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『柳家あお馬の落語』が2025年7月10日 (木)に東中野ポレポレ坐(東京都中野区東中野4丁目4-1 ポレポレ坐ビル1F)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月1日(日)10:00発売開始です。カンフェティでチケット発売開始 : 公式ホームページ 若手落語家、柳家あお馬が古典落語の世界へ誘う珠玉の90分年に一度の柳家あお馬の独演会。この会は柳家あお馬本人が古典落語の世界をつくりあげることに絶対的なこだわりをもって開催しています。会場のポレポレ坐の雰囲気が落語と見事にスウィングします。初心者の方にも落語の世界にどっぷりと浸っていただきたいと思います。柳家あお馬プロフィール落語本来の可笑しさ可愛さ、くだらなさを、素直に表現できるような噺家になるべく日々奮闘中です。『いい落語家』に成れるよう、また、そう居られるようにこだわりたいと思います。本名:高瀬 誠也生年月日:1989年7月10日芸歴2014年6月五代目柳家小せんに入門2015年5月楽屋入りし正式に前座となる2019年2月二つ目昇進公演概要『柳家あお馬の落語』公演日時:2025年7月10日 (木)18:45開場/19:00開演(20:30終演)会場:東中野ポレポレ坐(東京都中野区東中野4丁目4-1 ポレポレ坐ビル1F)■出演者柳家あお馬■チケット料金自由席:2,000円(税込)チケットサイト「カンフェティ」チケット購入の流れ・カンフェティ会員特典 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年06月01日──令和7年春の真打昇進は5名中3名(柳家緑太師匠、花飛師匠、吉緑師匠)が花緑師匠のお弟子さんですが、10名もの弟子を育てた育成への想いをお聞かせ下さい。最初にきた弟子も2番目ももういなくて。3番目にきた子が今、筆頭になっているんですが、祖父に相談したときに「教えることは学ぶことだから(弟子を)取りなさい」と言われたんです。ふたり、3人と取るうちにそれが祖父の実感がこもった言葉だったんだなぁと。祖父は40人もの弟子を育てていますから、いいことばかりじゃない、辛いことやたいへんなことがいっぱいあった中で、自分が育っていったということですよね。祖父に言われて覚えているのが「弟子の来ねえ噺家は駄目だ」という言葉。縁なんですよね。僕もひとり辞めさせた子がいて、自分から辞めていった子が5~6人いますから。──この企画で落語家さんにインタビューさせていただくと、“なぜこの師匠に弟子入りしたのか”という話になって、例えば(花緑師匠のお弟子さんの)柳家花ごめ師匠にお話を伺った際に、“師匠の本を読んで、もうこの人しかいないと門を叩いた”とおっしゃって、どう育てていただいたかを詳しく教えて下さいました。師匠と弟子の関係は本当に千差万別なんだと実感しました。祖父と僕の考え方、育て方はまた違うので、時代も違いますし。今想うのは“弟子を取ってから師匠の修業が始まった”ということですね。「弟子は師匠なり」だから、僕にとっては師匠が10人居る。振り返ってみると、小さんには40人から師匠が居た。研磨されて初の人間国宝になった。僕は最初の弟子を取ってから25年くらい経っているので、25年間、弟子に研磨させてもらっているということなんですよ。弟子がくると弾みがつくんです。真打になったあとのドラマがないんですよ、僕らって。前座、二ツ目、真打、トリを取った、と、ここまではドラマがありますけど、この先って例えばマスコミに出るとか、番組に出演できたりするとご贔屓筋が色めき立つんです。今の言葉で言うと、自分の“推し”だから。推しがテレビに出たとか、賞をもらったとか、お弟子さんがきたとか、ステップアップしていく。そして僕らは定年が無いですから。命ある限りやっていく。僕はおかげさまでテレビにも出られたし、お弟子さんもきたし、落語家の理想みたいなところを歩かしていただいているのは事実ですね。──確かに師匠は落語家の醍醐味を幅広く体験されている印象がありますが、ご本人からするとそれはたいへんなプレッシャーと戦ってきた中での結果だということですね。去年亡くなった松岡正剛さん(注:実業家、編集者、著述家)は、僕が真打になってすぐに声をかけてもらったので30年くらいお付き合いがあったんですけど、正剛さんいわく“花緑君は勇気がある”って。遺言ですね。スタッフさんから“松岡がそう言ってます”と告げられた。正剛さんの最期の仕事は僕の仕事だったんです、実は。滋賀県でやる(和菓子メーカーの)叶匠壽庵さんのイベントに顔出しするはずが、打ち合わせだけして8月に亡くなったんです。だから自分がここまでこられたのはたぶん“勇気”でしょうね。でも勇気っていうのは、全てがわかったうえでやるんじゃなくて、わからなくてやってることのほうが多い。わかってたら怖くてできませんでした。なんでしょうね、環境が僕にはプラスに働いたんでしょうね。──一方で師匠は、ご自身が発達障害(ディスレクシア【認字障害】)であることも公表されていて、著作もありますね。実は弟子の(柳家)花飛も自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如多動症(ADHD)で、著作で対談もしています。でもあいつは東京理科大学に行ってるんですよ。めっちゃ頭が良い。今回の真打昇進もプレッシャーかかってたいへんです。こないだ初日を終えて、「どう?ホッとした?」と訊いたら、「はい、ホッとしました」と笑っていたので良かったなと。僕も考えてみたら22歳で戦後最年少の真打と言われたときに1年くらい前から結構ナーバスになって、躁鬱っぽいことが真打になったあとも続きましたね。でも自力でそこをなんとか抜けていくんですけど、でも友だちや近しい人に相談してガス抜きさせてもらって、みんなが“まあまあ”って慰めてくれて、その慰めがボディブローのように効いてきて、一時期死にたいと思うほど追い詰められたこともあったんですが、その後一切そう思わなくなった。うちの師匠が葬儀委員長で孫が死んで泣いてるシーンを勝手に想像しちゃって、そのシーンが怖くなって、“こんなことを師匠に言わせちゃいけない”ってそれが最終的に“絶対死なない壁”になったんです。──落語界のサラブレッドでもありスーパースターである印象の強い師匠が、発達障害を公表されて、作家としてたくさんの著作を出されているが認字障害であるということが、人間は万全でないし人生を生きていかなくてはいけない中で、師匠が発達障害を抱えながら活躍されている姿に励まされる方は多いと思いました。僕自身をもうちょっと俯瞰で客観的にみると、小学校1年から成功体験がない訳ですよ。落語が一筋の蜘蛛の糸みたいな光になるんです。褒められたりすると喜んでその気になって。でもだんだん自分が小さんの孫でオミソだということがわかって、本当の実力で受けてないというのがわかって。それでも一生懸命やっていたら賞が取れて、そこからだんだん自分を信じるっていう意味で自信がついてくるんですよね。稽古すればその分、見返りがあるんだって。自分が没入していけるようになっていったと思います。結局、勉強のベースがない、モノを知らないというところも多かったと自分では感じてますし、モノとの向き合い方が雑ですよね。勉強できる子はコツコツできる。それは弟子の花ごめに感じた。彼女は勉強ができるので。ずっとどんくさかったんですよ(笑)。ほんとに心配だったけど、ふたを開けてみたら“こんなに落語うまかったっけ?”と思うくらい。数年前にがらっと変わったんですよね。いかにも内向的な感じだったのが、憑きモノが取れたように笑顔が朗らかになって。回りも“良くなったね”と言ってくれて、僕が見ても良い高座をやるようになって。いつも僕の前方を務めてるから軽いネタしか聞いたことがなかった。かと言って“独演会やりました”という報告も上がってこないし。でもとんでもない。昨年秋の真打昇進の興行でも僕の教えてない演目、トリネタを次々と、全日程ネタを変えてみたり。僕が冗談で「教えたネタを全然トリでやらない」って言ったら、「今日、師匠にそんなこと言われちゃいました」と僕のことディスる余裕まで高座であって(笑)。良い意味で化けてくれた。彼女を見ていて思ったのは、コツコツやるのが得意なんだろうな、と。僕にないものはそこだと。弟子からほんとに学んでいます。回りに恵まれてますよ。うちの祖父も言ってました。いつもいつも良い方向に転んでいったと。祖父もプラス思考の人だったので、それは僕もおかげさまでそう感じますね。だってこの「ぴあ落語ざんまい」だって、ぴあ社長の提案で、菊之丞師匠と私に縁があって、他の噺家だって全然よかったのに。なぜかそのとき「TEAM SMILE」(注:ぴあが発足した震災復興のボランティア活動)でお世話になったから、と声をかけていただいて。こういうふうになるとは思わなかった。──「ぴあ落語ざんまい」事業にとって、花緑師匠、菊之丞師匠はまさに恩人です。僕はぴあの皆さん、凄いなと思って。噺家ひとりひとりに毎回ちゃんと「落語ざんまい」の経緯をとても丁寧にお話いただいたのに感謝しています。──これからの落語についてどう思われていますか。未来になって過去を振り返ったときに「ぴあ落語ざんまい」はひとつの分岐点だと思う。コロナ禍でエンタメが8割減という現実に、落語でサブスクリプションをやるという着眼点を持ってくれて、末廣亭さんが“カメラを入れる”というチャレンジングなことを快諾してくれて。まさか、一番録りたかったああいう末廣亭の構えで収録ができるということが実現した。そして一国一城の主である落語家ひとりひとりに丁寧に話をしてくれてここまで形になったという奇跡。ここがまず“落語の未来”を観ている。今まで全く考えられなかったことを観ている。その凄さをどれだけの人が分かっているかは別にして。「これ観るなら寄席行けばいいよ」という人は環境の整った人で。そうでない人にとってどれほど面白いコンテンツであるか。アーカイブがこれだけたくさん繰り返し観られる。それを利用している方が全国にいらっしゃると思うと、凄いことをやって下さってるなぁと。ぴあというブランドの信頼と末廣亭というブランドの間に入ってくる芸人で成り立っている。もうひとつ思っているのは、亡くなった方とか高座に上がれなくなった方のアーカイブが残っているのがまた良くって。去年亡くなった(金原亭)馬遊さん。僕は後輩だけど、懐かしんで「落語ざんまい」を観られて、“馬遊師匠、こんな感じの高座だったんだぁ”と涙ながらに観たのを覚えてますよ。そしてたくさんの噺家をカバーしているじゃないですか。テレビの番組に出ない噺家さんがぴあはカバーしている。これはたいへんなことだと思っていて、その価値をお客様も演者もわかっているか(笑)。これからも生で演る芸、ライブの価値はずっと下がらないし、あのときにあの空間に生で居たということにも価値が出る。どんどんそうなっていけばいいと思うんですよね。あとは、未来として心配しているのは“成り手が少ない”。うちの協会(落語協会)だけじゃなくって、落語芸術協会も、(五代目)円楽一門会も、(落語)立川流も、大阪の上方(落語協会)も。コロナになってピタッと激減している。歌舞伎もそうだって。どうも伝統芸能全般に、若手の成り手が少ない。今、助けになるのは、(山崎)育三郎さんがミュージカル『昭和元禄落語心中』をやって下さったり、(週刊少年)ジャンプで連載している『あかね噺』とか。そういうものからまた夢を見ていただく。他ジャンルが持ち上げてくれると、フィードバックがありますよね。実際の落語はどうなんだろうって。僕も若いころ雑誌『ぴあ』があったときにだいぶ採り上げていただきました。その頃『ぴあ寄席』をやってましたから出させてもらって。“若い読者が初めて落語を聞く”みたいな。そういう“落語より一歩お茶の間に近いジャンル”が橋を作ってくれると、生き残っていくひとつのエネルギーになりますね。僕は今54歳で、10年経つと64でしょ。看板の位置にどんどん入っていくので、弟子たちが僕の位置にずれてくる。どういう発信ができるか、ですよね。それは他ジャンルの人たちと交流ができるかにもかかってるでしょうし、日々の過ごし方が未来を決めていくのでその辺どうなるかですよね。でも若手で有望株もいるので、そういう意味では暗くは思っていないです。取材・文=浅野保志(ぴあ)撮影=吉田圭子<プロフィール>柳家花緑(やなぎや・かろく)1971年8月2日生まれ、東京都出身。1987年、祖父・五代目柳家小さんに入門、前座名「九太郎」。1989年、二ツ目昇進「小緑」と改名。1994年、戦後最年少の22歳で真打昇進「花緑」と改名。<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」「ぴあ落語ざんまい」ビジュアル月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<関連リンク>ぴあ落語ざんまい 柳家花緑 動画一覧()月間ランキング発表()
2025年05月22日柳家吉緑友の会主催、『柳家吉緑真打昇進披露興行 於 大井町』が2025年7月4日 (金)にきゅりあん 小ホール(品川区立総合区民会館)(東京都品川区東大井5-18-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティでチケット発売中 : 柳家吉緑 公式X 柳家吉緑の寄席での真打披露興行は、どの会も満員御礼で大盛況で終える事が出来ました。吉緑の第二の故郷、大井町に師匠の柳家花緑、兄弟子の柳家緑也と共に、柳家喬太郎師匠、タブレット純さんをお招きして、東京での最後の真打昇進披露興行を開催します。正にフィナーレを飾るに相応しい豪華ゲストが揃いました。公演概要『柳家吉緑真打昇進披露興行 於 大井町』公演日:2025年7月4日 (金)18:00開場/18:30開演会場:きゅりあん 小ホール(品川区立総合区民会館)(東京都品川区東大井5-18-1)■出演者柳家吉緑柳家花緑柳家喬太郎柳家緑也タブレット純■スタッフ音響:塚田耕司照明:保坂成美宣伝美術:真家亜紀子撮影:梅原渉主催:柳家吉緑友の会■チケット料金前売:4,000円(全席自由・税込)チケットサイト「カンフェティ」チケット購入の流れ・カンフェティ会員特典 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年05月02日──落語家になった経緯を教えていただけますか。(五代目柳家)小さんの家に生まれたということで宿命みたいなものがあるなと。母が僕を落語家にしたかった。息子がふたりいるので“どちらかを噺家に”といったときに僕のほうが顔も雰囲気も向いているということで。いつからやらせるかといったときに、本名が小林九なので、9歳からやらせようみたいな(笑)。今年で45年です。商売人になろうと思ったのは小学校の6年生くらい。母は当然、落語家の道に行かせるためのカウントダウンをしているので、中学は部活動があるけどあまりやらせたくない。そちらに夢中になってうっかりこの子が部活の道を本意気でやりたいなんて言いかねない。“部活やるなら落語家にならない”“落語家になるなら部活をしない”と究極の選択を、急に6年生の3学期に言われて。僕には成功体験が9歳から始めた落語しかなかったので、“落語家になる”という宣言をそこでさせられた。母がうまかったなぁと思います。学校からまっすぐ帰ってくると習い事をしました。小学校からやっていた三味線、(柳家)さん喬師匠に日本舞踊を習い、自分が好きで始めたピアノ、剣道など習い事がある中に、前座修業のように家事全般をやって。中学3年生の3学期になったときに母から“お前、高校行かなくていいの?”と急に言われて。考えたら大事な事はいつも3学期に言うんですよ、母は。それで“行かないよ、落語家になるよ”と。でもそれが2回目の、自分から“落語家になる”と言わせるイベントだった(笑)。中学卒業後すぐに楽屋入りして。だから正式入門は中学を出たタイミングですけど、僕の中では9歳からプロの落語家として高座に上がってるんですよ。祖父(小さん師匠)や叔父(六代目小さん師匠)に習い、小三治師匠に習い、今、落語協会の会長のさん喬師匠に習い、一門の師匠たちに習った。初高座は「藪伊豆総本店」というお蕎麦屋さんが日本橋にあるんですけど、そこの社長と祖父が近しいお付き合いをしていたので柳家一門がそこで勉強会をしていて。出ている先輩方の間で喋ったのが一番最初に人前に上がった経験です。心配だったのか祖父がいて、小三治師匠もいて、紙切りの今の(林家)二楽さんのお父さん、正楽師匠もいて。小三治師匠はオーディオマニアなので、僕の初高座をテープレコーダーで録ってくれて、それが今でも残っています。その1カ月後くらいに親子3人の会をやって、それを放送局各局が来てワイドショーに出て。“小さん師匠、お孫さんデビュー”で、囲み取材。ずっとド緊張ですよ。中学3年の時には暮れの新宿末廣亭の「柳家一門会」にも上がりました。あと自宅の道場で毎週日曜に剣道教室を開いていて、祖父も時間があるときは教えていて。そこの道場で落語会もやってて。二ツ目のための勉強会で、僕は二ツ目の兄さんがたの間に挟まって高座をやるんです。みんな「坊ちゃん、何番目に上がりますか?」生意気にも「3番目かなぁ」とか言って(笑)。驚いたのは、古今亭菊之丞師匠が中学生のときにうちの道場の会を観に来ていたそうです。中学生で観に来てるから回りがみんな面白がって、喋ると江戸っ子みたいな口調で変わってる子だったらしくて。やっぱり“変人と成功者は近い”と言いますけど(笑)、さすが菊之丞さん、と思って。──誰もが憧れる最高の家柄というのはご本人からするとすごいプレッシャーもあったのですか。わかりやすく言うと歌舞伎の子みたいな感じなんですよ。歌舞伎の世界は世襲制で、運命づけられていきますから。ただ落語の場合は世襲ではないので、本当にやりたい人だけが集まってくる。募集もかけないし。だから落語家の息子さんでなっていない人もいっぱいいる。だからプレッシャーはもっと後からですね。9歳で始めた頃も前座の頃もプレッシャーは感じてない。僕は前座を2年半しかやってなくて、今はみんな4年くらいやっている。──最年少でどんどん昇格していったそうですね。これもね“才能があったから”というとたいへん綺麗ごとですが、全然そうじゃありません。忖度の塊ですから(笑)。会長へのヨイショが凄いんだ、その時代は。自分で客観視すれば“そんなに酷くもなかった”と思うけど、“抜擢するほど良かったか”というと自分でもそうは思わない。ただ記録的な昇格とか“小さん師匠のお孫さん”という話題性が、僕の中でギャップを感じて苦しくなってきましたよね。“見合う自分ではない”ということでずいぶん悩みました。──やはり回りからの期待や記録的な昇格が、ご自身にとって大きなプレッシャーになったことは想像に難くないのですが、落語ファンはその昇格に見合っているのかという厳しい見方もある中、師匠はきちんと結果で応えて、高い期待に対して常にホームランを打ってきた印象があります。今、ホームランと言っていただいたけど、結果ホームランだったかどうかスポーツと違うので明確にはわからないんですよ。芸の世界って、誰かが良いと言っても同じ高座を聴いて誰かが良くないと言ってるんですよね。僕はスポーツだと白黒がつくので、芸は料理に近いかなといつも思うんですよ。食べた人の感想ってそれぞれじゃないですか。相対的に自分の過去をみれば、今の自分は見る目があるので、相当荒っ削りだしまだまだ青い。ただ“ど下手”でもない。うちの師匠とか良い人をコピーさせてもらっているので。──師匠は芸を極めていく中で、古典落語はもちろん新作落語もあらゆるタイプの、落語の形を飛び越えるくらいの噺を発信されますよね。例えば、洋服と椅子というスタイルの「同時代落語」も含めて、たくさん挑戦をされています。祖父の小さん師匠から引き継ぐ“継承者”でもあり、落語の“開拓者(パイオニア)”という一面も感じます。幹にあるのは古典落語です。祖父の芸を通して「柳家」の芸を踏襲していく。リアリティに即した芸風、匂ってくるような、酔っ払いを演じればお酒の息までが匂ってくるような演技の仕方をする。『長短』ではおまんじゅう食べれば本当に口の中に入れているような、『時そば』を演れば本当に蕎麦を手繰ったような仕草も美味しさも伝わってくるような。了見が良くなくちゃいけない。“心やましき者、噺家になるな”みたいなことを四代目小さん師匠が言ったとか。人間性がとても大事というのが土台にある。だから人間観察がちゃんとできてなければ庶民を演じられないということだと思います。僕は初めから落語界の中にいるので、よその世界が興味深く見えてくる。演劇や人が作った新作をやってみる。あまりいないですよ、平田オリザさんが作った新作落語をやる人は(笑)。今も藤井青銅さんという作家に作ってもらったのが「47都道府県落語」。自分で作る新作はバレエやシェイクスピアを江戸に焼き直して作ったり。だから(春風亭)昇太師匠とか(柳家)喬太郎師匠のような“新作派”と呼ばれる人たちほど新作を自分ではたくさん作っていない。僕の中では“人間を演じる”ということで古典も新作もあまり違いはない。ただ古典は昔に出来上がったレベルの高い戯曲をやるということだから、お客様の期待があり、それに挑むということ。結局演じるということは現代モノであっても江戸の人であっても、ちゃんと自分で捉えて表現できなくちゃいけない。そこはあまり変わらない感じがするのですよ。──今のお話を伺っていると、花緑師匠がドラマ、舞台でもご活躍されていることも踏まえて、「古典」「新作」という分類も、“人を演じる”という上では共通なんだということで腑に落ちました。「同時代落語」では洋服で椅子でというスタイルは、落語の概念さえも突破してしまうようなスケールの大きさを感じます。洋服というスタイルで自信を持ってやらせていただいているのは、落語って元々ラジオとかCDでも聞けるじゃないですか。ということは姿が100%大事ではないということですよね。古典落語は様式美になっているので着物に座布団ですが、当然高座着ですから派手な着物で長屋モノを演じることもある訳ですよ。でもこれを着ている登場人物はいない(笑)。だから本来の大工とか左官屋が出てくれば、それは頭の中に想像で皆さんが作っていること。だから洋服も着たい服を着て演じれば、別に野球の噺をするからユニフォームを着なければいけないということはない。あくまで想像を邪魔しないものがいいってことですよね。──だから師匠がテレビドラマや舞台にご出演されることも“人を演じる”という意味で一本筋が通っているのですね。でもテレビとか別メディアに引っ張られるということは諸先輩方がみんな経験していることですよ。その昔、うちの師匠の時代とか、その後に続く談志師匠世代も映画とかCMとか出演してる。他ジャンルに引っ張られるというのは売れっ子の宿命ですから。そこでどう立ち回れるか。だから僕はその後に続いたとしか思っていないです。祖父は山田(洋次)監督の寅さん(『男はつらいよ』)にも出ていて、その前後で山田監督に新作落語を書いてもらってるんです。『真二つ』という噺で芸術祭の賞も取ってるし『頓馬の使者』と『目玉』というのがあって。やらなかった噺に『まむし』というのがあって。それは後年、快楽亭ブラック師匠がやりましたね(笑)。(次回【後編】に続く)取材・文=浅野保志(ぴあ)撮影=吉田圭子<プロフィール>柳家花緑(やなぎや・かろく)1971年8月2日生まれ、東京都出身。1987年、祖父・五代目柳家小さんに入門、前座名「九太郎」。1989年、二ツ目昇進「小緑」と改名。1994年、戦後最年少の22歳で真打昇進「花緑」と改名。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★オリジナル色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」「ぴあ落語ざんまい」ビジュアル月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<関連リンク>ぴあ落語ざんまい 柳家花緑 動画一覧()月間ランキング発表()
2025年04月22日2025年2月27日(木)、浦和大学2号館2階大会議室において、落語家・柳家緑太さんの真打昇進を祝し、久田有学長より「うしろ幕」と「寄席のぼり」が贈呈されました。柳家緑太さん「うしろ幕・寄席のぼり贈呈式」の様子柳家緑太さんは、2007年3月に浦和大学総合福祉学部(現・社会学部)を卒業後、柳家花緑師匠に入門。2010年に前座名「緑太」として修業を開始し、2014年に二つ目へ昇進。2018年には「第29回北とぴあ若手落語家競演会奨励賞」を受賞し、2025年3月に真打昇進が決定しています。贈呈式では、こども学部学校教育学科の高野実貴雄教授が柳家緑太さんの略歴を紹介し、真打昇進の意義について解説。「落語の世界では、人間としての成長が重要。心と形を融合させることで、より素晴らしい落語家になれる」と、今後のさらなる飛躍に期待を寄せました。緑太さんを紹介する高野教授続いて、久田学長より「うしろ幕」と「寄席のぼり」が手渡されました。この寄席のぼりは、浦和大学職員が原案を作成し、こども学科の船木美佳教授が監修。「アルファベットの『ROKUTA』の上に寄席文字を重ねることで、富士山などの縁起の良いモチーフが浮かび上がるデザインとなっています」との説明がありました。意匠説明をする船木教授その後、総合福祉学科在学生・多田光希さんからの花束贈呈で、会場は温かな祝福ムードに包まれました。花束を贈呈する多田さん久田学長は「卒業生は大学にとって財産であり、その卒業生が『真打』という新たな財産を築くことは喜ばしい」と祝辞を述べました。自身も幼少期から落語に親しんでいたことに触れ、「これを機にまた寄席に足を運びたい」と語りました。さらに、落語の演目『まんじゅうこわい』のオチを引用し、会場を和ませました。目録を贈呈する久田学長柳家緑太さんは、うしろ幕にふれながら、「まさか大学を背負って立つことになるとは思いませんでした」と笑いを交えつつ感謝を述べ、「真打としてこれからが本番。より良い落語家を目指し精進していきます」と力強く決意を表明しました。また、「ぜひ寄席にも足を運んでください」と観客に呼びかけました。贈呈式の終了後には記念ミニ落語会が開催され、柳家緑太さんが「締め込み」を披露。会場は終始笑いと温かい拍手に包まれ、真打昇進を祝う華やかな締めくくりとなりました。お礼の挨拶をする緑太さん柳家緑太さんの真打昇進披露興行は、以下の通りです。●【鈴本演芸場】3月21日(金)・29日(土)【下席】17:00~20:50●【新宿末廣亭】4月3日(木)・7日(月)【上席】16:45~20:30●【浅草演芸ホール】4月15日(火)・19日(土)【中席】11:40~16:30●【池袋演芸場】4月23日(水)・26日(土)【下席】13:00~17:00●【国立演芸場主催公演】5月30日(金)13:00~15:45■人を支える力を育む ― 浦和大学 ―浦和大学は、開学以来、「実学に勤め徳を養う」という理念のもと、実学教育と徳育教育を重視しています。幅広い教養を基盤とし、豊かな人間性を育みながら、保育・幼児教育、初等教育、社会福祉の専門的な立場で地域社会に貢献できる実践力を持つ人材の育成に努めています。● 法人名称 : 学校法人 九里学園● 大学名称 : 浦和大学● 所在地 : 〒336-0974 埼玉県さいたま市緑区大崎3551※JR「東川口駅」からスクールバスで15分・埼玉高速鉄道「浦和美園駅」からスクールバスで5分● 学長 : 久田 有● 設立 : 1946年● 学部学科 : こども学部(こども学科・学校教育学科)・社会学部(総合福祉学科・現代社会学科)● ウェブサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年03月06日動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」にて、2024年の年間視聴ランキングが発表された。「ぴあ落語ざんまい」は、落語の高座映像をスマホやパソコンで定額見放題で楽しめる動画配信サービスで、「新宿末廣亭」の全面協力のもと2,000本を超える落語の高座をオンデマンドで配信。また落語に加え“人間国宝”の神田松鯉のほか、講談の高座映像もお届け。現在、初月無料キャンペーンも実施中だ。作品別ランキングでは柳家小ゑん『鉄の男・全編』、芸人別ランキングでは柳家花緑、また若手部門では林家けい木が2024年の年間1位に輝いた。【2024年度 年間ランキング】■作品別01位 柳家小ゑん『鉄の男・全編』()02位 古今亭菊之丞『二番煎じ』()03位 柳家小ゑん『悲しみは埼玉に向けて』()04位 柳家花緑『柳田格之進』()05位 五街道雲助『抜け雀』()06位 柳家花緑『芝浜』()07位 柳家花緑『三軒長屋』()08位 五街道雲助『幾代餅』()09位 柳家花緑『紺屋高尾』()10位 柳家はん治『モーツァルト』()■芸人別ランキング01位 柳家花緑()02位 五街道雲助()03位 隅田川馬石()04位 古今亭菊之丞()05位 柳家小ゑん()06位 神田松鯉()07位 入船亭扇辰()08位 三遊亭歌奴()09位 三遊亭天どん()10位 金原亭 馬生()■芸人別ランキング若手部門 (二ツ目 / 上方落語入門15年未満)01位 林家けい木()02位 柳亭市童()03位 雷門音助()04位 古今亭雛菊()05位 鈴々舎美馬()【集計期間】※2024年1月1日~2024年12月31日※会員の皆さまの視聴時間・回数を集計したランキングとなります(視聴時間・回数は非公表)。※以降のランキングは「ぴあ落語ざんまい」にて公開中。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。
2025年01月24日動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」にて、月間視聴ランキング(2024年12月)が発表された。「ぴあ落語ざんまい」は、落語の高座映像をスマホやパソコンで定額見放題で楽しめる動画配信サービスで、「新宿末廣亭」の全面協力のもと2,000本を超える落語の高座をオンデマンドで配信。また落語に加え“人間国宝”の神田松鯉のほか、講談の高座映像もお届け。現在、初月無料キャンペーンも実施中だ。2024年12月の1位に輝いたのは、柳家花緑『三軒長屋』。2位も同じく柳家花緑『芝浜』、3位は古今亭菊之丞『二番煎じ』となった。そのほか、上位30位までの作品は以下の通り。■月間ランキング(2024年12月)01位 柳家花緑『三軒長屋』()02位 柳家花緑『芝浜』()03位 古今亭菊之丞『二番煎じ』()04位 柳亭こみち『妻の酒』()05位 柳家花緑『紺屋高尾』()06位 柳家小袁治『宿屋の富』()07位 神田松鯉『赤穂義士伝 殿中松の廊下』()08位 春風亭勢朝『昭和落語四天王』()09位 五街道雲助『抜け雀』()10位 柳家花緑『妾馬』()11位 柳家花緑『文七元結』()12位 柳家花緑『竹の水仙』()13位 橘家圓太郎『締め込み』()14位 柳家花緑『明烏』()15位 古今亭志ん彌『替り目』()16位 柳家小ゑん『鉄の男・全編』()17位 橘家圓太郎『大工調べ』()18位 古今亭菊志ん『出来心』()19位 三遊亭歌奴『片棒』()20位 柳家喬之助『堪忍袋』()21位 柳家花緑『子別れ』()22位 桂枝太郎『電話の向こう』()23位 三遊亭兼好『近日息子』()24位 柳家花緑『愛宕山』()25位 五街道雲助『妾馬』()26位 春雨や雷蔵『山崎屋』()27位 神田松鯉『赤穂義士銘々伝 大高源吾』()28位 金原亭馬の助『相撲あれこれ ~百面相~』()29位 神田松鯉『赤穂義士外伝 荒川十太夫』()30位 三遊亭兼好『桃太郎』()【集計期間】※2024年12月1日~2024年12月31日※会員の皆さまの視聴時間・回数を集計したランキングとなります(視聴時間・回数は非公表)。※30位以降、最新のランキングは「ぴあ落語ざんまい」にて公開中。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。
2025年01月21日『林家つる子・柳家吉緑二人会「柳田格之進」』が2025年2月8日 (土)にきゅりあん(品川区立総合区民会館)(東京都 品川区 東大井 5-18-1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 「柳田格之進」と言うひとつの落語の従来の古典を柳家吉緑が。 そして、本編では描かれていない、柳田の娘、絹の吉原での日々を林家つる子が創作し口演します。前回、「紺屋高尾」で挑戦し、大好評を頂きまして、待望の第二弾の開催です。 古典落語柳田格之進に新風を吹き込みます!!出演者コメント吉緑兄さんと再び二人会を開催できますこと、とても嬉しく思います。今回のネタは映画「碁盤斬り」でも話題となった「柳田格之進」。武士である父のプライドを守るため、吉原に売られていった娘の絹が、吉原で過ごした日々を描きます。落語の中で吉原は殆ど良い描かれ方をしませんが、遊女たちにもプライドがあったはず。吉緑兄さんの描く格之進と、娘の絹の物語で新たな「柳田格之進」が生まれること、今から楽しみです…!林家つる子---今回で二回目となるこの企画。前回の紺屋高尾は、つる子さんから多くのヒントを頂き、その後の自分の紺屋高尾も変わっていきました。落語の中でも好みの分かれる柳田格之進が今回の題材です。つる子さんが、この噺の描かれていない部分をどう膨らますのか。どのような相乗効果が得られるのか。 今から楽しみで仕方ありません。真打昇進前のこの企画で弾みをつけるべく気合いを入れております。是非ともご期待下さいませ。柳家吉緑公演概要『林家つる子・柳家吉緑二人会「柳田格之進」』公演期間:2025年2月8日 (土)会場:きゅりあん(品川区立総合区民会館)(東京都 品川区 東大井 5-18-1)■出演者林家つる子柳家吉緑■スタッフ音響:塚田耕司照明:保坂成美票券:渡辺雄太郎宣伝美術:真家亜紀子撮影:梅原渉プロデュース:0m先■公演スケジュール2025年2月8日 (土)14:00開場/14:30開演■チケット料金前売:3,500円(全席自由・税込)詳細を見る : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年01月17日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 山本益博のおススメ】「朝日名人会25周年記念」の一環で『第246回朝日名人会』は、春風亭朝枝『加賀の千代』、柳家さん喬『棒鱈』、春風亭一朝『二番煎じ』、柳家花緑『柳田格之進』という番組。さん喬の『棒鱈』も一朝の『二番煎じ』も聴きものだが、私のお薦めは、なんといっても花緑の『柳田格之進』である。半年ほど前、落語の『柳田格之進』を基にした映画『碁盤切り』が封切られた。その映画『碁盤切り』が巷の話題に上がっていたころ、花緑の『柳田格之進』を聴いた。花緑の『中村仲蔵』は、後半、仲蔵のおかみさんが素敵に演出されているが、この『柳田格之進』も、前半、淡々と噺を運びながら、後半、汚名を晴らした格之進の、節度をわきまえた、旧武士の優しい威厳が迫ってくる。じつに臨場感にあふれ、格之進の「人間味」が伝わってきた名演だった。この『柳田格之進』をまだお聴きになられていない方にお薦めである。いつか花緑の「十八番」になるに違いない。<公演情報>『朝日名人会 第246回』2025年1月18日(土) 東京・有楽町朝日ホール開場 13:15 / 開演 14:00【演目】春風亭朝枝『加賀の千代』柳家さん喬『棒鱈』春風亭一朝『二番煎じ』ー 仲入りー柳家花緑『柳田格之進』※都合により演目・出演者が変更となる場合がございます。【チケット】全席指定:4,500円チケット情報:()詳細はこちら:
2024年12月31日動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」にて、月間視聴ランキング(2024年11月)が発表された。「ぴあ落語ざんまい」は、落語の高座映像をスマホやパソコンで定額見放題で楽しめる動画配信サービスで、「新宿末廣亭」の全面協力のもと2,000本を超える落語の高座をオンデマンドで配信。また落語に加え“人間国宝”の神田松鯉のほか、講談の高座映像もお届け。現在、初月無料キャンペーンも実施中だ。2024年11月の1位に輝いたのは、柳家花緑『紺屋高尾』。2位は橘家圓太郎『締め込み』、3位は春風亭勢朝『昭和落語四天王』となった。そのほか、上位30位までの作品は以下の通り。■月間ランキング(2024年11月)01位 柳家花緑『紺屋高尾』()02位 橘家圓太郎『締め込み』()03位 春風亭勢朝『昭和落語四天王』()04位 古今亭志ん彌『替り目』()05位 柳亭こみち『妻の酒』()06位 柳家花緑『笠碁』()07位 五街道雲助『抜け雀』()08位 柳家花緑『試し酒』()09位 神田松鯉『源平盛衰記 那須与一 扇の的』()10位 柳家花緑『明烏』()11位 金原亭馬の助『相撲あれこれ~ 百面相~』()12位 柳家小ゑん『鉄の男・全編』()13位 柳家花緑『竹の水仙』()14位 柳家花緑『芝浜』()15位 古今亭菊之丞『二番煎じ』()16位 古今亭菊志ん『出来心』()17位 柳家喬之助『堪忍袋』()18位 五街道雲助『お見立て』()19位 柳家花緑『三軒長屋』()20位 入船亭扇辰『死ぬなら今』()21位 鈴々舎馬るこ『新牛ほめ』()22位 橘家圓太郎『大工調べ』()23位 神田松鯉『赤穂義士伝 殿中松の廊下』()24位 神田松鯉『赤穂義士銘々伝 神崎詫証文』()25位 五街道雲助『幾代餅』()26位 五街道雲助『権助魚』()27位 柳家小ゑん『悲しみは埼玉に向けて』()28位 柳家花緑『子別れ』()29位 古今亭駒治『楽しい山手線』()30位 柳家小満ん『かんしゃく』()【集計期間】※2024年11月1日~2024年11月30日※会員の皆さまの視聴時間・回数を集計したランキングとなります(視聴時間・回数は非公表)。※30位以降、最新のランキングは「ぴあ落語ざんまい」にて公開中。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。
2024年12月19日落語界屈指の実力と人気を誇る柳家喬太郎と、女優・劇作家・演出家として活躍中の千葉雅子による二人会『きょんとちば Vol.5-マイノリ60s-』が、10月23日(水) 東京・紀伊國屋ホールにて開催される。本公演は、「きょんとちば」シリーズの第5回目。2011年に千葉が喬太郎に描き下ろした新作落語『マイノリ』(マイノリティの意)は、落語研究会出身の川上光男と演劇研究会出身の杉下陽子との25年間にわたる交流の物語。「60歳になって、何事も面白くて定まらないものなのだ、と大らかな無常を感じています。だから今『マイノリ』を、60歳の目線で、永遠と思えた青春や純粋さを捉え直して書いてみたいと思っています」という千葉の熱い思いから、続篇『マイノリ60s』が誕生した。併せて、千葉よりコメントが到着した。■千葉雅子 コメント「きょんとちば」は落語と演劇が出会う場であり、また闘いの場でもある。もう何度も、それらが見事に溶け合う瞬間を見てきた。喬太郎師匠による魔法のひとときだった。負けられない。今回私は、落語『たらちね』をモチーフにした芝居で、紀伊國屋ホールに乗り込むのだ。演劇が好きな方も見届けてもらえたら嬉しい。<公演情報>『きょんとちば Vol.5-マイノリ60s-』2024年10月23日(水) 18:30 開演2024年10月24日(木) 13:30 開演会場:紀伊國屋ホール出演:柳家喬太郎、千葉雅子ゲスト:村上航(猫のホテル)【番組】落語:柳家喬太郎(日替わり)10月23日(水)『ウルトラ仲蔵』10月24日(木)『掛取バンザイ』短編芝居『かけおちね』:千葉雅子、村上航落語:柳家喬太郎『マイノリ60s』【チケット】前売・当日とも:4,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可■先行受付期間:2024年9月11日(水) 12:00~13日(金) 23:00■一般発売2024年9月14日(土) 10:00〜公式HP:
2024年09月03日動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」にて、月間視聴回数ランキング(2024年7月)が発表された。「ぴあ落語ざんまい」は、落語の高座映像をスマホやパソコンで定額見放題で楽しめる動画配信サービスで、「新宿末廣亭」の全面協力のもと2,000本を超える落語の高座をオンデマンドで配信。また落語に加え“人間国宝”の神田 松鯉のほか、講談の高座映像もお届け。現在、初月無料キャンペーンも実施中だ。2024年7月の1位に輝いたのは、先月に続いて柳家花緑『柳田格之進』。2位は柳家さん喬『替り目~なすかぼ~』、3位は柳家小ゑん『鉄の男・全編』となった。そのほか、上位30位までの作品は以下の通り。■月間ランキング(2024年7月)01位 柳家花緑『柳田格之進』()02位 柳家さん喬『替り目~なすかぼ~』()03位 柳家小ゑん『鉄の男・全編』()04位 三遊亭天どん『幽霊のいる家』()05位 柳家花緑『三軒長屋』()06位 林家つる子『JOMO』()07位 五街道雲助『妾馬』()08位 春雨や雷蔵『浮世風呂』()09位 柳家小袁治『宿屋の富』()10位 金原亭馬生『抜け雀』()11位 柳家さん喬『締め込み』()12位 桂竹丸『明智光秀』()13位 昔昔亭桃太郎『結婚相談所』()14位 金原亭馬生『中村仲蔵』()15位 雷門小助六『武助馬』()16位 三遊亭兼好『転失気』()17位 鈴々舎美馬『金明竹』()18位 柳家花緑『猫の災難』()19位 五街道雲助『お直し』()20位 三遊亭兼好『初天神』()21位 三遊亭兼好『粗忽の釘』()22位 古今亭文菊『権助提灯』()23位 三遊亭遊馬『かぼちゃや』()24位 五街道雲助『幾代餅』()25位 隅田川馬石『金明竹』()26位 柳家花緑『芝浜』()27位 桂小南『いかけや』()28位 五街道雲助『抜け雀』()29位 柳亭市若『発酵問答』()30位 五街道雲助『粗忽の釘』()【集計期間】※2024年7月1日~2024年7月31日※会員の皆さまの視聴時間・回数を集計したランキングとなります(視聴時間・回数は非公表)。※30位以降、最新のランキングは「ぴあ落語ざんまい」にて公開中。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。
2024年08月20日2009年に柳家花緑師匠のもとに弟子入りした女性落語家、柳家花ごめ。2014年に二ツ目に昇進、そして2024年9月には晴れて真打昇進が決定している花ごめさんに、落語家になったきっかけや真打昇進にかける想い、これからめざす将来像などを伺ったインタビューをお届けします。──落語家になるまでの経緯を教えていただけますか。両親が落語好きで小学生くらいから馴染みがあって。大学は落語研究会ではなかったのですが、日大の芸術学部の演劇・照明コースで裏方の勉強をしていました。中学、高校と演劇部で舞台に立っていたので表に立つのも楽しいなと思ったときに、ポンと“落語もアリだな”って思ったんです。ひとりで全部できてしまうのが魅力的でした。──柳家花緑師匠に弟子入りしたきっかけはどんな感じだったのですか。もちろん高座も観ていたのですが、師匠が当時出した「落語家はなぜ噺を忘れないのか」という本を読んで“この人に教えてもらいたいな”と思ったのがきっかけです。落語のしきたりがわからない状態で、いきなり“弟子にして下さい”って訪ねて行ったら失礼だろうと思って、最初に手紙を出したんです。のちのち訊いたらうちの師匠は“弟子にして下さい”って直接来た人には手紙を出させていた。私は最初に手紙を出しちゃったもんで、師匠としては“来ることもなくいきなり手紙で、っていうのはちょっとな……”っていう感じだったらしくて。たまたま、その話をしていたときにひとつ上の(柳家)花いち兄さんが居たそうで。師匠が“手紙で弟子に来たいっていう子がいるんだけど、ちょっとどうかなと思ってる”という話を花いち兄さんが聞いて“師匠、僕も最初は手紙でした”って(笑)。“じゃあ会わない訳にいかないな”ということで兄さんのアシストが合って、私も会ってもらえることになった。門を叩いたときに“女の子はたいへんだよ”と言われて“それでもやってみたいです”と伝えました。一番覚えているのは、“簡単に辞めちゃ駄目だよ”と言われたこと。一番最初にそれを言われたから今までずっと続けてこられました。──弟子入りしてから師匠にはどのようなことを教わりましたか。師匠は、毎日の通いではなくて師匠の仕事があるときに行く、あとは寄席でやりなさいというスタンスでした。自由にやっていい、しっかり考えて、管理して自分でやりなさいという教え。だから難しかった。最初、師匠との距離感もわからなくて。でも最初に弟子を信じてやらせてくれる人なのでついていけました。──ご自分の芸に関してはどのように極めていくお気持ちですか。ずっと古典落語をやっていて、ここ何年か新作落語を自分で作ったり、怪談噺が好きで実話怪談をやっていたりもしています。でもやっぱり自分の軸にあるのは落語なんだということが再確認できた。落語に軸足を置きつついろんなことにチャレンジして、それを落語の肥やしにしたいですね。──以前、「落語ガールズ」という、協会、亭号、階級の垣根を超えた女性落語家ユニットの初期メンバーでもありましたね。正直いろいろ難航して活動は終了したんですよ。今思えばもっとうまくできたなとも思う。でもチャレンジしたことは大きいと思うし、やってよかったとは思います。逆に言うと、今は“女流であることが個性”の時代はもう終わっている。男性とか女性とか関係なく落語家としての個性がどんどん厚くなっているので、“ひとりの落語家”としていろんな人が出てくるし、そうなったら良いなって思う。──真打昇進が決まって、9月から「壽 真打昇進襲名披露興行」も始まりますが、それに向けたお気持ちをきかせていただけますか。とにかく今までやってきたことを高座で出したいです。新作も何本か出来たらいいですね。楽しくやりたいです。最近“落語をやってる姿が楽しそうだね”と言ってもらえることが多くて。それはすごく嬉しい。今までやってきたことがこんなに楽しかったということを改めて高座の上で、お披露目で出せたらなって思いますね。──将来的に実現したい夢は。何にでも挑戦したいなと思います。花緑師匠もいろいろやっていますし、その背中を追って、落語以外にお芝居もしたいですし、文章を書くのも好きで。文章を書くときの構成している思考をそのまま落語をやるときにトレースしていくとうまくできたりするんです。やることは全部繋がっているので、やればやるほどたとえ失敗しても自分の力になるので、何にでも偏見を持たずフラットに飛び込んで、最終的には落語に還ってくるというやり方をこれからも続けていきたいです。取材:文=浅野保志(ぴあ)撮影=源賀津己ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント柳家花ごめのサイン色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<プロフィール>柳家花ごめ(やなぎや かごめ)1986年5月1日生まれ、千葉県出身。2009年、柳家花緑に入門。前座名「まめ緑」。2014年6月、二ツ目昇進。「花ごめ」と改名。2024年9月、真打昇進(予定)。<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」「ぴあ落語ざんまい」ビジュアル月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<関連リンク>ぴあ落語ざんまい 柳家花ごめ 動画一覧()ぴあ落語ざんまい 月間ランキング(2024年6月)()※柳家花緑『柳田格之進』が月間1位!
2024年07月21日動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」にて、月間視聴回数ランキング(2024年6月)が発表された。「ぴあ落語ざんまい」は、落語の高座映像をスマホやパソコンで定額見放題で楽しめる動画配信サービスで、「新宿末廣亭」の全面協力のもと2,000本を超える落語の高座をオンデマンドで配信。また落語に加え“人間国宝”の神田 松鯉のほか、講談の高座映像もお届け。現在、初月無料キャンペーンも実施中だ。2024年6月の1位に輝いたのは、柳家花緑『柳田格之進』。2位は川柳つくし『早慶戦』、3位は桂文治『擬宝珠』となった。そのほか、上位30位までの作品は以下の通り。■月間ランキング(2024年6月)01位 柳家花緑『柳田格之進』()02位 川柳つくし『早慶戦』()03位 桂文治『擬宝珠』()04位 春風亭百栄『女子アナインタビュー』()05位 五街道雲助『抜け雀』()06位 三遊亭兼好『粗忽の釘』()07位 立川吉幸『明烏』()08位 雷門小助六『やかんなめ』()09位 柳家花緑『芝浜』()10位 柳家小ゑん『ぐつぐつ』()11位 三遊亭天どん『幽霊のいる家』()12位 神田松鯉『赤穂義士外伝 鍔屋宗伴』()13位 柳家小ゑん『鉄の男・全編』()14位 柳家花緑『三軒長屋』()15位 三遊亭兼好『粗忽長屋』()16位 三遊亭兼好『初天神』()17位 柳家小里ん『富久』()18位 柳家小ゑん『悲しみは埼玉に向けて』()19位 神田松鯉『赤穂義士外伝 梶川与惣兵衛』()20位 橘家圓太郎『大工調べ』()21位 神田松鯉『赤穂義士伝 義士勢揃い』()22位 五街道雲助『妾馬』()23位 隅田川馬石『金明竹』()24位 神田松鯉『天保六花撰 玉子の強請』()25位 三遊亭兼好『桃太郎』()26位 桂扇生『時そば』()27位 柳家小里ん『睨み返し』()28位 鈴々舎美馬『金明竹』()29位 林家つる子『JOMO』()30位 五街道雲助『お直し』()【集計期間】※2024年6月1日~2024年6月30日※会員の皆さまの視聴時間・回数を集計したランキングとなります(視聴時間・回数は非公表)。※30位以降、最新のランキングは「ぴあ落語ざんまい」にて公開中。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。
2024年07月18日ぴあがスタートした落語の動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」の月間視聴回数ランキング「2024年4月」で第1位に輝いた落語家、柳家はん治。2000演目以上の演目がアップされているサブスクリプションサービスにおいて、会員の皆さまから高い人気を獲得しているはん治師匠のインタビューをお届けします。──落語家になるまでの経緯を教えていただけますか。高校ぐらいまでそんなに落語を聴いてないんですよ。あんまり興味がなかったけど、受験浪人をしましてね。亡くなった(古今亭)志ん朝師匠がパーソナリティの『深夜営業』という番組が夜中の1時からやっていて。そこで志ん朝師匠が選んだ、過去の昭和の名人たちの落語を流していた。勉強が嫌で嫌でしょうがないですからね(笑)。ラジオをつけるとそれが流れて面白いんですよ。志ん朝師匠のお父さんで五代目名人の(古今亭)志ん生の『三軒長屋』をやったんですよね。のめり込んじゃって、それからやたら落語を追いかけ始めて。いろんな方を聴くようになって寄席にも通うようになって。そのうちにまかり間違ったか、うちの師匠(十代目柳家小三治)の門を叩いてしまった。よせばいいのにプロになろうなんてことを真面目に考えちゃった。入ってみて大変な世界だったのがやっとわかりましたけど(笑)。──ご自分で落語をやってみたいと思った具体的なきっかけは。大学に行って、落研(落語研究会)もあったんですけどね。“なまじ素人で落研の皆さんのように自分でやらないほうがいい”、“もし本当にプロになるなら変な癖をつけてもいけない”みたいなことがそれらしい本に書いてあったんですよね。ですからそれはやらずに、入門するならどの師匠のところに行こうかなあと。寄席に行ってるうちに小三治師匠に出会ったんです。それから師匠を追っかけるようになって。出待ちして、最後には師匠のうちまで入門をお願いに伺って。1週間ぐらい通ってやっと話を聞いてくれて、しばらく試しにということで“ご両親呼んでらっしゃい”ってことで。それでおふくろ連れ立ってお願いに行った。それが昭和52年ですか、22歳のときに入門して。で、今に至ると。──何が決め手でしたか。やっぱりね、好きですね。うちの師匠の、なんていうのかな、落語もそうですけども人柄ですかね。真面目そうで怖いけど“まっすぐ”っていうかね。もう完璧に見抜かれてますね。そこに魅かれました。──師匠に弟子入りしてから、思い出深いエピソードを教えていただけますか。いっぱいあるんですけどね。初めて教わったのが『道灌(どうかん)』という噺で。柳家一門は大体『道灌』から始まるんです。うちの師匠も、師匠の小さんから『道灌』を習った。僕のすぐ上に、もう亡くなったんですけども喜多八という兄さんがいて、ふたりで前座をやってるときに小三治師匠からその噺を教えていただいた。一生懸命覚えて、まだ見習いでしたから、なかなか初高座なんて上げてくれなくて。入門してその翌年だったかな、大学の学園祭があった。うちの師匠がゲストで行って、その前に前座で上がるということで連れてってもらった。学生さんが数人、達者な人が出て高座をやったんです。それ初めて聴いたら皆うまいなと思って、ちょっと怖くなってね。師匠に「お前がやりたいようにやってきな」みたいな感じで送り出されて。出て素直にやったんですけども、ドーンと受けたんですよ。“お客さんに受けた”と思った瞬間、噺を忘れて真っ白になってね、一緒に行った兄弟子がその続きを袖から教えてくれてやり直して。うちの師匠がやたらおかしかったみたいで「面白かったよ」なんてこと言ってね、嬉しかったんですけどね。“良い”とか“悪い”じゃないんですよ。“面白かった”というふうに言ってくれたのをとても覚えてますね。──ご自分の芸をどのように積み上げてこられましたか。前座のうちは前座噺ってあるんですけど、だいたい4~5年で二ツ目になると羽織を来て一人前ってことで競争が始まるわけです。前座は楽屋で一生懸命働きながら、二ツ目になるまでに噺を“最低は10は覚えなきゃ駄目だ”、“20覚えなきゃ駄目だ”、厳しい人など“50覚えろ”って人もいるしね。自分でそれなりに準備して二ツ目になるんですけど、二ツ目になると師匠から“好きにやれ”って体よくおもてにおっぽりだされるような感じです。やってるうちにいろんな噺の中でもやっぱり合う合わないとか、好きだ嫌いだとか、だんだん自分のネタの選び方、やり方みたいのも出てくるし、それなりに個性がついてくるんじゃないかな。いろいろ感じながら勉強していくしかない──新作も古典落語もなさいますが、意識されていることはありますか。うちの師匠が言ったのは、やっぱり噺が始まって登場人物が見えなくちゃいけないってこと。景色も見えて、話す人はむしろ消えて、いきいきと会話が展開して情景が見えるという方向でずっとやってきました。ですから古典と全く同じ感覚で新作もやってます。──ぴあ落語ざんまい4月の「月間視聴回数ランキング」で「モーツァルト」が1位になりました。ちょっと意外ですよね。ネタ的にも東京では珍しい。大阪の(桂)文枝師匠のネタ(新作落語)ですから。──弟子を取って若手を育てる立場になられて思うことはありますか。本当のこと言うとあんまり教えてませんね。自分もそうだったけど、師匠だったり周りの仲間を見ていればわかるだろうと。もちろんネタを覚えたり、演出をいろいろ考えたら当たり前なんですけども、この世界でご飯食べて、魅力的な良い噺家になりたいと思えば、そのやり方は自分で考えないとねってなことで。自分に何が足りない、何が魅力的なんだろうとか、いろいろ感じながら勉強していくしかない。うちの(小三治)師匠が言ってたのは、若い頃、大師匠の小さんに“おめえの噺は面白くねえな”と言われたんですって。それがものすごいショックで“眉間を拳固(げんこ)で殴られたような気持ちがした”みたいなことを言ってね。どうしたら面白くなるんだろうってことも聞いたとしたら、“そんなことおめえ、自分で考えんだよ”と。そういうとこですよね。いろいろ迷ってあっち行ったりこっち行ったりしていくうちにだんだん自分らしさが出てくるんじゃないですかね。──ファンに向けてお伝えしたいことはございますか。そうですね。今、噺はそんなに数多くなくて、やっている新作は(桂)文枝師匠のネタが多くて。でも最近、ちょっと僕よりも若手で(三遊亭)白鳥さんとか(林家)きく麿さんと交流がありまして、彼らのネタをやり始めたんですね。それが面白くなったら嬉しいな。もっとしっかり仕上げないといけない柳家の古典がありますのでそちらも。歳と共にだんだん捉え方も変わってくるので、もう少し良くなればいいかなぁみたいなことは思ってますね。そんなに欲はないです(笑)。取材:文=浅野保志(ぴあ)撮影=源賀津己ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★柳家はん治師匠のサイン色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<プロフィール>柳家はん治(やなぎや はんじ)1954年7月24日生まれ、東京都八王子市出身。1977年5月、柳家小三治に入門。前座名「小はぜ」。1982年3月、二ツ目昇進「はん治」と改名。1993年9月、真打昇進。<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」「ぴあ落語ざんまい」ビジュアル月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<関連リンク>ぴあ落語ざんまい柳家はん治 動画一覧()ぴあ落語ざんまい 月間ランキング(2024年4月)()※柳家はん治『モーツァルト』が月間1位!
2024年06月21日本日6月4日より動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」にて、映画『碁盤斬り』と落語協会百年興行とのコラボイベントで口演された柳家花緑師匠による『柳田格之進』の配信がスタートした。5月16日新宿末廣亭にて開催された同イベントは、映画『碁盤斬り』が落語の演目『柳田格之進』を原作とした映画ということで実現したもの。イベントでは花緑師匠による『柳田格之進』の口演のほか、メガホンを取った白石和彌監督と花緑師匠との特別対談も実施された。映画『碁盤斬り』は、現在公開中。『柳田格之進』を口演する柳家花緑師匠★柳家花緑『柳田格之進』の高座映像はこちら()<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」「ぴあ落語ざんまい」ビジュアル月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()
2024年06月04日ぴあがスタートした落語の動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」の月間視聴回数ランキングで、「2024年3月」に1位を獲得した落語家、柳家小ゑん。2000演目以上の演目がアップされているサブスクリプションサービスにおいて、会員の皆さまからコンスタントに毎月のランキングでも高い人気を獲得している小ゑん師匠のインタビューをお届けします。──落語家になるまでの経緯を教えていただけますか。目黒の電気屋に生まれて、気が付いたときにはテレビも売るほどあって(笑)。うちの爺さんが落語を好きだった。あの頃、昭和30年前半でテレビの創成期、中継で落語を観てました。高校になって落語研究会を作って、大学に入っても学園祭でやったり。電気工事の手伝いとか中学のときに電気工事師の免許を取ったり、アマチュア無線の真似事とかやってた。親は兄貴に経営をやらせて技術方を私にやらせて後継ぎにしたかったんでしょうけど、大学の頃はオーディオマニアでレコーディングミキサーになりたかった。──多趣味である師匠が、落語家になってみたいと弟子入りしたのはなぜですか。(柳家)小さん師匠が一番好きだったということもあったし、昔風の修行をさせてくれるところとして弟子入りした。両親は最初反対したけど、辞めたら家業を継げという条件で。内弟子ではなく通いで4年3カ月。孫の(柳家)花緑(師匠)がよく遊びに来ていたので“お馬さんごっこ”してやりました。──小さん師匠はどんな師匠でしたか。誠意がないことをするとものすごい怒りましたね。あと“間が悪い”ことは芸に通ずるんだと言われました。稽古はほとんどしないで“盗め”と。──古典落語と新作落語を共におやりになりますが、小ゑん師匠にとってはどんな位置づけですか。前座のときからずっと古典落語をやって、新作をやり始めたのは(三遊亭)圓丈師匠に誘われて渋谷ジァン・ジァンの「実験落語会」で。二ツ目の頃は高座がないから、高座があると嬉しくて。僕、少しひねくれてて、人と同じようにやるのがあまり好きではなかった。話芸の一番トップは古典落語なんですよ。それを基本として新作を作るというのが僕の考え方。人物の描写、場面の転換の仕方、そういった基本は古典落語にあるので、それを利用して新作落語を作るということ。──師匠は鉄道とか天文とか、多趣味な一面を活かして噺を作るのがお上手な印象があります。二ツ目の頃は暇なんですよ。暇だからステレオいじったり天文用のカメラ作ったりとかそんなことばかりやってました。好きなことがいっぱいあってグラデーションのようにテーマ落語もその中のひとつみたいな感じ。好きなことがたくさんあったほうが良いですよ、人間は(笑)。変なことに悩んだりしないから楽しい。思い入れのある圓丈師匠の『悲しみは埼玉に向けて』──ぴあ落語ざんまいの3月「月間視聴回数ランキング」で『悲しみは埼玉に向けて』が1位になりました。昔、圓丈師匠とふたりで「無限落語会」を十数年ずっとやっていたんですけど、企画で“ネタ交換をしよう”っていうんで、「(圓丈師匠の新作)『悲しみは埼玉に向けて』をやるかい」って言われたんです。ホントのこと言うと二ツ目の頃に「やらしていただいていいですか」と言ったら「あの噺は君には合わないんじゃないか」って断られたことがあって。普段断らない師匠だったのでよっぽど大切にしてるんだなと思った。圓丈師匠がネタ下ろしをしたのは僕が「実験落語会」に参加して2回目くらいで。凄いウケたんです。衝撃的だった。その頃、ああいう新作は何もない時代ですから圓丈師匠が切り拓いていったんですよね。その頃、客席に(春風亭)昇太が居て、(ビート)たけしさんも飛び入りで出た、ヨネスケさんが連れてきて。客は驚いてた。伊集院光が前座で二度くらい出てた。関根勤と小堺一機も出てもらったし、シティボーイズも何回も出てるし。そういう時代だった。時が経って、ネタ交換企画のときに「やるかい」と言われて、僕の新作落語で代表作となっている『ぐつぐつ』をやっていただいた。そんな思い入れもあって、『悲しみは埼玉に向けて』を、ネタをアップデートしたうえで今回トリで演じました。圓丈師匠は本当に凄い。あれは邯鄲の枕なんですよね。発車のベルが鳴っている間だけの物語なんですよ。『ラストエンペラー』の映画みたいなもんで、“邯鄲の夢”なんです。だからそれを落語に持ってきて、ああいう構成に。漫談ではない。かと言って会話で成り立つ落語のストーリーでもない。それであんなに感銘を受ける落語を作ったっていうのは凄いな、圓丈師匠は。まだ師匠がいらっしゃるときはどうしても口調が似るので、嫌だった。だけどなんのお礼もできず恩恵ばっかり受けてやらしてもらってるのは忍びないんだけど。“圓丈師匠が作った噺なんだ”っていうのが皆さんにわかってもらえれば嬉しい。──圓丈師匠との思い出で、印象に残っていることはありますか。幾つかあるんですけど、渋谷ジァン・ジァンで新作の落語をしたら、出始めはウケるんだけど、どんどんウケなくなっていくんですよ。「どうしてですかね」って圓丈師匠に言ったら「それは君、場面が多すぎる」と。「人間の頭の中は想像力の許容量があって、聴き手が追い付いていかないんだ。古典落語のよくできた噺はだいたい2~3場面だろ。君のは場面が多い。だからウケなくなってくるんだ」って言われて。「うわーっ、凄いな」と思いました。──ぴあが動画配信という事業を立ち上げることをご提案した際に、どんな印象をお持ちになりましたか。今までテレビの収録もありましたし、「DVDで」っていう話もあったけど、DVDは許諾していない。とにかく普通の落語会だとカメラがあるのはなんか嫌なんですよね。「楽屋の風景も録らしてくれ」となるとすごく嫌で。寄席でずっと録って、OK/OKじゃないっていうのを落語家がちゃんと言えるのでいい。よくテレビのとき、灯り(照明)も収録のときだけ点いて、録らない人は急に暗くなるのもちょっとな、と。それがないので「ぴあ落語ざんまい」は許諾しました。──これからの落語について、そして担っていく若手の落語家さんに向けて、小ゑん師匠が託したい想いをお聞かせいただけますか。自由にやって欲しいっていうことですね。あまりいろんなことに捉われず。古典落語の基礎はちゃんとして、元のまんまやるのもいいし、変えてやるのもいいけど。僕の場合は感覚っていうものを一本持ってて、そこから外れるものは嫌だっていうのがあるので。特に今、女流の方が多くなってきたのですが、男とは違うので。女のかたしかわからないような目線の古典落語でもいいし、新作でもいい。そういうものに期待したいですね。取材:文=浅野保志(ぴあ)撮影=源賀津己ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★柳家小ゑん師匠のサイン色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<プロフィール>柳家小ゑん(やなぎや こえん)1953年9月15日生まれ、東京都目黒区出身。1975年1月、柳家小さんに入門「みのる」。1975年12月、前座となる、前座名「みの助」。1979年、二ツ目昇進「小ゑん」と改名。1985年9月、真打昇進。<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」「ぴあ落語ざんまい」ビジュアル月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<関連リンク>ぴあ落語ざんまい柳家小ゑん 動画一覧()ぴあ落語ざんまい 月間ランキング(2024年3月)()※柳家小ゑん『悲しみは埼玉に向けて』が月間1位!
2024年05月21日みどりアート&メディアパートナーズ主催、『みどりアートパーク寄席柳家喬太郎独演会』が2024年9月29日 (日)に横浜市緑区民文化センター みどりアートパーク(神奈川県 横浜市緑区 長津田 二丁目1番3号)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 みどりアートパーク公式ホームページ 当代随一の人気と実力を誇る天才落語家、柳家喬太郎が満を持しての登場です!円熟の語り口で安定感抜群の古典落語と卓越した創造力と表現力で聴かせる新作の二刀流。緑区在住"ご近所噺家"瀧川鯉丸も加わり「思いっきり笑って大満足!」のひとときをお贈りします。柳家喬太郎(やなぎやきょうたろう)プロフィール1963(昭和38)年11月30日東京都世田谷区生まれ日本大学商学部卒業後、書店勤務を経て1989(平成元)年柳家さん喬に入門前座名「さん坊」1993(平成5)年二ツ目昇進「喬太郎」と改名2000(平成12)年真打昇進受賞歴1995(平成7)年第1回高田文夫杯お笑いゴールドラッシュⅡ優勝1998(平成10)年NHK新人演芸大賞落語部門大賞2001(平成13)年彩の国落語大賞2005(平成17)年平成16年度国立演芸場花形演芸会大賞2006(平成18)年平成17年度国立演芸場花形演芸会大賞2006(平成18)年平成17年度芸術選奨文部科学大臣新人賞【大衆芸能部門】2007(平成19)年平成18年度国立演芸場花形演芸会大賞出版物CD:「東京ホテトル音頭」(ヴィヴィドサウンド)「日本全国ドットコム音頭」(クラウン)「喬太郎落語秘宝館シリーズ」(ワザオギ)「柳家喬太郎アナザーサイドシリーズ」(コロムビア)「柳家喬太郎名演集」(ポニーキャニオン)「の・ようなうた」(ゴーラック)DVD:「ワザオギ落語会」(ワザオギ)「お江戸下町ぶらり」(ソニーミュージック)「柳家喬太郎寄席根多独演会」(コロムビア)他多数そのほか、CMやドラマ、映画・舞台などでもマルチに活躍中瀧川鯉丸(たきがわ こいまる)プロフィール昭和62年5月30日神奈川県横須賀市生まれ平成22年(2010年)3月 早稲田大学第二文学部を卒業平成22年(2010年)12月 瀧川鯉昇に入門平成23年(2011年)4月 前座になる、「鯉〇」平成27年(2015年)4月 二ツ目に昇進、「鯉丸」瀧川鯉丸公式ホームページ みどりアート&メディアパートナーズとは神奈川新聞社など4社からなり、みどりアートパーク(横浜市緑区民文化センター)の管理運営をしています。みどりアートパークは文化芸術を通じて地域の人と人の絆をつくることを目標に、緑区内で運営される唯一の文化専門施設です。誰でもが芸術に触れることのできる環境をつくりだし、社会のあらゆる立場の人々が集える施設や地域社会の実現を目指しています。東急田園都市線、JR横浜線の4駅を中心に発展している地域全体を視野に入れた事業を展開、地域の課題解決に貢献できるよう努めます。開催概要『みどりアートパーク寄席柳家喬太郎独演会』開催期間:2024年9月29日 (日)会場:横浜市緑区民文化センター みどりアートパーク(神奈川県 横浜市緑区 長津田 二丁目1番3号)■出演者柳家喬太郎瀧川鯉丸ほか■開催スケジュール2024年9月29日 (日)13:30開場14:00開演※上演時間は約2時間半です。■チケット料金前売:3,000円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月20日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 山本益博のおススメ】落語の面白さのひとつに「季節感」がある。そして、それぞれの季節にふさわしい噺がいくつもあり、落語を聴きながら、季節を先取りできるのも魅力と言えようか。最近は、年末、師走、大晦日の噺を、年を越してから高座にかける落語が出てくるようになったが、今回の柳家花緑の独演会は、「春夏秋冬」の各季節をめぐる名作を、一晩で四席、高座にかけてしまうという大胆な企画である。四季に応じて「春」は『あたま山』、「夏」は『千両みかん』、「秋」は『目黒のさんま』、「冬」は『文七元結』。近年、「春」と「秋」が短く、「夏」と「冬」が長い1年で、四季を存分に楽しめなくなってきたが、花緑の独演会では、一晩で日本の四季が堪能できそうである。<公演情報>柳家花緑独演会『江戸の春夏秋冬』2月9日(金) 神奈川・横浜にぎわい座 芸能ホール■演目柳家花緑春:『あたま山』夏:『千両みかん』秋:『目黒のさんま』冬:『文七元結』詳細はこちら:
2024年02月03日12月14日(木) 東京・丸ビルホールで行われた『柳家花緑×古今亭菊之丞 二人会』が、動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」にて本日12月27日(水) より配信がスタート。併せて、オープニングトークがYouTubeで公開された。「ぴあ落語ざんまい」は、落語の高座映像をスマホやパソコンで定額見放題で楽しめる動画配信サービスで、「新宿末廣亭」の全面協力のもと1,000本を超える落語の高座をオンデマンドで配信。総勢100名以上の芸人が登場し、今後も東⻄や会派を超えた落語家の新着映像が追加。来春頃までには2,000本の映像が公開される予定だ。イベントでは、柳家花緑師匠が『時そば』『芝浜』、古今亭菊之丞師匠が『二番煎じ』『長短』と、それぞれ二席を口演。滑稽噺あり、人情噺ありの盛りだくさんの内容となっている。そのほか同サービスでは、現在「新宿末廣亭のトリの高座」を配信中。長尺の聴き応えのあるコンテンツが揃っており、年末の連休中、落語にたっぷりと浸れるコーナーとなっている。『「ぴあ落語ざんまい」is coming!! 柳家花緑×古今亭菊之丞 収録ライブ』オープニングトーク<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」月額料金:1,089円(税込)「ぴあ落語ざんまい」はこちら()
2023年12月27日12月14日(木) 東京・丸ビルホールにて『「ぴあ落語ざんまい」is coming!! 柳家花緑×古今亭菊之丞 収録ライブ』が開催された。落語の高座映像をスマホやパソコンで定額見放題で楽しむことが出来る動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」。本イベントは、そのスタートを記念した落語会だ。司会とともに、柳家花緑師匠、古今亭菊之丞師匠が登壇するとまずはトークコーナーからスタート。まずは、菊之丞師匠が白を基調とした自身の着物を指して「病院からやってきました」と笑いを誘う。そして、同サービスの企画が立ち上がった2020年から両師匠に相談をしていたことが明かされると、花緑師匠は「正直、このサービスは実現しないと思ってました」と、まさかの発言も飛び出し会場は笑いに包まれた。また、花緑師匠はさっそく配信を視聴したようで「落語家は座席でほかの芸人の高座を聴くのはご法度。だから座席視点で高座が見られるのは新鮮」。さらに「1000本近いコンテンツの中には重複したネタもあるが、人によって様々なバリエーションがあるので聴き比べをすることができて楽しい」と満足な様子だった。トークコーナーを終え、出囃子が鳴ると一席目に登場したのは、花緑師匠。師匠であり祖父の五代目・柳家小さんが好きだったそばの話から屋台の話になりそのまま『時そば』へ。そばを勢いよくすする音が実に美味しそうに感じさせる。そして独特のリズムで会場の笑いを誘った。続いて菊之丞師匠が登場すると、マクラでは花緑師匠の噺を受けて『時そば』を十八番としていた五代目・柳家小さんとの思い出話も。そして『二番煎じ』を高座にかける。歌が上手いことで知られる菊之丞師匠らしく、夜回りのシーンでは様々な声色で美声を響かせていた。仲入りを挟んで、ふたたび菊之丞師匠。自分と同じ「菊之丞」という名前が3人いて間違えられることから、そそっかしいお客さんの話につながりそのまま『長短』へ。気の短い「江戸っ子」とゆったりはんなりとした「上方」の対比がことさら強調され、特に煙草を一服する所作では何度も笑いが起きていた。トリを飾る花緑師匠は、冒頭のトークコーナーで司会から「師走らしい噺を」というリクエストを受けて、噺の山場が大晦日なことから年の瀬に演じられることが多い『芝浜』を口演。それまでの滑稽噺から一転、夫婦の愛情を描いた人情噺に会場からは割れんばかりの拍手が起こり、公演は終了した。なお、本公演は「収録ライブ」と銘打っている通り、12月中に「ぴあ落語ざんまい」にて配信されることが決定している。また、12月25日(月) 23時59分までの期間限定で初月無料キャンペーンも実施中だ。<イベント情報>定額見放題配信「ぴあ落語ざんまい」is coming!! 柳家花緑×古今亭菊之丞 収録ライブ12月14日(木) 東京・丸ビルホール【演目】柳家花緑『時そば』古今亭菊之丞『二番煎じ』-仲入り-古今亭菊之丞『長短』柳家花緑『芝浜』<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」月額料金:1,089円(税込)※初月無料キャンペーン実施中!「ぴあ落語ざんまい」はこちら()
2023年12月19日柳家吉緑林家つる子二人会『紺屋高尾』が2023年12月22日 (金)にきゅりあん小ホール(東京都品川区東大井5-18-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 ひとつの古典落語を追求し、表と裏を描いた初の企画!古典落語の名作『紺屋高尾』。その従来の古典を柳家吉緑が、高尾太夫にスポットを当てた高尾が主役の紺屋高尾(つる子作)を林家つる子が申し上げます。林家つる子が古典落語「芝浜」「子別れ」「紺屋高尾」の登場人物である花魁を主人公とし、その視点から古典落語を描く挑戦をしている事に吉緑が興味を持ち、楽屋で話しているうちに同じ会で二人でひとつの噺をやるこの企画の開催に至りました。柳家吉緑林家つる子柳家吉緑プロフィール、コメント柳家吉緑2010年6月柳家花緑に入門前座名花どん2015年5月 二ツ目昇進吉緑に改名2017年新潟県魚沼特使就任【受賞歴】2022年3月第21回さがみはら若手落語家選手権優勝2022年9月第33回北とぴあ若手落語家競演会大賞2023年3月BSフジ「Zabu-1グランプリ」優勝2023年11月NHK新人落語大賞本選会進出18歳で舞台役者を志し、役者の勉強中に国立演芸場でレセプショニストとして働いた事がきっかけで落語の魅力に開眼し噺家になる決意をする。江戸東京博物館小ホールで三ヶ月に一度開催している独演会『吉緑結び』では落語だけの枠にとらわれずハープや踊り、エアリアルや朗読など、他ジャンルとの協演による新しい落語の可能性を提案してきた。大師匠の五代目柳家小さんの得意とした滑稽噺を継承しながら、人情噺では、登場人物の心の機微を繊細に描く事に長けている。2022年からは出場する若手のコンクールで結果を出し続け、2023年番組史上初の生放送で注目されたNHK新人落語大賞にて本選会に出場した。【柳家吉緑コメント】紺屋高尾と言う噺。師匠の独演会でこの噺を初めて聴き、その日に弟子入り志願しました。言ってしまえば自分の人生を変えた噺なのかもしれません。つる子さんから「紺屋高尾の本編には描かれていない、高尾太夫がどう生きてきたのかが気になる。」と聴いて彼女の想像力に驚き、一本の落語として高尾版を作ったと聴いた際は、彼女のその創造性に強く感銘を受けました。今回は久蔵と高尾。その両面側を描いた新しい紺屋高尾を聴いて頂きたいです。 御来場心よりお待ち申し上げます。林家つる子プロフィール、コメント林家つる子林家つる子/落語家群馬県高崎市出身中央大学文学部人文社会科学中国言語文化専攻卒業ぐんま特使日本舞踊坂東流名取「坂東蝶子」2010年9⽉九代林家正蔵に弟⼦⼊り2015年11⽉⼆ツ⽬に昇進2019年9⽉第11回前橋若⼿落語家選⼿権優勝2021年3月第20回さがみはら若手落語家選手権優勝2021年11月NHK新人落語大賞決勝戦進出2022年9月第33回北とぴあ若手落語家競演会奨励賞2022年10月NHK新人落語大賞決勝戦進出2024年3月21日より真打昇進決定メディア出演BS日テレ笑点特大号「女流大喜利」BSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂」TBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」火曜リポーターTBSラジオ「多摩もりあげ宣言」他高校では演劇部に所属し、中央大学入学後、落語研究会に勧誘され、初めて落語を見て魅了される。大学卒業後、九代林家正蔵のもとに入門。古典落語の滑稽噺から人情噺、新作落語にも取り組み、新しい目線から落語を描き直す試みにも意欲的で、古典落語「芝浜」や「子別れ」「紺屋高尾」の登場人物であるおかみさんや花魁を主人公し、その視点から古典落語を描く挑戦は、NHK総合「目撃!にっぽん」、日本テレビ「NEWS ZERO」、「文藝春秋」等、各種メディアに取り上げられた。【林家つる子コメント】紺屋高尾は、大好きな噺の一つです。 何度も聞いている内に「高尾花魁はどうして久蔵を選んだのか、それまでにどんな人生を送ってきたのだろう」高尾のことが気になるようになり、 私なりに、高尾花魁を主人公にして、この噺を描く挑戦を始めました。今回は初めての試みで、兄さんの紺屋高尾から久蔵の思いを、私の紺屋高尾から高尾の思いを、同じ会で高座にかけさせて頂きます。 各々の視点からぜひ、お楽しみ頂けましたら幸いです。この会の実現にご協力頂きました皆様、お客様、そして吉緑兄さんに、心より感謝申し上げます。公演概要柳家吉緑林家つる子二人会『紺屋高尾』公演日時:2023年12月22日 (金)18:00開場/18:30開演会場:きゅりあん小ホール(東京都品川区東大井5-18-1)■出演者柳家吉緑林家つる子■スタッフ【予約】カンフェティ【音響】塚田耕司【照明】保坂成美【デザイン】真家亜紀子【プロデュース】0m先 梅原渉■チケット料金前売:3,000円当日:3,500円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月17日最もチケットのとれない落語家・柳家喬太郎の独演会が、5月20日(土) 大阪・南海浪切ホール 大ホールにて開催される。2018年の浪切ホール初登場から毎年落語会を実施。今年11月に還暦を迎える喬太郎師匠にお話を伺いました。――独演会お疲れ様でした!大阪のお客様の反応はいかがでしたか?(※2022年12月終演後インタビュー)本日も楽しくやらせていただきました♪ありがたいことに関西に伺う機会も増えまして、以前は"東京の落語"は受け入れてもらえるのかな?と思っていましたが、今は東京も大阪も関係ないと思っています。"東京の落語"に興味があり、聴いてみようと思ってくださるお客様ばかりですので、非常にやり易いです!――2023年は喬太郎師匠もいよいよ還暦。2021年に浪切ホール出演の立川志らく師匠も還暦を迎えられるお一人ですね?もう~還暦なんてイヤになっちゃいますね(笑)。志らく兄(あに)さんとは、年齢は同じですが、芸歴は何年もあちらが先輩です。ただ、志らく兄さんも私も日大出身で、志らく兄さんは芸術学部で、私は商学部。さらに、お互い落研(=落語研究会)に所属していたので、学生時代から知ってるんですよ。当時は「新間(しんま)くん~、新間くん~」って呼んでました。あと、こちらも芸歴は先輩ですが三遊亭白鳥(さんゆうていはくちょう)兄さんも還暦で、昭和38年組なんです。なんとなく一緒に年を重ねられる仲間たちがいるのは、心強いですね。――還暦を迎えるにあたり抱負はございますか?最近時々聞かれるようになったのですが、本当に特にコレといった抱負もなく、"体に気をつける"ということだけです。芸歴ということであれば、2019年に芸歴30周年記念をやらせていただきましたが、60年生きてきたのは本名の自分のことです。落語家としてどうこうよりも、人として今まで以上に益々精進しなければなと思っています。物忘れが増えたり、体力的にもしんどくなると思いますので、その部分は今まで以上に気をつけながら、新作を作ったり、古典も新しいものを覚えたりと、自分を奮い立たせて頑張りたいですね。「柳家喬太郎 独演会」のチケットは、2月26日(日) 10時より一般発売開始。また一般発売に先駆け、1月28日(土) から2月2日(木) までチケット先行抽選プレリザーブの受付を実施される。<公演情報>「柳家喬太郎 独演会」2023年5月20日(土) 大阪・南海浪切ホール 大ホール開場 13:30 / 開演 14:00「柳家喬太郎 独演会」ビジュアル出演:柳家喬太郎/春風亭かけ橋(開口一番)/ 恩田えり(三味線)ゲスト:寒空はだか【チケット料金】一般:4,000円学生(大学生以下):2,000円※全席指定※未就学児の入場不可■プレリザーブ受付期間:2023年1月28日(土)~2月2日(木)チケットはこちら:
2023年01月27日落語裏梅主催、『柳家イケメン落語会』が2022年11月30日 (水)にお江戸日本橋亭(東京都中央区日本橋本町3-1-6日本橋永谷ビル1階)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式Twitter(@ura22ume) 柳家一門のイケメンが揃いに揃いました!これほどまでにイケメンの揃った落語会は、未だありません。ぜひご来場ください!公演概要落語裏梅『柳家イケメン落語会』公演日時:2022年11月30日 (水)13:00開場/13:30開演会場:お江戸日本橋亭(東京都中央区日本橋本町3-1-6日本橋永谷ビル1階)■出演者柳家花いち / 柳家緑太 / 入船亭遊京 / 柳貴家雪之介 / 柳亭市遼■スタッフ山口直樹■チケット料金全席自由:2,000円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月24日『第69回YEBISU亭』が2022年8月4日(木) に恵比寿ガーデンプレイスザ・ガーデンルーム(東京都目黒区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて7月9日(土)より発売開始です。カンフェティで7月9日(土)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ この夏はいつもの夏か、未来の見える希望の夏か。変わっていなくては、この3年が無駄になる。皆が笑顔で暮らせる明日は、一人一人の今日の意思。お待たせしました!3年ぶり100パーセント観客の皆さんで、新感覚落語YEBISU第69回開催です!出演は、今や現代落語シーンを背負って立つ元祖レギュラー陣お二人、久々揃ってのご登場!あの爆笑オープニングで全観客を腹痛にした伝説のゲストを再びお迎えして、真面目に爆笑150分、でおおくりします。勿論まあくまさこの「今夜踊ろう」も大復活です。YEBISU亭本カバーYEBISU亭本カバー(裏表紙)開催概要『第69回YEBISU亭』公演日:2022年8月4日(木)18:30 開場/19:00 開演会場:恵比寿ガーデンプレイスザ・ガーデンルーム■出演者柳家喬太郎 / 柳家花緑 / 松尾貴史■チケット料金前売:3,500円当日:4,000円※ドリンク付き(全席指定・税込)■主催サッポロ不動産開発株式会社■制作MARK&Iスタンダードワークス 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月09日株式会社ミーアンドハーコーポレーション(東京都渋谷区、代表:笠井 泉)主催、柳家花緑独演会「花緑のタネ!」が2022年7月15日(金)にSHIDAX カルチャーホール(東京都渋谷区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて5月28日(土)10:00より発売開始です。カンフェティにて5月28日(土)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 今回より根多おろし(初演)の勉強会を五十歳にてスタート致します!!"花緑噺"を作って行く【実験】【創作】【挑戦の勉強会】初回は渋谷にて種蒔き致します!そんな花緑のタネを是非、目撃してやって下さい◆演目◆「弥次郎」「小言念仏」「三方一両損」(以上、三席全て根多おろし予定)柳家花緑プロフィール【経歴】1987年3月 中学卒業後、祖父・五代目柳家小さんに入門。前座名 九太郎。1989年9月 二ツ目昇進。小緑と改名。1994年 戦後最年少の22歳で真打昇進。柳家花緑と改名。スピード感溢れる歯切れの良い語り口が人気で、古典落語はもとより、劇作家などによる新作落語にも意欲的に取り組んでいる。着物と座布団という古典落語の伝統を守りつつも、近年では新作落語や47都道府県落語を洋服と椅子という現代スタイルで口演する‘同時代落語’に取り組んでおり、落語の新しい未来を切り拓く旗手として注目の存在。テレビ、舞台などでも、ナビゲーターや俳優として幅広く活躍中。開催概要柳家花緑独演会「花緑のタネ!」開催日時:2022年7月15日 (金)18:00開場/18:30開演(休憩含む約2時間)会場:SHIDAX カルチャーホール(東京都渋谷区神南1-12-10シダックス カルチャービレッジ8F)■出演者柳家花緑■チケット料金前売:2,800 円/ 当日:3,000 円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月27日2022年2月19日、落語家の柳家さん吉さんが、亡くなっていたことが分かりました。84歳でした。柳家さん吉さんは、「同月15日に心不全のため亡くなった」と、落語協会がウェブサイトにて、以下のように訃報を伝えています。当協会員の柳家さん吉(本名:榑井昌夫くれいまさお)が令和4年2月15日(火)午前10時に心不全の為、永眠致しました。(84歳)一般社団法人 落語協会ーより引用なお、葬儀は近親者のみで執り行われたそうです。柳家さん吉さんは、1957年に柳家小さんさんに入門。1973年に真打に昇進し、一時期はバラエティ番組『笑点』(日本テレビ系)の大喜利メンバーとしても活躍されていました。突然の訃報に、ネット上では「大好きだった」「さびしい」など、悲しみの声が相次いで寄せられています。ご冥福をお祈りします。[文・構成/grape編集部]
2022年02月19日IMAホール(株式会社新都市ライフホールディングス)主催、『IMAホール落語会柳家さん喬・柳家権太楼「二人会」』が2022年3月5日 (土)にIMAホール(東京都練馬区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて1月29日(土)10:00より発売開始です。カンフェティにて1月29日(土)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 【1部】落語柳家小きち(20分)落語柳家さん喬(25分)落語柳家権太楼(40分)仲入り10分【2部】落語柳家権太楼(25分)落語柳家さん喬(40分)公演概要『IMAホール落語会柳家さん喬・柳家権太楼「二人会」』公演日時:2022年3月5日 (土)12:30開場/13:00開演(16:00終演予定)会場:IMAホール(東京都練馬区光が丘5-1-1光が丘IMA 中央館4F)■出演者柳家さん喬柳家権太楼他■チケット料金全席指定:3,000円(税込)※定員:250名主催:IMAホール(株式会社新都市ライフホールディングス) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月28日関内ホール主催による『関内寄席 柳家喬太郎・桃月庵白酒 二人会』が2022年4月9日 (土)に関内ホール大ホール(神奈川県横浜市)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて1月22日(土)より発売開始です。カンフェティにて1月22日(土)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ すっかり恒例となった「喬太郎・白酒二人会」今年も両師匠がたっぷりと笑わせます。次代を担うお二人の競演を存分にお楽しみください!今回も豪華2席ずつを口演!!出演者柳家喬太郎1989年、柳家さん喬師匠に入門。2000年に真打に昇進。エンターテインメント性に富んだ語り口で有名な喬太郎師匠は「夜の慣用句」や「午後の保健室」をはじめとする数々の新作落語で知られるが、さん喬師匠譲りの古典落語も巧みに演じる。過去数々の賞に輝き、国立演芸場花形演芸会大賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。桃月庵白酒1992年、六代五街道雲助師匠に入門。2005年に真打に昇進。白酒師匠は毒舌マクラと現代的なギャグ満載の古典を得意としており、軽い味わいで安心して聞いていられる落語家。柳家喬太郎師匠同様に国立演芸場花形演芸会大賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞などを受賞している。公演概要『関内寄席 柳家喬太郎・桃月庵白酒 二人会』公演期間:2022年4月9日 (土)13:00開場/14:00開演会場:関内ホール大ホール(神奈川県横浜市中区住吉町4丁目42-1)■出演者柳家喬太郎 / 桃月庵白酒 / 柳家やなぎ■主催関内ホール管理運営共同事業体■チケット料金全席指定:3,800円(税込)※未就学児入場不可 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月18日汐風落語会~鎌倉の能舞台で聴く古典落語の世界~『柳家花緑@能舞台』が2022年2月20日(日)に鎌倉能舞台(神奈川県鎌倉市)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて11月25日より発売です。カンフェティにて11月25日(木)よりチケット発売! 公式ホームページ 第三回の「@能舞台」には柳家花緑師匠が登壇致します。僅か9歳で初高座に上がり、戦後最年少の22歳で真打になられた花緑師匠。お祖父様の五代目柳家小さん師匠の最後の内弟子でもあります。鎌倉能舞台では1975年頃に小さん師匠が高座に上がられておりました。実にほぼ半世紀振りに小さん師匠のDNAが同じ舞台に上がられる事となります。厳かな舞台で行われる由緒ある落語会、こうご期待ください!■出演柳家花緑■ 日時2022年2月20日(日)13時半開場14時開演■ チケット料金全席自由(前売):3,800円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月18日