・この漫画はフィクションです。登場人物は実在しません。・無添加商品そのものを悪く言ったり、商品勧誘に繋げる目的で描いていません。・「自然派」を題材にしていますが、健康について議論する漫画ではありません。・漫画に出てくる子どもと同じ特徴や特性があっても自閉症とは限りません。・この漫画で伝えたいメッセージは添加物や発達障がいについてではありません。最後まで読んでいただけると幸いです。■これまでのあらすじ主人公・ハルは、夫と自閉症の息子と3人暮らし。ある日、幼稚園の授業参観で出会ったママとカフェへ行くことになり、ドリンクとケーキを注文する。しかし、ふだん外食をしないというママは「私はいらないです」と一言。少し違和感を覚えるも、「ナツミ」と名乗るママと「春と夏だ」と盛り上がるのだった。翌日、ハルはナツミの家に遊びに行くことに。グルテンフリーのお土産を渡すと、わかりやすく喜ぶナツミ。ところが、ハルが「昼食はファーストフードで買ってきた」と伝えると、「夫が娘にフライドポテトを食べさせたら発疹が出た」といい、「日常的に食べさせるのはよくない」「自分の身体は食べられたもので作られているから…ね?」とほほえんで…。お土産を持って行ったとはいえ、高そうなものを「あげる」と言われたら気を使いますよね。そして、話を聞いた夫は明らかにドン引き。それでもナツミを肯定しようとするハルに、夫はどんな疑問をぶつけるのでしょうか。次回に続く「いきすぎた自然派ママがこわい」(全33話)は22時更新!
2024年05月11日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。主人公の正論主人公は電車で通勤中にスマホゲームをしていました。次の駅で乗車した男性が主人公の隣に座ったのですが…。怒鳴る男性出典:Grapps狭い座席に無理やり座ってきたため、ぎゅうぎゅうでした…。さらに男性は主人公に向かって『スマホやめろ!』と叫び始めたのです。しかし冷静な主人公は正論で男性を黙らせることに成功しました。ここでクイズ男性を黙らせた「正論」とは?ヒント!男性はぐうの音も出ませんでした。冷静に対応出典:Grapps正解は…正解は「スマホ禁止の場所じゃない」でした。男性から理不尽な言いがかりをつけられた主人公。しかし「スマホ禁止の場所じゃない」と言い、男性を黙らせることができました。何も言えなくなった男性はおとなしくなり…。主人公の正論が静まり返った車内に響いたのでした。イラスト:ちゃい※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年12月02日こんにちは、マメ美です!7歳と3歳に成長した娘たち。毎日元気にケンカしたり遊んだりケンカしたりケンカしたりしています! 笑いや~…生意気さが増してきた7歳にイヤイヤこじらせ3歳児ですからね。どちらもホントに口達者に磨きがかかってきてまして…もうケンカもどっちもどっちなことも多くて(^^;;でもケンカは悪い事じゃないとも思っているので、様子を伺っているんですけども…イライラせずに見守るって1番修行ですね~!!もう今から夏休みが楽しみで楽しみで目の前が霞んじゃう~(^^;;そんな娘たちの最近1番対応に困った出来事をお届けします。◾️いつも通りに始まった遊びケンカはたしかに多いんですが、基本は仲良しです。こんな感じで一緒に遊びたいという気持ちはお互いにあるんです。いつもならこっから「こっちのオモチャがいい~」とか「これ私のだからダメ~」とか些細なことでケンカに繋がるパターンが多いんですが、その日は少し違ったんです…すると次の瞬間…◾️突き刺さる正論いや…そうなんだが…!!!!!!その通りなんだが…!!!!!!ほら!!!お姉ちゃんの顔見て!!?見たことない無の境地なお顔しているわ!!!!ものすごくこっちに何かを訴えてきているね…わかる…わかるよ…あーちゃんの今の気持ち…でもママ…なんて言ったらいいかわかんないわ…正論だから違うともいえないし、かといって3歳に説明してもどこまで理解できるか…。いろいろと考えた結果、うんうんと無言で頷くことしかできない母なのでした…(笑)
2023年07月14日パソコンやスマホが一般的になったことで、手紙を書く機会が減ってしまった人も多いでしょう。渡邉(bonny_chan0630)さんの3歳の娘さんは、ある人物に手紙を書いたそうです。※写真はイメージその相手というのが…戦国武将の明智光秀です!1582年に起こった本能寺の変で、仕えていた織田信長を襲った明智光秀。その後すぐに豊臣秀吉との戦に敗れ、逃走している途中に殺害され、人生を終えました。そんな明智光秀に、渡邉さんの3歳の娘さんは次のような手紙を書いたそうです。「明智光秀さんへ。助けが欲しいなら、自分で頑張ればいいよ。本能寺の変の時、頑張ればいいから」渡邉さんは、娘さんが書いた手紙に「ど正論すぎてウケる」と思ったとのこと。ちなみにですが、娘さんは日本史をモチーフにしたアニメがきっかけで、歴史を好きになったといいます。特段、明智光秀のことが好きというわけではないそうです。もちろん明智光秀も本能寺の変の時、頑張ってはいたことでしょう。それでも娘さんには、「まだまだ頑張りが足りない」と感じられ、手紙を書いたようです。今後もいろんな歴史上の人物に手紙を書き続けてほしいですね![文・構成/grape編集部]
2023年05月11日泣いたって何にもならないよ!幼い頃、こんな言葉をかけられ、叱責されたことはありませんか。泣いている本人としては、同情を買いたいわけではなく、悔しくて涙が止まらなかったり、感情が高ぶって泣いてしまったりという場合もあるでしょう。泣いたって何も変わらないことは、多くの場合、本人も理解しているものです。エゾシカ(@ezoshika45)さんが描いた『泣いたって何にもならない』と題された漫画をご紹介します。漫画に登場するのは、犬のエゾシカさんと、クラゲの倉田さんです。早速、その漫画をご覧ください。4コマ「泣いたって何にもならない」 pic.twitter.com/yuAGZrJOSL — エゾシカ (@ezoshika45) January 24, 2022 「何にもならないなら泣いたっていいだろ」と、倉田さんの言葉を一蹴した、エゾシカさん。過去に同様の言葉をかけられて悔しい思いをしたことがある人は、エゾシカさんの言葉にスカッとしたのではないでしょうか。この漫画には、多くの共感の声が寄せられています。・それなー!!泣いたっていいんだよ!・泣ける時に泣いておいたほうがいいのよ。特に大人は。・スッキリするし、むしろ泣いたほうがいいやろ!・エゾシカのド正論に笑った!その通り!どうにもならない状況に陥った時には、一度思い切り泣いて、気持ちをスッキリと切り替えましょう![文・構成/grape編集部]
2022年01月26日新国立劇場における2021 / 2022シーズン演劇「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」の『アンチポデス』、『ロビー・ヒーロー』、『貴婦人の来訪』3作品の出演者が決定した。小川絵梨子芸術監督による4年目のシリーズ企画は「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」。対面を避け言葉だけのコミュニケーションとそのツールを手に入れた現代人が一方的に投げつける、あるいは、投げつけられる言葉。その多くは時に正論のようでただの批判になっていないだろうか、極論をぶつけるだけで議論として成立さえしていないのではないか、相手を傷つけることが目的になっていないか。直接耳に届く声と、内なる声に耳を傾け、そこから始まる議論や対話を描く作品が並ぶ。第1弾は『フリック』で 2014年ピューリッツァー賞も受賞したアニー・ベイカーによる演劇『アンチポデス』。「地球の裏側」を意味するタイトルを冠した戯曲に登場するのは、閉ざされた部屋で物語を作り出す、という作業をしている8人の男女。「人に渡す言葉の在り方を、他者との関係性を、今一度、立ち止まって考えたい」というテーマのもとおくる「ものがたりを紡ぐ“言葉”にまつわる物語」。危機に陥った世界にとって「ものがたり」がどのような価値を持つのか、観客と一緒に考えたいと、小川絵梨子自らが演出を務める。出演は白井晃、高田聖子、斉藤直樹、伊達暁、富岡晃一郎、亀田佳明、草彅智文、八頭司悠友、加藤梨里香。シリーズ第2弾は、2017年アカデミー賞脚本賞受賞で話題となった映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケネス・ロナーガンが執筆した『ロビー・ヒーロー』。自分のやりたいことを見いだせずロビーの警備員として過ごしている若者が、おもわず口を滑らせてしまったことから起きるトラブルとその顛末を描く。ジェンダーや上司と部下、人種など、さまざまな格差のレイヤーがある中で、彼なりに考えて起こした行動は、果たして正義なのか、正論とはいったい何なのか。自己承認欲求がSNSであふれ出す現在、さまざまな角度から考えられ身近に感じる戯曲となっている。2001年にオフ・ブロードウェイ初演、翌年にはウエストエンドで上演、18年にはブロードウェイでリバイバル上演された本作を、新国立劇場初登場の桑原裕子を演出に迎え、日本初演で立ち上げる。出演は中村蒼、岡本玲、板橋駿谷、瑞木健太郎。第3弾は、フリードリッヒ・デュレンマットの代表作『貴婦人の来訪』だ。1956年に初演された本作は、全体主義へと傾倒していった社会への痛烈なアンチテーゼとして話題を呼び、その後は世界各国で多くの演出家の手によって上演。舞台のみならず、映画やオペラ、ミュージカルとしても上演され続けている名作である。議論を重ねた上での他者との対話が、人間関係にどのような影響を及ぼし、どのような社会を形成するのか。演出に、新国立劇場では『どん底』での大胆でユニークな演出も記憶に新しい五戸真理枝を迎えて届けるシリーズ最終作。出演は秋山菜津子、相島一之、山野史人、加藤佳男、外山誠二、福本伸一、津田真澄、山本郁子、斉藤範子、高田賢一、清田智彦、谷山知宏、髙倉直人、福本鴻介、田村真央ほか。魅力的なラインナップが揃った「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」。第1弾『アンチポデス』は2022年4月8日より上演予定。■公演情報「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」 Vol.1『アンチポデス』2022年4月8日(金)~24日(日)<プレビュー公演:4月3日(日)・4日(月)>会場:新国立劇場 小劇場一般発売日:2022年3月13日(日)料金:A席7,700 円 / B席3,300円(税込)<プレビュー公演:A席5,500円 / B席2,200円(税込)>公演詳細: 出演:白井晃、高田聖子、斉藤直樹、伊達暁、富岡晃一郎、亀田佳明、草彅智文、八頭司悠友、加藤梨里香「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」 Vol.2『ロビー・ヒーロー』2022年5月6日(金)~22日(日)<プレビュー公演:5月1日(日) ・ 2日(月)>会場:新国立劇場 小劇場一般発売日:2022年4月10日(日)料金:本公演A席7,700円 / B席 3,300円(税込)<プレビュー公演:A席 5,500円 / B席2,200円(税込)>公演詳細: 出演:中村蒼、岡本玲、板橋駿谷、瑞木健太郎「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」 Vol.3『貴婦人の来訪』2022年6月1日(水)~19日(日)会場:新国立劇場 小劇場一般発売日:2022年5月7日(土)料金:A席7,700円 / B席3,300円(税込)公演詳細: 出演:秋山菜津子、相島一之山野史人、加藤佳男、外山誠二、福本伸一、津田真澄、山本郁子、斉藤範子、高田賢一、清田智彦、谷山知宏、髙倉直人、福本鴻介、田村真央 ほか<シリーズ「声」演劇3作品通し券>20,700円(正価23,100円のところ、10%オフ)※購入特典として「プラスワンチケット 10%割引きクーポン」をもれなくプレゼント!詳細:
2021年11月10日基本フラれ体質で、デートをしても交際に発展しない……。そんな人は、もしかしたらマジメすぎるのかもしれません。あなたが正論ばかりを押し付けてしまうと、彼は息苦しく感じてしまいますよ。今回は、「正論女子」が気をつけるべきことを紹介します。■ 「ひとりで生きていける」と思われる「学生時代からの女友達Aは苦労人。待っていても誰も助けてくれないと悟っているので、ツラくても自分でできることを探すタイプ。そんな強い人間だからこそ、Aに相談すると正論が返ってくるんですよね。俺はAの性格を知っているので冷たいとは思わないけど、男性からは結構『ひとりでも生きていけそう』って言われるみたいです」(26歳/販売)こういった人は、「自分に厳しく他人にも厳しい」タイプと言えます。辛い経験を経て強くなった結果、完璧すぎて孤独になってしまうのです。正論だけが正しいわけではありません。持論を押し付けるのではなく、まずは話を聞いてあげるだけでも、相手は救われるものですよ。■ 無意識に彼を追いつめる「俺が精神的に落ち込んでしまい、半年間仕事を休んでいた時期がありました。彼女は毎日のように『ちゃんと仕事しなきゃ』『ブランクあると雇ってもらえなくなるよ』とLINEしてきたんです。挙句には、勝手に俺の仕事を探し出す始末。もちろん彼女の言うことは何も間違っていない。けど、そうやって前向きに行動できていたら苦労しませんよ。彼女といるのが苦しくなって、別れちゃいました」(29歳/会社員)正論は、時に相手を追いつめてしまいます。「どうせ俺はダメな人間なんだ」と感じ、彼はさらに落ち込んでしまうかも。まずは彼に寄り添って、理解することが大切です。■ 白黒はっきりしすぎる「彼女は白黒はっきりしないと気が済まないタイプで、『中間』がないんですよね。好きなものは好きでいいんだけど、嫌いなものは極端なぐらい嫌いになる。それが人間関係に影響することもたくさんあるし、敵を作ってしまうこともあるようです。なかなか付き合いにくいなって思いますよね」(25歳/営業)正論女子は、0か100かのように白黒はっきりする人が多いようです。決して悪いことではありませんが、「中間」を選ぶことが重要なこともあります。柔軟な考え方ができるように意識してくださいね。■ 自分の考えだけを押し付けない人は完璧ではないからこそ、正論が相手を傷つけることもあります。自分の意見や最善策ばかりを押し付けるのではなく、彼の立場にたって物事を考えましょう。(和/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年05月16日基本フラれ体質、もしくはデートしても交際に発展しない……。「私は間違っていないのになんで!」と思っている人はいませんか?もしかしたらあなたが正論ばかり押し付けるので、彼は苦しくなってしまったのかもしれません。そこで今回は「正論女子の落とし穴」についてご紹介します。■ 彼を追いつめてしまう「俺が精神的に落ち込んで半年間仕事を休んでいた時期がありました。彼女は毎日のように『ちゃんと仕事しなきゃ』『ブランクあると雇ってもらえなくなる』とLINEしてきたんです。挙句には勝手に俺の仕事を探し出す始末。もちろん彼女の言うことは何も間違っていない。だけどそうやって前向きに行動できていたら苦労しないんですよね。彼女といるのが苦しくなって、別れちゃいました」(29歳/会社員)正論がときに相手を追いつめることもあります。「どうせ俺はダメな人間なんだ」とより落ち込んでしまうかも。まずは彼に寄り添って、理解することが大切なのかもしれません。■ 「ひとりで生きていけそう」と思われてしまう「学生時代からの女友達Aは苦労人。待っていても誰も助けてくれないと悟っているので、ツラくても自分でできることを探すタイプ。なのでAに相談すると、正論が返ってくるんですよね。俺はAの性格を知っているので冷たいとは思わないけれど、男性からは結構『ひとりでも生きていけそうだね』なんて言われるそう。話を聞いていると、人って難しいなって思います」(26歳/販売)こちらはいわゆる「自分に厳しく、他人にも厳しい」タイプ。辛い経験を経て強くなった結果、完璧すぎて余計孤独になってしまうこともあります。正論だけが正しいわけではありません。持論を押し付けるのではなく、まずは話を聞いてあげるだけでも、相手は救われるかもしれませんよ。■ 白黒はっきりしすぎていて怖い「彼女は白黒はっきりしないと気が済まないタイプで、『保留』がないんですよね。共通の友達(女)が『彼氏が浮気しているんだけど、別れたほうがいいのかな……』と相談してきたときも、ずっと『別れなよ!別れない意味がわからない!』と言っていました。でも長年付き合ってきたんだから、彼氏に情があって離れられない気持ちもわかるじゃないですか。少し考える時間をあげてもいいのになと思いました」(25歳/営業)「こうしたほうがいい」とわかっていても、気持ちが邪魔をして動けないこともあります。優しく見守ったほうが、結果的に相手の助けになれることだってありますよ。■ おわりに人は完璧ではありません。だからこそ正論が相手を傷つけることもあります。自分の意見や最善策ばかりをおしつけるのではなく、彼の立場にたって一緒に考えることを意識したいですね。(和/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年08月26日夫の愛が冷めてゆく…それは、妻にモンスターワイフの影が見えるから。ということで、モンスターワイフにはさまざまな種類があります。前回は、「ビジュアル系モンスター 産後ボーボー」というモンスターワイフを紹介しました。今回は、一見なんでもやってくれる妻だけど、どんどん夫は疲弊してしまうというメンタル系モンスターをご紹介します。■誰が見ても完璧な妻、しかし夫にとっては…「メンタル系モンスター 仕切り鬼」代表:柚那(仮名)37歳の場合駅前にあるドラッグストアでパートの仕事を終え、急いで体育館に向かう。柚那はPTA仲間で結成したママさんバレー部の副主将だ。火曜の夜と土曜の午後は汗が床にしたたるほど猛練習をしている。バレーの練習がある日の夕食は早起きして作り、夫の和樹と息子の壮馬がレンジでチンするだけで食べることができるようしてある。火曜の夜のことだった。バレーの練習を終えて帰宅すると、和樹が夕食で使った食器をシンクに置いたままスポーツニュースを見ていた。「ちょっと。カズ、何これ? 火曜と土曜の夜の食器洗いはカズと壮馬って決めてるよね。壮馬はもう寝てるの?」「…ああ。今日、壮馬は体育で水泳だったから眠いって言うし、俺も野球の結果が気になったからつい…」柚那は首にかけていたタオルをはずしながら目を吊り上げて言った。「家族で決めたことは守る約束だよね。カズがそんなんじゃ、壮馬にサボりぐせがつくじゃない。やると決めたらやり通してよ」「…う、うん。悪かったよ」「今から洗って。洗ったら水気を切ってから拭いてね」「今からか? 明日の朝やるよ」柚那は低い声になる。「壮馬に『決まりは守らなくちゃダメ』ってことを教えたいの。私も仕事始める時『家事はおろそかにしない、両立する』って約束したからがんばってるんだよ。お弁当だって、毎日5時起きして作ってる。ママさんバレーの日も夕食は作ってから行ってる。後片付けくらい…」和樹は、柚那の言葉をさえぎるように立ち上がってシンクに向かう。背をかがめ、面倒くさそうに食器を洗い始める。背中越しに柚那がボソっと言う。「油汚れは、ここにあるボロ布で拭き取ってから洗って。洗剤もったいないし」和樹はチっと舌を鳴らした。 ■「私がルール!」家族のすべてを仕切るモンスターに変身家族3人、リビングでくつろいでいた時のことだ。柚那がうれしそうにアニメ映画のチケットを取り出し、ヒラヒラさせながら言う。「ネットショッピングでポイントたまったから映画チケットに替えてもらったの! 壮馬、観たいって言ってたでしょ。今度の日曜は映画に行くのよ」壮馬がうれしそうな困ったような顔をする。「母さん、日曜はケンちゃんちで小川っちと3人でゲームするんだ」和樹も言葉をかぶせる。「俺も、日曜は職場の先輩に釣り具を見せてもらいに行く約束したんだ。釣り、始めたいと思っててさ」柚那はキッと口を結んで数秒黙った。そして目をギョロリと見開いて一言。「聞いてない」和樹と壮馬は背筋を伸ばし、太ももの上で手を固くにぎった。「うちら家族でしょ。買い物のこととか、趣味のこと、話し合ってみんなで納得してから決めなくちゃダメでしょう。私だってドラッグストアで働く時もママさんバレー始める時も、2人にちゃんと相談してから始めたよね。家にいなくても、食事や掃除は手抜きしない約束で。守ってるでしょ。全部完璧でしょ!!」2人は言葉を返せない。テレビの音がむなしく流れる。柚那がテレビを消して和樹をにらむ。「カズ、家族を一番大事にするって言ったよ。いろんなこと、家族で話し合って決めようって」「ああ、言ったけど、ちょっと違ってきてないか。柚那が全部決めて、俺らがその通りにしてるような気がしてるんだけど」柚那はとうとうと家族論を述べ始める。家族は決まりをつくってそれを守らなければ子どもがだらしなくなる、秘密はあってはならない、各々の行動を全員が把握しておくべき、規律正しい生活が良い子を育てる…。日曜日、結局3人で映画に行った。帰り道、和樹が「たまには外でメシ食おう。一杯飲みたいなあ」と言うと柚那は笑いながら答えた。「外食を1回がまんして、その分、食べたつもり貯金するって決まりだよ。そしたら念願のマイホーム購入が早くなる。今日は朝のうちにクリームシチューを作ってきたから大丈夫。あっためて食べよう」和樹は、胸の中でため息をついた。決して柚那に聞こえぬように。柚那ががんばっていることはわかっている。責めることはできない。だが、だが…。長いため息をつかずにいられない。「悪い、俺、行くとこあるから2人で先に帰って。壮馬、帰ったら一緒にゲームしような」和樹は人混みの歩道に消えていった。柚那は呆然として立ちすくむ。「なによ、あの態度。ケンカ売ってんの? 帰ったら話し合いしなくちゃ。家族の平和のために」「メンタル系モンスター 仕切り鬼」のモンスターワイフとなった柚那。和樹の不満に気づかない彼女の過ち、間違いはどこだったのでしょうか?「リアル・モンスターワイフ、再び」第4回では、あなたの「メンタル系モンスター 仕切り鬼」度をチェック、判定! 「第二の柚那」とならないためのアドバイスをご紹介します。
2018年02月24日