俳優の中村倫也が、「Google NEXUS7」など数々のテレビCMで国内外の賞を受けたCMディレクター・柳沢翔氏の初監督映画『星ガ丘ワンダーランド』(2016年公開予定)に主演することが30日、明らかになった。木村佳乃、佐々木希、杏、菅田将暉ら同事務所(トップコート)の人気俳優陣が脇を固める。オリジナルストーリーで描かれる本作は、星ガ丘駅の落し物預り所で働く駅員・温人(中村倫也)が幼いころに自身を捨てた母の自殺を知り、ある事件の真相にたどりつく物語。木村、佐々木、杏、菅田らトップコートの役者たちが、中村にとって3作目となる主演作を盛り立てる。木村が演じるのは、ある事情から子どもたちを残して家を出た母・爽子。その再婚相手の連れ子・七海を佐々木、七海の弟で爽子の実子として生まれた雄哉を菅田、爽子の事件に疑問を抱いて捜査を続ける刑事・大林津奈子を杏が演じる。そのほかにも、温人たちを男手一つで育てた父・藤二役に松重豊、温人とは疎遠になっている兄・哲人役に新井浩文、温人が心を許す友人・仁吾役に市原隼人など、主役級のキャストが集結した。撮影は2014年の11月から12月にかけて行われ、撮影を終えた中村は「魅力的で精力的なスタッフ、キャスト、事務所の仲間たちと共に、この美しい物語を創ることができて、とてもうれしく思っております」とコメント。「家族」をテーマに描かれた本作にかけて、「こういうことを言うのは照れ臭いのであまり言わないのですが、それこそ『家族』と思える現場でした」と振り返った。温人と交流していく七海を演じた佐々木は中村について、「何度も共演させていただいていますが、いつもお芝居に関してアドバイスをくださるので、ひとつひとつ吸収していきたい」と共演を喜び、「中村さんと二人で歩いているシーンの撮影は夜の屋外で行われたのですが、気温0度を下回る寒い日で、寒くないかと私のことを何度も気遣ってくださいました」とその人柄の良さを伝える。一方、温人の母親を演じた木村は、「中村くんは若い時から共演させていただく機会があり、とてもいい役者さんだと思っていました。なので、彼が主演する作品でオファーが来た時には二つ返事で引き受けました」とその実力を認めているようだ。これが映画デビュー作となる柳沢監督は、「撮影前にロケ地を巡って、イメージをつかもうとしてくれた」という中村をはじめ、「初めての映画でこんな素晴らしい役者の方々に出演していただけて、僕は本当に果報者です」と出演者に感謝。「家族に限らず、思うがゆえに迷い道に入ってしまう事は誰にでもある事だと思います。それがほどけていく過程を、押し付けないように、寄り添うように描いたつもりです」と本作に込めた思いを語り、「さまようハルトがみる白昼夢を、雪景色を、一緒に感じていただけたら幸いです」と呼びかけている。(C)「星ガ丘ワンダーランド」製作委員会
2015年06月30日若干32歳ながら世界が注目するCMクリエイター、柳沢翔が初の映画監督を務める『星ガ丘ワンダーランド』。中村倫也を主演に迎えた本作の詳細がこのたび明らかになった。監督・脚本の柳沢さんは、26歳の時に演出したCM(白泉社LALAコミック lala report篇)がアジア太平洋パシフィック広告祭フィルム部門でグランプリを受賞。リアリティとファンタジーを融合させた作品作りが世界各国で高い評価を得ている。「Google NEXUS7」シリーズの子供にダンスを教える先生のCMで一躍注目を集めた中村さんが、25歳で撮影技師デビューを果たした撮影カメラマン・今村圭佑とタッグを組み、切なくも、心温まる至極のミステリーを作り上げた。主演は、舞台、ドラマ、映画と飛躍的な活躍を見せる若手演技派・中村倫也。幼いころに母親に捨てられ、今は星ガ丘駅の落し物預り所で働く若者・温人(ハルト)を演じる。温人は、落し物の持ち主を想像しては、名札の裏に似顔絵を描き、落し物の今までを想像する夢想家。だがある日、幼いころに自分を捨てた母親が自殺したという一報が届く。そこから、温人の止まっていた人生が動き始める。温人の母を木村佳乃、温人の母の再婚相手の連れ子を佐々木希が演じ、そのほか菅田将暉、杏、市原隼人、新井浩文、松重豊ら今まさに旬の主役級キャストを配している。中村さんは、「この作品は、とある家族の話です。止まっていた時計が動き出すように、グラスに入れた氷が溶け出すように、ひとつの出来事をきっかけに、この物語は始まります。青年はどこに辿り着くのか。青年の『家族』は何処に在るのか。 このとてもデリケートな役を、沢山の人に支えられながら、壊れないように壊れないように運ぶことができました。魅力的で精力的なスタッフ、キャスト、事務所の仲間達と共に、この美しい物語を創ることができて、とても嬉しく思っております。こういうことを言うのは照れ臭いのであまり言わないのですが、それこそ『家族』と思える現場でした」と作品と現場の雰囲気について語る。また、七海を演じた佐々木さんも「中村さんの目のお芝居が引き込まれるようでとても印象的でした。何度も共演させていただいていますが、いつもお芝居に関してアドバイスをくださるので、ひとつひとつ吸収していきたい」とコメントを寄せた。「母への想いに囚われている男が小さな一歩を踏み出す、その瞬間を切り取った物語です。家族に限らず、想うがゆえに迷い道に入ってしまう事は誰にでもある事だと思います。それがほどけていく過程を、押し付けないように、寄り添うように描いたつもりです」と作品に込めた思いを明かした柳沢監督。豪華共演陣がどのようなドラマを織り成すのか、公開を楽しみに待ちたい。『星ガ丘ワンダーランド』は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月30日7月5日から始まる新ドラマ「デスノート」、優秀なはずの主人公・夜神月がドラマ版では凡人の大学生という設定になるなど、スタート前から話題が尽きない。デスノートの中国語タイトルは「死亡筆記」、なんだか禍々しさがアップしたタイトルだが人気は高い。さて、中国人たちは今回のドラマ版をどう思っているのか、中国版ツイッター「ウェイボー」をのぞいてみた。○「五郎、早く孤独のグルメ撮りに行かないと! 」デスノートは名前を書かれた人間が死んでしまうという「デスノート」を手にした夜神月と、探偵のLの頭脳戦を描いたストーリーだ。ウェイボーでもやはり、メインとなる窪田正孝氏が演じる夜神月と山崎賢人氏のLに対するコメントが多いが、その中になぜかちらほら見えるのが夜神月の父、夜神総一郎役の松重豊氏である。ただし、中国では松重豊氏ではなく「五郎」と呼ばれていることが多いよう。この「五郎」とは、松重豊氏が演じた「孤独のグルメ」の井之頭五郎のことだ。「私、五郎おじさんが見たい! 」「五郎、早く孤独のグルメ撮りに行かないと! 」「孤独の総一郎」すっかり「五郎」になってしまった松重豊氏だが、中国での「孤独のグルメ」の人気の高さがうかがえる愛称と言えるだろう。○松山ケンイチバイブル派vs山崎賢人カッコいい派もちろん、「デスノート」そのものへの期待は大きい。「高校時代、ずっとLに夢中だった。デスノートのテレビドラマが始まるって聞いた。期待」「子どもの時、Lの大ファンだった」というコメントが見られるように、中国では特にLのファンが多いように見受けられる。今回、Lを演じるのは山崎賢人氏だが、これについては議論紛々のよう。というのも、映画版のLを演じた松山ケンイチ氏を忘れられないファンが多いからだ。「松山ケンイチ版のLを越えられる人はいない……」「私の中では松山ケンイチと言えばLだし、Lと言えば松山ケンイチ」「松山ケンイチ版のLはもうバイブルだから」という松山ケンイチのL至上主義は少なくない。その一方で、「松山ケンイチのLが好きだけど、でも山崎賢人もすっごくかっこいい~」「Lがかっこ良くないって言ってる人、山崎賢人のドラマ見たことないの? 山崎賢人はカッコいいよ!」「このLは好き! だって山崎賢人が好きなんだもん! 」などと、かっこ良ければどちらもOK。いや、山崎賢人氏だからこそ好きという人たちも。実際にドラマが始まってみなければ、山崎賢人版「L」の良さは分からない。これから松山ケンイチ版「L」至上主義派はその主張を変えるのか、あるいはやっぱり変わらないのか。今後が気になるところだ。※写真はイメージで本文とは関係ありません
2015年06月30日夜神月(やがみライト)に窪田正孝、“L”(エル)に山崎賢人、ニアに優希美青と、若手俳優陣が集結する7月スタートの日本テレビ系連続ドラマ「デスノート」。このほど、月の父親である夜神総一郎役に松重豊が、月に全てをささげるアイドル“ミサミサ”こと弥 海砂(あまねミサ)役に佐野ひなこが決定。脇を固める佐藤二朗ら、個性派キャストの出演が明らかとなった。どこにでもいるような大学生・夜神月。誰かに必要とされるわけでもなく、何かを必要とするわけでもなく、ただ安定した暮らしを求め生きていた。そんな彼が、ある日偶然手にした一冊のノート。それが、“デスノート”だった。強大な武器を手にした彼は、「平和な日常」を脅かす犯罪者たちを、デスノートによって次々と裁いていき、次第に世間から“キラ”として崇拝されるようになる。しかし、そんな彼の前に現れたのは、世界的に注目を集める名探偵・“L”だ。彼はキラを悪として、必ず捕まえると宣言。どちらが正義で、どちらが悪なのか、どちらが死にどちらが生き残るのか。そして、そんな2人の戦いを見つめる人物、ニア。おとなしそうな外見とは裏腹に、不敵な笑みを浮かべるその正体とは?月、L、ニア…“デスノート”を巡る壮絶な戦いがいま幕を開ける――。原作は、2003年から2006年まで「週刊少年ジャンプ」に連載された、大場つぐみ原作・小畑健漫画による世界的人気コミック。連載終了後もアニメ・映画・舞台・小説など様々なメディアで展開されてきたが、今回の連続ドラマでは、アニメとも映画とも異なるオリジナルストーリーが展開、実写化作品では初となる“L”の後継者・“ニア”や、初映像化となる新キャラクターが登場する。“デスノート”を手にする“ごく普通”の主人公・月を演じるのは、「花子とアン」や映画『予告犯』など話題作が続く若手演技派、窪田さん。さらに、月に対するライバル“L役を「まれ」や映画『ヒロイン失格』の山崎さん、初実写化のキャラクター・ニアを「マッサン」での好演も記憶に新しい優希さんと、いずれも朝ドラで活躍してきた顔ぶれが新たな「デスノート」の世界観に挑む。彼らに、アイドル・弥 海砂役の佐野ひなこ、夜神粧裕役の藤原令子、日村章子役の関めぐみ、刑事・松田桃太役の前田公輝、同じく相沢周市役の弓削智久、Lの協力者ワタリ役の半海一晃、模木完造役の佐藤二朗、半月の父親にして捜査本部を指揮する夜神総一郎役の松重豊といったキャストが、どう絡み合い、新たなページを紡いでいくのか、注目だ。日曜ドラマ「デスノート」は7月5日(日)22時より日本テレビにて放送(2話以降、22時30分~23時25分)。(text:cinemacafe.net)
2015年06月01日アニメーション映画『百日紅(さるすべり)~Miss HOKUSAI~』の初日舞台あいさつが9日、東京・テアトル新宿で行われ、声優キャストの杏、松重豊、濱田岳、立川談春、清水詩音と原恵一監督が出席した。杉浦日向子の同名漫画を映画化した本作は、浮世絵師・葛飾北斎の娘であるお栄を中心に、江戸に生きる人々を描いた時代劇。父とともに絵を描いて過ごすお栄(杏)は、家に集う絵師たちや盲目の妹と交流しながら、人生を突き進んでいく――というストーリーで、海外10カ国での配給が決定している。艶やかな着物姿で登場した杏は、原作ファンということもあり、「大好きな作品に関われて光栄です。この日が待ち遠しかった」と感無量の表情で、「知らないけど知っているような景色や江戸の人たちの心意気が詰まった映画になりました」と笑顔でアピール。主題歌には、椎名林檎の「最果てが見たい」が起用され、「小躍りしたいくらいうれしかった。クリエーターの業のような北斎とリンクした曲だと思う」と喜びを語った。一方、お栄の父親でもあり師匠でもある北斎役を演じた松重は、「やり応えのある仕事だと思ったので、気合いを入れて臨んだ」としながら、「アフレコが3時間で終わってしまって……。『もっと色んなパターンでやらせてくれ!』ってお願いしたんですけど」と物足りなさもあった様子。また、立川はオファー時を振り返り、「『原監督から電話です』って言われて、ジャイアンツのかと思って驚いた」とジョークを飛ばして笑いを誘っていた。また、過去に自身が手掛けた『クレヨンしんちゃん』シリーズや『河童のクゥと夏休み』で、杉浦作品に影響を受けたシーンがあるという原監督。「自信を持って見せれる作品」と本作の仕上がりに胸を張りつつ、海外配給決定に、「ヨーロッパの人たちには親しみのある人物だと思うので、興味を持って見ていただけるはず」と期待を寄せていた。
2015年05月10日『クレヨンしんちゃん』シリーズや『河童のクゥと夏休み』など“大人が泣けるアニメ”の作り手として人気の原恵一監督の最新作『百日紅~Miss HOKUSAI~』が5月9日(土)に公開。原監督、声優を務めた杏、松重豊、濱田岳、立川談春、清水詩音が舞台挨拶に登壇した。舞台挨拶その他の写真若くして亡くなった漫画家で江戸風俗研究家としても知られる杉浦日向子の作品の初のアニメーション化。浮世絵師・葛飾北斎を父に持ち、女性ながらも自らも浮世絵師として活躍するお栄の姿を当時の江戸の暮らしと共に描き出す。杏、松重、清水、立川は作中の雰囲気そのままの和装で登壇したが、濱田だけは和洋折衷のような(?)、なんとも奇抜な衣装で登場。これに対し、立川が開口一番「登壇陣を代表して」ツッコミを入れ、会場は早速笑いに包まれる。杏は元々、杉浦作品の大ファンということもあり、原監督からのオファーに対し「即諾した」と明かす。朝の1回目の上映を前に「願わくば、私も空いている席に座って見たい。何度も見たいと思える作品です」と観客の期待を煽る。椎名林檎を主題歌が担当している点についても「大好きな杉浦さんの作品に出演できることだけでも嬉しいのに、主題歌が大好きな椎名林檎さんということで、小躍りするくらい嬉しい!」と喜びを口にする。『最果てが見たい』という楽曲については「北斎は90近くまで生きて『あと10年、あと5年生きれば本物の絵描きになれるかも…』と言って死んでいったそうですが、本当に最果てが見たいのか? それは芸術家の業なのか?というところは(映画と)リンクする部分があると思います」と語った。3年の歳月をかけて本作を完成させた原監督は「素晴らしい作品ができました。『できたと思います』とは言いません。できました!」と胸を張る。「自信を持って見てもらえる作品になりました。原作者の杉浦さんに誠実に、自分に対しても誠実に作った作品です」と力強く語った。『百日紅~Miss HOKUSAI~』公開中
2015年05月09日“大人が泣けるアニメ”を次々と世に送り出す原恵一監督の最新映画『百日紅~Miss HOKUSAI~』が5月9日(土)に公開を迎え、声優を務めた杏、松重豊、濱田岳、立川談春、清水詩音が初回上映前の舞台挨拶に登壇した。早逝した漫画家で江戸風俗研究家の杉浦日向子の人気漫画「百日紅」を『河童のクゥと夏休み』『クレヨンしんちゃん』シリーズで知られ、自身も杉浦さんを敬愛する原監督がアニメ化。葛飾北斎の娘で自らも浮世絵師のお栄を中心に当時の江戸の町人の暮らしを生き生きと描き出す。製作に3年を要した作品がついに公開を迎えたが原監督は「素晴らしい作品ができました。『できたと思います』とは言いません。できました!原作者の杉浦さんに対して誠実に、自分に誠実に作った作品です」と自信と手応えを口にする。お栄の声を務めた杏さんは艶やかな着物姿で登壇。「杉浦さんの作品に憧れていた」と語り、今回のオファーに対し「即諾しました」と明かす。記念すべき初回上映を前に「私も願わくば空いている席に座って見たいと思うくらい、何度も見たい作品です」と語った。松重さんは「子どもが見ていた『クレヨンしんちゃん』を親の私が見て、どっぷりハマってすごい監督だと思ってました。まさかアニメーションの仕事が来ると思ってなくて光栄です」と初の声優挑戦が敬愛する原監督作品であることに感慨深げ。「気合いを入れてアフレコに臨んだんですが、2日の予定が一生懸命準備していたのに3時間で終わってしまいました。『もうちょっとやりたい』と思ったけど『帰ってください』と言われて、もっといろいろ試したかったんですが…」と苦笑交じりに語り、笑いを誘っていた。立川さんは原監督からのオファーを受けた時のことを振り返り「原監督から電話だと聞いて何事かと思いました。原監督と言えばジャイアンツだろうと思って…」と“原監督”違いを明かし、会場は再び笑いに包まれた。本作は仏アヌシー国際アニメーション映画祭のコンペティション部門への出品をはじめ、各国での上映、公開が決まっているが、原監督は「北斎の名は海外、特にヨーロッパではなじみのある人物であり、興味を持って見てもらえる自信がある」とうなずく。杏さんは「私が生まれた年は実は江戸時代に生まれた最後の人が亡くなられた年なんです。ここで、時代が途切れないよう、見て、感じて、伸ばしていくのが現代に生きる私たちの使命であり、楽しみだとも思います。知らないけれど知っている、江戸の景色、心意気が詰まっています!」と力強い言葉で作品を送り出した。『百日紅~Miss HOKUSAI~』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:百日紅~Miss HOKUSAI~ 2015年5月9日より全国にて公開(C) 2014-2015 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
2015年05月09日話題のアニメ映画や人気俳優主演のアクション大作など、注目作が目白押しの今週末公開の作品の中から、シネマカフェ編集部がピックアップしたオススメの作品をご紹介。今週末、あなたはどの作品を観に行く?■『脳内ポイズンベリー』携帯小説家の櫻井いちこ(真木よう子)は、飲み会で一緒になって以来気になっていた年下男子・早乙女(古川雄輝)に、偶然遭遇する。「運命の再会」にときめくいちこのパニック状態の脳内では、5人のメンバー(西島秀俊・神木隆之介・吉田羊・桜田ひより・浅野和之)による脳内会議を繰り広げられていた。限界を迎えた5人のメンバーの元に、いちこと同じ風貌の黒ずくめの女性が現れ、5人は眠らされてしまう。その途端、いちこは大胆にも早乙女をベットに誘い、ベットイン。しかし、自分の軽率な行動を後悔し、いちこは連絡先も残さないままそっと帰宅する。後日、晴れて恋人同士になるも、早乙女の元カノジョの出現や、編集部の越智(成河)からは突如キスされ…!?はたして、いちこと脳内会議のメンバーは、幸せな道を選ぶことができるのか!?いちこ×早乙女×越智の三角関係のゆくえは――!?「失恋ショコラティエ」や「放課後保健室」などで知られる人気漫画家・水城せとな原作の映画化『脳内ポイズンベリー』。主演を務めるのは、昨年の第37回日本アカデミー賞にて、『さよなら渓谷』で「最優秀主演女優賞」、『そして父になる』で「最優秀助演女優賞」のダブル受賞した真木よう子。主人公・いちこの“脳内会議”の面々には、“理性”を担当する吉田役に西島秀俊、“ポジティブ”を担当する石橋役に神木隆之、石橋とよく対立するという“ネガティブ”の池田役に吉田羊、感情に素直な“衝動”ハトコ役に桜田ひより、いちこの歴史を記録する“記憶”の岸さん役に浅野和之と、豪華な面々が集結。監督を務めるのは、『ストロベリーナイト』シリーズや映画『キサラギ』などコメディタッチのドラマでも定評のある佐藤祐市。リアルと脳内世界を行きかう、ポップでキュートな新感覚ラブ・ストーリーをぜひ週末に。『脳内ポイズンベリー』は5月9日(土)より全国東宝系にて公開。■『百日紅~Miss HOKUSAI~』浮世絵師・お栄は、父であり師匠でもある葛飾北斎とともに絵を描いて暮らしている。雑然とした家に集う善次郎や国直と騒いだり、犬と寝転んだり、離れて暮らす妹・お猶と出かけたりしながら絵師としての人生を謳歌している。今日も江戸では、両国橋や吉原、火事、妖怪騒ぎ、など喜怒哀楽に満ちあふれている。恋に不器用なお栄は、絵に色気がないと言われ落ちこむが、絵を描くことはあきらめない。そして、百日紅が咲く季節が再びやってくる、嵐の予感とともに…。2005年に逝去した江戸風俗研究家で文筆家、漫画家・杉浦日向子の傑作を長編アニメ化した『百日紅~Miss HOKUSAI~』。『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』『河童のクゥと夏休み』など多くのアニメーション作品で各賞を受賞し、平凡な家族の日常を舞台に老若男女が楽しめる感動作を生み出してきた原恵一監督が、自身が多大な影響を受けたという原作の映像化に挑む。浮世絵師を生業とする主人公・お栄(23歳)を演じるのは、長篇アニメーション作品の声優に初挑戦となる杏。共演にも、杏とは3度目の親子役での共演となり、葛飾北斎を演じる松重豊ほか、濱田岳、高良健吾、麻生久美子など、個性派俳優陣が顔を揃えた。また、『さくらん』以来、8年ぶりの映画主題歌提供となる椎名林檎が歌う「最果てが見たい」にも注目。本作は、フランス、イギリスを始めとした世界での配給が決定し、第39回アヌシー国際アニメーション映画祭(フランス)の長編コンペ部門にも出品。今後大きな話題となるであろう本作をぜひ劇場でチェックしてみて。『百日紅~Miss HOKUSAI~』は5月9日(土)より公開。■『ブラックハット』何者かのネットワーク不法侵入によって、香港の原子炉は爆破され、アメリカの金融市場も大打撃を受けるが、アメリカ・中国の合同捜査チームは事件解決の糸口をつかむことができずにいた。一縷の望みを託され、捜査協力を要請されたのは、ハッキングの罪で投獄中の天才プログラマー、ハサウェイ(クリス・ヘムズワース)だった。実は犯人が使用しているシステムは、彼がかつて開発したプログラムを応用したものだったのだ。世界を脅かす凶悪犯の動きを制止するため、ハサウェイは合同捜査チームと共に、シカゴから香港、マレーシア、ジャカルタと、世界を股に掛けた追跡劇が始まる――。『ヒート』『コラテラル』など、スタイリッシュな映像と硬質なアクションの傑作を生み出し続けている巨匠マイケル・マン監督が5年ぶりに手がける最新作『ブラックハット』。主演は、『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』で“雷神・ソー”を好演し、アクション俳優としてますます注目を集めるクリス・ヘムズワースが務め、元・天才犯罪者として“頭脳戦”に繰り広げる。マン監督の代名詞でもある激しい銃撃戦や爆破、空撮、ボートやヘリなど様々な乗り物を使用した臨場感ある映像が見どころの本作。週末は、クリス・ヘムズワースの迫力のアクションに魅了されてみては。『ブラックハット』は5月8日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月07日『河童のクゥと夏休み』『クレヨンしんちゃん』シリーズの原恵一監督最新アニメーション『百日紅~Miss HOKUSAI~』ジャパンプレミアが4月28日(火)に開催され、声優を務めた杏、松重豊、濱田岳、清水詩音、原監督が和装で舞台挨拶に臨んだ。若くしてこの世を去るも、遺した作品はいまなお高い支持を集める杉浦日向子の人気漫画「百日紅」の映画化。天才浮世絵画家・葛飾北斎の娘で、自身も女ながらに絵師として活躍したお栄を中心に、江戸時代に生きる町人の暮らしを瑞々しく描き出す。杏さんは「大好きな杉浦日向子さんの作品に参加することができて本当に嬉しいです」と万感の思い。自身が演じたお栄に対しては「江戸時代に女性が浮世絵師というクリエイティブな仕事で生計を立てていたというのは稀有なことで、唯一無二と言えるかもしれません。共感というよりは憧れや尊敬の念を感じています」と語る。お栄の父・北斎を演じた松重さんは、声優初挑戦となったが「北斎というビッグネームを声で演じるということで大変なプレッシャーもありました。この歳まで声優というものに憧れを持っていて、52歳でやっとデビューできました」としみじみと喜びをかみしめる。濱田さんも本作で声優デビューとなったが「収録の少し前に松重さんと同じ現場があって『どうする?』『どうする?』と言ってました。松重さんが先に収録だったので、偵察に送って(笑)、『声の現場はどういう感じでした?』とLINEで送ってアドバイスをもらって乗り切りました」と語り笑いを誘う。原監督は2011年の企画の始動からここまで長い道のりだったが「やっとここまで来られたというのが正直な感想」と感慨深げ。「杉浦さんの作品が昔から大好きだったので、初の映像化作品の監督になれたことはものすごい誇りです」と喜びを口にする。気になる仕上がりに関しては、これから映画を見る初めての観客を前に「今回はかなり自信があります。(ハードルを)上げてもらっても大丈夫です!」と胸を張った。杏さんはアニメーションとなった本作について「江戸時代は、いまは失ってしまった“闇”――夜の深い闇が存在していた時代で、だからこそようかいや怪奇現象が本当にあったと思えたのだと思います。リアルにアニメのタッチも変わっていきながら表現されていきますが、めまぐるしく変わっていく景色、風景、現象を動く映像で見られて感激しました!」とアニメーションならではの本作の魅力を強調する。松重さんも、北斎の代表作である「富嶽三十六景」のひとつで、大波の向こうに富士を描いた「神奈川沖浪裏」がアニメーションで表現されることに触れ「僕は神奈川県民ですが、こういう波は見たことがない(笑)。北斎はどこを切り取ってどういう富士が描きたかったのか?天才の目線がすごいものを見ていると再確認しました」と語り、これから映画を見る観客の期待を煽った。なお、本作は第39回アヌシー国際アニメーション映画祭(フランス)の長編コンペ部門に出品されることが決定!2600を超える作品の中から、栄えあるコンペ部門への招待となった。過去には『紅の豚』(93年度/宮崎駿監督)『平成狸合戦ポンポコ』(95年度/高畑勲監督)が日本映画として同部門最優秀作品賞のクリスタル賞を受賞しているが、日本の文化を描いた本作に海外の観客、批評家がどのような評価・感想を抱くのか、期待が高まる。『百日紅~Miss HOKUSAI~』は5月9日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:百日紅~Miss HOKUSAI~ 2015年5月9日より全国にて公開(C) 2014-2015 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
2015年04月28日2005年に逝去した江戸風俗研究家で文筆家、漫画家・杉浦日向子さんの傑作を長編アニメ化した『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』の完成披露試写会が4月17日(金)、都内で行われ、杉浦さんを敬愛しメガホンをとった原恵一監督が作品にこめた思いを語った。本編は完成したばかりで、この日がマスコミに向けた初めてのお披露目。上映が終わり、会場が拍手に包まれると、原監督は「ものすごく手応えを感じています。自信をもってお届けできる作品」と誇らしげだった。浮世絵師・葛飾北斎の娘で、同じく浮世絵師として活躍したお栄が、自由快活にアートの道を突き進む姿を、江戸の四季を通して映し出す。女優の杏が主人公・お栄を演じ、長篇アニメ作品の声優に初挑戦するほか、今作で声優初挑戦となる北斎役の松重豊、濱田岳、高良健吾、美保純、筒井道隆、麻生久美子ら豪華な俳優陣が声優を務めている。「監督にとって、杉浦さんはどんな存在ですか?」と問われると、原監督は「天才ですね」と即答。「20代後半に初めて作品に出会って以来、僕の仕事には杉浦さんの影響が色濃く出ている」と自己分析した。それだけに「一番の問題は、原作を好き過ぎるということ」とふり返り、「絵コンテを切っていても、粗悪なコピーを作っている気分になった。仕事は遅いが、手は止めない自信がある僕でさえ、何も描けなくなる時期があったほど」と完成までの苦労を明かした。この日は杉浦さんの実兄である鈴木雅也さん、鈴木弘子さん夫妻が駆けつけ、原監督に完成祝いの花束を手渡した。「妹に代わって、お礼を申し上げます。もしこの場に彼女がいたら、どれだけ喜んでいたか。文句なく大満足と言ってくれるはず」(雅也さん)、「とても幸せな作品。ぜひ若い人に、日向子さんの作品に触れる機会になれば」(弘子さん)と労をねぎらうと、原監督は、「そうであることを願うばかり。ご本人に見せても、恥ずかしくないものを作った自負はある」と感無量の面持ちだった。『クレヨンしんちゃん』シリーズをはじめ、『河童のクゥと夏休み』『カラフル』など、大人が泣けるアニメーション作家として国内外で高い評価を得ている原監督。先月開催されたアニメーションの振興を目的とする国際映画祭「東京アニメアワードフェスティバル 2015」では、アニメーションと未来を変えるクリエイターに贈られる特別賞「アニメドール」を受賞している。本作ではアニメーション製作スタジオ「Production I.G」 と初タッグを組んだ。『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』は5月9日(土)から全国ロードショー(text:cinemacafe.net)■関連作品:百日紅~Miss HOKUSAI~ 2015年5月9日より全国にて公開(C) 2014-2015 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
2015年04月18日杏を始め、松重豊、濱田岳、高良健吾、麻生久美子ら豪華声優陣を迎え、江戸風俗研究家で文筆家、2005年に逝去した漫画家・杉浦日向子の初長篇アニメーション化した映画『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』。この度、本作の主題歌を椎名林檎が担当することが明らかになった。なお、椎名さんは『さくらん』以来、8年ぶりの映画主題歌提供となる。浮世絵師・お栄は、父であり師匠でもある葛飾北斎とともに絵を描いて暮らしている。雑然とした家に集う善次郎や国直と騒いだり、犬と寝転んだり、離れて暮らす妹・お猶と出かけたりしながら絵師としての人生を謳歌している。今日も江戸では、両国橋や吉原、火事、妖怪騒ぎ、など喜怒哀楽に満ちあふれている。恋に不器用なお栄は、絵に色気がないと言われ落ちこむが、絵を描くことはあきらめない。そして、百日紅が咲く季節が再びやってくる、嵐の予感とともに…。『河童のクゥと夏休み』や『クレヨンしんちゃん』シリーズなど、オトナが泣けるアニメーション作家として評価の高い原 恵一監督が、自身が敬愛してやまない杉浦日向子の「百日紅」を初の長篇映画化した本作。今回発表された主題歌は椎名さんの「最果てが見たい」。原作者・杉浦氏が、椎名さんの曲もよく聴いていたという話から、本作の世界観にも通じると考え原監督が主題歌をオファー。椎名さんは以前に石川さゆりに定位供した楽曲「最果てが見たい」を自身がカバーした新録曲を主題歌として原監督に提案したそう。その理由として「この曲は、富士を望む東海道で生まれたナンバーで、大胆かつ繊細な映画のアニメーションを拝見して僭越ながら好相性なのではと感じた次第です」と語る椎名さん。「(杉浦氏が)どこかからか見張ってくださっていると想像しながらもどうしても、生きてご覧いただきたかった…一度でもお会いしてお話させていただきたかった…と感じ淋しさに襲われます」と明かす。「この曲の詞にある、『生命を越えて本当の未踏の地へ』向かうということ。それは、素敵だったどなたかが、もしもいま、まだお元気でいらしたら、何を見て何を思い、何を目指していらっしゃるだろう。それを考え、恥じ、省み、やっぱり生きることなのだと思い至るのでした。出会い、別れ、生きて死ぬ。そんな我々のための映画です。みなさんの人生のどこかにきっと、寄り添ってくれますように」と熱いコメントを寄せた。この楽曲は、5月13日(水)に全世界同時配信リリースが決定。既に映画はフランス、イギリスを始めとした世界での配給が決定。主題歌決定とともに映画もさらに、未だ見ぬ世界への広がりを予感させる。『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』は5月9日(土)よりTOHOシネマズ日本橋、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:百日紅~Miss HOKUSAI~ 2015年5月9日より全国にて公開(C) 2014-2015 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
2015年04月10日アニメーション映画『百日紅~Miss HOKUSAI~』のヒット祈願イベントが3月28日(土)、作品ともなじみの深い東京・日本橋にある福徳神社にて開催され、本作で声優に初挑戦した杏と松重豊、原恵一監督が着物姿で出席した。2005年に亡くなった、漫画家・杉浦日向子の連作短編集のアニメーション映画化で、葛飾北斎の娘で自身も浮世絵師であるお栄を通じて、江戸に暮らす人々の姿を描き出す。開催中の「日本橋桜フェスティバル」でライトアップされた仲通りを3人は練り歩き、沿道に集まった人々の歓声を浴びた。杏さんは「北斎さんやお栄さんも歩いたのかな…」と江戸時代に想いを馳せ、「日本の文化、心が根強く残っている場所であり、(居並ぶお店の)一軒、一軒に寄りたいなと思いながら歩いてました」と笑顔を見せる。途中でウナギの串を渡されたという“孤独のグルメ”松重さんは「左手に泡の出るものがほしくなった(笑)」と語っていた。杏さんの起用に関して、原監督は「僕が『杏さんがいい』と言い出した」と明かしたが、この日、沿道の人々の歓声を浴びる姿を見て「みなさんが、杏さんの顔を見ると素敵な笑顔になるんですよ。僕の目に狂いはなかった」と胸を張る。完成間近の作品についても「手応えはものすごくあります。品質保証は間違いない。絶対に観て損はさせないです」と力強く語っていた。杏さんは「声の仕事は前から興味があった」と語り、さらに「何と言っても杉浦先生の大ファンですから」と本作で声優初挑戦を果たせたことの喜びを口にする。実際にお栄の手による絵も目にしたそうで「“絵師”というイメージで画を見ると、西洋画法を取り入れていたり、近代的なイメージで驚きました。高い独創性を持った女性だったのだと感じました」と役を演じる上でも多くのインスピレーションをもらったよう。ちなみに、杏さんと松重さんが親子を演じるのは、つい先日、放送が終わったばかりの月9ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」に続いて実に3度目!松重さんは「ちょうど声を入れるタイミングでドラマがあり、現場で『どうだった?』『難しかった?』と盛り上がってました。杏ちゃんの声が入っている状態だったんですが、聞いている内にお栄になって、絵の中の人物なのか?杏ちゃんなのか分からなくなりました。絵の中に生きている人物に声で寄り添うというのは不思議な経験でした」としみじみとふり返った。杏さんは「路傍の石でさえも意思を持って人の手で描かれています!」と精緻なアニメーションの魅力をアピール。そして「“百日紅”は紅が長く続くことからこの名がついたそうですが、映画も長く鮮やかに咲いて、みなさまの目に留まればと思います」と語った。『百日紅~Miss HOKUSAI~』は5月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月29日5月9日より全国公開されるアニメーション映画『百日紅~Miss HOKUSAI~』の予告編が公開された。公開された予告編では、百日紅(さるすべり)の花を縁側で眺めているお栄が「長い祭りが始まったね」と呟くとともに威勢の良いギターが鳴り響き、美しくも妖しい江戸の世界が動き出していく。妖怪や鬼など、原作を手がけた故・杉浦日向子氏の作品モチーフが次々と映し出され、主人公・お栄や父・葛飾北斎、そして仲間たちの賑やかな日々が描かれている。監督を務めた原恵一氏は本作の映像化にあたり「アニメーションならではの強みで、あらゆる角度から杉浦さんが思い描いた江戸を映し出したい」と語っている。本作で主人公・お栄を演じる女優の杏は、「独り立ちをする女性が少ない中で、絵を描く女性として、自分の意志でものを作り出していく姿がすごく素敵だなと思いました」とお栄の魅力を語りつつも、「アニメーションの声優というのが今まで経験のないことだったので、アプローチ方法も手探りでした」と声優の難しさを吐露。実際のアフレコでは「普段お芝居をしていても、衣装に身を包むことによって声のテンションや気持ちが変わってくるのを感じているので、声のお仕事でもお栄と同じ着物に身を包んで演じた方がもしかしたらいいのかな」と着物姿で臨んでいるという。また「明け方の朝焼けのシーンが好きです。青と白と朱色の空のグラデーションが、まさに浮世絵の背景に描かれている色だなと思いました。アニメーションの中にどんどん浮世絵の色や絵が入ってきているところが好きです」とお気に入りのシーンを解説。そして「私もこれから作品が完成していくのを待っている一番のファンでもあります」と完成を待ちきれない様子で語っていた。本作は、江戸風俗研究家で文筆家、漫画家である故・杉浦日向子氏の漫画『百日紅』を原作とした初の長編アニメ作品。江戸時代を舞台に、浮世絵師・お栄が、父・葛飾北斎や妹、そして仲間たちとともに自由闊達に生きる姿や破天荒な絵師の生き方が、浮世エンターテインメントとして描かれる。監督は、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001年)、『河童のクゥと夏休み』(2007年)、『カラフル』(2010年)などで知られる原恵一氏、アニメーション制作は原監督と初タッグとなるProduction I.Gが担当する。主人公・お栄を杏、北斎を松重豊、ほかにも濱田岳、高良健吾、美保純、清水詩音、筒井道隆、麻生久美子、立川談春など、日本を代表する豪華キャストが結集。早くもフランスやイギリスほか6カ国での海外配給も決定し、話題となっている。(C)2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
2015年03月13日杏を始め、松重豊、濱田岳、高良健吾、麻生久美子ら豪華声優陣を迎え、江戸風俗研究家で文筆家、2005年に逝去した漫画家・杉浦日向子の初長篇アニメーション化した映画『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』。このほど杏さんら声優陣の声を宿した予告編映像が解禁。さらに、アフレコを終えた杏さんが意外な役づくりを明かした。本作の主人公は、活気あふれる江戸の街で浮世絵師として活躍する女・お栄(声:杏)。父・葛飾北斎(声:松重豊)や仲間たちとともに自由闊達に生きる姿が、移りゆく江戸の四季を通して描かれる。今回届いた予告編では、冒頭、杏さん演じるお栄が百日紅の花を縁側で眺めながら「長い祭りが始まったね…」とつぶやくと、威勢の良いギターが鳴り響き、美しくも妖しい江戸の世界が動き出す。さらに、妖怪や鬼など杉浦日向子作品のモチーフが次々と映し出され、原監督が本作の映像化にあたり、「アニメーションならではの強みで、あらゆる角度から杉浦さんが思い描いた江戸を映し出したい」という想いが、まさに炸裂する映像に仕上がっている。また杏さんは、「アニメーションの声優というのが今まで経験のないことだったのでアプローチ方法も手探りでした。普段お芝居をしていても、衣装に身を包むことによって声のテンションや気持ちが変わってくるのを感じているので、声のお仕事でもお栄と同じ着物に身を包んで演じた方がもしかしたらいいのかなという想いでアフレコには着物でのぞみました」と見えない部分での役づくりを明かしている。本作は、公開を前に早くもフランス、イギリスほか6か国での海外配給も決定! 世界からも注目を集める、小粋な江戸の街を覗いてみて。『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』は5月9日(土)よりTOHOシネマズ日本橋、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月12日女優の杏や松重豊、濱田岳、高良健吾ら豪華俳優陣が声優を務めることで注目を集める『百日紅~Miss HOKUSAI~』。女浮世絵師・お栄が、父・北斎や仲間たちと自由闊達に生きる姿を江戸の四季を通して描く本作に、入野自由、矢島晶子、藤原啓治ら実力派声優たちが参加することが決定した。活気あふれる江戸の街、両国橋の夏の昼日なたを真っ直ぐ歩いて来る意志の強そうな女、お栄、23歳、浮世絵師。移りゆく四季とともに、父であり師匠の葛飾北斎や仲間たちと浮世絵を描いて暮らす日々。そして、今日もまた浮世の街を歩いていく――。江戸風俗研究家で文筆家、2005年に逝去した漫画家・杉浦日向子の初長篇アニメーション映画化作となる本作でメガホンを取るのは、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』『河童のクゥと夏休み』など多くのアニメーション作品で各賞を受賞し、平凡な家族の日常を舞台に老若男女が楽しめる感動作を生み出してきた原恵一監督。今回発表された声優陣には、原監督とは「クレヨンしんちゃん」ファミリーの盟友である矢島さんや藤原さん、そして本作が原監督作品初出演となる入野さんの名前が揃った。美青年・吉弥を演じる入野さんは、『千と千尋の神隠し』ハク役や「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」宿海仁太役で人気を博し、春からは主演を務める「終わりのセラフ」の放送が控えている演技派声優。原監督作品デビューとあって「以前から原監督の作品を拝見していたので、今回参加させていただけて本当に嬉しかったです」と喜びを語り、役作りについても「陰間という存在を、今回初めて知りました。演じるにあたり、色々と調べ、自分なりに役を構築しました」と力を入れて挑んだ様子。そして茶屋の子ども役を演じるのは、日本で一番有名な5歳児、「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけを演じる矢島さん。監督とのタッグは久しぶりとのことだが、監督と作り上げてきた「クレヨンしんちゃん」と本作との違いを聞かれ、「『しんちゃん』のテレビシリーズは30分ものなので、“日々”をコンパクトに表現していますが、劇場版の時にはいつもと違うシチュエーションや時間の流れの中で“野原家の日々”が描かれています。『百日紅』も、主人公・時代は全く違いますが、その時そこに生きた人々の“日々”を丁寧に表現している点は逆に似ているのかも!?」と答え、盟友ならではの着眼点を披露した。さらに、アニメファンが選ぶ2014年「もっともお父さんにしたいキャラクター」第1位に選ばれた「クレヨンしんちゃん」の野原ひろしを演じる藤原さんは、今回のオファーについて「待ってたぜ原さん!と思いました。」と頼もしい発言。さらに本作で一人二役を任されているところからも、原監督との強い絆が垣間見える配役だ。『百日紅~Miss HOKUSAI~』は5月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月05日プチバトー(PETIT BATEAU)が、日本人デザイナーの松重健太とコラボレーションしたコレクションを5月上旬に発売する。松重はディオール(Dior)を始め数々のブランドで経験を積んできたパリ在住の日本人デザイナー。情熱的なミニマリストとして知られており、クリーンで構築的な作品を発表し続けている。14年に行われた「イエール国際モード&写真フェスティバル」では、ファッション部門のグランプリを受賞した。「イエール国際モード&写真フェスティバル」は、13年にプチバトーとのパートナーシップを締結。グランプリ受賞者には、ブランドのアイテムを再構築する自由裁量(カルテ・ブランシュ)が与えられる。14年、満場一致でグランプリを受賞した松重は、着物から着想を得、クラシックなTシャツのシェイプを変形させたり、プリントを重ねあわせてセーラーストライプを再構築するなどして、伝統的な色彩や素材に新たな息吹をもたらした。ラインアップはワンピース(2万4,000円)、セーラーシャツ(1万6,000円)、Tシャツ(8,500円)など。
2015年03月02日江戸風俗研究家で文筆家、2005年に逝去した漫画家・杉浦日向子の初長篇アニメーション映画化作品となる『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』。以前、女優の杏が主人公となる葛飾北斎の娘役の声優に抜擢されたが、この度、本作に出演する豪華キャストが発表。松重豊、濱田岳、高良健吾、麻生久美子ら個性派俳優陣が顔を揃えた。活気あふれる江戸の街、両国橋の夏の昼日なたを真っ直ぐ歩いて来る意志の強そうな女・お栄、23歳、浮世絵師。移りゆく四季とともに、父であり師匠の葛飾北斎や仲間たちと浮世絵を描いて暮らす日々。そして、今日もまた浮世の街を歩いていく――。色鮮やかな江戸の街に四季折々の情緒を織り交ぜ、二人の破天荒な絵師の生き方を描くのは、『河童のクゥと夏休み』『カラフル』などで注目を集める俊英・原恵一。デビュー当時から大ファンだったという杉浦作品の映像化にあたり、Production I.G と初のタッグで挑む。お栄と父娘でもあり師弟でもあるという天才浮世絵師・葛飾北斎を演じるのは松重さん。なんとこれで杏さんとは3度目の父娘共演!これに対し松重さんは、「彼女自体が偉大な父親をもっていますし、その父親とは僕は若い頃お芝居を一緒にやっていましたし、何か縁というものをすごく感じます。彼女自体も、実の子とまではいかないですが、どこか親戚の子を見つめるような目線は僕の中にもあり、北斎とそこに立ち向かう娘という関係性を、杏ちゃんと作るというのは非常に楽しい作業でした」とコメント。本作については「限りなく超えられない才能を持った父親の娘の視点から描かれている北斎を、原作の絵にあるような茫洋とした感じで、作りこまずに北斎の大きさみたいなものを表現したいと思い演じました」とアフレコを終えた感想を語った。そのほかのキャストに濱田岳、高良健吾、美保純、清水詩音、筒井道隆、麻生久美子、立川談春が集結。原監督もこの豪華な面々にアフレコを終え「手ごたえを感じている」と自信をのぞかせている。また、早くもフランス・イギリスほか6か国での配給も決定。いまもなお世界を魅了する浮世絵と江戸の美を映し出している作品ということもあり、早期の海外配給が決定したという。『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』は5月9日(土)よりTOHOシネマズ日本橋、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月27日公開初日を迎えた映画『さよなら歌舞伎町』の舞台あいさつが24日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、染谷将太、前田敦子、南果歩、松重豊、イ・ウンウ、樋井明日香、我妻三輪子、河井青葉、宮崎吐夢、廣木隆一監督、Meg with SWEEPが出席した。ラブホテルという日本特有の空間を舞台に、不器用な男と女たちの再生と希望の物語を描いた本作。公開初日を迎えたこの日は、主演の染谷将太とヒロインの前田敦子をはじめ、キャスト陣が勢揃いした。主演の染谷が「今日は朝早くからご来場していただきありがとうございます。楽しんでいただけましたでしょうか? 自分はこの映画を見て心が温かくなりましたが、皆さんもそうなっていただけたらうれしいです」とあいさつ。その染谷の相手役である前田敦子は、印象的なシーンとして「新大久保の駅前を自転車で二人乗りをするシーンがあったんですが、とても清々しくてやっていても楽しかったです。最終的に南さんと松重さんの中年カップルの素敵なシーンにつながるシーンだったので、すごく好きですね」と笑顔。その2人乗りのシーンで運転した染谷は「これで転んだら全国のファンに殺されるんじゃないかと緊張しながらこぎましたよ」と冷や汗ものだと告白すると、前田は「すごく安定感があって乗りやすかったですよ」と染谷を安堵させていた。「夢に向かってガムシャラに走ること」をテーマにしている本作。それにちなみ「今夢を叶えたいことは?」というMCからの質問に染谷は「あまり夢とか持たない人なんですよね。何かをやり遂げたいと思ったことのない人生でしたので」と断りを入れつつも「死ぬまでに健康ですかね。それはすごいことだと思うので、死ぬまで健康でいたいです」と回答。一方の前田は染谷に感化されたのか「今まで健康診断を受けたことがないので、今年の前半までに人間ドックに行くことが目標です!」と話していた。
2015年01月25日映画『さよなら歌舞伎町』が1月24日(土)に公開を迎え、舞台となった歌舞伎町にほど近い、テアトル新宿にて主演の染谷将太をはじめ、前田敦子、南果歩、松重豊、イ・ウンウ、樋井明日香、我妻三輪子、河井青葉、宮崎吐夢、廣木隆一監督が揃って舞台挨拶を行なった。「一流のホテルマン」と周囲に偽っているラブホテルの店長とやや倦怠期に入ったその恋人、ラブホテルに集い、去っていくそれぞれに事情を抱えた客たち――。彼らの悲喜こもごものドラマを描き出す。本作は実際に歌舞伎町のラブホテルで、しかも通常営業中に撮影が行われており、だからこそのハプニングもあったよう。染谷さんは「従業員の控室にいて、表に出ていくというのがあって、バっと出ていったら本物のお客さんと出くわしました。制服を着てたので(あくまで従業員としての接客態度で)『失礼しました』と大人しく帰ってきました(笑)」と明かす。前田さんは、染谷さんの恋人役を演じたが、印象に残ったシーンとして「新大久保駅前で自転車で2人乗りをするところが、清々しくて楽しかったです」と笑顔でふり返った。前田さんを後ろに乗せて走った染谷さんは「転んだらファンに殺される!と緊張してこいでました(苦笑)」と肉体的な負担よりも“心労”を口にした。樋井さんは染谷さんの妹役だったが、染谷さんとの共演シーンについて、最後の最後で面と向かって芝居をする場面になり「(染谷さんは)まつ毛が長いなということしか…(笑)。魅力的なまつ毛でした」と語り、これには染谷さんも「何て言えばいいのか…」と困惑気味。廣木監督が2人が兄妹役ということで「2人ともまつ毛が長い」と説明すると、樋井さんはさらに「私はクルンとしたまつ毛ですが、染谷さんは逆さまつ毛で…」とあくまでまつ毛トークを続行し、染谷さんは「もういいんじゃないですか、まつ毛は…」と苦笑し、会場は笑いに包まれた。本作は韓国、台湾、香港、イタリアでの公開も決定!廣木監督は「新宿のラブホテルの話が世界に広がっていくのはどうなんでしょう…?」と苦笑しつつも、「嬉しい限りです」と喜びを語り、会場は温かい拍手に包まれた。『さよなら歌舞伎町』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さよなら歌舞伎町 2015年1月24日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会
2015年01月25日映画『さよなら歌舞伎町』が1月24日に公開を迎え、廣木隆一監督をはじめ、染谷将太、前田敦子、南果歩、松重豊、イ・ウンウ、樋井明日香、我妻三輪子、河井青葉、宮崎吐夢が舞台あいさつで一堂に会した。『さよなら歌舞伎町』舞台挨拶その他の写真歌舞伎町のラブホテルに集う人々の悲喜こもごもを切り取った群像劇。周囲には一流ホテルのホテルマンと偽っているラブホテル店長を演じた主演の染谷は、初回上映を観終わったばかりの観客を前に「楽しんでいただけたと思います」と自信のコメント。「僕は観終わって、最後に心が温かくなりました」と語る。実際に営業中の歌舞伎町のラブホテルで撮影が行われたが、撮影中の印象に残った出来事を尋ねると「従業員の控室から表に出ていくところで、バッと出ていったら本物のお客さんと出くわして、制服を着ているので『失礼いたしました』とおとなしく帰ってきました(笑)」と明かし笑いを誘った。前田は染谷の恋人役を演じたが、印象的なシーンとして新大久保駅前で自転車で染谷とふたり乗りをするシーンを挙げ「清々しくて楽しかったです」と笑顔で語る。染谷の方は、前田を後ろに乗せるとあって「転んだら全国のファンに殺される!と緊張してこいでました…(笑)」と振り返った。同じく自転車のふたり乗りシーンが印象的なのは松重が演じる逃亡犯と、南が演じる彼を支えるパートナーのカップルのエピソード。松重は「52歳になってラブストーリーのひとつを担わせていただきすごく嬉しいです。いままで、ひどいことばかりやって来たので…(苦笑)」と感無量の面持ち。こちらのカップルは女性の南が自転車をこぐ役目だったが、南は「松重さんは大きいので安定が悪い」とボヤきつつ「ぶっ飛ばしました(笑)!生きるか死ぬかの火事場のバカ力で」とニンマリ。松重は舞台公演中のため、途中退席となったが「逃亡犯なので(笑)」とそそくさと足早に劇場を後にし、会場は笑いに包まれた。この日、韓国、香港、台湾、イタリアでも本作の公開が決定したことが発表されたが、廣木監督は「新宿のラブホテルの話が世界に広がっていくのはどうなんだろう…」と首を傾げつつ、祝福の拍手に笑顔を見せた。『さよなら歌舞伎町』公開中
2015年01月24日●「1つをがむしゃらに追いかける」という理想像1月24日に公開をスタートする映画『さよなら歌舞伎町』でヒロインを演じた前田敦子。同作は新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台に、迷える大人たちの人間模様が交錯する物語で、一流ホテルマンと周囲に偽るラブホテルの店長・徹を染谷将太が、その徹と同棲中の交際相手でミュージシャンを目指す沙耶を前田が演じる。2012年8月にAKB48を卒業した前田。その後は女優業に専念し、これまで『クロユリ団地』『もらとりあむタマ子』『Seventh Code』『エイトレンジャー2』などの映画に出演するなど、着実にキャリアを積み重ねている。今回のインタビューでは、『さよなら歌舞伎町』の裏話にはじまり、恋愛観、思い出の地、卒業後の変化などの話題を通して、女優・前田敦子の進化の過程を追った。――最初に作品を観た感想は?もともと、海外作品のラブコメを観ていて群像劇には興味がありました。4日間ぐらいしか撮影に参加できなかったので、どんな出来上がりになるのか想像しながらの現場だったのですが、脚本の中のキャラクターを皆さん個性的に演じていらっしゃったので、自分が出演してこんな客観的に楽しむことができた映画は初めてだったと思います。――同作は歌舞伎町のラブホテルを舞台に、さまざまなカップルが登場します。前田さんが演じた役以外で、気になったカップルは?私は、南果歩さんです(※松重豊と時効寸前の逃亡生活を続ける女性)。あのかわいさ(笑)。実際にお会いしても、すごくかわいらしい方なんですけど、暗いものを抱えての前向きなあの役柄は、果歩さんからにじみ出ているものがあるんじゃないかと感じました。――犯罪者なんですけど、応援したくなっちゃいますよね。そうそう(笑)。がんばれー!って思いますよね。いちばん、救われる2人なんじゃないかなと。この映画の魅力だと思うんですけど、終盤では登場人物たちの気持ちがスッキリしていって、メルヘンチックな雰囲気になります。ああいう終わり方はいいですよね。――染谷さん演じる徹は、一流ホテルと偽ってラブホテルで働いていたり、沙耶の浮気現場に踏み込めなかったり、ちょっと頼りない一面がある男性です。徹のような男性をどう思いますか?うーん…何でも尽くしていくのが当たり前になっちゃうのはとても悲しいなって思うので、なんでもしゃべってほしいですね。そんなに見栄を張って嘘をついてほしくない(笑)。仕事がないわけではないじゃないですか。一流ホテルで働くという大きな夢があるんですけど、職に就かなくてフラフラしているよりかは…。まだ、若いんだからいいじゃんって思います(笑)。――一方の沙耶は、ミュージシャンを夢見る女の子。レコード会社の社員から枕営業を求められて葛藤する姿は印象的でした。等身大の女の子だと思います。夢とか追いかけているものが何もないというよりかはいいことだと思いますし、1つをがむしゃらに追いかける…そうありたいなというのも私にはあるので。やっていることが正しいのかは分からないですけど。――ギターの弾き語りシーンはずいぶん苦労されたと聞きました。ラストカットは5~6時間ほどかかったそうですね。本番になってみると「弾く」「歌う」「泣く」を同時に演じるのはすごく難易度が高くて。歌えなくなったり、弾けなくなったり…大変でした(笑)。でも、監督が「粘ろう」と言ってくださって。スタッフさんたちは夜中から翌日の夕方ぐらいまでの現場だったと思うんですけど、撮り終えるのを一緒に待ってくださっていたので、本当にうれしかったですね。――廣木隆一監督からは、演技に関してあまり具体的な指示はなかったそうですが、ギターのラストカットでも同じでしたか。そうですね。途中で止まってしまうこともたくさんありました。2カット撮って、1カット目はすぐにOKだったんですけど、2カット目がすごく時間がかかってしまいました。――OKの瞬間は? もう覚えてないくらいですか(笑)。とってもハードな日だったので(笑)。夕方終わりだったのに、「さぁ、帰って寝よう!」みたいな状態でした。撮影がはじまる1カ月半ぐらい前から、先生のところに行ってずっと練習していました。――そこまで苦労したら、ギターにハマってしまいそうですが。うーん…私はすごく頭が固いので。あとは神経質なので、ラフに弾いて歌うというのができなくて。ちゃんとやらないと、やるのが恥ずかしくなってくるというか。だから、全然弾けないです。でも、あんなに一曲丸々を使っていただけるとは思ってなかったので、とってもうれしかったです。●経験を重ねて「すごく現場に居やすくなった」――ちなみに、夢や目標は公言するタイプですか? 徹と沙耶はその点で真逆でした。私はやりたいことは何でも声に出して言うタイプなので、何でも言います(笑)。恥ずかしがらないで、口に出して言った方が叶うと思っています。プライベート的なことでいえば、もっと1人の時間を作りたいです。去年は人といることが楽しい一年でした。結局は自分一人でいる時間がなかったなぁと思います。友達もすごく増えた一年でしたし、お仕事関係の方々ともプライベートでご飯に行ったり。それがすごく楽しかったので、今年は真逆な一年にしたいです。もう少し大人になりたい(笑)。――1人で何を?日常的なことから、1人で過ごす時間を増やしていきたいです。1人で静かに過ごすことが意外とできないタイプ。誰かとしゃべっていたいとか、誰かとご飯に行きたいとか、誰かと何かをしたいと思う寂しがり屋(笑)。少しずつ少しずつ、大人になっていきたいですね。――その1人の時間は仕事と向き合うため? それとも、仕事とは分けたプライベートな時間?うーん…どっちも(笑)。あまり、区別はつけないタイプなんです。お仕事しているからあんまりこうだというのはないですね。その時、その瞬間瞬間。この業界に入ってからずっとそんな感じなので…いま振り返るとすごく自由すぎた時もあったんじゃないかなと思います。――それでも昨年は女優として地固めになるような1年でしたね。役者という仕事に関してちょっと堅く考えていたものが、やわらかくなったのかなというのはあります。すごく現場に居やすくなりました。今まで自分の中で考えすぎてしまって。どういうふうにいたらいいのかとか。どうしてもグループ時代の自分は、「そこから来ている自分」という先入観がありました。その場にどう居ていいのか分からない。去年はその感じから抜け出すことができたんじゃないかなと思います。――昨年は蜷川幸雄さん演出の舞台『太陽2068』に挑戦。初めての舞台で勇気のいる決断だったと想像します。かなり迷わせていただきました。舞台はまだ通らない道かなと思っていたので、まさか呼んでいただけるとは思っていませんでした。でも、何でも見て確かめたいタイプで(笑)。挑戦してよかったと思います。舞台に出演した俳優さんたちは軸がしっかりしていらっしゃる方たちばかりなので、教えてもらったことがたくさんありました。先輩方から「せっかく舞台に足を踏み入れたんだったら、1年に1本や2本は絶対にやるべき」に言ってもらえたので、そういう機会があれば、ぜひまた挑戦したいと思います。――本作は歌舞伎町を舞台に描かれた物語ですが、前田さんにとっての思い出の場所は?卒業してすぐに一人でニューヨークに行ったのは、私にとって大きな出来事でした。いつでも、一人で行きたい場所です。結局行ったり来たりで、丸々1カ月行けたわけではなかったんですけど、人生で初の一人旅。一人で飛行機に乗ったのもたぶん初めてだったと思います。――完全に一人? マネージャーは?完全に一人です。自分でアパートを借りて、学校に通って生活しました。友だちがいないので、学校の先生のおじいちゃんとずっとしゃべっていました(笑)。留学とまでは言えない期間でしたが、今でも一人で行きたい場所です。――ニューヨークの魅力は?とにかく大きな場所で、いろいろな人が集まっている街。そういう意味では怖い部分もありますけど、一人でいれば孤独を感じることもできます。――やっぱり気づかれないものですか。もちろん。でも、日本にいてもあまり気づかれないので(笑)。――えっ!? 変装しないんですか。しません。しない方が気づかれないんです。してる方が目立ちませんか? マスクとかサングラスって誰だろうって見ちゃいますよね(笑)。現地ではミュージカルを観に行ったりとか。一人でそういうことを淡々とできる場所なので、すごく好きですね。――最後に、女優としてこれから実現したいことを教えてください。やってみたいのは、もう1回ぐらい学生の役をやりたいですね。ちょっと制服を着たい(笑)。27歳ぐらいまでは皆さんやってらっしゃるので、まだ大丈夫かなと。それから、以前CMを西川美和監督に撮っていただいて。作品がすごく好きなので、いつかまたご一緒したいなと思っています。■プロフィール前田敦子1991年7月10日生まれ。千葉県出身。2005年、AKB48結成時からメンバーとして活動し、2012年8月に卒業。2007年の映画『あしたの私の作り方』で銀幕デビューを果たし、初めて映画主演を務めた『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(11年)で、第35回日本アカデミー賞話題賞(俳優部門)、『苦役列車』(12年)で第4回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞した。今年は5月23日公開の堤幸彦監督作『イニシエーション・ラブ』を控えている。(C)2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会
2015年01月23日“月9”初出演となる杏と長谷川博己のコンビで贈る、同枠1年ぶりの恋愛ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」。“恋愛力ゼロで恋愛不適合者”の女と男が、それぞれ恋愛感情ヌキで結婚を目指すことになり、横浜を舞台につたないデートを積み重ねていく本作から、19日(月)の初回放送を前にオープニング映像が解禁。杏さん、長谷川さんが“華麗なる”(?)ダンスを見せていることが分かった。東大大学院を卒業、国家公務員として内閣府の研究所で働く藪下依子(杏)は、徹底的に効率を重視する超合理主義者。亡くなった母・小夜子(和久井映見)が29歳のときには結婚も出産もしていたこと、さらに、国の少子化対策にも貢献できると考えた依子は、30歳を目前にして父・俊雄(松重豊)からすすめられた見合いを快諾。だが、結婚を「契約」ととらえる依子は、ことごとく見合いに失敗、ついには結婚相談所に登録することに。一方、谷口巧(長谷川博己)は、自宅で美術教室を営む母・留美(風吹ジュン)とふたり暮らしで、無職。昼過ぎに目覚めると、新聞を読みながら食事を済ませ、ソファに座り気取ったポーズで小説を読み始める…という、実際は“ニート”と変わらない日々を送っていた。そんな巧が、“出版社勤務”と偽って登録した結婚相談所で、依子に一目ぼれされ…。今回、明らかになったオープニング映像では、「人生に恋愛は不要だ」と考えるようになった恋愛不適合者のふたり、超堅物女子を演じる杏さんと、自称“高等遊民”のアラフォー・ニートを演じる長谷川さんが、なんと華やかなステージ上でダンスを披露。その楽曲は、「恋のバカンス」や「モスラの歌」などで知られる往年の双子デュオ、「ザ・ピーナッツ」の「ふりむかないで」だ。当時のアメリカン・ポップスのエッセンスを残しつつ、乙女の初々しく繊細な心情を弾けるような明るさとスピード感で歌い上げた「ふりむかないで」に合わせて踊るふたりの様子は、ポップで煌びやかで、実にコミカル。まさに本作の世界観が伝わるオープンングとなっている。本作の企画を担当したフジテレビ・狩野雄太氏によれば、「歌詞も曲調も、依子と巧のふたりの恋愛模様にぴったりで、とてもかわいらしい雰囲気を描いてくれています。オープニング映像も、どこか懐かしくてゴージャスな映像となっておりますので、お楽しみに」とコメントを寄せている。これまでのイメージとはひと味違う役柄に挑む杏さん、長谷川さんのダンスが見られるオープニング映像は、1月18日(日)10時よりYouTubeにて配信。公式サイトでも視聴できる。「デート ~恋とはどんなものかしら~」は1月19日(月)毎週月曜21時~フジテレビにて放送(初回15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2015年01月18日染谷将太と前田敦子が共演する映画『さよなら歌舞伎町』のキャストと監督による初日舞台あいさつが、1月24日(土)に新宿、池袋、川崎で開催される。その他の画像本作は、新宿・歌舞伎町のラブホテルにやってきた年齢も職業もばらばらなワケありな男女の1日を描いた群像劇。『ヴァイブレータ』『やわらかい生活』の廣木隆一監督と脚本家の荒井晴彦が3度目のタッグを組み、染谷と前田のほか、南果歩、松重豊、大森南朋、村上淳、忍成修吾、田口トモロヲ、イ・ウンウらが出演する。初日舞台あいさつは、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ川崎で実施され、染谷、前田、南果歩、廣木監督らが登壇する。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が受付中。一般発売は、1月17日(土)午前10時より発売される。なお本イベントは15歳以上の観客が参加できる。『さよなら歌舞伎町』初日舞台挨拶1月24日(土)■会場:テアトル新宿9:40の回上映後/12:50の回上映前登壇者(予定):染谷将太、前田敦子、南果歩、イ・ウンウ、樋井明日香、我妻三輪子、河井青葉、宮崎吐夢、廣木隆一監督■会場:シネ・リーブル池袋12:40の回上映後■会場:TOHOシネマズ川崎15:05の回上映後登壇者(予定):染谷将太、前田敦子、南果歩、廣木隆一監督料金:2000円(税込)プレリザーブ:受付中~1月16日(金)11:00AMまでチケット発売:1月17日(土)10:00AMより
2015年01月13日まもなく放送開始の月9ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」完成披露試写会が1月12日(月・祝)に開催され、主演の杏、長谷川博己をはじめ、国仲涼子、中島裕翔(Hey! Say! JUMP)、松尾諭、風吹ジュン、和久井映見、松重豊が舞台挨拶に登壇した。月9枠では1年ぶりの恋愛ドラマで、「リーガルハイ」シリーズ、「鈴木先生」といった話題作を手がけてきた古沢良太の脚本による本作。共に結婚を単なる契約に過ぎないと考える“恋愛力ゼロ”の依子と巧が恋愛感情を持たないままに結婚という明確なゴールを目指してデートを繰り返していくさまを描き出す。東大出身でマクロ経済の動向を予測するエキスパートという理系の超合理主義者・依子を演じる杏さんは、役柄の衣裳の野暮ったいメガネ姿で登場。自己紹介でも役柄そのままに理詰めで早口の口調で挨拶し笑いを誘う。本作について「“ロマンチックラブコメディ”と銘打ってますが、ロマンチックの90%くらいは横浜の景色で補ってます(笑)」とあくまで自分たちのやりとりはコメディであると強調。父親役を演じる松重さんは、依子と巧の2人は「変態です(笑)」と断言するが、杏さんは「2人は常軌を逸脱してますが(笑)、私たちが普段、思っている“恋愛”に鋭い切り口で切り込んでいます。面白い脚本が続いています!」と充実の表情を見せる。長谷川さんが演じる巧は文学や映画、エンターテイメントが好きな母親と暮らすニートだが、自らは“高等遊民”と称しており、母親がいなくなった時のための新たな“寄生先”として依子との結婚を目指しており長谷川さんも「最低な男です(苦笑)」と認める。「僕なんかに月9のお話が来るようになったのか…と思ったら、ニートの高等遊民と聞いて『なるほど、そういうことか』と思いました(笑)」と漏らす。この“最低な男”を長谷川さんも楽しんで演じているようで「普通は口に出して言っちゃいけないことをいうのは楽しいです。毒を吐いて、デトックス効果を感じて気持ちいです」と笑顔で語っていた。この先、2人がどんな道を歩み、どんな結末を迎えるのか気になるが、杏さんは「変わっていって恋愛を見つめ直すのもアリだし、いっそこのまま変わらないでという気持ちもある。でも、お父さんが報われてほしい!」と父親思いの一面も。長谷川さんは「このまま契約で結婚して、巧が高等遊民として自分を貫けるのか見てみたい」と期待を口にしていた。ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」は1月19日(月)より21:00~フジテレビにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年01月13日先日、東出昌大との結婚を発表したばかりの杏と、同じく向井理との入籍が明らかになった国仲涼子が1月12日(祝・月)、揃ってフジテレビの月9ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」の完成披露試写会に出席した。東大出身の理系女子と“高等遊民”を自称するニート男という恋愛偏差値ゼロの2人が恋愛感情を持たないまま、“契約”を遂行するという名目で結婚をゴールにデートを重ねるさまを描くラブコメディ。舞台挨拶にはほかに長谷川博己、中島裕翔(Hey! Say! JUMP)、松尾諭、風吹ジュン、和久井映見、松重豊も出席した。登壇陣は劇中の衣裳で登場し、杏さんは野暮ったいメガネにロングスカート、一方の“元ヤン”役の国仲さんはスカジャン姿で観客の歓声を浴びた。作品にちなんで理想のデートの話題となると、杏さんは「オシャレして歩きたい。お着物を着ていろんなものを見に行ったり、意外と普通の場所にもお着物で行きたい」と語る。一方、国仲さんは「天気の良い日に外に遊びに行きたい。遊園地や動物園、人が多いところもいいかなと思う」と公然とデートする願望を明かした。2人の新妻に挟まれた独身貴族の長谷川さんは「“デート”って言葉自体照れくさい(笑)。デートと思わせない感じで、全てが終わって帰った時に『あれはデートなんだ』と思わせるような感じがいい」とさりげない演出を志向?普段、アイドル誌でこうした質問をされることが多いという中島さんは「普通に普通のデートしてみたい。映画館に行ったり、買い物行ったり」となかなか実現が難しい“普通”のデートへの憧れを口にしていた。「デート~恋とはどんなものかしら~」は1月19日(月)より21:00~フジテレビにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年01月12日女優の前田敦子、俳優の染谷将太、廣木隆一監督が8日、東京・日比谷の日本外国特派員協会で行われた映画『さよなら歌舞伎町』(1月24日公開)の記者会見に出席した。同作は新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台に、迷える大人たちの人間模様が交錯する物語。一流ホテルマンと周囲に偽るラブホテルの店長・徹を染谷が、その徹と同棲中の交際相手でミュージシャンを目指す沙耶を前田が演じる。『100回泣くこと』(2013年)などで知られる廣木監督がメガホンをとり、南果歩、松重豊、大森南朋、村上淳、忍成修吾、田口トモロヲ、イ・ウンウといった俳優陣が脇を固める。外国人記者向けに行われた今回の会見。本作で染谷と前田のベッドシーンがなかったことから、ある記者は「楽しみにしていた」と残念がり、「今後の作品で頼まれたら?」と質問した。染谷が「過去にラブシーンをやったことがありますが、台本を読んで感動してこれはやりたいと思ったらやるかもしれません」と答えると、前田は「私も同じですね」と同意。「自分をそういうふうに求めていただけるのであれば…作品のためならば全然抵抗はないですね」と女優としての覚悟を示した。また、「"愛"は信じるか?」というストレートな質問には「壮大な質問(笑)」とたじたじな様子の前田だったが、「そうですね。いろんな人に支えられて。特にこのお仕事ではそれを感じるので、愛って大切だなって思います」と笑顔で回答。そんな前田の印象について、廣木監督は「AKBをやっていた時の"強さ"。そして"弱さ"の両極を持っている人なんだろうなと僕は思っていた」と振り返り、「カメラが顔の近くにあっても動じないんですけど、その裏にある弱い部分というのが、すごく魅力的。中間がない感じが僕はすごく好きです」と撮影を通して感じた魅力を語った。
2015年01月09日杏と長谷川博己をメインキャストに迎え、「失恋ショコラティエ」以来、1年ぶりに“月9”で放送される恋愛ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」。このほど、国仲涼子を始め、中島裕翔(Hey! Say! JUMP)ら共演キャスト6名の名が明らかとなった。東京から一番近くて、一番遠い都会・横浜を舞台に、「人生に恋愛は不要だ」と考えるようになった“恋愛力ゼロで恋愛不適合者”の超理系堅物女・藪下依子(杏さん)と自称“高等遊民”のアラフォーニート・谷口巧(長谷川さん)が、それぞれのやむにやまれぬ事情から結婚を目指すことに…。お互いに一切の恋愛感情を持たないまま、デートを重ねていく様子を軽快な会話劇でコミカルに描き出す。国仲さんが本作で演じるのは、底抜けに明るく自由奔放、誰にでも思いやりがある元ヤンキーの人情娘・島田佳織。元ヤンキーという設定だけに、言葉づかいにも乱暴なところが多々あるのだが、そんな佳織について国仲さんは「この役のお話をいただいた時、セリフ回しや衣装メイクも含めて自分で演じている姿が、全く想像できませんでした」と語る。国仲さんは役作りのため、髪色もかなり明るいものに変更する予定で、これまで清廉な女性の役が多かっただけに、“女優・国仲涼子”のイメージを一新させるようなキャラクターになることは間違いない。一方、完全無欠の好青年・鷲尾豊を演じることとなったのは、「Hey! Say! JUMP」中島裕翔。「10年ぶりに(2005年の「エンジン」以来)“月9”に出演させていただけるということで、喜々としていると共に、以前の自分より成長したところを見出せる場をいただけたと思っています」と意気込みを寄せている。中島さんが演じる鷲尾は、スポーツ用品メーカーに勤務する剣道の達人にして、正義感が強く堅物、曲がったことが嫌いというな今どき珍しいタイプの青年だ。鷲尾は、依子の父・俊雄と剣道の道場で出会い意気投合、俊雄から依子の結婚相手に見初められ依子を紹介されるが、その頃すでに依子は結婚相談所で紹介され、資料上で一目ぼれした巧とデートすることを決めており、依子から一方的にあっさりと断られてしまう。しかし、恋愛感情を持たぬまま巧とデートしようとしている依子が、変な男に騙されているのではないか?と心配になり、2人のデートにこっそりとついて行くことに…。初めはその正義感の強さから依子のことを心配していたが、やがて依子に好意を寄せ、恋愛感情が全くない不可思議なデートを毎回妨害する役どころとなる。さらに国仲さん、中島さんのほかにも、実写版『進撃の巨人』に出演することが決定している松尾諭を始め、和久井映見、松重豊、風吹ジュンら個性豊かなキャスト陣がずらり。演技巧者な面々がどんな掛け合いを見せてくれるのか注目だ。ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」は1月19日より毎週月曜21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年12月05日染谷将太と前田敦子がラブホテルを舞台に倦怠期の同棲カップルを演じる、「R15+」指定の話題作『さよなら歌舞伎町』。このほど本作初の映像となる予告編、さらにポスタービジュアルが到着した。本作の主人公は、一流ホテルマンと周囲に嘘をついている、ラブホテルの店長・徹(染谷将太)。彼はミュージシャンを目指す沙耶(前田敦子)と同棲しているがちょっぴり倦怠期。ある日、徹は勤め先の歌舞伎町のラブホテルでいつもの苛立つ1日を過ごすはずだった。そこに集まる年齢も職業も違うさまざまな男と女たち。彼らの人生が鮮やかに激しく交錯したときにあらわれる欲望や寂しさ、そして秘密。徹の人生もまた予期せぬ方へ変わっていく…。前田さん扮する沙耶の「ねぇ、しよ?」というどストレートな“お誘い”で幕を開ける、この予告編。一方の染谷さん演じるラブホテルの店長・徹は、ブルーのジャージ姿で「オレはね、今はこんなところで燻ってるけど、ここにいる人間じゃないんだ」と言いながらカップラーメンをすすり、まさに“ダメ男”全開な様子がうかがえる。さらに、南果歩、松重豊、村上淳、田口トモロヲ、イ・ウンウらが演じる一癖も二癖もある個性的なキャラクターが繰り広げる男と女の悲喜交々が綴られるが、映像の終盤には徹の勤めているラブホテルに沙耶が別の男やってきてしまい、そこでまさかの鉢合わせしてしまう…という一幕も。修羅場になりそうなシーンも、ゆる~いテンションから生み出れる絶妙な“間”が癖になりそうな本作。迷える大人たちの愛の巣箱で巻き起こる、のんびりとした濃いドラマを覗いてみて。『さよなら歌舞伎町』は2015年1月24日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月07日染谷将太と前田敦子が共演する映画『さよなら歌舞伎町』の予告編映像とポスタービジュアルが解禁された。ラブホテルに集う男女のある1日を描いた作品で、トロント映画祭や釜山映画祭に出品されるなど、公開前から大きな注目を集めている。『さよなら歌舞伎町』予告編映像映画は、新宿・歌舞伎町のラブホテルにやってきた年齢も職業もばらばらな訳アリな男女の1日を描いた群像劇。『ヴァイブレータ』『やわらかい生活』の廣木隆一監督と脚本家の荒井晴彦が3度目のタッグを組むほか、南果歩、松重豊、大森南朋、村上淳、忍成修吾、田口トモロヲ、イ・ウンウらが出演する。ポスタービジュアルは、ラブホテルを被写体にした作品を撮り続けているフォトグラファー、TAKAMURADAISUKEが新宿の街で撮り下ろしたもので、染谷は本作で一流ホテルマンだと彼女に嘘をついているラブホテルの店長・徹を演じる。予告編映像は、前田演じる、徹とマンネリな同棲生活を続けている沙耶の「ねぇ、しよ」というひと言からはじまり、秘密を抱えた男女がラブホテルという人間の性があらわになる場所で、交錯していくさまが映し出されている。なお、11月8日(土)よりテアトル新宿ほかで、本作の特典付き前売券の発売が開始され、劇場窓口で購入すると先着で“歌舞伎町ポストカードセット”がプレゼントされる。『さよなら歌舞伎町』2015年1月24日(土)テアトル新宿ほか全国順次公開
2014年11月07日TBS系連続ドラマ「女はそれを許さない」の制作発表会見が10月16日(木)に同局で行われ、主演の深田恭子、共演の寺島しのぶ、溝端淳平、吉沢悠、加藤雅也、竹中直人、松重豊、上川隆也が出席した。ドラマタイトルにちなんで「許せない」ことを聞かれた寺島さんは、一部週刊誌で報じられた深田さんとの“不仲説”を挙げ、「深田さんと私の仲が悪いと週刊誌に書かれたことは根も葉もない噂。本当に仲が悪くなったら言いますから。根も葉もないことは書かないで」とゴシップを一蹴。寺島から「(報じられたこと)知らないの?」と聞かれた深田さんは、「知らないです。え~」と寝耳に水といった様子で目を丸くしていた。同作は、法廷に立つ勇気のないペーパー弁護士・岩崎麗(深田さん)とグレーな手腕から活動資格を剥奪された元エリート弁護士・海老沢凛香(寺島さん)がコンビを組み、マタハラ(※マタニティーハラスメント)や結婚詐欺など悩める女性を救っていく痛快ドラマ。弁護士役は初挑戦の深田さんは「とてもやりがいのある役で、現代の社会性をテーマにしたお話。自分自身楽しみしております。胸のすくような爽快感あふれるドラマをお届けできれば」と劇中衣裳である弁護士ルックも様になっているよう。役柄上、法律用語など難解なセリフ回しもこなすことになるが「演じている麗という女性は、人の役に立ちたいという気持ちの強い女性。依頼人の気持ちを代弁するような形なので、そこまで大変なセリフは出てきてないけれど、これから先が怖い…」と今後の撮影に戦々恐々としていた。一方、6年ぶりの民放連続ドラマ出演となる寺島さんは「シャキシャキした役が苦手で、昨日も5回くらいNGを出してしまいました」とイメージとは裏腹な素顔を覗かせながら、「だから麗のようにポワァンと喋れたらいいのに…と恨めしく見ています」と深田さんの役どころが羨ましそうだった。ドラマ「女はそれを許さない」は10月21日(火)スタート/毎週火曜22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年10月16日