NHKの林田理沙アナウンサーが27日、同局内で行われた報道番組『ニュースウオッチ9』(月~金後9:00)『サタデーウオッチ9』(毎週土曜後9:00)の取材会に参加。新年度からキャスターを務める『サタデーウオッチ9』への意気込みを語った。同番組の新キャッチフレーズは「情報空間の『いま』が分かる!」。インターネット上で不確かな情報があふれるなか、フェイク情報の検証を始め、情報空間で今起きていることを、確かな取材と斬新なプレゼンテーションで届ける。国内外のニュースでは、デジタル上での関心度や反応を分析し、受け取り手が「そのニュースのどこに」関心を持ったのか、ポイントも合わせて伝える。メインキャスターは林田アナと海外での取材経験が豊富な伊藤良司記者が務める。激動する国内外の情勢など、週末に押さえておきたいニュースを60分間にまとめて「いま」と「明日」を視聴者と考える。林田アナは「ニュースを伝える原点となっているのはやはり『ブラタモリ』」とアシスタントを務めた歴任番組を挙げ「なぜ、どうしてという素朴な疑問を持つこと、そして多角的な視点で物事を捉えることの大切さ」と大事にしていることを明かした。そして「ジャングルの中で正しい情報を一緒に確かめに行くという思いで取り組んでいたいと思います。ご覧いただいている皆さんと一緒に考え、1歩を踏み出したいです。皆さんの案内人のような役割として貢献していきたいですと思います」と気合十分。「音楽や芸術の力の大きさも実感していますので、(エンタメ関連の)企画にも挑戦していきたいと思います」新たなチャレンジ心も明かした。伊藤記者は金沢、報道局、ソウル支局、ブリュッセル駐在、パリ支局、中国総局、アメリカ総局などを歴任。これまでは「報道局国際部の記者、海外特派員として国際ニュースの取材、発信。NHK WORLD-JAPANで英語ニュースの統括」を担当業務としていた。林田アナは、長崎、福岡などで勤務。これまで『ニュース7(キャスター)』『ブラタモリ』『おはよう日本(5時台キャスター)』を歴任し、現在は『ニュースウオッチ9(キャスター)』を担当している。また、新年度から『ニュースウオッチ9』のキャスターを務める同局の星麻琴アナウンサーは、林田アナと同期入社。互いに「リンダ(林田)って呼んでます」「まこっちゃん(星アナ)って呼んでます」と親しげな様子を見せた。
2024年03月27日村上春樹の小説「一人称単数」が2月26日(月)本日、Amazon オーディブルにて配信スタートした。現在Audibleでは、村上春樹作品を多数配信中。19作目のオーディオブック化となった「一人称単数」は、2020年に刊行された8作からなる最新短篇小説集。今回、朗読を担当したのは、『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『宮本から君へ』『シン・仮面ライダー』などに出演している俳優・池松壮亮。「初めての挑戦で難しかったですが、とてもやりがいのある作業でした」と収録をふり返った池松さんは、「読む人の記憶や感覚に触れ、独り言のような記憶にならない曖昧な記憶、形容し難い個の体験や感情を、言葉を丁寧に紡ぎ、巧みに操つり、魔法のように浮かび上がらせる素晴らしい作品」と本作について語る。さらに「声と音によって、小説とはまた少し違う届き方を試せたのではないかと思います。寝る前に聴いていただくのも、ラジオのように聞いていただくのも、好きなように楽しんで頂けたらと思います」とコメントしている。「一人称単数」あらすじ人生にあるいくつかの大事な分岐点。そして私はいまここにいる。ビートルズのLPを抱えて高校の廊下を歩いていた少女。同じバイト先だった女性から送られてきた歌集の、いまも記憶にあるいくつかの短歌。鄙びた温泉宿で背中を流してくれた、年老いた猿の告白。スーツを身に纏いネクタイを結んだ姿を鏡で映したときの違和感――。そこで何が起こり、何が起こらなかったのか?驚きと謎を秘めた8篇。「一人称単数」はAudibleにて配信中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月26日女優・タレントの林田真尋が、発売中のマンガ誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)第10号のグラビアに登場している。林田は1998年5月7日生まれ、兵庫県出身。ダンスボーカルグループでの活動を経て、現在は女優やタレントとして活動している。3月には舞台上演を控えている。今回は同誌に初登場で、プレミアムな水着ショットを漫画誌初披露。1st写真集以来約7年ぶりとなる水着姿となる。
2024年02月23日村上春樹の傑作長編をかつてない形で舞台化し、20年の初演時に大きな話題を呼んだ『ねじまき鳥クロニクル』。その待望の再演が、11月7日(火)、東京芸術劇場プレイハウスで幕を開けた。それに先駆け行われた公開ゲネプロ、およびキャスト取材会の模様をレポートする。突如飼い猫が姿を消し、謎の女からの電話ののち、妻のクミコも姿を消した。岡田トオルは、クミコの兄・綿谷ノボルが彼女の失踪に関わっていると確信。隣家の涸れ井戸の底へと降りて行くのだが……。演出・振付・美術を手がけるのは、世界的に活躍するインバル・ピント。脚本・演出のアミール・クリガーと共に、膨大な文字で編み上げられた『ねじまき鳥クロニクル』という小説を、総合芸術という形で見事舞台上に現出させている。役者の身体はもちろん、歌、美術、照明、そして大友良英による音楽(しかも生演奏である)のすべてが観る者の五感に直接訴えかけ、言葉以上に雄弁に語り出す。主人公の岡田トオルを演じるのは、初演と同じく成河と渡辺大知。ふたりでひとりを演じるという難役に再び挑むことになったわけだが、成河は「複雑なものを複雑なまま見せるってことですよね。ただそれを言語化してしまうと非常に説教臭くなるけれども、インバルの視覚的なイメージで、複雑性を体験出来るようになっている。だから僕はただただ複雑なものなんだと思いながらやっています」と語る。また渡辺は「演劇というものの固定概念を壊してくれるような、すごくワクワク出来る舞台だという自信があります。なにか刺激が欲しい人にはぜひ観て欲しいです」とアピールした。トオルと不思議な縁で結ばれる高校生の笠原メイ役には、こちらも続投となる門脇麦。彼女が「ねじまき鳥さん」と呼ぶトオル宛の手紙を読むシーンは、本作の中でも異色のかわいらしさがあり、強い印象を残す。そんな門脇にとって唯一残念なことが、「自分が出ているシーンは見られないこと」だと明かし、「いろいろ考えずに楽しんでください。もし話がわからなくても、見たことのないシーン、びっくりするくらい美しいシーンがたくさんあるので、それだけでいいと思います」と自信に満ちた表情で言い切った。門脇の言葉は決して過大ではなく、目の前に広がるシーンはどれも美しい。前出したようにそれを形作る要素はさまざまだが、中でも最大の賛辞を、“特に踊る”にキャスティングされた8人の素晴らしいダンサー陣に贈りたい。取材・文:野上瑠美子
2023年11月08日ハーバー研究所「無添加スキンケアメイクリニューアル発表会」が25日、都内にて行われ、モデルで女優の林田岬優が登壇した。2024年1月22日より、無添加スキンケアメイクを一斉リニューアル新発売する同社。小柳典子代表取締役会長は「リニューアルした商品は38品目あるのですが、8品目は医薬部外品の認可を得ました」と説明し、「弊社の社員たちが企画し、一生懸命作って、その結果、商品化しました」と誇らしげな表情を浮かべた。発表会では、人気ヘアメイクアップアーティストの千吉良恵子氏によるメイクアップショーも開催。モデルに林田岬優を迎え、ハーバーの無添加スキンケアメイクアイテムを用いて、「春らしく凛とした、その中にも優しさのある女性像」を表現した。千吉良氏のメイクに、林田は「ワッと気持ちが明るくなりました!」とニッコリ。「今日はクールなドレスを着ているんですけど、ハーバーさんの優しい色味のメイクと、ちぎりん(千吉良氏)のメイク方程式で、(クールなドレスの印象に)気品や透明感がプラスされた」と自身の印象を語っていた。なお、今回の発表会には、吉田兄弟、IKENOBOYSも登場し、三味線の演奏といけばなパフォーマンスで会場を盛り上げた。
2023年10月25日俳優・多部未華子が朗読するAmazonオーディブル「カンガルー日和」(著者:村上春樹)が、10月20日(金)本日配信スタートとなった。Audibleは、オーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービス。プロのナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブック、ニュースからお笑いまでバラエティあふれるプレミアムなポッドキャストなどが揃う。本日配信されたのは、「ノルウェイの森」「1Q84」などで知られる村上さんの作品集「カンガルー日和」。18の短編が収録された本作を朗読するのは、「私の家政夫ナギサさん」「マイファミリー」などに出演し、現在放送中の「いちばんすきな花」では、主人公のひとりを演じている多部さん。多部さんは、「さまざまな物語が含まれているため、いろんなキャラクター登場し、面白いと思いましたが、それをどういうテンションで朗読すればよいのか探り探りでした」とふり返り、「『鏡』を朗読しながら頭にさまざまな映像が浮かび上がり、声に出して読んでいて楽しかったです」と感想を語った。「カンガルー日和」イントロダクション「ねえ、あの袋の中に入るって素敵だと思わない?」…表題作/「ねえ、もう一度だけ試してみよう。もし僕たち二人が本当に100パーセントの恋人同士だったなら、いつか必ずどこかでまためぐり会えるに違いない」…「4月のある晴れた日に100%の女の子に出会うことについて」村上春樹が「毎月一篇ずつ楽しんだり苦しんだりしながら産みだしてきた」、都会の片隅のささやかな18篇のメルヘン。Amazonオーディブル「カンガルー日和」は配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年10月22日村上春樹原作の長編アニメーション映画『めくらやなぎと眠る女』が、2024年7月26日(金)にユーロスペース他にて劇場公開される。村上春樹原作の長編アニメ映画『めくらやなぎと眠る女』音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデスが手掛ける映画『めくらやなぎと眠る女』は、村上春樹による6つの短編(「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」)を原作に、1本の長編作品としてまとめた作品。村上作品を原作にした映画は、近年では濱口竜介監督による『ドライブ・マイ・カー』や、イ・チャンドン監督による『バーニング』などが知られるが、アニメーション映画化されるのは今回が初となる。6本の短編小説を1本の長編アニメーションに監督のピエール・フォルデスが脚本と音楽も同時に手がけた本作では、上述した6本の物語とキャラクターたちを絡み合わせつつ、長編アニメーションに翻案。アニメーションは実写撮影をベースにした「ライブ・アニメーション」と呼ばれる制作技法で作られており、2Dと3Dが融合した独特のタッチで、村上作品の摩訶不思議かつ生々しいリアリティを表現している。映画『めくらやなぎと眠る女』あらすじ2011年の東京。東日本大震災から5日後、刻々と被害を伝えるテレビのニュースを見続けたキョウコは、置き手紙をのこして小村の元から姿を消した。妻の突然の失踪に呆然とする小村は、図らずも中身の知れない小箱を女性に届けるために北海道へと向かうことになる。同じ頃のある晩、小村の同僚の片桐が家に帰ると、そこには2メートルもの巨大な「かえるくん」が彼を待ち受けていた。かえるくんは迫りくる次の地震から東京を救うため、こともあろうに控えめで臆病な片桐に助けを求めるのだった。めくらやなぎ、巨大なミミズ、謎の小箱、どこまでも続く暗い廊下。大地震の余波は遠い記憶や夢へと姿を変えて、小村とキョウコ、そして片桐の心に忍び込む。人生に行き詰まった彼らは本当の自分を取り戻すことができるのだろうか...。【作品詳細】映画『めくらやなぎと眠る女』日本公開時期:2024年7月26日(金)監督・脚本:ピエール・フォルデス原作:村上春樹(「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」)声の出演:ライアン・ボンマリート、ショシャーナ・ビルダー、マルセロ・アロヨ、スコット・ハンフリー、アーサー・ホールデン、ピエール・フォルデス2022/109分/フランス、ルクセンブルク、カナダ、オランダ合作原題:「Saules Aveugles, Femme Endormie」/英語題:「Blind Willow, Sleeping Woman」
2023年10月19日村上春樹原作、フランス・ルクセンブルク・カナダ・オランダ合作の長編アニメーション映画『めくらやなぎと眠る女』(原題:Saules Aveugles, Femme Endormie)の公開時期が、来年初夏に決定。場面写真も公開された。2011年の東京。東日本大震災から5日後、刻々と被害を伝えるテレビのニュースを見続けたキョウコは、置き手紙をのこして小村の元から姿を消した。妻の突然の失踪に呆然とする小村は、図らずも中身の知れない小箱を女性に届けるために北海道へと向かうことになる。同じ頃、小村の同僚の片桐が家に帰ると、そこには2mもの巨大な「かえるくん」が彼を待ち受けていた。かえるくんは迫りくる次の地震から東京を救うため、こともあろうに控えめで臆病な片桐に助けを求めるのだった。めくらやなぎ、巨大なミミズ、謎の小箱、どこまでも続く暗い廊下――大地震の余波は遠い記憶や夢へと姿を変えて、小村とキョウコ、そして片桐の心に忍び込む。人生に行き詰まった彼らは本当の自分を取り戻すことができるのだろうか――。本作は、音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデス監督が、村上さんの6つの短編(「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」)を翻案した作品。村上春樹作品が、アニメーション映画化されるのは、これが初となった。監督が“ライブ・アニメーション”と名付ける実写撮影をベースにしたアニメーション制作技法で作られており、村上春樹作品の不思議かつ生々しい、リアリティを再現することに成功。アヌシー国際アニメーション映画祭でプレミア上映され、審査員特別賞を受賞したほか、新潟国際アニメーション映画祭でグランプリに輝き、レザルク・ヨーロッパ映画祭では作曲賞を受賞するなど、世界各国の映画祭で高い評価を得ている本作。近作では、『ドライブ・マイ・カー』や『バーニング』などと並べて紹介されるほか、東日本大震災を背景にした作品として、ヨーロッパでは『すずめの戸締まり』と併映されるなど、世界公開後も広がりを見せている。日本公開にあたってフォルデス監督は、「私が村上春樹の小説を読んでいるときに感じたような、そしてこの映画を作っているときに感じたような大きな刺激を、観客に感じてほしいと思っています。私にとってこの映画は、控えめに言っても近年作られた最も革新的な長編アニメーションなのです。この映画が、優れたアニメーションを生み出すことで知られた国で公開されることに興奮しています」とコメントしている。なお、フォルデス監督は早稲田大学国際会議場で行われる国際シンポジウム「世界とつながる日本文学~after murakami~」にパネリストとして、コンペティション長編部門に選出された「第10回新千歳空港国際アニメーション映画祭」での本作上映にゲストとして登壇予定だ。『めくらやなぎと眠る女』は2024年初夏、ユーロスペースほか全国にて順次公開予定。(シネマカフェ編集部)
2023年10月16日オーディオエンターテインメントサービス「Audible」では、村上春樹の著書「レキシントンの幽霊」を本日9月22日(金)より配信開始した。すでに、多くの村上作品が配信中だが、今回配信がスタートしたのは、7つの物語を収録した作品集「レキシントンの幽霊」。「レキシントンの幽霊」、「沈黙」、「トニー滝谷」、「七番目の男」、「めくらやなぎと、眠る女」を朗読した滝藤賢一は、「僕の声は朗読向きではないと思ってましたが、素敵な仕上がりでしたね(笑)」と出来栄えに自信を見せる。そして「作品の中に、“自分の手で獲得したものを愛する人“という言葉がありますが、自分と重なり強く共鳴しました。僕は真っ暗なお風呂にキャンドルを灯し、植物に囲まれながらAudibleを聴いて、至福のひとときを過ごしています。是非皆様も自分だけの特別な時間をお楽しみください」とメッセージを寄せている。「緑色の獣」、「氷男」を朗読した門脇麦は、「子供の頃から国語の授業で教科書を朗読する時間が好きで、今でも朗読が大好きです」と話し、「『レキシントンの幽霊』という作品では男性と女性の主人公が作品ごとに変わりますが、女性が主人公になると雰囲気がぐっと柔らかく魅力的になるのが特に印象的でした。ぜひ一度聴いてみてください」とコメントしている。「レキシントンの幽霊」あらすじ古い屋敷で留守番をする「僕」がある夜見た、いや見なかったものは何だったのか?椎の木の根元から突然現れた緑色の獣とそのかわいそうな運命とは。「氷男」と結婚した女は、なぜ南極に行こうとしたのか…。次々に繰り広げられる不思議で、楽しく、そして底なしの怖さを秘めた7つの物語。村上春樹「レキシントンの幽霊」はAmazonオーディブルにて配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年09月24日モデル、そして俳優として表現の幅を拡げる林田岬優さん。“心が動く”ことを大切にしている彼女が考える、恋やときめきの意味。「年齢や性別は関係なく、素直に心が喜ぶ恋愛が理想です」インタビューの冒頭から、自身の恋愛観をこう語ってくれた林田岬優さん。日頃から心をときめかせることも大事にしているそう。「モデルや俳優として何かを表現するためにも、心の鮮度が大切だなって。だから常にときめきを求めていますね」ただ、その対象は必ずしも人である必要はないと林田さんは言う。「映画に恋をするとかでも全然いいと思うんです。大事なのは、心が動くかどうか。私は恋愛をしていない時でも、絵を描いたり、チェロやピアノを弾いたり、何かしら心がときめくことをしています。5年くらい前にパリ旅行から帰ってきた時、いつもお世話になっている方から、“パリで恋でもしてきた?”って言われたことがあったんです。全然そんなことはなかったのですが(笑)、美術館を巡って芸術に触れたり、初めてのパリの街並みにうっとりしたり、そのときめきが伝わったのかなって。やっぱり何かを感じることって大事ですよね」たとえ傷ついたとしても、何もないよりはずっといい。そんなふうに、心をときめかせる手段の一つとして、恋愛はある。「恋愛をしていると足取りが軽くなるし、いつもの景色が違って見えるくらい単純にハッピー(笑)。それに、些細なことでも楽しく感じられるようになりませんか?」とはいえ、恋愛は楽しいことばかりとは限らない。たとえそれで傷ついたとしても、「何もないよりはずっといい」と断言。「何もない淡々とした日々のほうが、何の感動も生まれなくてつらいなって。悲しいことがあるからこそ、小さな幸せにも喜びを感じられるように、恋愛で傷つくことがあったとしても、そのぶん嬉しいことがあった時の喜びは大きいし、恋愛以外のことにも幸せを感じられるようにもなる。だから恋をしていないよりは、していたほうがいいなって思うんですよね」それは、いわゆる“ダメ恋”も例外ではないそう。「私は無駄な恋愛なんて一つもないと思っているんです。ドラマ『真犯人フラグ』で演じた茉莉奈もそうですけど、相手に依存してしまう恋愛とか、頭では離れたほうがいいってわかっている恋愛でも、そこには確かに“好き”という気持ちがあるわけだから、それはそれで幸せなことだなって。過去の恋を無駄と思ってしまうと、その時の自分まで否定することになるので、どんな恋でも無駄なんて思ってほしくない。恋する気持ちは理屈ではないし、そこから得るものも必ずあるから、遠回りでもなんでもないってことは、みなさんにも伝えたいです(笑)」失恋を経験したからこそ、大切なものを再確認できた。林田さん自身、過去の失恋の経験から得たものは大きかったそう。「10代の時に大失恋をしたんです。今でも妹に“あの時お姉ちゃん、めっちゃ泣いてたよね”って言われるほど(笑)。でもその経験をしたからこそ、次に好きになる人のことはもっと大切にしようって思えたし、その時に仕事関係者の方の明るさに救われた部分もあったから、仕事も大事にしようって思えたり。今あるものの大切さを再確認できた出来事でもあったと思います。あと、失って初めて、自分が相手に求めすぎていたんだなとか、好きになれたことだけでも幸せだったんだなとか、とても大事なことを忘れていたことにも気づかされました」ちなみに、生き方も多様化している今、結婚願望はありますか?「いつかはしてみたいと思っています。でも、結婚をしなくてもきっと楽しい人生だろうなと思うので、絶対ではありません。ただ、恋する気持ちはずっと忘れずに持っていたいなと思いますね」はやしだ・みゆ1993年11月23日生まれ、愛知県出身。モデルとしてさまざまな雑誌で活躍する他、近年は俳優としてドラマ『真犯人フラグ』や『新・信長公記』などに出演し、注目を集める。※『anan』2022年11月2日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)ヘア&メイク・川村友子取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2022年10月27日Amazon オーディブルでは、村上春樹の長編小説「海辺のカフカ」のオーディオブック版を、女優・木村佳乃による朗読で10月5日(水)より上下巻を同時に配信した。少年の成長を描いた名作「海辺のカフカ」。「カセットテープで物語を聴くのが大好きでした」と幼少期をふり返った木村さんは、「聴いてくださる方が、村上さんの世界観を想像・空想しやすいよう、取り組んだつもりです」と今回の朗読について語っている。なお、村上さんの数々の名作を音声化するプロジェクトが進行中となっており、現在「ねじまき鳥クロニクル」を藤木直人、「職業としての小説家」を小澤征悦、「螢・納屋を焼く・その他の短編」を松山ケンイチ、「神の子どもたちはみな踊る」を仲野太賀、「東京奇譚集」をイッセー尾形が朗読したオーディオブックが配信中だ。(cinemacafe.net)
2022年10月05日早稲田大学演劇博物館 2022年度秋季企画展「村上春樹 映画の旅」公式図録「村上春樹 映画の旅」が10月13日(木)に発売される。企画展「村上春樹 映画の旅」は、村上春樹のキャリアを通じての映画との関係性に焦点があてられている。公式図録では、展示資料と解説、そして村上作品と映画をめぐる多様な論考から、文学世界と“映画の旅”の織りなす豊かなイメージを紐解く。巻頭では、村上さんによる書き下ろしエッセイ「自分自身のための映画」、本展示に向けてのコメント「映画館の暗闇の中で」も収録。前半は、企画展の概要を演劇博物館所蔵図版の数々や参考図版とともに紹介し、村上作品がいかに映画との関係を有してきたかについて、5章に分けて解説。後半は、『バーニング 劇場版』のイ・チャンドン監督、『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督へのインタビュー、そして映像論、文学論、メディア論等を専門とする執筆陣による広範なテーマの論考により、村上小説と映画との関係への視座を、より広く豊かなものへと拡張する。また巻末には、展示リスト、村上作品年譜のほか、村上作品の中に登場する映画作品をまとめあげた「村上春樹著作登場映画リスト」など、ファン必見の充実の資料を掲載する。なお、早稲田近辺の一部書店では、先行発売も予定している。「村上春樹 映画の旅」は10月13日(木)発売。(cinemacafe.net)
2022年10月02日七里圭監督初のドキュメンタリー映画『背 吉増剛造×空間現代』の公開にあわせて、昨年の国際文学館(村上春樹ライブラリー)開館の際に七里監督が製作した「村上春樹ライブラリー・イメージ映像」フルバージョンが特別同時上映される。今回が初めての劇場公開となる「村上春樹ライブラリー・イメージ映像」は、村上春樹がアンデルセン文学賞を受賞した際のスピーチに触発されて製作。新宿 K’s cinemaにて、10月9日(日)より『背 吉増剛造×空間現代』各回上映前に行われる。「村上春樹ライブラリー・イメージ映像」上映概要●上映日時2022年10月9日(日)、10(月・祝)、15(土)、16(日)、22(土)、23(日)『背 吉増剛造×空間現代』各回上映前●上映場所新宿 K’s cinema●七里圭監督の『村上春樹ライブラリー・イメージ映像』製作にあたってのコメント国際文学館(村上春樹ライブラリー)開館記念の映像をどういうものにするか。構想するにあたって、(開館に寄せて村上春樹氏が掲げたキャッチフレーズ)「物語を拓こう、心を語ろう」について熟考することにしました。そのヒントになったのが、アンデルセン文学賞の受賞スピーチです。このなかで春樹氏は、「小説を書くとき、物語の暗いトンネルを通りながら、まったく思いもしない僕自身の幻と出会います。それは僕自身の影に違いない」「影を排除してしまえば、薄っぺらな幻想しか残りません。影を作らない光は本物の光ではありません」と述べています。それは、春樹氏の小説に取り組む姿勢をつまびらかに語るとともに、私たちが今生きる社会、現代文明のひずみ、その問題の本質を照射するスピーチであったと考えています。特に「影を作らない光」というメタファーは、都合の悪いものを排除し、どんどん白々と明るく清潔になっていく世の中、人間への警句に思えました。―――七里圭『背 吉増剛造×空間現代』は10月8日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:背 吉増剛造×空間現代 2022年10月8日より新宿K’s cinemaほか全国にて順次公開©charm point
2022年09月29日村上春樹の短編小説を朗読するFM特集番組が、8月8日(月)より3週にわたり放送されることが決定した。同番組では、今年のアカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』の原作や、短編集「女のいない男たち」収蔵の「イエスタデイ」を朗読。原作に一切の脚色を加えず、村上作品の世界をストレートに伝える。妻を亡くした中堅役者の主人公・家福は、交通事故を起こしてしまい、自身の移動のために自家用車を運転する若い女性ドライバーを雇う――というストーリーの「ドライブ・マイ・カー」は、勝村政信が朗読。主人公・谷村は、青春を共にしたバイト仲間・木樽の元彼女と、16年後に偶然再会。そして、彼女の意外な告白をされる物語「イエスタデイ」は、山像かおりが朗読する。「特集番組 村上春樹を読む『ドライブ・マイ・カー』 ~短編集『女のいない男たち』より~」は8月8日(月)21時15分~NHK-FMにて3週にわたり放送。(cinemacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2022年08月02日Amazon オーディブルにて、仲野太賀、イッセー尾形、藤木直人が、それぞれナレーションした村上春樹作品のオーディオブックの配信が、本日7月15日(金)よりスタートした。「神の子どもたちはみな踊る」/仲野太賀仲野さんが朗読するのは、1995年の阪神淡路大震災をモチーフに、兵庫県で育った村上さんがしたためた連作短編集「神の子どもたちはみな踊る」。表題作は、舞台をアメリカ・ロサンゼルスに移し、映画化もされている。仲野さんは「当たり前のものが当たり前でなくなり、記憶や感情があぶり出され、自分の弱さと向き合う必要が出てくるという経験は、この作品の中に限らず自然災害や紛争を目の当たりにする自分たちにも通ずるところがあると思います。聴く側の想像を邪魔せず物語に導けるように、距離感を大切に朗読しました」と収録をふり返っている。1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる…。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた――。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。「東京奇譚集」/イッセー尾形イッセーさんが朗読するのは、2005年に発表したベストセラー短編集「東京奇譚集」。そのなかの珠玉の一篇「ハナレイ・ベイ」は、吉田羊主演で映画化されている。「現実ではありえないことを小説で実験している作品」と本作について表現したイッセーさんは、「何かを失った登場人物たちの綱渡りのような物語を聴くことで、スリリングな冒険を体験してください。この作品を知らない人にも、止められないほどのめり込んで聴いてもらえると嬉しいです」とコメントしている。肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却…。大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。「ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―」/藤木直人藤木さんは、「ねじまき鳥クロニクル ―第1部 泥棒かささぎ編―」「ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編」に続き、「ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―」を朗読する。僕の考えていることが本当に正しいかどうか、わからない。でもこの場所にいる僕はそれに勝たなくてはならない。これは僕にとっての戦争なのだ。「今度はどこにも逃げないよ」と僕はクミコに言った。「僕は君を連れて帰る」僕はグラスを下に置き、毛糸の帽子を頭にかぶり、脚にはさんでいたバットを手に取った。そしてゆっくりとドアに向かった。(本文より)なお今後、「1Q84」「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「辺境・近境」のオーディオブック化が予定されている。(cinemacafe.net)
2022年07月15日西島秀俊を主演に迎え、三浦透子、霧島れいか、岡田将生らを迎えて村上春樹の短編を映画化した濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』が、全米映画賞シーズンの皮切りとなる第31回ゴッサム・インディペンデント映画賞にて最優秀国際映画賞を受賞した。ゴッサム・インディペンデント映画賞(通称「ゴッサム賞」)は、米独立系映画の製作に携わる人々を支援するインディペンデント・フィルムメーカー・プロジェクト(IFP)主催の映画賞。日本時間11月30日、ジョナサン・レイモンド、ジミー・フェイルズ、カタリーナ・サンディノ・モレノ、エリザ・ヒットマン、オリオン・リーが審査員を務めるなか、アメリカ・ニューヨークで行われた授賞式へ濱口監督が参加し、「感動して、胸がいっぱいです」と喜びを語った。また本作は、既報通り第94回米国アカデミー賞国際長編映画賞部門日本代表となっており、世界中から大きな注目を集めている。11月24日より公開されたニューヨークで好スタートを切り、12月3日からはロサンゼルスでの公開も決定。今回のゴッサム・インディペンデント映画賞受賞でアカデミー賞への期待がさらに高まった。今年7月に第74回カンヌ国際映画祭で日本映画史上初となる脚本賞ほか全4冠を獲得した後も、トロント、サン・セバスチャン、ニューヨーク、ロンドン、釜山などの国際映画祭への出品が相次ぎ、ポン・ジュノ監督、アルノー・デプレシャン監督、アピチャッポン・ウィーラセクタン監督ら名匠たちからも絶賛を受けている本作。シカゴ国際映画祭(シルバー・ヒューゴ審査員賞、観客賞)、アジア太平洋映画賞(作品賞・脚本賞)、デンバー映画祭(最優秀作品賞[クシシュトフ・キエシロフスキ賞])と世界の映画祭での受賞を重ねている。日本でも公開されるや「大傑作!美しいラストシーンに涙がこぼれた」「今年No.1!」「時間を忘れて見入ってしまった」「観るたびに発見がある、3回見ても足りない!」など、SNSでは熱量のある口コミとリピーターたちの感想が溢れ、8月の劇場公開から約3か月、各地でロングラン上映が続いている。濱口竜介監督受賞コメント本当にありがとうございます。驚いています。この物語を与えてくれた村上春樹さんに感謝します。村上春樹さんの世界を表現するということが、自分にとって新たなチャレンジになりました。そして、今まで自分が描いたことがないような物語を描くことが出来たと思っています。今まさにニューヨークでもやっています。ぜひここにいる皆さんも見て頂けたら嬉しいです。その配給を可能にして私をここに呼んでくれたSideshowとJanus Filmsにも感謝します。そしてこの栄華を作らせてくれたプロデューサー達、素晴らしい演技を見せてくれた役者たち、役者たちの演技を最高の環境を作って助けてくれたスタッフ達にも感謝します。胸がいっぱいです。ありがとうございました。Thank you very much!!『ドライブ・マイ・カー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2021年11月30日株式会社マガジンハウス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:片桐隆雄)が発行するカルチャー誌『BRUTUS(ブルータス)』は、2021年10月15日に「村上春樹」特集号(下巻)を発売します。「村上春樹 下巻『聴く。観る。集める。食べる。飲む。』編」表紙■完売店続出の上巻「読む。」編に続く、より幅広い視点から村上春樹に迫る下巻。2021年10月1日発売号&15日発売号と、2号連続上下巻に分けての「村上春樹」大特集。上巻は村上氏が自宅の書棚から51冊の「手放すことができない本」について案内文を寄稿したことで話題になり、完売書店が相次ぎました。下巻では「聴く。観る。集める。食べる。飲む。」編と題し、音楽、ラジオ、映画、アート、Tシャツ、食……など、さまざまなテーマについて、インタビューを交えつつ、今の村上春樹を見ていきます。■クラシック・レコード126枚の紹介文を新たに書き下ろし。2021年6月に発売された『古くて素敵なクラシック・レコードたち』(文藝春秋刊)は、村上氏が所蔵する数千枚のレコードからセレクトして独自の音楽観で論じベストセラーに。「本に入りきらなかったレコードがまだたくさんある」とのことで、単行本未掲載の126枚のクラシック・レコードについて、今回の特集に寄稿してもらいました。思いのこもったレビューは、28ページにわたるボリュームに!■貴重な愛蔵アートコレクション初公開。村上氏の自宅にお邪魔して、壁に飾られているアートコレクションを拝見。村上作品の装丁でおなじみの安西水丸、和田誠、佐々木マキなどのイラストレーション以外にも、小林孝亘、町田久美など気鋭の現代アーティストの作品がずらり。インタビューでは「アートを集めること」に関する、村上氏の考えなども聞きました。また単行本『村上T』(マガジンハウス刊)を出したほどのTシャツコレクターでもある村上氏のもとに、また集まってしまったTシャツたちも掲載。■幻の「村上春樹 × BRUTUS」掲載号再録 part2村上氏と一緒に現地取材してつくった1984年のドイツ特集を掲載した上巻に続き、下巻でもBRUTUSのバックナンバーから、過去の貴重な村上春樹の記録を再録します。99年のハワイでのトライアスロン参加ルポ、82年の「居住空間学」特集に寄稿された短編、80年の村上氏がかつて経営していたバー〈ピーター・キャット〉での取材記事など、さらに充実。【商品概要】●BRUTUS 949号●特集名 :「村上春樹 下巻『聴く。観る。集める。食べる。飲む。』編」●発売日 :2021年10月15日(金)●特別定価:820円(税込)●出版社 :株式会社マガジンハウス 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月15日西島秀俊主演の映画『ドライブ・マイ・カー』の公開日が8月20日(金)に決定した。本作は、村上春樹の短編小説集「女のいない男たち」に所収されている1篇を、『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』の濱口竜介が監督し映画化した話題作。西島さんが愛する妻を失った舞台俳優を演じ、喪失を抱えながら希望へと一歩を踏み出していく。妻・音役は霧島れいか、ヒロインのみさきを三浦透子、物語を大きく動かすキーパーソンの俳優役を岡田将生が演じている。なお、ムビチケカードの発売も明日5月28日(金)からスタートすることが決定。購入者には、映画フィルムをモチーフにした特製しおりが特典として付いてくる(特典は限定数・一部劇場除く)。『ドライブ・マイ・カー』は8月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年夏、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2021年05月27日西島秀俊が、村上春樹原作の映画『ドライブ・マイ・カー』で主演を務めることが分かった。三浦透子、霧島れいか、岡田将生も出演する。舞台俳優であり演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と満ち足りた日々を送っていたが、妻はある秘密を残したまま突然この世からいなくなってしまう。そして2年後、演劇祭で演出を任されることになった家福は、愛車のサーブで広島へと向かう。そこで寡黙な専属ドライバーのみさきに出会い、過ごしていく中で、それまで目を背けていたあることに気づかされていく――。主演の西島さんが演じるのは、愛する妻を失った舞台俳優の家福悠介。喪失を抱えながら希望へと一歩を踏み出していくキャラクターだ。また、家福の愛車を運転する、寡黙でありながら芯のあるドライバーでヒロインのみさきを、『ロマンスドール』『おらおらでひとりいぐも』に出演、『天気の子』では「RADWIMPS」による楽曲でボーカリストとして参加した三浦さん。物語を大きく動かすキーパーソンの俳優・高槻を、『さんかく窓の外側は夜』が公開中、放送中の「書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」でも俳優役を演じている岡田さん。そして、秘密を抱えたままこの世を去る家福の妻・音を『ノルウェイの森』の霧島さんが演じる。キャスト&監督コメント西島秀俊村上春樹さんの短編を濱口竜介監督が映画化する。その話を聞いた時、非常に興奮しました。濱口監督による熱のこもった脚本は想像以上に素晴らしく、いまを生きる多くの人の心に寄り添う作品になっていると確信しています。初めてご一緒した濱口監督の演出は新鮮で、撮影を重ねる度に新たな発見がありました。美しいロケーションのもと、スタッフ、国を超えて集まったキャスト一丸となって挑んだ作品です。是非完成を楽しみにお待ち下さい。三浦透子私が演じたみさきという女性は、自分の足で立って、仕事をして生きていく覚悟のある人です。彼女の姿勢から、私はたくさんのことを学びました。自分の弱さを受け入れ、何かを諦めながらも前向きに生きる勇気をもらいました。きっと私のように、彼女の優しさに救われる方がいると信じています。皆様のもとに作品が届くその日を、心から楽しみにしています。岡田将生台本を読ませて頂いた時にすぐ参加したいと思いました。そして、濱口監督といつかお仕事したいと願っていたのでお話を頂いた時にとても興奮したのを覚えてます。僕にとってこの現場は忘れられない、忘れたくない現場になりました。この役と出会いこの映画に出会えたことは今後の自分にとって財産になりました。芝居とは何か。とても怖く、とても繊細で、生き物だと感じました。完成を楽しみにしております。霧島れいか濱口監督の演出はとても不思議で、リハーサルを含め今まで味わったことのない心地良い緊張感と静けさで、「音」という人物に近づけてくれました。本来演者がしなければいけない作業を、監督が毎回綿密な準備をしてくださり、心からその熱意が伝わり、その思いに絶対に応えたい気持ちになりました。撮影現場の雰囲気もとても良く、監督とスタッフの間に一体感が生まれ、その中に赤いサーブが重なったあの感動的な光景は、今でも忘れられません。監督:濱口竜介村上春樹さんの『ドライブ・マイ・カー』という短編小説は、初出の雑誌掲載で拝読した時点から強く、心惹かれるものがありました。こうして映画が完成間近とお伝えできる運びとなり、たとえ大げさであっても、それは自分にとって運命的な出会いであったと言いたくなります。そして主人公・家福役の西島秀俊さんを初めとして、三浦透子さん、霧島れいかさん、そして岡田将生さんと仕事をする機会をいただけたのも、村上作品を映像化する上で、最高の幸運でした。カメラの後ろからキャスト全員の演技に驚き続けた撮影を経て、改めて多くの出会いに恵まれた幸運と、幸福を強く感じています。完成を楽しみにお待ちいただけたら幸いです。『ドライブ・マイ・カー』は夏、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年全国にて公開予定
2021年01月25日世界中に熱狂的ファンを持つ作家・村上春樹氏が2013年に発表した短編小説「ドライブ・マイ・カー」を、いま世界から注目を集める濱口竜介監督が映画化、2021年に公開される。舞台俳優の主人公・家福(かふく)を苛み続ける、亡き妻との記憶――。計り知れない喪失と仄かな希望を綴った珠玉の物語は、村上氏の短編小説集「女のいない男たち」(文春文庫刊)に所収されている1篇。自ら映画化を熱望し、脚本も手掛けるのは濱口監督。4人の女性の友情と心の機微を丁寧に描き上げた5時間を越える『ハッピーアワー』は、ロカルノ、ナント、シンガポールをはじめ数々の国際映画祭で主要賞を受賞。また、同じ顔をした2人の男とその間で揺れ動く女性の歳月を描いた『寝ても覚めても』は、商業映画デビュー作にして第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式選出。さらに、今年のヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した黒沢清監督作品『スパイの妻<劇場版>』では、“恩師”のもとで脚本を担当。その才能は脚本の分野でも遺憾なく発揮され、国際的にも高い評価を得ている。国内外で高い評価を受ける作家・村上氏による原作と気鋭・濱口監督によるコラボレーションは、また新たな傑作を生み出すことになりそうだ。『ドライブ・マイ・カー』は2021年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年全国にて公開予定
2020年10月29日グラビアアイドルの林田百加がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『ピュア・スマイル』(発売中 4,400円税込 発売元:竹書房)の発売記念イベントを行った。同DVDがデビュー作となる林田百加は、162cmの身長に上からB82・W59・H88という抜群のスタイルを誇る現役女子大生。透き通った美肌とクビレたウエストラインが魅力の20歳だ。同DVDは、今年5月に千葉の富津で撮影。等身大の女子大生に扮した林田と彼氏の恋愛を描くシチュエーションもので、林田がスレンダーボディーを露わにしている。初めてのDVDを手にして「自分が商品になるのは初めてなので、ちょっと不思議な気分です(笑)」と頬を赤らめながら、「マンネリ気味のカップルの彼女を私が演じて、彼氏のために頑張ろうという健気な姿を描いています。設定が女子大生なので等身大の私でもあり、割と素の感じで撮影しました」と最新作を紹介した。続けて、「教室でハイレグ水着を穿いたり高校生の回想シーンとして制服姿で夜にイチャイチャしたりビーチでワイワイしたりメイド風水着を着てダンスを踊りました」とあげながら、「夜のベッドでイチャイチャするシーンは恥ずかしくはなかったんですが、すごく楽しかったです」と振り返った。初めてのグラビア作品を林田は「50点」と辛口採点。「グラビアを知らない状態での撮影でした。出来上がったのDVDを見て、ここはこうしたらいいなとか、ここはこう言う風にすればよかったな、と思ったので、次回は点が上がるように頑張ります」と反省点も。将来的には「女優を目指して芸能界に入りました。憧れは深田恭子さん。今も水着姿を披露されていてプロポーションも保たていてカッコいいなと思うので、深田さんみたいになりたいです」と目を輝かせていた。
2020年10月23日女優・福田麻由子が村上春樹作品について語り尽くす動画が15日、所属事務所フラームの公式YouTubeチャンネルで公開された。後編は16日19時公開予定。かねてより福田は読書家として知られ、好きな作家にたびたび村上春樹氏を挙げてきた。好きなことを夢中で語る素顔から、その愛が伝わる動画となっている。対談相手の佐渡島庸平氏(編集者・クリエイターエージェント会社コルク代表取締役社長)について福田は「クレバーで、クールだけど燃えている、かっこいい方でした」とコメント。気になる動画の内容は「『村上春樹と私』という、村上春樹さんについてただ語るだけの動画ができました」と福田が宣言する通り「初めての村上春樹作品は?」「村上春樹のオススメの本は?」「村上春樹の世界とは?」「村上春樹から学ぶことは?」など、村上春樹作品についてとことん語ったもの。さらに「福田麻由子の女優論」にも話が及ぶ。福田は「芝居ではなく、自分自身がこんなに画面に映ることってあんまりない」と新鮮な気持ちになったことを明かすも、「少し恥ずかしい気持ちもあるけれど、今の私そのものをみていただける動画になっている」と手応えを見せた。
2020年10月15日TOKYO FMをはじめとするJFN38局ネットで放送している作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめる番組『村上RADIO』では、10月25 日19時00分~19時55分に、第18弾となる『村上RADIO~秋のジャズ大吟醸~』を放送します(一部地域で放送時間違い)。今回の選曲は、村上春樹さんが自身の所有するアナログレコードからすべてオンエアされる、渾身のジャズ特集です。さらに放送の前週10月18日19時00分~19時55分には、村上春樹の小説の大ファンでもあるというカナダ出身のジャズピアニスト、ダイアナ・クラールからのスペシャルなコメントとともに彼女の新曲をオンエアします。◆「秋の夜長、お酒のグラスでも傾けながら、骨太なジャズのサウンドを気楽に楽しんでください。」(村上春樹)今回の『村上RADIO ~秋のジャズ大吟醸~』は、村上春樹さんが所有するアナログレコードから村上さん自身が選曲しオンエアする、まさに「大吟醸」の名にふさわしい豪華ジャズ特集です。村上さんが愛聴してきたレコードや、「大好きなジャズ・ミュージシャン」と語るアーティストの曲など、秋に似合う音色の様々なジャズを村上春樹さん本人の解説でお楽しみいただけます。放送を前に、村上春樹さんからコメントが届いています。<村上春樹さんからリスナーの皆さんへメッセージ>「やっと涼しくなってきましたね。村上RADIO、「秋のジャズ大吟醸」と銘打って、秋の夜長にしっとりと味わえるジャズをお届けします。おかけするのは全曲アナログ・レコードになります。うちから一抱え持ってきました。秋の夜長、お酒のグラスでも傾けながら、骨太なジャズのサウンドを気楽に楽しんでください。いや、べつに無理して飲む必要はありませんけど・・・・・・。」(村上春樹)さらにTOKYO FMでは、放送の前週10月18日の19時00分から『村上RADIOプレスペシャル』をお届けします。放送では、『村上RADIO~秋のジャズ大吟醸~』に収らなかった、村上春樹さん選曲のジャズの名曲のほか、村上春樹の小説の大ファンでもあるというカナダ出身のジャズピアニスト、ダイアナ・クラールからのスペシャルなコメントとともに彼女の新曲をオンエアします。「ダイアナ・クラールが一番好きな村上春樹の小説」、そして「村上春樹が一番好きなダイアナ・クラールの曲」が明らかになります。そして、10月25日18時00分~18時55分には、9月13日に放送した『村上RADIO ~5分で聴けちゃうクラシック音楽』の再放送もあります。こちらも併せてご期待ください。【放送概要】『村上RADIO~秋のジャズ大吟醸~』◆放送日時: 2020年10月25日(日)19:00~19:55(FM福岡・FM佐賀 同日20:00~20:55、FM沖縄 同日21:00~21:55)◆放送局: TOKYO FM/JFN全国38局フルネット◆パーソナリティ: 村上春樹◆提供:DNP大日本印刷『村上RADIOプレスペシャル』◇放送日時: 2020年10月18日(日)19:00~19:55◇放送局: TOKYO FM◇パーソナリティ: 坂本美雨 小川哲◇提供:DNP大日本印刷『村上RADIO~5分で聴けちゃうクラシック音楽(再放送)』◇放送日時: 2020年10月25日(日)18:00~18:55◇放送局: TOKYO FM◇パーソナリティ: 村上春樹◇提供:DNP大日本印刷◆『村上RADIO』番組内容:作家・村上春樹がラジオDJに挑戦し、自ら選曲も担当する特別番組シリーズ。第1回は2018年8月5日放送の、村上春樹自身が走っているときに聴いている音楽を集めた「RUN&SONGS」です。その後、秋に聞きたい名曲をチョイスした第2回10月21日「秋の夜長は村上ソングスで」、第3回として12月16日には、どこの番組でもかかっていないようなクリスマス・ソングをセレクトした「村上式クリスマス・ソング」、翌年2月10日には、ほとんどがアナログレコードでしか聴けない楽曲にスポットを当てた第4回「今夜はアナログナイト!」を放送しました。その後も、4月21日に「思わず体が踊ってしまうノリのよい曲」をチョイスした第5回「愛のローラーコースター」、初期のビートルズの名曲を集めた6月16日放送の第6回「The Beatle Night」、6月26日に一夜限りで開催されたライブイベントを2回にわたり放送した8月25日・9月1日放送の第7・8回「村上JAM Special Night」、10月13日放送の村上春樹さん自らの訳詞とともに名曲を届けた第9回「歌詞を訳してみました」を放送。そして12月15日には村上春樹さんが最近入手したレコードを中心に選曲した「冬の炉端で村上SONGS」をオンエアしました。2020年に入ってからも引き続き、第11回・第12回の連作となる「ジャズが不得意な人のためのジャズ・ヴォーカル特集」(2月16日)・「ジャズが苦手な人のためのジャズ・ヴォーカル特集」(2月23日)、原曲とは異なる言語で歌われた名曲たちを厳選した「言語交換ソングズ」をお届けしました。さらに5月22日には新型コロナウイルスをめぐる厳しい状況やつらい気持ちに寄り添う“明日に希望を持ちたくなるような音楽”を選曲した第14回緊急特別版、『村上RADIO ステイホームスペシャル ~明るいあしたを迎えるための音楽』を放送し、全国のリスナーへ言葉と音楽のエールを届け、6月には村上さん自身が中高生時代を過ごした1960年代前半の名曲を紹介した第15回『村上RADIO~(あくまで個人的な)特選オールディーズ~』を、8月15日には夏休み特別編となる『サマースペシャル~マイ・フェイバリットソングズ&リスナーメッセージに答えます』を放送しました。◆『村上RADIO』番組ホームページ: 企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月10日グラビアアイドルの林田百加が、最新イメージDVD『ピュア・スマイル』(発売中 4,400円税込 発売元:竹書房)をリリースした。同DVDがデビュー作となる林田百加は、162cmの身長に上からB82・W59・H88という抜群のスタイルを誇る現役女子大生。透き通った美肌とクビレたウエストラインが魅力の20歳だ。初めてのグラビア作品となる同DVDは、そんな彼女の魅力をたっぷりと詰め込んだ作品となっている。デビュー作ということで全体的にソフトな仕上がりも、水着は超ハイレグの競泳水着をはじめ、三角ビキニ、チューブトップ風水着などを着用しており、露出度が高い。さらには透け透け感満載のハイレグ水着という刺激的な水着を着用。初めてのDVDとは思えない水着のラインナップで、自慢のスレンダーボディーと魅惑的なクビレカーブを披露している。また、デビュー作からアイス舐めや飴舐めにも果敢にチャレンジ。その舐め技はもちろん、セリフや笑顔も実にナチュラルで、新人グラドルとは思えない堂々とした姿が印象的だ。
2020年09月19日累計発行部数500万部突破、いま最も10代・20代男女の心を掴んで離さないバイブル的なコミックス「東京卍リベンジャーズ」の実写化『東京リベンジャーズ』。この度、先日発表された北村匠海、吉沢亮、山田裕貴に続き、眞栄田郷敦、清水尋也ら追加キャストが発表された。主人公・タケミチ(北村さん)たちの頼れる存在、東京卍會の弐番隊隊長・三ツ谷隆役には、『小さな恋のうた』で俳優デビューし、「ノーサイド・ゲーム」や「私の家政夫ナギサさん」など話題作に出演する眞栄田郷敦。東京卍會に対し稀咲(間宮祥太朗)と共に暗躍する謎の不良、半間修二役に、『ちはやふる』シリーズ、『ホットギミック ガールミーツボーイ』の清水尋也。タケミチたちと共に闘う“パーちん”こと林田春樹役に、『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『泣くな赤鬼』に出演した堀家一希。東京卍會を狙う極悪非道の愛美愛主の総長・長内信高役を、俳優で格闘家の湊祥希が演じる。眞栄田さんは「プレッシャーは大きいですが、個人的に大好きな三ツ谷を演じられることにすごく興奮してます」と心境を明かし、清水さんも「お話を頂いた時、ニヤケました。単行本はもちろんマガジンでの連載も追っている大好きな作品に出させて頂けること、嬉しく思います。魅力的なキャラ達の中でもお気に入りの半間を演じる事が出来て幸せです」と喜ぶ。また堀家さんは「友情も恋愛も喧嘩も、もう最高に熱くて真っ直ぐです。パーちんもバカで真っ直ぐな性格です。こんな作品に携われて幸せです」と語り、不良役を演じることが多いという湊さんは「凶暴で極悪な、だけど人間味が強く素直な長内という重要な役を演じさせて頂きとても光栄に思っております!全力勝負で挑ませて頂きます!」と意気込んでいる。『東京リベンジャーズ』は2021年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:東京リベンジャーズ 2020年10月9日より全国にて公開©和久井健/講談社 ©2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会
2020年09月17日俳優の北村匠海が主演を務める、映画『東京リベンジャーズ』の追加出演者が17日、明らかになった。同作は和久井健による累計発行部数300万部超の人気漫画『東京卍リベンジャーズ』の実写化作。どん底人生真っ只中のダメフリーター・花垣武道(北村匠海)が、何者かに背中を押され線路に転落した瞬間、不良学生だった10年前にタイムスリップし、人生唯一の彼女・橘ヒナタを助けるために、ヒナタの弟・ナオト(杉野遥亮)とともに過去と未来を行き来しながら関東最凶不良軍団・東京卍曾に挑んでいく。主人公のタケミチたちの頼れる存在である東京卍會の弐番隊隊長・三ツ谷隆役に眞栄田郷敦。原作ファンの間でも高い人気を誇るキャラクターを演じる。そして、東京卍會に対し稀咲と共に暗躍する謎の不良・半間修二役として清水尋也が独特の存在感を見せる。またタケミチたちと共に闘う通称パーちんこと、林田春樹役に堀家一希、東京卍會を狙う極悪非道の愛美愛主の総長・長内信高役に湊祥希も決定した。○眞栄田郷敦 コメント人気があってとことん面白い原作故にプレッシャーは大きいですが、個人的に大好きな三ツ谷を演じられることにすごく興奮してます。漫画の魅力と実写の魅力のバランスをしっかりとりつつ、三ツ谷の性格はもちろん、髪型や服装、佇まいなどの見た目の説得力も大事にして演じていきたいです。○清水尋也 コメントお話を頂いた時、ニヤケました。単行本はもちろんマガジンでの連載も追っている大好きな作品に出させて頂けること、嬉しく思います。魅力的なキャラ達の中でもお気に入りの半間を演じる事が出来て幸せです。ここまでワルな役は初めての挑戦です。そして、今回人生初の特攻服も着ます。外見もガッツリ寄せて、狂っていきますので。半間修二、宜しくお願いします。○堀家一希 コメント東京リベンジャーズ、パーちん役で出演します、堀家一希です。もうとにかく熱い、熱いです。友情も恋愛も喧嘩も、もう最高に熱くて真っ直ぐです。パーちんもバカで真っ直ぐな性格です。こんな作品に携われて幸せです。随時情報お待ちください!○湊祥希 コメント長内信高役を演じさせて頂きます、湊祥希です!僕は不良役を演じる事が多く、プライベートでも漫画を読む機会が多いのですが、東京卍リベンジャーズは今まで読んだ事のないとても刺激的な漫画で、それぞれのキャラクターの個性も強く、一気に読み進めてしまいました! 凶暴で極悪な、だけど人間味が強く素直な長内という重要な役を演じさせて頂きとても光栄に思っております!全力勝負で挑ませて頂きます!○英勉監督 コメント三ツ谷カッコよすぎるです!半間まんまです!パーちん熱すぎます!長内スゲーの見つけました!○岡田翔太プロデューサー コメント大変お待たせ致しました!東京リベンジャーズの更なるメンバーを解禁致します。原作の中でも特にファンの多い、一癖も二癖もある奴等を超個性的な男達が演じてくれることになりました。正直、、想像以上のカッコ良さです。(早く見せたい!))公開は来年になってしまいましたが、皆様の期待を超えるアツ過ぎる映画になっています!続報を楽しみにお待ち下さいませ!
2020年09月17日村上Tって何のこと?と思うかもしれないが「村上」といえば村上春樹、「T」といえばTシャツ。『村上T僕の愛したTシャツたち』は作家、村上春樹さんのTシャツコレクションを綴ったエッセイだ。村上さんはジャズを中心としたレコードコレクターとして知られるが、レコードはある程度熱心に集めているのに対して、Tシャツは自然にたまったコレクション。旅先で目について買い込んだり、いろんなところからもらったり、マラソン大会でおなじみの完走Tシャツだったり……。段ボール箱に詰めていたものでも、引っ張り出してみるとこだわりや好みが徐々に見えてくるのが面白い。たとえばコレクターにはありがちなのかもしれないが、自分で買ったものでも必ず着るとは限らないこと。ロックバンドのツアーTシャツは記念の意味もあるのでなんとなくわかるが、動物柄はそのかわいさに“遠慮”して、なかなか着る機会を持てなかったり。もらいものはさらに勇気が必要で、その筆頭がいわゆる販促Tシャツ。海外では本の出版に合わせてノベルティを作ることがよくあるそうで、佐々木マキさんの表紙の絵が使われた『ダンス・ダンス・ダンス』のTシャツなんかはファン垂涎だが、たしかに本人はなかなか着にくいだろう。いわゆるメッセージTシャツも好みではなく、その代わり(というわけでもないだろうが)意味不明のアルファベットが並ぶレタリングTシャツは結構着るそう。ほかにもウィスキーTシャツ、大学のTシャツ、熊関係、ビール関係などさまざまなTシャツと、それらにまつわったり、まつわらなかったりするよもやま話が楽しめるのだが、印象深いのはやはり村上さんが一番大事にしているという「TONYTAKITANI」Tシャツ。映画化もされた短編小説「トニー滝谷」との関係はいかに?自然に集まったものだけれども愛情が感じられ、ゆるやかな語り口は着慣れたTシャツのような心地よさが。女子も欲しくなるデザインが意外と多く、村上さんのかわいいもの好きな一面を垣間見ることもできます!村上春樹『村上T僕の愛したTシャツたち』『POPEYE』の人気連載が一冊に。18編のエピソードと、108枚のお気に入りTシャツを収録。野村訓市さんによるインタビューも。マガジンハウス1800円※『anan』2020年7月1日号より。文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年06月24日松本穂香主演、10月16日(金)公開予定の『みをつくし料理帖』から、インタビューリレー第六弾・反町隆史の動画が解禁された。本作の監督・角川春樹が手掛けた作品では、2005年の『男たちの大和/YAMATO』、2007年に『蒼き狼 ~地果て海尽きるまで~』に出演しているが、角川監督自身がメガホンをとった作品への出演は、本作が初めてという反町さん。劇中で幼少の主人公・澪(松本さん)と野江(奈緒)の運命を言い当てる易者・水原東西を演じる。水原が言い当てる2人の運命が、この物語のカギとなっていくという、物語の主軸を担う役どころ。そんな反町さんへのインタビューは、本作の撮影が行われた日光江戸村の現場で収録された。角川監督作とは長い付き合いとなり、現場をとても楽しみにしていた思いとともに、「角川監督に会うとほっとする」と、監督への親愛を込めたコメントを朗らかな笑みとともに寄せている。『みをつくし料理帖』は10月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:みをつくし料理帖 2020年10月16日より全国にて公開Ⓒ 2020映画「みをつくし料理帖」製作委員会
2020年06月01日村上春樹が1994年に発表した『ねじまき鳥クロニクル』は、著者がプリンストン大学の客員研究員として渡米した頃から、4年半をかけて書かれた長編小説だ。村上作品の中でも初めて戦争など根源的な暴力について触れられた本作は、“Haruki Murakami”が世界的な評価を得るきっかけともなった。その記念碑的作品が、舞台化され、2月11日(火・祝)に初日の幕を開ける。今回、演出・美術・振付を手がけるのは、日本でも舞台『100万回生きたねこ』が絶賛を浴びたイスラエルの奇才インバル・ピントと、気鋭のアミール・クリガー。共同演出・脚本として、さまざまなジャンルのアーティストとタッグを組み、演劇の可能性を押し広げている、マームとジプシー主宰の藤田貴大が参加しているのが心強い。さらに音楽と演奏で、NHKのドラマ『いだてん』『あまちゃん』でのファンも多い、即興演奏家の大友良英が参加している。編集者として働く妻クミコと平穏な毎日を過ごす、無職の岡田トオル。ある日彼は、消えた飼い猫を探しに訪れた近所の空き地で、女子校生の笠原メイと出会う。メイとトオルの間に奇妙な絆が生まれる中、クミコが失踪し、クミコの兄・綿谷ノボルからクミコと離婚するよう連絡が届く。トオルは“水の霊媒師”と称する加納マルタとクレタによって、クミコの失踪にノボルが関わっていること、さらに自身がもっと大きな何かに巻き込まれ始めていることに気づくが……。〈演じる・歌う・踊る〉と表記されているキャストクレジットによると、高い演技力で多くの名作に出演してきた成河と、映像を中心に活動中の若手実力派・渡辺大知が、ふたりで岡田トオル役を務めるという。Wキャストではなく、ふたりでトオルという人間の多面性を表現する演出なのだとか。さらに“死”に興味をもつ少女メイには、若手女優の中でも独自の存在感を放つ門脇麦。さらにノボル役を務める大貫勇輔のほか、吹越満や銀粉蝶ら一筋縄ではいかない役者陣の共演も頼もしい限りだ。芝居とコンテンポラリーダンス、音楽が渾然一体となって、村上作品の真髄を表出させる本作。まさに世界基準で創り上げられる舞台を目撃すべく、劇場に足を運びたい。2月11日(火・祝)から3月1日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウス、3月7日(土)・8日(日)に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、3月14日(土)・15日(日)に愛知県芸術劇場 大ホールにて上演。文:佐藤さくら
2020年02月10日村上春樹の長編『ねじまき鳥クロニクル』が、イスラエル出身のインバル・ピントと藤田貴大の演出により舞台化。そこで主人公の岡田トオルを演じる、渡辺大知に話を聞いた。【チケット情報はこちら】ミュージシャンでデビューし、近年では俳優としてドラマ、映画と活躍の幅を広げている渡辺。舞台への出演は、『かもめ』(2016)以来3度目となる。「舞台の面白さといえば、やはり空気があるということだと思います。同じセリフを放つのでも、いい空気になったり、悪い空気になったり。映像の場合、カメラや照明がその空気をつくる面も大きいですが、舞台はそこに立っている人の息遣いがすごく重要になってくる。それが楽しいと思える反面、底知れない壁みたいなものも感じていて…。今回、その壁に少しでも足をかけられたらなと、覚悟をもって出演させていただこうと決めました」演出・振付・美術のインバル・ピントは、『100万回生きたねこ』(2013年、2015年)や百鬼オペラ『羅生門』(2017年)などを手がけ、近年日本でも非常に注目度の高いアーティスト。「今からすごくワクワクしています。原作を読んで、インバルさんにこそやってもらいたい題材だと思えましたし、普通にやっても小っちゃくなっちゃう話のような気がして。人間の外側よりも内側に、精神に迫っていく内容なので、そこをどうインバルさんが表現されていくのか。自分もどんどんアイデアを出しつつ、少しでもいいスパイスになれたらなと思います」また原作の魅力について訊ねると…。「自分の中のふたりが追いかけっこし続けているような、破壊と再生が繰り返されているような、そういう循環性が面白いなと思いました。そしてそれは自分にとってのスタートラインであり、自分がいいなと思ったぐらいのポイントはやれて当たり前。ここからどれだけ掘り進めることが出来るのか、それが肝心だと思います」音楽を手がけるのは、現在大河ドラマ『いだてん』も話題の大友良英。「もともとはノイズ畑の、クレイジーミュージシャンですからね(笑)。本当に“音楽”というか、“音”が好きで、人と楽しむことが大好きな方人。大友さんと一緒に楽しい音が出せたらいいなと思いますし、楽しい音を鳴らすことで、それがいつの間にか音楽になっていくと思います」かつてない才能の集結が、未知なる傑作を生み出しそうな予感。「普段の生活の中で観られないものを欲している人、とにかくヤバいものに出会いたい人は、全員観逃さないで欲しいなと思います」取材・文:野上瑠美子
2019年10月28日