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【画像】「朝から眼福!」三山賀子アナテレビ朝日の三山賀子アナが26日、インスタグラム(@yoshiko.miyama_ex)を更新した。この日、情報番組「グッド!モーニング」出演後のオフショットを披露。襟元に特徴のある白のブラウスにパンツを合わせた爽やかなコーディネートで、「今朝もありがとうございました」と感謝の言葉を添えた。ブランドはCELFORDとSwingleのアイテムで、涼しげながらも上品なスタイルが魅力を放っている。【画像】テレ朝・三山賀子アナ、大学時代の部活同期と冬休みのバカンスへ!波打ち際の美人ショットにファンメロメロ!? この投稿をInstagramで見る 三山 賀子(みやまよしこ)/テレビ朝日アナウンサー(@yoshiko.miyama_ex)がシェアした投稿 ファンからは「めちゃ可愛いですよ」「今日も超可愛いかったです」といった声が寄せられている。
2025年06月27日芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純)デザイン工学部は、橋田規子教授(エモーショナルデザイン研究室)、NUNOの主宰者であり世界で活躍するテキスタイルデザイナーの須藤玲子氏、数々の展覧会の空間構成を手がけるたしろまさふみ氏の三者による『Make a seat, Take a seat おすわりください展』を、芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催します。展覧会では、橋田教授がデザインした、重ねられたシートをめくることで色や柄を変えられるユニークなコンセプトの椅子「PAGES CHAIR」が、NUNOの表情豊かなテキスタイルをまとい、その新たな可能性を追求します。また、たしろまさふみ氏のデザインによる体感型の展示空間も見どころです。家具・テキスタイル・空間デザイン、それぞれの面白さが合わさる本展をぜひ会場にてご体感ください。PAGES CHAIR(撮影:林雅之) 1PAGES CHAIR(撮影:林雅之) 2PAGES CHAIR(撮影:林雅之) 3■「Make a seat, Take a seat おすわりください展」日時 : 2025年4月3日(木)~4月27日(日)10:00~17:00(会期中無休)場所 : 芝浦工業大学 豊洲キャンパス有元史郎記念校友会館交流プラザ <入場無料>主催 : 芝浦工業大学デザイン工学部協力 : 株式会社布、株式会社ミネルバ、STANDARD TRADE CO.,LTD.、山田工業株式会社、株式会社コムラボ、後藤大樹後援 : 一般社団法人日本デザイン学会、日本感性工学会、公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会、芝浦工業大学校友会公式HP: ■本展の見どころ<20年目のPAGES CHAIR>座面のシートを本のようにめくることで、自分だけの一脚をつくることができるPAGES CHAIR。気分に合わせて色と柄を楽しめるこの椅子は、人の感情に訴えかけるエモーショナルな要素と、座面の高さを手軽に調整できるインクルーシブな機能を併せ持ち、橋田の研究テーマのエモーショナルデザインの実践ともいえる存在です。このユニークな椅子を橋田が最初に発表したのは2005年のミラノサローネでのことです。若手デザイナーの登竜門サテリテでそのアイデアが注目されて以来、国内外の見本市に出展しながら改良と熟考を重ねてきました。そして誕生から20年、NUNOのテキスタイルをまとう新たなPAGES CHAIRが誕生します。PAGES CHAIR(撮影:林雅之) 4<PAGES CHAIR×NUNO>須藤玲子がディレクターを務めるテキスタイルデザインスタジオNUNOは、日本各地の染織産地との強い絆を深めながら、自由な発想で独自の布づくりを続けています。本展ではカラフルにモノクロ、刺繍や糸に特徴のあるものなど、12種類の個性豊かなNUNOのテキスタイルでドレスアップしたPAGES CHAIRが、そのコンセプトをより際立たせ、家具としての魅力を増幅させた姿で登場します。座面シートは日本屈指の椅子張り技術を誇るミネルバにより細部まで美しく仕上げられ、また廃棄までを見据えて中材を外側と同じ素材にするなど、環境負荷低減に取り組む須藤ならではの視点も加わりました。PAGES CHAIR(撮影:林雅之) 5<家具と布、空間がシンクロする体感型展示空間>本展はこうして誕生したPAGES CHAIR×NUNOに、触れて、めくって、おすわりいただける体感型の展覧会です。会場を構成する布は、本展にあわせて須藤とNUNOのメンバーが新たにデザインしたもので、家具と布、空間がシンクロする展示空間は、インスタレーション作品としてもお楽しみいただけます。来場者の心を躍らせる空間デザインはたしろまさふみが担当しました。展示イメージ:たしろまさふみデザインルーム■関連イベント橋田規子、須藤玲子、たしろまさふみによるトークセッション日時:4月17日(木)18:00~19:30会場:芝浦工業大学豊洲キャンパス本部棟 3階 阿出川シアター橋田規子によるギャラリーツアー日時:4月6日、4月13日、4月20日、4月27日(すべて日曜日) 15:00~16:00※いずれも参加費無料。参加ご希望の方は以下のURLよりお申込みください。 ■プロフィール橋田規子(はしだのりこ)愛知県蒲郡市生まれ。東京芸術大学デザイン科インダストリアルデザイン専攻卒業、東陶機器株式会社(現 TOTO株式会社)入社。同社デザインセンターにてタンクレス便器ネオレストなど水回り全般のプロダクトデザインに携わる。2009年芝浦工業大学デザイン工学科教授就任。2013年博士(工学)取得。感性工学を用いて、生活用品や家具、設備のデザインを研究開発している。ミニマルチェア 2016年 レッド・ドット・デザイン賞、グッドデザイン賞、2018年 A-Line chair、JIDAデザインミュージアムセレクション、2020年petite toilette グッドデザイン賞、キッズデザイン賞、日本感性工学会かわいいデザイン賞最優秀賞。2022年 iFデザイン賞 Happy Birdなど。2020年単著「エモーショナルデザインの実践」オーム社より出版。グッドデザイン賞審査員、キッズデザイン賞審査員。日本感性工学会、日本デザイン学会会員。橋田規子須藤玲子(すどうれいこ)茨城県石岡市生まれ。株式会社布代表。東京造形大学名誉教授。2008年より良品計画、山形県鶴岡織物工業協同組合、株式会社アズ他のテキスタイルデザインアドバイスを手がける。2016年より株式会社良品計画アドバイザリーボードメンバー。毎日デザイン賞、ロスコー賞、JID AWARD部門賞、円空大賞、芸術選奨文部科学大臣賞(美術A部門)等受賞。日本の伝統的な染織技術から現代の先端技術を駆使し、新しいテキスタイルづくりをおこなう。作品はニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ロサンゼルス州立美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館、東京国立近代美術館他に永久保存されている。須藤玲子(撮影:林雅之)たしろまさふみ1979年生まれ。大阪工業大学大学院 建築学 博士前期課程修了後aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所にて建築デザインに従事。2004年からCURIOSITY グエナエル ニコラ氏のもと建築、商業空間、エキシビション、家具等のデザインに従事。2011年 たしろまさふみデザインルームとしての活動を開始。商業空間の他、美術館での展示空間構成「須藤玲子 : NUNOの布づくり」「BUAISOU : Absolute Blue」など。たしろまさふみ■書籍情報『PAGES CHAIR めくる、すわる、心が動く』本展に合わせて、『PAGES CHAIR めくる、すわる、心が動く』(橋田規子著)が発行されます。林雅之が撮りおろした「PAGES CHAIR × NUNO」の写真のほか、橋田と須藤のコメント、橋田によるPAGES CHAIRの20年の記録を収録。布をまとう一脚の椅子の、成長の軌跡がおさまっています。『PAGES CHAIR めくる、すわる、心が動く』(橋田規子著)■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行。2025年にデザイン工学部、2026年にはシステム理工学部で教育体制を再編し、新しい理工学教育のあり方を追求していきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年03月03日1月2日、歌舞伎座1月公演、松竹創業百三十周年「壽 初春大歌舞伎(ことぶきはつはるおおかぶき)」が初日の幕を開けた。そのオフィシャルレポートをお届けする。昼の部の幕開きは、初春の吉例、歌舞伎の様式美溢れる『寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)』でお客様をお迎え。鎌倉時代に実際に起きた曽我兄弟の仇討ちの物語は、江戸歌舞伎で初春の吉例として上演された祝祭劇。『寿曽我対面』はその集大成とされ、時代を超えて親しまれている。源頼朝の重臣・工藤祐経(中村芝翫)の館で催されている祝宴に、小林朝比奈(尾上右近)の手引きで曽我十郎(中村米吉)と曽我五郎(坂東巳之助)の兄弟が対面を許されてやって来る。父の仇を討とうと逸る五郎が、工藤に詰め寄ると……。平成元(1989)年巳年生まれの年男・坂東巳之助が五郎、女方として進境著しい中村米吉が初役で十郎を勤める初春にふさわしい清新な配役。昨年まで「新春浅草歌舞伎」の主要メンバーとして活躍した巳之助と米吉のふたりが同世代の坂東新悟、尾上右近らと共に初春の歌舞伎座で序幕をつとめる注目の舞台だ。花道から米吉の十郎に続き、巳之助の五郎が登場すると場内は大きな拍手に包まれ、仇の工藤を前に怒りに燃える五郎の力強い声が歌舞伎座に響き渡った。続いては、平成25(2013)年の歌舞伎座新開場杮葺落で新作歌舞伎として上演した『陰陽師(おんみょうじ)』が、好評を博した配役を中心に装いも新たに登場。夢枕獏の大人気シリーズより、荒武者・藤原秀郷(俵藤太)が大立廻りで魅せる『大百足退治(おおむかでたいじ)』と、陰陽師・安倍晴明とライバル・蘆屋道満の対決に、恋に破れて生成りの鬼と化す美しい姫の心に晴明の相棒・源博雅の笛の音が響く『鉄輪(かなわ)』。[大百足退治] 武勇の誉れ高い藤原秀郷(尾上松緑)が近江の国、琵琶湖にほど近い三上山に出現するという化け物退治の勅命が下り、化け物の正体である大蜈蚣の魂魄(坂東亀蔵)と対峙し……。初演に引き続き、藤原秀郷を勤める松緑。花道から登場すると、その圧倒的な存在感に場内からは「音羽屋!」「紀尾井町!」の大向うが。大百足との大立廻りを魅せ、さらに今回の再演で新たに登場した坂東亀蔵演じる大蜈蚣の魂魄との対決では、荒々しくも美しい見得の数々が極まります。松緑の魅せる花道の引っ込みは、大きさと勢いのある六方で初春の歌舞伎座を沸かせた。[鉄輪] 朧の月夜、源博雅(中村勘九郎)が吹く笛の音を慕う徳子姫(中村壱太郎)は、やがて愛する男に裏切られ、蘆屋道満(松本白鸚)の妖力により生成りの鬼と化していた。安倍晴明(松本幸四郎)が呪の解明に乗り出し、遂には道満との対決が迫り……。松本幸四郎演じる安倍晴明と、中村勘九郎演じる源博雅のふたりが12年ぶりに歌舞伎座の檜舞台に帰ってきた。前回は夢枕獏の長編小説「陰陽師 瀧夜叉姫」を原作とした新作歌舞伎でしたが、今回は短編「鉄輪」と長編「陰陽師 生成り姫」を原作として夢枕獏が脚本を執筆した創作舞踊を基にした新たな上演。原作が異なるとはいえ、幸四郎の晴明と勘九郎の博雅が舞台に登場すると、客席からは「待ってた!」とばかりに晴れやかな拍手が。今回の上演では、笛の名手・博雅の笛の音が大きな役割を果たし、壱太郎の徳子姫の心に響きます。妖しさに満ちた晴明のライバル・蘆屋道満を勤める白鸚が遂に舞台に登場し、白鸚・幸四郎による親子対決に、客席は割れんばかりの拍手に包まれた。幸四郎の晴明、勘九郎の博雅のコンビがまたひとつ新たな『陰陽師』の舞台を創り出した。そして、男女の悲恋の物語を描いた上方和事の代表作『封印切(ふういんきり)』。大坂の飛脚問屋・亀屋の養子忠兵衛(中村鴈治郎/中村扇雀)は、傾城梅川(片岡孝太郎)と深い仲。梅川の身請けに必要な金が用意できずにいるところへ、丹波屋八右衛門(中村扇雀/中村鴈治郎)がやって来て忠兵衛の悪口を言い立てます。耐え兼ねた忠兵衛は、懐にある公金の封印を切ってしまい……。明治から昭和にかけて活躍した名優・初代中村鴈治郎の当り役を集めた「玩辞楼十二曲」のひとつを、初代鴈治郎の曾孫にあたる鴈治郎(2~14日)と扇雀(15~26日)の兄弟が日替りで勤める話題の舞台。初日は鴈治郎の忠兵衛、扇雀の八右衛門で、孝太郎の梅川と共に、上方歌舞伎の匂いを初春の歌舞伎座に漂わせた。松緑初役の『熊谷陣屋』、右近×壱太郎共演の舞踊劇、隼人主演、人気ドラマの歌舞伎版。多彩な演目が並ぶ夜の部夜の部は、戦乱の世の無常が胸を打つ、時代物の名作『熊谷陣屋(くまがいじんや)』から。「平家物語」の世界を大胆に脚色した義太夫狂言の名作で、熊谷直実の武将としての生き様、そして戦乱ゆえの悲劇が描かれる。源平争乱の時代。自らの陣屋に戻った源氏の武将・熊谷直実(尾上松緑)は、妻の相模(中村萬壽)に息子小次郎の活躍と、平家の公達敦盛を討ったことを明かす。そこへ恩義ある敦盛の母藤の方(中村雀右衛門)が現れ、やがて源義経(中村芝翫)による敦盛の首実検が行われると……。武将としての猛々しさから親としての悲しみと無念さをじっくりと魅せた初役の松緑。客席からはすすり泣く声も漏れ、人生の儚さが胸を打つ時代物のひと幕に温かな拍手が送られた。続いては、美しくて儚い幻想的な舞踊『二人椀久(ににんわんきゅう)』。傾城の松山太夫(中村壱太郎)に入れ揚げた、大坂の豪商・椀屋久兵衛(尾上右近)。座敷牢に繋がれた久兵衛は、松山に逢いたい一心から牢を抜け出し、彷徨う。美しい月の光に照らされて、忽然と現れた松山。久しぶりの再会を喜び合い、逢瀬を楽しむふたりだったが……。月の光に照らし出される椀屋久兵衛(椀久)と松山太夫のふたり。数々の名コンビが上演してきた歌舞伎舞踊の名作を、今回は尾上右近の椀屋久兵衛、中村壱太郎の松山太夫という清新な組み合わせで。事前に行われた取材会で右近は「ふたりなりの『二人椀久』をお届けして、観に来てよかったと思ってもらえるよう心して取りかかりたい」と意気込み、壱太郎は「松と月のみのシンプルな舞台で、どれだけ美しい世界をつくれるか極めていきたい」と公演に向けた抱負を語っていた。昨年1月歌舞伎座では女方舞踊の大曲『京鹿子娘道成寺』を日替りで勤めたふたりが、今年は舞台上に揃い艶やかな姿を魅せると、客席からは盛大な拍手が送られた。新春にふさわしく多彩な演目が並ぶ「壽 初春大歌舞伎」。夜の部は、華やかな新作歌舞伎『大富豪同心(だいふごうどうしん)』で打ち出しとなる。原作の幡大介の時代小説は、累計100 万部を超える人気シリーズ。大富豪の若旦那が同心となって難事件を解決する爽快さが話題を呼び、令和元(2019)年よりNHK のBS 時代劇としてドラマ化され、主役の八巻卯之吉と幸千代の二役を中村隼人が演じている。このたび、新作歌舞伎として上演される『大富豪同心』では、ドラマと同じ二役を隼人が勤めることも話題となる。江戸随一の豪商・三国屋徳右衛門(中村鴈治郎)の孫、八巻卯之吉(中村隼人)は放蕩三昧。見兼ねた徳右衛門が金に物を言わせて、卯之吉を同心として働かせるが、腕っぷしも弱く、刃物を見ると気絶するほど、見事に頼りない。一方、病に伏した将軍家政は弟・幸千代(中村隼人)を江戸へ呼び寄せる。いつものように幇間の銀八(尾上右近)を伴い遊び歩く卯之吉が、新年を迎えた八幡様にやってくるとそこには瓜ふたつの男がいて……。隼人は事前に行われた取材会で「僕の役者人生に大きな影響を与えた作品ですので、とにかく妥協なく全身全霊でいいものをつくりたい」と意気込みを語っていた。隼人は卯之吉と幸千代、瓜ふたつの人物を早替るという歌舞伎では珍しい早替りをテンポよく見せ、映像とは異なる舞台化ならではの早替りの演出で客席を沸かせた。卯之吉の恋人の美鈴を中村壱太郎が生き生きと演じ、殺気ある清少将を坂東巳之助が妖しく、幇間の銀八を尾上右近が賑々しく、将軍・徳川家政を坂東新悟、幸千代の許嫁・真琴姫を中村米吉が勤めるなど花形が活躍し舞台を盛り上げた。歌舞伎座で初演出となる松本幸四郎は、卯之吉を慕う親分・荒海ノ三右衛門でも登場し、要所要所で笑いを誘い、中村鴈治郎が卯之吉を溺愛する三国屋徳右衛門を自在に演じる。市川中車、中村亀鶴、市川猿弥、市川笑也、市川笑三郎らがしっかりと持ち場をつとめると客席も大盛り上がり。現役最高齢94 歳の市川寿猿が舞台復帰を果たし、「無事に病が治って、お客様、ありがとうございます。お客様は神様!」とよく通る声でハッキリと喋ると場内からは大きな拍手が起きた。演出と振付を担う尾上菊之丞が「楽しい気分でお帰りいただけるような踊りをお見せしたい」と取材会で述べていた通り、最後は出演者による総踊りで盛り上がった。気軽に楽しめる娯楽時代劇の誕生、続編に期待が高まる。「壽 初春大歌舞伎」は2025年1月26日(日) まで、東京・歌舞伎座で上演。<公演情報>松竹創業百三十周年「壽 初春大歌舞伎」【昼の部】11:00〜一、寿曽我対面二、陰陽師大百足退治鉄輪三、玩辞楼十二曲の内 封印切【夜の部】16:30〜一、熊谷陣屋二、二人椀久三、大富豪同心2025年1月2日(木)〜1月26日(日)※休演:8日(水)、16日(木)会場:東京・歌舞伎座※昼の部:14日(火)、23日(木)、24日(金)、夜の部:22日(木)は学校団体来観。※25日(土)昼・夜の部は「歌舞伎座 着物の日」チケット情報:()公式サイト:※公演期間が終了したため、舞台写真は取り下げました。
2025年01月06日2025年1月2日(木)に歌舞伎座で開幕する1月歌舞伎座「壽初春大歌舞伎」夜の部にて上演される『二人椀久』は、豪商、椀屋久兵衛と遊女松山の夢の逢瀬を幻想的に描く舞踊作品。取り組むのは、尾上右近と中村壱太郎だ。ふたりは11月に実施された取材会に揃って出席、公演への意欲、作品への思いを語るとともに、仲の良いふたりならではのユーモアあふれるトークを繰り広げた。ふたりの思いがぴったりと重なって五世中村富十郎と四世中村雀右衛門の名演で人気を得た舞踊『二人椀久』にふたりが初めて挑んだのは、2018年6月に行われた右近の自主公演「研の會」でのこと。右近が椀屋久兵衛を、壱太郎が松山太夫を勤めてから6年を経ての、歌舞伎座での上演となる。冒頭、作品への思いを語った右近。「私のルーツである尾上流の代表作といっても過言ではない作品です。私は尾上流の手ほどきを受けたおかげでいまがある。心して取り組みたい」。壱太郎も研の會での上演を振り返り、「何を一緒にやろうかと相談してくれて、では『二人椀久』をと言ってくれたことはすごく嬉しく、同じ熱量のものがあったという気付きにもなった。これからいろんなものを一緒にやっていきたいなと思うきっかけにもなった作品ですし、今回は25日間上演できる。究極に美しい舞台にしたい」と意気込んだ。2018年「第四回 研の會」『二人椀久』左より、松山太夫=中村壱太郎、椀屋久兵衛=尾上右近©研の會(撮影:田口真佐美)同世代のふたりの仲の良さ、そのわけを問われると、右近はこう語る。「歌舞伎は、歴史と伝統を自分たちがつなげていくという使命がどこかにあって、それが、本当に自分のやりたいこと、その純粋な気持ちと重なったとき、いい仕事ができる。ふたりの思いがぴったりと重なる、こうした作品に恵まれたということも、仲良くやれている理由のひとつだと思います」。これを受けて壱太郎は、「喋らなくてもできる距離感と呼吸が、ここにあるから成り立つのだと思います。僕が吾妻流の家に生まれて、右近くんは尾上流にルーツがある。また初代尾上菊之丞さんがこの踊りを作って私の曽祖父の初代吾妻徳穂と踊っているという、作品との縁もあります。ただ、縁だからやるということだけでなく、根っからこの作品が大好きですし、尾上菊之丞先生にも熱く教えていただいた。それはまさに青春の1ページ。そうした思いも詰まった作品です」と振り返る。6年前の研の會の翌日、空を見上げ、地方への仕事へと旅立っていった壱太郎の不在を寂しく思い、SNSに「なぜ壱さんがいないんだ」と綴ったと笑う右近。「時が経ち、それぞれ自分たちの道を歩んでいる感覚も強くある。お互いに歌舞伎座でやらせていただく機会が増える中で、より説得力のあるものを、たくさんのものを背負って楽しんでいるふたりとしてのぞみたい」。歌舞伎の魅力が詰まった、バレエのような作品今回のこの作品への取り組み方について尋ねられると、「いま、この場で確認しあっている状態」(右近)、「ノー打ち合わせだから」(壱太郎)と息もぴったりに答えるふたりだが、右近は「清元の、歌舞伎の音楽の家に生まれたので、音に対する敏感さは大事にしているつもりです」。さらには、「自分にとっての恋人、松山太夫が幻想として現れ、幻想の中でふたり戯れるあの多幸感、喜びを分かち合う──歌舞伎の型、心から動くものとしての型、振りというものに気付かされた作品でもあります。やれることはたくさんありますが、引き算にもチャレンジしたい」と明かす。若い世代のふたりが歌舞伎座でこうした作品を上演することが、 “当たり前”のことになっていかなければ、という思いも強い。「貪欲に、果てしなく発展していくことが歌舞伎のためになると信じて取り組みたい。後輩たちに、夢を見せていく存在になっていかなければ」とも。壱太郎は、「一挙手一投足、伝わる踊りにしたい。それは研の會のときから思っていたことですが、ただ、当時は本当に若かったし、思いが強すぎ、引き算どころではありませんでした。まるで付き合いたての恋人のようでしたが、6年が経ち、僕らも大人になり、いまは少し冷めた状態。それは踊りにも出ると思います」。さらには、「この公演で僕は1年ぶりに歌舞伎座に帰ってくることになりますが、やはり、浮ついた心ではいけないなという気がして、いま、ドキドキし始めています」と笑顔を見せた。お互いの発言をふまえて、「一周まわって、結局研の會のようにやったほうがいいかもしれないし」と右近がいうと、「これまでのこの取材会はなんだったのか!?」と、壱太郎から間髪容れずのツッコミ。笑いながら右近は、「いや、僕らはそのとき感じたことしかできないと思うんです」と付け加えた。作品の魅力については、「想像力で楽しむことができるのは歌舞伎の魅力が詰まっている。音楽との丁々発止や相手との駆け引き、緩急もある。言葉がわからなくても伝わる、バレエのような作品です」(右近)。「固い蕾が、だんだんふわーっと柔らかく開いてきて、それが全開になり、最後散ってゆく、という感じだなと思っています。そのイメージを持ちながら、究極の美しさを表現したい。シンプルに月と松しかない中での美学を出すことができればいいと思います」(壱太郎)。また、「音楽の構成が素晴らしい。こんなにいい曲はない」と熱く語る壱太郎。右近はこの曲を聴きながらジョギングしていたというが、「緩急が非常に強い音楽──ジョギング向けではないです(笑)」と笑顔で釘を刺した。最後に、「良い一年のスタートをお切りいただきたいという思いを込めて、生命感あふれる『二人椀久』をお届けします」(右近)、「歌舞伎の踊りってこんなに感動するんだ、こんなに訴えかけるものがあるんだと思える作品を観ていただけると思いますので、ぜひ歌舞伎座にいらしてください」(壱太郎)と公演をアピール。すると右近が「『大富豪同心』を観るついででも構いません(笑)」。ふたりは同じ夜の部、『二人椀久』の後に『大富豪同心』にも出演する。「『二人椀久』の余韻に浸っていられないんです」(壱太郎)、「僕らは、ラインナップ全体に対する思いを持っている世代であるということも打ち出したいですよね」(右近)と本音も明かす。さらに昼の部では、右近は『寿曽我対面』の小林朝比奈を、壱太郎は『陰陽師鉄輪』で徳子姫を演じる。新春の歌舞伎座でのふたりの活躍から、目が離せない。<公演情報>「壽 初春大歌舞伎」【昼の部】11:00~一、『寿曽我対面』二、『陰陽師』大百足退治鉄輪三、恋飛脚大和往来 玩辞楼十二曲の内『封印切』【夜の部】16:30~一、一谷嫩軍記『熊谷陣屋』二、『二人椀久』三、新作歌舞伎『大富豪同心影武者 八巻卯之吉篇』2025年1月2日(木・祝)~1月26日(日)※8日(水)、16日(木)休演※下記日程は学校団体来観昼の部:14日(火)、23日(木)、24日(金)夜の部:22日(水)会場:東京・歌舞伎座チケット情報:()公式サイト:
2024年12月19日2025年1月、東京・歌舞伎座にて上演される、松竹創業百三十周年『壽 初春大歌舞伎(ことぶき はつはるおおかぶき)』の演目が発表された。昼の部は、新春にふさわしい祝祭劇の『寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)』。江戸歌舞伎では、初春興行に曽我兄弟の仇討ちを題材とした作品を上演とするのが吉例で、歌舞伎の役柄が一堂に揃う豪華な一幕となる。曽我五郎を坂東巳之助、曽我十郎を中村米吉という『新春浅草歌舞伎』を卒業した花形ふたりが勤める。続いて、夢枕獏の大人気シリーズ『陰陽師(おんみょうじ)』より、「大百足退治(おおむかでたいじ)」と「鉄輪(かなわ)」の二幕を上演。平成25(2013) 年9月の歌舞伎座新開場柿葺落『九月大歌舞伎』に新作歌舞伎として上演され、好評を博した『陰陽師』。今回の上演では、前回の『陰陽師』と同じ配役で「大百足退治」と「鉄輪」が上演される。「大百足退治」では尾上松緑が藤原秀郷を勤め、「鉄輪」では松本幸四郎が安倍晴明、中村勘九郎が源博雅を勤める。また、「鉄輪」では松本白鸚が蘆屋道満で出演することが発表された。そして、中村鴈治郎家の芸である「玩辞楼十二曲」より『封印切(ふういんきり)』を上演。亀屋忠兵衛と傾城梅川の悲恋を描いた名作を、中村鴈治郎と中村扇雀の兄弟が亀屋忠兵衛と丹波屋八右衛門をWキャストで勤める。傾城梅川は片岡孝太郎が勤め、上方の名作を届ける。夜の部は、『平家物語』の世界を大胆に脚色した、重厚な時代物の傑作『熊谷陣屋(くまがいじんや)』。戦乱ゆえの悲劇、世の無常さ、人生の儚さが胸を打つ義太夫狂言の傑作で、今回、尾上松緑が熊谷直実を初役で勤める。続いて、舞踊の名作『二人椀久(ににんわんきゅう)』。椀屋久兵衛(通称:椀久)が狂乱して彷徨うなかで、恋しい遊女松山の幻を見て舞い踊る幻想的な舞踊は、歌舞伎においても数々の名コンビが上演してきた。今回は、椀屋久兵衛を尾上右近、松山太夫を中村壱太郎というフレッシュなコンビで上演。令和6年1月歌舞伎座で舞踊の大曲『京鹿子娘道成寺』をWキャストで勤めた花形ふたりが、新たな歴史の1ページを開く。そして、幡大介の人気小説シリーズが初めて歌舞伎として上演される『大富豪同心(だいふごうどうしん)』。NHK時代劇で主役の八巻卯之吉と幸千代の二役を勤める中村隼人が、歌舞伎でも同役を勤める話題作。現在までにNHKで3シーズン放送され、年末時代劇『大富豪同心スペシャル』の放送も決まっている人気シリーズだ。今回の歌舞伎としての上演では、松本幸四郎が演出にあたる。中村隼人はじめ、中村壱太郎、坂東巳之助、坂東新悟、尾上右近、中村米吉の花形が集結し、中村鴈治郎、松本幸四郎、市川中車の出演が発表された。明治28(1895) 年、白井松次郎、大谷竹次郎兄弟により創業した松竹は、令和7(2025) 年に創業130周年を迎える。創業130周年の節目の年を記念し、歌舞伎座のチラシには、これまで松竹が歌舞伎座で手掛けた歌舞伎公演の筋書から、観客に親しまれた表紙デザインを使用する。令和7年1月公演のチラシは、昭和7(1932) 年1月の初春興行の筋書表紙が選ばれた。資料提供:松竹大谷図書館<公演情報>歌舞伎座 松竹創業百三十周年『壽 初春大歌舞伎』2025年1月2日(木)~26日(日)[休演] 8日(水)、16日(木)会場:歌舞伎座【上演演目】■昼の部(11:00開演)『寿曽我対面』『陰陽師「大百足退治」「鉄輪」』『封印切』■夜の部(16:30開演)『熊谷陣屋』『二人椀久』『大富豪同心』【チケット】一般前売:12月14日(土) 10:00~
2024年10月30日テレビ朝日アナウンサーの三山賀子が20日、自身のインスタグラムを更新し、視聴者への感謝の気持ちを伝えた。【画像】「美男・美女・可愛い」あの女子アナが幸せいっぱいの家族写真を大公開「今朝もありがとうございました!!明日から三連休という方も多いのではないでしょうか??」と問いかけ、「三連休初日、早起きされる方は土曜日のグッド!モーニングもよろしくお願いします☺️☀️」と、番組への視聴を呼びかけた。2枚の写真もアップし、笑顔での姿を披露した。 この投稿をInstagramで見る 三山 賀子/テレビ朝日アナウンサー(@yoshiko.miyama_ex)がシェアした投稿 この投稿にはファンから「賀子ちゃん えがおが何時も素敵です」「土曜日も早起き頑張られてください‼️」といったコメントが寄せられ、三山アナへの温かい応援が寄せられている。
2024年09月20日剛壽里氏がヨガパートをリード株式会社IGNITEを主宰する剛壽里氏が、2024年9月に長野県志賀高原において開催されるリトリート『Discover your well-being』でヨガパートのリードを務めます。同リトリートのテーマは「学ぶ・遊ぶ・動く・癒す」です。剛壽里氏によるヨガレッスンやメディテーションと、横浜新都市脳神経外科病院の森本将史病院長の森本将史氏による特別講座「医学的見地からみる大自然でのアクティビティや滞在が脳に与える好影響」などが楽しめます。実施期間は9月14日(土)から9月16日(月・祝)まで、料金は80,000円(2名1室利用時)からです。料金には2泊4食、2 ・3日目の昼食、トレッキング代、ヨガリトリート料金が含まれています。申し込みはホテルグランフェニックス奥志賀(電話番号:0269-34-3611)で受け付けています。年齢や性別を問わず大人気!剛壽里(コウ ジュリ)氏は東京都出身です。大学時代にカリフォルニアでヨガに出会い、ヨガインストラクターとしての活動をスタート。ハワイを代表するインストラクターとして人気を集めました。現在はIGNITE YOGAを主宰し、ヨガインストラクターとしても活躍しています。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年07月01日歌舞伎俳優の中村時蔵が1月22日(月)、都内で行われた「歌舞伎座六月大歌舞伎」記者発表会見に出席し、同公演で初代中村萬壽(まんじゅ)を襲名すると発表した。併せて、時蔵の長男・中村梅枝が6代目中村時蔵を襲名し、梅枝の長男・小川大晴が5代目中村梅枝として初舞台を踏むことも発表された。会見で、時蔵は「目が黒いうちに時蔵を継がせ、もっと指導しなければ」という思いから、息子に名跡を譲ることを決断したと説明。「日頃から、彼の舞台を見ていて、すごく良くなっている」と梅枝への思いを語るとともに、「引退する気も、隠居する気もありません。今後もバリバリ初役も勤めて、指導もしていきたい」と現役として意欲を燃やした。なお、萬壽とは、平安時代の元号(万寿)に由来しており「元年が1024年で、ちょうど1000年前。それも因縁めいている」と話していた。中村時蔵一方、梅枝は襲名を打診された際を振り返り、「さすがにまだ無理ですという思いだった」と明かしながら、父・時蔵との話し合いや周囲への相談を重ねるうちに「自分の中で気持ちが高まったので、お受けしますよとお返事した」と経緯を説明。「父が亡くなるまで、自分は梅枝だと思っていたし、皆さんも了承しないと思っていた」と本音も語り、「襲名はありがたいこと。代々の時蔵さんに恥ずかしくないよう、今まで以上に責任感を持って、芸道にまい進していきたい」と意気込んだ。また、初舞台を踏む孫の大晴について、時蔵は「彼は女形が嫌いなんです。見得が好きみたいで。その思いをどこかで女形も面白いぞと導きたい」と目を細める場面も。当の大晴は、将来の夢は「プロ野球選手」だと答え、会場を沸かせていた。中村梅枝小川大晴会見には、中村獅童とともに、長男・小川陽喜と次男・小川夏幹も出席。同じく6月興行で初代中村陽喜、初代中村夏幹として初舞台を勤めることになった。萬屋一門が揃い、ファンに襲名を披露するとともに、一門の未来を担う若き3人が、歌舞伎俳優としての一歩を踏み出すことが決まった。中村獅童左から)小川夏幹、小川陽喜獅童は「もともと私の思いとして、またいつか6月の萬屋興行を復活させたいという気持ちがあった」と振り返り、時蔵と梅枝の襲名のタイミングで、陽喜と夏幹の出演プランも固まったと明かした。最近の息子たちの様子については、「最近はすっかり暴れん坊になりまして(笑)。毎日、芝居や立ち回りで戦いごっこをしながら、やんちゃに成長している」と頬を緩め、初舞台決定を知らせると「イエ~イって喜んでいました」と笑顔を見せた。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>歌舞伎座『六月大歌舞伎』【昼の部】『妹背山婦女庭訓三笠山御殿』(いもせやまおんなていきん みかさやまごてん)お三輪中村梅枝 改め 六代目中村時蔵【夜の部】『山姥』(やまんば)※常磐津の舞踊です。山姥中村時蔵 改め 初代中村萬壽怪童丸五代目中村梅枝(初舞台)『新皿屋舗月雨暈魚屋宗五郎』(しんさらやしきつきのあまがささかなやそうごろう )魚屋宗五郎中村獅童丁稚初代中村陽喜(初舞台)丁稚初代中村夏幹(初舞台)2024年6月会場:東京・歌舞伎座
2024年01月23日○この日限り!琵琶湖汽船と叶 匠壽庵コラボの和洋折衷スイーツをご用意! ○びわ湖ホール声楽アンサンブルメンバーによる船上コンサートも楽しめる!琵琶湖汽船株式会社(本社:滋賀県大津市浜大津、社長:川添智史)は、2023年10月22日(日)限定で、客船ビアンカ船上にてアフタヌーンティーとコンサートを楽しむ「ビアンカアフタヌーンティークルーズ」を運航します。本イベントは、秋の大津観光を盛り上げようと、大津市内に拠点を置く当社、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール、株式会社 叶 匠寿庵 がコラボレーションして実施するもので、今回が初めての取り組みとなります。イベント当日は、びわ湖最大の客船で、びわ湖の南湖をゆったり150分間クルーズします。船内では、びわ湖の美しい景色を眺めながら、アフタヌーンティーをお楽しみいただけます。「秋」をテーマにしたアフタヌーンティーには、当社と叶 匠壽庵でこしらえた和洋折衷の特製スイーツにセイボリーをお付けしました。そして、アフタヌーンティーをお楽しみいただいた後は、びわ湖ホール声楽アンサンブルメンバーによるコンサートがスタート。曲目には懐かしの名曲や秋にちなんだ曲を選曲しており、幅広い年代の方に心躍るひとときをお過ごしいただけます。美しい景色に、美味しいスイーツと美しい歌声。大津の“美しい”が詰まった1日限りのクルーズへぜひお越しください。イベントの詳細は、次頁の通りです。運 航 日2023年10月22日(日)大津港発着13:00~15:30(乗船受付開始12:00~/事前予約制)船内スケジュール大津港13:00発↓ アフタヌーンティータイム(約90分間)↓ コンサートタイム(約45分間)大津港15:30着就 航 船客船ビアンカ 料金お一人様8,500円(乗船料、お菓子代、コンサート鑑賞代、税サ込)※小学生以上のお子さまよりご参加いただけます(小学生料金5,500円)お持ち帰り用叶 匠壽庵 のお菓子お土産付き!スイーツ\琵琶湖汽船(洋菓子)と叶 匠壽庵(和菓子)がコラボしたアフタヌーンティーセット!/Afternoontea Menu叶 匠壽庵 特製生菓子と干菓子のセット「寿美山」(すみやま)琵琶湖汽船特製スイーツモンブランいちじくのレアチーズケーキビアンカクッキーぶどうツイストチョコレートセイボリー叶 匠壽庵Bakery&café野坐特製パン秋野菜のマリネ+コーヒー、和紅茶、香煎茶コンサート\実力派のびわ湖ホール声楽アンサンブルメンバーによる本格的なコンサート!/熊谷綾乃(ソプラノ)・古屋彰久(テノール)・五島真澄(バリトン)・植松さやか(ピアノ)コンサートプログラム◎琵琶湖周航の歌◎大空と大地の中で ◎レット・イット・ビー◎ちいさい秋みつけた◎ムーン・リバー◎糸などご予約・お問い合せ琵琶湖汽船㈱ 予約センターTEL 077-524-5000(9:00-17:00)WEB予約⇒ 大津港までのアクセス京阪・びわ湖浜大津駅より徒歩約3分JR大津駅よりバス約5分(浜大津バス停下車)企画協力滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール、株式会社 叶 匠寿庵※画像は全てイメージです【参考】びわ湖ホール声楽アンサンブルBIWAKO HALL Vocal Ensemble全国から厳しいオーディションを経て選ばれた声楽家により構成される日本初の公共ホール専属声楽家集団。“声楽アンサンブル”とは、ドイツ語圏の歌劇場においてオペラのソリストを担う劇場専属歌手を意味する。ソリストとしての高水準の実力だけでなく、アンサンブル、合唱の中核となり得る優れた声楽アンサンブルとしても多方面から注目を集めている。びわ湖ホール自主公演への出演を主な活動とし、オペラ公演や定期公演を行うほか、依頼を受けて全国各地でも多数の公演を行っている。また、滋賀県内の学校を対象とした公演を行うなど、音楽の普及活動にも積極的に取り組んでいる。現在までに在籍したメンバーは総勢 70 名を超え、専属活動期間を終了した後は「ソロ登録メンバー」として、びわ湖ホールの自主公演に出演するほか、国内外の数多くのコンサートやオペラに出演するなど幅広く活躍している。2013 年第 26 回大津市文化賞、 2017 年第 42 回滋賀県文化賞受賞。コンサート出演者プロフィール熊谷綾乃(ソプラノ)同志社女子大学音楽学科卒業。京都市立芸術大学大学院修了。特待生として関西二期会オペラ研修所で研鑽を積む。オペラでは『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ、『魔笛』パパゲーナ、『愛の妙薬』アディーナ、『魔弾の射手』エンヒェン、『つばめ』リゼット等を演じる。京都芸術祭音楽部門第26回新人賞、第32回京都市長賞、令和3年度文化庁芸術祭新人賞受賞。びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー、関西二期会準会員、同志社女子大学嘱託講師。古屋彰久(テノール)名古屋音楽大学大学院修了。イタリア・ボローニャにて研鑽を積む。シエナ、ロッツィ劇場にてヘンデル作曲オラトリオ『時と悟りの勝利』の「時」役でイタリア劇場デビュー。オペラでは『コジ・ファン・トゥッテ』フェルランド、『愛の妙薬』ネモリーノ、『つばめ』プルニエなどを演じる。オラトリオでも数多くのテノールソロ、典礼劇『ダニエル物語』ダニエル役を務める。びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。五島真澄(バリトン)京都市立芸術大学卒業、同大学大学院修士課程修了。その後渡露しモスクワ音楽院にて研鑽を積む。全日本学生音楽コンクール大阪大会第1位、宝塚ベガ音楽コンクール第3位、飯塚新人音楽コンクール第3位。青山音楽賞新人賞受賞。オペラでは、びわ湖ホールにて『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』等に、NHK音楽祭にて『エフゲニー・オネーギン』に出演。ソリストとして佐渡 裕指揮「第九」、秋山和慶指揮「第九」等のバスソロを務める。バッハ・コレギウム・ジャパンメンバー。植松さやか(ピアノ)京都市立芸術大学大学院作曲専攻修了。2007年奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門一般の部第 3 位。文楽オペラ、演劇とオペラの融合など新しいジャンルの作曲や百貨店BGM、作編曲の委嘱作品を多数発表。2022年3月長浜市民創造オペラ『しのぶときく』新作初演。現在、創作と演奏の両方で活動をする傍ら、京都市立芸術大学、神戸山手女子高校等で後進の指導にあたっている。びわ湖ホール四大テノールピアニスト。230822_biwako-kisen_.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月22日心と身体を癒やすリトリートプランアジアでトップクラスのヨガインストラクター・エドワーズ壽里が、ヨガや瞑想・音楽を通じて自分自身とじっくり向き合うリトリート「Deep into yourself-movement and deep listening-」を、6月に開催します。会場となるのは千葉県・稲毛海岸のグランピング施設「SUNSET BEACH PARK」。2023年6月10日(土)・11日(日)1泊2日のプログラムで、基本料金は税込60,000円(1泊2食付き・プログラム参加料込)。定員は14名で現在予約を受付中です。Juri Edwards×HIKOKONAMIスペシャルコラボ実現同プランでは、サウンドセラピストのHIKOKONAMI氏とコラボ。「Deep into yourself」というテーマのもと、自然を感じながらのヨガ、瞑想や、サウンドバス、身体に優しい食事など、全てがコーディネートされています。食事はヴィーガンにも対応可能です。海外生活が長い2人が考えるウェルネスを体験で、まるで海外を旅するような気分に。仕事や人間関係から1度離れ、自分自身の呼吸や声、身体の反応を再確認することで、あるがままの自分を受け入れ本当になりたい自分を探る2日間です。(画像はプレスリリースより)【参考】※「Deep into yourself-movement and deep listening-」
2023年05月16日エドワーズ壽里が手がけるリトリートアジアで話題のヨガインストラクター・エドワーズ壽里が、サウンドバスアーティスト・HIKOKONAMI氏とコラボしたリトリート企画「Deep into yourself-movement and deep listening-」が、2023年6月10日(土)、6月11日(日)に開催される。場所は千葉県・稲毛海岸の「SUNSET BEACH PARK」。仕事や人間関係を忘れて自身とじっくり向き合い、疲れた心や体を癒やして自分と再び繋がる時間を提供する。自分自身を再発見するウェルネス体験を同リトリートは、1泊2日のプログラム。エドワーズ壽里によるヨガと瞑想やHIKOKONAMI氏によるサウンドバスなど、心と身体のバランスを整えるウェルネス体験で構成されている。またからだが喜ぶ食事や、自然の中でリラックスしながらのアクティビティをなどトータルコーディネート。食事はヴィーガンプランも選択可能だ。参加者にはオーストラリア発「Le Tan」の日焼け止めや、国産CBDスキンケア「WALALA」のサンプルセットなど、嬉しいギフトも用意されている。プログラム参加料を含む基本料金は、1泊2食付きで税込60,000円。定員は14名で2023年5月26日まで予約を受けつけている。(画像はプレスリリースより)【参考】※「Deep into yourself-movement and deep listening-」
2023年05月10日石井ふく子プロデューサーが手掛ける、橋田壽賀子さんに捧げる愛の物語「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」のポスタービジュアルが公開された。本作は、人と人との繋がりが希薄になっている現代で、「あなたは“ひとりぼっち”ではない」と、一生懸命に日々を生きる人々にエールを送る、観ればあったかいご飯と味噌汁が愛おしくなる、おにぎりが結ぶ愛と奇跡の物語。相葉雅紀が主人公・杉信也を、彼の心を救うヒロインを上戸彩、信也の亡き姉に瓜二つで、物語の舞台となるおにぎり専門店「たちばな」の店主・香役を坂本冬美、その従業員役を一路真輝、おにぎり店の常連を仲野太賀、香を利用しようと近寄る謎の男を船越英一郎が演じる。「たちばな」に集う人物たちが一堂に会し、笑顔溢れる表情と春を感じさせる温かな色合いで、アットホームな「たちばな」を表現した今回のビジュアル。美味しそうなおにぎりの存在は、「おにぎりが人の縁を結んでいく」ことを表している。その中で主人公の表情には、深い悲しみと孤独が存在しており、周囲と馴染まず心を閉ざす信也の心情が伝わってくる。そして追加キャストとして、橋田さんに縁の深いえなりかずき、角野卓造、中田喜子、野村真美、藤田朋子、小林綾子、石坂浩二の出演も決定。えなりさんが、信也の過去を唯一知る存在で、信也を「たちばな」に連れて行く大学の同級生・川原亮太役、角野さん、中田さん、野村さん、藤田さんが「たちばな」の常連客役、小林さんは助産師役で出演する。また石坂さんは、「渡る世間は鬼ばかり」に引き続き、ナレーターとして出演する。「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」は4月9日(日)21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2023年03月08日国立映画アーカイブでは、日本における女性映画人の歩みを歴史的にふり返る「日本の女性映画人(1)――無声映画期から1960年代まで」が2月7日(火)より開催される。監督・製作・脚本・美術・衣装デザイン・編集・結髪・スクリプターなど、様々な分野で女性が活躍した作品を取り上げる今回の上映企画。『お父さんの歌時計』[無声短縮版](1937年、原作・脚本:鈴木紀子)Part1となる今回は、無声映画期から1960年代以前にキャリアを開始した、女性映画人80名以上が参加した作品を対象に、劇映画からドキュメンタリーまで計81作品(44プログラム)を上映。近年、再評価が進んでいる女性監督第1号の坂根田鶴子、女優から監督に進んだ田中絹代や望月優子、脚本の水木洋子や田中澄江、編集の杉原よ志、衣装デザインの森英恵のみならず、多様な領域で手腕を発揮した女性映画人たちにスポットライトを当てる。また、戦前の日本映画の黄金期に大手映画会社で健筆をふるった鈴木紀子を中心として、戦前の女性脚本家の小特集も実施する。『キクとイサム』(1959年、脚本:水木洋子)橋田壽賀子脚本の『姉妹』、和田夏十脚本の『黒い十人の女』、水木洋子脚本の『キクとイサム』ほか上映作品は、国立映画アーカイブの公式サイトにて掲載中。なおチケットは、1月31日(火)以降、毎週火曜日10時より、翌週(火~日)上映回の電子チケットを各回の開映15分前までオンライン販売。窓口販売ほか購入方法詳細は公式サイトに記載されている。「日本の女性映画人(1)――無声映画期から1960年代まで」は2月7日(火)~3月26日(日)国立映画アーカイブにて開催。(cinemacafe.net)
2023年01月11日株式会社リベト商事(所在地:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:石田 健)が販売する鹿角霊芝サプリ「福壽仙」が、ベトナムに多く展開する国営郵便病院の栄養面による治療補助となるセルフケア用のサプリとして患者に提供することが2022年10月に決定しました。福壽仙株式会社リベト商事は、ベトナムをはじめアジア諸国の健康問題解消に尽力する日本企業です。サプリメント事業の展開をはじめ、現在では医療クリニック事業を手掛けている企業と提携し、日本の最先端技術をベトナムでも提供できるよう、ベトナムにて医療クリニックを展開しています。■「福壽仙」が採用された理由福壽仙が採用された主な理由としては、メイン原料である「鹿角霊芝」の力にあります。鹿角霊芝は、自然界では霊芝数万本に対し数本だけしか出現しない、珍しい貴重なキノコ(霊芝)の名称です。鹿の角のような特異的な姿をしているため「鹿角霊芝」と名付けられました。鹿角霊芝は、傘ができる前の若芽のまま成長させ、繁殖直前の最も生体エネルギーに満ち溢れている状態で収穫されたものです。他のキノコと比べて、有用成分「βグルカン」を並外れて多く含有しているという特長があります。この鹿角霊芝が採用のきっかけとなっています。さらに、福壽仙では「鹿角霊芝」のβグルカンを無駄なく吸収できるよう、特許取得の抽出方法でβグルカンを抽出・製造していることから、品質の高さや製品のクオリティが現地の医師たちに認められ、本格的な採用となりました。ベトナムは年々、健康に対する意識が高まりつつあり、病院や医師だけでなく一般的な消費者向けとしても「福壽仙」は注目を浴びており、現地のヘルスケア製品の展示会にも抜擢されております。また、株式会社リベト商事のサプリメント部では、現在は180粒入りのみを製造していますが、今後は消費者がより手に取りやすくなるように、90粒入りの製造を進めており、2022年12月には、Amazonや楽天市場などで一般販売できるよう目指しております。■福壽仙(180粒)主要成分: 鹿角霊芝/βグルカン(加圧熱水抽出処理法にて抽出)URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月19日叶 匠壽庵の新ブランド「あもや」が、2022年9月20日(火)に伊勢丹新宿店にオープンする。叶 匠壽庵の銘菓「あも」滋賀県発祥の「叶 匠壽庵」は、やわらかなおもちを小豆でくるりと巻いた「あも」を看板商品に持つ和菓子店。一釜一釜職人が粒をつぶさぬよう丹精込めて炊いた甘さ控えめの「丹波大納言小豆」のつぶ餡と、とろけるような求肥のコンビネーションで、多くのファンから支持を集めている。「あも」に特化した新ブランド誕生へ今回そんな「叶 匠壽庵」の代表銘菓あもに特化した新ブランド「あもや」が誕生。スタンダードな「あも」「あも(こしあん)」に加え、通常店舗では季節限定で販売している「あも(蓬)」「あも(栗)」、さらに販売を休止していた“幻のフレーバー”「あも(くるみ)」も復活させた全5種類をそろえる。なお「あも(くるみ)」の販売は、2022年12月下旬までを予定。大切な人への手土産としてもおすすめなので、是非店頭へ足を運んでみてはいかがだろう。【詳細】「叶 匠壽庵 あもや」オープンオープン日:2022年9月20日(火)10:00~場所:伊勢丹新宿店本館地下1階 甘の味住所:東京都新宿区新宿3-14-1アイテム:・あも/あも(こしあん) 各1,296円・あも(蓬)/(栗)/(くるみ) 各1,404円日持ち:全種類共通 製造日より26日※くるみの販売は12月下旬まで※叶 匠壽庵通常店舗で販売のあも以外の和菓子は、取扱なし。(季節限定商品を除く)【問い合わせ先】TEL:03-3352-1111(大代表)
2022年09月19日染色加工業大手セイショク株式会社は、布のアップサイクルプロジェクトNUNOUS[ニューノス]と、2名のデザイナー(橋田 規子、大木 陽平)とのコラボレーションアイテムをインテリアライフスタイル2022(期間:2022年6月1日~6月3日、於:東京ビッグサイト西ホール E002)にて発表。デザイナーのアイディアの詰まったアイテム群「Morph into a cat & kitties」「Life with a bird」「Basket」「Book cover」「necklace」「pierced earring」「Bangle」を2022年8月5日(金)より順次、NUNOUSオンラインショップにて発売いたしました。活用されていない布をアップサイクルNUNOUS(R)[ニューノス]は、活用されていない布を、アップサイクルするプロジェクト。綿、麻、毛、ポリエステルなど様々な繊維が混ざった布に、サトウキビの非可食成分から抽出したバイオポリマーを含侵させる独自の特許製法(※)で、布素材の美しさを引き出しました。柔らかな表面ながら堅牢な「STONE」。丈夫でしなやかな「SKIN」。布らしい質感と、布にはない特性を合わせもつ素材です。社会問題ともなっている、大量に発生する繊維廃材を「美しく見える化」。持続可能な社会に向けて、建築、木工、ファッション、印刷等の様々な分野に、新しい価値を提供します。■コラボレーションデザイナープロフィール<橋田 規子>芝浦工業大学 デザイン工学部 デザイン工学科 プロダクトデザイン領域 教授 博士(工学)プロダクトデザイナー/NORIKO HASHIDA DESIGN 主宰/グッドデザイン賞審査委員iF DESIGN AWARD、Red Dot Design Award等、受賞歴多数。<大木 陽平>デザインオフィスnendoを経て、idとして活動した後、2019年にsideを設立。様々なカテゴリーのデザインを手がける。The Design Plus Award、Red Dot Design Award等、受賞歴多数。 (画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2022年08月03日泉ピン子(74)。“元気印”の彼女も古希を超え、さらに昨年、「ママ」と慕った橋田壽賀子さんを看取ったことで、自らの人生の閉じ方について考えるように。現在は8月4日から主演を務める朗読劇『すぐ死ぬんだから』の準備に励むかたわら、自身の終活も進めている。「うちの父親が’81年ごろに病いで伏せったとき、私は『おんな太閤記』(NHK)に出ていて、収録後は付き添いで洋服を着たまま隣で寝てました。そのまま亡くなって、父は龍造というから、棺桶も特注で竜の彫り物の装飾付きにしたんだけど、火葬場に行くときには布をかけちゃうじゃない(笑)。このときも脚本を担当していた橋田先生に、その話をしたら、『そうね、棺桶も安いものでいいわよね。いずれ私もそうするわ』当時から言ってましたよね」1947年(昭和22年)9月11日、東京・銀座の生まれ。本名、武本小夜。両親とも浪曲師だったが、2歳で実母と死別。その後、継母に育てられるが、「早く家を出たい」との思いもあって、18歳で歌謡漫談家としてデビュー。転機は’75年、『テレビ三面記事ウィークエンダー』(日本テレビ系)への出演で、人気は全国区に。同時に女優業も始めると、’83年からの『おしん』の母親役で大ブレーク。さらに’90年にスタートした『渡る世間は鬼ばかり』では、12ページもの長台詞で知られる橋田脚本を見事に演じ切り、演技派としての地位を確立した。「泉ピン子の芸名は、大好きだった父が付けてくれた。ピンからキリまでのピンで、それまでこの芸名で売れた人がいなかったようで、「ジンクスを破れ」との親心が込められていたようね。41歳で、4歳年下の医師の武本憲重さんと電撃結婚したときは、「逆玉婚」として話題に。すでに売れっ子女優だったピン子に対して、夫は「初任給18万円」と、新妻となった彼女自身が明かしたからだ。しかし、結婚から5年目に発覚した夫の「隠し子」騒動では、「許します。私に子供ができればよかったんですが」との号泣会見で、これまでのタフな女のイメージを覆し、日本中を驚かせた。「あの会見も、全部、橋田先生の演出。だって、『あなたが夫を捨てれば、その後の女優人生でも、“夫を奪われた女”のイメージがつきまとう』そう言われてしゃべっているうちに、女優だから気持ちも入って自然に号泣になったんだけど、フタを開ければ、わざとらしいと、大バッシングされたわよ(笑)。その後、50歳で禁酒禁煙をしたのは、犬を飼い始めて、当時は窓が開かないリビングだったから、犬が肺炎やがんになっちゃかわいそうと思って。たばこと一緒にお酒もやめました。だから、あのときの禁酒禁煙はまだ終活の準備じゃなかったの。ただ自分は飲まないけど、今もうちのワインセラーには、来客用に1本10万円ほどのワインが40本もある。すべては飲み尽くせないだろうから、これも終活で売るしかないと思うけど、ねえ、ワインってどうやって売るの?」■断捨離しつつも大好きな宝石は捨てられない。でも終活だって、迷い迷いでいいじゃない!「還暦過ぎて、東京から熱海に引っ越してきたのが63歳前後。もうこのころには、自分がしっかり仕事をできるのは70までと思っていたから、すごく焦ってたわよ。終活は、やっぱり、橋田先生を看取ったことが大きかった。実は、その直後に親友も亡くしていて。先生のことで落ち込んでたときに元気づけてくれたのが彼女で、ご近所だったから、『ピン子ちゃんの介護は、私がするから』なんて言ってくれてた。その私より年若い相手が、まさか先生の納骨からわずか2カ月後に突然亡くなるなんて、誰が思いますか?それで私、今まさに終活の最中で、クローゼットの段ボールから片づけてるんだけど、やたら部屋が散らかっちゃってさ(笑)。手紙が出てきたら、懐かしくて読んだり。写真は、これどこだっけかなと考え始めたり。箱ごとバンと捨てるのがいいなんて言いますけど、引っ越してから10年以上そのままだから、何が入ってるかわからないじゃない。ピン子自身、かつてはシャネルなどブランド好きで有名で、本誌でも「ブランドの洋服や靴を買いたいと思う気持ちが私の原動力」と語っていた。「ブランド物も、総額で億は使ってるけど、これも断捨離の途中。かわいがってる2人の後輩の女優にあげようとしたら、怒られたり。『まだ早いですって言うのね。かと思えば、こないだテレビに出てブランド物の処分を考えてると話したら、直後から局に連絡がバンバン届いたそう。『タダで引き取ります』とか『お金に換えます』って。余計なお世話、自分で換えるわよ(笑)。だけどね、処分してても、本当に好きな宝石は、ダイヤでもエメラルドでも人にはやりたくないのも本音。真珠のネックレスなら、こう縦にのみ込んで、途中でつっかえて、そのまま死んでもいいやなんて考えちゃう(笑)。いちばん困るのが、賞。うちの夫もそうなると思うけど、遺された人は賞状などの処分に悩むと思うの。でも、当人以外にはゴミかもしれない。だったら、今のうちに自分の責任でと思って、菊田一夫演劇賞も橋田賞も賞状はすべて捨てました。つくづく思うのは、終活は、迷い迷いですね」仕事上の人間関係もすでに断ち切りつつあるといい、芸能史に残る長寿シリーズとなった『渡鬼』の出演者たちも例外ではない。そんななか、3年前に突如巻き起こったのが、このドラマで息子を演じたえなりかずき(37)との共演拒否騒動だ。「あれも、最初は橋田先生が雑誌で語ったことから始まったの。私が私生活まで立ち入って小言を言ったって?私には、かずきでも誰でも、収録後に無駄話をしてる時間なんてなかったの。だって、次の橋田先生の長台詞を頭に入れるので、それどころじゃない。そもそもかずきとは、ここ何年も会ってないんだから。以前は役柄同様、子供のように思った時期もあったけど、今は向こうも、いい大人。だから、その考えることに、私からどうこう言うつもりはないし、悪口を言われても私は気にしません。みんな驚くけど、かずきだけでなく『渡鬼』の役者仲間の電話番号もほとんど知らない。数少ない親交のあった野村昭子さん(享年95)も7月に亡くなったしね。30年も一緒にラーメン作るシーンを撮ってきて、もういいわよ。そもそも、仕事場には友達を作りに行ってるんじゃないってことよ」【後編】泉ピン子が明かす理想の死に方「芸能界と社会から自然にフェードアウトしたい」へ続く
2022年07月31日【中編】泉ピン子語ったえなりかずきの“共演拒否”騒動への思い「悪口を言われても気にしない」から続く「ママ」と慕う恩人である橋田壽賀子さん(享年95)を昨年看取ったことで自身の終活についても考え始めたという泉ピン子(74)。夫婦の間に実子のいないピン子は、当然の備えとして、自分の死後に夫が残されたときのことまで考えている、と打ち明ける。「熱海のマンションは私の名義で、私がいなくなって死後離婚もあるかもしれないけど(笑)、夫は住まわせてあげるし、お墓にも入れてあげる。でも、彼が死んで、私の財産が向こうの親族に行くのは、皿1枚だってイヤ。それは、最初から結婚に猛反対されたってことがある。だから今、私の財産を信託にすることも考えて、誰か引き継ぐのにふさわしい人を探しているというのも本当です。でも、この気持ちは、日本中の奥さんたちが同意してくれるんじゃないかしら。だから、次世代の子供たちの育英基金への寄付なども真剣に考えてます。私の親族へ?これもお断り。私が売れなくてひもじい思いをしてたとき、誰か一人でも『小夜ちゃん、そばでも食べていきな』って言ってくれた人がいますか?」終活の一環として、自宅から車で10分という場所に墓を購入したのは一昨年。淡いピンク色の御影石は、彼女の希望で取り寄せた。「『建立泉ピン子』になっているのはなぜかというと、自分が建てたのに、私の名前ではお墓に入らないわけでしょう。どこかに『泉ピン子』の名前を残したかった。でも、裏に小さく入るとは思わなかった。前面に大きく、と指定すればよかったかしら(笑)。主人の九州の墓に入るのは、これも遠慮したい。死んだ後なのに、墓の中のご先祖たちに『東京から来ました。武本の嫁です』って挨拶していくだけで10年もかかっちゃいそう(笑)」とはいえ、ご主人とは、ほどよい距離感のまま、変わらずに「いい関係」を保っているようだ。「夫も、コロナもあって通勤が大変で、去年からは、都内にある自分のクリニック近くのマンションから熱海に帰るのは週末だけ。えっ、明日は土曜?まだ金曜か。よかった、もう1日ラクできる。だって、頭に来るわよ。丸1日かけて食事を準備しても、たった10分で食いやがる(笑)。九州の人間だから、酒ばっかり飲んでるし。でもね、もう腹も立てない。74と71。この年になったら楽しさとか明るさって、自分から見つけるもんじゃないかと思ってる。今回、仕事の関係で今日まで4日間、私も東京に泊まってたの。昨夜、彼と夜ごはんを一緒にとなって、珍しく手なんかつないで、銀座界隈の若い人が行くようなイタメシ屋に入った。『小夜ちゃん、ピザでも頼めば』って夫が言って、私は、『そんなに、入んないよ』で、1千980円のパスタを半分コして食べながら、ふと思う。この人が死んだら、私、泣くかな、泣かないだろうな……。今ね、橋田先生ご夫妻をまねてじゃないけど、うちも夫婦の終活で、予行演習している感じです。先生んちも東京と熱海で別居生活が長かったから、ご主人を亡くしたあとに、よく言ってました。『またフッと帰ってきそうで、夫が死んだ実感がないのよ』もともと私と先生とのご縁が始まるのは、最初にお父ちゃん(TBSプロデューサーだった岩崎嘉一さん)が私を気に入ってかわいがってくれたから。だから、私は『夫の三十三回忌をしたかった』というママの生前の気持ちを継いで、お父ちゃんの三十三回忌も富士霊園で、私なりに心を贈りました」ご主人にも、すでに「私は葬儀も戒名もいらない」という気持ちを伝えているというが、驚いたのは、芸能界の仲間たちにも同様に手を打っていること。「TBSアナウンサーの安住(紳一郎)に言ってある。葬式はしないから、お気に入りのそば屋を貸し切りにして、好きな人間だけを呼んで、と。すると、せいぜい十数人かな。嫌いなヤツは絶対に入れるな、とも。意地悪ですよ、私(笑)。でも、相手も義理で来ることを考えると、実は親切でしょ。そしたら安住、『その名前をご自分で書いておいてください。その人が来たとき、僕から“入らないでください”とはとても言えませんから』ですって(笑)。理想の死に方については、橋田先生ともよく話しました。『ねえ、あの人、最近、見ないけど、どうしてる?』『こないだ死んだんじゃない』『いや、まだ生きてるよ』『いやいや、もう死んだよ』そんな感じで、芸能界からも社会からも自然にフェードアウトして、いつのまにか忘れられてるというのが、いいかなあ。ただ、近しい人との最後のお別れは、やっぱり自宅で。いつもテレビを見てるお気に入りの場所があるから、そこの椅子をどけて棺桶を置いてほしい。そう、お手伝いさんにもすでに伝えてます」■夢がかなった朗読劇は、芸能人生の集大成。感謝を伝えるために、日本全国どこへでも!「岩造に愛人がいた。その愛人は68。その子がもう36になる。妾との間にできた子供が36。少なくとも40年、騙された……」7月半ばの都内のスタジオ。ピン子は、8月4日から主演する朗読劇『すぐ死ぬんだから』の稽古の最中で、共演の村田雄浩(62)を相手に、『渡鬼』にも負けない長い台詞を披露していた。長年連れ添った夫に、まさかの愛人と隠し子がいたという、どこかで聞いたようなストーリーだ。「この朗読劇の話が決まって、うちの夫に原作を読ませたら、『おもしろい』ですって。つい、心の中で『おまえのことだろ!』って、突っ込んでたわよ(笑)。でもね、言いたいのは、夢ってかなうのね。私、ずっと朗読劇をやりたいと思って、これまで頑張ってきたら、74になって、芸の神様が、「最後にこれをやらせてやるよ」と、プレゼントしてくれた。だから、これが集大成、芸能人生の終活です。稽古場では、汗だくになりながら何度も台詞を繰り返す姿があった。同作は、東京公演後には全国で「感謝の行脚」をする予定。「北海道でも九州でも、ナマ泉ピン子を見たいという人がいれば、私は行くわよ。だって、その人たちが、私を作ってくれたんだから。特に地震や災害で大変な思いをした人たちのところには行きたいわね。少しでも元気になってもらえる役に立つなら、地方の公民館だって行く、そんな心意気よ」ピン子節健在。たとえ迷いながらでも、自分らしい終活は、人をまた元気にするようだ。
2022年07月31日「橋田先生の臨終の場から、その後の葬儀、骨上げにも立ち会って、ずっと泣きっぱなしの私だったけど、最も悲しみを痛感したのは、一周忌から2カ月ほどした今年の6月半ばに、先生の遺骨を持って客船の『飛鳥II』に乗ったとき。もう、船へのタラップを上るところからダメだった。何度も歩いた通路を過ぎて、懐かしい客室にたどり着くまでずっと涙が止まらない。思い返せば、私、一人でこの船に乗ったことがないのよ。いつも橋田先生と一緒だった。それから先生の写真を、思い出の客室に飾って眺めていたら、『ピン子。今日は、揺れそうじゃない?』どこからか、そんな声が聞こえてきそうで。実はあの人、揺れるの大好きだったの。そんな、私だけに見せていた少女みたいな姿を思い出したら、また泣けてきて。それが、“美談の裏側”だって?ふざけるんじゃないわよ。私は何を言われてもいい。でも、生前から『葬儀は簡素に』と言い続けてきた先生の遺志まで汚すのは絶対に許せない」インタビューは、思いがけず、怒りの言葉から始まった。8月4日に主演を務める朗読劇『すぐ死ぬんだから』を控える泉ピン子(74)。ピン子の育ての親であり、代表作でもある『おしん』(NHK)や『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)などで知られる脚本家の橋田壽賀子さんが95歳で天寿を全うしたのが昨年4月4日。女優と脚本家の関係を超え、同じ熱海に住んで「ママ」「ピン子」と呼び合う2人の交流ぶりは、周知のとおり。ところが、この飛鳥乗船前に出た「『泉ピン子』ご乱心『橋田壽賀子の遺骨を海に』美談の裏側」(『週刊新潮』6月23日号)という記事では、橋田さん側の関係者の言葉として、葬儀はけっして簡素ではなかったことや、《そもそもピン子さんは壽賀子さんの遺骨を持っていません。なにをまくつもりなのか。魚の骨でもまくのでしょうか》《世間の注目を集めて、自分を売り込みたいのでしょうか》といった証言が綴られていた。「飛鳥に先生の遺骨を持って乗ったのは、私と先生とのケジメ。恩師であり、数少ない芸能界の味方であった人との決別の思いでした。『ママ、これで悔いないよね』というのと、私自身、いつまでも泣いてるんじゃなくて、前に進まなきゃいけない。だから本来なら、自分の中だけで済ませればよかったものでした。ただ、先生の骨と魚の骨を一緒にしたあの記事はあんまりだと思って、苦慮した末に飛鳥の映像も公開したんです。私が骨を持っていない!?誰が言ってるの。だって葬儀後のお骨上げの場で、私、みんなの前で承諾を得ていただいたんですから。橋田壽賀子で売名!?もう十分売れてるし(笑)、今度の朗読劇の舞台で、それこそ仕事でも終活に入ろうという私が、なんでいまさら名前を売らなきゃいけないのよ。そうそう。お骨上げの場には、TBSの人間もいたから、話を聞くといいわよ」言うや、その場で自身のスマホを取り出し連絡先をタップする。電話越しに『渡る世間は鬼ばかり』のディレクターでもあった荒井光明さんは語り始めた。「まず、橋田先生のお亡くなりになった日にピン子さんから連絡をいただき、先生のご自宅にも伺いましたし、その後の葬儀やお骨上げにも参列いたしました。お骨上げでは、30人弱の方がいらしたでしょうか。ピン子さんが泣きながら、大きな声で『私、先生のお骨をいただきたいんです』と満座の前で言うと、全員がうなずかれるのを確認してから、先生のお骨を少しばかり持っていかれました。その場で、お口に入れたりもされていましたよ」ピン子は言う。「ママの骨を食べたのは、自分の体の一部になってもらいたかった。そしたら、うちの夫が言うのよ。『骨はカルシウムだから、食べても尿になって排出されるだけ』医者って、空気読めないというか、なんだかなぁ(笑)。私、両親とも早くに死に別れてます。でも、やっぱり、橋田先生との別れが親とのときよりきつかったのは、長く仕事を一緒にしてきたからだと、改めて思いました。一人の作家の作品に1千本以上出演ですからね。だから、あの記事は悔しかった。だって、日本中の人が、私とママが北極まで一緒に行ったのを見てるんだから。でも、私がひどく憤っていると、上(天国)から、『ピン子。こんなもんだよ』と、また、あのいつものママの声が聞こえてくるのよ」【中編】泉ピン子語ったえなりかずきの“共演拒否”騒動への思い「悪口を言われても気にしない」へ続く
2022年07月31日「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」の5話が5月12日深夜放送。水野美紀演じる橋田の「ティブ橋」発言に「ツボすぎ」など爆笑の嵐が巻き起こる一方、秋菜の身に起きた衝撃的な出来事には視聴者から“偽装”疑惑も持ち上がっている。ほんの些細な違和感やミスを察知し未然に殺人計画を防いでしまう“早すぎる探偵”こと千曲川光を滝藤賢一が演じ、千曲川が巨額遺産を相続した十川一華を守る…というストーリーの2ndシーズンとなる本作。再び巨額の遺産を相続することになった十川一華には広瀬アリス。一華の育ての親で千曲川に彼女を守るよう依頼する家政婦・橋田政子に水野美紀。一華に積極的にアプローチしてくるが、彼女を狙っている疑惑が持ち上がった大谷和馬に塩野瑛久。一華が狙われていることを知る美津山宗介には萩原利久。巨額の遺産を一華に相続させると言い出した宗介の祖母で美津山財閥の会長・美津山秋菜に宮崎美子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。千曲川から大谷に命を狙われているのではないかと告げられた一華。大谷を信じたい気持ちと消えない疑いがせめぎ合い、大谷から連絡が来ても一華は返信できないでいた。そんななか宗介のBarでサッカー日本代表の試合を観戦するイベントが開かれることになり、一華は大谷からそのイベントに誘われる。一方、成美は毒物を作りフェイスペイント用の塗料に混ぜ、街を歩いていた大谷に渡す。サッカー観戦イベント当日、一華は真央とともに宗介のBarへ向かう。店に入るとそこには千曲川と橋田の姿が…というのが5話の展開。「最近参加型になって、めっちゃアクティブになったよね!?」と橋田に問う一華。橋田は「ある日、読書をしていて気がついたんです」と切り出し、読書の合間にスマホの歩数計を見たら17歩しか歩いてなかったと語る。全然歩かない生活を送っていたせいか、ちょっとした段差にもつまづくようになったという橋田は「このままの生活が続けば、老後に歩けなくなってしまう」と思い立ち、「老後のために、アクティブに生きていこうと決めました」と、その理由を明かす。そして「アクティブ橋田と呼んでいただいて結構です。ティブ橋でも結構です」と語る橋田に視聴者からは「ティブ橋ツボすぎてwww」「ティブ橋さんwwwwww大好きwwwwww」などのツッコミが殺到。また「2期になってから橋田さん大暴走してるなって思ったらそういうこと笑」と、橋田の変化の理由を知り納得する声や、「アクティブ橋田、ティブ橋~!前より橋田さんの感情が表に出て嬉しい」と橋田の変化を喜ぶ声も。疑いがかかっていた大谷だが、成美から塗料をもらったのは単に利用されただけだったことが判明。大谷が“シロ”だったことに「大谷さんが清廉潔白な人でよかった」「大谷さん、無実だとしたら美津山きょうだいに利用されまくって気の毒」といった反応が上がる。そんななか秋菜が病院に搬送されその後死亡するという展開に。冒頭では千曲川と秋菜がなにやら“密談”しているかのような場面もあったことから、「おばあさま、亡くなってない気がするんだけど…」「最初に2人でなんか相談してるから、おばあさまは死んでない」「おばあさま倒れた、は嘘。千曲川さん、何かやってるよね」と、秋菜の死が偽装ではないかと考える視聴者も続出している。【第6話あらすじ】秋菜の葬儀で宗介と葉子(木下彩音)を気遣う一華。そこに二郎(和田正人)たちが現れる。彼らは母親の葬儀を利用して、一華だけでなく宗介と葉子の命まで奪おうと企てていた。葬儀に現れた二郎たちを追い返そうとする葉子に対して、宗介は「好きにすればいい」と告げるが、千曲川は宗介に彼と葉子の命も狙われていると伝え、宗介は自分が葉子を守ると決意する…。「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」は毎週木曜23:59~読売テレビ・日本テレビ系で放送。(笠緒)
2022年05月13日俳優の東山紀之が、「第30回橋田賞」で橋田賞を受賞し10日、都内で行われた授賞式に登壇した。脚本家・橋田壽賀子さんが理事を務めていた橋田文化財団が主催し、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に贈られる同賞。東山は、テレビ朝日『刑事7人』、『サンデーLIVE!!』などドラマ・MCと長年にわたって幅広く活躍し、橋田作品(TBS『御いのち』『源氏物語』など)の心の中のヒーローとしても活躍してきたとして受賞した。東山は「先生にさまざまな出会いを作っていただきました」と橋田さんに感謝し、「今日お会いできなくて本当に残念です」と心境を吐露した。そして、「『源氏物語』では、正直言いますと、脚本を初めて読んだときにこれはヤバいなと。あまりの長台詞に逃げ出そうと思って旅先まで考えていたんですけど、逃げたら橋田先生、石井ふく子先生、メリーさんにこっぴどく怒られるなと思ってその恐怖に耐えることができずとどまった次第です」と優しい笑顔を見せながら振り返り、「あのときに逃げ出さなかったから今ここに立てている。今後もさまざまなことがあると思いますが、逃げ出さずに頑張っていきたいと思います」と決意を語った。○「第30回橋田賞」受賞一覧■橋田賞大賞該当なし■橋田賞『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(NHK)『日本沈没-希望のひと-』(TBS)橋本裕志(脚本家)東山紀之(俳優)中田喜子(俳優)仲野太賀(俳優)井上貴博(アナウンサー)■橋田賞新人賞杉咲花(俳優)吉沢亮(俳優)
2022年05月10日全国無料放送のBS12トゥエルビ( 本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)は、仲間由紀恵主演『寧々~おんな太閤記』を4月13日(水)よる8時より毎週2話連続で放送します。1.連続ドラマ『寧々~おんな太閤記』について豊臣秀吉を支えた妻、寧々を主人公に、戦国時代のおんなたちの運命を描いた、橋田壽賀子の作品「おんな太閤記」を原作とした作品。主人公の寧々を演じるのは、仲間由紀恵。夫、豊臣秀吉を演じるのは市川亀治郎(現:市川猿之助)。青年期から豊臣秀吉を支え続けた、寧々の波乱に満ちた生涯が描かれている。また、ナレーションは森光子が担当。■番組HP: 時代劇 寧々~おんな太閤記 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : 2.あらすじ足軽から関白太政大臣へと類を見ない出世を果たした豊臣秀吉の妻、寧々。その眼に、戦争は、夫は、そして天下はどう映ったのか!?戦国動乱から徳川幕府成立の激動の時代。栄光の男たちの戦国絵巻の陰で、過酷な運命に翻弄されながらも激しく燃えた女たちの戦いがありました。青年期から秀吉を絶えず支え、生涯添い遂げた寧々の想いとは…。3.放送スケジュール4月13日(水)放送スタート毎週水曜日よる8時00分~9時50分 (2話連続放送/全10話)※編成都合により、休止の時があります。4.キャスト寧々:仲間由紀恵豊臣秀吉:市川亀治郎(現:市川猿之助)織田信長:村上弘明前田利家:原田泰造豊臣秀長:福士誠治なか:十朱幸代徳川家康:高橋英樹ほか■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月06日今年も多くの偉大なスターが、たくさんの思い出をわれわれに残してこの世を去った。そんな故人と親交が深かった方から届いた、愛あふれるラストメッセージを紹介。題して、「偉大なるあなたへ、愛をこめて」ーー。■橋田壽賀子さん(享年95・脚本家・4月4日没)へ。小林綾子(49・女優)4月上旬、携帯電話の速報で橋田壽賀子先生の訃報を知りました。お元気で過ごしていらっしゃるとばかり思っていましたので、ただ、ただ、びっくり致しました。あれから8カ月も経つのですね……。橋田先生には毎年、橋田文化財団の授賞式とその後に先生自らがおもてなしされるお誕生日パーティーでお会いしていました。昨年はコロナ禍で中止となってしまったので、最近はなかなかお会いする機会がありませんでした。『おしん』から40年近く経ちましたが、毎年お招きいただき「あのときはよく頑張ったわね」、大雪の過酷な撮影現場でも私につきっきりだった母のことを思い「お母様、お元気?」といつも気遣ってくださいました。毎年、気持ちばかりに母のふるさと(新潟)のお米をお送りすると、ご多忙でいらっしゃるのに美しい自筆で、丁寧なお礼状を送ってくださいました。私が京都の大学に入学したとき、プレゼントしてくださった通学カバンは、いまも大事にしています。大学入学当初、石井ふく子先生と葵祭をご覧になるために京都にいらっしゃったときは、お食事にもお誘いいただきお祝いしてくださいました。一つ一つが私の大切な思い出です。『おしん』のとき、私はまだ10歳でした。先生の大事なメッセージが込められたその『おしん』のドラマからは、小さな幸せや家族の大切さ、生きる喜びなど人が生きていく上で一番大切なこととは何かを教えていただきました。どんな人にもやさしく思いやりがあり、より良い文化芸術のためにといつも考えてくださっていた橋田先生を心から尊敬しております。先生には到底及びませんが私も精進してまいりますので、どうぞ見守っていてください。
2021年12月31日有限会社草場一壽工房(所在地:佐賀県武雄市、代表者:草場 一壽)は、2021年12月3日(金)~12日(日)の間、東京・銀座清月堂ビルにて、草場一壽 陶彩画展「龍と復活の女神たち」を開催いたします。銀座展示会場銀座4丁目■陶彩画多くの方々にとって耳慣れない響きであろう「陶彩画」とは、草場一壽が自ら長年の研究の上に作り上げた全く新しいアートです。有田焼の故郷佐賀に生まれた草場が「いのちの輝き」を表現するために、着想以来苦節30年、たゆまぬ研究と試行錯誤の末に実現した焼物の絵画、それが陶彩画です。陶彩画は、陶板画とは異なり、白い陶板の上に釉薬による絵付けと窯入れを繰り返して一枚の作品を仕上げます。通常の焼物が多くとも4回程度しか窯入れに耐えられず、それ以上焼成を重ねれば割れてしまうのに対し、陶彩画では、最大で15回ほどの絵付け・焼成に耐え、この上なく繊細な色彩とうっとりするような艶めき、輝きを見せる見事な大作ができるまでになりました。草場が焼物絵画の構想を持って弟子入りのために有田中の工房を訪ね歩いた当初、職人たちから「無謀だ」と断られ続けた事実が示唆するように、陶彩画は従来の常識を覆す唯一無二の芸術です。釉薬の選別や順番・焼成温度に至るまで研究しつくされた緻密なコントロールと、最後は火に委ねる大胆さとがあいまって奇跡的に実現するのです。陶彩画「海王」■守破離・温故知新。陶彩画と復活・復興日本の「道」と名の付く武道や伝統芸能では、踏襲する「型」といかに向き合い精進するか、その発展過程を「守破離」と表現します。まずは師の教えや伝統を「守」るところから始まり、確かにそれを己のものとして習得した後、他流をも研究し型を「破」って心技体を磨き、更にそこから独自の境地を切り拓く「離」の段階へと進んでゆく。有田焼という伝統に学びつつ、研鑽を重ねて全く新しい形に昇華させた芸術である陶彩画もまた、そのプロセスを経て今に至ります。或いは「温故知新」と表現しても良いかもしれません。「古き良き」とは憧憬と敬意を込めてよく使う表現ですが、先人の知恵である古き良きものから学べるものを学びつつ、「いま」だからこそ求められているもの、「いま」だからこそ可能なこと、そんな、「いま」という要素を加えて創り出すこと。そして、その姿勢は「復興」のあるべき姿とも重なります。守破離・温故知新ただありし日の姿を懐かしんでそのままを再現するのではなく、得た学びを活かしより良いものとしていのちを吹き込むこと、それが復興であり、コロナ禍で荒んだ社会に必要なことなのではないかと思います。むき出しになった無機質なコンクリートは、荒み揺らいだ社会の「いま」を、そしてそこに展示される陶彩画は、今まさに蘇り迸ろうとする「いのちの輝き」を、それぞれ象徴するものです。陶彩画は元来、角度によって色彩や輝きを変え、見るたびに新たな発見があるほどに多彩な表情を持ちますが、曇りなく明るく照らし出される通常の展示とは異なる、廃墟さながらのほの暗い空間に浮かび上がる作品たちは、きっと今までにない魅力を見せつけ、私たちを改めて魅了することでしょう。龍王妃■「いま」蘇る復活の女神たち展示のテーマは「龍と復活の女神たち」。龍とは、長年草場が描き続けたモチーフであり、意のままに力強く生きる、「いのち」そのものを象徴する存在です。そして、女神たちこそは、いまの私たちに必要な鍵を握る存在です。描きこまれ陶彩画としていのちを吹き込まれたのは、瀬織津姫や菊理姫をはじめ、かつて力ある神々であったからこそ為政者の編んだ正史の影にひっそりと隠された女神たちです。いずれもめぐり繋がるいのちを体現するようなしなやかな女神たちだからこそ、現代に蘇れば、きっと「いま」にそっと寄り添い、私たちに必要な気づきを促すことでしょう。柔らかくしなやかに、現代に蘇るその姿に、銀座の未来、日本の未来、世界の未来を重ねて。復活の女神たち■作家 草場一壽プロフィール草場一壽 Kazuhisa Kusaba (陶彩画家 絵本作家 空間プロデューサー 映画監督)1960年佐賀県生まれ。1987年、陶彩画のアイディアを持って有田焼の窯元を訪ね歩くが断られ続け、最後に訪れた世界的に有名な絵師・葉山有樹氏だけが草場を受け入れ、葉山氏の元で陶彩画の研究を始める。1990年、これまでの有田焼の常識では考えられない色彩の表現に成功。絵付けと窒入を十回以上繰返して色彩を表現する陶彩画の技法を確立する。同年、佐賀県武雄市山内町に「工房」を開き、陶彩画の創作活動を始める。陶彩画制作の傍ら、保育園での絵画教室の経験をともに2004年に制作した絵本「いのちのまつり」を出版。絵本としては異例の売り上げを記録し、シリーズで5冊上梓。小学校道徳の教科書に採用される。日本映画界においても陶彩画を美術協力として提供。大きな存在感を示し、話題となる。現在、東京 銀座と佐賀県武雄市に自身のギャラリーを持つ。その他、毎年全国数か所にて巡回個展を開催している。【会社概要】会社名: 有限会社草場一壽工房所在地: 〒849-2302 佐賀県武雄市山内町鳥海10088-2代表者: 草場 一壽設立 : 平成15年1月URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月26日有限会社草場一壽工房(所在地:佐賀県武雄市、代表者:草場 一壽)は、2021年12月3(金)~12(日)の間、東京・銀座清月堂ビルにて、「草場一壽陶彩画展」を開催いたします。コロナ禍に見た東京銀座の爪跡から・・・・■変わり果てた銀座の姿陶彩画の常設ギャラリーを銀座にオープンしたのが2017年のことです。日本最大の繁華街、世界一の商業地とすら言われる銀座。時計台をシンボルとする4丁目に隣接した有数な商業ビルのひとつにフロアを借りて、多くのみなさまをお迎えしてきました。そのギャラリーもコロナ禍によって活動できないまま約2年が過ぎようとしています。この間に、銀座は大きく姿を変えました。国内外の客数の激減により有名店すらも次々に撤退を余儀なくされていきました。銀座といえば、華やかで洗練され、まるで聖域のごとく人々を魅了して止まない商業の中心地ですが、撤退にともなうビルのテナントはその姿を大きく変えています。かつては贅をつくして飾り付けられた場所でしたが、大理石だった床や壁もシャンデリアがきらめいていた天井も、いまではむきだしのコンクリートが露見し、多くのビルや店舗が無機質な空間となっています。(その落差を添付の写真が静かに物語っています。)コロナ禍の社会をこれほど象徴するものがあるだろうか・・・忘れてはならない姿でもあるだろうという思いが湧いてきます。■“銀座”は憧れの表象銀座4丁目銀座。全国に345もの商店街が、この名前を冠しているそうです。むろん、もともとは銀貨を鋳造する場所という意味でしたが、関東大震災での銀座の大火事や大戦後も見事に復興し、その賑わいや活力が憧れとなって全国の商店街や通りにその名がついたのです。銀座は賑わいや活気、生命力を象徴する場。であれば、復興の象徴ともなりうる場だという思いもまた湧き上がってきました。■ビル一棟まるごと借りての展示会。展覧会のメッセージは、コンクリートを打ち破って芽吹いてくる生命力・・・復活です。復活・復興は、単に「元通りにする」ではありません。世界が新しい力、新しい魅力で再編されることです。銀座こそは、コロナ禍の象徴であると同時に、だからこそ希望をつなげ、新しい価値を創造していく、復活・復興の象徴となりうる ー 私たち自身の「いま」ある姿と、これから「ありたい」未来を、目に映る銀座の状況からともに考えてみたい・・・。そんな思いで、今年最後の個展を東京・銀座、テナントとして私どもが入っているビルの空きテナントをまるごとお借りして開催することといたしました。再び華やかな場所に作品を展示するのではなく、あえて、そのままの状態を受け止め、あるいは受け入れ、むき出しのコンクリートを打ち破って芽吹いて来るような生命感溢れる展示こそがふさわしいかたちだと考えました。コンクリートを打ち破るような生命力の芽吹きが、世界に響きわたりますように。苦悩する心の奥底まで届く光となりますように。そう念じながら。■アートになにができるだろう。私たちにはなにができるだろう。ビルの姿に象徴される惨状の中、ここで私には何が出来るだろう…。私たちは何が出来るだろう…。そんなことを問いかけたいと思います。マネー一辺倒だった限界を露わにしたのもコロナの側面であれば、人間の活動が自然界に与える脅威を露わにしたのもコロナの側面です。疫病さえおさまればよし、で終わるのではなく、私たちはそこを学びの契機としながら、世界の新しい方向、未来のあり方をともに模索する時代に向き合っているのではないでしょうか。人が問いかけるように、芸術もまた、自らに問うときです。使命とはなにか――。陶彩画「時は今」陶彩画「遥かなる女神の記憶 龍王妃」■前代未聞「傘をさして鑑賞する美術展」検温や消毒、マスク着用に加え、ソーシャルディスタンスを安心して確保していただくために、会場には透明傘を用意いたします。傘をさすことで、安全・安心な距離を保ちながら、ゆっくりとご鑑賞いただくという、ユニークな展覧会のやり方を実施いたします。先だって、10月に名古屋で、11月は大阪で個展を再開いたしました。当初は客足に不安もありましたが、予想をはるかに越える多くのお客様にお越しいただきました。傘をさして鑑賞するという前代未聞の試みも話題となり、おかげさまで大成功を収めました。コロナ対策の一環ではありましたが、屋内で傘をさすということ自体が、会場に不思議な雰囲気をもたらせてくれます。お客様にも好評で、人を気にせずゆっくりと鑑賞することができる、子どもの頃のようなワクワク感があるなどのお声をいただきました。■陶彩画展のテーマは「龍と復活の女神たち」輝かしい日本の歴史の中にも、実は埋もれてしまった裏の部分というものが必ずあります。縄文から弥生へ、そして国家の成立へという過程において、「国」を統一しようという強い意思があり、それに従わない者、同化しないものは歴史から追われる宿命となったのです。それが、自然と人と=万物がともに息づく世界にあった縄文の神々であり、ヒメたちこそは、その象徴的な存在です。ヒメたちの蘇りは、万物のスピリット(いのち)への畏怖と感謝と祈りの復権=大調和への願いです。傘をさして鑑賞する展示会■作家 草場一壽プロフィール草場一壽 Kazuhisa Kusaba (陶彩画家 絵本作家 空間プロデューサー 映画監督)1960年佐賀県生まれ。1987年、陶彩画のアイディアを持って有田焼の窯元を訪ね歩くが断られ続け、最後に訪れた世界的に有名な絵師・葉山有樹氏だけが草場を受け入れ、葉山氏の元で陶彩画の研究を始める。 1990年、これまでの有田焼の常識では考えられない色彩の表現に成功。 絵付けと窒入を十回以上繰返して色彩を表現する陶彩画の技法を確立する。同年、佐賀県武雄市山内町に「工房」を開き、陶彩画の創作活動を始める。陶彩画制作の傍ら、保育園での絵画教室の経験をともに2004年に制作した絵本「いのちのまつり」を出版。絵本としては異例の売り上げを記録し、シリーズで5冊上梓。小学校道徳の教科書に採用される。日本映画界においても陶彩画を美術協力として提供。大きな存在感を示し、話題となる。現在、東京 銀座と佐賀県武雄市に自身のギャラリーを持つ。その他、毎年全国数か所にて巡回個展を開催している。【会社概要】会社名: 有限会社草場一壽工房所在地: 〒849-2302 佐賀県武雄市山内町鳥海10088-2代表者: 草場 一壽設立 : 平成15年1月URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月15日肩ひじ張らずに食事ができる居心地のいい茶室空間食べる人の体のことまで考えた丁寧な仕事が光る料理地元北海道産の日本酒を中心に豊富な取り揃え肩ひじ張らずに食事ができる居心地のいい茶室空間訪れるゲストの期待を高める長めの廊下も、店主の打ち出したコンセプトの一つです東西に長く伸びる大通公園の西端からほど近い場所に【壽山】はあります。京料理店で修業を積んだ店主が、京野菜と北海道の食材を組み合わせた独自の茶懐石でゲストを魅了しています。料理同様、茶懐石のコンセプトが取り入れられた店内に一歩踏み込めば、その瞬間から静かな茶室のような雰囲気を感じることができます。調理場は一段下げることでゲストと料理人の目線が合うように設計計13人が座れる店内は白木を中心とする落ち着いた雰囲気。存在感を放っているヒノキの塗りのカウンター席からは、食材と向き合う店主の所作を眺めることができます。記念日やビジネスシーンで重宝しそうなテーブル席の個室も完備。知っておくと何かと頼りになる一軒です。食べる人の体のことまで考えた丁寧な仕事が光る料理「食べ疲れず、単調にならず、料理の余韻が長く続くこと」を目指しているという店主。食材頼みにせず、丁寧な仕事と技術でこだわりを実現しています。オリジナリティが詰まった料理はおいしいものばかりですが、その中でも特にオススメのメニューを3つを紹介します。『八寸』季節ごとに内容が異なる『八寸』。冬のこの日は小樽産シャコにコノワタをあわせた珍味、鱈の白子の香煎揚げなどを提供神事に使用する神具を茶人、千利休が茶事の懐石料理に取り入れたことが始まりといわれている『八寸』。茶懐石を意識したこちらのお店の看板メニューの一つでもあります。少量を盛ることで日本料理のわびさびを表現。色とりどりの料理が詰まった様子はまるで芸術品です。『焼き穴子と百合根のすり流し』『焼き穴子と百合根のすり流し』は北海道の海の幸と山の幸が一体となったお店自慢の一品『焼き穴子と百合根のすり流し』は標津町の百合根と噴火湾の真穴子を使用した料理です。旨みが強い血合い入りの鰹だしで伸ばした百合根のすり流しは、まろやかな甘みを堪能できます。薄く醤油を塗って焼いた真穴子を崩せば、すり流しと融合を果たし、複雑で奥深い味わいに。『お椀』冬の『お椀』の一例。旬の素材を使用するため、季節によって内容が異なります京料理に基礎を持つ店主らしい一品です。『お椀』は季節の移り変わりを楽しめるのが魅力。この日の具材はすり身のしんじょう、根室産ズワイガニ、京丹波の大黒シメジと食べ応えもたっぷり。だしには血合い抜きの鰹を使用。雑味がなく、あっさりとした味わいと香りを堪能できます。地元北海道産の日本酒を中心に豊富な取り揃えゲストの好みに応じられるよう幅広い種類の日本酒が用意されています料理以外に注目したいのが、豊富な日本酒のラインナップです。料理を引き立てる純米酒を中心に北海道産が半分、全国の銘酒半分という割合で、可能な限り多くの種類を揃えておくのが店主のモットー。北海道産のものになじみのない人も多いかもしれませんが、米所の生んだ日本酒がおいしくないわけがありません。北海道の食材を京料理の技術で茶懐石に落とし込み、独自性を追求したお店でした。料理との調和を図った茶室のような空間は、落ち着いた雰囲気があり、ゆっくりと食事ができるでしょう。カウンター席があるため、一人で訪れるのはもちろん、大切な人と大切な時間を過ごしたいときの利用にも最適です。料理人プロフィール: 高橋秀人 さん1970年、北海道生まれ。東京に憧れ18歳で上京し、たまたま求人のあった京料理店で働き始めたことをきっかけに料理の道に。東京と京都を行き来しながら料理修業をし、26歳で札幌に帰郷。有名店などを渡り歩いて腕を磨き、40歳の頃に【壽山】を創業。壽山【エリア】西11丁目/18丁目【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】30000円【アクセス】西18丁目駅 徒歩2分
2021年11月03日和カフェ「銀座福祿壽(ぎんざふくろくじゅ)」は、2号店・品川シーズンテラス店を2021年8月28日(土)にオープンする。銀座の和カフェ「銀座福祿壽 」2号店が品川に「銀座福祿壽」は、フルーツをまるごと大胆に使用したかき氷をはじめ、静岡県産の抹茶をふんだんに使用したソフトクリーム、店舗で一つ一つ手作りするわらび餅などの甘味メニューを中心に提供する銀座の和カフェ。夏場はかき氷を求めて行列ができるほどの人気店だ。まるごとフルーツのかき氷やもちもち食感のわらび餅銀座本店に続く2号店として、品川シーズンテラス店が新たにオープンする。注目は、本店でも人気の、フルーツをふんだんに使った期間限定かき氷。2021年9月末までは、シャインマスカットと巨峰を贅沢に使ったかき氷と、まるごとメロンのかき氷を提供する。その他、定番人気の宇治金時や黒蜜きなこ、苺、桃、マンゴーといったフレッシュなフルーツかき氷も用意する。また、原料全体からわずか3~7%しかとれない希少な「本わらび粉」を贅沢に使用したもちもち食感の「抹茶ソフトわらび餅」は、1つ1つ店舗で手作りした和スイーツ。わらび餅の味は宇治抹茶と黒糖の2種類あり、濃厚な静岡県産抹茶ソフトクリームとともに味わうことができる。ヘルシーな食事メニューも甘味メニューに加えて、やさしい味わいのだし茶漬けなど、ランチにもぴったりのヘルシーなフードメニューも豊富に提供。九州から取り寄せた甘い醤油から作った胡麻ダレと鰹だしで完成させる「銀座福祿壽 特製 鯛茶漬け」や、「京湯葉あんかけ丼」、「うなぎのお茶漬け」といったメニューを揃える。【詳細】銀座福祿壽 シーズンテラス店オープン日:2021年8月28日(土)住所:東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス 2階営業日:月~金、土日祝日 11:00~19:00、テイクアウトメニュー有り定休日:不定休■メニュー例・シャインマスカットと巨峰のかき氷 2,200円〈期間限定メニュー〉※各日4個限定販売・メロンのかき氷 2,500円〈期間限定メニュー〉※平日は各日6個限定、土日祝日は1日8個限定販売・抹茶ソフトわらび餅 850円・銀座福祿壽 特製 鯛茶漬け 1,200円
2021年08月28日’64年のドラマ版『愛と死をみつめて』(TBS系)に始まり、数々の名作ドラマを残して、この世を去った脚本家の橋田壽賀子さん(享年95)。生涯“女性”を描き続けた姿を本誌秘蔵写真で振り返るーー。【’68年】朝ドラ初のカラー作品『あしたこそ』主演の藤田弓子と43歳の橋田さん。【’81年】大河ドラマ『おんな太閤記』放送を機に、橋田さんを本誌が密着取材。【’83年】国民的ドラマ『おしん』はアニメ版も制作。泉ピン子、小林綾子と。【’84年】『大家族』(TBS系)では3世代で同居する家族の嫁姑問題を描いた。【’85年】大河ドラマ『いのち』の制作発表会で主演の三田佳子と仲よく歩く姿。【’88年】大河ドラマ『春日局』の撮影現場で佐久間良子と語らう橋田さん。【’90年】この年から始まった『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)は’19年まで新作を放送。【’93年】『渡る世間は鬼ばかり』のメンバーで「橋田ファミリーの会」を開催。【’93年】第1回橋田賞の受賞パーティで“両手に少年隊”の橋田さん。【’10年】『渡る世間は鬼ばかり』の最終シリーズの制作発表会。【’18年】第26回橋田賞の授賞式にて。新人賞の有村架純、竹内涼真の姿も。「『なんで“うちの家”のことをそんなによく知っているんですか?』と、(視聴者から)よく言われるの」と、テレビ番組のインタビューで語っていた橋田さん。「それはひとえに、ご自身の日常や経験、思いをドラマに込められてきたからでしょう。毎朝、新聞の投稿欄をじっくり読み、庶民の暮らしを脚本に生かすことでも知られていました。有名な長ゼリフは、家事に勤しむ女性たちにも、ドラマを耳で理解してもらうため。『二流で結構!』との自負もおありだったと聞きます」そう、ドラマウオッチャーの田幸和歌子さんは語る。社会情勢をドラマに反映しながら、その時代時代を生きる女性のリアルな姿を描いてきた。「女性脚本家の先駆者である橋田さんが、草分けとなったことも多いんです。たとえば大河ドラマ『おんな太閤記』では、戦国ものを女性、庶民の視点で描き“戦国ホームドラマ”と呼ばれました。“嫁姑問題”や“夫がマザコン”という設定を取り入れたのも橋田さんが元祖。そこには“妻”としての経験が投影されています。『おしん』の嫁いびりは、おのおのの世代の正義と正義の衝突として、また『渡る世間は鬼ばかり』では、岡倉家の5人の女性を通して、家庭の崩壊や、さまざまな結婚のあり方が、描かれました。つねに、命の尊さと、女性の強さ、自立を描いてきた橋田さんは、まさに日本のドラマの母といえます」コロナ禍の今を生きる女性たちを、橋田さんなら、どのように描いたであろう。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月16日「橋田さんの納骨式は4月9日に、愛媛県今治市内のお寺で執り行われました。このお寺には彼女のご両親も眠っています。遺骨は熱海の自宅からバスで現地に向かったのです。橋田文化財団のスタッフ、地元で交流のあった人たち、そして泉ピン子らが付き添いました……」そう語るのは、テレビプロデューサーの石井ふく子さん(94)。石井さんは4月4日に急性リンパ腫で逝去した橋田壽賀子さん(享年95)とは、公私にわたり親しく交流してきた“盟友”だ。橋田さんの逝去は多くの人々に衝撃を与えた。彼女を“ママ”と慕い続けた泉ピン子(73)は本誌にこう語っている。「ママはたった一人の恩師であり、泉ピン子を見いだしてくれた恩人です。いまは何だか夢の中にいるみたいです。気も張っていて、ママがいなくなったなんて思えない。しばらくは何げなく電話をかけようとして、ふといないことに気づく、そんな日々が続くと思います」石井ふく子さんも毎日1時間以上、橋田さんと電話をするのが日課になっていたという。「秋には『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)の新作も放送予定で、7月には稽古に入ることになっていました。病院にお見舞いに行ったときや電話で、橋田さんは新作の構想を話してくれました。コロナ禍のためにストレスがたまった家族たちの物語です。軋轢がありながらも、『結末はハッピーエンドになる構成にしましょう』と、橋田さんは言っていたのです。最後の電話でも『渡鬼(の脚本)は大丈夫だから』と……」■「不倫と殺しだけは書くな」生涯守った夫の教え70年以上に及ぶ脚本家生活の中で多くの名作を遺した橋田さん。石井さんは、そのなかでも“最高傑作”は、’79年に放送されたスペシャルドラマ『女たちの忠臣蔵「いのち燃ゆる時」』(TBS系)だと考えている。「TBSから『戦争ドラマを作ってほしい』という依頼があったのですが、私も橋田さんも戦争を体験しているので、『戦争をテーマにしたドラマを作るのは耐えられない』と、お断りし、その代わりのように2人で作ったのが『女たちの忠臣蔵』です。赤穂四十七士の討ち入りの陰には、女性たちの犠牲があったことを描いています。当時の資料も乏しいなか、橋田さんはそれぞれ境遇や家庭環境が異なる女性たちの視点からなるドラマを書き上げたのです」戦国時代が舞台となったNHK大河ドラマ『おんな太閤記』でさえ、合戦シーンを脚本に書こうとしなかったという橋田さん。ホームドラマ一筋を通した理由については、インタビューでこう語っている。《亡くなった夫(元TBSプロデューサーの岩崎嘉一氏)にも、「不倫と殺しだけは書くな」と言われていたんです。それで仕事ができなくなったら脚本家を辞めろとまで。現代のドラマは、不倫と人殺しを封じられたら、なかなか書けませんよね。でも、夫の遺言だからしょうがないんです(笑)》(『家の光』’15年5月号)橋田さんは「松竹」社員時代の習慣で、いつもできあがった脚本に赤いリボンを巻いて愛用のデスクの上に置いていた。毎回締切りに遅れたことがなかったが、石井さんによれば、たった一度だけ弱音をもらしたという。それは夫となった岩崎嘉一さんへの“恋煩い”だったのだ。「『私、シナリオが書けなくなった。まだ一行も書いていない』と、言うのです。理由を尋ねると、『好きな人ができて、その人のことが頭にチラチラして、書くことに身が入らない』と……。相手を尋ねると、私の(TBSでの)同僚の岩崎さんでした。仲を取り持ってあげたいと考え、岩崎さんに『橋田壽賀子というシナリオライターのこと知ってる?』と、聞くと、『そういえば、そんな名前聞いたことあるなぁ』と言うので、橋田さんの気持ちと電話番号を伝えたのです。後日、交際がスタートしたと聞いたときは、うれしかったですね」(石井さん)橋田さんは両親を早く亡くし、兄弟姉妹もおらず、家族というものに憧れていたという。だが、新婚生活はけっして甘いものではなかったようだ。橋田さんは当時の思い出を本誌に冗談交じりにこう語っていた。《結婚してお姑さんや小姑たち――“家族”ができたときに、つくづく「家族というのは気を使わなければいけないし大変だ」と思いました。こうした思いはすべてドラマになって、しっかり儲けさせていただきました(笑)》(本誌’15年7月7・14日合併号)慣れない人間関係に悩みながらも、家族に尽くそうと努めていた橋田さん。その在りし日の姿について、泉ピン子は次のように語った。「私がママからよく言われたのは『一に家庭、二に仕事』。かいがいしく家事をこなす姿が印象的でした。まだご主人がご存命のとき、自宅に伺うと、『ピン子にうまいものを食わしてやれ』『布団をしいてやれ』……、何を言われても返事は『はい』だけ。それでもいつもママは家庭のことをいちばんに考えていましたね」■死別後は、夫の写真とおしゃべりしていた超売れっ子作家でありながらも“仕事より家族”というモットーを貫いたのは、夫への深い感謝があったからだという。《天涯孤独で家族を知らなかった私がホームドラマ作家といわれる作品を書けるようになったのも、嘉一と結婚したおかげであった。また、嘉一は優秀なテレビ人間で、嘉一のテレビに対する感覚を、私はいつの間にか門前の小僧のように、覚えていった》(自伝『夫婦は一生懸命』光文社)夫が肺がんのために逝去したのは’89年。だがそれから30年余り、嘉一さんは遺された橋田さんの心の支えであり続けたのだ。《私は、よく壁にかけてある嘉一の写真とおしゃべりする。嘉一が気に入らないとわかっているようなことをしてしまった日は、笑顔のはずの嘉一が、ムッとしていたり……(中略)今夜もまたおしゃべりをしよう。嘉一は、ほんとうに、まだ生きているのである。私が生きている限り、私のそばで生き続けてくれるだろう》(『夫婦は一生懸命』)“こういう話を書いたら彼が褒めてくれるかな”、そんな自問は創作意欲の原動力だった。「橋田さんは東京の病院に入院していたときも、ずっと『熱海の家に帰りたい』と、言っていました。きっと岩崎さんとの思い出がたくさん残る場所に早く戻りたかったのでしょう」(石井さん)体調が一時安定し、橋田さんが亡き夫が待つわが家へようやく帰宅できたのは、逝去の前日。脚本家として、そして妻として全力を尽くしきった生涯だった。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月14日●体は絶好調「『逃走中』に出て証明したい(笑)」血液のがん・悪性リンパ腫から復帰を果たしたフリーアナウンサーの笠井信輔。6日、警視庁神田警察署の一日署長に就任し、交通安全を呼びかけるパレードを行うと、商店街の人たちから次々に「元気になってよかったね!」と声をかけられ、「幸せな気持ちにしていただきました」と語る。がん細胞がなくなる「完全寛解」から10カ月が経過し、体調は極めて良好だというが、今も心配をかけられることに、本人は歯がゆい気持ちもある様子。そんな現在の心境や、憧れだったという警察官への思い、そして同じ悪性リンパ腫からの「寛解」を発表した私立恵比寿中学・安本彩花との交流秘話などを、健康を裏付けるマシンガントークで語ってくれた――。○■がんになって「悪いことばかりじゃない」「小学生のときに作文で『おまわりさんになりたい』と書いたのを明確に覚えているんです」という笠井アナ。その後アナウンサーになったものの、警官への憧れは消えておらず、宇津井健の主演ドラマ『長生き競争!』(08年)で交番の警官役を演じた際は「本当にうれしくて!」と振り返る。そして、今回は一日警察署長ということで、ドラマと違い本物の制服を着ることに感慨無量の様子。「私が局アナ時代に、軽部(真一)さんが一日署長やってるんですよ。それがうらやましくてねぇ(笑)。俺には来ないかなぁと思ってたんですけど、フリーになったタイミングでお話を頂いて。また聞くところによると、神田警察署が去年移転してリニューアルしたばかりで、私もがんを乗り越えて新しくスタートを切ったという兼ね合いもあったようでして。だから、がんになって『うれしい』ということはないんですけど、『悪いことばかりじゃないな』という思いに今回も達しています」と捉えた。一日警察署長の仕事として、神田すずらん通りをパレードして交通安全を呼びかけたが、その際に入院中、千羽鶴を贈って応援してくれた母娘が駆けつけてくれたそう。ほかにも、多くの人から「復帰してよかったですね」「おめでとうございます」と次々に声をかけられ、「私が交通安全を訴えるほうなのに、皆さんに幸せな気持ちにしていただいて。こうやって“お練り”ができたことで街の皆さんと触れ合うことができて、自分としては感動が増すうれしい体験でした」と充実の表情を見せた。○■基礎疾患によるコロナ重症化の心配なし昨年6月に「完全寛解」し、現在は2カ月に1回のペースで経過観察をしているそうだが、「がんが消えてる状況が続いていて、治療も薬の服用も一切してない状況なんです」といい、体調も「非常に良いです」とアピール。コロナ対策も、「普通の人と同じように暮らしていいし、現状では感染しても基礎疾患によって重症化することはないと言われています」とのことだ。それほど健康なだけに、「本当に大丈夫なんで、それは強く言いたいんです。心配してくださるのはとてもありがたいんですけど…。どうすれば“大丈夫”って証明できるのかなと思うくらい。だから、本当は『逃走中』とか出て、ガンガン走りたいんですよ(笑)。そしたら、『この人もう大丈夫だな』と思ってもらえるのかなっていう気持ちがあって、この前も『逃走中』をやってたので『出たいな』と思いながら見てました(笑)」と、体がうずいたことを明かす。●本当に失望されてるだろうなと思って…奇しくも前日の5日に、アイドルグループ・私立恵比寿中学の安本彩花が悪性リンパ腫からの寛解を発表し、4日には白血病から復活した競泳の池江璃花子選手が東京オリンピックの切符をつかんだばかり。特に安本とは、彼女の悪性リンパ腫公表後からLINEでやり取りをしていたこともあり、喜びもひとしおの様子だ。「僕の後に悪性リンパ腫を公表されたので、これはもう大変だろうと思ってたんです。私なんて50歳を超えてましたから、ある種の覚悟みたいなものはありましたけど、彼女はこれからの人ですから。そんなときに悪性リンパ腫になられて、本当に失望されてるだろうなと思って、事務所を通じて手紙を出したらお返事が来て、交流が始まったんです」これをきっかけにLINEで連絡をするようになったが、「彼女に伝えたのは、ショックを受けているということだったので、『自分もステージ4まで行って寛解してるから、希望を捨てないで』ということ。あとは、彼女がSNSで発信することをとても悩んでいたんです。(悪性リンパ腫を)発表した後、全く(SNSで)声を上げてなかったので、ファンの方もとても心配してるから、自分が頑張ってると思って、調子がいいと思ってるんだったら、それを1回は発信したほうがいいんじゃないか、というアドバイスを差し上げたんです」という。それを受けて安本は今年1月15日、「悪性リンパ腫仲間の笠井アナからも励ましのご連絡頂き久しぶりにインスタアップしてみることにしました!」と、約2カ月半ぶりに投稿。笠井アナは「それでファンの方々がすごい喜んでらして、良かったなと思いましたね。そのたくさんの声を受けて、安本さんも励みになったんじゃないかな」と目を細めた。一方で、橋田壽賀子さんが「急性リンパ腫」で亡くなったニュースもあり、「やっぱりがんっていうのは、困難な現実もあるんだと思いました」と実感。それでも、安本や池江選手の復活に、「希望を捨てずに頑張っているといいことがあるんだなと改めて思いました。自分もこうやって戻ってこれて、ご褒美のように一日警察署長をさせていただいているので」と、改めて喜びを噛み締めていた。
2021年04月07日