あの人とかけがえのないおしゃべり!ゆっきゅんによる連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。柴田聡子さんをお相手に迎えた対談の4回目、ラストは創作についての考え方、感じ方について話が転がっていき…?“恥ずかしくないもの”は世に出してはいけない!?ゆっきゅん(以下、ゆ):柴田さんは学生時代に映像を学んでいたんですよね?柴田聡子(以下、柴):そう、映像学科にいて、大学院まで。ゆ:私も!映画を研究するゼミで、大学院まで修めました。映像は作っていたんですか?柴:作ってたけど、ヤバい奴だった。3年生の進級制作の時は、長い棒を作って天井から垂らすだけの作品を作ってて(笑)。4年生の時は山に行って歌う映像作品を作ったんだけど、それが山の景色しか撮っていないもので……。ゆ:自分が歌うところではなく、歌を聞いている山だけを撮影?柴:そう。私はその頃から徐々に歌うことに興味が出ていたんだけど、先生に「これからの時代、人に聞かせたって意味がないぞ、山とかに聞かせなきゃ」とか言われて。本気になって山に聞かせに行ったのが私です。で、講評の時は「これはなんであなたを写していないの?」って言われた(笑)。ゆ:そういえば、柴田さんの歌詞って山がたくさん出てきますよね。柴:登ったりはしないんだけど、山へは並々ならぬ感情があって。地元(札幌)に結構あるからかな。夜中に「8000メートル峰」のWikipediaを読んだりする。ゆ:ヒマラヤ山脈とか?ご自身でMV制作もされたり、映像も山も活動に生かされてますね。柴:ゆっきゅんの映画も、今の活動に生かされていると思う。ゆ:最近の創作についても伺いたいです。曲の変化とか。柴:年を重ねるごとに素直になってきた実感はあるんだよね。はったり風はやめて、本気で真面目にやってやろう、みたいな。そうしたら解放されてきて、めちゃめちゃ自分自身が楽になってきたの。ゆ:これまでは言わないようにしていたことがたくさんあったり?柴:いっぱいあった。でも、ビヨンセや宮﨑駿の映画やドキュメンタリーでその仕事ぶりを見ていると、誰かのため以前に、ちゃんと自分のためにやりたいことをしているなって思って。だから受け取り手を意識して表現の舵取りをする必要なんてないのかも、って最近は考えるようになってきたかな。ゆ:自分が納得できる、本当にいいものを作ろうって感覚ですね。柴:やっぱり創作はエゴの塊でしかないんだっていう諦めがついた感じ。恥ずかしいけど。ゆ:素直になって、恥ずかしい?柴:そう。今現在もずっと。ゆ:わかります。“恥ずかしい”ってひとつの基準かも。世に出して恥ずかしくないものなんかないし。柴:だよね、恥ずかしくいよう!しばた・さとこ1986年、北海道・札幌市生まれ。シンガーソングライター、詩人。2月に7作目となるアルバム『Your Favorite Things』を発売。現在リリースツアー中。ファイナルは5月31日の東京・Spotify O‐EAST。ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。X、インスタは@guilty_kyun※『anan』2024年4月17日号より。写真・幸喜ひかり文・綿貫大介(by anan編集部)
2024年04月17日ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。シンガーソングライターで詩人の柴田聡子さんをお招きしての対談、第3回目。世の中にはラブソングが多すぎて、友情ソングが少なすぎ…!?友情ソングを歌うDIVAの2人は何想う?かけがえのないものを描く友情ソングはブルーオーシャン?ゆっきゅん(以下、ゆ):柴田さんと私の歌詞なんですけど“飲み物”と“友情”が共通項になるなって。柴田さんの歌、スプライト、マウンテンデュー、泡の飲みものとか出てくるじゃないですか。柴田聡子(以下、柴):本当だ!ゆ:私も飲み物が好きすぎて、ドリンクバー、白湯(さゆ)とか歌詞に出してる。柴田さんは勝手に飲み物ソングの先輩だと思ってます!柴:DIVAが白湯を歌うっていいよね。白湯の概念を変えてる。ゆ:でも、日本で一番愛されているソフトドリンクの歌はくるりの「ばらの花」だから、ジンジャーエールはあれよりもいい歌詞を書けたときにしか出せないですね。柴:たしかにあれは超えられないな。叙情の誘い方が半端ない。ゆ:そして“友情”です。柴田さんが“「後悔」はとっておきの友情ソングです”ってライブで紹介していて、びっくりしたんですよ。柴:恋愛の歌だと思ってた?私、恋愛と友情のあわいがかなりあいまいな人間なんだよね。ゆ:意味が変わって聞こえて、より曲の豊かさが増しました。柴田さんの歌って、友情ソング多いですよね。私、それが好きで。柴:ゆっきゅんも友達の歌が多いでしょ?友情をどう捉えてる?ゆ:たぶん、aikoさんがラブソングを書くのと同じ感覚なのかも。日常に友達との出来事がたくさんあって、友情に対して大きな感情を抱くこともある。要は、かけがえのない大切なものです。柴:そうだよね。でも私はもう執着に近いかも。失うのも怖いし、維持するにはどうすべきか考えたりするし。その子とのことを思い出して、何曲も書いたりして。私はとにかく友達と死ぬまで楽しく過ごしたいの。絶対ケンカとかしたくなくて、素敵な思い出しか作りたくない。なんか、私が一番好きな関係性の形態が友情かな。ゆ:ラブソングはたくさんあるけど、世の中に友情ソングってバリエーションが少ないんですよね。“友達最高!”みたいな曲はあるけど、例えば友達の結婚に対する複雑な感情とかって歌われてなくないですか?多分友情ソングはブルーオーシャンだと思う。柴田さんを見て、もっと友情について書いていいんだと思いました。柴:すべての感情はラブソングになると思うんだけど、恋愛感情ばかりが作品として優遇されているんだよね。恋愛ってすごい王者。でもラブソングの中にも友情ってあると思うし、自由にいろんな意味の読み取り方をしてみてほしい。ラブの中にある友情のことも忘れないでいたいな。しばた・さとこ1986年、北海道・札幌市生まれ。シンガーソングライター、詩人。2月に7作目となるアルバム『Your Favorite Things』を発売。現在リリースツアー中。ファイナルは5月31日の東京・Spotify O‐EAST。ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。X、インスタは@guilty_kyun※『anan』2024年4月10日号より。写真・幸喜ひかり文・綿貫大介(by anan編集部)
2024年04月10日ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。シンガーソングライターで詩人の柴田聡子さんをお招きしての対談、第2回目です。作詞をするときの苦悩、曲のタイトルを決めるときの心境…DIVAの2人だからこその“あるある”エピソードで大盛り上がり!曲のタイトル決めはぬいぐるみの名付けと一緒。ゆっきゅん(以下、ゆ):作詞についての話を聞きたいです!柴田聡子(以下、柴):私は自分自身が驚くような言葉を思いついたら、やめておこうかなと思うタイプ。“これを言ったら強いんだろうな”と思いながらも、「ドヤ感」を抑えて、なるべくナチュラルに仕上げてしまう。ゆ:「キラーフレーズ」「パンチライン」とどう付き合うか問題ってありますよね。私もそこまで強い言葉を意識してはいなくて。素直にAメロから書くことが多くて、最後どう着地するかは自分でもわからなくて、「こうきたか」と新鮮さを感じて驚くことがあります。柴:まずは言葉の行きたいほうに自由に行かせてあげて、自分はちょっと手綱を引く感じっていうのかな。そのほうが、言葉というものに誠実な感じがしていいよね。ゆ:歌詞ってやっぱり“音楽の言葉”でしかないんだなと思いますよね。メロディに依拠しながら導かれるもので、歌詞単独では全然成立しない。歌われてこその言葉だなって。柴田さんは歌詞をどのタイミングで書く人ですか?柴:私は曲もほぼ自分で作るので、同時が一番調子いい。曲が先の時もあるけど、途中でダメだと思って歌詞と一緒にメロディを直すことが結構あるの。だから曲があって“これに歌詞をつけてください”系の依頼は難航しちゃう。その点、ゆっきゅんの曲は歌詞で死ぬほどジャンプしてるよね。ゆ:自分ができるのは作詞だけですから。柴田さんの曲作りの順番としては“この言葉を歌うにはこのメロディ”って思考ですか?柴:なんかそこをしっかり顧みたことがないんだけど……。ゆ:二度と顧みないでください!無粋な質問をしてしまった。柴:全然(笑)。でもテニスや卓球みたいな感じ。打ち返し合ってるかな。バランスをとりながらできるのは、作詞と作曲のどちらもやる良さかなと思う。でも、タイトルは悩むなぁ。センスなくて。ゆ:嘘だ!タイトルセンス素敵すぎますよ!柴:ぬいぐるみの名前を決める感じで、“決めちゃったら一生この名前でいくんだよな”ってためらいながら、最後に決めてますね。ゆ:悩んだタイトルあります?柴:あります。「後悔」とか。ゆ:柴田さんの歌い方の良さのひとつってすっとぼけた声(褒めてます!)でケロッとしてる感じだと思うんですけど、表現する内容との歌い方に少し距離があって、かっこいいんですよね。柴:歌い方がコンプレックスでもあったからすごく嬉しい!しばた・さとこ1986年、北海道・札幌市生まれ。シンガーソングライター、詩人。2月に7作目となるアルバム『Your Favorite Things』を発売。現在リリースツアー中。ファイナルは5月31日の東京・Spotify O‐EAST。ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。X、インスタは@guilty_kyun※『anan』2024年4月3日号より。写真・幸喜ひかり文・綿貫大介(by anan編集部)
2024年04月03日ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。今回から、シンガーソングライターで詩人の柴田聡子さんとの対談を4回にわたってお届けします!2人のDIVAの邂逅は、果たして…!?自分の道を切り開いた安室ちゃんに憧れて。柴田聡子(以下、柴):DIVAに会うからドキドキして来ました!ゆっきゅん(以下、ゆ):私もです。柴田さんがライブで安室奈美恵さんの「GIRL TALK」をカバーされているのを聴いた2週間後ぐらいに自分もカバーしました!柴:現在、ちゃんとカバーしてるのは私とゆっきゅんと藤井風さんぐらいじゃない?嬉しい!ゆ:柴田さんが愛好してきたDIVAってやっぱり安室ちゃん?柴:ですね、語り尽くせない!ゆ:私は『BEST FICTION』世代なんです。中学生の頃に再評価みたいなことが起きて。柴:私は安室ちゃんがデビューした頃から自然と聴いてて。結婚、休止、復帰と見届け、小室哲哉プロデュースから抜けた「Say the word」で、私は本当に安室ちゃんが好きなんだって思ったんだ。ゆ:たしかに、流行りの小室サウンドが好きだっただけの可能性もありますからね。私も初めて聴いた安室ちゃんはその曲です!柴:そう、自身であの道を切り開き始めて、まさに“Queen of Hip‐Pop”になっていく安室ちゃんが大好きだったの。ローライズのミニスカでガンガン腰を振って踊る、DIVA然とした感じ。「Baby Don’t Cry」もリリースされて。あれはもう、私にとっては一生のエンパワーメント曲。これは私感だけど、安室ちゃんの曲は安室ちゃん自身も歌いながら自分を鼓舞しているんだろうなという切なさがずっとある。常に戦って葛藤して、うまくいかないこともいっぱいあるなかで、それでもファンのために歌ってくれてる感じ。ゆ:安室ちゃんはあまり作詞をしてこなくて、歌詞で伝える人ではなかったから、ファンとしてずっと見続ける柴田さんだからこそ、そう感じるんでしょうね。柴:エクストリームなことをしたら超人的なDIVAになれているはずなのに、毅然として人間のままDIVAをやっているというか。あくまで私たちと同じ労働者。毎日仕事を頑張って、缶コーヒーを開けて一息ついている感じがする。ゆ:“安室奈美恵”という仕事をいつもやってくれていた……。柴:それを最後まで貫き通してくれて、人間の奇跡みたいなものを見させてもらった。ファンでいられたこと、本当に幸せだったなぁ。ゆ:安室ちゃんの楽曲、サブスク停止になったじゃないですか(2024年3月現在)。これからの世代が安室ちゃんを気軽に聴く術がないのは損失すぎますね。柴:サブスクの怖さだよね。安室ちゃんの偉業を後世に残すべく、カバーし続けなくちゃだね!しばた・さとこ1986年、北海道・札幌市生まれ。シンガーソングライター、詩人。2月に7作目となるアルバム『Your Favorite Things』を発売。現在リリースツアー中。ファイナルは5月31日の東京・Spotify O‐EAST。ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。X、インスタは@guilty_kyun※『anan』2024年3月27日号より。写真・幸喜ひかり文・綿貫大介(by anan編集部)
2024年03月27日アイドルグループ・乃木坂46の柴田柚菜が、23日発売のアイドルグラビア誌『アップトゥボーイ Vol.337』(ワニブックス)に登場する。4月10日に35thシングル「チャンスは平等」の発売を控える乃木坂46の大特集号となる今号に掲載されるインタビューの一部が公開された。4月には初主演となる舞台『恋と呼ぶには気持ち悪い』も控える4期生の柴田は、役柄に合わせて髪を15cm以上切り、イメージもガラッと変わったタイミングで緊急撮り下ろし。21歳になって初のグラビアは、元来柴田が持つ魅力である“元気でキラキラした魅力を秘めた少女”にフォーカスした11ページになった。20歳の1年は「変わるきっかけをつかんだ」という柴田に、21歳に向けての想いも聞いている。■柴田柚菜インタビュー抜粋――21歳になりました。二十歳の1年、ご自身ではどう振り返りますか?今までにない気づきがあった年だったかもしれません。自分がどうやってここまで来たのか、これからどうやっていくのかを改めてよく考えた1年でした。色々と気付いたことがあって、(中略)1つには私、もしかしたら自己評価が厳しすぎるのかもしれないと。(中略)ファンの皆さんから“カワイイ”って言ってもらえることに関しても、少しずつ素直に受け止められているような気がします。最近短くした髪も、実は自分ではまだ見慣れないのですが、ほめて頂けることが多くて、素直に“良かった”と喜びたいなと思っています。――そういう風に変われたのは何かきっかけがあったんですか?“この人は私とは違う視点を持っている”と思うメンバーの話をたくさん聞いたりするようになりました。――そのメンバーとは具体的には誰なのか、差し支えなければ教えて頂けたら。さく(遠藤さくら)です。彼女はとっても自由なんです。必要以上に構えないと言うか、人によって態度を変えたりしないし、自分が他人にどう映っているのかあまり気にしたりしないので一緒にいて楽で。ああ、私ももっとさくのように自由になりたいと思いました。(中略)私ももっと、型にはまらない生き方をしてみたいです。(中略)そういう意味で、今回頂いた舞台のお仕事(『恋と呼ぶには気持ち悪い』)はすごくいいチャンスを頂いたと思っていて、悔いのないよう精一杯頑張りたいと思っています。
2024年03月23日歌手だけでなく、詩人としても活躍されている柴田聡子さん。ニューアルバム『Your Favorite Things』は、サウンドプロデューサーに岡田拓郎さんを迎え、独創的でありながらも共感を生む歌詞と、バンドサウンドが見事に調和した快作。生きている中で感じた複雑な感情をできるだけ、そのまま描きたい。「今作はどうにもならないことや、考えても仕方がないような後ろ向きな歌詞が多いですが、逆にサウンドはすごく開けていて。両端の個性が共存したアルバムになりました」「どうにもならないこと」というのが強く表れているのは、表題曲の「Your Favorite Things」だ。「疎遠になってしまった、大好きな友人がいまして。二人が中高生の頃に好きだったアーティストのライブを、大人になった私が一人で観ていたときのことが曲の元になっています。その子とまた遊びたいけど、そんな機会はこの先ないだろうなって。でも、その子と私の目がトンネルみたいに繋がっていたら、あっち側にも同じ光景が映るかもしれない。そんなことを想像して〈瞳と瞳のあいだにトンネルがありますように〉と書きました」他者との繋がりを求める楽曲がある一方、「Movie Light」は、映画館を舞台に自分と他人の間に生まれる価値観の違いを描く。「昔から、共感とか連帯について疑問に思うことが多くて。各々の考えを簡単にまとめることはできないと思うんです。それは曲作りも。人の心を揺さぶるために、記号やダイナミクスを使うのも技ですけど、それでいいのか?ってずっと思っている。『ここは分かるけど、ここは分からないな』とか、そういうのが一曲に何個あっても全然いい。というか、それが本当の状態だろうって感じがします。“物事の複雑さ”は、できるだけそのまま残したいんです」一つの事象に対して簡単に白黒をつけない考えは、柴田さんの根底にあるテーマなのかもしれない。「多数の意見に対して納得ができない人が劣っているとか、この時代にそぐわないとは、どうしても思えない。私も『世の中でこれが善とされているけど、本当にそうなの?』と感じることがいっぱいあって。分かった気になっていると、どこかで尻拭いをしなきゃいけない瞬間が来て、自分も相手も苦しくなることになりかねない。年を取るにつれて、そういう場面って増えてくるので、今改めて自分が何を分かっていて、何が分からないのかを丁寧に考えなきゃいけないな、と思います」7thアルバム『Your Favorite Things』。先行配信曲「Synergy」「白い椅子」「素直」「Side Step」をはじめ、最新曲「Movie Light」「Your Favorite Things」を含む全10曲収録。【通常盤(CD)】¥3,300(AWDR/LR2)しばた・さとこ1986年生まれ、北海道出身。2012年に1stアルバム『しばたさとこ島』でデビュー。’16年には詩集『さばーく』で第5回エルスール財団新人賞現代詩部門を受賞。東名阪ツアーを開催中。※『anan』2024年3月13日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)取材、文・真貝 聡(by anan編集部)
2024年03月12日又吉直樹(ピース)と秦 基博によるツーマンライブ『隣人もまだ起きている』が、3月20日(水・祝) に東京・豊洲PITで開催されることが決定した。『隣人もまだ起きている』は、又吉がホストとなり、秦と朗読&音楽でコラボする特別なツーマンライブ。又吉による書き下ろし作品の朗読と、秦の弾き語りが届けられる。チケットは、秦のファンクラブ「Home Ground」会員と、FANYチケット会員を対象とした先行受付を2月27日(火) まで実施中。<公演情報>又吉直樹×秦 基博『隣人もまだ起きている』3月20日(水・祝) 東京・豊洲PIT開場16:30 / 開演17:00「Home Ground」会員、FANYチケット会員先行:2月27日(火) 23:59まで
2024年02月21日舘ひろしと柴田恭兵が主演を務める、映画『帰ってきたあぶない刑事』(5月24日公開)の本予告映像&本ビジュアルが6日、公開された。○■映画『帰ってきたあぶない刑事』本予告映像&本ビジュアル予告映像は、タカ(舘ひろし)&ユージ(柴田恭兵)が刑事を引退しニュージーランドで立ち上げたT&Y探偵事務所に訪れる、2人のどちらかの“娘”だという永峰彩夏(土屋太鳳)の姿が。彩夏の依頼で母親を探すタカとユージからはじまり、謎の美女ステラ・リー(吉瀬美智子)やタカ&ユージに因縁のある怪しげな男・劉飛龍(リウ・フェイロン/岸谷五朗)、2人に強い恨みを持つ元銀星会組長・前尾源次郎の息子、海堂巧(早乙女太一)ら新たな顔ぶれも映し出される。豪快なカーアクションや激しく火花を散らす銃撃戦、格闘シーンの数々や、“『あぶ刑事」と言えば”のハーレーにまたがりショットガンをぶっ放すタカ、全力疾走で躍動するユージなど、現役さながらのド派手でスタイリッシュなアクションを繰り広げる変わらない2人の姿が収められた。加えて、町田透(仲村トオル)、真山薫(浅野温子)はもちろん、“ナカさん”こと田中文男(ベンガル)、山路瞳(長谷部香苗)らシリーズお馴染みの面々も映し出される。タカ&ユージを中心に、コミカルで軽妙なセリフや掛け合いの数々も印象的に映し出され、『あぶ刑事』らしさ満載の内容に。町田の命令により港署捜査課刑事・早瀬梨花(西野七瀬)から手錠をかけられたタカがぼやく姿も収められ、「探偵だけど、刑事(デカ)!」というナレーションとともに映像は終了する。本ポスタービジュアルには、目を惹く真っ赤な背景をバックに、スーツに身を包み華麗に銃を構えるタカ&ユージの姿と、「無茶しないと、滅びるぜ。」というキャッチコピーが。9日からはタカ&ユージのクリアスタンド付きムビチケカード バディ券(一般ペア券)の発売も決定した。全国の上映劇場窓口にて購入可能となっている。【編集部MEMO】1986年にテレビドラマ放映され、数多くの社会現象を巻き起こした『あぶない刑事』。軽妙なトークと激しいアクション、オリジナルな世界観で数多くのファンを魅了し愛され続けてきた。2016年公開の映画『さらば あぶない刑事』でシリーズの幕を閉じたと思われた『あぶデカ』が、映画『帰ってきたあぶない刑事』として7年の時を経てスクリーンで復活する。(C)2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会
2024年02月06日映画『あぶない刑事』最新作の製作発表会見が1日に都内で行われ、舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオルが登場した。1986年にテレビドラマ放映され、数多くの社会現象を巻き起こした『あぶない刑事』。軽妙なトークと激しいアクション、オリジナルな世界観で数多くのファンを魅了し愛され続けてきた。2016年公開の映画『さらば あぶない刑事』でシリーズの幕を閉じたと思われた『あぶデカ』が、8年の時を経て復活する。○■『あぶデカ』最新作で昇進も近年の役柄とのギャップに「ダイナミックな格下げ」ドラマでは新米刑事だったが、今作では捜査課長へと昇進した町田透を演じる仲村。自身が演じた役柄の紹介を聞くと「いま、捜査課長になったのが、めでたいようなニュアンスで紹介していただいたんですけど、僕は近年の仕事で割と大きな会社の社長とか、総理大臣とかやってきたんです……それに比べると港署の課長っていうのは、びっくりするぐらいダイナミックな格下げという感じで(笑)」と笑いを誘う。「しかも37年前と同じ後輩ポジションという……実人生では絶対経験したくないバンジージャンプのような役柄を楽しんで演じました」と笑顔を見せていた。また、久しぶりの復活となるタカ(舘)とユージ(柴田)のコンビを間近で見た仲村は「このかっこよさが40年近く変わらないというのは、本当に異様な奇跡だと思いますし、『あぶない刑事』が足掛け38年続いた魅力の源であることは間違いないと思います」と語った。舘、柴田、浅野と一緒だと後輩ポジションに収まってしまうという仲村は「特に皆さんの前で話をしなきゃいけない時は、最終的には僕がなんとかしなきゃいけないなという意識を常に持っています」と話し、「質問を聞いていらっしゃらない方や、話し始めて質問がなんだったのか忘れてしまう方もいらっしゃるので(笑)。俺が何とかしないと! という気持ちをもって臨んでいます」と直前に質問を忘れてしまった舘のことをほのめかし、会見を盛り上げた。
2023年11月01日幼少期に手塚治虫の漫画を読みふけったことが漫画家になる原点だったという浦沢直樹さん。手塚漫画をリメイクした『PLUTO』に込めた想いに迫ります。子どもたちに希望のある未来を示すのが我々の役目だと思う。Netflixオリジナルとして制作されたアニメ『PLUTO』は、『鉄腕アトム』に収められた「地上最大のロボット」というエピソードを下敷きにして浦沢直樹さんが新しいストーリーに仕上げた一作。誰もが知る手塚治虫さんの代表作をリメイクするにあたっては、少し意外な経緯があったのだとか。「手塚先生の『鉄腕アトム』では2003年4月7日にアトムが誕生するんです。それで現実にその日が迫った時期に、手塚プロダクションから漫画界を挙げてアトムの誕生を祝うような企画を考えたいというお話をいただいて。そこで僕が勢い余って大それたことを言っちゃったんですよ。『手塚作品をオマージュしたイラストを描いたりするのもいいけど、「地上最大のロボット」のリメイクに真正面から挑むような気骨のある漫画家はいないもんかね』って。そしたら周りの編集者に『そんなの自分がやればいいじゃん』ってツッコまれてしまったんです。いやいやいや…と思って。僕は5歳のころからこの作品とともに生きてきましたから、ものすごいものを背負い込んでしまったなと(笑)」実際に手塚プロダクションからGOサインが出た際には「プレッシャーで全身に蕁麻疹が出た」と当時を振り返った。「地上最大のロボット」は浦沢さんにとってそれほど大きな存在だったのだ。「生まれて初めてこんなに切ない話を読んだという感覚になったんですよね。子どものころにはっきり意味が理解できる物語って、いわゆる“正義と悪”の図式になっていて勧善懲悪なものが多い。でも『鉄腕アトム』は悪者として登場するキャラクターにも心があるし、敵に勝っても嬉しくない、戦いなんて無意味だと問いかけてくる。当時は『なんなんだこれは』と理解が追いつかなくて、なにか重いものを投げかけられた感覚だけがあった。でもわからなかったからこそ、人生を懸けて追いかけていくものになったんです」リメイクが発表されると、世間からは「なんで私が『地上最大のロボット』を一番好きだと知ってるんですか?」というリアクションをもらうこともあったという。「そこで初めて、この物語を愛している人がたくさんいることに気づきました。当時はSNSのようなつながりがありませんでしたから、みんながひとりでこの作品への想いを温めていたんですね」『鉄腕アトム』の連載開始からおよそ70年が経つ現在もそうして読み継がれていることについて、「おそらく、手塚作品はわかりやすい勧善懲悪ではないぶん、難しいんですよ。でもだからこそタイムレスな魅力があるんです」と語る浦沢さん。そこには革新的な漫画表現に加え、人間の愚かさや争うことの虚しさを一貫して描いてきた手塚作品の強度がうかがえる。「リメイクするうえでは、『鉄腕アトム』は素晴らしかったと単に懐古主義に陥るんじゃなくて、この作品が問いかけたメッセージが今もなお有効であることを伝えたいと思っていました。もしかすると、1964年に『地上最大のロボット』が発表されて以降、2023年の今が一番、この物語の適合する時代かもしれない。それは逆に問題でもありますよね。反戦の願いを込めた話は、人類がいろんなことを克服して、いつか古びたものになるべきだから」手塚さんが『鉄腕アトム』ならびに「地上最大のロボット」で描き、『PLUTO』へと受け継がれた想い。それは、いつの時代も人と人は争うけれど、そこに根本的な解決はないということ。ならば、人の残酷さや憎しみを持つ心はどのように行き場所を見つけるのか、というもの。「今の世界の都市の風景を見ると、私たちは手塚治虫が願いを込めて描いた未来像を一生懸命実現しようとしてる気もするんです。我々はそうした希望のようなものを描かないといけないと。子どもたちが目指したいと思う未来を提示するのが、漫画家の役目でもあるのだと思います」浦沢さんがそうした大きなものを背負って『PLUTO』を作り上げていく作業は大変な面も多かったというが、全8巻の濃密な物語を読むと見事に浦沢さんの作風になっているのがわかる。しかし、企画がスタートした当初は原作の『鉄腕アトム』を踏襲した絵柄を提案したこともあったのだそう。「やっぱり手塚先生の絵に自分が手を加えるなんてあり得ないと思っていたので、原作の権利を持つ手塚眞さん(手塚治虫さんの長男)に提案したプロットは、原作のアトムの絵のまんまだったんです。しかしそれに対して眞さんは『ぜひ浦沢さんの絵で描いてほしい』と言ってくれた。自分の絵で描き出すと、やっぱり自分の漫画になっていくんですよね」“自分の漫画になる”というのはどういう感覚だったのだろう?「もちろん骨子としての『地上最大のロボット』のストーリー展開は絶対に守らないといけないんだけど、決まったラストに向けてならどこまでも脇道に逸れていいという気持ちでいました。前半に登場するノース2号のエピソードなんかに関して言えば、改めて原作を読み返して『あれ?こんなに短かったっけ?』と思ったくらいで。子どものころに読んだ記憶のなかではもっとたくさんシーンがあったのに、見返してみたらないんですよ。要するに僕が勝手に妄想してたってことで。だから『PLUTO』は、コマとコマの間で自分が妄想していたことを全部入れてみたような作品なんです。5歳で初めて読んだときから自分の頭の中で作り上げられた行間をそのまま描いたって感じですよね」浦沢さんはいつも、創作のある過程で「キャラクターが勝手に動き出す」瞬間を経験するのだという。浦沢作品に限らず1巻目と5巻目でキャラクターの顔が変化するような漫画もあるが、それは浦沢さんによれば「物語の中でキャラクターがどんどん未知のことを経験していくことで、育つから」なのだとか。「描いてると、演技プランをどんどんキャラクターが言ってくるんです。『ここで泣きましょうか?泣き方はこんな感じがいいんじゃないですか?』って。それに従って描いていくので、そうなってくると本当楽しいんですよ」浦沢作品におけるキャラクターの「表情」はいつも繊細だが、勝手に動き出していたと考えると興味深い。今回のアニメでも、表情は注目ポイントのひとつ。「漫画とは喜怒哀楽をシンプルに表現するものだと思われているかもしれませんが、僕はその間にある数え切れない表情を描こうとしてきたんですよね。実は『PLUTO』の主人公であるゲジヒトって、ドイツ語で“表情”を意味するんです。そんな名前を付けた当時の手塚先生はすごいという話なんですが(笑)。ロボットを人間に近づける際にも顔の動きはすごく大事な要素で、アトムのような高性能な人型ロボットは表情も人間に似せる必要がある。だからこの作品では、ロボットを描くときも人間を描くときと同じように感情の機微を表現しようとしました。なんともいえない表情をするのが人間らしい証しですからね」完成したアニメを見た際には、原作者の性というべきか「脳が全部に反応しちゃって、まだ一気見できてないんです」と話す浦沢さん。「あそこまで動くとね、アニメではこうやるのか!とすごく感慨深いですよ」と興奮を露わにする。今の世に投げかけられる「地上最大のロボット」と『PLUTO』の物語は新しい視聴者にどう受け止められるだろうか。「手塚先生は『鉄腕アトム』を通して、“AIは感情を理解できるのか”といったテーマも描いていて。それは今考えるとすごく先を行ってますよね。ただ、当時から技術の進歩に対してそんなに無邪気ではなくて、『大丈夫か?』という感覚で物事を見てる。僕も“進歩”って言葉は非常に怪しいと思っていて、視点を変えると退化していることもありうるわけですよね。目の前にある二次元の情報に近づきすぎるのではなく、時にはちょっと目を離して物事を対象化して見てみることも大事だと思う。もし今回のアニメを見てから漫画の『PLUTO』、手塚先生の『地上最大のロボット』へとさかのぼって見ていただけることがあれば、そうしたパースペクティブな視点を体感してもらえるのかなと思っています。現在から距離を置いて歴史の奥行きを知ることは、ものすごい刺激になると思うんですよね」【手塚治虫】数々の名作を残し今も読み継がれる「漫画の神様」。『鉄腕アトム』をはじめ、『ジャングル大帝』『火の鳥』『ブラック・ジャック』など今も世界中で多くの人に読み継がれている傑作を生み出し、「漫画の神様」とも呼ばれる存在。映画のような大胆なコマ割りや時間・空間の新しい表現を開拓し、漫画を芸術の域にまで押し上げた立役者でもある。“生命の尊厳”をテーマに掲げた作風を含め、後進にも多大な影響を及ぼしている。【浦沢直樹】漫画界の第一線で幅広いジャンルを描き続ける天才。1983年にデビューして以降、女子柔道を描いた『YAWARA!』や天才脳外科医を主人公に据えた『MONSTER』などの漫画を次々と発表。前者ではコメディタッチでスポーツと青春を描いた一方、後者では重厚な社会問題をテーマにサスペンスドラマを編み、こうした相反する作風を巧みに使い分けて多くの人を魅了してきた。長い時間軸で物語を展開するのも特徴のひとつ。『PLUTO』世界最高水準のロボットが次々に破壊される事件が発生し、刑事ロボットのゲジヒトやアトムも標的に。10月26日よりNetflixにて世界配信。©浦沢直樹/長崎尚志/手塚プロダクション©浦沢直樹/長崎尚志/手塚プロダクション/「PLUTO」製作委員会※『anan』2023年10月4日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)取材、文・原 航平(by anan編集部)
2023年10月26日WAHAHA本舗全体公演『シン・ワハハ』が6月22日(木)から東京・なかのZERO大ホールで開幕する。出演する久本雅美と柴田理恵が会見に臨み、本公演の見どころを解説した。公演のポスターには、赤塚不二夫が生み出した「カオルちゃん」の姿があるが、柴田によれば「赤塚先生のキャラクターを自由に使っていいよというお許しが出たので、いろいろなキャラクターが登場する〈赤塚歌舞伎〉をやります」。久本は「ニャロメ」で、柴田は「バカボンのパパ」を演じるといい、「ナレーションは片岡愛之助さんですが、WAHAHAの歌舞伎ですから。見得を切るなどしつつ、キャラクターショーになりそうです」(久本)。そのほか見どころとして2人が挙げたのは〈漁村パフォーマンス〉。以前、農村を舞台に、四季の移り変わりをコンテンポラリーダンスで表現したことがあるが、今回は漁村が舞台だという。「うちの劇団は台本がないので、(主宰の)喰さんがアイディアを出しながら、みんなで作り上げていくんです。私たちは今、苦戦しているところですが、喰さんの中ではもう完成しているみたい。今までもそうやってやってきたので、必ず幕が開くまでには形にします」(久本)。ちなみにWAHAHAと言えば、下ネタがふんだんに盛り込まれているのが特徴的。今回も下ネタがあるのか尋ねると「あるに決まってるじゃないですか。愚問です!」と久本は笑い、「感動的なものから、テレビではできないような下ネタまで織り交ぜてお届けするのがWAHAHAですから」と話す。往年のファンも多いが、今回初めてWAHAHAを観る人へのメッセージを求めると、柴田は「恐れるな!と伝えたいです(笑)。変化していく劇団も多いですが、WAHAHAは40年前と変わらず馬鹿なことをやり続けている。日常生活の中でいろいろあったとしても、私たちの姿を見て『こんな人たちがまだいるんだ』とほっとできるんじゃないかな。老若男女楽しんでいただけるように頑張っているので、安心して来てください」。そして久本は「好きか嫌いかははっきり分かれるとは思いますが(笑)、心軽やかに来ていただければ。決してイケメンやキレイな人がいるわけでもないですが、不器用な人の一生懸命な姿を見て、ぜひ明日への活力にしてもらえたらと思います」と語った。東京公演は6月25日(日)まで。ほか全国10ヶ所で公演予定。取材・文:五月女菜穂
2023年06月19日今年になってから料理を始めたという、乃木坂46の柴田柚菜さんと、コロナ禍きっかけで自炊の楽しさに目覚めた早川聖来さん。そんなお二人のインタビューをお届けします。柴田柚菜「20歳になって、心機一転料理をスタート」今年の3月に20歳の誕生日を迎えた柴田柚菜さん。それを機に、料理をするようになったそう。「以前から、20歳になったら何か新しいことにチャレンジしようと思っていたんです。私は実家にいたときは料理はほとんどしていなかったので、“自炊をしよう!”と思い、始めました」ユニークなのが料理を作る理由。“あれが食べたい”や“この料理が気になる”という食欲ではなくて…。「“この食材にはこういう栄養素があって、体に取り入れるとこんな効果が…”みたいなことに興味があるんです(笑)。例えば、アボカドはカリウムという栄養素が多く含まれていて、カリウムはむくみの解消を促してくれるらしいんですね。そういうところがおもしろくて、料理をやっていたりもします」その日に食べるものを決めて、帰り道にスーパーに寄り、材料を買って帰る。なんてことのない日常のひとコマですが、その行動が今はとても楽しいといいます。「いま夢中なのは、バジル。もともと私はトマトが好きで、どこかでカプレーゼを食べたときに、上にバジルがかかっていたんですが、香りもいいし、なによりとてもおしゃれな感じがして、いいなって思ったんです。後日スーパーで発見して買ってみて、アボカドにかけて食べたらとてもおいしかった!以来おうちで愛用しています」料理は始めたばかり、手の込んだものや工程が多いレシピに挑戦するのはもう少し先かな…、と柴田さん。「今はまだ、えのきをレンジで加熱する、といった簡単なものが多いのですが、出来たての料理ってやっぱりとてもおいしい。もっともっと上手になりたいと思いますね。夢は、ほくほくのじゃがいもの肉じゃが。うちは祖母がとても料理の手際がいいので、これからはもう少し実家に帰る機会を増やし、祖母の料理を手伝って、いろいろと学べたらな、と思っています」早川聖来「夢はスパイシーな中華料理を作ること」祖母が京都で料理屋を営んでいたこともあり、昔から食には興味津々だったという早川聖来さん。しかし自身はほとんど料理をしたことがなく、コロナ禍に実家に帰った際、一緒にキッチンに立った母親に「もうちょっとできると思った…」と言われてしまった、と笑います。「それがきっかけで料理をするようになったのですが、最初に作ったのは野菜スティック(笑)。そこからスープ、ちょっとしたおかず…と段階を踏んでいき、最近ではぶり大根やドライカレーなんかが作れるようになりました。難しそうな料理も、やってみると意外と作れたりするんですよね。なのですごく楽しいです」それ以外にも、料理をするようになり良かったことがある。「お昼のお弁当が揚げ物メインだったから、夜は野菜多めにしよう…とか、一日の食事のバランスをとれるようになったのも良かったことのひとつ。それから調理時間があることで、なぜか食欲自体が満たされるんです。料理してちょっと味見して…とかやっていると、割とお腹がいっぱいになる。いろんな側面から食生活が改善された気がします」今年からインスタグラムを始めたこともあり、作った料理を写真に撮ることにも開眼。同時に、食器集めにもハマりつつある…、とのこと。「せっかくアップするなら、かわいい食器で撮りたいと思って、いま急ピッチで器を揃えています(笑)。あとランチョンマットも凝りたくて、最近は好きな布を買ってきて、手縫いでちくちく縫ってます」少しずつ腕が上がっている早川さん。レストランなどでおいしいものを食べた際には何が入っているのかを尋ね、それを家で再現したり、応用して料理を作ることも。今後は何にチャレンジしたい?「今は中華料理に興味があるので、いろいろ食べに行き、家でも何か作ってみたいです。くるりの『琥珀色の街、上海蟹の朝』を聴きながら、おいしい中華、作りたいな(笑)」(写真右)しばた・ゆな2003年3月3日生まれ、千葉県出身。4期生。毎週火曜、bayfmで放送中の『乃木坂46 柴田柚菜のDreaming time』に出演。千葉ロッテマリーンズのファン。ブラウス¥30,800(ビリティス・ディセッタン/ビリティス TEL:03・3403・0320)イヤリング¥19,800(タマス/タマス青山店 TEL:03・6674・8583)エプロン¥8,800(テンベア TEL:03・3405・5278)(写真左)はやかわ・せいら2000年8月24日生まれ、大阪府出身。4期生。毎週金曜にJ‐WAVEで放送中の『INNOVATION WORLD』内「KYOCERA TECHNOLOGY COLLEGE」に出演。Tシャツ¥13,200キャミソール¥38,500(共にビリティス・ディセッタン/ビリティス)イヤリング¥13,200(タマス/タマス青山店)エプロン 各¥8,800(テンベア)調理台のリネンクロス、イエロー¥2,750グレーチェック、ロゴプリント 各¥2,860(以上テンベア)※『anan』2023年6月7日号より。写真・天日恵美子スタイリスト・白男川清美ヘア&メイク・室橋佑紀(ROI)フードスタイリスト・田中美奈子(by anan編集部)
2023年06月03日今年になってから料理を始めたという、乃木坂46の柴田柚菜さんと、コロナ禍きっかけで自炊の楽しさに目覚めた早川聖来さん。そんな同期2人が、ぱぱっと作れる簡単料理の腕前を披露!いずれも日常的に作っているレシピなだけあり、手際の良さはさすが。互いに作っている様子を覗き見しつつ、「何ができるの?」「おいしそう!!」と、ワクワク。完成したあとは、お互いの料理を食べ合いながら品評会を開催。さてどんな料理が出来上がり、味はどうだったのか…。その一部始終をご覧あれ!リアルに二人が考えたレシピ&料理【Yuna’s recipe】アボカドディップ(バジル風味)アボカドは種と皮を取り除き、ボウルに入れてフォークで粗めに潰す。塩・胡椒を加えよく混ぜパンにのせ、上からバジルとオリーブ油を振りかけ、レモンを添え、お好みで搾る。【Seira’s recipe】ミニトマトの前菜ミニトマトはヘタを取り除き半分に切ってボウルに入れ、塩・胡椒を加えて混ぜる。トリュフオイルを加えてサッと和え、器に盛りパルメザンチーズをかける。二人の料理を一緒に試食。果たしてその味は、いかに…?!早川:はい、出来上がりました!私、柚菜が作ったアボカドのディップがめちゃくちゃ食べたい。柴田:うれしい~!じゃあこれから食べようか。早川:(もぐもぐ…)おいしい!!柴田:聖来、カメラマンさんが、カメラ見てって言ってるよ(笑)。早川:わ~、ごめんなさい!!でも食べるのが止まらないくらい。私もアボカドディップ作るんだけど、いつもマヨネーズ入れちゃうの。塩・胡椒だけでこんなにおいしいなんて、びっくり。柴田:私は、聖来の作ったトマトの前菜が気になってる。私、トマト大好きで、それにチーズがかかっているなんて、最高。(トマトを近づけて)すごくいい香り!!これは何?!早川:トリュフオイル!オリーブオイルにトリュフの香りを移したもので、これをかけるとなんでもおいしくなる、魔法のオイル。柴田:おしゃれ~。早川:トマトを塩・胡椒で味付けして、オイルをかけてさっと和えて、チーズを振りかけるだけだよ。柴田:簡単!それだけなら私もできそう。やってみよう。早川:よかった!柚菜のえのきだけのお料理、このままでももちろんおいしいんだけど、麺にのせて和風パスタにしたら絶対合うと思う。柴田:それ、新たな発見。私も何かと合わせてみようかな。早川:ていうか、これ、永遠に食べられるね。罪悪感ないし(笑)。柴田:ありがとうー。私の中では聖来は、すごく料理上手の印象があるのね。前に一度、おうちに招いてくれたときも、作ってくれたお料理が全部すごかったから、感動してたの。早川:なんでもおいしいって食べてくれるから、「この子たち…、作りがいがある!!」って思って、楽しくなっていろいろ作っちゃったんだよね、あのときは(笑)。柴田:このスナップエンドウは、どうやって作るの?早川:ニンニクと唐辛子と一緒に、オリーブオイルで焼くだけだよ。柴田:なるほど。すごく簡単そうだけど、上級者の聖来が作るからこそ、なんか余裕のあるおいしさがあった(笑)。大人の味というか、高級感があったよ。早川:めちゃくちゃうれしい。またみんなで、お料理持ち寄り会とかやりたいよね。柴田:やりたい!何作ろう?料理のテーマを決めるとおしゃれじゃない?イタリア、とか。早川:私、イタリアじゃないけどパエリア作りたい!ってことで、ヨーロッパ縛り?!柴田:広いね(笑)。そしたら私は何にしようかなぁ…。早川:スイスで、チーズフォンデュとかどう?柴田:あ、それ楽しそう。じゃ、それにします。早川:後輩ちゃんたちを招いたりするのもいいよね。柴田:ぜひやりたい!近々絶対計画しよう。(写真右)しばた・ゆな2003年3月3日生まれ、千葉県出身。4期生。毎週火曜、bayfmで放送中の『乃木坂46 柴田柚菜のDreaming time』に出演。千葉ロッテマリーンズのファン。ブラウス¥30,800(ビリティス・ディセッタン/ビリティス TEL:03・3403・0320)イヤリング¥19,800(タマス/タマス青山店 TEL:03・6674・8583)エプロン¥8,800(テンベア TEL:03・3405・5278)(写真左)はやかわ・せいら2000年8月24日生まれ、大阪府出身。4期生。毎週金曜にJ‐WAVEで放送中の『INNOVATION WORLD』内「KYOCERA TECHNOLOGY COLLEGE」に出演。Tシャツ¥13,200キャミソール¥38,500(共にビリティス・ディセッタン/ビリティス)イヤリング¥13,200(タマス/タマス青山店)エプロン 各¥8,800(テンベア)※『anan』2023年6月7日号より。写真・天日恵美子スタイリスト・白男川清美ヘア&メイク・室橋佑紀(ROI)フードスタイリスト・田中美奈子(by anan編集部)
2023年06月03日5月31日の生放送情報バラエティ『ラヴィット!』(TBS系)に、アンタッチャブルの柴田英嗣(47)が出演。「オススメのタッチしたいもの」というトークの際、柴田は立体にしか見えないイラスト“3Dアート”を紹介したが、そのときのある行動が波紋を呼んでいる。“タッチしたいもの”として遠近法や歪みを利用して平面に描かれ、立体的に見せるトリックアートである3Dアートを挙げ、“本当に平面なのか、触って確かめたい”と話した柴田。スタジオには3Dアート画家・永井秀幸さんが作成した「3Dアートラッピー」が登場した。ラッピーは『ラヴィット!』のウサギのオリジナルキャラクターだ。番組の進行を務める田村真子アナウンサー(27)は永井さんの作品について「企画展の準備でお忙しい合間を縫って番組のために作品を仕上げてくださいました」と説明。柴田は近くで3Dアートラッピーを見ると、「こんななってんの!うわっ全然違う!」と、遠目で見た際の立体感との違いに驚愕し、「これ(平面)で見ると可愛くない」と続けた。その後、オレンジの色鉛筆をラッピーのイラストの上で転がし、イラストが平面であることを強調。そして柴田はその色鉛筆を握り、ラッピーの鼻を塗ったのだ。突然の柴田の行動に、共演者からも「絶対だめ」「なんで加筆?」と声があがったが、柴田は意に介さず、「いいのかな?(イラストを)持ち上げちゃって」とトークを続けた。『ラヴィット!』では5月上旬にも、相席スタートの山添寛(37)が韓国ロケの際、商品として売られていた唐揚げに使用済みの爪楊枝を刺し、不衛生だと大炎上したばかり。柴田が作品に加筆することを、事前に永井さんも了承していたのなら問題はないが、突然の出来事に困惑する視聴者が続出した。《ラヴィットで柴田さんが描き下ろしのアート作品に色鉛筆で色付けてたけど大丈夫…?撮影用の複製でありますように…震びっくりしてチャンネル変えた…》《え?何で柴田さん勝手に描いたんやろ……指示があったんかな……?いや、勝手に作家さんの作品に……え……?》《人が描いた作品にサラッと手を加える柴田さん(プロの白黒3D作品に色塗った)、私的にすごく衝撃なんだけど人はあまりそう思わないのかなー…》
2023年06月01日アイドルグループ『SKE48』の元メンバーで、アナウンサーの柴田阿弥さんが、2023年2月27日にTwitterを更新。仕事後に所属事務所に戻ろうと、タクシーを利用したところ、運転手がとても親切だったといいます。大量に渡されて、柴田さんが「ありがたすぎる」と感じたものがこちら。仕事後に事務所に寄ろうとタクシー乗ったら運転手さんめちゃ親切で、柴田さん!!これあげる!と大量に保湿ティッシュを頂いたよ花粉症にはありがたすぎる。今日も良い日でした。今週も頑張ろ pic.twitter.com/AVjlHQQT30 — 柴田阿弥 AyaShibata (@_shibata_aya) February 27, 2023 柴田さんがもらったものは、肌の水分や油分を奪いにくい保湿ティッシュペーパー。花粉が飛散する時期、花粉症の人は重宝すること間違いないものです!柴田さん自身も花粉症だとして、「今日もいい日でした」と喜びをつづっています。運転手の人柄が伝わってくるプレゼントは、人々の心を温めました。・ティッシュペーパーの中でも高いやつ!・これは嬉しい。平和な世界。・私も花粉症です。気遣いが嬉しいですよね。・運転手さんも花粉症で、つらさが理解できたのでしょうか。これだけのティッシュペーパーをバッグに入れていれば、花粉症の人も安心できそうですね。季節にぴったりな気遣いは、さすが運転と接客のプロ…と感じさせられます![文・構成/grape編集部]
2023年02月28日「12月中旬から『あぶない刑事』の神戸ロケが始まる予定でした。ところがトラブルが多発してしまったのです。舘ひろしさんと柴田恭兵さんは18日に神戸入りする予定でしたが、東海道新幹線が停電で止まってしまい、舘さんが新幹線で移動することができなくなってしまったんです」(芸能関係者)本誌は11月29日・12月6日合併号の記事で、タカ&ユージこと舘ひろし(72)と柴田恭兵(71)が今秋、横浜でおこなわれた『あぶない刑事』最新作ロケに参加していたことを報じている。前作ではW主演を務める舘と柴田がすでに刑事を退職し、ニュージーランドで探偵事務所を開くところで終わっている。「今作は日本で発生した事件の解決を要請された2人がニュージーランドから呼び戻されるという設定です。『あぶない刑事』といえば横浜市が舞台ですから、ロケはまず横浜でスタートしました」(映画関係者)それならばなぜ、わざわざ神戸でロケをする必要があったのだろうか。「実は数年前に銃撃シーンなど、横浜での派手な撮影が問題になってしまったそうなんです。そのため、バイクに乗りながら銃を撃つ舘さんの“定番”アクションシーンの数々は神戸港エリアで撮影することになったのです」(前出・映画関係者)満を持して始まる予定だった神戸ロケ。ところが、18日、停電により東海道新幹線が4時間にわたってストップ。約11万人に影響が出た。その一人が、舘だったわけだ。「新幹線が動かなくなってしまったので、舘さんは急きょ飛行機と車での移動に変更して、なんとか神戸入りしたんです。そのためロケのスケジュールに変更はなかったのですが、そのあと大きな天候問題が発生してしまったのです」(前出・芸能関係者)18日は今季最強クラスの寒波が日本海側に到来した日でもあった。とはいえ、ロケ場所は神戸。なぜ影響が出たのか。「大寒波の影響で、日本海側の港に入港するはずだったコンテナ船が次々と神戸港に回ってきてしまったのです。そのため、結局、年末まで予定していたロケはすべて中止になってしまいました」(前出・芸能関係者)頑張って神戸入りした舘の努力はむくわれず、撮影スケジュールは大幅に変更になったという。年越しも撮影が続く70代のタカ&ユージ。最新作を期待する多くのファンのためにも、体には気をつけてほしいものだ。
2022年12月30日秋晴れの横浜の繁華街に、かつて一世を風靡したサングラス姿の2人がーー。『あぶない刑事』のタカ&ユージこと、舘ひろし(72)と柴田恭兵(71)だ。黒のコート姿の舘と、シルバーの派手なジャケットの柴田が路上に止まったオープンカーに乗っていたのだ。スマホを片手に2人を撮ろうとする通行人も続々と現れた。製作関係者は言う。「映画『あぶない刑事』最新作の撮影が6年ぶりに始まりました。この日はアクセサリー店内での撮影に加え、オープンカーに乗るシーンを撮るため、通常以上に厳重な警備態勢が敷かれました。それでもお2人の人気は絶大で、集まってくる通行人から2人をガードするため、スタッフが周りを取り囲むような状況で、なんとかロケは終わりました」前作ではW主演を務める舘と柴田がすでに刑事を退職し、ニュージーランドで探偵事務所を開くところで終わっている。「今作は日本で発生した事件の解決を要請された2人がニュージーランドから呼び戻されるという設定です。『あぶない刑事』といえば横浜なので、最初から横浜でのロケは予定されていたようです」ただ、ロケは横浜だけではないという。「劇中に舘さんの“お約束”のシーンであるバイクに乗ったまま銃を撃つシーンがあるのですが、これが今の横浜ではどうしても撮影許可が下りなかったそうです。そのため、この撮影が可能な神戸で再度ロケを行うことになりました。“バイクに乗ったまま銃を”は舘さんが熱望したシーンで、4年前に亡くなった『あぶ刑事』の生みの親である名プロデューサー・黒澤満さんへのオマージュのために、どうしてももう一度演じたかったそうです」70歳を過ぎても、危ない撮影に取り組み続ける舘は『あぶない刑事』第1作出演から、渡哲也さん(享年78)からの教えを守っているという。「撮影前、渡さんに助言を求めたら『ひろし、芝居なんかしちゃだめだよ』と言われたそうです。役者の究極は、芝居をしないでそこに存在していること。“作品を成立させる存在感こそ役者なのだ”と気づいたといいます」(映画関係者)現場への差し入れにも、舘は存在感を発揮していた。「意外にも舘さんはスイーツ好きで、大量のドーナツやおまんじゅうを差し入れしてくださいます。ある日は、数種類の駄菓子の差し入れがありました。スタッフたちも驚いたのですが、“何歳になっても少年の心を忘れてはいけない”ということなのでしょうね。みんな童心に戻った笑顔で食べていました」(前出・製作関係者)「危ない現場」を乗り切る原動力は“存在感ある少年魂”のようだ。
2022年11月19日今回、ご紹介するのは、WOWOW『連続ドラマW両刃の斧』。井浦新さんと柴田恭兵さんの豪華W主演による、現役刑事と元刑事のぶつかり合いが巻き起こす慟哭のサスペンスです。現役刑事の川澄成克を演じた井浦新さんに、お話をうかがいました。「見たことのない柴田恭兵さんをご覧いただけます」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 128『連続ドラマW両刃の斧』の原作は、骨太な犯罪ドラマを描き続ける作家・大門剛明氏による同名小説です。柴田恭兵さんが演じる柴崎佐千夫は、15年前に長女を何者かに殺害され迷宮入りとなった事件を、退職後も妻の看病をしながら追い続ける元刑事。井浦新さんが演じる川澄成克は、柴崎の後輩で、人生の師と仰ぐ柴崎のために事件の捜査を続ける所轄刑事です。刑事と元刑事という立場の違う2人がぶつかり合うなか、川澄らが犯人と目される・ある男にたどり着いたとき、独自捜査を続ける柴崎にある嫌疑が掛けられてしまいます。愛する者を思う心が複雑に絡み合い二転三転するストーリーは、警察ドラマの枠にとどまらず人間ドラマとして涙を誘うこと必至。心揺さぶるサスペンスドラマです。ーー柴田恭兵さんと初めてお会いしたときのお話を教えてください。井浦さん僕は恭兵さんのお芝居を観て育った世代です。とても大きな存在ですから、僕はとにかく緊張していました。恭兵さんがいらっしゃる控室へご挨拶に伺った際、僕が自分の名前を名乗ったら、温かく迎えていただき、素敵な笑顔とともに手を差し出してくださって。僕は恭兵さんの手を握り返して、「よろしくお願いします」と言いました。ーー公式発表されたコメントで、おふたりが“恭兵さん”“新”とお名前で呼び合っているところが素敵だなと思いました。井浦さんあれは僕も本当に嬉しくて、声をあげて喜びました(笑)。撮影現場では、“井浦くん”か“新くん”で、名前を呼んでいただいたことも数えるほどで。とはいえ、恭兵さんに「気楽に名前で呼んでください」とお願いして名前を呼んでいただくよりも、この撮影でお芝居を通してぶつかり合っていく中で、“新”と呼んでくださることが嬉しいので、自然とそうなることを願っていました。撮影期間に“新”と呼んでいただくことはなかったので、公式コメントを読んだときに一番嬉しかったのは僕かもしれません。ーー撮影現場の柴田恭兵さんは、どのような雰囲気でしたか?井浦さん終始、作品や役の世界に徹していらっしゃるようにみえました。川澄が柴さん(柴崎の愛称)を敬愛する気持ちは、僕が恭兵さんに対して抱いている気持ちと同じですから、僕は自分の気持ちをそのまま役に投影することができました。恭兵さんがオールアップして帰っていく姿を僕らは見えなくなるまで見送っていましたが、良い意味で全く隙がなくて。プロフェッショナルという言葉がぴったりの方です。ーー井浦さんが柴田恭兵さんの作品の中でもっとも影響を受けたものは?井浦さんテレビドラマ『あぶない刑事』は、僕の青春時代そのもの。撮影現場で恭兵さんが柴さんとして車を運転するシーンはとりわけユージの姿にダブって見え、僕はひとりで目をキラキラさせていました。恭兵さんはとても運転が上手な方ですから、柴さんとして抑えた運転をしているシーンは、必見だと思います。ーー井浦さんが『あぶない刑事』を大好きだということを柴田恭兵さんにお伝えしたのでしょうか。井浦さん恭兵さんは、一緒に仕事をしたスタッフさんや共演された俳優さんなど、出会ったすべての方に同じようなことを言われていると思うんです。渥美清さんに「寅さんが好きです」と言うようなものですから……でも、こらえきれず、お伝えしてしまいました。恭兵さんは、僕がラブレターを読み上げるように「僕の青春です。共演させていただいて光栄です」などと話している間、静かに聞いてくださって。出演者しか知らないお話も少しだけしてくださいました。ーー撮影中、柴田恭兵さんはエキストラさんたちを泣かせるほどの熱演をされたとか。井浦さんそのシーンはすごいです。息をするのを忘れてしまうほど、恭兵さんのお芝居に巻き込まれてしまうはずです。残念ながら、僕はその場にいなくて。川澄は誰よりも柴さんが好きなのに、ほとんどのシーンがすれ違いなんです。僕は現場へ行くたびに森義隆監督に「昨日の恭兵さんは?」と聞いて、監督が「すごかったよ!」と言いながら教えてくださるというやり取りを繰り返していました。ーーまるで、恋しているかのようですね(笑)。井浦さんまさにそのような感じです。柴さんに会いたいけれど、会ってしまうと川澄としては心をえぐり取られるようなごついお芝居が待ち受けているので、会いたいけれど会いたくない気持ちになっていました。ーー多くの難しいシーンがあったそうですね。井浦さん取調室で対峙するシーンは、恭兵さんが目の前にそびえたつ高い山のように見え、僕にはそこに向かって撮影していくという気持ちがありました。川澄は、視聴者の方々と同じ目線で、登場人物の思惑に翻弄されていきます。その不安定な状態を表現するのが難しく、演技プランを持ってはいけないような役でしたので、演じがいがありました。この作品の一番の見どころは、恭兵さんが命を削るようにして演じたお芝居です。そこを見るだけでも価値があると思います。俳優であれば、一生脳裏にこびりついて、いつの日か同じようなお芝居の状況となった時に自然と出てきてしまうんじゃないかというほど、素晴らしいお芝居を見ることができます。視聴者の方であれば、これまでに見たことのない恭兵さんをご覧いただけますし、ドラマを楽しみながら、一体どのような状況になったら、このようなお芝居ができるんだろうと、恭兵さんのお芝居のすごさを感じていただけると思います。インタビューのこぼれ話年齢を重ねるごとに、かっこよさと優し気な雰囲気が増していく井浦さん。取材直後の9月15日は48歳のお誕生日でした。「48歳を迎えたから、特に何かをしたいということはありません。ただひとつだけ、健康でありたいなと思っています」(井浦さん)。InformationWOWOW『連続ドラマW 両刃の斧』11月13日(日)より、よる10時から放送・配信スタート(全6話)【放送】毎週日曜 午後10:00[第1話無料放送]【WOWOWプライム】 【WOWOW4K】【配信】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]【WOWOWオンデマンド】出演:井浦新、柴田恭兵/奈緒、坂東龍汰/高岡早紀、風吹ジュンほか原作:大門剛明『両刃の斧』(中公文庫)監督:森義隆脚本:鈴木謙一衣装協力:ジャケット¥83,600、パンツ¥37,400(mando/mando03-5716-6862)写真・山本嵩文・田嶋真理 スタイリスト・上野健太郎ヘアメイク・NEMOTO(HITOME)写真・山本嵩 文・田嶋真理 スタイリスト・上野健太郎 ヘアメイク・NEMOTO(HITOME)
2022年11月11日株式会社T.S.PROJECT INTERNATIONAL(東京都目黒区、代表:柴田智子)主催、柴田智子のコンサートが2022年12月17日 (土)に自由が丘オペラハウス(東京都目黒区自由が丘1-3-28)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ ■柴田智子コメント皆様コロナ禍で回数を制限しておりました柴田智子のホームグラウンド「自由が丘オペラハウス」でのクリスマスの公演が決まりました!自由が丘駅から徒歩4分ほどの日差しもあたたかな2階に位置するアットホームなサロンです。当日は特別なクリスマスの飾りつけの中でコンサートは柴田智子と追川礼章氏が奏でる息のあった音楽が至近距離で心いくまで聴いて頂ける午後となります!二人が推薦するおいしいお菓子とお飲み物もお楽しみ頂きながらゆっくりコンサートをお楽しみください!NYに長年すんでいた柴田のアパートのリビングルームの様な場所でNYスタンウェイコンサート―グランドピアノが皆様をお待ちしております。 ピアニスト追川礼章さんとソプラノ柴田智子が奏でるクリスマスソングやクラシカルやジャズの名曲で心にあたたかな風を感じでお帰り頂けましたら嬉しいです。※通常のお座席を縮小して開催させて頂きますのでご安心下さいませ。演奏曲:ホワイトクリスマス・アベマリア・アレルヤ・ジングルベル・星に願いを・ムーンリバー等全13曲ほどを予定しております。柴田智子●YOUTUBEクリスマスコンサート2020年豊洲シビックセンターホール プロフィール柴田 智子ソプラノクラシックというジャンルを超え「今を生きる喜び」を歌で世界に発信する。近年ではジャンルを問わず心に響く日本の歌をコンサートで歌い共感を呼ぶ。NYジュリアード音楽院等で音楽を学ぶ。クラシカルのベルカント唱法をベースにジャズ・ミュージカルを融合して独自の音楽を切り開く。その活動をNYTIMES誌も繰り返し絶賛している。2022年7月デヴィ夫人主催のイブラ・グランド・アワードでマチュア―賞を受賞NYでバーンスタイン氏と彼の音楽との出会いで人生が変わり彼の音楽を歌い続ける為にもイタリアへ渡りベルカントを学ぶ。リンカーンセンター、カーネギーホール、オーチャードホール、サントリーホール等で新日本フィル、読売交響楽団、東京交響楽団、東京シティー管弦楽団、ウエストチェスターシンフォニー、アカデミー管弦楽団等とも共演。元スマップ、浅倉大介、ラッセル・ワトソンとも共演しクロスオーバーの先駆者として元東芝EMIと専属契約を結びリリースしたアメリカ作品のCD(バーンスタイン、オペラやミュージカルを集めた)「マンハッタンドリーム」、ビートルズの名曲をオペラアリアにした「Let it Be」は世界的な反響を呼ぶ。このCDは2021年にユニバーサルミュージックより再リリースされた。【公式サイト】 追川礼章ピアノ1994年生まれ。埼玉県立浦和高等学校卒業後、東京藝術大学楽理科を経て同大学大学院ソルフェージュ科を修了。2歳からヤマハ音楽教室で学び、6歳から作曲を始める。現在は歌手の伴奏をメインに全国各地で演奏活動を行う。室内楽ではこれまでにミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター、ローレンツ・ナストゥリカ氏、ベルリンフィル元主席ヴィオラ奏者ヴィルフリート・シュトレーレ氏、NHK交響楽団のメンバーらと共演を重ねる。テレビ朝日《題名のない音楽会》、BS-TBS《日本名曲アルバム》、BS朝日《日本の名曲世界の名曲 人生、歌がある》、NHKラジオ第一《新日曜名作座》にピアニストとして出演。これまで編曲&ピアノで参加したCDはエイベックスより発売中の《琴線歌 〜はやしべさとし 叙情歌を道連れに〜》、《琴線歌 其のニ〜はやしべさとし 叙情歌を道連れに〜》、日本コロムビアより発売中の《SiriuS MY FAVORITE THINGS》他。また、2020年7月29日リリース林部智史2ndアルバムに収録の《夢》の楽曲提供も行っている。尚この楽曲はTBSテレビ《ひるおび!》の7月エンディングテーマとして使用される。2020年4月末から本格始動したYouTubeチャンネルが、1ヶ月でチャンネル登者数3000人を集める。【追川礼章Ayatoshi Oikawa YouTubeチャンネル】 公演概要『TOMOKO&AYATOSHI CHRISTMAS FOR EVERYONE 2022』公演期間:2022年12月17日(土) 13:30開場/14:00開演会場:自由が丘オペラハウス(東京都目黒区自由が丘1-3-28)■出演者柴田智子(ソプラノ)追川礼章(ピアノ)■チケット料金一般:7,500円子供・学生:4,500円(全席自由・整理番号付き・税込)※クリスマススイーツ&ドリンクスペシャルプレゼント付き【主催&チケット】(株)TSPI03-3723-1723 info@tspi.co.jp 【カンフェティチケット】0120-240-540受付時間平日10時~18時 【配信・ライブチケット】サロンダール03-6843-2064配信3,000円(一般)2,000円(学生)※コンサートチケットも販売しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月04日2022年10月12日、お笑いコンビ『アンタッチャブル』でツッコミを担当する、柴田英嗣(しばた・ひでつぐ)さんが結婚を発表しました。水曜レギュラーとして出演している、同日朝放送の情報番組『ラヴィット!』(TBS系)にて、結婚を明かした柴田さん。番組の途中で「発表したいことがあります」と切り出し、柴田さんがタキシードを着用し、結婚相手がウエディングドレスを着たツーショットを公開しました。ウエディングドレス姿の新婦とタキシードの柴田の2ショット写真をみせ「私、結婚しまして。その発表をちょっとしておこうかな」と報告した。「ちょうど月曜日(10日)に結婚して。結婚式の前に『ラヴィット』を見ていて、かりなちゃん(丸山桂里奈、39)が妊娠を発表していたので、『良い流れだなあ』と思っていた」と打ち明けた。サンケイスポーツーより引用番組では『速報!祝・しばひで結婚』といったテロップを表示するなど、サプライズに合わせてお祝いムードに。スタッフや出演者の祝福からは、柴田さんが愛されていることが伝わってきます。柴田さんの結婚を祝福しているのは、視聴者も同じ。ネット上で祝福の声が相次ぎ「お幸せに!」「自分も嬉しくなった」といった声が上がりました。きっと多くの人が、柴田さんが笑顔で幸せな道を歩むことを願っているでしょう。ご結婚おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2022年10月12日『AMERICAN CLASSICS -Somewhere ~愛と戦いのむこう~』株式会社T.S.PROJECT INTERNATIONAL(東京都目黒区、代表:柴田智子)主催、柴田智子のコンサートが2022年11月6日 (日)に豊洲シビックセンターホール(東京都江東区豊洲2-2-18豊洲シビックセンター)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 柴田 智子ソプラノクラシックというジャンルを超え「今を生きる喜び」を歌で世界に発信する。近年ではジャンルを問わず心に響く日本の歌をコンサートで歌い共感を呼ぶ。NYジュリアード音楽院等で音楽を学ぶ。クラシカルのベルカント唱法をベースにジャズ・ミュージカルを融合して独自の音楽を切り開く。その活動をNYTIMES誌も繰り返し絶賛している。2022年7月デヴィ夫人主催のイブラ・グランド・アワードでマチュア―賞を受賞NYでバーンスタイン氏と彼の音楽との出会いで人生が変わり彼の音楽を歌い続ける為にもイタリアへ渡りベルカントを学ぶ。リンカーンセンター、カーネギーホール、オーチャードホール、サントリーホール等で新日本フィル、読売交響楽団、東京交響楽団、東京シティー管弦楽団、ウエストチェスターシンフォニー、アカデミー管弦楽団等とも共演。元スマップ、浅倉大介、ラッセル・ワトソンとも共演しクロスオーバーの先駆者として元東芝EMIと専属契約を結びリリースしたアメリカ作品のCD(バーンスタイン、オペラやミュージカルを集めた)「マンハッタンドリーム」、ビートルズの名曲をオペラアリアにした「Let it Be」は世界的な反響を呼ぶ。このCDは2021年にユニバーサルミュージックより再リリースされた。【公式サイト】http:// www.tomokoshibata.comプログラム●バーンスタイン:何かが起こりそう/マリア/バルコニー・シーン/ひとつの心/愛する事/どこかに〈ウエストサイド物語〉より●バーンスタイン:とってもきれい/小さなセレナータ/ブルゴスの女〈ソングフェスト〉より/簡素な歌〈マス〉より●バーバー:愛には苦い芯がある オペラ〈ヴァネッサ〉より●武満徹: 死んだ男の残した物は/MI-YO-TA●追川礼章:Candle Moon(初演)他全22曲を予定※曲目、演奏者は変更になる場合がございます。予めご了承下さい。柴田智子コメントバーンスタインの音楽で、皆、元気に!!コロナも少しずつ形を変え、時代も急激に変化する中、世界に戦争があったり地球全体が激しい気候変動に直面しております。そんな中お聴き頂きたい「自由の国アメリカで生まれたバーンスタインの音楽」彼が書いた名作ミュージカル「ウエストサイド物語」の“サム ウェア”をメインテーマに掲げたコンサート「AMERICAN CLASSICS」Somewhere ~愛とたたかいのむこう~を開催致します。こちらは3年前から開始した柴田智子の自由で素敵なコンサートの第7回目となります。バーンスタインの音楽はエネルギーと躍動感に満ちていて、演奏する人も多分お聴き頂く方々も本気のエネルギーが行きかう時間になるかと今回は選びました。「どこかに私たちの場所がある・平和で自由でお互いを分かり合える場所が…そこにいつかきっと辿り着く」そんな場所を信じて全員で演奏して参ります。1部はそんなバーンスタインの反戦歌“とってもきれい”(バーバラ ストライザントとバーンスタインがベトナム戦争反対のコンサートで初演した曲)や女性解放運動にかかわる女性の歌やマスからの“簡素な歌“等で始まりウエストサイドストーリーからの抜粋も数曲お聴き頂くバーンスタインプログラム! 今回はテノールの金山京介さんをお迎えして2重唱も沢山聴いて頂きます。柴田も初めて歌う“ONE HAND ONE HERAT”(ひとつの心)“I HAVE A LOVE”(愛する事)など皆様にも存分にお楽しみ頂けます様演奏致します。1部には追川礼章さんと近藤大夢さんの連弾もご用意しております。2部はアメリカを代表する大作曲家S バーバーのオペラ「VANESSA」から“愛は苦い心がある”を金山京介さんと演じます。濃厚な愛のストーリーながら現代音楽の流れの中に美しいメロディーが絡み合う日本ではあまり聴くことができない2重唱を是非お聴き頂けましたら幸いです。最後の恒例の日本語のコーナーでは追川礼章さんの新作をお聴き頂く予定です。タイトルは“CANDLE MOON“お楽しみに!ここには書く事ができないワクワクドキドキが沢山詰まった瞬間を豊洲の夜景をステージで楽しみながら過ごして頂けます様に!まさにNYな夜をお楽しみくださいませ!暑い夏が去り素晴らしい秋の夜を心に響く音楽体験を出演者一同でお届け致します。柴田智子公演概要柴田智子の自由で素敵なコンサートVol.7『AMERICAN CLASSICS -Somewhere ~愛と戦いのむこう~』開催日時:2022年11月6日 (日)18:40開場/19:00開演会場:豊洲シビックセンターホール(東京都江東区豊洲2-2-18豊洲シビックセンター)■出演者柴田智子(ソプラノ)追川礼章(ピアノ 作曲)ゲスト: 金山京介(テノール)、近藤大夢(ピアノ)■チケット料金一般:7,000円学生:3,500円 ※学生証をご持参下さい。(整理番号付き自由席・税込)★全員にVICKSをプレゼント★主催&企画制作:(株)TSPISupported by VICKS大正製薬株式会社後援:アメリカ大使館公益財団法人東京二期会昭和音楽大学自由が丘商店街振興組合 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月01日井浦新と柴田恭兵がW主演する連続ドラマW「両刃の斧」の放送が決定した。井浦さんと柴田さんの共演は、本作が初めてとなる。捜査一課の刑事・柴崎の娘が、刺殺体で見つかった。柴崎を人生の師と仰ぎ、家族ぐるみの付き合いがある後輩刑事の川澄と共に事件の真相を追うが、迷宮入りに。それから15年後、刑事を引退した柴崎は重い病を患う妻・三輪子の看病をしながら、静かな余生を過ごしていた。そんなある日、未解決事件の再捜査を専門とする「専従捜査班」が立ち上がったことで、事態は動き始める。川澄も再捜査に加わり、事件を洗いなおすなかで、犯人と目される「ある男」の存在が浮かび上がってくる。一方、独自に真相を追う柴崎だったが、一本の電話をきっかけに、彼自身にある嫌疑がかけられることに…。本作は、多くの作品が映像化される大門剛明の「両刃の斧」(中公文庫)のドラマ化。15年前に起きた未解決事件をめぐって、現役刑事と退職した元刑事の意地がぶつかり合う、愛と憎しみが交錯する慟哭のサスペンス。長女を何者かに殺害された元刑事・柴崎佐千夫役の柴田さんは、「あまりにも切なくて、苦しくて、悲しい台本。(ウーム、ウーム、ウーム、、、)なんとか伝えられたらと(ウーム、、、)」と今作について語り、柴崎の元部下で現在は所轄刑事・川澄成克役の井浦さんは、「本当にこれはやれるのか?というのが率直な感想。乗り越えるべき難所が数多くあり山頂が見えない、そんな高い山が目の前にそびえ立っていてるような感覚でした。これは凄いものを引き受けてしまったな…と思うとともに、魂を削りながらでも全身全霊で挑むべき作品だと思いました」とコメント。今回が初共演となる2人だが、井浦さんは「柴田恭兵さんと刑事ものと聞いただけで鳥肌が立ち、考える余地もなくオファーを受けました。役者になる前から刺激や影響を受け、ずっと憧れてきた大先輩と共演できる機会を逃してはいけない、一緒にお芝居をしたい、まずはその一心でした」と熱い思いを語り、「この上なく幸せで刺激的な時間でした。川澄のもつ生々しさや人間としての未熟さ、そして葛藤と苦悩。今回、役柄の輪郭をつくりあげることにとても苦労しましたが、恭兵さんがぶれない緊張感を関係性の中で終始つくってくださったお陰で、僕はそのまま川澄になっていくことができました。恭兵さんには最初から最後まで感謝しかありません」とふり返る。柴田さんも「どのシーンも、彼の誠実さと瑞々しさに助けられました。ありがとう 新」と感謝を述べた。監督は『聖の青春』「甲子園のない夏」の森義隆、脚本は連続ドラマW「悪党 ~加害者追跡調査~」の鈴木謙一、音楽は『アキラとあきら』の大間々昂が担当する。連続ドラマW「両刃の斧」は11月、WOWOWにて放送・配信予定(全6話)。(cinemacafe.net)
2022年08月05日井浦新と柴田恭兵がW主演を務めるドラマ『連続ドラマW 両刃の斧』(全6話・第1話無料放送)が11月からWOWOWにて放送・配信スタートされることが決定した。原作は、『雪冤』(2009年)で「横溝正史ミステリ大賞」と「テレビ東京賞」をW受賞し作家デビュー、重厚なテーマに巧みな犯罪トリックを盛り込んだ社会派ミステリーを数多く手掛ける人気作家・大門剛明の同名小説(中公文庫刊)。監督は『聖の青春』や『甲子園のない夏』などフィクション・ノンフィクション問わず豊かな表現力で人間ドラマを数多く手掛けてきた森義隆。脚本は『連続ドラマW 悪党 ~加害者追跡調査~』の鈴木謙一、音楽は『アキラとあきら』の大間々昂が担当する。W主演として発表された井浦と柴田の共演は本作が初で、15年前に起きた未解決事件をめぐって現役刑事と退職した元刑事という役どころでぶつかり合う。柴田が演じるのは15年前に長女を何者かに殺害された元刑事・柴崎佐千夫。懸命な捜査も虚しく事件は迷宮入り。退職後の現在は重い病を患う妻の看病をしながら未解決事件の真相を独自に追い続けている。愛する者を失った悲しみと行き場のない憤りを抱える難役だ。一方、井浦が演じる柴崎の元部下で現在は所轄刑事・川澄成克。人生の師と仰ぐ柴崎のため、そして警察官としての誇りと意地をかけて事件解決に今も執念を燃やす刑事・川澄を情感あふれる演技で体現する。そして事件から15年の時が経ったある日、未解決事件の再捜査を専門とする専従捜査班が立ち上がったことで事態が進展。現場には不審な点が多く一向に進展しなかった捜査だが、川澄も再捜査に加わり、事件を洗い直すなかで、犯人と目される「ある男」の存在が浮上してきた。警察を退職し、独自に真相を追う柴崎だったが、1本の電話をきっかけに抑えきれない復讐心が沸き起こり、彼自身に「ある嫌疑」がかけられる展開に。刑事と元刑事、疑う側と疑われる側、立場の違うふたりがぶつかり合う中で事件は新たな様相を見せるが……。交錯する過去と現在、警察官として生きる男のプライド、守るべき大切な家族。愛する者を思う、その一心が事件に複雑に絡み合い物語は二転三転、誰もが予想しえぬ衝撃の結末が待ち受ける。警察ドラマの枠組をこえた、心揺さぶる慟哭のサスペンスに期待しよう。井浦新、柴田恭兵、森義隆、大門剛明コメント<井浦新(川澄成克役)コメント>――本作のオファーを受けた際の気持ちや脚本を読んだ際の印象柴田恭兵さんと刑事ものと聞いただけで鳥肌が立ち、考える余地もなくオファーを受けました。役者になる前から刺激や影響を受け、ずっと憧れてきた大先輩と共演できる機会を逃してはいけない、一緒にお芝居をしたい、まずはその一心でした。ただ、その後に脚本を読んだのですが、本当にこれはやれるのか?というのが率直な感想。乗り越えるべき難所が数多くあり山頂が見えない、そんな高い山が目の前にそびえ立っていてるような感覚でした。これは凄いものを引き受けてしまったな...と思うとともに、魂を削りながらでも全身全霊で挑むべき作品だと思いました。――柴田との共演の感想・印象に関して川澄にとって柴さんは警察の先輩であり育ての親のような存在でもありますが、お芝居を離れても恭兵さんとは役柄同様の関係だったと思います。この上なく幸せで刺激的な時間でした。川澄のもつ生々しさや人間としての未熟さ、そして葛藤と苦悩。今回、役柄の輪郭をつくりあげることにとても苦労しましたが、恭兵さんがぶれない緊張感を関係性の中で終始つくってくださったお陰で、僕はそのまま川澄になっていくことができました。恭兵さんには最初から最後まで感謝しかありません。――視聴者の皆さまへのメッセージもうこれ以上何も出せませんという限界まで全てを絞り出しました。それが全部映像に詰まっていると思うので、柴さんと川澄がどんなぶつかり合いをみせるのか、そしてその行方を一緒に見守ってください。そして「両刃の斧」は警察ドラマでありながら家族の愛の物語でもあります。全ての人の心に響くものが絶対にあると思いますので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。<柴田恭兵(柴崎佐千夫役)・コメント>――本作のオファーを受けた際の気持ちや脚本を読んだ際の印象あまりにも切なくて、苦しくて、悲しい台本。(ウーム、ウーム、ウーム、、、)なんとか伝えられたらと(ウーム、、、)。――井浦との共演の感想・印象に関してどのシーンも、彼の誠実さと瑞々しさに助けられました。ありがとう 新。いつかまた。――視聴者の皆さまへのメッセージコロナに負けるかと、スタッフ、役者、ドキドキハラハラしながらガンバリました。、、、お楽しみに。<監督:森義隆>――実写ドラマ化するに当たっての心境男と男が対峙するドラマは僕の十八番(おはこ)です。『両刃の斧』の男2人は、あらゆるものを間に挟んで対峙します。愛、憎しみ、悲しみ、怒り、絶望、そして真実…。これほどまでに、熱くて悲しくてスリリングな男ふたりの対決を撮ったのは初めてです。当初、“泣ける刑事モノを作ろう”という目標をチームで掲げましたが、それをはるかに越えて“号泣必至の人間ドラマ”が完成しました。――主演を務める井浦新・柴田恭兵の印象についてとにかく柴田恭兵さんがすばらしかったです。文字通り全身全霊で作品と役に心血を注がれる、そのエネルギーと姿勢に、井浦新さんも、スタッフも、みんなが感動し、魅了されました。あるシーンでは柴田さんの迫真の演技に心を打たれ、エキストラさんたちが予定外に泣いてしまうこともありました。その柴田さんを心底から慕い、「自分の限界を突破する」をスローガンにして食らいついていった新さんもまた最高でした。情に深いが配慮に欠ける。憎めない男だが能力は高くない。新さんにしか作れない、唯一無二の魅力あふれる主人公が誕生しました。本当にたくさんの人に、このふたりのマッチアップを目撃してもらいたいと思います。<原作:大門剛明>――実写ドラマ化するに当たっての心境映像化されるのは率直に嬉しいです。作品を描くにあたっては、いくつも警察小説がある中でどうすれば違いを出せるかという点で苦労しました。考えたあげく、警察物と言っても芯のある面白い物語であることが大事であり、魅力ある人間たちを描いていくしかないという結論に達しました。主人公の刑事・川澄と引退した先輩刑事・柴崎の無骨な男同士の絆、夫婦・父と娘など家族の愛を描いたつもりです。自分の生み出した物語が多くの方の手によって新たな映像作品として生命を与えられていくのは面白く、時にはこう描くべきだったかと心地いい敗北感のようなものを抱くこともあります。井浦さんと柴田さんはとてもお洒落でスマートなイメージがあり、おふたりならきっと私の考えなかった川澄と柴崎を作っていただけると思いますので、期待感しかありません。楽しみにしております。『連続ドラマW 両刃の斧』11月よりWOWOWにて放送・配信スタート(全6話・第1話無料放送)
2022年08月05日アーティゾン美術館で『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』が開催されている。アーティストが石橋財団のコレクションと向き合い、新しい展覧会を作り出す、「ジャム・セッション」シリーズは今回で3回目。今回のアーティストは写真家の柴田敏雄と鈴木理策だ。“ジャム・セッション”は、活躍中のアーティストとアーティゾン美術館の学芸員、そして石橋財団のコレクションがコラボレーションする展覧会。年に1回のペースで開催されている。今回は写真家の柴田敏雄と鈴木理策の作品と、美術館の近代作品を同じ空間に配置することで、写真と絵画との関係を考えていく展覧会だ。同展は6つのセクションで構成。セクションI「柴田敏雄──サンプリシテとアブストラクション」は、サンプリシテ(単純化)をキーワードにした作品を提示する。柴田敏雄は、日本各地のダムやコンクリート擁壁、橋などの人工的構造物と自然との関わりを独自の視点で見つめる写真家。対象を大胆に切り取り、時には抽象的にも見える写真作品は、風景を抽象化して描いたモンドリアンの作品と不思議な調和を見せている。左:柴田敏雄《山梨県南巨摩郡身延町》2021年 作家蔵、ピート・モンドリアン《砂丘》1909年 アーティゾン美術館蔵左:柴田敏雄《福島県南会津郡但馬町》アマナコレクション右:《宮城県栗原市》2016年 作家蔵セクションIIは「鈴木理策──見ることの現在/生まれ続ける世界」。鈴木理策が訪れ、撮影したクロード・モネのジヴェルニーの池などの作品が並ぶ。鈴木理策は故郷の熊野や、セザンヌが好んで描いたサント=ヴィクトワール山、花やポートレートなど多様なテーマで、「見ること」を考える作品を発表してきた。鈴木は、睡蓮の池を撮影したことで、水面に映り込んだもの、水面自体、水底にあるものの3つのレイヤーを描き分けていること気づいたという。左:クロード・モネ《睡蓮》1903年 アーティゾン美術館蔵右:鈴木理策《水鏡14,WM-77》、《水鏡14,WM-79》2014年 作家蔵左:ギュスターヴ・クールベ《雪の中を駆ける鹿》1856〜57年頃アーティゾン美術館蔵右:鈴木理策《海と山のあいだE-34》2006年 作家像セクションIIIは「ポール・セザンヌ」。柴田、鈴木が共に興味・関心を寄せてきたセザンヌの作品と両者の作品を展示する。柴田や鈴木がセザンヌに影響されつつも、両者が全く異なる表現に至っている点は非常に興味深い。左:柴田敏雄《高知県土佐郡大川村》2007年 作家蔵中:ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》1904-06々頃 アーティゾン美術館蔵右:鈴木理策《サンサシオン 09,C-58》2009年 作家蔵セクションIV「柴田敏雄──ディメンション、フォルムとイマジネーション」では、カンディンスキーが面を意識して描いた風景画や、大胆なフォルムで知られる空海の仏像を、柴田はダムの躯体や法面など、強調したフォルムや幾何学的なモチーフに着目した作品を並べている。左:柴田敏雄《栃木県那須塩原市》2020年 作家蔵右:ヴァシリー・カンディンスキー《3本の菩提樹》1908年 アーティゾン美術館蔵中央:円空 仏像 江戸時代(17世紀) アーティゾン美術館蔵柴田敏雄《東京都西多摩郡檜原村》1994年 作家蔵セクションV「鈴木理策──絵画を生きたものにすること/交わらない視線」は、見ること、見られることの関係性に着目する。マネ《自画像》と鈴木の連作《Mirror Portrait》が並んだ空間、そしてジャコメッティの作品と、鈴木が撮影した作品写真、そして鏡が並ぶ空間は、それぞれ「見る/見られる」の関係を深く考えるきっかけになる場所だ。左右:鈴木理策《Mirror Portrait》のシリーズ 2016〜2017年 作家蔵中央:エドゥアール・マネ《自画像》1978〜79年アーティゾン美術館蔵左:鈴木理策の撮影による《ディエゴの胸像》 中:アルベルト・ジャコメッティ《ディエゴの胸像》 1954-55年アーティゾン美術館蔵鈴木理策《りんご21》2021年 作家蔵そして最後となるセクションVI「雪舟」は、柴田のダムをモチーフにした作品、鈴木の雪の作品、そして雪舟の《四季山水図》が並ぶ。二人の個性が山水画を挟むことでより際立つ展示空間だ。手前:柴田敏雄《グランドターリーダム、ダグラス群》 1996年 作家蔵中:雪舟《四季山水図》 室町時代15世紀アーティゾン美術館蔵奥:鈴木理策《White 07,H-17》、《White 07,H-18》2007年作家蔵雪舟《四季山水図》 室町時代15世紀アーティゾン美術館蔵柴田・鈴木両名の作品240点、そして石橋財団コレクションより30点、合計280点の作品で構成される大ボリュームの展覧会。さらに、アーティゾン美術館では『Transformation 越境から生まれるアート』、『石橋財団コレクション選 ピカソとミロの版画』も 同時開催している。すべてをしっかり見ると1日がかりとなりそう。時間に余裕を持って美術館を訪れよう。【開催情報】『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』4月29日(金)~7月10日(日)、アーティゾン美術館にて開催取材・文:浦島茂世
2022年05月13日山本直樹の漫画『ビリーバーズ』が、主演・磯村勇斗、監督・城定秀夫で実写映画化。2022年7月8日(金)より、テアトル新宿ほか全国で順次公開される。山本直樹の漫画『ビリーバーズ』が実写映画化『ビリーバーズ』は、常に先鋭的な作品を世に送り出し、カリスマ的人気を誇る漫画家・山本直樹によるコミック。「カルト」の世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した問題作だ。<映画『ビリーバーズ』あらすじ>とある孤島で生活をする2人の男と1人の女。男の1人は「オペレーター」、女は「副議長」、もう1人の男は「議長」と互いに呼び合い、揃いのTシャツを着ている。「ニコニコ人生センター」という宗教的な団体に所属している3人は、『孤島のプログラム』と呼ばれる無人島での共同生活を送り『安住の地』へと旅立つ日に思いを馳せていた。朝の瞑想、昨晩見た夢の報告、テレパシーの実験、といったメールで送られてくる不可解な指令を実行し、時折届けられる僅かな食料でギリギリの生活を送る。それらすべてが、性欲や過度な食欲に物欲といった俗世の汚れを浄化し「安住の地」へ出発するための修行なのだ。だが、飢えとの戦い、突如現れた外界からの侵入者、ほんの僅かなほころびは、徐々に互いの本能と欲望を暴き出してゆく。磯村勇斗が映画初主演&原作者の山本直樹も出演■主人公:オペレーター役:磯村勇斗主人公は、3人のうち最も序列の低いポジションに置かれ、純粋な信仰心と抑えきれない欲望の間で揺れ動くオペレーター。宗教的な団体の中で、食欲、性欲などいかなる欲も捨て去り、浄化を目指す。演じるのは、映画初主演となる磯村勇斗だ。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」ではヒロインと恋に落ちる心穏やかな好青年役、映画『ヤクザと家族』ではヤクザ相手に一歩も引かないアウトロー役など、幅広い演技をみせてきた磯村勇斗。第45回日本アカデミー賞では、『ヤクザと家族 The Family』・劇場版『きのう何食べた?』の2作品で新人俳優賞を受賞するなど、ますます注目を集めている。■副議長役:北村優衣物語のヒロインである副議長は、映画やテレビドラマ、バラエティと幅広く活躍する北村優衣が演じる。熾烈なオーディションを経て選び抜かれた存在感を発揮し、時に天真爛漫に、時に激しく全身全霊で演じきっている姿に注目だ。■議長役:宇野祥平議長は、3人の中で一番の狂気を見せる存在であり孤島のリーダーでもあるキャラクター。『罪の声』『本気のしるし』などの演技が特に高く評価され賞レースを席巻した宇野祥平が演じる。■第三本部長:毎熊克哉DVをふるう夫から副議長を救い出し、ニコニコ人生センターに勧誘した人物。副議長と恋仲の噂もある幹部。映画『ケンとカズ』『孤狼の血 LEVEL2』『猫は逃げた』などの毎熊克哉が演じる。■先生:山本直樹ニコニコ人生センターの信者たちから「先生」として慕われる人物。世間からは殺人集団と呼ばれる団体へと暴走する。原作者の山本直樹本人が出演。音楽は曽我部恵一音楽は曽我部恵一が担当。不穏かつ繊細なサウンドトラックと、書き下ろしの主題歌「ぼくらの歌」が、映画『ビリーバーズ』をさらに深淵な境地へと導いている。監督は城定秀夫過激な内容ゆえ実現不可能とも言われた漫画『ビリーバーズ』の映像化に挑むのは、城定秀夫。2020年『アルプススタンドのはしの方』で高い評価を獲得し、2021年には瀬戸康史主演『愛なのに』を手がけ、2022年には田中圭主演『女子高生に殺されたい』も公開となる城定秀夫が、自ら実写映画化を熱望した。長年のファンであるという山本直樹へ最大限のリスペクトを込めながら、絡みつくような官能美に、乾いたユーモアとヴァイオレンスを交えた映像世界をつくり上げる。【詳細】映画『ビリーバーズ』公開時期:2022年7月8日(金) テアトル新宿ほか全国順次公開原作:山本直樹「ビリーバーズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)監督・脚本:城定秀夫出演:磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平、毎熊克哉、山本直樹制作プロダクション:レオーネ配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS製作委員会:『ビリーバーズ』製作委員会※R-15■ムビチケ発売日:4月22日(金)~価格:1,400円特典:ニコニコセンターマーク入りの オリジナルステッカー ※数量限定
2022年03月17日株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2022年2月12日に『ぱなしくん』(柴田ケイコ作・絵/税込1,540円)を発売しました。本書は、累計24万部突破の「しろくま」シリーズ(PHP研究所)をはじめ、2021年の未来屋絵本大賞やTSUTAYAえほん大賞第1位を2年連続受賞した「パンどろぼう」シリーズ(KADOKAWA)などを代表作に持つ、絵本界きってのヒットメーカーである柴田ケイコさんの最新作です。著者が長男次男の「お片づけ問題」に着想を得た本作には、「うちの子かと思った」という全国のパパやママから共感の声が届いています。その反響の大きさを受けて、発売から10日で5,000部の重版を決定しました。柴田ケイコ作・絵『ぱなしくん』表紙お説教ナシで「お片づけする子」にブロック大好きな息子さんたちは、遊んだあとも出しっぱなしの「ぱなしくん」でした。当時の柴田ケイコさんは、その片づけに時間をとられてばかりでしたが、同時に「この日常を描きたい」と考え続けていました。じつは、「ブロック遊びは敷物の上で。好きなだけ散らかしても、敷物ごとまとめれば入れ物にザザッと戻すだけでOK」というアバウトなルールを導入した柴田さんもまた、「片づけはそれほど上手ではない」と自覚している一人。だからこそ、「お片づけしなさい」というお説教ではなく、「ぱなしくんだと、ちょっと困る時が来るよ」「お片づけって難しくないんだよ」というメッセージを込めて、片づけ絵本『ぱなしくん』をユーモアたっぷりに描いたのです。『ぱなしくん』について「ぱなしくん」は、かたづけがにがてなおとこのこ。なんでもそのままにしちゃうからぱなしくんってよばれてる。こんなお話ぱなしくんは、遊んだおもちゃなどなんでもちらかしっぱなしでかたづけない男の子。愛犬「モジャ」もお手入れしていないからもじゃもじゃ。ぱなしくんの毎日は、朝、なかなかおきずにねっぱなし。朝ごはん、食べたうつわはおきっぱなし。毎日同じ服、きっぱなし。ぱなしくんのお母さんには、「こんなにちらかしていると、ごっちゃおばけがやってくるわよ」と、言われてしまいます。著者メッセージ片付けは私もそれほど上手ではありません。でもそれほど難しいことではないこともわかっています。ちょっぴりぱなしくん・ぱなしさんから脱皮する一歩をふみだして欲しいと思っています。柴田ケイコ(しばた・けいこ)イラストレーター。高知県高知市出身在住。奈良芸術短期大学ビジュアル学科卒。2003年JEANSFACTORY CONTEMPORARYARTAWARD優秀賞入賞。第10回ノート展準大賞。広告全般、出版物、web用あらゆるジャンルでイラスト制作に活動中。最近では土佐和紙を使用した立体物や、紙もの雑貨にも展開中。著書に『めがねこ』(手紙社)、『ぽめちゃん』(白泉社)、『ぱぱんがパン!』(アリス館)、『パンどろぼう』(KADOKAWA)、「しろくま」シリーズ(PHP研究所)などがある。書誌情報タイトル:ぱなしくん作・絵:柴田ケイコ対象年齢:4~5歳から<PHPにこにこえほん>定価:1,540円(10%税込)判型:A4変型判上製発売日:2022年2月12日ISBN:978-4-569-88039-6発行:株式会社PHP研究所 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月25日「YAWARA!」や「20世紀少年」などで知られる浦沢直樹先生が、令和4年3月5日開催予定の「第8回全国漫画家大会議 in まんが王国・土佐」に出演決定しました。今回、そのコラボ企画として、高知まんがBASEにおいて、「浦沢直樹原画展」を開催します。「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中の「あさドラ!」の原画約30点を展示します。【原画展の概要】展示内容: 「あさドラ!」原画 約30点開催期間: 令和4年2月18日(金)~3月23日(水)開催場所: 高知まんがBASE 1階まんが読書コーナー高知市丸の内1-1-10 県立公文書館内開館日時: 月・水・金 13:00~19:00土・日・祝日 10:00~17:00休館日 : 火・木※高知まんがBASEの開館時間中にご覧いただけます。HP : 入場 : 無料〈参考〉「第8回全国漫画家大会議inまんが王国・土佐」での浦沢直樹先生の出演内容タイトル: 浦沢直樹のひとり漫勉~歌って語って描きまくる!~in高知開催期間: 令和4年3月5日(土)開場19:00 開演19:30開催場所: 高知県立美術館 美術館ホール定員 : 200名 ※事前チケット購入者のみ入場可能チケット: 2月11日(金)より販売開始詳細は「浦沢直樹のひとり漫勉~歌って語って描きまくる!~in高知」の特設ページをご覧くださいHP: ●主催主催:まんが王国・土佐推進協議会(事務局:まんが王国土佐推進課)チラシ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月14日auスマートパスプレミアムは、男性4人組ヒップホップグループ・ケツメイシのデビュー20周年を記念して、お笑いコンビ・アンタッチャブルの柴田英嗣らケツメイシを愛してやまない“ケツメバカ”な著名人が選ぶプレイリストを20日、公開した。ケツメイシは2001年4月に「ファミリア」でメジャーデビューし、「さくら」(05年)でシングルチャート1位を獲得、同曲を収録したアルバム『ケツノポリス4』が大ヒットした。同企画には、アンタッチャブル柴田、お笑いコンビ・ゾフィー、ダイノジ、安田美沙子の“ケツメバカ”な著名人4組が参加し、特に思い入れの強い楽曲を紹介している。柴田は「ライフ イズ ビューティフル」「友よ ~ この先もずっと…」など6曲をピックアップし、「今回はカラオケで友達とよく歌った曲をリストアップさせて頂きました。ケツメイシさんとはもう15年近くのお付き合いになるのですが、未だに友達なんかとカラオケに行く際は、みんなでケツメイシさんの曲を歌わせて貰ってます」とコメント。ゾフィー・上田航平は「ドライブ」「さくら」含む7曲を選曲し、「このリストは親友ザポンとの思い出の曲です。ザポンとは中学で席が前後になってから仲良くなっていつも一緒に遊んだり漫才をしたりしてました」を思い出のエピソードを披露。また、相方・サイトウナオキも「特に思い出深い曲は、『トモダチ』です。都会に揉まれてホームシックになってるときにこの曲を聴いて、より故郷にいる友達が恋しくなりました」と話し、そのほか6曲を選んだ。ダイノジの大谷ノブ彦は「手紙~未来~」を挙げ、「僕とケツメイシとの出会いの曲でした。まだ成功も失敗もわからない、野心と夢に突き動かされてたありがちな若者の自分にとって聴いた瞬間震えて涙がとまらなくなったのはこの曲だけです」と若かりし頃を回顧。一方の相方・大地洋輔は、「『はじまりの合図』これは芸人の為の曲だなってのはたくさんあるケツメイシさんですが、この曲がまさにそれだなって思ってます。リリックを芸人の気持ちになって聴くと如実に分かると思います!」と熱弁した。そして、安田は「幸せをありがとう」「涙」「ライフ イズ ビューティフル」など6曲をチョイス。中でも「一番好きなのが『ライフ イズ ビューティフル』」だといい、「何に悩んでるか分からなかった時期に、ライブで聴いて嗚咽が出るほど号泣。この曲を聴いて、悩んでいる自分を認めてあげられて、今でも幸せに気付かせてくれます」と明かした。
2021年12月20日株式会社T.S.PROJECT INTERNATIONAL(東京都目黒区、代表:柴田智子)主催による、柴田智子の自由で素敵なコンサートVol.6「~Cocoro~N.Y-Japan ModernMelody」が2022年2月27日(日)にサントリーホールブルーローズ(東京都港区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。カンフェティで11月24日(水)よりチケット発売中 公式ホームページ 【プログラム】ムーア:戻らぬ夏ゴードン:その朝に・星たちプレビン:魔法が欲しいオペラ「欲望と言う名の電車」バーンスタイン:序曲、華やかで浮気っぽくオペレッタ「キャンディード」ソンドハイム:死んだ毎日、悲しみのクラウンミュージカル「リトルナイトミュージック」カーペンターズ:青春の輝きビートルズ:ラブレター「アリアになったビートルズ」宮本益光:歌うだけ、私の歌石崎ひゅーい:虹村松崇継:いのちの歌藤田麻衣子:手紙柴田智子:静かな歌追川礼章:明日へのことば(ワールドプリミア)フィンランド伝承歌:カレリアの丘他全20曲※プログラムは変更される場合がございます。予めご了承下さい。◆柴田智子からのメッセージ◆自由で素敵なコンサートVol.6「Cocoro~NY-Japan Modern Melody」久しぶりにサントリーローズルームにて昼間の公演です!ここ4年はホームグランドを豊洲シビックに移し毎回テーマを決めて追川礼章さんと美しい夜景と非日常を楽しんで頂きながら、柴田智子の感性が「今はこの音楽を楽しんで頂きたい!」との思いをそのままお客様にお届けして参りました。コロナ禍の中実に年間3回のペースのコンサート!応援して下さる皆様に本当に感謝しております。私にとり音楽を通して発信していくことはやはり生きる事同じことだと確信したコロナ渦そして応援して頂いている方々からも沢山勇気を頂きました。皆様に音楽で世界を旅して頂いたり、中々劇場に足をお運びになれない方もいらっしゃる中、聴いて頂ける皆様に向けてはただのコンサートではなく、ミュージカルやオペラや一夜にして感じられるコンサートやその年の記念の作家をフューチャーしたりと‥‥コロナも段々落ち着き始めてはおりますが十分感染対策をしながら来年の2月27日のコンサートは、私の2つの故郷、日本とNYに焦点を当てて、今現在ご活躍の作家の方々の作品を軸にお届け致します!多分私がNYに住んでいた関係でお知り合いになれ友人の知り合いや音楽仲間や出版社の方々とお話する中で巡り合った曲も沢山あり、是非今の風を皆様に感じて頂ければと思っております。日本の曲も同様に今に焦点に当ててご紹介致します。柴田はソプラノ歌手であるという事は悩みながらも、自身の心が求める所と生まれながらの声を受け入れた時、ソプラノ歌手であったのです。昔はフォークを歌い、ポップスも歌い、ジャズもミュージカルも歌いました。数多くそれらの舞台にも立たせて頂きました。地声もだしましたしマイクも使いました。でも私の喉や声はより自然で喉が痛まない方向を望んでいつも葛藤していました。感情面で沢山のものを持っていた私なので「強く訴えたい」という気持ちを持ちながらも生まれながらの声はそれとは似つかない声でした(笑)。でも歌うにつれて声は気持ちが乗って初めて自分らしい音色とか音楽になるんだとわかってきました。それを私に教えてくれたのが、私のオペラデビューの批評を書いて下さった天下のニューヨークタイムズ紙でした。こんな見ず知らずの移民で声もろくに出ない24歳の私が歌った英語版夕鶴のつうを高く評価してくれたのです。世界最大のアートの街誰もリンカーンセンターやブロードウェイや世界のアーテイストたちが一番恐れるクリティックスです。私にとり自分に送られて人生において最大のエールでした。私はそこで初めて、「なんの肩書がない人間で未熟であっても、自分の中にある情熱とか音楽や劇に対する思いと謙遜に一生懸命やれば見ていてくれる人がいる、通じるといる」という「真の希望」のようなものが心の中に感動として芽生えた時でした。あまりのありがたい出来事でアメリカンドリームを信じた瞬間であり24歳の私と歌の長い旅の始まりでした。それから3回も同紙から高評価を受けたのです。そこで本気で歌を学びたいという志が芽生えました。しかしながら自力での留学の為、音楽を勉強できる経済的な援助がないまま永住権を得るまでの苦学生時代が始まり音楽を一筋で学ぶまで10年近く費やすことになります。それ以後も永住権をとった後、私はイタリアに勉強に旅立ちます。今回は世界中を旅してきた柴田の心の中に誓ったCocoroで歌う事、そして2つの故郷の今を生きる曲たちを思い切り共演者の皆様と皆様にお届け致します。コンサートは豊洲とは違うスタイルでお届けする予定ですが目下制作中ではありますが心を動かす午後になります様に準備をしてまいりますので、どうぞ梅の花も咲く2月末日の日曜に是非柴田のCOCOROを感じていらして下さい!追川礼章さん作曲の初演も準備中です。私自身本当に楽しみです。今回は追川礼章さんと近藤大夢さんが連弾デビュー!そして素敵な歌手の今井学さんとの2重唱や中野愛維里さんとの2重唱、キャンディードのクナゴンデ+3人の重唱!さてどうなりますか‥‥ワクワクドキドキです。是非おいでをお待ちしております!柴田智子柴田智子バイオグラフィー柴田智子しばたともこ(ソプラノ)クラシックというジャンルを超え「今を生きる喜び」を歌で世界に発信する。アメリカ音楽のスペシャリスト。近年では日本語で自作曲やジャンルを問わず心に響く日本の歌をコンサートで紹介し「いのちの歌」では沢山の共感を呼ぶ。武蔵野音楽大学を卒業後NY、マヌス音楽大学、ジュリアード音楽院に学び、リンカーンセンター、カーネギーホール等でオーケストラと共演やオペラのタイトルロール「ランメルムーアのルチア」「セビリアの理髪師」「リゴレット」等を歌いニューヨーク・タイムズから高い評価を受ける。1989年よりミラノに留学しイタリアのベルカントを学びコンサートやでオペラに出演と同時にバーンスタイン等のアメリカ音楽を紹介する。国内外でミュージカルにも出演し、世界のスーパーストリングカルテット≪クロノス・カルテット≫と世界初演を手がけ凱旋し話題を呼ぶ。新日本フィル、読売交響楽団、東京交響楽団、東京シティー管弦楽団等とも共演。元スマップ、浅倉大介、ラッセル・ワトソンとも共演しクロスオーバーの先駆者となる。東芝EMIと専属契約を結びリリースしたアメリカのオペラやミュージカルを集めた「マンハッタンドリーム」ビートルズの名曲をオペラアリアにした「Let it Be」は世界的な反響を呼ぶ。ソニー、クラウン等から7枚のCDをリリース。今年6月にユニバーサルミュージックより「マンハッタンドリーム」「Let it Be」が再リリースされた。ライフワークとしてジャンルにとらわれず世界中の心に届くメロディーを集めコンサートで歌い続けている。東京ドーム、新国劇場、オーチャードホール、カーネギーホール、リンカーンセンター等の大劇場から王子ホール、白寿ホールなどでの小ホールでのリサイタルでは独自のシアター形式のコンサートを年間数回開催し続けている。近年は豊洲シビックセンターホールをホームグラウンドとして演出や照明を入れたコンサートシリーズ“柴田智子の自由で素敵なコンサート”を展開中。プロデューサーとして数多くのコンサートを立ち上げキユーピー「サラダ記念日コンサート」は⒑年続いた。コラボレーション企業は株式会社ジョンソンエンドジョンソン、コーセーコスメポート等。NHK/日本テレビ/テレビ東京、ラジオはNHK/TFM/J-WAVE等に出演。FMNACK5の音楽番組のパーソソナリティーを8年務める。コロナ渦の中「Create for the Next」“コロナ後の音楽の扉を開く対談”をYOUTUBEで発信する等、今を発信し続けている。チャリティーにも力を注ぎ、同時多発テロの現場経験者としてチャリティーコンサートに参加。東日本大震災後「SONGS FOR HOPE」を立ち上げ被災した子供達にドネーションを続けている。国連の心のケアープログラム、ハワイの真珠湾ミュージーアムでの歌やスピーチにて参加。東京二期会会員、昭和音楽大学、桜美林大学講師。自由が丘音楽大使、自由が丘オペラハウス、株式会社TSPI代表。【公式サイト】http:// www.tomokoshibata.com追川礼章バイオグラフィー追川礼章おいかわあやとし(ピアノ・作曲・編曲)1994年生まれ。埼玉県立浦和高等学校卒業後、東京藝術大学楽理科を経て同大学大学院ソルフェージュ科を修了。2歳からヤマハ音楽教室で学び、6歳から作曲を始める。現在は歌手の伴奏をメインに全国各地で演奏活動を行う。室内楽ではこれまでにミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター、ローレンツ・ナストゥリカ氏、ベルリンフィル元主席ヴィオラ奏者ヴィルフリート・シュトレーレ氏、NHK交響楽団のメンバーらと共演を重ねる。テレビ朝日《題名のない音楽会》、BS-TBS《日本名曲アルバム》、BS朝日《日本の名曲世界の名曲 人生、歌がある》、NHKラジオ第一《新日曜名作座》にピアニストとして出演。これまで編曲&ピアノで参加したCDはエイベックスより発売中の《琴線歌 〜はやしべさとし 叙情歌を道連れに〜》、《琴線歌 其のニ〜はやしべさとし 叙情歌を道連れに〜》、日本コロムビアより発売中の《SiriuS MY FAVORITE THINGS》他。また、2020年7月29日リリース林部智史2ndアルバムに収録の《夢》の楽曲提供も行っている。尚この楽曲はTBSテレビ《ひるおび!》の7月エンディングテーマとして使用される。2020年4月末から本格始動したYouTubeチャンネルが、1ヶ月でチャンネル登録者数3000人を集める。《追川礼章Ayatoshi Oikawa YouTubeチャンネル》 ゲストプロフィール今井学(ヴォーカル)大阪府大阪市出身。桐朋学園大学音楽学部声楽専攻卒業、同研究科三年次修了。宮川彬良作曲 歌劇「ブラック・ジャック」渉(二部主役)での鮮烈なデビュー以来、「レ・ミゼラブル」(帝国劇場他)を始め、オペラ「ラ・ボエーム」「トゥーランドット」、ミュージカル「キャンディード」「ズボン船長~FIFI AND THE SEVEN SEAS~」など、ジャンルを問わず様々な舞台で好演を重ねている。コンサートでは新日本フィルハーモニー交響楽団との共演を始め、「第九」や「ドイツレクイエム」などの宗教曲のソリストを務める他、現代曲の新曲初演にも数多く携わり、作曲家からの信頼も厚い。エレクトーン奏者菊地友夏とのユニット「きくちいまい」としても活動中。桜美林大学芸術文化学群特任講師。東京大学柏葉会合唱団ヴォイストレーナー。日本合唱指揮者協会会員。中野亜維里(ソプラノ)東京藝術大学大学院修士課程オペラ専攻修了。日本大学藝術学部長賞受賞。二期会マスタークラス修了時、優秀賞等受賞。バーバラ・ボニーマスタークラスディプロマ取得。二期会「メリー・ウィドー」ヴァランシェンヌ(アンダー)を経て、文化庁文化推進特別事業新国立劇場公演「コジ・ファン・トゥッテ」デスピーナでオペラデビュー後、「椿姫」「愛の妙薬」等多数のオペラに主役で出演。渡伊中、聖パオロ大聖堂、ロッシーニ歌劇場、フォルトゥーナ等にてモーツァルト「レクイエム」のソリストを務めた他、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル管弦楽団来日公演、文化庁主催Art in Bunkacho、読売新人演奏会、ラ・フォル・ジュルネ、二期会新進声楽家の夕べ、二期会DivaDivo等に出演。BS-tbs日本名曲アルバム他、多数のテレビやラジオに出演。横浜市民広間演奏会、横浜シティオペラ、二期会、各会員。 近藤大夢(ピアノ)静岡県出身。ロゼピアノコンクール第1位及び富士ニュース社賞。ロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクール ステージⅡファイナリスト。日本クラシック音楽コンクールピアノ部門高校男子の部第5位。「静岡の名手たち」合格者コンサートに出演。静岡県立清水南高等学校芸術科を経て現在、昭和音楽大学ピアノ演奏家コース4年。ソロだけでなくアンサンブル等にも力を入れている。公演概要柴田智子の自由で素敵なコンサートVol.6「~Cocoro~N.Y-Japan ModernMelody」 柴田智子(ソプラノ)WITH 追川礼章(ピアノ)開催日時:2022年2月27日(日)14:45開演/14:20開場会場:サントリーホールブルーローズ(東京都港区赤坂1-13-1)■チケット料金プレミアシート(指定席):10,000円※プレミア・プレゼント付き自由席:一般7,000円/学生3,500円全員にVICKSのプレゼント主催&企画制作:(株)T.S.P.Iマネジメント: 公益財団法人東京二期会協力:VICKS 大正製薬株式会社後援:公益財団法人東京二期会自由が丘振興組合 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月16日離れて住む親と会えない人が続出したコロナ禍。介護認定を受けながらも、一人富山の自宅で暮らす母を持つ柴田理恵さんに、“遠距離介護”を成功させる秘訣を聞いた--。「コロナ前は、お正月とお盆、それから富山の伝統行事で9月に行われる『おわら風の盆』の年3回、母が一人で暮らす富山に帰省していました。けれど、今年はお正月以降、会えませんでしたね」そう話すのは92歳の母・須美子さんの遠距離介護をする、柴田理恵さん(62)。10月20日には、須美子さんとの思い出をつづった絵本『おかあさんありがとう』(ニコモ)を出版した。小学校教員だった須美子さん。もともとは、勝ち気で厳しい人だ。「お箸の持ち方などしつけのことは、あまり言われなかったのですが、私が『あれ買って』って泣くと、お母さんは『めんどくさいから泣くな!』とぴしゃり」実家が旅館の須美子さんは料理が苦手。晩ご飯は柴田さんと祖父が作っていたという。「あるとき学校の宿題がたくさんあって『今日はお手伝いできん』と言ったんです。そしたら母は『お手伝いもできんような人間は宿題なんかせんでいい!』って。学校の先生なのに(笑)」怖い母親だったが、優しい一面も。柴田さんが高校生のころ、小学校時代に須美子さんが担任だった男の子と同じクラスになった。「彼は早くにお母さんを亡くしていて、おばあちゃんと暮らしていました。あるときその子に『ばあちゃんが倒れて遠足の弁当を作れなかったときに、担任だったお前の母ちゃんが代わりに作ってきてくれたんだ。本当にうれしかった』って言われて。この話を聞いたときは、ちょっと泣いた(笑)」照れ笑いする柴田さんだが、お母さんの話をする際、目にはうっすらと涙が浮かんでいた。■母が洗濯物を出さない意外な理由そんな母・須美子さんの介護が始まったのは’17年10月のこと。柴田さんのもとに、須美子さんから「高熱が出た」と連絡が入った。「近くに住む従弟(いとこ)に母を病院に連れていってもらうと、腎盂炎(じんうえん)と診断され、入院することに。慌てて駆けつけ『お母さん、わかる?私だよ』と話しかけても、意識がもうろうとして『あ~あ~』と言うばかり。お医者さんから終末期医療に関する話もされ、そのときばかりはこのまま認知症になって亡くなるのかなと思いました」気丈な母の弱った姿は、さすがの柴田さんでもこたえたという。「しばらくして少し回復した母に、『お母さん!』って声をかけたら、私のことがわかったんです。それで『何か目標を持とう。何したい?お正月私に会いたいよね?』と聞いたら『会いたい』って。『正月一緒に酒飲みたいよね?』の質問には『飲みたい』と即答。だから『よし!酒飲めるように頑張ろう!』って励ましながら、リハビリをはじめました」入院した当初に受けた介護認定調査で要介護4と判定されていた須美子さん。しかし、必死の頑張りで、みるみるうちに回復。お正月には、一時帰宅してお酒を飲み、その後無事退院を果たした。当初、柴田さんは、須美子さんが再び一人暮らしをすることに不安を抱いていたという。「母に“東京に来て一緒に住む?”って聞きました。そしたら『友達もいるし、富山にいたい。それに、施設に入るとお茶や謡(うたい)の稽古ができなくなるから施設には入りたくない』って」確かに母の大切なものは、みんな富山にある。それを無理やり奪うのは、かわいそうだった。「雪が多くて危ないので、春までは施設に入所してもらって、その後から自宅での一人暮らしを再開しました。そんなうちに、要介護も1に下がったんです」須美子さんの一人暮らしを支えたのは、現地で生活を支援してくれるホームヘルパーやデイサービス、従弟などのサポートだ。だが、彼らにまかせっきりにせず、遠くからでも連携を取ることが、遠距離介護のポイントだと柴田さん。「母とは毎日電話をしていますが、ケアマネさんたちにも定期的に連絡をしています。『親がこういうふうに言ってるんですけど、どう思われますか?』って相談したり、逆に『ウチの親が何か困ったことはしてませんか?』と聞いたり」そうやって連絡を取り合っていると、あるとき「実は、須美子さんが服を全然着替えないんです」とケアマネジャーから報告を受けた。きれい好きの母が着替えないのはおかしいと思った柴田さんは、早速須美子さんに理由を聞いた。「母は私の従弟のお嫁さんに洗濯をしてもらっているのですが、“そのお嫁さんは子どもを2人育てていてとても忙しいのに、自分の分まで洗濯をしてもらうのが申し訳ない”って言うんです」その後柴田さんは、須美子さんに「お嫁さんが、私の洗濯の仕方が嫌だから洗濯物を出さないんじゃないかと、心配してたよ」と、遠慮なく洗濯物を出せるよう、間を取り持ったという。介護サービスを受けていると、ケアマネジャーやヘルパーが踏み込めない部分や、須美子さんも彼らに言いづらいことが出てくる。そういうときに、遠くにいる柴田さんが間に入ることで、円滑に物事が進むようになるのだ。■「覚悟があるなら母の意思を尊重したい」今年の春、須美子さんの腎臓の数値が悪化。入院の後、現在は弱った足腰を鍛えるために、一時的に介護施設で暮らしている。「たまに『家に帰りたい』とこぼすんです。だから母に『家に一人で帰って倒れて、誰にも発見されんで死んでも、それはあんたの責任だからね』ってくぎを刺したら『わかった』って。覚悟があるなら、お母さんの人生だから本人の意思を尊重したいと思っています」ただ、コロナ禍の今年は、年末年始の一時帰宅でさえ、ハードルが上がったという。「今は私がPCR検査で陰性でも、母と会って1カ月間は介護サービスを受けられなくなるんです。もちろん、施設にも戻れません」大雪の中、母を家に一人きりにしたくはない。しかし--。「本人は家に帰りたがっているし、もう92歳。来年会えるかどうかもわかりません。だから、今回も正月に家で会おうと思っています」家に帰るために、奮闘する須美子さんの姿に、柴田さんは感謝の思いを抱くことがあるという。「母がこう生きたいという目標を立てて、リハビリを頑張っているのを見ると、年をとってからの生き方を教えてくれてるんだなぁって、思うんです」教師だった須美子さんが柴田さんに、身をもって教えるのは、最期へと向かう生き方かもしれない。(取材・文:インタビューマン山下)
2021年11月12日