フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第95回目は長毛赤茶のトラ(tola)さま。グルメなおじいちゃん猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.95猫さまの話をもっと聞かせて!トラさまは14歳の男性猫さまです。パリ郊外の小さな庭付き一軒家で、日本語の国語教師をしている飼い主とその家族と一緒に生活をしています。僕は今年15歳になります。巷ではもうおじいちゃん世代と言われています。ほぼほぼ一日中いびきをかいて寝ていると飼い主は言っていますが、それも健康の秘訣かもしれません。老体のうえ肥満気味なのでRoyal Canin Veterinaryの「Satiety Weight Management」と「Urinary S/O Moderate Calorie」をミックスしたものを食べています。お留守番のお礼には美味しい「almo nature」のチキンやツナ缶をもらうことがあるのですがこれはまた食欲をそそります。飼い主家族は長期間留守にする際、猫シッターさんに「ちゅーる」を預けます。それを知っている僕は、シッターさんにとことん甘えて隙を狙っています。おもちゃにはもう興味を示さなくなってしまいました。飼い主が心配して運動不足を解消するため、Amazonで高評価の猫じゃらしを買いましたが、「疲れるのでもう止めてくれ!」と言っています。人懐っこくて犬っぽいところもあります。何かお願いするときは「ウゥ~ワフッ!」と吠えて主張します。意外に臆病なところや、自立しているけど甘えん坊なところが、飼い主の息子と似ていると言われます。また、名前を呼ばれると飼い主のところまで行きます。まだ耳は遠くないですよ。そして、体を撫でられると喜んでお腹を出して「もっと撫でろ!」とねだります。昔から自分のことを猫ではなく人間だと思っていて、毎晩飼い主の隣で寝るときは、人間のように真っ直ぐに身体を伸ばして寝転がります。飼い主から見たトラさまとは?日本で子どもの頃飼っていたのは、ミミーとその子どものミーコ。その後が今我が家にいるトラです。フランスに来て間もなく、友達もいなくて仕事も始めていなかった頃、ご近所さんの知人宅に猫ちゃんがたくさん生まれて引き取り手を探していると聞き、ぜひに!と立候補しました。その後、生後1か月を待って我が家にやってきてくれました!2年前の夏に日本に帰省した時には、実家付近でまだ目も開いていない生まれたての子猫を保護して夏の間育てました。今はその子は実家の両親宅にいます。トラとのいちばん楽しかったエピソードを選ぶのは難しいですが…。たまに外でどうしようもなく汚くなって帰ってきたとき、お風呂に入れてあげるのは、疲れるけど楽しいイベントでもあります。すごく彼は嫌がりますけど。また、これは我が家のよくある光景ですが、猫が「トラ」で息子が「ソラ」なので、私がよく名前を呼び間違えます。または、トラを呼んでいるのに息子が「何ー?」と言ってやってきたりします。トラと一緒にいると生きる活力が湧いてきます。「この子がいる間は、私もここで頑張ろう」という気持ちにさせてくれるのです。私がフランスに来たばかりの頃は、何のために自分がこの国のこの街にいるのか、それは自分にとって意味のあることなのかよくわかりませんでした。でもこの子が我が家に来てくれたお陰で「ああ、そうだ、私はトラのためにここにいるのだ!」と彼の存在に心が救われました。この子は私にとって「フランス生活」そのものなのです。なので、この子との別れが来るときは私のフランス生活の終わりなのかな…と漠然と考えたりもしています。私がフランスで生きた証として、彼と共に過ごした時間をしっかりと心に刻みたいと思っています。小学一年生の国語の教科書に『ずーっとずっとだいすきだよ』という、男の子と飼い犬の友情と別れの物語があり、言葉にして「好きだ」という気持ちを伝えることの大切さが描かれています。私も、この物語の主人公の少年にならって、できる限り悔いのない別れが迎えられるよう、必ず毎日トラに「大好きだよ」「いつもありがとう」と愛情と感謝の気持ちを伝えています。――お話を聞いていると飼い主が大の猫好きなのが滲み出てきますね。トラさまはお年でも、食欲はあるしまだまだ元気な毎日を送って欲しいです。そして飼い主を勇気づける存在としてこれからも家族を見守っていてください。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年01月08日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第93回目は黒白ぶちのオリンぺ(Olympe)さまとキジトラのラクレット(Raclette )さま。旅好きな猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.93猫さまの話をもっと聞かせて!オリンペさまは5歳、ラクレットさまは1歳半、共に女性猫さまです。黒白ぶちのオリンペ姉さんが語ります私たちはバルコニーのないアパートに住んでいますが、リードをつけて共有の庭に散歩に出かけることができます。動物保護協会からの養子縁組でここにきた時は、まだほんの子どもでした。私は生後6か月、ラクレットは生後2か月半だった記憶があります。私たちが旅行に行くときは、一日中ずっと一緒に過ごします。一緒に歩き、旅行にピッタリなバックパックで休憩します。旅行中は周りで起こっていることすべてを見て、風景を楽しむことができます。家にいるときはラクレットと一緒に遊んだり、寝たり、食べたり、時には庭でリードをつけて歩けるように飼い主に頼んだりします。その役目は、姉である私の担当です。私の好物は粉チーズ、ラクレットはハムの脂肪と好みは違います。二人が好きなおやつはチーズや肉を詰めた肉ベースの無糖のスナック、これはとてもおいしいのです。家にいる時は、私たち専用の柔らかいバスケットにいることが多いです。小さな青いゴム製のおもちゃが私専用で、ラクレットは先端に羽が付いたスティックでよく遊びます。季節を通して飼い主達と一緒に旅をするのが楽しみで、冬は防寒しながら雪の日の旅行も楽しんでいます。飼い主から見たオリンペさまとラクレットさまとは?わたしたちの最初の猫がオリンペです。オリンペとの印象深い思い出は、彼女との最初の旅行です。バックパックでアルプスに行き、オリンペと会えて幸せだと感じました。ラクレットとの思い出に残る瞬間は、初めての長い旅行で、1時間半の車での移動でした。素晴らしい冒険の旅でした。アヌシー湖の近くで雪の中をハイキングしたのはいい思い出となりました。二人の性格は?オリンペは冒険好きな猫で、かなり静かですが、狩猟本能を維持しています。物事がうまくいかないとき、そばに来て寄り添い抱きしめてくれる彼女の能力は素晴らしいです。ラクレットはとても活気があり、遊び心のある探検家の猫です。私たちがそばにいるだけで安堵の表情をします。甘えっ子です。二人の特徴は?オリンペは黒白で、顎の下に白い斑点があります。靴下のような白い1本の足、マニキュアのように白い斑点がある1本の足をもっています。ラクレットはキジトラです。二人は私たちの子どもたちのようでもあり、完全に私たちの家族の一員です。子どものように接して私たちは楽しい時間を過ごしますが、二人の気まぐれも管理しなくてはなりません。複数の猫と一緒に暮らすということは、猫のニーズや欲求に応じてこちらも日々進化するので、私たちに新たな幸せ、愛、発見を次々と与えてくれるのです。――オリンペさまとラクレットさまはこの冬休みはどこで過ごすのでしょうか?二人とも小さい頃から旅好きなのは飼い主を信頼して築いた関係があるからなのでしょうね。また旅の報告を教えてほしいです。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年01月01日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第89回目は、ローリー(Rory)さま。お目目がまあるい猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.89猫さまの話をもっと聞かせて!ローリーさまは、もうすぐ3歳になる男性猫さまです。僕は、ワインで有名なボルドーで、大きなテラスが2つあるメゾンで暮らしています。朝は飼い主を起こして、それからテラスに出て、鳥を追いかけながら日光浴をします。そして、飼い主が家で仕事や勉強をしている間は静かに眠ります。起き出すと、基本的にどこでも飼い主につきまとい、1日中彼女を追いかけます。夜は飼い主と一緒に食事をし、少し遊んでから眠りにつきます。獣医の診断では、少しスリムになったほうがいいそうです。心臓に問題を抱えていて、太りやすい体質らしいのです。食事は、蒸しズッキーニのみじん切りと缶詰を合わせたものが中心ですが、満足しています。太陽が大好きなので、テラスのソファで寛ぐのは最高の時間です。見晴らしがよく、家の中を見渡せる場所です。料理をしている飼い主を見ることができるキッチンテーブルもお気に入りです。僕専用の昼寝をすることもできるバランスの悪い吊り橋も大好きです。得意なことは、人とのコミュニケーション。よく喋り、何百万もの異なる声のトーンを使い分け、何を望んでいるのかを伝えることができます。俳優のようだとも言われています。本物のようなネズミのおもちゃで遊ぶことがよくあります。 多分、このことが僕が「芸術的」と言われる理由です。たくさんのおもちゃのネズミを持っていて、飼い主の寝室の前に並べておきます。ボールだけでなく、小さな枝、ゴミ…、投げてもらえる全てのものをキャッチして飼い主のところまで持って行くのです。飼い主から見たローリーさまとは?2回目のロックダウンの後、私は猫を飼う決心がつきました。まずはSPA(動物保護協会)に電話しましたが、その時点では引き取れる猫はいませんでした。それで、私は地元のブリーダーを訪ね、5匹の子猫と出会いました。ローリーは、私の周りを観察して、不思議そうにしていました。彼が私の猫になることは最初からわかっていました。すでに恋に落ちていたのです。私が最初にブリーダーを訪ねた時、ローリーは彼の兄弟とは違い、芸術的だと思いました。奇妙に聞こえますが、今はその理由がわかります。彼は非常に表現力が豊かで、多くの意見や要求を伝えられます。猫を飼っている私の友達は皆、人生でこのような猫を見たことがないと言っています。また、ローリーはとても勇敢な猫です。彼は室内猫です。とても高い場所にジャンプしたり、鳥を捕まえたりすることはできないと思いますが、自分自身の能力を信じていると思います。ブルターニュで森の中を歩いていた時、私たちの前に大きな犬が来ました。しかし、彼は決してうろたえることはなく、できる限りの怒った顔をして、犬に近づきました。私はびっくりしました。こういった場合、ほとんどの猫は恐れることが多いのですが、ローリーは犬や他の猫に会った時に後ずさりするのを見たことがありません。彼は人間に少し依存していますが、同時に独立しています。――怖いもの知らずのローリーさまは表情が豊かです。普段はまあるいお目目ですが、怒った顔もたくましくて愛らしいです。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年12月18日フォレスト出版株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役:太田 宏)は、『情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学 統計学 情報学編』(著者:情報文化研究所、監修:高橋 昌一郎)を2022年12月16日に発売いたします。詳細URL: 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学編本書は2021年4月発売されて8万部のベストセラー、そして認知バイアス関連本の先駆けとなった『情報を正しく選択するための認知バイアス事典』の続編・応用編とも位置づけられる本です。2冊で120のバイアスを学べる■「行動経済学」「統計学」「情報学」の3つの研究分野からアプローチして合計60の認知バイアスを解説なぜか人間に実装されている脳のバグとも言うべき「認知バイアス」。それを本書では、「行動経済学」「統計学」「情報学」の3つの研究分野からアプローチし、計60の認知バイアスを豊富な図版とイラストを用いて解説します。「認知バイアス」という言葉自体、難しく感じるかもしれませんが、実は以下のような場面において私たちの日常へ小さくない影響を与えています。●合理的に決断していたのに、期待とは逆の結果になってしまう。●いつもなら絶対にしないようなギャンブルに魅力を感じてしまう。●ついつい無駄遣いをしてしまい、なかなか貯蓄できない。●上司のちゃぶ台返しに右往左往させられている。個人のことだけではありません。カルト・陰謀論・詐欺・差別・分断・誹謗中傷……などの諸問題、そして世の中のわけのわからない判断やミスリードは、本書に記されている60のバイアスのどれか、あるいはその組み合わせによって生まれていると言っても過言ではありません。認知バイアス対策は、まずはどんな認知バイアスがあるかを知ること。その手助けをするのが本書の役割です。本書に登場する認知バイアス■思っているほど、あなたは賢くないし、あなた以外は愚かじゃない。本書で解説されているいくつかの認知バイアスによると、人は自分の能力を過大評価し、他人を過小評価する傾向が強いことがわかっています。つまり、「自分は騙されない」「正しく世の中を見ている」と自信がある人は、自分が騙されたり、間違っている可能性があることに、もっと自覚的になるべきということです。一方、「マスゴミの偏向報道に騙されるな」「子どもの教育に良くない」と心配するまでもなく、ほとんどの人は理性的に情報を受け取っていると考えられます。今、こうした前提を顧みない独善的な言説が目立っていないでしょうか。社会を正しく見るためにも、私たちは自分や他人へはもちろん、情報や知に対する謙虚さを取り戻すべきなのでしょう。そのことを、きっと本書の60の認知バイアスが私たちに教えてくれます。◆著者プロフィール情報文化研究所(米田 紘康/竹村 祐亮/石井 慶子)「情報文化論および関連諸領域に関する研究の推進と交流」を目的として1996年に発足した情報文化研究会を基盤に2018年に設立。新進気鋭の研究者や多彩な分野で活躍している社会人も幅広く所属し、活発な議論や提言を行っている。所長は、高橋 昌一郎。◆監修者プロフィール高橋 昌一郎1959年生まれ。國學院大學教授。専門は、論理学・科学哲学。主要著書に『理性の限界』『知性の限界』『感性の限界』『フォン・ノイマンの哲学』『ゲーデルの哲学』(以上、講談社現代新書)、『20世紀論争史』『自己分析論』『反オカルト論』(以上、光文社新書)、『愛の論理学』(角川新書)、『東大生の論理』(ちくま新書)、『小林秀雄の哲学』(朝日新書)、『哲学ディベート』(NHKブックス)、『ノイマン・ゲーデル・チューリング』(筑摩選書)、『科学哲学のすすめ』(丸善)などがある。情報文化研究所所長、Japan Skeptics副会長。◆もくじ監修者まえがき ―「認知バイアス」を理解して「騙し」に打ち勝つ!第I部 認知バイアスへの行動経済学的アプローチ第II部 認知バイアスへの統計学的アプローチ第III部 認知バイアスへの情報学的アプローチ◆書籍概要書名 : 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学編著者 : 情報文化研究所(米田 紘康/竹村 祐亮/石井 慶子)監修者 : 高橋 昌一郎ページ数: 264ページ価格 : 1,980円(税込)出版社 : フォレスト出版株式会社ISBN : 978-4866802107発売日 : 2022年12月16日URL : ◆会社概要商号 : フォレスト出版株式会社所在地 : 〒162-0824 東京都新宿区揚場町2-18 白宝ビル7F設立年月日: 1996年4月1日代表取締役: 太田 宏業務内容 : 出版物の企画・制作及び販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月16日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第87回目はミックスのブチ、トリコート(Tricote)さま。パリまで電車でやって来た猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.87猫さまの話をもっと聞かせて!ヨーロピアンミックスのトリコートさまは8歳の女性猫さま。私の住まいはパリの20区のアパートです。4階の南向きで、小さな公園に面している部屋です。サロンと寝室、独立したキッチン、そんなに広くはありません。平均的な1日は、午前7時から午後10時までの間の15時間が行動時間です。長い昼寝をすることもあります。普段のごはんはカリカリ。ちょっと太めなのでダイエットフードとのミックスです。飼い主は整理整頓好きで、愛情たっぷりで、たくさん抱っこしてくれて、とてもいい人です。そんな飼い主がすることに、ひとつだけ嫌なことがあります。それは掃除機です。やめて欲しいです!朝食のお皿に残ったパンとバターは、片付ける前に私が皿洗いをします。『好奇心の塊』とよく言われます。飼い主が針仕事をしている最中は、気になって仕方ないんです。膝の上に乗ってみたり、紙、ひも、羽や、飼い主が糸で編んだ小さい玉でよく遊びます。自慢のチャームポイントは黄色い靴下かな。飼い主から見たトリコートさまとは?幼い頃にさかのぼりますが、祖父母のところに猫がいて夜になると黄色い目が光っていて、とても怖かったです。大人になってからは今まで3匹の猫を飼いました。トリコートは、大西洋側のナントという街にあるアソシエーションのホームページ上で見つけました。たまたまナント方面にバカンスに出ていて、パリに戻ってくるタイミングでナントの駅で初めてトリコートに出会いました。トリコートを引き取るナント駅で、ワクワクしながら待っていたこと、写真でしか見ていなかったので抱っこしたときの可愛さは忘れられません。実は、トリコートのきょうだいも1匹一緒に預かりました。その猫はパリに里子に行くことが決まっていたので、私が新しい飼い主に届けました。子猫2匹と電車に乗ってパリに戻ったのはいい思い出です。すでにジャミラという名前がついていたのですが、しっくりこなかったので、私の仕事『トリコ=編み物』からとってトリコートにしました。観察心があるところは私に似ています。彼女が私が質問すると、答えてくれます。彼女が私に話しかけると、必ず対応します。お互いの気持ちを理解しながら生活する、似たような間柄です。私もただの動物であり、トリコートのほうが人間的であったりします。素朴な甘えかたで、たくさんの愛情を与えてくれています。――自宅で飼い主が作品を創っている間そばにいて、微笑ましい風景が素敵でした。ちょっと邪魔をされるのもいい気分転換になっているようでした。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年12月11日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第86回目は茶トラのジャンジャック(JJ)さま。憔悴した飼い主に寄り添う優しい猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.86猫さまの話をもっと聞かせて!ジャンジャック(通称JJ)さまは4歳の男性猫さま。僕は、パリ1区のセーヌ川の近くにある築150年のアパルトマンに住んでいます。メザニン(中2階構造)になっていて、寝室が2つとバスルーム、暖炉があります。実は僕、日本の生まれの保護猫なのです。飼い主の高校の同級生がSNSで「猫を保護し、3日経っても保護する人が見つからない場合は保健所に連れて行かなければならない」と投稿していました。飼い主は、「取り急ぎ保護する」と生後1か月の僕を引き取りにやってきました。先住猫のパスカルとは、たった1日で本当の兄弟のように仲良くなりました。起床は飼い主と同じ時間です。起きたら、まずアパルトマンのパトロール。1日何度も行きます。ご飯にがっつくことはなく、ちょびちょび食べます。その都度、飼い主は気づいてくれて、新しい食べ物を入れてくれます。最近は時間があると眠たくなっちゃいます。飼い主から見たジャンジャックさまとは?この夏交通事故で亡くなったパスカル(白黒ハチワレ)は、沖縄の保護猫で、私の夫の知り合いが面倒を見きれなかったため譲り受けました。JJは豊橋の保護猫です。元々、私達カップルは別居婚で、私が東京にいて、彼の職場がある香港や沖縄に毎月半分滞在する形を取っていました。今回は、彼の職場がフランスのパリになったので、まず沖縄にいたパスカルを東京に連れてきて、そこから私と二人でパリに。 毎月一緒に移動していたJJは、今度は夫とともにパリに移住してきました。私は猫の生態を知らなかったので、仕事柄移動が多く、出張でもどこへでもJJを自分の肩掛けカバンの中に入れて移動しました。本当に常に一緒。そんな訳でJJは自分を猫と認識していないと思います。爪切りも、歯磨きも、お耳の掃除も病院も一度も嫌がったことがありません。パリへ移動するフライトでも、一度も鳴くことすらありませんでした。この夏、パスカルを交通事故で亡くし、私は憔悴しきっていました。JJは、普段は家の外に必ず偵察に出るのですが、この期間、彼は外に一度も出たがることなく、泣き続ける私の側にずっと“ごろごろ”と慰めるように居てくれました。彼はとことん優しく、賢く、今は新しく家族に加わった赤ちゃんも守るように接してくれています。私にとって大切な息子です。JJと接するたびに、パスカルとの楽しい生活を思い出します。パスカルと出会ったお陰で、私は“保護猫”という存在を知り、知識を得て今のJJと出会う事ができたから…。ふたりが寄り添ってくれたお陰で今の私があるのです。――愛する猫さまを失うことはとても悲しいことです。でも猫さまという存在が人々に勇気を与えてくれる面もたくさんありますね。これからは悲しさを乗り越えてJJ と赤ちゃんとの楽しい生活をしていってください。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年12月10日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第81回目はヨーロピアン三毛のメイ(Mai)さま。サプライズでやってきた猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.81猫さまの話をもっと聞かせて!メイさまは9歳の女性猫さま。私はパリ11区のアパートに住んでいます。今はロンドンに住んでいる飼い主の息子が高校生の時、当時の彼女が息子への誕生日にサプライズプレゼントとして私を連れてきてしまいました。それからはずーっとここに住んでいます。5月生まれなのでメイと名付けられました。飼い主が起きてくる前から、なにも言わずにジーっとご飯を待っています。昼は自分のお気に入りの場所であるタンスの上やピアノの上で、窓の外を見たり高いところに登って寝たりして過ごします。夕飯後は飼い主がソファーに座ると膝に乗って甘えます。ツンデレ、怖がりと言われていますが、自分では猫らしい猫と思っています。飼い主から見たメイさまとは?もともとはロンドンに住んでいる息子の猫で、息子がたまにパリに戻ってくるとメイも嬉しそうです。遊び心もあって最近はトンネル(トンネルの反対の穴から紐や猫じゃらしで誘ってもらう)遊びが気に入っています。可愛いと思うところは、丸い目と眉間に皺を寄せて悪い顔をするところ…。虫を捕まえることも得意なのですが、ハエを捕まえようと必死になって2本足で歩いています。一緒にいて面白い瞬間が多く、本当に癒されています。今は子ども達が独り立ちしたので、3人目の子どもだと思っています。――パリとロンドンは近いので息子さんはよく実家に帰ってくると聞きます。そんな日を心待ちにしているメイさまは、今日も首をながーくして息子さんの帰りを待っていることでしょう。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年11月23日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第80回目はヨーロピアンタイガーキャットのオリオン(Orion)さまと、黒白猫のフレア(Freya)さま。仲良しな2名の猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.80猫さまの話をもっと聞かせて!オリオンさまは4歳の男性猫さま、フレアさまは4歳の女性猫さまです。左から、フレアさま、オリオンさま。私達はフランス北部の一軒家に住んでいます。オリオンさまの自己紹介とても好奇心旺盛で遊び心があります。とても愛情深く、抱きしめられるのが大好きです。小さなトラのようだと言われています。小さい時から、どこでも飼い主についていく甘えん坊です。フレアさまの自己紹介オリオンに遅れて2か月後にやってきました(オリオンは2か月年上のお兄ちゃん)。オリオンとはどんなもめごともありませんでした。かなりマイペースですが、とにかくオリオンを世話をするのが好きです。とても落ち着いている性格なんです。飼い主から見たオリオンさまとフレアさまとは?友人のところで生まれたオリオンを見に行った途端、オリオンに恋をして、すぐに引き取ることに決めました。フレアは、納屋で兄弟と一緒に発見されました。その持ち主の女性が、猫さま全員を飼うことができないということを聞き、訪ねて行った時にフレアの小さな姿が私の心を打ち砕きました。2人は、私が起きると目を覚まし、朝食をねだります。私が仕事に行くとき、彼らは寝るか遊んでいます。そして、私が仕事から帰ると、彼らは走ってきて抱っこを望みます。彼らの誕生日には、生の鶏肉をプレゼントします。彼らはそれが大好きです!ほぼ1年前、私は避難所から犬(セントバーナード)を養子にしました。そして猫たちは彼ともとても仲良くしています。今の時期は、庭や紅葉してきた森の散歩で楽しい毎日を過ごしています。彼らは私にたくさんの幸せと愛をもたらしてくれます。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年11月20日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第79回目は黒猫のプチシャ(Petit chat)さま。脱走したことがある猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.79猫の話をもっと聞かせて!プチシャさまは8歳の女性猫さま。私は赤ちゃんの頃、箱に入れられて道端に捨てられていました。シェルターに連れて行かれ、養子縁組予備軍になりました。今はパリの素敵なアパートに住んでいます。大きなバルコニーが2つあるので、気分転換に少しでも外に出られてとても気に入っています。午前中はずっと寝ていて、午後早いうちに起き出します。午後は飼い主に甘え、夕方になると活動的に振る舞い、走り回り、ぬいぐるみのネズミで遊んでいます!お気に入りの場所は飼い主の寝床。べったりくっついています。物静かで愚かなことは何もしないので、お利口猫さまと呼ばれています。飼い主から見たプチシャさまとは?私たちは、以前から保護猫を引き取りたいと思っていました。最初の出会いは信じられないほどでした。彼女は、初めての夜から私たちと一緒に寝てくれたのです。一度脱走(迷子)したことがあり、見つかるまでの24時間、私たちは本当に元気がなく意気消沈していました。幸運なことに、プチシャのネックレスを見た、あるレストランのかたが知らせてくれました。この店からいい匂いがしていたのでしょうか?プチシャと一緒に暮らすようになって、彼女が私たちをとても愛してくれていることがわかり、それが私たちをとても幸せにしてくれます。彼女は掃除機が嫌いなので、私たちが家事の頻度を減らすことを望んでいます。助かるような、困るような…。 毎日私たちにたくさんの愛と喜びをもたらしてくれる存在です!物事がうまくいかない日もそばにいてくれて私たちをいついも励ましてくれるのです!取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年11月19日11月6日、Creepy NutsのDJ松永(32)が早稲田大学の学園祭である早稲田祭に登場し、パフォーマンスを披露したが、そこでの発言が物議を醸している。19年にはきゃりーぱみゅぱみゅが登場するなど、毎年豪華アーティストのライブが行われることでも有名な早稲田祭。Creepy Nutsは学生団体「AGESTOCK」が主催したライブに登場したが、そこで「スーフリ」の名前を持ち出し、ライブの主催団体と同一視し揶揄するような発言をしたという。「スーフリ」とは、早稲田大学の学生が中心となっていたイベントサークル「スーパーフリー」のこと。「スーパーフリー」のメンバーは女子大生らを泥酔させた上で輪姦し、03年に14人が逮捕された「スーパーフリー事件」を起こしたことで知られている。「被害女性は数百名にものぼるとされ、当時早稲田大学以外にも大きな波紋を呼びました。また、この事件がきっかけとなり、集団強姦罪・集団強姦致死傷罪が創設されました」(社会部記者)そんな、DJ松永はこれまでも「スーパーフリー事件」をネタにしてきているという。「松永さんは19年にも早稲田祭のライブに登場しましたが、そのときもトークの場面で『スーパーフリー事件』について面白おかしく話していました。“持ちネタ”のように使っていたのかもしれませんが、あの酷い事件をネタにするというのはどうなのでしょうか」(ファンの男性)学園祭という場で、社会を震撼させた事件を揶揄するような発言をした松永に、ファンからも厳しい声が上がっている。《ドン引き何があろうと、絶対に茶化してはいけない事件だぞ?連続殺人事件をネタにする事と同等なのに性犯罪になると思考停止するんかな》《これまでのDJ松永の失言キャラを笑っていた自分を恥じると共に、これからもこんな事が続くなら応援しづらくなる。Creepy Nutsの音楽やラジオを倫理的に安心して応援し続けさせてくれ、頼むから。今回の失言は(Twitter見る限り)HIPHOPでもなんでもない。》《曲聴くん辞めようかと思うレベルでキモイそういう事件に直面したことないからわからんやろな ましてや公の場で言うとか有り得ん》《性犯罪軽視してる人の笑った顔は、見たくありません。最低です。》《うわうわうわめっちゃ好きだったのになんか一気に無理になった》そんななか、DJ松永は7日に自身のツイッターを更新。《昨日の早稲田大学学園祭の公演中に発した自分の言葉で、大変に不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。自分の配慮の無さと、考えの至らなさに深く反省しております》と謝罪コメントを発表。所属事務所にこの謝罪コメントについて、今回の早稲田祭での“スーフリ事件”にまつわるものかと問い合わせると、「事実です」と認めた。
2022年11月07日「時間栄養学」の研究者・柴田重信氏の新刊時間栄養学の知識により肥満や生活習慣病を防ごうという新刊『脂肪を落としたければ、食べる時間を変えなさい』が講談社から発売された。定価は968円(税込)となっている。著者は早稲田大学先進理工学研究科電気・情報生命専攻薬理学研究室教授で、日本時間栄養学会会長、体内時計と健康にかかわる分野「時間栄養学」の研究を行っている柴田重信(しばたしげのぶ)氏である。同書は216ページの新書判、講談社+α新書として発売中である。「何を食べるか」よりも「いつ食べるか」2017年のノーベル生理学・医学賞では、体内時計のメカニズムを発見した3人の研究者が受賞し、体内時計を司る時計遺伝子が注目された。地球上のほとんどの生物が体内時計の機能を持っていると考えられるが、人類はそんな体内時計の本能を超えて、多様な生き方をしている。その結果、人類では体内時計と生活リズムにズレが生じ、健康面にも悪影響が見られるようになった。肥満、メタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中、認知症、がん、うつ病などにも体内時計の乱れが関係しているのかもしれない。新刊では体内時計の視点から生活を見直し、「何を食べるか」よりも「いつ食べるか」を重視する「時間栄養学」の実践法を解説。より効果的に肥満を防ぎ、生活習慣病にならない生き方が解説されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※『脂肪を落としたければ、食べる時間を変えなさい』(柴田 重信):講談社+α新書 - 講談社BOOK倶楽部
2022年10月27日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第61回目はルスティン(Rustine)さま。大きな目がチャームポイントの2歳の女性猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.61猫さまの話をもっと聞かせて!グレートラ柄の2歳の女性猫さま、ルスティンさま。私はアパルトマンに住んでいます。飼い主の友だちの紹介で生後1か月の時に引き取られました。当時、私はまだ乳離れしていなかったので母と一緒に暮らしていましたが、すぐにでも引き取りたいと申し出たそうです。すっかり私のことを気に入ったのですって。このアパルトマンに連れて来られてから飼い主とずーっと一緒です。とても居心地がいいですよ。彼女はセラピストの勉強をしているせいか、毎日私をよく観察しています。平均睡眠時間は1日15時間ぐらいでしょうか!よく寝る子と言われますが、すぐに電池が切れてしまうのです。起きている時はよく遊びます。高いところが大好きで、洗濯物干しに乗ることはとてもスリリングです。びっくりしているような目をしていますが、飼い主を見上げるときはいつもこんな感じです。――飼い主は初めてルスティンさまに会った時に、「絶対に私の猫さまになる運命だ」と思ったそうです。大きな目と模様にすっかり魅了されたと。遊び心があり、とても表現力が豊かで、膝の上にも乗ってくれるので、抱きしめて喜びを感じると言います。1番のエピソードはルスティンさまが初めてここにきた時、飼い主と一緒にベッドで一緒に寝た事!とても甘えん坊なルスティンさまは今日も飼い主とラブラブな生活を送っていることでしょう。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年09月18日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第59回目はピシ(Pichi)さま。11歳の女性猫さまの夏物語【フレンチ猫さま】vol.59猫さまの話をもっと聞かせて!飼い主を驚かせたかった友人によって、私はサボイの山で保護され、連れて来られました。生後2か月の私は、毛玉でできた小さなボールのようだったと聞いています。飼い主は一瞬にして、そんな私を家族として迎え入れてくれました。毎年夏には、フランス南部の静かな山々に2か月間旅行をします。電車や車、飛行機移動中でも絶対に眠りません。目的地に到着するのを待ち侘びているからです。いつもはパリで生活していますが、自然の多い田舎はリフレッシュできます。でもちょっと暑すぎ!実は私、雪と寒さが大好きなんです。性格は強く、押し付けられるのが苦手です。ブラッシングが大好きで、かくれんぼも好きですが、幸せでなければ噛みつく凶暴性も持っています。お喋りで犬のように振る舞います。飼い主が口笛を吹くとすぐ反応します。ボールを投げてもらうと、投げた人の足に戻す特技を持っています。お手はしませんが、おすわりは上手です。外では信号の前で動いてはいけないことを知っています。――ピシさまは1歳の時、テラスから転落し入院しました。その時、飼い主は妊娠中で、ストレスで子宮収縮を起こし産院へ行き、その夜に長男を出産しました。そんな中でもピシさまの事を心配していたそうです。感動的な日がやってきました。生まれたての息子と一緒に家に戻ってきたと同時に、ピシさまも動物病院から戻ってきたんです。その時のことは忘れられない、喜びと感謝でいっぱいになったと言っていました。この夏も田舎で思い切り家族と一緒に過ごせたようです。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年09月11日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第58回目はタマ(Tama)さま。リードなしでお散歩できる男性猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.58猫さまの話をもっと聞かせて!14歳の男性猫さまのタマさまはリード無しでお散歩ができます。1年前にパリ郊外の小さな家に引っ越してきました。2階建てで、リビング、キッチンのあるベランダが地下にあり、大きな寝室が上の階にあります。小さいけど庭もついています。僕はテニスコートの近くに捨てられてからすぐに発見され、飼い主が私を引き取りました。僕の得意技はリードなしで田舎道を散歩できることです。道行く人がみんなビックリしますよ。狩りが上手で、野ネズミや小鳥を捕まえて持ち帰ります。社交的で近所で工事があると見に行くので、みんなからは現場監督と呼ばれてます。昨年、膵臓炎で2日間入院して以来、消化の良いフードに変えてもらいました。自動給餌機は日に3回ドライフードが落ちてきます。量も時間も設定できて今は体調も良くなりました。夏は庭のバラの下の涼しいところが定位置です。僕のモチーフでオーダーメードで作家さんに頼んで作ってもらったブローチや、台所にはアーティストに描いてもらった私のポートレートなど、家の中に思い出になる物をたくさん置いています。愛情をたっぷり注いでくれる飼い主と一緒にいてとても幸せな毎日です。――飼い主は留守がちの仕事ゆえ、動物は飼いたくはありませんでした。でも、あまりに可愛い存在にノックダウンされたようです。エピソードはたくさんあるそうですが、特に驚いたことは、タマさまが捕まえてきた小鳥を床に置いた飼い主のバッグに一生懸命入れようとしていた事。クリスマスにネズミがスリッパに入っていたことも。気持ちは嬉しいのですがちょっと困ってしまったと言います。不在の間にタマさまが家に自由に出入りする扉をつけたのですが、知らない間に外から5匹の猫さまが家にいた時は仰天したと。それ以来、タマさまの登録体内チップで作動する扉に変えてタマさましか通れない門にしたそうです。タマさまは幸せに生きるのに必要なものは、すぐ近くにあるということを教えてくる、と飼い主は言います。物欲ではなく純粋に生きていく方法を教えてくれている、と。長生きして飼い主と幸せな毎日が続きますように!取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年09月10日パリ在住のカメラマン、松永学さんによるパリのイケメンスナップ。今回はパリを訪れた人たちも含め、イケメン男性たちにインタビューをしました。パリで出会ったイケメン男性にインタビュー観光客で賑わい始めたパリ。朝晩少し秋めいてきましたが、まだまだTシャツでも大丈夫!パリを旅行中の人を含め、イケメン男性に話を聞きました。レオン26歳医療関係勤務-フランスが大好きな レオンは、この夏スポーツトレーナーとして南仏のモンペリエで働きました。僕はドイツのフライブルクで生まれ育ちました。フランスやスイスの国境に近い街なので、ドイツ国内よりフランスのほうが身近に感じて生活してきました。フランスのアルザス地方にある有名なコルマールは、本当に目と鼻の先なんですよ。そんな訳で、この夏休みは南フランスのモンペリエで仕事をしてきました。昔からフットボールをやっていて体力もありますし、今は医療関係で働いているので、海水浴場での救命や、スポーツトレーナーとしてこの夏を過ごしました。ドイツの夏休みは長いので、フランスに長期滞在しましたが、これからドイツに帰ります。来年の夏も同じように来れたらいいなと思っています。女性のタイプは女優から一人選ぶとしたらエマ・ワトソン!とても綺麗だし知性的。そして彼女の笑顔に魅了され続けています。クリスチャン26歳ビル建設会社勤務-綺麗な彼女連れのクリスチャンは理想の女性像は語りません。僕はニューヨーカーです。普段の仕事はヘルメットをかぶって現場に行っています。技術者ではなく、工事の進行チェックなどをしています。ご存知の通りNYはビルだらけでメンテナンスを含めて仕事が山積みで、忙しい毎日です。遅めの夏休みは念願のフランスに彼女と行くと決めていました。合計3週間の滞在ですが、まずは1週間コルシカ島に行って太陽の光をたくさん浴びてきました。その後2週間のパリですが見どころがたくさんあって全然時間が足りません。今、ひと休みでチュイルリー公園にやってきました。素晴らしいですね!セントラルパークもニューヨーカーにとっては自慢の場所ですが、パリのかたはここを同じように自慢されるのだと思います。それとU.S.自慢をもうひとつ。ベースボールが盛んで、ヤンキースは歴史があるチームで存在自体が誇らしいのです。僕もずっとベースボールをしていて、ポジションはピッチャーでした。メジャーリーグベースボールは日本人選手が活躍しているし、NYには美味しい日本食店も多いし、日本を身近に感じています。次の旅行は、彼女と日本に行きたいねと話していました。もちろん日本でも球場通いしてみたいなと。そんなわがままを聞いてくれる彼女にゾッコンなんです。ロバン26歳モデル-ロバンはモデルの仕事以外で、ヴィンテージショップを任されています。僕は、いつもはヴィンテージショップで働き、ファッションウィーク中はモデルとして活躍しています。仲間とはオルタナティブ・ヒップホップ系の活動も少ししています。洋服が大好きです!日本のものもいいですよね。特にコムデギャルソンはいつも注目しています。まだ日本には行ったことがないですが、長めに滞在してモデルと音楽活動したいと思っています。実はこの世で一番好きな食べ物は?と聞かれたらうどんと答えるぐらい好きなんです。この夏休みは、家族が住むラ・ロッシェルという大西洋の海の町に2週滞在しました。普段会えない親戚が代わるがわる会いにきてくれて、いい時間を過ごせました。パリで出没する界隈は決まって10区周辺、特にサンマルタン運河界隈が好きでしょっちゅう行きます。好きなタイプの女性はジョルジャ・スミス!彼女は容姿も歌声も完璧です!スベン36歳薬剤師-遅い夏休みでパリに来たスベンはたった4日間の滞在です。僕はドイツ人で、車のポルシェの故郷であるシュトゥットガルト出身です。生まれた時からそこで生活しています。今は薬剤師として医療関係で働いています。パリまで電車で4時間もかからないで来られるのですが、街並みが全然違っていていい気分転換になりました。たった4日間の滞在ですが、これからは週末旅行に度々来てみたくなるぐらい好きになりました。日本食も大好きでハンブルグで食べたお寿司は美味しかったです。でもドイツも広くてシュトゥットガルトからハンブルグ間は、パリに行くより時間がかかるのです。パリで美味しいお寿司食べられるところはありますか?女性は、音楽の趣味が同じで、笑いを絶やさない人がいいですね。好きな音楽のジャンルはヒップホップ系!容姿はセレーナ・ゴメス風なら最高ですね。マルク37歳車部品サプライヤー勤務-スベンと幼馴染のマルクはエンジニアとして働いています。僕はパリ滞在中でもジョギングを毎日しています。幼馴染のマルクは、僕とは体型も違ってちょっと軟弱でしょう(笑)。今日も彼を待たせて一走りしてきたところです。小さい頃からフットボールをやっていたので、職場でも休憩時間はボールに触れています。ドイツ代表のプレイヤーのヨシュア・キミッヒが大好きで、彼が出る試合は必ずテレビで観戦します。地元に来るときは敵陣営ながらも応援してしまうので周りからは顰蹙を買っていますけど(笑)。女性についての質問は難しいですね。ひと言で言うならカリスマ性のある人です。具体的な有名人の名前は書かないでおいてください。テオ24歳 原子力エネルギーエンジニア-マルセイユから就職でパリに引っ越してきたばかりのテオはパリのことは全然知りません。僕は南仏のマルセイユ出身で、パリに来てまだ1か月も経っていません。学校はマルセイユで終了して、希望の働き口がパリにあったので、この秋から会社で働くことになりました。そんな訳でパリのことは何も知らずに時間が過ぎてしまいました。今日はマレ地区で、洋服のヴィンテージショップを視察しています。マルセイユ人としては海がないのとパリではまだ友達がいないのでちょっと悲しいですが、時間が空いたらTGVですぐ戻れるので、しばらくは毎週末帰省するかもしれません。体格がいいので、よく人からはスポーツ何をしているのかと聞かれますが、何もしてないのです。でもマルセイユでは海で泳ぐことがスポーツというより日常でした。タイプの女性はエネルギッシュで、よく笑い、話好きの人が希望です。女優のアナ・デ・アルマスはいつもチャーミングで、こんな人なら一緒にいて楽しいかなと思います。写真、文・松永学写真、文・松永学
2022年09月10日パリ在住のカメラマン、松永学さんによるパリのイケメンスナップ。今回は秋学期前の学生を中心に、若者たちにインタビューをしました。秋気分なパリで、イケメンの若者たちにインタビュー夏が終わり、活動的な秋に突入!街角でパリに戻った男性たちに将来の話を聞きました。ポール18歳モード学生-ポールはファッションデザイナーを目指しています。僕はワインで有名なボルドー出身で、1週間前にパリに来たばかりです。この秋からモード学校に通うことが決まっています。学校を出たら、まずは有名どころのメゾンで働き、将来的にはファッションデザイナーになりたいです。日本のデザイナーにもとても興味があって、特に『コム・デ・ギャルソン』はいつもチェックしています。漫画も大好きで、『ベルセルク』『HUNTER×HUNTER』は特に世界観が好みです。スポーツはバドミントンをやっています。音楽はK-POPが大好き!BTSにBLACKPINK、TWICEばかり聴いています。特にBLACKPINKのLISAは魅力的ですね。フランス女優のカミーユ・コッタン、歌手のレディ・ガガなどに僕がつくった洋服を着て欲しいな。あとケイト・モスと娘のライラは、僕のショーに絶対出て欲しいのでお願いしたいです。レミー17歳商業科学生-レミーの目標は大企業に入ること。この秋から商業科学生になりました。学校を出たら大企業に勤めて、その後自分の会社を起業したいと考えています。フランスでは、生涯一つの会社に勤めることは稀で、転職しながらキャリアアップができるシステムなのです。日本のラーメンが大好きなので、友達と一緒に食べ歩いています。オペラ座がある9区で生まれ育ったので、この界隈が落ち着ける場所です。オペラ座界隈にはたくさんの日本レストランがあるので、いろいろ試す事ができて楽しいです。日本の漫画も大好きで『フルメタル・パニック!』は面白かったのでおすすめです!スポーツはバスケットボールとタイボクシングをやっています。この夏は友だち6人と10日間のポルトガル旅行をしてきました。とても楽しかったです。秋は気分を切り変えて、勉学に励みます。女性のタイプは、話好きで面白い人が一番かな。女優のナタリー・ポートマンみたいな容姿の彼女を探しています。ピエール18歳モデル-しばらくはモデル業を続けて行きたいと語るピエール。日本のデザイナーのランウェイに何度か出たことがあります。印象的なパリでのショーは『YUIMA NAKAZATO』でした。彼の作品は次世代に共鳴できるデザインですね。しばらくはモデル業を続けて、日本にも行ってみたいと思っています。漫画には興味がないのですが、ジブリ映画は大好きでほとんどの作品を見ました。この夏は実家があるロッシュフォールでゆっくり過ごせました。有名な映画『ロシュフォールの恋人たち』の舞台になったところです。随分昔の映画ですが、その名残の風景はまだ存在していますよ。スボーツは苦手で何もやっていませんが、ブラブラ街歩き散歩は友人とよくします。理想の女性像はモデルのベラ・ハディッド!パリで見かけた事があって、あまりの美貌にクラクラしてしまい、しばらく彼女のことしか考えられなくなりました。ダン26歳 法学部学生-弁護士の資格を取るために猛勉強中のダンはパリに引っ越してきたばかり。僕は南仏のニース出身で、2週間前にパリに来ました。この秋から新しい学校に通います。あと5年間勉強して、弁護士資格を取ることを目標にしています。週3回は10kmのジョギングをして、体力づくりをしています。勉強以外にも気分転換が必要で、パリの街を走るのは楽しいですね。夏休みは10日間モロッコに行ってきました。この夏、ヨーロッパは熱波が来て大変そうでしたが、モロッコは快適に感じました。次は、まだ行ったことのない南米の旅行を計画しています。旅好きなので将来的には日本の旅行も視野に入れています。女性とはお互いを分かり合えるのが重要だと思います。ちゃんとコミュニケーションできて、窮屈に感じられない人が理想です。女優のマーゴット・ロビーのようなタイプ、いいですよね。トリスタン18歳商業科学生-怪我でプロのフットボールプレイヤーを断念したトリスタン、将来は金融系に進みたいと希望を持っています。僕は10歳の時からフットボールのジュニアクラブに入ってプロを目指していたのですが、足の怪我をして断念しました。将来は金融関係の道に進みたいと思っています。その世界はフットボールチームとも接点があると思うので、僕にも何かができるはず!大好きなプレーヤーはネイマール、フランスのPSGに所属しているのでよく観戦に行きます。プレーも華麗で大ファンです。この夏は家族と一緒に20日間コルシカ島で過ごしたのでこんがりいい色に日焼けましたよ。女性は僕にない教養を持ち合わせていてチャーミングな人がいいかな。随分僕より年上だけど、アンジェリーナ・ジョリーやジュリア・ロバーツのような知性的美女に弱いのです。ジュール26歳ファッションブティック勤務-洋服大好きな ジュールは映画好き。フランソワ・トリュフォー監督の有名な映画『Jules et Jim』のジュールが僕の名前です。映画が大好きで、日本映画も観ます。Takeshi Kitano監督の作品や、アニメの『パプリカ』は特に面白かったです。噂によると実写版も出るそうなので心待ちにしています。ディヴィッド・リンチ監督のものも世界観が大好きですが、ベストワン映画はフランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』と即答します。以前は映画のプロダクションに勤めていましたが、1年前からは洋服が大好きなこともあり転職しました。デニム系カジュアルファッションに興味があるので日本のブランドにも興味があり、特にBIG JOHN、EBIS JEANS、BEAMSなど…近いうちに日本を訪問したいです。でもその前にロンドンに視察に行く予定です。パリでの移動はほとんど自転車か徒歩で、メトロやバスにはあまり乗りません。セーヌ川沿いは歩行者、自転車専用のところもあるので、そこで過ごすことも多いです。この夏休みはサヴォア地方に2週間行ってトレッキングを楽しみました。女性は面白くて、笑いがある人がいいですね。女性の理想像は何と言ってもはマリリン・モンローかな。写真、文・松永学写真、文・松永学
2022年09月03日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第57回目はヤス(Yasu)さま。喧嘩っ早いヤンチャな男性猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.57猫さまの話をもっと聞かせて!僕は、フランス南部のトゥルーズの保護団体に助けられました。今は、パリの郊外にある飼い主自身がデザインした木造建築に住んでいます。内装にも木材を豊富に使った約70㎡の2階建一軒家です。庭の面積は、なんと550㎡もあるんですよ。ある日、自由に庭遊びを楽しんでいる最中、他の猫と喧嘩になり尻尾が切れ落ちそうになリました。飼い主の懸命な治療で今は回復しています。それ以来、外に出る時は子犬の散歩のようにリードをつけています。猫草は全然興味がないのですが、庭にある笹の葉が大好きで、よくかじっています。家の中はとても掃除が行き届いています。特にお気に入りは豆腐素材でできている猫砂です。トイレにもそのまま流せて清潔感があります。もうひとつ、家の中で好きな場所は窓辺。そこから庭を見るのが大好きです。天敵が来たときはすぐわかるので安心です。たまに外でよそから来た猫を威嚇します。小さい頃から家で育ったので、家の中だけの生活で満足なのです。ーー飼い主は幼少の頃からいろいろな動物を飼っていました。亀、うさぎ、犬。猫さまは20匹飼ったとのこと。今でも全員の名前を覚えていると言います。過去にレユニオン島に12年間住んでいた時は、7匹の猫さまと6匹の犬を同時に飼っていたらしいですが、猫さまは家と外を自由に出入りできたこともあり、事故にあって帰ってこない猫さまもいたそうです。ここの広い庭の一角にはハリネズミが住みついていますが、夜行性のためヤスさまが夜寝ている間に行動をするので接点はないようです。ハリネズミの小屋を作ってあげてもヤスさまは嫉妬はしなかったそう。動物好きな飼い主と一緒で、ヤスは幸せそうでした。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年09月03日パリ在住のカメラマン、松永学さんによるパリのイケメンスナップ。今回はエッフェル塔が見えるシャン・ド・マルス公園でくつろぐ男性たちにインタビューしました。エッフェル塔が見える公園でイケメンにインタビュー夏のパリの男たち。パリにバカンス帰りの人々が戻ってきました。エッフェル塔が見えるシャン・ド・マルス公園でくつろぐ男性たちに話を聞きました。サミュール22歳 経済学科学生-バレーボールやバスケット、フットボール球技が得意なサミュールは筋肉モリモリでした。僕は球技のスポーツが大好きです。それ以外でも体を鍛えたり、家にいるときはFIFAが出しているフットボールのゲームでよく遊びます。2019年の夏に日本に行きました。最高だったのは神戸の港近くで開催されたサマーフェスティバルに行けたこと。さまざまなイベントに参加できて本当に楽しかったです。大好物のカレーライスはもちろん、神戸牛も食べて大満足でした。このイベントにはまた行ってみたいです。笑顔が素敵な人、僕を笑わせてくれる女性ががいいですね。日本の音楽ユニット『YOASOBI』のシンガー、イクラさんはチャーミングで歌声も最高です。あ、そういえば日本で食べたイクラ丼も最高でした(笑)カイト17歳学生-遅めの夏休みで明日日本に行くカイトは洋服が大好きです。僕の身長は190センチ。母親は日本人で、明日から学校が始まる直前まで日本に行きます。今回はちょっと遅い出発ですが、新学期が始まるまで楽しんできます。パリで生まれたのですが、日本には毎年夏に親戚に会いに行っています。パリでは美味しいお寿司がないので、まずは寿司屋に飛び込む予定です。ファッションに興味があるので、周りからは長身を生かしてモデルになったらと言われています。母は、もうこれ以上大きくならないで、と言っていますが、もう少し伸びるかもしれません(笑)。将来的にはビジネス関係の学校に進み、ファッションブランドで働きたいと思っています。パリにこだわらず、ニューヨークやロスなんかで働くのもいいかもしれません。女性はのタイプは、アリアナ・グランデ、セレーナ・ゴメス。この2人はいつもヘビロテ中です。レオ20歳商業科学生-バスケットの野外コートに向かう途中のレオ、ほとんど毎日試合をしています。僕は8歳の時からバスケットボールをやっていて、ほとんど毎日のようにここに通っています。でも、雨の日には13区にあるメトロの高架下のコートに行きます。雨が当たらないので、ケガの心配がないんです。エッフェル塔を見ながらバスケットするなんて、気持ちがいいですよ。あと好きな場所は、モンマルトルの丘から見下ろせる風景かな。そこにバスケットコートがあったら浮気してしまうかもです。好きな女性のタイプは、小柄で華奢な人。女優ならスカーレット・ヨハンソン、歌手ならジョルジャ・スミス。この2人に超弱いのです。ドリヨン28歳シンガー-女性とデュオで歌っていたドリヨンの歌声は美しかったです。僕は10歳の時、歌手になろうと決心しました。音楽学校で声楽を勉強して、今はバラード中心の歌手をしています。主に、プライベートなパーティなどの集まりで歌わせてもらっています。将来的には大きなコンサートホールで歌うのが夢です。このエッフェル塔が見える公園は、くつろぐ人や観光客も多いので英語でのバラードは評判も良く、この夏は週に数回来ています。大好きな歌手は、マライア・キャリー、ホイットニー・ヒューストンです。彼女達がいたから歌手を目指したと言ってもいいですね、あとは一緒にデュオで歌うカロリーヌ!彼女は僕のことよく理解してくれて、ユーモアがあって息が合う女性です。ライアン18歳 医学部学生-これから友人とバスケット。ライアンが手にしていたボールは年季が入っていました。この公園の中にあるバスケットのコートは、開放的でプレーをするのに気持ちが良い場所です。誰とでも仲良くできて週に2回ぐらい通っています。日本に行ったことはないですが、アニメ『黒子のバスケ』が大好きで、いつかは日本人ともプレーしたいと思っています。パリの好きな場所は、学校があるカルチェラタン。そこは、パリでもちょっと他と空気が違うんです。ラップやヒップホップミュージック好きなので、好きな女性のタイプと聞かれたらドージャー・キャットと即答します。音楽性も風貌も素晴らしい女性です。エンディ22歳ビデオゲームディベロッパー-日本が大好きなエンディは日本語も勉強中です。僕はまだ新型コロナが蔓延する前、2019年の夏に3週間日本に滞在しました。東京、京都、奈良はもちろん、沖縄まで行ってきました。勉強していた日本語会話が本当に役立ちました。夏の日本は暑かったですが、とてもいい思い出ができました。渡航制限がなくなったら、すぐにでも日本行きのチケットを取ろうと思っています。ジブリ映画が大好きで、特に『となりのトトロ』がお気に入りです。小さい頃から何度も見て、日本に行って田舎風景を見たときについ鼻歌が出てしまいました(笑)。理想の女性は、面白くて、優しく、インテリジェンスな人です。女優のエマ・ワトソンはそれに当てはまりますよね。クレモン23歳アート関係エンジニア-日本にも行ったことがあるクレモンの好物はたこ焼きです。以前日本に行ったことがあります。2週間の滞在でいろいろ観光しましたが、一番印象に残ったのは奈良でした。自然も風景も特別なものを感じました。日頃からエスカラードで鍛えているので、体力があり、そのおかげでたくさん動き回りました。何度もたこ焼きを食べましたよ。気軽で手ごろでストリートフードの中では最強ですね。今日はこの公園で日仏の交流ピクニックが開かれていると聞いて、友達と待ち合わせています。日本好きな人もたくさん集まるはずです。一緒にいかがですか?日本人女性も魅力的な人が多いですね。タイプと聞かれたら…。すみません、ナタリー・ポートマンが一番なのです。写真、文・松永学写真、文・松永学
2022年08月23日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第56回目はネモ(Nemo)さま。6歳の旅慣れた男性猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.56猫さまの話をもっと聞かせて!僕は保護猫サイトで飼い主に見つけてもらいました。飼い主は引っ越しが多く、新型コロナウイルスが流行する前は、ほぼ半年単位で転居をしてきました。まず、フランスのパリからスウェーデンのストックホルムへ。僕のパスポートも作り、飛行機にも乗りました。半年間の滞在後、飼い主はストックホルムで中古ワゴンを購入し、荷物を詰めて南仏までゆっくりと10日間程かけて車で戻ってきました。南仏でも1年間で2回引っ越ししたのち、2019年11月にパリに戻ってきました。その時も3、4泊しながらゆっくり北上する旅でした。ドライブが好きなので楽しい思い出になりました。パリに戻ってきてからも今のアパルトマンに至るまで2回引っ越ししているので、たくさんのアパルトマンを見てきました。今の住まいはとても気に入っています。パリ10区の賑やかな繁華街に住んでいますが、中庭側なので静かですよ。家の中ではロッキングチェアや、朝日が差し込むダイニングテーブルの上に陣取っています。でも、僕は根っからの旅好きなので、キャリーバッグが開いたらすぐそこに飛び込んでしまいます。――飼い主は保護猫サイトでネモさまを見つけて連絡を取っていました。保護猫協会の人が一度審査のためにアパルトマンを訪問して、家の広さや飼い主たちの人柄をチェックしていったそうです。その約1週間後に連絡があり、引き取ることが決まりました。そのとき生後7~8か月くらいで、ある程度大きくなってしまいました。2年間は新型コロナウイルスの流行で、大好きな旅にも行けなかったのですが、ネモさまと一緒の時間が多く、ネモさまの存在に感謝していると言っていました。次はネモさま一家はどこに行くのでしょうか?取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年08月21日パリ在住のカメラマン、松永学さんによるパリのイケメンスナップ。夏のバケーション、パリ残留組のメンズにインタビュー。夏のパリのイケメンたち、出遅れたバカンスの行き先は?パリには、仕事が忙しくてバカンスに行き遅れている知的イケメンがいました。シャルル29歳弁護士-静かな夏のパリは勉強に最適とシャルル。時期をずらして旅行に行きます。僕は弁護士事務所で働いているのですが、まだまだ勉強すべきことがたくさんあります。静かなパリは落ち着いていて、集中できますね。特に暑くなる前、早い時間に公園のベンチに陣取り、読書をしています。最近のパリは猛暑なので、木陰の風通しの良いところが定位置となっています。逆にみんながパリに戻ってきた頃に、大西洋側の街、観光客が少なくなったロワイアンに行こうと思っています。家族や親戚が住んでいるので、夏の終わりに集まるのが恒例なのです。僕の教養は偏っているので、実は日本のことは良く知らないのです。僕世代の人は日本の漫画やアニメに没頭しているのですが、どうもその世界がわからなくって…。女性のこと?この質問は苦手なので答えなくていいですか?ごめんなさい。エチエンヌ27歳ジャーナリスト-南フランスが大好きなエチエンヌの行き先は?僕は6歳の頃からラグビーをやっていて今でも仲間が集まれば試合をしています。仕事は政治中心のジャーナリストなので、時間があればスポーツで気分転換が必要なのです。スポーツ観戦も大好きで、先日行われたフランスGPフォーミュラー1レースを観に、南仏に滞在していました。日本人も参戦していますね。同じチームメイトがフランス人なのでどうしても彼を応援してしまいますが、日本に行って鈴鹿で観戦したいと思っているところです。日本はモータースポーツも人気と聞いています。最近フランスでも日本車の評判がいいですね。遅い夏休みになりますが、これからイタリアのプーリア地方を旅してこようと友達と相談しています。野生的でダイナミックな女性がいいですね。女優で一人あげるなら、カトリーヌ・ドヌーヴでしょうか!今でももちろん美しいですが、彼女が若い頃の映画『ロシュフォールの恋人たち』は名作で、何度も観て彼女の魅力にノックアウトされました。ヨアン28歳銀行員-イタリアが大好きなヨアンの行き先は?僕は水泳をやっていて、1日に約3キロメートル泳いています。日本にはまだ行ったことはないのですが、『ワンピース』や『ポケモン』世代なので、日本は身近に感じています。パリの好きな場所はアンバリッド界隈です。気品があって、最もパリというかフランス的な場所なのではと思っています。ここ数年、夏休みはイタリアに行っています。いつも泳ぐので海辺の街になってしまい、今回はナポリ中心に滞在する予定です。イタリア料理も大好きなので、きれいな地中海を満喫してきます。女性は個性的で強いキャラクターの女性に萌えます。ペネロペ・クルスやモニカ・ベルッチはその点、僕の理想に叶っています。ラファエル27歳ファイナンシャルプランナー-仕事が忙しいラファエルもちょっと遅めの夏休みを考え中。僕は個人の資産を運用アドバイスする仕事をしています。どうしても仕事優先になるので、今の仕事が落ち着いてからバカンスを考えようと思っています。幸運にも友達も同じ境遇なので、今はパリ残留組で集まって次の休みはどこに行くか作戦を立てているのです。日本食も大好き!きっと神戸牛は美味しいのでしょうね。食い倒れ的な日本への旅行もいいかなって思っています。僕は生まれも育ちもパリですが、9区が気に入っています。商店街も魅力あるし、生活が楽しい地区でもあるんですよ。でも、パリの自慢はヴァンドーム広場かな?ハイジュエリーブランドがたくさんあって、個人の資産運用に美術品や宝石なども視野に入れているので、勉強のためよく通うエリアです。女性はパリジェンヌが良いかな…。知性や広い視野を持つ気品のある女性は他の国と比べてもパリの女性が一番だと思っています。女優のマリオン・コティヤールはその代表的女性です。こんな女性と恋に落ちたいと思っています。ノア21歳経済学科学生-仕事中のノアは夏に2回の旅を予定しています。僕はまだ大学生で、6か月前からウエイターをしています。この夏休みはカフェ・レストランで働きづめです。ちょっと早い夏休みに、仲間と2週間の休みをとってギリシャのグレタ島に行ってきました。9月になって落ち着いたら学校が始まる前にチェコのプラハ旅行も計画しています。こちらは主に文化的な観光になるでしょう。文化的といえば女性についても同じで、ジャンヌ・モローやアナイス・ドゥムースティエに僕のハートを鷲掴みされています。マチュー23歳 ホテルバーマネジャー-観光シーズンの夏は休みが取れないマチューはどこに行くのでしょうか?僕は5年前からいまの業界の仕事に専念しています。1か月前からバスチーユ広場の近くのホテルバーにマネージャーとして勤め始めたので、夏休みはありません。最近は旅行客も増えたのでとても忙しい夏になっています。9月になったらコルシカ島に行く予定です。シーズンも終りで、人も多くないのでのんびりリラックスしてこようと思っています。日本にも行ってみたいのですが、まだ観光の制限があると聞いています。そのうち日本のバーやクラブなどを体験したいです。『天気の子』という日本映画を先日観ました。世界観も素晴らしく描かれていて心に残った作品でした。パリではレピュブリック広場界隈が面白いと思います。たくさんのバーやクラブもあって時間がある時にはよく行きます。女性は芯の強い人がいいですね。クロエ・グレース・モレッツは大好きな女優で、彼女が出ている映画は全て観ました。次の映画も楽しみで仕方ありません。写真、文・松永学写真、文・松永学
2022年08月19日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第51回目はスイカ(Suica)さま。寂しがりやでツンデレな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.51猫さまの話をもっと聞かせて!1歳の男性猫さまのスイカさまは、甘えん坊だけどだっこが苦手な猫さま。僕の飼い主は日本人で、フランスで漢方を広めるために、ワークショップや温灸マッサージをしています。僕の名前はスイカ!「Suicaカード」はなんだか知らないけど、そこから名前をつけたらしいです。それと、僕は果物のスイカのようにふくふくとした猫なので、みんなには名前負けしていないんだと自慢しています。住んでいるところはパリ郊外の中世の建物が残る街です。アパートは築300年程で、窓からはお城と教会が見えます。僕の1日の行動を教えます。朝7時頃起きて、ご飯をもらうために家族を起こします。ご飯を食べても、台所に家族が立つとすかさずねだります。ある程度満足したら、お気に入りのおもちゃで遊んだり、窓から外を観察します。お昼頃になると、またご飯をもらえるまで台所で粘ります。お昼寝をし、夕方、家族が戻ってくるとお出迎えしてご飯をねだります。夕ご飯の香りがしてくると、またご飯をねだります。家族と一緒にテレビを観て、また夜食をねだります。好物はウサギや鶏肉などを混ぜ込んだパテです。たまに貴重な日本製『ちゅ~る』もいただくことがあります。結構わがままで食いしん坊です。好きな場所は竹かごバッグ!ここに入ると、豊満もふもふな体には小さすぎるねと笑われます。抱っこは苦手でひとりで行動するのが好きなのに、寂しがりやで飼い主の後ろをいつでもどこにでも(お風呂、トイレまで)ついていきます。ツンデレって変でしょうか?ーー飼い主は写真でスイカが好きになり、ブリーダーさんから譲り受け、初めて飼う猫さまとなりました。家族とスイカと義母の馬と一緒に森を散歩していた時に、いきなり木登りをし始めたときには驚いたそうです。でも、寂しがりやなので、リードなしでも飼い主の後をついてきてくれるそうです。知らない人は怖いけど、馬と一緒に歩くのは平気のようです。この夏も馬の背中に乗ったり、楽しく今日も冒険しているのでしょうね。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年08月07日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第50回目はイル(Il)さま。いたずらが大好きな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.50猫さまの話をもっと聞かせて!5歳の男性猫さまイルさまは、ある日突然やってきた猫さま。僕は飼い主夫婦とパリに住んでいます。行き止まりに面した古い(ボロい)小屋みたいな家の1階部分と、中2階があるアパートです。家には、たくさん遊ぶところがあって面白いんですよ。発砲スチロールの中、洋服ダンスの中、カゴの中とお気に入りの場所がたくさんあります。実は、飼い主の妻が予告なしで勤め先のかたから僕をもらってきたので、夫は驚いたと言っています。初めて猫を飼うので戸惑ってしまったとも。足の速さは自慢です。中2階の階段なんかは猛スピードで駈け下ります。おもちゃは、自分より小さい動く動物。そして、花瓶に入った生花なんかもそそられます。甘える時は、「膝に乗せてー」「ご飯ちょうだい」と真剣なまなざしで飼い主を見つめます。大好物は無添加のカリカリ!これは最高に美味しいんです。ーー以前は家の前の小道にたまに出すことがあり、家猫だから絶対無理と思っていたスズメを捕まえてきたときは驚いたそうです。2階の窓からも1階の屋根にアクセスできるので時々出してあげるのですが、その時もスズメとネズミを捕まえて帰ってきたことがあるそうです。ガーベラの花びらを1枚も残さず、無残にボロボロにしたことなど、いたずら話にキリがありません。はじめ、飼い主夫婦はヤンチャ具合に驚いていたようですが、今では幸せと喜び&愛とたくましさ&フリーダムを教えてくれるイルにぞっこんです。取材、文・Manabu Matsunaga文・松永 学
2022年08月06日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第47回目はレオ(Léo)さま。大好物はネズミ!狩猟が得意な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.47猫さまの話をもっと聞かせて!レオさまは7歳の男性猫さま。とても愛情深くて頭が良く、猫さまよりも犬の性格に近いといわれている猫さま。僕は路地猫ですが、ノルウェージャンフォレストキャットの血筋が入っています。住まいはパリにアパートを、田舎に家を持っています。田舎では、外に出て自然の中をパトロールします。そしてネズミ!田舎にいるときは狩猟本能が出てきて、家の中に齧歯類の動物を連れてくることがよくあります。性格はとてもおしゃべりで騒がしいので、夜は台所で寝かされています。毎朝、飼い主が台所のドアを開ける時は、抱擁の素晴らしい瞬間です。朝食をもらい、シャワーからの水を飲みます。噴水が大好きなんです。それから、一日のほとんどの時間をベッドで過ごします。午後5時ごろからは、遂に遊ぶ時間がやってきます!毎晩同じ時間に来るごみ収集車が本当に好きなので、外で何が起こっているかを観察します。夕方はたくさん飼い主に寄り添い、一緒にテレビを見ながら遊んでいます。飼い主は、カリカリの重さを量り、毎日私が食べる量に注意を払っていて体調管理に厳しく、おやつはもらえません。時たまハム類を少量もらうのですが、この瞬間は至福の時です。ーーー飼い主は小さい頃からいつも猫さまを飼っていたそうですが、一人暮らしをした時に猫さまなしでは生きていけないと思い、保護猫協会に連絡しました。バスティーユ近くの11区にある猫カフェ(Le Café des Chats)で初めてレオさまに会い、そこで養子縁組が成立。3年間、25平方メートルの部屋に一緒に住んで、旅行と外出に慣れさせたそう。その後、引っ越した3階の部屋の窓からレオさまが落ちてしまいました。レオさまは手術を受けましたが、骨折の固定ピンが適切に配置されていなかったため、1年間とても調子が悪く、手術をやり直す必要がありました。現在、レオさまは以前よりはるかに良くなり、遊び心のある愛情のこもった性格を取り戻しました。生粋のパリの猫さまですが、とても自然を愛して、自然の中を歩くときはいつでも、飼い主の近くにいて、新しいものを発見し、嗅ぎ、飼い主が遠すぎる場合は注意を促します。犬みたい!レオは他の猫さまも犬も恐れていません。自分の周りのみんなを愛し、みんなの膝の上に行き、人懐っこい性格だと話します。こんなにべったりの飼い主とレオさまの関係。人々を落ち着かせ、慰め、孤独を感じさせない存在感のある猫さま!今日もパリか田舎で思う存分、素敵な生活をしていると想像しています。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年07月23日高杉真宙と関水渚が共演する映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』からティザービジュアルとともに、2人を温かく見守る豪華キャスト陣が発表。DJ松永(Creepy Nuts)が高杉さんの親友役で出演する。都会の生活から逃れてきた亜子(関水さん)が暮らすことになったのは、俊英(高杉さん)が祖父と暮らす家。解禁されたティザービジュアルでは、その縁側にたたずむ2人の穏やかな表情をとらえ、日々の暮らしのなかで変化しつつある2人の心情がうかがえるような1コマに。そんな2人を見守る個性豊かな家族が、少女漫画を彷彿とさせる世界観のなかに描かれた可愛らしいビジュアルとなった。2人の恋模様を優しく見守る“家族たち”に豪華キャスト集結俊英が働く診療所の院長で彼の祖父“じいさん”役には、数多の作品で存在感を示す名優・石橋蓮司。美味しいご飯で俊英や亜子に癒しを届ける愛情深い家政婦の“きよさん”役に、演劇界で活躍する芹川藍。天真爛漫でお節介好きな俊英の“叔母さん”役に水島かおり。さらに、俊英の元婚約者・まり子役には小野ゆり子、俊英の父役に佐藤貢三、兄役に中島歩、東京で音楽活動をする叔母さんの長男・土屋武紀役にシンガーソングライターの江頭勇哉が名を連ねる。そして、俊英の親友で心療内科医・洋司役を演じるのは、HIPHOPユニット「Creepy Nuts」として幅広い世代に人気を博すDJ松永。Netflix映画『浅草キッド』やドラマ出演経験はあるが、劇場公開映画への出演は本作が初めて。DJ松永のファンだという主演の高杉さんは、親友役としての共演について「松永さんがDJの大会に出場された時の動画を拝見していて、“すごい人がいるな”と思ってたんです。実際にお会いできることにワクワクしていたのですが、緊張してあまり喋れなかった」そうで、撮影の合間にわずかに会話を交わした時の印象を「すごく爽やかで、優しい声の方だった」とふり返っている。キャストからコメント到着◆石橋蓮司(俊英の祖父・じいさん役)今回は、スタッフ・キャスト共にほとんどが初めての方でしたので、ある意味緊張しましたね。お医者さんの役も久しぶりでした。役者としても人間的にも毎日のように成長していく高杉さんと関水さんを通して、若いってすごいなと日々パワーを受け取りながら、長崎監督の繊細な世界観を壊さないように精一杯”おじいさん”をやらせていただきました。◆芹川藍(家政婦・きよさん役)台本を読んだとき、とっても気持ちがほんわかしました。別にこれと言って大きな事件が起こるわけでもないのに、愛しい日々が流れていて。出会いがあって、なにか愛しいものが皆を動かしてるような感じがするドラマで、撮影現場に入った途端、一人一人が初めてじゃないような愛しい気分になりました。◆水島かおり(叔母さん役)私が演じている俊英の叔母さんは、思い込みが激しいところはあるけれど本質はいい人。しゃべる量が多かったので、家に帰ると口の皮が剥けてた、、、などということもありました。高杉さん、関水さんとは年齢が離れていましたが、いろいろとお話ししたり、仲間に入れてもらって(笑)とても楽しく過ごさせていただきました。スタッフの皆さん含めとても温かみのあるチームで、撮影が終わってしまうのが寂しかったです。◆小野ゆり子(俊英の元婚約者・まり子役)初めて長崎監督作品に参加させて頂きましたが、監督が静かにしっかり見守ってくださって、とても心地よい緊張感のある幸せな現場でした。私が演じるまり子は可哀想な部分もあるのですが、皆さんに共感してもらえるキャラクターになったらいいなと思います。◆DJ松永(Creepy Nuts)(俊英の友人・洋司役)映画の現場は今回が初めてでした。短い時間、短いシーンにこんなに多くの人がとてつもない労力を使って、丁寧に緻密に作り上げてるんだなあと思って、本当にすごいなと思いました。完全によそ者というか素人がこんなプロの現場に呼んでいただいて、とにかく迷惑かけないようにしようと恐縮しきりで入っていったんですけども、高杉さんも関水さんも優しくて、こっちの緊張を解いてくれるような、フランクに、フラットに接してくださって、めちゃくちゃありがたかったです。『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』は10月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:いつか、いつも‥‥‥いつまでも。 2022年10月14日より全国にて公開©2022『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』製作委員会
2022年07月15日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第46回目はモウグリ(Mowgli )さま。喉を鳴らす方法を知らない猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.46猫さまの話をもっと聞かせて!2歳の男性猫モウグリさまは、訪問者が苦手な猫さま。僕は非常に好奇心が強いのですが、怒りん坊でもあり、(人間の)訪問者が家に入ってくるのが好きではなく、他の猫に対しても威嚇し、怖がられています。僕が生後2か月のとき、写真を見た飼い主が惚れ込んで今があるとのことです。毎日飼い主と午前7時ごろ一緒に起きて、朝食を食べ、抱きしめられたり遊んだりして、午前中が終わります。幼い頃から釣り竿やボールが大好きで、たくさんのおもちゃをもっています。午後は昼寝をし、それから外を観察したりします。飼い主が仕事から家に帰ってくると、遊べと要求します。午後8時は大好物のschesirブランドの夕飯をいただきます。そして午後11時ごろ、寝る前にちょっとだけカリカリをもらって夜は飼い主と一緒にベッドに入ります。飼い主にはとても甘えん坊ですが、残念ながら嬉しい時に喉を鳴らす方法がわかりません。最近引っ越しましたが、今の環境と日常生活には問題はありません。飼い主と一緒なら何が起きても安心できます。ーー飼い主はモウグリさまが生後2か月のときに出会いました。彼は農場で兄弟猫さまとともに発見され、保護されたようです。今はリードなしでは外に出ないようにしています。実は昨年、後ろ足にけがをして、獣医クリニックに連れて行き10針も縫いました。彼はそれ以来少し臆病になったのかもしれないと言っていました。幸いその傷は治癒し、後遺症はない様子です。飼い主は、彼を世話することは義務ですが、たくさんの愛をもたらす存在であると言っていました。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年07月12日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フレンチ猫さま紹介!第45回目はカラ(Kara)さまとヘリオス(Helios)さまの兄妹猫さま。仲の良い?兄妹猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.45猫さまの話をもっと聞かせて!黒猫の兄ヘリオス(Helios)さまと、キジ猫の妹カラ(Kara)さま、ともに2歳です。私たちは南仏フレジュスにある動物保護(救助、養子縁組)協会Kéopse83を通じて、今の飼い主に出会いました。投稿写真を見た時、黒猫好きの飼い主は最初にヘリオスと家族になることを決め、妹のカラも迎え入れることになりました。兄妹といっても、いつも仲がいいとは限りません。性格も違いますからね。でも、一緒に遊ぶ時は、時間を忘れてしまいます。水曜日と日曜日は特別な日で、大好物のパテをいただきます。特定のブランドではなく、ランダムな食事が私たちの健康にはいいみたいです。いろんな種類のものを食べて、とても幸せな日々を送っています。カラさまはどんな猫さま?かなり控えめで、恥ずかしがり屋で自立心があります。時たま、ヘリオスにうなり声をあげる傾向があります。なぜなら、落ちついているのが好きで、必ずしも兄と一緒に遊びたくないからです。首の周りを撫ぜられるのが大好きです。ヘリオスさまはどんな猫さま?ヘリオスは少し臆病なので、飼い主が注意を払う必要があります。そしてよく“しゃべる”猫です。たくさんのニャー声で、自分の存在を知らせます。飼い主からのメッセージカラとヘリオスを養子にしたのは、2頭飼いが本当に好きだったからです。兄妹猫はお互いが幸せだし、費用は1名の猫とほぼ同じです。彼らはアパートに暮らす猫なので、自然の中に外出することはありません。通常、彼らは朝遊んでから昼寝をし、昼寝の後に抱きしめ、午後は落ち着いていろいろな活動をします。私たちは彼らと遊ぶのにたっぷり時間をかけます。それは重要な事です。以前、母の家で2匹の猫たちと一緒に暮らしていましたが、どちらもKeopse83で養子縁組しました。彼らは、私と一緒に昼寝をするのが本当に好きだったことを覚えています。私が妊娠中に病気になった時、私のことを心配している彼らの姿を見た時は、なんて素晴らしい存在なのだろうと思いました。私にとって猫は喜び、幸福、活力をもたらします!猫さまを飼っているかたは共通して“癒される”存在と感じている場合が多いようです。そして兄妹で性格が違ってもそれぞれを愛する飼い主に共感しました。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年07月09日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フレンチ猫さま紹介!第44回目はスイスに住むユメジ(Yuméji)さま、カーリー(Kali)さま、エクリプス(Eclipse)さまの3名の猫さま。スイス在住でフランス語を話す3名の猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.44猫さまの話をもっと聞かせて!上から順に紹介します。まずは、キジシロのエクリプス(Eclipse)さま、2019年9月5日生まれ。次に、メインクーン、ペルシャ、バリニーズのミックス、黒長毛のカーリー(Kali)さま、2021年8月3日生まれ。最後に、黒白ハチワレのユメジ(Yuméji)さま、ヨーロピアン、2019年9月5日生まれ。3名の猫さまの日常朝5時過ぎに「ごはんちょうだい」と、3名で飼い主の枕元をフミフミしたり、ドアをシャカシャカして、飼い主を起こします。朝ごはんにパテをいただいてから、二度寝をします。13時にお昼ごはんのパテをいただき、その後はテラスで日光浴をしたり、追いかけっこをしたり、プロレスをしながら大嫌いな掃除機をかけ終わるのを待ちます。おやつをもらって、15時過ぎからお昼寝をして、20時のニュースの時間に起きます。それから、飼い主がごはんの準備をするのを邪魔し、21時に夜のパテをいただきます。飼い主とソファーでまったりくっつき、23時過ぎにおやつを貰い、その後歯磨きをしてもらいます。それから夜中の1時頃までバタバタと運動会が開催され、猫さま同士で激しく遊びます。飼い主は以前、モード関係のお仕事をしていました。今はヨガインストラクターを志望しています。もともとフランスに住んでいたので、会話はフランス語。ここスイスでも、現在住んでいる地区はフランス語圏なので、私たちはフレンチ猫だと思っています。飼い主が自宅でヨガをやっている姿を見ると、大きな猫のように見えます。動きはゆっくりだけど…。ユメジさまはどんな猫さま?いつもひとりで、キャットタワーで眠ります。お気に入りの場所は、テラスが見えるベッドのホットカーペットの上。大好物は、CBDスナックときゅうりの真ん中の部分。とても食いしん坊です。フエルトの小さなおもちゃを投げてもらうと、犬のように持ち帰ります。得意技は、ジャンプしてキャッチすること。驚くほどよくできた猫さまだと言われています。自立型で、爪切りも歯磨きも大人しく我慢できます。末っ子のカーリーさまの教育係も辛抱強くしています。ユメジという名前は、竹久夢二から拝借したもの。ハイカラですが「吾輩」的なキャラで、たまに理屈っぽい一面もあります。エクリプスさまはどんな猫さま?飼い主のベッドの足元で寝ます。段ボールを再利用した猫ちぐらが大好き!ヘンプのスナック(HEMP SNACK BAR)が大好物です。最近買ってもらった、マタタビが突き刺さったどんぐり型のおもちゃが気に入っています。甘えっ子で、甲高い声でウィーン風のおしゃべりをします。時に気まぐれで、ちょっと乱暴なところもあります。また、焼きもち焼きでもあります。普段はどんくさいけれど、1日に1回、ダッシュしてソファーの側面を走り回ります。カーリーさまはどんな猫さま?エクリプスさまと同じく、飼い主のベッドの足元で寝ます。窓辺の猫草プランターにアーシングするのがお気に入り(猫草がぺっちゃんこになる)。好物は、これもエクリプスさまと同じくヘンプのスナック。釣竿型のヒラヒラするもので大興奮します。パタパタと音がすると、遠くからでも飛んできます。ダミ声です(メインクーン声がそういうものかもしれません)。マイペースでおてんばで、実は狡猾。お姫様です。飼い主からのメッセージ地域やフランスの動物保護団体とこまめに連絡を取ったり、ドネーションをしていました。しかし、スイスは室内飼いのみの保護猫が少なく、何回かお見合いしましたが、なかなかご縁がありませんでした。最終的に、ネットアノンス(ネット掲示板)で3名と巡り合いました。往来の多い道に挟まれた郊外のアパートの空中庭園バルコニーで、小さな自家菜園をやっています。昨年、キャットテラスを作りました。3名とも体内のマイクロチップに反応するドア自動開閉機を使用しています。それぞれの猫さまから気づきと学びと愛情を無限にいただいています。家族でもあり、社会の縮図でもあると感じます。絶対的な信頼と愛情を、さまざまな方法で伝えてくるのが可愛いです。3名ともコロナ時代にやってきたので、べったりな関係で、安定した信頼感を築けていることが幸せです。猫さまはテレパシーのように、私の精神状態を鏡のように映してきます。焦って爪切りをしようとすると、もがいて逃げてしまいます。しかし、心を平静にし、見つめ合ってお互い安心すると、爪切りも歯磨きもすんなりできます。私の心が乱れている時は、3名の関係が荒々しくなったりします。猫さまが来る前からヨガと瞑想を日課にしているのですが、私の状態をフィードバックしてくれている3名の猫さまは、気づきとアジャストの先生だと思っています。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年07月02日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第43回目はメンソンジュ(Mensonge)さま。気が強いのに甘えん坊な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.43猫さまの話をもっと聞かせて!メンソンジュは2歳のスフィンクスの女性猫さま。飼い主は、Facebookでスフィンクスの猫さまを1年ほど探していました。ある日、私の写真を発見し、すぐに恋をしたそうです。今は、とても小さなタウンハウスで暮らしています。壁に囲まれた庭があって、天気が良い日には散歩もできるんですよ。朝はハグから始まります!まずは喉を鳴らして飼い主を起こします。枕を軽くたたく音で、私は飼い主の首元に行きます。それから、朝食を出すまで飼い主の周りに張りつきます。カリカリは食べ放題ですが、特にパテには目がありません。飼い主がリモートで仕事をしているときは一緒にオフィスにいます。ドアが開くとすぐに忍び込みます。机の上のかごで寝たり、元気すぎる時は足で遊んだり、鍵盤を歩いたり…。寝室では豚のぬいぐるみの上で寝ています。かわいい泥棒のように、ものを盗む戦術に長けてます。注意してください!私は頭がいいんです。午後はお昼寝をして、夕方は元気いっぱいなので、たくさん遊んでもらいます。飼い主がソファに座って映画を見ているときはそばに行きます。暖かいのが大好きなので、セーターを引っ掻きます。遊び足りないときは、寝る時間でもベッドの上を走り、背中をアーチ状に曲げ、あちこちジャンプし、飼い主が眠りはじめたときにやっと羽毛布団に潜り込みます。飼い主は、私のことを寒がりと思っているのか、私用の小さな服を用意しています。だけど、私は服を着るのは嫌い!写真を撮るためだけに着ているのです。<飼い主からのメッセージ>私の猫は、いつも私と一緒にいたいと思っています。彼女は、私が外から帰ってくる音を聞くと、ドアに来てニャーと鳴きます。そして毎日がパーティーのよう!一方、彼女は神経質な一面があり、別の猫がやってくるととても怒ります。彼女は頭が良くてとても頑固です。何かをしたいと思っていても、うまくいかなかったり、ノーと言われると、彼女は怒り、あちこちを走り回ります。昨年、彼女は4匹の赤ちゃん猫を授かりました。彼女は、私の側で赤ちゃんを出産しました。それは愛と信頼に満ちた素晴らしい経験でした。赤ちゃんは元気に育ち、今は一緒にいませんが、私たちはとても親密な時間を過ごしました。彼女は気が強いのですが、私はこの性格が大好きです。彼女は私たちをたくさん笑わせてくれます。インスタグラムで私の情熱、そして私と同じように猫を愛する素敵な人々と情報を共有しています。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年06月28日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第42回目はハナ(Hana)さま。パリとノルマンディーを行ったり来たりの猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.42猫さまの話をもっと聞かせて!2歳の女性猫ハナさまは、抱っこが嫌いな猫さま。私は、平日はパリ、週末およびバカンス中はノルマンディーの農場にいます。パリでは、朝ご飯を食べてから、鳥を見たり、虫を捕ったり、車や人を観察したりと、屋根の上をパトロールします。飼い主が仕事に行っている隙には、観葉植物を掘り返したりもします。飼い主が帰宅後、一緒にご飯を食べて、夜の屋根パトロール。その後一緒に寝ます。ノルマンディーにいる時は、ほぼ一日中外にいます。もともと家猫なのに、ネズミ捕りがとても上手なんですよ。BIO農家なので、野ネズミやウサギがたくさんいます。いったん戻って急いでご飯を食べて、また外に出ます。パートナーである犬(ビズラのショーン)と一緒に狩りをするのが大好きです。食事は、カリカリやパテが主食ですが、特別な日はツナ缶や、味付けしていない白味魚をいただきます。おやつは、チュールや鰹節!それが出てきた時には、ニャッと答えて駆け寄っていきます。飼い主は、私のシュッとしたピンク色の鼻が気に入っていると言います。飼い主との思い出はロックダウン中、毎日何時間か屋根の上で一緒に過ごしたことです。一緒に昼寝したり、ひなたぼっこをしながらおやつを食べたり、飼い主が読書中はずっと足元で遊んでいました。ただ、ベタベタされることと抱っこは苦手なんです。――飼い主は、子猫を保護している女性にお願いして、何か月か待った後、やっと「3匹いるから選んでね」というメッセージが来たので、すぐに飛んでいったそうです。玄関に入った瞬間、目の前にハナがいて、一目惚れ。他の子は見せてもらわないまま、彼女に決めたとのことです。ひとつ想定外だったのは、獣医さんで生後3か月のはずが2か月と診断されたこと。母猫から学んでいないことがまだたくさんあったので、最初の1か月は母猫になったつもりで接したそうです。昨年、田舎でFIVウイルスにかかってしまいました。おそらく野良猫との喧嘩が原因です。チャームポイントの鼻が大きく腫れた上に、獣医さんから癌かもしれない、とも言われました。幸い癌ではなく、鼻も元に戻ったのですが、その時に思ったのは、いつお別れの時が来るかはわからないけれど、自由を奪って辛い治療を続けるよりは、ハナには最後まで人生(猫生?)を謳歌してほしいということ。今日もパリかノルマンディで楽しい生活を満喫していることでしょう。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年06月25日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第41回目はスシ(shusi)さま。サーモンが大好きな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol. 41猫さまの話をもっと聞かせて!1歳の女性猫スシさまは、抱っこが大好きな甘えん坊な猫さま。私は畑に捨てられていました。広く人気のない畑にどのくらいいたのかはわかりません。気がつくと、良い匂いがする家にいました。私が大好きなサーモンを料理してくれる優しい料理人の飼い主と同居しています。 そんなわけで、名前も寿司(shusi)と名付けられました。朝一番に抱擁、そして食事、昼寝、起きたら抱擁、そして夜も抱擁!こんなサイクルで1日が回っています。私の得意なことは植物を掘り起こすこと!部屋に置かれている観葉植物とは、友達のように仲良くしています。掃除や片づけはしません。たまに飼い主が困った顔をしますが、見上げて甘えればすぐに抱っこしてくれます。これ以上良い飼い主は考えられないほど、両想いの関係になっています。私はまだ成長中ですが、大きくなっても抱っこしてくれることを願っています。ーースシは捨てられた後、所有権が表示されていいない畑で、ひとりで怖がっているところを発見されました。飼い主は、そんな姿のスシを連れて帰りました。そして彼女は、家族の一員となりました。毎朝起きて抱っこして、スシが幸せそうなのはとても嬉しいと話しました。飼い主にとってスシは、生きる幸福を毎日十分に感じさせてくれる存在なのだそう。本当に2人とも幸せそうでした。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年06月21日