世の中には「ヤバい女=ヤバ女(ヤバジョ)」だけでなく、「ヤバい男=ヤバ男(ヤバダン)」も存在する。問題は「よいヤバさ」か「悪いヤバさ」か。この連載では、芸能人や有名人の言動を鋭くぶった斬るライターの仁科友里さんが、さまざまなタイプの「ヤバ男」を分析していきます。林家三平第22回林家三平二代目林家三平が、『笑点』(日本テレビ系)のレギュラーから自主的に離れることを発表したのは昨年12月のこと。本人はその理由を同番組で「自分のスキル、笑いのスキルを上げるため」「自分でもう一度修行し直さなければならない」と”実力不足“を認める発言をしていました。「このままではヤバい」と思っての決断だったのかもしれません。日曜日になると「三平つまらない」というようなツイートが流れてくることがありましたが、どれだけ「つまらない」と言われても、座布団十枚が達成できなくても、自分からやめる必要はなかったと私は思うのです。抜群の知名度を誇る演芸バラエティー番組『笑点』に出演することは三平のキャリアにとってプラスでしょうし、番組の制作側も笑いというよりも、知名度のある三平に出てもらうことで、話題性を高めたいという狙いがあったのではないでしょうか。そういったお互いの事情は抜きにしても、三平は実は「今のテレビ向き」な人材だと思うのです。「できない人」は本当にだめなのか?大喜利が得意でないから、落語家としてダメだと決めつけることは早計だと思います。しかし、『笑点』で座布団が取れなかったことは事実ですので、三平はあの番組内では「できない人」だったと言われてしまう。多くの人が、「できない人」と思われることを避けたいと思っているでしょう。しかし、「できない人」は本当にだめなのでしょうか?たとえば、映画や小説など、お金を出して楽しんでもらう作品の売り上げが悪かったら、作り手は「できない人」と見なされ、次の仕事に支障をきたすでしょうから、「できない人」にはならないほうがいい。テレビがメディアの王様で、多くの人が好んでテレビを見る時代であれば、テレビの中も「できない人」も淘汰されてしまう可能性はあります。しかし、今はSNSの時代。SNSはあれこれ言いやすい“獲物”を常に探しており、知名度のある「できない人」は格好のターゲットになります。そうするとSNSの常として、「そんなことはない、あいつは面白い」と言う反論も出てくるはず。このように“賛否両論”が起これば、ネットニュースになったりして、番組の宣伝につながります。今の時代は「できない人」は悪いことばかりではないのです。テレビというのは、歌やお芝居、トーク、ルックスなど、卓越した何かを持つ「できる人」が、その技を見せるものとずっと考えられてきました。しかし、今、テレビは「できない人」の方向に向けて大胆に舵を切っているように思うのです。できないことをさらけ出すことで親近感がわく4月から始まった『DAIGOも台所』(ABCテレビ・テレビ朝日系)という番組をご存じでしょうか。包丁を持ったことがないDAIGOが料理に挑戦する番組です。彼は本当に料理が初めてなようで、作業はとてもゆっくりです。27年続いた前番組『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』の視聴者や今晩のおかずのヒントを得たい主婦層にとっては、物足りないかもしれません。しかし、今はTVerなどでテレビ番組を後から見ることもできるようになりましたから、視聴者層は主婦とは限らない。まったく料理をしたことがない人、料理が苦手な人にとっては、わからないことを恥ずかしからずにさらけだし、何でもセンセイに聞くDAIGOのほうが親近感もわきそうですし、参考になるでしょう。できないことをさらけ出すと言えば、ゆうこりんこと小倉優子は『100%!アピールちゃん』(MBS・TBS系)内の企画で、早稲田大学の受験に挑戦することを明かしています。ゆうこりんは高校生のころから芸能活動をしていましたから、大学受験を目指していた高校生に比べたら勉強時間は短かったことでしょう。実際、学力試験の結果から、中学レベルから勉強する必要があることを指摘されていました。売れっ子のゆうこりんが、テレビで「できない」ことをオープンにするのは勇気がいることだったかもしれません。しかし、そこから成績を上げていけば「ゆうこりんってすごい、頭がいい」とイメージをあげることもできるはず。かつて、テレビは事業で成功した人などの“成功物語”をもてはやしたものですが、価値観が多様化し、何が成功者を一言で決めることは難しくなっています。経済格差も広がっているので、お金持ちを見ても「自分とは違いすぎる」と視聴者がそっぽを向く可能性も否定できません。そこで、今のテレビが生みだした苦肉の策が、「できない人」の“成長物語”を見せることのように思えてならないのです。冷静に考えてみれば「できない人」というのは、実は悪くないポジションです。最初から「できる人」の成績が落ちると「たるんでいる」と言われてしまうかもしれませんが、「できない人」はそもそもあまり期待されませんし、少し成績が上がれば「やればできるじゃないか」と驚かれてほめられるからです。「出る杭は打たれる」という日本のことわざは、日本人の嫉妬深さを表しているとも言われますが、実は「できる人」のほうが生きにくいのかもしれません。もちろん「できない人」は何もしないでいいという意味では、ありません。「できない人」だからこそ、求められる能力もあります。それは、かわいげです。できないけれど、悪いやつじゃない、憎めない。そう周囲に思ってもらえるからこそ、「できなさ」が生きるのです。味方のいない「できない人」は、単なるお荷物になってしまうでしょう。このあたり、ちょっと三平の行動には疑問符がつくようです。先輩のアドバイスを聞かない三平、修行より必要なことは落語家の三遊亭円楽が、1月8日放送『ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)に出演したときのこと。三平が「笑点」から自主降板した話題になり、「なんかこういうライザップ……やってるって言うからね、身体鍛えるよりも芸鍛えろって(言った)」と三平に“指導”をしたことを明かした後で、「一応収録が終わると“あそこ、こうだよ”とか“ああいう時はこうしなきゃダメだよ”ってさんざん言ってきたの。ところがそれを消化できなかったし、私に言わせると人の言うことを聞かなった」と指摘されています。円楽の課題が難しかったのかもしれませんが、円楽ほどのキャリアがあれば「やってもできない」のか「やろうとすらしていない」のかの見分けはつくでしょう。せっかく先輩がアドバイスをしてくれたのにやろうとしないのなら、それはヤバいことですし、先輩に冷たくされても仕方がない。「できない」ことは必ずしも悪いことではありません。けれど、先輩には守ってもらいたいけれど、先輩の言うことは聞きたくないというのは、だめなタイプの「できない人」特有の思考と言えるでしょう。テレビなどで三平を見ていると、ちょっとプライドが高いというか、自分が思っている自分と周りからの評価が一致していないのかなと思うことがあります。妻である女優・国分佐智子との婚約報告会見の時のこと。国分は三平の第一印象をたずねられて「とても気さくで子どもっぽい方」と話しています。しかし、三平は国分に「俺がおまえを守ってやる、俺についてこい」と“頼りがいのある男”目線でプロポーズしたそうです。“度量の大きな男”に対する憧れ、もしくは自分がそういうタイプであるという自負が、三平からかわいげを奪ってしまっているのかもしれません。落語の世界は縦社会でしょうし、大喜利のような団体芸では自分がミスをしたとしても、周りに拾ってもらえば、何とかなるはず。人はヒイキをする生き物ですから、どこの世界でも、かわいがられている人はトクをすると思って間違いありません。芸の修行も大事でしょうが、三平の場合、プライドを捨てる勇気が必要なのかもしれません。<プロフィール>仁科友里(にしな・ゆり)1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊SPA!』『GINGER』『steady.』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。また、自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む男女の相談に応えている。2015年に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)を発表し、異例の女性向け婚活本として話題に。好きな言葉は「勝てば官軍、負ければ賊軍」
2022年05月28日漫談家の林家ペー・パー子夫妻が出演する、「西友×楽天 PPキャンペーン」の新WEB動画が、26日に公開された。新WEB動画では、2008年にCDデビューを果たしたペー・パー子夫妻が2012年以来約10年ぶりにオリジナルソング「お得のループ」を熱唱。「抜け出せやしないお得のループ~」と同サービスの魅力を伝えている。■林家ペー・パー子夫妻インタビュー――西友の思い出を教えてください。林家ペー:西友は、本当に昔からよく使っていて。私は赤羽で住みはじめて48年なんです。今よりも規模はたしか小さかったけど、当時から西友はありましたね。今も極力、(仕事帰りに)浅草にある西友に行くのを我慢して、赤羽の西友を使っているのよ(笑)。――西友赤羽店への愛を感じます。林家ペー:そりゃそうよ、自分の地元なんですから。改めて、そんな西友さんのお仕事ができて、ありがたいですね。――ポイ活など何かお得になる行動は普段から意識されていますか?林家ペー:「ポイ活」っていう言葉、初めて知ったよ(笑)。おそらく僕は、40年近く前にポイントカードの存在を知ったのかな。当時からポイントは色々と貯めて、利用していますよ。一番の自慢は、冷蔵庫・洗濯機・テレビ。これを全部ポイントで購入したことかな(笑)。今、コンビニや家電量販店、化粧品など、ほぼ全ての業界でポイントカードあるんじゃない? とても便利だよね。ポイントを貯めるだけで色々なサービスがつくから、感謝しているよ。あと今は、スマホ一つで貯められるよね。便利でありがたいよね! ポイント生活は、自分の人生とともにあるよね(笑)。――今回のキャンペーン動画の内容を聞いて、どう思いましたか?林家ペー:演歌が大好きだから、今回の動画出演の依頼は、とても感謝しています。とても気に入っていますよ。監督に感謝ですね。演出も面白かったし。ハッピーです(笑)。(今回の曲を歌い始めるペー)……うん、昭和歌謡だし、とても気に入ったね。ちなみに最近の若い子の歌は、びっくりするくらい速いテンポの曲じゃない? やっぱり私は昭和歌謡だ。演歌世代だからね!――今でも昭和歌謡を歌う機会はありますか?林家ペー:舞台の仕事で、たまに歌いますよ。でも自分の余談が長いから、歌いはじめようとしたら出番が終わることもあるんだけどね(笑)。――今回、新曲を熱唱された感想を教えてください。林家ペー:前のCDを出してから10年経つけど、この曲もとても気に入っていますよ。このような機会があったら、精力的に歌っていきたいですね。今後も、CD発売の依頼はぜひお待ちしています(笑)。――ちなみに今回の動画は、YouTubeで配信されます。ペーさんは、YouTubeはご覧になりますか?林家ペー:YouTube見ますよ。色々な人の動画を見て参考にしているよ。すごい時代じゃないねぇ。――今回の動画、ズバリ、何万回再生を目指しましょう?林家ペー:え~! 再生の経験が無いからねぇ(笑)。気が小さいからさ。そういえば、自分が始球式に参加した様子がYouTubeで配信されていて、たしか今約3万回再生されているはずなんです。だから……目標は約3万回以上かな(笑)。ぜひともね。西友を利用している方々全員に見てほしいですね(笑)。――最後にメッセージをお願いします。林家ペー:東京のラスべガス・赤羽は素晴らしい街。北区ですからね。“来たく(北区)”なる街ですから。ぜひその赤羽の西友で、ポイントを貯めたり使ったりしてほしいです。ぜひ赤羽へお越しください。あ、これだと赤羽の宣伝になっちゃうね(笑)。西友にぜひ、お越しください! たくさん買って、ポイントつけて、ハッピーな生活を送ってください。来たくなる、西友!
2022年04月26日『笑点』を降板した林家三平人気ジャニーズ、関ジャニ∞が表紙を飾るテレビ誌が書店に並ぶ年末。同グループメンバーらが巻頭グラビアを飾り、紅白歌合戦の特集が組まれている。テレビ誌ライターによれば、年末年始特大号は通常号より売り上げが伸びるという。ジャニーズファンが買い求める、という側面も見逃せない。■重大発表の告知前に“写真掲載”さて、話題は変わって落語家の林家三平(51)が年内で日本テレビ系演芸番組『笑点』を卒業するというニュース。12月12日の放送で、来週重大発表があると予告され、その通り、19日の放送で三平の年内いっぱいでの卒業が明らかになった。そのヒントが、何とテレビ誌にダダ漏れだったという。元日午後3時から5時まで放送されるのは、『笑点お正月だよ!大喜利まつり(仮)』。年明け恒例のめでたい番組で、女優が笑点メンバーとペアを組んだり、番組対抗大喜利があり、ジャニーズが演芸に挑戦するコーナーもある。それを告知する写真が主だったテレビ誌に掲載されていた。発売日はだいたい、12月13日の週。つまり、12日の告知直後から書店に並び始めたのである。テレビ誌ライターが舞台裏を明かす。「写真を何点か、日本テレビサイドからいただきました。そこに写っていたのは、司会の春風亭昇太と解答者、それに座布団運びの山田隆夫の7人。林家三平の姿がなかったのです。12日の発表後、勘のいい人がじっくりとこの写真を見れば、ああ三平が正月特番には出ないんだな、降板するんだなという察しがつきます。テレビ誌によっては小さい写真で顔が判別できないものはありますが、『ザ・テレビジョン』は比較的大きい写真で、三平がいないのは一目瞭然です。意図して配った写真なのかは分かりませんが、日本テレビの宣伝がやっちまった!っていう感じですね」日頃から、SNSなどで「面白くない」と罵倒され、番組内でも、ベテランの林家木久扇(84)に「三平は面白くない」と名指しされていた三平。2016年5月に大喜利の新メンバーと登場したが、鳴かず飛ばずで、5年半で降板となった。「『笑点』に出ているというだけで、全国各地のイベンターが落語会を組みたがりますが、三平だけは独演会出演へのアプローチは少なく、他の『笑点』メンバーとの抱き合わせが多かったそうです。それもコロナ禍で激減し、本人も改めて落語への取り組みを模索したようです。『笑点』は基本月2回の収録で、ほかの仕事に悪影響はでないスケジュールなのですが、三平ほどウケないと、出演すること自体が芸人の自分を棄損することになる。マイナスだったわけです。ここで一端席を外して捲土重来を目指すのはありでしょうね。落語家にとって50代は、芸に向き合うには大切な時期ですからね」先代の三遊亭円楽も、落語に取り組むために『笑点』を降板したことがあった。その後、復帰はしたが、解答者としてではなく司会者としてだった。三平も、コメントで復帰を目指す、と宣言した。本人が希望を叶えるには、かなりの精進が必要だ。〈取材・文/薮入うらら〉
2021年12月23日50年以上、お茶の間に笑いを届け続けている、演芸バラエティ番組『笑点』(日本テレビ系)。2021年12月19日の放送で、大喜利メンバーである林家三平さんの卒業が発表されました。林家三平、年内での『笑点』卒業を発表番組の最後で、「いったん『笑点』を離れることにしました」と、2021年いっぱいでの卒業を明かした三平さん。5年半にわたる同番組の出演で、一度も10枚の座布団を取ることができなかったといいます。自虐で笑いを誘いながら、三平さんは観客や視聴者に向かって、このようにコメントしました。この5年半、本当にたくさんの方にお世話になりました。ありがとうございます。しかし!この5年半、一度も座布団10枚を取ったことがありません!ですから表に出て、自分のスキルを上げて、また座布団10枚を獲得するためにも、勉強し直して参ります。身体を鍛え、心も鍛え、芸の幅を広げて、いろんな経験をして戻って参ります!本当にありがとうございました!笑点ーより引用また番組放送後、三平さんは自身のTwitterアカウントでも卒業についての熱い想いを述べています。笑点を離れる事になりました。若手として元気に頑張ったのですが実力不足と理解しております。番組の最後に、また戻ってきますとは言ったものの、そんなに簡単な事ではないのも承知しています。落語に限らず様々な経験を積み、勉強し直したいと思います。引き続き応援よろしくお願い致します。— 林家三平 公式 (@3pei_hayashiya) December 19, 2021 2009年に2代目『林家三平』を襲名し、2016年に『笑点』が50周年を迎えるタイミングで、大喜利メンバーに加入した三平さん。突然の発表に、同番組のファンからは「さびしくなる」「また戻ってくるのを待っています」といった、温かいメッセージが寄せられています。卒業までの最後の出演は、2021年12月26日の放送とのこと。一度メンバーからは抜けるものの、いつかまた番組で笑いを届けてほしいですね![文・構成/grape編集部]
2021年12月19日演劇集団円主催による円・こどもステージNo.39『河童の三平』(原作:水木しげる、脚本:京極夏彦)が2021年12月17日 (金) ~2021年12月26日 (日)にシアターX(シアターカイ)(東京都墨田区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。カンフェティでチケット発売中 公式ホームページ 円・こどもステージ40周年を記念して「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みの漫画界の巨匠水木しげるさんの『河童の三平』を初舞台化!河童と人間の少年が体験する魂の冒険は、今ここにいる私たちの物語です。少年三平は、山奥の家でおじいさんと二人で暮らしている。小学校では河童に似ているといじめられたりするが逞しく生きている。ある日、三平とそっくりな河童のカン平が現れ、三平を仲間だと勘違いして河童の世界へ連れ帰ってしまう。人間が破壊的な存在であると聞いていた河童たちは、はじめ三平を危険視するも彼の純真さに触れ理解を示すようになる。そこで、河童の長老はカン平に三平と一緒に人間社会を学ぶよう命じる。二人は上手く入れ替わりながら生活を始めるが・・・★12月20日(月)16:00公演後、京極夏彦氏のアフタートークが急遽決定!★12月21日(火)18:30 公演後、水木ファンとしても知られる坂本頼光さんのアフタートーク有り原作河童の三平は今年で60周年です!1961年に貸本漫画として発表された「河童の三平」。『少年サンデー』や『ぼくら』といった人気雑誌でも連載され、「ゲゲゲの鬼太 郎」と並ぶ水木しげるの代表作となりました。日本の原風景を思わせる山里を舞台に織りなす、どこか不思議でどこか懐かしいその物語は時代を超えて愛され、2021年の今年、60周年の節目を迎えました。演劇集団円1975年に故・芥川比呂志を中心に劇団雲から独立、今年46年を迎えます。円が目指しているのは、東西を問わず最大級の古典から今日の最新の作品までを広く視野に収め、そこに通底するはずの真に劇的なものとは何かを自由に柔軟に問い続けるということです。古典から最新作までの翻訳作品の上演のほか、現代劇作家の書き下ろし作品にも意欲的に取り組んでおり、そのレパートリーの多様さには定評があります。公演概要円・こどもステージNo.39『河童の三平』公演期間:2021年12月17日 (金) ~2021年12月26日 (日)会場:シアターX(シアターカイ)(東京都墨田区両国 2-10-14両国シティコア内)■出演者丸岡奨詞 / 山崎健二 / 佐々木睦 / 上杉陽一 / 馬渡亜樹 / 手塚祐介 / 相馬一貴 / 野上絵理 / 庄司悠希 / 古賀ありさ / 中田翔真 / 中野風音■スタッフ原作: 水木しげる脚本: 京極夏彦演出: 内藤裕子美術・衣裳: 大島広子照明: 佐々木真喜子音響: 穴沢淳音楽: 蔵田雅子■公演スケジュール12月17日(金) 18:3012月18日(土) 11:00 / 15:0012月19日(日) 11:00 / 15:0012月20日(月) 16:00★ 公演後、アフタートーク有り12月21日(火) 18:30★ 公演後、アフタートーク有り12月22日(水) 16:0012月23日(木) 18:3012月24日(金) 16:0012月25日(土) 11:00 / 15:0012月26日(日) 11:00※開場は、開演の30分前■チケット料金指定席:4,800円自由席(おとなさじき):3,800円※ おとな=高校生以上(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月03日2021年10月26日、漫画家の白土三平さんと、弟であり、作画を担当していた岡本鉄二さんが亡くなったことが分かりました。白土さんは89歳、岡本さんは88歳でした。『忍者武芸帳 影丸伝』『サスケ』『カムイ伝』などの、忍者を主人公とした名作を生み出した白土さん。『カムイ外伝 第二部』が連載していた小学館のビッグコミック編集部によると、白土さんと岡本さんは4日違いで亡くなったとのことです。2人の逝去を受け、ビッグコミック編集部は哀悼の意を表しました。【訃報】白土三平氏 岡本鉄二氏 ご逝去本誌にて『カムイ伝 第二部』などを連載いただきました漫画家・白土三平氏が誤嚥性肺炎のため、その作画を担当された弟の岡本鉄二氏が間質性肺炎のため、4日違いで相次いで逝去されました。 pic.twitter.com/PV8HUb8kG9 — ビッグコミック編集部 (@bigcomic_mg) October 26, 2021 本誌にて『カムイ伝 第二部』などを連載いただきました漫画家・白土三平氏が誤嚥性肺炎のため、その作画を担当された弟の岡本鉄二氏が間質性肺炎のため、4日違いで相次いで逝去されました。お二方の生前のご功績に対する心からの敬意とともに、謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りします。@bigcomic_mgーより引用ネットからは、「素晴らしい作品を、本当にありがとうございます」といった感謝の声から、「4日違いで亡くなるだなんて」という驚く声も上がりました。今後も数々の名作は漫画として残り続け、多くの人に感動を与えてくれるでしょう。白土さん、岡本さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2021年10月26日株式会社文藝春秋が、11月3日(水・祝)に渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて「文春落語柳家喬太郎・林家二楽の落語のらりくらり」を開催する。今年春に開催された「文春落語」では、当代きっての人気落語家、柳家喬太郎のゲストにエッセイスト・阿川佐和子を招いて好評を博した。今回の秋バージョンでは、喬太郎と紙切りの林家二楽の名コンビが、若者の街・渋谷で賑やかに口演する。喬太郎は「いま最もチケットが取れない落語家」とも称され、コロナ禍においても全国からオファーが絶えない人気ぶり。マクラからオチまで面白すぎて一瞬たりとも聴き逃せないと、期待以上の高座で毎回ファンを魅了している。一方、ハサミの妙技もさることながら巧みな話術も魅力の二楽は、伝統の紙切り芸に加え、音楽に乗せて次から次へと紙切り作品を展開する「ストーリー紙切り」を披露する。技とセンスが光るオリジナル芸を、ぜひ生で楽しみたい。チケット初回販売分は、緊急事態宣言下の9月に一席ずつ空きで販売したがほぼ完売。10月10日(日)10:00から残りの半数分を追加販売する。配信は行わない。初回に購入できなかった人も、人気の高座を堪能できるチャンスだ。※チケット追加販売中■文春落語「柳家喬太郎・林家二楽の落語のらりくらり」出演:柳家喬太郎(落語)、林家二楽(紙切り)2021年11月3日(水・祝)19:00開演(開場18:30)会場:渋谷区文化総合センター大和田4階さくらホール〒150-0031東京都渋谷区桜丘町23-21全席指定 S席4,000円/A席3,500円文春落語公式ホームページ
2021年10月11日マシンガントークで取材に答えてくれた海老名香葉子さん御年87歳にして林家一門を束ねる“おかみさん”、海老名香葉子(87)さん。取材時も京都の講演から帰ってきたばかりの中、マシンガントークで元気に答えてくれた。■みんなのために弱ってなんかいられない!「先日もアメリカ大使館から東京大空襲の追悼のお手紙をいただいたことで、取材がいっぱい来て忙しくて忙しくて……熱が38.5度出たんですよ。コロナだー! って、せがれたちが大騒ぎしましてね。結果は陰性でしたし、どこも痛くも痒くもなかったんですけど、念のために入院したら、疲れが出てしまったみたいで3日間くらい眠りっぱなし。で、起きたらケロッと元気になりました。そのまま10日入院させてもらいましたけどね、休みに行ったみたいなもんですよ! アッハッハッハ!」そんなお元気の秘訣はズバリ「心丈夫でいること」だと語る香葉子さん。「心が弱ってへなへなになっちゃうとだめですよね。あたしはね、“親は偉い”で通してますから。子どもたちを一生懸命育てて、お弟子たちの面倒を見てきたあたしは偉いんです!(笑) 人様には言えないけど、心の中ではそう思っているの。みんなのために弱ってなんかいられない、死ぬ直前まで一生懸命働こうと思っています」例えばハガキを一枚書くことや、ちょっとしたお土産を渡すような小さな気遣いも「働くこと」のひとつだそう。現在は長男の正蔵さん夫婦と同居、次男の二代目三平さん夫婦もお隣に住んでいる。取材時にもお孫さんや正蔵さんの帰宅があり、家の中はいつでもとってもにぎやか! 毎晩の家族そろって食べる食事が何よりも楽しみだとか。■コロナになんか負けませんよ!現在は笑い声あふれる家の中心である香葉子さんだが、幼いころには東京大空襲を経験し、両親家族のほとんどを失いながらも激動の時代を生き延びてきた。そんな彼女はこのコロナ禍をどう見ているのか?「コロナのこの時代、みんな仕事がない、物がないから大変だって言ってるでしょう? あたしは戦災孤児ですからね、雑草を食べて生きたんです。親を亡くした小学校5年生の女の子が、焼け跡でお鍋を拾って、壊れた水道管から水をくんで、煙が出ているところに行って火をもらってきて……はこべ、あかざ、つるむらさきなんかを、味もなにもつけないで、それで空腹をしのいだの。だからね、今はなんでも、例えば新聞紙一枚だってありがたいと思います。戦中をくぐり抜けた人はみんな元気です! コロナになんか負けませんよ!」そんな芯の強さを持って生きてきた女性である香葉子さん。現在、気になる男性は?「恋愛なんて……テレビに出てる孫が好きな俳優さんだとか、立派な人だなと思う人はいますけど、恋愛は対象外。あたしは夫(初代林家三平)以外の人は知りませんから。お見合いで結婚したんですけど、ほんとに勝手なことばっかりする人で……向こうもそう思ってたでしょうけど(笑)。いろんなことがありましたが、芯からあたしのことを思ってくれた人は夫以外いませんの」それもそのはず、大家族を守り続けているのが、何よりの愛情の証拠だ。最後に変な質問してしまって、どうも、すいません!PROFILE●海老名香葉子(えびな・かよこ)●1933年、東京本所生まれ。1940年、東京大空襲にて肉親と死別。初代林家三平の妻にして、一門を代表する“おかみさん”として知られる。エッセイストや作家として、自身の体験や、戦争体験を伝える活動や講演などで現在も全国を回る。(取材・文/高松孟晋)
2021年07月04日林家木久扇師匠日本屈指のバラエティー長寿番組『笑点』は、今年で55周年を迎えた。■体力が続くかぎり『笑点』に出たい「いつの間にか、“笑点の歴史”と呼ばれるようになっていました」しみじみと語るのは、日本一黄色が似合う男・キクちゃんこと、林家木久扇師匠だ。木久扇師匠は、1969年から52年間、同番組の「大喜利」に出演しつづけている。「入ったころは30代でしたが、あれよあれよという間に52年。今では国際線の飛行機のプログラムになったり、世界36か国で放送されているんですから、すごいですよね。私が“笑点の歴史”と呼ばれている理由は、司会者を5人見送っているからなんですよ。だから今は、座布団をもらえないときには春風亭昇太さんに『君も送っちゃうよ』なんて冗談を言ってます(笑)」世界を代表するご長寿番組となっている『笑点』だが、木久扇師匠は「すぐになくなる番組だと思っていた」と振り返る。「もともと、落語を愛好する50歳以上の人たちに向けて作られたので、若い人には受けないから長続きしないだろうと。また、大喜利は、釈台に座った司会者が時事に絡めた問題を出して回答者が手を上げて回答、それから座布団を取ったり取られたりする。とってもルールがわかりやすいんですよね。でも反対に、それが長く続いた秘訣だと思います」まさに生き字引の師匠だが、最近驚いた出来事があったとか。「コロナ関連のニュースを見ていたら、イギリスの大学教授のお名前が“イアン・バカン”だったんですよ。私のシングル曲の『いやんばか〜ん』が発売されたのが1978年なので、43年ぶりに話題になりました。『笑点』でも何度も披露した思い出の曲が、令和に花開いてよかったです」そして、体力が続くかぎり『笑点』に出たいと話す師匠には、ある構想が……。「宇宙ステーションの中で『笑点スターウォーズ』をするのが夢なんです。これからの時代は“宇宙”がテーマになりますよね。僕らが宙に浮きながら座布団を取ったり取られたりしていたら、すごく視聴率が取れると思うなあ」宙を漂う笑点メンバーと座布団!ぜひ見てみたい!はやしや・きくおう●1937年、東京都生まれ。1960年三代目桂三木助門下に入門し、三木助没後に八代目林家正蔵門下へ移り、林家木久蔵になる。その後2007年に親子W襲名で林家木久扇に。芸名は『笑点』の中で公募して決定し、話題に。
2021年06月13日5月24日、自宅で転倒し、大腿骨骨折で現在は治療に専念している林家木久扇(83)。同じく『笑点』メンバーの三遊亭円楽(71)も『読売新聞』5月26日付のWEBインタビューで、肺がん闘病のために「月単位で生きている」と告白している。’18年夏に見つかった肺がんが翌年再発。脳とリンパ節にも転移し、脳腫瘍にはガンマナイフという放射線治療を受けたという。キイトルーダという最新の免疫療法薬を毎月続けることで、脳転移はなくなり、リンパ節の転移も縮小したそうだ。今は4日働いて3日休むペースだという。《年子の兄貴はすい臓がんで68歳の時に亡くなった。闘病中もゴルフをやったり、うちに来てマージャンをやったり、飲める時には飲んで遊んだりしてました。ある時、『あんちゃん、大丈夫かい?』って聞いたら、『お前、大丈夫なわけないよ。忘れるためにやってんだよ』って。その気持ち、今はすごくよくわかる。病気を忘れるためにも高座はいいですね》(前出・WEBインタビューより)満身創痍の『笑点』メンバーたち。現在、レギュラー出演者の平均年齢は66.6歳だ。「収録の舞台裏では看護師が常に待機しています。万が一に備え、ADやスタッフにも、敏速な行動ができて体力のある人材をそろえています」(日本テレビ関係者)“不測の事態”に備えてまで番組を続ける理由は、同局の看板番組だからだ。「最高視聴率が40%を超えた時期もありましたが、若手だった春風亭昇太師匠(61)が司会に選ばれ、林家三平師匠(50)が新レギュラーで参加した’16年6月ごろから内容が軽めになり、最近では視聴率は13%台を前後しています。一時、10%を割ったときには、局内で緊急会議が開かれたそうです」(前出・日本テレビ関係者)■今後は乃木坂46のように定期的に入れ替えを…就任当初は独身だった昇太も、’19年10月に18歳年下の元タカラジェンヌと結婚。独り身ネタでいじられなくなったことも視聴率に影響しているという。5月9日に放送された『笑点』55周年企画では、昇太に代わって円楽が3年ぶりに司会を務めた。「前回の円楽師匠の司会が好評で視聴率もよかったので、もう一回やることになりました。 実は“昇太師匠を司会に固定し続けないほうがよいのでは”という声が局内に出てきていて、今後、ほかのメンバーが不定期に司会を務めることもあると思います」(前出・日本テレビ関係者)とはいえ、木久扇や円楽などのベテラン勢は昇太に「視聴率のことはわれわれがついているから心配するな!」と励ましているという。「昇太師匠からすれば、『先輩たちの体調のほうが心配!』と苦笑いしていました。本番前にまず昇太師匠は先輩たちの顔色をチェックしていますからね。『笑点』の高齢化は本当に問題になっているんです」(前出・日本テレビ関係者)今後の存続に向け、番組では世代交代計画が進んでいるという。「乃木坂46などのアイドルグループのように定期的なメンバーの入れ替えを検討しています。ただ、『笑点』は長年のファンも多く、新メンバーは単なる人気だけでなく、お茶の間になじみのある方が好まれます。そこで、ベテランメンバーの方々がまだ元気なうちに、彼らの“2世”が第一候補としてあがっているんです。木久扇師匠には木久蔵師匠、三遊亭好楽師匠には王楽師匠、円楽師匠には一太郎師匠がそれぞれ頑張っているので、番組前半の演芸コーナーに出演させたり、大喜利に父親の代理で登場させたりして、世代交代を加速させていきたいようです」(前出・日本テレビ関係者)昇太も今の『笑点』は「演芸番組」ではなく「ドキュメンタリー番組」と公言している。令和の『笑点』は今後、われわれにどんな人間模様を見せてくれるのだろうか――。
2021年06月04日林家こん平さん「チャラーン!こん平でーす!」張りのある大声で、観客と掛け合う姿を覚えている人も多いハズ。『笑点』(日本テレビ系)に出演していた林家こん平さんが、昨年12月に他界した。77歳だった。二つ目のときから『笑点』以外のテレビ番組やラジオにも出演する人気者。底抜けに明るく元気なこん平さんだったが、その裏には苦労も。「弟子入りした初代・林家三平さんが54歳の若さで亡くなったのは、1980年のことでした。当時37歳だったこん平さんは、一門を取り仕切る総領弟子として三平さんのお弟子さんたちを引き受け、必死に林家一門を支えたのです。なじみの飲み屋さんに行けば、ほかのお客が帰るまで必ず最後まで居残って、一生懸命に楽しませる気遣いの人。豪快に見えるけど、実際は繊細なんです。一門を支えるプレッシャーはそうとうなものだったはず。大好きなお酒を飲みすぎて、お店に迷惑をかけてしまうこともあったようです」(落語関係者)長年にわたってお茶の間に笑いを届けてきたこん平さんは、2005年に難病の多発性硬化症であることを公表。2006年に『笑点』を降板し、病気と闘ってきた。「近年では家族やお弟子さんの懸命なサポートを受けて、細々とですが活動を続けていました。出演するイベントにお孫さんがいらっしゃることも。お孫さんと接するときは満面の笑みで“落語家になってほしい”と話すこともありました」(スポーツ紙記者)■“後継者”と目された孫は今病気を患うなか、孫の成長が心からの楽しみだった。過去の雑誌インタビューでは《孫は可愛い。一緒にいると、どんなときよりも楽しい》と話していたこん平さん。こんな思いも抱えていた。「こん平師匠には3人の娘さんと息子さんも1人いますが、落語家にはならなかった。だからこそ、孫のひとりが“落語家になりたい”と話したときは、そりゃあ師匠は大喜びで。孫のために芸名も用意していたぐらいなんです。地元・新潟のお米のPRもしていましたから、それに掛けて“林家新米”ってね」(前出・落語関係者)ただ、孫がデビューしたという話は聞こえてこない。今はせっせと稽古に励んでいるのかと思いきや……。「2016年の大学入学時に落語研究会に入り、2020年の卒業と同時に入門してデビューを目指す予定だったんです。ただ、その落研も半年間でやめてしまったそうで、今はバンド活動をしているんだとか。続けていれば、こん平の名前も継げたんだけど……。こん平師匠の孫ってことで周囲も厳しかったようだから、つらかったんだろうね」(同・前)ガッカリしたかもしれないけど、可愛い孫が選んだ道を天国からニッコリ笑顔で見守っているに違いない。
2021年01月06日2020年12月27日放送のバラエティ番組『笑点』(日本テレビ系)で、同月17日に誤嚥(ごえん)性肺炎で亡くなった落語家の林家こん平さんを追悼する映像とメッセージが放送されました。1966~2004年にかけて、『笑点』に出演し、「ちゃら~ん!」と叫ぶ一発ギャグが番組内の名物にもなっていた、こん平さん。同月27日放送の『笑点』では、在りし日のこん平さんの姿を映像とともに振り返り、最後にはテロップでこんな追悼メッセージも流れました。こん平師匠、たくさんの笑いをありがとうございました笑点ーより引用追悼映像が流れることが事前に告知されていなかったためか、視聴者の反響は大きく、「ありがとうございます」「特別番組として、今回とはまた別で放送してほしい」など、さまざまなコメントが寄せられています。・こん平師匠の追悼映像が出たのは意外でした!ちょっと男泣きしてしまいました。・改めてこん平さんのご冥福をお祈りいたします。・こん平さんの追悼番組を用意してほしい。『笑点』出演時、明るいキャラクターで多くの視聴者に笑顔を届けてくれた、こん平さん。改めて、その功績と人気の高さがうかがえますね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月27日落語家の林家こん平さんが亡くなっていたと12月21日に発表された。享年77。各メディアによると、死因は誤嚥性肺炎だという。人気番組「笑点」(日本テレビ系)のレギュラーを40年近くも務めたこん平さん。「1、2、3、チャラ~ン!」という掛け声で世代を問わず人気を博した。しかし04年5月頃にのどの異常を訴えて休養となり、同年9月に「笑点」を休演。そして、05年7月に難病の「多発性硬化症」であることを公表した。多発性硬化症とは脳や脊髄などに病変が起こり、手足が麻痺する原因不明の難病。それだけでなく、こん平さんには落語家の命である声にも障害が出てしまった。そんなこん平さんの闘病生活を支えたのは、次女の咲さんだ。咲さんは本誌07年12月25日号で、その苦悩を明かしている。「大変だったのは、父に、『自分は病気だ』とわからせることでした。仕事一途で、責任感の強い父は、大学病院に入院中も、かすれた声で『仕事に行くんだ』と言って、していた点滴を『こんなものしてる場合じゃないんだ!』と、外そうとしたくらいですから」さらに同号では、こん平さんの葛藤ぶりも伝えている。「配慮が裏目に出たこともありました。回復が早まればいいなと思って、日曜日の夕方には『笑点』を見せるようにしたんです。でも、大喜利が始まると物思いにふけるように横になっていました。自分が出られなくなった番組を見るのはつらかったんでしょうね……」大好きな「笑点」を直視できなかったこん平さんだが、その心の糧はやはり落語だった。“父を落語家として復帰させたい”という気持ちから、咲さんは14年8月から都電一両を貸し切って行う「都電落語会」を毎月開催。スタートからちょうど一年となる15年8月、本誌にこう語っている。「父は、毎回お客様にひと言、ふた言ご挨拶したあと『1、2、3チャラ~ン』と都電の出発と落語会開催の合図をしますが、1回目の落語会を境に、父の病状は劇的に回復したんです。トイレにも自分で行けるようになったし、要介護度も4から3になりました。やはり、自分が出るべき舞台ができたことで『もう一度芸人として頑張ってみよう』という気持ちになれたんだと思います。実際、舞台に登場した瞬間、父は、病人から芸人になりますからね」晩年、高座に上がることは叶わなかったが、イベントに登壇するなどして落語に携わっていたこん平さん。16年以上にもわたる闘病生活を終え、いまは天国で大好きな落語を楽しんでいることだろう。
2020年12月22日2020年12月21日、落語家の林家こん平さんが誤嚥性肺炎で亡くなったことが分かりました。サンケイスポーツによると、林家さんは同月17日に誤嚥性肺炎で亡くなり、19日に家族葬を済ませたとのこと。演芸バラエティ番組『笑点』(日本テレビ系)に出演し、一発ギャグが人気を呼んだ林家さん。2004年からは多発性硬化症を患い、闘病をしていたといいます。新潟県の米どころ出身のこん平さんは中学卒業後、故林家三平師匠の東京・根岸の自宅に押しかけ入門。日本テレビ系「笑点」に出演して人気者となり、「1、2、3、チャラーン」のギャグで一世を風靡(ふうび)した。2004年ごろから難病の多発性硬化症を患いリハビリを続けてきた。こん平さんは、中学卒業後、芸で身をたてようと米1俵を担いで上京。ラジオで聞いて好きになった三平のもとに押しかけた。「笑点」に出演しボケ役を務めたことをきっかけに、「こん平」の名は世に広まり、一躍人気者になった。サンケイスポーツーより引用ネット上では、訃報にお悔みの声が相次ぎました。・笑点のオレンジ担当といえば、私の中で、こん平師匠です。ご冥福をお祈りします。・長い間お疲れ様でした。もう「チャラーン」が聞けないと思うとさびしいです。・笑っているお姿しか浮かばないな。ただただ、悲しいです。・天国でも、5代目圓楽師匠や歌丸師匠と大喜利をしてほしいな。お茶の間にたくさんの笑いを届けてくれた林家さん。あの明るい笑顔を、多くの人がずっと忘れないでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。[文・構成/grape編集部]
2020年12月21日スカーフを巻いた泰葉(公式ブログより)タレントの泰葉(59)が50代のパキスタン人男性と結婚を前提に交際していることを自らのブログで明らかにした。■泰葉、交際宣言で幸せオーラ全開6日の午後9時に更新されたブログは「真剣交際宣言です!」のタイトルで、《私、泰葉はパキスタン人男性と結婚を前提に交際しています。実は先月、彼に会いにパキスタンまで行ってきました。この私の大恋愛、、、自分でも驚き!!です》と、幸せオーラ全開でつづり、《10月末ごろ、彼が日本に来て入籍する予定です》と結婚も予告している。相手の男性については詳しくは明かしていないが、《ご紹介します。私のフィアンセです》と虹をバックに水辺で微笑む男性の写真を公開。《彼は、田村正和様に似ています、、、カッコイイです》と紹介している。泰葉の喜びようは交際宣言の前日あたりのブログからも、ハイテンションぶりが伝わってくる。5日の早朝には「私から負のオーラが消えている。。。」と題し《長〜い長〜い暗闇から、やっとこさ脱出です。あ〜嬉しいほんとうに嬉しい》とつづり、同日夕方には《素敵な報告があります》と翌日の報告について予告。6日の朝も《ワクワクしています》と夜9時の報告を再び告知した。「相手の男性とは4年ほど前に知り合いSNSでやり取りを続けていたそうです。昨年からお互いに意識するようになり、泰葉が8月初旬にパキスタンへ渡航。その際、結婚を前提とした話しあいを持ったといいます。先月下旬に帰国していますが、出国と帰国の際にPCR検査を受け、結果はどちらも陰性。その後、2週間の自宅待機も終えているそうです」(スポーツ紙記者)交際宣言した翌日には20回もブログを更新し、イスラム教に入信したことやパキスタンの友人のこと、婚約者が父の初代・林家三平さんと性格がよく似ている点など書き連ねている。泰葉は’88年に春風亭小朝(65)と結婚したが、’07年に離婚。’17年9月にはSNSで知り合ったイラン人男性との婚約を発表したが、’18年4月に婚約を解消した。「小朝さんとの離婚会見は帝国ホテルの金屏風の前で行い、円満離婚を強調していましたが、その後、ブログで小朝のことを“金髪豚野郎”と罵り、2016年に『あの時は心労が重なって双極性障害を発症していた』と明かしています」(女性誌記者)泰葉は、もともと『フライディ・チャイナタウン』で歌手としてデビューしているが、結婚、離婚を経て’09年、’13年に歌手活動再開を発表しているものの、話題になるのはトラブルばかりだった。’17年には小朝さんからDVを受けていたと告発、一方、本人は元マネージャーの自宅へ脅迫状と包丁、犬のフンを送りつけたとして刑事告訴された。翌’18年には『週刊女性』が箱根の高級ホテルで宿泊費100万円を踏み倒したと報じている。「CD制作費の600万円が未払いで借金が膨らんで、一時はホームレス生活をしていたと本人が明かしています。現在もブログやYouTubeなどを展開していますが金銭的にはかなり厳しい状況に変わりはありません。パキスタンへの渡航費や滞在費などは婚約者が出しているのかもしれません……」(同前)婚約者が10月末に来日した後、婚姻届を提出する予定だという。「前回のように、婚約破棄にならず無事ゴールインすれば、生活の拠点など今後はどうしていくのでしょう。泰葉自身は今後もエンターテイメントで頑張っていくつもりのようで、本格的に歌手活動を開始したいようです。単なる話題づくりで終わらなければいいですが」(同)鼻ピアスをつけてスカーフを巻いた泰葉は、どこへ向かおうとしているのか。
2020年09月09日子ども用マスクは数が少なく割高。足りない子たちのために、林家たい平が立ち上がった!ミシンでマスク製作スタート。まずは3日で50枚。いまや100枚以上!「『笑点』の大喜利も、とうとう先日17日の放送からリモート出演になりました。楽屋も、ずっと一緒でワイワイやってたんですが、多くの出演者がおじいちゃんばかりだから(笑)、感染には余計に気をつけなくちゃいけなくて、今は個室に。僕自身、落語会やテレビなどの収録も、のきなみキャンセルです。とはいえ、世界中が耐えているときですからね。僕もステイホームの生活のなかで、自分なりに何かできることはないかと考えたとき、マスクだったんです」“アベノマスク”も届かない、ドラッグストアなどでも相変わらずの品薄状態など、日本中がコロナ禍でのマスク不足に困窮するなか、落語家の林家たい平(55)が手作りする子ども用マスク、その名も“タイヘーマスクJr.”が、各地に笑顔を巻き起こしている。そもそものきっかけは、日常の光景にあったという。「街を歩いていて、大人はマスクをしているのに、子どもがしていないことが多いのに気付いたんです。調べたら、子ども用マスクは絶対数が少ないうえに割高だったり。だったら、自分で作って配ろうと。実は僕、仕立屋の息子なんです。両親が『たじか洋服店』というテーラーをやってました。幼いときからミシンは遊び道具で、端切れをもらっては、見よう見まねで小物を縫ったりしていたんです。親父が生きていたら、母親が元気だったら、きっと、同じことをしただろうなと思って」反響は、想像以上だった。「石巻の知り合いなどからは、マスクをした親子の写真入りでお礼状が届いたり。あと、85歳になる母は秩父の介護施設に入っていますが、やはりコロナ騒動で、会えない状態が続いています。入所者やスタッフの方たちに、せめてもの感謝と応援の気持ちでマスクをお送りしたら、とても喜んでいただけました。亡くなった父は、きっと天国で『さすがオレの息子だ』と喜んでくれているんじゃないですかね」長い自粛生活は、人気落語家であるたい平さん自身の日常にも、大きな変化をもたらした。4月21日に、“天下たい平チャンネル”としてユーチューバー・デビューを果たしたのも、その一つ。「僕自身、家の中に閉じこもっていて、うつうつとするなかで、改めて笑いの大切さを知りました。家族と話をするなかで、ユーチューブなら、ときには落語も配信できるんじゃないかと。これまでは子どもたちも父親の仕事には立ち入りませんでしたが、動画配信となると僕にはできないことのほうが多くてね。そんなとき高3の次男が手伝ってくれたり、大学生の娘がアイデアを出してくれたり。いつか、家族が一つにまとまっていました」タイヘーマスクは、今も時間を見つけては作り続けている。「ミシンを何度も修理しながら、頑張ってます。少しずつ腕前も上がってきていて、当初は1枚の手ぬぐいから4枚だったのが、今では5枚作れるようになりました。それに、こんなに長く家族と一緒にいることって、ないじゃない。いつか平穏な日々に戻ったとき、いろんな家族の思い出とともにふり返られるならうれしいですね」「女性自身」2020年6月2日号 掲載
2020年05月22日新作落語のカリスマ、三遊亭円丈の「実験落語neo」第16弾が上演に。円丈の薫陶を受けてきた林家彦いちが出演し円丈と共に高座を務めるほか、彦いち曰く「カタルシスの塊」な円丈の名作『グリコ少年』の1980年のお宝映像も上映、円丈と彦いちによる振り返りトークを行う。【チケット情報はこちら】「円丈師匠は僕にとって、20代の不安な時期に判子を押してくれ、創作落語の指針となってくれた方です」と彦いちは言う。「初めてきちんとお話ししたのは、ネタ合評会の時。僕は『横隔膜万歳』というネタを考えたのですが、他の師匠が物語の運び方などを助言くださる中、円丈師匠は『君、横隔膜、外したいの?』『外したいならやったほうが良いよ』と。で、落語協会の2階で外す練習をしたんです。『3回撫でてみよう』『右回りだよ』なんてやっていたら、入ろうとした事務員さんがそっと扉を締めるのが見えて(笑)。僕が横隔膜の左のほうに手を当てて『うっ』と言ったところ『それでいいんだよ!』。外れた、という落語ができました」彦いちが、主人公が轢き逃げに夢中になるというブラックな噺『最終宣告』を作った折には、円丈から喫茶店に呼ばれたという。「『そういう感覚を大事にしなさい』と言われ、以後、作るネタは全部聴いてくださいました。否定されたことは一度もありません。突然、長い手紙をいただいたこともありますね。”君と僕は友達だ”で始まり、宇宙の話で終わっていました。それは宇宙であり君である、と。嬉しかったですね。どうご恩返しできるか考えていたら『僕ではなく後輩にしてあげて』と。この世界で一番大事なことを教わりました」円丈による新作落語の実験会「応用落語」「第二次実験落語」「落語ジャンクション」に参加してきた彦いち。彼が三遊亭白鳥、春風亭昇太、柳家喬太郎と結成した話芸集団SWAもその延長線上に生まれたものだ。新作落語のパイオニアである円丈を、彦いちは砂漠にラスベガスを作ったベンジャミン・シーゲルのあだ名にちなんで「一人バグジー」と呼ぶ。「師匠は、何もない荒野を切り開いた方。その下に水脈はあったにしても、それまでの創作落語とは一線を画すものを生み出し、落語というものに自由をもたらしたんです。第一次実験落語の頃は、客席の後ろから落語をしたり、懐からザリガニを出して噺に登場させたり、お客を川の両端に座らせて弟子のらん丈兄さんに川を流れながら落語をやらせたり、色々な実験をなさったそうです」今年は彦いちにとって、芸歴30年、50歳の節目。「後戻りはできないですよね。今、(若手噺家がエントリーして創作落語のネタおろしをする企画)『しゃべっちゃいなよ』を隔月でやっているのですが、苦しいけれど毎回、自分もネタおろししています。円丈師匠は戦っている背中を僕に沢山見せてくれた。僕もそれを受け継いでいきたいですね」『実験落語neo~あの頃のシブヤ炎上~』は12/20(金)CBGKシブゲキ!!にて。当日券は17:50より劇場前で先着順販売予定。取材・文:高橋彩子
2019年12月17日エドウイン(EDWIN)のコンセプトストア1号店「エドウイン トウキョウ ハラジュク」が、漫談家・林家ぺーとコラボレーションした限定アイテムを、2019年11月29日(金)に発売する。2016年11月29日に誕生した「エドウイン トウキョウ ハラジュク」は、今年で3周年を迎えることを記念して、オープン日と同日の誕生日を持つ林家ぺーとコラボレーションを実現。限定アイテムのキーカラーとなるのは、もちろん林家ぺーのイメージカラーである“ピンク”だ。メインプロダクトとなるデニムのセットアップは、オールピンクで染め上げたアイキャッチな仕上がり。70年代と80年代の、ムードの異なる2つのシルエットで展開される。また林家ペー・パー子が長年撮り集めたアーカイブ写真をブランドがアレンジした、プリントTシャツも登場。写真とイラストを組み合わせた、ユニークな表情に仕上がっている。なお3周年を迎える11月29日(金)には、一般の人も参加可能なローンチイベントを開催。店内をピンクで装飾した店内には、当日林家ペー・パー子も訪れ、ライブ漫談やフォトセッションなどの実施を予定している。【詳細】エドウィン×林家ぺー発売日:2019年11月29日(金)取扱:エドウイン トウキョウ ハラジュクアイテム例:・3周年限定 70’s JACKET 14,000円+税・3周年限定 70’s FLARE 10.000円+税・3周年限定 80’s JACKET 16,000円+税・3周年限定 80’s JEANS 12,000円+税・3周年限定 林家ぺープリント Tシャツ 5,000円+税※サイズは全てXS,S,M,Lを用意■ローンチイベント「EDWIN TOKYO HARAJUKU 3RD ANNIVERSARY PARTY」日時:2019年11月29日(金)18:00〜21:00場所:エドウイン トウキョウ ハラジュク住所:東京都渋谷区神宮前3-18-23)【問い合わせ】エドウイン トウキョウ ハラジュクTEL:03-6447-0330
2019年11月29日8月31日、東京・浅草演芸ホールで行われた「第38回初代林家三平追善興行」。高座に上がる前の落語家たちが、楽屋を訪れては、誰もが親しみを込めて“おかみさん”と呼ぶ故・初代三平師匠夫人の海老名香葉子さん(85)に挨拶をしていく。落語ファン以外にも、エッセイストやコメンテーターとしてもおなじみの顔だ。40人もの弟子たちのなかには、祖父の名跡を継いだ長男の九代正蔵さん(56)、次男の二代三平さん(48)に加え、正蔵さんの長男で、現在二ツ目を務めるたま平さん(25)の姿も。彼は、役者としてもラグビーチームの奮闘を描いた『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)出演するなど人気急上昇中で、自慢の孫でもある。楽屋の香葉子さんのかたわらでは、「昭和の爆笑王」と呼ばれた初代三平師匠の遺影が、弟子たちを温かいまなざしで見守っていた。夫亡きあとも、幾多の波乱を乗り越えながら、おかみさんとして、噺家の伝統を継ぐ家族と一門を束ねてきた。同時に、自費をつぎ込んで東京大空襲の犠牲者の慰霊のための「時忘れじの集い」を始めるなど、戦争のない平和な社会の大切さを訴え続けてきた。それらすべての始まりは、幼い日の壮絶な戦争孤児体験にあった。「子どものころは、いえ、今でも私はブスなんです(笑)。でも母だけが、『カヨちゃんは、不器量なんかじゃない。ほっぺのエクボは、あなただけのもの。だから、いつも笑顔でいなさい』と。それを支えに、今日までやってきました。その母も父も、長兄、次兄、弟も祖母も家族6人を、終戦の年(’45年)の3月9日から10日にかけて、下町で10万人以上が亡くなったという東京大空襲で亡くしました」1933年(昭和8年)10月6日、海老名香葉子さんは、東京は本所区竪川町(現・墨田区)に生まれた。父親は、釣り竿職人の名匠「竿忠」三代目の忠吉さん、母親はよしさんといい、5人きょうだいのただ一人の娘だった。「B29による東京大空襲の猛火のなかを、母は弟を背負って逃げたそうです。家族6人はみな、遺骨も見つかりませんでした。私は沼津の叔母の家に疎開し、その後に石川県の穴水町へ行って生き残ることができました」終戦から3カ月後、東京に戻った幼いカヨちゃんは、親戚宅をたらい回しにされる。「戦争で、親戚の人も変わりましたね。大人も食べていけないなか、『お前みたいな子が生き残っちゃって』とまで言われて。焼け跡で、拾ったお鍋で雑草を煮て食べたり。よく生きていたと思います」『ことしの牡丹はよい牡丹』(’83年)や『うしろの正面だあれ』(’85年)などのエッセイや講演で自身の孤児体験をつづりながら、平和の大切さを訴え続けてきた香葉子さん。その思いが一つの形となったのが、’05年に上野公園内に建立された「時忘れじの塔」であり、3月9日に毎年行っている東京大空襲の犠牲者を慰霊する「時忘れじの集い」であった。実は香葉子さん、こうした表立った活動を行うずっと前から、戦争の跡地を歩き続けていた。最初は、たった一人で。「昭和21年から、私は毎年3月10日に、東京大空襲にゆかりのある場所を歩き続けています。最初は一人でしたが、その後、結婚して夫と歩いたときは、『かわいそうだったね、カヨコ』と言いながら声に出して泣いてくれました」やがて子どもができ、さらにその子たちが所帯を持てば――。「本所の三之橋に家族が集まって、『ここがうちの跡、ここがみんなが死んだところ』と話ながら。嫁の有希子さん(九代正蔵さんの妻)やサッちゃん(二代三平さんの妻・国分佐智子さん)を連れて歩いてます。そのうち3歳になった孫とも歩きました。子どもにも同じ話をします。すると、わかるんですね。『バァバ、かわいちょう(かわいそう)』と、なぐさめてくれるんです」香葉子さんは、かつて3月10日に家族と本所を歩いていて、一度だけ、声を荒げたことがあったと打ち明ける。「東京大空襲で家族や大勢の人が亡くなったとされる小学校のあたりで手を合わせていたら、サンダル履きの男性が迷惑そうに、『なにしてんだ、こんなところで』と大声で怒鳴るんです」思わず、言い返していた。「今日は3月10日ですよ。あなた、この土地に住んでいて、どんな日か知らないんですか。あの戦争の惨禍を知らないのは、恥ずかしいことですよ。ぜひ、これをきっかけに知ってください」香葉子さんは言う。「あのときばかりは、子ども孫の前でしたが怒りました。でも、歴史の事実を知らない人がいるのも本当のことで、だから語り続けていかなければと思いました」今も隣国との諍いや、不戦を誓った憲法の改正など、議論されるべき問題は多い。また芸能やお笑いの世界でも、権力の側に寄るあまり、物を言いにくい状況もあるのではないだろうか。「私は、政治的なことは、よほど詳しく勉強しないと語れないと思います。ただ、戦争をしてはいけないという同じ思いがあれば、国籍も宗教も関係ないと思うんです。現に、『時忘れじの集い』には、さまざまな立場の人が集まります。忘れることがいちばん恐ろしい。なぜなら、忘れてしまったら、また過ちを繰り返すから。今はボタン一つで戦争ができてしまう時代。だからこそ、みんなで考え、語り、伝え続けて行くことが大事。たしかに、最近の若い人は昔ほど手はかかりませんが、ちょっとおとなしすぎるかな。それを大きな声で言うのも、戦争孤児体験のある私の役目だと思っています」今年の、時忘れじの集い。香葉子さんは、こう宣言した。「100歳まで、平和を伝え続けたい」そのためにも、「まだまだ元気でいなくちゃね」と、あの母の自慢だったエクボを見せてほほ笑んだ。
2019年09月23日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務める「櫻井・有吉THE夜会」。その8月8日(木)今夜放送回のゲストに、「ノーサイド・ゲーム」から眞栄田郷敦と林家たま平、佳久創、村田琳がゲスト出演。さらに「関ジャニ∞」横山裕と「Aぇ!group」も登場する。千葉真一を父に、新田真剣佑を兄に持ち、先日公開された「MONGOL800」の同名楽曲をベースにした映画『小さな恋のうた』への出演で注目を集める眞栄田さん。9代目林家正蔵を父に持ち、海老名美どり、峰竜太らが親族にいる落語界の名門一族に生まれたたま平さん。さらに元ラグビー選手で俳優へと転身、野球選手を父に持つ佳久創、参議院議員の蓮舫を母に持ち「ノーサイド・ゲーム」でデビューを飾った村田琳も出演。今回は眞栄田さん、たま平さん、佳久さんに村田さんと“二世俳優”たちが華麗なる名家の掟を大公開する。アクションスターとして日本のみならず世界中で愛される眞栄田さんの父・千葉さんの衝撃トレーニング法にも注目。また「関ジャニ∞」の横山さんは自身がプロデュースする関西ジャニーズJr.の「Aぇ!group」をプレゼンするべく登場。「Aぇ!group」メンバーたちの個性溢れるキャラはジャニーズの大先輩である櫻井さんや、バラエティの大先輩である有吉さんらに刺さるのか?こちらもお楽しみに。眞栄田さん、たま平さん、佳久さん、村田さんらが出演する「ノーサイド・ゲーム」は、池井戸潤書き下ろしの同名新作小説を大泉洋主演でドラマ化した作品。大泉さん演じる主人公・君嶋隼人の妻・真希に松たか子、君嶋の“天敵”滝川桂一郎に上川隆也、さらに笹本玲奈、大谷亮平、西郷輝彦らも共演。ラグビー経験者のたま平さんはじめ佳久さんや、ラグビー日本代表選手らも多数出演。迫力とリアリティあるラグビーシーンも魅力だ。横山さんプロデュースの「Aぇ!group」は現在「ISLAND TV」で動画配信を行うなど精力的に活動中。8日(木)本日行なわれる「ジャニーズJr.8・8祭り ~東京ドームから始まる~」も生配信される。「櫻井・有吉THE夜会」は8月8日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年08月08日父である先代・林家三平の命日に書類送検されていることが発覚したタレントの泰葉が、9月18日に脅迫罪の疑いで神奈川地検に書類送検されていたことが、20日に藤沢署への取材で分かった。送検容疑は昨年8月16日に元マネージャーの自宅前に、包丁や犬のフン、脅迫状を入れた黄色いビニール袋を置いて立ち去った件。事件の前には元マネージャーに対し《おまえを殺してやる》《イラン人が激怒しているんです。「やるのは簡単よ」》などの脅迫めいたメールも送りつけていた。事件の2日後に藤沢署に呼ばれた泰葉は当初、“近所に住んでいるイラン人が私の名前を使ってやった”という言い逃れをしていたが、最終的には涙を流しながらすべてを認めていた。■本人に話を聞いてみると当時、彼女は週刊女性の取材に対し、「私は追い込まれてしまって、自分を見失って、そのときの記憶がない状態なんです。記憶はないのですが、そういうことをしてしまったという自覚はあります」と答えていた。神奈川県警は泰葉や元マネージャーだけでなく、関係者などからも聞き取りを行っており、慎重な捜査を重ねた上で、今回の書類送検に至ったという。送検されたことを受けて、あらためて泰葉に話を聞くと、「元マネージャーさんには謝罪より感謝の気持ちでいっぱいです。被害届をきちんと出してくださったおかげで反省するチャンスを下さった恩人です。ただ、本日(9月20日)は父である(先代の)林家三平の命日ですので、父はこうなったことをどう思っているのでしょうかね……」と話していた。今年4月下旬には、箱根にある高級ホテルに10日間宿泊し、約100万円の宿泊費を踏み倒している。また、CDを制作するためにクラウドファンディングで集めた資金を生活費に充ててしまうなど、金銭トラブルは今も絶えない。検察はどのような判断を下すのだろうか――。
2018年09月20日叶姉妹と林家ペー&パー子夫妻普段感じていること、あるいは口には出せないホンネ、はたまた口が裂けても言えない秘密。──匿名という条件のもとに、ぜんぶ白日の下にさらけ出します! 女性のセキララなホンネを、いろんな角度からアナリティクス(分析)! 数字はウソをつきませんよ♪■完全に嘘!からありえそうな犯罪まで。心に引っかかる芸能界のウワサたちスポットライトの光が強いほど、できる影は濃くなる。——華やかな芸能界の舞台裏には、深い闇や秘密が……というのは、もはや一般的な認識ですよね。真偽はともかくとして、いろんなウワサは、ちまたでも耳にします。というわけで今回は、20〜30代の女性たち200人が耳にした芸能界の気になるウワサをアンケート調査してみました!(協力:アイリサーチ)まずは、まゆつばモノの都市伝説系のウワサからどうぞ。「黒柳徹子の頭の中に飴が入っている」(27歳・東京都)「木村拓哉は時間を移動できる」(22歳・鳥取県)「ジャニーズ事務所のタレントさん専属のソープ嬢がいる」(26歳・宮城県)「長渕剛さんの家には、夏休みになると毎日彼のようになりたいギター弾きが家の前にたくさん現れて毎日弾き語りをしている」(35歳・兵庫県)「叶姉妹は不老不死」(31歳・神奈川県)まともに考えると現実性がないものばかりですが、「芸能人ならもしかして……」と勘ぐってしまう話があるところに、芸能界は別世界であると感じますよね。さて、お次はその深淵に迫るようなウワサたち。「能年玲奈の洗脳説。いきなり仕事が激減したのが気になる」(24歳・千葉県)「ジャニーズの不埒(ふらち)。 TOKIOの山口達也の一件がショックで検索してみたら山のように出てきた」(30歳・福岡県)「広末涼子は枕営業で人気になったという噂」(23歳・大阪府)「新田真剣佑に子供がいるのかどうか」(32歳・静岡県)枕営業や隠し子、さらに薬物に関する話なども、まことしやかに囁かれ続けるウワサです。実際に事実が発覚して大騒ぎになったりしますが、逆に根も葉もないウワサを立てられることがあるのが芸能界の怖いところ。■テッパンの芸能界のウワサ、恋と整形についても続々!ところで、色恋にまつわるウワサ話も、これまた枚挙にいとまがありませんよね。いろいろと出てきましたよ!「夏目三久と有吉弘行が付き合っていた」(39歳・香川県)「大谷翔平さんと畠山愛理さんがお付き合いしているかもしれない。見目麗しいので気になっています」(31歳・岡山県)「井上真央と松本潤」(34歳・福岡県)「林家ペー・パー子は離婚してる」(35歳・宮城県)具体的な名前が出てくるところが、この手のウワサの特徴かもしれません。美男美女が集まる芸能界ですから、そりゃあ表沙汰にならない恋や秘密の関係のひとつやふたつはあって当たり前ですもんね。一方、“気づきやすい”ところでいうと、やはり見た目に関するものです。「石原さとみさんや、新垣結衣さんなど、人気女優さん達の整形疑惑。 きれいな顔だなぁと思っていても、実は自分の思っている顔とは全然違う顔だったり後々に崩れだしてくるとすごいショックを受けそうです。まぁ、表舞台に立って活躍するためには仕方のないことかもしれませんが……。本当に根っからの美人と、整形による美人の見分けが 付かなくなるのが怖いです」(23歳・滋賀県)「中居正広は植毛だ」(29歳・千葉県)「福山雅治がヅラかどうか。木村拓哉ヅラ疑惑。イケメンがヅラか地毛かで、勇気をもらえるから」(23歳・大阪府)見た目が人気を大いに左右する商売ですから、多少なりともやっている芸能人もいる……かも?なかには「芸能人のほとんどは整形している」(39歳・兵庫県)なんて極端な意見もあるくらいですからね。いずれのウワサも根も葉もないものだとしたら、当の本人たちにしてみればいい迷惑でしょう。しかし、ウワサされるうちが花なのが、これまた芸能界。これからも旬の人たちに、ヘンなウワサがタケノコのように現れ、消えていくことでしょう。<文 / 雛菊あんじ>
2018年09月02日ミッキーマウスがプリントされた傘を片手に自宅から出てきた三平「今に始まったことではないですが、泰葉さんの“妄言っぷり”には驚きです。4月末に婚約していたイラン人会社経営者との婚約解消を発表したかと思いきや、1か月もしないうちに復縁をブログで発表。元TOKIOの山口達也さんが強制わいせつ騒動で、事務所を契約解除された件についても“弟分 山口達也から連絡がありました”と、ブログにアップしていました(笑)」(スポーツ紙記者)5月中旬にも「私、(明石家)さんまさんからプロポーズされました」と投稿するなど、今や“便乗商法”との呼び声も高い泰葉のブログ。その努力(?)のかいあってか、着々とアクセス数をのばし、今では『女性タレント部門』でランキング1位を獲得するまでになった。しかし、5月2日に投稿された、《どうやら隠し子がいました!、、、パパにです。男の子らしいですよ。パパ似だとも聞きました》といった内容のブログが身内の怒りを買っていた。「実父の初代・林家三平さんに隠し子がいたという内容の記事に、実弟の2代目・林家三平さんが激怒したんです。昨年に泰葉さんが海老名家との“絶縁宣言”をしてから交流が途絶えていましたが、フェイスブックで久しぶりに彼女について言及していました」(落語関係者)ついに堪忍袋の緒が切れたといったところだろうか、泰葉が投稿した翌日に書かれたその内容は穏やかではない。■三平、激怒《周りには、自分中心、身勝手。人の痛みも分からず、自己の幸せしか願わず。俗に言う「かまってちゃん」な人もおります。(中略) 身内と小生は決して呼びたくありませんが、私たちを心の底から悲しめた人物は、血の繋がりが有ろうが無かろうが、この先、私は絶対許しません!》初代・三平の名を汚すような記述に怒りを覚えたということもあるだろうが、その理由は別のところにもあるという。「’11年に女優の国分佐智子さんと結婚、’16年には待望の長男が誕生しています。それからというもの、お子さんを溺愛しているそう。これまでは目をつぶっていた泰葉さんの家族に対する攻撃的な言動も、父性が芽生えるにつれて許しがたくなっているようです」(別の落語関係者)現在の三平の心境やいかに。自宅に帰ってきた彼に話を聞いてみた。─どのような意図で、フェイスブックに投稿されたのでしょうか?「別に意図はありませんが、私の思ったことを書いただけです。あれがすべてです」足を止めることなく、心なしか声のトーンも低い。─実際に隠し子はいらっしゃらないということ?「何もないです」─泰葉さんとは今でも絶縁なさっているのですか?「……はい、すいません」そう言うと、自宅の中へと入っていった。もはや“どうもスイマセン”ではすまないようで。
2018年05月31日「林家九蔵」の襲名に待ったをかけたという、林家正蔵と母親の海老名香葉子さん三遊亭好楽の弟子である三遊亭好の助が、5月の真打昇進と同時に好楽の前名『林家九蔵』を襲名予定だったが、ここに来て急きょ取りやめたことが報じられた。襲名は昨年末に発表していたものの、2月になって林家正蔵が異議を唱えたため、好楽が断念したという。■海老名家からの横やり『スポーツ報知』の取材に正蔵は、《三遊亭に行かれたんだし、その一門で林家はおかしいでしょう》と反対した理由を話している。2月に好楽は台東区“根岸”にある正蔵の実家である海老名家に行き3時間も事情を説明。しかし、正蔵と母である香葉子夫人は、最後まで首を縦に振らなかったという。「正蔵師匠が表に立って発言していますが、実際は海老名家のゴッドマザーである香葉子さんが反対しているわけですよ。現に一門の林家ペーはテレビの取材に対して、“うちはおかみさんっていう存在が一番のキーマンですからね。春日局をなくしてはありえないので”と、彼女の絶対権力ぶりをアピールしていました」(スポーツ紙記者)そんな香葉子夫人の横やりに、落語界の多くはうんざりしているという。ある落語家は「余計なお節介ですよ」と怒気をこめながらこう話す。「好楽師匠は昨年夏ごろから、『林家九蔵』の名付け親である先代・正蔵のご遺族や、現在所属する円楽一門会から襲名の了承を取っていた。それなのに、まったく関係ない海老名家から横やりが入るなんて、本当におかしいですよ」ちなみに、先代の正蔵のことを、落語家やファンは住んでいた場所を指して“稲荷町”の師匠と呼ぶ。彼は一代限りを条件に“根岸”に住む海老名家から『正蔵』の名前を借りただけなので、“根岸”の一門と師弟関係があるわけではない。「ですので、“稲荷町”のご遺族やその一門が襲名を認めているのですから、問題はないんですよ。好楽師匠の兄弟子だった林家木久扇師匠だって、OKと言っていた。しかも、『林家九蔵』って“9人目の弟子だから”という意味で好楽師匠が“稲荷町”の師匠からもらった名前。歴史ある名跡ならともかく、好楽師匠が持っている名前ですよ。こんな筋違いな言い分が通ったら、これからは林家の襲名は全部、海老名家の了承を得なくてはならなくなりますよ。そんなバカげた話はないでしょ」(同・落語家のひとり)■林家正蔵に直撃もちろん、海老名家の言い分が正しいという落語関係者もいる。そこで週刊女性は、まずスポーツ紙に襲名反対を明かした正蔵に、自宅から出てきたところを直撃取材した。─すみません、『林家九蔵』の襲名反対についてお聞きしたいのですが?「今回のことは僕もコメントすることはありません。好楽師匠のほうに行っていただければ……。ハイ……」記者の質問に早口で答え、どことなくソワソワしている。─どうしてこのようなギリギリの段階で襲名に待ったをかけられたのでしょうか?「ギリギリじゃないです。もうその件は、あの、好楽師匠のほうに……」─香葉子さんが襲名を反対されたからという話もありますが?「わからないです。この件は好楽師匠にお願いします。襲名の件も……ね。おめでたいことですから。すみません、失礼します」そう言うと、息を切らしながら足早に去っていった。「好楽師匠へ」を連発した正蔵。落ち着きのなさを見ても、彼が率先して反対したとは思えないのだが……。「今回の件を見ていたら、12年前のあのパワハラ事件を思い出しましたよ」そう語るのは、長年、落語界を取材してきた演芸記者だ。「実は一門の林家たい平が’06年5月に正式に『笑点』(日本テレビ系)のレギュラーメンバーに昇格するとき香葉子さんから、“息子のいっ平(現・三平)に笑点の席を渡しなさい!!”と辞退することをすすめたんです。それまで、たい平は’04年12月に病気になった師匠の林家こん平の代打だったんですが、正式に昇格が決まったとたん、おかみさんがきつく当たるようになった。それだけではなく、テレビ局にも彼を降ろすよう横やりを入れたそうです」(同・演芸記者)■香葉子さんの妨害は日常茶飯事そんな苦しい状況でも、たい平は出演し続けた。そんな彼を番組スタッフだけでなく、三遊亭円楽や桂歌丸などの笑点メンバーが、精神的にサポートしたという。それが、香葉子夫人にはよけいに気に入らなかったようで、パワハラはさらにエスカレートしたというのだが……。そのときの状況は、娘の泰葉もよく知っているようで、「(香葉子夫人のパワハラを)知ってますよ。たい平くんは大変でしたよ。私、そのときの話をすると泣いちゃうからやめてください。あの人、本当によく頑張ったわ……」と思わず涙を見せる。今では借金問題や元マネージャーへの脅迫など、お騒がせタレントとして有名な泰葉だが、’06年当時は春風亭小朝の妻であり、根岸の実家にも頻繁に出入りしていた。落語界の裏側も見てきた彼女だけに、貴重な証言に耳を傾けたい。「(香葉子さんのたい平へのパワハラは)落語界では公然の秘密。みんなご存じですよ。あのとき、一番いじめたのは香葉子さんですよ。たい平くんが泣いているのをよく見ましたよ。本当によく頑張った……(涙)。みなさん黙っていますけど、こんな妨害は日常茶飯事で、(香葉子夫人の)被害にあった人はたくさんいますよ。彼女は性格的にすごく売れたりする人を非常に嫉妬するんです。要するに、たい平くんは才能があるし、自分の息子たちより人気があったのが嫌だったんですよ」そこで、襲名騒動とたい平へのパワハラの件を聞こうと、自宅からお手伝いさんと思われる女性の運転する車に乗って出てきた香葉子夫人を直撃したが、無言のまま。表情をうかがい知ることはできなかった。代わりに彼女の事務所にこれらの件を質問すると、「コメントすることはございません」レスリングの伊調馨をはじめ、パワハラ問題が表面化している昨今。落語界にとって“おあとがよろしい”日ははたして来るのだろうか。
2018年03月12日左から、海老名香葉子さん、林家三平、林家正蔵、泰葉国民的演芸番組『笑点』(日テレ系・毎週日曜17時半)メンバーの三遊亭好楽の弟子、三遊亭好の助の襲名をめぐり騒動が勃発した。今月3日、スポーツ報知の芸能面のトップ。見出しは《正蔵が異議好楽弟子の「九蔵」襲名白紙》だ。好の助は、今年5月に真打ちに昇進する。4月には都内のホテルで披露パーティーも行う予定。2か月を切った段階での白紙は、「当事者は、後ろ幕や扇子や手ぬぐいなどすべてを作り直さないといけない。若手の落語家にとっては、精神的痛手と同時に経済的痛手もある」と演芸関係者が同情する。簡単に背景を説明する。三遊亭好楽は、八代目・林家正蔵に入門し、林家九蔵を名乗っていた。「好楽師匠にとって愛着のある名前で、おかみさんは今も師匠のことを『きゅうちゃん』と呼ぶほど。そのおかみさんが『誰かについでもらえば』と言っても、決して首を縦に振らなかった。それがやっと弟子に渡そうと思った矢先に、ミソが付いてしまった」(演芸評論家)八代目の死後、九蔵は三遊亭円楽の門下に移り「三遊亭好楽」に改名。円楽が、落語協会を飛び出した際には、行動を共にした。落語協会から出て行ったことを九代目・林家正蔵は問題視し、三遊亭が林家名跡を襲名することについて「落語界で悪しき前例を作るのはよくないとは申し伝えました」とスポーツ報知の取材にこたえている。「正蔵は2つの大きなミスをしましたね」と、前出の演芸関係者はバッサリだ。「ひとつは、自分ではなく母親の海老名香葉子さんに、(好楽さんに)『ダメだ』と迫らせたこと。もうひとつは、正蔵の近視眼的発想。50年後100年後にはまた一緒になるかもしれない。悪しき前例でなく、いいきっかけになるかもしれないのに、その可能性をつぶした。目先のきく人間であれば、『今回は前例にならないために、名前を使うのは一代限りにしてください、襲名の準備も整っているでしょうから、特例として認めましょう』とでも言っていれば株があがった。残念です」さて、この騒動に介入しているのが、海老名家のお騒がせ次女の泰葉だ。ブログで発言を始めたが、「これが正鵠(せいこく)を射ている。実にまともなんです。海老名家が間違っていると論破しているんです」(前出・演芸評論家)泰葉は「みなさま間違えています」と呼びかけ、海老名香葉子さんが落語界でなんの立場もない、にもかかわらず好楽師匠を呼びつけ3時間も対応し襲名させないと通告したが、そんな権利はない!ねじれた行為です、と断罪したのだ。「痛快ですね。今回の林家のやり口に、なんでも海老名家に報告しなきゃいけないんだろうねと皮肉る落語家も多いですよ。海老名家も正蔵も、間違いなく評判を下げましたね」(前出・演芸評論家)9日には、東京・上野では海老名香葉子さんが発案した「時忘れじの集い」が開催され、正蔵も出席する予定。例年とは違った形で、メディアの注目を集めそうだ。<取材・文/薮入うらら>
2018年03月08日■ SNSをきっかけにした国際結婚も当たり前?落語家の初代林家三平さんの次女でタレントの泰葉さん(56)が20日、都内でイラン人の会社経営者、メィヒディ・カーゼンプールさん(36)と婚約会見を開きました。2人はSNSで知り合い、実際に出会ったのはメィヒディさんがイランから来日した14日が初めて。泰葉さんによると、SNS上で5000人から求婚された中で、ビデオチャットなどを通じて理解を深めたメィヒディさんが一番いい相手だと確信したとのこと。聞くと驚いてしまうような出会い方ですが、このようなオンラインサービスを使った国際的な出会いも、今では決してめずらしくはありません。■ 出会い方の歴史を振り返ってみる男女の恋愛は不変のものですが、男女が出会う方法や手段は、時代によって変わるのです。では、出会い方の歴史を簡単に振り返ってみましょう。出会い方の種類は、大きく2つに分けられます。まずは、リアルに出会える恋愛サービス(以下、リアル系サービス)として、恋活・婚活パーティ、街コン、相席系居酒屋・ラウンジについてです。①婚活パーティ・街コン・相席屋の移り変わり上の図は、この10年、日本でそれぞれの言葉がどれだけ検索され、どれだけ関心を持たれたか、その移り変わりを示しています。それぞれの項目を、解説します。○恋活・婚活パーティ恋活・婚活パーティとは、真剣に恋人や、パートナー・結婚相手を求める男女がダイニングバーなどに集まって会話をし、相手を見つけるパーティです。2016年『エクシオ』は、462,108人を動員。また、設立23年となる老舗の『シャンクレール』は422,836人、株式会社IBJの婚活パーティーサイト『PARTY☆PARTY』では、50万人以上を動員するなど、各社が積極的に開催をしています。恋活・婚活パーティは、参加者一人一人と順に話をするオーソドックスな「1対1形式」、合コン形式で開催される「合コン形式」がメインです。最近では様々な趣向を凝らしたパーティ(趣味コン)が開催されています。たとえば、バスツアーやスポーツイベント、趣味の集まりなど、いろいろなタイプの婚活パーティが選べます。○街コン街コン系の発祥は、2004年に栃木県宇都宮市で開催された「宮コン」。「数百人〜数千人の男女を集め、その街の複数の飲食店を自由に移動して飲み食いする出会いの場」が街コンの特徴です。2011~13年頃までは街コンブームといえるほど数多く開催されました。しかし、現在では数百人規模で複数の店を行き来する、本来の街コンはほとんど開催されなくなっています。増えすぎた街コンの中には、食事や飲み物の質が悪かったり、男性の参加者が圧倒的に多かったりなど、質の低い物が多く、参加者の街コン離れを起こしてしまいました。○相席系居酒屋・ラウンジJISとオリエンタルラウンジが相席系ラウンジでは有名です。ラグジュアリーなラウンジで男女が相席し、会話をして出会います。基本的に、女性は食事・飲み物は無料、男性は滞在した時間に応じた料金を支払います。相席系居酒屋ブームを作ったのは、「相席屋」。2014 年3月に赤羽に第一号店がオープンして以来、一気に店舗数が増加し、今では全国各地に60店舗以上もあります。現在では、イタリアンバルやバーのような形態など、新たなジャンルの店舗が次々と登場しています。*次にインターネットを活用したオンライン系(出会い系サイト・婚活サイト・マッチングアプリ)による出会い方を見ていきます。②出会い系サイト・婚札サイト・マッチングアプリの移り変わり○出会い系サイトiモードが出現した1999年頃から、携帯電話による出会い系サイトの数が急増しました。事業者が用意するニセの参加者であるサクラ、勧誘手段としての迷惑メールや、架空請求を含む悪質な料金請求が社会問題化したのは、みなさんの記憶にあると思います。現在は、有料の悪徳出会い系サイトのほとんどは姿を消しています。現在では、運転免許証やクレジットカードなど本人確認が義務され、無料もしくはオープンな掲示板式の出会い系サイトも、事実上消滅しました。○婚活サイト婚活サイトで会員数が多いのは、ヤフーパートナーとmatch.com。ヤフーパートナーは、累計プロフィール登録数が450万に到達し、世界最大級の恋愛・結婚マッチングサイトであるmatch.comも187万人以上の日本人会員がいます。また、婚活サイトの老舗として、ブライダルネット(会員数334,646名・2017年2月現在)、エキサイト婚活(会員数259,350人・2017年8月現在)が有名です。○マッチングアプリそして、2012年頃には、Facebookのプロフィールを活用して会員登録を行い、相手を探すマッチングアプリに登場し、現在は多くの人に使われています。会員登録時にSNS(Facebook)のアカウントと、運転免許証など身分証明書を使うのが特徴。出会い系サイトとは違って、利用者のプロフィールが保証されているため、安心した出会いの場として急激に利用者が増加しました。『Pairs』のユーザ数は、2017年1月には500万人を突破。『Omiai』は現在、226万人以上のユーザがおり、『タップル誕生』も2017年2月に会員数が200万人を突破しました。それ以外にも、20代を中心に人気の世界最大のマッチングアプリ『Tinder』、メンタリストDaigoがプロデュースする『With』などの知名度が高いですね。■ そして、現在。ハワイでの婚活もブームに?このようにさまざまな出会い方がありますが、斬新な出会い方は他にもあります。女性にとって憧れの地と言えば、ハワイ。そのハワイで、現地のハワイ人男性と国際結婚をする人も増えてきています。日本人女性とハワイ人男性をマッチングするサービスとしては、「マッチメイキングハワイ」が有名です。ハワイで結婚相談所を運営する方から聞くと、年々問い合わせ数は増加し、実際に結婚する組数も増えているようです。*このように現在では、みなさんが知っているような出会い方から、インターネット・オンラインを使った出会い、そしてあっと驚くような出会い方まで、さまざまな方法があります。ぜひ、いろいろ試して、自分に合った出会いを見つけてほしいと思います。(恋愛結婚学研究所/恋愛起業家・大木隆太郎)presented by愛カツ ()
2017年09月22日イラスト:渡辺貴博「反論とか暴露する気はなかったんです。でも、考え方を変えざるをえなかったのは、日本全国で読まれる『週刊女性』さんに、泰葉が真実と違うことを述べているということ。そして、CD制作で未払いになっている法人が10社以上あるということを知ってほしかったので。僕のことより“真実はひとつだ”ということを明らかにしたいのです」そう静かな声で語るのは、今年8月まで泰葉のマネージャーをしていたA氏。『週刊女性』は以前から再三、インタビューを申し込んできたが、ついに彼が重い口を開いてくれた。「私は音楽ディレクターとして28年やってきました。そして、昨年12月に泰葉のマネージャーをやっている知り合いから、“音楽部分を手伝ってくれないか”という連絡があったのです。その月に代々木の小さなライブハウスで泰葉のライブを見たんですよ。そのとき、声がすごく素晴らしかった。感動したんです」だが、ほどなくして彼を誘ったマネージャーが突然、泰葉からクビに。つまり、A氏だけが残されてしまったのだ。「彼が切られてどうしようかと思ったんですけど、あの声ならミニアルバム1枚くらいやってみたいなって傾いたんです。ディレクターの性ですよね。才能ある人間にやっぱり憧れるし、燃えるんですよ」A氏と泰葉はCD制作について今年の2月8日、3月10日とミーティングを重ねる。そこで、CDの出し方や販売方法、そして彼女の父親である先代・林家三平さんの命日である9月20日をリリース日にすることが決まった。「自分で『泰葉レコーズ』というレーベルを持ち、原盤フィーを持って作りたいというので、600万円くらい制作費がかかるよって。そうしたら、“私は800万円くらいかかるかと思った。大丈夫、売れるから”って。このとき僕は彼女の経済事情も知らないですし、3月10日には帝国ホテルのスイートルームを借りて打ち合わせをしたくらいですからね。僕と泰葉のほか、アレンジャーなど制作関係者6人。彼女はドンペリ3本くらいと大きいオードブルを持ってこさせ、打ち合わせが終わったあとは親睦会になり、いい形で終わったんです」5月18日に行われた1回目のレコーディングから、順調に音楽制作は進んでいた。あとは、CDをプレスする段階という7月中旬に、彼女から驚きの告白をされる。■「月末に支払うお金がない」との告白「泰葉から“月末に支払うお金がない”って初めて言われたんです。なんと、会社の通帳には8000円しか入ってなかった。恐るべきは、クレジットカードがじゃらじゃらと10何枚も出てきたけど、全部未払いで止まっていると。D社のカードに関しては毎日のように丁寧だけど督促の電話がかかってくる。そこまで逼迫してたわけです。このとき僕はレーベルを守る立場ですから、とりあえずやばいところから3万でも5万でも払っていこうと話したんです」そこで、A氏はビジネス案件が決まりかけていた海外の会社を拝み倒し100万円を借りることに成功。もうひとつは、タイミングよく『週刊ポスト』のヌード撮影が決まり、編集部に頼み込んでギャラ200万円の半金を先にもらうことで、何とか7月末までに200万円を作ったのだ。「泰葉から支払いもやってくれと頼まれたので、未払いの金額と口座番号のリストを作らせたら、クレジットカードだけじゃなくて、リースで乗っているBMW月々約13万円、駐車場代、税金、健康保険など、キャッシュで払わなくてはならないものが払ってないんですよ。で、月末に入った200万円で支払っていったら、全部で170万円になったんです。そうしたら、泰葉がイランに行くとか生活費が欲しいと言うので、その30万円をどうぞって渡したんです。それで、通帳は0円ですよ。でも、これからレコーディング費用などでかかった約600万円の請求が押し寄せてくるわけです……」それでも、泰葉は“大丈夫よ”と言うばかりで、具体策は見えてこない。そこで、A氏は意を決し、8月8日に社長である彼女に対してある提案をすることに─。「彼女はCD発売日である9月20日に、(春風亭)小朝さんや和田アキ子さんを訴えると会見した帝国ホテルで、また会見する予定だったんです。あのときと同じく300万円かけてやろうとしていたので、そんなお金どこから出るのよと。そうしたら、黙っちゃって。もちろん、やんわりと言ったんですよ。最終的には、バンと彼女が帝国ホテルに電話してキャンセルしてくれたので安堵したんです。それから、“会社運営はどういうふうに考えているのか”という話や“毎日、朝の7時くらいからお酒飲むような生活はやめようよ”と話し合い、午後7時くらいに家に帰ったんです」ディレクターとして音楽面を支えるだけでなく、マネージャーとして金銭問題の解決にも奔走してきたA氏。そんな彼に対し、この一件で彼女の態度は一変することになる。■1000万円入るビジネスが終わった「8月11日から誹謗中傷のメールが3日間で40通から50通くらい来た。しかも、前日に泰葉のブログで、僕の顔と実名を出して“ストーカーだ”“セクハラだ”って始まったんです。そのうえ、自己破産とか会社倒産するなんてこともアップしたんです」当該のブログには《A氏(実名)の業務不履行ストーカー行為により私は自己破産そして会社は倒産の道を歩まなくてはならなくなりました》と書かれていた。このブログのせいで、海外のビジネス案件が破談になってしまう。「彼女のブログを見たその海外の企業が、“そんな会社とは仕事はできない”と断ってきた。約1000万円入るビジネスが終わったんです。CDの制作費はこの報酬で切り抜けようって思っていたのに……。知人を通じ“CDのプレス代は8月末までにお金を払わないとダメですけどどうしますか?”というメールを転送してもらったところ、“お金がないのでプレスを止めてください”っていうメールが来たわけです。すると、そこから泰葉の逆恨みが始まるわけですね。自分のお金がないからリリースを止めただけなのに、止めたのは僕だって。しかも、海外のビジネス案件でうまくお金を回す予定だったのに、自己破産、会社倒産ということをブログにアップしたために、パーになってしまった。自爆なんですよ」逆恨みは脅迫メールだけでなく、さらにエスカレートする。「8月16日に仕事に行こうと家の玄関のドアを開けたら荷物が置いてあるようで重いんですよ。そうしたら、黄色いビニール袋の中に、出刃包丁と《イラン人がおまえをやりにいく》《やすはまもる》みたいなひらがなで書かれた脅迫状と犬のフンが入れられて置かれていたんです」翌日、A氏はこの件を警察署に相談。ただし、この時点では泰葉に対する思いもあり、被害届は提出せず、指導だけにしてほしいと言っている。「それで、8月18日に泰葉が警察署に呼ばれるんですが、“これ見覚えある?”って刑事さんが出刃包丁、脅迫状、犬のフンの写真を見せたんです。はじめは知りませんって言ったそうなんですが、“脅迫状の中に泰葉って書いてあるでしょ”って問い詰めても、“近所に住んでいるイラン人が私の名前を使ってやった”みたいなことを言ったそうなんです。それで刑事さんは怒っちゃって、“あなた以外にやる人はいないでしょ”って強く言ったら、涙流しながら、“すみません、私がやりました”と認めたそうです」犯行の理由に関し泰葉は、CDのリリースを阻止されて悔しくてやったと語った。今まで被害届を提出しなかったA氏だが、ここにきて心境の変化が出てきたという。「昨年12月から今年7月までの8か月間、僕はディレクター代など1円ももらっていない。それに、僕のツテで呼んだミュージシャンなどへのCD制作費も払われていない。最初はそれを払ってくれればいいと思っていたんです。でも、御誌の取材で泰葉は今でも“CD制作は勝手に元スタッフ(A氏)がしたこと”などと、すべてを僕のせいにしてウソを並べたてている。さすがに許せないので、僕は近く警察署に被害届を提出することにしました。刑事さんに聞いたのですが、10日から20日間は勾留される可能性があるそうです。彼女は今まで他人に迷惑をかけても、“海老名家のお嬢様”としてのらりくらりと逃げてきたんでしょう。さすがに今回は、きちっと司法の手にゆだねるべきだと考えました」■泰葉に脅迫事件について話を聞くと『週刊女性』は9月7日、泰葉に電話で脅迫事件について話を聞くと、「それは事実です。本当に私は追い込まれてしまって、自分を見失って、そのときの記憶がない状態なんです。記憶はないのですが、そういうことをしてしまったという自覚はあります。非常に反省しているんです。ところどころは覚えているのですが、前回お話ししたように、私はPTSDでもあるので、自分を追い込んでしまうんですね。警察の方にも呼ばれて、上申書を書いて“もう2度としません”と誓いました」全面的に非を認めたのだ。さらに、A氏がCD制作を勝手に決めたと『週刊女性』に語った件も、「Aさんが正しいです。事情は聞いていたのですが、細かい情報は入ってきていなかったのでちょっとびっくりしてしまいました。それで、この前は聞いていないと言ってしまいました。そこはお詫びしたいと思っています」とウソであったと話した。では、A氏の被害届が受理された場合、泰葉はどのような罪に問われることになるのだろうか?人間関係のトラブルに詳しい『弁護士法人・響』の徳原聖雨弁護士に聞いてみると、「今回の件は脅迫罪が成立する可能性があると思います。一般人が怖がるかどうかというのが、裁判所が判断するポイントです。泰葉さんから送られた脅迫状の中身がどういうものかも重要ですが、出刃包丁が送られたというのは脅迫の現実味が出てきます。罪が確定すれば、2年以下の懲役か30万円以下の罰金が科されることになるでしょう」とのことだ。「『週刊女性』さんの取材があったあと、泰葉は私をストーカー呼ばわりしたこともメールで謝罪してきました。ブログで書いたことをウソと認めたんです。ですが、600万円近くあるCD制作費は、どう返済されるのかは不明です。もし本人が返せないのならば、根岸の実家に肩代わりしてほしい。だって、あなたの娘が10社を超える会社に迷惑をかけているんですから」そこで、母である海老名香葉子に話を聞こうとしたが、代わりにマネージャーから、「お答えすることは何もありません。(泰葉とは)まったく連絡をとっていないですね」と冷ややかな答えが返ってきた。金銭トラブルだけでなく、逮捕の可能性まで出てきた泰葉。はたして、彼女はどこへ向かって飛んで行くのだろうか─。
2017年09月12日春風亭小朝を「金髪豚野郎」と言った離婚会見(’07年)『バイキング』(フジテレビ系)などに出演していた泰葉だが、最近はめっきりテレビで見なくなった。話題になったことといえば、8月7日に発売された『週刊ポスト』(’17年8月18日・25日号)で、袋とじ9ページにわたってヘアヌードを披露したことだろう。「私もこの前、彼女が掲載された雑誌を見ましたけど、アンダーヘアを見せたり、寝転んでヒップを見せたりと、大胆な姿すぎてビックリしちゃいました。この前、泰葉さんのお母さんである(海老名)香葉子さんにお会いしたとき、その話題になったら、“どうしてこうなっちゃったのかわからない”と涙を流されていましたよ。娘さんとはまったく連絡をとっていないようですが、母として本当に心配なんだと思いますよ」(林家一門に近しい人)そこで泰葉本人にヘアヌード披露についての想いを聞いてみた。■母は心配するも娘は……「よかったでしょ?ありがとうございます。おかげさまで大好評だったみたいで、ポストさんかなり売れたみたいですよ」と喜びの表情を見せる。ヌードのオファーはポスト側から出され、過去に撮影してもらい好印象だったカメラマンが今回の担当だったことも、彼女の気持ちを前向きにさせたようだ。「カメラマンが渡辺達生さんだと知って、脱ぐことに決めました。彼とは何回か交渉はありましたが、そこでヘアヌードでやりたいというオファーを受けました。最初は乳首や乳輪も見せないヌードのつもりでした。ただ、私は“やる”“やらない”ははっきりしている性格なのでヘアヌードを決めるのは早かったですね。あとは、母がすごく胸がきれいだったんです。お風呂に入るたびに“お母さんの胸きれいだな”と思っていました。もちろん4人子どもを産んでいますし、形は崩れていますけど何カップかわからないくらい大きいんです。それで、ふと自分も乳輪がきれいだなと思ったんです」と、母への思いものぞかせる。そこで、香葉子さんが、ヘアヌード写真を見て悲しんでいたことを伝えると、今までの表情から一変し、暗いトーンでこう話した。「でも、それは芸術のひとつですからね。作品ですから……。悲しんだというのを聞いてからだと出せなかったでしょう。(母親が悲しんだことを)今まで知らなくてよかったのかもしれません。母が悲しんだというのはいま聞きましたから。でも、後悔はありません。後悔していたら脱ぎませんよ。乳は垂れていますけど、私はいい作品ができたと思っていますよ。賛否両論ありますが、否定する人も読んでくれていますからね」ちなみに、200万円という高額なギャラが支払われたという話も出ているのだが……。「はい、そうですよ。(200万円は)間違いありません。全然、安いと思ったくらいですから。ヌードは初めてだったので、それくらいなのかな〜と思いました。ですが、脱いだのはお金のためではありません。私は、いくらお金を積まれてもヌードはやらないと決めているので」
2017年08月31日このあと笑顔で記者を自宅に招いてくれた泰葉「じゃあ、暑いし家の中に入ってください」8月下旬の午後2時過ぎ、自宅マンションからピンクのワンピースを着て出てきた泰葉。記者が直撃取材すると、立ち止まり笑顔を見せながら、なんと、自宅に招き入れたのだ。「都内でひとり暮らしをしていた泰葉ですが、7月初旬に“海の近くに住みたい”ということで、神奈川県内に引っ越したそうです。現在は台東区根岸にある実家とも絶縁しており、都内にこだわらなかったのでしょうね」(芸能レポーター)部屋は約100平方メートルで、愛犬との1人+1匹暮らしには、十分すぎるほどの広さ。引っ越したばかりだからか、部屋には物が少なめだ。泰葉といえば、6月2日に帝国ホテルで行った記者会見で、元夫の春風亭小朝のDVにより心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されたことを告白。また、和田アキ子のラジオでの発言が営業妨害だとして、2人を提訴することを突然宣言したのだが……。「その後、彼女は2人への提訴を取りやめたことを発表しました。しかし、この会見から業界内では“お騒がせ人物”とされ、テレビ界などでは扱いにくい存在となってしまいましたね」(前出・芸能レポーター)■「自己破産」の真相8月16日の夜に更新された『残念ですが』と題されたブログで、《私は自己破産そして会社は倒産の道を歩まなくてはならなくなりました》と現状を報告。記事はすぐに削除したが、スポーツ紙などのメディアがすぐに反応し、騒動となった。「8月の初めに辞めた元スタッフがいろいろなところに発注をかけていて、請求書が私のところにたくさん来たんです。請求書の送り先のひとりである音楽関係者の女性の方から“何日までに払ってください”とか“あなたの責任だ”とか責めるような口調で言われて、困ってしまって……。これは書いておいてほしいのですが、私はPTSDなんです。診断書もお見せします。どういう症状が起こるかというと、つらい記憶がフラッシュバックするんです。何かが起こると自分を責め続けてしまい、(想像の中で)自己破産まで考えがいってしまう……。被害妄想が襲ってくるんです。何が起こっているのかわからなくてパニックに陥ってしまって、“自己破産した”というブログをあげてしまいました。深刻な障害なんですよ」あくまであれは本心ではなかったようだ。だが、父で落語家・林家三平さんの命日である9月20日に発売を予定していたミニアルバム『フライディ・チャイナタウン』は、発売中止に追い込まれている。PTSDが仕事に影響を及ぼしているようにも思えるが、どうやら、レコード会社に支払うべきCDのプレス代などが未払いであることが原因だという。そのことを泰葉にぶつけると、「プレスできていないのは事実です。クラウン徳間さんときちんと話ができていませんからね。今のところ発売中止ですが、きちんと整理ができたら発売したいと思っているので、発売延期だと考えています。少し時間はかかるかもしれませんが、音源はもうできていますからね。ただ、不義理なところがあまりにも多すぎるので、(請求書の件で)みなさんのお許しを得てからではないか、と思っています」各方面から続々と届く請求書。やはり、資金繰りの悪化がCDの発売中止につながったことを、否定はしなかった。「CDのプレス代は17万円です。(請求書すべての)合計金額はまだ調査中なのでわかりませんけどね。それだけお支払いしてもよくないので。何がどう起こって、発注書がどこから来ているかをすべて把握しなければスタートできません」レコーディングにかかったスタジオ代、ミュージシャンへのギャラなど、いまだに支払われていない。「支払いが滞っているというか、情報収集をしている段階ということです。請求書の件が明確にならないとできません」レコーディングにかかった費用は500万円とも600万円ともいわれ、今月末にはさらに請求額が膨らむと予想されている。タレント活動がほぼない現状では支払いは困難であるように思えるが、本人は自信をのぞかせる。「ブログが月間300万アクセスを記録しているので、広告収入もかなり入っています。どこにも行かなくてもこんなに稼いでいいのかと思う額です。でも、それはファンのみなさんのおかげです。温かく見守ってくれているので。生活は安定というか、それ以上のものですね」いったい彼女はどれくらい稼いでいるのだろうか。ブログ事情に詳しい、ITジャーナリストの坂本翔氏によると、「アメーバブログの場合、月間300万アクセスであれば、月30万円以上はブログの更新だけで入ってきていると予想されます。泰葉さんの場合、それに加えて、化粧水やリップクリームなどの商品をブログ記事内で紹介して販売ページにリンクさせています。そこからその商品を購入している方がいると仮定すると、さらに金額は加算されているのではないでしょうか」と、庶民にはうらやましいほどの額を毎月、手にしている計算だ。■彼女が語った“最後の夢”とは「’19年に引退を考えています。2年後というのは直感です。音楽でもこれでいいっていうのができたので。それで決断しました。私はお嬢様育ちで人を疑うということができないんです。芸能界っていうのは、生き抜くためには大変ですからね。私にはしたたかさがまったくないんですよ。音楽センスはあるのですが、ビジネス戦略やしたたかさがありません。人にだまされたり、トラブルに巻き込まれやすいんです。小朝さんのDVもありましたし、とんでもない人生を送ってきました。だから、もう芸能界はいいやって思うんです。なので、家庭的なことをしたいですね。料理が好きで、最近は刺繍もやるなど、家にいるのが好きで。それくらい家庭的なんですよね。私は子どもが好きなのですが、子どもが持てなかったので、いずれ養子とかをもらって子育てをしたいという夢があります。これが最後の夢ですね」そう語る泰葉の目は、どことなく明るさが戻っていた。夢を叶えるためにも、老婆心ながら身の上に起こっているさまざまなトラブルだけは、早めに解決しておくことが賢明なのではないだろうか。
2017年08月29日伊藤淳史、新川優愛、岸谷五朗らを迎え、人気放送作家・鈴木おさむが企画を担当した一話完結型のSFヒューマンドラマ「脳にスマホが埋められた!」に、林家ペー、林家パー子が本人役で、レギュラー出演することが決定した。ある日突然、脳がスマホのようになってしまったアパレル会社「エグザルトン」のサラリーマン、折茂圭太(伊藤淳史)。視界にはスマホと同じ画面が現れ、さらに他人のメッセージまで見ることができる。圭太はこの能力のおかげで社内外のトラブルに次々と巻き込まれていくが、結果的に人助け的なことを続けていく――。アパレル会社「エグザルトン」総務課勤務の主人公・折茂圭太役を伊藤さん、「エグザルトン」の契約パタンナーでヒロインの石野柳子を新川さん、同じく契約パタンナーの安田部々香を「メイプル超合金」の安藤なつ。そして「エグザルトン」代表取締役社長・黒部仁役を、主演の伊藤さんとは約20年ぶりのテレビドラマ共演となる岸谷さんが演じ、篠田麻里子が約3ぶりに地上波連続ドラマでレギュラーとして出演することでも話題となっている。そして今回、出演が決定した林家ペーさん&パー子さんは本人役で登場。スマホ人間となってしまった折茂圭太(伊藤淳史)にとって、その謎を解く重要なキーマンとなるかもしれないという。ぺーさんは自身の役どころについて「監督に言われるがままやってました。いまでも自分が何役だったのかよくわかっていません。いままで色々な役を演じましたが、今回が一番難解でした。これが私のスマホな意見です」とギャグを交えてコメント。また、もし、スマホ人間になれるとしたら、何がしたいか?と聞かれると「たくさんの有名女優さんとこっそりツーショットを撮りためたいです」とペーさんらしさ全開で応えた。木曜ドラマ「脳にスマホが埋められた!」は7月6日(木)23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2017年06月21日