ)にレギュラー出演中。特技は新体操(全国大会出場経験2回)、バレエ(レッスン経験8年)。趣味は料理。
2017年09月03日V6・岡田准一主演の映画『関ヶ原』(8月26日公開)に、松山ケンイチ、壇蜜が出演することが6日、明らかになった。同作は司馬遼太郎の同名小説を実写化。戦国時代に終止符を打った”関ヶ原の戦い”で石田三成(岡田)はなぜ徳川家康(役所広司)に負けたのか、封印された真実をひもとく。三成と淡い恋を育む伊賀忍び・初芽を有村架純が演じ、原田眞人監督がメガホンをとる。松山が演じるのは、会津上杉家の家老・直江兼続。三成とは結託し家康に挑んでいく。原田監督作品『日本のいちばん長い日』にも出演した松山は、「原田監督のユーモアが大好きで、いつも楽しませて頂いてます」と監督について語った。同役は大河ドラマ『天地人』で描かれたことでもおなじみで、様々な俳優が演じているが、松山は「今までの直江兼続像から少し離れたところで楽しくやらせて頂きました」と振り返る。「尊敬する岡田さんと同志といえる間柄を演じる事が出来て、素晴らしい経験をさせて頂きました」と喜びを表した。また、壇蜜は島左近(平岳大)の昔馴染みの尼僧妙善を演じる。短い出演ながらも印象を残すポジションで、「左近さまと三成さまの密談を見守らせていただきました」と役柄について説明した。さらに「壮大な映画の景観を損ねぬようコッソリとおつとめした次第です。どうぞお楽しみください」と謙虚にアピールした。
2017年03月06日夭折した棋士・村山聖の姿を描いた映画『聖の青春』が11月19日(土)に公開を迎え、主演の松山ケンイチ、東出昌大、リリー・フランキー、柄本時生、森義隆監督が舞台挨拶に登壇。さらに、劇中で東出が演じた羽生善治三冠も来場し、松山と東出に初段の免状を授与した。舞台挨拶その他の写真いずれ名人になることを期待されるも、病で斃れた“怪童”村山聖の生涯を描いており、松山はこの役のために約20キロの増量をしたことも大きな話題となった。公開を迎え、松山は「昨日の夜、目が覚めたんです」と彼にとっては珍しく初日を前に寝付けなかったと告白。「やることなくて、鼻毛でも切るかって鼻毛を切って、肉まん食べて寝ました(笑)」とマイペースに語り、あいにくの雨模様についても「上にいる村山さんのひねくれてるところが出たんじゃないかと思います」と笑っていた。村山の師匠の森を演じたリリーは松山と会うのは撮影以来だが「久しぶりに会ったら痩せてて、師匠としては哀しい気分」と少し寂しそう。なおも「コロコロしてる松山くんの方が好き」というリリーに松山は「ヨメにも言われます(笑)。でも(太ったままだと)村山さんか相撲取りの役かの二択しかなくなる。それで子どもが成人するまで持てばいいけど…」と語り笑いを誘っていた。一方で、リリーは増量ばかりが注目されがちな中、松山の内面に迫る役作りに称賛を送る。映画の中で、村山が森から教わったのは「酒と麻雀だけ」というセリフがあるが、実際、劇中でふたりが麻雀を打つシーンはないにもかかわらず、撮影前に松山はリリーと麻雀をすることをお願いしたそう。「そのために、映画と関係ない新井浩文とピエール瀧が動いてくれた。最後のエンドロールに撮影協力で名前出してもいいくらい」とリリーは語り、松山も「しかも新井さん家で(笑)」と驚きの役作りの一端を明かした。そして、この日はゲストとして村山のライバルで、東出が演じた羽生善治三冠本人が来場。羽生三冠は本作のリアリティを称賛し「映画で村山さんの姿が見られて嬉しかったです」と笑顔を見せた。一方で東出が演じた自らの姿については「自分が出てくるのは気恥ずかしい部分がありますね。生きて(自身が出ている)作品を見られたのは幸福なのかなと思います」と語っていた。そして、松山と東出に、谷川浩司将棋連盟会長、佐藤天彦名人、渡辺明竜王、そして自身の署名の入った初段免状を授与し、会場は温かい拍手に包まれた。『聖の青春』公開中
2016年11月19日公開初日を迎えた映画『聖の青春』の舞台あいさつが19日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、主演の松山ケンイチをはじめ、東出昌大、リリー・フランキー、柄本時生、森義隆監督、棋士の羽生善治が出席した。公開前から大きな話題を集めていた本作の初日舞台あいさつに、主演の松山ケンイチらキャスト陣と森監督が登壇。主人公の村山聖を演じた松山は、撮影以来の再会となったリリー・フランキーから「本当に痩せたよね。コロコロしている時の松山君の方が好きだな」と指摘されて「よく言われるんです(笑)。嫁(小雪)にも言われたんですけど、(太ったら)村山聖か相撲取りですよ」と自虐的だったが、本作については「原作と出会った時は5年に1本の作品になると思いました。それが撮影をしたら10年に1本となり、撮影が終わったら一生に1本だと思いました。人間としての原動力にもなりましたし、村山さんを愛すことができて幸せでしたね」と充実した表情を見せた。羽生善治役の東出も「将棋って映画になるのか不安でしたが、撮影では一気に吹き飛びました。こんなに素晴らしい台本に出会えたと思って撮影中は没頭できてすごく楽しかったです」と満足げ。舞台あいさつの途中から登場した羽生善治三冠も「映画を見た時に随所随所で村山さんが生活していた場所だったり時代背景だったりとリアルティーや臨場感を大切にして作られていたとひしひしと感じました」と絶賛した。その後、劇中での「もしも神様がいたら何を願う?」というセリフにかけ、登壇者にその答えを求めるコーナーも実施。最初は「パス」と回答を保留した松山だったが、登壇者が一通り回答すると発言を求めて「リリーさんに撮影中に言われてうれしかったのが、『子どもが3人もいるのに童貞臭がすごいよね』と言われ、それは村山さんと共通していると思ったので自信がつきました。確かに20代の頃から童貞俳優と言われてきて、僕自身柄本時生という俳優を発見してから、すごい童貞俳優がいると気づいたので、童貞俳優を取り戻したいです。僕の上を確実にいっていると思いますよ」と答えて会場の笑いを誘っていた。松山ケンイチ主演の本作は、天才棋士・羽生善治を追い詰めた伝説の棋士・村山聖の実話を元にした奇跡の物語。病と闘いながら全力で駆け抜けた村山の29年の生涯を描く。
2016年11月19日松山ケンイチ主演で夭逝した棋士・村山聖の人生を描いた『聖の青春』が11月19日(土)に公開。松山さん、東出昌大、リリー・フランキー、柄本時生が登壇した舞台挨拶に、東出さんが演じた羽生善治三冠も来場し、松山さん、東出さんに初段の免状を授与した。過去にもドラマ化された大崎善生の同名小説を映画化。病に侵されながらも、羽生らライバルとしのぎを削り、名人位を目指した村山聖の姿を描いている。珍しく、初日を前に前夜は眠れなかったという松山さん。この日はあいにくの天気だったが「上にいる、村山さんのひねくれた感じが出たんじゃないかと思います」と語り「寝れないけどやることなくて、鼻毛でも切るかって、鼻毛を切って、肉まんを食べて寝ました」と飄々と語る。松山さんが約20kg増量して撮影に臨んだことが大きな話題となっているが、松山さんと撮影以来、久々に顔を合わせた森師匠役のリリーさんは「久しぶりに会ったら痩せてて、師匠としては悲しい…」と寂しそう。「コロコロしているときの松山くんの方が好き」と残念そうに語るが、松山さんは「ヨメにもそう言われます。(太ったままでは)村山さんか、相撲取りの役の二択しかなくなるので…。それで子どもが成人するまでもてばいいけど…」と自ら妻の小雪の話題や子どもの存在について語るリップサービスを見せる。リリーさんは、そんな松山さんの役作りについて、増量部分だけでなく、内面の部分でのアプローチにも驚かされたそう。「映画の中で、森師匠に教わったのは酒と麻雀だけというセリフがあり、実際には麻雀をするシーンはないんですけど、松山くんから『撮影前に一回、リリーさんと麻雀がしておきたい』と連絡があったんです。そのために、映画に全然関係ない、新井浩文とピエール瀧が動いてくれました(笑)。撮影協力で名前を出してもいいくらい」と新井さん宅で雀卓を囲んだことを明かした。リリーさんと松山さんは、撮影を通じて、劇中の森と村山の関係にも通づるような独特の関係性を築いたよう。松山さんは「現場でリリーさんに言われて嬉しかったのが、『子どもがいるくせに童貞臭がすごい』ということ。僕は20代、ずっと周りから“童貞俳優”と言われてきたので」とノリノリで語り、会場を笑いに包んだ。この日はゲストとして、東出さんが演じた村山さんのライバル・羽生三冠も来場。映画について羽生さんは「この作品を通じて村山さんのことを知ってもらえたら嬉しいです」と語り、撮影を通じて将棋道場に実際に通い研鑽を積んだ松山さん、東出さんに自らの署名の入った初段の免状を手渡した。『聖の青春』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:聖の青春 2016年11月19日より全国にて公開(C) 2016「聖の青春」製作委員会
2016年11月19日映画監督に、出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回とりあげるのは、松山ケンイチ(31)だ。2002年に俳優デビューしたのち、映画『男たちの大和 YAMATO』『デスノート』など様々な作品で注目を受け、以降TV・映画で話題作に出演し続けている。2016年も『の・ようなもの のようなもの』『珍遊記-太郎とゆかいな仲間たち』『怒り』と立て続けに出演作が公開。幅広さに”怪優”とも称される。最新作『聖の青春』(11月19日公開)では、29歳で夭逝した棋士・村山聖を演じるために大幅な増量を含めた役作りを行ったが、監督からはどのように見えていたのか。○松山ケンイチの印象とにかく、圧倒的な技術を持っているんです。でも、技術が高すぎるんじゃないかという懸念もありました。というのも、29歳で死ぬ村山聖を演じてもらうときに、俳優の魂と村山聖という人間が渾然となったものが、最後にふっと残るような作品にしたいというビジョンがあったんです。しかし当初は松山くんの上手さが前に出過ぎてしまうと、魂を覆い尽くしちゃうんじゃないかという不安がありました。だから、松山くんの技術に助けられながらも、その技術を少しずつ引き剥がしていこうと思っていました。そのための最終兵器として、最後の対局を3時間の長回しで撮ることは、念頭にありました。どうやったら松山くんに「村山聖」としてその場を生きてもらえるか、最初は探り探りでしたが、中盤を超えてから、彼の持っている俳優としての幹の太さがどんどん機能してきて。村山聖に没入して、とりつかれているように演じながら、俳優としてどう見せなきゃいけないかも無意識に考えることが出来る。最後の対局の撮影では、その能力の高さに、度肝を抜かれましたね。○撮影現場での様子結構、押し引きはしましたね。僕が松山くんの技術を外そうとしていたことは伝えてないし、もちろんその技術にも助けられていたんです。でもこの映画全体を見た時に、そのまま最後まで走らせてはだめだぞと思っていたので、あえて何テイクも重ねたところもあれば、テストなしでいきなり撮ったシーンもあります。また、実際に村山聖が生きた場所を回って撮影して行ったことや、村山聖を知る人たちが現場を訪れてくれたことなどもいい影響になって、だんだん僕が求めている部分が伝わっていったようには思います。最後の対局に向けて具体的なアプローチをしながら、言葉にせず彼と対話できていたと思うし、それを彼が直感的に受け止めてくれたのだと思います。○映画『聖の青春』でのおすすめシーン最後の対局や、羽生さんと二人きりの食堂のシーンもすごく気に入っていますが、細かいところでいうと、部屋を探しているシーンとか、羽生さんを食事に誘うシーンとか、村山特有の茶目っ気が見えるシーンは、松山くん彼の技術と発想がいかんなく発揮されています。古本屋さんでお釣りをもらうときに、横を向きながらもらっている感じも、演出ではなく、彼のアイディア。アイディア豊富ですし、それがどう見えるかもよくわかっているんです。羽生さんを食事に誘うシーンは、「校舎裏でデートに誘ってる感」がありましたね(笑)。校舎裏に呼び出して、「あの、この後……」みたいなイメージで、大好きです。(C)2016「聖の青春」製作委員会
2016年11月19日松山ケンイチが驚異の体重増量と役作りで、病いと闘いながらわずか29年の生涯を駆け抜けた伝説の棋士を熱演する『聖の青春』。その松山さん演じる村山聖と「東の羽生、西の村山」と並び称され、現在もなお棋界の頂点で活躍する羽生善治を演じるのは、精神面・肉体面の両方からアプローチし、激似ぶりが話題となっている東出昌大。それぞれ渾身の役作りが話題になっているこの2人。お互いが最大のライバルでありながら、村山さんにとっての羽生さんは「ヒロイン」ともいえる存在であったという。将棋界の最高峰「名人」を目指し、人生をかけ、短い命を燃やした村山聖九段。彼の最大のライバルにして、憧れの存在でもあったのが、100年に1人と称される天才棋士、羽生善治だ。村山さんにとって、同世代ながらトップ棋士として活躍する羽生さんは凄まじいライバル心を燃やす相手である一方、「羽生さんと同じ空気を吸いたい」と、当時拠点を置いていた大阪から上京するほどの憧れの存在だった。対する羽生さんにとっても、村山さんは強烈な存在だったよう。先日行われた映画公開記念イベントでは、羽生さん本人が、かつて負けた一戦を回顧しながら「彼の手の動きが印象的で、いまでも覚えている」と語っており、短い期間ながらも、濃い時間を過ごした2人の確かな関係性をうかがい知ることができる。本作においても、松山さん演じる村山聖と、東出さん演じる羽生善治の関係性は物語の核となる重要な部分。これまで、『ひゃくはち』で万年補欠の野球部員、『宇宙兄弟』で宇宙飛行士を目指す兄弟という“名ライバル”を描いてきた森義隆監督は、撮影にあたり、2人の距離感を大事にするため、松山さん、東出さんに演技以外での会話を禁止するなど、徹底した関係作りを行ったという。そして、棋譜すべてを覚え、約3時間にもおよぶ長回しを行った伝説の対局シーンを、「2人が勇気を持って『やる』と言ってくれた」と嬉々として語りながら、「想像のはるか上をいくものが出来上がった」と自信のほどを語っている。松山さん、東出さんの2人もまた、撮影中、互いの演技に触発されていた様子だ。先日行われた村山さんの地元・広島での舞台挨拶で、「羽生役が東出くんで本当によかった」と話した松山さん。「羽生さんというオーラを身に纏ってくれたから、村山さんが羽生さんに抱いていた尊敬の念を自然と持つことが出来た」と語り、自ら「本作のヒロイン」と言ってはばからない東出さん演じる“羽生善治”への気持ちが、“村山聖”という役と見事にシンクロしたことを明かしている。一方、東出さんも、「松山さんの演技に負けないよう、真剣で切り合うつもりで挑んだ」と、松山さんの演技に大いに刺激を受けた様子。盤上で棋力を存分に引き出しあっていた村山さんと羽生さん同様、互いの力を限界まで引き出しあった松山さん、東出さんの両名の熱演は必見だ。また、本作では対局を離れた2人の会話シーンも見どころとなる。“激戦”の後、2人っきりの食堂で、将棋に対する想いや、対局における“潜る”という感覚、そして対局の先にあるまだ見ぬ世界への憧れを語り合う2人の姿にもグッとくるものがあるはず。最大のライバルであり、“将棋”という道を究める同志でもあった村山さんと羽生さん。松山さんと東出さんが渾身の役作りで演じた、この2人のアツい関係にぜひ注目していて。『聖の青春』は11月19日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:聖の青春 2016年11月19日より全国にて公開(C) 2016「聖の青春」製作委員会
2016年11月18日「SMAP」香取慎吾と「アンタッチャブル」山崎弘也がゲストとともにロケで様々な街を訪れる「おじゃMAP!!」の11月16日(水)放送回に、俳優の松山ケンイチとタレントでモデルのりゅうちぇるがゲストとして登場。様々な“○○放題”の旅に挑む。今回は「激安!コスパ最強!!詰め放題&盛り放題におじゃMAP!!」と題し、都内~東京近郊のいろいろな“○○放題”のお店にロケに繰り出す。1000円で“松茸詰め放題”のお店や、100円で制限時間内に着せられた洋服を獲得できるという“着せ放題”のお店。唐揚げ“詰め放題”、高騰中の野菜が“詰め放題”など、驚きの“○○放題”が人気のお店が続々登場。香取さん、山崎さんはもちろん、番組初登場となる2人も主婦にもみくちゃにされながら「○○放題」に挑戦、松山さんの負けず嫌いな一面も明らかになっていくほか、移動中には「聞き放題」ということで、香取さんが2人に普段聞けない質問をぶつけていく。今回ゲストで登場した松山さんの主演最新作となる映画『聖の青春』は11月19日(土)から丸の内・新宿ピカデリーほかで全国公開。29歳でこの世を去ったプロ棋士・村山聖の、病と闘いながら将棋に全人生を懸け、全力で駆け抜けた生涯を描いた感動のノンフィクション作品で、主人公の村山聖を松山さんが、聖の最大のライバルである羽生善治を東出昌大がそれぞれ演じるほか、聖の弟弟子・江川貢に染谷将太、聖の師匠・森信雄にリリー・フランキー、母・村山トミコに竹下景子、安田顕、柄本時生、鶴見辰吾、北見敏之、筒井道隆らが出演する。幼少期から腎臓の難病・ネフローゼを患いながら将棋に人生を賭けていた村山聖。そんな中、同世代の棋士・羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成、聖は強烈に羽生を意識し、ライバルでありながら憧れの想いも抱く。そして聖は、将棋の最高峰であるタイトル「名人」になるため、いっそう将棋に没頭し、並居る上位の先輩棋士たちを下して、快進撃を続ける。やがて、聖の身体にがんが見つかる。聖は将棋を指し続けることを決意するが――。松山さんの私生活トークや、りゅうちぇるさんの意外なプライベートなども語られる「おじゃMAP!!」は11月16日(水)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年11月16日映画『聖の青春』に出演している俳優の松山ケンイチが、11月9日(水)今夜放送のフジテレビ系バラエティー「TOKIOカケル」にゲスト出演。「TOKIO」からの“人生初質問”に対して新たな一面を垣間見せる。同番組は城島茂、山口達也、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也の5人の「TOKIO」メンバーが、ゲストと“心理戦”で競うなかでゲストの意外な“素顔”が浮き彫りになっていくところが魅力として人気だ。松山さんをゲストに迎えて今回行うのは番組恒例の“生まれて初めて聞かれました”。松山さんがいままで聞かれたことがないであろう質問を「TOKIO」の5人が事前に考案。松山さんはそれらのカードを1枚ずつ引いて質問に答えていくというものだ。3児の“子煩悩パパ”でもある松山さん。育児の悩みを初告白してくれるほか、「松山ケンイチの初めし」と題し、定番なのに実は一度も食べたことがない料理に挑戦。その“初めし”が自身の大好物ランキングベスト10に入るかどうかをリサーチする。今夜のゲストである松山さんは主演最新作『聖の青春』が11月19日(土)から全国公開される。幼少期から腎臓の難病・ネフローゼを患いながら、将棋に人生を賭けていた村山聖。そんな中、同世代の棋士・羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成、聖は強烈に羽生を意識し、ライバルでありながら憧れの想いも抱く。そして聖は、将棋の最高峰であるタイトル「名人」になるため、いっそう将棋に没頭し、並居る上位の先輩棋士たちを下して、快進撃を続ける。やがて、聖の身体にがんが見つかる。聖は将棋を指し続けることを決意するが――。主人公の村山聖を松山さんが熱演、聖の最大のライバルである羽生善治を東出昌大が、聖の弟弟子・江川貢を染谷将太が演じるほか、聖の師匠・森信雄にリリー・フランキー、母・村山トミコに竹下景子。安田顕、柄本時生、鶴見辰吾、北見敏之、筒井道隆らが脇を固める。病と闘いながら将棋に全人生を懸け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動のノンフィクションエンタテインメントに仕上がっている。松山さんの“初”なトークがたっぷり見られる「TOKIOカケル」は11月9日(水)23時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2016年11月09日歌手の松山千春が、7月16日に放送されるTBS系音楽番組『音楽の日』(14:00~29:00)に出演することが10日、明らかになった。計12時間を生放送で送る今年の『音楽の日』は、「ツナグ」というテーマの元、福島、宮城、岩手、熊本、赤坂を"ツナグ"5元同時生中継を実施。それぞれの中継地から合計300人が松山千春の名曲「大空と大地の中で」の大合唱を行う。この企画には、各地の高校生合唱団が参加。それぞれの思いを日本中に"ツナグ"べく大合唱を行う。また、東京・赤坂の同局のスタジオからは、この企画に賛同の意を表明した松山自ら歌唱する。さらに、東北、熊本の震災の際に最も早い支援の表明をした台湾からは、今回の企画に合わせて高校生の合唱団が来日。日本と台湾の友情の歴史を未来に"ツナグ"べく、宮城から大合唱に参加する。10日に出演アーティスト第1弾として41組が発表されたが、今後も番組ホームページなどで順次発表予定。司会は、6年連続のコンビとなるSMAPの中居正広と安住紳一郎アナウンサーが務める。(C)TBS
2016年07月11日松山ケンイチと早乙女太一を主演に迎えた、WOWOW放送の時代劇エンターテインメントの続編「ふたがしら2」。このほど、本作の初場面写真とともに松山さん、早乙女さん、さらに入江悠監督からコメントが到着した。江戸の夜。暗闇の中、うごめく人影。弁蔵と宗次“ふたがしら”の盗賊一味「壱師」は、“つとめ”を鮮やかにこなしていた。昼は、品川の宿で働く弁蔵(松山ケンイチ)と宗次(早乙女太一)。料理の仕出しをする宗次に対し、弁蔵は賭場でばくちを打つ日々だ。ある日、弁蔵は賭場で勝ち続ける男、蔵蔵(くらぞう)に出会い、意気投合する。早速、吉原に繰り出した弁蔵と蔵蔵だが、男衆に捕まった若い娘を追って来た宗次と遭遇。そんな3人の前で花魁道中が始まるが、その花魁は、“おこん”だった。おこんは弁蔵と宗次に、遊女11人を盗み出してほしいと仕事を依頼する。一方、江戸の町では新たな火盗改の頭が着任早々、次々と盗賊一味を捕らえて名を上げていた。そんな中、「壱師」の“つとめ”が始まるのだが…。松山さん演じる、明るく豪快な弁蔵と、早乙女さん演じる、頭脳明晰でクールな宗次の2人の盗賊が、“脅さず殺さず、汚え金を根こそぎいただく”をモットーに、巧妙な駆け引きと騙し合いの中、 “つとめ”を遂行していく「ふたがしら」。シーズン1のラストでは、自分たちの盗賊一味「壱師」を築いた弁蔵と宗次。今回のシーズン2では、「壱師」の“かしら”となった2人の、江戸の頂点を目指す新たな戦いを描く。前作同様、メガホンをとるのは、『太陽』『ジョーカー・ゲーム』など、日本映画界に旋風を巻き起こしている入江監督。そして、「劇団☆新感線」の鬼才、中島かずきが、原作では描かれていない「壱師」の創成期を、二転三転する痛快なオリジナルストーリーと粋なせりふ回しで描き出す。弁蔵と宗次の前に、立ちはだかる新たな凶敵とは?誰が味方で誰が敵なのか?彼らの、盗賊一味の“てっぺん”を目指す仁義なき戦いと人間ドラマが幕をあける。松山さんは、念願の続編に感謝を示しながら「今回は2回目ということで、演じてみたかった壱師のふたがしらになってからのお話ですので、みんな新たな気持ちで楽しんでいます」とコメント。早乙女さんとの再共演を「太一君はますますパワーアップした宗次を演じていて、コミカルな演技も入れて笑いを堪えながら共演しています」と明かし、「まず若造から一家の頭になっている2人の成長がありますが、それを支える壱師の面々との関係も前作にはなかったので、そこも見どころです」と語る。さらに、「男の格好良さ、女の艶やかさを意識した作品でもありますので、美意識の高い人は必見です」と本作の変わらぬ世界観に自信を覗かせた。一方の早乙女さんも、「前回でできなかった部分や出せなかったところを今回の『ふたがしら2』で何かやりたいな、何かチャレンジできればいいな」と、意気込みを語る。また、松山さんとの共演については、「一番初めが舞台で、その後が『ふたがしら』でした。前作ではわりと性格も反対で、なかなか馬が合わないあべこべなコンビだったのですが、前作から絆が生まれて結束が高まってからの“2”に繋がるので、違う関係性の中でのお芝居ができればいいなと思います」と期待を込めた。そして、入江監督も「また挑戦できるのが何よりも嬉しいです」と続編の始動に喜びを語り、「前回は向こう見ずな若者たちの冒険譚であり、旅立ちの物語でしたが、今回はどっしりと腰をすえた物語になります。主人公たちの前には強大なライバルが立ちふさがり、江戸を舞台にめくるめく盗人たちの活躍が描かれます」と解説、「演出的、撮影的にも前作を超えるスケールに挑戦したい」と力強く語っている。土曜オリジナルドラマ連続ドラマW 「ふたがしら2」は9月、WOWOWプライムにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2016年06月02日漫画家・漫☆画太郎による伝説のギャグ漫画を、松山ケンイチ主演で実写映画化する『珍遊記』。この度、そんな松山さんの喜怒哀楽を捉えた六変化する場面写真が解禁された。天竺を目指して旅を続けていた坊主・玄奘(倉科カナ)は、偶然立ち寄った家のじじい(田山涼成)とばばあ(笹野高史)に天下の不良少年・山田太郎(ピエール瀧)を更生させて欲しいと頼まれ、宝珠の力で恐るべき妖力を封印するが、嫌々ながら太郎(松山ケンイチ)を引き取ることになり、何の因果か共に旅をする羽目に…。原作は、1990年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載されていた伝説のギャグ漫画「珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~」。「西遊記」をベースに描かれている本作は、シリーズ累計発行部数は約400万部を記録し、人気を博した。『地獄甲子園』で「ゆうばり国際ファンテスティック映画祭」ヤングコンペ部門グランプリを受賞した山口雄大が手掛ける本作には、主人公・山田太郎役の松山さんをはじめ、倉科カナ、笹野高史、ピエール瀧、田山涼成、そして映画オリジナルキャラクターとして、溝端淳平、板尾創路など、バラエティ豊かなキャストが集結。さらに主題歌となるオープニングとエンディング曲には、「RIP SLYME」の楽曲が起用されている。今回解禁された場面写真は、松山さん演じる太郎が、腕を広げて威嚇したり、臭過ぎるものに鼻をつまんだり、笑顔で敵に攻撃を仕掛けたり、つまみ食いをしたりするなど、印象的な表情が捉えられている。原作では掴み所の無いキャラクターとして描かれていた太郎という難役を、表情や細かな仕草のみならず、全身を使ってその喜怒哀楽を軽やかに表現することで、好戦的かつ子どもっぽく、どこか優しさも併せ持つ役柄に分かり易さと説得力を持たせているということが分かる。映像化不可能ともいわれた本作で、難役に挑んだ松山さんの怪演ぶりが垣間見える場面写真に、さらなる本作の期待が膨らみそう。『珍遊記』は2月27日(土)より新宿バルト9ほか、全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月17日故・森田芳光監督の伝説的劇場デビュー作『の・ようなもの』の35年後を、松山ケンイチや北川景子、伊藤克信、尾藤イサオ、でんでんといった森田作品ゆかりの豪華キャストにより映画化した『の・ようなもの のようなもの』。本作から、“落語家”松山さんが師匠の娘役の北川さんが見守る中、一席を披露する本編シーンが到着した。マジメすぎる落語家“のようなもの”出船亭志ん田(松山ケンイチ)。師匠の自宅に住み込み修行中だが、全然パッとしない。同居している師匠の箱入り娘“のようなもの”、夕美に秘かな想いを寄せているが、いつもイジられっぱなし。ある日、志ん田は師匠から、かつて一門にいた兄弟子・志ん魚(伊藤克信)を復帰させるため探し出すように命じられる。しかし、ようやく見つけ出した志ん魚は、もう二度と落語はやらないと誓い、のんびりと暮らしていた。彼の心を動かすべく、何もかも真逆な2人の共同生活が始まるが…。『の・ようなもの』以降、森田作品を助監督として支え続けた杉山泰一が、“人間ってやっぱり面白い!”という森田監督が追求したテーマを踏襲しつつ、メガホンを取った本作。今回届いた映像では、松山さん扮する生真面目なばかりでサエない落語家・志ん田が、銭湯寄席で「初天神」を披露している。観客の中には、志ん田がひそかに想いを寄せる夕美役を演じた北川さんや、近所の主婦に扮した内海桂子師匠がおり、楽しそうに見守っているが…。だが、その志ん田の落語は、夕美から「相変わらず、下手くそだね」とのキツいダメ出しをくらうことに。志ん魚も交え3人でアイスをほおばるが、志ん田は志ん魚の落語に「杓子定規がぽきっと折れたんです」と影響を受けたことを打ち明ける。皆、何かになりたくてでもなりきれない、まさに“の・ようなもの”たちだらけの現代。前向きに明日に向って生きていく楽しさや素晴らしさを、志ん田と志ん魚の関係から改めて気づかされる“脱力系”青春映画を、本映像からご覧あれ。『の・ようなもの のようなもの』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:の・ようなもの のようなもの 2016年1月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開2016,日本,松竹
2016年01月24日俳優の松山ケンイチが1月6日に、東京・台東区の銭湯「有馬湯」で行われた主演作『の・ようなもの のようなもの』のヒット祈願イベントに出席。本作で落語家を演じ、「落語が大好きになりました。ぜひ、この映画をきっかけに落語にも関心を持ってもらえれば」と“落語愛”をアピールした。その他の写真2011年に急逝した森田芳光監督のデビュー作である『の・ようなもの』(伊藤克信主演)の35年後を描いた“続編”的な完全オリジナルストーリー。30歳で脱サラし、落語家になった主人公・出船亭志ん田(松山)と、彼を取り巻く個性豊かな面々の人間模様を軽妙に描く。この日は劇中に描かれる「銭湯寄席」を再現する形で、一般の観客も交えたトークイベントを実施。松山は「普段は決して経験できない芝居で、今でもはっきり覚えている。落語は聞くのと、やるのとでは全然違いました」と亡き恩師の思いを受け継ぐ本作の撮影をしみじみ振り返った。イベントには松山をはじめ、本作にも出演する伊藤克信、前作に近所の主婦役で登場した内海桂子、杉山泰一監督、三遊亭小遊三が出席した。今年93歳になる桂子師匠は本作にも出演しており、「35年ぶりですか。すごいなあ。そりゃ、93歳になるのも当たり前」と笑いを誘い、「いい男が芸をやるのは難しい。笑えないからね。でもよくやっていた」と松山の落語家ぶりに太鼓判。一方、松山は「師匠の一言一言が重く、受け止められないほど」と恐縮しきりだった。『の・ようなもの のようなもの』2016年1月16日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開取材・文・写真:内田 涼
2016年01月06日寒い日が続くと、どうしても体を動かすのが億劫になりますよね。それで、「そろそろ大掃除をしなくては」と思いつつ、未だに手をつけられていない人もいるのでは?株式会社プラネットの調査によると、42.8%の人が12月後半までには大掃除を始めると回答しています。しかし、大みそかの数日前に始めるという人が14.3%、前日に始めるという人が2.8%。さらに、大みそか当日に始めるという人も1.6%という結果になっているのです!自分以外にもこれから大掃除を始める人が少なからずいるとわかると、ちょっと安心しますよね。ちなみに、同調査によると、大掃除は平均7.5時間かかるものなのだとか。こんなに時間がかかるのなら、気持ちよく取り組みたいと思いませんか?そもそも掃除は、嫌な匂いのせいで気分が悪くなりがち。そこで、アロマの力を使って快適に、しかもより効果的に大掃除をする方法を、アロマセラピストの恩田ルウシイさんにうかがいました。■1:ホコリの嫌な匂いにはティーツリーを!大掃除のときは、ホコリもたくさん舞います。とくに、照明のかさなど、ふだんなかなか手をつけない高いところを掃除すると、どうしてもたくさんのホコリが舞うもの。そんなときは、マスクでホコリ対策をしつつ、香りも楽しんでみてはいかがでしょう。使い捨てのマスクにオイルを数滴たらします。おすすめの香りはティーツリー。ティーツリーには、殺菌作用に加えて、頭をすっきりさせる効果もあるのです。「ティーツリーの殺菌作用については、数ある他のエッセンシャルオイルと比較してもかなり優れていて、天然の消毒液ともいえるほどです」と恩田さん。風邪やインフルエンザの予防にもおすすめ。また、皮膚に直接塗ることもできるため、虫さされ、ニキビ、水虫、じんましんなどにも効果的。一家に一本あるとさまざまな場面で活躍するそうです。■2:雑巾の嫌な匂いにはオレンジスイートを!年々、お掃除グッズは進化していますが、それでも年末の大掃除に使うグッズとして前述の調査で堂々1位にランクインしたのは「雑巾」。81.5%の人が使うと回答しています。雑巾は拭き掃除には欠かせない定番のアイテムですが、拭いてもなかなか落ちない汚れに手こずると、いつの間にかイライラが募ることもありますよね。さらに、使い古した雑巾だと匂いが気になることも……。そんなときは、バケツの水に殺菌作用のあるオレンジスイートやペパーミント、ローズマリーの精油を5滴程たらしてみましょう。これらは殺菌作用のあるオイルなので、雑巾も清潔に保てるのです!また、アロマの力で心が落ち着いたり、 集中力が高まったりという効果もありますよ。■3:掃除機の嫌な匂いにはペパーミントを!年末の大掃除に使うグッズの第2位は「掃除機」。雑巾と同じく8割以上の人が大掃除のときに使うという掃除機ですが、排気が気になるという方も多いのではないでしょうか。そんなときは、ティッシュペーパーやコットンなどにオイルを2~3滴つけて掃除機に吸い込ませます。あとはいつもと同じように掃除機をかけるだけでOK。殺菌・抗菌作用の強いペパーミントやティーツリーを使うことで、より清潔なお部屋に。加えてダニ対策にもなります。また、シトロネラはレモンに似た香りで、気分もすっきりしますよ。*年末は何かと慌ただしく過ぎていきますが、おうちも心もすっきりさせて、新年を迎えたいもの。香りの力を借りながら、快適に大掃除ができるといいですね。(文/ヨガインストラクター・松山史恵)【取材協力】※ルウシイ恩田・・・英国IFA認定アロマセラピスト、英国ITEC認定リフレクソロジスト、『Herba relaxing studio』主宰、『Say it with Lucys』主宰。「ニールズヤードレメディーズスクールオブナチュラルメディスンズ」IFAコース卒業。ロンドンの「School of natural therapy」に留学し、ITEC認定リフレクソロジストのライセンスを取得。帰国後、逗子で隠れ家サロン「ヘルバ」をスタート。カルチャースクール等での講座も開催。また、家業のアンティーク屋の2代目として、若い人に向けて日常生活に取り入れやすいアンティークを使った暮らしを提案している。【参考】※年末の大掃除・お掃除シートに関する意識調査-株式会社プラネット
2015年12月30日松山ケンイチ、北川景子が、故・森田芳光監督の命日である12月20日(日)、森田組のスタッフ&キャストが再集結して製作された『の・ようなもの のようなもの』の公開を記念して、新宿末廣亭の高座に登壇し、ネタを披露した。『の・ようなもの のようなもの』は森田監督デビュー作で落語家を主人公にした『の・ようなもの』の続編として、亡き森田監督とゆかりのあるスタッフ、キャストが集結。サエない脱サラ落語家の志ん田が、かつての兄弟子を探す旅時の中で己の生きる道を見つけていくさまをユーモラスに描く。この日は、松山さん、北川さんに加え、35年前の『の・ようなもの』の主演を務め、今回の『の・ようなもの のようなもの』にも出演している伊藤克信、森田監督の愛弟子で、メガホンを握った、杉山泰一監督も登壇した。松山さんは、別作品の役作りのためか、普段よりもふっくらとした顔つき、体つきで、和服姿に貫禄が感じられる。本作で落語家を演じるにあたり、映画の撮影中にこの末廣亭に客として落語を見に来たそうだが、この日は高座から客席を見下ろす形となり「『面白いこと言わなきゃ…』って気持ちになって緊張しますね」と苦笑交じりに語る。映画の中で披露するネタに関して、この日の司会を務めた古今亭志ん丸に指導を受けたそうだが「(ネタを)見せたら『(突き放すような口調で)いいんじゃないですか?それで』としか言わないので、怖いんですよ。自分次第なんだなと練習しました。『(優しく)そういう感じ、方向性でいいと思います』とか言われたら、調子に乗ってたかも。いい指導法だと思います。子どもの習い事でもそうしようと思います(笑)」と振り返った。艶やかな着物姿の北川さんは、そんな松山さんの劇中の落語について「本物の落語家さんみたいでした。直前まで私と世間話してるんですよ。『大丈夫かな?』と思ってたけど、いざ上がると憑依したみたいで…」と絶賛!落語をする男性について「かっこいいです!」と満面の笑みを浮かべて語っていた。この日は、せっかく高座に上がったからには…ということで、それぞれ「○○とかけて、■■のようなものととく」という謎かけを披露!北川さんは「落語とかけまして、オシャレのようなものととく。その心は…どちらもセンス(扇子)が必要です」と見事に観客の笑いを誘う。松山さんも「青春とかけまして、エスプレッソのようなものととく。最後に苦みが残ります」と決め、客席からは温かい拍手がわき起こった。『の・ようなもの のようなもの』は2016年1月16日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:の・ようなもの のようなもの 2016年1月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開2016,日本,松竹
2015年12月21日森田芳光監督の劇場デビュー作『の・ようなもの』の35年後をオリジナルストーリーで描く『の・ようなもののようなもの』が開催中の松山映画祭で上映され、主演の松山ケンイチ、杉山泰一監督、三沢和子プロデューサーが舞台あいさつに登壇した。その他の画像映画は、東京の下町を舞台に、落語修業にいそしむ若者の姿を軽妙洒脱に綴った森田監督の『の・ようなもの』にオマージュを捧げた続編的な作品。主演の松山ケンイチが真面目すぎる落語家“の・ようなもの”出船亭志ん田(でふねてい・しんでん)を演じるほか、前作に出演した伊藤克信、尾藤イサオ、でんでんが同じ役柄で登場する。「監督への恩返しの想いをこめ、本作を撮りました」という杉山監督は「キャストもスタッフもみんな同じ想いをもって関わってくれました。そう言いながらも、前作を観ていないひとでも十分に楽しめる作品になっておりますので、今日は楽しんで下さい!」と語り、松山も「落語家の青春映画という感じで、すごく見やすいと思うし、いろんな方に好かれる作品。この映画を観終わったあとにぜひ『の・ようなもの』を観てほしいと思ってます」と熱くコメントした。また、長年に渡って森田監督とタッグを組んできた三沢プロデューサーは「とにかく森田は松山が大好きで、映画のキャンペーンがあればなにがあっても大阪に行かなくても、松山には来るほど、毎回お邪魔しておりました。一般の試写会は(TIFFを除いて)一切していないので、最初に観て頂けるのが松山のみなさまということが、多分森田本人もすごく喜んでいると思います」と語り、集まった松山の人たちから笑みがこぼれた。『の・ようなもの のようなもの』2016年1月16日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開
2015年12月04日女性の7割が冷えに悩んでいるといわれます。冬になると、手足の先が氷のように冷えて、夜なかなか寝つけないという人もいるのではnないでしょうか?冷え症と一口にいっても、手足の先が冷える人、下半身だけが冷える人、内臓が冷える人、全身が冷える人、というようにいくつかのタイプがあります。手足の冷えは意識しやすいですが、内臓の冷えはなかなか認識しにくく、また全身の冷えも、体全体が冷えているため気づきにくいようです。体温が1℃下がると、免疫力が30%下がるとされています。これから、かぜやインフルエンザなどが流行る時期がやってきます。できることなら体温をあたたかく保って元気にすごしたいもの。そこで、冷えを撃退するために簡単にできる習慣を3つ紹介します。■1:朝や寝る前に白湯を飲む白湯とは湯冷ましのこと。お水を強火で沸騰させたあと、体温と同じくらいの飲みやすい温度に冷ましてから飲みます。朝や夜寝る前にコップ一杯の白湯を飲むことが、内臓の冷え対策になるのです。胃の温度が1℃下がると、その1℃をもとに戻すまでには4~5時間かかるとされています。一方、内臓温度が1℃上がると基礎代謝も約10~12%上がることに。朝起きたときや夜寝る前に白湯を飲む習慣を取り入れて、内臓の冷えを遠ざけ、基礎代謝も上げていきましょう。■2:スクワットをする足先や全身が冷える人におすすめなのが、スクワット。足先のリンパ液や静脈の血液を心臓に戻す際のポンプ役をするふくらはぎの筋肉や、身体のなかでも大きな筋肉である太ももの筋肉を鍛え、身体をあたためます。最初は無理のない回数から始めて、少しずつ増やしていきます。50回程度を目安にするとよいでしょう。膝などに過度の負担がかからないように、正しいフォームで行うことが大切です。50年前の日本人の平均体温は36.89度でしたが、現在の平均は36.20度。平均体温低下の原因のひとつとして考えられるのが、筋肉量の減少です。スクワットを習慣にすることで筋肉量を増やし、身体の内側から温めましょう。■3:使い捨てカイロを上手に活用する使い捨てカイロを上手に活用して、身体の外側から温めるのもひとつの手です。カイロを貼るのは腰から下に。心臓に近い肩や胸の裏側あたりに貼ると、のぼせてしまって逆効果です。貼る場所の優先順位としては、まずは、おへその裏側からおしりの上にかけての部分。次に下腹部。そして、ふくらはぎ。このほかに冷えを強く感じる部分があれば、さらに加えます。カイロで温めると同時に、その熱を逃がさないような服装を心がけましょう。*「冷えは万病のもと」ともいわれます。とくに女性にとって冷えは大敵!まずは、手軽にできるちょっとした生活習慣を日々の暮らしに取り入れてみてください。身体をあたたかく保ち、免疫力を上げて、寒い冬を乗り切りましょう。(文/ヨガインストラクター・松山史恵)【参考】※大上勝行(2013)『東洋医学の春夏秋冬セルフケアでからだを整える』三樹書房※低体温の人は風邪が長引く?体温と免疫力の関係-ヘルスケア大学
2015年11月28日日本人を対象にした調査によると、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「なんらかの不眠がある」と感じているのだそうです。眠りにまつわる悩みは薬で解決することもできますが、薬に頼らずに改善する方法のひとつに「アロマテラピー」があります。研究で、就寝前の10分間にエッセンシャルオイルの香りを嗅いで眠りに就いた場合と、ただの水を嗅いだ場合とを比較したところ、エッセンシャルオイルの香りを嗅いだ場合の方が、より副交感神経が優位になったのだそう。副交感神経が優位になるということは、リラックスできているということを示します。寝る前の10分でできる手軽で簡単なアロマの活用法を、アロマセラピストのルウシイ恩田さんに教えていただきました。■1:マグカップを使ったカンタン芳香浴マグカップに80℃のお湯を入れ、そこに2~3滴の精油をたらします。マグカップから広がる香りを楽しみましょう。寝る前にリラックスしたいけれど手間はかけたくない、というときにピッタリの方法です。リラックスしたい就寝時には、呼吸を深くする効果が期待できるラベンダーやシダーウッドなどの木の香りがおすすめです。行う際には、カップを倒してこぼしたり、ご家族が誤って飲んでしまったりしないように気をつけてください。また、マグカップに精油の香りがついてしまうことがあるので、精油専用のマグカップを用意しましょう。■2:ワセリンを使ったオリジナルハンドクリーム薬局で白色ワセリンを購入します。白色ワセリン50gに対して精油3~5滴を入れ、割り箸などで混ぜます。このとき、白色ワセリンを湯せんして少しやわらかくしておくと、精油を入れたあとに混ぜやすくなります。虫さされや風邪の予防に効果があるとされるティーツリーや、肌を柔らかくする効果が期待できるフランキンセンス、傷跡を早く直す効果があるとされるラベンダーがおすすめです。好きな香りと効能を上手に活用すれば、自分の肌の状態にピッタリのハンドクリームをつくることができます。ヴァセリンでも可能ですが、薬局で売っている白色ワセリンは純度も高く、皮膚刺激も少ないので白色ワセリンを推奨します。■3:アロマでホットアイマスクハンドタオルに水を含ませて絞り、レンジで温めます。精油を2~3滴たらして、目の上に置きましょう。目のまわりの血行がよくなり、目元のクマの解消にも。お肌のトーンも明るくなります。ペパーミントやラベンダーは、目の使い過ぎからくる頭痛の解消の効果も期待できてオススメです。寝る前に行うことで、安眠効果も。偏頭痛の場合は、冷やしたタオルを使うようにします。*どれも簡単にできるものばかりなので、生活のなかに取り入れやすいのではないでしょうか。「それぞれの方法について、目安となるようにおすすめの香りを紹介しましたが、心地よいと感じる香りなら何でもOK!香りのイメージ=効能と考えてください」とルウシイさん。寝る前にはマグカップの芳香浴をしながらヨガを。あるいは、オリジナルのハンドクリームを塗りながら、香りに包まれて自分を労る時間に。寝る支度ができたら、アイマスクで目の緊張をゆるめてから眠りにつく。そんなふうに寝る前の時間を過ごせたら、きっと心地よい眠りが訪れ、爽やかな朝を迎えられるはずです。(文/ヨガインストラクター・松山史恵)【取材協力】※ルウシイ恩田・・・英国IFA認定アロマセラピスト、英国ITEC認定リフレクソロジスト、『Herba relaxing studio』主宰、『Say it with Lucys』主宰。20代後半に訪れたタイ・チャン島でのファスティング(断食)&スパリゾートでの経験で心・体・生活環境などを全体的にとらえる事により、元々持っている自然治癒力を高め、病気に負けない体づくりが出来ると言う事を学び啓発される。デザイナーとして企業で働きながら“ニールズヤードレメディーズスクールオブナチュラルメディスンズ” IFAコースを卒業。更なる経験と知識の向上のため英国ロンドン、School of natural therapyに留学してITEC認定リフレクソロジストのライセンスを取得。帰国後、逗子小坪の海を一望できる隠れ家サロン「ヘルバ」をスタートし、カルチャースクール等での講座も開催。また、家業のアンティーク屋の2代目として、「Say it with Lucys」名義で若い人に向けて日常生活に取り入れやすいアンティークを使った暮らしを提案している。【参考】※不眠症-e-ヘルスネット※睡眠とアロマテラピー-公益社団法人 日本アロマ環境協会
2015年11月12日自分の体重は日々チェックしていても、身体のパーツごとの重さはあまり気にしないのではないでしょうか。でも、デスクワークのときにどんな姿勢をとるかによって、身体の各部分を支える筋肉の負担が変わります。自分の身体を必要以上に酷使していませんか?身体の各パーツの重さを意識して、ふだんのデスクワークのときの姿勢を見なおしてみましょう。■1:両腕(6kg)・・・腕を机の上か椅子の肘置きで支える腕の重みは片腕で全体重の6%です。体重が50kgなら、腕1本あたり3kgということになります。これを支え続ける筋肉の負担は大変なもの。片腕にそれぞれ3kgずつのダンベルを持ち続けることを考えると、その重みが想像できるのではないでしょうか。ためしに、腕が完全に机から浮いた状態でパソコンのキーボードを打ってみてください。首や肩まわりの筋肉に負担がかかることがわかるかと思います。また、同じように腕を浮かせた状態でも、両肩が内側に入っている猫背の姿勢のときと、胸をはった状態のときで、筋肉にかかる負担が変わります。椅子に肘置きがついていれば、そこに腕を置いて、負担を減らすようにしましょう。なければ、机の上に置くようにします。キーボードの手前に10~15cmほどのスペースをとるようにし、そこに手を置くことで、腕の重さを机に預けることができます。■2:両脚(12.5kg)・・・足裏をしっかりと地面につけて支える脚の重みは片脚で全体重の12.5%です。たとえば体重が50kgだとすると、脚1本あたりの重さは6.25kgです。オフィスの机は高さが変えられないことがほとんど。大抵の場合、机に合わせて椅子の高さを調節することになります。そのため、とくに女性は座ったときにかかとが床から浮いてしまう人が多くなります。足裏全体が床にきちんとついていないと、体重を坐骨で支えることになり、椎間板の負担が大きくなる可能性があります。さらに、座面に太ももの下の血管が圧迫されて血行が悪くなり、足先の冷えなどにつながることもあるでしょう。足裏が浮いているようであれば、足下に足置きを用意すると、負担を減らすことができます。膝が股関節よりもわずかに高くなるくらいを目安に調整しましょう。■3:頭(4kg)・・・あごをひいて奥歯の力をゆるめる気がついたら、身を乗り出すようにしてパソコンの画面を凝視していた、なんてことはありませんか?頭の重みは全体重の8%。体重が50kgであれば4kgです。首の上に9ポンドのボーリングの玉を乗せているところを想像してみてください。しかも、頭が前に2.5cm出るごとに、首まわりの筋肉への負担は4kg増えるとされています。身体への負担を一番少なくするには、真横から見たときに、鉛直線上に肩の先(肩峰)と耳の穴がそろうように頭の位置を調整することです。そして、軽くあごをひき、奥歯の力をゆるめましょう。がんばり屋さんほど、歯をくいしばっているもの。ちなみに、力いっぱい歯を噛みしめたときには、80~100kgの力がかかるといわれます。日常生活のなかでそこまで強く噛みしめることはないとしても、気がついたときあごの力をゆるめるだけでも、首まわりの筋肉の緊張が減り、肩こりの予防にもつながります。*身体に負担の少ない姿勢を常に心がけることで、疲れ具合も変わります。仕事の合間に適度に身体を動かしつつ、デスクワークでの身体への負担を最小限におさえていきましょう。(文/ヨガインストラクター・松山史恵)【参考】※小川鑛一(2008)『イラストで学ぶ看護人間工学』東京電機大学出版局※伊藤和磨(2003)『アゴを引けば身体が変わる 腰痛・肩こり・頭痛が消える大人の体育』光文社※高橋長雄(1989)『からだの地図帳』講談社
2015年10月27日秋から冬にかけて、乾燥が気になる時期です。『朝時間.jp』がモニター654名を対象に行ったアンケートによると、普段のスキンケアに不満を抱えている女性は95 %以上。そのうち、大半が抱えている悩みが「乾燥」だったそうです。お肌の乾燥を防ぐための有効成分として、注目を集めているのが「サクラン」。サクランには、ヒアルロン酸の3倍の保湿力があるとされています。■絶滅寸前のスイゼンジノリから発見された希少な天然成分サクランはスイゼンジノリから抽出される天然成分です。スイゼンジノリは九州の限られた地域でのみ育つ高級食材で、江戸時代には将軍家へ献上されていました。ところが、河川などの環境の変化とともに年々収穫量が減少し、天然種はほぼ絶滅。養殖業も廃業の危機を迎えました。福岡県朝倉市の黄金川では、最盛期に年間約200トンだった収穫量が、約20トンにまで落ち込んだそうです。そんな状況をなんとかしようと、朝倉市の養殖業者は日本全国の研究者にメールではたらきかけました。それに応じたのが、北陸先端科学技術大学院大学の金子麻衣子さん。研究の結果、2006年にスイゼンジノリからサクランという成分が発見されました。■純水で自分の重さの約6,000倍もの水を吸収する保水力サクランの特徴は、なんといってもその保水力。純粋で自分の重さの約6,000倍の水を吸収することができます。化粧品に使われる保湿剤として、普段よく耳にするものにヒアルロン酸がありますが、サクランはヒアルロン酸にくらべて、純水では約6倍、塩水では約10倍の保水性を示します。また、サクランには“粘性が高い”という特徴があります。サクランは1%濃度でキサンタンガムの4倍、ヒアルロン酸の80倍の粘性を示します。さらに、サクランがもつ珍しい性質として、「逆チキソトロピー」があります。これは触れた瞬間に粘度が上昇するという珍しいもの。この性質が、肌にのせたときのしっかりしたつけ心地のもとになります。それらに加えて、サクランは非常に分子量が多いという特徴があります。とても緻密な膜を形成し、肌の上で網目のようなバリアを作って、皮膚の内部から蒸散される水分を吸着。薄い水の皮膜層を形成することで、皮膚細胞を外部刺激やアレルゲンから守ることができると考えられているのです。■いまサクランは化粧品や医療の分野で活用されつつあるサクランの有効性は認められながらも、スイゼンジノリは絶滅危惧種ということもあって、大手企業はこの成分を活用した商品開発になかなか乗り出しませんでした。現在、このサクランを化粧品に活用している会社のひとつである株式会社ゼノシスの江頭さんは、開発の経緯について次のように語ります。「保湿力と浸透力を実現できる成分を探し求め、驚くべき保水力と保湿力を持つ天然成分のサクランにたどり着きました。保湿力が高すぎると浸透せずにベタついたり、浸透力が高すぎるとすぐに乾燥して潤いがたりなかったり、保湿力と浸透力を実現する配合バランスはかなり難しかったです」保水力が高いのがサクランの魅力のひとつですが、ほんの微量な配分の加減でボタっとした粘度感が出てしまうこともあり、開発には苦労も多かったそうです。同社は試行錯誤の末に、サクランを使用したオールインワンジェルという形で、すっと肌になじみつつも、しっかりと潤う浸透力と保湿力を実現。サクランの長所を最大限に引き出すことに成功しました。化粧品として商品化している会社はまだ少ないですが、今後サクランはお肌の保湿の強い味方になりそうです。また、サクランを塗布することでアトピー性皮膚炎の症状が緩和されたという実験結果も出ており、今後、医療の分野でも活用されていくかもしれません。乾燥対策は日々のスキンケアから。含まれている成分にも注目しつつ、自分に合った方法を取り入れて、乾燥しやすい季節を乗り切っていきましょう。(文/ヨガインストラクター・松山史恵)【取材協力】※江頭令子・・・株式会社VOYAGE GROUP広報・IR室長、株式会社ゼノシス取締役。2015年より、通販化粧品の企画・開発・販売を行う新規事業に抜擢され、株式会社ゼノシスの取締役として新コスメブランド『ViTAKT』を手がける。大学在学中から株式会社VOYAGE GROUPにて広報として携わっており、現在約15社の全グループ広報を1人で兼務。結婚を機に家事の楽しさにも目覚め、Facebookやブログメディア『AOL炊飯部』にて、日々朝食写真を投稿中。【参考】※95%がスキンケアに悩みあり、一番の悩みは乾燥。手間暇かけたスキンケアも満足度わずか5%-VOYAGE GROUP※朝倉スイゼンジノリ寛政5年創業、老舗養殖17代目の訴えは届くか(前)-NET IB NEWS※サクランとは-グリーンサイエンス・マテリアル株式会社※化粧品原料としてのサクランの機能性-北陸先端科学技術大学院大学
2015年10月15日汗をかきやすい部分といえば、どこを思い浮かべますか?制汗スプレーのCMなどでもおなじみの脇の下?緊張したときにじっとりと汗のにじむ手のひら?それらに負けず劣らず、たくさんの汗をかいているのが足の裏です。足の裏には、汗腺(エクリン腺)が密集しています。このエクリン腺と呼ばれる汗腺は、ほぼ全身に分布しており、日本人の場合は200~500万個あります。これが、足裏には1平方センチメートルあたり約300個あるというのです。■足はコップ1杯分の汗をかく!平均的な日本人女性の足のサイズ(足長23.5cm、足幅9.7cm)にあてはめて概算すると、片足裏だけで、約68,000個、両足裏で約136,000個のエクリン腺がある計算になります。このように汗腺が密集している足裏から分泌される汗の量は、両足で1日にコップ1杯分(約200ml)といわれます。1日にかく汗は全身で通常約500ml、多いときで数千mlと考えると相応の量ですね。そして、とくに冬場はその汗が“足の冷え”につながることも。たとえば、ストッキングにパンプスを履いている場合、ストッキングは化学繊維なので、汗を吸ってくれません。そのため汗は行き場を失い、足先の体温を奪っていきます。とはいえ、ストッキングを履かないわけにはいかないという人も多いはず。そこで、余計な汗をかかないようにしつつ、かいてしまった汗を上手に逃がせるようにするための方法を3つ紹介します。■汗を上手に逃がす3つの方法(1)足のサイズをきちんと計測して自分に合った靴を履く自分の足のサイズを正確に把握していますか?足のサイズには、つま先からかかとまでの長さに加え、足の横幅、足囲といった要素もあります。それらを店舗で正確に計測してもらい、自分の足にぴったりの靴を選びましょう。サイズの合わない靴を無理して履いていると、サイズが大きすぎても小さすぎても足にストレスがかかり、汗が増えるといわれています。(2)本革など、水分を吸い取って外に逃がしてくれる素材を選ぶ汗をかいたことで靴の中の湿度は90%近くまで上がるといいます。とはいえ、汗をかくこと自体を完全に止めることはできません。そのため、靴を選ぶときには、発生した湿気を外に逃がしてくれるような素材のものを選びましょう。合皮の靴は通気性が悪い上に、熱も逃がしにくいもの。本革のように素材自体が呼吸するものを選ぶことで、靴の中にこもる湿気を減らすことができます。(3)靴は2足以上をローテーションする通気性のよい素材を選んでも、足裏から出た汗は靴に吸収されていきます。1日履いた靴は、一晩では湿気が抜けきらないものです。2足以上をローテーションすることで、靴をきちんと湿気がとれた状態に戻しましょう。吸水性のある中敷を入れておくというのも、ひとつの手です。帰宅後に、汗を吸収した中敷を抜いて、洗ったり乾かしたりすることができるからです。足の裏から出る汗は、足の冷えだけでなく、不快な臭いの原因にもなります。余計な汗をかかないように気をつけ、かいてしまった汗は靴の外に逃がすようにすることで、秋冬のシーズンを快適に乗り切りましょう。(文/ヨガインストラクター・松山史恵)【参考】※高橋長雄(1989)『からだの地図帳』講談社※高橋長雄(2011)『小事典からだの手帖<新装版>』講談社※足のニオイについて-健康キレイナビ
2015年10月03日夏から秋へと向かう季節の変わり目に、風邪をひいている方も多いでしょう。『かぜの科学もっとも身近な病の生態』(ジェニファー・アッカーマン著、鍛原多惠子訳、早川書房)によれば、人は一生で平均200回風邪をひくのだとか。風邪をひくと、仕事を休んで病院に行かなければならなくなったり、薬を飲んで家で安静にしていなければならなくなったり、それなりの犠牲を払わなければならなくなります。アメリカの場合、風邪による経済損失は600億ドルにのぼると推定されているそうです。経済損失以前に、しんどい思いをしなければならないような風邪は、できれば避けたいものですよね。ここでは同書のなかから、風邪を遠ざける習慣を3つピックアップしてご紹介します。■1:ほどほどに運動する※ただし、90分以上の激しい運動は風邪をひきやすくなる同書によれば、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を毎日30~60分する人は、運動しない人よりも風邪をひきにくく、症状が出る期間も短いといいます。とくに、この傾向は秋に顕著。運動する人の風邪の罹患率は運動しない人に比べて30%低いのだとか。ただ、注意すべきなのは、“ほどほど”の運動だということ。1回の運動が90分以上の場合は、逆に感染率を増やす可能性が示唆されています。■2:人間関係の輪を広げる多くの人と交流すれば、そのぶん風邪をひく可能性も高くなりそうに思えます。ところが心理学者のシェルドン・コーエン氏の研究によると、対人関係が1~3種類の人は、6種類以上の人に比べて風邪をひく回数が4倍になるそう。対人関係の種類というのは、その人が果たす社会的役割の数のこと。社会的役割を多く果たしている人は、風邪をひきにくいことに加え、実際にウイルスに感染したときにまき散らすウイルス量も少ないといいます。■3:十分な睡眠をとるこれは、誰しも納得できるでしょう。睡眠不足で身体が弱っているときに風邪をひいたという経験のある人も多いはず。具体的な数字を挙げると、睡眠時間が毎晩7時間より短い人は、7時間以上寝る人よりも風邪をひく確率が3倍高いことが、前述のコーエン氏の研究で明らかになっています。睡眠時間の長短は個人差もあるので、なんともいえない部分もありますが、実は、もっと重要なのは睡眠の質。眠れない時間が睡眠時間全体の2~8%あっただけで、風邪の罹患率はぐっすり眠った人の5倍になるといいます。夜中にちょっとした物音で何度も目がさめてしまうような人は、風邪にかかりやすくなるということです。油断すると忍び寄ってくる風邪。感染の源となるのは、風邪にかかった人の鼻からの分泌物に含まれるウイルス粒子です。侵入する入り口となるのは、鼻や眼。うかつに眼をこすったり、鼻をさわったりしないように注意しつつ、今回紹介した3つの習慣をふだんから意識してみてはいかがでしょうか。(文/松山史恵)【参考】※ジェニファー・アッカーマン(2014)『風邪の科学もっとも身近な病の生態』早川書房
2015年09月25日『家族ゲーム』『間宮兄弟』など、数々の名作を手掛けた森田芳光監督の、劇場デビュー作のその後を描く『の・ようなもの のようなもの』。このほど、主演の松山ケンイチが落語を披露する姿や、北川景子を始め森田組ゆかりの豪華キャストが続々登場する、本作の予告映像が到着した。1981年の長編映画監督デビュー以来、他に類を見ないひらめきに満ちた作品を世に送り出し続けた森田監督。2011年に惜しくもこの世を去った森田監督が一貫して追求した 「人間ってやっぱり面白い!」というテーマを踏襲し、長年、森田組で助監督を務めた杉山泰一がメガホンを取って創り出すのは、“何者にもなりきれないものたち”の笑いと涙にあふれた物語。生真面目でさえない落語家・出船亭志ん田(松山ケンイチ)と、師匠の娘であるヒロイン・夕美(北川景子)、かつて一門にいた兄弟子(伊藤克信)など、人間味あふれる人々の、不器用ながらも懸命に生きる姿が、ふんわりとあたたかく描かれている。今回到着した予告編では、松山さん演じる主人公・出船亭志ん田が高座で落語を披露!…するのだが、その評判は散々なもの。師匠の命令で一門に復帰させるべく見つけ出した兄弟子の志ん魚には、まるでその気がなく、想いを寄せる夕美からの反応も芳しくない、といった踏んだり蹴ったりの状態だ。コミカルな音楽に乗せ次々と登場するのは、かつて『の・ようなもの』に出演した尾藤イサオ、でんでんを始めとした森田監督にゆかりのある名優たち。野村宏伸、鈴木亮平、ピエール瀧、佐々木蔵之介、塚地武雅、宮川一朗太、鈴木京香、仲村トオル、笹野高史、内海桂子、三田佳子など、超豪華キャストが大集結し、いずれも“まさか”の役どころで登場するというが…。「人生迷ったら、楽しい方へ。」というキャッチコピーのとおり、天国の森田監督も笑って見守ってくれそうな、新しい「青春映画」に仕上がった本作。35年前の『の・ようなもの』と同じ尾藤さんによる主題歌「シー・ユー・アゲイン雰囲気」も彩る、オマージュを超えた監督への想いと映画愛たっぷりの本作の雰囲気を、まずはこちらの映像から味わってみて。『の・ようなもの のようなもの』は、2016年1月16日(土)新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月25日仕事のあとに肩がずっしり重くなって一気に疲れを感じたこと、あるいはマッサージに行ったら「石のように硬くなっていますね」などといわれたこと、ありませんか?平成25年の国民生活基礎調査によれば、病気やけがの自覚症状のうち、女性に一番多いのは「肩こり」です。もともと骨格の特徴から、女性の方が男性よりも肩がこりやすいといわれますが、子どもを抱っこする時間の長い子育て中のママたちにも、肩こりに悩まされている女性は多いのです。世の中には多くの肩こり解消術があふれていますが、今回は、肩とは直接関係ないような、ちょっとしたコツを3つご紹介します。これなら、道具も使わないですし、その場を一歩も動く必要もありません。簡単にできる日々の習慣で、肩のこりにくい身体をつくっていきましょう。■1:歯を食いしばらない別に歯なんて食いしばってないし、と思った方もいるかもしれませんが、ちょっと待って!もしいま、上の歯と下の歯が触れ合っているようだったら、要注意です。本来、上の歯と下の歯の間には2mm程度のすき間があるのが正常な状態なのです。一度口をぽかんと開けたあと、唇だけをそっと閉じるようにすると、いかに自分があごの筋肉を使っていたかを実感していただけるかと思います。あごの筋肉の緊張が解けると、首のまわりが楽になったり、肩の力が抜けたりするかもしれません。ふと気づいたときに、この方法であごの力を抜くだけで、肩がこるのを予防することができるようになります。■2:.指の力を“本当に”抜く指の力を抜いた状態の自分の手を観察してみてください。もし、キーボードの上に手を置いているときのように、指が曲がった状態だったとしたら、さっそく指のストレッチを試してみましょう。<手順>(1)胸の前で手を合わせます。(2)右の指で左の指を押していきます。気持ちよく伸びを感じる範囲で行います。反対側も同様に。指先から手首、腕の方まで気持ちよく伸びていくのを感じられることでしょう。指先の緊張は、腕を伝っていき肩こりにつながります。遠まわりのようですが、このように手先から緊張をほぐしていくことも大切です。■3:「20・20・20ルール」で目を休めるパソコンでの作業中は、どうしても息をつめて画面を凝視してしまいがち。目の疲れを予防するには、20分ごとに、20フィート(約6メートル)先を、20秒間眺めるというのがよいといわれます。画面を凝視しているときの目の筋肉の緊張は、後頭部や首の後ろの筋肉に伝わっていき、肩こりの原因になります。20分ごとに目を休めるのと同時に、あごに力が入っていないかを確認したり、指のストレッチをしたりしてみてもいいかもしれません。どれもデスクに座ったまま、一歩も動かずに簡単にできるものばかりです。もし思い当たる節があったら、ぜひ試してみてください。(文/松山史恵)【参考】※平成25年の国民生活基礎調査-厚生労働省
2015年09月02日13日にスタートするWOWOWの連続ドラマW『ふたがしら』(毎週土曜 22:00~)の完成披露試写会が11日、東京・東京国際フォーラムで行われ、キャストの松山ケンイチ、早乙女太一、菜々緒と入江悠監督が出席した。オノ・ナツメの漫画を実写化した本作は、盗賊たちの策略と騙し合いを描く時代劇。盗賊一味"赤目"として盗みを働く、豪放な性格の弁蔵(松山)とクールな色男の宗次(早乙女)。ある日、敬愛する頭が急逝し、2人は旅立つ決意をする――というストーリー。NHK大河ドラマ『平清盛』以来、約3年ぶりに連続ドラマ主演を果たした松山は、「やりたいと思ってから、1年も経たないうちに作品になって幸せ。僕自身、時代劇の素晴らしさを実感したので、たくさんの人に見て欲しい」と胸を張ってアピール。また、コンビを組んだ早乙女に対し、「時代劇のプロフェッショナルなので、心強い味方だった」と感謝した松山だったが、「誕生日に太一くんに水をかけられるシーンがあって。30年間でふぬけてしまった自分の目を覚ましてくれるようなかけっぷりだった。本当に水をかけるのが上手だね!」と暴露した。一方、頭の妻・おこんを演じた菜々緒は、初の時代劇出演ながら入浴シーンも披露しており、「初めてづくしで刺激的な毎日でした」とにっこり。頭の跡目を継ぐ甚三郎を演じた成宮寛貴とは、ラブシーンもあり、「本番でいきなり口の中に指を入れられて……。『ワーッ!』って思ったけどカットがかからないから続けました」と告白すると、松山は、「確かにすごかった~」とニヤけ顔。そんな松山は、「まだ始まってないけど、続編を作りたい」と意気込むと、早乙女は、「続編を作るなら"クールな色男"っていうキャッチコピーを外して」と吐露して笑いを誘っていた。
2015年06月12日