「ヒゲノハヤシ」が林遣都ファンの間で盛り上がっている。TBS日曜劇場「VIVANT」では役所広司演じるテロ組織のリーダー、ノゴーン・ベキの青年時代を野性味たっぷりに演じたばかり。そして最新映画『隣人X‐疑惑の彼女‐』でも、無精ひげ姿で“惑星難民X”のスクープを追う週刊誌記者を熱演している。幾層もの感情が渦巻く記者に『隣人X‐疑惑の彼女‐』『隣人X‐疑惑の彼女‐』の原作小説「隣人X」は、フランス在住の日本人作家・パリュスあや子自身の経験や感情から生まれた物語。舞台は、紛争のため故郷を追われた“惑星難民X”を受け入れるか否か、各国が苦慮している世界。日本もいち早く受け入れを発表したアメリカに追随するように受け入れを決めるが、人間の姿をそっくりコピーし、隣人として日常に紛れ込むXをめぐって不安や動揺が広がっている、という状況。林さんが演じる週刊誌の契約記者・笹憲太郎は“X探し”のスクープ記事を何としてでもものにするため、X疑惑をかけられた柏木良子(上野樹里)の追跡を始める。ひげを剃る間も惜しんで、徹夜で良子を張り込み、こっそりカメラを向ける笹。やがて、正体を隠して良子に近づくうちに彼女に恋心を抱くようになっていく。Xへの恐怖、疑念にとらわれる一方、良子の純粋さ、真っ直ぐさにどんどん惹かれていき、編集部からはスクープをせっつかれ、その葛藤を良子にだけは悟らせないよう必死になる、そんな「ヒゲノハヤシ」である。現代社会にはびこる差別、偏見、想像力や共感力の欠如についても問いかける本作について、林さんは「この映画に込められた願いを沢山の人に感じていただきたいです」とコメントしている。また、本作のメガホンをとったのは、林さんと『DIVE!!』(2008)以来15年ぶり、上野さんとは『虹の女神 Rainbow Song』(2006)以来17年ぶりのタッグとなる熊澤尚人監督。完成披露試写会では、林さん演じる笹がひげを生やしている理由について、監督は「大人っぽく自分はできる人間だと見せるため、ひげを生やしている設定」と説明。これに対し、上野さんも「遣都くんに、ひげというイメージはなかったが、色気が感じられる。遣都くんのファンの皆さんも、良子の気分でドキドキしてほしい」とアピールしていた。熊澤監督が「想像を超える物凄いプロフェッショナル」と改めて評した、林さんの熱演は必見だ。『隣人X -疑惑の彼女-』は全国にて公開中。2007年、オーディションから抜擢された主演映画『バッテリー』が高い評価を受け、第31回日本アカデミー賞をはじめ多くの新人賞を受賞。以降、日本エンタメに欠かせない存在となった林さん。「おっさんずラブ」シリーズ、「HiGH&LOW」シリーズ、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」「スカーレット」、大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺」、映画『護られなかった者たちへ』などで多彩な役柄をこなし、その醸し出す清涼感からスポーツに打ち込む青年や、医師、刑事役を演じる機会も多い。そして今年は、『私をくいとめて』の大九明子監督のもと、WOWOW連続ドラマW-30「ああ、ラブホテル~秘密~」最終話「ダイバーシティ・ラブホテル」にゲイの弁護士・ショウタ役、NHK BSドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」にも主人公の作家・岸田奈美(河合優実)をマネジメントする、ややチグハグな言動が魅力の編集者・小野寺柊司役で参加した。さらに岡田麿里監督によるアニメ映画『アリスとテレスのまぼろし工場』では菊入時宗役で声優に、音楽劇「浅草キッド」では青年・北野武役にも挑んだ。そんななか、『HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』(2017)で演じた、“SWORD”地区の“D”にあたる復讐の壊し屋「達磨一家」の頭、日向四兄弟の末弟・日向紀久は異色の役回りだったかもしれない。かつてない無慈悲な表情には、無精ひげが映えていた。映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』より他人を寄せつけない研修医「レジデント~5人の研修医」ヒゲノハヤシを遡ると、2012年10月期の青春群像劇「レジデント~5人の研修医」の矢沢圭役が思い出される。大学付属病院の救命救急センターを舞台にした今作では、1年目の研修医でひげを剃る暇もない、といったところか。矢沢は5人の研修医の中では最も優秀で、表面上はクールで、他人には無関心を装っているが、不器用な優しさを持ち合わせるキャラクター。矢沢の素顔を知る幼なじみ役で菅田将暉も出演している。U-NEXTにて配信中。少しずつ愛を知っていく若者に映画『しゃぼん玉』乃南アサ原作の『しゃぼん玉』(2017)では、親の愛を知らずに育ち、通り魔や強盗傷害を繰り返す伊豆見翔人役に挑んだ林さん。身だしなみを気にする余裕などまるでない、絶望を背負ったかのような若者だった。逃亡途中で山深い村にやってきた伊豆見は、年老いたスマ(市原悦子)を助けたことがきっかけで彼女の家に居座る。最初は金を盗んで逃げるつもりだったはずが、スマや村の人々に癒やされ、愛というものを知っていく。U-NEXT、Amazon Prime Videoほかにて配信中。記憶に新しい「VIVANT」役所広司の青年時代に堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司ら豪華俳優陣が集結した日曜劇場「VIVANT」は、自衛隊の秘密組織・別班に所属する主人公・乃木(堺雅人)とテロ組織“テント”との攻防を描く物語。役所さん演じるテントのリーダー、ノゴーン・ベキの過去が語られる回では、長髪に無精ひげ姿で登場(さらに、詰め襟や紋付き袴姿も)。ノゴーン・ベキの名の由来や、異国の地で息子と生き別れ、妻を失いながらも孤児たちのために闘った壮絶な人生を体現する演技、その孤高さは大きな注目を集めた。U-NEXTにて配信中。“悪意”で結びついた3人「MALICE」タイトルのMALICE(マリス)とは“悪意、敵意、恨み”という意味。林さん演じる、大学事務局長の刺殺事件を担当する所轄刑事・星野尚人は、容疑者とされた講師・谷村夏帆(高梨臨)、週刊誌記者・丸山奏太(佐藤隆太)と利害関係の一致から協力関係を結んでいく。「VIVANT」では妻役だった高梨さんと再共演している。家族の問題も抱える星野は、「自分の仕事をするだけ」と自分自身をごまかし、諦めることを繰り返してきたが、事件の真相を追ううちに自身の内にある“悪意”とも向き合わざるを得なくなる。韓国ドラマのような雰囲気もあるオリジナルストーリーで、くたびれたスーツ+「ヒゲノハヤシ」刑事のやさぐれ度は過去No.1かも。<STORY>翔東大学の事務局長、小園洋平が自宅で刺殺体で発見された。現場に駆けつけた富士見署刑事、星野尚人(林遣都)は、殺害現場であるリビングの様子を見て、妻と離れて暮らしていたという小園に、別の女の影を感じる。翔東大学国際社会学部の講師、谷村夏帆(高梨臨)は、どんな手を使ってでも出世しようとしており、半年前から人事権を持つ小園と不倫関係にあった。その小園が殺害され、夏帆は殺人犯として逮捕される。一方、不倫の情報を匿名のメールで受け取った記者の丸山奏太(佐藤隆太)は、何者かが事件の印象操作を図ろうとしていることに気づき、独自の調査を始める。そんな中、星野は中途半端な捜査で夏帆を犯人と決め込む警察上層部の捜査方針に違和感を覚え、やがて夏帆が何者かにハメられた可能性に気づく。刑事、容疑者、記者――。3人はそれぞれにプライベートにおける問題も抱えながら、利害関係の一致から協力関係を結ぶことに。事件を企てた人間をあぶり出そうと画策し、一歩ずつ真実へと近づいていく。果たして、真犯人は誰なのか?人々の“悪意”の裏に潜む衝撃の事実が明らかになる…。U-NEXTにて独占配信中。5年ぶりに牧凌太が帰還「おっさんずラブ‐リターンズ‐」2018年に放送されたドラマの続編として、春田創一(田中圭)や黒澤武蔵(吉田鋼太郎)、そして林さん演じる牧凌太の5年後を描く。春田の告白の後、幸せな日々を送る2人に待ち受ける、“家族になる”ための紆余曲折が描かれていくようだ。2024年1月5日より毎週金曜23時15分~テレビ朝日系24局にて放送開始。「マゲノハヤシ」で仕掛け人に!?映画『身代わり忠臣蔵』『身代わり忠臣蔵』はムロツヨシ主演、かの赤穂浪士による「忠臣蔵」の物語に“身代わり”という斬新なエッセンスを盛り込んだ時代劇エンターテインメント。林さんは、吉良上野介の弟・孝証(ムロツヨシ二役)へ「殿に化けて、吉良家をお守り下さい!」と“身代わり”を懇願する吉良家家老・斎藤役で、絶対にバレてはいけない<身代わりミッション>の仕掛け人!?“まげ”姿でのムロさんとの共演にも期待高まる。2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:身代わり忠臣蔵 2024年2月9日より全国にて公開(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年12月02日女優の上野樹里が、2日に都内で行われた映画『隣人X -疑惑の彼女-』(12月1日公開)の公開記念舞台挨拶に林遣都、熊澤尚人監督とともに登場した。同作はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野)の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開を見せていく。○■上野樹里、初共演・林遣都にメッセージ「一緒に共演できてよかった」イベントでは、12月6日に33歳の誕生日を迎える林に花束を贈呈するバースデーサプライズを実施。林は、今作で初共演となった上野について「会うたびに人を感動させる力を持った方」と表現。「先日僕がお米にハマっているとお話したら、きょうも舞台挨拶が始まる直前に、お米をプレゼントしてくださって。もうあと数分で移動しなきゃいけない空気が漂うなか、きれいな爪をしているのに、でっかいダンボールをベリベリと破いてプレゼントしてくれた」と上野の舞台裏の姿を明かす。これには上野も「舞台裏を丸裸にされた気が……」と照れた表情。自らも「確かにプロデューサーさんが『行きますよ』と言っているのにベリベリと(ダンボールを)開けて、『一粒万倍日に精米されたお米だよ~』ってやってました」と振り返っていた。また、上野も「遣都くんとこんな素敵な作品に携われて嬉しい。良子と笹のバランスも絶妙なコンビネーションで、登場人物が多くないんですが、見ごたえのある映画になっているのは、遣都くんのすさまじい集中力と表現力だと思います。一緒に共演できてよかったです」とメッセージを送っていた。
2023年12月02日俳優の林遣都が、2日に都内で行われた映画『隣人X -疑惑の彼女-』公開記念舞台挨拶に、主演の上野樹里、熊澤尚人監督とともに登場した。同作はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野)の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開を見せていく。○■林遣都、33歳の抱負は「好きなことを見つける」イベントでは、熊澤監督から上野と林に感謝と労いの意味を込めた花束が贈呈されるサプライズを実施。さらに、12月6日に33歳の誕生日を迎える林に、上野が花束を贈呈するバースデーサプライズも行われた。MCからきっかけの言葉を受けた上野は、「えっ! まだ? ダブルサプライズ!?」ととぼけた様子で返しながらも、「お誕生日おめでとうございます~!」と林に花束を手渡す。そして、上野の先導のもと観客から「遣都くん、お誕生日おめでとう」という声援を受け取った林は、2つの花束で顔が埋もれ気味になりつつ、「33歳になります。俳優をやっていて良かったなって思えるような、人のためになれる今回のような作品に今後も関わっていけるようにがんばっていきたいと思います」とコメントした。改めて33歳の抱負を聞かれると、「えぇ~っと……」と悩みつつも「好きなことを見つける! なにか自分自身の日々を充実させるようなものを見つけていきたい」と笑顔を見せていた。
2023年12月02日映画『隣人X -疑惑の彼女-』(12月1日公開)の公開記念舞台挨拶が2日に都内で行われ、上野樹里、林遣都、熊澤尚人監督が登場した。同作はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野)の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開を見せていく。○■上野樹里、『隣人X』公開記念舞台挨拶に登場きのう1日に公開を迎えた同作。上野は7年ぶりの映画主演作を夫でロックバンド・TRICERATOPSの和田唱とともに鑑賞したそうで「これから(映画館に)通い詰めることになりそうです。こんなことは人生で初めて」と話す。「こんなにスクリーンから語り掛けてくる映画に自分が携わっている……ひと言ひと言が胸に突き刺さってくるし、これは映画館で味わうべきだと思いました」とアピールした。内容をすでに知っている上野は、観客の反応を楽しみに劇場に足を運んだそうだが、「わくわくだな~くらいの感じだったんですけど、自分が(作品を)深く理解しているからこそ、どのシーンも突き刺さってくる」と思わず感動してしまったそう。さらに「終始、いろんなところで涙が流れそうになって……お手洗いに行くためにハンカチを持ってきていたのに、まさか涙を拭くために必要になるとは(笑)。でもなかなかカバンから取れなくて涙がダラダラと流れていました」と、笑いを誘った。また、夫・和田の反応を聞かれると、「試写とかで観られた方も、『もう1回観たい』とおっしゃっていた方が多い。私自身もそうなっているし、夫も『すごくおもしろかった。けどもう1回観たい。すごくいい映画』という感想でした」と絶賛を受けたことを明かした。
2023年12月02日映画『隣人X -疑惑の彼女-』が公開される。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだ惑星難民X。未知なる存在に人は怯え、恐怖はやがて大きな混乱を生んでいく。まるでコロナ禍以降の現代を映し出したような本作で、林遣都が演じているのは週刊誌記者の笹憲太郎。Xの疑惑がかかる謎めいた女性・柏木良子(上野樹里)に近づいた笹は、スクープをあげて身を立てたいという功名心と、良子への恋心のはざまで激しく揺れ動く。なぜ林は、社会の片隅でうずくまっているような役とこんなにもシンクロするのか。思わず胸が痛むようなリアリティの秘密に迫った。人の弱い部分を理解できる人間でありたい仕事はクビ寸前。唯一の肉親である祖母の老人ホームの費用も未払いのまま。経済的にも精神的にも追いつめられ、笹は逃げ場を失っていた。『初恋の悪魔』の鹿浜鈴之介。『浅草キッド』の武(ビートたけし)。近年、林遣都は世の中にうまくなじめない人や生きづらさを抱える人を演じることが多い。「あるときから人の弱い部分を理解できる人間でありたい、俳優でありたいという想いが、自分の大きな軸になっていて。だから、そういう役をいただけると、どうしてもやりたいと思ってしまうんですね」そう林遣都は話しはじめた。ゆっくりと、一つ一つ言葉を選ぶような口ぶりに、彼の控えめで、思慮深い性格が表れている。「僕自身、特にここ数年は生きることの大変さだったり、世の中の怖さだったりをより強く感じるようになってきていて。そんな中、僕が演じた役を見て、同じような思いを抱えていたり、同じような経験をしたことのある人から、『自分はこれでいいんだと思えた』『頑張って生きていこうと思えた』という言葉をいただけたことがあって。そのときに思ったんです、こんな素敵なことはないなって」『姉ちゃんの恋人』では前科一犯の元受刑者。『恋する寄生虫』では潔癖症に苦しむ青年。孤独の淵にいる人物が光の射す方へ踏み出す姿に、観る者は希望を重ねた。「役者は、ずっとやっていける確証のない特殊なお仕事。先が見えない中で、そういった言葉をいただけると、自分は役者を続けていいんだと思えるというか、やり続けなきゃと思わせてくれる。観た人からの救われたという言葉に、僕自身が救われているんです」だが、役の抱える苦しみは、あくまで林遣都本人のものではない。なのに、役をまとうと、林はまるで自分自身が味わったもののように、絶望や痛みを体現する。「そこはもう想像力しかないです。自分の中にある近しい何かと重ね合わせて、想像を膨らませていく。自分にも似たような経験をしたことがあったな。似たような思いをしたことがあったな。そう感じることはもちろんありますけど、役の立たされている状況は自分が経験したそれよりずっと辛い。ほんのちょっとしたことで僕はあんなに辛かったのに、じゃあこの人はどれだけ辛いんだろうって。そうやって、想像して、想像していくしかないです」実力派と評されるようになった今もなお「自分に自信がある方じゃない」と自己評価は低い。でも、そんな繊細な林だから、役の生きづらさに寄り添えるのだろう。今回演じた笹についても、「共感できるところはたくさんあった」と慈しむような視線を向ける。「笹とは年齢も同世代。ちょうど僕ぐらいの年になると、20代とは違った危機感や不安を抱きはじめます。中でも笹は現状がうまくいっていない分、人に認められたいという気持ちは強い。そして、その焦りは僕にもある。職種は違えど、彼の抱いている感情で理解ができないというところは全然ありませんでした」一緒にお芝居する人によって役はつくられていくその役への没入ぶりから、「憑依型」と形容されることも多い。周りが見えなくなるあまり、「ドラマの現場とか、衣装のまま帰ってしまったこともあります」と苦笑いを浮かべる。林は、自身との境界線が曖昧になるほど、役と同一化する。まるで役に身も心も捧げるように。「だから、役を引きずったりすることはないんですかと聞かれることが多いんですけど、不思議と作品が終わると、あまりそういう感覚はないんですよね」おそらく彼にとって自らの体が「器」なのだろう。作品の期間中は「器」を役で満たし、終われば「器」は空になる。ならば、彼の身を通り過ぎていった過去の役たちは、そのまま消えてなくなってしまうのだろうか。林の答えは、違った。「僕はどの役も思い入れは変わらなくて。感覚としては、どの役も心の奥底にずっと残っている感じですね」そう言って林が挙げたのは、来年1月から5年ぶりのカムバックを果たす『おっさんずラブ』の牧凌太だった。「この間、(田中)圭くんと(吉田)鋼太郎さんと3人で久々に写真撮影をしたんですよ。もう結構な年月が経っているし、僕自身も年齢を重ねている。『おっさんずラブ』をきっかけに僕のことを応援してくださった方もたくさんいらっしゃるので、その人たちの期待に応えられるかなって最初は不安でした。でも、当時と同じメイクさんにメイクをしてもらって、圭くんや鋼太郎さんと一緒にインタビューを受けているうちに、やっぱり思い出すんですよね、感覚を。で、気づいたら写真に写ってる自分の顔が、ちゃんと牧に戻っていたんです」クランクアップとともに錠をおろした「役」という引き出し。普段は開くことのないその引き出しの鍵を開けたのは、同じ時間を過ごした共演者だった。「そのとき思ったんです。役っていうのは、自分でつくり上げるものじゃなくて、周りの人につくってもらっている要素もすごく大きいんだなって。メイクさんや衣装さんといったスタッフのみなさんの力がなければできないというのは前から思っていたことですが、今回改めて一緒にお芝居する人によって役はつくられていくものなんだなと強く思いました。周りの人たちがいてくれるから、僕が役として存在できるんです」自分を高め続けないと、他人を演じることなんてできない俳優デビューは、2007年の映画『バッテリー』。本作でメガホンをとった熊澤尚人監督とは、自身3本目の映画出演作である『DIVE!!』でタッグを組んだ。まだ初々しさの残る少年だった林は32歳となり、すっかり俳優の顔つきとなっている。芝居という正解のない道で、演技という点数のつかない技術を磨く。林は『DIVE!!』からの15年で何を心に刻みながら俳優の道を歩んできたのだろうか。「『DIVE!!』のときに、熊澤監督から『自分自身を磨き続けてほしい』ということを言われました。いろんな経験をして、いろんなことを知って、自分を高め続けないと、他人を演じることなんてできない。あの頃、僕はまだ10代でしたが、ずっとその言葉を大事にしてやってきたような気がします」よき俳優である前に、よき人間であれ。俳優修業とは、すなわち人間修業なのだ。「(林の舞台出演作を数多く手がける)シス・カンパニーの北村(明子)さんからもよく『人を見る目を養い続けなさい』と言われています。そのためにいちばん大事なのは、日々の生活。ちゃんと生活をすることで、自分を広げて、高める。その積み重ねが、いろんな役に対応できる自分をつくるんです」決して人前に出るのが得意な人間ではなかった。今も、取材はあまり得意ではない、と少し気まずそうにはにかむ。「役を演じているときの方が楽しいです。演じているときは、いつもの自分と違うコミュニケーションがとれて、それが心の安定剤になっている。むしろこうやって自分の言葉で話しているときの方が、心が削られます(笑)」けれど、そうやって自分の苦手なことをあえて口に出して笑いに変えられるようになっただけ、昔よりいくらか負担は軽くなったのかもしれない。笑うとできる目尻の皺も、なんだか一層柔らかくなった気がする。「さっき写真を撮られながら、だいぶ力を抜けるようになってきたなと自分でも思いました。心に余裕を持たせておかないと、なかなか大変なお仕事だとは思うので、ここ数年はなるべくそうできるように心がけて生活を過ごしてきたつもりなんですけど、おかげでちょっとは楽になってきたのかもしれません」そんなに強くないし、そこまで弱くもない、ただの人間です映画のフライヤーには、「惑星難民Xとは、何者なのか」というコピーが踊る。それを見て、不意に聞きたくなった。林遣都は、何者なのか。最後にそう尋ねると、林は照れくさそうに笑ったのち、じっくり10秒考え込んで、口を開いた。「人間ですよ、ただの」おそらく「俳優」と答えるかな。その予想は、外れた。でもこうして振り返ってみると、林が出した答えは、何よりもこのインタビューを総括するものだったと思う。「これからどうなっていくかもわからないですし、そんなに強くないですし、そこまで弱くもないし。みなさんと同じように一生懸命生きてますって感じですかね」ただ一生懸命生きている人間。だから、林遣都が演じる人間は、魂を揺さぶるのだ。「生きるのって本当に大変だなって、日々感じます。ただ、その中で僕が大事にしていることは、遣都って本名なんですけど、『都に遣わす』という意味で、『人の役に立つ人間になってほしい』という願いを込めて父親がつけてくれたんですね。まだそんな立派な人間にはとてもなれませんが、生涯をかけて父の願いを実行できる人間でありたいと思っています」自分の演じた役が、誰かの救いになることがうれしいと、彼は話した。その根底には、父から託された願いが息づいているのだろう。人生は、苦しい。生きるのは、辛い。それでも、歯を食いしばり、足を踏ん張り、一生懸命生きていく。その不器用だけど実直な生き様が、人間・林遣都をより大きくし、彼の表現に深い光と影をもたらす。性格は、シャイで悩みがち。その分、林の一生懸命に嘘はない。だから、彼が命を吹き込んだ役を見ると、人は泣き、笑い、心が救われるのだ。取材・文:横川良明撮影:友野雄ヘアメイク:竹井 温(&’s management)スタイリスト:菊池陽之介ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント林遣都さんのサイン入りポラを1名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<作品情報>『隣人X -疑惑の彼女-』12月1日(金) 新宿ピカデリー 他全国ロードショー【出演】上野樹里林遣都黃姵嘉野村周平川瀬陽太/嶋田久作/原日出子バカリズム酒向芳 監督・脚本・編集:熊澤尚人原作:パリュスあや子「隣人X」(講談社文庫)音楽:成田旬主題歌:chilldspot「キラーワード」(PONY CANYON / RECA Records)配給:ハピネットファントム・スタジオ制作プロダクション:AMGエンタテインメント制作協力:アミューズメントメディア総合学院(C)2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社
2023年11月29日好きになってはいけない。そう暗示をかければかけるほど、その人に惹かれていってしまうのはどうしてだろう。林遣都は映画『隣人X -疑惑の彼女-』で、そんな惹かれてはならない相手に恋をし、嘘と真実の狭間で揺れる笹憲太郎を手触りが伝わる温度感で表現した。第14回小説現代長編新人賞を受賞したパリュスあや子の「隣人X」を映画化した本作。舞台は、紛争のため故郷を追われた“惑星難民X”を受け入れた日本。Xは人間の姿をコピーして日常に紛れ込み、誰がXなのかはわからない。週刊誌記者の笹(林さん)はスクープのため、正体を隠してX疑惑のある柏木良子(上野樹里)に近付く。しかし一緒に時を過ごすうち良子への恋心が芽生え、笹は自分の想いに正直に突っ走るべきか、記者として貫くべきか、苛まれる。X疑惑をかけられる良子を演じたのは、上野さん。彼女にしか醸せない良心やピュアさ、そして惹かれていく林さんの演技。二人の関係性はときに緊張感をはらみながら、素朴なロマンスを下地にうごめく。上野さんのプロ意識に感銘を受けたと嬉々として語る林さんに、本作にかける想いや初めての経験に加え、過去の出演作まで話を聞いた。現代社会と向き合う、やりがいのある役――劇中で描かれる“惑星難民X”は得体の知れないものが広がっていく点で、コロナや今の世の中に通じるところがあるように思います。林さんは脚本を読んでどのように感じましたか?最初タイトルを聞いたとき「熊澤(尚人)監督がSF要素のある作品を撮るんだ…!」と思ったんです。でも蓋を開けてみると、描かれていることはここ数年の出来事を振り返らせてくれるような内容で。今の日本の姿や、現代社会で目を向けなければいけないこと、自分自身も普段大事にしていかなければいけないと感じていたことが描かれていました。すごくやりがいのある作品・役でしたので、参加したいと思いました。――演じられた笹は、Xの正体を暴く大スクープで記者として認められたい一方、取材対象者である良子に心を奪われてしまいます。彼の葛藤や行動は、どう思われましたか?笹の年齢(30代前半)は自分と近いこともあり、いろいろ共感できるポイントが多かったんです。将来に対して20代とは違った危機感、不安、焦りを感じ出す年齢だよなと。笹は現状もうまくいっていないですし、人に認められたいという思いも強い。それは常に自分にもありますし、笹が抱いている感情として理解できるものでした。良子さんとの出会いも、恋心も大切にしたいはずだけど、いろいろな事情があって…と。誰かのためを思って自分を犠牲にしなければいけないことは、誰しも、あると思うので。結果、たくさんの人に共感してもらえる役だったんじゃないのかなと思います。――笹は良子さんに「いっちゃだめだ」と思いながら惹かれていきましたが、笹にとってどのような存在だったと林さんは考えましたか?良子さんは笹にとって「救い」のような存在だったと思いました。笹にとっても、この世の中においても必要な人間だなと。良子さんは弱みや痛みを知っている人だからこそ、ちゃんと人の本質を見ることができる人。笹自身も、気づかぬうちに良子さんとの出会いに救われていったんじゃないかなと思います。仕事の内容や、人とはちょっと変わっている部分で人を判断しないところ、その人のいいところを探そうとするところこそ、良子さんのすごく素敵なところですよね。上野樹里のプロ意識と責任感に魅了――上野さんとのお芝居はいかがでしたか?お二人にしか生み出せない空気感があふれていました。樹里さんと初めてお会いしたのは、ホン読みとリハーサルの日でした。その夜、監督とプロデューサーさんと食事に行くスケジュールでしたが、リハーサルを納得いくまでやり続けて、当たり前のように食事会が中止になったんです(笑)。僕は「終わんない!」っていう、その樹里さんの姿勢がすごく好きで、その瞬間、自分の中で高揚するものがあったんですよね。樹里さんのプロ意識と作品と役に対しての責任感に、とにかく惹かれました。その1日だけで「この人となら何かいい関係性が築けるんじゃないか」という予感がしたし、撮影が終わるまでずっとそうでした。――いいものをつくろうという意識が共通してあった。そうですね。最初にお互いのスタンスというか、毎作品どういう心掛けで取り組んでいるかというところで、感覚が合うものがあったと思います。最初の段階で確認できてうれしかったです。「人の弱い部分や気持ちを理解できる俳優でありたい」――Xの存在感に揺るがされる映画で、「信じるとは」、「心の目で相手を見るとは」といろいろ感じるところがあります。林さんは本作に携わったことで、何か考えたり感じたことはありましたか?脚本を読んだとき、熊澤監督の想いがすごく込められていると思いました。今はコロナだけじゃなくて、悲しいニュースが日々絶えないですし、…生きるのって本当にしんどいことばかりですし、笹のようにやむを得ず人を傷つけてしまう、人を陥れたりしてしまうことは、誰しもあるかもしれないと思うんです。無自覚に人を傷つけてしまいやすい世の中でもあるからこそ、ひとりひとりが心掛けを少しだけ変えて、自分のことだけじゃなくて誰かの幸せを願って生きていれば、そんなに悪いことは起きないんじゃないかなって。そういう考えになれば、と自分も心がけているところがあったので、「こういう世の中になればいいな」という思いを込めていました。――林さんご自身も思いを込めていたんですね。いつからかは覚えていないですけれど、あるときから「人の弱い部分や気持ちを理解できる人間であり、俳優でありたい。そういった作品や役に関わっていきたい」という気持ちが、この仕事をする上で自分の中で大きく軸となっていきました。ここ数年は特に生きることの大変さ、世の中の怖さを強く感じるようになってきていて。そんな中でこういった僕たちがやっている仕事が何か人の力になれる瞬間がある気がしていて、やっていく意味にもなっていました。そうした役をやったときに、同じような思いや経験をして生きていた人たちに、「その役を見て、自分はこれでいいんだと思えた」や「頑張って生きていこうと思えた」という言葉をいただけたりしました。こんなに素敵なことはないと思いますし、「ああ、やっていていいんだ」とか「やり続けなければ」と思わせてくれるというか。自分自身も救われているところがあると思っています。悩みは「考え事をすると周りが見えなくなる」――林さん自身「人に“変わっているね”とよく言われる、けど直らない」ところはありますか?いろんなことを同時にできないんですよね(苦笑)。こう(真っすぐに)なっちゃうので。例えば、今は舞台(「浅草キッド」)をやっているんですけど、日々役やお芝居のことを考えてしまうんです。同じことを毎日何十回もやっているのに、袖にはけて脱いではいけない場所でズボンを脱いだりしちゃって。スタッフさんに「ここ脱ぐところじゃないですよ!!」と言われたり(笑)。考え事をすると周りが見えなくなるのは、しょっちゅうなんですよね。いつも大体「あれでよかったかな…」と考えることが多いんです。それで結構悩まされますね。――「今日のここ、よかったな」ではないと。そっちじゃないですね。…たぶんこの取材が終わって控室に入った後も、5分ぐらいは「あれでよかったのかな?」と鏡を見つめながら、でも自分の顔は全然見ていない、みたいな時間になると思います(笑)。――ちなみに、本作において林さんのそうした集中力や真っすぐさが発揮されたシーン、「ここ」というところはありましたか?集中力というか、すごく練習したシーンがあります。笹がXなのかもしれないと思っている人間が、笹のアパートに何回も訪れるシーンがありますよね。言ってしまうと、あそこは同じ場所なので1日で衣装だけを変えて、全シーンを撮っていたんです。――予告でも出てくる、アパートで笹がおびえているシーンですよね。そうです。あれを何回もやるのが、精神的にも肉体的にもとにかくしんどかった!監督の1000本ノックみたいな演出で、ひたすら怖がっておびえて叫んで、全部ひとり演技というのは初めての経験でした。言ってしまえばパントマイム的なお芝居なので、かなり練習して臨みましたし、集中してすごく頭を使いました。何回も叫んだり、何回も転がったりして。ああいう動きを極めているのが、舞台でご一緒させていただいた大先輩の浅野和之さんなんです。浅野さんの動きを参考にしながらやってみて、やったことのない表現にチャレンジできました。デビュー作には「なくしてはいけないものを感じさせてもらったり」――林さんご自身が最近観た中で、印象に残っている作品はありますか?ぜひご紹介ください。いま「浅草キッド」をやっていることもあり、(北野)武さんの映画をずっと観ています。なので武さんの作品です。自分がいちお客さんとしても、俳優としても、すごく刺さるものが多いんです。『ソナチネ』とか、特に好きですね。――『ソナチネ』は1993年の映画で、北野監督の初期作品ですよね。林さんも代表作がたくさんありますが、今でも「印象に残っています」とよく言われる出演作はありますか?その時々によりますが、回数で言うと『バッテリー』がいつまでも言っていただける作品です。本当に大きなデビュー作だったんだなと思います。「当時、学生で小説を読んでいて」という話をしていただくことがすごく多くて。あの頃は全く何の実感もなかったんですけど、10何年経って「本当にすごい作品に参加させてもらっていたんだな」としみじみ振り返ります。――とても純度の高い演技言いますか、衝撃のデビュー作ですよね。見返したりもされますか?数年に1回観ます。こういうお話のきっかけがあったときとかに(笑)。観ていると…俳優として、なくしてはいけないものを感じさせてもらったりすることもあります。純粋にもう今では撮れない空気感の映画だなとも思うし、滝田(洋二郎)監督のことも思い出しますし、大事な作品の一つですね。【林遣都】ヘアメイク:竹井 温 (&'s management) /スタイリスト:菊池陽之介(text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年11月27日上野樹里が7年ぶりに映画主演、林遣都と初共演を果たす映画『隣人X -疑惑の彼女-』。この度、林さん演じる週刊誌記者の笹が、バカリズム演じる副編集長・月村のある行動に激昂し、激しくつかみかかる緊迫したシーンが解禁となった。本作の舞台は、紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮している世界。いち早く受け入れを発表したアメリカに追随するように、日本も受け入れを決定。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない…。今回解禁された本編映像は、笹が人目を気にするようにメガネとマスクをして、慌てて編集部に駆け込むシーンから始まる。笹は副編集長の月村を見つけるや否や、腕を掴み問いただす。なかなかXであるという証拠が掴めない中、Xにも固有のDNAがあるのではないかという考えから、編集部内ではDNA鑑定の方向でXを探ることになっていた。そのため笹は体を張ってX疑惑の人物の毛髪を入手していた。その結果を問い詰めると「鑑定があっても意味ねぇだろ」と、腕を振り払い、月村は鑑定すらしていない様子。その言葉を聞いた瞬間に不信感を覚えた笹は激昂し月村の胸ぐらを掴み、「おい!どうしてなんだ!」と怒鳴り散らす…。このシーンについてバカリズムさんは、「掴みかかられるシーンでクランクアップだったので後味が悪く終わるという(笑)シーンが終わるたびに“すみません”と謝ってくれて、本番中もついてるマイクを触らないようにしながら勢いを感じるように、うまく掴みかかってくれました。緊迫感が伝わればうれしいです」とコメント。月村に振り回される役柄の林さんは「この作品で一番悪い人」と言い表しており、月村の存在が週刊誌の情報操作および、笹が追い詰められていく原因に大きく関与していることが伺える。監督の熊澤尚人は、そんな林さんに対し「ご一緒するのは『ダイブ!!』以来15年ぶり」と話し、「当時と比べると成長ぶりが物凄いですよね。演技に向かうタフさと誠実さは怪物級です」と役者として絶賛、この短いシーンだけでも非常に緊張感のある映像となっている。何を持って真実または虚偽であると断定するのか。報道されている内容が全て正しいと言えるのか。何らかのフィルターを通して物事を見ていないか。情報で溢れかえる現代において、本作は情報の取捨選択の重要性も訴えかけている。『隣人X -疑惑の彼女-』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年11月20日映画『隣人X -疑惑の彼女-』の本編映像が公開された。原作は、第14回小説現代長編新人賞を受賞したパリュスあや子による『隣人X』。世界には紛争のため故郷を追われた惑星難民Xがあふれ、各国がその対処に苦慮していた。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野樹里)の追跡を始める。スクープのために自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた――。このたび公開されたのは、笹が副編集長の月村(バカリズム)のある行動に激昂し、激しくつかみかかる緊迫したシーン。笹が人目を気にするようにメガネとマスクをして、慌てて編集部に駆け込むシーンから始まり、笹は副編集長の月村を見つけるや否や、腕を掴み問いただす。なかなかXであるという証拠が掴めない中、Xにも固有のDNAがあるのではないかという考えから、編集部内ではDNA鑑定の方向でXを探ることになっていた。そのため笹は体を張ってX疑惑の人物の毛髪を入手していた。その結果を問い詰めると「鑑定があっても意味ねぇだろ」と、腕を振り払い、月村は鑑定すらしていない様子。その言葉を聞いた瞬間に不信感を覚えた笹は激昂し月村の胸ぐらを掴み、「おい!どうしてなんだ!」と怒鳴り散らした。このシーンについてバカリズムは「掴みかかられるシーンでクランクアップだったので後味が悪く終わるという(笑)。シーンが終わるたびに“すみません”と謝ってくれて、本番中もついてるマイクを触らないようにしながら勢いを感じるように、うまく掴みかかってくれました。緊迫感が伝わればうれしいです」とコメント。月村に振り回される役柄の林は「この作品で一番悪い人」と称しており、月村の存在が週刊誌の情報操作および、笹が追い詰められていく原因に大きく関与していることが伺える。監督の熊澤は、林に対し「ご一緒するのは『ダイブ!!』以来15年ぶりですが、当時と比べると成長ぶりが物凄いですよね。演技に向かうタフさと誠実さは怪物級です」と役者として絶賛しており、この短いシーンだけでも非常に緊張感のある映像となっている。『隣人X -疑惑の彼女-』本編映像<作品情報>映画『隣人X -疑惑の彼女-』12月1日(金) 公開公式サイト: 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社
2023年11月20日田中圭、吉田鋼太郎、林遣都らが再集結する新ドラマ「おっさんずラブ‐リターンズ‐」より、ビジュアル撮影の裏側が公式SNSに公開された。本作は、「おっさんずラブ」(’18)から5年、アラフォーになった“はるたん”こと春田&牧の“夢の新婚生活”が描かれる。先日、新撮キャラクタービジュアルが公開され、内田理央、眞島秀和、大塚寧々、金子大地、伊藤修子、児嶋一哉とレギュラーキャスト陣全員の続投も決定。今回SNSでは、はるたん役の田中さん、黒澤武蔵役の吉田さん、牧役の林さんが、笑顔を見せたり、ピースしたりと、それぞれのビジュアル撮影の裏側を覗くことができる。SNSには、「はるたん可愛い」、「わくわくが止まりません」、「また会えてうれしいです」、「笑顔のWピースなんて滅多に見れないしハート作っちゃうとこともう……可愛すぎるよ」などと、放送を待つ視聴者からのコメントが多く寄せられている。「おっさんずラブ‐リターンズ‐」は2024年1月5日より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送(※一部地域を除く)。(シネマカフェ編集部)
2023年11月20日女優の上野樹里が主演を務める映画『隣人X -疑惑の彼女-』(12月1日公開)の本編映像が20日、公開された。○■笹(林遣都)、月村(バカリズム)に激しくつかみかかる今回公開されたのは、週刊誌記者の笹(林遣都)と副編集長・月村(バカリズム)の緊張感漂う本編映像。笹が人目を気にするようなメガネとマスク姿で慌てて編集部に駆け込み、月村を見つけるや否や腕をつかんで問いただす。なかなかXであるという証拠が得られない中、Xにも固有のDNAがあるのではないかという考えから、編集部内ではDNA鑑定の方向でXを探ることになっていた。そのため笹は体を張ってX疑惑の人物の毛髪を入手していたが、月村は「鑑定があっても意味ねぇだろ」と腕を振り払う。月村の言葉に不信感を覚えた笹は「おい! どうしてなんだ!」と激昂し、胸ぐらにつかみかかる。このシーンについてバカリズムは、「つかみかかられるシーンでクランクアップだったので後味が悪く終わるという(笑)。シーンが終わるたびに『すみません』と謝ってくれて、本番中もついてるマイクを触らないようにしながら勢いを感じるように、うまくつかみかかってくれました。緊迫感が伝わればうれしいです」とコメントを寄せている。【編集部MEMO】映画『隣人X -疑惑の彼女-』はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xがあふれ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野樹里)の追跡を始める。スクープのために自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹だったが、2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えていく。(C)2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社
2023年11月20日田中圭&吉田鋼太郎&林遣都が再集結する、初代「おっさんずラブ」の続編「おっさんずラブ‐リターンズ‐」が2024年1月5日(金)より放送開始。内田理央、眞島秀和、大塚寧々、金子大地、伊藤修子、児嶋一哉とレギュラーキャスト陣全員の続投も決定し、キャスト全員の新撮キャラクタービジュアルも初解禁された。■アラフォーはるたん&牧の新婚生活、牧VS家政夫のムサシさんの嫁姑バトルへ「おっさんずラブ」(2018年)から5年――。待望の続編となる本作では、アラフォーになった“はるたん”こと春田&牧の“夢の新婚生活”が描かれる。幸せな日々の反面、会社で責任のある立場となった2人は、多忙で生活もままならず、小さなことでケンカばかり。そんな彼らのもとにやってきたのは、早期退職して再就職を果たした家政夫のムサシさん!最初はビジネスライクな対応を貫いていた黒澤武蔵だったが、いつの間にか牧への抑えきれない姑みが大噴出。“渡る世間は鬼ばかり状態”の嫁姑バトルがぼっ発し…!?“家族になるとは、どういうことでしょうか――?”今作でははるたんを巡る嫁姑バトルに加え、“好きだけじゃ、どうにもならないこともある”という誰もがきっとぶち当たる問題の数々。結婚はゴールではなく、スタートだった…。春田と牧、そして武蔵が、周りの人々を巻き込みながら、家族や結婚、新しい愛のカタチを模索していく本作に、おなじみのレギュラーキャスト陣6名が奇跡の再集結を果たす。■ちず、武川、マロ&蝶子、そしてマイマイ&鉄平! 5年経って6人はどう進化した?荒井ちず(内田理央)は、衝撃のスピード婚からの出産、からのスピード離婚を経て、バリバリ働きながら3歳の息子を育てるシングルマザーに。仕事と育児の両立に、悩みが尽きることはなく…!?内田さんは、「若干『おっさんずラブ』が夢の出来事だったような気持ちになっていて、本当にあんなことがあったのかなって思ったりもする」と語りながらも、「みんなで再集合できるのが本当にうれしい」とコメントする。武川政宗(眞島秀和)は、相変わらず恋活に精を出しているもののうまくいかず、すっかり恋愛迷子。SNSに病んだ投稿を繰り返す日々を送っている。結婚する気はないものの、今後の人生に漠然とした不安を抱き始めたいま、牧を「最高の元カレ」と再認識するようになり…!?「前作で思い出に残っていることが、たくさんあり過ぎて(笑)」と眞島さん。「“人気作品の続編”ということに安心せず、まずはいつも通り自分の役割をきちんとやろうと思います」と真摯に語る。一方、栗林歌麻呂(金子大地)は年の差を乗り越え栗林蝶子(大塚寧々)と結婚。現在は母と二世帯同居中で、折り合いの悪い2人の板挟みという“嫁姑問題”に悩まされている。一方の蝶子は、そんな義母との問題から逃げるようにベトナムアイドルにどハマり中で…!?前作では「武蔵が春田に告白するシーンはすごく切なくて、よく覚えています」と語る大塚さん。今回の蝶子は「弓道をやっていたり、お姑さんとのバトルもあるんです。ささいなことなんですが、日常で感じるその時々の感情を表現していけたら」と意気込みを語る。また、「いまだに“マロ”って呼ばれることもあります」と明かした金子さんは、「蝶子さんとも順調に進んでいるので、自分でも台本を読んでホッコリしました」と語った。そして、結婚して2人の子どもに恵まれた荒井舞香(伊藤修子)&荒井鉄平(児嶋一哉)も登場!さらに、鉄平の「居酒屋わんだほう」では、変なメニュー&まったく売れないソングも健在で、本作でもみんなが集うにぎやかな場所になること必至。伊藤さんは、「今回は鉄平と舞香の結婚生活も描かれると思うんですが、特に“落ち着いて変わっちゃった”という感じにはせずに、これまでどおりの舞香をお見せできたらいいなと思っています」と語る。「前作の頃よりさらに活躍されているメンバーなのに、よく揃ったなぁ…」という児嶋さん。「面白いのは前作と変わらず間違いありません。鉄平は、大事なエッセンスを加える役だと思うので、見逃さないよう、ちゃんと集中して、鉄平&舞香に注目してください!」とアピールした。時が経てば環境も人間関係も少しずつ変わっていくもの。春田&牧、武蔵と同様に、結婚、家族、子育て、嫁姑問題、介護問題など、彼らもそれぞれの環境で、さまざまな問題に直面している。さらに、最新作にはこのメンバーに加わる“新キャスト”も登場。新たなラブバトル勃発となるのか…!?一体どんなキャラクターが参加するのか、続報が待たれる。■レギュラー9人の新ビジュアルも初解禁TVerでは過去作の放送が決定!そして今回、春田創一(田中圭)、牧凌太(林遣都)、荒井ちず(内田理央)、栗林歌麻呂(金子大地)、荒井舞香(伊藤修子)、荒井鉄平(児嶋一哉)、武川政宗(眞島秀和)、栗林蝶子(大塚寧々)、黒澤武蔵(吉田鋼太郎)の新撮キャラクタービジュアルも初解禁。雪が舞い降りる中、それぞれせつなさや笑顔を浮かべ佇む9人それぞれの表情、そして毎度おなじみ、伏線いっぱいのキャッチコピーにも注目。そして、メンバーたちが撮影に挑んだ際のメイキング動画は、公式SNSで随時公開されていくという。さらにTVerでは、「おっさんずラブ」の過去作を配信することが決定。11月20日(月)から年の瀬恋愛ドラマ「おっさんずラブ」(2016年)、「おっさんずラブ-in the sky-」(2019年)を配信。12月4日(月)から「おっさんずラブ」(2018年)を配信。また、TELASA(テラサ)では過去作をコンプリート配信中となっている。「おっさんずラブ-リターンズ-」は2024年1月5日より毎週金曜23時15分~テレビ朝日系24局にて放送。(※一部地域で放送時間が異なります)(シネマカフェ編集部)
2023年11月18日女優の上野樹里が主演を務める、映画『隣人X -疑惑の彼女-』(12月1日公開)の本編映像が15日、公開された。○■笹(林遣都)がどうにか良子(上野樹里)と接触を図ろうとする『隣人X』本編映像今回公開されたのは、惑星難民 Xのスクープを上げるため、Xの疑いがある良子(上野)に近づこうと、笹(林)ががむしゃらに良子との接触を図ろうとする場面の本編映像。良子が勤める宝くじ売り場にハズレクジを持ち込んできた客が言いがかりをつけ、近づくタイミングを見計らっていた笹は、怯える彼女を見かねて助けに入る。会話が続かないことに焦った笹は「何か食べたいものはないですか? ご馳走します。一緒に食事がしたくて」と誘うも、名前も何者かも分からない男性からの急な誘いに戸惑った良子に断られてしまう。しかし、引き下がれない笹は「スクラッチ買うので、当たったら食事してください」と口説き方で交渉に出る。【編集部MEMO】映画『隣人X -疑惑の彼女-』はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野樹里)の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹だったが、2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えていく。(C)2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社
2023年11月15日THREE(スリー)の2024年春コスメが、2024年1月1日(月)より発売される。“プレイフルカラーで彩る”24年春コスメTHREEの2024年春コスメは、「DELICIOUS DETOUR」がテーマ。春らしいプレイフルカラーが人々の探究心を刺激するような、自由自在にフェイスを彩るマルチバームと、あわせて使用したいアイライナー&マスカラといったアイメイクを展開する。自由自在に彩る“マルチ”カラーバーム中でも注目は、自由なメイクアップを楽しめる新作マルチバーム「THREE グラムトーンカラーカスタード」。“まるでカスタード”のように軽やかなテクスチャーは、唇から頬、まぶた、眉毛にまでフィットするのが特徴だ。また“ワックス・オイル・パウダー”をバランス良く合わせているので、肌に伸ばすと“ほわり”とパウダリーに溶け込み、美しい仕上がりを叶えてくれる。水や汗に強いウォータプルーフながら、アルガンオイルやホホバオイル、シアバターなど肌にやさしい植物オイルを配合しているのも嬉しい。“目もと・チーク・リップ”のワントーンメイクはもちろん、色や質感を自由に組み合わせて自分好みのフェイスに仕上げてみて。カラー展開カラーラインナップは、温かみと遊び心のある全8色と、ラメを配合した限定2色の全10色を展開する。01 ETERNAL EXPLORER:イノセントでゴージャス。ゴールドパールを潜ませたフレッシュなピーチピンク。02 SWEET EXPLORER:甘く繊細な血色感とシェルのような輝きを放つ、甘酸っぱいベビーピンク。03 UNKNOWN PLEASURE:モダンなゴールドの輝きをたっぷり含んだ、スパイシーなマスタードイエロー。04 UNLIMITED TIME:わずかに感じるピンクの温かみ。香ばしいナッツのようなウォームベージュ。05 UNSEEN TREASURE:ほろ苦くスイートなショコラカラー。偏光パールが静かに光る、ビターブラウン。06 UNRIVALED SECRET:オーガニックかつミステリアス。ミルキーでマイルドな肌なじみ抜群のラベンダー。07 TENDER TRAVELLER:シックでセンシュアルなムードを作る、甘くディープなロージーレッド。08 CIAO BELLA:微細パールとジューシーな赤みがラフに血色感を再現する、ピュアレッド。X01 FIND THE NEW(限定色):高輝度なブラックパールで陰影を操作。立体感を生むクリアなシェードグレー。X02 NEW SENSATION(限定色):繊細で多彩なパールがほのかな血色感をプラスする、シアーなヴァージンピンク。“偏光パール輝く”アイライナーの限定色も繰り出し式アイライナー「THREE ソニックインスピレーション アイライナー」の限定色も要チェック。安定した細さ・太さのラインを引けるペンシルは、なめらかな描き心地が魅力だ。またウォータープルーフ処方でにじみとヨレを防ぎ、長時間つけたての仕上がりをキープしてくれる。2024年春限定色として、偏光パールがシックな瞳を演出するミルキーカラー3色が揃う。X04 CRYSTAL CLARITY(限定色):多色パールとニュアンスグレーを抱えた、イノセントピンク。下まぶたの隠しカラーに。X05 WISE WANDERER(限定色):レッド&ゴールドがスタイリッシュに輝く、モードなパーリーブロンズ。X06 MIND EXPANDER(限定色):奥行きあるブルーとレッドのパールがブリリアントに光る、コズミックパープル。“美まつ毛を叶える”マスカラに、ミルキーな春色春メイクの仕上げは「THREE ワイズアイズパースペクティヴ マスカラ」をオンして。先端に向かってワイドに広がる独特なブラシが、“ロング・ボリューム・カールキープ・セパレート”の美まつ毛を叶えてくれる。ラインナップは、アッシュブラウンの新色に加え、まろやかなミルキーラベンダー、軽やかなライトピーコックの限定2色を用意する。05 DELICIOUS DRIVE:マイルドでクリーミー。ラテのような甘さ控えめのアッシュブラウン。X01 LUSH LANDSCAPE(限定色):際立つ彩度とまろやかなニュアンス。自まつ毛と溶け合うミルキーラベンダー。X02 RADIANT RETURN(限定色):軽やかにグリーンを立たせて瞳の透明感を上げる、ライトピーコック。【詳細】THREE 2024年春コスメ発売日:2024年1月1日(月)・THREE グラムトーンカラーカスタード 全8色 各3,300円<新製品>・THREE グラムトーンカラーカスタード E 限定2色 各3,300円<限定品>・THREE ソニックインスピレーション アイライナー限定3色 各3,080円<限定品>・THREE ワイズアイズパースペクティヴ マスカラ 新3色(うち限定2色) 各4,400円<新色・限定色>【問い合わせ先】THREETEL : 0120-898-003(フリーダイヤル)
2023年11月11日第14回小説現代長編新人賞を受賞したパリュスあや子の小説「隣人X」を映画化した異色のミステリーロマンス『隣人X ‐疑惑の彼女‐』の完成披露試写会が11月8日(水)、都内で行われ、初共演の上野樹里と林遣都、熊澤尚人監督が舞台挨拶に立った。“惑星難民X”が人間そっくりの姿で日常に紛れ込んだ世界を舞台に、人々の不安や動揺、疑心暗鬼が広がる中、主人公・柏木良子(上野さん)は、週刊誌記者の笹憲太郎(林さん)から「Xなのではないか?」と疑惑をかけられる。正体を隠し良子に近づく笹だったが、やがて良子に対して本当の恋心を抱くようになり…。上野さんと熊澤監督は、『虹の女神 Rainbow Song』(2006)以来17年ぶりのタッグ。脚本も手がけた熊澤監督は、「上野樹里じゃないと成立しないと思い、初期の台本をすぐに送った」と全幅の信頼。台本を受け取った上野さんとは、いきなり8時間に及ぶ打ち合わせが行われたそうで、「このミステリアスな女性を、監督と話し合って作り上げたかった」(上野さん)、「台本には上野さんの書き込みがびっしり。いただいたアイデアを消化しながら、書き直していった」(熊澤監督)と撮影を前に、濃密なコラボレーションが重ねられた。また、林さんは『ダイブ!!』(2008)以来15年ぶりの熊澤組参加。今回演じる役どころが、ひげを生やしている理由について、熊澤監督は「童顔だが、大人っぽく自分はできる人間だと見せるため、ひげを生やしている設定」と説明。上野さんも「遣都くんに、ひげというイメージはなかったが、色気が感じられる。遣都くんのファンの皆さんも、良子の気分でドキドキしてほしい」とアピールした。さらに上野さんは「いい意味での不良性を持っていて、それが魅力的。しっかり自制しているが、それ(不良性)がふとした瞬間、すごいエネルギーになるんだろうなって」と絶賛。林さんは恐縮しながら、「お会いした初日から、作品や役への取り組み方にカッコ良さを感じた」と上野さんの魅力を語り、「すべてにおいて想像を超えていた。言葉に重みがあって、お会いして得るものばかりだった」と話していた。本作には、良子と共にX疑惑をかけられることになる台湾留学生リン・イレン(通称レン)役で台湾出身のファン・ペイチャ、レンが働く居酒屋の同僚・仁村拓真役で野村周平、笹が勤める週刊東都の編集長・小池役で嶋田久作、副編集長・月村祐一役でバカリズム、フリーのベテラン記者・内田瑛太役で川瀬陽太、良子の両親役で原日出子と酒向芳が出演する。『隣人X ‐疑惑の彼女‐』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年11月08日映画『隣人X -疑惑の彼女-』(12月1日公開)の完成披露舞台挨拶が8日に都内で行われ、上野樹里、林遣都、熊澤尚人監督が登場した。同作はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野)の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開を見せていく。○■林遣都、天気に触れた挨拶で笑い誘う「こんな大きな映画館でたくさんの方に来ていただいて、自分自身も久しぶりの舞台挨拶ですので幸せな気持ちでいます」と挨拶した林。続けて「肌寒くなってきましたが……」と切り出すも、昨日が記録的な暑さとなったこともあり、会場から笑いが起こると「昨日は歴史的な暖かさ。きょうから肌寒くなっていくと思います!」と言い切り、笑いを誘った。今作で初共演となった上野の印象を聞かれると「お会いした初日から作品や役への取り組み方がかっこよくて、“この人とご一緒にできるのは楽しみだな”という印象でした」と明かす。隣で聞いていた上野が「査定を受けている感じで緊張する」と話すと、「心から尊敬しているので、いくらでも話せます。樹里さんの魅力について1時間くらい話せますよ?」と返し、会場を盛り上げていた。また、「互いの意外な一面については?」という質問に、上野が「真面目だけど、不良性がある」と回答すると、林は照れたような表情を見せつつも、心あたりもあるように頷く。一方で上野の意外な一面について、林は「撮影現場では人生相談みたいになっていて、考え方や私生活がしっかりしていて参考になるなと。そういうことが全部お芝居や言葉とかに現れている気がします。先生のような感じで言葉に重みがあって、得るものばかりです」と初共演の上野への尊敬の眼差しを向けていた。
2023年11月08日映画『隣人X -疑惑の彼女-』完成披露舞台挨拶が8日に都内で行われ、上野樹里、林遣都、熊澤尚人監督が登場した。同作はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野)の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開を見せていく。○■林遣都、上野樹里のエピソードに驚き「僕と顔合わせをした日も…」上野にとって、熊澤監督と17年ぶりのタッグとなった今作。「上野樹里じゃないと成立しない」という熊澤監督たっての希望でオファーしたそうで、これを受けた上野も「熊澤監督が言うんだし!(と思って)。しかもこの『隣人X』という得体のしれないタイトルが気になった」と快諾したという。続けて「読み進めるとかなりミステリアスな女性だったんですが、監督の意図を汲んで作り上げていけたら、“本当に自分はフィルターをかけずに世の中を見れているんだろうか”ということを伝えられる作品になるなと思って、ものすごくたくさん打ち合わせをしました」と語った。同作の打ち合わせについて、熊澤監督は「ワークショップ中に電話がかかってきて、“じゃあ来週事務所で打ち合わせしましょう”と電話を切ったんですが、翌日また電話がかかってきて、2時間くらい話した。それで翌週に会ってみたら、台本にすごい量の書き込みがあって、その日は結局8時間連続で上野さんの感想や思いを聞きました」と驚きのエピソードを披露する。その後も、上野のドラマ出演クールの合間に脚本を直し、また話し合いという流れを約2年間続けていたそうで、熊澤監督は「上野さんの演じる良子は2人で作っていった感じがしています」と振り返った。このエピソードを聞いた林も「そこまで詳しくは知らなかったので驚きました」とコメントしつつ、「僕と顔合わせをした日も、午前中から8時間くらい(話し合いを)やった」と明かし、「本当は監督、プロデューサーさん、僕と樹里さんで軽く食事でもというお話だったんですが、中止になりました(笑)」と笑いを誘った。
2023年11月08日映画『隣人X -疑惑の彼女-』完成披露舞台挨拶が8日に都内で行われ、上野樹里、林遣都、熊澤尚人監督が登場した。同作はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野)の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開を見せていく。○■上野樹里、林遣都の髭姿を絶賛「すごく色っぽい」今作で7年ぶりの映画主演を務める上野は「こんばんは~!」と観客に向けてフランクに挨拶。久しぶりの舞台挨拶に「懐かしい感じです」と印象を話しつつ、「先日まで舞台をやっていたんですが、全然違いますね! 皆さんがよく見えます! 全員見えてますよ~」と呼びかけ、観客とのコミュニケーションを楽しんでいた。今回初共演となる林の印象を聞かれると、上野は「最初のリハーサルのときにも、なにもないガランとした部屋なのに、ロケーションの風景が見えてくるくらい、身体的な表現がすごかったし、安心感がありました」と明かす。また、熊澤監督の「林くんには髭が似合う」という考えのもと、髭を生やした設定になったというエピソードが披露されると、上野も「遣都くんのイメージに髭ってなかったんですけど、すごく色っぽいですよね。いい意味で色気が感じられます」と絶賛していた。
2023年11月08日上野樹里と林遣都共演の『隣人X -疑惑の彼女-』より本編映像が解禁された。第14回小説現代長編新人賞を受賞した「隣人X」(パリュスあや子著)を映画化した本作。上野樹里が7年ぶりの映画主演を務め、林遣都と初共演を果たした。解禁された本編映像では、惑星難民Xの特集記事のために週刊東都に引き抜かれた、スクープのためなら誰でも利用するベテランやり手記者の内田瑛太(川瀬陽太)に、これまで成果をあげられず、クビがかかっていて後がない記者・笹憲太郎(林遣都)がスクープを上げるのに自分を使ってくれないかと必死に直談判するシーンが収められている。笹は、「Xが安全だなんて俺、鵜呑みにできないです」と詰め寄り、内田に軽くあしらわれながらも、「コロナが出始めた時も、感染者を排除したりしようとしましたよね。皆Xが怖いんだと」と世界で感染者を排除する対策が取られた過去があることから、Xも安全と言われながらも未知の存在に対しての恐怖を人々は感じているのではと訴えかける。記者としての使命感と意欲をひしひしと感じられるシーンとなっている。『隣人X ‐疑惑の彼女‐』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年11月02日上野樹里7年ぶりの映画主演、林遣都と初共演となる映画『隣人X -疑惑の彼女-』から、SNS用のハッシュタグ「#ヒゲノハヤシ」ができるほど、無精ヒゲが似合う役者として注目を集める林さんの場面写真が解禁となった。ファンの間でも「ヒゲノハヤシ」として、本作の情報解禁の際にも話題に。TBSドラマ「VIVANT」では役所広司演じるテロ組織のリーダーの青年時代を演じ、その演技はもちろんのこと、壮絶な人生を生きる姿を長髪に無精ヒゲ姿で演じたことで、荒野で生きる者のリアルさを持たせ、多くの人が釘付けとなった。また、主演を務める配信系ドラマ「MALICE」では、正義感が強く長いものに巻かれるのを嫌うがゆえに上司から疎まれてしまう刑事を演じており、無精ヒゲがハマっている。同じ無精ヒゲでも役柄によってまったく雰囲気が異なる林さんだが、最新映画『隣人X -疑惑の彼女-』ではヒゲを剃る暇も惜しんで、徹夜で張り込み、惑星難民Xの秘密を暴くために奮闘する週刊誌記者・笹憲太郎を熱演。解禁された場面写真には、ベテラン記者の内田瑛太(川瀬陽太)と話し込む笹、X疑惑のかかる良子(上野樹里)に恋心が芽生え、彼女を見つめる笹、週刊誌記者として目の前の出来事を受け止める笹の姿が捉えられている。惑星難民Xの真実を追い求めた結果、良子への恋心を止めらない自分と、記者としての責務で追い詰められていく自分という板挟みの状況でやつれた姿がリアルに表現された場面写真。過去作の中でも、特に役柄とマッチした「ヒゲノハヤシ」となりそうだ。『隣人X -疑惑の彼女-』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年10月26日女優の上野樹里が主演を務める、映画『隣人X -疑惑の彼女-』(12月1日公開)の場面写真が26日、公開された。同作はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野)の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開を見せていく。○■無精ひげが似合うと話題の林遣都の姿を切り取った『隣人X』場面写真今回公開されたのは、SNSでハッシュタグ「#ヒゲノハヤシ」ができるほど無精ひげが似合う林が演じる笹の場面写真。ベテラン記者の内田瑛太(川瀬陽太)と話し込む笹、X疑惑のかかる良子(上野)に恋心が芽生え、彼女をうっとりと見つめる笹、週刊誌記者として目の前の出来事を受け止める笹の姿を捉えている。Xの真実を追い求めた結果、良良子への恋心を止めらない自分と、記者としての責務を感じる自分の間に板挟みの状況でやつれた姿がリアルに表現されている。(C)2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社
2023年10月26日田中圭、吉田鋼太郎、林遣都で新感覚の胸キュン純愛ラブストーリーを描き出した「おっさんずラブ」がタイでリメイクされることが決定。タイの大手テレビ制作会社・GMMTVがラインナップ発表会を開催し、国内外に1680万人のチャンネル登録者をもつ公式YouTubeチャンネルにて世界にて発表された。結婚したいのに全然モテない、33歳のポンコツ独身サラリーマン・春田創一(田中圭)が、ある日突然、ピュアすぎる乙女心を隠し持つ上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と、同居しているドSな後輩・牧凌太(林遣都)から告白されるという純愛ラブストーリーとなった本作。最終話を前にして、Twitter世界トレンド1位を獲得。その後も配信、映画化、グッズ、書籍、イベント、海外リメイクなど、二次的エンターテインメントで社会を席巻した。今回のリメイク版「Ossan’s Love Thailand」(仮)は、2021年に「大叔的愛」のタイトルでリメイクされ、現地の放送局・ViuTVでは開局以来となるドラマ最高視聴率を記録する大ヒットとなった香港に続き、2地域目のリメイクとなる。■超人気俳優アース&ミックスが主演!タイの大手テレビ制作会社GMMTVが制作10月17日に公式YouTubeにて世界生配信された発表会には、このリメイク版「Ossan’s Love Thailand」(仮)の主演・アース&ミックスも登壇。大ヒット作「A Tale of Thousand Stars」の共演でブレイク、その後も「Cupid’s Last Wish」や「Moonlight Chicken」、オムニバスドラマ「Our Skyy2」で共演した人気若手俳優2人が、5度目の共演を果たすことになるこのリメイク版。その相性は過去作ですでに証明済みとあって、会場には大きな歓声が沸き上がる。すると2人も、「僕自身、このドラマを知っていたので、とてもワクワクしています。日本ではすごく人気で多くの賞を受賞しているんですよ。そのドラマに出演させてもらえると知った時はやったー!という気持ちでしたし、自分たちの演技を見てもらえるありがたい機会だと思いました。僕たちにとってチャレンジングな機会でもあり、スキルアップにもなると思います。プレッシャーはありますが、日本と関わる仕事ができて光栄です。ぜひ見てくださいね!」(アース)、「ワクワクする気持ちとプレッシャーを感じています。これまで僕とアースさんが演じてきたシリアスな作品とは違って、このドラマはロマンチックコメディーなので、僕たちにとってもチャレンジングな作品だといえます。みんな待っていてね!」(ミックス)と、それぞれ意気込みを語った。また、この発表会では、スクリーンに日本版キャスト・田中さん、吉田さん、林さんから届いた祝福コメントも流れる場面も。「僕たちが出演する『おっさんずラブ』がタイ・GMMTVでリメイクされるということで、とてもうれしく思っております」(田中さん)、「タイでは一体どんなドラマになるのか、僕たちもワクワクしています」(林さん)、「タイの皆さんにもぜひ『おっさんずラブ』を楽しんでいただきたいと思います!」(吉田さん)という3人の言葉に、会場は大いに盛り上がっていた。■「おっさんずラブ」2024年1月期には続編も日本では2024年1月期に金曜ナイトドラマ「おっさんずラブ‐リターンズ‐」として続編を放送することが発表済み。「天空不動産」営業所の社員・春田は、尊敬する上司・黒澤から突然「はるたんが…好きです!」と熱烈な愛の告白を受け、激しく動揺。時を同じくして、営業所に移動してきた家事・料理も完璧すぎるエリート後輩・牧とひょんなことから同居することに…。しかも、なんとその牧からも、突如バスルームで告白される。そしてラブ・バトルロワイヤルの末に迎えた春田と黒澤の結婚式――。教会で愛を誓うその瞬間、ようやく“本当の気持ち”に気づいた春田は、「行け!」と黒澤に背中を押され、号泣しながら牧のもとに走り出す。横断歩道越しに「俺と結婚してください!」と愛を叫ぶ…ラストから5年――。初めて人を愛する気持ちを知った春田、春田の想いを汲んで背中を押す道を選んだ黒澤、そしてついに春田と結ばれた牧。5年経ったいま、コロナを乗り越えて、あの3人はどんな日々を送っているのか。「おっさんずラブ‐リターンズ‐」では、みんなが見たかった愛すべき“3人の今”を描き出す。「おっさんずラブ-リターンズ-」は2024年1月、毎週金曜23時15分~テレビ朝日系24局にて放送(※一部地域で放送時間が異なる)。「Ossan’s Love Thailand」(仮)は2024年冬、タイにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年10月18日林遣都が主演を務める、M&Oplaysプロデュース倉持裕新作公演「帰れない男~慰留と斡旋の攻防~」の上演が決定。メインビジュアルも公開された。思い返すと、その屋敷は確かに立派な門構えではあったが、迷子になるほど中が広大だったとは、男は思いもしなかった。男は、気まぐれに親切にした若い女に招かれそこへ来た。最初、女はこの屋敷の女中かと思っていたら、実は主人の女房だった。年の離れた亭主を持つと、若くともこんなアンバランスなムードを身にまとうようになるのかと、男は勝手に納得する。屋敷の中は薄暗い上、廊下も恐ろしく長く、部屋の数も分からなかった。数日経って、友人が連れ戻しに来たが、男は「帰ろうにも出口にたどり着けないんだ」などと困った顔をする。中庭を挟んだ向かいの広間で、夜ごと催される誰かの宴。その幻想的に揺らめく人影をぼんやり眺める女に、男は次第に惹かれていく。男を躊躇させるのは、留守がちで、まるで自分の妻を斡旋するかのような、主人の謎の振る舞い。引き留めるわけではないが、時折、何やら共謀をほのめかすような女と、その主人との間で、男は次第に正気を失っていく…。本作は、ある出来事をきっかけに、不思議な屋敷に誘い込まれた主人公がその屋敷の主人と若妻に翻弄され、もてなしを受けるうちに、本来の自分を見失っていく様を描くサスペンスとして企画された、倉持裕の新作書下ろし公演。主演を務めるのは、2016年にBunkamuraシアターコクーンで上演した、同じく倉持さん演出のM&Oplaysプロデュース「家族の基礎」で初舞台を踏んだ林さん。「あれから7年が経ち、倉持さんの新作にこういった形で参加できることを大変嬉しく思います。タイトル、もう面白いですよね。珠玉の台詞、心躍る脚本、心待ちにしています。嬉しいです。楽しみです。皆様もお楽しみに」とコメントしている。林遣都そして、「マイファミリー」や「silent」などに出演した藤間爽子、『宮本から君へ』『聖の青春』の柄本時生、連続テレビ小説「舞いあがれ!」や「宮本から君へ」などに出演した新名基浩、「64」に出演した佐藤直子、公開間近の『お前の罪を自白しろ』に出演する山崎一が共演する。なお、東京公演のチケットは、来年2月10日(土)より販売予定だ。M&Oplaysプロデュース倉持裕新作公演「帰れない男~慰留と斡旋の攻防~」は2024年4月13日(土)~5月6日(月)本多劇場にて上演。※名古屋、島根、富山、大阪、仙台公演あり(シネマカフェ編集部)
2023年10月18日学生運動の嵐が終わりを告げた頃、自分が打ち込めることを見つけられずにいた青年・北野武(林遣都)は昭和47(1972)年に浅草にやってきた。フランス座で働き始めた武は、芸人・深見千三郎(山本耕史)に弟子入りすることに。ストリップ劇場であると同時に演芸場でもあったこの劇場で、武は先輩芸人の高山三太(松下優也)、兼子二郎(今野浩喜)、後輩のマーキー(稲葉友)、作家志望の井上(森永悠希)らに出会う。そしてある時はストリップの裏方、またある時は深見と共にコント出演をするのだったが……。その後「ビートたけし」としてお笑いの世界を席巻、さらには俳優・映画監督としてもその名を轟かせる、北野武の自伝的青春小説『浅草キッド』。これまでドラマ化・映画化はされてきたが、今回初めて舞台化された。しかも「音楽劇」としたことで、色鮮やかな70年代ファッションと共に“あの頃の浅草”を楽しむエンタテインメント性を備えたステージとなった。そこで、確かな技量を見せるアンサンブルと共に歌・ダンスを牽引しているのが、松下優也と紺野まひる。これまでのキャリアに裏打ちされたパフォーマンスは、観客の目を釘付けにする。もちろん芝居面でも、松下は少し尊大で武たちにとっては嫌な立ち回り方もすることになる高山を、それだけではない深みのある人物として表現。深見の妻・亜矢を演じる紺野も、艶やかで芯が強く、しかしもろさもある魅力的な女性がそこに生きていると感じさせた。林遣都が演じる武と行動を共にする場面の多いマーキー役の稲葉友、井上役の森永悠希は、青春物語そのものの輝きを見せる。劇場であたふたと仕事をし、居酒屋で盛り上がり、同じ安アパートに暮らし、まだ何もなしとげられずにいる鬱屈を抱える彼ら。和気あいあいとした様子がほほ笑ましいだけに、彼らの道が分かれてからの表情が切ない。武は、兼子とコンビを組んで漫才を始める。のちに「ビートきよし」となる兼子役の今野浩喜も、深見・高山と共に演じるコント、武と共に披露する漫才と、自身のお笑い芸人としての本領も発揮しつつ、よい塩梅の芝居を見せる。徐々に武に光があたり始める一方、周囲の人々の影は濃くなっていく。それを担っていたのが、マーキー、兼子、そして深見だろう。中でも悲劇的な経緯をたどるマーキーは、稲葉の陰影のある表現、痛々しい叫びが印象に残った。兼子も、コンビの相方でありながら武だけにスポットがあたっていることに気づいた時の表情が絶妙で、見る側もつらい。そして、この作品の要は深見だ。彼のそれまでの道程を見せるシーンは、まさに“山本耕史オンステージ”。ゲネプロに先立っての取材会でも山本は「衣裳チェンジが多い」とコメントしていたが、それも納得。武にとって唯一無二の師匠である深見の存在の大きさ、深見=山本のすごさを見せつけた。深見の最後の姿に至るまで圧巻で、「耕史さんの深見師匠は武さん(本人)に見てもらいたい」という林の言葉には頷くほかない。そうした人々に囲まれて、自分の進むべき道を求め、迷い、やがて光のあたる場所に行く武。1年以上前からレッスンを受けていたというタップダンスも、深見に初めて手本を見せられた時のぎこちなさから、何度も繰り返し練習し、やがて深見と並んでタップを踏む、その過程がまさに武の芸人としての歩みに重なる。林はそうした武の姿を、全身全霊をもって表現してみせた。林でなければ、この『浅草キッド』の武はなかっただろう。北野武、深見千三郎、そして当時の浅草へのリスペクトが感じられるステージは、明治座にて10月22日(日)まで。その後、大阪・愛知公演あり。音楽劇『浅草キッド』取材会より、前列左から)松下優也、林遣都、山本耕史後列左から)紺野まひる、森永悠希、今野浩喜、稲葉友、あめくみちこ林遣都さん×山本耕史さんと演出の福原充則さんの鼎談は コチラ()取材・文・撮影:金井まゆみ<公演情報>音楽劇『浅草キッド』原作:ビートたけし脚本・演出:福原充則音楽・音楽監督:益田トッシュ出演:林遣都松下優也今野浩喜稲葉友森永悠希紺野まひるあめくみちこ/山本耕史 ほか【東京公演】2023年10月8日(日)~22日(日)会場:明治座【大阪公演】2023年10月30日(月)~11月5日(日)会場:新歌舞伎座【名古屋公演】2023年11月25日(土)・26日(日)会場:愛知県芸術劇場大ホールチケット情報公式サイト
2023年10月11日上野樹里と林遣都が共演する異色のミステリーロマンス『隣人X ‐疑惑の彼女‐』より、緊張感溢れる張り込み姿をとらえた場面写真が公開された。今回到着した写真は、惑星難民Xとの疑いがある柏木良子(上野さん)や、台湾人留学生リン・イレン(ファン・ペイチャ)を張り込む、調査中の週刊誌記者・笹憲太郎(林さん)のシーン。惑星難民Xの秘密を暴くために奮闘する笹は、新聞記者がアメリカ大統領の陰謀を暴く実話が基となった映画『大統領の陰謀』を観て、圧力に負けず、報道の自由を貫く姿に感化され記者になろうと思った。雑誌記者の夢を叶えたが、大きなスポットライトは当たらないラーメン特集を担当。スクープ担当を任せてもらえるようチャンスを伺っていたが、これまで大きな成果もなく、契約解除の瀬戸際。そんなとき、日本での「惑星難民X」の受け入れのニュースが舞い込んできたことにより、X関連のネタを掴んで名を挙げることに。今回の写真には、初めて疑惑をかけられた一般女性・良子とのコンタクトに成功した際の記録を、ボイスレコーダーに録音する姿や、証拠を逃すまいと反対側の建物からカメラを構える様子、片時もターゲットから目を離さず柱の影から見つめる場面が見られる。また、最初は張り込みながら調査をしていたが、決定的な証拠をあげられず、良子に接触を図る。彼女のことを知るためにデートを申し込んだり、良子に好意があるような振る舞いをし、偽りの時間を過ごすにつれ、いつしか本気で恋心を抱くようになり、本来の目的との間で葛藤する。林さんは「常に何かと何かのはざまで苦しんでいる、そんな精神的にしんどい役どころでした」と今回の役柄をふり返り、「撮影中追い込まれる瞬間や苦しい場面が沢山あったのですが、共演者の方やスタッフの方々に支えられなんとか演り抜くことができました」とコメントしている。『隣人X ‐疑惑の彼女‐』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年10月04日クリスマスの名曲をカリンバで楽しめる!全曲やさしい和音アレンジの楽譜集です!株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス(本社:東京都豊島区代表取締役:堤 聡)は、新刊「やさしい和音アレンジで楽しむカリンバ クリスマス名曲集」を、2023年10月11日に発売いたします。やさしい和音アレンジで楽しむカリンバ クリスマス名曲集好評の「和音アレンジで楽しむカリンバ」シリーズにクリスマス編の登場です!誰もが知ってるクリスマスの定番曲から、一人でも豪華に聴こえる「メロディ+伴奏」の和音アレンジを18曲、イベントやサークルなどでも使いやすい2台のカリンバで演奏できるアンサンブルアレンジを2曲、計20曲収載しました(17音カリンバ対応)。和音アレンジは同シリーズと比べて少しやさしいアレンジになっているので取り組みやすく、クリスマスシーズン中に楽しむのにぴったりです!楽譜にはドレミふりがなに加え、楽器に刻印の数字音名も全曲掲載。楽器と照らし合わせながら気軽に演奏していただけます。冒頭には、カリンバの音名と五線の対応表、やさしい音楽の決まりごと、基本的なカリンバの弾き方解説ページも掲載しているので、楽譜初心者、楽器初心者の方でも安心!メロディ譜では物足りない、自分で和音をつけるのに苦労している、という方にもおススメの1冊です♪シリーズ同様に心地よい響きが好評のAya【カリンバミント】、なまけるヤルキモノ、2名による和音アレンジでカリンバ演奏を存分にお楽しみください!■この本の特徴♪17音カリンバ対応の和音アレンジ譜を18曲掲載~一人でも豪華に聴こえる「メロディ+伴奏」の和音アレンジが楽しめる!♪カリンバ2台で楽しめるアンサンブル譜を2曲収載~カリンバサークルやクリスマスパーティなどのイベントでも活用できる!♪17音カリンバの音名を全曲表記~ドレミふりがな+多くの17音カリンバの鍵に刻印されている「1」「2」などの数字音名を全曲対応!♪片手で和音を弾く箇所が視覚的にわかる!~片手で同時に弾く2和音にはカギ表記、3和音以上にはアルペジオ表記を楽譜と数字音名両方に掲載。視覚的に分かりやすい仕様になっています。【収載曲】あわてんぼうのサンタクロース/赤鼻のトナカイ/もろびとこぞりて/おめでとうクリスマス/牧人ひつじを/サンタが町にやってくる/もみの木/ああベツレヘムよ/あら野のはてに/ひいらぎかざろう/サンタクロースがやってくる/神の御子は/アメイジング・グレイス/わらの中の七面鳥/オー・ホーリー・ナイト/戦場のメリークリスマス(Merry Christmas Mr.Lawrence)(坂本 龍一)/ラスト・クリスマス(Wham!)/クリスマス・イブ(山下 達郎)/きよしこの夜~アンサンブルアレンジ~/ジングル・ベル~アンサンブルアレンジ~-全20曲-商品詳細やさしい和音アレンジで楽しむカリンバ クリスマス名曲集定価:1,980円(10%税込)仕様:菊倍判縦/52ページ発売日:2023年10月11日ISBN:978-4-636-10968-9商品コード:GTL01101344 amazonにてご予約受付中! : 【「和音アレンジで楽しむカリンバ」シリーズ 既刊好評発売中!】和音アレンジで楽しむカリンバ J-POP&人気メロディ定価:1,980円(10%税込)仕様:菊倍判縦/76ページISBN:978-4-636-10767-8商品コード:GTL01101093 和音アレンジで楽しむカリンバ ディズニー名曲集定価:1,980円(10%税込)仕様:菊倍判縦/64ページISBN:978-4-636-10143-0商品コード:GTL01100201 和音アレンジで楽しむカリンバ スタジオジブリ名曲集定価:1,980円(10%税込)仕様:菊倍判縦/68ページISBN:978-4-636-10142-3商品コード:GTL01100200 お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または各オンラインショップまで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月04日ビートたけしによる青春自伝小説を原作とした、音楽劇『浅草キッド』が10月8日(日)から明治座ほかで上演される。初の舞台化となる本作で主演・北野武役を務める林遣都、武の師匠であり、武の人生を決定づける深見千三郎役の山本耕史、そして脚本・演出を担う福原充則。8月の終わり、製作発表会見を終えたばかりの3人に話を聞いた。たけし役を演じることで、自分も肝が座っているような感覚に――稽古が始まりました。どんな作品にしたいと思って稽古に臨まれていますか? 実際に稽古に入ってから感じていることもあわせて教えてください。福原こんな風に作りたい、というのはいろいろあるんですけど、脚本を書いているときからずっと思っていることは、武も深見もあまり本音を語るような人たちじゃないんですね。仮に繊細な会話劇として作ろうとすると、お互い核心に触れない会話が続きそうだなと思って、歌に本音を込める形で作ろう、と。稽古はまだ始まったばかりなんですが、例えば、武が最初に歌うシーン。僕もそうですけど、稽古場でそれを聴いている役者さんの空気の締まり方というんですかね。そのシーンに出ていなくて脚本を読んでいた人も顔を上げるぐらい、キュッと空気が締まって。早くお客さんに見せたい気持ちでいっぱいです。――林さんはずっと福原さんの作品に出演したいと思われていたそうですね。実際に参加してみていかがですか?林楽しいです。毎日結構長い時間、稽古をやっているんですけど、本当にあっという間に感じます。最初に全キャストとスタッフの皆さんが集まって本の読み合わせをしたときに、福原さんが「いっぱい間違えてください。自分で読んで感じたことや、やろうと思ったことをとにかく自由に出してください」と仰ってくださったのですが、その言葉通りの稽古場だなと思います。そういう時間がすごく楽しいですよね。――山本さんは稽古についてはいかがですか?山本僕は序盤に出ないこともあって、まだ僕自身のお芝居の稽古は本格的には始まってないんですけど、タップや歌の稽古を中心にしています。いや、正直、今のままでももう出来上がっているのでね。この芝居がどういう風になっていくのか、すごく楽しみです。今みたいにわちゃわちゃしている感じもそれはそれでいいけど、福原さんがこれからどんな風に演出するのかなと思いながら見ています。――製作発表会見では読み合わせの感想を「思った数倍良かった」とお話されていました。山本僕、ドラマ版も映画版も観ていないんですよ。Netflixの映画版は大泉(洋)さんがやっているらしいというのをなんとなく知っていて、観ようかな? どうしようかな? と思っているんだけど、今回の台本を読んでイメージができますからね。何かに寄せようとか、(深見千三郎)ご本人を研究しようとか、それも必要ない気がしていて、その中で自分をどういう風に入れるのかを今、考えている感じですね。――ちなみに林さんはビートたけしさんに寄せるのでしょうか......?林うーん......そういった考えは最初からないです。山本ちょっと待って。今の言い方、ちょっとたけしさんに似ていなかった?(笑)。1年間たけしさんを意識してきたから似てきたのかな?(林さんのマネージャーに)いつもこんな感じですか?林(マネージャーに対して)いつもこんな感じだよね?(笑)。......いや、実は今日の会見がすごく楽しかったんです。僕はこういった場が1番苦手なんですよ、緊張するし、自分の言葉を伝えなければいけないので。でも、今、たけしさんの役をやっているからなのか、周りを気にしすぎるのを辞めて、たけしさんのように、自分も肝が座っているような感覚でいられるんです。そうしようと決めたわけではないんですけど。いつもは周りの方が喋っているときですら見え方をすごく気にするタイプだったんですけど、気にしないでいると、それは楽だなと思ってきて......。今まで自分が大事にしてきたことは継続しつつ、自分らしくいることの良さみたいなものを、たけしさんの役を通じて気づかせてもらっている気がします。孤独な人が舞台上で輝いている姿を見たい――脚本の中で好きなセリフはありますか?山本いっぱいありますよ。「人を演じていればいいんだ」という素敵なキーワードになりそうなセリフも「なるほどな」と思うし、例えば「うるせー馬鹿野郎」「何やってんだこの野郎」とちょっと口悪いセリフも、なんか愛情を感じる部分もあるんです。むしろ、そこが意外と大事になってくる気もしています。ネタバレではないけど、僕のアイデアとしては、僕自身がちょっとたけしさんっぽくやる瞬間も入れてみたらどうなるかなと思っていて。「ビートたけし」になる前の武に影響を与えたのが深見だから、僕の方が今のたけしさんっぽさを入れてみてもいいのかな、なんて。林小説でも福原さんの脚本でも、刺さる言葉は僕もいっぱいあるんですけど......言葉というより、福原さんの演出で面白かったのは、学生運動をしている大学生が話すシーン。福原さんが演じている役者さんに「ちゃんと本当に言葉が分かるように」と強く仰っていたんです。言葉が届いても訳がわからないセリフなんだから、だからこそちゃんと伝えなくては、と。面白いなと思いましたよね。――福原さんは林さんと山本さんにどんなことを期待していますか?福原ふたりともいい意味で、表現者として影があって、孤独そうに見えるなと思っています。それがネガティブな意味ではないのは、自分の足で切り拓きながら歩いてるなとか、矢面に立っているなとか、 果たすべき責任から逃げずにいるな、みたいな意味での孤独感を感じているからで、そういう役者さんが役に自分を少し投影しながらも、 舞台上でいろいろな人と関係性を築いて輝く瞬間がなんか愛おしいんですよ。孤独な人が舞台上でいろいろな人とコミュニケーションをとって輝いている姿を見たい。実際どうなのかは知りませんよ? 今、おふたりは「俺たちほどのパーティー人間はいない!」って思いながら聞いてるのかもしれないんですけど(笑)、それは片思いでもいいというか。台本の誤読と一緒で、別に役者の人間性なんて僕は間違っちゃっていいと思っているので、勝手な幻想を抱いて、今、見ています。――林さんと山本さんはそれぞれの役のために、どんなことが今必要になってきていると感じていますか?山本タップですよ! お芝居とかそういうものはちょこっとやってきてはいるけど、誤魔化しの効かないことがやっぱりあるから。振付のRONxII(ロンロン)さんのタップを見ていると「これ、俺、本当にできる?」という感じなんですけど(笑)、ロンロンさんが「本番までには間に合います」と彼なりのビジョンを持って教えてくれているので、それを信じてやっています……でも、昨日、林くんは大量に振付の“刑”にあったらしくて(笑)。もうやめて〜って思うよね(笑)林本当に(笑)。でも本番まであと1ヶ月の段階で、脚本から音楽、振りも揃っているのは、多分幸せなことだなと思うんです。今、役のために必要なことは何かと言われたら、その明確に提示された課題を、残りの期間でクリアすること。これに尽きると思います。山本そうだね。あとは、僕は指がない設定(編注:山本さんが演じる深見千三郎は、戦時中に徴用された軍需工場で左手の指を4本失っている)。例えば目の前の飲み物を飲みたい場合、どう動くのかとかね。こういうこともいろいろ考えないといけないなと思っています。昔、片腕の剣士の役をやったことがあって、それに近いかもしれません。意外と書いてあることができないんですよね。僕は稽古場にあるものや使えるものを結構いろいろ使うタイプなんですけど、深見ならどうするかな? これはできるかな? と楽しみながら考えていきたいです。影響を受けた先輩は?――会見では作品にちなんで師匠は誰かという話が出ましたが、福原さんの師匠は?福原影響を受けた人でいえば本当にいろいろな人に影響受けたんですけど、中でも、鈴木さんという師匠がいまして。今、鰻屋です。この師匠にいろいろお芝居のことを教えてもらったんですが、師匠の親戚が中野にある「川二郎」という有名な鰻屋をやっていたこともあって、そこで何年か修行して、独立して、今、東中野で鰻を焼いています。で、師匠、十何年、芝居をやっていなかったんですけどね、ちょっと前に久々に芝居をやったんです。そうしたら死ぬほど面白くて! 嬉しかったけど、ちょっと落ち込みました(笑)。敵わない人には一生敵わないんだなと思ったし、死ぬほど面白かったんだけど、40人ぐらいしか入らない劇場だったので、師匠の芸は(世間には)伝わらないのかなぁと思ったりね。――林さんは歌唱指導の益田トッポさんのお名前を挙げていましたが、先輩俳優の中での「師匠」として思い浮かぶ顔は?林役者の先輩でいうと、大竹しのぶさんです。3年前ぐらいに舞台をご一緒させてもらったんですけど、もう楽しくて楽しくて。お芝居の楽しさ、演劇の素晴らしさを教えてもらいました。それ以降、役者として、人生についても、悩んだときは連絡させていただいています。――山本さんは、(武の先輩芸人・高山三太役の)松下優也さんに「師匠」と言われてましたけれども、ご自身として俳優業の師匠はどなたかいらっしゃるんでしょうか?山本俳優業としての師匠。変な話「先輩だけど、考えたら(年下の)俺の方が芸歴長いじゃん」ということが結構あって、難しいんですよね(笑)。お世話になっている方だと、(佐藤)浩市さんの顔が浮かぶけれど、師匠という感じでもないかな......。あ、俳優としての技術だったら、僕、盗んだのが、意外かもしれませんけど池田成志さんです。もうびっくりするぐらい面白いから、「この人はどうやっているんだろう」と。それから福田転球さん。あの感じは真似できないし、酒を飲むとどうしようもないんだけど(笑)、あの頃の演劇の人たちからは影響を受けたかもしれないですね。福原今回の脚本を書くときに「馬鹿野郎」と普段から言う人が身の回りにいないかなと思い、イメージしたのは成志さんでした(笑)。成志さん、僕の芝居を観に来てくれて「福原、面白かったじゃないか。馬鹿野郎」「馬鹿野郎、面白い芝居作りやがって」と言うんです。たんだけど、40人ぐらいしか入らない劇場だったので、師匠の芸は(世間には)伝わらないのかなぁと思ったりね。山本そうなんですね(笑)。20代前半で成志さんとご一緒したときに、どうやってアイデアを出すのか聞いたら、「 いや、俺、別に人を笑わそうと思ってなくて、自分が面白いと思うことをやっている」と言っていて。そのメンタルはすごく大事じゃないですか。誰かを笑わそうと思わず、自分が面白くてたまらないことをただやるというね。だから、僕は稽古場で面白いことをやって、「シーン」となったときに「よし」と思う。逆に笑われたら、ちょっと変えようとするところがあるな。――「シーン」となったときに「よし」と思うのは、なぜですか?山本いや、俺だけしか面白いと思ってないということだから。みんなが面白いと思うことは、ある程度想像してできますよ。やれと言われたらやるけど、それよりは自分が腑に落ちたことをやった方がいいじゃない。自分が絶対面白いなと思うことだけをやると、周りの反応ひとつで落ち込まない精神状態ができると思うんです。どのキャストも背景になってほしくない――改めてこのカンパニーの雰囲気についてどう感じていらっしゃいますか?林個人的には同い年の松下優也くんがツボですね。関西人だからか、話のトーンやタイミングが面白すぎるんです。稽古場でも、松下くんはキャップをかぶって短パン姿でいることが多いのですが、(松下さんが演じる)高山のイメージでもなくて。そんな感じでいるのに歌や踊りがめちゃくちゃ上手じゃないですか。すごすぎて笑けて(笑えて)くるんですよ(笑)。自分でいろいろな踊りを自由に入れてくるのですが、そのレベルが高すぎて。お芝居もすごい。見ていてすごく刺激を受ける存在です。その松下くんが師匠と言っていたのが、耕史さん。松下くんも“怪物”だなと思っていたんですけど、じゃあ耕史さんはそれを超す、どんな“怪物”なんだという。恐ろしさとワクワクでいっぱいです。山本稽古場はどこかの居酒屋に来たみたいな雰囲気なんですよ、いい意味で。すごく心地いいお店なのね。仲間同士で固まって嫌だなと感じる店でもないし、それぞれのいい距離感があって、熱くてドライで、一人ひとりが互いを信用してるようでしていなくて。だって普通、(松下)優也くん、浮くでしょ?(笑)あんな歌上手くて、背も高くて。だけど、彼すらその「お店」の中の一部になっている。だから、俺もそこに入ると思うと、どういう一部になるんだろうなとすごい楽しみですよね。なんかミニチュアの中に入る感じ。本当は枠を飛び出てバーンとやりたい方なんだけど、この枠はとても重要な気がする。たまにぴゅっと出るのはいいけど、横にはみ出さないようにしたいなと思っています。福原僕が関わる舞台は、何度も出演してもらってる人も多くて。こんな言い方をしたら怒られるかもしれないけど、泥の中で一緒に芝居してきた人たちを集めているので(笑)、楽しくやってます。いわゆるアンサンブルキャストに背景になってほしくないんですよね。彼らもグルーヴを生む大事な要素だと思っていますから。山本ああ、いつもやっている人たちなんですね。いや、いい意味でプライドを感じるんです。稽古場で後ろに座っているキャストたちから「テレビから来てこの野郎、舐めんなよ」みたいなね。「いい度胸してるじゃねえか」とは思うんだけどね(笑)。そういう気概は必要だと思ってます。取材・文:五月女菜穂撮影:渡邊明音ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★林遣都さん&山本耕史さんのサイン入りポラを抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>音楽劇『浅草キッド』原作:ビートたけし脚本・演出:福原充則音楽・音楽監督:益田トッシュ出演:林遣都松下優也今野浩喜稲葉友森永悠希紺野まひるあめくみちこ/山本耕史 ほか【東京公演】2023年10月8日(日)~22日(日)会場:明治座【大阪公演】2023年10月30日(月)~11月5日(日)会場:新歌舞伎座【愛知公演】2023年11月25日(土)・26日(日)会場:愛知県芸術劇場大ホールチケット情報公式サイト
2023年09月29日林技研株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:林 基弘)は、2023年9月7日より、腎ケアをサポートする天然由来のサプリメント『PREMIUMイヌトウキ』がわずか、販売開始半年で「品質と安全性」に優れ安心して使用することができる基準作りを目的とした制度「日本成人病予防協会推奨品」として認定されましたので、下記のとおりお知らせいたします。認定時での佐野理事長と林代表日本成人病予防協会承認品マーク■背景現在日本において、慢性腎臓病(CKD)は約1,330万人。成人の8人に1人が罹患しているといわれ、新たな国民病といわれております。腎臓の機能が低下すると、体内に有害な老廃物が溜まることで様々な健康リスクが発生します。2023年3月に発売した「PREMIUMイヌトウキ」は、健康な腎ケアをサポートするサプリメントです。開発者の林 基弘(当社社長)は、自身が30ケ月で健康な腎ケアができるようになった経験から、本製品の開発に着手。8年間の開発期間と3年間の試験期間を経て開発され、一般市場向けに販売を開始した商品です。PREMIUMイヌトウキ商品写真1PREMIUMイヌトウキ商品写真2【日本成人病予防協会推奨認定制度について】「推奨選定制度」は「医学団体 日本成人病予防協会」が、国民の健康維持増進に欠かせない健康管理に関する商品やサービスに対し、各分野の専門家による厳格な審査を行い「品質と安全性」に優れ消費者が安心して使用することができる基準作りを目的とした制度です。■『PREMIUMイヌトウキ』概要開発までには多くの困難があり、絶滅危惧II類であるこの植物を、5年間根腐れさせず花も咲かせずに大量に生産することは、困難の連続でした。天然由来の成分は恩恵を感じるまでに相当な時間を要するものですが、早くしすぎると健康上の影響が出る恐れもあり、それらの安全性を確認するため、様々な試験を重ねてきました。最終的に「南米産のマカ」を配合した『PREMIUMイヌトウキ』の開発と適正摂取量の計算方法の数式化に成功。これにより、多くの現代人が抱えている「疲れ」「むくみ」「だるさ」「太りやすさ」など、健康上の悩みの原因と言われている「腎機能の低下」をサポートする商品が完成しました。その後の活動は以下の通りです。2021年4月 PREMIUMイヌトウキの完成2022年11月 第29回日本未病学会学術総会(於:順天堂医科大学)にて「論文および商品」の展示2023年3月 全国通販事業の開始2023年4月 放送の某局の朝ドラでの採用(当社サンプル植物の提供)2023年5月 「ビューティーワールド ジャパン 東京2023」での出展2023年9月 日本成人病予防協会推奨品に認定現在年間2,000袋を超える商品として成長を続けており、今後はその重要性の認知向上に伴い、さらに需要が高まると考えております。今後の課題は、原料の量産が難しく、現状生産能力が50,000袋しかないことです。PREMIUMイヌトウキ商品写真3■商品概要商品名 : PREMIUMイヌトウキ内容量 : 180粒(0.25g/1粒)1日の摂取量: 6~24粒/1日(標準摂取量は12~15粒/1日)主な成分 : 国産イヌトウキ(5年根)1500mg+南米産マカ1500mg(12粒中)価格 : 16,200円(税込):1袋の場合サイズ : タテ200mm×ヨコ120mm (チャック付き 乾燥剤入り)URL :<PREMIUMイヌトウキ> <PREMIUMイヌトウキ通販サイト「Ulyssesオンラインショップ」> <PREMIUMイヌトウキ楽天市場「美と健康のお店HanaUly」> 『林技研株式会社:PREMIUMイヌトウキが日本成人病予防協会承認品に認定』公式動画(制作:日本成人病予防協会) 日本成人病予防協会制作YouTube■会社概要商号 : 林技研株式会社代表者 : 代表取締役 林 基弘所在地 : 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-3-21 明治通りビル606号室設立 : 2010年10月事業内容: 療術業、サプリメント販売業、建設業資本金 : 500万円URL : カイロサロンUlyseeed東京本院 カイロサロンUlyseeed大阪分院 林技研株式会社「内装工事のプロ集団」 【本商品に関するお客様からのお問い合わせ先】林技研株式会社(カイロサロンUlyseeed東京本院)Tel:03-6233-8370 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月26日田中圭、吉田鋼太郎、林遣都が再集結した「おっさんずラブ-リターンズ-」が、2024年1月、テレビ朝日の金曜ナイトドラマ枠にて放送されることになった。2016年、深夜の単発ドラマが話題となり、2018年に連続ドラマ化された「おっさんずラブ」。放送がスタートするやいなや、口コミやSNSでジワジワと人気が広がり、最終話を前にしてTwitter世界トレンド1位を獲得。その後、配信、グッズ、書籍、イベント、海外リメイクなど様々な二次的エンターテインメントで社会を席巻し、視聴率ではない新たな指標を築き上げた。さらに、その年の新語・流行語大賞トップ10にノミネート、東京ドラマアウォード連続ドラマグランプリをはじめとする作品賞や、エランドール賞やブレイク俳優ランキングを始めとするキャストスタッフの個人賞を含め、怒涛の受賞歴を築きあげるヒット作に。2019年には『劇場版 おっさんずラブ~LOVE or DEAD~』として映画化され、興行収入26.5億円を記録。さらに、同年には航空業界に舞台を移したパラレルワールドドラマ「おっさんずラブ-in the sky-」が放送された。そんな空前の大ブームを巻き起こした「おっさんずラブ」が5年の時を経て、待望の復活。2018年に放送されたドラマの続編となる。『劇場版 おっさんずラブ~LOVE or DEAD~結婚したいのに全然モテない「天空不動産」営業所の社員・春田創一(田中圭)は、尊敬する上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)から突然「はるたんが…好きです!」と愛の告白を受け動揺。時を同じくして、営業所に異動してきた家事・料理も完璧すぎるエリート後輩・牧凌太(林遣都)とひょんなことから同居することになるが、なんと牧からも突如告白される。田中圭やがて春田、黒澤、牧の3人を取り巻く周囲の人々を巻き込んで、ラブ・バトルロワイヤルが加速。まっすぐな恋にときめき、戸惑い、ときに涙しながら、やがて春田は紆余曲折あって、黒澤のプロポーズを受けることにするが、結婚式当日、教会で愛を誓うその瞬間、ようやく“本当の気持ち”に気づく。「行け!」と黒澤に背中を押された春田は、号泣しながら牧のもとに走り出し、「俺と結婚してください!」と横断歩道越しに愛を叫ぶ…という感動的な愛の結末を迎えた。初めて人を愛する気持ちを知った春田、はるたんの想いを汲んで背中を押す道を選んだ黒澤、そしてついに春田と結ばれた牧――。5年経ったいま、コロナを乗り越えて、あの3人はどんな日々を送っているのかが描かれる。吉田鋼太郎待望の続編には、田中さん、吉田さん、林さんが夢の再集結!コミカルとシリアスを絶妙なバランス感覚で魅せる演技巧者の“不動の3人”の続投が決定。ポンコツでダメダメだけれど、誰より優しく、困っている人を放っておけない“みんなのはるたん”のアラフォーになったその後を、田中さんが体現。変顔満載の独特の戸惑いモノローグ芝居や、“可愛すぎる”“存在が罪”と言わしめた罪深いまでの愛嬌、そして自由すぎるおっさんたちに板挟みにされて“俺のために喧嘩するのはやめてください!”と絶叫する受けの芝居にも注目。また、厳しくも情に厚い理想の上司ながら、手作り似顔絵弁当をつくり、「だお」という名言で一世を風靡し、インスタグラム“武蔵の部屋”もバズったラブリーな黒澤武蔵を演じるのは、吉田さん。そして、バリバリのエリートなうえに家事も完璧、かと思えばドSな一面をのぞかせたり、春田を思うがゆえに身を引くなど自己犠牲をいとわない姿に、視聴者が涙し熱狂した牧に、林さん。林遣都さらに、最強スタッフ陣も再集結。プロデューサー・貴島彩理、脚本・徳尾浩司、音楽・河野伸、監督・瑠東東一郎、山本大輔、Yuki Saitoと、制作陣も“おっさんずチーム”が勢揃いする。「おっさんずラブ-リターンズ-」は2024年1月、毎週金曜23時15分~テレビ朝日系24局にて放送(※一部地域で放送時間が異なる)。(シネマカフェ編集部)
2023年09月25日寄席演芸会をプロデュースする有限会社宮岡博英事務所(所在地:神奈川県横須賀市、代表:宮岡博英)は、寄席演芸会『入船亭扇蔵 松本清張作品集』を2023年11月5日にお江戸日本橋亭(東京都中央区)で開催します。入船亭扇蔵 松本清張作品集チラシ表イベント詳細: ■開催の背景松本清張は後年の社会派推理小説が有名ですが、特に初期には時代小説を数多く著しています。その松本清張が芥川賞を受賞する前に発表した処女作品が『西郷札』。征韓論に敗れた西郷隆盛が故郷薩摩に戻り、政府に対抗して兵を挙げたのが西南戦争。西郷軍が資金に窮して発行した軍票が、俗に“西郷札”と呼ばれ、西郷軍敗北の後は賊軍の発行した不換紙幣と退けられましたが、時代が落ち着いてくると明治政府が買上げる可能性が出てきた……。その“西郷札”を巡る人々の騒擾を描いた傑作です。■『入船亭扇蔵 松本清張作品集』について若手落語家、入船亭扇蔵は学生時代より松本清張作品に心酔。既に清張作品から3作品を落語として上演しています。その第四弾が今回の『西郷札』の初演です。松本清張作品と寄席演芸とは無関係のようですが、昭和30年代には三代目桂三木助が『左の腕』を放送。さらに講談の二代目神田ろ山は多くの清張作品を講談として上演しています。二代目神田ろ山は清張先生に上演許可を貰いにいったところ、「私は不遇の人を応援しております」と言われてへこんだという逸話が残されています。今回の上演についても松本清張氏サイドの了解を得ています。さらに写真家林忠彦の撮影したポートレートを宣伝材料に使うことも許されています。入船亭扇蔵入船亭扇蔵が『西郷札』を初演する他、やはり清張作品の『左の腕』を再演。ゲストに林家正楽(紙切り)、坂本頼光(活動弁士)を迎えて豪華に開幕します。林家正楽坂本頼光【開催概要】イベント名: 入船亭扇蔵 松本清張作品集開催日時 : 2023年11月5日(日) 午後1時開演、午後3時半終演予定会場 : お江戸日本橋亭(〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3-1-6 日本橋永谷ビル1F)アクセス : 地下鉄銀座線「三越前」駅 徒歩2分入場料 : 当日 3,500円(税込)、前売 4,000円(税込)定員 : 90名主催 : 有限会社宮岡博英事務所公式サイト: <お問合せとご予約>有限会社宮岡博英事務所( )Tel : 046-876-9227email: hana-ni-awan@oct.email.ne.jp チケットぴあ:取扱い僅少《Pコード:521-863》【会社概要】商号 : 有限会社宮岡博英事務所代表者 : 代表取締役 宮岡博英所在地 : 〒238-0006 神奈川県横須賀市日の出町1-12-8 A602設立 : 2002年8月事業内容: 演芸公演のプロデュース資本金 : 300万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】有限会社宮岡博英事務所Tel : 046-876-9227email: hana-ni-awan@oct.email.ne.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月22日上野樹里が7年ぶりの映画主演、林遣都との初共演で話題を呼ぶ『隣人X -疑惑の彼女-』。原作となる「隣人X」を手掛けたのは、フランス在住の作家・パリュスあや子。故郷を追われた“惑星難民X”が登場するストーリー、そして映画化の経緯が明らかになった。フランス在住の作家・パリュスあや子とは…パリュスあや子は、神奈川で生まれで結婚後フランスに移住。広告代理店勤務を経て、東京藝術大学大学院映像研究科・脚本領域に進学。中学生のとき新聞に短歌の投稿をしていたこともあり、2015年には歌集を上梓し、「山口文子」名義で映画『ずぶぬれて犬ころ』(2019年/本田孝義監督)の脚本を担当。本作で第14回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。ほかの著作に「燃える息」など、人間が抱える身近なテーマを描き、幅広い層から注目されている作家で、今年の11月には「パリと本屋さん」を刊行予定だ。小説現代新人賞を受賞した小説「隣人X」とは…新人賞を受賞した小説「隣人X」は、パリュスさん自身がフランスに移住し、“移民”という立場になったことで感じた感情や経験から生まれた作品。「いままでどこか遠くの国の出来事のように感じていた『移民・難民』問題が我が身のこととなり、日本でもこの問題を誰もが身近に感じるシチュエーションがありえるだろうかと考えていたとき、『地球全体で他の惑星から来た難民を受け入れることになったら?』というアイディアが突然閃きました」とパリュスさんは語る。とにかく著者自身が「楽しめる」作品を書こうと意識し、押し付けがましい作品ではなく、誰もが気構えなく楽しめる作品として作り上げたという。主人公となる3人の女性には「派遣」「性的同意」「異国の暮らし」とそれぞれのテーマが託されている。「置かれた立場は様々でも、決して珍しくはない『平均的』な女性を描いたつもりでした」という著者の予想に反して、パリュスさんは「生きにくさを抱えた女性たち」と評されたことに驚いたそう。現代に生きる女性が抱える問題を惑星難民Xというフィクションで描いているからこそ、根本的な“当たり前”や“普通”と見なされている部分を見つめなおすことができた作品だと多くの読者から評されている。異色のロマンスミステリーが映画化されたきっかけとは…映像化となるきっかけになったのは、本作の企画・プロデューサーを手掛けた小笠原宏之が偶然、本書を手に取ったのが始まりだった。無意識の差別と見えない偏見をテーマにしている原作に心打たれ、すぐさま『虹の女神 Rainbow Song』(06)や『君に届け』(10)などを手掛けた監督の熊澤尚人に連絡したという。熊澤監督は「誰にも迷惑をかけず、懸命に日常を生きる女性たちを通じて、隣にいる他人の不可解さ、異物感、排除と拒絶がリアリィテイを持って描かれ、いまの社会を生きる我々の心に強く響いて来る、大変優れた小説だ」と絶賛。小笠原プロデューサーと熊澤監督の2人の“見えない差別”を、いまだからこそ世に問う意義があるという想いが1つになり、映画化することとなった。熊澤監督はパリュスさんとメールやリモートでやり取りを重ねていたが、直接会えたのは撮影が終わった後の2022年秋にパリュスさんが帰国したタイミングだったという。実は今回が初対面ではなく、熊澤監督は2019年『ユリゴコロ』がパリのKINOTAYO現代日本映画祭(フランスに現代日本映画を普及する映画祭)で上映されたときにゲストで、パリュスさんはその映画祭の手伝いで参加しており、そこで2人は出会っていたという。パリュスさんは、そんな過去の出会いを経てすでに知っていた監督だったため自由に映像化してもらいたいと思い、信頼して任せたという。パリュスさん本人が完成した映画をみて思ったこととは…完成した映画を観たパリュスさんは、「新たな視点で“異なる者たちの恋愛”を軸に、人との繋がりや社会の偏見を問う作品になっていて、一観客として最後まで楽しく、時に涙しながら拝見しました。本作はジャンル分けが難しく、映像化してどうなるかと少し心配だったのですが、なにより俳優陣が素晴らしく、美しく説得力のある映像と共に無理なく世界観がミックスされていて自然と引き込まれました」と語り、純粋に映画ファンとして最後まで楽しめたことを明かしている。最後にパリュスさんは、「究極の恋愛映画なのか、日常と地続きのSFなのか……まずは頭を空っぽにして、心の感じるままにこのちょっぴり不思議でリアルな映画の世界を生きてみてください。見終わった後、今まで気にならなかったことが気になってくる。そんな映画だと思います」とコメントを寄せる。本作は、映画化決定の情報解禁から「面白そう!」「どんな展開になるの?気になる!」とSNS上を賑わせている。パリュスさんの経験、さらにコロナ禍を経た現代の我々だからより見える、“未知のもの”への警戒心や無意識の偏見など現代のリアルな問題を描いた原作が基となり、映画化された本作は共感を呼ぶものとなっている。『隣人X ‐疑惑の彼女‐』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:隣人X ‐疑惑の彼女‐ 2023年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023年09月21日