兵庫県神戸市の街クラブ、「ロヴェスト神戸」代表である昌子力さんにインタビューしました。昌子さんは、Jリーガーであり元日本代表である昌子源選手の父親です。親としてそして指導者としての2つの視点から、サッカー少年・少女を育てる保護者として大事なこと、心得についてお聞きしました。後編では指導者として接する保護者への心構えなどとともにコーチへの助言をまじえてお話しいただきました。(取材・文:貞永晃二写真:柳瀬心佑)Jリーガー昌子源選手の父・昌子力さんに、サッカー少年の保護者としてしていたことを伺いました(柳瀬心佑)子どもたち自身が成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>><<前編:「指導者ではあるけれど息子にサッカーを教えたことはない」昌子源選手の 父・力さんが実践していた子どもへのかかわり方とは■親が子どもの行動をストップさせるので子どもたちも言われるまで動かない―――他のチームのコーチからお聞きするのは、最近の親が以前とは変わってきているということですが、どう感じますか?私自身も感じますし、うちの若いコーチたちも言いますね。小さいときって、やっぱりいろいろな失敗体験って大事じゃないですか。失敗するからリカバーの方法も考えつくし、サッカーだけじゃなく生活の中でそんなことを繰り返し成長していくわけです。ですが、最近の親御さんはわが子に手や口を出し過ぎだと思います。親はわが子が失敗しないように心配して、良かれと思ってやってあげているんでしょうが......。あれはダメ、これもダメ、何々しなさいと、日常の中で子どもの行動をストップさせる言葉が当たり前の会話になっていますね。特に心配なのはあまり深く考えずになんとなく口に出してしまうことが多いように感じるところです。買い物に出た街の中でも「そんなことするんだったらもう連れてこないよ!」といった交換条件を出すパターンや体裁が気になるのか無理やりある姿に当てはめて、よい子を装うような言動が親に見られることです。勿論体裁や人に迷惑かけないことは大切ですが親の体裁ではないんですよね、本質は。躾ですよね、根本に置いておかないといけないものは。だから子どもたちが冒険をしない、何か言われるまで動かない。もう全国的に今はそんな感じだと思うんですよね。そういうのをやっぱり変えていきたいですよ。みんながワーッと何かやって失敗して......、すると「誰や、ボールを投げたんは!」と、昔ならそんなカミナリ親父が怒る姿が日常でした。どうやったら許してもらえるのか?どうしたらそもそも怒られずに済むのか?いろいろ知恵を働かせたものです。サザエさんじゃないけど、あんな世界が今はもう全くないですもんね。でも昔はそれなりにちょっと駄目もとでやってみようかなって思えたんです。子どもの頃からの積み重ねで、やってみて失敗もしたけど上手くいったという成功体験があるからとにかくやってみようかという思いも湧いてくるんでしょうけど、それすらもなくなってしまったという印象です。それは何か行動を起こすたびに誰かに何か言われるような社会になったからだと思うんですよ。加えてそれは年齢の逆転現象もあると思います。大人も若者を注意しなくなりました。だから余計に考えなくなったのだと思います。■関わりすぎるな=放っておけという意味ではない親が関わり過ぎるな、というのは子どもを放っておけ、という意味じゃありません。7、8年ぐらい前に「親は手をかけすぎないで」というテーマで、ある小学校のPTA向けの講演に伺ったとき、その時女性の校長に聞かされたのですが、画板持参で校外写生大会をすると知った親がその前日に集まってみんなで公園を掃除したというんです。なので、写生をしようと公園に行くと何も落ちていない。先生としては子どもたちに落ち葉やいろんなものをそのまま見たり感じたりしてほしいのに。保護者にどうして掃除したんですかと聞くと、「うちの子が葉っぱに足を取られ滑って転んだらどうするんですか?」と逆に平気な顔で言われたそうです(笑)。びっくりしてね。そんなふうだから、気持ちが一度折れると立ち上がれない。やっぱり失敗経験がないと打たれ弱くなってしまうだろうなと感じました。■「先生はどんな答えを求めているんですか?」と聞く生徒が増えた――何が原因でそうなるんでしょうね。先日高校の先生と話をしていたら、「先生はどんな答えを求めてるんですか」とか「どんなこと言ったらいいんですか」と、そんなことを質問してくる高校生がいると。本当ですか?と聞くと、そんな生徒が増えたというんです。相手を不愉快にさせないで、相手が求めていることにちゃんとストレートで答えてあげたい、そういう気持ちから出た行為にも見えますけど、そんなのは大人になってやればいいことで、子どものときにそんなふうに考えなくてもいいのにな、と思います。どうしても正解を欲しがるんですよね。「1+1=2」みたいな。そのような、すべてにおいて正解を求める気持ちに何か拍車がかかってるような気がしますね。よく例えられる話で、外国だったら「□+□=5」という問題があれば、□に何が入るかな?と聞いたら、1と4が入ったり、2と3が入ったりいろいろあるよねというそのプロセスがすごく大事だけど、そういうことが今なされていない。ここでもまさに質問力ですよ。質問によって会話や求めていくもの、得られるものが広がっていかないんですよね。■スポーツでさえも正解を欲しがる選手が増えたそんな状態で唯一の救いがスポーツのはずなんですが、そのスポーツでさえも「YES」を欲しがる傾向があるように感じます。コーチも選手のプレーに対して否定したり、そうじゃないだろうとすぐに答えを言ってしまう。選手に「今のは何か狙いがあったの?」というワンクッションを入れて尋ねてあげるということが本当に少ない、全然足らない感じがしますね。スポーツって唯一冒険ができて。サッカーなんて特に合法的に相手を騙すことが許されているスポーツなんですよ。100m走のように号砲より早く出発したら失格になる競技ではないんですよ。自分が先に動いたり先に何かをやれば、それが自分に有利になり、先手を打てる訳ですよ。なのにそれを許さない指導者が増えてしまうとちょっと残念ですね。ライセンス講習会でも見られますし、一般的な少年サッカー現場でも習慣になっちゃってるんでしょうけど、ゲームスタートさせるとき「いくぞ、いいか?せーの」とボールを入れるんです。「『せーの』なんて声かけはしないまま、ポンとボールを出して始めさせればええねん、ぼーっとしてる方が悪いねんから」と言うと、それじゃ不公平になりますから、と返ってくるんですそれは、子どもたちに気を遣いすぎですよ。だって試合というのはそんなものでしょう?ゲーム中にこぼれ球が出るたびに誰かが「せーの」と言ってはくれません。不公平、理不尽なことがサッカーにはいっぱいあって......。サッカーだけでないですね、スポーツみんなですよ。場合によっては試合のあらゆる環境にそんな理不尽さを思い知らされることもある訳です。でもそれらを含めてサッカーなんだから、サッカーの競技特性を日頃の練習に取り入れないといけないんですよ。■子どもの頃から周りを見たり、考える力をつけておくことは大事最近はやれボール扱いだの、戦術だの、フォーメーションだのってそんなことばっかり先立っていますが、そんなことは後回しでもいいんじゃないか。そのために指導者の「観る」という能力がすごく問われるんじゃないかなっていうのは、大学生を指導する場合もそうですが、最近小中学生を観ていてより一層思いますね。子どもの時にやるべきは、ボールを扱うこと、神経系に刺激を与えること、と言われますが、刺激を与えるというのは何もボールを触ることだけではないんです。ボールがあろうがなかろうが周りを見るとか、自分がどうあるべきかなって、その「考える」ことそのものに意味があると思うんです。ボールを触る=神経系への刺激=少年時代に必要なことだとか、ドリブル=少年に必要なことだとか言われますが、私はキック練習だって神経系刺激の一つだと思っています。やっぱり小さいときにちゃんと(足で)捉えるフィーリングを養っておかないといけません。近年、キックが上手くない子がすごく多い気がします。高校年代になると、やっぱりキックの質の差が如実に個人差、チーム差になっていると思います。ましてや日本代表レベルなんて、速さと上手さに加えて正確性が必要ですから。■なんでもルール通りきっちりやるのではなく、時に余韻を楽しむこと現在私が代表を務めるロヴェスト神戸は先代の代表者が「ドリブルのロヴェスト」と言われたいと、ずっとドリブルを主体にやっています。私もそれを否定はしませんが、ドリブルと同じくらい他の何かを付け加えないといけないと考えています。ドリブル主体のチームあるあるで、ボールが足元に来て「さあ、サッカーが始まるぞ」みたいなことが多くて......。ですから5割以上とは言いませんが多少はボール操作力と合わせてキック、そして飛んできたボールのワンタッチコントロールにも注力すべきだと思います。例えば飛んできたボールをコントロールしてからドリブルドリルを開始するとか。ファーストタッチで最初のドリブル操作へスムーズに移行させるコントロールをしないと実践的ではない訳です。指導者も先入観や、思い込みを捨てて常に「なぜだろう、どうしてこうなるんだろう」というところを持っていないと、子どもたちに刺激を与えられいないと思うんです。課題を与えられて挑戦し、成功もするし失敗もする。うまくいったら、「ナイス、いいぞ!」ともっと褒めてあげたらいいのにとある指導者に言うと、「次の順番を待っている子のことが気になって、一人ひとりの子どもたちを観れていない」と言ってました。私としては、「いや、何秒以内に次がスタートしないといかん、というルールでもあるんか?別にいいやん、その余韻を楽しんだら」って思うのですが、コーチたちも真面目なので「こういう風にしないといけない」という思い込みがあるみたいです。最近は真面目で一生懸命である一方で、挑戦することを不安がったりする慎重な行動をする子が多いとも感じますが、実は指導者側にもそういうタイプの人が出現し始めている感じが、ライセンス講習会や様々な講演や講習会を通して感じます。選手にも指導者にも、何かトライをするとか、失敗を失敗に見せないような努力、たとえば「こういう失敗はこうしたら防げるな」という研究心をくすぐる必要があるなと感じているところです。■子どもを成長させるには、チームと親で反比例しないこといつの時代もプロならプロ、大学なら大学、高校なら高校でトップの選手たちにはいろいろと磨かれていく環境はあると思いますけど、そこを目指す小・中学生の世界はやっぱり最後は指導者の力がものをいうと思います。そして、保護者はチームの教えと反比例することをしないことをお願いしたいです。例えば、自分のことは自分でやるように伝えているのに、ウェアの準備から何から何まで沢山のことを親がやってしまったり、失敗させないよう先回りして思考力や挑戦・調整する力を奪うような行動を控えて欲しいんです。ユニフォームは自分で用意し、もし忘れたら自分が試合に出られない......。自分で責任を持つのです。そしてその子は次の機会ではきちんと準備するでしょう。■サッカー少年少女の親として何より大事なのは、子どもをプロにすることではない――以前、サッカー少年少女を育てる親として大事なのは、子どもをプロにすることじゃなく経済的、精神的に自立させることだとおっしゃっていましたね。プロになりたいならなりたいでいいと思うんだけど、プロなんていう特殊な能力の仕事をしようと思ったら、余計に自立が必要だと思うんです。サッカーに限らず、どんな仕事でも結局その積み重ねがない人は、何をやってもちょっと物足りないだろうと思うんです。スポーツがとてもクローズアップされるのですが、歌手でも俳優でも会社でも、その筋のプロ(大きな仕事のできる人)と言われる人はそれ相当の努力を重ね、他の人にない技・技量を身につけ、いつ何時でもミスなくタスクを成し遂げるのですよ。歌手・俳優さんはいつも笑顔で苦しい顔も見せずに平然と(そう見えるように)歌い上げ、演技して見せ、歌劇団の演者はステージでミスしないです。ミスがあったとしてもわからないようにカバーもできるんだと思います。サッカーのプロを目指す人たちは普通の努力と経験だけでは簡単にプロになれるものではないからこそ、プロセスが大切なんだと思います。小さい時はサッカーを大好きになり、技の習得など"続ける"力を養いたいですね。歌手で言えば幼少期から歌うことが好きだったというような。そして年齢が上がる度に持っている技の強さ速さを磨いていく。辞めずに繰り返しレッスンする歌手志望・俳優志望の女の子のように。同時に社会を生きていくことを意識していく。ですからもっと子どもにいろんな体験をさせてあげないといけません。■グラウンドは子ども自身が思考して行動する場所、親は手をかけず見守ってサッカーは頭を使って考える良いスポーツだと思います。そんな良い土台・素材になるスポーツであるサッカーをやっているのに、そこに立ち向かう子どもに失敗を含むいろんな経験をさせないようにしているのは、言えば矛盾している行動です。グラウンドの中に入ればそんなに危険なことは起きないので、そんな過保護にならないでくださいと保護者の皆さんには伝えたいですね。それでなくても自分で行動しない環境(親が準備してしまう)が多い中、子ども自身が自ら何かを考えて行動を起こせる折角の時間(サッカー・スポーツ)に親は入ってこないでください、と。スポーツの場面でも常に親があれこれやってあげるなら、わざわざサッカーを習う必要がないんじゃないかと。それなら大事に家に置いておいたら?と言いたくなります。保護者のみなさんが、サッカーを通じてわが子にどうなってほしいのか、親はどうあることが子どもの自立につながるのか、いま一度考えてお子さんの成長を見守って欲しいです。急がば回れ。子どもをサッカー選手にさせたいのであれば自主自立です。子どもたち自身が成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>
2024年04月11日兵庫県神戸市の街クラブ、「ロヴェスト神戸」代表である昌子力さんは、Jリーガーであり元日本代表である昌子源選手の父親です。親としてそして指導者としての2つの視点から、サッカー少年・少女を育てる保護者として大事なこと、心得についてお聞きしました。前編では親の立場から幼少期の源選手のサッカーへの関わりについてお話しいただきました。(取材・文:貞永晃二写真:柳瀬心佑)Jリーガー昌子源選手の父・昌子力さんに、サッカー少年の保護者としてしていたことを伺いました(柳瀬心佑)子どもたち自身が成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>■指導者ではあるが、息子のプレーを見たことはほとんどなかった―――源選手のジュニア時代のお話からお聞かせください私は基本的には自分が指導するチームがありましたから、そもそも息子の試合を見る機会があまりありませんでした。息子がチームに入ったきっかけは、たまたまフレスカ神戸というクラブが近所の幼稚園に出張指導していたんです。そのときの子どもたちが小学校に上がるときにフレスカ神戸はチームを立ち上げて活動を始めていたのです。それが息子の2歳、3歳上の年代の上手な子たちでした。息子はその先輩やお友達に誘われて入れてもらいサッカーを始めました。そのチームは近所の公園で練習していたので仕事休みの木曜日にたまに見ることはあったのですが、土日の試合においては何回か見た程度でした。息子の送り迎えも皆無でした。それでも6年生のときに関西トレセンに選ばれ、私も協会スタッフとして会場入りするので、息子を車に乗せて行ったことがあったのですがそれが初めてだったくらいです。■質問を続けていたら、その日のプレーを事細かに覚えて帰ってくるように私は息子の試合を見ていない分、親として息子の様子を知りたいという気持ちは当然ありました。ですので帰宅してきた息子に夕食のとき質問するわけです。「今日どうやった?」「どこでやったん?何時頃までやってた?」「点入れたん?」とか......。あまり矢継ぎ早にあれこれ質問したら息子も面倒くさくなるだろうから、頃合いを観ながら適度な間を作りながら質問をしていました。すると息子が質問に答えて、という繰り返しが日常になりました。やがてあの子は父親に教えてあげようと考えたのか、その日のことをとても克明に細かく覚えて帰ってくるようになったんですね。「今日はこうやった、ああやった、こんなプレーをしたよ」みたいに。でも私は「へえすごいやん」と言うだけでした。「そんなときはこうすんねん」とか「そんなんじゃアカンねん」とかも一切言わずにね。そのうち本人が試合に出なかったときでもしっかりその日あったことを覚えて帰ってくるようになりました。プロ選手になってからのプレーを観ていると息子がなにか物を俯瞰して見ているような感覚さえ感じましたが、今から思えば子どもの時にその日の試合の様子や出来事を覚えて帰るというところから、"試合をやりながら全体を観る"という能力が養われたのかもしれませんし、小さい時の質問のやりとりが影響したのかもしれないと思っています。■サッカーについて息子に質問し、話を聞いて肯定するだけだった私は息子(源選手)に対しては質問して感嘆して同調することしかしなかったですね。話を聞いてやって肯定して、って感じでした。小学校のときは仲間に喜びを求めてみんなでワチャワチャやって楽しいですが、年齢が上がってくるにつれてサッカーの内容が難しくなったり、悩みが出てきたりします。それは私たち親子も一緒で、常にプラスのやり取りばかりが続くわけではなかったです。息子は夢がかなってプロ選手になりましたが、何事でもチャンスのタイミングや場所を何となく掴める子と、ちょっとそれをポロポロ逃してしまう子がやっぱりいると思うんですよね。そういう能力を育てるレシピがあれば良いのですがそのようなものはない訳ですから、それに近いものという意味では自分で見極める力や大人に相談できる力をつける事が大事だと思います。そのためにも子どもの話を引き出す大人の質問力が大切だと思っています。■家では自主練も遊びでのサッカーもほとんどしてなかった息子は小学生時代に、自分でボールを持って近所の公園でリフティングするとか、友達とボールを蹴るとかもほとんどしてないと思います。本当に家ではサッカーをしなかったんですよ。自宅が六甲山の麓だったので、いつも麓の川へ行って、天然の滑り台みたいな岩で遊んだり、近所の家のテラスで遊んだりとかしていました。源がサッカーをしているのをほとんど見たことがないのです。小学1~2年生頃はお友達を誘って極たまにミニゲームをやったことはありますが......。サッカー以外の遊びで運動能力が養われたというのもあると思います。その後選抜に選ばれて、関西トレセンにも選ばれてと経験値やステージが上がっていく訳ですよ。協会スタッフとしてたまに試合を観たりしましたが、幼少期から勘は良かったと思います。自らボールを持ち仕掛けていくか、ボール周辺の密集近くにいるかでした。ボールの周辺にいるがためにこぼれ球を拾っては点を取るし、味方が危ない時も自分が守るし、チャンスもピンチも俺が決めるみたいなタイプでしたね。それに加えてちょっと足が速かったりしたので、そんなところを評価されたのだと思います。■「お子さんには教え込まれたでしょう?」への返答時折、私がサッカー指導者をしているものですから「お子さんにはさぞかし教えて仕込まれたでしょう?」などと言われますが、「実は全く教えていないんですよ」と言うと、次に返ってくるのは「元々の素材が違いますからね」という言葉です。多少は持って生まれたものはあると思います。妻が結構運動能力高くて、ソフトボールでは日本リーグの選手でしたし、サッカーでも当時のLリーグの神戸FCレディースというチームに所属し西が丘競技場など幾多のサッカー場でもプレーしてるんです。2つの球技でトップリーグプレーヤーだったことや、さらにバスケットボールやバレーボールをやっても確かに上手いんです。そういう母親の持つ身体能力が、受け継がれているとは思っています。私の能力はほとんど受け継いでいないですが(笑)。■「サッカー辞めたい」と言われたとき、心底「辞めていいよ」と思った理由息子は中学からガンバ大阪ジュニアユースに入団したのですがそこでは宇佐美貴史らと同学年でした。当時めちゃくちゃ強い年代で周囲の期待も大きく、スタッフもかなり気合が入っていました。しかしながら体が小さかった息子は当時のコーチにかなり理不尽な扱いを受けたり、チームメンバーのいじめにもあって、中3へ上がる前にサッカーを辞めたんですよ。そのときは息子も親に気を使ったのか、ユニフォームを泥で汚して練習した振りをして帰宅したりしていました。母親が練習着の異変に気付き問うてみると、「もうサッカーはしたくない」と言いましたね。私はそれに対して「全然かまわないよ。無理してやることないし、辞めてもいいよ」と。父親の仕事がコーチだから、辞めるのは......と考えていたみたいでしたが、本当に心底もう辞めてもいいよと思いましたね。というのは、私も仕事柄プロを目指していた子がドロップアウトしてしまうのを過去たくさん見てきましたから、我が子もあんなふうになるぐらいだったら、もっと気楽に生きたらええんちゃうか、なんていう気持ちがありました。それでサッカーを一旦辞めたのですが、そんなときに私がインストラクターを務めていたB級ライセンスの受講生に米子北高の中村真吾コーチ(当時、現監督)がいて、城市徳之監督(当時)が大阪体育大学の後輩という縁もあって、米子北高の練習会に参加させてもらったんです。本人も久しぶりにボールを蹴ったこともあり、帰ってきた息子の表情は久しぶりに見る晴れやかな顔でした。数日後、本人が「俺、米子北に行くわ!」と言うてきたのでに行かせることにしました。米子北はかなり校則、躾が厳しい学校であったことや、寮生活を通して自主自立を育てられたと思います。また、ある程度ボールを扱える子がいても、攻守の切り替えの早さや連続したプレーを求めるチームスタイルで、加えてそれを徹底させていく強さのあるサッカー部でしたから、体力も根性もついて、あの子にとっては足らないものを補ってもらえてよかったみたいです。■子どものサッカーに対して何も言わなかったことが何よりの指導だったそこで何か物事が私の中でもスーッと1本に繋がった感じがしましたね。小さいときはやっぱりスキルをキチンと身につけて、15歳から17歳ぐらいで持っている技をより早く強く連続して発揮できるように持っていくのが絶対に必要だなと思いました。結局、源にはちょっとした身体能力があったかもしれないけど、あの子の実践するサッカーに対して何も言わなかったことが、何よりの指導だったんやと思っていますよ。あの子が自分で失敗をして自分でケツを拭かなあかんような環境に入ってこそ、これをやったらあかんのやな、ここまではええねんな、とかが理解できたようでした。■いつも何かに頼る環境にいると成長できないその後、鹿島アントラーズに加入してからのあの子を観て一番驚いたのは、喋れる選手になったことですね。実は中3のときに彼の持つ正義感に驚くことがありました。それを元々持っていたのか、そのときに芽生えたのかは分からないですけど、そういうことと相まって、色々な経験したからこそ自信を持って物を言えるんだろうなと。頼りないと思っていた子だったのに、インタビューでもちゃんと答えたり、自分の思いを言葉にしたりできるようになっていました。親が知らないだけで、子どもってまがりなりにも30年生きてきて色々な経験をして色々な人に出会って、ときには怒られときには褒められ、成長する度に自分の中で基準ができて行くわけですね。結局、たまたまうちの子はそういうふうになったけど、いつも何かに頼るような環境にいたら、そうはならなかったんじゃないかと思うんです。親離れ、子離れなんていう言葉で言うと簡単だけど、今は子離れできない親が多いんでしょう。最近は、子どもだけで過ごす時間があまりない感じがしますが、それはそれで親離れを遅らせる一つの要因になっているのかもしれません。■親が色々助けるのは学ぶ機会を失わせ、自立を遅らせる――何かその辺りで源選手と今どきの子というのは育ち方自体が違うかなと思います。家内も割と「子どもは子どもだ」と言っていました。子育てでは両親の仲がいいとか、子どもより父親(配偶者)を優先させることが一番重要だと。どういう意味かというと、例えば子どもの事は放っておいて夫婦でどこかへ遊びに行く。「あんたはサッカーでしょ、私たちは遊びに行くから。何時までには帰るからあんたもそれまでに帰っておいで」ぐらいでいいんですよと。我が家は割とそんな感じで子離れができていたんじゃないですかね。子どもの試合にも用事があればわざわざそれをキャンセルしてまで観に行くということはほとんどなかったですからね。親がいろいろ助けてやると、自立がやっぱり遅れる。本来経験すべきこと、失敗とか、ときには危ない目に会うとかを学ぶ機会を失わせているなと思います。それに加えてサッカー指導者も情報を与え過ぎ、準備のし過ぎだと感じます。丁寧すぎるんだと思いますね。後編では、ご自身の経験や指導者をしてきた中で実感している「保護者の心構え」についてお伝えします。子どもたち自身が成長を実感!サッカーが上達するサッカーノート>>
2024年03月14日松本清張原作のTVドラマシリーズ『松本清張の絢爛たる流離』初のデジタル配信が、本日11月3日(金・祝) よりスタートした。2022年に没後30年を迎えた、日本の誇る推理サスペンス小説界の巨星・松本清張。今昔問わず、一般的に原作小説が映画化・TVドラマ化されることは非常に多いが、こと松本清張の特徴は、映画・TVドラマの両方で(しかも同原作が複数回)映像化されている作品が多いということ。たとえば『点と線』『砂の器』『ゼロの焦点』などの名作が映画化かつTVドラマ化され、劇場ヒット作となり、TV高視聴率を記録している。このことは、松本清張作品の“原作力”の強さを如実に示しており、また、分かり易く親しみやすい作風の証左であると言える。ちなみに、映画化こそされてはいないが、『黒革の手帖』は1982年、1984年、1996年、2004年、2005年、2017年と連続・単発含めて5回TVドラマ化されており、米倉涼子主演の2004年版で知る人が多いかもしれないが、昨年の清張没後30年を機に山本陽子主演&田村正和共演の1984年版が初デジタル配信となり、今秋期間限定でYouTube無料公開されるなど、人気を博している。そして今回配信が開始された『松本清張の絢爛たる流離』は、1987年3月30日から4月2日までテレビ朝日系列にて4夜連続で放映された、単話完結の全4話構成。それぞれ主演は真野響子、小川眞由美、眞野あずさ、和由布子(現五木ひろし夫人)が務め、ダイヤモンドの指環を手にした瞬間から運命を変えられ翻弄されながらも、もがきあがく女たちの姿を通して、女の欲望と情念の深さ、したたかさ、たくましさが描かれている。<作品情報>『松本清張の絢爛たる流離』配信中()第1話「美しい人妻の復讐」『松本清張の絢爛たる流離』第1話「美しい人妻の復讐」恋人との仲を裂かれたことで、男という男はすべて憎んできた妙子。3カラットのダイヤの指輪をもらうことを条件に婿養子をとった妙子は、夫・忠夫を離れに住まわせ、ふたりの男と夜な夜な恋のゲームを楽しんでいた。そんな中、忠夫が死亡し、殺人容疑で妙子が起訴処分へと追い込まれてしまう……。出演:真野響子、江原真二郎、中島久之、綿引勝彦、河原崎建三原作『土俗玩具』脚本:吉田剛監督:真船禎第2話「銀座の女の完全犯罪」『松本清張の絢爛たる流離』第2話「銀座の女の完全犯罪」銀座の一流バーでママを務める佐保子は、パトロンの隆平からある日ダイヤの指輪を贈られる。一方、バーテンの二郎とも関係をもつ佐保子は、「俺を捨てたらふたりを殺す」と脅されるが、そんな中、隆平が二郎の存在を知るとすぐに、二郎が何者かによって殺されてしまい……。出演:小川眞由美、本田博太郎、加藤和夫、小松方正、池部良、日高澄子原作『陰影』脚本:柴英三郎監督:真船禎第3話「離婚した花嫁の殺意」『松本清張の絢爛たる流離』第3話「離婚した花嫁の殺意」OLの澄子は、政治家・粟島重介の仲介で群馬県の豪農・平垣新一と見合いをする。平垣家は、婚約の証として3カラットのダイヤの指輪を粟島に託すと、澄子は妻子ある恋人と別れ平垣の元へと嫁いだ。しかし、その直後、新一のアルコール依存症が発覚すると澄子は一切を捨て逃げ帰るが、実はそれが政治資金を出させるための粟島の企みだったと知り……。出演:眞野あずさ、伊東四朗、五代高之、錦野旦、稲垣昭三原作『夕日の城』脚本:須川栄三監督:真船禎第4話「年上令嬢の危険な誘惑」『松本清張の絢爛たる流離』第4話「年上令嬢の危険な誘惑」登代子(和由布子)は青年実業家の崎川(並木史朗)と婚約中で、幸せな日々を送っていた。ある日、別荘近くの建設現場で働くまじめな少年、次郎(西川弘志)と知り合いになった。別荘に連れて来ては、弟のようにかわいがっていたが、その次郎が登代子に婚約者がいることを知った……。出演:和由布子、西川弘志、並樹史朗、西川のりお原作『消滅』脚本:岩間芳樹監督:真船禎(C)松竹
2023年11月03日女優の松本まりかが、ミューズを務めるワコールの新WEBコンテンツ「松本まりかのOFFりかた」「OFFるオトナの読み聞かせ」に登場する。○■松本まりか、ワコールWEBコンテンツ「水曜のOFFる夜」に登場ワコールでは、平日の折り返し地点である水曜日の夜を、1週間を乗り切るために特にリラックスして過ごしたいタイミングと位置づけ、快適かつ気分が上がるナイトウェアを着て自分らしく過ごす“上質なナイトタイム”を提案。ここちよいナイトタイムを過ごすヒントとなるような新WEBコンテンツ「水曜のOFFる夜」を、23日より水曜日に3週連続で公開する。「松本まりかのOFFりかた」では、松本がリラックスタイムの過ごし方を紹介する。ドラマや映画に出演し、多忙を極める松本にとって、ナイトタイムは体と心をしっかり休めて自分をいたわるための大切な時間。そんな松本がリラックスモードになる、素の自分に戻る方法を「OFFりかた」と表現し、ワコールのナイトウェアを着用してプライベートで行っているボディケアや映画鑑賞など独自の「OFFりかた」を語る。第一夜(23日)は「ストレッチで疲れをリセット からだが喜ぶOFFタイム」、第二夜(30日)は「ハーブティー片手に 自分と向き合う静かな夜」、第三夜(9月6日)は「知的好奇心を満たす映画鑑賞で 精神的にもリフレッシュ」を届ける。最近ピラティスにハマっていて、日頃からストレッチをこころがけていると話す松本。「お気に入りのナイトウェアに着替えて筋膜リリースをすると心身ともにほぐれていくのを感じます」と自宅での取り入れ方を語る。おやすみ前はハーブティーを楽しみ、日記を書くことが習慣になっているとか。「去年、3年日記が完成したので、今年から5年日記に挑戦中。その日の出来事や感じたことを書きとめます。私にとって日記は、よりよい自分になるためのセラピーのようなものかもしれません」とルーティンを明かした。また、ひとり静かに映画作品と向き合うことも「OFFりかた」の1つだといい、「私にとって映画は知見を広げるだけでなく、自分の感性をリセットしてくれるもの」と映画鑑賞の意義を語っている。「OFFるオトナの読み聞かせ」は、心落ち着く川のせせらぎなど自然の音とともに、松本が癒しボイスで夜にまつわる詩を読み聞かせする音声コンテンツ。第一夜(23日)は『星めぐりの歌』(宮沢賢治)、第二夜(30日)は『月が出る』(小川未明)、第三夜(9月6日)は『湖上』(中原中也)が公開される。
2023年08月23日松本マラソン完走を目指そう「松本マラソン2023」は、長野県松本市にて2023年11月12日(日)に開催します。難コースともいわれる松本マラソンですが、「魅せたい三ガク都がここにある」を大会テーマに、松本の持つ魅力がぎっしり詰まったコースを走り抜けます。晩秋の難コースにチェレンジしてみませんか。開催概要について会場は松本市総合体育館。種目はマラソン(42.195km)、ファンラン(10km)、ファミリーラン(1.8km)の3部門があります。参加費はマラソンが12,000円、ファンランが4,000円(中高生3,000円)、ファミリーランは、大人1名・子供1名の組が3,300円、大人1名・子供2名の組が4,400円です。制限時間はフルマラソンが6時間、ファンランが1時間30分、ファミリーランが20分です。ファンランは計測・表彰はありません。晩秋の松本平を満喫できるコース松本マラソンのコースは「松本城と城下町を感じるエリア」「アップダウンの激しい赤木山エリア」「広大な眺めの信州スカイパークエリア」の3つのエリアに分かれています。前半は、松本のシンボル国宝松本城の天守を眺めながら走り、中盤からはアップダウンを感じる高低差のあるコースになります。後半は、信州スカイパーク内の秋ならではの景色を楽しみながら走ることができます。(画像は公式サイトより)【参考】※「松本マラソン2023」の公式サイト
2023年05月02日松本市浅間温泉エリアの観光活性化を目的として、宿泊施設の運営や観光関連施設の誘致などに取り組む株式会社WAKUWAKU浅間温泉(本社:松本市浅間温泉、代表取締役社長:岡 嘉紀)は、運営する「onsen hotel OMOTO」の屋上を改修し、北アルプスや松本の夜景を見渡す絶景の展望サウナを4月1日(土)にオープンいたします。北アルプスを眺める展望デッキ■北アルプスを見渡す、絶景の展望サウナ当館の中で最も景色の良い場所に、セルフロウリュが可能なフィンランド式サウナと温度管理された水風呂、展望デッキを設置しました。屋上に大きなランドスケープをつくることを目指し、西側に現れる北アルプスの山並みが主役となるような空間となっており、夕暮れの景色や朝日を浴びた山々の風景と共に、他にはないサウナを楽しむことができます。夜のサウナのライトアップ■夜は、松本の夜景を一望日が暮れると、サウナのランドスケープを映し出すようにライトアップされ、松本の夜景が広がり、昼間とは違った雰囲気に包まれます。サウナをご利用されないお客さまも、夜風を浴びる入浴中の休憩や景色を楽しむ展望テラスとしてご利用いただけます。サウナ建屋の中からの北アルプス■景色を楽しむ工夫やヒノキの質感7階の大浴場からつながる屋上のサウナは、外壁の角度などを工夫し、大きな窓を設けることで、サウナの中から北アルプスの山並みを一望することができます。お客さまが触れるサウナの内部、水風呂の縁や外気浴のためのベンチには、質感として暖かみのある天然木のヒノキを使用しています。サウナのドアの押し手には、元々屋上にあった大きな看板の「お」の一部が再現されているなど、当館の記憶や歴史と共にお楽しみいただけます。■「onsen hotel OMOTO」の歩み当館は、創業100年の「ホテルおもと」を引き継いでリニューアルし、2020年7月に開業しました。2020年2月の事業承継から改修工事を開始する時期に新型コロナの感染拡大が始まり、開業後からこれまでは、コロナ禍の影響を大きく受けた営業となりました。その中でも、多くのお客さまにお越しいただけるようになり、3年目となる今年度には、年間約13,000人のお客さまにご宿泊いただき、黒字化も達成する見込みです。当館は、「泊食分離」のサービスのため、年間約13,000人の宿泊客のほとんどが地元で食事をとるなどしており、繁忙期には、近隣の飲食店が不足するほどの地域経済への波及効果をもたらしています。【onsen hotel OMOTO 概要】所在地 : 長野県松本市浅間温泉3丁目13-10アクセス: 松本駅から路線バスで20分程度駐車場 : 有URL : 【株式会社WAKUWAKU浅間温泉 概要】会社名: 株式会社WAKUWAKU浅間温泉代表者: 岡 嘉紀所在地: 長野県松本市浅間温泉三丁目13番10号URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月20日この秋、島根県雲南市の大東ふれあい運動場陸上競技場にて「昌子源カップ」という少年サッカー大会が開催されました。この大会は、島根県雲南市で活動する大東ジュニアフットボールクラブ(以下、大東JFC)が主催している大会で、クラブの代表を務める横山武志さんとガンバ大阪(※開催当時)の昌子源選手の父親で、長年サッカー指導にかかわってきた昌子力さんが島根県出身で旧知の仲ということもあり、地域の子どもたちのためになる大会にしたいと4年前から「昌子源」選手の名を冠して開催しています。子どもたちが主体の大会でどんな光景が見られたかをお届けします。子どもの主体性を育てたいと思っているチームや保護者の皆さんは参考にしてみてください。昌子源カップ出場チーム全員で記念撮影(写真提供:大東JFC)サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■ベンチに監督、コーチが入らない大会には大東JFCのほか島根県内や近隣の鳥取県、広島県などから全8チームが参加。4チームずつのリーグ戦ののち、上位決定戦が行われるレギュレーションで行われました。大東JFCの横山代表は、以前よりサカイクの理念に共感してくれており、チームでの指導においても子どもたちの人間性を高めることを重視しています。今年6月にはサカイクのイベント「池上カップ」も開催するなど、子どもを成長させることのみならず、保護者、指導者も学ぶ機会も作っています。4回目となる今年の昌子源カップでは、池上カップのフォーマットを踏襲し、指導者が選手と同じベンチに入らず、対戦相手の指導者とともに本部ベンチで声を出さず見守る方法を採用。この大会では指導者たちは選手と離れ、本部ベンチで昌子力さんと一緒に試合を見ていた(写真提供:大東JFC)そのようなやり方は初めてという指導者も多かったですが、「あの選手上手ですね」「普段どんな指導しているんですか」など指導者同士で交流をしていました本部ベンチで監督たちと言葉を交わしながら試合を見ていた昌子力さんも、「こういう形式の試合は初めて体験したけど、大人がいなければいないで子どもたちも何とかするものだし、良いね」と評価していました。指導者の中には、「子どもたちとの距離感が分かった」と口にした方もいたそうで、離れてみることでの気づきもあったようです。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは■時間管理や作戦決めも自分たちで行うベンチからはポジティブな応援の声がたくさん聞かれた(写真提供:大東JFC)選手たちの方も、ベンチに大人がいないことで、普段とは勝手が違います。いつもは監督やコーチがメンバーを決めて送り出していたチームも、この大会では自分たちでしなければならないのです。いくつかの学年が混在しているチームもありましたが、多くの場合は上級生が主体的に声をかけ、自分たちでメンバーや戦い方を決めたり、試合の残り時間なども管理するなど話し合いをしながら試合に臨んでいました。監督やコーチは反対側のベンチで声を出さず見守っているだけなので、ピッチの中のチームメイトへの声掛けも選手たちが積極的に行います。外から見たプレーのアドバイスだけでなく、「いいよ、いいよ!」「ここから1点取り返そう」「まだまだいけるよ」など、ポジティブな声掛けが響き渡っていました。試合の後は、両チームが対面してお互いのチームの良かったことを伝えあう時間も設けられました。そこでもやはり、「〇〇の時のプレーが良かったと思います」「応援が積極的でよかったです」など、相手チームの良さを積極的に発言する姿が見られました。大会終了後は表彰式が行われ、順位の表彰のほかにポジティブな応援したチームを選出したサカイク賞が贈られました。チーム表彰だけでなく個人の優秀選手も選出。昌子力さんが選出した各チームの優秀選手が発表では、副賞としてガンバ大阪(※開催当時)の昌子源選手のグッズが贈られ、子どもたちは憧れの選手のサイン入りグッズに目を輝かせていました。■大人が離れることで、子どもは自分で動くきっかけをつかむ練習でも試合でも、大人が先導して行動を促すことが多いと思いますが、それではいつまでたっても自分たちで考えて動く力が身につかないものです。困っているときやアドバイスを求められたらサポートするのは当然として、少しづつでも子どもたち自身で話し合って動く機会を作ることで、思考し行動する経験を積み重ねることができるもの。大人がかかわりすぎないことで、子どもたちは自分で動き出す。参加チームの皆さんもそれを感じた1日になったようでした。みなさんのチームでも参考にしてみてください。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年12月26日俳優の神木隆之介、女優の松本穂香が出演する、KDDI「au」の新CM「恋に恋する松本さん」編が9日より放送される。auのCMとしてお馴染みの「意識高すぎ! 高杉くん」シリーズ。今回は、少女漫画のようなシチュエーションに憧れる松本さん(松本穂香)とそれに振り回される高杉くん(神木隆之介)のストーリー。少女漫画の主人公のように食パンをくわえ「ちこくちこくー!」と慌てて登校する松本さん。勢いよく曲がり角に差し掛かると同じく登校中の高杉くんとぶつかってしまうというまさに少女漫画風の展開を迎える。高杉くんは「ごめんなさい……」と松本さんを心配するが、松本さんは「どこ見てんのよこのメガネ!」とわざとらしく言い放つ。高杉くんは「メガネ?」ときょとんとしながら普段とはどこか違う雰囲気の松本さんに違和感を抱く。場面は学校に変わり、高杉くんが扉を開けて教室に入ると、「さっきのメガネ! なんで同じ教室にー?!」と松本さんの声が教室に響き渡ったかと思えば、女子たちと「的な出会い」「あるあるー!」と大盛り上がり。どうやら恋愛作品の話題で盛り上がっている様子で、高杉くんは「何の話……?」とポカン。最後は、窓際で動画を観る松本さんに「何観てるの?」と声をかけてみると、「『初恋』だよ、高杉くん」と振り向きざまに少し照れた表情で答える松本さん。そんな松本さんに高杉くんは胸の高まりが抑えられなくなり、「どぅどぅん」と言ってしまうのだった。
2022年12月09日来年の大河ドラマ「どうする家康」で徳川家康を演じる松本潤が、家康の素顔を求めて旅をする歴史ドキュメントの第2弾「どうする松本潤?徳川家康の大冒険2」が9月10日(土)に放送される。今回のテーマは、「なぜ家康は天下人になれたのか?」。幾度となく襲いかかる人生の危機の中で、家康が熱心に行っていたのは戦や政争ばかりではない。実は、家康が人知れず、日々熱心に取り組んできた「趣味」の中に、家康が危機を乗り越え、天下人にのぼりつめることができた秘密が隠されている。乗馬、たか狩り、聞香など家康が打ち込んだ趣味の数々を松本さんが体を張って実際に体感。さらに、「最も家康に似ている」といわれる普段は非公開の家康・等身大の木像や、徳川宗家・次期当主の徳川家広さんも登場。愛知県、岐阜県、山梨県、京都府をめぐり、教科書には載っていない知られざる徳川家康の人物像に迫る。解説は本郷和人(東京大学史料編纂所教授)、語りはキムラ緑子が務める。【どうするポイント 1】「乗馬」天下人への道は「負けても死なない」こと三方ヶ原の戦いで武田信玄に惨敗し、絶体絶命の危機に陥った若き日の家康。「生きていてこそ次がある!」。どんな状況であっても最後は逃げて命をつなぐために、家康がのめり込んだのが「乗馬」だった。日本伝統の古馬にまたがり、「家康の逃げの乗馬術」に迫る。【どうするポイント2】「たか狩り」天下人への道は「誰よりも長生きする」ことライバルたちが次々と病死する中、家康の秘策は「ライバルたちよりも長生きすること」。健康オタクへの道を邁進する家康がことのほか重視したのは「たか狩り」だった!75歳という驚きの長寿を全うし、天下人レースを逃げ切った家康健康長寿の秘訣に迫る。【どうするポイント 3】「聞香」天下への道は「己に勝つ」こと誰が敵で誰が味方なのか?陰謀渦巻く心理戦を勝ち抜いた家康の強さは、どんな状況下でも冷静さを失わないメンタルの強さでもあった。それを支えていた家康の趣味こそが「香」。家康がのめり込んだ「聞香」とはどんな世界なのか?家康考案のオリジナル香の再現にも挑戦する。■木道壮司チーフ・プロデューサーよりコメント天下人となった徳川家康は、神君・家康公として神格化され、「いかにエラい人か」を伝える記録ばかりが残されています。本当の人間・家康とはどのような人物だったのでしょうか?今回、そんな家康の素顔を探るため、家康がのめり込んでいた「趣味」を、松本さんが家康の気持ちになりきって体当たりで挑戦!そこからどんな家康像を発見することができたのでしょうか?歴史の裏側を松本さんと一緒に探っていけば、2023年の大河ドラマ「どうする家康」がより楽しくなること間違いありません。「どうする松本潤?徳川家康の大冒険2」は9月10日(土)19時30分~NHK BSプレミアム、BS4Kにて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年09月06日嵐の松本潤が出演する、日本航空の新WEB動画「櫻井翔・松本潤の行こうぜ! ニッポン! 九州」編 Part1~3が21日、公開された。同WEB動画は、松本と櫻井翔が日本全国に旅に出かけ、各地の魅力を紹介するシリーズの最新作。松本が福岡と佐賀を訪れ、九州の文化・伝統に触れている。佐賀・呼子にある漁協直営の「呼子台場みなとプラザ」を訪れた松本は、名物のイカを自らさばいて食べることに。「イカは暴れるって聞くよ」と墨対策にカッパを着ながら恐る恐るすくい上げ、包丁を入れていくと、見守っていた婦人会から「上手!」と声が上がる。続いて、福岡・八女の「光安青霞園茶舗」で玉露とういろうを堪能し、茶葉の香りや茶器にも興味津々。店主・光安さんのお茶入れを真剣に見つめ、2煎目にはお茶入れにチャレンジし、華麗な所作を披露した。また、最後に訪れた「門田提灯店」では、櫻井へのお土産として提灯の絵付けに挑戦。「櫻井くんといえば迷彩のイメージだけど、時間がかかりそうだな……やっぱり彼の名前を入れるのがいいかな……!」と提灯に“櫻井”の文字を入れることに。“櫻”の字を間違えてしまうハプニングもあり、「(出来上がりが)どうなってもいいや……(笑)」と言いながらも、スタッフが話しかけると「ちょっと静かにしてください」と返し、真剣な様子で書き進めた。旅を終えた松本は、「その土地の文化・食に触れたり、そこに行かないと見られない景色、感じられない空気感を感じることができたので、心が豊かになる気がします。旅に来られてよかったです」と満足気に振り返っていた。
2022年08月22日嵐の松本潤が出演する、リクルート・SUUMOの新CM「松本潤さんのスーモノリスで地図検索」編が、17日より放送される。新CMでは、無機質な白い空間に松本が登場。スマホを模した巨大な石板を前に松本が「住まい探し……」「地図……」と語りかける。するとそこに地図が浮かび上がり、手でなぞりながら物件検索をし、「使いやすい……」とつぶやく。■松本潤インタビュー――今回のCM撮影の感想は?楽しかったです! 実は撮影の方は以前から親交がある方でしたし、監督も僕と同い年で、以前から監督が作る映像が好きで、一緒に仕事してみたいと思っていたんです。今回のCMは結構特殊な設定・空間なので、どうやって演じるか目指す映像の世界観を監督と話し合いながら撮影しました。――今回のCMのみどころは?独特な世界観の中でちょっとクセのある感じを楽しんでいただけたら嬉しいです。「SUUMO」が、「物件数 No.1」であり「いろいろな情報が手軽に手に入る」というサービスのすごさと、近未来的な映像のかっこよさの両方を楽しんでいただけたらと思います。――「なぞって検索」機能で検索して、どんなエリアに住みたいですか?リアルに自分が選ぶとすると、普段行くジムや、よく行く友達がやっている飲食店などは、わりと1カ所に集まっているので、そのエリアを囲むかな。やっぱり近い方が楽なので。これまでいろいろな所に住んできましたが、僕の場合、結局行く所はほとんど変わらないんです。そこから離れたエリアに住んだこともあるのですが、やっぱり近い方が便利だなって(笑)。僕はいろいろ見るのも好きなので、緑の多いエリアや、魚がおいしそうな海沿いなどを検索してみるのも楽しそうですよね。――物件選びで迷うことはありますか?あまり迷わないかな。自分がその家に住んだらどこに何を置いて、玄関や風呂へはどこを通って……などを想像しながら選びます。あとは、日当たりや景観、駅からの時間、近くに自分に必要な場所がいくつあるのかなども考えます。でも最終的には、自分のフィーリングで「あ、ここにしよう」って納得がいくということがいちばん大事なのかなと思います。――最近の自宅でのマイブームは?最近は、帰ってきてリラックスするために、お香やキャンドルをたくことがマイブームで、割と習慣づけていますね。現場にいる時間が長いので、家に帰ってきて、仕事と自分の時間を切り替えるスイッチにしているんです。あとは、最近、撮影で朝が早いことが多いので、毎朝6時くらいには起きるようにしています。朝のうちに運動したり、サウナに入ったりして現場に行っています。――現在の自宅を「今後こうしたい」などのお考えはありますか?僕は現状に満足していますね(笑)。あえて言うと、最近仕事が立て込んでいるので仕事の資料が増えてきたんです。本などを買ったことで本棚が整理しきれなくて。前回のインタビューの際に「物を減らしてシンプルにした」と言ったんですけど、もうちょっと収納を作っておけばよかったな(笑)。
2022年08月16日公開初日を迎えた映画『ぜんぶ、ボクのせい』の初日舞台あいさつが11日、東京・新宿武蔵野館で行われ、白鳥晴都、川島鈴遥、松本まりか、オダギリジョー、松本優作監督が出席した。秋葉原無差別殺傷事件をモチーフにした『Noise ノイズ』(2019年)が国内外の映画祭で話題を呼んだ松本優作監督の最新作となる本作。オーディションで抜てきされた14歳の新人・白鳥晴都が主人公の優太役を、白鳥扮する優太に優しく接する詩織役を川島鈴遥が演じ、力強い語り口と鮮烈な映像で優太と孤独を抱えた人々の交流を描く。優太の母親役を演じた松本は「私は優太くんと監督としか一緒じゃなかったので今日オダギリさんや川島さんとの空気が本当に和やかですごく笑いあっていて、そんな現場だったんだなと思いました。きっと楽しい撮影だったんですね?」と白鳥に問うと、白鳥は「本当にみんな家族じゃないですけど、そんな感じで楽しい撮影でした」と答えた。白鳥は若葉竜也がいる中で母親役の松本に拒絶されるシーンを振り返り、「そのシーンは結構何度も撮らせていただき、その時の松本さんと若葉さんの熱量が凄くて、僕が持っている力以上のお芝居ができたと思います」と隣にいた松本に感謝した。そのシーンはYou Tubeで213万回再生されている予告編でも公開され、映画の公開前から大きな話題に。ネグレクトをする母親役という難しいキャラクターを演じた松本も同シーンに触れて、「(優太に)『帰って!』というところで優太を押し返すんですが、暴力のような暴力じゃないような。その時に優太の身体がすごく柔らかくて小さくて折れそうで、その押し返した手が拒否しているのにすごく悪いことをしているという、感じたことのないような感覚を撮影の時に覚えました」と振り返った。続けて「ネグレクトの母親を報道する時は非難の対象となりますが、母親の感情に寄り添うことをあまりしない社会なのかなと。どうしてこういう母親が生まれてしまったのかということを考えるのも大事だとあのシーンをやって実感しました。社会への問題提起でもある気がします」とネグレクトをする親たちの環境なども報道して欲しいと訴えた。また、MCから仲野太賀とのシーンでアドリブが多かったと紹介されたオダギリジョーは「太賀さんとのシーンでアドリブだったというのを今日初めて知らされました。あまり覚えていなくて」ととぼけ、「現場に猫がいたんですけど、すごく大きなふくよかな猫で僕もそれを押し出そうとしたんですけど、その柔らかな感触が。その時に僕も少し理解できた気がします。そういうアドリブだったかなと思います」の松本を真似たコメントで笑いを誘っていた。
2022年08月11日女優の有村架純、松本穂香が出演する、伊藤園「お〜いお茶」の新CM「本物のおいしいを、茶畑から。」編が14日より放送される。新CMは「お〜いお茶 緑茶」のリニューアル発売にあわせて企画・制作されたもの。事務所の先輩後輩の間柄でプライベートでも仲の良い有村と松本によるTVCM初共演作となる。CMのコンセプトは“本物のおいしいを、茶畑から”。飲む時点で一番おいしい状態を目指すための「おいし さの秘密」から生まれた同商品の特徴を、雄大な茶畑の風景を前に有村と松本の息のあった掛け合いの中で表現している。なお、CM撮影の裏側を描いたWEB CM「タイムトリップ」編が同日公開。○■有村架純、松本穂香インタビュー――CM撮影の感想を教えてください。有村:まつもっちゃんと一緒に(TV)CM撮影ということが初めてだったので、どんな感じで仕上がるのかすごく楽しみです。松本:前回のWEB CMの流れからなのか、私のキャラが結構すごいものになっていて、新鮮で楽しかったです。――「お〜いお茶」では「タイムトリップ」をテーマにしたキャンペーンを展開していますが、もしお二人が 「タイムトリップ」できるとしたら、いつに戻ってどんなことがしたいですか?有村:あんまり過去に戻りたいと思ったことないけど、強いて言うなら、高校2年生で地元の高校から東京の高校に編入したので、修学旅行とか卒業式とか、もうちょっと地元のみんなと一緒に過ごしたかったなって思います。松本:私は幼稚園児です。何の悩みもなく、ただ走り回って、食べたい時に食べたいものを食べて、寝たいだけ寝て。すごい疲れてる人みたいな答えを出しちゃったけど(笑)。有村:(松本は)自由を求めてるみたいです(笑)松本:はい。――松本さんは、撮影日(2月8日)の3日前の2月5日がお誕生日でしたが、25歳の目標はありますか?松本:もっと自由に生きたいなと思いますね(笑)。将来に向けて、楽しい方向に行けたらいいな。安定に向けて。有村:大事大事(笑)。――有村さんは、撮影日(2月8日)の5日後の2月13日がお誕生日ですが、29歳の目標はありますか?有村:最後の20代ということで、気楽に変わらずひとつひとつに向き合っていければなと思うんですけど。30歳になってから逆にどうしていこうかなっていうのはあって。29歳はあまり深くは考えず、最後楽しめたらいいなと思います。松本:30代楽しみですか?有村:めっちゃ楽しみ。なんかね、老いってやっぱり怖いけど、でもみんなが来るものだし、それが美しいなと思うから楽しみです。――このCMが公開されるのは3月14日ホワイトデーですが、お二人はホワイトデーに何か思い出がありますか?有村:小学校の時に3年間好きだった人がいて、4年生のときに渡そうと思って渡せなくて、5年生のときに渡したら初めてその人からホワイトデーのお返しをもらったんですよ。で、6年生のときに渡したら何も返ってこなかった(笑)。松本:私も、幼稚園の時に、好きな男の子がいて。初めて好きになった男の子で、クラス全員その男の子が 好きみたいな。それでバレンタインにチョコレートを渡したら、お返しをくれるってなって、コンビニの前 待ち合わせということになったんです。親と一緒に(笑)。有村:お返しをくれたのはまつもっちゃんだけ?松本:多分、(彼は)私が好きだった(笑)。
2022年03月14日初秋の松本平を満喫できる松本マラソン2021は、2021年10月3日(日)に長野県松本市でマラソンの部(42.195km)、ファミリーランの部(2km)が開催されます。開催概要についてマラソンの部は、参加費:12,000円、参加定員:8,000人、ファミリーの部は、参加費:ファミリー3,300円(子が2人の場合は4,400円)、参加定員:250組です。申し込みは、2021年4月29日10時~6月27日、 先着順なので定員になり次第、受付終了となります。国宝松本城の景観をより楽しめるコースに変更今回のコースは、松本をより一層松本の持つ魅力を堪能できる新たなコースとして大幅に変更されています。松本市総合体育館前をスタートとし、国宝松本城を1周し、中心市街へと向かいます。中盤からは、アップダウンのあるハードで走りごたえのあるコースを走行し、信州スカイパーク陸上競技場をフィニッシュします。制限時間は6時間、日本陸連公認コースです。(画像は公式サイトより)【参考】※松本マラソン2021の公式サイト
2021年04月29日子供に何を与え、何を我慢させるかはそれぞれの家庭によって異なるもの。しかし「友達はこれを持っているのに、なぜ買ってくれないの」と子供からいわれてしまうこともありますよね。松本人志「その不満や悲しみを…」2021年1月14日、お笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志さんがTwitterを更新。娘さんとのエピソードを投稿し、「分かる」「考えさせられた」と話題になっています。ある日、娘さんは松本さんへ「友達の中で、ペットを飼っていないのは私だけだよ」と不満を口にします。きっと、ペットと楽しそうに遊ぶ友達と飼わせてもらえない自分を比べてしまったのでしょう。不満をもらす娘さんに対し、松本さんはこう感じたといいます。友達の中でペットを飼っていないの私だけ!ってうちの娘。その不満や悲しみを笑いに変えてみな— 松本人志 (@matsu_bouzu) January 14, 2021 不満をもらす娘さんに対して「その気持ちを、笑いに変えてみな」とメッセージをおくった松本さん。内容からは、思い通りにならない悔しさをバネにしてほしいという、娘さんへの気持ちが伝わってきます。怒りや悲しみなどの負の感情こそ、笑いに変えることで、周囲の人だけでなく自分の心も癒すことができるのかもしれませんね。ネット上では、松本さんの言葉にこのようなコメントが寄せられています。・素敵な考え方ですね。私も「うちはうち、人は人」といわれましたが、それ以上の意味を子供に伝えてあげるといいのかもしれません。・松本さんの言葉に、元気がでてきました。苦しい気持ちは笑いに変えて、乗り越えたいと思います!・欲しい物を買ってもらえず最初は不満でしたが、そのおかげで「今できる中で、どんな楽しみ方があるか」を考えられるようになりました。子供へ何を与えるかはそれぞれの家庭で異なり、そこに正解や不正解はないでしょう。欲しい物が手に入らない状況の中で、『自分らしい楽しみ方』を見出すことも大切なのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月15日玉木宏と高橋一生が、親の復讐を果たそうとする兄弟を演じる「竜の道 二つの顔の復讐者」の4話が8月18日放送。今回は松本まりか演じるまゆみと松本穂香演じる美佐、2人の“対決”と、美佐を巡る竜一と竜二の想いに多くの視聴者が想いを馳せている。養父母を自殺に追いやった運送会社社長に復讐を誓う双子の兄弟の姿を描いた、作家・白川道による未完の同名原作をオリジナル展開で結末までドラマ化する本作。整形し顔も名前も変え、さらに海外逃亡を経てコンサル会社社長として帰国、復讐を誓う運送会社・キリシマ急便に食い込もうとする竜一を玉木宏が、竜一の双子の弟で運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚となり、キリシマ急便の社長の娘に近づいていく竜二を高橋一生がそれぞれ演じる。また2人とは血のつながりのない妹で、小学校教師の道に進んだ吉江美佐を松本穂香が、竜一と竜二が復讐を誓う運送会社・キリシマ急便の社長・霧島源平には遠藤憲一、源平の跡取り息子の晃に細田善彦、娘で竜二と接近していくまゆみに松本まりか、竜一がブラジルから日本に連れてきた遠山凛子に奈緒、竜一に心酔し復讐のことを知りながらついていく砂川に今野浩喜。竜一と源平両方とつながるヤクザの会長・曽根村始に西郷輝彦といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。美佐はまゆみからホームパーティーに招待される。そこで竜二がまゆみとの結婚を望んでいることを知った美佐は、自分が血のつながりのない妹だと明かす。するとまゆみの表情がこわばり、それから美佐の周囲にホストが現れ嫌がらせを始めるように。美佐がホストたちの店に行くとそこにはまゆみの姿が。まゆみから竜二が金目当てで自分に近づいたと言われた美佐は、自らの過去を調べ始め両親の死の真実を知る…というのが今回のストーリー。美佐を拉致し「誰からも愛されて、まっすぐ育ってきましたみたいな顔して、私の前をうろつかないでくれる」と言い放つまゆみに、「それは誰からも愛されないからまっすぐ育たなかったと言ってるの?」と切り返す美佐。「美佐はおしとやかで弱そうにみえて本当は芯の強い人」「まゆみお嬢様、悪女なの分かるんだけど、実は愛されるのを求めてるんじゃないか?と思わせる感じ」「美佐VSまゆみが激熱」と対照的な2人の姿に視聴者から様々な反応が。その後、美佐は竜一が差し向けた曽根村の手下によって助けられるが、竜一の正体を知らない美佐は彼のことが気になっていく。そんな美佐の様子を複雑な様子で見守る竜二…。「美佐ちゃん、竜一のこと気になっちゃってる??よね!」「美佐を巡って双子と三角関係になったらやだなぁ……辛すぎる」「竜一、竜二、美佐それぞれの思いが切なく、辛い」など、美佐を巡る竜一と竜二の関係性にも多くの視聴者が想いを巡らせている。(笠緒)
2020年08月18日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が29日、自身のツイッターを更新。「松本人志に望むことありますか~?(ほろ酔い)」とリクエストを募集した。松本の呼びかけにさまざまなリクエストが寄せられ、松本は「ダウンタウンの新作漫才」、「YouTubeデビュー」という意見に、顔文字で反応した。ファンからの要望では、「インスタで浜ちゃんとリモート漫才やって欲しいです!!!」「浜田さんとリモートトークして欲しいですっ。有料でも見ます!!」「浜ちゃんとキス」「浜ちゃんとラジオ」「中居社長との公開リモート飲み会が見たいです」「中居くんと何かして欲しいです」「はしご酒に中居くん」など、相方・浜田雅功や中居正広とのコラボを期待する声が多数。また、「とんねるずと共演してください!」「インスタライブ」「筋トレ動画あげてください!!!」「家でコントを是非」というリクエストや、「コロナかからないでほしい」「浜田と長生き」「長生きしてください」「ダウンタウン2人で長生きすること」と愛のあるメッセージも多く寄せられている。
2020年04月29日3月28日の会見で、今年いっぱいでの芸能界引退を発表した森昌子(60)。4月4日に埼玉県・深谷市民文化会館で行われた還暦コンサートに密着した。爆笑コントあり、魂の熱唱ありの濃密な2時間。あらためて引退への思いを聞いた――。「自分の本音が言えたのですっきりしました。引退は決めたけれど、それを黙っていたことでずっと悶々としていましたから。引退会見を境に、目の前がぱあっと晴れやかになりました(笑)」この日、コンサート終盤で引退について話し始めると、客席から「やめないで!」の声が。「私なりに考え抜いた結論です。どうか私のわがままを許してください」。森がそう言うと、会場から大きな拍手が沸き起こった。「引退を決めたわけですから、1ステージを真剣に、1曲1曲に魂を入れて歌っています。それを12月まで続ける。それが私ができる、ファンの皆さまへのせめてもの恩返しだと思っているので」昨年10月から始まった「還暦コンサート」は12月まであと76カ所(4月12日現在)。全国津々浦々を回り、1日2公演を毎週3~4回行っている。合間にはテレビ出演などもあり、まさに多忙な日々の真っただ中だ。「ファンも高齢化していて『昌子ちゃんが近くまで来てくれたから、今日は見に来られたよ』と言われるとうれしい。大都市以外も周りたいとスタッフに話したらこんな数になっちゃった(笑)。だから忙しさでいったら、デビュー当時と同じかな」花の中三トリオのころと同じ慌ただしさという芸能生活ラストイヤー。「最後まで頑張りたいです」。そう語る笑顔は、決意表明のように見えた。13でデビューし27歳で結婚のため引退。20年のブランクを経て復帰。そこから13年の月日を重ね、先の引退会見。あらためてリタイア後の夢を聞いた。「まだわからないですねぇ。ただ、会見でも言いましたけど、絵を見るのが好きなので、美術館巡りをしてみたいです。いつも仕事で飛行機や新幹線に乗せられて、あっち行ったりこっち行ったりを繰り返しているので、ゆっくりと鈍行に乗って、各駅停車で降りて、いろんな景色や絵を見たり。そういうふうに過ごすのもいいのかなと思います」よく考えた末の引退発表だ。「1人の歌手がいなくなるだけで、こんなにみなさんに声を掛けていただけて、恵まれた歌手人生だったと本当に思いますね」
2019年04月22日今年いっぱいで芸能界から引退すると発表した歌手の森昌子(60)が28日、都内で引退会見を行い、「年内を持ちまして引退させていただくことになりました」とあらためて報告。引退を決意した理由やファンへの思いを語った。森は、1986年に歌手・森進一との結婚のため引退し、2006年に復帰。2度目の引退となり、「本来このような会見は非常に恥ずかしいのですが、3度目はございませんので、どうぞよろしくお願いします」と冒頭であいさつした。引退の理由は「昨年10月に還暦を迎えて60歳になるんだと、これからの自分の残された人生はあとどれくらいあるのかなと、真剣に考えるようになりました。私は幼少期から今まで自分の時間を使った時が少なくて、思い出もそんなに多くありません。芸能活動以外に時間をかけてこれからの自分の人生を大いに楽しんでいけるよう、大変勝手でわがままとはわかっているんですが、このように決断をしました」と告白。発表のタイミングについては「記者の方から『これからの目標は?』『50周年は?』と聞かれるたびに口ごもってしまって、本当の気持ちを伝えられない、とても申し訳ない気持ちになってしまい、このままでは無理だなと判断しました」と説明した。引退に関して悩んだか聞かれると、「なかったですね。60歳になったら何か新しいことが待っているんじゃないかなと、ふと考えてしまったんです」と返答。仕事への不満も「何もない」と言い、「逆に最近はいろんなところで番組にも出させてもらったり、コンサートにもたくさんの方に来ていただいて、『楽しかったよ』、『面白かったよ』って言っていただけているので、まったく仕事での不満はないです」と話した。そんな中での引退にファンへの心苦しさがあるのではと聞かれると、「昨日も座っていた方が『辞めないで』というのを持っていて、ごめんなさい、私のわがままで申し訳ないです」と謝り、「でも何か自分でやりきった感というか、歌い手として、本当に自分のやりたいことをやれてこられたことにはとても感謝しています」と自身の思いを述べた。歌手人生で大切にしてきたことを聞かれた場面でも「ファンのみなさまですね。一度辞めて20年間の時を経て戻ってきたのに温かく笑顔で迎えてくださったみなさまには、本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです」とファンへの感謝の気持ちを表現。前回の引退時と比較して「今回の方が非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです。一度目の引退のときは、ご報告という形での引退でしたので」とより申し訳ない気持ちだと打ち明けるも、「第2、第3の青春を取り戻していきたいと思っています」と前を向いた。年内最後の活動は、「12月中旬」を予定しているとのこと。NHK紅白歌合戦への出演の可能性を聞かれると「全くないです。私はテレビをゆっくりと拝見させていただきたいと思います」と否定し、「もしオファーがあったら?」と言われても、「ないと思います」と答えた。引退後については「正直まだ何も考えられなくて、残された日々をとにかく充実させるように、ファンのみなさまに私の気持ちが届けられるようにということしか考えられないですね。でも、映画とか美術鑑賞もそうですが、お料理も興味があるので、もうちょっと上手に作れるようになったらと思います」と話し、また、1日限りの復活の可能性を聞かれると「ないです」ときっぱり否定した。そして、ファンに向けて「本当に長い間応援をしていただき、ありがとうございました。森昌子は、みなさまのおかげでとても恵まれた歌手生活でした。これから残された時間、みなさまへの感謝を胸に抱き、精一杯皆様の心に残るいい歌をお届けすべく、全身全霊で歌ってまいります。どうか最後のその日がくるまでお付き合いいただきますようよろしくお願い致します」とメッセージを送った。
2019年03月28日森昌子(60)が年内いっぱいで芸能界を引退すると、一部スポーツ紙が報じた。記事によると森は46年間世話になっていた恩人が昨年夏にがんで死去したことから人生について考え直すように。自身も09年に子宮頸がんを克服するなど、闘病生活を経験。心身ともに休養する必要性を感じていたという。05年に森進一(71)と離婚後、シングルマザーとして3人の息子を育てるために芸能界復帰。長男は人気ロックバンドONE OK ROCKのボーカル・Taka(30)。息子たちが独り立ちしたこともあり、自分自身のための時間を持ちたいとも考えるようになったという。「昨年10月から今年12月まで全国100カ所以上を回る還暦ツアーを開催中。小学2年生のキャラ・まーちゃんも演じるなど、お客さんを喜ばせる演出が話題となっています。そうしたツアーでの完全燃焼の背景には、これまで支えてくれたファンへの恩返しの思いもあったのでしょう」(音楽業界関係者)森といえば、72年に「せんせい」でデビューし、73年には「中学三年生」がヒット。同じ中学3年生だった桜田淳子(60)や80年に引退した山口百恵さん(60)とともに「花の中三トリオ」として人気を博し、昭和の音楽史に名を残した。「おおみそかで引退となることから、06年まで15回出場したNHK紅白で引退の花道が用意される可能性もあるでしょう。出場すれば目玉歌手となるのは確実。元夫や、いまだに紅白に出場していない長男との豪華共演に期待の声が上がっています」(芸能記者)新元号で最初の紅白だけに、大いなる盛り上がりに期待したい。
2019年03月25日1月16日、ダウンタウンの松本人志(55)が、自身のTwitterを更新。HKT48の指原莉乃(26)がTwitterで「松本さんが干されますように」とつづったツイートをリツイートし、「指原様~」と反応した。1月13日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、松本は指原に対し「お得意の体を使って、何とかすれば」という趣旨の発言をし、その後ネットを中心に物議を醸していた。指原は、15日に自身のTwitterで、「ワイドナショー、緊張しすぎて本当に記憶がほとんどなく…改めて録画をチェック…」と改めて番組を視聴したことを報告。その後、「松本さんが干されますように」と失言した松本に対してツイートした。これに対し松本はすぐさま反応。「指原様~」とコメントとともに指原のツイートをリツイートした。松本のツイートに対し、7万2,000のいいねと1万近いリツイート、また、1,500を超えるコメントがされた。コメント欄には、「このやり取りは凄すぎる!」「二人の絡み大好きです!」「あの発言は信頼関係があるからこその発言」と指原と松本のやりとりに対し好意的なコメントも見られたが、「笑いに変える内容ではないですよね」「全く反省してない…信じられない」「全然おもろないで。ほんま、つまらん芸人になってしもたなあ」と厳しい発言もみられた。
2019年01月16日毎年、長野県松本市を舞台に開催される、指揮者 小澤征爾が総監督を務める国際音楽祭のセイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)。桐朋学園の創設者のひとりであり、偉大な教育者であった故・齋藤秀雄氏の没後10年にあたる1984年、小澤征爾と秋山和慶の呼びかけで世界各地に散る同門の志が一堂に集い、メモリアルコンサートを行ったことから、世界に名を響かせることとなる、サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)が生まれた。1992年にはSKOが母体となり、サイトウ・キネン・フェスティバル松本が誕生。2015年にセイジ・オザワ 松本フェスティバルと音楽祭の名称を新たにし、今年で27年目の開催を迎える。世界各地で活躍する演奏家たちが、唯一無二の音色を奏でるSKOによるオーケストラ コンサートは、3プログラムを開催する予定だ。【チケット情報はコチラ】Aプログラム(8月26日(日))は、2011年のフェスティバルでチャイコフスキー《交響曲第4番》を指揮したディエゴ・マテウスが、満を持して《第5番》を指揮。ハイドン《協奏交響曲》は、SKOが誇る名手たちが奏でる独奏にも注目して欲しい。Bプログラム(8月31日(金))は、総監督 小澤の弟弟子である秋山和慶が、得意とする王道のフレンチ・プログラムを指揮。Cプログラム(9月2日(日))は、フェスティバルとも縁の深いジャズ・トリオのマーカス・ロバーツ・トリオを迎えアメリカンでジャジーなプログラム “OMF Gig”をお届けする。小澤の恩師であるバーンスタインや、アメリカが誇る名作曲家ガーシュウィンの心躍る楽曲に身を委ねてみては。また、小澤がオーケストラ公演と合わせて情熱を注ぐオペラ公演では、プッチーニの喜劇『ジャンニ・スキッキ』を上演。遺産相続と恋人たちの行方を愉快に描いたオペラは、家族そろって楽しめること間違いない。OMFでしか聴けない、上質な室内楽プログラムも3つを開催。特に注目は、約半世紀にわたり、ジュリアード弦楽四重奏団で第1ヴァイオリンを務めたロバート・マン氏を偲び開催する「ふれあいコンサートI ~ロバート・マン メモリアルコンサート~」(8月19日(日))。氏が創立時より情熱を注いだ小澤征爾スイス国際アカデミーを迎え、弦楽四重奏と弦楽合奏を行う。マン氏がジュリアード弦楽四重奏団期より最も愛し、弦楽合奏としても多く指揮をした曲でもあり、近年、小澤も好んで取り上げている想い入れの深い、ベートーヴェン《弦楽四重奏曲第16番 Op. 135 第3楽章》の演奏も予定している。室内楽の偉大な指導者であったマン氏の教えを受け、音楽の真髄に触れた若い音楽家たちの演奏は必聴だ。他にも、1000円で聴ける「OMF室内楽勉強会~金管アンサンブル~発表会」(8月18日(土))や、教育プログラムを開催。期間中は松本市内のあちこちでオープンイベントも開催している。OMFは8月18日(土)から9月7日(金)まで開催。この夏はぜひ信州・松本で、忘れられない音楽体験を楽しんでみてはいかがだろうか。
2018年07月05日6月の博多座は、九代目松本幸四郎改め二代目松本白鸚、七代目市川染五郎改め十代目松本幸四郎の親子襲名披露興行。坂田藤十郎、中村梅玉、片岡仁左衛門ら華やかな面々が色を添え、歌舞伎の歴史に残る貴重な名舞台となりそうだ。開幕を前に、松本白鸚、松本幸四郎が公演に対する思いを語った。【チケット情報はこちら】「1月、2月の東京・歌舞伎座で私と息子と孫の三人で襲名をさせて頂きました。37年前に私が松本幸四郎を襲名させて頂いた時も三代襲名でしたが、今回も本当に奇跡のようなこと。歌舞伎を愛してくださる皆様が起こしてくださった“奇跡”。博多座では私と息子の襲名興行となりますが、その思いをしっかり受け止めて伺いたいです」と、笑顔で抱負を語ってくれた松本白鸚。続いて松本幸四郎は「十代目松本幸四郎を襲名させて頂きました。幸四郎という名前を父から譲られ、許されるということは本当に嬉しいこと。父の背中を追い続けるのは変わりませんが『松本幸四郎は僕だ』という思いで、さらに精進したいと思います。母が博多出身なので、博多は私にとって第2の故郷。その場所で襲名興行ができるのは本当に嬉しいです」と挨拶した。親が子に、子が孫に、それぞれ慣れ親しんだ名前を譲る。襲名とはやはり特別なものだ。父・白鸚は「今回の昼の部でも上演する『伊達の十役』の政岡を、染五郎が演じていた時に見事だと感心しました。そして『染五郎』という器から芸があふれ出ているなと。そこで器を『幸四郎』に変えれば、新たな芸を詰め込めるのではないかと思ったんです」、息子・幸四郎は「前回の襲名とは違い、今回は息子が同時に『市川染五郎』を襲名します。昨日まで自分が名乗っていた名前を別の人物が名乗るというのは、私にとって初めての経験で、自分が『幸四郎』になったという事をより強く実感させてもらってます。息子も子役から大人の役への変化の時期ですし、本当に新たなスタートですね」と、それぞれの思いを語ってくれた。昼の部で幸四郎は、2015年二月花形歌舞伎で好評を博した『伊達の十役』を勤める。市川猿翁(三代目猿之助)が復活させた、立ち回りあり、宙乗りありの大スペクタル劇。40回以上の早替りを幸四郎が魅せる十役の演じ分けや、今回は特別に三浦屋女房を三浦屋亭主に変え、白鸚が演じるというのも見どころだ。夜の部では「毎日踊っていたいと思えるぐらい好き」という舞踊の大曲『春興鏡獅子』を踊る。白鸚は夜の部の『魚屋宗五郎』を演じる。「襲名であることも、高麗屋の芸を披露することも大事だけれど、やはり一番はお客様に喜んでいただける演目であること。世話物の(独特の) “間”が非常に難しく、かつ面白い。他の演目ももちろんですが、『魚屋宗五郎』が一番面白かったと思わせますよ(笑)」。6月2日(土)から26日(火)まで福岡・博多座で上演。チケットは発売中。5月30日(水)には恒例の船乗り込みも行なわれる。
2018年05月22日2018年4月28日(土)オープン株式会社丸山珈琲は、長野県松本市に新店舗をオープンします。その場所は、信濃毎日新聞社 松本本社ビル「信毎メディアガーデン」。「松本コーヒースタンド」と「松本店」を、それぞれ1階と2階に構える新しい試みです。1階と2階で異なるスタイル異なる営業スタイルを持つふたつの店舗を同時に開店し、顧客のニーズに応えます。1階はテイクアウト中心で、コーヒーやパンなどを販売。2階では、エスプレッソ、フレンチプレス、サイフォンで淹れた本格的なコーヒーを、ゆったりと味わえます。駅から近くて便利JR松本駅から徒歩7分という便利な場所に、2018年4月28日(土)にオープンします。オリジナルコーヒー「松本アルプスブレンド」や、限定販売のスイーツはいかがでしょう。(画像はプレスリリースより)【参考】※丸山珈琲 ホームページ
2018年04月15日歌手の森昌子が、16日にスタートするテレビ朝日系新バラエティ番組『帰れマンデー・見っけ隊!!』(毎週月曜19:00~ ※初回3時間SP)の初回放送に出演し、お笑いコンビ・サンドウィッチマンと今話題の父娘芸人・完熟フレッシュと神奈川・丹沢湖を旅する。「秘境路線バスに乗って飲食店を見つける旅」と題した今回の旅は、サイコロを振って出た目の数だけバス停を進み、そこで歩いて飲食店を見つけるまで次のバスに乗ることはできないというルール。そんな中、森は完熟フレッシュの娘・レイラと意気投合する。レイラと同じ年の頃に芸能界デビューをしたという森は、当時を思い出しながら「なんでお父さんとデビューしようと思ったの?」「ずっとお父さんとやっていこうと思ってるの?」と質問攻めに。さらには「お父さんとじゃなくて、私とコンビ組まない?」と誘う場面もあった。これに対して父の池田57CRAZYは「奥さんだけでなく、子どもにも逃げられたら僕はどうしたら…」と、ぼう然とする。レイラは森について「とても優しくて面白い方でした。もちろんお名前は知っていましたが、キャラとかまではわからなかったし、バラエティのイメージもあまりなかったけど、めちゃくちゃボケるんです。途中からは、手をつないでもらって、うれしかったな」と楽しんだ様子。しかし父については「今日のパパはあんまり言葉を発していなかったので、積極性が足りなかったかな」と手厳しかった。
2018年04月11日ダウンタウンの松本人志(54)が12月24日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。自身の“政界進出”について否定した。 松本は15日夜、同番組の出演者である東野幸治(50)、HKT48の指原莉乃(25)、社会学者の古市憲寿(32)とともに、安倍首相と会食。ネット上では「政界進出か」などの憶測が飛び交っていた。 朝日新聞の「首相動静」欄を見た松本は、「こんなことまで(書かれるのか)」と驚いたようす。「雑談でたわいもない話をして、割り勘で帰っただけなんですけどね。最初で最後でしょうしね」と会食の内容を明かした。 “政界進出”という憶測を持たれたことに「そういうふうに言われてしまうんですね」と首をかしげ、「全然ないですよ。今、政治家になったって、汚職もできへんし。不倫もできへんし。うまみ、なんもないでしょう」と、ボケを交えて否定した。 安倍首相との関係については「蜜月関係みたいに言われたら嫌やねん」とコメント。「機会があれば、(立憲民主党の)枝野さんとも行くかもしれないし」と話し、広い人付き合いの一環にすぎないことを強調した。 安倍首相が同番組に出演したのは昨年5月1日の放送回だが、この日は松本ら4人のほかにも南海キャンディーズの山里亮太(40)が出演していた。山崎夕貴アナ(30)から「(メンバーは)安倍首相側から指定された?」と質問されると、東野は「そういうのじゃない。それじゃ、(山里が)かわいそうすぎる」と笑いながら答えた。 続いて番組では、ウーマンラッシュアワーが「THE MANZAI 2017」(フジテレビ系)で披露した“風刺漫才”の話題に。松本は「僕も、すごく良かったと思うんですよ。よくできていたし」と完成度を評価。「あれをちゃんと放送したフジテレビもいいなと思う」とコメントした。 それでも、「あればっかりになっちゃうと、彼らが狭くなっていく。あの後に出てくるコンビがやりづらいかな。調和みたいな部分では、少し、どうなんやろ……という部分もある」と提言した。
2017年12月24日ダウンタウンの松本人志(54)が10月8日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。爆笑問題の太田光(52)が松本を“大嫌い”と発言した騒動に言及した。 松本は、「盛り上がって話題になって、笑いが起こったのなら、全然僕はいいと思いますよ」と、太田の発言を容認。「そういう意味じゃ、なんだってありだと思うんですよ。僕はBIG3(ビートたけし、明石家さんま、タモリ)大嫌いですからね」と、悪ノリした発言で笑いを誘った。 続けて、「ずるいのは水道橋だわ。自分の手を汚さず、人をたきつけているよね」と、今回の太田の発言を引き出した浅草キッド・水道橋博士(55)に怒りの方向を転換。「あいつは悪い。水道はしっかり締めてやろうかなと。一滴も出さないようにしないと」と発言した。 司会の東野幸治(50)も「水道橋さんの仕事として、たきつけたり、もめさせたりするのが大好きなんですよ」と付け加え、「水道橋さん、聞いてますか?締めます!」と呼びかけた。 今回の騒動のきっかけは、特別番組「おはよう、たけしですみません。」(テレビ東京)の5日の放送回だ。同番組は、ビートたけし(70)が監督を務めた映画『アウトレイジ 最終章』の公開に合わせ、2日から6日の期間限定で放送されたもの。“犬猿の仲”とされる太田と水道橋博士の共演も注目を集めていた。 5日の放送回で水道橋は、「俺が抜けて、ここに松本人志をおいてください」と提案。太田とは“共演NG”で知られる松本の名が挙がり、司会のビートたけしも「松本人志、嫌いなの?」と太田に尋ねた。太田は「大嫌いですよ。だから言わすなよ!問題になるんだから!」と回答。翌日の放送では「大好きです」と訂正したことが話題となっていた。
2017年10月08日トレーニングとは心身を整えること。明日からのきれいと健康を作ること。しなやかに生きる美しい人に、「きれいと健康のためにしているトレーニング」を聞きました。■毎晩5分ずつ。ストレッチとヨガで体を調整3年くらい前からヨガが習慣になりました。4年前、香港に駐在していたときに、毎日ヨガをしていたルームメイトから影響を受けたんです。今は、ヨガインストラクターkiela_beautyさんがインスタグラムで紹介している「#寝る前にできる3分ヨガ」を見て、毎晩2〜3ポーズとっています。必ずすると決めているポーズはダウンドッグ、プランクなど。毎日会社で8〜10時間デスクワークすることもあって、夜はふくらはぎを中心に、下半身全体がむくんでいます。それを解消してから眠りにつきたくて。ヨガがルーティンになってから、自分の体の変化に対し、敏感になったと感じています。例えば、「今日はけっこうむくんでるな」とか「ちょっとお肉がついてきた?」とか、気づきやすくなりました。早めに察知すると、すぐに何らかの対処ができます。ストレッチも毎晩5分ほどしています。後でお話しするマラソンで使うおしりの裏の筋肉や筋を中心にしっかり伸ばします。中高大の間ミュージカルをしていたので、当時の基礎運動の中から今の自分に必要なものを取り入れることも。「今日は面倒だな」と感じたら、ヨガもストレッチもをせずに寝る日もあります。例えば、若干酔っ払って帰宅して、もう動きたくない……なんてとき(笑)。やる気がないときにポーズをとっても、体に効いていないと思うので、そういうときはスキップしてもいい。習慣として長く続けるコツは「サステナブル(持続可能)であること」だと思うんです。無理をしすぎて、途中で嫌になってやめてしまうともったいない。自分の心に素直に従うのが一番です。■週2回の筋トレで、マラソンのために下半身を鍛える会社の隣のビルにトレーニングジムが入っています。昼休みに30分だけ抜けて、パワープレートを使ってプランクしたり、ボスボール(バランスボールを半分に切ったような形状のもの)の上でスクワットをしたり、ゴムバンドでおしり周りの筋トレをしたり……と、走るのに必要な下半身を中心にトレーニングしています。昨年、パーソナルトレーナーをつけていたときに、作ってもらったメニューを実践しています。筋トレで言えば、友人で以前「きれいな人のトレーニング #1」に登場していた井戸本結実さんが、インスタグラムで紹介している動作を真似することもありますね。筋トレは仕事でストレスが溜まったときなど、良い気分転換になります。最初は「あの資料まとめなきゃ」「あのメールまだ返してない」など、仕事絡みの雑念が次々と浮かんできますが(笑)、いつの間にか頭の中が空っぽになり、筋トレが終わったときは、心身がすっきり。筋肉とメンタルは似ています。使わないと弱くなって、使うと強くなるんです。筋肉は変化がわかりやすいですよ。仕事で忙しいときは予定通り通えない週もありますが、月曜日に1回、週半ばに1回行くことに決めています。■土日どちらかに5キロ走るランニングを始めたのは約4年前です。夫と付き合い始めたのをきっかけに走り始めました。昔は「運動なんてできればしたくない」と考えるタイプだったので、彼と出会っていなければ、ランニングはしていなかったでしょうし、食べることは好きなので、今頃すごく太っていたと思います(笑)。当時は運動不足だったこともあって、1キロすら走り切れませんでした。750メートルくらいでダウンして、「先は長いぞ……」と感じた記憶が残っています(笑)。その後、ランニングが習慣化したのは、今から2年前、2015年頃です。当時は週3回、4キロずつくらい走っていましたが、今はそこまでハードには走っていません。「土日のどちらかに5キロ走ろう」と、ゆるやかな決まりごとを設けています。無理はしすぎず、天候を見て走る日を決めていますね。日中の日差しが強いなかで屋外を走るときは、日焼け止めを塗るなど、準備が少し面倒……。そんなときは、マンション内に併設されたジムのランニングマシンで走ったり、日が落ちた夕方〜夜間に走ったりします。■月1回、会社から走って帰宅会社から自宅までの約6.5キロの区間をランニングしながら帰る日もあります。今は月1回くらいの頻度ですが、以前はそれにハマって週1回くらい実践することもありました。勤め先が外資系企業なので、夜7時をすぎるとランウェアに着替えて、走って帰る人もけっこう見かけます。私も彼らと同じようにランウェアに着替えて、Suicaとお金だけポケットに入れた身軽な格好で会社のゲートを出て、そのまま自宅まで走り続けます。他の荷物は同じ会社に勤めている夫に「持って帰って」とお願い(笑)。20分以上走ると、幸せのホルモンとされる「エンドルフィン」が分泌され、うつ状態などが解消されると言われます。私のペースでは20分=約3キロで、それくらい走っていると「嫌だな」と気分が落ちていても、「なんとかなるかも!」とポジティブな気持ちになります。4年前の私のように、運動とは縁のない生活を送っているけれど、ランニングを始めたい方がいらっしゃったら、まずは2キロ、3キロ……と少しずつ距離を上げていって、走り切ったら「あの洋服を買いに行く」とか「あの店のケーキを食べる」など、気分が上がる目標を掲げてみるのをおすすめします。だんだん走れるようになったら、マラソンの予定を入れてみてください。本番の日程が決まったら逆算して、「1週間前には10キロ走らないと」など、自分で調整できるようになるはずです。ときには自分を追い込んで備えることも大事です。■まとめ約2年前からランニングが日々の習慣となり、2015年にはフルマラソンを初完走した松本さん。翌年2016年には5回のフルマラソンに出場、今年も2月に東京マラソンを走り切りました。フルマラソンへ備えるため、ハーフマラソンの予定も定期的に入れています。走ることが「日常」になって、嬉しい変化がたくさんあった、と話す姿が印象的でした。例えば、体が丈夫になって、風邪をほとんど引かなくなったこと。「美味しいものを食べたら運動する」と決めているから、食でストレスがたまらなくなったこと。「旅行がてらマラソンに出ることも多く、夫と一緒にご当時グルメを楽しんだり、美味しいレストランを予約したり、マラソンの前後に食べたいものを思いっきり食べられるのは幸せ」。そんな言葉も飛び出しました。「美味しいものを食べたら走る」「美味しいものを食べたらトレーニングする」――そういった習慣ができていれば、食べることに罪悪感も持たずに済み、かつ走ったりトレーニングしたりするときのことを考えて、食べすぎることもなくなりそうです。結果的に、好循環が生まれるのではないでしょうか。松本恵子さんプロフィール2015年の香港マラソンをきっかけにランニングが生活の一部に。旅行ラン、美味しいものを食べること、無理をしないトレーニングを続けて、physically & mentallyが健康でいることを心がけている。Instagram(ID: hapyton)Text/池田園子
2017年08月30日歌手の森昌子(58)が18日放送の「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系・金曜21時~)に出演し、自身の怖すぎる教育論を語った。 森の長男は、人気ロックバンド「ONEOKROCK」のボーカルTaka(29)。ワンオクファンの注目も集まるなか、森は「自分の一生をかけた仕事は子育て」と告白。「痛みを覚えさせるためにわざと怪我をさせる」「目上の人を敬う子にするため兄弟間でも敬語を使わせる」「18歳になったら問答無用で一人暮らしをさせる」など独自の教育法を披露した。 この“鬼母”っぷりに、元夫・森進一(69)にも「ちょっとやりすぎなんじゃないの」と言われたこともあったという。特にスタジオを驚かせたのが、反抗期だったTakaに対して「包丁を出して応戦し『お前を殺して、母さんも死ぬ』と言った」というエピソード。「今最近映画でも見ないよ!」と、司会の中居正広(45)も思わず突っ込んでいた。 そんな森だが、実は『女性自身』17年2月21日号でもこの“包丁エピソード”を明かした上で独自の教育を行う理由について語っていた。 《子育てにはいろいろな考え、やり方があると思いますけど、私は、それくらいの覚悟がないと本当の意味での子育てはできないし、『子を思う親の気持ち』は伝わらないのではないかと思います。息子たちは3人3様の人生を歩んでいて、顔を合わせるのはお正月ぐらい。あとは携帯やメールでの交流ですけれど、いくつになっても私の子どもですから。いまでも息子たちに何か起きた場合は、親である私の責任だと思っていますし、『母親』というのはそれくらい強い覚悟で子どもに接していかないといけないと思うんです》 一見やりすぎではと思われる鬼母教育。しかしその裏には、しっかりと子を想う母の愛情があった。
2017年08月19日2015年に改称して今年3年目を迎える「セイジ・オザワ松本フェスティバル」(総監督=小澤征爾)が、8月13日(日)から9月10日(日)まで長野県松本市で開催される。セイジ・オザワ松本フェスティバル チケット情報注目が集まるのはA、B、Cの3プログラムが用意されたオーケストラ・コンサート。Aプロ(8月18日(金)・20日(日))は4年連続出演のファビオ・ルイージ指揮のマーラー:交響曲第9番。そして小澤征爾が指揮台に立つのがBプロ(8月25日(金)・27日(日))のベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番と、同音楽祭への11年ぶりの登場となる内田光子を独奏者に迎えるCプロ(9月8日(金)・10日(日))のベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番だ。Bプロはナタリー・シュトゥッツマンが指揮するマーラー:少年の魔法の角笛とドヴォルザーク:交響曲第7番との組み合わせ。近年は指揮者としての活動も活発になっているシュトゥッツマンの棒はもはや歌手の余技のレベルではないが、一方で、彼女にとって歌うことと指揮をすることは同じ営みなのだろうなと感じさせる自然な息づかいは歌手ならではでもあり、音楽に圧倒的な説得力を与えている。いまぜひ聴きたい指揮者のひとり。オーケストラはもちろんサイトウ・キネン・オーケストラ。9月3日(日)には小澤征爾音楽塾オーケストラによるオペラ「子どもと魔法」も上演される(デリック・イノウエ指揮)。そして、小澤ファンには格別にうれしい映像リリースの情報が飛び込んできた。DVDとBlu-rayで発売されるのは、「セイジ・オザワ松本フェスティバル」2015年のベートーヴェン:交響曲第2番と2016年のベートーヴェン:交響曲第7番、そして2016年の期間中に行なわれた「マエストロ・オザワ80歳バースデー・コンサート」で指揮したベートーヴェン:合唱幻想曲のライヴ映像。つまり、この2年間に小澤が松本で指揮したすべての記録であると同時に、オール・ベートーヴェン・プログラムとなり、今年指揮する2曲とあわせて、円熟の小澤のベートーヴェンをさらにたっぷり楽しめるというわけだ。合唱幻想曲の独奏者はマルタ・アルゲリッチ。彼女にとっては新たなレパートリーで、これが同曲を弾いた唯一の映像なのでとても貴重。出演者全員の「ハッピー・バースデー」の合唱や、ひいきのボストン・レッドソックスのスタジアム・ジャンパーを羽織った小澤がバースデー・ケーキのキャンドルを吹き消すなごやかな一幕も。9月15日(金)の世界発売に先立ち、日本では小澤征爾82歳の誕生日9月1日(金)に先行発売。さらに、オーケストラコンサートが始まる8月18日(金)から会場で特別先行発売されるから、松本に出かける楽しみがひとつ増える。前身の「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」から数えると、この地に根をおろしてすでに26年。四半世紀を超えてこの音楽祭を応援し続ける、街をあげての親密な歓迎ムードに浸れるのもこの音楽祭の心地よい魅力だ。今年も、もうすぐそれが味わえる。取材・文:宮本明
2017年07月26日