タレントの板東英二(79)が1月22日放送の『水曜のダウンタウン』(TBS系)に出演。「子供からもらった松ぼっくりを家まで持ち帰らざるを得ない説」の検証ロケを実施した。仕掛人の親子が登場し、子供から受け取った松ぼっくりをどうするかが試された。その際、「厳しさ代表」として登場した彼の言動が物議を醸している。初めに親子が駆け寄ったところ、板東は母親と握手をして子どもを抱き寄せた。親子は「お礼」にと、子供の宝物である松ぼっくりを板東にプレゼント。しかし板東はロケバスに戻ると、すぐに捨ててしまう。その後も再び親子から写真や握手を求められるも、拒否して立ち去ってしまった。この段階で、スタッフが板東にロケが偽物だと暴露。「何の番組かわかりますか?」と尋ねられると、坂東は「知りません。ギャラくれたらそれで十分」と言い切る。さらに「なぜ松ぼっくりを捨てたのか」と問われると、「宝物は土に還すことが大事」と持論を述べた。さらにロケが“ドッキリ”だったことから、坂東は「作り物は映画やドラマでもう十分」とも憤慨。「僕が差別用語や余計なこと言ったら絶対カットするじゃないですか」と熱弁し、スタッフを慄かせた。最後には「僕がこれから言うことを絶対使い(放送し)ますか?」と、スタッフににじり寄る板東。そして目を見開き、「使わなかったら2億円下さい」と署名まで要求。一連の様子をスタジオで見ていた松本人志(56)は、「あいつヤベーな」と驚いていた。「板東さんは、昨年6月にも同番組で“ロケに素人が乱入する”というドッキリ企画に出演。その際に本気で怒ってしまい、放送をカットすることになったのです。スタジオで見ていた出演者からは、『これ流していいの?』と驚きの声が上がっていました。そうした経緯から『厳しいとわかっていた板東さんを“いじる”企画にも問題があるのでは?』と疑問の声が上がっています」(テレビ局関係者)放送後、Twitterでは「板東英二」がトレンド入りするほど視聴者の注目を集めた。《板東英二怖いな。。こんなだったかな》《水曜日のダウンタウン見てたけど、板東英二はテレビ向けじゃないな》いっぽうで、こんな声も上がっている。《「なぜ捨てた!と言いますけど、あなたも使わない分はカットするでしょ。一方的に『大事にして』と言われてそれ守らないといけないとあなた人に言うのなら、私が『この部分カットせず使ってよ』と言ったらあなたそれ守ってくれますか?」 実は筋が通っていましたね》《板東英二がやばいことなんて過去の番組とか水曜日のダウンタウンで証明されてる当前の事実だし、1番悪いのはそれを分かってて番組に取り入れようとしてる番組制作会社》
2020年01月24日「組織の論理に染まらず、自らの信念に忠実に突き進む孤高のバンカー・板東洋史――文字に起こすとこれまでの役と似ている部分が多い気もしますが…、今回はとにかく大変な現場でした」。そう語るのは、10月19日(日)22時スタートのWOWOW・連続ドラマW「株価暴落」で主演を務める俳優・織田裕二。「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」など、同枠にてこれまでにも数々のヒットドラマを生み出してきた池井戸作品に初挑戦することとなる。織田さんと言えば、刑事や外交官、ホームレスサラリーマンなど、とにかく幅広い職業を演じてきた印象が強い。今回もきっと、熱く真っ直ぐに生きる男を演じてくれるのではないかと、期待に胸膨らませるファンも多いことだろう。「実際に演じてみて、今回の役は今までと違い、どんな時もまず先に“我慢”という言葉がついてくるから大変でしたね。我慢して我慢して…それでもこれだけは伝えなきゃならないから思いを伝えているんです。このままじゃ相手の会社も、自分のところもダメになってしまうからこそ “意を決して叫ぶ”という点が、実はこれまでの役とはかなり違っている部分なんじゃないかな」と、新たな挑戦について語る。具体的には、「口で思っていることをストレートに伝えられないシーンなんかは本当に“我慢”の一言だった」と苦笑い。「発言できない分、目で語ることしかできないので。こんなに目の疲れる役は初めてでしたよ(笑)」と、意外な影響について明かした。「でも、これが上へのぼっていく人の疲れ方なんだなって痛感しましたね。現場でひたすらに足・カラダを動かす役というより、頭を使う役どころなので。今までみたいに自分がプレイヤーではないので、監督でありコーチであるみたいなポジションって大変なんだってことがよく分かりました」。また、銀行員という役どころについても、最初は専門用語の難解さに戸惑いを覚えたと言う。「とにかく台詞の量・単語の数が多かったので、視聴者のみなさんが僕らの会話を聞いて、その意味を一瞬で理解できるのか…心配になる場面もありました。でも、よく考えてみると、今回の主人公・板東が言っていることって、一貫してブレがないんですよね。繰り返し、何度も何度も同じことを言っている。なので、作品を通して“伝えたいこと”が最終的に明確にみなさんの記憶へと残るように、その点に気をつけて演じていこうと決めましたね」と、演じる上で留意した点についても教えてくれた。WOWOW制作の作品には初出演となる織田さん。WOWOWのドラマ現場には、カットひとつをとっても今までのドラマとは全く違う、芝居を始めた懐かしい頃のことを思い出させてくれる独特の雰囲気があったそうだ。「普段だったら、『もう少しコンパクトに』って言われることが多いんです。ですが、今回の現場では『もう少し間をとってやりましょう』なんて言われることが多かったりして。人と人との会話の間を大事に撮りたいんだって仰る監督さんだったので、すごく面白い人と会えたなぁと。もっともっと一緒にやってみたいと思わせてくれるチームに出会えましたね」と、一連の撮影をふり返る。ドラマWに出演した役者たちは皆、口を揃えてチームの素晴らしさについて語るが、その様子はどちらかと言えば、映画に似た一体感と呼べるのかもしれない。今回、物語の主軸となるのは、経営危機に陥りながらもプライドを捨てきれない巨大企業。そして彼らの再建の鍵を握るメインバンクの2つだ。まさに、そんな両者の争いに巻き込まれる形となってしまうのが、織田さん演じる板東という中間管理職の損な役回り。本作ではそこへさらに爆破事件というミステリー要素が重なることで、新感覚エンターテインメント作品へと仕上がっていく。「きちっとネクタイを締めて、社員のバッチを付けて…。ほんのちょっとしたことですけど、今回のこの服装ってなんだか学生服に似ているんですよね。みんな同じ格好をして、きちんと同じ方向を見ている。個性を出してはいけない枠の中に収められている中で、でも個性がバチバチと本当は存在しているんですよ。ですから今、学生だという方には『これから自分たちもこういう社会に出て働くんだ』という部分を見つめて欲しいなとも思いますね。お父さんたちは毎日こうやって一生懸命なんだぞって(笑)」。「株価暴落」はそういった意味で、親子が揃ってそれぞれの角度から楽しむことのできるドラマに仕上がっているとも言えるだろう。そこで最後に、織田さんと同年代――働くお父さん方に向け、エールとなるメッセージをお願いすると、「みなさん、本当に大変ですね。今回のドラマを通してよ~く分かりました。ですから、みなさんには逆にこのドラマを観て、『そうなんだよ、分かってくれた?』と思って欲しいです。最終回には、『見応えがあって、面白かったよ』って言ってもらえるような作品になっていると思います」と。加えて、「このドラマは、僕自身、新しい扉を開いた作品です。ここからしばらくこの中間、管理職の役が続くと思うとつらいですけど(笑)、たまにこういうものが入ってくるとすごく身が引き締まります。普段こういうお仕事についている皆さんの苦労が欠片だけでもわかるので、とても貴重な経験をさせていただいたと思います」と、今後の活動についての意気込みを伝えた。歳を重ねることで新たな役柄と出会う機会が増えてきたという織田さん。今後の活躍からますます目が離せない。(text:Yuki Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)
2014年10月22日●言いたいことをすぐにパッと言えたら……WOWOWで10月19日からスタートする連続ドラマW『株価暴落』は、池井戸潤の小説が原作の金融サスペンス。爆破テロのターゲットにされた経営再建中の巨大スーパーを巡り、銀行員をはじめ、経営陣、警察などさまざまな人たちの思惑が激しくぶつかり合う。主人公である銀行マン・板東洋史を演じた織田裕二に話を聞いた。――まずは今回演じられたキャラクターについての感想をお聞かせ下さい。目的や信念に向かって真っすぐに進む主人公・板東の姿は、私たちが思い浮かべる織田さんのイメージとオーバーラップする部分が多々あるように感じられました。「台本に書かれた文字だけで見ると、確かにハッキリとした物言いは似てるかもしれないけど、板東の場合は『我慢』が先について来るんですよね。我慢して我慢して、これだけは相手に伝えないといけないから言っているのであって、自分とは全然違っているから…疲れるんです(笑)。そりゃ、言いたいことをすぐにパッと言えたら楽じゃないですか」――ということは、必然的に"耐える"演技が多かったということでしょうか。「僕が演じる板東は審査部の審査役という重要なポジションにいますが、高嶋政伸さん演じる企画部の副部長・二戸は板東の意見とは真っ向から対立している。相手の都合も分かり、自分の都合も考え、でも、ここだけは伝えないといけない、というところに来ていた板東はようやく発言するわけです。しかも、ストーリーは二つの部署の単なる意見の相違かと思っていたら、実はそうではなかったというところが面白いと思います」●描かれてるテーマは決して遠い世界の話ではない――縦に横にと、複雑に絡み合う登場人物の思惑と人間関係が、この作品の見どころの一つということですね。「組織ではよくあることですけど、板東は銀行のトップである頭取から、自分のしていることに対して『ダメだ』と言われるんです。『気持ちは分かるが、逆のことをしろ』と。当然、頭取命令ですから従わざるを得ないんですけど、頭取もはっきり『ダメ』とは言わないんですよ。『柔軟な対応を取れ』というように、言葉に含みがある。それは『もっといいアイデアがあるなら使わなくはない』とも受け取れる。ぶつかり合いつつも、相手の気分を害さずに、うまく事を進める…難しいですよね。そんな簡単にできるのならどうぞやって下さいと。でも、そういう上からの無茶ぶりって、よくありますよね(笑)」――ストーリー全体を見渡すと、単なる企業モノではないスケールの大きさと深さを感じました。「ひとつの会社が潰れれば、そこで働く人たちだけでなく、その家族にも大きな影響を及ぼすじゃないですか。ならば、間違っているんだけど会社を潰さないよう延命処置しよう、ガンの病巣を取り除く手術はせずに薬でごまかそう、とする。ちょっとそれはある意味、今の日本のやり方に似ているのかもしれない。良く言えばソフトランディングかもしれないけど、悪く言うと負の遺産をずるずると後輩たちに押しつけているのではないかと」――金融サスペンスの形をとりながら、現代日本の問題を浮き彫りにしているということでしょうか。「このドラマで描かれていることは、決して遠い世界の話ではないと思うんです。今の時代を生きる自分たちにも関係している、みんなが考えなければいけないことですよね。国民一人あたりの借金が約800万円と言われてますけど、実感がないじゃないですか。どんどん与党が変わって『ムダを排除した』といっても、結局どうなんだろう…? と。でも、他人事ではないんですよね」●「一人、ネクタイをゆるめている」という描写――自分のことだけでなく、他の人や身の回りの出来事について考えるきっかけになればいいと。「過去に作ってきた法律やルールが違うんじゃないかと、今、疑問に思い始めていますけど、実は僕らも同じことをしてしまっているのではないか、とも思うんです。そして後々、孫の代になって『おじいちゃん、おばあちゃんの世代はなんであんな法律を許したの?』と聞かれるかもしれない。その時、ただ『ごめんなさい』と謝るのか、それとも…。僕たちの身の回りには、ホントはもっと議論しなければいけない問題がたくさんあるように思うんです」――そういった状況を踏まえ、ドラマの中で板東という存在をどう見せていきたいと思いますか?「最近では会社員の方もあまり社員バッジをしないそうですが、板東はあえてバッジをしている。これは組織の中の歯車の息苦しさを象徴していますよね。あと、台本には『一人、ネクタイをゆるめている』という描写が多いんですが、それを見て、あ、彼は息苦しいんだなと。上司や融資先相手の外行きの顔が多く、息が詰まりそうな中、部下たちの前でネクタイをちょっとゆるめたりする。そんな彼がふっと気持ちを抜いた時、人間らしさというか素顔を少しでも見せることができれば。あとはひたすら我慢です(笑)」――余談ですが、ドラマファンとしては石橋凌さん、石黒賢さん、鶴田真由さんといった、かつて織田さんが共演された役者さんたちとの顔合わせには感慨深いものがあります。「気がつくと石橋さんとは20年くらい、石黒さん、鶴田さんとも長いお付き合いになりますよね。中でも、竜雷太さんに関しては、やっぱり『太陽にほえろ!』のゴリさんを見て育った世代ですから、僕も非常に感慨深かったです。それだけでなく、竜さんの芝居に対する姿勢にとても驚きました。あれだけの先輩にもかかわらず、あれほどのモチベーションや熱意で芝居に臨んでいるなんて。竜さんだけでしたからね、本番OK後、監督に『もう1回やらせて下さい』と申し出たのは。自分もああいうふうにいたいな、と思いました」出演はほかに高嶋政伸、瀬戸康史、川島海荷、平山浩行、竜雷太、鶴田真由、板尾創路、石黒賢、石橋凌。連続ドラマW『株価暴落』は10月19日(22:00~)WOWOWプライムにてスタート。全5回(初回無料放送)。
2014年10月18日映画『きな子〜見習い警察犬の物語〜』の初日舞台挨拶が8月14日(土)、東京・千代田区の丸の内ピカデリー2で行われ、主演の夏帆、共演の山本裕典、板東英二らが出席した。実話を基に、見習い警察犬のきな子と警察犬訓練士を目指す杏子(夏帆さん)の交流と成長を描く物語。鑑賞後の観客の温かい拍手と声援に出迎えられた夏帆さんは「初日ということで、不安もありドキドキしています」と初々しい笑顔。「とても大好きな映画で、いろんな世代の方が楽しめる映画ですので、多くのみなさんに観ていただきたい」と呼びかけた。杏子の先輩訓練士役の山本さんは「犬が苦手でしたが今回、克服しました。でも(スタッフの方に)訓練犬を持って帰らないか?と聞かれて、断りました」と苦笑い。一方、きな子を一躍有名にすることになる地元テレビ局の報道局長を演じた板東さんは「名優の板東英二でございます」と、にこやかに挨拶。すかさず小林義則監督が、「板東さん、『ずっこけ見習い警察犬・きな子の密着シリーズ、撮るで』っていう台詞のところ、テイク17回もやったんですよ」と大量NGを出していたことを暴露。だが板東さんは動じることなく「平成元年の最優秀助演男優賞(日本アカデミー賞/『あ・うん』で受賞)ですから。発表されたとき、同じテーブルにいた緒形拳さんが『何でや!?』って言ったんですから」と“自慢話”に花を咲かせる無邪気な(?)キャラ全開。会場の笑いを誘っていた。『きな子〜見習い警察犬の物語〜』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:きな子〜見習い警察犬の物語〜 2010年8月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010「きな子〜見習い警察犬の物語〜」製作委員会■関連記事:『きな子』夏帆インタビュー犬に苦労し、犬に癒された1か月半うの愛犬と夫と過ごす時間比率は「半分半分」夏帆新宿駅で非行防止キャンペーン共演犬は大あくびのご愛嬌愛されキャラの夢の共演!『きな子』TVスポットに「豆しば」が登場感動の実話を映画化『きな子〜見習い警察犬の物語〜』試写会に合計1,200名様ご招待
2010年08月14日