12月30日、令和初となる「第70回NHK紅白歌合戦」のリハーサル3日目が行われた。そこに椎名林檎(41)が登場し、紅組のトップバッター・Foorinの「パプリカ」に合わせてダンスを披露。しかし慣れない振り付けに、不安が見え隠れしていた。今回の紅白では、「パプリカ」のサビに合わせて出演者一同でダンスをすることになっている。当初、隣になったMISIA(41)と仲睦まじく談笑していた椎名。九州で育った2人のおしゃべりは止まらず、話すほどにヒートアップ!ともに顔を見合わせて笑っていた。しかし、パプリカダンスでは一転。振付師やFoorinメンバーの指導のもとで練習していたが、笑顔で踊るMISIAに対して椎名は出遅れている様子。またMISIAがいったん舞台袖に戻ると、椎名はどこか所在なさげ。そして実際に「パプリカ」の音楽に合わせてリハーサルが始まると、困惑した顔つきになっていた。サビは3回あり、パプリカダンスのリハーサルは計2回。しかし椎名は始終、首を傾げたままダンス。また振付師を凝視し、手を止めて考え込んでいるシーンもあった。リハーサルが終わると、椎名はMISIAとステージで再会。やっと笑顔を取り戻していたが、本番はどうなる!?
2019年12月30日舞台『巌窟王 Le theatre』の囲み取材が、こくみん共済coopホール(全労済ホール)/スペース・ゼロにて行われ、橋本祥平、谷口賢志、前嶋曜(JBアナザーズ)、遠山景織子、徳山秀典の5名が出席した。15年前に放送されたアニメ『巌窟王』をベースに舞台化された本作。フランスの小説家、アレクサンドル・デュマが描く古典名作『モンテ・クリスト伯』を原作とし、アニメ版では、復讐の生贄となる少年・アルベールの目線から物語を構築し、残酷でイノセントなドラマを描いたことで人気を博した。会見では、キャストたちが改めて公演に向けての意気込みを語った。アルベール・ド・モルセール子爵役の橋本は、「稽古初日から約1ヶ月間、本番に向けて挑んできたんですが、あまりにも稽古内容が濃すぎて、体感的には半年ぐらいやってきたような気がします」と濃密な稽古期間を振り返る。また、アニメ版でアルベールを演じた福山潤との対談も実現したことに触れ、「福山さんから、“役者たちの芝居の幅が狭まってしまうから、キャラクターの声に寄せなくていい”とのお言葉もいただきました。自由にのびのびと作ってきた作品です」とコメント。モンテ・クリスト伯爵役の谷口は、アニメ版をリアルタイムで観ていたことを明かし、「当時は役者としてくすぶっていた時期。何か新しいものを観ないと、と思って、一番最初に観たのがアニメ『巌窟王』でした。そのときに、このモンテ・クリスト伯爵を演じてみたいと思って、生きてきたんです。そして、巡り合うことができました」と、喜びをあらわにした。アルベールの親友、フランツ・デピネー男爵を演じる前嶋は「この1ヶ月、やれることはやってきました。その想いを全力でお客さんに届けたいです」と真摯に語り、アルベールの母親、メルセデス・ド・モルセール役の遠山景織子は、「アニメを観て、この作品が大好きになりました。ストーリーもそうですが、舞台上の映像も素晴らしいので、そこを観て欲しい。メルセデスを情熱的に演じたいと思います」と意気込んだ。フェルナン・ド・モルセール将軍役の徳山は「舞台は復讐劇ですが、それぞれのキャラクターに深い愛があります。それを舞台上でどこまで表現できるかが僕らの課題。素晴らしいラストになればいい」と期待を寄せる。共演者の印象を聞かれた橋本は、今回の座組を「大人チームと子供チームで分かれていて、バランスが良い」としつつ、「賢志さんはお芝居面で引っ張ってくれていて、遠山さんはド天然な方なので、場のムードを和ませてくれています。徳山さんは面倒見がよくて、僕らの芝居も見てくれていました。そして前島くんは、一番最後まで稽古場に残っているぐらい、一生懸命、ひたむきに頑張っている姿が印象的でした」とそれぞれの印象を明かした。今回、異形なビジュアルメイクの谷口は、「本来、吸血鬼などの人間ではない役を演じるときは、色や形ではなく芝居で表現したいし、芝居だけで伝わるようにしないといけない」としつつも、「2.5次元というジャンルになると、ビジュアル面から表現することができる。それがこのジャンルのいいところ。他の作品とは違う面白さがありますね」と笑顔を見せた。最後にファンへ向けてのメッセージを求められた橋本は「僕らにとっても、お客様にとっても、2019年最後の舞台になるかもしれません。今年最後の作品にふさわしいように、必死に頑張りますので、この世界観にどっぷりと浸かっていただけたら」とまとめつつも、「最後にこの言葉を贈ります。“待て、しかして希望せよ”」と、谷口演じるモンテ・クリスト伯爵の有名なセリフを声高らかに放つ。するとすかさず、「それ俺のだから!」と谷口から突っ込みが入り、報道陣を笑わせる一幕も。最後まで座組の仲の良さを見せつけ、この日の囲み取材は終了した。舞台『巌窟王 Le theatre』は12月20日(金)〜28日(土)まで、こくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロで上演される。取材/榎本麻紀恵
2019年12月26日賀来賢人主演「ニッポンノワール ―刑事Yの反乱―」の12月1日(日)放送の第8話に、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」に出演した椎名桔平が登場。細田善彦演じる宮城と再会を果たす。全ての謎が明らかにされる新章「覚醒編」がスタートし、物語も佳境を迎えている本作。警察の極秘地下組織という“ニッポンノワール”の闇が徐々に明らかになりつつあるも、まだまだ多くの謎が残されたまま。そんな中迎える第8話では、生徒たちに続き「3年A組」では宮城遼一(細田善彦)と共に瀬ヶ山署生活安全課の刑事として魁皇高校立てこもり事件を担当した郡司真人が登場。物語の終盤、担任・柊一颯の真意を確かめようと、深夜の高校に単身で乗り込み、柊と対決した彼が、今作では身柄を拘束された清春(賀来さん)の身に危険が迫る中、捜査一課分室でかつての部下・宮城と再会する。「今回の出演オファーを聞いて、何よりまた『3年A組』のスタッフの皆さんに会えると思うと、嬉しくなりました」と今回の出演を喜んだ椎名さんは、「『3年A組』で部下役の細田くんと一緒で、非常に感慨深い撮影でした。郡司役の衣装に身を包むと、なんだかワクワクして、とても楽しめましたね」と撮影をふり返っている。一方、第1話から出演している細田さんは「遂に、椎名桔平さん演じる“郡司さん”の登場です。僕にとって、宮城にとって、大好きな先輩との再会は、胸が熱くなりました」と興奮気味。そして「半年前の『3年A組』の時とは、2人の関係に変化がある?ない? 何せ、記憶が曖昧なもので…。是非、放送をお楽しみ下さい」と意味深なコメントを寄せている。そして、清春の失われていた記憶の中でも、事件の核心に辿り着くには欠くことのできない断片がよみがえり、ついにラストで清春が黒幕に迫る。<第8話あらすじ>警察の地下組織:ニッポンノワールが極秘プロジェクトとして行っていた人体実験。その最初の被験者は宮城遼一(細田善彦)。警視総監の命令を受けた南武修介(北村一輝)により、身柄を拘束された遊佐清春(賀来賢人)。これまでモザイクがかかっていたように、失われていた記憶が次々に戻ってゆく。碓氷薫(広末涼子)の一人息子であり、自身の息子でもあると分かった9歳の碓氷克喜(田野井健)は、母の愛を獲得するために、自ら志願してこの人体実験を受けたのだという。碓氷政明(大和田伸也)の命令により、ニッポンノワールの工作員らに連れ去られた克喜。眞木光流(矢本悠馬)が再実験を施そうと克喜に迫る。一方、克喜の身を案じながらも、拘留され身動きの取れないままでいる清春。と、その清春の前に現れたのは、ガスマスクの男。その頃、衝撃的な事実を突きつけられた宮城は、未だに葛藤に苦しんでいて…。「ニッポンノワール ―刑事Yの反乱―」は毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送中。(cinemacafe.net)
2019年11月29日天海祐希主演「トップナイフ ―天才脳外科医の条件―」に、椎名桔平、広瀬アリス、永山絢斗、古川雄大、そして三浦友和がメインキャストとして出演が決定。役衣装を身に着けたキャストビジュアルも到着した。ストーリー東都総合病院で“女帝”と名高い脳神経外科医の深山瑤子(天海祐希)は、脳外部長の今出川孝雄から新しく赴任する3人の脳神経外科医のまとめ役を押し付けられ、ストレスを抱えていた。“世界のクロイワ”の異名を持つ世界的名医だが、女癖の悪さで有名な黒岩健吾、外科とカテーテルの二刀流でオペ好きな西郡琢磨、そして医学部を首席で卒業した自信家、専門研修医の小机幸子。この日、赴任早々急患の対応を任されフリーズした幸子の前に現れた深山は、的確な判断と鮮やかな腕で患者の危機を救う。一度傷つけば取り返しのつかない“脳”を扱う脳神経外科は執刀医の腕が全て。深山は現場で使い物にならない幸子に早速苛立ちを覚える。さらに看護師たちの間では腕の立つ“トップナイフ”である黒岩と西郡が“女帝”と衝突するだろうと噂されており…。「医龍-Team Medical Dragon-」の林宏司と「女王の教室」の大塚恭司、一流のヒットメーカーがタッグを組んだ本作は、外科医の中でも一握りの「手術の天才」が集う脳外科を舞台にした、神の技術と人間の苦悩、医師の全てを描くリアル・ドクターストーリーだ。豪華メインキャスト発表すでに発表されている脳神経外科医・深山瑤子役の天海さんに加え、「愛に飢えた手術室の暴君」黒岩健吾役に椎名桔平、「自称“天才”のド新人」小机幸子役に広瀬アリス、「心を閉ざした孤高の秀才」西郡琢磨役に永山絢斗、「悩殺王子は脳外のオアシス」来島達也役に古川雄大、そして「真意を見せない脳外科のクセ者」今出川孝雄役に三浦友和と、5人のメインキャストが明らかに。椎名桔平、スター脳外科医に椎名さんが演じる脳神経外科の脳腫瘍のスペシャリスト、“世界のクロイワ”の異名をとるスター脳外科医・黒岩は、自分第一主義で「仕事で散々人の命を救っているのだから、それ以外はすべて自分を優先してもいい」と考えている人物。本作への出演に関して椎名さんは「脳外科の世界をテーマにする医療ドラマは初めてです。少しのミスも許されない現場の緊張感を楽しみながら、スタッフ、共演者の皆さんと共に素晴らしい作品になるよう頑張っていきたいと思っています」と意気込み、「天海さんとは20年ぶりくらいの共演となります。本当に楽しみです。三浦さんとは近年、映画やドラマでご一緒させて頂きました。頼れる兄貴分なので、頼っていきたいと思っています。(笑)」と共演を楽しみにしている様子だ。広瀬アリス、恋愛経験ゼロな“天才”ド新人に話題となった「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」では新人放射線技師役を熱演した広瀬さんが今作で演じるのは、脳神経外科の専門研修医・小机幸子。幼い頃から神童ともてはやされ、何事も一番が当たり前、トップ中のトップになる人生を歩んできた幸子。偏差値が最も高く、最も難しい医療だからという理由で脳外科医になったが、医局に入り、実技がからっきしダメな新人と噂されるも、本人にその自覚はなし。しかも恋愛経験はゼロ、26歳にして初恋を経験することに。「大先輩がたくさんいらっしゃる現場なのでとにかく楽しみ」と撮影が待ち遠しいと話す広瀬さんは、「常に成績トップだった彼女が、社会に出ていざ実戦になると、どこかヘタレで頼り甲斐のないというところがとても面白い役だと思いました」と演じる役柄の印象を明かし、「恋愛やファッションに興味を持ち始めるものの、少し普通の人とはズレていて、天然で、可愛らしい所にも注目して頂きたいです」とアピール。「作品の中では少し異色なキャラクターかもしれませんが、しっかりとそこに存在する人物としていられるように頑張りたいと思います」と意気込んでいる。永山絢斗「ベストを尽くしたい」永山さんが演じるのは、手技に絶対的な自信を持ち、“天才”を自称する西郡琢磨。実は自信は表面上のもので、中身はコンプレックスの塊。なぜか同僚にも患者にも心を開かない孤高の医師という役どころ。本作について永山さんは「独特な個性と手技に絶対的な自信を持つそれぞれのキャラクターが、ぶつかり合い、患者を救っていく中で見えてくる複雑な過去の背景など、絡み合って複雑化していく様子が魅力的で心惹かれました」と明かし、「皆さまに楽しんで観ていただけるように、ベストを尽くしたいと思います」と意気込みを見せる。古川雄大、とにかく軽いBARオーナーに病院の近くにあるため、多くの医師たちの憩いの場となっているBAR「カサブランカ」のオーナー・来島達也を演じるのは、ミュージカル「テニスの王子様」や「エリザベート」など舞台を中心に活動する古川雄大。とにかく軽くて女性を口説くことしか頭にないのだが、来島の醸し出す雰囲気で医師という仮面を外した深山たちは、歌ったり踊ったりと意外な一面を見せることも。古川さんは今回演じるキャラクターについて「一見チャラく見えるのですがどこか憎めない存在です」と説明し、「脳外科医の皆さんとは離れたところにいますが、来島の振る舞いによって、みんなが『またカサブランカに行きたい』と思う空気を自然に作り出せていければと思っています」とコメントしている。“クセ者医師”三浦友和「嬉しい共演者の方々でニコニコ」三浦さん演じる脳神経外科部長・今出川孝雄は、医者としては平凡だが、人の適材適所を見分ける能力に長けている人物。周りに気を使って場を和ませようとおしゃべりになることが多いが、持ち前の着眼力でその人が一番言われたくないことまで言ってしまうことがたまに傷。実は、天才医師たちをこの脳外科に集めたのには、誰にも言えない秘密が――。そんな真意を見せない医師に扮する三浦さんは「嬉しい共演者の方々でニコニコです」と魅力的な共演陣に喜び、「天海さんのパワーに押されっぱなしにならないように気合いを入れて臨みます」と話している。「トップナイフ ―天才脳外科医の条件―」は2020年1月11日(土)22時~日本テレビにて放送開始。(cinemacafe.net)
2019年11月29日約10年前、椎名林檎は竹内まりやからベスト盤を出すことを勧められ、すぐに納得し、出すことを決意したという。しかし、まだそれにふさわしい曲が揃っていないということと、新曲を入れたかったという理由で延ばし続けてきたそうだ。つまり、ここにきて初のベスト盤『ニュートンの林檎~初めてのベスト盤~』が出るということは、完璧なものができる手応えがあったということだ。豊かさを生み出し続けてきた21年間の闘争史。2枚組の冒頭には、1998年、共に東芝EMIからデビューし、公私ともに親交の深い戦友・宇多田ヒカルを招いた新曲「浪漫と算盤 LDN ver.」。ジャズテイスト溢れる、たおやかでゴージャスなサウンド・デザイン。日本の音楽界の至宝ふたりによる、現代社会における「浪漫」と「算盤」を解いていくようなボーカルの掛け合いは、ゾクゾクするほどスリリングで美しい。そこからは、ほぼ時系列に沿って、曲が収められている。椎名林檎の名を日本中に知らしめた「ここでキスして。」に代表される、「あなた」を強烈に求める煽情的なギターロックで多くの名曲を生んだ初期。バンド東京事変を経て、その音楽性はどんどんしなやかに変化していく。DISC2の1曲目のもうひとつの新曲「公然の秘密」も、また然りだ。大衆音楽は文化的でなければならない。人々の欲望が反映され、時代を映すものでなければならない。それでもって、人々になんらかの力を与えるものでなければならない―。宇多田ヒカルをはじめ、宮本浩次(エレファントカシマシ)、トータス松本(ウルフルズ)、Mummy-D(ライムスター)、浮雲等、多くの敬愛するアーティストを招き、その思想を具現化し続けた全30曲(通常盤は28曲)。「豊かな価値」を音楽で描き、気高く発信してきたその21年間の闘争史に心底感服させられる。ライブの人気曲、カップリング曲も収録した初のオールタイム・ベストアルバム『ニュートンの林檎~初めてのベスト盤』。【初回生産限定盤2CD ボーナストラック2曲入り】¥3,300(ユニバーサル ミュージック)しいな・りんご’98年、東芝EMIからシングル『幸福論』でデビュー。12月11日にMV作品集Blu-ray/DVD『性的ヒーリング ~其ノ伍~七~』と『The Sexual Healing Total Orgasm Experience』が発売される。※『anan』2019年11月27日号より。文・小松香里(by anan編集部)
2019年11月22日椎名桔平(55)が山本未來(44)と離婚したと10月26日に発表された。仲の良い夫婦として知られていた2人だが、16年間の結婚生活に終止符を打った。映画などで共演したことがキッカケで約8年間、交際した2人。03年に結婚し、10年には第一子となる長男が誕生した。各メディアによると数年前から離婚について話し合いを重ね、今月ついに円満な形で離婚が成立したという。突然の離婚発表に、ネットでは《椎名桔平さん離婚ショックだ。ファンになったのはドラマ「BLACK OUT」から。そこでダブル主演だった山本未来さんと結婚したときには、驚いたし嬉しかったからね》《ステキなご夫婦と思っていたのになあ》《山本未来さんと椎名桔平さんは「おしどり夫婦」と言われていたのに離婚とは残念です》といった驚きの声が上がっている。本誌は12年6月、椎名のイクメンぶりを報じている。当時2歳だった長男を連れた椎名は、黒の中折れ帽に黒メガネ姿。そして手にしたヴィトン製ダミエのバッグは、子どもの着替えなども入っているようで大きく膨らんでいた。「椎名さんはそれまでスポーツ系のジャージを愛用していましたが、お子さんが生まれてからは大変身。お子さんを溺愛して、それは山本さんがヤキモチ焼くほどでした。ドラマの撮影中でも時間があれば息子さんの元に帰って顔を見せていたようです。息子さんが成長しても愛は変わらず、『可愛くって仕方がない』と話していました」(芸能関係者)子供を愛して止まない椎名。いっぽう夫婦という関係には自身の哲学があったようだ。「山本さんとは年を重ねるにつれ、愛の形が変わってきたと話していました。互いに良い年の重ね方をしてる分、若い頃とは違う愛しさが増していく。それこそが夫婦の醍醐味だと話していました」(雑誌編集者)しかしおしどり夫婦は、円満離婚という形でピリオドを打った。「桔平はお母さんが亡くなったばかりなんです。お母さんは4~5年前に肺気腫を発症して、入院することになりました。それから桔平はお母さんが亡くなるまで、奥さんと子供を連れてよく実家に帰ってきてましたけどねぇ……。夫婦のことは夫婦にしかわかりません」(椎名をよく知る人)
2019年10月27日「劇団鹿殺し」約3年ぶりの新作本公演『傷だらけのカバディ』が11月・12月に東京と大阪で上演される。作・出演の丸尾丸一郎と、出演の椎名鯛造に話を聞いた。【チケット情報はこちら】丸尾丸一郎が作、菜月チョビが演出、オレノグラフィティが音楽を手掛ける本作は、インドの国技・ガバディを題材にした物語。2020年の東京オリンピックでミスし、日本国民を落胆させた元日本代表男子ガバディチームのメンバーが、10年後に場末のスナックで再会して…というストーリーだ。丸尾は「オリンピックを目標にしていた人たちの、その後の話です。これからどう生きようかとか、何に向かって走ればいいかわからないと思っているような人たちに向けて、何度でも立ち上がることを思い起こさせる作品になればいいなと思っています」。初めて劇団鹿殺しの公演に参加する椎名。今回、出演を依頼した理由は「去年、僕が脚本・演出を手掛けた舞台でご一緒したときに“なんでもできる、演技がうまい”という印象で。鯛造がもっとのたうち回るような、心に溜めているものを出すようなお芝居を見てみたいと思いました。だから今回は彼に“こんなはずじゃなかった!”とか言わせたい(笑)」。それを聞いた椎名は「それは僕も見たことのない僕です(笑)。そういうふうに悩めたら、それはそれで楽しそう。鹿殺しさんの公演には初めて参加するので、郷に入っては郷に従えではないけど、劇団員の一員のような感じで楽しめたらなと思っています」と嬉しそう。約3年ぶりの新作本公演であることについて丸尾は「この3年、劇団での新しい活動をあまりしていませんでした。僕の中で、劇団で作品をつくることの意味を探していました。見失っていたから。劇団が“売れなきゃ”っていう気持ちが強すぎたんだと思います。でも大前提として、劇団というのは夢を追いかける、共有するものだと気付いた。だから劇団をこれからも守っていきたいし、そのためには、劇団で作品をつくることを“年に1度のご褒美だ”ってくらい楽しめるものにしたい。その結果売れたらいいけど、売れるためにやることじゃないと今は思っています。今は旗揚げの頃のように“やりたい、お芝居をつくりたい”という気持ちです。それが舞台上でどう出るかはわからないけど、とにかくほとばしってるはずです!」椎名が「丸さん(丸尾)と、役者として絡むのも楽しみです。去年、演出を付けてもらったとき、“お芝居も上手い人だ”という印象があるので。演出のチョビさんと一緒にゴールに向かっていけたらと思っています」と意気込む『傷だらけのカバディ』は11月21日(木)から12月1日(日)まで東京・あうるすぽっと、12月5日(木)から8日(日)まで大阪・ABCホールにて上演。取材・文:中川實穗
2019年10月25日園子温監督・脚本、椎名桔平主演のNetflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』。この度、椎名さん扮する詐欺師・村田丈の巧妙な手口が垣間見える場面写真と、その村田に翻弄される面々の場面写真が一挙解禁となった。『冷たい熱帯魚』『恋の罪』と同様に実際の事件からインスパイアされた、狂気と愛憎が渦巻く戦慄のサスペンス・スリラーとなる本作。村田は、高校時代の衝撃的な事件から引きこもりになっていた美津子(鎌滝えり)だけでなく、多くの女性を軽妙なトークで虜にし、なんと自分のソロライブまで開催!そして、ターゲットの女性の家族のお祝いにもバンドを従えて派手な演出をするなど、相手の心に入り込む。しかし、一家の信用を得た瞬間に詐欺師としての冷酷な顔をむき出しにし、全てを搾取するのが村田。美津子の父・茂(でんでん)や母・アズミ(真飛聖)をも洗脳し、閉鎖された空間での徹底的な暴力で心も体も支配していく。そんな村田をモデルに自主映画を撮るシン(満島真之介)や妙子(日南響子)たちも予想外の地獄へと導かれていくのだが…。彼らの運命が1人の男によって翻弄されていくさまは、過去作で映画界を震撼させてきた園監督らしい演出が満載。予定調和を嫌う園監督の考えで、ラストシーンの台本が渡ったのはなんと本番の3日前だとか。キャスト・スタッフ全員を、村田ばりのセンスで華麗に欺く園監督の演出術に応えるべく緊張感MAXの極限状態で生まれる彼らの芝居に目が離せない!Netflix映画『愛なき森で叫べ』は10月11日(金)より世界190か国に配信予定。(text:cinemacafe.net)
2019年10月04日椎名林檎が、自身初となるオールタイムベストアルバム『ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜』を、2019年11月13日(水)にリリースする。椎名林檎初のオールタイムベストアルバム収録楽曲は、これまでに発表された全オリジナルアルバム及びセルフカバーアルバムを中心に、チャートや売り上げ実績、リスナーから求められているもの、各種リサーチ結果などを元に選曲。シングル曲のみならず、ライブパフォーマンスにおける人気曲やカップリング曲なども、その対象に含まれている。ソロ初期の名曲から最新のコラボ楽曲まで網羅、宇多田ヒカルと共演の新曲も本作はCD2枚組で、各ディスクに1曲ずつ新曲も収録。1曲はテレビ朝日金曜ナイトドラマ「時効警察はじめました」の主題歌「公然の秘密」、そしてもう1曲は宇多田ヒカルとの共演によるスペシャルな新曲「浪漫と算盤 LDN ver.」だ。盟友・宇多田ヒカルを招き制作された同楽曲は、アルバムリリースに先駆けて11月2日(土)0時より配信スタート。作詞・作編曲とベーシックトラックを椎名が、管弦打楽器の編曲を村田陽一が手掛けた1曲で、生ピアノ・ヒイズミマサユ機、五弦ベース・鳥越啓介というお馴染みのメンバーに加え、ロンドンフィルハー モニック・オーケストラがアビイ・ロードスタジオで収録した演奏が収められている。奇しくも二人は、1998年に当時の東芝EMIからデビューした同期の関係。その共演は、宇多田ヒカルのアルバム『Fantôme』収録の「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」に椎名が参加して以来のこととなる。■椎名林檎コメント「浪漫と算盤」制作に当たってたいへん面白いプログラムでした。ご参加くださった宇多田ヒカル氏はじめ、村田陽一せんせい、演奏家のみなさんへ、改めてお礼申し上げたいです。ありがとうございました。新たな作品に着手する際、わたしはいつも、なにかしら初めての試みをするようにしております。今回はとにかく、和声から旋律からなにから、いつもみたく扇情的にせぬよう注意深く編みました。ヒカル氏の声の成分がよく馴染む、酸素や水のような曲にしたくて。いつになくまろやかな響きを、味わっていただけますと幸いです。言葉についても、本作では少々挑戦しています。或る日ヒカル氏が「それはゆみちん(椎名のこと)ならうまいこと書きそう」などと共通の知人らと話していたらしいテーマが「ロマンとソロバン」でした。半年ほどまえ小耳に挟んで以来「受けて立とうぞ」と力み続けた結果、仕上がったのがこの作品です。唄うのにやや照れました。なお、二十年間、頑なに「国産採れたて」に拘って参りましたものの、これからさきはもっとのびのび自由奔放に書きたいです。どうぞ今後なお一層、よろしくお願い致します。(などなど現場から愛を込めて...「初めまして」「改めまして」のベスト盤もご用意しました。)椎名林檎アザー・バージョン「浪漫と算盤 TYO ver.」配信リリース尚、『ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜』とは異なるアザー・バージョンの「浪漫と算盤 TYO ver.」が、2019年11月25日(月)より配信開始する。「TYO ver.」では、椎名林檎のツアーメンバーである、みどりん、鳥越啓介、名越由貴夫、ヒイズミマサユ機による演奏を写実的に収録。現代のトーキョー・サウンドを体現した、バンドサウンドを堪能できる。「公然の秘密」ミュージックビデオ新曲「公然の秘密」のミュージックビデオには、椎名の前作「鶏と蛇と豚」のミュージックビデオで一人三役を巧みに演じ分け、鮮烈な印象を残したAYA SATOと、東京ゲゲゲイのMIKEYがダンサーとして出演。振付はAYA SATOが手がけている。「幸福論」や「歌舞伎町の女王」、「丸ノ内サディスティック」、「罪と罰」、「流行」、「カーネーション」、「ありあまる富」、「長く短い祭」など、ソロ初期の名曲から最新のコラボ楽曲まで、椎名林檎20年のキャリアを総括する、まさにベストアルバムの名にふさわしい内容だ。初回生産限定盤は特典付きまた、初回生産限定盤には、neetskillsによる「丸ノ内サディスティック」と、ヒャダインによる「ジユーダム」2つのリミックス楽曲が各ディスクにボーナストラックとしてCD初収録。さらに、パッケージが通常盤とは異なる「特製!重力半減ケース」となり、AR(拡張現実)に対応したブックレットも付属する。(※初回生産限定盤の出荷終了次第、通常盤に切り替わる)井上雨迩ミックスによるリニューアル音源を収録なお、本作に収録される楽曲は、ほとんど全ての椎名作品を手掛けるレコーディング・エンジニア井上雨迩が最新技術でミックスを全編アップデートしたリニューアル音源となっている。作品情報椎名林檎オールタイムベストアルバム『ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜』リリース日:2019年11月13日(水)価格:初回生産限定盤(2CD) 3,300円+税※初回生産限定盤の出荷終了次第、通常盤(2CD)へ切り替わる。<収録曲>■Disc-11. タイトル未定(新曲)2. 幸福論3. すべりだい4. 正しい街5. 歌舞伎町の女王6. 丸ノ内サディスティック7. ここでキスして。8. ギブス9. 罪と罰10. 本能11. 真夜中は純潔12. 迷彩13.茎(STEM) ~大名遊ビ編~14. りんごのうた=ボーナストラック= ※初回生産限定盤のみ収録15. 丸ノ内サディスティック neetskills remix■Disc-21. 公然の秘密(新曲)2. この世の限り3. 流行4. 旬5. 自由へ道連れ6. カーネーション7. NIPPON8. ありあまる富9. 青春の瞬き10. 人生は夢だらけ11. おいしい季節12. 獣ゆく細道13.長く短い祭14. 目抜き通り=ボーナストラック= ※初回生産限定盤のみ収録15. ジユーダム ヒャダインのリリリリ☆リミックス■浪漫と算盤 TYO ver. (The sun&moon in tokyo)配信日:2019年11月25日(月)
2019年09月29日俳優・椎名桔平が、10月スタートの新水曜ドラマ「同期のサクラ」に出演することが分かった。主演・高畑充希が演じるサクラの上司役に扮する。「過保護のカホコ」制作チームが集結、遊川和彦オリジナル脚本となる本作は、“忖度できない”主人公・サクラと同期たちの10年間の記録を描く物語。今回出演が明らかになった椎名さんが演じるのは、サクラたちが入社するゼネコン「花村建設」の人事部長・黒川森雄。サクラたち新入社員は、入社式の翌日から正式配属までの3週間、新人研修を行う。黒川は、人事部長として新入社員全員を預かり、またそれぞれの配属先を決定する役割を担う。そしてサクラにとって、10年間上司として深く関わる人物となる。自身も建設に興味があると語る椎名さんは「今でも都心のビルを見上げては『どうやってこんな高いものが作れるんだろう?』と子供のような気持ちになります。黒川は、そんな素朴な気持ちを忘れず、しかし、会社のために大人としての役割を担っていこうとする人だと考えています」と演じるキャラクターについて分析。また「会社勤めの経験が無い私には、『同期』という感覚がありません。今回の若い方たちに対して、そんな無いものねだりの様な羨ましさを抱きながら、『同期』とは?或いは仲間、人、社会、人生とは、、、と思いを巡らせていきたいと考えてます」とコメントしている。「同期のサクラ」は10月、水曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年09月03日NHK総合で毎週土曜に放送されている「SONGS」。その6月1日(土)オンエア回に椎名林檎が5年ぶりに出演。平成が終わり令和を迎えたタイミングで新作アルバムをリリースした椎名さんの想いが綴られた日記から、その頭の中を読み解いていく。1998年に「幸福論」でデビューすると2ndシングル「歌舞伎町の女王」、3rdシングル「ここでキスして。」がともにヒット。翌年春リリースの1stアルバム「無罪モラトリアム」がミリオンセールスを記録。その後バンド「東京事変」としても活動を開始。映画『さくらん』では主題歌に音楽監督も務め第31回日本アカデミー賞の音楽賞も受賞するなど、その評価は音楽界から映画界にも広がり、芸術選奨文部科学大臣新人賞の大衆芸能部門にも選ばれ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開会式・閉会式4式典総合プランニングチームにも参加するなど、その才能を発揮する場所を広げ続ける椎名さん。今回はアルバムのジャケットを撮影した話、叔父の葬儀に出た話、平成最後の日の話など、椎名さんの日常で起きた出来事を「日記」という形で特別に見せてもらうことで、そこから浮かびあがる音楽への真摯な思いや人生観や、日記を軸にした貴重なロングインタビューからミステリアスな素顔に迫っていく。またコラボ曲の発表のほか、リオオリンピック・パラリンピックでも閉会式のハンドオーバーセレモニーで演出と音楽監督を務めるなど、多方面、国際的な活躍をみせる椎名さんのライブやMVで振付を担当する演出振付家・MIKIKOや、昨年「獣ゆく細道」でコラボした「エレファントカシマシ」の宮本浩次が椎名さんの魅力を語る。また今回は人間誰しもが持つ三毒(三種の煩悩=むさぼり、怒り、愚かさ)を掘り下げて描かれた最新アルバム「三毒史」からTV初披露の楽曲を含む3曲をパフォーマンス。最新アルバム「三毒史」の舞台背景を紹介するために書き下ろされた「鶏と蛇と豚」は、ダンサーのAYA SATOと共に30人超えの大編成バンドを従えて、「TOKYO」は鳥越啓介のベース、みどりんのドラム、林正樹のピアノによる圧巻セッションで、NHK総合で放送されている「ガッテン!」のテーマ曲になっている「ジユーダム」は実際の「ガッテン!」のセットでそれぞれ演奏する。椎名さんの最新パフォーマンスに込められた想いをしっかり感じられる「SONGS」は6月1日(土)23時~NHK総合でオンエア。(笠緒)
2019年06月01日俳優・椎名桔平が、スマホアプリ「モンスターストライク」(以下、モンスト)と『映画ドラえもん のび太の月面探査記』とコラボした新TVCMに出演。パパ役で登場し、ドラえもんのモノマネも披露している。■椎名桔平のふり切ったドラえもんモノマネ!椎名さんが子煩悩のパパ役として出演する新CMは、家中のあらゆる“ドア”という“ドア”を、ドラえもんのモノマネをしながら次々開けていくというストーリー。自宅の玄関前、スーツ姿のパパは声の調子を整えつつ、勢いよく玄関のドアを開け、「自宅のドア~」とドラえもんのモノマネをして帰宅。すると、今度はのび太を彷彿とさせる息子が、同じくドラえもんのマネをしながら「トイレのドア~」とパパを出迎える。さらに2人は、家中のあらゆるドアを夢中で開けていくが、ママには叱られてしまい反省…。その後、「月の裏側を見に行こう!」と本物のドラえもんが登場。パパと息子が仲良く「モンスト」をプレイしたり、タケコプターをつけ楽しそうにジャンプしたり、アットホームなCMとなっている。■まるで本当の親子!今回の撮影では、椎名さんがカッコいいスーツ姿でスタジオに登場し、スタッフから「撮影よろしくお願いします」と声を掛けられると、すかさず「がんばります~」とドラえもんのモノマネを披露し、イメージトレーニングはバッチリな様子。本番では、椎名さんの声も同時に収録しているため、足音ひとつ立ててはならないのだが、椎名さんが勢いよくドアを開け「自宅のドア~!」と全力モノマネを披露する度、くすくすとスタッフからは思わず笑いが起きてしまう場面も。息子役を務めた田野井健は、椎名さんの子どもと同い年ということもあってか、最初から演技の息もピッタリで、撮影の合間には、一度もやったことがないというモンストを健くんから教わりながら初挑戦する一幕も。一緒に協力プレイで盛り上がる姿は、まるで本当の親子のよう。■ドラえもんのモノマネに「責任も」現在、ちょうど子どもとドラえもんにハマっているという椎名さんは、「お父さんとしては、子どもに喜んでもらえるんじゃないかってうれしく思いました(笑)」と今回の出演を聞いたときの感想を語る。今回の撮影で1番大変なところは、やはりドラえもんのモノマネだったそうで、「ドラえもんは日本中で知らない子どもはいないくらい、皆さん知っていますからね。だから責任もあるしなぁ……と思いながら、まぁ似てなくてもいいや!という(思い切りで)最終的にはやらせていただくんですけど、やっぱりちょっとしたクセとか言い回しみたいなものがね、僕も小さい頃によく好きで見てましたから、(記憶が)残ってますよね。だから何となく、そういうイメージでやってみました」とふり返りながら挑戦したという。そんなモノマネの自己評価を聞いてみると、「う~ん。45点?(笑)うまい人はもっとうまいだろうなと思いますからね。だけどまぁ、僕もがんばったなって思うので、まぁ……じゃあ55点あげようかな(笑)」とコメントしている。■公開中『映画ドラえもんのび太の月面探査記』今回コラボした現在公開中の『映画ドラえもん』シリーズ39作目となる『のび太の月面探査記』は、“月”を舞台に新たな冒険が繰り広げられる。ゲスト声優には広瀬アリス、柳楽優弥、吉田鋼太郎ら、脚本は直木賞作家・辻村深月が担当した。新CM「【モンスト×ドラえもん】親子でやるモン!モノマネ篇」は3月5日(火)より放送開始。(cinemacafe.net)■関連作品:映画ドラえもんのび太の月面探査記 2019年3月1日より全国東宝系にて公開© 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2019
2019年03月05日歌手の椎名林檎とエレファントカシマシの宮本浩次がコラボした楽曲「獣ゆく細道」が、2日より配信リリースされた。この曲は1日から有働由美子キャスターを迎えて新装された日本テレビ系報道番組『news zero』のテーマ曲として提供された。椎名たっての希望で今回、宮本と初共演となった。「獣ゆく細道」のリリースを記念して開設された特設Webサイトでは、作品の詳細や歌詞、ミュージックビデオなどが公開されている。ネット上では2人のコラボが大きな話題を呼んでおり、「鳥肌立ちまくった」「両方好きで、たまらない」「素晴らしい以外の褒め言葉が見つからない」など多数のコメントが寄せられている。
2018年10月03日園子温が監督を務める新たなNetflixオリジナルシリーズ「愛なき森で叫べ」が、来年「Netflix」にて配信されることが決定。椎名桔平を主演に迎え、新たな問題を全世界へ投げかける。市井の平凡な人々が、どのように犯罪に巻き込まれ被害者となり、時に犯罪に加担して加害者となってしまったのか?彼らはどのような経緯で「善人」であることを放棄してしまったのか?現在も常識を超越した事件は世界中で起きている――。Netflixと園監督がタッグを組み制作する本作では、ある猟奇的殺人事件にインスパイアを受け、人間社会へ深く切り込み、その本質と人間の深淵を描きだしていく。■監督・脚本の園子温も「非常に楽しみ」今回、監督・脚本を手掛ける園監督。監督の代表作、『冷たい熱帯魚』『恋の罪』も実際の猟奇殺人事件にインスパイアされた作品で、善悪の狭間でうごめき合う深い人間描写が、日本のみならず世界中に衝撃を与え熱狂の渦に巻き込んだ。海外にファンも多い園監督は、「世界中の人々、これまで私の作品を支持して下さった方はもとより、新たな観客に向けて、残酷でありながらもロマンティックな、全く新しい愛の物語をお届けします。普段からNetflixをよく視聴しており、この作品がどのように受け止められるのか、非常に楽しみです」とコメントしている。■椎名桔平が犯罪者役…「これまでに無いほど手強い役」本作の主演を務めるのは、『新宿スワンII』に続き2度目の園子温組参加となる椎名桔平。冷酷な先天的犯罪者・村田丈を演じる。村田は表面上は明るく快活だが、実際は他人を精神的に支配し、金を搾り取り、残虐な犯行を行わせる人物だ。園監督の脚本を読み、椎名さんは「あまりにも可笑しく、あまりにも凄惨で、あまりにも愛おしい物語だと。撮影に入るまで、どこまでこの脚本通りに撮影するのかと、期待と不安が入り混じっての日々でした」と受けた衝撃を語る。演じる役柄については、「村田丈は、詐欺師的な側面があってか、膨大なセリフ量が伴います。しかも村田は、その時々で別人格の様な人間になるので、本来の村田をしっかりと意識しながら多様な村田を演じなければならない。これまでに無いほど手強い役だと実感しています」と演じたことのない役柄だと言い、「現在の日本の文化や、日本人そのものをダイレクトに感じてもらえる機会になればと願ってます」と期待を寄せている。■満島真之介&でんでんも参加そして、『東京ヴァンパイアホテル』『ピアニストを撃つな!』に続き3度目のタッグとなる満島真之介が、「何かでかいことをしたい」と上京し、自主映画サークルの仲間たちと猟奇的な事件に巻き込まれる若者・シン役。『冷たい熱帯魚』以来、園作品の常連ともいえるでんでんが、村田に籠絡される娘を通じて事件に絡め捕られていく父役で参加。満島さんは「Netflixが日本に来る前から園監督と、動画配信で世界はどうなるんだろう、という映画の未来の話をしていたので、絶対に参加したかったんです。『ちゃんと伝える』(2009年)では助監督として現場にいたこともあり、作る側としても深い関わりのある園監督から、『一緒に世界でやろう』と言われて、覚悟を決めました」とコメント。でんでんさんは、「『冷たい熱帯魚』では、加害者初代・村田の鬼畜を演じ、今回は真逆の被害者。台本を読む前からこれは難しいぞと感じた。難しい程にやりがいも大きい。どのような被害者になるか自分自身に興味がある」と話し、「園子温監督筆頭にスタッフキャスト一団となって世界を震撼させるぞ!」と意気込みを語っている。Netflixオリジナルシリーズ「愛なき森で叫べ」は2019年、Netflixにて全世界配信予定。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2018年09月29日音楽家の椎名林檎、演出振付家のMIKIKO、そして小説家の西加奈子というトップクリエイターの3人が、初めて旅番組に挑戦した「猫にまた旅 ~椎名林檎・MIKIKO・西加奈子 ロシアを行く~」が、6月30日(土)に放送されることが決定した。今年デビュー20周年を迎え、書き下ろしたドラマ「カルテット」の主題歌が話題になったことも記憶に新しい椎名林檎、「Perfume」「BABYMETAL」など様々なアーティストの振付を手掛けるMIKIKO、そして、「まく子」が実写映画化されることも決定している直木賞作家・西加奈子。プライベートでも親交を深める彼女たちが訪れたのは、帝政ロシアの都として栄えたサンクトペテルブルグ。歴史と芸術に彩られた美しい街で、“3人の猫娘たち”が“芸のこやし”をハンティング。クリエイターならではの視点で、古都の魅力を掘り下げていく。番組内では、ロシアの伝統楽器「バラライカ」のバンドアンサンブルを体感したり、世界5大バレエ団として名をはせる「マリインスキー・バレエ団」に潜入したり。またロシアの文豪ドストエフスキーの家の訪問など、3人の創作に通ずるシチュエーションが満載。ほかにも、世界の猫・ロシア編として、ロシアンブルーのブリーダーを訪ね、ロシアの一般家族の夕食に突撃も。もちろん、エルミタージュ美術館をはじめとする名所も周る。「猫にまた旅 ~椎名林檎・MIKIKO・西加奈子 ロシアを行く~」は6月30日(土)23時5分~NHK総合テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2018年06月19日『DRESS』でも定期的に執筆していただいている海老原露巌(えびはらろげん)さんの「墨アート展」が、6月11日〜31日まで、銀座にあるギャラリー上田で開催されます。今回の展示には、通常の「書作品」は一切なく、墨アートのみの展覧会となります。力強い墨と金泥、銀泥の美しい彩りをお楽しみください。■展示会情報名前:海老原 露巌展会期: 2018年6月11日(月)~30日(土)時間:11:30~18:30 (日曜休廊)作家在廊 : 6月11 , 13 , 20 , 23 , 26 , 29 , 30日会場:ギャラリー上田住所:〒104-0061 東京都中央区銀座6-4-7 いらか銀座ビル8Fメール:info@gallery-ueda.com電話番号:03-3574-7553海老原露巖さんの略歴1961年、栃木県下野市に生まれる。1982年~ヨーヨー・マ(チェリスト 米国)の公演やその他映画・舞台等の題字執筆多数。2012年、文化庁文化交流使に任命。収蔵在日イタリア大使館ホテル雅叙園東京強羅花壇 NOBU TOKYO在フランス日本大使館(フランス)大明寺(中国)陝西省歴史博物館(中国)カナダ歴史博物館(カナダ)他展覧会・揮毫パフォーマンス天龍寺(世界遺産)明治神宮青龍寺(中国)大興善寺(中国)アートサイエンスミュージアム(シンガポール)他
2018年06月01日歌手・椎名林檎がメジャーデビュー20周年を記念して、27日からサブスクリプション型(定額制)配信サービスにて、全楽曲の配信をスタートした。椎名林檎は、1998年に「幸福論」でメジャーデビュー。今回は同曲以降、CDシングル、アルバムとしてリリースされていた全29タイトルに加え、デジタル限定配信作品を含む全188曲が主要サブスクリプションサービスにて配信された。これに伴い、特設サイトもリニューアルオープン。20周年企画情報のほか、これまで楽曲などがまとめられている。また、約4年ぶりとなるアリーナツアー「椎名林檎生林檎博’18 ―不惑の余裕―」の開催も発表。10月20日の静岡を皮切りに、11月30日の福岡まで4都市8公演を開催する。
2018年05月30日「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、本作『1ミリの後悔もない、はずがない』でデビューした一木けいさん。帯には「椎名林檎さん絶賛!!」の文字が躍り、無意識にハードルが上がっていたのだが、その期待をまったく裏切らない、小説を読むことの楽しさを純粋に味わわせてくれる連作短編だった。1作目は「どこにも行けない閉塞感を書きたかった」という、受賞作「西国疾走少女」。由井という女性が、中学時代に住んでいた西国分寺のこと、そして初恋の同級生・桐原のことを大人になって思い出すのだが、当時の彼女の家庭環境は複雑で、桐原に会うまでは人生に何の希望も見出せないような状態だった。「強い子を書きたかったんです。人の目を気にしないで、こんなふうに生きられたらいいなっていう憧れの部分もありましたし、境遇はまったく異なりますが、中学時代の自分の思いも乗せて書いています」桐原を好きになり、受け入れてもらうことで、由井は初めてこの世に生まれたことをよかったと思い、自分の存在を肯定できるようになる。騒々しい教室の片隅や放課後の帰り道、泊まりがけのスキー教室などを舞台に描かれる、思春期らしい不器用ながら繊細な心情。好きな人を前にしたときの目眩がしそうなほどの高揚感や、ほんの少し離れることを考えるだけで湧き上がってくる悲しさがとてもリアルで、こちらまで切なく、くすぐったくなってしまう。「自分のなかに、中学生のときの感情が当たり前のように残っているので、彼女たちを書くことに難しさを感じないんです。イタい大人なのかもしれないですけど(笑)。体が内側からパンと大きくなって、自分が自分ではなくなっていくような感覚も、はっきり覚えています」そのほかの4編には、当時の由井と多少なりとも同じ時間を共有した人のその後が描かれているのだが、彼らもみな何かしらの後悔を抱えて、現在と過去を行き来している。「私としてはほかのところをえぐっているつもりだったのですが、きっとどこかに潜んでいたんでしょうね、後悔という感情が。気がついたら、最初から最後まで後悔でした」誰かを愛することの狂おしさを知っている人は、たとえ今が満ち足りているとしても、後悔という感情からは逃れられないのかもしれない。いちき・けい作家。2016年「西国疾走少女」で第15回「女による女のためのR- 18文学賞」読者賞を受賞。アンアン2093号官能特集内で短編小説を書き下ろしている。現在、バンコク在住。絶望的な日々のなかでの鮮烈な恋の記憶を描いた「西国疾走少女」、変わり果てた憧れの先輩と再会する「ドライブスルーに行きたい」など5編。新潮社1400円※『anan』2018年4月18日号より。写真・土佐麻理子(一木さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2018年04月12日トム・クルーズとダスティン・ホフマンの共演で1988年に公開されたアカデミー賞4部門受賞作を、藤原竜也と椎名桔平の初共演で舞台化する「レインマン」。このたび、4月4日に撮影が行われたメインビジュアルとともに、キャスト陣らのコメントが到着した。7月、8月上演予定の舞台「レインマン」は、弟・チャーリー役を藤原さん、兄・レイモンド役を椎名さんが務める。このたびのメインビジュアルは、映画の中でも有名な兄弟がカジノに挑戦しているシーンを再現したものとなっている。■藤原竜也「新しい『レインマン』が生まれるんじゃないか」藤原さんは、「原作があるものを舞台化するというのは、リスクも大きい、とても大変なこと。ですが、新しい『レインマン』が生まれるんじゃないかなという手ごたえはあるんです。素敵なメンバーが集まって良いスタートを切れるだろうと期待しています」とコメント。「有名なこの作品を、演出の松井(周)さんがどういうふうに稽古を進めていくのか、ぼくも非常に楽しみです。だから、僕らはただ真面目に稽古場で作品と向き合って、日々稽古を過ごしていくのみ。その中で色々な発見をしながら、いい作品にしていければいいなという思いです」と意気込みを新たにする。■椎名桔平「普遍的な家族を描いた名作」2006年に日本で舞台化された際、弟の役を演じた椎名さんは、「今度は兄の役に挑戦させて頂くことになりました。この作品は普遍的な家族を描いた名作だと思いますし、親と子や兄弟という関係性にある愛情の裏返し、中でも特に強い憎しみから始まるので、そこから物語を経て、本当の愛情に移り変わっていくという様は、どんな時代にも変わらないという思いがあります」と作品のテーマに言及。「それだけ強いメッセージを届けられる作品だと思いますので、是非観に来ていただきたいです」と語る。■「僕よりも、トム・クルーズよりも男前な藤原くん」また、藤原さんは「ひとつ有り難いのは桔平さんが演じられている役なので、わからないことは教えてもらおうかなと思っています」と語り、「演劇の場所で初めてご一緒させてもらえるのはとても嬉しいこと」と椎名さんとの共演について明かす。すると椎名さんは、「僕よりも、トム・クルーズよりも男前な藤原くんなので(笑)。まっすぐにずっと演劇の道を歩んできた方という印象が強いのですけれど、そういう方と舞台という空間でご一緒できる喜びでいっぱいですね。今日のポスター撮りで藤原君とも初めて一緒に街を歩いて、そこで感じたことも含めて、これからゆっくりと稽古で練っていきたいなと思います」と、こちらも藤原さんとの共演に期待十分。■中越典子「お2人の兄弟の化学反応がとっても楽しみ」チャーリーの彼女・スーザン役を務めるのは、映画『関ヶ原』やドラマ「警視庁捜査一課9係」シリーズなどで知られる中越典子。「『レインマン』というすばらしい作品の舞台化に参加させていただけるのが、とっても嬉しいです。映画がとても印象的で、本当に胸にぐっとくる作品でした」とコメント。「あの兄弟をどんなふうに藤原さんと椎名さんが演じるのか、このお2人の兄弟の化学反応みたいなものがとっても楽しみです。私もその中に溶け込んで、入っていけたら」と語っている。■演出・松井周「人間の息遣いが感じられるような舞台にできたら」上演台本と演出を手がける松井周は、「すごく達者な、強力なキャストに恵まれて舞台にするからには、生の感覚というか、ライブの感覚で、人間の息遣いが感じられるような舞台にできたら」と語る。「中越さんが仰ったように、まさに化学反応というか化学変化が楽しみ。このキャストでこのスタッフ、このチームだからこそできることを、本当に地味に淡々と、毎日実験するように稽古して完成させたい」と意気込みを明かしてくれた。舞台「レインマン」は7月20日(金)~8月4日(土)新国立劇場・中劇場ほか静岡、福岡、大阪、宮城、愛知にて公演。(text:cinemacafe.net)
2018年04月09日舞台『レインマン』の製作発表会見が4日に都内で行われ、藤原竜也、椎名桔平、中越典子が登場した。同作は、1988年にアメリカで公開され、アカデミー賞主要4部門を受賞した名作を舞台化。2006年に日本で初めて舞台化されたのちに、2008年にロンドンのウエスト・エンドにて新たに舞台化され、今回はウエスト・エンド版の上演となる。中古車ディーラーのチャーリーと、自閉症の兄・レイモンドが、父親の死と遺産相続をきっかけに心を通わせていく。映画、ドラマなどで幅広く活躍する藤原と椎名だが、意外にも共演は今回が初めてだという。本日がほぼ初対面となったが、藤原は「演劇の場所でご一緒させてもらえることが嬉しい。肩を借りる、ではないですけど、わからないことは周りの人に助けてもらって作り上げていきたいと思います」と意気込んだ。2006年、2007年版でチャーリーを演じ、今回はレイモンド役となる椎名は「僕よりも、トム・クルーズよりも男前な藤原君ですから。まっすぐに演劇の道を歩んできたという印象がとてもあるんですけど、そういう方と、舞台という空間でご一緒できるのは喜びです」と語る。稽古もこれからとなるが、椎名は「藤原くんとも初めて今日一緒に街を歩いて、感じたものも含めてゆっくりと練っていきたい」という。「若い時からよく見てましたから、もう少し少年というイメージがあった。今日初めて一緒に行って、大人で、男性的で大きくなってるな」と印象を明かすと、藤原も「もう今年、36になりますから」と笑顔を見せた。会見はアミューズメントカジノで行われ、劇中でもカジノが重要な場所として登場する。藤原は「旅行に行ったりすると、たまに息抜きで遊ぶことがある」と明かし、中越も「外国に行った時に入らせてもらいました。雰囲気だけでも楽しくて、セレブになった気持ち」と思い出を振り返った。椎名は「若い頃に海外で行きましたけど、何回か行って勝てないんだなと思って、はまらなくなりました」と苦笑。藤原は「どこまでこういうシーンが描かれてるのか、稽古を待つのみです」と今後に思いを馳せた。
2018年04月04日Netflixオリジナル映画『アウトサイダー』でも注目を集める椎名桔平が主演を務め、社会の闇をえぐり出す小説で知られる相場英雄の「不発弾」をWOWOWがドラマ化。連続ドラマW「不発弾~ブラックマネーを操る男~」として放送されることが決定した。本作は、食肉偽装問題を題材にした「震える牛」、警察組織を舞台にした「血の轍」など、社会の闇をえぐり出す小説で注目を集める相場英雄の同名小説(新潮社刊)をドラマ化。7年間で1,500億円の“不適切会計”を発表した大手総合電機メーカー・三田電機産業を舞台に、その裏で暗躍するひとりの男と、彼を取り巻く人々の人間模様を描いた“連続ドラマW”らしい骨太の社会派ヒューマンサスペンスだ。主人公の金融コンサルタント・古賀遼を演じるのは椎名桔平。貧しい炭鉱町で育ち、東京の証券会社に入社、その後、ある出来事を機に欲深い人間たちへの復讐を始め、証券業界ひいては経済界の影の立役者にのし上がっていく人物を熱演。また、主人公を取り巻く人物として、財界に広い人脈を持つ三田電機産業相談役・東田章三役として宅麻伸、和装小物店を営みながら古賀と暮らす内縁の妻・村田佐知子役に原田知世、古賀を証券マンに育て上げた元上司・中野哲臣役に奥田瑛二ら実力派俳優が集結する。さらに、古賀と対峙し、“不適切会計”の真相に迫る警視庁捜査二課の管理官・小堀弓子は後日、発表される予定という。■ストーリー1,500億円もの“不適切会計”が露呈した三田電機産業の記者会見。狼狽する社長を裏で操るひとりの男がいた――金融コンサルタント・古賀遼(椎名桔平)。捜査二課の管理官・小堀弓子は、この“不適切会計”は“粉飾”であり、上場廃止にならないことに違和感を覚える。そんな中、三田電機の経営監査部長が自殺。直後、古賀は同社相談役・東田章三(宅麻伸)と密会する。小堀はこの自殺に事件性があると疑い始めていた。一方、内縁の妻・村田佐知子(原田知世)に優しい笑みを浮かべる古賀。この男はいったい何者なのか?昭和52年――金と男にだらしない母親の下、貧しい炭鉱町で育った古賀。妹を東京に連れ出したい一心で、上司・中野哲臣(奥田瑛二)にノウハウをたたき込まれ、国民証券でのし上がっていくが…。数年後、ある出来事を機に始まった古賀の復讐は、日本経済の深い地層に「不発弾」として仕掛けられていく!椎名桔平「清濁あわせ呑む男」の20代後半~50代後半を熱演まず原作を読んだという椎名さんは、「経済の世界における深い人間ドラマに感銘しました。特に主人公の古賀の、恵まれない生い立ちから、大企業を裏で支える人物になるまでの半世紀にも及ぶ紆余曲折した生き方は、私にとってとても魅力的に感じました」とコメント。演じる主人公・古賀遼の人物像について「とても繊細な面と思わぬ大胆さ、そして清濁あわせ呑む男という印象です。善悪の狭間で葛藤しながらも、強い意志を持って生きている男」と語り、そんな古賀の「20代後半から50代後半までを行ったり来たりしながらの撮影」になると言及。「いわゆる経済ドラマとか金融ドラマとかでは括りきれない、骨太な人間ドラマ」に期待を込めている。また、相場氏原作の連続ドラマW「血の轍」にも出演していた宅麻さんは、「身が引き締まる思い」と本作出演の思いを語り、初共演となった椎名さんについて「以前から『カミソリ』のような俳優というイメージがあり、共演できることをとても楽しみにしていました」とコメント。「一瞬演技とは思えない密談シーンの撮影で大企業のリアルさを俯瞰で垣間見た自分がいたほど」とも明かす。原田さんは、そんな椎名さん演じる主人公・古賀遼と20年以上連れ添う内縁の妻・村田佐知子について、「悲しみ、怒り、憎しみを抱いて生きてきた古賀にとって、疑うことなく真っ直ぐに古賀を見つめる佐知子の存在は彼の唯一の心の支え。冷酷にも見える古賀の、本来持っていた優しさや温かさが佐知子との関係の中で見えてくる。古賀という人物を描く上で彼女はとても重要な人物」と、その関わりが気になるコメント。さらに、椎名さんとは「がっぷり本格的に共演させていただくのは初めて」という奥田さん。「このドラマに身を置くこと、それは自身にとってかなりの冒険である。いざ脚本を手にし、そして演じる…七転八倒!自律神経崩壊!もはや、この役から逃げ出すことはできない。物語の展開もさることながら、金融界の用語、システム、悪夢の連続である。しかし、我が身は一つ、気合の入れどころを間違えないように、気合を入れて臨んでます」と、バブル期を生きた“同い年”の中野役について思いを込めている。連続ドラマW「不発弾~ブラックマネーを操る男~」は6月10日(日)よりWOWOWプライムにて放送開始(全6話・第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2018年03月16日2月23日(金)今夜放送のテレビ朝日系「ミュージックステーション」は2時間にわたり「ダンス×映像マジックSP」と題してオンエア。松たか子と椎名林檎がドラマ「カルテット」の主題歌「おとなの掟」をコラボパフォーマンスすることが発表された。昨年TBS系で放送され話題となったドラマ「カルテット」では、主演の松さんのほか、満島ひかり、高橋一生、松田龍平らメインキャストが劇中のユニット「Doughnuts Hole」(ドーナツ・ホール)名義で主題歌「おとなの掟」を担当。同楽曲は椎名さんの書き下ろした楽曲となり、昨年2月に配信リリースされたのち、12月に松さんのアルバムに“松たか子Ver.”としてソロバージョンが収録、CD化。一方の椎名さんも昨年11月に「Mステ」単独出演時に英語のセルフカバー版を披露しているが、今回はファン待望の松さんと椎名さんによる共演でのオリジナル日本語版のパフォーマンスとなり、2人の交遊秘話や楽曲誕生に関するトークなどにも期待が高まる。また今回は「ダンス×映像マジックSP」と謳っているとおり、最新テクノロジーを駆使した映像マジックと出演者たちのダンスを掛け合わせたスペシャルパフォーマンスをお届け。「嵐」が松本潤主演ドラマ「99.9」主題歌「Find The Answer」と「白が舞う」の2曲をパフォーマンスするほか、「E-girls」が吉岡里帆主演ドラマ「きみが心に棲みついた」の主題歌「Pain,pain」をテレビ初披露。さらに広瀬すず主演『ちはやふる -結び-』主題歌「無限未来」を披露する「Perfume」や、『映画ドラえもんのび太の宝島』主題歌を担当する星野源が登場する。「ミュージックステーション」2時間SPは2月23日(金)19時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2018年02月23日愛、将来、自由、仕事、自尊心、すべてを奪われた主人公が自らを陥れた男たちの人生を狂わせていく復讐劇「モンテ・クリスト伯」(邦題「巌窟王」)を原作とした連続ドラマ「モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―」に、ディーン・フジオカが主演。共演に「関ジャニ∞」大倉忠義、山本美月、新井浩文、高橋克典を迎える。名作復讐劇を完全ドラマ化!ディーン・フジオカ、華麗なる“復讐鬼”にディーンさんといえば、香港、台湾などアジア圏での活動を経て、日本に新星のごとく現れた“逆輸入”俳優で、2015年にNHK連続テレビ小説「あさが来た」で大ブレイク。日本でのドラマデビュー作となったフジテレビ「探偵の探偵」では主人公(北川景子)を支える知的でクールな探偵調査員役、「あさが来た」ではヒロイン(波瑠)を叱咤激励し、師となる実業家役を演じてきたが、今作では、冤罪で地獄に突き落とされた環境から這い上がり、自らを陥れた者たちへ“復讐”をしていく、まさに鬼と化した主人公・柴門暖(さいもん・だん)役に。「探偵の探偵」以来、約3年ぶりにフジテレビ系ドラマで連ドラ単独初主演として“凱旋”を果たす。愛する女性と未来の家族を奪われ、15年間も地獄のような投獄生活を送ってきた主人公・柴門暖。その孤独と怒りが復讐への気持ちを駆り立てていく。これまで、端整な顔立ちで精悍な魅力を放ってきた“ディーン様”が、今作では次々と華麗で緻密な罠を仕掛け、自らを陥れた者たちに制裁を下していく姿は必見。廃人と化した獄中時代には、長髪・ひげ面というワイルドな風貌、出獄した15年後は“復讐鬼”であることを隠しながら美しい別人となって舞い戻るという、表と裏の顔を持ち合わせた、いままで見たことのない彼の新境地を目にすることができそう。ディーン様の新境地!「壮絶な物語がそこに待っている」ディーンさんは映画化・ドラマ化・アニメ化もされている名作が原作となるだけに、「これまで数々のリメーク作品を見てきたこともあってその壮大なスケールにプレッシャーも感じました」と語りながらも、「プロデューサーや監督との打合せを重ね、第1話の台本を読み、やはり壮絶な物語がそこに待っていると改めて確信しました」とコメント。「共演者陣、スタッフ陣で結束し、これまでにない衝撃をオーディエンスの皆様にお届けするために、全身全霊で演じたいと思います」と意気込みを明かす。また、主人公・暖の復讐の矛先となる主要人物を演じるのは、大倉忠義(関ジャニ∞)、新井浩文、高橋克典の3人。さらに、ストーリー展開の重要な鍵を握るヒロイン役は山本美月が務め、複雑に絡み合う混沌とした人間模様をより盛り立てていく。大倉忠義、主人公の最大の復讐の矛先に!「全力で演じさせていただく」大倉さんが演じるのは、暖の最大の復讐の相手となる“恋敵”南条幸男(なんじょう・ゆきお)。今回フジテレビの連ドラ初出演となる。南条は、仲の良い先輩だった暖と暖の愛する女性・目黒すみれとの婚約を祝いながらも、実はすみれのことを密かに愛し、暖に対して嫉妬の念を抱いている人物。自らは売れない役者をやっており、“愛する女性も出世も手にした暖に憎悪にも近い感情”を抱き、暖を葬る最後のボタンを押す人物。だからこそ、最も応援してくれていると思っていた“親友”の裏切りを知ったとき、暖の壮大な復讐計画が幕を開ける。大倉さんは、「スケール感のあるストーリーであり、そして、自分自身がいままで演じたことのない役柄に挑戦させていただけることをうれしく思います。視聴者のみなさんを『モンテ・クリスト伯』の世界に引きずり込めるよう全力で演じさせていただきます」と語り、こちらも気合いが入っている様子。新井浩文、良き先輩のふりして最も恐ろしい策略家!また、暖が勤める漁業会社の先輩社員・神楽清(かぐら・きよし)役には、独自の空気感漂う演技に定評のある実力派俳優・新井さん。変幻自在の俳優として知られる新井さんが今回演じるのは、学歴はないが地頭が良く、あらゆることへの損得勘定が働く愛情の観念が欠落した男。表向きは、暖の良き先輩だが、自分の出世の邪魔となる暖を失墜させるために、暖への嫉妬を抱える“南条を利用する”という抜け目ない男。暖のことを誰よりも心配する風情で、実は暖を亡き者にするための青写真をひいた人物であり、劇中最も恐ろしい策略家という、明暗まとう複雑な役どころを新井さんがどう演じるのか期待大。新井さんは「『刑事ゆがみ』の浅野忠信さんみたいに、賞を取りたい」と、いまからも意気込み十分。高橋克典、主人公を無実の罪で牢獄へ送り込んだ警察官!さらに、暖が復讐をしかけていく第三の男、過去に暖を無実の罪で牢獄へと送り込んだことを隠しながら生きる警視庁公安部外事第三課の警察官役・入間公平(いるま・こうへい)役には高橋さん。軽妙なキャラクターから「医龍4~Team Medical Dragon~」の完全無欠の敏腕経営コンサルタント役など幅広い役柄を演じてきた高橋さんは、今作では、真骨頂であるワイルドで野性味あふれる演技力を生かした将来有望なキレ者の公安警察官役に扮する。「主役のディーン・フジオカさんをはじめ素晴らしい出演者の皆様との共演も楽しみです。日頃多い警察官の役ですが、ストーリーの中で今回はどの様なことを要求されるのか、どう描かれるのかも楽しみ」と、高橋さんも期待を込めてコメント。山本美月「愛をまっすぐに、人間らしさを丁寧に演じられたら」そんな本作のヒロイン役にして、重要な鍵を握る暖の最愛の婚約者・目黒すみれ役には、「刑事ゆがみ」で声を失った“敏腕ハッカー”という難しい役どころを演じ切ったことも記憶に新しい山本さん。演じるすみれは、婚約者である暖が無実の罪により投獄されたことをきっかけに、それまでの幸せな生活が一変、地獄の苦しみを味わう女性。暖を必死に救おう、暖の帰りを信じていつまでも待ち続けようとするも、次なる人生を歩み出す決断をしてしまうすみれ役は山本さんにとっても新境地となるはず。山本さんは、「1人の女性として、愛をまっすぐに、人間らしさを丁寧に演じられたらと思います」とコメントしている。単なる復讐劇とは一線を画すラブストーリーの側面も演出を手がけるのは、ドラマ「白い巨塔」「ガリレオ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」や映画『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』『アマルフィ女神の報酬』など、数々の大ヒット作品を世に送り出してきた西谷弘監督。緻密に計算されたインパクトのある演出に定評のある西谷監督が、単なる復讐劇を超えた複雑な関係性を紡いでいく人間ドラマにどのように息を吹き込んでいくのか。再タッグとなる山本さんも「(前回)ご一緒させていただいた際に、台本だけでは想像のできない深みのある素晴らしい作品になっていたので、このドラマがこれからどんな風になるのかとても楽しみ」と語っている。本作のポイントは、単なる復讐劇ではなく、仇敵に制裁を下していくたびに良心と葛藤し、次第に人生とその人間性を取り戻していくヒューマンストーリーであり、一人の女性に対して一途に貫かれた純愛を描いたラブストーリーでもあること。網の目のように張り巡らされた数々の伏線に絡みつく、多彩な登場人物も大きな見どころの1つで、主人公を死の淵から助け出す“謎の老人”、誰にも言えないおぞましい過去を持つ“悪女”や、遺産を巡り恐ろしい謀略をめぐらす“悪女”など、毎回のストーリーを複雑かつ巧妙に展開させていく個性豊かなキャラクターたちも続々登場していくという。クランクインは3月上旬を予定している。木曜劇場「モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―」は4月期、毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年02月11日■「観」とイメージしてみよう今回のテーマを「観」にした理由には、私の深い思いがあります。皆さんは「観」と聞いて、何をイメージするでしょうか。インスピレーションは「能舞台の鏡松」から能舞台における「松」の意味を、皆さんはご存知ですか?演舞者は松に向かって踊るのが本来で、舞台上の松は鏡に映った松を意味しています。「鏡松」つまり演舞者は鏡に映った松を背に、観客に自分を観せることになるのです。ある日、20年ぶりに能を鑑賞していたときに、突然「観」と一瞬のインスピレーションを受けました。それをベースに王義之の「蘭亭序」の「観」「仰ぎ観る」という一節がミート。私は鏡に「映る姿」と実際に「観る姿」とを対比させて、自分のしてきた書の世界観を確認することができたのです。こうしてできた作品が「観」です。映すとは鏡に映ったもの。そのままの形を映す。つまり「書く」こと。日々の映し書く練習の蓄積。観るとは単に形を映すものではなく、そこにインスピレーションが加わること。つまり発想したものを「描く」こと。この相対するふたつがうまく重なり合うときに作品が生まれます。■「仰観宇宙之大府察品類之盛」(仰ぎて宇宙の極まりなきを観て、府しては満類の数多きを察する)上を向いては宇宙の広大さを観て、下を向いては万物の豊かさを察する。「観察」するということです。この文は王羲之の蘭亭序のあまりにも有名な一節です。■王羲之「蘭亭序」王羲之の書をことごとく収集していた唐の太宗皇帝は、「蘭亭序」だけは入手することができませんでした。そこで智永の弟子の弁才が所有していると聞いた太宗皇帝は、臣下に命じて弁才に近づき、蘭亭序を盗み出させました。こうして太宗皇帝は蘭亭序を手に入れましたが、あまりにも素晴らしい書に惚れ込み、遺言で自分の墓の昭陵に副葬させてしまい、王羲之の最高傑作の蘭亭序はこの世から姿を消すことになったのでした。このようなエピソードがまた蘭亭序の価値をさらに高め、後世に言い伝えられています。■「観」と書いてみよう前回の王羲之の「集字聖教序」と同じです。空間の造形美を考え、構成することが大事です。臨書とはお手本を見て書くこと。映すことを何回も重ね、練習を蓄積させていくことが大事。追い求めては答えが逃げていき、くじけそうでもまた追い求め、何回も練習すること。そしてあるときに、ふとインスピレーションが下りてきて、今までの蓄積とひらめきがミートする瞬間がやってきます。私が能舞台を観て感じた瞬間のようなひらめきです。臨書の意味は、そこにあると確信しています。練習の蓄積と自分の発想の重なり合った瞬間に、ただ単に「映る」ことから「観る」瞬間になるのです。臨書は蓄積と発想の宝庫です。心を入れ込み、「書く」ことから「描く」ことに、臨書の目的があると思います。太宗皇帝の墓で王義之を揮毫して唐の太宗が愛し、墓にまで一緒に埋葬した王羲之の蘭亭序を追い求め、私は中国に渡りました。そして、太宗皇帝の墓の上で「仰観宇宙之大府察品類之盛」と揮毫(きごう、筆で字や絵を書くこと)しました。自分の今までしてきたことは正しかったとはっきりと確信しました。皆さんも臨書することで心の鍛錬をしてみませんか。ひとつ磨きがかかり、ステップアップしますよ。
2017年12月18日椎名林檎のセルフカバーアルバム『逆輸入 ~航空局~』が、2017年12月6日(水)に発売される。本作は、2014年5月に発売された初のセルフカバーアルバム『逆輸入 ~港湾局~』に続く第2弾。2000年から2017年にかけて、石川さゆり、栗山千明、柴咲コウ、SMAP、高畑充希、ともさかりえ、林原めぐみ、Doughnuts Hole(松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平)、ICHIGO-ICHIE(深津絵里)に提供した楽曲のセルフカバー全11曲が収録されている。また、2015年の「百鬼夜行ツアー」以来となる、全国17か所23公演の全国ツアー「椎名林檎ひょっとしてレコ発201」の開催も決定。チケットの一般発売は2018年1月20日(土)、先行予約は『逆輸入~航空局~』の購入者特選として封入されている先行受付シリアルナンバー等から申し込みが可能だ。【商品情報】椎名林檎セルフカバーアルバム第2弾『逆輸入 ~航空局~』発売日:2017年12月6日(水)■初回限定生産盤(ケース付きハードカバー・ブック仕様)価格:3,500円+税封入特典:椎名林檎「ひょっとしてレコ発2018」先行受付シリアルナンバーCD購入者チケット先行予約受付期間:2017年12月6日(水)12:00~12月13日(水)23:59購入先着特典:特製クリアファイル(A5サイズ)■通常盤価格:3,000円+税封入特典(初回プレス分のみ):椎名林檎「ひょっとしてレコ発2018」ツアー先行予約受付シリアルナンバーCD購入者チケット先行予約受付期間:2017年12月6日(水)12:00~12月13日(水)23:59購入先着特典:特製クリアファイル(A5サイズ)<収録曲>1 人生は夢だらけ(作詞作曲:椎名林檎、編曲:村田陽一) <高畑充希 出演・歌唱/かんぽ生命「人生は、夢だらけ。」CMソング>2 おいしい季節(作詞作編曲:椎名林檎、弦編曲:斎藤ネコ)<栗山千明/シングル「おいしい季節/決定的三分間」&アルバム「CIRCUS」収録曲>3 少女ロボット(作詞作曲:椎名林檎、編曲:村田陽一)<ともさかりえ/シングル「少女ロボット」収録曲>4 暗夜の心中立て(作詞作曲:椎名林檎、編曲:村田陽一) <石川さゆり/シングル「暗夜の心中立て」&アルバム「X –CrossⅡ–」収録曲>5 薄ら氷心中(作詞作曲:椎名林檎、編曲:斎藤ネコ)<林原めぐみ/シングル「薄ら氷心中」収録曲>6 重金属製の女(原詞:野田秀樹、作詞作曲:椎名林檎、編曲:名越由貴夫)<ICHIGO-ICHIE(深津絵里)/NODA・MAP第17回公演『エッグ』劇中音楽>7 おとなの掟(作詞作曲:椎名林檎、編曲:斎藤ネコ・椎名林檎)<Doughnuts Hole(松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平)/配信シングル曲>8 名うての泥棒猫(作詞作曲:椎名林檎、編曲:村田陽一)<石川さゆり/シングル「暗夜の心中立て」&アルバム「X –CrossⅡ–」収録曲>9 華麗なる逆襲(作詞作曲:椎名林檎、編曲:村田陽一)<SMAP/シングル「華麗なる逆襲/ユーモアしちゃうよ」&アルバム「SMAP 25 YEARS」収録曲>10 野性の同盟(作詞作曲:椎名林檎、編曲:名越由貴夫)<柴咲コウ/シングル「野性の同盟」収録曲>11 最果てが見たい(作詞作曲:椎名林檎、編曲:朝川朋之)<石川さゆり/アルバム「X –CrossⅡ–」収録曲>【ライブツアー情報】「椎名林檎ひょっとしてレコ発2018一般発売日:2018年1月20日(土) 各プレイガイドにて発売チケット料金:8,888円(税込)ツアースケジュール:・3/2(金)川口総合文化センター リリア(埼玉県) 18:00/19:00問い合わせ先:SOGO TOKYO 03-3405-9999・3/7(水)川崎市スポーツ・文化総合センター(神奈川県)18:00/19:00問い合わせ先:SOGO TOKYO 03-3405-9999・3/8(木)川崎市スポーツ・文化総合センター(神奈川県)18:00/19:00問い合わせ先:SOGO TOKYO 03-3405-9999・3/15(木)仙台サンプラザホール(宮城県)18:00/19:00問い合わせ先:GIP 022-222-9999(24時間自動音声案内)・3/16(金)宇都宮市文化会館(栃木県)18:00/19:00問い合わせ先:SOGO TOKYO 03-3405-9999・3/23(金)静岡市民文化会館(静岡県)18:00/19:00問い合わせ先:サンデーフォークプロモーション 静岡事務所 054-284-9999 (月)~(土) 10:00~18:00・3/30(金)神戸国際会館 こくさいホール(兵庫県)18:00/19:00問い合わせ先:YUMEBANCHI 06-6341-3525 (平日11:00~19:00)・3/31(土)神戸国際会館 こくさいホール(兵庫県)17:00/18:00問い合わせ先:YUMEBANCHI 06-6341-3525 (平日11:00~19:00)・4/6(金)富山オーバードホール(富山県)18:00/19:00問い合わせ先:FOB金沢 076-232-2424・4/8(日)新潟県民会館(新潟県)17:15/18:00問い合わせ先:FOB新潟 025-229-5000・4/13(金)ニトリ文化ホール (北海道)18:00/19:00問い合わせ先:WESS 011-614-9999 (平日 11:00~18:00)・4/16(月)フェスティバルホール (大阪府)18:00/19:00問い合わせ先:YUMEBANCHI 06-6341-3525 (平日11:00~19:00)・4/17(火)フェスティバルホール (大阪府)18:00/19:00問い合わせ先:YUMEBANCHI 06-6341-3525 (平日11:00~19:00)
2017年12月09日■「有」とイメージしてみよう前回は「無」について触れたので、今回はそれに相対する「有」という文字を選びました。「有」と聞いてあなたは何をイメージしますか?漢字から私がまずイメージするのは、「presence」「肯定する」「存在する」という言葉です。「無」が純粋無垢で、あなたが何かを見てその物に色を付けない状態をいうのに対して、「有」はあなたの意志が加わり存在する物をイメージさせます。「有難う」という言葉にも「有」が使われていますね。漢字の意味のごとく、「滅多にないようなことが有る」という素敵な言葉です。「ありがとう」とひらがなで書くよりも漢字で書く方が気持ちが深くなり、感謝が伝わるように感じます。■「蓋聞二儀有像顕覆」前回の「無」のときに「雁塔聖教序(がんとうしょうぎょうじょ)」について触れましたが、同じ文章の中に「無」に対するものとして「有」という文字があります。「天地(二儀)は像を有しており、私たちの頭上を覆いつくす天と私たちを乗せている地は生きるもの全てを包んでいるものである。一方では四時(春夏秋冬)には像として顕れることが無く寒暑に潜んで万物を変貌させるので賢者でも理解することはできない」となります。■「集字聖教序」前回は「雁塔聖教序」(653年)について書きました。今回はその19年後に作られた「集字聖教序(しゅうじしょうぎょうじょ)」(672年)について。「雁塔聖教序」は褚遂良が書いたものです。その後、24年間に渡り、弘福寺の懐仁が王羲之の文字を集め「雁塔聖教序」と同じ文章を書いたものが「集字聖教序」です。24年間も王羲之の字を集めるとは気が遠くなる話ですが、それだけの魅力が王羲之の文字にあったという証ですね。残念ながら王羲之の真筆は残っておらず、コピーのコピーを重ねたものが現在に伝えられています。そのような状況で、この「集字聖教序」はかなりオリジナルに近いものと言われています。■なぜ王羲之の文字がないのか太宗皇帝が王羲之の「蘭亭序」を、遺言に従って共に墓へ埋葬したこと。また王羲之の文字は宮中にあり憧れの存在だったため、戦乱を重ねて失われてしまい、真筆がなくなってしまったという歴史があります。一字ずつ集めているから大きさに統一感はなく、一貫性はないけれども王羲之の一字一字の美しさに見どころがあります。■「有」と書いてみよう太宗皇帝が王羲之の字を「鳳が舞い上がり、龍がわだかまるようだ」と称賛したほど、王羲之の文字には律動感があり、三次元の奥行感があります。ワンポイントアドバイス「空間造形美を意識しよう」人間が凛と立っているような姿をイメージしてみましょう。「有」は均衡がとれた美しい立ち姿。また余白の美しさを取り、龍が天に舞い上がるような姿を線で表現してみましょう。平面に表現された拓本からはわかりにくいところですが、そこからあなたが空間をイメージし、文字を立体的に再構築しながら書くことが大事です。臨書を勉強する上で、三次元に空間を造形した美しさを常に意識すると上達しますよ。
2017年12月09日■「無」をイメージしてみよう「無」という意味を考えると、とても含みがある文字です。「"無"とはこうである」とは一言では言い尽くせません。非常に宗教的な悟りの世界であります。辞書では「無」とは、否定を一般化した表現。対義語は「有」とあるので”物事が存在しない”ことも表します。「無」を単に否定的な表現、ととらえるべきではないと感じています。純粋無垢の「無」、すなわち、あなたが何かと出会ったときに、自分の概念で色付けするのではなく、そこにある本来の物というイメージも持つべきだと。何もないのではなく、本来の色付けされていないあるべき姿。あなたは「無」とはなんだと考えますか?■「大唐三蔵」孫悟空の西遊記でおなじみ、三蔵法師はみなさんご存知の人物でしょう。インドに渡り、17年間学んで仏法を唐に持ち帰りました。その偉業を称えるために、唐の皇帝、太宗が褚遂良に命じて書かせた「雁塔聖教序」の冒頭の文字です。「偉大なる三蔵法師がインドより持ち帰った仏典の序文」という意味です。■「四時無形」「四時無形」とは、三蔵法師の持ち帰った仏典の一部で、ここでいう四時とは四季のこと。言葉の意味としては「春夏秋冬は形がなく、目に見えないものである」となります。前後に書かれた文の意味は「天地というものは像を有している。頭上を覆いつくす天、我々を乗せている地は生きとし生けるもの全てを包み込むものであると言えるが、四時(春夏秋冬)はどうだろうか。何ら形もなく寒暑の中に潜んで万物を変貌させる。どんな愚かな者でも天地の有様を見ることはできるのは像があるからで、四時のように像としてないものについてはどんな賢者でもその本質を知ることは不可能に近い」となります。■褚遂良(596~658)先に述べた「雁塔聖教序」は、楷書を高度に完成させ、楷書の範として尊重される最高傑作であると言われています。彼は、楷書の最終形といえる唐の文化を背負った成熟した作品を残しました。また、褚遂良(ちょすいりょう)は唐の政治家でもありました。皇帝太宗に仕えて信頼厚く、後の皇帝高宗の教育を担いましたが、則天武后を皇后に立てることに反対したことで今のベトナムに左遷されました。■「無」と書いてみようワンポイントアドバイスとしては「リズムよく」褚遂良の楷書は、呼吸の振幅の幅、リズムの表現を具現化して漢字を芸術に作り上げたように感じられます。私は音楽が好きですが、主観で言うと、まるでマーラーの交響曲第五番 第四楽章のアダージョの旋律の世界とリンクするようなイメージ。リズムよく、呼吸の幅を大きくとるところ、また引くところ。書くときは、一角一角をこれでいいのかとゆっくり自問自答しながら、姿勢は雑巾を絞り上げるように丹田に力を入れて書いてみましょう。
2017年12月04日■「天」をイメージしてみよう「天」と聞くと、どんなイメージがありますか?宇宙、空、また人を超えた人の上の存在。宗教的な世界観においては神の住む理想郷。などイメージは広がります。その色は何色なのでしょうか。朝焼けの赤、夕焼けの黄色、雲ひとつない青、紫がかった霞の色。また新月の夜の吸い込まれそうな黒。すべての色を統合したら黒(玄)になりますね。「天」の字形は人間の体の上部から由来しています。「天」とは人間に関わるすべてを統合した言葉と言えます。■智永の「千字文」とは今回は智永の「千字文」の冒頭の文字「天」をテーマにしました。「千字文」は初回に触れた王義之の筆跡を一千字集め、周興嗣(470年〜521年頃)が作りました。1000字を重複なしに四言古詩250句にしたもので、以後、さまざまな人が書いています。中国、朝鮮、日本で識字、習字用の教科書として広く近年まで用いられていました。智永(生没年不詳陳時代から隋時代580年代頃活躍した僧)は王義之の7代目の孫です。いろいろな人が「千字文」を書いていますが、私は智永の書いた「千字文」はテキスト的に優れていると考えます。なぜならその書体は冷たくもなく暖かくもなく辛くもなく甘くもなく鋭くもなく柔らかくもなく智永の「千字文」には人間としての中庸さがあります。次に進むためのこうあるべきという、指針のような法帖と言えるでしょう。■天地玄黄宇宙洪荒「天も地も世界はすべての色に満ち、もっと広い宇宙はあふれかえり、わきかえっている」「千字文」の冒頭の部分です。広大な宇宙観です。天地は地球上のすべてのもの、また宇宙はそれをはるかに超えた世界です。人間には越えられない壮大な世界です。■コンプレックスは誰にでもある人間にはそれぞれ個性があります。すべてが完璧な人間などいないのです。自分のいいところ、悪いところ、見つめていますか?ときどきでもいいので、自分のいろいろな面に心を向ける時間は必要です。■書道は道とつくものです道とつくものは書道、茶道、華道、武道などさまざまですが、道を学ぶとはどういうことなのでしょうか。自分に向き合い、自分に足りないところは何だろうと考える。そして気づく。マイナスな面を補おう、中庸になろうと努力する。それが道とつくものの学び方の一面です。■実際に「天」を書いてみようワンポイントアドバイスとしては「気づく」「中庸」。まず、広大な宇宙空間をイメージしてみよう。空間の構成をどうとらえるかが大事です。自分に向き合い、偏りをなくし中庸を目指して練習しましょう。人には皆コンプレックスがあります。そこにとらわれる必要はないですが、「気づき」は必要です。道とつくものを学ぶとは「気づく」ことなのです。心を落ち着かせ、自分の内面に目を向け「中庸を目指す」。そんな思いで「天」と書いてみましょう。
2017年11月23日■「風」とイメージすると風という言葉から何を連想しますか?風を自然現象としてとらえると、「空気の流れ」また「空気自体」ということになります。一方で、風という一文字には、単なる自然現象だけではなく「人の心」という意味もあります。■今の時代だからこそ手紙を書いてみよう今の世の中では、LINEやメールなど、誰がどのような状態で打ち込んでも同じように表示されるツールでのやり取りが当たり前になりました。そのような時代にあえて筆を取り、心を込めて相手に自分の心を手紙で伝えてみる。きっと相手にあなたの情熱が伝わります。このような時代だからこそ、あえて筆を取り手紙を書いてみることをおすすめします。■「風信雲書」こちらは歴史上名高い空海が最澄に送った三通の書状の中の一通目「風信帖」の中の冒頭の一文です。作品自体は平安時代前期、812~813年頃に書かれました。意味としては、「風のような、雲のようなあなたからの手紙、それが天から舞い降りるがごとくに私に届きました」となります。「風のようにあなたからの心が天から舞い降りた」という一文が、なんとも熱く心を打つ表現ですね。■空海、最澄とは弘法大師の名で知られている空海は、中国に渡り日本に真言密教をもたらしました。最澄は日本天台宗の開祖であり、中国に渡り仏教を学び、帰国後に比叡山延暦寺を建てた人物。中国と日本との懸け橋となり、命がけで海を渡って学んだこのふたりが帰国後に交わした手紙からは、ふたりの心の交流を伺い知ることができます。当時は海を渡り、人々の心を救うため、異国に学びに行くことは命がけのアクションでした。ふたりは危険を恐れることよりも、皆に何かを広めよう、伝えようという情熱を持っていたのです。■「風」という字を書いてみよう書き方のワンポイントアドバイスとしては、情熱を持って、相手に自分の心が伝わるように書くこと。形やテクニックではなく大事なのは情熱。LINEやメールでは伝わらない心そのものを筆では表現できるのです。筆で手紙を書けば、あなたの心がまるで天からの風のように相手の心に舞い降りますよ。
2017年11月19日■書道における「永」の役割書道において「永」は基本中の基本の文字。「永字八法*1」という言葉があるように、文字を書くことにおいて必要な8種類の技法がすべて、この1文字に含まれています。永遠、永久、永続、未来永劫など、現代では”時間がながい”という意味を表す「永」という文字ですが、歴史を振り返ると別の変わった意味が見えてきます。■「永」の歴史的背景王羲之(おうぎし)は、書道の"美の基準”をつくった人。文字を見た際に"美しい"と思う心、余白などの空間構成や点や角のベクトルの方向などは、王羲之が確立したといっても過言ではありません。書道のお手本などに王羲之の書が使用されるのは、これが所以です。永和九年(353年)に中国の書聖(しょせい)として知られる王羲之が書いた、蘭亭序(らんていじょ)という書があります。書道史上最も有名な書作品で、その冒頭の1文字はなんと「永」から始まります。書道において基本中の基本を表しながら、歴史的書の始まりの1文字として書かれている漢字。意外にも何かを始めたいときに書くと良いとされる文字なのです。■何かを新しく始めるとき、「永」を書いてみよう前述の通り、現代では"時間がながい”という印象が強いこの漢字ですが「何かを始める」「初心」の意味があります。書道は、筆と墨を使って自分に向き合いながら文字を書く芸道です。『DRESS』読者の方々も、定期的に筆をとり、文字を書いてみることをおすすめします。大人向けの書道セットも数千円程度で売られているので、チェックしてみてください。今回の「永」という漢字は、何かを新しく始めるときなどに書くのがいいでしょう。・初心を思う・何かを始める・新たな発想を生むこのような意味を持つ漢字なので、初心に返りたいとき、何かを新しく始めたいときに、新しいモチベーションを沸き立たせたいとき、そんなときに「永」を書いてみてください。きっと新たな視点を与えてくれるはずです。※1 側(てん)、勒(横)、努、趯(はね)、策右斜め上に向かうはね)、掠(左はらい)、啄(短い左はらい)、磔(右はらい)の八法。
2017年11月01日