これは聴き逃せない。日本を代表するヴァイオリニスト諏訪内晶子が6月、来日するラハフ・シャニ指揮ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団と共演。東京と大阪でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾く。「日本でチャイコフスキーの協奏曲を弾くのは久しぶりです。東京はブラームスの交響曲第1番と、大阪ではチャイコフスキーの交響曲第6番《悲愴》との組み合わせ。どちらも名曲で、良いプログラムだと思います」1990年のチャイコフスキー国際コンクールで、日本人初、史上最年少18歳での優勝という快挙。その本選でも弾いたチャイコフスキーの協奏曲は、彼女のイメージを象徴する作品のひとつでもあるが、生で聴けるチャンスは案外少ない。東京では2016年のユーリ・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルグ・フィルの来日公演以来、大阪ではなんと、コンクール優勝翌年の1991年にロリン・マゼール指揮ピッツバーグ交響楽団と共演して以来というから、関西のファンにとっては32間年も待ち望んでいた機会だ。「長い曲ですし、エネルギーを最後まで維持しなければなりません。何百回弾いても大変な曲。ただ、大変と感じる中身は、年齢とともに変わっていて、毎回、初めて演奏するような気持ちで向き合っています」とくに今回は、彼女にとって新たなチャイコフスキーになる。「グァルネリ・デル・ジェズ『チャールズ・リード』(1732年製作)で演奏します。デル・ジェズでチャイコフスキーの協奏曲を弾くのは今回が初めてです」20年をともにした愛器ストラディヴァリウス「ドルフィン」(1714年製作)からグァルネリ・デル・ジェズに変えたのは2020年末のことだった。「チャールズ・リードという19世紀のコレクターが所有していたデル・ジェズです。調べたところによると、ヘンレ版のベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの校訂もされたマックス・ロスタルさんが8年間弾いていらっしゃったのですが、あとはあまり弾かれることもなく、良い状態です。ドルフィンとの大きな違いは、低弦のつややかさでしょうか。この協奏曲は出だしから(低弦の)G線ですし。私には、ストラドは倍音が透き通っていて、“通る”というイメージがあります。一方、デル・ジェズはふくよかでつややか。耳元に聴こえてくる音も、骨に伝わってくる振動も、鋭さではなく、深いところで振動しているという感じがします。ロマン派の協奏曲にはぴったりだと思います。楽器が変わったことで、解釈も根本的に変わりますね。デル・ジェズの音色の方が本来の私のイメージに近いのではないかなと思うことがあります。ドルフィンは強くて素晴らしい楽器です」オランダの名門ロッテルダム・フィルとも、その首席指揮者シャニとも、今回が初めての共演。現在34歳のシャニは、2018年に楽団史上最年少でロッテルダムの首席に就任。2020年シーズンからは巨匠ズービン・メータの後任としてイスラエル・フィルの音楽監督も務める注目の新鋭だ。「初共演は、やはりいつもドキドキします。それが日本で、しかもサントリーホールとザ・シンフォニーホールという世界に誇る会場で実現できるのは楽しみですし、その時間を多くの皆さまと共有できたらうれしいです」諏訪内晶子 ©Kiyotaka Saitoラハフ・シャニ指揮 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団諏訪内晶子 (ヴァイオリン) 出演チケット情報月23日(金)19時開演東京/サントリーホール6月25日(日) 14時開演大阪/ザ・シンフォニーホール取材・文:宮本明
2023年06月08日昭和女子大学(学長 金尾 朗:東京都世田谷区)の図書館・光葉博物館で5月1日(月)から6月23日(金)まで、特別展『与謝野晶子の世界』を開催します。「与謝野文庫」を擁する本学では、設立以来、関係資料の収集に努めてきました。与謝野晶子生誕145年を迎える本年、本学図書館所蔵の貴重資料・図書を中心として、晶子の像を多面的に照らし出します。また、5月13日(土)には、山梨県立文学館館長 三枝 昻之氏による講演会を予定しています。昭和女子大学図書館特別展 『与謝野晶子の世界』【場所】昭和女子大学光葉博物館 ・図書館コミュニティルーム(東京都世田谷区太子堂1-7-57)【入館料】無料【日時】2023年5月1日(月)-6月23日(金) 9:00-17:00 (日曜・祝日・5月2日は休館)※5月21日(日)、6月18日(日)は開館します。詳細は、昭和女子大学図書館ウェブサイトでご確認ください。 【展示資料】・門人近江満子所蔵の関係資料(机などの遺愛品、アルバム、書簡・原稿等自筆資料)・古典への親しみを証す自筆「源氏物語礼讃」(巻子本)、歌幅、短冊、色紙など・近江満子宛、安田秀二郎宛などの書簡、貴重な写真を含むアルバム・パネル「与謝野家と近江夫妻」「晶子すごろく」、コーパス化プロジェクト動画◎ 講演会 「時代を拓く―与謝野晶子の六十三年六ヶ月」【講師】山梨県立文学館 館長 三枝 昻之氏昭和19年山梨県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。歌人・文芸評論家。 歌誌「りとむ」主宰。 日本歌人クラブ会長。山梨県立文学館館長。宮中歌会始の選者でもある。【日時】5月13日(土)14:30-16:00(14:00開場)【場所】昭和女子大学8号館6階オーロラホール(東京都世田谷区太子堂1-7-57)【主催・問い合わせ】昭和女子大学図書館 libinfo@swu.ac.jp 03-3411-5128※事前申し込み不要(無料)、当日会場に直接お越しください。与謝野晶子の世界展A4ポスターチラシ_0328.pdf : 昭和女子大学ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月24日昭和女子大学(学長小原奈津子:東京都世田谷区)人間文化学部日本語日本文学科は3月2日まで、『與謝野晶子未発表書簡』のコーパス化プロジェクトを図書館で公開展示しています。【コーパス化プロジェクトとは】コーパスとは、原本をPCなどで検索可能な文字データ形式にすることで、これにより広く学界に貢献することを目指しています。昭和女子大学近代文庫には、創設者で詩人の人見圓吉(筆名・東明)が収集した貴重な近代文学資料が多数所蔵されています。与謝野晶子が日常のやりとりを記した書簡を1991年に本学教員が『與謝野晶子未発表書簡』として活字化しており、今回、これを対象にコーパス化に取り組みました。日本語日本文学科1~3年生20人が参加し、(1)与謝野晶子の人生、人間関係、作品について考察(2)コーパスとしての汎用性のためにすべきことの検討(3)昭和女子大学図書館との著作権交渉、の3チームで取り組みました。次年度以降も活動を継続していきます。与謝野晶子の書簡(昭和女子大学所蔵)< 展示概要 >【期間】2023年3月2日(木)まで【場所】昭和女子大学図書館コミュニティルーム (世田谷区太子堂1-7-57)【展示内容】与謝野晶子の書簡(本学所蔵=写真)、コーパスのデモンストレーション動画、学生が作成した「与謝野晶子人生すごろく」ほか【開館日時】図書館ホームページの開館カレンダーで確認してください。 【観覧】無料 ※ 予約不要(正門、図書館3階インターホンで展示を見に来た旨伝えてください)【問い合わせ】昭和女子大学図書館TEL 03-3411-5430同スペースにて『與謝野晶子未発表書簡』コーパス化プロジェクトの他、日本語日本文学科の学生が取り組んでいる以下の展示もおこなっています。・日本文化発信プロジェクト・古典学習教材開発プロジェクト・児童文学プロジェクト・百人一首deプロジェクト展示会場の様子学生が作成した「与謝野晶子人生すごろく」昭和女子大学ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月16日2022年8月10日、俳優の島村晶子さんが肺炎のため亡くなったことを、所属事務所の松竹芸能株式会社がウェブサイトを通して発表しました。享年90歳でした。弊社所属タレント島村晶子が令和4年8月9日午前1時28分に肺炎の為永眠いたしました(享年90)茲に生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます。松竹芸能株式会社ーより引用NHKの『てっぱん』や『オードリー』『ほんまもん』など、数多くのテレビドラマに出演してきた島村さん。また、生活情報番組の『よ~いドン!』(関西テレビ)内の『本日のオススメ3』コーナーでは、ナレーションを務めてきました。さまざまな分野で活躍していた島村さんの訃報に、多くの人が悲しみの声をあげています。・知的で、文才もある姿が印象的でした。・『ほんまもん』を見ていたので、悲しいです。・いろんな作品を通して見ていただけに、さびしくなりますね…。島村さんのご冥福を、心よりお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年08月10日ヴァイオリンの諏訪内晶子が芸術監督として取り組む「国際音楽祭NIPPON2022」が、2月11日(金・祝)から約1ヶ月にわたって、東京・名古屋・陸前高田で開催される。7日、諏訪内がオンライン会見に出席した。「国際音楽祭NIPPON2022」公演情報はこちら「国際音楽祭NIPPON」は2013年にスタートしてこれが7回目。「感動を紡ぐ(=トップ・クオリティの追求)」「心をつなぐ(演奏を通じた社会貢献)」「未来を創る(次世代への継承)」の3つのキーワードをコンセプトに掲げている。最注目のプログラムは諏訪内によるJ.S.バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲演奏会だろう。30年超のキャリアの彼女がまさに満を持して、1月にCDをリリースしたばかりの初の《無伴奏》全曲。長年連れ添ったストラディヴァリウスに代わる新たな愛器グァルネリ・デル・ジェズを携えての新境地が、早くもファンの話題を呼んでいる。「全6曲を弾くと、各曲それぞれに込められたメッセージがより明確に伝わる。それを弾き分けたい」(諏訪内)全6曲を2回に分けて、2月11日(金・祝)・13日(日)名古屋・三井住友海上しらかわホールと、2月16日(水)・18日(金)東京オペラシティ・コンサートホールで。このあと尾高忠明指揮NHK交響楽団とデュティユーとブラームスの協奏曲を弾く諏訪内。「古典と現代」という切り口は、3月の「Akiko Plays CLASSIC with Friends」「Akiko Plays MODERN with Friends」にも繋がる。前回から立ち上げた、若手奏者たちとの2公演の室内楽プロジェクトだ。ここでは望月京の委嘱作品初演を含めて、「女性作曲家」がサブテーマとなる。諏訪内は、「この10年ほど女性作曲家の作品を弾く機会が増えてきた。世の中の多様化の動きが活発になっているのを感じる」と語った。音楽祭の最後には、ブラームスの室内楽を「ほぼ全曲」演奏するという、なんと11時間に及ぶ「ブラームス 室内楽マラソンコンサート」も待っている。社会貢献として陸前高田市での復興応援プロジェクトを開催。また唯一この音楽祭だけで見ることができるのが、次世代を育てる恒例のマスタークラスでの、指導者としての諏訪内だ。また今回からはアートマネジメント業界を志す若者のためのインターン制度も立ち上げた。聴衆を育てるため、安価な設定の「U25」チケットも用意されている。各公演の詳細は「国際音楽祭NIPPON2022」特設サイトへ。(取材・文:宮本明)■国際音楽祭NIPPON2022
2022年02月09日2020年はベートーヴェン生誕250年。そして諏訪内晶子が、1999年の「チャイコフスキー国際コンクール・ヴァイオリン部門」で優勝を果たしてから30年の節目の年に当たる。というわけで、その諏訪内が芸術監督を務める「国際音楽祭NIPPON2020(2月14日〜3月13日」には例年以上に力が入った様子が伺える。そのオープニングコンサートとして行われるのが、アメリカの名手ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)と諏訪内晶子が共演するデュオ・リサイタルだ。演奏されるのは、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番「春」&第9番「クロイツェル」に第7番を加えたオール・ベートーヴェン・プログラム。現代最高峰の名手2人が描く21世紀のベートーヴェンに期待したい。同音楽祭には、ベートーヴェンの真髄を堪能できる「室内楽マラソンコンサート(3月8日)」や、諏訪内晶子のコンクール優勝を記念したチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲(3月10日)」など、見どころ聴き所が満載。音楽祭ならではの華やかな時間を楽しみたい。公演詳細: ● 公演概要2月14日(金)東京オペラシティコンサートホール「諏訪内晶子&ニコラ・アンゲリッシュデュオ・リサイタル」● 諏訪内晶子(国際音楽祭NIPPON 芸術監督 / ヴァイオリン)(c)Kiyotaka Saito1990年史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。これまでに小澤征爾、マゼール、デュトワ、サヴァリッシュ、ゲルギエフらの指揮で、ボストン響、フィラデルフィア管、パリ管、ロンドン響、ベルリン・フィルなど国内外の主要オーケストラと共演。BBCプロムス、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、ルツェルンなどの国際音楽祭にも多数出演。近年ではゲルギエフ指揮ロンドン響とのツアー、パリ管とのヨーロッパおよび日本ツアー、チェコ・フィルとの中国ツアーを行い、オスロ・フィル、バンベルク響、デトロイト響、トゥールーズ・キャピトル管とも共演。現代作曲家作品の紹介も積極的に行い、これまでにエサ=ペッカ・サロネン作曲「ヴァイオリン協奏曲」の日本初演(2013)、エリック・タンギ作曲「In a Dream」の世界初演およびフランス初演(2013)、キャロル・ベッファ作曲「ヴァイオリン協奏曲-A Floating World-」の世界初演(2014)などに取り組んでいる。2012年、2015年、エリーザベト王妃国際コンクール、2018年ロンティボー国際コンクール、2019年チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門審査員。2012年より「国際音楽祭NIPPON」を企画制作し、同音楽祭の芸術監督を務めている。レコーディングでは、デッカ・ミュージック・グループとインターナショナル・アーティストとして専属契約を結んでおり、最新作「フランク&R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 他」を含む14枚のCDをリリースしている。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学に学んだ後、同音楽院修士課程修了。国立ベルリン芸術大学でも学んだ。使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1714年製作のストラディヴァリウス「ドルフィン」。● ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)(c)Jean Francois Leclercq Erato1970年、アメリカ生まれ。パリ音楽院でアルド・チッコリーニやミシェル・ベロフらに師事し、1989年カサドシュ国際コンクール第2位、1994年ジーナ・バッカウアー国際コンクールで第1位を獲得。2003年にクルト・マズア指揮ニューヨーク・フィルとオーケストラデビュー後は、ウラディーミル・ユロフスキー、マルク・ミンコフスキ、P.ヤルヴィ、ロシア国立管弦楽団、フランス国立管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団など世界的指揮者やオーケストラと共演を重ねた。ルノー&ゴーティエ・カピュソンと録音した「ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番」は、ドイツのレコード批評家賞を受賞した。
2020年02月08日ヴァイオリ二ストの諏訪内晶子が芸術監督を務め、来年で6回目を迎える「国際音楽祭NIPPON 2020」の記者会見が9月13日に都内で行われ、来年、生誕250周年を迎えるベートーヴェンにちなんだプログラムや室内楽プロジェクト、さらに後進の育成として諏訪内が力を入れてきたマスタークラスなどの概要が発表された。【チケット情報はこちら】来年の音楽祭は2月から3月にかけて東京、名古屋、そして東日本大震災の被災地である岩手県釜石市で開催され、7つのプログラムが行われる。オーケストラとの共演ではジャナンドレア・ノセダの指揮により、ワシントン・ナショナル交響楽団を招いてチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲 ニ長調、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」などが演奏される。デュオ・リサイタルでは、10年来の付き合いがあり、レコーディングも一緒に行なったこともあるピアニスト、ニコラ・アンゲリッシュとの共演で【オール・ベートーヴェン・プログラム】と銘打ち、ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」、第7番、第9番「クロイツェル」 が演奏される。アンゲリッシュとの共演について諏訪内は「昨年、久しぶりに共演して、お互いに『また共演してみよう』という気持ちになり、ぜひ来てもらえないかとお願いしました。10年前とはまた違う表現ができるのではと今から楽しみです」と期待を口にする。さらに今回、過去にない新たな試みとして行われるのが室内楽プロジェクト。3名のプログラミング・アドバイザーを交えて「室内楽の中でも普通のプログラム、それとは相反するプログラムをどう見せ、聴かせ、表現していくか? 相談しながら決めていきました」と明かした。このほか釜石市民ホールでは、東日本大震災復興応援コンサートを開催。これまでも被災地を巡ってコンサートを開いてきた諏訪内は「音楽は、いろんな意味でエネルギーが言葉ではなく伝わる素晴らしい芸術だと思っています。エネルギーを届けることができればと思って活動を続けています」と震災復興支援への思いを語った。来年は、1990年に諏訪内が当時19歳、史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール1位を獲得してから節目の30年目の年となる。「当時はまだソビエト連邦で、高校を卒業したばかりで留学経験もない私が、なぜか国際コンクールで優勝し世界が一変してしまう経験をしました」と当時を振り返りつつ「長く活動して来て、どこかの時点で恩返しをしたいと思って始めたのがこの音楽祭。30年は短いようで非常に長かったです。いま40代の後半ですが、いろんなことを経験させていただき非常に充実しています。こうした企画を続けることができていることに感謝しています」と音楽祭へ強い思いと感謝の念を口にした。「国際音楽祭NIPPON 2020」は2020年2月14日(金)より3月15日(日)まで開催。チケットは9月21日(土)より一般発売。取材・文:黒豆直樹
2019年09月19日『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』の原恵一監督最新作『バースデー・ワンダーランド』から、声優の藤原啓治と矢島晶子が担当するキャラクターが登場するちょっと怖い本編シーンが到着した。女優・松岡茉優が主人公の声を務めるほか、杏、麻生久美子、市村正親ら豪華俳優陣が参加することでも話題の本作。今回到着した映像は、「クレヨンしんちゃん」の初代“ひろし”と“しんのすけ”の声でお馴染みの藤原さんと矢島さんが演じるワンダーランドの世界を荒らす“悪役コンビ”、ザン・グとドロポのシーン。アカネが泊っている宿で、食料を奪おうとするザン・グとドロポ。食料が減り、水不足の危機に陥っているワンダーランドだが、「食い物を出せ」と店主を脅し、むりやり食べ物を奪ってしまう。さらに睨みつけて水も要求、怒った勢いでテーブルを破壊してしまう。ひろしとしんのすけとは全く違うキャラクターのザン・グとドロポだが、2人には本当の目的もあるようで…。「クレヨンしんちゃん」をはじめ、『河童のクゥと夏休み』『カラフル』『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』にも出演するなど、原監督作品には欠かせない存在となっている藤原さんと矢島さん。原監督は2人に絶大な信頼を寄せており、「敵役のザン・グとドロポの悪役コンビは、藤原さんと矢島さんにぴったりだと思ったので演じてもらうことにしました」とコメント。また「藤原さんにはワンダーランドの誰もが恐れているザン・グの怖さを表現してもらい、矢島さんは悪役だけどどこか憎めないドロポを演じてもらいました。ひろしとしんのすけとは真逆の悪役キャラを楽しみにしてほしいです」と呼びかけている。『バースデー・ワンダーランド』は4月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バースデー・ワンダーランド 2019年4月26日より全国にて公開©柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会
2019年04月04日●今の小栗旬は銀時と重なる週刊少年ジャンプにて2003年から連載開始以降、絶大な人気を誇り、累計発行部数5,100万部を超えアニメ化も好調な漫画『銀魂』。パラレルワールドの江戸を舞台に、”天人”と呼ばれる宇宙人が登場し、攘夷戦争”白夜叉”と恐れられた 銀時が主人公として活躍する。とにかく「なんでもあり」で、関係者も「こんな漫画はなかなかない」という同作が、最終章に入った今、満を持して実写映画化される。人気作なだけに、誰が演じてもファンから賛否両論ありそうなものだが、キャスト&ビジュアルが発表されるたびに「原作通り」と大反響に。マイナビニュースでは『銀魂』に関わる男性たちへの連続インタビュー企画「男達の銀魂道」を実施し、今回は主演の小栗旬をはじめとした、キャスティングの裏側について、松橋プロデューサーに話を伺った。○小栗&菅田コンビから始まった――キャスティングについては、誰から決まっていったんですか?だいぶ早い段階で「小栗旬さんと菅田将暉さんでいきたい」という構想はありました。銀時というキャラクターが、攘夷戦争という激しい時代を過ごしたあとにいろいろなことを諦めて、捨てて、今の銀さんになっているという状況と、今の小栗さんが重なりました。昔ガンガンにトップを走って尖っていた小栗旬という男が、結婚して子供が生まれて少しマイルドになって、なんとなく包容力が表情にも現れるようになって、独特の優しさが表に出てくるようになって。「今の銀さんにぴったりじゃないか」というのは福田さんの中にもあって、「他にいないね」と、満場一致で決まっていました。あとは『銀魂』という作品がほぼボケキャラでできているので、ツッコミキャラの新八がいかに大事か(笑)。若手でつっこめるのは、菅田将暉だろう、と。福田さんも菅田さんとはいっぱい作品を一緒にやっているので賛成して、この最初のペアからスタートしています。――オーディションなどは行われたんでしょうか?橋本環奈さんはオーディションです。といっても、大々的にヒロインオーディションをしたわけじゃなくて、1回会って話して台本を読んでもらいました。ルック的には橋本環奈ちゃんが一番近いねと話していたんですが、福田さんが演出したことがなかったので、1回セッティングして「これなら大丈夫だね」と任せられました。空知先生も、「環奈ちゃんがスッゲーかわいい」と言ってましたね。自分の描いている神楽よりかわいいと言ってました(笑)。――他のキャストを考えるときに、苦労されたという点はありますか?単純にキャストを見てもお分かりの通り、全員主役クラスなんですよ。ほぼ全員主役をやったことがある人なので、エンドロールの順番どうする? という点も大変でした(笑)。1番大きかったのは、長澤まさみさんに出演のOKをもらったことです。長澤さんは大作映画のヒロインをされている方ですが、台本を読んで、面白いと思ってくれたみたいです。長澤さんがあの位置で面白い役をやってくれるということで、皆さんと話がしやすくなりました。「長澤さんがやってくれるんですよ」と言うことで、「なるほど」となって、お祭り感がどんどん出てきました。「祭りに乗ろう」と思ってくださる方が増えたんじゃないでしょうか。●堂本剛の裏にも"福田監督愛"?○吉沢亮は「歩く彫刻の森美術館」――堂本剛さんも意外なキャスティングでした。よくOKしてくれましたよね。堂本さんも普通主役じゃないとやらないんでしょうけど、福田監督の初めてのメジャータイトルだから、協力しないわけにはいかないと思ってくださったんだと思います。今回紅桜のエピソードを盛り込んだのは、銀時の話にしたいという監督の構想もありました。銀時を描くということは、高杉と桂の3人を描くことになります。設定上、銀時と桂は身長が同じくらいで、高杉は小柄。そして銀時は太陽の男で、高杉は月のような男で、桂は女方もできるような中性的な魅力もある男性じゃないといけない。結果、小栗旬、堂本剛、岡田将生という3人が揃いました。――真選組も再現率がすごいと話題でしたよね。やっぱり、人気のあるキャラクターですからね。銀時に次ぐ人気は土方と沖田なわけじゃないですか。キャスティングには相当苦労すると思いました。――吉沢さんからは、「僕の沖田役はどうでしたか?」と松橋プロデューサーへの質問を預かっています。吉沢くんの沖田はかっこよくて。ぴったりでした。もともと私は、演技で吉沢くんを選んでるんですよ。前の作品(『オオカミ少女と黒王子』)にも出てもらってまして、抜群に演技がうまいんですが、よく考えてみたらすごいハンサムガイ。業界の中では、「歩く彫刻の森美術館」と呼ばれています(笑)。まあ吉沢君であれば、こいつよりハンサムな奴はそうそういないので、彼が沖田になれば相当の人達は許してくれるだろうという思惑はありました。土方はあまりにも人気がありすぎるので、誰が演じても叩かれるんじゃないかという恐怖心があったんですが、福田さんが「柳楽さんでいきましょう」と決断しました。福田さんは『アオイホノオ』をやって、柳楽さんの面白さをよく知っている。最初はもしかしたら批判もあるかもしれないけど、できあがった姿を見れば、ファンは納得してくれるはずだという強い信頼があったんです。そしたら、この感じで土方を作りこんで来てくれたので、何も言うことはありません。真選組は素晴らしかったですよね。勘九郎さんもやりきってくれましたし、dTVドラマ版の土方十四郎(柳楽優弥)VS沖田総悟(吉沢亮)の道場対決シーンも、本当に素敵でした。○福田監督は「最高の寿司職人」――原作ファンから叩かれるんじゃないか、という恐怖はやはりあるんですか?やっぱり、ありますね。どんな作品で誰をキャスティングしても、みんながみんなキャラクター像を持っているわけじゃないですか。そこに特定の人物を提案するわけで、どんなに受け入れられたとしても、OKだと言ってくれるのは6割くらいだと思います。でも6割に認めてもらえるものをなんとか用意して、世界観を作って、さらに多くの人に認めてもらうという作業をしなきゃいけない。ただ不思議なもので、公開すると、今度は「この人たちじゃないとダメ」となるんですよね。『るろうに剣心』もそうでしたでしょうし、そうなってくれれば勝ちではあるんですが、そこに至るまではなかなか大変な作業だと思います。――でも今の受け入れられ方は、実写化作品の中でもかなりすごいんじゃないかと。丁寧に丁寧にやっています。空知先生からの温かいコメントがもちろん一番大きいんですけど、福田さんが原作世界を愛して忠実に再現しようとしていることが、お客さんにも伝わっているんでしょうね。SNS時代なので、作り手とお客さんが直接接する機会も多くなるじゃないですか。象徴的なのが小栗さんの謝罪動画で、ああいった動画を公開するなら、本当だったら間にいろんな人が入るんだけど、福田さんと小栗さんが「アップしちゃおうぜ」と実行したんです。「怒られるかもしれないけど、ファンの人たちにはやったほうがいいんじゃないの」と実行してくれるキャスト陣の懐の広さがすごいですよね。先日、ジャンフェスにて僕と二朗さん、ムロくんの謝罪VTRを流して頂いたわけですが、昨日スタジオに遊びに来た小栗旬がどーしても万事屋の長として銀魂ファンの皆様に謝罪したいということでしたので、こちらをどうぞ! pic.twitter.com/oVBgMUaFk4— 福田 雄一 (@fukuda_u1) 2016年12月21日――ここまでお話を聞いてるとやはりキャスト陣も福田さん愛がすごいですよね。それほど愛される福田さんって何者なんでしょうか!?大変面白い方ですね。福田さんを見て最近言っているのは「最高の寿司職人」であるということ。その人の持っている素材を大切に生かして、さらに面白くすることができる、非常に稀有な才能を持っている方なんだと思います。――役者さんたちにも「生かしてもらってる」という意識があるからこそ、愛されているんでしょうか。役者さんたちも、悩みながら作品をやってると思うんですが、福田さんのような人に出会いって、自分の新しい面を引き出してもらうことによって、ステップアップできるんだと思うんです。福田作品に出て、のちに売れました、という人がいっぱいいるのも、きっと魅力を再発見されているから。福田作品で、良い経験をされているんじゃないかなと思います。※「男達の銀魂道」、次回は原作者・空知英秋先生にお話を伺います。
2017年06月20日●「福田雄一ならある」という判断週刊少年ジャンプにて2003年から連載開始、以降絶大な人気を誇り、累計発行部数5,100万部を超えアニメ化も好調な漫画『銀魂』。パラレルワールドの江戸を舞台に、"天人"と呼ばれる宇宙人が登場し、攘夷戦争で白夜叉と恐れられた銀時が主人公として活躍する。とにかく「なんでもあり」で、関係者も「こんな漫画はなかなかない」という同作が、最終章に入った今、満を持して実写映画化される。マイナビニュースでは『銀魂』に関わる男性たちへの連続インタビュー企画「男達の銀魂道」を実施。今回は松橋真三プロデューサーに、人気作でありながら、その独特な世界観からこれまで実写化されることはなかったが、なぜ今『銀魂』なのか。そして、撮影の苦労について話を伺った。○福田雄一のファンによって動いた――『銀魂』映画化の企画については、いつ頃から考えられていたんですか?もちろんこれだけ売れている漫画なので、映画をやっている人間であれば、いろんな人がやりたい企画だと思いますが、この独特の世界観から手を出しづらい原作だと思っていたので、私から積極的に映画化を提案しようという思いは当初はありませんでした。いろいろなプロデューサーが提案しているという話はチラチラ聞いたりはしましたが、実現した話は聞かなかったので「どうなっているんだろう?」とは気になっていましたね。――それが今回、福田雄一監督で実現することに。福田雄一監督が『勇者ヨシヒコ』を作った時に、Twitterに「『銀魂』をやってほしい」というコメントがたくさん寄せられたそうなんです。福田さんはその時『銀魂』のことを知らず「そんな風に言われるんだったら、意地でも読まない」と思っていたらしいんです。ところが、息子さんから「『銀魂』面白いよ」と言われて、読んじゃったらすごく面白くて、「これは面白く作れるんじゃないか」と思ったらしい。そういう話を知って、僕も「脚本・監督が福田雄一ならあるな」と思い、福田さんと話して企画書を集英社に持って行きました。集英社に持って行った時も「実写化はなかなか難しいんじゃないですか」とは言われました。でも後日連絡が来て「なくはないです」と。実写化の企画が空知先生のところに行った時に「福田監督ならできるかもしれませんね」 とおっしゃったらしい(笑)。「じゃあ、台本を作りますよ」と言って、福田さんと台本作ってお持ちして、何回かやりとりをして、正式に決定しました。――福田監督が動いたというのが、一番大きかったんですね。台本時点で妖刀・紅桜が登場するというのは、決まっていたんですか?決まっていました。連載初期の話で、人気のあるエピソードでなければならないし、縦軸の話として紅桜があって、そこに福田さんのギャグがいっぱい散りばめられた作品になるのだったら面白いんじゃないかなというアプローチです。――アニメも紅桜篇が映画化されていますが、そこは合わせようと意識されたんですか?意識しているわけではないですが、前半で一番面白かったのがやっぱり紅桜篇だったということだと思います。●菅田将暉VS佐藤二朗のシーンはすぐ終わった○1分半のために3~4日かかっている――今回はシリアスなシーンもたくさんあって、撮影も苦労があったのではないかと思います。撮影はもう、本当に大変でした。朝から夜中まで及ぶこともありましたし、編集から仕上げまで完成ギリギリまでCGの作業もあって、大作ですね。アクションの訓練も相当しました。アクションも1分半のために3~4日くらいかけて撮っています。ただ、志村新八(菅田将暉)VS武市変平太(佐藤二朗)は、午前中だけです(笑)。前日まで撮っていた神楽(橋本環奈)VS来島また子(菜々緒)は、早朝から遅い時間まで毎日、3日くらい連続で撮っていたんですよね。もう菜々緒さんがへとへとになっていたんですが、翌日来て、佐藤さんが「ヤバダバドゥー」なんて言いながら戦っているのを見て……菜々緒「監督、これってどれくらい使うんですか?」監督「まるまる使うんじゃない?」菜々緒「何分くらいですか」監督「3分くらいかな」菜々緒「私が昨日までやってたアクションってどれくらいなんですか?」監督「1分半くらいかな」というやりとりが行われてました(笑)。――アクションシーンにも、それだけメリハリが……。激しいメリハリですね(笑)。端から端に行っちゃう。※菅田将暉VS佐藤二朗シーンは予告1の最後に。――逆に、これは楽しかった、思い出深いということはありますか?全部楽しかったですね。役者の皆さんも、本当に楽しかったと思うんです。朝から夜中までの撮影だったので、過酷だったとは思うんですが、こういうジャンルの映画も日本にはあまりないし、その中でみんなでワクワクしながら撮れたのでやりがいもあったと思います。普通は自分の出番が終わった後は帰るんですけど、私服になった後にモニターの前に戻ってきて、「銀さんがやってるから見ていこうかな」「ギャグシーンだから見ていこうかな」と自分以外のシーンを見てから帰るんですよ。○今、日本で1番は小栗旬――主演の小栗さんにもインタビューする予定ですが、何か伝えたいことがあればぜひ。多分役者さんって、自分の作品を最初に観た時は恥ずかしいんだと思います。だから、2~3回目に観たらどういう感想になったのか、知りたいですね。小栗さんは本当に主役です。座長なので、キャストの中ではリーダーだし、プロデューサー的な思考もある。アクションをどうしたらいいのかというのも、小栗さんのアイディアです。日本の伝統的な剣術で喧嘩殺法をやるのは難しいので、「韓国の方を連れてきて、違うものを入れよう」と提案してくれました。自分がアクションの中心になるので、プランニングを考えてきてくださる。――そういう方は珍しいですか?もちろん主役の方はだいたい作品全体のことを考えてくださっていますが、プロデューサーや監督とちゃんと向き合って、明快に「この作品はこうすべき」と話をする方は少ないですね。これからの日本映画界を引っ張る人だと思っています。私は本当に、今、日本で1番は小栗旬だと思います。――ちなみに、松橋プロデューサーが「打倒、この映画」と思うような作品はありますか?あんまりライバルがどうこうと考えたことはないんですが、実写邦画で今年一番のヒット作になって欲しいです。※男達の銀魂道、次回はキャスティングについて、引き続き松橋プロデューサーにお話を伺います。
2017年06月16日『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』公開を記念して2月8日(月)、バラエティ番組で注目を集めている“家事えもん”ことお笑い芸人の松橋周太呂のトークイベントが開催。日常生活から本作、さらに芸能界の“汚れ”について語った。事件や事故によって、家やその土地についた“けがれ”不可解な現象を生み、さらに引っ越し先にまでもそのけがれが付いてくるという恐怖を描く本作。TV番組「あのニュースで得する人損する人」(日本テレビ)でお掃除の達人として名を上げた松橋さんだが「汚れは取れるけど、笑いは取れない…」と早速の自虐ネタ。この日は、汚れを落とすためのアイテムとして“セスキ炭酸ソーダ”を持ってきて、実際に台所の油汚れを見事に落としたが「(汚れを落とすためのアイテムの)重曹のバーターでTVに出てます」と弱気な発言を連発する。映画については「汚れを落とすことにかけては自信を持ってましたが、この映画のけがれは落とせない!」と掃除の達人をもってしてもぬぐえない恐怖のけがれであると語る。『残穢』というタイトルについて「穢れが残るということですが、映画を観終えた後に怖くなっていく。まさにけがれが残るんだなと感じました」とこれから映画を観る観客の期待と恐怖を煽った。この日は、公式サイトに寄せられた様々な“汚れ”の悩み相談に回答。「お風呂の鏡の汚れ」の相談には「あのウロコ上の汚れはアルカリ系なので、酸性の酢やクエン酸を溶かしたキッチンペーパーを貼り付けて湿布するといいです。汚れを柔らかくして、研磨剤で拭くといいです。拭くときはサランラップがいいです」とアドバイス。台所の油汚れには、先ほどのセスキ炭酸ソーダを実践!「水に溶けやすくて油を溶かすにも効果的」と語り、実際に自ら用意した油汚れでいっぱいのボードを真っ白にしてみせた。イベント後の囲み取材では、芸能界を騒がせている狩野英孝の二股疑惑について尋ねられ「狩野さんにもこのセスキ炭酸ソーダを勧めたい。こっちが“けがれ”だと思うどっちか(の女性)に掛けた方がいいですよ」と大胆なアドバイス。すでに家事テクニックを記した著書は15万部を突破したそうだが、印税に話が及ぶと「日テレとよしもとが取って、僕は借金を返してトントンで終わるくらい」と明かしていた。『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
2016年02月08日2016年放送予定のTVアニメ『文豪ストレイドッグス』だが、その放送開始が2016年4月に決定! さらに与謝野晶子(cv. 嶋村侑)、谷崎ナオミ(cv. 小見川千明)、福沢諭吉(cv. 小山力也)のキャラクターアニメ立ち絵ビジュアルが公開された。○TVアニメ『文豪ストレイドッグス』登場キャラクター紹介■与謝野晶子 (cv. 嶋村侑) 能力名:君死給勿異能力集団「武装探偵社」の一員でボブヘアーがモダンな女傑。荒事ばかりの探偵社に無くてはならない優秀な専属医だが、社員は皆、その手に掛かることを恐れている。彼女の前で女性を軽んじた前時代的な発言をすることはお勧めしない。■谷崎ナオミ (cv. 小見川千明)長い黒髪をたなびかせた、セーラー服の美しい少女。■福沢諭吉 (cv. 小山力也) 能力名:人上人不造ならず者どもを束ねる、「武装探偵社」の社長。なかなか表に出てくることはないが、ここぞというときには昂然と指揮をとる。威厳ある人格者で、不真面目な乱歩も諭吉の命令とあれば腰を上げるようだ。なお、今後12月22日に梶井基次郎、樋口一葉、泉鏡花、12月25日に中原中也のビジュアルなどが公開される予定となっている。また、『文豪ストレイドッグス』と「FITS」のフレグランスコラボレーション企画も進行中となっているので、あわせてチェックしておきたい。(C)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
2015年12月17日パリを拠点に活躍中の世界的ヴァイオリニスト諏訪内晶子が芸術監督を務める新たなクラシック音楽祭、国際音楽祭NIPPON」の記者発表会が、7月6日に行われた。諏訪内晶子の公演情報1990年の第9回チャイコフスキー国際コンクールで第1位(史上最年少、日本人初の優勝)の快挙を成し遂げて以来、世界を舞台に活躍を続けているヴァイオリニストの諏訪内晶子。ここ10年来「演奏活動以外に、何か世の中に恩返しができないか。次の世代に伝えていけることはないか」ずっと考えてきたという彼女が、長年温めてきた構想を実現させるのが今回の音楽祭だ。諏訪内が考えるこの音楽祭の柱は3つだという。「まず1つは、現在演奏活動を行っている同世代の方たちと一緒に作ること。2つ目は、音楽祭のための作品の委嘱とそれを世界に向けて発信すること。そして3つ目は教育。マスタークラスを含め、私はまだ日本では教えたことがないのですが、自分が経験してきたことを今後定期的に伝えていきたいです」と思いを語る。音楽祭は、諏訪内自身が10年以上住んだことのある思い入れのある横浜と、仙台を中心に開催。出演者には、諏訪内晶子のほか、エサ=ペッカ・サロネン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団、レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)、ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、江口玲(ピアノ)らが予定されている。内容は、リサイタルやオーケストラとの共演、諏訪内初の室内楽コンサートに加え、美術館とのコラボレーション、0歳児から入場できるコンサートや小学生のためのヴァイオリン教室などの子ども向けプログラムも計画中だ。また東日本大震災復興支援として、公演の収益金の一部を被災地へ寄付するほか、仙台でのコンサートやヴァイオリン教室も行われる。「国際音楽祭NIPPON」は、2013年2月2日(土)から16日(土)まで、横浜みなとみらいホール、横浜美術館(以上・神奈川県)、電力ホール(宮城県)などで行われる。公演内容の詳細、チケットの発売日などは随時発表される予定。
2012年07月10日