「うなぎと梅干は食べ合わせが悪い」と聞いたことはありませんか?古くから迷信のように伝わる話ではありますが、このほかにも食べ合わせが良くないといわれる組み合わせはいくつか存在します。今回は管理栄養士の筆者が、食べ合わせが悪いとされる食品についてご紹介しましょう。食べ合わせが悪いといわれている食品具体的な食品を紹介しながら、なぜ食べ合わせが悪いといわれているのかを解説します。うなぎと梅干結論からいうと、「うなぎと梅干は食べ合わせが悪い」という言い伝えに医学的根拠はないようです。梅干は食欲を増進させやすいため、高級食材であるうなぎの食べすぎを防ぐために、このような迷信が広まったと考えられています。天ぷらとスイカ天ぷらは油が多く、消化に時間がかかる食べ物です。そしてスイカは水分が多く、胃液が薄まり消化を悪くするおそれがあるため、天ぷらとスイカは相性が悪いといわれていたようです。実際には体に影響が出るほど食べすぎることはほぼ無いと思われるため、あまり気にしなくて大丈夫でしょう。ただし、夏バテなどで胃腸が弱っているときには、下痢などの不調を招く可能性があるため、食べすぎには注意してください。トマトときゅうりきゅうりに含まれる「アスコルビナーゼ」という酵素が、トマトに含まれるビタミンCの酸化を促進してしまうので、よくないとされていたようです。しかし、体内に入れば酸化型ビタミンCは体内で還元型ビタミンCに変化するため、特に食べ合わせによる影響はないといわれています。もしきゅうりの酵素による影響が気になるようであれば、ドレッシングやマヨネーズをかけて食べるのがおすすめ。ドレッシングなどに含まれている「お酢」が酵素の働きを抑えてくれるでしょう。ほうれん草とベーコンほうれん草とベーコンの組み合わせが良くないといわれる理由は、ベーコンに含まれるリン酸が、ほうれん草に含まれる鉄分やカルシウムの吸収を阻害してしまうからだそうです。また、ほうれん草の硝酸とベーコンの成分が反応して体に害を及ぼすという説も。とはいえ、健康に影響するほどの量を食べることは現実的には考えられないレベルなので、そこまで気にする必要はないと思います。人参と大根先ほどのきゅうりと同様に、人参の「アスコルビナーゼ」という酵素が大根のビタミンCを破壊してしまうため、食べ合わせが悪いといわれていたようです。しかし、きゅうりと同じように体内に入れば特に問題はないでしょう。焼き魚と漬物焼き魚の「焦げ」に含まれるジメチルアミンと、漬物に含まれる「亜硝酸塩」が結合すると、「ニトロソアミン」という発がん物質が生成される可能性があるといわれています。ただし、実際には大量に焦げた部分を食べないかぎり、影響は少ないとされています。ビタミンCがニトロソアミンの働きを抑えられるといわれているので、もし気になる方はレモン汁や大根おろしなどを添えたり、野菜や果物を摂ったりするとよいでしょう。ナスとそばナスとそばの組み合わせは、体を冷やす食材と考えられていたようです。もし一緒に食べるなら、ナスは漬け物以外の調理法にして、そばは温かくして食べるというように工夫すれば問題ないでしょう。わかめとネギわかめとネギは味噌汁や麺類のトッピングなど、一緒に食べることも多い食材ですよね。しかしネギの成分が、わかめに含まれるカルシウムの吸収を阻害してしまうという説があるようです。カルシウムの吸収を優先するなら、ネギの代わりに豆腐を一緒に食べるといいとされています。カニと柿カニと柿は、“ナスとそば”と同様に体を冷やす食材の組み合わせだと考えられています。また、流通の発達していない時代では、傷みやすいカニと消化の悪い柿の組み合わせは、食中毒へのリスクが高いといわれていた説も。とはいえ現代の日本ではあまり心配はないでしょう。納豆と生玉子納豆には「ビオチン」というビタミンが含まれますが、卵白の「アビジン」という成分を一緒に摂ることで、ビオチンの吸収を妨げてしまうと考えられています。しかし、ビオチンはさまざまな食品から摂れるため、過剰に心配する必要はないといえるでしょう。食べ合わせの良い組み合わせは?食べ合わせが悪いといわれている食品の例を紹介しました。では、逆に食べ合わせが良いといえる食品の組み合わせはあるのでしょうか。具体的な例を解説します。豚肉と玉ねぎ豚肉には疲労回復などに役立つビタミンB1が豊富に含まれています。玉ねぎに含まれる成分がビタミンB1と結びつくと、吸収率がアップするのです。豚肉と玉ねぎを使った生姜焼きは食べ合わせの良い料理といえるでしょう。ヨーグルトとバナナ腸内環境を整えるためには、善玉菌を増やすことが大切。ヨーグルトには善玉菌の一つである乳酸菌が含まれており、バナナには善玉菌のエサとなるオリゴ糖などが含まれています。そのため一緒に摂ることにより、腸にとっていい働きが期待できるのです(※1)。食べ合わせが悪いといわれている食品は食べすぎに気を付けて昔から言い伝えられている食べ合わせの悪い食材は、「食べすぎを防ぐ」ために言い伝えられてきたという説もあります。今回紹介したなかでは絶対に組み合わせてはいけない食品はありませんが、何でも摂り過ぎには注意が必要です。今回お伝えした食べ合わせの良い食材は、ぜひ積極的に食卓に取り入れてみてください。【参考】※1厚生労働省.e-ヘルスネット 腸内細菌と健康©Goran13/Kitti Boonnitrod/masahiro Makino/Thanit Weerawan/Caterina Oltean / 500px/gettyimages文/管理栄養士・寺内麻美
2022年08月19日シンガーソングライターのchayとオルガニストの梅干野安未によるライブ『Premium Chapel Party』が、1月21日に東京・グローリアチャペル(キリスト品川教会)で開催された。本公演は、コロナ禍で希望通りに結婚式などが挙げられない状況が続く中でも、音楽の力で人々に幸せや祝福を届けられればという思いから、マイナビウエディングとサンライズプロモーション東京がタッグを組んだ新たな形のコンサート。当日は有料生配信も行われ、演奏はもちろんチケット購入者から寄せられた幸せいっぱいのメッセージを紹介するコーナーも設けられた。ライブは梅干野がパイプオルガンで「アメイジンググレイス」を独奏する厳かな雰囲気の中から始まり、前奏中に客席後方からまるで結婚式の入場のようにウエディングドレスを着たchayが登場。壇上に上がりアカペラで歌い上げたあと、コラボレーションがスタートした。1曲目を披露したところで、それぞれのソロパートへと突入。まずchayのソロパートでは、初めてギター弾き語りで「with」を演奏するなどレアな演出を含む全6曲が披露され、ギターと観客の手拍子がチャペルならではの音の響きで特別なものに感じられた。chayそして梅干野のソロパートでは、イベントの趣旨に合わせウエディングにまつわる楽曲をメドレーで披露。どこかで聞いたことのある曲が、結婚式のはじまりから結びまでをつなげるカタチで展開され、それぞれの楽曲に意味を感じられるような構成となった。続いてパイプオルガンのために作られた楽曲「ウエストミンスターの鐘 Op.54-6」が壮大に演奏され、ソロパートを締めくくった。ソロコーナーが終わり、衣装を膝丈のドレスにチェンジしたchayがステージに登場。カップルチケット購入者のメッセージ紹介コーナーでは、ほっこりとするようなメッセージをchayが代読し、その中で一昨年に結婚を発表したchayがコロナ禍で結婚式を挙げたエピソードも語られた。左からchay、梅干野安未その後再び2人による演奏がはじまり、結婚式でも利用されることが多い「それでしあわせ」をワンコーラス目はしっとりとしたバラードのテイスト、ツーコーラス目は原曲のような明るいテイストで披露。パイプオルガンの伴奏は、まるでオーケストラがいるかのような感覚になる音色だった。アンコールでは、「Beauty and the Beast」を2人で披露。黄色いドレスを着用したchayが「幸せな気持ちだったり、祝福を少しでも届けることが出来たらなと思い、こういう風にチャペルで歌わせてもらいました」と話していた通り、観客は幸せそうな表情で帰路についていたのが印象的だった。なお本公演の模様は、1月28日23時59分までアーカイブ配信が行われている。<公演情報>『Premium Chapel Party』1月21日(金) 東京・グローリアチャペル(キリスト品川教会)※アーカイブ配信:1月28日(金) 23:59までセットリスト■コラボ1. アメイジンググレイス■chay2. あなたに恋をしてみました3. 運命のアイラブユー4. with5. together6. 3人のうた7. 花束■梅干野安未8. ウエディングソングスペシャルメドレーJ.S.バッハ:『カンタータ第147番』より「主よ、人の望みの喜びよ」R.ワーグナー:『ローエングリン』より「婚礼の合唱」G.ヘンデル:『水上の音楽』より「ア・ラ・ホーンパイプ」J.S.バッハ:『管弦楽組曲第3番』BWV1068 より「G線上のアリア」F.メンデルスゾーン:『真夏の夜の夢』より「結婚行進曲」9. L.ヴィエルヌ:ウエストミンスターの鐘 Op.54-6■コラボ10. それでしあわせ11. Beauty and the Beast■視聴チケット:2,500円(税込)販売期間:1月28日(金) 21:00まで購入リンク:イベント公式サイト:
2022年01月26日2022年1月21日に東京・グローリアチャペル(キリスト品川教会)で開催されるライブ『Premium Chapel Party』に、chayとオルガニストの梅干野安未(読み:ほやのあみ)が出演することが決定した。本公演は、コロナ禍で希望通りに結婚式などが挙げられない状況が続く中でも、音楽の力で人々に幸せや祝福を届けられればという思いで、マイナビウエディングとサンライズプロモーション東京がタッグを組んで行う新たな形のコンサート。chayの歌声と、各地で積極的に演奏会を行い国内外から高い評価を受ける梅干野の奏でる優雅なパイプオルガンの音色が、美しいグローリアチャペルの空間で混ざり合い、ここでしか見られない幻想的な一夜を演出する。チケットは本日11月29日21時よりオフィシャルHPで最速先行受付がスタート。一般発売は12月25日を予定している。■chay コメントこの度、Premium Chapel Partyに出演させていただけることになり、とても嬉しく光栄に思います。私自身もそうだったように、コロナ禍で思うように結婚式を執りおこなうことが出来ない日々が続いています。お越しいただける皆さまが、少しでもあたたかい気持ちに包まれますように。そして、当たり前が当たり前ではなくなってしまった今、こうして直接皆さまの目を見ながら歌える幸せも噛みしめながら、心を込めて歌わせていただきます。梅干野安未さんの心地よいオルガンの音色と私の歌で、祝福をお届けすることが出来たら嬉しいです。■梅干野安未 コメント教会に入ってふと見上げるとパイプオルガンがあり、音色が聴こえてくると幸せな気持ちになります。コンサートホールでも、イベント会場でもない、教会という心穏やかな祈りの空間でのひと時。chayさんの素敵な歌声とパイプオルガンの音色で、みなさまの心があたたかくなるような愛の溢れる音楽をお届けしたいと思っております。<公演情報>Premium Chapel Party2022年1月21日(金) グローリアチャペル(キリスト品川教会)開場 18:00 / 開演 19:00『Premium Chapel Party』キービジュアル出演:chay / 梅干野安未【チケット情報】・全席指定:5,500円(税込)・カップルチケット(全席指定 / 連席保証):7,500円(税込)※限定10組(オフィシャルHP先行のみ受付)オフィシャルHP先行:11月29日(月) 21:00~12月5日(日) 23:59一般発売:12月25日(土) 10:00発売URL:問い合わせ:サンライズプロモーション東京TEL:0570-00-3337(平日12:00~15:00)イベント公式サイト:関連リンクchay オフィシャルサイト: Twitter:梅干野安未 オフィシャルサイト:
2021年11月29日配達員の心温まるエピソードや、ユーモアのある出来事などが話題になってきたヤマト運輸(通称:クロネコヤマト)。ヤマト運輸に関する記事はこちらネット上では、「クロネコヤマトの梅干がおいしい」という声が複数投稿されています。どうやら、『クロネコヤマトのいつもの梅』『クロネコヤマトのやまとの梅』という北海道限定の商品がある様子。運送会社が梅干で話題になるなんて、不思議ですよね。クロネコヤマトの梅干を買ってみたヤマトホームコンビニエンスのオンラインショップ『クロネコ美味紀行』で、『いつもの梅』『やまとの梅』の名称で販売されていたため、両方購入してみました!パッケージがネットに投稿されているものと異なり、『クロネコヤマトの』とは書かれていませんが、確かに『いつもの梅』と『やまとの梅』。どちらも紀州南高梅です。いつもの梅『いつもの梅』は、株式会社濱田が製造。300g入っています。塩分は約7.5%で、『やまとの梅』に比べると若干張りが感じられます。味は、みりんとハチミツの甘さが酸味を包み込みまろやかでした。やまとの梅『やまとの梅』は株式会社梅一番井口が製造しているもので、600g入っています。塩分は約7%。食べてみると、こちらもはちみつのほのかな甘さが塩気の中に感じられます。「酸っぱすぎる梅は苦手」という人もおいしく食べられますよ。どちらも優しい味の梅で、ご飯との相性がよく、多くの人に好まれるのも納得!クロネコヤマトに梅について尋ねると、このような返答がありました。正確な記録は残っていませんが、約30年前にヤマト運輸の北海道支社で、お客様の生活にとって便利な物品販売の新商品として梅干の企画があがり、販売を始めました。以降、お客様に大変ご好評いただき、今でも北海道における定番の人気商品です。なお、製造は食品メーカーが行っており、当社では製造していません。クロネコヤマトで製造はされていないものの、『クロネコヤマトが扱っているおいしい梅干』として認知されている『いつもの梅』と『やまとの梅』。興味のある人は、実際に食べてみてください![文・構成/grape編集部]
2020年07月22日和歌山県日高郡の東農園(あづまのうえん)はこのほど、「丙申(ひのえさる)年の梅 五福」の販売予約を開始した。○12年に一度の限定品、日本一高価な10万円の梅干同商品は、日本一の梅産地から発売となる、日本一高価な梅干し。平安時代に村上天皇の病が梅干で治癒したという故事にちなみ、丙申年である2016年に向けて販売する、12年に一度の限定品となる。1.8kgで、価格は10万円(税別)。古来より「申酉荒れる」という言い伝えがあり、「申年の梅は難が去り、縁起がいい」として、年の始めや大切な時に梅干をお茶に入れて福茶として食し、無病息災を願う風習が今も全国で根づいている。申年に穫れた梅は特に重宝されているという。2016年の申年は閏(うるう)年にあたり、閏年は特に気候の変化や天変地異が多いと言われている。同社では来年の恵方(南南東)に位置する自家農園で3回の神事を行った。また同じ方位に位置する梅農家と協力し、縁起を託し丹精込めて梅干を厳選、調製の上、壷に入れて熟成させ、予約を受けて2016年11月から発売の予定となる。同商品の食し方としては、1.家族や大切な人と、そして申年生まれの方が12年に一度訪れる縁起梅干を食する。2.還暦のお祝いと併せて大還暦(120年)を願い食する。3.お正月の元旦の朝一番の水(若水)でお茶をたて、福茶として家族で分かち合って食する(昆布を添えて食する)。4.精気がみなぎる朝に食する。5.お祝い事や大切な願い事、そして慶事の時などに縁起を願って食する。6.日常無病息災の心を込めて食する。などとなる。なお、商品名の「五福」には、1.寿命が長いこと、2.財力が豊かなこと、3.無病であること、4.徳を好むこと、5.天命をもって終わること、の由来があるとされている(中国最古の古典『書経洪範』より)。
2015年12月12日