エンゲキノマド「フェイス FACE / FAITH」が、ライブ動画配信サービス・PIA LIVE STREAMで6月9日(火)から29日(月)まで配信される。【チケット情報はこちら】2017年9月に浅草九劇で上演された「フェイス」。美しい日本語表現と緻密な心理描写に定評のある西森英行が書き下ろし、伊藤裕一・坂元健児という実力派二人で上演され、浅草九劇の緊密的空間とも相まって、大きな反響を呼んだ。この作品をコロナ禍にある現在、新しい表現で取り組むことができないか、と西森氏と話し合い、急遽立ち上げた「エンゲキノマド」という企画内にて、上演・オンラインでの配信することが決定。伊藤裕一・坂元健児というオリジナルキャストが改めて本作品に取り組み、また若手実力派である谷佳樹・平野良、安西慎太郎・林田航平という新たな2組を迎え、「オンラインでの稽古」「ソーシャルディスタンスを保った収録」で、新たに「朗読手法」にて「フェイス」に取り組みます。西森氏が編み出した表現方法にも注目。チケットは発売中。■エンゲキノマド「フェイス」脚本・演出:西森英行視聴料金:3000円出演 伊藤裕一×坂元健児:配信期間 6/9(火)19:00~6/15(月)23:59まで出演 谷佳 樹×平野 良:配信期間 6/16(火)19:00~6/22(月)23:59まで出演 安西慎太郎・林田航平:配信期間 6/23(火)19:00~6/29(月)23:59まで
2020年06月03日前回はJR山手線の列車ダイヤを観察してみた。単調でつまらないと思ったら意外と発見が多く、興味深かった。この調子で山手線のお隣、京浜東北・根岸線のダイヤも観察してみよう。大宮駅と大船駅を結ぶ路線だけど、実際に乗ろうとすると、大宮・大船以外の行先も多い。蒲田、南浦和、赤羽、磯子など、途中駅までの列車がいくつも設定されている。さて、どんな模様を描くだろうか?今回も「MyLINE東京時刻表」から列車の時刻を列車ダイヤ描画ソフト「Oudia」に入力した。でも正直なところ、これだけの列車本数をすべての駅に対して入力するなんてたいへんだ。そこでちょっと手抜き。この路線は複線で、途中駅の列車交換や追越しもないから、始発駅と終着駅のみ入力。微調整として東京駅や横浜駅など主要駅を必要に応じて設定してみた。これでもダイヤの全体像はわかるはず。それでは、京浜東北・根岸線の平日ダイヤを表示してみよう。美しい! 日中の快速運転を青い線で表示した効果もあって、まるで洞窟から空を仰ぎ見るような、カーテンを開けて光を浴びるような、美しい幾何学模様が描き出されたではないか。列車ダイヤってアートになるかもしれない!?落ち着いて観察してみると、まず色の濃い部分は朝と夕方のラッシュアワーだ。そして上下の中央の部分が最も濃くなっている。南浦和駅や蒲田駅などで折り返して、東京都心の列車本数を増やしているからだろう。朝のラッシュは午前10時まで及んでいて、山手線より終わりが遅め……というより、品川~田端間は山手線と京浜東北線が並んでいるから、ラッシュアワーの後半は京浜東北線が役割を分担しているといえそうだ。逆に夕方のラッシュアワーは山手線と違って18~19時台の密度が濃い。拡大してみよう。東京駅付近が最も列車の密度が高く、上下の端に行くほど密度が薄くなっている。京浜東北・根岸線の行先が多い理由も、やはり都心と郊外の輸送量の違いを物語っている。ただし、下のほうにも色が濃くなっている部分がある。これは東神奈川~桜木町間だ。この区間には横浜線の電車が乗り入れている。横浜線はラッシュ時間帯だけではなく、日中も乗り入れているから、朝夕のラッシュアワーの間も帯状に濃くなっている。日中の快速運転は青い線で示している。実際に通過運転する区間は田端~浜松町間。各駅に停まる列車よりも速いから、列車の線の角度が立っている。鉄道業界では、「スジが立っている」というそうだ。拡大してみると傾きの違いがわかりやすい。大宮駅付近と大船駅付近はダイヤの隙間が多いけれど、事情はちょっと違う。根岸駅には石油ターミナルがあるため、根岸~大船間は貨物列車も多いのだ。そのダイヤはここには反映されていない。ところで、2015年3月に上野東京ラインが開業すると、並行する京浜東北線のダイヤにも変化が現れそうだ。日中の快速運転は上野東京ラインに譲るかもしれないし、朝夕のラッシュアワーの運行本数が減るかもしれない。あるいは運行本数を維持して混雑率低下を計るかも!? このダイヤと来年3月以降のダイヤを比較しても面白そうだ。
2014年12月07日事の発端は、某ライターが放ったこの一言。「根岸さん、いつも眠そうですよね」“根岸さん”とは、当「コブス横丁」で執筆中のライター・根岸達朗のこと。過去に、コカ・コーラさんに唐突な告白を試みたり、1日中「コブス」としか言わない日を作って、同居人に眉をひそめられたり、独自のアイデアで「コブス横丁」をスパイシーに演出している根岸さん。彼のいつ見ても寝起きよろしくボンヤリとした風ぼうは、眠い、眠くないに限らず、常に“眠そう”なのは確か。実際は、「コブス横丁」のスタッフ陣を引っ張っている“デキる”ライターだというのに、これでは印象点で大損です。今回、どんな方でも瞬く間に“デキそうな”ビジネスマンに変身させるという、パーソナルスタイリストの森井良行さんに、“デキる”コーディネイトとは何か、をご指南いただきました。これで“眠そうなライター”改め、“デキそうなビジネスマン”になれますね、根岸さん!根岸「じゃあ、せっかくプロのスタイリストさんにスタイリングしてもらうので、当日は頑張って汚い格好にしてきますね」……頑張りどころが違うような気がするのですが。そして、当日。根岸さんは、髪は4ヶ月伸ばしっぱなし、ヒゲは2週間放置し、期待を裏切らないモサモサの格好で現れました。早速、森井さんに髪の毛を整えてもらいます。「あーー。眠い……」と言わんばかりの表情でされるがまま。普段は、お医者さん、社長さん、作家さんなどのスタイリングのほか、ビジネスマンの買い物に同行してアドバイスをするサービスを行っているという森井さん。センスがいい、と思われるコーディネイトのコツはどういったものなのでしょう?森井良行さん(以下、森井)「まず、オシャレを狙いすぎないことですね。オシャレにしよう、と意気込むと、たいていやりすぎてしまい、女性からのウケは悪くなるんです」――なるほど。それでは、どういうのが女性からのウケがよいのですか?森井「女性が食いつく仕掛けを随所にちりばめるといいですよ。例えば、靴下の柄をアーガイル(注:菱形の格子型のチェックのこと)にする、ボタンをひとつだけ個性的なものをつけてみる、靴のデザインがチェック柄、などなど。少しかわいい、というのをさりげなく取り入れるのがミソです。そうすると、『あ、このデザインかわいいね!』と女性が気付いてくれて、盛り上がることもあります」根岸「そうだったんですね。僕なんか今日の靴、かわいい柄どころか、やぶけてます」やぶけたデザインでなく、履きすぎて穴があいたのだそう。森井「いえ、そこまで履き込むのは、物を大事にする・愛着を持って使える、というすてきな精神をお持ちということですから、素晴らしいですよ!それに、ヒゲのたくわえ方も、意識していたわけではないでしょうけど、すごく雰囲気があっていい感じです」根岸「ははあ、そうですかねぇ……」あの手この手で褒めちぎりながらスタイリングしていく森井さん。うまいこと人を褒めまくるのもモテる男のワザということなのでしょうか。そして完成したコーディネイトがこちら。森井「イメージは、イギリスによく出張に行く、一部上場している携帯電話会社の社員です。根岸さんの場合、優しさあふれる目ヂカラが印象的。そこを生かして、包容力があって部下に慕われているビジネスマン風にしてみました」――いつも眠そうな根岸さんが全然違って見えます!こういうすてきなコーディネイトを、自分でしたい場合、どうすればいいのでしょうか?森井「“こうなりたい”というハッキリとしたイメージを持つことですね。服屋に行って『こういう服がほしい』と思う人は多くても、“こうなりたい”という全体像をイメージしている人は少ないんです。服を買うとき、ついつい似たような服ばかり購入してしまうのはこれが原因。トータルでなりたいイメージを持つと、普段買わないような服も買ってみよう、という気になれるはずです」――でも、普段着慣れてない系統の服を買うのには勇気がいりますよね?似合わないかも……なんて思ってしまって。森井「1アイテムからでもいいので、ぜひ取り入れてみてください。今日の根岸さんのコーディネイトは、(1)シャツの柄に入っている紫色と、胸に添えたポケットチーフの紫色を合わせ、(2)シャツ・ジャケット・パンツのすべてに若干系統の違うチェック柄、という2つのポイントがあります。このように、重ねて着るものの色をどこかでリンクさせたり、柄を似た系統で合わせたり(まったく同じだとやぼったくなります)などは、こなれた雰囲気を演出できます」ちなみに、Before→Afterはこちら。まるで別人です。根岸「新たな自分を発見しました。今日の仕事はいつもより絶対はかどります」これでもう、“いつも眠そう”だなんて言われないですね。めでたしめでたし。(朝井麻由美/プレスラボ)【関連リンク】森井良行オフィシャルブログ今回スタイリングしてくださった森井さんのブログ。ファッション情報がいっぱい。達人に聞く!デキる男の『義理チョコ返し』女性は、本当は人にチョコをあげるくらいなら自分で食べたいってくらい、甘いものが好きですから。ビジネスマン必読!!ネクタイ選びの落とし穴初めてネクタイをした日本人は、ジョン万次郎なんですって!へぇ~。
2009年11月24日