上野樹里が主演し、時任三郎と父娘役、風間俊介と夫婦役で共演する「監察医 朝顔」新シーズン第5話が11月30日放送。風間さん演じる桑原が連絡を取り合う“聖奈”とは!?衝撃的なラストと今後の展開にSNSが騒然となっている。興雲大学の法医学教室で誰よりも懸命に、真摯に、遺体に向き合う法医学者の万木朝顔(まき あさがお)を上野さんが演じる本作。朝顔の父で刑事をしながら妻の里子を探し続ける万木平(まき たいら)に時任さん。朝顔の夫となり娘・つぐみを共に育てていく、神奈川県警捜査一課の桑原真也に風間さん。朝顔ら法医学教室の“心強い姉”夏目茶子に山口智子。里子の父で朝顔の祖父となる嶋田浩之に柄本明。興雲大学の法医学者となった安岡光子に志田未来。検査技師の高橋涼介に中尾明慶。光子らと同じく法歯学者の藤堂絵美に平岩紙。法医学者の藤堂雅史に板尾創路。野毛山署強行犯係の係長・山倉伸彦に戸次重幸。刑事の森本琢磨に森本慎太郎。検視官の伊東純に三宅弘樹。桑原の姉で野毛山署強行犯係に配属された忍にともさかりえ。検視官の丸屋大作に杉本哲太といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回はつぐみと一緒に祖父・浩之が暮らす仙ノ浦を訪れていた朝顔が、ある遺体を解剖すべきかどうか判断してほしいという連絡が入る。遺体は8年前に脳梗塞で倒れてから寝たきりだった71歳の甲田雅子で、第一発見者はずっと一人で雅子の介護をしてきた娘の奈々子(池津祥子)だった。その頃、興雲大学では就寝中に強風で飛ばされてきた看板が窓ガラスを突き破り、割れたガラスが刺さって死亡したと思われる宍戸慶介の解剖が始まろうとしていた。死因は太ももに刺さったガラスを自ら引き抜いたことによる失血死と思われたが、胸の傷が気になる平は、事故がどうか疑っていた…というのが今回のストーリー。2つの解剖が並行して進むなか、桑原は前回のラストでスマホに連絡をよこした田村聖奈(中村里帆)とカフェで会っていた…。朝顔が娘と仙ノ浦に行っている間にの“密会”に「これが聖奈なの!?」「その女性はいったいだれなの?!」「まじで浮気してるんかあ!まじなのかあー!!」などの声が続出。視聴者が騒然とするなか、ラストでは雨の中、桑原が聖奈に銃を向け引き金を引くという展開に。「潜入捜査かなんかだったのか?」「朝顔ってこんなドラマだったっけ?!」などSNSがパニックとなる中、「今日の朝顔は3時間分濃縮したみたいだった」「朝顔一家が巻き込まれる事件はやめて…あの家族にはいつまでも幸せでいてほしいんだよ」「朝顔家族に不穏な空気はいらないよ みんな穏やかで幸せで笑っててよ」と、万木家の今後を不安視する悲痛な声もタイムラインにあふれている。(笠緒)
2020年11月30日WOWOWオリジナルドラマ『竹内涼真の撮休』が11月6日(金)より放送される。この度、竹内涼真の寝起き姿を捉えた特報映像が公開された。ドラマや映画の撮影期間に突然訪れる休日、通称“撮休”を、多忙な毎日を送る俳優はどのように過ごすのか。知られざる“オフの姿”をクリエイターたちが妄想を膨らませて描き、大好評を博した『有村架純の撮休』。その第2弾には、WOWOW作品で初の主演を務める竹内涼真が選ばれた。竹内の撮休を描く今作、監督を務めるのは、映画『ここは退屈迎えに来て』『余命1ヶ月の花嫁』など数多くの作品を手がけ、恋愛映画の名手と言われる廣木隆一、ドラマ『全裸監督』などを演出した内田英治、そして現役の慶應義塾大生であり、映画、ドラマ、MVを手掛ける松本花奈。第1話の脚本を担当するのは、ドラマ初挑戦となる若手監督・脚本家の首藤凜。ほかにも、ドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』の構成を手掛けた竹村武司、前作に引き続き参加するペヤンヌマキ、ふじきみつ彦ら個性的な脚本家たちが集結した。ある時はスパイス屋でセクシーな女店主と出会ったり、ある時は妹と人生を語ったり、ある時は同級生とバーベキューをしたり…、パラレルな物語として展開。クリエイターたちが8つの妄想炸裂ストーリー作り上げていく。公開となった特報映像はシリーズ第1弾『有村架純の撮休』でも好評だった、撮休となった理由を明らかするオープニングの一幕。撮影の合間に仮眠室で眠る竹内涼真にマネージャーが撮休を伝えると、寝ぼけまなこでOKのサインをするも事態が把握できず慌てふためくといった、思わずクスッと笑みがこぼれる内容となっている。オープニングは全話を通して内田英治監督が担当する。さらにバージョンアップしてバリエーション豊かになった各話のオープニングにも注目だ。本作は7月10日から8月28日の約1カ月半の撮影を終えて無事にクランクアップを迎えている。なお、劇伴はつじあやのが担当。特報で披露された楽曲は、突然の撮休に何か起こることを予感させる、躍動感のある曲調に仕上がっている。『竹内涼真の撮休』11月6日(金)スタート(全8話)【第1話無料放送】毎週金曜深夜0時(24時) WOWOWプライムにて放送
2020年09月10日5月20日(水)発売の「ar」は、「ar」史上初の合併号。表紙には、お花に囲まれて新木優子が登場。レギュラーモデルのほか、いま旬俳優の竹内涼真や中村倫也も登場する。ファッション誌「non-no」のモデルや、「ゼクシィ」8代目CMガール、「ディオール(DIOR)」ファッションのジャパン アンバサダーに抜擢、モデルだけでなく「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」「トドメの接吻」「SUITS/スーツ」など人気ドラマに出演し女優としても活躍する新木さん。2019年の「ar」4月号の表紙に初登場し、今回1年ぶりの表紙登場だ。世界的ノマドアーティスト・ニキ ローレケと夢のコラボし、花に囲まれ、麦わら帽子をもった表紙カットは、SNSで早くも反響を呼んでいる。撮影では、「もう前回の撮影から1年もたつなんて信じられない!」と言っていた新木さん。インタビューでは「主張のあるヒップ」がコンプレックスだと語ったが、最近は長所に見えてきたそう。そんな美ヒップもショートパンツ姿で披露する。そして、旬な俳優もたくさん登場。“竹内涼真をのぞく”をテーマに、竹内さんのお茶目な表情から少し色っぽい顔まで、こっそりのぞき見している背徳感のある内容に。また、1人7役に挑戦した映画『水曜日が消えた』(近日公開予定)や「美食探偵 明智五郎」が話題の中村さんは、自身の初恋の甘酸っぱいエピソードを披露。「7ORDER」萩谷慧悟は、朝昼晩に密着したまるで彼女気分になれる妄想企画に登場。朝のおはよう顔から、昼のラフなお散歩姿、さらにフェチまで深堀りする。ほかにも、ボディ特集では愛されボディのトリンドル玲奈、身体の声をきいて無理をさせない“かたむけボディ”の秘訣を伝授する泉里香、脅威のウエストを公開し話題になっている佐野ひなこ、ぎゅっとしたくなる“抱きしめボディ”の齊藤京子らが登場。ファッション特集では、グラビア界の超新星・川津明日香が水着8変化を披露。堀未央奈の連載がリニューアルし、「堀未央奈はファッショニスタ!!」では独自の感性でアーティスティックにファッションを披露。今季のトレンドカラー“グリーン”を上品に、ヒッピーにと、ムードを変えて着こなす。そして、史上初のオールリモートワーク32Pブックインブックも付属している。「ar」6・7月合併号は5月20日(水)発売。(cinemacafe.net)
2020年05月19日俳優・中村倫也の素顔にせまる「その素顔が知りたい。俳優・中村倫也」が5月14日(木)深夜に日本テレビでオンエア。中村さんの最新作『水曜日が消えた』の撮影現場に「zero」が密着、デビューからこれまでの日々と最新作の舞台裏などを紹介する。2005年に映画『七人の弔』で俳優デビューした中村さん。舞台初主演作となった「ヒストリーボーイズ」で第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。そのころを契機に大河ドラマ「軍師官兵衛」や『ピース オブ ケイク』、『3月のライオン』『孤狼の血』などで注目を集めるように。「ホリデイラブ」「崖っぷちホテル!」などを経て2019年1月クールの「初めて恋をした日に読む話」で演じた高校教師役、7月クールの「凪のお暇」で演じた自由すぎるイベントオーガナイザー役も好評で、この春クールの「美食探偵 明智五郎」では主演を務めるなど、いま最も熱い俳優の1人となった中村さん。今回は中村さんの映画最新作となる『水曜日が消えた』の撮影現場に「zero」が密着。2005年に俳優デビューしてから15年を経てブレークしたいま、中村さんが何を思い、何を感じているのか。またデビュー当時の赤裸々な思いなど、下積み時代の苦労なども語る。また『水曜日が消えた』で演じる、曜日ごとに入れ替わる7つの人格をもつ難役に挑む姿から、俳優・中村倫也の過去と現在に迫っていく。『水曜日が消えた』は、1人の人間の内側で曜日ごとに入れ替わって暮らしている7人の“僕”。ほかの“曜日”とは直接会うことはできず、日記を通してのみ間接的に互いを知っている。そのうちの最も地味でつまらない1人、通称“火曜日”の視点を通して描かれていく世界の物語――。同じ肉体のなかで7つの人格が入れ替わるという役柄の僕を中村さんが演じ、石橋菜津美、中島歩、休日課長、深川麻衣、きたろうらが脇をかためる。『水曜日が消えた』は近日公開。「その素顔が知りたい。俳優・中村倫也」が5月14日(木)深夜25時29分~日本テレビで放送。(笠緒)■関連作品:水曜日が消えた 近日公開©2020『水曜日が消えた』製作委員会
2020年05月14日2019年夏クールに放送され、話題を呼んだ上野樹里主演の「監察医 朝顔」が「監察医 朝顔2」として、月9ドラマとしては史上初となる2クール連続で放送されることが決定。すでにクランクインしている本作から、“家族”写真が到着した。「監察医 朝顔」は、主人公で法医学者の万木朝顔(上野樹里)と、父でベテラン刑事の万木平(時任三郎)が、さまざまな事件に向かい合い、かたや解剖、かたや捜査で遺体の謎を解き明かし、遺体から見つけ出された“生きた証”が、生きている人たちの心まで救っていくさまをハートフルにつづったヒューマンドラマ。その一方で、東日本大震災で被災した母が、いまなお行方が分からないという、癒えることのない悲しみを抱えている朝顔が、その喪失を少しでも埋めるかのように父と肩を寄せ合って笑顔と涙を繰り返し、刑事の桑原真也(風間俊介)との結婚、娘のつぐみ(加藤柚凪)の誕生を経て、家族とともに少しずつ母を亡くした悲しみを乗り越えていく姿を、胸が詰まるほど細やかに紡ぎ上げた。視聴率では2019年夏クール放送の連続ドラマにおいてトップを獲得し、月9ドラマとしては「コード・ブルー-ドクター・ヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON」以来、2年ぶりに全話2桁を達成。放送終了後には続編を望む声を含めて1,000件近くも視聴者から称賛の声が寄せられるなど、まさに日本中から愛された家族・万木家が今夏より2クール連続放送で帰ってくる。本作は、月9ドラマ枠では第1作から「SUITS/スーツ2」(2020年4月スタート)まで135作品、放送33年の歴史の中で初めて。フジテレビ系連続ドラマではフジテレビ開局50周年記念ドラマ「不毛地帯」(2009年10月~2010年3月木曜22時)以来、実に10年ぶり。また、主演の上野さんは、本作が初めての2クール連続放送のドラマ出演となる。遺体の“生きた証”を探す父娘と家族のかけがえのない日々描く前作ラストで、悲しみは完全に癒えずとも前へ一歩踏み出し、母の実家があり、母が被災した東北の海辺の街を再び訪れることができた朝顔。その翌年の春を舞台に本作は幕を開ける。変わることなく、興雲大学法医学教室で法医学者として働く朝顔。父の平も変わらず、神奈川県の野毛山署強行犯係で刑事として働き、時間があれば東北に向かい妻の遺体を探している。朝顔の夫の桑原は神奈川県警捜査一課で多忙な日々を送り、娘のつぐみは最近になって「弟が欲しい」と朝顔たちにこぼしている。そんな万木家の日常は、これからずっと同じように続いていくと思われた中、とあることがきっかけで朝顔は、平の代わりに母の遺体を探すため1人で東北の地を訪れることになり、新たな物語が紡がれていくことにーー。本作でも各話でさまざまな事件と遺体を扱っていくが、長期放送であることと、自然災害が昨今も多発している状況を鑑み、東日本大震災以外の大規模災害にも朝顔たちは相対していく。さらに、来年2021年は東日本大震災発生からちょうど10年を迎えるタイミングである意義を込め、東日本大震災と母の死に「監察医 朝顔」よりも深く向き合い、自らが母の“生きた証”を探すことになる朝顔を通して、被災地の“いま”により具体的に迫り、さまざまな“心”を見つめていくという。クランクインから「本当の家族みたい」クランクインは群馬県某所の一面の銀世界にて、家族旅行中の万木家の4人というシーンの撮影。上野さんは「作品を終えると、普段はなかなかお会いする機会がないので、『監察医 朝顔2』で再び皆さんと集まれることを幸せに思います。本当に実力のある方々なので、前回の自分の反省を生かして、より良い共演ができるように努められたらと思います」と意気込みをコメント。さらに、「昨年の『監察医 朝顔』と少し違うものがテーマになって来ます。それは誰もが共感でき、普遍的なものです。皆さんの生活に寄り添えるような、また皆さんが朝顔に寄り添ってくれるような、優しくて温かいドラマになれば良いな」と期待を込めた。時任さんは「みなさんとの再会を楽しみにしていますが“じぃじ”役としては特につぐみの成長が楽しみです」と語り、風間さんは「みんなに会えるのが楽しみなのですが、やはり朝顔、平さん、そして何より、つぐみに会えるのが楽しみです。ちょっと大きくなったつぐみに早く会いたいです」と子煩悩なところを覗かせ、そして、つぐみ役の加藤柚凪は「ママとパパとじぃじにずーっとあいたかったよ!つぐみちゃんのあとにいったさつえいのおはなしとかおしえてあげたいの」と、それぞれの心境を明かしている。この日、久方ぶりの再会を果たした4人は、大きな喜びを分かち合った様子。特に、降り積もった雪を初めて見るのは生まれて初めてだという加藤さんは大はしゃぎ。上野さんたちは温かいまなざしで加藤さんを見守り、撮影ではお芝居を超えたアドリブで、4人とも全身雪まみれに。一方で、降り積もった雪の上をどうやって歩くか分からない加藤さんを、何度も上野さんが抱きかかえて連れて行き、時任さんや風間さんが「大丈夫?」と気遣うという一幕も。そんな4人の姿に制作スタッフからは「本当の家族みたい」という声が漏れるなど、会っていない時間を一切感じさせないほど。最後に朝顔たちが手伝いながらつぐみが作った、朝顔の雪だるま、ひときわ大きな平の雪だるま、なぜか朝顔より小さい桑原の雪だるま、そしてつぐみの雪だるまの前で記念撮影がおこなわれ、穏やかで終始、笑顔の絶えないクランクインとなった。「監察医 朝顔2」は夏・秋2クール連続、毎週月曜21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2020年03月08日中村倫也が1人7役で、曜日ごとに入れ替わって暮らしている“7人の僕”を演じる『水曜日が消えた』。今回、この中村倫也は一体、何曜日?と気にならずにはいられない新場面写真が解禁となった。“7人の僕”のうち最も地味でつまらない、通称“火曜日”の視点を通して描かれていく本作。今回新たに解禁された場面写真では、中村さん演じる“火曜日の僕”と、彼を取り巻く登場人物たちの1コマが切り取られている。元同級生・一ノ瀬(石橋菜津美)と体育座りで佇んだり、司書の瑞野(深川麻衣)と図書館のカウンターで何かを見つめたり、あるいは友人・高橋(休日課長)の隣でコントラバスを弾く姿からは普通の青年としての“僕”の日常が垣間見える。しかし、その一方で、医師の安藤(きたろう)と新木(中島歩)の前で線に沿って真っ直ぐに歩こうとする姿は何かの検査を受けているようであり、“僕”に“何かが”起こっていることを明示している。穏やかな表情の写真から一変し、携帯を見つめて驚いたり、紙が舞い散る中で唖然としている様子は、“火曜日の僕”が否応なしに何かに巻き込まれていく様子も。今回明らかになった“僕”が本当に“火曜日の僕”なのか、推理するのも楽しみ方のひとつだろう。また、3月14日(土)より公式HP限定で、中村さんの手書きタイトル入りのビジュアルムビチケの発売も決定。“7人の僕”のイラストが施されたオリジナルチケットホルダーが特典になっている。『水曜日が消えた』は5月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:水曜日が消えた 2020年5月15日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2020『水曜日が消えた』製作委員会
2020年02月28日夏のある日、同じ高速バスに乗り合わせた3組の男女とその運転手。4つの物語が動き出す……。2011年、世田谷パブリックシアターのプロデュースにより、桑原裕子の戯曲を青木豪が演出する形で上演された『往転(オウテン)』。岸田國士戯曲賞、鶴屋南北戯曲賞の最終候補ともなったこの作品が、桑原自身による新演出で再演される。どこにでもいるごく普通の人々が抱える生きづらさ、その人たちがふと踏み外す危うさをドラマティックに描く桑原。今作にも4題の物語にさまざまな“普通の人”が登場する。リストラされた男とかつての愛人だった女性が、彼女の母の遺骨を渡す旅をする『アンチェイン・マイ・ハート』。ともに桃農家を経営する双子の兄の婚約者を名乗る女性と、それに戸惑う弟を描く『桃』。自宅の二階から飛び降りた女性が病院で同室になった男性と交流する『いきたい』。息子の友人と偶然バス停で出会い、同じ目的地へ向かう女性の話『横転』。同じバスに乗る彼らの人生の断片が描かれるうち、それぞれが抱えていたものが明らかになってゆく。今回の公演は、桑原が所属する劇団・KAKUTAによるプロデュース公演「Monkey Biz」の第1弾で、初演にも参加していた峯村リエや、入江雅人、小島聖、米村亮太朗、長村航希、岡まゆみをゲストに迎える。初演は東日本大震災後まもなくの上演だった。あれから8年経ったいま、当時とはまた違った閉塞感が漂う中でこの作品は私たちに何を投げかけるだろうか。2月20日(木)から3月1日(日)まで東京・本多劇場にて上演。文:釣木文恵
2020年02月18日俳優の中村倫也が出演するニキビ治療啓発Web動画『ニキビは肌のラビリンス』が17日、公開された。この動画では、暇すぎる気分屋の探偵役に中村倫也、しっかり者の助手役に遠藤健慎を起用。2人が「何度も同じような場所にできるニキビの謎」に挑む様子が描かれている。予告編やダイジェスト動画などのほか、撮影の裏側をおさめたメイキング&インタビュー動画も公開された。中村は「本業でも滅多にないテンションで、追跡している場面ですかね(笑)。一生懸命”コメド”っていうものを追いかけているんですけれど、演劇やっているのかっていうくらいのテンションでお送りさせていただいています。ドラマでも映画でもあまりないテイストになっていると思うので、それに注目してほしいですね」と見どころをアピール。「ニキビに悩まれている方、多いと思います。もちろん、この動画をみて勉強していただいたり、また、僕らと一緒にWEBの方でも楽しいことしながら、ニキビのことを知ることができるコンテンツがあるみたいなので、そちらの方も楽しんでいただきたいです。どうしてもやっぱり、専門的なことは、自分で判断できないと思うので、是非悩まれている方は皮膚科のお医者さんに診てもらって、良い治療をしていただければと思います」とメッセージを送っている。
2020年02月17日本格的医療ものから逃亡劇、レストラン再生からセミの恋まで幅広いジャンルの作品が顔を揃えた2019年夏ドラマ。異なる魅力が大混戦でしたね!そこで今日は、毎期全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が選ぶ、夏クール総括「勝手にベスト3」をご紹介していきます。第1位:痛いほどにリアルな愛の物語幸せという言葉の本当の意味を説く「凪のお暇」仕事も恋も…上手くいかない全てを捨ててリセット。幸せになりたい一心で新たな人生を踏み出そうとする主人公・凪(黒木華)の背中が妙にリアルで痛快なドラマ「凪のお暇」。昨今ひしめく恋愛ドラマの中でも、主人公のダークな側面にスポットを当てるという斬新さが非常に面白かったですね。「空気を読む」という現代社会の無言圧力に対して、「空気は吸うためにあるんだ」と反旗を翻す凪――彼女の変化が、徐々に周りの人たちをも巻き込んでいきます。中でも第1話に史上最低の彼氏として登場した慎二(高橋一生)が、回を追う毎にその心根の弱さを露呈していき…。本当は誰よりも不器用で傷つきやすいからこそ、「空気を読む」テクニックでリスク回避している純粋な青年であることが明らかになります。凪のアパートの隣人で、根っからの人たらし・ゴン(中村倫也)との三角関係にハラハラ・ドキドキ!幸せという言葉の本当の意味に迫る、とてもリアルな恋愛ドラマでした。第2位:令和の今だからこそ見るべきドラマ震災との関わり、心の機微を描いた「監察医朝顔」法医学教室を舞台に、東日本大震災で行方不明になった母親の存在と向き合う父(時任三郎)と娘(上野樹里)の日常を描いた珠玉の一作「監察医朝顔」。震災から8年――平成から令和へと時代を移したいまだからこそ、改めて私たちが心に留めるべきドラマだったのではないかと強く感じました。災害の現場を目の当たりにし、法医の道を志した主人公・朝顔。彼女を取り巻く人々は、皆前向きで明るい人ばかりです。取り分け、第一章で朝顔の彼氏/第二章で夫として登場する刑事の桑原真也(風間俊介)は、人の痛みを自分事のようにして涙をこぼし、生来の人の好さと温かさを兼ね備えた人。彼の優しさを受けた人が、今度はまた別の誰かに優しさを分け与え…そうして生まれた心の連鎖が、いつしか日本を癒していくのではないか――見え終えた後、登場人物たちの背中から学んだ教訓がジーンと胸に染み渡るドラマに仕上がっていましたね。第3位: 娘の命を救うため、走って走って走る手に汗握る逃亡劇「TWO WEEKS」殺人の濡れ衣を着せられた主人公・結城(三浦春馬)が、白血病の娘の命を救うため、自らの潔白を証明すべく2週間の逃亡を図るタイムリミットサスペンス「TWO WEEKS」。検察、警察、政治家、闇の組織――異なる立場の食い違う思惑や陰謀が複雑に絡み合い、事件は思いも寄らない方向へと転がっていきます。韓国の人気ドラマが原作とあって、息つく暇もない畳みかけるような展開が魅力の一作。中でも、際立って注目を集めたのが、悪役・柴崎(高嶋政伸)の非道な行動の数々。視聴者から「ひどすぎる」「絶対に許さない」と主人公擁護の声が挙がり、最終回に向け大きな盛り上がりを見せました。最初は私利私欲のために結城を騙し、嘲笑っていた柴崎。物語が進むにつれ、思い通りに動かない結城という存在を屈服させたいという執着だけで動くようになり…。最後の最後まで手に汗握る、心奪われるドラマでした。特別賞:SNSで黒幕予想が一大ブームに!「あなたの番です-反撃編-」例にもれず、私も毎週待ち遠しい一週間を過ごしていた視聴者のひとりです。異例の2クール放送という試みでも話題の「あなたの番です」。後半戦となる「反撃編」には、2019年の顔と言われる若手俳優・横浜流星さんが登場し、大きな注目を集めました。複雑に張り巡らされた伏線の数々――主人公・翔太(田中圭)の二重人格説や黒島(西野七瀬)の双子説など、視聴者ファーストで先行するSNS上の推理合戦が白熱し、テレビの枠を超えた一大ブームに!このまま、年末の流行語大賞のノミネートする勢い…!?この夏の思い出として語るに外せない作品と言えるでしょう。以上、いかがでしたか?あなたのお気に入りと、是非照らし合わせてみてください。(text:Yuki Watanabe)
2019年09月25日彼はいったい、いつ休んでいるのだろうか…そう思わずにはいられないほど、人気作に立て続けに出演している中村倫也さん。ただ、ここまでの道のりは決して平坦ではなく、悩み続けた日々も。足踏み状態から前進するための、中村さん流の突破口の見つけ方。中村倫也さんの快進撃が止まらない。昨年のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』で演じた、ゆるふわ男子・マアくんで幅広い女性の心を捉え、昨年のYahoo!検索大賞を俳優部門で受賞。今年に入ってからも、主演した舞台『クラッシャー女中』のチケットが即完売。オーディションで選ばれ吹き替えを担当した映画『アラジン』は、観客動員記録を伸ばし続けている。しかし、以前のインタビューでは、自ら「デビューして10年くらいは売れなかった」と語っていたりも。そんな中村さんが思うブレイクスルーポイントとはどこだったのだろう。「自分のなかで、ここだって言えるような具体的なものはないんです。ただ、もともと頭でっかちなタイプで、20代前半の頃は悩んでは立ち止まり、悩んでは立ち止まりを繰り返していました。考えて考えて結論を出して動いてみるんだけどダメで、また考えてって。堂々巡りでしたね」当時のそんな中村さんを受け止めてくれていたのは、古田新太さんや堤真一さんといった、舞台や映像など、さまざまな現場を渡り歩いてきた実力派の先輩俳優たち。「相談というより、『聞いてくださいよ~』っていう会話の流れで、その時にあれこれ思っていることを一方的に投げていた感じです。僕が実際にそうなんですけれど、後輩とかから『相談があるんです』ってストレートに来られた場合、スーパー真面目に聞かなきゃいけなくなるじゃないですか。たとえば先輩方に聞いてもらって、向こうから『アホか』っていう反応が返ってくれば、この感覚はアホなのかって気づけるんですけれど、真剣に相談されたら、きっとそうは返せないですよね。先輩たちからはよく、『そんなことは、まだ考えなくっていいんだよ』って言われてましたね」具体的にどんな話を?と尋ねると「日本の少子化とか、政治経済とか」と、いったんはぐらかしてから、少し間を置いて、「表現者としての感覚の話ですよ。しょうもないんで、具体的には言わないですけれど…(笑)」と。中村さんの前に立ちはだかる大きな壁となっていたのは、プライドと自意識。その突破口は、「自分の才能のなさを認めること」だった。「自分には他の人とは違う何かがあるはずだって、子供っぽい思いと馬鹿な野心と夢を持っていたんです。でも、いくらやっても全然注目されないわけですから、自分でも薄々は気づくんです。自分が本当に“持っている人”だとしたら、最初っから周りが放っておかなかったってことは。でも、認めるのが怖くて、そんなはずはないって必死に思い込もうとしていたんですよね。だって、認めたら身にまとっている鎧がなくなって、裸の自分が晒されてしまうから。でも、認めないと先に進めないんだって20代後半に気づいてからは、ダメな自分とちゃんと向き合って呑み込んで、咀嚼して栄養にしていまがあるんです」何でもないことのように、さらりとした口調で語るけれど、その心境に至るまでの過程では、回り道もしながら苦しんだよう。「しばらくは、自分から目を背けるために、飲み会とかに行っていたんです。でも、いつまでもこうしていても意味がないし、きっちりと落とし前をつけないことには前に進めないって肚を決めて、目の前に机をガンッて置いて、自分と対話する時間を設けたんです。それこそ、1週間くらいはろくに外にも出ずに、暗い部屋にずっと籠もって自分と向き合っていた気がします。すごく体力がいる作業だったし、鎧を脱ぎ捨てた姿に馴染むまでには、しばらくぎこちなさもありましたけれど、楽にはなりましたよね」そこからは、どんな仕事に対しても、これまでのキャリアや実績に驕ることも寄りかかることもなく、毎回、真っさらな姿勢で臨むようにしてきた。自分の心構えが変わると、自然と周りから向けられる視線も変化してきたそう。「僕が幼稚園の時に友達と砂の山を作って遊んでいたら、その友達のお兄ちゃんが来て、『もっと大きい山を作ろうよ』って、僕らが作った砂の山を足で踏んだんです。なんでそんなことするんだろうって思ったけれど、小さな山を一回踏んで、広い土台を作って、その上に砂を積んでいったら、すごく大きな山ができた。それと似てる気がするんですよね。若い頃にいろいろ試行錯誤をしながら積んだ山を、一回踏んで潰して、再スタートじゃないけれど、そこからまた積み直している感じ。もしかしたら、またどこかで一回踏み潰さなきゃいけない時期がくるのかもしれませんけど(笑)」なかむら・ともや1986年12月24日生まれ。東京都出身。出演しているドラマ『凪(なぎ)のお暇(いとま)』は、毎週金曜夜10時から、TBS系にて放送中。中村さんは、主人公・凪(黒木華さん)の謎の隣人・安良城ゴンを演じている。ブルゾン¥32,000シャツ¥25,000パンツ¥29,000(以上CULLNI/Sian PR TEL:03・6662・5525)その他はスタイリスト私物※『anan』2019年7月31日号より。写真・樽木優美子(TRON)スタイリスト・戸倉祥仁(holy.)ヘア&メイク・Emiy取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年07月28日放送中の「初めて恋をした日に読む話」をはじめ、いまドラマに映画に引っ張りだこ、幅広い役柄を演じ分け観る者を魅了する俳優・中村倫也が、3月15日放送のNHK朝の情報番組「あさイチ」のプレミアムトークに登場。過去の映像や舞台稽古の様子を映した映像と共に中村さんの魅力に迫ったほか、生田斗真がVTR出演し視聴者を沸かせた。「博多華丸・大吉」とNHKアナウンサー・近江友里恵が司会を務める本番組。放送前から「あと二分」「楽しみすぎる!あさイチ!正座して見ます」と続々と待機組が現れ、いよいよ時間となると、中村さんの顔アップで「おはようございます」という爽やかな挨拶からスタート。これに視聴者は「朝から幸せ」「うわあああ朝から中村倫也~~~~!!!」「倫也からのおはようございます 最高!!!」「中村倫也くんのアップ顔キタ~」「アップでドキドキした~」という黄色い声や、「朝からまーくん」「まーくん!」と大きな話題となった朝ドラ「半分、青い。」での役名も飛び交った。またブロッコリーが苦手だという中村さんだが、番組では「食べられました」と報告し、「味付けがちゃんとされていれば食べられるなという発見がありました」と言い、“そのまま”はまだ苦手な様子。またシイタケも嫌いだそうで、「小っちゃい頃、お母さんが乾燥シイタケを台所で戻しているのを見て号泣」といった可愛らしいエピソードも飛び出した。これには、「かわいーなぁ」「ブロッコリー食べられるようになったの偉すぎる…偉いよ…」「おめでとう」「泣かないで倫也少年んん」「号泣するチビ倫也かわいい」などの反応が。そして、「君が大好きな生田斗真です」と、舞台共演から仲良くなったという生田さんがこれまた爽やかにVTR登場。“一昨日も会った”という生田さんからは「一緒にいる恋人・女性をダメにしてしまうタイプ」「なんでも自分でできちゃうタイプ」と中村さんについて語られ、一方、中村さんも「良い兄ちゃん」「スターのくせにあんなにフランクでいいのか」「馬が合う」と仲の良さが垣間見えた。ほかにも、生田さんが誕生日にアルバムをもらい、「すごく感動した」というエピソード、「売れたい」と生田さんに言っていたという中村さんが、朝ドラへ出演し「やっと来たか!倫也の時代が!ってすごい嬉しかったですね」と笑顔を見せる場面も。「グッジョブあさイチぃー」「朝から中村倫也と生田斗真ってイケメンがすぎる」「中村倫也さんと生田斗真さんが仲良いという夢みたいな情報!」「コメントにウルっときた」「生田斗真と仲良しとか尊いof尊い」「めっちゃいい関係……!!」「泣きそうになる」と歓喜に沸いた。また8年前に本番組登場した、まだ初々しい中村さんの映像が流れる場面では、「中継リポーター中村倫也くんも可愛い」「若い中村倫也くんかわええーー!」「歌が上手い」「ただただ可愛い…」などのツイートが。現在取り組んでいる舞台「クラッシャー女中」(3/22より上演)の稽古模様の映像も流れ、「稽古場…どゎ 感涙」「おヒゲ感があってこれまた良き」「舞台稽古の様子も可愛い」「舞台稽古風景ありがとうございます観たい行きたい」といった反応が続々。放送中は“中村倫也くん”“あさイチ”などがトレンド入り。「朝から中村倫也でパワーチャージされる…」「こんなにチャーミングな人だったんだ」「中村倫也 がテレビ前から離してくれないいぃぃぃ!!!!!!…好き」「ふ~イケメンやわ…朝から得しました」「朝から福眼」とファンをさらに虜にし、また新たな中村さんの魅力を発見できた回となっていた。(cinemacafe.net)
2019年03月15日“イクメン”とは子育てする男性(メンズ)の略称です。イクメンという言葉自体は浸透してきていても、お子さんがいる女性で「うちの夫はイクメン!」と思っている方は、まだまだ少ないのが現状ではないでしょうか。今回は、お子さんがいる女性にも、これから子どもを持ちたいと考えている女性にも分かりやすく、自称イクメンと真のイクメンの違いを解説します。妊娠中からも、すでに違いは現れる妊娠中からも、すでに自称イクメンと真のイクメンの違いは現れます。その違いを解説します。自称イクメン「つらいのは分かるけれど、男の自分には何もしてあげられない」自称イクメンは、妻のつわりがひどかったり、妊娠のストレスでイライラしていたりして、つらい思いをしている妻に、一見同情的で、理解してくれているように見えます。しかし、あくまでも、理解しているように見えるだけで、実際にはそのつらさを理解してくれてはいません。男性が妊娠中のつらさが分からないことは無理もないことなのですが、自称イクメンは、妻が妊娠中だから、積極的に家事を手伝う、という発想はありません。つらいかもしれないが、家事は今までどおりにこなしてほしい。そういった本音があるのでしょう。「つらいのは分かるけれど、男の自分には何もしてあげられない」これが、自称イクメンに多い言い分です。真のイクメン「自分にできることはする」真のイクメンは、妻がつらいと言う前から、自分にできることは積極的にやってくれます。仕事から疲れて帰ってきて、妻が料理を作っていなかったとしても、不機嫌になることもありません。料理が作れるなら妻の好きな料理を作り、料理ができないなら、妻の分の食べ物を買ってきます。妻の負担を少しだけでも減らし、妻が母子ともに無事に出産してくれればそれが一番いい。それが、真のイクメンの考え方です。真のイクメンは子どもが生まれてからも、家事までどうしても手の回らない妻をサポートしてくれます。まだ子どもが幼い頃に、その違いは一番はっきりと現れるまだ子どもが幼い頃、特に生まれたばかりのときに、自称イクメンと真のイクメンの違いは一番はっきりと現れます。生まれたばかりの赤ちゃんは、それぞれの赤ちゃん毎に違いははあるものの、一日中寝ない、泣きっぱなし、なんていうことはザラです。そんなときに、自称イクメンと真のイクメンはどのように違うのでしょうか。自称イクメン「俺、明日仕事なんだけれど…」子どもが夜に泣きやまないときに、自称イクメンは、あやしたり、抱っこしたりと、一応何かしようとはしてくれます。しかし、それが上手くいかずに子どもが泣きやまない場合、すぐにイライラしてきます。そして、最終的には「俺、明日仕事なんだけれど」など、妻が子どもを寝かしつけられないことを責めるかのような言い方をしてくる場合まであります。子育てを手伝おうとはしても、最後は結局ママに押し付けて自分は知らんぷりというのが、自称イクメンの特徴です。真のイクメン「泣き止むまでみるよ」小さい子どもは、揺れや振動によって寝ることがあります。そのために、子どもが夜に泣きやまないときに、ゆらゆらと揺らして抱っこをしたり、ドライブしたり、ベビーカーで散歩するのは寝かしつけにも効果があると言われています。毎晩ではなくても積極的に子供を抱っこしてくれたり、散歩やドライブに連れ出して、子供が泣き止んで寝るまでつきあってくれるような夫は真のイクメンです。基本的に、幼い子どもをメインで育児するのは母親になります。一日中、子どもと二人っきり⋯子どもはずっと泣いている。そんな状況は大変だと分かってくれているからこそ、真のイクメンは自分がいる時間ぐらいはと、育児をサポートする行動をとってくれるのでしょう。最終的な違いは「当事者として育児をしているか」結局のところ、男性が「父親なのだから育児をするべき当事者である」という意識をもっているかで、その違いが現れます。育児において、子どもにどのような接し方をしているのか、自称イクメンと真のイクメンは、似ているようで全く違います。自称イクメン「やっぱりママがやるのが一番だから」自称イクメンは、子どもの機嫌がよかったり、親戚の前だったりと、都合のいいときは「俺は子どもが大好きだから!」と言わんばかりに、子どもの世話を焼きたがります。悪意があるわけではないのでしょうが、あくまでも自分にとって負担があまりないことだけ、気がむいた時だけ手伝うというのが特徴です。子どものオムツ、とくにウンチのときもオムツを替える、子どもにご飯を食べさせる、着替えさせる、寝かしつけ⋯そういった地味で、なおかつ大変なことは、なかなかやりたがりません。そこで自称イクメンから出てくる言葉が「やっぱりお母さんがやるのが一番だから」という言い訳だったりするのですね。真のイクメン「できる人間がやればいい」真のイクメンは、できる人間がやればいいといった精神で、自分がやれることは率先してやってくれます。子どもがウンチをしても「うわーウンチ!」などと騒ぎながらも、オムツを替えてくれるのです。他にも、外でご飯を食べるときなどに、真のイクメンは当たり前のように子どもを自分の隣に座らせて、子どもにご飯を食べさせてくれます。普段は、ご飯を食べさせるのはお母さんである場合が大半。食事のときぐらいは妻にご飯をゆっくり食べてもらいたい、そんな優しさを随所に見せてくれるのが真のイクメンなのです。おわりに自称イクメンに対して、少々手厳しい内容になってしまいましたが、ほとんどの家庭では男性が家族を養うために仕事をしていて、なおかつ日本の企業では働く男性が育児には参加しにくいという背景があることも事実です。とはいえ、子育てがあまりに大変な時には、なるべく育児をサポートしてもらえるよう、夫にもあらためて相談をしてみましょう。また、もし夫が真のイクメンであっても、それに甘えすぎるのではなく、仕事もして子育てもサポートしてくれている夫に感謝し、夫を思いやることを忘れずにいたいですね。いつかは、イクメンという言葉自体がなくなって、夫と妻がお互いに支えあって育児することが当たり前という社会になるといいですよね。written by 大久保 舞
2018年09月07日俳優・中村倫也(31)が1日、ブログを更新。自身初の著書「中村倫也 最初の本『童詩(わらべうた)』」発売当日に、書籍化について「物創りの身としてこの上ない幸せです」と心境を明かした。「童詩」と題した投稿で、「記念すべき〝最初の本〟発売日。」と書き出し、「いくつになっても童心を忘れず、楽しみながら詩を歌いたい。それをみんなに届け、手渡し、記憶の中で旋律が続くように、歌い継がれるように。心踊る瞬間に出会えるように。そんな人間に、役者に、僕はなりたい」と、タイトル『童詩』に込めた思いに言及。「この造語はただのタイトルではなく、生き様の宣言になるような言葉を選んでつけました。僕らしく、一筋縄ではいかない、めんどくさいタイトル、心底気に入っております。笑」と明かした。同書は、雑誌『プラスアクト』が約5年にわたり追いかけてきた軌跡を1冊の本にまとめたもの。「なんだかんだと、あれよあれよと言う間に5年も続き、まさか一冊の作品群になるとは。しかも沢山の方々に手にとっていただけるとは。物創りの身としてこの上ない幸せです」と書籍化を喜び、「しかもまあ~ずっしりと重量級な本を。笑 完成した本を持って、マネージャーが『百科事典』と呼んでいました。なるほど、この分厚さに15万字という文字数を見れば、確かに中村倫也の解体新書なのかもしれません」とコメントした。さらに、「なにはともあれ一歩も外に出たくなくなるような連日の猛暑に、家でゆっくりとそうめんでもすすりながらヒラリハラリとページをめくってください。きっと色んな旅ができるはず」とファンに呼びかけ、「この作品が、少しでも皆さんの人生の栄養になり、童のような気持ちで明日を迎えられたら、僕は幸せです。じゃ、シーユー。」と締めくくった。
2018年08月02日〜真の理解者とは?2〜なぜ人は、自分を理解してくれる人が欲しいと思うのでしょうか。それはつまり、誰かに頼りきっていたいからなのです。自分で自分の面倒が見切れなくて、家族や友人に、「私をわかって!」と、どさっと寄りかかるようなものですから、寄りかかられたほうはとんだ迷惑です。自分を理解してほしいと思う前に、自分は自分を理解しているのか、自己分析して、自分を知ることが大切です。たとえば、自分はがんばっているのに、上司から正当な評価を受けられないとします。おそらく多くは、意地悪な上司のせいだと思い込み、それを誰かにぐちって、なぐさめてほしいと思うでしょう。誰かに泣きつく前に、本当にがんばっているのかどうか、上司や同僚の目線で自分自身を分析することが必要です。他の同僚が自分よりも高い評価を得ているのであれば、何かそれなりの学ぶべき理由があるはずなのです。そこをきちんと分析しなければ、恨むだけではいつまでたっても評価されません。冷静に自己分析し、自分を理解する、そこにすべてヒントが隠されているものなのです。そうすれば、誰かに頼ることもなくなりますし、はた迷惑な重い人と思われることもなくなるのです。
2018年02月14日俳優の中村倫也が28日、映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』(10月28日公開)の公開初日舞台挨拶に、共演の生田斗真、広瀬すず、竜星涼、森川葵、健太郎、三木孝浩監督とともに登場した。同作は1996年から2003年まで、『別冊マーガレット』(集英社)で連載していた、河原和音原作の人気コミック『先生!』の実写化。生田演じる世界史教師・伊藤貢作と、広瀬演じる女子高生・島田響の純愛を描く。中村は響の担任教師・関矢を演じた。「みなさんこんにちはっ!」と明るく登場した中村は、通常、最初の挨拶では自分の役や観客への感謝などを述べるところ、「今、日本で1番かっこいい俳優・生田斗真が日本で1番色気のある教師を演じております!」と生田をアピールする。中村は「ともすれば、大人の色気のある男のアイコンになってしまうような役なんですけども、それを機微といいますか。三木さんと生田君のタッグで、繊細に表現されてて、僕、すごいなと思ったんです」と、良い声で生田を絶賛。さらに「という、主演を褒める俳優です。中村倫也です」と自己紹介し、会場を盛り上げた。生田は「ありがたいですね。日本一舞台挨拶のうまい俳優、中村倫也です! よろしくお願いいたします」と逆に紹介。「マスコミの方が入ってるから緊張してるかなと思って!」と気遣う中村に、生田が「ありがとう!」と声をかけると、中村は「うん! ばいば~い!」と手を振ってみせ、観客も笑いが止まらない様子だった。また、森川が「三木監督にオーディションで落とされたことがある」とエピソードを披露すると、中村は「すずちゃんも、三木監督に落とされたことがあるって」と絶妙な間でパス。生田が「言ってたよ、三木さんが。2人が輝きすぎてたんだよね、その役には」と明かし、コンビネーションを見せた。
2017年10月28日俳優の生田斗真が28日、映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』(10月28日公開)の公開初日舞台挨拶に、共演の広瀬すず、竜星涼、森川葵、健太郎、中村倫也、三木孝浩監督とともに登場した。同作は1996年から2003年まで、『別冊マーガレット』(集英社)で連載していた、河原和音原作の人気コミック『先生!』の実写化。生田演じる世界史教師・伊藤貢作と、広瀬演じる女子高生・島田響の純愛を描く。『僕等がいた』『ホットロード』『青空エール』などを手がける三木孝浩監督がメガホンをとる。舞台挨拶では、公開初日に「後悔しないように告白」というテーマでトークを行った。広瀬は屋上でのキスシーン撮影についてのエピソードを披露。「そのカットだけを残して、お昼ご飯に行って、カレー食べました」と生田に告白した。広瀬は「歯は磨きましたよ、もちろん」と弁解しつつ、「マネージャーさんに呼び出されて『本当にカレー食べるの?』って言われて」と怒られたことを明かす。「直接は言ってなかったので、今かな」と告白すると、生田は「ぜんっぜん気付かなかったっす!!」と驚いた様子を見せた。また、竜星は携帯電話の登録アドレスを整理する際に「『伊藤先生』ってアドレスを入れてた方がいまして、パッと見て、ポイッて消しちゃったんですね」と、役名で入れていた生田のアドレスを誤って消してしまったことを告白。「後で教えてください!」と頭をさげると、生田は「だからだ! おかしいなと思ってたそういえば。今どこ? とか送っても帰ってこないと思ってた」と納得し、「教えましょう」と快諾した。一方、生田は「目が悪い。本当に目が悪くて、視力0.06しかないんですよ」と告白し、「裸眼でこの距離だったら広瀬すずか広瀬アリスかわかんない」と苦笑。しかし生田の「告白」に客席の反応があまり良くなかったことから、自ら「シーン……」とつっこむ。エピソードの面白さのジャッジを任された三木監督が広瀬を選ぶと、生田は「僅差だよ、僅差」と強がり、中村から「雲泥の差だよ」と指摘されていた。
2017年10月28日映画『あさひなぐ』やドラマ「ボク、運命の人です。」「ブラックリベンジ」など話題作が続く注目女優・岡野真也と、実力派の内山理名がW主演を務め、齊藤工初監督作『blank13』でも脚本を務める演劇界の気鋭・西条みつとし原作の舞台を映画化する『ゆらり』。このほど、豪華キャスト陣の場面写真とコメントがシネマカフェに到着した。わずか10日間の公演で2,000人以上を動員した「TAIYO MAGIC FILM」の大人気舞台を、西条さん自らが脚本を手がけて映画化。西条さんは、お笑い芸人から放送作家に転向し、「バイきんぐ」「我が家」「フォーリンラブ」などのコントを手掛ける一方、自身の劇団「TAIYO MAGIC FILM」を主宰。齊藤監督×高橋一生主演『blank13』の脚本や、劇作家競作による話題の深夜ドラマ「下北沢ダイハード」で筆頭を飾り、三谷幸喜、宮藤官九郎、西田征史らに続く演劇界第4の才能として、いま注目を集めているクリエイターだ。今回、池田エライザ主演の「ぼくは麻理のなか」ほか、ドラマやMVなど、数々の映像作品を手掛けてきた横尾初喜が、同作初公演の観劇時に実写化を熱望し、本作で映画監督デビューを飾った。現在、未来、過去の3部構成となる本作。このたび、岡野さん、内山さんを取り囲む豪華キャスト陣の場面写真とコメントが到着した。第1部となる“現在”のシーンでは、石川県の民宿「赤木箱」の31歳の女主人・泉凛香(岡野さん)は、接客中に甘えてくる娘・ゆかり(筧礼)をつい突き放してしまうが、ショックを受けたゆかりと一緒になり、狂言誘拐を計画することになる凛香の夫・孝介役には個性派の山中崇。生き別れた娘がアルバイトをしていると知り、その民宿「赤木箱」を訪れる中年の男・高山役に「TEAM NACS」の戸次重幸、その娘で自分は父親に捨てられたと思っている瞳役に、映画『昼顔』などに出演し『ハローグッバイ』では久保田紗友とW主演も務めた萩原みのり。高山の想いを知り、一緒に民宿までやってくる後輩の保科役に“エンクミ”こと遠藤久美子。第2部である“未来”のシーンでは、凛香の成長した娘で、シングルマザーとして1人息子を育てる木下ゆかり(内山さん)が主人公に。彼女の別れた夫・正樹役を、映画『昼顔』も記憶に新しい平山浩行が務める。さらに、第3部である“過去”のシーン(現在より8年前)で、女優の夢を諦め実家の民宿に戻ってきた23歳の凛香が、東京でうまくいかなかったイライラをぶつけてしまう母・美和役に鶴田真由。それをなだめる父・幸雄役に渡辺いっけい。今回到着したのは、W主演の岡野さんと内山さん、そして萩原さんの涙の演技をとらえたカットや、彼女が演じる生き別れた娘を見守る戸次さんと遠藤さんの姿ほか、娘と狂言誘拐を計画する山中さん、物思いに耽る平山さん、マジックを披露する渡辺さん、温かく包み込む民宿の女主人役の鶴田さん、そして、凛香の娘ゆかりを演じる筧礼の写真。いずれも、「伝えられなかった想い」を抱える人々が家族の絆を取り戻す姿を、笑いと涙で描いた本作の魅力を伝えるものとなっている。本作の魅力について、山中さんは、「当たり前に感じている“いま”は過ぎ去ってしまうもので、もうやっては来ない。だからこそ“いま”を大切にしようと思わせてくれる」とコメント、「妻役の岡野真也さんは、母親役のイメージを掴むために、セリフを話すテンポや仕種などを撮影の合間に色々試されていらっしゃいました。夫役の僕と幼少期のゆかりを大きな心でリードしてくださいました。僕より全然若いのに」と、岡野さんに対して称賛を贈る。また、平山さんは「話が複雑に繋がっているところ」が魅力だと語る。「私が演じた役は一般的に駄目な夫の役ですが、子どもへの愛情や、本来一番大切にすべき妻への反省や後悔といった気持ちを表現することに全てを投じたつもりです。この作品を観ていただき家族への付き合い方が少しでも変わってくれたら」と思いを込めている。「脚本を読んだとき、時間軸の違うストーリーが徐々に重なっていく面白さと最後の“直球勝負”に惹かれました」と語るのは、渡辺さん。「ちなみにマジシャンとしてのキャラは監督のアイデアです。試写を観たとき、自分でも新鮮でした。(笑)横尾監督に感謝です」とコメントを寄せている。時間を巻き戻せる不思議なリモコンによって、現在、未来、過去の3つの家族に変化が生まれていく本作。この秋、感涙必至のヒューマンファンタジーに注目だ。(text:cinemacafe.net)
2017年10月02日10月28日公開の映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』の完成披露イベントが26日、都内で行われ、生田斗真、広瀬すず、竜星涼、森川葵、健太郎、中村倫也、比嘉愛未、三木孝浩監督が出席した。累計発行部数570万部を突破した大ヒットコミック『先生!』を、恋愛映画の旗手・三木孝浩監督が映画化した本作。高校2年生の響(広瀬すず)と世界史の教師・伊藤(生田斗真)の甘酸っぱい純愛物語を描く。完成披露イベントが行われたこの日は、客席中央に即席で作ったピンクカーペット上をキャスト陣が練り歩き、ステージに上がって舞台あいさつ。主演の生田は「広瀬すず史上、最強に可愛い映画が出来たと思います。恐らく更新されることはないでしょう。世の男子諸君!覚悟して映画館に来るように!」と相手役の広瀬を絶賛。ヒロインの広瀬も「本当に伊藤先生が格好良いです。伊藤先生がいてくれたから響を真っ直ぐに演じれたと思います」と生田をべた褒めし、本作で初めてとなった王道のラブストーリーに「恋心とか今まであったんですが、ズキュンとするラブストーリーは初めてだったので、どうしようかと思いました。でも生田さんと三木監督の信頼関係がすごくて、おふたりについていこうと思える現場でした。すごく楽しく演じさせていただきました」と生田と三木監督に感謝しきりだった。そんな広瀬と生田は、意外にも本作が初共演。とはいえ、以前にも会っていたことを明かし、当時のことを生田が「初めて会った時は僕が金髪の潜入捜査官(映画『土竜の唄 香港狂騒曲』)をやっていて、すずちゃんが某チアリーディング(2映画『チア☆ダン』)をやっていた時にたまたまスタジオでばったりお会いし、よく分からない出会いでした。しかも僕はその時、金髪でオールバックでモコモコのルームウエア。恥ずかしい出会いだったかもしれないです(笑)」と苦笑い。一方の広瀬は「(初めての出会いは)甘辛な感じだな~と。2回目にお会いした時は舞台でバンパイアだったので、結局何だかよく分かりませんでした(笑)」と生田との出会いは、広瀬にとって強烈だったようだ。映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』は、10月28日より全国公開。
2017年09月27日俳優の高杉真宙が8日、東京・新宿シネマカリテで行われた主演映画『逆光の頃』(7月8日公開)の公開初日舞台挨拶に、共演の葵わかな、清水尋也、金子大地、小林啓一監督とともに登場した。同作は「コップのフチ子」の原案者であるタナカカツキにより、1998年~1989年に「コミックモーニング」にて連載された同名コミックを実写映画化。京都を舞台にした少年の揺らめきが描かれており、12編から構成される原作の中から「僕は歪んだ瓦の上で」「銀河系星電気」「金の糸」の3編とオリジナル部分を映像化した。約2年間の撮影期間の中、度々京都を訪れた俳優陣。清水は高杉と「洋服を見に行って、一緒に映画行って、監督と合流してご飯を食べた」と思い出を振り返った。一方金子は「ホテルのWi-Fiでyoutubeを見てました」とインドア派な様子を明かす。夜の学校に入り込むなど、誰もが憧れるシチュエーションで撮影した高杉は、同作を通して「青春をおすそ分けできたらなと思います」とアピールした。また清水はさらに「サウナには監督も一緒に行って、お風呂に入って。裸の付き合いみたいな男くさい感じで」と撮影の裏側を語る。清水が「真宙の裸を見るのはちょっと初めてだったので……」と言うと、高杉は「絶対言うと思った」と苦笑。清水は高杉の裸について「一言で言えば、しなやか」と表現し、場内を沸かせた。七夕も近かったため、浴衣で登場したキャスト&監督。それぞれ願い事を聞かれると、高杉は「僕のお家が漫画喫茶みたいになったらいいなと思います。今は1,000ちょいだと思いますので、1万めざしてがんばります」と回答した。葵は「浴衣を着て、お祭りに行けますように」、清水は「逆光の頃が大ヒットすればいいかなと。そのことしか頭にない」とドヤ顔。金子は「(今回演じた)小島という役が結構好きだったので、そういう役に出会えたらいいなって」と語り、小林監督を「感無量です」と喜ばせていた。
2017年07月08日俳優の高杉真宙が10日、新宿シネマカリテで行われた主演映画『逆光の頃』(7月8日公開)の完成披露上映会に、共演の葵わかな、清水尋也、小林啓一監督とともに登場した。同作は「コップのフチ子」の原案者であるタナカカツキにより、1998年~1989年に「コミックモーニング」にて連載された同名コミックを実写映画化。京都を舞台にした少年の揺らめきが描かれており、12編から構成される原作の中から「僕は歪んだ瓦の上で」「銀河系星電気」「金の糸」の3編とオリジナル部分を映像化した。「なぜ京都に生まれなかったのか悔しく思った」と高杉が語るほど、京都の情景が差し込まれた同作。高杉は「京都で青春できて楽しかった。自分の学生時代とすり替わってくるくらい、楽しかったですね」と撮影を振り返った。また清水は「真宙とは、僕が初めてお芝居したときに一緒にやらせてもらったので、真宙と掛け合いをしていると、原点に帰るというか。初心を思い出す感じがして懐かしいなというか。落ち着く現場」と撮影の印象を語る。2人は2014年公開の映画『渇き。』で共演していたが、高杉は「『渇き。』の時、全然話せなかったもんね」とマイクを使わず地声でカットインし、客席を笑わせていた。清水が「久しぶりに(高杉と)ずっと一緒に居たんだよね、宿も一緒で」と明かすと、高杉は清水について「ずっとギターの練習してたんですよ。ブンブンブンって横から聞こえてくるんですよ」とニヤリ。清水は「2人で洋服を見に行ったりとかして。撮影も楽しめたけど、カメラが回ってないときにも京都を楽しんで、お互いをよく知れて、人としてコミュニケーションをとれて、すごく楽しかったです」と喜んだ。小林監督の厳しい要求に何度も壁に当たり、毎回心折れたという高杉。「厳しいかなあ」と疑問を提示する小林監督に対して、高杉は「厳しいというのもまた、ここまで行きたいという気持ちがあるからこそ」と説明し、「マイナスなことはなくて、本当にポジティブで、俳優からしたら、嬉しい限りの作品だな、撮り方だなって思いますね」と力説し、監督を照れさせていた。
2017年06月10日京都を舞台に、少年の思春期を描く映画『逆光の頃』完成披露上映会が6月10日(土)、新宿シネマカリテにて行われ、出演する高杉真宙、葵わかな、清水尋也、小林啓一監督が登壇した。実際に京都に住んで撮影をしていたという高杉さんは、「最初は『観光しにきた男の子』と言われていたんですけど、なじんでいくうちに『現地の子になってきたね』って」と、うれしそうに笑顔を広げ、「尋也と葵さんと京都で青春できて楽しかったな。自分の学生時代とすり替わっているくらい」と深い愛情を示していた。『逆光の頃』は、「コップのフチ子」で一躍ときの人となったマンガ家・クリエイターのタナカタツキによる処女作より、「僕は歪んだ瓦の上で」、「銀河系星電気」、「金の糸」の3編とオリジナル部分を映画化した作品。古都・京都の街並みを背景に、日常と非日常、夢と現実の世界を行き来する17歳の赤田考豊(高杉さん)の思春期ならではの恋や青春を鮮やかに描く。葵さんも、高杉さんと同じく撮影を満喫したようで、「撮影期間がとても長くて。私は後半から出てくる役です。あ、清水さんとは今日初めて会ったんですけど」と言うと、すかさず高杉さんからは「試写で…」と以前会ったことを指摘され、清水さん本人からも「びっくりしたあ。(試写で)気づかれていなかったかと…」と突っ込まれていた。納得の表情を見せた葵さんは、すかさず「本当に同級生みたいな感じで撮影させてもらいました」と、ニコニコ挨拶した。高杉さんは『ぼんとリンちゃん』以来、小林監督とは二度目のタッグとなった。小林監督について、「監督に『もう1回』って言ってもらえるのがうれしくて。毎回、監督の現場では心が1回は折れるんです。そういう現場は多くないので、何度も壁に当てさせてくれる厳しい監督です」と、いい意味での「厳しい」と、まるで恩師を見るような敬愛の眼差しで、貴重な経験を話していた。『逆光の頃』は7月8日(土)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:逆光の頃 2017年初夏、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開(C) タナカカツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン
2017年06月10日芸能人の権利を守る「日本エンターテイナーライツ協会」発足の記者会見が6月9日(金)、都内にて行われた。協会に賛同していると出席した元「SKE48」の桑原みずきは、「いまSKEでなくなったからこそ、肩書きを使いたいという変な大人が寄ってくることもあったり、いい話をちらつかせて最終的に連絡が取れなくなって逃げられたこともありました。仕事を受けたこと自体、後悔しました」と、悩んだ過去を赤裸々に明かした。だからこそ、「そのときに相談できていたらと思うので、こういう団体があれば救える人が多いかなと思います」と、発足への思いを語った。「日本エンターテイナーライツ協会」は3本の活動内容を掲げている。ひとつ目には「芸能人らの権利を守る」こと、ふたつ目は「芸能人らのセカンドキャリア形成を支援する」こと、3つ目は「芸能人らの地位を向上させる」こと。その背景には、「個」(芸能人)が「組織」(事務所、マスコミ)と向き合うことを支援し、悪徳事務所を減らし、芸能人の私生活を守り、芸能界を健全化することがある。現在、俳優として活動している今野悠夫は、これまでたくさんの困った声を聞いたと話す。「第一にセクシャルな問題。キャスティングで体の関係を強要して、『僕と寝ると芝居がうまくなる』とか。第二に金銭的なもの。劇場公開作品のメインキャストにも関わらずギャラ、交通費なしということがあります」と、驚きの内部事情を告発。さらに、今野さん自身が関わったという事例を第三の被害とし、「暴力的な背景。些細な意見の食い違いで『お前を殺すぞ』と1週間殺害予告がありました」と、芸能人の地位の向上について訴えた。佐藤大和弁護士は、「事務所側と対立構造を取りたいのではなく、芸能人側の社会人としての経験・知識を支援して、セカンドキャリアを支援したい」とその旨を説明するも、記者陣からは、「とはいえ、対立にも思える姿勢と事務所側に取られるのは怖くないのか?」という質問が飛んだ。すると、桑原さんは、「にらんできますかね?正しく生きている人は賛同してくれると思うので、私は全然怖くないです」と堂々と発言していた。すでに芸能人からの問い合わせが数十件きているとのこと。現在、8月に第1回の勉強会を企画しているほか、今後もセミナーや勉強会を継続的に実施していく予定だ。そのほか、記者会見には弁護士の望月宣武、向原栄大朗、安井飛鳥、河西邦剛、音楽家のしほりが出席した。(cinamacafe.net)
2017年06月09日高杉真宙が『ぼんとリンちゃん』の俊英・小林啓一監督と再タッグを組んだ主演作『逆光の頃』。京都を舞台に高校生を演じ、葵わかな、清水尋也といった若手注目キャストと共演した本作から、予告編とポスタービジュアル、新場面写真が解禁となった。日本の歴史を感じさせる古都、京都。京都生まれの京都育ち、どこにでもいるような平凡な高校2年生の赤田孝豊は、同級生たちとの友情やケンカ、幼なじみの女の子への恋などを経験していく…。思春期のただ中にいる彼は、人生に対する漠然とした不安を抱えながら、一歩前に進みだそうとする――。原作は、「コップのフチ子」の原案者であり、ギャグイラストの「バカドリル」などで知られる異才の漫画家タナカカツキの名作コミック。日常と非日常、夢と現実。双方の世界を行き来する少年のゆらめきときらめきが、京都の街を背景に鮮やかに紡ぎだされ、その叙情性が高く評価されている。本作は、全12編からなる原作の中から、「僕は歪んだ瓦の上で」「銀河系星電気」「金の糸」の3編とオリジナル部分を、小林監督が脚本・撮影を務めて映像化。主人公・孝豊を演じるのは、『PとJK』『トリガール!』『散歩する侵略者』など、出演作が相次ぐ若手俳優・高杉さん。そして、主人公が恋する幼なじみ・みこと役には、NHK次期朝ドラ「わろてんか」のヒロインに抜擢された葵さん。孝豊の友人で、音楽に没頭するバンドマン・公平を演じるのは、『ソロモンの偽証』『ちはやふる』など話題作に続々と出演している清水さん。さらに、京の街で小料理屋を営む、みことの姉・五月を佐津川愛美、人気落語家でありながら役者として小林監督作品に『ももいろそらを』『ぼんとリンちゃん』に次いで3作品目という常連の桃月庵白酒など、個性豊かなキャストも見どころとなっている。このたび解禁となった予告編では、高杉さん演じる主人公・孝豊の揺れうごく、みずみずしい感情が切り取られている。伝統工芸・截金(きりかね/仏像等に金箔を張り合わせ、文様を表現)を生業とした父、いつか音楽で食っていきたいと夢を抱く同級生の公平(清水さん)。現在とその先の未来を見据えて何かに没頭する彼らと、自分がこれからどこに向かうのかわからず、漠然とした不安に身動きがとれないでいる孝豊の表情が印象的。また、そんな彼を明るく照らす幼なじみ・みこと(葵さん)の愛らしく快活な存在感と、やさしい京ことばが光る。さらに、本ポスタービジュアルでは、まるで孝豊が非現実と現実を行き来しているかのような、どこか幻想的な仕上がりとなっている。『逆光の頃』は7月8日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:逆光の頃 2017年初夏、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開(C) タナカカツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン
2017年06月03日昨年ロサンゼルスで行われた単独公演の成功などで、ますます注目を集めているピアニストの桑原あい。リリースされたばかりのアルバム「Somehow,Someday,Somewhere」は、なんとエレクトリックベースにウィル・リー、ドラムスにスティーヴ・ガッドという超一流のメンバーを迎えたスペシャル盤。オリジナル楽曲に加え、バーンスタインやビル・エヴァンスなどもカバーしたラインナップで、素晴らしくグルーヴィーな仕上がりとなっている。4月2日(日)~3日(月)と7日(金)~9日(日)に行われる桑原のライブ『Ai Kuwabara Shinjuku Pit Inn 5days "5 Souls"』では、石若駿(ドラムス)や菊地成孔(サックス)ら、こちらも名だたるプレイヤーが日替わりで登場する。『Ai Kuwabara Shinjuku Pit Inn 5days "5 Souls"』チケット情報「ウィルとスティーヴは、知り合った時から『いつか一緒にやろうね』と言ってくれていたんですけど、まさか私がと思っていたんです。でも“本当に一緒にやりたい人は誰?”と考えた時、やっぱりふたりの名前が浮かんできた」という桑原。ニューヨークでのレコーディングは、リラックスした空気で進んだとか。「目を見なくても、音がピッタリ合ってしまうのが不思議でした。全員が余計な力を抜いて、ただ音楽のことだけを感じた結果、そうなったとでもいうような。だから私のピアノも、これまでで一番ナチュラルな音が出ていると思います」と桑原は語る。「たとえばスティーヴのカウントオフなんて、テンポが譜面とは違うんですよ(笑)。でもなぜかそれが心地よくて、そのまま演ってみたらやっぱり正解だったということも多かったです」と桑原は振り返る。そのエッセンスは各曲に浸透し、寺山修司の言葉をタイトルにした『All life will end someday,only the sea will remain』、桑原がフェンダーローズを弾く『Extremely Loud But Incredibly Far』など、アルバムには匂い立つような楽曲が並ぶ。話は前後するが、以前は「極限まで自分を追い込んで曲を作るタイプだった」という桑原。3年前には長いスランプに陥ったが、日本を代表して出演したモントルー・ジャズフェスティバルで出会ったのが、あのクインシー・ジョーンズだ。「『いま出せる、あなたの音楽をやりなさい』と言ってくれて、思わず即興を演ってしまいました」と桑原は笑う。クインシーは演奏を終えた桑原にハグをして、何を悩んでいるのか聞いてくれた。憑き物が落ちたようにふっきれた桑原が、帰りの飛行機の中で一気に書き上げたのが、名曲『The Back(背中)』だ。「帰って行くクインシーの広い背中を見ていたら、大切なものが見えなくなっていた自分が恥ずかしくなりました。私はもっと音楽に、貪欲になっていいんだなって」と桑原はかみしめるように語る。次のフェーズに踏み出した彼女の、新たな魅力が詰まった『5 Souls』。彼女の“今”を、ピットインという密な空間でたっぷりと味わいたい。取材・文佐藤さくら
2017年03月16日2月9日(木)に放送されるFRESH!&ニコニコ生放送「アニメぴあちゃんねる」のゲストに桑原由気、高井舞香、水間友美が出演する。番組レギュラーの高野麻里佳、秦佐和子と同じ事務所の3人。今回、高野が残念ながら体調不良で欠席のため、ピンチヒッターも兼ねての出演となる。番組の登場は今回で2度目。お笑いが大好きで、一発芸を多数持っているという桑原は、前回放送でも一発芸を披露。不発に終わった後、番組司会の放送作家・美濃部達宏から、「ブリッジ」と呼ばれる締めの言葉やポーズを作った方が良いとアドバイスを受け、その場で「はぁ~い!!」というブリッジが生まれた。その後、そのブリッジを使っているのか、それとも新たなブリッジを生み出したのかなど、近況についてトークする。ゲーム対決では、番組側から視聴者へ究極の2択クイズを出題し、その回答を出演者が予想するクイズや、出演者がイラスト伝言ゲームをして、誰が一番ゴールから遠ざけたかを視聴者に聞くなど、視聴者参加型のものを用意。会員放送の「セリフ読み」コーナーでは、「視聴者をキュン死させる!」というテーマで、お題に対し、出演者が精一杯のキュンキュン台詞を考え、演じる。各出演者の演技に対し、視聴者が「キュン」「キュンキュン」とコメントし、一番多かった人が勝つという、こちらも視聴者参加型のコーナーとなっている。「アニメぴあちゃんねる」は2月9日(木)午後8時より放送。なお、視聴者を対象に桑原由気、高井舞香、水間友美、3人のサイン入り色紙をプレゼント。詳細は下記リンクよりご確認を。■アニメぴあちゃんねる日時:2月9日(木)午後8時~午後10時出演:タカオユキ / 秦佐和子 / 美濃部達宏ゲスト: 桑原由気 / 高井舞香 / 水間友美
2017年02月09日FRESH! by AbemaTV&ニコニコ生放送で隔週木曜日に放送されている「アニメぴあちゃんねる」。明日11月3日(木・祝)の放送はゲストに声優の桑原由気、高井舞香、水間友美の3人を迎える。桑原は現在放送中のテレビアニメ「灼熱の卓球娘」で番組レギュラーの高野麻里佳と共演。さらに3人とも、レギュラーの高野麻里佳、秦佐和子と同じ事務所「マウスプロモーション」に所属。3人が知る高野や秦の素顔を語るほか、プライベートの過ごし方についてトークする。そのほか、マウスプロモーション製作で所属声優が登場するオリジナル短編アニメーション「マウスどうぶつえん」を視聴者と共に鑑賞する。会員放送ではゲスト3人のデビュー前についてトーク。幼少の頃や学生時代のエピソードを掘り下げながら、何故、声優を志したかを聞いていく。そのほか、アニメぴあちゃんねるレギュラーの高野麻里佳、タカオユキ、秦佐和子の3人によるユニット「二四六九士ズ」とゲストの3人が対決するゲームコーナーを行う。高野麻里佳、タカオユキ、秦佐和子のレギュラー3人によるコーナーでは、以前実施し、視聴者に好評だった「以心伝心イラストクイズ」に挑戦。レギュラー3人が順番にイラストを描き最後に何のイラストかを視聴者に当ててもらう。ゲストの3人からのプレゼントも予定されている「アニメぴあちゃんねる」。気になる方はご確認を。■アニメぴあちゃんねる日時:11月3日(木・祝)午後8時~午後10時出演:タカオユキ / 秦佐和子 / 高野麻里佳 / 美濃部達宏ゲスト:桑原由気 / 高井舞香 / 水間友美
2016年11月02日2012年に鮮烈なデビューを飾って以来、ジャズ・シーンの若き担い手として注目されている桑原あい。彼女の4枚目のアルバム『ラブ・テーマ』は、桑原(ピアノ)と森田悠介(エレクトリックベース)、須川崇志(アコースティックベース)、石若駿(ドラムス)による、桑原あいトリオ・プロジェクトのカバーアルバムだ。冒頭から映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984年)の名曲『デボラのテーマ』に挑むなど、彼女の内的世界が映像となって浮かび上がるような全10曲。本作に込めた想いを、桑原に聞いた。【チケット情報はこちら】「実は私、自分のことをあまり"ジャズピアニスト"だとは思っていなくて(笑)。クラシックは今でもよく弾いているし、ミュージカルも映画も大好き。ジャンルを気にせず観たり聴いたりしてきた結果、今回は"好きなもの"ばかりが詰まったアルバムになったと思います」という桑原。その言葉通り、爽やかな『Here There and Everywhere』(レノン&マッカートニー)、美しく力強い『Finale(Tango Apasionado)』(ピアソラ)、プレーヤー全員が参加した『A Journey To Reedham』(スクエアプッシャー)、さらにマイルス・デイビスの名演で有名な『In Your Own Sweet Way』を桑原がゆったりとしたソロで聴かせるなど、次々と登場する曲はどれも鮮やかに異なる色彩を放つ。さらに注目したいのは、全曲を一発録りした点。桑原は「ずっとエンニオ・モリコーネ(『ニュー・シネマ・パラダイス』などの音楽も担当した巨匠)の大ファン。だから彼の『デボラのテーマ』は特に緊張しました」と語る。「でもリハーサルをやってから録るのは、音の道すじが見えてしまうようでイヤだったんです。個人的なエゴイズムなどを越えて、大きな意味での"愛"を表すこの曲を、心を研ぎ澄ませて出てきたものだけで奏でたかった」と桑原は言う。「5分くらいで録り終えたかと思った(笑)」という同曲は、実に11分。静謐かつライブ感あふれる1曲だ。一方、キューブリック監督の映画『バリー・リンドン』(1975年)からインスパイアされて桑原がアレンジした「ラブ・テーマ」は、映画が描く18世紀アイルランドの空気感をドラマチックに醸し出す。ちなみにアルバムタイトルも同じだが、こちらは「音楽そのものへの愛と、音楽家たちが刻んできた歴史へのリスペクトを込めました」と桑原は言う。「カバーだからといって、自分たちのものにするなんて気持ちは一切ない。全ての原曲の美しさをどこまで残せるかだよねって、皆で話しながらレコーディングしたんです」と、先人たちへの熱い想いを語ってくれた。それでもこぼれ落ちるものが個性というのなら、ここにそれがあるのは明白だ。瑞々しいアプローチの軌跡を、本作でぜひ味わってほしい。桑原あいは7月12日(火)に東京・東京オペラシティリサイタルホール、12月7日(水)に東京・サントリーホールブルーローズ(小ホール)で公演を開催。チケット一般発売は5月21(土)午前10時より。取材・文:佐藤さくら
2016年05月20日昨年で生誕40周年を迎えた永井豪と石川賢原作の人気アニメ『ゲッターロボ』シリーズより、『真ゲッターロボ 世界最後の日』に登場する「真ゲッター1」がプラモデル化され、2015年7月にコトブキヤより発売される。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は7,344円(税込)。『真ゲッターロボ 世界最後の日』は、今川泰宏監督(1~3話)、川越淳監督(4~13話)によって1998年に『ゲッターロボ』シリーズ初のOVA作品。2014年には同社が展開するデフォルメプラモデルシリーズ「D-STYLE」(ディースタイル)で立体化されている「真ゲッター1」だが、今回はゲッターバトルウイングを展開した全幅36cmという大ボリュームでプラモデル化される。実際のキットでは、各部に引き出し式関節や2重関節を使用し、アクション性とプロポーションを両立。ゲッターバトルウイングは基部2カ所で可動し、ポージングの表情付けが可能となっている。腹部は差し替えにてゲッタービームの発射状態を再現できるほか、武装はこちらも巨大な全長32cmのゲッタートマホークが付属。武器持ち手は基部が可動し、手首パーツが3種類(握り手、平手、武器持ち手)同梱される。商品価格は7,344円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年7月を予定している。(C)1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会
2015年03月18日――クリエーションにおいて、ファッションとアートのバランスはどうお考えですか。非常に難しいと思うんですけど、僕の中では突き抜けたものに関してはどちらかと言うとアートな感覚がありますね。それをもうちょっとコントロールしたものがファッションという認識です。その靴を履いている対象をイメージできることがファッションかもしれないですね。――完成した靴には必ずご自身で足を入れて履かれるとか。「靴」と言っている以上、足を入れられるとか立っていられる、一歩進められるということは最低限欠かせないことだと思っています。靴として譲れないことを外しちゃうと中途半端になっちゃうので。ある種彫刻みたいな感覚でもあるんですけど、履けるということでアートとファッションの中間のいい塩梅になるのではと感じています。アートって直接体感するというよりは、飾ったり観賞する作品が多いじゃないですか。でも、靴って履けますよね。そういう意味で靴は直接体感できるアートであり、より作品と人を近づける新しい物質だと考えています。――今回、伊藤若冲の作品を西陣織で表現した靴をつくられたのはなぜですか。もともと伊藤若冲が好きだったということもあります。今回、京都近代美術館で開催される「日本ファッション:不連続の連続」という展示会に出展することになり、自分が温めてきたテーマの中で「伊藤若冲」が一番ハマるんじゃないかなと思いました。伊藤若冲は京都の錦市場が出身なので、彼が存在していたその当時、京都に既にあった素材を使いたいという理由で、西陣織で表現しました。想像なのですが、伊藤若冲がもの作りに対してのスタンスが自分に近いのではという思いもありました。日本画という古くからある技法なのに、超絶技法とまでも言われるような描きこむ手法を生み出しています。それは、その当時の「革新」だったと思うんです。彼の場合はその技法を2Dで表現し、僕の場合は靴をベースに3Dで表現するという感覚です。――日本のファッションにはどんな未来があると思いますか? ファッション全体は、面白くなるかというと、正直なかなか将来性が見出だせないと思います。コレクションなんてランウエイが始まってから、実際に商品が発売されるまでの間に飽きてしまうくらい情報に溢れています。販促という側面が重要視されていて、その時の面白さや感動や、実際に見に行きたいというワクワク感がなくなってきています。これをセーブすることはできないと思う。そういう意味で将来が明るいとは言えない。ただ、それ故に際立つところも絶対あって、本物だけが残る。きちんとしたロジックや、しっかりしたベースがあるものだけが残るんじゃないでしょうか。少数派かもしれませんが、僕自身はそんな中でも「やっぱりファッションって夢があるよね」という物を残したい。 もしかしたら、そんなに面白くない服でも売れている可能性はあって、そういう服にはまた違うところで満たされるというのもあると思う。役割分担じゃないですけど、そういうことはそういう人に任せておけばいいと思っているので。僕は、僕が僕である理由みたいなのが、生まれてきた以上欲しいんです。アイデンティティーみたいなものです。例えば、自分の先祖が作ったものが美術館に入っていたら自慢になるし、単純に嬉しかったりするじゃないですか。今後結婚して子供が出来たりして、自分にとって親しい人にとって自慢になるような正直なもの作りを残していきたいなと思っています。目に見える部分が変わるのではなく、見る人の気持ちや心が動く物作り。自分が美術館で感動して、そこからインスピレーションを受けてものを作るというような、プライスレスで時代を超えた、形の違うバトンタッチができるようなものを作りたいです。――最後の質問ですが、串野さんにとってファッションとはどういった存在でしょう? 飽くなき探求です。ファッションは気持ちと直結してますよね。明るい服を着ると気持ちも明るくなると思うし。ファッションはもともと楽しむもの。毎日、その日をどう楽しむかとか、好きな人とデートする時にこれを着たいと思えるとか、それがファッションの魅力だと思います。他の動物は服を着ないですし、まとうことは人間の特権だと思う。だから気持ちを豊かにしてくれる大切なものです。だからこそ、自分のクリエーションのレベルは、どこまでも高く持っていきたいですね。例えば、宇宙に持って行く初めての靴を作るとか(笑)。そこにはロマンがあると思う。想像して何か作るということは僕にとって「飽くなき探求」ですね。 1/3に戻る。
2014年04月13日――串野さんの作品からは、物語や時間の流れを感じます。作品を作る時どんなところから着想を得ているのですか。 シンプルなものだと思います。自分が目にした時に美しいと感じた第一衝動のようなものをどう組みあわせていくか。普段見慣れた奇麗なものを、ジャンルにとらわれず、どう組み合わせていくかです。異なるジャンルの要素を組み合わせていくことは僕が得意とするところなので。理由が無くても美しい物はたくさんあると思うんです。でも、人間は何かしら理由を付けたい生き物じゃないですか。「何で」って。それが哲学に至ったりするんですが。そこに僕は理屈じゃなくて「良いものは単純に良い」と感じてもいいんじゃないかと考えています。どれだけコンセプトに複雑な想いが込められているものでも、僕は最終的に、ビジュアルが美しくないと僕が作るものとして感動できない。美しさも極めると、理屈と関係なく飛び抜ける一線があると思う。なので作品を作る時はコンセプトが先の場合もありますが、そのコンセプトを飛び抜けるところまで美しさを極めることを考えています。――だからこそ、目指す美しさに到達するまで妥協はしないんですね。中途半端なのって、かっこ悪いと思うんですよ。目指しているとこが見えているのに、その過程を途中で止めるということが一番ナンセンスじゃないかなと。ただ、ファッショントレンドに対して、僕は真逆のことをやっていると自覚しています。服がファッションである以上、実用性や時代性に合っていて、その時々の人々に受け入れられるものを考えるのがデザイナーの目的という考え方もあります。でも、自分はそうではない作品作りをしています。 今のファッションサイクルは早過ぎて、良いものが出てもすぐ風化してしまう。この風潮はすごく残念です。シーズンというカテゴリーを設けるだけで一気に風化してしまうのなら、僕はシーズンとかを無くしてしまいたい。自分のスタンスとしてはシーズンを越えて残るものを作りたい。僕の一つの目標としては自分の靴は100年後とか200年後とかに見た人が高揚するような感じの物を作りたいと思っています。――京都に住んでいるメリットはありますか? すごくありますね。時間の流れ方も東京とは全く違うと思います。東京は常に新しい物が生まれて消えていく文化。なので、東京でしか生まれないファッションというのも絶対にあると思います。僕の場合は「時間を越える」作品を作るという感覚があるので、そういった意味では京都には時間を越えて残る歴史がある街です。街に残ってきた技術には、残る理由が絶対にあって、物が溢れている時代にもかかわらず受け継がれてきた技術は素晴らしいと思う。その時代を越えて残った技術をお借りしている感覚です。僕にとってもクリエーションの結果が良ければ嬉しいし、技術をお借りした人にも何かしらプラスになれば嬉しいです。 3/3に続く。
2014年04月12日