第2章に突入した『初恋の悪魔』(日本テレビ系)。物語が大きく動き出す第6話が、2022年8月20日に放送されます。これまで自分の中にもう1人の知らない人格がいるのではないかと疑っていた星砂(松岡茉優)。第6話では、星砂の『もう1人の人格』に関する謎が徐々に明らかになっていきます。星砂のもう1人の人格をめぐる謎偶然、街で星砂に出会った鈴之助。しかし、その時の星砂は、もう1人の人格であり、当然ながら、まるで自分のことを知らない様子に鈴之介は戸惑うしかありませんでした。後日、星砂について悠日(仲野太賀)から相談を受けるも、何もいえずにいた鈴之助。一方、雪松(伊藤英明)は、星砂の身辺を詳しく調べていました。鈴之介と、もうひとつの人格となった星砂(松岡茉優)が偶然、東京で会った。星砂は鈴之介のことをまるで知らない様子だが、自分の名前を知っていた鈴之介に興味を示す。戸惑いを隠せない鈴之介を、星砂は、自分が寝泊まりしているネットカフェに連れて行く。一方、雪松(伊藤英明)は、星砂の身辺を詳しく調べていた。その後、鈴之介の家を訪れた星砂は、少しずつ心許し始めた鈴之介に自分の過去を語り始める。16歳で家出して東京に出たこと。そこで出会ったリサ(満島ひかり)という女性に救われたこと。そして更に、そのリサが、悠日の兄・朝陽(毎熊克哉)が殉職したとされる事件に深く関わっていたことを。物語の中に散りばめられた謎が、徐々に1つの『答え』に向かって動いていく『初恋の悪魔』第6話。キーマンであるリサとは一体、そして朝陽の殉職にどう関わっているのか…物語は、新たな局面を迎えます。[文・構成/grape編集部]
2022年08月19日映画『ヘルドッグス』(9月16日公開)のジャパンプレミアイベントが16日に豊洲PITで行われ、岡田准一、坂口健太郎、松岡茉優、MIYAVI、北村一輝、大竹しのぶ、原田眞人監督が来場した。深町秋生による小説『ヘルドッグス 地獄の犬たち』を実写化した本作は、闇に落ちた元警官・兼高昭吾(岡田)がヤクザ組織に潜入、組織内でも手がつけられない男・室岡秀喜(坂口健太郎)とバディを組み、正義も感情も捨て腕っぷし一つでのし上がっていくさまをハイテンションで描き出すクライムエンターテインメント。この日の会場前に敷き詰められたレッドカーペットにハマー・リムジンで乗り付けたキャスト陣。モノトーンの衣装に身を包んだ彼らは、レッドカーペットをさっそうと歩き、会場を華やかな雰囲気に包み込んだ。そしてその足で会場内に入り、舞台挨拶を実施。「この映画は挑発的で挑戦的で。ちょっと好き嫌いが分かれる映画かもしれません」と切り出した岡田は、「でもこういう映画を原田監督が一緒にやろうよと言ってくださって。挑戦的な映画という意味では、僕の新しい役者人生の1ページをここで踏ませていただけるんだなと。そう感じながら演じていました」と晴れやかな表情を見せた。続く坂口が「すざましいものができたなと、初めて観た時にそう思いました」と語ると、「撮影をしている日々はものすごく濃い。いろんな感情が充満したような日々を送っていて。一日一日を振り絞って生きていたら、いつの間にか撮影が終わっていたような。本当に怒濤の撮影現場でした。その爆発力だったり、エネルギーだったりが映像の中に強烈に残されていると思うので、ぜひ受け止めていただけたら」とコメント。さらに原田監督も「『燃えよ剣』の時も完成披露イベントはやったんですが、その時はお客さんは誰もいなかったんですよね。だからこうやって皆さんの顔を見ながらごあいさつができるというのはしあわせです」としみじみした様子で付け加えた。「岡田くんはこう見えて俳優の皮をかぶった武術家ですから」というMIYAVIの証言によると、撮影現場では岡田が坂口に腹筋などのトレーニングを指導している姿があったという。その言葉に「僕は(俳優事務所の)トライストーン所属の人には筋トレをさせると決めているんです。田中圭くんとか」と冗談めかした岡田。坂口も「劇中に身体が見えるカットがあって。いちおう自分は強い役だし、きゃしゃだと説得力がないと思って。ひとりで腕立てをしていたら、それは違うと言われて。(指導を受けながら)ずっとやっていましたね」と振り返った。そんな坂口との撮影を振り返った岡田は「素敵だったんですよね。とにかくバランス良く現場にいるんです」と述懐。さらに「役者さんのお芝居をやる脳と、アクションをやる脳というのはバラバラなんです。お芝居は本当にまわりのことを考えずに、ワガママにやった方が良くて。逆にアクションはワガママにやるとまわりにケガをさせてしまったり、自分がケガをしたり。そして画面の効果が狙えなかったりもするので、実はけっこう冷静じゃなきゃいけないんです」とアクション映画におけるメンタル的な側面を解説すると、「でも坂口くんは本当にバランス良くいろんな方向にいけるという。僕もアクションをやるか、芝居をやるか。どっち脳でやるかというのは永遠のテーマなんですけど、それをさらっとやってしまうというのはうらやましかったですね」と最上級の言葉で坂口を褒めたたえる。そしてそれを聞いていた坂口はしみじみと「うれしいですねぇ……」とコメント。その様子に岡田も「めっちゃかみ締めるね」と笑いながら返した。
2022年08月16日岡田准一が8月16日、都内で行われた主演作『ヘルドッグス』の完成披露イベントに、共演する共演する坂口健太郎、松岡茉優、MIYAVI、北村一輝、大竹しのぶ、原田眞人監督とともに出席した。岡田と原田監督が『関ヶ原』『燃えよ剣』に続き3度目のタッグ。岡田は「僕の新しい人生の1ページを踏ませてもらえると感じた」と本作に込めた熱き思いを吐露していた。原作は深町秋生によるハードボイルド小説。トラウマを抱え“闇落ち”した元警官・兼高昭吾(岡田)と、心の奥底に深い闇を抱える“サイコパス”暴力団員の室岡秀喜(坂口)が、警察組織によって最強の“狂犬バディ”に仕立て上げられ、関東最大のヤクザ組織への潜入という危険なミッションに挑む。これまでにないダークな役どころの岡田は「挑戦的で挑発的」と力強くアピールし、「男同士がどこか触れちゃいけない場所を触れ合っているような、つながりを感じる映画。愛ですね、テーマは」と熱弁した。また、原田監督が本作を“ジャパニーズ・ノワール”として位置づけていたと明かし、「これまでのヤクザ映画とは違う、『ヤクザ映画をセクシーに撮りあげる』ということで、自分自身もセクシーって何だろうと考えた」と役作りを振り返る場面も。近年の出演作と同様に、「アクションの構築もやらせていただいた」そうで、原田監督は「今回も鬼軍曹的存在だった」と“師範”岡田の素顔を語った。死刑囚の息子という境遇ゆえに、ヤクザ組織内部でも手が付けられない制御不能な存在。そんな難役に挑んだ坂口は「すさまじいものができたなと。振り絞っていたら、終わっていた。そんな濃くて、いろんな感情が充満したエネルギーが炸裂している」と、怒涛の撮影を熱っぽく回想。自身がアクションに挑む撮影では、岡田がモニターチェックをしていたそうで、「岡田さんは『こうすれば、もっとキャラクターの強さや個性が見える』と教えてくださった」。さらに「兄貴と慕っていたので、『今のシーン、良かったよ』と言われると、グッときてしまう自分がいた」としみじみ語っていた。共演陣も「1秒も休ませてくれない」(松岡)、「世界に届けられる作品」(MIYAVI)、「僕の顔より濃い(笑)映画」(北村)と本作に圧倒された様子。初の原田組に参加した大竹は、「細やかな原田さんの演出についてきたスタッフ全員の力を感じました。集中力もすごく、久しぶりに映画らしい映画に参加できてうれしかった」と話していた。取材・文・写真=内田涼『ヘルドッグス』9月16日(金)公開
2022年08月16日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年7月スタートのテレビドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。私たちはこの奇妙なドラマに足を踏み入れたその時、最終的にどこにたどり着くのかはよく分からないままに切符を買った。どんな景色の旅になるのか、まだ半分も分からないけれども、最終的にこれまでに見たことのない目的地にたどり着くのだという確かな予感はあった。しかし5話を見て怖くなった。果たして乗ったのは列車だと思っていたけれど、もっと過激ななにか、大きならせんを描き、激しく揺れ、時に水しぶきのかかるジェットコースターか何かだったのではないか。4話までの、牧歌的にカタコト揺れていた音は、ジェットコースターの長い長い最初の登り区間だったんじゃないか。同じドラマ、同じ登場人物。ひと繋ぎの同じレールの上で、私たちはいま、どちらが頭で足なのか分からなくなるような急降下と急上昇を味わっている。休職中の刑事の鹿浜鈴之介(林遣都)、警察署の総務担当・馬淵悠日(仲野太賀)、経理担当の小鳥琉夏(柄本佑)、生活安全課の刑事・摘木星砂(松岡茉優)。警察署にいながら組織から少しずつはみ出している4人が織りなす不思議なミステリアス・コメディ『初恋の悪魔』(日本テレビ系土曜22時)。鈴之介は異端としての生きづらさを、悠日は平凡さゆえに下に見られる痛みを、小鳥は片思いの相手に振り向いてもらえない哀しみを、そして星砂は多重人格から来る不安定さにそれぞれ苦悩しながら4人は事件の解決を通して距離を縮めていく。5話、ストーリーはこれまでとはがらりと違う展開になり、鈴之介が暮らしている家に、鈴之介すら知らない地下室があること、その地下室をめぐる隣人・森園(安田顕)とのトラブルを通して鈴之介の過去が描かれる。これまで4人が事件を考察した『自宅捜査会議』では、最初に事件を俯瞰するために事件現場のジオラマを作成する。ジオラマで俯瞰されず表に出ない地下室の存在は、ひどく不穏で薄気味悪い。1年前、この家を鈴之介に譲ったのは椿静枝(山口果林)と名乗る老婦人だった。子供の頃から周囲になじめず、大人になって一層孤独感を深めていく鈴之介の心を唯一解きほぐしてくれたその恩人は、過去にブロック塀の倒壊事故で娘と孫を亡くし、その無念から倒壊事故に関わった人物の監禁事件を起こしていた。自分にとっては人生で唯一の恩人と思っていた人物が実は猟奇犯罪者であることを知って呆然とする鈴之介だが、同時に偏屈で人嫌いな自分と出会うことで静枝が救われたこと、安らかな気持ちで死んでいったことを知り、複雑な思いを噛みしめる。静枝は厭世観(えんせいかん)に沈むかつての鈴之介に語りかける。静枝「世の中を恨む悪魔になっちゃだめ」鈴之介「人間は苦手なんです」静枝「人は人。自分らしくいれば、いつかきっと未来の自分が褒めてくれる。僕を守ってくれてありがとう、って」悪魔というこのドラマのタイトルの半分が初めてここに現れる。自分が救われたと思っていたけれども、実際には自分が相手を救っていた。恋ではないけれども、マイナスとマイナスが掛け算してプラスに転じるような出会いだった。そしてこれは3話の居酒屋のシーンで星砂が悠日に語りかけた「誰かと出会ったとき、それが変わるんだよ。平凡な人を平凡だと思わない人が現れる。異常な人を異常な人だと思わない人が現れる。それが、人と人との出会いの…いい、美しいところなんじゃないか」というセリフにも繋がっていく。初回、医師が多忙すぎて患者が命の選択に晒される、2話、兄弟同士の格差が分断を起こす。3話、年金が足りなくて高齢者が横領に手を染める。物語が静かに浮かび上がらせるのが、この国で淡々と静かに進行しているあらゆる原因の見えづらい病巣だとすれば『悪魔』はその裂け目から生まれてくるものかもしれない。それならば悪魔を寸前で引き留めるもの、悪魔を引き戻すものは何か。ともにマイナスだとしても、マイナスとマイナスでプラスに転じるような出会い、星砂が悠日に語ったカテゴリやラベルにとらわれない会遇が、その鍵になるのだろうと思う。鈴之介の危機を残りの3人の機転で乗りきって、4人の絆はより深まったが、この回のラストで一気に物語は暗転する。悠日の不審死した兄の携帯をめぐって星砂は行方不明になり、もう1つの人格で鈴之介の前に現れて誘惑めいた言動を見せる。そして鈴之介の隣に住む作家の森園が、5年前に起きた監禁ののちに、遺体で発見された少年の殺人事件に関わった弁護士であるということも明らかになる。解決し距離を縮めたその直後、更なる猟奇と分断が螺旋のように加速する。まだ物語は、ようやく点が線になりはじめたばかりだ。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年08月16日「和歌山県の高野山で、TOKIOの松岡昌宏さん(45)を目撃しました。すぐそばにはNEWSの小山慶一郎さん(38)や、関ジャニ∞の大倉忠義さん(37)、KAT-TUNの亀梨和也さん(36)の姿も。テレビ番組の撮影かと思ったのですが、撮影クルーの姿はありませんでしたね」(高野山を訪れていた墓参りの人)7月下旬に、和歌山県内でジャニーズのタレントたちが勢ぞろいしていた。いったい何がーー。「高野山にはジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川さん(享年87)のお墓と、その姉のメリー喜多川さん(享年93)のお墓があるのです。今回はそのお墓参りのために皆さんで行っていたそうですよ」(芸能関係者)松岡が墓参する運びとなった理由を芸能関係者は続ける。「もともと松岡さんはヤンマースタジアム長居で開催された関ジャニ∞のライブを観覧するため大阪を訪れていたそうです。そういったこともあり、墓参を決めたといいます。お墓参りには大倉さんや、亀梨さん、小山さんも行ったのだとか。4人でジャニーさんたちとの思い出話に花を咲かせたのでしょう。松岡さんは両親のような存在であった2人のお墓にジャニーズの仲間たちと一緒に、手を合わせに行けたことを喜んでいたと聞いています」松岡はジャニーさんへ格別の思いがあると音楽関係者は言う。「ジャニーズ事務所に入所してすぐのころに『レッスンしたくない。とにかく今すぐ光GENJIに入りたい!』と言うなど、松岡さんはジャニーさんにいろいろと迷惑をかけたと後悔しているそうです。そしてそんな松岡さんを優しく受け入れて育ててくれたジャニーさんに恩を感じています」今年1月8日に配信されたスポーツ報知のインタビューでも、《彼(ジャニーさん)から『ユー、やりなよ』と言われて、恋い焦がれた芸能界に入って180度人生が変わった。恩人であり、僕の足長おじさん。あの人との出会いが全てで、感謝しかない》と語っていた松岡。“涙の墓参”で松岡は“天国の両親”と何を語り合ったのだろうか――。
2022年08月12日俳優の仲野太賀さんと林遣都さんが主演を務めるテレビドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)が、いよいよ第2章に突入します。物語が新たな展開を迎える第5話では、鈴之介(林遣都)、悠日(仲野太賀)が抱える『謎』にも動きが。それぞれが抱える謎に新たな展開が?森園(安田顕)によって、自身の家の地下室に閉じ込められてしまった鈴之介。閉じ込められている鈴之介は、森園から5年前に起きた、15歳の少年が行方不明となり、まもなく遺体で発見された事件を聞かされます。犯人は逮捕されたものの、森園は、こんな奇妙な家に住む鈴之助こそが真犯人だと考えていたのでした。対する鈴之助は、森園に、この家に住むこととなった経緯を語り始めます。もともと、鈴之助が住んでいる家は、椿静枝(山口果林)という老いた女性から譲り受けたものでした。椿との出会い、それは鈴之介がこれまで誰にも語ったことのない、今の鈴之介を形成する壮大なストーリーがあったのです。一方の悠日(仲野太賀)は、兄の朝陽(毎熊克哉)が残したスマホのロックを解除し、兄の死の謎を解こうとしていました。鈴之介(林遣都)と森園(安田顕)は、鈴之介家の地下に、薄気味悪い監禁部屋を見つける。森園は、隙を突いて鈴之介をそこに閉じ込めてしまう。彼は、鈴之介が5年前に起こった、ある殺人事件の真犯人ではないかと疑う。一方、悠日(仲野太賀)は兄の朝陽(毎熊克哉)が残したスマホのロックを解除し、兄の死の謎を解こうと星砂(松岡茉優)に言う。星砂は『もうひとりの自分』が朝陽の死に関わっているかもしれないと不安を抱く。そのころ、渚(佐久間由衣)は、捜査に行き詰ったとき、いつも解決のヒントが書かれた手紙が届くことを琉夏(柄本佑)に打ち明ける。さらに渚は手紙の主が鈴之介ではないかと思っていると、頬を緩ませながら語るのだった。密かに渚に心を寄せる琉夏は複雑な心境に。そんな中、音信不通になっている鈴之介を心配した悠日と星砂そして琉夏(柄本佑)は、鈴之介の家を訪ねてくる。監禁されている鈴之介は、この家に住むきっかけになった椿静枝という女性との思い出を森園に語り始め…。捜査権のない登場人物たちが、あくまで自主的に事件を推理する『初恋の悪魔』で、4人が見つけ出す『謎』の答えとは。物語の折り返し地点となる第5話は、2022年8月12日、放送です。[文・構成/grape編集部]
2022年08月10日映画『DC がんばれ!スーパーペット』(8月26日公開)で日本語吹替キャストを務める松岡茉優、松尾駿(チョコレートプラネット)、市川ぼたん、梶裕貴が参加している15秒のスポット映像が10日、公開された。本作は、突然スーパーパワーを手に入れた可愛いペットたちの大冒険を描く物語。急にはパワーを操れないちょっとドジなペットの犬、ブタ、カメ、リスたちが、世界征服を狙うあざとかわいい子猫とモルモットたちにさらわれたご主人様を救い出すため、最強の敵に立ち向かう。これまでに、楠大典、高木渉、魏涼子、松岡茉優、松尾駿、市川ぼたん、梶裕貴らキャストが発表されているが、このたび、つい一緒に歌いたくなるノリノリな“レッツ・シング”スポット映像が公開された。「さあ、みんな! レッツ! シング♪」というかけ声をきっかけに、この映像のためにつくられた、スーパーペットを応援するオリジナルソングが流れ、映像は始まる。歌詞と共に、空飛ぶ犬のクリプトにエース、手から電流光線を放つリスのチップスに、大きさ変幻自在のブタさんのPBら、本作の主役であるスーパーペットたちと、最強の敵であるあざと可愛い子猫のウィスカーズが活躍する映像と共に、「イヌは空飛び 無敵にビリビリ!! カメは高速ぶたはボヨヨ~ン!! しっぽマシンガン」というひとりひとり(一匹一匹)のキャラクターに合わせた歌詞がノリノリなメロディーで歌われる。そして「夏はみんなで がん・ばれ!! スーパーペット!!」と、最後は一度聴くとつい口ずさんでしまいたくなるメロディーで、締めくくられる15秒の映像になっている。この映像の歌声には、日本語吹替キャストとして声優を務めた、PB役の松岡茉優、マートン役の松尾駿、ウィスカーズ役の市川ぼたん、チップス役の梶裕貴が、キャラクターの声で参加をしている。「さあ、みんな! レッツ! シング♪」と松岡の掛け声から始まり、「ビリビリ!!」「ボヨヨ~ン!!」「マシンガン」「がん・ばれ!! スーパーペット!!」の合いの手を、松尾・市川・梶の3人がそれぞれキャラクターの声でノリノリで歌い盛り上げている所にも注目だ。(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. TM & (C) DC
2022年08月10日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年7月スタートのテレビドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。「片思いはハラスメントの入り口だ。僕は彼女に片思いという暴力を振るってしまった」小鳥琉夏(柄本佑)は素数を拾い上げるように、自らの言葉と行動の一つ一つを用心深く見つめて検証する。だから、片思いは一種の暴力であると彼は言う。確かに片思いは強烈な熱量を伴うものだけれど、多くの人の人生に訪れるその熱量を、どうすれば想う相手を傷つけずに軟着陸させられるのか。あるいは愛情という名の創造的な感情に転化させられるのか。鹿浜鈴之介(林遣都)の言葉を借りるなら、誰しもがマイナスとマイナスを掛け算してプラスに転じられるような幸運に巡り会うわけではないし、同じく鈴之介のように失恋の予感を静かに内面に閉じ込められるはずもない。対極に見えて実は背中合わせの、片思いから連なる献身と暴力の境界線はどこにあるのか『初恋の悪魔』4話を見ながら考えていた。停職中のエキセントリックな刑事・鈴之介(林遣都)、警察署の総務部に勤める馬淵悠日(仲野太賀)、同じく経理担当の小鳥(柄本佑)、生活安全課の刑事・摘木星砂(松岡茉優)。警察署で仕事をしているが、刑事課の事件には捜査権のないはみだし者の4人があくまで自主的に事件を推理する新感覚のサスペンス・コメディ『初恋の悪魔』(日本テレビ系土曜22時)。毎回発生する様々な事件は横糸、そして物語の縦糸は、3年前に起きた悠日の兄の不審死と、鈴之介の隣に住む奇妙な隣人・森園(安田顕)と鈴之介の関係である。4話の事件は、マナーやルールを守れない人物を矢で射て制裁を加え、犯人がその様子を配信して警察を挑発するという劇場型犯罪。片思いの相手である渚(佐久間由衣)が事件に絡んで負傷したことで、小鳥は怒りに駆られ、なんとしても犯人を捕まえようと躍起になる。しかし鈴之介は推理をする一方で、そんな小鳥の情熱も、犯人を捕まえようとする自分達の推理も一方的なもので、安っぽい正義感に捕らわれた今回の犯人と本質は同じものだと語り、徒労感を滲ませる。思えばこれまでも事件の解決に解放感はなく、いつも苦い。解決後の犯人のその後も殆ど描かれず、事件はあくまでも物語の一部、ピースのひとつに見える。物語の中で、事件は4人が自分の内面を見つめたり、開放したり、関係を結びなおすための『装置』である。そして今回の事件は、どんなに本人が正しく思っても、相手を見ない一方的な感情の発露は暴力であるという現実を浮かび上がらせる。一度は鈴之介の言葉に腹を立てて出て行った小鳥が、事件の結末を見届けて、やがて「しばらく頭を冷やす」とメールで詫びてきたのは、苦さの中での救いに見えた。そんな小鳥の片思いをめぐるほろ苦い顛末の中で、悠日と星砂は次第に距離を縮めていく。星砂は、自分の中にあるもう一つの人格の存在(彼女はその人格を『ヘビ女』と呼んでいる)で、常に不安に苛まれている。覚えのないものを買っている、覚えのない誰かとトラブルになっている、覚えのない怪我をする。しかし彼女の不安の本質は、そういう日常のトラブル以上に、より根源的な、自分の存在そのものに対する不安定さである。実は追随者なのはヘビ女の方ではなくて、自分の方なのではないか。その不安を彼女は荘子の説話『胡蝶の夢』になぞらえる。蝶になる夢を見た。しかし蝶もまた確かに自分だった。逆に蝶の夢を見ている自分の存在が夢なのではないか(これは鈴之介が口にする『マーヤーのヴェール』と並列する概念だと思う)。二重人格といえばひどく特殊な状況に感じるけれども、半歩引いて、例えばSNSで見せている自分と実生活の自分の乖離や、自分でコントロールできないほどに傷ついたメンタルの話だと考えたら、星砂のそれは私たちにとっても身近な感情に思える。そんな不安におびえる星砂を抱きしめて、悠日は語りかける。「僕が好きなのは、トマトが嫌いでエビフライが好きな人です。僕が、あなたを知っています。僕が知っている限り、あなたはいなくなりません。困ったら僕を見て下さい。僕が『あなたはあなた』だって言います。大丈夫。絶対いなくなりません。僕が知ってますから」相手に何かを『する』、あるいは『してあげたい』ではなく、「ちゃんと覚えています」と誓う悠日の言葉は、少し離れた距離から背中だけで、悠日が兄に語りかける電話を聞いていた星砂の姿にも重なる。この2人は、人に対する誠実さや優しさが似ているのだと思う。今ここで一つ一つ覚えていく自分の記憶の中の、大切な人の姿は何にも左右されないし、誰からも奪われない。それは片思いの一方的なベクトルが、暴力的でない何か、きっと愛と呼べるものに転化する瞬間なのだろう。嵐の夜、荒波をゆく船を導くコンパスのような言葉だと思った。前半の4話を終了して、まだ謎は点在したまま、うっすらと繋がりが見えるか見えないかの程度だ。4人の関係がこの先どのように変化していくのか、悠日の兄の死の謎、鈴之介の家と隣人に潜む謎は繋がっていくのか。多くの謎と、見守る私たちの気持ちを強烈に引きずったまま、物語は中盤に入る。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年08月09日林遣都と仲野太賀がW主演、松岡茉優、柄本佑が共演する日本テレビ系・土曜ドラマ「初恋の悪魔」から、Huluオリジナルストーリーが配信されることが決定。また、第4話のダイジェスト映像も公開された。それぞれワケありの警察署勤務の4人、ヘマをして停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介(林遣都)、総務課職員・馬淵悠日(仲野太賀)、生活安全課の刑事・摘木星砂(松岡茉優)、会計課職員・小鳥琉夏(柄本佑)、この捜査権のない4人が事件解決に乗り出すミステリアスコメディー。脚本家・坂元裕二の世界観であるテンポがよく、繊細、軽妙かつ重厚で、思わず引きこまれてしまうセリフの掛け合いが展開されていく。この度、第4話の見どころをまとめたダイジェスト動画が公開、物語は大きな謎に向かっていよいよ目が離せない展開に。第5話への期待が高まっている。Huluではオリジナルストーリーを配信。初回は第6話(8月20日)の放送終了後より配信開始、詳細は後日発表予定となっている。第5話あらすじ鈴之介(林遣都)は森園(安田顕)とともに、廊下の突き当りにあった開かずの扉を開く。そこには地下に続く階段があり、その先には地下室があった。薄気味の悪いその地下室は明らかに誰かが監禁されていた痕跡があり、さらに驚く2人。そんな隙、森園は地下室の扉を突然閉め、鈴之介だけを地下室に閉じ込めてしまう。一方、悠日(仲野太賀)は兄の朝陽(毎熊克哉)が残したスマホのロックを解除し、朝陽の死の謎を解きたいと星砂(松岡茉優)に言う。星砂は“もうひとりの自分”が朝陽の死に関わっている証拠が出てくるかもしれないと不安を抱く。閉じ込められている鈴之介は、森園から過去に起きたある殺人事件について聞かされる。5年前、15歳の少年が行方不明となり、まもなく遺体で発見された。犯人は逮捕されたものの、森園は真犯人がほかにいると考えていた。そしてこんな奇妙な家に住む鈴之介こそが、その真犯人ではないかと疑ったのだった。鈴之介は、「ここは僕の家に違いないが、僕の家ではない」と告げるが、森園は「意味が分からない」と取り合わない。そのころ、渚(佐久間由衣)は捜査に行き詰ったとき、いつも解決のヒントが書かれた手紙が届くことを琉夏(柄本佑)に打ち明ける。さらに渚は手紙の主が鈴之介ではないかと思っていると、頬を緩ませながら語るのだった。密かに渚に心を寄せる琉夏は複雑な心境に。一方、鈴之介は森園に、この家に住むこととなった経緯を語り始める。この家は椿静枝(山口果林)という老いた女性から譲り受けたのだった。椿との出会い、それは鈴之介がこれまで誰にも語ったことのない、現在の鈴之介を形成する壮大なストーリーがあったのだ。また、そのころ、しばらく音信不通になっている鈴之介を心配した悠日と星砂、そして琉夏は、鈴之介の家を訪ねてくる。地下室の存在など知る由もない3人は、鈴之介の部屋から椿の書いたとみられる手記を発見し――。「初恋の悪魔」は毎週土曜日22時~日本テレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2022年08月08日坂元裕二脚本作品「初恋の悪魔」の4話が8月6日オンエア。悠日の星砂への“告白”に感動の声が寄せられる一方、星砂のスニーカーに注目した視聴者からは「人格は二人だけか?」など“第3の人格”の存在を指摘する投稿も相次いで寄せられている。ヘマをして停職処分中の刑事のもとに総務課、生活安全課、会計課の4人が集結。訳ありな彼らが刑事とは違った感性と推理で難事件を解明していくミステリーで、コメディーで、ラブストーリーでもある物語が繰り広げられる本作。大きな洋館に一人暮らしをしている鹿浜鈴之介に林遣都。刑事だった兄・朝陽が3年前殉職した総務課の馬淵悠日に仲野太賀。強気な性格の裏側に正反対な別に人格を持つ生活安全課の摘木星砂に松岡茉優。新人刑事・服部渚に恋してる会計課の小鳥琉夏に柄本佑。朝陽の死の謎を悠日に追わせようとしている雪松鳴人に伊藤英明。何人もの女性が家に出入りする鈴之介の隣人・森園真澄に安田顕。先輩刑事たちに使われがちな新人刑事の服部渚に佐久間由衣。元監察医で3年前、銃撃された星砂を助けた小洗杏月に田中裕子といったキャストが共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。社会のマナーやルールを守らない者が矢で射られてケガをする事件が発生。世界英雄協会を名乗る男から犯行声明動画が配信される。動画で犯人は迷惑をかける人間を排除すると宣言。捜査の過程で渚が犠牲となり負傷する…というのが4話の展開。一方、部屋の鍵を失くし悠日の家に居候している星砂は、“ヘビ女”と呼ばれるもう1つの人格が本来の自分で、向こうからしたら星砂こそが邪魔な存在で、消えて欲しいと思われてるのかもしれないと悠日に不安を吐露。「やっぱり近づきすぎちゃいけなかった」と、悠日と親しくなったことを後悔するような発言を残し、部屋を出ていこうとする。そんな星砂を悠日は優しく抱きしめ「僕が知っている限りあなたは居なくなりません。大丈夫、絶対いなくなりません」と想いを告げる…。「星砂の長台詞からの、悠日のハグ。もう、やられましたね」悠日が星砂の腕掴んでからハグするところとかそれ以降のやりとり、どんな恋愛物よりもきゅんとした」「悠日と星砂が心を通わせるシーンが衝動的なハグやキスじゃなくて、優しい抱擁から言葉を交わしてあたためていくところが物凄く良かった…良いものを見た…」など、このシーンに感動した視聴者からの声が次々とタイムラインに届けられる。一方、冒頭で悠日の部屋に帰宅した星砂はスニーカーを脱ぎっぱなしのままにしていた。その後もスニーカーは脱ぎっぱなしのままだったが、このラストシーンではスニーカーが揃えられていたことから「靴は踵を踏んづけて投げ出して脱ぐ でも…最後のシーンは靴を揃えてた…うん??」「星砂はいつも靴を脱いでも向きを揃えないけど馬淵の部屋から帰ろうとした時には向きが変えられていた=部屋に来た時点ではヘビ女だった、?」といった考察も。さらに踏み込んで「気になるのが星砂ちゃんの人格は二人だけか?」「把握できていない人格はひとつとは限らないよね」「あの別人格星砂さん、ヘビ女なんですかね…更にもうひとりいたりするんですかね?」など、星砂に“第3の人格”が存在するのでは?という声も上がっている。【第5話あらすじ】鈴之介は森園と廊下の突き当りにあった開かずの扉を開く。その先には地下室があり誰かが監禁されていた痕跡が。更に森園は地下室の扉を突然閉め、鈴之介だけ地下室に閉じ込めてしまう。閉じ込められた鈴之介に森園は、5年前、15歳の少年が遺体で発見されたと話す。犯人は逮捕されたが森園は真犯人が他にいると考え、奇妙な家に住む鈴之介こそが真犯人ではないかと疑っていた…。「初恋の悪魔」は毎週土曜22:00~日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年08月07日俳優の仲野太賀さん、林遣都さんが主演を務めるテレビドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の第4話が、2022年8月6日に放送されます。『初恋の悪魔』第4話あらすじ鈴之介(林遣都)の家を訪れた森園(安田顕)が見せた、「この部屋には監視カメラがあります」「この世界にはもう秘密などないということでしょう」と書かれたメモが、視聴者の反響を呼んだ第3話。第4話では、そんな森園がサスペンス小説家であることが明かされるも、森園家には妻と呼ばれる女性以外に、怪しげな女性が複数出入りしており、鈴之介は混乱するばかり。一方、悠日(仲野太賀)と琉夏(柄本佑)は、世界英雄協会を名乗る男を追うべく、奮闘していました。社会のマナーやルールを守らない者が矢で射られる事件が次々と発生。世界英雄協会を名乗る男が犯行声明を出す。刑事課の捜査会議で渚(佐久間由衣)が世界英雄協会の危険性を主張するも、他の刑事たちは取り合おうとしない。その後、世界英雄協会による犯行は続き、いつしか愉快犯となり、犯行声明とともにクイズを出題するように。大量の数字が並んだ暗号を示し、自らのアジトを示唆するのだった。琉夏(柄本佑)は渚に頼まれて、数字クイズ解読に取り組む。渚までが犠牲者となる。悠日と琉夏(柄本佑)は、鈴之介に助けを求めるが…?毎回、視聴者に少しの謎を残して話が終わる『初恋の悪魔』。第4話ではより物語の核を握る謎に近付くのでしょうか…。[文・構成/grape編集部]
2022年08月05日9月16日(金)公開となる『ヘルドッグス』より、岡田准一、坂口健太郎、松岡茉優らが演じる本作のキャラクター6人にスポットを当てたキャラクター映像が公開となった。本作は、主演の岡田と監督・脚本を務めた原田眞人が『関ヶ原』、『燃えよ剣』に続き3作品目のタッグを組み、監督と俳優という関係を超えた信頼感で作品に魂を注入し作り上げた、究極のノンストップ・クライム・エンターテイメント。本作で岡田が演じるのは、腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入し、のし上がる元警官・兼高昭吾。そんな兼高とバディを組む、死刑囚の息子という境遇ゆえに心の奥底に深い闇を抱え、組織内でも誰も手が付けられない室岡秀喜を坂口が演じた。そんな彼らを取り巻くキャラクターも一筋縄ではいかない。松岡が演じるのは、兼高と室岡が所属する東鞘会・神津組のボスの愛人でありながら兼高とも関係を持つグリーンヘアの美女・吉佐恵美裏。北村一輝は東鞘会最高幹部である「東鞘会三羽烏」のひとりで、兼高と室岡のボスとなる任侠100%の人情組長・土岐勉を演じた。さらに東鞘会へ恨みを抱え、マッサージ師として組織内部にも入り込む、潜入捜査員の連絡係・衣笠典子を大竹しのぶが演じ、東鞘会・7代目会長・十朱義孝をアーティストであり俳優のMIYAVIが演じた。この度、この濃厚キャラ6人にスポットを当てたキャラクター映像が公開となった。闇落ちした元警官・兼高は、愛する人が殺される事件を止められなかったというトラウマを抱え、復讐に燃える“狂犬”と化した最狂の男。独自の正義を貫き通す腕っぷしの強さを買われ、警察組織から関東最大のヤクザ組織「東鞘会」への潜入という危険なミッションを強要される。元警官らしく「罪は償ってもらう」と口にはするものの、その凶暴さと強さはヤクザ組織の中でもトップレベルだ。そんな兼高と相性98%を誇るバディとなるのが凶暴かつ食いしん坊で、手に負えないサイコボーイ・室岡。興奮しながら銃を振りかざすイカれた様子を見せる室岡は、死刑囚の息子という境遇を持ち、心の奥底に深い闇を抱える危ない男。組織内でも誰も手が付けられない制御不能な男が唯一、心を許したのが兼高だ。潜入ミッションを遂行する兼高との運命は?「これってやりすぎ?」という言葉を向けられる相手とは?妖艶な魅力を放つのは刺激がお好きなボスの愛人・恵美裏。背中にある美しい鳳凰のタトゥーが印象的な「おだまり」と男たちを一蹴する強気な姿勢と、兼高や室岡にも負けず劣らず、男勝りな生き様を貫く姉御肌な極道の女だ。その反面、優しい笑顔で魅力を振りまく愛嬌もあわせ持ち、東鞘会・神津組のボス、土岐を魅了する愛人という一面も。強かで肝の座った恵美裏は、兼高とも恋仲に?人情と漢気を併せ持つ東鞘会・最高幹部の土岐は、兼高と室岡のボスでもあり、ふたりを高く評価する一本筋の通った昔ながらのヤクザ者。東鞘会のTOPである会長秘書を務める熊沢、武闘派幹部の大前田と共に 「東鞘会三羽烏」の一人として組を支える、道を極めた漢の中の漢だ。そんな危ない奴らを束ね、関東最大のヤクザ組織である東鞘会のトップに君臨するのが戦闘力最強の「東鞘会」会長・十朱。十朱は美しく聡明、華奢に見えても高い戦闘力を誇り、日本のみならずアジアへ勢力を伸ばすという野望を持った、かつてないインテリヤクザだ。「闇の奥は深いぞ」と闇社会を知り尽くした十朱が見据える先にあるものとは?さらに、復讐の冷徹マッサージ師・典子が、東鞘会に潜入する兼高へ、警察からの指示を受け渡す情報伝達係として暗躍する。表の顔は、兼高も常連の凄腕マッサージ師であり、その腕は「東鞘会」最高幹部の大前田からわざわざお声が掛かるほど。しかしその裏の顔は、東鞘会に息子を殺されて以来、復讐の刻を虎視眈々と狙い続ける強き母親。「素性がバレることはないね」と冷静さを欠かさず、猛者たちの動向を鋭い眼差しで監視する。それぞれが様々な思惑を抱え、予想だにしない展開をみせていく本作。ぶっ飛んだキャラクターたちが暴れまわる姿は、観れば観るほどクセになり本編への期待が高まっていく。今回公開となった映像に加え、今後も続々と登場人物たちに焦点を当てたキャラクター映像が公開予定となっている。『ヘルドッグス』9月16日(金)公開
2022年08月04日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年7月スタートのテレビドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。「僕以外の世界中の人は、摘木さんのことが好きなんだろうなって、思うんだよ」どこにもたどり着けない片思いのやるせなさを表現するのに、これ以上簡潔で分かりやすい言葉があるだろうか。恋をしたら、閉じられていた自分の世界が一気に水平線の彼方まで広がる。でも同時に今まで自分を支えていた万能感や自信はぺしゃんこになって、ゴミみたいに感じられる。恋をしたら世界は広がり、同時に小さく縮む。それを一つのセリフで見事に切り取ってしまう、脚本家・坂元裕二のキャリア30年を経て、いまだ最前線の切れ味に脱帽するばかりである。警察署勤務、総務課の馬淵悠日(仲野太賀)、経理担当の小鳥琉夏(柄本佑)、停職中で凶悪犯罪マニアの刑事・鹿浜鈴之介(林遣都)、生活安全課の刑事・摘木星砂(松岡茉優)。主流からどこかはみ出している4人が、あくまで『勝手に』事件を捜査する、風変わりなミステリアス・コメディ『初恋の悪魔』(日本テレビ系土曜22時)。3話目の事件は、とあるスーパーマーケットで繰り返される万引き疑惑である。生活安全課の刑事である星砂は、何度も万引きの現場を目撃して犯人を捕まえるものの、取り調べの段階になると、いつも盗んだはずの商品は見つからない。更に星砂には、時折自分の記憶が飛んで覚えのない行動を取っているという自覚と不安があり、果たして自分が見ている万引きの現場が現実なのかどうか次第に自信を失っていく。一度は星砂への恋心が見込みなしだと知って落胆し、更に万引きなど犯罪のうちに入らないという価値観もあって、推理を拒否する鈴之介だったが、ふとしたきっかけでそれを返上し星砂を手助けすべく4人で推理を始める。1話では小児病棟の少年たち。2話では持てる者と持たざる者としての格差のある兄弟。このドラマで事件を通して描かれてきたのは、弱者であり、マイノリティとして生きる人たちが、ぎりぎりの小さな声で訴える痛みである。2話では、「自分は人を勝たせて生きているから負けてもいいのだ」とお人よしの悠日は言う。しかし、優しさにつけ込む他人から無自覚に踏みつけられる痛みは、少しずつ悠日をむしばんでいる。そこにあるのは、平凡で優しくて、強いからこそ耐えてしまう人間の痛みだった。3話で語られるのは、常にエキセントリックで、傍若無人に見える鈴之介が語る痛みである。普通に人を(この場合を星砂を)好きになればいいのだと善意から諭す悠日に、鈴之介は諦めたようにこう返す。「君は人から気持ち悪いと言われたことはないだろ?馬淵くん。君は、優しい人だけど、そういうことを言ってはいけないよ。普通という言葉に恐れを抱き、おびえてしまう人間は存在するんだ。たとえどんなカテゴリーに入っても、そこでの僕は変わり者なんだ」初恋の悪魔ーより引用あの日、フォークダンスで差し出した手を気持ち悪いと拒否されはしないか怖かった。後で陰口をたたかれてはいないかと不安で怖かった。突然届いた異性からの手紙は、自分をからかおうとしている何かなんじゃないかと怖かった。怖くて近寄れないから、自分にはそれを欲しがる感情はないのだと心に言い聞かせる。孤独が好きなんじゃなくて、傷つくよりは孤独の方がまだましだと思っている。変わり者だから容易に周囲から踏み付けられはしないけど、忌避されてきた青年の人生が、その独白一つで視聴者の眼前にパノラマのように広がる。台詞に加えて、改めて『気持ち悪い男の人生』を体現する林遣都の演技が素晴らしい。もちろん容姿そのものは林遣都なのだから、言うまでもなく美しいのだけれども、怪しい隣人のゴミを漁るべく必死の形相で走る姿も、悠日と小鳥に身なりを整えてもらう間に憮然と立っている姿も、世間のほどほどから明らかに外れた感じが漂っていて可笑しかった。思えば『おっさんずラブ』(2018年テレビ朝日系)の牧を演じた時も、『スカーレット』(2019年NHK)の信作の時も、『姉ちゃんの恋人』(2020年フジテレビ系)の真人も、社会にうまく身の置き場を見つけられない青年を演じるとき、林遣都の演技の精度は更にもう一段上がる。この先の展開でも、坂元脚本の台詞の力を羽根にして、更なる高みに飛ぶのを見られるだろう。楽しみだ。星砂の助けになりたいと、みんなで解決した万引き事件の後味は悪かった。それでも礼を言いたいという星砂の来訪を、鈴之介は「事件を推理したのは自分のエゴであり、エゴに礼はいらない」と拒む。気持ち悪がられるかもしれないと怖れても、これが相手の好意に繋がらないかもしれないと分かっていても、大切な誰かに手を差し伸べたい気持ちをエゴだと割り切って一歩を踏み出す。傷つき、転がりながら生きていく人生だけど、それは救いに違いない。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年08月02日岡田准一、坂口健太郎、松岡茉優らが出演する映画『ヘルドッグス』の魅力を詰め込んだ、1分で分かる特別映像が到着した。今回の映像では、「この波に、この映画に乗れますか?」と闇落ちした元警官・兼高役の岡田さんが語るシーンからスタート。兼高や、坂口さん演じる“イカれたサイコボーイ”室岡をはじめ、濃厚で強烈すぎるキャラクターたちの姿が次々と映し出されていく。また、岡田さんが「なんか、すごいのが出来た。ぶっ飛んだ人達しか出てないです」と語り、坂口さんも「とにかく濃いと思います」と本作で描かれる怒涛の展開とド肝を抜かれる世界観について明かす場面も。さらに、「荒波がきますんで。いきなり襲いかかってくるような映画」とその抗えない映画の勢いに岡田さん自身も圧倒された様子。坂口さんは「すごい勢いと熱量。それに心地よく流されてほしい」とアピールしている。『ヘルドッグス』は9月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヘルドッグス 2022年9月16日より全国にて公開©2022 「ヘルドッグス」製作委員会
2022年08月02日映画『DC がんばれ!スーパーペット』の夏休みファミリー試写会が7月31日に行われ、吹き替えを務める松岡茉優、松尾駿(チョコレートプラネット)、市川ぼたん登壇のイベントも催された。体が伸縮自在のブタさん・PB役の松岡さんは、「アクションシーンが圧巻で、何度も何度もピンチになるのですが、そこを皆さんにも楽しんでもらえたらと思います」と本作の見どころをアピール。超高速で移動するカメのマートン役の松尾さんも「本当に親子で見るにはピッタリの映画ですし、感動もするし、笑えるところもある”スーパームービー”だと思います!」、あざと可愛い子猫のウィスカーズ役の市川さんは「少しドジなスーパーペットたちが助けあって、励ましあい、勇気をもらえる、親子で楽しめる作品」とコメント。またアフレコについては、「PBはパワフルに演じようと思っていたのですが、夢見る乙女を演じて、と監督に言われ、私の中の乙女を引っ張り出しました」(松岡さん)、「カメのおばあちゃんと聞き、年齢も性別も超えていてビックリしました。女性の声を出そうとすると全てIKKOさんになってしまうので、そこに気をつけながら、なんとかやり遂げました」(松尾さん)、「あざとかわいい、けど強いというのが難しかったですが、そこを意識して演じてみました」(市川さん)とこだわりポイントを明かす場面も。一方、子どもからの質問に答える企画もあり、“今回のお仕事で気をつけていたことは何かありますか?”の質問に松岡さんは、「最初にPBがスーパーヒーローのことを熱く語るシーンがあるんですが、私もとあるアイドルが好きで熱くなってしまうので、監督から、オタクが過ぎます、もうちょっと乙女をだす感じで抑えてと言われました(笑)」と回答。次に、“好きなペットはなんですか?”と問われると、「動物はみんなかわいいけど、私は、長く生きるのでカメ飼いたいです」(松岡さん)、「IKKOさんの格好で海外の動物園でロケした時に、まったくウケていなかったのですが、チンパンジーを肩車した時に、カツラをとってくれて、そしたらめちゃくちゃウケてすごい助かったので、助けていただいたチンパンジーを飼いたいです」(松尾さん)、「家で飼っていますし、人懐っこくて、癒やしてくれるので犬です!」(市川さん)と答えていた。最後に松岡さんは、「仲間を信じる気持ちとか、1人でできるかできないか迷っていても周りが助けてくれるような温かい映画なので、今日面白かったら、夏休みにお友達に行かない?と聞いていただけたら嬉しく思います」とコメントし、イベントは幕を閉じた。『DC がんばれ!スーパーペット』は8月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:DC がんばれ!スーパーペット 2022年8月26日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2022年08月01日女優の松岡茉優が31日、都内で行われた映画『DC がんばれ!スーパーペット』(8月26日公開)の夏休みファミリー試写会&吹替キャスト登壇イベントに出席した。本作は、突然スーパーパワーを手に入れた可愛いペットたちの大冒険を描く物語。急にはパワーを操れないちょっとドジなペットの犬、ブタ、カメ、リスたちが、世界征服を狙うあざとかわいい子猫とモルモットたちにさらわれたご主人様を救い出すため、最強の敵に立ち向かう。松岡が演じたのは、体が伸縮自在という、夢も心もビッグで乙女なブタ・PB(ピービー)。「PBちゃんは夢見る女の子。私は元気よく演じようかなと思っていたんですけど、監督さんが『もうちょっと夢見る乙女の感じを出してください』ということで、私の中の乙女を引っ張り出してなんとか演じさせていただきました」とアフレコを振り返った。また、「PBちゃんはスーパーヒーローたちが大好きで、スーパーヒーローのことを熱く語るシーンがあるんですけど、私もとあるアイドルが大好きで、アイドルの話をするときにとても熱くなってしまう。だから監督さんに『乙女心を忘れないでください。オタクがすぎます。ちょっと熱量を引いてください』って。モーニング娘。のことを考えてつい熱くやってしまったんですけど、『抑えてください』って言っていただきました」と、オタク心が出すぎて指摘されたことも明かした。イベントには、超高速で移動するカメのマートンを演じたチョコレートプラネットの松尾駿、あざとかわいい子猫のウィスカーズを演じた市川ぼたんも出席した。
2022年07月31日「初恋の悪魔」3話が7月30日放送。星砂の過去に衝撃が走るなか“豹変”する星砂を演じる松岡茉優に「彼女じゃないと無理じゃない?この役」の声が上がるとともに、安田顕演じる森園の“メモ”に「今後の展開予想出来ない」など動揺する視聴者も続出中だ。数々のヒット作で知られる脚本家・坂元裕二が停職処分中の刑事と総務課、生活安全課、会計課と部署もバラバラ、それぞれ訳ありの4人が難事件に挑むストーリーを描き出す本作。星砂に恋愛感情を抱いているが、自分では気づいていない鹿浜鈴之介を林遣都が、婚約者の浮気を目撃してしまってショックを受ける総務課の馬淵悠日を仲野太賀が、いつもスカジャンを着て言葉使いも乱暴だが“二重人格”らしい様子もみせる生活安全課の摘木星砂を松岡さんが、新人刑事の渚に惹かれている会計課の小鳥琉夏を柄本佑がそれぞれ演じる。また悠日の兄・朝陽は誰かに殺されたと考えている雪松鳴人に伊藤英明。謎めいた鈴之介の隣人・森園真澄に安田さん。元監察医で星砂とも知り合いの小洗杏月に田中裕子といったキャストも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。スーパーで万引きの監視をしていた星砂は万引きを発見。監視カメラ映像を確認すると犯行の模様がちょうど死角で写されておらず、バッグに商品も入っていない。店長の山田(今野浩喜)から客を万引き犯扱いしたことに苦言を呈される星砂だが、古株の店員・絹子(松金よね子)は星砂をかばう。その後も万引きを発見するが“間違っている”ことが続き星砂は動揺する。実は絹子と万引き犯らはグルで、監視カメラの映像を再生中に録画されないことを利用して、絹子は店長室の金庫から横領していた…というのが3話のストーリー。雪松は悠日に朝陽の始末書を見せる。朝陽は3年前、死の直前に拳銃の弾を紛失していたという。その後星砂と杏月のやり取りから、星砂が拳銃で撃たれ杏月に助けを求め、内緒で治療してもらったことが明かされる…「え、悠日の兄ちゃんが星砂さんを、って事…?」「馬渕兄の1発の弾丸の行方…あっ…」「撃ったのは馬淵兄?」など、この展開に衝撃を受ける視聴者が続出。さらに星砂は杏月に対し「私のなかに肉じゃがとコロッケがいる」と語る。さらに事件解決後、星砂は悠日に自分が朝陽のスマホを持っていることを告白。気がついたらスマホを持っていて、記憶にない買い物をしていることなどを話していると、突然星砂の表情が一変。悠日に「あなた誰?」と問いかけると周囲を見回し、「なんでこんなに人がいるの。やだ、うるさい」といきなり店を出てしまう…。このシーンにも「人格の切り替わりまでをシームレスにこなす松岡茉優流石」「ほんとに別人みたいだ、松岡茉優ちゃんの演技力すごすぎる」「松岡茉優さすが…。彼女じゃないと無理じゃない?この役」などの声が殺到。そしてラストでは鈴之介の元を訪ねてきた森園がいきなりメモを見せてくる。そこには「落ち着いて聞いてください。」と書かれており、さらに森園は続けて「この部屋には監視カメラがあります。」「この世界にはもう秘密などないということでしょう」というメモを見せるという展開に。「え?どういうこと?? こっちもミステリーーーーーー」「えええ、急展開!!お隣さん何者?!?!」「やばい全然今後の展開予想出来ない…」「めっちゃナチュラルに顔に両手あてて「なになに?!」って叫んだわ」など、森園のメモに動揺の声が広がっている。【第4話あらすじ】マナーやルールを守らない者が矢で射られてケガをする事件が発生。世界英雄協会を名乗る男から犯行声明の動画が配信される。迷惑をかける人間を排除すると宣言。渚は捜査会議で世界英雄協会の危険性を訴えるが、他の刑事たちは取り合おうとしない。悠日の家に転がり込んだ星砂は自分の中の別人格の存在に怯える。一方、鈴之介は家で見つかった監視カメラを森園の手を借りて撤去する…。「初恋の悪魔」は毎週土曜22:00~日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年07月31日東京・白金にある松岡美術館では、4月より「出会い」をテーマに、中国陶磁、中国絵画、日本画、西洋画、能面などの館のコレクションを再構成し3会期連続で紹介する『松岡コレクション めぐりあうものたち』を開催。8月2日(火)より第二期となる『松岡コレクション めぐりあうものたち Vol.2』が開催される。松岡美術館の創設者・松岡清次郎は自らオークションや公募展に出向き、約2400点の作品を蒐集。清次郎が愛した美術も、さまざまな人やモノ同士のめぐりあいの上成り立っている。Vol.2となる同展ではそのコレクションから、「霊獣の文様(しるし)」「西洋絵画展 -東洋のかおり」「中国青銅器文様」という3つの企画展示を展開。それぞれ、龍や鳳凰などのモチーフが用いられた陶磁器・銅鏡・翡翠作品、中国や日本からの影響がみられる西洋絵画、文様に着目した中国青銅器を公開する。特に注目したいのは、「西洋絵画展 -東洋のかおり」で紹介される、ポルティーリエ、クロード・モネ、モディリアーニ、シャガール、ローランサンなど、4年ぶりに公開される同館所蔵の西洋絵画の数々だ。松岡清次郎は、自らのインスピレーションを第一に、サロン派、印象派、エコール・ド・パリの画家たちなど、約 130 点の西洋画を収集している。今回は、オリエント風の装束を身に着けた少女の姿を描いたポルティーリエの《オリエントの少女像》や、もとは四面の衝立仕立てであったローランサンの《帽子をかぶった少女》など、東洋からの影響を感じられる作品をセレクトして紹介する。中国陶磁をはじめとする東洋の美の虜になった清次郎が、その直観力で蒐集した西洋絵画に「東洋のかおり」を感じてみたい。アメデオ・モディリアーニ《若い女の胸像(マーサ嬢)》1916年~1917年頃マリー・ローランサン《帽子をかぶった少女》1924年頃青花麒麟文面盆「大明萬暦年製」銘 景徳鎮窯虁龍百乳文方鼎商時代晩期【開催概要】『松岡コレクションめぐりあうものたち Vol.2』会期:2022年8月2日(火)〜2022年10月23日(日)会場:松岡美術館時間:10:00〜17:00、毎月第1金曜は19:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合翌平日)観覧料:一般1,200 円 25 歳以下 500 円美術館公式サイト:
2022年07月28日ミステリーともコメディともとれる不思議な展開が話題のテレビドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の第3話が、2022年7月30日に放送されます。第3話では、悠日(仲野太賀)と結季(山谷花純)、鈴之介(林遣都)と星砂(松岡茉優)、それぞれの関係に変化が起きそうな予感が。『初恋の悪魔』第3話あらすじ第2話で、恋人の結季から、結婚後も別の相手との男女関係を認め合う『オープンマリッジ』を提案された悠日。あらためて正式なフィアンセとしてプロポーズし直すつもりだったものの、肝心の結季は待ち合わせの場所に現れず、落ち込む悠日を癒したのは、星砂でした。一方、そんな星砂に、関心を示す鈴之介は、「僕以外の世界中の人は、摘木(星砂)さんのことが好きなんだろうなって思うんだよ」と恋心をにおわせつつも、星砂に興味はないといい張る始末。そんな中、星砂はスーパーで、ワインを万引きした男性を捕えるも、相手のバッグに商品は入っておらず、店長の山田から苦言を呈されてしまいます。星砂のことが気になって仕方ない様子の鈴之介(林遣都)。悠日(仲野太賀)は、非常に屈折した鈴之介の恋心を感じていた。一方、星砂はスーパーで、ワインを万引きした男性を捕えるも、彼のバッグに商品は入っておらず、店長の山田は、星砂が無実の大切な客を万引き犯扱いしたことに苦言を呈する。しかし、古株の店員・絹子は、星砂をかばう。続いて星砂は、チョコレートをバッグに入れる女性を捕えるが、今回もまた、彼女のバッグにチョコレートはなかった。「確かに見たはずなのに…」と、動揺する星砂。同じことが3回も続くと、さすがの星砂も自信を無くし落ち込んでいた。本当に、万引きは星砂の見間違いだったのか? 鈴之介は、星砂の心をつかもうと、悠日と琉夏(柄本佑)の協力を得て、真相究明に乗り出す。捜査権のない、ちぐはぐな4人が導き出す事件の真相は。そして、それぞれの恋模様は…第3話も、視聴者を飽きさせない展開が期待できそうです。[文・構成/grape編集部]
2022年07月27日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年7月スタートのテレビドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。「言われなくても疲れてるよ」と、柄本佑が演じる小鳥琉夏は物憂げに言う。「お疲れ様」という仕事上の挨拶の言葉なんて、「お疲れ様」と返してさらっと流せばいいのに、いちいち律儀に「お気遣いいただくまでもなく私は既に疲れております」と表明して会話に逆毛を立てる。彼は、思いやりの出し殻みたいな言葉を流せない。きっと小鳥琉夏は、「レモンかけていいですか」と尋ねる言葉すら同調圧力の初歩だと異議を申し立てる家森諭高(TBS系『カルテット』2017年)や、「お土産なんていります?」と土産を買う時間の無駄を糾弾する中村慎森(フジテレビ系『大豆田とわ子と三人の元夫』2021年)と同じものが見える世界に生きている。それはきっとトゲだらけの蔓(つる)が繁る奥に、柔らかく繊細なバラが咲く世界だ。仲野太賀演じる悠日の生々しい独白警察署に勤めながらも、裏方として総務に従事している馬淵悠日(仲野太賀)、同じく経理の小鳥琉夏(柄本佑)、何か問題を起こして停職中の刑事・鹿浜鈴之介(林遣都)、生活安全課の刑事の摘木星砂(松岡茉優)。本来なら刑事課の事件には捜査権のない四人が集まって、何故か事件を解決しようとする不思議なミステリアスコメディ『初恋の悪魔』(日本テレビ系土曜22時)。しかしカテゴライズ出来ないドラマである。見始めたらずるずる引きずり込まれるような魅力に満ちているが、面白さを未見の誰かに説明するのは難しい。作中の端々で社会的だが、それらの描写は川面の泡のように浮かんではふつりと消えて、また浮かぶ。暗く閉じ込められた部分と、思わず吹き出すコメディの部分が入り交じって昇華する。ドラマごと簡単に括られること、安易な言葉で語られることを拒むように。第2話、はみだし者の4人が考察する事件は、とある団地に住む、かつて人気があったお笑いタレントの兄弟をめぐる殺人である。兄が殺され、弟に嫌疑がかかるが決定的な動機も手段も分からない。お笑いタレントとしては兄の方が人気があり、兄弟内で格差があった。刑事になる夢を諦めて、警察職員として生きている悠日は、3年前に殉職した優秀な刑事の兄と、親の期待に添えないまま生きている自分の立場の隔たりを思い、複雑な気持ちで事件に向かい合う。事件の真相を解き明かしたあと、悠日は夜の公園で星砂を相手に、淡々とこれまで誰にも語らなかった兄に対する自分の心情を打ち明ける。このセリフが、坂元脚本の真骨頂のような見事さであり、少し長いが引用する。欲しいものを手に入れた人と、手に入らなかった人がいて。一番欲しいものが手に入らなかった人は、もう…他になんっにも欲しくなくなってしまう。あ、僕はもう十分です。やあ、結構です結構です。僕はもうこれでいいんで。満足なんで。皆さんで楽しんでください。…顔はね。笑ってるんです。でもそんなの、上っ面で。心ん中じゃ、心の中では。俺を、笑うな。俺を、馬鹿にすんな。俺に、アドバイスすんな。俺に偉そうにすんな。もっと俺を尊敬しろ。いや、なんかそういうねえ、ひんまがったやつだから。兄は死んでしまったんだなあって。初恋の悪魔ーより引用「自分は勝たなくていい、人を勝たせてあげる人生でいいのだ」と笑い、達観して語っていた悠日の、言葉一つ一つから血が噴き出すような生々しい独白である。もしも何かで自尊心がずたずたになって、心が瀕死になってしまったら、それでも生きていくためには、自分が負けたんじゃない、負けを自分の意思で選んでいるのだと痛みから目を逸らして、自分に言い聞かせなければ生き延びられない。そうやって普段は踏みにじられる痛みから目を逸らして生きているけれど、ふとしたはずみに痛みが漏れ出す。その痛みを吐き出させるように少し離れた距離で背中を向けて、聞こえているのかいないのか、それでも悠日を見守っていると分かる星砂を演じる松岡茉優の物言わぬ横顔が、表情を殺した横顔がとても美しかった。坂元脚本の松岡茉優といえば、『問題のあるレストラン』(フジテレビ系2015年)での雨木千佳役が印象深い。孤独な境遇を飲み込み、泣きながら料理を作るシーンは名場面である。千佳のように感情を爆発させる役柄も、星砂のように感情を抑えて演じる役柄も、松岡茉優は独特の引力をもって演じる。1話目・2話目ともに、星砂の謎めいた複雑なキャラクターが何度も示唆されている。この先、万華鏡のようにどんなヒロインを魅せてくれるか楽しみである。余談だが、仲野太賀はNHK・BSの日曜日22時でも『拾われた男』で主人公を好演している。『初恋の悪魔』では松岡茉優を、『拾われた男』では伊藤沙莉を。それぞれに実力派女優を相手に、違う引き出しを開けたアクセル全開の演技が堪能できるので、それぞれに見比べてみるのも面白い。初回ではこの物語がすくい上げる階層と辺境の描写に唸ったが、2話目は内部にある『格差』の痛みを描写していた。これだけの細やかな物語を、週末にボタン一つ、チャンネルを合わせることで見られることを感謝したい。このドラマは複雑で、時に見る側に集中力を要求する作品ではあるけれど、作中に散りばめられた誠実な言葉はきっと見ているあなたの痛みに寄りそうだろう。これは、私の物語であり、あなたの物語でもある。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年07月26日「初恋の悪魔」の2話が7月23日オンエア。今は亡き兄に想いを伝える悠日…仲野太賀の演技に「泣きの芝居ほんとすごい」「太賀くんの真骨頂」といった声が殺到。松岡茉優演じる星砂には「悠日の兄の恋人だったんじゃ」など様々な憶測も持ち上がっている。数々の作品で知られる坂元裕二が脚本を手がける本作は、ヘマをして停職処分中の刑事のもとにそれぞれ訳ありな総務課、生活安全課、会計課の4人が集結。刑事とは違った感性と推理で難事件を解明していくミステリーで、コメディーで、ラブストーリーでもある物語。大きな洋館に一人暮らしをしていて、隣人を犯罪者予備軍と考えて窓越しに監視している鹿浜鈴之介役で林遣都が、刑事だった兄が3年前に殉職、自らは警察官ではなく総務課で働く道を選んだ馬淵悠日役で仲野さんがW主演。いつも同じスカジャンスタイルだが、全く別系統のバッグや靴も大量に持っている生活安全課の刑事・摘木星砂には松岡さん。自分の話をいつも真剣に、親身に聞いてくれる渚に想いを寄せるようになる会計課の小鳥琉夏に柄本佑。境川警察署の署長・雪松鳴人に伊藤英明。鈴之介の隣人で自称小説家の森園真澄に安田顕。捜査中の事故で殉職したとされている悠日の兄・馬淵朝陽に毎熊克哉。一生懸命で真面目な新人刑事・服部渚に佐久間由衣。かつて監察医をしていた小洗杏月に田中裕子といった俳優陣も共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2話では団地で起こった殺人事件を4人が独自に解明していくというストーリー展開。事件の真相を解明した後、悠日と星砂は夜の公園でカップ麺を食しビールを飲む。そこで悠日は星砂に自分の兄の朝陽が3年前に殉職したことを明かす。亡くなる前日に朝陽から電話があったが出なかったことを告白し、兄への劣等感から電話を無視していたことや、自分のせいで兄が死んでしまったと語る悠日。心の中で「俺を笑うな、俺をバカにするな、俺にアドバイスすんな、俺に偉そうにすんな、もっと俺を尊敬しろ」と思っていたと本心を明かす悠日に、星砂は「電話、出な」と答える。悠日は出られなかった朝陽からの電話に出て、本当は話したかった想いを涙を流しながら語る…。「留守電への返事…多分心のなかで何度も繰り返したろう返事」「もういない人に、元気?って。こんなん泣くやろ」「そんな風に少しずつちゃんと過去を消化できるといいよね」と悠日に寄り添うコメントと共に、「泣く演技させたら太賀の右に出る奴おらんな」「まじで泣きの芝居ほんとすごい」「2話で太賀くんの真骨頂見せてくるのエグい」など、仲野さんの演技にも絶賛が集まる。また「星砂ちゃん……惚れてまうやろ……」「やだこんなの星砂のこと好きになっちゃう」「ただただ馬淵くんの本音を吐かせる星砂ちゃんがかっこよくて好きだ」など、悠日に対する星砂の姿勢にも感動の声が続々と送られる。その後、雪松が朝陽が殉職した際、彼のスマホが現場から持ち去られた可能性を明かす。そしてラストでは星砂の部屋から朝陽のものと思しきスマホが見つかる…。「お兄ちゃんのスマホを何故星砂ちゃんが…!?」「星砂は悠日の兄の恋人だったんじゃない?」「別人格が出ている時にお兄さんの事件を起こしたかもしくは現場にあったスマホを持ち出したか」など、このラストシーンにも様々な憶測が飛び交っている。【第3話あらすじ】悠日はもう一度、結季にプロポーズし直すつもりだったが、結季は待ち合わせの場所に来なかった。落ち込む悠日は星砂と出くわし、何気ないやりとりに癒される。そんななか悠日は鈴之介に呼び出され、森園がシャベル片手に突然鈴之介の家に乗り込んできた昨夜の話を一部始終を聞かされる。その頃、スーパーで万引きの監視をしていた星砂はワインを盗む男性を捕えるが、確認すると彼のバッグには商品が入っておらず…。「初恋の悪魔」は毎週土曜22:00~日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年07月24日俳優の仲野太賀さんと林遣都さんが主演を務める、テレビドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の第2話に、俳優の六角精児さんが出演することが発表されました。第2話では、紙切り芸を持ちネタした兄弟芸人の兄・夕紀夫(内藤トモヤ)の死をめぐり、悠日(仲野太賀)、鈴之介(林遣都)、星砂(松岡茉優)、琉夏(柄本佑)が『捜査会議』を繰り広げます。『初恋の悪魔』第2話あらすじ六角さんが演じるのは、兄弟芸人の弟・日出夫役。日出夫は、団地内の廊下で胸にハサミを突き立てられて死んでいる兄・夕紀夫を発見した、第一発見者でした。鈴之介は、凶器であるハサミが2人の商売道具であることから、日出夫に疑いの目を向けるも、完璧なアリバイがあるため、謎は深まるばかり。一方で、悠日は、恋人の結季(山谷花純)との結婚の話が進むも、そちらも不穏な空気が流れ始めていました…。悠日(仲野太賀)は、恋人の結季(山谷花純)と結婚式の相談をする。分不相応の結婚を自認する悠日は、彼女の言いなり。彼女の希望で結婚後は退職し主夫になるつもりだ。そんな中、刑事課では団地で起こった殺人事件の捜査が進む。被害者は兄弟芸人の兄・夕紀夫で、弟の日出夫(六角精児)が発見者だ。夕紀夫は、外廊下で胸にハサミを突き立てられて死亡。団地の住人たちは夕紀夫の叫び声を聞いたが、犯人の目撃者は誰もいなかった。鈴之介(林遣都)、悠日、星砂(松岡茉優)、琉夏(柄本佑)の捜査会議が開かれる。鈴之介は、芸でハサミを使っている日出夫が犯人だと主張する。そんな短絡的な推理を全否定する琉夏と喧嘩となる。第一日出夫には完璧なアリバイがあるのだった。謎は深まる一方の捜査会議から帰る途中、悠日は婚約者の結季が別の男性と一緒にいるところを見てしまう…。警察署内にいながら、事件の捜査をする権限のない、はみ出し者4人が織りなすコメディタッチのやり取りも好評の『初恋の悪魔』。第2話は、2022年7月23日、夜10時から放送です。[文・構成/grape編集部]
2022年07月21日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年7月スタートのテレビドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。これは、厄介なものにひっかかっちゃったなあ。45分の第1話の後、率直な感想はこれである。見たが最後、夏が終わるまでこのむずむずするような、背中がチリチリ冷えるような、かつてこのドラマの脚本家が生み出した名作ドラマ『カルテット』(TBS系2017年)の言葉を借りれば『みぞみぞする』、不安定で魅力的な物語に繋がれたままなのだ。そう簡単に、安易な解答なんかくれないだろうなあ。わかりやすく面白い、一話ごとに解放感をスタンプカードみたいに押してもらえる、そんなドラマが主流の令和のいまだというのに、坂元裕二が書く脚本は最後の章、最後の一文まで読まねば物語を捉えられない複雑な文芸小説のようだ。そんな厄介なものと分かっていて、何故私は嬉々として土曜の22時にテレビの前に座るのか。当たり前だが、一義的には面白いからだ。そして坂元脚本のドラマは、それを見た人がこれから生きていく時間の中で、きっとキラキラと光る石に変わって記憶に残るからだ。停職中の問題行動ありの刑事・鹿浜鈴之介(林遣都)、冴えない警察の総務担当・馬淵悠日(仲野太賀)、同じく経理担当・小鳥琉夏(柄本佑)、生活安全課の刑事・摘木星砂(松岡茉優)。警察署内にいながらその事件の捜査をする権限のない、いわばはみ出し者四人が、勝手に事件を考察・解明していくうちに更に大きな運命に巻き込まれていく『初恋の悪魔』(日テレ系・土曜夜22時)。初回の『事件』は、病院内での少年の変死。状況としては飛び降り自殺の可能性が濃厚だが、同室の少年が「先生に殺された」と証言し、その後に危篤状態に陥ったことで事件は微妙に複雑なものになってしまった。自殺の路線で簡単に終わらせたい刑事課の中で、ただ一人、その流れに乗れない心優しい新人刑事・渚(佐久間由衣)の為に、4人は少年の転落死の謎を追う。おそらく登場人物の名刺代わりであろう初回を見ていて、層と辺境の物語なのだと思った。警察署に勤めながら総務課という地味な部署にいる悠日は、とかく下に見られがちで、辛くないのかと上司に問われ「負けてる人生って、誰かを勝たせてあげてる人生ですよね」と達観した返事をする。同じく経理課にいる琉夏は、362円の領収書の精算を適当に処理することが出来ず、刑事課の面々からは煙たがられている。スポーツチームにおけるレギュラーと控え選手のように、あるいは職業における営業担当と補助する事務のように、社長の業務を補佐する秘書のように、何かの成果のために、効率的に誰かを勝たせるために、誰かが補助の役割を担う。それは上下に伸びる層であり、中央と辺境でもある。確かに社会はそうやって成り立つのだけれども、琉夏が自らを辺境にある者として達観している悠日に言い放つ一言が印象的だ。「前向きなのは結構だが、社会を悪くする前向きもあるんだよ」こじゃれて飄々としたセリフ回しに潜む毒に、しびれる一言である。1人の少年の死をめぐる4人の考察は散々迷走し、時に真相の欠片を拾いながら丁寧に時間軸を追って、その真実を明らかにする(その迷走が、それぞれの個性をよく表していて興味深い)。事件の真相は、少年が恋していた、同じ病院に入院している少女の術中死が引き金となった自殺だった。1人の大物芸能人が救急車で運びこまれた結果、その手術に医者が駆りだされ、当初術中だった少女は放置されて死んでしまう。2人の少年は大人たちの中で命が選別されるさまを見ていた。片思いしていた少女を失った悲しみと、自分の大切な存在とそしてある意味自分たちもまた、選別された残酷なその場において『選ばれない』存在なのだと知った痛みに、少年は純粋さゆえに打ちのめされてしまう。歪みはいつも1番弱い人たちに押し寄せて彼らを押しつぶす。層は下層で潰れ、中央から辺境に向けてトラブルは押しやられる。そして、刑事の姿を見てすすり泣く医者の姿に、彼もまた本意ではなかったのだということや、せめてもう1人執刀出来る医者いなかったんだろうかとか、どうにも昨今の医療の現状を思い返してしまい、ほろ苦い気持ちになってしまうのだった。この回のラストで、兄を殉職で失った悠日も何かそのことで問題を抱えていること、鈴之介は星砂への執着を拗らせていること、その星砂は二重人格であるような示唆が一気に描かれる。主人公たち4人はもちろん、それ以外も初回にして登場人物に関する情報量はすさまじいが、そのほとんどがまだ浮遊したまま、互いの関連は見えてこない。このドラマを見はじめた私たちの手の中に、既に原石は渡された。その石を土曜日の22時に画面を見つめながら、手のひらの中で磨いていく。夏が終わり秋が訪れるその頃に、きっと私たちは名脚本家が紡いだ光る数々の言葉と、色あせない物語を手にしているはずだ。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年07月19日坂元裕二脚本、林遣都と仲野太賀W主演の「初恋の悪魔」が7月16日スタート。SNSには「出てくる人みんなクセが強い」「キャラ濃すぎ渋滞してる」などの声が殺到するとともに、松岡茉優演じる星砂に“二重人格”疑惑も浮上している。本作は停職処分中の刑事と総務課、生活安全課、会計課という4人がひとりひとり、こじれた事情を抱えながら、刑事とは違った感性と推理で難事件を解明する、ミステリーで、コメディーで、そしてラブストーリーでもある物語。あるヘマをして停職処分中の刑事で推理マニア、なぜか大きな洋館にひとりで住んでいる鹿浜鈴之介に林さん。自分が負けることで他人が勝つ人生がある、それが自分のモットーと思っている総務課の職員・馬淵悠日に仲野さん。いつも同じスカジャンスタイルで、言葉使いも乱暴でぶっきらぼうな生活安全課の刑事・摘木星砂に松岡さん。細かい性格で刑事たちの精算にも非常に厳しい会計課の小鳥琉夏に柄本佑。境川警察署の署長で、悠日に停職中の鈴之介を監視させ探るように指示する雪松鳴人に伊藤英明。いつかすごい罪を犯すのではないかという好奇心から、鈴之介が窓越しに監視している自称小説家の森園真澄に安田顕。悠日の兄で捜査中の事故で殉職したとされているが、雪松は誰かに殺められたと考えている馬淵朝陽に毎熊克哉。森園の家に出入りする謎の女性・野上千尋に萩原みのり。事件に真摯に向き合う一生懸命で真面目な新人刑事・服部渚に佐久間由衣。渚の先輩刑事で長いものには巻かれるタイプの口木知基に味方良介。かつて監察医をしており、星砂とはそれ以来の知り合いの小洗杏月に田中裕子といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話はとある病院に長期入院中の少年・新(柴崎楓雅)が、病院の中庭で遺体となって発見され、飛び降り自殺かと思われたが、新と同室だった少年・大希(高橋來)が事情聴取で、新は担当医師の堂島に殺されたと証言。その後、大希は病状が悪化、危篤状態に陥る。新の死は医師による殺人の可能性も出てきた。悠日は雪松から鈴之介の監視を命じられ、彼と知り合う。そんな折、悠日は琉夏から病院での転落死事件の真相を突き止めてほしいと頼まれ…という展開に。視聴者からは「すごいキャラ濃すぎ渋滞してるこのドラマ」「初恋の悪魔、出てくる人みんなクセが強い!笑」「やばいやばいやばいwww林遣都も柄本佑も松岡茉優も全員クセ強いぞ」「もうみんなくせ強すぎて訳わかんないけど面白い。そしてみんなのお芝居好きすぎる」など登場人物の“クセの強さ”に触れた投稿が殺到。ラストでは落とした財布を受け取ろうとした星砂が、自分がしたとされる買い物について違和感を感じたような表情をしつつ、商品を受け取る場面も。帰宅した星砂の部屋には、普段の彼女とは別系統のカバンなどが大量に置かれたクローゼットが。それを閉じた星砂が「いいかげんにしてくれよ、ヘビ女」とつぶやくカットで1話は終了。このラストシーンにも「摘木さん(松岡茉優)は二重人格なのかな?」「解離性同一性障害って事なのかなぁ?!ヘビ女に化けるの楽しみ」といった反応が多数寄せられている。【第2話あらすじ】刑事課では団地で起こった殺人事件の捜査が進んでいた。被害者はかつて人気だった芸人の夕紀夫(内藤トモヤ)で、弟の日出夫(六角精児)とコンビを組んで紙切り芸を持ちネタにしていた。手がかりを見つけるため、渚(佐久間由衣)が一人で団地の監視カメラの映像をチェック。琉夏はそんな彼女が心配でならず、鈴之介、悠日、星砂、琉夏の自宅捜査会議が始まる…。「初恋の悪魔」は毎週土曜22:00~日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年07月17日「Mother」「Woman」「大豆田とわ子と三人の元夫」など、数々のヒットドラマを書き下ろした脚本家・坂元裕二とその製作陣が新たに描く土曜ドラマ「初恋の悪魔」が7月16日(土)よりスタート。林遣都と仲野太賀がW主演し、さらに松岡茉優、柄本佑という人気俳優の共演で早くも話題を呼んでいる。物語の舞台は、境川警察署。失態をして停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介(林遣都)、総務課・馬淵悠日(仲野太賀)、生活安全課・摘木星砂(松岡茉優)、会計課・小鳥琉夏(柄本佑)という4人がひとりひとり、こじれた事情を抱えながらも刑事とは違った感性と推理で難事件を解明する。友情や恋が芽生えるだけでなく、やがてより大きな真実と運命に飲み込まれていく、ミステリーで、コメディーで、そしてラブストーリーでもある青春群像劇(?)となるらしい。10代のころからお互いを知る林さんと仲野さんに、松岡さんと柄本さんの初共演など、それぞれのケミストリーが楽しみな俳優たちが、クセ強めのキャラクターを演じ、ひと筋縄ではいかない展開を予感させている。★林遣都「デビューの頃から知っている太賀と一緒」停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介を演じる林さん。15歳の時に家に引きこもり、シャーロック・ホームズに憧れたのを皮切りにミステリー小説を読みあさり、凶悪犯罪オタクの推理マニアに。やがて刑事になったものの、思い描いていた捜査とは違う。もしかして自分が憧れていたのは刑事ではなく、凶悪犯人だったのではないか、というやばい考えまで頭の中をよぎりはじめている。最近は挙動不審で奇異な行動を見せる隣人の森園(安田顕)を嬉々として観察している、という少なからず闇を感じさせるキャラクター。林さんは1990年12月6日生まれ、滋賀県出身。主演映画『バッテリー』(07)で俳優デビューし、仲野さんと共演した。2018年のドラマ「おっさんずラブ」の牧役で広く注目を集めたほか、「HiGH&LOW」シリーズ、映画『闇金ウシジマくん』『しゃぼん玉』『犬部!』『私をくいとめて』などで多彩な役柄をこなしてきた。NHK連続テレビ小説「スカーレット」で共演した大島優子との結婚も話題となった。坂元さんによる「朗読劇2021」にも参加したが、今回の役柄は坂元さんがあて書きしたという。「普段、心に隠している部分、出さないようにしている部分、そういう僕の本質や、いろんなことを坂元さんには見抜かれているんだなって思いました(笑)」と林さん。また、仲野さんによれば、「遣都くんって何回売れるんだよ!」と同世代の俳優の間でよく話題になるとか。「今回の林遣都って僕の中で第4章くらいになるんです(笑)。『バッテリー』から始まって、そのあと『火花』『おっさんずラブ』があって、『いつまで売れ続けるんだろうな、この人』っていう感じですごいなと思っています」と明かしている。★仲野太賀、林遣都とのW主演は「光栄」仲野さんが演じるのは、総務課の馬淵悠日。総務課は暑中見舞いはがきの作成・送付から、コピー用紙の補給も電球の交換も任される、捜査とは無縁の仕事だ。刑事だった優秀な兄(毎熊克哉)を亡くしている。悠日は自分自身に期待をしておらず、出世も興味なし。自己犠牲型の平和主義者。そんな中、署長の雪松(伊藤英明)から鹿浜鈴之介の監視を命じられることに。「おまえなら相手も油断するはずだ」と言われるのだが…。1993年2月7日生まれ、東京都出身の仲野さん。林さんのデビュー映画『バッテリー』撮影当時は、林さんが14~15歳、仲野さんが12~13歳だったそう。「こうやって並んで主演でやらせてもらえる時がきたのは光栄」と感慨深げだ。2012年の映画『桐島、部活やめるってよ』では“桐島”と同じバレー部で、桐島の突然の退部に翻弄される1人を演じた。2016年、今作「初恋の悪魔」の水田伸生監督が手がけた宮藤官九郎脚本のドラマ「ゆとりですがなにか」の“ゆとりモンスター”・山岸役が大反響を呼び、スピンオフ「山岸ですがなにか」も生まれるほどに。「今日から俺は!!」「この恋あたためますか」から映画『南瓜とマヨネーズ』『泣く子はいねぇが』『すばらしき世界』などまで縦横無尽にこなし、現在、主演ドラマ「拾われた男」がNHK BSプレミアムにて放送中、ディズニープラスにて配信中と波に乗る。今作には、「この先、全話を通してこの役(悠日)の奥行きが見えてきて、膨らんできて、入り口と出口が違うような人間になっていくのかな、と思っています。とにかく坂元さんの描く人間は熱いので、それがとても楽しみ」と期待を込める。★松岡茉優、坂元脚本には「必ず答えが入っている」松岡さんが演じる摘木星砂は、生活安全課で万引きなどを担当する刑事。かつては県警捜査一課に所属し、果敢に凶悪事件にも向き合ってきたこともあってか服装はいつも同じスカジャンスタイルで、言葉使いも乱暴でぶっきらぼう。しかし、実はそれは彼女の本当の姿ではなく…。1995年2月16日生まれ、東京都出身。2008年より「おはスタ」のおはガールを務める。『桐島、部活やめるってよ』で校内一の人気女子の“親友”役で注目を集め、以降も連続テレビ小説「あまちゃん」やドラマ「コウノドリ」、映画『ちはやふる』シリーズ、『万引き家族』『蜜蜂と遠雷』『騙し絵の牙』などに出演。2017年、大九明子監督のもと初主演を務めた『勝手にふるえてろ』が第30回東京国際映画祭観客賞を受賞し、松岡さん自身も「東京ジェムストーン賞」を受賞した。坂元脚本のドラマは「問題のあるレストラン」(15)以来2度目。「役作りにおいて、坂元さんの脚本の中には、必ず答えが入っている」と言い、今作の「星砂という役にもとことん向き合おうと思います」と意気込みを語る。柄本さんとは初共演となるが、「林遣都さんとは18歳のときに時代劇(『銀二貫』)でご一緒したのが初めてで、錚々たるキャストの中で、若くして主演を務められていて、その中で座長としての勇ましさを感じていました」と松岡さん。「仲野太賀さんとは、16歳の時に初めて共演して、縁が深くて、もう3、4回ご一緒していると思います」と、旧知の仲。林さん演じる鈴之介と恋が生まれる可能性もあるらしい!?★柄本佑が演じると、役が「生き生きして血がめぐる」メインキャストの最後の1人は、偏屈で堅物の会計課の職員・小鳥琉夏を演じる柄本さん。刑事たちの精算にも非常に厳しい。その一方で空想癖もあり、よく持論を説くところがあるので署内ではやや敬遠されている。そんな折、自分の話をいつも真剣に、親身に聞いてくれる新人刑事・渚(佐久間由衣)に想いを寄せるようになる。1986年12月16日生まれ、東京都出身。柄本明&角替和枝を両親に持ち、弟・時生は名バイプレイヤー、妻は安藤サクラという俳優一家。2001年、オーディションから選ばれた主演映画『美しい夏キリシマ』が高く評価され、数々の映画に出演し、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」や「心の傷を癒すということ」、映画『きみの鳥はうたえる』ほか、舞台でも広く活躍。特に2020年、吉高由里子主演「知らなくていいコト」で人気を掴んだ。今年も「ミステリと言う勿れ」『ハケンアニメ!』『犬王』など活躍し、庵野秀明監督による『シン・仮面ライダー』(2023年3月公開予定)にも出演する。林さんにとって柄本さんは「尊敬する先輩」だと言い、仲野さんも「きちんと共演するのは初めて」という。「佑さんがこれまで演じてきた役は、他の方では想像が出来ない印象があって、佑さんがやるとその役が生き生きして血がめぐる感じがしていました。今回演じられる小鳥琉夏役もとても楽しみです」と初共演の松岡さんも語るように、今作でも柄本さんにしかできないキャラクターを作りあげてくれそうだ。第1話あらすじとある病院に長期入院中の少年・新(柴崎楓雅)が病院の中庭で遺体となって発見された。飛び降り自殺かと思われたが、新と同室だった入院患者の少年・大希(高橋來)が事情聴取で、新は担当医師の堂島(川原田樹)に殺されたと証言。その後、大希は病状が悪化して危篤状態に陥った。新の死は、医師による殺人の可能性も出てきた。境川警察署の総務課職員・悠日(仲野太賀)は署長の雪松(伊藤英明)から、ある失敗をして停職処分中の刑事・鈴之介(林遣都)の監視を命じられる。刑事だった悠日の兄は、捜査中の事故で殉職したのだが、雪松は鈴之介がその死に関わっているかもしれないと告げる。思いがけない命令で、悠日は鈴之介の家を訪ねることに。鈴之介は大きな洋館に一人で住んでいた。悠日は、署内で行っているアンケート調査と称して鈴之介から話を聞く。過去に起こった世界の猟奇的犯罪について、熱っぽく語る鈴之介。彼は、凶悪犯罪愛好家の推理マニアだった。そんな折、悠日は会計課の琉夏(柄本佑)から、頼みごとをされる。現在所轄で捜査中の病院での転落死事件の真相を突き止めてほしいというのだ。そんな中、刑事課の新人刑事・渚(佐久間由衣)に密かに心を寄せる琉夏は、刑事課内でポンコツ扱いされる渚に手柄を立てさせたいと考えたのだった。突拍子もない申し出に、またしても戸惑う悠日。彼は断ろうとするものの、鈴之介のことを思い出す。悠日は、琉夏を連れて鈴之介の屋敷を訪ねる。事件の概要を聞いた鈴之介は、医師がシリアルキラーである可能性が高いと興味津々。3人は、捜査会議を始めるが…。悠日と琉夏は独自で捜査するため、捜査資料管理室に侵入。すると、なぜか生活安全課の刑事・星砂(松岡茉優)がいた。悠日と琉夏は、星砂も病院の転落死事件を調べていると思い込み、彼女に協力してほしいと頼む。かくして、捜査権のない4人が事件解決に乗り出した。少年の転落死は自殺なのか、それとも殺人なのか?事件の裏に隠されていた秘密とは!?そしてこの妙な4人の組み合わせが、思いがけない事態を巻き起こしていく――。「初恋の悪魔」は7月16日より毎週土曜日22時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年07月16日2022年夏の新ドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の第1話が、いよいよ7月16日に放送されます。俳優の林遣都さんと仲野太賀さんを主演に迎えた同作は、警察署を舞台に、こじれた事情を抱えながら、刑事とは違う感性と推理で、難事件を解明する『ミステリアスコメディ』。往来の刑事ものとは違う新感覚なテーマはもちろん、松岡茉優さん、柄本佑さん、安田顕さんら豪華キャストが集結したことでも、放送前から話題を呼んでいます。そんな2022年夏の注目ドラマである『初恋の悪魔』の第1話のあらすじと劇中写真が、解禁されました。『初恋の悪魔』第1話あらすじとある病院に長期入院中の少年・新(柴崎楓雅)が、病院の中庭で遺体となって発見された。飛び降り自殺かと思われたが、新と同室だった入院患者の少年・大希(髙橋來)が事情聴取で、新は担当医師の堂島に殺されたと証言。その後、大希は病状が悪化して危篤状態に陥った。新の死は、医師による殺人の可能性も出てきた。境川警察署・総務課職員の悠日(仲野太賀)は、ある失敗をして停職処分中の刑事・鈴之介(林遣都)とともに、ひょんなことから、病院での転落死事件の真相を突き止めることに。事件の概要を聞いた鈴之介は、医師がシリアルキラーである可能性が高いと興味津々。控えめな性格で周囲の人を引き立てることこそが自分の生きる術だと考えている悠日、凶悪犯罪愛好家の推理マニアの鈴之介、さらに会計課の琉夏(柄本佑)、生活安全課の刑事・星砂(松岡茉優)が加わり、捜査権のない4人が事件解決に乗り出した。少年の転落死は自殺なのか、それとも殺人なのか。事件の裏に隠されていた秘密とは。そしてこの妙な4人の組み合わせが、思いがけない事態を巻き起こしていく…。笑いあり、ラブストーリーの要素あり、はたまた青春群像劇のような雰囲気も持ち合わせた『初恋の悪魔』第1話は、7月16日、夜10時から放送スタートです。[文・構成/grape編集部]
2022年07月12日「4月下旬ごろ、『家政夫のミタゾノ』に携わっていた男性のスタッフが急逝したそうです。松岡さんとも長い付き合いだったといいます。撮影前に訃報が伝えられたときには、あまりに突然のことだったので動揺を隠しきれず涙するスタッフもいたと聞いています」(ドラマ関係者)6月10日に第5シリーズの最終回を迎えたTOKIO・松岡昌宏(45)の主演ドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)。松岡は訃報で現場が沈むなか座長として気丈に振る舞っていたという。「知らされた直後は、松岡さんも目に涙を浮かべていました。しばらくして逝去したスタッフのためにも、撮影を続けなければと立ち上がって、近くにあったお寺に撮影チームを引き連れてお参りに行ったといいます」(テレビ局関係者)ドラマスタッフの逝去についてテレビ朝日広報部に尋ねると、こう回答した。《プライべートの時間帯での不慮の事故でもあるため、詳細は控えさせていただきますが、謹んでご冥福をお祈りいたします》12日に放送されたラジオ番組『松岡昌宏の彩り埼先端』(NACK5)でも、松岡はスタッフの逝去についてこう明かしている。「これからも『ミタゾノ』をやるとしたら絶対見守っててよっていうふうに言って手を合わせた」天国のスタッフに向かって松岡は、“やるとしたら”と言っていたが――。「局側は『ミタゾノ』を高く評価しており、長期シリーズ化を目指しています。松岡さん自身も同様に『ミタゾノ』を大変気に入っていて“家政夫”という職業に定年はないので、長くやれる作品だと考えているといいます。年を重ねていくことで違う面白さも出せるようになるのではないかと楽しみにしているそうですよ。約3年前から構想がありながらコロナ禍で実現していなかった舞台化も今年の11月に実現します。次の第6シリーズも確実に制作されるでしょう」(前出・テレビ局関係者)亡き同志との『ミタゾノ』永続の誓いを胸に、松岡は歩み続ける。
2022年06月28日2022年6月8日、俳優の成田凌さんが、バラエティ番組『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に出演。同番組は、株式会社TOKIO(以下、TOKIO)のメンバーである、城島茂さん、国分太一さん、松岡昌宏さんがMCを務めています。この日の放送では、『TOKIO』の松岡さんと成田さんの知られざる関係が明らかになりました。サウナが好きな成田凌と、松岡昌宏が…?元々サウナが好きな、成田さんと、松岡さん。以前は、サウナで顔を合わせることはなかったものの、共演後はなぜか、同じ施設を訪れるタイミングが重なるようになったそうです。不思議な縁について、成田さんはこのように語っています。元々、サウナが好きで通っていたんですけど。本当に驚くことに、(松岡さんと)共演させていただくようになってから、サウナでほぼ毎日会うようになるっていう。同じサウナには通っているんですけど(以前は顔を合わせたことがなかった)。(共演中は)時間が合うようになったからと思いきや、休みの日も会うんですよね。TOKIOカケルーより引用松岡さんは、顔を合わせる頻度が高くなったため、サウナに入っている間、扉が開くと「成田さんかな?」と入ってくる人を確認するようになったのだとか。また、成田さんは「浴場で頭を洗っていると『お!お疲れぃ!』って松岡さんが声をかけてくれる」と、もはや後ろ姿だけで判別されるようになったことを明かしています。2人のエピソードを受け、国分さんは「もう付き合っちゃえばいいのに」とツッコミ。成田さんは「撮影現場で服を着て会うほうが恥ずかしい」といい、スタジオは笑いに包まれました。サウナを通じて、より仲がよくなった2人に、さまざまな声が上がりました。・後ろ姿で分かるのはすごすぎて爆笑してしまった!・成田さんと松岡さんのトークが面白すぎた。仲がよすぎて、もはや兄弟みたい!・何気なく入ったサウナに、松岡さんと成田さんがいたらめちゃくちゃびびるよね…!?仲のいい2人のトークは、多くの人に笑いを届けたようです![文・構成/grape編集部]
2022年06月10日「同じグループの中で2度も事務所を移るのはかなり異例。業界内で“再移籍”をいぶかしむ声は少なくありません」(芸能関係者)4月に所属事務所グループの再編に伴い、ヒラタインターナショナルからヒラタフィルムに移籍した松岡茉優(27)。実は松岡がグループの中で移籍するのは今回で2度目。1度目は4年前に遡る。「松岡さんは’18年にヒラタオフィスからヒラタインターナショナルに移籍しています。’15年に恋人の俳優と自転車に2人乗りしている姿が報じられたことで当時のマネージャーに激怒され、精神的なショックを抱えたそうです。そして社長に移籍を直談判したといいます」(前出・芸能関係者)最初の移籍の事実は伏せられていたが、’18年5月に本誌が事務所に問い合わせた直後、初めて移籍が公表されることとなった。その後心機一転、数々の話題作に出演し、映画賞も受賞するなど若手実力派女優としての地位を確固たるものにした松岡。しかし、嘆願した移籍先との間にも不穏な空気が漂いはじめる。「松岡さん本人も演技力には自負がある。それゆえ、自分が評価されていないと感じると不機嫌になることがあるそうです。マネージャーからそのことを指摘されると、さらに気分を害し、ぎくしゃくすることもしばしばあったといいます」(芸能プロダクション関係者)さらに同事務所の“先輩女優”への複雑な思いもあったようだ。「松岡さんは子役から芸能界入りしたこともあって、同じ事務所で年も近い多部未華子さん(33)に対してはライバル心があったそうです。しかし、出産を経て仕事復帰した多部さんが次々とCMやドラマに出演し、注目を集める様子を見て、扱いに格差を感じるようになったといいます」(前出・プロダクション関係者)そして決定的な亀裂が生まれる出来事が。「不満がたまった松岡さんはかねて交流があった知り合いの40代の女性を自身のマネージャーとして迎え入れたそうです。本来ならマネージャーは事務所主導で決まることなので、信頼関係が崩れ、再移籍することになったといいます」(前出・プロダクション関係者)本誌が松岡の現事務所にこれらの事実を確認すると、前事務所と連名で次の回答が。「記事にあるようなことはなく、自身の仕事に集中し、真剣に取り組んでおります。外部の女性マネージャーは、当方と数年来の知り合いであり、グループ内異動の理由はヒラタグループHPにてお知らせしております通り、業界内の多様化と各社バランス、自身の年齢を鑑み、当グループ会長により再編されました」再移籍を発表する直前の3月、松岡はこう語っている。《ここ数年は、飛びたいけど、悩んで悩んでやっぱり飛ばないということが多かった。でも今は飛んで踏み込んでみたい》(『スポーツ報知』3月2日付)新マネージャーとともに踏み込んだ新事務所で松岡を待ち受けるものはーー。
2022年06月01日TOKIOの松岡昌宏が、舞台『家政夫のミタゾノ THE STAGE~お寺座の怪人~』の主演を務めることが28日、明らかになった。同作は女装した大柄な家政夫・三田園薫が、派遣された家庭・家族の内情を覗き見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落としていく痛快“覗き見”ヒューマンドラマシリーズの舞台化作。開山200年の祝賀祭が終わるまで由緒あるお寺の家事手伝いをすることになった三田園たちは、後継者争いが生まれる中で謎の仮面の怪人の噂に立ち向かっていく。ドラマシリーズは松岡主演で2016年10月にテレビ朝日の金曜ナイトドラマとしてスタートし、過去に放映されたシリーズ全てが深夜帯としては異例の高視聴率をマーク。人気ドラマシリーズとして幅広い世代から人気を博し、現在金曜ナイト史上最長の第5シリーズが放映されている。これを記念してテレビを飛び出し、ミタゾノが観客の前へ現れることになった。脚本はこれまでの『家政夫のミタゾノ』シリーズを手掛け、ミタゾノの魅力を知り尽くす八津弘幸が、演出は『私のホストちゃん』『けものフレンズ』シリーズなどを手掛け、既存の原作イメージを崩さない作品作りに定評がある村上大樹が務める。ドラマの世界観をそのままに、お寺一家の秘密をミタゾノが暴き、知って得する家事ワザをお客様の前で“生披露”する。松岡が演じるのは、寡黙で神出鬼没、何を考えているかわからない上に女装しているため不気味な面もあるが、家事のスキルはプロ級の、むすび家政婦紹介所に所属する家政夫・三田園薫。ひとたび派遣先の家庭が隠している“秘密”に気付いてしまうと、それを暴きたくなってしまい、誰にも気付かれず自分の手も汚さず罠を張り巡らせて、依頼人の化けの皮をはがしていく。また本作のヒロインとなる三田園の新しい相棒・穴井仁奈(通称:アニー)に矢作穂香、物語の舞台となる寺を継ぐのが嫌でミュージカル俳優を目指して家出をしていた跡取り息子役に原嘉孝、寺の僧侶でどこか怪しい雰囲気を持つ小田切尊徳に六角精児と、舞台版の新キャストが決定。しゅはまはるみ、平田敦子、余 貴美子とドラマでお馴染みのキャストもむすび家政婦紹介所を飛び出し活躍する。東京公演はEXシアター六本木 にて11月17日~27日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて12月3日〜4日。○八津弘幸 コメント初回から脚本を手掛けている『家政夫のミタゾノ』の舞台化が決まって万感の思いが込み上げました。この日のために『家政夫のミタゾノ』を書き続けてきたといっても過言ではありません。僕は大学は演劇学科を出てるんです。やっとホームに帰ってきました……舞台の脚本も演出もしたことないけど。舞台版と映像で一番違うのは、三田園の象徴でもある『覗く』姿を、映像では顔や目のアップで見せられますが、舞台だとそうはいかないので、どうやって三田園の不気味さを出すかが難しいところかと。あとは馬鹿力を出すところはリアルに馬鹿力を出さなければなりませんから、松岡さんよろしくお願いします。“お寺座の怪人”については、他のアイディアの当て馬用に、3秒くらいで考えたものに、プロデューサーの方々が喰いつかれまして「さすがですね」みたいな空気になったので「まあこれくらいやらないと」と臨機応変に答えまして。そこから慌てて構想を膨らませて、結果的にかなり面白くなりそうです。さすが皆さん見る目があります。せっかくの舞台ですから、映像では出来ない遊びを出来るだけ盛り込んでいきたいですね。皆さまのおかげでTHE STAGEという素晴らしい機会を頂き、まことに痛み入ります。ドラマとはまた一味違う『家政夫のミタゾノ』をご堪能いただけると思いますので、ぜひ劇場に足をお運びください。お寺座の怪人~鑑賞後はきっと皆さん慈悲の心に包まれて、幸福な世界が訪れることでしょう。合掌。○村上大樹 コメント今までアニメや小説が原作の舞台化は経験がありますがドラマの舞台化は初めてです。大人気ドラマの舞台化ということで緊張もしますが、『家政夫のミタゾノ』には決して一筋縄ではいかない色んな方向性の面白さが詰まっていると思うので、思い切った演出がたくさんできたらと思います。公演名称があのミュージカルのタイトルと酷似しているのは偶然なのか!? ともあれ舞台ならではのダイナミックな表現をあの手この手で追求できたらと思っています。先日撮影現場にお邪魔してご挨拶させていただいたミタゾノさんのインパクトが圧倒的過ぎて、あの方が本当に松岡さんなのか?未だに心の整理がついておりません(笑)。舞台俳優としてもとんでもない経験値をお持ちの松岡さんが、ドラマでずっと育ててきたミタゾノというキャラクターを、生でどう演じるのか? 2枚目でもあり3枚目でもある松岡さんが見られるのではと楽しみにしています。謎だらけの家政夫ミタゾノさんを生で覗き見できるチャンスです!笑いあり涙あり、歌あり踊りありパロディあり?と、何でもありの舞台をどうぞお楽しみに!○松岡昌宏 コメントシーズン3のときに、プロデューサーさんに「舞台をやりたいね」という会話をしていたので、それが形になって嬉しいです。(“お寺座の怪人”というサブタイトルから)いつものミタゾノのようにふざけた感じで入っていますが、映像とはまた違った形の、舞台ならではの「生のミタゾノ」を楽しんでいただけたらと思います。(公演を楽しみにしているお客様)痛み入ります。○矢作穂香 コメント大人気ドラマ『家政夫のミタゾノ』の作品には、以前ゲストで出演させて頂いたことがあるのですが、また!!こうやって携わることができるとは思っていなかったので、嬉しい気持ちでいっぱいです。そして、舞台ということで、ミタゾノさんと一緒にステージ上でどんな物語を展開していくのか、今から楽しみです!生のお芝居を観ていただける機会があることにとても感謝しております。一つ一つを大切に頑張って演じたいと思います。皆様と素晴らしい時間を共に過ごせること、お会いできる日を心待ちにしております。○原嘉孝 コメント自分も観ていた人気ドラマの舞台化ということで、出演できることが本当に嬉しいですし、どのような舞台になるのか僕自身もワクワクしています!そして大先輩の松岡くんとの共演が本当に楽しみです。年末のジャニーズカウントダウンコンサートで挨拶するくらいしか接点がなかったのですが、今回はたくさんコミュニケーションを取りながらいい作品作りができたら嬉しいです!ドラマの世界観を再現しつつ、舞台ならではの良さも出せるように頑張ります。ドラマファンの方にも、初めて観る方にも楽しんでいただける作品だと思います。ぜひ劇場にお越しください!○しゅはまはるみ コメントああなるほどな、と思いました。『家政夫のミタゾノ』に登場する、個性的でちょっとウザイ(笑)キャラクターたちは元々舞台にピッタリだと思ってたんです。と言うのは嘘です!めちゃくちゃ驚いたし快哉を上げたし企画が無事に進んでいくことを今も祈り続けてます!というか私も出演できるのか不安で夜しか眠れなかったのでキャスティングされてほんとうによかったです!『家政夫のミタゾノ』ってもんのすごく舞台向きだと思うんです! ストップモーションとか、嘘みたいな事件とか。ドラマキャストのみんなでは「歌って踊るミュージカルも合うよね~。あっ、ミタゾノさんフライングとかしちゃう!?紹介所メンバーは相変わらず紹介所から出ないなら稽古が楽でいいねぇ」なんて話してます。どうなることか?ぜひ劇場に確かめに来てくださいね!○平田敦子 コメント舞台化が決まってとても嬉しいです。映画化ではなく舞台化というのが本当に嬉しい。以前そんな話を聞いた事があったと思うのですがまさか本当に実現するとは驚きです。第5シリーズまで出演させていただいた感謝を忘れず、大切に楽しみたいと思います。ドラマでは家政婦紹介所の中から出たことない私達もついに舞台では外に出ることになりそうです。ドラマをご覧いただいている方はもちろん、ご覧になったことのない方にも楽しんでいただけたら嬉しいです。劇場でお会いできることを楽しみにしております。○六角精児 コメント長く続いているドラマの舞台版に出させて頂くことをとても嬉しく思います。すでに出演なさっている皆さんの中に入り「新しい風」的な役割を担えればと、今から楽しみにしています。舞台での実演はドラマとは違った臨場感があります。役者たちの生の息遣いや劇場の奥深さを味わいに来ていただければ幸いです。○余貴美子 コメント一歩も外に出たことのない、むすび家政婦紹介所のメンバーが、念願の表の世界に出られる。ワクワクして! 11月が待ち遠しい。一生忘れられない、パンチのあるトンチの効いた物語をお届けできると思います。浮世の憂さ晴らしに!ご期待下さい。
2022年05月28日