ショートフィルムを無料配信するライフスタイルウェブメディア「ブリリア ショートショートシアター オンライン(Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE)」が旬のショートフィルムを紹介する金曜日連載「週末の短編映画」。今週は、『犯罪オタクのカップル(原題:Something Left, Something taken)』。アメリカで活躍する桑畑かほる監督が手掛けた傑作アニメーションです。《あらすじ》「犯罪現場では何かが残り 何かがなくなる」。犯罪マニアのカップルが出くわした未解決連続殺人事件の犯人…《解説》ストップモーションアニメの『ネガティブ・スペース』で第90回米国アカデミー賞短編アニメ映画賞にノミネートされた、Ru Kuwahataこと桑畑かほる監督。アメリカを拠点に、夫のマックス・ポーター監督とアニメーション作家ユニット「Tiny Inventions」として活動し、2010年に制作された本作では夫婦で声の出演をしています。緻密な背景や小道具、照明、そしてキャラクター。実写とCGの融合によって生まれる“現実と非現実の境目がわからない”映像は、観る人を独特な世界観に没入させます。アイディアは監督の実体験や実在する出来事をもとに構成され(作中に出てくるゾディアック事件も実際にサンフランシスコで起こった未解決連続殺人事件)ています。その “すぐそばにありそうで全く知らない世界”にドキドキすること間違いなしです。【作品情報】『犯罪オタクのカップル(原題:Something Left, Something taken)』監督:Max Porter & Ru Kuwahata制作国:アメリカジャンル:アニメーション制作年:2010上映時間:10分「Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE」にて期間限定配信中。URL:
2018年05月11日『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、『レディ・バード』の公開も控える若手イケメン俳優ティモシー・シャラメが主演するショートフィルム『サインスピナー』が、ショートフィルム専門のオンラインシアター「ブリリアショートショートシアター オンライン(以下、BSSTO)」にて配信スタートした。『サインスピナー』はロサンゼルス郊外、“スピナーズ”と呼ばれる看板回しの仕事をしながら、その日々の生活に不安や鬱憤を感じ、傷つきやすくも残酷な少年の姿を描いた作品。アメリカで多発し、社会問題化するティーン・エイジャーの銃撃事件の背景を思わざるを得ないリアルな社会描写と、そこに暮らす一触即発の繊細な少年たちの表情が心に残る。主人公の少年ジェイスを演じたティモシーは、その後、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』に出演するなど、映画界が最も注目する若手俳優への道を歩んでいくことに。また、「BSSTO」には、2月28日(水)よりショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016でグランプリを受賞後、見事に翌年のアカデミー賞短編実写部門に輝いた『合唱』が追加されており、3月28日(水)からは『ネガティブ・スペース』が今年のアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた桑畑かおる監督による2011年のショートフィルム作品の公開が予定されている。世界が注目する俳優やクリエイターたちの作品を満喫できるショートフィルムのラインナップをぜひチェックしてみて。■『サインスピナー』(Spinners)13分16秒/2013年/アメリカ第90回アカデミー賞主演男優賞ノミネート ティモシー・シャラメ主演砂漠に囲まれたとある町で、サインスピニングで小遣い稼ぎをしているジェイスとデレクは、日ごろ彼らをバカにする奴らに仕返しをしようと、ある計画を思いつく。しかし1人の母親が2人の前に現れたとき、彼らの計画は思いもよらぬ方向に…。■『合唱』(Sing)25分/2015年/ハンガリー第89回アカデミー賞短編実写映画賞受賞おとなしい10歳の少女ジョフィーは転校したばかり。最初は少し慣れなかったが、すぐに校内で有名な合唱団に入ることを決め、人気者のクラスメイト、リザと仲良しに。ほどなく、彼女たちは一致団結して合唱団の指揮者である先生に立ち向かうことになる。彼女は見た目と違い、本当は意地悪な人物だった――。■『犯罪オタクのカップル』(Something Left, Something Taken)10分/2011/アメリカ第90回アカデミー賞短編アニメ賞ノミネート桑畑かおる監督作品「犯罪現場では何かが残り 何かがなくなる」。犯罪マニアのカップルが出くわしたゾディアック事件の犯人は…?マックス・ポーター&桑畑かほる夫妻によるパペット・アニメーション。サンダンス映画祭などでも絶賛された。ブリリア ショートショート シアター オンラインにて『サインスピナー』『合唱』は配信中、『犯罪オタクのカップル』は3月28日(水)より配信予定(※視聴は無料だが初回に会員登録が必要)。(text:cinemacafe.net)
2018年03月19日第90回アカデミー賞授賞式が3月5日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、短編アニメ映画賞は『Dear Basketball』(原題)が受賞。日本人・桑畑かほるが夫マックス・ポーターと共同監督を務めた『ネガティヴ・スペース』(原題)はノミネートされていたが受賞を残念ながら逃した。■第81回アカデミー賞以来の快挙に迫った『ネガティヴ・スペース』本作は、静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かして撮影し、連続で投影することによってその物体がまるで動いているかのように見せる映画の撮影技法、ストップモーション・アニメで作られた。同賞での受賞が叶えば、日本人としては第81回アカデミー賞にて2007年に加藤久仁生監督が制作した短編アニメーション『つみきのいえ』が受賞して以来の快挙となったが、今回は『Dear Basketball』が受賞した。(text:cinemacafe.net)
2018年03月05日TBSでは、7月期の火曜ドラマ枠にて、「YOU」(集英社)で連載された深谷かほる「カンナさーん!」をドラマ化することが決定。主演には、若い女性層のファッションアイコンとしても活躍する渡辺直美が務めることも明らかになった。なお、渡辺さんがゴールデン・プライム帯の連続ドラマで主演するのは今回が初となる。パワフルで豪快、思い込んだら一直線の女・鈴木カンナ(渡辺直美)。雇われファッションデザイナーとして働く彼女には、「いつか自分のデザインした洋服で世界中の女性をイイ女にしたい!」という夢があるが、斬新すぎる趣味になかなか時代がついてこず…会社ではちょっぴり浮いた存在。しかし夢をあきらめることなく、いつもポジティブ。イケメン夫・鈴木礼と一人息子の麗音とともに毎日楽しく暮らしていた。しかしある日、あろうことかラブラブだったはずの夫・礼の浮気が発覚!「冗談じゃない!」と息巻いて、ゲス夫を追い出したまではよかったのだが…理不尽な上司から降ってくる大量の仕事、マザコン息子に過保護な姑の来襲、そして泣き虫で甘えん坊な4歳児の子育て、そのほかさまざまなハードルがひとりぼっちのカンナに襲いかかる!つい心が折れそうになる瞬間もありつつも、カンナは逃げない!曲げない!くじけない!愛する息子のため、さらに自分の夢のため、逆境を跳ね返しハッピーに生きるカンナの熱い奮闘が始まる――!原作は、2001年から2007年まで連載された深谷氏による同名漫画。自由奔放ないわゆる“ダメ夫”と姑、理不尽な会社の上司などに振り回されながらも、ハッピーに生きる主人公・カンナの大胆で前向きなキャラクターが読者の支持を集め人気を博した作品だ。今回のドラマ化にあたり、脚本は「山田太郎ものがたり」「こちら亀有公園前派出所」のマギー、演出は「GOOD LUCK!!」「砂の塔~知りすぎた隣人~」の平野俊一と、「有閑倶楽部」「デカワンコ」の国本雅広が担当する。そして今回、本作の主人公・カンナを務めるのが、コメディアンとして様々な番組に出演し、昨年は初ワールドツアー「Naomi Watanabe WORLD TOUR」を成功させた渡辺さん。カンナは、グラマラスな“ぽっちゃり体型”に人並みはずれたファッションセンス、男気あふれるサバサバとした性格の“イイ女”という役どころ。自身も原作漫画の表紙を見て「私のことを書いているのかな!?」と思ったというほど、ぴったりの容姿でまさにハマリ役。また、カンナの職業はファッションデザイナーということで、若い女性層のファッションアイコンとしても活躍する渡辺さんに通ずる部分があり、劇中衣装には渡辺さんの意見が取り入れられるようだ。今回の主演決定に渡辺さんは、「まさか『逃げ恥』の火曜ドラマ枠で主演をやらせていただくなんて、最初はうそだと思いました(笑)。ガッキーを超えられるかなという不安もあったのですが、ガッキーと同じくらいのパワーを持っているのかな(笑)という自信にも繋がったので、すごくうれしいですし、頑張りたいと思いました」と気合十分にコメント。また衣装については、「カンナさんはファッションデザイナーという役柄で、私も洋服のブランドをやっているので、重なる部分はすごくあるなと感じました。私のブランドとは少し方向性が違うので、私とはまた違ったカンナさんらしい衣装を着ることができるのは楽しみです」と期待を抱きつつ、「カンナさんはパワフルで元気なのですが、実は繊細な部分もあって、応援したくなるような素敵な女性です。 そんなカンナさんが、困難にぶつかりながらも前向きにハッピーに生きる奮闘記をぜひ楽しんで観ていただけたらと思います!」とメッセージを寄せた。「カンナさーん!」は7月期より毎週火曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年05月12日ディスコは2月2日、精密加工装置・精密加工ツールを製造する桑畑工場(広島県)に、免震構造の新棟を竣工したと発表した。スマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器がけん引役となり、半導体市場は拡大基調にある。これに伴い、搭載される半導体・電子部品の生産設備投資が拡大し、同社の2014年度上期売上高は精密加工装置・精密加工ツールともに過去最高となったという。また、世界的なIoTの流れから今後新たなアプリケーションも登場し、半導体・電子部品需要はさらに拡大することが予測される。今回発表された新棟は、既存のA棟(2010年竣工)と接続することで、広い生産スペースが確保され、生産キャパシティは現状の約1.75倍となり、将来の需要拡大時にも対応できるという。また、同社では、BCM(Business Continuity Management:事業継続管理)強化のため各工場の免震化を進めてきたが、精密加工ツールの特定品種は桑畑工場に一部残った非免震棟にて製造していた。新棟の竣工により、すべての精密加工ツール、および精密加工装置を免震構造棟で製造できる体制が整い、大地震の際にも被害を最小限に留め、いち早い製品供給の復旧が可能となるとしている。なお、新棟は2月以降に順次稼働を開始し、10月に移設が完了する予定。
2015年02月02日