予備校講師でタレントの林修が16日、フジテレビ系昼番組『ぽかぽか』(月~金前11:50)に生出演し、“黒歴史”に触れられ、タジタジになった。林は15日からウィークリーゲストとして同番組に連日出演中。この日はオープニングで、「ここ1週間でへぇ~と思ったこと」を披露しあった。OWV・中川勝就が『名探偵コナン』の変化について「へぇ~」と思ったとし、TVアニメと近年の劇場版では「見た目は子供、頭脳は大人!~」のセリフが変化していると知ったと明かした。ハライチ・澤部佑が「林先生、コナンだってね、大好きで…」と向けると、林はセリフの変化を「知ってましたから」と得意げ。澤部が「映画も出てましたから」と続けると、林は「黒歴史だから触れないで!」とツッコんだ。さらに、林は「今週(自分が)出ているのが再放送されて、しかも俺の場面カットされてた」とぶっちゃけ。スタジオからは「エーッ!」と驚きの声。神田愛花が「理由は林先生ご存知なんですか?」と聞くと、林は「知らない」と答えていた。林は劇場版『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』(2019年公開)でゲスト声優を務めた。
2024年04月16日タレントの王林が、5日放送のフジテレビ系バラエティー『酒のツマミになる話』(毎週金曜後9:58)に出演する。今回は大悟(千鳥)のほか、ゲストに王林、小籔千豊、ヤバイTシャツ屋さんのこやまたくや、中島知子、MY FIRST STORY のHiroが登場。円卓を囲み、それぞれの好きな酒で乾杯し宴がスタート。番組特製の“酒瓶ルーレット”でトークの順番を決定する。Hiroは各地で開催しているライブの打ち上げの店選びを他人に任せたくないほど、“食”へのこだわりがあるという。小籔はこだわりゆえに他人と“鍋”に行かなくなってしまったと語る。こやまは“カップ麺の温度”にこだわりがあるそうで、大胆なイメージのバンドマンの小さなこだわりが明かされる。中島は“あるもの”をバターのように塗ると明かし、それぞれクセがすごすぎる。大悟が新幹線で出くわしたイカついお兄さんたちの、見た目に反したかわいすぎる“食”のエピソードも明かされ、一同は“かわいい”と大絶賛。一体なにがあったのか。さらに、小籔は飲食店でキャッシュレス決済ができずに困っていた見知らぬ韓国人女性にごちそうした経験があると明かす。ちょっとツッコみたくなる結末で終わったエピソードだったそうだが、小籔は「知らない人にごちそうしたり、されたりしたことはありますか?」と問いかける。王林は、出身の青森県では一切ご飯代がかからないという。青森県らしい“お金のかからない理由”を明かすと一同は感心してしまう。こやまは男友達とのご飯の帰りに泣いて帰ったこともあると、ちょっぴり悲しいエピソードを明かす。大悟は“クソみたいなヤツ”におごったエピソードを明かし、その“クズさ”にスタジオは大ブーイング。飲み会あるあるにスタジオは大盛り上がり。随所で勃発する中島VSノブのバトルにも注目だ。そのほか、王林の「トイレに行くときは“目的”を事前に言うべき!」、こやまの「頻繁に聞かれすぎる質問、どうしてる?」などの話題も飛び出す。
2024年04月04日俳優の林翔太と室龍太が27日、都内で行われたブロードウェイミュージカル『WHERE’S CHARLEY? チャーリーはどこだ!』稽古場取材に参加した。主演の林と共演の室らキャストが歌唱シーンの一部を公開。和気あいあいとした雰囲気をのぞかせた。1892年に初演された演劇『チャーリーの叔母』をもとに、アメリカの劇作家・ジョージ・アボットが書き上げた作品。世界中のミュージカルファンから愛される名作で、ビクトリア朝末期を舞台にした王道のロマンチック・ラブコメディー。好奇心旺盛なオックスフォード大学生の主人公・チャーリー・ウィカムを林、チャーリーのルームメイト、ジャック・チェス二-を室が演じる。この日は、林と蘭乃はなによるデュエットや室と敷村珠夕のダンスなどを披露。稽古が開始して1週間ほどだそうで、林は「経験したことのないくらい早いスピードなので頭の中がパンパンですが、絶対楽しい作品になると思うので楽しみにきていただきたいです」と自信を見せる。稽古には途中参加だという室は「正直に申し上げるのであれば、今なにをしているのかわかってないです」ととぼけつつ、「てんやわんやしています。みなさんに追いつくように頑張っていきますので、応援のほどよろしくお願いします」とコメント。写真撮影から一同、カメラマンの声に笑顔で反応するなど、すっかり打ち解けた様子をのぞかせていた。このほか彩乃かなみ、福田転球、鈴木壮麻が登壇した。
2024年03月27日天気のいい日は、洗濯日和。布団も一緒に干して湿気を飛ばし、ふかふかにしたいですよね。しかし、季節によっては天候以外にも、気を付けたいことがあるようです。『厄介な客』が飛来!布団が無惨な状態に海里(@kairi641)さんが、自宅で布団を干していた時のこと。晴天でよく干せそうだったのですが、思わぬ悲劇が起こったとして、1枚の写真をX(Twitter)に投稿しました。「あ゛あ゛あ゛あ゛!?」という悲鳴が上がった理由は…写真の左下をご覧ください!カラスが布団をバリッと破り、中の綿を持ち去ろうとしているではありませんか!目前でこんな暴挙をされては、誰しも驚きを抑えられないでしょう。まさかの光景はネット上で大きな反響を呼び、慰めなどの声が寄せられています。・ああああぁ!ボロボロじゃん…ご愁傷様です!・マジか。よく布団を干すので、自分も気を付けねば。・布団の中にフカフカの綿があることをいつ学んだのか。カラスは賢いなぁ。・洗濯物の針金ハンガーを盗まれたことはありますが、布団の綿は初めて見た。・私は同じことを、自転車のサドルでやられました!カラスが巣作りを始めるのは3月頃。この時期、似たような『素材集めの被害』に遭っている人は多いようです。室外に置いているものは、カラスに狙われる可能性があることを覚えておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年03月11日インターネットが発達し、どんな情報も気軽に全世界へ発信できるようになった現代。そんな時代になっても、その場を通りがかった人たちへ情報を共有できる、看板や貼り紙といったアナログな手法は健在です。中でも、注意をうながすような呼びかけは、人の目に入りやすいよう、分かりやすい位置に掲示しなくてはなりません。『あまりにも説得力のありすぎる看板』に反響2022年4月のある日、外出していたオジョンボンX(@OjohmbonX)さん。うららかな春の陽気を感じながら歩いていたところ、目立つ場所に設置された、注意喚起の看板を目にしました。「説得力がありすぎる…」オジョンボンXさんは看板を見て、強くそう思いました。その理由は、言葉で説明せずとも、実際の光景を見ればよ~く分かるはずです…!写真を見た誰もが、オジョンボンXさんと同じことを思ったことでしょう。「説得力の塊のような光景だ」…と。比較的、警戒心の強い鳥として知られるカラス。とはいえ、基本的には突然、理由もなく人に襲いかかって来ることはありません。しかし、春から夏にかけての時期は繁殖期のため、刺激に敏感であったり、巣に近付いてきた人に威嚇(いかく)をしたりするのです。きっと、撮影した時期が4月だったため、この看板が設置されることになったのでしょう。現にオジョンボンXさんは、カラスが人の食べ物を奪っている光景を目撃したのだとか。この場所に看板を設置したことが、大正解と分かる1枚の写真に、多くの人からコメントが寄せられました。・カラスが強そうな顔立ちをしているのが、また面白い。・ガチじゃん…。近付いたら、ボスとのバトルが発生しそう。・絶対強いやつじゃん。貫禄がすごい。看板が設置されることで、巣に近付く人が減り、カラスたちも安心して子育てに励むことができたはず。結果的に、人間とカラスの両者を救ったといえるでしょう…![文・構成/grape編集部]
2024年02月06日道やゴミ捨て場でカラスに出くわした場合、どのように対処すればいいのでしょうか。例えば、カラスを怒らせたり、攻撃されたりするようなNG行動を知っておくと安心ですよね。カラスから身を守る方法を、カラス博士として知られる、宇都宮大学名誉教授の杉田昭栄先生にうかがいました。カラスは繁殖期以外は近付くと逃げていく――道やゴミ捨て場で、カラスに遭遇した場合はどうすればいい?そもそも、カラスは警戒心の強い生き物です。攻撃的な生き物ではないので、基本的にはカラスのほうから襲い掛かってくることはありません。何もせずとも近付けば逃げていきますし、手を振るなどすれば追い払うことができます。ただし、4~6月にかけての繁殖期は注意が必要です。この時期に巣の近くを通ると、カラスは巣やヒナを守るために襲ってくることがあります。――カラスに襲われないための注意点は?巣の近くを通らないことが一番ですが、巣は高い場所にあるので、どこにあるか分からないかもしれません。そのため、公園など巣がありそうな場所では、用心のために帽子をかぶる、日傘を使うなどして身を守るようにしましょう。また、巣の近くでカサを振り回すなど、威嚇のような行動をするのもよくありません。敵が来たと考え、襲ってくるかもしれません。まれにヒナが巣から落ちることがありますが、落ちたヒナに近付いても攻撃されます。よく、かわいそうと思い、保護しようとする人がいますが、ヒナを拾おうとするのは避けましょう。巣落ちしたヒナでも自然の成り行きを見守るのが一番です。カラスは背後から襲ってくるので、万が一巣の近くを通る場合は、カラスに背中を向けずに、巣のほうを見ながら遠ざかるようにすると襲われにくくなります。外では食べ物の取り扱いに注意!――そのほか、カラスに対するNG行動はある?繁殖期以外は人を襲うことはありませんが、食べ物を奪おうとして飛んでくることがあります。例えば、ピクニックでお弁当を広げたところ、カラスがお弁当を狙って飛んできた、海水浴場で食べ物を取られたなどです。ほかには、自転車のカゴに入れていた買い物袋から食べ物を取られることもありますね。――ゴミの取り扱いにも注意すべき?もちろんです。ネットがかけられていないなど、カラス対策がされていないと、カラスは食べ物が得られる場所として記憶して定着します。ゴミが荒らされるだけでなく、カラスに遭遇する確率も上がります。カラスに出会いたくないのなら、カゴ型のゴミネットを使うなど、ゴミ対策をしっかりとすべきです。ネットの場合は、下の写真のようにおざなりな使い方ではまったく効果がありません。ごみ袋すべてを覆うようにすることが大事です。さらに、カラスが持ち上げないようにネットの裾(端)に重しをすると安心です。※写真はイメージ――対策をすることで近付いてくるカラスは減る?「ここは食べ物が手に入らない」と分かれば、近付くカラスは減るでしょう。そもそも、カラスは食べ物が得られるから人間の近くに来るわけです。人間側にカラスを寄せ付けている原因がある限り、カラスは寄ってきます。カラスが近付く原因を取り除くことで人に依存しなくなり、カラスとの距離も適切になるはずです。カラスは黒くて大きく、迫力があるため、目の前にすると怖く感じるでしょう。しかし、警戒心が強い生き物なので、攻撃性が高まる繁殖期以外は、基本的には近付けば逃げていくとのことでした。ただ、食べ物を狙いやすい位置に持っていたり、ゴミが荒らしやすい状況だったりすると、カラスがその隙を狙って近付いてきます。カラスとのトラブルを避けるためには、ゴミ捨て場を整理するなど、カラスに対して隙を作らないようにしましょう。【杉田昭栄 Profile】動物をよりよく理解するための比較神経解剖学が専門。人や動物の脳神経について研究。1986年から2年間、アメリカ留学で眼球の動きを調節する脳の働きについて研究した(インディアナ大学)。28年前にたまたま脳の研究の一環でカラスの脳を研究したのが始まりで、カラスの研究に熱中になる。解剖学のみならず、生態・行動・学習などについても研究し、現在はラボワークの一線は退いている。著書に『もっとデイープにカラス学』(緑書房)、『カラス博士と学生の動物研究奮闘記』(緑書房)などがある。ウェブサイト:杉田昭栄Shoei Sugita[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]取材協力杉田昭栄Shoei Sugita
2023年12月27日『Dr.コトー診療所』と『イチケイのカラス』が1月3日(水)と2024年1月6日(土)にそれぞれ地上波初放送されることが決定した。それに併せ、連続ドラマ版も再放送される。山田貴敏の同名漫画を原作とした「Dr.コトー診療所」は2003年7月期に初放送され、続編「Dr.コトー診療所2006」とともに大ヒットを記録。東京から僻地の離島に赴任してきた主人公、外科医“Dr.コトー”こと五島健助を演じる吉岡秀隆、診療所を支える看護師であり、コトーの妻となった五島彩佳を演じる柴咲コウ、そして時任三郎、大塚寧々、大森南朋、朝加真由美、泉谷しげる、筧利夫、小林薫という日本を代表する名優たちが織りなす医療ヒューマンドラマだ。映画では、一度は俳優を引退した富岡涼が本作のためだけに復帰、また診療所にやってくる新米医師に高橋海人、彩佳の背を追う看護師として生田絵梨花が新たに加わり、歴史ある「コトー」の世界に新たな風を吹き込んだ。放送から16年、世界はめまぐるしく変化する中、時を経て変わるもの、変わらないもの、そして何よりも尊い人と人とのつながりを丁寧に大切に描く映画『Dr.コトー診療所』。医療ヒューマンドラマの原点として語り継がれている人気シリーズが16年ぶりに新たな物語を紡ぐ。浅見理都の同名漫画を原作とした「イチケイのカラス」は2021年4月期の“月9”ドラマとして放送され、人気を博した。東京地方裁判所第3支部第1刑事部「通称:イチケイ」を舞台に、伝家の宝刀「職権発動」(※職権発動…刑事訴訟法128条【検証】に基づき、事実発見のために必要な時は裁判所主体で検証を行うことができる)を駆使し、ひとつひとつの事件に粘り強く向き合う、自由奔放で型破りなくせ者裁判官・入間みちおを演じる竹野内豊。みちおとは対照的な、東大法学部出身で立身出世のために努力を惜しまない超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴を演じる黒木華を中心に、新田真剣佑、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂、小日向文世ら個性豊かなイチケイメンバーの活躍をコミカル&ビターに描いた爽快リーガルエンターテインメントドラマだ。映画では、斎藤工、柄本時生、西野七瀬、田中みな実、平山祐介、津田健次郎、八木勇征、尾上菊之助、宮藤官九郎、吉田羊、向井理ら豪華俳優陣が集結。坂間が裁判官の他職経験制度を利用し、弁護士として登場。法廷でまさかの“裁判官・入間VS弁護士・坂間”の対決が勃発…?国を揺るがす2つの事件に隠された真実に迫る。また、2024年1月2日(火)、3日(水)に連続ドラマ「Dr.コトー診療所2006」を、12月27日(水)~31日(日)に連続ドラマ「イチケイのカラス」、2024年1月6日(土)に特別番組「イチケイのカラススペシャル」(2023年1月14日(土)放送)がそれぞれ再放送される(関東ローカル)。フジテレビを代表する人気2作品の「新春映画まつり」をお見逃しなく。映画『Dr.コトー診療所』は2024年1月3日(水)21時~、映画『イチケイのカラス』は2024年1月6日(土)21時~フジテレビにて放送。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Dr.コトー診療所 2022年12月16日より全国東宝系にて公開Ⓒ山田貴敏Ⓒ2022 映画「Dr.コトー診療所」製作委員会イチケイのカラス 2023年1月13日より全国にて公開©︎浅見理都/講談社 ©︎2023映画「イチケイのカラス」製作委員会
2023年11月27日ミキモト(MIKIMOTO)は、企画展「マリア・カラス(MARIA CALLAS)-ディーヴァが愛した真珠-」を2023年10月24日(火)まで、ミキモト銀座4丁目本店 7階ミキモトホールにて開催する。オペラ歌手、マリア・カラスを彩ったファッションに着目マリア・カラスは、音楽史に永遠に名を刻み、そのドラマティックな人生から生誕100周年を迎える今もなお人々の賞賛と関心を集める20世紀を代表するオペラ歌手。「マリア・カラス-ディーヴァが愛した真珠-」では、そんなマリア・カラスを彩ったファッションに焦点を当てた展覧会だ。会場では、マリア・カラスのプライベートでの華やかな装いや舞台衣装、ジュエリーなどを当時の写真と共に紹介。実際に着用していたドレスやジュエリーなどを28点展示する。レプリカ衣装×ミキモトのパールジュエリーまた、真珠を愛してやまなかったマリア・カラスにちなみ、ミキモトのパールジュエリーとのコーディネートも見ることができる。たとえば、1964年の舞台『トスカ』にて着用した衣装のレプリカに、当時マリア・カラスが着用していたパールジュエリーをイメージして制作したミキモトのジュエリーを合わせている。雑誌撮影現場からプライベートまでを映した写真もマリア・カラスは、類まれな才能だけでなく、その美しさと華やかな装いでも注目を集めていた。会場では、雑誌の撮影現場からプライベートまで、貴重な姿を映し出した写真の数々も展示される。【詳細】「マリア・カラス-ディーヴァが愛した真珠-」会期:2023年10月6日(金)~10月24日(火)時間:11:00~19:00(最終入場は18:45まで)場所:ミキモト銀座4丁目本店 7階ミキモトホール住所:東京都中央区銀座4-4-5入場料:無料※会場内で映画『私は、マリア・カラス』上映。【問い合わせ先】TEL:03-3535-4611
2023年10月14日伝説のオペラ歌手マリア・カラスの伝記映画『Maria(原題)』より、主演のアンジェリーナ・ジョリーがマリアに扮したファーストルック画像が公開された。監督は『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』『スペンサー ダイアナの決意』のパブロ・ラライン。舞台は1970年代のパリで、マリアの波乱万丈で美しくも悲劇的な人生を描き、53歳で亡くなった彼女の最期の日々に焦点を当てるという。脚本は、『スペンサー ダイアナの決意』でラライン監督とタッグを組んだスティーヴン・ナイト。キャストはアンジェリーナのほか、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(『離ればなれになっても』)、アルバ・ロルヴァケル(『ハングリー・ハーツ』)、コディ・スミット=マクフィー(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)ら。「The Hollywood Reporter」によると、本作はインディペンデント映画のためSAG-AFTRAより許可を得てまもなく撮影に入るという。撮影地はパリ、ギリシャ、ブダペスト、ミラノで、撮影期間は8週間を予定している。マリアに扮したアンジェリーナの画像を見た映画ファンは、「再びオスカーをゲットだね!」「ラライン監督が手掛ける伝記映画なら期待できる」「クイーンが帰ってきた!」などの感想を寄せている。(賀来比呂美)
2023年10月10日こんにちは、モンズースーです。これは子どもたちが朝に家に出た直後のこと。■カラスの死骸をあまり見かけないワケ庭にたくさんの黒い鳥の羽が落ちていました。庭にたくさんあった羽はカラスの羽でした。羽は広範囲に散らばっていてうちの庭と少し離れた道路にも落ちていて。カラスがトンビやネコなど、ほかの生き物に襲われたのかボロボロでした。次男に言われて気づいたのですが、カラスの死骸を見ることはあまりありません。ほかの動物は車にひかれたり、草むらの中で朽ちている死骸をたまに見ますが、カラスはたくさんいるのに見ないような…。気になったので調べてみました。するとカラスは死期近づくと、人の少ない森の中の巣の中にいること、多くのカラスの死骸はほかの生き物に食べられてしまうこと。さらに知能が高いので車などにはあまりひかれないこと、寿命が長いことなどが要因でカラスの死骸を見ることが少ないと知りました。住宅街にもたくさんいるカラスですが、巣は森林にあったんですね。住宅街にハンガーなどを使って巣を作り、問題になるニュースをたまに見ますが、あれは珍しいケースだったのでしょうか? ■カラスの死骸は不吉ではなく幸運!?庭中にカラスの羽が散乱した光景は、不気味であまり気分のいいものではありませんでした。カラスに対するイメージが、もともと良くないこともあり、あまり運勢などを信じない私ですが、つい不吉だなと考えてしまったのです。しかし、カラスの死骸で検索すると、いくつも「カラスの死骸を見たら幸運」「カラスの死骸は吉兆」「金運アップ」といった、とてもポジティブなことが書かれていて、驚きました。生き物の死骸を見ると幸運…というのは、なんだか違和感がありますが、今日はレアなものを見られたいいな運勢かも? と思い買い物ついでに1枚だけ300円の宝くじを買ってみました。カラスの死骸で運勢が良くなるなんて子どもたちも、まったく信じていませんでしたが、宝くじが当たったら新しいゲームを買おう、おすしを食べに行こうと、ちょっとだけ期待していたようです。そして結果は300円当たり!損も得もしなかったけどこれも、運が良かったのかな?またほかの生き物が来ると嫌なので、カラスの死骸は庭に埋めました。
2023年10月06日こんにちは、エェコです。皆さん、「頭をつつかれた」などカラスによる被害をテレビや体験談で聞いたことはありますか?私もニュースで何度か見たことがあったのですが、そんな事件が身近に起きてしまいました。■カラスに襲われた!?幸い、襲われた友だちは無傷だったようです。カラスが繁殖のため巣を作るのはだいたい3月~7月らしく、ちょうど夏休みに入った7月、娘たちが朝から遊んでいたところ、事件は起きました。特に7月はカラスが卵やヒナのためにもっとも警戒している時期だそうで…。カラスが公園に巣を作るなんて今までは聞かなかったのですが、今年は娘たちが遊ぶ公園の遊具近くにある木に巣を作ってしまい、襲撃にあったようです。すぐにどうしたら撤去できるのか調べたところ…なんと、カラスは鳥獣保護管理法の対象で許可なく捕獲したり、傷つけたり、処分したりすることは禁止されているとのこと!■撤去するには…?ちなみに道路なら道路を管理している建設事務所や役所の道路管理課だそうです。とにかく巣がある場所の管理者が撤去してもよいと許可を出していないと、できないとのことでした。もし「カラスの巣で困ってる」などあったら、いったん役所に電話して聞いてみてください。自宅に作られて自分で業者に頼まなくてはいけない場合、自治体によっては撤去費用の補助が出る場合もあるらしいです。カラスに巣を作らせないためにも個人でできること…、ゴミ出しのルールはちゃんと守って、巣を作らせない環境にするのが大事なんだなと思いました。
2023年09月17日11月5日(日) に東京国際フォーラム ホールAで開催される『~林哲司 作曲活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト~ ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界 in コンサート』の追加出演アーティストが発表された。『~林哲司 作曲活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト~ ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界 in コンサート』チケット情報はこちら()本公演は、「September」「真夜中のドア 〜stay with me」「悲しい色やね」「悲しみがとまらない」「北ウイング」「ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER」「卒業 -GRADUATION-」など数々の名曲を産み出した林哲司の作曲活動50周年を記念して、ゆかりあるアーティストたちが一堂に集結。全曲・林作品による一夜限りのアニバーサリーコンサートとなる。このたび追加出演者として、杉山清貴&オメガトライブ、土岐麻子、エミ・マイヤー、松城ゆきの、の4組が決定。杉山清貴&オメガトライブは、杉山清貴(Vocal)、髙島信二(Guitar)、吉田健二(Guitar)、大島孝夫(Bass)、廣石惠一(Drums)、西原俊次(Keyboards)、大阪哲也(Keyboards)、Juny-a(Percussion)と、本イベントのために特別なオリジナルメンバーを基に集結する。また、予定演奏楽曲に「September」「北ウイング」「天国にいちばん近い島」「SUMMER SUSPICION」「If I Have To Go Away」「戀」の6曲が追加された。チケットは現在一般発売中。<ライブ情報>『~林哲司 作曲活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト~ ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界 in コンサート』11月5日(日) 東京国際フォーラム ホールA開場16:00 / 開演17:00『~林哲司 作曲活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト~ ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界 in コンサート』告知ビジュアル出演:杏里 / 伊東ゆかり / 稲垣潤一 / 上田正樹 / エミ・マイヤー【NEW!】 / 菊池桃子 / 国分友里恵 / 佐藤竹善 / 杉山清貴 /杉山清貴&オメガトライブ[杉山清貴(Vocal)、髙島信二(Guitar)、吉田健二(Guitar)、大島孝夫(Bass)、廣石惠一(Drums)、西原俊次(Keyboards)、大阪哲也(Keyboards)、Juny-a(Percussion)]【NEW!】 / 鈴木瑛美子 / 寺尾聰 / 土岐麻子【NEW!】 / 林哲司 / 松城ゆきの【NEW!】 / 松本伊代 / 武藤彩未 / Little Black Dressバンド『SAMURAI BAND』:今剛(Guitar)/増崎孝司(Guitar)/富樫春生(Keyboards)/安部 潤(Keyboards)/髙水健司(Bass)/江口信夫(Drums)/斉藤ノヴ(Percussion)/高尾直樹・大滝裕子・稲泉りん(Chorus)/ルイス・バジェ(Trumpet)/アンディ・ウルフ(Saxophone)予定演奏曲目(全曲作曲:林哲司):真夜中のドア 〜stay with me / September【NEW!】/ 北ウイング【NEW!】 / ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER / 卒業 -GRADUATION- / 悲しみがとまらない / 思い出のビーチクラブ / 天国にいちばん近い島【NEW!】 / 悲しい色やね / SUMMER SUSPICION【NEW!】 / デビュー 〜Fly Me To Love / The Stolen Memories / 入江にて / 強がり / Just A Joke / 信じかたを教えて / If I Have To Go Away【NEW!】 / 悲しみがいっぱい / 逆転のレジーナ / 戀【NEW!】and more……チケット料金:全席指定15,000円(税込)※未就学児入場不可()『ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界 in コンサート』公式サイト:<リリース情報>林哲司デビュー50周年記念企画『50th Anniversary Special A Tribute of Hayashi Tetsuji – Saudade –』11月8日(水) リリース●初回盤(CD+DVD):5,500円(税込)●通常盤(CD):3,300円(税込)林哲司デビュー50周年記念企画『50th Anniversary Special A Tribute of Hayashi Tetsuji – Saudade –』参加アーティスト【収録曲】01. 北ウイング-CLASSIC- / 中森明菜02. 悲しみがとまらない / 稲垣潤一&小柳ゆき(2008年発売『男と女 -TWO HEARTS TWO VOICES-』より)03. SUMMER SUSPICION / GOOD BYE APRIL04. September / Pii05. Dang Dang 気になる / 上坂すみれ06. 天国にいちばん近い島(2017) / 原田知世(2017年発売『音楽と私』より)07. 信じかたを教えて(2022 New Vocal Version) / 松本伊代(2022年リリース配信シングルより)08. 卒業-GRADUATION- / 松城ゆきの09. 悲しい色やね / 中西圭三10. ガラスのPALM TREE / 中川翔子&ヒャダイントライブ11. 真夜中のドア~Stay with me~ / さかいゆう feat. Shingo Suzuki(2022年発売『CITY POP LOVERS』より)12. 悲しみがいっぱい / 杉山清貴【DVD収録内容】※初回盤のみ・1986年TOKYO FM NISSIN POWER STATION 林哲司 SPECIAL LIVE・「悲しみがいっぱい」Music Video・2023年4月1日「林哲司 SONG FILE SPECIAL with 杉山清貴 菊池桃子」「I Write A Song For You」(杉山清貴×林哲司)ほか予約リンク:林哲司デビュー50周年記念企画『ビクター・トレジャー・アーカイヴス~林 哲司ビクター・イヤーズ』10月25日(水) リリースCD2枚組:3,630円(税込)林哲司デビュー50周年記念企画『ビクター・トレジャー・アーカイヴス~林 哲司ビクター・イヤーズ』ジャケット林哲司デビュー50周年記念CD-BOX『Hayashi Tetsuji Song File』発売中CD5枚組+ブックレット:14,850円(税込)林哲司デビュー50周年記念CD-BOX『Hayashi Tetsuji Song File』ジャケット詳細はこちら:林哲司 公式サイト:
2023年09月15日上野樹里と林遣都が共演する映画『隣人X -疑惑の彼女-』から、林さん、バカリズム演じる記者たちが惑星難民X疑惑のかかる主人公たちに迫る緊迫感溢れる場面写真が解禁された。先日の情報解禁から、SNSでは“Twitter”から改名されることが予想されていたのではと“X(旧Twitter)”で話題となり、予告編でのハラハラした展開とともに注目された本作。解禁された場面写真には、Xの疑惑をかけられている良子(上野さん)と、Xの真実を追う週刊誌記者の笹(林さん)の姿が切り取られている。楽しく微笑み合う姿と真剣な眼差しで歩く2人の対象的な姿は、ますますその関係性に謎が深まるばかり。また、良子とともにX疑惑をかけられている台湾からの留学生リン・イレン(ファン・ペイチャ)と仲睦まじく一緒に歩く拓真(野村周平)の姿がある。そんな2人の関係も気になるところだが、日本にいる惑星難民Xのスクープを徹底的に狙うドンと構える姿が印象的な週刊東都の編集長・小池(嶋田久作)や険しい表情をした副編集の月村祐一(バカリズム)と笹の姿を捉えたカットも。疑われた人物たちは皆、Xなのか、そして、その目的とは一体、何なのか。フィルターにかけられた現代社会で疑惑の人として生きる良子と、良子を想う気持ちと嘘をついて近づいた罪悪感の間で揺れ動く笹の姿は、本編への期待を高めるものとなっている。『隣人X ‐疑惑の彼女‐』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年09月12日カラスは、こちらから危害を加えない限り、基本的には人を襲うことはないといわれています。しかし、まれに人を追いかけたり、頭をつついたりして攻撃することもあるのです。筆者も自宅前の道路を歩いている際に急降下してきたカラスに頭を攻撃されたことがあり、家族も同じ被害に遭いました。本記事では、筆者の体験を基にカラスが攻撃してきた理由とその対処法をご紹介します。カラスが攻撃してきた理由とは筆者がカラスに攻撃されたのは、2023年7月の頭。筆者だけでなく、妻も娘もカラスに威嚇されたり、頭をコツンとつつかれたりしました。ご近所さんにも話を聞いてみると、自宅前の道でカラスに頭をつつかれたという人が多数いるという状況でした。※写真はイメージ以前はこのようにカラスが襲ってくることはなかったので、しばらく自宅のベランダから観察したところ、自宅前の電柱にカラスの巣があるのを発見。巣を守るために周囲を警戒している親や仲間のカラスが、巣の下を通る人に襲い掛かっているのが分かりました。実際に調べてみると、カラスは春から夏の繁殖期になると、電柱や街路樹に巣を作り、そこで子育てをするとのこと。その際、人を巣や子供のカラスから遠ざけるために、親ガラスが威嚇行動に出るのだそうです。筆者が撮影したカラスの巣『巣がある場所』で対応方法が異なるカラスが巣や子供を守るために攻撃しているとはいえ、幼い子供がケガをするようなことは避けたいものです。そこでどのように対処すればいいのかを区役所に確認したところ、「街路樹の場合は区や市の道路事務局、敷地内にある木や建造物ならその敷地や建造物の所有者、電柱なら電力会社に連絡してほしい」との指示を受けました。筆者の場合は巣の場所が電柱だったたため、電力会社に電話したところ「巣の状況や周辺環境が分かる写真を撮影して送ってください」と指示があり、専用のフォームから写真を送付。その後、再び電力会社の担当部署から「〇月〇日までに巣の撤去作業を行う」と連絡がありました。※写真はイメージ数日後、電力会社の車が来て撤去作業を実施。巣が取り除かれて以降はカラスが通りがかる人に襲い掛かることはなくなりましたが、カラスにはかわいそうなことをしたと複雑な心境になりました…。ちなみに、卵やヒナがいる状態の巣を勝手に撤去することはできません。許可なく撤去すると『鳥獣保護管理法8条』の違反になります。必ず管轄の担当部署に連絡するか、自宅敷地内の場合は専門の駆除業者に依頼するようにしましょう。カラスは都市部だと電柱や街路樹、公園の施設など身近な場所に巣を作ることがあるため、被害に遭いやすいそうです。カラスが繁殖期を迎える時期は、特に注意したほうがいいかもしれませんね。[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]
2023年09月08日「今日初めて見てびっくりした」しかC(@igufoto)さんが、そんなコメントとともに1本の動画をSNSで公開しました。映っているのは、1頭のシカと1羽のカラス。シカに接近したカラスが、角から垂れ下がる何かを引っ張っています!カラス、鹿の角の皮を食べているところを今日初めて見てびっくりした。角の皮をめくるのは過去にも見た事があったけど、あくまで「遊び」としてやってるもんだと思ってたら、普通に食べてた pic.twitter.com/quB2jtpCdu — しかC (@igufoto) August 29, 2023 一見すると、カラスがシカに意地悪をしているように見えるかもしれません。しかし、シカはカラスに怒るどころか「もっとお願いします」といわんばかりに、角を差し出しているではありませんか!角から垂れ下がるひも状の皮は、成長途中の柔らかな角を包んで守っていた『袋角(ふくろづの)』の名残。角が成長し、破けて不要になった皮をカラスに取り除いてもらっていたのです。しかCさんは、「最後のひと剥きをカラスが手伝って、そのまま食べちゃうのは面白いな。皮が固くてパリパリしていて、食感的にもおいしいのかな」と推測しています。ただ手伝うのではなく、スナック感覚で楽しんでいそうなカラスの様子に、驚く声が相次ぎました。・貴重な動画ですね。奈良県民も驚き!・「ここ頼むわ」ってシカの声が聞こえてきそう。・美容院で洗髪してもらっている時の俺みたい。・角を木にこすりつけて皮を取るシーンは見たことがあるけど、カラスに任せる姿は初めて!・角の皮が剥けるシーズンは、むずがゆいらしいからお互いに利益がある関係なんだろうな。シカの毛をむしって巣材にしたり、体についた虫を食べたり、角の皮をめくって食したりと、利用し尽くしているカラス。そんなカラスに、シカは日々感謝しているのかもしれません。シカとカラスの関係について理解が深まりますね。[文・構成/grape編集部]
2023年08月31日黒い鳥といえば、真っ先に思い浮かぶのが『カラス』でしょう。色の印象や、知能が高く賢いといわれることから、「貫禄がある」「怖い」「かっこいい」などのイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、神岡大介(@ZYNTQVWFY07UKf3)さんが投稿したカラスの写真には、真逆の反応が寄せられています。『貫禄がないカラス』がかわいすぎる!神岡さんは自身で撮影したカラスの写真を見て、こんなふうに思わざるを得ませんでした。「貫禄がないカラスだな」カラスのクールなイメージが覆りそうな1枚がこちら!か、かわいすぎる…!丸くキラキラとした目と、ふわふわとしている羽毛には、胸をキュンとさせる愛らしさがあります。神岡さんがいうとおり、このカラスから威厳はほとんど感じられません…!投稿には7万件以上の『いいね』が付き、「カラスって、こんなにかわいいの」「かわいすぎて笑いが止まらない」といったコメントが寄せられました。・あまりにもかわいすぎない?・笑いが止まりません!・ゆるい雰囲気が素敵。ペンギンみたい。カラスのイメージがいい意味で変わる、神岡さんの写真。かわいらしい1枚には、多くの人が癒されました![文・構成/grape編集部]
2023年07月15日「貫禄しかないカラスが撮れました」このようなコメントをTwitterに投稿したのは、野鳥の写真や映像を撮影し、ネット上に公開している、とむ(@tom_xp_bird)さん。カラスといえば、「カァカァ」という鳴き声が特徴的な、黒い体の鳥。優れた知能や記憶力を備えているといわれています。とむさんが撮影した写真とは、一体どのようなものなのでしょうか…。さっそく、こちらをご覧ください。一点の曇りもない澄んだ瞳で、こちらのほうをじっと見つめているではありませんか…!やや外側に体を向け、頭だけをこちらに向けている姿は、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画『モナリザ』を思わせます。がっしりとした肩幅など、力強さも感じさせるカラスのたたずまいには、さまざまなコメントが寄せられました。・「どうだ!」といわんばかりの顔をしている。かっこいい。・本当だ!ただ者ではないな、このカラスは…。・惚れちゃう!素敵すぎる。・スタジオジブリの映画『君たちはどう生きるか』のポスターみたい。鳴き声や羽ばたきで威嚇(いかく)せずとも、こちらにプレッシャーを与えてくる、カラス。視線をそらしてはいけないような緊張感が、写真から漂ってくるようですね…![文・構成/grape編集部]
2023年07月14日『~林哲司 作曲活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト~ ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界 in コンサート』が、11月5日(日) に東京国際フォーラム ホールAで開催されることが決定した。本公演には、「September」「真夜中のドア 〜stay with me」「悲しい色やね」「悲しみがとまらない」「北ウイング」「ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER」「卒業 -GRADUATION-」など数々の名曲を産み出した林哲司の作曲活動50周年を記念して、ゆかりあるアーティストたちが一堂に集結。出演者は日本を代表するトップミュージシャンとともに、林哲司が手がけた楽曲を披露する。併せて第1弾出演者として杏里、稲垣潤一、上田正樹、菊池桃子、佐藤竹善、杉山清貴、寺尾聰、松本伊代ら14組のアーティストが発表された。チケットは7月6日(木) まで先行受付を実施中。<公演情報>『~林哲司 作曲活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト~ ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界 in コンサート』11月5日(日) 東京国際フォーラム ホールA開場16:00 / 開演17:00『~林哲司 作曲活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト~ ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界 in コンサート』ビジュアル【出演】杏里 / 伊東ゆかり / 稲垣潤一 / 上田正樹 / 菊池桃子 / 国分友里恵 / 佐藤竹善 / 杉山清貴 / 鈴木瑛美子 / 寺尾聰 / 林哲司 / 松本伊代 / 武藤彩未 / Little Black Dressand more……※50音順。都合により出演者が変更になる場合がございます。※本公演は特定のアーティストがメインとなるイベントではございません。【音楽監督】萩田光雄 / 船山基紀【演奏】■SAMURAI BAND今剛(Guitar) / 増崎孝司(Guitar) / 富樫春生(Keyboards) / 安部潤(Keyboards) / 髙水健司(Bass) / 江口信夫(Drums) / 斉藤ノヴ(Percussion) / 高尾直樹・大滝裕子・稲泉りん(Chorus) / ルイス・バジェ(Trumpet) / アンディ・ウルフ(Saxophone)※50音順。都合により出演者が変更になる場合がございます。【予定演奏曲目】全曲作曲:林哲司入江にて / 思い出のビーチクラブ / 悲しい色やね / 悲しみがいっぱい / 悲しみがとまらない / 逆転のレジーナ / The Stolen Memories / Just A Joke / 信じかたを教えて / 卒業 -GRADUATION- / 強がり / デビュー 〜Fly Me To Love / ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER / 真夜中のドア 〜stay with meand more……※50音順。都合により曲目が変更になる場合がございます。【チケット情報】全席指定:15,000円(税込)※未就学児入場不可■オフィシャル先行(抽選):7月6日(木) 23:59までオフィシャルサイト:
2023年06月30日タレントの王林が出演する、外貨ex byGMOの新CM「FXならGMO 外貨がいっか」編が、7月3日より関東エリアで放送される。7月1日付で社名を「GMO 外貨」に変更するタイミングに合わせて、新イメージキャラクターに王林を起用。新CMでは、王林がガールズバンドのボーカルとなって熱唱し、「GMO 外貨がいっか!」という社名をもじったダジャレで、本物のライブパフォーマンスさながらに力強く歌い上げる。CM内の振り付けやパフォーマンスは、王林のアドリブによるもの。普段とは異なる王林の新たな一面を垣間見ることができる。
2023年06月28日前作『イチケイのカラス』では、裁判官という職業を軸に裁判所で働く人々をリアルに描いた、浅見理都さん。本作『クジャクのダンス、誰が見た?』のテーマは“冤罪”だ。元警察官の父を殺した犯人は?なかったことにはできない真実。「『イチケイ~』でも少し扱った題材ですが、自分のなかで消化しきれた感覚が得られず、気になっていました。冤罪は個人に降りかかる最大級の不幸だと思っているのですが、ある日いきなり警察に捕まったらどうしよう、などと不安に思っている人はまずいないし、自分事として想像しにくいですよね。今回はもっとエンタメに寄せながら、もう一度自分なりに描いてみたいと思いました」事件が起こるのは、雪がちらつくクリスマスイブの夜。心麦(こむぎ)と父が暮らす一軒家が全焼し、元警察官の父が遺体で発見される。容疑者として逮捕されたのは、父が担当した凶悪事件で死刑囚となった男の息子。これによって事件は終息したかに思えたが、亡き父が遺した手紙には、その容疑者が犯人ではないことを示す内容が。そして心麦は“遺言”に従って、松風という弁護士のもとへ。「心麦は理想の妹像です。私は3人姉妹の末っ子で、弟か妹が欲しかったのですが、芯がしっかりある子に叱られたいっていう願望があって(笑)。一方で心麦は、何度も同じ失敗をするなど危なっかしい面もあるんですけど、応援したくなるような子に描けていればいいですね」大人びたところと子供っぽさを併せ持つ21歳の心麦に振り回される、飄々とした雰囲気の松風という、デコボコのバディも本作の読みどころ。そして多くの人がおそらく気になっているのが、このタイトルだろう。1巻でタイトルにまつわるエピソードが出てくるのだが、簡単に説明すると、もしもジャングルの中でクジャクが踊っていて、それを誰も見ていなかったとしたら、存在していないことと同じなのか、というちょっとドキリとするような意味が。「世界のことわざを紹介している本から見つけた言葉です。描こうとしていた内容にも合っているし、前作がカラスだったので、今回はクジャクにするのもいいかなと(笑)」父はなぜ殺されてしまったのか、そして父が主張するように冤罪であるならば、真の犯人は誰なのか。クジャクのダンスをないものにしないために、心麦と松風は奔走する。「冤罪は誰かひとりの責任で起こることではないと思うので、それぞれの立場の人をしっかり描いていきたいと思っています。3巻以降、物語はさらに加速する予定なので!」浅見理都『クジャクのダンス、誰が見た?』2松風と共に父を殺した犯人を捜す心麦。父が関わった過去の猟奇的殺人事件と複雑に絡み合い、翻弄されるクライム・サスペンス。月刊誌『Kiss』で連載中。講談社726円あさみ・りとマンガ家。埼玉県出身。「第三日曜日」で第33回MANGA OPEN東村アキコ賞を受賞。『イチケイのカラス』(全4巻)は映像化もされた。※『anan』2023年6月28日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2023年06月26日【前編】「ひきこもり女子会」主催・林恭子さん もっと「自分にYES」を!から続く’66年、林恭子さん(56)は東京・練馬で3人姉妹の長女として生まれた。保険会社勤務の父は転勤族で、林さんは物心つくころから、各地を転々としながら育てられた。「幼いころの私は、いわゆる『いい子』だったと思います。『どこの学校に転校しても授業についていけるように』と、母の言いつけを守り、勉強も懸命に頑張りました。もちろん学校も家でも口答えなんて、一切したことがありません」’73年、神奈川県で小学校に入学し、5年生のときに福井県に転校。’79年、広島県で中学校に入学し、翌’80年、中学2年からは香川県に。管理教育全盛の時代。転校続きの林さんは目まぐるしく変わる環境、学校ごとに違う校則に適応しようと腐心した。なかには平気で体罰を振るう教師もいた。いつしか、彼女は教育現場の理不尽さにクラスの誰より敏感になっていく。「ある学校では教師が生徒を手下のように扱い、気に入らないと足蹴にして。また、ある学校では、女子は三つ編みでも長い髪は許されず、顎のラインで切るよう命じられた。反抗こそしませんでしたが、その理由を『どうして?』と先生に聞いても『校則だから』としか答えてもらえない。私はずっと違和感を抱き続けていました」中学卒業後、母に勧められるがまま進学校に。その高校では、それまで以上に徹底した管理教育にさらされることに。すると……。「16歳、2年生のゴールデンウイーク明けでした。朝、体が重くて頭痛に微熱も。それで、その日は学校を休んだんです。それが、ひきこもりの始まりでした」そもそも、ひきこもりとは、どういう人や状態を指すのか。厚生労働省の定義では《様々な要因の結果として社会的参加(就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)》とされている。いっぽう、’15年実施の内閣府の調査では、ひきこもり状態の人の9割が、趣味の用事やコンビニに出かけるという実態も報告されている。心身の不調や家族関係、不登校など、さまざまな原因から人はひきこもり状態に陥るとされる。林さんの場合は、異変は体に現れた。「最初に欠席した日から体調は急激に悪化。頭痛、微熱に、吐き気、めまい、胃痛、不眠、それに、ひどい肩こり、あらゆる身体症状が出て、学校に行けなくなりました」検査入院もしたが原因はわからずじまい。その年の夏には、突如、過呼吸の発作を起こし救急車で病院に担ぎ込まれたこともあった。1年間休学した後、福岡県に転居。現地の高校に編入、復学を果たすも、わずか1日で中退。通信制の高校に編入し、’86年になんとか卒業。その年、また父の転勤に伴い家族で帰京し、林さんも東京の大学に進むのだが、「いまも暮らしている都内の実家から大学へは、電車を乗り継ぎ片道約2時間も。朝夕のラッシュは体調のすぐれない私にはまさに殺人的で、入学から1カ月後には通えなくなってしまって」結局、大学も中退せざるをえなかった。「未来を失ってしまった」と絶望した。「大学に行かないなら働きなさい」と母に諭され、体調不良を押してアルバイトに出たことも。しかし、半日外出すれば3日寝込む、そんな毎日だった。不安で夜は眠れず、昼夜は完全に逆転。家にいる間は風呂にも入らず、歯ブラシも重くて持てない。このころ、林さんの中では「生きづらさの原因は、母との関係にあるのでは」という疑念が浮かび上がってくる。母の口癖は「私の言うことを聞いていれば間違いない」。その言葉に、抵抗も、意見することもできず「いい子」でい続けた。意に沿わない高校に進んだ結果、不登校にもなったのだ。「精神的に支配されていたように思います。思えば、私は幼いころから将来の希望とか、夢を持ったことがなかった。母から言われたことに従うだけ、それが私でした」そんな「いい子」は20代になり、今度は「母のゴミ箱」になった。そして、27歳。林さんは「万策尽きてしまった」と感じていた。「不登校になって11年、私なりにこのままじゃいけないと足搔いてきたつもりです。図書館の本はすべてと言っていいほど読みましたし、病院にも長年通い、服薬にカウンセリングも。それでも、誰も私をすくい上げてくれなかった。それまで、死んでもいいとは思っても、死にたいとは思わなかった。でも、もうこんな、なんの役にも立たないダメな人間が生きていける場所は世界のどこにもないんだろうな、そう思ったんです。もう、死ぬしかないんだろうなって」■自分と同じ経験者、当事者と出会えたことで「ひとりじゃないんだ」と実感林さんを踏みとどまらせたのは、精神科の8人目の担当医・I医師。「もう、生きるのを終わりにしようと思っています」そう告白すると、彼は「やってみるといいですね」と応じた。「先生は、そう言ったあとに『でも』と続けました。『本当のあなたは、あなたの奥のほうに眠っているだろうから、そのあなたまでいなくなるのは残念ですね』と」淡々と告げるI医師の言葉を、林さんは静かに受け止めたという。「いま思えば、『やめなさい』などと軽々に否定されなかったのはありがたかった。ただ、そのときは、そうは言われても、死ぬのをやめようとまでは思えなくて。またベッドに潜っては『山中でひっそり死ねば、誰にも迷惑をかけないかな』とか、そんなことを悶々と考え続けていました」それから数週間。変わらずひきこもり続けた林さんの脳裏に、不意に、映像が浮かんだという。「自分のつま先と、その先に二つの道が見えたんです。一つは『生』に、もう一方は『死』につながっていて。なぜか私のつま先は少しだけ『生』のほうを向いていたんです」林さんは「これってなに?」と考え込んだ。そして、ある答えに行き着いた。「頭では『死ぬしかない』と考えていたけど、私の体は『生きよう』としているのかな、これがI先生の言った本当の私かな、と。それで思ったんです。人はいつか必ず死ぬんだから、それまでは社会の最底辺で、役に立たない人間のままでいいから、生きてみようって」この瞬間、林さんのひきこもり生活はまっ暗闇の中、“底を打って”いたのかもしれない。そしてもう一つ、I医師同様に、林さんの力になってくれた存在がある。それは、自分と同じ当事者たちだ。それは’97年。林さんはある新聞記事に目を奪われた。「朝日新聞の『人と生きたい─引きこもる若者たち』という連載でした。そこで私は、初めて『ひきこもり』という言葉を知りました。私はひきこもりなんだと、自分の状態に名前が付いたことで初めて、かすかな光が見えた気がしたのを覚えています」居ても立ってもいられず、林さんは、記事を執筆した記者に手紙を出した。すると後日、その記事をまとめた本の出版記念イベントに誘ってもらえた。思い切って参加してみると、そこには、林さんと同じようなひきこもり当事者や、その家族の姿があった。「『せっかくだから、皆さんで家族会やグループを作っては』と促され、思い切って隣にいた同世代の女性に声をかけました。すると、彼女も当事者で、しかも家も近所とわかり一緒に帰りました」 その女性から「ひきこもりについて考える会」という対話交流の会のことを教えられ、’99年11月に初参加。以後、当事者等の集いに足を運ぶようになっていく。「こうして、ようやく自分と同じような経験者、当事者と出会えたことで『私はひとりじゃなかったんだ』と思えるように。I先生との出会い、それにこの『ひとりじゃない』という思い、この2つが両輪となって人生がやっと動きだした、そんな気がします。もしかしたら、社会の隙間だったら、私も生きていけるかもしれない、そう思えるようになったんです」林さんは’12年から、自ら率先して当事者活動を開始。そして’14年には、自分と同じ当事者、経験者らとともに当事者団体「ひきこもりUX会議」を立ち上げた。「UX」とは「Unique eXperience=固有の体験」という意味だ。活動の柱は当事者の声を届けること。そこには、当事者不在のままニーズに合致しない支援が形作られ、無駄に時間だけが過ぎてしまったという焦燥感にも似た思いがあった。林さんたちUX会議は、存在が見えにくい女性当事者たちの声を拾い上げたい、彼女たちの心安らげる居場所を作りたいと思案。7年ほど前から、冒頭で紹介した「ひきこもりUX女子会」と銘打った会を、全国各地で約190回も開催してきた。そこには10〜60代の幅広い世代の女性たちが、これまで延べ5千人も参加している。「そこで、女性だけが集まる場を設ければ、女性当事者がもっと来やすくなるのではと考えました」’02年。第1回の「ひきこもりUX女子会」が開催された。ひきこもり女子会の開催を重ねるなかで、驚かされたのが、参加する主婦の多さだった。「予想以上でした。’19年からは自治体と連携し『ひきこもりママ会』も開催しています。これまで11回開き、延べ参加人数は61人。ニーズは確実にあると思います」こう話す林さんは3年前から、自らのひきこもりの“原因”となった母・博子さん(仮名・84)と、再び同居している。「父が他界し、実家を手放す話が出て。ならば一緒に暮らそうかと。それだけなんです。妹たちからは『お姉ちゃん、本当に大丈夫?』って心配されました(苦笑)」今回の取材は、母娘が暮らす自宅で行った。博子さんは娘がひきこもりになったことを「青天のへきれきだった」と苦笑いを浮かべた。「『なんで?どうして?』って、もう『?』ばっかりでした」子供時代の娘のことを「努力家だった」と博子さんは評する。「すごい頑張る子だったから、こちらもつい、ハッパをかけたくなってしまった。それに、産んだ以上は完璧に育てたいと肩に力が入りすぎていたと思います。それも、子供のためを思って、よかれと思ってしてきたことですが、マイナスに作用してしまってたんですね」林さんは一昨年、出版した自著の中で、母との確執を赤裸々につづった。記者が博子さんに「よく出版を許しましたね?」と問うと「許すも許さないも、事実ですから」。さらりと答えた母に林さんが「鬼婆みたいって思ったんでしょ」と笑顔でツッコミを入れた。「最初はね『これじゃ私、まるで鬼婆みたいじゃない』とも思いましたよ。でもね、客観的に当時を振り返ることができて、『ああ、そうだったんだな』って、気づきもありました」ひきこもっていた20〜30代。生きづらさの原因が母にあると知った林さんは、たまりにたまった怒りを夜ごと、博子さんにぶつけていた。博子さんが振り返る。「夜、もう寝ようという時間に、何時間も突っかかってくるんです。私は仕事もしていたので『いいかげんにして』と言うと『娘と仕事、どっちが大事なの!』となる。でも、私も本気でぶつかりました。ぶつかり合うことで毎回一つ、気づきがあるんです。娘の思いやつらさがほんの少しずつ、わかるようになった。でもね、もっと賢い親だったら、もっと早くわかってあげられたんじゃないかと思う。そうすれば、この人のいちばん多感な時期を、楽しいはずの時代を潰さずに済んだんじゃないか、もっと早く復活させてあげられたんじゃないかとね。それは本当に、ごめんなさいね、という気持ちです」頭を下げた母を黙って見つめていた娘。やがて、あるエピソードを紹介した。それは、林さんの甥、博子さんにとっては孫のこと。「中学校を不登校になっていたんです。ところがその子、おばあちゃんである母のところに連日、通ってきてた。昔の母なら『ダメじゃないの!』なんて、追い詰めていたと思うけど。黙ってご飯作って食べさせて、甥っ子の話を聞いてあげて。彼にとって、ここが大事な居場所になっていたと思うし、そういう安らぎの場を提供できるようになった母には、正直びっくりしました」
2023年05月21日林翔太が主演を務める舞台『DOLL』のメインビジュアルとキャスト情報が公開された。原作は、玉梨ネコの『リタイヤした人形師のMMO機巧叙事詩』(TOブックス刊)。現実世界で人形を作れなくなった「人形師」の少年が、VRMMOゲームの中で、再び人形制作に取り組み、仲間との冒険、ライバルとのバトルを通じて、人形と向き合いやがて自分の人生の意味を問い直していく――。主人公の佐倉いろは役で林、VR世界でいろはと対決するズィーク役で松本幸大が出演するほか、いろはが初めて作った戦闘妖精(ドール)ミコト役で西葉瑞希、ズィークに使役する戦闘妖精(ドール)9号役で搗宮姫奈、工房の主人・レトロ役で陰山泰、いろはとともにVR世界を旅するサラ役で岩田陽葵、VR世界で最強の一角・ディアベル役で藤田玲が名を連ねている。演出は劇団「エムキチビート」主宰の元吉庸泰、脚本はアニメ、ドラマ、映画などの映像作品から舞台、ノベライズなど、活躍の場を拓き続ける小林雄次がそれぞれ務める。『DOLL』は6月1日(木) から5日(月) まで渋谷区文化総合センター大和田さくらホール、6月16日(金) から18日(日) にかけて京都劇場で上演される。■ミコト役:西葉瑞希 コメント『DOLL』ミコト役、西葉瑞希です。絶賛お稽古中ということもあり毎日新しい挑戦の連続です。そしてなんと言ってもアンサンブルキャストの皆様!幕が開けば納得していただけるはずですが、何か他の名前をつけたいくらい、誰1人欠けてはいけないことを改めて実感しています。いろはとズィーク、その周りの人々、どの人も様々な理由でこの世界を生きています。皆様ぜひお楽しみにしていてください!■9号役:搗宮姫奈 コメント原作を読んだ時、仮想現実の世界だからこそ衣裳や情景が細かく、どんな風に表現していくのだろうと若干の不安な気持ちを抱えながら稽古に参加しました。しかし衣裳を着てみて、稽古が始まって、完全にその不安は吹っ飛びました!衣裳のディティールがとにかく細かく、さらに元吉さんの演出による空間表現には惚れ惚れとします。私自身、元吉さんの舞台に立ちたいと思っていたので出演できる事は心から光栄です。■レトロ役:陰山泰 コメント『DOLL』でレトロ役の陰山泰です。祖父役との2役で、現実とバーチャルの両方で不思議な存在感のある役です。演出の元吉さんとは初めてご一緒に仕事をさせていただきますが、若いキャストたちも、皆さんキラキラしていて、作品の出来上がりがとても楽しみです。栗山梢さんの音楽、西川卓さんの振付も今回楽しみの一つです。『DOLL』という作品の世界で、レトロを演じることに、今からワクワクしています。■サラ役:岩田陽葵 コメント現実世界と仮想空間を行き来する物語。舞台上でどのように表現されるのだろうとワクワクしながら稽古が始まり、台本に書いてある文字が少しずつ立体的に彩られていくのをみながら、演出の元吉さんの頭の中は一体どうなっているのだろう、、!と思う日々です。サラのような女の子を演じるのも初めてなので色々な挑戦が詰まっております!私も作品の一部としてお客様に届けられるよう、魅力的なキャストの皆さんと共に頑張りたいと思います!■ディアベル役:藤田玲 コメント演出の元吉さんの元、稽古をする中で、いい意味で裏切られる毎日です。アンサンブルさんのハードワーク、各キャラクターの原作を踏襲しつつのオリジナリティー、刺激がいっぱいです。ディアベルとして皆様にこの素敵な「演劇」になっているこの作品を早く届けれたら嬉しいです。原作のファンの方、初めてストーリーを知る方にも、素敵な時間を提供できるよう、励みます。<公演情報>『DOLL』原作:玉梨ネコ『リタイヤした人形師のMMO機巧叙事詩』(TOブックス刊)脚本:小林雄次演出:元吉庸泰出演:林翔太松本幸大/西葉瑞希/搗宮姫奈山下朱梨/陰山泰/岩田陽葵、藤田玲(アンサンブルキャスト)大澤信児小熊樹郡司敦史/川村理沙渡邊彩乃明部桃子神目聖奈野田冴音【東京公演】6月1日(木)~6月5日(月)会場:渋谷区文化総合センター大和田さくらホール【京都公演】6月16日(金)~6月18日(日)会場:京都劇場■チケット料金全席指定:9,800円(税込)チケットはこちら:公式サイト:公式Twitter:
2023年05月15日シカの姿を撮影し、Twitterに投稿している、しかC(@igufoto)さん。奈良県奈良市にある『奈良公園』で、カラスとシカの姿を映した動画を投稿したところ大きな反響がありました。映っていたのは、上機嫌な様子のカラスと、ちょっぴり迷惑そうなシカです。こちらの動画をご覧ください!ルンルン気分で次々と鹿の尻の毛をむしっていくカラス。奈良公園でこの時期にたまに見る光景。 pic.twitter.com/DZ1cwe7Zhf — しかC (@igufoto) March 27, 2023 カラスが、シカのお尻の毛をむしり取っています!巣に持って帰って、ベッドにするのでしょうか。ぴょんぴょんと跳ねる姿から、ルンルン気分で毛をむしっているのが伝わってきます。一方、シカは猛烈に怒るのではなく「も~、やめてよ~」というように立ち上がるのみ。しかCさんによると、『奈良公園』では、例年3月頃にカラスがシカの毛をむしり取る光景が見られるのだそうです。シカがカラスを激しく追い払おうとしないあたり、お尻の毛をむしり取られることに慣れているのかもしれませんね。【ネットの声】・カラスの嬉しそうな足取りに笑ってしまった。・「怒られたから、次に行こ~」って、次々とターゲットのお尻を変えるカラス。その前向きさを見習いたい!・愛犬の換毛期に、上機嫌で毛をむしり取る自分を見ているようだ。・シカがまったく動じていなくて、平和な世界。カラスもシカもかわいすぎる。シカの『尻毛』を収取したカラスが、フカフカのベッドを作りぐっすりと眠る姿を想像すると、ほほ笑ましいですね![文・構成/grape編集部]
2023年03月28日カラスも刺身も珍しくないが、「カラスの刺身」となると強烈なインパクトが。そんなカラス肉の生食を巡って、ネット上で議論が巻き起こっている。発端となったのは、3月7日に『東京新聞』のウェブサイトで配信された「<突撃イバラキ>カラス肉の生食文化究極のジビエに挑戦」という記事。茨城県の民家に集まったカラス料理愛好家の集いに記者が参加し、一部地域に伝わる食文化としてカラス肉を生で食べた体験を紹介するというもの。しかし、この記事に対して“絶対に真似しないで!”“挑戦するな、普通に死ぬぞ……”などと危険を指摘するコメントが相次いだのだ。さらに、翌日には厚生労働省の公式ツイッターアカウントが【食中毒に注意!#ジビエ はしっかり加熱しよう】と投稿し、わざわざハッシュタグに「#カラス」も入れて“名指し“で注意を呼びかけた。厚労省も「非常に危険です」と呼びかけたカラス肉の生食について、フードジャーナリストの山路力也氏に話を聞いた。まず、山路氏はカラス肉の生食の危険性についてこう指摘する。(以下、カッコ内は全て山路氏)「ジビエを生で食べるというのは非常に危険だと思います。カラスに限らず、一般的な獣肉は基本的には加熱して食べることが前提で、生で食べることはできません。カンピロバクターやO-157などのさまざまな病原菌を保有している可能性があり、感染症や食中毒を起こすリスクがあります。特に、ここ最近の細菌性食中毒の原因菌は、厚労省のデータによるとカンピロバクターが圧倒的に多いです。令和3年だけでも154件、764人がカンピロバクター食中毒に罹患しています。下痢や嘔吐のほかに、麻痺・呼吸困難などを起こす”ギラン・バレー症候群”を発症することもあると指摘されていて、最悪の場合は死に至ることも。特に子供や高齢者は重篤化しやすいので注意が必要だと思います」とはいえ、カラスの肉を食べること自体を否定するわけではない。「僕自身もカラスを食べたことがありますが、もちろん生ではなく加熱調理されたものです。ジビエに限らず飼育されている家畜でも病原菌を保菌していることはあります。では、どのように安全性を確保しているかというと、まずは食肉処理の過程でまな板や包丁の使い方など含め、肉に菌が付着する二次汚染を防ぎ、菌を増やさないための温度管理などの衛生管理がしっかりするということです。その全工程をすり抜けた菌を最終的に殺すには、やはり加熱しかないんです。その最後のリスクヘッジを避けることは自殺行為ともいえます。適切な温度で加熱されていれば、食中毒などのリスクはかなり軽減されるでしょう。ただ、肝臓などの内臓を食する場合、表面ではなく内部からも菌が検出されているので、表面だけ焼いても意味がありません」”カラスの刺身”が伝統的な食文化かどうかの議論はさておき、「食文化を否定することではない」とした上で、今回の騒動の背景について次のように考察する。「鹿児島などの「鶏刺し」や長野などの「昆虫食」のように、その土地土地の食文化は尊重すべきだと思います。リスクを理解した上で食べるのは個人の勝手だと思いますが、、もしこれを商売として飲食店で提供したら完全にアウトですよね。今回問題があるとすれば、茨城でカラスを食べてる人たちではなく、紹介したメディアの報道姿勢ではないでしょうか。食文化自体は事実を報じればいいと思うんですが、どちらかというと賞賛するように肯定的に書いたことが批判を招いたと思います。不特定多数の人にこのような形で伝えることは、飲食店で提供することに近い意味合いを持つのかもしれません」最後に、もし山路氏が”カラスの刺身”を食べる機会があったらどうするか聞いてみた。「僕は目の前にあれば食べると思います。それは純粋に食に対する興味、どのような味がするかという好奇心です。その食文化の歴史的背景やリスクなどを調べた上で少量だけ食べると思いますが、それを他人に勧めたり記事などで発信することはしないでしょう。このようなテーマをメディアで取り上げるのは難しく、慎重であるべきと考えています。どれほど注意喚起の文言を入れても、タイトルと写真だけを見て食べられると判断される可能性が高いからです。今回の騒動を受けて厚生労働省が「カラスの生食」についての注意喚起を発信しましたが、実に迅速な対応だったと思います」食中毒などの危険がある食文化を報じる場合、慎重さや配慮が求められているということだ。
2023年03月14日第31回 林忠彦賞は、新田 樹(にった たつる)さんの「Sakhalin」(サハリン)に決定しました。この賞は、戦後写真界に大きな足跡を残した写真家・林忠彦の多彩な業績を記念し、周南市が周南市文化振興財団とともに創設したもので、時代とともに歩む写真を撮り続けた林忠彦の精神を継承し、それを乗り越え未来を切り開く写真家の発掘を目指すもので、2022年1月1日から2022年12月31日に写真展、写真集、カメラ雑誌等の表現媒体ですでに発表された、全73点の応募作品の中から選ばれた賞です。新田さんにはブロンズ像(笹戸千津子作「爽」)と賞金100万円を贈ります。授賞式は、4月28日(金)に東京にて行う予定です。また、受賞作品展を4月28日(金)から5月4日(木・祝)まで東京・富士フィルムフォトサロン、5月12日(金)から5月21日(日)まで周南市美術博物館で開催します。写真集「Sakhalin」(発行 ミーシャズプレス)第31回 林忠彦賞受賞作品作品名新田樹「Sakhalin」発表形態写真集・写真展写真集タイトル「Sakhalin」発行所ミーシャズプレス発行日2022年5月31日定価3,000円(税込) 500部限定A4変型(265mm×210mm) 164ページ写真点数110点写真展名称「続サハリン」会場ニコンサロン(東京・新宿区西新宿)日時2022年5月31日(火)から2022年6月13日(月)展示点数52点内容等ロシア・サハリン(樺太)、この島の北緯50度から南半分は、日露戦争後の1905年から1945年8月の第二次世界大戦終結までの40年間、日本の統治下にあった。1945年8月のソ連参戦時の緊急疎開と翌年に始まる引き揚げで、そこで暮らしていた日本人の多くはこの地を後にした。一方で多くの朝鮮半島出身者やその配偶者であった日本人らは、ソ連が支配したこの地を離れることはかなわなかった。戦後50年を過ぎた1996年、写真家としての最初の地としてロシアを旅していた作者は、サハリンのユジノサハリンスク(豊原)で日本語を話す女性たちと出会い、サハリンとそこに生きる残留韓国・朝鮮人やその配偶者であった日本人がいることを知った。しかしその時はまだ、これらの人々と向き合う自身が持てなかった。14年後の2010年、作者はこうした人々の現実を残したいと決意を固めた。最後の生き残りともいうべき人たちの家を何度も訪ね、丁寧に取材し、その生活や周りの様子をカメラにおさめていった。そしてその成果を、2015年の写真展「サハリン」で発表、その後も取材を続け、2022年の写真展「続サハリン」と写真集『Sakhalin』にまとめあげた。遠い北方の地で今なお日本語を話す人々。凍てつく寒さの中でつつましく生きる彼女らの人生に寄り添いながら撮影した作品には静かな時間が流れている。歴史に翻弄されながらもたくましく生き抜いてきた一人一人の人生の重みが伝わってくる。本作品は、戦争の歴史に翻弄された人々の姿が写真の行間から浮かび上がるドキュメンタリーの仕事として、高く評価された。李富子さんブイコフ(旧内淵)2017金公珠さんユジノサハリンスク(旧豊原)2011ブイコフ(旧内淵)2011旧王子製紙株式会社知取工場マカロフ(旧知取)2017ウラジクの長女レーナさん(公珠さんのひ孫)ユジノサハリンスク(旧豊原)2014受賞者プロフィール新田樹さん経歴1967年福島県出身東京工芸大学工学部卒業後、麻布スタジオ入社1991年半沢事務所入社半沢克夫氏に師事1996年独立主な活動【写真展】2003年「SURUMA」(コニカプラザ)2007年「樹木の相貌」(コニカミノルタプラザ)2015年「サハリン」(銀座ニコンサロン)2018年「RUSSIA〜CAUCASUS 1996-2006」(Zakura Photo Concept Shop)2022年「続サハリン」(ニコンサロン)【写真集】2022年『Sakhalin』(ミーシャズプレス)受賞コメント今回林忠彦賞を受賞したと連絡をいただき驚いています。私が初めてサハリンを訪れたのは1996年のことでした。戦後から50年を経たこの地で、日本の言葉が日常的に使われていることを知りました。それは単に話ができることとは違う別の何か。あの時感じた何かは、その後幾度も繰り返される問いとなりました。自らに問い、話をきかせていただいた方たちに問うことを、2010年から続けてきました。時間が過ぎるとともに、ひとり、またひとりと、お亡くなりになり、今回の受賞をご報告することはかないませんが、地に足をつけて研鑽を重ねたいと思っております。ありがとうございます。写真家 新田樹公式ホームページ写真家 | 新田樹Sakhalin写真集サハリン : 第31回 林忠彦賞最終候補作品エバレット・ケネディ・ブラウン「Umui」(写真集)王 露(おう ろ)「Frozen are the winds of time」(写真集・写真展)キセキ ミチコ「VOICE 香港2019」(写真集・写真展)高椅 智史「男鹿ー受け継がれしものたちー」(写真展)高椅 万里子「スーベニア」(写真集・写真展)鶴巻 育子「芝生のイルカ」(写真集・写真展)新田 樹「Sakhalin」(写真集・写真展)水島 大介「おじいちゃんの写真集」(写真集・写真展)※五十音順、敬称略林忠彦賞について賞についてこの賞は、戦後写真界に大きな足跡を残した写真家・林忠彦の多彩な業績を記念し、周南市と公益財団法人周南市文化振興財団が1991(平成3)年に創設したものです。1996(平成8)年には第46回日本写真協会文化振興賞を受賞しました。趣旨わが国の写真文化の発展において、林忠彦は木村伊兵衛、土門拳、渡辺義雄各氏などの先輩写真家とともに日本写真家協会設立に尽力する一方、昭和28年、二科会に写真部を創設、以後、全国のアマチュア写真家の資質の向上に最後まで全力を傾注しました。こうした氏の遺志を生かしアマチュア写真の振興を目的として本賞を設立しました。デジタル化の急速な進歩により多極化する表現形態に対応するため、第12回から新しい写真表現を目指す作家の参入も推し進めました。さらに第18回より、これまでの経験をもとに、対象をプロ作家にまで広げ、時代とともに歩む写真を撮り続けた林忠彦の精神を継承し、それを乗り越え未来を切り開く写真家の発掘を目指す賞へと拡大しました。選考できるだけ広い視野のもとで候補作品を絞るために、写真界各層の関係者約250名より推薦を受けた推薦作品と、公募による自薦作品の中から選考委員5名(大石芳野、笠原美智子、河野和典、小林紀晴、有田順一(周南市美術博物館館長)の各氏)による選考委員会によって決定します。公式サイト周南市美術博物館:林忠彦賞公式サイト : 【この件に関する問い合わせ先】周南市美術博物館林忠彦賞事務局TEL : 0834−22−8880 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月07日東京地方裁判所第3支部第1刑事部を舞台に、自由奔放なクセ者裁判官・入間みちおと、彼に振り回されながら真実を求め奮闘するメンバーを描いたドラマ『イチケイのカラス』が映画になってカムバック!出演する竹野内豊さん、斎藤工さん、向井理さんに、作品のことからお互いの関係まで深く伺いました。竹野内さんと入間みちおの共通点も明らかに?――竹野内豊さん演じる主人公の入間みちおは、法廷一のクセ者裁判官で、人気のキャラです。改めて感じる魅力を教えてください。竹野内豊(以下、竹野内):一見すると、常に周囲を振り回しているように見える人ではありますが、実はただ振り回しているのではなく、それによって周りにいる人が頑張って手にした成果を、必ず何倍もの結果としてお返しする。しかし、そうあるためには、リスクを覚悟のうえで、強い信念を貫き通さなければならず。それってそう簡単にできることではない。飄々としていて、楽観的な印象がある一方で、とても冷静に、常に俯瞰から物事を見ているところが魅力だと思います。――ドラマのレギュラー陣に加え、劇場版では、新たに参加した顔ぶれが豪華でした。なかでも、人権派弁護士・月本を演じた斎藤工さんと、最年少の防衛大臣・鵜城を演じた向井理さんは、強いキャラクターで物語を引っ張っていく重要人物ですが、お二人の印象は?竹野内:斎藤さんとは、これまで何度もご一緒していて「また会えたね」ってホッとする感じ。お会いするたびに、役によってなのか、いつも印象が違うんですけどね。斎藤工(以下、斎藤):僕がこのドラマを見たきっかけは、竹野内さんが出ているからでした。ありがたいことに、これまでバディのような距離感でとか、逆に火花を散らすような関係性だったりと、いろんな形で共演させていただきましたから。竹野内:付き合いはもう長いもんね。逆に向井さんとは、なかなかお会いするチャンスがなくて、今回が初。寡黙でありながら、ものすごく熱いものを内に秘めた人だと思いました、そこがまた、鵜城の役柄に合っていたし、彼が演じた鵜城にまた何年後かに会いたくなるぐらい、頼もしかったですね。向井理(以下、向井):こちらこそ、竹野内さんはまさに僕の“世代”ですから(笑)。ご一緒できて嬉しかったです。斎藤:竹野内さんは、パブリックイメージとはまた違った、ユーモラスでチャーミングな部分を持っていて、実は入間みちおとイコールになる瞬間があったりするんですよ。だからみちおは、大好きなキャラクターでもあって。向井:みちおって、単なるスーパーヒーローではなく、どこか欠落した部分があるけれどそれがまた憎めなかったり、ユーモアも併せ持つ、人間くさいキャラクターですよね。ニターッと笑うところとか、僕の中でも勝手に、みちおと竹野内さんはリンクしていました。竹野内:みなさんそういうふうにおっしゃってくれるけど、似てませんからね。似てないよ~!斎藤・向井:あははは(笑)。向井:こういうところです(笑)。――確かに、今みちおが見えました(笑)。斎藤さんと向井さんは、この“イチケイチーム”に、参加してみていかがでしたか?斎藤:月本も弁護士としてみちおや坂間千鶴(黒木華)と新たに関わっていくので、僕と月本はそういう意味では近かった。それがこの作品を映画から初めて観る方の、一つの目線になるといいですね。向井:ゼロから組み立てるよりはむしろ円滑だと思います。なんなら、ちょっとひっくり返してやりたい、という願望があったぐらい(笑)。だから、この映画が観ている人を裏切っていくように、鵜城の人物像でも裏切りたかった。どんな作品でも、政治家ってわかりやすく悪い人物像であることが多いけど、それを逆手に取るようなキャラにしたいなって。それで、最後はちょっと粒立てて演じることを意識しました。とはいえ、鵜城の登場シーンは少ないので、他の強いキャラに埋もれないように、短時間で鵜城をどう描いて、物語の中にどうインパクトを残すかは、すごく難しかったですね。斎藤:僕も、新参者の強みみたいなものはある気がしていて、ドラマにあまり引っ張られずに、ここからまたこの作品がスタートするという意識で参加しました。ヒゲ弁護士なんで(笑)、みちおに似せたわけではないですが、坂間さんが見る景観の中に映ったらいいなとか、鵜城とは逆に、その辺にいるような親しみやすい方向に差別化できるように見せましたね。――この映画の楽しみ方を、ぜひ。向井:シリアスな部分や謎解きなど、伏線が見事に繋がる瞬間は、本当によくできたエンターテインメント。一つの音楽を聴いているような流れで、緩急があって心地よいリズムで観られると思います。竹野内:撮影監督は『ドライブ・マイ・カー』を撮った四宮(秀俊)さんで、映像がとても綺麗。また監督の田中(亮)さんは、役者一人一人の個性を引き出すのがすごくお上手でした。スケール感がアップして、ドラマファンの期待を裏切らない内容になっています。斎藤:四宮さんの映像と、田中さんの作風って相反するようですが、空間の奥行きや湿度みたいなものが見事に捉えられていた。スクリーンの向こう側で繰り広げられる、司法の華やかな世界というよりローカルエリアで起こっている事情をテーマに、地続きでしっかり見られるはず。劇場で観ることに、意味と価値があると思います。映画『イチケイのカラス』2021年に放送され、多くのファンが生まれたドラマが待望の映画化。――主婦が、史上最年少防衛大臣・鵜城英二に包丁を突きつけた傷害事件を担当することになったみちおだが、いつものように「職権発動!」ができない!?その裏には、国家が絡むある大きな事件が潜んでいた…。2つの事件に隠された、衝撃の真実とは。全国公開中。たけのうち・ゆたか1971年1月2日生まれ、東京都出身。近作に、『連続ドラマW 東野圭吾「さまよう刃」』、映画『シン・ウルトラマン』などがある。2022年「京都国際映画祭」で三船敏郎賞を受賞。’23年、待機作として映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』『唄う六人の女』が公開予定。スーツ、シャツ、ネクタイ、チーフ すべて参考商品(ブリオーニ/ブリオーニクライアントサービス TEL:0120・200・185)さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ、東京都出身。2月13日スタートのドラマ『超人間要塞ヒロシ戦記』(NHK 総合)に出演。主演を務める映画『零落』は3月17日から全国ロードショー。最新長編監督映画『スイート・マイホーム』が2023年公開予定。むかい・おさむ1982年2月7日生まれ、神奈川県出身。2006年、デビュー。Netflixで配信中のドラマ『First Love 初恋』に行人役で出演。上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』では主演としてハリー・ポッター役を務める。スーツ、シャツ、ネクタイ すべて参考商品(ゼニア/ゼニア カスタマーサービス TEL:03・5114・5300)シューズ 参考価格¥216,700(ジョンロブ/ジョンロブジャパン TEL:03・6267・6010)※『anan』2023年2月8日号より。写真・安保涼平スタイリスト・下田梨来(竹野内さん)三田真一(KiKi inc./斎藤さん)外山由香里(向井さん)ヘア&メイク・須田理恵(竹野内さん)くどうあき(斎藤さん)晋一朗(IKEDAYA TOKYO /向井さん)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2023年02月06日自然エネルギー関連事業を展開するネクストエナジー・アンド・リソース株式会社(本社:長野県駒ヶ根市、代表取締役社長:伊藤 敦、以下「当社」)は、このたび、林六株式会社(本店:大阪市中央区、代表取締役社長:朝倉 悟、以下「林六」)と出資契約を締結いたしました。林六は、化学工業薬品と製造原料の専門商社として、製紙・段ボール業界を中心に、長年培われた商品の「情報力・供給力・販売ネットワーク」を強みに、環境ビジネスのパイオニアとして、一歩先を行く情報提供、国内外の多様な取引先の幅広いニーズに応える商品の供給を行っています。また、国の温室効果ガス削減目標に沿った計画として、太陽光発電関連ビジネス、日本のバイオマス発電所向け燃料の販売拡大等、再生可能エネルギー分野にも積極的に参画し温暖化ガス排出量の削減を推進しております。当社は2003年の設立以来、太陽電池モジュールをはじめとする関連部材の開発・販売から発電設備の建設・保守管理まで、太陽光発電をトータルにサポートする事業を展開してまいりました。脱炭素社会実現に向け大きく動き始めた日本において、再生可能エネルギーの主力電源化が次期エネルギー産業の課題であると捉え、当社の強みである商品力・開発力活かし、自動車の電動化などに対応するインフラシステム等も含めた多種多様な設置ニーズへの対応と、創蓄両面の提供による再生可能エネルギー普及の最大化を目指しております。本資本提携により、互いのノウハウを持ち寄り、両社の連携を深めていくことで、分散型エネルギー資源の更なる有効活用に向けた取り組みを加速させていきます。【林六株式会社の概要】社名 :林六株式会社代表取締役社長:朝倉 悟設立 :1946年資本金 :1億円本店所在地 :〒542-0081 大阪市中央区南船場4-11-28 JPR心斎橋ウエスト 8階【ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社について】ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社は、「自然エネルギーを普及させ、永続できる社会の構築に貢献する」という志を胸に、自然エネルギーというフィールドで新しい事業を生み出してきました。リユース事業をはじめ、オフグリッド(独立蓄電型)事業、O&Mサービス事業等、これからも新しいエネルギー利用の選択肢を提案し、社会が自然エネルギーシフトに向けて前進するよう、たゆまぬ努力を続けてまいります。本社 : 長野県駒ヶ根市赤穂11465-6東京本社 : 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト14階大阪営業所 : 大阪府大阪市淀川区西中島3-10-13 物産ビル9階名古屋営業所: 愛知県清須市西枇杷島町恵比須20-1 丸中ビル201福岡営業所 : 福岡県福岡市博多区博多駅前1-15-20 NMF博多駅前ビル2階ウェブサイト: ■一般の方からのお問い合わせ先インフォメーションセンターTEL:0120-338647 ※営業時間10:00~17:00(土・日・祝日除く)メール:ホームページの下記「お問い合わせページ」より送信ください。( )*記載されている会社名、商品名は、各社の商標および登録商標です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月31日現在公開中の映画『イチケイのカラス』のヒット祈願イベントが、1月20日(金) に和歌山県の世界遺産・熊野本宮大社で開催され、主演の竹野内豊と田中亮監督が参加した。講談社「モーニング」で連載された同名コミックを原作に、2021年4月期にフジテレビ系列月曜9時枠で放送された連続ドラマの映画版となる本作。1月19日(木) 時点で観客動員数31万人、興行収入4億円を突破し、興行収入10億円突破を見込めるスタートを切っている。熊野三山(本宮・速玉・那智各大社)の中心で、全国に4,700社以上ある熊野神社の総本宮である熊野本宮大社。和歌山県・熊野は、2004年7月に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のひとつとして登録された由緒ある聖地であり、その中心となるのが「熊野本宮大社」。本殿へと続く158段の石段の両脇にはたくさんの木々と幟がなびいており、三山の中でも特別奥ゆかしい雰囲気を漂わせている。そして境内のいたるところに飾られているのは、日本サッカー協会のシンボルとしても有名な3本足のカラス=“八咫烏(ヤタガラス)”。熊野本宮大社では、神の使者である八咫烏が神武天皇を熊野から奈良まで道案内した、という日本書紀・古事記に書かれた物語から、「導きの神烏」として信仰している。ドラマの中でも八咫烏をモチーフとしたイラストが登場しており、作品にとって熊野は縁深い場所でもある。熊野本宮大社で映画のイベントが行われるのは今回が初。この日初めて訪れたという竹野内は、「前から行ってみたいと思ってた」と公言しており、目に映る景色の美しさに圧倒された様子。竹野内は終始、神妙な面持ちで約20分のご祈祷を受け、玉串を奉納し、心を込めて映画のヒットを祈願した。ご祈祷中の想いを聞かれると竹野内は、「映画が多くの方々に喜んでいただける作品になることを神様にお願いしました。そして、この世の中が早くコロナや色々なことが明けて、少しでもみんなが心に希望を持てるように、そういう時代が早く来るといいな、と思っていました」とコメント。祈祷後は宮司・神職・巫女とともに“導きのカラス・八咫烏”と“イチケイのカラス”の特別コラボのフォトセッションを実施。鮮やかなカラスの旗とカラスのしめ縄が飾られた神門の前で、絵馬に見立てた看板を持って撮影が行われた。その後は宮司の案内のもと、田中監督と散策を楽しみ、竹野内は「すごいな~」と思わず声を漏らす場面もあった。そして、通常は公開していないという、本殿の奥にある“籠縁”(こもりえん)に特別に案内をしてもらった竹野内は、宮司の説明を熱心に聞き入り、何度も質問をしたりと終始興味深い様子。その後は竹野内と田中監督で“カラス”の形をしたおみくじを引いた。熊野本宮大社のおみくじは、大吉や吉などが記載されるものではなく、漢字1文字が与えられるというユニークなもの。竹野内は「風」、田中監督は「和」をそれぞれ引き、竹野内は「イチケイのカラスが公開して飛び立ち、その風に乗って多くの皆さんのもとに届くといいなと思ってます」とおみくじでひいた“風”を使ってコメント。それに対し田中監督は、「チーム一丸、“和”となって作ったイチケイが多くの人に届くことを祈ってます」とそれぞれ作品への熱い想いを語った。竹野内は、神聖で厳かな熊野本宮大社で「あと2時間は回りたかった!」というほど、お気に召した様子。終始穏やかな様子でイベントは幕を閉じた。<作品情報>映画『イチケイのカラス』公開中原作:浅見理都『イチケイのカラス』(講談社モーニングKC刊)監督:田中亮音楽:服部隆之脚本:浜田秀哉【出演】竹野内豊黒木華斎藤工山崎育三郎 柄本時生 西野七瀬田中みな実桜井ユキ水谷果穂 /平山祐介津田健次郎八木勇征尾上菊之助宮藤官九郎吉田羊向井理小日向文世(C)浅見理都/講談社(C)2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27社関連リンク公式サイト:公式Twitter:公式Instagram:
2023年01月20日現在公開中の映画『イチケイのカラス』の<続!大ヒット祈願イベントin熊野本宮大社>が本日1月20日(金)に行われ、入間みちお役の竹野内豊と田中亮監督が登場した。公開初日から幅広い層の観客が訪れ、7日間で観客動員数31万人、興行収入4億を突破の好スタートを切った本作(1月19日時点)。今回、さらなる映画の大ヒットを祈願するため、世界遺産の熊野本宮大社を訪れた。初めて熊野本宮大社を訪れたという竹野内さんは「前から行ってみたいと思ってた」そうで、その景色の美しさに圧倒された様子。そして終始、神妙な面持ちで約20分のご祈祷を受け、玉串を奉納し、心を込めて大ヒットを祈った。ご祈祷中の思いを聞かれると、「映画が多くの方々に喜んでいただける作品になることを神様にお願いしました。そして、この世の中が早くコロナや色々なことが明けて、少しでもみんなが心に希望を持てるように、そういう時代が早く来るといいな、と思っていました」とコメント。祈祷後は、宮司・神職・巫女と共に“導きのカラス・八咫烏”と“イチケイのカラス”の特別コラボのフォトセッションを実施。 鮮やかなカラスの旗とカラスのしめ縄が飾られた神門の前で、絵馬に見立てた看板をもって撮影した。その後は境内を散策し、158段の石段を登っても爽やかな笑顔を見せ、田中監督と散策を楽しみ、「すごいな~」と思わず声を漏らす場面も。また、通常は公開していないという、本殿の奥にある籠縁に特別に案内をしてもらった竹野内さんは、宮司の説明を熱心に聞き入り、何度も質問をし、終始興味深い様子。カラスの形をしたおみくじを引く場面では、熊野本宮大社のおみくじは、大吉や吉などが記載されるものではなく、漢字1文字が与えられるというユニークなものとなっており、竹野内さんは「風」、田中監督は「和」をそれぞれ引いた。これにかけて、竹野内さんは「イチケイのカラスが公開して飛び立ち、その風に乗って多くの皆さんのもとに届くといいなと思ってます」と話し、終始穏やかな様子でイベントが終了した。『イチケイのカラス』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:イチケイのカラス 2023年1月13日より全国にて公開©︎浅見理都/講談社 ©︎2023映画「イチケイのカラス」製作委員会
2023年01月20日1月13日に劇場公開を迎え、現在大ヒット中の映画『イチケイのカラス』。本作は、浅見理都の同名コミックを原作として2021年4月クールにフジテレビ系で放送された人気連続ドラマの劇場版。通称“イチケイ”こと東京地方裁判所第3支部第1刑事部を舞台に、裁判所主体で検証を行う“職権発動”を駆使して事件と向き合う自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお(竹野内豊)と、彼に振り回されながらも同じく真実を追求する超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴(黒木華)をはじめとした裁判官たちや周囲の面々、被告人たちのドラマをコミカルにもビターに描いた、リーガル・エンタテインメントだ。映画が描くのは、連続ドラマの2年後。“イチケイ”を去ったみちおは、現在は岡山地方裁判所秋名支部に所属。一方、坂間はみちおの影響もあってか、裁判官が別の仕事を経験する他職経験制度を利用して、法律で弱き人を助けたいと弁護士の道へ。奇しくもその着任先となったのが弁護士過疎地域の岡山県日尾美町で、同じ瀬戸内の地でふたりは裁判官と弁護士として再会を果たす。その中でみちおは防衛大臣が被害者で国家機密が絡む傷害事件、坂間は地元大企業にまつわる訴訟を担当することになるが、ふたつの案件には繋がりが!?映画『イチケイのカラス』もちろん入間みちおを演じるのは、竹野内豊。坂間千鶴には、黒木華。また、小日向文世、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂といったレギュラー陣も登場。加えて、新キャストとして柄本時生、西野七瀬、田中みな実、平山祐介、津田健次郎、尾上菊之助、宮藤官九郎、吉田羊といった豪華な面々が各界から集結している。映画『イチケイのカラス』メイキングもちろんすべてのキャラクターが印象深いが、今作の中でも特に注目の存在で惹きつけられるのが、みちおや坂間と深く関わることになる3人の男たちだ。ひとりは、坂間のバディとなる月本信吾役の斎藤工。そしてもうひとりは、みちおと対峙することになる鵜城英二役の向井理。あわせて、坂間を慕っている植木幸太郎役の八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)。彼らをひと言で言い表すとしたら、ひと筋縄ではいかない男たちだ。そもそもひと筋縄ではいかないというのは、本作の面白さそのものでもある。法律や社会のシビアさと、一方でその中にもある救いや希望。それこそひと筋縄ではいかない現実を見据えたうえで、エンタテインメントに昇華しているのが『イチケイのカラス』だ。なにしろ主人公のみちおからして、ひと筋縄ではいかない。マイペースで破茶滅茶なトラブルメイカー。しかし人の心を乱す存在ほど人の心を奪うものでもあって、またみちおには決してぶれない芯もある。それだけに厄介で魅力的だ。そんなみちおを軽やかさも重みもある竹野内が演じることで、人としてのかわいらしさも、男としてのカッコ良さも浮かび上がる。映画『イチケイのカラス』そして上記の3人の男たちも同様。ある一面だけで括られたような、紋切り型のキャラクターじゃない。そもそも斎藤も向井も八木も、演じる役柄においても演じている本人にしても多面的な顔を見せてくれる存在。まさにひと筋縄ではいかない魅力を持った男たちだ。本作における彼らのキャラクターと合わせて、撮影現場で見せた顔を取り上げてみる。竹野内とグータッチで笑顔も。斎藤工のお茶目な一面映画『イチケイのカラス』今作がクランクインを迎えたのは、2022年7月17日。竹野内の撮影入りはその翌日で、全体の初日にまず撮影されたのは、黒木演じる坂間と斎藤演じる月本が日尾美町の地元大企業であるシキハマへ調査に出向くシーンだ。月本は弁護士過疎地域を渡り歩き、苦しみながらも声を上げられない人を救うべく社会正義を実践している心優しき人権派弁護士。小日向演じるイチケイの部長裁判官・駒沢義男が司法研修所教官を務めていた際の教え子でもある。そんな彼がシキハマについて独自に調べていた中で出会うのが、同じ弁護士である坂間だ。大人の男の落ち着きの中に、少年のような乱暴さや無邪気さも見せる月本。正義感から協力を申し出て行動を共にする坂間は次第に月本に惹かれていき、彼の秘められた過去と隠された一面も知ることになる。映画『イチケイのカラス』斎藤は初日舞台あいさつで、世間にはあまり知られていない竹野内の実はお茶目な一面を語っていたが、斎藤もまたお茶目。そちらはバラエティやトーク番組などで世間にも知られている一面かもしれない。ある日の撮影。月本が坂間と共に参加した草野球のシーンのロケが行われていたが、気づけば合間に斎藤が誰かに大きく手を振っている。実はこのロケを取材していた『めざましテレビ』のクルーを見つけて、そのカメラに向かって手を振っていたのだが、それこそお茶目だ。実はこの草野球シーンのロケ日は、8月22日。奇しくも斎藤の誕生日で、またこの撮影をもって月本の出番はすべて終了。誕生日とオールアップを祝して竹野内から花束とグータッチが贈られ、笑顔を見せる姿もあった。映画『イチケイのカラス』穏やかな態度と柔らかな表情で、変わった見方の面白い発言をする斎藤。裏腹なものにも表裏一体のものにも思わせるギャップや二面性を併せ持つというのは、月本にも相通じるところだ。そんな月本がこれまでと違った顔を見せ、むき出しの感情と言葉を坂間にぶつけるシーンもある。斎藤が放つ鋭くも強い芝居と、それを受ける黒木の熱くも静かな芝居。体温や鼓動を感じさせる、注目シーンのひとつだ。見惚れるほど凛とした芝居。品格や情熱も感じさせる向井理映画『イチケイのカラス』そして芝居部分の全体の撮影が終了したのは、8月29日。同日、竹野内と黒木も坂間がみちおの裁判官宿舎を訪ねるシーンでオールアップを迎えたが、その前に撮影されていたのが向井扮する政治家・鵜城のシーンだ。史上最年少の防衛大臣にして、将来の総理候補とも目される切れ者のエリート。そんな中でイージス艦と貨物船の衝突事故が起こるが、原因もうやむやに幕が引かれ、鵜城は自身のキャリアを守るために不祥事隠しをしていると取り沙汰されることにもなる。衝突事故の犠牲者・島谷秀彰の妻・加奈子は、鵜城が秀彰の墓に参った際、夫の死の真相を知りたいばかりに彼に迫ってケガを負わせてしまい、傷害事件に発展。その裁判を担当することになったみちおは、事件の発端である衝突事故の真相に迫ろうとするが、鵜城は国家権力を盾にみちおの前に立ち塞って……。映画『イチケイのカラス』最終日に撮影されていたのは、まさに墓前のシーン。加奈子を演じるのは、田中みな実。また亡き夫・秀彰には津田健次郎が扮している。本当のことが知りたいと涙ながらに訴える田中=加奈子。向井=鵜城はその言葉を受け止めながらも、体勢と表情は変えないままやり過ごそうとする。見惚れるほど凛としていて、憎らしいほど冷たくもある芝居だ。保身に走る傲慢な政治家。ここに記した鵜城にそんなイメージを持つ人もいるかもしれないが、スクリーンの中の向井の姿を見ればそんなオーソドックスなキャラクターではないことが分かるだろう。誤ったことをしている人ではあっても、彼には彼の正しさがあって、間違ったことをしている人ではない。クールな中に品格や情熱や理想も感じさせるのが向井の鵜城で、そこは向井自身ともどこか重なる。鵜城もまた魅了される人物となっている。映画『イチケイのカラス』メイキング映画を観れば、月本と鵜城もまるで対極に思えながら相通じるところがあって、さらにみちおと月本と鵜城も重なるところがあると感じる人もいるはずだ。もっと言えば、竹野内と斎藤と向井も共通するものはある。スタイリッシュな雰囲気にして、人間味を感じさせる魅力。それが演じるキャラクターにも通じて繋がる。声の良さというのも、あらためて本作で感じさせられる部分だろう。そしてなにより、色気だ。みちお、また月本、鵜城のそれぞれの正義と使命と生き方に匂い立つもの。見た目や空気感だけでなく、そこにも色気を感じさせ、感じられるのは、竹野内、斎藤、向井だからこそだ。八木勇征のアドリブをきかせたチャーミングな芝居その中にあって、また彼らとも他の出演作とも違った魅力を見せているのが、八木。演じている植木幸太郎は、日尾美町の商店街にある和菓子屋の若き店主で、かつてはやんちゃをしていた元ヤンの気のいい青年。吉田羊扮する医師で姉御肌の小早川悦子に懐いていて、その悦子が面倒を見ている坂間にも心を開いているどころか、頻繁に差し入れをするなど彼女のことをなにかと気にしている様子?八木は連続ドラマ・映画化の『美しい彼』で演じた圧倒的なカリスマ性と美しさを持つ役どころでも話題を呼んだが、同作で共にダブル主演を務めた萩原利久もまたTVシリーズの『イチケイのカラス』第1話にゲスト出演。そのTVシリーズも家族で観ていたという八木は、最初こそ緊張した様子も漂わせていたが、吉田や黒木とも言葉を交わす中で、持ち前の度胸と自分なりに作り上げた幸太郎像を発揮。映画『イチケイのカラス』メイキングその中で一同を驚かせ、楽しませもしたのが、あるアドリブだ。裁判を終えて商店街の事務所に帰って来た坂間に、菓子を渡すシーン。そこで八木は、ウインクをするという台本にはなかった芝居を披露。しかしそんな思い切りの良さとチャーミングさがいかにも八木らしく、もちろん幸太郎らしくもあり、田中亮監督も大喜び。愛すべき商店街のムードメイカーとして、現場も作品も盛り上げることとなった。刺さる映画だというのは、すでにもう作品を観ている人には分かる言葉だろう。突きつけられて、託されるものがある一作。それが真に迫るものとなっているのは、脚本や演出はもちろん、間違いなくキャスト陣が放つものがあってこそだ。ひと筋縄ではいかない現実の難しさ、作品の面白さ、キャスト陣の魅力。ただ、笑えるだけじゃない。ただ、泣けるだけじゃない。『イチケイのカラス』とは、そして映画とはこんなに重層的で多面的なものなのだと、ぜひ劇場で確かめて、酔いしれてほしい。取材・文:渡辺水央映画『イチケイのカラス』上映中©浅見理都/講談社©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27社
2023年01月20日