庵野秀明氏が企画・脚本を手がけ、斎藤工が主演した『シン・ウルトラマン』(樋口真嗣監督)が13日に全国401館(IMAX39館含む)で公開され、15日までの3日間で観客動員数64万人、興行収入9.9億円を記録したことがわかった。2022年の邦画実写作品でNo.1の大ヒットスタートを切った。3日間の内訳は、13日が観客動員19万1302人・興行収入2億9010万2400円、14日が観客動25万5554人・興行収入3億9843万2500円、15日が観客動員19万4946人・興行収入3億487万5150円。これは庵野秀明氏が総監督を務め、興行収入82.5億円を記録した『シン・ゴジラ』(2016年)を超えるスタート。『シン・ゴジラ』の公開初日から3日間の成績と比較して、興行収入対比で117.2%、観客動員対比で113.5%となった。『ウルトラマン』の企画・発想の原点に立ち還りながら、現代日本を舞台に未だ誰も見たことのない“ウルトラマン”が初めて降着した世界を描く、感動と興奮のエンターテイメント。主人公の“ウルトラマンになる男・神永新二”役・斎藤をはじめ、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかりらが共演。米津玄師による主題歌「M八七」も話題を呼んでいる。また、劇中で禍威獣(カイジュウ)特設対策室専従班、通称「禍特対」メンバーを演じる斎藤、長澤、西島、有岡、早見の5人による記念写真も公開。1966年に放送された初代『ウルトラマン』に登場する「科特隊」の写真をオマージュした構図となり、オリジナルと同様に晴れやかな表情の5人が写っている。
2022年05月16日庵野秀明氏(企画・脚本)&樋口真嗣氏(監督)のタッグで実写映画化される『シン・ウルトラマン』の公開初日舞台あいさつが13日、都内で行われ、俳優の斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかり、樋口監督が出席した。誕生から55周年記念作品として映画化された『シン・ウルトラマン』は、次々と巨大不明生物「禍威獣(カイジュウ)」が現れて、その存在が日常となった日本を舞台に、政府は対策のスペシャリストを集結させ「禍特対」を結成し、彼らが任務に当たる中、大気圏外から突如、“銀色の巨人”が現れるストーリー。主人公の“ウルトラマンになる男”神永新二(かみなが・しんじ)を演じた斎藤。アイテム・ベータカプセルを掲げて、ウルトラマンに変身するシーンに話題が及ぶと「とにかくベータカプセルの造形が美しい。ある意味この物語の主人公でもある。スプーンで練習してましたが、実際は思ったより重く、その重みに助けられて演技することができた」と回想。樋口監督は、変身シーンで「手の角度」に強いこだわりをみせ、何度もテイクを重ねた。斎藤が「ここにこだわるのがウルトラマンの現場。とても“ウルトラマン愛”を感じました」と語ると、共演の西島は「うらやましい!僕も小さい頃から変身したかったですから」とうらやんでいた。
2022年05月13日庵野秀明氏(企画・脚本)、樋口真嗣氏(監督)のタッグで実写映画化される『シン・ウルトラマン』(13日公開)のレッドカーペットイベントが9日、東京・歌舞伎町ゴジラロードで行われ、俳優の斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかり、樋口監督が出席した。誕生から55周年記念作品として映画化された『シン・ウルトラマン』は、次々と巨大不明生物「禍威獣(カイジュウ)」が現れて、その存在が日常となった日本を舞台に、政府は対策のスペシャリストを集結させ「禍特対」を結成し、彼らが任務に当たる中、大気圏外から突如、“銀色の巨人”が現れるストーリー。イベント当日はあいにくの雨模様となったが、キャスト・監督陣は悪天候を感じさせないような笑顔を振りまき、ファンとの交流を楽しんだ。その後は、斎藤&長澤、西島&早見、有岡&樋口監督の組み合わせで“相合傘”をして仲よくトークを展開した。作品の魅力を問われた斎藤は「この作品の素晴らしさは言語化できない」とした上で「本当にすごい映画に出会うと、皆さん言葉にならないんですよ。そういう体験を共有しました。映画の宣伝という意味では言葉を届けるべきなんですが、この作品にはそれを度外視したような感動体験がありました」と熱弁を振るうと、長澤も「観終わった後にスピード感に圧倒されました。ぜひ瞬きしないで感動の映画体験を味わってほしい」とアピールした。また、有岡は「人生で初めて歩くレッドカーペットが“シン・ウルトラレッドカーペット”で、とても幸せに思っています」と充実の表情を浮かべながら「さっき長澤さんに(樋口監督との相合い傘が)『トトロみたいだ』って言われました(笑)」と明かし、場を和ませていた。
2022年05月09日ウルトラマン55周年記念作品『シン・ウルトラマン』の完成報告会が5月2日(月)、都内にて行われ、出演する斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、樋口真嗣監督が出席した。共演の印象を聞かれたキャスト勢のやり取りでは、長澤さん&西島さんの2人から「本当のウルトラマンみたいだった!」と称された斎藤さんだった。印象について、斎藤さんは「お二方の数々の名作・傑作は片手では数えきれないほどあるので、いち映画ファンとして、このプロジェクトで(一緒になり)、こんなにも頼もしいお二方と!撮影に入る前からも撮影中も、ありがとうございます、という思いしかないです」と強力なふたりだったと明かす。一方、長澤さんが「斎藤さんは穏やかな方で、大人っぽくて色っぽくて…本当にウルトラマンのような存在の方で。一緒にいるだけで集中できる、頼もしい方です」と言えば、西島さんも「斎藤さんは今こうしている姿と現場の控室の姿、普段もまったく変わらないんです。自分の独自視点を持っていて、長澤さんの言った通りウルトラマンそのものという感じ!」とその安定感を絶賛。樋口監督もキャスティングについて「夢です。夢が現実になったくらい、お願いした人たちがみんな“やりましょう”とやっていただけた」とキャスティング秘話を明かしていた。次々と巨大不明生物“禍威獣”があらわれ、その存在が日常となった日本。通常兵器は役に立たず、限界を迎える日本政府は禍威獣対策のスペシャリストを集結し、班長・田村君男(西島さん)、作戦立案担当官・神永新二(斎藤さん)、分析官・浅見弘子(長澤さん)などがメンバーの「禍威獣特設対策室」を設立。そんな中、大気圏外から突如、銀色の巨人が現れる。この日はようやく完成した試写を観た直後に、全員が完成報告会に登壇した。興奮冷めやらぬといった雰囲気のキャスト陣だったが、出演が決まり台本を読んだときのことをふり返り、斎藤さんは「台本の1ページ目に社外秘というか、この作品をいろいろな側面から守って公開のタイミングで多くの方に驚きを与えたいという好奇心も、夢もつまっている魔法の辞典のような気がしました」と思い起こす。長澤さんは試写を観た感想を「1回観ただけでは処理しきれず今も高揚感というか、沸々と燃え上がる感情が残っていて。早く映画が公開してもう1回観に行かなきゃ、という気分になっています」と言う。西島さんも「圧倒されました。間違いなく人生の記憶に深く刻まれるすごい作品になっていると思います。観られるなら、すぐにもう1回観たいです」とロマンを語った。『シン・ウルトラマン』は5月13日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:シン・ウルトラマン 2022年5月13日より全国東宝系にて公開Ⓒ2021「シン・ウルトラマン」製作委員会©️円谷プロ
2022年05月02日庵野秀明氏(企画・脚本)、樋口真嗣氏(監督)のタッグで実写映画化される『シン・ウルトラマン』(13日公開)の完成報告会が2日、都内で行われ、出演者の斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、樋口監督が出席した。誕生から55周年記念作品として映画化された『シン・ウルトラマン』は、次々と巨大不明生物「禍威獣(カイジュウ)」が現れて、その存在が日常となった日本を舞台に、政府は対策のスペシャリストを集結させ「禍特対」を結成し、彼らが任務に当たる中、大気圏外から突如、“銀色の巨人”が現れるストーリー。主人公の【ウルトラマンになる男・神永新二(かみなが・しんじ)】役を斎藤工、主人公の相棒を長澤まさみが演じる。斎藤、長澤とともに、さまざまな脅威に立ち向かう組織のメンバーを西島秀俊、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかり、田中哲司。そのほか、物語の鍵を握る役どころで、山本耕史、岩松了、嶋田久作、益岡徹、長塚圭史、山崎一、和田聰宏らが出演する。撮影中のエピソードを聞かれると、演者はカメラを回して演技をしていたそうで、長澤は「(カメラを)回しながら演じました」、斎藤は「初めて(の経験)でした」と告白。慣れないことに長澤は「難しかったですよね」とつぶやくと、斎藤は「“演じる”ということと“撮影”の2層になっていたので」と振り返った。この撮影方法について樋口監督は「素材は多い方がいいという考えの元」と撮影の際に使用したカメラは10台を超えたと説明。しかし、キャストたちの反応を見て「お芝居に集中するような環境を奪っていたということですよね」と反省すると、斎藤は「いい経験でした!」、長澤も「楽しかったです」と慌ててフォローしていた。
2022年05月02日庵野秀明氏(企画・脚本)、樋口真嗣氏(監督)のタッグで実写映画化される『シン・ウルトラマン』(13日公開)の完成報告会が2日、都内で行われ、出演者の斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、樋口監督が出席した。誕生から55周年記念作品として映画化された『シン・ウルトラマン』は、次々と巨大不明生物「禍威獣(カイジュウ)」が現れて、その存在が日常となった日本を舞台に、政府は対策のスペシャリストを集結させ「禍特対」を結成し、彼らが任務に当たる中、大気圏外から突如、“銀色の巨人”が現れるストーリー。主人公の【ウルトラマンになる男・神永新二(かみなが・しんじ)】役を斎藤工、主人公の相棒を長澤まさみが演じる。斎藤、長澤とともに、さまざまな脅威に立ち向かう組織のメンバーを西島秀俊、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかり、田中哲司。そのほか、物語の鍵を握る役どころで、山本耕史、岩松了、嶋田久作、益岡徹、長塚圭史、山崎一、和田聰宏らが出演する。庵野氏からいただいた脚本の印象について聞かれると斎藤は「少しだけ参加させていただいた『シン・ゴジラ』の時もそうだったのですが、活字の量に『僕ごときが理解できるものではない』と、一度閉じたみたいなことは、今回もあった」と打ち明けた。続けて「台本に書かれた因数分解のような複雑かつ…」「自分の想像が追い付かないような世界観があった」と明かしていた。
2022年05月02日庵野秀明(企画・脚本)、樋口真嗣(監督)のタッグで実写映画化される『シン・ウルトラマン』(5月13日公開)に登場する外星人・ザラブの声を声優の津田健次郎が担当することが発表された。誕生から55周年記念作品として映画化された『シン・ウルトラマン』では、主人公の【ウルトラマンになる男・神永新二(かみなが・しんじ)】役を斎藤工、主人公の相棒役を長澤まさみが演じる。斎藤、長澤とともに、さまざまな脅威に立ち向かう組織のメンバーを西島秀俊、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかり、田中哲司。そのほか、物語の鍵を握る役どころで、山本耕史、岩松了、嶋田久作、益岡徹、長塚圭史、山崎一、和田聰宏らが出演する。そんな『シン・ウルトラマン』の予告映像に映りこみ、本作に登場することが明らかとなった“外星人(ガイセイジン)・ザラブ”の声を声優・津田健次郎が担当することが発表された。ザラブは初代『ウルトラマン』に初登場し、“凶悪宇宙人”とも呼ばれている人気キャラクター。津田は「子供の頃に観ていたウルトラマン、その進化ともいえる『シン・ウルトラマン』に参加させていただけるとは!」と参加を喜び「そして庵野さん、樋口監督が創り出す世界に参加できて光栄です。面白い役を演じさせていただきありがとうございます。ぜひ劇場に足を運んでください。楽しんでいただけますと幸いです」とコメントを寄せていた。
2022年04月25日庵野秀明(企画・脚本)、樋口真嗣(監督)のタッグで実写映画化される『シン・ウルトラマン』(5月13日公開)の最新予告映像が解禁となった。誕生から55周年記念作品として映画化された『シン・ウルトラマン』では、主人公の【ウルトラマンになる男・神永新二(かみなが・しんじ)】役を斎藤工、主人公の相棒役を長澤まさみが演じる。斎藤、長澤とともに、さまざまな脅威に立ち向かう組織のメンバーを西島秀俊、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかり、田中哲司。そのほか、物語の鍵を握る役どころで、山本耕史、岩松了、嶋田久作、益岡徹、長塚圭史、山崎一、和田聰宏らが出演する。公開された最新予告は、巨大不明生物・禍威獣(カイジュウ)が出現し、禍特対が出動。禍威獣による危機がせまる中、大気圏外から飛来し、突如あらわれた銀色の巨人…。ウルトラマンが初めて地球に降り立つ瞬間などの緊迫感溢れる映像が収めれた、公開されている中で最も長尺の82秒の映像となっている。さらに、貴重な資料を掲載した『シン・ウルトラマン デザインワークス』の発売が決定。劇中に登場する主要なアイテムのデザイン画、CG モデル、検証用立体造形物といったアートワークをおよそ500点超にわたり掲載、アイデアから姿形が定まるまでの進化の過程を追った記録集。庵野秀明による約1万2000字におよぶ手記も掲載されている。デザインワークスは、映画公開日より上映劇場にて先行発売。
2022年04月18日フジテレビ・ノイタミナ枠にて放送されるTVアニメ「うる星やつら」。この度、内田真礼と宮野真守の出演が決定し、リンクビジュアルとPVが公開された。小学館創業100周年を記念し、選び抜かれた原作エピソードを全4クールに渡って完全新作として描く本作。主人公の“ダーリン”こと諸星あたるを神谷浩史、ヒロイン・ラムを上坂すみれが演じることはすでに発表されているが、今回新たに、あたるのクラスメイトで幼なじみの三宅しのぶを内田さん。転入生で桁違いの資産を持つ面堂財閥の跡取り息子・面堂終太郎を宮野さんが声をあてることが決定。キャラクターとキャストが繋がった、リンクビジュアルも完成した。内田さんは「やはり皆さんの頭の中にしのぶのイメージもあると思いますので、前作を意識しながら新しくしのぶ像を作っていけたら」と意気込み、「彼女が振り回されているのを楽しみながら演じていけたらと思っています」と話す。そして、宮野さんは「改めて作品を見たのですが、面堂は知性とおバカと上品と下品を兼ね備えた絶妙なキャラクターなんです(笑)その魅力を十分に感じながら演じさせていただいています。神谷明さんの面堂をリスペクトしつつ、僕なりの面堂に辿り着かなければならないなと思っています」とコメントしている。また、しのぶと面堂の声が初公開となる、ユニークなティザーPV_version2も到着した。「うる星やつら」は2022年、フジテレビノイタミナほかにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年04月07日企画・脚本:庵野秀明×樋口真嗣監督がタッグを組んだウルトラマン55周年記念作品『シン・ウルトラマン』の場面写真が到着し、長澤まさみや西島秀俊ら登場人物の名前&専門分野も明らかになった。斎藤工が、主人公の“ウルトラマンになる男・神永新二”。その相棒役に長澤まさみ。西島秀俊が重要な役どころを演じ、彼らと同じく様々な脅威に立ち向かう組織のメンバーとして、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかり、田中哲司。そのほか、物語の鍵を握る役どころで山本耕史、岩松了、嶋田久作、益岡徹、長塚圭史、山崎一、和田聰宏が出演している本作。今回到着したのは、ベーターカプセルを掲げる神永や、緊迫した状況を感じさせるカット、特報映像に登場したウルトラマン、巨大不明生物・ガボラやネロンガなどが写し出された最新場面写真。さらに、巨大不明生物による災害対策を主として設立された防災庁の専従組織の名前が、通称【禍特対(カトクタイ)】であることも判明。そのメンバーとして、作戦立案担当官を神永が務めるほか、長澤さんが分析官・浅見弘子、有岡さんが非粒子物理学者・滝明久、早見さんが汎用生物学者・船縁由美、そして西島さんが班長・田村君男を演じ、所属していることが明らかになった。『シン・ウルトラマン』は5月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シン・ウルトラマン 2022年5月13日より全国東宝系にて公開Ⓒ2021「シン・ウルトラマン」製作委員会©️円谷プロ
2022年03月30日乃木坂46のメンバーが“素材活かしメイク”に挑戦!ここでは樋口日奈さんが“ニュアンスカラーアイ”にトライしました。涼しげな樋口さんの目元に映えるスモーキーなこなれ春カラーに注目です。ニュアンスカラーアイPlus 1 Technicライン&まつ毛にカラーを。ニュアンスを際立たせて。カラーアイメイクは、はっきりした色よりも、少しくすんだ色合いを選ぶと今っぽく仕上がる。アイラインとまつ毛を同系色で仕上げれば、普段使いしても浮かない、カジュアルで印象的な目元に。色に迷ったら髪色のトーンとバランスの良い色を選ぶとうまくいくはず。How to1、下まぶたの目頭から目尻まで、まつ毛のキワにAでアイラインを引く。2、Aと同系色のボルドーのマスカラBを下まつ毛全体につける。Use This!A ぬくもりのあるスモーキーピンクで抜け感のある目元に。ヴィセ リシェ アンティークパステルライナー PK880¥1,100*編集部調べ(コーセー TEL:0120・526・311)B ボルドーが美しく発色して印象的な目に。ジルスチュアート ブルーミングラッシュ ニュアンスカーラー 03¥3,300(ジルスチュアート ビューティTEL:0120・878・652)こちらもオススメ!右から、重ねても美しいピンク。エレガンス グラヴィティレス マスカラ PK80¥4,400 2/18限定発売(エレガンス コスメティックス TEL:0120・766・995)春らしいブラウン。スナイデル デザイニング ペンシル 03¥2,970(SNIDEL BEAUTY TEL:03・3261・9968)Hina Higuchi1998年1月31日生まれ、東京都出身。1期生。愛称ひなちま。透き通るような美肌の秘密は、研究を重ねたケアと食生活。10年間の思いを込めた写真集が4月12日に発売。ブラウス¥16,500(ハニーミーハニー TEL:03・5774・2190)オールインワン¥24,200(ラインバイリョウジオバタ TEL:090・3799・1591)イヤーカフ¥14,300(ルフェール/ワームス ルミネ新宿店 TEL:070・4405・5705)ウェアリング¥20,900人差し指のリング¥14,300(共にジュエッテ TEL:0120・10・6616)中指のリング¥6,600(ショロ ジュエリー/レイ ビームス 新宿 TEL:03・5368・2191)※『anan』2022年2月23日号より。写真・野田若葉(TRON)中島慶子(商品)スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・北原 果(KiKi inc.)取材、文・古屋美枝(by anan編集部)
2022年03月05日劇団こまつ座作品のなかでも、長年にわたり人気を博している名作『頭痛肩こり樋口一葉』が2022年8月5日(金)より東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演される。作家・劇作家の井上ひさしが座付作家として立ち上げ、『父と暮せば』『母と暮せば』『木の上の軍隊』のこまつ座「戦後 命の三部作」と言われる作品など井上ひさしに関係する舞台を専門に作り続けているこまつ座。本作は劇団の旗揚げ公演のために井上ひさしが書き上げ1984年に初演され、音楽劇としての魅力と女性6人の人生模様の切実さが観客の共感を呼んだ。22歳の若さで、自分自身に「法通妙心信女」という戒名をつけていた樋口一葉。井上ひさしは、この事実にこそ一葉の文学を解読する鍵があると次のように語っている。「あなた(樋口一葉)は生きながら死んでいたのですね。だからこそこの世がよく見えたのでしょう。つまり月はこの世とあの世の通い路。彼岸と此岸を連結する穴。その穴からあなたはこの現世を観察していたのです」。井上ひさしはこの“戒名事件”を劇の原動力として作品を書き上げたという。この「死」から「生」を見つめる物語を、前回、その存在感で舞台を彩った若村麻由美、熊谷真実のほか、新たに樋口一葉役にこまつ座初出演となる貫地谷しほりが決定。さらに、増子倭文江、香寿たつき、瀬戸さおりを迎え、栗山民也の演出で、樋口一葉生誕150周年となる2022年、6年ぶりの再演となる。「にごりえ」「たけくらべ」など樋口一葉の作品が全編に散りばめられる中で展開される、樋口一葉(夏子)と幽霊・花螢のユーモラスな交友、そしてたくましく生きる明治の女性たちの姿を主軸に描かれる、井上ひさし版樋口一葉像。近代化を推し進めたしわ寄せが女性にのしかかっていた明治時代に、筆の力をもって社会に挑んだ一葉から、頑張るすべての人へエールをおくる。東京公演終了後、9月には大阪、岡山と各地での上演も決定している。<キャスト&スタッフコメント>【栗山民也(演出)】また、会える私ごとですが、いろんな作品でいろんな稽古場に通い詰めていると、その作品ごとにいろんな時代や世界との、ワクワクする出会いが必ずあります。その熱い好奇心のために、ついつい多忙な毎日になってしまうのです。この作品の3度目の上演が今回決まった時一番に思ったことは、またあの人達に会うことができるということでした。そして決まったようにどこからかあの子供たちの無邪気な盆唄が聞こえ、屈託のない女たちのおしゃべりが賑やかに響いてくるのです。一つの家の皆の思いの積もった場所に、生者も死者も集い、しばしの時間をくつろぐ。こんな日本の大事な習慣に習い、わたしも亡くした大切な人とともに、この劇の鎮魂の時間を過ごそうと思っています。この劇はめちゃくちゃ面白いとともに、誰もが忘れてしまったいくつもの大事な記憶に必ず気づかされます。新しいメンバーが加わりました。また違った色彩と温度の新たな劇になるでしょう。皆で必死に探します。【樋口夏子(一葉)役:貫地谷しほり】今回このお話をいただいて嬉しくて飛び上がりました。何故なら以前演出家の栗山さんの別の舞台に出演していた時に「次は何をやられるんですか?」とお聞きしたら「頭痛肩こり樋口一葉だよ。面白いよ〜」と。「良いなぁ」と羨ましがったのが7年前。覚えていてくださったのかどうなのかは分かりませんが、また栗山さんの演出を受ける機会を頂けたこと、そして井上ひさしさんの世界に入っていけること、素晴らしい先輩方と同じ時間を過ごせることに今からワクワクが止まりません。井上ひさしさんの作品は『泣き虫なまいき石川啄木』『もとの黙阿弥』以来3度目になります。井上作品を愛している栗山さんの演出に食らいついて、精一杯生きたいと思います!【樋口多喜役:増子倭文江】2012年『闇に咲く花』から10年。本当に久しぶりにこまつ座の舞台に立ちます。『頭痛肩こり樋口一葉』は私の憧れの芝居。こまつ座の旗揚げ作品だし何度も何度も再演されて来た名作です。お話を頂いた瞬間シュッと背筋が伸びましたし嬉しかったです。女性だけの芝居ですが出て来る女たちがまあ逞しくて陽気。貧しいし不幸だし複雑な因縁に絡まれながら生きてるのになぜか明るいし面白い。死んでもなぜか生命力に溢れてる。やっぱり女って強いんだなぁってつくづく思います。井上先生の台詞はプレッシャーではありますがなにやら楽しげな共演者の方々。今からワクワクしています。【中野八重役:熊谷真実】まさか、また演じることができるなんて思っていませんでした。八重という役は一葉の同級生で、一時は幸せな結婚をしたにもかかわらず、冷たい夫の仕打ちで、最後は女郎に身を貶すという役柄です。最初台本をいただいた時、この大役をこなせるか不安でした、八重さんの台詞には樋口一葉さんの小説の中の主人公のセリフがたくさん出てきます。樋口一葉が描いた小説の中の主人公を繋ぎ合わせたかのような人物が八重さんなんですね。その重責。笑今回また八重さんと向き合えるなんて。栗山さんに沢山ダメ出ししていただきます。出演者の皆様も若村さん以外初めての方ばかり。きっと素晴らしい舞台になる事間違いありません、今から楽しみです!乞うご期待!【稲葉鑛役: 香寿たつき】こまつ座井上ひさし先生の作品に出演させて頂けます事、本当に念願が叶い嬉しさでいっぱいです。『頭痛肩こり樋口一葉』この作品が、こまつ座さんの旗揚げ作品だったと言う事、恥ずかしながら初めて知りました。そんな記念作品に、稲葉鑛という素敵な女性の役を演じさせて頂ける事、本当に幸せです。又、栗山民也さんの演出を受けさせて頂ける事、どんな魔法をかけてくださり、明治時代を力強く生き抜いた女性に、自分自身がどう変われるのか、とっても楽しみです。他の出演者の方々と一丸となって、観に来てくださる方々の期待に応えられるよう精一杯がんばります。どうぞよろしくお願い致します。【樋口邦子役:瀬戸さおり】今回『頭痛肩こり樋口一葉』に出演させていただけますこと、心から感謝しております。2020年『きらめく星座』で初めて井上ひさし先生の作品に出演させていただき、奇跡のような日々を皆さんと過ごし、また井上先生の描く人物を演じたい!と願っていたので、本当にうれしく思っております。『頭痛肩こり樋口一葉』はこまつ座さんの旗揚げ公演でもあり、今も皆さまに愛され続けている作品です。これまでこまつ座さんが大切に作り上げてきたこの作品を、尊敬する栗山民也さんを始め、魅力的なキャストの皆さん、スタッフの方々と、丁寧に作っていけたらと思っています。【花螢役:若村麻由美】天才 井上ひさしさんが生んだ、一葉の死想が引き寄せた幽霊「花螢」は、喜劇性もある難しい役です。生前の恨みを晴らそうと恨みの元を辿るうち、恨みの連鎖を断ち切る境地に至る。栗山民也さんが初演出の時「幽霊らしくない、生き生きとした幽霊を」と仰った通り、お人好しで早合点で縦横無尽に走り巡る演出は、これまでで一番体力的にハードな作品となりました。観た方から仕掛けはどうなってるの?とよく聞かれましたが、何もありません。全て自力!大好きな役ではありますが今回が最後かも…と覚悟して努めます。劇中歌もつい歌いたくなる名曲ばかり 。大好きなラストシーンは、明るくあたたかく笑いと涙で今を生きる人を励ましてくれます。魅力いっぱいの名作に三度も参加させていただけることをとても幸せに思います。公演概要こまつ座第143 回公演『頭痛肩こり樋口一葉 』作:井上ひさし演出:栗山民也【東京公演】2022年8月5日(金)~2022年8月28日(日) 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA【全国公演】2022年9月2日(金)~11日(日) 大阪・新歌舞伎座2022年9月1日(火)岡山・津山文化センターチケットに関するお問い合せこまつ座TEL03-3862-5941
2022年02月22日本日から日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』が劇場での上映を開始し、明日からオンラインでも上映開始となる。本作は1966年に英国で誕生した名作『サンダーバード』を若いスタッフが当時の手法を駆使して甦らせた3つのエピソードを元に、日本独自の劇場版にした新作映画だ。日本語劇場版では樋口真嗣氏が構成を担当して、3つのエピソードにイントロダクション、エピソードの合間の映像、カーテンコールを追加。樋口氏は「ストーリーをまとめるのではなく、今のお客さんが作品を体験してもらう上で一番いい形になるような額縁を付け足した」と語る。『サンダーバード』は、スーパーマリネーションと呼ばれる撮影手法を用いて描かれる特撮人形劇で、国際救助隊を結成したトレーシー一家が様々な難局に立ち向かう姿が描かれた。精巧に作られたセット、心躍るメカの数々……初放映時はもちろん、現在も新たなファンを生み出している伝説的なシリーズだ。本作では新たなスタッフが当時の制作手法や精神を忠実に再現している。「同じように見えるかもしれないんですけど、英国の『サンダーバード』をやっている人たちと我々の特撮とでは決定的に違うところがあるんです」と樋口氏は説明する。「メイキングを見ていただくとわかると思うんですけど、『サンダーバード』のセットは驚くほど狭いんです。横幅はあるんですけど、前後というか奥行きがなくて、絵を空に見立てるホリゾントからカメラの位置までがほとんどない。被写界深度といって、カメラのピントの合う範囲がそれほど広くないので、奥行きがあればあるほど画はボケてきてしまう。日本の場合だと前後の動きを作りたいので大きなセットを組んで、とんでもない量のライトをあてることで絞りを調整しているんですけど、イギリスの場合だと可能な限りピントの合う範囲でセット作る。そういう制約の中でできることをやるのがイギリスの特撮のスタイルで、この映画でもそれをちゃんと再現しているのはすごいと思いました。これは“こだわり”とかではなくて愛というか……これが大好き過ぎるんでしょうね(笑)。これまでも何回か『サンダーバード』をやろうと実写映画になったり、CGのアニメになってきたわけですけど、やっぱり『違うな』と思ってしまう。オリジナルの持っている破壊力というか、『サンダーバード』は我々の好きな映画の常識とは少し違うところにあるものだと思うんです。人形をつかって、ここまでドラマをちゃんと作ろうとした人たちはいなかったわけで、アメリカ映画の大作がやるようなことを人形劇でやろうとしていた。そういうことをやっていた人が過去にいて、それを観て育った人たちが同じことをやろうとしている。そのことが素晴らしいと思うんです」樋口氏も2012年に東京で「館長 庵野秀明 特撮博物館ミニチュアで見る昭和平成の技」が開催された際、かつての特撮技術を駆使した短編映画『巨神兵東京に現わる』を手がけた。「僕も同じモチベーションで『巨神兵…』をつくったわけですけど、かつてと同じ技術は使おうとしたけど、かつてと同じものを作ろうとはしなかった。何かを再現するということではなくて、昔の技術を使って、どこまで新しいことができるのか? 新しいイメージを見せることが自分たちが掲げたお題目でした。でも、この映画は昔と同じことを完全に再現してますし、それが許されることもすごいですよね。だからこの映像は感じ入るものがあるというか……心を動かされますよね」日本語劇場版“構成のポイント”は?樋口真嗣氏だからこそ、本作では監修でも演出でもなく“構成”として参加した。「構成をする上では基本的に3本のエピソードはいじらないし、演出的に何かするのではなくてそのまま見せたいと思いました。でも、その3作を団子にしても“伝わりきらないもの”があるわけですよね。特撮博物館でもあの『巨神兵…』よりもメイキング映像を見せたいと思ったんです。それと同じように、なぜこれが作られたのか? この手法を使うことのどこが良いのか? をちゃんと文脈に沿って伝えていかないと誤解をまねく可能性があるので、誰がどういう想いで作ったのかを含めて作品にした方が良いと思いました。そこで本編が始まる前に“プレ・ショー”のような映像を入れて、途中にもかつての『サンダーバード』の魅力を凝縮したものを観ていただく構成にして、ストーリーをひとつにまとめるのではなく、今のお客さんにこの作品を体験してもらう上で一番いい形にする額縁というか、リーダーのようなものを付け足していただいたということです」「特撮博物館」の開催時にはかつての特撮作品で使用された模型や資料が大量に展示され、それらは次世代に継承する貴重な遺産として、現在も修復・保存が進んでいるが「歴史や記憶はすり減っていくものだからこそ、残していくことが大事」だと樋口氏は言う。「自分でも過去の手法でやってみたいことはいくつかあるんです。それは”何でこんなことをやっていたんだろう?”ってこともありますし、“なんでもうやらなくなってしまったんだろう?”ってこともあって、『ガメラ』の頃にはそんなことにトライしてみて、もうやらなくなったものはちゃんと理由があるんだなってことがわかったりもしたんですけど、やってみなきゃわからないこともある。そういう意味でも海のむこうで今回の『サンダーバード』のようなことをやっている人がいることはすごいうれしいことだし、それを映画館で上映しようと思う人がいることもすごいですよね。というか、そもそも『サンダーバード』自体のそもそもの成り立ちが少し変わってるんですよ。普通はやろうとは思わないようなことをやっちゃったって部分があるので、こういうものはちゃんと残しておいた方がいいと思うんです。記憶はすり減っていくものなので、いつかはこれがなぜ人形だったのかもわからなくなってくるかもしれない。そのためにも歴史としてちゃんと残していくのは大事なことなんだろうなと思います」今回の日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』は、かつてシリーズを楽しんだ人はもちろん、初めてシリーズを観る人も作品の魅力やその背景、作り手たちの想いや考えがわかる構成になっており、偉大な作品を愛し、研究し、次の世代に残すファンが増えることになりそうだ。Thunderbirds TM and (C) ITC Entertainment Group Limited 1964, 1999 and 2021. Licensed by ITV Studios Limited. All rights reserved.
2022年01月07日調整中となっていた樋口真嗣監督作『シン・ウルトラマン』の公開日が、来年5月13日(金)に決定した。『シン・ゴジラ』を大ヒットに導いた企画・脚本:庵野秀明、監督:樋口真嗣が再びタッグを組んだ本作。斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、「Hey! Say! JUMP」有岡大貴、田中哲司、山本耕史らの出演が明らかになっている。また今回、光線を放つ新たな特報映像も公開された。『シン・ウルトラマン』特報2『シン・ウルトラマン』は2022年5月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シン・ウルトラマン 2022年5月13日より全国東宝系にて公開Ⓒ2021「シン・ウルトラマン」製作委員会
2021年12月14日12月の兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)特別演奏会は、同楽団コンサートマスター豊嶋泰嗣のデビュー35周年を記念して、バルトーク尽くしのステージが展開される(2021年12月17日:兵庫県立芸術文化センター)。当日のプログラムは、モーツァルトのオペラ『後宮からの脱走』序曲以外全てバルトークの協奏曲というのは、もしかしたら前代未聞!?ヴァイオリン協奏曲2曲(第1番&2番)とヴィオラ協奏曲の計3つの協奏曲のソロを豊嶋泰嗣が1人で務めるのだから物凄い。まさに35周年を飾るに相応しいチャレンジと言えそうだ。この公演に向けて豊嶋が、以下のようなコメントを寄せている。「バルトークの協奏曲を一晩で3曲弾いてみたい!この無謀(!?)な計画をPACが受けてくれたことは私にとって本当にエキサイティングなことで、私はもちろん、オーケストラにとっても(もしかしたら聴衆の皆さんにとっても!)大変なチャレンジになる事でしょう!そして、デビュー35年目の年の最後になるこの演奏会でマエストロ広上さんと、また、とても重要なパートであるハープを名手、吉野さんが助けてくれます。このお2人とは30年前にも私のコンチェルトリサイタルで共演しており、その時のプログラムはベルクとベルリオーズ(この時もヴァイオリンとヴィオラを一晩で弾きました)。細かな経緯は当日のプログラムに書かせていただきますのでお楽しみに!というわけで、私にとって集大成と言ってもいいこのコンサートを皆さんどうかお聴き逃し無く、会場でお会いしましょう!」さてさて、このチャレンジの行く末は如何なるものか。心して聴いてみたい。●公演概要12月17日(金)兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール兵庫芸術文化センター管弦楽団 特別演奏会 デビュー35周年 豊嶋泰嗣 バルトークを弾く!●豊嶋泰嗣Yasushi Toyoshima/ヴァイオリン・ヴィオラ桐朋学園女子高等学校、桐朋学園で江藤俊哉、アンジェラの両氏に師事。在学中よりヴァイオリン、ヴィオラ奏者としてソリスト、室内楽、コンサートマスターとして演奏活動を始める。86年、大学卒業と同時に新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターに就任し楽壇デビュー。現在は新日本フィルハーモニー交響楽団の桂冠名誉コンサートマスター、九州交響楽団の桂冠コンサートマスター、兵庫芸術文化センター管弦楽団のコンサートマスター、京都市交響楽団の特別名誉友情コンサートマスター。またサイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団でもコンサートマスターを務めている。近年ではコルンゴルト、三善晃、バルトークなど、近現代の協奏曲のソリストとしてもオーケストラの定期演奏会に出演。17年と18年にはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲を指揮者無しの弾き振りで大阪交響楽団と共演。さらにアルティ弦楽四重奏団の演奏会や、ピアノフォルテと演奏したベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全曲演奏など、関西を拠点にした新たな活動に注目が集まっている。19年11月にはバッハのヴァイオリン全作品を3回に分けて演奏するコンサートを京都で開催、その成果により第29回青山音楽賞 青山賞を受賞した。京都市立芸術大学、小澤征爾音楽塾、アルカスSASEBOのジュニアオーケストラの指導など、教育活動にも力を入れている。91年村松賞、第1回出光音楽賞、92年芸術選奨文部大臣新人賞受賞。平成25年度兵庫県文化賞受賞。京都市立芸術大学教授。
2021年12月06日評論家・樋口恵子さん(89歳)誰もが「ピンピンコロリ」を望むけれど、実際はそうもいかない。身体は徐々に弱っていき、最後は寝たきりになるのだ。老いを思い悩むのではなく、高齢期を明るく生き抜くにはどうしたらよいのか?「人に頼る」「料理をやめる」……評論家・樋口恵子さん(89歳)に12の心づもりを聞いた。■50代~70代は“老いの働き盛り期”「とうとう平均寿命よりも年をとってしまいました」とにっこり笑うのは、NPO法人『高齢社会をよくする女性の会』理事長も務め、評論家としても活躍中の樋口恵子さん。はつらつとした姿が印象的だが、御年89歳!「厚生労働省の集計によると、2021年発表の日本人の平均寿命は女性が87・74歳、男性が81・64歳でいずれも過去最高になりました。全人口に対する65歳以上の割合も、日本は28・7%と世界1位。2位のイタリアの23・3%とは大きく水をあけています。高齢化オリンピックがあるとしたら、日本は堂々の金メダルなんです」(樋口さん、以下同)。日本女性の平均寿命は8年連続で記録更新をし続けていて、今後も伸びる可能性は大。「老いた身体でそんなに長く生きるのか…」と思わずタメ息が出てしまいそうだ。けれども樋口さんは、「本当に老いを感じるのは80歳から。それまでは不調はあるものの、まだまだ元気です」と。多くの高齢者と接してきたことに加えて、ご自身を振り返っても、50代~70代は“老いの働き盛り期”だと言う。「もちろん人生の働き盛りは40代、50代です。けれども70代は元気な人がとても多い。私自身、70歳のときに東京都知事選挙に立候補したくらいですから。30年以上ある高齢期の中で50代~70代はまだまだ動ける世代なんですよ」それゆえ、50歳になって「あと40年近く生きるのか…」とタメ息をつくのではなく、「あと40年あるんだから、何かやってみよう」と前向きに捉えるのが高齢期を楽しく生きるコツに。パートなどの仕事を頑張るのもいいし、習い事やボランティアなど新しいことを始めるのもいい。「50代60代は後半の人生を設計して実践する最後の時間。何かを始めることに貪欲になって、高齢期をムダにしないで過ごしてほしいです」77歳のとき、胸腹部大動脈瘤を患い、大手術を経験した樋口さん。手術は無事に成功したものの、その3年後くらいから、身体のあちこちに違和感が生じるように。「朝の寝覚めも悪いし、起き上がるとあちこちきしむ。視力も聴力も低下して、何をするにもヨタヨタヘロヘロになってきたんです」自嘲ぎみに名づけたのが“ヨタヘロ期”。「誰もが“ピンピンコロリ”を望みますが、長生きをすれば、それはめったにありません。大抵、ピンピンスタスタからヨタヨタヘロヘロ、そしてドタリ。このヨタヨタヘロヘロの時期を、私は“ヨタへロ期”と呼んでいるんです」平均寿命と健康寿命の差は男性が約9年、女性が約12年もあり、女性のほうが男性よりヨタヘロ期が3年も長い。「老後を考えるうえで、このヨタヘロ期があることを忘れてはだめ。寝たきりになれば、ちり紙ひとつ落としても拾えなくなる。住まいは2階よりも1階にしておくなど、事前の準備をおすすめします」健康寿命が尽きてからのヨタヘロ期をどう生きるか。「倒れたら子どもがなんとかするだろう」なんて、丸投げはできれば避けたいもの。今から何をすべきか、どう心づもりをしておくべきか…『転ばぬ先の杖(知恵)』として樋口さんの体験を参考に、自分なりのよりよい人生100年時代を設計していきたい。■“樋口流”老いを生き抜くヒント実際に年を重ねての困りごと・トラブルからトホホにならない解決法を伝授。樋口さんならではの知恵とユーモアで“老いの不安”を乗り越えよう!【1】「孤食」にならないように「トモ食い」仲間を確保しよう65歳以上の高齢者のうち6人に1人は単身者と言われている現在、高齢者の「孤食」が問題になっている。「誰とも話さずに食事をするのはやっぱり寂しいし、うつうつとしてくるもの。そのうち食欲もなくなり、低栄養や食べる筋力の低下、うつ病などを引き起こしてしまいます」。コロナ禍のため今は容易にできないものの、樋口さんがおすすめするのは『トモ食い』。「お弁当を買って自宅で一緒に食べたり、外食できる友達をみつけておいて。定期的に会う友達がいれば、『やせたんじゃない?』なんてお互いに健康チェックもし合えますよ」■人生に“調理定年”があってもいい【2】外出先を楽しむためにトイレだけは必ずチェック!認知症や歩行困難の予防のためにも、「高齢者よ、町へ出よう」と日ごろから提唱している樋口さん。けれども外出時には安全・安心なトイレのチェックだけは必須と言う。「京都駅で、和式の公衆トイレに入ったのですが、用をすませたら、なんと立ち上がれなかったのです。そんなバカな……と思いましたが、壁には手すりもなく、もがいても立ち上がれずパニックに。ぬれた床にティッシュを敷いて手をつき、なんとか立ち上がりましたが、まさに死闘でした」。そんな経験から、外出先ではまずは洋式トイレの場所をまっさきに確認。その後、心置きなく楽しむという。【3】ひところび100万円?転ばないことを心がける2016年の厚生労働省の発表によると、65歳以上の女性が要介護となった原因は、1位が認知症、2位が衰弱、3位が骨折・転倒となっている。「私も転ばないように相当気をつけていましたが、筋力の衰えには逆らえず、この1年で3度ほど転びました」。幸い骨折はしなかったが、骨折すれば医療費もかかるし、家に手すりをつけるなどの工事も必要になる。「高齢者は“ひところび100万円”などという脅し文句もあるくらい。転ばないことは最重要課題のひとつなんです」【4】堂々と胸を張って“調理定年”を迎えて「80を過ぎてから、好きだった調理がおっくうになって」と樋口さん。お友達も「夫に先立たれてからは、好きだった料理も面倒になった」という声が上がったそう。「そこで、人生に“調理定年”があってもいいと、ある本に書いたんです。すると『すごく気持ちが楽になった』と予想以上に反響がありました」。まじめに食事を作ってきた人ほど惣菜を買ってくるのに罪悪感を覚えがちだが、ひとり分の食事は手を抜きがちになって、栄養バランスも偏ることが。市販品や宅配サービスの利用など、しんどくならない工夫をして。【5】予定を入れておっくうを撃退ヨタヘロ期ともなると何をするにもおっくうになりがちだが、「おっくう」に身を任せていると筋力や体力、精神力も衰えてしまいがち。「そうなると”老っ苦う“の負の連鎖に突入です」。おっくうとの戦いに負けないよう、樋口さんはできるだけ予定を入れて多忙老人になるのを心がけているそう。「習い事でもボランティア活動でも何でもいい。予定があれば、毎朝『エイッ、やあ!』と起き上がれることができるんですから」■家の中で没頭できる趣味を持とう【6】「あなたの世話にならない」は絶対に口にしてはいけない「親が気軽に『子どもの世話にはならないわ』なんて言うのは避けて。だって、誰かの世話にならずには死ねないんですから」。介護のすべてを子どもに担わせようと思っているわけではない。介護保険や他人の力を借りるのが今の介護の前提。「でも命を与えて育てた親の最期の後始末くらいして当たり前でしょう。息子のお嫁さんにも『○○子さん、あなたが頼りなのよ。おっほっほ』とにこやかに言っておきましょう」【7】警察沙汰になりたくなければかかりつけ医の登録を日本では誰かが亡くなると「死亡診断書」が必要となる。「病院で亡くなったなら、医師が死亡診断書を作成しますが、自宅で亡くなった場合は書いてくれるのはかかりつけ医。自宅でひとり急死した友人は、警察に届け、検案のため解剖されました」。お葬式もすぐにあげられず、遺族はとても悲しんだそう。「ひとり暮らしの高齢者は“かかりつけ医”を登録しておくといいです。かかりつけ医が、持病や老衰による自然死だと判断すれば、死亡診断書を書いてくれるからです」【8】どこでも楽しめるインドアの趣味を持とう足腰が弱ると、お友達と連れ立って気軽にお出かけ、ということもままならなくなってくる。そこで、ある程度年がいったら家の中で没頭できる趣味を持ったほうがいい。「私もいまだに模索中です。“昔取った杵柄”で麻雀でもやろうかと思うけれど、人数がそろわないとできないし。なんて思っていたら“麻雀教室を開いて”という人が。コロナが収束したら、始めてみようかしら、と。手と足を両方使うピアノなんかも老化防止になって、魅力的ね」■高齢期にはお金より、人の貯金が大切【9】ガタがきたら冷蔵庫を人に見せなさい「理学療法士の方が、『介護をされるのをいやがる方も多いんですよ』とおっしゃっていました。プライドや体裁を気にし、人の世話になりたくない、他人には家に入ってほしくないという方もまだ多いようですね」。とはいえヨタヘロ期を快適に安全に過ごそうと思ったら自分のプライバシーを開いていくしかない。「女性のなかには年をとっても、台所は自分のテリトリーという感覚の方も多いのでは。でも、お世話になるとなったら、他人に冷蔵庫を明けてガサガサされても、家事のやり方が自分と違ってもムカッとしない度量の広さが大切。食事や排泄が自分でできなくなったとき、『やってください、ありがとう』と率直に言える“ケアされ上手”になりたいものです」【10】おひとりさまの老後に人間保険のすすめ「妻を亡くし、おひとりさまとなった男性が3つの保険に入ったと教えてくれました」。保険とは金融商品ではなく、人間関係の保険。1つ目はマンションの自治会の役員を引き受けたこと、2つ目は市民講座運営委員の委員になったこと、3つ目はカラオケサークルに入ったこと。「“保険先”にはひとり暮らしであることを公表したそう。倒れたり亡くなっていたとしても誰かが見つけてくれるはずだからです。高齢期にはお金より、人の貯金が大切なのです」【11】グリーフケアができる家族や友人を持って家族や友人、ペットに先立たれたとき、ひとりの時間が多い高齢者ほど、深い悲しみから立ち直れず、日常生活が送れなくなってしまう人が少なくないのだそう。「私の友人は、悲しみを癒すためのグリーフケアとして、お友達同士でLINEのグループを作りました。それぞれ言葉をかけあうことで、生きる力に結びつくと思います」。電話でやりとりするのもいい。何かあったら、お互いに話ができるような、家族や友達の存在を大事にしたい。【12】終活である断捨離はいっそあきらめる一般に子どもというのは老いた親に「片づけろ」と言いたがる。「高齢者にとっては昔のものを手放すことはつらいし、思い出がつまった物は見ているだけでも幸せな気分になれるもの。物を選別する気力も体力も乏しく、意外と重労働なのです」樋口さんは、ガラクタも残すが、遺産も残すと宣言。「処理費用は残すから、私が死んだあとに捨ててちょうだいと子どもに伝えています」。心苦しく思うより、毅然として片づけを拒否してもよいのだ。お話を伺ったのは……樋口恵子(ひぐち・けいこ)さん1932年生まれ。評論家。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長。東京家政大学女性未来研究所名誉所長。『老いの福袋』(中央公論新社)など著書多数。《取材・文/樫野早苗》
2021年10月17日ドラマ情報Webマガジン「TVマガ」は、ドラマ視聴者の男女100名を対象に「【彼女はキレイだった】中島健人さん演じる長谷部宗介、赤楚衛二さん演じる樋口拓也、彼氏にするならどっち?」というアンケート調査をWebで実施しました。9月14日に最終回を迎えたばかりのドラマ『彼女はキレイだった』。主人公の佐藤愛に思いを寄せるのは、中島健人さん演じる「ザ・モスト」の副編集長・長谷部宗介と、赤楚衛二さん演じる編集部員樋口拓也という、タイプが異なる2人の男性。ドラマ情報Webマガジン「TVマガ」は、「彼氏にするなら2人のうちどっち?」というテーマでアンケートを実施。その結果は?■赤楚衛二さん演じる樋口拓也を選んだ女子が多数!中島健人さん演じる長谷部宗介を選んだ人が40%、赤楚衛二さん演じる樋口拓也を選んだ人は60%という結果でした。中島健人さん演じる長谷部宗介派のコメントは、「小さい頃の思い出を忘れることなく、一途なところが可愛いから」(むっち)、「全てが完璧でかっこいいから。怖いところもあるけど、そこも含めてかっこいい」(ゆり)。赤楚衛二さん演じる樋口拓也派のコメントは、「いつも察してくれて、優しく声をかけてくれるから」(310)、「とにかく笑顔が素敵で、一緒にいると明るい気分になれると思ったから。ドラマ内の台詞を真似するなら、“俺らなら絶対楽しい”!また、面白さもあって少し可愛さもあるけど、それを上回るかっこよさがあるから」(朝餉)。いつも明るく、笑顔で優しく接してくれる樋口拓也に惹かれた女性が多かったようです。■アンケート調査概要2021年9月8日〜9月10日、10~50代以上の男女(性別回答しないを含む)を100人対象に、公式Twitterアカウントや他インターネットでリサーチしたアンケート結果を集計。(高橋千里)
2021年09月19日映画『DUNE / デューン 砂の惑星』が10月15日(金)に日本公開となる。この度、日本版特報が公開された。1965年の発売以来、多くのカルチャーに影響を与え続け、一説には『スター・ウォーズ』や『風の谷のナウシカ』、『アバター』などの歴史に名を刻む名作は、この小説なくして生まれなかったと言われている伝説の小説『デューン / 砂の惑星』。これを原作にした全世界待望の映画が本作である。『ブレードランナー 2049』で異次元の天才と称えられ『メッセージ』でアカデミー賞にノミネートされたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が「キャリア史上最も重要な作品」と断言する、今最も世界から待望される最新作。主役を演じるのは『ストーリー・オブ・マイ・ライフ / わたしの若草物語』での好演や、スーパーボウルで放映されたゼネラルモーターズ社「キャデラック」の新CMで『シザーハンズ』の息子を演じ大きな話題となったことも記憶に新しいティモシー・シャラメ。「本物の映画スターで、狂気のカリスマ性がある」と本作のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督に絶賛する彼女は、『君の名前で僕を呼んで』では21歳にしてアカデミー賞主演男優賞にノミネートを果たした。シャラメの脇を固める俳優陣も実力派オールスターキャストが集結。『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤがポールの夢の中に登場する謎の美女チェイニーを熱演し、『アクアマン』でおなじみジェイソン・モモアやアカデミー賞俳優のハビエル・バルデム、アベンジャーズの宿敵サノスを演じたジョシュ・ブローリンがポールを全力サポートする腹心を演じる。公開となった予告編は、砂に覆われた惑星“デューン”を舞台に繰り広げられる、群雄入り乱れる激しい戦闘シーンや主人公ポールが正体不明の巨大なサンドワームに追われる姿など見るからに壮大な世界観が収められた内容だ。予告編を締めくくる“覚悟はいいか?”というセリフからも読み取れるように、全宇宙の運命を託されたポールがひとりの戦士として覚醒し、立ち上がる姿に期待が高まる。また樋口真嗣や山崎貴、神山健治、荒牧伸志、小島秀夫ら日本を代表するトップクリエイターからのコメントも到着している。<樋口真嗣(映画監督)>はやく観たい!今すぐ観たい!観たい観たい観たい観たい!<山崎貴(映画監督)>誰もが不可能だと思ったブレードランナーの続編を、美しい詩のような素晴らしい映画に仕上げたヴィルヌーヴ監督なら、デヴィッド・リンチの作り上げた旧作のあの世界を、越えてしまうのではないかと今からわくわくしています。<神山健治(アニメ監督 / 脚本家 / 演出家)>『ブレードランナー 2049』のプレミア試写で会った時の自信に満ちた彼の笑顔…あれから4年、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の挑戦を勝手に我が事のように嘱目している。偉大な前作が存在しそもそも映像化不可能と言われた原作に、今最もSF映画を撮ることを期待されている彼がどのようにアプローチしたのか?楽しみでならない。<荒牧伸志(アニメ監督 / メカニックデザイナー)>ドゥニ・ヴィルヌーヴ!奇をてらうようなショットがあるわけではないのに、骨太でじわじわくるSF映画を撮ってくれる、今、一番期待されている監督が、あのDUNEに取り組んでいる!と言うだけで、とにかく映画館に行って観るしかないですよね。それ以上言うこと無し。<小島秀夫(ゲームクリエイター)>『DUNE / デューン砂の惑星』は原作へのカルト的な人気がある一方で、映像化に関してはこれまで曰く付きだった。確かに敷居は高い。しかし、監督はドゥニ・ヴィルヌーヴだ。彼は、多くの人の心配や憂を超えて、誰も観たことがない新作DUNEをこの時代に放ってくれるはずだ。<柴山智隆(アニメーション映画監督)>誰かの人生を生きられるのが映画なら、未だ見ぬ世界に出遭えるのがSFなら、 『DUNE/デューン 砂の惑星』を旅したい、生きてみたい。そして、予感している。つかの間の星間旅行から帰ると、”地球/水の惑星”に適応できずに、呆然としている自分がいそうだ。<牧眞司(SF研究家・文芸評論家)>深遠なる神秘の宇宙、オルタナティヴな文明観、異様な環境と生態、張りめぐらされた権謀術策、反抗と復讐のアラベスク…。発表以来半世紀以上にわたり読者投票でアメリカSFのオールタイム・ベストと認められつづけた名作が、最新の技術で映像化された。秘薬メランジを摂取するがごとく、スクリーンを凝視せよ!<立原透耶(華文SF翻訳、小説家)>伝説の名作SF再び! 技術が格段にアップして、理想的な砂の惑星が誕生した。何よりも魅力的なのはサンドワーム。大画面で見るこの巨大な蟲が何よりも楽しみ。ぜひ3Dで喰われてみたい!!もちろん人間にも期待大!<RAM RIDER(アーティスト・音楽プロデューサー)>公開されたコンセプトアートをみて久々のハードなSF大作がきたか、と期待。『複製された男』ではパズルのような難解さを『ボーダーライン』では麻薬カルテルの残忍さを描き出したドゥニ・ヴィルヌーヴが監督とあり、デヴィッド・リンチでも映像化に苦心した原作をどんな風にみせてくれるのか今から楽しみです。<三上丈晴(月刊ムー編集長)>先日、アメリカに続いて中国が火星へ探査機を送り込むことに成功した。荒涼とした赤い大地の下にはサンドワームが潜んでいるという都市伝説がある。超大国と巨大生物、そして砂の惑星。この映画はひとつの予言書なのかもしれない。『DUNE / デューン 砂の惑星』10月15日(金)公開
2021年07月07日5000円札の絵柄にも使われている樋口一葉「近代以降の女流作家の道は樋口が切り拓いた」と言ってもおかしくないほど、樋口一葉は偉大な作家だ。彼女はものすごく苦労した作家として知られる。しかし、その作品の多くは決して重くない。まさに“樋口節”といえるほどのリズミカルで軽快な文体からは「書くことの喜び」も感じられる。今回はそんな樋口一葉について、24年の生涯を振り返りつつ、作品の楽しみ方を紹介したい。■中流家庭の才女として文学にのめりこむ樋口一葉は1872年、東京都に生まれる。本名は樋口奈津。父の則義は東京府庁勤務であり、不動産の売買などの副業もこなすバリバリのビジネスパーソンであったため、お金持ちの家で暮らすことになる。彼女は小学生のころから読書好き。98巻106冊もの長編である滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』を3日で読破したという逸話が残るほどの文学少女だった。お金持ちなうえに才女であった彼女は、当時から「自分は周りとは違う人生を歩みたい」と考えていたそうだ。成績も優秀で進学を考えていたが、母から「女は針仕事と家事だけやっていればいいの!」と反対され、泣く泣く断念する。しかし父は強い味方だった。落ち込む一葉を見かねて、通信教育で和歌を学ばせる。14歳のとき、一葉は歌人・中島歌子が主宰する歌塾『萩の舎』に入り、さらにがっつり学び始めた。萩の舎は、“和歌の詠み方に特化した公文式”のようなイメージだ。同門には、年上のお姉さま方もたくさんいた。そんななか、一葉は入門半年で最高点を獲得するほどの才能を見せつける。このころに三宅花圃(みやけ・かほ ※1)とも出会っている。三宅は明治期の近代以降で初めて、女流作家として文壇デビューする人物だ。後述するが「三宅なくして樋口なし」というほど、一葉の人生にとって重要な人になる。※1:出会った当時は田辺龍子。ここでは三宅花圃として紹介する。’89年7月、17歳の一葉に衝撃の出来事が起こる。すでに事業に失敗して多額の借金を背負っていた父が、亡くなってしまうのだ。実はこの2年前には長男・泉太郎も気管支炎で他界している。大黒柱がいなくなったことで、樋口家はお金持ちから一転、一気に困窮してしまう。翌’90年の9月に、一家は引っ越して内職を始めた。しかし、借金なしではどうしても生活できない。一葉は「何か逆転できる術(すべ)はないかしら」と考えていた。もう「コツコツ働く」だけでは、どうにも挽回できなかったわけだ。そんな彼女は「そういえば……」と、前述の姉弟子・三宅花圃が、’88年に発表した小説『藪の鶯』で原稿料をもらっていたことを思い出す。そして「よし、私もいっちょ小説を書いてみよう」と思い立つのだ。つまり、一葉が小説家を志した大きな動機は「家族の生計を立てること」だった。ちなみに『藪の鶯』の成功を受けて、一葉以外にもたくさんの女性が小説家を目指し始めたそう。三宅は当時のインフルエンサーであり、YouTuberでいうHIKAKINみたいな立場だった。そこで、19歳のときに知人を通じて新聞記者であり作家の半井桃水を紹介してもらう。一葉は、半ば押しかけ女房的に桃水に弟子入りをする。そして、桃水のすすめで、本名の奈津ではなく「一葉」というペンネームを使うことにした。「一葉」の由来は「インド僧の達磨が一枚の葉に乗って中国に渡り手足を失ったこと」と、「貧乏(お足がない)」を掛けたこと。当時の極貧生活を皮肉ったペンネームなのである。一葉は、桃水が主宰する同人誌、新聞などで小説を書き始めた。しかし、彼女が望んだほどの収入はない。なんとか一発逆転を願った一葉だったが、現実はそううまくはいかなかった。■遊郭・吉原での生活が活動の原動力にこのころの一葉の筆致は、桃水の影響をもろに受けている。というのも2人は「友だち以上恋人未満」のような、甘酸っぱい関係だった。しかし、当時は結婚を前提にしていない男女が仲良しだと「下品じゃない?」と白い目で見られる時代だ。だから2人のスキャンダルも萩の舎で「ちょっとちょっと、あんた桃水と付き合ってんの?」と同門から問いただされることになる。それで一葉は、桃水との師弟関係を嫌々、断ってしまう。ラブストーリーとしてほろ苦いが、一葉にとって発表の場を失ったこともダメージになる。そこで、姉弟子の三宅花圃に「書かせてくれるところ、ないですか」と相談。三宅は「よっしゃ、姉ちゃんに任せときな」と、文芸雑誌『都之花』を紹介した。一葉は1901年、20歳で小説『うもれ木』を書き上げ、初めて原稿料の11円75銭を受け取る。ひと月、7円で暮らしていた樋口家にとっては大金だった。一葉はこのあとに三宅から雑誌『文学界』にも誘われ、21歳で『雪の日』を書く。しかし、まだ継続的に執筆料が入るわけではなく、樋口家は質屋で物を売ることで、なんとか生計を立てていた。じり貧の状況を打開すべく、樋口家は一念発起。遊郭・吉原の近くに引っ越して雑貨店を開く。しかし、貧乏神に呪われているのか、単に商才がないのか、商売もうまくいかなかった。その結果、悲しいかな、わずか10か月で店を畳むことになる。しかし遊郭・吉原で過ごした日々は、一葉にとっては大きな実りとなる。吉原付近に住む貧しい人々のリアルな暮らしを知ることで「人や社会を見る目」が養われたからだ。「生まれは中流階級のお金持ちだったし、幼いころは天才文学少女だった。でも、今はすごく貧乏な暮らしをしている」。どん底まで落ちてプライドを失った自分の境遇と、吉原の近くで暮らす貧しい人たちが重なった。一葉はこの時期に、過去の栄光を心から捨て去る。そして、女流作家として自分が書かねばならないことがわかってくるのだ。■11作品を一気に書いた「奇跡の14か月」一葉は’94年5月、22歳で吉原の近くを去る。一家の稼ぎは芳しくなかったが、ここからが作家・樋口一葉の全盛期でありクライマックスだ。なんと同年12月の『おおつごもり』から’96年2月の『うらむらさき』を発表するまでの14か月間に、11作もの小説を執筆するわけである。なかでも『文学界』に載った『たけくらべ』では、遊女の娘として生まれ「自分も大人になったら遊郭で働かなくてはいけない」という運命にあるひとりの女性を描いた。悲しみ、やりきれなさだけでなく、女性としての強さやプライドも描いている。同作は『文学界』の面々や、大物だった小説家・斎藤緑雨から絶賛された。また『にごりえ』『十三夜』などの作品も注目され「こりゃ、とんでもない女流作家が出てきた」と、文学者のなかでにわかに話題となる。’96年には『文学界』よりはるかに発行部数の多い『文藝倶楽部』にも『たけくらべ』が掲載され、樋口一葉の名は爆発的に世の中に広まる。森鴎外、幸田露伴らの有名作家も絶賛し、一葉のもとには執筆依頼が殺到した。長年の苦労がついに花開き、彼女の作家人生が報われる……かのように思われた。しかし、’96年4月時点で一葉の身体は、当時は不治の病であった肺結核に蝕(むしば)まれていたのだ。しかも、すでに末期症状だった。一葉はとうとう執筆に着手できなくなる。自身も医学博士である森鴎外は「この才能を終わらせてはいかん」と名医を紹介して一葉を診せる。しかし、’96年8月の新聞には医者から「病状絶望」とのコメントがあるとおり、もうどうしようもなかった。そして ’96年11月23日の午前、樋口一葉は文壇全体が新作を待ちわびるなか、24年の短い生涯を閉じることになる。短命でありながら数々の名作を世に送り出した樋口一葉。彼女の代表作のほとんどは、前述のように’94年12月から’96年2月までに書かれている。この期間は、後年「奇跡の14か月」と呼ばれるようになる。まず「14か月で11作品」は半端じゃないペースだ。心身ともに削られるだろう。いや、何の変哲もない作品ならば、ささっと書けるかもしれない。彼女がすごいのは、この期間で大絶賛の嵐となり、いまだに語り継がれる小説を何本も残したことだ。この背景にはもちろん「貧乏」ゆえのハングリー精神があった。「家督として一家を支えなければ」という思いもあっただろう。実際のところ『にごりえ』のテーマは「貧乏な暮らしと希望」だ。しかし、彼女の文章を読んでいると「お金のために書く」という鈍重な雰囲気をまったく感じないのだ。一葉の小説は、句点がめちゃくちゃ少ない。まるで落語を聞いているかのようなスピードで、すらすらっとリズミカルに読めてしまう。文章から「書かせて!」というポジティブな意志が伝わってくるようだ。もともとお金持ちだった彼女は、父親を失って借金を背負った。好きな人とも別れ、吉原付近での暮らしで「かつて上流階級だった自分」のプライドも捨てきった。目の前にあるのは「表現したいこと」と「小説」だけだったのではないか。樋口一葉は物語を書く喜びに目覚めていたはずだと思う。「借金を返すために書く」のではなく「女流作家として表現すべきことがあるから書く」。何より奇跡の14か月のすさまじいスピード感は、「楽しさ」がないと出せないはずだ。日本で初めて「女性として小説だけで生活をする作家」となった三宅花圃が、女流作家の第一歩を踏み出したのだとしたら、「女流作家が活躍するための轍(わだち)」を作ったのは、間違いなく樋口一葉だと言えるだろう。彼女はいま5000円札のなかにいる。財務省の発表によると、彼女がお札の顔に選ばれた理由のひとつは「女性の社会進出に貢献したこと」だ。その結果、彼女がお札になったのはもちろん分かる。しかし、私は「樋口一葉は5000円札にいるべきじゃない」とも感じたりするんです。一葉は確かにお金のことを考えていたけれど、お金なんかじゃ評価できない「創作」という素晴らしさを極めたように思えて仕方がないのだ。そんな彼女をお金に縛りつけてしまうのは、すこし皮肉が過ぎるんじゃないか……なんて、ひねくれたくなってしまうのである。(文/ジュウ・ショ)【PROFILE】ジュウ・ショ◎アート・カルチャーライター。大学を卒業後、編集プロダクションに就職。フリーランスとしてサブカル系、アート系Webメディアなどの立ち上げ・運営を経験。コンセプトは「カルチャーを知ると、昨日より作品がおもしろくなる」。美術・文学・アニメ・マンガ・音楽など、堅苦しく書かれがちな話を、深くたのしく伝えていく。note→
2021年04月22日コロナ禍の2020年を舞台に描く青春物語『Ribbon』より、本作で脚本・監督・主演を務めるのんの場面写真が公開された。コロナ禍の2020年。いつかが通う美術大学でも卒業制作展が中止となった。作品を持ち帰ることになったいつかは、色々な感情が渦巻いて、何も手につかない。心配してくれる父・母とも、衝突してしまう。妹のまいもコロナに過剰反応。普段は冷静な親友の平井もイライラを募らせている。こんなことではいけない。絵を描くことに夢中になったきっかけをくれた田中との再会、平井との本音の衝突により、心が動く。未来をこじ開けられるのは、自分しかいない。誰もが苦しんだ2020年。心に光が差す青春ストーリー。YouTube Original「おちをつけなんせ」に続き、2作目となるのんさんの監督作となる今作は、多くの卒業式がなくなり、青春を奪われていく学生たちの悲しみを目の当たりにしたのんさんが、世の中の擦りきれた思いを少しでもすくい上げたい、と企画。表現の術を奪われ、自分のやるべきことを見つけだせずに葛藤する美大生いつかを演じ、鬱屈とした現状を痛快に打破していく再生物語となっている。本作では、のんさん発案の“リボンアートによる感情表現”が施され、主人公の様々な感情の流れを、カラフルなリボンで表現している。そんなリボンの動きを、『シン・ゴジラ』監督・特技監督の樋口真嗣、准監督・特技統括の尾上克郎の豪華タッグで実現した。のんさんは「緊急事態宣言による自粛期間を過ごしながら、音楽や映画や舞台などのエンタメや芸術の優先順位が下がっていくのをひしひしと感じていました。その中で改めて気付けたことは、自分は見てきたエンタメや音楽やアートによって支えられているということです。どんどんその思いが強くなって、いてもたってもいられず脚本を書き始めました」と今回の企画始動のきっかけを明かし、「コロナ禍で擦り切れた思いを、少しでもすくい上げるような映画になったら…。心を込めて作った映画です。みなさま、ぜひお楽しみにしていただけたら嬉しいです」とコメントしている。また今回、樋口監督による映画応援スペシャル映像「映画と生きる 映画に生きる」風篇、炎篇、雨篇がのん公式YouTubeほかにて公開されている。『Ribbon』は2021年公開予定。(cinemacafe.net)
2021年03月19日女優・創作あーちすとの、のんが映画『Ribbon』(2021年公開)の監督・主演を務めることが19日に明らかになった。のんが監督を務めるのは、YouTube Original『おちをつけなんせ』(19年)に続き2作目で、初の劇場長編作品となる。コロナ禍の2020年、美大生・いつか(のん)を主人公に、卒業制作展が中止となり家族とも衝突、妹や親友もイライラを募らせている中、いつかが未来をこじ開けていく青春ストーリー。本作は、多くの卒業式がなくなり青春を奪われていく学生たちの悲しみを目の当たりにしたのんが、世の中の擦りきれた思いを少しでもすくい上げたい、という思いで企画された。脚本も手がけ、のんらしい元気とエナジーで、美大生がアイデンティティを自らの手に取り戻す作品に。特撮チームには『シン・ゴジラ』監督・特技監督の樋口真嗣、 准監督・特技統括の尾上克郎が参加し、のん発案の “リボンアートによる感情表現”を担当した。主人公の様々な感情の流れを、カラフルなリボンで表現し、時には鋭く尖り、時にはしなやかに踊るようなリボンの動きが圧巻の特撮表現となっている。また、樋口監督による同作の応援スペシャル映像『映画と生きる 映画に生きる』も公開。同作を盛り上げるべく、日本映画専門チャンネルとタッグを組んで特別映像を制作した。同映像はのん公式YouTube、日本映画専門チャンネル(BS255)ほかにて本日公開される。スペシャル映像『映画と生きる 映画に生きる』は、スクリーンには映らない映画撮影の過酷ながらも情熱的な現場の裏側と、いかなる状態になろうとも被写体を見つめ続ける“監督・のん”の様子を「風篇」「炎篇」「雨篇」の3篇(各45秒)に渡って描き、のん監督を支える映画スタッフ役を緒方明、尾上克郎、犬童一心、片渕須直、白石和彌、市井昌秀、沖田修一、枝優花が演じる。のんは、このスペシャル映像のナレーションも務め、日本映画史に名を刻む監督たちが遺した名言を印象的に読み上げる(風篇:今村昌平/炎篇:岡本喜八/雨篇:深作欣二)。風、炎、雨のシーンを象徴化し、映画に生きる人々の狂気と情熱を切り取った。○のん コメント(映画『Ribbon』)昨年、新型ウイルスが蔓延し始め、私自身が主催する音楽フェスを開催直前に中止の決断をしました。あの時の悔しさは忘れられません。そして、1度目の緊急事態宣言による自粛期間を過ごしながら、音楽や映画や舞台などのエンタメや芸術の優先順位が下がっていくのをひしひしと感じていました。その中で改めて気付けたことは、自分は見てきたエンタメや音楽やアートによって支えられているということです。どんどんその思いが強くなって、いてもたってもいられず脚本を書き始めました。作品の主人公を自分の憧れである美大生にしようと決めてコロナ禍の美大生の方たちの状況を調べ始めました。そして、美大生の方たちの卒業制作を取り上げた記事を見つけました。そこに書かれてあった「時間をかけて作ったものがゴミのように思えてしまった」というインタビューが、あまりに衝撃的で。自分の悔しさにも共鳴して膨れ上がって、この無念をなんとか晴らしたいと、脚本を書き進めていきました。コロナ禍で擦り切れた思いを、少しでもすくい上げるような映画になったら...。心を込めて作った映画です。みなさま、ぜひお楽しみにしていただけたら嬉しいです。○樋口真嗣監督 コメント監督になりたい。そんな濁りなく希望に満ちた質問に対して、いつも出かかって止めてしまう答えがあります。監督はなるもんじゃないよ。呼ばれるもんだよ。どうしよう、これでいいのかな、そんな感情を現場で出さないように必死で取り繕い、ごまかしていると、周りのスタッフがいつも支えてくれています。これイケまっせ!いいんじゃない?ステキだと思うよ。みんなのことばや、みんなのしごとに後押しされて自分は監督になった。監督でいられる。いつもそう思っています。いま、感染症の所為で、いろんな映画が上映の機会を失い、観客のもとに届けられずにいます。感染症の所為で、いろんな映画が作られることすら許されず、形にならないまんまで宙に漂っています。そんな中、感染症がなければ作られなかった映画がつくられ、監督の仲間が1人増えました。大変だし、苦しいし、思ったよりいい事はないかもしれない。でも、それでもやめられない、つくりたい。なぜなら楽しいから。ここにしか生きられない場所があるから。うまく言語化できないこの感情を、同じ業に絡め取られた仲間と一緒に作ってみたら、自分の現場では絶対許されないような豪華な撮影現場になりました。特に初めてご一緒する特機チームの見事な手際に興奮が止まりません。自分で仕掛けた罠に自分がかかってしまうようなものです。やはり、何があっても映画で生きたいし、映画に、行きたいのです。○映画監督役:のん コメント映画に生きる緊張感と高揚。これほどまでに、濃密な撮影が他にあるのでしょうか。楽しかったー。私は、どの現場でもいつも緊張するのですが、今回の撮影は現場に行くまで生きた心地がしなかったです。私が監督役で、錚々たる監督の方々がスタッフ役って、どんなぶっ飛んだ撮影?と未だに思います。撮影が始まると楽しくてしょうがなくてずっと浮き足立っていました。樋口監督に感謝です。コロナ禍で擦り切れた思いを、少しでもすくい上げるような作品を撮りたくて『Ribbon』という映画を作りました。役ではなく、現実で。早く皆様に見てもらいたいです。お楽しみに。○スタッフ役:緒方明監督 コメント撮影での雨降らしは何度も経験あるがここまでびしょ濡れになったのは初めてだった。パン棒を握る手が冷たくかじかんで感覚がなくなる。「もう一回!」容赦ない樋口監督の声。なかなかしんどい撮影でした。だけど決してイヤじゃない。ツラいからこそ面白い。ラクしてたんじゃ面白いことには出会えない。「映画に生きる」とはこういうことなのかも、と思いました。○スタッフ役:尾上克郎監督 コメントもらった役は「のん組・操演部」。なんだ昔に戻っただけじゃねぇか!カメラマン役狙ってたのにさぁ。そんな俺の心中を他所に監督たちは早々と役に入り込んでいる。負けてらんないですよ。操演部魂、蘇りましたよ!走りました。紙吹雪まきました。そして脚が攣りました...。「映画に生きる」のはホントに辛い(笑)。でもこんなにステキなご褒美もあるん ですね。樋口君ありがとう!のんちゃん、皆さんお疲れさまでした。○スタッフ役:犬童一心監督 コメントカメラマン役、初めて、クレーンに乗り、35mmフィルムを自分で回しました。気分は宮川一夫。楽しかったあ。樋口さん、のんさん、ありがとう。○スタッフ役:片渕須直監督 コメント普段はアニメーションの仕事をしていて、実写のスタジオはものすごく久しぶりだったのですが、それがのん監督のスタッフ役での出演となってしまうとは。いいですね、のんちゃんはこれからもいろんな方向で活躍してゆくでしょうし、そのとき必要ならばお手伝いにはいつでも飛んで参りますので。○スタッフ役:白石和彌監督 コメントなんと多幸感あふれる時間だったのだろう。あちこちに落としたり忘れてしまったモノを見つけることができました。おかげさまで全身の細胞が生まれ変わる最高のデトックスで体が超軽い。これでもうしばらく映画の中で生きていけそうです!○スタッフ役:市井昌秀監督 コメントコロナの影響で自作品の撮影が延期になったことで、久しぶりの現場がまさかのスタッフ役での出演! こんな熱い現場をいつか自分も作りたいと強く思い、改めて映画って、現場って最高だ!と胸躍りました。映画はフレームの外も映画なんだ!○スタッフ役:沖田修一監督 コメント久しぶりの撮影の雰囲気に、心が躍りました。出るのはとても楽しいです。しかも目の前にのんさんが。のんさんの監督姿は、可愛らしくもあり、格好よくもあり。他、たくさんの先輩たちに紛れて、遊ばせてもらいました。貴重な時間をありがとうございました。楽しかったです。映画楽しみにしています。○スタッフ役:枝優花監督 コメント今までの現場史上おそらく最多数映画監督が共存という異常な空間の中で、全員がモニターを確認し、各々演出し合うなんとも不思議な現場。とても楽しませていただきました。和気藹々と皆で1つのものを作る感覚が詰まってるのではないかと思います。これをみた人たちの中から、映画を撮りたくなる人がどんどん増えて欲しいです。(C)「Ribbon」フィルムパートナーズ
2021年03月19日庵野秀明×樋口真嗣のタッグで製作される映画『シン・ウルトラマン』の特報映像と特別ビジュアルが公開された。昭和41年(1966年)の放送開始以来、海外でも100を超える地域で放送され、今なお根強い人気を誇る日本を代表するヒーロー“ウルトラマン”がウルトラマン55周年記念作品『シン・ウルトラマン』として映画化。本作の企画・脚本を務めるのは、自身もウルトラマンシリーズのファンであることを公言する庵野秀明。監督は、『新世紀エヴァンゲリオン』をはじめ、数々の傑作を庵野と共に世に送り出してきた盟友・樋口真嗣。キャストには、主人公の【ウルトラマンになる男】には、『シン・ゴジラ』で僅かな出演ながら強烈な存在感を残し、『昼顔』『『麻雀放浪記2020』『8日で死んだ怪獣の12日の物語』など、正統派から怪役まで様々なキャラクターを演じ分ける斎藤工。主人公の相棒役に映画『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマンJP』と美しさ、華やかさ、そして演技力を兼ね備えた女優・長澤まさみ。そして、「MOZU」シリーズ、映画『散り椿』、『空母いぶき』など幅広い役柄を演じ切り、人気実力ともに日本映画界を代表する俳優・西島秀俊が重要な役どころを演じる。また、斎藤、長澤、西島と同じく、様々な脅威に立ち向かうメンバーの一員として、Hey! Say! JUMPの一員で、バラエティ・ドラマ・映画と多方面に活躍、映画『劇場版コード・ブルー—ドクターヘリ緊急救命―』での熱演が記憶に新しい有岡大貴、ドラマ『ラーメン大好き小泉さん』、映画『百瀬、こっちを向いて。』等数々の出演作でその独特の存在感を放つ早見あかり、舞台・テレビドラマ・映画とあらゆるジャンルで活躍する日本を代表する実力派俳優・田中哲司。その他、物語の鍵を握る役どころで、山本耕史、岩松了、嶋田久作、益岡徹、長塚圭史、山崎一、和田聰宏といった演技派・個性派キャストが総出演する。公開された特報映像では、巨大な生物が地球上に登場し、その危機に対応する緊迫した人類の状況が、登場人物たちの表情や行動で明らかに。そして、映像の最後には、ゆっくりと立ち上がるウルトラマンの姿も映し出されている。さらに、本作の特別ビジュアルが公開。ひとつ目のビジュアルには、謎めいた3点のアイテムが並び、その中央には「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。」という意味深な言葉が。ふたつ目のビジュアルでは、鬼気迫る目元がクローズアップされた斎藤、長澤、西島、有岡、早見の視線が何かを見据えている。新たに、映画公式Twitter【 @shin_ultraman() 】も開設となり、様々な言葉の意味を持ちうる「シン」の言葉を冠にした新たなプロジェクトが、ついに本格始動となる。『シン・ウルトラマン』2021年初夏公開
2021年01月29日1966年の放送開始以来、海外でも100を超える地域で放送される日本を代表するヒーロー“ウルトラマン”の55周年記念作品『シン・ウルトラマン』から、ベールに包まれていた本作の世界観が垣間見える、特報映像が解禁された。「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が企画・脚本、盟友・樋口真嗣が監督と、『シン・ゴジラ』の最強コンビが新たな空想特撮作品に挑む本作。この度、初公開された映像には、巨大な生物が地球上に登場し、その危機に対応する緊迫した人類の状況が、登場人物たちの表情や行動で明らかに!そして、映像の最後には、ゆっくりと立ち上がるウルトラマンが現れる。さらに、本作の特別ビジュアルも一挙2種解禁。1つ目のビジュアルには、謎めいた3点のアイテムが並び、その中央には「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。」という意味深な言葉が…。2つ目のビジュアルは、鬼気迫る目元がクローズアップされた斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかり、それぞれの視線が何かを見据えているもの。彼らの強い眼差しの先にあるものが気になるビジュアルとなっている。『シン・ウルトラマン』は初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シン・ウルトラマン 2021年初夏、全国東宝系にて公開予定Ⓒ2021「シン・ウルトラマン」製作委員会
2021年01月29日長岡弘樹の小説を原作にした木村拓哉主演のSPドラマ「教場2」(仮)。この度、木村さん演じる警察学校の教官・風間の生徒役として、「乃木坂46」樋口日奈が参加することが決定した。200期の生徒役には、福原遥、矢本悠馬、杉野遥亮、眞栄田郷敦、岡崎紗絵、戸塚純貴、高月彩良、目黒蓮(Snow Man)と、ドラマや映画で活躍する注目の若手キャストが参加することが決定している本作。今回新たに加わることが決定した樋口さんは、ゴールデン帯ドラマ初出演、フジテレビ系ドラマに出演するのも今回が初めて。ロングヘアをおよそ30cmバッサリとカットし、黒髪に染めて挑む役柄は、風間公親の200期生徒で、争いを好まない温厚な坂根千亜季。前作を観ていたという彼女は「あの緊張感や世界観が分かっているからこそ、大きな作品に携われるということへのうれしさと同時に覚悟して臨まなければならないと気が引き締まりました」とコメント。撮影については「他の生徒役の皆さんは演技経験が豊富な方も多いので、皆さんについて行くので必死ですが、ひとつひとつ私が今出せる全力を出すしかないと思っています」と話し、「原作の千亜季は誰に対しても分け隔てない優しさを持っている子だなという印象がありました。そして今回の台本を読んで、その優しさもありつつ、厳しい訓練を黙々と乗り越える“静かな強さ”がある子だなと感じました」と演じるキャラクターについて語る。また「デビュー以来ロングヘアを守ってきた」という樋口さん。「メンバーに会ったときは最初誰だか分からないって言われて(笑)。でも、“ショートの方がいいかも”って言ってくれるメンバーもいたり、どんな反応があるか少し不安もあったんですが、予想以上の反響に驚きました」と役作りで施した髪型について話し、初共演となる木村さんについては「初めて生徒の所作訓練に来てくださったときに、木村さんではなく、“風間教官がいる”と自然に思えて、みんなの気がピン!と張るのを感じて、震えました。ひとりひとりのことをすごく見てくださっていて、所作訓練でも“もう少し手を上に”ってすごく的確にアドバイスしてくださったり。“一度でみんなのことをこんなに細かく見られるんだ!”と驚きました。現場ではずっと“風間教官”で、実際に警察学校の教官と生徒の緊張感ってこんな感じなのかなと思うほど、いい緊張感を与えていただいています」と印象を明かしている。「教場2」(仮)は2021年新春、フジテレビにて2夜連続放送予定。(cinemacafe.net)
2020年10月27日DCが贈るオンラインの無料イベント「DCファンドーム(DC FanDome)」の日本オリジナルの番組に歌舞伎俳優の尾上松也、クリエイター・樋口真嗣などの出演が決定。「ABEMA(アベマ)」にて30分拡大の配信も決定した。「DCファンドーム」はDC史上最大の世界同時オンラインイベント。DCファンドームの中では、キャストが登壇するパネルイベントに加えて、各国がオリジナルで制作した番組プログラムを視聴できる。先日発表されたインターナショナル・ホストのLiLiCoに加えて、大のDCファンを公言する尾上松也、アメコミに詳しいライター・杉山すぴ豊、DC作品は全て観ているという「FUJIWARA」藤本敏史が参加する日本オリジナルの番組プログラムが配信される。「DCファンドーム:日本から世界へ!メイド・イン・ジャパンなDCの魅力大解剖!」松也さんは「DCのこれからについてもざっくばらんに好きな事を話させていただきました(笑)その中でも是非注目して頂きたいのは、やはりコーナー名にもなっている『メイド・イン・ジャパン』です。フィギュアやアニメなど他文化を独自の文化と昇華していく事に長けている私達日本人だからこそ出来るジャパンDCカルチャーの今が見られます!」と気合いのコメント。また、樋口監督は「ティム・バートン版の『バットマン』についてはかなり熱く語ります。尾上松也さんとも久しぶりに会えるし、何よりも仕事じゃない好きな映画のことだけを喋れるなんて嬉しいです」と期待を込めて語っている。WE LOVE ワンダーウーマン!10月9日(金)に日本公開予定の最新作『ワンダーウーマン 1984』の見どころをたっぷり紹介。世界中から愛される“ワンダーウーマン”の魅力をキーワードと映像ともに徹底解説する。映画監督 樋口真嗣× 歌舞伎俳優 尾上松也DCプレミアム対談『シン・ゴジラ』や『進撃の巨人』を監督した日本が誇る樋口真嗣監督と歌舞伎界No.1のDCファン・松也さんが夢の対談。監督の目線でDC映画の素晴らしさを語るなど、ほかでは聞けないプレミアムな内容は必見。メイド・イン・ジャパン日本人クリエイターや日本企業によって生み出されるDC×ジャパニーズカルチャーの舞台裏を総力取材。「プライム1スタジオ」「ホットトイズ」への取材ほか、日本が制作したアニメーション映画『ニンジャバットマン』を「ニンジャバットマン ザ・ショー」として初の舞台化についても。仕掛け人のプロデューサーと演出家がプロジェクトの内容を語る。そのほか、ユニクロ UT「バスキア × ワーナー・ブラザース」コラボコレクションやDCファンドーム限定商品など、DCファン必須アイテムを紹介!DCを語り尽くす!コスプレイヤー大集結日本が誇るコスプレ文化。DCファンの個性豊かなコスプレイヤーたちが集まり、それぞれが作る衣装やコスチュームへのこだわり、DC愛を熱く語る。女装パフォーマーのLADYBEARD(レディビアード)や人気コスプレイヤー・桃月なしこも出演。「DCファンドーム:日本から世界へ! ABEMA拡大120分SP」テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA(アベマ)」ではDCの魅力をさらに詰め込んだ30分拡大版を配信、24時間見逃し視聴も可能。さらに「ダークナイト・トリロジー」のクリストファー・ノーラン監督にも影響を与えた原作コミックをアニメ化した「バットマン:ダークナイト リターンズ Part 1&Part2」も配信されることが決定している。なお、ABEMAビデオでは『バットマン』『キャットウーマン』『バットマン・ビギンズ』『スーサイド・スクワッド』や「ダークナイト」シリーズをはじめとした人気DC作品を配信中(※ABEMAプレミアム限定配信)。「DCファンドーム」は日本時間8月23日(日)午前2時~スタート。日本オリジナルプログラム「DCファンドーム:日本から世界へ!メイド・イン・ジャパンなDCの魅力大解剖!」は日本時間8月23日(日)18時30分~「DCファンドーム」内「DCウォッチバース」にて配信予定。同日20時30分~ABEMAアニメ2チャンネルにて拡大120分版を配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 1984 2020年10月9日 全国公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics
2020年08月17日日本時間2020年8月23日(日)午前2:00より開催されるDC史上最大の世界同時オンラインイベント、DCファンドーム(DC FanDome)の全ラインナップとタイムテーブルが発表。日本オリジナルプログラムの配信も決定した。DCファンドームとは、ワーナー・ブラザースが開催するグローバルオンラインイベント。24時間行われる同バーチャルイベントでは、7つの大陸すべてのファンがDCのスーバーヒーローやスーバーヴィランとこれまでにない方法で交流できる。DC ファンドーム ラインナップ&タイムテーブル日本オリジナルの番組プログラムには、先日発表されたインターナショナル・ホストのLiLiCoに加えて、大のDCファンを公言する尾上松也、アメコミに詳しい杉山すぴ豊、DC作品はすべて観ているというFUJIWARA藤本敏史が参加する。10月9日(金)に日本公開予定『ワンダーウーマン 1984』の見どころを紹介する【WE LOVE ワンダーウーマン!】、映画監督・樋口真嗣と尾上松也による【DC プレミアム対談】、「プライム1 スタジオ」・「ホットトイズ」・舞台「ニンジャバットマン ザ・ショー」の舞台裏を取材した【メイド・イン・ジャパン】、世界中で注目を浴びる日本のコスプレイヤーたちがそれぞれのDC愛やこだわりを披露する【DCを語り尽くす!コスプレイヤー大集結】のコーナーを通して、世界中のファンに向けて DC×ジャパニーズカルチャーの魅力を伝えていく。日本オリジナルプログラムは、日本時間8月23日(日)18:30より「DCウォッチバース」にて、配信予定。また、同日20:30よりABEMAアニメ2チャンネルで120分拡大版が配信決定している。■出演ゲストコメント●尾上松也DCファンドームに参加させて頂きました!尾上松也です。このイベントは24時間DC漬けのDCファンの為の、DCファンによるお祭りです。僕は「日本から世界へ!メイド・イン・ジャパンなDCの魅力大解剖!」と題しましたコーナーに出演致します!番組ではDCの過去作品を振り返ったり、DCのこれからについてもざっくばらんに好きな事を話させていただきました(笑)その中でも是非注目して頂きたいのは、やはりコーナー名にもなっている「メイド・イン・ジャパン」です。フィギュアやアニメなど他文化を独自の文化と昇華していく事に長けている私達日本人だからこそ出来るジャパンDCカルチャーの今が見られます!他にも沢山の企画が目白押しで、どれを観るか困っているあなた!是非是非「日本から世界へ!メイド・イン・ジャパンなDCの魅力大解剖!」を観て下さい!後悔させませ〜ん!よろしくお願いします!そしてDCな一日を〜!●樋口真嗣こんにちは。この度、DCファンドームにお誘いいただき恐縮しております。皆さんに比べればそんなに深くないんだけど、私なんかでいいのだろうかと思いフィルモグラフィを遡ってみれば、意外やほとんど全部見ていることが判明。その中でも、ティム・バートン版の『バットマン』についてはかなり熱く語ります。尾上松也さんとも久しぶりに会えるし、何よりも仕事じゃない好きな映画のことだけを喋れるなんて嬉しいです。是非お楽しみに!〜!●藤本敏史DCの作品は全て見ています!今回はDCの作品をさらにもっと深く知りたいということで参加させていただきます!●杉山すぴ豊子どもの頃「ワンダーウーマンと結婚したい」という手紙を「月刊スーパーマン」という雑誌に送ったら読者欄に載ってそれが僕のライターとしてのデビュー。あの時から抱いていたDCヒーローたちへの想いは消えることはありません。今回世界中のファンと共に“輝ける日の下でも、漆黒の夜の闇の中でも”DC”を称えたい!■『DCファンドーム:日本から世界へ!メイド・イン・ジャパンなDCの魅力大解剖!』インターナショナル・ホスト:LiLiCo ホスト:尾上松也、杉山すぴ豊 ゲスト:FUJIWARA 藤本敏史日本時間 8月23日(日) 18:30~@DCウォッチバースABEMA拡大120分SP!20:30~ @ABEMAアニメ2チャンネル
2020年08月17日岩井俊二監督× 斎藤工×武井壮×樋口真嗣がタッグを組み、YouTubeにて配信された『8日で死んだ怪獣の12日の物語』。この度、のんを追加キャストに迎えた劇場版が、7月31日(金)より全国のミニシアター支援のために公開されることが決定した。本作品は、SNSにて樋口監督ら5人の監督が発動した「カプセル怪獣計画」の番外編となり、全編ほぼリモートで撮影された。主人公のサトウタクミを演じるのは、「BG~身辺警護人~」に出演中で、ミニシアターパークの活動などを通して積極的にミニシアターを支援している斎藤工。監督やプロデュースまでもこなすそのバイタリティをリモート撮影という特殊な状況下でも発揮し、主演を務める。そして、今回追加での出演が発表されたのんが演じるのは、通販で宇宙人を買ったという丸戸のん。「この役を演じられるのはのんしかいない」という岩井監督からのラブコールに応え、岩井組に初参加。サトウタクミの先輩オカモトソウを演じるのは武井壮。そして、『少女邂逅』『街の上で』など話題作への出演が続く穂志もえかがYouTuber“もえかす”を演じ、これまでとは違った一面を見せる。個性豊かな岩井組初参加の面々に加え、原案の樋口真嗣も登場し、フィクションなのにドキュメンタリーのようなちょっと不思議で優しい世界へと導く本作。世界中がいまも直面している新型コロナウイルスとの戦い。2020年のいまを切り取る本作からポスタービジュアルが解禁。人気の少ないコロナ禍の東京を背景に、何か言いたげな人間の表情が印象的なモノトーンのポスター。渋谷の街には岩井監督自ら造形した様々な怪獣も配置されており、作品の不思議な世界観が反映されている。なお、本作は、これまで多様な映画文化を支えてきたミニシアターを応援すべく、本作は売上の一部をミニシアター支援に充てる特別興行を予定している。斎藤さんは、「四月末、岩井監督の1通のお便りから密やかに始まったこのプロジェクトは、カプセル怪獣の如く日々変化と進化」を繰り返してきたと語り、「のんさん、武井壮さん、穂志もえかさん、更には"怪獣や星人"が参加して下さり、作品自体が第二形態へと大きく変貌を遂げました。他に類を見ないこの進化型怪獣(映画)の目的・ミッションは、人類の平和と、ミニシアターを中心とした映画館の救済です」と明言。岩井監督とも、斎藤さんとも初タッグとなるのんさんは「先輩俳優と後輩のやりとり、とても楽しかったです。怪獣の卵をネットで買って、未知の生き物に地球の未来を委ねる不思議な世界観。小さな白い怪獣が今にも動き出すんじゃないかと、ドキドキしました。どんな状況でも映画作りをする岩井監督の作品に参加できて感動しています。コロナ禍で気持ちがしぼみがちな中、私も大人しくしてるだけじゃダメだ、と勇気付けられました」と語る。また、ミニシアター支援についても「作品で応援できるということで、役者として一番嬉しい形だなと思います。みんなの大切な、映画の記憶が刻まれる場所が、残っていって欲しいと願います」と思いを口にした。そして、岩井監督もまた「コロナという、今世界中で猛威を振るっている世紀の災厄。誰もが対岸の火事ではいられないこの事態。我々エンターテインメントの世界も、真っ先に甚大な被害を被りました。僕は仕事を作る立場の側です。その責任の重さを今回ほど強く感じたことはなかった気がします。この作品を作ることそのものがコロナ禍にあって自分のできるせめてもの抵抗だった気がします。気の休まらない日々の中、この作品が誰かのせめてもの気休めになってくれたら。そんな想いです」と語っている。『8日で死んだ怪獣の12日の物語』は7月31日(金)より全国のミニシアターにて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月24日女優・のんが、7月31日から全国のミニシアター支援のために劇場公開される映画『8日で死んだ怪獣の12日の物語』に出演することが23日、発表された。コロナ禍でも最新のエンターテインメントを届けたいという思いから、「岩井俊二監督×斎藤工×武井壮×樋口真嗣」がタッグを組み、YouTubeにて配信された『8日で死んだ怪獣の12日の物語』。のんを追加キャストとして迎え、劇場版『8日で死んだ怪獣の12日の物語』として、公開されることが決定した。本作は、SNSにて樋口真嗣監督ら5人の監督が発動した「カプセル怪獣計画」の番外編。全編ほぼリモートで撮影され、主人公・サトウタクミを斎藤工、通販で宇宙人を買ったという丸戸のんをのん、サトウタクミの先輩・オカモトソウを武井壮、YouTuber“もえかす”を穂志もえかが演じ、原案の樋口真嗣も登場するなど、フィクションの中にもドキュメンタリーのような不思議な世界観が広がる。岩井監督作に初参加となるのんは、「岩井俊二監督のリモート撮影作品に参加させていただき心から嬉しく思います」と喜びを伝え、「そして斎藤工さんとも初めての共演をさせていただきました。先輩俳優と後輩のやりとり、とても楽しかったです。怪獣の卵をネットで買って、未知の生き物に地球の未来を委ねる不思議な世界観。小さな白い怪獣が今にも動き出すんじゃないかと、ドキドキしました」と興奮を表現。「どんな状況でも映画作りをする岩井監督の作品に参加できて感動しています。コロナ禍で気持ちがしぼみがちな中、私も大人しくしてるだけじゃダメだ、と勇気付けられました」と刺激も受けたようで、「ミニシアターが無くなっては困るということで、斎藤工さんも参加されているミニシアターエイドに、私も参加させていただきました。今回は、作品で応援できるということで、役者として一番嬉しい形だなと思います。みんなの大切な、映画の記憶が刻まれる場所が、残っていって欲しいと願います」と同作に込めた思いを語った。なお、本作は売上の一部をミニシアター支援に充てる特別興業を予定している。■斎藤工コメント四月末、岩井監督の1通のお便りから密やかに始まったこのプロジェクトは、カプセル怪獣の如く日々変化と進化を繰り返し、登場人物も、のんさん、武井壮さん、穂志もえかさん、更には“怪獣や星人”が参加して下さり、作品自体が第二形態へと大きく変貌を遂げました。他に類を見ないこの進化型怪獣(映画)の目的・ミッションは、人類の平和と、ミニシアターを中心とした映画館の救済です。映画を愛する皆様に、岩井俊二監督・我々の想いが届く事を願っております。■岩井俊二監督コメント樋口真嗣監督たちが始めた「カプセル怪獣計画」というリレーチャレンジ動画企画に声をかけられたのが4月28日。その趣旨をちょっと誤解して、じぶんなりのショートストーリーを考えてしまいました。小さな怪獣の卵を通販で購入し、毎日育てていくと、思いがけない怪獣に成長していくという物語。一ヶ月後には撮影も完了していたので、途轍もなく速いぺースで完成してしまった作品です。コロナという、今世界中で猛威を振るっている世紀の災厄。誰もが対岸の火事ではいられないこの事態。我々エンターテインメントの世界も、真っ先に甚大な被害を被りました。僕は仕事を作る立場の側です。その責任の重さを今回ほど強く感じたことはなかった気がします。この作品を作ることそのものがコロナ禍にあって自分のできるせめてもの抵抗だった気がします。気の休まらない日々の中、この作品が誰かのせめてもの気休めになってくれたら。そんな想いです。(C)日本映画専門チャンネル/ロックウェルアイズ
2020年06月23日佐藤二朗と斎藤工、圧倒的個性を放つ2人の俳優が、独自の文化を育ててきた名古屋の楽しみ、さらに名古屋でドラマにも挑戦…見どころ満載の「佐藤二朗と斎藤工の名古屋でやりたい放題~グルメも人もクセ強すぎSP~」が5月23日(土)オンエアされる。大学卒業後会社員として就職するも初日で退職。その後俳優を目指し演劇活動を続け、様々な作品に出演するなかで「勇者ヨシヒコ」シリーズや「スーパーサラリーマン左江内氏」、人気コミックを実写化した『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』などの福田雄一監督作で、個性的なキャラが開花。大きな注目を集める一方「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」などのシリアスな演技でもその実力を発揮する佐藤さん。幼少期から映画に親しみ、モデルから芸能界に足を踏み入れ、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』や「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」「最上の命医」シリーズに出演。実績を積み上げていくなかで昼ドラ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で人気に火がつき、「BG~身辺警護人~」、大河ドラマ「いだてん」などのドラマや『シン・ゴジラ』『Diner ダイナー』などの映画まで幅広く活躍する斎藤さん。そんな個性派俳優の2人が名古屋の地へ。新幹線を途中下車してまで味わう県外客が続出しているという、10日間かけて煮込む味噌おでんの老舗や、ホットとアイスが両方出てくるコーヒースタイルに驚く名古屋名物モーニングに、ディープスポット・大須では謎の100円珍品を発見。高級住宅街の喫茶店ではありえないスパゲティに驚愕し、名古屋の新名物(!?)夏に食べたくなる○○麺など、名古屋の街を堪能。最後には佐藤さんと斎藤さんによる名古屋の魅力がたっぷり詰まったコメディドラマにも挑戦する。実写化不可能と思われた超人気コミックをドラマ化した「浦安鉄筋家族」で主演を務め、強すぎる原作のキャラを見事に吸収昇華して演じ、多くの視聴者に改めてその実力を知らしめた佐藤さん。来年2021年には庵野秀明、樋口真嗣ら『シン・ゴジラ』スタッフが再集結、日本を代表するヒーローを改めて映像化する『シン・ウルトラマン』に主演することが決定している斎藤さん。“おうち”で2人と名古屋旅が楽しめる「佐藤二朗と斎藤工の名古屋でやりたい放題~グルメも人もクセ強すぎSP~」は5月23日(土)16時~テレビ東京でオンエア。(笠緒)
2020年05月23日新型コロナウイルス感染症対策として、一部映画館が休業、国や都道府県による不要不急の外出自粛要請を受けている現在。マーケティング・リサーチ&コンサルタント会社のKITT株式会社は、在宅を余儀なくされている映画ファンに向けて、自社提供の参加型オンライン・シアター“共感シアター”を活用した特別企画『おうち De シネマ Week!』を、5月31日(日) までの期間で実施継続中だ。そしてこの度、『おうち De シネマ Week!』と “BS10 スターチャンネル”の無料放送特別企画『「観る。掘る。もっと。」無料放送 #スターシアター』とのコラボ企画の実施が決定した。“共感シアター”とは、ネット生放送を介して映画ファンが同時に同一映像コンテンツを見ながらネット上でコミュニケーションを行い、熱量を共有できる新時代の同時視聴サポートシステム。参加者は自宅で、該当映画作品をネット配信やDVDなどでタイミングを合わせて再生し、ネット生放送番組のホストたちのトークや、コメントを投稿することにより生まれる双方向コミュニケーションを楽しめる。鑑賞者を横に繋ぐネットワーク、つまり劇場の空間の役割を果たすことを目的としている。特別企画『おうち De シネマ Week!』では、これまで19本に及ぶ同時再生番組を生放送し、番組ホストとなる出演者たちも自宅からリモートトークで参加し、同時視聴を盛り上げている。【関連リンク】 共感シアター( )『「観る。掘る。もっと。」無料放送 #スターシアター』とは、5月25日(月)から5月31日(日)まで、“BS10 スターチャンネル”で毎日1本の映画を無料放送し、「観る。掘る。もっと。」をテーマに、放送と作品をもっと楽しめる企画を組み合わせた期間限定の企画だ。『おうち De シネマ Week!』では、その無料放送のうち3作品でコラボレーション。放送では、各作品をもっと楽しく一緒に観ることができるスペシャルなゲストが参戦する。5月25日(月)放送の『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のゲストには、映画・音楽ジャーナリストの宇野維正氏と音楽評論家の丸屋九兵衛氏。5月26日(火)放送の『トランスフォーマー』では『シン・ゴジラ』を手がけた樋口真嗣監督が登場。そして、5月29日(金)放送の『メン・イン・ブラック』では、月刊ムー編集長などが参戦予定だ。3夜にわたってさまざまな角度から、映画を深掘りしていく。■“共感シアター”『おうち De シネマ Week!』&“BS10 スターチャンネル”『「観る。掘る。もっと。」無料放送 #スターシアター』コラボ企画・5月25日(月)20:15〜『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』※スターチャンネル無料放送同時視聴ゲスト:宇野維正(映画・音楽ジャーナリスト)、丸屋九兵衛(音楽評論家)【関連リンク】 番組URL( )・5月26日(火)20:10〜『トランスフォーマー』※スターチャンネル無料放送同時視聴ゲスト:樋口真嗣(映画監督)、てらさわホーク(映画ライター)【関連リンク】 番組URL( )・5月29日(金)20:45〜『メン・イン・ブラック』※スターチャンネル無料放送同時視聴ゲスト:三上丈晴(月刊ムー編集長)、杉山すぴ豊(アメキャラ系ライター)【関連リンク】 番組URL( )※“共感シアター”の生放送では映画本編の上映はありません
2020年05月22日